マインスイーパー ~地雷除去医療班~
地雷除去に関してのプロローグ
前書き
PCゲーム、マインスイーパーを小説化しました!
ちょっと無理やりな事をするかもしれませんがよろしくお願いします!
それではプロローグです!どうぞ!
「地雷を探せ!」
そんな声だけが響いている。
中では生きる気力の無くなったもの、生きるのが嫌になったもの。
そして、毎日大切な「戦友」がいなくなってしまうという精神的なダメージ。
爆発の音とともに戦友がいなくなっていく、自分はもう耐えられなくなっていた。
近くのやつがスコップを両手に持ち地面に突き刺す。その瞬間だった。おれの前でひとつの生命が絶たれたのだ。目の前に落ちてくる血にまみれた赤い旗、それを背負って今日も戦い続ける。
マインスイーパーとして
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疲れた、とベットの上に倒れこむ。
刺激のない毎日なんてつまらない事なんて分かっていた。
ましてや中学2年生の帰宅部、暇で仕方ない。
いつものようにPCを覗き込む、何か来てないかとメールを見る。
すると無題で知らないメールが来ていた。怖い気持ちもあったが気になって仕方がなかった。
クリックしてみるとそこには…
「あなたを刺激のある命をかけたゲームに案内しましょう。
地雷除去班」
その時だった、視界が回転して気絶したのは。
後書き
初めての小説投稿でした!いかがでしたか?
っといってもプロローグだけでは何にも言えないという人が多いでしょう
なので今日か明日に1話を投稿します!
これからもよろしくお願いします!
第一話 マインスイーパー募集中!
前書き
第2作目の第1話です。
今回から話が濃くなってきます!
最後まで見ていってください!
「ゲホッ!ゴホッ!」
目の前が真っ白になった後、出たのは水を十分吸い込みすぎた汚い泥の上だった。
「悪いことしかないぜ!まったく…」
起き上がって周りを見渡す。どう見てもさっきまでいた自宅じゃなかった。
ただあったのは…
「ん?なんだこりゃ?」
すぐ目の前にある一本の…いや…周りにたくさんある…白い棒、
先端には風でたなびく赤い布があった。
「なんかの目印か?とりあえず、人を探さねえと…」
旗をよけながら進んでいく、人工物である旗があるということは人がいるということ…
しかも、旗は比較的新しかった。変わってたのは焦げ跡が付いていたということ、なんなんだ?意味がわかんねえ…
そんな気味の悪いところを抜けると広がっていたのは穴だった。そう、イタズラなんかじゃこんな物は作れない。
歩くしかない、そんな風に思いながら一歩一歩踏み出す。
すると…
ガサッ
「?」
近くの茂みで音がした。
そっと近づく…
「!大丈夫か!」
軍服の男がいた。みた感じ…
「重体だな…」
見たらわかる素人でも…足がなかったのだから…
「手当てしないと…」
親が医者である俺には応急処置の勉強を受けさせられていた。
「血を止めて、すぐに処置できるとこに運ばないと…」
この軍人みたいな奴が持っていた旗を使って血を止める。
「君は…だ…れだ…」
そいつは目を覚ました。こんな体で…
「除去班でもない…ましてや相手の軍でもなさそうだな…民間人か?」
「いいからしゃべるな!死にたいのか!?」
「助けて…くれるのか?民間人が…俺たちのことを…」
「いいから…!」
そいつは死にかけの体で指を指した。
「あっちに…軍の…テントがあ…る…そ…こへ…」
軍?テント?意味がわからん…でも…走っていた…
「せっかく見つけた人間…死なせてたまるか!」
白い布のようなものが見えてきた。
「あった!あれか!」
すぐにその中に入って…
「けが人です!処置をお願いします!」
テントの中は静まり返っていた…人はいた…でもその人たちはしゃべることができなかった。だって…
「うぇっ…なん…だ…これ…」
たくさんの死体があった。
中には手だけ足だけの死体もあった、形さえなく旗に名前が書いてあったのもあった…
「死体安置所…?人は…人はいないのか?」
外に出て周りを見渡す…だけど人の気配はないすぐわかった…これ以外テントと呼べるものはなかった。
「ここしかないのか…治療できるのは…」
テントであおむけに休ませる。
「あるのは…ハンカチとティッシュだけか…」
なくなった足から血が流れる。
さすがにさっきの簡単な処置じゃ血は止まらなかった。
さっきよりもきつく、ハンカチも使って血を止める。ろくな道具がないからこんなことしかできない…
「頼む!生きてくれ!」
その時…
『ドーン!』
小さな音だったが確かに聞こえた。
「どこだ!」
テントから出て煙が出ているとこをみる。
「爆発?」
これで分かった…穴があいた地面、焦げた旗、なくなった足…これは…
「戦争…戦争しか考えらんねーよ…」
よく見ると煙なんてたくさん上がっていた。
「おい!そこで何をしている!班と指定地区を言え!」
後ろから声がした、生きてる人間の声だった。
「おい!聞いてるのか!民間人か?なんでこんなところにいる!」
振り向くとさっきのやつと同じ服を着た奴がいた。
「た、助けてくれ!あんたの仲間だろ!足がなくて死にそうなんだ!」
「な、何だ?何を言っている?地雷でやられたんだろ?じゃあもう死ぬしかないだろ…」
はっ?何を言っているんだ…こいつは?死ぬしかない?
「なんで治療しようとしないんだよ!見殺しにするのか!」
「ちりょうってなんだ?けがをしたら死ぬしかないんだ。それは民間人も知っているだろ?」
軍服を着たそいつはテントの中に入り足の無くなったそいつの顔をみて…
「よく頑張ったな…安らかに眠ってくれ…」
そばにあった白い布をかぶせて手を合わせた。
「わかったろ?死んだんだこいつは…」
「そんな…この世界は一体…何なんだよ!」
「何の話をしているんだ貴様は…」
「嘘だろ…生きてる…生きてる!」
テントの中から声が聞こえた。目の前のこいつでもない、もちろん俺でもない。
テントには起き上がった死体がいた…いや…死んでいなかった…
「よ…よかった!」
「な…なんで!死んだはず…い…生き返ったのか…?」
仲間だと思われる2人は顔を見合わせて驚いていた。
「た、隊長!お…俺…生きてます…生きてますよ!」
「あ、あぁ…い…生きてる…」
隊長と呼ばれるそいつは俺の顔を見て近づいてこう言った、
「これはお前がやったのか?」
「え?…あっ…はい…すごい精神力ですね…あの状態で回復するなんて…」
軍服を着た2人はアイコンタクトをした後、こう言った、
「貴様を地雷除去班に招待する。拒否という選択肢はない。以上だ。」
そう言われた。
まったく…面白い世界だぜ…
というか…元の世界には戻れんのかな?
後書き
どうでしたか?初めてでちょっと下手なところもあったと思います。
そういうところはご指摘願います!
第二話 訓練中!
前書き
お~~~っそく!なりました!
本当にすいません!
今回は地雷除去方法が主だと思います。どうぞ!
「地雷除去はただ勘でやるものでは無い!」
そう大きい声が鳴り響く外でまわりの奴らは後ろで腕を組み立っている。
「敵国の地雷は強力なものではある、しかし、無敵ではない!必ずしも弱点があるんだ!それをこれから改めてこのウィーズン軍曹がお前らに説明してやる!」
俺はなんでこんなとこにいるんだっけ?軍服を着て…、
「この前の作戦の犠牲者は100人以上だ!これがどういう意味かわかるか?この隊の100分の1だ!こんなことでは安全な土地にし敵軍に勝つことなど到底無駄だ!」
旗を持って…スコップ持って…、
「だから使うのだ!知恵を!地雷はさっきも言った通り万能ではない、弱点は必ずある!一つは『最初の地雷は起爆しない』ということだ!最初に掘ったところに地雷があったとする、しかしそれは爆発しない!なぜならそれがスイッチの役割を果たすからだ!最初の地雷は掘ると電波でまわりの地雷に情報を出す、そしてスイッチを入れて起爆可能状態にするのだ!」
地雷?起爆?何の話だ?
「つぎだ!二つ目は『数字草が生える』ということだ!数字草は知ってるな?地雷のまわりにしか生えない特殊な草だ、数字草はまわりにある地雷のわずかな電波をキャッチして成長する!地雷の数によって育ち方が違って地雷の数が数字草の数字になる!」
数字草?聞いたことがないな?
「最後だ!お前らの持っている旗だ!それはただの旗ではない!最新型の『地雷除去旗』だ!下に小型の解体機が付いていてこれが地雷を動かなくする!つまり、地雷の上にこれを刺せばお前らの安全は確保される!」
あぁ、そうか…ここは…、
「ここは戦場だ!心してかかれ!敬礼!」
ふつうじゃ…ないもんな…
「今日から地雷除去班、および貴様らのけがを治す医療班?とやらに所属する……名は…何と言ったか?」
「えぇ!おれまだ入るとも言ってないんですけど?!」
「貴様の答えなど関係ないのだ。いったろ?これは強制だ。」
「いや、だから俺はこのせか――――――――――――――」
「ええぃ!知ったことか!名を名乗れ!名を!」
えぇ~……いきなり変なとこにつれてこられた挙句、変な軍服のおっさんに怒られるとかないわ~…というかここにいる人たちみんなすっげーガン見してんだけど…う~ん…しようがないか…、
「名前は―――――」
「おい!訓練の時間だ!早く来い!」
テントの入り口から顔を出した軍人がそう言った。
「もうか…行くぞ」
そういった瞬間何人もいた軍人が立ちきれいな隊列を組み歩きだした。
「ぼーっとしてないで早く行くぞ!」
そう言われて自分は荒れ地についた。
「話が急展開すぎる…」
背中に旗、右手にシャベル、左手で敬礼…大変だなこいつらも…
「新人!お前もそこに並べ!お前の隊員番号は『2138697391』だ」
「にじゅ?ういちおく?…な…なに?」
「この間の相手国の新兵器で多数の死者が出てしまったんだ…」
「その…死亡人数は?」
「あれは…」
紙をぺらぺらとめくり目線をそらさずこう言った。ありえないそんなことあるはずないと、
「137万人だ」
やっとわかった……俺がここに来た理由…俺は―――――――
この軍人たちの命を背負わされたんだ…でも…どうして…?
「訓練は本物の地雷じゃない。安心しろ。除去はお前の仕事じゃないが基本として訓練に参加してもらう。」
……俺…場違いだと思う…。
医療班?基本的な処置しかわからないのに?俺はそんなすごいやつでもないのに?本当に…この世界でやっていけるのか?というか一番の問題…帰れる?俺?
『な~に弱気になってんのよ!いっつもつまんなく暇持て余して特技のないあんたが必要とされてんのよ!もっと強気になりなさい!』
…?今のは…誰?なんだ?
つづく
後書き
いやー最後に出てきたのはだれなんでしょうね?
次は…できるだけ早く出します!