ザ・クロスディメンション大戦


 

1-1

ーーーー世界は広い

 

果てしなく無限で終わりがない世界だ。

似たような世界も在れば、異なる世界も存在する。

 

俺の名は門矢士。多くの世界を通りすがり、写真を撮りながら旅をする旅人。

 

…もう一つの名は世界の破壊者ディケイドである事だ。

少し前までは『時の王者』と共に滅びゆく世界と『もう一つの世界の破壊者』相手に戦っていた。

 

 

「さて…この世界でやることは済んだ。次の世界に行くか」

 

また世界の旅を終えた士は一息いれながら、目の前にオーロラのようなカーテンが広がった。

士が旅をする際に使う彼自身の特殊能力。オーロラを入ると数多の世界、時間を超えて様々な世界を訪れる事が出来る。

最初は偶発的な力だと思っていたが、これは彼自身の力…今ではオーロラカーテンを通って気楽に一人旅を行った。

 

 

「次の世界は…っと」

 

士は当たり前のようにカーテンを通り、新たなる世界に降り立った。

門矢士―――――仮面ライダーディケイド、その瞳に映る世界は…?

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

宇宙・超次元高速機ドルギラン

 

銀河連邦警察の本部にいるパートナーで女刑事のシェリーから連絡を受ける宇宙刑事、十文字撃。ドルギランの隣に駐在する超次元戦闘母艦バビロスにいる烏丸舟も

 

『成程な。 わざわざ撃に連絡するってことは…例の『邪教団・幻魔空界』絡みかな。シェリーちゃん?』

『うん。『宇宙忍デモスト』の逮捕以来、活動を起こさないけど、水面下で何かを起こしているのは確かよ。』

「あぁ。奴らは未だに行動が解らないからな…分かった、シェリー。俺達は元々地球に向かう予定だったしな。出来る限り調べておくぜ」

 

そう言いながら、撃は通信を切るがバビロスにいる舟は

 

『しかし、地球での合同調査って…また『S.P.D.』か?』

「いいや、日本の特殊機関だって聞いた。例の『認定特異災害』の対策チームだとか」

『認定特異災害ってノイズか?あれは銀河連邦でも対処が難しい存在だろ』

「…俺もソフィ長官直々に言われただけだしな。 最近は異世界から現れた『ギャングラー』って連中が地球で悪さをやっているらしいからな。」

『幻魔空界にギャングラーね…宇宙っていうか地球は人気スポットか、待ち合わせ場所のハチ公か?』

「おいおい。人気スポット扱いかよ、地球…」

 

ボヤキながらも、『スペース・スクワッド』のキャプテン・十文字撃は仲間の烏丸舟と共に地球に向けて、ワープを始めた。

 

 

~~~~~~~~~

 

特異災害対策機動部二課

 

「銀河連邦警察と合同調査って…マジかよダンナッ!?」

「あぁ。『銀河連邦警察』…特に伝説の宇宙刑事のコードネームを引き継いだ2代目が結成したチーム。並びに『国際特別警察機構日本支部』からも今後の事を考えて、合同調査…いや、チームを考えているらしい。」

「こいつは…驚きだな」

 

特異災害対策機動部二課の司令官の風鳴弦十郎からの説明に驚きを隠せない天羽奏。

3人の宇宙刑事の伝説は奏も知っている英雄(ヒーロー)が所属している組織だ。その伝説の宇宙刑事の2代目が地球に来るとならば、かなりの事件。

 

「で、国際警察の方は何でまた?お門違いだろ、アタシらと?」

「うーん。最近巷で騒がしているギャングラーが宇宙刑事が追っている宗教団体が裏で繋がっている情報があるみたいで、その線で合同調査するみたいよ」

 

同じく二課所属で、シンフォギアシステムの開発者で「出来る女」や「天才考古学者」を自称する櫻井了子が補足する。

 

この世界にはノイズと呼ばれる人類を脅かす認定特異災害と呼ばれる災厄がいる。

特異災害対策機動部もまた、このノイズをはじめとした超常の災厄に対応するための組織で、それを対抗できるのが天羽奏、ただ一人である。

 

しかし、最近は異世界からの侵略者…『異世界犯罪者集団ギャングラー』が現れ、ノイズとギャングラー…と謎の存在フメインを教祖と崇める宗教団体『邪教団・幻魔空界』が蠢いている

 

「早速だが、奏には――――」

 

『高質量のエネルギー反応を検知ッ!』

『市街地にノイズ出現ですッ!』

 

アラームが鳴り響き、ノイズの探知が確認された。

折角これからという時に、ノイズのお出ましに奏は『このタイミングかよッー!?』と言いながら、出現場所に向かった…

 

その時、奏は気付かなかった…横を通り過ぎたカメラを首に下げている青年のことを 
 

 
後書き
初めまして、龍双XXといいます。
ハーメルンで活動していますが、中々評判がよくわからない為こちらでもマルチ投稿という形で初めてこちらで活動しようと思います。
コメント等何があればどんどんよろしくお願いします。でも、○○参戦して~というコメントはNGにします。 

 

1-2

市街地

 

普段は賑わう場所であり、通りには学生やサラリーマン達も集まる飲食店が並んでいるが…

今はただ悲鳴の声、逃げ惑う姿、逃げ遅れた人は異形の物に襲われ

炭素の塊に変り果てしまった。

 

人類を脅かす『認定特異災害ノイズ』。

ヒト型やカエル型、大型と様々な姿があり、13年前の国連総会で特異災害として認定された未知の存在であり、発生そのものは有史以来から確認されていた。

通常の物量攻撃には徹底的な打開策が無い為、ノイズが消えるまで逃げるしかない。

 

――――――――しかし、唯一対抗できるのは

 

「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」

 

靡く髪が、戦場を横切り、少女が持つ一振りの槍がヒト型ノイズを切り裂く。

そして、戦場に響く歌姫の歌声…

 

「ダンナッ!市民の避難誘導の方はッ――!?」

『この地域の避難は完了したッ! カルマノイズが居ないとはいえ油断はするなッ!』

「オーケーッ!さっさと切り上げて行きますかッ!」

 

唯一ノイズと戦えるのは…シンフォギア装者、天羽奏。

手に持つ槍―――アームドギア・第3号聖遺物ガングニール。

 

ガングニールをヒト型ノイズを貫くように刺突し、流れるよう3体のカエル型を切り裂くように斬撃を与える。

葡萄の実を思わせる球体がヒト型ノイズから放たれるが、ガングニールをバッドのように払うも、打ち漏らした球体が奏の前で爆弾の様に爆破したが…その爆風からは

 

 

『LAST∞METEOR』

 

 

旋回させたガングニールの穂先から竜巻を発生させ、地面を抉りながら突き進む暴風が残ったノイズを一掃するがの如く消え去った

 

「ふぅ…これで終わりかなっと。ダンナ、状況は?」

『あぁ。ノイズは今ので全滅した。今すぐ帰投を』

「分かっ――――ッ!?」

 

奏の死角から現れる人影…僅かに向けられる殺気に右手に持つガングニールを向けるが、それは奏の右腕を捻るように上げ、瞬時に無防備となった腹部に向けて腕からの打撃を受けた。

 

「くッ!?」

 

纏っているシンフォギアの持つ防御性能があっても今の一撃には奏も思わず膝を着くが…しかし、相手は休ませないために回転するように蹴りを入れる。

 

「あぁぁぁぁッ!?」

 

倒れる奏だったが、歯を噛むように襲った相手を視る。

相手は女性だ…奏より年上と思わせる女性の姿はくノ一を思わせるような衣装を包み、手にはクナイが握られていた。

 

「誰だッ…テメぇ…ッ!?」

「戦闘能力は……それなりに有るようだな。―――しかし」

 

一瞬だけ女性の両目は奏を分析したかのようにして、クナイを奏に向けて投げた。

 

「―――――ッ!?」

 

奏は起き上がりながら、背後に避け地面に刺さるクナイを視て直ぐに、相手の女性に目掛けてガングニールを振るうも女性は両手で持っていたクナイでいなすように躱し、手に持っていたジェムを地面に撒くようにして魔法陣から現れたのは

 

「――――『アルカ・ノイズ』ッ!?チッ―――!」

 

アルカ・ノイズ

錬金術によって生み出したノイズの亜種で、通常のノイズと比較して出力スペックに大差はないが、、分解の対象となる物質それぞれにチューニングした干渉破砕効果を持ち、それを兵器と転用すればありとあらゆるものを分解する。

 

そして…1体1殺のノイズと違い、1体で複数人を相手に出来る点と、分解対象はノイズによる炭素転換の減衰機能を備えていたはずのシンフォギアも含まれており、その能力はノイズに対応出来る唯一無二の存在たるシンフォギアの優位性をも分解せしめる存在。

 

「――――この兵力も試してみるか」

 

女性の背後には、オーロラのようなカーテンが広がり現れたのは、数人のタイツの胸の部分に骨模様が入っている黒いタイツコスチュームの男達とサンショウウオを思わせる怪人だった。

 

「な、なんだッ!? こいつらはッ――――!?」

「「「「イッー!!」」」」

 

奇妙な叫びと共にアルカ・ノイズと共に奏を襲い始めた…

 

 

~~~~~~~~~~~~

二課・司令室

 

「――――奏さん、アルカ・ノイズならびに謎の襲撃者と抗戦ッ!」

「――――街にかなりの被害が、発生していますッ!」

「しかし、この集団は一体ッ!? 」

「…うーん。ノイズやアルカ・ノイズとは違って、まるで生き物と人間が融合している感じね。」

「あぁ…資料で見たギャングラーとは違うな…まさか、例の宗教団体かッ!?」

「…多分そうでしょうね。このまま戦ったらシンフォギア纏っているとはいえ、奏ちゃんが危ないわ…ッ!」

「奏、聞こえたなッ! 退路を確保次第、撤退しろッ!」

『わーかっているよッ! しかし、こいつらキリがないッ!!』

 

シンフォギアを分解するアルカ・ノイズに、同じ格好をしている黒タイツの人間達の相手。

サンショウウオの怪人とあれから様子を窺うように動かない女性。まるで何かを誘い出すような行動だ

 

相手が判らない以上、国際警察の日本支部の戦力部隊にも応援するべきか考える弦十郎だったが、いつの間にかいるカメラを持った青年が立って、弦十郎の顔写真を撮っていた

 

「うッ…何をする君はッ!」

「ただ写真を撮っただけだろ。はい、チース」

「うむ……いや、そんなことより君は二課のスタッフか…?」

「あぁ…この世界ではそうだな。 ただのヒマなスタッフだ」

 

…と言いながら、スタッフの青年は気にせず、呆気にとられている了子にもカメラを向け始めて撮る。

緊急事態というのに、ここにきて写真を撮る行動に流石の弦十郎が怒鳴ろうとした時、青年は

 

「まさか、『この世界』にも『ショッカー』が出るとはな…何度壊滅しても復活するとは、呆れた根性だ」

「――――君は何か知っていると言うのか?」

「あぁ。腐れ縁というか呆れる程にな…ちょっと行ってくるか」

 

青年の言うっている言葉の意味を理解する間もなく、オーロラのようなカーテンが広がり青年を飲み込むに姿を消した。

 

「なんだったのかしら、彼?」

「うむ…それに今のは…」

「大変ですッ! 奏ちゃんの適合率低下ッ!」

「なんだとッ!?」

「不味いッ! このままでは…なんだ?」

 

オペレーターの友里あおいからの報告に我を変える弦十郎と了子。

同じオペレーターの藤尭が、何かに気付いた。

 

「奏ちゃんの前に…人がッ!」

「まさか、この場に…って、えッ!!?」

「あらら~…どんなトリックを使ったのかしら?」

「――――なん…だとッ!?」

 

弦十郎らがモニター越しで見えたのは、先程写真を撮っていた青年スタッフだった…

 

~~~~~~~~~~~~

 

市街地・戦闘現場

 

「ハァ…ハァ…ハァ…コイツぁ、ヤーベなぁ…」

 

口からは鮮血が吐き出すように、次第に出力が低下したシンフォギアに奏の身体には重みが増す。

元々奏は、本来は適合係数の低さからシンフォギアの装者たりえなかったが二課技術主任である櫻井了子の開発した制御薬「LiNKER」の過剰投与により、後天的な適合者としてガングニールの力を得ている。

 

思わぬ敵の攻撃にガングニールを振るい続けたが、撤退する暇も無いまま時限切れ。

 

「(クソッ…!訳の分からない連中にしてやられるかッ…!)」

 

「…情報は誤りがあったようだが?」

「そんな訳あるか!奴はこの世界にいる!そして、この騒ぎを起こせば現れる!そう――――『世界の破壊者』が!」

「おいッ…破壊者ってどういうことだッ!?」

「うるさーい!死にぞこないは黙ってろ!」

 

サンショウウオの怪人…ザンジオーはここまで暴れたにも関わらず、『世界の破壊者』は現れずにいる。

何の為にこの世界の犯罪組織に協力を頼んだのか…こんな小娘一人に…苛立ちで殴る、蹴る。

このままでは計画が破綻する…

 

―――――大いなる大計画が

 

「こうなったら――――焼き殺して」

「クソッ…力が入らね…(――――翼…こんな時に翼の事を浮かぶのか…ごめん、翼…あたしは…)」

 

奏の頭を鷲摑み、口からの火炎で焼こうとするザンジオー。

意識が朦朧して、走馬灯が走る奏だったが…

 

奏とザンジオーの間に入るようにオーロラカーテンが現れ、ザンジオーを吹き飛ばした。

そこから現れた青年は奏に肩を貸しながら口にした。

 

「―――――やれやれ。またこの怪人か…まったくショッカーは金欠か、単にネタ切れなのか。たまには違う顔を出したらどうだ?」

「あ、あんたは ――――ッ!あぶないッ?!」

 

バナナを思わせるアルカノイズ1体が青年を襲おうとするが、鎧武者の絵柄のカードを手裏剣の様に投げて、バナナノイズを分解する。

そのまま、奏を下ろした青年はマゼンタ色の変わったベルトを腰に巻き、カードホルダーらしきケースから、1枚のカードを取り出す。

 

「おおおお!貴様は、やはりこの世界に現れていたかァァァァ!」

 

「――――――――変身!」

 

 

《カメンライド ディケイド!》

 

 

マゼンタのボディに、バーコード状の縞々フェイスなど、非常にエキセントリックな容姿を持つ戦士…その姿に奏は問う

 

「―――――――アンタは一体何もんなんだ…?」

「通りすがりの仮面ライダーだ。 覚えておけ!」

 

 

世界の破壊者、仮面ライダーディケイド。

数多くの世界を巡り、彼の瞳に何を視る…? 

 

1-3

《カメンライド ディケイド!》

 

 

マゼンタのボディに、バーコード状の縞々フェイスなど、非常にエキセントリックな容姿を持つ戦士…その姿に奏は問う

 

「―――――――アンタは一体何もんなんだ…?」

 

「―――――通りすがりの仮面ライダーだ。 覚えておけ!」

 

奏の問いを答えなのか、目の前にいるショッカーへ向けての答えなのかディケイドはライドブッカーをソードモードに変えて、ショッカー怪人に向けて走る。

 

 

~~~~~~~~~~~~

???

 

ここは、あなたの目はあなたの体を離れ、この不思議な時間の中に入って行くような空想な世界

 

コンピュータの基盤や機械などに組み込まれている機能やプログラムが集まった未来的な大都市を思わせる世界。

 

――――過去…未来、異世界と通じているであろう、この世界に一人の影が蠢いている

 

「――――どうやら、始まったようだな」

 

それはビルのような高い建物の上で、とある世界の戦いを監視カメラを経由して、『それ』は暗躍する。

 

「わざわざ私自らが動いているんだ。奴らはそろそろ…ムッ!」

 

この世界は空にも建造物の様に構築された世界故、上下の区別が判らないが、上から着地するように『それ』の前に現れたのは

 

「まさか貴様が来るとは…なぁ。『ハイパーエージェンド』…確か名は」

「――――私の名はハイパーエージェンド、グリッドマン…!」

 

ハイパーエージェンド・グリッドマン。

異世界ハイパーワールドの出身で元々はエネルギー体の彼は、『魔王』を追いかけたが、現実世界で活動出来ない彼だったがある少年が描いたCGと合体したことで、赤いスーツに銀色の装甲を纏い、ロボットを思わせるヒーローとなったグリッドマン。

グリッドマンと協力者である中学生の少年少女ともに、魔王が繰り出す怪獣と戦い…そして魔王を倒したことで元の世界に帰還した。

 

「イレギュラー…元イレギュラーハンター17部隊隊長の『シグマ』! この『コンピューターワールド』で何を目論む!」

「フフフ…『アレクシス・ケリヴ』には少し借りがあってな。 その借りを少し返すだけだ」

「アレクシス・ケリヴだと!? しかし、奴は…」

「あぁ、貴様と無力な電子生命体レプリコンポイドの連中に負けたこともな! だが、奴の言っておった『ヒマつぶし』に少し興味があってなぁ…」

 

不敵に笑うシグマというロボットは、スキンヘッドに目元には模様を施しているせいか、邪悪な表情も相俟って邪魔者を消すように両手には鋭いクローを展開する。

グリッドマンも、戦闘に構える

 

両者は同時に動く…シグマは右手のクロ―で突き出し、グリッドマンも左腕に溜めたエネルギーを引き伸ばすことで細長い剣を作り出し、鍔折り合う。

建造物の壁を蹴るようにして、グリッドマンとシグマは攻防一閃で、ぶつかり、互角と視てシグマは左手から雷の玉がグリッドマンの顔に向けて放たれるも、グリッドマンは両腕をクロスするように防ぐ。

しかし…シグマはワープするかのように、グリッドマンの真上に姿を現し、クローの刃が強襲しグリッドマンのボディを切り裂く。

 

「くっ…!」

 

グリッドマンは思わず膝を着くも、立ち上がり構える。

 

「まだ勝負は始まったばかりだ、イレギュラーシグマ…!」

「フフフ…流石と言っておこう、グリッドマン! そうこなくてはな、これから来る2人の前座にもならん!」

 

シグマは楽しむようにクローをクロスするように構え、グリッドマンを狙う。グリッドマンも多少の受けたダメージを物ともせず、構える中で

 

 

反対側の建造物にリンク状の建造物が現れ、そこから姿を出したのは二人のロボット。

 

「―――フン。やっと来たか…エックスにゼロ!」

「―――サイバーベース内での大量のウイルスプログラム反応…。まさか貴様の仕業か、シグマッ!」

 

シグマを睨み、ビームサーベルを握る赤いボディのロボット、ゼロ

 

「シグマ…それに、ハイパーエージェンドまでもいるとは、ただ事ではないようだな」

 

右腕をバスタ―に変え、シグマを狙う青いボディのロボット・エックス。

 

「君たちは一体…?」

「俺はイレギュラーハンター第17精鋭部隊、隊長のエックス。こっちは」

「イレギュラーハンター第0特殊部隊の隊長、ゼロだ。ハイパーエージェンドをフォローする!」

「そうか、君たちが何度もシグマの野望から世界を救った…イレギュラーハンターか! 私の名はハイパーエージェンド・グリッドマン! 共に戦うことを感謝する!」

 

エックスとゼロはグリッドマンの前まで移動し、シグマと対峙する。

 

「フフフ…会いたかったぞ、エックスにゼロ!」

「俺達はお前に会いたくなかったんだがな…亡霊め!」

「シグマのボディは…カウンターハンターの時に使用していた時の物だ。 

ゼロ、油断せず戦おう…!」

「フフフ…」

 

復活したシグマが2度目の使用したネオシグマ。

シグマは瞬時に移動し、クローをゼロを切り裂くがゼロはビームサーベルで防ぐ。

 

「流石だなぁ…ゼロよ!」

「今更そのようなボディで俺達に勝てると思っているのかッ! エックス!」

「―――チャージショット!」

 

ゼロの背後からジャンプし、バスターはチャージしたエネルギー弾をシグマに放す。

 

「なぬ―――!」

「亡霊に構ってやる時間は無いッ!―――――疾風牙!」

 

ゼロは怯んだ隙にシグマのボディーまでダッシュして、

サーベルを横払いで斬り裂き、エックスは空中をホバリングしている状態でブーメランカッターを撃つ。

炎を纏ったビームサーベルを斬り上げるゼロと、ホバリングを解除し、ゼロと同時に真上に炎の塊を発射するライジングファイアを撃つエックス

 

「ぬぅぅぅー!?」

「その隙、見逃さない! 超電導ゥゥゥゥゥゥゥキィィィィィック!!」

 

グリッドマンのジャンプから放たれるキックは燃えるシグマの胴を貫き爆発したが…?

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

『アタックライト! ブラスト!』

 

「「「「イッー――――!!?」」」」

 

ディケイドのライドブッカー・ガンモードから放たれたエネルギー弾はショッカー戦闘員の叫びと共に爆散した。

 

「残りはアルカノイズにザンジオーとくノ一か。」

 

余裕あるようにライドブッカーをしまうディケイドにザンジオーはバカにされているかのように震える。

協力者のくノ一は、逆に余裕あるように不敵に笑う中でディケイドは

 

「その前に、お前ら俺に何の用だ?…いや、俺を利用して何を企んでいるつもりだ?」

「企む? どういうことだッ!?」

「さっきまでお前をボコっていたくせに、俺が着た途端動こうとしない。まるで、俺を誘き出すような行動に見えてな」

「クッ…! えぇい!こうなったら!出でよ、我がショッカーの同志たちよ!!」

 

ザンジオーに呼ばれたのか、3体のショッカー怪人が姿を現す。

毒蛾の怪人

 

「ドクガンダー!」

 

カメレオンの怪人

 

「カメレオン男~!」

 

魔人と呼ばれたサボテンの怪人

 

「サボテグロン~!」

 

「蛾にカメレオンにサボテン…? 何だコイツら?…妙に古く感じるんだけど」

「ショッカーの初期の怪人だな。 『さっき違う顔を出したら~』って言ったこと気にしているのか?」

「黙れ黙れッ! おい、紅牙!貴様は手を出すんじゃない!やはり、仮面ライダーは我らショッカーの手で倒さないと気が済まん!」

「勝手にしろ。我ら邪教団はここで退かせて…」

 

くノ一…邪教団の諜報員、紅牙は退こうとした時

 

「こんな連中と手を組んで何を企もうとしているか、聞かせてほしいもんだな。邪教団・幻魔空界の諜報員、宇宙ニンジャ・紅牙!」

 

上空を通り過ぎる2つの宇宙船から、二人の男性が降り立つ。

1人はオールバックに決めた青年と、青年より年上なのかチョイ髭の男性

 

「貴様はあの時の宇宙刑事…!」

「宇宙刑事だってッ!? じゃあ、アンタが」

 

紅牙は一人の宇宙刑事に見覚えがあり、奏も宇宙刑事と聞いて思わず問う。それに応えるように青年は

 

「よろしく勇気! 俺は十文字撃!またの名を宇宙刑事ギャバン! 俺の事を知っているとなると、君がガングニールのシンフォギア装者…」

「天羽奏さ。 じゃあ、あのくノ一が問題の幻魔空界の一員だったのかッ!」

「あぁ。話は聞いていたが…あんなボンキュッボンの美人だったとは…くぅ~! 暴力よりお茶して朝まで話し合いしたいもんだな! あっ、奏ちゃんも後で俺とお茶…」

「オイ…舟。あんまり女の子ばかり口説いていると、またタミーにぶん殴られても知らないぞ」

「ざけんなよ、おっさんッ! あたしは朝まで話し合いはごめんだよッ!」

「冗談だって! 間違ってもタミーに言うなよッ!この前ジャイアントスイングで投げ飛ばされて、酷い目にあったんだからな!」

 

呆れる撃とマジで怒る奏を宥めようとする舟。

相棒の宇宙刑事タミーに女性と朝まで過ごしたことがバレ、タミーの怒りにキレ勢いで何回転のジャイアントスイングされ、そのまま自由落下…したのは言うまでも無かった。

 

「大体わかった。邪教団という犯罪組織がショッカーと手を組んだ…ところか」

「…んで誰だ、このバーコード仮面は?」

「何処かで出会った…ような?奏の仲間か?」

「いいや。アタシも助けてもらったばかりだ。確か仮面ライダーって言ったけ?」

「仮面ライダーディケイド。……ただの通りすがりだ」

「分かった、ディケイド。詳しい話は後で聞かせてもらうぞ。 舟!」

「おう!」

 

「蒸着!」

「焼結!」

 

撃と舟の掛け声と共に全身が光り出し、二人は光り輝くスーツを身に纏う。

 

「宇宙刑事ッ! ギャバンッ!」

「宇宙刑事ッ! シャリダー!」

 

宇宙刑事ギャバンが蒸着するのに僅か0.05秒で行われる。

宇宙刑事シャイダーが焼結するのに僅か0.001秒で行われる

 

【では蒸着と焼結のプロセスをもう一度見てみよう】

 

超次元高速機ドルギランからコンバットスーツが粒子の状態で電送され、撃の体に吹き付けられるようにしてコンバットスーツが構成されていき宇宙刑事ギャバンが蒸着するのに僅か0.05秒で蒸着が完了する。

 

宇宙刑事シャリダーはバビロス号より放射されたプラズマ・ブルーエネルギーを浴びて、僅か0.001秒で行われる。シャイダーへと焼結するのだ

 

「っしゃ! 光を超えるぜぇぇぇぇー!!」

 

撃、宇宙刑事ギャバンが叫ぶと同時に、ザンジオーはドクガンダー・カメレオン男・サボテグロンを引き連れ、襲い掛かってきたのだった…! 

 

1-4

撃、宇宙刑事ギャバンが叫ぶと同時に、ザンジオーはドクガンダー・カメレオン男・サボテグロンを引き連れ、襲い掛かってきたのだった…!

 

ギャバンはカメレオン男、シャイダーはドクガンダー

サボテングロンをディケイドが、ザンジオーに奏が相手をするようにガングニールを振るう。

 

「邪魔な小娘だ! 我らショッカーには向かうやつは…がばっ!?」

 

ザンジオーの土手っ腹を蹴る奏は、さっきまでやられた分を返すように、ガングニールを使わずに蹴りを入れる。

 

「あんッ? 誰が小娘だッ!? このナマズ野郎!」

「ナマズじゃなくってサンショウウオだ…!」

「そんなのあたしが知るかッ!」 

 

一喝するかのようにガングニールを横に振るい、ザンジオーを切り裂きよろめく隙を逃さずに瞬時に突きを上下に振るう。

 

「おりゃ!」

「ハァッ!」

 

ギャバンとシャリダーのダブルパンチを喰らい、よろめくドクガンダーとカメレオン男。しかし、カメレオン男の体が消えて居なくなり、ドクガンダーは両腕を広げた翅を使い、空に飛び始める。

 

「何だ、姿を消し…おわっ!?」

「ギャバン! …うお!?」

 

姿を消したカメレオン男を探すギャバンだったが、背後に火花が散る。駆け寄るシャリダーも何かに叩きつけられたかのような背中にダメージ。

 

「アァッアッアッアッ! どうだ、オレはカメレオンの如く保護色を利用して周囲と同化できるのだ! 貴様の銀メッキを剥がしてやろう!」

 

保護色を解除したカメレオン男が笑いながら、舌を伸ばし鞭のようにギャバンとシャイダーを攻撃をする。

 

「俺の攻撃も喰らうがいい!!」

 

空を飛ぶドクガンダーの指から出るロケット弾も宇宙刑事を襲う。

爆発で吹き飛ぶギャバンとシャイダーだったが、それを利用するようにギャバンはカメレオン男に、シャイダーは空にいるドクガンダーに向けて

 

「ディメンジョンボンバー!」

 

ギャバンはジャンプしてから両手を前に突き出して全体重をかけて敵にパンチする技ディメンジョンボンバーをカメレオン男を吹き飛ばす。

 

「シャイダーキック!」

 

空中で錐もみ回転しながら放つ両足によるキックにドクガンダーは叩かれたコバエの様に地面に落ちる。

 

「く…っ!もう一度姿を…!」

 

悪あがきするようにもう一度姿を消すカメレオン男だったが…

 

「レーザースコープ!」

 

ギャバンの装備の1つ強化ガラス製ゴーグルに装備されている機能だ。これにより赤外線、紫外線、X線などのあらゆる波長をキャッチすると同時に分析し、姿を消す敵ですら発見する事が出来る。

カメレオン男の姿を確認したギャバンは片手剣を握る

 

「レーザーブレード!」

 

ギャバンが掌から刃にダイナミックレーザーパワーを注入することで光の剣となり、握ったままカメレオン男に目かけて走る

 

『オレの場所がバレた~~~!!!えぇい!』

 

近づないように舌を伸ばして、ギャバンを攻撃するがギャバンのレーザーブレードがカメレオン男の舌を切り裂く。

 

「ギャアアアアアッ!?」

 

舌を斬られたことで叫び保護色を解除したカメレオン男にギャバンは止まらずにレーザーブレードをカメレオン男の頭上からダイナミックに斬る必殺剣技

 

「ギャバンダイナミック!」

 

ギャバンダイナミックの一撃に、カメレオン男は爆散した。

カメレオン男にドクガンダーが敗れたことで、狼狽えるサボテングロン

 

「ドクガンダーにカメレオン男!?おのれ、ディケイド!我がショッカーが」

「はいはい…お前も大人しくなったらどうだ?」

 

一枚のカードを取り出し、ディケイドドライバーに挿入するディケイド。

 

『カメンライド 龍騎!』

 

左腕に装備されているガントレットタイプの召喚機・ドラグバイザーを装備し赤き龍の騎士を思わせる仮面ライダー…仮面ライダー龍騎。

 

『アタックライド ストライクベント』

 

もう一枚カードを挿入したディケイド龍騎の右腕に赤き龍の頭部がグローブのように装備される。

 

「サボテンなら多少熱くっても平気だろ…?」

「いやいや!?熱いというか暑いのが…」

 

ディケイド龍騎の問いに答えるサボテングロンだったが、竜の頭部からの炎に直撃し燃えながら爆発した。

 

「アンタの仲間、次々やられているけど尻尾撒いて逃げるのなら今の内だよッ!」

「黙れ人間がぁ! エリート怪人の力を思い知れ!」

「なぁッ!!?」

 

ガングニールを向ける奏にザンジオーの口から放たれた火炎が奏を焼く。全身に炎が回り燃えあがる奏は倒れ、ザンジオーは勝ち誇ったかのように、笑いだす。駆けつけるディケイドにザンジオーは指出しし

 

「バカな人間だ!ショッカーのエリート怪人であるザンジオー様には向かうから死ぬのだッ! 次はディケイド!貴様も人間のように燃やしてやろう!」

「それはどうかな? お前あいつをよーく見たらどうだ?」

「何ッ! …何を言っているのだ!あの女なら今でも燃えて…」

 

未だに炎が燃えている。人間ごときが無事の筈がない…そう思うが、未だに残る人の形。既に燃え上がり灰となる筈だ…なのに、人の形がゆっくりと立ち上がる。

 

「―――――ったく、思わず驚いたけどさぁ…!この位の炎、あたしの『ブリーシンガメン』の前には…なッ!」

 

 

燃えあがる炎の中から姿を現した奏。先程と違い、黒の部分が夜空を思わせる蒼に変わり、太陽のように燃えるようなマントを靡かせ双槍に変化した。聖遺物「ブリーシンガメン」をギアと同時に使用した姿。

 

「バカなぁ! 俺の炎が効かないだとぉ!?」

「そっちの火炎とあたしのブリーシンガメンの炎ッ!どっちが燃えるか勝負だッ!」

 

紅蓮に燃える双槍を大きく振るいながら構えて、ザンジオーに目掛けて突っ走る奏。

見構えるザンジオーは再度、口から吐く火炎で奏を燃やすが、奏は止まらずに、槍の先端部分が3つに別れビットのように、奏と共に動き回る。

 

ザンジオーの懐に入った刹那、奏を中心に3つのビットがザンジオーを切り裂きながら炎の渦を巻く。

 

「バカなァァァァァァァァァァァァ!!? エリート怪人である俺が人間如きにィィィィィィィィッ!!」

「ざけんなぁッ! エリート怪人だが知らないけどなあたしら、人間を舐めてんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇッ!」

 

時限式でギアを纏うのもやっとな状態で、ブリーシンガメンを発動した奏は血反吐を吐きながらも吼えた。

 

「SUNFLAME∞CREMATION」

 

咆哮と共にザンジオーは紅蓮の炎の渦に飲み込まれながら爆発を起こした。

それを見た奏はギアを解除して、ぐったりとなりながらも倒れ込んで

 

「―――――翼が知ったら心配するだろうなぁ…」

 

っと、呟く奏だった