Dance with Devils ~二つの魔導書~


 

設定

 
前書き
オリジナルキャラクターの紹介と治癒の魔導書の紹介です 

 
立華ユリナ 16歳
身長:156cm 体重:40kg
2年D組 バドミントン部
リツカの双子の妹
とても優しくおっとりしており、リツカ想いである。
ちょっぴり天然なところがあるが、根はしっかりしている。
そしてまぁまぁ成績優秀

治癒の魔導書
ユリナの中に眠っている力。
アクマやヴァンパイアの力を上げたりすることができ、
呪いを解いたり、傷を癒したりすることができる。 
 

 
後書き
下手なところもありますが、暖かく見守って頂けると幸いです
よろしくお願いしますm(__)m 

 

episode0

(トントン・・・ジュー・・・)

「リツカ、こっちはできたわ(にこっ)」

「こっちもできたよ!・・・母さん、ご飯出来たよー!起きてるー?」

『・・・はーい・・・』

(スタスタ)

「んー・・・。おはようリツカ、ユリナ」

「おはよう、お母さま(コトッ)」

「おはよう。また寝不足?」

「今日が締め切りだからねぇ・・・。・・・でもあとちょっとなのよ?」

私たちのお母さまは翻訳家で、今書いているのはイギリスのファンタジー小説なんだとか・・・けれど、ここんとこ徹夜が続いてるみたいで少し心配なのです(苦笑)

「じゃあ、私たちの作ったおいしいご飯を食べて、もうひと頑張りして下さいっと。・・・ほら、冷めないうちに食べよ?」

「はいはい(にこっ)」

「ふふっ(クスッ)」

(パクっ)

「んー、美味しい!さすが母さん自慢の娘たちだわ(にこっ)」

「ふふっありがと(にこっ)」

「リツカが作ったオムレツ美味しいわ(にこっ)」

「ユリナが作ったスープだって美味しいよ!」

「ふふっ(にこっ)」

(パクっ・・・モグモグ・・・)

「原稿が今日の夕方で仕上がると思うから、夕飯は母さんが作るわ(にこっ)」

「母さんが?・・・大丈夫?」

「平気平気。ちゃんと寝てから作るから」

「そうじゃなくて・・・・」

「お母さま、あまり料理得意ではないでしょう?」

お母さまは私たちと違ってあまり料理できなくて・・・前にも玉子焼きを作っていて失敗してたから少し不安・・・

「まっまぁ貴女たちよりはね。・・・でも明日はリンドが一年ぶりに帰ってくるんだもの。ここは母親として頑張らないとっ!」

「ふふっ(クスッ)」

そう、明日はお兄さまが一年ぶりにイギリスから帰ってくる。いつもは電話でやり取りしていたから久しぶりに会えるってなると、私もリツカもお母さまも楽しみにしてるの。
・・・お母さまが張り切っちゃうのも少しわかる気がするわ(苦笑)

「分かった。明日は兄さん帰ってくるし、今日はなるべく早く帰って来て手伝うね!(にこっ)」

「リツカ、そろそろ行かなきゃ遅刻しちゃうわ?」

「あっ本当だ。ごちそうさまっ!(ガタッ)」

(カチャッ・・・)

「ごちそうさまっ(ガタッ)」

(スタスタ)

「あっ待って二人とも」

「何?」

「どうしたの?」

「今日は月曜日でしょ?ほらっペンダントを出して?新しいポプリを入れてあげるから」

「あっそっか。・・・はいっ(チャリッ)」

「はいっ(チャリッ)」

私とリツカはお母さまに新しいポプリを入れてもらった。――――私たち二人のペンダントは特殊な効果があると聞いたことがある。・・・けれどそれは何かわからない

「・・・これでよしっと。これで今週も貴女たちに幸運があるでしょう」

「ありがとう(チャリッ)」

「母さんって本当おまじないが好きだよね(にこっ)」

お母さまはおまじないが趣味で、よく当たったり、本当に幸運が来たりとすごくてびっくりしちゃうくらい(苦笑)

「こういうのは大事なのよ?お祖父ちゃんだって言っていたでしょう?」

「はいはい(にこっ)・・・じゃあ、行ってきまーす!」

「行ってきます!」

(タッタッタッ・・・ガチャ)

「あっ・・・。・・・もう朝から慌ただしい子たち(クスッ)・・・気をつけて、リツカ、ユリナ(ぎゅ)」

(パタンっ)

いつもより少し遅くなっちゃった・・・。ちょっと急がないと、遅刻しちゃう

「リツカ、少し急ぎましょう?」

「うんっ!」

(タッタッタッ)

私たちは学校まで少し急ぎ足で向かった・・・・。





























―――――――――――――――――――――――





「・・・あの家か」

「ジェキ様に報告だ。行くぞ」

(コツコツ)

                                       END 

 

episode1

 
前書き
學園に着いたところから始まります 

 
~四皇學園~

(コツコツ)

「あっリツカ!ユリナ!おはよー」

「アズナ、おはよう」

「おはよう(にこっ)」

この子は葛葉アズナさん、私とリツカの一番の友人でリツカにとっては親友なの。とても頼りがいがあって、とても明るい子!

「ねぇ、英作文の宿題やってきた?・・・今回難しかったよね」

「実は・・・ユリナと母さんにヒントもらっちゃった♪」

「私はこうやったらいいよってアドバイスしただけよ(苦笑)」

「あっやっぱり?・・・うらやましいなぁ、お母さんが翻訳家なんて、ユリナは成績優秀だし・・・お兄さんは留学中でしょ?」

「うん!」

「えぇ(にこっ)明日帰ってくるから、私もリツカも久しぶりに会えるから楽しみで」

「イギリスに留学中だっけ?」

「そうなの(にこっ)」

私とリツカのお兄さまであるリンドはイギリスに留学中で、今は民俗学を学んでいるとか・・・。一年前に突然イギリスに行くと言いだして、お母さまとリツカはびっくりしていて私はキョトンとしてたかな・・・。まぁお兄さまらしいけどね(苦笑)

「ふーん・・(にやにや)」

「・・・?何?」

「いーえ?ただよっぽどお兄さんが好きなんだなぁと思っただけ」

「もしかして・・・顔に出てる?」

「出まくり。今日のリツカ浮かれてるもん、ユリナと違って(クスッ)」

「うっ浮かれてるって・・・」

「ふふっ(にこっ)」

リツカはお兄さまのことになるとすぐ顔に出ちゃう癖があるのよね(ふふっ)でもリツカと私は昔からお兄さまのこと好きだから顔に出ちゃうのも仕方ないのかな?(苦笑)

「リツカー!ユリナー!(タッタッタッ)」

「「?」」

あら?あの子は確か同じクラスの・・・なんか慌ててるようだけど・・・何かあったのかしら?

「あっおはよう」

「どうしたの?何かあったの?」

「『どうしたの』はこっちの台詞!二人とも何やったの?!」

「えっ?・・・」

「何もしてないけれど・・・」

とにかく来て!っと言われたので、私たちとアズナは同じクラスの女子生徒についていき、校舎の中にある広間に向かった。・・・一体どうしたのかな?




――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――

――――――――――――――――















なんだかすごい人だかりだわ?・・・みんな掲示板見てるみたいだけど、一体何が書かれてるのかな?

「っ・・・リツカっユリナっ、あれっ!」

「あれは・・・貼り紙?」

私は掲示板に貼られてる貼り紙を見た。そこに書かれていたのは・・・私とリツカの名前だった

「・・えっ?!」

「どうして・・・」

―――急告。二年D組、立華リツカ・立華ユリナ。第三図書館に来ること。生徒会長・鉤貫レム―――

生徒会長からの呼び出しだなんて・・・何かした覚えはないのに・・・

「あっあの子たちだよ。立華リツカと立華ユリナ・・・。生徒会長から直々に名指しで呼び出しなんて、校則違反でもしたか?(ハハッ)」

「っ・・・(そんなことしてないのに・・・)」

「第三図書館って生徒会室代わりに使われてるんだよね?」

「じゃあ生徒会のメンバーがいるってこと?ウリエ様とシキ様も?!」

「メィジさんもいるってことか。それは・・・ちょっと羨ましいな」

「だよねー。私もレム様に呼び出された―い!」

(ひっ他人事だと思って・・・)

「リツカ・・・」

「どういうこと?どうしてリツカとユリナが呼び出しなんか・・・」

「こっちが聞きたいよ(汗)」

「でも相手は生徒会長だし・・行かないとまずくない?」

「そうね・・・」

この學園の生徒会は絶対・・・。先生でさえ逆らうことができないと聞いたことがる。・・・生徒会長といい、生徒会の人たちは一体何者なの?

「ごめんね、アズナ。先に教室へ行ってて?」

「大丈夫?・・・ついていこうか?」

「ありがとう(にこっ)・・・でも大丈夫、怒られるようなことはしてないもの。それにユリナと一緒だから・・・。じゃあ、行ってくるね、行こう?ユリナ(スッ)」

「うん(ぎゅ)」

(コツコツ)

「・・・。」



―――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――
















第三図書館・・・なんだか不思議な感じ・・・。滅多に来ないから・・少し不安だわ・・。この扉の向こうに第三図書館がある・・・(ゴクッ)

「っ・・・(ぎゅ)・・リツカ?」

「大丈夫!怒られるようなことはしてないんだからそんなに怖がることないよ。・・・じゃあ開けるね?」

リツカの言葉に私はうなずいた。




































―――この扉をこの手で開けた瞬間、すべては始まった。そして・・それは同時に、私とリツカの運命を変える瞬間でもあった・・・。

                                    END 

 

episode2

 
前書き
第三図書館に呼ばれて中に入るところから始まります 

 
(ガチャ・・・キィーッ・・・)

「うわぁ・・・!」

「天井が高くて広いわね・・・(キョロキョロ)」

見上げると、隅から隅まで本でいっぱい・・・。この量は一体何冊あるのかな?・・どこかのお城と勘違いしちゃいそうなくらいだわ・・・

「立華リツカと立華ユリナだね?」

(コツコツ)

「「っ・・・!」」

生徒会の人たちが全員揃ってる・・・。全然気づかなかった(汗)・・・だけど四人がいるところだけなんか別世界って感じがする・・・。

「生徒会長の鉤貫レムだ。・・・君たち二人を呼び出したのは私だ」

この人が生徒会長・・・・

「おい待てよ、レム。自分だけの手柄にするつもりか?」

「生徒会メンバーの総意で呼んだんじゃなかったっけ?」

「生徒会を代表して、私が呼んだ・・・。何か間違いはあるか?」

「大ありだ!ウマイとこだけ持っていくなんて許さねぇぞ」

「あっあの・・・」

急に揉め出したけど・・・大丈夫なのかな・・?

「けっ喧嘩はよくないですよ(オドオド)」

「ほらほら、言い争いはやめなよ。彼女たちが困ってるじゃないか。・・・ごめんね、蝶々たち?」

「えっ・・と」

(蝶々?・・・私たちのことなのかな?)

「ふふっ・・・蝶々だって。もう自分のもの気取り?」

「テメェも抜け駆けすんじゃねぇよ!そいつらはお前のモンじゃねぇだろ!」

「僕のものであろうとなかろうと、すべての女子はみんな美しい蝶々さ」

白制服を着てる人は女子を蝶々って呼ぶんだ・・・なんでかn(コツコツ)!?なっなんかこっちきてるぅ!?

「(スッ)このバラをどうぞ、愛しい蝶々たち・・・」

「あっありがとうございます・・?」

「僕は楚神ウリエ・・・よろしくね?」

「よろしくお願いします・・?」

楚神さん?っていう方から私たちはバラをもらった。・・・なんでバラを持ってるのかな?

「可愛らしい子たちだね。思わず抱きしめたくなっちゃうよ・・」

「えっ?・・」

抱きしめるって・・・それは困るんだけど・・

「はっ・・そんな花なんの役にも立ちやしねぇだろが・・・おいっ」

「はっはい(グイッ)きゃあ!」

「リツカっ!」

リツカが大柄な人に引っ張られてしかも顎クイされてるっ?!・・・リツカ困ってるし助けないと!

「リツカを離して下さいっ(グイッ)」

「おわっ?!」

「あっありがとう・・ユリナ(ホッ)」

「はっ・・。オレ様は南那城メィジ。よく覚えておけ、お前たちは絶対オレ様に惚れるからな?」

(ほっ・・・惚れるって・・・)

(南那城さん・・・自分で惚れるとか言ってるよ(苦笑))

「メィジ、そこまでだよ。・・・オレは棗坂シキ。よろしく。・・ちなみにメィジは書記でオレは会計、まぁ知らなくてもどうってことはないけど」

(コツコツ・・・グイッ)

「っ!?」

リツカの次は私が顎グイされてるよっ・・・なんなの?!この細身な人といい、南那城さんといい・・顎グイがはやってるの?!

「キミとオレは知り合いになったってこと。それだけ知っててくれればいいよ。・・・歪んだ顔たくさん見せて?・・・ふふっこれから楽しくなりそう・・・」

「ひゃっ・・・」

一つ一つの言葉が耳に・・・しかも笑ってるときに息がかかるからくすぐったいっ

「・・・あまりそそのかすな。・・・もういいだろう、本題に入る」

「はーい・・・(サッ)」

「あっ・・・」

やっと離れてくれた(汗)・・・本題に入るのはいいけど、もう少し早く本題に入ってよ(汗)

(ペラッ)

「君たち二人を呼んだのは他でもない。実は・・君たちが校則違反をしてるという投書があったんだ」

「「えっ!?」」

校則違反だなんて・・・一体どうして・・・

「そんなこと私とユリナはしていませんっ!・・何かの間違いじゃ・・・」

「リツカ・・・」

「しかし、投書があった以上は、調べる必要がある」

「そっそんな・・理由を教えて下さいっ!私とユリナが一体何を違反したって言うんですか?」

「私からもお願いしますっ理由を教えて下さいっ」

理由がわからないと私たちも何をしたのかわからないよっ・・・

「質問をするのは君たちではない・・・・この私だ」

「っ・・(それはそうかもしれないけど・・・でも、やっぱり腑に落ちないよ)」

「そんな・・」

理由を教えてくれないなんて・・・理由がわからないと答えようがないじゃないっ

「せめて、理由を教えて下さい。何を違反したのかわからないまま、答えても意味がないと思うんです・・・」

「ユリナ・・」

「それは君たちが、私の質問に答えてからの話だろう。本当に後めたいことがなければ、何を聞かれようが、問題はないはずだ」

「それは・・・そうかもしれませんが・・・」

・・・鉤貫さん、ちょっと勝手すぎな気がする・・・。理由くらい教えてくれたっていいじゃない(ムゥッ)

「こちらの質問を聞かずに、勝手に主張するのは言い訳でしかないだろう。・・・疑われても仕方ないと思わないか?」

「っ・・(会長さん・・静かな口調だけど、・・・どうしてか逆らえない・・・)・・・(きゅ)」

「・・リツカ?」

・・リツカ、震えてるっ。・・・鉤貫さんの言ってることに筋が通っているだけでなく、何か威圧感があるみたいなのがある感じがする・・。
・・・でも、理由を教えてくれないし、わけもわからないまま答えたくないっ(ぎゅ)

「・・?ユリナ?」

「投書が信頼できる内容ならきちんとお答えします。・・・けれど、私もリツカも、わけのわからないまま答えたくないんです。その口ぶりだと投書が正しいだけに聞こえるんです。・・・ちゃんと公正にお願いしますっ」

「ほう。―――公正か。なるほどな・・・」



































・・・これからどうなっちゃうの?私たち・・・

                                   END 

 

episode3

 
前書き
生徒会長・鉤貫レムに公正でお願いしたところから始まります 

 
(コツコツ・・・)

なっなんか私たちの周りに集まってきたっ・・・なっ何が始まるのっ?

「へぇ~・・・レムに言い返すとはなかなかやるね。この蝶々たち・・・」

「ははっ。面白ぇじゃねぇか」

「いいね・・・ゾクゾクする」

言い返したりもするわよっ、理由を教えてくれないのに答えれるわけないもの・・・

「立華リツカ、立華ユリナ。興味深いな・・・君たち双子は。・・・だが―――私に逆らうことは許されない」

(カッ)

「「っ・・!?」」

鉤貫さんたちの目が光ってっ・・・。・・・でもどうしてか鉤貫さんの瞳から目が離せないっ・・・見ているうちに・・・気が・・遠のいて・・いく・・・

「「・・・・。」」

『本当は、君たちに聞きたいことがあってここに呼んだんだ・・・』

「聞きたい・・・こと・・・」

『そう、君たちは知ってるはず・・・』

『全部、オレ様たちに教えろ』

「教・・えろ・・?」

『ふふっ・・・何が出てくるか・・楽しみだなっ』

なんでかわからないけど、鉤貫さんたちの言葉が・・・頭に流れ込んで・・・くるっ・・

『私の駒になるんだ、リツカ、ユリナ。私のために、どんなことでも口にすると言え。全てを私のために・・・。―――さぁ、この手を取るんだ(スッ)』

『この手を取って?蝶々・・・(スッ)』

鉤貫さんの手が私に・・・楚神さんの手がリツカに・・・

「分かり・・・ました・・・(スッ)」

「は・・・い・・・(スッ)」

ダメっ・・体が勝手に・・・動いて・・・。このまま・・・流されちゃ・・・ダメっ!

(ピカーッ)

「っ・・!!」

「ペンダントが光った!?」

「―――っこの光、一体っ・・!」

「おいっ・・・どうなってんだ・・・!」

っ・・・!!私たちのペンダントが光ってるっ・・・

(ピカーッ・・・シュンッ・・・)

「んっ・・・(あっあれ・・?)」

「っ・・・(フラァ)」

「ユリナっ!・・・っ大丈夫?」

「うっ・・うんっ」

(今・・何が起きたの?)

「なるほどな・・・」

なっなるほど・・?一体何のこと・・・?何がなるほどなの・・?

(コツコツ・・)

「っ・・(ビクッ)」

こっこっちにくるっ!

「私の判断は正しかったようだ」

「ねぇ。そのペンダント見せて?」

「ぺっペンダントですか?・・」

私は胸元からペンダントを取りだし、棗坂さんに見せた。・・・すると楚神さんも見せてと言って私のペンダントに触れた。

「こんなものを仕込んでるなんて、ますます興味深いね」

「やっぱり、コイツらで当たりってわけか」

「・・・っ」

この人たち・・・なんか怖いっ・・(きゅ)

「・・ユリナっ?」

「・・(ぶるぶる)」

ユリナが震えてる・・・。・・怖いのかなっ・・でも確かに、この人たち少し怖いっ

「わっ・・私たち帰りますっ。だって校則違反なんてしてませんからっ。―――失礼します!・・行こう、ユリナ(グイッ)」

「うっ・・うんっ(チラッ)」

(タッタッタッ・・・キィー・・・・パタンっ)



生徒会メンバーside


「驚いたね、あのペンダント。守りに余念はないってことかな?」

「でも本人たちは何も知らないみたいだよ?・・・ふふっ・・かわいそうに」

「案外手が掛かるってことだな。・・・なぁ、レム?」

「・・・。」

(コツコツ)

「盤上の駒がどう動こうと、私に読めない手の内はない。手数などかからん(スッ)」
































(カシャン)


「次は『詰み』に持っていく」

                                    END 

 

episode4

 
前書き
生徒会室から出たところから始まります 

 
Noside

(コツコツ)

(もうっ何あれっ、私たちが校則違反したって決めつけて・・・)

「リツカ・・・?」

リツカ、少し怒ってる・・?・・・でも怒るのも無理ないかな、違反してないのに違反してるって決めつけられるし、結局どんな内容だったのか教えてくれなかったし・・・それに、最後のは何が何だかさっぱりわからなかった・・・
今までは遠くから見ていただけだったから分からなかったけど、生徒会の人たちは少し怖い・・先生たちが逆らえないのも少し分かった気がする・・・。

(ガチャン)

んっ?今ドアの音が聞こえたような・・・誰か呼ばれたのかな?

「リツカ!ユリナ!・・・大丈夫だった?(タッタッタッ)」

「アズナっ!」

どうしてアズナがここにっ?・・・でもここに来たってことはわざわざ心配して来てくれたんだ・・・

「アズナっ、それが聞いてよ。誰だか知らないけど、私とユリナが校則違反したって生徒会の人に投書したみたいなの・・・」

「えぇ?」

「リツカが反論してもピクリともしなくて・・何を違反したのか、なんでなのか理由も教えてくれなくて・・生徒会の人たちは投書を信じてるみたいで話を聞いてくれなかったの(ショボン)」

「そうなの!・・・みんな『レム様ー♡』なんていって憧れてるけど、あんな人だったなんて(プンプン)」

「他の生徒会のメンバーも変な感じで・・・話にならないから帰ってきちゃったの(苦笑)」

「何それっ・・―――でも大丈夫?また呼ばれたりしない?」

「それはっ・・・わからない・・・」

「いいよ。次呼び出されてももう行かない・・・・行こっ?」

「うんっ」

(コツコツ)

「はぁ・・・アズナに話したらちょっと落ち着いたかも・・ユリナも少しは震えがおさまったみたいだし(にこっ)」

「えっ・・?」

「私が気付いてないとでも?(ふふっ)・・・生徒会の人たちに囲まれたときからずっと私の服の裾を掴んでるから震えているから・・怖かったのも無理ないよ(なでなで)」

「ごっごめんね・・・(バッ)」

「なんでユリナが謝るのさ(ふふっ)・・・それにしても生徒会の人たちはひどいね、濡れ衣もいいところだよ」

「・・・来てくれてありがとう(にこっ)私も落ち着いたよ」

「あははっ(笑)途中まで迎えに来た甲斐があったかな?」

「もちろんだよ!ありがとう、アズナ(にこっ)」

「ふふっ(にこっ)」

「そろそろ、教室に戻ろっか。もうすぐ授業が始まるよ?」

「「うんっ」」

(キィー・・・パタン)

・・・第三図書館―――。なんだか不思議な場所だった・・・。それにあの光・・ぱぁと広がる強い光・・・。私とリツカのペンダントから出た光だったみたいだけど、あれは一体何だったのかな・・・





―――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――





(キーンコーンカーンコーン♪)

ザワザワ・・・

「ねぇ、リツカ、ユリナ。帰りどっかに寄って行かない?」

「あっごめん。今日は私たち今日の夕飯の買い物と明日の分の買い物があるから・・」

「あっそっか。明日お兄さん帰ってくるんだっけね」

「ごめんねっアズナ(シュン)・・次は付き合うわ(にこっ)」

「いいよ。気にしないで?―――じゃあまた明日ー!(タッタッタッ)」

「また明日―!」

「アズナ帰っちゃったね・・。―――さてと、私たちも帰りましょう?(にこっ)」

「うんっ」

(ガタッ・・・コツコツ)

私たちはあの後普通に授業に出ていた。あれから呼び出されることなく放課後になっていた。そして今日は買い物のためアズナと別れ、学校を出た。そして、学校から徒歩十分くらいのスーパーに寄り買い物をして今日の事を話しながら家へと歩いた。


































あの生徒会の人たちなんだったのかなっ

                                     END 

 

episode5

 
前書き
家に向かうところから始まります 

 
(ガザガザっ)

「たくさん買ったね(にこっ)」

「そうね(にこっ)半分持つわ?(スッ)」

「ありがとう」

学校帰りにスーパーへ寄って買い物をした私たちは、袋を持ち、家に帰る最中だった・・。ちょっと買いすぎちゃったかな?――でもお兄さまが明日帰ってくるし、これだけ食材はあっても困らないしねっ、久しぶりの日本での食事だから明日の夜はご馳走でも良いよね?(ふふっ)
・・・喜んでくれると良いなぁ

(コツコツ)

「家についたわ、早く家の中に入って食材を冷蔵庫に入れましょうか」

「うんっ(にこっ)・・・えっ?(ピタッ)」

「リツカ・・?どうしたの?」

「ドア・・・」

「?・・・!?」

玄関のドアが少しだけ開いてるっ?!・・・なんでかしら?お母さまが庭に出てるのかな?

「中に入ってみよう?リツカ」

「うんっ」




―――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――

―――――――――――――――――



(ギィー・・・)

「お母さまっー?いるのですかー?」

(シーン・・・)

いないのかな・・・。呼んでも返事がないみたいだし・・・

「っ!ユリナっあれっ!」

「えっ・・・!?」

花壇の杭が何ヵ所も抜かれてる・・・お母様が大切に育てていたハーブや花が踏み荒らされていてグチャグチャだわ・・・。一体どうして・・・お母さまがこんなことするはずないわ・・・。まさかっ泥棒?!・・・玄関が少しだけ開いていたのもそうなのかな・・・

「家に近づいてみましょう・・・」

「うっうんっ・・・」

(コツ・・・コツ・・・)

「・・・っ(中まであちこち引っかき回されてる)」

「・・・(やっぱり泥棒の仕業かしら?・・・確か中にはお母さまがいたはずっ・・・だとしたらお母さまはっ―――!?)」

(ゴトッ)

(!!今の音・・・。どうしよう・・・)

『うぅ・・・リツカ・・・ユリナ・・』

「・・・?・・っ!お母さまっ!」

お母さまが倒れてるっ、早く助けに行かなきゃっ(ガラガラっ)

「ダメっ・・庭の守りに綻びが出ていたなんて・・・私の責任だわっ・・・」

「母さんっ・・」

「奴らはまだ中にいるわ・・・もうここは貴女たちを守ってあげれない・・・すぐに逃げなさいっ・・」

「そんなっ・・お母さまを置いて・・逃げれませんわっ」

「いいからっ早くっ!」

お母さまがそうつぶやいた瞬間―――――




「もう遅いわよっ」




「!?」

家の中から男の声がした。

(コツコツ)

「「っ!!」」

「お帰りなさい。お嬢さんたちかしら?」

「だっ誰!?」

「・・・(きゅ)」

私は恐怖のあまりリツカの袖を握ってしまった。・・・けれどリツカは私の手を取り、ぎゅっと握り返してくれた。

「ワタシはジェキって言うの。良い名前でしょ?覚えておきなさい?」

「ジェキ・・?」

「逃げなさいっリツカっユリナっ!!(ドンッ)」

「きゃあ!(ドサッ)」

「きゃっ・・あっ・・(チャリッ)」

私のペンダントの鎖がっ・・

「っ・・!リツカっ早くペンダントを拾いなさいっ!それがなくちゃ―――!」

「っ・・・(タッタッ・・チャリッ)」

リツカのペンダントを拾えた!これをリツカに渡さなくちゃっ!―――――

「きゃあっ(ガシッ)」

「リツカっ!」

しまったっ・・・リツカのペンダントを拾ってたらリツカがジェキに捕まっちゃったっ!

「美しい親子愛、そして双子愛だこと・・・。でもそのおかげでこっちの小娘を捕まえることができたわ」

「嫌っ・・放してっ!」

「そう言われて素直に放すと思うの?いいから大人しくしてなさいっ!」

「くっ・・・」

リツカが捕まった・・・どうすればっ

「ジェキ様」

「っ!?(まだ仲間がいたのっ!?)」

「首尾は?」

「申し訳ありません・・・お探しのものはどこにも・・・」

探し物?こいつら私たちの家を荒らして何を探していたというの?

「ならいいわ。あとはワタシがやるから、お前はそっちの女を連れていきなさい。お前はもう一人の小娘よ」

「「はっ!」」

なっなに?こっちにくるっ?!

「二人には・・・手を出さない・・で・・・」

「それはアンタ次第ね?」

「さぁ来いっ!」

「うっ・・・」

「お母さまっ!!」

(コツコツ・・)

「お前はこっちだっ!」

「きゃあっ!(ガシッ)放してっ!」

これじゃあ・・リツカにペンダントを渡せないっ・・・無理やり引き剥がすしかないっ!

「放してって・・・いっ・・てる・・でしょ!(ドカッ)」

「ぐはっ・・!・・こいつ・・大人しくしてろっ!!(ザシュッ)」

「くっ・・(ポタポタッ)」

「ユリナっ!!」

痛っ・・頬から血がっ・・。また捕まってしまった・・ペンダントをリツカに渡そうにも渡せないっ・・

「こっちを見ろっ!(カッ)」

「っ!?」




































                                    END 

 

episode6

 
前書き
ジェキの仲間に捕まり、ジェキの仲間の瞳が変わったところから始まります 

 
「こっちを見ろっ!!(カッ)」

「っ!!」

なっなに?こいつも目が光っ・・

「痛っ・・!・・目がっ・・!」

何これっ・・あいつの瞳を見たら急に目が痛くなってっ・・・

「っ?!なぜだっ・・・ちっ、バーベラか・・。こっちはおさまりました、ジェキ様」

目がっ・・・開かないっ・・これじゃあ何が起きるか分からないっ・・・

「ユリナっ!・・「よそ見してる暇ないわよ(グイッ)」・・っ」

「ワタシを見なさいっ(ドゥン・・)」

「・・っ?!(目が赤くっ・・・?!)」

「そう・・いい子ね?そのまま・・・じっとしているのよ?・・」

(何が起きているの・・・?頭が・・・くらくらして・・目眩がっ・・・)

「・・・。」

「リツカ・・?・・・リツカっ!?」

リツカの声が急に聞こえなくなった・・・何が起きたの?・・目が開かないからどんな状況か全く分からないっ・・
――――お願いっ返事をしてリツカっ!

「さぁ、教えなさい?『禁断のグリモワ―ル』と『治癒のグリモワ―ル』はどこにあるの?」

「禁断の・・・グリモワ―ル(おじいちゃんから聞いたことある・・。グリモワ―ルは確か・・・魔導書の名前だって)」

「っ・・(リツカもしかして操られているのっ?)」

操られているのもそうだけど・・・なぜ奴らがグリモワ―ルのことを知ってるの?グリモワ―ルは立華家の人間しか知らないはずっ

「早く言いなさい。グリモワ―ルはどこっ!」

「そんなの・・・知らないっ・・・」

「(シュン・・)・・・。頑固だこと、仕方ないわね。こっちの小娘に聞くとしましょう・・・」

(コツコツ)

「・・っ」

足音がこっちに近づいてくるっ・・・(ガシッ)ダメっ・・ジェキの仲間に捕まって身動きが取れないわっ

(グイッ)

「っ・・(顎に手がっ・・顎クイされてるのっ?!)」

「貴女は知っているんでしょう?・・・さぁ、教えなさいっ!グリモワ―ルはどこなのっ!」

「そんなの知らないわっ!・・私もリツカも・・・そんなの知らないっ!」

「・・こっちの小娘も頑固だこと。まぁいいわ、ゆっくり吐いてもらうとするわ」

(スッ)

手がっ・・離れた?

「こんなところにも長居したくないし、残骸とはいえ、魔除けたっぷりで気分悪いものっ」

(ダメっ・・・どんどん気が遠のいて・・く・・・)

「リツカっ返事をしてっ!」

「・・・。(ユリナの声がっ・・・聞こえる・・・)」

「さぁ、来るのよ」

(コツコツ)

「お前も来いっ(グイッ)」

「っ・・」

リツカは操られたまま、私の目が見えないまま、家の外に連れ出された・・。このままじゃ・・奴らの言いなりだわ・・

「お前はもういいわ。先に帰ってなさい、そっちの小娘はワタシに任せなさい」

「はっ!」

(シュンッ)

「っ・・・?」

身動きができるっ・・・?ジェキの仲間から解放されたの・・?

「っ・・(目が・・開いた・・?)」

手下が消えてから目が開くようになって前を向いたら・・リツカがジェキから逃げようと必死になっていた。

「・・放し・・て・・っ」

「リツカっ!!」

「あらっ、口はまだ利けるの?そっちも奪ってやらないとダメかしら?」

「っ・・」

(どうすれば・・・)

リツカを助けたいのに・・私の力じゃ・・・助けることなんて・・

「嫌っ・・放し・・てっ」

「リツカっ・・」

「往生際の悪い小娘ねっ。逃げようなんて無駄よ、まだ分からないの?」

「無駄っ・・なんかじゃ・・ないっ!(絶対っ・・諦めないっ!)」

「・・・っ(ぎゅ)」

私じゃ・・何もできない・・どうすればいいの?・・リツカを助けたいのにっ・・






『立華リツカ、立華ユリナ。興味深いな・・君たち双子は』




「・・っ!」

どうして鉤貫さんがっ・・。・・・でもお兄さまがいない以上・・あの人を頼るしかないのっ?―――いえっ、私にだって出来ることがあるはずっ・・・

「リツカを・・・離しなさいっ!(ガシッ)きゃあっ!」

私まで捕まってしまったっ。これじゃっリツカと同じっ(くっ)

「アンタに何ができるの?・・大人しくしていなさいっ!、母親のようにされたくなければねっ!」

「っ・・。―――確かに、私の力ではどうすることもできないわ・・でも、このまま見ているだけは嫌っ、リツカを・・・私のお姉さまを助けたいのっ!――――・・・だから、リツカを離してっ!!」

「黙りなさいっ!!」

「っ・・!」



































                                     END 

 

episode7

 
前書き
ユリナがジェキの攻撃を食らいそうになるところから始まります 

 

ジェキの爪が目の前にっ・・―――でも、これくらいならっ!

(サッ・・・バサッ・・)

「っ!?ワタシの攻撃を避けたですってっ!?」

「あっ・・(ドサッ)」

「自分の髪を犠牲にして小娘を助けたというのっ!?」

「・・っ」

私の髪、少し短くなっちゃったなぁ(苦笑)・・・でも、リツカを助けることに成功したわっ!

「少しは痛めつけられないと分からないみたいねっ・・」

「リツカっ!・・・っ大丈夫?」

「うっうん・・・でもユリナの髪がっ・・」

「私なら大丈夫(にこっ)・・・っ」

ジェキの攻撃・・さっきは運よく避けられたけど・・・次は避けられないっ

「っ・・・」

(バチバチ)

「・・っ!なに、この気配・・」

「えっ・・?」

(パタンっ・・コツコツ・・・)







「その手を離せっ。・・・彼女たちに何をするつもりだ」






「かっ鉤貫さんっ?!・・どうして・・・」

(かっ・・・会長さん・・っ)

「アンタはっ・・・」

どうして鉤貫さんがここにっ・・どうやってこの場所を知ったのっ?

「聞こえなかったのか。何をするつもりだと聞いている」

「答える理由なんてないわよ。この小娘たちはワタシが頂いたの」

えっ・・?頂いたって・・私たちついていくなんて言ってないけどっ?!

「そんな勝手が許されると思うか。・・・言って理解できないなら―――」

(ヒュンッ)

「っ!?」

「身体で分からせるまでだ。―――はっ!」

「(ドカッ)くっ・・!」

何がどうなってるのっ?・・・まるで夢を見ているようだわ・・

「平気か。立華リツカ、立華ユリナ」

「私は大丈夫です・・でもユリナがっ」

「私は大丈夫よ、リツカ(にこっ)・・・(スッ)・・鉤貫さん?」

「頬に傷が・・。・・・少しの間下がっていろ、ここは危険だ」

「えっ・・でも・・」

「リツカ、ここは鉤貫さんに従いましょう」

私たちは走って、鉤貫さんたちから少し距離をとった。

「・・・これで手加減せずに済む」

「言わせておけばっ・・!はぁっ!」

(サッ)

「甘いっ!(ドカッ)」

「ぐっ・・・!」

(ドカッ・・ドカッ・・)

何っ?一体何が起きているのっ?・・・すごいドカドカ聞こえる・・・

「(ドカッ)っ・・!ワタシの爪もかすらせないなんて・・とんだ化け物ね!」

ジェキも十分・・化け物だと思うけど・・(苦笑)

「喋る暇があるなら―――はぁっ!」

(ドカッ)

「ぐぁっ・・!・・はぁ・・はぁ・・」

「これで詰みだな」

「・・・仕方ない、今日はここまでにしておくわ。次は必ず―――その小娘をもらっていくわよ・・・(シュンッ)」

(シーン)

音が消えた・・?終わったの・・?

(コツコツ)

「あいつら・・逃げていった」

「鉤貫さんっ!・・逃げていった?」

「あっ・・あの、ありがとうございました・・私・・私・・(ぶるぶる)」

「リツカ・・(スッ)」

震えてる・・。―――今回は私よりもリツカが一番怖い思いしていたんだもの・・、震えるのも無理ないわっ

(・・・スッ・・)

「えっ?・・・」

鉤貫さんがしゃがんで私たちを見てる・・?

「あっ・・あの・・」

「大丈夫よ。・・リツカ(きゅ)」

「・・・っ!香りがっ・・」

「?」

「・・・。」

(スッ・・コツコツ・・)

鉤貫さん車のほうに戻って行っちゃった・・。・・なにか運転手の人と話をしているようだけど・・



































―――この後、私たち二人は鉤貫さんに車に乗れと言われ、それに従い車に乗った・・・。

                                     END 

 

episode8

 
前書き
鉤貫レムの車に乗ったところから始まります 

 
(ブゥーッ)

私たちは今、鉤貫さんの車に乗っていて、どうやら鉤貫家に向かっているみたい・・・。―――あの後家の中を見たら引っかき回されてグチャグチャになっていたはずなのに・・自然と元に戻っていた・・。一体どうなってるの?

「本当に・・わけがわかりません・・」

「リツカ・・・」

「家の中は元に戻ってるし・・・あいつらなんですっ!・・あいつらが家の中を荒らして・・」

「そして、君たちを連れ去ろうとした・・・」

リツカ・・少し混乱してる。・・・ずっと私の手を握ってるから・・震えてるのも分かる。

「鉤貫さんのおっしゃる通りです。・・ジェキというさっきの奴に『禁断のグリモワ―ル』と『治癒のグリモワ―ル』はどこだって聞かれました」

禁断のグリモワ―ルはその力を手にした者が支配できるすごい力で、治癒のグリモワ―ルはどんな状態からでも回復できるだけでなく、歌で力をアップさせることができる力だとおじいさまから聞いたことがある・・。その二つは魔導書で、その魔導書はどこにあるのか私たちは当然のことながら知らない・・。

「グリモワ―ルって魔導書のことですよね・・?なんでそんなこと私たちに・・・ほんとわけがわからない・・」

「リツカ・・」

「君たちはグリモワ―ルとは何か知っているのか?」

「亡くなったおじいさまが、民俗学の学者だったんです。ヨーロッパの黒魔術やアクマ、吸血鬼などの伝承について研究していたので・・。それで、私たちも少し知っているんです。ほんの少しですが・・」

~鉤貫家~

(キィー・・・ブゥーッ・・・)

あれっ?家に着いたのかな・・

『到着いたしました、レム様』

「・・・ついて来いっ」

私たちは鉤貫さんの車から降り、鉤貫さんの後についていった。・・・庭が広くて・・お花が綺麗・・

(コツコツ)

「お帰りなさいませっ、レム様」

「「・・・。」」

鉤貫さんは執事さんにカバンを預け、私たちを見てこっちだと言われ、鉤貫さんの部屋に連れて行かれた。―――そして、部屋に着いた後、さっきの話になり、話しながら紅茶やケーキを頂いた。

「私の推測だが、君たちの家が荒らされたのも・・・母親が消えたのも・・・最近、學園で起きている不穏な動きと関係があるかもしれない」

「不穏な動き・・・ですか?」

「どうやら、アクマ崇拝をしている生徒がいるらしいんだ」

「アクマ崇拝?!」

アクマ崇拝って・・・どうしてうちの學園の生徒がそんなことを・・

「あの投書には君たちが関わっていると書かれていた」

「そっそんな・・・私たち何も知りませんっ!!」

また投書・・なんで投書に私たちのことを書くの?・・一体何がしたいの?

「奴らは、君たちの家に、そのグリモワ―ルがあると思っているのかな・・」

「いえっ・・そんようなものはありませんっ。話など聞いたこともないですわ・・」

私たちの家に魔導書があるって話は一度も耳にしたことがないもの・・。そんなものあるかけが・・

「あのっ・・私、警察に連絡してみます。母を・・母を助けてもらわないと・・」

「リツカ・・「うちから連絡する」・・・えっ?」

「こういう時は、鉤貫家の名前を使った方が早い」

(スッ)

「鉤貫さん・・・」

「立華ユリナ、キミはそこにある救急箱で立華リツカに手当てしてもらうといい」

「あっ・・はい」

連絡してくると言って部屋を出た。そして、その場は私たち二人だけとなった

「鉤貫さん、優しいね「・・・。」・・リツカ?」

どうしたのかしら?・・さっきまであんなに喋っていたのに急に黙り込んでる・・・

「リツk「ごめんねっ・・」・・えっ?(スッ)・・リツカ?」

「私を助けるために・・頬に傷負って、その上髪の毛まで切られて・・。私ジェキに捕まってたから何もできなかった・・・」

「・・・そんなことないわ(チャリッ)」

「それはっ・・・私のっ」

「これはリツカの大切なものだから・・・。リツカは自分のことよりも私のことを一番に心配してくれたでしょう?(にこっ)」

「っぁ・・・」

ユリナからペンダントを受け取って、ペンダントに目を落とした・・・





『・・・これでよしっと。これで今週も貴女たちに幸運があるでしょう』





ペンダントを見ていたら、母さんが一瞬、頭に浮かんだ・・

「(っ・・・母さんっ・・・!)・・・うっ・・・うぁぁぁ・・・母さんっ・・母さんっ・・(ぎゅ)」

「・・・(なでなで)」

私は黙って私に抱きついて泣いているリツカの頭を撫でた。・・・リツカはあんな恐怖に立ち向かってたんだ・・・すごいと思えるくらい頑張ったと褒めたい

「リツカ・・・大丈夫よ。お母さまはきっと警察が見つけ出してくれるわ(にこっ)・・・私だって、その場にいてリツカがジェキに捕まった時、最初はただ見つめることしかできなかった・・・何もできなかったことが悔しいのはリツカだけじゃないわ(泣笑)」

「ユリナ・・・」

私も・・私だって何もできなかった。・・・リツカが捕まった時怖くて震えることしかできなかった・・・その場にいたのに何もできなかった自分が嫌いっ・・(ポロっ)

「だから・・私は自分のできることをする。リツカも自分のできることをして、お母さまを助けだして見せましょう?・・ねっ?(にこっ)」

「うんっ・・(ユリナの手・・優しい。・・だからかな、余計に泣けてきちゃう・・)」

「・・さてと、そろそろお風呂に入って寝ましょうか(にこっ)」

「うん・・・(にこっ)」

先に行くねといってリツカは部屋を出て、鉤貫さんに教えてもらったお風呂場に向かっていった。―――私はスマホを取り出し、アズナに電話をかけた。

『もしもし、ユリナ?』

「もしもし、アズナ?・・ごめんねこんな時間に・・」

『それは構わないけど・・何かあったの?』

私はアズナに今日あった出来事をすべて話した。




――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――



『そっか・・・そんなことがあったんだね』

「えぇ、私は何とか落ち着いてるんだけど・・・リツカが相当ショックを受けてるみたいで・・」

『そりゃそうだよ・・お母さんが消えちゃったんだからショックも受けるよ・・・。―――事情はわかったよ、私もリツカを元気づけれるように頑張るよ(にこっ)』

「ありがとう・・・じゃあ、おやすみ、また明日ね(にこっ)」

『うん、また明日!』

(ピッ)

・・アズナに話して正解だったかな。リツカも元気になってくれたら嬉しいな(きゅ)―――あっそうだ、お兄さまにも電話しておいた方がいいかな?

(ピッ・・prrr)

『もしもし・・・ユリナか?』

「お兄さま、実は・・お母さまがジェキというやつの手下に連れていかれて・・どこにいるのかも分からずじまいで・・・」

『なにっ?!母さんがっ?!・・・・ユリナは今どこにいるんだ?』

「今は學園の生徒会長の家にリツカとお世話になっています。・・明日はお兄さまが帰ってくるまでアズナの家に泊めていただくことになっています」

『そうか・・・リツカもいるなら安心だ。・・・いいか、ペンダントは絶対に手放すなよ?』

「えっ?あっはい・・・」

『・・明日の夜には帰るからな。・・・じゃあな』

「わかりました・・(ピッ)」



































お兄さまとの通話が終わった私はお風呂場に向かった。―――お兄さまが言ったペンダントを放すなとは一体・・・どういう意味だったのかな・・

                                    END 

 

episode9

 
前書き
学校に向かうところから始まります 

 
私たちは朝起きて朝食も済ませ、鉤貫さんの車で学校に向かっています。・・リツカは少しだけ元気になったみたいでよかった

(ブゥーッ・・・)

「・・・。」

「・・・(何だろう・・この空気)」

そういえば・・私の髪が少し短くなり、どうしようかと思っていたらリツカが私のためにピンをくれた。リボンの形をしたピンで私は片髪につけた。結構気に入ってるの(クスッ)

「・・・気持ちは変わらないのか?」

「えっ?・・・あっはい」

「今夜、お兄さまがイギリスから帰って来ますから、それまで友達の家に・・・」

「不慮の何かが起きた場合、我が鉤貫家の方が安全だ・・・」

「でも・・・大丈夫です。ユリナがいますし(にこっ)」

「ふふっ(にこっ)」

良かった。リツカ昨日より笑顔になってる・・・。―――でも私たちで何とかしなきゃ、これは立華家の問題だもの・・・これ以上他人を巻きこめない。

(ブゥーッ・・・キィーッ・・・)

・・・あれ?車が止まった。・・・學園についたのかな?―――學園についたのは良いけれど、私たちはみんなの憧れの鉤貫レムの車に乗ってるから、女子たちに嫉妬されちゃうかな・・

(ガチャッ・・・)

「・・・(コツ)」

「っレム様よ!・・朝からラッキー♡」

みんな鉤貫さんのことを信頼してるんだなぁ・・・女子のみんなは鉤貫さんのことが好きなのかなぁ・・なんか余計に車から降りづらいっ・・

「・・・(スッ)」

「・・・(コツ)」

ザワザワ・・・

「・・・っ!?」

「・・・」

やっぱり、こうなっちゃうよね。・・鉤貫さんの車で来たんだからみんな私たちに注目しちゃうよね・・・

「・・・っ」

「どうした?」

「いえっ、昨夜は泊めていただいてありがとうございました!・・失礼しますっ(ペコッ・・・タッタッタッ)」

「あっリツカっ・・」

先に行っちゃった・・・。・・この空間から早く抜け出したかったのかな?・・私も早くリツカのところに行かなくちゃ

「あの、昨夜は本当にありがとうございました(ペコッ)泊めていただいたお礼は改めてさせて下さい(ニコっ)。・・私もここで失礼たします・・(タッタッタッ)」

(コツコツ・・・)

「なんであの子たちがレム様のリムジンで?」

「昨日呼び出されていたよな?」

「二年の立華リツカと双子の妹の立華ユリナだよ」

・・・みんなに睨まれてる、こんなところ早く抜け出したいよ・・

「まじっなにかやったか?(にやにや)」

「レム様にとり言ったんだったら許さないっ」

「あの立華ユリナって子、頬を怪我してるわよ?」

「レム様のリムジンで来たから罰があたったのよ(クスクス)」

(あぁ・・思いっきり叫びたいっ。そんなんじゃないって・・・)

「リツカ・・「リツカっ!ユリナっ!」・・?」

「アズナっ!」

階段の上にいたのは・・間違いなくアズナだった。・・アズナっ迎えに来てくれたのね(きゅ)

「よかった・・(タッタッタッ)心配したよっ(ぎゅ)」

「・・ごめんね、心配かけて・・」

「なんでリツカが謝るのよ(にこっ)」

私たちはアズナと一緒に教室へ向かった



―――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――


(コツコツ・・・)

「ユリナから聞いたよ・・大変だったね・・あの・・お母さんは・・?」

「・・・まだ何も」

「そっか・・」

少しずつだけど、リツカが元のリツカに戻ってる気がする。・・・昨日アズナに話しておいてよかった(にこっ)

「ユリナも中傷じゃなくてよかった・・・髪の毛短くなっちゃったね」

「いいの(にこっ)リツカが無事ならそれで・・」

私の髪の毛は以前、ジェキの爪によって髪の毛がばさりと切られてしまい、ロングから少し短いロングになっちゃったの。・・・でも少しすっきりしちゃったからいいかな(苦笑)

「・・・きっと母さんは警察が捜してくれる」

「ほんとすごいねっ、鉤貫家の力って・・・」

「うん、前言撤回」

「リツカ?」

「生徒会長のこと、昨日は最低なんて言っちゃったけど、随分助けてもらった・・・私たちのためじゃなくて、學園のためだけど・・・でもほんと助けられたから」

「・・・そうだね」



































――――アズナと会話しているうちに二年D組の教室についてしまった。私たちがクラスに入るとさっきのざわざわと違って落ち着いている。私たちは、席について教科書を出して授業の準備をした。友達は私の怪我を心配してくれたりと、普通に会話した

                                      END 

 

episode10

 
前書き
教室で授業を受けているところから始まります 

 

「"僕はもう・・あのサソリのように、本当に皆の幸いのためなら・・・僕の体は・・"」

私とユリナは何事もなかったかのように、授業を受けている。・・・普通の教室、いつもと同じ授業・・・でも、もう同じじゃない・・母さん・・

「・・・」

「・・・?(リツカ、どうしたのかな・・)」





(キーンコーンカーンコーン)




授業終わってお昼休みかぁ、私はお腹少しすいてるけど、リツカはお腹空いてないかも・・・

「(トントン)・・・はぁ」

「(リツカ・・)「リツカ、ユリナ」・・アズナ!」

「アズナ・・・」

「学食行こ?(にこっ)」

「うんっ、リツカ学食行こ?」

「うん・・お腹空いてないかな・・」

「リツカ・・」

昨日のことまだ気にしてるみたい・・。お母さまのことに関してまだ何も情報がないから、お母さまがどこにいるのかわからないから気になるのも仕方ないのかな・・

「リツカ・・こういう時こそちゃんと食べて力つけなきゃ」

「ご飯食べよ?・・ね?(にこっ)」

「ユリナ・・」

そうよ、お母さまのことで落ち込んでなんかいられないわ。私がしっかりしなくちゃ

「リツカ、ユリナ」

「「?」」

「お客さん(にこっ)・・・(コツコツ)」

お客さん?・・・あの男子生徒が?―――私とリツカは席を立ち、男子生徒のもとへ向かった。アズナも慌てて私たちのあとをついてきた

「あの・・一体どんなご用件で?」

「立華リツカさん、ユリナさん、生徒会長がお呼びです」

「母さんのこと分かったんですか?!」

「・・・さぁ」

あの男子生徒、お母さまのこと何も知らないのかな・・

「リツカ、ユリナ、私も行くよ「いいえ、キミはダメです」っ・・」

「なら、私一人でもいいですか?」

「ユリナっ?」

「アズナ、リツカをお願いしてもいいかな?・・・リツカ、お母さまのこと何か分かったらちゃんと連絡するから、アズナと一緒にいて?(なでなで)」

「ユリナ・・(私が落ち込んでばかりだから私のために一人で・・・)」

「わかった、何かあったらすぐ連絡してよ?」

「えぇ(にこっ)」

私はリツカをアズナにお願いして、男子生徒についていった

「リツカ、学食行こ?」

「うん(母さんのこと分かったら連絡するって言ってたから大丈夫だよね)」




―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――


ユリナside

~第三図書館~

・・・またここに来ることになるなんて。・・でもリツカを安心させたいもの、お母さまのこと少しでもわかったらいいなぁ・・

(コツコツ・・・)

「では、私はこれで・・・(キィー・・)」

(バタン)

「・・・?」

あれっ?・・鉤貫さんがいない・・・。呼んだ本人がどこにもいないなぁ、見た限り生徒会副会長の楚神さんと書記の南那城さんと会計の棗坂さんだけみたい。

「あの・・鉤貫さんh「ワンワンッ」・・あらっ?」

ポメラニアンの犬が鉤貫さんがいつも座っている机の下からトコトコと歩いて私の足むとにすり寄って来た。このワンちゃん確か鉤貫さんの家にいたような・・

「学校に来てるの?(よしよし)」

「クゥーン・・」

「ふふっ(にこっ)・・「こんにちわ、蝶々・・(スッ)」・・?」

バラ・・?―――犬を撫でていたらバラの花が目の前にあって、何事かと見上げたら白い制服を着た楚神さんが立っていた。

「楚神さん?」

「覚えててくれたのかい?また会えて嬉しいよ・・・もう一人の蝶々はどうしたんだい?」

「リツカは友達と一緒で・・・私だけここに(苦笑)」

「そうなんだ・・レムに呼ばれて来たんでしょ?」

「はい、そうですが・・・」

「ねぇ、レムなんか捨てて僕を頼りなよ、思いっきりドキドキさせてあげるからさっ」

「えっと・・///」

かっ顔が近い・・・楚神さんはすぐ恥ずかしいことが言えるんだからっ照れてしまうよっ//

「照れてるのかい?・・ははっ、可愛いなっ」

(コツコツ)

「やめなよ、ウリエ。からかうなよ・・」

「あっ・・」

この人は確か口癖がゾクゾクするねぇとかって言う人だったかな?

「オレのことも覚えてくれてたんだ・・。レムから聞いてるよ、可哀想にね・・。俺に出来ることがあったら言ってね」

「棗坂さん・・・はいっ(にこっ)」

棗坂さん、ちょっとおかしなところはあるけど、根は優しいのかな・・?

「相変わらず、気持ち悪りぃな、シキはよぉっ・・・(ガシッ)」

「へっ?(グイッ)きゃあっ!」

「頼るなら、このオレ様にしておけっ」

「なっ南那城さんっ///やめてくださいっ///」

なっなんなの?!急に引っ張られた上に、顎クイされたら顔真っ赤になっちゃうよ//































―――わっ私どうなっちゃうのよ(汗)早く鉤貫さん戻ってきてよぉ!!

                                     END