世界サイドメニューまるごと弾丸殺人事件【完結】


 

サイドメニュー盗難事

サイドメニューが消えるという現象が世界各地で発生していた。
例えばかつらの丸揚げ専門店。カップルがヘアカタログを見ている。
「おっ、親父のバーコードフライ? いいねぇ」
「おいしそう!オプションの白髪も頼んじゃおう」
そしてサイドメニューの白髪を開こうとすると「ない!白髪の福神漬けがない!ありえねーじゃん」
またカレー飲物の店では「カレーは飲み物ってゆってるじゃん!アイスがないのはどーよ?」
客が店員をカレーなべで殴りつけている。カレーのサイドメニューに氷がないとは華麗じゃない。
この一連の問題にマルチ探偵アカツキこと暁次郎が立ち上がった。
「サイドメニューを盗んだのは誰だ?!」
助手のイブ・ニング女史が「犯人はきっと妖怪サイドメニュー隠しの仕業よ」
「いや。」
アカツキは土管の中に籠った。そしていつものように念仏と寝言を唸りながら推理を始めた。
「そして、閃いた」と答える。妖怪サイドメニューは、
“サイドビジネス系のサイドレベルがサイドメニューを盗む事によってトラブルの種を撒く”、
そうアカツキは確信していた。
一方、サイドメニューの白髪は何かの気配を察知していた。
「あーーっ、見つけるわ!あった、あった!!
妖怪サイドメニューは田中レベルっていう精神エネルギーよ。妖怪と言うか霊パワーみたいなもの。
サイドビジネス系のサイドレベルね!」
サイドメニューの白髪が盗まれようとした瞬間に返り討ちした。
妖怪はあっさりつかまった。
「ぐぬぬ!」
妖怪サイドメニューの目には、そう映っている。

田中レベルがサイドビジネス系のサイドレベルを田中レベルと名付けたのは、
それまでのサイドレベルの中でも特に重要性を上げ、有名になったからだった。
その後、田中レベルから派生したものがサイドメニューのサイドメニューである。
SBサイドメニューは、「サイドカーと呼ばれる、サイドビジネス系のサイドメニューの中で、特にサイドレベルが高いサイドカー。」

「田中レベルは、全く田中レベルとは違う田中レベル
「田中レベルには、サイドロー専門サイドメニューや、サイドロー系のSBサイドメニューがある」
「田中レベルは、SBサイドレベル以上のサイドカーにはならない」
「田中レベルのサイドカーは、
田中レベルと違う田中レベルを持っている」
「田中レベルのサイドカーは、全く田中レベルと違う田中レベルを持つ」

田中レベルが田中レベルのサイドカーを持つことにより、
田中レベルが田中レベルと同等以上のサイドカーに変化するということだ。
田中レベルが田中レベルと同等以上のサイドカーとなるためには、
田中レベルと同等以上のサイドカーが必要だということだ。
田中レベルのサイドカーが田中レベルのサイドカーを持たなくなると、
田中レベルが田中レベルよりも強くなり、SBサイドレベルだけで5倍のペースで拡大することになる。
田中レベルが同等レベル(2倍レベル)のサイドカーを提供できるのは田中レベルと同レベルのサイドカーしかない。
ここからは田中レベルのサイドカーの選択について説明する。
田中レベルのサイドカーは田中レベルのサイドカーを保持しているものでなければならない。
田中レベルが同一レベル(2倍レベル)のサイドカーを保有できないので、田中レベルと同等レベル(2倍レベル)のサイドカーでなければならない。
田中レベルは田中レベルのサイドカーを保持しているサイドビジネス

妖怪サイドビジネスは上記のような鳴き声をあげて世界各地の飲食店からメニューを奪っていた。

妖怪サイドビジネスは世界各地の食べ物が奪われているのは自分が奪われていたからだと思いこむ
ベルを所有している妖怪サイドビジネスに対しては攻撃に移ったように見える。
田中レベルのサイドカーが日本に到着した際にはサイドカーを失っていた。
田中レベルによるサイドカーは田中レベルと同等以上のサイドカー。

田中レベルが(同レベルのサイドカーから)サイドカーを奪われたのは田中レベルと同等以上のサイドカーだったからではない。
田中レベルが田中レベルのサイドカーを保持しているサイドカーを保有している田中レベルのサイドカーのみを選択する。
田中レベルが同一レベル(2倍レベル)のサイドカーを保持しているサイドカーは田中レベルのサイドカーを持たない田中レベルのサイドカーのみが選択できる。
田中レベルが同等レベル(2倍レベル)のサイドカーが保有しているサイドカーを指定(サイドカーの値)することにより、田中レベルは田中レベルとの同等レベル(2倍レベル)のサイドカーとなる。
田中レベルが同等レベル(2倍レベル)のサイドカーを保持しているサイドカ クルーである田中レベルが田中レベルよりもサイドカーが早いということである。
さらに、
田中レベルに存在しないサイドカーを指定することによって、サイドカーの値が1倍となる必要性が増す。
これにより、田中レベルの値が 2倍で必要な値を備えているサイドカーの値が、 2 倍となる。
2 倍となった2倍のものにはサイドカーが必要でないが、 2 倍となる 4倍からの値であるならば、サイドカーは必要となる。
この 4倍の値がサイドカーを選び、サイドカーが選ばれる。
その 4 倍値のサイドカーによってコンピューターが何らかのソフトウェアのパフォーマンスを変化させるかを知る。
もっと言うと、SBサイドレベルではなく、SBサイドレベルよりもサイドカーが早いサイドカーによってコンピューターが何らかの / / / / / と対応したソフトウェアが動くだろうと言う事実。
しかしながら、上記の値を得る必要はある。
この値というのは、データの保存の際のパフォーマンスの変化と言う意味ではなく、その結果によって発生する状況におけるユーザーがどのように対処すべきで、その対処としてどのように対処できるかというデータの保存の際のパフォーマンスの変化と言う意味である。
コンピューターが処理する情報を保存する際に必要な情報だけでなく、保存する情報そのものもデータの保存の際のパフォーマンスにおける影響をどれくらい抑えるかを知っておく必要がある場面がある。
例えば、SBサイドレベルで 128 倍の値が適用されるとパフォーマンスが + になる。

「と、まあこういう事情でねぇ。コロナ禍の御時勢ですし。そりゃ毛が抜けるっすよ」
妖怪サイドメニューは観念した。
「盗んだサイドメニューを返しなさいよ。つか、何で盗んだ?」
イブ女史が詰めると妖怪は泣いた。
「帯状疱疹が出来ちまいましてね」
妖怪サイドメニューは後頭部を見せた。五円玉サイズの禿が出来ていて帯状疱疹がある。
「あらあらそれは可哀想」
イブは探偵アカツキに相談した。
ここから妖怪サイドメニューのカウンセリングが始まる。
「それで悩んでいたのか?」
「へぇ。ダンナ。あっしは
ダンナと言う者を失ったんです」
「おぅ」
探偵アカツキは言って、探偵が考えていた妖怪サイドメニューを見せた。
「それは?」
「それはですね、妖怪サイドメニューってのは一つしか持っていない代物でねぇ、そう。つまり、そのダンナってのが持っている一つしかない妖怪に限定してるんですよ」
と言ってみる。
「なるほどなるほど。言ってくれるね」
「言うんだ」
探偵は頷き、
「要するに、妖怪サイドメニューと言うのは一つしかないんだよ」
「なんですって?」
「つまり、妖怪サイドメニューを一つずつ持たないで、何か一つだけ持っている妖怪という妖怪を使えるっていう話よ」
「なるほど、例えば?」
探偵は言って、妖怪サイドメニューを一つずつ持つことにした。
「それはね。妖怪って言う存在が一つのサイドにあるんだよ」
「なんですって?」
「なんですってってそれは俺は信じないから、自分で調べるが、わかったか?」
「あぁ、わかったぜ」
探偵は妖怪サイドメニューを一つずつ持つ中で、一つの妖怪に限定しない妖怪サイドメニューの存在の可能性を見つけた。
「……」
「……」
探偵は考えた。いや、考えてはいる。考えが進まずにいるのだ。
「どうやって調べる?」
「これは?」
何かを見つけるか、と言って探偵は探ってみるが、何も無い。
「あー。あるかもしれない」
と言ってみるが、何もない。
「あれは?」
妖怪サイドメニューが一つの妖怪に限定されないサイドメニューであるということを発見する。
「これは?」
もしかすると、二つのサイドには存在する妖怪の中にも存在している妖怪の存在している妖怪を隠した妖怪サイドメニューがあって、その妖怪サイドメニューにも妖怪サイドメニューの妖狐が隠されていることによって、妖狐サイドメニューと妖怪サイドメニューの妖狐と妖怪とサイドメニューの妖怪が存在しているから、二つのサイドに一つの妖怪が存在する、というサイドメニューとして存在する妖怪の妖怪サイドメニューを見つけることができるかもしれない。そう考えてみると、この『何もない』妖怪サイドメニューを調べるのは難しそうだ。
「あれ?」
「どうしたんですか?」
突然、急に立ち止まった探偵の後を歩く男が言う。
「いや」
「あの、妖怪サイドメニューがあるんですけど、これって探られてしまったほうが困りませんか?」
「そんなこと、わかってるだろ」
「いや、わかっています」
「わかってないな。それにしても、何かにおびえているというか怯えているというか……」
何かを隠そうとそんな風に思っているような声がした。その声の正体を探る探偵はどちらかというと妖怪サイドメニューを隠している妖怪サイドメニューの妖怪に隠されていて、このままでは何も隠しきれていない隠されている妖怪サイドメニューを見つけられたということの方がしっくりと来る。
「私が何か知っているなら教えてくれる」
そう言って探偵は探偵特有の雰囲気と強張った表情で男のことを見上げている男の顔を見る。
「そうして下さい。私があんたのために何か出来るかもしれないんですから」
そして、いつもの探偵という感じの口調でそんな言葉を言い。その声で、探偵の言葉で、そして、その言葉で、探偵は私の前を歩いてくれる。いつもの探偵とは違う。いつも見せてきた探偵らしい顔で私を見てくれる。
探偵の言葉を聞きながら探偵のことを見上げていた男が私のことを振り向いた。そして、それを合図に私はその男を見る。男はその表情から私のことを見た私を睨みつけてきた。
「そうだよ、こんなに遠くまできてやったぜ。どうなんだ、それは」
妖怪サイドメニューは探偵アカツキと男のやり取りをじっと聞いていてハタと気づいた。
そもそも隠しメニューとは何だ。
各妖怪に一つだけ所持が限定されるルールだ。ならば隠しメニューの隠しメニューなんて存在しないのではないか。
「アカツキさん。あんまり妖怪をなめてもらっちゃ困りますね」
探偵がじっと目を見ひらいた。「だから、何だ」
人間風情が妖怪にずいぶん舐めた真似をしてくれる。妖怪サイドメニューは腹が立った。
「下等な人間如きがしゃらくさい。裏の裏は表だろうが。その表メニューを隠さなきゃいけない理由はただ一つ!」
「ただ一つ?!」
イブは息をのむ。だって彼女は既に答えにたどり着いていたからだ。
「表メニューが偽物だってことだ」
「しかし、この表メニューは正真正銘の妖怪協会発行だ。君はこの矛盾をどう解く?」
アカツキは挑発した。妖怪サイドメニューの目が確かであれば協会発行の認定証に気づかない筈はない。
「ああ、確かに本物だ。だが、この表メニューには大きな間違いがある」
妖怪サイドメニューは自信たっぷりに指摘した。
「それは、その発行日だあ!」
ドーン、とどこかで太鼓が鳴り、妖怪サイドメニューに集中線が集中した。
「期限が、切れてるわ」
イブが正解を告げた。
「おうよ!裏メニューの裏メニューの偽物とは期限切れの認証だったのさ」
妖怪サイドメニューは生き生きと主張した。
名探偵を出し抜いてトリックを見破った。それは満月の夜のように清々しかった。
そこにさっきまでの後ろ暗い妖怪の姿はなかった。