魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築


 

夢のような本当の話

 
前書き
また書き直しですがよろしければお付き合いください 

 
 きっと誰もが夢見る話。
あの世界にいけたら、イケ面なら、またはお金持ちなら、いつも思っていたりする。
また女性だったらとか、あんな能力あったらとか妄想する事もしていた。
誰もがと言ったが俺自身はそう思っていた。
だけどそれが現実になったら・・・・俺の人生はきっと変わるだろう。
そう思う人も多いのではないのかな・・・


 今現在俺は真っ白な部屋にいる。
ここはどこかはわからないが、俺の服装は上下ともに白い服を着ていていた。
そうまるで病院に入院をしている感じにも見える。
頭に白い鉢巻をつけたらあの世の人の仲間入りかも
飾り気の無いベッドで目が覚めた。

 まるで病院と思ったのは、ここには入り口が見当たらないからだ。
普通部屋には出入口があるはずなのにそれが見えない。
まさか、拉致された。
とは言っても何にもとりえのない人間が俺だ.
人脈も金も何もない俺なんか拉致っても得なことは全くないから違うと思いたい。
あれ、日本人って人気あったっけ?
でもそれは、日本人女性だったよな?

 記憶ははっきりしている。
名前は、池田 丈
年齢は41歳。
性別は男性。
周囲からはジョーといわれているが、
まぁここでは割愛してみよう。
ここまでの記憶は大丈夫。
ここにいても暇だから、
少し時間もあるみたいだから現状を把握するために思い出せる範囲でいいから思い出してみよう。
何かきっかけがあるかもしれない。
そしてここから脱出しないとな。
いつまでもこんな得体のしれない場所には居たくない。
本当に、この年になると慌てなくなるなぁ。

 えっと、派遣で仕事をしていたが、40の境になって、勉強がしたくなって大学を目指していた。
そして今日、大学の合格発表があって見に行ったんだよな
無事大学には受かっていた。

 歓喜の雄たけびを上げて周囲に冷ややかな目で見られたのは恥ずかしかった。
なにせ20代前後の若者が多い中
おっさんの吠え声。
穴があったら入りたい心境だったなぁ
久しぶりに赤面したよ。
あまりの嬉しさに浮かれて帰る途中で、自分に祝杯をするために、コンビニで買い物をしようとした所で、
周囲が騒がしかったから野次馬をしに行ったんだった。
これが間違いだったのかも
でもあの場面に差し掛かったら誰でも行くんじゃないかな。

 見物を見たら、刃物を持った怪しいおっちゃんが、幼女に向かって刃物を振りかざしていたから、
無意識に体が動き幼女をかばった。そのまま俺はナイフに刺されてしまった。
でも首相撲をしながら膝蹴りで相手の腹を何度も打ちつつけたんだけれども・・・

 あれ?
そこからの記憶が途切れてる?
そんなことを考えていたら、前のほうが視界が揺らぐ? 

 目の前に怪しい白い爺さんがどこから入ってきたのが分からないが入ってきた。
確かにいなかったはず

「爺さんここは一体どこなんだ?」

「動じておらんな。じゃがわしは爺さんではない。わしは神じゃぞ~!!」

 やべぇ、俺もしかして精神病棟にでも入れられたのか
だから患者に解らないように出入り口を作ったのか

「おい、誰が精神病棟じゃわしが神じゃ。」

 リアルで神とか行っている人始めてみた。
いや、まじで。
あぁでもボケ老人だったりして

「はぁもういい おぬしは死んだんじゃ」

「は? 死んだ・・・ 生きてるじゃねえか!」

「なら聞くか あんなに深くナイフを刺されたら意識不明の出血多量になるわ」

「いやいやそれ困るわ、俺今日大学に決まったんだよ。それに結婚もしてないのに・・・」
 
 落ち着いて考えたら、たしかに、刺されて出血多量なら死んだのかもしれない。
でもこんなに意識や行動できるのに死んだと考えるより夢でも見ていると認識した方が理にかなっていると思う。
まぁ夢でも死んだといわれたらきついものがあるなぁ

「そこでじゃ もともとおぬしはあそこで死ぬことは無かったし、事件もそこまでふかくなることはなかったんじゃ」

「えっと 俺無駄おり損だったわけ?」

 これによく似た話を聞いたことある。
そうだ幽白もこんな風に始まらなかったっけ?
子供助けたあたりもよく似ている気がする。
いうことはパターンからして幽霊で善行をして復活するってあたりかな
 
「外れじゃ。まぁおぬしは良い事をしたがでも、命は奪われてしまったそうなったらいくらわしでも
干渉が出来ないのでお主には今から転生をしてもらう」

「は?転生・・・ふ~ん必要ないかな」

 夢につっこんじゃいけないが、俺は今まで約40年生きてきた中で誰にも認められず寂しい思いをしてきた。
いうことは転生してもまた同じこと繰り返すとなると遠慮したいなぁ。
それに人生は一度きりんだとも思っているし、良く生まれ変わりとか聞く話だが今の事を覚えていなければ
良い人生送ったとしてもそれは俺だと言えるのか?
違うだろ

「まあいい。おぬしの転生は決まりごとじゃ。そしてお主には海鳴市に転生してもらう」

 ????
当たり前だがこの日本には海鳴って言いう地名は無いはず。
でも俺はその地名を知っている。
その都市はあるゲームに存在する名前だ
やっぱり夢だったのかと思う。
ゲームの世界に転生だからやっぱり夢で間違いない。
これってよく言う二次小説にあるやつかな
ネットの小説や同人とかで見たことある

「いくら少し護身用を覚えていても今のままじゃ厳しいことじゃろう。と言うことで何か欲しい物があるかのう。4つまで相談に乗ってやるぞ」

「ほしい能力を4つくれるって?」

 もう夢決定なら夢なら存分に言ってやろう。

「それはその世界の物しかいけませんか?」
 
 それならそれで考えないといけない

「おぬしの記憶にあるものなら何でも可能じゃ」

 4次元ポケットといいたいが今記憶の中にあるものって言っていたから
秘密道具詳しくないのでこれにしよう

「1つ BASTARDに出てくる呪文、技を使えるようにしてください。
 基本設定D・Sで、
 2つ 自分がかかるBADな効果を受けないようにしてください。
 たとえば毒とか時間停止とか魅了など
 3つ 昔作ったTRPGに出てくるスキルや道具を下さい」

 このようにしておけば
TRPGは現状でも使えることも多いし
呪文や技が使えるのはすごい魔力込みではないと使えないものが多いので
まぁ魔窟の海鳴でも基本大丈夫だろう。
あと1個は思いつかなかったなぁ

 あそこの町って夜の一族に、忍者、暗殺集団に妖怪に退魔師、戦闘民族
夢なら欲しかった物を言っちゃえとこの時は思った。

 一番好きな主人公は人としては・・・だけども
マジな時のダーク・シュナイダーは尊敬で格好良いから
夢の中ぐらい夢みさせろって

「にこポやなでポじゃ無くていいのじゃな」

「なんですかそれは?また新しい言葉かよ」

40代ともなると今時の言葉がわからねぇ
新手のギャル語か何かか・・・

「人をなでられたり、微笑んだら相手の異性を落とすスキルじゃ」

 自称神とか言うじいさんが説明をしてくれた

「いらない確かに俺はもてなかったけど強制にさせるのも嫌いだから何で聞く」

「まぁ大丈夫じゃな。3つだけだから一つわしからプレゼントを差し上げよう」

 プレゼントなんていつ以来だ。
嬉しいね。まぁ夢だけど 

「そろそろお別れの時間じゃ
 次の人生を楽しんでくれ」

「夢だったにしては面白い夢だった。またあえたら会おう。一応世話になったな」

「さらばじゃ。そうそうプレゼントの一つじゃお主が生前求め取った女性になりたいという願望かなえてやるぞ」

「いやいや妄想だから・・・夢だからこれもありか!ありがとうな夢にしちゃ面白かった。」

 与えられたのは人以上の能力と違う世界での新たな人生
あなたの幸せを探す旅が今始まります。 
 

 
後書き
言うわけで3回目の手直しになるこれ
でも今書いているエトランゼはこのまま続けていきます
真説の方はやめにしました。
 

 

夢の話だと思っていたが本当の話だった

 あの出来事から、俺の記憶上では、約5年の歳月がたっていた。
そうあの夢は実は現実だった。
まさしく現実は小説よりも・・・・って感じだ。
もう少しまじめに対応すればよかったかなと思うがしかなない。
神様も粋なことで、記憶が出てくる4歳ぐらいから意識がはっきりしてきた。
だから正確にはあの出来事から数えで9年の時がたっていた。
なかなか思うように動かない体や、以前の知識が少し欠如って言うのは多分、変にならないためのお手伝いってことだろうと思う。
もしそれ以前に記憶があったら自殺をしたいぐらいの羞恥心だと思う。
若い女性におしめとか変えられるんだよ記憶があったら死んじゃいたいって

 家の構造は、父、母、俺の3人家族
絵にかいたような幸せの家庭俺にはすごくもったいない家庭だと思った。
父親の隆行さんは商社のビジネスマン
母親の栞さんはロリ顔の専業主婦

 この5年間すごく充実した平和で穏やかな世界だった。
以前の俺の家庭は南條家とまったく逆の家庭だったから
育ちや生まれは海鳴では無く、昨日ここ海鳴に引っ越してきたけれど、風力発電で電力をまかなっているエコロジー都市の風都だったからびっくりした。

 なぜならそこは、仮面ライダーWの舞台だから、5歳ぐらいに風都の中を探検したら、海鳴探偵事務所はあってびっくりした。
名探偵のオヤッさんはいたけれど、左翔太郎は見当たらなかったから多分?まだ仮面ライダーWは無いみたい。
もしかしたらこの世界に仮面ライダーは存在しないのかもしれないけれど・・・
 
 今までわかったことは、
俺の名前は 南條 綾、旧姓 池田 丈。
年齢 8歳今年9歳になる小学生3年生になる。
4歳記憶ないとして引いたとしても、現在実年齢44歳
当たり前なんだけど今の親より年上だ。

 身長は150あるから小学3年にしてはかなりでかい。
中学生とよく間違えられるぐらいの身長
確かにD・Sのようにしてくれといったが、髪の毛は銀色のロング
怪しいアニメの世界でも銀髪は今のところ俺ぐらいだ。
神?の言う通り女の子になっていた。
これで今世も恋人はできそうもない。
だって、男だったのに男と付き合う無理
でも女の思考になっていってそのうち男性を愛するように・・・
考え付かないな・・・
確かに恭也さんや士郎さん、赤星さん、相川さん、槙原さんは良い男性だと思うけれどね。
それよりも魅力的な女性が多いし、出来れば女性とお付き合いしたい。

でも、俺自身魔力はむちゃくちゃある感じだと思う。 
最初っからすべての能力が使えないようになっているみたいだ
試しに幼少のころ爆裂(ダムド)の呪文実験をしたら簡単に疲れたり、
分身を使用したら、全身筋肉痛になったりしたので基礎訓練をかなり行っている。
昔見た漫画にあった。
ドリームノートみたいな感じかな
自分を高めないと宝のくされってなのかな
まぁ基本平和だから使用しないことに越したことない。
自分から騒動に巻き込まれない限りは。 
魔法が存在するって言っても、原作介入するといっても、なのはは非暴力主義だし、恭也さんとか強いし、なんとかなるだろう。

 話し変わってコナンってすごいね。
勿論2次元の話だけど
小学校精神的にストレスがたまる。
いまさら1+1=2とかありえないでしょ
今日この海鳴市に来たばっかりだから、町を把握のために散歩していた。

 海鳴市
結構いい街っぽい。
自然が豊かで繁華街は少し活気があるし、
俺自身町探索のついでに散歩をしていたら
どうやら外れの方に来てしまったらしい。

 あんなところにいかにも潰れた工場がありやがる。
子供のころは秘密基地って言って遊んだ記憶があるな
今の年齢ごろか、あれは・・・
そんな懐かしさもあって近寄ってしまった。
まさか 俺の平穏な時間の終わりを示していた。 

 

平和な日々から波乱の日々への始まり 戦闘はお披露目ですよね

 風都は、風が止まらないすごく住みやすい町だった。
海鳴も海と山がある自然が多い町で、俺は引越ししてきたばかりだがかなり気に入った。
はじめての町は探索もしたくなって、散歩がてら外に出た。

 そして、少し寂れた海辺の工業地を歩いていたら、
なんとなくあぶない刑事を思い出し、
危ない刑事のエンディングように走って雰囲気を楽しんでたら、
怪しいワンボックスを発見。
あいにく生前車に興味がなかったから車種まではわからない。
昔なら絶対に近づかないであろうが、
思考が童心になっているので、好奇心旺盛な俺は警戒心ゼロで近づいて・・・気を失ってしまった。
 
 気づいたら縛られていた。
現在捕まっています。
こんなの簡単にはずせるのだけど、なにかの事件に巻き込まれたって所か
平和な世界だから気配忘れてた・・・
今まで平和だったのに・・・流石魔都海鳴ってとこなのかな
まぁAPTX4869を飲ませれないだけましかもしれない
周囲を確認したら幼女が二人縛られてた。
一人は金髪
一人は紫の髪の女の子

 一人は勝気そうな女の子で
もう一人は深窓の令嬢
見た感じ服装もいいもの来ているから
営利誘拐に捕まったのかな?
とらハにこのようなキャラいたっけ?
猿ぐつわされてないから会話はできるっぽい
とはいえ2次元と3次元だから雰囲気が違うってことも・・・

「ハァ~…」

 本当にとちった。
これ絶対に厄介事+脱出のプランの成功率が低くなったって感じ。

「あ、あの・・・?」
「ん?」

 紫の髪の女の子が話しかけてくれた
助かる。
どうやって話しかけようか悩んでいたところだし

「ごめんなさい。私たちが誘拐されたところに居合わせたから貴方まで・・・。」

「気にしないで、好奇心でそうなったわけだし、言ってみれば俺の不注意」

 いざとなればこんな縄すぐにほどけるし

「!?」
 
 二人はびっくりした表情をしている
見た目は子供だが、いい年したおっさんが、幼い女の子に文句を言っても始まらない
言葉使いの俺だけはなかなか治らない。

 すこしだけ動きますか
盗賊技能で縄抜け
そう言って俺は椅子から立ち上がり様子を見る

「アンタ、手の縄どうしたの?」

「抜けた、あんなやり方なんてすぐ抜ける。トーシローだね。」

TRPGの技能があってよかった。
無くても忍者マスターガラの技能でなんとかなったと思う。

 やはり攻撃一辺倒な能力じゃなく
このようなこともやはり役立つ。
でもすこし変に肩を動かしたからすこしからだがいたい
身体的にはかなりマイナスだよな
体力面では流石にね
ま、縄を抜けれたからよしとするか。

「・・・さて。連れて来られたみたいで、ここは二階ね。それに窓も無し」

 どーしよっかな・・・?
いつの時代なのかな
3だったらいいけれど
それ以外の時代ならだれかいたっけ
リスティの警察協力は3だったし
陣内さんは良くわからないし
神咲薫さん退魔師だから関係なしで
御神や不破は・・・1や2の時代ならあるのかな
でもいたとしても関係性がないからなし
こんな時風都ならおやっさんが来てくれそうだけど
はぁ~やはり自分で何とかするしかないのかな?
あまり目立った行動はしたかったんだけど

「ちよっと!私とすずかのも切りなさいよ!」

「はいはい!」

こっちの紫の子はすずかというのか

「アリサちゃん・・・」

 金髪の勝気そうな女の子は「アリサ」
アリサ…アリサどっかで聞いたような名前だけど
いたなぁアリサ・ローウェルって
だけどアリサ違いか
確か友人居なかったはずだし
亡霊じゃないしね
シチュはよく似てるか
はぁ・・・でもすこし静かにして欲しかったなぁ・・・こんな大声出されたら・・
すずかって子も気づいたからああいったんだろうなぁ

「なんだ?今の物音は?」

「き、貴様!どうやって?」

 音を聞き付けて多分見張りの人達がやってきちゃったね。
そりゃそうなりますよね
俺は下に無造作に落ちてあった木の棒を走りながら摑んで、男に向かって鳩尾に攻撃をした。

「ぐらぁ!」

 気絶攻撃技斗月(とげつ)
今回は上手くいったみたいだな
当たり前だけど気絶しない場合もある。
気絶しなくてもいたいのには違いないのだけど

「でも厄介なことになりそう」

「どういうことよ?」

「気づかれちゃったから」

「気づかれずになるべく立ち去りたかったけれど・・・」

 ある程度の人数ならなんとかなる。
俺自身チートだし、
ただ面倒な事にはあまり首を突っ込みたくなかっただけだし
俺の言葉で二人は一斉に口を閉じた。
静かだな。
どうやらあそこで伸びてる人達以外には気付かれちゃいない。
結構広い倉庫ってことはわかったぐらいか

「ど、どうしようアリサちゃん・・・。」

「大丈夫。きっとすぐに助けが来るはずよ・・・。」

 事態が事態だからか、二人は弱々しい声を漏らしている。

「二人とも、ここで待っていてほしい絶対に動かないでね。」

 偵察とここから脱出できるルートが見つかるか探しに行かないと
コナンがいつも言う気持ちが本当にわかるよ
コナンなら動くんじゃねーぞてめえら
よく考えると彼口調が汚いよね
育ちがいいはずなのに

「ちょっとお姉さん!?何考えてんのよ!?」

「そうだよきっとお姉ちゃんたちが探してくれるはずだから…」

 そうだよね
この状況では子供だろうと大人だろうと摘みゲーに近いし
力があるなら使わないとね
お姉ちゃんが来たら人質が増えるだけでしょ
でもとらハの女性陣は強い人が多いけれど・・・
愛さんとか小鳥とか来たらアウトだけど
力を持っている元男なんだし何とかしないとね。
お姉さんねぇ・・・身長から言ってそう感じても仕方ないか

「多分まだ助けは来ないと思う。外の動きもいまだ無いしね。
まってても事態は悪化する可能性もあるから、様子だけでも調べに行こうと思うの?
私って意外とすばしっこいのよ。だから大丈夫」

 にっこりと安心できるように微笑む
慣れてきたとは言え自己嫌悪してしまいそう。
二人を安心させることが第一

「そ、それはでも・・・」

「なら絶対に無事で戻ってきなさいよ。」

「行ってきます。」

 俺は背中を見せVサインをして歩き出した。
俺の魔眼では助けはまだのようだし、ここで待っていても、
助けがくる前にアリサがいるってことは
ローウィルエンドなら・・・最悪犯され殺される可能性だってある。」

 それは目覚めが悪いな
特に、偶然現場を見ちまった俺は口止めとしては殺される可能性もあるはず
ここは普通の都市ではなく海鳴
ゲームでは忍者がいたり、吸血鬼などがいたり、超能力者や霊能者、のちには魔法使いが生息する魔窟の都市なんだから余裕こいてちゃ危ない可能性もある
そのせいでこのような面倒くさい事にもなってるし…
いくら特殊能力が豊富でも使用回数が限られている今の自分には余裕をこいていることはできない。
それにこの特典をもらって気づいたが、神経は以前と変わらないからどこまで意思を強くもって行えるかが
今の勝負の鍵だと思う。
生き死にの戦いなら分が悪い
殴るけるなら
格闘技をやっていたからまだ耐性のはあるが
人を殺すかもしれないことは、
現代日本人には絶対に精神的ストレスが多くなり不利になることはわかってる。

あっ忘れてた。
見張りが来たせいですっかり忘れていた
少し先ほどの少女の所まで戻った。

「そうそうとりあえず縄だけ切っておくわね。」

 盗賊7つ道具の一つで縄を切って
これで自由になりました。

「どこから出したのですか?」

「手品だと思ってくれたら良い。」

 二人とも自由になった腕を軽く回したりして
異常が無いかどうかを確認する。

「ありがと。」

 アリサと言われていた女の子はそっぽを向いてお礼してくれた。
これがツンデレっていうやつなのか初めて見た。

「本当にありがとうございます。」

「多分あざとかはならないかもしれないけれど、マッサージなどはしておいたほうが良いから」

 ここからなら下は見えないから、魔法で偵察も良いけれど
ここで戦ったらこの子たちもいるからめんどいので下に行ってからゲリラ戦で戦いますか?

「無理しないでね」

「気をつけてください」

「はいはい、大丈夫だからそこで大人しくしていてね」

 俺は少し歩いてから扉が見えたので、力ある言葉を発した。

沈黙(サイレンス)

 この呪文は音を消す呪文で扉の音が出ないようにする
そして俺は扉を開いた。
部屋の外は、倉庫でもある場所だから
多少、所々が老朽化して錆びているような箇所もある。
使われなくなって何年もしているのかもしれないな
多分このつくりだったら向こうに階段があった。
伊達に派遣で工場勤務をしていたわけじゃない
大概作りってよく似てるよなぁ

「階段下に見張りは、いない」

 音を立てずに歩く技術が盗賊スキルにあるから、
こんな時は本当に役に立つ。
すこし様子を見ていると、向こう側から人の声が聞こえる。
容姿は外国人が多数で会話も日本語じゃなくドイツ語か

「さっきの娘達どうするんだろうな」

「目的の娘は人質だが、あとの二人は何かにするんじゃないか」

「全部終わったら売るかもしれないしなぁ」

「その前に俺達にも楽しみをくれないとなへへへ」

「身長の高い奴はちょうど使えるんじゃないのか」

 これがまぁ100歩譲ったとしてアリだとしても
全員10歳以下の子供だぞこいつら
日本人は童顔って言われてるからって無理あるね。
でも身長から言ったら俺だけは大丈夫だと思われても・・・
ぞっとする考えを吹き飛ばしながら様子を見ていた。

 やはり営利誘拐の線か
それからすこしして下の男達が離れていく
やばいな
マジ、ローウィルエンドになってしまう

 ドガンッ!

 行き成り俺の後方から大きい音が後ろから聞こえてきた

「何の音だ~」

「調べに行くぞ~」

 当たり前だが俺のミスではないな!!
いやな予感がする
こんなときの予感って当たるんだよな
観念して後ろを向くと
そこには愛くるしい2人の
小悪魔がいた
先ほどの女の子二人がそこにいた

「ん~」

「大丈夫アリサちゃん!?」

 コナンのベイガーーストリートの亡霊のパターンでちょっとやばい

「おい、餓鬼が逃げたぞ~!」

 前方に警備と思われる男がこちらを見て大替えで伝えていた。
くそ、さらにヤバいタイミングでばれた!!
ここで次にとるべき一手は…!

俺は先ほどの木の棒を使い警備の男に走って近づき戦士技能の一つ
『斗月』(とげつ)を使いみぞおちあたりを突いた。
目の前の男はモロくらい前のめりで倒れたって言うか死んでないか?
息はしてるっぽいから大丈夫そう。

 俺は後ろを振り向いて2人の手をとり上に逃げる。
先ほど途中の通路にあった窓をけり壊し、
2人の手をとり飛び降りた。

「「きゃあああああああああああああああああああああああああああああ」」

 俺は自動落下中に力ある言葉を発する

浮遊落下(レージェント)

 悲鳴が大きいので一瞬手を離すところだったか何とか放さずにすんだ
自然落下しているはずがあくまでゆっくりとフワッと地上に降りた。
この呪文は落下する速度はゆるやかなものにすることができる
非常に便利な呪文でもある。
たしかアビゲイルが使用した呪文だったかな

「着地っと」

「何なの今の~」

「メリーポピンズ!!」

傘があれば完璧なんだけど多分
わからないよね。
俺が生きていた時代でも50年前だったから、もしこの世界でもあったとしてもそれ以上は経ってることだしね。


「ふが~」

「でもごめんね!ちょっと厄介なことになりそう」

「え?」

「ちょ、ちょっと!どういうこと?」

 知覚力は半端なく生前よりも上だから
ビシバシ来るね。隠れているのがはっきりとわかる。
ばれても構わない態度なのかな。
後ろは丁度壁だから良いけれど
犯人は誰かな

「鬼さん出てこない?」

「あはははは下等生物のくせに気づいたかああああああああああ」

「氷村の叔父様…?」

「なに、すずかの叔父さんなの?」

 うげっ
氷室ってあの氷室
人類の敵ジャン
たしかとらハ1に出てきた人
夜の一族絶対主義の人だったかな
っということはこのすずかっていう子は夜の一族か
こんなこいたっけ?
俺が知らないだけの可能性もあるか。
とらハ4でも出ていたかな
大人の姿だからわからんかった。


 真っ白なスーツに身をつつんだいかにもナルシスト抜群
そして肩脇に感情の無いメイドさんがいる
その後ろにメイド部隊と周囲に黒服がいる状態
もう殺陣が出来そうな状態でも2人を守りながらだと多分きつい
あれは多分イレインそして周りはオプションか

 営利誘拐じゃなく
月村・綺堂の権利剥奪の人質か
周囲に人気(ひとけ)は無し
限界までまってみたけれど
応援なし
まぁ動くしかないかな

「おじさま、子供3人をこれだけの大人数で囲むには大人気ない?
そして姪っ子を誘拐なんて人としてモラルがなっていないのんじゃないの」

「下等な人間と一緒にするなぁあああああああああああああああああああああ
われらは貴様達とは違うんだよ。
頭に蛆虫(うじむし)がついているようなメス豚のお前達にも理解できるように教えてやろう」

「氷室のおじ様やめてください。お願いですからぁ」

「す、すずか!?」

「われらは夜の一族。勿論そこにいるすずかも同じわれらは貴様達人より。長寿で力もあり、頭脳面積な一族なのだ~」

 いやいやその台詞で頭良いといわれても信じられないです。
バンパイアってこんなのかな
BASTARDでもダイアモンもこんな感じだったし

「あ、あああぁぁ……!」

「・・・・・」

 まぁ魔窟海鳴だったらこんなの日常茶飯事だと思うしアリサは目が点になっているし

「どうだ!?分かっただろう!お前たちのような下等な人間とは違い、
超人的肉体を持ち、血を求め人の生き血を吸う選ばれた種族!それが僕達、夜の一族なのさッ!!」

「いやぁ…言わないで…言わないでよぉ……!」

 すずかの泣き声が響いてくるそれはすごく悲しみの声
女の子を泣いているのはきついね
少しこいつに話をさせすぎたのかもしれない

「さあどうする?貴様の仲良しこよしなお友達は、貴様らの世界で言うバケモノだったのだ。
どんな気分だ~、裏切られた気分か?信じられない気分かぁ~」

「それが何!!まぁあんたが言ったようにすずかが吸血鬼って言うのは仮に本当だとしてもこの世にはHGSなんてあるし、科学で解明されていないこともあるでもそれが何?」

「!」

「言っておくけれどすずかは、わたしの大親友の女の子すずかは、誰よりもやさしくて人を思いやる心は誰にも負けない。あなたとは違う。あなたみたいに子供をさらうだけでこんなにも人がいないと何にも出来ないような人に、わたしの親友のすずかと一緒にするな。このヘタレナルシスト」

「アリサ・・・ちゃん・・・。」

 この子めちゃ格好いいじゃん
すげえ啖呵をきったなぁ~

「きっと言えなかったんだよね、でもすずかは今までどおりわたしの親友なんだからね」

 金髪の少女アリサはそっぽを向いて言っていた。
やはりツンデレなのか?

「ありが、とう・・・ありがとうッ・・・!!」

 すずかは悲しみの涙から歓喜の涙になっている

「な、なに水臭いこと言ってんのよ!私たちは親友じゃない!」

 この二人のことはすごく感動的だよね

「おいそこの下等生物。俺のことを馬鹿にしたのか、そうなんだろうもう許さん
そこの女、そいつらを渡せば貴様だけゆすしてやる」

はぁ~見くびられたものだ
犬畜生でも自分より格上だと感じたのなら歯向かわないのにこいつには実力差を感じることが出来ないのか?
俺は二人のほうを見たら二人は抱き合って震えていた
もしかして引き渡されるって思ってる?

「ワハハハ・・・
俺、そんなに怖い人に見える?すこし残念だよね。でも先ほどの二人の友情には感動したし
おじ様あんたの負け
この子達の勝ちよ。
何故なら、先ほどまでと違って本格的に俺が手を貸すことにしたよ。」

「「うそ!!」」

 少女二人ははもって言っていたがそこは無視

「なんだ~少しは何かやるそうだが、これだけの人数で何か出来ると思っているのかぁああああああああ」

 雑魚が何人そろっても一緒でしょう。
普通では無理だけど、数の暴力って言葉があるぐらいだし
能力者ならその他大勢がどんな結末を受けるかはショッカーの戦闘員を見てればわかるでしょうか!

「わたしも一言言っておく。
この子も言っていた様にこれだけの人数がいなければ、大きな台詞を吐けないんて、
ヘタレナルシストといわれても仕方ないな。選民主義の選ばれた人さん」

「僕のことを一度ならず2度までもヘタレナルシストなんていいやがったな!
もう我慢ならん。最後に遺言だけ聞いてやる。行け野郎共とオートマーダー達!」

 イレインもいるから余裕たっぷりですね

 まず男達が俺達のほうに襲ってきた
まぁセオリー通りだから余裕を持って行動開始
二人を後ろに押しやり自分が前に立ちながら呪文を発動させる言葉を唱えた。

「スー・キー・スー・ラー・ツー・シュー メガ=メガデ」

「こっちの餓鬼さっきはいい啖呵言っていたのに念仏唱えてらぁ」
 
 そして、男達の手が俺達に触れようとした瞬間
俺は力ある言語を発す

等活地獄(ソドム)

シュパパパァアンッ!!!

 瞬間、群がる男達の5指全てが舞った


「――――え?」

「……?…………え?」

 2人は揃って疑問の声を上げた。

「俺の指があぁあああああああああああああああああああああああ」

「うぎゃぁあああああああああああああああああああああああああ」

 数十人の獣の様な合唱が、野外に木霊する。
殺すと目覚めが悪いから猿猴(えんこ)で許してあげるよ。
まぁやくざ映画とかで出てくる指詰めだけどね。
画像的にやっぱり精神的に来るね
これで終わらないかな~

「二人共、私の後ろから出ないでね?今度はお願い聞いてね」

俺は二人の方を向いて話しかけた

「後ろっていっても、危ない!」

がきぃ~ん

「それぐらいの攻撃では私の(シールド)を貫通する事は出来ないよ」

 今にも手に持った刀を振り下ろそうとしてる無表情なメイドがいた。
今から使う呪文は自動人形だから大丈夫。
俺は、地上に手をかざし力ある言葉を発す

『礫峰槍把(ドラッシュ・ガン)』

ズバシュ
地面から鋭く尖った岩を突出してメイドを串刺しにした。
そのメイドたちは体からボルトやらビスやら飛び散っているので
やはり自動人形だったと確信。
ロボットだから大丈夫かと思ったらやっぱりえぐいね。

「俺の自動人形が……」

 氷村は俺が倒したメイドを見て信じらないみたいだった
そりゃ普通からしたらそうだよね
でも俺普通じゃないし

「お、お前等何してるッ!?銃なら大丈夫だ。コイツを撃ち殺せぇええッ!!?」

そして俺はまた力ある言葉を発する

『飛び道具保護(プロテクションノーマルミサイル)

「撃てぇえええええッ!!!」

 氷村の叫び声に呼応して、弾き出される大量の弾丸。
今度こそはやばいという顔のお二人さん
でもこちらに届く前にすべての弾丸は下に落ちた

 さすがにバスーカーとかなら
壊されるかもしれないけれど
まぁ普通のチャカなら防いでくれるはず.

「バ、バカな……」

その光景を受け入れられない者が居る。

「……貴方は、一体――」

「えっと自己紹介してなかったな?」

後ろからの質問に振り向きざまに

「私の名前は綾 南條 綾」

「・・・南條」

「・・・綾さん」

 俺は今の状態で格好良く自己紹介をしたと思う。
っていいながらも、まだ警戒は解いていない

「小学生の女子供泣かせるとか、普通では信じられないよね。
貴様の心と体に恐怖の2文字を刻んでやる」

 そして指を相手に向けて俺はこのように言った
風都にいる探偵のおやっさんのまねをして

「さぁお前達の罪を数えろ」

「下等生物のぶんざいで~調子こいてんじゃねえぞ。
舐めるなクソガキッ!!お前等何してるッ!!相手はやるっていってもガキなんだぞッ!?一斉に掛かれッ!!」

 氷室は指差しながら手下に向かって盛大に喚き散らしだす。
いい加減本人が動くということをしらないのかね

「し、しかし……」

「あんなワケ分かんねぇガキとやれってのかよ……」

 黒服の皆さまは少し後ずさりしながら話をしていた。
まぁ俺は普通の人間なんだけど、魔法を使用しているから、普通とは違うか
わかっていたけれど前にい自動人形(オートマーター)って女しかいないんだね
格好メイドさんだしね

 手下達は氷村の指示があったが
ためらって一向に動こうとはしなかった。
まぁそれが普通だ。
見知らぬ技術を見れば、なんだって恐怖を感じるのが人間だ

 その時上のほうに殺気を感じたのはこのすぐ瞬間だった
アリすずを抱えながら加速(ヘイスト)の呪文と肉体強化の呪文
同時並行
コンテナの陰から飛び出した一陣の影
そのままいたらお陀仏間違いなかった。
 
 いたところをみたらクレーターになっていた。
あんな化け物と戦っていられるか面倒くさい。
いうわけで三十六計逃げるか価値ってね。
俺は二人の手をつかみ逃げ出した。
その時に煙球を投げつけてそのすきに脱出

 黒服の人たちは状況が理解できずにまだ立っていただけをだったので
とりあえずは逃亡成功

 かといってこの二人を安全な場所にもって行きたいところだけど、
しかしまずいなヘタレナルシストはまだしもイレインの戦闘能力はちとやばい。
俺一人ならチャラいけれど、2人もいるとなるとやはり勝手が違う
こんな時援軍が来るのがいいパターンなんだけども

「すずかッ!アリサちゃんッ!!」

「すずかお嬢様、アリサお嬢様」

 チャンス到来かな

「お姉ちゃんとノエルさんの声だ!」

「これできっと大丈夫ね」

 お姉ちゃんとノエルってぇともしかして忍の妹
原作に出ていなかったからどういうことだ
やはり噂の4の時代かも
声も何となく違うようだし
話全然わからないけれど、なんとかなりそう。
魔眼で確認
方角はあっちで確かに忍のような気がする。
細かいことは後で

「なら合流しようか?まだ体力はある?」

「大丈夫です!」

「ここで動かないとどうにもならないでしょ」

「ちっ」

「行くんでしょどうしたのよ?」

「望まないお客さんのほうが早かった」

「下等種族は逃げ足が速いな~」

 氷室とその後ろにイレインとオプションらしきものが来ていた。

「いえいえヘタレナルシストさんのいう選ばれた種族がたいしたこと無いようだけですよ」

「貴様だけは殺す!行けイレイン」

「・・・了解。」

 俺はその間に取られていたリックを自分の所に転送
その中からどう考えても容積に入りきらない日本刀を取り出した。
周囲が驚いてるけれど知ったこっちゃない

『着火』

力ある言葉を発すると刀の刀身から赤く染まりだした。

「だれから消し炭になりたい?」

 氷村の隣にいるイレインは
右手を前に降りかかった瞬間
後ろにいた自動人形が一斉に襲い掛かってきた。

「貴様らからか?鉄くずになりやがれ~、それと二人とも目をつむっていろ、
絶対グロくなるから」

『爆炎障壁(ガンズン=ロウ)』

 巨大な炎の障壁がでて。
この刀神刀夕姫の効果で威力も増大
襲ってきた自動人形は炎に焼かれている。

 そして俺は続いて

「メーノー・シルマン・ゲイオ・ブ・バビロン」

力ある言葉を唱え

『魔弓閃光矢(レイ・ボウ)』

 ズバッ、ズバババババババババアアアアアアアアアアアアアン
古代神 ブラック・モウの力を借りたエレルギー矢
必ず当たるこの矢は威力抜群

 イレイン以外の自動人形をこれにて終了

 俺はこの呪文を使い終わった瞬間
ひどい吐き気と汗が異常に出ているのをしった。
くっ呪文の使いすぎか、転生してまともに呪文を使っていなかったから
多分呪文以外にも
気を張ったり意識を保ったりして
俺の精神がバジバシ減っているのが現状って所か
そういえばD・Sも初期のころはガラとの対決の時10ぐらいの呪文で疲れていたっけ

「――――すずかッ!!!アリサちゃんッ!!!」

やっと救援部隊が向こうから来てくれたこれでやっと少し気が抜ける。
安心したのがいけなかった。

「「きゃぁあああああああああああああああああああ」」

「ぐっ・・・ぐぼっ・・・」

 おなかの辺りに熱を感じる。
何が起きた・・・
片膝をついてみてみると
お腹から光の線がお腹を貫通していた。
出所を見ると、先ほど焼いた自動人形の目から光線が出ていた。
血がどぼドぼと流れ落ちてきている。
っ目から破壊光線ってゲームじゃあるまいしってその世界に転生したんだっけ
ここ数年こんな不可思議な経験なかったから忘れていた・・・
こんな不思議な事出来るの俺だけだと思っていた

 でも油断した。
コンディション最低
俺は刀を杖代わりにして立っていた

「ちっ!おとなしく燃えてろ」
爆裂(ダムド)

 目から破壊光線を出していた自動人形の中心から爆発が起こった。

「ちょっと・・・南條大丈夫なの」

「あ・あやさん」

「俺は・・・大丈夫だ、助けが・・・来たな・・・」

「すずか!アリサちゃん!よく無事で…!」

 感動の再会だねぇ…。

「君大丈夫か?」

「大丈夫・・・。今治療を行っていますから。所でどちら様で?」

 自動再生が行われるのは本当にうれしい体である。
確か腕だったら1週間ぐらいで完治するってガラが言っていた記憶があるでも腹は生えないから、
うんたらこうたら言っていたよね

「俺は高町恭也。君が何者なのかは知らないが、二人を助けてくれたってのは分かった。
本当にありがとう。後は俺に任せて少し休んでくれ」

「大丈夫です。これ終わったらゆっくり休ませていただきますから」

「そうか、さて、君とは色々話したいことがあるんだが」

「でも後ですね」

 そう言った瞬間、背中合わせになって別々の方向を向く。
そう丁度黒服の皆さまもご登場
俺の姿を見てなのかやる気満々のようだ

「もう少しだけ手伝ってくれ」

「了解です」

 でも相変わらず囲まれている状態
もう絶対ガードなんてしたくない
女子供を守りながら戦うってのは大変。

「永全不動八門一派・御神真刀流小太刀二刀術。通称御神流。その前に立ったおろかさをかみ締め」

「はぁぁぁぁぁぁ!!」

(速えぇ~…。てか、強ぇぇ~…。)

 拳銃を持った黒服数人を一瞬で倒した

 人間の規格じゃないよね。
マジで人間かよあの動き方

 わかる恭也さんが俺の分までフォローをしてくれていることが、それでも襲い掛かってくる人たちを、剣を左に持ち替えて突き刺し黒服の攻撃をかわしてのアッパーカット

「スカッド・ボンバー」

 ガラいわく
ガンダムより強いらしい

「・・・粗方片付いたか。」
 
 恭也さん来てからあっという間に終わっている

「みたいですね。」

「こ、このバケモノめッ!?イレインッ!!この小娘達を始末しろッ!!は、早くッ!!」

 俺の目の前には
氷村とイレインの2人が立っていた

「・・・了解」

 遂に今まで護衛をさせてたイレインへ指示を出し、
最後のジョーカーを切った。
氷村の指示に従って俺へと跳躍し、上から向かってくるイレイン。
あまりの速さに恭也さんは俺をフォローには入れなかったみたいだけれど
俺は驚きもせずそのままの耐性でいた。

「君」

「なんじょ~」

「あやさん~」

 誰もが俺が切られたと思ったのが皆さん大声で発しているが
イレインが無表情のまま繰り出した斬り込みを不可視の盾で防ぐ。
その弾き返しと共にイレインは後方へ跳躍。

 結構ガス欠
恭也さんが入って来ようとするが、タイミングがつかめね異様だ

「イ、イレイン何をしているッ!?
小娘1人すら満足に殺せないのかッ!!この鉄屑メッ!!」

 流石外野はうるさい
今までイレインに守られてただけの氷村が
ヘタレパワー全開の言葉を発している
とらハ1では強かったイメージがあるけれど
気のせいだったかな
まぁ、コイツの力はもう充分分かった事だし……。

 ギャインッ!!!
シールドブレイク
当たった瞬間に、不可視の盾を壊してイレインの体を崩す。
そして一刀両断
「はぁああああああああああああああああああああああああ」

「魔人(神)剣」

ドバァアアッ!!!

「はぁはぁはぁ」
もう立つなよ
腹が串刺しにあったのでもう終わりにしてほしいぐらいだ。
BASTARD四天王忍者マスターガラの必殺技だから終わりだろう。
ガラほど完璧じゃないにしても夕姫の炎込みだから大丈夫でしょ

 一刀両断の剣戟で、反対側のコンテナまで吹き飛ばした。
とりあえずイレインを吹き飛ばした俺は、
信じられないような顔でいる氷村に体と視線を向ける。


「とりあえず、後は俺達に・・・」

「死ねぇぇぇぇぇ!!クソガキィィィィィ!!」

「な!?イレインッ!?まさか、感情の暴走かッ!?」

「イレインだと!?、まだ気絶―――!!」

 うそだろ、炎込みの魔人(神)剣食らって立ち上がるなんて
 
ズシャァッ!!

 いやな予感がしたのでその場を離れたら
ムチが飛んできた
よく見ると電気が走っている
ヒートロッドかよ
グフ形態かよ
確かにガンダムより強いってネタを心で言わせてもらったが・・・

 そのイレインの様子を見た恭也さん達は驚愕の声を出している。
チラッと振り返れば殆どの人間がそうだ。
他人事の様に考えつつ視線を前に戻して、俺に怒りを向けるイレインを見据える。

「あたしの体をこんなにボロボロにしやがってッ!!
バラバラに刻んで豚の餌にされるか、
生きたままジワジワと感電死するのとどちらが良いか選ばしてやるよ」

 確かにX指定が入りそうなほど服が破れてるね
生前の俺なら良く見てたよね
スタイルが良い裸体なんて・・・

 彼女がそう言うと、イレインは片手にバチバチとスパークを散らす。
鞭の様なモノを構えながらコンテナから這い出てきた。

 もうSFではなくホラーだよこれじゃ


「気をつけてッ!!ああなったイレインは更に強くなってるわッ!!恭也ッ!!」

「分かってるッ!!君ッ!!俺がイレインの相手を・・・」

「本当は変わって欲しいんですけれど・・・、向こうが許してくれそうも無いので、変わる隙をついて攻撃されそう」

 実際に後大きな呪文を2.3使ったらもう限界まできそう。
体術を使っていたのもそれが理由なんだけど

 かといっても 変わってもらうのも
難しい状況
恭也さんがこちらに来たら向こうがお留守
かといってこないならなぶり殺しって可能性が・・・
やはり俺が対応しなければいけない
子供に本気になりすぎだよ


「選ばせてやるか?
先ほどやられたおまえがそんなえらそうなこと言える立場なのかしら」

「――このあまぁああああああああああああああああああ!!!!!」

 俺のバカにした物言いに、イレインの頭から何かが千切れる音が木霊した。
そこから般若の様な表情で俺に襲い掛かるイレイン。
挑発に乗りやすいなぁ・・・
 
 電気鞭をかわそうとした瞬間

「つっ」

疲れからか一瞬足が沈みかけて動かなかった。

「ぐわ~っ!!!」

 綾は電気鞭を食らい最大威力の電気を食らいまる焦げになってしまった。

「なんじょ~う」

「あやさ~ん」

「きゃははは、まる焦げになった感想は?なんとかいってみろよ」

 そう言ってイレインは綾だったものを殴った。
その瞬間表面の焦げが殴った所から剥がれ落ちた。

「いたいなぁ」

 イレインは俺のその声を聴き驚き後ろに後ずさり足がもつれて転んでしまった。
普通の人間なら死んでいて当たり前なはずだが、
さすがのイレインもこの状況は理解できずに驚きと恐怖から座りながら後ずさりしていた。
危ないと思いすぐにレジスト(耐性)の呪文を使用した。
でも服までは間に合わずボロボロになっている
せっかく栞母さんが買ってくれたお気にの服だったのに・・・
はっきり言って怒りゲージMAXって感じ

「姿かたちが人間に出来ていても所詮はガラクタ無勢。
よくもまぁここまでしてくれたもんだ。てめぇは死ね」

 俺はある呪文を唱えだした。

「ザーザード・ザーザード・スクローノ・ローノスーク」

「な、なによ、変な言葉を使って・・・なにこのおぞましい魔力は・・・」

「漆黒の闇の底に燃える地獄の業火よ・・・」

「いくら魔力があろうともたがが人間にやられるアタシだと思うな~」

 気丈にもイレインは再び起き上がり俺に向かって来ようとしていた。

「わが剣となりて敵を滅ぼせ」

 イレインの腕が上がりまた鞭が飛んで来ようとした瞬間呪文の詠唱が終わった。
そして俺は力ある言葉を発する

爆霊地獄(ベノン)

 言葉を発した瞬間イレインの鞭が当たる前にチリのようにバラバラに分解されていった。

「なに~」

 氷室は驚きうなっているがそんなもの知ったこっちゃない

『魔法の(マジックミサイル)

「逃げるんじゃねえ~」

 俺は力ある言葉を使い魔法の矢を出し氷室に直撃をさせた
それは直撃を食らい煙幕みたいなものが広がった。
その中から大きな蝙蝠が現れた。

「我々夜の一族は限りなく不死身だということを教えておいてやろう。
南條とやら覚えておくがいい。私がどこに・・・ぐへぇ」

「こんな怪しい蝙蝠見た事ねえぜ」

 奴の会話を遮りおれは大きな蝙蝠をラリアットで動きを止め地面に叩き落した。

「さて俺も疲れた。お前がこうもりになってくれたおかげで非常に残忍で、お前好みのすごく鬼畜な呪文を思い出した。光栄に思え」

「い・命だけは・・・」

 さすがにこの場で強がりはいえないらしい。
俺は呪文の詠唱を始めた。

「キー・オーブ・プラタ・ロー 蝙蝠の羽より来たれ
夜魔の王 我が爪に宿り 契約の効力となれ」

「これはなぁ蝙蝠の皮膜が必要な呪文なんだが、丁度お前が蝙蝠だからいいよな食らいな。
よろこびな貴様には自分の生死を選択する機会(チャンス)を与えてやろう」

青爪邪核呪詛(アキューズド)

「この呪文はなぁ俺の命令に逆らったり、爪を外そうとするとその行為の度に応じて赤く変色して行き、
最終的に爪が真紅に染まったとき呪いが発動し、対象は肉体を完全に破壊された上、
哀れな無力なヒキガエルに姿を再構成されるから覚えておけ」

 そういって氷村蝙蝠を殴ってしまった。

「凄い……。」

「本当に、何者なの。」

「あのイレインや氷室をを圧倒するとは…。」

上からすずか、アリサ、忍が感想を言ってくれた。

「ごめん、もう・・・」

 俺が意識を放す瞬間誰かが支えてくれた感触があったとこまでで限界にきてしまった。 
 

 
後書き
本編再開難しいので少しだけ書き直しです。 

 

閑話 登場人物紹介1

名前 南條 綾
生前名 池田丈

身長153
旧身長170

性別

生前は男

年齢9歳(4/21)
旧年齢41歳(死亡)

髪の色はロングの銀髪
目は少し釣り目

D・Sを女性顔にしたような雰囲気
一人称は俺
目上の人には基本私

大学合格発表を見に行き
合格した池田は
子供に襲い掛かる通り魔を発見
体が動き子供を守ったが
刺されてしまう
出血多量とショック死になってしまった。

神の采配により転生に決まったが
なぜか2次元の世界へ
丈は夢だと思い自分がいいと思っている
事柄を特典としていただいた。
4歳ぐらいから記憶が戻り
ただいま8歳の小学3年生

両親健在の3人家族だが
自分より実際年齢が低いのでなにかと戸惑いがある
そして
自分を愛しているのが凄くわかるので
どのように接していいか戸惑ってもいる
すごく尊敬もしている親達である
親には特殊能力のことは教えていない

楽器はハープを弾くことが出来る
これはバスタードで12魔戦将軍のシェラが吟遊詩人だったので
引くことが出来るようになった。

風都から海鳴市に引越ししてきたばかりで
アリサすずかの誘拐事件から本編が始まり
彼女(かれ?)の平和な日常が終了する事になった。

特典
1つ 昔作ったTRPGの技、呪文、道具の取得と場所
2つ BASTARDの呪文と技能力
基本はD・Sでお願いした。
3つ 魅了、次元干渉などの自分にかかるBADな物の効果を向こう

強さ
肉体強化をしなければ、肉体の技を完ぺきに使用はできない
出来ることはできるのだが肉体の方にもダメージがいってしまう。
格闘技は少しやっていたのだが本気の殺気等を食らうとやはり能力は落ちてしまう

普段はポジティブなのだが自分の内面なことになるとすぐにネガティブ思考になってしまう
本編の知識は全く持ってなし
知識としてあるのはトライアングルはーとの知識のみ
リリカルなのは(アニメ)は知らない

隣の市風都出身で鳴海壮吉の知り合い



 

 

設定1 TRPG技1 戦士、盗賊技能

 
前書き
戦士技能の技
盗賊技能の技 

 
戦士技能の技

柳舞(りゅうぶ)
 体に闘気を流し攻撃をかわしやすくする技

斗月(とげつ)
敵に気絶を与える技

斗月改(とげつかい)
闘気を持って自分の武器に非殺傷をする技

鳴歩(なりふ)
最後の一歩を大きく踏み込む技
これにより少し届かない場所でも移動できる技

金剛(こんごう)
身体に闘気を纏い防御力を高める技

裂旋(れっせん)
連続切り初めは2回切りだがマスターするとこれが5回切りまで行ける

天駆(てんく)
足に闘気を纏い飛翔切りをする技
ここまで使用できて戦士の基本技となる

牙追(がつい)
鳴歩の一歩を使い超突進の突き技

久遠(くおん)
高速に切った剣先からの真空波を出す攻撃
距離は短いが飛び道具わざである

ここまでが準マスタークラス

斧重(ふがさね)
一刀両断の破壊攻撃
相手の防御結界もぶち壊すほどの威力をもたらす
戦士マスタークラス奥義でもある。



盗賊クラス技能
☆オープンロック(鍵を開ける)
道具を使用して扉の鍵を開く
盗賊ならではの技能

☆ファインドトラップ(罠を見つける)
罠を見つける、探し出す技
失敗すると罠が発動する可能性が・・・

☆リムーブトラップ(罠を取り除く)
見つけたわなを取り除く技
当たり前だが失敗すればほぼ100%罠が作動してしまう

☆クライムウォーム(壁を登る)
とび職真っ青の壁登りだがこちらも失敗すると怪我をする可能性が
あまりにも高いと命の危険も

☆ムーブサイレントリー(音を立てずに動く)
抜き足差し足忍び足。
こちらも盗賊ならではの技
自分では成功したつもり、あいては・・・

☆ハイドインシャドー(影に隠れる)
シーフは物陰に入り隠れる事によって敵をやり過ごす。隠れている時に移動は可能だが、攻撃はできない。これも、シーフは成功したように感じるが、相手は…

☆ピックポケット(すり)
すりです。

☆ヒヤノイズ(音を聞き分ける)
聞き耳を立てる

☆バックスタブ(背後攻撃)
背後攻撃
どんなに強い人でも背後がお留守なら
ハロー

☆ブレイスクウォーキング
早歩き
人よりも早く移動ができる
ムーブサイレントリーとの重ね掛けにより静かに早く歩くことも可能だが失敗率も当然高くなる

ここまでが盗賊基本技術
レベルにより成否の確立が全然違う

盗賊マスター奥義
シェイドクロス
ブレイクスウォーキングとムーブサイレントリーの技術を使い瞬時に急所攻撃をして移動する
ヒットエンドランの技である
回避はほぼ不可能な技



 

 

設定2 TRPGの技2 魔法使いの技1

 
前書き
魔法使いの呪文
初級から中級 

 
魔術師呪文の書 初級

☆ゴースト・サウンド:幻の音。
特定の場所に音を作り出したりする呪文

☆アシッド・ボール:酸の球
小さい酸の球体でを作り、軽いダメージを与える。

☆ディテクト・ポイズン:毒発見
毒を発見する呪文

☆ディテクト・マジック:魔法探知
魔法を探知する呪文

☆リード・マジック:巻物や呪文書を読む。

☆オープン/クローズドア開閉門
扉を開けたり閉じたりする呪文
ただし小さいもの限定
瓶とか

☆メイジ・ハンド:念動力
軽いものをテレキネシスで移動させる呪文

☆メッセージ:遠く離れた相手と囁きで会話。
テレパシー呪文

☆メンディング:物体1個の小さな破損を修理する。
コップとか壺とかを修理する呪文

☆レジスタンス:耐性
耐性力を上げる呪文
例えば炎の体制とか

☆ライト:明かりを出す

☆ヴェントリロキズム:腹話術
任意の場所で声を出すことが出来る
ゴーストサウンドが音だけならこちらは声を再現できる

☆ディスガイズ・セルフ:術者の外見を変える。
人間代の大きさなら可能

☆マジック・オーラ:物体の魔法のオーラを変化させる。
魔力光を変えさせる

☆オブスキュアリング・ミスト:術者の周囲を霧で覆う。
切りを発生させる呪文

☆グリース:一正方形の範囲か1つの物体を滑りやすくする。
いたずらにどうぞ

☆サモン・モンスターI:クリーチャー召喚
動物を召喚できる
戦闘中のみ

☆マウント:乗用馬を呼び出す。

☆シールド:不可視の盾を出す

☆コーズ・フィアー:恐怖
相手に恐怖心を与える呪文

☆スリープ:睡眠呪文
おやすみなさい

☆チャーム・パースン:魅了
一人を友人のようにさせる

☆ヒプノティズム:恍惚状態にする。
うっとりさせてしまう

☆アイデンティファイ:魔法アイテム鑑定
低レベルだと間違えることも

☆コンプリート・ランゲージズ:言語を理解する。
言語理解呪文

☆ディテクト・アンデッド:60フィート以内のアンデッドを感知する。
☆ディテクト・シークレット・ドアーズ:60フィート以内の隠し扉を感知する。

☆アラーム:監視
見張りは必要です

☆エンデュア・エレメンツ:熱くても寒くても快適に過ごせる。
個人用

☆ホールド・ポータル:扉を閉めて固定す
る。
閉門

☆ショッキング・グラスプ:雷撃
手の先から電気を発生して触れると電撃次攻撃

☆バーニング・ハンズ:炎撃
手に触れたものを炎での攻撃

フローティング・ディスク:空飛ぶ円盤つくり
足場にどうぞ

マジック・ミサイル:絶対に外さない魔法の矢。

☆インヴィジビリティ:不可視
透明人間になる

☆ファントム・トラップ(物):罠誤認
そこにわながあるように見せる呪文

☆ミラー・イメージ:分身
自分の分身を出す

☆アシッド・アロー:酸の矢
軽い酸が矢になり攻撃
少しの間永続してダメージを与える

☆ウェブ:敵を捕らえ移動を阻害する粘着質の蜘蛛の糸。
スパイダーネットともいう
スパイダーマンになれるかも

☆サモン・モンスターII:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。
より高度な動物や超小型のエレメンタルが召喚できる

☆フォッグ・クラウド:霧の雲

☆グール・タッチ:対象を麻痺状態にし、さらに周囲を不調状態にする悪臭を放つようにする。

☆コマンド・アンデッド:アンデッド・クリーチャーを術者の命令に従わせる。
ゾンビやスケルトンクラスのみ

☆ブラインドネス/デフネス:対象を盲目状態か聴覚喪失状態にする。
第一官はく奪

☆ロケート・オブジェクト:物品(個々のものやある種類のもの)のある方向を感知する。

☆ウィスパリング・ウィンド:伝言
現代でいうFAX

☆オルター・セルフ:小型あるいは中型サイズの人型生物1体の姿をとる。

☆スパイダー・クライム:壁や天井を歩く能力を与える。

☆ダークヴィジョン:完全な暗闇でも見える。

☆ノック:施錠された、または魔法的に封印された扉を開く。

☆ウイザード・ロック(物):門や箱を魔術的に閉ざす。
☆オブスキュア・オブジェクト:念視から物体を隠す。
☆プロテクション・フロム・アローズ:目標は遠隔攻撃に対してダメージ減少10/魔法を得る。

☆コンティニュアル・ライト 永続的な明かり

☆ダークネス:半径20フィートの超自然的な闇。

ここまでが初級呪文


☆イリューソリイ・スクリプト(物):意図した相手しか解読できない文字。

☆インヴィジビリティ・スフィアー:範囲内のすべての人物を不可視状態にする。

☆サモン・モンスターIII:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。
2より高度な呪文

☆スティンキング・クラウド:吐き気がする状態にする蒸気、

☆スリート・ストーム:視覚と移動を妨げる。

☆ファントム・スティード:魔法のホース(馬)が1時間/レベルの間、現われる。

☆ジェントル・リポウズ:死体1つを保存する。

☆ホールト・アンデッド:1ラウンド/レベルの間、アンデッドを身動きできなくする。

☆レイ・オヴ・イグゾースチョン:対象を過労状態にする光線。

☆サジェスチョン:対象が命じられたように行動するよう強制する。

☆ホールド・パースン:1体の人型生物を麻痺状態にする。

☆タンズ:すべての言語を話し、理解する。

☆ウォーター・ブリージング:対象は水中で呼吸できるようになる。

☆ガシアス・フォーム:対象は非物質状態になり、ゆっくりと飛行できる。

☆シークレット・ページ:1ページを変化させ、本当の内容を隠す。

☆シュリンク・アイテム:対象は16分の1のサイズに縮む。

☆スロー:減速
おそくなります。鈍行

☆フライ:飛翔呪文
通常の動きと同じぐらいのスピード

☆ヘイスト:加速
動きを早くします
急行

☆ディスペル・マジック:魔法破り
魔法を破ります

☆ファイアーボール:火炎球
炎の玉を出し破壊攻撃
室内だと…

☆ライトニング・ボルト:雷撃呪文
雷撃の閃光ができ攻撃
こちらは室内でも可能
かわされたら怖いですね

☆イリューソリイ・ウォール:幻覚の壁
壁を作るが実は幻覚

☆グレーター・インヴィジビリティ:幻術
インヴィジビリティと同様だが、対象は攻撃しても不可視状態のままでいることができる。
インビジブルストーカーになれますね

☆ハリューサナトリ・テレイン:1種類の地形を別の地形に見せかける(平原を森林に、など)。

☆ファンタズマル・キラー:恐ろしい幻影が対象を殺す、もしくダメージを与える。


☆サモン・モンスターIV:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。
中型のエレメンタルや天界、地獄界の動物を召喚

☆セキュアー・シェルター:頑丈な小屋を作り出す。

☆ソリッド・フォッグ:視界を妨げ、移動を遅くさせる霧。

☆ディメンジョン・ドア:術者を短距離だけ瞬間移動させる。


☆ブラック・テンタクルズ:触手が範囲内のクリーチャー全てに組みつく。

☆マイナー・クリエイション:布や木製品1つを作り出す。

☆アニメイト・デッド(物):死体からスケルトンやゾンビなどのアンデッドを作り出す。

☆コンテイジョン:対象は選択した病気にかかる。

☆ビストウ・カース:簡単な呪い

☆フィアー:恐怖心を与え逃げ出させる

☆コンフュージョン:混乱、対象に変な行動を取らせる。

☆チャーム・モンスター:術者が味方であるとモンスターに信じ込ませる。

☆スクライング(焦):離れた対象を観察する。

☆ディテクト・スクライング:魔法による立ち聞きを術者に警告する。

☆エレメンタル・ボディI:術者は小型のエレメンタルに変身する。

☆ストーン・シェイプ:石をどんな形にでも彫刻する。

☆ニーモニック・エンハンサー:追加で呪文を準備するか発動した呪文をそのまま保持できる。

☆ビースト・シェイプII:術者は超小型か大型の動物の姿といくつかの能力を得る。

☆ディメンジョナル・アンカー:次元間の移動を妨げる。

☆ファイアー・トラップ(物):物体が開かれたときに炎が出て攻撃

☆リムーヴ・カース:物体や人を呪いから解放する。

☆アイス・ストーム:氷の嵐
野外ならいいのだが室内だと…

☆ウォール・オヴ・アイス:氷で壁や半球状のドームを作る。

☆ウォール・オヴ・ファイアー:炎の壁を作る


☆シャウト:破壊音
円錐形の範囲内の全員を聴覚喪失状態にし、音波によるダメージを食らう。

☆ファイアー・シールド:術者を攻撃したクリーチャーは[火]か[冷気]ダメージを受ける。また、術者は熱か冷気から守られる。

☆リジリアント・スフィアー:力の球体が罠から対象を守る。


ここまでが中級呪文 

 

設定3 TRPGの技3 魔法使いの呪文2

 
前書き
上級と最上級呪文
書いていて思いましたBASTARD呪文いらないんじゃないのと・・・ 

 
☆シーミング:外見を変える
他の人にも欠けることが出来る変装呪文

☆ドリーム:眠っている者に伝言を伝える。

☆ナイトメア:ダメージを与え、疲労状態にする夢を送り出す。
ジョジョのデス13みたいです

☆フォールス・ヴィジョン(物):念視を幻術によって欺く。

☆ウォール・オヴ・ストーン:自由な形の石の壁を作り出す。

☆クラウドキル:即死の雲
即死性の高い雲を出し対象物を攻撃
死ななくてもダメージを食らう

サモン・モンスターV:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。
ダイナソーや下級魔族などを召喚したりできる

☆シークレット・チェスト:高価な箱をエーテル界に隠す。術者は自由に取り出せる。

☆テレポート:瞬間移動
最低500キロ異常の瞬間移動が可能

☆メイジズ・フェイスフル・ハウンド:幻の犬が場所を守り、侵入者を攻撃する。

☆メジャー・クリエイション:マイナー・クリエイションと同様だが、石や金属でも作り出せる。


☆ウェイヴズ・オヴ・ファティーグ:数体の対象が疲労状態になる。

☆シンボル・オヴ・ペイン(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーに苦痛を与える。

☆ブライト:植物1つを枯らすか、植物クリーチャーに1d6/レベルのダメージを与える。

☆マジック・ジャー(焦):別のクリーチャーに憑依できる。

☆シンボル・オヴ・スリープ(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを深く眠らせる。

☆ドミネイト・パースン:人型生物をテレパシーによって操る。

☆ホールド・モンスター:ホールド・パースンと同様だが、どんなクリーチャーに対しても使用できる。

☆マインド・フォッグ:霧の中の対象は判断力が低下をしていく

☆コンタクト・アザー・プレイン:術者は別次元の存在に質問できる。

☆テレパシック・ボンド:仲間たちとリンクし、意思疎通ができる。

☆ウイザードアイ:浮遊する眼が偵察する。

☆アニマル・グロウス:動物1体のサイズを2倍にする。

☆エレメンタル・ボディII:術者は中型のエレメンタルに変身する。

☆オーヴァーランド・フライト:フライの上級呪文 走るスピードで移動できる

☆テレキネシス:物体を動かしたり、クリーチャーに攻撃したり、物体やクリーチャーを投げたりできる。

☆トランスミュート・マッド・トゥ・ロック:最低1坪分の泥を石に変える。

☆トランスミュート・ロック・トゥ・マッド:最低1坪分の石を泥に変える。

☆パスウォール:木や石の壁に抜け道を作る。

☆ビースト・シェイプIII:術者は微小か超大型の動物の姿、または小型か中型の魔獣の姿になる。

☆ファブリケイト(物):原料を完成したアイテムに変える。

☆プラント・シェイプI:術者は小型か中型の植物に変身する。
☆ベイルフル・ポリモーフ:対象を無害な動物に変える。

☆ポリモーフ:同意した対象を変身させる。

☆ディスミサル:クリーチャーを元の次元界に強制的に戻す。

☆ブレイク・エンチャントメント:対象を心術、変成術、呪いから解放する。

☆メイジズ・プライヴェイト・サンクタム:24時間、対象エリアが見られたり念視されるのを妨げる。

☆インターポージング・ハンド:敵1体との間に巨大な手が遮蔽を作る。

☆ウォール・オヴ・フォース:ダメージに耐性を持つ壁。

☆センディング:短い伝言をどこにでも即座に送る。

☆パーマネンシイ(物):特定の呪文を永続化する。

☆ヴェイル:クリーチャーの一団の外見を変える。

☆シャドウ・ウォーク:影の中に入り込み、素早く旅をする。

☆パーマネント・イメージ:映像、音響、匂い、温度を含む永続的な幻。

☆プログラムド・イメージ(物):メジャー・イメージと同様だが、できごとによって作用するようにできる。

☆ミスリード:術者を不可視状態とし、術者にそっくりな幻を作り出す。

☆アシッド・フォッグ:霧が[酸]ダメージを与える。。

☆ウォール・オヴ・アイアン(物):鉄の壁を出すまたは敵の上に倒すこともできる。

☆サモン・モンスターVI:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。
上級エレメントなどを召喚できる

☆アイバイト:対象は恐慌状態、不調状態、昏睡状態となる。

☆アンデス・トゥ・デス(物):アンデッドを滅ぼす(最大20d4)。

☆クリエイト・アンデッド(物):死体をグール、ガスト、ミイラ、モーグとして蘇らせる。

☆サークル・オヴ・デス(物):死の円環
円環を作り出しそこの場所に入ったらクリーチャーを殺す
またはダメージを食らう

☆シンボル・オヴ・フィアー(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを恐慌状態にする。

☆ギアス/クエスト:強制/探求
呪いにより強制させる/望むものを探索させられる
はむかったりしたら激痛が食らう

☆シンボル・オヴ・パースウェイジョン(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを魅了する。

☆アナライズ・ドゥウェオマー(焦):対象の魔法的性質を明らかにする。
☆トゥルー・シーイング(物):術者は本当に存在するもの全てが見える。
☆レジェンド・ローア(物焦):人物、場所、物品に関する物語を知る。

☆エレメンタル・ボディIII:術者は大型のエレメンタルに変身する。
☆コントロール・ウォーター:水量を上下できる。
☆ストーン・トゥ・フレッシュ:石化したクリーチャーを元に戻す。
☆ディスインテグレイト:クリーチャーか物体1つを塵に分解する。
☆ビースト・シェイプIV:術者は微小から超大型の動物の姿、または超小型から大型の魔獣の姿になる。
☆フォーム・オヴ・ザ・ドラゴンI:術者は中型のドラゴンに変身する。
☆フレッシュ・トゥ・ストーン:対象のクリーチャーを石像に変える。
☆プラント・シェイプII:術者は大型の植物クリーチャーに変身する。
☆ムーヴ・アース:溝を掘り、丘を造る。
☆アンティマジック・フィールド:10フィート以内の魔法を無効化する。
☆ガーズ・アンド・ウォーズ:多くの魔法的効果でエリアを守る。
☆グレーター・ディスペル・マジック:ディスペル・マジックと同様だが、複数の対象に影響を及ぼすことができる。
☆リパルション(焦):クリーチャーは術者に近づけない。
☆コンティンジェンシィ(焦):他の呪文に発動のトリガーを設定する。
☆チェイン・ライトニング:雷撃ののダメージと、副次電撃。
☆フォースフル・ハンド:巨大な手がクリーチャーを押しのける。
☆フリージング・スフィアー:水を凍らせるか、[冷気]ダメージを与える。

ここまでが上級呪文

☆シミュレイクラム(物):クリーチャーとそっくりな複製を作る。
☆プロジェクト・イメージ(物):術者とそっくりな幻を作り、しゃべらせたり、呪文を発動させたりできる。
☆マス・インヴィジビリティ:範囲内の対象全てにインヴィジビリティをかける。

☆インスタント・サモンズ(物):準備しておいた物体を術者の手元に呼び出す。
☆サモン・モンスターVII:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆テレポート・オブジェクト:テレポートと同様だが、接触した物体に影響する。

☆グレーター・テレポート:テレポートと同様だが、距離に制限がなく、目的地以外の場所に着くこともない。

☆フェイズ・ドア:障壁を通して不可視の抜け道を作る。

☆プレイン・シフト(焦):8体までの対象が別の次元界に移動する。
☆メイジズ・マグニフィシャント・マンション(焦):扉が別次元のマンションに繋がる。

☆ウェイヴズ・オヴ・イグゾースチョン:複数の対象は過労状態になる。
☆コントロール・アンデッド:術者の支配下にいる間、アンデッドは術者を攻撃しない。
☆シンボル・オヴ・ウィークネス(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを弱体化する。

☆インサニティ:対象は永続的な混乱状態になる。
☆シンボル・オヴ・スタニング(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを朦朧状態にする。
☆パワー・ワード・ブラインド:クリーチャーを盲目状態にする。
☆マス・ホールド・パースン:範囲内のクリーチャーにホールド・パースンをかける。
☆イセリアル・ジョーント:術者は1ラウンド/レベルの間エーテル状態になる。
☆エレメンタル・ボディIV:術者は超大型のエレメンタルに変身する。
☆グレーター・ポリモーフ:同意した対象をより強力な姿に変身させる。
☆コントロール・ウェザー:局地的な天気を変える。
☆ジャイアント・フォームI:術者は大型の巨人に変身する。
☆スタチュー:対象は自由に石像に変身できる。
☆フォーム・オヴ・ザ・ドラゴンII:術者は大型のドラゴンに変身する。
☆プラント・シェイプIII:術者は超大型の植物に変身する。
☆リヴァース・グラヴィティ:物体やクリーチャーは上に落ちる。
☆スペル・ターニング(物):呪文跳ね返し
☆グラスピング・ハンド:巨大な手が遮蔽をつくり、押しのけ、組みつきをする。
☆ディレイド・ブラスト・火炎球を任意で爆発をとどめておける。
☆フォースケージ(物):内部を隔離する檻または立方体。
☆プリズマティック・スプレー:さまざまな効果を与える光線。
☆メイジズ・ソード(焦):浮遊する魔法の剣が敵を攻撃する。
☆シンティレイティング・パターン:ねじれた色の文様が混乱状態、朦朧状態、気絶状態にする。
☆スクリーン:幻影でエリアを視覚や念視から隠す。
☆インセンディエリ・クラウド:雲が毎時火炎ダメージを与える。
☆サモン・モンスターVIII:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。
最下級のデヴィル(魔神)迄の召還

☆トラップ・ザ・ソウル(物):対象を宝石の中に閉じ込める。
☆メイズ:対象を異次元の迷宮に閉じ込める。
アナザディメイション

☆クリエイト・グレーター・アンデッド(物):シャドウ、レイス、スペクター、ディヴァウラーを作る。

☆クローン(物焦):本体が死んだとき、複製の体で復活する。

☆シンボル・オヴ・デス(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを殺す。

☆アンティパシー:物体か場所が特定のクリーチャーを追い返すようにする。

☆イレジスティブル・ダンス:対象を踊らせる。

☆シンパシー(物):物体か場所が特定のクリーチャーを惹きつけるようにする。

☆シンボル・オヴ・インサニティ(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを狂気に陥らせる。

☆バインディング(物):クリーチャーを閉じ込める多数の効果。

☆パワー・ワード・スタン:クリーチャーを朦朧状態にする。

☆ディサーン・ロケーション:クリーチャーか物体の正確な場所を明らかにする。


☆アイアン・ボディ:術者の体は生ける鉄の塊になる。
動けるアストロン

☆ジャイアント・フォームII:術者は超大型の巨人に変身する。

☆テンポラル・ステイシス(物):対象を仮死状態にする。

☆フォーム・オヴ・ザ・ドラゴンIII:術者は超大型のドラゴンに変身する。

☆ポリモーフ・エニィ・オブジェクト:対象をあらゆるものに変える。

☆ディメンジョナル・ロック:1日以上、瞬間移動や次元間の移動を妨げる。

☆プリズマティック・ウォール:色彩によって多くの効果を持つ壁。

☆マインド・ブランク:対象は精神的/感情的な魔法や念視から守られる。

☆クレンチト・フィスト:巨大な手が遮蔽をあたえ、押しのけ、術者の敵を攻撃する。

☆サンバースト:10フィート以内の全てのクリーチャーを盲目状態にし、6d6のダメージを与える。

☆レーター・シャウト:破壊的な叫びが音波ダメージを与え、クリーチャーを朦朧状態にする。

☆テレキネティック・スフィアー:術者は球体を念動で動かせる。

☆ポーラー・レイ:遠隔接触攻撃冷気ダメージを与え、さらに闘気で敏捷性を落とす

ここまでが最上級呪文

☆ゲート(物):移動や召喚するために2つの次元界を繋ぐ。

☆サモン・モンスターIX:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。
下級デヴィルまでの召還が可能とする

☆テレポーテーション・サークル(物):サークル内のクリーチャーを瞬間移動させる。

☆レフュージ(物):持ち主を術者の住居に転移させる効果を持つアイテムを作る。

☆アストラル・プロジェクション(物):術者と仲間をアストラル界に投射する。
☆ソウル・バインド(焦):蘇生を防ぐために死んだばかりの魂を捕らえる。
☆パワー・ワード・キル:ある程度の物を殺す。
☆マス・ホールド・モンスター:30フィート以内の全てにホールド・モンスターをかける。

☆フォアサイト:“第六感”が差し迫った危険を警告する。

☆イセリアルネス:仲間とともにエーテル界に移動する。
☆シェイプチェンジ(焦):術者は特定のクリーチャーに変身し、毎ラウンド姿を変えることができる。
☆メイジズ・ディスジャンクション:魔法を解呪し、魔法のアイテムを分解する。
☆クラッシング・ハンド:巨大な手が遮蔽を与え、押しのけ、術者の敵を粉砕する。
☆メテオ・スウォーム:隕石球
4つの爆発する球体が上空から現れダメージを与える。



魔術師マスター奥義
パニッシュメント
いかなるものでも精神サイドからのエネルギー攻撃
どんな行為の生き物でもかわすことが出来ない呪文
4つまで出すことが可能 

 

設定4 TRPGの技4 僧侶の呪文

 
前書き
基本クラスの最後は僧侶の呪文 

 
☆クリエイト・ウォーター:4リットル以上の純粋な水を作る

☆ステイビライズ:瀕死状態の生物を容態安定状態にする。

☆ディテクト・ポイズン:毒を感知する。

☆ディテクト・マジック:範囲内の呪文や魔法のアイテムを感知する。

☆ピュアリファイ・フード・アンド・ドリンク:範囲内の食料か水を浄化する。

☆ブリード:容態安定状態の対象を瀕死状態にする。

☆メンディング:物体1個の小さな破損を修理する。

☆ライト:物体を松明のように輝かせる。

☆リード・マジック:巻物や呪文書を読む。

☆レジスタンス:耐性力アップ


☆インフリクト・ライト・ウーンズ:近接接触攻撃で小攻撃

☆エンデュア・エレメンツ:熱くても寒くても快適に過ごせる。

☆エントロピック・シールド:術者への遠隔攻撃は20%の失敗確率を受ける。

☆オブスキュアリング・ミスト:術者の周囲を霧で覆う。

☆カース・ウォーター(物):邪水を作る。

☆キュア・ライト・ウーンズ:傷を治す

☆コーズ・フィアー:恐怖を与えて逃走させる

☆コンプリヘンド・ランゲージズ:すべての言語を理解する。

☆サモン・モンスターI:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆サンクチュアリ:敵は術者を攻撃できず、術者も敵を攻撃できない。

☆ディテクト・アンデッド:範囲内のアンデッドを感知する。

☆デスウォッチ:範囲内の対象がどれだけ死に近づいているかが分かる。

☆ハイド・フロム・アンデッド:アンデットから認識されない

☆ブレス:攻撃の時には命中率アップと抵抗力アップ

☆ブレス・ウォーター(物):聖水を作る。

☆マジック・ウェポン:武器に魔力を与えて攻撃力アップ

☆リムーヴ・フィアー:恐怖心を鎮める

☆キュア・モデレット・ウーンズ:キュア・ライト・ウーンズより回復力アップ

☆コンセクレイト(物):エリアを正のエネルギーで満たし、アンデッドを弱める。

☆サイレンス:半径20フィートの音を消す。

☆サウンド・バースト:範囲内の対象に音波でダメージを与え、朦朧状態にする。

☆サモン・モンスターII:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆シールド・アザー(焦):対象へのダメージの半分を術者が被る。

☆ジェントル・リポウズ:死体1つを保存する。

☆シャター:音波振動で物体や結晶質のクリーチャーにダメージを与える。

☆ステイタス:仲間の位置と状態を把握する。

☆ゾーン・オヴ・トゥルース:範囲内の対象は嘘をつくことができない。

☆ダークネス:半径20フィートの超自然的な闇。

☆ディセクレイト:負のエネルギーでエリアを満たし、アンデッドを強める。

☆ディレイ・ポイズン:1時間/レベルの間、毒が対象に害を与えるのを止める。

☆ファインド・トラップス:盗賊のように罠に気づける。

☆ブルズ・ストレンクス:対象は筋力アップする。

☆ベアズ・エンデュアランス:対象は耐久力アップする。

☆ホールド・パースン:1ラウンド/レベルの間、1体の人型生物を麻痺状態にする。

☆メイク・ホウル:物体を修理する。

☆リムーヴ・パラリシス:クリーチャーを麻痺状態かスローの効果から解放する。

☆レッサー・レストレーション:魔法による能力値ペナルティを解呪する

ここまでが初級の奇跡の呪文


☆アニメイト・デッド(物):死体からスケルトンやゾンビなどのアンデッドを作り出す。

☆インヴィジビリティ・パージ:範囲内の不可視状態を解呪する。

☆インフリクト・シリアス・ウーンズ:近接接触攻撃でダメージを与える。

☆ウィンド・ウォール:矢、小さなクリーチャー、ガス類を防ぐ。

☆ウォーター・ウォーク:対象は水が固体であるかのように歩ける。

☆ウォーター・ブリージング:対象は水中で呼吸できるようになる。

☆オブスキュア・オブジェクト:念視から物体を隠す。

☆キュア・シリアス・ウーンズ:より強い回復呪文

☆クリエイト・フード・アンド・ウォーター:3人(または馬1頭)以上の十分な食事。

☆グリフ・オヴ・ウォーディング(物):通る者を傷つける刻文。

☆コンテイジョン:対象は選択した病気にかかる。

☆コンティニュアル・フレイム(物):熱のない永続的な光を作る。

☆サモン・モンスターIII:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆シアリング・ライト:ダメージを与える光線。アンデットにも効く光線

☆ストーン・シェイプ:石をどんな形にでも彫刻する。

☆スピーク・ウィズ・デッド:死体に一体以上の質問に答えさせる。

☆ディーパー・ダークネス:半径60フィートを超自然的な闇で覆う。

☆ディスペル・マジック:1つの魔法の呪文や効果を打ち消す。

☆デイライト:半径60フィートの明るい光。

☆ブラインドネス/デフネス:対象を盲目状態か聴覚喪失状態にする。

☆プロテクション・フロム・エナジー:1種類のエネルギーのダメージ吸収する。

☆リムーヴ・カース:物体や人を呪いから解放する。

☆リムーヴ・ディジーズ:対象にかかっている病気を全て治す。

☆リムーヴ・ブラインドネス/デフネス:通常あるいは魔法的な盲目状態や聴覚喪失状態を癒す。

☆ロケート・オブジェクト:物品(個々のものやある種類のもの)のある方向を感知する。

☆インフリクト・クリティカル・ウーンズ:近接接触攻撃でより強い攻撃

☆エア・ウォーク:対象は空気が固体であるかのように歩ける(45度の角度で昇り降りできる)。

☆キュア・クリティカル・ウーンズ:最も強い回復呪文

☆コントロール・ウォーター:水量を上下できる。

☆サモン・モンスターIV:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆センディング:短い伝言をどこにでも即座に送る。

☆タンズ:すべての言語を話し、理解する。

☆ディヴィネーション(物):特定の行動に対して有用な助言を受ける。

☆ディサーン・ライズ:故意の嘘を明らかにする。

☆ディスミサル:クリーチャーを元の次元界に強制的に戻す。

☆ディメンジョナル・アンカー:次元間の移動を妨げる。

☆ニュートラライズ・ポイズン:対象の毒を解毒するか、対象が持つ毒を中和する。

☆フリーダム・オヴ・ムーヴメント:対象は移動への妨害効果を無視して通常通り移動できる。

☆レッサー・プレイナー・アライ(物):中型の別次元界のクリーチャーと取引する。

☆ポイズン:近接接触攻撃で6ラウンドまで毎ラウンド与える。

☆グレーター・マジック・ウェポン:武器に威力が上がる呪文を放つ。

☆リペル・ヴァーミン:昆虫、スパイダー、その他の蟲は10フィートから近づいてこない。

☆レストレーション(物):レベルと能力値吸収を治す。


☆アトーンメント(物焦):対象から悪しき行ないの負担を取り除き、魔法による属性変化を戻す。

☆アンハロウ(物):指定した土地を邪悪な土地にする。

☆インセクト・プレイグ:ワスプ・スウォームがクリーチャーを攻撃する。

☆ウォール・オヴ・ストーン:自由な形の石の壁を作り出す。

☆マス・インフリクト・ライト・ウーンズ
範囲内にインフリクト・ライト・ウーンズを与える

☆マス・キュア・ライト・ウーンズ:
範囲内にキュア・ライト・ウーンズを与える

☆コミューン(物):神格が1個/レベルの質問にはい、いいえで答える。

☆サモン・モンスターV:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆シンボル・オヴ・スリープ(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを深く眠らせる。

☆シンボル・オヴ・ペイン(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーに苦痛を与える。

☆スクライング(焦):離れた対象を観察する。

☆スペル・レジスタンス:対象は呪文抵抗上げる

☆スレイ・リヴィング:近接接触攻撃でより強い攻撃を与える

☆ディスラプティング・ウェポン:近接武器がアンデッドを破壊する。

☆トゥルー・シーイング(物):術者は本当に存在するもの全てが見える。

☆ハロウ(物):指定した土地を神聖な土地とする。

☆ブレイク・エンチャントメント:対象を心術、変成術、呪いから解放する。

☆フレイム・ストライク:聖なる炎が敵を打ち、ダメージを与える

☆プレイン・シフト(焦):8体までの対象が別の次元界に移動する。

☆ブレス・オヴ・ライフ:ダメージを癒し、殺されたばかりの生物を復活させる。

☆レイズ・デッド(物):1日前~までに死んだ対象を生き返らせる。
レベル差により日にちは変わる

☆アンティライフ・シェル:半径3メートルの領域が生きているクリーチャーを弾く。

☆アンデス・トゥ・デス(物):アンデッドを滅ぼす。

☆マス・インフリクト・モデレット・ウーンズ:範囲内にダメージを与える。

☆ウィンド・ウォーク:術者と仲間は気体となって高速で飛行する。

☆ギアス/クエスト:魔術師呪文と同じ

☆マス・キュア・モデレット・ウーンズ:範囲内の対象を癒す。

☆クリエイト・アンデッド(物):死体をグール、ガスト、ミイラ、モーグとして蘇らせる。

☆サモン・モンスターVI:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆シンボル・オヴ・パースウェイジョン(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを魅了する。

☆シンボル・オヴ・フィアー(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを恐慌状態にする。

☆グレーター・ディスペル・マジック:ディスペル・マジックと同様だが、複数の対象に影響を及ぼすことができる。

☆ヒール:治療と全ての病気と精神的状態を治す。

☆ファインド・ザ・パス:ある場所への最も直接的な道を示す。

☆フォービダンス(物):次元間の移動を妨げ、違う属性のクリーチャーにダメージを与える。

☆マス・ブルズ・ストレンクス:1体以上の対象にブルズ・ストレンクスをかける。

☆ブレード・バリアー:刃の壁がダメージを与える。

☆ワード・オヴ・リコール:術者は指定した場所に瞬間移動する。

ここまでが中級奇跡


☆クリエイト・ウォーター:4リットル以上の純粋な水を作る

☆ステイビライズ:瀕死状態の生物を容態安定状態にする。

☆ディテクト・ポイズン:毒を感知する。

☆ディテクト・マジック:範囲内の呪文や魔法のアイテムを感知する。

☆ピュアリファイ・フード・アンド・ドリンク:範囲内の食料か水を浄化する。

☆ブリード:容態安定状態の対象を瀕死状態にする。

☆メンディング:物体1個の小さな破損を修理する。

☆ライト:物体を松明のように輝かせる。

☆リード・マジック:巻物や呪文書を読む。

☆レジスタンス:耐性力アップ


☆インフリクト・ライト・ウーンズ:近接接触攻撃で小攻撃

☆エンデュア・エレメンツ:熱くても寒くても快適に過ごせる。

☆エントロピック・シールド:術者への遠隔攻撃は20%の失敗確率を受ける。

☆オブスキュアリング・ミスト:術者の周囲を霧で覆う。

☆カース・ウォーター(物):邪水を作る。

☆キュア・ライト・ウーンズ:傷を治す

☆コーズ・フィアー:恐怖を与えて逃走させる

☆コンプリヘンド・ランゲージズ:すべての言語を理解する。

☆サモン・モンスターI:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆サンクチュアリ:敵は術者を攻撃できず、術者も敵を攻撃できない。

☆ディテクト・アンデッド:範囲内のアンデッドを感知する。

☆デスウォッチ:範囲内の対象がどれだけ死に近づいているかが分かる。

☆ハイド・フロム・アンデッド:アンデットから認識されない

☆ブレス:攻撃の時には命中率アップと抵抗力アップ

☆ブレス・ウォーター(物):聖水を作る。

☆マジック・ウェポン:武器に魔力を与えて攻撃力アップ

☆リムーヴ・フィアー:恐怖心を鎮める

☆キュア・モデレット・ウーンズ:キュア・ライト・ウーンズより回復力アップ

☆コンセクレイト(物):エリアを正のエネルギーで満たし、アンデッドを弱める。

☆サイレンス:半径20フィートの音を消す。

☆サウンド・バースト:範囲内の対象に音波でダメージを与え、朦朧状態にする。

☆サモン・モンスターII:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆シールド・アザー(焦):対象へのダメージの半分を術者が被る。

☆ジェントル・リポウズ:死体1つを保存する。

☆シャター:音波振動で物体や結晶質のクリーチャーにダメージを与える。

☆ステイタス:仲間の位置と状態を把握する。

☆ゾーン・オヴ・トゥルース:範囲内の対象は嘘をつくことができない。

☆ダークネス:半径20フィートの超自然的な闇。

☆ディセクレイト:負のエネルギーでエリアを満たし、アンデッドを強める。

☆ディレイ・ポイズン:1時間/レベルの間、毒が対象に害を与えるのを止める。

☆ファインド・トラップス:盗賊のように罠に気づける。

☆ブルズ・ストレンクス:対象は筋力アップする。

☆ベアズ・エンデュアランス:対象は耐久力アップする。

☆ホールド・パースン:1ラウンド/レベルの間、1体の人型生物を麻痺状態にする。

☆メイク・ホウル:物体を修理する。

☆リムーヴ・パラリシス:クリーチャーを麻痺状態かスローの効果から解放する。

☆レッサー・レストレーション:魔法による能力値ペナルティを解呪する

ここまでが初級の奇跡の呪文


☆アニメイト・デッド(物):死体からスケルトンやゾンビなどのアンデッドを作り出す。

☆インヴィジビリティ・パージ:範囲内の不可視状態を解呪する。

☆インフリクト・シリアス・ウーンズ:近接接触攻撃でダメージを与える。

☆ウィンド・ウォール:矢、小さなクリーチャー、ガス類を防ぐ。

☆ウォーター・ウォーク:対象は水が固体であるかのように歩ける。

☆ウォーター・ブリージング:対象は水中で呼吸できるようになる。

☆オブスキュア・オブジェクト:念視から物体を隠す。

☆キュア・シリアス・ウーンズ:より強い回復呪文

☆クリエイト・フード・アンド・ウォーター:3人(または馬1頭)以上の十分な食事。

☆グリフ・オヴ・ウォーディング(物):通る者を傷つける刻文。

☆コンテイジョン:対象は選択した病気にかかる。

☆コンティニュアル・フレイム(物):熱のない永続的な光を作る。

☆サモン・モンスターIII:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆シアリング・ライト:ダメージを与える光線。アンデットにも効く光線

☆ストーン・シェイプ:石をどんな形にでも彫刻する。

☆スピーク・ウィズ・デッド:死体に一体以上の質問に答えさせる。

☆ディーパー・ダークネス:半径60フィートを超自然的な闇で覆う。

☆ディスペル・マジック:1つの魔法の呪文や効果を打ち消す。

☆デイライト:半径60フィートの明るい光。

☆ブラインドネス/デフネス:対象を盲目状態か聴覚喪失状態にする。

☆プロテクション・フロム・エナジー:1種類のエネルギーのダメージ吸収する。

☆リムーヴ・カース:物体や人を呪いから解放する。

☆リムーヴ・ディジーズ:対象にかかっている病気を全て治す。

☆リムーヴ・ブラインドネス/デフネス:通常あるいは魔法的な盲目状態や聴覚喪失状態を癒す。

☆ロケート・オブジェクト:物品(個々のものやある種類のもの)のある方向を感知する。

☆インフリクト・クリティカル・ウーンズ:近接接触攻撃でより強い攻撃

☆エア・ウォーク:対象は空気が固体であるかのように歩ける(45度の角度で昇り降りできる)。

☆キュア・クリティカル・ウーンズ:最も強い回復呪文

☆コントロール・ウォーター:水量を上下できる。

☆サモン・モンスターIV:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆センディング:短い伝言をどこにでも即座に送る。

☆タンズ:すべての言語を話し、理解する。

☆ディヴィネーション(物):特定の行動に対して有用な助言を受ける。

☆ディサーン・ライズ:故意の嘘を明らかにする。

☆ディスミサル:クリーチャーを元の次元界に強制的に戻す。

☆ディメンジョナル・アンカー:次元間の移動を妨げる。

☆ニュートラライズ・ポイズン:対象の毒を解毒するか、対象が持つ毒を中和する。

☆フリーダム・オヴ・ムーヴメント:対象は移動への妨害効果を無視して通常通り移動できる。

☆レッサー・プレイナー・アライ(物):中型の別次元界のクリーチャーと取引する。

☆ポイズン:近接接触攻撃で6ラウンドまで毎ラウンド与える。

☆グレーター・マジック・ウェポン:武器に威力が上がる呪文を放つ。

☆リペル・ヴァーミン:昆虫、スパイダー、その他の蟲は10フィートから近づいてこない。

☆レストレーション(物):レベルと能力値吸収を治す。

☆フォーゲット 記憶を忘れさせる

☆アトーンメント(物焦):対象から悪しき行ないの負担を取り除き、魔法による属性変化を戻す。

☆アンハロウ(物):指定した土地を邪悪な土地にする。

☆インセクト・プレイグ:ワスプ・スウォームがクリーチャーを攻撃する。

☆ウォール・オヴ・ストーン:自由な形の石の壁を作り出す。

☆マス・インフリクト・ライト・ウーンズ
範囲内にインフリクト・ライト・ウーンズを与える

☆マス・キュア・ライト・ウーンズ:
範囲内にキュア・ライト・ウーンズと同じ集団回復呪文

☆コミューン(物):神格が1個/レベルの質問にはい、いいえで答える。

☆サモン・モンスターV:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆シンボル・オヴ・スリープ(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを深く眠らせる。

☆シンボル・オヴ・ペイン(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーに苦痛を与える。

☆スクライング(焦):離れた対象を観察する。

☆スペル・レジスタンス:対象は呪文抵抗上げる

☆スレイ・リヴィング:近接接触攻撃でより強い攻撃を与える

☆ディスラプティング・ウェポン:近接武器がアンデッドを破壊する。

☆トゥルー・シーイング(物):術者は本当に存在するもの全てが見える。

☆ハロウ(物):指定した土地を神聖な土地とする。

☆ブレイク・エンチャントメント:対象を心術、変成術、呪いから解放する。

☆フレイム・ストライク:聖なる炎が敵を打ち、ダメージを与える

☆プレイン・シフト(焦):8体までの対象が別の次元界に移動する。

☆アンティライフ・シェル:半径3メートルの領域が生きているクリーチャーを弾く。

☆アンデス・トゥ・デス(物):アンデッドを滅ぼす。

☆マス・インフリクト・モデレット・ウーンズ:範囲内にダメージを与える。

☆ウィンド・ウォーク:術者と仲間は気体となって高速で飛行する。

☆ギアス/クエスト:魔術師呪文と同じ

☆マス・キュア・モデレット・ウーンズ:範囲内の対象を癒す。

☆クリエイト・アンデッド(物):死体をグール、ガスト、ミイラ、モーグとして蘇らせる。

☆サモン・モンスターVI:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆シンボル・オヴ・パースウェイジョン(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを魅了する。

☆シンボル・オヴ・フィアー(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを恐慌状態にする。

☆グレーター・ディスペル・マジック:ディスペル・マジックと同様だが、複数の対象に影響を及ぼすことができる。

☆ヒール:治療と全ての病気と精神的状態を治す。

☆ファインド・ザ・パス:ある場所への最も直接的な道を示す。

☆フォービダンス(物):次元間の移動を妨げ、違う属性のクリーチャーにダメージを与える。

☆マス・ブルズ・ストレンクス:1体以上の対象にブルズ・ストレンクスをかける。

☆ブレード・バリアー:刃の壁がダメージを与える。

☆ワード・オヴ・リコール:術者は指定した場所に瞬間移動する。

ここまでが中級奇跡

7レベル・クレリック呪文

☆イセリアル・ジョーント:術者は1ラウンド/レベルの間エーテル状態になる。

☆マス・インフリクト・シリアス・ウーンズ:範囲内にシリアスウーンズを与える

☆マス・キュア・シリアス・ウーンズ:範囲内キュア・シリアス・ウーンズを与える。治療

☆コントロール・ウェザー:局地的な天気を変える。

☆サモン・モンスターVII:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆シンボル・オヴ・ウィークネス(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを弱体化する。

☆シンボル・オヴ・スタニング(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを朦朧状態にする。

☆ディストラクション(焦):対象を殺し、死体を消滅させる。

☆リジェネレイト:対象の失われた四肢を再生し、ダメージを癒す。
再生には時間がかかります

☆リパルション(焦):クリーチャーは術者に近づけない。

☆レフュージ(物):持ち主を術者の住居に転移させる効果を持つアイテムを作る。


☆アースクウェイク:半径8メートルの地震を起こしてダメージを与える

☆アンティマジック・フィールド:10フィート以内の魔法を無効化する。

マス・インフリクト・クリティカル・ウーンズ:1体/レベルの対象に4d8+1/レベルのダメージを与える。

マス・キュア・クリティカル・ウーンズ:1体/レベルの対象のダメージを4d8+1/レベルだけ癒す。

☆クリエイト・グレーター・アンデッド(物):シャドウ、レイス、スペクター、ディヴァウラーを作る。

☆サモン・モンスターVIII:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆シンボル・オヴ・インサニティ(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを狂気に陥らせる。

☆シンボル・オヴ・デス(物):トリガーを設定されたルーンが近くのクリーチャーを殺す。

☆ディメンジョナル・ロック:1日/レベルの間、瞬間移動や次元間の移動を妨げる。

☆ファイアー・ストーム:聖なる炎の嵐が起こり対象を攻撃する

ここまでが上級の奇跡

☆アストラル・プロジェクション(物):術者と仲間をアストラル界に投射する。

☆イセリアルネス:仲間とともにエーテル界に移動する。

☆インプロージョン:1ラウンドに1体のクリーチャーダメージを与える。

☆ゲート(物):移動や召喚するために2つの次元界を繋ぐ。

☆サモン・モンスターIX:他次元界のクリーチャーを召喚し、術者のために戦わせる。

☆ストーム・オヴ・ヴェンジャンス:嵐が酸と雷と雹を降らす。

☆ソウル・バインド(焦):蘇生を防ぐために死んだばかりの魂を捕らえる。

☆マス・ヒール:1体/レベルの対象にヒールをかける。

僧侶マスター呪文
☆ミラクル  奇跡が起きる
術者は何が起きて欲しいか祈らなければならない
これを行うとペナルティが発生する
 

 

設定4 TRPGの基本クラス

☆戦士
武器を持って戦う人

☆魔法使い
呪文を使い色々な超常現象や破壊の呪文を使用する人

☆盗賊
罠を外し、鍵のかかった扉を開け身軽が売りなジョブ

☆僧侶
神の信仰により奇跡を起こす人


上級クラス
☆戦士+盗賊マスター
【侍】

侍マスター奥義
二の太刀いらず

戦士の斧重とシェイドクロスを合体させた技
一瞬のスピードで敵の懐に入り一刀両断をして離れる
一撃必殺離脱技

☆戦士+魔法使い
【魔戦士】
魔法剣
武器に呪文を乗せることが出来る

☆戦士+僧侶
【聖戦士】
聖戦
信者を狂信者にして無敵の軍を作ることが出来る

☆魔法使い+僧侶
【聖魔師】
聖魔結界
この結界内ではどんな破壊活動があったとしても術者が死なない限り結界を解いたら元の風景に戻る

魔法使い+盗賊
【暗殺者】
暗殺
抵抗に失敗すれば首切り

僧侶+盗賊
【隠密】


最上級クラス
戦士+盗賊+魔法使い
【忍者】

戦士+盗賊+僧侶
【我翼】
2重殺
一度だけ
ワザと呪文が使用可能

魔法使い+盗賊+僧侶

【死人使い】
ピカムアンデット
自分をアンデット化することが出来る
例えば
バンパイアかリッチになれる

極めし者
【風】
成長していくと体力は戦士並みの成長
魔力は魔法使いの成長
盗賊技能を使えば20%以上アップ
レジストは20%アップ





風になるためにはたくさんの道筋があるが規定もある
例えば
戦士→盗賊(侍)→魔法使い(我翼)→僧侶(風)
戦士→魔法使い(魔戦士)→盗賊(我翼)→僧侶(風)

下の場合だと侍過程を進んでいないので二の太刀いらずは使用できない
上だと反対に魔法剣が使用できない
本来はそうなんだが
綾はそれらもすべて使えるという
チートでしょう

バスタード呪文で呪文に強いんだから
技重視で行こうと考えた結果そうなったらしいが
最後はやはり魔法使いだよね
 

 

弁当と新しい友人

 あの誘拐事件から早くも一週間は過ぎ去った。
この一週間はのんびりできたんだが帰宅して初日は説明にすごく時間がかかった。
すごく心配させたのとまさか会長一家と知り合うなんて・・・
そりゃ俺の家の親は普通の両親だからびっくりするのは当たり前なのと、
最初に行く予定の学校がなぜか代わったことにより1週間ずれてしまった。
本当は海鳴市私立風芽丘小学校に行く予定だったのに、
アリサたちと同じ私立聖祥大附属小学校になったので準備にそれだけの日数がかかったみたいだった。

 いうわけで今日から新しい学校
この学校お坊ちゃんお嬢ちゃん学校にらしい。
そりゃそうか天下のバニングス家のご令嬢が良く学校だし
月村家も大きかったなぁ
トラは2のちかさんの母校だった気がする。
ゲームの中では高町家も大きかった。
一般家庭の俺にはそんな立派な学校には行きたくなかったのだが、
本来はすごい費用が掛かるしね。
だけどバニング家と月村家からの話で学費免除で行くことになった。
この間助けたお礼らしい。
親父が恐縮していたけれど
そりゃそうだよな
これで断ることはできない
したらしたでいい人だと思うけれど親父の事もあるしね。
まったり小学生ライフは難しいのかな?
原作より一学年上がってるから何もないかも
そうに違いない。
4なんだよな
きっと
だけど俺の初めての友人が将来美人になるであろう二人だとは思わなかったなぁ。
俺も性別は女だから将来どうするかはないけれど・・・
男と付き合うのは断然拒否
相川さんぐらいなら我慢できるかもしれないけれど・・・
見た目女の子だしね。
きっと今でも変わらないんだろうなぁ
やっぱり生理的に無理だな。
うん
そんなくだらないことを考えながら、俺は今教室の入り口で待機をしていた。
学校イベントの転校生ってやつだ

「では入ってください」

 そういわれて俺は入室
わかっていたけれど窓際付近にやはり知り合いがいた。
まぁこれは良い。
これは予想の範囲だから、
でも何かみてはいけないものを見てしまった。
それは入り口側最後尾に
オッドアイの男の子がいる。
あれこんなやつ原作でいたか、俺に向かってウインクしてきた。
うげぇ男にウインクされた。
マジ最悪
ん、何か来た

「くっ!!」

 何か強制力が来るものが俺に来たが、
まぁそこらへんの強制力は効かないが抵抗力が働くのはわかるみたいだ。
魅了系の効果呪文か、だれかやったかは一目同然

ちっうぜえな
その時教室内が異質な雰囲気というのも気づいた。
まぁ俺に関係なければ今のところ静観しますか

 もう一人明らかに異質なのは
小学3年で160以上じゃないかと思う身長
そして小学生ってありえないナチュラル筋肉
それでいて金髪明らかに何かが働いてるような気がする
こいつはどこかで会った事あるような
そんなわけないな

厄介な事には関わりたくないな。
なんかフラグっぽいし
もしかしたら神が言っていた転生者なのかな?
かかわりあいたくは無い。

「風都から来ました。南條 綾です。
皆さんよろしくお願いします。」

 それだけっという感じできょとんとしている。
他何を話せって? 

俺の席はは窓際最後尾。
寝床ゲットラッキー

 1時間目はHRらしくて
流石小学校
皆と仲良くなるために、ありがた~い質問タイムになった。
最初の予定があったでしょうがそれをすればいいのに・・・
小学生純粋だからか質問がダイレクトすぎる
来た質問は、風都ってどんなところ?
隣の都市だから知ってると思うのに
そんなこと言わないけれど
何人家族とか、まぁ最初は軽いジャブから入っていたが
後半になると付き合った人はとか
今お付き合いのある人はいますかとか
今の小学生って恋愛ごとに興味があるの?
オジサンびっくりしたよ
まだ小学3年生だよ

 もうプライベートを沢山聞かれました。
あまりにも答えにくいのは、少し微笑んでお答えできませんって答えた。
恋人ねぇ・・・
男と付き合う気は全くないけれど・・・
幼稚な子供と遊ぶなんて疲れるし・・・
女の子と遊ぶのもね・・・
今だかって同年代の友人は作った事がない。
訂正最近できたっけ・・・


「喜べ、俺の女にしてやる」

 オッドアイの男の子がそういってきた。
クラスの女子から黄色い声が鳴り響いていた。
さっき俺に魅了の目線をしてきたやつか!
これ質問じゃねえし、命令だね

 やっぱり!
アリサとすずか、そして茶色の髪の女の子多分なのちゃんだな。
それと長身のナチュラル筋肉金髪男以外はこいつの支配を受けている感じがする。
女の子だけだと思ったら男の子もかよ
騒動起こしたくないなぁ
こんなの解くのは簡単なんだけど、イタチごっこだよなぁ
どうするか・・・

「告白してくれたのは光栄だけど遠慮しておくね。
今日初めて会った男の子にそんなこと言われても困るだけだわ」

 俺は長い銀色の髪に手をかけなびかせた。
少し日に当たっているからキラキラしていていい感じなのを対面の鏡を見て確認。
ナルシストと言われるかもしれないけれどキラキラ光るってワクワクするよね
そう言ったとき一瞬寒気が走った
もしかしてクラスの女の子全員を敵にしちゃたかな

「お~い俺からもいいか?」

「一人でも二人でも同じだが何?」

 俺自身げんなりして聞くことにした。

「お前強いだろ、俺と一戦やろうぜ」
 
 って言うか初めて会った人間に喧嘩を売るって
小学校の男子ってそんな感じだったような記憶がでも俺は一応性別は女にそれはないよね

「いやいや私は人畜無害ですよ」

「そうかい、そうそう俺の名前はサイツ・七枷ってんだよろしくな」

 俺は一瞬体がぴくって動いた。
動揺しているみたいだったなぜなら 
サイツ・・・それは俺が作ったTRPGに出てくるキャラクターと同じ名前
まぁなにかの偶然か、苗字はなかったはずだし、
そして七枷ってKOFの(やしろ)の苗字じゃなかったかな
偶然であって欲しい。
年齢がもっと上なら違う意味でしか取れない。
それはそれで嫌だけど

「転入生に何行き成り喧嘩を売っているのサイツ」
 
 お、もっといってやれアリサ

「アリサかぁ、うるせえなぁ~。
まぁおめえの言う分もわかるし、とりあえず静観するか。
まぁ同じ組だいつかやる機会もあるしなぁ」

 こいつやはり俺の存在を知っているやつか?
でもありえないから。様子見だな

「お、なんか空気悪くなっちまったなぁ~。
悪りぃな。
つい強そうな雰囲気持っているやつに合うとよ、ついつい喧嘩を売ってしまうんだわ」

それはもう病気です。
医者に行って治してもらって来いよ

「でもサイツさん、いつか大怪我するよ」

「うんうん喧嘩はよくありません」

 上からすずか、なのはって返していた。

「おめえらも強そうだが流石になぁ。おっ丁度終わりっすよ先生」

 そういえば授業中だったっけ

「そうですね新しい友達も増えて先生うれしいけれど
 神威君に逆らわないでね南條さん」

 神威ってやつはあのオッドアイの奴か
魅了にかかってるやつは何を言ってもなぁ無駄だし

「は~い」

 小学生らしく元気に返事

 それから何もなく昼食時
今までの学校は給食だったけれど、この学校では弁当らしい。
母からの弁当もう懐かしいなぁ・・・
高校まではもらっていたから、約30年ぐらいたっているのかな
弁当を持って、先程のHRで
アリサから手紙を渡されたので、
人認証妨害呪文をしてから
足跡が立たない(エルブンブーツ)を履き
呼ばれた屋上に行くと

 友人二人となのちゃんがいた。
敷物を引いて弁当を広げていた
なんかピクニックみたいだなぁと思ったのは俺だけではないはずだ
呼ばれて屋上に来ました。

「遅かったじゃない 綾」

「この間はありがとうございました 綾さん」

 いち早く気づいて俺に挨拶をしてくれたアリすず

「もう沢山の人から言われたから、もうその話は終わりにしない。
それに、友達なら当然だよね」

 言葉に出した瞬間
恥ずかしくなり下を向いた。
この年になって友達っていうセリフだよ。
はずいだろ

「あれ?アリサちゃんもすずかちゃんも仲良しさんなの?」

「ほら1週間前に事件があったって言ったでしょ」

「うんうん、もう何でそんなことする人がいるのかな」

「そこで助けてくれたのがこの綾さんなのよ」

「ふぇえええええええええええええええええええ」

「なのは五月蝿い」

「あれ?だってあれってお兄あちゃんと忍さんがまにあったって!・・・あれ?」

 おれ自身は知ってはいるけれど
それは芸能人を知っているレベルだから教えてもらわないと

「アリサ、すずか紹介してくれていいかしら」

「この子は私達の大親友のなのはよ」

「そして恭也さんの妹さんなの」

「よろしくね!高町さん」

「こちらこそよろしくなの、南條さん。私のことはなのはって呼んで欲しいな」

「なら私も綾でいいわよ」

 そして久しぶりの弁当を広げてみると、色とりどりのおかず
サラダがあり、たこさんウインナーやらから揚げやら
ふりかけがかけてあっておいしそうな弁当だった。

「どうしたの綾」

「へ?」

「気づいてないの?」

「ん?」

「なんで涙が出ているの?」

 俺は目から涙を流していた。
すごく懐かしかったこと
そしてまた一からやり直せるのかという実感
暖かい家族、友人
それらを感じてしまったら
涙が出てきた。
転生してから以前の暮らしと比べてしまって気づかないうちに涙を流すことはあったが人がいるのに涙を見せたのには自分でもビックリだし、恥ずかしさもあった。

「これは涙じゃなく目から水が出てきただけ!」

「何よそれ」

 そしたらなのはが後ろから手を回し

「えっと、よくわからないけれど、泣きたいときには泣いてもいいと思うよ。
我慢していると、張りさけそうになってつぶれちゃうから」

「はい綾さん」

 すずかはハンカチを渡してくれて
アリサはそっぽを向きながら頭をなでてくれた。
この世界は俺にとって優しすぎる
そしてこのやさしさですごく泣いてしまった

 それから少し時間がたち
顔を赤くしながら、そっぽを向きながら

「えっとありがと」

 実年齢50超えてるおっさんが
10歳にも満たない少女の前で泣くなんて恥ずかしすぎる

 3人はくすくす笑いながら

「友達だもん」

「でも、綾って実は結構な泣き虫だったのね」
とか
「不謹慎だけど泣いてる綾さん可愛かったよ」

 とかいろいろからかわれた。
さっきのやり返しですか

「可愛いって・・・それはアリサやすずか、なのちゃんのほうだわ」

 まだ時間があったから
お弁当を食べながら
2人の要注意人物に聞いてみた。

「ちょっと聞きたいのだけど、神威って言う人とサイツって言う人について聞きたいのだけど良い?」

 神威って言うワードを出したら、アリサは怒り顔で、すずかとなのはは困り顔で反応した。
反対にサイツのワードは3人とも普通だった。

「ふっあまり思い出したくないけれど神威 皇帝(かむい こうてい)は最低の奴よ」

「ちょっと困るよね」

「うんうん」

 苗字も名前もDONネームすぎるだろう
少し脱線をしてしまいそうだったのでまとめると

・女性をすべて自分の女だと思っている
・それについて反論する人がほとんどいない
・男の子たちをモブって言ったりする
・よく私達にちょっかいをかけてくる
・勝手な固定概念で困る
いうのが彼女達からの話だった。
アリサの沸点の怒りのボルテージがすごかったです。
俺は一瞬及び腰だった。
怖いですアリサさん

 反対にサイツをまとめると
・やさしいが結構ナルシスト
・運動が得意
・意外に楽器がめちゃくちゃ上手い
・仁義がある

 小学生にたかる高校生を病院送りにしたことがあるなど今まで女の子にあんなこと言わなかったのに今日はびっくりしたとの事。

 俺の結論
一人は思い込みが激しいあんぽんたんだが
なにかESPやHGSやらなにかあるのかもしれない。
銀英のオッドアイは格好いいと思っていたが
実際に見てみると結構キツイ事が判明
もう一人のサイツは保留かな
武術とか実践慣れしている人はなんとなく
強いか弱いかはわかるそうなのでそれかもしれないし

 でもまさかあんなことでな泣くなんて思わなかったなぁ
親ってすごい暖かい
生前はあまり感じなかったが
今世ではきちんと親孝行をして行こう。
俺の涙事件と、情報であっという間に
お昼の時間が終わってしまった。

 まさか自分の孫ぐらいの人から慰められるとは思わなかったなぁ
俺は身体は9才かもしれないが
記憶が戻ってからの年齢は45歳だからな
実際は49だからやっぱり孫か子供だよなぁ

 午後は相変わらず眠くなる授業と
泣き疲れかも異常に眠いので
眠ります。
zzzz

 こういう時はTRPG呪文がすごく役に立つ
なんだか初日から、濃い1日だったと思う。
今度なのはたちと遊ぶ約束をした。
今日はみんな、習い物があるのでそちらに行った。

 小学校といえば、ランドセルって言うのもカルチャーショックだったけれど、いろいろな色があるのはびっくり!
だってねぇ赤黒じゃないのって突っ込みたかった。
ここの小学校はランドセルじゃないのにびっくりお金持ちの学校ってそうなの?
当然だが以前は付属○○何て学校は縁がなかった。
小学生から制服なのにもおどろき
制服って中学校からじゃないのって突っ込みたくなった。
俺は一人でゆっくりと歩きながら帰宅途中で気づいた。
それは人通りが多いはずなのにいつの間にか周囲に人がいなくなっている。

「何?」

 小学生の振りをしておくにいいと思う
周囲から人の気配が少なくなっていっている

「だれか~」 

 その場で一応きょろきょろする
不可視の目を飛ばしておく
まだ用心しているのか
何か目的なんだ
その場で立っていること10分
偵察では誰も見つかっていない。
あまり手の内はさらしたくないんだが・・・

 ぽん
後ろから肩に手を置かれた

「きゃ~」

 きゃ~ってなに?
自分の発した声にもビックリ
言うか女かっていうの全く

「すまない南條さん」

 すごく申し訳ない声が聞こえた

「ふへぇ?」

 聞き覚えのある声
後ろを振り返ってみると
恭也さんと少し後ろに忍さんが立っている

 少しだけ周囲を振り返ってみると喧騒が戻ってきていた

「んもう だから言ったじゃないの恭也。わたしが綾ちゃんに声かけてみようかと」

「そうした方がよかった。本当にすまない」

「わたしのほうこそぼ~としていまして申し訳ありませんでした。」

「何かあったのか?」

 小声で話をかけてくれた

「い・いえ多分大丈夫だと思います」

「今から翠屋に良くのだがよければ一緒に行かないか」

「そうそうおいしいよ」

 一回行ってみたかった場所でもあったので2つ返事で答えた
あれはなんだったのかわからないけれど
多分封鎖結界のたぐいか

 う~ん。俺って誰かに目をつけられることをやったのか、
でもこのように隠れてということは俺に恨みや何かを調べているものかなぁ?
う~んやっかいだ
氷室はないな。そんなことをしたら哀れなヒキガエルになるし・・・

 そんなこんなで翠屋に向かった。
恭也さんと忍さんは俺に何かあったと感じ、護るように歩いてくれている。
こちらの負担にならないようにやさしい二人だと思う。
本当に感謝だな

「いらっしゃいま・・・あら恭也に忍ちゃんいい所に」

「あぁわかってるすぐに入る」

「綾ちゃん、あそこの席にどうぞ」

 言われてそこの席に座ってみると
いやはや学生、主婦、OLと女性が9割占めている。
ここまで繁盛している喫茶店ってまず無いだろう。
名古屋で有名なコ〇ダより凄いかも
あそこもすごいけれど、男女が沢山いるけれど
ここは女性ばっかり・・・
電王の喫茶店やキャッツアイよりましか

「はい、お待たせいたしました。当店お勧めのシュークリームです」

「え、違います。まだ注文してないから・・・」

 お姉さんがわたしの目線の高さまでしゃがんで
あれこの人どっかで

「私からのサービスです。」

 あっそうだ高町家のお母さんの桃子さんだ

「ありがとうございます」

 これは断われそうにない
そして一口食べてみると

「うまぁああああああああああああああああああああああああああ」

 大きな声で騒いでしまいました。
恥ずかしい

「桃子さんのシューを喜んでくれるのはうれしい」

 そう言いながら抱き着いてきたので
やばい顔が真っ赤になっているのがわかる。
ダブルで恥ずかしい・・・桃子さん当たってますって
俺は無意識に手を上下に振っていた。
少ししてから、恭也さんがこちらに来ていた。

「高町母よ」

「あら恭也」

「恥ずかしがってるからそこら辺にしたらどうだ」

「う~んもう少し堪能したかったんだけど、今日は士郎さんもいないからね。わかったわ」

士郎さん
生きてるのか・・・やばい本当に原作知識生かせれないな
4じゃなく、多分俺の知っている世界とはパラレルワールドだ
そんな考え事を一瞬していたら

「同席してもいいかな」

「あ、はい」

「もしかして面倒ごとに首を突っ込んでいるか」

「どうなんでしょ、実際にはわからないってのが本当の所ですね」

 俺は首を振りながら恭也さんに答えた

「いや先程から君を見ているものがいるから、見事な隠形だが何処からかはわからないなぁ」

「ありがとうございます。私にはよくわかりませんが何かあったら声を出します。」

 ぽふっ
頭に手を置かれた

「頼ることも必要だと思う。そのときにはぜひ呼んでくれ、力になれるかはわからないけどなぁ、
おっと、すまないなのはにこれをやると喜ぶからそれじゃ、相席ありがとう」

 そういって恭也さんは席を外した。
流石ギャルゲー主人公皆惚れるわけだ
手を置かれたとき嫌ではなかったなぁ
不思議なお兄ちゃんであります。
っいうか反応できなかった。どれだけ凄すぎな人なんだ。

 それにしても
呪文で不可視の目を飛ばして偵察したのに
わからなかったけれど
それを技術だけで気づくなんて
規格外すぎる。
確か心ってキロレベルで感知できたっけ
思い出せないなぁ

 美味しいシュー紅茶もいただいて帰りますか。
あまり小学生が寄り道も行けないし
親たちに、お土産でも買っていこうかな。みていると小学3年生が買える代物ではありませんでした。
一つ150円
親に買うと300円

 今現在待っている金額が1000円。
シューが150円紅茶が350円
うん買える。
レジに行くと、恭也さんが、今日は俺達が招待したから金額はいいと言われ。
そして
小さな箱を渡してくれた
どうやら俺の感動に感激してくれた桃子さんがプレゼントしてくれた。
本当にありがたい
それで翠屋から出て帰り道でまた異変が起きた。 

 

争い事は向こうからやってくる

 翠屋から出て、藤見町までは少しあるから、ゆっくりと歩き出す。
そしてまた人気が少しずつ消えていく感覚。
すべての人がいなくなった瞬間。
虹色の光が高速で、こちらに飛んできた。

シュッ

 俺はツーバックで回避をした。

「だれ??」

 前のほうから陽炎のように見える。
それがこちらに歩いてくる。
こちらに近づいて来るとしっかりとした形になっていった。
雰囲気は神威 皇帝
でも大人の体系をしていた。

「この姿では、はじめましてだね。南條 綾さん」

「?」

 まさかこんな早くにちょっかいを出してくるとは思わなかった。
様子見とかしない普通
やはり神威皇帝というDONネーム野郎か

「いつまでしらないそぶりをしているのか?
貴様神様転生者だろ」

「はぁ~本気で言ってる?
転生、夢の見すぎでしょ?
それにその格好は?」

 情報が少なすぎる。会話で拾わないと
わかってることは俺と同じイレギュラーな存在か

「あくまでもしらばっくれるか、何処の世界に今のシューターをかわす小学生がいるか」

「ここにって言うか、偶然回避できたよ。私運動得意だから」

「貴様が転生者かなんかはどうでもいい?
だけどなぜ俺の魅了がかからない?
少しだけ痛い目にあったら本当のことを教えてくれるかな?」

「痛い思いはしたくないかなぁ。こちらからも質問していいかしら」

 早く情報を集めないと、厄介は厄介だが、
戦うに当たり情報不足はすべてにフリになる。
今現在わかっている奴の能力は、
4つのうち2つ
魔法が使えること
虹色の魔法か何か特別な能力があるかもしれないなぁ
あの洗脳に近い女性との効果 
あれが多分神が行っていた
ニコポ、ナデポ
後2つ隠し技があるみたい

「まぁ少しだけなら時間もあるからなぁ
負けたら、俺の奴隷にもしてあげるから安心してね」

「えっと、もし神威君の言うとおり、神様転生があったとすると、なぜ私が攻撃されるかわからない?
動機は、それがわからない限り納得がいかないな?」

「あぁ~そんな事
俺以外のオリ主なんて邪魔だろうが」

 なんか頭痛くなってきた。
こんなくだらねぇことで、命狙われたの俺
っていうかこの世界で生きているんなら
オリ主とか関係ないだろうが
いつまでゲームや二次元の世界の事だと思っているんだこの馬鹿?

「でもクラスの女の子の大半と、先生まで落としているんでしょ。
なら私なんていいじゃない」

避けれる戦いなら避けたいかなぁ面倒

「なのは、すずか、アリサと話したお前は重罪なんだよ
お前が神様転生なんて関係ない。
いくら女がいたとしても
なのは世界の主要人物がなびいてないのにお前と話している。
それだけで重罪
女だからって、そういう道に引きずり込むって線もあるしなぁ
そして俺にタメ口なのも罪
許して欲しければ俺の下僕になりやがれ
そしたら許してやらぁあああああああああああ」

 なのは世界
わからないことが多いな
あのゲームの主要人物ってクラスになのはしかいないはずだろうが
ゲームでは紹介されていないアリサやすずかってのもスポットがされてないだけで
友人って線もあるしな。
だけどなんかこの町って9.8割の良い人に
0.2割の変態ナルシストがいる町なんだろうが

「答えはどうするんだ?
なにやっても無駄だぜ。
俺は魔力レベルEXとミッド、ベルガ、古代ベルガのハイブリット。
闇の書の闇も俺の敵じゃないわ~」

 ミッドはミッドチルダの魔法という事か
クロノ・ハーヴェイやなのはが使う魔法だろうな
だがベルガや闇の書というのには聞き覚えがないな

「ふぅ~そんなくだらない理由で殺されそうになるのか、アホラシイ。
返事はこうよ」

ぼんっ

 俺は玉を地面に投げつけた
その瞬間周辺煙が出てきた。

「目くらましか、しゃらくさい
それじゃ力の差を教えてやるわ、綾」

 下卑た声がこだまする

「何処に行きやがった。
でもここから出ることはかなわないぜ~。
EXの結界はそんな簡単には壊せないしなぁ
そっか・・そっか・・小学生らしく隠れん坊かい」

 俺は煙幕を張った瞬間
魔法使いスキル
透明(インビジリブル)で隠れる
そして黒鳥嵐飛(レイ・ブン)の高速飛翔呪文で上空に上がる
結界ぎりぎりまでの上空
あの馬鹿が言っているように堅そうだな。
ディテクトマジック(魔法感知)で調べると
厄介だな。
ちょっとだけ固いか
壊せないほどではない。
そういえば、BASTARDでカル=スの呪文を100人かがりで呪文解除をしたけれど、
解除できなかったなんてあったなぁ。
七鍵守護神(ハーロ・イーン)なら壊せそうだな。
被害が出そうだから俺はこの結界の少し内側から聖魔結界をかけた。

 とりあえず魔法使い呪文で腹話術(ペントリロギズム)であの馬鹿の後方の壁から音を出して
分身(ミラーイメージ)で、その場所に分身をだす。

「隠れん坊はやめたの?」

「固そうでね、逃げれそうにも無いから」

 少しだけしおらしく言って、俺は分身の後ろから盗賊スキルで
隠密行動

 前方は分身を走らせて攻撃する。
これで終わらせる
黒き風の攻撃を受けやがれそしてダウンしていろ
シェイドクロス
瞬時に急所攻撃をして、移動する技である。
ヒットエンドランの技である。
盗賊を極めたものだけが使用できる。
盗賊の攻撃奥義

そして俺はまた上空に行くが・・・まじか当たってない?
やつの前で防がれた。
まるで神威を護る不可視の鎧があるみたいだ
だが、悪魔の(デモンメイル) よりは強度はないと見た。

「そんなぬるい攻撃では無理だよ」

 言った瞬間。神威が剣を分身のほうにかざした。
その瞬間虹色の閃光が分身を飲み込んだ。

 やばいね。攻撃があたたっら消えるから、そのすぐに、光線より側面数メートルに、分身を出す。
今度は少し服が破れている状態。

「ほう、かわしたか?
君の特典は御神流の取得かな。
神速だろ、それ」

 ヒットエンドランの攻撃と、分身の効果で、
どうやら間違ってくれたのは、こちらの良いほうに解釈してくれた。
それと感覚なんだけど魔力の使い方が違う
どうやら奴の籠手を通して呪文を発しているように見える。

「いくら御神でもそれは地球上ではすごいけれど、
ん~残念俺には通らないよ
なにせ聖王の鎧が守ってくれるからね」

 直接対決でも負けはしないけれど
厄介は厄介だな?
なんの世界の技があるかわからないけれど、向こうが切り札出す前にけりをつける。
まだ特典あるかもしれないし
あの強度なら多分この呪文でも大丈夫でしょ
死んだら運が悪かったってことで

 俺は上空に飛び、少し卑怯かもしれないがこれが魔法使いの戦いだ。
俺はおなかあたりに腕をクロスして呪文を唱える。

「暗黒よ 闇よ
負界の混沌より禁断の黒炎を呼び覚ませ」

 その両腕を胸のあたりまで持って行き
クロスをといて
ボールが入るくらいの隙間を手のひらで作る
つぅ結構な魔力の流れを感じる
消費が・・・結構ヤバい
使い切れるんか・・・

「 パーラ・ノードイ・フォーモー・ブルール・
ネーイ・ヴァセ・イーダーイー・エイター・
ナール・アイドール・ヘーブン・ン・
ヘイル・イアイアンンマ ダイオミ ギーザ オージ」

 神威を中心に結界が作られる
神威はその時異変に気づき、俺を見つけたがもう遅い呪文は完成した。
これが今使える最大最強の破壊呪文だ
俺は力ある言葉を発す。

死黒核爆烈地獄(ブラゴザハース)

 づがぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
がぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああがぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああがぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん

 すごい音とクレーターが出来上がった。
BASTARDでも古代呪文で抹消された禁呪の一つ
さすが核爆発呪文
精神力がエンプティに近いのが分かる。
これで倒されないなら、
逃げるしかない。
煙が晴れて結界が解かれたときにそれは杞憂だとわかった。
うつ伏せで倒れている。
アンスラ細胞入りのサイクロプスでさえ消滅したのに
それほど強大な防御壁だったみたいだ。
降りて生きてるかを確認
確認したらやはり気絶していた。
この呪文食らって生きてるんかこいつ
他の呪文ならまず効いてないってことかよ
こいつを護っていた聖王の鎧とかいうのに感謝するんだなぁ

最後に
これでほかっていてもいいけれど復讐されたらどうもこうも無い。
アギューズドはあまり使いたくないから

 僧侶呪文で
忘却(フォーゲット)
これで転生者というのを忘れさせてから
魔術師呪文のパーマネンシィで永続呪文
これで記憶が戻る可能性が低くなった。

最後に僧侶マスタースキル
ミラクル
破られることを防ぐ

 この呪文俺のレベルを一時低下させるんだよなぁ
せっかく復活したんだ殺す必要はないな。
この世界を楽しむんだな
自分の事ながら甘いな
俺もそうだが転生ってことは何か善行して神がせっかく復活させてくれたんだ。
多分本当は良い奴なのかも知れない。
少しだけ魔が差したんだと信じたい
その代償に自分の能力が少し落とすなんて
本当に何やってんだが
殺すよりは目覚めが悪くないし良いか

 だがこれでいくら古代呪文でも解けないぐらいの頑固になった事だけは確かだ
だけどこれで魅了にかかっていたクラスの人達も解放されるだろう
通路の曲がり角で置いておいて、少しはなれたところで、
立ちくらみみたいに、すごい気持ちが悪い。
頭が回る
死黒核爆烈地獄は容量オーバーにもかかわらず
僧侶究極呪文のミラクルまで使用したんだから当たり前か
壁に手をつき歩いていたが

ここで意識を離したら行けない
俺は壁に手をかけ歩き出したが、景色が歪んで見える

俺は前方に見える人影が分かったのだが、
やつの見方だったらアウトとわかっていても限界が来てしまった。
俺は前方に倒れてしまった。
 

 

ドキドキなお泊りとお花見

 気づいたら見知らぬ部屋で寝ていた。
ん~
幸い白い部屋じゃないみたい。
転生の時と同じパターンかよ
成長してねえな
うぅ~まだ頭ががんがんする。
気分も悪い
やっぱりキャパシティオーバーだったなぁ
クラスメイトを殺して自己嫌悪に落ちるよりはましか
まだ、人を殺す覚悟なんてできない。
いつか経験するかもしれないが、
そんな経験は遅い方がいい。

 窓を見たらまんまる満月お月様良い月だな。
こんな日は月見酒が良いんだけど、
酒ね。
ここ数年飲んでないなぁ
どんな味だったっけ?
外は庭付きの家みたいで、外に道場が見えるって事は
画面上だけど見覚えがある
言うことは、高町家かここは
部屋の内装からなのはの部屋みたい。
まぁ晶やレンがいるから、
ここしか部屋が空いていなかったのかな?
女の子の部屋って、なんか恥ずかしいな
考え事をしていたら扉がが開いた。

「あ~お母さん。綾ちゃん目が覚めたみたい」

「なのちゃんここは?
私なんでここにいるの?」

 俺は理解はしているが、ごまかしてみた。

「もうびっくりしたんだから、
わたしが塾から帰っている途中で、前から綾ちゃんが倒れてくるんだから、
もう心配したんだよ。
大丈夫なの?」

「ありがとなのちゃんはわたしの命の恩人だね」

「にぁ、にゃ、そんな事無いよ。えっと大丈夫」

「ありがとう。何とか大丈夫みたい」

「久しぶりに聞いたなぁ」

 俺が不思議そうにしていると

「なのちゃんってね。晶ちゃんやレンちゃんが私の事をそう呼んでいたから・・・えっとね・・・」

 そう言って二人の事を紹介された。
そう言えば3年生って言ってたっけ
原作は2年生でリリカルおもちゃ箱のなのはは3年生だったかな?
自分の記憶と一致しないから多分忘れた方がいいのかもしれないなぁ
なのはと会話しながら考え事をしていたら、桃子さんがやってきた。

「綾ちゃん大丈夫?
申し訳ないけれど学校に連絡をして、
お家の電話を聞いて状況を伝えたから。
そして今日はうちに泊まらせるといっておいたからね」

「家にどうしよう心配かけちゃう・・・」

「そうね。
でも体を大事をとって、今日は泊まっていって、
気づいたってお家には連絡しないとね」

「はい」

 終わってから家に連絡をして、とりあえず貧血で倒れたみたいってごまかした。
後は桃子さんに変わって大事をとりました。


 運はあると思う。
あのまま倒れていたらどうなることやら、
戦いに勝って最後にあれでは勝ったとはいえないかも
今日は下準備に転入初日で、だいぶ精神力使ったし、
キャパオーバーで最後の3つの呪文で力尽きたみたいだな。
スカートっていうのも精神的にダメージが・・・
言い訳考えたらいくらでも出てくる。

 これで当分は厄介ごとはないかも
レベルダウンはしたけれど、
もしビドゥンの事件があったとしても結構な時間があるはずだから、
それに向けてゆっくり上げて行けばいいだろう

 当たり前かもしれないけれど、俺以外にもいるなんて、
何でそんな当たり前のことを思いつかなかったんだろう。
神がそんなこと言っていたような。
まぁ覚醒して4年も前の話だし

 なのはは、久しぶりに人が増えてうれしそうだった。
数年前に結構な人数が居たそうだ。
やはり士郎さんが生きているみたい。
そっちのほうが嬉しいけれどね
とらハとは違うのかな

「綾ちゃん今度の土曜日の夜時間空いている?」

 桃子さんがご飯の後片付けが終わり
リビングに帰ってくるときに話しかけられた。

「はい大丈夫ですが?何かあるのですか?」

「四月といえばお花見。高町家、月村家でお花見をするからどうかなっと思って」

「私はいいのですが、お父さんお母さんに聞いてみます。」

「もう絶景だからお許しが出たらぜひ来てね」

「はい」

 そうだこれ言わないと

「せっかくもらったシュークリーム
駄目にして申し訳ありませんでした」

 少し、だいぶ残念。わたしが倒れた瞬間道路に落ちてしまい
グチャッてなっていたそうだ。
あのままホールディングポケットに入れとけえばよかった。

「シュークリームはまた作ればいいけれど、綾ちゃんが無事でよかったわ」

「そうだぞ綾君。なのはから聞いたときはおどろいたものだ」

 士郎さんが心配そうに声をかけてくれた。

「本当にありがとうございます」

 そんなこんなでお風呂から、帰ってきたなのはと一緒に
たわいない話をしてなのはの部屋でお休みしました。

 本当は部屋を借りようとしたのだけどなのはが、
わたしの部屋で寝ようとの鶴のひとごえでそうなった。
恭也さんがちょっと怖かったのは・・・

 そこでまた事件。
当たり前だが寝床で言い争いをしていた
私はベッドの下で寝ると言い張り、なのははベッドで一緒に寝ようとのこと
まぁ小学生に欲情するほど馬鹿じゃないけれど・・・
折れました。

 わかったことだが、実はなのはに弱いことが発覚今日みっともない所があったからかな。
後ろから慰めてくれたこと。もう、ありえないことばかりやってしまった。
アリサやすずかにも多分弱いんだろうな。
幼女のきらきらお願いは反則過ぎる
結局なのはのベッドで眠ることになった。

 そして隣では小さく可愛い寝息が聞こえる。
これが将来
翠屋の二代目。クロノの奥さんになる可能性がある女性か
このままとらはコースになったらの話だけど・・・
俺の知っていることとかなり違うからどうなるのかな?
 
 なんかまだあったことないけれどクロノに渡すのはもったいないような気がする
この可愛い天使のような寝顔を見ていると、
でもこんな小さい体ですごい包容力
まさかわんわん泣くなんて思わなかった。
桃子さんと士郎さんの娘だからかな
なのはの頭に手を乗せ

「今日は本当にありがとうなのはすごく癒されたよ」

 やはり疲れていたからかすんなり眠ってしまった。
そうして俺はとてつも長い一日を追えた。

 早朝俺は少し目を開けたら、なのはの顔がアップになっていたので
もうびっくり!!!
どうやらなのはは、暖かいものに抱きつく習性があるのか
ただいま抱き付かれています。
さて起こさないようにはずさせてもらおうと思ったんだが無理っていうっ事で
俺は自分自身を気体にして脱出
呪文は便利だよね
うんうん寝る子は育つっ言うけれど、
寝すぎじゃないかなと時計を見たらまだ6時少し前ぐらいだった。
俺が早く起きすぎただけか・・・

 一日ぐっすり眠れば、体は大丈夫のようだ。
さて下に降りて庭の方に向かうと道場のほうから
木刀の心地よい音が聞こえる。
その音に導かれるように、道場の入り口についた瞬間に扉が開いた。

えっと自動ドア?

「綾君起きたのかね」

 士郎さんが来る瞬間にあけてくれたみたいだ

「士郎さんおはようございます」

「おはよう。こんな朝早くどうしたのかね」

「私も大体この時間ぐらいに起きているので、
それで心地よい木刀の音が聞こえましたから誘われるように・・・見学をしてもいいですか?」

「ん~見学はね・・・そうだ軽くやってみないか」

「それではお願いしますか?相手がいなくて困っていたんです」

「では美由希相手を頼んでいいかな」

「はい師範」

 俺は少し着替えてからまた道場に戻ってきた。
めがねをはずした美由希さんは普段のおっとりした雰囲気から一転、
びしっとした雰囲気をかもし出していた。
気を抜くとやられる

「綾ちゃんはどんな武器を使うのかね」

そういわれてすごく困った。
基本なんでも使いこなすが、たぶん基本は西洋剣なんだよなぁ

「普段は西洋剣と空手の真似事なんですが、この木刀を使わせていただきます」

「ルールは剣のみ」

 細かいルールは結構あった。
あたったところは使えないということ

「美由紀さん胸をお借りします」

「こちらこそよろしくね」

「剣のみ一本はじめ」

 すごく隙がなく美しいと思った。
すごく惚れそうなぐらい見惚れてしまいそうだ。
一流の剣士は立っているのも芸術なんだと、このとき初めて知った。
あの武蔵も芸術作品になっているのだから

剣のみの戦いなら、こちらが不利なら動かしてもらう
御神を甘く見てはこちらがやられる。

俺は美由希に連続攻撃をかました。
技量にもよるが、最大5回連続の連続攻撃、烈旋(れっせん)
最後に足元を防がせてここまでは計算どおり。
そして本命の一刀両断 斧重(ふがさね)
戦士マスター奥義
烈旋を防いだ後での必殺の一撃もらった~

 よし決まったと思った瞬間体が流された。
流された瞬間綾の体は、美由希から見て後ろ向きになり
美由紀の剣が綾の首筋に決まる瞬間綾は、
前転をして事なきを得た。

「は~危なかった。まさかあそこからカウンターがくるとは思いませんでした」

「前転するなんて、こちらもびっくりです」

 ってあれを回避するか、ありえないだろう
もともとこちらに分があるハンディキャップなのに。美由希はやはり強い。
なぜなら御神の技を使わず
それでいて今は小太刀サイズの木刀一本で戦っている
それでいつもならこうって体が覚えているのを勝手が少し違うから、何とかやらさしてもらっているがやはり子供の体力だからかスタミナがないような気がする。
こちらの打ち合いは剣で受け流したり
交わしたりするのに対し、こちらは、ガード、受け流し、
交わしと何でもあり

 打ち合いでの力比べなんてしたら、多分って言うか完全に力負けする。
絶対にこちらが分が悪い
あんなきゃしゃな体で意外と力が強い
俺は少し距離を置くようにツーバックをしてからの
ダッシュスライディングの感じで動きながらしゃがみだして、
剣を構えて上空攻撃
変形の天駆(てんく)
戦士の技の上空技
意外性のある行動をしての奇襲攻撃
正統な攻撃はこちらに不利だから、トリッキーな攻撃でと思ったんだが、
これもかわされたので上昇中に空中で一回転をして、天井に足をついて地上に突進をする
戦士技突進攻撃
牙追(がつい)

 それさえもかわされ

 ぽんっと首に軽く当てられた。

 しゅうりょ~

「はぁ、はぁ 負けました。」

「こちらこそありがとうございました。綾ちゃんすごく強いね」

「ふ~っでも、手加減されてこれじゃ恥ずかしいです」

 審判をしていた士郎さんも

「ん、すごいね綾君。僕もまだ見知らぬ技を見て心が躍ったよ。恭也はどうだい」

「ふむ、最初の連続攻撃は多分けん制だったんだと思うけれど、次の行動を考えて動いたから、
そのせいで少し攻撃が遅くなったんだと思う。
もちろん次の攻撃やパターンを考えるのは、いいことだ、
でもそれは行動に移す前のことでまだ経験不足なのかなと感じた。
でもあの前転はびっくりした。」

「そうだよね恭ちゃん私もびっくりして、一瞬何が起きたか理解できなかったから~」

 それでかわされてるんだから・・・

「訓練中は恭ちゃんはやめろ」

「はい、恭也師範」

「美由希も変わったことやりだすからあわてすぎと、
いつもと勝手が違うからといって動きが単調だ。
これは少しずつ修正するしかないと思う。
でも最後の攻撃をびっくりしながらもかわし攻撃できたのは良かったと思う。
士郎師範はいかがですか」

「ん~まぁ恭也は厳しいからなぁ。
でも今恭也が言った事を行ったらまた少しあがると思うよ綾君」

「ハイ」

「もし一人で訓練で手が貸してほしいときは言いなさい。模擬戦などをしよう。」

「ありがとうございます」

 終わったとき
恭也さんが道場の扉を開いた
そこにはパジャマ姿のなのはが立っていた。

「おと~さん、おに~ちゃん、おね~ちゃん、綾ちゃんおはよう
いつもより少し時間がたっているから、お母さんが呼びにいってって」

「「「おはようなのは 」」」
「なのちゃんおはよう」

「恭也さん、士郎さんさきほども思ったのですが、来ることを知っていたのですか?」

「ん、長年剣で生活していると、わかるようになるんだよ。
まぁなんだそんな訓練ばかりやっていたからなぁ」

士郎さん

「今日はなのはは早く起きたないつもは・・・」

恭也さんがそう言った瞬間

「わわわわ」

 なんか大声を出してごまかしてる。
そっか思い出したなのはって寝坊助さんだったっけ

「先にお風呂入ってくるね、行こ綾ちゃん」

「え」

「今日も学校があるから、早めにお風呂入らないと間に合わないから」

「遠慮しますって・・・」

「え~」

 美由希さんはすごく驚いていた
けれど、なのはと同じ年齢でしょということで引っ張られてしまった

「遠慮という言葉は」

 美由希さんは凄く良い顔で

「ダメ」

言い切りやがった

 すごく理性が・・・
いくら今女と言っても
JKの裸だよ
恥ずかしいし理性が
親とも記憶が戻ってから入ってないのに・・・
今度一緒に入ろうねとはなのはのこと
なのはなら恥ずかしくもなんともないのだけど
さすがに年頃の女性の裸身をみるのは
何年たっても恥ずかしい

 朝食を食べていると家のチャイムがなって
桃子さんが対応した。

「お邪魔します。はじめまして南條です。
うちの娘がお世話になりました。」

 俺も食事を取るのをやめ玄関に移動

「お母さんおはよう」

 俺が近づいた瞬間
母親に抱きしめられた。

「大丈夫綾ちゃん。もぅ お母さん道で倒れたと言われて
凄く心配したんだからぁ~」

少し泣き声で抱きしめられたから

「うん、ごめんなさい。多分緊張しちゃって、でもありがとう」

少し俺も涙が出てきた。

 高町家が総出で玄関に来たので
少しの間羞恥プレイになったのはいうまでもない。

「お母さんところでどうしたの?」

「どうしたのって、あなた昨日の時間割で学校に行くつもり」

「あ!」

「かばんを持ってきなさい。今日の時間割の教科書とか持ってきているから」

「は~い」

「お母さんが来てくれて良かったね」

ひまわりの笑顔でなのはがそういってくれたから、
反射的に

「うん」

 言って2階のなのはの部屋からかばんを持ってきた。
それから少しお母さんと桃子さんが話し終えて
お母さんから夜桜の件は許可をもらった。
そしてなのはと一緒にスクールバスに乗ったら、
アリサとすずかからなんでなのは (ちゃん)と一緒に来てるのとの事で、
バスの乗っているときに説明

 教室に着いたら案の定
神威が来ても女性陣は取り巻きにならなくて、
普通の男子生徒になっているので安心
でもアリサとすずかから視線
特に何かやったでしょうという目線と、話しなさいよという目線をアリサから受けてしまった。
手紙を渡してもらいなのはの前では話せないとの事と、
多分神威は嫌がらせは起こらないから安心してとの事を伝えた。

 もう一人興味深そうに見ている人物がいた
それはサイツも真剣にこちらを見ていた。
おまえがやったんだろって言われている感じがした。

 あれから教室はとりあえず平和だった
あのオリ主とか言っていた神威もおとなしくなっている
まぁ横着ではあるが年相応なもの
女性を常に置くことはない
あれは男性にもかかっていたみたいで
すべてにおいて異常な教室だったんだなぁと確認
まぁ変なオッドアイだか、顔はいいからもてることはもてているそうだ

 サイツはまぁいまのところ静かで不気味は不気味
でもよく武勇伝は聞く
たかりゆすりのグループをつぶしたとか
弱いものいじめをしていたやつにいじめ返すとか
まぁ任侠に生きているみたいだ

 今日は待ちに待った花見
俺の家族も誘われたが
父親が仕事で遅くなるから桃子さんに
お願いしますといっていたそうだ
今日も高町さんの家にお泊りが決定

 昼食のときに
アリサから「あれを見ないなんて人生の半分は損をしている」
といわれ
すずかからは「あそこはさくらお姉さんの場所だからね~」
なのはも「うん、もうおとぎの世界だよ」
3人娘から絶賛というわけで行く前から
わくわくしている
でも夜桜だから
お酒を飲みながらめでるのがいいんだけど
まぁダメだよな

 生前は良くやっていたけれど
アパートの窓から半のりしてするめを食べながら
桜と月を肴にして良く飲んでた。
そういえば家族以外の人と
一緒に花見をするのはいつぐらいだろう?

 そう思い煩いをしているとまだ会っていない人
おっとり茶髪の女の子が歩いてきて
何もないところで転びだした。

「わぁあ」

「えっと大丈夫ですか?」

 手をかざしてそういったら

「あははは、慣れてますから」

テレながら返事をしてくれた

 リアルに何もないところで転んだよこの人
いうかなれてるって・・・

 神咲 那美さん美由希さんの友人で
とらハ本編にも出てきたヒロインの一人
こう見えても鎮魂を得意としている退魔士
このどじっ娘がと思うけど
結構なヒーリング能力は高い凄腕の退魔士です。
美由希さんも外に出てきて
一緒にわいわいしている

 ちょうど全員集まるぐらいに
本日のバスが来ました。
運転手は、
月村家メイドノエルさん

「ノエルさん、今日はよろしくお願いします。」

「どうぞぜひお楽しみください 綾様」

 アリサとすずかがこちらに手招きしている
月村家から高町家の通り道にバニングス家があるみたいで
こちらに来る前に合流したみたいだ

 降り立った瞬間の感想は、
世界は、幻想に満ちていた。
ピンク色の花びらが輝きをまとい、幻想的な夜桜。
ピンクの流れる滝のごとく、
枝いっぱいに薄紅色の花を咲かせている。
見渡す度に表情が変わり、
日本人の心とも言うべき桜
幻想的で美しい季節の到来。
ライトアップされた桜は、
満月の光に当てられて
誰もが魂を洗濯するぐらいの感動を与えてくれた

「ふハァ・・・」

 誰もが、息を呑んだ。
忍さんの案内で、私有地内へと案内された俺たち。
何回も来ている皆も声もが出せず、
歩きながら華やかに咲き誇る桜に目を奪われている。
普段は人もいっぱいの花見もここは私有地
今日だけは俺たちだけの贅沢な空間となっていた。

 花見ってここまで感動するものだったんだなぁと改めて思ったよ。
アリサとすずかが言った意味が良くわかる。

「どう? 綾ちゃん。我が家の自慢の桜は」

「忍さん、桜ってこんなに美しかったんですね。
またみんなもそれをドレスコートしているみたいに綺麗で見惚れてしまいました」

「確かにな 桜の花びらが落ちてきて一段とかわいいのが余計にかわいい
特に桃子はもう世界一かわいいな」

「もう士郎さんったら」

 ハイ万年バカップルは捨てておいて、本当に心から思った
艶やかな花びらが目の前を舞うにつれて、気持ちが安らいでいく。
俺は息を吐いて、隣を歩くなのはの――手を握った。
またなのはに甘えてしまったのかもしれないが

「ほんの少しだけ良いかな」

「うん・・・」

 最近の俺は人が恋しくなる。
しっかり握り返してくれるなのはの手は、
冷たくて気持ち良かった。
心地良い夢から目が覚めたのは、目的地についてからであった。
現出するピンクの絨毯を背景に、シートを敷いて全員の座る場所を確保。
私有地なので、最高に眺めの良い場所でくつろげる事が出来た。
用意される美味しそうな弁当類に、飲み物。
弁当って言うよりご馳走に見える
これは春の楽園なんだろうかと思えるほどだ
今週の初めまで争いをしていたなんて、はるか昔のように感じていた。

 乾杯の音頭は桃子さんが取り、高町家&月村両家主催のお花見が始まった。
残念ながら俺はお酒ではなくオレンジジュースだったりする
しかも美味しく感じる
多分味覚も子供化しているから
きっとお酒飲んでも美味しく感じないんだろうなぁ

 満天の夜空と、綺麗な桜。
美味しい料理に楽しい会話と、心地良い雰囲気の中で皆明るい笑顔を見せている。
本当に、ここの世界はやさしすぎる。
楽園かと思えるほど
俺は少し離れた場所で、桜の木を背に腰掛ける。
雰囲気に酔ってしまったのかも・・・桜の花びらが舞う。
静かで、心が透き通っていく。
何も考えず、何かを気にせずに時間を過ごせる。
たまに来る風が気持ちいい
実は今までのがすべて夢じゃないのかと思うぐらいだ
耳元に届く喧騒。
凄くいいBGMだ
でも俺はあの中に入りづらい
どのように会話をしていいかわからないからだ
まるで舞台を見ているような感じ。

 そのなかでどうしても違和感を感じた。
ずっと見ていておかしいところを、
いびつな人間関係を知ってしまった。
いびつと言ったらおかしいかもしれないが、
高町夫妻は仲のいい夫婦
恭也さんと美由希さんは仲のいい兄弟
恭也さんと忍さんは仲のいい恋人同士
アリサとすずかは仲のいい友人
美由希さんと那美さんはこちらも仲がいい友人
ノエルとファリンは仲のいい姉妹メイド
これを見ると別におかしくはないのだが
なのはだけ浮いてるように見えるのは気のせいだろうか

 少し考えてみよう
高町家は基本的に皆で仲が良い。
笑顔が絶える時間なんて
この家ではほとんど存在しない。
明るく優しさに満ちた、理想的な家族
古きよき昭和のような優しい家族
こういうのは近くにいた人間ではなく
外部に気づく場合が多い
今回もそれなのだろうと思う

 なのはの立ち位置だ。
士郎さんと桃子さん
夫婦で行っている喫茶店
さきほどのバカップル並みの夫婦
お互いが心で繋がっている夫婦
とてもすばらしいと思う。
恭也さんと美由希さん。
早朝から稽古、日中は学校、夜は鍛錬。
兄弟としてもだけど兄弟弟子として
剣の道で繋がっている
アリサとすずか
この二人もやはり資産家の令嬢だけ会って、
何かと一緒にいることも多い。
今日も同じバスだったり、
同じ習い事も多いと聞く
ではなのはは?
別に、なのはが嫌われているのではない。
なのはは愛されている、それは間違いない。
家族にも友人にも本人も、それは分かっている。
ただ傍目から見ていて・・・浮いているように見える。
今も家族の会話に入ったり、友人の会話に入ったりしているが
なんかいびつな風景に見える

 今回那美の事を抜かしたら
基本なのはの周囲は7人になる
七人なんだから、二人組になれば一人は確実に余る。
極端に言えば、なのはが一人余っている。

 なのはは小学生なのにしっかりしているが、それでも子供だと思う。
なのははもしかして寂しいのではないのだろうか?
クロノが現れてから結びつきが強かったのはこういう事かな
久遠とも仲が良く結びつきが強いのも?
これは勝手にそう見えただけでそうとは限らないが
あっアリサに見つかってしまった。

「なんであんたは一人で飲んで食べているの」

「いやねアリサさん、花見とは花を愛でて楽しむものですよ」

 少し目くじらを立てているアリサにそういったら

「そんなこと知っているわよ。じゃなく一緒に来なさいって事」

「アリサちゃんみんなと一緒にお話とかしたいんだって」

 アリサに絡まれ、すずかとなのはにつき合わされ、
何だかんだやっている内に、最初以外ひとりになれる時間はなかった。
その後でカラオケ大会とか開催までして、
桃子さんより強制参加。
カラオケが好きらしく、
始終テンションが高まりっぱなし。

 マイクを向けられて歌は知らないといったら、
なのはとデュエットさせられた。
こちらに来てからあまり歌は聴いていないので
歌える自身がなかった。

さすがはハイスペック高町家、
歌唱力は凄かった。
やはり高町家全員うまかった。

点数付のカラオケを持ってきたのがあれだった。

――気づけば、カラオケ対決。

 実際にみんな80点以上ってドンだけなんだろうと思う
90点以上もばしばし出て
みんな歌手目指したらって言いたくなるばかりだった。

 歌って疲れるものなんですね
凄く疲れた
色々な意味で騒がしかった花見は、終わった。
大人たちは後片付けをしていた。
子供たちはぐっすりご睡眠
言うわけでノエルさんから鍵をもらい車をあけ
抱っこをして乗せていくことにした。

 最初にアリサ、次にすずか
今はなのはをお姫様抱っこで車まで連れて行っている
少しだけ身体強化の呪文を使い
送っていった。
まぁみんな寝顔は天使だね
今回はすごくはしゃいだから
後片付けも時間がかかったみたいだった。

 俺が車から戻ってくるころには
ちょうど後片付けが終わったみたいだ

「みんなを運んでくれてありがとう」

 士郎さんがそういってくれたので
素直にハイとだけ言った。
みんな重くなかったと聞かれたら
実際みんな軽かったので羽のように軽かったですといっておいた。

「凄く力持ちなんですね」

 那美さんがそういってくれたので

「ちょっとだけ武道をやっているからだと思いますよ」

 そういってから高町家について

「今日はお世話になります」

そういってから高町家に入った。

 深夜。
寝静まった高町の家で一人、俺は起きていた。
多分気づいている人物もいると思うが
俺は1階の縁側で座っている
灯りは完全に落とされ、家の中は真っ暗である。
今日の花見では桜を愛でて楽しむより、
結局は馬鹿騒ぎで時間が過ぎてしまった。
あれはあれで楽しかった
心が洗われたみたいに楽しかった

 暖かい布団に横になれば
すぐに寝れると思ったんだが、眠れない
なんか寝たらあしたは生前の生活になるんじゃないかと
少しだけ恐怖を感じてしまう。
瞼を閉じても眠気は訪れず、
意識ははっきりしていた。
先ほどの花見でもらった
缶ジュースを隠し持っていて
縁側で俺は夜を堪能した。

「・・・ふぅ」

 高町の家は郊外で、車通りも少ない。
一人でいるのはやはり落ち着く。
以前もよく一人が多かった

「俺は弱くなったのだろうか?」

 答えは返ってくるはずもなくそうつぶやいている
その瞬間この場で似合わない声が聞こえてきた

「・・・ふにゃ~ぁ」

 振り返らんでも誰か分かる。
もちろんこの家の末っ子なのはである

「んー・・・だれか・・・呼んだ?」

 歩きながら寝言とは器用だ
起きてるかもしれないから一応聞いてみよう

「?どうしたのなのちゃん」

 パジャマ姿のなのはが寝ぼけた顔で立っている。
余程眠いのか、しきりに目を擦っていた。

「さっき・・・男の子の声が聞こえたんけど~」

「夢でも見たんじゃないかな」

 なのははとろんとした顔で続ける。

「う~ん!綾ちゃんは何してるの?」

 間延びした声で返事をして、なのははとことこ戻る。

「うん余韻を楽しんでいたの すぐに戻る。眠いでしょなのちゃん」

「おやすみなさい」

 そういってなのはは目をこすりながら上に戻っていった

 俺も戻って眠るとするか
俺も今回もなのはの部屋で睡眠です
まぁ小学生なんてそんなもんだ
次の日は日曜日でもあり
朝起きたらそれでも早くおき
この間と同じ
模擬戦をやらしてもらった。

 基本的な魔法を使わないと勝てないことが判明
今回はガードを強くしていたら
貫をやられてしまった。

貫とは御神流基本の技で
防御の隙をついての攻撃なのだが
受けたほうはガードをすり抜ける感覚に
思ってしまう
優れた技
運よくかわしたのだけど
体が崩れてしまい
追撃で敗北
体術だけで何でもありにしたら
多分勝つことがどんどん厳しくなると思う

 しかもまだ御神の奥義なんてひとつも出させていない
前回よりは今回はひとつ出させたから進歩したのかな
密室内なら魔法を使っても勝てないような気がしてきた
実は攻撃魔法ってそんなにいい攻撃手段ではない
爆発の余波
被害
いろいろあるから威力が高くなればなるほど、制限がブレーキがかかる

 結論完成している御神は人のスペックを超えている
そんなわけで朝の鍛錬が終わり
家に帰って久しぶりに休日を堪能した。 

 

母の日

 今まできちんと母の日のプレゼントは渡していたんだけど、いつもカーネーションだけ
今年こそきちんとプレゼントをしたいのだが多分聞いても

「その気持ちだけでいいのよ」

って言うんだろうなぁ

「は~っ」

 そして俺は教室の机にだらけていた。

「どうしたの綾?そんなにだらけていて」

「ん~アリサ、少し考え中」

「悩み事?」

「あ~まぁ、悩み事って言ったら悩み事」

「差し支えなかったら言いなさいよ」

 このようにスパッといえるところがアリサの強さなんだろう

「母の日が近いじゃない」

「もしかしてプレゼント」

 その会話を聞きつけたすずかとなのはも来た。

「3人供、もう決まっている?」

「私はね お母さんの好きな銘柄のティーセットを送ろうと思うの」

「私は・・・お姉ちゃんとノエルとファリンだけだから
いつもこの日は3人にプレゼントをしているの
私はハンカチかな」

「ん~私はマグカップを買いに行こうと思っているの」

 というわけで今現在デパートにみんな来ていた。
小学生4人でデパートに来るなんて初めてのことだと思う。

まずアリサの紅茶セット
俺自身は紅茶はよくスーパーとかに売っている
1000円以下のものしか知らなかったのだが
ここには4000円以上のものがいっぱい売っている
それを買う小学生
ティーセットにうん万円って
改めて食器ってたけぇと感じた。
うんアリサ恐ろしい子

「これで当日緑屋に行ってクッキーを買えば完璧ね」

次に
すずかはFEILERにこっていて集めているから
FEILERとはすずかに聞いたら、
ドイツ・シュニール織の名門ブランドらしい
実際に触り心地が良くそれでいて
2000円台から3000円ちょっとぐらいで買えるみたいだ。
ムーンライトフラワーのハンカチ
キティのハンカチ
歌舞伎のハンカチ
最近ノエルさんがはまっているらしい。
小学生の買える範囲って数百円が相場じゃないのか!

なのはは
Cath Kidstonのマグカップにしたみたいだ

小学生からブランド物
さすがお嬢様方と思った。
なのはは一般家庭ってそれは嘘だと思う。
他の子とは違って一般に近いけれどなぁ
なぜなら喫茶店の娘ってことは規模大きく見たら社長令嬢じゃないのかって突っ込み入れたくなるし、
一般家庭なら私立の中学校に入れませんって

心の中で突っ込みを入れながらただいま俺自身は悩んでいる。

「あとは綾だけね」

「どうしたの綾ちゃん」

「あ~なにを送ろうかと思って」

「えっとねどうして悩んでいるのか聞いていい?」

「ほらプレゼントっていらないもの贈っても邪魔になるから」

 なのはが俺の手をつかんで

「そんなことないよ。綾ちゃんが送ってくれたプレゼントは絶対に喜んでくれるから」

「そうだよ、プレゼントは心がこもっていれば良いと思うよ」
すずか

「もう、たまに綾ってばネガティブ思考になるんだから」
アリサの言い分

「でも」

 ぎゅ
なのはが急に俺の手を握ってきた。

「えっとねこういう風にすると勇気を送れるんだって
だから私が綾ちゃんに勇気を送るね」

 俺は下を向いて、「ありがとう」しか言えなかった。

 いつの間にか俺の周囲は人が集まってきていた。
結構な見世物になってる。

「ほらもう行くわよ」

 アリサが先頭になって引っ張ってくれた。
うんリーダーシップ発揮してるなぁ
でも俺も恥ずかしかったから良かったのと、
この子達にいつも大切なことを教えられている気がする
ありがとう

 そして俺は
メッセージカードと、天然ダイアモンドを高級プリザーブドローズに散りばめた物を送った。
箱の中にブリザードローズがありその花びらに
天然ダイアがちりばめられているもの
値段も4500円と格安
でも普段では小学生の身分では買えないものでも
子供の特権お年玉が残っていたから買えた。
3人とも素敵なもの見つけたじゃないとか
綺麗とか言ってくれた。
女子受けは抜群だった。

 そこでスムーズに帰れるとはいかなかった。
まぁ小学生4人がデパートの袋をもって出てきたらそりゃ目立つわなぁ
後ろから何人かがいるけれど一応気にしない
まだ3人には気づいていないみたいだけども、こんな日に限って周囲に人がいない。

 橋の下のトンネルっぽいところで6人ぐらいの高校生に囲まれた。

「おじょうちゃんたちお兄さんお金がないのでカンパしてくれないかな」

「素直に出したら何もないから」

「そうそう」

「そこの、俺といい事しない」

「お前はロリか」

「いやいや身長的に大丈夫でしょ」

 俺を指差して言ってきた。
他の3人は130台
俺は140台であるが
そういわれた瞬間はだがぞぞぞと寒気がしてきた
凄い嫌悪感
身長が高い人に囲まれると怖い恐怖感。
やっぱり身長差があるとチンピラでも、威圧感があるわぁ

「いい年してなにを言っているのあなたたち、恥を知りなさい恥を」

 震えながら言っているアリサはとても凄く格好いい
俺もぶるってなく対策を考えよう

「もういいじゃんこいつらの金をいただいて、全員まわしちまおうぜ」

「きちくだなぁ」

「禁断ってそそるよなぁ」

 油断しきっている一人を、
アッパーカットして3人を後ろにやって
行動すればオッケーかなと思ったら、男子高校生が一人吹っ飛んだ

「おいこらなにしやが・・・」

言いかけて言葉がとまってしまった。

「てめえら~何、弱いものいじめしてやがるんだ~」

俺達の前に革ジャン使用のサイツが立っていた。

「おうお前ら周りを囲め」

 サイツの取り巻きだろうか
10人ぐらいはその男子学生を囲むようにしていた。

「あれ!サイツ君じゃない」

「おう、アリサたちか、なんだ綾までいるんだったらおじゃまだったか」

「ううん助かったカリは後で返すわ」

「てめえかここ最近のし上がっている小学生番町サイツ
お前らもこんな小学生が上なんて情けなさ過ぎるぜ」

「別に俺達はこいつが小学生だなんて思っていねえ。こいつとだったら面白いことが出来るんだわ」

[一応守るがまぁそっちに行ったら頼むわ]

[了解]

思念波(テレパシー)で会話をした。

「こっちは6人でそっちは10数人卑怯じゃないのかな」

「そんな6人の高校生の兄さんが
いたいけな一応小学生の女子4人を脅し、
恐喝って卑怯じゃないの
いいよ雑魚
俺が6人まとめて倒してやるからかかって来い」

「また始まったぜリーダーのそれが」

「あぁ挑発に良く乗るからな」

「仕方ないって頭はそこそこ切れて
喧嘩も強いかもしれないがまだ小学生だし」

いやいやあなた達の頭でしょう
なに兄弟みたいにしているの

「それじぁいくぜ」

 踏み込みが鋭く行き成りの右ストレート
一人の男子学生が数メートル吹っ飛びました。
その吹っ飛んだ学生を取り巻きのお兄さんが
捕まえて捕獲

「てめえ行き成りは卑怯だろ」

「喧嘩は先手必勝」

すぐさままわし蹴りをしてもう一人吹っ飛び
あぁ~ありゃ肩の付け根に当たり
肩の骨が折れたかも知れない

「うぎゃ~」

また一人捕獲

 3人同時に攻撃をしてきた瞬間
3人とも(またたぎ)で倒れてしまったが油断していた俺が後ろから羽交い絞めされました。

「「「綾 (ちゃん)」」」


 周囲のお兄さん達が「おいおいそれは卑怯だろ」

「お前らのヘッドが喧嘩に卑怯ってないっていていただろ」

「サイツ君、助けて」

 一応か弱い少女を演じて言ったら

「嫌だ。そんなやつお前ひとりでも何とかなるだろ
捕まったのはお前の責任そこまでは面倒見切れない。アリサたちだったら話は変わるけどなぁ」

「ひどい・・・サイツ君の趣味はアリサだったのね」

「言ってろ」

「俺が小学生の女のがきにやられるわけないだろぉ。それにこの綺麗な銀髪、お楽しみ・・・ぎゃ~」

 俺はその瞬間足を踏み、羽交い絞めを外し

「私に触れるのは早すぎる」

 左手でアッパーカット

「ふぎゃ」

「かえるのつぶれた声をするね」

 必殺のスカッドボンバー
BASTARDのガラいわくガンダムより強いらしい
数メートル上にとび気絶
少しだけ肉体強化の呪文をしての攻撃

「「おいあの嬢ちゃんもつええぞ」」

「ひどいねサイツは」

「ふんやっぱり楽だったろ。おまえが後ろにいたからアリサたちを気にしなくてすんだからな」

「でも助けてくれてありがとう」

「サイツ(君)ありがとう」

「おう、やっぱり俺って喧嘩も強い上に男前」

倒れた男の頭に足を乗せる

「後はこっちでやっとくから帰っていいよ」


「サイツって学校に来てないと思ったらあんなことしていたんだね」

「でも学校と違って凄く頼りがいがあるね」

「綾ちゃん大丈夫だったの」

 上から順にアリサ、すずか、なのは

「私は大丈夫でも助かった。やっぱりアリサは格好良いね」

「なに行き成り」

「あんな近くに囲まれてあんなことがいえるアリサは凄いってこと」

「アリサちゃん凄かったよ」

 二人の意見

「だ、だって小学生や弱いものしか威張れない人の言いなりになりたくないじゃない。
そういう綾だってあの攻撃凄いじゃないの」

「ううん、あれはアリサがあの時声を出してくれたからそして動けたんだから、
そして後ろにはアリサとすずかとなのはがいたから無我夢中で攻撃しちゃった」

「でもサイツ君って本当に番長してたのね」

 すずか

「不良どもが更正しているから良いんじゃない」

「うんうんでも暴力はいけないと思うけど」

「周りのお兄さん達弟を見るような感じで見てたけど」

「ちがいないわ」


 後日緑屋に行き
アリサがクッキーを買い
なのはが桃子さんに母の日のプレゼントを渡したら

「桃子さんチョー感激」
なのはに抱きついて
ありがとうといっていた。
凄く心が温まるものだと思った。

 アリサとすずかのプレゼントも凄く喜ばれたらしい

 そして母の日の夜
食事が終わってからリビングで両親がいる中

「えっとお母さん・・・」

「なに綾ちゃん」

「えっと・・」

 下を見てもじもじしている
俺は心の中でなに女みたいなことやっているんだといっていた

「ん」

 母親は俺が言い出すのを待っているみたいだ。
俺は手を見たときに

「勇気を分けてあげる」

 なのはの声が聞こえた風に聞こえた。念波じゃないよね。

「お母さんいつもありがとぉ・・・」

 俺は母親にプレゼントを渡した。

「ありがとう綾ちゃん愛してるわ」

 頭をなでてくれた。
父親も満足そうに目を細めてみている
俺は恥ずかしさもあるけれど
なんだか心も満たされそうになっている
またなのはに助けられた感じがした。

 実年齢40才差なのにすごく支えられている

「私もお母さんの事好きだよ」

「うんうん。あまり綾ちゃんはそういう事言ってくれないからすごくうれしい」

「もちろんお父さんも好きだよぉ」

 言ってそっぽを向きながら話す。
めちゃ素直になって話すのは恥ずかしい。

「もちろんお父さんも綾ちゃん大好きだよ
お母さんも愛している」

「ありがとうあなた」

 お父さんは俺とお母さん二人を抱きしめた。
凄く幸せな気分になっている
この世界に転生してくれてありがとう
この親を与えてくれてありがとう
友人をくださってありがとう
みんなを守る力をありがとう
これからも、すべてを守り
平和を壊されることなく生活していきたい
心の中に誓った。

母の日は
少しのトラブルと
友人達の心と
親の愛情を十分に感じた日だった。 

 

面倒な戦い

 GWと母の日も終わり
学校もやっとこなれてきたところだと思う。
そうは言っても、授業はつまらないがやはり学校はいい場所だと思う。
俺もなのは達以外とも
やっと少しずつ交流を持ち出している
でも相変わらずお昼等は
仲良し3人組で食べていることが多いけれど、
そう思い煩っているといきなり俺の机を叩いた馬鹿がいた。

「サイツ君いきなり私の机の上をたたかないでくれる」

「なぁいいじゃないかよ一戦交えても!」

 これも最近の挨拶に近くなった。
小学生通しならこれでもいいけれど
大人同士しならかんぐられる言葉でもある。
別に俺自身はバトルマニアじゃないしできれば避けたい戦いでもある

「なぁ、良いだろ」

 こんな状態だからひうわさも立って来ているのも知っていた。
サイツが俺を好きだということ
聞かれたらお互いにこういうだろう
「「それは無いと」」

「昨日も誰かとけんかしてきたんでしょ」

「仕方ないだろ、たかりゆすりなんて葛のやることだ俺はけんかは好きだけど弱い者いじめはしなぜ」

 いやいやサイツ君大声出して言う台詞ではありません

「なら私は外れるわね」

「あ~そりゃねえわ、嬢ちゃん」

 俺のことは必ずこのように言ってくる
それ以外にはきちんと名前で言うのに
これもうわさの尾びれの一環

「今は納得するぜ」

「いくら言っても受けないからね」

そう言いながらやっとあきらめたのか俺の席から離れて行ったのと変わってアリサ達が近づいてきた。

「またあの馬鹿来たの?」

「まるで熱烈なアプローチだよね」

アリサやすずかがこのように言ってきた。
 なのはは俺が何かを言うのを待っているみたいだった。

「アプローチって私は色恋も喧嘩にも興味がないからね」

 小声でアリサが
「あれを使ったら終わるでしょ」
「むやみに人を傷つけるのは良くないよあれは勉学だから」

 嬢ちゃんか・・
多分こういいたいんだろうな
丈ちゃんと、本当女の子でよかったよ

 ここ最近はへんなことも起きず
それこそ転入してきたときみたいに
人恋しさもなりを潜めていたときだった。
ストーカー運と闇討ち運の厄を払いに行こうかな
帰宅中に空気が変わった。
相変わらずの周囲結界

「誰かしら」

「あぁ俺だ 池田丈」

 金髪に革ジャンとパンツ
そして斬馬刀に近い武器を持って現れた
現海鳴地区小学生番町
サイツだった

「何のことって言っても仕方ないか?何のようだ!」

「だから言っているだろう一戦交えたいと」

「肉弾戦やっても勝てないからいやだ、結果が分かる戦いはしたくないのと、
全部使うと絶対に勝てるから絶対にいやだ」

「駄々言うなよ。俺がいつまでもお前が知っているサイツだと思ったらダメだぜ
多分全ありでも俺は勝つぜ!」

駄々言ってるのはお前だって

「ほら今俺女の子、そんな野蛮なことしたくないわけよ」

「その割には神威と戦って無事勝利しているよな」

「ははは・・・あれは振り払う火の粉はね」

「神威とは戦えて俺とは戦えないのか親父」

「親父って言うな」

 そりゃ俺が作ったキャラクターだから
父親って言われても仕方ないけれど

「戦ってくれたら親父って言わないし、嬢ちゃんとも言わない
それに子供のわがまま聞くのが親じゃないのか?」

「でも今のままなら俺勝つし、
お前のプライドも壊れるんじゃないの?」

「さっきも言っただろ! 
俺が生まれてくるときに俺にも特典があるんだよ
だから俺が勝つ」

「戦っても俺にいい事ないじゃん」

「秘密を守る」

「別に言ってもいいよ。誰も信じないし」

そりゃそうだ
俺たちは2次元の世界に転生してきたものだと
誰も信じないだろう

「ジョーが勝ったら何でもできる事を聞くぜ」

「乗らないとこの結界外してくれないのだろ」

「そういうこと」

「俺に勝ったらお前は何を望むんだ!」

「勝ち負けなんてやってくれたら
俺の望みはかなえられている
俺が勝ったら
ジョーが修行して俺に挑戦する事でどうだ」

どうだって言われても
なんでこんなバトルジャンキーになったんだろう

「俺をただの小学生番町と思うなよ」

「御託はいい早速やろうか」

 聖祥の服に手をかけての

「変身」

 一回転をして上半身は胸下までのシルクみたいな素材でできた
つくりでヘソ出しルック
下半身は赤色の超ショートスカートに黒のストッキング
そして魔法使いの定番マントをつけて降り立った
ファンタジーの王道みたいなスタイルかもしれない

「私の平穏無事な生活のための
犠牲となってもらうよ サイツ」

「俺は楽しければそれでいい 
強ければ強いほど燃えるぜ!!
神威を倒したその能力ためさせてもらうぜ!!」

 それじゃすぐに終わらせて家に帰っておやつを食べよう。
人形態(ひとけいたい)のサイツは空が飛べないから

「ワッ・クオー」

 力ある言葉を唱える

『黒鳥嵐飛(レイ・ヴン)』

 高速飛翔呪文
これを使って上空からシューティングで勝てるはず

「ははははぁあああああああ」

 サイツが大笑いした。
あきらめて開き直ったのかな

「俺がいつまでも地面を這う生き物だと思うな」

 そういった瞬間
サイツの背中から金色の竜の翼が出てきた。

「忘れたか俺は黄金龍の王サイツ
人間形態でも空が飛べるようになったわ~」

 プラン変更

「驚いたようだなジョー」

「その名はもう無い。今の私は綾だ言い直せ!」

 俺は力ある言葉を発した

『聖爆(クローミング・ロー)』

 唱えた瞬間
光の光線がサイツに向かった
サイツに当たる瞬間

剣で光を当てた
「ぐおぉおおおおおおおおおおおおおおお」

「ブレイジ~ングカウンター」

光の粒子は跳ね返してこちらに飛んできた。
それを間一髪かわした。

しまった今ので見失ったけど、あれを跳ね返すって本気か!!

「ファルコンスマッシュ」

 上空からの一刀両断
瞬間的に気付き俺は剣で防いだのだがいかんせん力負けする

「うっ」
 
俺は耐えきれなくなって刀を離して距離を置いた。

「どうするんだ~これで身を守るものがなくなったな」

やばい接近戦では分が悪い

 だが、俺が何も無い空間から手をかざすと
一本の剣が俺の手元に収まった。
それは先ほど落とした刀だ
俺の愛刀
神刀夕姫
持ち主の所に戻ってきてくれる優れもの
他にも炎を纏わせれる効果とかがある

「ほぅそれは夕姫か、また珍しいのを持っているな」

 サイツがこちらに手のひらをかざした。
『ブレイジングカノン』

手のひらから火炎の攻撃が来た

 これは黄金龍のブレスを手のひらから出す攻撃

 俺は炎の剣を前に構えて精神統一をする

ずががががぁああああああああああ

 俺は逃げることが不可だと思ったので
炎の攻撃だったら炎の剣で防御ができるんじゃないかと思い
抵抗

 抵抗成功

 やばい
先手が取れない
だが今の爆発の余波で俺は力ある言葉を発する


「魔界の公爵 大いなるトニムアよ 古の契約を行使せよ(スー・アン・ドア・ステー・ルー)」

『 雷電怒濤(ライ・オット)』

雷撃がサイツに向かっている。

両手をかざして炎を出した

「ダブルハンドカノン」

相殺しやがった

マジ厄介

 ただの精霊魔術ではなくて暗黒魔術でもあるこの呪文を相殺ってやめて欲しいものだ

 その瞬間
俺は頭上から肩に攻撃を食らって地上に落ちた。

サイツは地上に降り立ち

「やっぱり俺は喧嘩も強い上に男前!!」

「おれは創造主に勝ったんだ」

 そういった瞬間俺の姿は跡形も無く消えていった。
消えた瞬間
俺はサイツの後ろから首筋に刀を軽く当てた。

「私の勝ちですねサイツ」

「あぁ~幻覚(イリュージョン)か」

「ご名答」

「きったね~」

「いやいやだって呪文って非殺傷ないし、
俺、殺傷能力が高い呪文しかないし
殺傷能力が低い呪文なんてサイツに効かないし
実際ライオット意味無かったし
肉弾戦では分が悪いしね
別に殺し合いしているわけないし
もう君は戦士だから言いけれどね
私は基本魔法使いなの
殺さないで戦うことってめちゃくちゃ難しいんだよ
あの光線技だって非殺傷なんでしょ」

「あぁ俺の人間形態は戦士だからなぁ
技で非殺傷にしてあるぜ」

「あまり大怪我もさせたくないし
大変なんだよ
ぎりぎりでのイリュージョンなんて
一歩間違えたら負けるし
分の悪い賭けだよ」

「でも勝ったんだからいいんじゃない」

 そう言いながらサイツはにかって笑った。

「サイツらしくないじゃん。気絶したかしてないかを確認していなくて、勝利宣言なんて」

「それだけうれしかったんだよ」

そっぽを向いて話し返してくれた。

「そう」

「それでお前が勝ったんだから何をしてほしいんだ」

「ん~将来だけど1度だけ力を借りるかもしれない」

「それじゃあこれをやる」

犬笛みたいな笛をもらった

「これを吹けばどんな場所でもこれるって言うか召還される。
俺様黄金龍の王サイツがな」

「いつまでその格好でいるの」

「あぁ人間形態か。
まぁ飽きるまで人は強いということをあの時知った。
その根本を知るまでもう少し居ようとは思ってる。」

「ふ~ん」

「これありがとう。
でも着替えてよかったよ
じゃないと制服ぼろぼろだったよ
また両親に心配をかけるところだった」

私は制服姿に戻った。

「今日は楽しかった。またやろうな」

「絶対に嫌」

 サイツは向こうに歩きながら剣を消してから指を鳴らした。
その瞬間封鎖結界が壊れた
そしてまた平和ないつもの海鳴が戻ってきた。
サイツは単純でまっすぐだからいいけれど
他にも俺が作ったTRPGキャラが
この世界に来ているのか
それとも神威みたいに転生者はいるのか
ただでさえ面倒なのにもっと面倒にならないでほしいと思った。 

 

閑話 登場人物紹介2

名前  サイツ・フランベルジュ
生前名 サイツ 

身長 150
旧身長 185

年齢 8歳
旧年齢 25歳

じつはあやが生前作っていたTRPGのキャラクター
その正体は黄金竜王 サイツ
ただいま2次元から2次元の世界に転生中

生前よりバトルジャンキー

容姿はFF8のスコール・レオンハート
髪色は金髪

魔力光は金
魔力SSS
龍だから仕方がない
ただし人間形態は戦士ベースなので魔法は使わないがそれに近いものは使う

綾同様TRPG技能の戦士技能と盗賊技能は使用可能

ただいま海鳴市を把握している若きヘッド
喧嘩はするのはいい
自由に遊ぶのもいい
でも弱いものいじめはするな
したものには鉄槌を食らわす
言う信念でまとめている
もともと王様だから
カリスマ性やリーダー性を伴っているのかもしれない
一応親権は神様になっているため
かかわらないといけないときにはサイツを通して何かが来るらしい
サイツ自身わけわからないといっている

普段の服装は革ジャンにパンツ
斬馬刀みたいな剣を持っている
FF7のクラウドの剣の小型版

勝ち台詞はKOFの七枷社の
「喧嘩が強い上に男前」

得意技は
グレネードカノン
手のひらから炎を出す技
石榴ザクロ
一瞬で近づき一刀両断に叩き潰す
威圧
吹き飛ばし金縛りを起こさせる等 

 

プロローグ

木々が生える林の中、
一人の少年が息も荒く立っている。
薄く差し込んでくる月光にその姿を浮かび上がらせ、
少年の耳に、前方から微かな物音が届く。

少年が気付くと同時に、
茂みから黒い物体が現れる。
それは黒い物体
全身毛むくじゃらで
赤い紅玉のような瞳は少年を見定めながら
大型の獣のような牙を持って少年に襲い掛かった

それは、この世界の生物ではなかったが
少年は疑問はなかった。
なぜならその正体を少年が知っていたからだ

 少年は持っている紅玉を頭上に掲げ上げた瞬間
その紅玉が光を放ち、
少年を噛み砕こうとしていた獣のようなものは
向こうに吹っ飛ばされてしまった。
地面へとたたきつけられた獣はこの場から去るように
木々の向こうへと姿を消した。

小さな紅玉は手のひらから流れ落ち
少年も力尽きたように地面に倒れる

「駄目だ・・・。魔力がもう・・・」

 その瞬間少年の体が光を放ち
光が収まると、
そこには先程いたはずの少年の姿はなく、
フェレットがその身を丸めていた。
その頭上には先ほどの小さな紅玉が光を放ち
輝きが消えた

 薄れゆく意識の中、
「誰か・・・助けて・・・」
SOSを頭の中で言いながら意識を手放した。

とうとう始まるか
「?」

「・・・」

「!!!」

この世界がどうなるかは皆さんしだい
さぁ物語が始まります
 

 

傷ついたフェレット

 今日は先ほどの時間で将来の夢についての授業だった
そのことを屋上でお昼を食べながらお話していた。

「将来か~、アリサちゃんとすずかちゃんは、もう結構決まってるんだよね?」

「親が会社経営だし、いっぱい勉強してちゃんと跡を継がなきゃくらいだけど?」

「私は機械系が好きだから、工学系で専門職がいいな~って思ってるけど」

「2人とも凄いな~」
「なのはどうなのよ?」

 俺は静かに聴いていた。
小学生のとき必ず出される質問だよな
そしてそのとおりに
うまく行った人は数少ないけれど

 なのはは何かを考えているみたいに少し黙っていた。

「このままいけば翠屋二代目よね?」
「うん。それも将来のビジョンの一つではあるんだけど。
やりたいことは何かあるような気がするんだけど、まだそれがなんなのかハッキリしないんだ。
私特技も取柄も特にないし…」

 それを聞いたアリサがいきなり立ちあがり、なのはを押し倒してからなのはにキャメルクラッチをした。
しかもアリサオリジナルっぽく
通常キャメルクラッチは、首に腕をかけるはずだが
アリサスペシャルは、口に手をかけてい~ってやっている

「なにがとりえがないのよこの馬鹿あんたのおかげですずかともなのはとも友達になれたんでしょうか」
 
 なのはのその際に放った自虐的な言葉が、気に召さなかったらしく、なのははアリサに頬を引っ張られながら言い訳していた。

 そしてすずかは目をおろおろして戸惑っているようだ

「そうよなのは、私はあの母の日に勇気をいただいたわ。
それに何度も背中を押してもらっている
とりえがない人間に私の背中を押せないわ」

 俺がなのはに言い切った。
アリサのお仕置きが終わって

「もう~ありさちゃんひどいよ~」

「でもなのはちゃん。あれはなのはちゃんも少し悪いと思うよ」

 すずかがなのはに話していた。

「相変わらず仲良し3人娘ね」

「「「4人 (だよ)」」」

 突っ込まれてしまった。

 そして放課後
俺は塾に通っていないが、3人の塾の分かれ道までいつも一緒に帰っている

「あ、こっちこっち! ここを通ると塾に行くのに近道なんだ」

「え、そうなの?」

「ちょっと道悪いけどね」

 アリサの言うとおり、道が舗装はされておらず、でこぼこしていたり、石ころが転がってもいた。
だが、アリサが先導をして、なのは達はアリサの後を付いて行く。
俺はその後ろをゆっくりと歩いていた。

[・・・・]

魔力感知

 そして、しばらく歩いていると、なのはが何かを探すようにきょろきょろと辺りを見回し始めた。

「どうしたの?」

「なのは?」

 なのはが突然きょろきょろしだしていたので
アリすずは首を傾げながら、
なのはへと声を掛けた。

 とらハにこんな話あったかな?
俺が死んでから新作が出来たとかなわけないなぁ
ちょっと変わった魔力反応だ。
絶対これ厄介ごとになる気がする

「ううん! なんでもない。気のせいだったみたい」

「大丈夫?」

 また魔力反応が起きた

[助けて]

「なのは?」

「今、何か聞こえなかった?」

「? 何か?」

 なのはの言葉にすずかは首を傾げる。

「――何か、声みたいな……」

「別に、聞こえないけど……?」

「聞こえなかったかな?」
 
[助けてっ!]

「やっぱり聞こえるこっち!」

 その声を聞き、
遂になのはは声がした方へと駆け出した。

「なのは!?」

「なのはちゃん!?」

 なのはの行き成りのダッシュに驚いたアリサとすずかが名前を叫ぶが、そのままなのはは木々が生い茂る中へと入っていった。
 
「なのはが心配だから追いかけよう」

 俺がそういうと

「そうね」

「ん、うん!」

 俺たち3人はなのはを追いかけた
少しすると、地面に座り込んでいるなのはの姿を確認した。

「はぁはぁ・・どうしたのよ、なのは!急に走り出してっ!」

「あっ、見て。……動物? 怪我してるみたい」

「う、うん。どうしよう?」

 すずかの言葉通り、
なのはが座り込んだ姿勢のまま、何かを抱えていた。

 ユーノ・スクライアか

「とりあえず、怪我の治療をするために病院に連れて行きましょう」

アリサが言い

「そ、そうだね!この近くに動物病院ってあったっけ?」

なのはが言い返して

「確か、槙原動物病院があったよ。私場所知ってるよ!」

「すずか案内して。急いで行こう」

「「うん!」」

 俺達は病院に到着すると、動物病院の院長である
槙原愛さんに事情を説明し、治療をお願いした。
ちなみに山の上にある女子寮の管理人もしている方だ
そして、フェレットの治療も終わり、
院長である愛から話を聞いているところであった。

「怪我はそんなに深くはないよ。
でもかなり衰弱しているから少しの間はここでお泊りかな」

「院長先生ありがとうございます!」

「「ありがとうございます!」」

 愛の言葉に三人は頭を下げながらお礼を言う。

「先生、お代はどういたしましょう」

 俺が聞くと

「牧原動物病院は野良の動物は無料で行っているから気にしなくても良いわ」

「先生、これってフェレットですよね? どこかのペットなんでしょうか?」

「フェレット、なのかな?私も見たことないわね、それにこの首輪に付いているのは宝石なのかな?」

そして、愛が首輪に付いている宝石に手を伸ばすと、フェレットが体を起こした。

「あ、起きた」

「あら?」

 すずかがフェレットが起きたことが嬉しかったのか、凄くうれしそうだ。

フェレットを囲んで話していると、そのフェレットが起き、
あたりを見回すとなのはの所で止まった。

「えっと…」

 なのははおそるおそる指を近づけた。
するとフェレットはなのはの指を舐めたが体力の限界からかまた気を失ってしまった。
 
「しばらく安静にしたほうがよさそうだから、とりあえず明日まで預かっておこうか?」

 愛がそう言うと、三人娘はうれしそうに

「「「はい! お願いしま~す!」」」

 声を合わせてお礼を言う。

「あ、やばっ!? 塾の時間!」

「あ、ほんとだ!」

「じゃあ、院長先生、すみません! また明日来ます!」

「フェレットか~アタシの家は無理かな~犬いるし」

「私も~猫がいるから……」

 塾に行く途中まで、
フェレットのことを話していた。

「私はここまでだねフェレットのことは明日ゆっくり考えよう。遅刻しないでね」

「「「またあした」」」 

 

なのは魔法少女になる

[聞こえますか? 僕の声が聞こえますか?]

 多分助けたフェレットが呼んでいる。
本当に平穏なときが終わったんだな
夕方よりも元気な声になっていたがまだまだ疲れてはいるみたいだった。

[聞いて下さい。僕の声が聞こえてる、
あなた。……お願いです、
僕に少しだけ力を貸してください!]

あ~なのはは必ず動くなこれは
俺だったらむしするのにきっとなのはは行く気がする
無視するわけにいかないかも

[お願い! 僕のところへ! 時間が……危険が……もう……]

 イデアシード事件とは関係なさそうだ。


 俺は最近製作したエルブンブーツとエルブンマントを着用して窓から外に出た。 
これは物音がしないブーツと姿隠しのマントだった。

 俺は窓から飛翔の呪文を使い
動物病院の方へ向かった。 
付近についたころ、女の子が動物病院の入り口にいた。
あれなのはだ
多分

「グルルル……」

ここからでも野獣っぽいうめき声が聞こえる。





「怖いのは勘弁して欲しいのだけど」

 なのははその声に怯えてしまうが、その恐怖心を何とか押さえつけ、少しだけそんなことを行っていた。

 その時、目の前を助けたフェレットがこちらに逃げ込んできた。
そして、その後ろから"何か巨大な黒い獣"が
フェレットを追うようにすごい速さで突っ込んでいった。

「あ、危ないっ!?」

フェレットがその身のこなしを持って、
すばやくかわすが、黒い獣は慣性の法則で木へとぶつかり、簡単に壁が崩壊した。

 黒い獣?

 その衝撃でフェレットは吹き飛ばされ、なのはにぶつかってしまった。

「あっ!」

自然になのはの体は動き無意識的に優しく受け止める。

「きゃ!」

だが、なのははユーノフェレットを受け止めた拍子で尻餅を付いてしまった。

 ちなみに俺は上空からなのはのところに向かって行っている状態だった。
飛翔(フライ)の呪文ではなく上位の高速飛翔呪文レイ・ヴンにすればよかったと後悔をしている。
まさかどのようにして俺より先に来たのがわからないが明らかになのはの動きが早すぎる。
普通に考えたら俺の方が早く到着しているはずなのに・・・
俺はどうなっているのか知るために不可視の目を飛ばした。

 この呪文はTVカメラの様にその場を見ることが出来る
もちろん音声込みで

「なに、なにっ!? いったい、なにっ!?」

 その僅かな痛みと、なのはは恐怖をしてしまう。
でも激しく破壊された壁の方には、未だにそこから出ることの出来ない黒い獣が動き出していた。
腕の中にいるほうから声が聞こえた

「ありがとぅ きてくれて」

「わぁフェレットがしゃべった!?」

 なのははわたわたしながらフェレットを大事に捕まえた

「フガァ・・ゴフ」

 黒い獣が木材と瓦礫を取り払いこちらを見た。

「と、とりあえず、ここから離れよう!」

「っ!? うん!」

 そして、なのははフェレットを抱えたまま立ち上がり、黒い獣から距離を取るため走り出した。



「そ、その、なにがなんだかよくわかんないけど、一体なんなのっ!? なにが起きてるのっ!?」

「君には資質がある。――お願い、僕に少しだけ力を貸してっ!」

「し、資質って……?」

 その言葉になのはは訳がわからず首を傾げる。

「――僕はある探し物のために、ここではない世界から来ました。
でも、僕一人の力では想いを遂げられないかもしれない。
……だから、迷惑だと分かっているんですが、
資質を持った人に協力してほしくて……」

そう話すと、
フェレットは腕の中から飛び降りた。

「お礼はします!必ずします! 僕の持っている力を、あなたに使ってほしいんです。――僕の力を、魔法の力を!」

「ま、魔法……?」

 なのははまだきょとんとしていた
その時、
先ほどの黒い獣が上空から襲い掛かってきた。
なのはは間一髪のところで、
近くにあった電柱に逃げ隠れた
そして黒い獣の攻撃をやり過ごす。

「お礼は必ずしますからっ!」

「お、お礼とかそんな場合じゃないでしょ!?」

 ユーノフェレットがそう言ってくるが、なのははそう言葉を返す。

 電柱から少しだけ顔を出し、黒い獣を確認する。
落ちてきた拍子に壁にめり込んだようで、
壁から出ようともがいていた。
 

「ど、どうすればいいのっ!?」

「これを!」

首輪につけていた紅玉を口にくわえなのはに渡す

「温かい……」

「それを手に、目を閉じ、心を澄ませて、
僕の言うとおりに繰り返して」

 なのはは言われたとおりに行動をした。 

「いい? いくよ!」

「……うん」


「我、使命を受けし者なり」

「我、使命を受けし者なり」


「契約のもと、その力を解き放て」

「ええと、契約のもと、その力を解き放て」


 なのはが契約の言葉を発していると
赤玉が脈動しているのをなのはは感じていた。

「風は空に、星は天に」

「風は空に、星は天に」

 どんどん紅玉は脈打っている。

「そして、不屈の心は」

「そして、不屈の心は」

 ――そして、二人の声が重なった。


「「この胸に!」」

「「この手に魔法を、
レイジングハート、
セットアップ!」」

『Stand by ready set up』

 すると、
なのはが掲げて持っている宝石から光が立ち昇る。

「なんて、魔力だ……」

「ふえ~!? どうすればいいのっ!?」

「落ち着いてイメージしてっ!君の魔法を制御する、魔法の杖の姿を! 
そして、君の身を守る強い衣服の姿を!」

「そ、そんな、急に言われても……えっと……えっと」

「とりあえずこれで!」

 すると、なのはが次に目を開けたら
イメージしていた衣服を着ており、
手には自分がイメージした杖が握られていた。

「成功だ!」

「え? え!? 嘘!? 
ほんとにいろいろ変わってる!?」

 なのはは状況を飲み込めずに目を丸くしておろおろしていた。
 
 あの宝玉
どこかで見たことあると思ったらレイジングハートだ
登場シーンまで違うのかよ
これはとらハの舞台だけど完全なパラレルワールドってわけか
俺の知識は全く役に立たないな

 これで納得した
士郎さんが生きていたり、とらハより一才年が上がっていたり、
アリサが幽霊じゃ無かったり完全に合点が言った
ここは別世界だということを
俺がそう確信したときに壁に埋まっていた黒い獣がその恐ろしい赤い目をなのはの方に向けていた。

 なのはは恐怖を感じ取りあとづさりをしていた。
黒い獣はなのはに向かって突進してくる。

「きゃ!」

 なのはは目を瞑り、来るべき衝撃に身を硬くする。
いつまでたってもなのはにその衝撃はやってこない。


「おまたせなのはこの獣凄い力ね。
おかげさまで今日新調したマントとブーツが壊れた」

 なのはが目を開けると、そこには上半身シルクのシャツで身を包み
下半身は赤いショートのスカート
そして壊れたマントが新調になって白のマントを着た人がいた。
その女の子は右手を黒い魔物の方に突き出しており、黒い獣が何か壁のようなものに遮られるように、
動きを止めていた。

 なのはの口から自然と声が漏れる。

「ふへぇ!!!」

 なのははまるで何でいるのと
いうような間抜けな顔をしてこちらを見ていた。 

「綾ちゃんなにその格好!?っていうかなんでいるの」

「格好についてはなのはも一緒。
なのはは意外と余裕だったかな詳しい話は後で」

 ちっ!!ぶっ倒していいのだろうか
取りあえず聞いてみるか

「おい、そこの元凶フェレット」

「は、はいっ!?」

返事をする。

「この獣ぶち殺していいのか」

「い、いえ、封印をしなければいけません」

「どうするの」

「は、はいこの女の子にやってもらいますので」

「お前は?」

「今の僕にはそこまで回復していなくて・・・・」

「ちっなのは気をつけてね」

「うん。綾ちゃん任せて」

「なのは・・・」

 そう呟いた瞬間
周囲に赤くて丸い球がいくつも現れた。
攻撃が来る前に

「メーノー・シルマン・ゲイオ・ブ・バビロン」

 俺は力ある言葉を発する

『レイ・ボウ(魔弓閃光矢)』

 古代神ブラック・モウの力による
魔法の光の矢を射る呪文で
光の矢はどんな物質も貫通し、
かならず目標を射抜く
同じエネルギーの矢でも
アンセムと比べると
50倍の威力を持っている。

「フュギャ~アアアアアアアアアアア」

圧倒的火力で相手を押さえつけていた
これで終わりかなと思ったら、まだ動き出そうとしている

「おいおい古代呪文を食らって生きてるの」


 なのはは頭を振り、ユーノフェレットに話をした.

「で、どうすればいいの?」

「す・凄い・・・そ、そうですね。」
 
 早く終わって欲しい。 
魔力供給はスムーズだが
古代呪文だけあり消費が激しい

「簡単な呪文は心に浮かぶだけで魔法が使えます。
でも大きな力を必要とする魔法は呪文が必要なんです」

「呪文……?」

「心を澄ませて。心の中にあなたの呪文が浮かぶはずです」

 なのはは目を閉じ、心を澄ませる。

「うん、いける!」

 なのはの呪文が入る瞬間のシークエンスで俺はツーバックをして距離を置く

「リリカルマジカル」

「封印すべきは忌まわしき器、ジュエルシード!」

「ジュエルシード、封印!!」

『Sealing mode set up』

 杖から声がした後、その杖の形状が変化する。
それはピンクの翼が出てその翼が黒い獣に襲い掛かり
ロープ上になり縛り付けた。
そして黒い獣の頭にXXIのマークが出た

『Stand by ready』

「リリカルマジカル。
ジュエルシードシリアルⅩⅩⅠ――封印っ!」

『Sealing』

 杖から魔力の光が発射され、黒い獣に直撃すると、
黒い獣は消え去り、後に残ったのは綺麗な青い宝石だけとなった。

「それは……?」

「はい。これが、僕が探していたジュエルシードです。
レイジングハートで触れてもらえますか?」
 
「こ、こう……?」

 なのはが杖を近づけると、ジュエルシードがレイジングハートに吸い込まれた。

『No.ⅩⅩⅠ』

そして、なのはの格好も私服へと戻り、レイジングハートも元の小さな宝石に戻った。

「――終わったの?」

「あなた方のおかげで、無事に封印できました。
ありがとう……ござい……ます」

 お礼を言うと、フェレットが倒れてしまう。

「ちょっとまた倒れるなんてすずかみたいな令嬢の専売特許じゃないの?」

「ははは、綾ちゃん、ちょ、ちょっと大丈夫!?ねぇ!」

 遠くからパトカーの音やら救急車の音が聞こえてくる
周りを見渡してみると、先ほどの戦闘でコンクリートに穴が開いていたり、
電柱が倒れ電線が切れていたりと、かなり激しいことになっていた。


「ずいぶんとなのは暴れたみたいね」

「なのはだけのせいではありませんってもしかして、わたし、ここにいたら大変あれなのでは……?」

「うん間違いなく警察沙汰かな。
サイレンの音も聞こえてきてるし」

「とりあえず。――ごめんなさ~い!」

 なのははフェレットを抱えそう言いながら走って逃げ、俺はその横を並走した。
 

 

自分のデバイスと事件の概要

 俺達はその後、公園へと移動した。

「はぁ、はぁ」

 走って公園までやってきたため、なのははベンチに座り息を整えていた。
流石に小学生であり、運動が苦手ななのははとても疲れていた。

 フェレットは、なのはの膝の上に乗せられていた。
平和そうに寝ている
たしか男の子の声だったよなぶっ倒してやりたくなってきたぞ

「すいません」

 なのはの膝の上に座っていたフェレットが起き上がり、そう謝ってきた。

「あ、起こしちゃった? ごめんね、乱暴で。……怪我、痛くない?」

 なのははどこまでも優しいのだと思った。
ほぼ巻き込まれたといってもおかしくないのにこうやって相手を気遣うなんて普通は出来ない。
本当に翠屋の天使だと思う。


「怪我は平気です。ほとんど治ってるから」

 そう話すと、ユーノフェレットはなのはの膝から降り、
自身の体に巻いてあった包帯をはずす。その体には、フェレットの言うとおり、
傷一つなかった。

「あ、ほんとだ。怪我が無くなってる」

「あなた方が助けてくれたおかげで、残った魔力を治療に回せました」

「よくわかんないけど、そうなんだ。……ねぇ、自己紹介していいかな?」

「あ、うん」

 こほん、となのははわざとらしく咳払いする。

「わたし、高町なのは。小学校三年生、家族とか仲良しの友達はなのはって呼ぶよ」

「僕はユーノ・スクライア。
スクライアは部族名だから、ユーノが名前です」

「ユーノくんか。可愛い名前だね」

 お互いに自己紹介が終わると、
なのはが黙ってる綾に声を掛ける。

「ほら、綾ちゃんも自己紹介しないと」

 「なんで?」
なのはが何か言いそうだから素早く言った。

「綾だよ。南條綾」

「ユーノ・スクライアです。助けてくれてありがとうございます、南條さん」

「たまたまだから、なのはに危険な事をやらしたくなかっただけ」

「すいません。……あなた達の事を……」

 なのははそっとユーノを抱え上げる。

「なのはだよ」

「……なのはさん達を、巻き込んでしまいました」

 ユーノはそう話すと、沈んだ声で頭を垂れる。

「あ、その……たぶん、わたし平気!」

 いやいやその大丈夫はどこから来るんだろう
あんな得体のしれないものを今はくーちゃんもいないのに
本当にどこから来るのかな


「ユーノくんも怪我してるんだし、わたしの家に行こう。後のことはそれから」

「大丈夫なの?なのは」

「うん大丈夫。綾ちゃんもありがとう」

 三人は高町家へと向かった。
二人は高町家に着いた。
俺がいてはまた説明が面倒だから敷地内に入らず事を見守っていた。
多分この時間なら恭也さんはいないはずだしと思っていたら
なのはの後ろから声が聞こえた。
物陰に隠れていたみたいだった。
俺でさえ感知が出来ないぐらいの隠形だ。


「隠れて入らないといけないか、なのは。こんな時間までなにをしていたんだ」

 なのははユーノを後ろに隠したら
姉の美由希がなのはの後ろに隠しているものを見つけた。
俺も敷地内に入りましたよ。
きっと気づいてると思うし。
おれも観念して後ろの方から登場した。

「すみません恭也さん
夕方助けたフェレットが心配になり見に行ったところ・・・
なのはも同じ想いだったみたいで・・・」

 上目を使い話していると姉の身由希さんが助け船を出してくれた。

「なのはも綾ちゃんも言い子だからもうしないよね」

「お兄ちゃん心配かけてごめんなさい」

 そして例のごとくおれは高町家に泊まりになって家に電話を入れたところ
理由を言ったが電話越しに怒られてしまった。
最初の計画がずれてくる

音消しと姿隠しでフォローして帰ろうと思ったのに
まさかあんなに力があるなんて思わなかった。

 なのははユーノの寝場所を作ってあげてるみたいだった。
ピクニックなどに使うランチに入れる籠の中に寝床を作ったみたいだった。

「ごめんね、ユーノ君簡易的なもので」
「いえ、本当にありがとうございます」


 その翌日の朝
なのはが起きる前に
高町家に来てからの号令の朝錬
またぼろぼろに負けました。
凄く悔しい
確かにBASTARDの技等は使用してないにしろここまで手が出ないなんて思わなかった。
そしてちょうど終わったぐらいになのはの目覚ましがなたみたいだ

 そしてなのはと一緒に学校に行く
昨日は予想通り。桃子さんがユーノフェレットを凄く気に入ったり、
食事のことやいろいろなことを話していたので詳しい話ができていなかったので
授業中、念話での会話になった。

[なのは、綾さん、聞こえてますか?]

[うん。聞こえてるよ。綾ちゃんは?]

[うん、聞こえてるよ]

ユーノは二人に念話が聞こえているのを確認すると、
話を始めた。

[じゃあ、まずはジュエル・シードについて説明するね]

《ジュエル・シード》
ユーノの自身の世界――つまり、魔法世界で見つけた魔法の石である。
それは本来、手にした者の願いを叶える魔法の石であるのだが、
力の発現が不安定であり、それによって、
昨晩交戦したような魔物を生み出すこともある。
また、たまたまジュエル・シードを見つけた人間や動物が誤って使用してしまい、
それを取り込み暴走するケースもある。

なのはが疑問を持ったのか、質問した。

[そんな危ない物が、何で家のご近所にあるの?]

確かにそうだ、何かの陰謀か自己何だろう
でも本当になのはたちって小学3年生なのかな

[……僕のせいなんだ]

 ユーノは故郷で遺跡発掘の仕事をしていた。
そんなある日、古い遺跡の中でジュエル・シードを発見したのだ。
そして、それを運んでいた時空間船が事故か、何らかの人為的災害"に合い、
全部で二一個あるジュエル・シードがこの地球に散らばってしまったのだ。

 人為的事故ねぇ
きな臭いな

[――今までに見つかったのは、たった二つ]

[あと一九個かぁ~]

[はい。本当に、僕のせいで二人にはご迷惑を……]

[ちょっとまってあなた達の職業年齢って何歳なの?
声を聞く限り成人ってわけではないのでしょ]

 話の腰を折るかもしれないがやはり聞きたいので聞いてみた。
声を聴く限りだとなのはと同じぐらいだろう
上だとしてもまだ10代のはずだ
声変わりしてないし、以外と女の子なら話は別だが
話口調から男性だし、確か愛先生がオスとか言っていたのを覚えている。


[僕の年齢は9歳になりますそれに僕達の部族ではあたりまえですか] 

[は~まぁ環境の問題を言っても仕方ないけれど、聴く話によるとユーノの責任ってないでしょ、それに事故じゃない]

[そうかもしれません。……ですけど、あれを見つけてしまったのは僕だから。
全部見つけて、あるべき場所に返さないと駄目なんです]


[……なのはも綾さんも巻き込んじゃって、
本当に申し訳ないです。
だから、一週間、いや、五日もあれば僕の魔力も戻るから、その間だけ休ませて欲しいんだ]

[魔力が戻ったら、どうするの?]

なのはの疑問は当然だ

[……また一人でジュエル・シードを探しに出る]

[それは駄目]

 そりゃそうだ

[だ、駄目って……]

 ユーノの言葉を、なのはが一言で切って捨てる。

[わたし、学校や塾の時間以外なら手伝えるから]

[だけど、昨日みたいに危ないことだってあるんだよ?]

 ユーノが心配そうに話をするが、なのはは笑みを浮かべながら声を上げる。

[ふふ。だって、もうわたしはユーノ君と知り合っちゃったし、話も聞いちゃったし、ほっとけないよ]

[なのは……]

[それに、ユーノ君一人ぼっちで頑張ってたんでしょ? 一人ぼっちが辛いのはよく分かるから。……それは悲しいことだよ]

ユーノは黙って、なのはの言葉に耳を傾ける。

[困っている人がいて、その人を助ける力が自分にあるなら、迷わずにその力を使えって――これ、家のお父さんの教えなんだ]

 また笑みを浮かべ、なのはは話を続ける。
隣の子がなのはの事を見ているが
気にしずに話しかけていた

[ユーノ君が困ってて、わたしはユーノ君の力になってあげられる魔法の力があるんだよね?]

[……うん]

[わたし、ちゃんと魔法使いになれるかあんまり自信ないんだけど]

[いや、なのははもう魔法使いだし、
僕なんかよりもとても素晴らしい才能を秘めているよ]

[え、そうなの?自分ではあんまりわかんないけど……?]

[とにかくっ! ユーノ君。
わたしに魔法のこととかいろいろ教えてくれるかな? 
わたし、ユーノ君のお手伝い頑張るからっ!]

[うん。ありがとう]

ユーノは心から嬉しそうに、
なのはに言葉を返す。

 学校も終わりアリすずとも分かれても念話は続いていた。

[あ!]

[どうしたの、なのは?]

[いや、なんだか急すぎて忘れてたんだけど、
綾ちゃんも魔導師、なんだよね……?]

[一応魔道師だけど厳密には魔法使いかな
まぁなのはやユーノとは系列が違うけれどね]

[綾さんは、この地球出身なんですか?]

[一応そうだよ]

[この世界では魔法がないと伺ったのですが]

「表ではないことになってるね。裏では色々とあるものよ。それにどうやら、お話タイムは終了みたいね]

[ユーノ君。この感覚は]

[うん。間違いない。ジュエル・シードの反応だ]

[幸い反応は近いが、どうする?]

 俺の問い掛けにユーノはしっかりと答える。

[向かいましょう! 二人とも手伝って!]

[うんっ! わかった!]

[了解]


 目的の場所は八束神社で、
全長三mはあろうかという、巨大な魔犬であった。
おそらく何かの拍子にジュエル・シードを取り込んでしまい、このような姿になってしまったんだろう
そして、なのは達と魔犬の間には、その犬の飼い主だと思われる女性が倒れていた。
俺は気絶している女性の近くに行き少し離れて小規模結界を張った。
俺が攻撃をしたらきっとあの犬は死んでしまう
情けないことに今できることはこれぐらいだろう

「なのは」
 
 ユーノはなのはに話しかけていた。

「なに?」

「起動は?」

「えっとなんだったけ」

 そんなこんな話していると、魔犬がなのはへと突っ込んでいくが、
なのはは魔犬と接触する前にバリアジャケットと纏っており、全くのノーダメージであった。

「うそ!起動コード使わずに起動した。」
 
 ユーノは凄く驚いていた。

 魔法というよりSFの科学技術に近い気がするなぁ
とらハだと法術って言っていた記憶があるのだが・・・

 すると、魔犬は再度なのはへと突進していく。
だが、バリアジャケットを展開し、
防御力が上がってしまったなのはにはその攻撃は無意味であった。

『Protection』

なのはがレイジングハートを魔犬の方へと突き出すと、
レイジングハートの声と同時に障壁を張り、軽々と魔犬を吹き飛ばす。

すごいなあの杖
意志を持った杖で独自の判断で行動しやがった。
そしてマスターであるなのはを守ったのか
 
[Stand by ready]

「リリカルマジカル、ジュエル・シードシリアルⅩⅤⅠ――封印!」

[Sealing]

ジュエル・シードの封印が完了した。

「終わったか……」

「ふぅ~。これでいいのかな?」

「うん。これ以上ないくらいに」

 少し緊張していたなのはユーノに声を掛けると、
ユーノが嬉しそうに返事をする。
その言葉が嬉しかったのか、なのはは微笑みを浮かべる。

「すごいね、なのは」

俺はがそう言いながら、なのは達の所へとやってきた。

「あ、綾ちゃん! 私、ジュエル・シードの封印出来たよっ!」

「凄かったよ。格好良かったよなのは
私はあの人を結界で守りサポートに回ろうと思ったら終わっていた。
私が手を出したらあの可愛い子犬を殺してしまうから
どうしよっかなぁ。あっユーノもお疲れ様」

「いえ、あの綾さんが扱えるのならこれをどうぞ」

 俺の目の前にレイジングハートと同じ宝玉が現れた。

「レイジングハート?」

「あ、いえよく似ていますが全くの別物です」

「デバイスっていうやつかな」

「あ、はい。ただ普通のデバイスと違うのですが、僕では起動もしない代物なんですよ」

「不良品? なぜ私に」

「資料が不足しているのですが、扱えるものがいたのなら起動するっていう代物で、もし扱えれる代物ならばそれを綾さんにって思ったんです。」

「ふ~ん」


 俺は触れた瞬間にわかった。
これ扱えると
そう感じた瞬間
俺の目の前でその宝玉は光りだした。
その瞬間俺もその光に覆われた。

「貴方が私のマスターですか?」

「貴方は?」

「私にはまだ名前はありません。マスター」

「何故私がマスターなの」

「私を起動するには条件があります。それをクリアをした者だけが私のマスターとなれる資格があります。」

「ふ~ん」

「もしよろしければお名前を」

「私の名前は南條綾だよ」

「南條綾様ですね。マイマスター」

「私の所に来る者は拒まわないわ。ただし、そのマスターっていうのやめてもらえる」

「ではなんと」

「綾で良いよ名前は無いって言ってたっけ」

「はい」

「ならあなたの名前はティアでいいかしら」

「ティアですか。ありがたくその名前を頂きます。」

「うん、よろしく」

 ティア
俺の基本能力の一端のBASTARDに出てくるヒロイン
ティア・ノート・ヨーコから拝借

 光が収まりティアは時計になった。

「起動した本当に起動するなんて」

「そんな物騒なものを私に渡したの」

「いえ、多分起動しないだろうと思っていたし、ダメもとでって感じだったんですが」

「ふ~ん。これ頂けるのね」

「あ、はい。それに起動したのなら、あなた以外に操作が出来ない使用ですので」

「そうなの」

「はい、マスター認証されたはずですので。後はそのデバイスに聞いていただけたらっと」

「ふ~ん」

[後は私が説明をいたします綾様]
[様付けはちょっと・・・]
[これが私にできる最大の譲歩です]
[わかった]

「ねぇ綾ちゃんそのデバイスに名前はあるの?」
「えぇティアっていう名前なの」
「よろしくお願いしますティア。私の名前は高町 なのはって言います」
『こちらこそよろしくお願いします高町様』
「もしよければ なのはって言ってください」
『なのは様で』
「はい」

 俺はこれから先長い人生のパートナーをこの時得た
まだ俺はこの時デバイスにそこまでの信頼はしていなかったのは仕方ない事だと思った。

 

 

別件で出かけている最中に町は大騒ぎ・・・

 今、深夜の学校にいます
少し早い肝試しでは無い。
今ちょうどなのはが封印をしている状態だ

「ふぅ封印終了~
お疲れ様。綾ちゃん、ユーノ君」 

「お疲れ様なのは、綾さん」

「ん、お疲れ、なのは大丈夫」

「ん~大丈夫」

いう感じで今日もジュエルシードの探索が終わった

 なのはが魔導師となり、ジュエル・シードを集めるようになってから早一週間が経った。

 なのはが現在まで集めたジュエル・シードの数は五つとなっていた。
小学生が夜遅くに出たり、塾に学校、
結果と比例するぐらい
なのはの疲れがピークになっていった。

 なら俺が手を出せばいいというわけにもいかなかった。
デバイスを手に入ったのだが正直得体のしれないものをバシバシ使う気にはなれないということだ。
それで今日はジュエル・シード集めをするとは、聞いてなかったし
この際やれることはしておこうと思って用事を入れたんだけど。

「なんで綾はこれ無いわけ」
「用事を入れたから」
「何時も士郎さんにお世話になっているのに、その士郎さんがコーチをしているサッカーの応援に行けないわけ」
「ごめんね」
「ちょっと問題があってね」
「何よ」
「ここでは言えないことなの。察しててほしいな」
「う~わかったわよ。でもこの埋め合わせは」
「必ずするから私の分まで応援してくれると嬉しいかな、私と違ってみんな美人さんだから応援してくれたチームのみんなもいつも以上にやる気を出してくれるよ」

 そう言いながらアリサに断りを入れた

「綾ちゃんも美人さんだよ」
「ありがとう。そう言ってくれてうれしいかな」
「もう」

 そう今日は士郎さんがオーナー件コーチをしている
サッカー試合があって
その応援の話があったのだが
丁重に断った。
そして俺は神様特典で貰った道具類はすごく多くて置き場に困るので
異次元の作業場を作った。
家の中は3つの部屋があり
1つは
1日で1年の時は過ぎないけれど
DBの精神と時の部屋のように何もない部屋

2つ目の部屋は
材料の倉庫
たいていのものがここで探せば見つかる。
材料が多く整理整頓はしてないのでどこに何があるのか探すのに一苦労はするんだけどね

3つ目が
リラックスルームだ
ここにはベッドとキッチンそして風呂があるくらいだ

 全身を移す姿見
えっとスタンドミラーっていうのかな
前に立ち力ある言葉を発すると
鏡の所がぼやけていて鏡の中に小さな球体の場所に建っている家が見える。
鏡に向かって歩くと俺は鏡にぶつからずにそのまま鏡の中に入っていった。
イメージは、DBの界王様の場所といったほうが早いぐらい
将来ここで暮らせるよ。
しかも異次元だから普通の手段じゃ来れないと思う
多分・・・

今回ここに来たのは
なのはのお疲れが謙虚だったのであるアイテムを取りに来たことと
ティアとゆっくり話を酔うと思ったからだ
まぁユーノがいるから心配する必要がないと思うのだが
疲れがたまっているのもわかっている

 アイテムとは魔法の薬を作りに来たことだ。
もちろん傷を治す薬なんてあるけれど
はっきり言って今は必要なし
疲れを癒す薬を数点持って行こう。

 最近は体と精神の負荷をかけるミサンガを付けていた。
自分の体がBASTARDの能力に追い付いていないので強化のために負荷を
これもDBのアイデアだね

 今ではその負荷が初めの5倍相当になっていた。
最初は動くのもきつかったり
呼吸をするのもきつかったが
まぁ慣れてくると結構動けたりします。

これをつけての作業開始
材料入れてかき回して
煮込んで冷蔵庫に入れれば完成
どっかの料理みたいに簡単だけど
分量間違えたりすると
なにがおきるかわからないから怖いものがある
そしてポーション完成の
実験はもちろんおれ自身
なぜ付加ミサンガをつけて作業をしたかというと
疲れていないと結果がわからないからだ
完成あとは1時間冷やすだけということで
外に出て運動
ここは重力も負荷がかかっているので
少し動くだけで厳しくなってしまう。

 最後にティアを装備して動作確認をしようとしたら

[綾様私を使用する前にこれを]

 ティアから記憶メディアが排出されたので俺はそれを受け取りリビングルームで内容を見てみた。


 それは驚愕な事実だった。
実はこのデバイス神からの贈り物で完全な荒事が起きる前に自然に渡されるようにしたらしいこと
最初の2分だけを見て確信してポーションの方に向かった。

 毒見
恐る恐る見ながら、不安はよぎる
色合いは良い
レシピも完璧
ちょっとプチパニックを起こしているらしい
そして飲んでみたところ

「お」

綾の体中で少し光放ち消えていった。
消えた瞬間疲れがいえて
体が楽になっていった。
完成品をペットボトルに数本いれた。


肉体の疲労も消えたんだけど、少しだけリビングルームのソファに座ってリラックスしながら先ほどの事を思い出してみた。

「久しぶりじゃの。坊主じゃなく嬢ちゃん」
「なんなの?」
「話しかけられても何を言っておるのかわからん。これお前の所の世界のビデオレターと同じじゃから」

 相変わらずこいつが本当に神かと思ってしまう

「何か変なこと考えてるような気がするんじゃが」

 実際見えてるんじゃないのか

「このデバイスはお主に送るプレゼントじゃ
何時受け取るかはわしにもわからん。
お主が自分の力で対処しきれないと感じた時に渡せるようにしておいた
基本わしはお主らに手を貸さぬ
その代わりに4つまでの能力を与えたつもりじゃ
お主は珍しく3つしかと他人に影響をかける能力を必要としなかったゆえに
お主がかかわりあうだろう世界に必要なアイテムをプレゼントしたわけじゃ
これはこのデバイスも知らぬこと
このデバイスの主な能力は4つじゃ
1つ目 お主の力は制御されておる何故ならお主の力はバランスメーカーになってしまうからじゃ
お主の成長度に合わせて能力解除と力の循環のスムーズになる
2つ目 この世界の知識のサポート
3つ目は 非殺傷の効果を持たせた。
これはもともと、お主がかかわりあう世界の魔法全般に非殺傷の効果が出来るからじゃ
4つ目 これは能力ではないのだが技術者が探そうとも見つからないブラックボックスをつけておいた。それによりそこの世界のメンテナスもきちんと受けれるようにしておいた。
ではお主の今世の生活が充実することを祈っておこう
次に会うときはきっとお主がこの世界から死んだときじゃな
それまで達者でな」

 くそ長い説明を・・・
ありがたく使用させてもらおう


 用事も終わり地上に戻った時、俺は驚がくな場面を見てしまった。

それは大きい木々が生えわたり破壊された町並みであった。

そして俺はひときわ大きい気の方に飛翔の呪文で飛んでいるとピンクの光線が空に放たれていた。

ピンクの魔力光ってもしかしてティアでサーチをしたらなのはでした。

え!!!!!!

なのはって攻撃呪文無いはずじゃ!!!

あったとしてもあんな破壊力がありそうな呪文は!!!

あれじゃ魔法少女じゃなくて魔砲少女だよ

まぁショックは置いておいてとりあえず現場付近と

砲撃の元の方に向かってみますか?

まぁこれだけの災害があって人身事故等がなくてよかったよ。

だってねぇまじめななのはやユーノは必ず自分を責めるからなぁ

発見したけれどなのはを発見やはり封印をしているはずなのに後悔している顔をしていた。

「なのはお待たせ」

「綾ちゃん用事は・・・終わったの」

「先ほどね。ごめんね発動していたときに気づかなくて」

「うん、大丈夫」

 なのはは
今回のジュエル・シードの発動の経緯を綾に説明を始めた。
あの子がジュエルシードを持っていたことそれを勘違いで済ませてしまったこと

「そっか、そんなことがあったんだね」

「うん。……わたしが、あそこですぐにジュエル・シードを捕獲していたら、こんなことにはならなかったんだ」

「僕が何を言っても聞いてくれなくて。……なのはが悪いわけじゃないのに」

確かにユーノの言う通りなのはのせいじゃないのだけど、こいつら本当にリアル9歳なのかな?
不器用すぎでしょ


「嫌ならあきらめる」

「え?」

1人と1匹は俺を見ていた。 

「魔道師になってまだ1ヶ月そして探しているのはたしか古代秘宝危険度は高いと思うよ。
ここで諦めても文句は言わないと思うし、力不足を感じてうじうじ考えていたらきっと、今回のことがまた起きる。
なら代わりに私なら集めることが出来るから、今回の件でデバイスの使い方もわかったしね。
それに疲れもあるでしょ」

「でも!」

「確かに私1人では無理だよ。でもユーノも1週間たったんだから封印が出来るぐらい回復したんでしょ。何故なら自分一人で集めようとしていたぐらいなんだから、私は戦いも得意だしいくつかの隠し技もある。
それにさっきも言ったけれどなったばかりの魔道師には荷が重過ぎる。」

「っ!?」

なのはは今回自分の失敗を感じているので下を向いていた。

「なのははしっかりやっています」

ユーノは怒りを出すみたいに綾に伝えた
 
「っていうのが多分今まで会った大人たちの言い分だよ人間には自由意志があるの。
だから私からはなのはにやめろとはいわない常識的に考えたらやめたほうが良いと思うのは事実
それに疲れがピークでしょ。
でもあえて聴くよ。さてなのははどうしたい」

 なのはは下を向いていた顔をハッと上げる。
まるでなのはならこういうでしょっていう感じで
なのはに向けて綾は笑顔で返している

「私が言いたいのはそれぐらいかな
すぐに決めろとは言わないけれど
考えがまとまるまではジュエルシード探しはいったん終了ね
迷いながらが一番危ないから」
 
「綾ちゃんありがとう心配してくれて。でも結論出たよ。
自分のせいで、周りの人に迷惑を掛けることはとても辛いから。
だから、わたしはユーノ君のお手伝いをしようと思ったの」

 俺は子供も結婚もしていないからわからないけれど
子供が大きくなる瞬間を見るときの気分はこんな感じなのかなと思った。

「今回、魔道師になって、初めての失敗をしてよ。
でも、自分なりの精一杯じゃなくて、本当の全力で、ユーノ君のお手伝いでもなく、自分の意思でジュエル・シード集めをしようって決めたんだ」

「だから、わたしは辞めないよ もう絶対、こんなことにならないようにって、そう思ったから!」

なのははそうだよね
逃げても誰にも批判されないのに
本当に心が強い子だと思った。

「さっきも言ったようにそれならがんばろ。
そして失敗も忘れずに、次の同じ失敗しなければ良いんだよ。
失敗しない人間なんていないのだしね
それでも、手が届かないときは、私たちを頼って欲しいなふだんならアリサやすずかにもね」

「なんか綾ちゃんおねえちゃんみたい」

「なのはは3月生まれだったよね。
私は4月だから約1年お姉ちゃんだからね」

「もうおんなじ学年だからそんなに変わらないよ」

「さっきまでなきそうだったカラスが
もう笑っているから帰ろっか?」

「なのははカラスではありませんでも一緒に帰ろう!」

 なのはが手を出してくれたから
一緒に手を出しつないだ。

「綾ちゃんありがとう」

「私は言いたい事言っただけ」

「くす、アリサちゃんみたい。でも私の意志を考えてまとめることが出来たよ。だからありがとう」

「どういたしまして以前なのはから勇気をもらったからね。そのお返しかな。アリサほどツンデレはしてないつもりだけどね」

「もう、アリサちゃんが聞いたら怒られるよ。でもあったよね」

「なのはにはこっちに来てからいろいろしてくれたからありがとうね。そしてこれからもよろしく」

「こちらこそ」

夕日をバックにして歩く2人と1匹だった。
 

 

黒衣の魔道師現る

 あの大木事件があってから数日後 
綾は月村家へと歩みを進めていた。

 昨日、アリサから
「明日、すずかの家でお茶会をするから来なさい」
と誘われたからである。
前回は断ったから今回は行かないといけないなと思い2つ返事て了解した。
そういえばすずかの家に遊びに行くのは初めてかも
以前行ったときは事件の時だったし
中には入ってないからな・・・
そう思いながら到着っと
相変わらず大きな屋敷だな
何回見てもこの大きさには圧倒される

 綾は月村家の前でそう一人で呟いた後、
インターホンを押した。しばらくすると、
メイドの格好をした綺麗な女性が扉を開けて現れた。

「いらっしゃいませ、綾様」

 そう綾に挨拶したのは、
この家のメイド長ノエルさんだ

「お邪魔しますノエルさん」

「皆様、すでにいらっしゃってますよ」

 ノエルはそう言いながら家へと招き入れる。
綾が案内された部屋に入ると、なのは達が談笑している姿を見つけた。

「すずかお嬢様。綾様がいらっしゃいました」

 ノエルが声を上げると、
仲良し3人娘がこちらを向いてくれた。

「お邪魔します、すずか」

「綾ちゃん、いらっしゃい」

「おそかったわね」

「綾ちゃん……?」

 綾の言葉に三人がそれぞれ声を上げる。

「綾様、お飲み物をお持ちしますので、
何に致しましょう?」

「ノエルさんのお任せで」

「かしこまりました」

 ノエルは一礼すると、そのまま退出した。

「これを見てすずかとアリサって
本当にお嬢様だと再確認したわ」

「どういうこと!」

「凄く絵になる飲み方と談笑だなぁと思った」

「一応お礼だけ言っとくわね」

「綾ちゃんありがとう」

「綾ちゃん私は?」」

「可愛いのは認めるけれど普通かな」

 四人で談笑していると、ふいにアリサが真剣な表情となり、なのはへと声を掛ける。

「――今日は元気そうね、なのは」

「え……?」

「なのはちゃん、最近、少し元気が無かったみたいだから……」

 すずかもアリサの言葉に便乗するように、
僅かに表情を曇らせながら話す。
小学3年でここまで考えてくれるなんてやっぱり
これは教育を受けているためかな
まぁ二人ともやさしいのが
一番だと思うんだが。
最近なのはが元気がないことに気づき、
元気付けでお茶会を開いたみたいだった。
そこでお茶会って所がお嬢様だよなぁ
 
「もし、何か心配事があるなら話してくれないかなって、二人で話してたんだ」

「すずかちゃん、アリサちゃん」

 そんな二人の言葉に、なのはは驚きと喜びが混ざったような表情となっていた。
実年齢がおじさんな自分はもう感動シーンとばかり少し目に涙が出てきそうだったその時。

「きゅいーー!!」

 動物の大きな鳴き声が聞こえた。
声がした方を見ると、するとそこには、ユーノが数匹の猫に追い掛け回されている光景があった。
三人は暴れる二匹に慌てた様子で、声を上げてる。
するとそこに、大きなお盆にお菓子と飲み物を
のせて運んできたファリンがやってきた。

 これってなんのコントなの
絶対何かやらかす場面じゃん

「わわっ!? わわわっ!?」

 ファリンがお盆を持ったまま、
足下を駆け回る二匹の動物に驚き、
くるくると回り始める。

「ゆ、ユーノくんっ!?」

「アイっ! 駄目だよっ!?」

 なのはとすずかが叫ぶが、それでも二匹は走り回る。

「きゅ~~」

 くるくると回っていたファリンが目を回し、
お盆を持ったまま後ろに倒れそうになる。

「ファリンっ! 危ないっ!?」

「わわっ!?」

 すずかが叫ぶが時すでに遅く、ファリンが持ったお盆が宙に舞い――そうになった。

「大丈夫? ファリン」

「あ、綾さんっ!?」

 ファリンが驚きの声を上げる。
俺は素早く移動し、倒れそうになったファリンを左腕で受け止め、
お盆を器用に右手だけで落とさないように持っていた。
これぐらいなら盗賊スキルを使えばなんてことはない 
左腕で軽く受け止められているため、恥ずかしさから頬を赤く染めていた。
そんな二人へとなのは、すずか、アリサが近づいてきた。
そのときに体制を戻したのを確認してから左腕を緩めた

「ファリン、怪我とかしなかった?」

「あ、はい。大丈夫ですよっ!」

 すずかが心配そうに問い掛ける。
ファリンは綾から体を離しながら笑みを持って答えた。

「綾ちゃん。ファリンをありがとうございます」

 ファリンの変わりにお礼を述べるすずかに、
綾は何でもないように答える

「ファリンに怪我がなくてよかった。」

「綾やるわね」

「綾ちゃん格好良い」

「あ・・・ありがとうございます・・・綾様」

 アリサとなのはは感激の声を出し
ファリンは恥ずかしそうにお礼を述べた
その後は特に何事もなくお茶会をしていた。
最初部屋のテラスだったのだが庭先でファリンの持ってきてくれた。
紅茶とクッキーを食べながらお茶会をしていた。
なのはも久しぶりにゆっくりと話していたので凄くリラックスしているときだった。

(ジュエルシードはお構いなしって言うものか)
 
 綾はこの周辺で魔力の反応があったことに気付いた。
そして、おそらく同じように気付いているであろう。
二人へと念話を飛ばした。

[――なのは、ユーノ]

[うん、すぐ近くにあるね]

[僕も感じました]

 綾の念話に二人は即座に反応を示した。
なのはとユーノの二人も近くで魔力反応があったことに気付いていたようだ。

[どうしよう?なのは]

[どうしよう?綾ちゃん]

[流石にアリサとすずかにばらすわけにもいかないよね]

 今、この場には魔法とは全く無縁であるアリサとすずかがいるため、
俺のことなら知っているので話をすれば理解をしてくれるが、
なのはの魔法のことはいっていないので綾もうかつには動けないと判断していた。

[――そうだっ!]

 すると、ユーノが突然叫んだかと思うと、
一人で森の中へと駆けて行った。
綾はユーノが走って行ったのを見て、なるほど、と静かに頷いた。
なのはは一瞬困惑していたが、理解したようだ。

「あれ? ユーノ、どうしたの?」

「うん。何か見つけたのかも。……わたし、ちょっと探してくるね」

「一緒に行こうか?」

「大丈夫。すぐに戻ってくるから、待っててね!」

 ユーノが思いついた作戦とは、現在、
動物の姿をしているユーノは自由に動けるため、
ジュエル・シードの方へと向かい、
それを心配したなのはが追いかけるという、
単純なものであった。
そして、作戦通りになのははユーノの後を追っていった。

[二人で大丈夫?]

[大丈夫! うん、でも何かあった場合はお願い!]

[よろしくね。無理はしないでね?]

[うんっ!うん!]

 なのはの元気な声を聞き、
綾は念話を終えた。
今までの実績もあるし 二人ならば大丈夫だろうと思い、
綾は残っていた静かにお茶を飲み干した。
お茶を飲み干したときに気づいた
なのは以外のなのは達の魔力パターンを感じる。
俺となのはの基本魔法系列が違うからか気づくのが遅い。
ティアをもらってから少しずつではあるが以前よりは速くなっているのだが

ユーノの説明だとなのはの魔力はユーノの世界でも5%以下ぐらいしかいないと言っていたのだが
感じからすると同じぐらい
経験から言って多分なのはの方が分が悪いと感じ
そして多分まだ終わっていないはずだと思い、アリサとすずかに了解を得て席を外した。
俺自身も現場に行くことに決めた
連絡がないことも気になる。

 ご丁寧に結界が張ってやがる。
俺は結界の入り口に立ちア・ルカーラの呪文を使い結界の中に入る。
これは瞬間移動呪文のひとつで
BASTARDによると術者のいる空間と転位したい空間を取り替える
(つまり相転位)
することにより瞬間移動できると思われる。それで俺は誰にいも怪しまれずに中に入った。

 なのはと黒いマントをした金髪魔法少女が交戦している中、俺は乱入しようとしたら
上空から空気の震えを感じツーバックで後ろにずれた。
俺が元いた位置には2発のビーム砲が撃ち込まれていた。
当たったら死ぬんじゃねぇ
問答無用かよ


「お前はこの先には行かさない」

 木よりも遥か上空からその戦いを見つめている一人の青年の姿があった。
 漆黒のコートを着て、顔にはフェイスガードをしていて素顔がわからない少年が俺を見つめていた。

「ここから先はイレギュラーであるお前を行かせるわけにはいかない」

 俺は誰と思ってしまった。
わからないときには聞くのが一番

「あなたは誰?」

「人の名前を聞くときは自分の名前を言うのが先ではないのか?」

 まぁそりゃそうだわ

「私の名前は綾、南條 綾」

「名前だけは伝えようゼロだ」

 すげ~偽名

「私はあの白い女の子を助けようと思うのだけど・・・」

「お前がこの原作を知っているのか知らないのかはわからないが、介入はさせない。
介入したかったら俺を倒していくんだな。」

 凄くえらそうにいっている
見た目は10代中半位の若造か
俺も見た目は幼女だからいえねえな
やはりとらハ以外の話でなのはの話なんだ
考えれるのはスピンオフ作品ってわけか
ある程度のキャラはそのままで話は全くの別物
SFとかにある一種のパラレルワールドってわけか
そりゃ知るわけもないか
情報も少ないわけだしここは幼女らしく行きますか
それにあの男の能力もわからない事だしなぁ

「なのはは人に危害が出来ないやさしい子だから行かせてもらいます。」

「確かになのははやさしいが危害をくわだてない子かは疑問が残るな」

少し笑いながら話していた。

 戦闘も最終局面多分今から行っても間に合わない。

「ひとつだけ質問」

「ん?」

「イレギュラーって何のこと」

「それは貴様達転生者のこと話は決まっているのに介入して、原作を無茶苦茶にしやがる貴様らの事だ」

こちらにスフィアが飛んできた。

「ティア行くよ」

「了解綾様」

「変身」

いつもどおり上が白のシルク素材の服に
下が赤のショートスカートのへそだしファッション
黒のストッキングに白のマントをつけ終了
増えたのは皮の赤いカラーのオープンフィンガーグローブが増えたことだ。
ティアのコアはネックレスとなって装着された。
変身中に先ほどの攻撃が来たのだが変身シークエンス中はガードがあるらしく
簡単な攻撃は食らわないこと

「せっかちさんは女性に嫌われるわよ」

「プレシアの為に貴様を通さない」

 あの女の子の名前か?

今回は初見だから靴にフライヤーフィンを出し飛翔
少しだけなのはの魔法を参考
これはこれで飛びやすいか

「見さしてもらうぞ貴様の力を」

 ゼロは俺の方に銃口を向けて撃ってきた
光線がこちらに飛んできたので回避
質量兵器ってユーノの世界じゃご法度って
俺の事も知っているってことはこいつも転生者
ご法度は無いわなぁ

俺は手の元に炎を出し攻撃

火球(ファイヤーボール)

それを相手はプロテクションで受け止めた

 おいおいいくら基礎的な炎の呪文っていっても
俺が使っていいるのをいともたやすくとめやがった。

[どう思うティア]

[戦闘レベルはわかりませんが魔力資質はあなたとどうレベルだと思います]

[厄介だ]

[しかも相手はタイムレスで攻撃を売ってきます]

[飛び道具主体なら分が悪いか]

[確かにそうだと思いますが相手の持っている魔法にもよりますね
強力な魔法が時間かかるのなら大丈夫だと思います]

 俺が念話で話しながらも実はドンパチしている
こちらがスフィアを出し攻撃をガード
向こうの攻撃をかわすという
半分千日戦争に近い一進一退の戦闘をしていた。

相手がガードをしたときに

「今日のところはお互い小手調べといったところか
本当に邪魔をするなせっかっく転生したんだから新たな人生を楽しめ。
イレギュラーは許さない!

相方の用事が終わったのでこれで帰らせてもらう」

 相手は転送呪文を使いこの場からいなくなっていた。
俺はすぐになのはのところに行った。
地面に横になっているから
心配して駆けつけた。

「すみません綾さん念話をしたのですが」

「妨害があったんでしょ。こちらもエンゲージしていたから」

なのはを見るとただの気絶をしていたからひとまず安心

「慈悲深き方癒しの神よ
心正しき者に恵みを与え給え」

 俺は力ある言葉を発する

治療(ヒーリング)

 これにて外傷はなくなった。
可愛いなのはに顔に傷をついたらよくないしね

 その後、綾はユーノから状況を聞いた後、
なのはをおんぶをしてすずかの屋敷へと戻った。
当然のことながらおんぶされているなのはを見て
アリサやすずか達からは、

「何があったのっ!?」と、

迫られたが本当のことは言う訳には行かなかったから、

「多分ユーノを探しているときに木につまづいて転んで気絶してしまったみたい」

 信じがたい目線をしていたが 、
すぐになのはが起きて俺の話に合わせてくれたので、
納得してくれたようだった。
俺の何かに付き合ってるんだろうと
思っているのかもしれないなぁ
けっこう二人とも勘が良いし、でも深く聞いてこないのは信頼されているからかなぁ
でも一番怖かったのは上の階に恭也さんがいて凄い剣幕で質問されたことだった。
流石シスコン
この世界のシスコンは面倒だからな
恭也にしろ真雪にしろ
絶対にあの女子寮だけはいかないようにしよう。
愛さんもいたことだしキッとあるんだろう

 なのはは皆に心配を掛けたことと、
プレシア?に会って何か感じたのか、
終始悲しい表情を見せていた。
 
 なのはが起きて夕方ぐらいに解散
[でも綾様これ以上の負荷はあまり得策ではありませんので]

[大丈夫あせってもいないし、
ここはD・Sを見習って
ぽっとでの人間にやられないから大丈夫
何だって超・・・・・]

 無理やっぱりあんなの恥ずかしくて言えない

[ちょうがどうしましたか] 

[ううん、何でも体術練習は基礎を重点に実践シミュレーションを主体に変えておいで
それもBASTARD主体でもう一度]

 以前BASTARDの物語戦闘のシミュレーションをしたら
あまりの血と匂いとグロさに負けてしまいました。

 性能ではもちろんこちらが勝つのだけど
それ以外に精神面で負けてしまったり
ベノン(爆霊地獄)をしたら血は飛ぶ肉体は飛ぶ
五臓六腑が飛び散って気持ち悪くなってそのままリタイア

 ティアは能力的には俺の方が勝ってると言っていた。

 もちろんこの世界でここまでしなくても
良いのかもしれない
でも本気で向こうが殺しにかかったら
このように精神的にストレスを与えることが必要になってくる

 そして大概この練習をしたときは眠れずに
下に行くとまだ起きていた母親が聞いてきて
甘えてしまうことが多かったりする。

何歳になっても母親って安心するものだと思った。
 

 

仮装戦闘

 あの猫事件があっってから数日がたった

明日は高町家、月村家、アリサと一緒に温泉旅行に行くことになった。
南條家とバニングス家も行く予定だったのだが
お仕事が入ったらしい。
家のお父さんの会社はバニングス家の系列だから仕方ないのかも
俺自身は断ったのだが、親となのはの説得により行くことになった。
なんかみんなうれしそうなんだが、
俺自身小学生のころ温泉って聞くとじじくせぇと思っていたのだが今の世代は違うのだろうか?
そして俺は今日高町家にお泊りに来ていた。
お母さんからお菓子折りを持たされて桃子さんに渡したのだが、桃子さんは嬉しそうだった。
でも海鳴名物って言われる菓子屋にお菓子なんてと思ったのは俺だけかもしれない。

 そして夕方は美由希さんと恭也さんと剣の修行
あれから少しずつ模擬戦をしてもらい
基本3技の3技使用されたりして力を高めていた。
ちなみに3技とは、斬、貫、徹

斬とは斬り方のこと何度もガードしていたからか
スパッと木刀が切れたことにはびっくりした。

貫とは相手の防御を突き抜ける技。 
本来はガードを見切り
攻撃することらしいが受けたほうは通り抜けたと錯覚するぐらい不思議な技

徹とは中国拳法の通しと同じく打撃を表面ではなく
裏側に通す撃ち方で威力を『徹す』打撃法でガードしても衝撃くらいまいした。
多分プロテクションなども衝撃は食らうかもしれない

 こう考えてみると御神流はチートだと思う
まだまだ普通にやったのでは奥義を使ってくれそうもないみたいだ。

夜は美味しいご飯と最近違和感がなくなったなのはとのお風呂での会話
環境が人を変えると言ったものだ。
そしてなのはのベッドで睡眠なのだが
何が悲しくて夜の9時に就寝しなければならないのか言うわけで

[それじゃあティアよろしく]
[では、LV6行きます]

LV1~LV10まであり
1がやさしく10が厳しい
レベルが高くなればなるほど血なまぐさくなる方式

[温泉では行いませんから少しだけ一気に行かせてもらいます]

[俺も少しなれてきたから今日こそは勝たせてもらうよ]

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今日のステージは

コロセウム

ティアは結構臨場感を出す為にこのようにする

俺はいつもの格好
今日の相手はなのはにそっくりな女の子

[ちょっとそれは反則]

[ではなのは嬢みたいな人が、現れたらあなたは何もする事がなく殺されるわけですね
これからも転生者は現れるかもしれません。
そしてなのは嬢の姿の転生者ならどうするんですか?
あなたも誰かの姿に似せているんですから]


 俺はティアにだけは本当の事を話した。
俺が転生したことと元ネタがあるという事
そして全能力を俺以上に知っているのがティアということだ

 偽なのははこちらを見て妖艶に笑った瞬間
桜色の無数のスフィアがこちらに飛んで来た。
それらをガードをした瞬間に偽なのはから小太刀の攻撃が来たので、こちらもおなじみ神刀夕姫でガードをしようとしたら通り抜けた。

 これは、御神の貫か
俺は気づいて倒れながら回転をしたらけりを入れられた。

「ぐっやってくれる」

なのはベースで御神の技を使用するってわけか
御神だけでもチートなのに・・・

「弱いね綾」

 なのはボイスでそんなことを言ってほしくはなかったな
結構へこむ

 またこちらになのはが飛んできたから
俺は力ある言葉を発する

『爆炎障壁(ガンズン=ロウ)』

炎の中なのだが感じる、なのはは防御フィールドを使いながらこちらに向かって来てやがる。
そのままキャンセル

『礫峰槍把(ドラシュ・ガン)』

「串刺しになりな」

 地面から鋭く尖った岩を突出してなのはに襲い掛かったがにせなのはは小太刀でそれを切りはなった。

 おいおいマジかよ
バスタードでもカルの幹部の12魔戦将軍でさえ貫いたというのに叩き切るって冗談はやめて欲しい

「は~」
なのはは、こちらに向かいながら息を一気に吐きながら二刀連撃をしてきたので、
不可視のシールドでガードしたら突き破られた。

それを俺はびっくりしながらもかわす

「御神流奥義 虎乱」

あぁたしか正月シナリオで恭也がドラム缶を斬った技ね
う~ん魔力を使用した御神の剣士チート過ぎる
俺は体制を作り
アンセムで下段攻撃で体制を崩させて
飛び上段から一刀両断の技

「破裏拳流剣法奥義雷撃鷲爪斬」

 とらえた瞬間になのはの顔を見た瞬間に俺は戸惑いそして剣先が鈍った。
それを好機と見た偽なのははそれをかわしてカウンター攻撃
またしてもシールドが壊されて俺は態勢を戻せずに攻撃を食らってしまい
肩から腕を切断されてしまった。

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 偽なのは面白くなさそうに二刀を使って攻撃をしてくる
それをかわしてもスフィアによって攻撃
まさしく鳥かごの小鳥

「・・・弱い・・・」

「このがきが~」

 少し俺はフラフラしながら偽なのはを見る
偽なのははほぼノーダメ
俺疲労困憊で片腕切られた状態なのだが
このままではヤバいと思ったら瞬間偽なのはが消えた。

その場を嫌な雰囲気をしたから横っ飛び
その瞬間突きの格好で通り抜けた偽なのはがいた。

御神流奥義のひとつ
射抜か
なのはがとまった瞬間
俺も力ある言葉を発する

『ヴェン・ジェン・ド(空雷砲撃波)』

それを神速で向こうに回避

「ワッ・クオー(黒鳥嵐飛)」
『レイ・ヴン』

おなじみ高速飛翔呪文で空を飛びながら

『インテリペリ(爆烈焼球)』
小型火炎球をたくさんだし偽なのはに飛ばしながら

上昇

 飛んできた火球を偽なのはは顔色変えずにスフィアをたくさん飛ばし迎撃
なのはの足元に魔方陣が描かれている

魔力を収集してやがる

多少の時間があるはず俺もある呪文の詠唱に入る

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク
灰塵と化せ冥界の賢者 七つの鍵を持て 開け地獄の門 」

俺の後ろにも魔力の渦が流れ込んでいる

『スターライトブレーカー』
『七鍵守護神(ハーロ・イーン)』

 桜色の破壊光線がこちらに向かってくる
こちらの破壊光線は偽なのはに向かって行っている

ずばばばぁああああああああああああああああああああああああああああああん

中央で爆発がおき
そのままなのはの方に破壊光線が向かっていった。
俺は勝ったと思った瞬間
俺は偽なのはに胸を刺された。
どうやら攻撃が当たる瞬間神速で回避したみたいだと思う。
俺はやれれっぱ無しはいやなので最後の力を振りしばり
爆裂(ダムド)

超至近距離での使用により
偽なのはの可愛い顔は焼けただれて肉の焼けたにおいと焼けただれたなのはの顔を見てしまい
血と一緒に吐き出してしまった。
そして俺も気絶をしてしまった

両者K・O
-----------------------------

仮想戦闘終了
ただいまティアに怒られています
[綾様は馬鹿ですか?
何ですかあの自爆技は]
[あの偽なのはチートだよ]
[能力的には綾様の方が上ですよ。
知った顔だからですか?
そんな甘いことではこれから先生きていけないかもしれないのですよ
私はあなたをサポートしますのでどうかあんな自爆技だけはやめてください]

[うん、ごめん]

そしてあと少しいわれたがとりあえずベッドから降りて気持ちが悪いので
嫌な汗とともに流したいと思いシャワーを借りることにした。
まだ時間的に、剣術グループは帰ってきていないのでゆったりできた

 なのはの部屋に戻りベッドに座っていると今頃恐怖が体を襲ってくる
腕を切られ胸を刺されて怖い
恐怖心がやってくる
身体は正直に震えていた。
その時フワッと温かい何かが体を包み込んだ
ふと後ろを見ると自愛に満ちたなのはが俺を見ていた。

「ご・め・んね。起こしたかな」

「大丈夫?どうしたの震えていたから怖い夢でも見たのかなって」

「ありがと」

少しだけ力強く抱きしめてくれた
なのはは俺が弱まっているときどことなく力や心を癒してくれる
現実ではすごく年が離れているのだがすごく愛おしく感じてしまう。


「ありがとう」

 そして二人してベッドにとこになってそしてなのはが抱きしめてくれた。

「綾ちゃんが凄い力を持っていて私を守ってくれているのはなんとなくわかるよなら私は心を守ってあげるね」

「なら私は絶対無敵だよ。ありがとう」

 お互い恥ずかしそうにハミカミながらそう言った。
抱きしめながら寝るのは恥ずかしいがどうやら今日は良い夢が見れそうだった。

後日不覚にも俺は寝坊してしまい
高町家から甘える綾ちゃん可愛いと写真をとられていてからかわれたのは後の話

今日は温泉
まぁたまにはのんびり癒されるとしますか
 

 

ここは湯の町、海鳴温泉

 今日は温泉旅行となったのだが起きたのがなのはより遅くて、俺が起きた時にはアリサとすずかがこの部屋で俺を見ていた。
まだ寝ぼけていたのか俺はなのはに抱き付いてしまった。

「すずか今の見た」
「う、うん綾ちゃんって積極的だね」
「ちょ、ちょっと綾ちゃん」
「ん?」

 膨らみかけのなのはの胸に顔を押し付けていたみたいですぐさま離れるのだが、
ここでアリサとすずかもいて少しプチパニックを起こしてしまった。

「ど、どうしてここにアリサとすずかが」

「なかなか降りてこないから起こしに来ただけだけど、なかなかいいものを見させてもらったわ」

「甘える綾ちゃんって絵になるわね」

「ちょっとそのスマホは何?」

「え、記念写真を撮っただけだけど」

「それ盗撮だってば」

そんな騒動を朝から起こしてしまい少し疲れた

 俺は右側の後部座席に座っており、
その隣には、今回の旅行に綾を誘った張本人であるなのはが座っていた。
にこにこと笑みを浮かべながら、みんなと話し掛けているその姿は、
先日の疲れが嘘のようにとても嬉しそうであった。
そんななのは達の話を聞きながら物思いにふけっていた。

「って、綾ちゃん、ちゃんとお話聞いてるっ?」

綾はその声に意識を戻した。

「っと、ちょっと考え事をね」

「もうっ!せっかくの旅行なんだから、
難しい事考えてるんじゃないわよ」

アリサが俺に注意をした。

「朝の騒動でアリサとすずかにいじめられたから少し落ち込んでいただけだし」

「もぅその件は謝ったでしょうが」

「でも温泉楽しみだなよね、みんな」

そういってすずかがまとめてくれた。

「「うんっ! すっごく楽しみっ!」」

 今日は事が起きるまで楽しみましょうか
無い事を祈りたいところなんだが

 最近環境からか本人は気づいてはいないのだが
綾は少しずつ女性っぽい考えもしてくるようになって来た。


 目的地である海鳴温泉に到着し、部屋へと荷物を置きに行った後、早速、皆で温泉へと向かった。


「――なのは、ユーノは女湯に連れて行くの?」

「? そうだけど、何か問題あるの?」

 何を言ってるのだろうという感じで、
なのはが首を傾げる。
その隣にいる友人のアリサとすずかも同じように首を傾げていた。

「基本公共の場に動物は良くないんじゃないかな?
でもサルとか入ってくるかもしれないから良いのか
でもユーノって基本オスだし
恭也さんお願いしても良いですか」

一応喋る動物でもオスだしね
目が助けてって言っている気がするし
くーちゃんみたいに人型化するかもしれないから

「ん、了解」

 すると、ユーノは助かったと言わんばかりに、なのはの腕の中から飛び出し、
恭也の肩に上っていった。

「お兄ちゃんユーノくんお願いします」

「お願いされた。なのはもアリサ達とゆっくりしてくるといい」

 恭也がそう言うと、なのはは「うんっ!」と返事をし、笑顔で女湯へと向かっていった。
そちらの方から、アリサ達がユーノがいないのを残念がる声も聞こえてきた。

 男の時
混浴や女風呂に入りたいと思っていたが
凄くはっちゃげすぎスキンシップといえばスキンシップなのだが
凄く凄かった
女8人よればうるさくもなるってね 
胸をもみだすわ
下着を脱がそうとする輪ではっちゃけ過ぎ
俺ら以外居ないから良いものを
俺は例によってゆっくり癒されたかったのだが
膨らみかけている胸とか
セクハラまがいのことをいろいろされた。
子供達は元気よくお土産やさんを見てくるといっていたが
俺は少し湯舟に入り体を休めてからなのは達のほうに向かった。 

 女湯からでてなのは達を探しているとアリサの声が聞こえてきたのですぐにそちらの方に向かった。

「どうしたのなのは」

「あ、(ちゃん)

 そう綾が声を掛けると、
なのは達はホッとしたように肩の力を抜いた。

「この女の人が、なのはに絡んできたの! 
なのははこの人のことを知らないって言ってるのにっ!」

「大人の人が因縁つけるなんてどのようなご用件ですか?」

 俺は休息の時間が終わりに近づいているのを気付いた。
なのは達の系列の魔力を感じる
ゼロとプレシアの仲間かそれとも違う団体様か

 少しだけ殺気をアルフにぶつける
そんな綾の表情にアルフは冷や汗を浮かべてから

「あ、あはは。ご、ごめんごめん、人違いだったかなぁ~? 
知ってる人によく似てたからさぁ~」

「そうだったんですか……?」

アリサが言い 
アルフは頭を掻きながら、
なのはへと謝罪し、なのは達とすれ違った瞬間。

[今のところは挨拶だけね。忠告しとくよ? 
子供は良い子にして、お家で遊んでなさいね? 
おいたが過ぎるとがぶっといくよ?]

[[ッ!?]]

 そう念話でアルフが呟くと、なのはとユーノは驚愕の表情を浮かべ、
アルフの方をもう一度見る。
俺はというとどうやらこの間の仲間かと思った。

「さぁって、もうひとっ風呂行ってこよ~」

アルフはもうなのは達の方を振り向こうとせず、浴場へと歩いていった。

「なによ、あれっ! 昼間っから酔っ払ってるんじゃないのっ!」

アリサがご立腹で
すずかがなだめていた。

美味しいご飯も食べ
今はリラックスモード
みんなでトランプで遊んでいた。
遊びながらの念話
マルチタスクって凄いよね
生前こんな能力欲しかったよ

[綾ちゃん、ユーノ君?]

[どうしたの?]

[なに、なのは]

[話なんだけど、昼間の女の人はやっぱりこの間の子の関係者かな?]

[うん。たぶんね。]

[ほぼ間違いなく関係者だよね]

あのフェイスガードの黒服もいるってことか

[また、この間みたいなことになっちゃうのかな……?]

[問答無用で攻撃してきたのならたぶん]

[それで、どうするの? 
この間みたいなことになるのはほぼ間違いないよ
今日は遊びに来ただけだし、やめても良いんだよ]

[……ううん。止めないよ]

 綾の言葉になのはが静かに返す。

[ジュエル・シード集め、最初はユーノくんのお手伝いだったけど、
今はもう違う。……わたしが自分でやりたいと思ってやってることだから]

 なのはは一度大きく深呼吸すると、さらに話を続ける。

[綾ちゃん辞めるなんて聞かないで欲しいな。
……じゃないと、今度は怒るよ?]

人知れず笑みを浮かべた。
あの顔はヤバいと本能が訴えかけた
俺は全力で頭さげた。
ただいま大富豪中にそんな態度をしたら
良い札が入ってくれたと思ったのが
実は良い札はぜんぜん入ってこず
アリサが革命をしてくれた。
それがフェイントになり
勝利を収めた。

[おそらく事が起こるとすれば夜だろうから。体力を温存しておいたほうが良いね]

[[うん!]]

 それから深夜になり
ジュエル・シードの反応を感じて、寝ているみんなに気付かれないように部屋を出て、現場に直行
 
「そろそろいつ現れても良いようにバリアジャケットを着用しようか」

「うん」

「レイジングハート、お願い!」
「ティアよろしく」

「Stand by ready」
「了解」
なのはと俺はそく座にバリアジャケットを着用した。

 そして、ジュエル・シードがある場所へと到着した。
すでにそこには、先客がいた。

「あ~ら、あら、あらあら♪ 
子供はいい子でって、言わなかったっけかい?」

そうおどけた様に声を上げる、一人の女性がそこに立っていた。
格好は違ったが、旅館で声を掛けてきた女性で間違いない。

「俺の殺気にビビった犬コロじゃん」
「なに~?」

俺はそれを無視をして、少し視線を上げると、プレシアとゼロが立っていた。

「それを――ジュエル・シードをどうする気だ! それは、危険な物なんだ!!」

ユーノは危険なんだと注意を発しているがまぁ無駄だろう

「さぁ~ね? 答える理由が見当たらないね。
それにさ? 私言ったよね? いい子でないと、がぶっといくよってっ!」

「っ!?」

「やっぱり。あいつ、あの子の使い魔だ」

「使い魔?」

 わたしが呟くと、赤い狼が自慢げに答える。

「そうさ。あたしはこの子に作ってもらった魔法生命。
製作者の魔力で生きる代わりに、命と力の全てを懸けて守ってあげるんだ」

「――うん。二人とも無茶しないでね?」

プレシアが赤い狼とゼロに声をかけて木から飛び降りた。

「オーケー!!」
「ああ」

 そう叫ぶと同時に、狼とゼロがこちらに向かって襲い掛かってくる。
なのはも遅れてレイジングハートを構えるが、それより先にユーノがなのはの肩から飛び降りると、
瞬時に防御結界を張り、アルフの突撃を防いだ。

 俺はゼロの動きを止めていた

「なのはっ! あの子をお願いっ!」

ユーノは結界を張りながら、なのはに向かって叫ぶ。
すると、それを聞いた狼がさらに大きな声で叫んだ。

「させるとでも思ってんのっ!」

相手がさらに力を入れ、結界を壊そうとする。――だが、

「やってみせるさ!」

 ユーノの叫びと同時に、足下に大きな魔方陣が出現した。

「移動魔法!? まず……っ!?」

そしてユーノにより
なのはとフェイトはここに残り
俺達は転移させられた


「引けといった。」

「そう言っても近くにいるし、ここまで知ったら急に引くなんておかしいでしょうが、それになのはは親友だしね。もう原作とか作品とか関係ない。俺はここで生きているんだから」


「なら落とす」

 柄だけをゼロが持っていたのを振るうと剣が現れた
片方の手には大型ライフル
背中にはX字の装甲
そして三角錐のものが6基飛んでいる。

 三角錐の白い物体が遠隔でこちらに来るってまさか

「行け、ファンネル邪魔なやつを消し去れ」

 6期の小型自動発射装置は俺に向けて飛んできた。
それをかわしてもどでかいビームが飛んできた。

 フィンファンネル
奴の基礎能力はもしかしてガンダムか・・・
ちっバスタードでいう旧世界の魔法・・・
分が悪い

「なかなかの機動性だ
このファンネルとバスターライフルをかわすなんて」

 バスターライフルってウイングかよ

「そらよ、みようみまねディバインバスター」

赤き光線がゼロに向かっていったが発射寸前に見切っていて余裕でかわされた。
ニュータイプの先読みか
こちらも向こうも一進一退でなかなか
出足を崩せないでいた

ファンネルは面倒だからセバルチュラで落とした。
結構マイナー呪文だから特典には気づかれないだろう。
手加減して勝てるあいてではないと気づいた。

近距離なら
剣で戦っていたらファンネルの狙い撃ち
危険すぎるから距離をおいての回避
遠距離ならばしばし撃ってくるライフル
少し攻撃をあぐねていた。

「今日はここまでのようだ。
向こうも終わったさらばだ。
死にたくないのならこの山から引け
お前がかかわらなくてもお前にとって悪いことは起きん
今回は警告だ3ん度目は無い
次邪魔をしたら殺す」

 そう言って転送魔法で帰っていった。
俺はすぐになのはのところに戻った。

「また、負けちゃったな……わたしは……どうしたいんだろ……?」

「なのは、大丈夫……?」

ユーのが心配しながらなのはに話しかけていた。

「うん。大丈夫だよ。……それより、ごめんね? 
結局、ジュエル・シードを二つも取られちゃって」

「ううん、いいんだ。なのはが無事だったし、また取り返せばいいよ」

「負けたみたいね」

「うん」

「死んだわけじゃないから次もあるんだし戻ろう流石に疲れたよ」 

「うん、そうだね」

「僕も、疲れたよ」

 そう言い合い、おれ達は旅館へと戻っていった。
 

 

わかりあえないきもちなのかな

 海鳴温泉での一件から数日が経った。
あの一件以来、なのははよく物思いにふけるうになっていた。
いつも、少しぼーっとしていることが多くなっている。
そのため、綾も心配はしているのだが、とりあえず見守っていた。

「ーーのは?ーーてるの?」

 なのはがアリサを無視しているように見えてきた。
助け舟を出したほうがいいかなと思ったその時

「ちょっと、いい加減にしなさいよなのは!」

 ーードン、という机を叩く音が聞こえて、なのはは思わずハッとした。
見ると、なのはの机の上に手が置かれていて、
目の前には怒った表情のアリサが立っていた。

「さっきから何度も何度も呼び掛けてるのに上の空で、何?そんなに私達と話すのがつまらない!?」

「え、えっと……そうじゃなくて」

「だったら何よ!?」

もう一度、アリサが机を強く叩いた。

「ご、ゴメンね」

「ゴメンじゃないわよ!……もういいわ。
そんなに一人でボーッとしていたいのならずっとそうしてなさい!」

そう吐き捨てるように言うと、アリサは教室から出て行った。

「なのはちゃん、大丈夫?」
「う、うん。大丈夫」

すずかが心配したようになのはの顔を覗き込んだ。
顔を合わせられなくて、なのはは思わず目を反らす。

「良いよ、すずかちゃん。今のはなのはが悪いんだし……」

「そ、そんな事ないと思うけど、アリサちゃんも言い過ぎだよ。……少し話してくるね?」

「ゴメンね」

 アリサの後を追うすずかの背中を  
見つめながら小さくそう言うなのは。
その光景を自分の席で見つめる俺は、静かに教科書を机の中に入れる。
なのははまぁとりあえず一人にしておいてアリすずをフォローにいくとするか
アリサとすずか向かった方に行くと以外と簡単に見つかった。
二人は教室の近くの階段の踊り場で話していた。
下へ降りようとするアリサにすずかが呼び止めているようで、
アリサは肩を震わせて自分の思いを吐くように叫ぶ。

「少しは役に立ってあげたいのに……! 
どんな事だって良いから、何もできないかもしれないけど、
少なくとも一緒に悩んであげられるじゃない!」

「やっぱりアリサちゃんは、なのはちゃんの事が好きなんだね」

「そんなの当たり前じゃない!」

やはり友達思いだよね。いい子達ばかりだよ
うんうんこれはフォローの必要ないよね
話に夢中になっていたがどうやら気付かれてしまった。。

「あ、綾、いつの間に……」

「ついさっきね。「少しは役に立ってあげたいのに」って所からだったかな」

少しだけ舌を出して笑った。


「あ、アンタ、聞いていたの!?」

 綾にさっき自分が言った言葉を知られたからか、
アリサは顔を真っ赤にする。
そんな自分を落ち着かせるべく、
アリサは咳払いをしながら綾に尋ねる。

「そ、それで、綾は何しに来たのよ?」

「えっと、少しだけアリサに言おうかなっと思ったのだけど
必用ない事と、友情に少しだけ感動したかな。
まぁ、でもなのははは辛い顔してたかな」

「そうだけど……でも、アンタも聞いていたと思うけど、
あんなに苦しそうに悩んでいるんだから
少しはあたし達に相談しなさいっての!
解決は出来ないかもしれないけれど
共有することによって
気がはれることもあるでしょ」

「私ならそんな言葉言ってくれたら嬉しいけど?」

「言えるわけないでしょうが!」

「まあまあ、アリサちゃん、落ち着いて。
綾ちゃんも心配しているから言ってるんだよ?」

「まぁ、アンタの言葉にも一理あるけど、
そこは先になのはが言うべきよ。
自分から悩んでいる事を話せば……」

「そりゃそうかもね
でも一人で悩むときもあるから
そんな時にそれとなく応援してあげたり
いってくれるのを待つのも親友じゃないかな」

「まぁそうね」

「そろそろ休憩時間も終わるから戻ろう」

「そうだね。戻ろう、アリサちゃん」

「そうね」

 
なのはは3人が帰ってきたのを確認して

「おかえり」

「うん。なのは、大丈夫?」

「あ、うん。大丈夫だよ……」

 明らかに大丈夫じゃない表情をするなのは。
相当気にしているようだ。無理もないけど。
するとアリサが意を決したかのように息を吸い込んだ。

「なのは」

「な、何?アリサちゃん」

「あんたが何悩んでるのかは知らないわ。でもね、私はいつまでも待つつもりよ。
いつかその悩みが晴れる時を」

「う、うん……」

「そのかわり解決したら教えなさいよ!」
そういってなのはから顔を外していっていた。

「ありがとう。アリサちゃん」

「その、さっきはゴメン」

「ううん。私の方こそ、ゴメンね?」

 お互いに謝る二人。この時ほんの少しでも二人の、いや三人の絆は深まっただろう。
友情はそうやって育まれるものなんだなぁと転生してから知った。。
この人生になって知ることが多くすごく充実している。
基本前世では友人なんて作らなかったし本当に一からやり直している気がする。

 綾は二人と別れた後、ジュエル・シードの探索も兼ねて街を歩いていた。
少しでもなのはの負担が減ればいいなぁと探索していた。
もうすっかり日が暮れてしまったか、そろそろ戻らないと心配を掛けてしまうかなと思った。
綾が視線を上げた先では、太陽は沈み始め、街灯がほんのりつき始めていた。
周囲にもサラリーマンがおおくなってきているので小学生があ外に出て出歩くのはそろそろタイムリミットかなと思ったときだった。


「この反応は……?ジュエル・シードを強制的に発動させようとしているのか?」

 綾は強い魔力を感じ、視線をそちらへと向ける。

 これは周囲結界かいうことはユーノがかけたのか。
おれはすぐに現場に向かうと丁度二人が

 
「リリカルマジカル――」

「ジュエル・シード――」

「「封印!!」」

 なのはとプレシアがそう叫ぶと同時に、二人はジュエル・シードへと砲撃を放った。
そしてそれはジュエル・シードへと直撃し、魔力を放出していたジュエル・シードも止まり、
一旦の落ち着きを見せる。

 綾の視線の先ではすでにプレシアとなのはが戦闘を始めている。
なのはが歩みを進め、プレシアへと声を掛けてくる。

「――この間は自己紹介出来なかったけど、
わたし、なのは。高町なのは。私立聖祥大付属小学校三年生――」


 戦闘中に自己紹介をするなのはって・・・ある意味凄いのか
プレシアは手に持っている斧系のデバイスに力を込める。

(悪いけど、さっさと終わらせる)

『Scythe form』

 プレシアが構えたバルディッシュから、魔力で作られた刃が出てくる。
その姿を見たなのはが悲しい表情となりながらも、レイジングハートを構える。
プレシアはデバイスを上段に構え、
瞬時にその場から移動し、なのはへと振り下ろす。
眼にも取れない動きとはこの事かもしれないぐらい早かった。
それでも美由希さんの方が速いと俺自身は思った。
だが、そのプレシアの斬撃は空を切る。
なのははぎりぎりまで気付かなかったが、
なのはのデバイス、レイジングハートがなのはを助けるため、瞬時に飛行魔法を発動し、その攻撃を回避したのだ。
プレシアは上空へと飛翔したなのはへと視線を向ける。

 あのデバイスすごくインテリジェンスが高い
テイルズのソーディアンクラスはあるんじゃないかと思う。
プレシアはデバイスを握っている手に力を込め、なのはの方へと突撃を仕掛けていった。
その後、プレシアは何度もなのはへと攻撃を仕掛けるが、決定的な攻撃を入れることが出来ない。
 
不破の血統なのだろうか戦いの経験が成長がすごく早い
猫のときはほぼ何も出来なかった子が今ではあんなにガードをしている。
仮想戦闘をそんなにしていたのかなと思う。
それにしても早い
天才ってこんなこというのかなと俺は感じた
足りない部分はレイジングハートが補助している
素晴らしいパートナーシップだと思った。

プレシアはスピードを活かし、
またもなのはの背後を取り、同じように斬撃を繰り出す。

『Flash move』

またもレイジングハートの声と同時に、
プレシアの攻撃は回避され、
逆になのはがプレシアの背後へと高速で回り込み

『Divine Shooter』

「シュート!」

 なのはが声を上げながら魔力弾を放つ。
とうとうカウンターまで行った
すごいな

『Defensor』

 だが、そんななのはの攻撃もプレシアの相棒である、
デバイスの防御魔法によって防がれる。

「ありがとう、バルディッシュ」


そうプレシアが笑顔で呟くと、
バルディッシュと呼ばれたデバイスは明滅することでそれに答える。
プレシアはなのはへと視線を向けながら、お互いにデバイスを構えたまま、膠着状態となってしまう。
高位魔術師同士の戦いに似たものになってきたね
二人とも、決定的な攻撃をお互いに逃していることから、
このような状態となっているのだ。
見たところ甘いところもあるけれど
年齢的に二人ともすごいな
千日戦闘

「フェイトちゃん!」

「っ!?」

「――話し合うだけじゃ、言葉だけじゃ、
何も変わらないって言ってたけど……だけどっ! 
話さないと、言葉にしないと伝わらないこともきっとあるよっ!」


フェイトちゃん
ならプレシアって誰だ?
俺はてっきりあの子がプレシアだと思っていた。
でもそのセリフアリサに聴かせてあげたいよ。

「ぶつかり合ったり、競い合うことになるのは、それは仕方ないのかもしれない。
……だけど、何もわからないままぶつかり合うのは、わたしは嫌だっ!」

 なのはは自分の思いの丈をフェイトへとぶつける。

「わたしがジュエル・シードを集めるのは、それがユーノくんの探し物だから。
ジュエル・シードを見つけたのはユーノくんで、ユーノくんはそれを元通りに集めなおさないといけないから、わたしはそのお手伝いをしてあげようと思った。
だけど、お手伝いをするようになったのは偶然だったけど、今は自分の意思でジュエル・シードを集めてる。
自分の暮らしている町や自分の周りの人達に危険が降りかかったら嫌だから
これが、わたしの理由っ!」

そうなのはは叫んだ。
フェイトの目をじっと見つめるその表情からは、
迷いは消え失せ、決意が篭っているようであった。
いつでも全力前回なのはの真骨頂だと思った。

「わたしは……」

 思わずといったふうに、フェイトが理由を口にしようとした。
その時、

「フェイト! 答えなくていい!」

「……っ!?」

 駄犬がフェイトを叱咤するように叫ぶ。

「優しくしてくれる人達のとこで、
ぬくぬく甘ったれて暮らしてる
ガキンチョなんかに何も教えなくていい! 
ジュエル・シードを持って帰るんだろ!」

アルフの叱咤激励の言葉を聞き、
フェイトは落ちていた戦意が高まっていく。

 あの駄犬潰したろうか

 そう自身を奮い立たせ、フェイトは瞬時に身を翻して、
ずっと放置にしていたジュエル・シードの元へと向かう。

「くっ……!」

 そんなフェイトを追い駆けるように、
なのはも同じようにジュエル・シードの元へと向かう。
フェイトはジュエル・シードへと勢いそのままに突っ込んでいく。
同じようになのはもジュエル・シードへと突っ込んでいく。 
そして、ほぼ同じタイミングでフェイトはバルディッシュを、
なのははレイジングハートをジュエル・シードを
封印するために突きつけた。
ガキンッ! という音と同時に、ジュエル・シードを挟むようにお互いのデバイスが交錯し、ジュエル・シードに衝撃を与える。

 
 ――その瞬間、ジュエル・シードから強烈な魔力が溢れ出した。

「くっぅぅぅぅ!?」

「きゃぁぁぁぁ!?」

 強烈な魔力の衝撃に、フェイトとなのはは苦悶の声を上げ、その衝撃で吹き飛ばされてしまう。

「フェイト!?」

「なのは!?」

 吹き飛ばされた二人に、お互いの相棒であるアルフとユーノが驚きの声を上げ、それぞれ二人の元へと向かう。

「くっ……」

 吹き飛ばされたフェイトは、上手く受身を取り、
何とか倒れずに体勢を整える。

「大丈夫……? 戻って、バルディッシュ……」

『……yes……sir』

 フェイトは心配そうにバルディッシュに問い掛ける。
バルディッシュのボディは罅割れ、
コアも同じようにボロボロの状態であった。
なのはの方も同じように、レイジングハートが大きく破損していた。

「ごめんね、バルディッシュ」

 待機状態へと戻ったバルディッシュに、フェイトは申し訳なさそうに謝罪し、すぐに表情を切り替える。


 俺は相転移の呪文を使い二人の間に立つ

「二人ともそこまでだ!ゼロもフェイトたちに傷がつくのもあれだから
今回は来るな。このままだとジュエルシードが暴走をする」

フェイトの隣にはいつの間にか漆黒のロングコートに身を包んだ長身の青年が立っていた

「何か案があるのか?」

「今から超破壊攻撃呪文を使いジュエルシードの魔力を分散させる」

「超破壊呪文の一つだから身を守りな」

 俺はマントをひるがえし、
呪文の詠唱に入った。

「大いなる力の三角 六芒 五芒 光と闇 円盤に満つる月と 竜王の英霊に申し上げる 天の理 地の理 人の理 力の円錐ディマジオの紋章もちて 我に聖なる炎 三頭黄金竜の力 与え給え 」

 魔方陣が書かれて空気が震えてきた。
そして俺は力ある言葉を唱える

『皇龍破(マー・ノー・ウォー)』

 その瞬間
黄金の三つ首龍が現れ口からその吐息(ブレス)がジュエル・シードの魔力とぶつかり合う

 頼む間に合えと思いながら呪文を発している
ジュエル・シードが開放されそうになるが
そのまま安定してきた。

 ジュエル・シードは俺の手元に来た。

「このジュエルシードは預かるだが二人がどのようにするがわからないけれど
そのときの二人の意見に合わせるでいいかな」

 2人はこちらを見ている

「今回はかまわないその代わりその言葉が違ったときは
俺がお前を殺す」


「俺も死にたくないから了解」

俺は今の呪文で俺の能力の1つがばれていると思っているので下手なことも出来ないと感じていた。
そして両陣営この場から離れた。


  

 

閑話 登場人物紹介3

名前 ゼロ
生前名 ?

身長 172
旧身長 ?

年齢1?歳(?)
旧年齢 ?歳(死亡)

いつも黒のコートに
黒の上下の服を着て
フェイスガードをしている
なぞの人

フェイトと一緒にいる転生者
目的はわからないが転生者を原作にかかわらせない為に
排除をしている

魔力光黄色っぽい光
特典はガンダム

武装 ビームサーベル
バスターライフル
ファンネル
サテライトキャノン
etc
ニュータイプ能力により
プレッシャー
先読み
共感覚等が使えると思う 

 

乱入者現れる

 ジュエル・シード暴走の一件の後、俺となのはとユーノはそのまま帰宅した。
俺は念話での会話で参加
本当にこれは便利だよね

[ユーノ、レイジングハートは大丈夫?]

[ユーノ君が言うには大丈夫らしいの]

[綾さん、うん。かなり破損は大きいけど、きっと大丈夫。
今、自動修復機能をフル稼働させてるから、明日には回復すると思うよ]

[デバイスって修復機能もあるんだね]

[全部ではないけれど、レイジングハートにはあるんだ]

[よかった~・・・]

[なのはは大丈夫……?]

[うん。レイジングハートが守ってくれたから。……
ごめんね、レイジングハート……ユーノくんも心配してくれてありがとう]

[心配するのは当然だよ。それに、なのはの怪我も心配だったけど――今は、なのはの気持ちが心配だよ]

[[・・・・・]]


[今日はゆっくり休んで寝て回復したほうがいいと思うよ]

[綾さん、ひとつだけいいかな?]

[何ユーノ?]

[とめてくれたのはうれしかったけれどあれは危険じゃなかったの?]

[一大事だと思ったからね。
それにあれ暴走したら、ちいとやばいと思ったしね、
二人ともデバイスの損傷はあったし、私はジュエルシードの封印の仕方が分からないから力技で抑えてみたら、できたね!!] 

[綾ちゃん。えっと・・・もしできなかったら]

[うん、暴走していたかも、少しだけ詳しい話をするね。
ユーノ達の世界ではわからないけれど、私が習得している魔法の知識の世界だけど
あれは一種の召還魔法で自分たちより高い存在でもあり竜族でも神の位ともいわれている黄金龍の威力だから大丈夫かなと思ったよ。
私ではあれが限界かな
後は本当に破壊だけの力を前面に出した超破壊呪文しかないから
あれが一番ベストだと思ったの
それに向こうにはゼロもいるからけん制しないといけない
そうじゃないとヤバいと思ったしね。
隙を探ってたし
だから私が持っているこのジュエルシードは
今は次元にしまってあるし、渡すことができないの
約束は約束だしね。
まぁユーノに悪いかな]

[僕は大丈夫です]

[なのは、神様に近いともいわれている種族に力を借りたからたぶん大丈夫だよ]

[綾ちゃん。私たちを心配してくれているのはすごくうれしいの
でもそれのおかげで無理はしないでね]

[うん、約束するね、明日もあるからもう休もうか]

[[うん]]

 翌日スクールバスからなのはと一緒に降りたとき
ユーノが迎えに来てくれたみたいうん忠犬ハチ公みたい
ジュエルシードを持ってその時ジュエルシードの反応を感じた

「じゃ行こっか二人とも」

「[うん]」

到着したら木の化け物がいた
ユーノがすぐに封鎖結界をしてくれて
その後すぐにフェイト達も来たみたいだった。

「わぁ~、生意気に木のくせしてバリアなんか張っちゃって」

「うん、今までの相手より手強い。それに、あの子達もいる。」

 なのはの魔力弾をバリアを張り防いだ木の化物を見て、アルフとフェイトが声を上げる。
木の化物は体の一部である根の部分を使い、なのはへと攻撃を仕掛けていた。

「レイジングハートお願い高いところまでお願い」

 なのはは空中へと飛翔することによって回避し、攻撃か届かない所まで避難した。
俺とゼロはお互いをけん制するように目だけで相手を伺っていた。

 フェイトは駄犬を伴い即座にジュエル・シードのもとへと向かう。
即座にバルディッシュを鎌状態へと切り替え、
襲い来る木の化物の攻撃をその速度をもって回避し、
バルディッシュで切りつけ、アークセイバーで攻撃していく。
 
 その瞬間に上空高く上がっていたなのはがレイジングハートを構え、砲撃魔法の体勢に入っていた。
また、フェイトもそれに合わせるように
邪魔になる木の枝をアークセイバーで切り取っていく。

 俺は話し合ってないのにいいコンビネーションをするなぁと感心
友人同士になったらさぞかしいい友人関係になるんだろうなぁと思い少しだけヤキモチを感じた。

 防御が薄くなった瞬間、なのはがデバインバスターを放つ。
木の化物は防御するが、次の攻撃が放たれた。

「貫け、轟雷!」

『サンダー・スマッシャー』

 バルディッシュから、フェイトの雷砲撃魔法の一つである
サンダースマッシャーが放たれた。
その雷を纏った砲撃がジュエル・シードへと直撃した。
そして、二人が叫ぶ。

「「ジュエル・シード、シリアルⅤⅡ……」」

「「封印……!」」

なのはとフェイトの声とともに、ジュエル・シードの封印は完了した。

なのはとフェイトはお互いに向かい合い、
デバイスを構えたまま話を始めた。

「……ジュエル・シードには、衝撃を与えたらいけないみたいだ」

「うん。昨夜みたいなことになったら、
わたしのレイジングハートもフェイトちゃんのバルディッシュも可愛そうだもんね」

「……だけど、ゆずれないから……」

「わたしは、フェイトちゃんと話をしたいだけなんだけど……」

 フェイトとなのははお互いに真剣な表情で見詰め合う。

「わたしが勝ったら、ただの甘ったれた子じゃないってわかってもらえたら・・・お話、聞いてくれる……?」

 なのはが決意を持った瞳でフェイトを見据え、そう言った。
気のせいかもしれないがフェイトは小さくコクリとしたような気がした。

「ふぅこの戦いは避けれないみたいだし、私もこの間の約束を守ろるね。
買った方にこの間の物を渡すよ。
ゼロはそれでも私と戦う?
戦うのなら相手をするけれど」

「それで構わないただし貴様が約束をたがえたとき行動に移させてもらう」

「なのは達もそれでいい?」

二人とも頭で返事をした。

 敵同士でもすごいコンビネーションだなぁと息ぴったりだよね
今も同じタイミングだったしね
改めて思った。
そして、なのはと俺が話を終えた直後、
二人は戦闘を開始しようと互いにデバイスを構え、
相手に向かって突撃する。

「ストップだっ!」

青い魔法陣が展開されると同時に、
フェイトとなのはの間に割って入るように、一人の少年が現れた。
しかも、フェイトとなのはのデバイスを片腕ずつで受け止めている。

小さい男の子が空気を読まず止めていた。
「このでの戦闘は危険すぎる!」

 鋭い眼光でフェイトとなのはを交互に睨んでいた。
フェイトとなのはは未だ呆然とした表情でその少年を見つめていた。
みたことある顔だ
クロノ・ハーヴェイかいやリンディの息子だからクロノ・ハラオウンで良いのか?
そう思っていたら自己紹介をしてくれた

「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ! 

詳しい事情を聞かせてもらおうか?」

二人が降りて

「武器を下ろしてくれないか・・・」

クロノのほうに砲撃が飛んできた
どうやら砲撃が駄犬が攻撃をしたみたいだった。

「フェイト、ゼロ、撤退するよ!!」

 駄犬が攻撃を仕掛け、その隙に
その隙にフェイトはジュエルシードを取りにいこうとした。
俺となのははクロノの近くにいたから爆風と砂煙により
ガードをしていたのだが
煙の中からフェイトに攻撃が飛んできたところ
ゼロがその攻撃を防いだ瞬間。
クロノはゼロに攻撃をしようとした瞬間
その間になのはが入り、ゼロ、フェイトを守っていた。
クロノが困った視線をした瞬間に
ゼロはフェイトとアルフをつれて転送したみたいだった。

少し成り行きを見るとするか 

 

時空管理局そんな組織は知らないから話なんて必要なのかな

 空間TVみたいのからクロノは上司に報告をしていたが
俺たちのほうを向いて来てくれと言われた
なのはとユーノはいう事を聞いてついて行こうとしていたところ

「お二人さんストップ」

「ふぇ!」

なのはのかわいらしい声が聞こえてきたが無視をして

「なのは学校の先生から知らない人について行ったらいけないって習わなかった?」

「うん、習ったけれど…」

「何で付いて行こうとしてるの?」

「だって・・・えっと」

「僕たちは時空管理局の・・・」

「それ俺達はそんな組織を知らない。ユーノは知っているかもしれないけれど・・・
この世界にはそんな組織は存在していない
そんな得体の知れない場所に来てくれって・・・本気ですか?
拉致、監禁かな
それにあなたは何の権利があって言っているんですか?
警察でも手帳を見せて言うのに、実力行使なら買いますよ」

 埒があかないと思ったのだろう
空間モニターから緑色のポニーテールの女性がリンディか
巨大化してる
妖精じゃないんだ

「私は時空管理局提督、戦艦アースラの艦長リンディ・ハラオウンです。」
事情聴取をしたいのだけど。こちらに来てもらえますか?」

「いやです」

「綾ちゃんなんで?」

「上から目線で気に食わない
そっちの事情か知らないけれど、どこの世界にタイマンを乱入って空気読まなさすぎで邪魔されたのが気に入らない。乱入するのならもう少し前に来い」

「それでは任意じゃなく連行という処置をとるがいいか」

クロノは俺たちにそういってきた。
なのはやユーノはすごく心配している顔でこちらを見ている
特にそっちの世界の住人のユーには顔が真っ青に見えるが知らない

「何の権利があって連行になるのか教えていただいていいですか、そこの黒いの
それに先ほども言ったはずだ実力行使なら自分の身を守るために潰すと」

「僕たちは時空を管理・・」

「ストップあなたたちがどんな権利があっても
ここで執行できる権利かどうか聞いてる。
それにここ数日監視してたろ、気づいてないとでも思ったのか
まぁいいさっさと来いよ。盗聴やろう」

「それは・・・」

 あるわけはない。
一応ティアを通してそちらの主な情報は仕入れておいた
この地球は管理外世界らしい
言うことは行使することが出来るわきゃ無い

「・・・・そうね。ではどうしたら話し合いの席に座ってくれるかしら」

「別に行ってもいいですよ」

3人はずっこけるそぶりをしていた。
ただ上から目線が気に入らなかっただけだし

「もちろん条件はありますがいいですか?」

「君にそんな」

「うるさい!!!」

俺はなのはを背中に隠してクロノと緑の女性に対してプレッシャーと殺気を放つ
子供にはまだ早いしね

「さっきも言ったはずだ。
貴様たちの組織の権利はここでは意味がない
それでもそちらが実力行使に来るのならつぶす」

「ぐっ」

 直接殺気を受けてるクロノは額に汗を沢山かいているみたいだった。
きっとこの暑さにやられたんでしょうね

「わかりました。」

リンディさんはさすがに話が分かる人みたいだ

「無茶な条件じゃないですよ
1つそこにある装置をはずしてもらうこと」

バンっ

「きゃ」
「!」

「本当に時空管理局って言うのは、ストーカーですか?」

「それともここら辺にあるすべての装置を壊しましょうか」

「了解しました。」

「2つ話が終えたら素直に返すこと」

「3つデバイスを持っていくことを認めてもらうことを条件でいきますよ
ひとつでも約束をたがえたのなら」

モニターの向こうにちょうど緑の髪の女性の隣に光の玉を転送させた。

「わ・わかりました。」

やはり役に立つイリュージョン
場所が分からないのに火の玉の呪文はなてるわきゃ無い
幻覚でそちらに見せることは可能でしょ
魔法とはその場その場で適切な魔法を使うことにより
1が10にも100にもなることをからめ手はいつの世も必要ってことだよなぁ


 次元航行艦船《アースラ》内部を黒い服の人と、2人の少女と
一匹の動物が歩いていた。
先頭を歩くのは、時空管理局執務官を務めるクロノ=ハラオウン。
その後ろを歩いているのが、
白いバリアジャケットを身に纏った少女――高町なのはである。
隣には、彼女の友人でもあり、魔法の師でもあるユーノ・スクライアがいた。
なのはと俺は艦内が珍しく、辺りをキョロキョロと見回している。
まさしくスターウォーズの世界だよね
魔法者だと思ったらSFの世界だったとは

[ユーノくん、ここがその管理局の人たちの……?]

[うん。時空管理局の次元航行艦船の中だね]

 念話で話すなのはの質問にユーノが答え、なのははへぇ~と頷きを返した。

「ああ、いつまでもその格好というのも窮屈だろう? 
バリアジャケットとデバイスは解除して平気だよ」

「あ、そっか。それじゃあ……」

 思い出したように話すクロノへと答えながら、
なのははバリアジャケットを解除する。
すると、クロノはユーノにも声を掛ける。

「私はこのままでいい」

「君も元の姿に戻ってもいいんじゃないか?」

「あ、そういえばそうですね。ずっとこの姿でいたから忘れてました」

「うん……?」

クロノとユーノが言っていることがわからず、
なのはと俺は首を傾げていると、俺達の目の前で驚くべき光景が広がった。
いつものフェレット姿のユーノの体が光り輝いたと思ったら、
なのはの目の前には"知らない少年"が現れたのだ。
なのはが驚いて声を出せないでいると、
その少年はそんななのはには気付かず、普通に声を掛ける。

「なのはと綾さんにこの姿を見せるのは久しぶりになるのかな……?」

「……え? ……ふぇぇぇぇ!?」

 少年の声といつものフェレットの姿がなくなったことから、
その少年がユーノ・スクライアだということに気付いたなのはは、
思わず変な声を上げてしまった。そんななのはを見て、ユーノは首を傾げていた。

「ゆゆ、ユーノくんって、男の子だったのっ!?」

「……あ、あれ? なのは達に初めて会ったときって、この姿じゃなかったっけ?」

「ちち、違う違う! 最初からフェレットだったよ~!」

「……ああっ!? そうだった!」

「だよね! 綾ちゃん!」

「フェレットだったよ私銭湯の時雄って言わなかった?
人型化するとは思ったけれど、変身魔法でフェレットになってたわけね」

 俺となのはの言葉に、ユーノは思い出すようにしばらく考えていたが、
合点が言ったのか、慌てながらなのはの言葉に同意を示した。
クロノが割ってはいる形で声を上げる。
空気読めない人クロノ君と名づけようか

「あ~その、ちょっといいか? 君たちの事情はよく知らないが、
艦長を待たせているので、出来れば早めに話を聞きたいんだが?」

「あ、は、はい」

「す、すみません」

 なのはとユーノは、ハッとした後、申し訳なさそうに頭を下げた。
なのはは取り乱した姿を見られたことが恥ずかしかったのか、
僅かに頬を赤く染めていた。

「では、こちらへ」

 先陣を切る形でクロノが歩き出し、今度はなのはとユーノは黙って着いて行った。
その後ろから俺は歩いてついていった。

「――艦長、来てもらいました」

 クロノは目的の部屋へと着くと、一言声を掛け、
扉を開いた。そこには、優しそうに笑みを浮かべた一人の女性が座っていた。

「お疲れ様。まぁ3人とも、どうぞどうぞ。楽にして」

 予想していたよりも友好的な対応であったため、なのははホッと胸を撫で下ろし、進められた場所へ座った。
一応俺もなのはの隣に座った

「どうぞ」

「あ、は、はい……」

 そこへ、クロノが手馴れた手付きで羊羹とお茶を出してきた。
手馴れた手付きでそれを行っているクロノに、なのはは僅かに苦笑する。
そして、僅かに緊張から開放されたなのはは、あまり気にしていなかった部屋を見渡した。


「まずは自己紹介ね。私がこのアースラの艦長のリンディ・ハラオウンです。」

「えっと、高町なのはって言います」

「ユーノ・スクライアです」

「綾、南條綾」

「高町なのはさんとユーノ・スクライア君と南條綾さんね」

 自己紹介から始まり、なのはとユーノはこれまでの経緯をリンディとクロノへと話し始めた。

「そうですか。……あのロストロギア、ジュエル・シードを発掘したのはあなただったんですね」

「……はい。それで、僕が回収しようと……」

 リンディの言葉にユーノが申し訳なさそうに顔を伏せる。

「その考えは立派だわ」

「だけど、同時に無謀でもある」

 リンディは変わらない笑顔でユーノを賞賛する。
だが、クロノは真剣な表情で腕を組み、厳しい口調でそう言い放った。
ユーノは僅かに悔しさを滲ませる。

「あの、ロストロギアって、何なんですか?」

「遺失世界の遺産。……って言ってもわからないわね」

 なのはの質問にリンディは丁寧に答えていく。
説明によると、ロストロギアとは過去に何らかの要因で消失した世界。
もしくは滅んだ古代文明で造られた遺産の総称である、

やはりアーティファクトだったのか
古代遺産のマジックアイテムか
確かに無謀と言われても仕方ない

 なのはが考えていると、クロノが口を開く。

「使用法は不明だが、使いようによっては世界どころか、
次元空間さえ滅ぼすほどの力を持つことになる危険な技術……」

「然るべき手続きを持って、然るべき場所に保管されていないといけない代物。
あなたたちが探しているロストロギア、ジュエル・シードは、次元干渉型のエネルギー結晶体。
いくつか集めて特定の方法で起動させれば、
空間内に次元震を引き起こし、最悪の場合、次元断層さえ巻き起こす危険物・・・」

「君とあの黒衣の魔導師
金髪の少女がぶつかったときに起こった振動と爆発。あれが次元震だよ」

 やはり見ていたのか

「そんなことが起こらないために、私たち管理局がいるのよ。
過ちは繰り返してはいけないの」

 リンディはそう言うと、少しお茶を飲み、なのはとユーノへと静かに告げる。

「これよりロストロギア、ジュエル・シードの回収については、時空管理局全権を持ちます」

「「え……?」」

まぁそりゃそうだ!それがお仕事だし
リンディの言葉になのはとユーノの二人は唖然となる。
そこに畳み掛けるように、クロノが静かに話す。

「君たちは今回のことは忘れて、それぞれの世界に戻って元通りに暮らすといい」

「でも、そんな……」

「次元干渉に関わる事件だ。民間人に介入してもらうレベルの話じゃない」

 クロノって本当に頭は固いけれど
すごく優しいやつだと思う
少し言葉はきついけれど、普通ならもっと厳しい口調って思うのだけどなぁ

「まぁ、急に言われても気持ちの整理がつかないでしょう。
今夜一晩ゆっくり考えて二人で話し合って、それからゆっくり話をしましょう?」

 なのはの心情を察したのか、リンディが手を合わせながら言う。

何か引っかかるぞ!!


「送っていこう。元の場所でいいね?」

「……はい……」

 なのははそう頷くのが精一杯で、クロノに言われるがまま、
気持ちの整理がつかないまま、海鳴へと戻ろうとした。

「ストップだ」

「約束は守っているはずだが・・・」

「あぁ、確かに、ひとつだけ質問していいですか?」

「ええ、もちろん良いですよ」

「なんでそこで次回の話し合いが出てくるんですか?」

「君、言っている意味が良くわからないのだが」

「もう一度勉強してきたら執務官特に誘導尋問のリンディさんおかしいでしょう
ロストロギア管理はあなたたちのお仕事だからそれはいいです。
それで俺たちに関与させないっていうところは、そこには文句はありません
ですがその後の事どんな意味があるんですか?」

「意味なんてないわ」

「ふ~ん子供相手に腹芸はやめてほしいな
俺たちの力がほしいなら言えばいい
それを誘導するなんてどうなんですか?」

「綾ちゃんどういうこと」

「この人はなのはとユーノの次の行動が見えているから、
経験かなそれとも年の功ってところか
まぁいい
今度の交渉に有利な立場を作ろうとしているの」

「それは君の思い過ごしだろう」

「ふ~!ならなぜ今夜1晩ゆっくり考えて二人で話し合って、それからゆっくり話をしましょうなんていう言葉が出た。
そこは君も一瞬不思議に思ったんでしょ」

「それは・・・」

「見ず知らずのそれもわからない状況にあってもなのはは、手を差し伸べる心優しい女の子だ
実際にユーノの状況を知って手を貸した子だ
普通なら怖くて踏み込めないのにそれでも踏み込める勇気とやさしさがあふれる女の子だよ
なのはとユーノはきっと最後まで行う事、フェイトと話をつける事をしたいと思う。
なのははあなた方に協力をしたいということだろうと読んで言っているの
あなた方から言うのと私達から言うのでは関係が変わるしね
まぁ半分は心配もあるかもしれないけれど・・・」

「・・・」

「無言は肯定でいいですね
私はなのはに普通の世界に戻ってほしい気持ちはあるけれど、
なのはの意思を無視するわけにもいかないよ
心優しい女の子をだましうちで行うなんて
なのはが許してもおれがゆすさない
それでいてなのはが来れば俺の力も貸してほしいと考えている
俺やなのははそんなにやすくはない
ユーノはそちらの世界の人間だから割り切るのは無理かもしれないけれ
見ていたんならわかるだろう。来るのならいつでもどうぞ」

「ふぅ、協力してもらえるかしら」

「なのははどうしたい」

「私はジュエルシードもそうですが
フェイトちゃんとのこともあるので協力したいです」

「そちらの仕事を邪魔するのも何なんですから
まぁできるだけはあなたたちの指揮下にいるけれど
命令権は無しでいいですか?」

「それでいいですよ」

「ちょ・・・ちょっと艦長」

「切り札は多いほうがいいし、
こちらも手の内を出したくないですから、それにそこまで読まれたら無駄ですし、
妥協点を見つけた方がいいみたいですしね
でもこちらもひとつだけお願いがあるの
両名とも身柄を一時、時空管理局の預かりとすること。」

「そちらにも仕事上でやむなきごとってありますからね
なのは達はどうする」

「う~ん私はお母さんたちが言いというのなら
綾ちゃんは?」

「私もそうかな」

「わかりました」

「クロノさんよろしくお願いします」

「「よろしくお願いします」」」

「あぁ」

 俺達は時空船から降りてお互いの家に帰った。


「お父さん、お母さんお話があるんだけど」

「ん!なに?」

 摩訶不思議のことは隠し言える事はいってから
そのために家を空けないといけないこと
それだけでは反対されました。
当たり前である
どこの世界に9歳の女の子をいいよという
親がいるのだろうか
ふつーはいない
でも気持ちがぶれていないこと
隠れてやるよりいいとの事
なるべく危ないことはしないこと
初めて親に土下座をしてお願いしたこと
そしてやっと了解を得たこと

[綾様]

[なにティア]

[どうしてそこまでするのですか?]

[気になるからかなとなのはたちを最後まで見ていたいからかな]

[そうですか?]

[協力してくれるかな]

[デバイスとは主人の思いを一緒に行うことだと思います
私本人としてはもちろんですよ]

[ありがと]

そしてなのはとユーノとの待ち合わせ場所に着いた。
やはり二人のほうが早かったみたいだ

「まった」

「ううん大丈夫」

「なのはよろしくね」

「私こそ」

 そうして俺となのはとユーノはアースラでの生活をすることになった。 

 

ひと時の考え事

 管理局との邂逅から約十日が経った。
その間火の鳥が出てきたりして、俺的にはすごくテンションが上がったのはここだけの話
火の鳥の羽ばたきを食らったときは
「ふっ!そよ風にすぎない」とか言って格好つけたら
少し場がしらけたのはここだけの話
鳳翼天翔ネタだったけれどこの世界に聖闘士星矢の漫画は無いので誰もわからなかったみたい
小、中学生の時聖闘士星矢ごっこ遊びをしていたからかな

 ただいまなのはとユーノは部屋でお話しているみたい
俺は休憩室でぼ~と考え事をしていた。
改めて見るとやはり
なのはは天才だと思う。
このようにできるからだと見る力がある
今ならはっきりわかる
異常だと
これが血のなせる(わざ)なのかもしれないが
戦闘民族並みのスピードかも

 そこで俺は少し考えていた。
ゼロの考えを
フェイトレベルなら俺でも対処の仕方は沢山ある
フェイトの戦いは数度見たか直線的な行動が多い
スピードが速いのとなのはがまだ初心者だから助かっているって所か
問題はあの得体のしれないゼロだ
奴の目的が分からん
それほどフェイトに力を貸しているわけでもない。
そう
やつの目的がまったくわからん。
やつの能力は
ガンダムぽい武装
ニュータイプ並みの勘のよさ
今わかるのはこれだけ

こちらは
オリジナルのファンタジー設定
BASTARD
リンカーコアはSSらしいこと
これはアースラで測られた時に知った事
魔力は特定付加
神様がやさしいので設定漫画はチートだけど
体と心がチートじゃないので何かと苦戦すること

そういえばBASTARDもはじめ忍者砦攻略のとき
アンセム、ソドム、ダムド、メイスで
ガラと戦うときに残っている呪文が2.3しかないといっていたっけ
ガンズン・ロウに
エグゾーダス、ベノン、メガデス、結界
これがソドムが高位魔法とか言って結構疲れるとか言っていたっけ
今じゃバンバン魔法使っているけれど
知識能力は強いけれど
復活してLV1ってところだったのかな
多分それに近いんだと思う
1巻と14巻のD・Sが封印されるまでではレベルの違いが判るぐらいだ
BASTARD設定だから
俺の体や能力もそうなる可能性が高いのかな
まぁブラゴザハーズ打てたから凄いけどね。
あの後凄く疲れてぐっすりお休みで丸一日休んでいたっけ

 そう考えるとなのはってめちゃくちゃ魔法使ってるよな!!
基礎がなってないから少し心配
いくらユーノが優秀でも年相応の熟練者が教えるのとまだ達観しているとはいえ人生経験が低い人が教えるのでは流石に違うと思うのだが
ミッドチルダ式は最近ティアから情報を提供されているとはいえまだまだ教えるレベルじゃないと思っている

あのゼロが動かない限り
こちらが敗北って事は無い
原作ではどうなっているのかはわからないがまぁ何とかするしかない
そして奴が出てきたら俺が止めればいいだけの事

「ふ~っでも俺にあの娘を守ることが出来るのか。いや護る」

 そう自分で誓ったその瞬間
館内に非常警報が鳴り響いた。
 

 

海上でのやり取り

 待機中だったアースラ艦内で唐突に鳴り響いた警報に、
俺は、急ぎブリッジへと向かっていた。
その後ですぐになのはとユーノがブリッジに入ってきた。

「はぁ、はぁ……フェイトちゃんっ!!」

 なのはがブリッジへと駆け込むと、映し出されたモニターにはジュエル・シードを封印するため、
激しい戦いを繰り広げているフェイトの姿が映し出されていた。
映し出されたフェイトの表情は、魔力を使いすぎて辛そうであった。
ジュエル・シードを発動させた雷呪文
あそこまでの広範囲呪文は本当に凄い
さっきまでなのはは凄いと思っていたが
やはりフェイトも凄すぎるな。
でもやはりゼロの動きが不自然すぎる
フェイトを守りながら行動はしているが
手を出さなさすぎだ
やつならバスターライフルとかあるのに何で!

「わたしもすぐに現場に――」

「その必要はないよ」

 なのはの言葉にクロノが冷たく言い放つ。
そんなクロノを驚きの表情でなのはは見つめる。
クロノはそのまま話を続ける。

「放っておけばあの子――フェイト・テスタロッサも自滅するだろうし、
それを守りながら戦っているゼロも疲れてくるはず好都合だ」

 クロノの言葉になのはは驚きで言葉を失う。

「仮に自滅しなくても、力を使い果たしたところで叩けばいい。」

「っ!? でもっ!」

「今のうちに捕獲の準備を!」

「了解」

 クロノはあえてなのはを無視するように、管理局員に指示を出した。
さすがお役所合理的だね
なのはは悔しさともどかしさから、自然と握った拳に力が入る。
クロノ間違ってるゼロは全然セーブしている

 その時艦長席に座っていたリンディが諭すように話す。

「私たちは常に最善の選択をしないといけないわ。残酷に見えるかもしれないけど、これが現実……」

「でも・・・っ!」

 俺はなのはを見つめる
本当は俺がとってもいいけれど俺が持っている瞬間移動は近距離移動、相転移、一度言った場所での瞬間移動。場所が分からないと使用できないんだよな
さてどうしようか

 なのはは叫ぶが、言葉が続かない。
なのはの表情が悲しみに歪む。

 [行こう]

 そこにはユーノが微笑みを浮かべながら立っていた。
ユーノの念話による声であったのだ。

[なのは、行って。僕がゲートを開くから、行ってあの子を・・・綾さんお願いします]

[了解、ゼロを防ぐ役目は任せて、まさかユーノがゲートの呪文が使えるとはびっくりだ]

[でも、それはわたしの理由で、ユーノくんと綾ちゃんには]

[うん。関係ないかもしれない。・・・だけど、なのはが困ってるなら、
僕はなのはを助けたい。
なのはが僕にそうしてくれたように。初めて誉めてくれましたね綾さん。ありがとう]

ユーノの言葉になのはは驚きの表情を浮かべる。

[行こう・・・なのは・・・]
[うん]

 そんななのはの表情を見たユーノは微笑みの表情を崩さず、背後に転送用のゲートを作り出した。
そして、俺はなのはの手をそれに向けて走る。

「っ!? ……君はっ!?」

それに気付いたクロノが声を上げるが、

「ごめんなさい! 高町なのは、指示を無視して勝手な行動を取りますっ!」
「勝手な行動とるね、でも命令権無いから大丈夫だよね」

「あの子の結界内へ――転送!」

 ユーノの言葉と同時に、なのはと綾の姿はアースラから消えた。


 フェイト、アルフ、の二人はジュエル・シードの封印に手間取っていた。
その最大の理由はジュエル・シードを発動するために使った大呪文であった。
フェイトの魔力を大量に消費してしまったためであった。
それと、ジュエル・シードの数が六個とかなり多かったからだ。。
フェイトはジュエル・シードの攻撃を回避しながら、焦りを募らせる。
フェイトが見つめる視線の先には、ビームサーベルを振るい
ビームライフルを撃ちながらジュエル・シードの攻撃をいなしているゼロの姿があった。

 そんな時だった。


 空から膨大な魔力を感じ取り、フェイトは戦闘中であることも忘れ空を見上げた。
その視線の先、遥か上空から白いバリアジャケットを纏った高町なのはが舞い降りた。
空を覆っていた雲の間から太陽の光が降り注ぐその光景は、
なのはの来訪を祝福しているかのようであった。
まるで天使だねと俺は思ったが
絶対に本人の前では言わないようしよう
フェイトはそんななのはの姿をじっと見つめていた。

 突如、アルフがなのはの方へと突進していった。

「フェイトの邪魔をするなーー!」

 アルフの突撃になのはは僅かに驚いた表情となるが、
その間に割ってゲートを開いたユーノの姿があった。

「違う! 僕たちは君たちと戦いにきたんじゃないっ!」

 ユーノ・スクライアがアルフの攻撃を防御しながら叫ぶ。

「まずはジュエル・シードを停止させないと不味いことになる! だから今は封印のサポートを!」

 ユーノは襲い掛かってきたアルフを無視し、魔法陣を展開すると、
ジュエル・シードをバインドによって抑え始める。
その姿を見たアルフは呆然としていた。
駄犬とフェイトは困惑の表情を浮かべていた。
そりゃそうだろう
ジュエル・シードを取り合う敵同士だと思っているのにこのような行動されたら
事情を知らないものが見たらきょとんとなるのは当然か
そんなフェイトになのはが近づいてくる。

「フェイトちゃん、手伝って! ジュエル・シードを止めよう!」

 なのははフェイトにそう話すと、レイジングハートをフェイトの方へと向ける。
すると、レイジングハートから桃色の光が飛び出し、フェイトの身体を包んでいく。
フェイトは驚いた表情でなのはを見つめる。
先ほどの桃色の光はなのはの魔力であり、なのははそれをフェイトへと分け与えたのだ。
今、フェイトの魔力はかなり回復していた。
その相手の行動がフェイトには信じられなかった。

「二人できっちり半分こ――」

 フェイトははっとなり、視線をなのはへと戻す。そこには優しく微笑むなのはの姿があった。
なのはの言葉にフェイトは困惑する一方であった。
しかし、なのははそれに構わず話を続ける。

「今、ユーノくんとアルフさんが止めてくれてる。だから、今のうちにっ!」

「二人でせ~ので、一気に封印!」

 なのははフェイトが悩んでいることも気にせず、そう言い放つと飛翔し、レイジングハートをシューティングモードへと移行しながらジュエル・シードの攻撃を回避しつつ砲撃が可能なポイントへと移動していく。
フェイトはそんななのはの姿を黙って見つめていた。

「Sealing form set up」

「バルディッシュ……?」

 声を上げたのは、フェイトのデバイスであり、相棒でもあるバルディッシュであった。
まるで、悩んでいるフェイトの背中を押すかのように、シーリングフォームへと形を変化させる。
決意を固めたフェイトは、巨大な魔法陣を展開し、ジュエル・シードを封印する体勢に入る。
同じように、フェイトから離れていたなのはも封印の体勢に入った。

 俺はゼロのほうを向きながら

「さてっと、こちらは・・・」

「ふん、俺はそこまで空気が読めないわけではない
貴様が余計なことをしなければ手を出さないさ」

「手を出したら」

「その時は背中に用心することだな」

こちらのフェイスガードのゼロさんは怖いね
やはり意図が分からん

 フェイトはバルディッシュを上空へと掲げ、
なのはから分け与えられた魔力を込めていく。
同じようになのはもレイジングハートに魔力を込め、砲撃の姿勢を取る。
そして、二人の準備が整った。

「せぇ~のっ!」

 なのはがレイジングハートを持つ手に力を込めながら叫ぶ。

『サンダー・・・』

 フェイトの静かだが力強い声が聞こえると、バルディッシュが電気を帯び始め、

『ディバイィィン……』

 なのはもレイジングハートの先端に膨大な魔力を集め、

『レイジーーーー』

『バスターーーー!!』

 二人の叫びにも似た声が重なり、互いにジュエル・シード目掛けて、
攻撃魔法を放った。それは、六個もあったジュエル・シードを簡単に封印できるほどの威力であった。
ジュエル・シードの封印は無事完了した。

ここにいるやつら末恐ろしいな
アルフにしろユーノにしろ
弱く感じるかもしれないが
そんなことはない
かなりの力の持ち主だ
駄犬扱いはするけれど

「――わたしは、フェイトちゃんといろんなことを話し合って、分かり合いたい」

 聞こえてきたのはなのはの声。優しく包み込んでくれるような、俺の好きな落ち着く声であった。
 そして、なのはは一旦話を止め、一度大きく息を吸い込み続きを話す。

「フェイトちゃんと、友達になりたいんだ」

 そんななのはの言葉に、フェイトは驚いたように目を見開いていた。
なのははただ、フェイトと友達になりたいだけなのだ。
確かに、ジュエル・シードのことやフェイトの事情もあるが、
なのはは自分自身の意思でフェイトの友達になりたいと願ったのだ。
一番の傲慢さんはなのはかもしれないなぁ
フェイトとなのはがジュエル・シードの封印に成功し、話をしているとき、アースラでは警報が鳴り響いていた。

「次元干渉!? 別次元から本艦および戦闘区域に向けて、魔力攻撃きますっ! ……あ、あと六秒!!」

「な……っ!?」

 いち早く状況を把握したエイミィが叫び、その言葉にクロノが驚愕すると同時に、
アースラは何者かの魔力攻撃によって、激しく振動した。
一般局員が慌てふためいている中、クロノはすぐに体勢を整え転送ポートへと走る。

「くっ……なのはたちの方も心配だ。僕もあちらに向かいます!」

「わかったわ。こちらは任せてっ!」

「了解!」

リンディの言葉に言葉を返すと同時に、クロノはなのはたちの下へと転移した。



そして、同じようにフェイトたちの方にも次元干渉の魔力攻撃が迫っていた。
空には曇天の雲が見えており、紫色の雷が鳴り響いている。

「か、母さん……」

その攻撃を見て、フェイトは空を見上げ呆然と呟く。その表情には、驚きと怯えが浮かんでいた。
そして、次元干渉の魔力攻撃がフェイトを襲った。

「う、うぁぁぁぁ!?」

 紫の魔力が雷のように、フェイトもろとも周囲へと降り注いだ。

「フェイトちゃんっ!?」

 なのはも名前を叫びながら、フェイトの下へと向かおうとするが、魔力攻撃の余波で上手く接近できないでいた。

「っ!」

 すると、アルフがこの混乱している中、ジュエル・シードの奪取に向かう。
フェイトを心配する気持ちもあったが、このままでは今回の全てが無駄になってしまうと感じたのだ。
フェイトの気持ちを汲んで向かいにいった。

(もう少し……っ!?)

アルフの手が僅かでジュエル・シードへと届きそうだったその瞬間、
転移してきたクロノにあと一歩のところで阻まれた。
アルフはジュエル・シードの邪魔をするクロノを憎しみが篭った瞳で見つめる。

「邪魔、すんなぁーー!」

「くっ!?」

 アルフはクロノのデバイスを掴み、力任せにクロノごと海へと投げる。
アルフはクロノが飛んでいった方向を少し見た後、ジュエル・シードへと視線を向ける。

「三個しかないっ!?」

ハッとしたアルフは、先ほど投げ飛ばしたクロノへと再度視線を向ける。
そこには、海へと投げ飛ばされたけれど、体勢を立て直したクロノがいた。
そして、その手には残り三個のジュエル・シードが握られていた。

「アルフ失敗したな」

「ゼロ!?」

 アルフが声のした方へと視線を向けると、そこには気絶したフェイトを抱きかかえたゼロの姿があった。
 フェイトは気絶はしているものの、外傷なくアルフはホッと一息ついた。

「アルフ今回は邪魔が入りすぎた撤退する」

「わかったよ」

 ゼロの言葉に、アルフは悔しそうに言葉を返す。
そして、ゼロたちが撤退しようとしたとき、

「逃がすと思うかっ!」

 それに感づいたクロノが魔力弾を放とうとデバイスを構える。――だが、

「邪魔だ」

 それより早く、ゼロはビームライフルを構えて海へと打ち込む。すると、海水が大きく跳ね上がり、フェイト達の姿をクロノ視界から消した。

「くっ!?」

 クロノは慌てて魔力弾を放つ。だが、視界を塞がれた状態では当たる筈もなく、跳ね上がった海水がなくなったとき、
そこにはフェイト達の姿はなかった。
辺りを見回してみても姿がなかったため、クロノは悔しげに表情を歪める。

「フェイトちゃん・・・」

 結局大きな動きをしなかったな
何がしたいんだあいつは・・・・
最期までフェイトを抱える以外何もしなかったなぁ
  

 

急展開

 フェイト達がいなくなって、俺達はアースラへと戻った。
今はリンディさんからブリーフィングルームに来るように言われたので、そこへ向かっている最中である。

命令権無いからといっても何かは言われるかな

「指示や命令を守るのは、個人のみならず、集団を守るためのルールです。
勝手な判断や行動があなたたちだけでなく、周囲の人たちを危険に巻き込んだかもしれないということそれはわかりますね?」

「「「……はい……」」」
 
 さすがに正論だけあって俺も素直に返事はした。

 リンディさんの言葉に、なのはとユーノくんは頭を垂れる。
今、なのはとユーノと俺は命令違反をしたことに対して、リンディさんからお叱りを受けている。
リンディさんがふぅと息を吐いた。

「本来なら厳罰に処すところですが、結果として得るところがいくつかありました。
……よって、今回のことについては不問とします。それに始めっから命令権ないので処罰にも出来ないですし」

リンディさんの言葉になのはは顔を上げ、隣にいるユーノの方を見る。
ユーノは今回の件が不問になることが意外だったのか、
少しだけ驚いた表情をしていた。
なのはも今回の件が不問になったことは意外だったので、ユーノとなのはは同じく驚いていた。
おれは命令権無いの知っているからあのように入っただけだし
そんななのは達の反応に気付いたのか、リンディさんが釘を指してきた。

「命令権はなくともお願いは聞いてほしいですね?
2度目はこんなに甘くないですからね」

「はい・・・」

「すみませんでした・・・」

 なのはとユーノくんは謝りながら、揃って頭を下げる。
リンディさんもなのはとユーノが反省していることがわかったのか、厳しかった表情を緩めた。
多分俺に言っても仕方ないと思ったのかもしれない。
初遭遇であんな態度を取ったらそうなるな

「さて、問題はこれからね。クロノ、事件の大元について何か心当たりは?」

「はい。エイミィ、モニターに」

[はいはぁ~い]

これまで黙って壁に背を預けた姿勢で傍観していたクロノが、
リンディさんの言葉に答え、エイミィさんへと声を掛ける。それにエイミィさんはいつものように、軽く返事をする。
しばらくすると、エイミィさんが見えるようにモニターを展開した。

「あら……?」

「そう。僕らと同じ、ミッドチルダ出身の魔導師プレシア・テスタロッサ」

 モニターに映し出された人を見ながら、クロノくんが話を始めた。

 
「偉大な魔導師でしたが、違法な研究と実験で放逐された人物です。
登録データから先ほどの魔力波導と一致しています」

 一旦言葉を切り、クロノくんがこちらを気にするようにちらっと視線を向けてくる。
 そんなクロノくんの行動を察したわたしは、静かに頷きを返した。
 そして、少し言い辛そうにしながらクロノくんが話を進め始める。

「あの少女――フェイト・テスタロッサはおそらく」

「フェイトちゃんも、あのとき母さんって言ってました」

「親子、ね」

 クロノくんとわたしの言葉を聞き、リンディさんは悲しい表情で呟いた。

「エイミィ、プレシア女史について、もう少し詳しいデータを出せる?」

[はいはい。すぐに探します]

 エイミィさんはいつものように返事をした後、モニターの画面が消えた。
プレシアさんに関するデータを探し始めたようだ。

資料を集め終えたエイミィさんがブリーフィングルームへとやってきた。

「ではエイミィ、説明をお願いできるかしら?」

「はいはい」

リンディさんの言葉に返事をすると、エイミィさんは話を始めた。

「プレシア・テスタロッサ。
ミッドの歴史で二六年前は中央技術開発局の第三局長でしたが、
当時、彼女が担当していた実験が失敗。結果的に中規模次元震を引き起こす結果となったため、
中央を追われ地方へと左遷されました」

 エイミィさんはそこで少し息を吐き、話を続ける。

「それからも結構揉めたみたいですけど、結局その後、プレシア・テスタロッサは行方を暗ましています」

「行方不明になるまでの行動はわからないの?」

「その辺のデータは綺麗さっぱり抹消されちゃってます。今、本局に問い合わせて調べてもらってますので」

「時間はどれくらい?」

「一両日中には……」

リンディさんは少し考える仕草をすると、考えがまとまったのか話を始めた。

「プレシア女史もフェイトちゃんも、あれほどの魔力を放出した後ではしばらく動けないでしょう。問題はもう一人の人物ね」

「フェイスガードの男、ゼロですね。」

リンディさんの言葉にクロノが小さく、それでいてはっきりと聞き取れる声で呟いた。
リンディさんはクロノの言葉に静かに頷いた。

「そうね。現状から考えるに、彼が一番何者かわからないわね。エイミィ情報はある?」

「いえそれがまったく?」

「そう」


「そうですね。ではエイミィ、もう少し調べてもらえるかしら。
このゼロの情報を」

「わかりました。調査してみます」

 リンディさんの言葉にエイミィさんはブリーフィングルームを出て行った。
 そして、リンディさんがそれを見届けた後、声を上げる。

「では、今日はもう解散としましょうか。なのはさん、ユーノくん、お疲れ様」

「お疲れ様でした」

「あ、お疲れ様です」

 リンディさんの言葉にユーノくんとわたしは返事をした後、ブリーフィングルームを出ようとした時

「と言うわけでいったんなのはさん、ユーノさん、綾さんはいったん帰りましょう。さすがに長時間滞在しているのも悪いですから」 

 今、なのははリンディの計らいで高町家へ帰ってきていた。
なのはが帰ってくると、母親である高町桃子は笑顔でなのはを抱きしめてくれて、なのはは嬉しくて、
少しだけ涙を流していた。父の士郎、兄の恭也、姉の美由希はそんな二人を笑顔で見つめていた。
そしてなぜか綾の両親までいたのだから綾はびっくりしてしまった。
その後はリンディを交え、リビングでなのはたちは話をしている。

「と、そんな感じの十日間だったんですよ~」

「あら、そうなんですか~」

「いい経験してきたみたいね綾ちゃん」

 そう笑顔で会話をしているのは、リンディと桃子と綾の母親である。
桃子の横には恭也と美由希が座っており、
美由希の膝の上には、フェレットの姿となっているユーノが座っていた。
桃子の対面に綾の母親と父親が座っていた。
 
 一方、なのははというとリンディと桃子の会話を聞きながら、僅かに笑顔を引きつらせていた。

[――というか、リンディさん、見事な誤魔化しというか、真っ赤な嘘というか……]

[う、うん。すごいね……]

[本当のことは言えないですからね]

[まぁ流石としか言えないですね]

 なのはとしては本当は、家族に嘘をつくのは気が引けるのだが、
流石に今自分が行っていることを言うことはできないため、リンディが嘘で誤魔化しているのだ。
そんなリンディの心配りに有り難さを感じていると、美由希が声を掛けてきた。

「なのは、今日明日くらいはこっちにいられるんでしょ?」

「綾ちゃんもそうなの?」

「うん。大丈夫」

「なのはだけそれで私が帰れないなんて・・・そうなったら私は悲しいかも」

「なにか理論武装して困らせて反省室息とか」

「・・・美由希さんはそう私の事を思っていたんですね」

「そうそうアリサもすずかちゃんも心配していたぞ? もう連絡はしたのか?」

 恭也さんがナイス質問をしてくれて話が変わってくれた。

「うん。さっき、メールを出しといた」

 恭也の質問になのはは笑顔で答える。

 次の日・・・
普通の小学生と同じく学校へと登校していた。
なのはは親友である、月村すずかとアリサ・バニングスとの久しぶりの学校に笑顔を見せていた。
同じようにすずかとアリサも、なのはが学校に来たことをとても喜んでいた。
そして、なのはは二人にこれからのことを魔法関係を除いたことについて話しをした。

「そうそうまさか綾が完全にかかわっているとはね。結構冷たいのね」

「綾ちゃんも少しは話してくれても良かったのに」

「それについてはごめんね。
私だけならいいけれどどこまで話していいかわからなかったから」

「まぁなのはのカバーもしてもらっているから許してあげるわ」

「アリサありがと」

「アリサちゃんどういうこと」

「だってなのはの事だからどうせどじするでしょ
だから多分フォローしているのかなと思って」

「もうアリサちゃんも素直に心配って言えばいいのに」

 なのはの話を二人は親身になって聞いてくれて、
なのはは全てを伝えられないもどかしさと、二人の優しさがとても嬉しかった。

「あ、そういえばね。昨夜、怪我をしている犬を拾ったの」

「犬……?」

 なのはが話を終えると、アリサが場を盛り上げるように話を始めた。
アリサの言葉に、すずかは首を傾げている。
それを見て、なのはもつられて首を傾げていた。


「うん。すごい大型で、毛並みがオレンジ色で、おでこに赤い宝石がついてるの……」

 アリサの言葉に、なのはは思わず、あっと短く声を上げる。頭の中でフェイトの使い魔の姿が思い浮かんだ。

(もしかして、アルフさん……? でも、どうして……)

[綾ちゃんもしかして・・・]

[普通おでこに宝石は付けないから十中八九あの駄犬でしょ]

[駄犬って・・・]

 なのははそう疑問に思いながらも、アリサとすずかとの話しに集中した。
そして、学校が終わると四人はアリサの家にやってきた。

 そこで、なのは達が目にした人物は、

[――やっぱり、アルフさん……]

[……あんたか……]

 そこにはなのはが予想していたとおり、
フェイトの使い魔であるアルフの姿があった。
ほぼ全身に包帯を巻かれた姿は痛々しく、
ひと目見てかなりの怪我を負っていることがわかった。

[その怪我、どうしたんですか? それに、フェイトちゃんは……?]

[…………]

 なのはが念話でそう問い掛けると、アルフは何も言わずに背を向けて座り込んでしまった。

「あらら。元気なくなっちゃった。どうしたの? 大丈夫?」

「傷が痛むのかも。そっとしておいてあげよう?」

 そんなアルフを見て、アリサとすずかが心配するように話す。
なのはとしては、なぜアルフが今ここに居るのか理由を問いたかったが、
アルフがこのような状態では埒が明かないと、なのはが考えていると、すずかの腕に抱かれていたユーノが腕から飛び降り、
アルフの近くに歩みを進めた。

[なのは、綾さん。彼女からは僕が話を聞いておくから、
なのは達はアリサちゃんたちと行って]

[うん。お願い、ユーノくん]
「それじゃそちらは任せたね」

 なのははユーノにそう言葉を返すと、アリサとすずかとともに家へと入っていった。
ユーノはなのはたちが家へと入っていったのを確認すると、アルフへと話し掛ける。

「いったいどうしたの? 君たちの間で、いったい何が……?」

「……あんたがここにいるってことは、管理局の連中も見てるんだろうね」

「うん」

 ユーノが頷くと、別の人物の声が割り込んでくる。

[時空管理局、クロノ・ハラオウンだ。どうも事情が深そうだ。正直に話したら悪いようにはしない。
君のことも、君の主フェイト・テスタロッサのことも……]

 そう真剣に話すクロノの言葉を聞き、アルフはしばらく無言であったが、しばらくすると観念するように口を開いた。

「・・・話すよ、全部。だけど約束して、フェイトを助けるって。
・・・あの子は何も悪くないんだよ」

[約束する]

 アルフの悲痛な言葉に、クロノは真剣な表情で頷いた。
そして、アルフはゆっくりと今回の事件の顛末を話し始めた。
プレシア・テスタロッサがジュエル・シードを探していること。
フェイトは母親の命令で、その手伝いをしていること。
ゼロがプレシアに協力していること。

「あたしは我慢できなくなって、プレシアを一発ぶん殴ってやろうと思った。だけど、このザマさ・・・」

 アルフは自分が知っていることを全て話し終えると、深く息を吐いた。

[……とりあえず、プレシア・テスタロッサの目的はわかっただけでもよしとしよう]

考え込むアルフとユーノに、そうクロノが告げた。

「うん、そうだね。なのはと綾さん、聞いてた?」

[うん。聞いてたよ……]

[こちらも聞いてたよ。]

念話越しに、元気の無いなのはの声が皆に聞こえてくる。

[なのは、君の証言とアルフの証言から、彼女の言葉に嘘偽りはないと判断する]

[うん。これからどうなるのかな?]

クロノの言葉に、なのはが質問を返した。

[プレシア・テスタロッサ及び、ゼロを捕縛する]

 
[だから、僕たちは艦長の命令があり次第、今回の任務をプレシア・テスタロッサとゼロの捕縛に変更する。
君はどうする、高町なのは?
それに南條綾]

クロノがそう話すと、なのははしばらく黙っていたが、決意の篭った声で話し始める。

[……わたしはフェイトちゃんを助けたい!
アルフさんの想いと、それからわたしの意思。フェイトちゃんの悲しい顔は、
何だかわたしも悲しいから。だから、その悲しい思いから救いたい。
それに、友達になりたいって返事もまだ聞いてないし]

「私は最初っからなのはのサポートって決めていたからなのはのお手伝いはするつもり」

[わかった。こちらとしても、君達の魔力を使わせてもらえるのはありがたい。
正直な話、今の僕たちだけではフェイト・テスタロッサとゼロの相手をするのは厳しいからね。
だから、フェイト・テスタロッサについてはなのはに任せる。アルフ、それでいいか?]

「ああ。……なのは、だったね。頼めた義理じゃないけど……だけど、お願い。……フェイトを助けて」

[うん。大丈夫、任せて!]

なのはの元気な声を聞き、皆は自然と笑顔を浮かべた。

うんやはりなのはの笑顔ってひまわりの様であり
すべてを安心させる多いつくす癒しの笑顔だなぁ
これが俺のしたい理由だ
意外とゼロも同じだったりして
 

 

決戦

 俺となのははまだ夜が明けて間もない道を走っていた。
フェイトとの決着をつけるために。

 なのはは視線を自分の肩へと向ける。そこには、いつものフェレットの姿となっている友人であり、
魔法の師匠でもある――ユーノ・スクライアが乗っていた。
知り合ってあまり時間も経っていないが、今は心強く感じていた。

「なのは」

 ユーノがなのはの名前を呼ぶ。
ユーノが見つめる視線の先、怪我も完治したフェイトの使い魔である、アルフが狼の姿でなのはたちに並走していた。
綾もなのはの後ろを走るようについて行っている
しばらく走ること数分、目的地である海鳴臨海公園へとなのはたちは到着した。

「ここなら、いいよね。出てきて、フェイトちゃん」

 そうなのはが呟くと、すでに漆黒のバリアジャケットに身を包み、
その手に自身の相棒であり武器でもあるバルディッシュを握っているフェイトが姿を現した。

 美しい金髪をツインテールにまとめたフェイトがなのはの背後へと静かに降り立った。
手に握るバルディッシュは、すでにサイズフォームへと変化していた。
その後ろには影のように
漆黒の服装と目元が隠れるフェイスガードをしている
ゼロが姿を現した。

「フェイト! もう止めよう! あんな女の言うこと、もう聞いちゃ駄目だよ! 
このままじゃ、フェイトが不幸になるばかりじゃないか……だから、フェイト!」

アルフの悲痛な叫びがこだまする。だが、悲しみに表情を歪めながらも、
フェイトは首を縦に振ることは無かった。

「だけど、それでもわたしはあの人の娘だから……」

「フェイト……」

フェイトの言葉を聞き、アルフは悲しい表情で呟いた。
なのはは真剣な表情でフェイトを見つめ、自身の愛機であるレイジングハートを起動し、
純白のバリアジャケットを身に纏った。

「ただ捨てればいいってわけじゃないよね。
逃げればいいってわけじゃ、もっとない。
きっかけは、きっとジュエル・シード……だから賭けよう。お互いが持ってる全部のジュエル・シードを!
それからだよ。全部、それから……」

「…………」

 なのはとフェイトはお互いにデバイスを構える。
そんな二人をアルフとユーノは少し離れたところから、心配そうに見つめていた。

「わたしたちの全ては、まだ始まってもいない。
だから、本当の自分を始めるために……始めよう! 最初で最後の本気の勝負!」

 なのはの決意を込めた叫びと同時、戦いの火蓋が切って落とされた。

 俺はというとやつとの決着は今回ではないように思えた。
やつが動かない
まるでこの戦いを見ることが必要というぐらいに
俺達から場所を離れてみている
フェイトとなのはの戦いは、次第に激しさを増していた。
戦闘機のドッグファイト並に飛びながら打ち合いをしているのにはびっくりだ


『Photon Lancer』

『Divine Shooter』

 バルディッシュとレイジングハートの声が響き、フェイトとなのはから魔力スフィアが放たれる。
お互いの攻撃を、空中で回避したり、防御魔法で攻撃を防いだり、お互いに決定的な攻撃を決めれずにいた。

「っ!」

 なのはの魔力スフィアを数発避けきれず、魔力障壁でそれを防いだのだ。
そして、その隙になのははさらに魔力スフィアを生成し、フェイトを防御一辺倒にさせようとしている
フェイトって防御力低そうだし
反対になのはの防御は多分固い

「シューート!」

 掛け声とともに、なのははフェイトへと魔力スフィアを放った。
だが、フェイトはそれに動じることなく対処する。

『Scyth form』

 瞬時にバルディッシュをサイズフォームへと変化させ、
その光の刃で魔力スフィアを切り飛ばして消滅させた。
そして、勢いそのままにフェイトはなのはへと突撃する。
あれを切りながら行動できるってどんだけ動体視力がいいんだろうねぇ

「くっ!?」

 フェイトが持つバルディッシュの斬撃を、なのはは障壁を張って防いだ。
バルディッシュを握る手に力を込め、そのまま押し込む。
だが、フェイトの攻撃を防ぎながら、なのはは先ほど自身が放ったまま残っていた魔力スフィアを操作し、それでフェイトを背後から攻撃した。

「っ!?」

 おどろいたフェイトであったが、空いていた片腕で障壁を張り、その攻撃を防いだ。
フェイトが攻撃に気を取られた隙に、なのはは瞬時に上空へと移動し、

「せえぇぇぇぇいっ!」

 その叫びとともになのはは上空から加速し、レイジングハートをフェイトへと叩きつける。
だが、フェイトも寸前で攻撃に気付き、バルディッシュで受け止める。
デバイス同士がぶつかり合う音とともに、二人の魔力もぶつかり合い爆発を引き起こす。

「「っ!?」」

 なにぃなのはが武器攻撃
流石にそれは意外な攻撃だったのだがフェイトもきちんと対応している。
見た感じなのはが押しているように見えるのだが、今の所フェイトの方が有利だな
魔法だろうが格闘だろうがスポーツだろうが対処されればされるほど焦る心が出てくる


 二人は爆発の余波で吹き飛ばされる。
すると、いち早く体勢を立て直したフェイトがバルディッシュを持ち直し、
再度なのはへと攻撃を仕掛ける。
なのはも何とか体勢を立て直し、フェイトの攻撃を回避する。
だが、逃げた先にはフェイトの魔力スフィアがいくつも展開されていた。

『Photon Lancer』

「くっ!?」

 フェイトのフォトンランサーがなのはへと襲い掛かるが、
それもすんでの所で障壁を張ることで防いだ。
だが、流石に全ての攻撃を防ぐことは出来なかったのか、
なのはのバリアジャケットが所々黒く焦げたようになっていた。

 なのはは息を整えながら、打開策を頭の中で巡らせていった。
そして同じく、なのはと相対するフェイトも驚きを隠せないでいた。

(初めて会ったときは、魔力が強いだけの素人だったのに――もう、"違う"。速くて、強い。迷っていたらやられる)

 そう思考しながら、フェイトも同じように乱れた呼吸を整えていく。
そして、フェイトはバルディッシュを正眼に構える。

(わたしがここで負けたら、母さんを助けてあげられなくなる。
こんなところで、わたしは負けられないっ!)

 思い出すのは、優しかったプレシアの姿。

(わたしが頑張れば、きっと優しかった母さんに戻ってくれるはずなんだっ!)

 そう心の中で思った瞬間、フェイトの頭の中をフラッシュバックされる。
優しかったプレシア
そして、プレシアに甘える"一人娘"である自分の姿が

『アリシア』

 プレシアが呼ぶ名前は、自分ではなく、別の誰かだった。

(今のは、いったい……? ……いや、今はそんなことを考えてる場合じゃない)

 フェイトは思い出していた記憶を振り払う。
そして、この勝負を決するために巨大な魔法陣を展開する。
それを見たなのはも、レイジングハートを握り締め、
何が起きても対処できるように周囲を警戒する。

『Phalanx Shift』

 バルディッシュの声が響いた直後、フェイトの周囲に尋常ではない数の魔力スフィアが展開される。
なのははあれは危ないと悟り、攻撃を止めようとレイジングハートを構えた。

「えっ!?」

 なのはの両腕が電撃のバインドによって拘束された。
先ほどの攻撃の最中に、フェイトがあらかじめ設置していたバインドだ。

「ライトニングバインドッ!? まずい、フェイトは本気だっ!」

 アルフが焦ったように叫び、それに続いてユーノが声を上げる。

「なのは、今サポートを――」

「それは私が許さないよ」

「綾さん」

「何タイマンの最中に行こうとしているの!二人の誇りをけざすな。この戦闘に限り茶々入れたものは私が潰す」

「ありがと~綾ちゃん」
「ん、がんばってね~」

「……っ!?」

 なのはを助けようとしていたユーノが硬直する。
同じようにアルフも驚いた表情で固まっていた。
あんたなのはの味方じゃないのって顔をしている
だからお前は駄犬って言われるんだ。
戦いを止める権利はあの2人しか持ち合わせていない
それに構わず、なのはは声を上げ続ける。

「アルフさんもユーノくんもきちゃだめっ! わたしとフェイトちゃんの全力全開の一騎打ちだから
この戦いだけは、誰も邪魔しないでっ!」

「大丈夫入ろうとしたら私がお仕置きするから、なのはは目の前の事に集中して、なのはの言うように全力全開で素敵ななのはを見せて」

「うん」

ユーノとアルフは黙るしかなかった。

「アルカス・クルタス・エイギアス。
疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。
バルエル・ザルエル・プラウゼル。」

 そんなやり取りをしている間に、
フェイトが詠唱を終えようとしていた。
そして、フェイトは静かにスッと目を開くと、標的を見定めて、力ある言葉を発した。

『フォトンランサー・ファランクスシフト』

「――撃ち砕け、ファイヤーー!」

 フェイトの声が響くと、フォトンランサーが一斉になのはに目掛けて放たれた。
次々とフォトンランサーが放たれていき、
もはや黒煙が立ち込め、なのはの姿は見えなくなっていた。
そして一際大きなフォトンランサーがフェイトの頭上へと生成されていき、

「ふっ~!」

フェイトが息を吐きながら手を振ると、すさまじいスピードで放たれた。

「――スパーク……エンド……」

特大のフォトンランサーが激突し、周囲に轟音が響き渡った。

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 ほぅバルヴォルトより破壊力はあるなぁ
でも雷撃の威力的にはライオット程ではないのか
ただしあれをかわすのは至難の業ともいえる。


 流石に消耗が激しいフェイトは、肩で息をしていた。
額からは汗が浮かび、その表情も疲労の色が浮かんでいた。
 
フェイトは、なのはが居た場所を見つめていた。だが、未だに黒煙が立ち込めており、なのはの姿を視界に捉えることができなかった。
フェイトは黒煙が晴れるのを息を整えながら見つめていた。
煙が晴れると、そこには一人の少女が佇んでいた。
白かったバリアジャケットは所々破れ、顔や腕には傷ができており、
そこからは血が滴り落ちている。
少女の瞳から力強さは消えていなかった。

「――なんとか、耐え切ったよ」

 自身のデバイスであるレイジングハートを構え、高町なのはは呟いた。
その視線の先には、フェイトが驚愕に目を見開き同じくなのはを見つめていた。
なのははそんなフェイト見つめ、ニコッと微笑み、

 あれを耐えたかなのはの防御力はすごいな

「今度はこっちの番だよっ!」

『Divine Buster』

「ディバイィィィィン――」

なのはの次の行動が分かっていても、ガス欠状態のフェイトは動けなかった。

「バスターーーー!!」

 なのはが放った桜色の砲撃がフェイトへと放たれる。

「くっ!? あぁぁぁぁ!!」

ディバインバスターはフェイトへと直撃する。
フェイトはそれを回避することができず、
残り少ない魔力量を使用し障壁を張る。
フェイトの防御は薄いと思っていたのだがガードするとはこちらもなかなか
そして、しばらく砲撃は続いたが、フェイトは何とかそれを絶え凌いだ。

「はぁ、はぁ、はぁ」

 だが、すでにフェイトは満身創痍であった。
バリアジャケットは所々が破れ、腕には裂傷ができ、
そこから血が滴り落ちてきていた。

「耐え切った。これで、わたしの――」

 勝ち、と言おうとしたところで、フェイトは違和感に気付いた。

フェイトの周囲を魔力の残滓が舞い、その光が上空へと集まっていく。
フェイトがそのまま視線を上空へと向けると、そこにフェイトが探していた少女の姿があった。
レイジングハートを天高く構え、今まで見たことのない巨大な魔法陣を展開しているなのはの姿がそこにあった。

 そしてそこから逃げようとした処に今度はフェイトが光の輪で固定された。


「受けてみてっ! ディバインバスターのバリエーションッ!!」

『Starlight Breaker』

自身の本気の気持ちをぶつけるため、なのはは叫ぶ。
そして、なのはの声が響くと魔力の残滓が集まっていき、
一点へと集中されていく。その光景をフェイトは呆然と見つめていた。

「しゅ、集束砲撃魔法……」

「はぁぁぁぁ!!」

 後のことは考えず、フェイトは自身の中に残ったありったけの魔力で障壁を展開する。
その巨大さから、かなりの魔力が込められていることがわかる。
それを見てなお、なのはは声を上げる。

「これがわたしの全力全開!! スターライト――」

「わたしは、負けるわけにはいかないんだっ!!」

 そして、なのはが天空へと向けていたレイジングハートを振り下ろし、

「プレイカーーーー!!」

 その声とともに、特大の一撃が放たれる。そして――

「っ!?」

 フェイトが張った幾重にもなる障壁をものともせず、
その一撃はフェイトの想いもいっしょに飲み込んでいった。

「終わった見たいね。
絶対になのはだけは怒らせないようにしましょ」

なにあの元気玉みたいな呪文は
何でもリサイクルすれば良いってわけではないだろうに
きっと全員が思ったことだと思う。
あれはトラウマになるわ~

 なのはのスターライトブレイカーを受け、海中へと落ちたフェイトを助けているなのはの姿があった。
なのはにお姫様だっこで抱えられていたフェイトは目を覚ました。

「……んっ……」

「あ、気付いた、フェイトちゃん。ごめんね、大丈夫……?」

 フェイトを気遣うようになのはが質問する。
 
「――わたしの、勝ちだね」

「……うん……そうだね」

 フェイトはその結果を噛み締めるように、小さな声で呟いた。
フェイトがそう考えながら空を見上げた。
――そのとき、
フェイトの頭上――いや、正確には空からではないが、次元干渉の魔力攻撃がフェイトを含めた周囲へと放たれた。

「フェイトちゃんっ!?」

 やばい

『ディメンジョナル・リープ(跳空転移)』

 俺はフェイト達と次元干渉の通り道に降り立った
俺はこの子たちを守ると決めた


 シールドが破られた。
抵抗して見せる

 なのはが腕で顔を庇いながらも、フェイトの名を叫んだ。その表情には焦りの色を浮かべ、
本気でフェイトを心配しているようであった。
フェイトはなのはの叫びを聞きながら、ああやっぱり、という思いであった。
先ほどの魔力攻撃は、紫色の雷撃――プレシアのものだと理解したのだ。
フェイトは目を瞑ったが一向に衝撃がこなかった
そして目を開けたら
一人の少女が上から落ちてきた
綾自身が、身代わりとなり落ちて言った。
フェイトは、プレシアのことを考えながら、
疲労から意識を手放した。

「綾ちゃ~ん」

なのはが叫び助けに向かった。
いつの間にかゼロの姿も消えていた・・・・ 

 

突入

 一方、なのはとフェイトの戦いを見届けた
リンディ、クロノ、エイミィたち管理局メンバーは、先ほどの攻撃から一気に騒がしくなっていた。

「ビンゴッ! 尻尾掴んだ!」

「座標は?」

「もう割り出して送ってるよ!」

 クロノはもらったデータを見つめる。
今回の事件の元凶であるプレシア・テスタロッサの居場所である《時の庭園》の座標が記されていた。
クロノは視線をリンディ・ハラオウンへと向ける。
リンディはクロノの視線に頷きを返し、声を上げる。

「武装局員、転送ポートから出動! 

任務はプレシア・テスタロッサ、及び、ゼロの身柄確保です!」

「はっ!!」

 リンディの言葉を聞き、部下の局員達が時の庭園へと転移し、内部へと突入していった。

「第二小隊転送完了。続いて、第一小隊突入開始」

 ブリッジ内、オペレータが現状を伝える声が響く。
リンディがオペレータの報告を聞きながら、そう考えていると、
ブリッジになのは、ユーノ、フェイト、アルフの四人が入ってきた。
なのははバリアジャケットから普段の制服へと着替え、フェイトはぼろぼろになったバリアジャケットから囚人が着るような真っ白な服を着ており、
両腕には念のためにと手錠がされていた。

「お疲れ様。それからフェイトさん、初めまして」

「…………」

 しかし、フェイトは待機状態へと戻ったバルディッシュを握り締め俯いたまま、何も答えない。
その反応にリンディは少しだけ悲しい表情をすると、映し出されているモニターを見ながらなのはへと念話を送る。

[流石に母親が逮捕されるところを見せるのは忍びないわ。
なのはさん、どこか別室へフェイトさんを連れて行ってもらえるかしら?
綾さんは医療室で治療を受けているから]

[あ、はい]

 リンディの言葉に、なのはがフェイトを連れ出そうとしたが、それとほぼ同時に、管理局員たちがプレシアのいるところに着いてしまったのだ。

「総員、玉座の間に進入! 目標を発見しました!」

 なのはたちがブリッジから出て行く前にオペレータから報告があり、リンディは僅かに表情を歪めるが、もうフェイトが出て行くことはないだろうと思い、モニターへと意識を集中させる。

「プレシア・テスタロッサ。
時空管理法違反、及び、管理局艦船への攻撃容疑であなたを逮捕します!」

 プレシアを捕縛に向かった管理局員の一人が、そう言い放った。だが、プレシアの表情に変化はなく、椅子に深く腰掛け管理局員たちを静かに見つめていた。
管理局員たちは、そんなプレシアの態度に警戒しながら辺りの捜索を行っていった。
そして、管理局員たちはある一室へと足を踏み入れると、そこには――

「こ、これは……!?」

 それを見つけた管理局員の一人が声を上げる。
皆、一様にそれを見て、おどろいていた。
 
「……えっ? あれは……」

 フェイトは驚きに目を見開き、モニター越しに映っている。
自身と姿が瓜二つの少女を見つめる。
全てにおいてフェイトと瓜二つである少女の違うところは、
培養液に入っており、目を閉じ、眠っているかのようであった。

「ぐはっ!?」

 フェイトが呆然とモニターを見つめている中、
その培養液に触れようとした管理局員の一人が叫びとともに吹き飛ばされた。

「私のアリシアに近寄らないでっ!」

 それは、先ほどまで黙っていたプレシア・テスタロッサ、その人だった。
今までの表情が嘘であったかのように、管理局員たちを憎しみを込めた瞳で睨みつけていた。
そんなプレシアに、管理局員のリーダーが声を上げる。

「ちっ、まだ抵抗するのか。今の攻撃を敵対行為とみなし、少々荒っぽいが、魔法で気絶させて連れて行く!」

 その声と同時に、他の管理局員たちがデバイスを一斉にプレシアの方へと向ける。
そして、魔力弾が一斉にプレシアへと放たれたがプレシアの防御を貫けず
逆に跳ね返されたように武装局員は衝撃を食らった。

「がはっ!?」

「ぐはっ!?」

「――エイミィ、すぐに局員達を戻してちょうだい」

「了解ですっ!」

 局員たちが無残にやられてしまう光景を見て、リンディは僅かに表情を歪めたが、艦長として気丈に指示を出した。
エイミィはリンディの指示通り、
すぐさま局員たちを転送し、アースラへと帰還させた。
すると、今まで黙っていたプレシアが培養液で
眠っているようなアリシアを愛おしそうに見つめながら口を開く。

「もう駄目ね、時間が無いわ。
たった九つのジュエル・シードで
アルハザードに辿り着けるかわからないけどでも、もういいわ・・・」
淡々と、皆に聞かせるようにプレシアは話を続ける。

「この娘を失ってからの暗鬱な時間も、そして代わりの人形を娘扱いするのも・・・」

「っ!?」

 プレシアの言葉を聞き、フェイトはびくりと体を震わせる。
なのはもはっとした表情となり、
プレシアの言葉を聞くフェイトを心配そうに見つめる。

(やめてよっ! それ以上は、やめて……っ!)

 なのはは心の中で叫ぶが、それでプレシアが話を止めるはずもない。

「聞いていて? あなたのことよ、フェイト。せっかくアリシアの記憶をあげたのに、そっくりなのは見た目だけ……」

 プレシアの言葉に、フェイトは辛そうに顔を俯かせ、カタカタと震えていた。
目に涙を溜め、フェイトは思考の暗闇へと落ちていく。それでも、プレシアは話すのをやめない。

「やはり駄目ね、結局上手くはいかなかった。
失ったものの代わりにはならなかった」

 プレシアの言葉に、なのはの表情は悲しみに歪み、
クロノの表情は隠し切れぬ怒りが浮かんでいた。

「だから、あなたはもういらないわ。どこへなりとも消えなさい」

「っ!?」

 堪えきれなくなったフェイトは、その瞳から涙を零した。
その体は震え、顔色までも青くなっていっているように感じられた。

「っ!? お願い、もう、やめてよっ!」

 フェイトが苦しんでいることがつらく、なのはも瞳に涙を浮かべながらプレシアへと叫びを上げる。
だが、プレシアは話すことをやめず、止めとなる言葉を紡いでいく。

「ふふふ、いいことを教えてあげるわ。
フェイト、私は、あなたが大嫌いだったのよ」

 プレシアの言葉を聞き、フェイトは手に持っていた待機状態のバルディッシュを持っている力もなくなり、それを地面へと落としてしまう。
そして、その瞳からも力がなくなり、
糸が切れた人形のようにその場へと膝を着いてしまった。
 そんなフェイトへと、なのは、ユーノ、アルフが慌ててフェイトへと駆け寄っていく。
リンディは悲しい表情でそれを見届けると、モニターへと視線を戻す。
すると、そこには思わぬ表情となっているプレシアの姿があった。

「……っ!? 大変、大変! ちょっと見てくださいっ!
屋敷内に魔力反応多数っ!」

「っ!? 何が起こっているっ!」

 エイミィの声を聞き、皆がモニターを見る。そこには、
傀儡兵と呼ばれる人型機械が大量に召喚されている光景が映し出されていた。
傀儡兵はランクによって強さも決まっており
ここにいるのはAクラスの傀儡兵であった。
そのような多くの傀儡兵の姿を見たリンディたち管理局員は戦慄していた。

「屋敷内に魔力反応多数っ! いずれもAランク相当っ! その数――六〇」

「プレシア・テスタロッサ! いったい何を考えているのっ!」

 オペレータの焦った声を聞きながら、
リンディは薄く笑みを浮かべているプレシアへと叫んだ。
その声を聞き、プレシアは両腕を広げながら声を上げる。

「私たちは旅立つのよっ! 忘れられし都アルハザードへ。
そして取り戻すの……全てを!」

 すると、プレシアの周囲を浮遊していたジュエル・シードが光を放ち、強烈な魔力が放出され始めた。
その余波はアースラまで届き、艦内を激しく振動される。

「ジュエル・シードの魔力暴走です! 次元震が起き始めています!」

「ディストーションシールドを張って、速度を維持しつつ影響の薄い空域に移動しなさいっ!」

 局員の叫びに、リンディは的確な指示を出していく。

「……アルハザード、そんなものが本当にあるのかな?」

「馬鹿なことを……! 死んだ人間は甦らないっ!
どんな魔法を使ったって、過去を取り戻すことなんかできやしないっ!」

 エイミィの呟きにクロノが叫ぶ。
その叫びはプレシアへの怒りであった。。

「ゲート開いて! 僕が行って止めてくるっ!」

「わ、わかったっ!」

 そう言うと同時にクロノはブリッジから走って出て行った。
一方、なのはは未だに意識を失っているフェイトを抱きしめたまま医務室に向かっていた時に、
なのはとユーノ、アルフはクロノと合流した。

「そうか。僕はこれから現地へ向かい元凶を叩く。君たちはどうする?」

「わたしも手伝うっ」

「僕もっ!」

「アルフさんはフェイトちゃんをお願いします」

「あぁ」

「了解した。では、急ごう!」

 クロノはそう言うと同時に走り出し、なのはとユーノも慌てて後ろをついていく。
そして、クロノ、なのは、ユーノの三人は、転送ポートから時の庭園へと移動した。
そして今、なのはたちの目の前には、大量の傀儡兵の群れが門の前を固めていた。

「い、いっぱいいるね」

「まだ入り口だ。中にはもっとたくさんいるはずだ。
……それに、ゼロ
やつが現れていないのが気にかかる」

「うん、先ほども途中から消えていたんだって」

「おそらく、プレシア・テスタロッサの近くにいるのだろう。まるで黒子のように。
僕はそちらに向かう」

「でも」

「なのはには駆動炉の暴走を止めてほしい。あちらも傀儡兵が多くいるはずだから、かなり厳しい戦いになるだろう。」

「じゃ、じゃあ、行くぞっ!」

「うん!」

「行こう!」

クロノの言葉に、なのはとユーノが元気よく返事をし、
三人は魔力をチャージしながら傀儡兵に向かって突っ込んでいく。
 

 

時の庭園での死闘

 なのはたち三人は、時の庭園入り口にいた傀儡兵を全て倒すと、
急ぎ内部へと向かった。
途中、傀儡兵が何度か襲い掛かってくることもあったが、クロノとなのはは特に問題なく倒していった。
傀儡兵にも強い個体がいるのだが、いくら強いといっても簡単な命令しか受け付けない物体にフェイトとの戦闘で経験つんだなのはとユーノそしてアースラの切り札と言われているクロノの前にばったばったと倒れて行った。
傀儡兵を倒しながら三人がしばらく走っていると、
さらに奥へと続いていく扉があった。
その扉を三人の先頭を走っていたクロノは、
走る勢いそのままに扉を蹴り開ける。
扉をくぐると、そこは広い空間となっており、大量の傀儡兵がいた。
 大量の傀儡兵の多さに、なのはとユーノは集中をしていたが、クロノはは落ち着いた表情で辺りを見渡す。

「ここで二手に分かれる。なのはたちは最上階にある駆動炉へ向かってくれ」

「クロノくんは……?」

「僕はプレシアの所へ行く。それが仕事だからね」

 クロノはなのはの質問に力強く頷く。
そんなクロノに微笑みを返すが、すぐに表情を引き締める。

「でも、そっちには多分なぞのあの人がいるよ・・・」

「大丈夫。そちらもたくさんの傀儡兵がいると思うから気をつけて」

「うんそうだね。すぐにそっちに行くからね」

「あぁ期待している」

 話を終えると、クロノは気合いをこめながら叫ぶように声を上げる。

「僕が道を作るっ! その隙にっ!」

「わかった!」

「了解!」

 なのはとユーノの返事を聞くと、クロノは自身のデバイスであるS2Uを構え、

『Blaze Cannon』

 クロノが砲撃魔法を放ち、上層へと続く道を塞いでいた傀儡兵を吹き飛ばす。
なのはは心の中でクロノに称賛の声を上げる。
なのはは隣にいるユーノと頷き合い、クロノが空けてくれた道へと飛翔しながら向かった。

「気をつけてね、クロノくんっ!」

 心配しながらなのははクロノに話しかけていた。
大丈夫という表情をなのはに向けながら行き先を見据えていた。
そして、なのはとユーノの姿が見えなくなると、クロノは残りの傀儡兵に向かって叫ぶ。

「悪いが、無駄な時間をすごしたくない通らせてもらう!!」

 クロノは魔力スフィアを生成しながら、傀儡兵へと突っ込んでいった。 

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 クロノたちが時の庭園で戦いを繰り広げている頃、
リンディを含め、アースラの局員たちはジュエル・シードの暴走を止めるべく、対処の励んでいた。
そして、その騒がしいアースラの病室に二人の少女がベッドに寝かされていた。
先ほどの戦いでプレシアの次元魔法を受けた綾と母親であるプレシア・テスタロッサから決別を言い渡され、絶望の淵に立っているフェイト・テスタロッサである。
その瞳からは今まで感じられていた力などなく、ただ虚空を彷徨っているだけであった。
そして、そんな二人を心配そうに見つめている一人の人物の姿もあった。

「あの子たちが心配だから、綾だったっけあの子達を助けてくるよ
そしてフェイトすぐに帰ってくるから
終わったらゆっくりでいいからわたしの大好きな、
本当のフェイトに戻ってね。
これからは、フェイトの時間は全部、フェイトが自由に使っていいんだからさ
ちゃっちゃっと戻ってくるから」

 アルフは話を終えると、
フェイトを心配そうに見つめながらもなのはたちの手助けをするために、部屋を後にした。

 それからしばらく時間が過ぎたころに綾の目がうっすらと開いた

「ぐっ」

見慣れない天井だ・・・
ここは医務室みたいだな
俺ってよく倒れている気がするのだが・・・

[ティア生きてる?]

[それは私のせりふです綾様。
大丈夫ですか?]

[不死身は専売特許だからね。
確認したい今どんな状態]

[かくかくしかじか]
 
[ふ~ん。隣で眠ってるのはフェイト?]

[ええ、どうするんですか?]

[クロノとゼロが戦ったらまぁ十中八九負けるだろうなぁ
いくらやると言っても奴はノータイムで撃てるからね]

[でも現れないのでは]

[そうかもしれないよね
でもここまでしてくれた落とし前してもらわないとね
現れないなら厄介ごとがなくなるからそれでいいんじゃないかな]

[こちらはいつでも動けますよ]

[ん!了承]

 ティアと話し終えたのでベッドから起きていると
焦点が合ってないフェイトを見かけた。

「聞こえてなくても聞こえていても良いや
なのはは君を気にしているけれど私は君とはほとんど接点がない
だから一言だけ言っておくね
そのまま寝ているのも
起きて一緒に行くのもフェイトの自由だと思う」

 相変わらず焦点が合ってないでもきっと届いているはず。

「でもきっとフェイトはそのままだと誰かに言われないと動けない人になると思う。
時間がかかってもいい、出来れば現場に行って君の言葉をあの人に伝えてほしいかな
そうそうなのはが言っていたっけ
「捨てればいいってわけじゃない、逃げればいいってわけじゃもっとない」ってそれじゃ私は言いたい事いったし行くね
人生に絶望するには君は若すぎるよ
選ぶのは君だ
んじゃあね」

そうして俺は医務室から出て少しだけフェイトをまった。
そして独り 言のように
自分に言い聞かせるように言葉が聞こえてくる

「何度もぶつかった、真っ白な服の女の子。
まっすぐに向き合ってくれた女の子
何度も出会って、戦って、何度もわたしの名前を呼んでくれた。
何度も、何度も・・・
そう確かにあの白い服の女の子は言っていた」

(――捨てればいいってわけじゃない、逃げればいいってわけじゃ――もっとない)

 フェイトはベッドから静かに降り立ち、
その手に破損したバルディッシュを優しく握り、話し掛ける。

「わたしたちの全ては、まだ始まってもいない。
そうなのかな、バルディッシュ?」

 主の言葉に答えるように破損している状態にも関わらず、
ミシミシという音を出しながら起動状態となった。
主であるフェイトの背中を押しているようであった。

「Get set」

「バルディッシュ・・・?」

 そんなバルディッシュの姿に、フェイトは涙を流しながらバルディッシュを自身の胸に抱きかかえる。

「そうだよね。バルディッシュもずっとわたしの傍にいてくれたんだよね。
お前も、このまま終わるなんて、嫌だよね?」

 バルディッシュはフェイトの言葉に返事をするように、強く明滅する。
すると、フェイトは涙を拭き、バルディッシュを構える。

「上手く出来るかわからないけど、一緒に頑張ろう」

 フェイトは、静かに、だが力強く言葉を放つと同時に、
自身の魔力を両手に込める。すると、
あっという間にバルディッシュが修復された。
そして、漆黒のバリアジャケットを纏い、その上からマントを羽織る。
 

「わたしたちの全ては、まだ始まってもいない。
だから、本当の自分を始めるために、今までの自分を終わらせよう」

不意に医務室の扉が開いてフェイトはびっくりしているようだった。

「決心はついた?」

「私もいくよ」

「そう?ならあそこまで私もつれてってくれないかな」

「うん」


 時の庭園内部

 なのはとユーノ、そして二人と合流したアルフは駆動炉を目指し、最上階を上がっていた。だが、最初は順調であったが、駆動炉が近づくにつれ、傀儡兵の数が多くなり、三人は苦戦を強いられていた。
なのはは射撃魔法を放ち、次々と傀儡兵を撃破していくが、
多勢に無勢
倒しても倒しても現れる傀儡兵に精神的に疲れが来ていて苦戦していた。

「くっそっ、数が多いっ!」

「だけならいいんだけど……っ!」

「なんとかしないと……」

 そう、傀儡兵の力は一体が魔導師ランクAほどの実力があり、そう簡単には倒せるような強さではない。
いくらなのはが才能豊かで魔術師としても経験を多少つんだからといっても焦りがあせりを呼んでいた。

「あっ!?」

 なのはは焦りと疲れから周囲を見渡すのを少しはずしていた。
その瞬間、
ユーノがバインドで捕獲していた一体の傀儡兵が拘束を破り、なのはへと襲い掛かった。
その光景に、ユーノは他の傀儡兵を抑えながら叫ぶ。

「なのはっ!!」

「っ!?」

 ユーノの声を聞き、なのはが背後へと振り返るが、傀儡兵が持つ戦斧はなのはの目の前へと迫っていた。
その光景に、ユーノとアルフは焦ったように目を見開き、何かを叫んでいるが、なのはには何も聞こえなかった。

(だめ、避けれないっ!)

 なのははすぐ訪れるであろう衝撃に耐えるように、思わず目をぎゅっと閉じる。
だが、その衝撃が訪れることはなかった。


『Thunder Rage』
「サンダーレイジッ!!」
『怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)』

 その叫びとともに、なのはの周りが金色と赤い光に満たされた。
それは雷撃と爆炎の炎球が飛び散っていった。
その攻撃により、なのはに襲い掛かってきた傀儡兵を含め、
三人の周囲にいた傀儡兵までも粉砕された。
なのははその雷撃と爆炎の発生源を見つめる。
そこには、美しき金髪の少女、フェイト・テスタロッサの姿と
級友でもある銀髪の少女 南條 綾の姿があった。

「フェイト……っ!?」

 アルフがフェイトの姿を視認し、驚きの声を上げる。
フェイトは叫ぶアルフへと少し視線を向けた後、なのはの傍へと移動する。
その表情には、まだ戸惑っているように感じられた。
そんなフェイトになのはは何かを言おうとするが、

ドゴンッ! と、轟音が響き渡り、周囲が振動した。

 なのはとフェイトがはっと、音がした方へと視線を向けると、そこには今まで見てきたものの中で
一番の大きさを誇る傀儡兵が壁を破壊し姿を現した。

「お二人さん話は後々、あれをどうにかしないと」

「もう綾ちゃんも心配したんだから」

「ありがと、フェイトを連れてきたから心配もチャラにしてね。あでも連れてきてもらったのは私の方かな」

 なのははフェイトと綾に向けていた意識を大型の傀儡兵へと向け、レイジングハートを構える。
すると、フェイトが大型傀儡兵へと視線を向けながら、静かに口を開いた。

「大型だ、バリアが硬い。――だけど、二人なら」

「っ!? ――うん! うん!」

 なのはは一瞬何を言われたのかわからなかったのか、ポカンとした表情となっていたが、すぐに喜びの表情を浮かべた。

「周囲にいるガラクタは私が掃除しておくから出来るよねティア!」

「もちろんです」

「「うん」」

「いくよ、バルディッシュ!」

『Get set』

「こっちもだよ、レイジングハート!」

『Stand by ready』

 二人は同時に射撃体勢に入る。
すると、大型傀儡兵が肩に備え付けている砲塔から、
砲撃魔法を放とうとしていた。
だが、それよりも早く、二人は攻撃の準備が整った。

「サンダースマッシャー!!」

 フェイトが突き出したバルディッシュの先端から金色の魔力が放たれ、雷撃を纏った砲撃が大型傀儡兵へと直撃する。
大型傀儡兵はフェイトの攻撃を受け、少し怯んだものの、
その硬い防御力を持ってフェイトの攻撃を防ぎきった。

「ディバインバスター!!」

なのはがフェイトとは反対側から砲撃魔法を放った。

「「せーーっの!!」」

そして、二人の声が重なり、金色の砲撃魔法と桃色の砲撃魔法はさらに威力を上げ、その攻撃は大型傀儡兵をいとも簡単に飲み込んだ。
その攻撃力は、言わずもがなであった。

「フェイトちゃん!」

「……ん」

 なのはが笑顔でフェイトの名前を呼ぶと、フェイトも少しだけ微笑んでいた。

「フェイトーー!!」

 そんな二人のやり取りとは関係なく、
狼形態から人間へと戻ったアルフがフェイトへと抱きついた。
その瞳には涙が浮かんでおり、フェイトが元気になったことを心の底から喜んでいた。

「アルフ・・・心配かけてごめんね。
ちゃんと自分で終わらせて、それから始めるよ。「本当のわたしを」」

「うん、うん……っ!」

 フェイトの胸で泣いているアルフに、フェイトはアルフを抱きしめながら話した。
そんな二人のやり取りを、なのはは少し涙を浮かべながら見つめていた。

「綾ちゃんは大丈夫なの?」

「てっきり感動シーンで私忘れられているかと思ったわ
私は大丈夫だよ
あれぐらいの砲撃でやられる私じゃないって
急だったから対応が遅れただけだし平気だよ」

「凄く心配したんだよ」

「本当にありがとう
時間があまりないかもしれないから
積もる話は終わってからにしよう」

「「「うん」」」

 そんな感動の再会の後、なのは、フェイト、綾、ユーノ、アルフの四人は駆動炉へと急いだ。
途中、やはり傀儡兵が襲い掛かってきたが、
今のなのはパーティに勝てる者など、いるはずもなかった。
 そして、行く先を塞いでいた扉を吹き飛ばすと、
5人は大きなホールへと足を踏み入れた。

「あのエレベータに乗っていけば、駆動炉に辿り着ける」

「うん、ありがとう。……フェイトちゃんはお母さんのところに行くんだね?」

「うん」

「フェイト聞きたいことがあるゼロはどこにいるの」

「きっと母さんの近くにいると思う
でもあまり良くわからない」

「そっか」

「なのは、とユーノは最初の計画通りでお願いできるかな」

「うん、綾ちゃんは?」

「ん~ゼロがきになるからフェイトと一緒に行くね」

「うん、やみ上がりだから気をつけてね」

「ありがとうそちらもまだ傀儡兵いるから気をつけてね
余裕であしらってそちらを手伝うからそれまで気をつけてね」

「うん、綾ちゃんもね」

「ユーノもサポートよろしくね」

「綾さんも気をつけてください」

「そんなに心配しなくても大丈夫元気な姿で戻ってくるから」

 心配そうななのはにそうは無し
話を終えたのを見たユーノが叫ぶように話してきた。

「ん、了解。今、クロノが一人で向かってる。急がないとっ!」

「じゃあ、急ごう」

ユーノの言葉にフェイトは頷きを返すと、
なのはたちと別れ、フェイトとともにプレシアたちの下へ向かった。


 ――一方その頃――

 クロノはプレシアの下へと急いでいた。途中には大量の傀儡兵がいたが、クロノは問題なくそれらを撃破していった。
 もう少しで、プレシアの下へと辿り着くところまできていた。

「エイミィ、状況は……?」

『なのはちゃんとユーノくん、駆動炉に突入っ!
綾さんとフェイトちゃんとアルフは最下層へ。大丈夫、いけるよ、きっと』

「ああ、そうだなっ!」

 エイミィと会話しながらもクロノは襲い掛かってきた傀儡兵を蹴散らしていく。

『クロノくんの方は大丈夫?』

「大丈夫だ。傀儡兵なんかで苦戦なんかしていられないからね
それに女の子ががんばっているんだからこれぐらいしないとね」

 心配そうに質問してくるエイミィに言葉を返しながらも、
クロノは走るペースを落とさない。そうしてしばらく走っていると、今までで一番大きな扉が見えた。
クロノは立ち止まり、扉へと手を掛け、そこで一度動きを止める。
そして最後のステージに行こうとしていた。 

 

死闘

 綾とフェイトとアルフはフェイトの誘導により時の庭園内部、大広間に来ていた。
そこには、身長180CMもあるぐらいの長身で立派な体躯そして顔にはフェイスガードをしている
黒衣の人物がたっていた

「ゼロ」

「来たかフェイト」

「うん、私の思いを伝えに」

「そうか、では行って来い」

 フェイトは俺を見ていたが

「多分私は行かせてもらえそうにないから先行っていって後で追いかけるから、男の言い分を聞くのもいい女の条件よ、頑張っていうのも変だけど行ってらっしゃい」


「うん、気をつけて」

 そういってフェイトを先に向かわせた。

「さてゼロ何を考えている?」

「何をって?」

「行動が怪しんだよ転生者」

 俺は苛立ちを募らせ、思わず叫んでしまった。

「少しは落ち着けよ。
そういうお前も転生者なんだろ
そんな野蛮な言葉じゃその服装が泣くぞ」

「大きなお世話、お前が倒れる前にそれを聞いときたくて、しっくりこないから教えて欲しい」

「何故、か?
それだよ貴様達
転生者によって原作無視した行動により
むちゃくちゃになった世界は多数あり
貴様は違うかもしれないが・・・
イレギュラーも多少おきている
歴史を変えるな
エトランゼ(異邦者)」

「エトランゼね
まぁ歴史を変えるなってまだ確定してない歴史なんだぜ今のこの時間軸は」

「いいや、貴様達が何もしなければ原作どおりにすべてが事が進む
それがこの世界にとって一番いい結果なんだ
なぜそれがわからない」

「わかるわけないじゃん。これは2次元の世界じゃないし俺たち現実の世界の何だから
それに私はこのなのはの話を知らないしね」

「俺はお前をどうするか考えていた。
お前はこの世界のストーリー上になぞって生活をしていた
だから排除をしなかった」

「ふ~んそうなの。私は私のやりたいようにやっただけなのにね
それで何人排除したの?」

「10人以上だ・
それ以降は覚えてない」

「ふ~ん俺をどうするつもりだ!」

「お前がこれ以上介入しずに
平和な生活をすれば見逃すさ、友人ならいいがそれ以上の関係を望むな
まして同姓ならそれがいいだろう
だが介入、改ざんするつもりなら消す」

「巻き込まれたなら火の粉は消さないといけない
そして出来るのなら出来る力を使って助けてあげたい
これが俺の思いだし、なのはも言っていた
「困っている人がいて、その人を助ける力が自分にあるなら、迷わずにその力を使えって――」
確かにその通りだと思う。だから私はこれからもなのはの事を助けるつもりよ」

「貴様の力はこの世界では異常だ
その力は災いを持ってきて、パワーバランスが崩れる
その時なのはとフェイトが対応できるとは思えん
悪い芽は早めに消さないとな
だから再起不能にしてもらうぞ南條 綾」

「なら場所を変えよう。
お互いこの場所では狭すぎて、下手したら建物が崩壊の恐れも出てくる
それで良いか?」

「貴様の死に場所ぐらい選ばせてやるさ」

 ゼロの誘導により俺たちは砂漠が広がっている場所に飛んできた。

「此処なら問題ないだろう。
綺麗なお前に赤の花を咲かしてやるぞ綾」

 その瞬間に光線がこちらに飛んできた

「あまり言うとフラグっちゃうよ」

「ワッ・クオー 」
『黒鳥嵐飛(レイ・ヴン)』

 俺は瞬時のことで毎度おなじみ高速飛翔呪文でビームライフルの光線を交わした。
轟音とともに、戦闘が開始された

 やはりあの攻撃タイムラグが無い分厄介だな
向こうの装備は、
ビームライフル
バスターライフル
背中にXのオブジェがあるからきっとサテライトキャノン
ビームサーベルってところか

こちらは
神刀夕姫以上

 フェイスガードの所からバルカンの球が出てきやがった
俺はそれを回避回したところにぶっとい光線が来た。
やつを見ると装備を持ち替えたのか
バスターライフルを持ってこちらに攻撃してきた。

 ちぃ直撃コースヤバイ!

「あまりこの技やりたくなかったんだけど
はぁあああああああああああああ」

直撃する瞬間
真剣白刃取りの要領でバスターライフルの光線を受け取り
跳ね返した。

「光線白刃取りぃいいいいいいいいいいいい」

 跳ね返った光線はゼロのほうに向かっていったが
それを簡単に回避していた。

 俺は好機と思い攻撃に転ずる

「タイ・ト・ロー」

『アンセム』
 
 絶対にはずさない魔法の矢をゼロに発射
その瞬間ゼロは回避しながら手足の袖から
小型のフィン型のファンエルを出してきた
マジックミサイルが当たる瞬間
そのフィンファンネルがピラミッド型にゼロを囲んで
バリアを張り
アンセム相殺

「げっフィンファンネルまで搭載してやがる」

「行けフィンファンネル」

 こちらに飛んできた小型ビットのエネルギーをかわした瞬間
腹の辺りに衝撃が来た。
そうファンネルに気を取られすぎて奴に注意を払わなかった
瞬間ゼロのけりが俺にあたった。

「つっ女の子のおなかはけるなと教えてもらわなかったの?」

「ふん、貴様は女の皮をかぶった野郎だろうが」

「え~い
生物的には女性だから手加減しやがれ
このえせMS」

「落ちろ蚊トンボ」

フィンファンネルからビームが飛んできたので

『アンセム・ドウ(鋼雷殲破弾)』

9本のマジックミサイルがフィンファンネルに向かい
ビームとファンネルに当たりすべてが相殺されてしまった。

「厄介だな」

 こちらが近づこうとした瞬間
後ろに飛びダミーを流してきた。
ゼロの腕の形が変わりガトリングガンのような形になっていた。

「やばい」

俺は急旋回をしてやつから距離ははずした。
その瞬間ゼロの後ろのXの形が変わりエネルギー供給していた。

「まさか、サテライトか、くっ間に合うか」

俺も呪文の詠唱に入った

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク 灰塵と化せ冥界の賢者 七つの鍵を持て 開け地獄の門 」

「これで終わりだーサテライトキャノン発射」

『ハーロ・イーン(七鍵守護神)』

D・S最強呪文のひとつハーロ・イーンこれでどうだ

 俺とゼロの間に力の力場が発生しており
互角でくすぶっていた。

さすがBASTARDでは科学は
失われた呪文って言う位置づけしてあって厄介だ
アンスラも旧世界の魔法っていう位置づけだし

お互いのエネルギーの放出量が終わったと思った瞬間
奴はランチャーの上に座っていた。


「これで終了(おわり)です
私の愛馬は凶暴です!!」

 てめぇはシャギアかよってアシュトロンが砲台の変化だからヴァサーゴ関係ないだろうが・・・
連続のサテライトは反則じゃないのか・・・

 距離はある。
やつを止める呪文ですぐ使える呪文は・・・それじゃやるしかないなぁ

「ブー・レイ・ブー・レイ・ン・デー・ド 地の盟約に従いアバドンの地より来たれ ゲヘナの火よ爆炎となり 全てを焼き付くせ 」

 地獄の最下層アバドンとゲヘナの炎を呼び出し、
呪文の詠唱とともに体に地獄の業火を纏いだした

「サテライトランチャー発射」

詠唱の終了が終わった瞬間

傍若無人の暴力の光の渦がこちらに向かってきたが
間に合った

『エグ・ゾーダス(琰魔焦熱地獄)』

「サテライトはすごい威力だが砲身はモロそうだなぁ」

 サテライトの光線の中を地獄の炎をまとい
発射口まで突進して行った。
サテライトランチャーをぶち抜いて
それは轟音とともに爆発

「くっ化け物め
その力はこの世界では異端な物
その力を持って何をする綾」

「そんなの知らないよ
使わないなら遣わなくて良い代物だよ
でもいきなり攻撃してくるやつもいるから
それの抑止力だ
それに
かわいいなのはや他のやつにこんな危ない呪文放つわけないでしょ
俺はただの火消しだよ」



 俺は呪文が終わり立ち上がろうとするが四股がうまく動かない
よく見ると左片足が飛び散っていた。
そして右肩がえぐれていた。
サテライトキャノンの中を通ったのだからこれぐらいで済んでよかったというべきか
防御フィールドは万全だったのだが、やはり科学との相性はあまりよくないのか


[あやさま~]

「大丈夫だよティア
痛覚は切ってあるから
じゃ無ければショックで死んじゃうって
そうはいっても動くのがキツイ・・・
飛翔の呪文で何とか態勢を立て直しているだけだし」

 痛覚切ってあってもここまでだとやはり痛いみたい
涙が出てきた。
多分視覚からそう感じるのかもしれないけれど
DBのピッコロさんや魔神(人)D・Sじゃないのですぐに再生は無理みたいだ


[もうやめてください
二人ともこれ以上やったら死んじゃいます]

「そうは言っても向こうがやめないでしょ」

「貴様の力を野放しにするわけにはいかない
それは危ないものだ」

 そういうゼロも装甲はぼろぼろで後どれぐらいの装備があるかわからなかった。

「流石の貴様もうまく動けまい
貴様の主流は魔道師だろう
ならこれはかわせまい」

 ビームサーベルでこちらにけさ切りで攻撃してきたので
剣の流れに逆らわずに回転をして避ける
その回転を利用して、そのまま夕姫で切り上げて攻撃をおこなう

「魔神剣 転独楽(まろびごま)」

 切った嫌な感触が手のひらに伝わった
ゼロは向こうのほうにぶっ飛んだ。

「・・・まさかその体制からカウンター攻撃なんて」

 痛覚を切っているから死ぬ感触は無いが
人を殺すかもしれない恐怖が俺をむしんでいた。
人を殺すかもしれない恐怖心が
生きるか死ぬかの戦いで絶対に感じてはいけない感情
”恐怖”に支配されていった。

「何をほうけてやがる。
やはり貴様は危険人物だ
この世界の転生者はすべていなくなれぇええええええええええ~」

 何かが来た
回避しないと・・・・・
呆けている綾を見て勝機と感じ
ビームサーベルを持ちながら突いてきた。

ぐっ、ずぼっ

 綾の体がくの字になりながら口から鮮血をぶちまけた。
ゼロの月攻撃を躱せずただ身体を少しずらすことしかできなかった。
心臓の近いところを突かれてそのまま体事押されている。

「うおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
死んでなるものかぁあああああああああああああああああああああ」

俺は無意識に呪文を発していた。

『クローミング・ロー(聖爆)』

動く右腕を光のドリル状にしてゼロをぶち抜いた
そのままゼロは吹っ飛び立ち上がろうとしていたのだがそのまま動かず倒れこんだ
俺はそれを確認と同時に倒れてしまった。

[あやさま~]

 ティアの声が聞こえてきたような気がしたが俺にはもう返事する体力はなかった。
ごめんなのは・・・
意識を無くす瞬間に見たのはあのひまわりのような顔のなのはの顔を思い浮かべた


 

 

宿命が閉じるとき

「プレシア・テスタロッサ、もう終わりです。次元震は私が抑えています。
駆動炉もじきに封印されるでしょうし、そこには皆が向かっています」

 その声の主――リンディ・ハラオウンが凛とした声でそう告げる。

「忘れられし都”アルハザード”。
そして、そこに眠る秘術は存在するかどうかも曖昧なただの伝説です。
もし、”アルハザード”があったとしても、
この方法はずいぶんと分の悪い賭けだわ。
……あなたはそこに行って、何をするの? 
失った時間を取り戻そうとでもいうの?」

プレシアは僅かに目を瞑りその後、すっと目を開く。

「そうよ、私は取り戻す。
こんなはずじゃ無かったあの時を私は取り戻すの・・・」

「・・・プレシア・テスタロッサ、あなたは・・・」

プレシアの言葉に、リンディが驚いたように声を上げると、

少年の声が聞こえた。

「世界は、いつだって……こんなはずじゃないことばっかりだ!!
ずっと昔から、いつだって、誰だってそうなんだ!!
こんなはずじゃない現実から逃げるか、
それとも立ち向かうかは、個人の自由だ!
だけど、自分の勝手な悲しみに、無関係な人間を巻き込んでいい権利は、 どこの誰にもありはしない!!」

 それと同時にクロノが最深部までやってきた。
クロノは頭から血を流しながらそしてS2Uを杖にしながら
プレシアの元に歩いていった。
その後にフェイトが間に合った。

「・・・母さん」

「・・・フェイト」

 プレシアとフェイトはお互いを見つめながらそう呟いた。
プレシアは見た目では何も表情に変化は見えなかった。
しばらく無言で二人はお互いを見つめ合っていたが、それは唐突に終わりを告げる。

「――っ!? ごほっ、ごほっ!」

 プレシアが口元を押さえながら激しく咳き込んだ。
最後に使用した次元魔法が、プレシアの体に負荷を掛けたことと、
もはやその体を蝕んでいる病にプレシアの体は限界まできていたのだ。

「か、母さんっ!?」

 突然咳き込み始めたプレシアにフェイトが駆け寄ろうとするが、

「・・・何しにきたの・・・?」

「わ、わたしは……」

 プレシアは顔色を青くしながらも気丈に立ち、
フェイトへと厳しい言葉を投げ捨てた。
フェイトはその言葉を聞き、駆け寄ろうとしていた足を止めた。
プレシアはさらにフェイトへと口を開く。

「……消えなさい。もうあなたに用はないわ」
「…………」

 フェイトは何も言えず黙ってしまうが、
その瞳はしっかりとプレシアへと向いていた。

「――あなたに、言いたいことがあってきました」

「…………」

 フェイトの言葉に、
僅かに意表を突かれたような表情となる
プレシア。
フェイトが自分から何か言ってくるとは思っていなかったのだろう。

「わたしは……わたしはアリシア・テスタロッサじゃありません。
ただの人形なのかもしれません」

「…………」

 プレシアは黙ってフェイトの話を聞く。
 フェイトは少しだけ目を瞑り深呼吸した
後、すっと目を開けると口を開いた。

「だけどわたしは、フェイト・テスタロッサは、あなたに生み出してもらって育ててもらった。あなたの娘ですっ!」

「……っ!?」

 フェイトの言葉を聞き、
プレシアの表情が一瞬僅かに動いた。
しっかりとこの子をしっかり見るように
一瞬だけ聖母のように顔になったが、すぐにいつもの顔に戻り

「今更、あなたのことを娘と思えと……あなたはそう言うの?」

「あなたがそれを望むのなら、わたしは世界中の誰からも、どんな出来事からも・・・あなたを守ります。
わたしがあなたの娘だからじゃない。
あなたがわたしの母さんだから」

 フェイトが力の篭った瞳でプレシアを見つめ、
最後まで自分の想いを口にした。
プレシアは笑顔をフェイトへと向けた。

「ふん、いまさら家族ごっこは必要ないわ。私の娘はこのアリシアだけ」

「かあ、さん……?」

 困惑するフェイトを余所に、
プレシアは自分が持っていた杖を地面へと静かに打ちつけた。 
すると、プレシアを中心に巨大な魔方陣が展開されたかと思うと、収まっていた揺れが再び起こり始める――《時の庭園》が崩壊を始めたのだ。

『まずいっ!? 艦長、クロノくん、まもなく《時の庭園》が崩れます!
このままじゃ、崩壊に巻き込まれます!』

「っ!? 了解した。……フェイト・テスタロッサ!」

 エイミィの言葉から、まもなく《時の庭園》が崩壊することを知り、
クロノがフェイトへと叫ぶ。
だが、フェイトはプレシアを見つめたまま動かなかった。

「つかれたわ・・・もう、行くわ」

「なら、わたしもっ!」

「邪魔はしないであなたの顔を見るのも嫌なんだから、ふん!」

「母さん……っ!」

「もう、時間ね。そうそう私の旅路の同伴者はアリシアだけ…
リンディでしたっけ?
この場所に一人死にぞこないがいるからきちんともって行きなさい」

「プレシア・・・」

 プレシアがそう呟くと、揺れが激しさを増し、
プレシアが立っている地面にも亀裂が入り始める。

「母さん……っ!」

 フェイトはプレシアの元へと走り寄ろうとするが、
地面が激しく揺れているため、それは叶わなかった。
そして、プレシアが立っている地面も崩壊を迎え、
プレシアはアリシアとともに空中へと投げ出され、虚数空間へと落ちていく。
しかし、そんな状態にも関わらずプレシアの表情には笑みが浮かんでいた。

「いっしょに行きましょう、アリシア、今度は離れないように。
そして・・・」

 プレシアは虚数空間へと落ちながらも、フェイトへと笑顔を向ける。

「っっ!? アリシア! 母さん!!」

 フェイトはプレシアへと手を伸ばすが、
その手が届くはずもなく、プレシアは笑みを浮かべたまま、
アリシアとともに虚数空間へと消えていった。
プレシアとアリシアが虚数空間へと落ちていくのを、
フェイトたちは呆然と見つめていた。

 だが、そんなに呆然としている暇はない。
時の庭園の崩壊は始まっており、
もはやゆっくりしている暇などなく、
このままでは皆、虚数空間へと飲み込まれてしまう。
そんな中、フェイトは未だにプレシアとアリシアが落ちていった方へと手を伸ばし、呆然とそちらを見つめていた。

「フェイト、早くここを離れないとっ!」

 アルフの言葉はもっともで、時の庭園の崩壊は止まらず、その揺れも激しさを増してきていた。
だが、フェイトはその声を聞いてもその場から動こうとしなかった。

「ッ!? フェイト!?」

アルフが先ほどよりも焦った声を上げていることに気付いたフェイトは、俯いていた視線を上げた。

「っ!?」

 時の庭園が崩壊している影響から、壁が崩落してきており、フェイトの上から巨大な岩が落ちてきたのだ。

「フェイトォオオオッ!?」

 アルフが心配から声を上げた。
 フェイトはぎりぎりのところで当たらなかったが、
その岩はフェイトが立っていた場所を壊していきして
フェイトはなんとか残った地面にしがみついていた。 
下は虚数空間であり、落ちたら戻ってくることはできない。
もしかしたらここから落ちたら二人に会えると思ったのかもしれない
でも人は生き残るために無意識に動いてしまう。
フェイトは腕に力を込め、しがみついていた地面へと這い上がる。

「フェイトちゃん……!」

 それとほぼ同時に、
砲撃魔法で壁を破壊してやってきた
白いバリアジャケットを纏ったなのはが飛び込んできた。
なのはは少し周囲を見渡した後、フェイトの姿を見つけ、
飛行魔法で近くへと飛んできて叫ぶ。

「飛んでっ! こっちに……っ!」

 なのはは天井から落ちてくる瓦礫を避けながら、
フェイトへと精一杯手を伸ばした。
そんななのはの姿を見た後、フェイトは僅かに逡巡すると、
覚悟を決めたような表情となり、
最後にプレシアとアリシアが落ちていった方へと視線を向ける。
そして、フェイトはこちらへと手を伸ばしているなのはへと手を伸ばしながら地面を蹴った。

「っっ!」

「フェイトちゃんっ!」

 なのはがフェイトの手を取り満面の笑みを浮かべ、
そんななのはの表情を見て、フェイトの表情も綻んだ。


 全てが満足な結果ではなかったのだが最悪の結果は避けれたとみんなが思った矢先
驚愕の連絡が入った。 

[リンディ提督、綾さんが・・・]

エイミィから報告があったのはこのすぐだった。
 

 

復活・・・

 あれ俺の姿が下に見える
その周辺に、なのはやフェイトみんなが病室の所にいる。
ティアまでそんなに点滅するな、悲しくなる
体に戻ろうとすると跳ね返される
ちょっと無理をしすぎたのかななぁ
まだ俺は死にたくない
この暖かい世界で生きていたい
このように魂があるということはまだ死んでないんだよ
また眠気を感じる
そうして俺はまた眠りについた。

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 あれからアースラに戻ってきたリンディはエイミィの話を聞いてすぐに医務室に向かってそれを見た時はさすがのリンディも驚愕してしまった。
なぜなら元の形が何なのかわからないぐらいに綾の体は運ばれたときぼろぼろだったのだ

左足切断
右肩陥没
心臓下貫通
複雑骨折多数
左目陥没
全身おおやけど

 そうぱっと見た目でこれが綾というのははっきりわからなかったぐらいの損傷だった。
かろうじて心臓が動いているだけの存在
なぜこれで生きているのが不思議なぐらいだった

 それからしばらくしてなのはがアースラに戻ってきて綾の事を聞いたとき
幼いなのは達に本当の事を知らせることが出来ずにリンディは言葉を濁したが、
魔力の波動で医務室に入ったときには残酷な結果がまっていた。
そしてそれを見たなのはは気絶をしてしまった。

 アースラスタッフも綾だけにかかりっきりになれるはずもなく次元震のこと、事件の後始末のことと
ばたばたしていたり
そんな事件から翌日
ひとつの奇跡が始まった。

「綾ちゃんの嘘つき・・・あんなに気をつけてっていったのに・・・」

「なのは・・・すみません
私は主も守れない無能なデバイスで
何であんなに無理をしたのですか・・・」

 ティアの叫びも無常にも木霊していただけだった。
なのはの目元から涙がながれ、 綾の体に触れた瞬間
綾の体が光りだした。

「あ・・・や・・ちゃん」

 なのはは綾から少しだけ後ろに引いてしまった。
なぜなら
綾の体から血管や神経などが出てきて
つないだり
なくなっていた足や方もどんどん直って言っている状態だった。
自己修復というには異常な光景だった

「誰か来て~っ」

[これはいったい]

 ナースコールを呼んだなのはは、
艦医が来たときにもどんどん修復されて行き
ただいま
主要メンバーが綾の周りを囲んで様子を見守っていた。

「何が起きているんだ」

 クロノは恐怖を感じながらそのようにいった。

「綾ちゃん治るの?」

「きっとこのままだと体は大丈夫だと思います
信じられないことですか
後は意識が回復することを祈るだけです」

 リンディ自身も目の前で行っていることは理解していないが
年場も行かない子が多いこの艦のクルーで動揺してはいけないと思い
ゆっくりとしっかりとした口調で言っていた。

「ティアさんはこのようなことはわかりますか?」
 
 リンディは
長年のパートナーだと思っているデバイス”ティア”にそれとなく聞いてみた。

「いえ、私にもわかりませんが
きっとなのはさんの暖かい涙が奇跡を起こしたのではないのですか?」

「え、私が・・・」

「理屈は私もわかりませんが
なのはさんの涙が綾様に当たった瞬間に光ったので多分そう理解しました。」

「そう」

 それから2時間後
体の損傷、被害、バイタルすべてが順調になり
ただ眠っている状態になっているがいまだに意識だけは戻っていなかった。
この時から2日後
この間なのはは綾の体を拭いたり
話をかけたりして看病をしてくれていた。

「綾ちゃんって泣き虫なんだよね
始めてあったとき弁当食べているときに泣いたりしていたよね」

「綾ちゃんってしっかりとしていてりんとしているけれど
結構甘えん坊さんだよね
花見のときに手をつないだよね」

「綾ちゃんてちょっとだけネガティブ思考になるよね
お母さんのプレゼントで悩んで要らないって言われたらどうしようって悩んでいたっけ」

「でも綾ちゃんって実は凄く強いんだよね。
魔法との初めての出会いの時守ってくれたよね」

「そうそうたまに男の子の言葉を出すよね
戦闘中や荒いことのときは特に」


「お泊りで一緒に寝るときいつも恥ずかしそうにしていたよね」

「たった3ヶ月ぐらいだけど・・・
いっぱいいっぱい思い出を作ったよね・・・・
帰ってくるって約束したのに」

 なのはは思いのたけをしっかり話していたが目元に涙がどんどん集まりだしていた。
その涙は綾の顔に降り注いだ

「なに泣いているのなのは?」

「あやちゃ・・・ん」

「ん、おはよう」

「おはよう・・・じゃないよ」

「誰がなのはを泣かしているの?」

「もう!おね坊さんはよくないんだよぉ」

「なのはに言われたくないよ」

「ぐすっだいじょうぶ?」

「ん~多分大丈夫だと思う」
俺は指を見てティアも無事だと知ると

[ティアも心配かけたね]

[本当ですよ
わたしはあなたのデバイスですよ
一人にしないでください]

「ん、大丈夫だよ。
それに戻るって約束したでしょう」

 なのはの頭を撫でながら、
2人 (機)にわかるように伝えた。

 もうそれから凄いことになった
リンディさんから説明を受けたときには
ひでぇよく死ななかったなぁと感心してしまった。
俺が見た情景って修復中だったから入れなかったみたいだね

「ゼロはどうなったんです」

「いませんでした。」

「そんなはず無いです
最後に聖爆の呪文で止めを刺したはずですから
ティアわかる」

「申し訳ありません
綾様が意識がなくなった瞬間私もオフになってしまいますのでただあの呪文は決まり
倒れたのは認識はしています。」


「私もそこまでは記憶がある」

「そう本日はゆっくり休んでください
皆さん心配していたんですよ綾さん」

「皆さん心配おかげしました。」

 みんなが医務室から出る瞬間
リンディさんが爆弾を落としていった。

「あぁそうそう特になのはさんにはお礼言わないといけないわよ」

「え!」

「体を拭いてくれたり、話がけしてくれたり」

 俺となのはの顔が両方とも赤くなって行くのをわかる

「え・・・えっと・・ありがとう」

俺はどもりながら感謝をした。

「う・うん・・・だって友達だもん」

 なのはのほうもまさかそんな事言われるとは思っていなかったので
はっきりとした不意打ちだった。

「ついでに綾さん、これはどのようなことと聴いても良いでしょうか」

 拒否権なしみたいだよね
言わなくてもいいけれど
世話になった分は言わないといけないかな

「う~ん多分リンディさんは気づいているかもしれませんが
深くはいえません
でもまぁ異端、
こちらではレアスキルと同じで良いと思うのですが
ゼロもそうだと読んだんです。
なのは達の武装とゼロの武装が違いすぎる」

俺は全員の顔を見ながら言った。

「確かになのはとフェイトの杖とサイズでは違うけれど
根本は同じでもあいつは、
エネルギーライフル、エネルギーサーベル
そして魔法はほとんど使用していなかったのです。
そちらの世界でいうところの質量兵器ですがそれ主体でした。
そこで導き出したのは
あいつも私と同じこの世界とは違う力を得たもの」


「そうねぇ私もこの仕事でいろいろなものを見てきましたが
綾さんのものやゼロのものを見たことはありません。」

「お互い何をするかわからなかったので、保険をかけていました。」

 これは嘘なんだが、まさか再生するとは思わなかったし人間やめてるよね

「今回戦闘中傷付くのはわかっていたので、
絶えず再生、回復
痛いのが嫌なので痛覚の麻痺をしていました。
これはティアが基本構築してくれているので負担はほぼゼロ
そしてこれは多分なんですが
やられすぎたので時間差で再生したのではないかなぁとおもいます」

「なんという非常識だ」
「そうなら早く行ってほしかったなぁ」
「いうことは綾さんは戦闘中では不死身ということでしょうか?」

 上からクロノ、なのは、リンディさんの感想みたいだ

「不死身ではないですよ再生力を超える攻撃
俺の・・私の心を折るほどの事があれば無理でしょう
でも私は死ぬわけには行きませんし
このように心配してくれる友人」

 俺はなのはを見てから

「大事に育ててくれている親がいますからそれらを
泣かすわけには行かないと思います」

「ですってなのはさん」

「にゃ、にゃ」

「そして最高のパートナーでもあるティアも悲しませたくないですから」

「綾様」

「そうそうあれからどうなったんですか?」

 あの後の事を全部聞いた。
結局退出しようとした皆様病室へリターンして詳しく話してくれた。
それからなのはと少しだけ会話
フェイトとの事を聞いて
クロノがきちんとしてくれるとの事
明日家に戻れるこ

 ひとつだけ約束させられました。
無茶をしないこと、勝手にいなくならないこと
俺は二つ返事で了承しました。
あれ以外で無茶したかなと思ったら
フェイトをかばって雷に打たれたっけ
あれも無茶といえば無茶だよね

フェイトとは一応共犯者ということもあるので会えずじまいだった。
警察機構と軍隊の役割があるのでそれも仕方ないと思った。
まぁ心配していたがこの艦の人たちはみな優しいから良い風に方向言ってくれるものだと信じたい
まぁほんわかしているけれど軍隊と警察をかねているのにね
本当にゆるいけれど・・・

俺達は次の日帰る事になった。



 

 

名前を呼んで

 とうとうアースラの生活が終わりの日が来た
全員転送ポートへとやって来た。
いっても現地に帰る
俺、なのは、ユーノ
アースラスタッフでは
リンディ、クロノ 
モニターでエイミィがいるのだけど
やはり残念ながらフェイトはダメらしい
なのはは残念がってはいたのだけど致し方ないと思う

 それからしばらくの間、
皆で談笑していたが、
そろそろ俺、なのは、ユーノが地球へと戻る時間となったため、
三人は転送ポートへと移動した。

「なのは、そろそろ帰ろうか、」
「あ、うん。そうだね」

 俺の言葉に、なのははハッとするが、すぐに俺へ言葉を返した。

 リンディは、転送の準備をしているエイミィの方を向く。

「エイミィ、準備はできたかしら?」
「はいはい、いつでも大丈夫ですよ~」
「ありがと。じゃあ、なのはさん、綾さん、ユーノくん」

「「ありがとうございました。」」
なのはとユーノが行った後に

「結局お世話になったのは私のほうなのかな
最初のご無礼失礼しました。
そして今回ありがとうございました。」

 
「フェイトの処遇は決まり次第連絡する。大丈夫、決して悪いようにはしない」

「うん、ありがとう、クロノくん」

「ユーノ君も帰りたくなったら連絡してね? 
ゲートを使わせてあげる」

「はい、ありがとうございます」

 いつものように話すクロノになのはは笑みで答え、ユーノもリンディの言葉にお礼を述べた。

「じゃあ、そろそろいいかな?」

 エイミィの言葉になのはとユーノは、
「は~い!」と元気よく返事をし、
俺はいつでも良いという顔をしてモニターに顔を映した。

「それじゃあ」
「うんっ! またね、クロノくん、リンディさん、エイミィさん!」

 笑顔で別れの挨拶をするなのはに、三人も手を振って答える。
三人の姿は転送ポートから消えていた。


 そして、俺達が自宅へと戻った数日後
俺はここ数日家にいなかったので出来る親孝行をしていた。
洗濯を手伝ったり、料理を手伝ったり、ティアの手入れをしたりと
まぁ、ありきたりだが幸せの日々をすごしていた。
そんな通常の日を過ごしていた早朝、綾の家のインターホンが鳴り響いた。


 玄関へと急いだ。
こんな朝早くいったい誰だろう
まぁ新聞を取りに行くついでに行くか
「お母さん、私が出るね」

 そして、扉を開けるとそこには、

「はぁ、はぁ、おはよう綾ちゃん」
「おはようあやさん」

 走ってきたのか、肩で息をしているなのはがそこにいた。
その肩には、定着しつつあるフェレット姿となっているユーノが乗った

「おはよう、二人とも。
どうしたの、こんな朝早くから。
学校のお誘いにしては早いよね」

「あ、あのねっ! 実は朝、クロノ君たちから連絡があって」

 慌てたようになのはが綾へと事情を話し始めた。 
内容は、クロノからフェイトの本局への移動と
その後の事情聴取や裁判などの細かなことが決まったこと。
今から少しだけの時間だが、フェイトと会うことが出来るということだった。

「わたしに会いたいって言ってくれてるんだってっ! 
それに、綾ちゃんにも会いたいって」

「ありがとう。伝えてくれて」

「うんっ! だから、綾ちゃんも早く行こう!」

「わかったわ。準備をするから少しだけ待ってて」

「うんっ!」

「お母さん、この間お話した友達が今朝かえるから今から見送りに行ってくるね」

「気をつけて行ってらっしゃい」

「は~い」

 こうして、三人はフェイトとの待ち合わせ場所へと急いだ。

 俺、なのは、ユーノの三人が待ち合わせ場所である海鳴公園に着くと、
先に来ていたフェイト、アルフ、クロノの三人の姿が見えた。

「後で私も行くからまずなのはから行って、話を聞いてきたら」

「うん」

 俺の言葉を聞くと、元気よく返事をすると、フェイトの方へと駆けて行った。
 
「フェイトちゃ~ん!」

 なのははユーノを肩に乗せたまま、
フェイトたちのいる方へと駆け寄った。
クロノはなのはが来たことを確認すると、

「あまり時間はないんだが、話をするといい。僕らは近くにいるから」
「うんっ! ありがとう!」
「ありがとう」

 クロノの言葉になのはとフェイトがお礼を言うと、
俺、クロノ、アルフ、ユーノの4人はなのはたちから離れていった。

 4人が離れていくのを確認すると、
なのはとフェイトは顔を見合わせ、少し気恥ずかしそうに微笑みあった。

「えへへ、何か変だね。フェイトちゃんとたくさんお話したかったのに、
フェイトちゃんの顔見たら忘れちゃった」

「わたしは……そうだね、わたしも上手く言葉にできない」

 お互いの言葉に、二人そろって苦笑する。
そして、フェイトは少しだけ息を吸うと、話を始めた。

「……嬉しかった、わたしと、まっすぐ向き合ってくれて」

「うんっ! 友達になれたらいいなって、思ったから。
でも、今日はこれから出掛けちゃうんだよね……?」

「……そうだね、少し長い旅になる」

 分かり合えたのも束の間、
お互いに別れが近いことから、自然と二人の表情は暗くなっていった。
だが、なのはが静かに口を開いた。

「また、会えるんだよね?」

「うん。少し悲しいけど、やっとほんとの自分を始められるから。君に来てもらったのは、返事をするため」

「えっ?」

「君が言ってくれた言葉、友達になりたいって。わたしに出来るなら、わたしでいいならって。
・・・だけどわたし、どうしたらいいかわからない。
どうしたら友達になれるのか、教えてほしい」

 フェイトの言葉に、なのはは少しだけ驚いた表情となったが、
それはすぐに笑顔へと変わった。

「簡単だよ・・・友達になるの、すごく簡単」

 キョトンとするフェイトに笑みを浮かべながら、なのはは告げる。

「名前を呼んで」

 なのはの言葉に、フェイトは目を大きく見開いた。

「始めはそれだけでいいの。君とかあなたとか、
そういうのじゃなくて、ちゃんと相手の目を見て、
はっきり名前を呼ぶの。わたし、高町なのは、なのはだよ」

「・・・なの、は」

「うんっ! そう!」

「・・・なのは」

「うんっ! うんっ!」

「なのは」

「っ! うんっ! うんっ!」

 なのはは我慢できなくなったのか、
瞳に涙を溜めながら、フェイトの手を優しく握った。

「・・・ありがとう、なのは」

「っ!」

「君の手は温かいね、なのは」

 フェイトの言葉に、なのはは堪えきれず涙を流した。
なのはは涙を袖で拭いながら、フェイトの方を見ると、
フェイトも同じように、その目に涙を浮かべていた。

「少しわかったことがある。友達が泣いていると、同じように自分も悲しいんだ。」

「フェイトちゃんっ!」

 なのははフェイトへと抱きつき、さらに涙を流し始めた。
そんなはのはを、フェイトは優しく抱きしめる。

「ありがとう、なのは。今は離れ離れになってしまうけど、
きっとまた会えるそうしたら、また君の名前を、呼んでもいい?」

「うんっ! うんっ!」

「寂しくなったら、きっとなのはの名前を呼ぶから、
だから、なのはもわたしの名前を呼んで
なのはに困ったことがあれば、今度はわたしが助けるから」

 フェイトが優しい言葉でそう話すと、
なのはは涙を流しながらも、「うんっ! うんっ!」と、
何度も頷きながら、涙を流していた。
二人が抱き合っている姿を俺は少し離れた場所から涙をためながら見つめていた。

 凄い感動シーンだね
こんな姿見せたくないしね
本当に何かの青春映画になるぐらいだ

 時間なのかクロノが二人に近づいているのを視界に捉えたため、
俺も同じようにフェイトたちの方へと歩みを進めた。
 
「話は済んだ?」

「うん」

「そう、よかったねなのは」

なのはの言葉に俺は返し、そのままフェイトへと視線を向ける。

「えっと・・・あの時はありがとう」

「どれの事いっているかわからないけどどういたしまして」

「落雷から守ってくれたこととか病室のこと」

「私がやりたかったことだから気にしないで」

「もぅ綾ちゃん素直に受け取らないと」

「君とも友達になりたいんだ、私はフェイトだよ」

「私は綾、南條綾だよフェイトこちらこそよろしくね。」

「うん綾よろしく」

「また会えるのを楽しみにしてる」

「うん」

「時間だ、そろそろいいか?」

「あ、うん」

 クロノが僅かにバツが悪そうな表情となりながらも、
そう言葉を口にしながら割り込んできた。
フェイトが少しだけ悲しそうな表情をしたことも相まったのか、
申し訳なさそうな表情であったが、KYかもしれないが
これだけの時間を取ってくれたクロノを責めることはできないだろうと、普通では出来ない処遇だし。
そんな雰囲気の中、なのはが叫ぶように声を上げた。

「フェイトちゃんっ!」

「……?」

 大きな声で自分の名前を呼ばれたことに少しだけ驚きながら、
フェイトがなのはへと視線を向けると、
なのはが自信の髪を結んでいたピンクの二つのリボンを外し、
フェイトへと差し出してきた。

「思い出にできるもの、こんなのしかないんだけど」

 なのはが申し訳なさそうに言葉を口にするが、
フェイトは微笑を浮かべながら、

「じゃあ、わたしも」

 同じように自身の髪を結んでいた、
なのはとは対照的な黒色のリボンをなのはへと差し出した。
二人はお互いのリボンを大事な宝物のように受け取った。

「ありがとう、なのは」

「うん、フェイトちゃん」

「きっと、また」

「うん――きっと、また」

「綾もまたね」

「今度はたくさんお話とかしよう。いい旅路を」

「二人とまた」

「「うん」」

 3人が名残惜しそうに距離を取ると、
なのははアルフとクロノにも別れの挨拶を口にする。

「アルフさんも、また」

「ああ、ありがとうね、なのは」

「それじゃあ、僕も」

「クロノくんも、またね」

「ああ」

 皆の挨拶が終えると、
転送用の魔法陣がフェイト、アルフ、クロノの足下に展開された。
俺はクロノへと声を掛ける。

「クロノ、フェイトの裁判などお願いね」

「最善を尽くす」

「うん、リンディさんやエイミィさんにもよろしくお世話になりました。」


 そして、魔法陣の光がいっそう強くなってきた。
もう間もなく、三人の姿がこの場から消えてしまう。

「またね、クロノくんっ! アルフさんっ! フェイトちゃんっ!」

 なのはは三人に向かって叫び、それにフェイトは手を振ることで答えた。
俺は何も言わず手を上げた
その瞬間空には一輪の炎の花が咲いた
そう俺は花火を上げた。

「私にはフェイトに何も渡すことは出来ないけれど、
新しく始めるフェイトに希望と前に進めるようにこれをプレゼントまた」

 魔法陣がさらに光り輝いていった。
そして、光が消えたその場所から三人の姿は消えていた。
しばらくの間、なのははフェイトたちがいなくなった場所を見つめ、

「綾ちゃん、帰ろ!」
「ええ」

なのは俺の手を引き、二人で手をつないで家路に着いた

「ねぇ綾ちゃんあれも魔法?」

「なのははプレゼント渡したから
私も何か出来るかなって思ってやったの
ティアに聴いたら出来そううだったから」

「少しだけ近所迷惑だったかもしれませんが
皆さんの思い出に残るのではと思い構築しました。」

「ありがとティア」

「綾ちゃん、ティアありがとう^^」

「お二人に喜ばれて私もうれしいです」

 その後は急いで学校の準備とか忙しかったけれど
後味がよかったので凄く楽しい一日だった

 この一連の事件は、
首謀者であったプレシア・テスタロッサの名を冠し、
"PT事件"と呼ばれることとなる。
 

 

悪夢

 俺の今の姿は,マントはぼろぼろ、服も所ところ破れていて
戦闘中ならまぁありえるかもしれないがほぼあらわな姿になっていた。
 
 それどころか今の俺の姿は
左足が無く、右肩はえぐれ陥没し。
骨折多数、火傷で皮膚が焼け爛れていて
左目もなぜか見えない.

 地獄から来た囚人か、悪鬼羅刹のような姿で入る。
相手の攻撃を回避してのカウンター
魔神剣 転独楽(まろびごま)で攻撃をして
そのときに知ってしまった
人を殺すかもしれない恐怖
切った感触
血なまぐさいにおい
殺さなければ自分が死ぬかもしれない恐怖
そして刺され
無我夢中で出した攻撃
死にたくない自分・・・・


「ちゃん・・・綾ちゃん」

「うわぁああああああああああああああああああああああああああああ」

「きゃっ」

「こ・・・こ・・・は」

「大丈夫?」

「な・・の・・・は」

「なのはだよ綾ちゃん。 大丈夫うなされていたけれど」

「う・・・うん。ごめんね」

「ううん 怖い夢」

「小学生にもなって怖い夢見て大声出しちゃった」

 俺はごまかすように言ってみた。

 ふわっ

「怖いならこうしてあげる」

 なのはは俺を真正面から抱きしめてくれた
それは暖かくなんとも懐かしい感じがして落ち着く

「恥ずかしいよ」

「手をつないで寝てあげる。そうしたらきっと怖い夢を見なくなるから」

「ありがとうなのは」

「友達だもん」

 恥ずかしいけれど、女の子は凄いと思うのはこういう時だとこの年になって気づいたことだ
落ち着かせる。
あやす
包み込む力
これらはなかなか男性には難しい能力だと思う
もしかしたらそれは古い考えかもしれないが
今の母親にしろなのはにしろ
無意識でこのように安心を与えてくれる
不思議な存在。

 ここ最近同じ夢を見る
たいてい同じシーンで
大声を出し
母親に慰めてもらうのがパターンしている。

 なんて弱いんだろう
そして今日はなのはの家でのお泊り
一緒のベッドでの睡眠
この年齢なら当たり前なのかなと思いつつ
何度目かのお泊り

「綾ちゃん眠れないの?」

「なのはが手をつないでくれているから安心して眠れそうだよありがとう。」

「うん」

 なのはと手をつなぎ睡眠中になるはずが無く、狸寝入りをしてなのはがぐっすり寝るのを確認
今までだって人を傷つけたたことはある。
生前だって格闘技をしていたのだから
殴るけるなど日常茶飯事だった
今世でも
男達の指を切ったり
自動人形を壊したり
オリ主を倒したりして
傷をつけてきたはず
なぜ今回はこんなに戸惑う
朝になったら聞いてみよう
幸い、なのはの家に泊まったときは、
剣術の稽古をしてもらえるのだからそのときに聴こう


 まだ日も上がっていないうちからベッドから起き上がり、
なのはに布団をかけてあげ道場のほうに俺は向かった。

 きっとまだ
士郎さん達は帰ってきていないだろう
道場に入る前に一礼をして入る
そして、服装に着替え
俺用の刃を落とした剣を持ち練習
練習だと思うと素直に体が動く
きっといつかあの夢も見なくなることだろうと思い
体を動かしている
無我無心に動いていて
一段楽した瞬間
道場の扉が開いた。

「おじゃまして・・います」

「なにかあったのかね」

 士郎さんが言ってきた

「いえ」

 俺は隠すように答えた

「呼吸を整えなさい」

「はい」

「恭也」

「はい」

「相手をしてあげなさい」

「だが・・・」

 恭也さんもなんとなく察しているのか言葉を濁していた

「どうしたの」

 状況がわからない美由希さんが声をかけてくれた。
多分士郎さんは俺が何かを悩んでいることに気づいている
だからいつもは美由希さんが相手をしてくれているが今日は恭也さん。
普通に考えたらLVアップと考えたいけれどきっと違う。

「始め」

「っ・・・ぐっ」

 空気が重い

「ちょ・ちょっと恭ちゃん」

「かまわん」

「行くぞ!」

 な・・苦しい
ここから逃げ出したい
前にいる人が怖い

 死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ

俺は頭に死というものしか
頭に残らなかった

「うぁあああああああああああああああああああああああああああああああ」

 来たのを回避
体が重い
デモ死にたくない
反対に体は正直なもので死なないように体が動いていた。
俺はでたらめに木刀を振っていた
その瞬間、体に衝撃が走った。

「落ちろ」

 抜刀術からの左右同時の4連撃
御神流奥義の一つ
薙旋(なぎつむじ)を食らってしまったようだ

「綾ちゃ~ん」

 なのはの声を聞いて気絶は回避できた様子

「な・・・の・・・は」

 気絶までは行かなかったが凄い衝撃だった。
身体強化をしていなかったらやばかったと思う
俺はその場でしゃがんでいる

「おと~さん」

「なのは、外に出ていなさい」

「で・・・でも」

「なのは」

 士郎さんがなのはを注意をしているのは始めてみるかもしれない

「ほら、なのは」

「おね~ちゃん」

 美由希はなのはをつれて家のほうに向かった。

「すみません」

「手荒なことをしてすまなかったね」

「大丈夫だったか」

 恭也さんは凄く心配したように行って着てくれた

「大丈夫ですといえばいいのですが何がおきたのかわかりませんでした。
士郎さん、恭也さん申し訳ありませんでした。」
 
「何があったが教えてくれて良いかな」

 3人はその場で座り俺は2人に伝えれることを伝えた
言えない事もあるので変えながらの話し
暴漢に襲われそれを退治したときに
誤って殺人を犯すところだったこと
そしてそれを理解した瞬間
恐怖をしたこと
身体は死を認めなくて動き撃退はしたけれど
その時のことや恐怖が怖いこと
殺すかもしれない恐怖
力を持っているそれを使うということは
自分も殺されても仕方ないということがいまさらながらにわかった恐怖
それが睡眠時に悪夢としていること
練習なら大丈夫で訓練をすれば大丈夫かもと思っていたのだけど
恭也さんのあの殺気をもらった時に自分の死を想像
今言えることの想いを二人に話した。
語った瞬間
涙がぽろぽろでてきてしまった。

「私は恭也と違って綾くんがどれほどの力を持っているのかはここでしかわからないが、
見たところ武術家としては高いと思う。
では君はその力をどうしたいのか?」

「・・・・」

「その答えを出さない限り、君はその力を使うべきではないと思う」

「そんなわけには・・・」

「この平和な時代に君の力は必要かね」

士郎さんは優しく伝えてくれている。

「不安な気持ちで力を使うと綾ちゃんだけではなくて、周囲にいる人たちも不幸になる」

恭也さんが愛情こめて伝えてくれているのがわかる。

「なら人を殺すのを平気になれば良いというのですか?
私の力は簡単に人を殺せる力があります。」 

「だからこそ私たちは、何の為に力を使うのかを自分の心に問わないといけない」

「・・・」

「その力を捨てることは出来ないか?
その為に、・・・平穏な日常に忍び寄る悪意という影から、
そんな日常を守るために俺たちは刃を振るっているのだから。」

「きっと逃れられません。
この力があることは意味があると思います」

「今の綾くんには使わせたくないかな」

「で・でも」

「今日一日考えなさい。
僕たちは綾くんの力を否定しているわけではないのだよ。
それを言ったらこの平和な日本で暗殺剣を収めているのもだめな事になるからね。」

俺は素直に聞いていた。

「1つは覚悟。
もうひとつは何のためにその力を使うのかということ
そうすれば力を暴走しないと思う
後は君が答えを出すしかないから、
それまではここの入室は禁止にするよ」

「・・・はい」

「では綾ちゃん戻ろう」

「はい」

 俺は恭也さんに肩を支えながら家の中に入った。
なのはに心配されたが
頭をなでて「大丈夫」
ご飯を食べて
家に帰宅
母親になんだか気分が悪いからといって学校をお休み
今日言われたことについて考えてみることにした。
 

 

河川敷

 部屋で考えていてもろくな考えがわかないので
ダミーを残して
こういうときは
川辺に移動して河川敷で横になりながら横になっていた。

「不良娘」

 下のほうから声が聞こえて来たのでそちらを見たら
恭也さんがいた

「恭也さんのエッチ」

今の俺のスタイルはズボンスタイルだけどとりあえずそう言ってみた。

「女の子を下から見るのはダメなんですよ」

「そうなのかすまない」

「恭也さん学校は?」

「それを言うなら俺のほうだろう
俺は大学生だからな
今日は授業が入ってないんだ」

「はぁ~良いですね。
それでどうしたんですか?」

「その台詞も俺のほうだと思うのだが」

「それもそうですね、もしよかったらお隣どうぞ
結構気持ち良いんですよ」

 俺は隣を手で払いながら恭也さんを誘った。

「ではお邪魔しよう」

 河川敷で横になる青年と幼女
絵になるのかならないのか不思議な感覚

「今朝のことを悩んでいるのか?」

「そうですね」

 ん~っどこから話すか

「今朝、恭也さんはこの力を捨てることは出来ないのかといいましたよね?」

「そうだな、この平和な日本では基本必要ないだろ」

「確かにそうですね!
でも基本私トラブル体質みたいで、トラブルにあっちゃうんですよ
実際に恭也さんと会ったのも鉄火場でしたしね」

「・・・」

「戦うのは怖くは無いんです。
小さい時からムエタイをしていましたし、
結構な頻度で大小ありますけれどトラブルに巻き込まれたりしていましたから
それにそれを乗り越えれるギフトもありますから
でも先日の一件で私には人を殺せる力があることに
改めておどろいたのと恐怖が出てきたら・・・
動けなくなって、あの感触・・・
凄く気持ち悪いと思ってしまったんです」

「ふむ・・・参考になるかわからないが、以前訓練受けたときに聴いた言葉を送ろう」

俺は恭也さんのほうを向きながらじっくり聞き逃さないように聴いた。

「俺達は・・・「盾」なんだから・・・
立ち向かうのが課せられた命だ
全てを守る為に・・・・・・
どんな風が吹いても・・・・・・
後退はしない・・・・・・
己が唯一持つ「魂」のみで立ち向かう!
ゆるぎない・・・不変の盾にならねばならない・・・・・・
これが彼が俺に教えてくれた
守護するものの気持ちらしい」

少し遠い目で恭也さんは語ってくれた

「でも・・力ない人が暴力に負けないようにその人の夢を守れるように、
父さんや俺は・・・そんな人たちを守るのが・・・仕事で、なによりやりたいことだから・・・
そしておれはどんな人種で、どんな願いを持っていようとも。
俺が守っている相手に、危険をもたらすなら、
…………おれの前に立つのなら。
だれであろうと、ブった切る。
それが信念かな」

「結局は護ることなんですね」

「そうだな!」

「まだわかりませんね。ただ大切な人を護りたいと思います。
それを言った人にも機会があればお会いしたいですね」

「その言葉は覚えているんだが・・・
不思議な事に誰に教わったかは覚えていないんだよな
まぁ最後にひとつ。
恐怖を感じても良いんだよ
俺はそろそろ行くよ」

「ありがとうございました。」

 悩みは解消されていないが聴くことで何かが
わかりかけていたがまだそれがはっきりしていない


[ティア結構これ深いかも?]

[もしどうしてもというのなら恐怖心を消す方法もありますが?]

[それはやってはいけないことだと思う。
きっとそれは本当の意味で兵器になってしまうから
でも心配してくれてありがとう]

[綾様、無理はしないでください]

[了解]

[綾様のそれは信じられませんが信じたいと思います]

[前科があるから仕方ないか・・・・]

歩いていたら看板を見つけた

”この先廃墟。行き止まり”と書いてある看板がある
この手のものは、ガキのときは秘密基地にしやすいんだよね
その廃墟にバンが止まっており
女の子を肩で背負っているおっさんが入っていった。

「ティアやはり呪われているかも
トラブルが向こうからやってくる。
ほっているわけにも行かないしな」

あれ少女か幼女かわからないけれど監禁って言うやつか・・・

[綾様ゆうちょな事言っている暇はありません]

「なぜ?」

「なのは様です」

「なに!!」

 俺は即効で廃墟の場所に向かった。
っていうか
なのはにしろすずかにしろ、アリサにしろ
この町の美少女はつかまりたい願望あるんじゃないの 

 

廃工場


 俺は即効で廃工場の場所に向かった。
っていうか
なのはにしろすずかにしろ、アリサにしろ
つかまりたい願望あるんじゃないの

なのはを拉致るなんて人をやめたいみたいだな。


[すずか・・・すずか]

 俺は誰に連絡をしようか悩んだ結果
すずかに決めた。
ユーノがみんなと面識があれば良いのだが・・・
すずかは夜の一族でミッドとは違う純粋な魔力もあるのは俺自身感じていたのでこれで連絡が取れるはずと思った。
数度の呼びかけでやっと返事が返ってきた。
[もしかして綾ちゃん?]

[お願い事があって]

[なに?]

[恭也さんか士郎さんに連絡を取ってほしい]

[恭也さんなら今お姉ちゃんと家にいるよ]

[なのはが監禁された]

[なのはちゃんが・・・]

[今から私が助けに行くから応援をお願いしたいって事]

[う・・・うん、大丈夫なの?]

[・・・私だよ。安心して]

 実際には少しだけ不安があるけれどすずかに心配かけるわけにもいかないので、
出来る限り安心できる口調で言ったつもりだった。

[場所は町はずれの廃工場で~~~]

[うん、その場所ならわかるよ、すぐに伝えるから、綾ちゃんも無理はしないでね]

[了解]

[なのはちゃんをお願い]

[された、後よろしく]

「うん」

 俺は、走りながら念波をすずかに送り会話をが終わるころには目的地に着いた。
さて久しぶりの盗賊技能で足音を消して、飛翔呪文で2階の開いている窓から侵入


「いやあッ!!止めてぇッ!!離してぇえッ!!」

なのはの声だ!

「へへッ!!ジタバタしたって助けなんか来ねよ」

男性の声が聞こえる

「一回お嬢様を取りたかったんだよな」

また違う男性がが下種なことを言い放った

 俺は鋼雷破弾(アンセム)を放ち窓を壊すながらなのはの前に降り立つ。
もちろんティアに頼んで非殺傷設定で
これで倒したはずだ・・・・・
俺は自分の目を疑った

・・・・え?
マジックミサイルがはずした。


「は?かわいい女の子が一人増えたぜ?」
また違う男性がが俺のことをそういっていたら

「何でこんなところにがきが、飛んで火にいる何とかだがな?」
また違う男性がこういう

4人の男が俺たちを囲っていた。
その後ろで一人だけ雰囲気が違う男性がいる

「なのは大丈夫?」

「・・・・」

 いくら魔法に才能があっても
こんなのは恐怖が先に出て声が出ないみたいだ
まず俺は男4人を相手にしていたが身体が震えている。
これは絶対に感じてはいけない感情だ
それは恐怖・・・


「こいつブルってるぜ!」

「こいつも美人だから楽しいことをしましょ」

下卑た笑顔を向けてきた。
鳥肌が立ってくる

「お医者さんごっこか、少しだけ早く大人の階段上がるってか」

「さ・・・先ほどのもの見ていなかったの・・・」

 俺は珍しくどもりながら男性に啖呵ははなった

「お・・・おい・・・もしかしてこいつHGSじゃないか」

4人目の男が気づいたみたいだった

「こいつはそれじゃないけれど、こんなに恐怖を感じていたら多分使えねえよ
それに俺がいるだろうが」

リーダー格の男が言い放った

「少しばかりスリルがあるよねへへ・・・」

 恐怖を切ってもらうか、いいやそれじゃダメだ
なぜこの力を望んだ俺は
興味と夢だとおもったからだ
でも今は幸せな世界を壊す人を倒す力
俺はなのはの手を取り後ろに逃げる

「なのは大丈夫」
「綾ちゃん、怖い」

「ごめん、なのは私に以前みたいに勇気をくれないかな
助けに来たのに情けないことに今は人を傷つけるのが今は怖い
でもなのはを護りたい」

「うん」

 そういって後ろからなのはは抱き着いてきた。
なのはの暖かい体温が俺に勇気を与えてくれそうだった
そしてなのはの諦めない不屈の心が俺に入ってきそうだ

「追いかけっこはそろそろ終りにしようぜ」
「全員で楽しもうぜ」
「このこらこの年から百合っこか」

「俺は盾になるし、剣にもなろう
大切なものを守る為に戦うものは
守るべき人にとって安らぎを与える”盾”であるし
闘う相手にとっては恐れるべき”剣”になる」

「恐怖でおかしくなったか?」

「俺の身内に手を出した付けを払ってもらうぞ
そして俺が絶対無敵の”剣”となりお前達を破壊する!!!」

男たちは短剣を出しこちらを威嚇していた。

「メーノー・シルマン・ゲイオ・ブ・バビロン
(銀嶺より来たりてバビロンへ帰れ)」

 俺は力ある言葉を発する

『魔弓閃光矢(レイ・ボウ)』

 エネルギーの矢が男達に向かって飛んでいった
古代神ブラック・モウの力を借りた呪文
レイ・ボウ
それは普段使っているアンセムの50倍以上の破壊力を持っている
普通の人間でもアンセムだけで致死量だが
それの50倍の威力
非殺傷でなければ必ず殺してしまう呪文であった

「手前ら俺の後ろにきやがれ」

 リーダー格の男性が数歩男たちの前に進み後ろに行けと号令をかけた。
今まさに男たちにエネルギーの矢が当たりそうになった瞬間
俺の呪文がかき消された。

「アンセム、レイ・ボウ、ふ~んBASTARDか、貴様の能力は」

「ま・・・まさか」

「あぁそのまさかさ、俺もお前と同類だ」

「あ、綾ちゃんを一緒にしないでください」

「結構好かれてるじゃねえか、高町なのはによ、」

爆裂(ダムド)

 またしてもこの男に当たる瞬間に呪文がかき消された

「まさか、絶対魔法防御(アンチ・マジック・シェル)」

「呪文だけじゃないがなわかっただろうが貴様は俺に絶対に勝てないんだよ」

「呪文が効かないのなら」

 俺は自分の愛刀の夕姫を呼び出し
遠くからだが一刀両断を放した瞬間
剣先からソニックブームを発生さして相手に向かっていった

「真・魔人(神)剣」

 またしても相手に当たる瞬間にかき消された。

「ば・・・ばかな・・・」

 後ろからなのはが俺の服をギュッと持っているのが分かる。

「手前ら、俺がいいというまで前に出るなよ」

「出ませんって、この嬢ちゃんめっちゃヤバそうだし」

「他の漫画やアニメ、ゲームの技があるのならやってみな」

「そう言うってことは・・・」

俺は相手に聞いてみたら案の定

「俺には効かねえよ」

 俺はなのはの方を向いてなのはの顔を見る
不安そうな顔で俺を見ている

「何不安そうな顔をしているのなのは」
「で、でも」
「大丈夫だよ」
俺はなのはの顔を持ち抱きしめてからなのはを離した。

 そしてなのはの周囲にBASTARD呪文ではなく俺がこちらに来て研究した。
結界をなのはの周囲に放った。

 後ろを向いているのを良いことに、部下の男たちが俺に向かって飛び込んできたのでそれをサイドにかわし蹴り上げ、少し浮いたところで拳に雷の力を乗せてパンチを繰り出した。

「牙狼獄雷破」

 相手は男たちの方に感電しながらぶっ飛んでいった。

「ちっだから言っただろうが俺がいいというまで手を出すなって」

「あぁ悪かった」

「部下には通じるみたいだな」

「そりゃあな、ただの人だからなぁ」

 奴がどんな動力者かわからない上にまだ恐怖を感じる。

 俺はこの世界に来て初めて勝ち目が低い戦いに身を乗り出した。
 

 

敗北・・・そして

「まさかまだ居たとはなぁ」

「例え貴様が琰魔焦熱地獄を放とうがDBの悟空のかめはめ波を撃とうが俺には届かねえよ」

 いくつか考えれる現象はある
多分これが正解だと思える。
俺は多重のフェイントをしながら相手の出方を誘い出す。
奴が攻撃をし、当たる瞬間を見定めてかわし、渾身の炎をまとった拳によるストレートを放った。

 絶対防御
誰もが欲しいと思える能力かもしれないが大概この手の技や呪文は欠点がある
これをしている限りこちらも何もできないとか
DQのアストロンや暗殺教室の殺先生がこのタイプ
BASTARDのΩアビゲイル一世はむき出しになった顔や攻撃を離したときに最大の隙が出来
いかなる呪文や技も効かないとあったがその瞬間だけ攻撃が通った事
前者は形態が解けるまで待たないといけないこと
やはりこれとは違うがDQダイの大冒険の魔王バーンの凍れる時間の秘法もはいる
大概の絶対魔法防御呪文もあいての魔法が効かない代わりに自分も呪文が使えなくなるいう制限が着くのがこの手の弱点ともいえる

 相手が攻撃をしてきたからカウンターで相手を倒すために繰り出したのが、アークエネミーという打撃呪文を相手にはなった。

 その瞬間信じられないことに俺の炎が消えスピードも並みになりただのパンチと化した俺の攻撃をあえて食らい、そのまま腕を持たれて下に投げ落とされた。

「ぐっ・・・はぁ」

 俺は立ち上がろうとした瞬間に髪を持たれて右の裏拳を食らい殴り落とされた

「同僚のよしみだ。なのはを渡せば痛い目を見ずに済むぜ」
「なにが・・・同僚だ・・・」

 俺は無我夢中になりパンチを繰り出したのだが、今回はスピードも落ちず
威力もそのままのような感じが出て相手も驚いたかのような表情になったのだがそれをかわされ腹を蹴られてその場に座り込んだ。

 普段から体強化の呪文をかけているにもかかわらず
それさえも解除していき年相応の肉体では意識を離しそうになっていった。
俺の心が折れていくのが分かる
俺は気になる女の子も守れずに倒れるというのか・・・


「綾起きろ」

「あ、あれ、おやっさん」

 白い上下のスーツに白い帽子の白づくめで俺の目の前に立っている男性がいる。
おやっさんこと鳴海壮吉探偵
この町の隣の都市風都の探偵をしていて俺の記憶が戻ったきっかけの事件の時の命の恩人

「おやっさんが助けてくれたの」

「いや、まだ終わってない」

「でも、このまま起きても・・・」

「なら、諦めるのか?綾」

「奴には私の能力が・・・」

「だから諦めるのか?それもいいだろう」

「おやっさん」

「諦めるやつに何も残るものは無い。その後何が起きても後悔はするな
お前には次何が起きるかぐらい予想はついているんだろう」

「私やなのはは、助けが間に合わなければ凌辱される」

「本当にそれでいいのか?」

「嫌だ、でも今の私は怖い・・・」

「何に対しての恐怖だ」

「私は人を殺す力があるそれをどんな相手でも実行するのが怖い」

「俺だって怖いさ、だが力を持ったのなら何のためにその力を持ったのか、それを知りその恐怖を受け入れないといけないときは来る。それが今ってことだ」

「もしそれを乗り越えれないのならそのまま寝ているがいい。次に起きたらすべてが終わって日常生活が待っている。苦しいが前に進みたいのならその恐怖も自分の力も受け入れろ。
綾お前ならきっとできると信じているし、泣いている女の子を泣かせたままにしないと俺は信じている。なにせお前は俺の弟子なんだから」

「う、うん。初めてだね。弟子って言ってくれたの」

「どうする?」

「私は前に進む道を選ぶよ。そして心配して来てくれたおやっさんにありがとう」

「そうか、奴を破るきっかけはお前は知っている」

「え?」

「お前の攻撃の違いを思い出せ。そろそろ時間だ。頑張れ」

 おやっさんが俺の目の前からいなくなりそして意識が回復した。
 

 

答え

 俺が意識を覚醒した瞬間
目の前に結界がなくなったなのはに今まさに男が近寄ってきていた。

「お父さん・・・お兄ちゃん・・・あ・・・や・・・ちゃん」

 なのはは半ベソをかきながらうずくまっていた。

 俺は無我夢中になって先ほどの技
アークエネミーと距離があったので戦士系の突進の突き技、牙追(がつい)を使いなのはに襲い掛かろうとしていた男性に向かっていった。
そして奇妙な現象が起きた。
炎は消えたのだが牙追の威力はそのままだった。
男を吹き飛ばしたのと同時になのはを抱きしめる

「きゃ~」

 なのはは今の事を見ていなかったので襲い掛かる男性と間違えた用だったのだが耳元だったので結構効いた。

「なのは恐怖の悲鳴はひどいよ」
「あ、綾ちゃん?」
「綾ちゃんだよ」

 また襲い掛かってくる奴を魔法使い呪文の一つ普通のマジックミサイルを相手にぶつけた
相手はそれにぶつかり気絶をしたみたいだった。

「これ以上俺の女に手を出すんじゃねぇ」

「はにゃ・・・あ・・綾ちゃん」

「か・・・神代さん」

 男たちは転生者と思われる男性に助けを求めてやがる

「後ろに下がってなぁ」

 神代と呼ばれた男性は取り巻き達を後ろにひかせた

「なのは怖い思いをさせてごめんね」

「う・・・ううん」

 まぁ戸惑うわなぁ
行き成り俺の女呼ばわりされたら

「今度は大丈夫だから、信じてくれるかな」

「私は綾ちゃんを信じなかったことは無いよ」

「ありがとう。もう一度だけ抱きしめても良い?」

「う・・・うん」

 俺は隙を見せずになのはを抱きしめた。
いつも勇気をくれて体の奥がポカポカしてくるこの子を守りたい
俺は街を泣かせる物を退治する事は出来ないかもしれないが
俺の両手に触れられる人たちを泣かせる物から守ることはできるのかもしれない。
俺はこの時に決めていたのかもしれない。

 神代と呼ばれた男たちの後ろに隠れていた男の一人は好機と見たのだろう。
俺達に向かっているのを感じる。
俺は男たちに背を向けているし、なのはは俺に抱き付かれていて向こう側が見えないから仕方ないのかもしれないのだが


「はっ」

 俺はなのはを少し離してからしゃがみ込み行動に移した。
俺は近づいてくる男を逆サマーソルトキックをかましてやった。
俺の頭が地面に向いている時に相手を見定めてからの魔法の矢を放った。
逆サマーでK・Oさせる自信はあったのだが無粋な真似をしたつけをしないとね

「流石拉致監禁レイプ魔だけあって全く無粋な真似を」

 俺はもう一度なのはの方を愛おしく見てから結界を張りなおす。

「なのは」

「なに綾ちゃん」

「帰ったら桃子さんのシュー一緒に食べたいね」

「うん」

「チョット終わらしてくるよ」

「無理しないでね」

「言葉が違うよ」

「頑張って、そして勝ってね」

「もちろん」

「お別れは済んだのか」

「さぁお前の罪を数えろ」

 俺は神代達に向かって左手の人差し指で相手を指さしながらそう言った。

「新しい人生を楽しんで何が悪い」

 奴からの攻撃が初めて来たのだが、先ほどと違い以前と同じように体が動くのが分かる

「楽しむのが悪いとは言ってない」

「お前は思わなかったか、物語の主要人物は、そこのなのはも私は普通の小学生っていうけれど、
家柄、ルックスが良いのはもう企画が違うだろうとそんな奴がご都合主義で良い思いばっかりしやがる」

「そんなの当り前だろうが、そうしないとフィクションでは話にならないし、誰も見ないでしょうが」

「だから奴らの屈辱の顔を見るのが最高なんだよ。自分に惚れさせるっていうのもあったけれどそんな作り物なんて御免だ、
奴らの本当の屈辱、絶望の顔はまた一段と言い」

「屑が・・・」

「転生者をやるのも面白かったぜ、お前は少し違うから最後に残そうかと思ったけれど、戦うのなら貴様の心に敗北と絶望を与えてやるぜ」

 奴のパンチを俺は膝を使い頭を動かしてヘッドスリップを使い、ボディアッパーを打ち込む。
神代は信じられない顔でしゃがみながら俺の顔を見てきた。

「いつまでも手前の謎が分からないと思ったのか」

「何?」

「俺の能力は貴様が思っているようにBASTARDだ。それは呪文や技だけじゃない
頭の切れもよくて、感が良すぎるってアビゲイルの野郎が言っていたよな」

「まさか・・・」

「あぁ手前の秘密が分かったぜ
いかな法則であろうと絶対防御っていうのは制約を受ける
例えばいかな特殊能力を効かないようにするとしたらする本人も使用不可になるだろう
例えそれが神であろうとも摂理を変換は出来ないはずだ
きっと奴自身もそんな話をしたんだと思う。
ならどうするか・・・
簡単な話この世に存在する2次元の技、魔法を完全防御にすること」

「・・・」

「お前も疑問を持ったのだろう、なぜここまでダメージを受けたのか、
どう見ても身長から見ても華奢な女なのにってね
まぁそれも簡単な話だ
俺は以前TRPGというゲームが好きでね
魔法とは勉学らしいんだわ
俺はこの世界で数々の呪文、技を研究し
技の会得をしたんだ」

「だがそれも効く筈がないだろうが」

「馬鹿が・・・確かに元のアイデアは2次元かもしれないが俺たちはこのようにして生きていて行動をしている
このリアルは3次元のリアルだ、俺が作成したのはそのリアルな世界で作ったものだ
だから貴様の防御はもう俺には通じない
簡単な話、BASTARDの呪文、技。ミッドの呪文を使用しなければ良いだけなんだから」

「このアマが」

 ここから先は地力の差が出ていた。
俺はなのはの家に泊まったりしたときは士郎さんや恭也さん、美由希さんと一緒に訓練をここ数か月受けていたりして
俺の地力は格段に上がっている
以前の神威の時もそうだが変な力があるやつはそれに溺れて自分自身を磨く事をしないことが多い
魔法は希望の為にあるはずだ、だがらこれから先も研究をしないといけない

 まじめに考えながらのただ今神代に向かっての乱舞タイム
ボディを殴って神代が倒れそうになる瞬間、神代の肩を押し立たせて
また殴る蹴る最期のキメに入る

 俺は少しだけ腰を落とし構えを取り一撃を入れる
神代に当たる瞬間俺の腕が掴みこまれた。

 その掴まれた方向を見るとそこには恭也さんがいた。
その時ドサっという音が聞こえた。
神代が前のめりで倒れた音だ。

神代の部下たちは後から入った士郎さん達に無事に捕獲された。


 
 





 

 

解答

「恭也さん・・・?」

「これ以上は相手を殺してしまう」

 俺の全気力、全ての力を一気に出し切る正拳技「覇王拳」を発射している時に腕を捕まえるとは・・・

「こんなふざけたことが出来ないように、自分の事を思い出したら恐怖をするようにしたかったんですけれど」

「それでもやりすぎだ」

「仕方ないですね・・・」

 俺はそう言われ、恭也さんと一緒に回れ右をしてなのはの方に向かおうとしたら、神代がこちらに最後の力を振り絞って向かって来たので、

「しつこい」

  後ろ廻し蹴りをしながら、跳躍をしそのまま飛びまわし蹴りでフィニッシュをあごに決め
流石にその場で倒れ落ちた。

「無駄な労力を使わせてくれる」

 恭也さんは構えを解き、やりすぎだという顔をこちらに向けてきたのだが、
俺自身は不可抗力ですってばっていう感じで頭を下げた。

「無茶しすぎだと思うのだが、まずはありがとうな」

「いえ、なのはを救えてよかったです」

 なのはは今士郎さんに抱き付いている。
そんななのはを見ながら救えてよかったって本当に思える
あぁこのことか




「ねぇ探偵のおじさん」
 「おじさんか、確かにな。なんだお嬢ちゃん」

「なぜ危険な目に合うかもしれないのに助けに来てくれたの」

「助けた時のお嬢ちゃんの笑顔が俺にはうれしくてな」

「怖くないの?」

「おじさんも怖いと思う。だがそれよりもこの町を泣かす奴がいるのは耐えられないし
お嬢ちゃんみたいに笑顔を取り戻せたのなら俺には最高にうれしくてな
怖いのなんてどこかに行ってしまうんだ。」

「私もおじさんみたいになれるかな」

「あぁなれるさ。無理をする必要はないからな」

「うん」



「恭也さん、私わかりました。」

「なにをだ」

「私はこの力を使います」

「だが・・・」

「恐怖を感じながらも勇気という剣をもち
なのはが私にそれを伝えてくれました。
愛という盾を持ち
護りたい人、悲しませたくない人
私には世界を護ることはできないのかもしれない
でも自分の手が届くのなら理不尽な暴力を防ぐ盾になりたい
そして相手には、
修羅という心の牙を持って
敵を滅ぼす狼になります。
それが私の出した答えです」

「大げさな言い方だが、迷いは晴れたようだな」

「そうですね、一度心が折れかけましたけどね」

「そうか」

「鳴海のおやっさんが激を飛ばしてくれたおかげで思い出しました。」

「父さんには俺から言っておく。また練習に来るといい」

「はい」

「なのはと父さんはあんな状態だからな。改めてありがとうなのはを救ってくれて」

「えぇなのははもう私にとって掛け替えのない人ですから・・・」

「そうか」

「ええ・・・あの子の隣に誰か現れるまで・・・護りますよ・・・」

 俺は最後の方はどんどん小声になって行きそれを言った事を後悔するように自然に涙を流していた。

「大丈夫?」

「あ、・・・はい、どうやら今日は沢山の事がありすぎて、安心したんですかね、なんか涙が出てきました。」

 恭也さんは俺の言葉を聞くのと同時に俺の頭に手を乗せ無言で撫でてくれた
まるでよくやったと言われているみたいにちょっとだけ嬉しいのと、恥ずかしい気持ちになっていた。

 安心して気が抜いていたのか行き成りの衝撃を感じ少し倒れそうになったのだが、恭也さんが背中を支えてくれたから何とか倒れずに済んだ。

「綾ちゃんありがとう、あと大丈夫」

「え、えとなのは」

 どうやら前から来たのは本日の囚われのお姫様のなのはだった。

「大丈夫って聞きたいのは私の方で、沢山の勇気と信じてくれてありがとう
なのはが支えてくれたから私は前を向いて戦えるようになった
ありがとう」

「うん」

 ひまわりのような屈託のない笑顔を見てこの笑顔を護れた改めて実感した。

 その後士郎さんからも感謝されて外に出ると、ノエルさんに守られてアリサとすずか、忍さんもこちらに来ていた
それを見て俺は笑ってしまった。

「綾、何笑っているの」

「アリサ来てくれたんだね」

「そりゃそうでしょうが、って質問に答えなさい」

「あ~はいはい、なのはと士郎さんはいなかったんだけど、初めてアリサとすずかと出会った時を思い出してね
この光景を見て笑えて来ちゃって」

「そう言えば私たちと綾ちゃんが出会ったのも私たちが捕まってしまって」

「それでなんで笑ってたのよ」

「3人とも捕まるのが好きなのかなって、流石仲良し3人組だね」

「「「そんな趣味は無いです」」」

「ほら、ハモった」

 みんなの顔に笑顔が戻った。
IFは無いけれど、あの時諦めていたらこんな笑顔はなかったんだろうと
改めて本当に良かった


 

 

お泊り

 あれから色々とあったのだが、後は士郎さん達に任せてから一は高町の家に着いた。

「綾ちゃん今日お泊りできる」

「ん~今日はやめとくかな、あっそうだ今日はなのはが私のうちに泊まりに来れば」

 なのはの残念そうな顔を見てしまってついつい俺はそんなことを言ってしまった。

「うん、お母さんに聞いてみるね」

 なのはは、走って桃子さんの方に向かっていった
俺の後ろに立っている恭也さんはやれやれと言った感じで俺の頭に手のひらを乗せた。

「そんな心配しなくても大丈夫ですって、自分の感情ぐらいコントロールできますから」

「そうか」

「綾ちゃ~ん、お母さんが良いって」

家の外に聞こえるぐらい大きな声を発してくれたので俺はすぐさまスマホを取り出し家に連絡を入れた
いつもなのはの家に泊まりに行っているから、いいよと言ってくれた。
家に帰ってきたとき少しだけ怒られた。
そりゃそうだ学校休んだ人間が、外から帰ってきたら怒られるのは当然の結果だと思う。
そして家についてから少したって士郎さんが家に来てあらましを説明してまた怒られた。
っていうより凄い心配そうな顔だったので俺も何も言えずに黙って聞いていた。
なのはが家に泊まりに来ていなかったら説教はもう少し長かったんだろうと予測した。
なのは様様だね

 流石にお風呂に一緒に入ったのは恥ずかしかった。
以前なら小学生
しかも男か女かわからない肉付きに反応するわけもないのだが、
今日改めて自分の気持ちに気付いてからか、そんななのはの裸体を見て恥ずかしく感じてしまった。

 そして夜も遅くなり寝室

「なのははお客様だからベッド使って」

 俺が言うと

「私はお客様だから綾ちゃんのベッドは無理です」

 なのはのベッドって少し大きいから良いのだけど、俺のベッドは完全シングル
一人で寝る分なら大丈夫なのだが
二人だと少し心配

 結局2人でベッドで寝ることになりました。
6月って言うこともあり
まだ寝苦しくはならないけれど
大丈夫かなと心配する

「え・・えっと綾ちゃん」

「なに?」

「えっとね今日はありがとう」

「困っていたら呼んで、きっと助けるから」

「うんありがとう。倒れた時はもう駄目かなっと思ったの」

「大丈夫。なのはが信じてくれるのなら私は何度でも立ち上がるよ。
私はなのはがこの人と一緒になると思うまでは
なのはの盾になりたいかな」

「誰か一緒になったら綾ちゃんはいなくなるの?
友達がいなくなるのは悲しいことだよ
それなら私は作らない」

「いなくなるわけではないよ
補う人ができたらその方と一緒でいた方が良いしね
でもいなくなるわけじゃないからね」

「綾ちゃんなんでそんな事いうの?」

「なんでだろうね、私も色々ありすぎてパンクしているのかな
でも今日は支えてくれてありがとう」

「うん、私も守ってくれてありがとう。おやすみなさい綾ちゃん」

「うんお休み」

 ぎゅ
抱きついてきたからびっくり

「綾ちゃんの身体ってあったかいね」

「暑いよなのは」

「だめかな」

「今日はお互い怖い思いしたからね。いいよ」

「うん」

 この子の相手はきっとクロノではないのだろう。
素敵な男性と結婚して幸せになるのかな
静かな寝息を立てながら寝ているなのはを愛おしく優しく頭を撫でながら

「大好きだよなのは」

 俺も静かに眠った。
そしてここ数日の悪夢がこの日からなくなった。
 

 

平穏の時間はないのかも

 
前書き
この3部にて魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築が終了です
続いて魔法少女リリカルなのはエトランゼ FATAL FURY が始まります  

 
 心地よい朝がやってきた
久しぶりになんだかつき物が取れた感じだ
隣に寝ている眠り姫を起こす

「なのは起きないと遅刻するよ」

「後・・・5分」

「ほら・・・」

「う・・・ん」

 それじゃ最後の手段を使いますか
俺は下に降りて両親に挨拶をして
最近買ってもらった子供専用のフライパンを左手に持ち
右手には子供用のお玉を持ち
そして今も惰眠しているお姫様の目の前に立つ

「なのはそろそろおきないと」

「うにゅ、後5分」

「さっきもそういったよね」

「ま・だたってないから5分zzz」

がんがんがんがんがんがんがんがんがんがん・・・・・・・・・

「にゃ・にゃ・にゃ~」

「秘儀死者の目覚め
これをされたらどんな寝ぼす家も起きるという伝説の技
でも本当におきたよ」

「び・びっくりしたよ綾ちゃん」

 本当にびっくりした表情で俺に言ってきた。

「おきないなのはが悪い」

「そうだけど・・・」

「下に降りてなのはの家に行かないとね」

「なんで・・ふわぁ」

「まさか手ぶらで学校に行くわけには行かないでしょ」

「そっか、そうだよね。
でもとても早くない」

「ははは、少し道場のほうにも行きたくて」

「そぅ、そっかってそれじゃ。私その分早くおこされたの」

「そうなるかな」

 それから下に降り食事を食べてなのはの家に行き
俺は道場のほうに行こうとしたら、
桃子さんにあいさつしてなのはも来るみたいだ。
俺は道場の扉を開けるとちょうど恭也さんと美由希さんが対戦していた。
一礼して中に入り士郎さんに挨拶をして今日もよろしくをした。
そのときちょうど終了したみたいだ

「あ・綾ちゃんおはよ~」

「美由希さんおはようございます。
もう少しでしたね」

「まだまだだよ」

「綾ちゃんやるかい」

「はい」

 準備を終えて始まる瞬間
なのはとめったにこない桃子さんも来たみたいで
高町家総勢で見ることになった。

「ギャラリーが多いけどよろしくお願いします」

「あぁ」
今日の俺は手と足に手甲を装備した感じにしてある
格闘主体のスタイルだ。
腰のあたりに小ぶりの小刀を装備はしているのだが今日は使う予定はなし

 三合四合打ち合ってみる
やはり隙がないので
ローキックをフェイントで出し
恭也さんが後ろに飛んだので
見よう見まねの
飛び浴びせ蹴り

 おれは浴びせ蹴りの要領で恭也さんに攻撃をした。
それを止められたのだが、腕でガードされたのを足場にして瞬発力と反動で上昇して飛び蹴りをかました
それを済んでの所でかわされ着地をした。

「私の負けです」
回避と同時に俺の首元に小太刀が来ていた。

「奇襲に良いと思ったんですが」

「びっくりしたよ、ローキックもそうだけどてっきり剣でくると思っていたからね」

「綾くん。それをどこで覚えたのかね?」

「ローキックですが?
これは小さいときからムエタイやっていましたから」

「いやあのとび回転蹴りのこと」

「いえ、奇襲にいいかなと思ってやったんですが」

 たしかこの世界でも浴びせ蹴りってあったような・・・
士郎さんは何を驚いたのやら

「あれは俺の友人のジェフのクラックシュートに似ていたから」

「クラックシュート?」

「あぁ私がアメリカで仕事件遊びに行ったときに
ナイスなアメリカ人と会ってな
あんな気さくで気が合うアメリカ人はそんなにいなかったなぁ~」

「父さんっという事は今は?」

「うん、今はこの世にはな」

「綾ちゃんって格闘も凄いよね
私は運動苦手だからうらやましいな~」

 なのはが羨望のまなざしで行っていた。

「少しずつ身体を動かして行けばきっとなのはも凄くなるよ」

「う~ん」

「ふだんボ~っとしている美由希さんも、剣をもては凄いんだし」

「あ~綾ちゃんそれって私は普段抜けてるって事。
恭ちゃんひどいよね、そんなことないよね」

「ふだんはマイペースにどじだな」

「父さん」

「まぁ切り替えが出来ているから良いんじゃないか」

「なのは~」

「にははは、そろそろ準備しないと時間だよ。綾ちゃん」

「う~シャワー浴びたかったけれど時間ないよね。じゃいこっか」

「うん」

俺はなのはと一緒に手を繋いで道場を出た。

 まぁ大きな事件が終わったばかりだし
なんか也な予感はするのだが、
そんなに早々トラブルは起きて欲しくないなぁ
それに何かあっても関係はないでしょ
俺今子供だしね

俺はこのときフラグっていることに気づいていなかった。

 相変わらず学校に行ったら
つまらない授業と
かけがえの友人達の会話

今日は3人娘たちは塾らしい
小学生のうちから塾って言うのはいかがなものなんだろう
上に上がればあがるほど遊べなくなるんだから
今のうちに遊んでいたほうが良いと思うんだけど

 家に戻り
玄関に入ると、この時間なのに珍しく
父親の靴が置いてあった。

「ただいま~お父さん珍しいね」

「お帰り綾。~うん」

「えっと何かあったの?」

「そ・それが・・・」

 まさかリストラ
一家離散に借金取りが来て平和な家族に不幸が舞い込むとか

「まさかリストラ?」

「いやいやリストラじゃないよ
でもまだリストラのほうがよかったのかな?」

 リストラの方が良かった?

「まさか浮気がばれて離婚とか」

「ぷっ浮気なんて・・・」

 そうだよね
こっちが恥ずかしいぐらい愛し合っているからそれはないか

「それじゃ何?
たいがいの事にはおどろかないつもりだけど」

「もうお父さん、私から言ってもいいですか」

 どうやら一家の存亡の危機ではないみたい
少し安心
リストラとか離婚とか私には力になれそうもないし

「綾ちゃん、引越しになりました。」

「ふ~ん、引越しね。
別にいいんじゃない???
え、引越し
えぇええええええええええええええええええええええええええええええ」

「いつなの」

引っ越してどういう事
まさかなのは達の話が終わったからまた新たな場所に行って他の話にも介入しろって事
俺はなのはと離れたくないとそんなこと考えていたら

「どうする?」

 母親が言っている意味がわからない

「どうするって?」

「もちろんお母さんはお父さんについて行くことにするけれど
綾ちゃんはどうしたいのかなと思って?」

「す・・すてるの」

 子供の自由意志に任せて一瞬孤独を感じてしまいこのように言ってしまった。
昔は孤独が当たり前だったでも、転生してからはいつも見守ってくれている
両親
友人それらの世界が足元から崩れていっている感じがする。
この当たり前が当たり前じゃなく俺自身絶望感に落とされた気がした

「もぅばかね。親が子供を捨てるわけないでしょ」

 母親は俺を抱きしめながら言ってきた。

「そうだよ綾、僕たちは綾を愛しているからそんなことはしないよ
綾はどうかな?」

「私も大切に思っているよ」

「お母さんもそんな風に言ったら
いくら綾が理解度が早くても誤解するって
特に綾は結構なさびしんぼさんなんだから」

「言い方がダメだったね。ごめんね綾ちゃん」

「うん、だ・いじょうぶ」

「私は一家全員で行きたいんだけど、綾ちゃん
この町では凄く仲のいい友達が出来たでしょ」

「うん」

「親の都合でそんな簡単に友人や環境を変えてしまっていいのかを話して良いのかって相談しててね
それに社長のバニングさんも気にかけてくれてね」

「うん」

「私たちは綾ちゃんと一緒に行きたい。
でも綾ちゃんがここにいたいのなら
どうにかしてここにいられるように
しようかなという話していたの」

 少し安心した

「大げさだよ国内でそんな」

いくら小学生でも心配しすぎだって
思っていたら新たな爆弾が落とされた。

「あ~悪い綾。外国になったんだ」

外国?

「まさかアメリカとか」

「おっ凄いな、そのとおりだよ
しかも今もときめく格闘イベントもあり、近くは観光スポットもある。
サウスタウンペイなんだ」

「フロリダの最南部の?」。

「あぁ本当は俺独りで行こうかと思っていたのだが、お母さんが家族は一緒が良いといってくれたんだ。
でも最近の綾を見ているとここのほうが良いのではないかと思ってな」

「ごめん。私も一緒のほうが良いと思うけれど頭ではわかっているの
でも1日考えさせてもらっても良いかな?」

「急だからね、いいよ一日考えて」
父親が優しい顔で行ってくれた

「もしね、ここに残りたいといったらどうするの?」

「流石に小学生を一人で入らせるわけにも行かないので、人にお願いするか
少し離れているけれど女子寮があるらしいからそこにしようか考えてるよ。
完全な移住じゃないからここを人に貸そうかと思っている」

「そうなんだ」

 俺はご飯を少しだけ食べて
母親がこれから行く場所のいいところを情報で教えてくれたりしていた。
それを聴いてから
自分の部屋に戻った。


 サウスタウンペイは確かに治安はいい
少しPCで調べたら
世界でも有名なハワードコネクションがあり中心部では基本治安はいい
もともと黒歴史があり中心街以外では
裏やポ-トタウンなどは治安は悪いとなっている。
俺たちが暮らす場所は高級住宅街だから大丈夫じゃないかと思える。

 ギース・ハワード
この町を代表する人物らしい
写真を見たらすごく目力がすごくて普通の人じゃない感じがする

[なんか聴いてるティア]

 ティアは神が送ってくれた代物だ
だめもとで聴いてみた。

[私も聴いていません
そんなに危険な町なんですか?
でもTVなどでは観光にいいとか・・・
やっていませんでしたか?]

[う~んどうだろう
クリーンなんだけどね
だから高級住宅があったりするし
なんかソワソワするんだよなぁ]

 検索してもイメージが悪く書いてあるのは10年以上前の話で、
秩序はどんどん良くなっているとしか書いてない

 本当にどうすれば良いのか?
本当にもうこの町での私の役目が終わったのかも
なら流れに沿って親たちと渡米をした方がいいのだろうか

[ティアはどうなるの?]

[私は綾様のデバイスのままですか]

[ティアは優秀なデバイスじゃん。もしかしたらこれから先ティアを生かせる場所がないかもしれないけれど]

[もしお嫌ではないのでしたら私は綾様と一緒にいたいです]

[嫌なわきゃ無いじゃん。ただティアの才能を無駄使いになる感じがして]

[安心してください私は綾様が存在しなくなるまで綾様以外誰にも使用が出来ませんから]

[そっか、ならどうするかは決めてないけれど、一緒にいてくれるかな]

[は、喜んで]


 

 

決断

「今度はあんたなわけ?」

「何が?ありさ」

「はぁ~、なのはが元気になったら今度はあんたなわけって言うか
何であんたたちは交互に悩みを抱えるのよ?」

「にゃははは」

「?」

なのははいつもどおり笑っていたが俺は意味がわからず?だったら
すずかが助け舟を出してくれた

「綾ちゃん以前
母の日で悩んでいたでしょ
次になのはちゃんがフェイトちゃんのことで
また綾ちゃんが悩んでいるから」

「あぁそうだね」

「そんなに私達が信用できないの」

「そんなに怒るとご飯がおいしくないよ」

「なら話なさいよ」

周囲を見るとやはり聴きたそうだった

「う~ん」

 事の発端は
俺もなのはのことが言えないよね
今日の午前中はどうするか本気で悩んでいて
なのは達の話も適当に流していたら
昼食のときにそんなことになった。
引越しするかのころか決めないといけないこと

「あぁ~私が悪かったわ、そりゃ悩むよね。」

「でも家族と離れ離れになるのは」

すずかがそういってくれた。

そうなんだよな
家族が離れ離れに生活するのはよくない

「綾ちゃんと離れるのは寂しいけれど・・・家族とはなれるのは多分悲しいよ」

 なのはが寂しそうにトーンを落として言ってきた。
なのはは幼少のときほとんど一人だった
だから家族のいない寂しさというのを理解しているからだろう
確かとらハだとそうだったんだが、
こっちだと士郎さんが瀕死の重体で看病と開店したばかりの翠屋があり
四苦八苦してなのはは一人だったって聞いたことある。
だからかな

「私もみんなとはなれるのはいやだし、
ここまで仲がよくなったのは初めてだしね」

「「「「えっ」」」

「わたしがなのは、アリサ、すずか意外と話しているの見たことある?」

「「「そういえば」」」

 俺の容姿は良いと言えばいいのだが
アニメ世界の髪の色や雰囲気にしても普通とは違う
銀の髪で背中まであるロング
青色の目の色で少し釣り目
女性より引き締まった体つき
そりゃ怖いは
アリすずとは変わった出会いだったから
それがなし崩し的に仲良くなっただけだから

「でしょ。だから両親もここなら友人がいるから聞いてきたの」

「今の関係嫌いじゃないし、引越ししてまた引越しって言うのもね」

「そういえば綾ちゃんってつい最近引っ越してきたばかりだったね」

なのはがいってくれて

「そいういえばそうだったね、なんかずっといる感じがしていたわ」
アリサがいってくれて

「うんうん」

すずかがいってくれていた
いいトリオだよね

「それで悩んでいたの」

「「「う~ん」」」

「両方とも取りたいんだけどね」

「こっちにいなさいよ
いなくなると寂しくなるし」

「あれ~アリサちゃん。私がいなくなるといやなの~」

「そ・そんなんじゃないわよ、馬鹿勝手にしなさい」

後ろを向いてしまった。

「綾ちゃんからかうのはよくないと思うよ
でも私もいなくなると寂しくなるかな」

「二人ともありがとう
しっかり決めてみんなには早く教えるよ」

「「まってる」」

なのはだけが黙っているので俺はしっかりと見ていたら

「綾ちゃんはどうして悩んでいるの?」

「なのはそれは・・・」

アリサが聴いてきたが

「アリサちゃんは少し黙って、綾ちゃん教えて?」

 有無を言わさない口調で言ってきたので
俺を含めてアリすずもびっくりしていた。

「それは、家族と友達を天秤にかけれるはずないでしょ」

「うん、その気持ちはうれしいよ
私たちは離れていたらそれで終わりの関係なのかな?」

「私は違うといいたい」

 生前より今のほうがしっかりと友人関係をつないできたつもりで
離れているからといってそんな簡単に切れる絆ではないと思っている。


「私の家って綾ちゃんは知らないけれど
ついこの間、お姉ちゃん的な存在が3人いたんだよ
それでね
やっぱり離れていても絆は途切れていないの
私は綾ちゃんとそんな簡単に切れる絆じゃないと思っている
家族ってとても大事
わたしたちのことを考えてくれるのは凄くうれしいよ」

 俺もアリすずもしっかりと聞いている。
なのはは泣きそうなのを我慢して言ってくれている
俺に言い聞かせるように、自分に言い聞かせるように

「だからね、家族と一緒に行ってほしいかなとなのはは思います・・・・」

 そこが限界だったみたいで涙が流れてきて
すずかがなのはの頭をなで落ち着かせている

「そうよね。私もパパやママがいないと寂しいし、うん。悩むことないわよ」

「でもどっちを選んでも綾譚の選んだ方で大丈夫だから
そんなに私達の絆は簡単なものじゃないと思うから
後は綾ちゃんが考えてみるといいと思うよ」

すずかがまとめてくれた。

「ん、ありがとう。帰るわ
アリサ後よろしくね」

「この借りは高いからね」

「了解」

 いうことで家に帰り
親にそのことを言った。
でもお願いとしてこの家をそのままにしてほしいこと
これを条件に出したら
すんなり通った。
もしこの町に戻ってきたらまたこの家で暮らしたいと思ったから
それから行くのは来週ということが決まった。
土曜日には緑屋でパーティを開いてくれて
とても充実した日々をした。

そして出発前日・・・ 

 

最終話 旅路へ

 前日というのに俺はなのはの家でお泊り
夜8時ごろ、食事も終わり
一段楽しているときに

「士郎さん。なのは借りて良いですか?」

「どこかいくのかい」

「ちょっと散歩です」

「あまり遅くならないようにときちんと返すこと」

「はい」

「なのは来てくれる?」

「う・うん」

「恭也さんちょっといってきます」

「あまり遅くならないようにな」

「了解です」

 いつも練習している丘の辺りに来た。
俺となのはのほかにサポートをしてくれるフェレット姿のユーノも一緒

「綾ちゃんどうしたの?」

「うん、ここに来たからわかってるでしょ

「練習?」

「ユーノ結界頼める」

「いきなりだよね、わかった」

ユーノに結界を張ってもらい

「模擬戦をやろう」

「ふえぇええええええええええええええ」

 俺がいない間に何が起きるかはわからない
だからこそ俺が間に合うために少しだけレベルアップしてもらおうかな

「ダメかな、思い出作りに」

「う・・・うん」

ん~、なのはは戦うの好きじゃないからなぁ

「思いでつくり、うんやろう」

「セットアップ」

なのはがいつもの白いバリアジャケットにセットアップした。

「変身」

俺はいつもどおり白のへそだしタンクトップに
下は赤のショートスカートに黒のレギンス
そして装備は手足に炎の手甲を装備
マントをつけて、剣は腰に装備

「行くよ綾ちゃん」

「まって、そして第2形態チェンジ」

身長が140から元の身長170になり
女性らしい体系だがしっかりと筋肉が付いて
大人モードになった。

「ふぇえええええええええええええええええええええええ~」

「さてやろうか」

「あ・あ。綾ちゃん。その姿は」

「大人モード?」

 格闘術中心でどこまでいけるかやってみたかったのだ
この姿だとイメージ通りにスムーズにやはり動く

「ぼけっとしているとすぐに終わるよ」

 俺は直前ダッシュでなのはに近づきストレート
なのははそれをプロテクションでガードをして
いやな予感がして
ガードをけり、距離を置いた。

「もう少しいてくれたらバインドが出来たのに」

「あぶな~、タイ・ト・ロー」

俺はすぐさま力ある言葉を発し呪文の耐性に移る

鋼雷破弾(アンセム)

 光の矢を6本出しなのはに向かった
それをなのははシューターでぶち当ててきた。

「マジックミサイルをあんなふうに当てるなんて、非常識すぎる」

 あたりは爆風で視界が悪くなったところでなのはの方にエネルギーの集まり始めている

やばい!!

 俺は今いるところから左斜め下に移動したらその直後にぶっとい桃色の光線が走っていた。

 そうなのはのディバインバスター
神を倒すとは言ったものだ
極悪すぎるだろ

でも欠点は直線状に入るはず
光線が出ている先辺りに

『ダムド(爆裂)』

当たった感覚がない

「うぁあああああああああああああああああ」

「なに?」

 頭上からなのはがレイジングハートを武器に殴ってきた
俺はすんでのところで夕姫を
レイジングハートの先端に当て横にずらして
右腕でコークスクリューアッパーをしながら
炎撃(バーニング・ハンズ)

拳に炎を纏わしてなのはをぶっ飛ばした。

なのはが回転して上空で吹っ飛ぶが追跡しようにも
夕姫を持った左手がしびれている。
なのはの魔法の衝撃が左手に響いている

「この馬鹿魔力が!!」

 吹っ飛びながらもスフィアが飛んできたので
夕姫でなのはのスフィアをたたき切り前に進む

そして
風の精霊から力を得る
これを回避できるか
なのは

大人モードになり魔力の運用
身体の運用が今までよりスムーズになっているのがわかる

なのはが体制を戻す前に

「スレイヤード・スレイヤード・バルモル 暗き闇の雷よ」

風の精霊に命令をして
俺の右手に雷撃がたまっている
そして俺は力ある言葉を発す。

雷撃(バルヴォルト)

 俺の右手から雷が纏い、
なのはに雷が走っていった。
なのはに当たる瞬間
回転しながらディバインバスターを撃ってきた。

「ティア、プロテクション」

『プロテクション』

 その破壊力は先のゼロのバスターライフル以上の破壊力を持っているようだ
その証拠にいつも守っているシールドが壊され
プロテクションで防いでいるぐらいだ

「くっ力任せすぎる」

砲撃が終わったと思ったら俺の周囲がきらきら光っている
上空を見ると、なのはの周囲に巨大な魔方陣があり
桃色の光が集まっていっている
それ以外にも赤や光など俺が使用した魔力まで集めているようだ

嫌な予感がする

「やばい」

 そして俺も間に合うかわからないけれど


「地の召喚の五芒 火の召喚の五芒 
水の召喚の五芒 風の召喚の五芒  
大いなる王神よ 我が四囲に五芒星 炎あげたり 
天の六芒より御下(おんくだ)りて我に力与えん」

「私の全力全開」

『スターライトブレイカー』

「真空斬刃嵐(アナイ・アレイド)」

この世の終わりかというぐらいのピンクの光が俺に向かってきた。

 爆風がそこらへんでおき
俺はなのはが安心しているのを魔法の眼で確認
普通に見れば俺の呪文が間に合わず
スターライトブレイカーに直撃したと思うから
でも甘い・・・

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク
灰塵と化せ冥界の賢者 七つの鍵を持て 開け地獄の門 」

「おかえしだ、なのは、落ちろ」

『七鍵守護神(ハーロ・イーン)』

今度はこちらの破壊エネルギーがなのはに向かっていった。
純粋エネルギー波でよかったよ
これなら非殺傷で出来るし

俺が基本エネルギー系しか使わないのは
非殺傷が生きるからである

防御が薄ければ爆裂の炎、雷撃の雷の自然の力で危ないかもしれないが
なのはは重装甲だから大丈夫だと思っていたからよかった。

安心していたときの一撃だったので
なのはの防御が少し間に合わなかったみたいだ

普通のモードならこれで疲れていたけれど
このモードならまだ大丈夫かな
でも高位呪文ばっかりだったので疲れはあるけれど

呪文の砲撃が終わり
なのはが上から落ちてくるので
捕まえにいき
お姫様抱っこ

なのはが気づいたみたいだ
「大丈夫なのは?」

「う・うん大丈夫
負けたの」

「あそこで気を抜いたからね」

「どうしてスターライトブレイカーが効かなかったの」

「あの攻撃のときに私が魔法を使用したのは気づいた?」

「うん」

「あれは、
4大エレメントを総動員して真空の断層を作り出す呪文をつくり
相手に攻撃をする呪文なんだけど
今回はエネルギーをいわゆる光を真空の断層で
相殺したの」

「当たり前だけどあれにぶつかり爆発して
視界が悪くなったところで七鍵守護神の呪文を使い落とさせてもらった」

「絶対に勝ったと思ったのに」

「凄くひやひやしたよ
最後の2つは最上級呪文だしそれまでも
中位魔法は使っていたから
今回は経験の差で勝ったかな」

「次は負けないです」

俺たちは地上に下り、
ユーノに結界は解いてもらった。

見ていたユーノ曰く
「世界滅亡の日か」
思ったらしい

俺もなのはも通常の服に戻り
俺の姿は170から通常に戻り
なのはに聞かれたから
ティアと協力して大人モードを開発したということ

「ごめんねいきなりこんなことで呼んで
明日から俺はアメリカに行くから
なのはに渡してあげれるのはこんなことぐらいかなと思って」

いわゆる思い出ってやつだね

「なら、2番煎じになっちゃうんだけど、これ」
なのはは、今日はフェイトのリボンではなく
なのは自身のリボンを解いて
俺に渡してくれた

「おれ、じゃなく私はリボンしないけれど・・・でもありがとう」

「えっとこうすればどうかな」

なのはが後ろにまわり
後ろ髪の先端を結んでくれた

「あ、ありがとう」

「うん、似合ってるよ綾ちゃん」

「なのは大変なときは呼んでね
きっと助けに来るから」

「にゃははは、ありがとう」

「でももうなのはと闘いたくないかな」

「私もこりごりだけど
負けっぱなしはいやです。」

この負けず嫌いめ
やっぱり戦闘民族高町だけある

「そろそろ心配するといけないから帰ろう」

「うん」

まぁ
このままならよほどの事がない限り不覚は取りにくいだろう

大人モード
意外と女性らしい身体になっているのでびっくり


その日はなのはの家に泊まり
次の日

「綾ちゃん手紙やメールするからね」

「うん、私もするよ。またね」

「うん」

そして俺は新天地
サウスタウンへと行く
 

 

帰国

12月に入ったある日
ある事件が起こった。
それは、また親の転勤が決まった。
某県民ショーの突然にシリーズじゃあるまいし

 実はハワードコネクションとの長期プロジェクトで来ていたのだが
総帥のギースがお亡くなりになったので、このプロジェクトは白紙になったそうだ。
よく考えたら当たり前かもしれないよな
そしてまたもとの場所に戻るということになったらしい。

両親が言うには
父親はこっちで後片づけがあるらしいので
母親はその手伝い
俺は先に海鳴に戻る計画になった。
きっと俺がこっちでは結局友人が得られなかったので早く帰国してなのは達と合わせてやりたい親心だったのかも
クリスマスには日本に帰れるから
2週間ぐらい大丈夫とみてくれたらしい。
誰かと連絡を取り合ってた感じだったのだが・・・
 
さてと凱旋だね
ちなみに3人娘にはサプライズをしたいがため連絡はしていないが
親が士郎さんと桃子さんには連絡をしたので
内緒にしてほしいとお願いをした。


 上手く帰国をしたのだが夕方になり
到着予定が凄く遅くなってしまった。
なんか気流の関係上到着が遅くなり
かなり夜になってしまったので、心配するといけないので高町家に電話して
今日はこちらのホテルに泊まることを連絡しました。
そして大人モードで予約
そしたら大騒ぎになりました。
小学生だから予約は取れないでしょ
自分の容姿って目立つの忘れてたよ
こちらの世界でも白金色は珍しいから
忘れていたがKOF準優勝者?になるのか
今回は準優勝者が3人いたのだが
即効でばれました。

PM9:00
やっといろいろと開放され
ホテルに到着
報奨金は入らなかったのだが、
全部自分が勝つ事をかけていたのだから
お金はそこそこあったりするのだが、
アンディとの戦いで大損をしてしまった。
結局何かあったときの為に日本円で
200万残していただけの金額しか残っていなかった。

「ティアなぜ止めたかわかったよ」

「綾様言いましたよね、士郎さんに宿泊の予約をお願いしたほうがいいと」

「まさかあんなふうになるとは思わなかった」

「綾様の大人モードはいまやKOF上位入賞者であり
あれは世界にも放映されていたんですからああなりますよね」

「あぁつかれたよ」

 俺は風呂に入って後は今日はぐっすり眠って
なつかしの海鳴に戻ってびっくりさせてあげようと計画を立てていた。
戦うより体は休息を求めていた
そして俺はベッドに倒れこんだ

「もう休んでも良いよね」

「なにかのネタですか?」

「そうだね、生前のネタだけど」

「でもダメみたいです」

「なんで?」

「海鳴の方角から封鎖結界を感じました。」

「封鎖結界、海鳴の方角
何かが起きてるって事」

 俺はすぐさまなのはに思念波を送ったのだが返事は来なかった。
俺は顔を洗い大人モードにならずに瞬間移動の呪文を唱えようとした
そこで思い出す

 
ア・ルカーラは術者のいる空間と転位したい空間を取り替える移動呪文
ディメンジョナル・リープは短距離だからエスパー魔美のテレポートに近いから使えない
魔法使いの呪文は術者の移動する場所がはっきりしていなければ無理

「ちっ、ティア転送魔法ってティア覚えてる?」

「私自身はきほん綾様が覚えてない呪文は基本はいっていません」

「だったよね」

ティアは基本俺の補助だから
呪文の非殺傷やらシールドなどの補助の強化

「自分の家までは瞬間移動できるかな」

「調べた結果そこまでは封鎖結界来てないようです」


「了解」

 俺はすぐさま瞬間移動の呪文を使い懐かしの我が家の前についた

そして超高速飛行呪文を使用してただ今結界の外についた

「それじゃ中にはいるか」

 そう思った瞬間後ろから風きり音が聞こえたのでそれを回避して、後ろを見たら仮面をかぶった男がいた。

「急いでいるんだけど何か用?」

「その中に入るのは俺達の用を済ませてからでいいか?」

「何かな」

言いながらすぐさま力ある言葉を発する。

爆裂(ダムド)

男居た場所に爆裂の呪文を使い爆風が起きているときに

「今はてめらの相手をしてられないのでじゃあな?」

『ディメンジョナル・リープ(跳空転移)』

「逃がすか」

 俺は呪文を完成させていたので仮面の男のエネルギー玉を当たる瞬間に
瞬間移動をして結界の中に入った。

 ちっ時間をかけさせられたな

「ティア後何分で着く」

「後5分ぐらいです」

「とばすよ」

「了解」

 着いたときにはもう乱戦模様になっていた。
ちょうど斜めにフェイト、アルフ、ユーノがいて
向こうになのはね
なのはは結界で回復中

 俺はフェイト、アルフ、ユーノの3人に念話にて合図したら後ろに飛べといった。

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク
灰塵と化せ冥界の賢者 七つの鍵を持て 開け地獄の門」

[いまだ後ろに飛べ]

『ハーロ・イーン(七鍵守護神)』

「非殺傷でもこれは痛いぞ~」

俺は手を目的の方にかざした瞬間
純粋な破壊エネルギーとして一方向に放射した

 フェイト、アルフ、ユーノはタイミングよく後ろに引いたが
相手の赤毛の女の子、ピンクの女性、獣耳のがたいのいい男も
察知をして後ろにとんだようだ。

「綾(ちゃん、さん)」

「それって凄く危ない呪文を放つなんて何考えてるのさ」

アルフがそんなことを言っていたが気にしない

「いや3人なら合図出せば回避できるでしょ。
そしてみんな久しぶりと」

 俺は襲撃者を見ながら

「人がいないときに良くもここまでしてくれたもんだ。
俺の友人に手を出した覚悟は良いんだろうな」

「いきがってんじゃねーよ」

 赤毛の女の子がこちらに向かってきた。
それを見ながらフェイトに剣を持った女性に指をさしてお願いをした。

「フェイトあれ頼める?」

「大丈夫」

「なのはは治療にはげんで、ユーノは結界を壊せ
アルフはそこの獣男をよろしく」

「「了解」」

「後から来たのにえらそうにしてるんじゃねえよ」

 ハンマーを振りかざしてきたので
それを回避し

「そんなテレフォンパンチ当たるわけないじゃん」

『爆炎障壁(ガンズン=ロウ)』

 また突っ込んできたのでそれに向かい
炎の障壁を作りだした。
当たり前だがそれにまともに当たり
落ちていった。

「ヴィータ」

 まぁ約1000度あるからな
その時いやな汗をかいたので後ろにとんだ・・・
落ちていくヴィータと呼ばれた女の子は茶髪の男の子に抱きかかれていた。

「大丈夫ですかヴィータさん」

「わりぃ、油断した。」

「少し休んでください
わけは後で聞きますが今はあの人を相手にしますから」

「わりぃ」

「どういういきさつかはわかりませんが、引いてくださいといったら引いてくれますか?」

「はぁ?これだけの事やらかして、ふざけた事言ってんじゃないよ兄ちゃん?
そっちが詫びをして引くのが当たり前だろうが」

 茶髪の男が仲間と思われる人たちを見てため息をつきながら

「どうやら引けそうにもないので、もしよろしければ僕が相手になります。
貴公の名を教えてくれませんか?」

「名前を聞くときは自分が名乗って身体と教えてもらわなかったか?」

どこかで見た顔だが思い出せなかったのと
名前を聞かなければ良かったと後悔をした。
それはまずい名前の一人だった。 

 

戦いの風は嵐となって?

「僕の名前は第59代目修練闘士(セヴァール)の従者をしています
闘士(ヴァール)クルダ流交殺法影技ガウ=バンです」

 聞かなければ良かった。
この名前記憶がある。

「私から名乗れといって名乗らないわけには行かないね
綾は魔法使い(ウィザード)の南條綾」

 SHADOW SKILLか・・・
いつの時代のガウ・バンなんだ
俺は相手を見ながらそう考えた
ダークネス(闇)との戦いの以前のガウなら今の状態でも何とか勝てると思う。
俺もKOFで格闘戦闘には多少は馴れたと思うから
そしてガウは指にナイフで軽く切り流れる赤い血を左のほほ下に
刀傷の血化粧をしながらこっちを見ていた。

 やつはマジみたいだ
修正しなければ
今のこの身体では不利だと

「こっちも準備するので少し待って」

「わかりました。」

 流石ガウ君素直だね
ついでに、俺は周囲を見回したがやはりこちらが不利ではある
フェイトもアルフもユーノも押され気味

「変身」

俺は一回転をしながら大人モードになった。
いつの時代のガウかはわからないけれど
まじにやらないと瞬殺される。

俺は夕姫を持ち、炎のガントレットを装備した。

「先ほどの動き、俺に察知できないスピード
その隙のない動き
マジにやらせてもらう
はぁああああああああああああああああ~」

俺は魔力と闘気をおしだした。
一応撤退宣告

「引くなら、見逃すけど」

 一応無駄だと知りつつ俺はガウにそう言った。

「撤退したいのはやまやまですが仲間が撤退しないのならそれに、クルダの傭兵が戦うときは負けません」

「それじゃ、やろうか」

「行きます」

「タイ・ト・ロー」

『アンセム(鋼雷破弾)』

俺は魔法の矢をガウに向けた
そして俺は剣を振りかざした。

当たると思った瞬間ガウは回避をして
当たらない距離から
回し蹴りをしてきた
風の刃が飛んできたので
俺はアッパーをした。

「爪刀(ソード)」

「久遠」

 まわしけりの衝撃波と久遠の衝撃波が相殺された

「ちっ厄介なことを」

「もしかして影技を知っているんですか?」

「クルダ流交殺法か」

「やはり知っているんですね」

「知識だけはね、確か傭兵王国クルダでも使い手がほとんどいないとされる
伝説の武術だったか?」

「良くご存知ですね。
魔法使いといっていたのに体術凄いですね」

「まぁね」

強力な呪文を撃つ隙がねえ
呪文の詠唱を唱えさせてくれるわけないか

何十合拳と剣で打ち合ったり
していたが
やはりこのまま体術勝負をしていては敗北する事はわかっていた。

俺は覚悟を決めた

ガウは地面すれすれで倒立の状態になり、
腕を軸に体を回転させ連続的に蹴りを繰り出す
最後になぎ倒しに来たので
連続攻撃に耐えながら
俺は意識をはっきり持ってガード
獣魔用の技
容赦ないな

重爪(チェンソウ)

「くっ・・・捕まえたぞ」
 
 押し切られる前に

「死にやがれ、『死黒天使(ダークエインジュアー)』」

 呪文を使用した瞬間
気を放出するので
一瞬だが気が緩んだ瞬間
力場が押し切られた
俺は何回転もしながら向こうにとんだ

 着地した瞬間
ガウはいやな感じがしたのかわからないがその場を飛び去ったが
位置がずれ上腕の一部が内部から爆発した
俺はふらふらしながら立ち上がり
くっ躊躇したせいで不完全にしか効果がなかったか?

「まさか俺の防御を壊してくるとは思わなかったよ」

「こんな恐ろしい呪文なんて初めてですよ
ラザレームでも使えないのではないのですか?」

 空を飛んだら勝てるのはわかっているけれど
それはしたらいけないことだよな

バリアジャケットとシールド(盾)がなかったらこれだけでK・Oだったぜ

「我は無敵なり、我が影技にかなうものなし、我が一撃は無敵なり 」

[ティア、ガードにすべての呪文をよろしく]

[了解しました。]

「俺に武技言語は通じない
俺の意志力をなめるな」

 忘れていたけれど神様特典で俺は暗示系列が聞かない身体になっている
武技言語とは自分には肉体強化などの暗示。相手には動けなくする暗示をかける技
武器言語が終わった瞬間
残像がこちらに向かってくる
魔眼でも残像にしか見えない
残像より後に黒い音が聞こえてくる

 これがガウの通り名にもなっている
ブラック・ハウリング(黒い咆哮)か
マジに姿がみえねぇ
俺は攻撃する場所を予想した瞬間
バリンという音が聞こえた
シールド破壊
俺は、シールドが壊れた所に
『クローミング・ロー(聖爆)』
手にエネルギーを纏い攻撃する

俺は吹っ飛ばされたけれど
相手も吹っ飛んだ
っていうか普通の身体だったら完全に負けてる
俺は立ち上がり

「強いな黒い音が後から来る
まるで咆哮だな
そうか貴様が
黒き咆哮(ブラックハウリング)か」

「本当に得体がわからない方ですね」

「な~に、うわさで知っているだけだよ
あまりの速さに行動の後に音が聞こえてくる
その音がまるで咆哮の様に聞こえてくるから
黒き咆哮(ブラックハウリング)だったけ?
肩がいかれているのにまだやりあうかい?」

「まだ僕は倒れていません」

 お互いの気が充実した瞬間に
なのはの方から魔力を感じる
あの体力でなにしてるのなのは
俺がそちらを見た瞬間
なのはの身体から手が貫いていた。

「なのはぁああああああああああああああああああ
じゃまだぁああああああ!!」

『ガンズン=ロウ(爆炎障壁)』

 俺はガウの方に炎の障壁をしてから速効でそちらに向かった

「スターライトブレーカー」

 なのはの手からスターライトブレーカーが発射された
凄い音がして結界が壊されたが
放出中でもリンカーコアから魔力を吸い取っていた。

「ガウ、引くぞ」

ピンクの女性が合図をした。

 ガウはなのはの方を見てから

「すみません」と

「倒れて負傷しているものに攻撃とはな
騎士とは名ばかりの屑ということだな
なら次に会うときは
それなりの代償をもらう
今度はあのヴィータとかいう奴が倒れていようか
かんけいねぇ
広範囲呪文を使うから覚えておけ」

「「「・・・・」」」

 俺は殺気を全開にして言い切った。

「あぁ、次にあった時は
全員殺すつもりでやってやるから
顔洗って来いや」

 俺が言いたいことを言った瞬間ガウ達の気配も去った。

俺はすぐになのはの方に行き

「なのは大丈夫?」

「ご・めんね、足手まといになって」

「しゃべるななのは
慈悲深き方癒しの神よ 聖し御手を以ち示したまえ
人の血は血に 肉は肉 骨は骨に」

『白銀の癒し手(スィルヴェルマンティア)』

呪文を唱えた瞬間
なのは、フェイト、アルフ、ユーノの傷がふさがって
気力も回復していった。

「どう?」

「ふぇ身体が楽になったよ」

「うん」

[ティア、リンカーコアは]

[それは回復しませんでした]

 やはりなのは達の魔法とこちらの魔法の根本が違うから無理だったか

「なのは達はアースラの医務室だね。少し休むと良いよ」

そういって俺は通常状態に戻った

 俺たちはアースらに向かってなのは達は一応検査と治療のため、医務室に向かった。

俺は艦橋に向かった。

「お久しぶりですみなさん。リンディさん、クロノ」

「お久しぶりです綾さん」

「綾、久しぶり」

「エイミィあいつらのサーチは」

「ごめん無理みたい」

「そっか、エイミィも久しぶり」

「久しぶりだね綾ちゃん」

 俺は先に情報を集めた
闇の書のことと守護騎士
俺はここにくるまでに仮面の男に襲われたことを言った。
ガウの事を聞かれたので

管理外世界の何処かにアシュリアーナという世界があり
そこにある格闘技のひとつという事
その闘技を使うものは
一騎当千といわれていることを昔文献で読んだ事があるとのことを説明

「綾さんを襲ったっていう仮面の男は、結局何が目的だったのかしら……?」

「私もそれは分かりません。
ただ、よほど私を結界内に行かせたくなかったようですが・・・」

「仲間なのかしら?」

「さぁ?でも中に入ってこないということは仲間でもないのではないですか?」

「そうね」

 話しているときに
なのは達が艦橋に向かってきた

「なのはさん、フェイトさん。気分はどう?」

「リンディさん大丈夫です」
「わたしも、大丈夫です」

「そう、よかったわ」

「にゃはは、ごめんね、フェイトちゃん、綾ちゃん。
久しぶりの再会がこんなことになっちゃって・・・」

「ううん、気にしないで。
それより、わたしの方こそなのはを助けられなくてごめんね」

なのはの言葉に、フェイトは首を横に振った後、
僅かに目尻に涙を溜めながら謝罪の言葉を口にした。
そんな優しいフェイトになのはは微笑を浮かべながら、
フェイトと同じように首を横に振る。

「ありがとう、フェイトちゃん。わたしを助けに来てくれて。
それに、久しぶりに会えて、わたしとっても嬉しいよ」

「うん、わたしも、なのはに会えて嬉しいよ」

 お互いに笑顔を浮かべながら、なのはとフェイトは再会したことを喜び合った。
 
「綾ちゃんも、久しぶり、来てくれてありがとう」
「うん久しぶりだね、なのは。
フェイトも久しぶり」

「うん。綾久しぶりだね」


「フェイトちゃんも綾ちゃんも、久しぶりに会えたのにこんなことになってゴメンね?」

 そして、なのはは申し訳なさそうに顔を俯かせながら口を開いた。
しかし、綾はそんななのはの謝罪の言葉に小さく首を横に振った。

「いや、それに、謝らなければならないのは、私の方かな」

「なんで?」

「あんなことになるのなら広範囲呪文で瞬殺すればよかった」
 
ちょっと物騒なことを言った。

「相変わらずだよね、綾ちゃんは
瞬殺なんて怖いこと言わないで」

「私たちは大丈夫だから、それに守られるだけじゃない」

「そうだよ。それに、あの回復呪文で体調もいいし」

「そう」

 反対に慰められるとは思わなかったなぁ

「綾ちゃんありがとう。わたしを助けに来てくれて」

「結局はやられてしまったから・・・ごめんね」

「ううん、助けに来てくれたから
わたし、とっても嬉しかったんだよ」

「なのは」

「綾、本当に助かったよ、あのままやっていたら結構やばかったと思うから」

「フェイト」

「ありがとう、次はあのもの共を殲滅するから安心して」

「ありがとう、綾ちゃん
でもあまり過激なことはしてほしくないかな」

「うん、ありがとう、綾」

「感謝は受け取るけれど、過激なことは
守れそうにないかな」

 そういいながら含みのある笑顔で二人に答えた。
それから、みんなで情報交換を行った。
まとまった話が、下記になる。

 管理局で第一級捜索指定されているロストロギア、
闇の書が絡んでいるということ。
それを完全なものとするため、
リンカーコアの蒐集に《守護騎士》が動いているということ。
そして、目的は不明ではあるが、綾と交戦した仮面の男が二人いるということ。
クルダ流交殺法という武術を使う少年が協力者が一人

「というのが、今、僕たちが分かっている情報だ。他に何かあるか?」
「ふ~ん、なるほどね良くわかった」

 クロノの言葉に俺は静かに頷いた。
今、同じ部屋にいるのは、綾、なのは、フェイト、アルフ、リンディ、クロノ、エイミィの七人である。
ユーノは一足先に闇の書について調べるために、無限書庫へと向かった。

「じゃあ、僕からの話は以上で終わりだ。何か質問はあるか?」

「あっ、はい。これから、わたしたちはどうすればいいのかな?」

 そう手を上げてなのはがクロノへと質問した。

「とりあえず、この一件は僕たちの担当になることが決定した。
だが、綾、なのはとフェイトは僕たちを手伝う必要はないんだが
きっと、言っても聞いてくれないだろ?」

「うん。わたしも手伝うよっ!」

「わたしも。あの人たちとちゃんと話をしないと」

「あいつらはけんかを売ってきたしね
買わないといけないとダメだと思わない」

 俺はクロノに笑顔で答えた。

 そう話す綾、なのはとフェイトに、クロノははぁ、と溜め息を吐くと、観念したように話を続けた。

「まぁ、そう言うと思ってたけどね。
なら、なのは達には嘱託魔導師として、
僕たちの捜査に協力してもらうよ。
ただ、、レイジングハートとバルディッシュの修理が完了したらだけどね

「さっすがクロノくんっ!」

「ありがとう、クロノ。迷惑掛けてゴメンね?」

「もう慣れたよ」

 フェイトの言葉に、クロノは苦笑しながら答えると、視線を綾へと移した。

「でも書くなとは言わないけれど、あまり書かないでね」

「了解」

 綾の言葉にクロノが頷きわかってるみたいな素振りをしてくれた。
リンディが口を開いた。

「じゃあ、今日はこれで解散かしらね。
今から準備しないといけないことが沢山ありますからね」

「了解です、艦長」

 リンディの言葉で今日は解散となった。

「綾ちゃん! いっしょに帰ろ」

「うん・・・・何か忘れてうような、まっいっか」

 なのはが綾へと声を掛け、綾も頷きを返した。

「あ、なのは、帰るのは少し待ってくれないか?」

「なんで……?」

「今からフェイトの面接があるんだが、
その面接官に会うのになのはもいっしょに来てもらおうと思ってね」

「そうなの……?」

 クロノの言葉に、なのはが不思議そうに首を傾げた。
フェイトは分かるが、自分が呼ばれたわけがわからなかったからだ。
そんななのはにクロノがその理由を説明し始めた。

「その面接官になのはの話しをしたら、
一度会って話しをしてみたいと言っていてね。だから、お願いできるか?」

「うん、わかった」

 俺は必要ないから、そういえばホテルのほうに戻らないといけなかったっけ!

「よかったら、綾もお願い出来るか?」

「面倒だけど、前回の治療などの借りがあるから会うだけなら良いよ
誰なのその人?」

 俺の言葉にクロノは名前を答えた。

「ギル・グレアム顧問官です」

 面倒くさそうな名前
 

 

いつの時代も偉い人は苦手

 俺たち3人は、クロノに連れられ、本局のとある一室へとやってきていた。

「わざわざ来てもらってすまない。久しぶりだな、クロノ」

「ご無沙汰しています」

 部屋へ入ると、そこには一人の好々爺っぽい男性が椅子に座っていて、後ろに猫耳の女性が立っていた。

 時空管理局顧問官であり歴戦の英雄とも言われているギル・グレアム
今回、フェイトの保護監察官となった人物である。
ただの好々爺ではなくなるほど意志の強そうな目
俺はそうおもい彼を見つめていた。

「フェイトとなのはは座るといい。綾さんも」

「ん~クロノも立ってるんでしょ、私も立ってるからいいよ。メインじゃないしね」

「綾」

「冗談、3人座ると窮屈だからやっぱり立ってるよ。私もなのはやフェイトみたいに細ければよかったんだけどね」

「了解」

 フェイトとなのははグレアムの対面に座り、俺は椅子の後ろで立っていた。
皆の準備が出来たと判断すると、グレアムが笑みを浮かべながら口を開いた。

「まずは挨拶からだね。
私がフェイトくんの保護監察官となるギル・グレアムだ。
まぁ、保護監察官と言っても形だけだがね。
こちらは私の秘書をしてくれているリーゼ・アリアだ」

「よろしくお願いします」

 会釈をしてくれた。

「君の人柄や先の事件のことについては、リンディ提督から聞いている。素直で優しい子だと聞いているよ」

「い、いえ、そんな……ありがとうございます」

 フェイトは褒められたのが恥ずかしかったのか、僅かに頬を赤く染めた。

うん、恥ずかしがっているフェイトは可愛いね

 それからグレアム氏は
なのはへと声を掛ける。

「君が高町なのはくんだね?」

「あ、はい。そうです」

「そうか。なのはくんは日本人なんだね。懐かしいな、日本の風景は」

「え?」

「私も君と同じ世界の出身でね。イギリス人だ」

「えぇ~!? そうなんですかっ!?」

 グレアムの言葉に、なのはは驚きの声を上げた。

「そうなんだよ」

 そういいながらうなづいた。

「あの世界のほとんどの人間は魔力を持たないが、稀にいるんだよ。
君や私のように高い魔力資質を持った人間がね」

 そう話すグレアムになのははしきりに頷いていた。
そして、グレアムは自身も管理局員を助けて魔導師となったことなどを話す。
その後で視線を俺へと向けた。

「君が南條綾さんだね?」

「はい。そうです。
始めましてSir、綾 南條ですよろしくお願いします」

「そうか。君の噂は私の耳にも届いているよ。」

「ありがとうございます。良いうわさだとうれしいですね」

俺の言葉にグレアムは、笑みを深くする。

「はは、聞いていたとおりの人だね、
なかなか心を開いてくれないと」

俺はクロノのほうを一瞬みてから

「誰が言ったんでしょうね~、いえいえ今は結構信頼はしていますから安心してください」

 クロノの足を踏んで言ってやった
痛そうにこちらを見ていたが、そんなことは知らない

「では、フェイトくんの面談を始めようか。
といっても、そこまで硬い内容でもないんだけがね」

 フェイトは少し緊張した面持ちで背筋をピンと伸ばしている。
そんなフェイトの表情を見て、グレアムは苦笑を浮かべながらフェイトへと質問を開始した。

「私からの質問は以上だね」

「はい。ありがとうございました」

 グレアムは資料から目を離しながらフェイトとなのはへと笑顔で話しを終えた。

結局、世間話に近いけれど
いくら大人びているからといって難しい話なんて
出来るはずないからそれでいいんじゃないと思った。
俺は3人の顔を見れただけでも良いと思っている

「では、最後に私から一つだけ言っておきたいことがある」
「はい」

 すると、グレアムが笑みを消し真剣な表情となりながらフェイトへと話し掛けた。

「私が約束して欲しいことは一つだけだ。
友達や自分を信頼してくれる人のことは決して裏切ってはならない。
これが守れるなら、私は君の行動について何も制限しないことを約束するよ。できるかね?」

「はい。必ず」
「うむ、いい返事だ。では、話はこれでお終いだ。
疲れていただろうに、すまなかったね」

「いえ、ありがとうございました」

グレアムの労いの言葉に、
フェイトとなのはの二人は頭を下げた。

そして、フェイトとなのはは退出するため扉の方へと向かっていき、
それに続いて俺も向かった

「では、これで失礼します。あ、それから」

 すると、クロノが退出しようとしていた足を止め、グレアムへと振り返った。

「もう聞き及びかもしれませんが、
先ほど自分たちがロストロギア闇の書の捜索、調査担当になることが決定しました」

「そうか。言えた義理ではないかもしれないが、無理はするな」

クロノの言葉を聞き、グレアムが静かに頷いた。

「大丈夫です。"急事にこそ、冷静さが最大の友"――提督の教えどおりです」

「……うむ。そうだったな」

「では、失礼します」

「そうそう、お付の人身体は大丈夫ですか」

立ち去る前に俺は使い魔にそう聞いた

 理知的そうな感じの女性から

「どういう意味ですか?」

「深い意味なんてないよ
何だかお疲れみたいな感じがしたから?
少しだけ心配したの?深い意味じゃない」

「ご親切にどうも」

多少のけん制になったかなと思いながら
出口のほうに向かった。

 先ほどティアから封鎖結界の時邪魔した人物とパターンが似てるって
使い魔の単独犯なのかそれとも
あ~すごく腹芸上手そうだからな
邪魔をするのなら叩き潰せばいいかと思った。
 

 

これからの方針

 俺たちは、お偉いさんとの面談も終わり、ラウンジで休憩した。
その後デバイスのラボまで来た。
途中参加だったので俺は気づかなかったのだが、
先の戦闘で大破したなのはとフェイトのデバイスである、レイジングハートとバルディッシュの様子を見に来ていた。
クロノは忙しいらしくお仕事のほうに戻っていった。執務官は大変だ

「ごめんね、バルディッシュ・・・わたしの力不足で」
「いっぱい頑張ってくれてありがとね、レイジングハート」

 待機状態のバルディッシュとレイジングハートが自己修復を行っていた。
それをフェイトとなのはは悲しい表情で見つめており、
その瞳からは涙が零れ落ちそうになっていた。

「ごめんね。二機ともシステムチェック中だからお話は出来なくて……」

 そう僅かに申し訳なさそうにフェイトとなのはへ話しをしたのは、ショートカットの髪に眼鏡を掛け、制服の上から白衣を纏った女性マリエル・アテンザであった。
クロノとエイミィの後輩であると話していた。
二機のメンテナンスを担当することになった
デバイスマイスターだ。

「ちょっと時間は掛かるけど、ちゃんと直るから心配しないで」

 そう話しながらマリエルは二人に優しく微笑み掛けると、すぐに表情を戻し、話を続けた。

「でも、この二機をここまで破壊するなんて、よっぽどすごい相手だったんだね」

「はい、とても強かったです。――それに、見たことのない魔法陣でした」

「たしかベルカ式だったかな?

自分の頭の中からデーターが出てくる。
まぁ詳しい事はよくわからないのだが、 それが、なのはたちが戦闘を行った者たちが使用している魔法の名前らしい。
最近では近代ベルガっていうのもあるらしいが

「おそらくあいつらは本物のベルカの魔法を使用している」

「本物の……?」

 俺の言葉に、なのはは質問を返していた。

「確かエンシェントベルカっていうんでしたか?
使用者はレアスキルと認定されて
また一流の術者は騎士と呼ばれる」

「じゃあ、デバイスの中で何か爆発していたのは?」

「ちょうど専門家がいるし、あっちに答えてもらおう」


「あれは魔力カートリッジシステム。
圧縮魔力の弾丸をデバイス内で炸裂させて、爆発的な破壊力を得るの。
頑丈な機体と優秀な術者、その両方が揃わなきゃただの自爆装置になりかねない、危険で物騒なシステムなの……」

「あれだけ自由に使用しているということは一流なんだろうね」

「じゃあ、今のわたしたちじゃあ、あの人たちには勝てないってこと……?」

「現にやられているから、今の状態なら十中八九、勝てないと思うよ」

ここは期待を持たせなくていいとおもいはっきりと答えた。
まぁそれでもやり様はあると思うのだが、出力差があるのなら工夫をすれば何とかなると言いたいところだが、多分今の段階では実力もあちらさんの方が上
それでも伸びしろは2人とも化け物クラスだからこの先はわからないけれど・・・きっとデバイスが戻ったら勝てると信じている。


「そんな」

 綾のはっきりとした返答に、
フェイトは悔しげな表情を浮かべた。

「じゃあ、綾ちゃんならこの人たちに勝てるの?」

 「ん~おそらく大人モードなら勝てると思うけど厄介なのは、あの褐色ボーイかな」

 魔法戦なら俺に勝てるものなんていないと自負している。
シグナムとか言ったっけ炎を操るんだっけ
なら100%勝ちだな
でもガウは別だ

「そう、なんだ」

「まぁ、今私の話よりも二人だよね
デバイスの修理が完了したとして、またあいつらと戦うの?」

「「そ、それは……」」

「ちょっと強くなったから忘れちゃったのかな」

「「え……?」」

「フェイトはわからないけれど、なのはって最初フェイトにぼろ負け、2回目もそうだったっけ
でもあきらめなかったよね。
多分フェイトも負けず嫌い。なのにあきらめるの?」

 俺の言葉に二人は俯いていた顔を上げた。
 
「私はあの褐色の男の子に負けたつもりもないし、
アンディたちにも負けていないだからこそ次の対戦まで鍛えるつもりだけど
あきらめるならあきらめたら
生きてる限り負けってのはないんだよ
しんに負ける時は諦めた時
なのは達の人生だかどちらでもいいけどね」

そこで俺は一度息を吐き、意地悪そうに言いながら

「でも私は知っている。
私の好きな子達はそれぐらいで負けないことを、
この間会った友人と同じぐらい誇りある狼達ってね」

「うん、うん、そうだよね。
諦めるなんて私らしくないし、
今出来ることを精一杯、全力でやっていく!」

「わたしも後悔しないように、もっと頑張っていくよっ!」

「手伝えることがあれば手伝うよ、たとえば扱いが違うけれど
あのシグナムとかいうのは、炎が得意だということは仮想敵になれたりするしね
私剣もそれなりに仕えるしね」

「「ありがとう」」


[ティアはメンテ大丈夫なの
ここにデバイスマイスターがいるから]

[私は大丈夫ですよ
それにカートリッジシステムを搭載するとして何処に?]

[そうだね]

 それからしばらくの間、マリエルから、
バルディッシュとレイジングハートの状態を話していていた。

デバイスルームを後にした俺たち御一行は、
リンディたちと合流し、今後のことについて話をしていた。

「じゃあ、アースラは今は使えないんですか?」

「ええ。今はメンテナンス中で使用できないの。
それに、他の艦も三ヶ月先まで空きがないの」

 リンディが困ったように頬に手を当てながら、そう返した。

「では、今回の事件はどう対応するんですか? 
流石に本部がどれだけ遠いかは知らないけれど
結構無茶じゃないの?」

 俺はリンディさんにそう聞いたら

「そうなのよ、でも実はほとんどプランは決まってるのよね」

「どうするんですかリンディさん (提督)」

 お子様2人は素直で可愛いね
あのリンディさんのいたずらっ子のような顔
嬉しそうだね
リンディの言葉に、話しを聞いていた、フェイト、なのは、アルフは首を傾げていた。
クロノは何故か溜め息を吐いていたが……。

 あぁあの顔はとらハ特有のいたずらモードだ。
それに勝てたものはいない。
女性強いからな。どんな無茶を言う事やら・・・
そして、リンディは表情を笑顔に変えて口を開いた。

「みんなでお引越ししましょうか」

 そんなリンディの言葉を聞き、
クロノは一瞬ポカンとした表情で驚いていたが、
なのはとフェイトの表情はすぐに笑顔が浮かべ、嬉しそうにしていた。

 さすがとらハの住人だ思考がぶっ飛んでやがる。
現場に基地を作るのは良い判断だとは思うけれど・・・
こちらの紙幣とかどうするんだろ?

 俺はそんなことを思いながらも、
なのはとフェイトの表情を見つめながら笑顔を浮かべていた。
そうして俺たちは帰宅準備に入るときに
言い忘れていたことをなのはに伝える

「ごめんなのは、一緒に帰れないわ」

「どうして綾ちゃん」

 なぜ俺が日本にいるのか
いきさつを教えて今日はホテルのほうに戻らないといけないこと
いきなりなのはと一緒に行ったら怪しまれるしね
明日には顔を出すからといって納得してもらった。

「そうそうクロノにお願い」

「ん、出来ることなら」

「転送お願い。呪文使うのも良いけれど、安全性はこちらの呪文の方が上だから、後こちらの転送呪文を教えて欲しいのだけども」

 そこで俺は手を叩いた。

「ごめんクロノじゃなく、転送はエイミィさんだったよねよろしく」

「転送はO・Kだよ綾ちゃん」

「ありがと~」

「教えるのはこの呪文は時間がかかるからな」

「ふ~ん」

「なら私が教えるよ」

「頼めるフェイト」

「友達のお願いだからね、
それに手伝ってくれるといってくれたし」

「ありがと、クロノのけち」

「ケチって君ねぇ」

「執務官殿は忙しいみたいだから
私みたいな得体の知れない人には教えれないと見た
それに比べてフェイトのやさしさ
この綾、心に響いたなぁ」

「い・いやそんなことではないのだが・・・」
クロノは言い、フェイトは顔を赤くして照れているようだった。

「冗談はそこまでにしてフェイト頼めるかな?
私の瞬間移動呪文少しリスクあるからね」

「うん、大丈夫」

「今回もきちんとした転送呪文が使用できたらもっと早くこれたはずだからね」

 すぐにまじめな顔をしてみんなに伝えた
いくら凄い呪文を使えるからといってその場に会う呪文がなければ
無用の長物
D・Sみたいに力技で何とかできればいいが
まだまだあそこまでのレベルに達していないしね
その後でフェイトに転送の魔法の説明を聞き
簡単に理解が出来た。
ここら辺は流石魔法使いだけあって
理解が早いといえる。

 ホテルに帰宅して使用した結果
上手く作動しました。
さすがD・Sの能力
会得が速いわ
今日は疲れたから
ゆっくりと眠るとしますか・・・ 

 

嵐の前の静けさ~引越しです

 なのはは体調は万全と言ってもいいものの、
闇の書に蒐集された魔力は戻っていないことから、
今はまだ戦闘が出来る状態ではなかった、
回復呪文をかけたんだけど、リンカーコア回復は出来ないらしい
そんな状態でもあるため、本格的に闇の書を追うのはこちらが万全の状態になってからということになった。
中途半端に手を出したら返り討ちになるしね
また、その期間でリンディ率いるアースラチームが
一時的に地球へと住まいを移動するための準備期間となってもいる。
名目上はなのはの保護もかねているらしいが

 そして現在俺は、なのはとともにリンディたちが引越してくるマンションへと向かっている最中であった。

 なのはからフェイトの養子の事を聞いた。
リンディがフェイトを自分の家族、娘にしようと思っているらしい。
フェイトもプレシアを失い、
家族と呼べる人物は使い魔のアルフだけとなってしまっている状態であった。
そういった状態だから、
リンディはフェイトを養子にしようとしているのだろうと、綾は感じていた。
子供だけっていうのもあまり良い環境ではない。
親がいればいいってもんじゃないけれど、良さそうな親がいるのは心の成長が望めやすい現に俺自身も今の親の方が子供らしい感情、愛されてる実感。人を愛する感情。色々な事を学ばせてもらっている。

フェイトは出生から愛情を受け取った成分が薄い分良いんじゃないかな。
リンディさんもすごく若く見えるし、一緒にいたらあれは姉妹だよと思う。
こちらの世界の親たち若すぎる。
士郎さん、桃子さん
リンディさん
俊さん・春奈さん(すずかの親)
デビットさんジョディさん(アリサの親)
隆行さん・栞さん(俺の親)
まぁ30代だからってもっと若く見えるよな
まぁいいけれど、若く見えるってことはきっといい事

 この世界の人たちは凄く優しいよね
基本高町家で血がつながっているのはのはだけだし
恭也さんは士郎さんの子供だし
美由希は士郎さんの妹の子供
士郎さんと桃子さんの血が繋がっている子供は
なのはだけということになる。
原作では、こちらはどうなんだろう?

「なのははどう思う?」

「わたし? わたしはすっごく、良いと思うよっ!」

「そう」

 質問に対し、満面の笑みで答えるなのはを見て、
俺はフェイトがリンディの養子になると決めたなら、
良い母と良い兄、お嫁さんも良い感じ
環境的にもグッドだね
ただ将来が決定しているのが気がかりかな
俺となのはがしばらく話しをしながら歩いていると、
目的地であるマンションへと到着した。

「あら、綾さんになのはさん、いらっしゃい」

「おじゃまします、リンディさん」

「おじゃまします。引越し中なのに、お邪魔します」

「ふふ、いいのよ。気にしないで」

 到着すると、出迎えてくれたのは私服姿のリンディであった。
僅かに申し訳なさそうに話す綾に、いつものおっとりとした笑みで答えた
普通に考えたら迷惑だ。

「あ、なのは、綾、来てたんだ」

「フェイトちゃんっ!」

「お邪魔します」

 部屋から出てきたフェイトが、
なのはと俺の姿を見つけると笑顔で二人を迎えた。

「どんなところに住んでるか見に来たんだっ!」

「男手じゃないけれど何か手伝えるかなと思ってね」

「そうなんだ。業者さんがほとんどやってくれたから、全然大丈夫だよ」

「そうだね」

 あたりを見渡すともう引越しはほとんど終わって
後は個人の荷物を片付けるぐらいしかないみたいだ

「なのは、フェイト、友達だよ」

「あ、はぁ~いっ!」

 クロノの言葉に二人は元気に返事をすると、玄関の方へと駆けて行った。
二人が部屋から出て行く姿を見届けた綾は、クロノへと声を掛ける。

「引越しで忙しいのにごめんね、クロノ」

「別に構わない。綾たちが来てくれた方がフェイトも嬉しいでしょうから」

「良いお兄ちゃんだ」

「知っているのか?」

「ん、こちらに来るときになのはが教えてくれた」

「決定ではないのだが、母さんがそうしたいといって
僕も反対ではないし」

 珍しくクロノがあたふたしている表情が見れて満足

「最終的にはフェイトが決めると思うのだけど、環境的にも良いと思うよ。
やはりいくら出来るといっても親はいたほうが良いからね」
 
クロノと会話が終り、玄関に顔を出したら

「なんであんたがそこにいるのよ綾」

「綾ちゃん久しぶり」

「いや~びっくりさせようかと思って、二人とも久しぶり。何でって私もフェイトと友達だからかな?それとも私がいたら邪魔だったかな?」

「そんなわけないじゃない」

「アメリカに行ったきり、連絡をほとんどよこさない人なんてアリサたちは、もう私を友達としてみてくれないのよね」

「もう、そんなこと言ってないでしょうが、綾もお帰り」

「ただ今アリサ」

「もう、綾ちゃんからかいすぎだよ、久しぶり綾ちゃん」

「すずかも元気そうで何より」

その内はなしてもらうという顔をアリサにされてしまった。
それからしばらくして、綾はフェイトとなのはに連れられ、
喫茶《翠屋》へとやって来ていた。
マンションへとやってきていたアリサとすずか、
それになのはの両親に挨拶をすると言っていたリンディも同行していた。

「そんなわけで、これからしばらくご近所になりますので、よろしくお願いします」

「いえいえ、こちらこそ」
「どうぞ、ご贔屓に」

 リンディの挨拶に、なのはの両親である高町桃子と士郎が笑顔で言葉を返した。
すると、挨拶を終えた桃子が俺へと話し掛けてくる。

「綾ちゃんも久しぶり」

「はい、お久しぶりです。昨日は急に変更になって申し訳ありませんでした。」

「元気そうでなによりだよ」

士郎も笑みを浮かべながら綾へと声を掛けた。
そしてしばらくの間談笑していると、士郎がリンディへと質問を投げた。

「フェイトちゃん三年生ですよね? 学校はどちらに?」

「あ、はい。それなら……」

 士郎の質問にリンディが答えようとすると、
外でなのはたちと話しをしていたフェイトが箱を持ってやってきたのだ。

「リンディてい……リンディさん、あの、これって……」

 フェイトが困惑しながら箱の中身を見せてくる。するとそこには

「制服だね。それも聖祥・・・私達と同じ小学校だね」

 俺はその制服を見て静かに呟き、
リンディがその言葉を引き継ぐように言葉を続けた。

「転校手続きはしておいたから、週末からなのはさんたちとクラスメイトね」

「あら、本当にっ!」

「聖祥小学校か。あそこは良い学校ですよ。そうだよな、なのは」

「うんっ!」

 笑顔で話すリンディに桃子が嬉しそうに声を上げ、
士郎の言葉になのはも笑顔で頷いた。
だが、フェイトは現状についてこれないのか、困惑の表情を浮かべていた。
俺はというとどんな権力使ったのだ同じクラスって出来すぎでしょっと思ったのだが、すごく幸せそうなフェイトを見た瞬間。
こちらもほんわかしてどうでもよくなっていた

「ありがとう、ございます……」

 皆の視線に恥ずかしそうに頬を赤く染めながらも、
フェイトは嬉しそうにそう言葉を口にした。
そんなフェイトを皆は笑顔で見つめていた。

その後、俺はフェイト、なのは、アリサ、すずかとお茶をしながら話をしていた。
リンディは帰宅、士郎と桃子は仕事があるからといなくなり、
俺も帰宅しようかと考えていたのだが、
アリサに捕まりこの場に留まることを余儀なくされてしまったのだ。
綾は心の中で溜め息を吐きながら、四人の話しに耳を傾けていた。

「でも、フェイトと綾が知り合いだったなんて、今日初めて知ったわ」

「そうだね。ビデオレターでもそんな話は出なかったしね」

「ビデオレター?」

 なのはの説明によるとなのはとフェイトでそんなことをしていたらしい。

 そうよと、アリサが苦笑しながら答えた。
すると、アリサが僅かに身を乗り出しながら質問してきた。

「それで、綾とフェイトってどういう関係なんですか?」

「関係?」

「妙に親しげだし」

「なのはと同じ時期に知り合ったんだよ
それにビデオレターなんてやってたのは私も知らなかったしね。ほら私もアメリカにいたから」

「だから、アリサがどう思ってるかは知らないが、フェイトとはまぁ、友達だよ」

「そう」

 下手な事言うと頭良いから感ずくからこの程度で抑える。
あれから結局、俺は夕方までなのはたちに付き合う羽目になっていた。
アリサとすずかがいろいろと俺達とフェイトの出会いについてなど、
いろいろと質問したりしていた。
もちろん魔法関係のことは誤魔化しながら話しをしていたが……。
二人とも良い気分転換になったみたい
流石友情パワー
これからだけど
ガウとの戦闘は俺が受け持つしかないよな

闘技場の壁をぶち壊す凶悪な破壊力だから
バリアジャケットなんて気休め程度しかならないと思うしね。実際に俺のシールドを破壊してきたから厄介だよなぁ

多分アリすずはなのはも俺の厄介ごとに巻き込まれて
いえないとか思ってるんだよな
俺の力は知っているけれど
なのはの魔法は知らないからなぁ
アリサが先ほどから疑惑の目で見つめてくるから
やりにくいったら仕方がない
方向を変えて聞いてくるけれど、俺自身も方向を変えてごまかしていた。
アリサは天才かもしれないけれど、俺はその上をいく超天才だから、尋問には乗らないよ。
まぁこれはこれで面白いから良いけれど、アリサ自身も楽しそうだし、俺とアリサのじゃれ合いだよな。

なのはとフェイトと居ると心がほんわかする
アリサと居ると心が刺激される
すずかと居ると共感している感じがする
なのはが誘拐された時でも最初に連絡を取ったのはすずかだったしね
誰が一番って順位はないんだけどさ
久しぶりに会えて俺も嬉しかったりする。
絶対に言葉では言わないけれど
ただいまみんな
 

 

嵐の前の静けさ~転入

 今俺は職員室でファイトと一緒にいる
何故なら今日は俺とフェイトの転入だからだ。
先生から段取りを聞いていたけれど、フェイトはすごく緊張しているみたいですごくキョドっていた。

「それではそろそろ行きましょうか」

「はい」
「あ、はい」

 先生の後をついて行くんだがフェイトがもじもじしているので、俺はフェイトの手を取りエスコートした。

「あ、綾」

「大丈夫だって、ほらみんなの所、なのはの所に行こう」 

「う、うん」

 先生に教室の前で待たされ先生が教室に入っていった。

「今日は急な転入ですが外国から新しいお友達が来ました。
フェイトさんどうぞ」

 フェイトハ入りずらそうだったので、俺は教室の扉を開け背中を押した。

「キャッ」

 可愛い悲鳴を上げての入場、俺に何かを言おうとした瞬間
「可愛い」、「髪の毛がきれい」
男女問わず騒ぎ始めた。
確かにかわいらしい容貌はしているな
フェイトの可愛さは男女関係ないんだなぁと実感
「フェイトさん自己紹介をお願いね」

「フェイト・テスタロッサです。
よ・よろしくお願いします」

 フェイトは恥ずかしそうにいったが、
なのは達の顔を見て安心したような恥ずかしいような顔をして自己紹介をした。

「そして、友達が帰ってきました。南條さん」

 呼ばれたので俺も教室に入った。

「お久しぶりです。またよろしくね」

 なんでとか・・・帰ってきたとか・・・そう言う声が聞こえている
俺なんかやったっけ?
まぁいいや

 さてさてやってきました。
転入生いじめ
ただいまフェイトの周囲に人が多くいる。
俺の方は来ていない
そらやフェイトは初めてだしね・・・
それを見て大変と思ったのか
アリサがフェイトの近くに来て

「留学してきた子にたくさん質問するんじゃないの?
フェイトが困ってるでしょ。質問は順番に」

 アリサがすごく仕切ってる
なのはとすずかがにっこり笑っている
う~ん
今の日本のリーダー達に見せてあげたいものだよね。
リーダーシップがすごく上手い
順番に質問してきたので
ゆっくりとまじめに答えている
そういえば俺のときもアリサが仕切っていたっけ
俺がにまにましていたら
アリサと顔があって
何か良いたい事合ったら言いなさいよ的な顔をしてきたので
俺はサムズアップしながら笑顔で返してやった。
俺は友人たちのことをあまり知らなかったのではないかという事件が
午後の体育の授業で発覚した
その名もドッチボール
小学生のとき多分一度はやったことのある球技だ
俺が前世の時の時代は
一大ブームがおき
大会などが繰り広げられたすごい球技でもある
チームは
俺、なのは、フェイトと級友
相手チームは
アリサ、すずか、級友試合となった。

「う~球技苦手なんだよね」

「大丈夫だよなのは、なのはは私が守るから」

 いうようなユリユリ宣言していたら
アリサから何やってるのと切れられた。
小学生の投げる球に当たる分けなく
足に来るボールは
足でリフティングをしてキャッチして投げていたら
すずかの投げる球もそんなにすごくないだろうと思って油断した。
剛速球でて当たった、。
いやはやボールってうなるって初めて知った。
ごぉおおおおおおおおっていう感じにうなってました。
もちろん身体強化の呪文を使えば取れるかもしれないけれど
ゆれる剛速球なんて反則に近いものがある
小学生相手に身体強化ってチート過ぎるしな
そしてなのはに当たるボールは全部
先の宣言どおり
フェイトが全部受け取っていたからすごいとしか言いようがない
周囲の女の子達も
騎士とお姫様みたいと言っているぐらいだ。
一瞬の隙ですずかが投げたボールがなのはにあたり
ボールが上に飛び上がった瞬間
フェイトがジャンプをして
いうかもう漫画の世界並みに
サッカーのゴールバーより高くジャンプをして
それをキャッチ

「「「「きゃー」」」」

 黄色い声援が鳴り響いていた。

キャッチした瞬間
それをカウンター気味で受け取り
相手のチームのエースすずかに投げ返し
誰もが当たると思った瞬間
てこの原理のようにまるで
バケツの中の水が落ちないように
まわすみたいに
ボールをキャッチをしながら腕でまわし
遠心力でフェイトにカウンターで投げた。
降りてくるときに投げられたので
どうする事もなくあたり
着地に失敗
アウトとなった。
結果は決着は俺たちのチームの勝利
負けるのがいやだから
フェイトが当たりこちらのボール
すずかより離れた位置に行き
ボールをもらい
当てて内野に移動
あさっての方向を見ながら
すずかに攻撃
それが当たり
エースが落ちたことにより
戦意損失
逆転勝利!!

勝利に決めては
内と外にエースが一人ずつの2人
相手はエースが1人
エースが多いこちらに軍配があがったのは
当然の権利だった。


それから帰宅時間になり今日はなのはの家で
お遊びみんなでわいわいがやがや
話をしたり、TVゲームをしたりして遊んでいました。
TVゲームで一番強いのはなのは
空間能力が高いので格闘ゲームや
パズルゲームの強いこと強いこと
パズルゲームでは言い勝負をするが
やはりコントロールテクが異常に早かった。
それからの数日は、なのはが本局にいって治療とか
俺が恭也さんに鍛えてもらったりとかで
数日経過していた。
 このまま平和な日々が続いてくれるのが嬉しいのだけども
まぁこの事件が終われば平和な時があると信じ頑張りますか
本日なのはの治療の経過の為にきていた。
結果次第だが今日で完治だということらしい
帰宅したらお祝いしようといっていた。
そしてタイミングよく
レイジングハートとバルディシュの修理も今日らしいので
Wお祝いだということで
魔術師組みはテンションが上がっていた。
なのはの治療が終わるまでまっているのもなんだから
フェイトとユーノ、アルフと一緒にデバイス工房に
マリーから完治したとのことで
2台ともいただいて
フェイトはすごく嬉しそうだった。
そしてなのはのところに向かったら
ちょうど医務室からなのはが出てきて
こちらも完治
そしてレイジングハートを渡してあげたらすごく嬉しそうだった。
そして転送ポート

「エイミィこれからそちらに戻る」

「みんなは何処にいるのかな」

「僕たちは第2ポートにいます」

俺がここって何番だったかなと思っていたらすぐにユーノがフォローして言ってくれた。
本当に沢山ありすぎてわからないってここユーノナイスと思った。

「後10分ぐらいしたらそちらに戻れると思うから」

そんな時エイミィたちの部屋が赤く染まっていた。
どうやら何かがあったようだ

「どうしたの」

どうやら守護騎士が現れたこと

「3人ともどうする」

「「もちろん現場に行く(行きます)」」

「ぶっつけ本番になるけれど」

「「大丈夫だよね」」

デバイス2機は大丈夫とのこと

「エイミィ2人ともいくみたいだからそちらが良ければ転送してもらえる」

「了解」

そしてぶっつけ本番でお披露目となった。
 

 

いつの間にか個人戦?

海鳴市上空

クロノ率いる管理局員の魔導師数十名が
闇の書の守護騎士である赤い帽子の幼女のヴィータと獣耳をした青年のザフィーラを包囲していた。

「スティンガーブレイド・エクスキューションシフト!」

 クロノは自身のデバイスであるS2Uを振り下ろした。
 すると、かれこれ数百を超えるかもしれない魔力刃が
ヴィータとザフィーラへと向かって落ちていく。

「ちぃっ!」

ザフィーラは障壁を張り、それを迎え撃った。
魔力刃がザフィーラたちへと当たり、
次々に爆発していく。
そして、その余波で辺りを煙が包んでいった。

「はぁ、はぁ……」

 振り下ろした杖もそのままに、
クロノは肩で息をしていた。流石のクロノといえど、
一度にこれだけ大量の魔力刃を生成するのは骨が折れたようだ。
姿勢を元に戻しながらも、クロノは煙に包まれているヴィータとザフィーラの方を油断なく見つめていた。
そして、ゆっくりと煙が晴れていく。

「多少は通っているか?」

煙の中から姿を現したのは、
魔力刃をいくつかその身に受けたザフィーラの姿と無傷のヴィータの姿だった。
ザフィーラには攻撃は当たってはいるものの、
僅かばかりのダメージしか受けていないらしく、
刺さっていた魔力刃を消していた。
それを見て、クロノは内心で舌打ちする。

「クロノくん、武装局員配置完了したよっ!」

「了解」

「あと、クロノくん。そっちに助っ人を転送したよ」

「助っ人?」

 そんなクロノにエイミィから通信が聞こえ、
エイミィが言っていた助っ人という言葉を聞き、
僅かに驚きの表情を浮かべた。
マンションが立ち並ぶ場所、クロノがそちらへと視線を向けると、
その屋上に3人の少女が立っていた。

「なのは、フェイト、綾!」

 そこには、3人の少女
高町なのはとフェイト・テスタロッサと南條綾がいた。
そして、そのすぐそばにはフェイトの使い魔であるアルフも立っていた。

「アイツらっ!?」

 ヴィータは以前叩き潰した人間を見て、驚きの表情を浮かべた。
そんなヴィータを見つめながら、二人はデバイスを上空へと掲げ、

「レイジングハート・エクセリオン――」
「バルディッシュ・アサルト――」

「「セットアップッ!!」」

 二人は声を上げると、なのはは桃色の光に、フェイトは金色の光に包まれた。
そして、その光が収まると、
なのはは純白のバリアジャケットに身を包み、
フェイトは漆黒のバリアジャケットに身を包んで現れた。
その手に持つデバイスも新しくなっており、
レイジングハート、バルディッシュともにカートリッジシステムが組み込まれ、
僅かながら外装も変化していた。

「あれは、カートリッジシステム……ッ!?」
「奴ら、デバイスを強化してきたようだな……」

 驚くヴィータとは対照的に、ザフィーラは腕を組みながら冷静に分析していた。
すると、バリアジャケットを纏ったなのはとフェイトがヴィータたちへと声を掛ける。

「わたしたちは、あなたたちと戦いに来たわけじゃない。まずは話を聞かせて」

「闇の書の完成を目指している理由を……」

 フェイトとなのはの言葉に、ヴィータはピクリと眉を動かすと僅かに胸を反らしながら腕を組み、二人を見下ろしながら答えた。

「あのさ、ベルカの諺にこういうのがあんだよ――和平の使者なら槍は持たない」

偉そうに話すヴィータにザフィーラは人知れず嘆息し、なのはとフェイトはヴィータの言葉に首を傾げていた。
そんな二人にグラーフアイゼンを向けながらヴィータは叫ぶように声を上げる。

「話し合いをしようってのに武器を持ってくるか、馬鹿って意味だよっ」

「なっ!? いきなり襲い掛かってきた子がそれを言う!?」

「……それにそれは諺ではなく、小話のオチだ」

 ザフィーラにぼそりと言われ、
ヴィータは僅かに恥ずかしげに頬を染めながらそっぽを向いた。

「うっせぇっ! いいんだよ、細かいことはっ!」

 そう言うヴィータにザフィーラが嘆息していると、離している最中に俺はすぐさま守護騎士の方に行き

「お前たちの言い分もたしかにな、いうことで取り合えずこの間の報復、『爆裂(ダムド)』」

 爆烈(ダムド)の呪文を発した。

ドッゴォンッ!!
爆発と同時に上空の結界を切り裂きヴィータトザフィーラを飛ばして
一人の女性が煙の中から現れた。
桃色の髪を後ろで結い上げ、その身を騎士甲冑に包んだその女性、

「シグナム」

 フェイトが騎士甲冑の女性
守護騎士のリーダーでもあるシグナムの名前を静かに呟いた。
その呟きが聞こえたわけでもないであろうが、
シグナムはビルへと降り立つと、フェイトを見つめていた。

「ちっ火の属性だから、手加減したダムドじゃびくともしなかったか」

「ちょっと綾 (ちゃん)いきなり何?」

 二人から非難の声がしたけれどそんなこと知りません無視するわけにもいかないから

「取り合えずこの間の報復?」

 首をかしげながら伝えた。

「もう何でそこで疑問系なの?
取り合えず綾ちゃん、クロノくん、ユーノ君。
手を出さないでねっ! わたし、あの子と一対一だからっ!」

「「・・・マジ・・・」」

俺と離れたビルの屋上に待機していたクロノは、なのはの言葉を聞くと唖然をしながらそう言葉を返した。
何処のDBですかあなたは、
こんなに好戦的だったかな・・・
えっとあのゲームのなのチャンはいないんだね
そんな光景をヴィータは、歯軋りしながら見つめていた。

「アルフ、わたしも彼女と……」

「ああ、わかったよ。あたしもヤロウにちょいと話があるしね』」

 フェイトはシグナムを、アルフはザフィーラを静かに見つめ、

「さぁ、いくよっ!」

 なのはの言葉が響くと同時に、それぞれが上空へと飛び立った。
それぞれの思惑が絡みながら、それぞれの戦闘が始まった。
クロノは結界外の探索でユーノは中の探索
俺はやる事がないので少し様子見といきますか

「でぇぇやあぁぁっ!」

「くぅっ!?」

 裂帛の声とともにヴィータが空中を縦横無尽に移動しながら、グラーフアイゼンをなのはへと叩きつける。
それをなのはは僅かに表情を歪めながらも受け止めた。
グラーフアイゼンでなのはを吹き飛ばすと、カートリッジをロードし、

「これでもくらって、しばらく寝てろっ!」

 グラーフアイゼンをロケット推進による大威力突撃攻撃を行う強襲形態ラケーテンフォルムへと変形させ、
ヴィータはその推進力でなのはへと突っ込んでいった。
グラーフアイゼンのラケーテンフォルムを見て、
なのはは一瞬、以前の敗北のイメージからかいやそうな顔になったが、
だが、なのははすぐに頭を振ると
それに応えるようにレイジングハートが光り輝く。

「レイジングハートッ!」

『カートリッジロード、行きます』

 ガシャコンッ! という音とともに膨大な魔力がなのはを包み込んだ。

「うおぉぉぉっ!」

 ヴィータはその姿に構うことなく、なのはへとグラーフアイゼンを振るった。
だが、そのヴィータの強烈な一撃をなのはは真正面からプロテクションを張って、それを防ぐ。

「くっぅぅぅっ!」

 お互いの膨大な魔力がぶつかり合い、
その余波によって周囲に粉塵が舞った。
そんな状態にも関わらず、なのははしっかりとヴィータの攻撃を防御し、
ヴィータはその防御ごと粉砕しようとさらに力を込める。

「くっ! かってぇ~っ!」

 その瞬間爆発が起きた。
 どうやらレイジングハートがシールド爆破をして距離を置いた作戦に出たみたいだ 。
いうかデバイスって前も思ったけれど、勝手に呪文を使用したりするよね
でもまだ戦闘初心者?のなのはには良いのかな

「っんのやろーー!」

 ヴィータは空いている方の手で鉄球を取り出し、それをなのはへと打ち込み、

「スマッシャーー!」

 なのはは魔力弾をヴィータへと打ち込んだ。
なのはもシューターを出し応戦
なのはとヴィータの攻撃がぶつかり合い、轟音とともに周囲のビルが倒壊し、
粉塵がその場を満たす。
すると、二人は粉塵から抜け出し、空中へと飛び立つ。
先に攻撃の準備が整ったのは、ヴィータであった。

「ぶっとべっ!」

ヴィータは空中に浮遊させていた鉄球を、グラーフアイゼンで撃ち放った。その数は十を越えていた。
だが、それを見ても今のなのはは焦ることはない。

『アクセルシューター』

レイジングハートの声が響き、
カートリッジをロードしたことによって増した魔力で
なのはは瞬時に魔力弾を生成し、

「アクセルゥ~シュ~トッ!」

それをこちらへと向かってくる鉄球へと撃ち放った。
いくつもの轟音が空中へと響いた。

「ちっ!」

ヴィータは舌打ちしながら、
爆発の余波で起こった暴風で帽子が飛ばないよう押さえた。
なのははかなり優勢となんか俺って解説キャラっぽくなってきたな
まぁいいフェイトはどうかな?
ガキンッ、と金属同士がぶつかり合う音が周囲に響く。

「はぁっ!」

「くっ!?」

 剣による一閃を放ったのは、烈火の将シグナム。
ガードがきちんとまにあわず弾き飛ばされたのは、フェイト・テスタロッサであった。

「はあぁっ!」

「ムッ!?」

 弾き飛ばされながらもすぐに体勢を立て直し、フェイトは即座に戦斧による一撃をシグナムへと放ったが、かろうじてシグナムはそれを回避した。
そこから数回、フェイトとシグナムは相手の攻撃を回避、もしくは防御してから、相手へと攻撃を繰り出すということを続けていた。
だが、どちらの攻撃も相手に当たらないか、
当たったとしても致命傷となる攻撃ではなかった。
ちょうど中長距離主体と
接近戦主体に分かれたみたいだね

『シュランゲフォルム』
「はぁっ!」

レヴァンティンの形態を可動チェーンによって連結された刃が伸び、鞭のように敵を襲うシュランゲフォルムへと変化させ、その鞭をフェイトへと振るった。
常人では目で追うのがやっとであるスピードで、シグナムの攻撃は繰り出される。
圧倒的なスピードを誇るフェイトは、
なんとかシグナムの攻撃を回避し、さらに攻撃へと転じた。
鞭の攻撃は音速を超えるというがよく見えて交わせるもんだ。

「はぁっ!」

 瞬時にバルディッシュを鎌状態のサイズフォームへと切り替え、
その鎌でシグナムへと切りかかった。

「ちぃ!」

 だが、シグナムも伊達ではない。
もう少しでフェイトの攻撃が当たろうかというところで、
鞘でそれを受け止め、フェイトの腹部に蹴りを叩き込んだ。

「ぐっ!?」

 おぉシャアザクキックだね
フェイトは僅かに呻き声を上げたが、すぐに体勢を整える。
すると、シュランゲフォルムから通常の剣状態のシュベルトフォルムへと戻したレヴァンティンを手に、シグナムがフェイトのすぐそこまで迫っていた。
レヴァンティンに炎を纏わせながら迫ってくるシグナムに、
フェイトもバルディッシュに雷を纏わせシグナムへと突っ込む。

「「はぁあああああ~っ!!」」

 二人の声が重なり、互いの渾身の一撃がぶつかり合った。
 ぶつかり合った二人の魔力の大きさから、
爆発が起こり、周囲のビルの窓ガラスなどがそれによって砕け、
地面へと落ちていった。

「守護騎士《ヴォルケンリッター》が一人、シグナムだ。お前、名前は?」

「フェイト・テスタロッサです」

「テスタロッサ……本来なら心躍る戦いなのだが、そうも言っていられん。
悪いが、殺さないよう手加減することはできん。
この身の未熟、許してくれるか?」

そう声を掛けてくるシグナムにフェイトは僅かに微笑し、それに答えた。

「大丈夫です。勝つのは、わたしですから」

「そうか」

 フェイトの言葉に僅かに驚いた表情を返すと、シグナムは静かに頷いた。
そして、二人の戦いは激しさを増していった。
なんだが友情が芽生えてきそうな二人だった。

なのはとフェイトって改めてみるとチートだよね
装備を変えて圧倒や互角という事は
何千年も生きてきた守護騎士より
2人のほうがすごいと言うことか
化け物だな
まぁでも流石将を名乗るだけ合って
今のところは互角といったところかな
アルフとザフィーラは

「ゼェェヤァァ!」

「うぉぉりゃぁぁ!」

 雄たけびのような声を上げる二人の人物の拳がぶつかり合う。
片方はフェイトの使い魔であるアルフ。
そして、もう片方は守護騎士の一人、筋骨隆々の男性ザフィーラであった。

「ちっ!」
「ぬぅ!」

 アルフとザフィーラがお互いに僅かに苦しげな声を上げながら距離を取った。
互いの力が拮抗しているため、
決定的な一撃を相手に与えることができず、
相手を倒すことが出来ていない状況であった。
こちらもO・K
本当にやることがないかなと思ったら
俺の相手がやってきた。
ビルの間を飛びまわって屋上まで来た
あんたはターザンか

「へぇ~来たんだ」

「はい、今間に入られるとバランスが崩れてしまいますし、
前回のことで本当にやりかねないと思いますので、よろしければお相手をお願いします」
俺は下に指を差しそちらに下りた。
仕方ない

「変身」

俺は着地と同時に変身をした。 

 

魔法使いVS黒き咆哮

 俺はいつも通りの服装になり
ついでに大人モード
そして炎の刀 神刀夕姫を着用
対するガウ・バンはいつもの黒のシャツにパンツにブレスとプレートを着用
して対峙した。


 俺は速攻で夕姫を振りかざしたら、踏み込んできて腕の付け根の所で足受けをされた。

「確か影技の基本の受け打我(ダガー)だったっけ」

「本当に詳しいですね」

 今日の俺は一味雰囲気が違うそれは、腹部に刺青のような模様を書いている。
非行に走ったわけでも本当に入れ墨をしたわけではなく、秘密兵器の一つをガードされている瞬間に発動
腹部からエネルギーが散弾してガウに向かっていった。
当然だがかわせるものではなく全弾命中した。
スピード自慢は動きを止めてから攻撃するのが一番

「名前を教えてあげるよ八極拡散砲(ラーッド)っていうんだ」

 これはルーン魔術といって、呪文の詠唱ではなく、描いた図形によって発動する魔術。
この呪文は、下腹部のチャクラから術者の生体エネルギーを増幅・無数の散弾と化して放つ
ガウは吹っ飛んだが致命傷ではなかった。
確かに必殺の一撃ではないとしてもダメージ受けてなさすぎでしょうが、なるほどね

「ふ~ん回避できないとわかって、急所を守りつつ後ろに跳んだんだぁ流石黒き咆哮(ブラックハウリング)

 ガウは回し蹴りをしてきたので俺も一歩踏み込む
ガードしながらだけども結構おもい

爪刀(ソード)敗れたり」

「くっ」

 ガウの今の技は回し蹴りの遠心力を使って真空波を出し攻撃する技
威力は強いが発生するまでのタイムラグがある
俺はガウの脚を持ち、持っていた剣を異次元にしまって
拳に雷の力を載せての攻撃

牙狼獄雷破(がろうごくらいは)

 俺はガウの顔にめがけて攻撃したが、俺の拳を蹴り飛ばし、俺が崩したところに蹴りを打ち込んできやがった。

「クルダ流交殺法影技舞麗(ブレード)

向こうに飛んだのでガウは距離をとって体制を直したいはずだとおもい
追撃しようとしたらその瞬間変形旋風脚が飛んできた
確か舞乱(ブーメラン)ていう技だ
俺はそれを寸での所で回避をしていたら、ガウが落下の瞬間に頭から落ちてくる姿勢のまま渾身のストレート
滅刺(メイス)だったけ
まさかの空中5段攻撃かよ
それをガードして俺は後ろに下がった。
ガウは、頭から落ちる瞬間
手を使い反転して両足をそろえてのキック
そのすばやい動きから
真空波が生まれ俺に向かってきた

刀砲(トマホーク)

切り替えしが早い
結局6段攻撃かよ

「ぐっ」
 
 俺はそれをくらいながら、、向こうが着地をする瞬間に俺は口を開き炎を出した。
火竜砲(サヴァタージ)
それをレジスト(抵抗)しやがった

「どんだけ頑丈なんだよ」

「立って闘えるクルダの傭兵に負けはありません」

「へぇ~無敵のクルダの傭兵伝説ね
たしかクルダの傭兵は一騎当千だったか」

「仲間のために闘うとき、我等は盾となりすべての敵を防ぐものとならん。
そして敵対するものにはすべてを滅ぼす剣となる」

 そんなこんなでマジバトルをしている最中
クロノ達はチェックメイト迄来ていた。
緑の服を着ていて闇の書を持っている女性を見つけたクロノは背中側に周り

「捜索指定のロストロギアの所持、
使用の疑いであなたを逮捕します。
抵抗しなければ弁護の機会があなたにはある。
同意するならば、武装を解除してくれるか?」

「・・・」

 確実に皆の足を引っ張ってしまうと、女性は悔しげに唇を噛んだ。

(この状況じゃ、私がどう動いてもどうしようもない。……どうすれば……)

 そう女性が思っていると、魔力を感じた。
女性はてっきり綾が来て万事休すだと感じてしまったが
女性は覚悟を決めた瞬間
クロノは吹き飛ばされてしまった。

「なっ……ぐっ!?」

 急に現れた人物に流石のクロノも対応に遅れ、
攻撃を受けてしまった。その攻撃は鋭いミドルキック。
魔力で強化した唸るような蹴りが、クロノの腹部へと直撃したのだ。

「が、はっ……」

 隣のビルまで吹き飛ばされ、金網にぶつかったところで勢いが止まった。
そして、クロノは痛む腹を押さえながら、自身に蹴りを入れた人物を睨みつける。

「仮面の男!」

 そこには、クロノが言うとおり、仮面を付けた長身痩躯の男が佇んでいた。
以前、なのはがヴィータに襲われたとき、それに助けに入ろうとした綾の邪魔をしたのがこの仮面の男であった。
あの綾と戦い、リタイアしたものだと思っていたのだが目の前のことに注意が行き過ぎて
周囲を注意していなかったクロノのミスであった。
女性は仮面の男と距離を取りながら、様子を見ていた。

「闇の書の魔力を使って、結界を破壊しろ」

「でもページが減るわ」

「今はそんなことを気にしている場合ではないだろう? 
仲間が心配ではないのか?」

 仮面の男の言葉に、女性は悔しげな表情を浮かべた。
女性はキッと仮面の男を睨みつけながら、口を開いた。
女性は仮面の男を警戒しながら、
その場を離れ、結界内にいるシグナム、ヴィータ、ザフィーラ、ガウへと結界を破壊するということを伝えた。

「ちぃっ!」

 クロノは女性が何をしようとしているかを察し、
近づこうとするが、仮面の男がそれを邪魔するように間に割って入る。

「きさま何者だっ! なぜ邪魔をするっ!」

「……お前に話すことなどない!」

「なら、無理にでも聞き出してやるっ!」

クロノと仮面の男が戦闘を始める中、
女性が闇の書を起動し、詠唱の準備へと入った。

「闇の書よ、守護者シャマルが命じます。眼前の敵を撃ち砕く力を、今、ここに」

 シャマルが告げると、闇の書から強烈な魔力が吹き荒れ始め、
結界の上空に膨大な魔力が集まっていく。

「撃って、破壊の雷をっ!」

 上空に集まっていた魔力が雷となり、結界を破壊するために撃ち落とされた。

「綾さんでしたよね。どうやらこの戦闘はお預けのようですどうか逃げてください。
あれはどう考えてもやばそうですから、それでは・・・」

 そう言ってガウは明後日の方向に去っていった

「逃がすか・・・」

 俺も追いかけようとしたのだが流石に影技使い早すぎ
そして俺も異常事態に気づき天を見る
ミシミシという音とともに、結界に少しづつヒビが入っていく。
それを結界内にいるなのはとフェイトは呆然と眺めていた。

「すまん、テスタロッサ。この勝負、一時預ける」

「っ!? シグナムッ!」

 シグナムはフェイトにそう告げると撤退を始め、

「おいっ! あんたの名は?」

「なのは、高町なのは……」

「高町にゃ、なyにょ、えい高町なんとかっ! 今回の勝負はお預けだっ! 
もし、次に会うことが会ったら、ぶっ飛ばすかんなっ!」

「なんとかって、ヴィータちゃんっ!」


 ヴィータは叫ぶように告げるとシグナムと同じように撤退を始め、
なのはは自分の名前をまともに呼んでもらえなかったため、追おうとした。
だが、結界の破損が酷くなり、そして、
結界を破って撃ち落された破壊の雷の光が、周囲を飲み込んでいった。
ユーノの方に魔力を感じることから俺はユーノに

「私に結界は必要ないから、なのは達にしてあげてといった。」

これぐらいの破壊エネルギーなら大丈夫

「そうだよねティア」

「もちろんです」

 俺は地面に座りヒーリングをかけていた。
最後の刀砲(トマホーク)によりアバラをやられていたからだ
お迎えが来るまで休憩をしていた。
やはりクルダの傭兵は強いな
特に(あざな)を持っているのはヤバイ
俺もやつのステージで戦わなければ余裕なんだけどなぁ
 

 

ある意味バトルより恐ろしい二人

 今日も仲良くなのはとフェイトは家で何かをするみたいで、
俺は、アリサとすずかにつかまってしまいました。
学校の裏側に来てなんて言われるとは思わなかった。
到着するともうすでにアリサとすずかが一緒に待機していた。

「待たせた。」

「女性を待たせるとはどういうこと」

 アリサはちょっと意地悪そうに言って

「大丈夫私も女の子だし、」

「ううん、そんなに待ってないよ」

すずかがフォローを入れてくれた

「何だった?もしかして愛の告白」

「違うわよ、ばか!
半年前から隠していることをそろそろ教えてくれてもいいかなと思ってね?」

「私の事なら知ってるでしょ?」

「うん綾ちゃんのことはね。でもなのはちゃんとフェイトちゃんと何かやっているよね?」

 すずかみたいな人にそういわれるとぞくって来るのは俺だけでしょうか、俺ロリじゃないのにねぇ

「俺の事はある程度は言えるけれど、なのはのことはちょっと言えないかな」

 あっやべぇ素が出てしまった。

「じゃいいわ。話を変えるわ、アメリカ行ったのもその関係?」

 何でアメリカのことが出てくる?
話の道筋がみえねぇ

「いや、それはリアルに親の仕事、何で?
言うかうちの親、アリサの父親の会社で働いているの知ってるでしょ」

 アリサから雑誌を見せられた。
それはKOFの特集で俺の大人バージョンのことが書いてあるところだった。

「綾ね、これが何か?
偶然にも私と同じ名前ね」

「綾ちゃんのそのリボンって元はなのはちゃんのリボンなんだよね?」

「ええ」

 嘘いっても仕方ないから本当のことを言う
全く二人の質問の意図が見えねえ

「実はそのリボンに秘密があるといったら」

「なのはの愛用のリボンでしょ」

 実は忍さんの秘密の兵器があったりってそれはないか

「お姉ちゃんの改造はないから安心してね」

そりゃそうだよねすずか

「それは間違いないわ
でもね、それって私とすずかが選んだリボンで
多分なのはは私達の絆を忘れないで欲しい気持ちで渡したと思うの?」

「うん、美談だねってそんな大事なリボンを渡したの?」

そっちの方がびっくりだし
いくらすずかでもサーチ能力はないし
アリサのとこがいくら大富豪でも24時間見える機械なんて
あるわけない、し秘密って何だ?

「それでおかしいことがあるのよ、何でこの綾とあなたのリボンが同じわけ?」

リボンなんて同じようなものはいくらでもある
これは動揺を誘っているものだと推測する
小学生が誘導尋問かよ

「ぐ・偶然じゃないかな?」

 やばい二人の威圧感が半端じゃないので
どもってしまった

「ねぇ綾知ってる、このスポンサーてパパの会社も出資していて
TVでは見れない場所も見れるって知ってた。
すずかって機械に強いの。だから私達大迫力で見てたの。
そしてね気づいたの、そうそう
リボンの先に模様があるでしょ」

 俺はリボンの先に文字なのか図形なのか模様みたいなものを見つけた

「あるわね」

「それを分解してみて」

「頭の中で分解すると」

アリサがいうように模様を頭の中で分解してみると、
3文字のアルファベットが浮かんできた。
これは観念するしかないかな

「えっとね、別に攻めているわけじゃないの
ただ知りたいだけなの、ダメかな?」

 すずかが申し訳なさそうに聞いてきた。

「まさかN,S,Aの文字が隠されているとは思わなかった。
全く本当にこんな大事なものを私に渡すなんて」

 ヤバイ少し涙が出てきそう

「あ~それ私たちも許可したから大丈夫」

「はぁ~、まぁ別に隠すことじゃないからいいよ
KOFに出たのは間違いなく私ね。それは間違いないわ」

「何で隠していたのよ」

「言っても信じられないでしょ?」

「でも私たちは綾のこと知っているし」

「うん正直に話すとKOFは本当に私が
体術で何処までやれるか知りたかっただけ、
偶然にも初日に士郎さんから聞いたボガードさんの息子さんとであったり、
話を聞いてね参加したくなったの。それは本当よ」

「なのは達がこそこそしているのは?」

 頭の言いアリサやすずかなら気づいて当たり前か

「それは私の口からはいえないかな。でも多分近いうちには話すと思うから
それまで待っていて欲しいかな。
それじゃダメ?」

「本当に?」

「いつまでも隠せるものじゃないしね。
約束する。早くて今年中、遅くても中学卒業までにはわかると思うよ」

「それまでやきもきしないといけないわけ?」

「なのはちゃんがやりたい事なら止めるつもりは無いのでも、私もアリサちゃんもただ心配なだけで?」

「相変わらず友人思いで良い女達だよね」

 アリサは赤くなってそっぽを向き
すずかは顔を赤くして下を向いていた。

「伝えるのは結構厄介な条件があるからおいそれと話せないんだ。たとえばアリサは将来父親のあとを継ぐといっていたよね」

「ええ」

「ある開発がされました。うわさの段階ですごいのが出来るということです。その内容を私が聞きたいといったら教えてくれる?」

「それは無理ね、何処にスパイがいるかもしれないし、綾の事は信頼しているでも話すわけにはいかない」

「そうだよね、状況は違うけれど、周囲の了解を得ないことにはなのは達のことは言えないんだ」

「でも・・・」

「だから俺が、ううん私がなのはとフェイトを守るから」

「信頼しても良いの?」

「これでもKOFの上位ランカーだよそれに知ってるでしょ私の人外の事」

「それって危険が付き物ってわけだよね。綾ちゃん危ないことはしないでね」

すずかは心配してくれているみたいで伝えてくれた

「ありがと」

「約束しなさいよ、必ずあんたも無事でいるって」

「うん、ありがと、なるべく話せるようにいっておくね」

 おれはアリサとすずかを抱き寄せて精一杯の気持ちで感謝を伝えた。

「話はそれだけよ」
 
 俺自身も恥ずかしいけれど、アリサそっぽを向いて話されても少し寂しいかな?

「遅くなっちゃったけれど綾ちゃん、入賞おめでとう」

「うんありがとう、でもKOFのことなら話せるよ。」

 そうして俺はアリサとすずかと久しぶりにゆっくり話した。
時にはアクションをつけたりしながら

「所でいつ私だって気づいたの?」

「最初は良く似てるなと話していたの、なのはにこれって綾に似ているねっていったら」

「なのはちゃんどもりながら答えていたから変だなと思ったの」

「またフェイトのときみたいに何かやっているんじゃないかなと思って
綾のことを調べたら、経歴不明、」

「ほら、なのはちゃん嘘いえそうにないから」

「後はあの大人モードの実験をかねてかな」

「でもなのはとフェイトの新婚モードはどうにかならないの?」

 どうやらアリサはあのモードは少し思うところがあるみたいだ

「なのはちゃんとフェイトちゃん仲いいもんね
そうそうフェイトちゃんで思い出したけれど、最近図書館でお友達になった女の子と男の子がいるの」

「どんな子」

「一人は私たちぐらいの女の子で少し足に障害を持っているけれど、とても良い子。八神 はやてちゃん」

「もう一人は褐色の肌をした外国の子。いつもそのはやてちゃんの付き添いをしていて、多分中学生ぐらいかな?なにか武道をしていると思う。
名前はガウ・バン君」

「へ~そのガウって子と大人バージョンの綾だったらどっちが強いんだろうね?」

「多分綾ちゃんじゃないかな、KOFの入賞者だし」

「アリサは何か変わったことないの」

「残念ながら、でもまた犬が来てくれたことぐらいかな」

「そうだすずか、その図書館ってここから遠いの?」

「う~ん、学校の近くの図書館だよ」

「あぁ~あったね」

「そこで会ったんだぁ」

「すずか私にもそのこを紹介しなさいよ」

「うん、絶対にアリサちゃんも気に入ってくれると思う?」

「うん、楽しみ、綾が来て、フェイトが来て、
今度ははやてね。会うの楽しみ」


 

 

手紙

 海鳴に帰ってきて約1週間ぐらいたった日にそれはやってきた。
俺自身も忘れていて一生の不覚を取った気がした日だった。
フェイト自身も転入してはじめぎこちない日々だったが、少しずつ慣れてきている感じがした。
今日は12月というのに久しぶりに温かい日だったので屋上で弁当を食べようかという話になりそこで食べることになった。
俺がちょっかいを出さなければあんな恥ずかしい出来事を味合わなくて済んだのかもしれない。

「本当にフェイトは可愛くなったよね。素直に喜ぶ姿とか、旧友との会話でのやり取りとか、ビデオメールなんて可愛いなぁと思ったよ」

「え、えっとね、綾にも出そうと思ったんだけど、海鳴にいないって聞いて」

 少し意地悪そうにフェイトに問いかけてみたら少しおどおどしだした。

「ホントだよ・・・えっとね」

「くすっ怒ってないよ。表情が豊かになってよかったと思ったのと以前より可愛くなったぁと思っただけ」

「もうからかうの禁止」

「ごめん本当にそう思っただけだよ」

 ふいに嫌な感じがして俺とフェイトのやり取りを見ていた3人娘の雰囲気が変わった気がしたので、嫌な予感がしてそちらに注目した。

「可愛いねぇ」

「アリサ、フェイト可愛くない?」

「可愛いと思うけれど綾も十分可愛いと思うけれど」

「なんで私?」

「ねえすずか?」

「うん、アリサちゃん。綾ちゃんが可愛いのは知っていたけれど、今回の事は本当にいいと思ったよ。」

「ごめん、二人とも何の話を言っているの?ねえなのは」

 後ろからぱふっっという感触がした。

「な・なのはさん」

  いきなり抱き付かれたら流石に焦るってば・・・
後ろからいきなり手紙を出された。
どこかで見た記憶が・・・
嫌な予感・・・


「なのはその手紙は何?」


「フェイトちゃん綾ちゃんってね。可愛いんだよ」

「綾が可愛い、格好いいじゃなくて」

「うん、フェイトちゃんこれなんだと思う?」

「手紙だよね」

「うん、実はこの手紙誰からのだと思う?」

「もしかして」

「うんフェイトちゃんその通りだよ」


「あ~!!」

「綾もやっと気づいたの」

「私、急用思い出したから・・・」

 
俺自身後ろ右になり帰ろうとしたら退路を防がれてしまった。

「えっとみんなが持っている手紙って何かな?なんでなのはだけ2枚あるの?」

「はい、これフェイトちゃんの分だよ」

「へ?でもなのははここにいるよね」

「ふふえっとね、フェイトちゃん差出人を見てみて」

 横からすずかが差出人の事を伝えたのでフェイトは言われたように差出人を見たらそこには南條 綾と書いてあったので、すぐさまフェイトは綾の顔を見たら綾自身恥ずかしそうにそわそわしていた。

「これ、綾が出したの」

「・・・」

「もう約1週間も顔を合わせているのに手紙が来たんだけど、どういう返事をすればいいの綾?」

 綾がバツが悪そうに黙っていると同時にアリサ自身そう言う風に言われたので改めてえっとっていう感じになっていた。

「仕方ないでしょうが、まさか私自身もギースさんがなくなって、日本に帰国なんて予想がたたないじゃない、ひと段落下から手紙を書いただけで・・・帰国の準備やら何やらで忙しかったんだし・・・」

「言うわけで、みんなでこの手紙を読んでみない」

「アリサ、私を恥ずかしさで殺すつもり」

「でも綾ってば秘密主義すぎるからこれに懲りて言ってもらえると嬉しいけれど」

「善処する」

 フェイトは手紙の封を切り内容を見て読んでいたら涙が出ていたので、綾たち全員驚いていた。 

 

綾の手紙~フェイト

「綾、フェイトに何かいたの」

「みんなと同じような事だよ」

「フェイト、少し見せてね」

「う、うん」


 『拝啓 フェイト様
 あれから数か月過ぎそちらではいかがお過ごしでしょうか
お聞きしているかもしれませんが今私は親の都合で海鳴を離れアメリカのサウスタウンに引っ越しをしました。

 私としたことがフェイトに出すためにどこに出したらいいのかわからないので、なのはに手紙を出し、フェイトの手に行くようお願いをするつもりです。
あの時はいろいろあり、私とはあまり交流を持てていなかったので私自身も少しだけ話をしたいと思いこのように筆を持ちました。
色々な悲しい出来事はありましたが過去は変えることは出来ないけれど、これから先フェイトを幸せにしてくれて前に進めることを確信しています。
何故なら、リンディさんやクロノもいれば、何かあればなのはもいるし、私の耳に入れば何処だろうと手を貸すつもりです。

 相変わらず私自身はやりたいことをこちらでもやっていますが、
私自身きっと稀有な存在らしく、なのは達みたいな友人は今のところで来ていません。
このように離れていても、私自身引っ越しをする前になのはのリボンを頂きました。
同じように貰ったフェイトだから言えることですが、不安な時、寂しいときはこのリボンを握ってください。
きっと心がぽわっとすること間違いなしです。
次会えたらすごく綺麗な笑顔で会えたらうれしく思います。
フェイトはどうかわからないけれど、フェイトの優しいところ、私はすごく好きだよ。
今度会えたらゆっくり話そう
また機会があったら、筆を執りますね
それまで健やかで元気でいてください。
あとリンディさんやクロノ、エイミィさんや皆さんによろしく言っておいてね
それじゃまたね
綾より』


 アリサが何をとち狂ったのかその場で手紙を朗読しだしたので、俺はそれを取り返そうとしたのだが・・・なのはが後ろで抱き着いているので力業失敗
俺は観念したように下を見ていたら俺の胸下あたりに衝撃が走った。
フェイトが抱きるいてきたからだ

「綾・・・ありがとう・・・」

 俺は観念をしてフェイトの頭を撫でた。

 このサンドイッチ状態何とかならないのだろうか?
はっきり言って勘弁してほしい

「私も・・・綾もなのはもアリサもすずかも大好きだよ」

 凄くキラキラな笑顔を真近で間近で見れたのは役得だと思った。 

 

綾の手紙~アリサ

 
前書き
  

 
 サンドイッチ状態で動けないからって・・・
それを良いことにアリサが自分の手紙を読みだした。

「フェイトの読んでしまったから悪いので私も読むわ」

「いや、いや悪くないから」

「綾には発言権なし、聞きたい人~」

「「「は~い」」」

『拝啓アリサ様
何だかアリサ様って書くと女王様に見えるのは私だけかしら、
チョットした冗談だけどね。
アリサ達とは数ヶ月でしたけれど色々ありましたよね
出会った当初からあんなイベントは後にも先にもアリサたちぐらいだと思います。
初めてあった時の選民意識が高かった人に言った。すずかの気持ちを伝えた時私はとてもうれしくて感動したのを今でも覚えています。
たまには私の事も思い出してくれると嬉しく思います。
アメリカは日本に比べ積極的な人は多いですが、アリサほど、思いやりがあり積極的な人はなかなかいなくやはり私の中で格好いい女性は断トツでアリサだなぁと思います。
そうそう、また会える時はすごく楽しみであり、
お互いが成長しているのをお会いできると嬉しいかな
最近は日本を出る時にもらったリボンを後ろは髪の先っぽに突けています。
私にとって最高の友人アリサへ 綾より』

「綾~」

 凄い笑顔のアリサが俺を見て話しかけてくるけれど、あまりの恥ずかしさに俺自身下を向いているしかできない。

「愛の告白かしら綾、無視するのはよくないと思うけどなぁ~」

「・・・お願いだから・・・恥ずかしくて死にそう・・・」

「ふふん」

 いきなり左側から抱き付かれてしまった。

「アリサ・・・」

 当たり前なのだが力で外そうと思えばはずせれるのだが…

「次はすずかね?」

「もう家で読んだんでしょ、聞かせることないってば~」

「綾」

 左側から胸に当たるぐらい当たりで振動の様にアリサの声が聞こえる。

「私たち読んでないわよ。」

「は、はい?」

「手紙を来たのは昨日だけど、なのはやすずかに聞いたらみんなの所にも来たってね。フェイトだけはなのはの所に来たって聞いたから、読まずにこの話になってね」

「なんで、読んでないの?」

「みんなで読んだ方がうれしいよねって話になって、ちょうどフェイトにも手紙を渡さないといけないから昼に読み合いっこしようって話になったのよ」

「私が恥ずかしいとは考えなかったの?」

「綾のその困ったような恥ずかしい格好を見たかったのよ」

「アリサのS」

「改めて今度はすずかね」

「すずか止めてよ~」

「ごめんね綾ちゃん。私も何が書いてあるのか知りたいから」

「家に帰ってからでも」

「ふふっ」

 スマートに手紙の封を切り取って手紙を広げだした。 

 

綾の手紙~すずか

『拝啓すずか様
何だかすずか様って書くと本当に深窓の令嬢って感じなのは私だけなのかな?
チョットした冗談だけどね。
すずか達とは数ヶ月でしたけれど色々ありましたよね
いつもフォローをしてくれてありがとう。
初めてあった時に深窓の令嬢って思ったのは本当の事
すずかも色々あったけど、すずかの優しい気持ちや心が温かいからアリサやなのは、私もすずかと一緒にいたい気持ちは本当だと思うよ。
すずかも私たちと一緒だよ
まぁ私はちょっと規格外かもしれないけれど
すずかは少しだけ、一歩引いている感じがして自分の事を後で考えるところがあるような気がします。
ちょっとぐらいわがまま言っても良いと思うよ。
きっとみんなすずかのわがままならうれしくやってくれると思うな~
私がそうだから
すずかの頼みならうれしくてやっちゃいそう
大切な人が頼ってくれたらうれしいから
何かあったら頼ってね
必ず手を貸すから
日本に行くときは優しくしてほしいかな?
また会えるのを楽しみにしています。
最近は日本を出る時にもらったリボンを後ろは髪の先っぽに突けています。
私にとって最高の友人すずかへ 綾より』

「えっとこうでいいのかな?」

 すずかは恥ずかしそうに右側から抱き付いてきた。

「すずかさん、こうでって、やらなくても」

「嫌かな?」

「良いよ、もう」

「ありがとう、綾ちゃん」

 すずかは頭を俺の腕に倒れる感じでつけてきた。

「どうしたの、すずか」

「ううん、本当にありがとう。私も綾ちゃんの事大切な親友だと思ているよ」

「う、うん」

「最期はなのはちゃんね」

「なのは、本当にやめて欲しいんだけど」

「え~みんな読んでいるのに私だけ読まないって言うのは・・・」

「マジ止めて」

「なに、何?愛の告白でも書いてあるの」

「アリサちゃん、女の子同士だよ」

「なのは、綾だよ、そんなことわからないでしょうが?」

「アリサ、私をなんだと思っているの?」

「私達に甘い綾だけど、一番甘いのはなのはだよね」

「そ、そんな事ない」

「すずかはどう思う」

「私はみんなに優しいと思うけれど、やっぱりなのはちゃんにはすごく優しいかな、それは結構な頻度でお泊りしているのも関係していると思うのだけど」

「そんなに、綾はなのはの所に泊まっているの?」

「恭也さん達に稽古をつけてもらいたいからね・・・」

 俺はそう言って言葉を濁した。

「良いわ、なのは最期読みなさいよ」

「だから止めてよ」

「うん」

 後ろの温かみが消え始め、なのはは、私の前に来て手紙を広げた。 

 

綾の手紙~なのは

『拝啓 なのは様 
やっと普通の感じがするような気がします。アリサやすずかだと様付けするとお嬢様って感じがしていたので・・・
さて知っているとは思うけれど私はKOFに出場していました。
それが終わって一息入れたところで手紙を書きたくて出しました。
古臭く感じるかもしれないよね
今はメールもあればネットで無料通話もできるのにね・・・
今なのははどうしているのかな?
私はこちらに来て相変わらず色々な事がありました。
詳しい事はちょっと言えないんだけどね
なのは達は平穏な日常だといいかな
学校では友人はいませんけれど、他の場所で友人は出来たのかな
友人というより格闘仲間なのかな、あと格闘の師であり兄みたいな人とも再開したからびっくりだよ
以上私の近状でした。
さてなのはとはちょっとの間だったけれど沢山の事をしたと思う。
それがすべて私の宝です。
なのはの優しい気持ちが私の心を守ってくれて倒れそうな時でも支えてくれていました。
甘えているのかな?
今凄くみんなに会いたい
クリスマスぐらいになったらそちらに一回行きたいなぁ
そうそう、一言忠告
なのはもそうだけど、みんなかな
もっとわがまま言っても良いからね
親兄弟友人にもっと甘えても良いから
甘えてくれると嬉しいんだよ
特になのはは一歩引くことあるからもっと頼ってほしいな
今現在私はそちらに居ないけれど、呼ばれたら必ず向かうから
恭也さん、美由紀さん、士郎さん、桃子さんによろしく言っていてほしい
帰ってきたらまた練習をお願いしたいですって言ってほしいかな
ではまた会える時に
私の大切な大切ななのはへ 綾より』

 俺は朗読を聴かされ下を向くことしかできなかった。

「やっぱり愛の告白じゃない!」

「いや、アリサ違うでしょうが」

「え~でも何だか私たちとは少し違うと思うんだけど」

「みんなと同じだってば」

 俺とアリサが話しているすきに背中がまた暖かくなってきた。
なのはがまた後ろから抱き付いてきたからで

「な・なのは」

「ん、綾ちゃんの言うように甘えてみたんだけど」

「さいですか・・・」

「改めて綾ちゃんお帰りなさい。私も綾ちゃんと再会できてうれしいよ」

「なのは、アリサ、すずか、フェイト改めて再会できて私もうれしい。これからもよろしくね」

「「「「うん」」」」

「そう言えば、綾今どうしてるの」

「?」

「確か帰ってきてるの綾だけなんでしょ」

「あぁそういうことね、親は向こうで手続きに追われてね 今の所アメリカにいるね」

「綾ちゃんどうしているのかな?」

「ん?簡単だよすずか、簡単な自炊なら出来るし、なのはみたいにお寝坊さんじゃ無いしね」

「綾ちゃ~ん私はお寝坊さんじゃ無いです。少しだけ朝が苦手で、でも今は大丈夫なんですってば」

「うんうん、成長しているみたいでお姉さんは嬉しいよ」

「もう、綾ちゃんの意地悪」

「でも、大変なんじゃ」

「大丈夫だってフェイト、私一人だしね、簡単だよ。」

「でも何かあったら危ないんじゃ」

「何かって?」

「フェイトちゃんは綾ちゃんが犯罪に巻き込まれたりしたらって心配しているんだと思うよ。うん私も心配かな」

「は~私を襲うってのはある意味命を捨てるのと一緒だから大丈夫だって、でもありがとうフェイト、すずか」

 ヤバイ、この格好すごくドキドキしてきた。
四方から抱き付かれていると落ち着かない。

「ほら、そろそろ離れてね」

「「「「は~い」」」」

 こうやって恥辱プレーは終わった。
みんな喜んでいたのはよかったのだが、金輪際なれない手紙なんてやめようと俺自身そう決めた。




 

 

病院へ

 フェイトがやられた。
俺自身少しびっくりしていた。
この間の戦闘を見る限りだと不覚を取る可能性は低いはず
やられる可能性どころかこちらの方が少しだけ押していたようにも感じられた。
何故ならなぜか守護騎士たちは全開で戦闘をしてないように感じられた。
きっと無意識でセーブしている感じなら・・・

「・・・・聞いてる綾ちゃん」

「ごめん、ビックリしちゃって、私を呼ばなかったの?」

 内容はこうだった
トップ2が時空管理局本局に用事があって向かっているから
エイミェが代理だったらしい
そのときに守護騎士たちが現れたので
なのは、フェイト、アルフに出動してもらって
その瞬間システムが落ちて
俺に連絡ができない状態だったらしい。
ん?
いまなんて言った。
システムダウン・・・
停電?なわけないよな
なんかきな臭いな

その後、仮面の男が現れて不意打ちをされたのか、でもおかしな話だ
なのはの援護の直後に距離が離れているフェイトの場所に行ったとは
瞬間移動が使用できれば不可能ではないのだが・・・
起きてしまった事には仕方ない

「分かった私はどうすればいい?」

「今は動けそうもないので、指示があるときに手伝ってくれるかな」

「了解」

 こんな時思い知らされる
神様転生で特別な力を頂いても大切な友人を守れないこととか
D・Sなら大丈夫だったのではないかとか・・・
少しだけ調査をするか、ガウがいたっていう海鳴総合病院にいってみるか、
いやあそこは怪しい人が入ったらすぐに感づかれる。
なぜならあそこには・・・・
そうか患者として行けばいいんだ。
とらハでは居るはずだからいて欲しい
行動すればわかる事なら、
俺はそう思ってある場所に向かった。

[綾様、フェイトのところにいかなくていいのですか?]

[行ってどうなるの俺が行ってもどうにも成らない
確かに回復だけはさせれるかもしれないが、それにリンカーコアだっけそれを回復する(すべ)は今の俺にはないしね。
そして全能力と封印してあるのを解除すれば何とかなるでしょ]

[いつから気がついていたんですか?
確かに封印処理はしていますが、今の綾様では解除を承認出来ません」

[それは最後の手段だからいいよ、今から行くのは高町家だから]

[なのははアースラに居るはずですか?]

[なのははね、用があるのは恭也さんだから]

[???]

[行けば分かるよ]

 かって知ったる道をスムーズに行き、庭付きに道場がある高町家に着いた。

「お邪魔します、綾ですが」

「ん、今なのははいないぞ」

 目的の人、恭也さんが居ました。

「いえ今日は、恭也さん用事があってきました」

「俺に?」

「はい、以前腕のいい整体の人が居るって聞きましたから」

「あぁ、フィリス先生か」

「フィリス先生って言うんですか、最近動きすぎだから見てもらおうと思ったんですが確か海鳴総合病院って言っていましたから、紹介じゃないと診てもらえないかなと思い恭也さんを頼りに来ました。」

「なら一緒に行くか、たまにいかないと恐いしな」

「恐い方なんですか?」

「とても優しい人だよ」

 ここは遺伝子の研究をしていて
すごくセキュリティが厳しい病院でもある
ちょろちょろ探していては怪しさ抜群でもあるから
このように理由を作ればO・Kでもある

「でも恭也さん達なら整体できるように思えるんですが」

「それだけ腕はいいということかな」

「お邪魔じゃなければよろしくお願いしてもいいですあぁか?」

「あぁ構わない、なぜお邪魔だと思った」

「女性の方なんだと思ったらお邪魔になるのではないかなと思って」

「今の俺にはしのぶが居るし、それに俺にはもったいない人だよ」

 イケ面で緑川ボイスでゲームでは違うかったけれど、
ドラマパートでは緑川さんだったし、性格は優しくて父性が強い人
逆だろうに、この人にお似合いの人を探す方が大変だと思う。
これ本心で言っているから恐いよな

 恭也さんとバスに乗り、
格闘の話で盛り上がってしまいました。
正体はばれていないと思うのだが、サウスタウンについ先日まで居たのだから
リアルで見ていたとの事で盛り上がってしまいました。
自分のことも少し言ったかな
大きくなったらあんな外見になるかもしれないといわれました。
まぁ本人なんだからそうでしょ
そんなこんなで話していたら
到着
受付をしてくれて
10分ぐらいしてから呼ばれました。

 総合病院なのに早すぎない
恭也さんと一緒に部屋に入ると、身長150台の女の子が白衣を着て座っていました。

「お久しぶりですフィリス先生」

「久しぶりですね恭也さんとはじめまして南條さん」

「あ・・・はい、はじめましてフィリス・・・先生で良いんですよね」

「はい、フィリス・矢沢といいます」

 データ上、ゲーム上では知っていたが、実際に見るとビックリしたりする

「ビックリしているみたいだけど」

「私と同じく銀色の髪なんて今年に入るまで見たことなかったから」

「あぁそうですね、珍しいですから、今日はどのような用件で恭也さん」

「はい、綾さんなんですが、こう見えて格闘技等をしていまして整体で信頼できる人と聞かれたので、思いつくのがフィリス先生しか居なくて大丈夫でしたか?」

「失礼かもしれないけれど、これだけ大きい病院だと整体の部門もあるのとおもうのですか?」

「恭也さん構いませんよ、私は高町家の専属の医師でもありますから。
南條さん、私の基本はカウンセラーなんです
後は高町家と数件の専属医でもあります」

「なるほど、でも10代でそこまでとは凄い勉強したんですね」

恭也さんが笑いをこらえているみたい

「いや綾さん、こう見えてもフィリス先生は20代なんだよ」

「こう見えては余計です」

 顔を赤らめさせて怒っている風景はどう見ても
中学、高校生ぐらいにしか見えないって

「申し訳ありません」

「いいんです、なれてますから」

「では俺はこれで」

 多分用事はなかったのだろう、俺をここまでエスコートしてくれるために来たのだが

「どこに行くのですか?恭也さん」

「いや・・・俺は綾さんを紹介しに来ただけで」

「今から忙しいですか?」

「ほらもうすぐ、翠屋忙しくなるのでその準備に」

「ならきちんと体を元に戻したほうがいいですよね」

「・・・・はい」

「綾さん30分ぐらいかかりますがよろしいですか?」

「はいお願いします」

 カーテンが区切られて数分後
あの恭也さんの痛みの声
ちょうどその時、ドアの方からノックが聞こえた。

「は~いどうぞ」

「お邪魔します」

車椅子で入ってきた少女がきた。

「お邪魔します
今絶叫が聞こえたものやろから
いつものお客さんかと思って来ました」

 ん、レン?いや違うか

「すみません、違う人でしたか?」

 カーテンの奥から返事が聞こえた

「はやてちゃん、恭也さんですよ、
ただ今日はかわいいG・Fをつれてきてはいますが」

「俺には忍が居ますし、綾さんにも悪いでしょうに」

「はじめまして綾です、南條綾よろしく」

「おそうなりました。私は八神 はやてといいます」

「はやてちゃんでいい」

「私も綾ちゃんでいいかな」

「うん、あれやがみ・・・はやてさん」

「どないしたんや」

「最近どっかで聞いたことある名前だと思って」

「よくある名前やし」

「苗字はないよ、そうだ、すずかがいっていた子の名前と同じなんだ」

「あれすずかちゃんとも友達なんか?」

「入院しているとは聞いてなかったから」

「そうや、私がすずかちゃんと友達になったはやてや」

 そんなこんなであっという間に30分がたってしまったのだが、
実はこの後も恭也さんの絶叫はたびたびあったとなりで穏やかな会話をしていたのだが、いざ自分の番になると帰ろうかなと少し思ったりもしました。

「次は綾ちゃんですね」

「恭也さんコース以外でお願いしてもいいですか?」

「大丈夫ですよきっと」

「あれな、恭也さんがなかなかこないからおこなうらしいんよ」

「俺はこれで帰るな」

「ありがとうございました恭也さん」

「あぁ、ではフィリス先生ありがとうございました。
後はやてもな退院したら翠屋に来てほしい
お祝いしようと思うから」

「はい」

「私は高町家の専属医でもありますから
何かあったら連絡ください」

 いって恭也さんは帰ってしまった。

 マッサージをしている最中

「なんか無理して行動していますか」

「格闘技を少々かじっているからでしょうか」

「あまり口出しはしたくないですが、もう少し自分の体をいたわってくださいね」

凄く痛かった
終わってみれば凄く体も軽くなりビックリ

「凄く体が軽い」

「まだ本調子ではないと思いますが
2.3日は運動を控えめにしてください
きっと今まで以上に動けると思いますから」

「ありがとうございます
はやてもあえてうれしかった。
また遊びに来てもいい?」

「もちろんや。ぜひきてな」

 そういって退出して
歩いてみるとやはり今まで以上に体が軽い
このことがうれしくてつい注意をおこなってしまった。
知った気配があったのに見逃してしまった。

 

 

帰り道で・・・帰り道はよく襲われるフラグかもしれないですね

 いやはや
情報には聞いていたがここまで体が軽くなるなんて思わなかった
スパロボに出てくるアポジモーターかバイオセンサーかってぐらい
体が軽くなるとは、ビックリだ
このように有頂天になっていたので
見覚えのある黒い服を着た少年を見逃してしまった。

[ティア、あれをどう見る]

[どうとは?]

[八神はやての状態]

[多分何も知らないと思います。
ただ体はかなり闇の書によって侵食しているでしょう。
もって今月、多分25日まで持つか持たないかぐらいだと思います]

[フランダースの犬を見てからか
なるべくクリスマスにそんな悲劇は起こしたくはないな]

[どうなさるつもりで]

[俺の呪文や能力で改変は?]

[闇の書の管理者制限があればできると思います]

[俺が魔力を送り込んでいたら]

[状況がいったんとまりますが、ながびらかせるだけだと思います。何をお考えで?]

[甘い考えかな?なのはやフェイトが守護騎士の事も心配している感じだからすべてがうまくいく方法をね]

[そこまですると綾様の心身の無理がたたると思いますが]

[それはどうでもいい
あの子たちのために何とかしたいんだ。もちろん俺の為にね]

[綾様の為になるのなら、出来るだけ協力します]

[ん、ありがと
でも実際には今は動けないみたいだなぁ
状況が動くのを待つしかないのか・・・]

 ティアと話している最中に空間が変わったのがわかった。

[綾様気をつけてください、封鎖結界です]

 そのようだね。
俺に喧嘩を売るやつが出るとは、まぁいい売られた喧嘩は買いましょ

「変身」

[綾様それどうにかならないのですか?]

[何で格好いいじゃん]

俺は一回転をした瞬間
いつもの服装
へそだしルックに
ショートスカート
レギンスにマントの姿で降臨

前方に仮面の男が一人立っている

「私に何か用?」

「これ以上介入するな!
お前のためでもある」

「私は自由であり名も知らない
仮面をかぶった変態さんの要望を聞く理由はないよ
どっかのえらい使い魔さん」

 俺は探りの為にそうはなった。
以前フェイトとグレアムの会談の時、そばにいた使い魔が先の仮面の男とパターンが似てるってティアから言われたからビンゴみたいだ。

「貴様は危険だ!」

仮面の男はフェイントをかけて右のストレートを打ってきた

「アンディに比べたら単純だな」

 俺はそれをかわして右のハイキック

「KOF上位入賞者をなめるな」

 もろにあたり仮面の男は距離を少し置いた

「来いよ、この世界の格闘技を教えてあげるよ」

「くっ」

 パンチキックの嵐を俺はそれらを回避して変形上段キック
ゲームならぶっ飛ばし攻撃になるやつだ
それをぎりぎりでガードをしてもう一度スピードを生かした攻撃をしてきた

「あぁそうだ、一騎打ちのときに無粋な真似をしてくれたやつだったな」

 仮面の男のローキックを軽くジャンプで交わし、肘うち、ローキック
一瞬しゃがんで飛び膝蹴り

「見よう見まねのタイガーキック」

 俺の体に気がまとい飛び膝蹴りがヒット
いつものより体が軽く威力も上がっている感じがした。
本家には段ちなのだがこれはまぁまぁかも
フィリス先生ナイス整体っと思っていた矢先
仮面の男は何かを捨て後ろに転がった。
やはり今日は調子に乗っているようだった。
着地した瞬間、その袋が大きく広がり食べられてしまった。
 

 

時空の牢獄

 飲み込まれてしまった先は、周囲が真っ黒で空気も何もない所
普通なら死んでしまうのだが、ティアのサポートと結界で何とか
[綾様が強いのは知ってますが気を抜きすぎるのも]

ティアがそう言ってきたので

「そりゃ、ティアだってメンテ終わったらご機嫌じゃん。同じだよ」

 ティアはブラックボックスが多いため、管理局でのメンテを嫌がるので、俺自ら勉強をしメンテぐらいは出来るようになっていた
決まってメンテ終了後は期限が良さそうなんだよな

[そうですが、それで命までなくなったら仕方ないで済まされません]。またあの時みたいな気持ちは嫌なんです

「ごめんってば、ティアは何か案はある」

P・T事件の無茶な事をやった時の事を言われたんじゃたまったものじゃないので素直に謝っておくことにする

「多分これは何かの道具を使用したものかと思います」

「この世界ではこれってロストロギアじゃ無いの?」

「多分間違いなく」

「時空管理局他の人間が使うのは禁止で、自分たちはいいのかよ。
これ絶対使用不可のロストロギアだろ。それで案は」

「私に内蔵された魔法類には
そういった呪文は存在はしてないですね」

「向こうがあけてくれることは」

「多分全部の事が終わったなら」

「これがロストロギアなら生物に対して使用したことは多分ないのだろうな
物入れていても腐らないとかそんなところでしょ」

「間違いなく」

「は~仕方ないなぁ~ティア竜騎士召喚は」

「それは封印されています」

「だよね、これって封印状態なわけ」

「違いますね」

「最後にもうひとつ相談」

「はい」

「時間軸は狂ってない」

「こちらの時間と外の時間は多分ですが一致しているとおもわれます。」

「なら4時間後に行動を起こすからそのときに起こして少し寝るよ」

「はい」

 そして4時間後になって、いつも持ち歩いているかばんから小さい袋を取り出した。
袋の中から缶詰やら色々と食材が出てきた。
調理道具が出てきた
まぁドラ〇もんの四次元ポケットに近い

[綾様、これは・・・]

「ホールディングバックって言う四次元空間に直結しているバック
TRPGの元祖って言われているD&Dの魔法のアイテムで、自分のTRPGに流用したやつ」

そして呪文で空気を作り
即席カレーを作り、腹ごなしもして

「そろそろここにも飽きたから出るか」

「綾様家に帰るみたいなこと言わないでください」

「ア・ルカーラもディメンジョナル・リープも無理っぽいし
ディメンジョナル・リープは戦闘には十分役立つし
戦闘中に使えるのが良いのだけどこんなふうのときは難しい力技で壊すか」

「はい?」

「綾様、何か案があったのでは?」

「そんな細かい事言ってたらもてないよ」

「私は綾様に嫌われなければそれで良いんです」

「ありがとう。完璧な異次元空間なら移動呪文で何とかなったんだろうと思うけれどね」

 俺だってただ寝ていただけではない
帰還呪文(レフュージ)条件やっとけばよかった
この呪文は家にアイテムを置いておくとそれを頼りにしてその場所に移動する呪文
今回は俺自身そのためのアイテムを作成してないからダメ

(ゲート)呪文もその門を作らないといけないし、一応ほかの次元移動あるけれどなぁ~

「仮定なんだけど、最初にここは封印内ではないということ、
そして時間軸がそこまで狂ってないこと
多分西遊記に出てくる金閣、銀閣の瓢箪みたいなアイテムかなっと、
なら超極大破壊呪文なら出れるかなって」

「綾、その心は何ですか?」

「まず俺の大人変身で基礎力アップ
デバイスであるティアが俺をサポートするから普段よりも数倍いい
そして壊そうと思っている呪文はあるものを足すと相乗効果ですばらしくなる
もともと何かを付属に加えるとこの世界では、俺の魔法はレアスキルかロストロギアなら確立7割ぐらいで壊れるんじゃない」

[綾様もしかしてある呪文って]

「そのまさかで~す。
琰魔焦熱地獄(エグゾーダス)を使う」

「あれは突進攻撃ですよね」

「ティアは分からないけれど、
あれって凄い突進攻撃なんだよ
岩を溶岩かしたり
コキュートスの永久氷塊をも溶かしたすさまじい呪文
ペインも封印状態だけど、それだけあれば通常の数十倍ぐらいは出せるんじゃない」

やはり体が軽い
きっと、2,3日は経っている
なぜならフィリス先生が言うようにどんどん体が楽になっているから、
そして魔力の流れがスムーズになっている

「変身」

大人状態になり
ティアが俺をサポートしてくれている
エネルギーが充実しているのが分かる
隣で結界を張りながら、俺は神刀夕姫を装備をして着火のワードを発すると
刀から炎があふれだした。

「ブー・レイ・ブー・レイ・ン・デー・ド 
血の盟約に従いアバドンの地より来たれ
ゲヘナの火よ 爆炎となり 全てを焼き尽くせ」

 この呪文は夕姫の効果で相乗効果なら2万度以上
今は大人状態にティアのサポートもある。
物質界(マテリアルプレーン)ではなく精神界(アストラルプレーン)に近い場合
呪文の効果もでかくなる。
それらをふまえると普段の威力だけなら多分ハーロ・イーンよりも破壊能力が高いと考えれる
言うか地獄の炎で突き破れないものないだろう
行くぜ
俺は力ある言葉を発する

『エグ・ゾーダス(琰魔焦熱地獄)』

壁にぶち当たり

「魔界の最下層アバドンとゲヘナの地に燃えさかる炎と炎の神刀夕姫と俺のパートナーティアのサポート付のこの呪文だてじゃない!」

ひびがわれ壊れ折れは物質世界に戻ってきた 

 

まさかの脱出先は!!

 出てきた瞬間
凄い音と大火災がこの周囲に起きていた。
さすが困ったときのエグゾーダス
BASTARDでも重要なときに使用呪文だけあるよね。
無事に出られたみたいなのはよかったのだが・・・
俺はきっと部屋があったであろう場所数メートルの状態で浮いている。
部屋とわかったのは周囲が部屋っぽい内装と屋根が破壊されて屋上が見えるからだ。
仕方ないので俺は天候支配(ウェザーコントロール)の呪文を使い雨を降らせて消火活動をした。
下の部屋の中には知った顔のロッテ姉妹とグレアム提督がいた。
普通に考えるのなら犯人はやはりこの人たちなのだが…
その前になぁ

「この状態どうしてくれるんおじ様」

「まさかあそこから出てきたというのか」

「ったく私じゃなければ死んでいたよ、
よくも空気もない世界においてくれたよね」

俺は地面に降りると三人の前に降り立った。

「はぁ~厄介ごとはいやだからとりあえず消えるわ。でもこの償いはしてもらう」

「おまえな~反逆罪で捕まえるぞ」

「反逆罪?
俺はお前らの部下になった覚えはない
用があるなら後で来いよ。遊んであげるから、じゃあね」

 やっかいな人たちが来る前に瞬間移動
フェイトに教えてもらった移動呪文
そして俺の部屋の座標
座標って長距離次元移動はこうしないとね
次元連絶刃が使えれば良いけれど
あれルシファー必要だし
あんなの使ったら即効でロストしちゃうし
そして部屋に到着後
ティアにの感謝を述べたところで通信が起きた。
これ絶対に厄介な事だろうな
無視するわけにもいかないのでクロノの通信に出た。

「綾、何をやって何を知ってる!!!」

 怒り顔のクロノ君がこちらに話しかけていた。

「それだけでわかれと言う方が無理」

「それはそうだが・・・じゃない。本局でグレアム提督に何をした~」

「あぁそれで私にけんかを売る!
もともと向こうがけんか売ってきたんだから買ってもいいよね」

「いやそうじゃない、誰がやったとはわかっていないが
次元広といえども爆炎がおき違うパターンの魔法。君しか思いつかなかった。
そしてなぜ?なのは達がいないとそんなに好戦的になるんだ君は?」

「で!クロノも反逆罪とかいうつもり?」

「いや、その話も聞きたいのだが、真実を知りたい、たとえば仮面の男2人組みはリーゼ達なのか」

「いつ気づいたの?」

 俺はクロノの探索能力を過小評価していたみたいだ。
きけばあの猫娘たちはクロノの師匠筋に当たり、執務官の勉強はグレアムに師事を受けたこともあると聞いていたから・・・
師匠筋を怪しむことはなかなかできることではない
俺はこういう所がクロノの本当のすごいところなのだと改めて思い知った。

「前々回の戦闘と前回の戦闘の記録画像を見てね、
違うとあってほしいと思って調べれば調べるほど核心になってきた。」

「そっか、まぁ今回は事故だよ。
向こうにとっても私にとっても、それで殺されかけたらしゃれになんないけどね」

 映像はどうやらクロノの私室で行われているみたいだから素直に話した。
襲われたこと
つかまったこと
出れなかったから呪文を使ったら意外な場所に出て思った以上の大げさになったこと
呪文のことを言ったら歩くロストロギアといわれた。

「行くの?」

「あぁ僕が行かないといけないと思う
君たちの世界のお祭りだったか
クリスマスイブに行くのは少し引けるんだが」


「ちょっとクロノもう一度言って?」

「僕が・・」

「その後」

「クリスマスイブ」

「今日何日?」

「今日は12月24日になる」

俺は外を見ると夜になっているのを気づいた。
確かはやてのリミットがそれぐらいと言っていた記憶がある。

「ちっ、なのはとフェイトは?」

「今日は友人が病院で入院しているからそのお見舞いに行くと」

「っ遅かったか」

かなり時間がずれているみたいなのを今知った。
あそこにいた時間が5時間ぐらい
こちらの時間では10日ぐらい1時間で2日のずれかよ
次元の時間は流れが違うってのは本当なんだな

「もしかしたら通信妨害があるかもしれないから調べて、
グレアムさんのことはよろしく私も行ってくるから」

「どういうことだ綾」

「話している暇はない、よろしく」

 俺は病院に向かい走っていると結界があられるのを感じた。
結界に入った瞬間
風きり音が聞こえた
俺は今立っている場所から後ろに飛ぶと
漆黒のブーメランが俺がいた場所を通り過ぎていった。
ブラック・ウイング
クルダ王国
第59代修練闘士(セヴァール) 影技(シャドウスキル)の兄であり
力の象徴の一人ブラックウイング
だが今はなくなり今の所有者は、その義弟
黒き咆哮(ブラック・ハウリング)ガウ・バン

「申し訳ありません其処からは通しません」

「えらい物騒なもので挨拶なんて厳しくない。
それ黒き(ブラックウイング)だろ。黒き咆哮(ブラックハウリング)

「そうでもしないと飛ばれて追えなくなっちゃいますから」

「そっか」

「話し合いは」

「したいのですが、僕は彼女たちを信じましたし、
彼女たちの主には安らかな幸せをつかんでほしいと思っています
力なきものを守る盾となり
そして襲い来る者には剣となり貴公の前に立ちふさがります
そして最大の妨害は僕自身貴女だと思いますので」

「じゃ、今は遅くならないうちにやるしかないか、変身」

俺は一回転をして
大人バージョンで変身をした。

このときみんな待ってくれるから嬉しいものだね
 

 

話し合いは戦闘

「変身」

 毎度おなじみ一回転をして服装と大人バージョンになった。
黒き咆哮(ブラックハウリング)に余裕をかましている相手ではない。
多分格闘技術では言えば餓狼達のほうが上かもしれないが
破壊力、頑丈さは圧倒的に黒き咆哮(ブラックハウリング)の方が上だ。
当たり前といやあ当たり前
餓狼は一応現代であり影技はファンタジーなんだから・・・
この差はやはり大きいと思う。
頭蓋骨割れてても動くしね

「最後に聞く、どうしても避けられない」

「はい、僕は彼女たちを信じそして僕も彼女の幸せを望んでいます。
そして最大の障害はあなただと思いましたから、、僕がここに来ました。」

「なぜと聴いても良いかな?」

「あなたは知りすぎている、この世界にはクルダは無いのに、あなたは知っていた。
そして格闘術は高いうえに、僕たちの魔導師(ラザレーム)に近い魔法。
まるで我らの最高の存在でもある(クリムゾン)と同じような方ですので
影技 ガウ・バン行きます」

 そう言いながら、ほほに刀傷の化粧をしながら名乗りを上げた。

「ウイザードの南條 綾
話で分かってもらう方が楽なんだが、通してくれそうもないから実力で通してもらう」

 ガウがダッシュしてきた瞬間
視界からガウの姿が消えた。
元々スピードを生かす戦い方をするのがガウの戦い方の一つ
俺は予想して力ある言葉を発する。

『跳空転移(ディメンジョナル・リープ)』

 今いた場所から、人二人分ぐらい前にしゃがんだ状態で瞬間移動
しゃがんでいる状態だから一瞬分からなくなるはず
そこからアッパーカットをする。
ガンダムより強いと言っていた
ガラのパンチ技

「スカッドボンバー」

そしてガウを浮かした瞬間もう一度力ある言葉を発する。

『跳空転移(ディメンジョナル・リープ)』

 俺はD・Bをまねして人差し指と中指を額にあて
ガウの上空に瞬間移動をし、かかと落としをくらわす
「刀身 斧重(ふがさね)
当たった瞬間にまた

『跳空転移(ディメンジョナル・リープ)』

 瞬間移動をしてガウが落ちてくる場所に行き
突進の中断突き

「銃弾 牙追(がつい)

 それがガウにもろに当たり
向こうに吹っ飛んだ
勢いあまってビルに突っ込んでだ。
凄い音を立ててビルの壁も破壊されていった。

 ん~さすが全威力に魔力もこめてるだけはあるな
そしてカウンターでもあり魔法を使用しての格闘技3つを使ったんだから
これで終わるだろうと思ったら、瓦礫の向こうから音が聞こえてきた。
ふらつきながらも立ち上がってきた。

「本気、もう倒れてた方がらくだと思うよ?」

「たって戦うこれがエレ姉に教えてもらったことでもあり
そしてたって戦えるクルダの傭兵は一騎当千であり無敵だ!!」

ちょっと不利だよな
さすが(あざな)持ち
奇襲で倒して終わらせたかったんだけどな
それにやつ早いんだよね
七鍵守護神(ハーロ・イーン)みたいな呪文
詠唱中にやられてしまうから
先手必勝で魔力ダメ込みの必殺技で攻撃したのに
あちらもなんだかいやな反応しているし
なぜだ?
クロノのおかげで終わっているはずなのに・・・
猫姉妹と爺さんはリタイアなのになぜ魔力がどんどん上がっている。
多分最悪の事が起き始めているのに・・・
そう、一瞬あちらの方に意識を取られた隙に俺の眼前からガウの姿が消えた。

「くっ」
 気づいたときはローキックが見えたので飛ぼうとしたらそれもかなわなかった。
何故ならふっとばす蹴りではなく残る蹴り。
俺がしゃがんだ隙に渾身のストレートが飛んできた。

「クルダ流交殺法 表技 滅刺(メイス)

 今度は俺がもろにくらいあさっての方に吹っ飛ばされてしまった
何とかティアのガード
(シールド)のおかげで致命傷だけは逃れた感じだけど
まさか口から血が出るとは思わなかった。
顔を上げ正面を見るとガウが立っていた。

「よくもやってくれたな、手加減なんてくそくらえだ
ぶっ殺してやるよ望みどうり」

俺は体中から魔力を出し立ち上がってそういった。
丁度距離が開いたので俺は長い詠唱なしの呪文を放つ

獄炎爆烈弾(セバルチュラ)

 ガウに向かって無数の火炎球が放たれていった
これは怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)の上位呪文でもあり
一発の怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)でさえ強力な呪文防御を誇るスフィンクスを倒すぐらいの威力でもあり
この呪文は軍団用呪文でもあり対象者を避けても追いかける呪文でもある
それをガウはコブシ、蹴りではじいたりしていた。
おいおい人間じゃねえだろう。
人間が雷より早く動けるか試してやらぁ

『鬼働雷撃雨(バン・デラー)』

 豪雨のような落雷がガウに落ちて行った。
それをすんでのことで回避して少しずつこちらに向かってきた。
あぁかわすのは何となく知ってたよ。だが沢山の雷ですぐには来れねえだろうが・・・
俺は琰魔焦熱地獄(エグ・ゾーダス)の呪文の詠唱に入った。

「ブー・レイ・ブー・レイ・ン・デー・ド 
血の盟約に従いアバドンの地より来たれ  ゲヘナの火よ 爆炎となり 全てを焼き尽くせ 」

『我は無敵なり、わが影技にかなうものなし
わが一撃は無敵なり』

 ガウの武技言語の終了と同時に呪文の詠唱も終わり俺は力ある言葉を発する。

『琰魔焦熱地獄(エグ・ゾーダス)』

 琰魔焦熱地獄(エグ・ゾーダス)に向かってきてとび蹴りをかなしてきた。
本日2度目の琰魔焦熱地獄(エグ・ゾーダス)流石に疲れてきたってえの

「これで終わりだ~」

「終わらせません。影門最源流死殺技 神音(カノン)

すごい音が響き俺とガウは吹き飛ばされたみたいだ。
振動波が俺の体を通ってきている。
俺の体の周囲の防御フィールドを貫通してきやがった。
俺がふらついて立ち上がってきていると
ガウのやつもふらつきながら立ち上がってきた。
おいおいいくらティアの制御で非殺傷にしているからって言ってもエグゾーダス食らって立ち上がるなんて化け物かよ
覚悟を決めたその瞬間
海鳴総合病院あたりからすごい破壊の音と壮大な魔力があふれかえっていた。
ここでガウと戦っていても意味なしか

「ガウ、ここは休戦にしないか?」

「関わらないでくれるんですか?」

「んなわけないだろうが、あれを見てみ」

「何ですがあのまがまがしいプレッシャーは」

「出来るかどうかわからんし、何が起きているのか正確にはわかってないが猫の手も狩りたくなってきた。
ガウにも手伝ってもらう」

「何が起きているんですか?」

「『飛翔(フライ)』今ガウに飛翔呪文をかけたからこれで飛べるはず
飛びながら説明をしてやるよ!
それぐらいの時間はありそうだから」

 そして俺は黒鳥嵐飛(レイ・ヴン)の呪文を使い
ガウのスピードにあわせて今までのことを説明をした。
以前貰った笛を吹いてみたが何も起こらない

[サイツ・・・ちっ妨害がかかっている。手伝ってほしかったんだけどなぁ]

「言うことは今まで僕たちがしていたことは」

「うん、勝手な思い込みでいろいろしてくれたということ」

「すみません」

「間違いで殺されたらしゃれにならないし、無駄に魔力も減らされ、身体もいたい
嫁入り前の女性に此処までしてくれたんだからまぁ、死ぬ気で働け」

 まぁ結婚する予定は全くないのだけどね

「あの~、綾さんって男みたいなしゃべり方するんですね」

「今まで戦闘中で手が抜けない相手だったからね。もう金輪際クルダの傭兵とは戦いたくないな」

「僕もあなたとは戦いたくはありません」

 体が痛いので飛翔中にリジェネをかけながら空を飛んでいた。
ガウまぁたぶん大丈夫じゃない
最初の5分ぐらいは不恰好に飛んでいたが
今は普通に飛んでいる
さすがにセンスがいい
そろそろ居目的地に着くと思う
そろそろ現場付近に到着だ

 

 

夜の終わり、旅の終わり

ちょうど到着したら
なのはが両手両足大の字になり魔法のチェーンによって繋がれていた。
その頭上には銀髪の女性が黒き剣をなのはに貫こうとしている状態だった。
おいおいまさかあれをなのはに落とすつもりか
その時雷の反応
この魔力反応はフェイトか
フェイトも隔離されてたとは・・・

[フェイト返事しなくてもいいからなのはを捕まえて私はあの剣を貫くから]

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク  灰燼と化せ 冥界の賢者 七つの鍵をもて開け 地獄の門 」

『七鍵守護神(ハーロ・イーン)』

 力ある言葉を発し手の先から破壊光線が管制人格のほうに向かって行ったが
それを察知して上空に逃げた。
黒き大きな剣も消滅をした。
フェイトはなのはが捕まっているチェーンをサンバーフォームでぶった切り
なのは救出に間に合った

「遅くなったかな」

 俺はなのはと隣にいるフェイトを見てそう言った

「フェイトちゃんも綾ちゃんも助けてくれてありがとう」

「そして遅れてきたから助っ人を連れてきた」

「「あなたは!!」」

「すみません、僕もはやてを救いたいと思いますのでご協力させてください」

「「うん」」

「そうだ後で、綾ちゃんに相談が、それに綾ちゃんどこに行ってたの心配してたんだよ」

「うん色々あって、相談って何?」

「終わってから話すね」

「了解」

 銀髪で目が真紅の女性と戦っていた俺たちだったが、急に動きが不自然に止まった。

「外の方、管理局の方! わたし、そこにいる子の保護者、八神はやてです!」

「「はやてちゃん!?」」

「なのはちゃん、フェイトちゃん!? ほんまに!?」

「なのはだよ。色々あって、闇の書さんと戦ってるの!」

「ごめんなのはちゃん、なんとかその子、止めたげてくれる?
魔道書本体からはコントロールを切り離したんやけど、その子が 動いていると、管理者権限が使えへん。
今そっちに出てるのは、自動行動の防御プログラムだけやから」

「どうすればいいはやて?」

「綾ちゃんも居たの?行方不明って聞いてたんやけど」

「色々あってね、お久」

「はやて無事?」

「ガウ君まで」

「私は無事だよ、お願い出来る」
 
 さてどうやって止めようと思案していたそんなときに、なかなか出番がないユーノから通信があった。

「みんな 分かりやすく伝えるよ。
今から言う事をみんなができれば、はやては外に出られる。
どんな方法でもいい、全力全開、手加減なしで!」

 ユーノの説明になのはが納得が言ったかのように表情を変える。

「「さすがユーノ(くん)、わかり易い!」

「ガウは魔法が使えないから、少し待機とガードのほうをよろしく」

「了解」

 なのはが砲撃の準備に入ると同時に海から触手が出てくるが、
それをフェイト達が切り捨てる。

「エクセリオンモード、バレル展開。中距離砲撃モード!」

 レイジングハートから無色の衝撃波が放たれ、管制人格を空中に 磔はりつけにする。

そして俺は詠唱に入る

「バータ・フォー・テイルズ …… 囲え 死の荊棘(いばら) ヴェルカム・イン・タイ」

 そして力ある言葉を発する

『盲死荊棘獄(ブラインド・ガーディアン)』

冥界の預言者アビゲイルの必殺呪文
魔界に生息するいばらを、召還する。
管制人格に向かって茨のつたが管制人格に巻きついてきた
いばらだけあって棘がかなりの武器になったり、魔界に生息するものだから簡単にはほどけないんだよね

「なのは後よろしく、あれはなかなか外れないからやってやって」

「うん、「エクセリオンバスター・フォースバースト!」
 大出力の魔力がレイジングハートに集中する。
「ブレイク、シュート!」
 
大規模砲撃が管制人格を飲み込んだ。
本当にスーパーロボットがたくさん集まるゲームのマップ兵器だなぁ
まさしくツインバスターライフル。
そんな感想は置いておいて、
そして直撃を食らった管制人格は止まりだして空中に白い玉が浮かんでいた。
空中にあった白い光の球が輝き、余りの眩しさに目を背けるほどだ。
光が収まった後には、ヴォルケンリッターが白い光の球の周りにいた。

「ヴィータちゃん!」

「シグナム!」

 なのはとフェイトはお互いのライバルに声をかけていた

「我ら、夜天の主の元に集いし騎士」

「主ある限り、我らの魂、尽きること無し」

「この身に命ある限り、我等は御身の元にあり」

「我等が主、夜天の王。――八神はやての名の元に!」

 シグナムから順にシャマル、ザフィーラ、ヴィータが騎士の誓いを宣言していた、

「リインフォース、私の杖と甲冑を」

〈はい〉

 光の球が砕け、中から魔法杖を持ったはやてが現れる。

「はやてちゃん!」
 
 はやてはなのはに微笑んだ後、声を張り上げて唱える。

「夜天の光よ、我が手に集え。祝福の風、
リインフォース。セーット、アップ!」

 はやての髪の色が変わり、その身は堕天使の様な騎士甲冑に包まれる。

「なのはちゃん、フェイトちゃん、綾ちゃんすまんな、うちの子が」

「「うん大丈夫」」

なのフェイは素直に聞き入れたが俺はそれに反発をした

「本来ならリンカーコアをとりたいところなんだが・・・・」

 シャマル達を睨んでそういったらなのはとフェイトに睨まれた

「一回こいつらにどれだけ苦しいか教えてやらないといけないと思うんだけど・・・」

「綾ちゃん」

 やばいなのはの声のトーンが少し低いのでこれ以上怒らせるのは良くないと判断をした。

「はいはい、なのはとフェイトに免じて許してあげる
次敵対したら容赦はしないけれどね」

 そんなこんなで話していたらクロノがやってきてはやて達の元まで下りる。

「済まない、水を指してしまうんだが……時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。
時間が無いので完結に説明する。
闇の書の防衛プログラムがあと数分で暴走を開始する。
僕らはそれを、何らかの方法で止めなければいけない。
停止のプランは現在二つある。
一つ、極めて強力な氷結魔法で停止させる。
二つ、軌道上の艦船アースラの魔導砲、アルカンシェルで消滅させる。
これ以外に何か良い案が無いか?」

 その質問に、シャマルが氷結魔法での停止が難しいといい、
ヴィータがアルカンシェルは被害が大きすぎると反論する。

「はいみんな! 暴走臨界点まで、後十五分切ったよ。会議の結論はお早めに!」

「何かないか?」

「綾ちゃんの魔法で壊せないかな?」

「原子崩壊させたらどうかな」

「再生で回復すると思います」

 いやいや原子を崩壊させるんだよ。
この手の奴は制御格を壊さないと再生するってお決まりだからなぁ

「そんなに厄介なの?黒き咆哮(ブラックハウリング)何かない?」

「僕のほうはないですね。
原子崩壊が回復するのなら振動で内部崩壊させても回復するとおもうし」

 最源流の神音(カノン)

「核爆発とかも再生するし、餓鬼に食わせても反対に飲み込まれるかもしれないからなぁ」

「ちょっと綾さん何か物騒な言葉が聞こえてきたんだが?」

「気にするなクロノ」

 なんやかんやで意見を出し合っていたらふいにアルフが突拍子もないことを言い出した。

「みんなでズバッとぶっ飛ばしちゃう訳には行かないの?」

 だからそれが出来ないから相談してるんだろうか知能まで犬になったのかと俺自身思っていたら3人娘がボソッと言い出した。

「ズバッと、ぶっ飛ばす……」

「ここでやったら被害が大きすぎて撃てへん……」

「でも、ここじゃなければ……!」

 何かを思いついた三人娘。

「クロノくん! アルカンシェルって、どこでも撃てるの?」

「どこでもって……、例えば?」

「今、アースラのいる場所」

「軌道上、宇宙空間で!」

 それを聞いたエイミィは不敵に笑う。

「ふふふ、管理局のテクノロジー、舐めてもらったら困りますな……。撃てますよ。宇宙だろうが、どこだろうが!」

「おい! ちょっと待て君ら、まさか!?」


 三人は同時に頷いた。
本気か?俺もクロノ同様驚いたんだけど言いたいことはわかった。

「なんともまぁ、相変わらずもの凄いというか」

「計算上では実現可能ってのがまた怖いですね……。
――クロノ君、こっちの準備はOK。暴走臨界点まであと10分!」

「個人の能力頼みで、実にギャンブル性の高いプランだが……まあ、やってみる価値はある」

「防衛プログラムのバリアは魔力と物理の複合四層式。まずはそれを破る」

「バリアを抜いたら私達の一斉攻撃で、コアを露出」

「そしたらユーノくん達の強制転送魔法でアースラの前まで転送!」

「後は、アルカンシェルで蒸発、っと」

「うまくいけば、これがベストです」

「暴走開始まで、あと2分!」

「あ、なのはちゃん、フェイトちゃん、綾ちゃん、ガウ君」

「「「「?」」」」

「シャマル」

「はい、皆さんの治療ですね」
 
 シャマルの魔法で回復する。

「うわぁ」
「凄い」
「助かるよ、どっかの誰かの戦闘で結構減っていたからありがとう」

「夜天の魔道書を、呪われた闇の書と呼ばせたプログラム――闇の書の闇」

 柱が消え、澱みがはじけ、中から現れたのは額に女性を乗せた
怪物闇の書の闇。その周りには無数の魔獣。
見た目はスキュラの巨大な感じ

「チェーンバインド!」

「ストラグルバインド!」

アルフとユーノのバインドが周りの触手を縛り、千切る。

「縛れ!鋼の 軛くびき!」

 前方に魔法陣より白い光の鞭が触手をなぎ払う。

「ちゃんと合わせろよ、高町なのは!」

「ヴィータちゃんもね!」

「鉄槌の騎士ヴィータと、 (くろがね)の伯爵グラーフアイゼン!」

[Gigant Form.]

「轟天、爆砕!」

 天高く掲げられたグラーフアイゼンが巨大化する。

「ギガントシュラーク!」

 振り下ろされた巨鎚が1枚目のバリアを打ち砕く。
はっきり言って光になれ~って言いたい描写だと思ったのは俺だけだろうか

「高町なのはと、レイジングハート・エクセリオン。行きます!」

[Load cartridge.]

「エクセリオン・バスター!バレルショット]

 衝撃波が襲いかかる触手を弾き、

『ブレイク・シュート!』

  特大の砲撃エクセリオンバスターが2枚目のバリアを破壊する。

「次! シグナムと、テスタロッサちゃん!」

(つるぎ)の騎士シグナム、炎の魔剣、レヴァンティン。刃と連結刃に続く、もう一つの姿」

[Bogen Form.]

 レヴァンティンがカートリッジを吐き出し、姿を弓へと変える。

「翔けよ、 (はやぶさ)!」

『シュツルムファルケン.』

  燃える矢シュツルムファルケンが空を裂き、3枚目のバリアを破壊する。

「フェイト・テスタロッサ、バルディッシュ・ザンバー。行きます!」

 放たれた斬撃が周りの魔獣の頭を飛ばす。

「貫け、雷神!」

「ジェットザンバー.」

 振り下ろされた 巨大な魔力刃バルディッシュ・ザンバーが4枚目のバリアを破壊し、本体を切り裂く。

 四人の攻撃により、バリアを失い本体にもダメージを受けた闇の書の闇が
もだえ、周りの魔獣が反撃しようとするが……。

「盾の守護獣、ザフィーラ! 砲撃なんぞ、撃たせん!」
海中より 光の杭鋼の軛が伸び、魔獣を串刺しにする。


「はやてちゃん!」

 シャマルはもう参謀って立ち位置なんだ
バスタードにしろ僧侶が参謀役になりやすいとこの時実感した
わかったことはバスタードにしろこの世界にしろ魔術師脳筋が多すぎるのがそのせいなんだろうと思われる。
そんなことを考えていたらお次ははやての番らしい

「彼方より来れ、ヤドリギの枝。銀月の槍となりて、撃ち貫け!」
 
 上空に魔法陣が出現、その周りにいくつかの光が生まれる。

「石化の槍、ミストルティン!」 

  光の槍ミストルティンが落ち、刺さった所を石化させていく。
しかし防衛プログラムからは新たなパーツが生え、見てくれがひどくなっていく。
アンスラと言い無限の再生を持つものって再生するにしたがって醜くなるのはなんでだろう?

「やっぱり、並みの攻撃じゃ通じない。ダメージを入れた傍から再生されちゃう!」

「だが、攻撃は通っている、プラン変更は無しだ!――行くぞ、デュランダル」

[OK,BOSS.]

悠久(ゆうきゅう)なる凍土、()てつく棺の内にて、
永遠の眠りを与えよ」

 辺りの海が凍っていき、怪物を飲み込む。

「凍てつけ!」

『エターナルコフィン.』

 全身を凍りつかせながらも、闇の書の闇は動き続ける。

 凍った瞬間にガウが飛び出しとび蹴りをした。

「クルダ流交殺法死殺技 裂破(レイピア)

ガウの蹴りは闇のガードに防がれたがその瞬間

「はぁあああああああああああああああああああ」

また闇が鳴きはじめた。

「クルダ流交殺法最源流 神音(カノン)

そしてキャンセルで中からの振動での攻撃
相変わらずえぐい2重の死殺技とは・・・
たしかガウとエレの必殺コンボだったっけ

まぁ俺の番行きますか

「灼熱の王子よ 極寒の皇女よ 
等価なる汝ら 競いて優れたるを我に示せ  
燃やせよ凍嵐 氷柱となせ獄焔」

 詠唱は終了し力ある言葉を発する。

『螺導対滅地獄(カテドラル)』

超高温熱線と超低温冷凍波を螺旋状に放出して行き温度差によって破壊する呪文
バスタード本編では出てこなかったのだが小説に出てきた呪文だったりする
ドラゴンクエストダイの大冒険に出てきた
極大消滅呪文(メドローア)の呪文に似た呪文でもある
BASTARDの小説に出てきた呪文
D・Sって昔は冷却(コールド)呪文使えたのかな
そんな疑問を残しつつ俺は呪文を放った。

「行くよ、フェイトちゃん、はやてちゃん、綾ちゃんも」

「「うん」」

「私も?」

 俺今極大呪文放ったばっかだって

「全力全開! スターライト――」

 辺りの魔力が 集つ。

「雷光一閃! プラズマザンバー――」

 魔力刃に雷が落ちる。

「ごめんな……お休みな」

 シュベルトクロイツに光が集まり、

「響け、終焉の笛。ラグナロク――」

 魔法陣の頂点に魔力が集まる。

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク  
灰燼と化せ 冥界の賢者 七つの鍵をもて開け 地獄の門」

 俺の周囲に

『七鍵守護神(ハーロ・イーン)』

「「「ブレイカーーー!!!」」」
 
放たれた四方向からの大規模砲撃が着弾地点を破壊し尽くす。

「本体コア、露出」

トリプルブレイカー+α 4人同時砲撃により、
外から見えるようになった闇の書の闇の 核コアを、
シャマルが旅の鏡で見つける。

「捕まえ……たっ!」

「長距離転送!」

「目標、軌道上!」

 ユーノとアルフの魔法陣がコアを挟み転送準備を整えた。

「「「転送!!!」」」

 三人の力を合わせての強制転送魔法が発動し、
虹色に光る環状魔法陣が闇の書の闇の残骸を囲み、
そこにあるコアを軌道上に打ち上げる。

「コアの転送、来ます!」

「転送しながら、生体部品を修復中! ものすごい速さです」

「アルカンシェル、バレル展開!」

「ファイアリングロックシステム、オープン」

 現れるのは透明な四角の箱に入った、鍵穴の付いた球体。

「命中確認後、反応前に安全距離まで退避します。準備を!」

「「了解!」」

 闇の書の闇が転送されてきた。もはやその姿は、見るもの全てに生理的嫌悪を与えるほど醜悪な物になっていた。

「アルカンシェル、発射!」
 
 リンディが鍵を差し込み、 捻ひねる。
そしてアルカンシェルが発射され、闇の書の闇に命中した。
時空を歪める砲撃に飲み込まれ、闇の書の闇は消滅した。

「効果範囲内の物体、完全消滅。再生反応……ありません!」



「という訳で、現場のみんな、お疲れ様でした。状況、無事に終了しました!」

 その言葉にホッとする一同だったが……

「はやて!」
 
 その瞬間はやてが倒れてしまった。

 

 

メリークリスマス いい子にはプレゼントを

 ただいま俺は盗撮している
魔眼を使って何を話しているかを確認
普段ならそんな無粋なまねはしないのだが、はやてがダウンしたことに俺自身不信があった。
確かに闇は消えた。
膨大な魔力も消費した。
何故はやてだけが倒れる?
何かあってもすぐ動けるようにとはやての部屋に不可視の目を置かせてもらったのだが貴重な情報を得た。
たびたび思うのだが思いやる心は確かに必要だが度が過ぎると大変だと思う。

「やはり、破損は致命的な部分にまで至っている」

 守護騎士達とリインフォースが居るのは、アースラ内のはやてが眠っている部屋。

「防御プログラムは停止したが、(ゆが)められた基礎構造はそのままだ。
私は、夜天の魔道書本体は、遠からずまた新たな防御プログラムを生成し、また暴走を始めるだろう」

「やはり、か」

 シグナムはやはりといった顔でリーンフォースに聞いていた。

「修復はできないの?」

 シャマルはどうにかできないのか質問をしていた。

「無理だ。管制プログラムである私の中からも、夜天の魔道書本来の姿は消されてしまっている」

「元の姿が分からなければ、戻しようが無いという事か」

 俺はそこでどうしたらいいかなと物思いにふけっていた。

「乗りかかった船だし最後まで終わらせるか数少ない銀髪仲間だし」

 それから準備をしていたら思いのほか時間がかかってしまい、どうやら皆さん俺を残し移動したらしい。
俺はティアに頼み魔力が集まっている場所を把握し転移したらなんか大げさな場面だった

「大丈夫です。私は世界で一番、幸福な魔道書ですから……」

「主はやて、守護騎士達、それから小さな勇者達、ありがとう。そして――」
 
リインフォースが消えようとした、その時。

「は~い」

「綾ちゃんどこ行ってたの?」

「私はずっと部屋にいたけれど、私を無視して寂しかったかなぁ」

 なのはが聞いてきたから一先ずおいておいて

「えっと? リーンフォースだったっけ」

「魔闘士にも世話になったな」

「魔法使いなんだけどねまぁいい。そんなに消えたいの?」

「消えたくは無いが、これが最善の策なんだ」

「思ったんだけどさ、あんたら魔導師って固定概念ありすぎ」

「綾ちゃんどういうことや」

 はやてが素直に聞いてきたので俺も単純に答えた。

「たぶん何とかできると思う」

「「「「えぇええええええええええええええええええええええええ」」」」

「でも感動のシーンを壊したらいけないかしら、こういうのを空気読めないってやつなのかな」

「そんなんどうでもいい、綾ちゃん治せるんか?」

「完全ではないけれどね。まぁ可能性かな。少し時間はかかるかもしれないけれど」

「あいおまえ、本当に治せるのか?」

 ヴィータがそう言ってきたが、俺は無視をしてみんなのほうを見ている

「おい、お前」

「てめえ聞いてるのか?」

「は~はやてこの子どういう教育してるの?おいやらお前という子はどこにも居ない
もしわたしのことを言っているんなら、即刻この地上から消滅させるけれどいいかな!!!」

少しだけ魔力を出し、ヴィータに威嚇をしてからはやてのほうに向き、にっこり笑いながらはやてに言う。
こういうときは保護者に怒らないとね

「綾ちゃん本気か」

「両方とも本気だよ」

「えっと綾だったか、本当に治せるのか?」

「ん~たぶん大丈夫じゃない。
所詮同じ人間が作ったものでしょ何とかなるって」

「おおきにな」

「まだ早いって」

「でも綾、普通ならできるかもしれないけれど、夜天の魔導書は失われた技術で作られたものだよだよ。大丈夫なの?」

フェイトが心配そうに言ってくれたが

「それはやってみないとわからないが、きちんと調べたらできるはずだし。
私の魔法も古代の呪文(ハイエンシェント)が多いからたぶんね」

「時間って言うのもあるけれどね。えっとリインフォースに聞きたいことがある。猶予はどのくらいある?」

「もって2.3日だな」

「今日がイブだから、明日には大丈夫かな?」

「ティア、アースラにつないで」

「了解しました。」

「っていうわけでいいかな」

「いやいや、いきなり言われても・・・・・」

「クロノも硬いな~いい同じ人が作ったものなの。それで出来ないなんて言う方がおかしいでしょ?」

「でも許可は出来ない」

「いいよ許可もらおうなんて思ってないから、友人が困っているときに動きたいだけだしそれに前も言ったけれどこの世界は管理外世界。
あんたらの法律は私には通用しません。
そうそう襲ってくるなら覚悟を決めてね」

「いいでしょう」

「かあ・・・・館長!!」

「ただしリミットは明日の24時までいいかしら」

「26日の0時だよね了解
それを超えたなら私の手にも負えないのではやてには悪いけれど先ほどの手順になるけれどいいかな?」

「可能性が無いわけではないんやろ、
ならお願いしてもいいんか?」

「友達だしね」

「なのは達もそれでいいかな」

「綾ちゃん的には危険は無いの?」

「ん~まぁ何とかなるでしょ。優秀なデバイスもいるしね」

「綾様そこで私に振りますか?」

 少しすねた風でティアが言ってきたので
ジョークだとわかっているので素直に頼りにしてますと言っておいた。

「うん、あ、そうだガウ。君はどうする?」

「そうですね。まだ帰る手立てが見つかってないから、」

「それも解決できるかもしれないといったら」

「本当に?」

「なんとなく、まぁそっちは期待しないでおいて」

「お願いします」

「それじゃぁ、明日までこの本借りておくね」

「私も行ったほうがいいのか?」

「ん~必要なら呼ぶよ」

「エイミィ、私の部屋まで転移して」

 部屋に着き、デバイスをチェック
うんやはり、もとがD・Sの性能だけあって
すごく理解しやすい
そして徹夜をして現在夕方
アースラに関係者全員を集めました。
なんかミステリーの犯人当ての雰囲気

「おまたせ」

「もう出来たの」

「あ~期待させて悪いが、すぐに修復は無理って言うのが分かった。あと手伝って欲しいことが出来てね」

「手伝うのはかまわん、だが猶予が」

 シグナムがそう言ってきたので

「それは大丈夫、猶予は延ばしたから」

「綾、延ばしたとはどういうことか?」

「クロノは言葉がわからない?」

「いや、そうじゃなく」

「綾さん、はじめから教えてもらってもいいかしら」

 リンディがみんなの意見をまとめて質問してきた。

「そうですね、これを作った人は天才といっちゃ天才でした。
調べるのに4時間ぐらいかかりましたから、
元がわからないですが、不要なものと必要なものを整理して行けば、まぁどんな形のものかはおのずと見えてきます。
ただ改良されたものが、ちょっと厄介で、8割がたは改良が済んだんですが
最後が行き詰っちゃって、それで手伝いのお願いに来ました。
今延ばせるのは数年が限度ですので、それをどうにかする方法の手順はあるんですが、私一人だとやる気がおきなくて・・・」

「君のやる気の問題か!」

 クロノの相変わらずの突っ込があったけれど無視

「だって~下手したら数日、数ヶ月一人でなんてつらすぎるし・・・
なのは達とも遊べなくなるし・・・」

 みんなからじと目で見られました。

「綾ちゃんもちろん私は手伝うよ」

「なのは~、うんうん。なのははいい女の子だよね。それに引き換えクロノはダメダメな男の子だよ」

「君は・・・」

「手伝って欲しいのは一緒に冒険をして欲しいこと」

「「?」」

 みんなクエスチョンって言う顔をしている当たり前だろうね。

「一人で処理する方法もあったんだけどね
いやはや、さすが夜天の魔導書から闇の書になっただけあって
深すぎるので、仮想空間を作って、バグ退治をしてもらおうかなと思って」

「どのくらいかかるんや」

はやてが聞いてきたので

「さあ」

何百年のゆがみが来ているからそんな簡単に解決なんてしないからさあ

「問題が少しずつ解決すればどんどんよくなって行くし、
このままやらなければ1年後にはあれが動き出すかな
そうそうリーンフォース達は当分の間はお留守番ね」

「なぜかと聞いてもいいか」

「シグナムだっけ話は簡単。中に入ったら一番狙われる可能性が高い
同じように初期としては、はやてはいいとして
元々はお前たちの元の装置だ改ざんされて敵になったら厄介だしね
入るのは仮想といってもエラーがある夜天の魔導書」

 フェイトから寂しげな瞳で訴えられてる気がする。

「私自身出生に興味はないが厄介ごとは減らしたい」

入る気満々だったメンバーだがしぶしぶ了解を得られた。

「だが本当に大丈夫なのか綾」

クロノが心配そうに聞いてきたので

「理論的にはね、最初は私ひとりで入ろうと思ったんだけど、単純に計算したらたぶん年単位かかってしまう可能性があったんだよね。さすがに私も親をごまかせなくなるしいくら私が天才的な頭脳を持っていても時間はどうにもならない」

「だが人数が」

「クロノ、なのは、フェイトに私、アルフぐらいかな
そして外部補助としてエイミィとユーノ、
リンディさんには管理と見張っていて欲しいぐらいですね
でも、少なくともすぐにリーンフォースが消えることは無いから
それとはやて」

「なんや」

「今まで、足とか大変だったし、一人ですごいと思う。
多分みんなからプレゼント貰っていると思うけれど、
まだ完全じゃないけれどこれが私からのクリスマスプレゼント」

「おお・・・きに・・や」

 はやてのかわいらしい顔から大粒の涙が流れてきていた。
それからヴォルケンたちからも感謝の念を押された。
騎士たちはついでだけどね

「そうそう外の世界から来たガウ君」

少し部外者的に言葉を使った

「もちろん僕も手伝うよ」

 ガウもやる気だが申し訳ない。
イレギュラーは少しでも減らしたい

「なぜ(さっき)、名前を入れなかったと思う?君、元の場所に帰れるから今すぐに」

「「えぇえええええええええええええええええええ」」

周囲から今日何度目かの驚きの声が上がった。

「うるさいなぁ?私一応徹夜明けで眠いんだけど、そんなに大声出したら頭に響くからやめて。
まぁこれでも一応私、天才の域にありますから、やりかたは思いを込めて黒き(ブラックウイング)を飛ばして欲しい。
そしたら空間が開くのでそこから向かっていけばいい
その先にはあなたを待っている人たちがいます。」

「だけど・・・」
 
 ガウは世話になったはやての方を見ながら戸惑っている様子だった。

「これ逃すと向こうに帰った時すべてが終わった後になりかねないし、
君には君の私達には私達の世界とやるべき事がある
だから私達との結ばれた線はここまでかな
それに家族、仲間を悲しませたらダメだよ
これは友人のはやて一家を救うプロジェクト
同じくはぐれた人はしっかり帰らないとはやて達も気にしちゃうでしょ
それにこの方法期間に制限あるから、調べたら今日なんだよね。」

「そうや、姉や仲間達と一緒なんやろ?
いつかまた会えると思うし、何から何までありがとうな、ガウ君」

「こちらこそ、何もわからない僕を保護してくれて」

「これが私とあそこまで戦えたご褒美と異世界の人のクリスマスという
奇跡のプレゼント
もし向こうに帰ったら(ダークネス)さんにありがとうと言っておいて」

「必ず」

「なのはとフェイトの悩みって何?」

 昨日何かいいたそうだったのを思い出し一応聞いてみる。

「えっと・・・」

「ありさとすずかにばれちゃったから」

「言ってもいいですよねリンディさん」

「口外しないと約束してくれたら」

「これも解決
保留もあるけれどまぁいととおりは解決になったのかな
それでクロノも言いたそうだけど何?」

「さすがに本局に書かないといけないのだけど」

「それは絶対に嫌
リンディさんたちは好きだけど組織ってなかなか厄介だからね
こんなのはどう?」

 俺の悪だくみを言ったら、相変わらずクロノは小言をいいながらしぶしぶ
了解をしてくれた。
大筋を変えないであくまでも解決したのはアースラスタッフとなのは達外部協力者。加害者でもあり被害者でもあるはやてたちご一向
これを元にレポートにしたらで落ち着いた。 

 

結末

 
前書き
なのはA’S終了 

 
 約束どおり次の日ありさとすずかになのは達は
魔術師になっちゃったということを暴露した。
場所は私の家
両親はもうすぐに帰ってくるんだけど、今俺自身一人暮らしなようなもの
はじめリンディさんの家でもよかったんだけど、子供は子供通しの方がいいと思ったのと友人通しで話した方がいいと判断したから俺がリンディさんに説明をして了解を得た。

「アリサとすずか。約束は守ったよ」

「まさか、綾だけじゃなく、なのはたちまでがね」

「綾ちゃん約束守ってくれてありがとう」

「大切な友人だから」

 今年中には多分説明するといった件である。
丁度アリサたちに言われた時に学校に百合の花があったから妖精託(クーロ・ワイズ)の呪文を使い妖精に聞いたら年末というふうに要請が教えてくれたので伝えたんだけど、まさかこのようになるとはね。

 俺は一抹の不安もある
これで魔導士組と一般組に解れやしないかという不安
まぁ仲良しな友人達だからそんなことは無いと思うけれど、少しプランに組み込んでみますかちょっと気楽に考えた結果があのような事になるなんて思いもつかなかった。

アリサとすずかとお別れしてその足でリンディさんとクロノをつれて管理局のことを伝えに高町家にお話しに行った。
なぜか俺まで一緒にいくことになった。
俺は関係ないでしょって思ったんだけど、なのはのお願いの目を見てしまったのでしぶしぶついて行くことに、まさかここで大事になったのはまたのお話

 俺はその間に準備をしていて
ガウはクリスマスの日に帰っていった。
俺はもう金輪際クルディアス人と戦いたくないと思った。
なんだかどんどん敵がやっかいになっている感じもする
これだから戦闘民族は大変だと思った。

 なのは達は管理局でお世話になることを決めた用だった。
小学生から進路を決めるなんて思わなかったな
俺は保留だけども
なのは、フェイトは管理局入り
はやてとヴォルケンは保護観からどうやら管理局入りするみたいだ
新年明けてからリーンフォースバグ取り救出作戦の準備を始めることにした
俺はその準備に月村邸に来て事のなりとこれからの事を手伝ってもらおうかと忍さんに相談。
そうしたら「結構無茶を言うわね!」といわれたがシステムといろいろな事はこちらがやるということと
内容を聞いたら結構乗り気になってくれた。
流石ゲーム大好きな忍さんのってくれると思ってました。
それと科学者の血が騒いだのかもしれない。

何故ここまで躍起になっているんだと思ったらプレシアの時は何もできなかったでも今回は何とかできる可能性は残してある。
俺が大丈夫だったら今頃プレシアとアリシアもここにいた可能性があったのに
病気を治す呪文はあるし、体が保存していれば復活の可能性もあったけれど、亜空間に消えたのなら探し出すのは不可能に近い。
奇跡(ミラクル)の呪文を使えば何とかなるかもしれないが、あれは等価交換んに近い呪文。
俺にどんな結果を起こさせるかわからん
最悪俺が死ぬ可能性もある
そんなギャンブルはしたくはなかった。

 そしてリンディさんからは熱いラブレターをいただいているが拒否をしている。
納得がいく限りでは手伝いはするつもりだけど、せっかくいただいた2度目の人生。有意義に使いたいと思うのが人の(さが)というもの
小学生を労働に使う社会なんてありえないと思うのなのにそういう精神がねついでいる社会だから仕方ないのかな?

俺にもうれしいことが一つ
新年を迎える前に今日親がアメリカから帰国
後始末に約1ヶ月かかりました
明日から親たちと旅行に行くので久しぶりに家族水入らず
来年開始から忙しくはなると思うけれど今は両親と平穏な時間を作りたいと思う。

 

 

なのはの報告

 俺はリーンのバク取り解除のシステムつくりで作業をしている最中
あの時を思い出していた。
 クリスマスもあけた次の日アリサとすずかの報告をした後
高町家になのはの報告に行った日の事を・・・
高町家ではすごい事になっていた。
いつも冷静でなのはにごく甘な恭也さんがなのはに反対をしていたから
まぁ当たり前なのだが・・・
 
「何でお兄ちゃんはわかってくれないの?」

「いや、なのは魔法の勉強のために魔法を使いたいのは承知はした。
それに関しては反対はしていないだが管理局に入るかはまた別の話だ」

 恭也さんとなのはのこんな情景は初めてで俺自身ハトが豆鉄砲を食らったようにボケーとしていた。

「父さんと母さんの意見は?」

 美由希さんは二人の会話が終わらないことを承知していたので取り合えずだろう士郎さんと桃子さんの意見を聞いていた。

「ん~私はなのはがそれを見出したのなら協力はしたいのよね。でも危ないことには心配かな!」

「俺も知らない人なら、あれだ。
だがリンディさんもクロノ君も信頼における人物だ。
俺も心配は心配だが、なのはの意思が強いのならかまわない」

「だが、管理局は聞くところ治安維持の組織だ。警防隊と同じなら危ないと思うのだが…」

法を守るために法をも犯す最強組織
それが香港国際警防隊
どんな悪人テロリストでもこの組織を敵に回してはいけない組織
確かに警防隊と考えると危ないわな

「でもなのはってそんなにすごいの?運動神経とかだめだし」

「う~お姉ちゃん」

「なのはさんは時空世界広とも言え、これだけの才能を持った人はほとんどいません。
確かに知らない世界でもあります。ですので私たちもなのはさんの動向には気を使いますので」

俺といえば蚊帳の外で話を聞いていた。俺といえば恭也さんの意見に賛成だ。
普通親と兄が逆転じゃない

「でも!!」

「でももかかしもない」

「お兄ちゃんだって私の年齢には実践を行っていると聞いたよ。それに綾ちゃんだってすごいんだよ」

「綾ちゃんはどう思う」

恭也さんが聞いてきたので
せっかく蚊帳の外にいたのに、あ~俺に振りますか

「ん~なのはの人生だからなのはの好きにすればいいと思うけれど、でも私個人としてなら基本は反対かな」

「どうしてそう思うのかい」

 知っていて聞いてきますか士郎さん

「まだ9歳なのにもう仕事するのは私的にはいやかな。
そりゃ世のため人のためっていえばいい事だけど、
それで学生時代のすばらしい経験が、疎かになるのはよくないし、今から人生の幅を少なくするのは危険どうこうよりもやはりね」

「私、学校もしっかりやるよ」

「そっかなら、私的には言うことないかな。
学業疎かにしたらアリサやすずかたちも悲しく思うしね」

「うん」

「じゃ、こうしましょ。管理局にきちんと入るのは保留」

「お母さん」

「なのは最後まで聞いて、中学校まではしっかりと学業も魔法の勉強もやりなさい。なのはが15歳になったら好きにしてもいいわ」

「母さん!!」

 恭也さんが桃子さんをまじめに非難している。

「恭也も聞いて私も中卒で本場フランスで修行にいっちゃったから、強くいえないのよね」

「だが、それはお菓子の修行だろう。
なのはの行くところは命の危険もある」

「その点は非殺傷もあり、年々殉職等は減ってはいます」

「減っているが0ではない」

 クロノ減っているのは良いことだが0でなければその情報はあまり意味がないと思うけれど、自分の周囲の人が殉職したとなるとやはり他人事なのだが、身内に出るとすると低いって言うのはあまり安心が出来ない。
反対に言えば少ないけれど殉職する可能性もある仕事場でもある。
それを年場もいかない女の子を就職させようなんてこの日本ではそんなにいないでしょう。

「よし、反対者は恭也だけだな。ならなのはと戦え!」

「「「はい」」」

 みごとに俺、なのは、恭也さんの3人がハモった。
なぜそこで恭也さんと戦うことになるのか?

「なのはのいくところは確かに危険だと俺も思う。
だが、魔法のない恭也になのはが負けたのなら、
まだなのはは行くのに早すぎるということ、反対に恭也もなのはに負けたのなら納得はいくだろう。」

「だが」

「それしかないのなら私はお兄ちゃんと戦うよ」

「いやなのはと戦うなんて」

「俺は互いの妥協点を与えたつもりだ
四の五の言っていて言い訳をするつもりなら
そのままなのはの不戦勝にする」

「はぁ~私もそれでいいと思います」

確かに妥協点ね俺も賛成したが、今度はクロノが反対をしてきた。

「いや士郎さん、一般の方が魔法を使わないと魔導士には勝てないですし、バリアジャケットもないのに危険です。」

「あなたたちの要望は聞いた。判断はこちらに任せていただきたい」

「わかりました。
エイミィ結界と場所をお願いできる」

「結界はわかりましたが場所はどこでいたしますか?」

「場所は裏山でいいんじゃない。特別ルールを使用してもいいかな」

 俺が途中で会話には行った。

「何かいい案があるの綾さん?」

 リンディさんが聞いてきたので

「ありますよ。お互いの技量を知っている私が言いますがまず個室ならなのはが非常に不利です。少なく見積もっても99%なのはの勝ちはないでしょう」

「いや、綾も知っているだろう。なのはの砲撃の凄さと操作は」

「えぇ知っているよクロノ
ちなみに限られた個室と条件なら私は恭也さん美由希さんに勝てません」

「一応聞くが条件とは」

「致死率が高い魔法の使用不可
魔法とて万能じゃない
魔法の打った瞬間には隙ができる。
そこを見逃すほどこの2人は甘くない
どうですか?士郎さん」

「僕も綾君の言った事には納得かな
先ほどデモンストレーションで見させてもらった限りでは勝負は見えてくる」

続けて意見を言った。

「反対に範囲を指定しないでどこまでというのなら絶対に恭也さんはなのはに勝てません。
なぜなら上空何百メートルから撃たれたらさすがの恭也さんでも無理と言うものだし攻撃する術がないですしね」

「確かに僕たちは飛べないからね」

「言うわけで、戦闘場所は木々がある少し開けた場所
上空の制限は私が上空までの結界を作ります。どうでしょう」

「あの綾さん、先ほどの理由から言えば木の上あたりでも
空を飛ばれたらなのはさんの勝ちなのでは?」

「リンディさん。ここの世界は魔法は基本ありませんが、それに近いものや体術はそちらのはるか上を行っている。
木の上ぐらいならハンディにはならない
反対になのはの方が不利な条件だし」

 なのはを含めた3人はそれはないでしょと思っている

「その代わり恭也本気でやれよ」

「でも、でも恭ちゃんって凄く強いんだよ。なのは危険だよ」

「うん、痛いのはいやだけど、やらないと道がないのなら私はがんばるよ」

「ティア、あれを出して」

「いいのですか?」

「うん」

「これを二人に付けてもらいます」

「これは?」

「言うより見せたほうがいいかな」

「美由希さん軽くやりませんか?」

「私と?」

「これのデモンストレーションです」

「なら外の庭でいいかな」

「大丈夫です」

「見ていてねこれから戦う二人ともそして魔法組みの3人は認識を改めてね」

「変身」

 俺はいつものとおり一回転をして変身した。
大人モード

「綾選手!!!」

 美由希さんは驚いてそういってきた。
世界でも珍しい格闘技大会で一種の何でもありな大会だからか美由希さんも見ていたみたいだ

「そう綾とは世を忍ぶかりそめの名前なの」

 俺は茶目っ気でそういってから

「本気で来てもらいますか、そうしないと魔導士組が納得しないと思いますから」

 本気の声で言った。

「KOFトップランカーに手加減なんてできないよ」

「いきます」

「こちらこそ」

 俺は遠距離からフックを放った。
その拳風により衝撃波が起こり美由紀に向かって行った。
銃弾久遠
衝撃波が向かっている最中に美由紀の姿が消えた。

「「「消えた!!!」」」

魔法組みの人たちはびっくりしているようだけど俺はしゃがみ込みながらけりをまわした。
手ごたえありと同時に肩に激痛が走った。
肩の上を小太刀が通り過ぎていた
そのときの衝撃で右肩が痛みを覚えている


「ちょっと綾ちゃんこれ何?」

「どうしましたか?」

「何か足が重いのだけど?」

「擬似ダメージを与えるものです。
今みたいに私が肩にやられたのでこのとおり激痛が走ります
トレーニングをもっと安全で実践と同じようにするために私が忍さんにお願いして作ってくださいました。」

 DBのブルマ並みに天才なのではと思ってしまう

「あそこで軽くジャンプをして当ててくるなんて化け物ですよね」

「神速をかわして反撃する綾ちゃんほどじゃないよ」

「ここまでにしませんか、じゃないと熱くなって終わらせる事ができませんからそれに装置の効果も証明できましたしね」

「これなら二人とも思う存分できると思う
死なないにしても激痛はひどいから気をつけてね」

「すまない」

 恭也さんが礼を言ってきたので期待してますとだけ言っておいた。
私的には恭也さんよりの考えですからなのは達は非殺傷だから思いっきりできるが恭也さん武芸者はそんな事はできない。
なので思いっきりできると思う。
後はこのイベントを楽しもう
でも後一歩遅れていたら、完全負けだったな。怖いね御神流は
体感なのだがあの時の黒き咆哮より早いのではないかと思う。

「場所はここから先の裏山のところ
今から30分以内にそちらに行ってね」

「わかった」

「何で綾ちゃん?」

「何が?」

「なぜそんな事をするの?」

「だってなのはのテストでしょ?」

「うん、私のテストだけどなんで30分後なの?
戦闘ならその場でスタートじゃなく」

「格闘技みたいな戦闘ならいいのだけど、なのはのテストは本当にそれでいいのかを図るテストだから、早く行かないとトラップだらけになって不利になっちゃうよ」

「ほえぇえええええええええええ」

なのははすぐさまフライヤーフィンを出し目的地に向かって言った。

「だけど綾さん」

「なにクロノ?」

「本当に恭也さんがなのはに勝てると思っているんですか?」

 ここでそれを言うクロノは凄いやつなのかな?
ミッドは聞くところによると魔術至上主義だから仕方ないのかな
それに御神の剣士たちがいる前でそれを言うかっての

「クロノは先ほどの戦闘を見て美由希さんの動きが見えた?」

「あれは魔法じゃないのですか?」

「詳しくは言えないけれど、たぶん体術だと思う」

士郎さんの方を見て言った。

「うん、あれはうちの奥義の話だから詳しくは言えないのだけど紛れもなく修練をした体術だよ」

「それでもしバリアジャケットやプロテクションを破壊する事ができる攻撃力を持っていたらどう」

「そんな事出来る訳が・・・」

クロノは気づいたようだ

「そう私のこの服バリアジャケットなんだけど、それでもダメージがあったし、ダメージ食らってるよ。
まぁ普段かかっているシールドははずしてはいたんだけどそれでもこの威力よ」

「信じられないですがじかに見てしまったので」

「衛星中継のエイミィさんそちらはどうですか?」

「はい、は~いお互いが準備が終わり。位置にいますよ」

「お二人とも私が見えてますか」

 空間モニターを開いてもらい
恭也さんとなのはに話しかける

「ん」

「みえてるよ~」

「恭也さん後5メートル後ろに行ってもらっていいですか」

「わかった。」

 いきなり神速使われたらアウトだから少し距離を開けてもらった。

「なのは、はじめがあるまでフライヤーフィン出すの禁止ね」

「わかったよ綾ちゃん」

「ルールは一応なのはが恭也さんに勝つことお互い本気を出してね」

「わかった」

「了解なの」

「でははじめ」

 そうして少し違うがお互いの意見を通すための兄妹喧嘩が始まった 

 

なのはVS恭也 綾視点

「綾はどっちが勝つと思う」
 
 クロノが聞いてきたから

「ん~妥当なら90%恭也さん」

「ばかな」

「試合ならなのはだけど、死合なら恭也さんに絶対に勝てない。」

「あぁそういうことね、綾さん」

 リンディさんは気づいたみたいだ。 

「士郎さんはどうですか」

「普段の高町恭也なら負けるが不破恭也なら100%恭也の勝ちだな」

 そんな話をしていたら動きがあったみたい
なのはが動かない状態

「なのはなぜ動かないんだ」

 クロノがTVに向かって言っても通じない。
動かないではなくて正解は動けない
なのはは震えてビビッている。
凄いよねなのは、あれくらって立っているなんて
俺はあれを受けて逃げたい気持ちだったのに・・・
恭也さんの一撃が入る瞬間
レイジングハートがプロテクションをかけ
ガードして上昇した。

「甘いな恭也さん」

「でもなのは凄いね、恭ちゃんのあれ受けて立っているなんて」

「すみません、何が起きているんですか?」

「クロノあれは、恭也さんがなのはに殺気を与えて動けなくしたんだよ。」

 そんな話をしていたら、なのはは恭也さんがいる方向にディバインバスターを放った。
極太の殲滅っていうぐらいの桃色の破壊砲が恭也さんを襲った。

「杞憂でしたね終わったみたいですよ、士郎さん、綾」

「何言ってるのクロノ、今かわしたよ」

「嘘でしょう、あれをかわすなんて」

「あ~長期戦になったな」
 士郎さんは多分そうなるだろうと予想していたかのようにぼやいた。
俺は、TV画像のほかに魔眼をしようしてみていた。
木から木にわたり、殺気攻撃や飛針を使用して神経をすり減らしているだろう
そんななのはは覚悟を決めたのか地面に降り立った。
多分覚悟を決めたのだろう
餌は自分自身
きっと恭也さんも気づいているけれど、こうも正面から挑戦されたら前から行くよな。
そう思った瞬間一陣の風がまった。
その一陣の黒き風がなのはを襲う。
4つの暴風がなのはに牙をむいた。
プロテクションでバリアをしていたのだが3つ目でなのはのプロテクションが壊れ4つ目の刃がなのはに届く瞬間異変が起きた。
恭也さんの右腕にバインドがかかっていた。

「お・・わ・・りです。お兄ちゃん」

なのはは、少しだけ宙に浮き後ろに移動をして恭也さんにレイジングハートを向けた。
なのはの足元にミッドの魔法人が展開をして桃色の光線が恭也に向かっていた。
なのはの必殺技
ディバインバスター

 当たる瞬間また消えた
そしてなのはの首筋に刃が見えた。
試合終了

「私の負け?」

「あぁ、でも強かったな、なのは」

 二人を転送してもらって、リビングで勢ぞろい
恭也さんは士郎さんに怒られています。
そりゃそうだろうもっと早く終わっていたのを相手がなのはだから攻撃を緩めたんだから、
なのはは泣き出して、桃子さんがあやしている
リンディさんとクロノは少しカルチャーショックを起していたりするが
いち早くリンディさんは回復していた。

「綾さんは恭也さんが勝つって言っていましたが予想通りだったんですか?」

「内容は少し違いました。
私の予想だと恭也さんの殺気で終わると思っていました。
だから私の予想とは違いましたね。」

「殺気で動けなくするなんて・・・」

「私はクロノだけに殺気を放った」

 その瞬間クロノは動きを止め汗をかき始めた。

「私ごときの殺気でそれだよクロノ
戦闘者の恭也さんが放った物なんてこれの比べ物にならないよ」

俺も少しなら殺気を放てるようになった。
先のゼロとの戦い、KOFでそれらを得てさわりだけ出来るようになった。

「息苦しく動けなかった」

 今日の戦闘を相談をして翌日に報告をするとの事
結果は、学業優先だけど入隊は許可との事
最初は嘱託魔道師って所に落ち着きました。
まったく初めから反対するつもりがなかったくせに、
ただ現場の恐ろしさの一部を恭也さんを通して体験させたかったんだろうな
後遺症として3日ぐらいはなのはが恭也さんに近づかなくなり
恭也さんが落ち込んでいたのはまた別のお話

 

 

なのはVS恭也 なのは視点

 綾ちゃんから開始の初めをもらった瞬間空気が重くなった感じがした。
その瞬間私は、目の前の人が怖いと感じてしまった。
ここにいるのはいつもの優しいお兄ちゃんじゃなく
恐怖の象徴と思えるぐらいだった。
私はここから怖くて逃げ出したい
もうここに立っていたくないくらい
身体は私の命令を聞いてくれずにがくがくブルブル震えているのが分かる
時間にしたらきっと一瞬だったんだろうと思うのだけれど、私ははるかな時間を感じてしまった。
気づいたらレイジングハートがプロテクションを使用してフライヤーフィンで空を飛んでいた。
私がやってきた今までの戦いとは違う
恐怖の感情しか出てこない
私は早く終わらせる為に長距離砲をするために構えた

「ディバインバスターMAX」

 どんなにすばやくてもこのいったいにディバインバスターを発したら終わる
私は早く終わらせたいと思い砲撃呪文を放った
流石のお兄ちゃんでもこれはかわせない
私はお兄ちゃんをたおしたと思った瞬間
またあの視線を感じる。
あの心臓をわしづかみするようなあの闇にひき釣られるような視線
私は深呼吸をして警戒を解かない。
奇妙な事が起きた。
あそこだと思ったら、後ろ
四方八方から怖い視線を感じたり
針が飛んできりステンレス製の糸が飛んできたりしたけれど、レイジングハートが展開しているプロテクションにより防御されている

 多分お兄ちゃんやお父さん、綾ちゃんが何かを教えたいのはわかってるけれど、今はそれどころじゃない。
ここで諦めたらきっといつものお兄ちゃんに戻ってくれるのはわかる
でも私は諦めたくない。
やっと見つけた私の夢をあきらめたくない
そう思って私は強い心を自分に言い聞かせるようにしてから
空から降りてた。
私はこのままやっていたらきっと敗北するのはわかってきたのでひとつだけ勝算を感じた作戦に出る。
怖いけれどやるしかない

[レイジングハートお願い、プロテクションの出力最大]

 私はどこから来るかわからないお兄ちゃんをとめる為の罠を張ります。
きっとお兄ちゃんはわかっていると思うけれど私の長所は目の良さと空間を把握する事って確か綾ちゃんとクロノ君が言っていた。
それを生かすその瞬間一陣の風圧と恐怖がきた。
プロテクションに衝撃が走り3つ目の衝撃でプロテクションが壊れた。
それと同時に私が仕掛けたバインドもひとつだけ作動した。

 私はふらふらになりながら少し距離を置き
「ディバインバスター」をはなった。
いくらお兄ちゃんでもバインドを生身で破壊することはできないはず
先ほどの恐怖はない。
これで終わったと気を抜いた瞬間に首筋から恐怖を連れてやってきた死神がやってきてそこで私の挑戦は終わった。

 その後のことはあまり覚えてないけれど
私はおかーさんに抱きついてワンワン泣いてしまった。
次の日は管理局に入るのは許されました。
もちろんお母さんの言うとおり、中学までは学校優先となりました。
この後3日ぐらいおにいちゃんが怖く逃げることがあり
お兄ちゃんを悲しませました。
嫌いじゃないんだよ。
でも恐怖から逃げちゃいました

そうそうなぜかガウ君からメッセージをもらいました

「なのはさんは死の恐怖を知り、その恐怖を乗り越えることができぬまま立ち竦んでいますね?
真の恐怖を知り、それを乗り越えた者のみが真の牙を手に入れられるのです。
恐怖をそれを知ってなお戦うそれが本当の力
相手を傷つける恐怖、殺す恐怖
自分が怪我をする恐怖、死ぬ恐怖それを知らないといけなかったんです。
なぜならあなたも誰かの盾になると決めたのだから
そしてなのはさんは一歩を踏み込んだと思います
その武器の名は「勇気」です。

それだけ言って帰っていきました。
私には少しだけ難しい強い話でしたが、なんとなく理解できたよう泣きがします。

綾ちゃんが一番おいしいところとられたって言ってました。
綾ちゃんに何故ガウ君からと聞いたら、企業秘密と言って教えてくれませんでした。


高町なのはこれからもがんばります。 

 

親子のやり取り

 あの騒動から数日過ぎたある日
綾は久しぶりにひと段落をしていた。
日常では親も帰ってきて家事をすることもなく楽なのだが、他の作業が・・・

「小学生の仕事量じゃねぇ」

夜天の書の復元プラン
そのバク取りプラン
なのは達の練習プラン
大変だった。
俺って確か小学生だよね
今は冬休みだけど小学生の冬休みってこんなに忙しかったっけ?
愚痴を言いながら作業部屋で、数日こもっていたんだけど、久しぶりに部屋でまったりとしているとノックが聞こえた。

「は~い」

「綾ちゃんいるわね。入るよ」
 
「うんいいよ」

 部屋に入ってくると、俺の実年齢より若い母親が入ってきた。
年は20代後半のセミロングの女性
俺を生んですぐに誹謗中傷をくらったそうだ。
ただせさえ10代の妊娠であり、両親ともに似てなく、青い目と銀髪の髪
外人との浮気をした証拠といわれたらしい
そりゃ言われるわな
でもDNA検査の結果
きちんと今の両親との子供と認定
家系を調べたら過去に両家系とも外人の人を入れたらしいので隔世遺伝じゃないかということ。
普段は優しいがこの時はご両親達と戦ったらしい。
芯がしっかりしている女性だった。
まぁね、実年齢で男なら絶対にほれる自慢の母親

「どうしたのお母さん」

「お願いがあってきたの?」

凄く珍しい、お母さんがこんな風に言ってくるのは、

「なに?」

「買い物に行かない」

「買い物?、つかぬ事を聞くけど何?重いものはあまり嫌かな」

「ん~多分重いものはないわよだって洋服だから」

 一回お母さんと服を買いに行った時を思い出した。
リアル着せ替え人形されたあの時の記憶がよみがえる。
記憶が戻って2,3年ぐらいだったから俺としちゃあ結構な黒歴史

「最近、綾ちゃん一人で行動も多かったし、一緒にアメリカ観光も出来なかったし、それになのはちゃん一家とばかり交流で私達とのふれあいが少ないから・・・・」

 悲しそうに俺を上目で見てきたらそんな抵抗は無くなる

「お母さん一緒に行こう。私もお母さんと一緒にお出かけしたいと思ってたの」

 親にここまで言わすのは凄く悪いし、あまりこの両親を困らせたくない
なぜならここは以前もてなかった家族のぬくもりがしっかりある世界だから

「本当に?」

「もちろんでもお母さんが嘘だと思ったんなら行かない。信じてくれないんだったら行きたくないよ」

 俺はお母さんから後ろを向いた。

「もう」

 パフッお母さんが後ろから抱きついてきた

「もう、可愛い綾ちゃん」

「はいはい準備するから出て」

「いいじゃない、ここで着替えても、私も娘の成長を見たい」

「嫌です。じゃないと行きません」

「はいは~い、準備できたら降りておいでね」

 手をひらひらしながら部屋を出て行った。
絶対あの人年齢ごまかしてるだろ。
いつものように白シャツにGパン上にテーラージャケットを羽織って降りてきたらお母さんの目にはないわ~って顔で見られた。
でもチラッと小言が聞こえた
「いいわこれから変身なんだからそのギャップを楽しむのも・・・」
そしていきなり手をつかまれて車に乗せられて出発した。

 

 

買い物

 
前書き
風都だけど、仮面ライダーWは出ません
一応補足
海鳴の隣の都市が風都だったりします
地理上は東海の方です。 

 
 In 風都

 車に乗って無言のまま風都に着いた。
そして手を引っ張られてデパートに入り
そしてやはりただいま着せ替え人形中

「着たよ」

「素敵~」

エメラルドグリーンのロール襟ドレスワンピースを着せられた。
今冬なのになんでこんな明るい色なの?
旅行でも行くのかな?

「お客様は肌が白いのでこういったお色味が似合います」

「でしょ~絶対見た瞬間この色って思ったの?」

「あ・あの」

おれの声もむなしく遮って

「このコーデに似合う物ってあります」

「こちら側が今日入荷した物です」

「このショートジャケットいい感じ」

「アクセントにこちらのブローチがお勧めです」

「全部頂くわね」

「お母さん。ちょ全部って本気、それにもう十分でしょ」

「でも、まだ3件目だよ」

「十分でしょ」

「何言ってるの綾ちゃん。靴もバックも見てないじゃない」

「え」

 女性の買い物パワーってはんぱねぇ

「それに荷物は全部送っちゃえばいいしね。
ウインドウショッピングは女の子の楽しみでしょ」

 いやいやお母さん買っているからウインドウショッピングでは無いのではないのですか?

「花の乙女デートね」

 乙女って俺はまだ2桁行ってないし、お母さん見た目はともかく実年齢はアラサー・・・・凄く寒気が

「ねぇ綾ちゃん何かよからぬこと考えた?」
 
 俺は首を横に振りううんと答えた。

「何かよからぬ感じがしたんだけどまぁいいか」

 それから数件バック見たり、靴見たり、コスメをしたり
俺はほとんどナチュラルメイクだったけど・・・
お袋は女優みたいな感じで少しだけ誇らしい
休憩用のいすを見つけたから少し休憩をした。

「やっぱりお買い物は楽しいね。
数年分のお買い物したよね」

「大丈夫なの?」

「だって綾ちゃん産んでから、こんなことしてなかったから大丈夫」

「お母さん聴いていい?」

「なに?」

「急にどうしてこんなことを」

「う~ん一緒に買い物をしたいと思ったのは本当い
最近の綾ちゃん思いつめた感じがしていたから息抜きと私の趣味」

「そっかぁ」

 最近お互い忙しくてあまり顔合わせてないのによく見ているなぁ
普通の親ってこんな感じなのかな?
生前俺はそんなこと感じなかったけれど?
男子と女子では違うのかな?

「お父さんにはきちんと了解を取ってるから安心してね」

「それは気にして無かったよ」

「綾ちゃんは物分りや理解度が早いから話しておくと、はじめの頃愛おしさと憎さがあったなぁ」

「それは私の容姿のせい?」

「綾ちゃんが産まれた時、えげつない誹謗中傷があってね。多分私たちが言ってなくても多分綾ちゃんの耳には入っていると思うんだけどね。
まぁそれも私は全部ひっくり返したけどね
お父さんも味方だったけれど、不安もあったんじゃないかな?」

 軽く笑っているけれど、そのときは多分傷ついたんだろうなぁ
だって19歳で綾を産んでるんだし

「少し大きくなったらこうやってショッピングしたら楽しいかなって夢があったの。数年前はちょっと早すぎて綾ちゃん退屈そうだったけどね
だって私と容姿が違うからきっと面白いし、多分容姿もいいから見栄えもいいかなって、そしたら大正解。
後は真紀さんの美容室に行って髪の毛を整えたらもう完璧ね
それに今日は凄く面白かったし、久しぶりの故郷にも戻ってこれたしね。
今度は綾ちゃんが高校生ぐらいにこうやって買い物したいね」

「うん」

 まぁそれぐらいの頻度だったら、それにやはり罪滅ぼしかな
俺が転生しなければきっと両親に似たお子さんが生まれたはずだから

「ちょっと待ってて」

「わかった」

 そう言って席を外れた。
多分化粧室に行ったんだと思う。
方角的にね

[いいお母様ですね綾様]

[あぁ俺にはもったいない人だよ]

 それから20分しても戻ってこない。
いくらなんでも遅すぎないか、WCにしても遅いし、その後にびっくりで何かを買いに行ったとしてもおかしい俺は嫌な予感をしてすぐにティアに頼んだ。

[ティアお母さんが戻ってこない、調べてもらえない]

[少し厄介なことに]

[どうしたの]

[このデパートにどこにもいません]

「サーチは」

[サーチ外です]

 やはり俺はトラブルを引き起こす体質らしい
そして俺は急いでデパートを出てある場所に向かった。

俺はすぐさまある場所 

 

おやっさん

 俺が向かった先は、風都風花町一丁目二番地二号「かもめビリヤード場」
目的地はここの2階そこには鳴海探偵事務所があった。
俺はかって知ったるで、上に行きノックをしてあけると、
白いスーツを着ていた男性がこちらを見た。

「久しぶりだな綾、昔語りに来たわけじゃないな。どうした血相を変えて俺に相談か」

「おやっさん、お母さんが誘拐されたどうしよう」

「栞が」

「う・うん」

「わかった、そのときの状況を教えろ」

 俺は記憶のある限りしっかりと教えた。

「少し待ってくれ、必ずお前の母、栞は助け出す」

 そういって愛用の帽子をかぶり外に出て行った。
俺もぐずぐずしていなくて魔眼(千里眼)を飛ばした。
きっと風都外には出ていないにしても風都全域を探すとなると結構手間がかかる。

[綾様私のほうも引き続きサーチをしていきます]

「よろしく」

 誘拐犯生きて帰れるなと思うな
それから1時間ぐらいでティアから報告が入った。

[見つけました。でも鳴海探偵も現場に向かっているようです]

「何だか嫌な感じがする俺も行く」

 気配探索でこの付近に人の気配をしないことを発見して

「変身」

 俺はKOF上位の綾になった。
もう何回目かのお約束
町外れの工場に着きました。
小悪党の考えることは皆一緒なのだろうか
俺は盗賊スキルで忍び足と気配消しで中に入った。
ティアが言うにはこの先の部屋にいるとのことで中に入ろうとすると話し声が聞こえた。

「来るんじゃないぞ!!
しおりんがやっと俺の手元に来たんだから」

 40代のおっちゃんがおやっさんに向かって何か言っている。
生前の俺の年齢のおっちゃんが何をしているんだと突っ込みたいぐらいだ。

「お前の望みは何だ」

 おやっさんが犯人を刺激しずに隙をうかがいながら話している。

「あのブラウン管のしおりんが俺の手にそれを邪魔するやつは許さない」

 その後ろに俺のお母さんが捕まっている。

「鳴海先生すみません。ご迷惑をかけて」

「気にするな栞。娘の綾も心配している」

「俺をはずして会話を盛り上げるな。
俺はしおりんさえ手に入ればいいんだよ、悪いことは言わない。この場の事は忘れてどこかに行きやがれ。
いやお前はしおりんと仲がよさそうだ、変な虫は俺が退治してやる」

 おっちゃんは鉄パイプを持ちおやっさんを殴りに行ったが、それをサイドステップでかわしながらのハイキックをしておっちゃんを吹き飛ばした
格好いいと俺自身思ってしまった

「それでおしまいか、なら栞は返してもらうぞ」

「くっ威勢がいいな兄ちゃん。俺は人間を辞めるぞ!!」

 おっちゃんがUSBメモリを取り出して左首に刺した。
もしかしてガイアメモリ
Wがいないのになぜ?
みるみるくもの形をした人間になっていった
クモ男って仮面ライダーの1話の怪人じゃなかったっけ?

「まさかもう一度そのドーパンドに会うとはな」

 おやっさんまさかドーパントを知っているのか?
これも俺の知っているWじゃないのかもしれない。

「きゃ~っ」

お母さんが悲鳴を上げて気絶をしてしまった。
普通は気絶するわな
ただでさえ蜘蛛って生理的に苦手な人多いし

「俺は仕事にガイアメモリを使用しないのがポリシーだったんだが・・・」

 おやっさんも胸ポケットからUSBメモリを取り出しボタンを押した

「変身」

おやっさんの腰の辺りにごついベルトが現れメモリをベルトに刺した
その瞬間
骸骨をモチーフにした仮面ライダーが現れた
そして彼は帽子をかぶりなおす
仮面ライダースカル
相手に指をさして
「さぁ、お前の罪を数えろ」

 そんな俺はおやっさんが戦っている最中にお母さんのそばに着いた

「ティア、お母さんにサーチ 何も無い」

[綾様何も無いみたいです]

 お母さんの様子を確認している最中におやっさんの方からその時機械音が聞こえた。

「スカルマキシマムドライブ」

 宙に浮い紫色のどくろの形をしたおやっさんがけり出して相手に当たった。
おっちゃんの体の中に入っていたUSBメモリが飛び出して壊れた

「・・・し・・・お・・・り・・・ん」

 その言葉を発しおっちゃんは倒れた

「う・・・んん」

「気がついた」

俺も立ち去るわけには行かず、おやっさんが変身をといてこちらに向かってきた。

「あなたは?」

「大丈夫か栞?」

おやっさんがこちらに来ておふくろに声をかけてきた。

「鳴海先生もありがとうございます」

「お前の娘に頼まれてな、無事で何よりだ、君は」

「綾と言います。廃工場にバンが止まっていたので何事かと思い見にきたらこの状況で」

「そうか」

 お袋は俺をじっと見ていて、どうしたんだろうと思った。

「なら戻るか」

「では私はこれで」

「ありがとう綾ちゃん来てくれて」

「いえこれで」

「娘も心配しているだろう戻るぞ」

「はい」

 俺はすぐさま出て、転送呪文で戻る
それから十数分後おふくろとおやっさんが帰ってきた

「お母さんお帰り」

お母さんが俺を抱きしめて

「ただいま綾ちゃん、ありがとう」

 その言葉にドキッとした瞬間

「綾ちゃんが鳴海先生の所に相談してくれたおかげでこんなに早く開放された」

 あぁ正体がばれたのではなくおやっさんにお願いしたお礼かな?

「おやっさんありがとう」

「あぁ、お互い無事で何よりだ!」

「そうそう綾ちゃんそっくりな子が助けに来てくれたのもびっくりしたよ」

「そ・そうなの」

「たしかKOF上位ランカーの綾さんね。綾ちゃんとそっくりさんでびっくりしたわ。名前も同じだしね」

「何が原因だったの? アリサの所やすずかの所みたいに誘拐するほど大きくないし
お母さん綺麗だから、そっちのほう、それともお父さんに対する恨み」

「栞はな、綾のお母さんはな、お前が生まれる前この町初の芸能人だったんだ。今回はそのファンが犯人だ」

「知らなかった~」

 うちの親が元芸能人というのは本当に知らなかった。
基本興味が無いから・・・

「芸能より、お父さんと綾を取っちゃったんだよね。
あの時は凄い騒動だったよね」

「あぁ」

「鳴海先生。もうそろそろ帰らないといけないから」

「久しぶりに元気な栞を見れてうれしかったぞ。今度は南條つれて遊びに来い」

「はい」

「おやっさん本当にありがとう」

「あぁ元気でな。また遊びに来い」

「ん」

 歩いて駅に向かう途中まさかあんなこといわれるなんて思いもしなかった

「ねぇ綾ちゃん。私達親子だよね」

「どうしたのお母さん」

「あの綾さんと綾ちゃんって雰囲気もそっくりなのどうしてかしら」

「気のせいじゃない」

「そうよね、
でも最近あの町に引っ越してから綾ちゃん色々と何かやっているのは知っているけれど、しっかりしていても心配はするのよ親ってあまり無茶しないでね」

「ん、ありがとう。でもお母さんが芸能人って知らなかった」

「国民の妹とか言われてたよ」

「それでよく結婚したよね」

「お父さんと恋をして、あなたが産まれたんだから」

「え・・・」

「私出来婚なんだよね」

「うそ」

「結婚したいなぁとは思ってたんだけどね、綾は知らないかもしれないけれど、昼にも言ったけど、生まれたときにちょっと騒動があってね」

 それは親戚やらで聞いたほかの男の子供じゃないかというふざけたものだね

「あの人だけは信じてくれたけど、ほら芸能人って隠れてばれなければO・Kみたいな感じがあるじゃない。そんなのが嫌だから白黒はっきりさせたけどね。
誘拐されて、まさか初恋の鳴海先生に会えるとは思わなかったなぁ」

「そうなの」

「格好いいもん、既婚者だけどね」

「うそ」

「綾ちゃんも気になってたの、あの人は普通の人がいいよね」

「ん?」

「綾ちゃん詳しくは聞かないけれど、言えるようになったらきちんと教えてね」

「うん」

 そうして少しだけ波乱があったショッピングも無事終了
次の日沢山の服やアイテムが家に配送されて、
やはりお父さんからお母さんは怒られていました。
限度を超えすぎだと。
笑いながらだから一応言っただけなのかな
 

 

準備終了

 
前書き
これはきちんと魔法少女リリカルなのはエトランゼ番外編1 FATAL FURYと同じく詳しく別項目で作成します。
先に進むのに少しだけと結末のみ掲載

アリサとすずかはイノセントを参照しました 

 
 今日は3学期初日の日
今日の学校は半ドンだからみんなをハラオウン家に集合させた。
俺の研究室でもよかったのだけど、まだリンディさん達正規の管理局には見せたくなかった。
フェイトに見せたけれど、一応の口止めはしたけれどまぁ信頼しましょ。
言うわけで大所帯で集まろうと思ったら、結構な場所があることが発覚
さすが皆さんの実家お金持ちだけある。
なのはの高町家は2階の1戸建ての家
しかも道場付き
アリすずの実家はお屋敷だし
八神家も2回の1戸建て建築
何処でもよかったのだけどもやはり設備が整っているとしたら少し狭いけれどここしか考えれなかった。

 さて予断だがなのはが寝不足でふらふらしていた。
聞くところによるとどうやら宿題を忘れて徹夜をしていたらしいから、目覚めの呪文でしゃっきりとさせた。
クロノあたりが何でもあるんだなと言っていたが、本来魔法とはそういう物
戦闘に役立つものばかりが魔法の真髄ではないんだけどな
メインのBASTARD呪文でも目に行くのは超破壊呪文かも知れないけれどそのほかの呪文も結構ある。
開門、魅了、転移させる門、召喚、祝福、呪い、幻術等
それにTRPGはその手の呪文は大いにある
翻訳呪文とか木々成長、飲食作成とか色々
そんなことを考えていたら最後のお客様が来た。
新たに来た人たちをみてみんなは驚いていた。
サプライズ成功

「「おじゃまします」」

そう、アリサとすずかも来たからだ。
2人を除いた人たちが一斉に俺を見る。

「だって、アリサとすずかだけ除者ってひどくない」

「ですが、お二人は魔法が使えないですし、」

 リンディさんが俺にそんな事を言っている
そんな理由でのけ者にしたくないし、約束でなるべく隠れてやらないこともこの間なのは達の事をばらしたときに約束したしね

「2人にははやての家族の危機って言っただけなんだけで来てもらったんだけど、手伝ってもらう気はあるかな?」

「もちろん私達は魔法の力は無いけど、はやてを救う為ならやりたい」

「はやてちゃんの家族を救えるのなら、私にできる事があるのならおこないたい」

「それを聞いて安心した。」

「今回は、はやて、守護騎士達は入れないから人手不足なんだよね」

「綾ちゃんだからといって、魔法が使えないのに危険すぎるよ」

「うん、なのはの言いたいことはわかるよ。だから仮想だけど2人とも魔。道師になってもらいましょうか?」

「「はい~!!!!!!」」

 ここ防音じゃないから近所迷惑

「簡単に話すよ、アリサとすずか以外には去年も言ったように夜天の書を治す旅に出てもらうんだけど、一人では大変なんだよね。
そこでRPG風に中に入れるようにしたから敵をたおして少しずつ治してもらうのが今回のミッション。
多分魔道師組みはそのままの能力が使えるが能力に制限がかかると思う。
進むことに解除されていく仕組み
何故そんなことをっていうかもしれないけれど、なのはとフェイトには修行の案も出ていたから同時に行おうかなとこれみんなの修行もかねてるから
ついでにアリサとすずかにも私たちの魔法をよく知ってもらおうかなと・・・」

「綾、非常識にもほどがあるだろう。」

 クロノが何か言っているかそんなの知らない
全任せしたんなら拒否るなよ

「まぁクロノの不安もわかるけれどね。
確かに完璧じゃないんだよね。
ブラックボックス化されてる場所はさすがにそれをつぶしていくのも作業なんだけど
そんなわけではやてや守護騎士が出れないかというとはやては大丈夫だと思うけれど
守護騎士の皆さんのっとられる可能性があるからです。」

 俺はひとしきり見てから会話を続ける

「アリサとすずかがいないと今現状だと中に入れるのは私、なのは、フェイト3人なんだよね
アルフとユーノも考えたんだけど、ユーノは無限書庫で忙しいしアルフも入るとなるとフェイトの魔力の供給がね」

「クロノ君とリンディさんは」

 なのはが聞いてきたので

「手伝って欲しいけれど完全にお仕事中断でこちらに専念は・・・」

「残念だけどそれは無理ね」

 手の上にあごを乗せてリンディさんが答えてくれた

「管理局は人手不足でね」

 続いてクロノも言ってくれた

「言うわけで助っ人の矛先がアリサとすずかになったってわけ納得してくれたかな」

 これは方便なんだけど、アリサとすずかにも仲間はずれにしたくなかったんだよね
俺の中では魔導士組とか区別したくないのが本心
これなら出来ると確信したのは、もちろん
超天才的頭脳の持ち主のD・S
生前の知識で名探偵コ〇ンに出てきた劇場版のベーカーストリートが出来るかもと思ったのがきっかけ

「アリサ、すずかこちらのタブレットに手を乗せてくれる」

「う、うん」

2人がタブレットに乗せると画面上に2人のデータが載った。

名前 アリサバニングス
デバイス フレイムアイズ
タイプ フェンサータイプ
得意呪文 炎系・攻撃特化

名前 月村すずか
デバイス スノーホワイト
タイプ プロフェッサー
得意呪文 氷系 支援


ついでに二人もやってもらった。
名前 高町なのは
デバイス レイジングハートエクセリオン
タイプ セイクリッドタイプ
得意呪文 エネルギー系 射撃、防御強化

名前 フェイト・テスタロッサ・ハラオウン
デバイス バルディッシュ・アサルト
タイプ ライトニング
得意呪文 雷 ヒットアンドウェイ

名前 南條 綾
デバイス ティア
タイプ WIZARD+格闘者
得意呪文 炎熱系 格闘技

ちなみにタイプで新しい項目が出てきたので調べたら
フェンサー 中近距離向け、機動にすぐれる
プロフェッサー 援護、索敵、スキルにすぐれる
セイクリッド 防御 砲撃に優れている
ライトニング 移動、スピードに優れる
Wizard 沢山の魔法に優れている

5人パーティでバランスもいいふうになった。

「まぁ新しいゲーム感覚でやってくれたら大丈夫だと思う」

「八神家の人たちは悪いけど当分の間は待機ね」

「おおきに、でも本間に大丈夫なん」

「多分ね。まぁそのうち出番も有ると思うからそのときはよろしくね」

「あぁその時は暴れてやる」

ヴィータ談

「魔闘士綾何から何まですまない」

リーンフォース談

「みんなにタブレットデバイスは渡しておくね
これで連絡も出来るし、状況も見る事はできるから、
はやてと守護騎士はログインはしないでね。
アリサとすずかは慣れてないから個人プレーは禁止
なのはとフェイトもね
夜天を元通りに戻すプロジェクトスタート」


 

 

夜天クエスト詳細

 中に入ったら予想外の事が多発
基本俺がしたことはRPGツクールの設定を作っただけ
後は奇跡(ミラクル)で自動作成をしただけ、(奇跡)でお終わらせればいいという意見もあるのだが、等価交換の呪文でもあるからどんな代償が待っているかわからない。それがこの呪文の恐ろしい事
最悪自分が死亡する可能性もあるし、他の要因もないとは言えない。
システムを作成して、後は物語等を作る分ならそんなに代償はない。
今回の代償も数日間疲れが取れなかっただけだし、そのおかげでお母さんを助けるのはおやっさんにお願いしたんだけど
あの時の俺基本的に年齢相応の体力しかなかったから
そ年齢相応と言っても物語でよくある超高校生ぐらいはあるのだが・・・

 まず初めから全員揃わなかった事
どうやらスタートにタイムラグがあったらしい
なのは達の魔法は基本ほぼ全部使用可能だが、威力や使用回数が極端に減っているこれはわかっていたことなのだが問題はこの俺
BASTARD呪文の超破壊呪文は使用不可
大人モード禁止いう超ハンデが付けられた。
TRPGの技能も基本はすべて使えたけれど、上位クラスの奥義や最上級呪文は使用不可となっていた。

 これは言うの忘れていたんだけど、時間流れが全く違う事
もちろん自分たちの時間の感覚は同じだけど、始めてから1時間かかっていないこと。
RPGと同じく全て終わるのに現実世界で40時間から50時間でクリア予定になっているから、ちなみに一人だと1000時間ぐらいかかるのではないかと予想をつけていた
40日ちょっとだけど、全てをこれに使えばの話
平均一日4時間これに費やすとして250日
約8ヶ月以上もかかる計算になってしまう。
そんなのやってられるはずもなくみんなに手伝ってもらったのだが・・・

 初めは全員集まるまでログアウトが出来ないようにロックされていてモニターを見ていたリンディさん達は俺の端末に連絡をしていたけれど無視したせいでログアウトして怒られた。

 ゲームでの昨日で散々なのはやアリサに怒られたのに、帰ってきてまで怒られたんじゃはっきり言って嫌になる。

 安全を確認するまでこれを使用することは許可できないと言われた。
生死にもかかわる可能性もあるから致し方ないけれど、俺自身少しその事で鬱みたいになっていたのかもしれない。
まさかあんな大きい事故にまで発展するとは思いもよらなかった。

 

 

お話

 散々周囲から否定されていて我慢の限界
もう銀英伝最強の言葉を発してやりたくなりましたよ
「それがどうした」ってそんなわけでこの夜天クエスト企画倒れになった。
残念
出来ませんでしたで済めばいい話なのだが、今回は人命がかかっている以上そうもいかない。でも今には居たくない。

「はいはい私が悪うございました。」

 少しうんざりになって席を立った。
だって、こっちは良かれと思ってやった事なのに
こんなに不満が起こったらやる気もなくす。

「もういいよね、疲れたから帰る」

 俺は部屋から出て、自分の家に帰るのもいやだったから、いつもの河川敷で横になった。
絶対に駄々をこねた風に見えただろうなぁ
大人げない。
方や10代にもいかない少女達
俺はというと実年齢40代半ばというのに同じふうに感情をあらわにするなんてそう思いながら草のにおいを感じながら横になっていた。


「綾 ちゃん」

私は綾ちゃんの背中を見た時に悲しい思いをした。
確かに独断が多かったけれど、
綾ちゃんは人一倍リーンフォースさんを治そうと思っていたのに私は追いかけようとしたが、足が動かなかった。
なんだか背中から突いてくるなと言われているような気がしたから

「リーンを治してくれるのはほんまありがたいんだけどなぁ」

「危険という事はある程度把握していましたが、フェイトさんのことや綾さんの能力使用不可とかさすがに今の段階では許可はできません」

「でも綾ちゃんのこのシステムはすごいものだと思います。
あと少し改良するだけですごくいいものだと思います」

 リンディさんとはやてちゃんの言い分にすずかちゃんがそういっていた。

「ごめんみんな私がとらわれていたから」

「フェイトが誤る必要ない、そういう使用だったんだから、私達もスタートダンジョンの中だったんだし」

 綾ちゃん大丈夫かなぁ
そんななのはの心配をよそに綾はふてくされていた


「不良娘どうした」

「前も言いましたが、下から声かけるのはセクハラですよ」

「すまないな、どうしたんだ」

「別に」

 俺はそっぽを向いていた。
どうせ聞いたところで恭也さんもなのはの味方でしょ。

「俺は魔法を使えないから手を貸せないかもしれんが聞く事ぐらいはするぞ」

「恭也さん」

 そんなふうに言われたら甘えたくなってくる

「どうした」

「じつは・・・・」

俺はこと詳しく伝えた。

「まぁたしかに綾ちゃんも悪いが・・・」

「はぁやっぱりですか」

 俺は多分顔に出るぐらい落胆していたんだと思う。
実際離さなければよかったと思ったぐらいだったから

「まぁまて最後まで聞くんだ、みんな少し綾ちゃんに頼りすぎている感があるな」

「?」

 頼りすぎている?

「気分悪くしたらわるい、綾ちゃんは独断でやりすぎたって事、
この件に関してはまぁ綾ちゃんも悪いところがあったと思う。
それは理解しているんだろう」

「まぁ」

 そんなことは言われなくてもわかっている。
話は最後まで聞いてみよう。

「基本綾ちゃんは出来ることが多いと思っている。
そして今回の件はすべて綾ちゃんに全てを任せている
どれだけ能力があろうと9歳の女の子にだ
そして文句だけはしっかりと言っていると来たものだ困ったものだ」

「くす」

「どうした。いきなり笑いだして変な事を言ったか?」

「この兄にして妹ありって感じですね。
やっぱりなのはのお兄ちゃんです。
そういう風に包み込む力は半端ないです。
少しだけ救われたような気がします」

「ありがとうな」

「お礼を言うのは私の方でってでも計画はいったん凍結かなぁ
あのまま独断で一人でやろうとすると予定でも8か月ぐらいかかっちゃうしどうしようかな」

「またそこで悩む。でも先ほどよりはいい顔になったな」

「たよえるお兄ちゃんに相談しましたから」

「そうか」

恭也さんは俺の頭をなでなでしたが不思議といやな感じがしなかった。

「今日はどうしたんですか?」

「忍のところからの帰り道でな」

「なのはそろそろ帰ると思いますよ」

「そうか」

「はい、」

「それじゃ父さんや母さんが喜ぶな
休み中はあちらでの研修やらで家にいないこともあったから」

「恭也さんは?」

「もちろん俺もうれしいさ、あとどれだけ同じ屋根の下で生活が出来るかわからないからな」

「どういうことですか」

「深い意味はないよ、なのはも成人したらミッドチルダの方に行くと思うし、俺も忍のところに行く予定だからな」

「あぁそういうことですか」

「綾お前も帰っているのか久しぶりに早く帰ったらどうだ。親御さんが心配しているぞ」

「ありがとうございます。私の場合はまだ親に言ってないから」

家に帰ってきて両親にかまってもらえたのは結構癒しになったかも
以前の人生なら絶対に味わえなかったもの
結構うれしいっていうのがわかる

[ティア難しいね]

[なんか会話するの久しぶりのような気がします綾様]

[だっけ]

[ええあのシステムでかなりの時間かかっていましたから、それでどうするんですか?]

[多分、あのシステムは流れになると思う、それでも数パーセントは崩したからよかったんでかど、やるっていった以上やらないとね]

[結構な容量ですよ]

[だよね、あれ凍結したんだから仕方ないんじゃない]

[でも・・・]

[後1年あるからゆっくりじっくり行うよ、もし無理ならその時はね・・・]

[わかりました。そんな日が来ないことを祈ります]

[だよね、闇が来たとしても負けるつもりはないのだが]

それから数日俺は学校に行かずに部屋で作業をしていた。
親には風邪と言って病欠をしていた。
そんな矢先にお客様が来た。

「綾ちゃ~んお見舞いに来てくれたけど大丈夫」

「大丈夫だよ」

「「「「おじゃまします」」」」

 声で分かるみんなか、でもなのはの声が聞こえないな
今は会いたい気分じゃないけれど、会わないわけにはいかないか

「あぁ、聖小5大美女のみなさんいらっしゃい」

「なんかトゲがあるじゃない」

「そんな事ないよアリサ」

「えっと、お加減大丈夫」

「見てのとおりずる休みだから大丈夫だから」

 俺は机に向かって作業をしながら話をしていた。
さすがに親が来るときはベッドに向かうのだが、皆にはいいでしょ

「ちょっとこっち向いて話しなさいよね」

「今取り込み中、見てわからないのアリサ」

「あのなぁ綾ちゃんやってもらうのは嬉しいんや、でも無理しとったらあかんやろ。最悪私も覚悟はしているんよ」

「はやておまえが成功を望まんのなら成功するもんも成功しないだろうが」

「でも」

「俺はやるっていったらやるし、ねぎらいに来たの?それとも邪魔しに来たの?」

「そんな言い方ないでしょうが」

 アリサ五月蠅いな
本当に作業の邪魔

「綾あのね、なのはは今日来てないけれど、そんな綾を見ていると心配すると思うんだ」

 フェイトもうるさいな

「すずかならわかるでしょ、何かを作っている時にこういうのがあると駄目だって」

「う・うんごめんね」

「すずかが誤る事なんてない、勝手すぎるこいつが悪いんでしょ」

「俺が勝手なのは今に始まったことじゃない。
勝手な俺にいろいろとやらせているのは誰だ、帰ってくれ」

「ねぇみんな今日は帰ろう。綾ちゃんなにか出来ることがあったら言ってくれると嬉しいよ」

「「「う・うん」」」

やっちまった。
好きでやっていて良かれと思ってやっていたのに何でか反対の結果になっている。
すずかには迷惑かけてるな

「もうなんなのあいつは」

 先ほどの綾の状態を見て帰り道でアリサは不満の声を上げていた。

「多分上手く言ってないんだと思う、それで私たちが否定な事言ったから・・・」

 すずかはみんなのフォローもしないといけないと思いそうはいってみたのだが、綾の事も心配で綾の部屋の方をちらっと見ていた。

「でも言い方ってあるでしょ」

「多分綾も疲れていただけだよ・・・・」

 そうフェイトが締めの言葉を出していたら先になのはがこちらに向かって歩いていた。

「「「「なのは (ちゃん)」」」」

「あ、みんな、綾ちゃんどうだった。」

「もう、意固地になって駄目ったら駄目すぎる」

「でもあれは買い言葉に売り言葉だったのかも」

「そうだったんだアリサちゃん、すずかちゃん」

「なのはどうしたの?」

「フェイトちゃんあのね、今日お兄ちゃんに言われちゃって少し考えていたらここまで来ちゃってたの」

「なのはちゃん、恭也さんになに言われたん」

「うんはやてちゃんえっとね」

 それは少し前高町家の縁側で

「という事があってお兄ちゃん」

「そうか、だが少しみんな綾ちゃんに頼りきってないか?」

「なのはにしろ、みんなにしろ、その年でそれだけの考え方はすごいと俺は思っている」

「うん」

「最近思うんだ、みんな綾ちゃんにおんぶに抱っこしてないか」

「そんなことは」

「最後は困ったら綾ちゃんが何とかしてくれるって心のどこかにある気がする様に感じる」

「そんな事ないよ、いつだって出来る事を全力前回で」

「ならしっかりと話を聞いてみたか?」

「それは綾ちゃんが秘密主義で」

「質問って俺はとても必要だと思う」

「私達も質問はしていたよ」

「なら質問の仕方がまずかったのだろう」

「なのはも俺に言えないことはあるだろ」

「うん、でも・・・」

「それは悪い事じゃないんだ、兄妹だから家族だからって全部を話せなんてない、特にあの子は話せない事のオンパレードだから」

「どういうこと」

「多分秘密がいっぱいあるって事だよ、だからこそ質問は大事なんだ。わかるかなのは」

「う・うんでもしていたよお兄ちゃん」

「また尋問と質問を間違えたらいけない」

「う・うんでも」

「俺も詳しくは知らないが、せっかく作ったのを全否定されたらなのははどう思う?」

「それは悔しいし、怒って来ると思う」

「俺も盆栽をしているだろう」

「うんあれだよね」

 恭也はいたずらっ子のような顔で言葉をつないだ

「やっている人に言われたらアドバイスかなと思うけど、美由希が言ってきたらそれはこんな風にしてしまうだろう」

 木刀が当たる瞬間交わして合い気でなげとばした。

「もう恭ちゃんひどいよ」

「無言で後ろから木刀で殴るのはひどくはないのか愚昧よ」

「隙だらけだったからあたるかなぁって」のは

「まだまだ見たいだから今日の修行はいつもの5割り増しで行くか」

「え~」

「馬鹿弟子は置いておいて、しっかり冷静に話す事をお勧めするぞなのは」

「ひどいよ恭ちゃん」

「うん、ありがとうお兄ちゃん」



「いう話をしたの」

4人とも言葉がなく沈黙していた。
確かに否定しかしていなかった事
最初っから5人同時だったらおきなかった事かもしれない
ばらばらにおきた不幸っていえば不幸かもしれない

「だから私がお話にしにいこうと思うんだ」

「なら綾ちゃんのことはなのはちゃんにお任せするわ?」

「うんはやてちゃん、しっかり話を聞いてみるよ 

 

ohanasi

「綾ちゃん」

会いたくないのに今日は千客万来らしい

「今度はなのはか?見ての通り忙しいんだわ」
 
 珍しく俺はなのはに冷たい言葉を吐いて作業していた。
なんか体が重いんだよね。

「ごめんね」

「意味わかんない、何のことで誤っているのかわかんない」

 こんなこと言いたいわけじゃないのに

 「もう私たちのこと呆れちゃったの?」

 「そんなことない」

俺はキーボードを打ちながら答えた。
呆れたのならこんな面倒な事はしない
それに呆れているのはなのは達の方でしょ
一応来てくれたのは義理か何かだと思うし

「こっちを向いて話してほしいな」

「次はうまくやるから安心して」

 この時の俺の思考はもう失敗したくないのと
みんなが俺を嫌いにならないでほしい事で頭がいっぱいだった。

「ごめんね綾ちゃん」

「なのはが誤ることなんてないじゃん、私のミスでみんなああ言ってくれたんだし」

「ねぇ」

「次は完成させて必ずリーン達を再生させるから」

「もう、どうしたの」

「なにが?」

「ねえってば」

「上手くやるから」

「そうじゃなくて」

「大丈夫だから、嫌いにならないで」

「話を聞いて綾ちゃん」

「どうしたの、まだ作業している最中に大声出さないで」

 なのはは少し迷っていた。
何故なら先ほどと今のセリフのつながりがないから、どうしたらいいのだろうそう思っていたら無意識的に綾の方に向かっていった。
パンとなのはは手をたたいたので綾はすごくびっくりした。

「もう何?」

「私と摸擬戦しよう」

「なぜ」

「私が勝ったらいうことを一つ聞いてもらう、綾ちゃんが勝ったら綾ちゃんの言うことを聞くから」

「今忙しいといっても」

「もし負けたらもう口出ししないから」

「は~なのは私に勝てると思っているの?」
 
 俺自身に勝てる自信があるのなら俺に修行のプランを考えてなんていうなよ

「足りないところはレイジングハートと戦略で補うよ」

「セメント」

「セメント?」

「ごめん本気でやるわけね」

「うん。私の全力全開で綾ちゃんに解ってもらうから」

「なのはが望むなら」

「本気ならそれなりの覚悟をしてね。今封鎖結界したから」

 なぜ勝ち目がないのにしようとするのかわからないけれどなのはが望むのならこれっきりだけどやろうとこの時は思った。
もしかしたら俺自身決別をしたかったのかもしれない 

 

圧倒的戦力

 なぜこんなことになったかよくわからないけれど、仕方ない
なのははきっと何かを伝えたいと思っているんだろうが、戦いにそんなものは不要
武器なんて凶器であり殺人術 どんな綺麗事やお題目を口にしてもそれが真実言うことを知らないんだろうな
まぁいいなのは達に血なまぐさい殺し合いは似合わないしね

≪ティアよろしく≫
≪本当は今の綾様には戦ってほしくないのですが≫
≪嫌ならいいよこのままでやるから≫
≪いいえ、ではやりますね≫
≪ありがと≫

 流石仕事が速い
ここら一帯を結界でしてくれた。

「変身」

 俺は一回点をして変身をした。
俺はいつもどおり白のへそだしタンクトップに
下は赤のショートスカートに黒のレギンス

「セットアップ」

なのはもセットアップが完成したようだ。

「いつ以来だっけ」

「綾ちゃんがアメリカに行く前日以来だよ。本気で分かってもらうんだから」

「なのは、遊びは抜きだ」

≪速攻で終わらせるよ≫

≪綾様の思うとおりに、全魔法に非殺傷設定完了はしていますから≫

≪ありがとう≫

『歪時空間相転位(ア・ルカーラ)』
 
 いつもの相転位移動呪文

「終わりだ」

 今日は遊びは無しだ。
いつもなら付き合うのだが、なのはの苦手なインファイトで終わらせる。
おれはなのはの前に現れてパンチの嵐を出した。

「おらおらおらおらおらおらおらおら・・・・・・・」

 なのはのガードが固くてガードブレイクはしなかったが最後のフィニッシュでこじ開けたみたいだ。
ムエタイチャンプジョー兄直伝のパンチ
右手でアッパーカットをして、レイジングハートをはじく
そこから左手で無防備ななのはのおなかあたりに手を添えて力ある言葉を発する。

爆裂(ダムド)

 大きな爆発が起こり、詠唱を唱えた。

「ワッ・クオー」

 力ある言葉を発する。

黒鳥嵐飛(レイヴン)

 高速飛翔呪文で距離を取る

「これで終わりだ」

 必殺の一撃で終わらせる

「ジ・エーフ・キース 神霊の血と盟約と祭壇を背に我精霊に命ず 雷よ  降れ」

轟雷(テスラ)

 雷撃系最上級呪文
魔導王D・Sの盟友の四天王であり
愛娘でもある雷帝 アーシェス・ネイの必殺呪文
初登場時はこの呪文未完成だったんだけど、こちらは完成版の轟雷(テスラ)


 なのはのいた場所に雷が落ちた。
当たる瞬間に目にもとまらぬ速さでなのはは助けられた
こんな芸当が出来るのはフェイトか・・・
流石雷光の乙女って所か
感心していた瞬間俺の斜め上方から怒鳴り声が聞こえた

「てめぇなのはになにしやがる~」

 その声に気づくとハンマーが降ってきたのでそれをかわす

「何ヴィータ?おれに喧嘩売るの?」

「なんでなのはと綾が戦ってるんだよ。それにダウンしている所でなんだよあの攻撃はまるでリンチじゃないか」

「なのはがセメントって言ったし」

「っていうか、てめぇなのはが心配じゃないのか?」

「なのはがこの世界に入ってきたからそれはなのはの意思でしょう」

「もうわかった、ちょっとてめぇの頭を冷やしてやる」

「ヴィータ出来ないことは言わないほうがいい」

「ぶっとべ~」

ヴィータがアイゼンを振り回してきたがそれを空中だけどしゃがんで交わして呪文で足場を作り
足場で踏ん張りを効かせて上昇アッパー

「銃弾 天駆(てんく)

 ヴィータがそれをまともにくらい体制を戻す前に俺は上昇の運動力を使い前転宙返りをしてヴィータに踵落としをくらわす

「刀身 斧重(ふがさね)

 そのまま食らい、ヴィータは地面に叩きつけられた。
俺はそのまま今いる場所から横に移動した

「次から次へ」

 俺が元いた場所には一刀両断をしていたシグナムがいた。

「今度はシグナムなの?」

「何を血迷っている」

「はぁ~もう面倒くさいから全員来なよ」

 ちらっと見るとユニゾンはやて、クロノにアルフにザフィーラ、ユーノね
フェイトもこちらに来やがった

 クロノ、はやて、ザフィーラ、フェイトと全く違う攻撃方法で俺を囲むか
その後ろでバックアップでアルフにユーノ
俺の四方をそれぞれ違った攻撃で囲み、同時に攻撃し、敵との間合いを詰めていく攻撃方法に似ているな
まるでクルダ流交殺法闘法術「(ケイジ)

「シャマルは?」

「みんなの治療だ」

「ふ~ん、取りあえず聞くけれど何の用?」

「綾、摸擬戦をするなとは言わないが、こんなリンチじみた用は許可できない」

クロノが諭すように言ってきたが俺は小声で

「はぁもういいよ。すべて俺が悪者なんだ。」

「どうしたの綾、なのはをあそこまでしていていつもの綾じゃないよ」

「もうフェイトもウザったいな」

 俺は少し殺気を出し力ある言葉を発する

獄炎爆烈弾(セバルチュラ)

 火球が全員に飛んで行った。
多勢に無勢だから俺も軍隊用の呪文を使わせてもらう。
クロノとアルフ、ユーノはかわそうとして追撃され直撃でK・Oされた。
この呪文直撃呪文なんだよね。
面倒な補助に特化したユーノと魔力はなのは達より低いけれど
やりづらいクロノがここで落ちたのは大きい。

 フェイトはスピードを生かしてかわしていたのだがかわし切れないことを知り真ソニックフォームになり加速度をアップしてからフォトンランサーで相殺
しやがった。
ザフィーらは防御をして耐えやがった。
流石盾の守護獣の名は伊達じゃない
シグナムは炎の剣騎士だけあり、耐性(レジスト)しやがった。
ユニゾンはやては本を開き防御呪文を展開したようだった

 俺はもう一人厄介な人間が来ることを警戒していた。

「そこか」

 探索完了俺は力ある言葉を発する。

『跳空転移(ディメンジョナル・リープ)』

 今いた場所に空間から手が伸びていたが間一髪でかわして、
俺はその手を伸ばした人の目の前まで行き手を伸ばした。

「手前は貫かれる痛さを感じやがれ」

『死黒天使(ダーク・エインジュアー)』

 異界から負のエネルギーを持つ「黒い雷撃」を召喚し、
相手に叩きつける呪文。本来なら内部爆発だが、非殺傷だからそこまではいかず
瀕死状態にした。

 俺は空にいる者どもを見て

「さ~て回復役が落ちた。それでも俺を否定するのならかかって来いよ」

 俺は手招きするように挑発をした。

「貴様は駄々っ子か~かけよ隼」

 シグナムのデバイスが剣から弓矢に変わった

『シュツルムファルケン』

「そんなもの」   

 俺はポケットから灰を飛ばし力ある言葉を発する

 『炎虎招来(ガーゾ・バンタン)』

 炎の弓矢を火の高位精霊獣・炎虎(アーゼル・タイガー)にぶつけた。
同時にフェイトのプラズマランサーがこちらに来た。

『空雷砲撃波(ヴェン・ジェン・ド)』

上空から

「刃もて、血に染めよ。穿て、」

はやての詠唱が聞こえた。
対して俺は

「ムー・サザード・バラン・サザード・クォール・エイド 我がうちなる神の導きにのみ我は従う大いなる波よすべてを飲みつくし怒涛となって逆巻け
け」

『ブラッディダガー』

『魔攻逆流攻(ヴァン・ヴィーナス)』

21発の鋼の探検を飛ばしてきたが、それを手の攻撃呪文の流れを逆流させ、はじき返した。

『跳空転移(ディメンジョナル・リープ)』
 
 唱える者どもを使用しておけばよかった。
俺はシグナムの懐に入り盗賊マスタースキル
シェイドクロスをぶちかました。
これは盗賊の脚力を使い必殺の一撃を与える技
いわゆるクリティカルヒットを与える技であるけれど
戦士技能と違って武器の性能で威力が変わるのが難点
大技の一瞬のスキをつけての一撃によりダウンしたシグナムを手を添えて
爆裂(ダムド)
吹き飛ばして『跳空転移(ディメンジョナル・リープ)』
俺は夕姫を亜空間からだしガラ様必殺の真魔人剣で意識を飛ばした。

「あと二人か」

「綾ちゃんどないしたんや」

「話聞く前に乱入してきたのはあなたたちでしょう。それでどないしたんやっておかしいでしょうが?まぁ終わらせないとね。」

「響け、終焉の笛」

 はやてのほうに魔力の渦が集まってきている。

『ラグナロク』

 エネルギーの渦が綾に向かっていったがどう考えったってアンスラより攻撃力が弱いはず。
俺は流れてくるエネルギーの塊を真剣白羽取りの要領で受け止める

「光線白刃取り」

そのままはやてに投げ返した。

「嘘やろ~」

手加減込みのラグナロクなら跳ね返せるでしょうが
それにより歩くロストロギアはやて脱落した。
最後はフェイトか

「まだやるのこの惨劇を見て」

「綾を止めないといけないような気がして」

 やっぱり俺は悪者なんだね

「確かに目に負えないほどの速さだけど大型武器がそれを殺している」

 2人とも地上に近い位置で飛んでいてフェイトの攻撃をかわしたすきに

「裂けよ大地 吐け爆炎 ダオール・ダオールオ 」

 少しだけめまいを感じたが力ある言葉を発する

地裂爆炎衝(マグナード)

 地の底からマグマを吹き出させる呪文でフェイトが移動した位置の下から飛び出てきた
それをフェイトが直線的にかわしたが、俺が大きく浴びせ蹴りな感じでフェイトを叩き落した
刀身斧重。

「くっ話を聞け~」

 寸での所で直撃をまぬがれたフェイトはサイズを振りかざしたが
斧重の影響からかいつものスピードの冴えがなかった。
俺はそれをかわした

「いらない子ならいらないと言えってば」

俺は言葉を返し
俺は、ローキック、ハイキック、一歩踏み込んでジャブをしてからみぞおちにボディアッパーをして一歩踏み込んでの
正拳中断突きの覇王拳
もろ食らったフェイトは落下して行ったけれど俺はそれを踵落としで叩き落した

 すべてが終わった瞬間に俺の眼前に桃色の破壊砲が飛んできた
俺は飛んできた方向を見るとなのはがふら付きながらも立ってこちらに歩いてきた。

「綾ちゃん・・・綾ちゃんのすべてを受け止めるよ」

「なのは気絶してたんじゃないの」

「う・・うん、でも第2ラウンドだよ」

「もう痛い思いしたくないでしょ」

「でもまだ綾ちゃんの本音を聞かせてもらってない」

「なのはのお友達みんな落としてもらったよ」

「私のお友達だけど綾ちゃんのお友達でもあるでしょ」

「そうなの?」

「ちがうの」

「そうだと思ってたけどね」

「きちんと分かり合おう」

「この力の差を見てもそう思うの?」

「関係ないよ、私は綾ちゃんに届けたいだけだから」

「私に?」

「届けるよ絶対に」

「やれるのならやってみれば」

 俺はなのはを見下すように地上に降りた。
 

 

決着

「行くよ綾ちゃん」

「いつでもどうぞ」

≪綾様呪文の使い過ぎです≫

≪襲い来る火の粉は消さないと≫

≪綾様みんななんでかかってきているかわかっていますか?≫

≪言うこと聞かない人を粛正するためでしょ≫

≪綾・・・様≫

≪ティア・・・ティアまで否定するの?≫

≪今の綾様は間違っているとは思います≫

≪いいよ、間違っていてもでもなのはを殺したくないから今だけは力を貸して≫

「綾ちゃん話を聞いて?」

「聞いてるでしょうか?俺のこと必要ないんでしょ!」

「誰もそんなこと言ってないよ」

「力だけが強い道具は必要なくなったらいらなくなるものだから」

「そんなことない」

「じゃなんですべて否定するの」

 その間お互い飛翔呪文で飛び交い牽制呪文を発したり、かわしてインファイトしたりして均衡状態をしていた。
綾にはもうほとんど呪文が残っていなかったのと精神が少し歪んでいたせいでいつもより呪文運営に響いていたからであった。

「否定なんて」

 なのははその時兄恭也の言葉を思い出していた。

「最近思うんだ、みんな綾ちゃんにおんぶに抱っこしてないか」
「尋問と質問を間違えてないか」

 実際にそうだったのかな?
そうかもしれない。
でも今の綾ちゃんはすごく危ない
どうしたらいつもの綾ちゃんに戻ってくれるんだろう
いつもの優しくて、少しはっちゃけているけれど、実は泣き虫やさんの綾ちゃんはどうしたら

「戦闘中に考え事?余裕だね」

「綾ちゃんに勝つためにね」

「ふ~ん」

「火炎召来(アー・ターブ・サン) 不滅なる燃焼よ 我が 導きに従え 」

『霊破火炎陣(ダ・フォーラ)』

 俺は火の精霊の火トカゲ(サラマンダー)を数体召喚してなのはに襲わせたが、
対してなのはは無数のタゲッートシフトを組んでアクセルシューターを沢山サラマンダーにぶつけてきた。
『・アクセルシューター・バニシングシフト』

『歪時空間相転位(ア・ルカーラ)』

 相転位移動でなのはのそばに行き手に魔法拳でなのはを殴りに行ったのだが流石に同じことは通じつ
バリアによって防がれてしまった。
その瞬間なのはは、バリアバーストを行って任意にバリアを破壊させ爆風で距離を置いて、俺は一瞬理解が出来ず立ち止まってしまった。
綾はその爆風をもろにくらい体勢を立て直そうとした瞬間に桃色の破壊光線を食らってしまった。
なのはの必殺魔法ディバインバスター
この戦闘始まって綾はまともにダメージを食らってしまった。

「くっやるな、そんなに俺を否定したいんなら」

「否定なんてしていないよ」

 なのはには今の綾が泣いている子供しか見えていなかった。

「綾ちゃんなんで泣いているの」

「私は泣いてなんかいない」

「きちんと聞かせて綾ちゃん」

「私は、私は・・・俺は必要とされてない子だって知っているからそんなに俺の中に入ってくるなぁ~」

「光弾よ 敵を撃て(タイ・ト・ロー)」
鋼雷破弾(アンセム)

 魔法の矢が飛んできたがなのははアクセルシューターで向かい打った。

「はぁ~生半可な呪文じゃ無理なのははわっかた。今できる最強破壊呪文でなのはを倒す」

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク 灰塵と化せ冥界の賢者 七つの鍵を持て 開け地獄の門 」

「さようなら!ぬくもりをありがとう・・・これで・・・私は解放させる」

 俺は自然と涙が出てきたのだが最後のトリガーを引く
『七鍵守護神(ハーロ・イーン)』

 なのはに全てを飲み込む超破壊の光線が向かっていった。
倒れていたみんなは数人目を覚ましていたが、助けに行こうといも行動不能だったので見ているしかなかった。
綾も観戦者も次のなのはの行動が理解できなかった。
レイジングハートを下ろしてなんと七鍵守護神(ハーロ・イーン)の中を歩き始めたのだから


「そっか・・・やっとわかったよ。
力に対して力で対抗したらいけないんだよね。」

 エネルギーの光の渦がなのはをまきこんだ。

「な・なんでなのはわかってるでしょ、これは私の最強呪文の一角だってなんで無防備に」

 誰もがなのはは倒れたと思っていたが、なんとなのははその中を歩いて綾のそばまで来ていた

「ねえ綾ちゃんお話聞かせて」

「うわ~」
 
 綾は恐慌状態になりエネルギーの矢とか炎とかなのはに飛ばしていった。

≪マスター≫

≪レイジングハート大丈夫だから≫

一歩一歩綾のところに進んでいった。

「来ないで・・・来るなぁ~」

「綾・・・ちゃん・・・恐・・・れない・・・で」

 バリアジャケットは無残にもボロボロで
なのはの肌があらわになっている場所も出てきてはいるのだが、そんなの気にしずに
ガードらしいガードを行いもせずになのはは綾の手の届くところまで来た。
綾はなのはの顔を殴りに来たがそれを顔だけでかわし綾のほうに倒れこむようにして抱きしめた。

「やっと捕まえた」

「は・・・離し・・て」

「ダ・メ・もう離さないから」

「こんな失敗ばかりしている子はいらないでしょ」

「誰・がそんな・こと言ったの?全世界が綾ちゃんを・・・必要としなくても私は・必要とするよ」

「そんなことない人の気持ちなんて・・・」

「大丈夫だから」

「離して」

「にゃはは、綾ちゃんの攻撃が強くてもう動けないかも」

それもそのはず、なのはの体には無数のやけどやダメージ損傷、そして服はもうボロボロだった。

「抵抗なしでこちらに来るなんていくら非殺傷でも自殺行為だよ」

「でももう綾ちゃんに攻撃したくなかったから」

「なのははバカ?」

「癇癪起こしてダダこねてた綾ちゃんには言われたくない」

「私を受け入れてくれるの?」

「綾ちゃんが私たちを守ってくれたように私は綾ちゃんの心を守るよ」

「ごめんね、痛くない」

「泣きたいぐらいに痛いよ」

「ティアもう少し魔力って残っている」

≪残念ながら今の綾様にはそこまでの魔力は・・・≫

「回復魔法を行おうと思うのだけど」

≪あの呪文を使用するのですか?≫

「何やるかわかっているんだ」

≪見捨てられても綾様のデバイスですから≫

「もうそんな意地悪言わないで、なのは抱き着いててもいいからじっとしててね」

「う・うん何するの?」

「みんなを必要以上に叩きのめしたからね」

 俺は周囲に倒れているみんなを見ながらそう言いまず初めに僧侶最上級呪文を放つ

奇跡(ミラクル)

 願いはここに倒れているすべての人達の回復
たちまちなのはの体のダメージやシャマルの体の貫通などすべてこの場にいる人たちが回復していった。
この時どんな代償を後に調べた結果
数年の最上級回復呪文使用不可という結果が出た
そのことにより後綾はこの時の代償を支払うことにより本当に後悔するのは数年先になるのだが
今はそれを知らずにいた。
今回の騒動は綾のダダと癇癪ということで収まった。
あまりにも予想外なことが起きたのと、
ここ数日の過密日程により心の余裕がなかったところにみんなからのダメ出しで
失敗=いらない人っていう図式を勝手に作り出し
これを完ぺきに完成させたら必要とされるのかなと思っていた矢先に
周囲が否定の言葉を言ってきたので殻に閉じこもってしまったという事だったらしい。


「君は馬鹿か?」

「でもクロノ私たちも悪いわ?」

「でもかあ・・艦長」

「まだ9歳の子にすべてを押し付けたんですもの・・・反省ね」

結果
危なくない限りゆっくり修復をしていってほしいこと
いったんリーンを夜天に帰らせることがきまった。
破壊ではなく数年帰還させる間にメドはたっていたから

 現在3人からいじめられてます。

「まさか綾ちゃんがあんなに甘えん坊さんだったなんてなぁ~」

「はやてまだ根に持っとるの?」

「そりゃ、私の最強呪文の一つのナグラログを手で跳ね返されたんだよ」

「あれには私も驚いた。」

 フェイトはあの光景を思い出し感想を言った

「いや~食らいたくない呪文ベスト5に入るからね・私の持っている技で何とかならないかなって思って
多分光線なら出来るかなって、まぁその代わり失敗したら全ダメージ食らうけどね」

「いやいやあれをやっちゃあかんやろ」
  
「でもそれしか思いつかなかったし」

「でも綾の癇癪で魔力A以上の人間が10人落とされたんだよね、私もっと練習しないと」

「もう許してよ」

 なのははにこにこ笑って見守っていてくれてるみたいだけど助け舟出してほしいな

≪みなさん知ってます綾様ってこの戦い終わったら私を捨てようとしてたんですよ≫

 ティアまで参戦してきたしかも涙の音まで使って

「もうティアまでごめんね」

≪いいえ所詮私なんて道具ですからそれこそ不要になったらポイなんですよね≫


「いくら次元世界広しといっても私の能力フルで使用できるデバイスはティアしかいないよね」

≪知ってますよ。私はあなたの為のデバイスですから≫

「ティアもごめんね。どうかしてたよ」

≪そうだよ綾ちゃん私たちは最高のパートナーと出会ったんだから捨てるってのはよくないと思うよ≫

 流石にデバイス関連はなのはにも突っ込みを入れられてしまった。

「「そうだそうだ」」

「はいはい私が悪うございました。」

「なのはは、よく綾の癇癪を受け止めれたよね。すごいよ」

「う~ん、あの時は必至だったから、それに防御も私の持ち味だから」

この時なのは以外の人は思った。
七鍵守護神(ハーロ・イーン)なんて普通の人なら死んじゃいますと。
みんな心の中でやはりなのはだけは怒らせないようにしようと固く心の中で誓ったとか


「この後はみんなどうするんや」

「私はこのまま帰るよ」

「私はなのはの家に行かないと」

「綾なんで・・・」

 フェイトのジト目が来ていた。

「う~ん、今回のこと下手したらなのはには責任取らないといけない傷を負わせた可能性があるから。だから一応謝らないといけないと思って」

「そういうことなら仕方ないかな」

 その時のはやては修羅場か修羅場かと思ったらしい。

「そんなこと気にしなくてもいいのに、それにきちんと直してもらったのに」

「はやてもごめんねシャマルのこと」

「気にせんでいいわっと言いたい所やけど、直してもらったしええわ」

「ありがとう」

「何もなしっていうのは気にかかるようなら、そうや今度うちに遊びに来てくれん」

「いいの」

「今回のこともきちんとコミュニケーションを以前からとっていなかった弊害だと思ってん、だから」

「喜んでいくよ」

「今度私ともきちんと話そう」

「そうだねフェイト。あの時の約束果たしてないしね。うんありがとう」

「「じゃ、私たちここで」」

「「ばいばい」」

「みんないい子ばかりだよね、私ったら問答無用で」

「綾ちゃんもいい子だと思うよ、少しだけしっかり自分一人でやりすぎちゃったのかも」

「そうかもね」

 高町家について事情を全部お話して
怒られはしたけれど、僕たちも悪かったって反対に謝られたのにはびっくり
そういや、リンディさんからも謝られたかな
この世界の大人たちって物分かりよすぎるよね。

 事件はなのはと2人っきりの時に起きた。
俺がなのはを意識しすぎたからである。
なのはと俺とでは年齢差幾つだと思ってる
それに今は同姓なのに
俺がソワソワしているのが分かったのかいきなりなのはが

「綾ちゃんが初めて泊まりに来たのを思い出しちゃった。」

「ん?」

「あの時も綾ちゃんそわそわしてたよ」

「そ・そうだっけ」

「同じベッドに入れないとか嫁入り前の娘がとかもう意味不明なこと言ってたよ」

「だっけ・・・」

「たまに男口調になるときあるよね、だからかなたまに男の子って思う時があるけれどね」

 ドキッとした。

「こんな可愛くてスタイルの良い男の子がいたら世の中の女の子すべての敵だよね」

「はは・・・」

「あと2,3か月で1年経つんだよね」

「早いよね」

「沢山いろいろなことが起こりすぎだよ」

 おしゃべりをしていて久しぶりに熟睡した。
 

 

香港国際警防とは

 
前書き
魔法少女リリカルなのはの元の作品
とらいあんぐるハート3のOVAを元にしています。
御神って飛天御剣流を元にしてるんじゃないかと思うときあるのは自分だけかも・・・ 

 
 あれから春休みになり、今日もなのはの家にお泊り 
いつもより早く起きたのは、今日も訓練をつけてもらおうと思ったからここに来るといつもそう。
なのはが抱き着いてきていたが、少しドキッとしながら起こさないように脱出
毎朝のこのミッションが結構大変だったりする。
いくら早起きになったと言っても恭也さん達の訓練より早く起きることは無いよなぁ
新聞配達員並みに早いし
可愛い寝顔も堪能した

「寝顔が天使だよね」

 俺は少し着替えて道場のほうに向かう。
今日も俺も気配を消し、ゆっくりと警戒しながら入ると
いつものように自動ドアのように開けてくれた。
今日も失敗した。
何時かこれを無くすのも俺の中での課題の一つだから

「おはようございます」

「うん、おはよう」

「今日も気づかれちゃいましたね」

「寸前まで気づかなかったよ」

「練習かい」

「ダメですか」

「うん、よしいいだろう」

「恭也」

「はい師範、綾君と摸擬戦を」

「はい」

「綾ちゃん大人モードでやってもらえるか」

「はい???」

「美由希きちんと観ているように」

「はい師範」

「変身」

言われたように変身をして俺は、手甲をはめてファイティングポーズをとった。

「今回は攻撃魔法以外なら何でもありでこちらもすべてありで行うから」

「師範、わかりました」

「はじめ」

 初めの開始とともに力ある言葉を発する

『跳空転移(ディメンジョナル・リープ)』

 短距離瞬間移動を使い恭也さんの後ろに向かいパンチを放すと
恭也さんはすんでの所でそれをかわし、離れ際に飛針を飛ばしてきた
俺はそれを、手甲で弾いた。

「あれをかわしますか?・・・消えた」

 ヤバイすぐに力ある言葉を発する。
こちらの呪文の方が速いはず

『歪時空間相転位(ア・ルカーラ)』

おれは恭也さんが元いた場所に移動した。
この呪文って相転移だからね

「神速から逃げれるとは驚いたよ」

「恭ちゃんも綾ちゃんも人間やめてるよね」

俺は手で印を作り呪文を放つ
「ワッ・クオー」
『黒鳥嵐飛(レイ・ヴン)』

 少しだけ空中ダッシュをしながら加速をして攻撃を恭也さんはかわして、小太刀が来たのでその場からスライディングキャンセルをしながら、
飛翔呪文の性能を使いしゃがみジャブに入り連続パンチ
銃弾 裂旋(れっせん)

 最大5回パンチをするコンビネーションなのだが3発目をガードしながら膝蹴りを食らった。
俺は2回バク転をして後ろに向かう。

「なんであそこからラッシュが入らなかったんだろう」

「強いな」

「アンディとかと変わりませんよその強さ。こちらは魔法有で行っているのに」

「行くぞ」

 また消えた。
俺に神速は・・・感知できないそう感じた瞬間衝撃を感じた

「ぐふっ」

 多分左右から4つの斬撃を食らったと思った。

『小太刀二刀御神流 奥技之六 薙旋』

 俺が倒れるのと同時に恭也さんも膝をついていた。

「勝負あり」

「な・何したんです?」

 恭也さんは汗を垂らしながら

「神速の重ね掛けをね」

「負けました。」

「まさか綾君がここまでするとは思わなかったよ」

「結局何にもやらせてもらえませんでした。御神流って人間やめてますよね」

俺自身にヒーリングをかけながら聞いてみた。

「それで今日はどうしたんですか?これ何かを試してましたよね?」

「うん、綾君香港に行く気ないかい?」

「はい、士郎さん話が見えないんですか?」


 香港?何か引っかかってるような?そのキーワードはすぐに答えてもらった。
 
「ちょうど恭也達が香港に行くのでそのお誘い」

「それで摸擬戦ってどうつながりが?」

「香港国際警防隊って知っているかい」

「えっと確か法を守るために法をも犯す最強の警防隊で法の守護者でしたっけ」

 そうそう人外魔境の海鳴だけど、それ以上の存在が香港にいたよ。

「今僕の妹があそこにお世話になっていてね、恭也達がそこで練習するからそのお誘いかな」

「行っていいんですか?」

「人以上の力があるから、心を鍛えるために行くといいと思うよ」

「両親に聞いて了解なら行きたいです。」

「いうわけだ」

「うん、綾ちゃんもすごく勉強になると思うよ」

「そうだな、あそこにいる人はいろいろな経験している人もいるから勉強になると思うよ」

「解りました。でも初めて御神流を使用してくれましたね」

「じゃないと、追いつかないからな」

 頭を撫でてくれました。
恭也さんて兄貴ポジションだよな

 両親に連絡を取ったら許可を得られました。
もちろん香港国際警防隊の事は言ってません。
俺はまだなのは達に親にこの事言ってないし、
何処の世界に危ない訓練をするから香港に行くと言って了承してくれる親がいるのか
まずいないよな、言うわけで行くのは明後日、2回目の海外楽しみでもある。 

 

訓練

「綾です。短い間ですが、お世話になります」

 当然ながら大人モードでのご挨拶。
さすがに小学生では練習参加無理らしいから大人モードで、
そのための先日の大人モードでの練習だったんだろうと思われる。
普段は大人モード厳禁だから
士郎さんが言うにはそれに慣れるとと地力アップがきっと少ないと思うかららしい。
メリットは体が出来ているのである程度の練習が楽になる事
デメリットはこれは憶測なのだが大人モードでの戦いが基準になると
大人モードがもし使用不可の場合、何かと不利益が生じる可能性が出てくることと子供の時の成長率が多分落ちる可能性があるって言われたので現場以外は基本通常バージョンなのだが、まぁ今回はね
なんか騒々しいと思ったら、そりゃそうかと言いたい。
俺自身は忘れがちになるけれどこのスタイルって全世界でもちょっとした有名人って事
去年行われたKOF上位は一応の有名人になるらしい
特に戦いの世界では
とはいえ闘いと言っても此処での戦いは全く違ったものだと思うんだけど
こういう場所だからか格闘好きが多いのかもしれない・

 とにかく警防のオフィス(本部でもあるらしい)に到着。
当然、丁寧にお辞儀だ。
なにごとも最初が肝心。
これからお世話になるところでもあるしね

「はい、よろしく。兄さんから聞いているとは思うけど、私が御神美沙斗です」

 年の頃だととにかく、30代こ・・・前半に見えるノーネクタイの朱色のスーツに身を包んだ黒髪ロングなこちらの女性が、高町家の縁者さん。
でも・・・御神? 聞いた時にも思ったけど、御神流となんか関係あるのかな。

 何か忘れている感じが最近生前の記憶特にこの世界に関する記憶が忘れて行ってる気がする。


「どうしたの?」

「いえ・・・」

 さっきから、ここに入った瞬間から本能的な警報が鳴っている
ここは間違いなくヤバいと

「母さん、久しぶりっ!!」

「えぇ、久しぶりね。美由希」

・・・はい?

 いやあの、ちょっとちょっと、気のせい? 
今、確かに美由希さんは、こちらのお姉さんを『母さん』と・・・。
で、美沙斗さんも、こう、凄く自然に受け入れていた感じが

「・・・あぁ、そういえば知らなかったんだね。私、御神の母さんって呼んでるの」

「まぁ、色々あってね」

「な、なるほど・・・」

 思い出したそうだ、高町家って少し複雑な家庭環境だったのを思い出した。
とらハでは、でもこの世界はとらハではなかったはず?
とらハでは確か、士郎さんと桃子さんの実子ってなのはしかいないんだよなぁ
夏織さんっていう人が恭也さんのお母さんになるはず。
美由希さんは本来は従妹になるはず
なんとなく思い出した

「・・・それで、美沙斗さん」

「あぁ、恭也、うん演習だったわね。・・・あなた達の準備が出来次第、
いつでも行けるわよ。
今回は外部との協力演習だから」

 とにかく、僕達はすぐに演習が行われる廃ビルへ、
美沙斗さんの案内で向かった。
香港到着から1時間も経たずに、戦闘態勢に移行することになった。
時間は待ってくれないというけれど、ちょっとぐらい休みでもいいと思うんだけどな。

 演習のルールは、俺達がビルにいて。侵入してくる敵を潰し、
指令部を押さえられたら、こちらの勝ちらしい。
うん、はっきり言って俺邪魔だね。
恭也さんや美由希さんレベルで隠密行動なんて出来ないし。
やっていることはコナミのメタルギアだよね。
スネークって言いたい
俺はMSX2でしか知らないけれど
確かジャンルはステルスゲームだっけ?
まぁ文句は言えない好意で参加させてもらっているし。
これも当たり前だが俺はバリアジャケットじゃない。

サバゲーやったことないけれど、恭也さんと美由希さんとお揃いのカーキ色のサバイバルスーツ一式に身を包んでいる。
装備はダガー
海鳴に来てからスカートばっかだったからやはりスカートの方が動きやすいかも男の時はわからなかったけれど・・・
「綾ちゃん、緊張してる?」

そう声をかけてきたのは・・・着替え終わった美由希さんだった。
なんかお尻のあたりがへんな感じそんな風に顔をしかめていたからそう感じたんだろう。

「ははぁ、さすがにこんなのは初めてですし」

「綾ちゃん大丈夫あの恭ちゃんに神速の重ね掛けまでしたんだから、強いんだよ? 
これくらい、楽勝楽勝っ!!」

 これジャンル違いませんか?

「そんなこと・・・」

「とにかく、いつもの綾ちゃんらしい戦い方で行けば、大丈夫だから」

「私らしい、戦い方ねぇ・・・」

「うん。・・・大丈夫、それが出来れば、きっとクリアしていけるよ。
高町美由希が保証する。だから・・・ね?」

 励まして・・・くれてるんだよね。
きっとお姉ちゃんってこんな感じなのかな

「・・・はい。美由希さん、ありがとうございます」

「うん」

 ・・・そうして俺は現在、香港の廃ビルの中を走り回ってる。
てか・・・やり辛いしそして怖いっってば!!
俺は、暗器や陰行術が使えるわけじゃないから、
基本的には突っ込んで斬って、殴って、けるだけ。
なので、恭也さん達とは別行動で囮役。
適当に暴れて騒いで敵の目を引き付ける役目だ。
でも・・・てんでだめ。確かに相手はプロだ。
狙いも的確。動きも一級。
さすが最強で最凶って言われている警防隊の練習相手
生半可な相手ではない。
うんそこらの魔導師よりもキビキビしてる。
きっと命のやり取りと非殺傷の差だろうか
そんなの相手で弾幕を張られたら、近づけない。
うん、魔法無し・・・やばいよなぁ。。
俺は壁に隠れながら考える。
何かあったはず。
シェーンコップ准将を思い出した
あの時は特攻をした記憶が
プロな方々が、的確に放ってくる自動小銃の射撃をなんとか回避しつつ、
考える。考えてもやることは一つだから、
相手の拳銃を美由希さんから預かった煙幕で目隠しをして
全部、ぶった斬るっ!!

 まずは現状の再確認。
ここは8階立てのビルの2階。1階は最初の段階で制圧済み。
で、ここと3階にいた大半が、廊下とホールで逃げ回っている俺を追っかけてる。
現在廊下を疾走中。
このまま逃げ回ってるだけでも、おトリとしては役に立っているはず。
司令部狙いで隠密行動やってる恭也さん達の手助けにはなる。
肉体強化の呪文だけは許されているから助かる
基本大人モードってそれの延長上だし
一般の女性並みならもう積んでいるはず。
それぐらいヤバい人たちそれが数十人対3っておかしくない
まったく。
心の中で愚痴を言いながら行動開始

 目の前50メートルほど先の曲がり角から、二人来た。
連中は小銃を構える。
だから、踏み込む。
銃先を確認して引き金を引く瞬間に、
スライディングからしゃがみアッパーその場で吹き飛ばしてもう一人の方に相手の体を向けた手にして、超近距離でのダガーからの4連撃
戦士技能の「烈旋」もどきで思い出した。
いうか俺も隠密行動できた。
盗賊技能使用したらできたじゃん。
二人に気絶攻撃をして沈黙させる
もと来た道をまた走る。

 とにかく、元来た道・・・というか、廊下を走っていると、
まずは二人来た。当然そいつらは撃ってくる。
俺は走りながら壁を横走りして
盗賊技能のクライムウォールの応用で横走りをしながら
太ももからダガーを数本相手に投げる。
盗賊技能って飛び道具に判定が付くから便利

 ダガーは相手の手に当たり、
地上に降りそのまま距離を詰め、左に居た奴の胴・・・下腹部に、手に持っていたダガーの柄を突き入れる。
ほぼ零距離からの突きに、思いっきり前に吹き飛んで、転げていった。
右の奴も、こちらを振り向く前に上段後ろ廻し蹴りであごにヒットさせK・O

 その頃司令部では

「子供3人に何をしている全く」

「・・・これで、ミッションコンプリート・・・ですよね」

真剣な表情の美由希が、ここ・・・司令部に居た。

「綾ちゃん、恭ちゃんミッションコンプリートしたよ」

「怖かった」

「お疲れ様綾ちゃん」

 そうして俺は実践訓練に近い練習を終わらした。
こんな恐怖に耐えながら練習してたらそりゃ強くなるわ
多分昔はどうかわからないけれど、今のシグナムよりはきっと恭也さんの方が強いと感じる。
確か修羅の門だっけ
殺したものと殺したことのないものの差は大きいとあったような気がする。
それを言ったら俺もないんだけどな
俺の場合は基本が規格外だし仕方ない、でも基本負けが多い気もするけれど
でも最後になって隠密行動ができるの思い出すなんて、すっかり忘れていた。
これは反省点
盗賊技能って基本使用してないし、使う道がこの文明の現代社会で無いから
戦闘の時も合体技の二の太刀いらずかシェイドクロスしかやってないし・・・
自分に言い訳しても仕方ないから本部に戻るとするか 

 

その夜

 夕飯はおいしい中華をいただいた。
やはり本格中華を食べないとこちらに来た意味がない。
ビックリしたのはこちらの女性ってチャイナドレスを着た人が多いのかなって思ったらほとんどいなかった。
日本の着物と同じなのだろうか?
少し残念だと思った。

 食事に来ているのは俺と恭也さんと美由希さん、今回の保護者美沙斗さんに今回の練習相手の責任者のおじさま名前はジェフさん。

「何人かケガさせちゃいましたね。出来る限り急所は外したつもりなんですが」
 美由希さんたしか無傷の人っていたっけ?

「何人かっていうよりは骨折10名、傷数十人、無傷で済んだものはいないよ」

「すみません」

「ジェフ、あまり自分の娘をいじめないでくれ」

「ただまぁ、再起不能になるものはいない」

 その間俺と恭也さんは黙々と食べていて、恭也さんは俺や美由希さんにお皿を渡してくれたりしておお助かり
一流のレストランだけあっておいしい
食べてるときぐらい生臭い話やめればいいのにね
これも職業だから仕方ないのかな

「彼らにはいい教訓になっただろう。
自分たちの戦法が通じない相手がいることをがね。
香港国際警防隊に神業ののソードの使い手がいるとは聞いていたけど」

「母さん有名人?」

「どうだろうね」

美沙斗さんはそう言いながら優雅に肉を食べてらっしゃる。
食べている時でも隙が無いんだよなこの人たちって
本当に現代人なんだろうか?

「その弟子たちまでこんなに腕がたつとはね!」

「弟子ではないです。娘に教えたのは私の兄と彼だよ」

「彼の方がマスター?」

「彼は兄の息子で別に修行をしました」

 確かに士郎さん昔の古傷でやり方は教えれるけれど、実践はもうできないって言ってたっけ

「流派は何と言っていたっけ?確か・・・」

「小太刀二刀御神御流です」

「私は御神正統で兄と母が御神不破流です」

 そうだった。
美由希さんのお父さんが御神の正統後継者だったから美由希さんはそうなるのか
士郎さんはその裏の不破流だったっけ。
うんなんか今回はとらハ3の復習のような気も
あれでもこんな話あったっけ?

ジェフさんがだったら君は?感じで俺のほうを見ていたので

「私はたまに出稽古でお世話になっているんです。流派は無いです。
教えてくれた人がいろいろ知っている方でしたので・・・」

「なるほどな」

「3人とも香港国際警防隊に入るのかね」

「私はまだ将来の事は考えてません」

 俺の場合は小学生だしね。
本当の事は言えないだろう。
言ったらどうリアクションするか知りたいけれど、やったらだめだろうなぁ

「私はまだ大学生ですし、兄は家業がありますから」

「稼業?ヒットマンかそれとも剣道の道場かね」

 俺たち4人はお互いを見ながら含み笑いをした。

「喫茶店の店員なんです」

「なんと」

そんなこんなでおいしいご飯を頂き、帰り道に

「恭也今夜悪いんだが美由希を貸してもらってもいいかい」

「もちろんです」

「何母さん?」

「迎えに行くから」

「綾さんごめんなさい」

「気にしないでください」

 なぜこうも気にしてくれるかというと、美沙斗さんは俺の年齢を知っていたからだ。
流石に伝えないといけないらしくて士郎さんが伝えてくれたみたい

「親子水入らずで行ってらっしゃいでいいのかな」

「君はいい子だね」

「いい子ですか?ん~ありがとうございます」

「兄さんから聞いている。明日いろいろと聞いて回るがいいよ。隊のみんなに入ってあるから」

「はい。ご迷惑をありがとうございます」

 そして次の日
恭也さんは別行動の練習しに行っている最中にまず美沙斗さんから話を聞いた。
御神の爆破事件の事
復讐者になったこと
それを止めたのが恭也さんと美由希さんだったということ
そして今に至ること

 基本とらは3の内容だけど、ゲームで知るより実体験だからかすごく心の中に入ってくる。
ユンファさんも紹介されて
(ロン)にいたこと
高校のときに救われたこといろいろ教えていただいた。
一応この方とらハ1に出てきたヒロインだっけ?
とらハ1ってあまり記憶がないんだよなぁ
確かとらハ2が一番古くて1年後が1で2の7年後が3だったはず。

 このようにここにいる大半の人たちは、
普通の人が体験出来ない闇を持っていてそれを前向きに持っていき、
この世界を護る集団だということが分かった。
俺は自分の話も聞いてもらってたくさんのアドバイスをいただいた。
でもみなさんこうしたらいいとか決めつけではなく
これも一例俺がいいと思ったことを後ろに引かず信念もって行えば大丈夫だと言ってくれた。
どのような選択しても後悔することは人生の中であるかもしれないけれど、その中で受け止めれる結果を取ればいいとも言ってたっけ
聴いてくれてあと嫌な顔しずに話してくれて本当にすごくうれしかった。
余談だが美沙斗さんに隠密行動ができるのに使用しなかったことがばれて少し注意も受けた。
自分のできることできないことを把握しとかないと危ない
もし俺が危険な道に入ってくるのならそれは絶対だということ
そりゃそうだあの時思い出していればもっと楽に事を進められたのに
どうも最近脳筋だったんだなぁと反省
事件は帰宅予定の一日前に入った。
美沙斗さんから恭也さんに連絡が行き、美沙斗さんのマンションに恭也さんは
誰かに連絡をしてその後で内容を教えてもらった。

 それはイギリスに拠点を置き、世界一有名らしい音楽学校・・・
クリステラ・ソング・スクール。護衛するのは、そこの校長さんだ。
誰かいたはず・・・誰だったっけ?
会って話を聞かないと思い出せない。
美沙斗さんの時もそうだったし・・・
なんかフィルターがかかってる感じ
風都では若菜姫が有名人だったからなぁ
えっと教えてもらった内容はと
世界で貧困に喘ぐ人達のために、チャリティーコンサートを、
世界ツアーという形で開いたりしてる・・・そうだ。
チャリティーってあんまり興味ないんだよなぁ
歌手も若菜姫ばっかりだったし
もちろん、出演者はそこの学校の卒業生さん。
その人達も世界的に有名で実力派な方々ばかり。
なので、相当額の寄付金が集まり、それで実際に救われる人達も多いとか。
・・・とにかく、そんな慈善事業の校長が、現在・・・何者かから、
脅迫を受けているらしい。
その校長は心当たりが無い。
そして、世界規模でのチャリティーコンサート・ツアーの開始が、
間近に迫っている。
そんな大事な時期に、校長という役職の人に何か起こってはマズイ。
警防に話が来るってのはわかるとして、それが恭也さん達になんで回ってきたんだろ?。
確かに恭也さんは護衛の仕事もしてたような気もするけれど・・・
俺もそれに付き合うことになった。
理由は簡単。恭也さんに聞かれたから。
行くか帰るか
実力が無理なら強制に帰宅だけど、
そう言ってくれたんなら行くことに決めた。
護るってなんだろう。
俺はそれを知り体験しないといけないと思った。 

 

クリステラソングスクール

 
前書き
イギリスっていう方が分かりやすいんだけど、サッカーが好きな自分はどうしてもイギリスじゃなくイングランドって言ってしまう。
ちなみにイギリスとはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの連合王国の名称で正式名はグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国っていう名前らしいです。
偏見かも知れませんかイギリスって聞くとロンドンって思ってしまいます。
 

 
 そうしてやってきたのは・・・なんですか、この建物は。
クリステラ・ソング・スクールの校舎なのは知ってる。
でも・・・いったいどこの城だよこれっ! 
門から入って校舎が遠いもうこれお城に決定だよな
こんなところに入っていいのか少しビビりながら恭也さんと美由希さんの後ろについて行っている。
とにかく、そうしてある部屋へと通される。
そこに居たのは、三人の女性。
お付きの人っぽいピシッとした感じの人が一人。
壁に背中を預けている、金色ポニーテールなお姉さん
なぜかにらまれた。
この人には歓迎されてないのかな

 そして、金とブラウンが混じったようなロングヘアーに、
白いタートルネックのセーターにストールを合わせて着ている女性が一人。
記憶にあるけれど全く思い出せない
そしてその人は、とても嬉しそうな顔で、
こっちにトタトタと走りよって・・・。

「フィアッセ」
「美由希」

お互いには走りながらのハグ
なのはとフェイトみたい

「恭也・・・恭也も久しぶり」

 フィアッセと呼ばれた女性は恭也さんに近づき、恭也さんのほほを撫でながら様子を聞いていた

「ああ」

「元気だった?」

「相変わらず」

 恭也さんの身内にしか出さないすの笑顔を出して答えていた。
きっと恭也さんにとって大事な人なんだろう

「・・・ところで恭也、その子は?」

「初めまして、南條 綾です。」

「初めまして、綾ちゃんで、大丈夫かな?」

「あ、はい」

「私は、ここの校長で、恭也と美由希の友達。
フィアッセ・クリステラと言います。よろしくね」

「はい。その・・・よろしくお願いします。
フィアッセさんで大丈夫ですか?」

「うん、大丈夫だよ」

 フィアッセさんは、とても明るく、優しい笑顔を僕に向けた。
なんつうか・・・綺麗な人だな。
優しい貴族の姫様かなんかだよ・・・・
ん?今何か場違いな事を聞いたような

「・・・校長?」

「そうだよ、私がここの校長」

「えぇっ!?」

こ、校長っ!? この人がこの世界的に有名だって言う学校の長なのっ!!
まってまってっ! 校長って、もうプラス40年から50年生きないとなれないんじゃっ!! というか・・・
実は70代とか!?
いやあり得るかも女性人ってみんな年齢不詳だから

「恭也、もしかしてこの子」

「そうだ。コイツはここの事も、お前の事も全く知らなかった」

「・・・私達、頑張りが足りないのかも知れないね」

「いや、それは綾が特殊なだけだから、気にしなくていいよ」

フィアッセさんが恭也さん達の友達なら、
二人に護衛の話が来た理由も察しが付く。
話によると数年前までは緑屋でチーフをしていたとか
問題は・・・本当にフィアッセさんはここまで脅迫される覚えが無いということと、その脅迫のレベルも妬みやらストーカーの類いをぶっちぎりで越えてるそうだ。
つまり・・・見えるらしい。明らかな悪意ってやつが。
フィアッセさんが行くところで小さな爆発とか

・・・あの、ここまで来てなんですけど、本当に居ていいのかな?
明らかに俺は素人だし

そんなことを思っていたら、部屋をノックする音。
それから・・・なにやら大きめの木箱がいくつも運び込まれ、部屋のテーブルに置かれた。
で、恭也さんと美由希さんがその木箱に近づき、中を開けると・・・。

「・・・恭也さん」

「なんだ?」

「参考までに質問しますけど・・・銃刀法って、知ってます?」

「知ってるが知らないな」

「・・・左様で」

 確かスポーツハンティング以外の銃刀法って日本より厳しかった記憶があるんだけど・・・
木箱の中は、まず目につくのが、何本もの小太刀。
そして、暗器類として小型の服の袖に仕込めるサイズの苦無に飛針に鋼糸・・・。
そう、御神流で使用する武器一式だった。

「長旅で疲れたでしょ。お部屋用意したからゆっくりして」

「うん、でもその前に」

「ん」

 美由希さんが恭也さんにアイコンタクトをして言っていた。

「うん、ママも喜ぶよ」

 フィアッセさんのお母さんに会いに行くのかな?
ここにいないとなるとご高齢なはずだから部屋で休んでたりするのか?
向かった場所は学校が一望できる墓地だった。
花束が沢山あってきっと生前色々な人に影響を与えた人なんだろう。
フィアッセさんはわかるとして恭也さんと美由希さんが寂しそうな顔をしていたのできっと仲が良くお世話になった方なんだろうと思う。

 恭也さんはお参りをしてから後ろで付いてきていたポニーテールの女性の方に向かった。

「エリス久しぶりだな」

「キョウヤ・タカマチ。まさかとは思うけれどフィアッセのガードを買って出るつもり?」

 恭也さんは握手を差し伸べた手をポケットにしまった。

「フィアッセがそれを望みか、フィアッセが危険にさらされるのならそう言うことになる」

 恭也さんは愛刀を力いっぱい握り答えを返した。

「このおもちゃを使って?」

「おもちゃじゃないさ、人の命を奪える凶器だ」

 エリスと呼ばれた女性の前に愛刀を見せて答えている。
銃から見たら刀はおもちゃに見えるのかも
凄い緊張感が二人の中で渦巻いている感じがするけれどそれを先に説いたのは彼女の方だった。

「フィアッセそろそろ良い?」

「うん」

「もうじき暗くなる。もうスクールに戻ろう」

「そうね、夕食の時間だしね」

 俺は恭也さんの近くにいたから聞こえた

「後で話がある。それまで大人しくしていて」

 恭也さんは返事をするわけでもなくただ去っていくエリスさんを見ただけだった。

 食事の時間恭也さん達は現れなかった。
一応スクール生と同じ場所で食べることになっているみたい。
チラッと見たところ警護の対象のフィアッセさんもそうだけど、恭也さん達とエリスさん達もいない
一応遊びに来たわけじゃないのでティアに聞いたら
恭也さんとエリスさんが同じ場所にいて
フィアッセさんは美由希さんの所にいるらしい。
今のところは無事みたいだしここを堪能しましょ。

 
 

 
後書き
少しだけ前の話の時期を変えました
多分OVAの時期夏なんですよね
あっち7月って21時ぐらいが日の入りらしい
この話は3月の春休み
よく考えたら長期休みじゃないといけるはずないしね
3月後半なら調べたら18時30以降ってなってました。
面白いことに今年の3月25日が日の入り18時23分で
3月26日が19時25分っていう時間になってました。
予定では今年の10月8日が18時23分とすごい長い期間日の入りが長いと知りました。
 

 

襲撃

 ・・・脅迫に対する対処と言うものは、意外に難しい。
敵の姿は見えていないし特にフィアッセさんの場合、間近に控えるツアーもそうだし、スクール関係者に不安を感じさせる行動は控えている。
何か不祥事があれば預かっている少女たちの親御さんが出てきたりね。
本来はそうなんだけど・・・

 例えば今みたいに、某予約の必要なレストランに、食事に来たりとか普段通りに過ごすということ。
素人でもわかるこの人狙われている自覚あるのかなと
でも・・・きっとフィアッセさんは信じているんだと思う。
自分の友達達の事を。

 一応俺も殺気ぐらいの気配はわかるから、
異常は今のところなしなんだけどね
これも香港の特訓の成果なんだろうな
でもポニーテールの女性エリスさんの視線がずっといたかったりする。

それが終わり、美術館へあいさつ回りに来ていた。
俺と美由希さんとエリスさんの部下の人はフィアッセさんとイリヤさんにについて歩いていた。
恭也さんとエリスさんは関係者の方に向かったと思う。、
一応部屋に入る順番は俺と美由希さん、真ん中にフィアッセさんとイリヤさん
最後尾にエリスさんの部下の人という話になった。
イリヤさんは少し話があるといったので席を外すみたいだから、彼が護衛に俺と美由希さんがフィアッセさんに付いた。

 個室の展示室についた瞬間
俺は少し立ち止まった。

「綾ちゃん」

 美由希さんが声をかけたのには理由がある。俺が足を止めたから。

「・・・美由希さん」

「正解だよ」

 鏡もたくさん置いた場所。
ミラーハウスで、薄暗く物陰も多い。
嫌な雰囲気だね
美由希さんは眼鏡をはずす動作を起こした。

「・・・フィアッセ、あそこの壁に背中をつけてすぐに済むから」

 フィアッセさんは美由希さんに言われコクリとうなづき柔らかな瞳を閉じて壁のほうに向かった。

「すぐに済むから目を閉じてちょっと待ってて」

 戦う人じゃないフィアッセさんに見せる必要ないしね
確かデビルメイクライなら
ここから先はR指定だイカレタパーティを楽しむかという感じだけど
数は、5人以上10人以下
恭也さんや美由希さんじゃないので詳しい人数は把握できないが大した数ではないな
一番狙われるのは、フィアッセさん。次が・・・子どもの俺だ。

「・・・来るよ」

 その美由希さんの言葉が初めの開始となった。
とにかく、始まった。
襲い来る悪意との闘争が。
鏡を割るようにして飛んできたのは、三人の男。手には大振りのナイフ。
通路からも数人沸いてきた。ま、あっちは美由希さんに任せるとして・・・。

 僕は、鉄甲を装着して準備完了
ミッションスタート
左に居た奴にあごにハイキックをして倒れこむ瞬間に
横蹴りからの鉄甲で腰が見えたのでそこを砕く
そうして、それからすぐに振り返り、右の奴向かって踏み込む。
パンチの嵐。
ジョー兄必殺の爆裂拳に似た連続技
銃弾 裂旋(れっせん)
フィニッシュをアッパーカットで吹き飛ばしてハイキック

最後の奴は、相手が銃を撃ってきたのでしゃがみ
スライディングから起き上がりしゃがみパンチ左ひじうち
起き上がり膝蹴りをしながら頭をつかみ地面に叩きつけた
美由希さんの方は、とっくだし。とりあえず・・・。

「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

俺が二番目に潰したのが、空いてる手を懐に入れようとしてたので、
その腕を踏んで、へし折る。
・・・まだまだな。仕止めきれなかったか、落としたと思ったんだが

「フィアッセさん、美由希さん、綾さん」

 イリアさんをガードしていたエリスさんの部下の人が走ってきた
多分騒動の音を聞いてこちらに来たのだろう
もしかしたらこの人が黒幕だったりして
信頼していた部下が・・・

「すみません。警察と救急車をお願いします」

 とにかく、今回の一件はなんとかなった。
うん、襲撃者は全員確保出来たでも、
恭也さん達も襲撃者たちと遭遇したらしい
恭也さんとエリスさんが対処したやつが問題だった。
薬物操作されていたらしい。それによって、
傷を負っても止まらなかったとか。
エンジェルダストだったりして

 今現在美由希さんが事情徴収を受けている時に厄介な事が起きた。
それはフィアッセさん宛てにメッセージカードが贈られたのだがそれを見た瞬間恭也さんの雰囲気が変わった。

「恭也さんどうしましたか?」

 無言でそのメッセージを見た俺も気合を入れなおした。
メッセージには

[こちらからの挨拶は気に入って頂けたでしょうか?
また改めて伺おうと思います。
次は素敵なプレゼントを用意したいと思っています]

 そんな事を英語で書いてあった。
俺達はすぐに帰ってきた。
ただ今校長室で犯人たちの事をイリヤさんから報告を受けていた。

「校長と美由希さん達を襲った男たちは重度の薬物中毒者で素性も依頼主も聞き出せないそうです。」

「カードも受け取ったのは子供だったそうですから」

あの後がカードを恭也さんに渡したボーイさんに聞いたらそう言っていた。

「考えが甘かったみたいだ。警備を強化しよう。
警察の保護を受けて捜査もしてもらって」

「そうだな」

まぁエリスさんと恭也さんはそう言うわな
一応そんなことになり、晩御飯
今日はスパゲッティで俺と美由希さんはフィアッセさんと同じテーブルで食べている。

 ツアーの準備で大忙しなのだが、手紙に会ったプレゼントはまだ送られても来ずににツアーの出発の週に入った。

「この2週間後にツアーのスタート地日本に移動を開始いたします。
大事を取って飛行機はチャーター便を用意してもらいました。」

「うん、信用のおけるところだ。
うん一応任務だから言うよ。コンサートの中止は出来ないんだよね」

「うん、ごめん」

 エリスさんは諦め顔でため息をついた。
普通ならここまでの事起きたら中止にするだろうでも中止にはしないみたい。

「デニス、チームを集めて警備のミーティングを始めるよ」

 あの人デニスさんっていうのか初めて知ったよ

「はい」

 エリスさんは恭也さんに目で合図するとすぐに部屋を出て行った。
恭也さんに此処は任せるってっていう感じみたい。


 俺はとりあえず美由希さんについて警護をしている
恭也さんから美由希さんと一緒にいるようにと言われているし
その美由希さんはエリスさんの部屋の方に向かっている。
ノックをしようとしたら扉が開いた。
ん~こちらの戦闘者はこれが出来て当たり前なのだろうか?

「ミユキ・タカマチとお嬢ちゃんか、何か用か」

 一応大人モードじゃないにしてもまだ150CM代だからそう言われても仕方ないのか?

「そう言えば今までドダバタしていたからちゃんと礼を言ってなかった。
この間はすまなかった。ありがとう」


「あぁ・・・いえ」

「今回の件が片付いたら改めてお礼を」

「いえ、そんなのは、フィアッセは私にとって家族みたいな者ですから」

「家族!彼女があんな風にわがままを言えるのは君たちのお陰なのかな?」

「我がままですか?」

「我がままだよ。言いたくはないけれどたかがコンサートだ。
歌手や俳優のガードもうちはやっているけれど、
みんな自分の身を守るための協力はしてくれる。
コンサートや撮影は延期。講演会は中止。死んだら何もならない
自分が傷ついたら悲しむ人がいること、彼女にはわかってほしいと思うのだけど」

「エリスさん。忙しいのはわかっていますけれど、少し時間良いですか?」

 俺と美由希さんは視聴室に向かった。
アイリーンさんっていう此処の卒業生であり今はここの臨時講師もしている人
に用意をお願いしていたみたいだ。
流石にこの人は知ってる。
若き天才って言われている人だ
この人もここの卒業生だったんだ。

 その映像は今回のチャリティーの紹介のTV放送だ
内容はこの世界ツアーはもうお亡くなりになっているフィアッセさんのお母さんで、
スクールの前校長。ティオレ・クリステラさんの意志でもあるらしい。
元々紛争地帯で生まれ育ったティオレ・クリステラさんは、そういった現実をよく知っていた。
それは、自身が歌姫とまで呼ばれるようになってもだ。
そんな現実を少しでも変えたくて、このチャリティーツアーを始めたらしい。
実際に、そう言った紛争地域でコンサートを行うこともあったと後で聞いた。
実際に病院で病気と闘っている人の応援ソングとして、戦災での寄付
様々な手助けがこのチャリティで出来るらしい。
歌ってここまで凄いんだと俺自身は改めて再確認した。

「待っている人がいるんです。
世界中に沢山・・・たかが歌で救われる人が沢山」

 エリスさんは映像を見終わったと同時に美由希さんの方に体を向けた。

「ミユキ・・・」

「我がままじゃない・・・理不尽なのは歌いたい人が歌って、救われる人が救われる場所を壊す人、そんな理不尽な暴力にさらされた人をそんな理不尽と戦う力を持たない人をそんな人たちを護る為に私たちがいるんではないのですか?」

 コツンッ

「馬鹿者」

 いつの間にか恭也さんがミユキさんの後ろに立って小突いていた。

「きょ、恭ちゃん」

「エリスと俺たちは立場が違う。勝手な理論を押し付けるな
エリスすまない。これは子供だから聞き流してくれ」

 そう言いながら恭也さんはミユキさんの頭を持ち頭を下げさした。

「ちょ・・・ちょっと」

「い、いや多分私が悪い」

 少し悪くなって行こ居心地が悪いなって思っていたら何処からか心が安らぐような歌声が聞こえてきた。

 みんなは歌声の方に行ったみたい
どうやら歌声はフィアッセさんらしい
ここからは幼馴染の場所でしょ。
俺は関係ないしね
護る事か・・・
エリスさんの立場
ミユキさんの思い
俺に出来るのかねぇ

 俺は少しこの学校を散歩していたらみんな気合入りまくり
元気だし活気がある
学校って小学校はわかるけれど年齢が上がってもこんなに活気があったっけ?
きっといい学校なんだろう

なお、俺の衣食住と渡航費用は、クリステラ・ソング・スクールが責任を持って面倒を見てくれる話になったのだが、忘れちゃいけない事が一つ。
ツアーの最初の目的地だ。
日本海鳴市
俺はここでお別れらしい
まぁ小学生だし
このツアー1年近くかかるとか
今は春休みだから良いけれど
さすがに年単位は許可がおりないだろう。 

 

帰国前

 
前書き
この話DVDには全くなかったりします。
全部が全部DVDと一緒ってのはね 

 
 ・・・さて、何だかんだで海鳴を出てから3週間たった。
時の経つのは早いものである。
当たり前だけど新学期始まってる。
はじめの予定ではもう日本に帰っているはずだったしね
うちらの学校は14日ぐらい合ってよかった。
県によって小学校の長期休暇は時期が違うって聞いたことあるし
親たちがフィアッセさんたちのファンらしくきちんとサインもらってきてと
俺はこちらの学校の短期留学という形になりました。
話の分かる両親でよかったと思う

 そんな俺はたまに5人娘たちとお話をしたりします。
俺はといえば歌の勉強とかツアーのお手伝いとかで
ここ最近忙しかったりします

俺自身は歌自体嫌いではない
俺自身ハープを引くことが出来るから
俺っていうよりはBASTARDのカル=ス率いる12魔戦将軍の一人が吟遊詩人のクラス持ちだから
ここでそれを披露するとは思わなかったけれど
でもお陰様でここの授業のお陰で上手くなったと自負している
そんな復習をしていた矢先に部屋の外からノックが聞こえる。
スクールに借りている自室のドアを開けたら、
するとそこに居たのは、ピシッとしたスーツにスカートを身に纏い、
金色の長い髪をポニーテールにしている女性。
警備担当のエリスさんがいた。

「エリスさん、どうしたんですか?まだ明るいのに、もう少し遅い時間が普通なのでは?」

「アヤ ナンジョウ、何の話をしている。君に話がある。少しいいか?」

・・・スクールの中庭をエリスさんと歩きながら、お話となった。
時刻は夕方。もうすぐ夕飯。・・・ここの料理っておいしんだよね
だれだろイングランドの料理はまずいって言ったバカは
イングランドらしくお茶の時間もあって大満足

「・・・単刀直入に言う」

「あまりいい話じゃないよね」

「そもそも君は、私が何を言いたいか分かっているのかっ!?」

「悪い事は言わない。今回の件から今すぐ手を引けですよね。エリスさんの立場から言うと」

 俺がそう言うと、エリスさんが固まった。

「・・・違いますか?」

 そんなのこの間のやり取りを見ていたらわかる
俺はこの人仕事人間の冷血漢かもって思っていたけれど、
それは誤りだと気付いた。
きっと心のうちは美由希さんと同じ
でもきっとすごくまじめな人なんだと思った。
シグナムあたりと仲良くなりそう
どちらかというと職人タイプだよな

「その通りだ。なら話は・・・って、君はもう返事をしているな」

「えぇ。残念ながら、引くつもりはありません」

「どうしてもか」

「どうしてもです」

 ここまでかかわって、さようならってのも、したくない。
多分ここでかかわらなくてもコンサートチケットはもらえると思うけれど
それになのはからもフィアッセさんは私のお姉ちゃんも当然だから出来るだけ、護ってほしいと、後私自身も傷はつかないようにねと後押しもされたけど
要望高すぎないかと思う

「だが、君は今回の件では巻き込まれただけだ。
聴けば君はまだ小学生でただ恭也達についてきただけだろう。
それなのに命を危険に晒すこともないだろう」

「かかわってそうですかってしたくないかな」

「ただ、それでもご家族は心配なさっているのではないか?」

「・・・でしょうね。つか、知ったら心配します。」

「なら、なぜそれで関わろうとする」

「したいから」

 夕日に染まる中庭を歩きながら、エリスさんを見上げ、
その瞳を見ながら久しぶりに真剣に答える。

「・・・それだけか?」

「それだけですよ」

「俺の友人のセリフではないですが、自分が守りたいものを守り、敵対する者には剣となる」

「・・・なら、聞こう。君はこの状況でなにを守り、何を倒すつもりだ」

「守りたいのはフィアッセさんやスクールの命と想い、
それは命を懸ける価値があると判断したのと同時に
俺はそれを護りたいと感じました。
この心がそう感じたんだ。
これまた美由希さんのセリフではないのですが、
許せないのは、それを勝手な都合で踏みにじろうとする理不尽です。
それを守る力があるのに手を貸さないなんて本当に力のもち腐れですよ」

「・・・君は、ミユキと同じ事を言うんだな」

「ですね、そういう風におやっさんや士郎さん。沢山の人が教えてもらったから」

「・・・恭也と私の指示には従ってもらう。聞けば君は戦闘能力は凄いと聞くし、全開の場面でも成果を出した。だが警護に関しては素人だ。ここは絶対に守ってもらう」

「へ?」

「なんだ、また面白い顔をするな」

「いや、いいんですか? プロは素人と同じステージには立たないでしょうに」

「だが、一緒に歌うのも楽しいもの・・・だそうだ」

「なるほど・・・。くくっなら、歌います? 派手に、僕達なりの平和の歌を」

「そうだな、歌うとしよう。・・・ただし」

「分かってます」

こりゃフィアッセさんが言ったのかな歌と戦闘を一緒にするってどんだけなんだよなここのお姫様は・・・
俺はやっぱり素人。もし、フィアッセさんの警護のメンバーの中で一番迷惑をかけるとしたら、間違いなく俺だという自信はある。
戦闘経験はあるけれど、それだけで警備が出来るものじゃない。
都会のスイーパーになるにはまだまだだよな
だから、場数を踏んでるエリスさんや恭也さんの指示を仰ぐのは必須だ。
誰だって初めから完璧にできることは無い
だから俺だけで勝手な行動は絶対にアウト。
勝手な行動をして他の人の命の危険を増やすのはダウト

Nobody’s Perfect
完璧な人間なんていないだったっけ
おやっさんに教えてもらった言葉の一つだ

「分かっているなら、それでいい」

「・・・エリスさん」

「なんだ」

「ありがとうございます」

「構わないさ」

・・・・・・なんで急にこんな事を言い出してきたのかは分かんない。
でもま、いいか。今は、関われる事を喜ぼう。
許可が下りたことはうれしいかな
まぁ許可がなければ勝手にやっていたんだけど、これで一つは安心だな


 所変わって

「・・・エリス」

「キョウヤか。盗み聞きは感心しないぞ?」

「すまない、気になってな。それで、感触はどうだ?」

「・・・あの子も、キョウヤとミユキと気持ちは同じだ。もちろん、私とも。
それに、自分に出来ないこともちゃんと分かっているようだしな」

「それでキョウヤ」

「綾ちゃんは俺と一緒に行動してもらう。そちらに迷惑はかけんさ」

「そうか・・・。頼む」 

 

帰国

 それから数日後。
ようやく、チャリティー・コンサート参加者一団は、
日本に向けて出発することになった。
なお、安全に考慮して、イリヤさんが言ったように日本までは専用旅客機をチャーター。  
それで日本までの空の旅を楽しむ事になった。
チャーター便なんて初めて
お金持ちしか乗れない贅沢な乗り物の一つ

 なんで俺のの手を繋ぐっ!?
俺は手を握られた人の顔を見る

「だって、飛行機苦手で・・・」

そう言ったのは、美由希さん。
そう、美由希さんは飛行機がダメ。だから、緊張しまくってる。
初めてじゃないよね飛行機
何が怖いのか。よくわからん
絶対に実弾や刃物が向かってくる方が怖いと思うんだけど

「それに、恭ちゃんは繋いでくれないしさ・・・」

「当然だ。というか、いい加減お前は慣れろ。
美沙斗さんの所に何回行き来してるんだ」

「だって~」

 手をつないでいても落ちる時には落ちるのにね

「・・・平和だな」

 俺はもうその感想しかなかった 

 そうして、イギリスを出発して約12時間。
半日かかるんだよな直通でも
俺達は、ようやく日本の地を踏んだ。

「・・・フィアッセさん、足元気をつけてくださいね」

「うん、大丈夫」

「私、なんなら手を引きますよ?」

「エスコートしてくれるの?」

「確かスポーツや歌手が入場するときに子供と一緒にってあるじゃないですかこれなら私が護衛だとわかりませんし」

「うん」

「ね、綾ちゃん」

「はい?」

「日本に帰ってきたけど、今の心境は?」

「やっぱり遠かったなぁと和食が希望かな」

「あ、私もっ!!」

「そうなんですか?あれ、でも?」

「うん。・・・前にも話したけど、私高町家でお世話になってたりしてたから」

 ・・・らしい。つい3、4年くらい前の話。その頃、病気療養でフィアッセさんは日本に暮らしていて、翠屋のウェイトレスのチーフだったとか。
そうか思い出してきた。
フィアッセさんとらハのヒロインの一人だ。
そこまでしか思い出せない

 ここ数日でそんなことも話せるくらいにフィアッセさんと親交を深めていた。
すごくフランクな人で世界の歌姫ってイメージじゃなくて隣のお姉さんって感じ
こんな美人で優しいお姉さんがあの時代にいたのなら速攻惚れてるよね

「だから、家で食べるような和食も大好きだよ。
小さい頃にも、こっちに居たことがあるしね」

「第二の故郷って感じなんですか」

「そういえばそんな感じかな?それで、何を食べたいの?」

「ご飯と納豆と焼き魚
朝ごはんはこれが一番いいと思う」

「あー、いいよねいいよねっ! それで、噛んでいくと口の中で鯖とご飯がいい感じで混ざり合って・・・」

「・・・キョウヤ」

「頼む、聞かないでくれ。というより、聞かれても答えられないんだ」

「まぁ精神的にリラックスしているのはいい傾向だと思うんだけど、フィアッセも悪ノリする事あったよね」

「ああ、ティオレさんの娘だしな」



 その頃緑屋でTV中継を見ていたみなさま

「・・・気のせいかな。綾ちゃん、フィアッセさんと距離近くない?」

「お姉ちゃん、気のせいじゃないよ。仲いいよね」

「というか、フィアッセさんもなんか楽しそうですよっ!? 今、目が合って笑いあったしっ!!」

「綾、何かあったのかな?」


 さて、私達はフェイトちゃんにはやてちゃん、アリサちゃんにすずかちゃん、忍さんは現在翠屋でテレビを見てます。
テレビの内容は、フィアッセ・クリステラさんの来日速報。
当然、フィアッセさんのことは、
私と忍さんにアリサちゃんとすずかちゃんはよく知っています。
私のって言うか高町家の長女的な人で
今は忍さんがやっている翠屋のチーフさんでもあった人
だから、気付いてしまった。・・・テレビに映るフィアッセさん、
その隣に居る綾ちゃんとの距離が近い感じがするのに。
すごいリラックスしている感じがする
うんちょっとジェラシー感じているのかもしれない
フィアッセさんはすごくフレンドリーな人だから、
あれくらいは問題は無いんだけど・・・。

「・・・なぁ、なのはちゃん」

「なに、はやてちゃん」

「綾ちゃんって、イギリスまで行ってなにしてるんやっ!?」

「ゴメン、私にも分からない」

「・・・これ、恭也に要連絡ね」


同じく、私も綾ちゃんに要連絡です。さて、あとは・・・だよね。



「綾大丈夫かな」

 フェイトちゃんがポツリとつぶやいたけれど、でもなんで綾ちゃんの心配なんだろう

「あ~心配する気持ちは分かるわ。私とすずかだって経験あるもの」

「うん、そうだね。・・・なのはちゃん、一人で抱え込むとこあるから」

あれ私の話題になっている・・・



 今現在フィアッセさんの部屋にいます
警護なんですよね。
一緒にお話をしています
海鳴で暮らすようになって数ヶ月。もうすぐ学年も変わる。
って言うか変わっているんだけどね

「・・・ね、綾ちゃん」

「はい」

「どうして、ここまでしてくれるの? 
恭也達と一緒に戦ったり、私の側に居てくれたり」

「自分にもできることがあるのにやらないのはどうも、
親しい人の家族が困っているのに手を貸さないのはね」

「でも、君は子どもだよ?今さらだけど、本当に危ないことになるかも知れない。
気持ちは嬉しいけど・・・これ以上は巻き込めないよ」

 そりゃそうだどこの世界に力はあるからって子供に力を求める人達が・・・・いたね
時空管理局こう考えるとやっぱり異常な場所だよね

「エリスさんにも言いましたけれど、私も恭也さん達と同じです。フィアッセさんの事、守りたいんです
それにスクールのみんなとも友達にもなりましたし、護りたいです
みんなうれしそうに私のハープを聞いてくれたのもうれしかったし・・・」

「まぁ確かに、恭也さん達が居るから、私が居ても邪魔なだけかも知れないですけれど」
 
 やっぱり俺自身子供だと、恭也さん達だけじゃなくてエリスさん達を見ていても思った。
前世でもこんな立派な人たちって見たことないけど
でも・・・それでも・・・守りたい
今はフィアッセさんを護りたいと思ってしまった。

「あぁ~・・・またフィアッセさんの歌、聴きたいんです。
今度は関係者だけの特等席で、そしていつかジョイントもしたいかなっと」

 フィアッセさんが、一瞬ポカーンとした表情をした。
その次の瞬間・・・クスクス笑い出した。
うぅ、絶対こうなると思った。だからエリスさんにも言わなかったのに。

「そう言えば、私の事もスクールの事も、知らなかったんだよね」

 親たちはしっかり知っていました。
私が知らないって言ったらびっくりされちゃいました
だって洋楽って普段聞かないし

「うぅ、すみません・・・」

一応謝っときましたよ

「謝らなくてもいいよ。・・・なら、今歌おうか?」

「・・・は?」

「時間も時間だし、子守唄とか」

 あぁ、そりゃいいアイディア・・・って、ダメでしょうが、それはっ!!

「それで私が寝ちゃったら、どうするんですかっ!?」

「大丈夫だよ。私と一緒に寝て、一緒に護衛してもらえば・・・」

「どこが大丈夫っ!? そんなことしたら、今度こそエリスさん達に怒られますよっ! つーか、私だっていちおう護衛なんですよっ!!」

「あ、それもそうだね」

 そう言って、さらにクスクスとフィアッセさんが笑う。うぅ、素敵な笑顔だけど、ちょっと複雑・・・。
でも、フィアッセさんの子守唄か。・・・すごい豪華じゃない? それは
一緒に寝たらってやばいやばい想像しちゃった

「・・・綾ちゃん」

「はい」

「一つだけ約束」

 ・・・なんだろ。フィアッセさん、急に目が真剣なものになったし。

「護ってもらえるのはうれしいよ、でも自分も護ってね」

「はい、約束します。なのはと同じこと言うんですね」

「ならいいよ。・・・綾ちゃん」

「はい」


 そして、フィアッセさんは僕を見ながら、微笑みを浮かべて・・・こう言った。

「私、歌うから。私自身のためにも。守ってくれる恭也にエリス達のためにも。そして綾ちゃんのために。だから、ちゃんと聴いてね。そしてジョイントもしようよ」

「楽しみにしてます」

「・・・ありがと」

 ・・・それから少し経って、フィアッセさんは寝付いた。


それから1時間経つか経たないかで、交代の護衛・・・美由希さんが来たので、後をお願いして、その場を後にした。
俺の夜の護衛時間が一番短いんですけどね

 「・・・いよいよ明日ですね」

「そうだな」

 時刻は午前0時少し前。夜の戸張はとうに落ち、空は真っ暗。俺は恭也さんと警備任務の最中。
ここ数日、フィアッセさんは色々なVIPな方々とコンサート関連でお話をしたり、会場でリハをしたりと忙しい日々を繰り返していた。
でも、それも明日で一応の終わりを迎える。
・・・そう、明日はコンサート本番である。

「しかし、綾ちゃんはすっかりフィアッセの付き人になってるな。
フィアッセの横に居るのが、様になってきている」

「ははは」

 どこへ行くのも一緒だしね。
おかげで、あらかたの雑用は覚えてしまいましたよ。
もう恭也さんが言うようにフィアッセさんの付き人って感じ

「だが、俺もエリスも感謝してる」

「・・・はい?」

 なぜ?
邪魔ではなくて

「フィアッセは、綾ちゃんとの会話で精神的にも大分落ち着けるようだ。
エリスが感心していたくらいだぞ?」

「なら買って出たかいがありました」

「・・・綾ちゃん」

「ん?何です。愛の告白なんて忍さんに悪いですよ」

 二人で辺りを警戒しながら、会場の周りを歩く。
歩きながら、恭也さんが僕を見ずに言葉を続ける。
さっきまでの会話とは違う、どこか真剣な色を音に含めながら。

「そうじゃない今ならまだ、引き返せるぞ」

「いまさら言うのは卑怯ですって」

「下手をすれば、命の危険性も」

「それでもです。危ない目には去年沢山味わいましたから、
あのお姉さん守りたいんですよ」

「・・・そうか」

 それだけ言うと、恭也さんは黙った。
俺が気付くぐらいだ恭也さんはとっくに気づいているはずだ
ここから離れたところに忍さんが来ていること


「・・・忍お嬢様、このままでいいのですか?」

「うん・・・」


私とノエルは、コソッと車の中から覗き見中。対象は・・・恭也。。
本当は声でもかけようかとか考えてたんだけど、やめにした。
頑張ってるみたいだし、お仕事邪魔するのもアレだしね。


「・・・忍お嬢様」

「なに?」

「恭也様なら、大丈夫ですよ」

 我がメイドは、やっぱりすごい。色々見抜かれているらしい。

「それはノエルの・・・勘?」

「いえ。・・・経験から来る、確証です」

「そっか。なら、安心だ」

 さて、私の方は大丈夫。
明日を楽しみにしましょう。
 

 

コンサート当日

 ・・・そうして、やってきた。運命の日が。
で、開場された会場をとにかく、恭也さんと美由希さんと一緒に練り歩く。

「・・・犯人に心当たりがある?」

「恭ちゃん、それ本当なの?」

「・・・あぁ」
 
 警戒しながら恭也さんから出された話はそんなビックリな話題だった。
流石恭也さん。

「やり口が似ているんだ。・・・アルバート・クリステラさんと、
父さんが巻き込まれた爆破テロの犯人とな」

歩きながら、気付いた。美由希さんの表情が重くなったと。
つか、士郎さんに、アルバート・クリステラ?
クリステラって、まさか・・・
俺は恭也さんの顔を驚いてみた。

「そうだ、フィアッセの父親だ。そして父さんの最後の仕事だな」

 ・・・士郎さんはその昔に護衛の仕事中に瀕死の重傷を負った事件で引退になった事件でもある。
その護衛対象がアルバート・クリステラ上院議員
フィアッセさんの父親らしい。
アルバートさんと士郎さんは昔からの親友同士で、
その関係で護衛していたんだけど、アルバートさんをかばう為に重傷を負ったそうだ。

「恭也さんの推理では、その時の犯人と今回の一件が同一人物と」

「正解だ」

 またまた因縁めいてるね。父に続いて娘ですか。


「私達は、フィアッセさん達を護るそうですよね」

「あぁ。美由希、綾ちゃん、気付いているか?」

「・・・うん」

「私でも気付くってどんだけですか。おかしいでしょ」

 こんな話をしながらも警戒していた甲斐はあった。
物騒なものを持ったお客様にはイカレタパーティにご招待しなくちゃ

「美由希、お前はフィアッセに」

「分かった。恭ちゃん達は?」

「俺達は目ぼしいのを片付ける。・・・いけるな?」

「はい」

 フィアッセさんは美由希さんにエリスさんが居るなら、大丈夫だ。

魔法抜きで私に勝てる数少ない、多分
俺は、しっかりやりましょ。恭也さんの指示を聞きながら。

「分かった。恭ちゃん、綾ちゃん気をつけてね」

「はい。・・・美由希さんも、気をつけてくださいね」

「・・・ありがと。フィアッセは私達に任せて」

「お願いします」

 俺達はそれだけ言うと、逆方向に走り出した。
・・・今度顔を合わせるのは、全部終わった時かな。

「・・・あれ?」

「どないしたん、フェイトちゃん」

「今、綾が・・・」

「あ、本当だ。というか、お兄ちゃんも居るっ!!

「あんなに慌てて・・・どうしたんだろ」


 ・・・地下3階のコンサート会場の駐車場。
恭也さんと二人で色んなもんを引き連れつつ、ここまで来た。
つか、思った以上に相当居る。
気配、中途半端な殺気がゴロゴロしてる。
駐車場の中央まで来て俺達は、揃って足を止める。
そうすると、ゾロゾロ出てきた。
車や駐車場の柱の影から、スーツを来て青竜刀やら銃器やら持った奴等が。

「お掃除・・・ですね」
「そうだな」

 本当にイカレタパーティになりそう
で、そいつらは妙な仮面を付けていた。

「中華マフィアの関係だろう」

「なるほど、確かにそれっぽいや」

 青竜刀もってるしそんな感じっぽいね
俺は、鉄甲を装備して、恭也さんも、小太刀を抜く。

「・・・御神・不破流を敵に回した不幸を、呪え」

「・・・」

 このフレーズ格好いい
俺もこんな感じのフレーズ使ってみたいかも
そうして、始まった。
いつもとは違う、命のやり取りがゼロとの戦いを思い出す。
駐車場に響くのは、『パンっ!!』という乾いた音の数々。
いわゆる一つの銃声。
その中を、俺と恭也さんは駆け抜ける。
恭也さんのすごさを改めて気づいた
どこに目がついているんだろう
まず離れている、もしくは撃ってこようとする敵には飛針を複数投げつけ、
動きを止める。動きを止めるのは当然、その全てが命中する。
そして、相手がその痛みで怯んだ所に一気に近付き、斬り、仕止める。
または、綱糸を用いて捕縛。その後に斬る。
その行動の全てが迅速。敵方は誰も恭也さんを捉えられない。
古流剣術って忍者の末裔か何かかな?
でも戦場剣術だからそうなのかも
武芸百般に通じるっていう言葉があるぐらいだし
・・・かく言う俺も、頑張ってはいる。

「はっ」

 ダガーを飛ばしてフランケンシュタイナーで上方に行ったら相手を飛ばして他の人に当てる。
投げ飛ばさないとこれ殺し技だし、頭をそのままコンクリにぶつける技だから
リングのマットでは死なないかもしれないけれど・・・
このようなコンクリだとね。
これの利点は遠心力が着くので次の移動がしやすい
そしてそのまま同時打ちになるように接近しての攻撃
多対一で飛び道具を持っていた場合
超接近戦になればいい
でも弾丸がかすったり生々しい音が聞こえてくるけれど、
やっぱりなれないし、いうかやっぱり恐怖を感じる。
これが本当の生死をかけた場所だというのを改めてね

≪綾様なれる必要はありません。ロボットじゃないんですから、
でもそれを乗り越えてください≫

≪ありがとうティア≫

 そうこうして居ると、左後方からオートマチック式の銃を構えたのが二人出てきた。
俺は前転した。
その次の瞬間、僕の居た場所を銃弾が何発も突き抜ける。
そのまま腰に差してあったダガーで突き刺す
すごいやはり感触が気持ちが悪い。
でもフィアッセさんやスクールの少女たちの笑顔を守るために、
その力があるのなら動きたい。
息つく間もなく後ろに飛ぶ。左の真横から、
銃撃。車の影に隠れていた。
そいつが影から出てきつつ俺に撃ってくる。
だから、腰を落として低く屈むようにして銃弾を回避しつつ飛び込み、
その右わき腹を斬り抜ける。
・・・また、血が流れる。
まさしく俺の周りには血の雨が流れ出していた
ゼロとの戦いもこんな感じだったかな
恭也さんも、ぶっ飛ばしてる。
俺がちょこまかやってる間にその倍は片してた。
でも・・・数が多い。僕も恭也さんも、10人以上は斬ってるのに、
まだ減らない。
でも、止まれない。考えつつも、銃弾を避け、走り、ダガーを振るう。
そうして悪意を潰す。
すると、背中に暖かい感触。・・・恭也さんだった。

「・・・まだ行けるな?」

 敵が俺達の前に立ち塞がる。それぞれの獲物を構え、鉄の弾を放つ。

「もちろん」

 呪文が使えればこんな奴らは簡単なのに
すごく頼っていたことが分かる。
男が構えていた銃を、飛び込みながらもけり上げハイキックであごを砕く。

「綾ちゃん!!」

この声は・・・
その声の方向を見るとなのは、フェイト、はやての将来監理局をしょって立つだろうと思われる3人娘が呆然と立っていた。
それを見た近くの奴が三人に銃を向けた。
三人も、それを見る。だけど、そこから無反応。

ちっ呪文をつかうしかない

『跳空転移(ディメンジョナル・リープ)』

 毎度おなじみの近距離瞬間移動呪文
ダガーによる両腕での裂旋
合計10回攻撃により相手を沈没させた。

「三人とも、無事っ!?」

「・・・あ、うん」

「なんとか・・・」

「恭也さんっ! すみません、一旦抜けますっ!!」

「・・・わかったっ! なのは達を頼むっ!!」

「了解しました」

 戦いながらも、状況を見ていてくれていたのか、
恭也さんが剣を振るいながら答えてくれた。
それを聞いてから俺は、未だに呆けている三人を連れ出して、非常階段へと走った。
・・・で、螺旋式な非常階段を上に走りながら、事情説明となった。

「・・・フィアッセさんが狙われてるっ!?」

「で、さっきうちらに撃ってこようとしたんがその一味。
それで・・・アレか」

 俺はは、なのはとはやての言葉に頷く。

「なるほどな、せやから恭也さん達はいきなりイギリス行ったわけか」

「そうだよ、恭也さんと美由希さんが、フィアッセさんに護衛を頼まれたの。
俺はその手伝い。・・・つか、なんでなのは達はあんなとこに居たの?」

「アンタと恭也さん見かけて、追っかけてきたんよ。久しぶりに会ったんだし」

「それで、アリサとすずかは? 一緒に来てるんだよね」

「二人なら、暇潰しに会場を散策中や。うちらとは別口でな」

「・・・とにかく、話した通りだから、すぐに二人と合流して、安全が確保されるまで会場の外に出てて」

「待って、綾ちゃんはどうするの?」

「なのはちゃん、聞くまでも無いやろ、こういう時の綾ちゃん決まってるやん」

「俺は戻る。言ったでしょ? 手伝ってるって」

まだ伏兵が居る可能性は充分にある。
そして、美由希さんにエリスさん達はフィアッセさんに回ってる。
当然ここは外していけない。

「うんわかった、綾ちゃん」

「解ってる必ず戻るから、みんなね」

そうなのはに答えた瞬間、端末に着信が来た。・・・恭也さん?

「もしもし」

『綾ちゃん、今どこに居る』

「非常階段です。こっちはなのは達をなんとか安全圏までには。ただ・・・」

『なにかあったのか?』

「すみません、全部話しました」

『そうか・・・。いや、まぁそれは仕方ないだろ』

だよなぁゴマキシきかないし

『あぁ、こちらはなんとか片付いた』


はぁ?確か20人以上いたよね。終わらした!

『それよりも問題だ。・・・フィアッセがさらわれた』

「はいっ!?」

 美由希さんもエリスさんも居るし警護の人達も沢山いたでしょうが!!

『美由希は現在交戦中だ。フィアッセには引き続きエリスが付いていたが・・・』

「そこを突かれて・・・ですか」

『そうだ、美由希がやりあっている奴は、相当な手練れ。そちらが片付いても、当然援軍も期待は出来ん。
フィアッセは俺達でなんとかするしかない』

「分かりました、すぐに向かいます」

 恭也さんに犯人とフィアッセさんが向かったと思われる場所を聞いて、
通話を終える。

「じゃあ、行ってくる」

「綾ちゃん、待ってっ!!」

「待つ余裕なんてない。今すぐ行かないと間に合わない」

「必ず帰ってきて」

なのはがもう一度心配そうに言ってきた

「うん」

「綾が行かないといけないの」

「フェイトわかるでしょ出来ることをしたいんだ、
フィアッセさんは私の友達だしね。」

「んっ気を付けて」

「それにここでリタイアするとフェイトの一人勝ちになっちゃうし」

「綾!!」

フェイトは顔を赤くしながら抗議しようとしていたが時間がないのが分かっているので引いてくれた

「綾ちゃんきいつけてな」

「うん、はやてみんなの事頼むね、あとはやての騎士たちにお願いしたい。よろしくね」

 こういう時ははやてかいるなのらすずかに頼むのが一番いい

「了解や、任せとき」

 そうして、俺は走り出した。囚われた歌姫を取り戻すために。
・・・とにもかくにも、全力疾走。賊は俺がさっき使っていたのとは別の非常階段を降りて、地下に向かっているらしい。
でも、殺すんじゃなく、連れ去ろうとするとは・・・
フィアッセさんをどうするつもりだよ。

≪普通に考えれば・・・遺産を手に入れるためだと思います。
やはり、フィアッセさんがなにかしらのキーになっているんでしょう。
よくありがちなパターンですが≫

≪だよね≫

 これもさっき美由希さんと別れる前に恭也さんから聞いたこと。・・・なんとまぁビックリ。フィアッセさんには、狙われる理由があった。
恭也さんの話では、ティオレさんがフィアッセさんに残した『遺産』とやらを狙って、今回の事件は起きたそうだ。
そして、ここで重要な事がもう一つ。
その遺産の事は、フィアッセさん自身も今回の件が起きるまで、全く知らなかったらしいし、現在でも何かは知らないみたい。

≪いくら位だと思います?≫

≪普通に考えたら数百億は堅いんじゃないの。世紀の歌姫って言われた人の遺産でしょ。そして騒動起こしても欲しいとなればね≫




「・・・というわけで、お転婆はここまでだよ。エリス・マクガーレン」

・・・悔しい。目の前に、居るのに・・・!!

「動かないでもらえると、私としても非常に助かる」

 そう言って、男は私から離れフィアッセに近づく。左手に持った拳銃の銃口は、私を向いている。
黒いコートに銀髪。右手にはトンファー型の刀剣。そして・・・見ているだけで寒気を覚える瞳。
コイツが今回の一連の事件、そして・・・10数年前に起きた、
アルバート・クリステラ議員を狙った爆破テロの実行犯。
私も、フィアッセと共にそこに居た。
そして・・・子どもだった私は、コイツに会っている
あの時、キョウヤの父親であるシロウ・タカマチがいなかったら、
どうなっていたか。
いや、そこはいいか。とにかく、今の状況だ。
・・・悔しい。私では、コイツに対処出来ない。二度も背中を取られた。
悔しい。私は・・・何も守れないのかっ!?

その時だった。おそらく、奴が逃走用に用意していた車だろう。
それがいきなり真ん中から真っ二つになり、爆発した。

「・・・え?」

 その場に居た全員の動きが、そこで止まる。当然の反応だ。
車が真っ二つに切れるなんて普通ならあり得ない。
そんな私達の反応にはお構い無しで、爆風の熱と衝撃が、
この辺り一帯を駆け抜け、支配する。
当然、それは黒いコートの男にも迫る。
フィアッセと男との間に割り込むようにして。
男が、右手の獲物の刃で受け止める。
そこで、風は止み、その姿を表した。
 

 

決着

「・・・また面白いものが出てきたな。今回の仕事は同窓会だと思っていたのだが、同じぐらいサプライズも多い」

「あれをかわすなんて、びっくり博覧会、あなたが親玉?」

 その子は、そう言うと後ろに飛んだ。私は、そこで我に帰り、すぐにフィアッセの元に駆け寄る。

「さて、こういうのをおてんば娘っていうんだっけ。こんな所になにしに来たのかね。お遊戯なら、他でやって欲しいが」

「とらわれたお姫様を取り戻しに来たんだ。そしてヒーローは遅れてやってくるっていうしね」

 そう、アヤ・ナンジョウだった。

「ほう・・・。残念だが、それは無理だ」

「と、言うと?」

「私は奪ってなんかいない、彼女は私と結婚することになるからだよ」

「はい?フィアッセさん婚約者?」

とりあえず聞いてみた。フィアンセならまた話は変わってくるのか?

「あの、違うよっ!? その人が勝手に・・・」

「・・・納得した。つかさ、おっさんストーカー、義姉(おねえちゃん)はわたさないよ」

「・・・・・・ほう、君が・・・妹?」

「とにかく、エリスさん」

「分かってる。・・・さ、フィアッセ」

「うん・・・」

 そう言って、エリスさんがフィアッセさんの手を引いて後ろに下がる。僕は、それを庇いながら警戒を緩めない。
さて、どう来る? いきなり切り札切ってくるとか・・・
エリスさんが不覚を取っているっということは獲物を持っても一流って事みたいだし。

「・・・ククク、なるほど。そうか、そういうことか」

いや、お願いだからいきなり一人で納得して一人で笑わないで欲しい。キチガイは怖い。

「見ていて妙に距離感が近いとは感じていたが・・・納得した。君は彼女の身内かそれなら納得だ。
後顧の憂いを消すとしよう」

目の前のおじさんが消えた。そして、後ろに気配。つーか、殺気。
神速?

「死んでもらおう」

くっ速い
おじさんが刃を振るい、右から打ち込んで来てた。それを、しゃがんで避ける。
避けてすぐ、鉄甲で裏拳をお見舞いしようとしたらまた消えた

「驚いている暇はないぞ」

 おじさんは俺の右に居た。そこから上段で打ち込まれる。
それを、左に飛んで避ける。
それを見ておじさんはすぐ、左手の銃を向け、数発撃ってきた。
それをまた俺は左に飛び、避ける。
・・・すると、目の前におっさんが居た。
速い、いやこれは動きを読まれてる。
だから神速みたいに早く感じるんだ
おじさんはトンファーの柄を、拳を叩き込むようにして、俺に打ち込んできた。
タイミング的に回避不可能だからダガーで受け止める。
数メートル飛ばされちゃった。

「・・・ほう、アレを見切るか。良い目をしている」

 ダガーが粉々に砕けていた。
貰い物のダガーだから良いけれど
仕方ないから牽制にならないかもしれないが俺はそれを相手に向けて投げる

「だが・・・まだまだ甘い」

 当然、またおっさんは飛び込んでくる。・・・いや、消える。
俺の死角から、また打ち込んできた。
鉄甲で刃を受け止める。
すると、すかさず銃口を向ける。だから、僕は大きく左に飛ぶ。
おじさんはすかさずその銃口の先を飛んだ僕に向け直し、銃弾を放つ。
次の瞬間、感じたのは熱。
それが身体のあっちこっちを掠める感覚だった。
直撃はしてないけれど痛いことには限らない

きめてやる盗賊の奥義を不意の一撃ってやつを
俺は消えるような動きをして切り付けた。
だけど宙を斬っただけ。またおじさんは消えた。
おいおい、まさか・・・ターゲットロックしたら外すことのないこの攻撃を知覚してかわしたっていうのか?

「上だっ!!」

 そのエリスさんの言葉に、僕は後ろに飛ぶ。
すると、前を掠めた。銀に鈍く光る刃が。
おじさんは着地すると、一気に踏み込んで来て、刃を縦横無尽に振るう。
それを鉄甲で弾き、受け流す。
でも流れで攻撃が来た。
その刃の行く先は・・・俺の首。ちょうど、後ろから刈り取ろうとするように。
すぐにしゃがんで避けた瞬間。髪の毛をつかまれ、膝が飛んできた。
膝が身体にめり込み、痛みと吐き気が襲ってくる。
そのまま、地面に倒れた。
でも、すぐに転がり、おじさんから距離を取る。・・・
いた場所にまた銃弾が打ち込まれた。
やばぁあれ食らったら死んでいたかも

「・・・ふむ、なかなか丈夫なガールだ。アレで意識を奪えないとは」

「なら、仕方ない、なぶり殺しにするしかないようだ」

 そして、また始まった。身体はまだ動く。問題はない。
死角外からの攻撃を基本に、刃付きトンファーと銃で、連続的に仕掛ける。
それを、鉄甲で弾き、避け、対処していく。
遊ばれてる

「・・・驚いた。まさか、その傷でここまでやるとは」

「家族の力ってすごいんだよ。家族を護る為に火事場の馬鹿力が出るっていうでしょ」

「・・・・・・そうか」

男のヤンデレはやめてほしいぐらいだ

「ならやはり、君は殺すしかないようだ。そうしなくては、彼女はどれほど時間をかけても、私の物にならない」

「人をもの扱いしてる状態でおかしいよね、男ってなんで女の子をもの扱いするんだろう」

 もう呪文無しなんて言ってられない。
これ以上は修行とか言ってられる場合じゃない
とは言っても破壊呪文をするわけではないが
トンファーを鉄甲で受けた瞬間に力ある言葉を発する
分解(ディスインテグレイト)
戦闘中だからか、この物質が良質だからか4,5回の打ち合いの末にやっとの成功
ついでにガンのほうも成功させた。
刃付きトンファーと銃は粉々に砕け散った
これで獲物は封じた。
でも、おっさんは止まらなかった。
粉々になったとはいえ短くなったトンファーの刃を、俺に突き立ててくる。
ダガーでその軌道を逸らす。
刃は、俺の左の肩を斬り裂くが、急所じゃない。

 おじさんは懐から短剣をさして来たのでそれを急所を外して身体で受け止め
おじさんの腕を叩いて武器を手放し、その隙に右ローキック、左ハイッキックから真空とび膝蹴りの刀身 天駆(てんく)

「・・・がは」

 そうして、男が崩れ落ちた。崩れ落ちる時に、踵落としでフィニッシュ
そのまま、視線を外さずに後ろに・・・フィアッセさん達のところまで下がる。

「・・・フィアッセさん、エリスさん、大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫だよ。でも」
「君よりマシだ。あちこち傷だらけだぞ?」

 あ~結構おじさんがなぶってくれたせいだよね

「・・・まだだ」

 声が聞こえた。それは・・・おっさんのものだった。
おっさんは、横たわりながらも、僕達に視線を向けていた。

「・・・まだやる気?」

 結構本気でMAXでやったのに、大人モードじゃないからダメージが低いのかな
士郎さんが言っていたのはこういう事なのかもしれない
大人モードになれすぎると、目算も甘くなるって
確かにいつもならこれで終わっているはずなのに
身長約20CM分と体重数十キロ分の威力はごまかし効かないし、その分身体強化はかけているけれど
同じく大人モードでもかかっているから同じか

「彼女を・・・こちらへ渡してもらおうか」

ふらふらと、立ち上がりながらそんな事を言ってくる。

「?・・・もうこっちの勝ちだよね。貴方が何もしないでお縄に付いたら」

「それはこちらの台詞だ」

 そう言って、男が胸元に右手を伸ばして出してきたのは・・・何かのスイッチ。

「この会場にいくつか爆弾を仕掛けさせてもらった。まぁ・・・ステージは軽く吹っ飛ぶだろうな」

「・・・なるほど。フィアッセさんを渡せば、押さないと」

 フィアッセさんとエリスさんの表情が重くなる。そりゃそうだ、会場に来ている人達が人質に取られてるんだから。

「そういう事だ。君は話が早くて助かるよ。個人的には・・・殺したいが」

「そりゃ良かった。・・・つーわけで、困ったけれどこれが困らないんだよね」

「どういう意味だ」

「おじさん、フィアッセさんのお父さんも襲ったそうだね。それも全く同じやり口で。・・・バカでしょ。その時の関係者が多数居るのに」

 ここは交渉術で時間を作るためにはったりで間に合ってくれ

「・・・まさか」

「ご名答。いや、察しが早くて助かるよ。小学生でもわかるのに同じ手口なんて」

「さて、どうする?」

「どうする・・・だとっ!?」

「だって逃走用の車がないし、今のあなたは戦闘ができないとなれば無駄だとわかっていても押すか押さないかでしょ?
いわゆる究極の選択ってやつ」

 まじふつうここは戸惑うのがセオリ-じゃないの
おじさんは戸惑わずに押そうとした瞬間
俺は呪文を使おうと思った矢先の事だった。

「ぐはっ!!」

おじさんが悲鳴をあげる。理由は簡単、自分の右腕が突然へし折られたから。
・・・爆弾のスイッチを持っている方の腕が。
そして銃声が聞こえた
エリスさんがスイッチを撃ったからだ
そして突然、こちらへ吹き飛ばされるようにして・・・倒れた。

「・・・全く、無茶をするな」
「気のせいですよ。っていうかいま範囲外ですよね。何したんですか?」
「企業秘密だ」

なら仕方ない極限奥義か何かだろう言っても教えてくれないだろうなぁ
・・・こうして、犯人グループは制圧完了。
美由希さんの方も、相当な手練れとやり合ってはいたけど、酷いケガも無く無事だった。
けがが一番ひどかったのは私だったんだけど、美由希さんは女の命ともいえるもの無くしていた。

「えっと美由希さん?」

「お前、それどうしたんだ」

「そうだよっ! その・・・バッサリ・・・」

らんまであかねがいきなりロングからショートになったようにバッサリ
僕が片言だったり、恭也さんと俺が少し驚いたようにそう聞いたのには、理由がある。

「 イメチェンかな?」

イメチェンではあるけど、それは絶対に違うのは、僕でもわかるしなぜ疑問形。

「・・・犯人にやられたそうだな」

「そうですね」

この世界人間やめてる人が多すぎる。
美由希さんあいてにこれ出来るってどれだけなんだって、本当に
エリスさんの言葉に、美由希さんが少し落ち込むように答えた。
・・・無いのだ。美由希さんの腰まで伸びる長い髪を結った三つ編みが。
なんと言うか、ショートカットな美由希さんがなんとか会場に戻ってきた僕達の目の前に居た。

「・・・もったいないです」

「まぁね。ずっと伸ばしてたから・・・」

 美由希さんが、どこか寂しげに斬られた髪を触るのは、気のせいじゃない。
髪は女の命って言うしね。

「でもそれで護れたんだから大丈夫だよ」

 そう言いながら、誇らしげな美由希さんの笑顔を見てすごいと感じた。
・・・とにかく、これで憂いは無くなった。あとはコンサートだっ!!

「「「「「綾 (ちゃん)」」」」」

「綾、随分とケガしたわね」

 アリサが言ってきたので、でも無事にミッションコンプリートだよ。
なのはとフェイトの顔が少し怖い・・・なぜか恐怖の感じがする。
絶対にあのおじさんより怖いよ感がしかも俺個人のみ
そしてシャマルさんが来てくれて治療を受けつつ怒られていた。
何故呪文を早く使用しなかったのとか、いつものシールドはどうしたとかね
アリサが俺の姿を見て言い放った。

「綾が優しいのは知っているし、大変な人がいたら助けるのは知っているけれど、これはないでしょうが、
いくら力があっても心配するわ、一か月前すごい事あったらしいわね」

「あのアリサ、大丈夫だよ。この通りだから」

「・・・お兄ちゃん、お姉ちゃん、あとフィアッセさん。
なのはは今回の件で言いたい事が沢山あります。後でじっくりとお話しましょうね」

やばいなのはが私じゃなく自分の名前で一人称を使ってきた。威圧感がすごいです。

「「「お、お手柔らかに・・・」」」

「なのは、えっとなのはさんやめて欲しいかな。 みんな悪くないし」

「綾ちゃん・・・。あの、でもね」

「心配してくれるのは嬉しいけれど、悪いのはあのおじさんたちだし、それに護りたいと思ったんだ。
これはその勲章だよ」

 シャマルさんが俺の包帯を巻き終える。
今治療魔法使用するわけにもいかないからね

「シャマルさん、綾ちゃんどうですか?」

「すずかちゃん、そんな心配そうな顔をしなくても大丈夫よ。傷こそ多いけど、どれも軽傷。すぐに完治するわ」

「よかった~。」

「じゃあ、私ちょっと着替えてくるね」

 そう言って、フィアッセさんが更衣室に入っていった。・・・もうすぐ、出番だし。
フィアッセさんの出番前にけりがついて良かったかも
生のコンサートとか初めてだからちょっとうれしいかも

「お待たせ」

「フィアッセさん?」

「そうだよ」

 思いっきりドレスアップしたフィアッセさんが出てきたから。全員が、その美しさに見とれる。
うん綺麗でやっぱりお姫様だね。

「綾ちゃん」

「はい」

「ありがとう。約束、守ってくれて」

「フィアッセさん」

「だから、今度は私の番。私の・・・私達の歌、聴いててね」

「はい」

 そうして、客席は大入り満員。そんな中で、フィアッセさんを筆頭に歌姫達の歌声が響く。
平和や幸せ、夢への願いがたくさん詰まった、そんな歌声が。
僕も恭也さんも美由希さんもエリスさんも、皆も、それに耳を傾けていた。
・・・こうして、一連の事件は全て終わりを告げた。

 そう言えばこの世界超能力があるんだし確かに防御呪文だけは使ってもよかったのかも 

 

エピローグ1

 少しだけ後日談
内密に今回の件を調査していた美沙斗さん達警防とあの時の練習相手になってくれたジェフさんの部隊によって、俺達がフィアッセさん達の歌声に耳を傾けているのとほぼ同時刻にお縄。
これにより、完全決着という運びになった。
この後が一番大変だったのかもしれない
みんなとしっかりと話し合った。
今回のことはやりすぎじゃないのとか私たちまだ子供なんだし言ったときは
俺自身なら管理局はどうなのッてきりだした。。
だけど、なのは達や魔導士たちの皆さま
質量武器は危ない話をしていたけれど、なんか思い違いをしているみたいだったからはっきり言った。
魔法だって危ないじゃん。
魔法の非殺傷はいつでも解除が出来ること
悪党全員が非殺傷で事をやるはずがない
監理局は全員基本非殺傷だけど
何あほな事を言っているんだろう

 そんな話はさておき、恭也さんと美由希さんはもう少し護衛をしていくそうだ。
俺は最初の約束通りここでリタイアまぁ仕方ないよね別れの時が来た。

「それじゃあフィアッセさん、ツアー、頑張ってください」

「うん。・・・綾ちゃん、色々ありがとうね。本当に楽しかったよ」

「私もです。私姉妹っていないから本当にお姉ちゃんと一緒に入れて嬉しかったです」

「私も新しい妹ができたみたいで、おてんばさんだからみんな心配しちゃうかな?それに結構な甘えんぼさんだしね」

「ひどいですよ!でも本当に楽しかったです」

「ならよかった。メールするね」

「私もしますね」

「なにかあったら、いつでも気軽に連絡してね。というか、私が送るよ」

「うん、フィアッセ義姉ちゃん」

なお、メアドと電話番号は交換済み。ま、お姉ちゃんだからね。

 ・・・どうしよう。話したいこと、まだあるのに
・・・上手く、話せないや。
あの時のなのはとフェイトの時みたいだ

「フィアッセさん、あの・・・」

「うん」

「また会いに行きます。」

「本当にありがと。私は綾ちゃんの事好きだからまた会おうね」

「はい」

 そうして、フィアッセさんとエリスさん、恭也さん達は旅立っていった。
沢山の願いの詰まった救いの歌声を、世界中に届ける為に。
フィアッセさん達を見送った少し後、俺は海鳴へと足を向けた。

[ティアも今回お疲れ様]

[今回は魔法の使用はほとんどなかったですから、やはり心配はしました]

[そうだよね]

 なんて話しながら、外に出る。すると・・・ロータリーに一台の車が居た。
そこに、見知った顔が数人。それが、こちらに走って・・・いや、訂正。
茶髪の女の子が抱き着いてきた。

「ただいま、なのは」

「お帰り、綾ちゃん」

 みんなには冷やかされました。
フェイトの顔が少しだけ怖かったような気がする。
なのはの温もりを感じながら今回の達成感をやっと感じられ始めた。

 それから1か月後に恭也さん達は帰ってきた。
フィリス先生に小言を言われたり、私は5年生を楽しんだり
平和な日常を楽しんだ 

 

エピローグ2

 
前書き
これでとらハ3のOVAの話は終わり
多分これ以降恭也さんたちの出番少なくなるんだろうなぁ 

 
 そうして、それから何回かの季節がかわり時間が経った。
そんな時間が経ったある日、俺と恭也さんと美由希さんは、
再びフィアッセさんとエリスさんによって、イギリスに呼び出された。
俺はまた何か起きたのかなと思ったのだが、
用件は、今回の事件の最大の謎・・・ティオレ・クリステラさんの遺産に関してだった。
 
 少しだけみんなと雑談をしてから
フィアッセさんやあの時会った人たちとはメールのやり取りは今もしているけれど、忙しいからこうやって全員と会うのはあの時以来かな

「あの、フィアッセさん。それで用件の方は・・・」

「あ、そうだね。・・・この間の誕生日にね、ママからビデオレターが届いたの」

 それの中に、例の遺産の詳細が納められているらしい。
なお、ビデオレター自体は数年に渡って信用のおける所が保管・管理。
フィアッセさんが一定の年齢を迎えるか、結婚した時に渡される手はずになっていたそうだ。
そして、そのビデオレターを一緒に見ることになった。・・・ちょっと待ってっ!!
それって恭也さん達やエリスさんならわかるけど、俺まで良いの
おれそのティオレさんと合った事ないし

「私居ていいんですか?」

「・・・嫌?」

「嫌とかじゃなくてですね、恭也さんやエリスさん達と違って、幼なじみでもなければ、スクール関係者でもないですし・・・」

「あのね、綾ちゃん。私達はみんな、君にも見る権利があると思っているし、少しの間だけどここに入学してたんだよそれにママの遺産について、知る権利があると思ってる。だから、大丈夫だよ」

 一応恭也さんやエリスさん達も見る。・・・みんな、フィアッセさんと同意見という目をしていた。なので、納得することにした。
とにかく、映像がスタートして・・・画面に映るのは、
ブラウンの髪をバックに品良く流した妙齢の女性。
俺は初めて見るけど、恭也さん達はどこか懐かしそうに、少し寂しげに、その女性を見る。
そう、この女性がティオレ・クリステラさん。フィアッセさんのお母さんだ。
まず、ビデオはフィアッセさんや恭也さん達、そしてスクールのみんなやエリスさんへのメッセージから始まった。
その言葉の一つ一つに、皆は喜び、泣き、そして笑い・・・。
俺は共有が出来ないけれど出来ればお会いしたかたぁと思った。

「それで、そろそろ遺産の話に入るわね。願わくは、あなたがこれを見る時、結婚のプレゼントになることを祈るわ」

 遺産は確かにあった。
遺産の正体は・・・家。フィアッセさんの両親が結婚前に一緒に暮らしていた小さな別荘。それがティオレ・クリステラの遺産だった。
別荘自体の資産的価値はさほどでもない。でも・・・フィアッセさんにとっては、宝物だろうと思う。

『それじゃあ最後に、あなたが最初に歌った時の気持ちを忘れないように。
ステージや会場が無くても、歌はどこでも歌えるってことを、二人で歌った初めてのステージの気持ちを忘れないように・・・』

 画面の中のティオレさんがそこまで言うと、映像が切り替わった。
映るのは屋外。そしてそこに立てられたたくさんにテント。そこに、人だかりがある。 
その中心に、二人の人物が居た。誰かは、俺でも見てすぐにわかった。
先ほど映っていた時よりも幾分若いティオレさんと、子どもの頃のフィアッセさんだった。
二人が、ステージもない場所で、青空の下で歌っている。
その歌声に辺りの人々が聞き入り、笑顔になる。
・・・中にはケガをしているのか、包帯をしていたり、松葉杖の人も居るのに。
それは、俺達も同じ。画面の中の歌声に耳を傾けていた。
ビデオが終わるまで・・・ずっと。
その歌声は、きっと世界中に響いている。ティオレさんから、フィアッセさんに受け継がれて。
あの時護れて本当に良かったとこれからもこのような笑顔を見ていきたいと思ったし、思いを受け継ぐってこんな感じだと今回でまた学んだことだった。

 俺は声を立てずに涙を流していた
すごく感動したから、隣に座っていたフィアッセさんが頭を撫でてハンカチを渡してくれた。

 俺の護りたいのは身近な大切な人を理不尽な力に負けないように護りたいと改めて心に思った
思い出に深い事件だった。
 
 

 
後書き
 次から次章と時間は前話に戻ります。 

 

あれから

 フィアッセさんの事件から一年が過ぎ俺自身も無事最高学年の6年生になった。

 等々この春休みでリーンの修復作業が終了した。。
今度は前回の反省から沢山の手を借りながら行い
中に入ってのスペクトラム大活劇
まぁこれはまた違う話で詳しく話をする。
やはりリーンフォース自身はすべての能力が使用不可
その代わり新しいはやての家族が出来た。
リーンフォースツヴァイ
二代目祝福の風って感じ
みんなは初代をリーンフォースと言い
二代目をリーンって呼んでいるが俺は、
初代をアインス、二代目をツヴァイと呼んでいた。
これ以外は普通の小学生を送っていた自負もある。

 さてやはりというかなのはとフェイト、はやてが完全に管理局入りした。
小学生の間は大丈夫かなと思っていたんだけど、
元々フェイトは管理局一家
はやての騎士たちは保護管からの流れで管理局入り
まぁはやてには何か考えがあるみたいなんだが・・・
その流れでなのはの管理局入りが速くなった。
俺自身も何度か香港に行ったり、向こうで嘱託したりしてやっているんだから
文句は言えないが、なんでこんなに早く人生を決定しようとするのがちょっと意味不明。
まぁ頑張っているみたい。
 

 俺はそれ以外に緑屋でバイトしたり、母さんと親子デートしたり、フィアッセさんに音楽を教えていただいたりまぁ結構まったりと過ごしていた。
ストレスなのは告白されることが昔より多くなってきている。
もちろん全部却下
基本は男、考えられないかな
容姿が少しずつ大人バージョンの綾に似てきていることを実感
まだ数年はかかると思うけれど
なのは達が魔法で頑張っているのと同時に俺は他を充実していた。
魔法を使わない戦闘技術が少しずつ上がっている
これは恭也さんたちのおかげとテリーたちのおかげかもしれない。
俺は参加しなかったけれど、去年はギース以外にKOFを開催された。
そこでクラウザーとの戦いは大変だったと聞いた。
そんな充実感を感じている今日この頃

 なのはとフェイトは3か月間の武装隊訓練学校に行って
主席と準首席で卒業したらしい。
歴代に残る成績だったって言ってたかな
どれだけの天才なんだ。
ここ管理外なのになぜか短期留学が認められた
どうしているかはすごく不明
士郎さんの力か
それともリンディさんの力かはわからないけれど
きっと平和ボケをしていたのだろう
見えない手が来ていたのを気付かず
俺たち全員この件を後悔することになるあの事件を・・・ 

 

ミッド前日

 俺は研究室で今日も新しい研究をしていた明朝の日課だった。
最近はバイトや監理局など色々しているから朝早くから呪文の研究
そしてなるべく多く時間を作って親と一緒の時間を作っていた。
士郎さんや桃子さんを見てるとやはり寂しい感じがしていたから
子供のうちはなるべく親との時間を増やした方がいいと思ったから  

≪綾様次元通信です≫

 珍しい?次元通信なんて
コントロールパネルを作動させてみると

「久しぶり綾ちゃん」

「なのは? なのはも元気そうだね。きちんと休んでいる」

「私は大丈夫だよ」

「どうしたの」

「用事があるときじゃないとダメなの?」

 たまに女の顔になるなのはは卑怯だと思う。
俺の男の部分を刺激してどうにかなりそうだけど、そこはかくして

「いつもならメールじゃん、次元通信なんて珍しいから何か事件?」

「今度の演習なんだけど一緒に参加しない」

「いいの?」

「前来てくれた時、みんな気に入ってくれて、参加してほしいって声も上がっていてね」

「なのはは?」

「私も来てくれると嬉しいよ」

「その事は考えておくよ」

「本当に久しぶりだよね」

「本当に約束では、義務教育中は学業中心がいつの間にかそっち中心になっているしね」

「でも楽しいんだ」

「そっか、今は返事無理だから連絡は明日でもいい?」

「うん」

「本当になのはだけだからね」

「何が?」

「ほとんど会えてないの。みんな心配してるよ」

「うん今度お休みもらうからみんなと遊ぼうって言っといてもらえるかな」

「了解」

 いつもの屋上ランチで

「昨日なのはから次元通信があって」

「なのは元気だった?あの子本当に用がないと連絡ないんだから」

「アリサ、多分元気だったと思うよ」

「うん留学扱いになっているのは知っているけれど、あえてないから少し心配かな」

「すずかそれ言えるよね、所でフェイトやはやてはどうなの?
あってるんでしょ。特にフェイトは先日まで訓練校だったんだし」

「私となのはは進む方向が少し違うから、
クロノの補佐で手いっぱいで会ってないかな」

「私もや、家族と一緒の班編成だからレディさんには感謝や」

「そっか」

「そう、なのは何て言ってたの綾?」

「アリサ、えっとね今度の休み遊ぼうって」

「これは何か企画を立てるしかないね」

「どうしよっかアリサちゃん」

「それだけでなのはが連絡してくるとは思えないんだけど、どうせそれだけじゃなかったんでしょ?」

「流石アリサ、うん、本命は今度の演習に参加してほしいってことなんだよね」

「そういやあんただけよね魔法資質があるのに管理局に入ってないの」

「まだ小学生のうちから未来を決めたくなくてね、夢があれば良いんだけど」

「のろのろしてるとなのはのほうが高給取りになって苦労するわよ」

「アリサなんのお話?」

「あんたとなのはが付き合った後の話」

「アリサ、なのはは・・・」

 フェイトはもごもごと言っているが誰も聞き取れず

「はいはいわるかったわ、フェイトもいたもんね」

「あ~2人に囲まれてなのはちゃんも幸せもんや~」

「もうはやてまで」
 
 すずかはいつもの光景でニコニコ笑っている
ここになのはがいてくれたら幸せなのにね
太陽なのかな
みんなもなのはと会ってないから心配していたので参加しようと思う
聞いてみると一番会っているのはヴィータらしい

 その夜
「お父さん、お母さん数日家を空けてもいい」

「どうしたんだい?」

「どうしたの?」

「ちょっとなのはの手伝いに行きたいんだけど」

「あの異次元世界かい」

「そうなるね」

「危険なことは」

「絶対とは言えないけれど、演習だからそこまではないよ」

「ならいいかな」

「僕自身としてはあそこの世界には入ってほしくないのだけど」

「だよね、なのはとは友達だから」

「友人は大切にしなさいと教えてきたのは僕たちだしいいよ、危険なことはなるべく避けるようにね」

「うん」

「お嫁さんに出すのが女の子の所に嫁いでいきそうで怖いわ」

「お母さん、なのはとはそういうのじゃないんだから」

 俺が赤面してきたのが分かってきた。説得力ないわ

「女子高の女の子みたいね」

「もう知らない。そんな事言うのなら今度のデートは絶対に行きませんから」

俺はそそくさと自分の部屋に戻った

「母さんからからかい過ぎだよ」

「そうね」

 流石になのは達が向こうの世界でのことが多くなり、俺自身も香港だ、
ミッドだということもあり、流石に報告をした。

「私はこの力があるのは現実的に仕方ないと思っている。この力の使い方を間違えないように、きちんと扱えるように勉強したい。でもなのはみたいにきちんと向こうで働こうとは今のところは思ってないから」

 そうして親には一応の許可と安心をしてもらっている。


 俺はすぐさま次元通信をつかいなのはに連絡

「なのは」

「綾ちゃん」

「昨日の案件引き受けたよ」

「うん、ありがとう」

「日にちがあったらさ、遊びに行こうよ」

「そうだよね、楽しみかな」

「なんで」

「久しぶりに綾ちゃんと一緒にいられるから」

ここ数年、あの時からなのはを意識しだしていることにはわかっていた。
実年齢差30歳以上
それを知ったらなのはは離れちゃうような気がする
孫みたいな女の子に恋をするなんて思わなかった。
女で暮らしていると、
環境と習慣から女みたいな思考が少しずつついていることも実感はしていたが
ベースがあるからどうしても男性にときめくことはなかった。
まぁ恭也さんクラスならもしくはあるのかもしれないけれど
そんなポイポイ現れる素材ではないことも知っている。
そんなこんなで来週からミッドチルダに行くことが決まってしまった

 次の日にはみんなにお話をして、ただいま高町家
いつもの道場にいる。
恭也さんと美由希さんは夜のランニングに行っている。

「綾君明日からあっちに行くそうだね」

「はい、あまり行きたくはないのですが、
なのはのお願いとあっては行こうかなと思って」

「どうしてだい」

「そうですね、これ友人たちにも言ったんですが、まだ小学生から将来を決めたくないんですよね。
確かに私は戦う力がありますが、世界中のみんなを守りたいわけじゃないですし、どちらかといえば皆さんみたいに手の届く人だけ護りたい感じなんですよ。
これはフィアッセさんのツアーの時に感じていたんですが」

「うん」

「それに私思いつめると暴走癖ありますしね」

「そうか、実はなのはの事を見てもらいたいと思っていた矢先だったんだよ」

「どういうことですか?」

「友人のフェイトちゃんやはやてちゃんが戻ってきて、なのはは結構な頻度であちらに仕事に行っている。
結構こちらに帰ってきてないこともあってね
体のできてないなのはが大丈夫かどうか?」

「なら今回の演習が終わったら首根っこ捕まえてこちらに帰らせますよ。」

「大丈夫なのかい」

「管理局のおえら方にはカリもありますし、
ダメなら最初の約束を取らせてもらいますから」

「お願いできるか」

「はい、アリサやすずかも会いたがってますから、みんななのはの事が好きなんですよ」

「いい友人を持ってなのはは幸せだな」

「そろそろ皆さん帰ってくるぐらいですか」

「そうだね」

 恭也さんと美由希さんは夜のランニングに行っている最中だった。
練習が終わって恭也さんにそのことを話したら

「確かに心配だな」

「でもあの年齢にしたらしっかりしてますよなのはは」

「限度を超えて行うと俺の二の舞になりかねないしな」

「え?」

「俺の足は過去二回膝を壊していて、君の知っているフィリス先生や奈美さんのおかげで完治したんだ」

 士郎さんが生きているから壊してないと思った。
現にあのフィアッセさんの事件でもバシバシ使っていたから

「今度会うときはなのはも連れて帰ってきますから、
その話もしていってあげてください」

「そうしよう」

 最近元の人生を忘れかけてはいるけれどこの世界の人たちはすごく温かいと思う。
そうして俺はあちらに行っても大丈夫なように体の調整をした。 

 

ミッドチルダへ

 俺も遊んでばかりではなくいろいろなことを勉強していた。
これもその一つトランスポーター
完全な転移魔法
今いる場所の軸をしっかり聞いて転送
これ間違えたらウィーザードリィのテレポートみたいになるのかな?
壁の中に入ったとか空に現れたとか、海の中とか
取りあえず気を付けよう
俺の使用の瞬間移動呪文は座標ではなく自分の知っている場所での瞬間移動だから、後は戦闘でも使用できる超近距離移動や相転位呪文で座標瞬間移動呪文は覚えてはいなかった。
これはフェイトに教えてもらった呪文でもあった。
そして行き先は次元航空艦 アースラ

「お久しぶり皆さん」

「おひさ、綾ちゃん」

「本当に久しぶりだな綾」

「綾さん今回はありがとうね」

「良いですよ、リンディさんお話があるんですが」

「個室のほうがいいかしら」

「ここでいいです、この演習が終わったらなのはを帰らしてください」

「「「?」」」

「いやいやみなさんなぜ?わけ」

「どう言うことか教えてくださる綾さん」

「ここ最近なのはこっちに帰ってきてないんですよ」

「それはないだろう、フェイトも、はやても帰ってきているのに」

「それは、フェイトは試験があるからで、はやても足の事があるからですよね」

「まぁそれも関係はあるが、学校も終わってゆったりな勤務内容になっているはずだが」

「でも、ここ数週間帰ってきてないのは確かなんです。これは士郎さん達にも確認しましたから」

「ここで言っていても仕方ないので、私のほうからレディに聞いて確認してみるわね」

「お願いします」

「あぁあとこれ忘れてました」

「なんですか」

「それはもちろん海鳴名物緑屋のシュークリームです」

館内すごい大騒ぎになった。
それも100個近くのおみやげ
実は俺も手伝ったりした
それからクロノと摸擬戦したりしてあっという間の3日が経ち
きました異世界へミッドチルダへ
本当につい最近まで海外に行ったことなかったのに
この数年でアメリカ、香港、イングランドそして異世界
転生してから稀有な人生送っているとつくづく思う
待ち合わせ場所でぼーっと立っているとナンパが多かったが、
無視をしてそれから20分ぐらいして
栗色の両サイドリボンを結んだ女の子がこちらに来た。

「お待たせ」

「大丈夫」

「おい嬢ちゃん無視するなや」

 手をかけようとしてきたのでそれをかわして合気の要領で投げて首の所に足を乗せる。

「踏まれたい、私忙しいから邪魔するなら声つぶしちゃうよ」

 少し無邪気そうな笑顔で笑ってあげたら相手の男の人は首を横に振って御免なさいばかり言っていた。

「綾ちゃんやりすぎだよ」

「でもしつこかったし」

「もう」

≪ティアなのはの様子は≫

≪疲れがたまっている状況ではないぐらいたまってます≫

 やっぱり先日レディさんから出された資料は恐ろしかった。
普段の練習に特別訓練に任意の演習にここ最近参加
大人とおんなじ基準に置かれているから
普段の仕事に支障がなければ許可っていうのがミッドの方針らしい。
力があってもそこらへんは大人が管理しないと・・・
P・T事件、闇の書事件を解決したスーパールーキーは誰も止めることはできなかったみたい。
後は期待の大きさのあらわれなのだろう。

「なのは休んでいる」

「ん~今楽しいからついね」

「この演習が終わったら休暇をとったからね」

「誰の?」

「もちろんなのはの」

「綾ちゃん横暴だよ」

「高町家とみんなの有志でなりました。」

「でも・・・」

「約束忘れた」

「ん」

 上目使いしても無理です
少し負けそうに放ったけれど
なのはの上目遣いは魅了(チャーム)の呪文効果があるのか

「中学までは学業をおろそかにしない」

「でもそちらもしているけれどわかった」

 俺がじっと見つめているとやっとなのはも降りてくれた。

「ごめんね」

「私の事を思ってくれたんだよね、ありがとう」

「フェイトも心配してたよ」

「フェイトちゃんを出さないでよ、綾ちゃんは」

 俺はなのはの顔を見ずに

「心配した。でも今日元気な姿で会えてよかったと思うよ」

「大丈夫、大丈夫。今回の演習はヴィータちゃんも一緒だから

 ヴィータ聞いてないよ

「そんなに心配する必要なかったかな」

「でもありがとう」

 今日は久しぶりにショッピングしたりおいしいもの食べたりで一日過ごして
宿を取ろうかと思ったらなのはの部屋に泊まることなった。
最近特にここ最近はいやな気がしてならない。
どうしてだろう?
俺に何かあった場合はどうにかなるけれど
なのはかそれともヴィータに何かあるのか
今回じゃないのか
すごく不安だけど何かあったら動くしかない
なのは達を護りたいとあの時思ったのだから
 

 

演習

 演習当日
みなさん管理局の服装だが私は、
いつもの上半身は胸下までのシルクみたいな素材でできたつくりでヘソ出しルック
下半身は赤色の超ショートスカートに黒のストッキング
黒のスパッツを装着していったら
怒られて、着替えさせられました。
バリアジャケットではなく特注で作った衣装だったのに・・・
ついでに推薦したなのはも怒られてしまいました。

「綾ちゃんひどいよ」

「私の衣装いつもあれだし」

「バリアジャケットなら仕方ないけど、制服着用って言ってあったのに」

バリアジャケットならいいんだ
いいんだろうなフェイトの新ソニックがあんなにエロくてO・Kなんだから

「あ~なのは違うよ、こいつはお前にアピールしたかっただけなんだから」

「久しぶりヴィータ。なんか悪意があるような気がするんだけど」

「っんなんじゃね~よ、あたしだけかと思ったら綾も呼ばれてたなんて」

最後はどんどんトーンが小さくなっていたが俺は聞き逃さなかった。
やっぱりなのはって天然のジゴロですか
今回の任務は危険度が低いロストロギアが遺跡に発見されたのでそれを回収作業の任務
任務ランクはD
遺跡を発掘していたスクライア一族が見つけて、
本局に連絡されたのが発端
敵もいない、罠もないのでロストロギアの回収だがDランクらしい
ただ何が起きるかわからないので
今回の任数は半小隊(約20人)
うち医療スタッフもいるので実質10数名の探索ってことになった。
不思議にも思った。
医療スタッフ以外は新人ばかりだということ
歩いていてなのはに聞いたら

「うん今回は新人を連れての演習ということで、本来の人数は6人で行う予定だったらしいの」

 ボーイスカウトとガールスカウトの引率みたいだな
それでも異質に見えるのは
私たちを抜かしてみんな大人な人で数人はなのはや私たちを甘く見ている様子
特に私はなのはの友人で遊びの延長上っていう雰囲気って感じ
まぁあの格好で来たらそう思うわなぁ
目的地付近に到着したのは夕方近くになって、
ここで野営することになった。
野営ってここの星を考えてるって言いたい
ここ雪の惑星なんだよね
みんなどこで野営するかもめている。
吹雪いたらこんなの意味なさないし、シップからも遠いからねぇ
多分これも新人演習の一貫なんだろうな
焦っているのは新人ばかりでリーダー格のなのは達6人は焦っていないのが見える。
なのはもヴィータも洞窟がないか探してみるって言っている。

「あぁ~なのはもヴィータも必要ないよ」

 まさかこんなに多いと思わなかったし、こんな場所とも想定外
なのはとヴィータだけっていうのはダメなんだろうなぁ

「おい綾わかってんのか、吹雪いたら一巻の終わりじゃねえか」

「だよね、まぁヴィータの言う通りなんだけどね」

「そういうからには何か手があるんでしょ綾ちゃん」

「ヴィータリーダー達集めてもらえる?」

「あ、ああ」

「なのはは、来た人にこれを渡してもらえる、自分の分は取っておいてね」

「おい連れてきたぞ」

「悪いんだけど、この宝石に自分の魔力を注ぎ込んでくれる」

  周囲ががやがや言っているが率先して

「綾ちゃんが言うんなら」

「だな」

 なのはとヴィータがすぐにやってくれた。
それに続いて全員行ってくれた。
やっぱり8時間ぐらいで切れる感じか
全員がなのはやヴィータみたいに魔力馬鹿じゃないしな
俺はなのはを通して説明した。

「こんな感じで周囲に散らばって」

 俺は中心地にいた。
全員の移動した場所を把握して、その石を地面に突っ込んだ。
同じようにリーダーの人達はその魔力の石を地面に突っ込んだ
準備完了俺は詠唱を唱える

「冬の大将軍がやってくるがすべては去りゆき、春の寝床がゆっくりとやってきて全てを育む」

 詠唱が終了して俺は宝石に手をかざし力ある言葉を発する

床春(とこはる)

 宝石のラインがサークル状となり自分のいた場所に大きなラインが一本立ち上がりここを経由してラインが全て成り立った
スケルトン状の巨大サークルテント見たいのが出来上がった。
この中は20度前後の気温がなっていた。

「この中に入っていれば吹雪でも関係ないから、明日演目ってことは、
多分明日までは吹雪く可能性が低いことだから今日一日ぐらいなら大丈夫」

「なのは私を連れてきてよかったね」

「さすが綾ちゃん」

「前も言ったでしょ、私の魔法は勉学なの、どれだけ強い破壊呪文を持っていてもその場で使用呪文が使えなければ意味をなさないって」

「うんうん」

 これでこのメンバーは馬鹿にしないでしょう。
夜天クエストの時思ったんだよね
野宿を快適に過ごせないかと
あの時のカプセルは使えないし、人数オーバーだしね

 みんなが固い保存食を食べてる間
私たちは温かいご飯を食べた。
あと先ほど手伝ってくれた人たちにはスープをおすそ分けした。
俺のバックはホールディングバックと言い異次元バックになっているそ
の中に色々入れたんだよね
バックの中にバックこちらは保冷剤バックな感じのホールディングバック冷え冷え君この中に野菜などの食材を入れておいた。
食事の準備もし俺達が食べている所に
若い男性局員が私たちの所にやってきた。

「何?、見ての通り食事中なんだけど?」

「なんでお前らだけそんないいもの食べてるんだよ」

「私が用意したんだけど、文句でも?」

「団体行動なんだから全員に出すのが普通じゃないのか、
そうじゃなきゃみんなと同じもの食べるのが普通だろ」

「ごめんね」

「なのは謝る必要ないよ」

「あ~」

「あなたバカでしょ、なのはとヴィータは私の親友だから私が持ってきた食事を分け与えるのはいい。でもあなたたちに分け与える必要はない」

「なんでだよ、団体行動が崩れるだろうが」

「私は食べたいものを持ってきたの、それは個人の装備である。
それに私はそんな固いものは食べたくない。
食事はおいしいものを食べたいしね」

 はたから聞いていればわがまま発言だけどなっと言わんばかりにヴィータが俺を見ていたけれどあんただって嬉しそうに食べてるじゃん

「それがなんで関係ない赤の他人に分け与えないといけないの
私そこまで優しくないし、私は準備をしっかりしてきた、あなたはしなかったそれだけの事でしょ。
それにこの呪文はなのはとヴィータだけだったらほかの手段をしていたのだけどそれじゃさすがにかわいそうだと思ってリーダー格の人にお願いして魔力をいただいたわけ、
その間あなたたちは何も貢献してないよね」

「俺はまだ訓練校出たばかりで」

 男性局員はおどおどとわけのわからん良いわけをしてきたので俺はそれを畳みかけるように突っ込みを入れる。
これも愛の鞭ってやつ

「訓練校出たらもう一人前そんなに欲しけりゃ、乞食のように土下座するか
私に勝ってから言いな」

「女だと思って」

「はぁ~なのは、ヴィータ」

「「なに」」

「男って女性や子供が言うと女のくせにとか子供のくせにっていうんだろうね。
一夜の恩も忘れるなんて犬畜生に劣るよね」

「てめぇ」

私はソーセージを食べながら少し移動してから、その職員に手招きをする

「ゲームだ、私にヒットで来たら食事を提供してあげるよ」

「これでおしまいだ~」

シューター3つ飛んできたので、俺はダッシュをして相手の魔法をシールドで受け、当然だが新米クラスでは壊されるわけがない
むらぐら捕まえて投げ飛ばし、その男の腹を踏みながら言ってやった。

「女だから何?」

「はいはいそこまで、もう勘弁してやってくれ、南條君」

 いきなり時空モニターが開いた。
多分リーダー格の人が指令に報告したんだろうなぁ
今からが良いところだったのに

「今からですよ、女だからとか新米だからとかそんなの現場に来たら意味ないじゃないですか、そんなお馬鹿さんは今からじっくりと骨の髄まで知らしてあげなきゃ」

 倒れている奴に殺気を食らわせると、泣きながら、小水やいろいろ流していた。

「ゆ・ゆるして」

「は~っ解りました」

 これ以上するといじめになっちゃうかな
戻るとなのはに怒られた。
理不尽だ

「綾ちゃんやりすぎだよ」

「あたしもさっきの言い分には賛成だな、新人だろうと何だろうと前線に出たら関係ないもんな」

「もう」

 それにこれを用意したのはなのはの疲労回復のためでもあったしね
それをどこの馬の骨ともわからないやつにあげないといけない。
流石に食材は有限だし
作りゃ済む話なんだがそこまでしてやる義理はない

 次の日になって準備中に俺は聞いてみた。

≪ティアなのはの体調は?≫

≪私は医療中心ではないので詳しくはわかりませんが、よくはないですね≫

≪帰ったらシャマルさんに健康診断してもらおうか≫

≪それがいいと思います≫

≪ヴィータ≫

≪あんだよ≫

≪この演習が終わったらなのはをシャマルさんに見てもらいたいんだけど橋渡ししてもらえる≫

≪綾も気づいてたんか、そんなことなら任せておけ≫

≪助かる≫

≪あめえが回復呪文すればいいじゃん≫

≪数年前の私の鬱事件の時に大きい回復呪文が使用不可になったの忘れたの≫

≪あ~あったな、あの黒歴史、まさかなのは以外全員伸されるなんて黒歴史だ≫

≪それは私にとってもだよ≫

≪まだなのか≫

≪まだだねぇ≫

≪なら、ないものねだり言っても仕方ねえ、頼んでみるわ≫

≪ありがとう≫

≪礼を言うのはこっちの方だ≫

≪何か言った?≫

≪なんでもねーよ。そろそろ行くぞ≫

「何事もなければいいね」

「そうだねなのは、起きるの早くなったよね」

「私はお寝坊さんじゃないよ」

「知ってるヴィータ、なのはって私が海鳴に来たとき」

「あ~、そういうこと言うんなら私も綾ちゃんの弱みを言っちゃうよ」

「私に弱みなんかないよ。私強いから」

「なら母の日の話とかお弁当の話とか」

「なのはさん」

「何?」

「私が悪うございました。もう言いませんから許してください」

「うん」

 そんな遊びをしていて準備が終わったみたいだから、
床春を徐々に解除
そして30分後に遺跡に入った。
本当に掘り崩した後だったので何事もなく箱形のロストロギアを確保
ガーディアンが出てくるかもしれないと思ったがそれもなく
その可能性があったので管理局に依頼があったともいう。
見ていてやはりなのはは完全には集中しきってないように感じた。
多分本人はしてるつもりだと思うけれど、それになのは隠すの上手いから気づいてるの幼馴染しかいないのも問題点
何のために後ろに医療スタッフが随行しているのやら
こちらがなのはに行っても多分大丈夫・大丈夫って言って拒否られるのもわかってるし、でもこれで帰ったらリフレッシュ休暇させるからあと少し感ばりますか
ダンジョンから出て少し歩いていたら昨日の男子局員が前をふさがった。

「おい南條。俺が怖くなかったら前に出て来いよ、
あれだけ恥をかかせてもらったんだからタダじゃおかねぇ」

「こりないよね」

あれは俺のせいじゃなく自ら招いた失態だろうか
俺はその職員のほうに歩いた。
その男子局員は

「これでおしまいだ」

一つのスイッチを押した
その時悲劇が起きた・・・ 

 

なのは撃墜

 男子局員がスイッチを押すと、
どこからともなくロボットがうじゃうじゃと現れた
その瞬間スイッチを押した男子局員がレーザーでのハチの巣になった。

「な・なぜ俺・・が」

 これが合図となり戦闘に入った。
飛行戦闘員が飛び
俺はなのはの位置とヴィータの位置を確かめ
なのはは中央よりヴィータはしんがりのポジションをとっていた。
俺自身慢心していたんだろう。
あれぐらいの光線なのはたちにダメージを与えれないって
その時の俺は安心して敵をせん滅に入った。

「新人はガードに専念、リーダー達は攻撃をお願い」

 部隊隊長の声も聞いて神刀 夕姫を出し敵に向かっていった瞬間敵のエネルギー弾が一人に向かって一斉射撃をした。
誰か?目的がいたのか?
俺はそちらの方を見ると栗色の髪の少女に一斉砲撃が向かった
目標はなのはなぜ?
いつものなのはなら一斉砲撃でも耐えれたのだろう
疲れからか全ての砲撃を食らったかのように見えた
俺は自分の目を信じられなかった。


≪綾様リーンコア系の魔法が敵の周囲に限り一切使用不可ですきっとAM(アンチマジックがかかっているみたいです)≫
 
 俺は怒りに任せて呪文をぶちかました・

『怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)』

 沢山の火球が現れ周囲にいる機械兵団を一掃した。
エネルギー系がダメならそれ以外で攻撃すれば済むこと
こちらの魔法では難しいと聞いた
属性呪文は適正がないと通常使えないという事
俺はすぐになのはの方に向かった。


 そこは生物の体温を奪う、生きることを許さないような、純白の世界。
そんな白い地面の上になのはが倒れていた。
降り積もる雪と同じ、白い服を着た少女が。
少女は、未だ幼さの残る小さな体躯、栗色の髪は両サイドでまとめ、
少女らしくかわいらしい雰囲気は伝わるのだが、
今の少女の姿はそれすら吹き飛ばし痛々しい。
何故ならその少女から、赤いものがとめどなく流れ出ていたから。
鉄の臭いを放つ、人間の体に脈々と流れる命の液体。
血だ。
その血が地面を覆った白い雪をも侵食し、少女の周りの白い雪はじわりと赤に染め上げられる。
それは純白のキャンパスに真っ赤な花が咲くように
冷たい地面、降り積もる雪、流れる血液、少女の体温はみるみる失われていく。

「―――・・・ぁ・・・」

 全身に走る痛みに声を上げるが、奪われていく体温に体の感覚が失われていき、
大きな声すらあげられない。体が動かない。
手が、足が、指が。
そして目の前に広がる赤黒い世界。
眼球に血液が付着し、まともに見ることができない。

「―――・・・はぁっ・・・」

 息を吐く度に、肋骨が軋む。肺が、何かを突き刺したようにズキズキと痛む。
背中が、火に炙られたかのようにジクジクと痛む。

「―――っ・・・・・・はぁ・・・」

 そこへ、赤く可愛らしい服、フリルをふんだんにあしらった西洋の人形のような服を着た少女が、
倒れている白い服の少女に駆け寄る。
オレンジ色の長い髪を後ろに二つ、三つ編みで編み上げている髪が少女をより幼く見せる。
三つ編みは少女が走るたびにその振動により上下に揺れ、また敷き詰められた雪にすべりながらもこけないように体制を保ちつつ、白い服の少女との距離を縮めようと必死に走る。
そしてようやく白い服の少女のもとへたどり着くと、三つ編みの少女は必死の形相で白い服の少女を抱き上げた。三つ編みの少女は、手や服に白い服の少女の血が付着するのを気にもとめず、大きく声を張り上げる。

「なのは!なのは!おい、しっかりしろ!」

 なのはからは血が流れ続けている。元々色白な少女であったが、血を流しすぎたのか、すでに肌の色は青白く、唇も色を失い始めていた。
なのはは小さい声で、必死に振り絞るように、囁くように発した。

「ヴィータちゃん・・・だいじょうぶ・・・だから・・・」

 そう言い微笑むなのは。だが、口を開いた端から、血が流れ、顎に伝う。
ヴィータの瞳から涙があふれ、一緒に任務に来ていた他の部隊員に怒鳴る。

「医療班なにやってんだよ!早くしてくれよ!こいつ死んじまうよ!!」

 そう叫ぶ間にも、少女たちの周りの赤い世界の侵食は広がり続ける。
ヴィータは医療班を叱責しつつも、

「今本局へ救援要請をしました!医療班はあと5分でこちらに到着の予定です!それまでに応急処置を!」
 
 危険があることを考えて少し遠くに配置していたのが災いした。

「ヴィータなのはは?」

 銀髪の少女がヴィータに容態を聴く

「あやぁ~こいつ死んじまうよ」

「なのは死ぬな、なのは・・・」

 綾はなのはを担いで声をかける

「あ・い・かわ・らず 泣き虫・・さん・・だよ・・・綾ちゃん」

「喋らなくていいから」

 綾はすかさず、ヒーリングをかける
綾はすごく後悔しながら回復呪文をかけていた。
何故あの時暴走した。
ここまで破壊された回復呪文を今現在使用できない
何のために魔法があるんだと自分を責めながらなのはに声をかけ続けた。

「死ぬな、頼む。なのはぁ」

≪ティア回復呪文の許可は≫

≪まだ無理です≫

≪輸魂の秘法(ゆこんのひほう)は≫

≪ただ今使用不可能です≫

≪転生は≫

≪本人のみです≫

≪なのはが・・・≫

≪酷なようですがこのまま回復呪文をするしかないです≫

 回復呪文がかかるより早くそれでもどんどん血は流れて言った。
医療班がやってきた時は綾もヴィータも放心状態に近かった。

 
 

 
後書き
 中盤少しだけ文学っぽい感じにしましたが・・・
やっぱり無理だと思いました。
難しい 

 

病院

 手術中の赤いランプが消えないもうかれこれ数時間はたっている
俺は事件後すぐに我に返って放心しそうなヴィータを睡眠の呪文で眠らせ病院で寝てもらっている。

 なぜなのはが?
絶対にあれはなのはを狙っていた
何が守るだ
俺は何も護れなかった。
そんな公開をしていた時にはやてたちが手術中に現れた。

「はやてか」

「大丈夫か綾ちゃん」

「私はね、ヴィータ衰弱していたから寝かしといた」

「わかったわ」

 そのあとでフェイトが現れた。
フェイトは俺の顔を見るなり、俺の胸倉をつかんで立たせた
「何があった」

「護れなかった」

「綾がいてなぜ?」

「無茶言うなやフェイトちゃん綾ちゃんのせいじゃないやろ」

「やめろテスタロッサ」

シグナムがフェイトをつかんで離させた。

「聞いたよ、綾が挑発した男子局員のせいって」

「あぁ」

「普通に考えてみぃ、出たばかりの局員がそんなもの持ってるなんて誰も思わんやろ」

「でも」

「私のせいだ、あぁ私のせいだよ、でも、なのは、私は大丈夫っていうんだよ。俺は・・・俺は・・・護れなかった」

俺はここで大泣きをし正座のように力が抜けた感じで座り込んだ。
続いて高町家の人が来た
俺はそのまま座りながら進み高町家の人の前に土下座をして謝った。

「ごめんなさい、ごめんなさい、私が・・・私が・・・・」

「大丈夫だよ綾君。君のせいではないよ」

「でも・・・でも・・・あんなに護るって言ったのに・・・なのはの体調気付いていたのに・・・なのはの防御なら大丈夫と安心をしてしまって・・・」

 俺は人の目を気にしずに泣いてしまった。
悔しくて悲しくて後悔の涙
何故?こうなったとしか頭の中で何度もリフレインする。

「綾ちゃん、悪いのはなのはだから、きちんと休日を取らなかった」

言いながら桃子さんは泣き出した

「すまなかった綾ちゃん。桃子」

士郎さんは俺の頭を撫でながらそう言ってくれた。
違うんです俺のせいで、たかが食事を与えなかった俺のせいで・・・

「あなた」

「ごめんね綾ちゃん」

そういってシャマルは俺に安静と睡眠の呪文を掛けた。
普段の俺ならそんなの効かないのだけど、俺の精神異常や疲れからか俺は倒れる感じで寝てしまった。

「士郎さん私がわかる範囲ご説明します」

はやては自分がしっかりしないといけないとカツをし話した。

「うん、つらいかもしれないが頼むよ」

 なのはの休日シフトと実際のシフト
休みが週休1日もなかったこと
これはなのは自身が望んで申請して許可が下りたこと。
ティアの解析情報の映像を御神の剣士である士郎さん、恭也さん、美由希さんに映像を見せた。
なのはが狙われたこと
普通なら一番前線にいる綾が狙われるはずなのに、
綾自身新人たちも多いので自分からおトリとなるために先行したことがこの映像でもわかるでも狙われたのは中央にいるなのはだった。
何故なら一斉射撃なんてありえないことだから

 最後にはやても謝った。
もう少し親友のシフトに感心していれば

「お久しぶりです士郎さん」

「シャマル君だったね?」

「私は医者のようなもので先ほどカルテを見させてもらいました」

「シャマル先生!! なのはは…………なのはは助かるんですよね?」

桃子がシャマルに聞いてきたが、淡々とシャマルは言い放つ
それでもつらそうにそうしないとシャマル自身も言える自信がなかったから

「一命は取り止めると思います、しかし………………」

「何か…………問題でも?」

 士郎は自分自身が現場に立っていた人間だから覚悟はしていた。
そのうえで聞いたのだった

「はい、リンカーコアという個所が損傷しました、
これは私達魔導士の呪文を使うときの核となります。
ここを破損されたのならきっと魔法はもう使えない可能性があります。しかも
脊髄の損傷も激しく、二度と歩くことができない可能性があります。それよりも」

「まだなのはにあるのシャマルさん」

フェイトは我慢が出来なくなり質問をした

「覚悟はしてます続けてください」

「はい・・・最悪、一生目を覚まさないかもしれません」

「なのは」

「やっぱり間違いだったんだ!! 魔法の力は危険すぎる!!」

  恭也はあの時意地でも勝てばよかったと後悔をしていた。

「そうだな、だが魔法が使えなくなったんだ、もう魔法に関わることはないだろう」

「それを知れば、精神的ショックを受けるでしょうが……………」

誰もが信じられなかったあのエースオブエースの高町なのはが落ちるなんてことをそしてその名声に誰もが胡坐をかいていたことに・・・

 手術自体はシャマルの言う通り成功した
俺はというとどうやら3日間は眠っていたそうだ。
俺は目を覚ましてなのはの病室に行ったら絶句した。
病室の前には、はやて、シグナム、フェイトがいた
歩いて病室の前に行く
中に入る事は出来ないからガラス越しに中を見る

「なのは…酷い」

 フェイトはぽつりとつぶやいた。
俺はなんてことをしてしまったんだと思う。
ベッドの上で眠る なのは
身体中に包帯が巻かれ
顔には人工呼吸器が着けられていた。
1番傷が深いという腹部の包帯には血が滲んでいる
俺があの時暴れなければ

「誰が…こんな事を?」

 フェイトの声には悲しみと怒りが込められている。
強く握りしめた拳で腕が震える

「公式発表では未確認の敵によるもの、起動させた職員は死んでいるんや」

「で・でも」

 はやての報告を聞いても納得は出来ない。
はやてに黒幕の調査の事を聴こうと思った矢先
フェイトの言葉は、そこで途切れてしまう何故なら

「う‥あ…あっ」

なのはの意識が戻ったからだ

「なのは!!」

「なのはちゃん!!」

病室の窓に詰め寄る2人

「フェ…ちゃ…はや…」

ゆっくり窓の方を向く なのは
しかし

「あっああっあああああああああああああああああああああああ!!」

 フェイトの紅い目を見た瞬間
なのはの顔が恐怖に歪む
フェイトの目を通して自分の姿を見てしまったから

「いやっいやっ!
…いやあああああああああ!!」

「なのは?」

「来ないで!来ないでぇぇぇぇぇ!!
いやあああああああああ!!」

必死に窓から離れようとする なのは
しかし、体が自由に動かないのかベッドの上で、もがいているのが痛々しい

「高町さん!落ち着いて!!」

「鎮静剤を!早く!!」

俺たちは強制的に追い出されてしまった。

「本当に済まない私が…」

「綾ちゃん。そんなこと言っても仕方ないやん」

「綾私もあの時ごめん」

「多分、なのはちゃんも含めて全員悪いところはあったはずや」

「俺があの時鬱になってみんなを攻撃しなければ」

「起きてしまったことに仕方ないんや、これからどうするかやな」

 そう言いながらはやてはみんなの心のケアをしていった。 

 

病室

 あれから3日達なのはが落ち着いたことが分かり病室に向かった。
たどり着いた病室では、なのはが家族に心配をかけた事を謝っている所だった。
俺の前方に赤毛のロリータが扉の前で待っていた。
入るのが怖いんだよなぁ。
そう言う俺も怖い。
部屋の中から声が聞こえる

「なのはちゃん!」

「はやてちゃん……ごめんね、心配かけて」

「全くや!これに懲こりたらもう無茶したらあかんで」

 そう言ったはやての声は少し震えていた。

「うん。……ごめんね」

「まあ、私の事はええんや。……それよりもヴィータが……」

はやてが入口の方を向くとそこにはうつむいているヴィータが観念して部屋の中に入っていった。

「ヴィータちゃんも、心配かけてごめんね」

「お、おう。あのよ、こっちこそ、守れなくて悪かった」

「ヴィータちゃんが悪いんじゃないよ。悪いのは私」

「そうか」

 ヴィータは凄いな
あれはあの中に入れない
俺はこんなにも勇気がなかったんだよなぁ
回れ右をして病室から遠ざかった
俺は中庭に出た瞬間後ろから声が聞こえた

「綾君」

 俺はその声を聴いた瞬間に逃げよう考えたが逃げれないことが分かっていたので、その場にとどまった。

「まさか気づかれるなんて思いませんでした」

俺は盗賊技能の気配断ちをしていたのに気づかれてしまった。

「かなりの隠密技能だけどもともと僕たちの流派は暗殺だからね」

「私は高町家に顔を合わせることが出来ません」

「僕たちは誰も綾君を恨んでないよ」

「でも」

「忘れたのかい、君はもともと管理局になのはを入れるのは反対していた人間だ」

「でも」

「聞きなさい君は壮吉の事を奴はよく言ってくれた言葉を知っているかい」

「いいえ」

「Nobody’s Perfect。完璧な人間などいない。その人間1人
1人が創っていくのが人生と言うゲーム」

「おやっさんは言ってくれましたが、でも・・・でも」

「あの子は大丈夫だよ、心の強い子だからね」

 これが俺に対する慰めの言葉でいうことはわかっている

「ありがとうございます」

「そうそう、さっき気づいた人間がもう一人いたよ、なのはだよ」

 そう言って士郎さんは去っていった。

 Nobody’s Perfectか・・・
確かに全て完璧にできないということはわかっている。
そんなのは物語だけの話
どんだけすごい力を持っていても
神様じゃないし
士郎さん、おやっさんありがとうございます
さてなのはに会いたいかな



「ううっ」

 一人きりの病室で私は泣いていた。
みんなの前ではいつも通りに振舞ふるまっていたが、
誰も居なくなった事で、一気に不安と恐怖が襲いかかってきた。
魔導師として復帰出来ないかもしれないという不安、
魔導師でなくなることにより、
みんなと離れ離れになるかもしれないという恐怖。
その二つに押しつぶされそうで、私は一人、ベットの上で震えていた。

「おじゃま」

「あ・・・綾ちゃん?」

「そうですよ綾さんです」

 お昼に近くまで来ていたのに帰った綾ちゃんがなぜ?
私は先ほどの泣きそうな素顔をもう一度普段の仮面にかぶりなおした

「綾ちゃん、どうしたの?面会時間は終わってるよ?」

「うん、知ってる、考え事してて、やっぱり会おうかなと思って、みんないないほうがいいかなっと」

「?」

いきなり綾ちゃんが土下座で謝った。

「ど、どうしたの綾ちゃん!?いきなり土下座なんかして!?」

「土下座をする意味なんてひとつだよね――謝りたいんだ」

「なんで綾ちゃんが私に謝るの?」

 すごく不思議だった。
綾ちゃんが謝る要素全くなかったのに、反対にそこまで責任を感じさせている私が誤らないといけないのに

「本調子じゃないこともわかっていたのに、警戒を行ったのと、
あの時俺が暴走してなければ・・・」

「違うよ!悪いのは私だよ!きちんと注意受けてたのに、
大丈夫だと言い張ってやった結果なんだし?」

 綾ちゃんが手を広げて私の言葉を遮った

「大声出すと、傷に障さわるよ。それに、私もなのはが悪くないとは言っていない。
体のケアを忘れたなのはにもあるしね」

 その言葉に私は何を言うべきかわからなかった。

「だから、ごめんなさい」

「私こそ、無茶して、みんなに心配かけて」

「心配させた事を謝るなら、次からは気をつけよう」

「でも、次なんて・・・」

「あるさ、大丈夫だよ」

綾ちゃんは優しく言ってくれたけれど

「無責任なこと言わないで!」

 その言葉に私の感情が爆発した。

「もう、歩けないかもしれないんだよ!?
飛べないかもしれないんだよ!?
魔導師としてやっていけなくなって・・・
それで、みんなと離れ離れになっちゃうかもしれないんだよ!?
それなのに、大丈夫だなんて、無責任な事言わないで!!」

 荒くなった私の息が整ったのを見計らってから喋り始めた。

「やっと本音を言ってくれたよね、少しはスッキリした?」

「え?」

「言いたい事言って、内側に溜め込んだ物を吐き出して気がらくになったかなって?」

「……少しは」

 さっきの事もあり、少しすねた口調で言い切った

「疲れもそんな感じでなくなるといいんだけど。それと、確かに無責任なセリフかもしれないけれど、根拠も無しに言ったわけじゃないよ」

「え?」

「その強い思いがあればまた歩き出せると信じているでも、絶対とは言えないけれど」

「そんな事言われたって、そういう時は絶対っていうんじゃないの」

「ごめんね、こんな時どう言っていいのかわからないから」
また謝られて、返事に困ったので私は綾ちゃんに聞いてみた。

「それで、結局綾ちゃんは何しに来たの?」

「謝りに来た予定では・・・なんだろうね。帰ろうかな」

「帰るの!?」

「言いたいこと言ったしね」

「本当に何しに来たの綾ちゃん」

「予定では謝りに?」

 もう綾ちゃんてば、そういう所は変わらないんだ

「それじゃ、なのは」

「うん。またね、綾ちゃん」

 私の心は綾ちゃんが来る前よりも落ち着いていた。
もう一人でも大丈夫だろうと思う。
多分それが綾ちゃんの目的だったんじゃないかな

「あの、綾ちゃん!」

「ん、何?」

「ありがとう」

 だから、お礼の気持ちを伝えた。

「どういたしまして、私もありがとうね」

「うん」  

 多分お互いが心に有ったものを吐き出すためには必要だったのかもしれない
ありがとう綾ちゃん
 

 

リハビリ

 
前書き
この話が100話になりました 

 
 あれから早くも2か月が過ぎ去っていた。
なのはは現在も入院中である。
そんななのはのリハビリはとても厳しいもので、
周りの友人や両親はいつもハラハラしていたそうだ。
この娘は、一度言った事は必ず実行する。

「また、空を飛びたい」

 なのははそう言い、黙々とリハビリをはじめた。
もはやリハビリという言葉など生ぬるい、
己にストイックな、まさに拷問、それほど厳しいものだった。
それでもなのはは自分に科した訓練として一度として弱音を吐かず、
なんとこ2ヶ月で日常生活をこなせるレベルまで回復する。
なんとも驚異的な回復力である。
しかし、これに驚いたのは医師達だ。
最悪、日常生活もままならないと医師達は診断していたものだから、
2ヶ月と言うスピードにただ驚くばかりだったという。

 学校には交通事故で外国の病院に行っているなっている。
高町家の人たちは本音を言えば管理局とかかわってほしくないと思っていたが、綾が夜のお見舞いの次の日
高町家の総意として魔法とは縁を切ってほしいと願った。
なのは本人の希望としてはそれは嫌だったが、
父親もガードの時の大けがで死の淵まで言っているのだから
一端はそれを受け入れたなのはは次第に生きる気力まで失いかけていた
なのはの母桃子がそんななのはにしっかりと話を聞いた。

「こんなケガをして心配しない親はいない。
それはなのはもわかるよね。
今は私たちの事を考えなくても良いから、なのははどうしたいの?」

「・・・許してくれるのなら、もう一度あの空を飛びたい」

 その言葉を聞き、この子は魔法なしでは生きられないことを知ったそうだ。
自分がパティシエをあきらめれなかったのと一緒だと思っている
中学卒業と同時に本場フランスにお菓子作りの修行をしに行ったから
親、友人、先生みんな反対はした。
それでもやり遂げた
何度も挫折しかけたり
自分の貞操も危なかったこともあった。
それでもなのはみたいに命の危険が無かったと言っても諦めるっていうことは
桃子にとって生きている意味がないのと一緒だった。
人生にIFはないけれど、この道に入ってなかったら
士郎さんにも会えなかったし、愛しいわが子にも会えなかった事だろう
この母にしてこの子なんだろうとこの時の桃子は思っていた。
きちんとリハビリをすることと身体が治ったらもう一度きちんと話そうと
許可をもらったわけではなかったけれど、
なのははそれだけで生きてる目標を見つけた。
必ず身体を癒して許可をもらう
もう一度あの空を飛ぶために
厳しいリハビリを行っていた。

 補助歩行で何度も倒れても起き上がるなのはにフェイトたちは手を貸していた。
リハビリ中は絶対に手を貸さなかった者たちが5人いた。
高町士郎
高町桃子
高町恭也
八神はやて
そして南條 綾

フェイトと綾はそのことで何度喧嘩したことだろう。
決まって綾はこういった。

「手を貸す事も友情かもしれないが貸さないのも友情だ」

 それが終わってからのフォローは
この5人は早かった。
士郎やはやては長い闘病生活があったためであり
桃子や恭也はそれをフォローしていた経験があったから
綾は自分がもしあんなふうならどうして欲しいかと思って行動した結果だった。

「なんや、またフェイトちゃんと喧嘩したんか」

「はやて、あれが喧嘩といえるものならそうだね」

「フェイトちゃんも頑固さんやからな」

「確かにフェイトは頑固だね」

「綾ちゃんもやけど」

「それいったらみんな頑固の集まりだよ、
だって高町なのはの事が好きなんだから、そしてそのために何かをしたい気持ちは止めても聞かないだろうし、ほら類友だし」

「確かにそうや、なのはちゃん大丈夫よね」

「なのはなら大丈夫だよきっと」

「シャマルも外傷は直すことはできるけど、リンカーコアの修復はな」

「私も数年前は使用可能だったのに、後悔しても仕方ないけどね」

「しゃーないわ」

「だよね」

「はやて」

「なに?」

「どれくらいかかった?」

「そうやな約1年くらいやね」

「言うことはあれってやっぱり」

「異常なくらいのハイペースや」

「そっか」

「見守る隊はしっかり見守りますか」

「そうやな~」

 この時フェイトは執務官の試験もあったが見事に落ちた。
いつも付きっ切りだったら落ちて当たり前だよなぁ
あのクロノでさえ1回は落ちてるししかたないよね 

 

翠屋へ・・・

 そうこうしている内に年も忙しい師走となり
なのはのリハビリは少しずつだけど実となっていた
周囲のみんなも少しずつだけど以前の生活となっていたが、
フェイトの試験がまた落ちて落ち込んでいたのはご愛敬。

 そんな変わらない生活をしていたが俺の生活は少しだけ変化していた。
事件が起きるまで、毎週のように行っていた高町家、緑屋にあの時からいけなくなっていた。
士郎さんはあの時ああいってくれたが、どうしても敷居が高かった。
俺の両親も心配してくれたが、俺はなのはが入院しているから行ってもという言葉を聞いても納得はしてないだろうが、今のところ見守っていた。
アリすずから誘われても、緑屋に行くときは決まって、避けていた。
露骨な時もあった。
アリすずから不意打ちのように緑屋の前まで来た瞬間に、
ティアにお願いして携帯を鳴らしてもらい、仕事を入れるようにした。
あの時の高町家の人の顔が忘れられなかった。
もちろん攻めるようなことはしなかったけれど、どうしても怖く
以前のように河川敷にもいかなくなっていた。

≪ティアみんなの予定知っている≫

≪はい、アリサさんとすずかさんは塾でフェイトさんはクロノ執務官のサポート、はやてさんは騎士たちと仕事になっています≫

≪みんなばらばらだね≫

≪一般と魔法組って感じですね≫

≪私はよっぽどのことがない限りあっちにはいかないしね≫

≪まだ後悔しているんですか?≫

≪後悔はしているかな、花見のこと覚えてる≫

≪いつのですか?≫

≪えっと俺が一番最初に来た時の≫

≪多分私いませんでしたよ≫

≪だっけ≫

≪ハイ≫

≪あの時もなのはの人間関係の立ち位置について思ったんだけど、ここでも同じだったんだよね≫

≪というと≫

≪なのはって基本一人なんだよ≫

≪みんなに好かれてますよ≫

≪あの時花見で思ったのは、高町夫婦、高町長兄、長女、アリサとすずか、ほら一人でしょ≫

≪そう言われてみれば≫

≪今はそれに加えて、はやてと騎士たち、フェイトとハラオウン家周囲に魔法文化が強いのっていなかったんだ≫

≪ですが・・・≫

≪もちろん私のせいじゃない、そこまでは介入できないしね、それに気づいていれば、もう少しフォローもできたというのに≫

「綾ちゃん」

 その声を聞いてビックリする。逃げるわけにはいかない。
観念して回れ右すると声の主、桃子さんがこちらに向かって歩いていた。
私は下を向きながら

「お・お久しぶりです桃子さん」

「もう、綾ちゃんってば、病院ぐらいしか会えないからね」

「え、えっとここ最近忙しくて・・・」

「行きましょ」

「ど・どこに」
 ドナドナのように連れていかれたのは喫茶緑屋

「はいこれ」

 渡されたのは緑屋制服

「ごめんね今日誰もいなくて、手伝ってくれると桃子さん感謝しちゃう」

「わかりました。」

「新しいバイトさんすごい長身、格好いい」

「だれ」

 俺の身長は元の身長に近くなっていった
身長が168となって女子では一番高かった。
男と間違えられないのは、ある程度胸があるからだろう
営業スマイルで仕事をこなしたが、何このお客さんの量
相変わらず喫茶店の量じゃないよね

「お久しぶりです綾さん」

「こちらこそ那美さん。私の事覚えていらっしゃったんですね」

「私ここで臨時のバイトをしてますから」

 あぁなるほど
なのはにヒーリングをかけてくれている退魔師のお姉さん
久しぶりにお会いしたなぁ

「那美ちゃんありがとう、桃子さん感激だよ」

「忙しいときは言ってください」

「ハイこれ飲んでって~」

「いただきます」

「綾ちゃんももう少しだけお願いね~」

「良いですよ」

 それから夜も遅くなり誰も帰ってこないとは
いくら閉店作業で帰ってくるんでは

「あ~士郎さんとか来ないわよ」

「どうしてですか」

「ん~私が綾ちゃんとお話ししたかったから」

 やはりこの親にしてあの子なんだ
逆らえる気がしない

「熱いコーヒーでいいかしら」

「ありがとうございます」

 俺は一口飲んでおいしいと思った

「おやっさんもこれぐらい作れるといいんだけど」

「鳴海さんの筝?」

「あったことあるんですか?」

「以前ね、なのはが生まれた辺りぐらいから会ってないかも」

「なるほど」

「「ごめんなさい」」

 お互い示し合わせた用に謝った。

「綾ちゃんからでいいわよ、どうしてあやまったの」

「あの時大口言って結果こんな風になって」

「それは綾ちゃんのせいではないわ」

「なのはって一人なんです、友達がいないとかじゃなく」

 静かに桃子さんは聞いてくれている。

「フェイトにはテスタロッサ家がありました。はやてには騎士たちが、なのはにはもちろん私も含めてなのはの事は好きですし、ないがしろにしているわけではないのです」

「うん」

「フェイトやはやてはいい子ですでもまだ子供でそこまで気にしろっていうのには無理があります。
テスタロッサ家はやはり役職者ですから忙しくてそこまでは手が回らないと思います。
騎士たちは以前の償いということもあって中々難しい状況だったと思います。
私だけだったんです。フリーで気づいてあげれる可能性があったのは」

 顔の前で桃子さんが手をたたいた

「綾ちゃんって何様?」

「え?」

「綾ちゃんはなのはたちとはまた違う不思議な力を持っているのは知っているのでも、そこで綾ちゃんが責任を感じることはないと思うんだよね。
上手く言えないんだけど、やれることはやってくれたと私たちは思っているのよ、だから感謝すればこそ、綾ちゃんに怒るってことはないわ」

「でも・・・」

「いい綾ちゃん、それを思うのは私たちでしょ、綾ちゃんじゃないの
まぁ綾ちゃんがどう思うのかは綾ちゃんの自由、でも私達の思いを綾ちゃんが勝手に解釈はしないで欲しいかな」

「はい」

「もぅ本当になのはの言う通り」

 ???何の話だろう

「綾ちゃんは私たちにはすごくポジティブでいいこと言って守ってくれるけれど、本当はすごく心も弱くてネガティブな可愛い女の子なんだよ、お母さんお願い綾ちゃんとお話してほしいのだって」

「私は」

 ぽふっ
桃子さんが急にハグをしてくれた

「もう一人で声を殺して泣かなくてもいいのよ、もう可愛いわよね、うちにお嫁さんに来ない」

「って言うか忍さんに殺されますって」

「ん、どうして相手はなのはだけど」

「なのはは女の子です」

「140後半と160後半だから身長差もいいしね」

「桃子さん」

「なのはもモテルわよね~恭也と同じぐらいに・・・でもなのはの場合女の子が多いけど」

「仕方ないですよ、男の友達ほぼ皆無ですから」

クロノはエイミィさんがいるし、原作なにそれ、
ユーノはフィレットでしょ

「だから以前のように遊びに来てほしいのが桃子さんの本音なんだよね」

「良いんですか?」

「歓迎するわよ」

「ありがとうございます」

 俺は下を向きながら涙を流していた。
悲しいからではなくなぜか自然に落ちてくるから

「そうそう、こうも言ってたわ、「綾ちゃんは泣き虫さんだからおねがいね」と」

 なのは~

「そうそう今日綾ちゃんうちにお泊りだから~」

「なぜ」

「栞ちゃんに連絡したら不束なうちの子を末永くよろしくお願いしますって」

「はい?」

「わたしもこちらこそよろしくお願いしますって答えちゃった」

「桃子さん少し待ってくださいね」


「もしもしお母さん」

「あぁ綾か、母さんは怒られるから変わりたくないって?」

「明日には帰るから覚えて置いてって言ってもらえるお父さん」

「わかったよ、無事に帰って来いよ」

「うん」

「逃げられた」

「お茶目なお母さんね」

絶対に桃子さんに言われたくないと思う

「新しい義娘もできたし桃子さん嬉しい」

そして高町家に桃子さんと一緒に向かった。 

 

そして高町家に

 
前書き
桃子さんなのはではほとんど出番がなかったのでとらハ基準で考えました。
一人称は私だけど、遊んでいるときとか一人称桃子さんっていうんだよね。
もうすぐ40代とは思えない女性です 

 
 数か月ぶりの高町家
まるで何年も来ていなかったような感じもする。
入るのにふるえている俺がいる。
本当に大丈夫なのという気持ちがさきばしるのだが、
後ろから肩に手をかけて大丈夫だからと言ってくれている人がいる。
それに安心して一歩踏み込んだ
俺はやっと高町家の敷居に入った。
「お邪魔します」

「お久しぶり~綾ちゃん」

「美由希さん久しぶりです」

「久しぶりだな」

「はい恭也さん」

「よく来た綾君」

「一日お世話になります士郎さん」

 おいしいご飯を食べ団欒をしているときに、
いきなり士郎さんが爆弾を投げてきた。

「桃子が認めても、なのはをやることは出来ん」

「士郎さん」

「もしほしくは私と勝負しなさい、勝ったあかつきに認めてあげよう」

何この寸劇?
多分俺を気遣ってやってくれているものだと思う。
本当にありがとうございます
恥ずかしいから絶対に面と向かっては言いませんけれど

「知っての通り今の私は君と戦えるだけの余力がないから」

 なのはが生まれる前の仕事で大けがをして出来なくなったんですよね
まだ続いてたんですねこの寸劇

「恭也代理で任すぞ」

俺は恭也さんのほうを向いてお互い同じ気持ちだと感じ取り

「「遠慮します」」

「なのはのどこがダメだというのか」

「その前に同姓ですってば」

「恭ちゃんと綾ちゃん息ぴったり、恭ちゃんとくっつけば」

 いきなり恭也さんは美由希さんの頭部をアイアンクローをしでかした

「おまえそれ忍に言えるのか、この馬鹿妹弟子が」

「イタイッてばイタイ・・・・」

「それに俺には過ぎた彼女の忍がいるし第一綾ちゃんに悪いだろうか」

 いやいやこれ本気で言っているんだから怖いよな
恭也さんクラスの人に言われたら世の女性結構本気で考えると思うんだけどな
だいぶ前だったかな桃子さんに聞いたら高校の時かなり興味を持たれてたらしいけれど今の忍さんも含めて気づいてなかったそうだ。
どれだけ鈍感なんだろう

「もうお父さんの冗談には乗るくせに・・・」

「お前は言っていい冗談と悪い冗談の区別がつかないのか」

 いって恭也さんのデコピンを食らい沈没した。
すごく痛そう。現に美由希さんのおでこが赤くなっているし
デコピンって本当に赤くなるんだ

「恭也良い徹だ」

 あぁ徹込みねぇ、内部破壊のデコピン絶対に食らいたくない

「冗談はここまでで、綾君いつでも来てくれて構わないから」

「はい・・・ありがとうございます」

 深夜、士郎さんがリビングでお酒を飲んでいたので晩酌をした。

「娘に晩酌してもらうのもやっぱり夢なんだよね」

「なのはにしてもらってください」

「うん、君は気づいてないかもしれないけれど、私たちは君に感謝してるんだよ、どう思うかは知らないけどね」

・・・

「実際僕たちにはなのはを止める権利は無いのだよ」

「どういうことですか」

「僕はこんな体になってしまったが、恭也や美由希も命を無くすような特訓を受けている。それでなのはだけダメって言えないよね」

「でも」

「うん親心としてはやめて欲しい気持ちはあるよ、でも出会ってしまったからね。僕の知っている最近はあっていない友人で、次元の魔女が言うのにはね、偶然はないすべてが必然って言ってた」

「ならなのはのあのケガも必然だというんですか」

「そうなるね、悪いことは偶然で良いことは必然っていうのは虫が良すぎるとは思わないかい」

「まぁ確かに」

「実際にはそれでどう受け止めてどう行動するかが問題なんだよ」

「はい」

「だから綾君もなのはの事を受け止めつつこれからの事を考えて欲しい、もう避けたりしないでくれると私たちもうれしい」

「はい、ありがとうございます。私って幸せですよね」

「どうしてだい」

「素敵な友達、導いてくれる素敵な大人たちが多いってことは素晴らしいと思います」

「うんそうだね」

「なのは、アリサ、すずか、フェイト、はやて達、うちの両親、高町家の皆さん、ソングスクール、格闘家の皆さん、魔法関係の皆さん、おやっさんと最高の相棒のティアすごく恵まれていると思います、虐待などが多い現代でこれだけの人がいるって素晴らしい事なんだと改めて思いました。」

「もう大丈夫そうだね」

「本当にありがとうございました」

「そういえばなのはって一時帰宅になるんですよね」

「年末新年はね」

「楽しみですね」

 今までどうしても受け入れれなかったことが受け入れれそうな気がした。
ここ数ヶ月研究や鍛錬はしていても自分の力を認めてられなかった自分がいて結構なスランプ状態ともいえる月日だったのだが、士郎さんとの会話で何かが吹っ切れた気がした。
そして次の日に変化が起きたそれは久しぶりの高町家の鍛錬に参加していた時だ。
最近は御神の技を出しながら相手をしてくれている摸擬戦の最中
そう神速を掛けた美由希さんの動きが普通のスピードに見えた。
画像は白黒でびっくりしたが
間一髪美由希さんの必殺技
射抜のスピードが等身大に見えたからだ
射抜とは最速の突きを放つ超高速連続突き。
御神流の中で最長の射程距離で神速を使えばほぼ回避不可能の超高速突き技
かわすには体が追い付かないので鉄甲で当たるポイントをガード

「ストップ」

 珍しく決着もついてないのに士郎さんが中断の合図をした。

「綾君、今何をした?」

「え、何もしてないですが」

「まさか神速の射抜かわされるとは思わなかったよ~」

「私もびっくりです、今は大丈夫ですが、視界が白黒になるし、美由希さんの動きはスローモーションに見えるし」

「「「え」」」

「父さん、いや師範」

「まさか」

「どうしたんですか?」

「どうやら、綾君の視覚が神速の領域に入ったみたいだね」

「どういうことですか」

「すごい集中力で入ってしまったということだよ、神速は使用できないがきっと集中していればスピード自慢でも当てるのが難しいだろうね」

「そこまでの集中力なんだ」

「でも諸刃の剣でもある」

「どういうことですか?」

「目のほうにすごい集中しているから目の疲れがひどくなるはずなんだよ、限度超えて使用したら失明の可能性もある」

「どうしたら」

 流石に失明は困るしね

「自然に使用できるように訓練しかないだろうな」

「はい」

 でもまさかね
俺が神速の扉の一つを開くことになるとは思わなかった。

「もしかしたら神速が使用できる日が来るかもしれないがその時はできても使わないこと」

「どうしてか聞いてもいいですか」

「御神の訓練は神速を使用するための体つくりをしているんだよ、
それで使用可能ができるって言ってもいい。
もし十分に鍛えてないと足が壊れることになるだろう」

「解りました」

そうして俺は朝ごはんもいただき翠屋を手伝って帰宅した

「ただいま」

「「おかえりなさい」」

「不束な娘が帰ってきましたわお母さま」

「あれは桃子さんとのじゃれあいってわかるでしょ」

「速く嫁いでほしいみたいだし」

「そんなこと」

「しかも女性の所なんて、お母さまは私を笑いものにしたいんですね」

 芝居のかかった泣き方でお母さんに言ってみる

「だって、こっちに来たらなのはちゃんに綾ちゃんとられた感じがしたから」

「今なのはは」

「知っているよ、その前から感じてたからね」

「もう」

「どこにいても私たちの子っていうのは確かなんだし」

「は~い」

 寸劇終了。母娘のスキンシップだよな
自分の部屋に戻ろうとしたらお父さんに袖口を引っ張られた
内緒話のように耳元で

「お母さんも寂しかったんだと思うよ。
お母さんの言う通り、我が家の宝物だからね」
お母さんはきっとそこまで持ち上げてない

「うん、ありがと、私もお父さん、お母さんのこと好きだよ。部屋に戻るね」

 恥ずかしいけれどこういう事は口に出さないとね
環境が人を変えるか
こういう変化ならいいのかも 

 

一時帰宅パーティ

 
前書き
暗い話終了
6部終了です 

 
 今日は数か月ぶりになのはが高町家に帰ってくる日
退院じゃないけれど、きっとみんなが望んでいたことだと思う。
今俺は、緑屋でスタンバっている。
会いたい気持ちはみんなあるけれど、高町家に紛れて俺だけ会いに行くのもね
だって俺のほかにも
ここにはアリサ、すずか、フェイト、はやて、騎士達、ユーノ、忍さん、ノエルさんとファリン。
花見の時に知り合った那美さん病院の先生でもあるフィリス先生
今日初めて会った城島 晶さんとレンさん事、鳳 蓮飛(フォウ レンフェイ)さん
以前のチーフの一人松尾さんが集まっていた。
クロノたちはお仕事で来れないみたい。
大晦日なのに仕事ってワーカーフォリックとしか言えないよね。

 気配を感じ、高町家の皆さんが明ける前に扉を開けて、
なのはが中に入ると
クラッカーが鳴り響きみんなで
「なのはちゃん一時帰宅おめでとう」
なのはは少し下を向いて顔を赤くしながら

「みんなありがとう」

「「なのちゃん」」

「うそ!晶ちゃんレンちゃん来てくれたの」

「もちろんなぁかめ」

「そりゃそうやさる、妹だと思っているなのちゃんのおめでたい日に来ないなんなんてないですよ」

「ありがと~あっはやてちゃ~ん」

「なに、なのはちゃん」

「もう知ってるかもしれないけど、こちら晶ちゃんとレンちゃん」

「挨拶はさせてもろうたよ」

「2人とも料理とても上手だから話が合うかも」

「はやて~この料理ギガうめえぞ」

「それうちらが作った料理や」

「あ、那美さんヒーリングとかありがとうございました。」

「うん、あまり役には立たなかったかもしれないけれど」

「ううん、本当に助かりました」

 なのはは一人ひとりきちんとあいさつ回りをしていった。
会場内は久しぶりに笑顔が戻った感じだった。
やっぱりなのははひまわりなのかな
いるだけでみんなが笑顔になれる
太陽みたいな存在。
どうも俺はこういう場所が苦手らしく気配を消してカウンターで一人で飲んで食べていた。
そういえばあの時の花見も一人でいたか
会場の温かい騒音をBGMにしてゆったりしている。

「み~つけた」

 振り向くと車いすに座っているなのはがいた

「それだと隠れているって思われるよ」

「それに、気配消していたよね」

「ん~気のせいじゃない。おかえりなさい」

「ん、ただいま」

「ずっと話してばかりでしょ」

 俺はカウンターに入ってなのはにオレンジジュースを出す。

「にゃはは~なんだか綾ちゃん店員さんだね」

「臨時アルバイトですから」

「そっか、緑屋に来てくれたんだね」

「つい最近ね。誰かが根回ししてくれたから」

「もうそんな皮肉言わないでよ」

「ごめんね、でもありがとう」

俺はまた元の席に座り

「退院予定っていつになるの」

「うん、2月ぐらいかな」

「そっか、進級には間に合いそうだね」

「うん」

「臨海学校には行けなかったけれど修学旅行には間に合いそうじゃない」

 なぜかここの学校修学旅行2月後半になっている
みんなは卒業旅行って言っているけれど・・・
普通1学期になかったっけ、そのおかげでなのはも参加できるから良いんだけどね

「でも、ケガしてなくても行けなかったかも」

「でもみんなと思い出作りたいから、修学旅行には出て欲しいかな」

「うん」

「約束」

「うん約束だね」

「私ばかり占領してたら悪いかな」

「気にしすぎだよ」

離している最中に緑屋の扉が開かれた

「すみません今日貸し切り・・・・」

 桃子さんが店のドアに向かった瞬間話が驚いた表情で見ていた。

「ももこ~」

「フィアッセ~」

 金髪の女性と青髪の女性、亜麻色の女性が緑屋に入ってきた
3人の世界的歌姫が来た。
金髪の女性は光の歌姫でもありクリステラソングスクールの校長
フィアッセ・クリステラ
青髪の女性は若き天才と言われているアイリーン・ノア
亜麻色の女性は天使のソプラノ 椎名 ゆうひ 芸名シーナ

「「みんな久しぶり~」」

「あぁフィアッセそれにお久しぶりですゆうひさん、アイリーンさん」

「ひさしぶりやな~恭也君」

「久しぶり恭也」

「どうなされたんですか?」

「そんなん決まってるやん、なのはちゃんの一時帰宅って聞いてきたんや」

 なのはが車いすでみんなの所に行き

「ありがとうございます、フィアッセさん、ゆうひさん、アイリーンさん」

 しまった聞きそびれた。まぁいいや
フィアッセさんがこちらに気付いてきてくれたので俺はカウンターに行き飲み物を出した

「綾ちゃん久しぶり」

「フィアッセ義姉ちゃん久しぶり、どうぞ」

「変わらないよね、うんありがとう」

「どうしたんですか、3人とも忙しいでしょ」

「そうなんだけどね。なのはが一時帰宅って聞いてきちゃった」

「お仕事は?ガードのエリスさんは?」

「イリアに任せちゃった。エリス置いてきちゃった。」

 テヘ笑いしても俺は知りません。
帰ったら怒られてくださいね

「すごい人数になったよね」

「それだけなのはが心配だったんだよ、元気になって私もうれしい」

なぜか終盤カラオケ大会になって

「えっとフェイトちゃんでよかった」

「あ、はいフィアッセさん」

「うちの学校に来る気ありませんか」

そりゃ目に留まるわな。フェイトは闇の書事件終了の次の年
花見の席でカラオケをしてくれた時にこんなに歌が上手い人いるんだと思ったっけ
その時フィアッセさんとか知らなかったし
お声かかるわなぁ

「歌は好き?」

「歌は好きです。でもごめんなさい」

「謝ることなんてないよ」

「私やりたいことがありますから・・・」

「そっか、うんやりたいことをやるのが一番いいよ、がんばって」

「はい」

「ねぇここで一緒に歌わない」

「良いんですか、プロの方と一緒に」

「歌が好きならプロもアマも関係ないよ」

「うちも歌う」
 シーナさんも話を聞いて飛び込み参加
光の歌姫、天使のソプラノ、 フェイトを入れてカルテットってどんだけ贅沢な。途中からフィアッセさんがなのはに向かって
「ほらなのはも来て」

「わ・私も~」

「主役がそこにいたらだめ」

 アイリーンさんが車いすを押して

「一緒に歌おう」

「はい」

そしてみんなで歌ったりした
こんな平和な日がずっと続けばいいなぁと本当に思った

 夜も遅くなってお片付け中に

「恭也さんどこか行くんですか」
 恭也さんは子供たちが残っているのをみて

「なまはげ狩りだな」

 いやいやなまはげっていつからここ北陸になったんだ。

「「なまはげ・・・?」」

 なのはとフェイトがくらいついたな
まぁなまはげなんてこっちでは聞かないからなぁ
俺が子供の時はよく聞いていたんだけどな

「ああこの季節・・・特に大晦日はなまはげが多いんで、退治しないといけないらしく」

「「・・・そうなんだ・・・」」

「恭也さん?」

「わりと動きが素早いので、結構大変だ」

「そっか・・・たいへんだね」

「命がけだ」

「恭也さんが命がけってやはりこの世界って格闘が強い人が多いんですね」

「だな、恭也が苦戦するなんてぜって~そいつら強敵だな」

「そうだねヴィータ」

 フェイト、ヴィータそれは違う。
アリサ、すずか、はやて知っているんなら止めろよ
なのは達本気で信じてるよ

「あー・・・なのは・・・おにーちゃん、うそついてるからね」

ナイス美由希さん

「そうなの?」

「・・・えーと・・・なまはげについては、あとで説明したげる」

「・・・・・・ほんとは、八束神社の手伝いだ」

「うう、おにーちゃん・・・うそつきさんはいけないと思います!」

「ちなみに、なまはげは秋田地方の伝承だ。
恐ろしい姿で現れ、子供を寝かしつける夜の来訪者で…。
プレゼントをくれず、教育に厳しく夢のないサンタクロースといったところだろうか。」

 その説明もなんだろうと思いますよ

「みなさん今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。良いお年を」
 

 

大晦日

 
前書き
100話達成というわけで、めでたいということで正月です。
何気ない日常って大切ですよね
次期はずれてますが、とらハDVD版の全員集合お正月を少しだけ入れました。 

 
 ただいま大晦日晩

 なのはの帰宅パーティも終わり、帰ってきてからお母さんの手伝い
いつも思うのだが、おせち料理の準備は大変
海鳴に来てから結構料理の手伝いをさせられている感じがする
もしかして花嫁修業?
確かこれって正月ぐらいは主婦業を求刑させようって意味合いがあった記憶もあるけれど、4段重ねの重箱だし、大晦日には掃除や年越しそばとかあるから、こっちの方が大変なんじゃっと突っ込みを入れたくなる。

「お母さんこんな感じで良いかな」

「うん、よくできてるよ」

 これも母娘の団欒なのかな
フィアッセさんの事件、なのはの事故を経て思うのは、この何気ない日常を護りたいという気持ちは日々高くなっている。
でもやはり、自分の事は話せないかな
この両親に全部話しても受け止めてくれる自信はあるけれど、でも万が一拒否られたらっていう恐怖感もある。だから叶うのなら今はまだこのままでと思いながらお手伝いをやっている。

 TVを見ながら親と団欒をしていた時に俺は飲んでいたものを吐き出しそうになってしまった。

「綾ちゃんどうしたの? 大丈夫?」

「う・うん大丈夫、TVに恭也さん達が出ててびっくりしただけ」

「あぁ出ていたな、ドラム缶を切るなんてすごいよ。あれは魔法か何かかい?」

「お父さん、魔法使いはなのはだけだよ。士郎さんが古流剣術の師範みたいな感じで恭也さんと美由希さんはそれを学んでいるだけだよ。だからあれは剣術だと思う」

 今現在TVでは八束神社の現地レポが写っていた。
特に今年は人だかりが多いらしくて、恭也さん達も予定の時間より早く現地入りをしたみたいなんだけどそこまでは良いんだよ
なぜドラム缶やアルミ缶を切っているの?
しかも奥義まで使用して
不思議

 先ほどのパーティで不思議な食事も聞いた。
数年前なんだが高町家の年越しそばは2種類あって
一つは普通のお蕎麦これは良いけれど、もう一つはたまごと野菜入り鶏だし豆板醤そば
もうね、カルチャーショックって感じ
年越しそばが辛いんです。
評判はすごくよく美味しいらしい、今度レシピ聴いて作ってあげるのも良いかなと思っている。

 大晦日はゆっくりと家で家族と団欒

「綾ちゃんはいかなくてもいいの?」

「ほら私まだ小学生だし、深夜はね。
なのは達も出てないよ、あそこにいるのはみんな大人組だから」

「でも行きたそうだったから」

「二年参りってやったことないしね、それに今は家族と一緒にまったりするのが良いかなって」

「お父さんは嬉しそうだけどね」

 キッチンから見えるお父さんは機嫌は良さそう

「お母さんがいつもいるからでしょ」

「否定はしぁない、でもやっぱり綾ちゃんが家にいると嬉しいものよ」

「そうなの」

「やっぱり女の子は嫁ぎに行くからね」

「婿養子って線もあるよ」

「綾ちゃんは考えてるの?」

「まだ小学生だってば!!」

「私の感だけど、早く親離れして、社会に出ていきそうな感じがするから」

「ん~なのは達はあっちの世界で考えてるみたいだけどね。私はこの年齢で楽しめるのならこの年齢で楽しめれることしたいし、
背伸びをする必要はないかなって思ってるよ」

「そお」

 そんなことを話ながら、除夜の鐘が鳴り響き、今年の終わりを迎える
本当に今年も色々あったなぁと再確認
やはりここ数年で何を護りたいのか考えさせられる期間だったのかもしれない。
明日は朝から初詣 

 

初詣

 新年早々親からお年玉を頂き外に出かけようとしたら、止められた。
凄く嫌な気がする。
今に行ったら大きい黒字の花柄模様の布がびっしり・・・
もしかして・・・

「綾ちゃんに似合うと思って着物買っちゃった」

「お母さんじゃなく」

「私だったら着てから呼ぶでしょ」

「もしかして」

「うん、もしかしなくても着てもらうわよ」

「今から?」

「今からは無理」

「何故?」

「それは私がいるからよ~」

「杉本さん!!」

「お久しぶりねぇ綾ちゃん」

 気が抜いていた。気配を察知していなかった。
何故ここに杉本さんが・・・

「そりゃ、綾ちゃんの髪をセットしに来たからよ」

 思考を読まないでください

「昨日から早朝にかけてお店の方忙しかったんじゃ」

「万葉ちゃん含めてスタッフ優秀ですからぁ」

「オーナーが来ていていいの」

「昔からごひいきにしてもらっている栞ちゃんのお願いで綾ちゃんの髪の毛のセットって聞いたらねぇ。風都からでも来ちゃうわよ」

「作用で」

「結うのも考えたのだけどね~
これだけ長いとシンプルに自然な感じが良いわね
着物も黒生地だから。そうしましょ」

 まさか家の鏡台でやってしまうなんて思わなかった。
流石元女優
簡易的なものは家にあるらしい
枝毛を切ったり、きちんと整えたりして
完成が
前髪をぱっつんシャギーにして後ろはウォーターフォール気味の感じで終了

「相変わらず、器用ですね」

「せっかくの銀髪に日本人離れの容姿だから、あちらのお姫様が着物をっイメージでやってみたの」

「ありがとうございます」

「栞ちゃん。いかがかしら」

 栞ちゃんとは俺のお母さんなのだが、呼ばれてすぐに飛んでくるみたいに来た。

「ん~いい感じね。さすが杉本さん。着付けは・・・」

「私やっちゃうわよ」

「はい?」

 お母さんじゃなく俺が声を上げた。
何故?

「大丈夫よ。これでもしっかり学んで上手いんだから」

 普通異性の着付けはやらないのでは?

「大丈夫、安心して途中までは栞ちゃんがやるから」

「だから思考を読まないでっば」

 そんなこんなで1時間とちょっとかかって今日の着せ替え人形は終了。
予定より遅れているのに

「綾ちゃん行ってらっしゃい」

「う~急がないといけなくなったよ」

「その格好で走らないでね。前がはだけるから」

「了解」

 着物は内股歩きというけれどそんなことは無く、歩く際小幅になりやすいだけだったりする。

 結構な時間をかけやっと八束神社に到着した。

「遅れて・・・」

 5人の艶やかな着物姿を見て俺の思考は旧ストップをしてしまった。

「綾、遅いってば」

「アリサちゃん、綾ちゃん歩いてきたみたいだし」

「あれどうしたのよ」

「凄い、皆が天女か何かに見えただけ」

「どうしたのよ頭でも打った」

「新年早々厳しくないアリサ」

「でも綾ちゃんの口からそんな風に言われると私でもそう思うわ」

「はやてまでヒド、王様、おつきの人達は?」

「綾ちゃんまでひどいやん。みんなは家にいるよ。何だか私たちに気を使ってくれたみたい」

「そっか、フェイトはどう?」

「うん、着物って言うんだね。綺麗な模様で綺麗だけど、ちょっと恥ずかしい」

「すずかも紫の生地に落ち着いていて似合ってる」

「ありがとう」

「なのはも綺麗だよ」

「にはは、なんだか恥ずかしいよ。綾ちゃんも似合ってる」

「ありがとう」

「所でなんで遅れたの?」

「あぁ、私としてはいつもの格好で出ようとしたらお母さんにつかまってね」

 俺は内容を詳しくみんなに伝えたら、杉本さんの美容室結構有名らしい
予約でなかなか取れないのも有名
ただの変態おかまやろうではなかったらしい
あそこの夫婦喧嘩は見もの
え、基本漫才だから
最終的に杉本さんが誤って終了なんだけど

 そんな俺たちは境内に入り恭也さんとも合流

「みましたよ」

「なにがだ」

「ドラム缶切りTVで放送してました。」

「そうか」

「良いんですが、奥義なんて」

「あまりよくはないが、灰皿を作るためにな」

 灰皿作るのに奥義って先祖が泣くんじゃないだろうが
レンさんと晶さんが羽子板を買ったみたいでみんなはそちらの方に行くみたい
俺は拒否をした。
俺が全開でやったら優勝間違いなしだし、なのははそれを見学するみたい
きっと最下位争いははやてかアリサで
それ以外はいい勝負をするんだろうなぁ
でも二人とも変わるものだ
原作ではコンマイ感じだったのにでも二人の関係は変わらずッテ所か
俺はというと挨拶参りしに行こうかなっと
ちなみにおみくじは小吉だった。
大経だったのは恭也さんと奈美さん、アリサがそうだった。
アリサはふんがーっていう感じな勢いだったけれど
大吉はレンさんとはやてだった。

 あれは驚いた。
おみくじを引こうとした瞬間おれは躊躇したから
見た目はキツネのコスプレをした少女なのだが、魔物を見てしまった。
殺気を出そうとした瞬間になのはに注意を受けたりした。
私の友達をいじめないでって
そこで俺自身また思い出した。
そうだ久遠っていって妖狐で大妖怪だったっけ
その力は天候支配、夢映しなど多彩な能力を持ち
人外魔境でもあるとらハ世界でも最強の生物
夜の一族もいるんだから妖怪もいて当たり前
こんな可愛い生き物を忘れていたなんて

 ここ数年で分かった事なのだが
はじめにいた都市 風都の関係は意外と覚えているのだが
こちらに来てから、かかわりあわないと完全に覚えていないことが多い
反対に生前の記憶内にあるのは多分リアルでこの世界に現れない可能性が高いって事
とらハでもそう
会って関係が出来るまでフィアッセさんの事全く覚えていなかったり
変な改ざんが出来ない使用なのかはわからないけれど
多分俺がこの世界の住人だから未来の事を知らないようにしている
神のやさしさなのかもしれない

 そんな思いを抱き、あいさつ回りに向かった。
 
 

 
後書き
なのは達の着物はブレイブドゥエルのカード参照
2015年新春初詣スタイル
とらハ組はとらいあんハートDVD とらハ3外伝 お正月だよ全員集合参照です 

 

正月にはあいさつ回り

 こんな格好をしているからか
挨拶参りはしっかりしようかなっと思っての散歩
風都まではちょっと遠いから行かないけれど、
転移魔法使えば済む話なのだが、ミッドチルダ式の魔法だから探知されると面倒な話になる。
みんなはなのはを抜かした小学生組とレンさんと晶さんは羽板をするらしい
なのはは途中から忍さんが参加するゲーム大会を見に行くって言っていた
久しぶりに俺だけ一人たまにはいいと感じた。

 一応リンディさんやクロノたちがいるって言ってもここ管理外世界
そんな世界で魔法を使用する場合、きちんとした許可が本来必要らしい
俺の基本の呪文は流れが違うからまだいいけれど、この呪文はフェイトから教えてもらった呪文だから使うのはなぁ
俺の持っている瞬間移動はその場所を思い浮かべての呪文
万が一ミスったら空の上でしたとか、地面の下でしたとか
本当に昔はやった3DダンジョンRPGみたいになる可能性が・・・
言っても行先は病院か高町家ぐらいしか行く場所がない。
バニングス家には親と一緒に行く予定だし、月村家ってどうなんだろう?
忍さんは知っているけれど、後は?

 話によるとお医者様は年中無休らしい
もちろん通院とかは休みらしいけれど
一応先日恭也さんを通して許可は得た
行先は海鳴総合病院

 正月だろうと関係なしに出勤とは本当に医者には頭が下がると思う。
フィリスさんの部屋をノックをしたと同時に声が聞こえる。
「どうぞ」

「お邪魔します。あけましておめでとうございます」

「はい、あけましておめでとうございます」

 フィリスさんは先生と言われなければ見た目中学生でも通る容姿だが、凄腕のカウンセラーと遺伝子工学の先生だったりするんだけど、整体もすごくうまくて俺自身もすごくお世話になっている先生。

「お邪魔でしたか?」

 いつもは一人でいることが多く冬はココアをよく飲んでたりするんだが、今日は俺を抜かして3人目の銀髪の女性がタバコに火をつけフィアッセさんに怒られていた。

「あぁあけましておめでとう。あぁ自己紹介がまだだったよねぇ。
僕の名前はリスティ・槇原そこにいるフィリスの姉だ」

 そういえばとらハ3のヒロインでいた。

「こんにちはリスティさん。私の・・・」

「南條綾ちゃんだろ、最近フィリスからよく聞く名前・・・」

「もうリスティ、言わない約束でしょ。それにここは病院なんですから本当にタバコはやめてって言っているでしょう」

「本気でつけるわけないだろうに、恭也の所でも訓練しているって聞いてね。一回会いたいと思っていたところなんだよ」

「恭也さんの知り合いって・・・フィリス先生が高町家の主治医なら知合いですよね。でもお医者さんではないですよね」

「良く分かったね」

「雰囲気がお医者さんではなく・・・危険に身を置いて居る人ですよね」

「いい感をしているね、そうだ綾ちゃんはなんでここに?」

「そうだ、いつもお世話になっているから、これを」

 俺はフィリスさんに紙袋を渡した。

「そんな気を使わなくてもいいのに」

 フィリスさんは中身を見ても良いと言ってきたので喜ぶと嬉しいのですかと言いながらどうぞといった。
中身を見たらすごくうれしそうな顔をして向けてくれた。

「綾ちゃん本当にいいの?」

「いつもココアを飲んでいるから好きなんだろうなっと思って、感謝の気持ちです」

「おっゴディバのココアじゃないか、本当にいい観察眼だ、フィリスはココアが大好きでね。甘いのも好きなんだが、まぁだから幼児体型のまま・・・」

「リスティ、本当にそんな事言うともうお金を貸してあげませんからね」

「O・K、O・K、冗談だろリスティ」

 そのやり取りを見て俺は失礼だとは思ったのだが、笑ってしまった。

「もう、綾ちゃんにも笑われて、もうリスティ」

「おっと、それは理不尽だと思うのだが」

 リスティさんはおどけていても、全く隙が無く
恭也さんやおやっさんと同じ、そして警防隊のような空気を持っている。

「あぁそうだ、綾ちゃん今度うちに遊びに来るといいよ、那美たちも喜ぶ」

「?」

 なんでそこで神咲さんが?

「あぁ僕は那美と同じ寮で暮らしているんだよ」

 いうことはさざなみ女子寮、確かあそこは・・・

「でも私は・・」

「君は男の子かい」

「いえ、見ての通りですが」

「なら問題はない、女子寮だからね、君が女の子なら全くの問題は無しってことだ」

「そうですが・・・」

「なら来たまえ」

「もう、リスティ、強要したらダメでしょうに」

「来てくれると喜ぶやつらも多いから、頼むよ」

「それなら」

「よし、フィリス用意はできたのかい」

「もう、リスティのせいではかどってないの知っているでしょう」

「どこかに行く予定だったの?」

「そうそう、フィリスと一緒に初詣にと誘ったんだけどね、PCの設定が上手くいかなくて、僕はPCは逃げないから、初詣が終わったら直せばいいといったんだけどね…」

「気になって仕方ないでしょ」

「フィリス先生それって、見られて困るものですか?」

「これは大丈夫ですが?」

「少し見させてもらっても良い?」

「えぇ」

 俺はフィリス先生に席を譲ってもらい、ラップトップを貸してもらい作業を開始する。
ラップトップとはノートPCの事なのだが、ちょっと厄介なことになっている。

「最近業者が入りましたか?」

「ええ」

「その時少し席外したりは」

「少し呼ばれて、5分ぐらいだったかな」

「そうですか、その後で社業は」

「いいえ、幸いにもPCを使うことがなく、今日はまとめようと思って」

「綾ちゃん、なぜそんなことを聞くんだい、もしかして」

「えぇ、ウイルスですね、それとハッキング型かも」

「なぜ、私の、考える必要はないですね」

「えぇ、整体は趣味でと思いますがフィリス先生の専門はカウンセリングと遺伝子工学、そしてこの病院は世界でもトップクラスの遺伝子工学の権威でもあります」

 俺はPCのキーボードを高速で捜査をしながら話をしだす。
その後30分ぐらいで作業を終了

「これで終了、リスティさんか、フィリス先生いらないUSBありますか?」

「あぁこれを使うといい」

「これをコピーをして、リスティさんこれを」

「助かるよ、専門に渡して調べてもらうよ」

「そうしてください」

「今日のお礼もしたい、ぜひ来てくれ」

「美味しいご飯が出るのなら」

「Yes、耕助のご飯はおいしいから絶対に気にいると思うよ。」

「あまり断るのも失礼だから御呼ばれします」

「あぁ、後これありがとう」

「ここ数ヶ月PC関連の事ばかりやってたので無駄にそれの知識が多くなってお役に立ててよかったです。」

「男だったら、フィリスに・・・おおっと僕は今からこいつを私に行ってくるよ。フィリスまた後で」

「もう・・・うんリスティあとでね」

「私もこれで」

「綾ちゃんこれありがとう」

「いえ、いつも整体をしてくれている感謝です。今年もよろしくお願いします」

「こちらこそ」

 そうして俺は海鳴総合病院を後にしたのだが、さざなみ女子寮
思い出せなかった自分を恨みそうになったのはこれから少し後の話だったりする。

 

 

ご光来と帰郷

 俺はそのまま帰らずにもう一度八束神社に向かう途中
TVの生公開ロケがやっていたけれど、すぐに移動
チラッと見たけれど、見ているだけで気持ち悪くなりそう
番組名は爆食大王
女性のみの大食い選手権
もうあれ食べてるんじゃなく飲み込んでいる感じ
でも約2名きちんと食べながら戦っている若い2人がいるけれど
こちらが胃もたれしそうな感じ
すぐさまここから目的地に移動っと

 神社も初詣ラッシュは落ち着いてきている感じで少しずつだけど人がまばらになっていた。
動物の疲れたような鳴き声が聞こえてきたのでそちらの方に向かったら、おみくじ売り場の陰で狐モードの久遠がうつぶせで、ぐったりしていた。

「久遠お疲れ様」

「くぅん・・・」

 神社の裏では那美さんのお姉さんの薫さんがこの日の為に実家から手伝いに来ていた。
その薫さんが撤収支持をしている。

「あ・・・綾ちゃん」

 神社の方から那美さんが声をかけてくれた。

「あ、お疲れ様です。もう、ほとんど終わりみたいですね」

「はい・・・おかげさまで」

 手伝いに来たつもりだったのだが少し遅かったようだ。

「ようやく、休めますね」

「あはは・・・、今夜は早めに休んで・・・明朝、海に日の出をに見に行こうかな、、って思ってます」

「日の出?」

 普通1月1日に見るものだよね
多分・・・

「はい・・・ほら、今年の初日の出の時間にずいぶん曇ってましたし」

 たしかに、昼頃から晴れてきたって感じだったような

「海辺で、日の出をとてもきれいにみられるところがあるんです。
初日の出じゃないけれど、今年最初の綺麗な日の出・・・見たいなって思いまして、あ・・・良かったら、一緒にいかがですか?」

「いいの?」

「是非、恭也さんや美由希さん、みんなも一緒に来ますから」

「お願いします」

 薫さんと美由希さんぐらいの年の女性が何やら話してはいるけれど、関係なしだからまあいい、詳しい時間を聞いて俺は高町家に戻った。

 高町家に行ったらもう夕方ということもあって片づけられていた。
「お邪魔します」

「遅い、どこまで行っているわけ?」

「ちょっと新年のあいさつがてらね、アリサ何かあったの?」

「ちょっと羽子板でね」

「誰か勝ったの?」

「ノーカンよ」

「?」

「中盤から格闘っていうか殺人羽子板かしてきてね。私は早々に降りたわよ」


「ふ~ん」

「すずかとフェイト、晶さんとレンさんが最後まで残ってたわよ。私とはやてはそれをゆっくりね。その後はみんなで爆食大王を見て解散よ」

「アリサは待っててくれたんだ」

「別に、手伝いとかあったしね」

 玄関口で話していたらちょうど、なのはとフェイトも帰ってきた。

「ただいま~」

「おじゃまします」

「「おかえり」」

「綾ちゃんとアリサちゃん玄関で何してるの?」

「丁度私が様子を見に此処に来たらアリサが出迎えてくれて、なのはが帰ってきたの」

「そっか」

「あれフェイト帰ったって聞いたけど」

「うん、途中で商店街の所でなのはと合ってまた来ちゃった」

「なんかね、明日の早朝初日の出を見に行くプランがあるらしいから詳しい事は恭也さんに聞いて」

「あれ、お兄ちゃんまだ帰ってきてないの?」

「みたいだね」

「内容もわかったし、いったん帰るね」

 俺はそのまま高町家を出て家路に向かった。
いつも通りのゆったりとした時間が流れて行った。

 眠い
朝5:45海鳴の臨海公園に来ていた。
明け方の臨海公園は叩きつけるような潮風が吹き荒れている。
なんでこんなに早いんだろ
早くても6:40ぐらいだよね
一時間前に集合って、すごく寒いから体温調節の呪文を使い到着した。
ここに集まったのは、
恭也さん、なのは、レンさん、晶さん
忍さん、すずか、ノエルさん、ファリン
那美さん、久遠、俺
はやてたちは新年早々仕事があるらしく本局に行かないといけないらしくダメらしい
フェイトもリンディさんの所
アリサは新年の旅行ってことで不参加
俺が一番遅く着たみたいでなのはが声をかけてくれた。

 みんなとても寒そうだね
那美さんが久遠を抱いて震えてるけれど、久遠抱いてるから温かいのではないと思ったけれど突っ込みを入れなかった。
皆さん寒いとか言っているけれど、仕方ないよね

「ねえ綾ちゃん」

「なにすずか?」

「どうして綾ちゃんだけ平気そうにしているのかな?」

「何の事すずか?」

 隙をついてすずかが抱き着いてきたからビックリ!!

「やっぱり」

「な・なに?」

「魔法を使ってるよね」

「だって寒いから…」

「はああ・・・こ、こごえるぅぅぅ」

 なのはのかわいらしい悲鳴が聞こえてきて周囲を見ると皆さん寒そう
平気そうにしてるの恭也さんとノエルさんとすずかしかいないじゃん。

「すずか寒くないの?」

「もちろん寒いよ、寒いって言ってどうにかなるものじゃないし」

「はぁさようで」

「だ、大丈夫か」

「・・・へ、へ・・・平気・・・・!!」

 恭也さんが心配そうになのはに声をかけているけれど全然平気そうに聞こえない返事が返ってきた。
魔法使いなんだから何とかしたらいいのに、なんでしないのかね
後日ティアに聞いたら基本そんな呪文は出回ってないそうで
それを聞いてあんなに早く魔砲を組めれるんなら作ればいいのにっておもったけれど

 向こうではレンさんと晶さんがリボビタンAのCMよろしくファイト一発なんてやってるし

「風が強いから・・・本当に寒いですね・・・」

「あ、あはは・・・でも、ここ・・・日の出が一番きれいに見える場所なんですよ」

 美由希さんと那美さんがそのような会話が聞こえてくる

「・・・で、でも、寒すぎ・・・みんな取りあえず車に避難っ」

 流石忍さん行動が速い

「忍さん」

「・・・な・・・なに?」

「車いかなくて良いいいです」

「な・・・なん・・・あれ」

「流石に病み上がりのなのはに無理させたくないのでここ一面だけ温かくしました。」

「綾ちゃん、これってあの時の?」

「うん、床春だよ、日の出が上がってきたらと来ますから、皆さんくつろいでいてください」

 俺はそれ以外に誤認呪文もかけておいた。

「・・・はぁ・・・あ、あったかい・・・」

 那美さんがそんな感想をしてくれたので大満足

「なのは?」

「何お姉ちゃん?」

「なのはもこんな事出来るの?」

「無理だよ~、あんな風にできるの綾ちゃんだけ、クロノ君とかリンディさんなら出来るかもしれないけれど、でも多分無理だと思う」

「そっか」

「東の空が少しずつ明るくなっています」

「ノエルさんありがとう」

「綾様どういたしまして」

 今日は快晴、水平線まできれいに腫れて
ゆっくり…ゆっくり、日が昇っていく。
みんなはそれぞれに日の出を眺めて。感嘆の声を出していた。
今年最初に眺める・・・水平線から昇る太陽。
みんなに日が当たり
日の出もきれいだし、このような平和な感じもやっぱりいいものだと再確認してしまった。

「せっかくだからみんなで写真を撮ろう」

 俺はスマホを取り出しみんなで記念写真を始めた。
フィアッセさん達も一緒に来られたらよかったのに、本当に忙しい中、なのはの帰宅パーティに来てくれたみたいなんだよね。
あの後すぐに各々のお仕事場に直行
今どこにいるのかは知らないんだけど

 そして・・・しばらく眺めているうちに太陽はもう高く昇り・・・いつもの朝がやってきた。

 なのはやすずかは少し眠そうにしていた。
その時急にスマホのコールが鳴った。

「あ・・・携帯・・・恭ちゃんじゃない?」

「ああ、俺だ・・・誰だ、こんな時間に」

 恭也さんまだスマホじゃなくガラケーだったりするんだよね。
どうせ電話しか使わないからという事らしい恭也さんらしいと言えばそうなんだけどね。
どうやらフィアッセさんらしい

「フィアンセ、戻ってくるの」

「うう、じゃ、寝るのやめ」

 美由希さんもなのはもすごくうれしそうだ
一昨日あったばかりだけど、会える時にやはり会いたいと思えるしね

 当たり前の朝・・・当たり前の日常
だけど、嬉しい事や楽しい事があって、
悲しいことも、辛いことも・・・きっと少しはあって
変わっていくもの・・・変わらないもの
大切なものは、いくつもあって、
帰りたい場所があって、会いたいと思う人がいる
きっと、それが一番、幸せな事だと最近俺はそう感じ始めていた。

「フィアッセお姉ちゃんにお昼ぐらいに行くって言ってもらっていいですか?」

「綾ちゃんそれまだやってたのか」

「もちろんですよ。尊敬してますから」

「ん、言っておくよ」

 それからうちに帰りのんびりして、フィアッセさんに会い、
シーナさんやフィリス先生たちも高町家に来ていて本当にこの家は穏やかになれる場所なんだなぁって改めて思った。
この人たちとともに歩み、手の届く限り守っていきたい日常だと再確認した新年だった。


 

 

あれから

 俺たちも小学生が終わり、等々中学生
大人モードの身長より超えてしまった。
大人モード170CMだったのに今現在178CM
アンディより身長が大きくなった有様
幸いジョー兄よりは小さいけれど
やはり急成長したのは、
ご厚意で御神の練習参加もさせてもらっているからかな。
門下生じゃないので技は使えませんが、
あの春の合宿は死ぬかと思った。
摸擬戦で4,5時間って何?
改めて体力お化けって言うのを知った経験だったかな

「魔法少女 リリカルなのはエトランゼ 始まります」
  
 あのなのはの事件から少しだけ時がたち
去年もエルトリアの事件などがあったけれど、
俺たちは無事に中学生になった。。
なのはも不屈の精神とみんなの助けがあり、
なんと完全に元の生活に戻ったのはいいのだがやはりなのはは魔法の事を捨てきれずにかかわっていた。。
去年あれだけの立ち回りしたしなぁ


「ちょっと綾まだ落ち込んでるの?」 

「そりゃアリサ、私身長170ぐらいで止まると思っていたら180近くだよ」

 生前の身長よりデカくなるってそりゃ落ち込むって
女の子って基本身長低いと思ってたしって言うとアリサ当たりが

「綾ってばそんな偏見もってたの?」とか言われそう。

「はやてなんて私から見たら小学生の身長って感じだよ」

「綾ちゃんがでかくなりすぎや」

「まぁ、そのおかげで私とKOFの綾が同一人物ってわからないけどね」

 俺たち仲良し6人は入学式が終わり、
緑屋のいつもの席に座っていた。
一応会話の誤認魔法もかけてから

「なのは本気なの?」

「わぁ唐突に会話を変えたけど、なにが?」

「聞いたよ、管理局の教導入りするって、
フェイトは執務官ではやては上級キャリアだったっけ?」

「「「うん」」」

「アリサ、すずかどう思う」

「日本の中学1年生じゃないわね」

「まるで飛び級って感じよね」

「仕事なんていつでもできるのに、なんでこの年から仕事をしたいのかねぇ」

「ちょ、ちょっと綾、あまり大声で魔法関係のこと言ったらだめだよ」

 フェイト執務官目指すのなら気づいてよ。
本当にこのおっとりお嬢様は普段はポンコツ気味なのにスイッチが入ると凄腕なんだから信じられねえ

「フェイトちゃん、綾ちゃんが何もやらずにこの話するわけないよ、
どうせ誤認呪文掛けてるんでしょ」

「さすがなのは気づいてた」

「だって露骨すぎだよ」

「去年だって私が手回ししなきぇりゃみんな修学旅行行けなかったんだよ」

 俺自身生前学校行事をさぼっていたので大人になったときになんでいかなかったのだろうと後悔したことがある。
高校、大学はいつでも行けるが、小、中はそうはいかないのに

「それ聞いた時はさすがの私も呆れたわよ、なのは、フェイト、はやて」

「うん、私たちと思い出作りたくないのかなって」

「「「ごめんなさい」」」

「私はアリさやすずかと違っていい女じゃないから3人のやりたいことを100%応援なんてできない」

「言ってもなぁ綾ちゃん私は夜天の書の主として」

「そんなの一生ものでしょ、少しの間だったら大丈夫だよ、それとも私たちの為に少しの時間も取ってくれないなんて、そしてフェイトもみんながミッドの人間ていう理由は聞かないよ、リンディさんそれ聞いて本当に悲しんでたんだから」

「あう・・あう」

「は~フェイトとはやての言い分は知ってるし、まぁ環境や事情だから仕方ないかもしれない、なのはは本気で戻るの?」

「うん、私は空を飛びたい、そして私が伝えれることを伝えたいんだぁ」

「はぁ~恭也さんの妹だよね」

「なんでそこにお兄ちゃんが?」

「恭也さん指導するのって好きじゃん、頑固さといい似た者兄弟だよ」

「数年前にも言ったようになのはの人生だから、もう止めないけれど約束してほしい。なのはだけじゃなく3人ともね」

「「「うん」」」

「なるべく学校行事に出ることでいいよねアリサ、すずか。」

「「「「「うん」」」」」

「本当は学校が主で行う約束だったのにね。仕方ないのかな、ちょっと外れるね」

 俺は士郎さんの所に行き

「あ~マスター」

「どうしたんだい綾君」

「あの件失敗しました」

「そうか」

「それだけです」

 実はそれとなく士郎さんからブレーキがかけれるならかけてもらえるかいと言われたけれど、士郎さんも無駄だと知っていたけれど、親心ってやつだよなぁやっぱり
多分この翠屋を継いでほしかったとは思うんだけどね
確かゲームだと継いで多様な覚えもあるんだけどな

 俺は席に戻り、自分も報告をした。

「今度はみんなに怒られる番かもしれない」

 みんな?になっていた。
そりゃ怒られるって言って結論言ってないから?にもなるわな

「私も管理局に入ろうかなと」

「うそ」

 周囲に俺が管理局がきらいだというのをみんな知っていたから
普通に考えてなのは達はたまたま判断力もしっかりしているからいいけれど、
普通ならしっかりとした判断力がともわない子供たちがやっていい仕事じゃないでしょ


「綾、どういうつもり、熱でもあるの?」

「もぅ目くじら立てないでよアリサ、美人さんが怒ると怖いから、なのは達みんなが輝いてるなって思ったの。なのはだけじゃなくアリサやすずかもね」

 ?????

「ん~なんとなくでしか言えないんだけど、なのはは空を飛ぶっていう夢があり、フェイトは自分と同じような子供を出したくない夢があり、これははやてもそうか、アリサは親の家業をつく夢があり、すずかは工学のほうをやりたいんだよね、私そういうのないんだよね」

「でも綾ちゃんはサッカーがすごくて格闘のほうもすごいよね」

「うん、すずかが言うように確かそうだけど、プロには成るつもりはないんだよね」

「もったいないやん」

「格闘は強いけど、実は知り合いでプロ格闘家ってジョー兄しかいないんだよね。あれ以来KOFは出場してないしね。」

「そういえば」

「おやっさんを手伝うとしても、きっと、女子供の出る世界じゃないっていうと思うし。探偵は女には向かない職業っていう小説があったような」

「綾なんでなのはがいるから?」

 フェイトもじっと俺を見て聞いてくる。

「それは否定しないけどね、
お三方がそこまで熱中している世界が知りたくてね」

「フェイトちゃん、綾ちゃんに本音を聞こうとしても無駄やで、
核心は教えてくれへんから」

「それ、はやてに言われたくないよ」

「どういう意味や」

「だって狸だもん」

「狸っていうなや」

「ねぇ綾ちゃん、私のためってだけではやめてね」

「うんそれはないから安心して」

「信じるからね」

「どのみちこうなると高校はみんなバラバラって感じだから
思いで深い濃い3年に時間にしたいね」

「「「「「うん」」」」」
 

 

中学2年は行事がいっぱい

 中学1年はのんびり久しぶりに大きな事件はなかった。
俺の周りでは・・・ミッドでは殉職した話とか人質立てこもり事件とかあったらしいけど、管轄外までは興味がない。
それほど魔法の方では平和な一年だったと言える。
なのは達があっちでがんばっているのに対して俺は、サッカー部に入り1年で全国優勝したのでたいぶした。
得点王、MVPまで取ったら、やる気が失せたっていうのが本音。
引き留めてくれる人たちも多くはいたのだが、顧問の先生と話した結果
やはり引退した方がいいと判断した。
そうそういい機会だから体験でなのはの教導を受けたら、
御神流かっていうぐらい基礎固めをしていてびっくりした。
きっと体を壊したことは最終的にプラスになったんだろう。
なのはは御神の練習など知らないはずなのにこれも遺伝子がなせる業なのかね
そんなわけで俺らは無事に2年生になり2年生はイベントが沢山ある
文化祭に体育祭、年次イベント等沢山
去年は入ったばかりで分からないこともあったり
来年は進学の事もあり忙しいと思う
2年は一番楽しめる学年で、しかも学校生活でもトップクラスなイベントが6月にある。

 それは修学旅行
さすがお嬢様学校だと俺も思った。
なにせ旅行先は海外
本当に海外を修学旅行先にする学校ってあったんだなっと実感
都市伝説だと思ってたくらいだし、しかも先生方が勝手に決めるのではなく生徒の意見も反映させるらしい。それのアンケートを取るらしい。

 この学校すごい事に自由行動は他クラスでもいいということ、
クラス移動はクラス行動なんだけど、俺たち仲良しはクラスが2手に分かれたので幸いといっちゃ幸いだ
俺は、なのはとクラスで
他はみんな一緒でフェイトからにらまれた経験があった。

「綾ちゃん、旅行のアンケート答えた」

「あぁなのは?行先?えっとタイにしたような・・・?」

 できれば言ってない国が良いなぁと思ったんだけどな

「多分希望はかなえられないと思うよ」

「だよね」

「なのは、今のところどうなっているか知ってる?」

「アメリカ、イギリス、イタリアが有力候補かな」

「王道だねぇ、行ったことないイタリアでもいいかな」

「私はアメリカに行ってみたいかな、イギリスならフィアッセさんたちに会えるかな」

「なんでアメリカに」

「ハリウッドかサウスタウンに行ってみたいと思って」

「なんで」

「ハリウッドは映画の街だし、サウスタウンは以前綾ちゃんが暮らしていた街だから少し興味があって」

「そっか」

「決めた、アメリカにしよう」

「どうして」

「いるかどうかわからないけど、テリーたちに会いたくなったから」

「そっか、私はてっきりイギリスかなって思ったんだけど」

「フィアッセさんがいるから、校長職やツアーとか出会えない可能性があるし、テリーなら居場所さえわかれば会えるしね。どうせ定職についてないと思うから」

「テリーさんって」

「ただのフリーター」

 それから数日がたって行先はアメリカフロリダ州に決定した。
6泊7日の旅行
フロリダは結構行く場所が多い
ディズニーワールド
ユニバーサル
ケネディスペースセンター
シーワールドオーランド
そしてKOFの発祥の地サウスタウン
このように行先はいっぱいある州でもある
でもアメリカと決まってからもたくさんの候補が上がった
NY、LA、ワシントンDC、フロリダといった候補が上がったんだが、
最終的にNYとフロリダになってフロリダになった。

 まぁ海も穏やかだし
最後の2日にサウスタウンに入る予定の日程
この2日間だけ特別配慮があってカリブ組とサウスタウン組があった。
行くまでの準備がめちゃくちゃ大変だった
俺に困ったときの英語のしおりを作らされたからだ。
以前暮らしていたこともあり先生方に依頼された形式になった。
交換条件に俺たちの班だけ自由行動が結構認めさせた。
等価交換はもらわないとやってられねえ
これ本当は先生の仕事だよね


 ただいま俺はミッドに来ていた。
ある部屋の前でノックをした。

「どうぞ」

「お久しぶりですレディさん」

「どうしたの」

「本日はお願いがありまして」

「何かしら」

「来月のこの日からこの日まで高町なのは、八神はやて、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンの休日をいただきたく来ました。」

「どうしてか聞いていい」

「はい、この日付私たちの学校の旅行なんです。」

「もし無理と言ったら」

「初めに言った時の学校優先の契約を実行するだけです」

「実際の話人手不足もあるのよ」

「子供3人いなくなっただけで運営できないのならつぶれたほうがいいですって」

「過激な発言ね」

「腹の探り合いっこはやめにしません」

「あら」

「私に何をしてほしいんですか?」

 レティさんから書類を渡された。
俺はそれを見ていきレティさんに返す

「この教導は無理ですよね、ですがこの3つのケースは嘱託の私がいただいてもいいですか?」

「構わないわよ」

「給料はいただきますが、これで3人の件は」

「こちらで何とか致します」

「やっぱり落とすのは人事の人ですよね」

「ちゃっかりしているのね」

「この2件は1週間以内に情報を渡せると思いますので、あとはいつも通りにフェイトかはやてに渡しといてください」

「了解したわ」

「たびたび言っているけれど、管理局に入る気はない」

「今少し考えています。
うちのお姫様方ワーカーフォリックで誰かが見張ってないと怖いですから」

「そうね、私たちも一人一人見るってわけにもいかないしね。
なら君が入って協力すれば…」

「私は遊び人でいいんですって、それに私の力はあんまり見せたくないですし、強い力は身を亡ぼすって言いますし」

「そうね」

「お願い聞いてくださってありがとうございました。」

「お互いさまよ」

「では」

 なのはの事故の後からレティさんやリンディさん達にお願いをして秘密裏に仕事をこなしていった。
その分あの子たちに休みの時間をってまぁなのはの仕事だけはどうにもならない。
あそこの上の人とも話をしてきちんと予定を立ててもらっている。

 俺はそのままクラナガンに入り、街の情報屋をあたった。
あとは情報が集まるのを待つだけ、
サンドイッチマンやJkやら宿なしやら情報を集める人はたくさんいる
それらにお金を渡し、情報を集める。
管理局の情報で捕まらなかったらこういう市井(しせい)の人たちに聞くのが一番。
俺がこちらの喫茶店でいたら情報が集まってきた。
それらを創造と推理していって
確かホームズも言っていたっけ
「有り得ないとありそうもないは違う。
例えどんなにありそうもないことでも、
絶対に有り得ないものを消去法で消していけば残ったものが真実だ。」

そうなるとこれがこうなってこうなるはずだからこうなると
あとは証拠物件を探して提出で今回の仕事は終了かな
でもこれってトカゲの尻尾切りだよな
ジェイル・スカリエッティ博士こいつが絡んでいることが間違いないのに
どうしても繋がらない。
情報は集まっているのに、こいつの影も見え隠れしているのに居場所がわからない。
本当に某小説の犯罪界のナポレオンと同じくだ。

 俺は裏をきちんと取り2日でレティさんにその情報を渡した。
これでみんなと修学旅行に行ける。
数年前みたいに来れないかもなんてことは無くなってよかったと思っている。 

 

修学旅行

 7泊8日の修学旅行
正確には7泊9日になってしまう
日付変更で着くのが昨日の1時ぐらいになっちゃうんだよね
日付けが変更するからちょっと面倒と思うのは俺だけだろうか
夜に到着っできちんと空港やっているのがすごいと思った。
生前海外旅行には縁がなかったから何回海外に行くのは何だか心が躍る
瞬間移動を使えばいつでも行こうと思えば行けるのだが、
でもこの感動はそれでは味わえないものだと俺自身思っている。
みんなは最初はしゃいでいたんだけど、流石アリサやすずかは何度も経験があるのだろうきちんと調整をして寝ていたりする。
オーランドのホテルで一泊
自由行動は自由なのだが、流石に部屋はクラス単位なんだけど、
二人部屋ってやはり金持ち学校は凄いとしか思えなかった。
俺となのは
フェイトとはやて
アリサとすずか
いう部屋割りになっていた。 
都合よすぎじゃないと感じてはいたのだが、
一週間も一緒だから仲のいい人通しになるよなぁと俺は思っていたのだが、
数年前の俺の暴走から少しずつ意識しているなのはと同じ部屋
俺の理性保つかなっと心配
最近は泊まりも無くしてはいたけれど、
昔の俺だったら好きな女と同じ部屋なら役得と思ったんだけどなぁ

 朝大半の人が時差で苦しんでいたけれど、
ディズニーワールドに来てみんな目が覚めたみたい。
ここで自由行動。
みんなが来るのをなのはと2人で待っていたら

「へい彼女良いだろ、俺たちと一緒に遊ばないか」

いう声があっちのほうで聞こえた。
当たり前だけど英語なのだが・・・

「なのはも気を付けてね可愛いんだし、日本の女の子って人気あるから」

「それを言ったら綾ちゃんもでしょ」

「下手に出りゃいい気になりやがって」

「はぁ~ごめんなのは少しついてきて、少し後ろでね」

 まったくいつの世もあほが多い
俺は助けに入ろうとしたら、女性は扇子を取り出し男をそれで殴り飛ばした。
え・・・えっと、飛び込む必要なし・・・どうしよう

「悪い・・・遅くなった」

 以前に聞いた声が聞こえる
振り返ると金髪でオールバックにしているアメリカ人と出会った。
おれは周囲に人がいるのを忘れて

「アンディ、アンディ・ボガート」

「え、誰?」

「一緒にやった仲なのに忘れたなんてひどいね」

 なのは忘れてた
なのはが赤い顔で誰という目で訴えかけていた。
向こうも

「アンディ私というものがいながら誰なのこの女は?」

「あぁ~そういう事言うの綾だろ?」

「YES アンディ久しぶり」

「なのは、忘れた?KOFの対戦相手の」

「あ、綾ちゃんとWK・Oした」

「そうそう」

「ま・舞この人は、綾さんでKOFの対戦相手だった人で僕達兄弟の友人だよ」

「あ~見たことあるわ、初めまして、私アンディのフィアンセの不知火 舞です」

「初めまして、アンディのライバル?の南條 綾です。こちらが友人の高町 なのはです」

「初めまして高町なのはです、不知火さん ボガードさん」

「初めましてアンディ・ボガードです」

「あ~あんなところにいた~」

 みんなの紹介が大変

「君はでかくなったなぁ」

「アンディが縮んだんだよ、って今日はどうしたの」

「舞と待ち合わせでね、それを言うのは俺の方だろう。日本にいるはずなのに君は?」

「私はあそこにいるみんなと修学旅行だよ、またね~」

「あ・ああ」

 不知火舞さんねぇ、あの扇子鉄製か、手加減していたみたいだが、ありゃ裏の人間だな
なんで格闘家のアンディと一緒なんだろう?
確か不知火って確か雑賀御剣流と並ぶ忍者の家柄ではなかったか?
まぁアンディなら大丈夫だろうと考えていたけれど、アリサの言葉で我に返った。

「ちょ・ちょっと誰あのイケメン」

「アリサちゃん、あの人ってTVで見たことしかないから違うかもしれないけれど、アンディ・ボガードさんじゃないの」

「すずか大当たり、そこで会ってさ、挨拶しといたの。フェイトなのはの事彼女って紹介しちゃった」

「綾となのはってそういう関係じゃないよね」

「も~綾ちゃん」

「アメリカンジョークってことで」

「フェイトもそうやってムキになるから綾がからかうんだよ」

「フェイトちゃんは純粋さんやから仕方ないんとちゃう」

「もう」

 トラブルの火の粉舞い落ちそう
こんな火の粉ならいつでもいいのだが・・・
ギース亡きサウスタウン何事もないと思っていたけれど、何か嫌な風を感じる。
今はこの遊園地を楽しもう

「どこから行くって聞かれたので」

俺はすかさず

「マジックキングダムと答えた」

 行きながら説明をした。

「ここでしかない場所だから楽しみにするといいよ」

「何よその楽しみって?」

「アリサ言ったら半減するでしょ、まぁ中に入ればわかるよ」

「相変わらずの秘密主義ね」

 最初は入った時は何しに来たのって聞かれて
ミッキーと写真を撮りにっ言ったらアトラクションの方がよかったんじゃないってアリサに言われたけれど、きっと満足するからと言ってなだめた。
30分ぐらい待って自分たちの番になりみんな大はしゃぎ
何故なら瞬きしたり、口が動いたりするのはどこでもそうかもしれないが、
おしゃべりするミッキーは世界で此処だけ
面白い光景が少し見えた。

 なんと途中からミッキーが日本語交じりで英語を話して
俺たちが英語交じりで日本語離したりしてすごく有意義な時間だったと思う。
日本語は少しだけだったのだが、おもてなしの心がすごい
流石夢の国って言うだけの事はある。

「「「「「「ありがとうございました」」」」」」

「ドウイタシマシテ」

「どうだった」

「すごい良かった」

「アリサ最初嫌がってなかった」

「喋るなんて知らなかったし」

「世界でここだけなんだよね」

「私も行きたいところあるんだけど」

「すずかちゃんのおすすめはどこなんや」

「エクスペディション・エベレスト」

 トロッコが逆走して雪男に追われるアトラクション
フェイトが

「地球ってあんな生物までいたんだね」っと

全員で否定しました。
どんだけ純粋なんだろう
本当にこれが今急上昇の執務官って信じられねぇ

 はやてのおすすめは

「アドベンチャー・アウトポスト」

 ここではミキミニのグリーディングが取れたりして
6人を2人で挟んでくれたり
2人に私たち一人一人両サイドハグしてもらったり充実した感じ。

 フェイトは絶叫系かなと思ったら

「シー・ウィズ・ニモ&フレンズ」

 貝殻の乗り物に乗って最後に本物の水の中ににもがいてビックリ
降りたら今度は水族館

 アリサが選んだのは
「テスト・トラック」

 自分で車をカスタマイズして走らせるっていうもの
最高時速100Kの楽しめるアトラクション

 最後なのはが選んだところは
七人のこびとのマイントレイン
名前の通り7人の小人のアトラクションなんですが待っている間も
ダイア集めをしたり待ち時間も遊ばしてくれるっていうのがいいなぁと思いました。

 アトラクション内の時計が5時を指すと
ハイホーの歌と同時にトロッコが動き出す
最後に写真と動画をいただきました。

 他にも食事をとったり写真を撮ったり年甲斐もなくすごく楽しくてへとへとに、次の日のケネディも楽しみだなぁと
 

 

修学旅行2

 ケネディスペースセンターで目をキラキラしていたのは、なのはだけかなっと思っていたのだが以外にもすずかだった。
バスツアーだけでなく昼ご飯には宇宙飛行士とのランチ会
宇宙飛行士トレーニングとあってもう2日目もすごい事になった。

 すずかの質問が本職顔負けだったり
魔導士組がトレーニング施設で体験してすごい結果を残したとか
無重力体験が出来るのだが、流石魔導士組簡単にやっちゃった。
無限書庫とか無重力だし、意外と慣れてるんだよな
噂によると本職以上だったとか、なのは達も本職って言えば本職だしね

 3日目はフロリダオーランドに戻ってショッピング
各々みんな着せ替え人形で遊びました。
なぜか俺はさらしをまいて男装しての疑似カップル写真とられました。
俺自身約180でフェイトが約160後は150
カップルに見えなくもないけれど
なぜかアメリカの人に受けたみたい。
着物とか来たりして本当に受けた。
よく見ると生徒たちまでいるし、目立つの好きじゃないから勘弁してほしい。
5人の少女をはべらかしている悪い人みたいだ。
みんなそれぞれの個性を持った美人さんで絵になるのはわかっているんだけど
このメンバーだとやはり目立つ
これを企画したのは腹黒狸が計画したみたい

「誰が原黒タヌキやって」って言われたけれど、本当にいつの間に計画したのやら、すずかと一緒に準備していたみたいだし

 4日目はここでしか味わえないユニバーサルで遊んだ。
いくらアメリカが大きいって言ったって州にこれだけの施設があるフロリダって

問題のラスト2日
5日目からカリブツアー行きとサウスタウン行きとに分かれて出発
カリブの方は俺自身よくわからないがサウスタウンは、
街の象徴のギースタワーは健在で
ハワード財団はきちんと運営しているそうだ。
俺はこの町で暮らしたこともあるので、先生のほかにリーダーの役目もいただいた。
 みんなには絶対にポートタウンによらないことと
全員にGPS型のボタンを配った。
そして絶対に一人で出歩かないようにと口酸っぱく諭した。
まぁ表向きは観光名所の一つだし大丈夫だろうと思いたいのだが・・・
本当はこの旅行カリブ海ツアーがあり、クルーザーの旅なんてのもあったのだが、だれかがサウスタウンにもいきたいという話になって・・・
俺は自由時間の時に少しだけ抜け出して会いに行くつもりだったんだけどなぁ

 面倒ごとには巻き込まれませんように
これがフラグだということに俺は気づいてもいなかった。 

 

サウスタウン1 パオパオカフェ

 いつものメンバーを連れて俺はある場所にむかっていった。
はやてが美味しいお店お願いとか言ってたけれど、
外食はここしか知らないので仕方なしにみんなを連れて行くことにした。

「綾ちゃんどこに連れてってくれるんや」

「本場のハンバーガー食べたくない」

 サウスタウンの人口島、イーストタウンにあるお店に到着
両開きの扉を開き入ったら

「ねぇ綾ここってバーじゃないの」

「違うよ、パオパオカフェって書いてあるでしょ」

 女性人を全員入れてから自分も入店
周囲は男性ばかりで緊張しているみたい
でも気にしずにこっちこっち、みんなを手招きさせる。

「リチャードさん久しぶり」

「ん・・・ファントムレディじゃないか」

ファントムレディ?

「知らなかったんかい、君を探しにあらゆる人が当たったんだが誰も見つけられず、あれは幻だったんじゃないかというわけで」

「なるほど」

「何か注文かい」

「うん、この可愛い女の子たちに本場のハンバーガーをご馳走してほしいの」

「本当にこれはかわいい子ばっかりだ、
俺はここのオーナーのリチャードだよろしくな」

 みんな自分自身で自己紹介して
それから本場のハンバーガーを持ってきてくれた
ボリューム抜群で女性なら全部食べるのが大変かというぐらいあった

「リチャードさん今から何かやるの?」

アリサが聞いて

「ん~そういえば先ほどご馳走してほしいといってたなぁ綾」

「ん相変わらずおいしいね、言ったよ」

「ダッグ来てくれ」

モヒカンヘッドで頭にヒヨコを乗せているの人がこっちに来た。

「どうしたリチャード」

「うん、今日のメイン変わってもらってもいいか」

「俺も久しぶりにあいつと・・・」

「この子と変わってほしいんだ」

「おっファントムレディじゃないか、しゃあないか、いいぜ」

「なんとなく話はわかってきた感じがするけれどまさか・・・」

「綾どうしたの」

「フェイト、多分バトルの申請じゃない、ここバトルを見ながら食事もできる場所だから」

「綾ちゃん危険じゃ」

「恭也さんクラスなら危ないけどまぁあね、ここって一応格闘の聖地みたいな扱いだしね」

「その代わり、ここの女性人の飲食代はご馳走するよ。そして旅行中の私を出すんだから、満足できる相手じゃないといやだよ」

「それも大丈夫だ、きっとお気に召すだろうよ」

「もう一つお願いしてもいい」

「なんだ」

「この子たちのガードもお願い」

「了解だ」

「私ちょっと着替えてくるね、場所変わってないよね」

「ああ」

「綾ちゃん」

「大丈夫だよなのは」

 俺は着替え室に行って変身した。
俺はいつもどおり白のへそだしタンクトップに
下は赤のショートスカートに黒のレギンスの格好で、もちろんバトルジャケットじゃない

「お待たせ」

 俺は舞台に立ち
周囲の男性はブーイングが起きたがリチャードさんのアナウンスで周囲が黙った
「今日の挑戦者ダック・キングの代わりに幻の女格闘家前々回KOF3位ファントムレディの綾が帰ってきた。そしてこの場に立ってくれた」

 ブーイングから歓声に変わった。
俺って人気あったのね
初めて知った。
KOFが終わりすぐに日本に帰ってきたし、それから格闘の戦いには出てないから知らなかった

「対するは我らがサウスタウンのヒーロー」

 え、サウスタウンヒーローってまさか・・・
向こうから赤いジャンバーに赤い帽子をかぶった男性がこちらに歩いてきた

「テリー、テリー・ボガード」

「久しぶりだなぁ綾」

「KOF3連覇おめでとう」

 6年の時に2連覇になってたしか主催者が違う人になったはず
去年初のチーム戦で優勝
テリーとアンディジョー兄のチーム
きな臭いうわさは聞いていたけれどまぁ元気そうだ

「あぁありがとうな、そういや修学旅行なんだって、ハイスクールかい?」

「ジュニアの方だよ」

 テリーはそれを聞いてすごく驚いていた

「はぁ~何歳って、女性に聞くもんじゃないな、道理でジョーの奴が言葉を濁すはずだ」

「そういうこと、んじゃおしゃべりはここまでにしてやろうか」

「O・K、It's show time!」

 やはりこの町は格闘バカが集まる街だとよくわかった。
年齢なんて関係ない戦いの場所に自分の意志で立てば対等に扱ってくれる
凄く熱くて優しい街だと思った。 

 

サウスタウン2 綾VSテリー

 まさか修学旅行先でテリーと戦えるなんて思わなかった
思念波ではやてに賭けもやっているから賭けともいいよと言っておく
まぁ固いフェイトなどに言ったら怒られる可能性があるから言わないけれど、
もちろん俺は自分にかける
最近格闘オンリーが無いので自分の力を見極めさせてもらうぜ

「綾、なまってないか見定めてもらうぜ」

「上から目線っていう事は舐めてるの?」

 テリーが腰が高いスライディングしてきたので軽くバックステップでかわしたらそこから足が蹴り上げられた。
俺はビックリしてそれを腕をクロスしてガードした。

「初見のファイヤーキックよくかわしたなぁ」

「まったく技の玉手箱みたいだよ」

 言いながら俺は素手で衝撃波を飛ばす。テリーは地面を殴り地面からエネルギーの波紋が広がった。
パワーウェイブじゃそれを防げないぜ、俺の方が先に出したから技の硬直もこちらが速いと思ったらその場に気の衝撃波を発生させ
衝撃波がパワーウェイブより高いので相殺された。

俺はパワーウェイブだと思っていたので、飛び込みキックをしようとしたら、
もう硬直が解けていてテリーは次の行動に移しかかっていたが俺自身は魔法が使えない以上どうしようもなかった。

「かかったなぁ綾、ライジングタックル」

上下逆さになって錐揉み上昇しながら両腕を広げて攻撃しきた。
俺は当然のことながらその攻撃にもろに食らった。
強くなっているし、すごく技が豊富だ。

「弱くなったんじゃないか綾」

「言っててよ」

「今度はこっちから行く」

 ダッシュしてからの中段パンチをテリーは回避
それを追いかけるようにヤクザキック
それをガードでテリーを吹き飛ばし離れてフックのモーションに入る

「銃弾・・・」
久遠のモーションっていうのを知っているテリーはジャンプをしてきたので、
俺は途中でやめ飛び上段パンチで叩き落した
「銃弾 天駆」

 着地と同時に俺はダッシュをしたのが間違いだった。
「銃弾 牙追」

 テリーは冷静にそれを受け流し
飛びけりをガードしたら後ろにテリーが着地後ろからボディフックがかわせきれずに
「終わりだ綾」
ショルダータックル・少しワンステップしながらアッパー
それをまともにくらいそのまま宙に浮かされてそのままとび膝蹴りをくらった
そしてテリーは着地してゲイザーを撃ってきた。
まさか4段攻撃のさなかに絶技を組み込んで来ただとぉ

「Over heat! Geyser」

「きゃ~」

 まさか俺が黄色い悲鳴を上げるなんて・・・
俺は神眼を使い、致命傷になることを防いだ。
御神の神速を見切る目を使わなければこれでK・Oだった
俺はフラフラに立ち上がり

「まだ・・・終わって・・・ないよ」

「本気かよ綾、あれをくらってまだ眠ってくれないのか」

「私が良いところなく終われないでしょ」

「良いぜ、来な」

「私は負けたくないし、せっかくの晴れ舞台を格好悪いところ見せれないしね」

 俺は無意識ながらなのはの方を向いてテリーに言った。

「良いぜ、まだやり残したものがあるんだろう、俺も負けたくはないし、年長者の威厳も必要だしな」
 
 俺は久遠を出しテリーは冷静にガードをしていた。

「それじゃ何も変わらないぜ綾・・・」

 綾は久遠を追いかけるようにジャンプをしてテリーに錐揉み上のキックを仕掛ける
全身に闘気をまといしケリはいかなテリーといえどガードで精いっぱいだった。
そして着地と同時に全身の気を地面に叩きつけた。
その瞬間綾の周囲に気を地面にたきつけた反動で反射をし鳥籠状の檻を作り出した。
その気は檻上の格子で貫く予定だったのだが、テリーは一瞬のうちに綾が何をするのかを判断をして、テリーは地面に拳を叩きつけた

「Livewire! Go bang」

 テリーの叩きつけた地面から気の柱が立ちあがりエネルギーの格子を打ち消した。
そのままテリーは帽子を後ろにかぶりなおして
膝蹴りで綾を高く打ち上げ、頂点で相手をパワーダンクで殴って急降下し、
そのまま綾ごと拳を地面に叩き付けてパワーゲイザーを起こした。
誰もがこれで終わったと思っていたのだが

「今のはすごい効いたぜ、さぁ・・・」

 綾は立ち上がり、そう言って前に歩こうとしたのだがそのまま前のめりに倒れてしまった。

「ウィナーテリー・ボガード」
「全く、トンでもねえ姉ちゃんだなぁ」

テリーはお姫様抱っこで綾を持ち抱えた

「「「「「綾 (ちゃん)」」」」」

 なのは達はすぐさま武闘台に入り込みテリーの方に走り寄っていった。 

「えっと君たちは」

「綾の友達よ」

「悪いなぁ君たちの友達を気絶させてしまって」

「綾ちゃんも戦う人だから仕方ないと思います」

 なのはがテリーに対してそういった

「そういってもらえると助かる」

「手加減なしでありがとうございます。綾ちゃんに変わって」

「綾相手に手加減したらこちらがやられるって、余裕で勝ったように見えたかもしれないが、最後に綾がはなった技に似た技を知っていてな。それで行動がとれたわけだ、知らなかったら反対になってたと思うぜ。本当にすごい奴だ。

 テリーは綾を見ながらそう言ってその後で小声で言葉をつづけた。

「あぁそう言えば、あれって冗談だろ、ジュニアの修学旅行って」

「私たちは日本の中学の修学旅行者です」

なのはがこそっとテリーだけに聞こえる言葉で言った。

「sit、俺らも頑張らないとな」


 それから10数分後

「ここは」

 あぁ負けたんだな。
見知らぬ天井、久しぶりにこのパターンか
今回持ってきた金額の大半負けちゃった
勝てると思ったんだけどなぁ
最後のは意地だしなぁ
最期の放った技見切られてたし、純粋な格闘のみだときついわ
向こうから影が見えてきた。

「なのはどうしたの?」

「どうしたもこうしたもありません」

「?」

「なんで気絶するまで行ったの?あの時点で負けたってわかっていたよね」

「ん~圧倒的に負けるのって情けないでしょ、それにまさかあんなに差があるなんて、負けるの嫌いだし」

「テリーさん強いよね」

「流石チャンプだ」

 そういいながら俺は自然と涙を流していた。
なのはは近くに来てくれて抱きしめてくれた

「痛いの?」

「それもあるけれど、悔しい」

 なのはが俺の頭を撫でてくれたので身を任せていた。

「なのは」

「どうしたの綾ちゃん」

「少し天狗になっていたのかも、私って色々できるでしょ」

「うん」

「ここ数年、命のやり取りもしてきたし、練習も続けているから肉弾戦だけで勝てるって思ってたんだよね」

「綾ちゃんは強いよ」

「私の自信を微塵に砕かれるぐらいテリーは強かったなぁ。まぁ最後に意地は見せれたと思うけれど」

「うん みんなの所に戻ろう」

「そうだね」

俺はみんなの所に戻った。 

 

サウスタウン3 パオパオカフェ2

 俺となのははみんなの所へ戻っていった。
みんな大丈夫って言ってくれたが、体のほうは大丈夫
自己ヒーリングしてるし

「テリー、本気でやってくれてありがとう」

「この子たちにも言ったけれど、綾相手に手加減したらこっちがやられるそれに、最後の攻撃は似た技を知っていたから何とかなったが、本当にひやっとしたぜ」

「そういってもらえて嬉しいよ。ところでリチャード、あと2試合ぐらいしたいんだけどいいかな?」

「綾が大丈夫ならこちらとしては良いぜ」

「よろしく」

 1試合目は多分テリーとの戦いで消耗していると思ったから来たんだと思うけれど、不十分でこの場所に立つわけがない
甘く見た付けを払ってもらおうか
ハイキックだけで終わってしまった。
カウンター気味に入ったから仕方ないと言えば仕方がない

 そして第2試合目はダックキングとの戦いだったけど、
こちらも勝利して自分にかけた小遣いを大幅アップした。
いうかほぼ元に戻したといったところか

「へい、綾稼がせてもらったぜ」

「テリー、私との戦いでも稼いだでしょ」

「まあな、でも綾もやってるんだろ!。
リチャードこれはみんなのおごりだ」

「ああわかったぜ」

 テリーは今日の稼ぎをここにいる人の飲食代を出していた。

「みんなごめんね、私ばかり楽しんじゃってつまらなかったよね」

「直接見たの初めてだから楽しかった。すごい血汗握る戦いだったわ」

 アリサがそう言ってくれた。
格闘技好きだったっけ?

「アリサちゃん応援すごかったものね」

「友達がやってるんだから応援するなんて当然でしょすずか」

「アリサちゃん、そこで反撃、なんでそこでかわすのよってすごいエキサイトしてたやん」

「アリサ、負けてごめんね」

「勝負は時の運だから仕方ないわよ。さすがチャンプよね」

「まさか綾が負けるなんて思わなかった」

「ははっフェイトそりゃ何でもありの戦いなら負けないんだけどね。
一方のみだとやっぱね。そう言えばテリー、ジェフ・ボガードって親戚かなんかかい」

「ジェフは俺の養父(おやじ)だ、なんで知っているんだ」

 俺はなのはを指さし

「数年前に聞いたんだけどなのはのお父さんがジェフさんと知り合いだったらしくてね」

「ミス高町、君のお父さんの名前を聞いていいかい?」

「ハイ、高町士郎です」

「あぁ生前親父から聞いたことある。剣を持たしたらあいつほど頼れる男はいないって言ってた」

「お父さんが聞いたら喜ぶと思います」

「あの、テリーさん私と戦ってもらえないですか」

 フェイトが思いつめた感じでテリーに聞いていた。
多分何か思うところがあるんだろう。
一瞬テリーは俺の方を向いてから返事をしだした

「いや、止めておこう、君は何かの獲物を持ってのファイターだろう。
獲物有り無しは関係ないが、君の獲物がないなら戦えないな」

「残念です」

「今度機会があったら行おう」

「おいしいハンバーガーがバトル中心になってごめんね」

「メインの戦いが見れてうちは大満足やついでに懐もな」

「はやて賭けしてたの」

 やっぱりフェイトは難色を持ったか

「あ~多分してなかったのなのはとフェイトだけだと思う」

「アリサとすずかもしてたんでしょ」

 俺は二人にそう聞いた

「うん」

「まあね」

「拒絶反応はわかるけど、ジョー兄のムエタイはそれが当たり前だしね。
本国だと親兄弟知人も全財産掛けるから負けたら大変、だから勝つためにすごいハングリーで行うんだよね。さすがに今日のはそんなことないから大丈夫だけど」

「人を賭けにするなんて」

「私は嬉しいかな。それだけ期待してくれているってわかるから、
だから負けた後2戦も行ったんだけどね」

 わからないみたいだから伝えておく

「一回負けて二回目も負けたら恥だけど、応援してくれた人達を損させたくなかったから、
まぁアンディたちが今日来なくてよかったかも、流石にテリーとの連戦だったら厳しいしね」

 それからホテルに行き俺は恥ずかしい目にあっていた。
テリーにお姫様抱っこで連れてかれる写真を見たから

「ちょ、ちょっと・・・はやて~」

「な・・・なんで私何」

「こんなことするのはやて以外に誰がいるの。
今その写真持っているのはやてでしょうが」

「誤解や」

「その写真渡しなさい」

「お断りします」

 私がその写真を取り上げようとしたら落ちてしまい、
他の女生徒がとってしまった。
あ~騒動の予感
それを取った生徒から

「綾ちゃんだれこのイケメン」

「すごくエロイ」

「綾ちゃんの彼氏」

 3人寄れば何とかやらだ

「違うって、少し貧血に当たったらしくて、手を貸してくれたの。ほら私みんなより身長が大きいから・・・」

 俺は少し苦しいかなと思いながら答えた
格闘好きじゃなければテリーを知らない人は多いだろう
ここアメリカでは超有名人だが

 小声ではやてがみんなにこう言っているの聞こえてきた。
悪口はよく聞こえる

「よくあんな嘘が出るもんや、
なのはちゃんあんな嘘好き信用したらあかんで」

 それを無視して

「私を持ち上げるのに無理があるから、
そこのお兄さんが医務室に連れて行ってくれたみたいなの」

≪はやて大概にしないと締めるよ≫

≪ちょっと悪ふさげした≫

 そのおかげか知らないけれど、クラスメイト達といろんなこと結構話した。
きっかけはどこでも落ちているもんだね。
それから今日はどんなところに行ってきたのと聞いたら
海で泳いできたとか中華街に行ってきたとかいろいろ聞いたかな
クラスメイト達も結構エンジョイしていてよかった。
お願いしたようにきちんと人数固まってくれてるみたいだし

 部屋は2人部屋でなのはと同じ部屋であった。
修学旅行に来て困ったことが2つあった
一つは入浴
自分も女性の体だから慣れたと思っても
気になる女性が近くにいたらそわそわしていた。
もう一つは同室
いつも俺はすごくドキドキしている
確かに俺の容姿は女性であるけれどベースが男だからか結構困ったことではある。
気になっている人と同質だとやはり気になってしまう
いつもは高町家だから何かあれば止める人たちや冷静でいられるけれど、ここには私達以外居ないそれがまたなのはを余計意識してしまう要因でもあった。
俺はベッドに座りなのはに話を仕掛けた。
このまま沈黙だと余計に意識をしてしまう

「なのは・・・今日ありがとうね」

「相変わらずの泣き虫さんだよね」

「たまたま私が感情高ぶっている時になのはがいるだけだよ」

「にゃはは」

「本当に会ったときからありがとうね」

「それは私もだよ」

「明日はどこに行くんだっけ」

「チャイナタウンだったかな」

「了解、電気消すね」

 そうしてサウスタウンの1日目が終わった。
このまま何もなければいいけれど
 

 

サウスタウン4 チャイナタウンでの騒動

サウスタウンはトラブルの街らしい。
危険は向こうからやって来る。
俺としたら旅行ぐらい平和に終わらせてほしいと思うが層は問屋が卸さないと言うことなのか
それとも昨日思ったことがフラグだったのかはわからない。

 次の日はサウスタウンの中華街に出歩いていた。
ここのショッピングと美味しいご飯を紹介してとのことだったけれど、ごはんの場所は余る詳しくなかったりする。
 なぜなら俺がここに来るときはタン老師の場所にいくことが多かったから、
そういえばタン老子元気だろうか?
第10回KOFの時に生死の境にいたので、古代仙人が暮らしていた場所で静養している。
たまに行かないといけないよな。
っというわけでただいまショッピング中にトラブルが発生。

「綾ちゃん、向こうが何か騒がしいみたいだけど」

「なのは本当だねぇ、一応先生たちにも頼まれているから様子を見に行ってもいいなのはとフェイト」

「「うん」」

 俺となのはとフェイトでこちら側の商品を見ていて
あちら側はアリサとすずか、はやてが見て回っている
騒動の場所はアリサたちが向かっていった場所か、何事もなければいいのだが・・・
俺達が近づいて行くと

「だから私たちは間に合っているといってるでしょ」

「ごめんなさい。本当に今日は案内人がいますので」

「まあなぁ言ってもらえて嬉しいが必要ないしなぁ」

アリサ、すずか、はやてが男達に向かって言っているがそれでもしつこく言い寄ってくる。
よっぱり騒動に巻き込まれたのはアリサたちか

「日本人謙虚です。これあんたらを心配していってるんだ。
俺達と一緒にいた方がお前たちも助かるし、楽しめるって」

 少し下手だが、日本語でガラの悪い奴がアリサに対して答えていた。
俺が助け船を出そうと思った矢先にアリサの方が速かった。

「はっきり言わないとわからないみたいね、
邪魔だからどっか行ってくれない男性に困ってないし必要ないから」

「こっちが下手に出たら付け上がりやがって、おら来いよ」

 アリサの手をつかもうとしていたので俺はそいつの腕を蹴りあげた

「もう三人とも美人さんだからねぇ、ってナンパ師ならフラレたら変えるのが流儀じゃねえ。しかも降られたから力業に出ようなんて野暮だろうが」

「「「綾 ちゃん」」」

「困っていたみたいだから入っちゃった」

「なんだテメェ人の恋路を邪魔するのかよ」

「いやいや邪魔はしてないよ、3人とも拒否してたじゃん」

「嫌も嫌も好きの内って知らないのか、それともお前も来たかったのか、俺らの仲間はこんなにいるしなぁ」

 ガラの悪いチンピラが指を鳴らしたら出てくるわ害虫達が俺たちの周囲に男性が囲んでいた。
早く納めないと他の生徒にも悪影響を起こす。
たしかタン老子に他人数に囲まれた時はあそこで行うのがいいと教えてもらった事あったなぁ

≪フェイトあそこの一角を潰すから奥の通路にいってくれる≫

≪了解≫

≪なのはあそこにいくのでみんなをよろしく≫

≪うん≫

≪はやてもよろしくね≫

≪任せとき≫

「アリサ、すずかみんなについていってね」

「うん、綾ちゃんは?」

「もちろんしんがりだよ」

 俺は飛び蹴りをして男性一人をぶっとばし脇道に入った

「フェイト頼りないかもしれないけれど獲物」

 俺はダガー(短剣)の大きさの木刀を渡した。
流石にフェイトの獲物を持っていたらかさばるので嫌だがこれぐらいなら護身用としては上出来

「うん任せて」

「わるいね」

 男たちが俺たちを追いかけて来た。

「おいかけろ~」

 無事小道にはいれた
本当に馬鹿ばっかりだ
いくら人が多くても小道に一気に来れるのは二人か三人
ものの数分でリーダー格の男以外はつぶれたみたいだった。

「てめえ、俺たちに手を出したらやべえぜ、ファミリーが許さねえぜ」

「家族ね。許さないとしたらどうするの?」

「聴いて驚くなよ、俺たちに手を出したらビリーの兄貴が黙ってねえぜ」

「ビリーってビリー・カーンか」

「綾ちゃん知っている人」

「この世界で腕に自信がある人や裏社会で知らない人はいないと思うぐらい有名人だよ」

「知ってるんだったら話は早い、事と次第によっちゃ許してやらんこともない」

 周囲を見てみると俺たちのクラスの子達もいるがどうしていいかわからずにおろおろしてるな。
これだけの大騒ぎになってたらそうなるか

「はぁ~一応聴いてあげるけれど、何が望みなの。大体はわかるけれど・・・」

最期は男たちに聞こえないように言った。

「おまえら全員今日付き合えば許してあげるぜ」

「さすが兄貴心が広いぜ」

「兄貴の提案を受けた方がいいぜ」

「返事するの馬鹿馬鹿しくなってきた。
こうもテンプレじゃあきれてくるけれど、アリサどう思う?」

「虎の威を借りる小物ね」

「はやては」

「女の子数人に男性が大勢で襲ってきて叶わないと感じて、そういう提案情け無さすぎるわ~」

「私もどう意見かな」

「お嬢ちゃん達日本人だから兄貴のこと知らないみたいだな、KOF優勝経験あるビリーの兄貴を・・・」

「小者がビリーの名を使うな、ほこり高い狼のビリーが女数人を囲むなんて知ったらどう感じるんだろうねぇ」

ビリーに借りもなければ気を使う必要もないのだが、ビリーの忠誠心は本物で誇り高い人だと思っている。
それを汚されたのなら俺の友人でもあるテリーたちを馬鹿にされた気がしてきた。

「あ、兄貴あの小娘さっきからビリーの大兄貴を呼び捨てにしてますよ」

「そうだなぁ、小娘が兄貴を呼び捨てにするとはいい度胸じゃないか」

「何でビリーに敬語を使わないといけないのか」

「綾ちゃん。でもビリーさんって年上の人なんやろ、敬語ぐらいは」

「はやて、こんなバカを飼っているんだよ、必要ないって、馬鹿のしつけぐらいしっかりしてほしいものだ」

「手目ぇ俺たちばかりか、兄貴をバカにしやがったなぁ名前を教えやがれ」

「名前を知りたいなら、三下の名前を聴いても仕方ないか」

「三下だと」

「南條 綾だって言ってもわからないと思うから、アヤって言った方がわかるかな」


「アヤ ナンジョウ・・・ま・まさか、ファントム・レディ」

「そうとも言うらしいね」

 チンピラの奥から闘気を感じるやつがこちらに来ていた

「何の騒ぎだぁ~」

 騒ぎを聞いてこちらに向かってくる奴が現れた。 

 

サウスタウン5 ビリー・カーン

 相変わらず闘気をバシバシ吐き出してやがる。
歩く凶器、狂犬、帝王の片腕ビリー・カーン

「てめえらなんの騒ぎだぁ」

「ちょうどあなたのボスがやって来たみたいねぇ」

「ビ・ビリーの兄貴」

「これはなんの騒ぎだぁ、質問に答えやがれぇ」

「俺たちがあそこの女達と楽しく会話してたらあそこの女がケンカ売ってきやがったんだぁ」

「はん、女にやられたって言うのか」

ビリーがこっちを見て

「もしかして綾か」

「は~い、さすがビリーお久しぶり、第10回KOFぶりかしら」

「俺の部下を可愛がってくれたらしいなぁ」

「そんな三下可愛がらないって、私の格が落ちるわ、私の身内を拐おうとしたから飼い主が躾をしないからしただけ」

 ビリーが俺の後ろをみて

「年場もいかない女をどうしようとしたんだ」

「い、いいかがりですよ兄貴、俺達がそこの日本人と話していたら突然」

きっとアリサ達が流暢な英語が喋れないと思ったからうそついてるんだよなぁ

「嘘言わないでよ、ナンパして断ったらどこかにつれていこうとしてたじゃない」

やっぱりアリサは話すよね

「それにや歯向かったら、ビリーさんの事を言って許してほしかったら一晩付き合えって言ってたんや~」

 まさかはやてまで言うとは思いませんでした。
はぁ~収まりそうにないよな

 ビリーの待っていた三節根を手にした瞬間。俺は緊張を走らせた。
それを受けてフェイトも同じぐらい緊張したのはわかった。
その先端は部下のみぞおちを突き刺した。

「俺の部下にこぎたねぇ豚はいらねえんだよ、こいつを連れてきな」

 後ろにいる女性達は警戒を緩めたが俺とフェイトは警戒をといではいなかった。

「みんな私達もそろそろ行こうか」
「うん」

≪フェイト警戒を解かないでね≫

≪わかった≫

 今度はフェイトを前にしておれが最後尾を歩いてビリーの隣を通ろうとしたとき俺はジャンプをした。
下を見るとビリーの三節根が伸びていた。
あぶねぇさすが歩く凶器
私が着地をして

「どういうご用件かな」

「ほぅ、腕はなまってないみたいだなぁ。まぁこの屑達がしたことはダメだが、ファミリーに手を出したのは違いがない。それも仕方ない事だろうがぁ」

「だよね、でもここでは嫌、この子達にはまだ早すぎる世界だと思うんだけど、それともこんな年場もいかない子たちをその世界を見せたいわけ」

 まぁ無理だと思うけれど一応提案、周囲にいる数十人の女学生とアリサたちを護りながら戦う方法。思いつかないなぁ
魔法を使ったら楽なんだけど・・・どうしようかな

「てめえが逃げるとは思わないが、今夜23時にあそこに来てもらおうか」

「夜更かしは美容に悪いんだけど、慎んでその招待受けるわ、もう行っても良いかしら?」
「あぁ」

 あれ?ビリーが譲歩してくれた助かった
私たちは解放されて私たちの部屋に向かった。

「ねぇ綾、なんでアノ男もやらなかったの?」

「アリサ無茶言わないでよ、みんなを護って格闘だけで戦うのは無理だって」

「綾」

「なにフェイト」

「あの人って帝王の片腕とか、歩く凶器って異名がある人でしょ」

「よくご存じで」

「大分前になのはの家でvideo見させてもらって調べたから」

「ハワード財団の前総帥ギースさんの片腕なんやろ」

「はやてもよくしてるね」

「昨日テリーさんとあってから調べたんや」

「よくアリサあそこで話せたよね」

「私あの人知ってるからすずかも見たことあるでしょ」

「あ・あの優しいお兄さん?」

ビリーが優しい?
いやいや誰かと間違えてるんじゃ
優しいってビリーと別ベクトルでしょうが・・・

「すずかも覚えてない、あの人みた感じがしたの、あの時と雰囲気が違うから」

「あっ」

「なにかあったの?」

「あの時は私の帽子が風で飛んでいこうとしたときにとってくれた無口なお兄さんだよね、アリサちゃん。でも隣に女性もいたから」

「あのビリーがねぇ」

 ビリーが女ずれ、ここ数年で何があったのだろうか?
女が出来たから牙も失ったわけないな
あんな殺気俺にぶつけてこれるはずないし

「あのお兄さん優しいからいかなくてもわかってくれるんじゃないの」

「難しいかな」

 そんな優しいやつだったらどれほど助かることやら

「綾ちゃん、先生に言って助けてもらって、優しい人ならわかってくれるから。行く必要なんてないよ綾ちゃん」

「そうもいかないよなのは、あそこで約束して行かなかったらビリーを虚仮にしたってことで大変なことになるし」

「綾、向こうが悪いんだから、アリサ達から聞いたら道理のわかる人っぽいから察してくれるよ」

 流石公務員でももう少し裏の事も勉強しようよフェイト
純すぎるって

「あ~無理やでなのはちゃんにフェイトちゃん、周囲に人がいたときの約束だから行かなかったら顔を潰したことになるんやし、どうやらこのサウスタウンの顔役っぽい人なんやろ」

「はやての言う通りだね、行くしか選択がないんだよね」

「綾ちゃん行ったらダメ、昨日もテリーさんと戦って、連戦だよ身体が」

「心配してくれてありがとう。イケメンのお誘いだしね」

「綾その人強いの」

「知っての通り弱くはないよ。優勝経験有りで私が出たときの準優勝者だし、テリーやアンディ、ジョー兄ともタメが張れる人だよ。それに必ずしも戦う訳じゃないし、大丈夫」

 時間に間に合うように準備をして、つけられる可能性を考慮して転移呪文をして目的地付近まで行った。 

 

サウスタウン6 ギースタワー

 場所は指定されてはいなかったが、暗黙の了解っていうやつだ。
あそこと言ったらここしかない
悪のカリスマ、帝王ギース・ハワードの居城
ギースタワー 
俺が敷地内に入ろうとすると、
いかつい警備員の人に呼び止められた。

「なにか用か?」

「ビリー・カーンに呼ばれたんだけど」

「ビリー様からなにも聞いていない、ビリー様の命を狙う不届きものとみた」

 警備員は笛を吹いて、ギースタワーの方から総勢30人ぐらいの男たちがやって来た。

「本当の目的を言いな」

 女性一人で正面からビリーの命を狙う
そんな無謀な人がいるんならあってみたいかも

「大の男が女性一人の意見を聞くのにこんな大勢の男がいないと発言できないなんて恥ずかしいわね」

「貴様が普通の女性ならこんなに呼ぶわけないだろうがファントムレディ」

「本当に呼ばれたんだけど」

「敵であるお前を呼ぶ理由がないだろうが、てめえら襲え!!」

 ヤッパリこういう風になるんだなぁ
敵が大勢襲いかかってくる瞬間
俺の前方を地を進んでいくエネルギー状の衝撃波が横切った。

 これはパワーウェイブ

「綾、こんなところでなんのパーティをしてるんだ」

「呼び出し食らったんだけど、エスコート役の男性が多くて困っちゃって、テリー良ければエスコートしてくれない」

「俺でいいのか」

「じゃなければお願いしないわ」

「O・K」

 人数では2VS30数名
人数上では不利なんだけど
質が違いすぎて数分後にはけりがついた。


「ありがとうテリー、本当にどうして知ってたの?」

「あれだけ大事(おおごと)になってたら俺の耳にも入るさ、
チャイナタウンはタン先生の家もあるし、あそこは俺たちのここでの住居になってるしな、そう言えばタン先生の事ありがとうな」

「なるほど、んっお世話になったからね。今言うべき事?」

「あぁすっかり礼言ってないことを思い出してな」

俺達はそう雑談をしながら戦っていたけれど、
数分後には警備員が全員お外でおねんねしてしまった。

「折角の修学旅行なのになんでこんな争い事をしないといけないのかしら、サウスタウンらしいと言えばそうなんだろうけれど、今の私一般人なんだけどなぁ」

「綾が一般人ねぇ。まぁ無視すると面倒なことが起きるの知ってるからだろ」

「まぁね」

 通路にも人はいたがそれらも追い払って、ある部屋の扉の前まで来た。

「私なんで呼ばれたんだろ」

「今さらか」

「ビリーとは接点がないんだよね」

「そうだったか、のりこんだとき」

「私ビリーとあってないし」

「そっか、一目惚れだったりして」

「ビリーが・・・」

「「ないな」」

「まぁ、開けるね」

「あぁ」

 俺は扉を明けると片寄った和室の部屋にバンダナをしている男性がこちらを睨み付けていた。

「呼び出ししといてあんな騒ぎは勘弁して」

「御客になにも出さないのも悪いと思ってな、なんでテリーテメェがなんでいるんだ」


「あぁなりゆき?」

「だよね、なんのよう?」

俺に相槌を求めないでほしいんですけれど

「町での騒ぎの落とし前に決まってるだろうが」

「話はそこで終わったと思ったんだけど、今私修学旅行で忙しいんだよね」

「はぁ修学旅行?」

「知らない?学校の行事で・・・」
「バカにするんじゃねぇ、んなもん知ってらぁ」

「おまえまさか高校生だったんか」

「美少女JKじゃなくて中学校の修学旅行だよ、ジュニアハイだよ」

「はぁ~?」

 そりゃ驚くわな?

「おい今何歳だテメ~」

「女に年を聞くのは・・・まぁ一かえっと14才だね」

「おいおいまじかよ」

「まぁね」

「おいまさか今日ちょっかい出そうとした女は」

「もちろんみんなわたしの学友で13才から14才の女の子だね」

「本当か」

「こんなことで嘘言わないって、もう反対にビリーの部下達を守ったぐらいだよね」

いくら無法地帯なところもあるこの町でも年場も行かぬ子供には結構うるさい場合がある。

「ビリー、話もついたことだし俺かえっていいか」

「テリーその内ケリつけさせてもらうからな」

「テリー帰るの」

「危ないことがなさそうだからな」

「ありがとうね」

 テリーは手を振りながら来た道をそのまま帰っていってしまった。

「ビリー私をどうするつもり」

「ガキを相手にするほど落ちぶれちゃいねえよ」

「ふ~ん、いい運動になったからいいけど」

「学校卒業したらなにするんだ?」

「まだ何にも」

「俺らに手を貸さないか?」

「親がいるからパス、子供にそんな危ない話を持ってこなくてもいいじゃん」

「いつまでテリー達とつるんでいるつもりだ」

「面白いよ」

「てめぇこっち側の人間だろうか」

「私普通の女子中学生だよ」

「なんでもありの戦いならテリー達より強いだろうか、まぁいい、もし飽きたら連絡寄越せや」

「ありがと、帰るね」
「あぁ」

「それと私の友達の帽子拾ってくれたことありがとうと彼女が出来てよかったね」

「あぁん、あの時の女どもか、女・・・あれは俺の妹だ」

 やべぇ違う意味で厄介そうだからすぐに帰りますか

 俺も来た道をそのまま帰宅していった
何でも有りならテリーよりも強いか・・・
確かに格闘も何でも有りならきっと強いんだろうなぁ
一応顔出したから面子は保ったのかな。
楽しかった修学旅行ももうすぐ終わるなぁ
なのはの寝顔も結構見れたし満足なんだけど、
気になって仕方ないって言うのもあるんだよね
こういう血がたぎったときにはあまり帰りたくないかも勢いで襲っちゃいそうで、なんで戦いが終わるとこう欲望が高くなるのかね
もう夜中でもあるし、帰らないといけないことだから
俺はホテルを真っ正面から気配を消して帰った。  

 

サウスタウン7 ホテルに帰ってから

 俺は先生に見つからないように気配を消して自分の部屋に戻っていった。
俺のデバイスティアは、待機状態は腕時計になっているので時間を見たらいつのまにか2時を越えていた。
丑三つ時というやつだ。
部屋に入るときも多分なのはは寝ているはずだから、
そっと気配を消して入ったら
部屋の奥がうっすらと明かりが照らされていた。
何事かとゆっくり部屋に入りみたら・・・
暗闇の中出なのはの顔だけがピンクの明かりに照らされていた

「きゃっ」

悲鳴を小さくあげてしまった。
美少女がホラーぽくライトアップされるとこれほど怖いものはないと実感した。

「あ、綾ちゃんお帰り」

「た・・・ただいま・・・なのは」

「綾ちゃん今なんで悲鳴あげたの?」

「なのは、美少女が真っ暗闇の部屋で顔だけ照らされていたら怖いって、それも下からだよ」

「でもでも、悲鳴あげられるとショックがあるよ」

「それはごめんね、どうしたの?なのはこんな時間まで」

「それは私の方だよ?こんな時間になって。えっと心配だったから」

「ん、ありがとう」

「本当に大丈夫だったの」

「会うまでは大変だったけど、目的地迄ついたならスムーズだったよ」

「で・でも」

「ビリーってね基本年場もいかない女子供にむやみに手を出さないから大丈夫だって」

「歩く凶器だとか聞いたよ」

「まぁ非道って言うのは間違いないけれど、敵対する者や、ギースの命令の時ぐらいだって、信じて」

「うん」

「なのは、心配してくれてありがとう」

「友達だもん」

 俺は少し間を置いてから言わなくてもいい台詞をはいてしまった。
きっと血の高ぶりを押さえてこなかったせいだと思う

「なのは好きだよ」

なぜかこの時愛しているとは言えなかった。
愛していると言ったらこの関係が崩れるかもしれないので怖かったのかもしれない。

「うん、私も綾ちゃんのこと好きだよ」

 こちらを向いて話してくれたが面として言われてので少し恥ずかしがってるのかもしれない。
その証拠に少し顔が赤らめている感じがする。
ちょっと自意識過剰なのかも。
こんなに歳の差が離れているのに感情になるなんて自分にもビックリだ!!
ホラーぽくって言ったけれど、実際には心を奪われてしまった。
それぐらいかわいいと思った。
大丈夫とは言ったもののやはり血がたぎっていたのかも
だからつい自分の隠していた気持ちを言ってしまった。
おれ自身ビックリしているのも事実!!

 最近なのはがいると自分が分からなくなる。
あの子が怖い。
でも私はあの子の前から、居なくなりたくない。
多分ここまでが限度。
これ以上あの子に踏み込んだらおれ自身どうなるかわからない。

 簡単な方法があるのも知っている。
あの子の前から居なくなれば良い、それはわかっていた。
そうすれば以前の私に戻れる
本当に戻れるの?
本当はわかっている
戻れるはずが無い
認識をしたからには
以前の(とき)に戻れるはずが無い。

 あの子の居ない日常なんて今の私には考えれないものだった。
以前の自分の世界の景色は真っ白だった。
それでもいいと感じていた。
愛想を振り向いても仕方ない。
隙を見せたらやられてしまう
そうやって過ごしてきた。
この世界に来たときも親達が愛してくれてもどこか覚めてた感じがする。
でも引っ越しをしてあの子に出会って私の世界が色つき始めた。
周囲は私が凄いと言うけれど、本当に凄いのはあの子だ
私は人とは違う力と知識があるだけでも
あの子は私の心にすんなり入ってきた。
誰にも出来なかったことなのに気がつくとあの子の周りは人だかりが何時もできている。
凄いことだと思う。
いつの頃だかおれ自身いつも眼があの子をいつも探している。

 男の欲望があの子を狙っている自分がいる。
征服したい、グチャグチャにしたい。
そんな事を考えてるなんてあなたは知らない事でしょう。
恋でも愛情でも無い
何故なら私達は同性なんだから
ありえない事
友情ではない
友情ならこんなに苦しくないはずだから
この気持ちはなんですか?
思いなんてゆるく、やさしく 
祈りなんて・・・これに関しては意味が無い
そんな神仏の加護なぞ存在しない。
目の前に無防備でいる獲物がいる。
俺の心が襲えと言っているのも知っている
襲えばこの飢えは満たされるのかな
(よこしま)な黒い心に支配されそうになった瞬間

両頬をなのはの両手で挟まれてしまった。

「な・なのは」

「綾ちゃん、また変なこと考えていたでしょ」

「そ・そんなことない」

「悩みごとがあるのなら、言ってほしいな」

「う・うんありがと」

 こんなこと言えるはずがない
言ったら軽蔑される
この子に嫌われるのが一番怖いと改めて思った。

「今日は待っていてくれてありがとうね、もう寝よう」

「うん」

ベッドに入り、ワザと寝返りをしてなのは乗せを向いて横になった。
俺は明日に備えて少しの睡眠に入った。
修学旅行の終わりでもあるから 

 

サウスタウン7.5 なのはsaid

 日が変わってもが綾ちゃんは帰ってこない。
ビリーさんはあの時あっただけでどんな人かはわからないけれど
怖い人って言うのはわかる。
綾ちゃんが参加した KOFでの戦いは全部見たんだけど、ビリーさんの戦いは見れなかった。
あれは戦いじゃなくただの暴力だったから。
そんな人と綾ちゃんは一人で行ってしまった。
いつも綾ちゃんは私に心配ばかりかけてって気づいてないよね。
みんなは心配だけど、綾だから大丈夫と言ってくれた
私はゼロさんとの死闘の時の綾ちゃんを知っているから・・・

 そんな事を考えていたら、部屋の扉が開いた感じがした。
気づいて扉の方を見たら

「きゃっ」

 あれっ綾ちゃんが悲鳴ちょっと珍しいかも

「あ、綾ちゃんお帰り」

「た・・・ただいま・・・なのは」

「綾ちゃん今なんで悲鳴あげたの?」

「なのは、美少女が真っ暗闇の部屋で顔だけ照らされていたら怖いって、それも下からだよ」

美少女って私は普通だと思うのに美少女は綾ちゃんの方だと思うんですけど

「でもでも、悲鳴あげられるとショックがあるよ」

「それはごめんね、どうしたのなのはこんな時間まで」

「心配だったから」

「ん、ありがとう」

「本当に大丈夫だったの」

「会うまでは大変だったけど、場所まで ついたならスムーズだったよ」

「で・でも」

「ビリーってね基本年場もいかない女子供にむやみに手を出さないから大丈夫だって」

「歩く凶器だとか聞いたよ」

 でも怖い人って言うのは本当だと思う。
確かにあのとき年場いかないって言っていたような気がする。

「まぁ非道って言うのは間違いないけれど、敵対意識や、ギースの命令の時ぐらいだって、信じて」

「うん」

「なのは、心配してくれてありがとう」

「友達だもん」

 無事に帰って来てくれて良かった。
私がほっとした瞬間に綾ちゃんが言ってきたので私はビックリしちゃった。

「なのは好きだよ」

 いつもの風ではなくなんだか熱っぽくてすごく情熱的な感じの台詞だった気がする。
私の鼓動が一瞬ビックってなったのを気付いた。

「うん、私も綾ちゃんのこと好きだよ」

 これだけ言うのが精一杯だったけれど、
綾ちゃんが真っ正面からコンナコト言うなんてちょっと恥ずかしい
フェイトちゃんやありさちゃん、すずかちゃんにも言われたことはあるけれど
こんなに熱っぽく言われたのははじめてかも
数分、もしくは一瞬の沈黙だったのかも
お互い気まずくなったから黙っているのかなと思ったんだけど、
なんか綾ちゃん一人の世界に行ったみたいにピクリとも動かないので
私は綾ちゃんの両ほほを手のひらで挟んだ。

「な・なのは」

「綾ちゃん、また変なこと考えていたでしょ」

「そ・そんなことない」

そうじゃなかったら私が綾ちゃんをはたけるはずがないでしょ
きっといってくれないと思う
これは確信。
綾ちゃん基本自分の事心の底に沈めるから
だから不意に何かの拍子で涙が出るのはそんなところなのかもって思っている
そして綾ちゃんはこんな時は必ずくだらない事を考えていると思う
本当に自分の事となると後ろ向きなんだから・・・

「悩みごとがあるのなら、言ってほしいな」

 言うだけで心が軽くなれると思っているから、っていっても言ってくれないんだろうなぁ

「う・うんありがと」

 うん学園内で綾ちゃんが人気があるのわかった気がする。
中学校から女子中だからか、たびたび噂は聞いた記憶はあったんだよ
身長約180
運動神経抜群
頭脳面積
外国人の血が混ざっているのかもと思うぐらいの美形で
目は青色で銀髪の人
まるで二次元から出てきたんじゃないかと思うぐらいの美形な人だよね
にゃはは女の子同士だし今日の私は少しへンなのかもしれないなぁ
明日も早いから私も寝よっと 

 

修学旅行3 帰国

 あれ以降変なことはなく今日無事に帰国
朝方クラスメイト達に感謝された。
先生方からは少し叱られたけれど、やっぱり怖かったから出向いてませんと言っておいた。

「大丈夫だったから、みんなが何事もなくいてくれて良かった」

 クラスメイト達にはそう言ったらなぜか黄色い悲鳴が小さく聞こえたんだがそれは置いておいて、アンディとはディズニーであったきり会えなかったんだよなぁ、一回手合わせしたいと思ったのに、きっと舞さんに引っ張られてそれどころじゃないのかな
  
 次の日になっておれ自身冷静になったのか普段通りになのはに接しれたので良かったと思う。
サウスタウンで半年間暮らしたけど、周囲がこんなに遊べるところが多いなんてはじめて知った。
あの時はKOFの準備に忙しかったしね。
今回の旅行でわかったことは、今も隣にいるなのはを自分のものにしたい気持ちがやっぱりあったんだと再認識
今のままだと格闘一本でテリーたちに勝つことは無理だとわかったこと
まぁバスタードの能力は備わってるけれど、身体能力ではこちらが上なんだけど、どうやら経験の差かと思っている。
負けるのはやっぱり悔しい帰ったら問題山積みなんだよね

進学か就職か
2年なのにもう表も裏も話が来ている。
ビリーの件もそうだし、管理局、警防隊、サッカーの強い学校等
そしてなのはにたいするおれ自身の気持ちの決着
学校行事は
夏休みに文化祭に体育祭ね
夏休み前になんかあった記憶があるなんだったかな
そんなこんなで機上時間が来たみたいで見んな乗り始めていた。

サウスタウンに帰ってきてわかった
ここはいい意味でも悪い意味でも格闘技の町だってこと
確かこの町って基本銃近視地区なんだよね
だから自分の腕っぷし自慢がこの町に入り込んでいるのかな
おれ自身この町が好きだと言うことは自覚してる
風都は生まれ故郷
海鳴は優しさと愛情溢れる町
サウスタウンは暴力とおおうらわかな町
どの町も私は好きだと自覚をしていた。
お土産も一杯買ったし
日本も恋しくなったから充実しようっと
課題は日本に帰ってからゆっくりとやることにしよう。
約1週間の旅行だったけれど結構充実したものだったと思う。 

 

文化祭の出し物とディペード大会

 
前書き
今回の章でのゲスト出演はマリみてになりました
まぁ名前だけかも 

 
 無事に修学旅行も終わり?、月の期末テストに向けての授業が始まると思うとまぁ気が重いのだが、テスト動向じゃなく授業がたるい

 そんなことよりももっと面倒なことがおきてしまった。
その一 7月夏休み前に号令の英語のディベート大会があり
今回はゲストがあるそうだ
去年はすごい白熱したのを覚えている
おれ自身は結構適当にやっていたのだが、どうせアリサとの一騎打ちになるだろうと予想したら結構伏兵がいて面白かった記憶がある。
確か名前は水野蓉子さん、佐藤聖さん、鳥居江利子さんだったかな
水野さんは今期の生徒会長さん。
才色兼備のミスパーフェクトだね
佐藤さんは色素の薄い髪型と石膏像のごとくな容姿をしていてかな
鳥居さんは和風の整った顔をしていて何時もヘアバンドをしていておでこがチャームポイントな女性
接戦の末IQ200オーバーのアリサが優勝をもぎ取ったのは去年のお話。
適当にやってたのであとでアリサにこっぴどく怒られた

「みんな真面目にやっているのに何であんたは手を抜いてるの」

言われた記憶はまだ新しい。

問題2は2時間あるLHRの時間だった。
2クラス合同で出し物を2つ出すとかあほな事を言っていた。
それだったら1クラスずつで1個出し物にすればいいのにって思ったけれどなんかやる気みたいなんだよね。
合同でやる必要なしと言いたかったけれど、親友たちの目が怖いものになっていたのでその発言を自ら封じた。

話し合った結果
喫茶店と劇らしい
喫茶店は普通ではつまらないと愛くるしい狸が言っていた。

「誰が狸なんや~」

女子中だから男装喫茶にしようなんて話が出た。

「却下」

「なんでや綾ちゃん」

「兄弟がいればいいけれど、服とかどうするの?」

「そんなん作ればいいやん」

「あのはやてさん服製作って難しいのですが」

「学園中綾ちゃんの男装やフェイトちゃんの男装を見たらみんな惚れ直すし見たいはずや」

「男装なんて見たって嬉しくないでしょ?」

「なら綾ちゃん賭けをしようやないか?」

「賭?」

「多数決で綾ちゃんの男装が見たい人が少なければこの企画無しで良いし、綾ちゃんのやりたいものをしてもいいよ」

「私女の子だよ、見たい人なんているはずないじゃん」

「賭してもいい?」

「これがアリサとかフェイトとかならわかるよ、私の男装を見たがる人はいないでしょ」

「してもいいんやな」

「賭の内容は?」

「今回は綾ちゃんに勝負やから、綾ちゃんの男装で接待を受けたいかどうかやな」

「それならいいよ、私が買ったら一クラス一つになって私の要望が叶うで良かったかしら」

「かまへんで、私が勝ったら企画が通って綾ちゃんにも活躍してもらうけどいいんやな」

「乗った」

 結果大負けしました。
男装喫茶否決1でした。
この2って私と多分フェイト何だろうなぁ
なんかフェイトは聞いてないって声が聞こえてきた。
うん根回しがしてある出来レースか
でも結果が出た以上は受け入れないといけないか・・・
見切れなかった自分が悪い
流石タヌキだ
まぁ男装して何が嬉しいんだろう。
男の時女装は・・・
やっぱり何がうれしいかわからん

 ラスト1時間は劇なんだけど
アリサとすずかとはやてがオリジナルの話を作ったあらすじをみんなに配られた。
すごいありきたりなヒロイックファンタジー
魔王が姫様をさらい騎士が助けに行くと言うごく普通のお話。

「これがはやてのもうひとつの要望かしら」

「ちゃうよ、これは提案や」

「提案?」

「この次が要望や」

 なんかすごい嫌な気がする・・・・

「みんなこれの騎士を綾ちゃんでお姫様をなのはちゃん、魔王をギャップでフェイトちゃんでどうかな」

「「はやて (ちゃん)聞いてない」」

 ふ~んはやて、ありさ、すずかがグルッてのはわかったけれど、
なのはも絡んでいたんだ。
教室が少しうるさくなってきて、それを聞いてみると
いいかもって言う話が聞こえてきた。
賭に負けたんだから受け入れるしかないけれど、負けっぱなしと言うのもね。

「綾ちゃん、みんなの意見なんやけど」

「は~受け入れるけれど、ひとつだけお願いがあるの」

「武士の情けや聞くだけ聞くわ」

 誰が武士だ、根回ししていたところやっぱり狸じゃん。

「配役のチェンジを希望」

「却下、綾ちゃんのその身長と美貌を使わないといけないし、考えた結果裏方やサブキャラだとみんなが消えるんや」

「違う違う、賭に負けたんだ、メインキャラは受けるよ、すこしイカサマに近い気がするけど」

 メイン5人をにらみ返すとさすがアリサとタヌキは知らん顔しているねぇ

「わたしが魔王でフェイトが騎士を希望する」

「なんでや」

「そっちの方がやり易いし、機を狙いすぎてもいけないと思うから」

「わかったわ、それで手を打とう」

「はやて私は受けないよ、聞いてない」

「それは却下や、みんなフェイトちゃんの男装の騎士を見たい人」

 ほぼ全員手をあげ可決

「わたしがお姫様じゃなくすずかちゃんの方が似合うよ」

「ん~なのはちゃんがお姫様の方がやる気がある人が増えるし、このあらすじを見るとなのはちゃんの方があってる気がするよ」

 はやてとアリサが書いたお姫様
守られるだけのお姫様ではなく、所々魔王を止めるように何度も説得するとあったりする。
俺もきちんと読んでなかった。
魔王とお姫様の距離が近くなるけれど、最後まで自分を曲げずに騎士と戦い散っていく。
俺ははやてとアリサを睨み付けるとしてやったりな顔でこちらを見た。
どれだけの策をかんがえていたんだろう。
末恐ろしいわ
劇の方はディベート大会が終わってから少しずつ行うということで本日の授業が終了した。


帰宅途中

「はやてとアリサはタヌキとキツネだよね、」

「だれが」

「アリサとはやて、だけどまとめたのは2人じゃないでしょ」

「そうなの綾」

「フェイト企画をたてて全員に言ったのは多分はやてでしょう」

「うん」

「企画をたてたのは修学旅行か昨日のどちらか」

「綾ちゃん知ってたの?」

「なのは知るわけないじゃん、でも話す時間それしかないし、なのは達仕事で忙しいじゃん」

 相変わらず、魔導士組はワーカホリックと言いたい。

「話は戻るけど、最初の要望だと賭に負けたんだから受けると考えたのだと思うよ、でもそれを逆提案すると考えた人がいた。違う?」

「降参、その通りよ」

「外枠ははやてとアリサだけど、最後まで読んだのはすずかって所、みんなが話したのて役が決まってたのは私だけって話、じゃなければなのはとフェイトが驚く必要もないけれど裏ではそれは決まってたって所かな」

「綾ちゃん当たりや」

「最初の話だと魔王にここまで当たってなかったと思う、ここまで焦点を当てたのはすずかかな」

「当たりだよ、綾ちゃん、これならどっちを受けても綾ちゃんが目立つと思って」

「三人に聞きたいどうしてここまで」

「あ~私、なにかみんなで真剣に作って思いでを作りたいと思ったからじゃ駄目」

「わかったそれ以上は聞かないでおくわアリサ」

「ありがと」

「やるからには本気でやらせてもらうね、私はこっちだから」

綾が立ち去り残った4人は全員こう思った。
そこが男前だよねと 

 

劇が決まったいきさつ

 修学旅行で帰宅してからの事だった。
なのはが綾を除くみんなに相談したいことがあるからということで連絡を取ったことから始まった。
集まる場所はすずかの家に次の日集まった。
修学旅行の次の日はちょうど休校となっていたし
学校だと綾がいることもわかっていたから相談できるのはこの日しかなかったともいえる。

 全員にお茶が行き渡ると

「なになのは?綾を除いて相談なんて珍しいじゃん」

「うんアリサちゃん、実は綾ちゃんに好きだって言われて」

「え?」

「やっと言ったんやね」

「見てればわかるじゃん」

「よかったねなのはちゃん」

上からフェイト、ありさ、はやて、すずか

「でもでも、きっと友達としてだと思うよ。みんなとは違う感じで言われたような気がして、でも女の子同士だし考えてたらわからなくなっちゃって・・・」

 なのはを外して4人が集まり

「どう思う?」

「なのはちゃんも鈍感やな~」

「恭也さんの妹だから仕方ないかも、お姉ちゃんも結構大変だったみたいだし」

「なのは・・・」

「ちょっとなんで私だけ外れて相談しているの?」

「どうしたいんやなのはちゃんは」

「どうって?」

「なのは、はやては綾とどうなりたいのって聞いてるの」

「私たち女の子同士だよ、先も言ったけれど多分あのときは・・・」

「なのは、綾に部屋で何かされたの?」

 フェイトがなのはの肩を掴んで揺さぶって聞いてきた。

「だから・・・女の子同士だってフェイトちゃん、すこしだけ雰囲気に飲まれちゃって意識しちゃっただけだって」

「綾ちゃんって戦った後ってすごくフェロモン出てるよね」

「すずかもそう思った、あの疑似体験の時も思ったし、パオパオカフェでの戦闘でも感じたんだけど、終わったあとなんとも言えない色気が出ているよね」

「私も思ったわ~、女の子なのに男っぽい色気と女性本来の色気が混じりあってそれで好きって言われたら意識するなってちょい無理な話かもなぁ~」

「そういえばなのはちゃん知ってんか」

「何をはやてちゃん」

「今年のバレンタイン綾ちゃんどれだけもらったのか」

「沢山もらってたような」

「段ボール箱沢山になったって言ってた」

「「「はい」」」

「それ私も聞いた、アイツって去年サッカーやって全国制覇したでしょ、それもエースでプロ顔負けっていう実力と容姿もあってTV放映されたんだよね、そのバレンタインもその影響だったらしいよ」

「どうするのなのはライバルは全国にいるよ」

「だからアリサちゃん女の子同士だってば」

 フェイトは後ろの方でなのはと綾と呟いていた。

「なのは結局のろけ話なの」

「アリサちゃん達が話を変な方に膨らましたんだと思うんだけど」

「ねぇなのはちゃんそんなに難しくかんがえる必要ってあるのかな?」

「どういうことすずかちゃん?」

「なのはちゃんは綾ちゃんのこと嫌い?」

「そんなことないよ」

「好き?」

「好きだよ、でも・・・・」

「なのはちゃんの気持ちはわかったよ、男だからとか女だからって線を引かなくてもいいと思うよ」

「わかったって?」

「言っても納得ができないと思うから焦らなくてもいいと思うの。
ゆっくりと自分に正直になれば気づくと思うよ」

 それでみんなが解散したんだが、アリサすずかはやてが残りなのはと綾をどうにかしようとそれでいて周囲が楽しめれるイベントはと考えた結果出たのが今回の企画で、朝早くに綾を除いて集まってもらって、2人には綾がどれだけ人気があるのかを自分で知ってもらうために今回の企画をたてたといった。


 この騒動の次の日人恨むと穴2つと少し意味合いは違うけれどこの後ふと思ったそうだ。

「アリサ・バニングさん、校長室まで来てください」

 放送が起きた。
これが今回の大きな騒動になるとはまだだれも気づいてなかった。
 

 

劇が決まったいきさつ2

 アリサが学園町に呼ばれる前日に俺はアリサとすずかはやてを家に呼び出した。

「はい三人とも紅茶で良かったわよね」

「「「うん」」」

「もう安心して普通のティーパックの紅茶だから自白剤や怪しい薬は一切入ってないから」

「綾ちゃん用件はなんだたのかな?」

「一番冷静なのはやっぱりすずかか?用件は前日の茶番の事」

「綾そうはいうけれど、魔導師組はあっちにいっちゃうんでしょ、みんなでやれる最高の思いでを作りたいのに綾にとっては茶番なの」

「アリサみんなでやることは大いに賛成だけど多分不純な動機が隠されてるよね」

「そこまで言うのならわかってるの」

「実はそこまではわかんないんだよね」

「「「は~」」」

「綾それ本気でいってる?」

「なのはちゃんの事で呼んだんじゃないの?」

「それはないわ~」

「なのはとフェイトはあの件に至っては白だから呼ばなかった。
本命の策は劇って言うことだけがわかってその理由が思い付かない」

 3人が俺から少しだけ外れて

「鈍感同士ってどうやって気づかせればいいと思う」

「綾ちゃん鈍感じゃないんじゃない」

「そやけど、あれ気づいてないっぽいよ」

「私の部屋で内緒話は止めてくれる」

「あ~もう綾単刀直入に聞くわね。なのはの事どう思っているの?」

 そのことか、ごまかしはこのメンバーじゃ不可
「好きだけど・・・なんでそんなこと聞くの?みんなの事も好きだけど」

「綾ちゃんわざと言ってるよね」

「はぁ~質問には答えてるよ」

 こんなときは本当にタバコかお酒をしながら話したい。
今の年齢が年齢だからできないのだが・・・
 
「綾ちゃんを責めてる訳じゃないの」

「私にどうしろと」

「なにか手伝えることがないかな?」

「私は・・・・女の子・・・・だよ。これが答えじゃ駄目かな」

「綾のなのはにたいする気持ちってそんなのなの」

さすがにその言葉に俺は切れてしまった。

「はっそれは越えられない壁でしょうか!アリサバカになった。
それに何も知らないくせに勝手ばかり」

「現代社会は同姓でも結婚とか出来るじゃない」

「IQ高くてもお子さまか・・・」

「綾ちゃんもアリサちゃんも言い過ぎだよ」

「そうやなアリサちゃん言い過ぎやで」

「お子さまに教えてあげる、恋愛と結婚は違うんだよ。恋愛は2人だけど、
結婚は両方の家庭が関わってくるって知ってる。
それにここ日本では同性婚は白い目で見られるでしょうか?
さすがにミッドは知らないけれど、多分一般的じゃないよね。
なのははどう思っているかわからないけれど、あのこの性格だと本気で好きになったら構わないっていうと思う。
桃子さん達も気にしないかもしれない。
それは本当に?そこまで考えて私に聞いてる?」

「綾ちゃんごめんな難しい話はおいといて、
そんな将来の事気にしてもしゃいないやろ。私達は純粋に聞きたいだけなんよ」

「私は好きになるかもしれないけれど、そう言う意味で愛することはできない」

「なのはちゃんの気持ちはどうなるんや」

「ごめん、俺も感情を出しすぎた。もう少しだけ友達じゃ駄目かな。
中学卒業までには答え出すから」

 俺は自分では気づかずに涙を流していたらしい。

「綾ちゃん私たちは良いの、時間を伸ばせば伸ばすだけきっとお互い苦しくなると思うの。
落ち着いたら今の気持ちだけでも正直になのはちゃんに伝えてあげてほしいな」

「頭には入れとく、今回の事は、俺も悪かったし、多分きっかけは俺の不用意な言葉から始まったと思う。
金輪際は止めてほしいかな。いくら親友でも人の隠している心まで土足に入って行く権利は無いはずだから」

「その通りや、私たちも結果を急ぎすぎたみたいや、どうする文化祭の事は」

「それはそれこれはこれだよ、賭に負けたからしっかりやらせてもらうよ」

「わるかったわね」

「こっちもねアリサ」

 そういったやり取りをしてみんなを返したんだが数分後
すずかだけが舞い戻ってきた。

「戻ってきちゃった。」

「どうしたのすずか?忘れ物」

「う~ん、忘れ物って言ったらそうなるのかな?もう少しだけ話をしたくて」

「昔からさぁ、俺には弱い人間が4人いたの知ってる?」

「うん」

「質問の答えは?」

「それは、1組は親御さんでしょ、3人目はなのはちゃん、そして自惚れじゃなければ私じゃない」

「正解、フェイトもかなって思った時期もあったんだけどね。きっとあの事件の事を後悔していたからだと思うから」

「すずかなんだけど弱いんじゃなく、きっと親を抜かしたら一番怖いと感じているんだと思う。だから言葉使いを戻した。なんの用?」

「そんな真剣な顔した綾ちゃん見るのってはじめてあったときぐらい」

「すずかの前ではそうかも、色々できるからね」

「もう少し脱線するね、なんで私が怖いの、人と違うから」

「人と違うっていうのなら俺の方が人外だよ、腕もげようか、足がなくなろうが、心臓さえ動いていれば復活するんだから、
いくら夜の一族って言っても再生能力も限度があるでしょ」

「それじゃなんで?」

「いつも後ろにいてサポートしてくれてすごく冷静で物事をしっかり見て急所を攻撃するから、全快の賭けも最終調整はすずかがしたでしょ」

「そっか、戻ってきた理由と質問するね」

「了解」

「綾ちゃん何歳なの?」

「14歳だよ。戸籍調べてもDNA調べてもらってもいいけれどこれは本当。なんでそう思ったの?」

「私たち一族ってねすごい長寿だからある一定の年齢に行くと老けないらしいの。綾ちゃんの洞察力と考え方を踏まえたらそんな考えがよぎったの、確信したのはさっきまでのやり取り、どう考えても私たちの年齢の考え方じゃないから」

「嫌々それ言ったらなのは達みんな中学生の考え方じゃないから、
嘘は言ってないよ」

「変な考えなんだけど、綾ちゃん男性だったの?」

「このプロモーションで生物学上は女性だよ」

「これは昔から思ってたの、もしかして前世の記憶とかあったりするの」

「そんなオカルトって俺たちの存在事態がオカルトか」

「そうね。これもさっきのやり取りで思ったの。綾ちゃんさっき「私は好きになるかもしれないけれど、そう言う意味で愛することはできない」って私たちに言った言葉を推理したらそうなったも」

「怖くないの」

「友達だから」

 俺はすずかをベッドに押し倒して馬乗りの形になった。

「いくらすずかが運動神経がすごくてもそれは潜在能力の上でしょ、もし私が前世の記憶があるとしたら性別は?」

「男性、アリサちゃんやはやてちゃんのいうのはスキンシップの延長上かもしれないけど、綾ちゃんのそれは肉欲もあるから来苦しいのでしょ」

「怖くないの?」

「怖くない、綾ちゃんの目が正常だから」

「もし俺が男の前世を持っているんなら今俺のしたにいるすずかはすごく魅力的なご馳走な気がするけれど」

「でもしないよ」

「結局なにが知りたかったの?」

「綾ちゃんが本気で本心を語って行動したらきっとみんな納得すると思うよ」

 俺はすずかの拘束を解いて、自分の席に戻った。

「血を吸いたくなったら来てもいいよ」

「お互い情欲に身を任せるの?」

「それも一興じゃない」

「なのはちゃんに怒られたくないから」

「そっか」

 俺はベッドにいるすずかをそっと包み込むように抱きしめた。

「ありがとう、俺が好きなのがすずかだったら楽だったのに、これが答えでいいかな」

「ありがとう」

 すっと触れるか触れないかの唇同士の口づけ

「私のファーストキスで今回の件許して欲しい」

「それは貴重なものをいただいたけど、あの刹那な時間でキスなの」

「はじめてベッドに押し倒されたのアリサちゃん達に言ってっも」

「話が面倒になるから止めて、でもこれありがとう」

 すずかが唇を指差しながら

「ごちそうさま」

今度こそすずかは帰ってしまった


 すずかは帰り道ドキドキしながら帰り路を歩いて行った。

 私の方も危なかったんだよ綾ちゃん
夜の一族はある期間欲情する性質があるから、
まだ違うと思っていたけれど初期状況が来ていたみたい。
キスするつもりはなかったんだけどね
結構ごまかされたけど、前世の記憶は持っていてそれは多分男性、推定20~30
今の私たちが13か14だから
たまに保護者目線なのはそんなところなのかな
そういう目線相手だったなのはちゃんが恋愛対象じゃないかと気づいた瞬間に戸惑っている感じ
きっと生前あまりお付き合いした人はいなかったのかな
どんな判断をするかわからないけれどもう少しだけ様子を見てみましょう
 

 

アリサへの依頼


「ねえ綾ちゃん、アリサちゃんが校長室に呼ばれたんだけど」

「呼ばれたねぇ」

「なんだったのかなぁ」

「なんかの論文で優勝したとかなんかじゃないのかな。
そんなに心配なら後で聞いてみたら?」

「う・うん」

「なのは調子悪い?」

「な・なんで?」

「すこし顔が赤いような気がするし、言葉がすこし変な気がするから?」

「にゃ、にゃ、うん、なんでもないよ」

「ならいいけれど」

 俺たちがこんな馬鹿話をしていたときアリサ自身困ったことが身に起きていた。

「アリサ・バニングス入ります」

「呼び出しをして悪かったねぇ、バニングスさん」

「いえご用件はなんですか?」

「来月にディベート大会があることは知っていますよね」

「はい、私も楽しみにしていますが、まさか中止になったとかですか?」

「そんな状況ならバニングスさんではなく、水野さんを呼び出しすると思わない?」

「はい?」

 なんで私を呼んだんだろう、世間話がしたいわけではなくディベート大会の事っていうのはわかる。
今回のディベート大会何かするって言ってたよね。
思い出した。

「学園長ゲストの事でしょうか?」

「流石ですね。バニングスさん」

「その方のエスコートかなんかですか?」

「大当たりです。お願いできるかしら」

「それはもちろん」

 そう言うのはそれこそ生徒会などのしごとじゃなかったかとかアリサは思っていた。
もしかしてそれ以外に何かあると身構えていた。

「良かった、引き受けてくれないかと思ったので、
無理なら南條さんに頼もうかと考えてたの」

「綾・・・あ、いえ南條さんにですか」

「そうですね。本来は生徒会長さんにお願いをしようと思いましたが、
この時期は忙しいですので」

「水野生徒会長や南條さんが必要って事はゲストってもしかしてVIPですか」

「さすがバニングスさんですね」

「さすがにこれだけヒントをもらえれば」

「時間もなんですからお相手はエルシード王国のセシエラ王女が来日途と共に参加をいたしますので、静養先としてお願いしたいと思いまして」

「わかりました。」

「では日にちは後日お知らせいたしますのでよろしくお願い致します。」

「はい」

 アリサが教室に戻る途中で教室の前で綾がたっていた。

「アリサどうしたの?」

「綾なにが?それを言うのは私の方だと思うのだけど、私たちの教室の前で立ってるんだから?」

「校長先生の呼び出しで何かあったと思ってね」

「頼まれごとよ、それ以上はまだ言えないわ」

「そっか、手伝いが必要なら言ってね」

 綾はアリサの微妙な雰囲気でやはり何かあったと確信はしていたのだが、聞いても答えてはくれないだろうと思っていた。

「あの件で怒ってないの」

「それはそれこれはこれでしょ。一応納得はしたしね」

「そうね、そのときが来たらお願いするわ」

「了解」

 こういう時綾は察しが早くて助かる
多分完全な詳細は知らないとは思うけれど、
今回は最上級VIP
いくら綾でも口外は出来ない。
面倒なことにならなければいいのだけど

 

 

アリサ振り回される

 あれから期末テストも過ぎたある日
アリサ・バニングスは海鳴郊外のホテルのフロントに来ていた。
アリサ自身色々なVIPと会うのは結構多いのだが、
一国の王女は滅多にない機会でもあった。
ホテルのフロントがアリサを紹介している間結構緊張をしていた。
それからしばらくしてから王女のスイートルームに招待された。

 さすが王女が泊まるだけあって落ち着いた色調で統一された格調の高い部屋作りがしてあった。

「お待たせいたしましたアリサさん」

 フリルのついた白いブラウスに赤いスカートをはいていた。
髪の毛は黄金のような金髪で北海の方だからかはだの色が白い女性だった。

『はじめましてセシエラ王女』

『まぁ私の国の言葉が話せますの?』

『挨拶だけ、これから先は英語でよろしいですか?』

「堅苦しい挨拶は置いておいて、お座りください」

 アリサは言われた通り席についた。

「アリサさんの事を待っていたんですよ。私同じ年頃の子と話す機会がないので、だから今度アリサさんの通っている学校に行くのはすごく楽しみなの」

「十分楽しめれると思います」

「なるべくなら普段通りのしゃべり方が良いのだけれど」

「そう、ならセシエラ王女も普段通りで」

「そお、そうさせてもらうわ」

「今度のディベート大会に出るんだってね、すごく楽しみ」

「ディペード大会は楽しみだけど、アリサさんの友人に会うのも楽しみのひとつね。普段どんな遊びをしているの?日本ってビデオゲームが流行っているって聞いたけれど、他にはどんな遊びをしているの?」

「お茶会開いておしゃべりしたり、ゲームもみんなでしたりするわね」

「本当にビックリ!アリサさんの英語完璧で驚いたわ、せっかく日本に来たから普通の中学生も見てみたいわ」

 アリサ自身王女が言わんとしてることはわかった。
日本は先進国なのに英語が話せない人が多い珍しい国でもある
覚えたての英語、色々な遊びをしている同い年の子似合いたかったのかな
そういえば綾がいっていたっけ、みんな大人びているって

「外にいきましょう」

「え!」

 セシエラは外に歩いていったので、慌ててアリサも後をついていった。
アリサが慌てて廊下に出ると護衛も慌てて追ってきていた。
エレベーターの扉が開きギリギリ、アリサが滑り込んだ。
エレベーターに間に合ってほっと一息ついて、
怒鳴ろうとしたがブレーキがかかった
なぜならセシエラの表情が部屋にいるときよりも楽しそうだったからだった。
ホテルの敷地内にある庭園に向かった。
その庭園の中心には池があり、お約束に立派な錦鯉が泳いでいる。
池にかかる石橋をわたった。
セシエラの王国はバルト海付近の小さな国だからか、
日本庭園等やっぱり珍しく軽やかに回っている姿を見て、立派ながら私たちと同い年なんだなっとアリサは感じた。
庭の中央に位置する大きな岩で左に回ったのだがセシエラがいない
護衛もセシエラを見失ったみたいだった。


「「王女様」」

 護衛はすぐさま出口を探しに行ったが、アリサは王女はまだこの近くにいると理解はしていた。
後ろを向こうとした瞬間に手をつかまわれた。

「アリサ、こっち」

 抵抗すると自分も転ぶと実感していたので、セシエラに引っ張られる感じで外に出た。
ついた先はここの駐車場だがお客様用ではなく業者用。

「アリサ、やっと自由になりましたよね。外に出ましょう」

アリサは額に手を抱え込んで

「護衛まくの手慣れてる?」

「そう、ありがとう」

いやいや王女様誉めてないって、それにこの王女様トラブル系の人
綾の方がと一瞬頭によぎったけれど
一緒になって悪ふさげすると感じやっぱり私でよかったのかなとふと思った。

 道路に出ると通りかかったタクシーに乗り込んだ。
いやいやこれって結構問題になるんじゃないの

「心配しなくても大丈夫よ、私が姿消すのしょっちゅうだから」

 全然安心の論点が違うでしょ

「私まだ15才なんだよ、どこに行くのも護衛がついてきて息がつまっちゃいますわ」

どうしたものかと考えていたら

「ウミナリエキマデ。」

「日本語話せるの?」

「これと自己紹介だけね」

 タクシーが走り出すとセシエラは嬉しそうに

「大成功!すごく嬉しい」

「セシエラ王女、お戯れもここまでにしたらいかがです。
護衛の人も職務を果たしているんですから」

「誰かが言ってたわアリサ、ハプニングは人生の潤滑油って」

「それで、何かあったら、護衛の人に処分があるよね」

 セシエラはすこし下を向いて

「なんでアリサみたいに完璧な人が来たのかな。
私が望んだのは英語がつたないけれど、ちょっと幼いけれど生き生きしている普通の中学生なのに」

 アリサ自身いつもなら爆発はするんだが、一国の王女ってところで今のところは我慢をしていた。

「きれいな住宅街ね、公園とかも気持ちが良さそう」

「私もここを歩くの結構好きかな」

 そんな会話をしていると駅に到着した。
タクシーから降りてセシエラはキョロキョロと物珍しそうに見回していた。

「漢字が沢山、はでな色も多いわ、こういう日本ぽい所に来たかったの」

「もっと有名な場所もありますよ」

「でも観光地じゃなく普通の町にこれる機会はほとんど無いの、どこに行く?」

「聞かれなくても一人でも行く気なんでしょ?」


「そうしたら、また付いて来てくれるんでしょ?」

「はぁ~、もうわかったわよ」

「ありがとう、学校帰りにどんなお店によるの?ラーメンとか」

「いつもは車通学だけど、たまにシュークリームを食べに行くわ」

「シューって行ったら行きたい場所があるんだけど、こっちよ。今日の為にこっそり調べたの」

 行先は良くいくお店翠屋だった。
翠屋の有名さは世界共通なんだとその時アリサは思った。
観念して翠屋に入った。
今は言っても桃子さん達には気づかれない可能性もあるし、だまっててもきっと配慮してくれるはず
それに此処なら安全よね

「アリサちゃんいらっしゃい。今日は早いのね」

「桃子さんこんにちは、今日は学校の用事でこの方をエスコートしている・・・」

 アリサが桃子に説明を遮断してせシエラは桃子にダッシュで抱き着いた。
 
「桃子、久しぶり~」

「う、うそ、セシエラ姫」

「日本で有名なシューのお店があると聞いたから桃子のシューと味比べしたいなぁと思ったの」

「桃子立ち話だと奥の部屋を使ってもらえ」

「アリサちゃんとセシエラさんはこっちへ」

席に案内されて

「セシエラ王女は桃子さんをご存じでしたの」

「うちの両親が桃子と知り合いらしく、私も来日したときに紹介されてその時のシューが忘れられなかったの。
てっきり一流ホテルか都心辺りの洋菓子店を経営してると思ったから喫茶店だとは思わなかったわ」
 
 アリサ自身世間はなんて狭いのだろうと実感していた。 

 

談笑

 あれなんでこうなってるの
翠屋に来てセシエラ女王にここを紹介したはずなのに?

「なんであんた達がここにいるの?」

「アリサの事が好きだから」

 綾嘘くさいわよ、絶対に何か掴んでいたのね

「アリサちゃん邪魔だったかな」

 なのは邪魔ではないのだけどね

「こんなべっぴんさんひとりじめは良くないわ~」

 はやてそう言うのなら変わってほしいぐらいよ

「私はアリサちゃんが困っているって聞いたから」

「アリサさんの友人ですか?」

「「「「「はい」」」」」」

 時は数分前に逆戻る

「やっぱり桃子のシューは世界一よね」

「セシエラ女王もそう思いですか?」

「今まで色々なお菓子をいただいたことはあるけれど、シューでは世界一だと思ってます。お菓子でもトップクラスですよ」

「やっぱりそうですよね~」

 二人とも幸せそうな会話をしていたら

「やっぱりここだったでしょ」

「さすが綾ちゃん」

「なんでわかったの?」

「なのはに質問」

「にゃ」

「私たちの女の子がちょっと時間を潰して行きそうな場所は」

「喫茶店かゲームセンター、雑貨屋」

「だよね」

「すずかに質問」

「アリサのエスコートしている人は一般人?」

「多分違うと思うけれど・・・」

「はやてに質問」

「なんや」

「アリサは緊張していると思う、してないと思う」

「そりゃしてるに違いないやろ」

「最後にフェイトに質問」

「美味しいお茶とお菓子が食べれてなにがあっても安心できる場所は、そして私たちもリラックスできる場所ってどこ」

「あ、翠屋」

「正解、そこにアリサご一行さまがいます」

 冒頭に戻る

「アリサが今日学校の用事で一日いないって聞いたから、
思い出しただけ、昨日からエルシード王女様が海鳴に来てる。
今回のディペード大会のゲストはセシエラってくれば推測は簡単でしょ」

「「「「「セシエラ女王様海鳴へようこそ」」」」」

 セシエラはその言葉を聞きみんなの方に笑顔を返してくれた。
いっしゅん綾の方に軽い会釈が来たが綾自身それを気づかぬ振りで起こした。

「私たちもご一緒しても良いかな」

「ぜひ」
 
 はやての問いに笑顔で返してくれた。

「アリサいいかな」

「座ればいいじゃないの、王女様のお許しもあるんだし。
本当はなんだったのよ?」

「もちろんこの間のお返し、あれで納得はしたけれど、やり返さないとは言ってないでしょ」

「アリサこの人に何かしたの?」

「ひどいんですよ、この人達みんな私をはめて出店の客寄せパンダと劇の主役にするためにはめた悪友ですから、王女も気を付けた方がいいですよ」

「いつも隠れてするのは綾の方じゃない」

「それはそれこれはこれだよ」

「なによそれ」

「もぅ綾ちゃんもアリサちゃんも王女様の前ではしたないよ」

「良いの、そうこの雰囲気を私は見たかったの。私の名前はセシエラ・シーン皆さんの名前を聞いてもいいかしら」

「「「「「はい」」」」」

「高町なのはです」

「月村すずかです」

「八神はやてです」

「フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです」

「綾 南條綾」

「そう、 みなさんよろしくね、私の事もセシエラって呼んで、公式の時は不味いけれど」

「「「「「は~い」」」」」

 クリームソーダを飲んだことがないっていっていたので頼んだらすごく喜んだり、お互いの普段のお話をしていた時に、
スーツを着た男性が2人入ってきた。
綾自身入り口が一番見える場所にいたので

「多分王女の国の人が来た」

 アリサとセシエラが二人して忘れていたって顔をしていた。
一応お忍びでここまで来たことすっかり忘れていたみたいだった。

『大使館から来ました。護衛の者です』

『場所もわかったからいいでしょ』

『いえ国王から直にご命令がありすぐに連れ戻すよう言われていますので』

『あと30分ぐらいいいでしょ?』

『いえいけません。すぐに戻ります』

 綾はみんなに

「セシエラ、戻らないといけないんだって」

「仕方ないよね」

「楽しかった」

「私もみんなとこのように話せて楽しかった。また大会でね」

 護衛に促されて店を出た。
アリサもその後をついていくと、車の前で

『おまえはくるな』と言い返した。

『この方はわたしの連れです。手荒な真似はしないように』

 アリサを突き飛ばして、セシエラを力付くで車にのせて発信した。

「助けて」

その一部始終を見ていた綾達はソファから立ち上がった。

「桃子さん、士郎さん、厄介事が起きたみたいですのでいってきますね」

「頼めるか」

「綾ちゃんお願い」

「帰ってきたらシューとコーヒーください」

「わかった」

「気をつけて」

 綾がそんなことをしている最中
アリサは護衛の車を走って追いかけて
みんなも追いかけ出した。
俺も外に出て指示を出した。

「フェイトは屋根上からランニングで追いかけて、なのはとはやてはすずかとアリサと一緒に向かって」

俺は不可視の(ウイザードアイ)を飛ばし追跡していった。
タクシーを止めそのタクシーにアリサ、すずか、なのははやてをのせ目的地に向かっててもらった。
俺は透明(インビジブル)の呪文を使い、超高速飛行呪文を使い追いかけてった。
団欒からいきなり王女様追跡になった。

 会釈をしてきたということは俺の知っているせシエラか
なら心配するだけ無駄なような気がするのだが…
事情は話せないから、仕方ない助けますか 

 

拉致

 せシエラを乗せた黒い車は、住宅街を抜け人気のない広場を選ぶと車を停めた

『降りるんだ』
 
 男は後部ドアを開けてセシエラを促した。
男がセシエラを捕まえようとすると、セシエラは男のサングラスを叩き落としてから、香水を男の目に当たるように噴射した。
目に刺激物が入りのたうち回っている隙を付いて、逃げ出した。

『逃がすか』
 
 男は立ち上がり、腰から銃を抜いた。
その瞬間銃を撃とうとした男は明後日の方向に飛んでいった。

「銃弾 牙追」

 綾はインビジブルを解きそのまま突進攻撃の牙追を男にお見舞いした。
セシエラは驚いていたが綾の顔を見るなり安心していた。

「おっとここまで、女の子相手に銃を使うなんてダサすぎ」

「きさま、さっきの店にいたやつらかどうやって・・・」

「そんな怪しい黒い車見つけるの簡単だしね」

「まぁいい死にたくなければこれ以上踏み込むな」

 護衛の男は拳銃を見せびらかして威嚇する。

「綾危ない」

 ちょうど屋根からこちらに向かってくるフェイトが見えるけれど、

「大丈夫、セシエラのところに行って」

「了解」

「その銃でどうするの?」

 男は綾に向けて発砲したがそれを半身してかわした。

「当たらないねぇ」

 何発撃っても当たらないでいた。

「俺に当てたいのならリッパーやホッパークラスでいることだな。お前らぐらいなら来る瞬間と当たる場所さえ把握したらかわせるよ」

 ちょうどタクシーと到着に俺のハイキックが男の頭に入り、男の身体が浮かび上がった瞬間ハイキックの遠心を使い肘鉄を叩きつける感じで与えてノックアウト。
俺は2人とも車にあった紐を取りだし盗賊の縛り方をした。
アリサはすぐにセシエラの方に行き無事を確かめていた。

「大丈夫」

「ええ」

「セシエラこの人本当にSPなの」

「それは間違いありません」

 綾は男の胸ポケットからスマホを取り出したがロックがかかっているみたいでなかを見ることができなかった。

「アリサこれからどうするといいと思う」

 一応今回のリーダーはアリサだからね

「そうね、ホテルに帰っても暗殺者が来るかもしれない。仲間だと思っていた護衛の人が襲ってくるんだし、大使館に連絡を取るのが一番だと思うけど」

「アリサちゃん、わたしはその案反対や」

「はやてはなんで?」

「それはやな綾ちゃん。
なんかで傍受して来た人がじつは暗殺者でしたってケースがあるかもしれん」

「はやてには案があるの?」

「もちろんやアリサちゃん」

 なんか面倒くさい。
セシエラも猫を被ってなくて行動すれば楽なのに、
セシエラは俺の方を見て人差し指を唇の方に持ってきた。
手前もサイツと同じなのに、これ位どうにかできるだろうか

 セシエラ・エルシード
旧姓 セシエラ・シーン
俺が作ったTRPGキャラの一人で
魔法使いのくせに回復呪文を操る
字は白き魔女
魔法使いの呪文をマスター
風と治療魔術を得意としている。

「みんなで大使館までいけばいい」

「アリサここから一番近い大使館って」

「あ~、どこだったかな」

「アリサちゃん一番近くは風都にあるよ」

「すずかありがとう」

「それは名案ですね。私もそれを使いたいです」

「ちょっと待ってわたしは学園長にだけは連絡した方がいいと思う」

「学園長ですか、アリサですか・・・」

 アリサはすぐさま学園長に連絡を取った。

「連絡を待っていました。王女と行方不明と聞いていますが」

「申し訳ありません、ホテルを出て、翠屋で暗殺者に会いまして、今友人達と阻止したところです。」

「なぜ外出したかはあとで聞くとしまして迎えを寄越すから場所を教えていただいていいですか?」

「私もそのつもりだったんですが・・・」

 俺はすこし面倒になってアリサから電話を取り上げた

「学園長、南條です。迎えに来てもらう人も今回信用できないんですよ」

「あなたまでいたんですか?」

「時間もありませんから、王女を風都の大使館まで送ります。」

「途中で狙われたら危ないので許可できません」

「この件セシエラ王女も納得ですので王命に逆らえれませんし、それを覆せ何て一般人には無理ですって」

 この会話を聞いたみんなはそのときこう思ったらしい
絶対にうそだと綾はそんな権力気にしないと・・・

「状況からしてあなた達が拉致したと言われてもおかしくないのですよ。
国際問題に発展する可能性もありますので私の言う通りにしてください」

「もし来た人たちが黒い人だったら学園長責任とれますか?」

「・・・・」

「あまりこういうのは使いたくないのですが、KOFのファントムレディが護りますから安心してください」

 俺は電話を切った。

「もしかしてうまくいかなかった」

「拉致しているのと一緒だから場所教えろっていったけど拒否したよ」

「みなさんごめんなさい」

 俺のところに電話がかかってきた。

「了解です。ありがとうございます」

「綾ちゃんだれからだったの」

「秘密、護衛の心得を教えてもらっただけ」

「大使館までどのように行く?」

 本来は俺かフェイトが転送の呪文をすればいいのだけど、違反になるからできないのと、セシエラ自身も瞬間移動の呪文はない。 

 

警護はしょうに合わない

 アリサは大使館までの移動計画をみんなで話し始めた。

「アリサちゃん一番良いのはタクシーじゃない」

「なのは、タクシーが一番危険なのよ」

「ほら、なのはちゃん、車のナンバー覚えられたり、教われたら逃げにくいしね」

「なら公共交通機関やな」

「ひとつじゃダメだね、いくつか変えなくっちゃ」

「それでどうかなアリサちゃんに綾ちゃん」

「私も交通機関しかないと思う」

「ん~フェイトこっち来てセシエラとならんで」

「うん」

「フェイトはこの中で肉弾戦はわたしの次にすごいよね」

「た・多分」

「おめでとうございます。フェイトはセシエラの変装をしてください。
いっても難しいのではなくセシエラをうちの学校の制服を着させて、王女の服をフェイトとが着る感じでどうかな」

「賛成したいんやけど、むりやね」

「なんで?」

「フェイトちゃん胸ありすぎやから」

 そういやセシエラってBカップだったっけ?

「フェイトは王女ににた服を買ってきて、これカード」

「う・うんわかった」

 フェイトは来たときと同じように屋根づたいから走って戻っていった。
一旦バスにのって海鳴の駅に到着
到着したときにはフェイトはセシエラの服によくにたものを着ていて、セシエラはうちの学校の服を来てもらった。
このバスの一個前の出発にフェイト、はやて、なのはに行ってもらい、
こちらにはありさとすずかが来てもらった。

「アリサ、敵さんはどういう感じで来ると思う」

「そうね、乗り降りは気を付けないといけないことかしら」

「さすが冷静だよね」

「何が目的で王女の暗殺何てするんだろう?」

「そうね、たしかエルシード王国のある地域は紛争が絶えない場所で、たしか王女は」

「はい国際平和の事を話しているわ」

「それ以外に思い当たらないのよね~、まだ王女も若いから暗殺よりももっと使い道がありそうだし」

アリサがすこし自分の世界に入りそうだったので俺は軽くチョップをしたら

「綾いたいじゃない」

「さすがに物騒なことを独り言で言うのは怖いわ」

「すごいわねね。よくそこまで・・・」

「準備しているときにスマホですぐに調べて、結果を出しただけよ」

「誰に思われてもいいじゃない、わたしの頭脳で救える人がいるんならそれを行わないと私は後悔するわ」

「アリサすごいわ、私はどうしても周囲の目を気にしてしまうし、それがプレッシャーになって、自分の思いを貫けたらどんなに素敵なんだろうと思っています。」

「そんな立派なものじゃないわよ、私もミスはあるし怖いときもあるけれど、なのはやすずか、そこにいる綾達がどんな事でも手を貸してくれたり、間違ってたら止めてくれるって自身があるから動けるの」

「そんな素敵な友人羨ましいです」

「セシエラ、もう私たちって友達じゃないの?」

「いいの私が?」

「うん、セシエラさんは私たちのとおく離れた場所かもしれないけれど大切な友人だよ」

「ありがとう、これからみんなの言葉を胸に自信をもって信念を曲げずに行きます」


 フェイト達が降りる瞬間フェイトは帽子を取って相手に投げつけた。

「王女に見えたのかな?」

 フェイトはすぐさま小刀の木の棒で相手を殴り気絶させた。

『撤収だ』

 先回りしたはやてが他の者を眠りの呪文で眠らせた。

「はやてちゃん魔法は・・・」

「しゃあないやろ、なんでみんな寝てしもうたんや」

 はやては交番に行って集団で寝てる暗殺者を届けた。 

 

警護は続くよ

 ここまで一応予定通り来た。
一行はこれから電車に乗ることになった。
色々な公共施設を使うことにより撒くことと
いくら何でも大衆が集まるところで事件にはしたくないだろうと
アリサの意見だった。
セシエラに変装したフェイト
護衛役ははやてとすずかになった。
先程とは違い一両前に座ってもらった。

 フェイト自身管理局でも鍛えられているからと
いぜと言うときのすずかの運動神経が良いからだった。
はやてにはそこらへんは期待していないが
アリサと同じぐらい頭の回転が速いのははやてであり
ダーティさでいえばきっとはやての方が一枚上手だと思われる。
そして王女、アリサ、なのは、俺と言うパーティになった。

 誰がセシエラを狙っている?
SPを使っているから同じ国の奴らか
でもそんなばれるようなことをするのだろうか
でも年場の行かない少女だと思っていたら
ありかっと ぼ~っと考えていたら、窓際の2人に少しひっかかったので、少しなのはに聞いてみた。

「なのは」

「ど・どうしたの綾ちゃん」

「あれどう思う」

「何となく雰囲気がおかしいような気がする」

「やっぱり」

「うん」

 なのはは血筋かわからないけれど、
何となく気配察知が他の人より早く
そして空間認知力ははるかに鋭かったりする。

「綾なにかあったの」

「ちょっとね、アリサちょっといってくるね」

「騒ぎ起こさないでね」

「了解」

「セシエラ、ルージュ持ってるでしょ。貸して」

「よく知ってるわね、これでいい」

「ありがと」

 俺はハンカチにある言葉を書き、裏地に両面テープをはり準備終了
俺は盗賊技能の気配消しを使い怪しい外人に近づいてその背中にハンカチを取り付けて自分の席に戻った。

 座席に座っていた若い男が笑いだし、
女性も笑ったらいけないよと言いながら笑いをこらえていた。
笑いはすぐに伝染していき外人はなぜ笑われているかわからずにいた。

「次の駅で降りる」

 俺はすぐさま思念波ではやてに伝えた。
発車ベルがなる瞬間にみんなを降りるよう合図をした。

「なんかはらはらドキドキして楽しいわ」
 
 俺はセシエラだけに聞こえるように

「だったら一人でやればすむじゃん」

「それだったらみんなと友人になれなかったわ」

「まったく、こんなにいたずら好きだったかな」

「ところで綾あれになんて書いたの」

「アリサの位置じゃ見えなかったか、書いた文字ははじめてのお使い中」

 みんなそれを聞いて大爆笑をした。

「本当はこの電車で風都に行く予定だったんだけどどうしようか」

「やっぱりタクシーとか」

「なのはそれは絶対にパス」

「ちょっとおかしくないか」

「はやてちゃんどうしたの?」

「すずかちゃんおかしいとおもへわへん、なぜこうも先回りされてるん」

「あの、セシエラバックを見せてもらってもいい?」

 アリサはすずかのその言葉を聞き、セシエラを観察をした。

「アリサ、いいわよ」

 中身はリップと鏡、ハンカチしか入ってなかった。

 何も怪しいものは・・・まさか俺はすぐにティアにアクセスをする

《ティアごめんスマホに発信器着いてない》

《・・・ご明察ですね、GPSで発信されてます。》

「多分スマホでハッキングされてる」

「なぜわかるん」

「多分だけどね・・・それしか考えられないから、セシエラちょっといいこれ?」

「ええ」

 俺はカバンの中から盗賊セットを取り出しスマホをガチャガチャイジルふりをしながら裏カバーを外した。
呪文を一応セシエラに見せたらまずいのでごまかすために
アリサたちに説明が面倒


「ちょっと!!」

 アリサが騒いだけれどその時チップが落ちてきた。

「ほらね」

「ねぇ、綾ちゃんあれは」

 ナイスなのは
なのはが指をさしたのはレンタル自転車
自転車での移動になったが貸し出しができるのが4台
今の人数は
俺、セシエラ、なのは、フェイト、はやて、アリサ、すずかの7人
4台借りてきて3人留守番で4人で行くっていったら反対されるわなぁ
2人のりするしかないか

「セシエラ乗りなさい」
 アリサが速攻でいったのにはビックリした。

「私はあなたの友人でもあるけれど、今日はあなたのエスコート役よ」

俺はすずかの方を見て

「アリサ (ちゃん)らしいね」
お互い笑いあった。

 すずかの後ろにはやてが決まり

 フェイトの後ろになのはが決まった。
何かあったら俺が動けるからと言う理由で俺が発言した。

「綾ちゃんの意気地無し」

 小声ではやてに言われたのはショックだったがフェイトは少し嬉しそうだしなのはも嬉しそうだからいいかなと思った。
はやてとすずかにはお見通しみたいで少しだけジト目
半分は本当の事でしょうが・・・

「私自転車乗ったのはじめてだけどすごく楽しい」

 アリサがこいでいるから大変だけどね
セシエラって背が170近くあるんだよね
アリサが160いってないから結構きついはずなのにがんばるなぁ
後は警察に捕まらないように祈らないといけないなぁ
当たり前だがこの世界でも自転車の二人乗りは禁止だ。
今こそ護衛の仕方を生かす時だよな
俺は義姉ちゃん(おねえちゃん)でもあるフィアッセさんの護衛から恭也さん達に護衛の仕方も勉強させてもらっていた。
 

 

大使館での決着

 俺たちは風都に入り、エルシード大使館に向かう最後の坂にかかろうとしたときに電話がかかってきた。
俺はそれを取り、情報を得た。

「ありがとうございます」

 電話を切った直後にメールも来た。
少し止まりそれを見た時にこの事件の全貌を知った。

「みんな大使館に入るのストップ」

「はぁはぁなぜよ綾」

「最新情報、黒幕ここのギザ大使だって」

「助けてもらおうとしている場所が黒幕ってどないすればいいんや」

「びっくりだよね、しかも大使館に警察と学園長も来てるって」

「なら良いんじゃない、そのまま行っても、逃げる方が不利になるわ。
それに行きなり暗殺っていう件はなくなりそうだし」

 アリサはそういい、セシエラの顔を見た
自国の大使が黒幕と聞き心中穏やかじゃないみたいだ。

「これから大使館に行くけど大丈夫」

「えぇ本当にそうなのか私自身の目で見てみたいわ」

 着いた瞬間
周囲に警官が多数と門の向こうに学園長とギザ大使がそこにいたので
俺たちは何事もなかったかのように大使館の敷地に入った。

『無事で何よりですセシエラ王女』

 ギザ大使が近づく瞬間俺たちは彼女の前に立ち塞いだ。


「みなさん何をしているのですか?王女をこちらに連れてきてください」

「それは出来ません」

 アリサが毅然とした姿勢で答えると

「皆さんは護衛をまいてホテルから抜け出し、危険な目に遭わせて後ろめたくないのですか?」

「王女の要望と安全を考えたらこのようになりました」

「本当にですか?王女という珍しいからそのような行動に出たとはりませんか?アリサさんは公私混同をしないと信頼をしていたので今回お願いをしたわけなのですか、
エルシード王国の王女を危険にさらしたとあっては両国の関係にヒビが入る可能性もあります。
そうなったらどのような責任がとれるというのですか?
ですので私のいう事を聞いてください」

 いくら頭が良いといってもまだ14才の少女責任と言われても困ってしまうのは仕方がなかった。

「仕方ないんですよ、学園長」

「南條さんも一緒にいながら」

「私の話を聞いてから考えてください」

「ですが・・・」

「大使セシエラ王女を出迎えることはあなたには無理なんですよ」

「何をいう一般人が、何故だ?」

「証拠をお出ししましょう」

 俺はスマホのアプリをインした瞬間
集まっていた人たちから沢山の着信音が鳴った。
大使は不振に思いスマホを見たら見覚えのないメールを受信していた。
そこには大使がセシエラのスマホの位置情報を何度も照会して取得していた記録だった。

「今送ったメール見てもらうと分かるんだど、王女の位置を調べてしかも隠れてね、そして私達今日3回教われているのよね」

 おやっさん本当助かります。

「いつのまに・・・」

「それに次のファイルを見てもらえばわかりますが大使の口座から数万ドルのお金が振り込まれています
これって暗殺者の報酬かしら」

「確かに私は王女のスマホに仕掛けをしましたがだが、それは王女を守るためです。
王女はやはりまだ年齢が若くすぐに行方をくらませるので何かあったらいけないと思いやりました。
王女に知らせなかったのは謝りますが、それは証拠になりません」

 筋はあってるよね
実際にアリサから王女は護衛を巻くことをしていたらしいし

《ティア先程のスマホって解除できる》

《綾様それはもちろんです。解除しときました。》

《さすが、仕事が早い。ありがとう》

「反対にあなた達は王女をつれ回した罪があります」


 早くコンボ茶番を終わらせたくなってきた。
おれはもう一度違うスマホから電話をかけ直した。
着信音は大使の胸ポケットにあるスマホからだ

「電話なっていますがいいのですか?」

後ろからこそこそと声が聞こえる

「アリサちゃんよく私を狸っていうけれどどう思う」

「それをいうならば私はたまに狐って言われるわ」

「「一番の腹黒いのはやっぱり綾よね」」

 おれはその言葉を無視をしてもう一度掛けなおすと
また大使のスマホから着信音が鳴った。

「なにかさっき言ってましたが、私とお話をいたしましょう」

「アリサちゃん、はやてちゃん腹黒いんじゃないよ」


 良し言ってやれすずか味方はすずかだけだ

「ただどSなんだってば」

 俺はすこしずっこけそうになったが
なのはとフェイトを見ると推理ドラマの中の人っていう感じで集中してみているみたいだった。
まだ中学生なんだから、みんなこの2人みたいに純粋無垢でいてほしい。

「くそっ」

大使の顔は今までの上品な顔が崩れて憎しみの顔をもって銃を抜いた瞬間
俺は大使に向かって最大級の殺気をぶつけた。
俺は素早く懐に入り蹴りあげて銃をふきとばした。

「全く銃まで持ち出して、日本では裁けないけれど自国の法で裁かれるといいわ」

俺は後ろを振り向いた。
はっと我に返った職員はギザ大使を拘束した。

「なぜ私を殺そうとしたの?」

「お前が平和を訴えるからだ」

 セシエラは何をいっているのこの人って顔を見ていた。

「なぜ平和を訴えることで狙われるかわからないのだけど」

ふつうはそうだよね
俺は知っているし

「王女も知っているように我が国は紛争へ武力介入するかどうか世論を二分している。俺が外交官として武力介入するようにして利益を誘導しているのに」

「なんですって、母の国をこれ以上戦火にさらす気なの?」

「だからお前が綺麗事をいうのが邪魔なんだよ」

ギザはセシエラの顔に唾をはいた。

「邪魔?」

「すごく邪魔だお前は人気がある。そんなお前が平和を訴えるのは邪魔だ・・・」

俺 はそれ以上聞く気がなかったのでギザを思いっきり蹴りあげたら気絶をした。

「そんな国のブラックな話X指定ですので、まだ年場もいかない中学生が沢山いますのでけり倒します」

 後ろにいる学友たちが蹴り倒した後で言っても・・・顔で見ているが知った事じゃない。

「私の声がどれほどの力を持っていたか知ったわ」

 自分の力がどれ程あるのか知ったセシエラは恐怖を覚えつつ、胸の奥底から沸き上がる自信を手に入れた。 

 

ディベート大会

 王女暗殺も未遂になり
俺たちの罪もなくなり英語ディペード大会が切って落とされた。
今回は俺は参加をしなかった。
めんどくさいしね

 セシエラが壇上にたつとすごい拍手で受け入れられた。

「・・・国際平和は一国で成し遂げられるものではありません。
これはどこの国でも無関心で入られません。
そのためには平和の重要さを共有して語り合うのが必要だと思います。
戦争はすべてを破壊いたします。家族、財産、文化、生命すべて破壊されます。
それらを守るために世界で共有しませんか?」

 セシエラの口調は分かりやすく簡単な英語で心をとらえた。
会場内はすごい拍手で終わったのだがそのあとのアリサはこれの反論をしてすごいことになった。

「確かに王女が言ったことは正論であります。
しかし一部の人間は富をもたらします。
いくら大勢に言ったとしても一般の人には意思決定をする事が難しいことだと思います。
だからこそ強いリーダーのもとに戦争が富を生むシステムを破壊すればより早く戦争がなくなると思いませんか」

 今度は水野生徒会長は

「それは考えが飛躍しすぎているのではありませんか、一人がすべてを決定する。それは独裁者を生んでしまいます。
絶対ににその人がすべて正しいということはないはずです。
そうなると社会はまた危ないことになるとおもいますが」

 佐藤さんがそれを反論していきこの学校が起きて以来の激しい論争になり、普通の一般の中学生では追い付けないぐらいだった。

「ねぇ綾ちゃんこうなるのわかってたん」

「それははやてだってそうでしょ。参加メンバー観たら面倒臭いと思ったからね。アリサには悪いけど」

 そんな話をしていたら王女のお話が終わったみたいだった

「綾ちゃん。なになのは?」

「一つだけわからなかったのだけど?聞いていい?」

「答えれることなら」

「誰があそこまで調べたのかなって」

「聞きたいの」

「士郎さんに頼んで警棒隊に依頼したの」

「もしかして美沙斗さんのところ」

「そうだよ。さすが警防隊。後はティアにモバイルを解析してもらっただけ。
流石にあの短時間じゃスマホのプロテクト解けないし、専門家がいればよかったんだけどね」

「そうだったんだ」

「さすがに危なそう立ったから手段を選ばんかったよ」

「綾ちゃん。危ないことしないでね」

「P・T事件の時に約束したからね」

「うん」

「それからも結構泣かせてるけどね、それももうすぐなくなるから」

「どうして?」

「なのは達ミッドに行くんでしょ。さすがに日本は平和だからね。
ミッドだと交流が少なくなるから」

「綾ちゃんは来ないの」

「お悩み中かな」

 無事に大激論になったがイベントが終了してよかったと思った今日この頃 

 

綾とはやて

 
前書き
多分一番長い章になると思います。 

 
 やっと3年時間をかけてすべてが終了したのではやてを俺の部屋に呼び出した。

「そして私は綾ちゃんの毒牙に食べられるのね」

「モノローグを変な風に持っていくのやめてよ」

「まぁ軽いジャブやん」

「この私が本気で研究してもこれだけの時間がかかったのにギャグで返されると・・・、まぁいいわ」

「綾ちゃん本当に・・・」

「夜天の書が終了した。これで後はメンテもそちらの方に任せれるよ」

「ほんまに」

 小学生から行っていた夜天の書の再プログラムが終了した。
小学6年のころに全ては終わっていたのだけど、流石数千年規模で改革されたいわくつきの物だったので、少しだけ時間がかかった。
あの時終わったと思ったのだが、エルトリアの事件が起きて治すところが見つかったのが幸いと言えば幸いだ。
みんなは忘れてしまっているが俺にはあの手の技は効かない仕方がない。
細かい修正がやっと終わった。

「やはりリーンの方は完全に力が失われた状態だけどいいかな?」

「私は力が欲しくてリーンフォースがいて欲しいわけじゃない。
家族やからいてほしいんや」

「うん知ってる、あれだけいっていたのに完璧に直せんでごめんね」

「なに言うてるん、本来あの時にお別れしないといけなかったんや。感謝すればこそや」

「今日呼んだのはそれだけ」

 久しぶりにあのとき以来だと思う。はやてが涙を流しているところ。
悲しい涙じゃなく嬉し涙だからこれはいいのかなと感じた。

「すこし違うけれど約束は守れたのかな」

「あたりまえやん」

 涙を流しながら笑顔で返してくれた。

「これだけは必ず終わらそうと思ったんだよね。
数年前にさ、魔導師組みんなボコったことあったでしょ」

「あ~あったなぁ。あのあと大変やったん」

「あのあと?」

「そうや」

「みんな仲良くなっておしまいおしまいじゃなかったっけ?」

「あ~綾ちゃんとなのはちゃんだけな」

「まぁみなさん乱入だったしね」

「そうじゃなく、一方的に負けたからみんなで模擬戦やって鍛え直したんよ」

「へ~そうなんだ。でも私も色々鍛えてるから追い付かせないって言っといて」

「今度は勝たせてもらいます」

「話が脱線した。あのときの遅くなったけどクリスマスプレゼントとちょっと八つ当たりしたときのお詫び」

「本当にありがとうな」

「そういや夏休みどないするん?」

「あと1年半かぁ」

「学校卒業までにか」

「まぁね。受験勉強かな」

「綾ちゃんもこっちにくるんじゃなかった」

「予定はね、親を捨ててまで行く理由が思い付かない」

「捨てるって大袈裟やん」

「ほら私一人っ子だしね。嘱託は多分続けるけれど」

「なのはちゃんはどないするん?」

「なのはは私のものじゃないよ?」

「そんなの知っとるわ?」

「大袈裟だって、もうすこし未来の幅を増やそうって思ってるだけ」

「まぁええわ。まだ本決まりと違うんやろ」

「だねぇ」

「そういえば、はやてはこの夏どうするの?」

「試験と向こうの引っ越しの場所の候補決めしないとね」

「はやては向こうにいったらキャリアウーマンだね。遅れていったらちょっと怖いかも?」

「なに想像してるねん」

「いや、はやてが私にパワハラとセクハラの嵐でわたしが鬱になっていく想像?」

「なぜ疑問系」

「まぁ冗談はそこまででテストとデバイスがんば」

「ありがとう」

「もう金輪際こんな面倒なのやらないからね」

「了解や」

そうして俺たちの夏休みが始まった。 

 

綾、なのは、フェイト

 夏休みが始まってすぐに俺は翠屋に来ていた。
女になって良かったことは、甘いものを食べに行くときでも一人で行けること。
昔は男一人だとね・・・
今はスイーツ男子とか言うのがあるからそこまでじゃないのかもしれない
恋人同士なら有りだけど、なかなかね。
一応翠屋は喫茶店だけど女性のお客様が多い。
この町には女性しかいないかと言うぐらい女性客が多い
そう言えばとらハでも男性のお客って見たことないかも

 俺はいつも座っている奥の席で、コーヒーとシューを食べて満喫していたら前の席に二人座った。

「綾どういうこと」

 金髪のもうすっかり女性らしいプロモーションの女性フェイトがいきなりそう言ってきたけれど俺はシューを堪能して取りあえずスルー

「もぅフェイトちゃん。それじゃぁわからないって」

栗色の髪で愛嬌のある女の子。この店の愛娘なのは

「はぁ~くだらないようだったら、アンセムでフェイトの身体を沢山貫いてあげる。嫌ならかわすこと」

「綾あれって自動命中だよね。かわせないよね、対象物を当てるしか」

「私の至福の時間を邪魔するのはなんで?万死に値するよ」

「去年私達とあっちに来るって言ってたのにどんなどんな心変わり?」

「魔法で私より強い人いないしね。こっちだったら沢山いるしね。魔力ランクもそうだよね。フェイトは別として、なのはやはやてこっちの世界の住人でしょ。ほらこっちの方が魔力ランクが高い人まだいるかもしれないし」

 俺は桃子さんのシューを一つ口にいれた。甘ったるくなく、それでいてしっかりと甘味のある。甘美の芸術だね

「俺の本心知りたかったら・・・・いいじゃん。話変わるけど、私数日こっちにいないから」

「綾、ミッドの方に行くの」

「私基本嘱託だけど仕事いれてないしね」

「えっと、綾ちゃん・・・風都?」

 自分の気持ちを知ってからか、最近はすこしなのはと距離をおくようにしていた。

「ん」

「そっか・・・」

「おかしいよ、綾もなのはも修学旅行から」

「私は・・・」

「フェイトの気のせいじゃない」

 俺は食べ終わり席をはずした。

「桃子さんごちそうさま」

「いつもありがとう。綾ちゃんなにか悩んでいるなら話だけでも聞くわよ」

「そんなにわかります。ん~その時が来たら、言わないといけないと思います。それまで待ってください」

「うん。じゃあね」

「はい」

 俺はそのまま翠屋を出て家路に帰った。

「綾ちゃん私のこと嫌いなのかな」

「そんなわけないよなのは。それだけは言える」

 フェイトにとって綾は越えられない壁でもあり、なのはにたいするライバルだとも思っている。
親友に順位は必要ないかもしれないけれど、
なのはの一番の親友は私だと思っていたい気持ちはある。
綾となのはの関係はフェイト自身越えられないなにかがあることがわかってる。
てっきり数年前の喧嘩?の時に告白したのではないかと思ったぐらいだった。

「綾ちゃんの考えてることは分かりにくいけれど、ここ最近は全然わからないんだよね。まぁ意地っ張りで泣き虫さんだけど」

「え、綾って人前で泣くことあるの?」

「うん結構あるよ」

「私達も来週からミッドだったっけ?」

「たしかなのはは教導官の見学だった?」

「そう、結構楽しみ」

 なのはは笑顔が一番似合う
それからフェイトとなのはも帰路の途中でフェイトは綾の家に向かった。
家の前でうろうろしていたら声をかけられた。
当然と言えば当然家の前をうろうろしてたらただの不審者でしかない。
声をかけてきたのは150ちょっとの女性
すごい愛くるしい顔で一瞬で虜になってしまう可愛らしい人だった。

「フェイトちゃん久しぶり、綾ちゃんに会いに来たの」

「あ、栞さんお久しぶりです、ちょっと綾に用事があったんだけど」

「もぅ、遠慮なんかないのに、入って」

「はい」

「綾ちゃ~んお友だち来てるよ」

「フェイトでしょ上がってきて」

「あら、また勘が鋭くなって、誰ともいってないのにね」

「はは・・・」

 気配読んだんだ絶対にとフェイトは思った。だったら外でうろうろしていた時に呼んでくれてもいいのに

「30分近く家の前をうろうろしていた変質者のフェイトさんいらっしゃい」

「意地悪だよ綾」

「どうしたの?改まって」

「綾が真剣に決めたことならあまり言わないけれど、なのは不安がってたよ」

「そっか、実際、私って何でもできることない」

「なに綾自慢話?」

「色々なところからスカウトが来てるの表も裏も」

「はい?」

「ミッドでしょ、サッカー、格闘技、警棒隊、高校、ハワード財団一杯来てい
るんだよね」

「え?」

「フェイト達はさ、ミッド一本だったでしょ」

「うん、なのはは夢のため、はやては家族のため、私は夢と家族がミッドだしね」

「私はさ沢山やって来たんだよねこの数年、今年の冬サッカーで優勝しているし、警棒隊で訓練受けてたり、学業も頑張ってたりね。去年もさ、フェイト達が輝いているからそれを知りたいって言ったけどやる気がなかったら周囲に迷惑かけるでしょ、
私上下関係苦手だし、軍隊ってさ上の命令は聞かないといけない苦手なんだよね
私のミッドの字って知っている」

「うん、知っている「破壊者」だよね」

「目標を破壊は当然だけど、納得がいかなければ上司でもぶっとばして病院行きだから破壊者。考えたらさ、絶対に迷惑かけるの目に見えてるしね。まだもうすこし親たちと一緒にいたい気持ちもあるから、それが答えで良いかな

 フェイトは気づいていた。
自分の答えを答えてくれていないこと、なのはのことは今の会話で全然出てきていない。
これを聞く権利はフェイト自身ないことは知っていた。
これを聞く権利は数年前のバトルの覇者しかないことを
私達は気絶はしていたけれど話している内容はかすがだけど聞こえていた。
全員で話した結果
あれはどう考えても告白にしか聞こえなかったと
フェイト自身なのはのことも綾のこともしっかりと見ていた。
P・T事件の時死ぬ寸前まで関わってくれたこと
闇の書の事件でもとことんまで付き合ってくれたこと
強さと危ない感じが同居している人で自分自身のことをあまり語らない人
それでいていついなくなっても仕方ない雰囲気を持っている
フェイトが綾に向けた人物評価だった。

「そうだ綾」

「ん」

「私たち来週からミッドにはいるから」

「了解」

「はぁ~仕方ないかな、明日なのは借りるわ」

「なのは・・・私のものじゃ」

《なのは聞こえる》

《どうしたの・・・綾ちゃん》

《今フェイトが来てて来週からミッドに行くの?》

《うん》

《明日さ、時間空いてる》

《空いてるよ》

《デートしませんか》

《はい?》

《行きたくなければいいよ》

《どこに行くの?》

《風都まで》

《行ってもいいの?》

《ダメなら誘わないってば》

《なら行く》

「フェイト明日なのはとデートするから」

「はい?」

「これで私がなのはと恋人同士になってもしらないからね」

「綾、女の子同士だよ」

「知ってる?この世には同姓婚もあるんだよ」

「でも・・・でも」

「出掛けるのはそうだけど、なのはが私のことで落ち込んでるっていってたから、すこしだけ連れ出すだけ。たしか教導の話だよね。私のせいでパフォーマンス落としたら仕方がないから。それにしてもフェイトってかわいいよね」

「すぐにからかう」

「まだ明るいって行ってももう6時だから帰りなさい」

「すぐ年上ぶるよね」

「数ヵ月は年上ですから」

「おじゃましました。」

 ノリでデートの誘いをしてしまった。
明日はなのはとデートか
ノリは怖いな・・・ 

 

鳴海探偵事務所

 俺が時間通りになのはの家につくと
もうなのはが家の外で待っていてくれた。
白と水色のストライプのカットソーのシャツに白のスカート
白のサンダルで麦わら帽子をかぶっていた。
時間にすると数秒だが俺は少しだけ時間が止まったかのようになっていたが、
我に返った。

「・・・なのは可愛いね」

「綾ちゃんありがとう。今日の綾ちゃん格好いいよ」

 俺はというと
Tシャツにデニムのパンツすごくシンプルな服装

「今日おしゃれだよね。どうしたの」

「綾ちゃんがはじめて誘ってくれたからかな」

「え」

「言ったらどうする」

「なのは」

「嬉しかったって言うのは本当だよ。どうしたの急に風都って」

「この間は、事件で行っただけだったから、せっかく行ったのに挨拶にいけなかったから」

「綾ちゃんにとって大切な人なんだよね」

「尊敬している人でもあり、命の恩人でもある人かな」

「もう二人とも聞いていたらこっちが恥ずかしくなるわ。もうカップルさんみたいよ」

「お母さん、えっと・・・綾ちゃんとは・・・友達だよ」

「綾ちゃん。なのはの事お願いね。後これよろしく」

「隣の市ですから安心してください。分かりました。」

 どんなニュアンスで言ったのかはわからないけれど、当たり障りのない返事をした。
おやっさんにお届け者らしい?
家に行くのだから持ってってッてことかな?

 今回は電車でまったり話をしていたら、
あっという間に風都についた。
すぐに目的地に向かった。

「ビリヤード場?」

「2Fが探偵事務所なの」

 俺らが中にはいると高校生ぐらいの男性が帽子を集中して眺めていた。

「あれが綾ちゃんの言うおやっさん?」

「誰だろう?、まぁ良いやあ。そこで座っていよ。アポは取ってあるから」

「うん」

 少年が帽子に触れようとすると白いスーツ姿の男性が後ろに立ってそれを取りあげた。

「翔太郎いつも言っているだろう。半熟のお前に帽子はまだ早い。
これは男の目元の冷たさと、優しさを隠すのがこいつの役目だ。お前にゃまだどっちもねぇだろ。
それにお客が来ているのに気づかないとはどういうことだ」

「え、いつのまに」

「お久しぶりです。おやっさん」

「あぁ、それでどうした。珍しいな綾が女連れって言うか友人つれてここに来るなんて」

「はは、女連れって一応私も女の子ですけれど」

 おやっさんは私たちの対面のソファーに座ってくれた。

「なのは、この人が私が尊敬する名探偵鳴海荘吉さんで通称おやっさん」

「いやそれはお前と翔太郎しか言ってないぞ」

「はじめまして、高町なのはです。綾ちゃんの・・・友達です」

「はじめまして俺の名前は鳴海荘吉だ、ここの探偵事務所の所長件探偵だ。そうだ綾もこいつを知らなかったな。翔太郎」

「あ~俺の名前は左 翔太郎。おやっさんの弟子だ」

「弟子?絶対にとらなさそうだったのに」

「まぁ半分押し掛けだがな」

「そうそう、なのはこれ出すね」

「うん」

 俺は高町家によったとき桃子さんから二つのものをいただいたのでそれを出した。

「綾いつも言っているだろそういう気遣いは不要だと」

「今日はなのはのご両親が渡して欲しいと言われて」

「おっ何が入ってるんだ」

 いきなり箱の中身を見ようとした翔太朗はおやっさんに頭を叩かれた。

「翔太郎」

「はい」
 箱の包装を取り出すと中からシュークリームが6つほど入っていた。
それを見て翔太郎がコーヒーを出してくれた。

「これ海鳴名物お菓子の翠屋のシュークリームじゃないか」

おやっさんが一口食べると

「相変わらず美味しいな。桃子さんのシュークリームは」

「お母さんを知っているんですか?」

「そうか、君は桃子さんの娘さんだったのか、確かに面影があるな」

「綾この子をなるほどなぁ、まぁがんばるんだな」

「おやっさん! あとこれも旦那さんから」

「缶の包装を取ったら翠屋特性ブレンドコーヒー豆が出てきた。」

「綾、士郎に言っておけ、今回は娘の顔を立てていただいくが、・・・」

「「お前は最高の友人だが、コーヒーに関しては力は借りない!何故ならばだ!コーヒーはお前に出会う前からの人生のバイブルだから」」

おれとおやっさんの声がダブった。

「お父さんがこれを見たら鳴海さんに言えっいってました。」

「そうか」

「相談があるって言っていたが」

「あ~、その予定だったんだけど・・・」

「俺も年を取るはずだ、士郎と桃子さんのお子さんがこれだけ大きくなり、綾からそんな相談が来るんだからなぁ」

「えっと私まだ相談してないけれど・・・」

「言わないでもわかる。お前は10年以上の知り合いだからな」

「綾ちゃんとそんなに長いんですか?」

「ある事件がきっかけでな・・・」

「俺とお前以外に人がいないと思ってこの間連絡してきたんだろうが?」

「まぁ成り行きで、いつか紹介はしたいとは思ってたんですよね。後この間のお礼も兼ねて」

「綾ちゃん最近悩んでいることなの?」

「あ~うんそうだね。」

「そうか、あれは気にするな。
それと俺から言えることは一つだ。細かいことを気にするな。お前が大切に思い、行動すれば必ず目が出る。」

おやっさんが俺の頭にてをおきわしゃわしゃしだした。

「髪が乱れる」

「なにか気づいたか?」

「うん、ちょっとお手洗い借りていい?」

「あぁ」

 俺は少し席をはずした。
実年齢だと俺の方が年上のはずなのに、完全に子ども扱いだ
でもおやっさんにそうされても怒れては来ない

「なのはちゃんだったね。生まれた時、会いには行ったんだが」

「そうだったんですか?」

「あぁ、士郎とは昔からの友人でな。
まぁそれはいい。
綾は結構いいやつなんだがネジ曲がったところもあってな、あいつを頼めるか?」

「綾ちゃんとは・・・親友ですから」

「あいつは結構な嘘つきだし、秘密も多く持っている。
でも正面からぶつかれば大切な君のことだからきっと話してくれるさ」

「ありがとうございます。」

 それから少しして俺は戻ってきた。
それから少しだけ4人で話しおいとまする時間になった。

「今日はありがとうございました。おやっさん、翔さん危険なことがあると思いますが気を付けてください」

「あぁ」

「任せておけ、この町で危険な事が起きても・・・」

 言葉を遮るように大きな音が聞こえた。
翔太郎はおやっさんからげんこつをいただいた。

「なにするんだよおやっさん」

「安請け合いはするな黙って結果をすればいいだけだ」

「若いときのお父さんとお母さんのお話が聞けて嬉しかったですありがとうございました。」

「桃子さんと士郎、恭也と美由希によろしく言っておいてくれ」

「はい」

この時は思いもしなかったこれがおやっさんと最後の会話になるこを・・・
それから風都タワーに昇ったり商店街に繰り出しして遊んでいたら天気が下りだして、公共交通施設が全部ストップしてしまった。

「綾ちゃん・・」

「帰れなくなっちゃったね」

「どうしよう」

 普段なら呪文を使うのだけど、管理局社員になるなのはにそんなことをさせることもできないし、俺が独断で使用しても、怒られるのは目に見えている。
仕方ないので、俺はすぐにホテルの用意をした。
それから家と高町家に連絡をして今日は風都で宿泊することになった。 

 

お約束の宿泊

おやっさんにはわかったんだろうなぁ
宿泊したら雨は数時間もしたらやんだ。

「お互いにさ、中学生の分際でお金に困らないのはすごいよね」

「うん」

 ホテルの部屋に行くとお約束のツインのベットの部屋ではなく、ダブルベッドの部屋だった。
俺は部屋を見た瞬間なんとまぁベタな展開だと思い座っていると
急な雨で交通機関もマヒしたので宿泊施設に人が集まるのは仕方ない事
ダブルの部屋しか取れなかった。

「女の子同士だから大丈夫だよ」

 きっと男女でもなのはの事だからその時は友達だからって言うんだろうと思った。

「そういえばおやっさんとなに話してたの?」

「綾ちゃんは意地っ張りでごまかしやさんだからよろしくってお願いされちゃった。」

「なにそれ!」

「綾ちゃんはいつ鳴海さんと知り合いになったの?」

「私の両親の友人だけど、私が頻繁に行くようになったのはある事件からなの」

「事件?」

「10年以上前に誘拐事件があってね、それを助けてくれたのがおやっさんなの」

「そうなんだ、そういえば何でおやっさんなの」

「助けてくれたとき、私3才か4才なんだよ、おじさんって言ったら良い顔しなかったから、おやっさんっていったの、それからかな」

「みててね、綾ちゃんの保護者って感じがしたかな」

「間違いじゃないかも、子供の頃ってまだ子供だけどね、いつもは入り浸り立ったから」

「結局なんの相談だったの?」

「それは言えません」

 本人を前にして恋愛相談と同姓愛の相談しに来たって言えないでしょうが

「なのはベッド使用して良いからね」

「綾ちゃんは?」

「私はそこのソファ使う・・・いえ良いです」

 なんか殺気見たいの感じたぞ
無言のプレッシャーって言えばいいのか、逆らわないほうがいいみたい。

「いつもみたいに一緒に寝よう。最近お泊まり会もないから久しぶりだよね」

 鳴海探偵に相談したのは私との事だとわかっちゃった。
私は返事をしたつもりなんだけどなぁ
数年前の決闘で告白されたと思ったから返事したのに言語通りで受け止めたみたいなんだよね
修学旅行の時同じ部屋になって好きって言われたとき今さらって思っていたんだよね
人の事は敏感なのに自分の事になると鈍感ってどうなのかな
でも私にはお付き合いってまだよくわからないって言うのが本当の事
綾ちゃんはお兄ちゃんや忍さんみたいな関係になりたいと思うでもわからない
なんか少し恥ずかしいよね
でもこういう風に一緒に寝たり話したりと何が違うのだろう

「ねぇ綾ちゃん、一緒にお風呂に入ろう」

「え!・・・」

「嘘です。」

「なのはからかわないで」

「ねぇ」

「ん」
 
 なのはは後ろから綾を抱きついた。

「来週から私たちミッドに行くんだけど」

「知ってるよ」

「一緒に来ない」

「管理局の入隊に誘わない?」

「うん」

「なら今日のお礼もかねていこうかな」

 綾は恥ずかしそうに下を向いて話しかけたのを見てなのはは綾ちゃんって可愛いなと改めて思った。
まったりしているところで部屋の呼び鈴がなった

「ルームサービスです」

「なのは何か頼んだ?」

「私は頼んでないよ」

「ルームサービスなんて頼んでないのですが」

「全部屋にお配りしているサービスです。開けていただけますか」

 俺が開けた瞬間ホテルの従業員ぽい人が襲いかかってきたので、
それをかわしてハイキック一発でノックアウトさせた。

「こういうことが起きるから告白なんてできないんだよね」

 綾は少し大きめな声で良いながら倒れている男の頭を踏み潰した。

「あ・綾ちゃん」

「ごめんね、サウスタウンの旅行からこういう輩が多くてね」

「え」

「私を倒して顔を広めたいんじゃないかな」

 俺は警察を呼んでこの輩を引き取ってもらった。

「ごめんね、怖い思いをさせてしまって」

「その前に綾ちゃんが決着させたから大丈夫。告白って?」

「聞き間違いじゃないかな」

「そっか」

 夜も遅くなり同じベッドで寝ているとなのはが抱きついてきた。
どうやら無意識でこちらに来たみたいだった。

「・・・綾ちゃん・・・好きzzz」

「寝言か、俺は愛してるよ」

 年齢がどうたらこうたら、性別がどうとかって関係なしにこの不屈の心を持った女の子が好きなんだと改めて実感した。

 私は実は狸寝入りで抱きついたら、まさか綾ちゃんそういうなんて、嬉しいけれど私の本心はどうなんだろう
うん好きだし、目が話せない女の子って言うのはあるかも
しっかりしていて強いけれど、自分の事はないがしろにして行動起こすしね。
男の子から告白されたことはあるけれど、まさか女の子からもなんてビックリ。
私の寝言からだからフライングなのかな。
女の子同士だからとかそう言うのじゃなくて私もしっかりと考えて答えを出そう。
なんだか私も眠くなったから本当に寝よう

次の日例によってなのはの顔を直視できない自分がいる。

「ねぇ綾ちゃん」

「なに?」

「お土産何にする」

「なのはが好きなので良いんじゃないかな」

 俺はそっぽを向きながら言うとなのはがお話しするときはあさっての方を見ないでと注意を受けた。
俺たちはそれぞれのお土産を買ってから、最後におやっさんのところに挨拶にいったのだが留守番だった。

「鍵がかかっとるって言うことはお仕事かな」

「朝早くからって大変だね」

「そのうちなのはもそうなるんじゃない」

「ん?」

「管理局員って24時間体制ぽいから」

「うん私のところは教導隊だからそこまではないかな」

「恭也さんや士郎さんの考え方とか役に立つかもね」

「うん、魔法と少し考え方が違うから最初の内は教科書通りになっちゃうかな」

「なのはが人に教えるなんて」

「どういう意味?」

「だってなのはのまほうって感覚から作成して理論に持っていっているから受ける人たちってわかるのかなって」

「それは、理論立ててある呪文から教えていくよ」

「なのは先生だね」

「なんか照れるれね」

「最初の教導見学ができたら見学したいな」

「良いと思うけれど恥ずかしいから、受けてみればどうかな」

「ほら俺って基本ミッドでもベルガでも無いからほら本気でやったら教導隊の先輩方泣いちゃうかもしれないしね」

「もう」

「実際すごいことなんでしょ、なのはの年で教導隊って」

「みたいだよ」

「たぶん大丈夫だよ」

「なにが?」

「最初はっさ年齢の事で見下したり、女だから見下したり、魔力ランクがけた違いだから何か言われたりするかもしれないけれど、なのはの紳士な行動となのはらしい教導をしたらきっと大丈夫だよ」

「まだ起きてないことだよ綾ちゃん」

そんな他愛もない話をしながら俺たちは自分たちの町海鳴についた
 

 

綾ミッドに行く 葬式

 海鳴に帰ってきてから、あれからなのは達も忙しく当日まで会うことは無かった。
そして今日ミッドに行く当日。
ミッドに行くのは、俺、なのは、フェイトの仲良し3人組。

「そういえば、仕事以外でミッドにいったことってほとんどないかも」

「ミッドも良いところだよ、区画整備がしっかりしているけれどね」

「二人とも今日は何時に上がるの?」

「あれ見学は」

「今日はパス。見知らぬ土地に来たら探索しないといけないでしょ」

「なにそれ」

「あれ知らない?そうやってアリサとすずかと知り合えたんだから」

「でも綾ちゃんそれってトラブルも巻き込むって言わない」

「気のせい」

「もう話が進まないから、なのはも綾も20時にここに集合」

「フェイトが美味しいお店につれてってくれるの?」

「美味しいかはそれぞれだけど、良いお店だよ」

「わかった 楽しみにしてる。 二人とも行ってらっしゃい。お仕事頑張ってね」

 二人を見送って朝からクラナガンをぶらぶらしていたんだけど、
地球と変わらないんじゃないと思えてきた。
手塚先生の未来の感じを予想していたのに残念
やはり基本魔法を使うのに許可がいるらしい。
次元航空の船があるからてっきり道は少し中に浮いている車とかテレポーター施設がバリバリ有るところを想像したんだけど全く地球と文化レベルは同じみたい。

そろそろ時間になるから歩いていたらお葬式の看板
普段なら気にしていないのだが、ランスター家と書いてあり
ふっと小さく名前を見た瞬間動きが止まった。

『テーダ・ランスター』

 自分の目を疑った。
たぶん同姓同名の人だ。
信じたくなかったのだが、係の人に聞いたら本人だった。
俺は少しWCに行って喪服に着替えて、今18時だから間に合うはずと思って葬式に参加をした。
  
 ティーダ・ランスター執務官
俺がこの仕事を手伝って友人以外でスムーズにけりをつけれた人。
すごくやりやすかったのと執務官でもありエースだった人
俺がこの身長だからみんなごまかされ飲みに行ったあの日
この日完璧に近いと思っていた人はすごいシスコンだった。
あれはいいギャップで面白かった。

 記帳をして中に入った。
俺はこの人と2回ぐらいしか一緒に仕事していなかったが、
フェイトに紹介をしたかった。
クロノをお手本にすることは悪いわけではないが、
中々いい執務官ってのはいないことを知っている。
ペーパーテスト執務官も多い中、きちんと捜査ができる人がいないんだよね。
今日ここに来たのもフェイトにあわせようと思ったのもあった。

 流石に本局執務官と言うこともあり、結構な人数とまだあどけない少女が泣きそうなのを我慢していた。
俺は何を言っていいかわからずに焼香をしようとした時に、
そこで信じられないものを見た。
きっと上官なのだろう。
その上官が死者に対して暴言を吐いている。
無駄死にとか言っている。
確かに管理局の人間が、犯罪者を相手に後れを取り、
あまつさえ命を落とした。
本来ならばそれは絶対にあってはならないことだと思うが
このような場所で言うことではないと思う。
それも10歳かそこらの遺族の前で言うせりふ。
ありえないことだとだろう。
その子は必死になって涙をこらえて下を向いていた。
その男は言いたい放題言っていたが周囲も止めることはしない感じだったので俺は気にしずに中央を歩き近づいた。
周囲もその異様な場面で時が止まっている感じだった。

「最近の下種は人様の会話をするのは本当らしい。
聞いてると頭が腐るのでやめてもらえないかな」

 葬儀の会場に響きわたるぐらいの大声を発した。
その言葉を向けられた男がどういう立場の人間かをよく知っていた。
周囲の人間達は、あまりの出来事にしん、と静まり返った。

「部外者か」

「数回仕事をしたので部外者とはいえませんね」

「わしのことを知っているだろうが」

「生憎とカスな人間の名前を覚える趣味はないので」

 男の額にはっきりと青筋が浮かんでいた。

「小娘、所属と階級を言え」

「嘱託魔導師の綾 南條 綾ですよ」

 彼女の階級を聞いて、会場の人間はざわつき始めた。
彼らは皆、この男が一佐であることを知っていた。
軍隊色が強い管理局は上の言葉が絶対の風潮もあるから、
男の言ったことを聞き流すしかないのが普通なのに、
侮蔑の言葉を発しているので周囲も驚いている感じだった。

「嘱託の癖にわしに指図をするとは、そういえばその名聞いた記憶があるな。本局はいつから学生隊になったんだ」

 男の言葉が、引き攣るようにして途中で止まった。
ざわついていた周囲の人間達も、再びしんと静まり返る。
俺はその場を少し黙って聞いていた。

「ガキは大人の言うことを効いていればいいのだ」

「上官は選べないというのは本当らしいな」

 俺は少しだけ怒気を出しながら言葉にした。
男は俺の襟首をつかんで来たのでそれを受けた

「女性の襟首をつかむんじゃない。離していただけませんか?」

「黙れ! 貴様のような子供がいるから」

「奇遇だな私も同じことを思っていたよ。
殉職した人間を、葬儀の場で罵倒するような人がいるなんてびっくりだなぁ」

「貴様、私に楯突いてタダで済むと思うなよ」

「どうなるんですか?」

 俺は男の手を襟元からはずさせた。
ついに男の堪忍袋の緒が切れた。渾身の力が込められた男の拳が、俺の顔面を捉える。
思わず顔を背けたくなるような轟音。
誰もが俺が無様に吹っ飛ぶ様を想像したと思う。
彼は自分の足でしっかりとその場に立っていた。口の端に流れる血を拭いながら、男を気丈に睨み返している。
倒れない俺に、男はさらに激昂し拳を振り上げた。
それに対応し、俺はこぶしが届く前にその男を殴った。
先に聞いた轟音よりも、もっと異質な音が会場に響く。
男の意識は、一瞬で刈り取られたのだ。
大柄な身体は冗談のように吹っ飛び、ごろごろと床を転がってようやく止まった。

 周囲は何が起きたのか理解はしていなかったが、
最初に動き出したのは男の部下だった。
完全にノビている男に駆け寄り安否を確認すると、
上司の復讐を果たさんとばかりに視線を向けてきた。

 この段階になって、ようやく周囲の人間も慌て出した。
嘱託が佐官を殴り飛ばしたのだ。
そしてこの葬儀は故人の所属していた地上本部が取り仕切っている。
男の行動を最初から最後まで見ていた周囲の人間はどちらに追従したものか決めあぐねていた。
組織の人間としては男に味方するべきであるが、
最初に問題のある行動をしていたのは男であり、
手を挙げたのも男である。
綾自身は即座に対応したのではなく、一発は無抵抗に拳を喰らってから、反撃を開始した。
最終的に手を挙げたことに変わりはないが、一度は堪えたという事実は、周囲の人間が職場意識に従って拳を振り上げさせることを躊躇わせるには十分だった。

「前に進んで殉職した誇りある人を称えるのではなく、貶め辱めるなんてあったらならないこと。女のやわなパンチ一発で倒れるなんて訓練不足じゃないの。1発は1発だ」

 躊躇なく綾に味方する人間もいた。それまで拳を握るだけだった故人の同僚達が綾に掴みかかろうとする男の部下達に、
背後から奇襲をかけたのだ。後はもう、皆入り乱れての乱闘騒ぎである。
厳粛な場であるはずの葬儀会場での乱闘は騒ぎを聞きつけた警備の人間がやってくるまで続き、綾を始め多くの人間がしょっ引かれていった。

 綾は警官につれてかれる前に棺桶の前に立ち止まった

「今からティーダに暴言を言うことを許してほしい。
妹が嫁に行くまで死なないって言ってたじゃんか。
・・・執務官のくせに嘘つかないでよ、悔しかったらそこの棺桶から出てきなさい・・・ばか」

そういって綾はしょっ引かれた。

 綾はふと思い出したかのようにしょっ引かれながら思念波を送った。

《なのはごめん》

《何か起きたの?警備員が沢山向かっているけれど》

《理由があってしょっ引かれました。今日は2人で食事を取ってね》

《綾ちゃん・・・》

俺はそれっきり念波を閉じた。
また迷惑かけるな
少し自己嫌悪に陥った。 

 

綾ミッドに行く 釈放

 ただいま俺は生前、今世含めて初の牢屋に入っている。
逃げ出してもよかったんだけど調べたららすぐに足が付き、のちのちなのはやフェイトに迷惑がかかることはわかっていたので、
軽いうちに済まそうとしておとなしく捕まった。
騒動で俺のダメージはあの男のパンチ一発分。それ以外はなにもうけていない。
ティアに聞いたところAMF(アンチマギリングフィールド)がかかっているから魔法は使えないのだが、系列が違うから俺の魔法は使用できるらしい。

《ティアなんで捕まっているんだっけ》

《騒乱罪の罪ですね》

《あの男も捕まってるのかな》

《それはないです。此方の一方的な事ですね》

《なのは達来ないよね》

《そう思いですか?》

《要望だよね》

《一つ聴いても良いですか?》

《なに?》

《なぜ私もここにいるのですか?》

《ばれてないから》

《まぁいいか》

《綾様よくないと思いますよ》

 このように雑談をしていたら釈放になった。
一日で釈放って早いなっと思っていたら
身元引き受け人って言う人が来たときはビックリした。
てっきりリンディさんかクロノあたりと勝手に思っていたから、
違う人がいたから、
警察の外に出るとその引き受け人が待っていてくれた。
元管理局顧問官ギム・グレアム氏の使い魔リーゼ・アリアだった。

「えっと・・・、ありがとうで良いのかな」

「昨日行きなりお父様からミッドに行ってくれって言われたときはビックリしたわ。詳しいことは聞いてないのだけど」

「管理局の佐官を殴ってから乱闘になっただけ」

「は~何しているわけ?」

 かくかくしかしかで説明したら理解してくれたと同時に証拠の動画も手渡した。
ティアがこっそりとっていてくれたみたいだ。
本当に俺にはもったいないデバイスだと思う。

「こんな証拠があったのならなんとかできると思うよ。」

「よろしく」
 
 前方にまだ豆粒くらいの確認しかできてないけれど俺は回れ右をして移動を開始しようとしたけれど、腕を捕まっていた。

「なんで逃げるの?」

「向こうから怒気を感じたから?」

「君は司法に捕まるより、あの子達に怒られた方が効くみたいね」

「はぁ~視認されてるね」

「さすが空戦魔術師、目が良いよね」

「フェイトがいないね」

「あの子は執務官だから、忙しいしんだよ」

「怒られるんなら一気にの方がよかった」

「疑問に思ったことがあったんだけど聴いても良い?」

「まぁ助けてもらったし良いよ?」
「貴方だったら逃げることもできたよね」

「今よりもっと色んな人に迷惑かけることになるかもしれないから」

「それだったら我慢もできたでしょうか?」

「質問2つだけど、あいつはさぁ本当に良いやつだったんだぁ、きっと追いかける時深追いしなければよかったのかもしれないけれど、
市民の平和の為に・・・、頑張った人を貶すなんてダメでしょう。
死者を愚弄するなんてしかも幼い妹がいる前でさ・・・
あいつは超シスコンなのに妹残していっちゃうなんてバカすぎるでしょ、
その妹の前であんな風に言われたならあいつは可哀想すぎだと思ったらアアイウ風になっちゃった」

 目の前になのはがいる

「引き渡すわねなのは」

「アリアさんありがとうございます」

「ありがとう」

「またね」

「なのは・・・」

「・・・」


 そんなに無視しなくても・・・

「なのはさん」

「昨日はビックリしたよ。行きなりの連絡だったからって時間になっても連絡無いから心配した」

「ん」

「話しを聞いて綾ちゃんらしいなとも思った。」

「いつ聞いたの」

「さっき、リーゼさんとの会話してるときにリーゼさんの魔法で教えてくれたの」

「あのぉ猫娘」

「もうそんな風に言わないでよ」

 俺らは少し散歩をしながら歩いていた。

「えっとっさ、今回こちらに来たのもフェイトに紹介したかったんだよね」

「綾ちゃんの彼氏として?私じゃなくフェイトちゃんに?」

「両方とも違う。フェイトってさ、基本執務官のあり方はお兄ちゃんじゃない」

「クロノくん凄いからね」

「出来すぎ君だよね。一つだけに縛られるのもなんかねって、すごい優秀で人がいい人をいたんだそれがディーダさん」

「いつ知ったの」

「たまにさ、私もこっちで仕事いれてるでしょ。そのとき知ったの。もうすごいシスコンで妹が結婚するまでは死なないって言ってたのに・・・・」

 なのはが後ろから方を抱き締めてくれたのが嬉しかった。

「昨日もたまたま待ち合わせの場所に行こうとしたら葬式やっていて、
たぶん直の上司なんだと思う。
まだ10才になろうかって言う妹の前で侮蔑の言葉を発していたら頭が真っ白になっちゃって、周囲も止めないし、それであんな大事になった。」

「そっか、反対にね。それで怒らなかったら綾ちゃんじゃないよね」

 そうやってなのはは笑顔で返してくれた。
俺はやっぱりこの子を愛していると思った。
理性がなかったら絶対にキスをしていたかもしれない。

「そういえばなのはお仕事は」

「誰かさんが大騒ぎをしてくれたからお休みになりました。」

「あ、ごめんね」

「嘘、先輩や上司になる人は今回の事を知っていた感じだったから護衛もかねてね」

「護衛?」

「結構根に持つタイプらしいよ」

「そんな感じだったね、私留置場であっちは」

「おとがめ無しっぽいよ。綾ちゃんの悪い噂がたってるけれど、反対に良い噂もたってるって所」

「悪い噂」

「葬儀で言いがかりをつけて荒しまう女」

「実際騒動になったしね」

「良い噂が誰であろうとも言葉を発する女性だって」

「興味ないけどね」

「怪我はなかったの」

「一発だけ先に殴らせた以外は無し、乱闘に来た皆様が一番ひどいかも、うっぷんが多かったのかわからないけれど周囲ひどかったから・・・
調子にのって2発目殴ろうとしたかから思いっきり殴り飛ばしたから、カウンターで死ななかったのが運が良いぐらいかな。仕返しは気の回しすぎじゃないかな」

「そうだと良いんだけど」

 俺はなのはの頭に手をのせ「ありがとう」言って歩いた。
そのときカメラの音が聞こえたのだが気にせずに通りすぎた。
もう少しだけこの件をしっかり注意しておけばあんなことにならなかったんだろうと少しだけ後悔をしたけれど、今それを知る余地はなかった。 

 

綾ミッドに行く~暗躍

 プレシア・テスタロッサ
ギム・グレアム
ギース・ハワード
全員信念を持った人たちだった。
敵として戦った人たちもいる
共闘した人たちもいる
そういう敵は尊敬もできるところもあるが今回の敵はこの人たちと全くの反対の位置にいるような人だった。
今回あった敵はこれまでと全く反対で俺にとっても二度と会いたくない人種だった。

 流石俺ともいうか、1週間の予定がはじめっからトラブル続きなんて波乱万丈の自分だよなぁ

 あれから3日ほどたっているが何事も起きていない
たまに写真を撮られているぐらい
隠れてだけど、一連の事件や目立つ風貌だからいちいち追っていても仕方ない。
たまに海鳴でも慣れていたから麻痺していたんだろう。
俺だって付き合いがなければきっとなのはやフェイトを写真に収めていたかもしれない。
不利益にならなければ写真ごときでは今まで目くじらを立てなかった。

 いやはや昨日戦技のオフィスに行ったらびっくり!
何故ならきれいに片付いている場所だった。
てっきり予想は男性が多く
資料などが机いっぱいに散らかっているのを予想していたんだけど
それをなのはに言ったら
「日本の刑事ドラマのみすぎ」って言われた。

 そんな平和なミッド滞在だったが、
事件は安心しているときにやってきた。
俺が泊まっている場所はなのは達の宿舎ではなく
治安が悪い地域のホテルで宿泊をしていた。
どんな感じか月契約したんだよね
俺自身ホームズが好きだから、イレギュラーズを設立を考えてた。
あとは秘密基地みたいな感じ。

 朝新聞を見たら3面 記事に嘱託魔導士淫らな奇行っていう記事があった。
実名載せてないけど写真が載せてあるから一緒だと思うんだけどね

 記事内容を大雑把にみると
あの葬式を荒らした嘱託魔導士Aさんは
有名魔導士達とホテルに行ったり
なのは達の写真は後ろ側だったから良かったんだけど
その直後に治安の悪いホテルに向かいそこで1泊
なんとその直後にガラの悪い男性がホテルのほうに入り
同じ階で止まったなどが書いてあって
宿泊客ではなく数時間後に出てきたなんてあった。

真実知っていれば大笑いなんだけど
有名魔導士2人は管理局でも超人気があるから手出しが出せなかったみたい
ただ食事をしただけなのにね

 治安の悪い方は情報集めだったりするんだけど、
まさかマスコミまで使用するとは思わなかったなぁ
ここ引き取らないといけないかな
あと2つか3つぐらいいい場所知っているからいいんだけどね
めんどくさくなるかもと俺自身そう思った。
不可視の目を飛ばすと
外にはジャーナリストっぽい人間が多数配備されている。

 策は
☆籠城戦
援護射撃がない以上不利
古今東西籠城戦とは助けが来ることを前提に防御の高い城で守り抜く戦法
俺自身の性格と照らし合わせても却下
まぁなのは達が助け船を出す可能性もあるかもしれないがやっぱり却下

 ☆撃って出る
以前のグレアムの時みたいに
一般人と何も知らないジャーナリストがいるからこれも却下

 ☆変装で外に出る
これが一番なんだが通常では却下
察知魔法使われたらおしまいだしね
だけど・・・
3つ目の案のバリエーションで外に出ることを決行

そんなわけで俺は今外を自由に簡保していたりする。
大人モードがあるのなら子供モードってやつで
ただ今身長150なのは達と出会った時の身長だったりする。
でもそんなに上手く行かないのが世の常だった。

「綾ちゃん」

 俺は気持ち聞き覚えのある声にビクッとしながら知らないような感じで歩き出す。
後ろから肩をつかまれ

「何無視しているのかな?」

「誰、えっと、高町なのはさん?」

「え、ふえ、間違えたのかな?」

「ファンなんです」

「ご、ごめんね知り合いだと思って?」

「もし、お時間あればあそこのお店でお食事でもどうですか?」

「う、うん。そうだね間違えたお詫びにね」

 なのはを張ってたやつらが少し離れたみたいだな

≪なのは、この女の子は間違いなく私だけど、少しだけこの茶番に付き合って≫

≪驚き損だよ、どうしてってそれも含めて教えてくれるんでしょ≫

≪まぁ・・・出来るだけね≫

≪それで良いよ≫

 感じが良いファミレスぽいところで俺は入口と周囲がはっきりわかる奥の席に座った。

「なのはお姉ちゃんここで良い?」

「ごめん、なのはお姉ちゃんはやめて」

「ちっ」

「最近の綾ちゃん言葉遣い悪いよ・・・今何かかけた?」

「流石なのは、なのはクラスなら気づくんだなぁ」

「何が?」

「認識不能魔法、もちろん綾式だけどね」

綾式
BASTARD系呪文、TRPG呪文等こちらに出回ってない系列呪文を俺はそういっている
これも身内だけの認識だけどね

「俺の名前やことの顛末を話すときに誤認させる呪文を使っただけだから」

「相変わらず何でもありだよね」

「魔法とは学問だから、研究すればいろいろと出てくるよ」

「今綾ちゃんが宿泊しているだろうという場所に行こうと思ったところだったんだけど、どうやって出てこられたの?」

「それは簡単、なのはも知っての通り俺の綾式は認知されていないから探知できないのは知っているよね」

「確か私たちが使っているリンカーコアを通してないんだったっけ?」

「そうだね、難しい話は飛ばすけど、昔大人バージョンの魔法を作った事あったよね」

「綾 別名ファントムレディだったかな」

「もぅなのはその字やめて恥ずかしいから」

「それとこれと・・・あ」

「体格も私の予想より上になっちゃったから、お遊びでなのは達と出会った当初の幼女バージョンを作りました。まさかこんな早くお披露目するとは思わなかったんだけど」

「呪文の名前ってあるの?」

「大人バージョンと子供バージョンでミラクルドロップはまずいか・・・子供バージョンしか使わないからAPTX4869でも・・・いいや子供バージョンで」

「そ・そうなんだ」

「話がそれちゃったかな」

「なんでさっき無視したの?」

 なのはが悲しそうな顔をして俺は胸が張り裂けそうになった。
誤認呪文をあそこでかけておけばよかったのではないのかとか思ったぐらいだった。

「・・・あの時、なのはのそばにもジャーナリストがいてね・・・ご・め・ん」

「無視されたわけじゃないし・・・」

 最近の綾ちゃんは少し変だと私は思った。
熱っぽい目で私を見ていることがあるのは知っている
私はそれを嫌と思ったことはないし、
かといってたまにガラの悪い言葉を発するときは危険な状態な時っていうのも知っている
綾ちゃんが私のことを好きっていうのも知っている。
でも私の気持ちと綾ちゃんの気持ちの好きや愛には幅が大きいと改めてわかってしまった。

 俺自身自覚もあるし、周囲も認めて?くれているのは知っているつもりだけど、どうもなのはのことになると特にネガティブになりやすい

「少し考えちゃった。変に記事を取られて捏造されても困るから知らない人で通したの」

「どうするのこれから?」

「これが本当にジャーナリストのお仕事なら何もしないよ」

「そうなの」

「これに変な横やりが入っている場合はその喧嘩を買わないとね」

「危ないことは?」

「100%じゃないけれど大丈夫。暴力で行く気はないから」

「?」

「わたし秘密主義ですから」

「知ってるよ」

「なのはは」

「入隊は誘わないけれど、私の教導見に来る気ない」

「許可が下りればいいよ」

「了解」

「ごちそうさまでしたなのはさん」

俺は十分飲み食いをしてそういった

「ちょ・ちょっと綾ちゃん」

「私今子供だよ。まさか天下のエースオブエース高町なのはが子供に払わせるなんて・・・」

「言わないで」

「ご馳走様」

 そう言って俺はファミレスを出て情報集めに入った 

 

綾ミッドに行く~決着

 さてなのはと離れある場所に来ていた。
もちろん治安が悪い場所のある場所
私の前に小さい4階建ての雑居ビル
ティアを介して調べたところ誰も住んでいない
このビルを買っちゃいました。
たかが中学生の分際でビル一棟買えちゃうからある意味恐ろしい世界だと感じた。

 このビルは、狙撃されにくい場所であり、
立地的にもいい感じだ
少しスラムっぽい場所だがこういう方が裏での情報が入りやすい
まぁなのは達には来させれないけれど・・・
そして資金集めは、
俺自身3人娘のスケジュールを今現在いただいている。
あの3人本当に休まないから
仕事を奪って休ませる方法をしていたりする。
そのおかげで、実は結構な高給取りだったりする
有名にはなりたくないから捕まえるのはフェイトだったりはやてだったりしてお願いしている。

 実はなのはの方は手伝えることはないから、教導の人に全委任をしている
落ちた時に直談判していき実は結構な人と顔見知りだったり知らないのは本人様だけど

 いつも手伝ってくれている情報屋さんに、この場所を教えていた時に偵察虫が俺の欲しい人に当たった。

 そして今俺自身港のある倉庫にいる。
なんで悪党の取引は倉庫が多いんだろう
黒いスーツの男達30人ぐらいと
いかにも管理局っぽい人たち約30人ぐらいと例のジャーナリストと俺のそっくりさんまでいる
っていうか男たちに色仕掛けで誘っているぐらいだ。
自分とそっくりさんだからなんておぞましい景色なんだ
やめて欲しいがまだ出れない。
やり取りはありきたりな感じでただ受取人に俺のそっくりさんが、写真のスクープとしてその瞬間を取った時に出番はやってきた。

「勝手に有名人にしないでくださる?迷惑なんだけど」

「なにやつだ」

 本当にボキャブラリーが少ないよね

 俺は子供モードで登場

「あの時の子供?」

「ある時は綾ちゃん」
 
俺は一回転をして

「変身」

 今度は以前の大人バージョンで髪の毛を挙げている感じ

「またある時は情報受取人の綾さん、そして」

「変身」

 普段の状態に戻り

「またある時は女子中学生南條綾」

 そしてもう一回転をして

「変身」

 バリアジャケットでの姿になり

「その正体は嘱託魔導士南條綾 字は破壊者」

「わたしを罠にはめようなんて、やっていいことと悪いことが分からないらしいね。その喧嘩買うよ」

 そういった矢先にマフィア系のボス格の男が

「もし許されるのでしたら降伏したい」

「一応嘱託だから、良いよ、あの長ったらしい言葉言わなくて済んだし、あっちは・・・」

「ボスお逃げください」

 若い男がこのボス格の男に隠れて一瞬のスキをついて俺に刃物を突き刺してきた。
俺はそれをかわして斜め下からの跳ね上げるように相手の顔面に向かって蹴り上げた。
若い衆はそのまま倒れこんだ

「手加減はしておいた気絶しているだけ、
管理局内よりあんた達のほうが私のことを知っているはずなのに身を挺して逃がそうなんてなかなかできることじゃない。いい部下持ったね」

「自慢の部下たちだ大ボスからあなたに会ったら手を出すな、今回はあなたが来るということを聞いたので、てっきりこちらの世界に来ると思っていたからあいさつがてら・・・」

「ふ~ん、まぁ来るならああなるけれど何もしないなら、身の安全だけは保障してあげる。あそこの区画内に移動して」

「問題は・・・」

 俺は管理局の人間たちに目を向けた

「ひっ」

 なんか言っているがそんなことは知ったことない。
俺はすぐさま高速移動呪文を使い大量殺戮を始めた。
殺してはいないけれど、3名以外は顎が砕かれたもの、骨を折られたもの、大やけどをしたものの大惨事が起きていた

 向こうにいるギャング達が何か話声が聞こえるが気にしない。

「あの子たちの夢の職場を腐らせた罪は重い」

「あんたたちに付いて来なければああならなかったのにね」

「私はジャーナリストだ剣は・・・」

 俺は頭のねじが一本飛んだことに気付いた
俺は前蹴りをその男の腹に当て、腹のあたりを手で押さえ始めた男に対しスカッドボンバー

「何がジャーナリストだ悪をペンでたたくのがそうであるはずなのに、スクープだと思ったのかもしれないが、間違ったやり方でスクープを取ろうと思うな。」

 俺は仰向けに倒れている男に近づき、急所の玉を一つけりつぶした

「か弱い女の子に罪を捏造するなんて、男のすることじゃない。
男の腐ったような奴は2つもいらないよね。だから玉一個つぶしてあげたよ」

痛みにあえいでいて五月蠅いのでのどぼとけを攻撃
声帯を痛めたから少しの間話せないでしょ

 次、俺はそっくりさんに目を向ける、
恐怖で失禁しているみたいだったが関係なし

「私はそんなところで失禁をしない」

 俺はそっくりさんの髪の毛を引っ張ったらウィッグだった。
銀髪なんてそう居ないし、それはいいけれど黒髪を銀髪に染めるなんてありえないでしょ

 俺は髪の毛を相手に投げ飛ばしその反動で左胸を持った

「何この髪の毛?クオリティ低すぎ、男に色仕掛けしてたの?」

 偽乳でした。
俺は襟元に手をやり服を破いたら正体は女装子さんでした

「そんなに女の子になりたいんだったら」

 俺は優しく投げ飛ばし鋼雷破弾(アンセム)を2つだし球をつぶした

「わたしって優しい」

 あれは優しさなのか?外の声は聞こえるけれど気づいたら五味一佐が消えていたのでサーチ
俺はそこに座標を入れ転送

「2人っきりになりたかったのかしら」

「ひっ」

「なのはの言う通り顔見て悲鳴あげられるとちょっと傷つくかも」

「どうすればいい?金なら、男でも名誉でも」

「だまれ」

俺はこの男の手を持ち数回転をして投げ飛ばした。
全員いるところに飛ばされて

「ワシに何かあったら・・・」

「なに?」

「お前が目をかけているあの子たちが」

 周囲にいる人たちが全員悟った感じがした。
のちにこの場にいた人たちの証言ではこの後室内の温度が数度下がった感じがしたらしい

「誰のことを言っている?」

「高町なのは、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンに八神はやて、流石にテスタロッサ嬢に何かが出来はせんが」

「死にたい?クスっ」

 俺の俺だけの超必殺技
タダの中段打ち
刃牙の剛体術に似た技でもある

「覇王拳」

 俺が指を鳴らすと封鎖結界が解かれ、捕まえた人たちは封鎖結界内
管理局の服を着た人たちが大勢流れ込んできて
見知った人にあった。

「綾・・」

「援助要請受けてくださりありがとうございますフェイト執務官」

「何があったか聞いてもよろしいですか南條さん」

「普通の話し方で良い?」

「許可します」

「レディさんからの依頼である人の捜査をしていた最中に大きい取引がある情報があったので入りました。」

「そういう状態は私たちを待ってからでも」

「遅かったんだよね、待ってたら私が黒幕にされちゃうところだったし」

「綾」

「本当だって、黒幕はそこで伸びている五味一佐とあろうことか私の真似をしていたあそこの半裸の男とそのジャーナリスト。その部下局員30名、あそこにいる黒服の人は降伏したのであしからわず」

「わかりました。」

「取引動画はここに」

「南條さんもう一本出してくれませんか?」

「何を?」

「こんな風になった顛末の動画を」

「私が怒られるからいや」

「嫌じゃありません」

「了解、お願いがあるんだけど」

「彼らを罪軽くとこの案件フェイト執務官の手柄でよろしく」

「ふっ~今度こそおいしいもの食べに行きましょう」

「了解、じゃあね」

 俺は黒服の所に行き

「フェイトが相手ならよくしてくれると思う、罪の軽減お願いしといたから」

 俺は答えを聞かずにそのまま自分のお城に帰った。
自分の中の黒いものを抱え込みながら・・・ 

 

綾ミッドに行く~その夜で

 俺は久しぶりに誰もいない場所に来ていた。
転生してからは親が家にいたり
また泊まり先でもなのはや誰か彼か建物内にはいたが、
本当に今日はこの建物内で誰もいない。
生前の自分一人にの時のようだ。
最近は過去のことを思い出さないのが多い
それは俺自身きっと充実しているからだろうと思う。
もう一度人生をやり直せるならと言われたらどちらがいいと言われたら
こちらと答えるだろう。
俺が考え込んでいるときにこの建物内に侵入者アリの警報が俺の頭に響いた。

 侵入してきているはずなのにかれこれ1Hぐらいたっている。
俺を探しているが場所は把握できたがどこの部屋かわからないから手あたり次第探しているってところか

 3階の部屋に来た瞬間誰がこの場所に来たかわかってしまったので、
部屋を少し開けて扉の後ろで待機
今現在俺が使用している部屋以外は全部屋カギをかけている。
それでこのようにしたらどのような行動に出るかな?

 呼び鈴がなっているが今度から取り替えよう、
古いタイプだからかすごく五月蝿い。

「あの~扉開いているからお邪魔します。綾ちゃんいるなら出てきて」

 俺は少しだけ気配を消し、呼吸も少しだけにしながら待機
こういう時は盗賊スキルと恭也さんや警防隊の訓練が本当に役に立つ。

 声を聴いてやっぱりと思った女性がそこにいる。
その女性が数歩玄関に入ったところで、俺はその後ろに回り軽く羽交い絞めの感じで相手を拘束した。

「誰?」

「ちょ、ちょっと綾ちゃん」

「日本語わからないかな?Who are you?」

「そういう問題じゃないってば」

「Wer bist du」

「もう、本当に怒るよ?」

「ドイツ語でも無理か?ではChi sei tu」

「も~う、なのはです。高町なのはです」

「なぜなのはがここに?教えてないはずだけど」

「フェイトちゃんから連絡があって調べてもらった」

 俺はここで羽交い絞めを外した。
最後のはスペイン語だけど

「今度は私が質問する番です。なんでこんなことをしたの?」

「ここって危ない場所なんだよね。教えてないのに見知った顔が来たからもしかしてまた変装かもって、
だからちょっと質問しただけ」

「もう、ここで立ち話?」

「わけにもいかないからどうぞ中へ」

「わ、意外に広い?」

「南條商事へようこそ、してご用件は」

 俺はプレジデントディスクに座りそう聞いた。

「今日は友人としてきたんだけど・・・だめだった」

「さっきも言ったけど、なのは達にあまりここには来てほしくなかったかな?本当に治安はあまりよくないんだ。最悪ではないけどね。夜道の女性の一人歩きなんてもってのほかだよ」

「でも・・・必要だったし」

「その時は呼んで現場以外ならなるべく出るようにはするから」

「うん」

 おれはなのはを応接テーブルに座らせ、コーヒーを出した

「なのはには物足りないかも」

「ううん、ありがとう」

 ひと口飲んでからなのはは質問してきた。

「フェイトちゃんがね綾の背中が悲しそうだったって連絡を受けて調べてもらったの」

「良く場所把握できたね」

「綾ちゃんならって考えたらここら辺になったの。ほら今朝の場所を知っていたから」

「そっか」

「どうしたの?」

「管理局員の上があんなのばかりだと思ったら少しげんなしただけだよ」

「リンディさんやレティさんみたいな人もいるよ」

「知ってるけど…みんなの夢の場所が汚せれてる感じがして」

「うん」

「最後にあの屑なんて言ったと思う?」

「?」

「金か名誉とかなのは達に被害を起こすとか」

「ありがとう、私たちの場所を守ってくれて」

「俺はトラブルを呼びつける体質みたいだ!どこに行っても何か騒動が起きるみたいだ」

 なのはは綾が一人称を俺と言い出したことに気付いた。
こういう時の綾は絶対にろくなことを言わないことは長年の付き合いで分かっていたことだった。
戦闘中の「俺」は良い。
格闘もやっているし戦う人だから
プライベートの俺は自分を追い込む感じがしてならなかった。
なのは自身きっと斜め上の発言が来るんだろうと覚悟を決めて聞こうとした。

「ねえ、俺がいていいのかな?数年前のこと覚えてる」

「行き成りだよね、もう5年も知り合ってるのにもっと昔のようだよ。綾ちゃんの言いたい事は覚えてるよ」

 なのははきっとあの時のなのは自身綾を離したらいけない存在だと感じた時のことだろうと思う。

 最初に戦った時は瞬殺でその後にフェイトちゃんやクロノ君たちが乱入してきたけど一掃されその後でなのは自身防御なしで七鍵守護神を無条件に受け終わらせたときのことを言っていると確信していた。

「私も単刀直入に聞くよ?」

 綾はその言葉を聞いた瞬間体が震えてきているのを覚えた。
その後のことを聞きたくないと頭の奥で何度もリフレインしていた。

「な・なのは」

「綾ちゃん私の番だから遮らないで!」

 私は綾ちゃんがまた馬鹿なことを考えているのかすぐに分かった。
自分のことになるとすぐに弱くなるんだから
私も何度もそれでいいのかここ数年考えていたことを話さないといけないし、
話さないことにはお互い前に進めないとも思っている。

「一つ確認するね 綾ちゃん私の事嫌い?」

「な・・・なんで」

 そんなわけないの知っているはずなのになぜそんなことを聞くのか綾には見当がつかなかった。

「気づいてないんだ、最近綾ちゃん私の顔を見て話さなくなったよね」

「そんなことは・・・」

 綾はこれから言われることに、体が拒否するように全身から震えているのをなのはは見逃さなかった。

「綾ちゃん?」

「ふぁふぁい」

 本当は綾ちゃんが告白してくれたらうれしいんだけど、どうしようかな

「綾ちゃん、私女の子だよ」

「し、知ってるよ」

「それでもいいの」

「お、俺ははなのはの事・・・・」

「な・何?」

「好きなの」

「好きなだけ?」

 下から目の大きいなのはが目を細めてまるで挑発をするような感じで綾を見続けていた。

「・・・」

「もう一度聞くよ綾ちゃんは私に対して好きなだけなのぉ」

 甘えたような声を聞いて綾自身頭がクラクラしてきた感覚がある。
ティアが危険を発してないことから今目の前にいるのは本物の高町なのはだというのはわかっているが、なのはがこんな表情を醸し出すなんて色々なことがありパニック状態に陥ってしまっていたがかろうじて保っていた。 

 

綾ミッドに行く 告白

「寝てる私には言えて起きている時には言ってくれないんだよね?」

 俺はそれを聞いてドキッとした。
いつ聞かれた。
いつ言ったというのか俺は少し思い出しながら考えていたら、
そうだ風都に一緒に行ったときに帰れなくなった時に確かに言った記憶がある

「そ、それは・・・」

「言えないことなの?当事者の私にも?」

 今日のなのははどうしたんだろういつもより攻め込んでくる。
俺が伝えたくないところは絶対に踏み込んでこないようにしていたはずなのに
どんな結果になろうとも覚悟を決めないといけないのか・・・

「迷惑かもしれないけれど、俺は、私は高町なのはを愛してます。」

 今の俺はこれだけ言うのが精いっぱいだった。
告白ってどんな風にするんだっけ?
情けないことにこれだけしか言えなかった。

「うん、私も綾ちゃんのことが好きだよ。だけどごめんなさい」

 うんそうだよなぁ女同士だから、当たり前だな
何を期待していたのやら、俺は走っていこうとしたら・・・

「早とちりしないで綾ちゃん」

「え」

「本当に綾ちゃんは自分のことになるとネガティブすぎだよ。
私も綾ちゃんのことが好きだけど、きっと綾ちゃんは異性と同じ意味の愛してるだと思う。」

「う、うん」

「私にはその違いがまだ分からないの?だってきちんとしたお付き合いなんてしたことなかったし、そんな私でもいいの?」

「私は高町なのはがいい」

「うん、ならいいよ、よろしくお願いね綾ちゃん。」

 俺は嬉しくなり正面からなのはを抱きしめながら涙を流していた。

「もぅいきなりはビックリ・・・って相変わらず綾ちゃんは泣き虫さんなんだから」

「だ、だって断られると思ったから?」

「この際だから言っておくね。答えは数年前に出してたんだよ。あの時は恋人・・・とかじゃなくて」

「い・いつ」

「綾ちゃんが暴れた日」

「あの日にそんこと言ったかな」

「綾ちゃんが私たちを守ってくれたように私は綾ちゃんの心を守るよ」

「言われた記憶がある」

「それでね、フェイトちゃんにも言われたんだよね」

「フェイトに?」

「もうなのははあの時に決めているんだよって」

 俺はなのはの顎を支えるように持ち白い肌の少し桃色がかかったくちびるに口づけをした。
その瞬間なのはの鼓動の音と俺の鼓動の音がユニゾンしたみたいに同じ速さで鳴り響いている感覚がした。
なのはの口をむさぶるように舌でからませていっていると初めなのはも驚いていた感じがしたのだが、なのはも同じように舌を動かしてきたのはビックリした。

「「ぶふぁぁ」」

「も、もう綾ちゃん激しすぎだよ。私のファーストだったんだよ」

「ご馳走様すごくうれしかった」

 今お互いはベッドルームで2人で横になっていた。

「ベッドはどう?」

「映画でしか見たことなかったよ」

 白い天幕付きのダブルベッド

「なのは似合うような白い天幕にしたの」

「ここに呼ぶ気なかったんでしょ」

「いつもなのはを思っていたかったから」

 俺はなのはの顔を見てそう答えたら、なのはの顔がすごく赤くなっていっているのがはっきり分かった。

「にゃはは、そんなに思ってくれてうれしいかも」

 俺はこの愛おしい女の子を腕を肩に覆いながら神様ありがとうとあらためて感謝をしていた。

「綾ちゃん?」

「何?」

「一応恋人同士で秘密ごとはあまりよくないよね」

「う・うん」

「綾ちゃんが抱えている秘密を教えて欲しい」

「全部?」

「全部じゃなくてもいいけれど言えるのなら」

「う~ん」

「ダメ?」

「なのはは不思議に思ったことない?」

「綾ちゃんは不思議がいっぱいあるところ?」

「わたしってね」

≪綾様≫

≪大丈夫全部は言わないよティア完全防音、映像完全アウトよろしく≫

≪ええ≫

「前世の記憶を持っているの」

「え?」

「みんなが言っている綾式がそれだよね」

「?」

「なのはも呪文を組むことあるでしょ、スターライトブレイカーがそうだったっけ?」

「う・うん」

「基礎は?」

「バスターの延長で考えたよ」

「ううん、もっともっとの基礎だよ」

「術式の事、ミッドチルダ式だよ」

「バスター然り、ミッド然り必ず基礎って関係出てくるさて綾式の基礎は?」

「え」

「古代のミッドっていうか古代ベルガにはあったらしい魔術が一番近い言ってみれば今現在わかっているミッド、地球の基礎には当てはまらない。そんな技術が沢山ある私って変だと思わなかった?」

「あまり気にしてなかったよ」

「ありがとう、厳密にいえば綾式は私が考えたものじゃないし、自然発生したわけじゃないの」

「綾ちゃんの魔法が自然発生したら怖いよ」

「私の前世の記憶の人の呪文や技なんだよね、だからガウのことも知っていたし、色々な知識も豊富なわけ」

「でもでもガウ君のことを知っているのはおかしくない?」

「講釈するのは結構大変なんだよねそこらへん。時間ってね実は未来から過去に向かう流れがあるの」

「それはないよ」

「それは物質界だけの話だけならないね!本当に難しい話だからそこらへんは抜かして、だから私は数百の技と数百の呪文が使用できるってわけ」

「規格外だよね」

「最後にね、私の前世の記憶って男性なの」

「え」

「だから最初になのはと添い寝したとき、今もだけどドキドキしてるんだよね」

「本当に?」

「なのはには本当に悪いことしたなぁと思っている。私にとって南條綾は女でもあるけれどけっこう頭は男性だからなのはははじめっから異性でしかなかったの」

「あうあう」

「だから親にも悪い事してるけれど男性のお付き合いは考えれないんだよね。いうか気持ち悪いぐらい」

「綾ちゃんってば、少しだけ納得したかな、同じ女の子なのに恥ずかしがり屋さんなところとか」

「なのはだけには言ったけれど後には言わないでほしい約束してお願い」

俺はなのはの顔を見て言い切った。

「う・うん」

「そろそろ寝ようか」

「う、うん」

「ねぇなのは」

「なに綾ちゃん」

「その内SEXしようね」

「綾ちゃんのH」

「流石にその言葉は知ってたか?」

「も・もう」

 顔が赤いなのはを見て本当にかわいいと思ってしまった。
俺は数年ぶりに何事も考えなしに気持ちよく寝れた感じがした。 

 

その頃のフェイト

 フェイトは事件の案件をまとめてからなのはに次元電話で会話をしていた。

「単刀直入になのはに聞くけど綾のことをどう思っている」

「もぅフェイトちゃん唐突だよ。どうしたのお仕事は?」

「今事後処理も終わったところ。現場に誰がいたと思う」

「もう答え言っているよフェイトちゃん。そうやって言うとなると綾ちゃんでしょ」

「もう一度聞くよ綾のことをどう思っているの」

「親友だよ、それはフェイトちゃんやアリサちゃんたちと同じだよ」

「本当に?」

「どうしたの?」

「なのはってさ面倒見がいいよね。ここ最近違うか、あの綾が暴れた付近からある特定の人物にずっと目が言っているの気づいている?」

「え」

「本当はさ、私もなのはの事が好きだし、こんなことは言いたくなかったけれど今一番離れたくない人って誰なの?」

「意図がよくわからないんだけど、多分・多分だけど綾ちゃんかな?もしかして綾ちゃんが大けがしたの?」

「綾に限ってそれはないよ、心の方はわからないけれど、別れる前の綾の背中がすごく心細くて、あの時みたいだったから」

「う・うそ・・・」

「だったらいいんだけど、綾はさきっと他人を護る術や相手を滅ぼす技はすごいけれど自分のことを守らない感じがするんだよね」

「私もそれは常々思っているよ」

「きっともうあの時みたいな乱闘はしないと思うんだ」

「どうすると思う」

「今までの経験から地下に潜る可能性があると予想するかな」

「・・・」

「綾の技術で地下に潜られたらきっと見つからない可能性がある。でも何か起きたらきっと現れてくれることも知っているよ」

「うん」

「なのははどうしたい?」

「今から言う所をフェイトちゃん探してくれるかな」

「うん」

「場所はこの間の記事によく似た地域でビルの一室の空き状況でここ数日で購入もしくは借りた人物のピックアップ」

「何かあるの」

「きっと綾ちゃん何かやっていたと思うから、その基盤を壊したくないと思うから、多分昨日いたところには帰らずに新たに購入かレンタルしたんだと思う。」

「そんなお金」

「私たちの昇進やお休みってなんかスムーズだと感じない」

「まさか・・・」

「今日の報告を聞いて思ったの、全部じゃないけれどある程度の事は事前調査として綾ちゃんが終わらせている。それを指揮した人はきっとレティ提督かなぁ」

「確かに10件中大体2、3件はスムーズに終わるケースがあるし」

「きっかけは私の怪我の事件だと思うの?
あれからたまに連絡が取れないこともあったし、眠たそうにしている所も見たことあるから」

「それで修学旅行も全員参加できたって所かな」

「きっとそうだと思うの、私たちのことを護ってくれてる分もう少しだけ自分のことも大切にしてほしいのに」

「見つかったよ、この3件が綾の名前で購入予定とされている」

「行くの」

「うん、気持ちの整理と綾ちゃんとお話してくる」

「いってらっしゃい」

「ありがとうとフェイトちゃんごめんね」

「うん」

 なのはが去った後にフェイトはもう一人の親友に次元電話をした。

「あれフェイトちゃんからやないか?こんな夜更けに珍しいなぁ」

「ごめんはやてこんな夜更けに」

「ど・どないしたんやフェイトちゃん」

 流石のこだぬきって言われている八神はやても画像に出たら美人の泣き顔だったから驚くなというのが罪だろう。


「ごめんはやて」

「時間はどうでもいいんやけど・・・」

「多分失恋したんだと思う」

「なのはちゃんか?」

「はやて知ってたの?」

「多分気づいてないの当の本人ぐらいや」

「そっか」

「気持ち伝えたん?」

「ううん、伝えてない」

「まだわからんやろ」

 はやてに電話するまでのいきさつを伝えた。

「いまごろなのはちゃん、綾ちゃんの所かいな」

「多分、お互いの気持ちを確認してると思う」

「そうやな」

「これでよかったのかな」

「なのはちゃんもなんだかんだ言って綾ちゃんのこと好きだし、綾ちゃんは言わなくてもな」

「うん」

「恋敵に贈るなんてフェイトちゃんの馬鹿さ加減に乾杯やな」

「そこは友達思い出もよくないかな。でもこれでよかったのかな?」

「身を引く女もいい女の条件かもしれへんな」

「なにそれ」

「もしな、それでも諦め切れなかったらなのはちゃんに告白して綾ちゃんに宣戦布告すればいいだけやん」

「良いのかな?」

「しゃあないで、こればっかりは理性ではなく感情の勝利やからな」

「うん。ありがとうはやて」

「別に構わないで、美人さんの涙も見れたわけやし眼福や」

「もぅはやて」

「明日はお休みした方がいいって」

「で・でも」

「わたしから綾ちゃんに言っておくから」

「知ってたの?」

「あれだけはっきりしとったらなぁ。綾ちゃんやなのはちゃんに顔合わすの嫌やろ」

「明日だけは少しつらいかな」

「やろな」

「夜分遅くごめんはやて」

「いいって、いいって、ほんまお休みや」

「おやすみはやて」

 持つべきものは友人だなぁとフェイト自身そう感じた 

 

 隣には愛おしい彼女のなのはがいる。
欲情しないわけではないけれど、これ以上負担を掛けたくないのも事実
それに今は隣で寝顔を見れる幸せを満喫していた時に念波が来た。
遮断しようとしたけれど相手がはやてだからしぶしぶ受け取った。

≪なんのよう?≫

≪おめでとうなのはちゃんゲット≫

≪本当に情報速いよね。フェイトから?≫

≪面白味無いで綾ちゃん。そこは驚きとテレで返してくれなきゃ≫

≪夜更かしで肌を悪くしちゃなのはに悪いから切るね≫

≪もぅイケずやな綾ちゃん≫

≪茶化しに来たの?≫

≪フェイトちゃんの事なんやけど≫

≪なのはは返さないよ≫

≪じゃなく、明日おやすみとれへんかな≫

≪それはフェイトに聞かないと≫

≪わかってるやろ≫

≪それこそ人事でしょうが≫

≪綾ちゃんがある程度コントロールしてるんやろ≫

≪はやてはシャマルがいるから今は手をほぼ出してないけれど2人はホリックだからね≫

≪シャマルも嘆いていたよ≫

≪今回橋渡ししてもらったし了解した≫

≪表の用は終わったので≫

≪本命は何?≫

≪大人の階段を上ったであろう綾ちゃんに聞きたい?≫

≪お話して、今隣で寝てるだけで何もしてないよ≫

≪はぁ~あれだけ熱っぽい色気を出しながらなのはちゃんを見てた綾ちゃんが・・・ヘタレ?≫

≪下衆の勘繰りだね≫

≪気になるんやし≫

≪なのははまだ乙女だよ、聞くより体験した方が良いよ。相手は私でも≫

≪綾ちゃん・・・なのはちゃんがいるやん≫

≪一時の夢で体験させてあげようかなと、だったら浮気にならないでしょ≫

≪綾ちゃん≫

≪寂しかったら言ってねぇ。私をからかおうなんて甘いよはやて≫

≪幸せ絶叫の今ならできると思ったんやけど≫

≪甘すぎ≫

≪私たちの中で恋人ができた一号さんだね、おめでとうさん≫

≪ありがとう。近々なのはの親に報告に行かないとね≫

≪結婚の報告じゃないんやし≫

≪隠れて付き合いたくないのと、女同士だからねなのはが傷つかないか心配≫

≪今から心配しとっても仕方ないやん。相方の綾ちゃんが毅然としてないとなのはちゃん不安になるで≫

≪だねぇ。あらためてありがとう≫

≪こうやって話すの初めてやん≫

≪言われてみれば…≫

≪すずかちゃんたちも気にしてたで≫

≪そういうすずかたちは≫

≪あっちは健全な関係≫

≪そっか、親っさんにも報告しなきゃな≫

≪風都の≫

≪うん≫

 なのはが隣でコロンと抱き着いてきた

≪何この可愛い生き物?≫

≪なのはちゃん≫

≪もちろん今隣で寝てるんだけど寝返りで抱き着いてきた≫

≪なのはちゃん泣かしたら後が怖いで・・・高町家、アリサちゃんとすずかちゃんにフェイトちゃんから尋問があると思うから・・・想像しただけで今までで一番怖いわ≫

≪それは勘弁したいね。まだテリーたちと戦っていた方が楽そうだ≫

≪ほんまにおめでとう≫

≪ありがとう≫

≪そろそろ綾ちゃんが隠している色々な事教えてくれても良いんとちゃう≫

≪なのはにも言われたよ。後日私がこの人だけっていう人だけ呼んでもらえるかな。何を聞いても受け入れれる人だけっていう条件でね≫

≪了解や≫

≪まぁそれでも全部は話せないよ≫

≪了解や≫

 はやてと少しだけ会話をして俺はなのはのほほをついたりしたら
「んぅ」反応するから少しだけ遊んでから俺も少しだけ睡眠をとった。
幸せの次は痛みを体験しないといけないのか
聞いても本当に受け入れてくれるかが心配だ
でもこの幸せを今のところを甘受しておきたらその時感じよう。 

 

綾ミッドに行く 朝

 なのはが朝起きると隣には誰もいなく、着替えて隣の部屋にもいなかったから少しだけ焦りだした。
そうしたらテーブルの上に置手紙が置いてあった

「起きたら202に来て」

 なのはは言われるがままに支持のあった部屋に入室した

「おはようなのは」

「おはよう綾ちゃん。あんな置手紙はビックリするよ」

「この部屋じゃないと出せないからごめんね」

 テーブルにはハムエッグとトースト、いい匂いの紅茶。
普通の家庭でも出される朝食だった。

「ちょうど出来上がったからおこしに行こうと思ったんだけどね」

 なのはにも厨房が少しだけみえた。

「お店でも開くの?」

「そんな腕ないってどうぞ召し上がれ」

 なのはは綾の対面の席に座り、じっと見つめられている。
これは一口食べないと進まないことが分かったので先に食べてみると食パンがふんわりカリカリでおいしかった。

「おいしいよ綾ちゃん」

「パンから作った甲斐あったよ」

 おいしいご飯を堪能しているときにふと綾が立ち上がって奥の厨房の方に行った。
なのははこれ以上何が出てくるのだろうと期待していた。
綾が手に持ってきたのはシュークリームとコーヒーだった。

「シューとコーヒー?」

 なのははどちらかといえば紅茶のほうが好きなのは綾も知っているはずなのに、綾の方を見ると赤面しながら口を開いた。

「士郎さんと桃子さんになのはのことを認めてもらいたくてぇ・・・」

 なのははなにこの可愛い生き物。
照れてる綾ちゃん危なすぎだとこの時なのは自身そう感じた。
綾はじっとなのはの方を見つめていたので早く味見をしてほしいと感じていたので食べてみたら、ほんのり甘くシューもふわっとしていておいしかった。
コーヒーもお店に出せるレベルで美味しかった。

「綾ちゃん美味しいよ」

「ありがとう、シューは桃子さん直伝でコーヒーはこの前士郎さんが親っさんに渡したコーヒーのレシピをまねしたの」

「朝からこんな贅沢なご飯が食べれてうれしいよ」

「ありがとう」

「お粗末様でした。」

「今日の予定は?」

「今日は教導が入っているから見学に来る?」

「なら行かせてもらおうかな」

「参加する?」

「やめとく」

「ここに来てね。話を通しておくから」

「了解っていうか途中まで送っていくよ」

「で・でもまだ早いよ」

「いいから」

「ありがとう」

 ここら辺は治安も悪いし、夜だけじゃなく朝一も襲われやすい。
何故なら朝っていうやつは気を抜いている時間でもあるからだと俺自身そう思っている
いくらなのはが有名人で強くてもそんな気を抜いている状態で襲われたら不覚を取る可能性もある。 

 

綾ミッドに行く 教導

 俺はなのはの教導が始まるまで時間を持て余していた。
そういやまだなのはってそこまで有名ではないんだよなぁ
一応一部ではすごい有名だったりするけれど・・・
リンディさん達も有名だしね
だけど教導って大丈夫なのかね
俺が前世の中坊のころやはり若い音楽の先生とかはなめられていたから、
10代の女の子の教導ってまじめに受けるんだろうか?
俺は少しずつ心配になってきたので予定の時間より早く目的地に到着した。
俺が見学席に着くと生徒の皆さんが30人ぐらい集まってきていた。
俺の方を見て何やら話している。
全員20代以上
そりゃいい顔しないわなぁ

 魔法で聞き耳を立てているとこんなことが聞こえた。
全く10代の女の子の教導っていつから管理局はおままごとになったんだ
見学席にいるのって最近巷を佐賀がしていた破壊者じゃないか、
教官殿はお友達に勇姿を見せたいらしい
お遊び気分で教導なんてやってくれるなよな
反対に俺らがいろいろと教えてやらないといけねえんじゃないのか
違いねぇetc

 どう見ても有効な意見は全くと言っていいほど聞こえてこなかった。
なのはの登場により多少はおとなしくなったがまだ雑談している馬鹿がいる。
今日がこの部隊の初教導ということで軽い自己紹介
経歴などを話していた。
質問で俺のことが取り上げていたが勉学のために見学ということを言っていたら、バカの一人が発言をした。

「見学より参加のほうがいいんではないかと小官は思います。
それともやはり子供だから恐ろしいのですか?」

 俺が何かを言おうとした時に恐ろしい魔力の渦が、
静かになのはを中心として流れていることに驚愕をしていた。
数人は気づいている人がいたが大半はまだ気づいていなかった。

「言いたいことはそれですが、そうですね今回は南條さんにはやはり見学でいいと思います。
南條さんにも出てもらおうかと思いましたがやはり見学でもいいですか?」

「高町教道官の思うように、しっかり見させてもらい勉強させてもらいます」

「まだ皆さんがどれほど出来るかわかりませんから、皆さん30人VS私での模擬戦闘を行います。」

 空間パットを使い練習場の後ろに廃墟のビル群が現れた。

「設定は凶悪魔導士がここに逃げ込んでの応戦です。
5分後に始めますからどうぞ作戦なり何なりと行ってください。
初めに伝えときます本気で来てくださいね」

≪ごめんね情けない姿を見せちゃって≫

≪怒ってくれてありがとう≫

≪私の悪口はいいんだけど綾ちゃんの悪口言われちゃってね、本当は綾ちゃんに変わろうかと考えたけれど教導にならなくなっちゃうし≫

≪再起不能だけはやめておいてね。見どころがある人も何人かいたよね≫

≪相変わらず目がいいよね。うん私の魔力の渦に数人か気づいたよね。≫

≪仕事はきちんとしてるんだ≫

≪怒りで我を失うことはしません≫

≪そろそろだ、ガンバ≫

≪うん≫

 なのはと30人の模擬戦闘が始まった。
30人の一斉射撃をなのはは、かわせる方向でかわし、
直撃する瞬間にスフィアで落とし
手をかざしたところにガードをするラウンドシールで防御をしながら待機させてあったスフィアを飛ばした。

「シュート」

 桃色の砲撃が3マンセルの部隊に直撃
防御魔法を行ったみたいだがそれが破壊され撃墜
バスターでもないのにただの砲撃で撃墜って自分の彼女ながら少しだけ恐ろしい子と思ってしまった。

「無理だと思ったらかわさないと無理です。それか3人いるんなら共同で行うのもアリですね。」

 煙幕をかけての数人かがりの接近戦
着目点はいいと思うけれど・・・
当たる瞬間なのはは瞬間高速ダッシュ呪文フラッシュムーブを使い下に移動して同士討ち
降りる瞬間にも射撃を使い後方部隊にもダメージを与えて

「人は動かない標的ではありません。何も考えずに大勢で接近戦をしたらこのように同士討ちになり、決まったと安心している気のゆるみがあるから後方もあのようにやられます」

 たった2分弱で講釈しながら半数以上を撃墜していた。
この話をはやてにしたら

「綾ちゃんならどないするん」

「私なら爆烈焼球(インテリペリ)で小火球を複数個作り撃滅させながらその後に獄炎爆烈弾(セバルチュラ)で落とせなかった人たちに軍隊戦でよく使う火炎弾をお見舞いするかな」

「なのはちゃんの選択で間違いなしや。教導になってないやん」

「実力知らないのに口先だけのジャリはまず己の力関係を教え込まなきゃ」

 やはり先ほどの感がいい子達は残っているが・・・馬鹿にしていた子たちほど簡単に落ちていた。
そこからなのはの教導がまた変わった。
相手もやる気がある子たちだからか、指示を受けそこを修正してきている。

 5分経過でとうとう全滅

「終了です。大体皆さんの実力が分かりました。全体的に基礎がまだまだ弱いと感じました。
お昼にはレポートをお渡しいたしますのでジックリとレベルアップをしましょう。」

≪ごめん綾ちゃんお昼一緒に食べれなくなっちゃった≫

≪レポートでしょ≫

≪うん。本当にごめんね≫

≪なのはの格好いいところを見れて私は満足すごかったよ≫

≪ありがとう≫

≪お昼からどうする?≫

≪もう少しだけ見学させていただいていいかな≫

≪もちろん≫

≪夜はどうする≫

≪綾ちゃんの所に行ってもいいかな≫

≪エスコートさせてもらうね≫

≪うん≫

 お昼ご飯はここの食堂で一人食べて終わりに十人近くのあほが俺の所に来た。

「よう女」

俺は例により無視をして片づけに入った。

「おい無視するんじゃねえよ」

「あぁ私のことを呼んでいたのか、気づかなかった」

「女はここには手前しかいねえだろうか」

「女性なら食堂のお姉さんやいろいろ居るでしょうか、それに私の名前はおいとかお前とか女じゃないので学校で習わなかったのなら学校からやり直してきたらいかがかしら」

「おもしれえ冗談だ、少しだけ付き合えや」

「片づけ位させてもらってもいいかしら」

「あぁ」

 俺は十人近くに囲まれて裏庭に連れてこられた。

「ご用件は」

「お友達が来たら張り切っちゃってよあの教官。すぐ落とされちゃったじゃないか」

「あんたらが弱すぎたんでしょ」

「これだけの人数でずいぶんなこと言ってくれるじゃないか」
「何の用?」
「落とし前付けるって言ってんだよ。それか俺らと良い事しないか」

 下卑た顔で俺に近づこうとしたので俺はそれをかわして

「なのはの教導じゃなくて私の教導を受けたいってことね。あなたたち教えてもお金が入ってこないのよね。」

「この人数で魔法なしで終わらせれると思っているのか」

「剣が下手な人が多すぎる。女だからかな人数囲めば何とかなると思っているのか、殺しはしないが病院のベッドで嘆くんだな」

 俺はいつもの相手に指先を向けていつものセリフを吐く

「さぁお前たちの罪を数えろ!」


「高町教導官」

「はい、どうしました」

「お連れ様が男子局員10人ぐらいに連れていかれました。」

「お連れ様っていうと綾ちゃ・・・いえ南條さんが」

「あ、はい」

「危ない」

「あのグループは私たちの隊でも柄が悪く、早くいかないと南條さんが」

「綾ちゃんじゃなく、その人たちが危ないの」



「はい終了」

 俺が手をはたきながら言うと同時になのは達がやってきた。

「ひ・ひどい」

 後ろの男子局員が何か言っているが気にしない。
俺はそこに倒れている局員達に

「お前らの高町教導官がきてくれたぜ」

「ひっ」

「あんたらに触れさせてやる肌なんて一つもないし高町教導官のなんてあんたらにはもったいないっていうのが分かってくれたかな?」

「いてぇよぉぉぉぉぉおおおお」

 俺はなのはの方にニードルを飛ばした。

「あ・綾ちゃん」

 なのはの髪を通り過ぎくぐった声が聞こえた

「うぐぅ」

男性局員の手にニードルが刺さっていた。

「なのはこっちへ」

「う・うん」

「な・なぜ」

「なぜわかったって」

「あぁ」

「わかるわけないじゃん。ただなのはに触れようとしたから投げただけ」

「綾ちゃんそれだけなの」

「このタイミングでそんなことするの怪しいでしょ。それになのはにそんな怪しいやからに触れられたくない」


「今日の所は引きます」

「俺は誰と聞いている」

俺は今現在できる殺気をこの男に差し向けた。

「ぐっ」

 俺は低い声とともに倒れている男たちに向かっていった

「今日の最後のレクチャーだ。貴様たちが喧嘩を売った人間がどのようなのか知って己を鍛えなおせ」

 俺はその男性局員の方に向かってゆっくりと歩き出した。

「誰だ貴様。局員じゃないだろう」

「私は・・・」

 謎の局員が何かのボタンを押したときにその男から煙が出て姿が消えた。

「ちっ転送アイテムか」

 俺は頭を掻きながら殺気を収めた。

「綾ちゃん何が起きたの?」

「私も詳しくはわからないけれどそこの馬鹿を利用してなのはを拉致して私を捕獲って所じゃないかな。もしくは両方って線が一番かな」

「相手の予想は?」

「全くなし」

「この子たちは」

「なのはに速攻でやられての意趣返しかな」

「この子たちの回復お願いできる?」

「え~喧嘩振ってきたのに~?」

「やりすぎです・ここまでしなくてもよかったでしょ」

「は~」

俺はそこに倒れている奴らを見る

「ひっ・・・」

「慈悲深き方癒しの神よ 心正しき者に恵みを与え給え」

「ご・ごめんなさい。・・・もうしませんから・・・」

 俺は力ある言葉を発した

『治癒呪文(ヒーリング)』

 たちまち倒れている人たちの怪我が回復していった。

「高町教導官に感謝するんだな」

 局員たちが俺たちの前に並び土下座をした。

「すみませんでした。これからは心を入れ替え教導に身を入れますのでお許しください。」

「だってなのはどうする」

「私に振られたって困るよ」

「起立」

 男たちはすぐに立ち上がりしっかりとした姿勢で俺たちの方に向いていた。

「貴官らはどうなりたい?」

 男たちはお互いの顔を見ながら、リーダー格の男に一任をしたみたいだった。
「はっ強くなりたい所存です」

「なら私ではなく高町教導官にしっかりと習うことだ」

「ですが、我々は」

「貴官らは魔導士なんだろう」

「そうですが」

「ならしっかりと高町教導官の指導を受けろ。高町教導官の教えを受ければきっと強くなる。まぁがんばりな。」

 俺はなのはを連れて歩き出したところで

「お昼の教導には遅れないでね」

「はい、高町教導官」

「なんか綾ちゃんに教え子を取られた気分」

「ああいう柄が悪いのはさ」

「うん」

「圧倒的にやられた人物を崇拝しちゃう傾向にあるんだよね。もともと腕力脳筋だから」

「ひどいよ」

「私に圧倒的にコンマ何秒で素手で負けたからああなっただけだって」

「うん」

「これでなのはの教導もやりやすくなるよ。あいつらのデーターは」

「基礎体力はやっぱりあると思うの生来の魔力が低いからああいう風になったのかなって思っているの」

「管理局って魔導士ランクや魔力主義だからなぁ」

「うん」

「実際には一般の砲撃魔術師なんて楽に落とせるのにね」

「えっ」

「だって砲撃が来た所を相手に向かってかわして攻撃すればいいだけでしょ。なのはみたいに連射とか誘導が沢山あれば別だけど」

「それができるのは綾ちゃんぐらいだよ」

「何言ってるの?地上限定なら恭也さんやテリーたちも出来るって」

「・・・」

 それから午後の演習が始まる直前に各隊員に個別に資料を渡されたようだった。
各員のデーターの記述が珪砂押されているそうだ
あれから数時間しかたってないのに相変わらず仕事が早い 

 

綾ミッドに行く~狙撃

 それから数時間が過ぎ演習が終わった。

「綾ちゃん一人で帰れる?」

「私だって一人でここに来たことあるから大丈夫だって」

「ならいいんだけど」

「なに不安がってるの?」

「一人だとトラブルに巻き込まれやすいから」

 今日は俺の地球に帰る日だった。
あれからフェイトとは連絡を取っていない。
俺から連絡するのもなぁ
かといってフェイトからってのも変だし
フェイトがなのはに気があるのは知っている。
本人それが何なのかは気づいてないかもしれないけれど

 なのはの仕事中俺自身俺名義の南條商事を立ち上げた
表向きはマンション管理業だったりする
4F雑居ビルだしね。
といっても3Fは事務所で4Fが住まいだから貸し出し予定は3Fから下なんだけど、治安が良くないのと合わせて今のところ借り手は無し

 表向きがあれば裏もある
裏ではわかりやすく言えば探偵業みたいなもの
俺自身管理局には嫌気が出しているから嘱託魔導士なんて外注だから、
当たり前だけれどこちらの世界にも税金なんてものはある。
せっかく命を懸けて働いたものなのに税金として2重下手したら3重と取られてしまうのを阻止するために立ち上げたのが理由。
これで部屋に入る業者もあれば良いのだけどっと考えているところで

「・・・ちゃん、綾ちゃんってば」

「ごめん、ちっと考え事してた」

「もう!」

≪綾様!≫

俺はなのはをかるく突き飛ばして明後日の方に目を向けた

「なに綾ちゃん」

 そうなのはが言った瞬間そこの場所には綾がいなく
後方のほうで綾が倒れていたからである

「あ、綾ちゃん」

 なのははすぐに近づき綾の介抱に向かった。

「くっ・・・わたしは大丈夫、なのはもごめんね」

 俺はゆっくり立ち上がりながら明後日の方を向けたが、
もういない感じがした。

「どうしたの?」

「なんてことない撃たれただけ」

「撃たれたって、魔法は・・・」

「質量兵器だよ、射程は3K以上」

「ありえないよ」

「2・5Kのサーチにひっからなかったから確かだよ」

「誰が」

「多分挨拶だよ。」

「知り合いなの?」

「予想では知っている人だと思う、実際に会わないと何とも・・・」

「一歩間違えなくても」

「頭部に当たったから死ぬね。私の場合は無意識的に魔法の(シールド)がかかっているから」

「どうするの」

「もちろん一方通行の挨拶じゃ駄目だから会いに行くよ」

「友達に会いに行くんじゃないよ」

「大丈夫、サーチャーは飛ばしてあるから居場所も把握している」

「危険なことは」

「なのはを悲しませることはしないって」

「うん」

「行ってきます。事が終わったら連絡するね」

「行ってらっしゃい。気を付けて」

 俺は力ある言葉を発した

瞬間移動(エルシード)

 雑居ビルが立ち並ぶ薄暗い場所の上空で俺は姿を現した。
地上を見てみるとフードをした人物が先に走っていたので、俺はその人物の前方に魔法の矢を当てて立ち止まらした。

「一方的なあいさつで行っちゃうなんてよくないと思うけどなぁ」

 フードの人物は俺の方を見て立ち止まった。

「いまさら難の用?ゼロ」

 数年前のP・T事件に現れた転生者本明不明 通り名はゼロ
この俺を半死状態に持って行った。
疑似MS(モビルスーツ)の武装を取り込んだ人

またしてもさっきは感じられずに銃弾がこちらに向かってきたがそれを半身でかわした。
俺はその時その人物の腕を見た。
どう見ても男性の腕ではない

「誰だ貴様」

「言葉使いが悪いですね」

「やはり女か」

「あなたもでしょ」

「わたしはあなたに撃たれることなんて身に覚えがないんだけどね」

「あなたになくても私にはある」

「で」

 フードの女性は遠隔操作型機動砲台数機を発射させた。

「ちっファンネルか、貴様も転生者か?」

「転生者といえばそうでしょうが、落ちろ」

 女性が刃のない柄の状態で俺の方にそれを振るった瞬間
風の刃みたいなものが俺の方に向かってきた。
俺はそれを力ある言葉を発した

『空雷砲撃波(ヴェン・ジェン・ド)』

物質化レベルまで圧縮した雷球を作り出し、放つ呪文で風の刃を相殺

鋼雷破弾(アンセム)

毎度おなじみの魔法の矢にてファンネルを撃墜

「いつまでもかぶってるんじゃない」

 一発残し持っていた魔法の矢をフードを飛ばしたら
髪型はぱっつんのショート
マント着用の白いスーツを着用胸ポケットには十字のマークがしてあった。

「そろそろ名前を教えていただけないかしら?」

「わが師ゼロさんを倒し、私の最愛のケインさんを奪ったあなたは許さない。
私の名は翠子汐(みどりねしお)字は二代目八咫烏(ヤタガラス)あなたの魂をあの世に導く案内者です。」

 今は殺気立っているが彼女が銃を撃つ瞬間殺気が消えるのはなんでだ。
タイミングが計りずらい

「今日は挨拶です。あなたはあの娘たちの運命を変えた。原作の流れを変えてしまった。
本来ならば我が師ゼロさんがあなたを滅ぼすところだが、あなたとの戦いで戦闘ができる体ではなくなった。わが師の無念を晴らすのは弟子の役目。そしてあなたは私の恋人まで・・・絶対に許さない。
寝首をかがれないようにね。魔神(人)の破壊者綾さん」

「ゼロの件は納得、でもケインっていう人のことは・・・いやわたしに敵対行動は手前は破壊されたいみたいね」

「挨拶は終わったので帰らせてもらいます」

「今日の所は帰らせてあげるわ。ゼロによろしく言っておいて、あなたは私が今まで戦った中で最強だったと」

「はい、伝えときます。」

 そういってマントを翻して姿を消した。

≪マントなんてうっとおしい≫

≪綾様がそれを言いますか?≫

≪魔法使いにはマントは必要だよ≫

≪彼女は≫

≪疑似MSにマントは要らないでしょうが≫

≪そういう問題ですか?≫

≪ケインって名前に当てがないんだけど≫

≪綾様の暗殺者ですかね≫

≪だから知名度上がりたくないんだよね≫

≪それはまっとうな知名度の上げ方ではないからで≫

≪まぁね≫

≪あの剣も厄介なんだよね≫

≪御存知なのですか?≫

≪あれ俺がゲームで作った風の太刀。不可視の風の刃で敵を倒す武器。風だから遠距離攻撃も可能っていう代物。なぜ八咫烏が持っているかは不明≫

≪どうするんですか?≫

≪瞬間移動で逃げられたから追跡は不能。結局狙撃された距離はどれぐらい離
れていたの?≫

≪大体4Kですね≫

≪確か地球の記録で最長が2・5Kだから倍とは言わないけれど厄介な距離だね≫

≪ですね≫

≪終わったからなのはに連絡するね≫

≪はい≫

≪今いいかななのは?≫

≪大丈夫だよ。綾ちゃんは?≫

≪私は無傷だよ。相手には逃げられたけれど≫

≪どうするの≫

≪名前はわかったから退散かな、逃げられたし≫

≪そっか≫

≪なのははいつぐらい帰ってくるの?≫

≪唐突に話をかえて明後日には帰るよ≫

≪明後日になのはの家に行くから伝えておいてもらっていい?≫

≪うん。綾ちゃんは≫

≪地球でやることあるからそれを終わらせないとね≫

≪わかった≫

≪愛してるよなのは≫

≪にゃにゃなんか照れるよ。私も好きだよ綾ちゃん≫

≪そのうち愛してるって言わせるんだから≫

≪そんなことで意地にならないでよ≫

 俺はそれから家に帰り地球に帰る準備をしていたところでスクリーン映像での通信がなった。

「綾襲われたって本当?」

「フェ・フェイト」

「本当なの?」

「会ってくれるんだ」

「当然だよ。・・・友達何だから」

「なのはのことがあったからもう会ってくれないかなって」

「本当に自分のことになるとネガティブなんだから、そりゃまだ綾やなのはに合うのは少しだけつらいけれど、でもそれとこれとは違うでしょ。」

「う・うん」

「私となのはと綾の友情ってそんなにもろい絆なの」

「違うと思いたいけれど」

「綾は私の大切な友人だよ。恋敵でもあるけれどね」

「うん」

「綾だからそのまま帰ったりしないでしょ。誰なの?」

「なのはには内緒にしてくれる?」

「それほどの相手なの」

「多分ね」

「誰?」

「ゼロの後継者」

「ゼ・ゼロってあのゼロ」

「うん、私を死の淵に持って行ったあのゼロの後継者だよ」

「ならなのはにも」

「駄目、フェイトも知っているでしょ私とゼロの死闘の結果」

「だったら」

「私が感じたところ器量はゼロの方が上でも装備はダンチであっちが上」

「知らせない代わりに約束して」

「何?」

「なのはを悲しませないで」

「了解、まだなのはと良いこともしてないしね」

「あや~」

「それにフェイトの前でイチャイチャしてないから」

「もう」

「心配してくれてありがとう」

「うん」

「数年前にさ、ゆっくり話そうって言ったの覚えてる?」

「綾の癇癪事件後だね」

「そう、なのはを抜きにしてゆっくり話し合いたいね」

「なのはは抜きなの?」

「そう」

「なのはだけじゃなく私にももう浮気?」

「友人と話すのに浮気にはならないよね」

「女の子を彼女にする綾だからわからないよ」

「あんなに純粋だったフェイトが言うようになったものだ」

「綾の友人だから」

「納得ついでにお願いがあるんだけど」

「何?」

「なのはの事お願いね」

「了解だけどなんで?」

「私今日あっちに帰るから」

「なのはと一緒じゃなく」

「うん。強敵と報告が数人いるから準備しないとね」

「わかった気を付けてね」

「裏方面の有名人は大変だよ」

「なら表に出てくればいいのに」

「そしてフェイトやなのはみたいに宣伝にされるんだね。絶対に嫌だ」

「もう、またね」

「そちらこそ」

 そういったやり取りをして今度こそ俺は地球に帰った 
 

 

報告

 帰国?の次の日俺は豪邸の前に来ていた。
豪邸の持っている友人といえば2人しかいなく
俺自身友人は少ないから何とも言えないが
今日用事があるのは月村家だった。

「すずかいますか」

「綾ちゃんね。玄関空いているから入ってきていいよ」

 そう忍さんからの許可が下りて中に入ると、
手榴弾は飛んでくるわ、射撃されるわで手痛い歓迎?を受けた。 

 時間にして2分弱で玄関に到着
なんか家の方から音が聞こえてきたと思ったら扉が開いて、
無様にそれにあたってしまった。
これが初めてのダメージだったりする。

「綾ちゃん・・・」

「い・いたい」

「え、えっと大丈夫」

「まさかすずかに攻撃されるなんて」

「速かったね綾ちゃん」

「お姉ちゃん」

「うん迎撃システム切るの忘れちゃった」

「忘れてたって・・・」

「ほらほら綾ちゃんの治療しないと」

「う・うん」

「ごめんすずか気を抜いた」

「こちらこそごめんなさい。どうしたの今日は」

「2人で話したいことがあって」

「私の部屋でいいかな」

「かまわないよ」

 俺は案内されながらすずかの部屋に入った。
女の子らしいふわっとした感じの部屋だったが、
本棚には工芸や機械の本が置いてあるのには部屋とミスマッチ間がよぎっていた。

「休み前の答えをお伝えに?」

「なのはちゃんの事」

「そう、見事に振りました」

「うそ」

 すずかがこの報告を聞いた瞬間。
何故やら、少しだけ考え込んでしまったのでネタ晴らし
すずかのこういう顔は初めて見たからビックリとしては大成功

「嘘。一応お付き合いさせてもらってます。」

「そういう嘘はよくないってなのはちゃんが言ってなかった?」

「だっけ?」

「一応ってどうしたの?」

「なのは自身、友情と異性な感じの愛情が分かってない感じだから」

「そうなんだ。なのはちゃんらしいね」

「報告をする約束をした気があってね」

「律儀だよね綾ちゃん」

「そっかな」

「何かあった?」

「え?なのはの事はそれだけだよ」

「それならもっと幸せオーラ出してるはずでしょ」

「そんな子供じゃないよ」

「で?」

「かなわないなぁ~すずかには。」

「うん」

「いうわけでもうキスなんてできなくなりました」

「しなくても大丈夫だよ」

「ありがとうね」

「どういたしましてでいいのかな」

そういって俺はすずかの家を出た

 もう一軒の豪邸に到着した

「綾ですがアリサ居ますか?」

「綾?久しぶりね。上がってきなさいよ」

当然ながらこっちは迎撃システムなんてなかった。

「お久ありさ」

「夏休み入って以来かしら」

「そうなるね。元気そうでなりより」

「今日はどうしたの?」

「なのはのことで」

「また何かあったの?」

「私にはね」

「本当にどうしたの?」

「なのはと一応お付き合いすることになったから報告」

「以外には答えだすのが早かったわね」

「色々な人たちが手を変え品を変え手を出してきたからね」

「ふ~んっで」

「それだけだよ」

「なのはの事泣かしたらが怖いからね」

「みんなそう言うよね、私がなのはにいじめられるって線はないの?」

「なのはが綾を泣かせるとしたら愛ある事でしょう。本当に怖いからね」

「あ~確かに小姑がいっぱいいるからね」

「へ~小姑って誰のこと言ってるの?」

「さぁ誰の事だろう」

「前にさぁ、綾が言ったように甘いことだって知っているけれど、
あの子の事幸せにしてやってよね」

「本当になのはって愛されてるよね」 

「あんたもでしょうが」

「そっか」

「それだけ」

「それだけのためにミッドからここまで来ました。」

「他のみんなは」

「なのはは明日に帰宅であとはさぁ?」

「綾も中学卒業とともにあっちに行くの」

「行くとしても管理局には入らないと思う」

「どうしてか聞いてもいい?」

「なのは達には悪いけれど、あの組織腐ってるし、全員入ると何かあった時に手が出せなくなっちゃうから」

「本心は?」

「腐った組織のくせに税金の多重取りなんていや」

「どうするの」

 俺は一枚の名刺をアリサに渡した

「なになに南條商事」

「何の会社なの?」

「雑居ビルの管理業だよ。つい先日雑居ビル4F建てを購入したから」

「何をしているの?」

「将来のためにね」

「きちんとした場所じゃないんでしょ」

「まぁね。表向きの会社だし」

「裏は何?」

「荒事の嘱託だよ。これからミッドの仕事は会社を通して行うことにしたか
ら」

「税金対策ね」

「それもある、私立探偵みたいな感じだよ」

「あまり無茶しないでよね」

「大丈夫。明日の無茶を考えたらきっと楽だよ」

「明日何かあるの?」

「高町家に挨拶に行くの」

「それで」

「なのはのことを認めてもらいたくてね。一戦二戦あるかもしれないから」

「がんばりなさい」

「ん、ありがとうね。帰るわ」

「またね」 

 

報告~高町家

 俺はなのはが帰ってきた次の日のお昼ぐらいに高町家に到着した。
呼び鈴を押すこれだけの動作がなかなかできずにいた。

「もぅ綾ちゃん早く来てよ」

「あっなのは」

「お父さんがね10分以上家の前にいるから迎えにって」

 そりゃ気づいているわな
俺がリビングルームに行くとそこではなく和室の方に通された。
そこにいたのは、士郎さん、桃子さん、恭也さん、美由希さんと全員勢ぞろい。
なのはは俺の後ろにいた。

「お邪魔します」

「よく来たね」

 俺にはよく来れたねって聞こえてくるから不思議だ。

「今日は報告に来ました。」

「うん」

 士郎さんの声は優しい口調だったがそれ以上のことを感じた。
隣には桃子さんがいてしっかりと聞く姿勢の用だ

「はい、(わたくし)南條綾は高町なのはのことを愛しています。お付き合いの許可をいただきたく参上いたしました。」

 俺は土下座をして報告をした。
多分数秒の沈黙だったと思うが俺にはすごく長い沈黙が支配されていたと思う。
お入れ自身以前の時も結婚なんてしなかったのでよくわからないけれど、報告に行くときはこんな感じなんだなぁ
生きた心地がしない

「なのははどうなんだ」

 士郎さんがなのはに聞いた。

「うん、私も綾ちゃんのことが好き、目が離せないぐらい。でも私にはまだ愛するっていう気持ちが分かってないと思う。」

「うん、綾ちゃんはそんな状態のなのはでもいいのか」

「私個人の気持ちとしてはなのはに愛されるように努力はしますが、私自身はなのははかけがえのない人物です。」

「僕自身としてはなのはには普通の人生を歩んでほしいのだがね」

「はい」

「桃子はどう思う」

「ん~私としては賛成だけど、もし綾ちゃん私たちが反対って言ったらどうするつもりなの?」

「はい、何回でも通ってわかってもらうまで話すつもりです。」

「だが綾ちゃん君は女の子でなのはも女の子だろ」

「恭也さんそれもわかったうえでお話しています。世界には同性婚が認められて、今少しの県だけど日本にもパートナーシップ宣言制度があることは知っていますが、まだまだ白い目で見られるのもわかっています。
でも私はそれ以上になのはのことを愛して必要としています。」

「うん、今日改めて挨拶に来るって聞いてたからもしくはと思っていたんだがね。普通の親なら」

「きっと反対すると思いますよ。
どこの世界に大事な娘さんを白い目で見られれたり下手な苦労する可能性のある所に許可できるはずがないからです」

「そうだね。」

「ですが私はきっと初めて会った時からこの子に惹かれていたんだと思います」

「綾ちゃん」

「きっとなのはがいなければ私はもっと荒んでいたと思います。なのははいつも私の心を守ってくれる。
私はなのはの障害を払う剣でいたい。」

「綾ちゃんその言葉嬉しいよ。私もきっとほかの友達とは違う風で綾ちゃんのことが好き。でもこれが愛とかはまだわからないの」

「焦らなくても待ってるから大丈夫」

「うん」

「結論が出たが、私から一本取れたら許そうって言いたいところだが恭也頼むぞ」

「俺も綾ちゃんのことは認めているが君は危ない世界の人だ。これ以上の争い事をなのはにかかせたくない。君の信念を俺の剣で問わせてもらおう。」

「美由希さんは?」

「あ、私はうん良いんじゃないかな。たまたま好きになったのが女性だったんだから仕方ないよねお母さんは?」

「私は賛成かな。人を好きになるのなんて男か女か関係ないしね。
でも私も綾ちゃんの信念を知りたいから見させてもらうね」

「はい」

 なのはは心配そうに俺の方を見つめていた。

「大丈夫。破壊魔法は使用しないから」

「そういう問題じゃないよ」

 俺はなのはを抱きしめながら
「愛している。行ってきます」

「うん。いってらっしゃい」

 恭也さんが庭の方に向かったので俺もそれについて行く。

「綾何を使用してもいい」

「超破壊魔法だけは使用しません。ですが本気の私をお見せいたします」

「うん」

「変身」

 俺は一回転をして姿を変えた。
一回転をして
上半身は胸下までのシルクみたいな素材でできた
つくりでヘソ出しルック
下半身は赤色の超ショートスカートに黒のストッキング
そして魔法使いの定番マントをつけて降り立った
今までと違うのは腕に手甲を使用していた。
 

 

最初で最後の戦い 綾VS恭也

「変身」

 俺は一回転をして姿を変えた。
一回転をして
上半身は胸下までのシルクみたいな素材でできた
つくりでヘソ出しルック
下半身は赤色の超ショートスカートに黒のストッキング
そして魔法使いの定番マントをつけて降り立った
今までと違うのは腕に手甲を使用していた。

 恭也さんはいつもの黒い装束と二振りの小太刀を持参している。

この試合に始めの合図なんかない
恭也さんが飛針を飛ばしてきたので俺はそれを半身でかわした瞬間に消えた。
俺は目に集中をして恭也さんの動きを探る。

 神眼
俺が御神の人と練習するようになって得た技術
恭也さんの小太刀が俺の首筋に当たる瞬間。手甲にてガードをした。
全体的な動きにはかなわないかもしれないけれど、場所さえ察知できればガードぐらいなら出来る。
俺も何回かは反撃に出ているがかわされまくっている。

「そんな腕ではなのはを護れるとは思わん」

 恭也さんの気力が上がってきているのを感じる

「これでなのはをあきらめろ!」

 本日2回目の恭也さんの神速からの一刀両断

≪ティアガード最大出力≫

≪わかりました。≫

 俺のシールドが音を刻み破壊されて行っている感じが分かる。

≪ガード解除≫

≪え!≫

≪ティアガード解除して≫

≪わかりました。≫

 威力がほとんどなくなって小太刀の振り下ろされる運動が俺の方に撃ち落とされた。

「綾ちゃん」

 俺はそれを受けつつ、

「はぁあああああああああああああああああああああああああああああっ」

恭也さんの無防備になった胸のあたりを高速の正拳突きをかました。

「綾式 覇王拳」

 恭也さんはちょうどカウンターの感じで受けたので片膝をついて立ち止まっているが
俺自身も肩に小太刀を入れられて今現在も肩に小太刀が刺さっている状態だった。


「ここまでだな」

「そうですね。これ以上すれば本当に死闘になってしまいますし」

「あまり自爆みたいなものは感心しないんだが、」

「恭也さんに攻撃当てれる自信あれしか思いつかなかったんですよね。流石に攻撃魔法は使用できませんから」

 そういいながら肩に突き刺さった小太刀を返した。

「俺がやっておいでなんだか痛くないのか?」

「泣きそうなほど痛いですよ。あれだけ威力を殺してもこれだけのダメージなんて予想を超えてましたし」

「そうか」

 なのはがこちらに来て抱き着いてきた。

「どうしてあそこまで、私だって綾ちゃんが傷つくのは」

「どうしてって、どんな状態でもなのはのもとに帰るためにそして、その意義を知ってもらうためかな」

「でもでも、下手したら」

「大丈夫。なのはを置いて死ぬことなんてしないから。まぁ死ぬほどは痛かったけれど」

俺は恭也さんの方を見る。

「まぁなんだ・・・」

「私はなのはをこの世で一番大事に思っているからね」

「綾ちゃんが戦う人だっていうのも知っているしだけど、必ず戻ってきて」

「うん」

 戦闘に関してはほんの数分間の戦いだった。
だってね。俺自身恭也さんに1発しか入れてないし長時間戦闘を回避したかったのもある。
あの極限の精神の中で数時間戦うって正気の沙汰じゃないって
俺は今度はリビングルームの方に招待された

「なのはの事は一応了解した。」

「ありがとうございます。」

 俺はカバンの中から二つのものを取り出した。
人数分のシューとポットの中にコーヒーを持参して皆さんに配った。

「戦闘も考えていましたが、本当に戦うことになるとは思いませんでしたが、私が誠意込めて作った代物です。」

「綾ちゃん」

「桃子さん私はまだまだシューも上手には作れないかもしれませんが、しっかりと大切にやっていきたいと思います。」

「うん。」

「コーヒーの件は士郎さんが親っさんに渡したレポートを盗み見して覚えました。」

「今日はどうするんだい?」

「家に帰ってなのはのことを伝えないと」

「私も行った方がいいのかな?」

「大丈夫だよ」

 俺はその足で家に帰ってきた。

「ただ今~」

「おかえりなさい」

 両親が二人いる。
俺は本当にこのようなことを言ってもいいのだろうか、悲しませないだろうか

「お父さん、お母さん話があるんだけど」

「なんだい」

「なに」

「私好きな人が出来てその人とお付き合いを始めました。」

「な・なに。まだ中学生なのに早いのではないか?」

「相手は私の知っている人」

「まぁ・・・うん」

「綾ちゃんの友人で男友達なんていたかい?」

 まぁお父さんがそう思うのは仕方ないなぁ

「なのはちゃんね」

「う・うん」

「ちょっと待ったなのはちゃんは女の子だろう」

「そうだね」

「それは友人としてなのかい」

「私はなのはの事を本当に愛している。あの子と一緒にいたいぐらいに」

「いやいやそれはきっと熱病に侵されたのと同じで錯覚だよ綾ちゃん」

「お父さん・・・」

「家長としてそのお付き合いは許せないな」

「なら」

「お母さんは賛成かな」

「お母さん何を言っているのかわかっているのか」

「世間体もあるでしょうが、この子のなのはちゃんのみる目って女なのだから仕方ないわよ」

「だが」

「孫を抱けない寂しさはあるけれど、仕方ないのかな」

「私は綾ちゃんが安全で幸せに暮らしてほしい」

「うんごめんなさい。でも私はなのはと一緒がいい。本当にごめんなさい。でもあの子のいない世界ではもう耐えれないの?」

「向こうの親御さんは」

「一応許可をいただいたよ」

「そっか」

そういってお父さんは寝室の方に向かっていった。

「お父さん・・・」

「お父さんは大丈夫よ、今は冷静になりたいだけだから」

「うん。お母さんは大丈夫なの」

「私は数年前から覚悟はしていたから」

「ありがとう」

「本当になのはちゃんの所に嫁ぐとはね」

「まだ早いって」

「数年前に綾ちゃんに怒られたの損じゃない」

「そんな事あったね」

「綾ちゃんの人生だから悔いのない様にしなさいね」

「うん」

「それと私の事で言いたいことがあるんだ」

「うん、なのはちゃんとは別の事かしら?」

「そう、お母さんも気にはしてるんでしょ」

「まぁね」

「知人たちを呼んで告白したいんだけど、来てくれるかな?」

「もちろんよ」

「もしかしたら・・・」

「大丈夫よ」

「日時は追って伝えるから、お母さんありがとう」

「うん」 

 

告白

 今俺はある会議室に仲の良い知人を全員呼んだ。
なのはを筆頭にフェイト、はやて、ありさ、すずかの聖翔大付属の友人
俺の父親隆文さん。俺の母親の栞さん
高町家の皆さん士郎さん、桃子さん、恭也さん、美由希さん
テスタロッサ家のリンディさん、クロノ君、エイミィさん
夜天のみなさま、シグナム、シャマル、ヴィータ、ザフィーラ、リーンフォース
ユーノ君
整体の時にお世話になってるフィリス先生
メル友でもあり世界的シンガーのフィアッセさん
まさかクリステラソングスクールの校長業や歌手活動もしていて忙しいのに、義妹(いもうと)の事だったら行くよ言う事出来てくれた。
総勢俺を含めて23人この部屋にいる。
俺は軽く全員の顔を見て覚悟を決めた。
おやっさんには幼少のころ離したことがあった。
今はなさなければ知っているのはおやっさんだけってことになる。
そんなわけで呼んでいなかったりする。

 事の起こりは、
あれからなのはの家にほぼ毎日遊びに行ったり、宿題をしたりで平和な日々を過ごしていたある日の事
俺はなのはを後ろから抱きしめながら

「ねぇなのは」

「行き成り抱き着かないでよ」

「ごめん」

 俺はこれから言おうとしていることに不安がかかった
その証拠になのはを抱きしめている腕や手が小刻みに震えているからだ
そんななのはは俺の手を取り胸の方までもっていったので、
俺は少しドキドキしていっていた。

「天下無敵の綾ちゃんがどうしたの」

「あ、あのさ・・・ミッドでもいったけれど私の事みんなに伝えようと考えてるの。両親にはみんなの前で話すとは言っていたけれど・・・」

「うん、でもいきなりどうしたの?この前も話すみたいなことは言ってたけど、もう少し後だとてっきり」

「いつまでも黙っているのもね」

「そうなんだ」

 俺はなのはの顎をかるく支えてそっとなのはの唇に自分の唇を重ねた。

「んっ……んんん…」

 なのはの柔らかく甘い唇の味が染みわたっていく。
これだけで十分幸せで勇気が持てそうになる。
俺は以前の軽いキスではなく熱い大人のキスをしだした。

「んんん!…激しい…んんんんっ」

「駄目だった?」

「駄目じゃないけれど」

 俺はもう一度キスをした

「んんっ…んふぁ…んぁ」

 なのはの吐息が少しエロい感じがしていた
なのはの方を見ると少しだけ目がとろんとしていた。

「キス…気持ちよかったの?」

「ん…うん」

 なのはは顔を赤らめて答えてくれた。

「なのはとキスしてるだけで幸せな気分になるよ」

「私もだよ」

「私の事さ」

「うん」

「知られたら拒否られるんじゃないかなって少しだけ恐怖を感じたの。
でもなのはとキスをしてそれらが全部吹っ飛んじゃった。」

「にゃははそういってもらえて私もうれしいかな」

「なのはとこうやって付き合えたわけなんだけど、みんなに伝えないといけないかなといけないような気がしてたの」

「うん」

「本当はもっともっと以前から考えてたんだけどどうしても勇気が出なかったのと否定されたらって考えたら言えなかった。」

「うん」

「でもなのはと出会いこのような関係に慣れて私はまた一歩進めていけると確信したよ。ありがとうなのは」

「私は何もしてないけれど、でも綾ちゃんが前に進めたと感じているのなら私もうれしいかな」


 いうことがあって今現在そうなっているのだが、俺は周囲を見渡して話す準備をしながら、太ももにしてある針のホルダーから針を取り出しそれをリンディさんの机の上にそれが突き刺るように投げた。

「きゃ~」

「あ…綾ちゃん」

「誰だあんた?」

「ちょっと綾さん。私の事を」

「リンディさんの仮面をかぶったメギツネ。あぁ知った感じだ。なのはの教導の時に会った人か?」

「私ですよ。」

「姿を現せ次は魔法で当てるよ」

「はぁ~なぜ気づいたんです。」

「俺にその手のようなものは通じない。貴様に語ることはないから今は去れよ、今回は逃がしてやる」

「はいはい」

「ここに仕掛けた盗聴、盗撮もね」

「そんなのありません」

 俺は力ある言葉を発しすべての盗聴、盗撮器具を破壊した。
こんな時魔法の矢はすごく役に立つ。

「せっかくあなたの謎が分かると思っていたのに」

「今なら逃がしてあげるけれど、これ以上ちょっかいをかけるなら」

「仕方がないので退散させていただきます。ではまたお会いしましょう」

「「綾ちゃん」」

 俺の現在の両親が驚いている。
本当は知られたくなかった。
友人知人に伝えて、愛情を注いでくれたこの人たちを除外するなんて俺にはできなかった。

「お父さん、お母さん驚いたよね。少しだけ本当に少しだけでいいから私の話を聞いてくれるかな」

もう少しだけ俺はこの人たちの娘をやりたかったでも否定されるかな
拒否られるかな。それが怖い。
俺は淡々とみんなに話した。
もちろん神様転生なんていうのは言わないので虚言も混ぜてのことになるのだが・・・
なのはに伝えたことを全部
神様転生の事はたくさんの前世の記憶っていう風に変えて自分の事を暴露した。

「これで私の話は終わりです。」


俺は両親を見ながら言葉をつづけた。

「おかあ…いや栞さん。私が生まれて色々と周囲の事に色々と言われて・・・」

「ストップ綾ちゃん。もぅ私たちの事嫌なの?」

「違う」

「一つ聞くけれど、綾ちゃんは綾ちゃんだよね」

「私は間違いなく。お二人から生まれた娘だけど、たくさんの人の記憶も」

「なら関係ないわ、ちょっとだけ人と違うだけでしょなら関係ないわ」

「まだお母さんと呼んでも」

「最初の追い払った時の綾ちゃんは素敵で格好良かったけれど、やっぱり綾ちゃんは綾ちゃんよね」

「あぁ全く私たちの娘は何か勘違いをしている。綾が綾ならそれでいいんだよ。実は別人でしたっていうのなら考えるけれど正真正銘生まれた時から綾なんだろ」

「うんそれはそうだけど」

「全く何を心配をしているんだが、そんな後ろ向き誰に似たのやら」

「全くね、私だったらラッキーって思っちゃうのに」

「それはそれで・・・」

「お父さん、お母さん受け入れてくれてありがとう」

「綾ちゃんに一つ質問があるんですがいいですか?」

 皆様のかかりつけ医師に近いシャマルが聞いてきた。

「そんなに一度にたくさんの記憶を持っていたら綾ちゃんは大丈夫なのですか?」

「ん~大丈夫。幼少のころからだからかな、多分今のこの年齢で同じことが起きたらバランスが崩れると思う。それらの記憶も含めて私なんだよね」

「そうですか、もし」

「うん、変調があればすぐに」

「わかりました。」

「これでみんなしりたがってたことすべてかな」

 それでみんな解散して私は実家に帰ってから
沢山本当にたくさん親とお話をした。
少しだけ嫌味も言われたけれど

「実の親より恋人を取っちゃうんだよね」

「?」

「どうせ私たちより先になのはちゃんには伝えたんでしょ。なければずっと綾ちゃんの服の裾を握ってなんかいないしね」
とか
「それぐらいで私たちが綾を突き放すと思われてたなんて」
とか
少しだけ愛あるいじめにあった。
明日も仕事があるのに朝方近くまで今までの事を話した。
俺自身生前子供を持ったことがないからわからないが
これが無償の愛ってやつだと感じた。
少しだけ嘘をついたけれどあなたたちの子供で本当に良かったと改めて思った。
なのはより先に伝えた人はいるよと言ってお父さんはおやっさんに嫉妬をしていたのは少しうれしかったな 

 

結婚式

 夏休みも8月に入ったころお目出度いイベントが始まった。
そのイベントでは俺自身ホテルに来ている。
それは結婚式だ。。
もちろん俺たちのって言いたいところだがそうではなくて、まだそういう関係じゃないし、女の子同士だからそんなわけないな。

何時もならパスなんだが5年以来一応お世話になっているクロノとエイミィさんの結婚式だから出席しに来た。

 何故パスと言ったら藍色のワンピースなんていう物を着ている。
当たり前だが人生初体験
すごく恥ずかしい。

 俺は花嫁の扉まで来てノックをする
中からどうぞという声を聴いたので中に入った。

「お邪魔します」

「来てくれたんだ綾ちゃん」

「う、うんどうして?」

「なんとなくこういう席苦手だと思って?」

「エイミィさんにはお世話になっているしね」

「話に来たのマナー違反だったかな」

「綾ちゃんでも気にするんだね」

「実はこういうのあまりわからなくて」

「綾ちゃんってば可愛いよね」

「私ですか?なのはやこれから義妹になる子の方が可愛いですって」

「そういう事にしておこうっか」

「結婚おめでとうございます実は」

「帰るっていう選択はないよね」

「最初はそう思ってました。この格好恥ずかしいし」

「似合ってるよ。」

「ありがとうございます。式楽しみにさせてもらいますね」

「うん」

 俺はそれだけを言って部屋を出た。
前から知り合いの男性の美容師さんが歩いてきた

「あれ、杉本さん今日はよろしくお願いします?」

「あら綾ちゃん呼んでくれてありがとうね」


「こちらこそお店も忙しいのに来ていただいてうれしいです」
「大丈夫よ。優秀なスタッフもいるからね」

「ありがとうございます。いつもお世話になっているお姉さんなの。お姫様みたいにしてあげてね」

「まかせておきなさい」

「楽しみにしてます」

 おかま口調のお兄さんなんだけど、20代で美容室のオーナーさん。
お母さんに連れてもらったんだけど、ここの夫婦喧嘩は漫才だと思う。
途中なのは達に会ったり、久しぶりに会った人たちもかなりいた。
ウエディングドレスは杉本さんと同じく俺のお母さんが自分のウエディングドレスを作ってくれたお店でお願いした。
このお店はオーダーメイトもしてくれて本当にお客さんの事を思って作ってくれる職人だ。

 いつも見ているエイミィさんと違ってすごくきれいだった。
エイミィさん自身素材はいいんだけど、服自身もエイミィさんを輝かせているから驚き。
流石杉本さんと有坂さん達だ
有坂さんと言うのはこのドレスを作ってくれたオーナーさんだ。

 友人のスピーチは驚き
美由希さんが友人代表だったのはビックリ
クロノの友人代表はヴェロッサ・アコースさんだからこちらもビックリ
だってここは管理外なのにこちらに来たって珍しい
ヴェロッサさんはロッサと言われて本局査察官でもある。
守護騎士たちと同じく古代ベルガの使い手

 俺の幼馴染達はみんな目がキラキラしていた。
やはりウエディングドレスは憧れみたいだ。
有坂さんたちの作ったドレスと
ヘアデザインをした杉本さんのコラボ技術で
エイミィさんの美しさを引き出していた。

 最後のブーケトス俺は参加をしなかった。
勝利者は義妹になるフェイトが受け取った。

 俺はこんなにめでたい席なのに少しだけ、ここにいたくない気持ちになったのでここいらで退散させてもらった。
でも退散する前に

≪本当におめでとうございます。クロノなら悲しませることがないと思いますのでお幸せに≫

≪綾ちゃん二次会は?≫

≪ごめんなさい急なお仕事が入ったので、一応社長業しているからでは≫

 そういって俺は外に出た。
気持ちが黒くなった理由は多分このまま付き合ったとしてなのはにあの純白のドレスを着てみんなに祝福されるのかとか勝手に思ってしまった。
夜なのはから通信があった。

「もぅ綾ちゃん途中で帰ったでしょ」

「エイミィさんには伝えたよ」

「一方的にね。エイミィさん綾ちゃんらしいって言ってたけど」

「どうしたの?」

「なんで帰ったのかなと思って?」

「結婚式なんて吉日だからクラナガンに行って物件探してた」

「う~それって今日やらないといけないことなの?」

「でも思い立ったら吉日っていうから」

「はぁ~」

「せっかく幸せな結婚式だったのにため息吐くと幸せ逃げるよ?」

「もぅ何年の付き合いだと思ってるの」

「5年だったっけ」

「私も着るよそして綾ちゃんもね」

「?」

「ネガティブすぎだよ。私の事幸せにしてくれるんじゃないの?」

「でも・・・」

「私の恋人さんは自分の事になると弱いんだから」

「急には直せません」

「今本当にどこにいるの」

「クラナガンの私のビルだよ」

「本当に行ってたんだ」

「綾ちゃんいろいろしてくれたよね」

「帰ったのは私の都合でしょ。プレゼントは楽しんでもらえた」
 

 

綾がしたこと

「プレゼントまずかった?」

「もう、綾ちゃんが帰ってから少しだけパニックになりかけたんだよ」

「二次会だから大丈夫だよ。身内の集まりでしょ。
そんなすごいことしたかな?」

「綾ちゃんのお姉ちゃんって素敵な人だよね」

「お姉ちゃん?私ひとりっ子だよ」

「歌がうまくて、優しくて」

「あぁ!、本当に来てくれたんだ」

「呼んだ本人がいないって少しだけ悲しんでいたよフィアッセさん?」

「最初お姉ちゃんが呼んだと思ったし、お姉ちゃんも私が呼んだと思っていたらしいけど」

「ダメもとで呼んでみた」

「フィアッセさんって」

「ツアーの真っ最中だね」

「二次会のお菓子って」

「私が作ったけれど味おかしかった?」

「とてもおいしくて、お母さんが流石私の娘って言ってこれも私と勘違いされたし」

「ほほえましいエピソードだねぇ」

「最後にあげは蝶のマークが入ったバックも大好評だったよ」

「あげはちゃんにお願いした甲斐があったよ。」

「声がフェイトちゃんに似ているからびっくりしたよ」

「からかうと面白いよ」

「そんな面白かった二次会だったのに肝心の綾ちゃんは・・・」

「楽しんでもらえてなにより」

「声が聞こえるけれど誰かいるの」

「海と地上のお偉いさんが握手してるよ。何かいいことあったのかも」

「TV?」

「そうだよ」

「それかこっちは雨が降っているからそれの音かも」

「うん、今私どこにいると思う?」

「自分の部屋でしょ」

「はずれです」

「どこ?」

 部屋にノックがしているので

「ちょっとだけ待って」

俺は電話を置き、部屋の外に出るとなのはがいたからびっくり

「なのは・・・・えええええええええええええええ」

「そんなに驚いてくれてありがとう」

「どどど」

「どうしてって理由がないと会にに来たら駄目なのかな?
本当に浮気しているとか」

「んなわけないじゃん。ここじゃなんだから入って」

「お邪魔します」

「大丈夫だった」

「うん。ここら一角だけ治安が良くなったよね」

「おかげさまでね」

 このお嬢さん方一人で来るなと言っているのに、ちょこちょこ来るのでこの一角だけ治安維持しましたとも

「今日は夜通しパーティじゃなかったっけ」

「流石にそれはないよ。主役がいないのに」

「それもそうか。楽しんでもらえた」

「うん。色々なサプライズビックリしたよ」

「それはよかった」

「本当にフィアッセさん怒ってたよ。呼び出した本人いないなんて」

「お義姉ちゃんらしいね。」

「エイミィさん驚いてたよ。」

「まぁツアー中だから、最初愚痴られたけどね」

「フィアッセさんが」

「恭也も美由希もなのはもそんな良い事あるのに私には連絡無いなんてって」
 
「それは」

「それも納得の上でね。半分本気で半分冗談だと思うけれど。今回は表で私がこの人っていう人を呼んでみました。」

 部屋の俺の部屋に招待をして、なのはをベッドに押し倒した。

「きゃっ・・・」

 軽い悲鳴が終わらないうちにキスをした。

「いくら言っても聞かない子はお仕置きだよ。全く」

 付き合いだしてからキスだけは何度もしている。
それ以上は・・・
ヘタレって言わないで

 今日が結婚式だったからかなんか今日のなのはは憂いを感じるというか色っぽく感じてしまって、歯止めがかからない所を何とか理性で止めた。

「はぁ・・・はぁ・・・もぅいつもいきなりなんだからぁ」

「可愛い」

 今現在上乗りみたいになっていたのだがいきなりなのはの腕が俺の首を回してきてまさかのなのはからのキスこれには俺もびっくりして目が大きく見開いた。

「いつもやられっぱなしだから」

「んっなのはぁ」

「ネガティブないやらしい綾ちゃん」

「散々な言い方」

「先ほども言ったけどもし・・・まだ考えれないんだけど」

「う・・うん」

「綾ちゃんと結婚な感じになったら式をするからね」

「えっ」

「今日のエイミィさんを見てそう思ったの」

「どんなふうに」

「誇らしげにそして幸せそうな顔をして、うんなんかよかったの。
エイミィさんがクロノ君の方を見て笑顔に歩く姿を見て好きな人と一緒に歩むのは素敵だなって」

「うん」

「だから私も誰だろうと伴侶となる人と式を絶対にあげると決めたよ」

「そっか」

「だから綾ちゃんも覚悟を決めてね。・・・おやすみなさい」

 そういっていうか、これだけを言いたくて来たみたい・・・よく観察したら少しアルコールも・・・良くここまでこれたもんだ。
誰未成年に飲ませたのは、さざなみ寮の皆さんも来ているからなんとなくわかったような気がする。
・・・全くありがとう
俺はなのはに布団をかけてから残っているお仕事を片付けた。
愛おしい人よgoodnight 

 

夏休み終了

 とうとう長い約40日間のお休みが今日で終わり、
明日からは学校が始まるのはいいのだけど2学期って何気に学校イベントが多すぎる。
期間テストは当たり前だけど、文化祭に体育祭、ハロウィンにクリスマスって後ろ2つは関係ないけれどやはり多い。
それに今年のクリスマスは八神一家が本当に勢ぞろいする初めての年だから色々ありそう。
俺もなのはとこんな関係になっての初めてだから、
うれしいって言ったらうれしいんだけどね。

 ここ最近はなのはとよく遊んでいたから、
今日ぐらいはゆっくり家でごろごろしていようか?
それともミッドに行って情報収集でも、
お母さんと買い物デートでもいいかな
数年前に行ったときは誘拐されて中途半端になったし、
俺が誘ったら喜んでくれるかな
まぁ親孝行だね。
宿題そんなの夏休みの最初の方で終わらせた。
と考え事をしていたら一度に3か所から連絡があった。

 困ったことが起きたから助けてほしいとの連絡
3人から同時っていうことは同じ仕事で困ったことが起きたのかと思ったら、ある意味同じ困ったことだがあきれてものが言えなくなったので、見捨てようと一瞬思ったけれどなのはが絡んでいる以上そうもいかなくなったので、
仕方ないのでいけにえを増やそうと俺は考えた

 いけにえその1

「もしもし、南條ですが、アリサさんいらっしゃいますか?」

「綾」

「アリサちょうどよかった。今日暇?」

「何用なの?」

「付き合ってほしいことがあって」

「はっ何・・言ってるの。なのはがいるでしょうが?」

「もちろんなのはも一緒だけど」

「何考えてるの?」

「俺以外の魔導士組が宿題やってなくてね」

「あっそっちね・・・・って何やってるのあの子ら」

「今何想像したのアリサ」

「な・なんでもないわよ」

「どうかな、私ひとりじゃちょっと手が足りなくて」

「どうせ綾の事だからまったりしていたところの連絡だったから、巻き込もうと思ったんでしょ」

「わかる?」

「何年の付き合いだと思ってるの?」

「かれこれ5年ぐらいだったっけ」

「そんなになるのね」

「返事は?」

「仕方ないわね」

「ありがと。もう一人にも連絡するから、私の家に集合ね」

「わかったわ

 いけにえ2

「南條ですがすずかさんいらっしゃいますか」

「綾様ですか、少々お待ちくださいませ」

「ノエルさんよろしくお願いします」

「綾ちゃんどうしたの?」

「すずか私に付き合ってくれないかしら」

「久しぶり綾ちゃん、何に付き合えばいいの?」

「すずかは冷静さんだねぇ」

「どうしたの」

「アリサに同じふうに言ったら慌てていたから」

「もうそうやってみんなをからかうんだから、程々にしないと」

「わかってる」

「本当にどうしたの?」

「俺を除く魔導士達がねぇ宿題をしてなくて・・・」

「ヘルプかしら」

「そうだね。私の家に集合ってことで」

「うん、すぐに向かうね。」

「ありがとう」

 それからしばらくしてからなのは、フェイトにはやてが家に来た。
3人集まった時は、なんでここにって驚いていたんだけどね。
それからしばらくしてからイケニ・・・じゃなく特別教師のアリサとすずかがやってきた。

「ちょっとあんた達、宿題おろそかにして何やっているの?あと、人様に迷惑かけるぐらいなら魔導士やめなさい」

 いい感じの活を入れてくれた。

「やりたいことがあるのはいいことだと思うのでも、やるべき事をおろそかにするのはよくないことだと思うの?今度からはしっかりやろうね」

ある意味、すずかの方が怖かった感じがする。
静かな口調ってある意味怖いな

「流石管理局のエリートさんだよねって言われたい」

「「「ごめんなさい」」」

 3人とも反省しているから俺たちはお互いの顔を見合わせてこれぐらいで良いよねってアイコンタクトをした。

「流石にこの部屋に6人はきついからこちらに」

俺は押入れを開け力ある言葉を発し

「一人ひとり押し入れに入ってね」

「綾何冗談を・・・」

 アリサが反論している最中になのはが最初に入ったらなのはの姿が消えた

「ちょっとなのはは、」

「アリサ良いから入ってね」

「わかったわよ」
 
 みんな中に入ったのを確認してから俺も押し入れに入った。
トンネルみたいな空間が続き、歩いていくと広い空間に出た。
俺はみんなの顔を見て

「いらっしゃい、私の研究施設」

 周囲には数件の家が立ち並び、俺は1件の家に招待をした。
中に入るとたくさんの本がぎっしり並んでいる。

「ここは俺の書斎っていうより小さな図書室かな」

 みんな驚いていたけれど、発破をかけ宿題に取り掛かった。
途中、用事があったみたいなので目安が付いたからアリサとすずかを帰った。
はやては多少やってあったので何とかなったけれど、
問題の2人は徹夜で何とか終わってくれた。
流石に夜になったら俺の部屋に戻り、
高町家とハラオウン家に連絡を取り今日はお泊り
問題は自由研究と読書感想文
これは自分が読んだことある本のあらすじを書いて好きなのを書かせた。
自由研究も依然行ったことあるのをピックアップして渡して何とかほぼ徹夜で終わらせた。
まさかこれが嫌だったから早く終わらせたのに、
こんな落ちがあるなんて思わなかった。
しっかりしているようでまだ中学生なんだなっと思ったけれど、巻き込まれたくはなかった。
 

 

体育祭項目決め

 はぁ~めんどくさいなぁ
体育祭は見ている分には楽しいんだけどなぁ。
女の子たちが汗水たらして運動するのは美しいと思う。
やるのは、勝負が分かり切ったものをするほどかったるいものはない。
競技でいえば自分が出ればたいてい勝てるし
チームだときっと負けるのもわかる。
他の学年は少しわからないけれど2年で言えば隣の2クラスが頭一つか2つ抜けている。

 隣のクラスはすずかとフェイトがいて確か陸上部のエースもいた記憶がある。
1クラスの俺たちは俺しかいない。

 文化方面では強いんだけどね。
だからかこのクラスは体育祭に関してはあまり熱くならないクラスだった。
全員参加のはもちろんでないといけないのはわかっているけれど、
学年共通参加の競技は何とかして辞退したいんだけどなぁ。
ぼ~と考えていたら自分の名前が沢山上がっていたので流石に声を上げた。

「こんなに出るわけないでしょ。」

「でも綾さんが出れば勝利は確実だし」

 勝ちたい意識はあるのはいいことだけどね、
他人のふんどしで勝って何がうれしいのやら
自分の名前に上がっていたのは100、400リレー、幅跳び、高跳び、障害物、総合リレー
学年参加の玉ころがしにダンス、綱引き、仮装レース、応援合戦とふざけているとしか言えないような数に参加してほしい
ちなみに小学生の運動会は基本先生方だか
体育祭は基本生徒が中心になって行うのが普通で、
競技決めも生徒が中心になっての話し合い。

「出てもいいけれど、私その日休むわよ」

「それは無責任ではないの?」

「他人のふんどしで優勝目指そうというのは卑怯ではなくて?」

「綾ちゃんの言う通りみんなで参加した方が思い出に残ると思うよ」

 なのはナイス、なのはは借り物競争に出るみたいだ。

「ならそういうなら高町さんも手伝ってあげたらいいんじゃない」

ぷちっ
そういえばこの女私に敵対意識があったっけ、
それであおろうとしているってわけね

「それにこんなに推薦されるのは綾さんに人望があるからでしょ、その意をくむのは人として当然ではなくて」
ぷちっぷちっ

「そぅ」

助けを出したなのはにまで火の粉が飛ぶのもよくないから

「良いわよ全部参加してあげる。結果はどうなるかわからないけれど」

「腹いせに手を抜くつもりなの」

「そんな子供じみたやり方、あなた方じゃあるまいし、全力は出しますよ。結果に文句は聞きませんから、もし喧嘩売るんなら女だろうと泣かすからね」

 俺は軽い殺気を出して言い切った。
この殺気を受けて泣き出した子もいるか知ったことではない。
まぁ軽くだから少しだけトラウマになるかも
さっきから挑発したこの子にも軽い仕返ししなきゃ

「あなたもチーム対抗リレーに参加してね」

「私はクラブ対抗に」

「私6種目出るから一つぐらいいいよね、それならこれ全部受けてあげるわよ」

「は・はい」

 そしてお昼になっていつもの屋上に向かった。

「あれ、なのはちゃんどないしたんや、ぐったりして」

 はやてがなのはを心配そうに聞いてきた。
例の事故からなのはの体の心配はみんな共通になっていた。

「う・うん体育祭の種目決めがあって」

「なのは・・・運動苦手だからね」

「それだけじゃないんだけどね」

 フェイトもなのはが運動苦手だと思ってそう聞いていたんだが

「綾何かしたんでしょ」

「そんな、アリサが私を疑うなんて」

「でも綾ちゃんあれはやりすぎだと思うよ」

「なんで、すずかが知っているの?」

「私一番後ろの席だから」

「ようするにや、クラスで何かあって、綾ちゃんが怒ってなのはちゃんがぐったりと」

「みんなして私が悪者なのね・・・」

 俺は泣きまねをしてみんなを見た。

「冗談やん、なにがあったん」

 事の成り行きを食事をしながら話したら

「何考えてるの1組は、綾におんぶにだっこで自分たちのプライドを保とうなんて」

「でも私あの子に何かやった記憶がないのになんでだろ?」

「綾ちゃん知らないの?」

「なになのは?」

 普段噂とか知らないなのはが知っていることに驚いた。

「瑞枝さんは陸上部のエースだったんだけど」

「あ~私も聞いたことある」

「アリサも知っているの」

「あの話ね」

「すずかも?」

「何かあったの」

「その子有名人なん?」

フェイトとはやては知らないみたいだね

「えっとね、私もうわさしか聞いたことないのだけど」

「うん」

「去年の話でもう卒業した先輩にことごとく綾ちゃんと比較されて…」

「私陸上部に顔出したことないよ」

「うん・・・」

「良いわなのは私が説明するいい綾」

「何アリサ?」

「綾ってば去年サッカー部だったでしょ」

「だね」

「サッカーの練習にフリーランニングってあるよね」

「あるね、私はあまり好きじゃないけれどね」

「それを見た当時の先輩が綾を見習えみたいなことを言ったらしいの」

「ふ~ん、良いんじゃない」

「瑞枝さん期待されていた分、他部の綾より遅いから、散々なことを言われてスランプに落ちたらしいわ」

「それで私に恨みを、ばかばかしい、はっきり言えばその子瑞枝だったっけ、陸上やる資格ないわ」

「ちょっと綾ちゃん言いすぎじゃ」

「良いなのは陸上だけじゃなく個人種目は基本自分との戦いなの、他人にライバル心持つのはいいことだけど、自分の心に負けて嫉妬心抱くなんて問題外なの」

「うん」

「まぁいいや、体育祭は私のやりたいようにやるから」

「何か考えてるみたいね」

「あぁ、私なりに全力は尽くすから」

「あっ、でもそれやったら」

「さすがすずかにはわかっちゃったかな、それぐらいしないと本気出せないし、だったらすずかとフェイトも私と同じ種目に出て一緒に戦おうよ」

「綾ちゃんごめんなさい」

「綾は何をしようとしたの」

「当日の方が楽しいと思うから秘密、なのはにも話してないのに」

「うん、質問はしているのだけど教えてくれないの」

「私は気づいちゃったから、でも私も秘密にしておくね」

 後は体育祭の話で盛り上がった
なのはと一緒に帰る途中、なのはの所にサッカーボールが飛んできたので、
なのはの前に立って胸トラップをして足元に落とした。

「すみませ~ん」

 俺は声が聞こえる方に顔を向けるとサッカー部員がこちらに走ってきた。

「あ・綾先輩」

「私が受けたから良かったけれど、危ないよ」

「フリーキックの練習をしていたんですが、上手くいかなくて、もしよかったら教えてくれませんか」

 俺はなのはの方を向いてから断ろうと思ったんだが、

「私も綾ちゃんがやっている所みたいな」

「言ってもね、私スカートだよ」

「駄目かな」

「なのはのお願いなら良いよ」

 俺はなのはと後輩を連れサッカー場に向かった。

「おひさ、綾どうしたの」

「綾さん復帰してくれるんですか?」

「私が復帰してどうするの?今まで頑張ってきたんでしょ。
来た理由後輩ちゃんにフリーキックをせがまれちゃってね」

「先輩方ごめんなさい。以前綾先輩のフリーキックはすごいって言っていたから」

「ちょっと見せてみて」

 俺はその子のフリーキックを見たところ、キッカーの素質はある感じを受けた。

「聞くけど、どこをねらって撃っている?」

「はい、今はゴール左上に行くような巻く感じでイメージしています。」

「狙いは悪くないよね、アバウトにあそこを狙う感じでふわっとしたイメージするの。撃つ瞬間にそれを縮む感じで打つとこうなる」

俺が撃つと弧をえがきゴール左上に吸い込まれるように入っていった。

「ねぇ綾もう一度はいるつもりはないかな」

「ごめん、うぬぼれと思うんならそれで良いんだけど、私が入るとチームじゃなくなるんだよね。10人と1人になっちゃう。それはサッカーじゃないんだよ。」

「私たちも綾クラスとは言わないけれど頑張るから」

「なのは、後10分待ってくれないかな」

「私は構わないけれど」

「先生ご無沙汰です」

「毎日会っているけどなぁ」

「ここでは久しぶりじゃないですか」

「俺としちゃぁ、綾は必要なしだと思っている。勝つためなら必要だが、俺が言った事出来そうか?」

「無理!この子たちの心折ってもいい」

「やめて欲しいんだが」

「聞こえません。私はサッカーは好きだけど、サッカーもどきは嫌いなの」

「綾私たちのサッカーはもどきって言いたいの」

「違うってキャプテン。私が入るともどきになっちゃうんだって、論より証拠3VS1やろう。キーパーとDF2人対私」

 俺がセンターサークルからゆっくりとドリブルをしだす。
俺の前には2人のDFがいる。
少し腰を落として動きを見極めようとしているのもわかる。
それを高速シザースをして、かわし抜き、
次の相手には一瞬だけ左を見ながらヒールリフト

「え、ボールは」

 俺はそのままその子を抜き2人目
キーパーがゴールエリアから出てきたが俺はそこからキーパーを後ろ向きになりジャンプをして胸トラップで大きく後ろにそらした。
キーパーもジャンプをしたようだったが斜め後ろに飛んでいるので手を伸ばしても届かなかった。

約180身長と垂直とびで確か軽くやって1メーター超えてたから、女子では無理でしょ。
俺は着地と同時に回転をしてボールの方に行き、後ろ向きになってからのジャンプを調整してバイシクルシュートでゴール
俺はゴールをひろい部員の所に戻った。

「みんなが弱いわけじゃないよ。私は運よく人並み以上の身体能力がある。
今見たようにパワープレイをしたらまず止められないと思う。私って垂直飛び1mあるんだよね。」

 ざわざわ声が聞こえる

「そして私は負けるのが何より嫌い。多分負け始めたら最後の手段も辞さないと思うの」

 一瞬だけどかるく殺気を放った。

「みんな一瞬だけ寒気を感じたでしょ。多分本気になったらこれを使うと思うの。ねサッカーじゃないでしょ。先生」

「お前なぁ」

「でもやっぱり気持ちいいね
もしよかったらだけど、私が空いている時間ならコーチしても良いよ。
それならいいでしょ先生」

「実際に俺よりテクあるからなぁ」

「もちろんみんながいいならね」

「はぁ~それでもいいわお願いできる」

「去年だいぶ骨折ってくれたからお返しだよ」

「知ってたの」

「まぁね」

「ありがとう」

「友達待たせてるから私帰るね。」

「お待たせ」

「にはは、相変わらずすごいね」

「すごすぎて士郎さんにFC入れさせてもらえなかったし」

「お父さんのチーム男子サッカーだよ」

「小学生の時なんて男や女なんて関係ないって」

「ふ~ん」

「何?」

「私に興味を持ったのはいつ」

「小学3年だね。どうだった」

「殺気はやりすぎだと思うんだけど」

「うん、私さぁサッカーも好きなんだよね」

「知ってる」

「アスリートとして手を抜くの嫌いなんだよね」

「それも知ってるよ」

「だからサッカー出来ないの」

「うん」

「フェイトやすずかぐらいのスペックなら出来るかもしれないけど、それかなのは並みの空間把握が出来たら別だけど」

「無理だよね」

「でもあの子たちには頑張ってほしいな」

「そういえば何かあったの」

「やめる時にね。今のキャプテンが守ってくれたわけ」

「そっか」

「出来る時に恩返しはしないとね。中学卒業したらミッド予定だから」

「管理局はいるの?」

「それはないかな。私自身は個人ではいい人が多いのも知っている。
けれどね。やっぱり組織はね」

「そっか」

そんなこんなで家路に帰った。 

 

体育祭~家での出来事

 今日は体育祭当日
日本晴れって言いたいぐらいの晴天。
あんなに雨をお願いしたのに、天候支配の呪文使用しても一日中じゃなないし仕方がないって感じだよなぁ
俺が出かける瞬間に声をかけられた。

「あぁ綾」

「なに招待券ならお母さんに渡したけれど」

 それしか思い浮かばなかったんだけど、どうやら的外れみたいだった。

「格好これでいいかな?」

 クリーム色のポロシャツを着て、不安げにしている父親隆文さん。
手には迷っている最中の数枚の服が握られていた。

「良いんじゃないかな?」

「ちゃんと見て欲しいのだけど」

「今日は体育祭だよ。お父さんがファッションショーする必要ないと思うよ」

 今日は日曜日
両親そろって身に来るらしい

「頼むよ。ほかのお父さんたちに見劣りしていたら…お父さんが場違いな格好したら綾が恥かくことがあったらいけないだろ?」

「考えすぎだって私のお父さんは私が知る限り素敵なお父さんなんだから気にしなくても大丈夫だって」

「でもなぁ」

「ふふっじゃ右手に持っているポロシャツ。緑色の良いと思うよ。」

「わかったでもスーツじゃなくてよかったかな?」

「だから体育祭なんだってば。平日ならスーツでもいいと思うけれど運動の祭典にスーツは浮くんじゃないかな」

「まぁ張り切るのはいいのだけれど、ケガだけはしないでね」

 玄関で話していたからお母さんまでやってきた。

「なんだったかしら、そうそう勝負は二の次。おうちに帰るまでは体育祭だからね」

「それは遠足」

「ふふっ応用よ」

「お母さんは笑顔で送り出してくれた。」

「行ってらっしゃい。後でお父さんと見に行くから」

「うん。行ってくるね」

 元気に家を出たのだがこれからやろうとしていることで隆文父さんに栞母さんに迷惑かけないかな

 学校に着くと軽いHRの後体操着に着替え
いまだに俺自身はこの全員で着替える行為は恥ずかしい

「綾ちゃん相変わらず」

「まぁね」

「お仕事に行ってくるね」

「うん綾ちゃんは?」

「応援グッズを取りにいかないと、なのはは?」

「各クラスのプラカードを取りに行くの」

「またグラウンドで」

「うん」

 俺は応援合戦の道具を持ち場に持っていき、途中ではやてにあった、

「おはよ、はやて」

「おはようさんや。綾ちゃんの所のお父さんとお母さん来とったよ」

「ありがと、はやての仕事って」

「入場受付のお仕事や」

 女子中だから、各行事には関係ない外部者が入り込まないように厳しいチェックがある
入学式はもちろん。
次の行事の文化祭そしてこの体育祭も厳重な警備体制である。
見たいと思う人が多く。入場券がないとは入れない仕組みで
入場券も後ろに生徒の名前が書いてあるぐらい。
何か問題を起こしたら招待した生徒も怒られるという仕組み。
その仕事をはやてがやってこうやって会うってことはもう入場受付終了かなって思ったんだけどそうではなくどうやらピークが過ぎたから先生たちに変わったらしい
そりゃそうだよなぁもうすぐ全生徒の入場で開会式なんだから、そしてはやては今年完全にフルで体育祭に参加するのですごく楽しみにしているのも知っている。
数年前から歩くことはできたんだけど、
今までは簡単な運動は許可されていたがつい先日やっと病院の担当医でもある石田先生から許可が下りたのは記憶に新しい事だった。

 午前9時
空砲が鳴り響いた。

「ただ今より各チームの入場を行います」

 マイクの音が鳴り響き大気中の生徒の心にも小さな興奮をもたらした。
俺の中学2年の体育祭が始まった。
 

 

体育祭開始

 1組白 2組黄、3組 紫、4組ピンク、5組緑、6組赤とそれぞれのクラスは色付けされていて、
同じハチマキを巻いた乙女たちがトラックの内側に整列をしていた。

 校長の話があり、宣誓、そしてラジオ体操
家族席はまぁよくもこんなにあつまったものだといいたいぐらいのすし詰め状態の満員御礼立ち見までいるぐらいだ。
俺自身ちらっと見たらうちの両親、高町家、ハラオウン家、月村家、バニングス家、八神家全員集まっていた。
 すごく目立つ恥ずかしいぐらいだ。
近くのなのはを見ると真剣そのものだけど、
隣のクラスのアリサは顔を真っ赤にしていた。
なぜか学校で会うと恥ずかしいのはなんでだろうなぁ。

 2種目目に俺たち2年生が出る玉ころがしがある
最初俺はこれは大玉転がしだと思っていたのだがそうではなく、トラックを3分割してピンポン玉、テニスボール、バスケットボールを転がしてつないでいき1週まわったら大玉を転がしを1周周りまた最初のピンポン玉に戻る。それを6巡したらゴールで大玉以外は足を使っていいという変わった競技俺は6巡目の最初のピンポン玉になっていた。

 白チームはただ今6位の最下位、首位は黄色チームだった。
そりゃそうだフェイトとすずかそしてサッカー部のキャプテンがいるんだし。

「綾さんごめんなさい」

「大丈夫だよ。任せて」

 ピン球は慣れていないと難しいらしいが、芯でける練習のためにピン球やテニスボールで練習したこともあるので俺は普通にドリブルをしていって、
皆まごついている間に一気に5人抜き

「後は任せた慌てなくてもいいから」

「うん」

 結局白組は健闘したものの3位に甘んじた。

 そんなこんなで午前中は予選などをこなして本番は午後の競技のみなんだけど応援合戦は見どころがあった。
チアリーディングとか吹奏楽とか色々あったけれど、
俺自身すっかり忘れていたが、
黄色チームはすずかとアリサのバイオリンのデュオには驚いた。
そして白組は学ランを着た応援合戦で俺は数十年ぶりに学ランを切る羽目になっていた。
何が楽しくて今頃学ランを着らないといけないなんてとほほ・・・って感じ。
仲間からの評判は良かったからいいけどね
そして昼最後の種目
ダンス花の舞
2学期が始まって体育の時間すごく練習させられた。
俺は指に花をはめ準備開始
花の色は、白ピンク水色で
1,2組が白の花担当
最初はつぼみ状態になり
音楽に乗せて花開き
トラックの内側に3つの大輪の花が開いた。
音楽が変わり花は太陽の日差しを受け喜び、雨に耐えて、風の音楽とともに花びらが一枚二枚離れていき、一面花吹雪いろいろな色の花吹雪。
最後は小ぶりの小さな花が6輪咲いて最後のポーズ
上手くできたかはお父さんがきっととっている動画か写真を見せてもらわないとわからない状態だった。

 問題は昼食の時に起きた。
体育祭に集中しているときはあまり気にならなかったのだが、
身内の全員集合で固まっているのってすごい注目受けて嫌だと思う。
皆家族と一緒にこじんまりに食べているのに私たちの所だけでいえばもう宴会って言った方が正しい。

 俺は逃げようとしたのだが・・・

「綾一人で逃がさないから」

 アリサに右手をつかまれ

「一緒に行きましょ」

 すずかに左でをつかまれてしまった。

「綾ちゃん注目されるの嫌いだから」
 
 なのはの意見だが

「でも綾って注目されることばかりやってるよね」
 
 フェイト談

「所で保護者の方たち」

「どうしたんだ綾」

 お父さんがそういってきたので

「なぜ敵味方集まっているの?」

「それはだね、娘たちはそうかもしれないけれど僕たちは娘たちの雄姿を見に来ただけだから敵味方は関係ないんだよ」

 士郎さんの言葉
何を言っても無駄だと悟って俺は静かに黙々と食事をとった。

 午後の部が始まるラスト15分前に会場は快適な音楽が流れ出した。
トラックの内側にはフォークダンスの輪ができていた。
これは自由参加でやりたいと思った生徒が自由に仲間に加わてもよかった。

「なのは踊ろう」
「う、うん」
「皆も踊りに行こうよ」

 俺は身内内でそう言ったらみんな快く参加してくれた。
まさかここで事件が起きるなんて思わなかった。
一気に参加者が増えたからびっくり
曲は有名なオクラホマミキサー。
もちろん俺が男のパートでなのはが女性のパート
まず初めに同じ方向を向いて少し斜め気味に前後に立ち、
肩の高さで手をつないでそのままステップ
それから片手を話して回り込み、向かい合う形になったら、
片足を前に出してかかとで地面をたたく。
今度は足を後ろに下げてつま先で地面をたたく。
逆方向に散歩ずつ歩いてパートナーチェンジ
いうのがこのフォークダンスの踊り方。

「うんやっぱりなのはは可愛いね」

「もう、そういう綾ちゃんは格好いいよ」

「ありがとう。もうチェンジなんだ」

「そうだね」

「ここでやめたら」

「駄目だと思うよ」

 そしてなのはと別れてお次は知った顔

「はやてか」

「なんや私では不満なんか?」

「うそ、騎士たちみんなはやてを見て感動していたよ」

「そやなぁ」

「はやての徒競走を見て私も泣きそうになったし、リーンやシャマルなんて泣いてたよ」

「大げさやな」

「こうやってさみんなでやるのもいいね」

「年より臭いで綾ちゃん」

「そっかな」

「でもありがとうな。リーンの事も私の事も」

「友達だしね」

 ここで曲が変わりお次はコロブチカ
お次に現れたのがアリサだった。

「すずかは男性パートね」

「私じゃ不満ってわけ」

「いえいえアリサお嬢様と踊れるなんて光栄の極みです」

「馬鹿なこと言ってるんじゃないわよ」

「やっとさ」

「何?」

「全員とこうやってきちんとイベントができたなと感動してたの」

「修学旅行とかやったじゃない」

「でも結構みんなバラバラだったじゃん」

「まぁね」

「今まではさ、魔導士組の方たちが中々時間が取れなかったけれど、こうやってみんなと出来るのっていいなぁって思ったの」

「なんか変だよ綾」

「そうかな、でもずっといやだったんだよね。友達を区別してるみたいで」

「考えすぎよ」

「だよね。サッカーでも海外組と国内組ってくぐりみたいでね」

「あの子たちがそう思ってるわけないじゃん」

「知ってる。私記憶だけなら数百歳だから」

「そろそろね」

「またね」

「ええ」

 お次は知らないい1年生だった。
なんか緊張しているみたいでガッチャンガッチャンって聞こえてきそうな感じだったのだが、このままの沈黙に耐えれなかったのか、突然口を開いた。

「南條先輩」

「ん?何?」

「私先輩のファンなんです」

「ファ・ファン?」

「は、はい。南條先輩がフォークダンスの輪に入った時チャンスだったと感じたんです。」

「うん」

「清水の舞台から飛び降りる気持ちで・・・でもいざっ踊りが始まったら…」

 先ほど分かれたアリサからの視線を感じながら、「変なこと言って夢を壊さないように」言われているみたいだった。

「嬉しいな。そう思ってもらえて光栄だね」

「ご・御存知ないんですか?」

「何を?」

「聖祥大付属学校中学6人の女神って」

「????」

「南條先輩、高町先輩、バニングス先輩、月村先輩、フェイト先輩、八神先輩の事を言うんですよ」

「本当?」

「はい」

 俺はちらっとアリサを見たら知らなかったのという顔で見られた。

「なら減滅させちゃったかな」

「そんな事ないです。ありがとうございました」

「うん。こちらこそ」

 俺はてっきり先輩だから緊張しているんだと思ったらそうじゃなかったらしい。
そんなこんなで13時ちょうどに音楽が終わり、問題の午後が始まった
 

 

体育祭午後1 100メートル決勝

 食後最初のスタートというわけで最初っから点数が動く競技はやらなかった。
最初はお約束?
俺が生前にもあった教職員レース。
いつもは偉そうにしている先生方が一生懸命走っているのを見るだけ競技

 お次はクラブ対抗リレー
各クラブのユニフォーム。
タスキの代わりにそのクラブのアイテムを持ってスタート。
この競技何を考えてそうしたのが不思議な競技だった。
テニス部ならウエアとラケットやサッカーならユニフォームとボール
ドリブルでリレーという変わったことやっていたけれど、
剣道部が一番最悪だった。
剣道着と防具を着てスタート
陸上部が絶対に勝つという決まりきったレースだけど、
去年それを変えてしまいそうだった。
サッカー部があと少しで優勝を狙えたんだけど流石に40メートルぐらい離れての追い上げは無理でした。
アンカー俺だったんだよね。

 お次は陸上部の選手は、競技を決めた時に俺をあおった瑞枝だった。
流石にアンカーだけあって速いと思った。
これなら優勝狙えるんじゃないと思った矢先に気持ち失速したような気がしたけれど、ちょうどアンカーに変わるときだったから気のせいと感じた。

 白チームの陸上部の部長。
中学レベルでは速いね。
白チームが優勝候補なのもうなずけるね。
まぁ本職の陸上部が負けたら結構悲しいものがあると思うから、
陸上部は本気の選手選びをしているのを感じた。
さて、余興が終わりクラス対抗競技は大縄跳びから始まった。

 問題をおきたのは100M決勝だった。
予選を勝ち抜いた7名がそろった。
他の競技が行っている所に予選が2回行われた。
俺自身午前中で100M、400リレー、高跳び、幅跳びの予選を潜り抜けていた。
その最初の決勝戦が100だったりする。


 俺の出番は大トリだったりする。
周囲を見ても陸上部が多い感じ
ここに来る前にみんなから頑張ってとエールはもらったんだけど、
今からやろうとすることはきっとスポーツマンシップから外れているんだろうなぁ

 みんなクラウチングスタートの準備をしている中

「よーい」

 掛け声で腰を浮かす動作の所俺は急に立ち上がった。

「どん」
 掛け声でみんながスタートをする所俺はしゃがみこんで靴紐を結ぶ真似をしながら

≪ティア15m進んだら合図頂戴≫

≪本当にやるとは思いませんでした今です≫

≪了解≫

 先頭が15M進んだ瞬間俺は本気で走った。
自力でアンディや美由希さんには勝てないかもしれないが俺も結構足には自信がある。
久しぶりに走るだけという状況下で本気で走っている。
後10Mぐらいで目の前に先頭の選手をとらえて、
ギリギリでの逆転でテープを切った。

 流石に全力で走ったせいかたかが100mで息を切らしていた。
周囲がざわざわ言っている。
そりゃそうかどうやら初めの動作で何やら言っているみたい
順位はそのまま言ったけれど
退場したとき呼び出されてしまった。
俺はそのまま先生方の所に向かった。

「どうしましたか」

 体育の先生が俺の事をじっくり見ていた。

「南條」

「なんです?」

「今のレースはなんだ?」

「スタートに失敗して靴ひもが外れてたんですがそれが何か?」

「なんですかじゃないだろう」

「意味が解らないのですか?」

「何故はじめっから本気を出さない」

「本気で走りましたが?」

「あぁハンディキャップでな」

「それがイケませんか?」

「周囲の人を侮辱してまでやることか?」

「侮辱はしてませんよ私としてはただ」

「タダなんだ」

「私が強いっていう理由で組別対抗って6種目出てるんですよね」

「らしいな」

「それはよくて私のやったことはいけないというの?」

「言っている意味が解らないのだか?」

「私って結果がわかっている勝負事やりたくないのですよね」

 俺はもしかしたら勝負事をしていたので熱くなっていたのかもしれない。

「戦略だと言われたらそれまでですが楽して勝とうっていうことはよくないでしょう。それに初めから本気で走っても私が面白くない」

「あぁ、だが」

「だがもくそもないでしょう。私は言った結果はどうなるかわからないって聞いていませんか?」

 この体育の先生は担任でもあったから知っているはずだ。

「ならこれからの総合リレー以外私は棄権しますのでよろしく」

「勝手なことを言うな」

「勝手だなんて先生が約束を破るからでしょう」

「あれはクラスの事約束で俺としたわけじゃないだろう」

「あれ先生ってば1組の担任ではなかったですか?」

「当たり前だろう」

「クラスのやり取りを見ていて止めなかったくせに結果は止めるふざけるな。」

「年長者に向かって」

「あぁ大方私の記録を知りたかったんでしょ?姑息すぎる」

「はいはい二人ともそこらへんで」

 本当にいいところで止めてくれる

「だが学園長」

「一人の生徒にこれだけ出るのはいかがだとそれを知って止めなかった先生にも日はあると思いますよ」

「スポーツの理念を」

「だ・か・ら」

「綾さんもストップ。綾さんも何か言われると知っていたのでしょ」

「まぁ、最悪呼び出しを食らうかなっと」

「体育祭は授業の一環なんです。本当なら注意なんですが、確かに今回はこの件は不問といたします。これ以上のレースはいかがしますか?」

「先ほども言いましたが結果が分かっている試合ほど楽しいものはありませんから総合リレー以外リタイアします。」

「そんな勝手なことが・・・」

「わかりました」

「ありがとうございます。戻っていいですか?」

「ええ」

 うちの担任大っ嫌いなんだよね。自分の成績しか考えてない。
大方私に有名な体育の高校を推薦したいのかしら

「綾ちゃん大丈夫?」

「あぁなのはどうしたの?」

「呼び出されたみたいで」

「ん~ちょっと担任とバトルしてきた」

「でも」

「久しぶりに本気で走ったら疲れたよ」

「速かったね」

「だって手を抜きたくなかったから」

「やっぱりスタートは」

「前にさ私はわかっている試合はしたくないんだよねって言った事あるでしょ」

「この間の帰りだよね」

「うん。調整して1位を取るのは簡単なんだけど、それこそみんなを馬鹿にしていると思う。だから本気を出したんだけど」

「うん」

「これ以降全種目初めっから本気で見たいな要望があったから総合リレー以外リタイアしちゃった。」

周囲からえ~っていう声が鳴り響いた。

「周囲の人も聞いてたんだ。いい、ほら決めた時に結果はどうなるかわからないって言ったでしょ。あれはね出る以上文句を言うなってことだったんだけど、先生にはわからなかったみたいだね」

 周囲のクラスメイトがどうして速いのって聞いてきたから
俺はさぁとだけ答えた。
リタイアしたから後は楽だね 

 

体育祭午後2 借り物競争

 総合リレーは本気を出せる。
フェイトにすずか達が出るということ。
これは楽しみだと思う。
少しだけ問題があった。
体育祭の出し物を残り少しでお次の種目は借り物競争
なぜこれも推薦だったのかわからない
これ完全に運が支配している競技だしね
足速かろうが借りるものが見つからなければ勝てない競技
これこそ誰がやっても良いんじゃねって言いたくなる。
ありがたいことに最終レースが俺の番らしい。
ある意味俺にとっての最悪のレースとなった。

 俺が見ていると、

「南條先輩来ていただいていいですか」

「お題私なの」

「私にとってはダメですか?」

「駄目じゃないわ、行きましょうか」

「レースがあるのにありがとうございます」

「勝つためにしっかりやる姿勢はいいと思うよ」

「はい」

 そして下級生と俺は無事一位を取ってお題は尊敬するまたは好きな人
あ~思い出したこの子さっきのフォークダンスで一緒に踊った子だ。

「あ、あの先輩ありがとうございました」

「お役に立てたのならよかったよ」

 俺が自分のレースに戻る最中にまた

「綾ちゃん来て」

「先輩どうしたんですか」

「あなたの力が必要なの」

「まさかまた尊敬する・・・」

「まさか同じお題は出ないでしょ」

「ですよねぇ」

「だべってないでお願い」

「了解です」

 お題は身長の高い人
そんなこんなで15レース中10レース走らされてしまった。
自分の一個前のレース終了で司会者のインタビューが毎回あるんだけど

「もうおなじみになった南條さんお疲れ様です。」

「はいはい、私自分のレース棄権してもいいかしら」

「もしかして何かありましたか?」

「もう十分走ったからいいかなって」

「今から南條さんの本番じゃないですか?」

「まぁいいわ、この代案考えた人なんとなくわかったから、私じゃなかったら倒れてるよ」

「でもまさかここまでになるとは思いませんでした。」

「次私だから行ってもいい」

「はい」

「綾先輩・・・ありがとう・・・ございました」

「思い出になった」

「一生分の思い出です」

「大げさよ。私を選んでくれてありがとうね」

「こちらこそです。疲れていると思いますが頑張ってください」

「ありがとう」

俺は名前も知らない後輩と話しながら自分のレースに戻った。

「大丈夫南條」

「あ~先輩久しぶりです。サッカーの一試合分ぐらいは走ってますよね」

「ダッシュだけならそうだろうね」

「私も本気で勝ちに行きますから」

「百メートルあんなにやる気がなかったくせに」

「ありましたよ。だから一位だったですよね」

「相変わらず化け物みたいな体力だねぇ」

「おほめにあずかり、サッカー部のみんなもできますって」

「無理だって、あとは自分の番だけだから頑張りな」

「は~い」

 やっと自分のレース前になんでこんなには知らされたのやら
俺はアリサやはやてを軽くにらみながら自分の位置に戻る。
ピストルの音が鳴り、軽く流しながら走って自分の手紙を見た。

『関西弁を話す人』

 俺はすぐにはやての所に向かった。

「はやて」

「何を貸してほしいんや」

「はやて付き合って」

「なのはちゃんに」

「ボケはいいからはやてがお題なの」

「了解や、冗談に付き合ってくれないなんて」

「その冗談だけは嫌だわ、皆さんはやて借りるね」

「主はやてを頼むな」

「リーン了解」

「はやてちゃん頑張ってぇ」

リーンとツヴァイの応援を受け、俺ははやての手をつないだ。
もちろんはやてのスピードに合わせながら

「いろいろしてくれたじゃん」

「何のこと?」

「私とも秘め事しましょ」

「その冗談嫌じゃないんかい」

「秘密の相談ね、何を考えたのやら」

「いややわ、この人」

「はやての騎士たち相変わらず感動してるよ」

「はやて~がんばれ~」

「はやてちゃ~ん」

「ちょい恥ずかしいけどな、うれしいんよ」

「もうちょっとだけがんばろう」

 話しながら走っていると、2、3人に抜かれてしまったので

「はやて私負けるの嫌いなんだよね」

「でも私これ以上は」

「はやてって借り物だから荷物だよね」

「なにするん」

 俺はすかさずはやてをお姫様抱っこに切り替え走り出した。

「綾ちゃん恥ずかしいっておろしてぇ~な」

「話すと舌かむよ」

「南條さん、八神さんをなんとお姫様抱っこしながら走り出した~」

 なんかきゃ~とかうわぁ~とか聞こえるが気にしない。
そして俺はラストスパートをして再び一位になってゴールした。
お約束のインタビュー

「お題はなんだったのですか?」

「関西弁を・・・話す人だよ」

「確かに八神さんは関西弁を話しますが、どうしてお姫様抱っこを」

「女の子のあこがれじゃなく・・・って私負けるの嫌いなんですよ。
だから勝ちに行きました。」

「八神さんに質問です」

「堪忍してぇな」

「南條さんにお姫様抱っこされた感想は」

「恥ずかしいだけやって、こんな大勢の中で、それに大丈夫なん」

「なにが」

「みなまで言わさんといて」

「はやてぐらいなら軽いから大丈夫だよ、私ぐらいの身長なら無理だけど、はやてぐらいなら大丈夫」

「私が小さいって言いたいんか」

「これぐらいでいいかな」

「あ、はい」

「綾ちゃん」

「ありがとうね。はやて」

「しゃ~ぁないな。貸し一つ」

「緑屋のシューでうって」

「了解や」

「はやて少し時間ってあったっけ」

「まだあるよ」

「少し席外すわ」

「どこ行くん」

「生理現象」

「了解や」

 俺は校舎の裏側に行き休憩をした。
流石に疲れた。
御神流の練習に付き合うようになってから多少は体力付いたけれどシャレにならん。

「み~つけた」

 俺は声の聞こえる方をかをお向けると、
栗色の髪の可愛い女の子がこちらに来た

「どうしたのなのは」

「レースが終わって行き成りいなくなるから」

「気配消して消えたからね、よく気付いたね」

「席に帰ってこなかったら誰でも気づくと思うよ」

「そりゃそうか、どうしたの」

「ううん、気になっただけ」

「ちょっとだけね」

「うん」

「疲れて、そんなところを見られたくなかったの」

「変なところで格好つけるんだね」

「まぁね」

 俺はなのはを手招きした

「なに、きゃっ」

 なのはが近づいてきたので手を取ってこちらに軽く倒した

「もう」
 
 俺はなのはをじっくり抱きしめたら、なのはも何も言わずに抱き返してくれて頭を撫でてきた

「甘えん坊さんだよね」

「なのはにはね」

「おつかれさま」

「最後に一個残ってる」

「リレーだよね」

「そろそろ行こうか」

「うん」

 俺が戻ると俺たちのチームの場所に人が集まっていた。 

 

体育祭午後3 リレー~終了

「どうしたの瑞枝さん」

「どうしたの?」

 俺は集まっている人に聞いてみた

「これ」

 俺はクラスメイトに右足の靴下をぐっと降ろされた瑞枝さんは観念したように動かなかった。

「キャァ」

 なのはがかわいらしい悲鳴を上げたけれどその心境もわかる。
むき出しにされた右足首は閉まっているはずのカモシカのような足首は赤く。
今は、パンパンに腫れていて靴ひもを外してもはけないぐらいに赤くなっていた。

「部活対抗リレーで?」

 俺は彼女に聞いてみたらそっと頷いた。
そのとたん目から大粒の涙が流れていた。
正直俺は戸惑った。まるで俺がいじめている感じがする。

「ごめんなさい。南條さん。ごめん」

「ケガなら仕方ないけれど、なぜ早く言わなかったの?」

「言えなかった」

「私鬼だったかしら?」

 少しだけおどけて言ってみた。

「違う・・・競技決める時偉そうなこと言っていていざとなったらこんなことになって…」

「もう泣き止みなさい。大丈夫だから、怪我をしたってことは本気でやったんでしょ。だれか彼女を救護テントの方に連れてってもらえるかな?」

 支えられて立ち上がった彼女は俺の方を向いて一歩進んできた。

「もっと責めてよ」

「けが人をいじめる趣味はないからね」

「それって初めから役立たずって言いたいわけ、それとも哀れみ。責めてくれた方が」

「だまれ、怪我人のダダこねに付き合うほど私暇じゃないの。
あなたの代わりを決めてそして最期にもう一回私自身走らないといけないんだから」

 それを聞いて観念したように無効に歩き出した瞬間

「私の存在自体があなたを苦しめたみたいね。一応ごめんね。あなたをここまで追い込んだから」

「えっ」

「瑞枝にも言っておく陸上は自分との戦いだと思う。自分に負けるな!
自分の罪をかぞれなさい。あなたがここまで悩んでいたことを知らなかった。私の友人が教えてくれたのあのアンカーたちを全員倒してあなたの頑張りを否定なんてさせないからじっくりと見学して、今度の大会頑張りなさい」

「いうわけで誰か…」

 皆異常事態ってわかっているけれど

「綾ちゃん。速くなくてもいいかな」

「なのは?」

「私が出るよ」

「大丈夫なのははいつも通り全力で走ればいいから」

「うん」

 俺はなのはの肩に手を触れ連れて行った。
リレー選手の集まる場所で、瑞枝さんがけがで出れなくなったから代わりに高町さん連れてきましたっていったら自分のチームがプチパニック起こした。

「それじゃ・・・」

「なに、その分私が全力出せばいいでしょ」

「は・・・い」

「私から少しだけお願いそんなに差が出ても諦めないでね」

 俺は1年の後輩に話を聞いてみた。
彼女たちは陸上部みたいだから知っているかも

「あの瑞枝先輩大丈夫なんですか。」

「足首ひねったみたいでね。きっと大丈夫だけど何か知ってる」

 1年二人はきょろきょろとしていた

「もしよかったら教えてくれない」

「は、はい、綾先輩といつも比べられていてね」

 俺は何となく察して

「もういいわ、部活の先輩売るの気が引けるでしょ」

 俺はきっと悲痛な顔をしていたんだと思う。
なのはがそっと、腰に触れてきたから

「綾ちゃんのせいじゃないよ」

「ん、どうしたのなのは」

「もぅ隠さないでね」

「うん、でも彼女を追い詰めたのは俺だから、彼女にも言ったけれど私も自分の罪を数えないとね」

「いくら綾ちゃんが速くても、すずかちゃんとフェイトちゃんのチーム」

「大丈夫、きっと大丈夫だよ」

 そして運命のレースが始まった。
隣の白チームは陸上+フェイトすずかのチームだった
第1走者がフェイトだった。
ガチで勝負かけてるのが分かる。
いくらこちらがアクシデントあったからって手を抜かない。
流石に分かってるなぁ
他のクラスの子も頑張っているがフェイトのスピードがシャレにならなくて他の人がどんどん引き離されていく。
俺が最初にお願いしなければ心が折れるぐらいだ。
第2走者がすずかで完全逃げ切り体制の用だ。
リレー最終アンカーは200メートル走るから何とかなると思いたい。
第4走者まで我がクラスは2位になっていたけれど、
なのはの5走者でとうとう5位にまで転落していった。

「ごめん綾ちゃん」

「よく走ったよなのは。本気で行くありがとう」

 俺は周囲から何か聞こえるが気にしなく俺は思いっきり走り切った。
俺はきっとゾーンに入っていたんだと思う。
周囲の声が聞こえず、俺の視界にはゴールテープしか見えなかった。
きっと数人抜いていたと思う。
俺の目の前に白チームが見える。
色々な人を聞いた限り瑞枝を追い詰めた現況の人達が俺の目の前で走っている。
負けたくない、あの子の誇りを汚したくない。
なのはの頑張りを無駄にしたくない
なにより俺は負けたくない

「うわぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 俺は遠吠えのように雄たけびを出し切った瞬間
周囲が白黒のように見えた。
神眼発生だと思っていたら、俺の体も鉛のように遅くなり、周囲の動きもスローテンポだった。
気が付いたら俺はテープを切っていた。
止った瞬間俺は全身体が悲鳴を上げていた。
俺はしゃがみこんでうずくまっていた。
身体の繊維が切れた感じで頭が痛い。
そして俺は意識を手放した。
俺が意識を回復すると白い部屋っていうか保健室で寝かされていた。
意識が飛んだらこれもうテンプレかと思うところだ!
少し顔を向けると皆がそこにいた。
高町一家もいたから

「士郎さんあれってもしかして」

「まさか体育祭で神速が見れるとは思わなかったよ」

「やっぱり、負けたくないと思ったら」

「綾ちゃん大丈夫なの」

「お母さん。ん~っと多分疲労もあったからだと思うけれど」

「綾隠すのはやめなさい。」

「お父さん」

「何かしたんだね。高町さんはそれを知っている。違うか?」

「無意識なんだけどね。負けたくないのと、私と比べ続けて心を負った少女がいたから仇を取りたくてと思ったら作動しちゃったみたい。」

「みたいじゃありません」

「シャマル・・・」

「綾ちゃん言っておきます。あの技は封印してください。人が使うのはリスクが高すぎます」

「訓練すれば」

 俺は士郎さんの方を向きながら言ったけれど

「医者として反対するんです。いくら綾ちゃんが不思議な力を擁してもあれは手に余るものです」
 
 こわいシャマルが初めて怖い。
やっぱりお医者さんは怖いと思った。

「あ~綾ちゃん医者の言うことは聞いといた方がいいぞ」

「恭也さんがそれを言いますか」

「言うだけはな」

 なのはが俺の手をずっとつかんでくれていたのが今気づいた。

「なのは」

「無理すすぎだよ」

「ずっと握ってくれてたんだ。」

「うん」

「ありがとう。」

 おどけて言って見せた

「先生、綾ちゃんは」

「今は大丈夫ですが、2、3日は安静にしてください」

「明日になれば・・・・ハイ安静にしてます」

「約束ですからね」

「了解、みんなもありがとう」

 俺は父親と恭也さんに肩を借りながら車の方に向かった。

 後日インタビューがありました。
火事場のバカ力じゃないかなと、外部の人がいないから言っちゃった。

「私と比べられてずっと悩んでいる子がいたから、
その子の努力を見ようとしずに私と比べられて心の底で泣いていたから
だから本気で走って負けたくないと思ったらあんな風になっちゃった。
いや~人体ってこんな不思議な事があるなんてびっくりだよ。
誰とは言わないけれど、私の名を借りて人を貶めるな
自分の罪を数えなさい」

 リレーの結果当たり前だけど総合一位はいただいた。
少しだけ後味が悪かった体育祭だったかもしれないけれど、
思いっきりやるのは本当に気持ちがいい事だと改めて知った体育祭だった。


 
 

 
後書き
10月上旬までに体育祭終わった 

 

秘め事

 
前書き
まったり中学生はこの章で終わりです
本当はすずかとアリサをもっと出したかったのだけどなかなかね。
すずかを絡ませるのがなんとも難しい 

 
 無事体育祭が終わった次の日。学校はお休みとなった。
今俺の部屋にははやてとアリサ、すずかがいる

「なに、綾が呼び出しってなにかあったの?」

 少しだけ心配そうにアリサが俺に聞いてきた。

「最近のフェイトってどう思う?」

「言ってる意味が分かんないわよ」

「でも綾ちゃん、それは仕方ないのかも」

「あぁそういうことね。愛しのなのはがあんたに取られたら落ち込んでいても仕方ないでしょうが」

「アリサとすずかの言いたいことはわかるけどね」

「多分なぁフェイトちゃん自身不完全燃焼やと思うんやで、だからどうしていいかわからんとちゃう」

「そうなんだよねはやて、話は変わるけどね、昨日はよくもやってくれたよね」

「話が飛びすぎでしょうが」

「アリサたちが仕組んだんでしょ。借り物競争」

「綾ちゃんだけじゃなく私たちにも来るようにはしたつもりなんだよ」

「十分笑っていただけたのならいいんだけどね、その借りを返してほしいなっと」

「回りくどいのはいいよ、何をさせたいんや綾ちゃんは」

「簡単なことだよ、私が以前書けして負けたの覚えてる?」

「あれやろ、1学期ラストのLHRで私と賭けして負けたやつな」

「配役はそのままで最後任せてほしいの」

「どうするつもりよ」

「簡単なことだよ、成り行きを任せてほしい」

「そんなのダメに決まってるでしょ。何考えてるの」

「ここは私のさじ加減になるけれど、劇は壊さないから」

「どうするの」

「実は…」

「なんや面白そうなこと考え付いたんやな」

 俺が考えた内容は結構よかったらしくていい感じにまとまった。

「わかってると思うけどな、これ一種の賭けと同じやで」

「だろうね」

「なんでこんなめんどくさいこと考えたのよ」

「なんか遠慮されるの嫌いなんだよね。アリサもそうでしょ」

「でも、面倒なことは変わりはないわ」

「質問フェイトってどんな子だと思う」

「優しい子だよね」

「それと人見知りが少しあって恥ずかしがり屋」

「それもあるなぁ、それと頑固やな」

「当たってるけれど、根本的にあの子穏やかそうに見えるけれっど直情径行のおばかさんでネガティブ思考なの」

「それはあんたの事でしょうか?」

「ひどいなぁアリサは、フェイトってね普段はみんなの言った子だと思うよ、根本は負けず嫌いで、大切なものが傷ついたり、自分の闇を触れられたりしたら直情的になるんだよ」

 3ん人とも聞くに入っているから続けて言おうっと

「なのはが落ちた時病院でね、フェイトに胸倉掴まれたんだよね」

「あの時やな」

「その時に見たフェイトの顔、あれ般若っていう感じだったの。理性が強い子で我慢強い子でもあるけれど、
自分がこれっと思ったものには沸点がめちゃくちゃ低い。
ついでに言えば頑固さはなのはに匹敵すると思う。
ならその感情吐き出させてあげるのが友情だと思ったんだよね
それと私が言うのもなんだけどなのはに対する感情知らせないとね」

「友情だと思うのならなのはの事をあきらめるとか、あるでしょうが」

「無理、なのは諦めるぐらいなら世界と戦った方が楽。根本な話は変えないからね。
お願い。その代わり男装喫茶しっかりやってあげるから」

「その言葉に嘘はないんやな」

「なんか引っかかるけれど嘘はないよ」

「なら私はいいと思うんや」

「私もこのまま変な風にならないんなら賛成かな」

「はいはい、私も手伝ってあげるわよ」

「ありがとう」

その時は思わなかったはやての言葉を気にしなかったのが運の尽きだったのかもと思ってしまったぐらいだ。
やはりタヌキはただでは終わらせないみたいだ 

 

文化祭の会議

 あの相談から1週間がたった2クラス合同LHR
議長はアリサとはやてが教壇に立っていた。

「みんな喜んでください。南條さんから了解をいただきました。」

 え?何の話?
俺はきょろきょろしていたのだが周囲から

「私お客さんとしてくる」

「綾さんを見てれる方がいいのか接待を受けた方がいいのか・・・」

 俺の方は????
仕方なくなのはの方を見たら

「綾ちゃんよく了解したよね。」

フェイトからも

「最近の綾は振り切っているね」

よくわからないから小さい狸の方を見たら

「また綾ちゃん私の事変な風に考えてたんやろ」

「はやてなら知っているかなと思って」

「綾ちゃん男装喫茶精一杯やるって言ったやん」

「それに近いニュアンスはね。やるのは一学期のころから決まってたよね。
だから頑張るわ」

「追加でみんなで話てたんよ。タダの男装喫茶じゃつまらんやん」

「楽しいつまらんの話では・・・」

 自分ですごくまずい提案を了承したみたいだ。

「そんな矢先に綾ちゃんのさっきのセリフや。後はアリサちゃんにタッチ」

「まかされたわ。綾には悪いけれど特別メニューを作ったの」

「私限定?」

「ううん違うの。ただ・・・・」

「なにすずか?」

「いいわ。私が言うから胸キュンなセリフを言ってもらうというチケットが発行されたのよ」

「ちなみに聞くけど、どんなの?」

「壁ドンしながらお前のことが好きなんだみたいな」

「本気?」

「楽しそうやろ」

「拒否権は」

「自分で了解のサイン押したのに」

 そういわれるとね

「それに最後の私のセリフ何かあるとわかってたはずやろ」

「なんとなく・・・」

「いつもの綾ちゃんなら聞くのに聞かなかった綾ちゃんが悪いやん」

「誰がそのセリフ考えるの」

「そんなの綾が考えるにきまってるでしょ。一応不公平ない様に全員やるんだから」

「ただね、指名制だからきっと綾ちゃんが一番多いかなって思うんだ」

「乗り掛かった船だ、了解。でもタヌキと狐は覚悟しとけよ」

 少し格好をつけて言ったら教室がうるさかった。

「時間内から次行こう」

「綾もお待ちかねの劇ね」

「セリフにとげがあるんですが」

「この間綾ちゃんから相談されてこちらの方が面白くなりそうだからいいのかなと思って配役を少し変えてみました」

 すずかがおっとりとした言い方でみんなきょとんとしていた。

「月村さん。南條さんメインじゃなくなったのですか?」

「もちろんここでも綾ちゃんはメインを張ってくれます」

「賭けに負けたからね。仕方ないでしょ」

「南條さん、バニングスさん達とこれからかけ事やめた方がいいって。
絶対に負けるから」

「そうしとくね」

主な配役
姫→高町なのは
王子→フェイト・T・ハラオウン
魔王→南條綾
吟遊詩人兼魔女→月村すずか
王様→アリサ・バニングス(王子の父親)
王様→八神はやて(姫の父親)
・・・・
・・・・
etc

 よくもまぁこんなに登場人物が多い劇をやることになったものだ
前場、後場で計2時間半だったかな
2クラスの出し物だから交渉したって言ってたっけ
簡単なあらすじは前に聞いたけれど本当にこの話をやっていいのか悩むところ
簡単なあらすじはこんなのだった

ある国の広場で今日も吟遊詩人がある物語を奏でた。
はるか昔のお話
美しい姫がいる豊かな国があった。
そこには従者の少年と隣の国の王子が交友のため遊びに来ていた時に起きた悲劇だった。
なぜならその国は一晩で滅ぼされてしまった。
攻め込んだ国は交友のために来ていた王子の国
何故なら小国ながら豊富な資源があっていつも隣国と緊張していたのだが
姫の国もまさか同盟国から攻めてくるとは思わなかったのだろう。
ほぼ何の抵抗も出来ずの滅ぼされてしまった。
それから5年の歳月がたった。
王子の国には亡国のお姫様がいた。
お城での生き残りはこのお姫様だけだった。
王様が戦利品として連れてきた。
最初の期間は王子も恨んでいたのだが、王子の知らぬところで起きたため
心優しき姫は次第にその感情も失せ以前の関係になっていった。
王子の方も子供の淡い恋心から彼女との婚姻を望むべく
王様に許可を頂くために彼自身も戦場に立った。
王子がたった戦場は連戦連勝
いつしか彼の事を雷撃の王太子又は閃光の死神と呼ばれていた。
5年の歳月とともに統一まじかだった国に攻め込んだものがいた。
それは5年前に滅ぼされた国の従者

 これだけなら復讐劇になるんだけどね
そこから愛やら友情に持っていくんだからすごいよね
王子がフェイトで 従者が俺、姫がなのはって配役ね
最後は魔王となった従者と騎士が戦って本当の愛を知った王子が魔王を倒してエンドだったけれど、話を一部変えさせてもらった。
どうなることやら
一部名前は決まってるんだよね
姫の名前がナノ姫で王子がフェイ王子
従者がアヤで滅ぼされた王様がハヤテ王で、攻め込んだ王様がアーサー王
姫と王子と従者は俺が決めさせてもらった。
多分フェイトの声を聴くのにそれが一番かなって

「アリサ質問なんだけど」

「なにフェイト」

「簡単なあらすじと劇の流れを見たのだけど最後の5分の所」

「それね、綾とフェイトにお任せなのよ。最後にフェイトが勝利すればいいの」

「私から言わせてもらうね」

「綾も絡んでいたの」

「絡んでいたというか相談を受けてね。いいかな」

「うん」

「最後の戦いのシーンはこの話の大きなシーンとなるもの。決められたやり方だと迫力がないと思ったの、だからアドリブで行いましょ」

「綾ちゃんそれ危険だよ」

「なのはわかってるよ。でもフェイトの技量なら出来るって思っているから」

「でも・・・」

「大丈夫だって仮にもテリーに戦いを挑戦した人がそれぐらいできないとは言わないよね」

「それってどういう意味かな?」

「言葉通りだよフェイト、それとも自信がないなら型とか決めてあげるよ」

「わかった。」

「武器は大鎌だから大丈夫でしょ」

「安心して最後は負けてあげるから」

「必要ないよ、実力で勝つから」

「フェイトやれないことは口に出さないほうが良いよ」

「見てなさい」

「期待してるね」

そんなこんなでLHRが終了した。
そしていつもの帰宅途中
なのはと二人きり

「どうしてフェイトちゃんをあおったの?」

「先の話」

「うん」

「あのままじゃフェイト駄目になると思って」

「?」

「なのはも最後は思ったようにしてね」

「どういうこと?」

「今回の劇私の要望を増やしてもらったの」

「うん」

「その代わりにあの男装喫茶のバージョンアップっていうこと」

「そこまでしないといけないことなの」

「まぁね。」

 周囲に誰もいないことを確認してから俺は後ろからなのはを抱きしめた。

「ちょ・ちょっと綾ちゃんここ外だってば」

「誰も通らないよ」

「ちょっと」

「ごめん少しだけ」

 きっと俺は震えていたのだろう。
これからやる事は本当にフェイトの為になるのか

「相変わらず甘えん坊さんだよね」

 なのはも何となく気づいて綾をやさしく抱きしめた。
それだけで綾は何とかなるという確証はないが自信を深めた。

「なのはだけだよ」

「うん」

「身長差だけなら男女のカップルなんだけどね」

「綾ちゃん高いからね」

「ん。なのは愛してる」

「私も好きだよ綾ちゃん」

 なのはは愛してるとは言ってくれない。
まだそこまでの関係じゃないのかなって思ってしまって必要以上に抱きしめてしまった。

「綾ちゃん強いって」

「ごめん、なのはの感触に浸ってしまって」

「また悪い癖がでたの?」

「何の話?」

「そうやってはぐらかす。いい加減その後ろ向き志向無くした方が良いよ」

 完全にばれてら

「不安なんだよね」

「なにが?」

「色々とままならないから」

「そっか」

 綾ちゃんが不安になっているのは私の言葉のせいだと思ったの
私にはまだ綾ちゃんの言う、愛してると好きの違いがよくわからない。
私が好きだよっていうと。はにかんだような笑顔と不安の目がしているのは知っていた。
今回の劇の企画を立てたのはアリサちゃんとすずかちゃん、はやてちゃんの3人なのは知っているけれど、どうやら綾ちゃんもこれに一枚絡んだようだった。
この劇の意図はなんだろうと考えたのだけど一向に解らなかった。
綾ちゃんが言った思うようにやって、それを信じて私が感じたことをやってみようと思った。
多分4,5分ぐらい抱きしめられてからそっと優しく離れてくれた
私は綾ちゃんが包み込むように抱きしめるのが好きだった。

「残念人の気配がしてきたから帰ろっか」

「うん」

 俺はなのはの家まで送ってから、
手の甲にキスをした。

「ナノ姫、それでは」

「もぅ」

「じゃあねなのは」

「うん、明日」

そうやって俺は家路に向かった。 

 

準備は大変そしてやってくれた新聞部

 準備はすごく大変だった。
セリフは覚えないといけないわ。
動きは覚えないといけないしね
それは何とかなる。
覚えるのは魔法使いとして最高峰
運動神経も最高峰
そんなことはどうにでもなるのだが、才能の無駄遣いって感じもある。
でも大変なのはこんな事ではなかった。
音楽、道具、衣装をどうするかはっきり言ってこれらを忘れていたのがイケなかった。
俺はとりあえず会議の内容を聞いていたら、ありえない発言が沢山出てきた。

 聖祥大付属学校は小学校は共学、中、高はクリスチャン系の女子校、
大学は女子大とお嬢様学校なのをすっかり忘れていた。
本来なら俺はここにいられる生徒ではないのだが昔アリサとすずかを助けたおかげで授業料は免除になっていたのが大助かり、生徒は社長令嬢とかが多い

 俺の友人たちもお金持ちではある。
アリサはバニングス財閥の令嬢
すずかも月村家の社長令嬢だがヨーロッパの旧家の一つであるお嬢様
フェイトは時空管理局派閥の一つテスタロッサ家のお嬢様(本人たちは派閥って言われると嫌がると思うけれど)
あっちの金額がなぜこちらで変換できるのが今だかって不思議?
考えたらだめだと思う。
たしかBASTARDのメタ=リカーナも円だったっけ
500円借りた記憶がある

 はやては同じく管理局の元顧問のグレアム氏からの援助と今ではキャリアウーマンでもあり最年少のエリート公務員候補の一人だ。

 最後になのはだが親の職業は普通の喫茶店のオーナーの子女なのだが、
こちらも士郎さんの元の職業の貯蓄や今は恭也さんの給金でかなり裕福でもある。
結婚してから結構変わったんだよねと感じた。
ゲーム版だと旅の路銀をつぎ込んだりした話あった記憶が・・・

 ちなみに南條家はバニングス系列の会社の社員で課長
俺の給金は絶対に使わない人だった。
家には入れてるんだけどお母さんが貯金しているのを知っている。
子供はお金の心配なんてしなくても良いとかなんとやら

 そんなお嬢様学校文化祭を何か間違っている感じがしてきた。
去年は無難な喫茶店だったので気にはならなかったのだが、
衣装や道具を買ってきてやろうみたいな感じ。
プロに頼んで舞台作り頼むとか・・・

 後はこれを無料でやるのか有料でやるのか
明日までにそれらを決めることになった。
今日はなのはとフェイトは管理局のお仕事
アリサとすずかは塾に行ったことで帰りははやてと一緒の帰宅になった。
ここ数年はこのパターンは多かったりする。
最近つけられているが敵意はないので気にしないことにした。

「はやてあれどう思う?」

「ないな~」

「だよね」

「聞いてたけど、文化祭って出来るだけ自分たちの力で何とかするのが良いと思うんよ?
最初っからお金で解決はいかんと感じるんよ」

「私も同感。ちょっと規模大きくなったから手放したい気持ちはわかるけどね」

「どうしたらいいんか、よぉわからんわ」

「手はないことはないんだけどね。2クラス合同だから2つやるのはわかるけれど労力が数倍になるってどういうこと?いっそどっちかにした方が良いんと違うかな?」

「綾ちゃんはどっちもメインだからそういうのもわかるんけどな、それはダメや」

「やっぱり」

 わかれる道筋になって

「明日細かいことを相談したいから迎えに行くわ」

「なのはちゃんは?」

「仕事だからね、明日はゆっくり来てもらってもいいかなと」

「待っとるわ」

「じゃね」

 そうして家に帰って宿題をしてから夜の鍛錬

「今日もご一緒してもいいですか」

「あぁ」

 たまに恭也さんと美由希さんの鍛錬をご同行させてもらっている

「所で・・・」

「あぁ敵意はないようだな」

「綾ちゃんの知り合い?」

「私中学生ですから普通こんな夜更けに出歩きませんって美由希さん」

「どうしよう?」

「ふむ、まくか、場所はいつもの所」

「「はい」」

「解散」

 そして俺は走り、八束神社に来た。
ちょっと走ったら気配は感じなくなったことからやはり相手は素人だと気付いた。
それから剣の練習
俺はこの数年剣を使用しなくなった。
剣の代わりに拳になって武装は籠手になった。
籠手と言っても剣道の籠手とは違い
西洋鎧の手甲の方が近いかも
体育祭を超えてから練習をすることが多くなったのは無意識でも神速を使用してしまったからだ。
身体を鍛えて、もし使用したとしても身体を壊さないためにしようっていう目的だった。
無意識で出したってことはまたいつそういう行動を起こす羽目になるかわからない。
一回使用してわかったことだが、結構キツイ
あれをするのなら分身の術の方がはるかに体の負担は低い。

 でもあれから摸擬戦をしているけれど、神速の領域には一度も行けなかった。
やっぱり体一つだけで戦うのはきついなぁ
美由希さんとは3本に1本取れるぐらいで
恭也さんとは5本に1本取れる感じの戦績におさまった。


そんな文化祭の忙しさや訓練の忙しさで充実していた俺だったのだが、
次の日に事件が起きた。
まぁ物騒な事件ではないのだが、俺自身は特に気に入らないくそみたいな話だ。
それは朝一はやてと校門に入った時だった。

「ねぇはやて周囲そわそわしてない」

「いつもの綾ちゃんのファンとかと違うな」

「そんなに多いの?」

「そりゃそうや」

「?」

「基本色々やっているの綾ちゃんだけだから」

「?」

「だから、去年サッカーMVPでプロからお誘いのあったのは」

「私」

「格闘の祭典KOFの入賞者は」

「私だけど、知られているってあまりないよね」

「アリサちゃんや生徒会の成績とためを張るのは」

「・・・私」

「容姿もいいしな」

「ありがとう。それを言うのならはやてだってそうじゃない」

「そりゃ惚れるわ」

「みんなは」

「私たちにもいるかもしれへんけど、ファンが多いのはフェイトちゃんやアリサちゃんや」

「なるほどね。今日ははやても見られている感じがするんだけど」

「そうなんや」

「周囲は1年生ばっかりか」

「あ、あの・・・」

「どうしたの?」

 体育祭で踊ったことのある後輩ちゃんだ。

「お二人は?」

「なんや」

「お付き合いしているんですか」

「「ええええええ~」」

「きゃっ」

「はやてとのおつきあい。食事はおいしいけれど、たぬきさんだからなぁ小姑が多いし。」

「狸っていうなや、小姑ってみんなに言ってあげるわ」

「それは勘弁」

「綾ちゃんとのおつきあい。そりゃ想像できんわ」

「なんでそんなことを」

「そりゃあれや、綾ちゃんが私をお姫様抱っこしたからや」

「あれははやてが荷物だったからね」

「正体ばらしたら雑になってからに」

「地が出てるからそれだけ信用しているんだから」

「そうですか、なら本命は高町先輩のお兄さんですか?」

「恭也さん?」

「ちょうまちいや、なぜそんな噂が?」

 はやてが言うのもわかるなぜそこで恭也さんが出てくる?

「これなんです。」

 後輩ちゃんが渡したのは1ページの学級新聞

【号外 学校一のカリスマ 南條綾に恋人出現 お相手は2人かも】

「この写真はやめてぇな」

 あ~アップなお姫様抱っこの写真だね。

「結構可愛く取れてると思うよはやて」

「そうやっていうから間違いが起きるんや」

「だね。これは良しとして」

「よしっていうなぁ本当に・・・」

「違うってこうやってじゃれあう中ではあるけれどお付き合いはしてないよ。まぁ気の合う友達だよなぁ」

 俺たちはその次の記事を読んでいた。
深夜に溶け込む二つの影
南條綾さんのクラスメイトのN・Tさんのお兄さんがお相手か
深夜に待ち合わせをして少し話して撒かれたが、落ち合う場所を決めてのあいびきか・・・
写真には取れなかったがお相手もかなりのイケメン
海鳴の美男美女カップル誕生まで秒読みの可能性
お兄さんは現役大学生で実家の翠屋でバイトもしているので見られた方も多いと思います。

 プチっ

 やばいで、綾ちゃんが本気で怒ってるわ
なんか頭の線が切れた感じがする
これ絶対にまずい
どないするんや

俺は少し落ち着いて

「ねぇ」

「は・はい」

「これね、全部嘘だから、わかった。」

「はい」

「うん、いい子だ」

 無言の圧力で言わせ切ったなぁ

「あ~ごめんはやて、早朝に一緒に登校までしてもらって」

「な・なんや」

「教室には先に向かってくれない」

「ええで、綾ちゃんはどないするんや」

「新聞部に行ってくるわ、久しぶりに俺も切れたし」

 たしかなのはちゃんが言ってたわ
普段の俺発言は自己否定の塊だけど、切れてる時や仕事の場で俺発言があるって・・・やばいで死人が出るやん

「あかんって、これから文化祭の相談するって言ってたやん」

「俺にはこっちが最優先なの?わかるはやて?」

「yes I am」

「行ってくるわ」

 そういって俺は新聞部に向かった。
やってくれたな
 

 

新聞部にて

 俺が新聞部に近づいた時に新聞部の部室から大きな声が聞こえていた。

「何かってなことをしているの?」

「先輩が言ってたじゃないですか、情報は生ものってだから」

「学校内の事はあの手の記事はあの人笑って許してくれるけれど学校外の事では・・・」

 俺はそれを遮るように部室のドアを開いた。

「やぁ」

「あ・綾さん」

「あら、私が来てはいけなかったかしら」

 一人の下級生が俺の前に立ち図った。

「何の用ですか、ここは新聞部で外部の人は立ち入り禁止ですが」

「俺は言ったよね。学校内のゴシップは笑って許せるけれど、外部の間違った情報を提供は許さないと、違った?」

「これを書いたのは私です。あながち間違った」

「五月蠅い、餓鬼、俺は部長たちと話しているんだ、何も知らない小娘が」

 俺はこの下級生に軽く殺気を放った。
そうしたらこの下級生は座り込んで震えてしまった

「私から謝るわ、綾さん」

「謝って済む問題じゃないから来たんだろうが」

 俺は全体に殺気を怒気を発した。

「「きゃっ」」

「俺は去年も同じことを言ったと思うけれど、どういう教育しているのかな?」

「ごめんなさい、気づいたときには発行されていて」

「そんな言い訳聞くと思うの?」

 クスっと少しだけ含みのある笑いをした。

「ほ・本当に私が勝手にやったことで」

「俺は黙れといった。日本語わからない?」

 俺はもう一度この子に怒気を放った。
彼女は可愛そうに震えながら失禁をしてしまったらしい。
その時扉が開いて俺の背中に抱き着いてきた人物がいた。
俺はその姿を見ずに・・・

「なのはどうしたの?」

「どうしたもこうしたもやりすぎだよ」

「やりすぎ?こういうゴシップって書くのは楽しいかもしれないし、読むのも楽しいかもしれないけれど、何時も泣くのは書かれた方。
俺だけだったらゴシップだろうかなんだろうか構いやしないが
こいつらは裏も取らずに間違った記事を載せやがった。
それに俺はわがまま言って練習に参加させてもらっているのにこんなこと書かれたら、恭也さん、忍さんに申し訳ないぐらいだ」

「考えすぎだよ綾ちゃん、きっとお兄ちゃんなら「俺みたいなのが噂になってしまって綾ちゃんに申し訳ない」って反対に謝るよ」

もう一組部室に入ってきた。

「あれ?アリサちゃんとすずかちゃん」

「なのはも来たのね」

「綾ちゃん、それにお姉ちゃんなら「恭也のそんな噂に怒っていたらきりがないわ」って笑いながら言ってくれるよ」

「だけど・・・」

 ギュッとなのはが抱きしめてくれて

「綾ちゃんが私たちのことをよく考えてくれてるのは知ってるからもうやめてあげて、その子もかわいそうでしょ」

 俺は部員たちにキッと睨みつけて

「わかった。今日の朝の号外どうにかすることわかった。」

「は、はい」

「はぁ~これでいい?なのは」

「うん」

「タヌキはどこ」

「綾、タヌキはひどいと思うわよ」

「アリサ、これだけの人が一せいに来るってありえないでしょ。
しかも俺の抑止力の方たちを
あの時いたはやてが呼んだんでしょ」

「はやてが死人が出るからすずかちゃん止めに行ってぇなって言われたら何事かと思うでしょ」

「丁度私もこの記事を読んだから行こうとしたらアリサちゃんも来てくれて」

「持つべきは理解している友人だよね」

「部長」

「は、ハイ」

「次はないから」

「それとそこの小娘」

震えて先みたいな威勢はもうなかった。

「・・・」

「返事は」

「・・・」

「綾ちゃん」

「はぁなのはわかったから、これだけの人がみんなお前をかばったんだ。責任が取れないなら次はきちんと行え。先輩たちに詫びを入れとけ、お前の罪を数えろ!!」

 俺たちは部室を出てから

「敵意がなかったから無視していたのがいけなかったなぁ」

「綾気づいてたの?」

「誰かまではわからなかったけどね、尾行されてるのは知ってたよ。昨日の事なんだけど美由希さんもいたんだけどね」

「あっ夜の鍛錬」

「そう、ご一緒させてもらってる時の記事、これ以上つけられるのもねということで巻いたんだけど、あんな記事になるとはね」

「あれはやりすぎだよ、下級生の子かわいそうだったし」

「そお?」

「綾ってば私達以外だと冷たいというかそっけないというか?」

「大切な友人だから、傷をついてほしくないだけ」

 俺は少しだけ恥ずかしくなり足早に歩いた。
後ろから笑い声が聞こえた

「相変わらずああいうときの綾ってば」

「うんうん、可愛いよねなのはちゃん」

「それにすごく優しいの知ってるから」

「もぅその話はおしまい。これから会議でしょ」

 クスクス笑いあう友人たちを置いて本当に教室に戻った。
その後の会議で
演劇部から使わない小道具や大道具の借りることが決まり、
被服部にコラボを組まないかと打診
同じ服を2着作り
1着を展示
もう一着を本番で使うとのこと

 俺が自分たちの手で作りたいと提案した。
自分たちで作れるものは作ったりすることが決まった。
最後に料金は寄付という形での料金になり
純利益を募金に回すことになった。
作った小道具と大道具は演劇部に寄付という形になった。

 意外に服装は何とかなることが判明
何故なら令嬢が多く
使用しなくなったドレス持っている人が多かった。
舞台を中世にしたのがよかったらしい。
必要なのはフェイトの演じる王子の服と
なのはの演じる服、俺の服だけだった。
王侯貴族の服は演劇部から借り入れられるとのこと

 演劇部の項目はディゲンズのクリスマスキャロルをやるらしい
何回か映画化されたりディズニーアニメになったりしている名作で
確か俺の世界では80年代後半か0年代前半に現代版で行った作品もあったっけ?

 

 

練習、練習、練習

 当たり前だが俺たちは学生だから、
文化祭の練習ばかりやっているわけではない。
普通の授業は普段通り行われ、放課後とかに練習しているわけなのだが、
主役陣がなかなか集まらない。
俺はいつもいるんだけど、なのはやフェイト
助監督兼王様はやて王のはやてが中々ね
そして監督のアリサがいつもご立腹

 俺はというと

「この位置ぐらいでいい」

「大体そこらへんかな」

 俺は腕を振り下ろし小声で風の呪文を使う
みんなが声を上げ倒れる

「良いと思う。本番や舞台リハだと倒れる前に煙幕を張るから」

「それに合わせて声を上げればいいのね」

「うん」

「相変わらずどうやってやっているの?」

「KOF出演者なら出来るって今じゃ超能力やら炎やらなんでもありなんだから」

「そっか、よくそんな危ないのに出る気になったよね」

「プロ以外だとないからね、あれはプロじゃなくても出られてプロなどと戦える格闘大会だったから」

「そっか」

「綾、なのは達は」

「いつもの」

「もう進まないじゃないの」

「なのはとは練習してるよ」

「だとしても全員の練習ができないでしょ」

「アリサセリフ合わせしようよ」

「はぁ~わかったわよ」


「お、お前はまさか」

「数年前のありを返しに来たぞアーサー王」

「たかが従者のくせにこんなことをしていいと思っているのか」

「息子を滞在させて安心しきった同盟国に攻め入ることは良いことなのか、王様よ」

「そのおかげで戦乱が急速に収まったではないか」

「戯言だ、あなたが教えてくれたことだ」

「何をだ?」

「この世はしょせん弱肉強食。力あるものが全てを得て愛や友情はしょせんはそれを得るためのエサでしかないと」

「それは違うぞ、私は私の国民を愛しているし、息子も愛している」

「違わない、俺は俺の野望のためにこの世と違うものと契約をした」

「まさか、魔族と」

「少し違うがな、そうだ王様に献上するものがあった。」

「何をだ」

 俺はマントを一回転をしてマントを翻して何かを出すふりをする

「ここではやてのセリフが入るんだよね」

「そういえばこの時はやてをどうやって出すの」

「一回転しているすきに顔以外は黒装束に身を包んだはやてに私の懐に入ってもらう予定。そのためにマントで一回転をね」

「やっぱり必要じゃないの」

「問題はそこじゃないと思うのアリサさん」

「なに」

「最後のこの空欄の戦闘シーンをどうするか」

「そこは大丈夫よ」

「でも綾さん危ないのでは」

「休みの日になのはの家の道場でやったりしているから」

「本当に?」

「うん、大丈夫だって」

「そこまで言うんなら・・・」

 その次の日ははやてがいて

「こんな風にやろうと思うのだけど」

「生首みたいやな」

「だね」

「そういえば文化祭って10月31日だったよね」

「そうやけど」

「私って魔族の役だよね」

「そうだけど何考えてるの綾ちゃん」

「みんな忙しいけれど、ちょうどハロインだから」

「それ面白そうやな、でも時間が」

「出来るって」

「やってみようよ」

「アリサ出来るかな?」

「はぁ~いいわ考えてあげる」

「すずかも参加しようね」

「私も」

「最初と最後しか出番ないじゃん」

 それからしばらくして家に帰りなのはとお話をしてからはやてとの打ち合わせ、次の日から3日間学校休んだりして、アリサに文句を言われたけれど、来週からフェイトも学業に復帰が出来た。

 俺は舞台練習だけではなく
週に3回は舞台練習をお休みを頂いて緑屋にも来ていた。

「桃子さん今日もよろしくお願いします。」

「お義母さんでもいいのに」

「士郎さんもよろしくお願いします」

「あぁ、でも驚いたよ綾ちゃん」

それは数日前にさかのぼる

「士郎さん、桃子さんお話があるんですが」

「なんだい」

「何?」

「まだ早いってわかっていますが、私にのれん分けを下さい」

「「?」」

「向こうで緑屋をやりたいんです。」

「どうしてか聞いていいかい?」

「私自身危険なことをしているのは知ってます。
穏やかな時間をくつろぐこの空間が好きなんです。だから」

「駄目ですか?」

「駄目よ」

「桃子さん」

「まだ練習不足ね、私たちが納得いくレベルに達したのならのれん分け喜んで・・・」

「ありがとうございます。実は文化祭でこんなのをやるので」

「楽しませてもらうのと、できれば学校帰りに練習をしようか」

「はい」

 いうわけで今現在
2足の草鞋どころが4足ぐらいの草鞋を履いていてすごく忙しかったりする。
文化祭1日前にみんなフェイトに呼び出しを食らった。
フェイトが見慣れない男の子を連れてきた。

「どうしたのフェイト?」

「うん綾実は・・・」

「フェイトちゃんの子供かい」

「そんなわけないでしょはやて、この子どう見たって小学生でしょうが、年齢的に不可能じゃないの」

「ちょっとしたジョークやんか」

「えっと、フェイトちゃんはこの子を紹介したかったのかな」

「うん。すずか」

「もうみんな、フェイトちゃんが説明できないじゃない」

なのはがそういってみんなを黙らせた

「この子は私が保護責任者をうけた」

「僕の名前はエリオ・モンディアルです。」

「エリオねよろしく」

「あなたが綾さんですね」

「よく知っているじゃない少年」

「あなたがいるせいでフェイトさんが・・・」

 襲い掛かってきそうだから頭を押さえつけた。

「フェイト、どういう教育してるの?潰していい」

「ダメだって、エリオもやめてそんなんじゃないから…」

「わかりました」

 俺は手を放したのがいけなかった。
力が前方に乗ってきた時に抑え込まれた力は急激に話すとそりゃ前方に倒れこみ俺の方に来たので、さっと交わした。
少年は見事に顔から地面と衝突をした。

「くっあなたには負けません」

「がんばれ~少年」

 手をひらひらとふって応援だけした。
将来的に弟分になるとは今の俺には予想も立たなかった
とうとう文化祭の当日が迫ってきた。
フェイト子供を持つなんて普通は逆でしょうが?
恋人作ってからなのに
本当にはやてと言いフェイトと言い、なのはと言い生き急いでいる気がする。
学生を楽しんでほしいのになぁ
 

 

文化祭パートA

「いらっしゃいませお嬢様方」

 俺以下沢山のクラスメイトが男装をしているが結構みんな男前にできている
男性が女装をすると化け物が多く輩出されそうな気がするけれど、、
女性が男装するとあまり違和感が起きないのはなんでなんだろうと思う。

 俺は最初に名前を教えてもらい服の上に魔法で俺にしか見えないインクで名前を書いていった。
この喫茶は3時半迄となっていた。
4時半から6時までが俺たちの舞台で6時30分からラストの7時30分までがバンド
最後がグランドでファイヤーらりーになっていた。
執事喫茶ではなく男装喫茶だから執事ではなくていいんだけど、
俺はこのあとやる劇の従者の服装で参加していた。
始まってから30分後ぐらいに最初の事が始まった。

「綾これは何かしら?」

「これはですね。彩花お嬢様お気に入りのスタッフに言わせることが出来るサービスです。」

「そう。これ頂くわ」

「わかりました彩花お嬢様。どなたをご希望ですか?」

「あなたよ」

「私ですか」

「ええ」

「あなたの役どころで愛をささやいてほしいわ」

「わかりました。」

 めちゃくちゃハズいぞ

「従者である私めですがお伝えしたいことがありましてよろしいですか」

「えぇ構わないわ」

 俺は彼女の目線まで片膝座りをして包み込むように抱きしめながら

「従者である私めですが彩花お嬢様の事をお慕いしておりました。
もちろん身分違いの言うことでのお叱りはもっともですがこの胸の内を隠すことはできません」

「そ・・そう、はっきり言いなさい」

 俺は彼女の顔を見て

「彩花お嬢様あなたの事を愛しています」

「駄目よしっかり名前で呼んで」

「あ、はい彩花あなたを愛しています」

 手のひらを取り、手の甲にキスをする。
そうしたらキャーっていう黄色い悲鳴が聞こえた。

≪綾ちゃんやりすぎだって≫

≪金額見た≫

≪ううん?≫

≪これだけで1000円も取るんだよこれぐらいはね。愛してるのはなのはだけだから≫

≪もう≫

 仕事にならないぐらいこればかりやらされました。
俺の仕事は9時から12時までの長丁場そして10時30分を超えて俺自身バックヤードに向かった。
後半は劇の魔王の服装で参加

「ミーナって言ったっけ」

「なにその態度は」

「俺様が望みだったんだろう。ミーナお前の事は目に入れてやるから俺のものになれ。反論は許さん」

俺はさっきほどのキャラより強く抱きしめ首筋にキスをした。

「俺はもう上がりだからこのまま立ち去るが、午後の劇は俺がいっぱい出るから見に来い。まってる」
俺はすぐにバックヤードに行き従者の服装に着替え

「すみませんお嬢様方私はこのままお暇いたします。もしよろしければ午後の舞台を見に来てくださいよろしくお願いします」

 俺は一例をしてその場を発った。
その後はなのはと合流をして文化祭デートとしゃれこんだりした。

「あれはなのは的にはやりすぎだと思うんだけど」

「でも1000円って高くない」

「確かに・・・」

 少しだけ学際のほかの喫茶店により昼食を食べながらのお話

「昼の劇頑張ってね?」

「綾ちゃんもでしょ?」

「うん、初めに謝っとくね」

「?」

「もしかしたら傷つけることになるかもでも・・・」

「信用してるから綾ちゃんの思った通りに」

「なのはさんに綾」

「お邪魔だったかな?なのはに綾」

「フェイトに少年か」

「もういいよ。フェイトちゃん、こんにちはエリオ君」

「はい、綾。少年っていう名前じゃない」

「名前を呼んでほしかったら私に認められることだな」

「絶対に名前を言わさせてもらうからな」

「期待せずに待っとるわ」

「もぅ」

「綾ってばエリオの事お気に入りみたいね」

「みたいだよね」

「フェイトも午後からよろしくね」

「こちらこそ」

「リハとは少し違うから全力でお願いするね」

「う・うん」

「少年注文のしすぎだ」

「でも・・・」

「こういうのは少しずつ色々な店に入りながら注文するのがみそなんだ」

「そんなの」

「知ってるか、ならそれ食べたら行くぞ」

「僕はフェイトさんと」

「フェイト少年借りて行っていい」

「いじめないでね」

「了解」

「なのは悪いけれど」

「うん、フェイトちゃんとまわってるね」

「ありがと」

 俺はなのはとフェイトと離れ今は少年、もといエリオと一緒に屋台などを回りながら食べ食いをしていた。

「お前良い奴だな」

「少年私の名はお前じゃないぞ」

「綾良い奴だな」

「どうしてそう思う」

「フェイトさんとなのはさんを一緒にしてあげて」

「勘違いしているようだな少年。あのままだったらお前の馬鹿食いのせいでフェイトも付き合えないだろうが、
幸い私は格闘もしているから燃費もあまりよくないから突き合わせているだけだ」

「でもサンキューな」

「少年」

「なに?」

「舞台なけっこう荒れるけれど、乱入するんじゃないぞ」

「どういうこと」

「見てればわかる」

「少し離れるけれどいいか」

「馬鹿にするな」

「威勢がいいな、もし何かあったら念波よこせな」

「わかってるよ」

「お母さんどうしたの」

「来ちゃった」

「お父さんは」

「残念ながら接待でね」

「そっか残念だね」

 母親の前に一人の中年の男性が私たちの前に来た。
後ろからは娘さんだろうが追いかけている

「あの?」

 俺は母親がいるので前に立ちふさがり

「何の用ですか?」

「もし間違いなければ霧生さんではないですか?」

「はい、どちらさまでしたか?」

 母親は首をひねってその男性に話を返した。

「もしよければこのノートにサインをお願いしても良いですか?」

「そういえばお母さんって」

「流石にここでは、これでいいかしら」

母親はハンカチをその男性に渡した。

「これは伝説の・・・」

「お父さん」

「すみません、綾先輩とお母さん?うんお姉さんですか?」

「ふふふ。綾ちゃんのお母さんで間違いないわ。別に迷惑じゃないわ。覚えていただいて私もうれしかったから」

 俺の手を引いて母親は歩いて行った。

「あれ何?サインじゃなくても喜んでたよ?」

「引退の時にファンの方にあげたハンカチシリーズ。この世に100枚もないぐらいのレアものだったかな」

「それよりもお姉さんだって」

「嬉しいわ、30代でお姉さん呼ばわりされるって」

「劇は?」

「もちろん見に行くわ」

「プロにも演技指導してもらったからね」

「元ね」

「そろそろだから行ってくるね」

「いってらっしゃい」

 そうして波乱の舞台が幕が開く時間になった。 

 

文化祭パートB 舞台

 とうとう舞台の幕が開く

 太陽が沈みかけたある街の広場で、
旅人が岩に座りかけてカバンから楽器を取り出した。
長く腰辺りまで伸びた髪に、澄んだ薄紫の瞳を僅かに伏せ、その手にはハープを持っていた。
どうやら、その女性は旅の吟遊詩人らしく、
今からその演目が始まろうとしているのだろう。
やがて、ゆっくりと白く長い指が弦に触れ、そっと音を弾き出す。
余韻を残しつつ、静かにその音が消えると、またしても静寂が辺りを包み込む。
その静寂に誰かが痺れを切らすかといった手前で、
詩人の口から言葉が紡がれる。
静かに、美しく響く声は、しかし、しっかりと力強く、
聞く者を物語へと引き込んでいく。
一つの物語が語られていった。

「これから始まる物語。それは、愛の物語でもあり
友情の物語、復讐の物語、裏切りの物語」

 吟遊詩人に扮したすずかはすごく妖艶な雰囲気を出しながらハープを奏でて行った。
俺自身がハープを引けたのですずかに教えていたのだが、
他の楽器もしていたのでの見込みはすごく早かった。

 もうすぐ俺の出番が入る。
俺の役どころははじめ従者であり、なのはが演じる姫の身の回りをお世話する役どころ兼幼馴染でもある。
なのははこの国の第一お姫様
フェイトは隣国の王子であり、名前はフェイ
国同士の同盟国でもあった。 
フェイ王子の何回目かの訪問の時に3人の運命が変わった。
フェイ王子が滞在時にフェイ王子の国が攻めてきたから


「フェイ様これはどういうことなの?」

「ナノ姫私にはどういうことか一切わからないのです。」

「ナノ様、フェイ様今はそんなことを討論している暇はございません。
おふた方は私が守りますので安全なところまでご案内いたします。」

 しかし多勢に無勢
従者である綾は少しずつ押され始めてきた
3人の目の前にアリサが演じるフェイ王子の父君アーサー王が目の前に立ちふさがった。

「噂は本当だったか?姫を護る従者は100人の兵に勝る腕前を持つと」

「お父様これはどういうことですか」

「お前は黙っていなさい」

「は、はい」

「これはどういうことですか王様」

「おぉこれは美しいナノ姫。今日はこやつの誕生日でな、
何かプレゼントを考えていたのだが思い浮かばなくてな」

「王」

「こやつが今熱心に虜になっている姫を輿入れのお願いを何度もしたのだが返事が悪くてな。私は考えた。
なら攻め滅ぼせば簡単にはいるではないかと。そして我が国はこれまで以上に繁栄すると、そしてフェイの欲しいもの。私の欲しいものすべてが手に入ると」

「お父様、でも」

「フェイお前のためを思った事何か反論は?」

「・・・ありません」

「王様はどうしたのですか?」

俺がアーサー王に問いかえると

「あぁ、最後まで私を説得しようとした軟弱ものか。それは向こうで永遠の眠りについて居るわ」

「きさまぁ~」

俺はアーサー王に切りかけるために突進したが、後ろにいた騎士たちに横から切り付かれ最後にアーサー王に切られてしまった。

「本当はお前も欲しかったのだが、これも正当防衛。恨みはするな」

「あや~あや~」

「な・・・の・・・・さ」

 俺は目をつむり意識を手放した演技をする
一転舞台は暗くなり俺にスポットが当たる

「憎い・・・憎い親のいなかったはやて王は息子同然に育ててくれた。
身分の違いでそんなことは一生言えないナノ姫をさらわれてしまった。
親友だと思ったフェイ王子は親の言いなりで何も答えてくれなかった。
あの美しい王国がこの国に暮らしていた人々が燃え下がる。
このままでは死んでも死にきれない・・・・死にたくない」

 すずかが演じるマントを付けた女性が俺のほうに歩いてきた。

「死神か?でもこんなに美しいなら仕方ないのか」

「私は死神ではない。死にゆくものよ、力が欲しいか」

「復讐ができるのならそれを行いたい」

「なら契約をしなさい。そしたらあなたの願いはかなえられる」

「ありがとぅ」

「お礼は不要です。ただではないので。代償に」

「聞く必要はない。すべてを任せる。」

「そうですか、偽りかもしれないけれど第二の人生を」

「あぁ」

 そうして従者は生まれ変わった
舞台は稲妻の音とスモークを炊かせて、俺は衣装を着替えた。
スモークが晴れた瞬間

「はやて王あなたの恨みを晴らして見せよう。そしてアーサー貴様にこの国の恨みを晴らして見せよう。
そしてフェイよ王様の言いなりの人形にはそれにふさわしい結末を。そしてナノ姫あなたをお救いしよう」

 俺は腹の底からゆっくりと声を出しながら最後には高笑いをした。
そしていったん俺は舞台の後ろに下がった。

ここまではシナリオ通り

それから数年がたち巨大な王国となったアーサー王の国は統一を果たした。
クラスの子たちがこの国の住人になりお祭りの場面。
それから数回の春がたち嵐の音と共に災いがやってきた。

俺は舞台の後ろの出入り口に立ち俺の後ろにはクラスメイトがモンスターの仮装をしていた。

「さぁ私は帰ってきた。さぁお前たちこの国を攻め滅ぼすぞ」

 後ろのクラスメイト達の遠吠えにより、俺は中央通路を歩き出した。
その間観客を驚かせた。

これは演出で、観客を参加させちゃえと相談した内容の一つだった。
前回アリサに相談した内容がっこれだった。
そして王城に入りアーサー王とご対面

「お、お前はまさか」

「数年前の借りを返しに来たぞアーサー王」

「たかが従者のくせにこんなことをしていいと思っているのか」

「息子を滞在させて安心しきった同盟国に攻め入ることは良いことなのか王様よ」

「そのおかげで戦乱が急速に収まったではないか」

「戯言だ、あなたが教えてくれたことだ」

「何をだ?」

「この世はしょせん弱肉強食。力あるものが全てを得て愛や友情はしょせんはそれを得るためのエサでしかないと」

「それは違うぞ、私は私の国民を愛しているし、息子も愛している」

「違わない、俺は俺の野望のためにこの世と違うものと契約をした」

「まさか、魔族と」

「知らんなぁ、そうだ王様に献上するものがあった。」

「何をだ」

 俺はマントを一回転をしてマントを翻して何かを出すふりをする。
首から下は黒装束の顔には血のりを垂らしたはやて演じるはやて王が前に立った。

「あんなに信頼していたのに・・・」

「世迷いごとを貴様が姫を渡しさえすればこんなことにはならなかったのではないか・・・国が滅んだのは貴様の力不足と認識不足だ。
つい先刻までは動乱の世界で安心しきった貴様が悪い」

「恨めしいぞ~」

 そのセリフを言った瞬間
俺はアリサの前を通りすがるように疾風を放った。
そして前を過ぎた瞬間アーサー王は倒れた。

「我が王よ根源は滅ぼしました。」

「うん、後は頼んだ」

「お任せを」

 俺はマントをひるがえして一回転をしてはやては俺の方に向かって舞台袖に行った。
舞台は変わり王子たちの部屋の場面になった。

 俺は王子の部屋に突入をした。
そこにはこの国の立役者である。
閃光の死神と畏怖されたフェイ王子と美しさが増したナノ姫がいた。

「ナノ姫を迎えに来たぞ」

「たかが死にぞこないの従者が私の所に来るとは、姫は私がいただいた。
父が私に下さったからだ」

「もうあの時の王子はいないのか?心残りはもうない」

 フェイ王子はナノ姫の肩を抱きよせた。

「アヤなの?」

「はい我が姫」

「綾が生きてたって事は・・・」

「残念ながらみな死にました。私も一度は死にましたが、この世と違うものに契約をしまして」

「アヤもうやめて」

「それは姫の命令でもできません。みんな恨みのうちで死んでも死にきれない 怨嗟(えんさ)があるのです。」

「もう人が死んでいくのを見るのは嫌、あなたが流している涙を見たくないの」

「でも進むしかないのです。最後に聞く友人だと思った王子よ」

「お前を友人だと思ったことはない。ここまで来たのだ駄賃として聞いてやろう」

「ナノ姫を開放しろそしたら助けてやろう」

「それこそ世迷いごと、死んだのならこの世にあらわれるな。父君はどうした。」

「あいつはこの世とお別れをしたな」

 フェイ王子は剣を抜き俺に攻撃をしてきたがそれを体で受け止めた。
トリック剣なんだけどね。

「所詮人間の攻撃なんてこのようなものだ」

俺はフェイを投げ飛ばした。

「あぁ人間ではなかったか」

ここからはアドリブでやらせてもらう
フェイトごめんね 

 

文化祭パートC アドリブの舞台

「所詮人間の攻撃なんてこのようなものだ」

俺はフェイトを投げ飛ばした。

「あぁ人間ではなかったか」

 ここからはアドリブでやらせてもらう。

「何を」

「フェイ王子お前は人間ではなかったな」

 フェイトの出生の事を知っているみんなに緊張が走った。

「親の言いなり」

「何も知らないお前が…」

 観客から閃光のような動きで俺に突進してきた。
俺はそれをかわした。
観客で劇を見ていたエリオが乱入してきた
だから忠告したのに

「誰かと思えば、フェイ王子の弟君」

「それ以上何も知らない貴様が語るなぁああああああああああ」

 もう一度突進してきたので俺はエリオの腕をつかみ一本背負いの要領で投げ落としながら力ある言葉を使った

『ヒュプノス(眠り)』

 エリオの頭に手のひらを乗せ唱えた。

古代語呪文の一つ
眠りの呪文でぐっすりお休みをしてもらった。

「あなたの弟君も黄泉路の旅にむかったな」

≪綾どうしたの?エリオに何をしたの?≫

≪エリオには寝てもらった。≫

「親の言いなりで動くお前はさしずめ人形って言ったところか?」

「私にそれを言うのか?」

「あぁ、親の言いなりで国を滅ぼし、親の言いなりで姫を奪い去り、親の言いなりで愛そうとする。
それを人形と言わずしてなんとする。言いたいことも言えず自分の言葉で話せない貴様は人ではなかろうって」

「姫も憐れんで一緒にいるのか?」

「アヤ言い過ぎだよ」

「言い過ぎ?それはおかしなことを言ってくれる。あなたの国が滅ぼされたのになぜ其処にいるのだ」

「それは・・・でも何度も王子は謝ってくれました」

「謝れば許せるのか・・・・なら王子あなたの親を、国を滅ぼしてごめんね。心無い言葉で罵ってごめんねっていえば許してくれるっていうのか」

「それは・・・」

「許せるわけないでも王子は愛しの姫から言われたら許していただけるのか」

「俺ならまっぴらごめんだ・・・謝って許せることじゃないだろう、俺はそいつらに殺されたのだから、誰に言われたって許せないし、
俺からこの世で親愛なる人を奪っていった貴様ら一族なんて許せるわけないだろう。人に言われたから、先に出会ったからで、はいそうですかなんてできるわきゃねぇ。」

「黙れ、アヤに私の何が分かるというのか」

 そういってフェイトは俺に向かって殴りつけてきた。
俺はそれをかわして、合気のように投げ飛ばした。

「知らねぇよ、だが人の言いなり、先にいたから身を引く、言われたからやる。それが人?お笑い草だ。
くくくっはははぁぁぁ
そんな人間にこの世界を渡せるかって。
そ貴様ら親子が教えてくれた。
どんなに信念ややさしさがあろうとも力がなければ滅ぶってな!
なら奪われたものを取り返すにはそれより力があれば良いだけだろうが」

「アヤそれは違うよ。あんなことになって私もお父様も・・・・でも心がなければ…」

なのはもアドリブでセリフを入れてきた。

「姫それで無残に殺された人が納得すると思うの?
だから滅んだんだよ。俺は姫を取り戻して・・・」

俺はフェイトの方に顔を見た。

「でも王子は加担してないよ」

「関係ない、反論しなかったということは、同意したと一緒。こいつも同罪。先ほども言った。加担はしていないが王子が王の言いなりであったことは見てきた姫が一番知っていよう
そんなお人形にこの世界を渡せるか」

 フェイトは起き上って俺を睨みつけてまた殴ってきた。

≪ティア防御解除≫

≪また無謀なことを、フェイトの手に魔力がまとってますよ≫

≪うん≫

≪それでも?≫

≪親友のトラウマを刺激して泣いてるのに、高みの見物はできないよ。お願いそれと≫

≪もう~わかりました綾様誤認識の呪文ですね。≫

≪うん、流石・・・あと≫

≪意図はわかりました≫

≪よろしく≫

 俺は素直にフェイトのこぶしを受けたが、ティアのサポートにより不動の状態で立っている。

「人手はないものとなった俺にそんな攻撃が通じるとでも・・・
意思がない人形の攻撃なぞきかぬわあああああああ」

 俺はフェイトを舞台袖に飛ばした

≪はやてフェイトに獲物を渡して≫

≪やりすぎやで綾ちゃん≫

≪ここでやめたら意味ないでしょ。早く≫

≪はぁ~わかったわ≫

「迎えに来た姫」

「なんであんなことを?」

「昔から気に入らなかったんですよ。人の言いなり、自分の言葉で話せないあいつは。いつもいつも誰かの意見を聞いて一歩引く。大切なものでも身を引くあいつの姿が気に入らない。そんな時こんなことが起きたから俺が倒すのもありかなって。でも俺が身分違いでもあなたを愛しているのは本当の事です」

 俺はなのはに近づき方に触れようとしたら


「それ以上ナノに手を出すな」

 俺はそちらを向いて

「まだ生きていたが人形。あぁ人形だから命なんてないわな」

「アヤ・・・ちゃん」

 しまったなのはに近づきすぎてなのはのほほに血が付いたみたいだ
俺はなのはの方を向き唇に人差し指を当てた。

「それ以上、言うなぁ私は彼女を愛しているし、お前になんて渡さない」

「ほぉ、本心なのか。ならそれを俺に示してみろよ」

「言われるまでもない」

 フェイトはサイズを振るい俺に向かってきた
俺はそれを予想してかわす。
フェイトは本気で向かっているので観客たちが何をしているかわかってないと思う。
でも血が上っているフェイトの攻撃は単調でしかなかった。

「私だって何度なのはの事をでも傍らにいつもお前がいた」

「だから諦めるというのか・・・だからお人形って言ってるんだよ。そんな人形に渡してやるほど俺の人生安くはねぇ」

 俺は防御なしでフェイトの攻撃を食らい続けた
すごく痛い

「効かねぇって言ってんだろうが」

 俺はフェイトの攻撃が当たった瞬間に投げ飛ばした。

「わ・私は・・・それでもなの・・・はと一緒に歩みたい」

「言葉だけならだれでもいえるわ」

 俺はフェイトの動きを読んで流れるようにフェイトのパンチを腹に当てる
もちろん観客に解るように

「くっ・・・なぜ遅いのに私に当てれるの」

「所詮は人形、お前が弱いからだ」

「私は、綾が言うように人形かもしれないけれど、この気持ちは本物だ」

≪やっと言ってくれたね。フェイトその言葉が聞きたかった≫

≪えっ≫

「姫が欲しければ俺を倒して見せるんだな」

 戦闘の時間はかれこれ3分ぐらいたっている

「戯言は終わりだ。牙狼獄雷破(がろうごくらいは)

俺は雷を付けずにフェイトの顔めがけて繰り出した。

≪フェイトから見て顔を右にずらして俺に攻撃してじゃないと劇が終わらないから≫

≪そ・そうだった・・・うん≫

 やっぱりこのお嬢さん劇の事忘れてたんだなぁ
じゃなければこんなスピードで行動しないか
サイズに当たる瞬間俺はその流れの方向に吹っ飛んだ

「ま・・・まさかこの俺が・・・それがフェイの本心なのか」

「う・・・うん私の本心で思いだよ」

 俺は悪魔のような顔を一転して普段の顔に戻り

「なら見せてみなさい、あなたの心意義を」

≪ティア幻術カットでお願い≫

≪良いのですか?≫

≪うん≫

 ティアの幻術がカットされた瞬間
何でもなかったように見えた俺の体が傷だらけになって視覚された。

「綾ちゃん」

俺は小声で綾ちゃんじゃないでしょナノ姫

「大丈夫なの?」

「まさかフェイ王子の信念の一撃が私の中の日とあらざる物を立ち去らせるなんて夢にも思わなかったです」

「綾…」

「王子あなたの言葉しっかり聞かせていただきました。その言葉を信じます」

 俺はゆっくりと立ち上がり、観客の方を向きながら、浮浪者のように歩き回り

「ナノ…姫どこに・・・」

 なのはが近づき俺の手を持って

「私はここにいるよ」

「あぁナノ姫、身分の違いから言えませんでしたが私はあなたを愛しています。何度生まれ変わってもあなたを愛し続けます」

「うん、うん。」

なのはは泣きながら頷いてくれていた

「もしかなうのならあなたが納める国は身分で言えないようなこんな苦しい世界を排除させていただきたい。
そして王子あなたのこれから人形だったあなたはもういないと信じています。自分の言葉で発しているあなたを私は信じています。」

 俺はなのはの方に倒れこみ、なのはは尻餅をついてしまった。

「あぁあなたの温もりを感じながら眠れる。これは幸せかもしれない。あなたたちの人生に幸せあれ」

そして俺は目をつむり終劇

 エピローグはフェイ王子とナノ王女が結婚して言論の自由と思想の自由を掲げた都市国家が誕生して反映していきましたとさ
そしてカーテンコール俺がいないので観客たちもそわそわしだした瞬間
ティアに誤認識の呪文をさせてもらってみんなが舞台に立っている所におれは後ろの出入り口をいきなり開いての登場
もちろん開いた瞬間出入り口から俺が登場

「ここからフェイの信念を見させてもらおう。もし違えた場合また最悪とともにまた現れよう。人よ一時の平和を楽しむんだなぁ」

俺はマントをひるがえして非常口から出る
俺はそこから瞬間移動の呪文を使い舞台袖の方に向かい、
少したって舞台に登場
そしてもう一度全員で一礼してカーテンが閉まった。

「みんなごめんね勝手なことをして」

「ひやひやしたよ~」

「後半全部アドリブでどうしたんだと思ったよ~」

 舞台の仲間たちから色々言われました。

「南條さん怪我」

「そんなの血のりに決まってるじゃん。舞台で本気でバトルしてたらヤバいって・・・」

「そうだよね」

 そうして俺はみんなから離れて姿を消した 

 

文化祭パートD 完結

 俺はみんなを巻いて屋上に逃げてきた。
数時間にわたる誤認魔法、フェイトの攻撃の見切り、フェイトのダメージが結構効いていたのでいつ弱音を吐くかわからない状態だと認識していた。
普段の俺なら大丈夫なのだが今日は朝から男装カフェのお客様の相手等をしていたので疲れがたまっているといっても仕方なかった。

≪ティアよろしく≫

≪なら解除いたします。いくら再生するって言っても今回は無茶しすぎですよ≫

そうしてリジェネ(再生)が自動で行っていっている最中に知った気配を感じたのでまた誤認魔法をかけなおした。

「やっぱりここにいた」

「流石なのはよくわかったね」

「いつの間にかいなくなってるんだから、どうしたの?」

「少し疲れて夕焼け見てた」

「はぁ~」

「お疲れなのは?」

「もぅ、そろそろ誤認魔法といてくれないかな?」

「何の話?」

「ふ~ん。しらを切るんだぁ。私ってそんなに頼りないのかなぁ」

「ごめん」

 俺は誤認魔法を解いてまだ回復中の怪我だらけの体を見せた

「いつ気づいたの?」

「フェイトちゃんがサイズを持つシーンの時近づいたでしょ」

「そういえば、そんな場面もあったような」

「その時少しだけ血が落ちてきたから、大丈夫なの?」

「再生がかかっているから」

「なんとなく理由はわかるんだけど、なんであんなことを?」

「どっちの事?」

「その怪我」

「親友なのにほかの方法が考えれなかった。
フェイトの心の傷をえぐって知らぬ顔なんてできない。自己満かもしれないけど、こんな風にする方法しか知らないから」

「私はフェイトちゃんの方に行った方がいいの?」

 俺は泣きそうな顔でなのはを見て

「やだ、行ってほしくない。でも・・・」

「相変わらず私の前だと泣き虫さんだよね」

 なのはは俺のそばに近づき腕を回して包み込むように抱きしめてくれた。

「なのは血が付くって」

「綾ちゃんの血なら大丈夫だよ。これは親友を思って付いた血なんだから」

 俺はなのはの顔を見てキスをしようと顔を近づけた瞬間屋上のドアが思いっきり開いた

「やっぱりここにいた」

 なのははみんなが来たことに驚きすぐに俺から離れた。

「綾、なのはに何しようと」

「なにフェイト?彼女なんだから」

「私に譲って」

「なのはは物じゃないから、そんな言い方いくらフェイトでも怒るよ?」

「ごめん」

「フェイト、話が進まないでしょ?エリオが起きないんだってば」

 フェイトに抱きかかれたエリオが寝息を立て目を覚まさない状態だった。

「そうなん私たちがいくら解呪の呪文をしても、シャマルもやってくれたんだけど、リーンがこれは綾にしか解けないと言って」

「流石リーンだね。これの正体に気付くなんて」

「綾ちゃんもしかして」

「流石にすずかも気づいたか。それ普通の呪文じゃないから」

「綾」

「怒らないでフェイト、エリオには二人でいた時に乱入しないでとお願いしたのに入ってくるから、まさか劇の最中に殴るわけにもいかないし、通常の眠りならまた起きるかもしれないし、そしたらまた同じことの繰り返しは嫌だったから」

「これの解呪は?」

「ん~どうしようかな」

「もう綾ちゃん」

「なのはも怒らないでって」

 俺は力ある言葉を発し指を鳴らした。
そうしたらエリオは目を覚ましたがすぐに顔を赤くしていった。
そりゃナイスな豊満のボディのフェイトに抱きかかれていたら照れるわな

「エリオ気が付いたのね」

「僕は、そうだあの女」

 俺がいることに気が付いてフェイトから離れて攻撃してきた。

「よくもフェイトさんの事を」

「自分の傷をえぐられたからか、なぜおまえがそこまで逆上するかはわからないけれどな」

 俺はそれをかわして腹に向かってのボディアッパーをした。

「久しぶりのスカッドボンバー」

 エリオの軽い体はくの字になりながら上方に吹き飛ばされた。

「えっと正当防衛?」

「過剰防衛です。エリオ大丈夫」

 フェイトの鋭い突っ込み
エリオは起き上がろうとした瞬間。
俺はエリオの体を踏んで拘束した瞬間
エリオの体から電撃が走った。

「ぐっ」

「エリオ」

「綾ちゃん」
 
 俺はそのままでと言うジェスチャーをしてなのは達を止めた。

「雷撃体質か。俺に敵対するものは誰であっても関係ない。
俺の雷撃と貴様の雷撃の我慢比べと行こうか」

 俺はある呪文を唱え始めた

『スレイヤード・スレイヤード・バルモル 暗き闇の雷よ バルヴォルト』

 空が急にどんより雲が広がって行った。

「バルヴォルト(雷撃)」

 その雨雲から自分に向かって雷が落ちてきた。
それを当て自分自身に当て威力を弱めてエリオにダメージを行かした

「うがぁあああああああああああああああああああああ」

 エリオは自分の雷の耐性以上の攻撃を食らい叫び続けている。

≪綾様≫

「心配するんじゃない。俺は大丈夫だから、自分の呪文食らって倒れるなんておまぬけすぎるでしょうが」

「綾ちゃんもうやめて」

「なのは」

「綾いきなり攻撃したエリオに変わって私から謝るからもうやめて」

「フェ・・イトさん」

「そうや綾ちゃんもういいやろ。いくら自分の呪文だからって無傷じゃないんやろ」

「綾もうやめなさい。小さい子供をいじめてもい仕方ないでしょ」

「綾ちゃん」

「エリオお前の無謀な行動によりみんながお前の命の嘆願している。悔しいか残念だったな俺の得意なのは主に暗黒魔法と、爆炎魔法、そして雷撃魔法だ。まだ抵抗するのか」

 エリオの体からボルトが上がったように俺に攻撃をしてきた。

「ほぅまだ抵抗するのか!襲ってくるのなら仕方ない。もう一段あげてみるかどこまで耐えれるかな。
俺はみんなほどやさしくはない誰だろうと俺に敵対するものはすべて落とす」

「綾ちゃん。もうこれ以上自分をいじめないで・・・」

 なのはは俺に近づき抱き着いてこようとしたので舌打ちをして
俺はすぐさまエリオの体から足をどけた

「なのは危ないでしょうが、俺に抱き付いてきたらなのはにも雷撃が行くのに何考えてるの?それに今こいつに制裁を食らえている最中に・・・」

「エリオに行く雷撃のダメージより綾ちゃんの方がひどいダメージ食らっているんでしょ」

 エリオは信じられないような顔で俺を見ている
みんなもそれを知っているかのように悲痛な顔で俺を見ている。

「そんなバカなことをしないって、俺は魔法使いなんだよ。それになんでこいつに行くダメージまで俺が受けないといけないの?」

「嘘、綾ちゃんそれ以上の呪文ってことはライオットを使用しようとしているんだよね」

 以前眠る前に少しだけ俺の呪文を教えたことあったなぁとこの時思い出した

「綾ちゃんが言ったようにダメージ食らってなかったとしてもいくらエリオ君が帯電気質だとしてもその呪文は危なすぎるよ」

「僕なら耐えれます。こんな奴に・・・」

「何言っているの先ほどの呪文だって私たちの使用する魔法より危ないし、あれは人に使用するのは危険って前綾ちゃん言ってたよね」

「大丈夫だって轟雷(テスラ)を放とうと思わないから」

「や・・・やって・・・みろよ」

「ほぅ、元気な少年だそんなになってまで」

「綾本当に謝るから許してあげて」

「これ以上は弱い者いじめか」

 俺は足蹴りでエリオを蹴飛ばしフェイトの方に送った。

「先ほどの事はこれで許してやる。本来なら頭を下げる必要のないフェイトたちにも誤っておけ」

「何を」

 フェイトがエリオを抱きしめてとらえた。

「フェイトいつでも挑戦に乗るからね」

「その時は全力でなのはにアタックするから」

「うん。それとごめんね」

「青の時はわからなかったけど、綾の事はわかっているから大丈夫だよ」

「言葉にしないとね」

「そうだね」

「あぁ~なんでそこで分かりあったかのようになるわけ?」

「アリサがご立腹」

「エリオにしたことはやりすぎだけど、アリサもわかっているんでしょ」

「でも」

「うん、はぁ~みんな物分かりよすぎよ」

「アリサは私の事嫌い?」

「あんたねぇ。んなわけないでしょ。全くその自分で何とかする方向性やめなさいよね」

「ありがと」

「礼なんて」

「はやてあとよろしく」

「シャマルにきちんと見てもらうさかい心配しなくても大丈夫や」

「ありがと」

「謝るぐらいならやらない方向性でお願いするわ」

「考えとく」

「私たちもう少しだけ文化祭見てくるね」

「うん、すずかも私が言うのもなんだけど楽しんで」

「綾ちゃんもね」

 みんなが去っていった瞬間俺はなのはの方に倒れこんだ

「やっぱり無理して」

「じゃないとエリオが死んじゃうでしょ」

「はやてちゃんじゃないけれどやらない方向性」

「うん、あの坊主は多分強くなるよ。私の憎しみからかもしれないけれど」

「フェイトちゃんが見てるから大丈夫だって」

「そっか、お願いがあるんだけど」

「何?」

「少しだけ眠ってもいい」

「でも風邪ひいちゃうよ」

「大丈夫床春使うから、それでね良かったら・・・膝枕してくれると嬉しいかな」

「言いたいこといっぱいあるんだけど、うんいいよ」

「ありがとう」

そうして俺はなのはの膝の上に頭を乗せ意識を手放した。
そうして長かった2学期の学校行事の大きなイベントは終了した。 

 

最初のレリック事件1

 
前書き
そう累計が一か月前は1万6千Pv台でしたが今見たら3万7千PV
倍以上見てもらえて嬉しく思います
相変わらず読みにくいかもしれませんがよろしくお願いします。 

 
 あれから穏やかな日常がすぎ
けっこうなのはとイチャイチャしてたらフェイトが突入はもうあきらめた。
すこしだけフェイトも自分の意見を言ってくれて俺的には大満足
エリオがプロジェクトFで生み出されたらしい。
まぁだから根とも思ったがそんなこと知ったことではない。

 そんなこんなで中学2年のもうすぐ冬の季節になったある日クロノから連絡があった。
 どうやら俺だけではなく、なのは、フェイト、はやての四人が呼び出された。

「じゃいってらっしゃいフェイト。授業のノート取っておくから」

「うん! ありがとうアリサ」

「はやてちゃん、お仕事頑張ってね?」

「ごめんなぁノート」

「大丈夫だからケガとか気を付けて」

「了解や」

「なのはと綾も気をつけてね!」
「はぁーい!」
「うん」

 四人はアリサ達と別れて屋上へとやってきていた。

「レイジングハート!」
《Yes. My Master.》

「バルディッシュ!」
《Yes Sir.》

「リインフォース!」
「はい! マイスターはやて」

「ティアよろしく」
《久しぶりに皆さんとですね》

 四人の言葉にデバイス達とティアがそれぞれ反応し、

《Stand by Ready.》
「「「セーット・アーップ!」」」

「変身」

 転送ポートから現場に向かった。

『それじゃ改めて今日の任務の説明ねー』

 エイミィから通信が聞こえてきて四人はそれを聞く。
ミッションは基地で聞いたのだが、
二つのロストロギアの回収任務、アースラに引き渡して本局まで護送というもの。

「平和的な任務ですねぇ」

「でもツヴァイ気を抜いたらどきゅんだよ」

「わかってますよ綾ちゃん」

 リーンフォースツヴァイ
はやてが作った人格型ユニゾンデバイス。愛称はリイン。
設定年齢は6~7歳ぐらい。身長は30cmほどだが、
人間の子供ぐらいのサイズになることが可能。
俺やリーンも手伝ったはやてのユニゾンデバイス
これにより完全にリーンは家を護る主婦業をしていると聞く。
俺自身は結構はやての家に行きリーンと話すことがこの時以降から多くなっている。
古代ベルガの話は俺自身学ぶことが多く重宝している

『まぁ、なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃん、綾ちゃんの四人が揃ってて…。
もう一箇所にはシグナムとザフィーラが待機しているわけだし。
多少の天変地異くらいはなんとかしちゃうよね』

『よろしく頼む』

 エイミィがそう言って笑い、アースラ艦長のクロノがそう四人に頼む。
実際戦力過多といってもいいくらいの人選である。
これでミスを犯すとしたらかなりの実力の敵が相手となるのは明白である。

「そうだ忘れていた。」

「どうした綾」

「艦長おめでとう」

「あぁ今言うところなのか」

「思い出したからっていうかほとんど会えない状態だからね」

「相変わらず海は人手不足だからな」

 それから俺達は定置観測基地へと到着し、ジャケットを解除し制服姿になる。
なのはは教導隊色の白ジャケット。
フェイトは執務官色の黒ジャケット。
はやては地上部隊色の青ジャケットである。
俺はいつもの格好
けっこう俺だけ浮いている状態
まぁ俺だ嘱託だしね
さて四人を待っていたのは二人の男女。

「遠路おつかれさまです! 本局管理補佐官『グリフィス・ロウラン』です!」
「『シャリオ・フィニーノ』通信士です!」

 なのは達は敬礼をして挨拶を交わす。
休憩の準備は出来ているというが俺達はすぐに出るという。

「私らこれくらいの飛行じゃ疲れたりせーへんよ。グリフィス君は知ってるやろ?」

「はい…存じ上げてはいるのですが」

 グリフィスはなのは達を見て少し困った表情をする。
おそらく初対面でどう接したらいいかわからないのだろう。

「あ、三人は会ったことなかったな。こちらグリフィス君。レティ提督の息子さんや」

「はじめまして!」

「お久グリフィス」

「お久しぶりです綾さん」

「綾ちゃんはあったことあるん」

「レティさんとはお仕事仲間だから」

「そういう事なんや」

「まぁね」

「フィニーノ通信士とは初めてだよね?」

「はい! でも皆さんのことはすごーく知っています!
本局次元航行部隊のエリート魔導師。『金色の閃光』の異名で知られるフェイト・T・ハラオウン執務官!
いくつもの事件を解決に導いた本局地上部隊の切り札。『最後の夜天の主』の八神はやて特別捜査官!
武装隊のトップ航空戦技教導隊所属! 『不屈のエース・オブ・エース』、高町なのは二等空尉!
そして嘱託魔導士で『破壊者』の異名の南條綾さん」

 シャリオはそう言って体をぶんぶんと振る。
よほど嬉しいらしい。

「リインフォース・ツヴァイさん事も聞いています。優秀なデバイスだって!

「ありがとうございますー!」

「シャーリー、そろそろ失礼だろ?」

「あ、いけない。つい…」

「シャーリーって呼んでいるんだ。仲良し…?」

 なのはがそう聞く。
二人は子供の頃から近所で幼馴染というらしい。

「幼馴染の友達は貴重だから…大事にしてね?」

「はい!」

 フェイトはしみじみとそういっていた。

 一方、時空管理局本局の無限書庫ではユーノとアルフが今回の事件について調べ物をしていた。
数年前の無限書庫開拓時からかなりのデータを取り出せるようになったからすぐにとはいかずともデータは揃えられる。
ちなみにユーノは現在司書長となっている。

「はいよ。ユーノ!」

 アルフが書物を運んできたのでユーノは感謝の言葉を述べる。

「でも、アルフももうそっちの姿で定着したね」

「まーね」

 そう、アルフはフェイトの負担を減らすために何度も試行錯誤した結果、子供サイズにまで姿が落ちこんだのだ。
アルフはフェイトはもう強いからあたしがいなくても大丈夫だろうと言う。
それに家事をやるのも楽しいという。

「来年はエイミィもお母さんになるしなぁ」

 そこにエイミィから通信が入ってきて、

『ア~ル~フ~。まだその話は秘密だって言って…』

「あー、まぁいいじゃん」

 それでユーノが祝福の言葉を贈る。


 俺たちは現在指定された場所で飛行呪文で移動をしていた。

『皆さんの速度ならポイントまで15分ほどです。ロストロギア受け取りと艦船の移動までナビゲートします』

「はい…よろしくね、シャーリー」

「グリフィス君もね」

 それで一旦通信を終了する。

「しかし私達の関係も6年か」

「中学も来年度で卒業だしね」

「卒業後はもっと忙しくなるかな」

「そうね…」

「フェイトは、長期の執務官任務も受けることになるし、
なのはは、教導隊の一員としてあちこち回ることになるよね
はやては向こうに住むんだったっけ?」

「私は卒業の少し前にミッドの地上にお引越しや。
クラナガンの南側で家族7人で暮らせるでかい家。
えー感じのトコを探し中や。なんせ大家族やからな。私の家族は」

「やっぱりみんな忙しそうだね。私はなのはの紐でも・・・っていうのは嘘で緑屋の修行とミッドの管理業のお仕事かな。いい物件がなくてね。私が今持っている場所で開くのは治安がね」

「桃子さんの修行終わりそうなの」

「及第点かな。だから結構私は往復する予定。なのはの帰りを待つ主婦を目指すの」

「そりゃ無理やな」

「だって綾家でじっとできないでしょ

「なのは~」

「でもお母さんたち喜んでいたよ。いい物件見つかるといいね」

「後はみんなの魔法の練習にも付き合わないと」

 そんな世間話をしている中だった。
前方から煙が上がっているのだ。

「現場確認! 機械兵器らしき未確認体が多数出てます!」

「ん!」

「フェイトちゃん、綾ちゃん! 救援には私が回る!」

「私と綾が落とすよ!」

「はやてとリインは上から指揮をお願いね!」

「了解ッ!」

 それで全員は各自散り散りに動く。
はやてはリインとユニゾンを交わして戦況を見る。

「中継! こちら現場! 発掘地点を襲う不審機械を発見! 強制停止を開始します!」

『本部に中継します!』

「お願い!」

 機械兵器からビームが放たれるがなのははそれをプロテクションEXで防ぎ発掘員を守る。

「プラズマランサー…!」

 フェイトはプラズマランサーをセットする。
俺は詠唱を始める。

「光弾よ敵を撃て(タイ・ト・ロー) 」

「ファイアッ!」

 力ある言葉を発する
鋼雷破弾(アンセム)

 二人の魔法の攻撃によって次々と機械兵器を貫く。
なのはが発掘員二人に安否を問い、大丈夫だということを確認する。
そこにリインが広域スキャンを終了させてここにいるのは二人だけだと報告をする。

「あれは、機械兵器…?」

「そうみたいね」

 そこにシャーリーから通信が入ってきて、

『中継です! やはり未確認! 危険認定破壊停止許可が出ました!』

その報告にはやてが反応し、

「了解! 発掘員の救護は私が引き受ける! 3人で思いっきりやってええよ!」

「「「了解!」」」

 俺達が行動を開始しようとした時に機械兵器の集団は固まってなにかのフィールドを展開した。

「フィールドエフェクト…? 様子見でワンショット! レイジングハート!」

 なのははアクセルシューターを放った。
だがアクセルシューターは当たる前にかき消されてしまった。

「無効化フィールド!?」

 それによってなのはは過去の出来事を思い出す。

「 AMFアンチマギリンクフィールド、AAAランクの魔法防御を機械兵器?」

 リインが魔法が通じないことに焦りを感じていた。
でもはやては落ち着いて、

「リインはまだ子供やな」

《ええッ!?》

「覚えとこうね。戦いの場で『これさえやっておけば絶対無敵』って定石はそうそう滅多にないんだよ?」

 なのはは優しくツヴァイに教えながら説明をした。

「でも私は結構絶対無敵なことやっていると思うけれど」

「「「それは綾 (ちゃん)だけ」」」


「リーン覚えとこうね。どんな強い相手にもどんな強力な攻撃や防御の手段にも必ず穴はあって崩し方もあるんだよ」

 なのはは魔法攻撃で地面を砕き、石を操って空に浮かす。
フェイトは天候を操り雷を発生させる。
俺も天候を操って風が吹き荒れる。

「魔力が消されて通らないのなら『発生した効果』のほうをぶつければいい。例えば小石、例えば雷、例えば竜巻…」

「スターダスト…!」
「サンダー…!」

「「フォール!!」」

「来たれ天の龍」

『気裂(ディエン・ティアー)』

 三人の攻撃によって操られた石が機械兵器に当たり、雷が降り注ぎ、竜巻が落ちてきて切り刻む。

《ふぇー…すごいです》

「三人とも一流のエースやからな」

 それから数機が逃げていくがそれはリインが受け持って全部【凍てつく足枷】で氷漬けにして停止させた。

「リーンお見事」

 なのはがツヴァイの方を見てそう話していた
その後、発掘員にロストロギア『レリック』を渡されて回収をした俺達。
そこにシグナムから連絡が入ってくる。

「こちらアースラ派遣隊! シグナムさんですか?」

『その声、なのはか? そちらは無事か?』

「機械兵器の襲撃があったんですけど…まさかそっちも?」

『いや、こちらは襲撃ではなかった。危険回避のためすでに無人だったのが不幸中の幸いだったが…発掘現場は跡形もない。
先ほどシャマルとヴィータを緊急で呼び出した。今日の任務、気楽にこなせるものではなさそうだな…』

 シグナムからの通信で発掘現場が映されるがそこでは爆発にでもあったかのようにクレーターが出来上がっていた。
第12管理世界「聖王教会」中央教堂ではカリムがクロノと会話をしていた。

『片方は無事ですがもう片方は爆発して発掘現場ごとロストしてしまっています。発掘現場はこれから調査と捜索を行います』

「クロノ提督、現場の方達はご無事でしょうか…?」

『ええ。現場の発掘員にもこちらの魔導師達にも被害は何もありません』

「そうですか。よかった」

 それからクロノとカリムが色々と会話をしながらレリックに関して話し合われていき、

「現場のみなさんに十分気をつけてくださるようにお伝えいただけますか?」

『はい、それでは』

 それでクロノとの通信を終了させるカリム。
そこにシャッハがやってきて、

「騎士カリム、やはりご友人が心配でしょうか?」

「シャッハ…」

「よろしければ私が現場までお手伝いに伺いますよ。

 非才の身ながらこの身に賭けてお役に立ちます。
クロノ提督や騎士はやてはあなたの大切なご友人。
万が一のことがあっては大変ですから」

「ありがとう、シャッハ。でも平気よ。

 はやては強い子だし今日は特に 祝福の風リインフォースはもちろん 守護騎士ヴォルケンリッター達も一緒ではやての幼馴染の本局のエースさん達もご一緒だとか、それに切り札にもお願いしておきましたから」

「それは私の出番はなさそうですね。おとなしくあなたのそばについているとしましょう。…お茶をお入れしましょうね」

「そうねお願いするわ」

 それからクロノ達はグリフィスの報告を聞きながら話を進めていっている。
そしてシグナム達の現場にヴィータとシャマルが到着した。
「ひでぇな、こりゃ…完全に焼け野原だ」

「かなりの範囲に渡っているが汚染物質の残留はない。典型的な魔力爆発だな」

「ここまでの話を総合すると聖王教会から報告・依頼を受けたクロノ提督がロストロギアの確保を四人に要請。
平和な任務と思ってたらロストロギアを狙って行動しているらしい機械兵器が現れて、こちらのロストロギアは謎の爆発…って流れであってる?」

 シャマルがシャーリーにそう聞く。

『はい! あってます!』

「聖王教会といえば主はやてのご友人の…」

「うん。騎士カリムからの依頼ね。クロノ提督ともお友達だし」

 そこでザフィーラは爆発現場を見ていたヴィータに声をかける。

「ヴィータ、どうかしたか?」

「やはり気になるのか?」

「ザフィーラ…別になんでもねーよ。相変わらずこーゆー焼け跡とかは好きになれねぇだけさ。
戦いの後はいつもこんな風景だったしな…それに、あんまり思い出したくねぇことも思い出すしさ…」

 ヴィータの頭に過ぎるのはなのはが撃墜された時の光景。
だがそこでシグナムが背中を叩き、

「ヴィータ、なにを怖い顔をしている。そんな顔では帰ったらリインが心配するぞ?」

「うるせぇな、考え事だよ。それとなでんな…」

「よし…調査魔法陣展開! アースラと無限書庫に転送してね」

『はいっ!』


………………
……………
…………


 俺たちはなのはの講義を聞いていた
生徒はもちろんツヴァイ
リインがなのはにフィールド系について学んでいた。
基本魔法防御の四種のうちの一つなどといった感じのお話。 

 

最初のレリック事件2

 ヴィータとシグナムは久しぶりの任務だなという話をしていた。

「あたしとシャマルは本局付きでシグナムはミッドの地上部隊。
ザフィーラはもっぱらはやてかシャマルの護衛。
アインスは家で主婦業っとま、家に帰れば顔を合わせるしあんま関係ねーけどな」

「緊急任務がない限り休暇には皆揃うしな」

「そうだな。それがなにより幸いだ」

「しかし来年には引越しか、海鳴のじーちゃん、ばーちゃんともお別れだな…」

「住所が変わるだけで別れではなかろう。会いたいと思えばまた会える」

「ちょっと間が開いたら変身魔法を使わねぇと会えねぇな。育たねぇから心配されるし…。年齢だけならじーちゃん達より年上なんだけどな」

「違いない」

 そこにシャマルが話しかけてきた。

「あらーじゃぁ私がちゃんと調整して可愛く育った外見に変身させてあげるわよ」

「…いい。自分でやる」

「私達は当分は服装や髪型程度でごまかせるしな」

「ザフィーラはいいよな。犬だし」

「…狼だ」

「…それにしても、ミッドへのお引越しは色々と不安が多いのよ。」

「「そのへんはお前とアインスに任せた」」

 シグナムとヴィータはシャマルとこの場にいないリーンフォースアインスに丸投げした。
綾が聞いていればこれも適材適所っていうやつだなと言っていただろう

「むっ…?」

 そこでザフィーラがなにかを察知した。

「ザフィーラ? どーした?」

「森が動いた…座標を伝える。シャマル、調べてくれ」

「うんっ!」

 それですぐにシャーリーが分析して、

『こちら観測基地! 先ほどと同系統と思われる機械兵器を確認! 地上付近で低空飛行しながら北西に移動中。
高々度飛行能力があるかどうかは不明ですが護送隊の進行方向に向かっているようです!
狙いは……やはりロストロギアなのではないでしょうか?』

「そう考えるのが妥当だな。主はやてとテスタロッサ、なのはに綾の四人が揃って機械兵器ごときに不覚を取ることは万にひとつもないだろうが…」

「運んでいるものがアレだものね…、こっちで叩きましょう!」

「ああ」

 それでまだ険しい目つきをしているヴィータの背中をシグナムは叩き、

「観測基地! 守護騎士二名。シグナムとヴィータで迎え撃つ!」

「…あに勝手に決めてんだよ?」

「なんだ…? 将の決定に不服があるのか?」

「…ねーけどよぉ」

ヴィータは少し拗ねた感じだった。

「こっちは二人で大丈夫よ」

「危険あらば駆けつける」

 シャマルとザフィーラは二人で大丈夫だという。

「守るべき者を守るのが騎士の務めだ。行くぞ、その務めを果たしにだ」

「しゃーねぇーなっ!」

「というわけです。主はやて。邪魔者は地上付近で我々が撃墜します………テスタロッサ、手出しは無用だぞ?」

『はい…わかっています。シグナム』

「なのは! おめーもだぞ!」

『はぁい! 片手はロストロギアで塞がってるしね』

『私の手を煩わせないでね』

「綾てめぇ」

『何?』

「こんなのすぐにぶっ飛ばしてやらぁ」

「期待してる」

『2人共おーきにな…気ぃつけて』

「はい」

「おう」

 そこでフェイトからAMFについて話されるが、

「テスタロッサ。貴様、誰に物を言っている? おのが信ずる武器を手にあらゆる害悪を貫き敵を打ち砕くのがベルカの騎士だ」

「魔導師共みてーにゴチャゴチャやんねーでもストレートにブッ叩くだけでブチ抜けんだよ! リインもあたしの活躍をしっかりと見てろよ!」

『はいです、ヴィータちゃん!』

「出撃!」

「「おう!」」

 それでシグナム、ヴィータ、は空を駆けていった。

『機械兵器移動ルート変わらず!』

『あまり賢くはないようですね』

『特定の反応を追尾して攻撃範囲にいるものを攻撃するのみのようです。ですが対航空戦能力は未確認です。お気を付けて!』

 その通信を三人は聞き流し程度に聞き、

「未確認アンノウンなのはいつものことだ。問題ない」

「………」

 それでヴィータはまたあの日を思い出す。
あいつらも未確認だったと。
それも同じくAMFを展開した憎い奴ら。
だからもう手加減はしない。
そう意気込む。
シグナムはシュランゲフォルムを展開し、ヴィータはグラーフアイゼンを力づくで振り回し、
それによってあっという間に機械兵器達を屠っていく。
それを画面越しで見ていたクロノとエイミィは、

「シグナムとヴィータすごいね。未確認だとしても歯牙にもかけない。
合流地点までもうすぐだしそろそろアースラも回収の準備をしておこうか。…ん? どしたの、クロノ君。難しい顔をして…」

「………ああ、この後のことを考えていた」

「あと?」

 そしてなのは達はその映像を見ながら、

「はやて、特別捜査官としてはどう見るの? 今回のこと」

「んん? あのサイズでAMF発生兵器が多数存在してるゆーんは一番怖いなー。
今回この世界に出現してるんが全部であって欲しいけど…そうでないなら規模の大きな事件に発展する可能性もある。特に量産が可能だったりするとなー。
執務官と教導官の2人はどないやろうか?」

「…私はあの 未確認アンノウンがロストロギアを狙うように設定されているのが気になるかな?
猟犬がいるってことはその後ろに狩人がいるってことだもんね」

「…ロストロギアを狙う犯罪者ね。」

「そう。技術者型の広域犯罪者が一番危険だから」

「私も同意見や。技術者型は魔術師と似たような考えだから大々的に自身の力を誇示したいと思うやつもいるやろうし、なにか企みがあるかもしれないからな」

同じようにクロノとエイミィもそんな会話をしていた。

「そういった事件になると管理局でも対応できる部隊はどれくらいあるか…?
人や人材が揃ったとして動き出せるまでどれくらいかかるのか、そんな状況を想像すると苦い顔になるさ」

「なるほど…指揮官の頭の痛いとこだね」

「はやても指揮官研修の最中だからな。一緒に頭を悩ませることになる」

『シグナムさん、ヴィータさん、未確認撃破! 護送隊と合流です!』

 画面の向こうではシグナム達となのは達が合流する映像が映し出される。

「まぁ、今回の事件資料と残骸サンプルはそのテの準備の貴重な交渉材料でしょ。事件がどう転ぶのかわかんないのなんていつものことだし」

「それはそうなんだが…」

「なんとかなるよ。『P・T事件』も『闇の書事件』もその他の色々な事件もみんなでなんとかしてきてるんだもの。
今日はきっちり任務を済ませて予定通りに同窓会! 笑顔で迎えてあげようよ!」

「そうだな」

 それでクロノは苦笑する。



『こちら護送隊、全員無事に転送ポートに到着!』

「こちらアースラ。転送了解!
観測基地の二人もナビとサポートご苦労さま。そちらの任務は無事終了!」

『ありがとうございます』

『さて、転送処理開始! 食事の準備してあるからねー。最後まで気を抜かずに戻ってきて!』

「はぁい!」

 それで全員はアースラに入るとレクリエーションルームに向かうのだった。
クロノとヴェロッサが話をしているがここでは割愛する。
そこではリンディ、リーンフォースアインスが食事の準備をしていた。

「おおー! すごいですねぇ」

「肉がある!」

「こんなに用意されていたんですね」

「そりゃこれから大勢来ますからね」

 エイミィ達が驚く。
そこには何人前だ!? とツッコミがきそうなほどの料理の数々が置かれていたのだ。
当然調理したのはリンディとアインス

「三分の一くらいはアコース君からの差し入れよ。任務を終えたエース達に…ですって」

「艦長…じゃなかった。リンディさんやアインスさんもすみません」

エイミィが感謝を込めて伝えていた

「ふふ、いいのよ。私も艦を降りてからは平穏な内勤職員だもん。子供達のお世話をしてあげたいしね。っと…言ってるそばから」

「来たみたいですね」

「ただいま戻りました!」

 ドアが開かれて綾達が中に入ってきて一気に騒がしくなる部屋。

「おかえりー」

「おつかれー」

「フェイト♪」

 まずリンディとエイミィ、アルフが話しかける。

「すごい量。よく短時間でここまで作ったもんですね」

「この辺はアコース君からのものも多いわ」

「ロッサ、来てるんですか?」

「クロノ君と一緒に本局まで護送だって」

「それは残念。ヴェロッサに久しぶりに会う機会だったんですけど…」

「お疲れ様です、母さん」

「うん」

「ユーノ君三日ぶり!」

「うん、なのは」

「ロッサもクロノ君と一緒なら会いに行ってもお邪魔かなぁ?」

「あの二人は仲良しさんですものね」

 やはりこの人数では騒がしいのはしょがない。
エイミィが通信を開き、

「アースラ本局直通転送ポイントに到着。クロノ君とアコース査察官転送室から無事出立!…というわけでみんなは安心して食事を楽しんでねー」

 それで元気よく返事を返すなのは達。
それからというものそれぞれ任務終了のお疲れ会的な流れになりそれぞれ食事を始める。
そこでリインが聞きたいことがあるらしくなのはに質問をしていた。

「なのはさん達が所属している『戦技教導隊』ってよく考えたらリインは漠然としか知らないんですが、やっぱり教官さん達の部隊なんですか?」

「あぁそれ私も気になっていた」

「綾ちゃんもですか」

「教えて導くと書いて教導だからね」

「んー、一般イメージでの『教官』は教育隊の方かな…?」

 なのはがそう一言。

「私達戦技教導隊のお仕事は魔導師用の新型装備や戦闘技術をテストしたり、そうね。他には最先端の戦闘技術を作り出したり研究したり、それから訓練部隊の仮想敵として演習の相手、想定される敵の能力やシュミレーションするからいろんな飛び方や戦い方をするかな。後は、預かった部隊相手に短期集中してでの技能訓練…これが一番教官っぽいかな。私はこれが好き」

 なのははやっぱり訓練が好きだという。

「ま、端的に言えば要はあれだ。戦時のエースが戦争のない時に就く仕事だ。技術を腐らせず有用に使うためにな」

 ざっくばらんにシグナムがそうまとめた。

「うーん…シグナムさんのそれは、まぁそんな感じではあるんですが…。
でも、ウチの航空教導隊にもいろんな年齢や経歴の人がいるんですけどみんな飛ぶのが好きなんですよね」

 なのはが語る。

「空を飛ぶのが好きで一緒に飛ぶ人や帰り着く地上が好きで、だから自分の技術や力で自分の好きな空と地上を守りたいって…そういう思いはみんな一緒なの」

「なのはがずっと憧れていた舞台だものね」

「夢はまだまだこれからだけどね! 」

「勉強になりました。ありがとうございます。なのはさん!」

「うん」

 そこでフェイトがユーノに話をする。

「なのはは本当に嬉しそうだけどユーノはやっぱり心配でしょ? あの事件のあと、私達は付きっきりだったし…」

「うん…。心配は心配だけどなのはが空を初めて飛んだ時からなんとなく思っていたんだ。なのはには他のどんな場所より青い空がよく似合うって…」

 それでヴィータとフェイトはなにか感じたのか一緒になっていい顔になる。

「そういやフェイトまた孤児院に行っているの」

「うん。私の事件で知り合った子たちの今後を知りたくてね」

「そうか。フェイトちゃんが専門のロストロギアの私的利用とか違法研究の捜査とかだと子供が巻き込まれる事多いからな」

「…うん。悲しいことなんだけどね。特に強い魔力や先天資質のある子供は…」

「だからお前はそれを救って回っているのだろう」

「そーだよ」

 シグナムがフェイトに質問をしていた。

「子供が自由に未来を見られない世界は大人も寂しいですからね」

「そう言う意味ではお前は執務官になれてよかったのだろうな。試験に二度も落ちた時はもう駄目かと思ったが…」

「あぅ………! シグナム! あなたはそうやって事あるごとに…写真見せてあげませんよ!」

「し、試験の時は私が色々と心配かけたりしましたから…」

 なのはが萎縮してそう語る。
確かにあの時は色々と重なっていた時期だったとみんなは思う。

「その点はやてさんはすごいわよね」

「上級キャリア試験に一発合格!」

「ふぇ…私はそのタイミングとか色々と運が良かっただけですからー。 希少技能レアスキル持ちの特例もありましたし」

「またまたぁ」

 エイミィがはやてをからかう。
かっこうの餌なのだろう。

「すごい勉強してましたもんね」

「あの時から試験と聞くともう心配で心配で」

「 希少技能レアスキル保有者とかスタンドアロンで優秀な魔導師は結局便利アイテム扱いやからなー。適材が適所に配置されるとは限らへん」

「はやてとヴォルケンズの悩みどころだな」

「でも、はやてちゃんの目標通り部隊指揮官になれば…」

「そのための研修も受けてるじゃない」

「準備と計画はしてるんやけどなー。まだ当分は特別捜査官としていろんな部署を渡り鳥や」

「でも経験や経歴を積んだり人脈作りができるのは良いことですよね」

「まぁ確かに」

「陸上部隊は海や空と違って部隊ごとの縄張り意識みたいなんも強いしそのへん肌で感じてみるといい………ってクロノ君も教えてくれたしな。
まぁ、部隊指揮官はなったらなったで大変そーやしどこかで腰据えて落ち着けたらそれはそれで………ゆー感じやね。


 クロノとヴェロッサは本局の廊下を歩きながら、

「ところでクロノ君。君から見てどうだい? 君が見守ってきたエース達は」

「………なのはやはやて、フェイトの事か? 今更僕が語るまでもないよ。それぞれ優秀だよ綾に限っては僕が見守っていたわけではないが」

「しかし4人ともまるで申し合わせたように技能と能力がバラけているね。
希少技能レアスキルと固有先力を持って支援特化型で指揮能力も持つ八神はやて特別捜査官。
法務と事件捜査担当。多様な魔法と高い戦闘力で単身でも動けるフェイト・T・ハラオウン執務官。
部隊メンバーを鍛え育てることができてこと戦闘となれば単身でも集団戦闘でもあらゆる戦況を打破してみせる勝利の鍵高町なのは二等空尉
この世の一人しか使えない魔法を駆使し、一人で戦闘をひっくり返す戦闘能力を誇る南條綾嘱託魔導士
彼女は気まぐれに動くからジョーカーに近いのが怖いところ。
四人が揃えば世界の一つや二つ軽々と救ってみせてくれそうだなってさ。かの「三提督」の現役時代みたいに」

「まぁ夢物語ではあるがな。部隊の魔導師は保持制限があるしそれぞれの目的や進路もある。
だがまぁそれでも正直夢は見たくなる。しがらみとやるせない出来事と手を伸ばしても届かない苦しみばかりの仕事の中でも、あの四人なら光だけを掴んでくれそうに思っている」

「クロノ君はやっぱり優しいお兄ちゃんだねぇ」

「なんだ、それは…?」

 クロノとヴェロッサは笑いながら歩いて行った。
 

 

初耳

 その話を聞いたのは、クリスマス1商戦が始まった。
少しだけ寒くなってきた11月の天気も良い日だった
毎回号令のなのはとの通信

「もう一回聞いていいなのは?」

「うん、フェイトちゃんがつい先日保護した子がいてね」

「ありがとうなのは。ちょっとフェイトと話してくる」

「あ・・・」


 俺は速攻でフェイトに連絡

「フェイトってばか?」

「行き成り酷いよ綾」

「なんで保護者になったの?保護と保護者の違いって分かる?」

「でも・・・」

「気持ちは知ってる。けれど子供2人を養うのは大変だよ」

「それでも」

「なんで恋人もいないフェイトは順番が違うんじゃないの?」

「それは綾がなのはを」

「私がいなかったら友人どまりでしょ。恋愛と友情の区別がはっきりしてないでしょうが!全く!!リンディさん悲しむよ」

「ちが・・・」

「今度も男の子?」

「違うよ女の子」

「そっか実はフェイトがなのはに振られて逆光源氏計画しているのかと思った」

「そんなわけないでしょ」

「どうせただの子供じゃないんでしょ」

「うん実は・・・」

「はぁ~っ良し、そこの部族攻め滅ぼしても良い?犯罪にならないよね」

「駄目に決まってるでしょ」

「どうしても?」

「駄目です」

「だって年場もいかない子供を捨てるって納得いかないでしょ。児童虐待に育児放棄って犯罪にならないの?」

「うん、私自身話に行ったんだけど・・・」

「やっぱり攻め滅ぼそう」

「だからそんな過激なことはダメだってば」

「話変わるけれど進んでる?」

「全然、少しだけ難航しているかな」

「だろうね。それじゃ少しだけやる気が出るアドバイスあげようか」

「あるの?」

「実はないんだけど、それをマスターすることが大前提だけど私って召喚魔法も使用できるんだよね。」

「うん」

「フェイトがそれをマスターして、召喚魔法まで行けばその子の召還も大幅制御できるんじゃないの」

「そっかぁ」

「私は基本的に他の人には教えないけれど、フェイトが覚えたものはフェイトの物だから他の人にも教えても良いよ」

「フェイトだから教えているんだからね」

「うん」

「まぁ頑張ってね」

「他には」

「無い。それ最低限だから」

「うん」

「今度その子を紹介させてよ」

「いじめない」

「いじめたことないよ」

「エリオにはいつもいじめてるよね」

「愛あるしつけかな。」

「全くなんでなのははこの人が良いんだろう」

「本人を前にして言うそんな事いうなんて」

「まじめな話なんでって聞いていい?」

「ただの知的好奇心だよ。私ってなのはの事と自分の興味があることには貪欲なんだよ」

「今度紹介するよ。何か考えがあるみたいだから」

「悪いようにはしないつもりだよ」

「うん」

 そうしてフェイトとの通信は終わったんだけどその後でなのはからしっかり怒られたのは言うまでもなかった。
フェイトの馬鹿告げ口をするなんて・・・ 

 

再登場その名は・・・

 フェイトが2児の母?になったり、はやてが部隊の研修をしたり、なのはが教導で沢山の舞台の底上げをしている時
俺はクラナガンにある自分のオフィスで作業をしていた。
ここら一体も結構治安もよくなり、昼間なら女子供が来ても大丈夫なくらいにはなったと思う。
そんな作業中にノックがあり扉が開いた。

「綾来たよ」

「フェイト来てくれてありがとう、エリオは?この子が」

「エリオは訓練校で今忙しいみたい、うん、この子はキャロで私が身元引受人になった子だよ」

 フェイトの後ろに肩に子竜を乗せた幼女がちょこんといた。
可愛らしい桃色の髪とフリルが良く似合う女の子だ。
少しだけまだ表情が硬い

「えっと、キャロ・ル・ルシエです」

「うん、南條綾だよ」

俺はキャロの目線までしゃがんで挨拶をした。頭をなでながら

「うん、キャロなら大丈夫」

「?」

「フェイトこの子なら近いうちにきっと大丈夫だからゆっくりとね」

「本当に」

「この手の事に対して嘘は言わないって」

 すごく心配そうに俺の方をにらんで見ているよ。この金髪の女神は
実は前回も思ったけれど、実はフェイトって過保護体質だっけ?

「信用できない?」

「綾の事は信用してるよ。でもキャロとは初めてあったんだよね」

「そりゃそうだ」

「なんでそんなに断言できるのかなって、これって結構かるはずみで言ってほしくないし」

「もうわかったって、証明すれば良い?」

「なにするの?」
 
 俺はキャロの方に向かい、キャロの目線までしゃがみ聞いてみた。

「キャロは知りたい?」

 キャロはどうすれば良いのみたいにフェイトの方を向いていたけれど、フェイトの方はキャロの思うようにって感じで優しい笑顔で返していた。
少しだけフェイトに今日の訪問の事を聞いていたのだろう。

「はい、私もこの事ともっと仲良くなりたいですから」

「そっか」

 俺は再びフェイトの方を向き

「フェイトにしてもらいたいことがあるんだけど」

「私に出来ること、でも今は綾自身忙しいのに?」

「私がやる訳じゃないから」

 意味がわからないみたいに頭を横に傾けた。

「フェイトにしてもらうのは渡航許可だっけ?」

「なぜ疑問系なの?」

「だって今からその手に詳しい人をここに呼ぶから」

「それって」

「もちろん管理外世界の人」

「でも・・」

「人物に対しては保証するからそれとも根拠がなくて良いの」

 フェイトは恨めしそうに俺の方を見ながら、
キャロの方には大丈夫だからと安心させる笑顔で

「わかった」

 まさかここでこれを使うなんて思わなかったなぁ
俺は異次元バックから犬笛を取りだしそれを吹いた。
俺は犬笛を吹いてから何も起きなかった。

「綾何も起きないのだけど?」

「起きないねぇ」

「はい起きません」

「これを吹いたらどうなる予定だったの綾?」

「ん~これ貰って5年以上経つから壊れちゃったのかな」

「アーティファクトがたかが5年で壊れるわきゃないだろうが・・・人間の物差しで考えるな」

 声が聞こえたと同時に俺たち三人の前から光を放ち、人型になっていった。

「眩しい・・・」

 光が収まると190強で上下革製品の服を着た青年が俺たちの前に現れた。
服装でいえば俺が生前遊んでいたFF8の主人公の服そっくりなんだなぁ
元TRPGキャラだから仕方ないのか

「よう、綾にフェイト」

「来るの遅いんですけど」

「え、私の事を知ってる?」

「フェイトってば冷たいよね。小学校の同級生なのに?ねぇ」

「まぁ俺自身フェイトが転校してきてからあまりかかわってないからなぁ」

「同級生?」

「何の用だ?困っているようには見えないんだが」

「私の疑問は?」

「少しだけ相談があってね」

「珍しいな綾が相談なんて」

「私にだって相談することはあるよ」

「そこのお嬢ちゃんがらみか?」

「わかる?」

「お前自身なら二人きりでの相談だろ、俺の事が分からないフェイトは除外して、この部屋にはあとそこの女の子しかいないからなぁ」

「ご名答、キャロ」

 フェイトの後ろにいたキャラを前に出し紹介したところで

「あ、あのへんなこと言う子供だと思うかもしれませんが、あなたは誰なんです?」

「ん~俺か?」

「はい、本当に失礼なんですが人とは」

「キャロ」

 フェイトは誰か気づいてない男性に失礼な事を言うのではないかと心配をしていた。

「おい」

「は、はい」

 そういった瞬間フェイトはキャロの前に守るように立ちふさがった

「そう言ったら驚くってサイツ」

「あ~あっばらしやがった。まぁいいけどな」

「す、すみません」

「おぅ、驚かしちまったか?悪いな。変なこと言ってないぜ。キャロにはわかるんだな」

「あ、はい」

「綾、珍しい人物に合わせてもらった」

「あ~っサイツ君」

「「いまさらか」」

「綾どういう事、キャロの竜の事での保証が何でサイツ君なの?」

「だって私こいつしかこの件で太鼓判を持てる人物知らないし」

「竜の件か・・・なら俺が一番じゃねぇ」

「だよね」

「あぁ」

 肩に乗っていたフリード自身キャロの方から降りて地上に降り立ち頭を下げた。
まるで臣下の礼をするかのような感じにも見えた。

「おう、今の俺はこんななりだから気にしなくていいぜ」

「ぎゃ~」

「この俺が許す」

 そういってフリードはまた元の位置に戻った。

「もぅ綾もサイツ君もなんでかキャロまでわかった感じでいないで」

「フェイトさん私もこの方がだれかは知らないんですが・・・なんとなく」

「私は知ってるから」

「フェイトも気にするな老けるぞ」

「もぅ」

「わざわざ龍笛を使用したんだ。要件はなんだ」

「この子龍召喚師なんだけど」

「なるほどね、今のままじゃ駄目だな。」

「そうですか・・・」

「サイツ君、何の権限があって」

「フェイト少しは黙れ」

 俺は大丈夫なんだが、サイツの一言で高貴な言葉からか一層この部屋がピンと張られた感じをした。

「キャロその年齢でよくここまで制御した。誉めてやろう。だがこれ以上はまだ難しいうえに無理といったまでだ、だがそのまま成長してお互い高めていけば良い召喚士になれるであろう。我がそれを保証してやろう」

「お墨付きじゃん」

「サイツ君は一体・・・」

「我はサイツ、龍族の王家でもある黄金龍の長である。
本来なら人にそこの娘の事を話す義務はないのだが我は一度綾に一度だけの約定があったが故伝えた。
龍族の件で我が言うならばそれは絶対の事だ。わかるかフェイト」

「う、うん」

「久しぶりに龍族としての立場に戻った。要件はこれだけか」

「うん、サイツって偉い喋り方出来たんだね」

「おい、まぁいいか、キャロだったっけ、まぁ頑張りな」

「は、はい。自己紹介が遅れちゃって、キャロ・ル・ルシエと言います」

「ルシエ、あぁ~最近巫女を追放したとか言っていたアルザスの部族だったっけ」

「サイツ君」

「悪いな、要するにだキャロは龍巫女ってわけだ。きちんとコントロールで来たらどうしたいんだ」

「?」

「追放した部族の復讐か?」

「そんなことは考えてません」

「そうか、自分の力を恐れず、何のためにその力が必要か答えが出たら教えてくれ」

「用件は終わったんだけどサイツ」

「マジか」

「うん」

「向こうに帰るのに多分かかるからここら辺見てきたら」

「おぅ」

「駄目だよ、だって管理外世界の人に」

「大丈夫だって、これだけで返すの可哀想じゃん」

「う~」

「フェイト後の申請はよろしくね」

「駄目だってば」

「約束したのに、キャロ」

「あ、はい」

「私は約束守ったのに信用して後にしたのに約束破るなんて、約束破るような人になったら」

「もうっ、わかりました。確かに行ってもらいましたから申請はしておきます。受理もしておきます」

「流石執務官ありがとう」

「うん、ところでフェイトもう一枚」

「何?綾」

「何でもないです」

 流石にこれ以上は無理か

「ごめん綾私これから」

「そっか来てくれてありがとう」

「書類はきちんとしておくからあまり無茶はしないでね」

「うん」

「綾さん、サイツ様ありがとうございます」

「様はいらねえ。サンでよろしくな」

「はい」

「ちょっと待って」

 俺は厨房に行き簡単なサンドウィッチを作り二人に持たせた。
後はデザートと

「これは」

「綾さん特性のサンドウィッチとシューだよ。お弁当」

「ありがとう」

「ありがとうございます」

 それから少しだけサイツが観光して海鳴に帰っていった。
後からすずかから驚いた事を聞いた。
そう言えば、海鳴のポイントってハラオウン家か月村家だったっけ
そりゃ中学校は男女別だからビックリするわな 

 

海鳴の長い一日1 招待

 きっとこの日の事は忘れられないと思う。
最近なぜかイライラしていたりする。
根拠はない何故か、嵐の前の静けさのような
久しぶりの一家団欒
結構好きな時間でもある。
丁度休みのお昼の時間

「そういや、綾はやりたいことはあるのかい?」

「ん~なのはのお嫁さんって言いたいけれど・・・」

 お父さんはまだ諦めてないみたいだな
そりゃそうか、娘を白い目で見られるのが分かって了解する親なんていないな。

「っと喫茶店のマスターかな」

「だが、綾ならもっと」

「だよね。でも会社員とか組織ってどうも苦手でかと言って自ら争いの場に立ちたいとも思わないんだよね。
だけど私には力があるから最低限の事はしたいと思っているの」

「何処まで行ってもなのはちゃん中心なんだね」

「ごめんなさい。お父さんが普通の会社員になって幸せに暮らしてほしいって気持ちはわかるの。親不孝かもしれないけれど、私は・・・」

「いや、責めてるつもりじゃないんだ。ただ高校はどうするのかとか聞きたいと思ってな。私としては高校は出て欲しいと思っている」

「うん、多分なのは達は進学はしないと思うけれど、私はそのままアリサやすずかと同じ学校に行こうと考えてるよ。出来れば」

「何か問題でもあるのか?」

「なんだろう?最近何かもやもやして、落ち着かない感じがしてね。気のせいならいいんだけど・・・」

「最近綾ちゃんと合ってないからじゃない」

「もぅお母さんそんなんじゃないってばぁ」

「なんだ、またあの子たちあっちの世界に入りびたりかい」

「まぁ」

「私も士郎さんや桃子さんは人間的に信頼できるし、できた人たちだと思っている。だが導くのも親の務めだと思うし、ましてやなのはちゃんは大きなけががあり一命になったぐらいだ・・・」

「お父さん!それ以上は」

「栞、だが」

「・・・」

「綾すまない」

 お母さんに止められ、お父さんは少し言い過ぎたとしまったという顔になってしまった。心配をかけてるのはなのはだけじゃない
私も十分に心配されて、できればあっちの世界に足を踏み入れて欲しくないみたいだ。
こんなにいい両親なのに親不孝だなぁ

「うんん、それだけ私を心配してくれてるのはわかってるから」

 それを言うのが精いっぱいだった。
空気を換えようとふと思い出したかのように話題を変えてくれた。

「そうだ、今から会長に呼ばれているんだが、綾も来るかい?」

「会長って言うとデビット会長?」

「あぁ月村重工とバニングス財閥の共同事業でのパーティがあってね」

「でもパーティって苦手って言うか、ドレス着ないといけないんでしょ?」

「嫌か?」

「苦手て言えば苦手だけど・・・出るわ」

「わかった。助かるよ。栞が少し体調がすぐれないから」

「お母さん大丈夫なの?」

「えぇ、少しだけ体調が悪いだけ休めば大丈夫よ」

「お母さんの代わりを務めるね」

「お願いね。綾ちゃんは綾ちゃんで良いからね」

「うん」 

 

海鳴の長い一日2 パーティー

 久しぶりの親孝行だと思って受けたんだけど、断ればよかった。
俺自身はてっきりアリサかすずかの家に行くものだと思っていたんだけれど、ホテルに行ったのでびっくり。
小学校の時に協力した2社がまた新たなプロジェクトと有
今回は大きなパーティーのようだ。
お母さんの代理だけど薄い緑のドレスを渡された。
少しは羽織るものとして黒のボレロが今日の衣装だ。

 身長があるし髪が銀髪とあって結構目立つのだが、嬉しかったのが自分の父親が色々な人があいさつに来る点
結構会社でも必要な人物なんだなぁと誇りに感じてしまう。
俺と言えばあまりこういう畏まったパーティーは初めてでもある為
いつもより静かにしていたのだが、堂々としているのか、それともやはり慣れてるのかわからないけれど、アリサとすずかはしっかりしていた。

「あれ、綾珍しいじゃない?」

「あぁアリサ・・・」


「流石のあんたもこういうのは苦手?」

「ん~西洋風のは経験ないから苦手かも、お父さんが注目されるのは嬉しいんだけどね、私を見てくる目がムカつく」

「まぁ年ごろの娘さんだと思っている人もいるから、何かと縁を持ちたいと思っているのかも」

「ゾッとする」

「お母さんは?」

「少し体調が優れないらしくてね」

「そぉ、お大事にって言っておいて」

「うん」

 俺はすぐそばにいるお父さんの裾を引いた。

「どうした?」

 耳を近づけてきたから

「必要なのはわかるけどね、何このどろどろとした感じ?」

「まぁ色々みんな考えてるからね。こういうのは嫌いかい?」

「品定めされてるみたいでね」

「それはまだ経験が少ないからだよ。これも知れば結構いいもんだよ」

「そぉ」

「友人知人、縁者等が現れるかもしれないしね」

「ふ~ん」

 なるほど、お母さんのあれは仮病ね。
どおりで顔色悪い感じがした。
俺を外の世界を見せたいって所となのはの関係を考えて欲しいから外の刺激を与えてって所か?
お母さんは俺がこういうの嫌いだから心苦しかったので顔色等悪かったのを俺は体長がかなり悪いと判断したんだなぁ
俺の周囲でお父さんやデビットさん等はあまり良くは思ってないことは知っている。
今日のこのパーティー以前から決まってたのを隠して俺を連れてきたんだね。
普通の女の子ならきらびやかな世界。美味しい食事に談笑
どれもキラキラで良く見えるんでしょうよ。
私は社交場の人間じゃないんだよねぇ
まぁ今日はお父さんの顔を立ててしっかりとした娘を演じますか?
そう考えていたのだが、どうやらアクシデントの女神は許してくれないらしい


 

 

海鳴の長い一日3 異変

 学校様様だ
2年生から社交ダンス等を学んでいたおかげで踊れるのだが、下心ありまくりでもううんざり
かれこれ十回ぐらい踊ってからすずかの所に言ったら、断っても良いらしい。
何かの情報で男性に誘われた女性は踊らないといけないとかあったような気がするんだけど・・・

「もううんざり、良くすずかいられるよね」

「ん~多分慣れだと思うのだけど、お姉ちゃんは苦手みたい」

「反対にアリサはどん欲だねぇ」

「アリサちゃん。お父さんの後を継ぐって言ってたから」

「そっか」

「綾ちゃんご機嫌な斜め?」

「わかる。ん~隠しているつもりなんだけどなぁ」

「綾ちゃんとは親友だもん」

「ありがとう、お父さんもひとの親なんだよね」

「どうしたの?」

「言葉では言わないけれど、やっぱりなのはとの関係あまりよろしくないみたい、社交デビューして・・・って感じかなぁ」

「うん、綾ちゃん達は一般的じゃないしね」

「それとやはり、あっちは知後の危険があるから、それもあるんじゃないかなぁ」

「うん」

「「!!」」

「気づいた?」

「もしかして!!」

「「荒事かも」」

「すずか、大丈夫だから、私がみんなを護るからまず様子を見よう。それに確証もなしに動けないしね」

「う、うん」

「もしもの時アリサの事頼んでも良い?」

「うん」

 魔力反応に殺気

≪ティア気のせいかもしれないけれど?≫

≪綾様、通常の魔力以外にミッドの方の魔力反応もあります≫

≪かなりの確率で≫

≪ここが目的じゃないかと≫

≪だよね≫

 仕方ない動くか、SPも動いたか・・・でも間に合うのか 

 

海鳴の長い一日4 迎える

 撃って出るのが一番いいのだが、それで大切な人が護れないのならあほを見る。

「お父さん」

「大丈夫だから」

「ちょっと行ってくる」

「何処に行くつもりだ」

「わかってるでしょお父さん。やはり私は宮廷の人間じゃなく、現場の人間でわ、私の大事なものを護る為の剣なの。目出てるだけの芸術品じゃないんだ。
お父さんが心配してくれてるのはわかるよ。ここで動かなければ俺は自分を許せない。アリサ、すずか」

「行ってらっしゃい、あんたも必ず戻ってきなさいよ。」

「ここは大丈夫、ファリンもいるから、綾ちゃんも無事で」

「あぁ、行ってくる。デビット会長」

「すまない」

「よろしくお願いしますね」

「ああ」

 こんな顔させたくなかったのに

 俺は、そのまま扉の方に向かう

「綾~」

「大丈夫だから、必ず護るから、変身」

 俺の体は光だし戦闘衣装に着替えた。

 部屋にも呪文をかけた。
窓には防弾使用のガラスに
何かあればアラームが鳴るように

 部屋の外に出た瞬間俺は力ある言葉を発した。

『魔法の閉門(ウイザードロック)

 この呪文は魔法のカギかけロックをする呪文
どんな技術でもこの扉を開けることはできない
ただし扉を壊すことは可能

≪ティア敵は?≫

≪大体200名ほどの混戦部隊です≫

≪外部連絡は?≫

≪遮断されてます≫

≪応援要請は無理って事か?≫

≪今のところは≫

 俺はダッシュをしてエレベーターの所に行く
エレベーターの数は8基それらが一斉に上がってくる。
それらが一斉に扉が開いた。
銃を持った兵士たちが一斉に構えた瞬間俺は殺気を全開にする。
弾丸の嵐が鳴り響くが俺の周囲の防御フィールドにより弾丸は落ちて行った。 

 

海鳴の長い一日5 一日一人の戦争

 多対一は基本不利なのだが、有利な場面もある。
近距離になったら銃などの飛び道具が使えなくなる点
接近戦でも一度にたくさん来れない点
敵が驚いているすきをついて
俺はすぐに詠唱に入る

「光弾よ 敵を撃て(タイ・ト・ロー)」

 力ある言葉を発する

『鋼雷破弾』

 俺は魔法の矢を8本だし、エレベーターの操作盤を壊した。
これで移動が出来ないはず。

 ここは38階歩いてくるのも大変でしょう
エレベーターでずっと来られるのも困る。
ここにいるのは普通の戦闘訓練を受けた人だけか・・・
室内戦は苦手なんだよなぁ
使用できる呪文が限られるのがいたい
龍笛使っちゃったしなぁ


「やるじゃねえか悪魔よ」

「俺は悪魔ならあんたらはなんだ」

「悪魔を倒すのは英雄に決まってるだろうが!」

「俺が目的か?」

「お前だけじゃないがな・・・呪文が使えるのは貴様だけじゃないぜ」

 左手で銃を撃ってきながら、右手に魔力が集まるのを感じる。
襲撃者が右手を俺に指さしたら指から雷がこちらに走ってきた。

「ちっ」

『ライトニングボルト(雷撃)』

 雷撃同士がぶち当たり俺の方が威力が勝り襲撃者の方に向かったが、敵さんもやるようですぐさま呪文を解除して身をかわした。

「勇者が夜の一族って何かのギャグかよ」

「死ねよ」

 奴はタックルしてきたが、俺はすぐさま半身でかわして手に雷撃をまとわして殴りつける

『電撃(ショッキング・グラスプ)』

 一種のスタンガン呪文
相手はしびれて動けないみたいだが、殺してきたやつに慈悲なんてない。
俺は目的を聞き出そうとしたが答えなかったので呪文を唱えようとした瞬間に歯に仕込んであった毒をかみ切って死んだ。

≪綾様≫

≪大丈夫だから・・・≫

 俺はそのまま階段の方に向かった。
俺一人の為にじゃないな
一体全体何が起きているのか全く分からないって言うのが本心だ
その前にエスカレーターを破壊した。
本当に面倒だ
非常階段に来るわ来るわ人の音が聞こえる。
此処も壊そうとしたら丁度来やがった。
流石にこれを壊したら一応後は応援待ちなんだが、
瓦礫で人死が出る。
先ほど倒した人たちはヒュプノスを使ったから起きないのは知っているからあっちは安心。

「ねぇ今からこの階段破壊したいんだけど、どいてくれないかな」

「それは出来ません。これ以上は向かうのなら公務執行妨害になります破壊者」

「その字を知っているということは、今度はミッドの方たちか、なら俺のやり方知っているんだろ。来いよ!ただし来る以上殺されても文句ないよな」

 俺は一歩踏み込んだ瞬間局員の中から一人の男性が一歩歩いてきた。

「綾先生」

「久しぶりじゃんセル君」

 セルシオ・キューブ
夏休みの時なのはの教導に反発していた実質的なリーダー格の人
あれから少しだけ教えたりしたっけ

「先生」

「俺の事を呼ぶときは」

「綾さんやめてください。こんなこと知ればなのは教導官も心配しますよ」

「この奥には俺の護りたい人がいる。親友人、知人たちがね。そしてあんたらは武器を持って攻めてきた。なのははそちらの所属だ。俺は違う来るなら来いよ。一応聞いてやる。何の権限があって管理外世界でここまでの事をやりに来たのか?」

「職務の事ですので言えません」

「なら言葉を尽くしたな。そうそう言っておく時間稼ぎで外から入ろうとしても無駄だ。呪文でコーティングしてあるから」

 言葉を終わる前にセルからの攻撃俺はそれを回避をして攻撃にい転じようとした瞬間高速移動で後ろに回避をした。

「いい感してるじゃん」

「先生がいいもので」

 面倒
俺は管理局印のあたりに大きな雲を出した。

「これは・・・」

「最期かもしれないレクチャーをする。呪文はね破壊呪文だけじゃない」

≪睡魔の(スリープクラウド)

 バタバタと倒れこんだだが、ちっ古典的な事を
一人だけ立っていたのはセルだけだった。
太ももに短剣を指し、抵抗しやがった。

「余計なこと教えるんじゃなかったと後悔している」

「教えていただいたことをすれば成長できると教えていただきましたから?」

「俺と戦うの?」



「貴方にはあなたの理由があると思うます。私たちは局員で命令には従わないといけないのです」

「なのはの教導で駄々をこねた人と同人物とは思えないな。良いよ来な!」

「行きます!」

 
 こんな状況では無ければ楽しめれたのに、良い青年になった。
だが落ちてもらうぞセルシオ・キューブ
頭の中で信号が流れる。
一歩を踏みこんでの俺の拳撃奥義銃弾 覇王拳を出して眠らせた。
 
 ティアに確認を取り大体把握をした
もういい俺は眠りの呪文と風の精霊シルフの力を借りて呪文を放った。
睡眠の効果を風に乗せて攻める。


 本当にセル君には大感謝
丑三つの時間だけあって自分の魔力は良いんだが、少し眠いなぁ
階段のあたりも人がいなくなったけれど、まだ戦力を投入する余力があるなんてね。
付き合ってられん。
俺は力ある言葉を発する

分解消去(ディスインテグレイト)

 俺が手をかざすと細い緑色の光線が階段の方に走る。
階段に当たるとそこには何事もなかったかのように階段が消えていった。
丁度局員が来たのだが、あまりの出来事にそこで立ち止まってしまった。

 俺はもう一つ下に向かって呪文を放つ。

 「ジ・エリオ・フィル・アレ 我は求める太古より引き継がれし神秘なる象徴をもって為されん」

 俺はティアのサポートを受けながら詠唱を唱えた。
雷を伴った黒い球の形状が現れて俺はそれをしたに投げつける。

『滅極渦雷球(デフ・レイ・バー)』

 俺の呪文をリンカーコアを通して放つとあれ不思議
ミッド系の呪文として再現された。
この呪文は魔力エネルギーのごく低い異世界(アザー・プレーン)への門を開く呪文。 周囲の魔力を全て吸収してしまうなのだが今回はリンカーコアを通した呪文が使用不可となった。


 さて後顧の憂いも無くなったし、さてフィナーレと行きますか?

 俺はパーティールームの扉を開け中に入った。 

 

海鳴の長い一日6 戦闘

 中に入った瞬間俺は指先から光を出し識別をして眠らせた。

「「きゃぁ」」

「「くっ」」

 光が収まり関係のない人には眠ってもらった。

「「綾 (ちゃん)」」

「何をしている綾」

「ちっ」

「アリサ、すずかダッシュ」

「「う、うん」」

 俺はすぐに魔法の矢を出し投げつける。

「何してるの綾」

「綾ちゃん」

 当てたのは自分の父親

「な・何を」

 お父さんの体から虫みたいなのが現れだし、それを残った魔法の矢でぶち当てる。

 残ったのは、ありさとすずかそしてボーイさん

「これで出し物は終了かしらボーイさん」

「何の事でしょうか?」

「もうネタはわかってるんだけど、セル君が教えてくれたよ。
今回の仕事内容はこの部屋にあるロストロギアの回収が一つ」

「うそ」

「アリサ一応はね」

「もう一つは一族でも頭角を現した月村家の次期当主の抹殺と経済界でもぐんぐん行っているバニングスを貶めることを計画した物なんだけど・・・」

「なによ綾」

 俺はボーイの動きを観察しながら名探偵のように話を続ける。

「さてこの3つの事に全て関係している人物がいる」

「まさか・・・」

「そう、これ俺の抹殺計画なんだわ、バニングスの重役の父親、アリサ、すずかの友人、魔法関係に使っている人物。答えは俺でしょう。ただ前回のように変身魔法だと俺に気付かれてしまうからカムフラージュでさっきの虫を使いコントロール。そこのボーイさんは変身魔法ではなく変装もしくは改造って言ったところか?
さてこの招待に何の意味があるの?」

「何時からお気突きで?」

「外で眠っている一応の弟子との時にね。彼の承諾を受けて一つだけ呪文をかけてたんだよね。後は推理って所」

「そうですが、でも一つだけ見抜けなかったですね・・・」

 あれ?後ろの右わき腹がいたい・・・
首だけ動かしてみたら俺の裏右腹からナイフが刺さっていた。

「す・・・ず・・・か」

「ご・ごめんな・・・さい・・・綾・・・ちゃん」

「すずか」

「あらぁまだ抵抗できたのですか?」

「何をしたすずかに・・・」

「な~に簡単な傀儡の技ですよ。情報は本当だったんですねぇ。身内が絡むと途端に甘くなるって、そこの金髪さんもどうぞ」

 そう言うと、アリサまで俺に抱き付いてきた
そして先ほどまで倒れていたお父さんが包丁を手に持ち俺の方に近づいてきた。

「やめろ・・・綾・・・どいてくれ・・・頼む・・・」

 そう言いながら俺に向かって走り出してきた。
当たる瞬間俺は力ある言葉を発した。

解除(ディスペル)

「舐めるなよ。魔導王でもある俺にそんなちんけな技が通じるとでも思ったのか、俺の身内を使った事を後悔させてもらうぞ!」

「でもあなた護れませんでしたよね。栗毛の少女を」

「手前はぶち殺す!!」

 俺は遠距離であるに構わず、6回正拳突きをおこなった。
途中防御フィールドにガードされていたが気にしずに行動を起こした。

「貴方のここでの攻撃力は把握ず・・・ぐはぁ」

『銃弾 ワンホールショット』

「ば・・・馬鹿なぁ・・・」

 俺は痛い体を気にしずに加速呪文ですぐさま懐に入り先ほどの場所と同じところに正拳突きをくらわす。

「銃弾 覇王拳」

 相手は回転しながら部屋の端吹き飛ばされた。

「かなり手回しが良すぎた感じがするんだが・・・」

 流石に不意打ちで食らった右裏腹の所が激痛が走った。
おれはすこしだけ片膝をついた。

「綾ちゃん」

 走ってすずかがこちらに向かって来た。

「大丈夫だよ。気を抜いた私が悪いんだから」

「でも・・・でも」

「これ位ならすぐに治るから」

 そう言っている時にゆっくりとアリサとお父さんがこちらに来た。


「綾」」

「お父さんもアリサも操られてたんだから仕方ないでしょうが・・・さてこいつらを引き取ってもらいましょ」

 そう言いながら準備に入ろうとした瞬間。
吹き飛ばされていたボーイがたち上がってきた。
しぶとさはゾンビかよ。

「まさか、あれほど戦力を考えておいたのに、私まで倒されるなんて思いませんでしたよ」

「もう手品の品は終わりだろう」

「えぇ、ですがこれをプレゼントしておきます」

 両手に持った箱を高く左右に投げ飛ばした。

「どちらかは爆弾です。もう一つはロストロギア。では私はこれで・・・くぅ・・・」

 俺は魔法の矢を飛ばし、魔法封じの呪文を唱えながら右のボックスを取る。そして左のボックスを取ろうとしたのだが・・・間に合わなかった。
 

 

海鳴の長い一日7 消滅

 
前書き
7部終了
7部だけで70話以上
今17?だからほぼ約30%以上7部だったんですね
この後も餓狼みたいに番外編で書けたらいいなっと
闇の書クエストに
これからSTSの間の話まだネタがないんですよね
次からはSTS編です。
8部から少しゆっくり更新になります 

 
 俺は自分の持てるスピードを使用した
その瞬間周囲が白黒になって行くのだがそれでさえも間に合わないことに気付いた。

 俺は思いっきり手を伸ばしたのだが、後3秒あれば間に合ってたかもしれない
あいつを倒すことをしなければ間に合ってた時間だ。
後悔しても仕方ないという物だろう。
衝撃に耐えようと無意識に体が硬直していたのだが、全く来なかった。

「はぁはぁ、間に合ったみたい」

 俺はヘッドスライディングのまま上を向いたらすずかがキャッチしていた。

「流石、すずかありがとう」

「お役に立てて何よりだよ」

 俺はすずかからそれを受け取った瞬間最後のトラップが作動した。
持った瞬間ベルトが現れ拘束されてしまった。

「ここまで・・・自分を犠牲にしなければ・・・貴様を倒すことが出来ぬとは・・・」

 それだけを言ってこと切れたかのようにぶっ倒れた。

開門(オープンロック)

 俺が分かるありとあらゆる開錠の呪文を使用したのだが全く作動しなかった。
騒動が終了して俺は爆弾だと思われる方の爆弾解除は終了
まぁ盗賊スキルを使えばこんなのは朝飯前だ・・・
問題はこの中に入っている黒いボール状のもの
猶予は後1時間
強制時空転移と言うことはわかった。
それで帰ってこれるか、どこに行くかは全くわからない代物
もちろんみんなには内緒
時間がかかるけれどこれは時空震爆弾って言っておいた。
もちろん適当な時間を言ってね。
ここから動かすとボンだから動けないという事を伝えた。
本当にロストロギアがあったとは思わなかった。
どうやらこの代物と箱が外れないから、俺はこれの餌食になるのはわかってるんだけどなぁ
アリサやすずか、お父さんにデビットさん
それ以外の人を巻き込みたくないんだよな
最初はこんなの簡単に決まってると言っていた俺も少し焦ってきている。
ロストロギア「夜天の書」でさえ簡単な構造を知るのに1日かかったものだ
程度の差はあれロストロギア
古代のアーティファクトをたかが1時間で理解しろと言うのは無理があるのかもしれない。

「綾ちゃんごめんなさい!」

「何で謝るのすずか?すずかがとってくれなかったら全員お陀仏だった可能性がある。感謝すればこそだよ」

「綾私にできることはあるか?」

「お父さん、流石に未知の技術だから流石にないかな」

「綾・・・」

「何?アリサまさか無理だと思ってるの?」

 一刻、一刻時間が過ぎ去ってい置く。
こんなのはパズルと同じ
一度ピースがそろえば終わらせることが出来る。

 残り10分を切ったところで、新たな人がここに入ってきた。
栗色の俺の女神

「「綾 ちゃん」」

「は~い、なのは、フェイトあそこで伸びてるやつよろしく」

「ん、わかった。それ」

「ドジった。」

「どうしたの綾ちゃん?」

「ロストロギアに手錠されちゃった!」

 口調はおどけていても焦りがどんどん出てくる」

≪綾様≫

≪もうそんな時間?≫

≪はい、後3分です≫

≪ティアごめんね突き合わせて≫

≪大丈夫です≫

「ごめんなのは。」

 そう言って俺はバックステップで後ろに飛び移った。
俺は目の前に爆炎障壁(ガンズン=ロウ)を放った。

「お父さん親不孝してごめんなさい。お母さんにも誤ってほしいな。
もう1回買い物デートしたかったなぁ」

「何を言っている綾」

「ごめんこれ、この世界以外の転移爆弾らしいの。安心してお父さん達に被害がいかないようにするから」

「馬鹿な真似はよしなさい」

 爆炎がひどくて前には進めれないみたいだ

「アリサ約束守れないごめんね」

「バカァ、いつもの不思議な技でそれぐらい解きなさいよ」

「無茶言わないで、何とか規模を小さくしかできないって」

「すずか」

「私が操られなかったら・・・」

「すずかにはいつも助けてもらったよね。初めのころにあった時にアリサとすずかを見てこんな友情私も築き上げれタラいいなぁって思ってたけれど、できたかな」

「もちろんだよ!綾ちゃん。無理なの?」

「ちょっとね。みんなのフォローはやてとよろしく」

「聞かないよそんな勝手なの。私たちも巻き込んでよ綾ちゃん」

「嫌だ!」

「フェイト」

「何?この世からいなくなるようなお別れの挨拶なんて嫌だよ綾」

「俺の机の引き出しに雷の呪文と俺の基礎魔法の取得の方法が書いてある。
フェイトにあげるよ。フェイトの子供たちに上手く伝えたかったら伝えて」

「勝手な事を」

 フェイトが風の呪文で吹き飛ばそうとするのだが、風の力を受け炎が舞い上がる

「無駄だ!俺の呪文を解くことはできないよ」

「なのは?なにを」

 なのはは、俺の方に向かってレイジングハートを向けた。

 桃色の閃光が俺の横を通り抜け俺の爆炎障壁をそこだけ削りやがった。

「行かせないよ綾ちゃん」

「愛してる。でもそこまでだよ」

 俺はなのはに金縛り(ホールド・パーソン)の呪文を放つ
普段のなのはなら抵抗できたかもしれないのだが、気が動転している今じゃ抵抗できるはずがない
そんな緩い呪文を放ってはいなかった。

「行かないでぇ~私も綾ちゃんの事・・・あいしてるよぉ~」

 それを聞いて俺は涙を流してしまった。

「ありがとう、俺の事は忘れて新しい人を見つけて」

「私の事嫌いに・・・」

「どうなるかわからないし、いつまでも待たせたらいけないでしょ。なのはの道はまだ続く。それに同行できないのは残念だけど、本当にありがとう・・・」

 そろそろ時間か・・・

「海鳴に来て5年間私はすごく幸せだったよ。はやてに頑張ってって言っておいて」

 俺は涙をどんどん流しながらなのはの方を見つめた。

「私はなのはを愛しています。この愛を教えてくれてありがとう。どぢてなのは達に幸せがいつも来ますように・・・」

 そう言って終わった瞬間に俺の周囲だけ爆発が起きた。
日が昇った瞬間。
そこに彼女がいた痕跡はなかった。  

 

怪物

 あの爆破事件から約4年の歳月が過ぎ去ろうとしていた。
みんな失意のどん底にいたのだが、一番重かったのがなのはであり、綾の母親栞だった。
自分の体が壊れた時でさえ魔法をあきらめなかった少女が魔法を捨てようとそこまで心が死んでいた。
それを救ったのが友人達であったし、特にフェイトハすごくなのはの手助けをしていた。
 フェイト自身

「綾は魔法の先生でもあるから、師の留守を守るのは弟子の役目」

 はやてはすべてが終わってから知ったのだが、そこに自分がおれば綾を転移させることは無かったとわかってしまった。
リーンの知識が受け継がれたの蒼天の魔導書とリーンフォースアインスの助言
綾の知識がそろえばこのような惨劇は免れたのを知った。
はやてを遠ざけたのもこの作戦だったのも後から調べて把握したぐらいだ。

 ボーイに化けていた人物は歯に仕込んであった毒をかみ砕いて自害した。

 どんなに悲しみに打ち砕かれても生きている以上は前を向き歩いて行かなければならない。
なのはは1年後に管理局復帰をして武装隊勤務をしっかりかなしていた、
事件ははやてが部隊設立の約2か月前に起きた。

 無人惑星でロストロギアが発 mン見された。
それの回収
本来ならそんなに難しいミッションではないはずだった。

 あの時私は何もできなかった。
あの人はいつも私たちを護ってくれた
私たちはあの人のように護れるようになりたいと本気で思った。
でもあなたがいないとみんな悲しんだ
出来るのならもう一度君に会いたい
魔法少女リリカルなのはエトランゼ始まります。

 なのは達グループははこの中に高純度のエネルギー結晶を入れ
探索した洞窟を後にする。
後はクロノが艦長を務めている次元航行船クラウディアに戻れば仕事が完了するはずだった。

 洞窟から少し離れた瞬間
封印結界魔導士が持っていた箱から膨大な魔力が発生して彼を中心にものすごい重力と力場が出ていた。
なのはの号令で一時避難と彼が持っていた箱を手放すという命令をしたのだが、箱から触手が現れ封印結界師を飲み込んでいった。

「クロノ提督」

「どうした高町一尉」

「洞窟から出たら、封印状態にしたロストロギアが活動、1名飲み込まれました。」

「こちらでも確認した。再封印は・・・命令を変更する」

「はい」

「それを破壊してくれ・・・あと頼む無理はしないでくれ」

「うん、命令了解です」

 なのはは、手を下げ一せいに砲撃命令をするのだが、封印結界師の周囲から枝みたいな触手が現れ全てのスフィアを叩き潰した。
その瞬間完全に取り組まれたみたいに目から蛇のようなものが出ており、口からイカの4本の足だ出ており、手も触手が出たりして、もう人としては生きていないことは見て取れた。
背中から3つの蛇が出ておりそれらが一斉に口を開けた瞬間
大きな炎の砲撃がなのは達に向けられた。
なのはは冷静に散開の命令を出したのだが、普通の一部隊では練度はそこまで高くなく全員が回避出来はしなかった。
当然だが、非殺傷もしていない炎の攻撃は惨劇としか言いようがない。
なのははそれを見て一瞬心が折れそうになるも自分はこの部隊の部隊長としているということを思い出し的確に指示を出すのだがじり貧になっている。

≪クロノ君≫

≪どうしたなのは、映像と通信が出来ないから心配はしていたんだが≫

≪撤退命令をするね。今の私たちでは全滅の可能性が出てきました。≫

≪後の責任は僕が持つ。頼む人命を優先してくれ≫

≪うん≫

 クロノと思念波で通信してなのはは命令を下す。

「私が殿(しんがり)を務めます。直ちにクラウディアに退避をしてください」

 部下たちはなのは一人では・・・言うのだが、命令と言う事とこれを違反したのなら帰ったら軍法裁判にしますと言われたらしぶしぶ命令に従うしかなかった。

≪ごめんね!レイジングハート≫

≪It's okay. Please do not treat the life of the master lightly.(大丈夫です。マスターの命を軽く扱わないでください)≫

≪うん、皆が安全な場所まで退避するまでだから≫

≪OK. My master.(了解です)≫

≪逃がさない≫

 いきなりテレパシーがなのはの方に飛んできた。
無駄かもしれないが思念波で会話を試みようとした瞬間
いきなりなのはの頭が割れそうな衝撃が飛んできた。

「くっ」

 頭が割れそうで空を飛んでいたのだが、今はレイジングハートのお陰で空を制御しているだけだった。
そこでなのはは衝撃なものを見てしまった。
そのものの近くにいたまだ生きている職員の頭部を固定して触手で頭蓋骨に穴を開け、ストローみたいに脳を吸い出して飲んでいた。
それを見た瞬間大きい吐き気を起こし、その場で余りの気持ち悪さに嘔吐(おうど)してしまった。

 職員と同じように突起物上になった触手はなのはを襲うがプロテクションによりガードされたが、尻尾の攻撃により吹き飛ばされた。

 精神攻撃に加え、炎の攻撃、脳みそくらいの攻撃によりなのはは精神的に追い詰められ周囲を確認する余裕も出来なくなっていた。

 また脳を食われなかった職員はまるでアンデッドのように立ちあがりなのは達の方に進んできていた。

 なのははそれを見ながら不屈の精神力で戦って殿を務めていたのだが、まだ20歳前の少女には酷な話でもあった。

 普段のなのはなら脳を食べられたものの後に小さな虫が飛んできて寄生しているのが分かるのだが、こんな気持ちの悪い場面で冷静に見れるものはいないだろう。

 何度目かの防御も少しずつ対応が遅くなっていた。

「ごめんね、綾ちゃん。もう無理だよ・・・」

 後ろを振り向くと一部なのだが、きちんと安全圏迄自分の部下が退避が出来たのを確認出来た。


「もぅいいよね。私も綾ちゃん・・・」

 ううん綾ちゃんは最後まであきらめない私が諦めたら綾ちゃんは・・・
例え今この場にいなくても私は決めたのいなくても綾ちゃんの心は私が護るって、絶対にあきらめたりしない。
綾ちゃんにもう一度生きて会うまでは・・・

 そうは考えても1体VSなぞの生物に数十人の元局員
一瞬光を放ち、逃げようとしたのだが、元職員は動きを止めたのだが、またしてもなのはのガードの上から尻尾の攻撃で吹き飛ばされた。


 う・・・死にたくない・・・私は・・・諦めたくない・・・もう一度会うんだ・・・

 気力で動こうとしてももう体が動かず倒れこんでしまった。
それでもなのはは前に進もうとして匍匐前進(ほふくぜんしん)の要領で戦艦の方に進んでいたのだが、尻尾がなのはの背中の方に飛んできた。
 
 

 
後書き
モンスターはオリジナルですが、元はマインドフレイヤーと言うモンスター
4本足のタコのような頭部を持つ青紫の人型モンスター。
触手で脳みそ食べたりする気持ち悪いモンスター
話すことは出来ずテレパシーでの会話をする。
精神攻撃等をするめちゃえげつないモンスターです。
D&Dに出てきたモンスターなのですがこれの元ネタがクトゥルフ神話と言うアメリカの作家の創作物なのですが内容は宇宙的恐怖を題材にした神話なんです。

もうジェイソンやフレディなんて可愛く感じるかも
 

 

黎明~緩泣

 尻尾がなのはを襲う瞬間
なのはは自分に来る衝撃に備え力を入れていた瞬間
忘れようのない声が聞こえた。

「てめぇ人の女に何しやがるぅ~」

 そんな声と同時に怪物は明後日の方に飛んでいった。
何と声の主は飛び蹴りをして吹き飛ばした。

「下等動物の虫共が~」

『怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)』

 声の主の上空に魔力の渦がたち上がり虫に取りつかれたもの、虫共をめがけて爆炎球が向かっていった。

「人がいないことを良いことに手を出すんじゃねえよ。このサイコ野郎」

「あ・・・綾・・・ちゃん?」

「ん、大丈夫なのは。待たせたかな?」

 精神弱体の呪文を綾に飛ばしてきたのだが、まったく寄せ付けなかった。

「あ~マインド・フレイヤの変種か何かか?俺にその手の技は聞かないぜ!」

 綾は小さく呪文を放ちなのはの周囲に球体の結界が生まれた。

「そこにいれば少しずつ回復するから。そこにいて」

「強敵だよ、呪文が・・・」

「なのはを泣かしたなぁ蛇やろう」

 触手が綾に向かっていったのだが、それを見越して礫峰槍把(ドラッシュ・ガン)にて地面から鋭く尖った岩を突出させた。

「それに良くもこれだけの被害を・・・てめえは死ね」

 マインド・イータと呼ばれた生物は逃げようと試みたのだが、触手が岩に刺さり逃げることも隠れることもできなかった。

「ザーザード・ザーザード・スクローノー・ローノスーク 漆黒の闇の底に燃える地獄の業火よ 我が剣となりて敵を滅ぼせ」

 綾は詠唱を終え、力ある言葉を発する。
対する
マインド・イータはこの呪文を耐えればまだ勝機があると思っていたのか自分の呪文の抵抗力を上げた。

「べノン(爆霊地獄)」

 呪文が対象に能た瞬間
分解し消費による燃焼を起こしてチリとかした。

 その瞬間周囲のどんよりとした雲などがなくなり、晴天になった。
綾は周囲に敵意がない事を確認をしてなのはの周囲にかけた呪文を解く。
その瞬間綾は倒れこんだ
何故なら解いた瞬間なのはがダッシュで抱き着いてきたからだ。

「な・なのは」

「ぐすぅ・あ・あやちゃ~ん」

「大丈夫私はきちんと帰ってきたよ」

「うん、うん」

 綾は包み込むように抱きしめて頭をやさしくなでた。
お互いが目を見つめて自然とお互いの顔が近づいたときに通信画面が開いた。

「大丈夫かなのは?・・・す、すまない」

「はぁ~クロノ相変わらず空気読んでない」

「そうは言うが・・・あ・・・綾?」

「って言うかクロノ巨人化計画でも起こしたの?」

「な・な・なぜ君が?」

「ちっ!」

 綾はゆっくりとなのはをやさしく離し、立ち上がり呪文の詠唱に入った。

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク 灰塵と化せ冥界の賢者 七つの鍵を持て 開け地獄の門」

「あ・綾ちゃんその呪文は・・・」

「呪われたアーティファクトよ消え失せろぉ」

 力ある言葉を発した。

「七鍵守護神(ハーロ・イーン)」 

 超エネルギーの破壊光線がロストロギアの球体をめがけて撃ち込まれた。
それは声を上げたような悲鳴にも似た音を出し消滅していった。

「終了」

「綾、君は何を?」

「消滅させたんだけど。何?」

「あれを確保するのが今回の任務だったんだ?」

「そして脳みそ食われて死んでいくの」

「な・何?」

「ク・クロノ君、じゃなくクロノ艦長」

「なのはどうした」

「綾ちゃんの言う通り、あの怪物にやられた職員は全員脳を吸ったように気がします」

「後で詳しい事を」

「うん」

(ダークネス)さんもナイスタイミングだ。クロノ私はどうすればいい?」

「君も詳しく話を聞きたいので同乗してくれるか?」

「了解、そのまえに」

 綾はなのはの頭に手を乗せ呪文を放った。

「どう、頭スッキリした。」

「うん、ありがとう」

 なのははもう一度抱きしめた。

「ただ今、なのは」

 綾もゆっくりと抱きしめ返した。
その間何回もクロノから帰還命令が来ていたが無視した。 

 

説明

 
前書き
説明回 

 
 仕方ないので艦に凱旋をした俺達は、なのはと一緒に艦長室に招待された。
なのはの身長が伸びたこともしくは・・・
視線が低く感じる?
もしかして暗闇(ダークネス)さんがミスった。
それとも時間がくるっているのか?
そんな考えをしている時でさえなのはは隣に座り袖をつかんでいた。
そんな観察をしていたら艦長室の扉が開いた。

「空気が読めないクロノ久しぶり」

「間違いないようだなぁ綾。詳しい話を聞きたい。この部屋での会話はオフレコとするのだが良いか?」

「ん~私も聞きたいことがあるけれど、良いよそちらからで」

「3つほど聞きたい1つあの化け物の事を聞きたい。2つ何故ロストロギアを消滅させたか?3つこの約5年間どこに行ってたのか?」

「はぁ~5年間、6ヶ月じゃなく、はい?」

「ちょっと待て6ヶ月ではない今は新暦75年2月なのだが」

「新暦ってえっと・・・ミッドの暦だったよね。いやいやティア・・・」

≪はい私たちは新暦でいうと70年12月ですから今71年2月ですが・・・綾様今75年2月で間違いないようです。≫

「あぁ~そう・・・(ダークネス)が言ってたな。完全な同じ場所につくとは限らないって時間がずれる場合もあるって言ってた・・・言ってた。」

(ダークネス)?」

「あぁ向こうで知り合った人物、以前から多少は知ってたんだけど会うのは初めて、ずれて帰ってきたみたい。どうしてって聞かれてもわからないから」

「そ・そうか」

「まず、なのはが戦った化け物は、
私も完全には知らないけれど、多分あれ合成獣の一つだと思う、元のモンスターはマインド・フレイヤって言う。性格は残忍で幼虫の時に寄生する生き物。食事は脳みそ、話せはしないけれど、テレパシー等で会話をして主な攻撃は精神破壊。後ろから来た虫は混沌の世界の虫だね。
焼いて駆除が、一番手っ取り早い」

「うん
あれは今思い出しても・・・」

 なのはが震えだしたからゆっくりと肩を抱いて落ち着かせる。
なのは達の時間で5年過ぎているから、すごく女性の体になっていて、すごくドキドキする」

 クロノはわざとらしくせき込んで話を元に戻したいみたい。

「良いじゃんクロノだって奥さんいるんだし、仕事艦長なんてスーパーエリートじゃん。このリア充が」

「そうは言ってもエイミィとは・・・」

「ごめんもしかして別れたとか・・・」

「違う・・・」

「えっとね、綾ちゃんクロノ君ここ数ヶ月仕事で会いに行けてないの?」

「はぁ~俺がいた時よりひどくなってない」

「まぁ海はいつも人で不足だからな・・・って話を戻したいんだが」

「あ~あのロストロギアは何かはわからないけれど、またぞろぞろあれが出てきそうだったし、倒した時に思念体ぽいのがあれに戻った気がしたからきれいさっぱり消滅した。」

「だが、任務は・・・」

「あれを保管はやめた方がいい、封印失敗したらこの艦、マインド・イーターの住みかと化してヤバいことになってたと思うよ。現に簡易封印失敗してるし・・・現状は武装隊8割死亡。大損害でしょうが」

「そうだな」

「これで質問は終わりじゃないか言っていた世界はこの次元にはない世界。
あれ任意じゃないけれど違う次元をわたるロストロギアだったみたいでね。
行った場所はアシュリアーナと言う場所」

「アシュリアーナって綾ちゃん」

「知ってるのか?」

「クロノもあった事あるよ。ガウ・バンの故郷だ、知っての通りあそこの世界と行き行き出来ない。私自身もあの時は先ほど言った(ダークネス)さんの力を借りてガウをあっちに戻したんだから、研究施設もなしに戻ってくるのに私の時間で約2ヶ月かかったの。もちろん今回も(ダークネス)さんに力を借りてね」

「そうか、なぜ君は身長が小さくなってるんだ?」

「やっぱりぃ、代償かな多分。まぁいいけれど、なのはと数センチ違いなんだね」

「うん多分フェイトちゃんの方が少しだけ高いと思うよ」

「そっか」

「俺から質問していい?」

「あぁ」

「う・うん」

 この時俺は覚悟をしないといけないんだろうと思った。
何故なら先ほどまでの空気ではなくすごく重苦しい空気をまとっているから・・・

「良いよ、言ってくれて覚悟を決めたから、そして自分の罪を数えるから」

 俺の罪はあの時気を抜いたこと、しっかりとやっておけばあっちの世界に行かずに済んだのに、それとお父さんを起こしたまんまだったこと。両親は普通の人なのに、あんなデンジャラスな事目のあたりにしたら・・・

「まず誰から聞きたい?」

「軽くジャブでフェイトやはやては?」

「はやては上級キャリアをパスしてただ今二佐」

「へ~左官なんだ」、
「フェイトは執務官として頑張っていて一尉、なのはは武装局員で同じく一尉。みんなこっちの世界で暮らしているって所か」

「なのは、士郎さん達は?」

「うん、元気だよ」

「そっか」

「アリサちゃんとすずかちゃんはいま大学に通っていて相変わらず私達親友だよ」

「良かった。少しだけ心配だったんだよねぇ。目の前であんなことあったから」

「一番重いと思われるお父さんとお母さん教えてくれる」

「う・うん」

「いやなのはから言うのはつらいだろうから僕の方から言おう」

「良いよ、お願い」

「結論から言えば二人共、療養中だ」

「はぁ~」

「隆俊さんは君を操られてたとはいえ誘うとしたことと、守れなかった事、失った悲しみで倒れてしまって、今は大丈夫なんだが、精神の方が参ってしまって気力を失ってしまってな、デビットさんや士郎さんが何かとサポートはしてくれてる。」

「そぅ」

「栞さんはこちらも倒れてしまって、記憶障害になってしまったんだ。君の事を忘れてしまっている。隆俊さんはそれもプラスしてなぁ、自分を責めて自殺未遂迄した。」

「俺が元気に帰っても・・・」

「綾ちゃん何考えてるの?」

「勝手するよ。お父さんとお母さんの重荷を取り除いてくる」

「勝手は許さないぞ綾」

「どうせ私はMIAから死亡扱いになってるんでしょ。
地球でもそうなってるはず」

「そうだが・・・」

「止めるんなら覚悟を決めろ、これは家族の問題だ。」

「綾ちゃんなにを?」

「言ったら怒られるから言わない。でも私にはそれしか思い浮かばないから、お願いなのは」

「でも・・・」

「いくら私でも起きてしまった事をなしにすることはできないの、このままだとお父さんもお母さんも・・・」

「う・・・ん」

「クロノもよろしく」

「はぁ~ダメと言っても」

「もちろんやるよ」

「わかった。」 

 

対面1

 一応南條家は仕事をしなくても生活が出来るだけの財力はある。
人は財力は必要でもそれだけでは生きてはいけるけれどそれは生物上の事
人として生きることは難しい
特に心の事は・・・

 俺は瞬間移動で姿を変え以前の家に到着
そこで見たのは信じられ無いものだった。
あのたくましさと知的であったお父さんがだれが見てもボロボロのような感じ
お母さんも焦点が合わずにボーとしている
俺はそれを見て自分の罪を数えた。
俺はノックをするとお父さんが出てくれた。

「どちら様で・・・」

「南條・・・綾さんにお世話になったものですが・・・」

「すまないが、そのような人はいない。いや・・・もういないんだ」

「おと・・・いえすみません」

「もし、ここにあの子の墓がある。お参りはそちらで・・・」

 そう言って扉を閉めた。

 俺はやはり行うことに決め家の中に入った。
隠密行動でお父さんはリビングルームでぼぉーっとしている。
そんな痛ましい姿を見ながら、俺は睡眠の呪文を放ち、
身ぎれいにする呪文を放ちある呪文を放つ。

「お父さんごめんなさい。愛してるよ。そして幸せに暮らしてね。
最後まで親不孝の私をゆるしてね」

 俺は涙を流しながら作業をした。
俺の記憶にある部屋に戻し、俺の部屋は何も荷物がないただの空部屋に、そして俺はお母さんと対面をする。

 少しだけ細くして聞いたらどうやら1日の半分はぼーっと焦点があってなくてほとんど寝たきりの状態だという事

 「お母さんただ今」

 栞母さんはやせ細っていて、以前の全国の妹とまで言われていた面影が薄れていた。
でも相変わらずのロリ顏で愛嬌のいいかんじはしているのだが、それが余計に痛々しい。

 俺がこの部屋の整頓
介護のように身ぎれいにして、髪の毛を杉本さんに簡単に教えてもらった方法で結ってあげて、最後の挨拶をしようとした瞬間

「あ・・・綾ちゃん」

「お母さん」

「信じてた・・・もう」

 俺たちは二人抱き合って泣いた後

「綾ちゃんがしようとすることわかるけど、止めて!」

「ごめんねお母さん。私にとってお父さんとお母さんは宝物なの」

「私たちだって・・・」

「どうやら私は結構目立つみたいで、あんなことは書中ある感じなの」

「だからって・・・」

「愛してます。私に・・・俺に家庭のやさしさ、親の愛情を与えてくれたあなた方に俺と言う枷を外します」

「止めて、綾ちゃ・・・」

「ありがとう・・・そしてさようなら」

 俺はお姫様抱っこをしてお父さんの隣に寝かせた。

「あなた方の悪夢は起きたら消えます。本当にありがとう」

 そして俺は南條家をでた。

 その足でデビットさんの電話に連絡を取り詳細を説明をした。
しぶしぶ了解はしてくれたみたい。
俺はやはり精神的に弱いみたいだった。
少しふら付きながら次の場所に行こうとしたときに前から来た女性にもたれかかってしまった。

「綾ちゃん・・・」 

 

対面2

 ほぼ俺と同じぐらいの身長、紫色の髪の毛、おっとりとしたお嬢様の雰囲気の女性が俺の名前を呼んできた。
俺は胸に当たった自分の顔を上げすぐさま姿勢をもどした。

「えっとごめんなさ・・・ってすずか」

「うん、うん・・・おかえりなさい」

 反対に抱き着かれてしまった。
大声を出したからか交差点の曲がり角から高い声ですずかの事を呼びながらこちらに向かってくる人物がいた。
金髪で髪が長かったのにショートボブにした幼馴染

「え・・・綾」

「ん、ただいま」

 近づいてきてすぐに頭を手持ちのカバンでたたかれてしまった。

「ばか、ばか、自分勝手にいなくなって・・・私たちがどんな気分で・・・」

「なのはとクロノに状況は聞いたよ。私にとっては2,3ヶ月なんだけどねぇ」

「「え!」」

「面倒だから時間があるのなら翠屋に行かない」

「えっと、綾翠屋5年前から休業してるの」

「それも私のせいかな」

「違うよ・・・」

「なら高町家に行こう」

 俺は二人を伴って高町家に向かったら士郎さんが出迎えてくれた。

「やはり君だったか?お帰りでいいのかい」

「ただ今です。翠屋の事はごめんなさい」

「君が誤ることは無い、ただ」

「両親の事はケリがつきましたから、家の両親のこと本当にありがとうございます」

 俺たちは中に入れてもらい事の詳細を話したって言ってもクロノたちに行った事と同じことだし、桃子さんが抱き着いて泣かれたのには困った。
この世界に来て凄い(えにし)を沢山いただいたことに感謝をする。
アリサたちには親にしたことはすごく怒られた。
桃子さんと士郎さんは何も言わなかったんだけどね
恭也さんはドイツに美由希さんはここで暮らしているけれど仕事は香港でがんばっているそうだ。
その後で魔導士組が自分の仕事をほっぽり出してここに来てしまった。
君はいてもいなくても騒動を起こすなとクロノに言われてしまった。
改めてみんなに説明して、はやてにはガウからの手紙を渡した。
元気そうで何よりやと少し涙組みながら読んでいた。

「本当に浦島太郎な感じ、私身長も低くなって、みんな女性らしい雰囲気になっちゃって、恋人のいだすぐらいは良そうだよね」

 みんなにセクハラって怒られた。
みんな恋人なしって本気かって言いたい。
一応私のお墓はあるらしい
半年はみんな頑張って待ってたそうだ。
俺なら半年ぐらいで帰ってこれるだろうと思ってたらしい。
俺自身は半年以下で戻ってきたのにね

 今日は久しぶりにここでお泊り
まぁこれからどこで暮らそうかと思ってたのでちょっと渡りに船って感じ

 俺は縁側でまったりしてたら士郎さんが現れた。

「もしよかったら晩酌のお酌ぐらいしますよ」

「いや、これからどうするのかと思ってね?」

「ですよね。私もあれが正解だなんて思ってないですよ。ただ今回の事で私はどこにいても目立つという事、なのは達は覚悟があってあの世界に行ったと思いますからまぁ置いておいてうちの両親は一般家庭なんですよ。そして私はまたこんなことがあったら飛び込んじゃうんですよね。親不孝者かもしれませんが・・・」

「無理に話すことは無いよ」

 士郎さんは優しく頭を撫でてくれた。

「君の思いは俺もわかると思っている。もともと荒事の世界に身を置いて居たからね。」

「はい?」

「ショックな話だが、もう一つしてもいいかい?」

「はい」

「壮吉が亡くなった。」

「え!おやっさんが・・・」

「あぁ」

「私が帰ってきてビックリしたからビックリで・・・」

 士郎さんが悲痛そうな表情で俺を見ていた。

「そうですか・・・そうだ士郎さんギムレットってありますか?」

「作ってあげよう」

「カクテルだったんですか」

「あぁ」

 すこしまって士郎さんがカクテルを二つ持ってきてくれた.

「おやっさんがお酒を飲むかどうか知らないけれど、なんだか私と同じでどこかで生きてるような気がして」

「そうかい」

「また再開を祝して」

 俺はそれを飲み干した

「「なのはには内緒で」」

 職員の関係者が未成年に飲ませる
良くないよな
あくまでもお酒は20歳になってから・・・

「まぁ冗談はいいとして綾君が良ければこっちにいる時はここで暮らさないか?」

「士郎さんありがとうございます」

 少しだけ甘えさせてもらいます。
 

 

 今日の宿泊の部屋はなのはの部屋だから部屋に戻る
なのはがベッドの上で仕事をしていた。

「お仕事中」

「ほら仕事ほったらかしで来たから」

「そっか、終わりそう?邪魔してごめんね」

「あと・・・んっ・・・終了」

 俺がベッドに座るとぎゅって抱きしめられた。
豊満な胸に当たるって、みんな胸だけはすごく成長しているって思ったけれど、
ヤバい何だかムラムラしてきた。
女性特有の甘い匂い
やわらかい肌にいつも包み込んでくれる雰囲気
俺は一瞬つばを飲み込んでしまいそうな感覚を受けた。

「な・なのはさん」

「私ももう小中学生じゃないよ。今は言えるよ私は今も綾ちゃんの事を愛しているって」

「うん、私は変わらずッてまぁ私の時間は2、3ヶ月だからね。
生きてもう一度会いたかった。会えて本当にうれしいよ」

「綾ちゃん・・・えっとね・・・まだ綾ちゃんがしたい事を・・・ごめんね」

「くす、まさかなのはの口からそんな事聞けるようになるとは、時間がたったことを思い知らされるよ。私はなのはとしたくて一緒にいるんじゃないの。
こんなところでなんだけど、もう一度私とお付き合いしてくださいますか?」

「うん、私でよければってこんな所って私の部屋だよ」

「うん、待っててくれてありがとう」

「みんなにも言ってあげてね」

「そういえばお義姉ちゃんは?」

「フィアッセさんには実は言ってないの!」

「そっか」

「うん、少しだけ嫉妬ってあるかもしれないけれど、フィアッセさん校長の仕事や歌手の仕事などもあって・・・」

「うん大丈夫だよ。一緒に昔みたいに寝ても良いかな」

「恥ずかしいから、聴かないでよ」

 俺たちは二人してごろんと寝転がったけれど、多分お互い意識しすぎていて眠れないので俺はゆっくりと睡眠の呪文をかけてなのはを眠らせた。

≪また少し無茶をして、どうティア≫

≪以前よりは大丈夫ですが、多少の負荷はかかってますね。例の化け物の疲労もあると思います≫

≪だよね。俺があの手の物に耐性があってよかったよ。あっちのさぁ先史時代って本当にヤバいよね。BASTARDに匹敵するかも≫

≪先史時代は物質兵器が乱用されたともありますから、確か今みたいに平定されたのが150年前に一応の平定になりその頃管理局が出来たとあります。
75年前に完全に物質兵器の使用禁止となりました≫

≪聞いていいロストロギアって何年前からの物なの?≫

≪きっと先史から150年前の今の魔法科学では考えれないようなものだと思いますが、定義が高度に発達した魔法技術の遺産ですので≫

≪さて寝ますか≫

≪はい、ここは安全ですからゆっくり寝てください≫

 向こうは基本野宿が当たり前だったし、戦争末期だったのもありきちんと休めてはいなかったんだよなぁ
白き閃光がクルダの王様になってたのはビックリ
格闘の能力はおかげでまた一段とパワーアップしたけれど
非公式だけど、俺の腕には修練闘士(セヴァール)の印がある。
普段は魔法で隠してるけれど・・・
俺はなのはのほほに軽いキスをして眠りについた。
 

 

対面3

 お言葉に甘えてこちらにいる時は高町家にお世話になっていた。
なのはは仕事を置いてきていたので次の日にはミッドの方に戻ってしまった。

 一応こちらに戻ってきたことでフィリス先生に会いに行ったら、大泣きされてしまった。
そりゃそうかフィリス先生は専門カウンセラーだったっけ。
なら隆俊さんと栞さんの事は診に行っているはずだった。

「えっと、帰ってきました。そんなに泣かないでくださいよ」

「す、すみません。そうだ今綾ちゃんの親御さんが大変なんです!」

「うん、実は・・・」

 凄く怒られましたが、自分が争いごとに巻き込まれることと、やはり狙われやすい事を伝えて無理やり納得してもらったんだけど、実は義姉ちゃんのフィアッセさんは何となく気づいているらしい。
HGSでもフィアッセさんはリスティさんとは違って心を読むことは出来ないけれど何かを隠していることは何となく気づいているらしい。

 そりゃそうだ大体数ヶ月に数回はメールやら電話やらしていたのにプッツリ連絡がなければ絶対に怪しむって

「フィアッセさんの事は了解です。まだ士郎さんにも言ってないんですが私も拠点はあっちにしようかと思っています。」

「なんでか聞いても良い?」

「こっちってやっぱり私のこと知っている人が多いんですよね。またあっちの世界だと一応みんなあっちでは強いですし、こっちだとやっぱりあの時みたいなことが起きたら結構辛いことがわかりました。まぁ本音はあっちになのはがいるからなんですが」

「はいごちそうさまです」

「高町家には士郎さんや美由希さん。アリサやすずかは家の方。フィアッセさんはエリスさん等いますけれど、家の親はやっぱり一般人なんですよ。いくら記憶を消したとしても狙われる可能性がありますし、何かの拍子で思い出す可能性もね。まぁそれとなく警護はしてもらいますけれど、そちらはデビットさんが手配してくれてるみたいで安心ですが、もしこっちで私が生きてると知ったらまた狙われる可能性が大ですし、さいわい身長がこんなに縮んだし、年齢も14歳ですので新たに向こうでがんばろうかなって。」

「わかりました。でも体の不調があればぜひ」

「その時はお願いします。フィリス先生の生態受けるとすごく軽くなるのでこちらからお願いしたいですよ」

 そうして俺は高町の家に戻ってから電話をする。

「はいクリステラですが」

「フィアッセさんお久しぶり」

「う・うそ」

「義妹の声を忘れたの?」

「何してたの?電話番号も違うし」

「チョット旅に行ってました」

「五年間も?」

「うんそれは本当、ただ連絡が出来ないところにいたから」

「綾は私に隠し事しないよね?」

「言えないことはあるけれど、本当に旅って言うか転移させられていて誰にも連絡できなかったの?」

「本当に?」

「うん、本当だよ。もう電話で泣かないでよ。私も泣けてくるじゃない」

「姉妹そろって泣き虫だよね」

「義理だけどね」

「でも私もミッドの方に引っ越しをしようと思ってるの?」

「ねえ、聴きたいんだけど、あっちってそんなに魅力的なのかな?」

「ん~こっちと変わらないけれど、なぜかこちらで私有名人だから、フィアッセさんみたいにいい意味ならよかったんだけど、テロリストやら裏の世界で有名になりたい人ばかりからアプローチが多くて」

「中々会えなくなるのかな」

「大丈夫。プレゼント渡しておくから、それにこうして連絡もしたいしね」

「うん、あ、そろそろ」

「お仕事頑張って」

「うん、綾もね」

 そうして、一応周辺のフォローはしたのかな
本日も高町家でお泊り
 

 

はやてのお願い

 私たちの最後の切り札や
受けてもらえるかはわからないけれど、話は通しておこう
私の夢と管理局の未来のために協力してもらえると嬉しいんやけど

リリカルなのはエトランゼ始まります。

「桃子さんこれ作ってみました。」
「綾ちゃんの新作」
「はい、試食してもらっても良いですか?」
「もちろん私自身綾ちゃんのお菓子結構好きだから」
「そういってもらえて嬉しいです」

 俺が戻ってから数週間が過ぎそろそろ2月も終わりになっていたころ
俺は翠屋を手伝っていた。
ミッドに行く前に心残りは終わらせたいと思っていた。
元の翠屋のようにしたいという願いだ

 店の扉が開く音が聞こえたので

「すみませんまだ開店前なんですが」

「綾ちゃん私なんだけど今いいかな?」

「はやて」

「はやてちゃんおはよう。」

「おはようございます。桃子さん。」

「綾ちゃんこれ採用しましょうか?はやてちゃん綾ちゃんにお話」

「はい。後で桃子さんにもお願いがありまして」

「スタッフルームを使って、

 俺はスタッフルームに向かった

「はやてちゃん私の事は気にしないでと言ってもらっていい」

「わかりました。」

「なんとなくよ。十分手伝ってもらったし、以前と同じぐらいね。
綾ちゃんにはやりたいことをしてもらいたいの」

 少し時間がたってはやてが入ってきた。

「なんだったはやて?」

「お願いがあるんや?」

「お願い?」

「そうや、綾ちゃんには翠屋の手伝いがあるから無理かもしれへんけど、聴かんと可能性がないからな?」

「部隊の話かな?チラッとなのはだったかな?いや、クロノがはやては今部隊を率いるための訓練受けてるって聞いたような」

「そうや、今年の4月から実験的な部隊が設立されることになったんや」

「うんおめでとうでも・・・」

「ぜひ綾ちゃんにも参加してほしいんや」

「ん~」

「今桃子さんからこの店は大丈夫と綾ちゃんの好きなようにって言われたわ」

「相変わらず手回しが・・・」

「今回は違うんよ、桃子さんの方から言われてなぁ」

「手伝いならいいよ」

「それでなぁ出来れば」

「それは嫌。局員になりたくない。」

「なんでや」

「それでも」

「なのはちゃんと同じ職場なんよ」

「何処に敵がいるかわからないし、はやて達にとって信頼できる職場かも知れないけれど、はやて達にとっての5年前の事件はもしかしたら局員の上の方にもかかわりがあるかもしれないから・・・」

「だめか」

「でもしっかりと協力するってば」

「あまりすすめてやっぱりやめたって言われたらシャレにならないしな」

 なぜ部隊なのか少しだけ聞いた。

 数年前に大火災がありやはり実際働いたのは災害担当と初動の陸士部隊。そして研修に来ていたはやてと休暇で遊びに来ていたなのはとフェイトだったらしい。
被害は空港の大火災、民間の死者は奇跡の0人
はやてはそれだけで満足が出来なかったみたい
今回みたいな災害救助はもちろん、犯罪対策も、発見されたロストロギアの対策も、ミッドチルダ地上の管理局部隊は行動が遅すぎる。
後手に回って承認ばっかりの動きが多い。

 まぁ組織が大きければ動きも遅くなるのは仕方ない
そうしないと2次災害も起こしやすくなるから、
部隊に分けなんだが、これも多ければ上に上にと許可を得ないとダメだから結局は遅くなるんだよな
だから少数精鋭のエキスパート部隊。
それで成果を上げてったら上の方も少しは変わるかもしれないと考えたらしい
はやてがもしそんな部隊を作ることになったらなのはとフェイトに部隊の協力をしたらしい。

 それでも許可が必要だけどこれもクリアしたみたい。
メンバーと後見人を聞いてあれっと思った。

「絶対に裏があるよね」

「何を根拠に」

「メンバーがおかしすぎる。なのはとフェイトだけでも過剰戦力なのにはやての騎士たち勢ぞろいでバックヤードも次世代の優秀な人ばかり、デバイスマイスターがいて、はやてどこと戦争するつもり?」

「そんなわけないやん」

 これでクーデター起こしてもたぶん成功するんじゃないかと言うぐらいの戦力
ただし短期決戦なら、長期になればまぁ物資不足で負けるだろうなぁ
現に長期戦で物資不足で完全に勝利を得たところは少ない。
ぶっちゃけトリプルブレイカーを本局の本部で打ち込めば崩壊するんじゃねぇ

「変なところはまだあるよ」

「なんや」

「後見人がありえないのとなぜ陸の部隊なのに陸のおえら方が後見人にいないの?
これだけあって怪しくないっておかしいでしょうが」

「今はまだ言えないんや」

「まぁ、お役所仕事だっから仕方ないか」

「不安や不満もあるのにおおきにや」

「良いってば。そのうちしっかりと教えてね」

「そうやな」

 この時は俺が嘱託じゃないから話せないとばかり思っていた。
当たり前だが今の俺嘱託の資格もないからこの間試験を受けてあと合否待ち
最初っから知っていれば何かと手が打てたのにって思ったのはずっと先の事だった。

「忘れてたわ」

「ん?」

「綾ちゃん嘱託魔導士資格合格おめでとう」

「ありがとう」

「それでなぁBランク試験を受けて欲しいんよ」

「はい?なにそれ?」

「今なぁ単純な魔力や戦闘能力の強さではなく、あくまで「規定の課題行動を達成する能力」の証明の為にあるんや、流石にCランクまでは飛ばせるんやけどなぁ、Bランクからは飛ばさないんよ」

「はぁ~協力するといった以上。頑張るわ」

「うん、よろしくなぁ」 

 

昇格試験

 
前書き
STSの本編に入ります 

 
 廃ビルの屋上に3人がいた。
実際には2人と1人
 一人は軽快なフットワークを見せながらシャドーをしてい青髪の少女。
 もう一人はその少し後ろで自分のデバイスを弄っているオレンジツインテールの少女
たぶん二人は友人か何かなんだろう
最後にそれを手摺りに寄りかかりながら見ている女性

 なぜ彼女らがこんな所にいるのかと言うと今日この場所で魔導師B級ランクの昇級試験が行われる事になっている。
だがやる気が感じられる二人に対して、もう一人はどこかやる気が感じられない風だった。

 準備体操を終えた青髪の少女が壁に寄り添っていた女性に近づいてきた。
実は先ほどからちらちらと興味を持ってみて言うたのだが、彼女の方は気づいているのかいないのかわからない態度を取っていた。

「えっと名前を聞いてもいいかな」

「あっ私の事、人に名前を聞くときは自分から名乗るって教わらなかった?」

「ごめんねぇ、私の名前はスバル・ナカジマ、そこで準備しているのがティアナ・ランスター」

「え!」

 ティーダさんさんの妹か、こんなに大きくなったんだ
やっぱり過ぎ去った(とき)が違うからビックリする。あれから俺にとっては1,2年前だけど、この子らにしたら6,7年前になるんだよな~

「ちょ、スバル」

「でも一緒に受けるんだから自己紹介した方がいいって」

「もぅ」

「ふっ~」

 少女は行き成り二人が話し出していたのでこれは何かの寸劇かと思ってしまったがまぁ気を取り直して

「綾、えっとこちらの方の言い方をすれば アヤよ
せっかく二人での試験だったのに割り込みしてごめんね」

「ううん、大勢の方が楽しくていいよ」

「そういう問題じゃないでしょ。さっさと準備しなさい。それにそんなに暴れてるとそのオンボロローラー壊れるわよ」

「ティア~。そんなこと言わないで油もちゃんと差してきたから大丈夫だよ」

「仲良しさんだね」

「うん、ティアとは訓練校の時からのパートナーだから」

「腐れ縁よ、それより」

「私は嘱託魔導士なの。なんか仕事をするのに受けろってうるさいから、足てまといにはならないつもりよろしく」

 ティアと言われた方の症状を見るとなんで嘱託がって感じだ・・・
まぁ青髪のスバルと言われた方は何も気にしてないみたいだったが

≪大丈夫かな≫

≪確かにそうですよねランクで4つか5つぐらい落として、切り札も大半が使用不可能そこまでする必要が綾様にあるのですか?≫

≪でもそこまでしないとねぇ≫

≪綾様をあの時狙ってたのが分かりませんからね≫

≪うん≫

「・・・ねぇ聴いてる。綾さん」

「ごめんね、なんだった?頭の中でシミュレートしてたからごめん。
多分身長から丁寧語だと思うけれど私の方が年齢が下だから・・・」

「え、私は15歳でティアが16歳なんだけど」

 ティアは抗議しても無駄だからあきれたように相棒の方を見ていた。

「なら私の方が下ね。私14歳だから」

「あ、そうなんだ。えっと一緒にクリアしていくのだから少しだけ綾ちゃんの事を教えてくれてもいい?
私は近代ベルガで接近戦が得意でティアがミッドで支援と遠距離が得意なの」

「そう、確かに知らないと知っているではクリアの難易度が違ってくるよね。私は正統魔女で格闘メインかな」

「正統魔女?」

 スバルが聞きなれない言葉みたいにおうむ返しに聞いてきた。

「私も詳しくは知らないんだけどね、古代ベルガ地方にあった今はすたれた魔法形態らしいの。私はそれを継承している一族なの」

「ふ~ん」

 ティアナの方はなんか含んだような感じで生返事だったのだがスバルの方はすごく近づいてきて試験官が来るまで質問攻めにあった。
うん、すごく大変これに付き合えるティアはこの時点ですごい人物だと感じてしまった。

『みなさん、おはようございます。準備はできてます…………か?』


 突然空中にモニターが現れそこには一人の少女が映っていた。
なんか困惑した顔をしているしまあ、この状況を見れば嫌でもそうなるか…・・・。
スバルの方が試験官に気付かずに綾の方に襲い掛かる感じで話しかけていれば驚くなという方が無理かもしれない
それと俺の方を見てびっくりしているが、俺は軽くウインクをツヴァイの方に向けた。

『え~と・・・始めても大丈夫ですか?』

「あ、はい。スバル試験官が来てるわよ」

「すみませんでした」

『それでは………コホン。今回試験を受ける受験者さんは三名、揃ってますね?』

「「はい!!」」

スバルとティアはティアナからはティアと呼んでと言われたのでそう呼ぶようにした。

「ん」

 スバルとティアが返事をしたので俺も気のない返事をする。
少女は手に持ったバインダーに視線を移す。

『確認しますね。時空管理局陸士386部隊所属のスバル・ナカジマ二等陸士――――』

「はい!」

『ティアナ・ランスター二等陸士』

「はい!」


『嘱託魔導士綾さ・・・アヤ?』

「はい、初めましてよろしく」

 いつもさん付けしてるからつい癖で言いそうになったのだが、言い直したみたいだった。

『所有している魔導師ランクはC。本日受験するのは陸戦魔導師Bランクへの昇級試験で間違い無いですね?』

「はい!」

「間違いまりません」

「ん」


 確認が終わると少女は俺たちに視線を向ける。

『はい!本日の試験官を務めますのは私リインフォースⅡ(ツヴァイ)空曹長です。よろしくですよ』

「「よろしくお願いします!」」

「こちらこそ」

 そんな上空では最新軍事ヘリコプターが空を巡回していた

「お、さっそく始まってるなぁ。リインもちゃんと試験官してる」

「はやて、ドア全開だと危ないよ。モニターでも見られるんだから」

「は~い」

 フェイトちゃんに言われて私はドアを閉めて席に着いてモニターに目を落とす。

「この二人がはやてが見つけた子達だね」

「うん。二人ともなかなか伸び代のありそうなええ素材やよ」

「あと……あれ綾だよね」

「まぁ。ほら綾ちゃんランク保有してなかったから」

「もぅ、あんなに面倒くさそうに、仕方ないのかな」

「あれから魔力ランクだけではなくって言うのがあったからなぁ」

「うん」

フェイトはすぐに念波で連絡を入れた

≪綾、本気でやらないでね≫

≪そりゃあね。そこにはやてもいるんでしょ≫

≪いるでぇ≫

≪何この身内でガチガチにした試験は≫

≪何やろなぁ≫

≪フェイト、はやてタヌキランクが上がってるよ≫

≪もぅ、頑張ってね≫

≪程々にね≫

≪なんかカップルさんのやり取りやね≫

≪違うよはやて綾とは親友で師匠でライバルだ≫

≪そやなぁ≫

≪フェイトまだ諦めてなかったの?なのはと私は正式にお付き合いしてるんだよ≫

≪知ってるけど・・・≫

≪そうだ、三人とも今日の試験の結果で正式に引き抜き決定?≫

 急にフェイトが話を変えてきたのではやては少し笑いながら

≪直接の判断はなのはちゃんに任せとるけどな≫

≪そうなんだ≫

≪部隊に入ったらなのはちゃんの直接の部下で教え子になるわけやからな≫

≪私聞いてないよ≫

≪うん≫

 廃墟ビルの一角にて栗色の女性がたっていた。

≪範囲内に生命反応、危険物の反応はありません。………コースチェックは終了です≫

「うん。ありがとう、レイジングハート。観察用のサーチャーと障害用のオートスフィアも設置完了。私たちは全体を見てようか」

≪Yes my master≫

≪レイジングハート、あれ綾ちゃんじゃ≫

≪こちらからは何ともわかりかねますがおそらくは≫

≪私何も聞いてない。はやてちゃん私たちに内緒にしてたよねぇ≫


 なのははまた廃ビルの屋上を見ていた。

『三人はここからスタートして各所に設置されたポイントターゲットを破壊。もちろん破壊してはいけないのもあるので注意してくださいです。また妨害攻撃もしてくるので気をつけて全てのターゲットを破壊してゴールを目指してください。何か質問はありますか?』

「「無いです」」

「ツヴァイ曹長何時でもいいですよ」

『それでは、スタートまでもう少しゴール地点で会いましょう。ですよ』

 軽くウインクしてからモニターは消えた。
車のレースよろしくライトが3つありライトが一つ消え、黄色に変わる。
そして、ライトの二つ目が消え赤くなる。

「レディー………」

 そして、最後のライトも消える。

「ゴー!!!」

「とりあえず頑張りますか」

 茶番に近いけれど、どうせこの子たちの今の力を見てみてっという事なんだろう。
なのは達は優雅に見て俺は現場ですか
絶対に寄りなのはに問い詰めてやる
 

 

昇格試験2

「なかなかいいチームワークだね」

「せやね。だけど、難関はまだまだ続くよ」

 はやてとフェイトはモニターを見ながら呟く。はやてはモニターのパネルを押す。

「特にこれが出てくる受験生の半分が脱落することになる最終関門
・・・大型オートスフィア」

「今の二人の 技術スキルだと普通なら防御も回避も難し中距離自動攻撃型の狙撃スフィアのはず。綾は凄く実力を隠してるし手抜き?」

「どうやって倒すか知恵と勇気の見せどころやけど綾ちゃんに関しては5ランクダウンしてるしなぁ。今現状Bランクって所や、綾ちゃんこっちの方の出力魔力SSやし、大半の綾ちゃんオリジナルも封印してるって言ったよ」

 はやては軽く笑みを浮かべながらモニターに目を向ける。
すると、フェイトも笑みを浮かべてこっちを見とる。

「どないしたん?フェイトちゃん」

「ううん、なんでもない。綾なら大丈夫って知ってるし、それにはやて、楽しそうだなって」

「当たり前やん。なんたって私の部隊に来てくれるかもしれへん新人やもん」

 はやては綾に面倒な事を頼んだのにしてくれてるのに心の中であらためて感謝をした。

「弾切れ!代わって!」

「了解」

 俺たちは今、二重になった高速道路の下部で大量のオートスフィアと交戦中。
スバルは高速でお得意の格闘術のシューティングアーツで一機一機潰している。
俺とティアは岩陰に隠れて相手を狙撃しながら倒す。
俺はマジックミサイルで敵を落とす。
魔法の矢を6本出して牽制していた
砲撃などで一気に落としたいところなんだがそれをすると、その瞬間生き埋めになって即あの世行きになってしまう。俺は結界で守れるからいいけれど

「交換終わりましたか?、よろしくお願いします」

「ええ」

 ティアと交代してほどなくしてスバルがやや遠くの方で最後の一機を撃墜する。それを確認してからスバルと合流する。

「よし、全部クリア」

「次はどうするの?」

「このまま上。上ったら多分最初に集中砲火が来るわ。だから、あたしと綾が狙撃するからスバルは警戒しながら少し休んでて」

「うん、わかった」

「綾もそれでいいわね?」

「良いよ」

 大した作戦実行能力だ。
俺の周りは力攻めばかり多いからこういうのは結構珍しい。
こう言ってははいけないかもしれないけれど、なのは達は先天魔力に恵まれすぎて力業が多い
きっとからめ手とかには弱いはずだけど、はやて良い人選してると思った。
流石ティーダさんの妹
あれから立派になったものだ
俺は、ティアに言われて頷く。しかしなんだろう、この嫌な感じは・・・何もなければいいが。

「行くわよ、スバル!、綾」

「うん!」

「その前に私から一ついいかな?」

「なに?今は同じチームだから聴くわよ」

「?」

所変わってヘリの中

「うん、確かに伸び代がありそうだね」

「せやろ?」

「残るは最終関門・・・だね」

「うん、そうやね」

 どうやって突破するかしっかり見せてもらうよ?
今のランクならいくら綾でも厳しいはず
綾のすごさは知っているけれど、どうするのか見せてもらうからね

「やったねティア、綾ちゃん!」

「作戦成功かな」

「ティアさんのマルチショットがちゃんと決まったから、確立低いって言っていたのに・・・」

「それだけティアは本番に強いって事だよ」

「ちょっとあんた達聞こえてるわよ!さっさと片付けて次に―――っ!」

 ティアが綾の方を見てなんか驚いてるどうしたんだ?
綾の後ろに攻撃型のオートスフィアが一機いた。
しかもあの子気づいてないし。このままじゃ、確実に被弾じゃない!
そう思った瞬間あたしは思わず叫びながら走り出していた。
だっていくら実力あるって言っても一番の年少者

「あや~、防御!!」

「え?」

 しまった普段からオートでシールドはっているから忘れていた。
これ位なら大丈夫なのだが・・・
間一髪でティアは綾に体当たりをして攻撃をかわす。
その後すぐに体勢を立て直して綾とは反対方向に走る。
オートスフィアはティアを標的として攻撃してくる。
それをかわしながらオートスフィアにアンカーガンを向けた。
しかし、その瞬間足が引っかかってティアは身体のバランスが崩れて地面に倒れる。

「ティア!!」

 ≪うるさいわよスバル。あんたはそこで綾と隠れてなさい、こいつは私が倒すから!≫

 地面を転がって狙いを定め直して撃つ。しかし、一発は外れたけど二発めで何とか直撃した。

所変わってヘリの中

「ん?なんや?急に画面が砂嵐になって何も見えんようになってもうた」

「サーチャーに流れ弾が当たったみたいだけど……大丈夫かな。みんな…」

 廃墟ビルで見ていたなのはは行き成り画像が乱れて映らなくなった画面を見ながら操作してみるけど何も映る気配がない。

「何かトラブルかなぁ?リイン一応様子を見に行くね」

『はいです。お願いします』

≪マスターもセットアップしますか?≫

≪そうだね、念のためお願い≫

≪All rigth≫


「ティアさん!」

 俺とスバルは急いでティアに駆け寄る。

「騒がないで何でもないから・・・」

「嘘だよ!グキッて音がしたよ!怪我したでしょ!?」

「だから、何でも無い―――つぅ!」

 立ち上がろうとするが痛みで上手く立てないティア。

「・・・ごめんなさい、ティアさん。油断してた」

「・・・あたしの不注意よ。気づいたものがやっていくのがチームでしょ」

「・・・」

 ちっまさか俺自身が足手まといになるなんて

「走るのは無理そうね。これじゃあ、最終関門は抜けられない」

「ティア・・・」

 自分の足を見つめながら呟くティア。
 それを見つめるスバルと俺。


「あたしが離れた位置からサポートするわ。そうすればあんた達二人でゴール出来る」

「ティア!」

「うっさい!次の受験の時はあたし一人で受けるつってんのよ!」

「次って……半年後だよ…」

「迷惑な足手まといがいなくなればあたしはその方が気楽なのよ!」

 強がっているけどティアの考えてることが簡単にわかる。
自分が居たら俺たちまで不合格になる、
まったく似た者兄弟だ

「わかったら、さっさと―――くっ!」

 無理して立ち上がるが痛みで顔が歪んでいる。


「ティアを置いて行くなんて…そんなの嫌だよ!」

「それじゃあ、走れないバックスを抱えて残り少しの時間でどうやってゴールすんのよ!あんたに考えがあるなら言ってみなさいよ!」

「それは・・・」

「一つだけあるけれど、」

「え?」

「一つだけ方法があるでももしかしたら失格になるけれど案はあるよ」

 俺の言葉にティアとスバルが振り向く。

「反則ギリギリ・・・もしかしたら試験に落ちるかもしれないけど・・・だけど上手くいけば、三人一緒にゴールできる・・・と思う」

 試験官なのはだからなぁこういう時は厳しいからどうなんだろう
俺のミスだし、自信はないんだけど、この子落としたら天国にいるティーダさんに申し訳ないし多分、無茶だろうがそれしか方法はない。
それを聞いてスバルは乗り気だった。
俺自身はあれぐらい受けたところで大丈夫だったのだが、普通は危ないからなぁ

「やろうよ、ティア!」

「スバル・・・?」

 必ず成功する……と言たげなスバルの顔。
このこ心根がなのはに似てるかもと思ってしまった。

「私・・・ティアと綾ちゃんと三人でゴールしたい!」

「ふぅ・・・わかったわ」

 スバルの言葉に観念したようだった。

「・・・それじゃあ聞かせて。綾がが考えた反則ギリギリの裏技作戦を・・・」

 裏技ってまぁ魔法使いは元々魔法を使うだけが仕事ではない
本来は知識を出すのも仕事だ
力業でどうにかなる人達ばっかりだから使わないだけで・・・
適格な魔法をそのばで使う
それが本当の魔法使いだと思う。
見せてやるよ魔法使いのやり方を 

 

昇格試験3


「……それじゃあ聞かせて貰いましょうか。綾が考えた作戦を」

「ああ。時間が迫ってきてるから言うね。まず、ティアさんが幻術を使って囮になる。
そしたら多分どこかビルから攻撃が来るはずだ。それを見てスバルさんが場所を確認他のビルの屋上から先ほど使った道を出す術を使用後そこに突撃・・・そして破壊するの」

 確かにこの作戦なら何とかできるかもしれない。

「綾ちゃんはどうするの?」

「そうよ。綾はどうするのよ?」

「もちろん、私は私でやりますよ。私とだと高度な連携は難しいと思うからお願いできないかな。でもお二人は出来ますよね」

「今はそれにかけるしかなさそうね」

「ティアさんありがとう助けてくれて」

「同じパーティーでしょ」

「綾ちゃんは大丈夫なの?」

「大丈夫ですよスバルさん。一応私オールマイティですから信じてください」

「必ず突破してね」

「はい」


「……フェイクシルエット……これ無茶苦茶魔力喰うのよね。まったく、綾も本当に無茶な作戦立ててくれたわよ…ほんと」

 なんでこれを知っていたのか疑問なんだけど、今はいい。スバル聞こえる?」

「聞こえてるよ、ティア。後は任せて!」

 ティアの念話に返事をする。

「いい?一撃で決めるのよ。じゃないと三人とも落第なんだから」

「うん!」

 私は、空も飛べないしティアみたいに遠くまで届く攻撃も無い。
出来るのは全力で動く事とクロスレンジの一発だけ…。
だけど、決めたんだ『あの人』みたいに強くなるって。

「ウィング」

 なにかを、なにかを守れる自分になるって!!

「ロード!!」

 ローラーが壊れそうなぐらいの音をしながら高速回転をして目的の場所に向かった

「いくっぞ~」

 俺は別のビルの屋上からスバルが突撃するのを確認する。
窓があるのに壁を壊して突進って
あぁあの人の忘れ形見か
どうりであの積極性・・・
ナカジマとあの積極的な突進で思い出すんだった。
これも何かの縁ですか、ティーダさんとクイントさん。
俺も行きますか
俺は力ある言葉を発した。

飛翔(フライ)

 そう呟くと地面を蹴って宙を舞う。
これはいつも使用している黒鳥嵐飛(レイ・ヴン)ではなく、ただの飛翔呪文
一回だけ闇の書事件の時ガウ・バンに使用した呪文だけど、あの時は誰ももいなかったし大丈夫でしょ。
それに今の俺はレイ・ヴン使用不可だし
どれだけBASTARD呪文に頼ってたかわかる。
ティアがいないのは結構不安に感じる
そして、スバルが突撃したビルに飛翔する

「くぅ……シールドが堅い。でも、はぁ~」

スバルは大型オートスフィアのシールドを破壊した。
ターゲットはスバルの方を向き目から光線を出したがそれをガードをしてバク転で距離を開けたが
もう一発光線が来たのだが

「それ以上はやらせないよ。」

俺は力ある言葉を発した
どうやら間に合ったみたいだ

雷撃(ライトニングボルト)
 
 俺が指を光線の方に向けて発射すると指先から雷をまとってスバルの前で衝突した。 

「間に合ったかな」

「いちぎぇきぃひっさぁつ~!!」

「デバイィ~ン」

 おいおいまさか、スバルもしかしなくても

「バスタ~」

 少し違うかこのランクにしてはすごい破壊力だと思った。
この先はやてが言ってたっけ、2人が許可したらなのはの教え子になるって
2代目になるのかなと俺はその時思ったのだけど・・・
大型オートスフィアの撃破後スバルと二人でティアを迎えにきている。
スバルがティアをおぶっているが少し雑みたいでティアが文句を言う。

「あと何分?」

「うん、一分ちょいまだ間に合うはず」

「行こう、綾ちゃんは?」

「私はこのまま飛翔呪文で行くから」

「うん」

「ティア、あと何秒?」

「あと16秒!まだ、間に合う!」

「あれは私が倒すから」

俺はそういってから魔法の(マジックミサイル)で破壊をした
 
「よーし!魔力全開!!」

 え、十分そのスピードで間に合うはずでしょ
音を上げながら加速をしていった 

「ちょっと、スバル!あんた後の事考えてるんでしょうね!」

「へ?!」

「うわぁ」

「うそぉ」

「あれはまずいね」

「「うわあああああ!!!」」

 間に合うかな
俺は力ある言葉を発する

減速(スロー)

 上空から魔力を感じる

「アクティブガート、ホールディングネットもかな」

 レイジングハートが光りだし呪文を放った。
俺自身も知らないなのはの呪文だ
俺は残り一秒でゴールラインを通過して正面を見据える。
そこには、まだに煙が立ちこめていて確認が難しい。
いくら減速しても車は急には止まれないってね。
停止の呪文は元の体でもできるのか難しいところ
天使クラスなら出来るんだっけ?
あ~生きてればいいのだけど
ティーダさん、クイントさんごめんね
まさかあんなことするなんて思わなかったから
煙が消えた先には、なのはの魔力光の救助ネットが展開されており
二人はそこで会われもない格好で倒れていた。
どうやら意識はあるようだ。
2つ使用したうちの一つがネットということは衝撃削除か減速のどちらかなのかな

「も~ぅ二人とも危険行為で減点ですぅ。頑張るのは良いですか・・・」

 ツヴァイがカンカンだけどそんな可愛い怒り方じゃほほえましいね

「まぁまぁちょっとびっくりしたけど無事でよかった」

上空からゆっくりとなのはが下りてきた。

「とりあえず試験は終了ね。お疲れ様」

なのはは、ツヴァイの方を見てから俺たちの方を見た。
なのはは魔法を解き

「リーンもお疲れ様、試験官しっかりできてたよ」

「わぁ~いありがとうございます。なのはさん」

 なのははバリアジャケットも外し制服の方になった。

「まぁ細かいのは後回しにして、ランスター二等陸士怪我は足の方だね、治療するからブーツ脱いで」

「わぁ~治療なら私がするですよ」

「すみません」

 そう言ってちっこいツヴァイがティアの方に向かい治療を始めた。

「な・の・は・さん」

「うん?」

「すみません、高町教導官・・・一等空尉」

 スバルはそういいながらきちんと敬礼
こう見るとなのは達ってすごいんだと改めて思ってしまう
いつもの姿なら絶対にハグしに行くんだけどな。
可愛いすぎでしょ

「なのはさんで良いよ。みんなそうやって呼ぶから」

 スバルの方にゆっくりと歩いて近づいてきた。

「4年ぶりかな?背伸びたねスバル」

「えっと、あの・・・」

 スバルの瞳からどんどん涙がたまってきているのが見える。
知り合いみたいだな

「また会えてうれしいよ」

 頭に手を乗せな出始めた
なのはも恭也さんどうよう無意識で落としまくるんだった。
ライバルが増えるのかな
なのはが後輩泣かしてる。

「私のこと覚えてくれてたんだ」

「覚えているっていうかぁ…なのは…さんにあこがれて…」

「うれしいなぁバスター見てちょっとびっくりしたよ」

「うわぁ・・・すみません勝手に・・・」

 すごくかしこまちゃって

「うふふぅ」
 
 口先に手を持っていきなのはは含み笑いのように笑っている。

「いいよ、そんなの。それに」

 なのはは俺の方をちらっと見てから

「私の知っている人でね魔法は自己研究と他人の魔法を見てしっかり覚えて真似から始めるものって言ったたんだぁ知ってるかな?綾ちゃん」

 あ~俺昔そんなこと言ってたような気がする。

「どなたの事を言っているのかはご存じありませんが、ずいぶん私達の教えに近いものがありますね」

 俺は知れっとした風でそんなことを返した。

「ランスター二等陸士はなのはさんの事をご存知です?」

「あ、はい知ってます。本局武装隊のエースオブエース。航空戦技若手NO1高町なのは一等空尉」

「はいですぅ」

 そして俺はいたずらっ子のように追加をする

「監理局のマップ兵器、敵対者からは魔王とかティアが言ってました。」

「ちょそんなことは」

「噂ですよ」

「綾さん」

「ハイちっちゃい教官殿」

 俺はわざとらしく敬礼をした。

「もぅ私の知ってる人と同じ感じですね」

「すごいセンスがいい人なんですね」

「規格外な人です。もぅ」

 上空ではやてとフェイトが乗っているヘリがまるで二人を見守っているかのようにボバリングしていた。 

 

スカウト

 さて、俺たちは今試験場近くの本局施設で試験の結果待ちをしてるのだが、
通行人も結構こちらを意識してみながら通ってるし、スバルもティアも緊張してすわっていた。
そりゃそうだろう。
結果待ちの間試験を見に来ていた。
八神はやて二等陸佐、フェイト・T(テスタロッサ)・ハラウオン一等空尉と言ったこれまたなのはに引けを取らない超有名人がそこにいる。
監理局の陸海の有名人いたんじゃそうなるわな。
俺はしれっと座ってるけれど、有名人になったものだ
色紙みたいなの持ってる馬鹿もいるし

 なぜ、そんな超有名人の御二方がここにいるのかと言うとなんでも俺たち三人を今度はやて二佐が新規に作る部隊『時空管理局本局遺失物管理部機動六課』のフォワードメンバーにスカウトするためらしい。
それを聞いているスバルとティアは目を白黒させている。

「スバルと・・・綾・・・さんは高町教導官から直接魔法戦を教わる事が出来るし、執務官志望のティアナには私でよければ色々アドバイスが出来ると思うんだ」

「いえそんな、とんでもないです。と言いますか、恐縮ですと言いますか…」

 驚きすぎて上手く言葉にできずにスバルの顔を見るティア。
その横でスバルもとりあえず頷いている。
俺は一口コーヒーを啜る。

「あ・・・」

「?」

 ティアの間の抜けた声を出したのでその方向を見るとバインダーを持ったなのはが立っていた。
おそらく、試験の結果を伝えに来たのだろう。

「えっと…取り込み中かな?」

「平気やよ」

「そうなんだ」

 そして、はやての横に座り真剣な顔になり口を開く。

「とりあえず、試験の結果ね」

「「はい」」

「さて、三人とも技術に関しては問題なし。だけど、危険行為や報告不良は見過ごすレベルをこえています。自分やパートナーの安全だとか、試験のルールも守れない魔導師が人を守るなんて出来ないよね?」

「「……はい」」
 
 やっぱり、そんなに甘くはないか
なのはの横でうんうんと頷いているツヴァイ。
あれはなぁ、ゴールしても軍隊だから命令違反はダメってことかな
スバル暴走するし
一応ルール内だと思ったんだけどなぁ
結果が良ければいいんじゃねえと思うけれど
やっぱり組織は向いてないな

「だから、残念だけど三人とも不合格」

 なっちゃったことは仕方ない。
やはり相いれないかな

「なんだけど」

「「「え?」」」

「三人の魔力値から考えると半年後までCランク扱いでいるのはかえって危ないかも……というのが私と試験官の共通の見解」

「です」

「と言うことで、これ」

 そう言うとなのはが机の上に三人分の書類と封筒を置いた。

「特別講習に参加するための申請書と私からの紹介状。これ持って本局の武装隊で3日間の特別講習を受けて、4日目には再試験が受けられるから」


 机の上の紹介状となのはを交互に見るスバルとティア。再試験受けられるのはいいけど、講習ふけたいなぁ。
面倒俺はタヌキの方を睨むけれど知らん顔しやがった~

「来週から、本局の厳しい先輩達にしっかり揉まれて安全とルールをしっかりと学んでこよ。そうしたら、Bランクなんてきっと楽勝だよ、ね」

 安全ねぇ、一か八かの事をよくやってタコがここまで嬉しいね
笑顔を向けるなのはは、ヤバイ可愛すぎて我慢できないぐらいだ。
ここで理性を解くのはヤバすぎるから自重しなければ

「「あ、ありがとうございます!」」

「3人とも合格まで試験に集中したいやろ?私への返事は試験が済んでから……っていうことにしとこうか」

「すみません!恐縮です!」

 スバル達が立ち上がり敬礼をする。おれは少し遅れて立ち上がり敬礼をした。
今現在俺たちは中庭にて一緒にいた

「ふぅ~、色々緊張した」

「まぁね」

「有名人が一同に揃ってたからね」

「試験の結果は残念だったけど。まぁ、しゃーないよね」

「ま、よかったわ。再試験に引っかかって」

「だね。私のせいでティアさん達が落ちたなんてなったら目覚めが悪かったですから」

「あれはみんなのミスよ」

「そうそう私だっ て加速のし過ぎで」

「いつも言ってるでしょ。力の加減を考えなさいって」

「でさぁ、二人は新部隊の話しどうするの?」

「あんたは行きたいんでしょ?
なのはさんはあんたの憧れだし、同じ部隊なんて凄くラッキーじゃない」

「まあ、そうなんだけどさ…」

「あたしはどうしようかな。遺失物管理部の機動課って言えば、エキスパートや 特殊能力レアスキル持ちが勢揃いの生え抜き部隊でしょ?そんなところに…さ、今のあたしがちゃんと働けるかどうか…」

 スバルはニタ~と笑顔を向けならティアの方を見ていた。

「何よ」

「ティアナなら出来るって言ってほしかったんでしょ」

「いたっ」

 行き成りじゃれあいだしたかと思うとスバルがまじめな顔をして話していたのを俺はまったり聞いていた。
良い落ちがついた所で

「綾はどうするの?」

「嘱託ですが今ちょうどお仕事もないので受けようかなと思っています」

「これからよろしくね」

「はいスバルさん、ティアさん」

 はやてもいい人材を見つけたと思う。
大体が俺の幼馴染はワンマンアーミーだから大丈夫だが、そんなのがごろごろいるわけがない。
ティアは指揮官タイプにちょうどいいし、俺も楽が出来そうだ
ちょっと卑屈に考えるところが気になるのだが・・・
限定解除して補習ふけてぇ~
 

 

その夜

 
前書き
以前と設定が変わったので改良は少し面倒ですよね
以前は移転しなくてなのは達と同じ時を刻みミッド支店翠屋を経営
実は4年後のVIVIDで出番なしと言う事でこんなに
14歳で4歳プラス18歳
ギリ参加できる
stsから人が増えすぎるから厄介です。
キャプテン翼みたいに主人公が強すぎるから規制しないとバランスブレイカーになって話が成り立たなくなるから厄介
元々ナンバーズより闇の書の闇やマテリアルズの方が強いと思うし
作品が進むにつれなのは達が弱体化してる感じが・・・ 

 
 俺は周囲に人がいないのを気配で調べ、確認してから自分にかけた呪文を解き放つ。
そして今は昔買った南條商事のビルにもどる。
ある呪文を放つ
そして異次元にある俺の体を融合させていつもの姿に戻った。
この呪文は
力と魔力を分ける呪文
分割の割合で能力が変わる。

リンカーコア魔力ランクBー
TRPGの基本魔法全種これは特典だからいいのだが同じ特典のBASTARDは無理っぽい
格闘技術も初めてKOF出場した時よりちょっと下
BASTARDの技も四天王クラスは無理
それでも
戦士、魔術師、僧侶、盗賊技能が使用できるからオールラウンダーなんだけど、普通の敵ならこれでもなんとかなる感じ
幼馴染組で知っているのははやてのみ
ティアははやてに預けている
見せデバイスはストレージタイプの剣
実際にティアをつけてない以上綾式呪文は使用できない。
無いと非殺傷が出来ないからなぁ
今ははやてに返してもらってるけれどマスタークラス技は結構見せてるからこれも封印というわけで
技も結構中途半端かも
使用できるマスター技って
魔術師奥義「パニッシュメント」と盗賊奥義の奇襲一撃離脱攻撃の「シャドウクロス」しかないのかも
戦士+盗賊の侍奥義「二の立ち入らず」は不可
戦士+盗賊+魔術師の我翼 奥義の3「シュバルツ・デア・シュトロム」は強力すぎるから絶対にばれる
戦士+盗賊+魔術師+僧侶 奥義「ジャジメント」使用不可 攻撃呪文と回復呪文の同時範囲呪文なんて絶対にばれるって

僧侶の最大回復呪文も不可そう考えると制限ありまくりだなぁと考えていたら
扉が開かれた

「綾ちゃん何か隠していることはありませんか?」
「私は隠していることが多くてどれの事を言っているのかわからないよ」

 今日我慢していた感情が爆発をしてなのはに抱き着こうとしたらぱしって手をたたかれてしまった。

「何なのは痛いよ?」

「あれって、綾ちゃんでしょ?」

「あれって何のこと?」

「今日の試験の事だよ」

「うん」

「はやてがね試験受けろって言われて、限定されて大変だった。」

「なんで教えてくれなかったの?」

「私もはやてに聞いてるものだと思ったから」

「大丈夫なの?」

「ついいつもの感覚でやっちゃって少しミスした。まさか私が足手まといになるとは思わなかった」

「うん、びっくりした。」

「はやてに聞いたら。ベルガ地方に純正魔女ってあるんでしょ」

「う、うん」

「それだったらあり得るんじゃないかなってことで、そこ出身で行ったの」

「そっかぁ」

 一応俺自身調べたし、結構ファンタジー系の魔法に近いってことを

「どうしたの本当に?改まって」

「綾ちゃんが隠れて何かをしようとしているのも嫌だなって思ったの?」

「今のところは隠してることは無いよ」

 俺はやはり我慢が出来なくなりハグをした。

「もぅなのはったら可愛いすぎだってば」

 俺は胸のあたりを触ろうとした瞬間

「綾~」

 うちの最速雷神様が部屋に無断で入ってきた。
不法侵入なんですが・・・

「恋人のスキンシップに来るなんて空気ぐらい読んでよ」

「今なのはに不埒な事しようとしたでしょ」

「ただのハグだってば、なのは可愛いし」

「手がいやらしすぎ」

「何の用?」

「今日の事だよ」

「フェイトちゃんどうやら私たちの勘違いみたい」

「なのはがいうのなら」

「私の事は信じてもらえないなんて」

「綾は秘密が多いから」

「フェイト頑張ってるみたいだね」

「綾式の事」

「うん、上手く循環してるみたいだ」

 俺は軽くマジックミサイルを飛ばした
フェイトに当たる前にそれは消滅した。

「初期合格だね魔法の矢を防げない盾なんて意味なしだから、これでフェイトの周囲には多重防御が増えたから少しは装甲が厚くなったよ」

「うん、ありがとう。でも雷撃(バルヴァルト)難しいね」

「私クラスなら簡単だけど、結構上位の呪文だからね頑張って、もともと電気気質あるからコツさえつかめば早いよ」

「うん」

「綾ちゃん恥ずかしいってば」

俺はまじめな話をしながらなのはにハグをしていた。

「そ、そうだった綾早くなのはから離れて」

「それは断る。あまり一緒にいられないから充電しないと死んじゃうよ。それにどうせ同じ部隊って言っても同じ部屋じゃないんでしょ」

 俺はなのはの方をじっと見ながらそう言った。

「でもフェイトちゃんが見てるし、恥ずかしいよ」

「ならフェイト邪魔出て行って」

「私の扱い酷くない」

「酷くない、酷かったら私の呪文教えるはずないでしょうが、魔術師にとって自分の魔法を教えるのはすごい事なんだから、普通は身内か弟子にしか教えないのだよ、フェイトは私の弟子じゃないし、恋人でもないしそんなフェイトに教えている私って寛容だと思わないと」

「そう、そうだけど・・・」

 あまりからかうのはよくないか

「何の用だった?」

「今日の試験の話なんだけど」

「はやてに聞いてないの?てっきり聞いてるとばかりに・・・まったくあの狸は」

「・・・」

「どうしたの?」

「少し出かけてくるね」

「こんな夜遅くに」

「まだご飯まだでしょ」

「う・うん」

「チョット買い物してくるから、時間があるのならここで待ってて、1時間もしないうちに帰るから」

「「う・・・うん」」

 俺はすぐに外に出て結界を張った。
5体か

≪ティア最近活発になってきてない≫

≪そうですね、D地区にはヴィータさん達が行ってます≫

≪パパッとやっちゃいますか≫

≪ええ≫

 機械に覆われた5機の移動兵器がこちらに向かって来たので俺は力ある言葉を発する。

『爆炎障壁(ガンズン=ロウ)』

 炎の障壁を作り出す呪文
見事に炎に焼かれて燃え尽きている。
俺自身の力もあることながら腕には炎のガントレットを装着しているから
かなりの底上げがされている

≪昼間の俺だったらどう思う≫

≪一人なら大丈夫ですが新人たちがそろうと結構苦戦するのではないかと≫

≪やっぱり、メテオ(隕石落とし)なんて使用できないしね≫

≪廃墟なら可能ですが≫

≪期待の新人の伸びしろに期待しますか≫

≪ええ、綾様やなのはさん達に全てをするのは大変ですから≫

≪そうだね≫

 ティアとの会話が終わり俺はシャマルに連絡

≪シャマル今いい?≫

≪綾ちゃんこちらも丁度終わったところよ≫

≪こちらも終わったよ。さすがフォローはいらないみたいだね≫

≪ええ、一刻も早く綾ちゃんも合流してほしいのですが≫

≪どうやら参加するみたい封印状態だけどね。お願いしていた食材は≫

≪ええこちらに≫

≪なのは達隊長陣達がはやての切り札なら、私は裏の切り札だと思ってよ≫

≪わかりました。≫

≪荷物受け取って帰るね≫

≪ええ≫

俺は部屋に帰ると相変わらずの友人と彼女がいる
いつもの日常に戻った。 

 

集結

いよいよ,機動六課結成の日が訪れた。
一応俺も関係者だから六課本部に向かいますか
自分のお城をでて俺は六課本部に向かった。
敷地内に入り対処の外にはやての副官である
グリフィス・ロウラン准尉がこちらに気付き近づいてきた。

「綾さん。お久しぶりです」

 そして敬礼をしてきた。

「ロウラン准尉それやめてって」

「ですが」

「今は部下だからね。」

「は、はい」

「エスコートしてもらえる」

「了解しました」

 相変わらず固いけれど有能なんだよね
 
 グリフィスと一緒にはやてのいる部隊長室に向かった。
ブザーのボタンを押すと中からどうぞという声が聞こえたので,
ドアを開けて中に入った。
はやての部屋には隊長・副隊長が全員揃っていた。

「タヌキおはよう」

「おはようさん。綾ちゃん早いやんって、誰かタヌキやん。」
「一応ねやっぱり、制服脱いだらダメ?タヌキそりゃ隊長陣に何も言ってないはやてに決まってるでしょ。それとこれ預けるね」

「あかんに決まってるやろっと確かに綾ちゃんの相棒預かったわ」

「はぁ、制服嫌い」

「相変わらずだね綾は」

「フェイト、朝はおはようだよねぇ。なのは」

「にゃはは、懐かしいね。おはよう綾ちゃん」

 小学校の時よくなのはに言われたような気がするセリフをフェイトにはなった

「綾おはよう」

「うん良く言えました」
 
「なら全員そろったのでよっしゃ。ほんなら行こっか」

 俺はそそくさとロビーの方に、隊長陣は壇上の方に向かった。
フォワード隊から順に隊長・副隊長陣が自己紹介をしていった。
最後にこの部隊の長のスピーチ
 はやては壇上に上がると,ロビーに勢ぞろいした機動六課の全メンバーを見渡してから,話し始めた。

「皆さん,今日は集まってくれてありがとう。
そのために,実戦経験の豊富な隊長陣と伸びしろがある期待の新人のフォワード陣そして後方支援やバックヤードスタッフに至るまで,一流といえる優秀な人たちに集まってもらったつもりです。
皆さんには,法と秩序の使者として恥じない活躍を期待しています。
長い挨拶は嫌われますからここらへんで
機動六課課長、部隊長八神はやてでした」
機動六課の結成式は終了した。

 Bランク再試験以来のティアナとスバルと久しぶりのエリオとキュオに会ったのだがお子様二人は不思議そうにしていたりした。
まぁ俺の正体は隊長陣と数人しか知らないことだから・・・
一番子供らしいのがスバルのような気がしたのは気のせいかな
そこで色々な話をした。

 そこで解散してツヴァイによるオリエンテーション
もう解散してなのはの所に行きたいんですけれど・・・
そしたら外に連れて行かされ愛しのなのはがそこにいたんだけど、皆がいる前じゃ何もできないし・・・そう思ってたらなのはがこちらの方を向いた。

「もう自己紹介は済ませたのかな?」

「え………あ───」

「はい、名前と経歴とスキルの確認はしました」

「あと、分隊分けとコールサインもです」

 エリオがフォローで追加をした
一応俺はスターズ03らしい

「そうなんだ。じゃあ、すぐに訓練に入って大丈夫だね」

「「「「はいっ」」」」

 俺を除いたフォワード陣5人ははっきりと返事をした。

「じゃあ、まずはランニングしてきてもらおうかな。隊舎の外周を1周行ってきてもらえる」

なのはは軽い感じで結構な距離のランニングを課した。

「スバルとティアナは三人のことも一応気にしておいてね」

「「はいっ」」

2人は任せてくださいと言うように返事をした。

俺は4人の後ろを軽く流す感じで走っていった。

 エリオと再会したときは面白かった
初め俺を疑っていたけれど本体の方を見てハトが豆鉄砲を食べた用にびっくりしていたのは傑作だった。
それから礼儀作法がしっかりしていたのもびっくり
驚いていたのはキャロもそうだったけれど
そんなことを考えて走っていたらもうゴールが見えてきた。
なのはとメガネっ子が話していた。
一応数年前の初めてのレリックの時にいたシャーリーで今はフェイトの執務官補佐

「みんな速いね。ちょっと意外だったな。いまみんなに返したデバイスには記録用のチップを組み込んでいるのでちょっとだけ大切に扱ってほしいな。
こちら、メカニック班のシャーリー一言お願いできる?」

「メカニックデザイナー兼通信主任のシャリオ・フィニーノ一等陸士です。みんなはシャーリーって呼ぶのでみんなもそう呼んでね」

 シャーリーは軽い感じで挨拶をしていた。
あの頃も思ったのだが、すごく社交性が高くと話しやすい感じ

「みんなのデバイスを改良したり、調整もしたりするので時々訓練を見せてもらったりします。デバイスについての相談があったら気兼ねなくいってね。」

「「「「はい」」」」

「じゃあ、早速訓練に入ろうか」

「はい・・・」

「えっ?あの…………ここ何もないですよね?」

 スバルとティアがきょとんとしてそう言うと、待ってましたと言わんばかりに顔を華やがせてシャーリーは口を開いた。

「ふっふっふ、なのはさん完全監修のもと作成された六課自慢の空間シュミレーターがあるんだよね~。ちょっと見ててね」

 コンピュータを操作するシャーリー。すると……

「あ!」

「すごい……」

 都市部の街並みを再現した空間が出現した。
4人全員が話しながら準備をしていたが俺は軽く聞き流しながら準備を始める
丁度準備が終わったところで通信が入った

「みんなも大丈夫?」

「はい、こっちも準備は整いました」

「うん、じゃあ始めようか。まずは軽く8体から、シャーリー」

「はい、動作レベルはC攻撃精度Dってところですかね」

「うん」

 シャーリーに返事を返しながらフォワード陣に視線を向ける。
ちょうど、ターゲット出現用の魔法陣が浮かび上がっているところだった。


「私達の主な仕事は捜索指定ロストロギアの保守管理。そしてそのために戦わなくちゃいけないのが……これ」

 8体のガジェットが現れた

「自立行動型の魔導機械。これは近づくと攻撃してくるタイプね」

「見た目はともかく攻撃は鋭いよ?多分今のみんなにとって手強い相手じゃないかな」

 シャーリーの声が入ってから続いてなのはの声が続いては言った

「それじゃあ、第一回模擬戦訓練。ミッション目的は15分以内に逃走するガジェットを捕獲又は破壊―――」

 フォワード陣のみんなの顔が真剣になる。
さてと始めますか

「「いくよ!ミッションスタート!」」

「前衛二人分散しすぎ、綾は何してるの?」

「はい」

「ごめん」

「様子見てた」

 エリオ、スバル、俺の順で通信をした。
今の二人の実力からしていきなり当てるのは難しいみたいだ。

「ちびっこ威力強化お願い」

「はい!ケリュケイオン!」

 ティアは威力強化の呪文を受けてアンカーガンからスフィアをためて

「シュート!!!」

 4発のエネルギー弾がガジェットに襲い掛かったが寸での所でかき消された。

「バリア?!」

「違います、これはフィールド系!」

「ま、魔力が消された!?」

 そう、ティアの狙撃は確かにガジェットにあたったはずなのだが本体には傷一つつかなかった。
ティア、キャロ、スバルと驚きの声を出していた。

「そうそう、ガジェットドローンにはちょっと厄介な性質があるの。それが攻撃魔法をかき消す、アンチマギリングフィールドAMF。普通の射撃は通用しないし・・・」

なのはが説明している間もスバルがウィングロードを展開してガジェットを追いかけている。

「スバル!ばか、危ない!」

「AMFを全開にされると」

 ガジェットが光を放つとスバルのウィングロードが途中で途切れた。

「きゃぁぁぁぁぁ」

 そのままのスピードで吹っ飛んで向かいにあったビルの窓に激突したスバル。
大丈夫なのかね

「ああいう風に飛翔や足場作り、移動系魔法の運用も困難になる」

「まあ、訓練場ではみんなのデバイスにちょっと工夫をして擬似的に再現してるだけなんだけどね。でも、現物からデータを取ってるからかなり本物に近いよ」

「対抗する手段はいくつかあるけど、まずはどうすればいいか素早く考えて素早く動いてみて」

「ちびっこ名前なんて言ってたっけ?」

「キャロであります」

「手持ちの魔法とそのちび竜の技で何とか出来そうなのある?」

「はい、試してみたいのがいくつかあります」

「私もある。綾は」

「この手のはいくつかあるよ」

「スバル?」

「オッケェ~、エリオあいつら逃がさないように足止めできる」

「え、えっと」

「ティアが何か考えてるから」

「時間稼ぎ」

「やってみます」

「いや~、みんなよく走りますね」

シャリーはそういって空間キーボードで捜査をしながらなのはに聞いていた

「危なっかしくてドキドキものだけどね。若干一名は動いてないけれど」

「綾さ・・・あの子ですからね」

「うん」

 そう言いながらもなのはの顔は楽しそうに微笑んでいた。

「ところでシャーリー、データの方はどう?」

「良いのが取れてますよ一名以外は。これなら、4機は良い子に仕上がりますよ。ですが・・・あの人のはそのまま渡しますよね」

「うん、新しいデバイス渡してもたぶん使わないと思うよ。私がレイジングハート以外に使わないと一緒だよ」

「そうですよね。デバイスみょうりに尽きます。レイジングハートさんも手伝ってくださいね?」

[All rigth]


 壊れかけの歩道橋にエリオがたっていた。

「行くよストラーダ、カードリッジロード」

 ベルガ式の魔法陣を引きストラーダを振り回し歩道橋を破壊した
その下を走っていたガジェットはそのまま進まずに上空に逃げた一体のガジェットをスバルがジャンプをしながらパンチで破壊とまではいかずはじき返すのが精いっぱいの用だった。

「魔力かき消されるから威力が・・・」

 そうつぶやいたスバルの背後に一体のガジェットが襲い掛かる瞬間に

「そんなら」

 フランケンシュタイナーの要領でジャンプをして馬乗りになりそのまま馬乗りパンチ
流石に抑えられているのである程度は相殺されたがそのまま貫通して破壊された。

「フリード、ブラストフレア!」

「きゅく~っ!」

 フリードの口に炎が集まり一つの球体となる
きちんと扱えてるみたいだ
そう言えばたまにサイツが見てやってるって言ってたっけ?
あいつも会わないうちに世話好きだよな

「ファイア!」

 炎の玉が3体のガジェット目掛けて飛んでいく、ワザと地面に落とし火力で少しショートをしていた

「我が求めるは戒めるモノ捕らえるモノ。言の葉に答える鋼鉄の縛鎖。錬鉄召還!アルケミックチェーン!!!」

 地面に魔法陣が浮かび上がりそこから複数の鎖が現れガジェットを捕らえる。

「召喚ってあんなこともできるんですね」

 画像を見ていたシャーリーが感心したみたいに感想を言っていた

「無機物操作と組み合わせているみたいねぇ中々器用だ」

 アルケミックチェーンで破壊したのを見たティアはビルの上を渡り歩いて射撃ポイントに向かった。

「こちらは射撃型無効化されてはい、そうですかって下がってたんじゃ生き残れないのよ」

 ティアはそう言いながら魔力弾を作成していた。

「上から落とすからスバルそのまま追って」

「おう」

 構えた杖の先にいくつかの魔力弾で円を作りさらにそれぞれの魔力弾から杖先に集中させる。
ものの数秒で魔力は一つに集まり狙いを定める。

「魔力弾AMFがあるのに?」

≪いいえ、通用する方法があります≫

 シャリーの質問にレイジングハートが答えていた。

「うん」

 そのセリフになのはは腕を組んで頭を振ってこたえた。
張られた外殻(膜状バリア)は対応するフィールドに激しい反応をし、それにより瞬間的なフィールドの中和を行い、その内部へと弾丸を到達させればいいそれまで外角が持てばいい。

「多重弾殻生成は、本来はAAランク魔導師のスキルなんだけどね」

「AAですか」

 固まれ、固まれ固まれティアは念じながら弾作成に集中をしていた。

「うぉおおおおおヴァリアブルシュート」

 固まったのを見てからアンカーを引いた。
そのスピードはスバルを追い越しターゲットに向かっていったが、途中のバリアに相殺されながら音を立てながらバリアを貫通して2体を破壊した。

 感心だティーダさんの得意呪文の一つじゃん
今のレベルじゃ難しいのによくやる
ティアが2体倒してスバルが1体、キャロが3体、エリオが1体
んじゃ俺は最後のガジェットの前に立ち
俺は力ある言葉を発した。

『ディスペルマジック(解呪)』

バリアを解除して再度張られる前に連続して力ある言葉を発する

『ディスインテグレイト(分解)』

対象となったガジェットは分解されてチリと化した

「なんですか~あれ」

「私もよくわからないんだよねぇ
確か綾ちゃんが使用っしている魔法の一つの分解の呪文。
無機質な物体を破壊する呪文だけどあまりにも大きいものはレベルによるって言ってた」

「もし綾さんがいつもの感じでやってたらも」

「多分あんな面倒な事はしないと思う、試しに魔法の矢を使って殲滅できるか調べて出来ないのなら格闘で終わらせるってとこだと思う」

「訓練になりませんね」

「だよねぇ」


 今日は初日だから軽く流した感じ
みんなダウンしてるけれど体力なさすぎるよ
でもなのはの訓練恭也さんに似ている
そう言えばおれも最初のころはダウンしていた記憶がある
でもキュオ以外は訓練校出身でしょうが・・・
それからおいしいご飯を食べてから隊舎の部屋に戻ったら事件が発生
自分の部屋はあるのだが
なのはの部屋に行ったらフェイトと相部屋ってどういう事
苦情のため通信したらあの狸切りやがった。

「まぁよくもこんな広い部屋を」

「綾ここは隊長陣の部屋だよ。綾は一般隊舎だよね」

「それを言うのならフェイトさんもせっかく家族水入らずなのに」

「そうしたいけれど隊長と同じ部屋じゃ駄目でしょ」

「狸部隊長に報告しておくから」

「もぅ二人とも不毛なことで言い争わないの。私が出ようか」

「「ごめんなさい」」

「なのは話変わるけれど新人たちはどう?」

「うん、みんな元気でいい感じ」

「そう」

 そう言いながらフェイトは着替えを始めた

「立派に育ってくれるといいんだけどね」

「育てるよ。あの子たちがちゃんと自分の道を戦っていけるように」

「フェイト着替えるのなら見えないところで目に毒」

「同棲だから気にしなくてもいいのに」

「綾ちゃんは昔からそうだよね」

「ごめんね」

「綾はかなり手を抜いてやってたって聞いたけれど」

「観察してただけ、スバルとティアは知ってたけれど、エリオも訓練校でだいぶ上達したね。キュオもフリードと上手くやってる感じ」

「あれ綾ちゃんキュオ知ってたの?」

「うんちょっと相談されてサイツに任せた」

「サイツってあのサイツ君なんで?」

「あぁあいつ龍族の王様だから」

 そう言ったらすごく驚いていた。

「うんあれからサイツさんも来てくれてキュオに良く教えていたよ。
もう教えることは無いって言ってた。でもまだきちんと扱えてないのに・・・」

「そう!あいつがそう言うのなら教え終わったんでしょ。後はキュオ次第じゃない」

「サイツさんもそう言ってた。それだけはキュオが気づいて行うしかないって」

「ふ~んっで、付かぬことを聞きますが」

「「うん」」

「ベッドが一つしかないけれど」

「これだけ大きいから大丈夫だよ」

「うん・・・構わないよ」

「マジですか」

 結局川の字で三人仲良く睡眠しました
タヌキにはなのはと同じ部屋じゃないと手伝わないって駄々をこねた。
交渉してよかったじゃないとフェイトにNTR可能性がある 
それだけは阻止をしないと
そんな関係じゃないのは知ってるけれど不安は不安なの 

 

朝練

 俺は夜だけはなのはの部屋に行きそれ以外は自分の部屋の方で暮らしているあれから2週間は経っているがまだまだ基礎訓練中の新人たちであった。
退屈何回ストレス発散でぶっ飛ばしたいと思った事やら!
こんなの魔力少なくても何とかなるでしょうが
魔力マンセーだよな
そう考えるとクロノは凄かったんだなぁっと実感少しだけセンチになってたところで愛すべき人だけど鬼教官がやってきた。

「は~い、整列!」

「「「「「はい!」」」」」

 そんな朝朝からの訓練をしていたのだが終了まじかに、なのはに呼ばれる。
フォワード陣は結構疲れているみたい
一番タフなスバルでさえ結構へとへとだ
肩で息してないの俺だけ見たい
いくら訓練大変でも恭也さんに比べたら、あの練習時間に比べら大丈夫だ。
摸擬戦3時間ぶっ飛ばしよりは
昔は8時間ぶっ通しで訓練とか言ってたっけ
あれを思えば結構楽だと思いたい。
まぁ俺はまだ余裕はあるけれど、やっぱりキャロが一番体力がない感じか

「それじゃあ、本日の早朝訓練ラスト一本。みんな、まだがんばれる?」

「はい!」

 本当みんな頑張るねぇ
さすが子供たち

「じゃあ、シュートイベーションやるよ。レイジングハート!」

 レイジングハートの返事と同時に魔法陣が展開されそれと同時に複数の魔力弾が出現し高速で動き始めた。

「私の攻撃を5分間回避しきるか、私に攻撃をクリーンヒットさせたら終了。ただし、誰か一人でも被弾したら最初からやり直しだよ。がんばっていこう!」

「はい!」

 また、きつい訓練をさせるなぁ、なのはは
まぁでも、なのはは多分アクセルシューターのみでしょ
わざとぶつかったらみんなとなのはに怒られるだろうなぁ

「このボロボロの状態で、なのはさんの攻撃を捌ききる自信ある?」

「ない!」

「同じくです」

「じゃ何とか一発入れよう!」

「はい!」

 自信満々言わないで~心の突っ込みを置いておいで、そんなもの感覚でかわせるでしょうが・・・恭也さんや多分あれぐらいならテリーとかジョー兄とか晶さんとかレンさんとかいっぱいいるよね

「頑張りますか」

エリオが返事をして、リーダー気質だねティアは
キャロが返事をしたけれど俺も一応返事を返した

「よし!行くよ、エリオ!」

「はい!スバルさん!」

 同時にリボルバーナックルとストラーダを構える。

「準備は OKみたいだね、それじゃあレディー……ゴー!!」

 合図と同時に魔力弾がこっちに向かってくる。

「全員、全体回避!2分以内に決めるわよ!」

「おう!」

良いチームだ
俺は最低限の動きでそれらをかわしていた。
チッ俺の時だけ本気のスピードで来やがる
睨むとすごい笑顔で返された

「うおぉぉぉぉぉぉっ!!」

 後ろからスバルがウィングロードを展開してなのはに向かってくる。
しかも、別の位置からティアナが狙っていた。

なのはは「アクセル!」という言葉を発し
両方にめがけて魔力弾を飛ばし直撃するが二人の姿はその場から消えた。

「シルエット・・・やるね、ティアナ」

「てぇぁぁぁぁぁぁっ!!」

「っ!?」

 今度は上からスバルが向かってくる、なのはは避けずにバリアで受け止める。
その間にスバルに二つの魔力弾で狙う。
スバルもそれに気づきギリギリで回避する。

「うん、いい反応」

 回避はしたのだがなのはのシューターの追尾はそのままスバルに向かっていった。

「ばか、危ないでしょ。待ってなさい今助けるから」

「う、うん」

 そう言っていたが、アンカーガンに何かあったらしいと俺は見て俺は力ある言葉を発した

『魔法の(マジックミサイル)

 追尾してきたシューターを魔法の矢で撃ち落とした

「!?」

 その背後でエリオとキャロが準備をしていた

『我が乞うは、疾風(しっぷう)の翼。若き槍騎士に、駆け抜ける力を』

キャロの呪文が完成をした瞬間
エリオのストラーダの先端がピンク色に光った。

「あのかなり加速付いちゃうから気を付けて!」

「大丈夫 スピードだけが取り柄だから、行くよストラーダ」
 
 準備中にティアとフリードの射撃で軽々となのはは躱し様子を見ている感じがしていた。
もちろん俺自身もマジックミサイルを放っているけれど、
なのはの堅いガードは崩せていなかった。
なのはも気づいてエリオに向かっていった。

「エリオ!いま!」

「はい!ストラーダ!」

ティアの掛け声と同時にエリオがなのはに突っ込んでいった。

「うわあぁぁぁぁぁっ!」


 なのはとエリオの激突でもの凄い煙幕が上がる。
その中からエリオが吹き飛ばされビルの一角に何とか着地した。

「エリオ!?」

「外した!?」

 徐々に煙幕が晴れてなのはの姿を表す。平然とその場に浮いている。
流石なのは固いなぁ仕方ない俺も本格に参戦しますかと思った矢先に

[ミッションコンプリート]

 レイジングハートの声が響いた

「お見事、ミッションコンプリート」

「ほ、本当ですか!?」

「ほら、ちゃんとバリアを通ってジャケットまで届いたよ」

 バリアジャケットの胸の辺りを指さすと確かにその部分だけ傷がついていた。
あれは通ったって言えるのかわからないけれど一応ミッションコンプ?したみたいだ

「じゃあ今朝はこれまで一旦集合しよ」

「はい!」

 そう言って、なのはは下に降りてバリアジャケットを解除して俺たちの方に来る。
バリアジャケットから地上の制服姿になりツインテールからサイドポニーになった。
少しだけ見とれてしまった

「さて、みんなだいぶチーム戦になれてきたね」

「ありがとうございます!」

「ティアナの指揮も筋が通ってきたよ。指揮官訓練も受けてみる?」

「い、いえあの戦闘訓練だけで一杯一杯です」

「あははは」

 つられてスバルが笑顔になった
絶対に受けた方がいいと思うんだけどなぁ
将来指揮はなのはを超すんじゃないかな?
まぁ本人のやる気次第だけど
フリードが何かを探すように首を左右に動かす。

「どうしたの?フリード」

「なんか、焦げ臭いような……」

 エリオが追加でにおいを書くような動作をして

「スバル!あんたのローラー」

「え?ああ!?」

 ティアに言われ急いでブーツを脱ぐスバル。

「あちゃぁ~無茶させちゃった」

「オーバーヒートかな?後でメンテスタッフに見てもらお」

「はい・・・」

「ティアナのアンカーガンも格好厳しい?」

「はい・・・、騙し騙しです…」

「みんな訓練にも大分なれてきたし、そろそろ実戦用の新デバイスに切り替えかなぁ?」

「新―――」

「デバイス―――」

 そう言いながら訓練は終わりみんなで退社の方に戻っている最中で

「じゃあ一旦寮でシャワーを使ってからロビーに集合しようか」

「はい!」

 俺たちがわいわい騒ぎながら隊舎の入り口付近まで歩いていると前方から黒いスポーツカーが近づいてきた。

「あれ?あの車って・・・」

 ティアがそれに気付くのと同じぐらいに俺たちの前に停まった。
それと同時に車の窓と屋根が消えて、中にはフェイトとはやての二人が搭乗していた。

「フェイトさん、八神部隊長!」キャロは驚いたような声をを上げていた。

「すご~い!これって、フェイト隊長の車だったんですか?」

「うん。地上での移動手段なんだ」

「自家用車がスポーツカーってすごいね。流石エリート」

 俺が感想を漏らしてしまった
何事もなくはやては俺の感想を遮って話し出した。

「みんな、訓練はどないや?」

「え~と……あははぁ……」

「ま、先生と生徒がいいから大丈夫ですよ」

「ほんまに綾ちゃ・・・綾は・・・」

 いい加減慣れろ

「エリオ、キャロごめんね。私は二人の隊長なのに、
あんまり訓練見てあげられなくて」

「あ、いえそんな」

「大丈夫です」

「五人ともいい感じで慣れてきてるよ。いつ出動あっても大丈夫」

「そうかそれは頼もしいなぁ」

「二人はどこかにお出かけ?」

「ちょっと会議で6番ポートまで」

「教会本部でカリムと会談や。夕方には戻るよ」

「私は昼までには戻るから、お昼は一緒に食べようか」

「はい」

「ほんならなぁ~」

 フォワード陣はみんな敬礼をしていたが俺はすっかり忘れていた。
おれ嘱託だしいいよね
別れてみんなでシャワー室
それからはしばらく無言で体を洗っていたそんな時―――

「そういえば、スバルさんのローラーブーツとティアさん銃ってご自分で組まれたんですよね?」

「うん、そうだよ」

 キャロが質問をしてきたので、スバルは体を洗いながら答えた。

「訓練校でも前の部隊でも支給品って杖しか無かったのよ」

「私は魔法がベルカ式のうえ戦闘スタイルがあんなでし、ティアもカートリッジシステムが使いたいからって」

「で、そうなると自分で作るしか無かったのよ。訓練校でオリジナルデバイス持ちなんて居なかったから目立ってね……」

「あぁそれで、ティアさんとスバルさんはお友達になったんですか?」

「腐れ縁と私の苦悩の日々と言って」

「えへへぇ~、さてキャロ頭洗おっか」

「はい、お願いします」

 俺は黙って聞きながらシャワーを浴びていた。

「私先に上がっているから」

「私も上がるよ」

「は~い」

「ティアさんは髪の毛を乾かすんでしょ」

「そう言うあんただって」

「私はこの通り」

「あんたたちの魔法って何でもありだね」

 こんなの精霊たちの力を借りれば早いって

「ここミッドじゃ魔法は戦い等で使用ですが、私たちの魔術は学問といかに便利にするかで考えてますから」

「そっか」

 そうして俺はエリオが待っている場所に向かった。

「はぁ~まだかな」

「女性は髪の毛とか長いからね。もう少し待ってなさいエリオ」

「えっと綾・・・さん」

「抵抗あるの?私の名前に」

「まぁ」

「同じ名前の人が嫌な人だったとか?確かいたよね数年前に・・・良く知らないけれど」

「何故そう思うのですか?」

「同じ名前でしょ、エリオはフェイト隊長のご子息なんでしょ。確か幼馴染って聞いたことあるから」

「保護してもらってます」

「なら幼馴染の隊長陣とも知り合いってみるのが普通でしょ」

「まぁ」

「ちょっとだけ苦手なんですよ」

「そっか」

「何でも知っている感じと何でもできると思っている力量に少しだけですが、それなのにいなくなってしまって、ちょうど雰囲気が似てるので」

「そっか」

 そうして雑談をしていると女性人たちがやっとこさ来てくれた
本当に遅いよね。
シャワー上がりでもやっぱりなのはが一番綺麗だなってこんな時に思ってしまった。  

 

ファーストアラート

シャワーを浴び終わった俺たちはデバイスルームにみんなで行った。

「うわぁ…これが・・・」

「あたし達の、新デバイス・・・ですか?」

 スバルとティアは自分たちの目の前に浮いているデバイスを見ているエリオとキャロも同じだ。

「設計主任は私、協力、なのはさん、フェイトさん、レイジングハートさんにリイン曹長」

「はぁ……」

「ストラーダとキュルケイオンは変化はなし……かな?」

「うん……そうなのかな?」

「ちがいま~す」

「あ」

「変化がないのは見た目だけですよ」

「リインさん」

「はいです~」
 
 ツヴァイがエリオの頭の上に立つ。
しかし、すぐに2人の前に移動した。

「二人はちゃんとしたデバイスの使用経験が無かったですから感触に慣れてもらうために基礎フレームと最低限の機能だけで渡していたです」

「あ、あれで最低限!?」

「ホントに?」

「みんなが扱う事になる4機は六課の前線メンバーとメカニックスタッフが技術と経験のすいを集めて完成させた最新型」

 再び中を舞い4人の中心に移動する。

「部隊の目的に合わせて、そしてエリオやキャロ、スバルにティア個性に合わせて造られた文句なしのに最高の機体です」

 そう言ってツヴァイが両手を広げると4機のデバイスが周りに集まりそして、4人それぞれに渡される。

「この子達はみんなまだ、生まれたばかりですがいろんな人の思いや願いが込められていていっぱい時間をかけてやっと完成したです。ただの道具や武器と思わないで大切に、だけど性能の限界まで思いっきり全開で使ってあげて欲しいです」

「うん。この子達もきっとそれを望んでると思うの。これが綾ちゃんの」

 俺のデバイスティアがやっと渡された。

≪お帰り≫

≪よろしくお願いします綾様≫

 俺が思念波で挨拶していた時に丁度なのはが入ってきた。

「ごめんごめんお待たせ」

「なのはさん~」

 ツヴァイはなのはが部屋に来た瞬間にそちらに飛んで迎えに行った。

「ナイスタイミングですなのはさん今から機能説明をしようかと」

「そぅ、今すぐに使える状況なんだよね」

「はい」

「それじゃあまずは、その子達みんな何段階にわたって出力リミッターをかけているのね。一番最初の段階だとそんなにビックリするほどのパワーが出る訳じゃないから、まずはそれで扱いを覚えていって」

「……で、各自が今の出力を扱えられるようになったら私やフェイト隊長、リインやシャーリーの判断で解除していくから」

「ちょうど、一緒にレベルアップしていく様な感じですね」

「出力リミッターと言えば、なのはさんにもかかっていますよね?」

「ああ、私たちはデバイスだけじゃなくて本人にもだけどね」

「え!?」

「リミッターがですか!?」

「能力限定って言ってね、うちの隊長と副隊長はみんなだよ。私とフェイト隊長、シグナム副隊長とヴィータ副隊長」

「はやてちゃんもですね」

「うん」

「それって、部隊ごとに保有出来る魔導師ランクの総計規模が決まっているから」
シャーリーがまとめてくれたがそんなふざけた物あったね

「一つの部隊で沢山の優秀な魔導師を保有したい場合はそこに上手く収まる様に魔力に出力リミッターをかけるですよ」

「まあ、裏技ちゃあ裏技なんだけどね」

 有事になったらそんなこと言ってられるのかねぇ
まったく平和ボケだなぁ

「ちなみに、うちの場合だとはやて部隊長は4ランクダウンで隊長達は大体2ランクダウンかな」

「4つ!?八神部隊長ってSS(ダブルエス)ランクのはずだから……」

「A(エー)ランクまで落としているんですか?」

「はやてちゃんも色々苦労しているんですぅ……」

「あの……なのはさんは…」

「私は元々S+(エスプラス)だから2.5ランクダウンでAA(ダブルエー)だからもうすぐ1人でみんなの相手をするのは辛くなってくるかな」

「隊長さん達は、はやてちゃんの、はやてちゃんは直接の上司のカリムさんか部隊の監査役、クロノ提督の許可が無いとリミッター解除は出来ないですし・・・許可は滅多な事では出せないそうです・・・」

何とかなるって俺今Bランク-なんですが
それ以外にかなり制御してるんですが、もう少し考えれば簡単なのになぁ

「まあ、隊長達の話は心の片隅くらいでいいよ。今はみんなのデバイスの事」

「はい」

「新型もみんなの訓練データを基準に調整してあるから、いきなり使っても違和感は無いと思うんだけどね」

「午後の訓練にでもテストして微調整しようか」

「遠隔調整も出来ますから、そんなに手間はかからないと思いますよ?」

「便利になったよね、最近は」

「便利です♪」

「あ、スバルの方はリボルバーナックルとのシンクロ機能も上手く設定出来てるからね」

「え!?本当ですか!?」

「持ち運びが楽なように収納と瞬間装着の機能もつけておいた」

「あ、ありがとうございます!」


 その時突然警報音と共に赤いランプ点滅しだしモニターには「ALERT」の文字が映っていた。

「このアラートは」

「一級警戒態勢!?」
 
「グリフィス君!」

 なのはの呼び声にモニターの一つにグリフィスさんが映る。

「はい!教会本部から緊急要請です!」

「なのは隊長、フェイト隊長、グリフィス君!こちらはやて!」

「状況は?」

 別の二つのモニターにはやてさんとフェイトさんが映った。

「教会騎士団の追ってた、レリックらしき物が見つかった。場所はエイリの山岳丘陵地区。対象は山岳リニアレールで移動中」

「移動中って……」

「まさか!?」

「そのまさかや、内部に進入したガジェットのせいで車両の制御が奪われてる。リニア車内のガジェットは少なくても30体、大型や飛行型の未確認タイプも出とるかもしれへんいきなりハードな初出動やなのはちゃん、フェイトちゃんいけるか?」

「私はいつでも!」

「私も!」

 はやての説明が終わりフェイトもなのはも返事をしたところで

「スバル、ティア、エリオ、キャロ、綾。みんなもOKか?」

「はい!」

「よし、いいお返事や。シフトはA-3、グリフィス君は隊舎で指揮、リインは現場官製」

「はい!」

「なのはちゃんとフェイトちゃんは戦闘指揮」

「うん!」

「ほんなら機動六課フォワード隊出動!」

「はい!」

「了解!なのはみんなを先行して私もすぐにいくから」

「うん!それじゃあみんな行くよ!」

「了解!」

≪綾ちゃんもフォローお願いするわ≫

≪了解、その分の給料とかいただいてますから≫

≪ほなよろしくなぁ≫

長い日が始まりそう
スカウト連れてピックニックに行きますか
 

 

宿敵再び

 俺たちはアラームが鳴り出動
ただ今ヘリに乗り現場まで移動中

「新デバイスぶっつけ本番になっちゃったけれど練習通りにすれば大丈夫だからね」

「はい」

「がんばります」

 ティアとスバルの元気な返事がした

「エリオとキャロ、フリードもしっかりですよ」

 ツヴァイも2人と1人に声をかける

「「はい」」

「きゅくる~」

「綾も普段通りに」

≪心配はしてないけれど、周囲の事お願いね≫

「了解です」

≪なのは了解、大丈夫だってでも、チェリーだから少しだけ見ていてあげるよ≫

≪うん≫

「危ないときは私やフェイト隊長、リーンがちゃんとフォローするから、
おっかなびっくりじゃなくて思いっきりやってみよう」

「はい」

「うん」

 返事はいいけれど、フォワード陣みんな緊張しまくってるな
仕方ないか。言ってみれば素質や実力があっても新兵だからなぁ
スバルとティアはまぁ大丈夫みたいだな
新たにアラームどうやら上空にも来たみたいだ

「ヴァイスくん。フェイト隊長と一緒に空を抑える」

「ウッス、なのはさん。お願いします」

 グッと親指を立てて答えるヴァイスさん。
そうこう思っているとメインハッチが開く

「じゃ、ちょっと出てくるけどみんなも頑張ってズバッとやっつけちゃおう!」

「はい!」

「は、はい!」

 俺たちの返事に遅れてキャロの返事が聞こえた

「キャロ。そんなに緊張しなくても大丈夫」

「あ・・・」

 なのはがキャロに歩み寄りそっと両手で顔を包む。

「離れてても通信で繋がってる。一人じゃないから、ピンチの時は助け合えるしキャロの魔法はみんなを守ってあげられる、優しくて強い力なんだから・・・ね
それにサイツ君からお墨付きだから自信もって」

 そう言って、なのははハッチから飛び降りた
飛び降りてる途中にセットアップって危ないな
でも格好いい。惚れ直しそう
隊長陣はシューティングよろしくで空戦をしている間に、
そろそろ現場に到着するみたいだ。

「さーて新人ども、隊長さん達が空を抑えてくれてるお陰で安全に降下ポイントに到着だ。準備はいいか!」

「はい!」

「スターズ03、スバル・ナカジマ」

「スターズ04、ティアナ・ランスター」

「行きます!」

 そう言って二人はヘリから飛び降りてセットアップをした

「行くよ、マッハキャリバー!」

「お願いね、クロスミラージュ!」

「セットアップ!」

 降下しながらバリアジャケットを展開し二人の声にデバイスが答えて光を放ちその光に包まれる。
光がきえてバリアジャケットへと姿を変えてリニアに着地する。

「次ライトニングのちび共気をつけてな」

「はい」

 不安そうな顔のキャロがエリオが優しく声をかけた

「一緒に降りようか?」

そう言ってキャロの方に手をかざした。

「うん」

「ライトニング03 エリオ・モンディアル」

「ライトニング04 キャロ・ル・ルシエとフリードリッヒ」

「きゅくる~」

「「行きます」」

そう言って二人手をつないで飛び降りた。

「ストラーダ」

「ケリュケイオン」

「「セットアップ」」

 同じく光に包まれて装着

「綾姉新人ども」

「了解・・・でもここではお願いします」

「あぁ行ってきてくれ」

 おれにも声かけてくれるなんて嬉しいね

「スターズ05 出る」

 そう言って俺も飛び降り

「装着」

 残念ながら装着プロセスの開設は無いですね。
宇宙の刑事さんじゃないので

「あれ…このジャケットって……」

スバルが自分のバリアジャケットを見て驚く。ティアもスバルのもどことなくなのはに似てるなぁ。
俺は普段通りだけど

 ツヴァイも現場に降りてきた。

「デザインと性能は各分隊の隊長さん達のを参考にしてるですよ。少し癖はありますが高性能です。綾さ・・・綾のはある方の物を参照してます」

「へぇ~」

「スバル!感激は後!」

 突然、足下がボコボコと凹凸し出した。
おそらく、中からガジェットがビームでも撃ってるんだろう。

自分の仕事をしますか、
夕姫を取り出しエンチャント(攻撃付加)を付けガジェットに襲い掛かった
それぞれ、分散する。
これ位ならいつもの感じなら余裕でしょ
っとガラクタばかりでうっとおしい思っていた矢先に見慣れたものが飛んできた。

 無線式移動射撃兵器
ファンネル

 姿が見えないけれどそこか
俺は空間に向かってマジックミサイルを撃ったらファンネルを盾にして姿を現した。

「相変わらず勘が鋭いですね」

「初対面なはずだけど誰かと間違ってないかな?」

 ゼロの弟子の翠子 汐(みどりね しお)がなぜこいつらと組んでいるのかは不明だが新人に任せるには無理な相手
 
「違わない。南條 綾 あなたを殺す」

「綾違いで殺されるわけにはいかないわね」

 相変わらず攻撃に殺気がない。
今日はX型の物はつけてないからサテライトはないみたいだけど・・・
汐の両手にはライフルと肩パットが貝殻みたいに上部の方が開いた。

「死んでください」

 肩パットからはガトリング砲みたいに銃弾の嵐が流れて、
動きを封じるかのようにライフルが飛んできた
こんなのすべて防御できるはずないので力ある言葉を発する

『飛び道具防御(プロテクション・フロム・ノーマルミサイル)』

 ライフルのには魔法の(マジックミサイル)を飛ばして
ファンネルの攻撃を済んでの所でかわしてデバイスの剣で破壊をしたまではよかったのだけど、汐は近づいてきて風の刃で俺に攻撃をしてきた。
ちっ風の刃か!相変わらず厄介だ

「これで終わりです」

 当然ながらかわし切れずにモロ受けてしまった。

「グッ!!!」

 俺は前のめりに倒れてしまい、ここじゃ呪文がうまく使えねえ、
新人達を巻き込んでしまう。
ほぼ制御したまんまじゃ割に合わねえ

「わが師ゼロさん、ケインさん今元凶を殺します」

 血を流しすぎたみたいで俺はここであるカードを一枚引く 

 

星と雷と魔

 綾に風の刃が当たる瞬間それははじき返された。

「誰?今この人を助けれる人はいないはず」

 俺はふらついて立ちあがる。
流石にB-じゃ防げるものも防げないからB+にしてもらった。
もう少しはやてに連絡とらなかったら危なかった。
流石に汐レベルでミッドに合わせると不利だ

「ならもう一度倒すまでです。死んでください」

 銃弾の嵐が俺に降ってきたが全て魔法の(シールド)で防がせてもらった。
俺は空を飛び汐を誘導する。

汐もそれが分かり同じく空を飛んだ
あいつの第一目標が俺である以上そうするわな

「質量兵器は厄介だけど、それだけで私は落とされないよ」

 汐は両手に持っていた銃を投げ捨て空間から2丁の銃を取り出した
それを一つに合わさるようにして俺に撃ってきた。
それをあたる瞬間解除したので3つだけ呪文が使用可能になる
その一つ力ある言葉を発する。

『跳空転移(ディメンジョナル・リープ)』

 俺は距離を置いて転移をする。

≪フェイト見える≫

≪うん≫

≪俺の呪文を覚得てる中で前に轟雷(テスラ)は見せたことあったよね≫

≪うん確か雷撃系最上級呪文だよね。でも今は・・・≫

≪使用不可だね、でも違う雷系呪文をお見せしよう≫


 まず初めに誤認魔法をかけるそして、
俺の周囲には空飛ぶガジェトが数十体と汐がいたので力ある言葉を発する

『鬼働雷撃雨(バン・デラー)』

 腫れていた天気が急に暗くなり空には雷雲がたち上がりそこから豪雨のような落雷が落ちて対象を打ち抜いて行った。
フェイトが近くにいたのでまるでフェイト自身が起こしたように見せた。
他の車両を見ると丁度パワーチャージをしたエリオが巨大ガジェットを破壊したときに目が合った。
汐はビームシールドとフィンファンネルの防御で守っていた。

「ほぅこれを受けて防御するとはやるじゃん」

「くっ、作戦失敗したみたいですね。引き換えさせてもらいます。次回こそはあなたの首をもらいます」

「それフラグだからやめた方が良いよ」

 逃げまどうガジェット達を逃がすほど甘くはない。

『爆流渦炎陣(マーシャル・ロウ)』

 土(金)の精霊と火の精霊に働きかけ、沸騰する溶解した重金属のシャワーを広範囲に浴びせかけた。

「殲滅」

 俺はゆっくりと列車に降りた。

「フェイト隊長助かりました。」

「う・うん気をつけてね・・・」

 なのはが下りてきたので手をつかみよせ腰に手を回して引き寄せる。

「大丈夫?」

「ちょ、ちょっと綾ちゃん。私は大丈夫だけど・・・」

「ならよかった」

「これは恥ずかしいけど」

「綾」

「またお邪魔虫がやってきた」

「みんなが見ているときに何やっているの」

「なのは分を補給に決まってるじゃない。誰かさんに見せるために無駄な呪文を見せたんだし」

「はぁ~私のせいって言いたいの?」

「勝手に見せたのは私だけどね。それでなのは分が足りないから」

「ちょ、ちょっと綾ちゃん手が」

 周囲から見ると俺がなのはにもたれかかってるように見える
俺は手をなのはの胸を軽くつかんだ頃新人たちが近づいてきたので開放
もう少し堪能したかった。

 列車の上にいたエリオはすぐさまこちらに来て

「あんたはここをどこだと思ってるんです」

「エリオ君。まるでどこかのヒーローみたいに見得(みえ)まで見せちゃってさすが前線での唯一の男性だね。格好良かったよ」

「すぐそうやって茶化すってあれ綾さんまるであの人のような感じが・・・」

「ごめんね、なんかガジェット以外に来た人にやられそうになっちゃってね。フェイト隊長に助けれら、なのは隊長にもたれかかったんだけど、卑猥な感じに見えたことに関しては謝るよ」

「い、いえ、自分も人違いをしてしまってごめんなさい・・・でもなんで」

 俺はエリオの頭に手をやりながら今度はキャロの方に顔を向き
エリオとは違い優しい顔で
「それがフリードのもの?」

「はい、みんなのやさしさと守りたいと思った時に
あとサイツさんや綾さんじゃなく数年前にお会いした綾さんのおかげで」

「そっか、たぶんその人たちが聞いたら喜ぶよ」

「はい、私もそう思います」

「あの雷の雨ってフェイト隊長が」

「う、うん。以前少しこの手の事が得意な人に教えてもらってね」

通信が開かれた

「みんなお疲れさんや」

 そうして事故処理をして解散
俺はそのまま戻りはやてと内部通信をして部屋に戻った。

今回は痛み分けだな
俺の方もなのはのおかげで少しずつLVアップはしてるけれど
BASTARD呪文が使えないのは結構痛いなぁ
汐がいるのなら余計に厄介どうしようかな
ゼロがいないから楽は楽だけど汐が厄介なのは殺気がないんだよな 

 

出張任務1 

 
前書き
ドラマCDのお話ですね 

 
 あの初出動があってから数日が過ぎ
訓練の方も一段レベルアップしていった。
追加で個別練習
スバルはヴィータ
エリキャロはフェイト
ティアはなのはでの訓練
俺は仕方ないのでシグナムとチャンバラごっこ

そんなある日、はやてからの通信があった
なんか出張で前線メンバーが行くらしい
ヘリポートに着くとそこにはクみんないた。


「あ、綾ちゃん」

「おはようスバルさん」

 俺たちのボスはやて達が来た。
そこには、はやてだけではなくヴィータやシグナムなどうちの部隊の隊長格が勢ぞろいしていた。

「もしかして、このメンバーで行くんですか?」

「うん。部隊の指揮はグリフィスくんに任せてあるし、ザフィーラがしっかり留守を守ってくれるし」

「それに、未確認とはいえ相手はロストロギアだし主要メンバーは全員出撃って事で」

「それに、行き先もちょっとね……」

上からエリオ、はやて、なのは、フェイトと会話をして言っていたが俺は黙っていた

「あの、行き先は何処なんでしょうか?」

「第97番管理外世界現地惑星名称『地球』……。その星の小さな島国の小さな町、日本海鳴市……ロストロギアはそこに出現したそうや」

ティアの質問にはやて少し間をおいて答える。。
はぁ?あそこはロストロギアのごみ箱かなんかか?

「地球って確かフェイトさんが昔すんでいた……」

「私とはやて部隊長はそこの生まれ」

「私たちは6年ほど過ごした」

 そっかキャロはフェイトの被保護だから知っていたのか
でも今のはフェイトが答えずになのはがってまぁいいか
シグナム達は6年しか暮らしてなかったんだなっと改めて思った。

「まあ、ある程度の広域に鳴るから司令部も必要やしな」

「と言うことで出発だ。準備は良いか?」

「はい!」

「それじゃあ、出発しようか?」

 なのはの号令でみんなが出発のため向かった。

「ちょうどこの間、みんなの故郷の話しをしたばっかりでなんか……不思議な偶然ですね」

「あははっ、そうだね」

 ヘリの中でエリオとスバルが楽しく雑談をしている中俺はと言うと。
仮眠をとっていた。

「第97番管理外世界、文化レベルは…B」

「魔法文化無し……次元移動手段無し……魔法文化無いの!?」

「無いよ。家のお父さんも魔力0だし」

「スバルさんはお母さん似なんですよね?」

「うん」

「いや、それは良いんだけど。何でそんな世界からなのはさんや八神部隊長みたいなオーバーSランクの魔導師が―――」

「偶然…と言うかたまたま……な感じかな?」

「私もはやて部隊長も魔法に出会ったのは偶然だしね」

「へぇ~…」

 軍隊っていうよりこうして聞いてると学生の修学旅行って感じ?

「はいリーンちゃんのお洋服」

「シャマルありがとうです」

「あれ?リインさん、その服って」

「はやてちゃんのちっちゃい頃のお下がりです」

「あ、いえ。そうではなくて…」

「なんか、普通の人のサイズだなって」

 あれ、エリオやキャロって知らなかったっけ?

「そう言えばフォワードみんなには見せたこと無かったですね」

「???」

フォワード陣をよそにツヴァイは足下に魔法陣を展開させ始めた。

「システムスイッチ、アウトサイズフルサイズ!」

 光がを包みそしてその光が消えるとツヴァイが巨大化していたっていってもエリキャロぐらいの身長なんだが

「いちおうこれぐらいのサイズにはなれるんですよ」

「向こうの世界にはリーンサイズの人間やふわふわ飛んでいる人間もいねえからな」

「あの・・・一応ミッドにも居ないと思います」

 ティア、ナイスつっこみでヴィータは知らなさすぎ、あそこはもっとすごいのがいるってこと
まぁ基本はどちらもいないね


「さて、なのは部隊長、フェイト部隊長。私と副隊長達はちょい寄るところがあるから」

「うん。先に現地入りしとくね」

「「「「お疲れ様です」」」」

テレポーターに乗り現地に向かった。

「はい。到着で~す♪」

 はやて達と別れ俺たちは別の転送ポートからここ、第97番管理外世界『地球』に到着した。
そこは、緑が多く綺麗な湖と大きなコテージが目に入ってきた。

「ここが、なのはさん達のの故郷……」


 なんかスバルは感動しているみたいだ。

「ここは、具体的には何処なんですか?なんか湖畔のコテージって感じですが」

「現地の住人の方がお持ちの別荘なんです。捜査員の待機所としての使用を快く許諾していただけたですよ」

「現地の方……?」

 その時、俺たちの前に高級車が一台止まる。

「この世界にも車ってあるんだ」

 おいティアナ何処まで未開拓地域だと思っているわけ?

「なのは、フェイト」

「アリサちゃん」

「アリサ」

 前に止まった車から金髪のショートヘアーの女性がいきよいよく降りてきて俺たちにに駆け寄る。
ショートに髪形を変えたアリサだった

「もう、ご無沙汰だったじゃない」

「にゃはは、ごめんごめん」

「色々忙しくって」

「私も、忙しいわよ?大学生なんだから」」

「アリサさん、こんにちわです」

「リインも久しぶり」

「はいですぅ」


 隊長たちが各々再会の挨拶をし終えた所でフェイトがこちらに向き直る。

「みんな紹介するね。こちらは、私やなのは、はやての友達で幼なじみの」
「アリサ・バニングスです。よろしく」

「よろしく、お願いします!」

「うん!所ではやてたちは?」

「別行動ですぅ。」

「それでちがう転送ポートからくるって言ってたよ」

「そっか」

「多分すずかの所に」

「後はよろしく」

「うん言われたことをすればいいんでしょ」

「うん、頼めるかな」

「了解」

「なのはさん、綾ちゃんは」

「あ、綾は今回はバックアップ一応前回の怪我もあるからここでね。療養もかねてね」

俺は俺で特別任務があった。

 みんなが去った後改めてアリサに挨拶をした。

「アリサ元気そうだね」

「綾も」

「学校楽しそうだ!」

「綾もいけばよかったのに」

「みんながいない学校なんて行きたくないよ。もともとみんながいたから行けたようなものだし」

「全く」

「ここはいい場所ださすが

「アリサも目の付け所が違う」

「前に教えてくれたでしょ土地の買い方について」

「うん。珍しくアリサが興味持ったからうれしくてね」

 久しぶりに幼馴染と一緒に会話を楽しんだ

 

 

出張任務2 特別任務

 俺の任務先はここ
俺の行先はここ海鳴でかなりはやっている喫茶店
翠屋

 俺は店の中に入ると

「いらっしゃ・・・桃子さ~ん。綾チーフが」

「もぅチーフじゃないでしょ」

「あ、はい」
 
 厨房の先から桃子さんがひょこっと顔を出してくれた

「あっ綾ちゃん」

「お久しぶりですお義母さん。」

 桃子さんはハグをしてくれたのでこちらもお返し

「今日はどうしたの」

「こちらでお仕事があったので私のやることはないのでこちらに来ました。」

「いうことは」

「なのはも来てますよ」

「そぅ」

「あれ士郎さんは」

「残念なことに今日はコーヒーの研究会」

「可愛い娘が二人里帰りしてきたのに」

「可愛いって自分でいう?」

「そう思ってくれてるんですよね」

「言うようになったわね」

「そうですよね」。少しだけ口裏合わせてください」

「了解」

 俺は久しぶりに翠屋本店の厨房に立ち料理を始めた。
電話が鳴っているけれど、桃子さんがとってくれるでしょ
夕方ぐらいになって知った声が聞こえてきた

「お母さん、ただいま~」

「なのは、お帰り~」

 俺も厨房からでてホールに向かうとほぼ同時ぐらいに桃子さんがなのはさんに抱きついてきた。

 お母さん、若っ!?ってフォワード陣思ってるんだよなぁ
そう言えばエリオもキャロも見たことなかったっけ?
自分がいないときはわからんからなぁ

「おかえり~なのは」

「お姉ちゃん」

「あ、この子達が私の生徒」

「お茶でも飲んでゆっくりしていってね……え~と…」

「あ、スバル・ナカジマです!」

「ティアナ・ランスターです」

「スバルちゃんにティアナちゃん」

「はいはい二人ともコーヒーや紅茶はいける?」

「あ、はい」

「ってなんで綾ちゃんが」

「私の趣味がお菓子つくりなの?なのは隊長に言ったら桃子さんに伝えてくれるって話になり私は一日限定の店員さん」

「綾ちゃんどう?」

「療養してるよりこちらの方が気がまぎれて嬉しいです。」

「そっか」

「後は、桃子さん良いですか」

「もちろん、ポットに紅茶とコーヒーも入れておいてね」

「了解しました」

「リーンちゃんはアーモンドココアよね」

「はいですぅ」

「そういえばリーンのおかげでそのメニューが増えたんだよね」

「なのは隊長そうなんですか?ツヴァイさんもここの常連だったんですね」

「美味しいですよぉ。はいですぅ。ミッドに引っ越しする前は結構な頻度で来てました」

「スバル、ティアナこっちにおいで」

「はい!」

「二人ともお仕事で大変だから元気が出るミルクティーを入れるわね」

「は、はい」

 なのはさんに手招きされて席に着く。そして、すぐさまミルクティーが運ばれてくる

「私も一緒でいいですか?」

「もちろん」

 ミルクティーを一口啜りながら楽しく会話しているなのは達をフォワード陣達が見ていた。

「お迎えが来たみたいだね」

「本当に?」
 
 フォワード陣達は驚いているようだけど美由希さんがすっと寄ってきて小声で「また上がったんじゃないの?」って言われて少しうれしかった。

それから少したって扉が開いた。

「わっ本当だ」

「なんで」

「運転お疲れ、フェイトちゃん」

「うん あっお久しぶりです。綾私たちにやったあれやってみんなを驚かせたんでしょ」

「「久しぶりねフェイトちゃん」」

「フェイト隊長酷いです。聞くところによると私以外でも美由希先輩とかなのは隊長のお兄さんやお父さんは出来るって聞きましたけれど・・・」

「だって恭也さんいないから、そうやってびっくりさせるの綾しかいないし、本当に私たちの知る友人と同じなんだから・・・」

「どう思います美由希さん」

「実際そうなんだけどね」

「先輩なんて知りません」

「ほらほら」

 俺は素直に美由希さんから頭をなでられていた

≪こうして見ると、なのはさん達って普通の女の子にしか見えないから不思議それになじんでる綾ちゃんって…≫

≪ホントね・・・≫

 それから一息いれた後車に乗り込んだ

「おまたせ」

「おつかれさまです」

「お疲れさ・・・なんで綾さんが」

「お疲れ様、えっと。特別任務かな、えっと私のお仕事は補給物資だったの」

 そうして少しだけわいわいしながらコテージに到着


「ん?なんかちょっと良い匂いがします」

「きゅく~る」

 キャロの言ったとおりコテージの方から胃袋を刺激する良い匂いがしてくる。
バーベキューかな

「あ、おかえり~」

「なのはちゃん、フェイトちゃん!」

「すずかちゃん!」

「すずか」

 出迎えてくれたのはアリサとすずか
相変わらずの美人のツーショットだ

「久しぶり~」

「すずか、元気だった?」

「うん!」

「写真とメールばっかりで声聞けなかったもんね」

「だよね~」

「大学の方は相変わらず?」

「うん。勉強大変」

「でも表彰されたって言ってなかった」

≪ねぇ、ティア≫

≪なに?スバル≫

≪隊長さん達が普通の女の子にしか見えない≫

≪同感……ライトニング的にはどうなの?≫

≪あの、僕的にはなのはさんもフェイトさんも普通の女性ですので、でもあの性悪女がいないと少し寂しいですね≫

≪エリオ君あの人の事悪い人じゃないよ≫

≪うん≫

ティアがエリオに訪ねるとエリオはそう答えた。

≪そっかエリオ君がこの中で一番なのはさん達のこと知ってるもんね≫

≪あ、はい≫

「あれ?」

「車が……」

 その時一台の車が俺達の近くに止まって、中から女性が二人と女の子が一人降りてきた。

「はあ~い」

「みんな、お仕事してるか~」

「お姉ちゃん'S参上~」

「エイミィさん」

「アルフ!」

「それに、美由紀さん…?」

「さっき別れたばかりなのに」

「いや~、エイミィがなのは達と合流するって言うから。あたしもちょうどシフトの合間だったしね」

「そうだったんですか」
 
その後、一通り雑談をしてからコテージの中庭に向かった。

「お、みんなおかえり~」

「おかえりなさ~い」

「や、八神部隊長!?」

 そこには、鉄板の前で両手にヘラを持ったはやてがいた。

「部隊長自ら鉄板焼きを」

「そんなの私たちがやります」

 ティアとキャロが驚いて進言していた。

「待っとる間に時間があったからなぁ。それに、料理は昔から趣味やったんよ」

「はやて隊長の料理はギガウマだぞ。有り難く食えよ」

「はい!」

「ところで、シャマル。お前は手を出してないよな?」

「どういう事なの!?シグナム!!」

「いや、何もしていないならいいんだ」

 コテージの奥から他にも料理を持ってきた長身の女性が現れた。

「シャマルは手を出してないから安心しろ将よ」

「そうかリーンフォースが言うのなら安心だ」

「もうシグナム」

 俺はそちらの方に行き

「持つの手伝おう」

「あぁ助かる。久しぶりよ」

「うん、元気そうで」

 俺は、周囲にフォワード陣がいないのを確認と誤認魔法をかけて会話をした。

「でもリーンフォースが中に入っている最中シャマル手伝ってたよね」

「あぁ」

「材料切ってもらったりとか」

「そうだな」

「まぁ切るだけなら良いのかな」

「大丈夫だぞ、最近はめっきり上手くなってきているから」

 そりゃなシャマル下手ではないんだけど、味がロシアンルーレットじゃな
下手したらどれかおいしくないものが混ざってる可能性がある。
それがシャマルの得意技術

「得意技術じゃありません」

「心の中を読むのは感心しないよ」

「読んでません。綾ちゃんならそう考えるんだろうなと思っただけです」

「シャマル先生って・・・」

「ちがうもん、シャマル先生お料理下手じゃないもん」

「・・・」

 良い年したお姉さんがもんって里帰りって幼児化したりしたっけ?

「私も手伝うよ」

「私も手伝うよ、フォワード一同食器だしとかお願いしても良い?」

なのはとフェイトがそういうのならあまり人出が多くても邪魔になるでしょ

「元気だ」

「みんな可愛いね」

 アリサとすずかそのセリフ今の君たちに似合わないような気がする。
俺は素直に席に着席

「なんであんたはそこに座ってるのよ」

「アリサ怒るとふけるよ」

「まぁまぁアリサちゃん」

「みんな動いたら邪魔になるでしょ。だから着席」

「はぁ~年輩者より先に座るなんて」

「おほめに頂き」

「誉めてないけれど、うちのパパがありがとうって言っておいでって」

「何かしたの綾ちゃん?」

「大したことないよすずか、たまたま株式の方を見たら危なさそうな銘柄があったから報告しただけ」

「そうなんだ。そろそろ誤認魔法も解けるからメタ発言はやめてね。
後はよろしく」

 それからお互いの自己紹介をしたりして交流を深めていた。
俺は一息ついてみんなが落ち着いた瞬間に下に落ちている木の棒を美由希さんに投げた。
ひと段落ついて気が緩んだのかみんなは何が起きたのか一瞬わからなかったみたいだけどこの人は違った。
それをかわして視界から消え、俺に攻撃してきたが俺も2回転バク中をして回避

「綾ちゃんどういう事かな?」

「なのは隊長がお兄さんに頼まれたらしくて、面白そうだから立候補したんです」

≪恭也さんに頼まれてまして平和ボケしてないか確かめてくれって≫

「恭ちゃんから」

「恭ちゃんって誰かわかりませんが、そうらしいです」

「もぅ」

「な・何してるんですか?綾ちゃん」

「ん~スバルさん、先ほど喫茶店に行ったときになのは隊長が悩んでたので少し聞いたら美由希さんに不意打ちを頼まれたって言ったから私がそれを行っただけです」

俺は手で相槌をして

「軽い先輩とのコミュニケーションかな」

「かなじゃないよ~」

「そうだねアリサとすずかは一般人だけど、美由希さん嘘言うのはダメだと思いますよ」

 フェイトがフォローを出してくれた。

「嘘いってないでしょ」

「一般人ね、みんな知ってる。範囲が決まっている接近戦をしたら隊長陣この誰も美由希さんに勝てないから」

「またまた、フェイト隊長嘘ですよね」

「どうかな」

 俺はゆっくりと川辺の方でごろんと寝ころんだ

「綾ちゃん」

「なのはか、どうしたの?みんなと一緒にいた方が良いんじゃない?久しぶりでしょ」

「変わってないよね」

「なにが?」

「みんながこうやって集まると一人になる癖」

「そんな癖はないよ」

 そう言って俺はなのはがいる逆方向に寝返りをした
なのはが隣に座ってきて俺の頭を持ち上げ、膝にのせてくれた

「な・・・なのは?」

「ん?どうしたの」

「え、えっと膝枕」

「綾ちゃんどうしたの?」

「少しだけ寂しかったのかも」

「くすっ相変わらずだよね」

 誤認魔法とイリュージョン(幻覚)呪文を唱えた
少し離れた場所でみんながいた

「ちょっと心配かな」

「そうだね、すずか」

「こっちに来たら少しは気がまぎれるかなと思って連れてきたんだよね」

「あいつって相変わらずなの?」

「かわらんなぁ~。そこはなのはちゃんやサイツ君がよく見てるよ」

「はぁサイツあっちにいるの」

「なんか向こうで綾ちゃんの手伝いとキャロと交流があるみたいやで」

「何処に行っても変わらないよねサイツ君は」

「今度会ったら幼馴染に会いに来なさいって言っておいて」

「了解や」

「なのは」

「どうしたの甘えん坊さん」

「いつもありがとう」

「どういたしましてだよ」

「流石にのぞき見が多いから恥ずかしくなってきたかな?一応幻覚の呪文をかけているんだけどね」

俺は急に立ち上がり

「のぞき見する元気がある隊長さんや前線メンバー、美由希さん。
先ほど聞いたあれ行いたいんですがお願いしても良いですか?」

「私は構わないけれど」

「綾何するんや?」

「そういえば最近デスクワークばかりで身体がなまってそうですね八神課長、フェイト隊長もそうですよね」

「何するんや?」

「え、えと私も綾が心配で」

「うんうん、なんか噂の人が小学生に受けた時のメニューを聴きまして、ちょっとやってみたいなぁっと」

「できれば・・・」

「何怖がってるんですが八神隊長、その方が小学生の時受けた練習ですよね。なんで恐れるんですか?」

「流石スバルさん、部下がここまでしたいって言うのに逃げはしませんよね」

「大丈夫に決まってるじゃないですか天下の・・・」

「バカスバル何言いだすんや」

「そうだよスバル・・・」

「なのは隊長もやりますか?」

「にゃはは私は拒否をしたいかな」

「ですよね」

「なのはちゃんだけありなんかぁ」

「なのは隊長私の犠牲者じゃないですか?」

「大丈夫ですって私たちもなのはさんの教導受けて体力ついてきてますし」

「お願いだからそれ以上あおらないで」

「あ。あフェイト隊長つかぬ事を聞きますがそんなにですか?」

「そんなだよティアナ」

「冗談はそこまでとしてなぁ、サーチャーはそのままにしておきお風呂済ませておこか?」

「でもここお風呂ないのよね、水浴びの季節でもないし」

 はやてに続きアリサも助け船を出したみたいだ

「ならみんなであそこに行きましょうか?」

「そうですね」

 すずかとシャマルが意気投合して俺以外の大人組はみんな理解している感じ

「大きなお風呂があるんですか?」

「スパラクーア2っていうスーパー銭湯よ」

「言うわけでみんなは着替えを持って出かける準備をしようか」

「はい」

「ごめんなさい。みんなは行ってきて」

「あんたは」

「私今、怪我人ですので少し」

「わかったわよ。付き合い悪いんだから」

俺は回れ右をして出かけようとしたときに

「綾ちゃん」

「わかってるって、友達だから今度ゆっくりできたらもっと話そう」

「うん」

 俺は以前の自分の家を見に行った。
すごく元気で夫婦水入らずで元気に過ごしているのが見える
ダメだなぁ
俺は干渉的になってぶらぶらして、呪文で身ぎれいにしてからみんなを待った。
よる俺のロッジになのはが来てくれて抱き着いて一日を過ごした。

ロストロギアも無事回収
俺自身は留守番してたから良いけれど
しょうもない事件だったんだけど、みんな元気でよかった。
ちょっとしたバカンスって感じだった。 

 

ホテル・アグスタ

 
前書き
200話突破しました。
アクセス数が結構行っているので夢中になってしまいました。
本当にありがとうございます。
 

 
 今日は怪我から復帰しての初出動
今ヘリになぜか部隊長まで乗っているから驚きだ。
なんでボスのはやてまで来てるん?

「ほんなら今回の任務のおさらいや。今まで不明だったガジェットドローンの制作者及びレリックの収集者は現状ではこの男…違法研究で広域指名手配されている次元犯罪者ジェイル・スカリエッティの線で捜査を進めてる」

はやてが今回の事件の首謀者を伝え始めているけれど、
俺自身いくら調べても足が見つからないんだよね

「こっちの捜査は私が進めるけどみんなも一応覚えておいてね」

「はい!」

 フェイトに返事をして再びモニターに映っているスカリエッティの写真を見る
無限の欲望とはよく言ったものだ
この字を付けたやつは結構ユーモアセンスがあるやつかもしれない

「今日これから向かうのがここ。ホテルアグスタ」

 相変わらずツヴァイがふわふわ飛びながらの説明

「骨董美術オークションの会場警備と人員警護。それが、今日のお仕事ね」

なのはがフォローを出した。

「取引許可の下りているロストロギアがいくつも出品されるので誤認してガジェットが出てくるかもしれないので私たちが警備に呼ばれたです」

またツヴァイが説明している

「この手の大型オークションだと密輸取引の隠れ蓑になっていたりするし…いろいろ油断は禁物だよ」

その後でフェイト

「現場には昨夜からシグナム副隊長やヴィータ副隊長など数名の隊員が張ってくれてる」

はやてが来て

「私たちは建物の中の警備に回るから前線は副隊長の指示に従ってね」

なのはが締めた

「はい!」

いつも思うんだがなぜローテーションで説明するのか意味わからん。
一人で説明した方が速いんじゃないのか?
何も起きなければいいけど

「シャマル先生先ほどから気になってたんですがその箱って」

キャロが律儀に手を挙げながらシャマルの足元にあるバックをさして聞いていた

「あぁこれ!隊長たちのお仕事着」

 良い笑顔で返された

 俺自身は忘れがちだけどスターズのメンバーだからスバルとティアナと同じ場所にいた。

 その時、ロングアーチから通信が入った。
呼んでもいないお客様が来たようだ

≪シャマル先生!あたしも状況が見たいです!前線のモニターもらえますか?≫

 ティアは魔法でロープみたいなのを出し壁登りして聞いていた

≪了解。クロスミラージュに直結するわ。クラールヴィントお願いね≫

 シャマルから送られてきた前線のモニターを見ると今まさに副隊長達がガジェットを倒している所だっだ。

「これで、能力リミッターが付いているって言うの…?」

 そう、呟きティアナはギュッっと拳を握る。
やっぱり、あの人達は凄い…そう思うとティアナは自分の弱さに腹が立っきていた。

≪ティアさん、ケリュケイオンに反応!転送魔法でガジェット出現!援護お願いします!≫

≪了解、直ぐにそっちに行くわ!クロスミラージュ!≫

 そう言ってクロスミラージュも呪文を使用した
キャロからの念話を切ってティアナはバリアジャケットへとセットアップする。
俺自身はエンチャントで武器強化をしながら地道にぶち壊していった。
ティア返してもらってもバカスカできないんだよな

結構久遠(くおん)が役に立つことが発見
剣を振るって真空波を出す技
魔法じゃないからAMFを抜くことが出来るおお助かり
何回かぶった切ったところで変化が起きた。
かわされ始めたのだ
どうやら自動から有人操作になった感じ。
キャロが召喚師が近くにいることをサーチして
シャマルもそれに気づいたが場所までは把握してない。
俺も気配察知しているが俺の範囲では見つからないみたいだ
恭也さんや美由希さんなら可能かもしれないけれど・・・

「エリオ、センターに下がって!あたしとスバルのツートップで行く!」

「は、はい!」

「私は・・・」

「綾もエリオのそばで」

「了解です」

 一応フォワード前線司令はティアナだからそれを聴こう
でも何か焦ってる感じがする。
何かざわざわな感じ。やな事が起きなければいいのだが・・・

≪スバル!クロスシフトA、行くわよ!≫

≪おうっ!!≫


 ティアはスバルに指示をだして、前線に駆け出す。
スバルがウィングロードでガジェット達を引き付けている間にティアはカートリッジを4つロードする。

「証明する、特別な才能や魔力が無くっても、一流の隊長たち部隊でだって――」

 ティアナが周囲に聞こえない感じでつぶやいていた。
周りに浮かんだ無数の魔力弾に自分の魔力を上乗せして、
ガジェットに狙いを定め引き金に指を添える。

「あたしの……ランスターの弾丸はちゃんと敵を貫けるんだって!」

≪4発ロードなんて無茶だよ!それじゃあ、ティアナもクロスミラージュも―――!≫

 シャーリーが止めるような感じで通信をしていたが、俺は4発ぐらいなら出来るんじゃねぇっと思った。
なのは達ちびっこの時からガシャンガシャンしてたし、今のカードリッジシステム優秀だから大丈夫でしょっと思った。

「撃てます!」

[Yes.]

 本人もそう言ってるし

「クロスフアイヤー!」

 引き金を指に添えて

「シュート!!」

 一気に引いた

おおっ、すごいじゃんバタバタとガジェットが破壊されている最中で一発だけ制御を離れやがった。
それがスバルの方へ向かう。
ちっしまった出遅れた当たる瞬間
ヴィータのハンマーが弾丸を跳ね返した。
油断したわ

「ヴィータ副隊長」

 スバルは驚いたような小さい声で呼んでいた

「無茶やって、味方を撃ってどうすんだ!」

「あの、ヴィータ副隊長。今のもコンビネーションのひとつで―――」

「うるせぇぞ、タコ!直撃コースだよ今のは」

「違うんです。今のは」

「うるせぇ馬鹿ども、もういい、後はあたしがやる!お前等みたいな馬鹿は、二人まとめてスッ込んでろ!」

「ヴィータ副隊長フォローは私が」

「あぁそうしてくれ」
 
「おおし全機撃墜」

「ふぅこちらも終了です」

「こっちもだ。召喚士は追い切れなかったが」

「だがいるとわかれば対策もできる」

「だな」

ヴィータ、俺、シグナム、ザフィーラがそろってきた。
久しぶりにザフィーラの声聞いたかも
アイゼンを肩にかけて後から来たエリオたちにティアたちの様子を聞いていた。
それを聞いたヴィータは心配そうにその方向を見ていた
俺は終了したのでゆっくりと基本呪文の魔法の目でオークションを見ていた。
見ていたのはなのはのドレス姿なんだけど、俺は脳内になのはの姿を保存した。
俺も中の警護が良かったな。
終了してから前線メンバーはなのはに集合されてしまった。
その時ティアはなのはに呼ばれて散歩に向かった。
これで焦りがなくなればいいんだけどなぁ
俺がぶらっと検証を手伝っていると向こうでなのはとユーノが二人で談笑をしていた。
そう言えばなんかセミナーぽい事してたような
ちっなのはの隣に男がいるだけでなんだかイライラする。
真ぁユーノは良い奴だけど・・・
俺は後ろを向きなのは達と反対方向に歩いて行った。

「くそっ」

 俺は八つ当たりみたいに木を殴った。

「綾呪文を使うものは自然を大切にしないと」

「聞いたような話ですね」

「うん、綾に教えてもらった」

 俺そんなこと言ってたっけ?
あぁ~自然魔法(エレメンタルマジック)の所でそんなこと書いたような気がする。

「自然に対するお叱りですか?それともさぼりのお仕置きですか?」

「くすっどちらでもないよ。何をイラついているの?綾は」

「別に・・・」

「なのはの隣にユーノがいたから」

「なんでそこでなのは隊長が出てくるのかわからないのですか?」

「そっか、あまり無理しないでね」

「そんなつもりはないです」

「そう」

 そう言ってフェイトは話は終わりと言わんばかりにエリオたちがいるだろう方向に歩いて行った。
そうこうしてると撤収めいれいが来たので撤収

「みんなお疲れ様、今日の午後の訓練はお休みね」

 なのはが今日の練習はなしと宣言
言うかもう夕日が出てるんですけれど

「明日に備えてご飯食べて、お風呂入ってゆっくりしてね」

 みんな敬礼で解散

「スバルちょっと一人で練習するから」

「自主練私も付き合うよ」

「僕も」

「私も」

 みんな手を上げだして、。俺が行ったらどうぞどうぞって言われたらどうしようってダチョウ倶楽部ネタを思いついたのは置いておいて

「ゆっくりしていてねって言われたでしょ。あんたたちはゆっくりしてなさい。それにスバルも悪いけど一人でやりたいから」

「ティアさん頑張ってねぇ」

「ええ」

 俺はみんなを置いて自分の部屋に戻った時会議室に光があったので少しだけのぞいてみようっと
あれ丁度ティアの事を話しているみたいだ
ディータさんの事を話しているみたいだ

「私が葬式で殴った事件だね」

「「「「「綾 (ちゃん)」」」」」

「そんなに驚くこと?なのはにフェイトにシグナムにヴィータとシャーリー」

パクパク指をさしているので

「ティアなの話でティーダさんか関係しているんだもん。首突っ込まないとティーダさんに呪い殺されちゃうから」

「綾ちゃん」

「なのは大丈夫だって、言っても心配は心配だよね」

「でも」

 俺はなのはの頭に手を乗せ大丈夫っだからと安心させた。
話し合った結果少し様子を見るとのことで落ち着いた感じだった。
しっかりと話し合えばいいのにって思ったのだが追い詰めるのもなぁって思いその案に乗った。
俺が外の空気を吸いに外に出てみるとヴァイスがいた。

「お久、ヴァイス君」

「綾さん、良いんですかその口調?」

「どうしたの?そんなところで」

「いえね、あそこにティアナがいましてね。もうかれこれ4時間以上自主練をしていまして」

「そっか、幸せ者だねティアは」

「は?」

「今もね隊長陣ティアナの事心配して話し合ってたし、フォワード陣もそう、そしてヴァイスもでしょ。こんなに真剣に心配してくれてるんだから幸せ者じゃん。きっと大丈夫だよ」

「そう願いたいものですね」

「そうだね。知らぬは本人ばかりだねぇ」

俺は少しだけ嫌な感じがしていたがティアがいる方を見ていた。 

 

摸擬戦~恋人たちの喧嘩

 あれから特に何事もなく過ぎていった。
表面上は、やはりティアナは無茶な自主トレを続けていてスバルまでがそれに協力しているとのことだった。
身体を動かせば何かが吹っ切れるかもと思い俺も黙認したけれど、頑張りは認めるけれどあれはオーバーワークじゃねえ
多分今日の摸擬戦で納得いく結果が出ればきっといい方向に行くと信じたい。
 
 まずはスターズの摸擬戦だけど、俺はまだスバルとティアナみたいに連携がうまくいかないので俺は一人ですることになった。

 スバル・ティアナがなのはと向かい合っていた。
俺は少しだけ離れてみているフェイトの方に向かって聞いてみた。

「私もたいがいだけどなのは隊長大丈夫なの?」

 俺はフェイトの方に顏を見てそう言った。

「そうだよね。だから,スターズと綾の模擬戦も私が相手しようと思ったんだけど、なのは部屋に戻ってからもモニターに向かいぱなしなんだよ。訓練メニュー作ったり、皆の陣形チェックしたり」

 フェイトが心配そうになのはの方を見ながらそう言った。
俺も何度か一緒の部屋で寝てるので知ってるけれどオーバーワークな感じはするんだよなぁ


「なのはさん訓練中も僕たちを見てもらってるんですよね」

「本当にずっと」

 エリキャロも気づいているようだった。
そうこうしているうちに模擬戦が始まったようだった、

「おー,クロスシフトだな」

 ヴィータの発言とともに動き出した。
スバルがウィングロードで空中のなのはに向かっていくのと同時に、
ティアナは射撃でなのはを牽制する。

「あれ?キレがねーな」

「そうだね。狙いはいいみたいだけど・・・」

 ヴィータとフェイトの会話を聞きながら俺は小さく舌打ちをした。

≪ティアどう見る≫

≪明らかに体調不良による魔力の低下ですね≫

≪今の状況でなのはに勝てる要素は?≫

≪1%以下だと思います≫

 なのはの正面に回ったスバルがなのはに肉薄していく。
あれ幻影じゃなく実物じゃん
なのはは砲撃を加えるが,スバルはシールドで防ぎながら
なのはに攻撃を加える。

「ねえ,私や住んでいる間にあの二人のコンビネーションって増えたの?」

「無い・・・綾さん。初めて見るンビネーションですよ」

 俺の問いに対して,エリオは意外そうな口調で返してきた。

「なのは隊長のガードが堅いってあるけれど、危ないね」

「だな」

 ヴィータも心配そうに答えていた。

「ところで,ティアナはどこに行った?」

 シグナムの言葉で,全員がティアナの姿を探した。
すると,なのはの顔に狙撃ポインターが見えた。
出処の方を見ると,砲撃をしようとしているティアナの姿が見えた。

「砲撃!?ティアさんが?」

 キャロが驚いた口調でそう言った。
その間にも,スバルはさっきと同じようになのはに肉薄し,
また,攻撃を加えていたが,なのはのシールドに阻まれている。

「ティア~」

スバルが叫んだ瞬間,砲撃しようとしていたティアナの姿が掻き消えた。

「あっちのティアナは幻影?じゃあ本物は・・・」

 そのとき俺はなのはの後方でウィングロードの上を走るティアナの姿を
発見した。
右手のクロスミラージュには魔力刃が生成されている。
ティアナがなのはの上方からクロスミラージュで切りかかると
ふいに爆煙がなのは達3人を包んだ。
頭の中で警報が流れてる
俺は無意識に手すりを乗り越え,爆煙の方に向かって飛んだ。

「なのはぁ~」

「綾~お願い」

フェイトも出遅れたみたいで俺に任したと言ってきた。
なのはの声が聞こえるが何を言っているのか聞き取れないけれど何かがおかしい
間違ってるとか・・・
俺は嫌な予感がしてスピードを上げた
爆煙が晴れてくると,ティアナとなのはがお互いを砲撃しようとしていた。
ティアナは後ろに飛び、

「私は誰も傷付けたくないから、強くなりたいんです」


「・・・・・・少し、頭冷やそうか」

『クロスファイア、シュート』

 ティーダさんの得意呪文かよ

『ファントム…』

 なのはの方が一瞬早く砲撃を放ち,ティアナはダメージで意識が朦朧としているようだった。
終了か、ギャンブル性は高いけれど戦略自体は悪くないなぁ、
でもまだ早い。
今のレベルじゃ体を壊す可能性が・・・
それか体調が万全なら・・・
そこら辺を注意して反省会となのはの手の治療かなと思っていたら

「なのはさんっ! え、なにこれっ!? ・・・・・・バインドっ!!」

「じっとして、よく見てなさい」

 何をしようとまさか。

「クロスファイア・・・・・・シュート」

「なのはさん~」

「ティアァァァァァァァァァァァッ!!」

 空の道の上でふらつくティアを襲うのは、桜色の魔力の奔流。いわゆる砲撃魔法。
俺は咄嗟に飛び出し、光線白羽取りで明後日の方向に投げ飛ばした。
そしてティアをフェイトの方に転送これぐらいは、制御がかかっていても出来る
でも怒ってるねぇ。俺もそれ以上に怒ってはいるけれど

「どうして・・・・・・邪魔、するのかな」

「なんのつもり,なのは?」

「教導の邪魔だよ綾ちゃん」

 威圧感ばりばりじゃんこわ~

「あれが教導?あそこで終わってたのに追い打ちするのが教導?」

 あれは教導じゃなくリンチだ
俺が良く敵にやる方法じゃん

「何度も言わせないで欲しいな?綾ちゃん」

 監理局白き魔王。
個人移動砲台
でも俺の可愛い彼女
彼女が間違っていて治すのも恋人の役目だ
頭に血が上っているときに俺まで血が上ったらシャレにならないからまずは話し合い
必要なのは、わかってもらうことだ。どっちも、間違ってるんだって。
ティアも間違ってるけれど、なのはも間違ってるんだってわかってもらわないと。

「あと、なのは間違ってるのかって聞いたよね。だったら、答えてあげる。今回は間違ってるって」

「綾ちゃん、どうしてそう思うの? 綾ちゃんだって分かるよね。こんなの、凄く危なくて、ダメなことだって。今を使い潰すような選択をしたって」

言いたいことはわかるがでも・・・なのはは信じられないような顔で俺の方を見てきた

「別に俺は、ティアの事は心配だけど、どうでもいい。潰れたいなら、勝手に潰れてりゃあいいでしょ
それがティアの決めたことなんだから」

 俺はフェイトの方に飛ばしたティアナを見てやっちまったと後悔しながら会話を続ける
なのはは表情を険しくするけど、気にしない。

「だって、心配はするよ故人の妹なんだからでも私の部下でも何でもないんだから干渉する必要はない。
ティアの基本方針にどうこう言う理由も無い」

「冷たいね。仲間じゃないの?」

「冷たいよ?俺はこの人だと思える人以外は基本冷たいよ。それにいつもこうだよね。なのは達が管理局に入るときも止めたけどなのはの人生だからといったよね」

 心配するのは本当はティアの事じゃない。

「でも、『なのは』には言えるよ。俺の大切な人なんだから?なのは、ただ戒めるための、ただ踏みつけるだけの、魔法撃ってどうしたの?」

「それの何がいけないのかな。これが・・・・・・私の仕事だよ」

「ダメに決まってるよ。そんなのなのはの魔法じゃないじゃん。それは俺が敵にやるやり方だ」

 仕事のために、自分の魔法の意義おいてけぼりでしょうが。
そんな事のために魔法を学んだはずじゃないでしょ
目的と手段を間違えないで

「なのは、今撃ったのが心から自分の魔法だって胸張って言える?」

 出来れば、これで止まって欲しい。そんな願いがあった。
何時だってわかってくれたのだから
ばれちゃったと思うけれど、今はもういい
なのは気づいて・・・
でも、その願いは叶わない。
だってクロノが言ってたっけ、
「現実は何時だってこんなはずじゃなかったことばかりなんだから」

「言えるに決まってるよ」

 即答で、答えた。
どうやら、話し合いは無理かな。目の前に居るのは、俺のこの世で大切な人じゃない。
目の前に居るのは、時空管理局の魔導師・高町なのは一等空尉。教導隊に所属する若手NO1の空戦魔導師。
そして、この部隊、機動六課の教導担当でありスターズ分隊の分隊長。それが高町なのは一等空尉。
肩書や環境って怖いねこんなに変えてしまうんだから
だから最後に、恋人の間違いをただすよ
サヨナラ言われても
元に戻ってほしいあの時受け入れてくれたなのはに
だから俺はこのなのはの姿をしたドッペルを打ち倒す

「綾ちゃん、一旦降りようよ。この話は、他の隊長達と一緒に」

「嫌」

「いいから、降りて。スターズ分隊の隊長として命令する。ここから、降りて」

「嫌だね、今はスター03の綾じゃなく、俺として話している。
隊長が間違っているならそれを問い正すのは同格のものか上の役目。
今はやてはいないからそれは俺が問いただす。
破壊者の異名をとるこの俺が!」

 俺は物わかりの悪い恋人に向かって大げさにため息を吐く。
それを見て、なのはの視線がまた厳しくなる。

「これは、なのはと私との話なの。それに自分の都合のいい時だけ隊長になるのひきょうだよ。」

 本気で隊長であるつもりなら、ティアナやスバル、エリオとキャロにさんなんて呼び方を許していいわけない。
だっていくら親しいって言ってもここ軍隊色強いのに基本ダメでしょうが
親密感が高くなるのはいいけれど軍隊や警察機構がフラットな状況がいいわけないでしょうが
普通の会社でもダメか。でもこんな時だけ立場を使う。許されるはずがない

「綾ちゃん、お願いだからちゃんと話そうよ。私は、教導主任なんだよ?、綾ちゃんが言いたいことわからないよ」

「本気で分からないようだよね。私にも撃ってみたらティアみたいにさ、一応なのはの部下だし俺にも教育的指導ってやつをしてみたら」

 なのはの表情が僅かに歪む。でも気にしずに言葉を放つ

「自分の仕事を邪魔した私を戒めるために、さっきティアやスバルに対して行ったのと同じように。
教導官として、分隊長として、組織の人間として、修正してみてよ。そして、自分の仕事を遂行しなよ。いくら俺が5段階落としているからってそんなのに屈する俺じゃないよ」

 すごく泣きたい気持ちなんで恋人になって初めての喧嘩が
こんな他人のためにしてるんだろう
俺はなのはを見た。
愛おしいなのは、元に戻ってほしい
愛してるでも今のなのはは間違ってる。
もしかしたら俺の方が間違ってるかもしれないけれど俺の愛したなのはじゃない。
理想を押し付けてるだけかも・・・

「あれが本当に高町なのはの魔法なわけない、あんな暴力だけの魔法がなのはの魔法じゃない。証明してあげるよ」

「わからずや、もういいよ。分かってもらうから」

 今からが本当の初めての喧嘩だね

「私は、私の仕事をするだけだから」

仕事かっ
そして、なのははゆっくりとレイジングハートをセットアップ。
そうしてすぐに砲撃仕様の形態へと姿を変えた。

『ショートバスター』

 連続で来るけれどこんな暴力だけの魔法が俺のシールドを抜けれるはずがない。
こんな思いのないただの破壊に負けない
なのはがすごいのは、
ううん、高町家の人がすごいのはやっていることに想いを乗せてることだ。
それは剣術であったりお菓子作りであったり魔法であったり、
だからすごくてみんな高町家の人にあこがれてしまう。
だから認めないこんな暴力だけの魔法を

 なのはがカートリッジ付きで1発こちらにぶち込もうとしている。ご丁寧に、カートリッジは3発もロードした。

「ディバイン・・・・・・!」

 チャージされた本当の意味での高威力砲撃が来る。

「バスタァァァァァァァァァァァッ!!」

火炎砲(キャノンボール)

夕姫の相乗効果付き

桜色の魔力の奔流を燃え盛る火炎球で相殺した。

 爆風に圧されるけど、一歩も引かない。
いいや、絶対に引かないと、足を前へ進める。
俺の呪文と同格腕あげたなぁ
こんなときに知りたくなかったけれど
どちらも制御がかかってるからどうかはわからないけれど

「ぶつかる事で心を通じ合わせて、目の前の誰かと『お話』してきたんでしょうがそうやって無二の親友を手に入れたから凄いんだ。
それを、エース・オブ・エース? 教導隊所属のオーバーSランク魔導師?
一等空尉階級の局員? 機動六課の分隊長?」

 なのはのシューターを俺は魔法の(マジックミサイル)の呪文で相殺していた。

「そんなのは高町なのはの一部であってすごさじゃない」

 その価値は心・・・魂にあるんだ。局員の地位じゃなく心がすごいのに

「それなのに、なにあれ!?」

 俺は泣きながらティアなの方を指を指し声を上げて叫んだ

「ただ撃っただけじゃん」

 ちっ砲撃でシールドが破られた。
さすが、B+とAAの違いか?
俺はダメージを受けながら話をつづけた

「それはティアナ達が危ない事をしたから」

「違う! 同じようになってほしくないから・・・撃ったんでしょうが」
 
 なのはが一瞬固まる。

「なのはは、ティアナにそれをしても誰も喜ばないからそれは違うってそう言いたくて撃ったんでしょうが、今までも友達になりたい。
何故襲って来たのか知りたいって想いで撃ってきたのになんでそれなのに、
戒めるためっ!? 違うっ! 絶対に違うっ!!」

 その返事はカートリッジの音が聞こえた

「違う。私は、教導官として」

「だったら、もういい。俺にも全力で撃ってこいよ。
高町教導官の魔法なんて俺には通用しないところを見せてやるよ
高町なのはの魔法はすごいけれど今のお前の魔法は暴力だけの魔法に屈しない。あの時負けた俺はこんな暴力だけのお前に負けたわけじゃない!」

 俺が惚れた、俺が全てを使って負けた女はこんなくそ女じゃない

「いいよ。ディバイ~ンバスター」

 そのまま、今までで最大出力の砲撃が飛んで来る。
俺はシールドを張り直し耐えきるが大爆発

「邪魔が入ったけど、演習は終了。今日は三人とも、撃墜されておしまい。
スバル、ティアナが目を覚ましたら」

「な、なのはさん」

「なに? というか、人の話を聞くときはこっちを見て」

「まだ終わってないのに終わった気になるな。教えたよね
きちんと確認してから終わったって思わないといけないって・・・」

 煙の中から見えたのは・・・・・・驚く様子でこちらを見ているあの女。
そして、がんじがらめにしばられているスバルの姿。
俺のバリアジャケットの大半が吹き飛び、身体中に痛みが走る。
半裸になりかけてるがまぁ基本女性ばかりだから別にいい
エリオ、15歳以下は黄金の獅子帝が言ってたまだ子供だから良いと

 近距離バスターでシールドを破壊して終わったと思っていたようだが甘いこれぐらいで倒れるわけないでしょう
なのはとの喧嘩は始まったばかりだ
ぜったいにみとめてやらねぇし、喧嘩で負けたくない

「バカにしてるの?なめるんじゃねえよ」

「うそ」

「嘘じゃないさ。お前みたいなただの魔力が強いだけの馬鹿に倒されるわけないでしょ、そんな軽い砲撃で人が倒れると思うなさぁ続き・・いこうか?」

 俺はなのはに目を向け立ち向かうが少しだけ身体が揺らぐ

「綾ちゃん!!やめてぇ」

 俺の周囲に桜色の縄。それが、俺の身体を縛る。

「もう、いい。こんなことする意味が分からない。だから、私や他の隊長達とちゃんと話そう?」

「ふざけるな。こんな暴力だけの魔法で俺が止めれるわけないでしょうが」

俺は速攻でバインドを破壊した。
ふざけてるでしょ、数年いなかったから弱くなったと思ってるのか、それとも自分たちはそれほど強いと思ってるのか、どちらにしろなめてやがる。
どうせもう抵抗するだけの呪文が放てないと思ったのか

「やめるだぁ? ふざけた事抜かすな。俺はお前という存在を否定して喧嘩を売ったそしててめぇはそれを買ったんだろうが。この喧嘩の止め時はたった一つ。
お前と僕のどっちかが潰れる瞬間だ。それ以外は、ありえない」

 そういやネイも同じようなこと言ってたような

「やめて」

 そう言いながら、レイジングハートのマガジン式カートリッジを入れ替えた上で、また撃つ。
ピンク色の砲撃が俺の後頭部目がげて飛んできた。
俺はそれをシールドを外し受けてみた。

「所詮暴力なだけの攻撃なんて効かねえよ」

 少しフラつくがまだまだ元気一発

「俺にもティアナがやったように戒めるために魔法撃ち込んでいいって、修正してみろや。どうせまだ、魔力有り余ってるんでしょ?監理局若手NO1、オーバーSランクの天才魔導師なんだからさ」

 左手をなのはに向け、くいくいと挑発するかのように指の先を曲げる。

「天才だから、なんでティアナが無茶しようとするかも、理解出来ないでしょ。ほら、撃っていいから、俺に解らせるために撃ってくればいいじゃん」

 目の前の女は、首を横に振り、後ずさりながらレイジングハートの穂先を下ろす。

「嫌だよっ! お願いだから、話を聞いてよ」

「いいから撃てって言ってるだろうがっ! さっきティアナにしたみたいに修正してみろや、高町教導官」

 それでも撃たない。その様子に、もういい。

「ほら撃ちやがれ、 お前は教導官で、分隊長なんだろっ!?仕事なんだろうがっ! これが自分の魔法だ胸張って言い切ったんだろう。自信と誇りを持って、自分の不屈の心とともに自分の仕事を通せよっ!!」

「どうしてっ!? なんでそこまでするのっ! そこまでして、私が間違ってるって言いたいのかなっ!!」

「そう言ってる」

 俺がそう返すと、なのはがそれまでとは違う、悲しげな顔をする。
俺は空間に通信画面を開く。
それは俺と何回も秘め事をした友人はやて。

「はやて、悪いけど今すぐになのはのリミッターを解除して」

 地上本部で行われる会議に出るために、隊舎を留守にしていた我らが部隊長。
ビックリした目で画面を俺を見る。

『なんやって言うか、なんで綾ちゃんボロボロなん。それになんで正体ばらしてるんや』

「なのはに喧嘩売ったから。でも、当のなのはは俺を見下してるのよ。リミッターありでも、数年に出てない俺なんて押さえつけられるってタカをくくってる」

敵を見据えつつ、僕は右横に開いた画面に声をかけ続ける。

「違うよっ! 私、見下してなんてないっ!! お願いだから、ちゃんと話してっ!? どうしてこんなことするのか、私」

「てめぇ、ティアナに対してさっき自分がなにしたか、もう忘れたのかっ!!俺に対して今言ってることが、どうしてティアナに出来なかったっ! 」

一喝すると、なのはの瞳から涙が零れた。だけど、知らない。そんなの知らない。
俺の心を護ると言ってくれた、俺が全力で戦って敗北をしたなのはじゃないのだから

『とにかく、リミッター解除は認められるはずないやろ。
ちゃんとうちに状況を話して』

「じゃあもういい。我が部隊長殿は会議の準備で忙しいはずだから切るわ」

 俺は強引に、通信を切る。

「ほら、若手NO1六課の切り札の天才魔導師の高町教導官とっとと来いよ。頭冷やしてくれるんでしょう?」

俺はテリー・ボガードの挑発のように手招きをする

「さっきのティアナに対してしたように、力で踏みつけて修正してみろって、それがお前の夢で仕事なんだから。だから、胸を張ってやれよ。ほら、撃て」

「お願い。やめて・・・違う、私は踏みつけたんじゃない。そんなことしてない」

 だけど、それは気にせずに僕は言葉を続ける。

「撃てよ。お前はその選択をした。だから撃ち続けるしかない。軍隊式で俺に解らせてみろよ」

「嫌だ、撃ちたくない。だって、綾ちゃんは親友で恋人で・・・」

「もういいそこから訂正してやるわ」

 なのはの身体が震える。そして、声を上げようとする。だけど、その前に俺は言い切った。

「あ・・・や・・・」

「お前なんか、友人でも恋人でもない」

 そして、目を見開いて僕を見る。なのはも泣きだしているが
俺も心で泣いていた。
好きな人を泣かせることしかできないふがいなさ
こんな力だけでいう事を聞かせるやり方は認めたくない
愛してるよなのは
でもそれは今のなのはじゃない

「綾それ以上なのはを悲しませるのなら」

「最終警告だ。嘱託魔導士綾 二等空尉として命令する。すぐに下がれ」

そんな階級で俺を止めれるとでも思ってるの?
とりあえず無視

「南條、なのはの気持ちも察してやれ恋人なんだろうが」

「そうだよ、こんな悲しい喧嘩意味ないよ。綾ならわかってるんでしょなのはが撃った理由も、ならやめて」

「喧嘩の横やりするな!いつぞやの二の舞になるぞ」

そして俺はなのはの方を向き

「俺が愛し焦がれた人は高町なのはであって、階級におぼれ、時空管理局の局員でも、エースオブエースでもなくただの女「高町なのは」だ、」

「綾いい加減に」

「あぁ、痛い目を見てもらうぞ、あの時と同じと思うな」

「う・る・さ・い」

 俺は氷のような目で二人を睨みつけた
殺気とプレッシャーで相手を止める方法
フェイトはしゃがみこんでしまった。
歴戦の勇者であるシグナムも足を止めた

「喧嘩の最中に横やりとは無粋な、それ相当の覚悟を持ってきな貴様たちがつけてくれた字の通りに破壊してやるから」

「あ・・・や」

「本気か」

≪まぁ以前は友人としてこられたので私も綾様を止めようとしましたが、立場で来られるのならそれ相応の覚悟で綾様に向き合ってください。その結果どうなろうが知りません。友人で来ないんですから、なら敵としての情けは私もしません≫

「二人ともおかしいよ」

「なぜそこまで高町を否定する」

≪烈火の将よ公私混同もほどがあるのでは?≫

「何?言わせておけば」

 今にも襲い掛からん形相だ
うん、鬼の形相だね

≪これがほかの上司がやった事なら止めるはずなのに、友人フィルターで曇ってるのでは?
それでよく言えますね。そして気に入らないと力で踏みつけようとします。
権力を使って。これがはやて嬢の目指した組織ならこんな組織潰れた方がいいですよ。≫

「何?」

≪一回考えたらどうですか≫

 さて仕切り直しだね

「俺が愛した女性高町なのはは」

 俺は空を見ながらそしてなのはの方に顏を向け慈しむように見てから

「いつも俺の心を護ってくれた女性は、護るための力は使っても、権力で力で踏みつけようとはしないはず」

 いつも俺が暴走したときに止めてくれた人
こんな潰すだけで先が見えない悲しい事を止めないといけない
他の武装隊の局員ならそれでいい
修正っていう言葉があるぐらいだから
ガンダムでもそれはやっていることだからでも
高町なのははそれをやってはいけない攻撃かもしれないけれどわかりあうための思いを込めてやるのが彼女の魔法なんだから。

「だからなのはは、こんな事を絶対にしない」

俺は魔力の渦を吐き出した。

「きさまみたいに、これが自分の仕事だからと言い訳して、人を踏みつける重さから逃げたりなんてしない」

もう少し、もう少しだけでいいからもって欲しい。

「お前や、俺を力ずくで止めようとしたライトニングの分隊長みたいなことは絶対にしない。
・・・・・・てめえらは普段はフレンドリーを装って、隊員やおれに隊長呼びなんてさせてないくせに」

 ふらつく身体を保って言い放つ。

「自分の都合のいい時だけ隊長・上司面して、人の気持ちを踏みつけるようなことは、絶対にしない。
『高町なのは』は、俺の心を癒してくれた女性(ひと)はバカみたいに優しいやつなんだよ」

踏ん張るけど、ふらつく。さすがになのはの魔法はきびしいね

「俺の知ってる『高町なのは』は、お前とは違う。
もしも相手のことが分からないなら、理解出来ないなら、ちゃんと話そうとする」

 戒めるために撃つようなもんじない。そんなクソみたいな魔法の使い方、
絶対にしない。
手を伸ばして、全力全開で知ろうとする。自分の想いを、
言葉を届けようとする。
自分から、バカみたいに手を伸ばそうとする。
俺には絶対に出来ないやり方
そうやってアリサやすずか、フェイト、ヴィータと仲良くなってきたのだから。
わかったことがあるなのはにしろ、D・Sにしろなんであんなにすごいのか、力もそうだけどやはり想いや魂がすごいからだ、他の主人公もそう。
こんな力だけで権力を盾にする屑の魔法なんて俺は屈しない

「てめぇがどこの誰かは知らないけど、この最低の偽者が。
俺の大事な女性(ひと)を、歪めた罪は死をもって償いやがれ」
 
 俺は一歩進みながらそう言い放つ

「俺の知ってるなのはは、俺の恋人は…あんな風にしなくてもティアナと分かり合えるはず・・・
高町の魂を受け継い出る女性だよ。
貴様ではないもう一度言ってやる。俺は、お前の恋人なんかじゃない」

俺はなのはを正面から見て言い放つ

「俺は貴様のような権力の女の恋人じゃない。俺の恋人は「高町 なのは」だ」

権力に倒れる俺様じゃない

「だから・・・・・・『高町なのは』を貶め、侮辱するお前を、ぶち殺してやる。てめえは敵だ」

レイジングハートを両手に持ったまま、俺をみて涙を流している『偽者』を。

「いや」

もうティアナの事なんかどうでもいい
俺が恋し焦がれたなのはが、俺を護ってくれているなのはがあんな馬鹿な真似をするところは見たくない

ただ僕は・・・・・・あのバカが、あんな真似するとこなんて、もう二度と見たくない。
俺はその可能性を殺す。


「もう、いや。・・・お願いだから、やめて欲しいのお願い」

「いいや、お前は分かってない。そんな逃げなんて通じるはずがないだろうが。
偽者のお前が、わかるはずがない・・・」

 俺は正しいのかなおやっさん
生前言っていたように俺が思うように行動してみるから少しだけ力を貸して
俺は奴に向かって指をさした。

「さぁ お前達の罪を数えろ」

 俺はなのはの少しだけ上に位置を取るために上昇していく

「どうしてもやる気が出ないなら俺がその気にさせてやるよ」

 俺は手を上の方にしあげてクロスさせる。


「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク」

「おい、ばかその呪文は」

今まで黙っていたヴィータが何か言っているが無視
なのはは、魔力を集束して行っている。

「灰燼と化せ 冥界の賢者 七つの鍵をもて開け 地獄の門」

『スターライトブレイカー』

 俺に向かってピンク色の星を破壊するかの砲撃がやってくる。
俺はただ魔力を集めただけで詠唱を言っただけ、あの時のお返しをしよう

≪綾様むちゃです≫
≪馬鹿な主人でごめんね。ガードは無用、あの時のなのはが出来て私にできないはずがないから、やっぱりおれはなのはに甘いみたい≫

 俺はピンクの光の渦の中を歩き出した。

くっなのはよくこの中を歩いたよなぁ
意識が持ってかれる。
魔法は一度吐き出すと途中でやめることが出来ないそれはミッド式だろうが同じ。俺が鬱になって自暴自棄になった時に立ち向かって手を広げてくれた天使を取り戻すために俺はこのピンクの道を通って迎えに行くんだから


「綾なんて無茶だよ。わかるけれどいくら何でもそれは無茶でしょ」

フェイトが何かを言ってるけれどもう聞こえない・・・
俺は俺に向かって言い放つ

「必ず助ける・・・」

「あ・・・綾」

 フェイトは名前を言うだけで精一杯だった
フェイトにはわかる、あれの最初に受けたのは私だからそれは10年前それとは比べ物にならないなのはのあれをガード付けずに受けきるなんて自殺行為だ

俺は一歩一歩なのはとの思い出を思い出しながら歩いていく
弁当の事
花見の事
母の日の事
俺が暴走したときの事
あれ俺の泣いている所しか思い出さない?
あんな力だけの傲慢な魔法は俺の知っているなのはじゃない
あと少しあと少しだけ持って
P・T事件の時無茶しないでって約束したっけ
俺はすべてを受けきりなのはのもとにたどり着いた
俺はなのはの方に倒れこみ
抱きしめる。

「こんな・・・ばかななのはを殺すよ・・・なのはが俺にしてくれたみたいにおれも・・・」

「ごめんね・・・ごめんね」

「うん、戻ってきてくれたんだ。愛してるなのは」

そうしてなのはの胸で安心して俺は意識を放した。
 

 

すれ違い

 当たり前だが今日の練習は中止、待機となった。
綾はというとあそこで倒れて医務室にティアナと一緒に運ばれた。

 なのはとヴィータはシミュレーション場所の建物で準備をしていた。

「ヴィータちゃん」

「なんだ?」

「綾ちゃんってさ、馬鹿だよね」

「そりゃひどくねえか」

「バカだよ。だって私の事、綾ちゃんの実力なら倒すこともできたのに、やったのは、結局アドバイスだよ? こうすればよかったのにっていう」

 まぁわかる。言葉は物騒で切れていたけれど身を切ったアドバイスだってもう少しやりようあるだろうに

「これじゃあ私、完全に悪者だよ。綾ちゃんを・・・。私・・・最低だよ」

 なのはが泣いている後姿だが、ヴィータは聞いてやることしか出来なかった。

「痛いの。心が・・・・・・凄く。綾ちゃんの心を護るねって約束したのに私は・・・」

 肩が震えてる。教導官とか、エース・オブ・エースとか、言われているこいつが、こんな弱弱しいこいつを見るのは初めてだ。

「私、あの時綾ちゃんの事知ろうとしなかった。綾ちゃんがどうしてティアナをかばったのか、あんなこと言い出したのか。
最初はティーダさんの義理かなとも思ったの?
あんなことを言い出しても分かろうともしなかった。
だから、恋人じゃないって・・・殺してやるとまで言われた」

「・・・なのは」

「それでね。あぁ私、ティアナにも同じ事をした」

どうやら、アタシの言葉はあんま意味がないらしい、なのはの言葉は、止まらなかった。

「本当は見てて危なっかしくて・・・ただ放っておけなかっただけなのに。
私にだって、振り返れば落ち度はいくらでもあったのに」

 その言葉を、アタシは黙って聞く事しか出来なかった。
落ち度で言えばあたいらも同じだ。
ティアナの事は危惧していたのに結局は静観を決めたんだから、
もっと出来る要素はあったんじゃないかと今更ながら思う。
あいつらが規律やらであたいらの教導計画を無視して勝手に暴走したと言えばそれまでだが、
あたいらはてめえの不出来を棚に上げてそんなことを言う権利はねえ
それは恥知らずなことだろう。

「なのに、ティアナの叫びを聞かずに隊長風吹かしてティアナを力だけで踏みにじった。あんなに助けを求めていたのに」

「それなのに私、それを棚に上げて、ズルく隊長面して、力を振りかざして、ティアナを踏みつけただけだった。あんなに必死に訴えてくれたのに」

「なのは、ティアナが目覚ましたら、ちゃんと話せ」

「え?」

「反省することは良いことだ、でもよまずはティアナと話してからだよな」

 このまま放置して時間が解決って線もあるが不信感のあるひとから教えを受けても見にならないし、どちらにとっても不利益にしかならねえ
まずは、相互理解のため話し合いだな
24時間勤務だから、何時事件が起こるかわかったもんじゃない。
こんな状態でガジェットの襲撃とかあったら、絶対に揉める。

「うん、そうするよ。ヴィータちゃん、ありがと」

「おうって頭を撫でるんじゃねえ」

「にゃはは、感謝のつもりなんだけど」

「そんな感謝なんて要らねえよ」

「う、うん」

「あと、綾の言った事は気にするな」

「でも・・・」

 アタイと綾は関係がよく似てると思う
恋愛じゃなくあの時なのはを守ってやれなかったから何となくわかる

「アイツは、あの時のお前を殺すまで言ってたが、お前本人は否定してなかったと思うぞ」

くそ恐ろしいことにティアナの事はガン無視
どこまでなのは中心なんだあいつは
ただあいつの目標はなのはだけで、あいつから見てなのはの魔法の意味が違ってたからそれだけであの騒ぎを起こしただけだ

「うん」

「でもよぉ、あいつは局員じゃなく俺の恋人は「高町 なのは」だって言ってたよな」

 あいつこれだけは言いたかっただけかも権力や立場のなのはじゃなく、なのははなのはだって
めっちゃ不器用だろうが、自分以外の事は器用にする癖になんで自分の事になると自分を傷つけようとするんだあいつは

「だからよぉ、局員だろうがどこにいてもあいつが知っている高町なのははきちんとここにいるって顕在すれば問題なしだろうが、」

「うん、分かった。ヴィータちゃん・・・・・・ありがと」

 なんであたいがフォローしてんだろうな。
綾この貸しは高えからな
まったくよぉ

アラームの音が鳴り響く

「なのは」

「うん、いこうヴィータちゃん」

その頃少し時は戻って綾たちは

「・・・・・・ん」

「大丈夫かしら」

「あぁシャマルか。どれくらい眠ってた」

「はい」

 俺は着替えとティアを渡してもらってティアの表示を見てみたら19時を回ってた。

「そんなに寝てたのか」

「なのはちゃんの砲撃をなんの防御もやらずに食らうからと過労からね」

「そっか。ティアナは」

「お隣で眠ってるわ」

「一応聞くが退院しても」

「大丈夫よ。無駄だと思うけれど、安静となのはちゃん・・・」

「前半は了解。お医者さん怒らせると怖いから・・・

「フィリス先生は素敵な先生よ」

「確か、シャマルはフィリス先生の教習受けたんだっけ」

「ええ、後半の事は?」

「それこそ俺となのはの問題だ、なるようにしかならん。それとティアナの事はよろしくね」

 俺は軽口を言いながらなのは達の部屋ではなく俺自身の部屋に入った。
帰った瞬間に通信が入ったのでそれに出ると

「やってくれたな自分」

「あぁわが愛すべき部隊の長、八神課長いかがしました?」

「それ次言ったらぶん殴るからなぁ」

「ジョークはここまででどうしたの?」

「綾ちゃんが起きたって聞いたから綾ちゃんサイドの話を聞こうと思ってなぁ」

「大変だね」

「そう思うのなら問題起こさんといてぇな」

「善処する。映像を送ったからそれを見て説明するよ」

「了解や」

 それを見終わったの時

「フォワード所属スターズ分隊04及びウイザード01綾」

 俺も軽口をたたく時ではなくきちんと直立してはやての方に向きを整える。

「高町教導官は教導チーフであり、責任者や、それをいかなることがあろうと邪魔をしてあまつさえ、後の隊員の教導の邪魔をしてしまった現実は無い事にはできん。それに自分の立場を隠す任務がありながらそれをバラしたことは任務放棄でもある」

 俺が公私混同するなと言った建前上そうだよな

「はい」

「今月から3か月間10%カットな」

「はい?首とかじゃなく」

「そうや、不満か」

「あ・・・いえ、てっきりね」

「友人としてな、ありがとうさんとお疲れさん」

「どういたしまして、身内で固めた被害だぞこれは」

「そうやなぁ、これは想定外や」

「少しだけ見させてもらったけれど、フラットなの表面上だけでがちがちの上と下の壁がありすぎる」

「・・・」

「コミュニケーション不足で起きたことじゃんこれ、あとどれだけなのはに甘いわけ、これはあの時の事件の時もそうだけど」

「そうやなぁ、あの時手を出さなかったのって」

「今いる人、私とはやてだけ」

「やなぁ」

「一つだけカードを切るわ」

「なんや」

「本当は本人の口から言ってもいいのだけど、教導の意味合いを見せようかなって」

「本人に許可とらなぁ」

「私あそこまでやっちゃったから今更一個増えても大丈夫だよ」

「綾・・・ちゃんでも、大丈夫や」

「ありがとう。今日も遅いから明日の朝でいいかな」

「そうやな」

 赤いランプと緊急ブザーが部屋全体に鳴り響いた。

「一応待機しといてぇな」

「了解。何かあったら言って出るから」

「了解や」

 せっかくいるんだし行ってらっしゃいぐらい言いに行ってくるかと思ってヘリポートに行ったら、ティアナがまた問題を起こしていた。
ティアナが殴られる瞬間俺は間に入りシグナムに殴られた。

「南條・・・」

 戸惑っているなのはの方を見てから

「ヴァイスもう出れるの?」

「なのはさん達が乗ってくれたら何時でも大丈夫です」

「了解、敵さんのおもちゃは止まってくれない、フェイト、高町両隊長。すぐに切り替え出撃しないと被害が大きくなる。ここは任せてすぐに行って、ヴィータそっちの方は」

「あぁ任せておけ」

「ん」

「ティアナ、帰ってきたら…」

「なのは危ないって」

 なのは達はヘリの出入り口で話しているか、危ないなぁと思い

「シグナム隊長いい加減体罰言語はやめていただけないか」

「きちんと手加減は」

「お前は言葉がはなせないガキなの?」

「そう言うお前は」

「そう言う考えならこちらも考えがあるし、力で反発すれば大きな力で粉砕されることを覚えておけ」

「なにを」

 俺はすぐに踏み込み覇王拳でボディに入れる

「1発は1発だ」

「き・きさま」

「起き上るのは無理だって、それまともに受けたら、お前も言ってわからんみたいだから殴った。ティアナにしようとしたことだから文句はないよな」

「ぐっ・・・だが」

「その前に貴様ら、まぁいいシャーリー」

「は~い」

「お願いしたこと今できる」

「いいんですか?」

「俺が許す。」

「皆さん指示するところに来てください」

 俺は歩きながらはやてに連絡

「はやて」

「なんやあまり聞き等ないけれど」

「ティアナとなのはが言い争い?風になってシグナムが鉄拳制裁したので俺が止めてシグナム殴り返したから、安心して最初に殴られたの私だから1発は1発だよね」

「安心できるか~」

「さっき言った事を伝えるからね。もうこいつらダメダメ。実力あろうか言葉使わないんだもん。第三者入らないともっとすごい事になるって」

「そっちは了解や。二人とも始末書増やしてあげるなぁ」

「拒否りたいけれど、了解」 

 

和解

 ロビーに於いてフォワード達に混じり、俺はなのはの過去をはなしだした。
それはエリオやキャロと変わらない年齢から魔法も知らないただの女の子が半端巻き込まれる形で魔法を知り、生死にかかわる実践を繰り返した話。
そして短期間で世界が終わるかもしれない事件を2度解決したこと。
なのは自身も知らない技術で夢を見つけたこと、そして熱中と繰り返した無茶が原因で任務中に大けがを負い再起不能と言われたこと
今は、立ち上がったけれど

「ここまでは幼馴染達は知ってるけれど、今から言うことはみんなは知らない話、なのは再起不能と言われてさぁ・・・深夜の病室で一人で泣いてたんだよ…俺はたまたま話があり、深夜に忍び込んで目のあたりにしたんだけど・・・」

 俺にとってもあれは後悔の残る事件だった。
もう少し塩対応じゃなければあんなことにはならなかったのではないか
なのはの体調が悪かったのは知っていたからもう少しだけしっかりとなのはを注意深く見守っていられたのではないかと思う。
俺は少しだけ顔に出したかもしれないが、改めてフォワードと馬鹿副官を見ながら話をつづけた。

「確かに無茶をしても、命をかけても譲れぬ戦いの場は確かにある・・・だが、ティアナがミスショットをしたあの場面は自分の仲間の安全や命を賭けてでも、どうしても撃たねばならない状況だったの?」

 綾はティアナを見て話しかけたが、それを聞いて、ティアナは固まる。
頭に浮かぶのはホテルでの自分の無茶な射撃・・・周りに嫉妬し、
自分が安心できる結果が欲しくて、勝手に暴走して失敗した自分の姿。

「訓練中のあの技は、一体誰の為の技なのかな?
俺はお前の兄貴と一緒に仕事もしたこともある。お前はあの時ランスターの銃はと言ったがデータさんはあんな無茶をしなかった。
したのはあの時の仕事は命を懸ける必要があったと私は思うけどな。
だってシスコンのお前ではなく、力なき市民を護る為に戦ったあの人を俺はいまだにあの人を尊敬している。
訓練中のあの技は本当にあの時に必要だったのかな?
あれがティーダさんが伝えた技なの?」

 綾の続ける言葉に何も言えないティアナ。

「なのははさ、皆に自分と同じ思いをさせたくない為の訓練をしている。
落ちないように必ず帰ってこられるようにと丁寧にただ言葉足らずなあいつも悪いけどな。フォワード陣のに対する話はこれでおしまい。
あと騙しているようでごめんね。
少し訳ありでね旧姓南條 綾
今の名前は綾。
気づいてると思うけれど隊長たちの幼馴染でティーダさんともクイントさんとも仕事をしたことがあります。
坊主じゃなくエリオは薄々気づいてるみたいだったけれど、
エリオもう坊主って言わないよ。良い風に成長したね」

「ふん」

エリオはそう言いながら座りながら一礼をした
次は幼馴染達を見る


「次は馬鹿な本当に情けない幼馴染達にお話し
さっきの話になるけれど、なのはのリハビリの時に必要以上に手を貸さなかった人物がいるの知ってる?」

「そんな人はいなかったはずだ・・・いやそういうからにはお前はそうなんだろうが・・・」

「私は医者だから外れるけれど・・・いたかしら?」

はやての騎士たちがそう言ってくれたが確かにいたのだ。

「最低限の援助は俺を含めてみんな手を貸したさ、医者の立場から聞かせてくれシャマル」

「何かしら綾ちゃん?」

「リハビリ中、100%手伝うのって理にかなってるの?」

「手伝う事はありますが、何でもやってあげたらできるものも出来なくなってしまいます。これはなんでもそうですよね」

「手を貸さなかった人物は幼馴染だと俺とはやてだけだ。はやては自分が幼少のころ足がマヒしていたから知っていたのだと思う。そのせいでフェイトは2度執務官試験にこけてるしな
落ちた事件もそうだが、闇の書事件にいつまで囚われてるんだお前たちは?
なのはが暴走したのはなのはのせいだけじゃない。
確かにフォワード陣の誰かがティアナの無茶な夜間練習の事を相談しなかったのも問題だし、そもそもこれだけフラットな環境なのに幼馴染は幼馴染でフォワードはフォワードで固まりすぎてコミュニケーション不足表面だけの関係も問題あり
俺一応新人たちの方にいたけれど両者ともきちんと交流を見たことがない
しいて言えばシャーリーぐらいだ。
でも最大の問題は部下たちじゃない。
なのはの暴走は自分の仕事に対する思いの深さの表れだろう。
それを止めて諭すのがお前たち友人で隊長陣じゃないのか?
その立場をなのはの助力に回ろうなんてパワハラしかない
お前たちも自分の罪を数えやがれ
納得いかないのなら今度は本気で実力行使に来いよ
勝ったものが正しくて負けたものが間違いがいいのなら速攻でやってやる。
もう少し自分たちが与えられた役割を考えやがれ」

 俺はこいつら全員に向かって

「さぁお前の罪を数えろ!」

「シャーリーもお助けありがとうね」

「いえいえ、私が説明したかったこと全部言ってくれましたから」

「そっか」

 俺はすべてを言い切り自分の部屋に戻った。
それから程なくして、ロングアーチから出動したなのは達がガジェットを殲滅したと知らせが入った。
俺は部屋に戻ったころはやてからの連絡が入った。

「自分耳が痛い事をずけずけ言うなぁ」

「のぞいて聞くなんて言い趣味してるなぁ」

「うちがいないほうが話が進むと思ってなんやけど、またこじれたらあかんと思ってな」

「組織って駄目だわ。やっぱりやめても良い?」

「あの最後のセリフ自分にも言い聞かせたんやろ」

「全てわかってます的な言い方を言うはやては嫌いだよ」

「先ほどの私のお願いは?」

「もちろん却下や・・・いうか自分もなのはちゃんと顔を合わせずらいからやろ」

「だから・・・」

「違うんか?」

「そうだけどね。だって・・・うぅ」

「相談なら聞いてやるよ、あそこまでなあなあにしたのは自分も悪いんやし」

「だって、もう恋人でも何でもないって言ったんだよ・・・」

「綾ちゃん自分自身も言ってたやん」

「なにを?」

「コミュニケーション不足やって」

「う、うん」

「きちんと話し合えば分かり合えるって」

「うん、ありがと・・・」

「ほんまに自分自身になると弱くなるなぁ」

「だからこうやって心配してくれる友人がいるから助かっているよ」

「全くや、翠屋のシューで手を打つよ」

「私のでいいの」

「かまへんよ」

 はやては黙って俺の頭を撫でてくれた。



「ティアナ」

「ぁ……」

声が聞こえた方角には、任務から帰ってきたなのはが近づいてきていた。

「隣、良いかな?」

「……はい」

 真っ直ぐなのはを見ることができない。
出動前に普段ならわかる事なのにどれだけ自分が馬鹿なことを口にしたか思い出したことから、ティアナは俯いたまま応える。

「綾さんに、色々聞きました」

「なのはさんの失敗の記録?」

「じゃなくて・・・」

「無茶すると危ない話だよね」

「すいませんでした……」

「うん」

 少しの間が空く。息苦しいが、これは全て自分が招いた結果であり、仕方ないの事だ。

「わかってくれたところで少しだけ叱っておこうかな」

「あのね、ティアナは自分の事を凡人で射撃と幻術しかできないって言うけど、それ間違っているからね。
ティアナも他の皆も、今はまだ、原石の状態。デコボコだらけだし、本当の価値も分かり辛いけど・・・だけど、磨いていくうちに、どんどん輝く部分が見えてくる。エリオはスピード、キャロは優しい支援魔法、スバルはクロスレンジの爆発力。
3人を指揮するティアナは、射撃と幻術で仲間を守って、知恵と勇気でどんな状況でも切り抜ける。そんなチームが理想系で、ゆっくりだけど、その理想に近づいて行ってる・・・模擬戦でさ、自分で受けてみて気付かなかった?
って、最後は綾ちゃんが跳ね返したんだっけ?
もう規格外だよね。ティアナの射撃魔法ってね、ちゃんと使えば回避しにくて当たれば痛いんだよ。」

「え・・・」

「一番魅力的なところを蔑ろにして、慌てて他のことをやろうとするから、だから危なっかしくなっちゃうんだよ……って、教えたかったんだけど」

「ぁ……」

「まぁ、でもティアナが考えたこと、間違ってはいないんだよね」

 ティアナの上着の上に置いてあった、クロスミラージュを手に取る。

「システムリミッター、テストモードリリース」

《Yes》

 なのはが何らかの解除コードをクロスミラージュに入力し、クロスミラージュはそれに応える。

「命令してみて、モード2って」

 差し出されたクロスミラージュを受け取り、なのはの顔を少し見て、クロスミラージュを右手で構えた。

「モード、2・・・」

《Set Up Dagger mode》

 ティアナの命令で、クロスミラージュは輝くと同時にその形状が変化する。
銃身の角度が少し上を向き、銃口からはティアナの魔力光と同じオレンジ色の刃が現れ、グリップ部分から銃身の部分まで輪を形取るかのように光の刃が繋がった。

「これは?」

 クロスミラージュの新形態は、クロスミラージュの先端からエネルギー刃が発生していた

「ティアナは執務官志望だもんね?順調に執務官試験に合格すれば、個人戦が多くなると考えてたから、一応準備だけはしておいたんだ。
フェイトちゃんや、あ・・・や・・・ちゃんにも相談してね」

「あ・・・」

その言葉を聞いて、胸が一杯になる。

 なのはは自分の事をこんなにも考えてくれていた。
それに気付かず、ティアナは自分自身の事ばかり優先していた自分を、普通なら見捨てても仕方ない状況なのに、管理局の体制ならそれが当たり前なのに、何も変わらず優しく語りかけてくれる事にティアナは込み上げてくる涙を抑えきれなかった。
監理局の態度にはあの時に諦めていたから、
でも綾には葬式の時と今回の時護ってもらった
そうじゃないってこともあり2重の意味でこみあげてきたのだ。

「クロスレンジモードはもう少ししたら解除しようと思ったんだけど、
出撃はいつ起こるかわからないし、
だから今使えるものをもっと使えるようにしたかったの。
だけど、私の教導地味だから、あんまり成果が出てない様に感じて、苦しかったんだよね?」

 俯いて涙を流すティアナをなのはは優しく抱き寄せ、微笑む。

「ごめんね」

 その一言はティアナの、最後まで抑えていた感情を弾けさせるには十分だった。

「ごめんなさい、ごめんなさい……!」

 なのはに抱きついて、子供のように大きく泣くティアナ。涙と共に、口から出る言葉は、本当の心からの謝罪だった。

そんななのはとティアナを茂みから見守る5つの影があった。
スバル、エリオ、キャロ、シャーリー、フリード達だ。
ホテル・アグスタから今日の模擬戦までティアナの事を皆心配していたため、悪いと思いながらも身を隠して2人の様子を見守っていた。
それからある程度時間がたってから2人が座っている所に銀髪の女性が現れた
問題を起こしたもう一人綾だった。

「もしかしてKYだった?」

「ん・・・ううん」

「少しだけティアナに言い忘れていたことあってね」

「あ、はい」

「そこにいる高町教導官から色々伝えられたと思うけれど」

「はい」

「私からもいいかな?」

「構いません」

「ティアナってさ自分の事を凡人っていうけれど、隊長陣、フォワード陣合わせても戦いにくい人物で上の方って知ってた?」

「それって冗談ですよね」

「わけないじゃん。もちろんなのは、はやては戦いにくいけれど、多分その次
に戦いにくい。理解してる?」

「ですが」

「だって他脳筋ばかりだから、まぁ騎士道精神により正面から乗り込んでくるっていうのはわかるし、破壊力も桁違いだから必要ないっていえばそうなんだけどね」

ティアナとなのはは静かに聞いている。

「なのはは高い防御力と魔王ともいえる破壊砲があるから関係ないけれど」

「魔王って…破壊力でいえば綾ちゃんも」

「だね、はやては策略使うからねまぁ一人だと弱いけれど、距離置かれたら面倒なのは変わらない、その次に闘ったら面倒なのはきっとティアナだろうな」

「どうしてかと聞いても良いですか」

「なまじ特化が高いと人はそれに頼る。それはそれでいいことなんだがそれが破られたら、なのはのすごいところはそれが複数あるところ。ただ砲撃が強くても、防御が固くてもダメなんだよね。
ティアナは自分のできるところ、出来ないところを全部把握して、相手の事を考えて行動する。そういう人間の方が戦いにくいし、厄介だ。そうそうティーダさんもそうだったな。おかげさまであの人と仕事をするとめちゃくちゃ楽だったよ。」

「綾さん。あの時も今回もありがとうございました。」

「ごめんね話を横取りしてえっと、なのは借りても良い」

「あ、はい」

「それに、いつまでもそこで隠れてる人たちが帰れないしね」

「「え!!」」

「後5秒以内に出てこないとそこに打ち込むよ~」


「冗談だよね!!」

「あの女なら絶対にしますよスバルさん」

「うん、綾さんならきっとやるだろうね」

シャーリーはエリオの発言に賛同して言い切った

「皆さん。綾さんのことどう思っているんですが」

「話し合いは後々…早く出ないと」

 いたずらがばれたように4人と1匹は観念して出てきた。

「あんたたちは・・・」

 俺はティアナの背中をポンと押してあげた。

「ティアナが優しいから出来た仲間たちだよ。行っておいで」

「は、はい」

「少し、歩こうか・・・」

「う、うん」

 俺となのはは二人きりになり基地の海岸線をゆっくりと歩き出した。

「「あ・あの」」

 二人同時に話しかけてしまった。

「なのはからで」

「ううん、綾ちゃんからで」

「ごめん・・・なのは、酷い事を言ってしまって」

「私こそ・・」

・・・
・・・
・・・

「呆れちゃうよね、綾ちゃんが倒れるまで気づかなかった。」

「お話はきちんと」

「うん」

「だから言ったでしょうが。自分としてちゃんとぶつかれば、話せば、伝わるって、アリサたちもそうやって友人になったんだし。上司どうこう規律どうこうだけで考えるから、おかしくなるんだから」

「うん、ティアナを撃った時は、全然分からなかったのにね」

 なのはのちょっとはにかんだような笑顔が俺にはすごく眩しかった。

「少し話しただけで、沢山の事が分かったの。私、ダメダメだったのかな。・・・・・・そうだね、今なら言える。
あの時の私の魔法は、私の魔法じゃなかった。高町なのはの魔法だって、胸を張って言えないようなものだった」

「そうだね、見てらんないくらいだった。でも・・・・・・まぁ、あれだよ」

「うん?」

「少し、言い過ぎた。・・・・・・ごめん」

「悪かったのは私の方だよ。綾ちゃんが…」

「謝りたくなったから。まぁ、俺はなのはと違って役職なしのフリーターだから」

「もう。でも・・・・・・それでも、変えちゃいけないことはあるんだよ」

 なのはは俺の方をしっかり見ながら会話をつづけた。

「私は確かに教導官で、六課の隊長で、局員で・・・・・・だけど、変えたくないことがあるの」

 日も落ちた海岸線の堤防付近を歩きながら街灯の明かりに照らされてゆっくりと話しながら歩いていた。

「一つは、私が『高町なのは』だということ。そして綾ちゃんの恋人ということはね変えたくないと思ったの」

「うん」

 俺はなのはの話を一言も残らず聞く姿勢だった。
あの時俺はひどい事を言ったから、言った言葉を戻すことはいくらおれでも無理、もっとやり様はあったと思う。俺となのはの関係はティアナとのこととは別問題。
なのはの決断をしっかり聞く姿勢を忘れてはいけないと思う

「私は綾ちゃんが後先考えないことは知ってるつもり、そして今は後悔しているよね。
でも私のせいやティアナのせいにはしない。自分に正直できっとねピュアなんだよ。
私は綾ちゃんの心を護りたいと思ったの。義務とかじゃなくて・・・
にゃはは、なんというか私、ちょっと組織に染まり過ぎてたのかも。なんだかね、あれからそういうこととか綾ちゃんの事沢山考えてるんだ」

「そっかでもなんでそう思うの?」

「うーん、親友たちとどうやって一生の友達になれたかを思い出したからかな。それと綾ちゃんの事を見つめていたいと思った事とかね」

 なのはが、俺を見る。その瞳は・・・いつもの、優しくて不屈の心を持った自慢の彼女なのはだった。

「その時の私は局員じゃなかったかもしれないけれど、でも嘱託として動いていて・・・ぶつかった時はただの私だった。なのに年月が過ぎてそれが出来なくなったの。だから、ティアナを傷つけた。そう考えた時ね。ちょっとだけすごく悲しく、辛かった。
私の夢が消えちゃったのかなと思っちゃったぐらい」

「そうなんだ」

「久しぶりにお兄ちゃんにも連絡したんだぁ」

 招来俺の義兄でもある予定の恭也さん。
現在は家族と一緒にドイツで暮らしてるんだけど、もしかしてなのは、恭也さんに今回の事を相談した?
ちなみに恭也さんの所に雫ちゃんというサイヤ人のハーフも真っ青のサラブレッド
夜の一族の身体能力と御神流の剣術、そして両親とも美形だし
今ドイツにいるとすれば確か原作でエリザベートっていう人設定では魔術師じゃなかったかな
超スーパーガールになりそう

「先ほど連絡して、話して・・・・・・お兄ちゃんもお姉ちゃんと、同じようなことがあったんだって。
それで、色々相談させてもらうことになったんだ。お父さんって線もあったんだけど少し恥ずかしくて」

「そっか」

「ティアナの事と綾ちゃんの事を相談に乗ってくれたよ。そういえばあの時もお兄ちゃんの言葉がきっかけだったかな」

「そうだね」

 俺もここから再スタートしてみよう

「こんなところでさ、悪いんだけど」

「う・うん」

「高町なのはさん」

「あ、はい」

「私は多分まだまだ弱いところが沢山あるかもしれないけれど、なのはの事を思う気持ちは負けてないと思う。貴方の事を愛しています。改めてお付き合いしてくれませんか?」

「はい、私でよければ」

「これで元通りだね」

「違うよ」

「そうなの」

「うん、喧嘩をして私たちもっと強い絆を手に入れたと思うんだ」

「そっか、うんその通りだ。すごいよなのは」

 俺はなのはを持ち上げて回りだした。

「きゃっ」

「愛してる。次元一素敵な女性だよ」

「大げさだよ」

「私の中ではね」

 そして俺は身体強化をしてなのはを上空に投げ上げた

「きゃ~」

 俺も空を飛翔してお姫様抱っこ

「もぅ急にだとビックリするよ」

「愛してるよ」

「うん」

月明りをバックに俺はなのはにキスをした。
 

 

休暇

 
前書き
メリーポピンズから少しアイデア貰いました 

 
 先日のごたごたも終了して一段と結束が強く見えた機動六課のある日
急にフォワードメンバーに昼から休暇となった。
俺は少し怒ってはいる。
一応俺も教導は受けてるのだが・・・

 事の発端は今日の朝の練習だった。
摸擬戦終了後になのはが言った事から始まった。

「・・・・・・それでは、先生方、どうだったでしょうか」

「合格」
「「早っ」」

「ま、これだけみっちりやってダメだったら、逆に問題あるってこった」

 ツーカーの中なのかフェイトとヴィータが合格の発言をしたことで俺には何のことかわからなかった。

「というわけで、第一段階クリア。みんな、おめでと」

「「「「「・・・・・・ありがとうございますっ!!」」」」

「みんなのデバイスのリミッターも一段階解除するから、あとでシャーリーのところに寄ってね」

「・・・・・・というわけで、今日の訓練は全て終了。みんな、お疲れ様」

「「「「「ありがとうございましたっ!!」」」」」

 スバル達は首をかしげる。首をかしげて、もう一度なのはの方を見る。で、俺も見る。ちょっと気になるところがあったから。
休み?聞いてないぞ!

「・・・・・・今日の? あの、午前とか午後の訓練は」

ナイスティアナ突込みだ

「えっとね、ここまでみんなはぶっ続けで休みもなかったから、午後は丸々お休み」

 え、聞いてない!!
俺は、フェイト達に視線をやったらコクンと頷いた。うわぁ、なんかすっごいいきなり。

「隊舎の方は隊長達が待機してるし、みんなは今日一日お休み。街の方に出て、遊んでくるといいよ」

「「「「やったー!!」」」」

 みんなが去って行って冒頭の場面に戻る

「あのさぁ」

「そういえば綾ちゃんには言ってなかったよね」

「まぁね。なのはそこはまぁいいよ、私はね!」

「えっと、なら綾はなんで少し怒り気味なの」

「フェイトはもう少ししっかりしていると思ってたよ」

「私しっかりしてるよ」

「お休みはいいと思うの」

「うん。そうだよね綾ちゃん」

「そこは良いんだよなのは、いきなり休暇ってどういう事」

「休みを上げれなかったからね」

「言い直すわ、まぁ慣れてるスバルとティアナは良いけれど、街になれてないエリオとキャロは戸惑うよ。」

「だけど」

「しかも半日休暇って・・・」

「だがよぉ、いつ出撃があるかもしれねえんだ」

「ヴィータの言うこともわかるけれど、チームごとの休暇でもいいし、その時は私が出撃するから」

「うん」

「優しいね綾ちゃん」

「なのはそんなんじゃないって、隊長たちは宿舎にいるんだよね」

「うん流石にね・・・」

「そっか、昼前には戻ってくるね」

「綾はどっかに行くの」

「ん、ちょっとねフェイト、そういうフェイトは?」

「お昼から調べ事のために出るかな」

 俺はすぐにここを出てお店の方に

俺は自分のビルの厨房に戻りシューとお菓子を作る。

そろそろ時間になったので向こうに戻った。
入り口の前にちょうどフェイトが自家用車に乗るところだったので、
俺はそれを止めた。

「もう行くの」

「うん、話でもあった?」

「話はないけれど、はい差し入れ」

「えっと、もしかして」

「翠屋桃子さん仕込みのシューだよ。差し入れ。」

「ありがとう」

「みんなはもう行ったの?」

「さっきね。スバルとティアナ。
そしてエリオとキャロもついさっき見送ったところ」

「そっか、お仕事頑張ってね」

「これありがとうね」

 別れてから、俺はロングアーチにも差し入れを持って行った。
ただ今なのはの席

「忙しい?」

「ん、綾ちゃん。用かな」

「ちょっとね。タヌキは?」

「もう、タヌキって。酷いよ。教会の方に行ったよ」

「私一言もはやてって言ってないのに・・・伝えとくね」

「酷いよ!!用って何かな?」

「デートしませんか?」

「でも・・・」

「言ってもこの周囲の散歩なんだけどね。」

「やることが」

「手伝うから、グリフィス少しならいいよね」

「2時間ぐらいなら構いませんよ」

「上の許可も得たしいいかな」

「強引だね」

「それが私の強み」

「うん、何かあったら」

「はい、すぐにお伝えいたしますから」

 六課退舎の周囲は自然が多くちょっとした散歩やピクニックにはちょうど良かったりする。
少し待っているとなのはが入り口に来てくれたが制服のまま
森の入り口に入ってから俺は指を鳴らした。
そうしたらまるでシンデレラの様になのはの服装と髪型が変わっていった。
真っ白なドレスの衣装と腕には日傘、そして白い帽子。靴はローヒールだけれどもバックルにダイアモンドがついている靴に変身してビックリしているよう
俺も仕立ての良いフランネルの水色のシャツにズボン


「綾ちゃんの魔法っておとぎの世界の魔法だよね」

「いやだった?」

「少しだけビックリしただけかな」

 おれはゆっくりと歩きながらなのはの周囲を回っていた。

「すごく可愛くて綺麗だよ。あまりにもうれしくて飛んじゃうくらい」

「どうしたの今日は?」

「こうしてるともうドキドキして浮かれちゃうぐらい。こんな暗い天気でも・・・」

 そう言った瞬間今まで晴天だった青空がいきなり雨が降るみたいに真っ暗になっていったのだが

「なのはがいるだけでこのように日を照らし始めるよ」

「やりすぎだよ綾ちゃん。これも・・・」

「ん、天候支配(ウェザー・コントロール)の呪文だよ。」

「何でもありだよね」

「流石に絵の中とかには入れないけれどね」

 少し開けた場所にやってきたので、俺は空のようなシートを平げだした。

「どうぞ」

「何だかおとぎの世界だね」

「たまにはね、俺はランチボックスを出して広げだした。お口に合うかわからないけれど」

「もぅ、お母さんやお父さんも感心するぐらいの腕前なのに」

「お世辞でもうれしいよ」

「お父さんたちそういう時はお世辞言わないよ」

「うん、なのはは?」

「私も綾ちゃんの作るもの好きだよ」

 二人で楽しくサンドイッチを食べながらゆったりまったりして
俺はなのはに誘われて膝枕をしてもらいゆったりしていた時に休暇は終わりという合図みたいに
グリフィスから連絡をもらった。
 

 

地下水道での一戦

 膝枕をしてもらってた最中に全体通信が来てしまった。

「ただ事じゃないみたいだね」

「うん」

 すぐさま俺自身離れたくなかったがやわらかいなのはの膝から頭を離し、
横に座って話を聞いた。

「レリックにそれを持っていた小さい女の子・・・厄介なことになってるねぇ」

 キャロから来た通信を要約すると、休みで街をぶらついていたら路地裏で倒れている小さい女の子を保護。
 その女の子はどうやらレリックを持ち歩いていたようで、それで通信を寄越したようだ。

「女の子は意識不明です…………指示をお願いします」

 一緒にいるエリオの声も聞こえてきた。俺達は通信を聞きながらロビーでフェイトに既に合流帰ってきていたみたいだ。
はやてもそろそろ出てくるだろうな。

「スバル、ティアナ、ごめん、お休みはいったん中断」

「はい!」

「大丈夫です」

「了解」

 通信越しで2人になのははそう告げる。
全くもって神様は空気を読まない。
せっかく休日を堪能していたのに
レリックで幼女・・・話がつながらないなぁ・・・
何かの話が始まったのかなぁ

「救急の手配はこっちでする。二人は女の子とレリックを保護、応急手当をしてあげて」

「「はい!」」

 エリオとキャロにはフェイトがそう指示する。

「全員待機状態、席をはずしてる子は戻ってな。
安全確実に保護するで………レリックもその女の子も………!」

 はやてもそう通信で全員に告げる。
俺は通信モニター越しに見えるエリオが抱えてあげている件女の子を見る。
助けてあげるよ

 ヘリに乗り込み、編成されたメンバーはまずは少女とレリックの元へ向かう。
 メンバーは俺になのはにフェイト、現場指揮でリィン、救急医でシャマルさん。パイロットのヴァイスもだ。

「綾ちゃん」

「ん?どうした八神司令」

 真剣なまなざしではやてがTV通信を送ってきた。

「恐らくスリエッティのガジェット達と戦闘が見込まれるんやけど・・・無駄かもしれへんけれど、あまり手の内は」

「大丈夫、私の権限ははやてにあるでしょ。それに」

「なんや」

「頼りになる部隊長もいるし、なのはが鍛えたフォワード陣もいるから大丈夫」

 俺はなのはとフェイトの顔を見たら二人とも手をグーにして小さくガッツポーズで通信モニターの方に向いていた

「ん、そうやな、頼むなぁ」

「「了解」」」

 プツンと通信が切られた。
はやての女の感かねぇ何か厄介ごとじゃなけりゃいいんだけど
そのままヘリで既に集合していたFW5人と合流。まずはシャマルさんが気絶している少女の容態を診る。

「………………バイタルは安定してるし、危険な反応もないわ。大丈夫よ」

「はぁー」

「よかったー」

 ほっと胸を撫で下ろす面々。まずは一安心だが、まずはここからだ。

「ケースと女の子はこのままヘリで搬送するから、皆はこっちで現場調査をお願いね」

「休みの最中だったけど、私も含めて気持ちをチェンジしてさっさと終わらせましょう。今のみんなならきっと大丈夫だから、でも気を抜かずにね」

「「「「はい!!」」」」

 なのはがそう指示し、俺は激励をする。いまのFW陣なら大丈夫でしょ。最悪な状態になっても俺もいるし

「それじゃあなのはちゃん、この子をヘリまで抱いてってくれる?」

 医療器具を片付けてシャマルさんがなのはにそう頼む。なのはも頷いて女の子を抱き上げる。見たところ4、5歳くらいの女の子で背中にかかるくらい長い金髪が印象的だ。

「こんな小さい子がどうして………」

 フェイトが思わずそう口をこぼす。

「さぁ、とにかく私達でこの子を安全に六課まで連れていく必ずね」

「だね」

 俺は少し観察。
その女の子は体中ボロボロだった、どうやら長い距離を歩いていたようだ。腕には鎖でケースとつなげられている。一体誰がこんな小さな子にこんなことをしたんだ。
少しだけむかついていたこんな幼女がこんな仕打ちを受けて

「安心してね、私が絶対に守るから」

 なのはに抱かれているその女の子を撫でながら俺はそう呟く。
なぜこんな風に感じたのかは少しだけ不明なんだけどね
とにかく急がないと。急ぎ足でヘリに向かう。その途中また通信が入ってきた。

「っ!来ました!ガジェットです!」

 オペレーターのシャーリィからの通信だった。

「地下から数機ずつのグループで16…………20です!海上方面から12機単位が5グループ!……………っ!その逆方向からは12機体が3グループです!」


「こりゃまた多いなぁ……」

 はやてがそう言葉をこぼす。確かに多い、今までならもう少し小規模で来ていたはずだ、俺も参戦しないといけないだろうな。どうやら連中にとって重要な代物のようだし…………それはレリックなのか……それともあの女の子か……。

「スターズ2からロングアーチへ………こちらスターズ2!」

 ヴィータの声が聞こえてきた。あれ?そういやヴィータいなかったなぁ?

「海上演習中だったんだけどナカジマ三佐が許可をくれた。今現場に向かってる、それからもう一人………」


「108部隊、ギンガ・ナカジマです」

 あぁあのおませな子か

「別件捜査の途中だったのですが、そちら件と関係がありそうなんです。参加してもよろしいでしょうか?」

「うん、お願いや。ほんならヴィータはリィンと合流、海上の南西方向のガジェットをお願いや」

「はいです!南西方向了解です!」

「なのは隊長とフェイト隊長は北西部から」
「「了解!」」

「綾ちゃんはフォワードたちとお願いや」

「了解!」

「ヘリの方はヴァイス君とシャマルに任せてええか?」

「任せくだせぇ」

「しっかり守ります」

 本当ははやてもヘリの護衛にもっと人員を割きたいだろうけどな・・・敵の数が多すぎる。仕方ないだろう。シャマルは後方回復専門だからなぁ
こんな時ザフィーラがいてくれたら助かるが、まぁ良い・・・

「ギンガはそこから地下でFW5人と合流、後々別件のことも聞かせてな?」

「はい!」

 これで全員の指示は終わりだ。なら………。

「よし、各々指示は受けたね?こっからは防衛戦!じゃFW陣よろしくね」

「「「「はい!」」」」


 既にFW5人はセットアップして地下に潜入していった。なのはフェイトはヘリポートに残りヘリは既に出発していった。

「FWの皆、ちょっと頼れる感じになってきた?」

 フェイトが自身の相棒であるバルディッシュを取り出しながらそう口を開く。

「あはは、もっと頼れるようになってもらわなきゃ・・・」

 なのはも同様、レイジングハートを手に乗せながらそう返答する。

「「セットアップ」」

「変身」

 辺りがなのは達の魔力光に包まれる。それが消え失せるとバリアジャケットを身を包み、各々姿を変えた相棒を手に取っていた。



「ライトニング1、スターズ1、共に2グループ目撃破です!」

 六課司令室ではオペレーターがはやてにそれぞれの状況の報告をしていた。

「スターズ2、リィン曹長は1グループ目を撃破!順調です」

「うん、この調子で行けば問題はあらへんなぁ」

 少し安心するはやて。とりあえずはこのまま順調に進むことを祈るばかりだ。が、それはすぐに打ち砕かれることになる。

「っ!?これは………ガジェット反応増大!?」

「なんだ、これは!」

 モニターを見たオペレーターとグリフィスが驚愕の声をあげる。それもそのはずだ、さっきまで順調数を減らしていたガジェットが一瞬にして各々のグループの何倍にも数が膨れ上がっている反応を示したのだ。

「波形チェック!誤認じゃないの!?」

 シャーリィがキーボードを叩き確認するが機械の誤差ではない。

「こちらスターズ1、ライトニング1と共にこっちも目視で確認したよ。
敵の援軍て考えるのが妥当かな」

 なのはからのその通信で事実であることが決まる。


「…………グリフィス君」

 はやては自身が座っていた椅子から立ち上がり、そう呟く。

「…………はい、わかりました」

 グリフィスはそんなはやてを見てはやてがどうしたいのか伝わった。そしていま起動六課の部隊長、八神はやては部隊長としての上司の顔から一人の魔導師としての戦士の顔に変わっていた。

「シュート!」

 なのはが放った桜色の無数の魔力弾がガジェット達を破壊していく。
そのなかの3割ほどはただすり抜けただけだった。
幻影と実機の判別がつかない今の状況ではなのはも、
がむしゃらに攻撃するほかなかった。
しかし、敵の数もちゃくちゃくと増えていく状況の中これではじり貧。
なのはが展開したバリアにフェイトと背中合わせで入り、敵の攻撃に耐えながらこの先どう闘うか模索することにした。

「防衛ラインを割られない自信はあるけど………これじゃあキリがないね」

「ここまで派手な引き付けをするってことは……………」

「地下か、ヘリの方に敵の主力が向かってる……」

 なのはとフェイトはそう推測した。

「なのは、私が残ってここを抑えるから……ヴィータといっしょに地下とヘリに!」

「フェイトちゃん?」

「コンビでも普通に空戦してたんじゃ時間がかかりすぎる………限定解除すれば広域殲滅で落とせる!」

 その言葉とともにモニターに写っていたのははやてだ。しかし、いつもの部隊長服ではなくバリアジャケットである騎士甲冑に身を包んだ状態だ。
 
「ロングアーチからライトニング1へ、限定解除も、部隊長権限で却下します」

「はやてっそこまでの問題だね!」

「はやてちゃん?なんで騎士甲冑!?」

 なのは達は、その格好を目にするのは中々ない。
本人は立場ある地位でずっと書類作業ばかりしてるがはやてもいっぱしのエースと言われる魔法使いだ。

「嫌な予感がするんや、クロノ君から私の限定解除許可を貰うことにした。
空の掃除は私がやるよ」

 はやての限定解除許可権限をもっているのは六課の後見人であるクロノと騎士カリムだ。今日クロノはカリムに会いに行くと言っていたし今ごろ二人で戦況を見ているんだろう。

「ちゅーことで、なのはちゃんフェイトちゃんはヘリの護衛………ヴィータとリィンはFW陣と合流、ケースの確保を手伝ってな」

 いつの間にか通信が繋がってたヴィータとリィンにも指示が下され各々了解と返事をする。

「よし……………久しぶりの遠距離広域魔法………いってみよか!」

 雲の上まで上昇しそこで滞空している、はやてがそう口ずさむ。右手には杖を、左手には魔導書を携えて足元に白い魔方陣を浮かびあがらせる!

「来よ、白銀の風…………天よりそそぐ矢羽となれ!」

 高く掲げたその杖から放出されようとする超遠距離魔法。それは魔力弾というのは生易しい白い魔力の塊、砲撃とも取れるし魔力弾とも取れる、そしてそれは幻影ごとガジェットを包み、塵と化す!

「フレースヴェルグ!」

 そしてそれは打ち出され、敵によって産み出された幻影と機械の塊達は次々とそれに包まれていく。


 地下水路に突入し、五人で通路を走る。通路の真ん中を下水が流れ、綾達はその両端にある足場を全力疾走。
下水道は閉鎖空間。
当然だけどここでの呪文は結構使いづらい。
体術中心で行くべきかな
俺はFW達を見ながら走ってそう考えてた。
制御されてるとはいえ、なのは程度のものが来ても結構平気だと自負はしている。
使える魔法・・・・・・砲撃は少なくとも通路内ここでは当然アウト。いくらなんでも狭過ぎる。
俺はすぐさま前を走りだし力ある言葉を発した。

「魔法の(マジックミサイル)

 俺は一本の魔法の矢を作り出し、すぐそこの曲がり角を回ったところに飛ばした。
そして、それからすぐに僕もそこに足をつける。視線を向けると、曲がり角の先におにぎり型のガジェットがうじゃうじゃ。
そこから出てこようとした、先頭のガジェットを戦士奥義の斧重(ふがさね)で一刀両断。
ガジェットは真っ二つになるけど、気にせずに上に 跳ぶ。
跳んで、襲い来る熱光線を避ける。そのまま着地して、一体をガジェットに手を触れて感電させる。
魔法使い呪文ショッキング・グラスプ(雷撃)
手に電撃を纏い攻撃させる呪文だ。

そこからまた跳ぶ。通路の壁を蹴って、残り四体の背後に一気に回りこむ。
同じ要領で敵を撃破
通路に出てみんなと合流。

「綾何勝手に!」

ん~手っ取り早いからやったんだけど・・・・駄目だったのかな?

「なにいきなり戦闘行動っ!? 隊列守りなさいっ!!」

「そうですよっ! 何かあったらどうするんですかっ!!」

「問題なし。手っ取り早くしたかったの!」

 現場リーダーはティアナでも命令なんて聞いてられない。
どうも俺はパーティプレイには成れてない感じだし嫌な感覚がする。

「不意打ちしそうなのは私が落とすから、ティアは残りの方をお願い。私はリベロっていう事で」

「はぁ~。そういう事は行う前に言いなさい。危ないと判断したら」

「無理しない、ティアの命令は守るわ」

「許可します」

 そして、また踏み込む。前方には、ガジェットの群れ。
手に電撃を纏いながら体術で近づき落としていく。
これが俺が考えた省エネの戦い方
機械だから雷撃が有効でしょ
ほんの3分やそこらで、12体ほど居たガジェットは苦も無く掃除出来た。

「あ、あははは・・・・・・。私の出番全くなし?」

「綾さん、無茶苦茶です」

「あの人は遊撃隊の方が似合ってるからね。」

 水路を走りながら・・・・・・言いながらティアナ自身考えていた。
やっぱりこの人は別格だと

「それで、そろそろ聞かせてくれへんかギンガ………」

 前方のモニターに映るのは、ギンガの顔。
全体通信は未だ繋がれていてはやてのそんな言葉が耳に入る。
先ほどギンガが言っていた別件捜査のことを聞いているのはすぐに分かった。俺はガジェットどもを壊しながら会話に耳を傾けることにした。

「はい、私が呼ばれた事故現場であったのは…………ガジェットの残骸と壊れた生体ポットなんです」

「生体ポット?」

 その言葉に俺は過敏に反応する。嫌なキーワードが飛んできたなぁ

「はい、ちょうど5、6歳の子供が入るくらいの……」

 完全に今保護した子ぐらいの生態ポットねぇ


「そして、私は最近起きた事件で、これと非常によく似た物を見ています。・・・・・・恐らくですが」

「ギンガそこまでっ!!」

突然声が上がった。出てきたガジェット魔法で砲撃しながら、前進しながら声を上げる。
周囲は行き成りの大声に驚いてはいたものの
また甘いこと言うと思われるんだろうなぁ

「あ、綾さんどうなさったのですか?」

「どうしたもこうしたもじゃない。 この通信、ヘリにも言っているんでしょ」

 画面のギンガが、ハッとした顔になった。

「そやな。ヘリの方は、画面は閉じといてくれんか?」

 全体通信のためのチャンネルを使ってるから、当然、部隊員であるシャマルやヴァイスが聞いていないわけがない。
大方あの子がタイミング悪くて目を覚ましちゃって聞こえたら可哀想だと感じた綾はギンガを止めた。

 何時かは知らないといけないのに問題を先延ばしにしているとしか考えられないなぁっと綾自身そう思っていた。

「はい、分かりました」

そして数瞬後、会話は再開された。

「でなギンガ、偶然にもうち、全く同じもんを見てるんよ。人造魔導師計画の、素体培養器」

「はい。問題の子は恐らく人造魔導師の素体として、生み出されたのではないでしょうか?」

「あの、人造魔導師って・・・・・・」

 キャロが走りながら、疑問顔で聞いてきた。どうやら、マジで分からないらしい。
普通は教えない話だしね
学校行ったぐらいじゃ聞かない言葉でしょうね

「クローン技術とかを使って、人工的に生み出された子どもに、投薬や機械部品を埋め込んだりするの。
そうして、後天的に強い魔力を持たせる技術を、人造魔導師って言うんだ」

 スバルが話し出した。少しだけつらそうに話していたけれどまぁいいや

「ただね、今の技術だとどうやっても無理が生じるし、コストもかかる。
普通は頭のイカレた連中しか手を出さないような行為なんだけど」

 ティアがすぐさまフォローを入れるあたり熟年カップルかとおもうぐらい

「でも、そんな子がどうしてレリックを持ってたりしてたんでしょう」

「さぁね。まぁ、そこはいいでしょ。とりあえず、私達は私達の仕事をするわよ」

「了解っ!!」

 説明に良いね解説者ぶりなFW陣
俺達の行く手を阻み、立ちはだかるのはガジェット。どう考えてもお邪魔虫。なので、疲れない程度に叩き潰す。
当然のように俺だけで対処はしていない。一番手で突っ込んだけど、さっきよりも勢いを落としてる。
またティアナに言われるのは癪だから

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」

エリオが飛び込み槍を振るう。スバルがナックルを使いガジェットを殴り飛ばす。
それだけじゃなく、ティアナも射撃でガジェットを撃ち抜く。
個人戦じゃなく完全にチーム戦が合うFW陣だと俺自身思う。
オープンにしている全体通信に耳を傾けながら、ガジェットを一掃する。
警戒を緩めず、隊長たちの方の敵の増援を見て足止めだなぁ
本命はこっちかあっちかどっちだろう。
だけど

「完全になめられてるわね」

「綾、言いたいことはわかるわ」

「どういうことなの?ティア、綾」

「ぶっちゃけ、海上のは捨て駒。次元世界でもトップクラスの隊長陣を止めるための生贄。
後は前線経験はない子供とポイの出の女3人どうにでもなると思ってるんじゃないの」

 FW陣は俺以外陸戦ということは自動的に空戦は隊長陣しかいなくなる。
当たり前の戦略だね
ぶっちゃけ俺が一人残って隊長陣でヘリとこちらに分けた方が良かったかも
判断ミスしたかも

「だとしたら、許せないよね。いくらなんでも私達のことバカにし過ぎだよ」

「それが間違いだったって、教えてあげなくちゃいけませんね」

「そうだよ、がんばらなきゃ」

 弱点を突くのはのは当たり前なのになぜか俺は、
ここが現場だと信じられない感じがしてきた。
なんかの劇に参加させられてる気分
俺達のすぐ近くの通路の壁が、爆発した。
で、当然のようにそっちを見る。
援軍1到着って所かな


「ごめんみんな、お待たせ」

 爆煙の中から現れたのは、青くて長い髪をなびかせた一人の女性。
その人は、俺達を見ながら微笑むのである。

「ギンガさんっ!!」
「ギン姉っ!!」

ギンガ・ナカジマ・・・・・・スバルのお姉さんが到着。

「二人とも久しぶり。・・・・・・まぁ、挨拶は後かな。急いで一緒にケースを探しましょう?
ここまでのガジェットは、ほとんど叩いてきたと思うから」

「うんっ!!」

「はいっ!!」

 エリオとキャロの二人がギンガさんをジッと見る。
それに対して、ギンガさんはニッコリと安心させるように笑いかける。
二人は、敬礼で答えた。
ギンガを加えて6人PT(+一匹)となった俺達は、地下水路を進む。
俺は相変わらずガジェットを雷撃攻撃でショートさせながら進んでいた、
一端バック転をしながら後ろから来たガジェットを撃破しているときに
初めの進路方向からレイダーストラップおなじみの大玉がこちらに流れ込んできた。
あれもガジェットらしい

「スバル一撃で行ける」

「決める」

「ついてきて」

「うん」

 ガジェットの攻撃はギンガの三角形の魔法の盾
トライシールドで受けつつ敵に接近をしてストレートのパンチでガジェットの動きを止めて
スバルがジャンプをしてスバル版ディバインバスターで追い打ち
何時からディバインバスターって打撃技になったんだろう?
エリオは槍で攻撃スピードを生かした攻撃だがいつも思う
槍って邪魔じゃない?
キャロはフリードに命令で口から火炎を放射って結構広いから大丈夫みたい
そんなこんなでようやくレリックの推定位置近辺まで来た。
たどり着いたのは、今までのような通路ではなく、大きな広間。
RPG的にもなにかありそうだね
凄く嫌な予感がする
事態が動いた。キャロが両手にあの見覚えのあるケースを持って、
声を上げた。

「ありましたー!!」

 その瞬間だった。・・・・・・音が響く。
何かを叩くような音。そして、その音がする間隔が、どんどん短くなる。

「・・・・・・なによ、この音」

「さ、さぁ・・・・・・」

 音が途切れる。その瞬間、キャロに向かって飛び込む風があった。

 バンっ!……バンっ!
音は徐々にこちらに近づいてくる。
しかし、視界には特に怪しいものは見えない。
だが確実に何かが近づいてきているのは確かだった。
そして全員がそれに警戒をする前に、先に音の主は仕掛けた。

 ドォン!!

「っ!?キャロ!」

 突如ケースを持っていたキャロに黒い魔力弾のようなものが襲いかかる。
それを放った人物の姿は見えなかった。
その衝撃でキャロは吹き飛び、ケースを手放してしまう。
一応俺自身は見えてはいるが、周囲はみえて無いだろう

「てやぁぁ!!」
 
 FWもただ黙ってはいなかった。
いち早く異変を察知したエリオがその魔力弾の発射元をストラーダの槍を降り下ろす!

 ガキン!

 何もないはずの場所に降り下ろされた槍に確かな衝撃をエリオは感じた。
そう、姿は見えなくとも敵はそこにいる!
エリオは一旦距離をとりキャロのそばに移動する。

 プシュ

「ぐっ!」

 すると突然、エリオの頬から血が吹き出してきた。
軽く切れている、いつの間にかやられていたようだ。

「エリオくん!」

 キャロが心配そうに叫んだがエリオは怯まずにストラーダを構える。

「……………………」

 すると、エリオ達に立ちはだかるように黒い人型の何かが姿を表していた。少なくとも人間には見えない、誰かの使い魔だろうか?
魔力弾で仕掛けてきたのも恐らくこいつだ。
透明化の魔法でもあるのかとエリオは分析する。

「あっ!」

 その黒い使い魔に気をとられているうちに落としたケースを何者かに拾われてしまう。
それに気付いたキャロは慌てて取り戻そうとする。

「…………じゃま」

 そのケースを奪ったのはキャロとそれほど変わらない背丈の少女だった。
少女は手を前にかざし近づいてくるキャロを強力な魔力砲で吹き飛ばす。

「っ!キャアアアアア!!」

「キャロ!うわあぁぁ!」

 慌てて障壁を展開したがいとも簡単破壊され後ろにいたエリオを巻き込んで二人共々吹っ飛ばされる。

「っ」

 そしてそのまま黒い使い魔が追撃を掛けようと動き出す。

「うおおお!!」

 スバルは、黒い使い魔に向かって助走をつけた蹴りをお見舞いする。

「………っ」

 しかし、黒い使い魔の反応速度は早かった。
体を全体を横にし、蹴りをかわす。

「はあああああ!!」

 すかさずギンガが使い魔の後ろに回り込み拳をお見舞いする。

「っ!」

 すんでのガードだったのだがダメージが受けていな居ような感じでただ吹き飛ばしただけだった。
だがその隙をつき、ケースを持って立ち去ろうとする少女にティアナが銃を突き付け言葉をぶつけた。

「ごめんね、乱暴で………でもそれ、ホントに危ないもんなんだよ………こっちに渡してくれる?」

 少女はそこで顔をしかめた。このまま無理矢理押しとおるのは危険だ。
かといってレリックをみすみすとられるわけにもいかなかった。
実質お手上げ状態だ。

「ルールー!目ぇ閉じてろ!」

 瞬間、そんな叫びともに轟音と閃光が地下を包んだ。攻撃ではなく完全に目眩ましを想定した魔法。FWメンバーとギンガはたちまち目と耳を塞いでしまう。

「くっ」

 その隙に少女はティアナからさらに距離をとり安全圏を確保する。
黒い使い魔も少女のそばによりかばうように前に立つ。

「たくもー、あたしたちに黙っては勝手に出掛けちゃったりするからだぞ………ルールーもガリュウも」

 先程と同じ声のトーンでそう口を開く人物が一人。髪は赤く、背中に小さい翼のようなものを生やしていた。さらには、ツヴァイと同じような背丈だった。全長わずか30センチほどだろうか。

「アギト・・・」

 ツヴァイと同じか
言うことはロードがそこかにいるってことかこいつではないなぁ
俺はというと様子を見ながら戦っている。
これも俺の任務の一つ
なるべく手を貸さない。
危なくなった時に手を貸すこと・・・

「おう、ホントに心配したんだからな~」

 アギトは少女の前で浮遊してそう言葉を紡ぐ。

「けどもう大丈夫だぞルールー、なにしろこのアギトさまが来たからな!」

 アギトが一人で盛り上がっているうちにギンガたちは体勢を立て直し、
少女達に対峙していた。が、それに構わずアギトは言葉を続ける。

「おらおら!お前らまとめて、かかってこいやぁ!」

 アギトの咆哮と共に魔力で作られた複数の火炎魔法が繰り出される。
FWとギンガ、少女達の地下の攻防はさらに激しさを増していた。そして、アギトの出現により、FWとギンガ達は苦戦を強いられていた。

「くっ!」

 5人は炎から逃れるべく地下の柱に一旦隠れる。
衝撃は大きく、当たっていたらひとたまりもなかっただろう。
俺はというと一応柱に隠れているが炎の耐性呪文(ファイアレジスト)により平然としていた。

「ティア、どうする?」

 隠れて様子を見ながらスバルが声を抑えてそう口を開く。

「任務はあくまでケースの確保よ、撤退しながら引き付ける」

 冷静にティアナがそう告げる。
確かに、ケースさえ確保できればいいのだ。敵を倒すのが目的ではない。

「こっちに向かってるヴィータ副隊長とリィン曹長にうまく合流できればあいつらを止められるかも………だよね?」

「そ、なんとか合流しないと」

≪よし、中々いいぞスバルにティアナ≫

 すると、突然6人全員に頭に直接声が響き渡ってきた。念話だ。

≪ヴィータ副隊長!≫

≪私も一緒です、二人ともうまく状況を読んだナイス判断ですよ≫

 あとからツヴァイの声も聞こえてくる。二人は既にもう地下にたどり着いていたのだ。場所はもう…………。

「っ!?ルールーまずい!真上からデケェ魔力反応が!」

 アギトがすぐさまが気付いたが遅かった。

「っ!」

 ドゴォン!!

 突如天井が突き破れ、轟音が鳴り響く。その土煙からゆらりと現れたのはヴィータとツヴァイ。ヴィータのアイゼンならば天井を破るくらいそれくらい容易である。
いつ見てもネタでしかないよね
幼女の姿でハンマー振り回して破壊だもの
ギャグでしかないけれど・・・。本人の前では言わないけれどね

「ふっとべぇぇぇ!!」

 そのままヴィータがハンマーを振りかざす。捉えたのはガリュウと呼ばれる幼女の使い魔だ。

「っ!?」

 ガリュウはそれをまともに受けて、地面や壁に打ち付けられながら言葉通り吹っ飛ばされる。
相変わらずえげつないなぁと思う
光にならないだけましなのかな?

「捕らえよ!凍てつく足枷!」

 続けてリィンが少女とアギトに向かって手をかざし魔力を込める。

「フリーレンフェッセルン!」

 その言葉と同時に少女の足下に白い魔法陣が出現する。

「ルールー!避けろ!」

「っ!」

 幼女とアギトを捕らえるための氷結のバインド。
幼女とアギトはそれを慌ててかわそうとしたがかわし切れなかった。
良い絡め手だと思う。
これでチェックか、俺が本格的に出る必要は無くなったな

「くっ…………」

「ルールー!」

 少女は抜け出そうとするがそう簡単には抜けれなかった

「そこまでだぜ…………おとなしく捕まってもらうぞ」

「副隊長やっぱり強い」

 ヴィータがハンマーを突き付けそう口を開く。物陰に隠れていた5人も表に出て、ヴィータの後ろに控えていた。

「くそっ……」

 アギトはそう悪態をついた。今の状況はアギト自身チェックメイトだということを感じていた。
少女は応戦体制のままだった。ただ無抵抗で捕まるのは論外だ、魔法は何とか使えないことはない。

「……………なら力ずくだ」

 ここら辺が管理局員の限度かも
非殺傷だから運が良ければ逃げ出せる可能性がある。
ヴィータの攻撃に耐えられるとは思わないが・・・

「アギト…………逃げて」

「バカ!ルールーを置いてけるかよ!」

「どっちも逃がすつもりはねぇぞ!」

 ヴィータが構えていたハンマーをを振りかざした。まずは少女だ、アギトがそれを防ごうと少女の前に魔力障壁を展開するが、

 パキン!
いとも簡単に崩される。

「くっ、ルールー!」

「っ!」

 ドォン!


 衝撃、ヴィータのハンマーによるものだ。
しかし、ヴィータのハンマーは少女には届かなかった。

「なに!?」

 手応えはあった。当たったが少女は先程と変わらずピンピンしていた。
何に当たった?何によって阻まれた?
俺は見ていた直撃する瞬間少女の周囲に三角錐のバリアが張られたことを
フィンファンネルか・・・

「っ!?」

「汐」

「・・・助けに来た・・・あとは挨拶に」

「汐、おまえか・・・」

 ヴィータ自身少しだけ聞いたことがあった。
それは夜間警護でたまたま綾と同じ当番だった時だ

「そう言えばよ綾」

「なに?」

「おめえ負けたことねえだろ」

「結構負けてるよ。恭也さん達やテリーとか」

「ちげーよ、すべてを使って負けたことだよ」

「ヴィータも知ってるじゃんなのはには負けてるよ」

「ありゃ惚れた弱みだろうが」

「ん~そっかな・・・」

 こいつ話す来ねえなとヴィータ自身思っていたのだが不意に教えてくれた。

「FW陣には話したからまぁいっか。約10年前になるんだけど」 

「おぉぅ」

「負けてはないけれどあの時のすべてを使って瀕死まで言った人物なら一人だけいたよ。結果は引き分けだよね。お互い生死がわかってなかったから」

「お前がか?」

「うん、これが証拠の映像」

「おいおいおめぇ良く生きてたよな」

「悪運は強いから」

「おめえがこうして生きてるってことは」

「ん~さっきも言ったけどね。生死は不明かな一応ゼロの弟子である翠子汐ってのがあいさつには来たけれど・・・」

「どうした」

「あれから何にもないなって」

「怖気づいたんじゃね~のか」

「馬鹿な復讐はやめて欲しいけれどね、もしエンカウントするのなら・・・」

 少しだけ助言をもらったな

「鉄槌の騎士ヴィータ、焦らないで」

「おめぇあたしの名前を」

「情報は生もの、そこの後ろの4人は知らないけれど、」

「なるほどねぇ」

「ヴィータ副隊長」

 スバル自身汐に攻撃を開始しようとした瞬間

「ストップ」

 俺自身スバルに停止の大声を発した。気づけこの馬鹿

「オールレンジ攻撃で潰されるぞ」

 そう言った瞬間スバルの動きが止まった。

「流石・・・あの人の・・・今日の任務はあなたと戦いに来たわけじゃない。この子たちを保護しに来ただけでも・・・来るなら落とします」

 そう言いながら汐はヴィータの前方にファンネルのビームを当てる。
すぐさまヴィータは後ろにステップし闇から距離を取った。

「借りを作ったな」

「気にしないで・・・ルーテイシア転移お願いできる」

「私が探しているレリックかも」

「まだチャンスはあります。ここで戦うとなると生き埋めになってしまいますから」

 じっとルーテイシアと言われた女の子は汐の方を見つめる

「わかった。」

 少女は頷くと、魔力を高めて魔法陣で包みこんだ。

「今度は私が行きます。それまでは元気でいてくださいね。綾さんと皆さん」


 地下全体が震えだした。

「っ!?な、なに?地震?」

 地下が地響きにより、ボロボロと瓦礫が崩れ始めた。周りは崩壊を始め、地響きはさらに大きくなる。

「大型召喚魔法の気配があります………多分それで………」

 キャロがそう口を開く、天地爆烈(メガデス)級攻撃かな

「スバル!」

「はい!……………ウィングロード!」

 その叫びと同時にスバルが拳を地面にあてがうと青色のウィングロードがヴィータが穴を開けた天井から地上へと繋がっていく。

「ギンガとスバルが先行して行け!アタシとリィンは後から飛んでいく!」

「「はい!」」

 指示通り二人はローラーブーツを生かしてすいすいと登っていった。続いてエリオが登っていく。

「キャロ、レリックの封印処理………お願いできる?」

「あ、はい……やれます」

 ウィングロードを使って地上を目指す前にティアナがそうキャロに声をかける。

「ちょっと考えがあるんだ、お願いね」

「はい!」

 そう言葉を交わして、二人も地上を目指してウィングロードを駆け出していった。全員が地上を目指したことを確認して、ヴィータとリィンも跳んで地上を目指すのだった。


「っ!?」

 突如、ジライオウの足元にピンクの魔法陣が浮かび上がる、そこからピンクの魔力光で構成された鎖………チェーンバインドがジライオウの動きを止めさせた。

「あれは!」

 そのバインドの魔力源を辿ると少し離れた所に魔法陣を展開したキャロがいたのだ。

「あいつら、もう出てきたのかよ!」

 アギトがそう苦しそうに叫ぶ、キャロの背後からは左右からウィングロードを展開しながらギンガとスバルが、中央からヴィータが飛んで迫ってきていた。

「そこ!」

 パアン!
そしてさらに横からティアナの射撃が迫る。

「くっ!」

 アギトと少女はすぐさま反応して交わす。ティアナに接近を許したことにより退路が限られてしまった。体制を立て直すべく二人は橋型の道路に着地する。
それはヴィータ達の思う壺だった。

「ここまでです!」

「っ!?」

「ちっ!」

 そこにリィンとエリオが待ち受けていた、リィンの魔力刃でアギトは囲まれ、少女はエリオにストラーダを突きつけられる。
動きを止めた二人の隙をリィンは見逃さず、バインドで拘束する。完全にアギトと少女は捕まる形になった。

「子供いじめてるみてぇであまりいい気分はしねぇが…………」

 そこにヴィータがいち早く降り立ち口を開く。

「市街地での危険魔法使用に公務執行妨害、その他諸々で逮捕する」

 こうして二人は拘束される。ヴィータ達が地上に出た時にはすでに汐の姿はなく、それをチャンスとばかりにあらかじめ立てておいた作戦が効をさしたのだった。
俺はと言えば汐が出てきた時の遊撃隊として準備のみで終わった。
あの召喚獣どう見てもGという生き物そっくり倒したかったなぁ
言うわけでこちらは安心だと判断をして、グリフィスに座標を聞き瞬間移動で気配を消して、へりのほうに飛んだ。

「逮捕はいいけど、大事なヘリを放っておいていいの?」

 一方ヴィータ達は捕まえた少女に情報を引き出そうとしていた。
頑なに口を閉ざしていた少女がいきなりそう口を開く。
これは様子を見ていた仲間の策略だった。
ヴィータ達の動揺を誘うため、仲間が少女に自分の言葉を復唱させているに過ぎなかった。効果覿面で、全員それを聞いて驚きを隠せなかった。そしてさらに仲間は少女にさらに言葉を紡がせた。

「あなたはまた…………守れないかもね」

「っ!?」

 これは少女の目の前にいたヴィータに向けた言葉だった。
それを言われたヴィータの頭の中に浮かんだのは、あの雪の日の出来事なのはが落ちたあの雪の場面
そして・・・光が発射された。

ドオオオン!!

 無慈悲にも砲撃が直撃した爆発音が辺りに響き渡った………。


「砲撃・・・ヘリに直撃?・・・そんなはずない!ちゃんと調べて!」

 指令室ではシャーリィの声が響き渡る。

「ジャミングがひどい・・・状況掴めません!」

 オペレーターもジャミングの影響で誰もヘリの状況を掴むことは出来なかった。そしてその会話は全体通信を通して、ヴィータやFW陣にも聞こえていた。

「そんな・・・」

「ヴァイス陸曹とシャマル先生が」

 片手に槍、もう片方にはケースを抱えていたエリオがそう呟き、青ざめた顔をしてティアナがそう口を開く。

「テメェ!」
 
 そして、怒りの声でヴィータは少女に掴みかかる。

「副隊長!落ち着いて・・・」

「うるせぇ!」

 スバルがヴィータをなだめようとするが、ヴィータはそれを一言で振り払う。

「おい!仲間がいんのか!?どこにいる?言え!」

 ヴィータにそう迫られても少女は表情1つ変えなかった。そして、ヴィータが怒りで騒いだ影響で、全員背後に隙が出来た。

「っ!エリオ君、足元に何か!」

 敵の接近にいち早く気づいたのはギンガだった。

「えっ・・・うわっ!?」

「へへ~、頂き!」

 エリオの反応は遅れ、その隙をつき地面から姿を表したのはボディスーツを着た女の子だ。隙をつかれたエリオは持っていたケースを奪われ、少女は再び地面に潜る。

「くそ!」

 そのまま逃走する気だと判断したヴィータは少女から離れて追いかけようとする。
地面に潜った敵が見えるわけなくどこにいるか判断つかなかった。
そして、自分を探すために全員が捕まえた少女から離れるのが少女の狙いだった。

「あっ!こいつ!」

 次に少女が現れたのは捕まった少女の足元からだった。そのまま少女ごと再び地面に潜る。

「アギトが…………」

 少女に抱えられながら少女はそう口にする。

「あー、アギトさんならさっきの一瞬で離脱したようですよ。流石、いい判断です」

 そして、セイン達は完全にそこから離脱した。

「反応………ロストです………」

 リィンが全員に敵に逃げられたことを伝える。ケースも奪われ、捕らえていた敵もみすみす逃してしまった。悔しさでヴィータは拳を地面に打ち付ける。

「くそっ!………ロングアーチ、ヘリは無事か?あいつら………堕ちてねぇよな!?」

 今、最悪の結果になってしまったヴィータにはヘリが無事かどうか?無事であってほしいと………そう願い、すがることしか出来なかった。





「こちらスターズ1、ギリギリセーフで綾ちゃんがヘリの防衛に成功!」

 そして後から聞こえてきたのは、管理局のエースオブエース、高町なのはの声だった。


「ありがとう報告・・・めんどくさかった、ふぅ間に合った!!」

「それはお互い様だよ。砲撃から守ってもらって」

「なのはなら大丈夫だと思ったけどね、好きな女にあんな極悪なものをぶつけようなんてね」

「え・・・えっと綾ちゃんまだ全体通信がかかってるってば」

「ん、フェイトは?」

「もちろん」

「流石」

 だったら俺も援護にまわるか。
こんなあほなことをしたやつらを返すわけにはいかないし

「あら~」

「砲撃を…………マジかよ」

 ビルの上で計画が失敗したことに驚く二人。

「「っ!?」」

 などと考えていると二人がいるビルの屋上に黄色い魔力光の魔力弾の雨が降り注いだ。二人はすぐさま別のビルの屋上に移動して回避する。

「見つけた」

 その直後に、二人の背後から声がした。
すぐさま振り返ると自身のデバイスであるバルディッシュを構えたフェイト・T・ハラオウンが。

「こっちにも!?」

「速い!」

 すぐに二人はフェイトから逃走を図る。メガネの女性は飛行していたが射撃を担当していた女性は強化された身体能力でビルからビルへと跳んで逃げる。フェイトも飛行ですぐに追いかける。

「止まりなさい!市街地での危険魔法使用及び殺人未遂で、逮捕します!」

 そのような呼び掛けでもちろんメガネの女性達が止まるわけがなく。

「今日は遠慮しときますー!………IS発動………シルバーカーテン」

 そう唱えると、彼女らは魔力に包まれて消える。転移ではなく、見えなくなったという方が正しい。

「っ!はやて!」

「位置確認!詠唱完了………発動まであと4秒!」

 フェイトの呼び掛けが合図となり空高くいるはやては魔法を発動させる。

「私にはその手のもの聞かないから、はやての行動の後、なのはとフェイトの方に誘導させるね」

 「了解!」
 
 俺の言葉通り、フェイトは二人を追いかけるのをやめてその場から離脱した。
フェイトが離脱したこと一端離脱したのになぜというメガネの女性だったがそしてあることに気づく、視線のさきに高い魔力濃度を感じさせる黒い球体の存在に。

「広域……空間攻撃!?」

「うそぉ!?」

 流石えげつないなぁ

「デアボリックエミッション!」

 魔法を発動させる。はやてとは別の空間に作った黒い球体は徐々に拡大していく。彼女たちを達を飲み込まんとして。

「やばい!」

 飲み込まれたらひとたまりもない!その球体から逃げるため必死にスナイパーの女性を抱えてメガネの女性は飛行する。少し体の一部が巻き込まれダメージを受けるが軽傷ですんだようだ。
なんとか逃げ切れたと思いホッとする間もなく。

「お疲れ様」

「っ!?」

 範囲から逃げるには白き魔王と金色の雷神と俺から逃げるには反対の方に来ればいい。
 俺は分身(ミラーイメージ)を作りそこにいて実際の俺はここで待機
幻術の専門特許はお前だけじゃないのよ
俺は軽く魔力を高めていると
二人は再び俺から離れるべく逃走を図る。
魔法の矢を数発飛ばして牽制していく

「くっ!」

「後よろしくなのは!フェイト!」
 
 逃げる場所を予測していた場所に待機していたなのはとフェイト達の番だ。俺とはやてで追い込み、止めはこの二人だ。
クアットロとディエチを二人で挟む形で各々デバイスを構える。

「しまった!」

 クアットロが誘い込まれたことに気づいた頃にはもう遅い。既に二人は準備完了だ。高町なのはとフェイト・T・ハラオウンの二人のエース級魔法………全力ではなくとも破壊力は絶大、魔力チャージは…………完了している!

「トライデント………」
「エクセリオン…………」

「スマッシャー!!」
「バスター!!」

 軽く見積もってもハーローイーンクラスの砲撃防げないでしょ

ドオオオオオオオン!!

「っ!避けられた!」

「直前で救援が!………シャーリィ!」

 なのはとフェイトが自身の砲撃を避けられた事実をすぐ認識してすぐに指令室に反応を追うよう求めた。

『反応…………ロストしました』

「逃げられた………」

 フェイトが悔しそうにそう呟く。これで完全に取り逃がしてしまったと後悔する。

「あー、その事なんやけど………」

「はやてちゃん?」

 上空にいたはやてがなのはたちと合流して、頭をポリポリと掻きながら口を開く。

「すぐに綾ちゃんが追ったみたいやで?
一段解除したからなぁ」

 そう、困ったようになのは達に伝えた。

俺が追いかけて飛翔していたら左舷30あたりから射撃が飛んできたので俺はストップをした。

「やはり足止めをするの?」

「貴方の顔を見て離れるわけにはいきませんから」

「そぉ、そろそろリタイアしてもらいましょうか」

「相変わらず馬鹿にしてますね。それが間違いだと教えて差し上げますよ」

「一つ聞いても良い?」

「死にゆく者の頼みですから聴ける範囲なら」

「今起きている事件も何かの原作?」

「ええ3期だと伺っていますが」

「それに介入しているお前の師に反していない?」

「ゼロさんもプレシアさんについていたとお聞きしています」

 汐が撃ったビームライフルを俺はアンセムを数本にまとめてぶつけた。

「貴方は落ちた方がいい」

「それを決めるのはお前じゃない」

 俺は詠唱を始める。

「火炎召来(アー・ターブ・サン) 不滅なる燃焼よ 我が 導きに従え」

完成とともに力ある言葉を発する。

『霊破火炎陣(ダ・フォーラ)』

 火トカゲを数体だし汐に襲い掛からせる。
汐も負けじとファンネルを出しオールレンジ攻撃をしていた。
俺がいつまでも疑似MSに負けてるわけがなかろうが
装備は先代を超えるが実力は奴より下だよ
俺は感覚の標準を合わし次にあいつが動く場所に指にためた魔力を放つ

雷撃(ライトニングボルト)

 指先から雷撃の閃光ができサラマンダーの攻撃から回避した汐が導かれるように当たりに行った。

「な・・・なぜ・・・」

「お前は回避するときにパターンがあるんだよ、それを読んで攻撃すればこの通り」

「わ・・・私は・・・まだ・・・」

 落ちていく汐を哀れに思うがこれでスムーズに事件に蹴りが着くと思った瞬間だった。

 ふわふわと汐が落ちて行きながら汐は一粒のカプセルを飲み込んだ。
その時汐の体からMSの物と思われる装備が落ちていき
服は破れて裸体になった。
落下していった汐はその場で体制を整えて俺の方を見た。
俺はその瞬間少しだけ驚いてしまったなぜなら、額に三つ目の目が出ていたから

「貴様か開放してくれたのは?」

「だれ?」

「元の素材の事ではないなわれの事か」

「だね」

「我が封印されていたものをかみ砕いてくれたおかげでここに復活したものだ」

「私の邪魔をする気?」

「せっかく封印を解いてくれたからこいつの願いを聞いてやらねばならんと思
うのだがどう思う」

「私に害がなければすればいいんじゃない」

「南條 綾とはお主か?」

「隠していてもあれだからそうだよ」

「お主を抹殺する」

「理由は・・・さっき言ったか」

「そう言うことだ」

「一応聞くけれど名前教えてくれない?」

「人に名前を・・・我がそなたに聞いたな。死にゆくものの話も聞いてやらればの?」

 嫌な予感はこれだと今わかった。
ちょうどここは先ほどの廃墟都市群だけあって暴れても構わない状況

「1分だけ待ってくれる?」

「それだけでいいのか?」

「まあね。名前と目的は?」

「我は大蛇 目的は我が祖国を復活させること」

 あ~意味合いは違うかもしれないが確か古代ギリシャ語の無だったかな

≪はやてアンノウンと遭遇した≫

≪今から≫

≪必要なし、来られたら困るかな。お願いが一つ≫

≪なんやいきなり≫
≪ここら数キロ封鎖結界をお願いして、それと俺の限定解除流石にまずい・・・退却は不可≫

≪行き成りは無理やでも解除は了解や≫

≪私がしているからその外側を早くお願いね≫

≪そこまでの相手かなんかか≫

≪多分ね。さすがに今のまんまじゃまずい≫

「そろそろそなたの言う1分は経ったと思うんだが」

「最後にあなたは人?」

「おかしなことを言うやつだ、神とたたえられた存在とだけ言っておこう。そしてベルガ地方を滅ぼすものなり」

「ベルガに恨みでも」

「これが本当に最後なり、我が用でいない隙に掠め取った部族に思い知らるのじゃ」

「地の底に還れ 忌まわしき異形の陰よ 」

 面倒これで自分の世界に帰りなさい
力ある言葉を発する

退魔(アスプ)

 おれは大蛇に向かって呪文を発した
この呪文は魔を自分の世界に帰らせる呪文デーモンクラスなら大丈夫でしょ

「我も甘く見られたものだ、効果は世界に帰らせる呪文か、下らん」

≪ティア≫

≪どうやら相当なレベルみたいですね。今の綾の実力なら地方の悪魔ぐらいなら帰還できるはずですが…≫

≪中級クラスかな≫

≪どのようにランク付けしたのかは置いておいて人がかかわるレベルの相手ではありますよね≫

≪みんなを遠ざけたのは≫

≪正解だと思いますよ≫

 お返しとばかりに大蛇は俺に向かって手を振り払ったその衝撃がこちらにも来たので俺はシールドで防御

「聖王の鎧・・・違うかバカでかい魔力で止めただけ、そなたは我と戦うにふさわしい。よって相手をしよう」 

 

綾VS大蛇 ハルマゲドン?

 私は・・・負ける・・・
ゼロさんの無念
ケインさんの悔しさを晴らせずに・・・
あの人に対して何もできなかった・・・
神に仕えるものだから死ぬのは怖くないなんて言ったらうそになるけれど…
死んだらあの人の所に行けるのかな・・・
だけど・・・まだ・・・
ドクターから貰ったこれを使おう。
これを使ったら・・・でも、あの人を倒すにはこれしかない・・・
ごめんなさい私に人の愛を教えてくれたケインさん・・・私は人を辞めます
すみませんゼロさん・・・かなり話を改良しちゃったかも知れません
そうして私はこの魔力に満ちた錠剤を飲み込んだ
もう一度・・・あなたに会いたかったなぁ・・・
愛しています

 復讐に身を置いた私は神に仕えるのは間違っているかもしれませんが、どうかあの人を・・・


「相手をしようね・・・相手にしてくださいの間違いじゃなくて?」

 俺は次元空間につながっているパンツのポケットからポーションを取り出し飲みながら言い切った。

「飲み物飲みながら言うセリフとは到底思えないのだが・・・」

「運動したら水分補給は当たり前でしょう・・・あぁ人じゃないからわからんか」

俺達は互いに対峙しながらエネルギー弾の応戦をしていった。


「私も行くよ」

「あかん許可できへん」

 なのはは全体モニターを見ながら出ようとしたところにはやてに通信で止められた。

「はやてちゃんあれはまずいよ」

「わかってるわ・・・でも綾ちゃんがだれも来るなって言ってなぁ」

「あれを見ても行くなっていうの・・・」

「そうや、反対に聞くけれどあの激戦の中どうやって応戦するつもりや」

「そ・・・それは」

 画面で写っている綾は防具はボロボロにになっていっていた。

「人にしてはなかなかやるが我には届かんぞ」

 大蛇の腕の一振りで衝撃波が走りそれを綾はシールドと防御呪文で防いだ瞬間に
大蛇は近づいてきてけりを放った。
それを綾は反射神経でけられた方向に逆らわずに飛ぶ
それによりダメージを減少させた。
奴には中途半端な呪文じゃ駄目だ
飛ばされている最中に,俺は印を組みながら詠唱に入った。

「大いなる力の三角 六芒 五芒 光と闇 円盤に満つる月と 竜王の英霊に申し上げる 天の理 地の理 人の理 力の円錐ディマジオの紋章もちて 我に聖なる炎 三頭黄金竜の力 与え給え 」

 俺の後方には黄金の三つ首の龍が召喚された

「ほぅ、人無勢が黄金三頭龍を召喚するのか・・・良い余興だ・・・」

 余興だと・・・これを食らってもそう言えるのか

「元の世界に戻りやがれ~」

 俺は力ある言葉を発する。

『皇龍破(マー・ノー・ウォー)』

 3つの口からドラゴンブレス(龍の息)を大蛇に向かって放たれた。
今サイツは人形態だから、今現存する龍の中では最強の部類に入るブレスだこれで終わりだろ
爆風が薄れていき視界が良くなったのはいいが俺は落胆をした。

「中々いい攻撃だったぞ、確か綾と言ったか?」

「ダメージ・・・嫌になるわ」

「安心しろ、多少は痛かったぞ」

「多少ね・・・もっと頑張らないと」

 大蛇は俺に向かって手を広げた瞬間俺は腹を殴られたみたいに激痛が走り口から血が出てきた。

「んぐっぅぅぅぅ」

 馬鹿な俺のシールドを通過しやがったというのか

「ふむ、少し当てただけなんだがそこまでいたかったのかすまないな」

「舐めやがって・・・これでも食らいな」

「ほぅ・・・まだ抵抗する余裕があるというのか」

 本当になめやがって
俺は奴の頭上のはるか先まで言ってある呪文を唱える
これなら必ず通るはず

「エゴ・エゴ・ア・ザラゴライ・エゴ・エゴ・ザメ・ラゴン 」

 大蛇を中心に暗黒の球体の結界が張られる
大蛇は微動だにしずに俺の方を見つめている

 -------

「あの呪文は・・・」

「フェイトちゃんあれを知っているの?」

「聞いたことある・・・確か綾の持っている呪文でもはるかに危険だったっはず?確か禁呪とか」

ーーーー

「闇の公子 悪の長子と その王の名に於いて来たれ」

 俺は詠唱中にサインを空中に書きながら詠唱を続ける

「 悪魔の肉芽よ 汝が贄を くらい尽くせ 」


そして詠唱を完成させ力ある言葉を発する
『暴凶餓鬼地獄(エッド・ツェペリオン)』

「全てをくわられやがれ~」

 暗黒結界の中から異形の生物がわらわらと出てきて大蛇に向かって襲い掛かていった。

「くぅ、これは・・・」

「暗黒結界内に餓鬼玉を召喚させてもらった。くぅくぅくぅそいつらはなんでも食べるよ餓鬼玉にあるのは空腹感だけだから異形の神よ。食われて死んじまいな~」

「・・・」

ーーーー
映像を見ている 全員は顔青ざめてる
それも仕方がない。
生理的にも気持ち悪いものがあれに向かって食らっている所
スプラッター映画も真っ青ってシーンだからだ

ーーー

「そろそろ終わったかな。異形の物は異形の物にやられればいいのよ」

 そう言った瞬間暗黒結界が切り裂かれて衝撃波が綾に向かって来たがこれを回避するすべがなかった。

「ぐおおおおおおお」

 綾は左肩を切り裂かれて、左足は膝から下を切り落とされ地上に落ちて行った。

「人無勢だと思って油断したわ~
結界内を魔界とつなぐとはどこからそんな膨大な魔力を」

 大蛇は今までの余裕の顔ではなく青筋を立てながら言い切った。

「ふふっ地獄の魔物にたかられて恐怖を感じたかしら」

 綾は余裕をかましながら挑発をした。

「人が神に向かって余裕を見せるのもたいがいにしろ」

 大蛇は綾に向かって一歩を踏みこみ蹴り飛ばした。
綾は廃墟のビルにぶち当たった。

「ぐぼおっ」

「人間よ先ほどの余裕はどうした~」

 大蛇はパンチ連打で綾を殴っていた。

ーーーーーーーーー

「もう見てらんないよはやてちゃん行くよ」

「ダメや行っても被害が増えるだけや」

「そんなことないよ、助けて逃げるから」

「無理や」

 なのはは涙を流しながらはやてを睨んでいた

「解くしかないな」

「はやてが持ってたんだね」

「知ってるん?」

「私は綾と親友だけど弟子でもあるんだよ」

 はやてはすぐに宝石を砕き、壺を割った。


 現場では、その瞬間フィニッシュとばかりに綾を吹き飛ばされた・・・

「流石に死んだか・・・ここまでしたのはあの時以来だ。一人でここまでやったのはお主が初めて誉めて遣わそう。
まぁ聞こえていないと思うが、ではベルガ人を皆殺しにして我が祖国を復帰させようぞ・・・ははは」

その時吹きとばされた綾の方向から光輝いた。 

 

綾VS大蛇 死闘

 その場から立ち去ろうとした瞬間
綾を吹き飛ばした先から光が立ち上がった。
大蛇が振り向くと丁度光が収まり綾がたっていた。

「勝手に殺すんじゃないよ」

「あのまま倒れていれば生きながらえたのになぜそう立ち上がる」

「倒れてやってもよかったんだがそうもいかなくなった。あなたを倒すよ」

「その体でどうしようというのか、無駄なあがきはしないことよ」

「はぁ、私はいつでもどこでも絶好調よ」

 綾の体は左足ひざ下から消滅
左肩がえぐり取られていた。

「強がりもそこまで行くと滑稽よの」

「あんた相手にはちょうどいいハンディだよ」

俺は詠唱の準備に入った

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク 灰塵と化せ冥界の賢者 七つの鍵を持て 開け地獄の門 」

 俺は詠唱を終わらせ力ある言葉を発する

『七鍵守護神(ハーロー・イーン)』

 すさまじい破壊のえれねぎーが大蛇の方に向かっていくがその対象物の大蛇は微動だにしていなかった。

「人のみでその破壊呪文あっぱれだが我には届かん」

 大蛇が言うように彼女に当たるその直前で魔法障壁によりがどされていた。
呪文を放出中に綾の全身から血が沢山噴出していった。

「ぐ・・・う!!」

「その余裕命取りと知れ」

その時丁度壺と宝石を砕いた光が合体して詠唱が聞こえる

「天空にあまねく浮かぶ星々よ。天空の王者たちよ。我が召喚に答え敵を滅ぼせ」

 詠唱が終わり力ある言葉を発する

『隕石雨(メテオ・スウォーム)』

 上空から大蛇に向かって天空から岩が降ってきた。
隕石だ

「ひ・人無勢が・・・」

 ハーロ・イーンとメテオの衝撃でここら一帯は爆風に覆われた。

 はやてナイス判断
これで倒したでしょ
多分熱エネルギーの相乗効果は禁呪死黒核爆烈地獄1.25倍の威力これで通らなかったらまずい
これフラグだったのかも

爆風が去っていきそこには服が破れかけている大蛇がたっていた

「まさか人無勢が我のフィールドを突き破るなんて思わなかったぞ!!」

やばい・・・
俺は魔力の放出を終えてから当然ながら片足が今ない状態だから前に倒れていった。

ーーーーー

「綾ちゃ~ん!!」

「どこに行くんや」

「わかってるでしょ」

「あかんって」

「なんでそんな平気でいられるのはやてちゃん」

「平気なわけないやん。行ってどうなるんや」

「私ならブレイカーで」

「可能かもしれんが許可できん」

「どうして」

「言っても多分中に入れないからや」

「封鎖結界だね」

「あの大蛇と戦う前に結界を張るとか言ってたんや」

「なら多分聖魔結界だね」

「フェイトちゃんそれって」

「綾が許可したものしか入れないのと綾が倒れない限り終わったらすべて修復する魔法だったかな・・・」

「もし綾ちゃんが倒れたら・・・」

「破壊エネルギーが周囲を覆うだったかな」

「それに綾ちゃんが死んじゃうよ」

「あかん、それでいてもし綾ちゃんが」

「聞きたくないよ」

「なのは・・・」

 FW陣は人知の超えた戦いを見て呆然としていた

「・・・人の戦いじゃや・・・」

「次元が・・・」

「・・・」

「なのはちゃんは信じられへんのか?」

「なにを・・・」

「綾ちゃんの事を」

「信じ…てるけど」

「綾ちゃんがなのはちゃんを残して行くことなんてあらへん」

「それは私も同感かな」

「はやてちゃん・・・フェイトちゃん」

「うん、綾はなのはを置いて居なくなることはないよ・・・ただ帰ってきたらみんなでお仕置きしないとダメかな」

「だけど・・・綾ちゃんあんな体だし」

「うん・・・だからお仕置き10年前に約束したのに」

「そ・・・そうだね」

 フェイト自身あたりまえだが心配はしていたがそれでも帰ってくると確信していた。それにはやてが解放していたのも知っていたから。


-------------

「よくぞ我をここまで追い詰めたぞ、褒美じゃ」

大蛇はうつぶせに倒れている綾を胸倉をつかんで持ち上げ投げた
その瞬間綾の体が燃えだした。

「な・・・何を」

琰魔焦熱地獄(エグゾーダス)

「至近距離から食らいやがれ~」

「く…くるってるのか~・・・そんな体になってまで」

「体の不調なんて体調が悪いだけ・・・戦意損失したと思っているのはお前だけだ~」
 
ーーーー

 うつぶせに倒れているのを幸いに俺は一つ細工をしていた

≪ティア≫

≪相変わらず無茶を≫

≪だねぇ、魔力噴出を隠せる?≫

≪幸いにもあなた方が無茶苦茶な魔力を出して戦っていましたから20秒だけならごまかしが聞かせれます。≫

≪了解、サポートよろしく≫

「ブー・レイ・ブー・レイ・ン・デー・ド 地の盟約に従いアバドンの地より来たれ ゲヘナの火よ爆炎となり 全てを焼き付くせ」


 俺は放り投げられた瞬間もう一つの封印も解くことをお願いする。
それはD・Sの魔力の源ジューダスペインを解放させることとそしてちょうどいま体力の宝石と魔力のツボの効果が俺に注入してきた。
これで普段の俺は復活。
後は・・・

≪許可できません≫

≪エグゾーダスだけでは無理、何も7つ全部開放しろとは言ってない。D・Sの分の一つだけだから≫

≪わかりました、認識したらたぶんあなたが思っている以上ですよ≫

≪勝たないと・・・≫

≪ひとつだけなら許可をします≫

≪ありがとう・・・≫

ーーーーー

「おちやがれ~」

「がぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

周辺大爆発が起きた・・・

 

 

決着そしてお約束の・・・

当たり周辺の大爆発
綾が聖魔結界を張っていなかったらその爆発の被害はクラナガンまで行っていただろう。

綾は飛翔呪文で浮上しながら前方を見ていた。
自分の事ながらでたらめな体構造だなぁ
普通なら死んでいても仕方ないといったところか・・・
でも死にそうなぐらい激痛が走っている
痛い・・・死にそうなぐらい痛い

 爆風が収まってきた。
片膝をついている大蛇が事らを睨みつけていた。

「まさか・・・ここまでやるとは」

「ひ・・・人を・・・みくだ・・・してる・・・からだぁ」

「我はここで滅ぶ・・・だが我一人では寂しいとは思わないか」

「俺と・・・刺し・・・違えると・・・?」

「流石の我も・・・だが無様な生き死にを見せるほど落ちぶれておらぬわ・・・それにもしお主を道ずれにしたらこの周辺にかけられている結界も解けて、その破壊エネルギーははるか向こうまで破壊エネルギーが行くこととなろう。さすれば、我がにっくきベルガも痛手を被ろうという事、もしかしたら消滅するかもよ」

「やれる・・・なら・・・やって・・・みろよ」

「戦いではお主の方が勝っていたが・・・これで永遠に引き分けだ~」

大蛇を周辺に大爆発が起きた。
----------------------------


「自爆なんか」

「あ・・・綾ちゃんは・・・」

「・・・」

「あかん・・・さすがの綾ちゃんでも・・・」

「う・・嘘だよ・・・だって・・・」

 うちまでダウンしていたらあかん
綾ちゃん恨むで・・・
約束守るからなぁ

「隊長陣いつまで落ち込んでるんや・・・」

「だ・・・だって・・・」

「そうだよ・・・はやて」

「ここで私たちもダウンしていたら綾ちゃん犬死や・・・なら最後の命令や・・・多分綾ちゃんがかけた結界が壊れるその余波をくいとるんよ」

「「・・・」」

 いくら待ってもその爆発の余波は来なかった。
かれこれ数分間景色を見ていると爆風が薄れて行って、人影が見えてきた。
そこには倒れている大蛇の元となった汐と片足、片腕がない状態で真紅の幽鬼な顔をした綾がそこに立っていた。

「綾ちゃん…生きてるんか?」

「勝手に殺すな・・・はやて。私は無事?に生きてるよ」

「あ・・・綾ちゃん」

≪ティア≫

≪ジューダスペイン消します≫

≪あ・ありがとう≫

「なのは、心配かけたね」

「心配どころじゃありません・・・だ・・・大丈夫なの」

「まぁね」

「あっ、綾あれを使用したんだね?」

「そうだね・・・はやてごめん」

「謝ることあらへん。こちらが感謝したいぐらいや、何があったんや?」

「私の呪文にミラクルっていうのがあってそれを使用したの」

「聞いても良いんかい?」

「たいていの事ならお願いが聞いてくれる呪文」

「そんな呪文普通に使へんやろ」

「代償は等価交換かな?当分の間ほとんどの呪文が使用不可とレベルダウンしちゃった。だから、えっとこの間のレベルぐらいまで多分落ちたと思う。一時的だけど」

「それだけかいな」

「そうだよ」

「そろそろ魔力が尽きてきたからだれか・・・」

「私が行くよ」

「そうやな」

 そう言ってなのはは綾が戦った場所に向かっていった。
 

 

終焉そして本編に戻る

 俺はなのはを見ると安心したかのように倒れだした。

 実はジューダスペインが封印状態になった。
もともと持っている自分の物も休眠状態
あの激痛もう絶対に使いたくない
あの時何があったというと

 爆発が起きたからそのままミラクルの呪文を放っただけこれだけ!!
僧侶究極呪文のミラクル
これは奇跡を起こす呪文で自分がんだのは爆発からこの身を守って、
目の前にいる悪魔だけは消滅してくださいこれを願ったら五体満足だったら、力技で出来たかもしれないが今の状況でこの爆発を止めるには代償がすごく多かっただけ
このミラクルっていう呪文はほぼマンでも叶う代わりに代償が必要になる。
まぁ誰かを復活とかだと自分の命を差し出さないといけないかもしれないけれど、破壊エネルギーだからそれなりの破壊のエネルギーの代償が自分の中にある
神のアーティファクトでもある
ジューダスペイン
これ7つあって、原作だとそのうちの一つがD・Sに残りは6大魔王がひとつづつもっているという設定。
今までの自分は心身ともにまだできていなかったから封印されていたし、
これを使う機会もなかったから良かったんだけど今回使用したことにより取りあえずいつまでかはわからないけれど、
7つあるうちの6つが封印状態でうち一つは今の自分では使い切れない状態
そう自分のレベルがかなりダウンしたんじゃないかなと予想される。
そこまでしないともし自分が倒れた場合この中で起きた超々破壊エネルギーがこの周辺に広がり、下手したらクラナガン地方、ベルガ地方まで被害が行きそうだったからどうしても使わないといけない状況と目の前で倒れている汐を解放しないといけないと思ったから。
もう金輪際ゼロとのかかわりはやめよう
何時も死の淵まで行っている気がする。

そんなこんなでなのはがめのまえで降りてきてくれるから安心して倒れこんだ。
なのはが包み込むように抱きしめてくれたからこんな体の状況だけど心が満たされるぐらい俺自身感じてしまった。

「な・のは?」

「いつ・・・も・・・心配・・・ばかりかけて」

「ん」

「身を引きち切られるぐらい辛かったよ」

「ごめん」

「綾ちゃんが私たちを心配するのと同じぐらい私も綾ちゃんを心配するんだ
よ」

「うん」

「こんなになって」

「汚れるよ」

「いいの、これは綾ちゃんが私たちを守ってくれた証なんだから」

「再生がおそいな・・・やっぱり」

「普通ならお亡くなりになってるよ」

「だよね・・・こんなでたらめな体である自分に感謝かな」

「本当に・・・心配したんだからね」

「ごめん」

なのはが俺をやさしく抱きしめながら泣き出したから俺自身どうしていいかわからなかった。
ただごめんとしか言えなかったのが現状

「ねぇなのは」

「なに?」

「愛してるよ。この世界上で誰よりも・・・」

「私も綾ちゃんがいなくなると思ったら・・・」

「そっか」

 なのはは何か話そうとしていたが片腕しか動かない手をなのはの後ろの頭に置き引き寄せてキスをした。
甘ったるいんだけど、血の味もしたキスだった。
その時俺は守れたことを実感をした。

それから再生していってはいるのだがやはり時間がたちすぎてなのはを帰らそうとは思ったんだけど、近くにいるらしくて約3時間ぐらい久しぶりにゆっくりとお話をしたんだけど、半分は叱られタイムだったことは明記しておこうかな

 俺はある程度回復してから瞬間移動で汐を移動させた。
あのままだと本当に死んでしまうしね。
少し見ただけでわかったけれど、もう以前の様に活動はできないぐらいの状態だった。
治すことはできるけれど、今度は何を代償になるのかわからないからそこまでやる義理もないから最低限の事はしたと思う。
取りあえずスカリエッティの目的は達成された気がする。
多分大蛇と戦って相打ちが望みだったんだと思う。
今の状態でも負けるとは思わないけれど、楽では無くなったことと、
ある程度回復するまでリタイアかなと感じてしまうほどだ。


「そう言えば綾ちゃん?」

「何?」

「綾ちゃんってキス好きだよね」

「!!!」

 行き成り何を言うのかなこの子は?

「なのはだからかな」

「な・なにが」

「なのはしかしたことないんだからね」

 俺はくちびるに指をあてて答えた

「まだその先は早いかなっと思ってさ・・・」

「さ・先って・・・」

「さてと戻ろうか、高町教導官」

「も・もうなんでそこでそういう風に言うのかな」

「なんとなく」

「明日ね」

「ん」

「保護したこのところに行ってこようと思うの調査で」

「私も言っても良い」

「うん」

 俺は一応修復が終了してからなのはの手を握った。

「行こう」

「うん」

 手をつないで宿舎に戻った。 
 

 
後書き
綾めちゃレベルダウンさせました。
そうじゃないと… 

 

ママ

 なのはと一緒に来るまでのデートだと思ったのに・・・
なのは免許持ってないそうだ。

「すみません。シグナムさん。車出してもらっちゃって」

「なに車はテスタロッサの借りものだし、向こうにはシスターシャッハがいらっしゃる。私が仲介した方がいいだろう。後後ろにいるやつの機嫌を直させてくれ」

「もぅ。綾ちゃん私免許持ってないから仕方ないよね。綾ちゃんはまだ免許取れる年じゃないし」

「車の運転ぐらいできるけど」

「私達も公務員だから」

「私は違うもん」

「もう」

「まぁ痴話げんかは良しとして、検査が済んで何かしらの白黒が付いたとしてあの子はどうなるのだろうな?」

「うん、当面は六課か教会で預かるしかないでしょうね」

 この間助けた女の子は聖王教会系列の病院で検査入院をしていた。

「受け入れ先は探してますが、長期の安全確認が取れてからではないと」

 なのはがそう返事をしていた時に通信が入った。

「騎士シグナム。聖王教会のシャッハ・ヌエラです。」

「どうなされました」

「こちらに不義がありましてて、検査の間にあの子が行方をくらませてしまいまして」

 数分後目的地に着いた
俺達が車から降りたのと同時に先ほど画面に映った
ボブカットの女性シャッハ・ヌエラさんが出迎えてくれた。

「申し訳ありません」

「状況はどうなってますか?」

「はい、特別病棟とその周辺の避難と封鎖は終わってます。今の所侵入者や不審者は見つかってません」

「外には出られませんよね」

「ええ」

「手分けして探しましょう」

「シグナム副隊長」

「はい」

「綾」

「了解です高町隊長」

 シャッハさんとシグナムさん
俺となのはで手分けして探し始めた。

「かくれんぼだね」

「もう綾ちゃん」

「誰か来た。」

「え!」

 そう言った瞬間花壇の方からウサギを持った幼女がふら付きながら飛び出してきた。


「あぁこんなところにいたの?」

 なのはがそう言った瞬間幼女は、体を硬直して身構えた。

「心配したんだよ」

 なのはは安心させるようにゆっくりと歩き出した。
その瞬間病棟のガラスが割れバリアジャケットに装備した女性が窓から飛び降りてきた。

 聖王教会のシャッハさんはトンファーを身構えて威圧している。
幼女は尻餅をついてウサギの人形を落とした。

「シスターシャッハよろしいですか」

 なのはが歩き出し人形を取り女の子を安心させるように話をした。

「ごめんね、びっくりしたよね。大丈夫?」

 なのはは人形の埃を取ってあげて人形を返した。

「立てる?」

 なのはがシャッハに思念波を送り連絡しているみたいだが、俺はシャッハだけに解るように殺気を放つ
凄くシャッハは驚いてこちらを見るが、思念波でお前がその子にしたのはこういう事だ!と言い切ってやった。

なのははしゃがみこんで女の子の目線で自分の名前を言ったので、俺も同じように自己紹介をした。

「ヴィヴィオ」

「いいね」

「可愛い名前だね。良い名前だと思わないなのは」

「うん」

「ヴィヴィオどこか行きたかった?」

「ママ居ないの?」

 一瞬なのはが困った顔をするがすぐに笑顔になって返事をした。

「それは大変。じゃあ一緒に探そうか?」

「うん」

 ヴィヴィオは少し泣きそうな顔で返事をした。
結局はなのはになついたヴィヴィオは六課隊舎に連れてきた。
問題は俺が用を足して帰ってきた時に起きた。

「何泣かしてるの?」

「綾さん」

「ティア今までり綾で良いよっで」

「なのはさんが用事があって・・・」

「ヴィ~ヴィオどうしたの?」

「ん」

「なのはと一緒にいたかったのかな?」

「うん」

 俺の方にダッシュして抱き付いてきた。

「ここにいるお姉ちゃんやお兄ちゃんたち怖かったのかな」

「綾 (さん)」

「ほらやっぱり怖いね」

「うん」

≪良いよなのはヴィヴィオ見てるから≫

≪あ~綾ちゃんも来てほしいって言ってたけれど≫

≪目を飛ばすから、話は聞いておくよ≫

≪何でもありだよね≫

≪ただの千里眼(ウイザードアイ)っていう中級魔術だよ≫

≪相変わらずだね≫

≪行ってらっしゃい≫

≪はい、行ってきます≫

 会議では六課のできたいきさつを伝えられた。
古代ベルガ語って厄介なんだよな
一つの単語に沢山の意味があって一応の役はこんな感じか

旧い結晶と無限の欲望が交わる地
死せる王の下、聖地より彼の翼が蘇る
死者達は踊り、中つ大地の法の塔は虚しく焼け落ち
それを先駆けに数多の海を守る法の船は砕け落ちる


簡単に読めば管理局システムの崩壊ね
そりゃ後見人がすごかったり、メンバーもこうなるわな

俺はここの寮母のアイナさんとザフィーラがヴィヴィオと遊んでいると、なのはとスバルが入ってきた。
またスバルが爆弾を持ってきた。

「えっと、しばらくはなのはさんがヴィヴィオのままだよって事」

 おい!

「ママ?」

「え!いや」

「良いよ。ヴィヴィオの本当のママが見つかるまではなのはさんがママの代わりヴィヴィオはそれでもいい?」

「ママ」

「はい、ヴィヴィオ」

 よしスバルはしめること決定そう心に決めた瞬間ヴィヴィオはなのはに抱き付いて安心からか泣き出した。

「何でなくの?大丈夫だよヴィヴィオ」

「安心して気を張ってたからヴィヴィオは。だから嬉しいんだけどね」


夜フェイトがなのはとヴィヴィオの後見人になり
ママと呼ばれてうれしそうでフェイトは
≪綾は未成年だから無理だよ≫

≪フェイトって私の年には≫

≪うん執務官だったから後見人にはなれるんだ。綾は資格もないから無理≫

「綾さんは」

「うん、私はヴィヴィオのお姉ちゃんだよ」

「うん、なのはママ、フェイトママ、綾お姉ちゃん」

「「「はい」」」

 俺たちはすごく幸せそうに笑い合った。


 食堂ではスバルとエリオとキュオがいっしょに食事をとっていた。

「それにしてもなのはさんとフェイトさんがママって」

「ヴィヴィオものすごい無敵って感じ」

「ははっそれを言うなら二人だってフェイトさんの被保護者であって、なのはさんの教え子じゃない」

「それはそうなんですけど」

「へへっ」

「そう言えば二人的にはお姉さん、お母さんどっち?」

「私はどちらかと言うと優しいお姉さんですね」

「僕は、どっちだろう。難しいかも」

「フェイトさん、エリオ君が子供なのか、弟なのかどっちがうれしいのだろう?明日聴いてみようか?」

「ごめんキャロ!それはやめて」

「ははっ」

「それよりもあの人絶対にヴィヴィオのお姉ちゃんって言ってる気がする」

「あの人って綾さんの事?エリオ君綾さんの事嫌いなの」

「あの人とは色々あったから、信用できないし」

「でも優しいよ。私の為にサイツさん呼んでくれたり、色々サポートしてくれたり」

「綾ちゃ・・・じゃなく綾さんか。私もよくわからないなぁ」

「綾さん多分綾ちゃんっていいって言うと思いますよ」

「あ~あの女なら絶対にね」

「もぅエリオ君ったら」

「本当に苦手なんだね」

 ほんの少しのゆったりとした日を味わったそんな一日だった。




 

 

摸擬戦

 ヴィヴィオと擬似家族となって数日の朝練
新たな人がこの六課に出向となった。
108部隊からスバルの姉のギンガ
レイジングハートをはじめ幼馴染のデバイスを調整してくれているマリエルさん通称マリーさんが来た。

 挨拶も済み
ただ今みんなで摸擬戦を見ている
スバルVSギンガ
みんなは嬉しそうって言っているがあれは嬉しそうではなくただのじゃれ合ってるだけなのだが、内容は須吾kぅ激しく戦ってる。
ギンガの方がクイントさんの戦いに似てる
欲しいとか行っているが
流石なのはとヴィータに鍛えられてるせいもあり、成長が速い
俺は正体をフォワード陣にはバラしているけれど、訓練を受ける方
フォワード陣はセカンドモードも慣れてきているから教える方もきっと楽しいのだろう。
大方の予想通りギンガがスバルに勝った。

 号令の歓迎も込めての隊長VSフォワード陣
なのは、フェイト、シグナム、ヴィータの4人対スバル、ギンガ、エリオ、キャロ、ティアVS俺っていじめに近いんじゃないのかこれは

 廃ビルを使用したステージなのだが、なぜ俺だけがこんな仕打ちを・・・
絶対に負けてやらねえ

 ルールは簡単
いきなりスタートはさすがに困るから、俺が廃ビルに入ってから1分後のスタート
いきなり全員でスタートされたら今の力なら速攻で潰されるのがおちだが、時間差スタートならやり方でいくらでも勝機がある。

 俺は、盗賊スキルで気配を消し、まず最初にティアナを落とすことに決めた。

 距離を計算して夕姫を構えて、侍マスター最終奥義二の太刀いらずを行動に移したんだが、それを読んだエリオが盾になり作戦失敗
まぁエリオを落としたので良しとする。

 俺としてはフォワードの頭脳ティアナが一番厄介
俺にはまだみんなの知らない顔を持ち合わしているけれど、ここでは使用しない。

 ティアの作戦により、追い詰められているのだが、フリードのフレアを躱した瞬間に左右からナカジマ姉妹のパンチが来た瞬間に俺はしゃがみこんで地面に拳を当てる

 その瞬間籠上のエネルギーが飛び出し2人を貫いた。

『ケイジング・ブリスナー』

 テリーに聞いたのだが、同じような技をギースが使用するそうだ
技の硬直にすかさず永遠のロリっ子ヴィータからの射撃
それをシールドでガード
一瞬がガードしてくれたらそれでいい
そんなバトルをしていたのだが、結局全員VS俺のような感じになって嫌がる。

 実力持った多数なら呪文を使う隙を与えてくれない。
なら体術で何とかするしかない
ジューダスペインが使用で来たら詠唱なんて関係なしなんだけどな

 最後に残ったのはエースオブエスのなのはと金色の女神フェイト

「なのは、何このリンチ?」

「ん~はじめ3組だったのにね」

「喋ってると危ないよ」

「バインド!」

 フェイトのバインドで動きを封じられ誰もがこれで終わったと思った瞬間

「そうだ!ナカジマ姉妹見てて、クイントさんが得意にしていたわざ」

 俺は 脱力して静止した状態から、 足先から下半身、上半身、腕といった具合に 力を伝え、拳撃と共に強烈な拳圧を飛ばした。

 それによりフェイトは拳圧に当たり脱落

「まさかアンチェイン・・・ナックル」

「流石ギンガは知ってるみたいだね。二人の母親の必殺技だよ。私も軽く摸擬戦やった時にバインド砕かれたからビックリして教えてもらったの」

「綾ちゃん?二人のお母さん知ってるの?」

「ん、以前少しだけゼスト隊と仕事したことがあってね。後なのは一人だね」

 そうこうしていると時間切れで終わってしまった。

「いじめだよこれ!」

「でも綾、あんた一人で私たち落とされたんですが」

「ティアナいくら制御されたって、自分の得意なポジションにもってけばなんとかなるって、魔法力が少ないのなら圧縮すればいいだけだし」

「そんなものなんですか?」

「後は経験だよね。俺は数ヶ月で化け物たちの戦争に参加してるから・・・策略で何とかなる地形だったし、だからまず厄介なティアナをつぶそうと思ったらエリオに邪魔されたのが痛かった。」

「僕はあなたをカウンターで落とすつもりだったんですが・・・」

「そう簡単にあれはカウンターできないって、されたら困る」

 二の太刀いらずは名の通り、最初の一撃しか使用できない技
それゆえに攻撃力は最高で命中すればかわされることない技なんだけどなぁ

 リンチに近い摸擬戦が終わった瞬間にあちらからヴィヴィオがこちらに向かって走ってきた。

「ママ~、お姉ちゃん」

「ヴィヴィオ~」

「危ないよ~転ばないでね」

「ヴィヴィオおはよう!」

 手を広げて走ってこちらに来ていたのだが、そのまま転んでしまった。
ここでママ二人の教育方針が見えた。
なのはは起きてこちらにっていう感じであくまで自立を手助けする感じなのだが、フェイトはもう過保護って感じで、まぁヴィヴィオが泣き出したから仕方ないのかも
みんなで昼食の時も好き嫌いがあったり、でもキャロお前がスキキライしてたらダメでしょうが・・・
そんな平和なゆったりとした空気がここ数日流れていた。

 なんか六課最強は誰だという話があった。
俺は規格外でエントリーなしらしいけれど
なのはが禅問答でフォワード陣達を悩ましたらしい
内容が
「自分より強い相手に勝つためには、自分の方が相手より強くないといけない。この言葉の矛盾と意味を、よく考えて答えなさい。」

 また難しい問題をまぁ悩むといいよね。
108部隊の要請で出撃したときにその事を聞いた。

「最強ねぇ~、私が入ってないのがなんか寂しいんだけど」

「いや、いや、綾、もうあんた規格外すぎるのよ」

「ティアそれ傷つくよ」

「ティアは思いついたのなのはの問答」

「言葉遊びみたいにも思えるんだよねぇ」

「私からしたらフォワード陣みんな持ってるんだけどねぇ、あまりヒント与えるとなのはに叱られるから」

「相変わらず知った顔ですね」

「エリオ君。なんで綾さんの時だけそうなの?」

「ん~、初めて会った時からからかな」

「ねぇティア。実はエリオって綾さんの事」

 くだらない話になってきやがった。

「ティアそろそろまとめて、お客さんがこちらに向かって来たから」

「了解、行くわよ」

 結局スバルはその後ギンガにもその話をして答えを出したみたいだけど、夜なのはから嬉しそうな顔で聞いたときは俺自身もうれしくなった。

「綾ちゃんはこれの答えわかる?」

「誰でも長所はあるって事でしょ、どんなに強い人でも苦手な事はある。
自分の強いところを伸ばすか、相手の弱点を責めるかかな。
スバルはあの突進の破壊攻撃、ティアナはあの策略と幻術、エリオはスピードと電撃、キュオは補助と召喚。
この別々の力を昇華させれば怖いね」

「綾ちゃんにも勝てるかな?」

「私は負けないよ。でもこのまま成長してけば厄介かな」

「うん、うん」






 

 

地上本部公開意見陳述会前日

 夜出撃の為ホールに集まった。

 預言にもあった第3節
死者達は踊り、中つ大地の法の塔は虚しく焼け落ちってあることから
地上本部公開意見陳述会が襲われるのではないかという懸念があり、警備はもう始まってるらしいけれど、聞くところによると地上はあまり本気にしてないとも聞いた。
何故同じ組織でこうもいがみ合うのかいまだに解らんが・・・
その事もあり、今からスターズの2人の隊長、ツヴァイ、フォワード陣は警護に出発
はやてとライトニング隊長は明日から来るそうだがここで俺が挙手をした。

「なんや綾ちゃん」

「ここの護りは?」

「バックヤードとシャマルとザフィーラやか・・・まさか」

「俺もここにって」

「それも難しいんや」

「何故?」

「中な、デバイス持ち込み不可なんよ」

「言うことは中の戦力、フェイトしかいないじゃん!」

「フェイトちゃんは綾ちゃんの呪文多少使用できるんよな」

「まぁ」

「綾ちゃんが来ないと結構きついかもって」

「いつも思うけれど管理局ってバカでしょ」

「そう言われてもなぁ」

「技術として魔法防御があるのにそれの対策はしない、知ってる俺たちのことわざで魔法使いは魔法が使えないのならただの人って、実際には魔法使いは頭がいいから魔法が封じられても知恵者として行動は出来るんだけど・・・」

 丸腰で警護しろって言っているようなもの
どうしても引っかかるんだけどな・・・
なんかイライラする

「綾ちゃんは、明日の朝私と一緒に現地入りしてくれていいか、話したいこともあるし」

「いえ!出発前に発言して申し訳ありませんでした!」


 居残り組が見送りに出た時
寮母のアイナさんとヴィヴィオが見送りに来たからビックリ
ヴィヴィオも不安そうだ!
子供をあやすときの定番
いい子で待ってたら・・・
キャラメルミルクねぇ
美味しそうだけど…

「お姉ちゃんも行っちゃうの?」

「フェイトママと私は明日行くから、フェイトママと一緒に部屋に言ってってはやてさんとお話ししたら行くから」

「うん、行こフェイトママ」

「うん」

 俺ははやての仕事部屋に入った。

「何でしょうかはやて課長?」

「とげとげしいのは止めてえな」

「まぁはやてに怒っても仕方ないんだけどね」

「なにをそんなに警戒してるんや」

「ヴィヴィオも何か感じてるのかわからないけれど、何か嫌な予感はするんだよ」

 それだけでは弱いので次

「俺の事を知っているはやて達だから言うけれど、ヴィヴィオの事。」

「うん、一応綾ちゃんは嘱託だから会議まではな」

「ルールだから良いけれど、ヴィヴィオの正体教えてくれない?ただの人造魔導士じゃないでしょ」

「いくら綾ちゃんでもいえへんが、雑談しようか?」

「はい?」

「綾ちゃんこっちの歴史って知ってる?」

「軽くな、物質兵器を無くし魔法一辺倒で組織改革したのが75年前だったっけその後治安を頑張って行ったのが伝説の3提督、その歴史が繰り返され次代の穿設の予備軍の一人は俺の前の人」

「上げすぎやわ、古代ベルガって知ってる?」

「あぁ、俺はどうもあの時代の物は結構読んでるけれど、面白いな、原文と訳が違うのも面白いけれど!」

「はぁ~古代ベルガ読めるんかい」

「まぁね。んでそのベルガがどうしたの?」

「王家については?」

「聖王家、雷帝、覇王、ガレアの王冥王は有名だね特に最期のゆりかごの聖王オリヴィエ聖王女殿下まぁこの統一後に聖王家の血筋はなくなり、何かがありその時に今はやて達が使用している古代ベルガ魔法はほぼ絶滅している。この戦争を勝者亡き戦争。でもこの戦争を終結させた聖王家を信仰の対象となり今の聖王教会が設立。平和維持に協力した教会は自治権を得て維持し、古代ベルガの歴史を今に伝えているでいいかな」

「よく覚えてるなぁってなんで知ってるん?」

「何かの技術を覚える時は一番の元をたどるとわかりやすいんだよ。最初は難しいけれどわかれば発生順がわかり会得も早くなる。その過程で覚えたんだけど」

「今から10年前になその聖王の聖遺物が噴出する事件があり」

「あぁ~ヴィヴィオは」

「それ以上は綾ちゃんの憶測でお願いや、話を戻そう」

「んじゃこの間教えてくれた訳の3小節って覚えてる?」

「死者達は踊り中つ大地の法の塔は虚しく焼け落ち、
それを先駆けに数多の海を守る法の船は砕け落ちるってやつか?」

「まぁ原文見てないからわからないけれど使者たちは踊って法の搭は焼け落ちる。裏の意味合いで死者を使者に代えたらこれが戦闘機人たちと解釈して踊りで焼け落ちる。これって俺たちが踊らされるっていう意味もないの?」

「まぁか綾ちゃん。ここも狙われる可能性があるって言いたいんか?」

「可能性だよ。この手の物って解釈が難しいから、まぁ地上本局も危ないと思うけれどね」

「だけどなぁ。わかるんやけど先ほども言ったように人員を割くことは難しいんよ。本拠地奪われたらテックメイトやで」

「そうだよね。おれだけでも・・・って無理か、これは」

「なんや」

「俺だけは緊急の為はやて達に聞かなくても独自の考えで行動するってのは」

「それなら、それしかないんかぁ」

「だから宮使いは嫌なんだよね」

「お願いできるん」

「まぁ彼女も義妹(いもうと)も守りたいですし」

「また負担かけるけれどお願いや」

「中のデバイスは無理なんだよね」

「それは絶対や」

「まぁティアはバレないから良いんだけどね」

「なぜティアはバレへんの?」

「さぁ?んじゃヴィヴィオの所に行くから」

「って、まちいや」

 そんな静止聞くわけないけれど、さてと第二のオアシスヴィヴィオの所に行こうっと

 いまだに恥ずかしいけれど、夜の基本は俺なのは、フェイトヴィヴィオの4人で寝てたりする。きっかけはヴィヴィオに言われたから…
全員ヴィヴィオに甘かったりするんだよな。

 今日はヴィヴィオが寝てからすっと起きだす。

「どうしたの綾?」

「ん~ちょっと不安でね」

「明日の事かな」

「だね。人員が少なすぎる。ちょっと、保険をかけてくる。向こうで寝るよ」

「綾ってば、本当に気にするよね」

「そりゃするでしょう。」

「もう同姓だから気にしなくてもいいのに」

 ネグリジェの寝間着にシン・ソニックといい露出狂って言いたいぐらい
基本思考が男なのにあの格好は刺激が強すぎる
俺は部屋に帰って僧侶系中級上位呪文の一つ 

『ワード オブ リコール』

 目的地を決めその場に瞬間移動する呪文
緊急避難呪文の一つをこの場所にかける。
汐があそこでお世話になってたことを考えてなんか対策かけられてるような気もするんだけどなぁ
はやてには言わなかったけれど2小節目の
死せる王の下、聖地より彼の翼が蘇る
は多分聖王のゆりかごだろうなぁ
ぶっちゃけ地上本部がつぶれても良い、このゆりかごを上げたらまずい・・・どうしたらいいかな
場所が分かれば良いけれど、ベルガ地方ってだけでも広いし聖地って書いてあるから探せないことは無いけれど1日2日では難しいよなぁ
やっぱ現場で捕まえて吐かせるのが一番か

 久しぶりに人肌の温もりがない部屋で心配を抱えて眠りについた。 

 

地上本部公開意見陳述会

 翌日早くにヴィヴィオが起きる前に部屋に行き
ヴィヴィオを起こしてから現場に行く
重役出勤っていいね

 隊長たちは要人警護で中に入るんだけどすごく心配
≪フェイト危なくなったら綾式使用しても良いからね≫

≪うん、でもなのはも言ってたけど、信頼できる上司が命令をくれる。私たちはその通りに動こうって≫

≪はぁ~軍隊だからそうなんだけど、自分の命最優先でね≫

≪昨日から心配しすぎだと思うよ≫

 俺はフォワード陣の方に向かい歩いて行った。

「やっと来た綾さん」

「おはよ、スバル?何か起きたの」

「いえ、これが私たちの区分です」

 俺はそれを見て昨日から何度目かのため息をついた。

「どうしたんですか?」

「端っこで警備しておきなって感じだな」

「でも、上が決めた事ですから、それとこれを」

 スバルの手にあったのはなのはの相棒レイジングハートだった。

「本当に頭がお花畑で出来てるのかって言いたい・・・」

 俺は不謹慎に建物に背もたれをして警護をしていながら考えをする。

「綾そんなところでさぼってると怒られるわよ」

「大丈夫だってティアナ」

「なんでよ」

「ティアナだって気づいてるでしょ。この配備。連中私たちに期待してないもん」

「だからってねぇ」

「六課ではやてに次ぐ策略家でもあるティアナに質問」

「いきなりハードル上げないでよ!なに?」

「ザルな警備だとわかっててやるとしたらどんな思惑があると思う?」

「ん~そうね。一つは襲ってきても安心っていう線と絶対に襲われない襲われ線かしら」

「だよなぁ」

「なんか昨日から乗り気じゃないわね?どうしたの?」

「俺って少し聞いてるかもしれないけれど、地球での警備の経験もあるんだけど」

「この間出張で行ったあんたやなのは隊長の出身世界よね」

「まぁね、向こうはこんな便利な技基本ないから、それは置いておいて、やっぱりこれはありえないんだよね。レアスキル嫌いだからってトップがここまであからさまなことするかな?」

「なに綾はレジアス中将を怪しんでるわけ?」

「ん~怪しんでるってわけじゃないけれど、こういう時はなのはの事だって怪しむよ。うん!世界一の名探偵が教えてくれたことだし、時間つぶしの雑談に付き合ってくれてありがとう」

「別にいいわよ」

 昼過ぎに始まった意見陳述会も4時間が過ぎ去った。

「中の方もそろそろ終わりね」

「最後まで気を抜かずにしっかりやろう」

「「はい」」

「ん」

 ティアナとスバルの呼びかけにエリオとキュオは元気に返事
俺はと言えばフラグは言ってほしくなかったなぁと思いながらも一応リーダーの呼びかけに返事をした。

 ヴィータも見える範囲にいるし・・・チッやってくれる!!

「みんな来るぞ!」

「おい綾本当か!」

「俺の幸にひっかった!」

 その瞬間ガジェットは本局を護っているバリアに突っ込んでくるわ
実践兵器みたいな砲撃は来るわ
建物から爆発音が聞こえるわでパニックを起こす状態は完ぺきといえるだろう。

 ツヴァイがフォワードたちのバリアジャケットのデータを転送

「副隊長私たちが中に入って助けに行きます」

「ヴィータ、部隊長たちは?」

「通信妨害がひどい!」

「ロングは」

≪外の攻撃は泊まっていますが、中の状態は不明です≫

「だよなぁ」

「今さら言っても仕方ねえだろ」

 俺は一瞬止まって力ある言葉を発する

「招待状を送ってもいないけれどパーティを始めるか!」

『怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)』

 爆火球(ファイアボール)以上の威力をもつ火球を複数作り出し、複数の目標に向かって放つ呪文。これは必ず当たる結構使用できる呪文

 周囲の上空に広がるガジェットはこの一撃で破壊されていった。

「副隊長私たちが中に入ります。なのはさん達を助けに行かないと」

「ん、綾もそれをもって行ってくれ!」

「ヴィータは」

「空に飛んでる侵入者を叩く」

「了解。すぐに戻ってくるから」

「あぁ」

「行くよ!みんな」

「はい」

「んじゃ、お姫様たちを助けに行きましょうか」

≪ロングアーチそっちは≫

≪綾さん。こちらは今のところ大丈夫です≫

≪了解!≫

 なのは・・・今度は護るから・・・
一瞬なのはの撃墜されたことが頭によぎった。
おれはスバルたちと建物の中に入った。

 のちに綾はこの判断を間違えなければ後の惨劇は防げたのではないかと思ったほどだ。
綾がこの後に起きる惨劇を体験するのを知ることはいくら能力があろうとも神ではない綾が知る余地はなかった。  

 

本部襲撃

 俺たちは何かあった時の合流地点に向かっている最中
チッ大蛇との戦闘の後遺症で能力はかなり落ちてることに実感。
以前のような大立回りの感覚でやってたらこちらが潰される。
能力限定に能力低下
多分ジュエルシード事件より低下していると思う。
なのは無事でいてくれ
俺は手に持っているレイジングハートを強く握り締めて走っている瞬間
先頭を走っていたスバルが立ち止まった。
これは・・・襲撃

「マッハキャリバー」

≪プロテクション≫

 スバルの目の前にスフィアが出てきて砲撃したが、間一髪ガードで安心もつかの間。
赤毛の女がローラースケートで滑ってきてスバルを回し蹴りで吹き飛ばした。

「スバル!」

 ん、スバルと同じっていう事は身内か何かか?
戦闘機人か!
大層な事に魔法の射撃の発射口を俺たちの周囲に置きやがった。
肉弾戦をした女性ではなく奥から、他の女性の声が聞こえる

「ノーヴェ、作業内容忘れてないっすか?」

 大きな銃器をもってそいつは現れた。

「うるせえよ。忘れてねえ」

「捕獲対象3名+出来ればもう一名。生かしたまま持って帰るすっよ」

「旧式とはいえ、タイプゼロがこれぐらいで潰れるかよ」

「戦闘・・・機人・・・」

 起き上りながらスバルはそう呟いた。
この間会った戦闘機人と比べると感情がほぼ無いな!
俺は観察しながら様子を見てるとティアナから脱出のプランを知らされた。
俺は反対をしようとしたんだが、ティアナから、
「誰がレイジングハートをなのはさんに届けるのよ!」
そう言われたら反論も出来ない。
俺は力ある言葉を発する

『鋼雷破弾(アンセム)』

 毎度おなじみの魔法の矢
これを周囲に展開している射撃砲台を全部落とす。
これを合図としてミッションスタート

 ノーヴェと呼ばれた戦闘機人がティアナにスバルとギンガの魔法「ウイングロード」に酷似した空の道を出して強襲した瞬間
ティアナの姿が消えた。
その瞬間周囲にフォワード全員の熱も再現された幻影が飛び立つ
俺はと言えば忍法七ツ身分身の術を使用
この技高速移動しているのだが、この状態で真・魔人剣を7発同時に放つことも出来るが、本物の1発以外は残像であることが出来る
使用している自分でさえ不思議な分身。
本当は自分にもかかる予定だったのだが、俺が否定した。
人数のキャパがいくらキャロのブーストがあっても超えてるのが分かる。
その一瞬のスキをついてスバルと俺のダッシュをしてのストレート
二人の戦闘機人たちは明後日の方向に吹き飛ばされた。
エリオは周囲のガジェットを電撃込みの攻撃で周囲を破壊した。
その瞬間ティアナの撤退の命令があり命令に従う。
俺はおみやげとばかりに『火炎爆球(キャノンボール)』を投げ飛ばした。
出力を落としての物だったので動きを止めるだけなのだが、周囲の爆発により目くらましの効果が期待される。

 俺たちは目的地まで向かっていったのだが、どうやら追撃はないようだ。
目的地には両隊長なのはとフェイト
教会騎士団のシャッハが目的地に来ていた。

「いいタイミング」

「待たせた」

「お待たせしました」

「おとどけです」

「うん」

「ありがと、みんな」

 俺達は二人のデバイスを渡し、ティアナが持ってたはやてのデバイスはシャッハに渡した。
その瞬間スバルが大声を出した。

「ギン姉ぇ・・・ギン姉ぇ」

「スバル」

 なのはが何事かと聞くとどうやら通信が繋がらないそうだ。

「戦闘機人2名と交戦しました。表には持っているはずですから」

 ティアナが今までの状況を説明した。

「ギン姉、まさかあいつらと」

≪ロングアーチ、こちらライトニング1≫

 フェイトが通信器具で通信を開始したのだが、通信が悪いみたいだ

≪ガジェットとアンノウンの襲撃を受けて・・・≫

 両隊長はお互いをうなづいてなのはが指示をした。

「スターズは銀河の安否確認と周囲の襲撃襲撃戦力の排除
ライトニングは六課に戻る」

「「「「ハイ!」」」」

「俺は戻るよ!ヴィヴィオが心配だ」

「綾ちゃん」


「俺一人専用の帰宅呪文を部屋に設置してるから、お願い」

「うん、六課の先行はお願い」
 
「シスターシャッハ上のみんなをお願いします」

「この身にかけて」

 みんながそれぞれの場所に向かった。
俺も力ある言葉を発す

『呼び出しの呪い(ワード オブ リコール)』

 俺は瞬間移動を使い隊舎に戻った。 

 

敗北

 自分の部屋に無事到着した瞬間
自分自身に異変を感じる

≪ティア≫

≪はいAMF以外に簡易的な綾様が使用する魔法防御も展開されてます≫

≪本当にスカリエッティは天才だわ。多分汐の協力をした時に研究したものだが・・・≫

≪はい、大蛇戦迄の綾様ならあまり関係はなかったのですが・・・今の綾様にはかなり厳しし条件になりました。どうしますか?≫

義妹(いもうと)が泣いてるかもしれないのに行かないわけにはいかないよね≫


≪私の方でもフォローはしますが多分この中での全盛期の魔法能力は1,2割出せたらいい感じです≫

≪しかも救出作戦付でただ今、後手に回ってる感じだね≫

[グリフィス大丈夫?]

[綾さんですか?]

[状況は?]

[前面に攻撃されて防衛はしてるんですが・・・]

[中から来たのでわからないけれど、この隊舎を放棄してお願い]

[ですが]

[良いから、はやての騎士達は]

[今外にいる攻撃を防衛しています]

[ヴィヴィオは?]

[例の場所で非戦闘民と一緒に退避しています。]

[了解、多勢に無勢だ。はやてには言っておく]

[ですが・・・]

[機動六課特殊部隊長南條綾が命令を下す。良いな]

[はい]

 実はそんな役は無いのだが、さて向かうか
非戦闘民の集合場所に向かったら全員倒れこんでいた。
あちらの方で騒音が聞こえたので向かっていくとヴァイスが倒れていた。

 近い待っていろヴィヴィオすぐに助ける。
あの地下道にいた黒いのと少女が見つけた。

 綾は進んだのだが、見えない壁にぶつかった。
通常なら魔法解除の呪文を思いつく筈なのだが、
綾はヴィヴィオの顔がチラッ見えた。
綾は、我を忘れて強引に魔法解除をした瞬間トラップが発動してしまった。
爆発が起こり、そのまま爆発に巻き込まれた
周囲が完全魔法防御では無いが魔法防御と大蛇戦の影響もあり、
いつもはこれぐらいで壊れないシールドが破壊され
多少のダメージを負ったのだが、
気合でそのまま歩いた瞬間
前方からレーザーみたいな光線を食らい。
ハチの巣状で身体の数か所貫通された。

「グヴぉっ」

 綾はそのままふら付きながら歩き出した。

「ヴィヴィオを・・・返せよ」

「邪魔」

 黒い生き物がものすごいスピードで綾のボディにアッパーをくらわせ、宙に舞いあがった。
そのまま黒いのがとび上がり踵落としで叩き落した。
その瞬間二人は乗り物により逃走をした。

 綾の体は数か所貫通され、爆破により片腕破壊、頭部骨折、背骨にひびが入っている状態なのだが、高速飛翔呪文を使って追いかけようとした瞬間敵側から放送が入った。

 この施設の完全破壊の宣言
そんなことをしたら、くっ・・・俺は高速飛翔呪文をやめある呪文を発する。

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク  灰燼と化せ 冥界の賢者 七つの鍵をもて開け 地獄の門」

 詠唱が終わりふら付きながらでも力ある言葉を発した

『七鍵守護神(ハーロ・イーン)』

 綾の周囲から魔力の凝縮していきその呪文を放った。
その時明後日の方からもアルザスの翼龍が現れ
周囲のガジェットを全滅
飛び去った方を見ると一瞬だが、
エリオが叩き落されたのを見たけれど今なら間に合うと思い綾は、超単距離瞬間移動の跳空転移(ディメンジョナル・リープ)を唱えた。

 綾はヴィヴィオを運んでいる女の子の後ろを取った瞬間
上空から現れた戦闘機人によって叩き落された。

「流石は魔人。そのような姿になってもこれほどの物とは、まぁほぼ目的も得ましたから、それでは・・・」

 そういいのこして襲撃者はすべて消え去った。
残ったのはガジェットの破壊されたくず鉄
そして完全な敗北だった。 

 

その後

 俺は叩き落され海に落ちたのだが、すぐさま追おうと体を動かした瞬間
全身に痛みが走った。

≪これ以上は体がもちません綾様≫

≪ヴィヴィオを・・・≫

≪今無理をなさってどうするのですか?≫

≪俺のペインを使用すれば何とかなるだろう≫

≪ショック死するかもしれません≫

≪だが・・・≫

≪生きていればチャンスはあります。それに・・・私は機械ですが、無茶をしないでください綾様≫

≪ん・・・相棒に止められたらどうしようもないな・・・≫

≪その代わりこの付けは必ず≫

≪ん・・・修復にかかる時間は?≫

≪一日ぐらいはかかります≫

≪そっか≫

 そんな話をティアと話していた時にエリオがこちらに向かって泳いできた。

「おい、綾大丈夫か?」

≪思念波で悪い。大丈夫。何心配してくれるの?≫

「あんたはこんなところで死んではダメだ!僕が追い越すんだから」

≪あんなザコに殺されるわけないでしょ。でも少しつらいから救援をお願いしても良い?≫

「あぁ、フェイトさんが来てるから」

 それから数分してフェイトが海上に来た。
綾を見た瞬間すぐさま近づいてきた。

「綾・・・綾・・・大丈夫なの・・・」

≪あぁフェイト・・・痛いけれど、大丈夫。でもごめん。あんなに言ったのにヴィヴィオを・・・連れてかれた。ごめん!≫

≪私たちも相手を甘く見ていた。どうしたの綾がそこまでやられるなんて・・・≫

≪ん、相手を見くびっただけ、この借りはきちんと返すから≫

≪うん、その前に≫

≪少しだけ眠くなったから≫

≪後は任せて≫

≪よろしく≫

 フェイトとの思念波での会話を終えて俺は眠りについた。

 フェイトは綾をお姫様だっこで運びながらティアに質問をした。

「ねえティア聞きたいことがあるんだけど?」

≪物に寄りますが?≫

「私たちって付き合いは長いよね」

≪ええ≫

「綾今リミッターだけじゃなく弱体化をしてるよね」

 周囲に来ていたエリオとキャロはその言葉を聞いて驚いていた。
傷つきながらも周囲の半数を破壊した攻撃力を見ていれば驚いても仕方ない事だった。

「いくらヴィヴィオをが攫われて焦っていてもこんなにやられはしないよ
一応私は綾の弟子っぽい事してるし、綾の防御フィールドを破るのは本当に厄介なんだ!」

≪・・・≫

「無言ってことは肯定と取るよ」

≪普段ぽわぽわしているのに良く気付きましたね≫

「綾もなのはも強がりだから良く見ているんだ!
それにジュエルシード事件の綾の姿を見てるしね」

 それからして綾は医務室に送られた。

 「ん、朝か?」

 日光の穏やかな明かりで俺は目覚めた。
目を開けるとそこにはなのはが座って寝ていたから俺は即座に起き上ろうとした瞬間痛みが襲った。

「ぐっ」

「んっはっ・・・綾ちゃん」

「あっ・なのはおはよう」

「もぅおはようじゃないよ・・・」

 目に涙を浮かべて俺の方を見るなのは

「何日眠ってた?」

「丸一日かな」

「事件が起きてから2日か」

「ん・うん」

「・・・ごめんなのは」

「何で謝るの?」

「ヴィヴィオを護れなかった。ごめん」

「ううん、そんな体になってまで護ろうとしたんだもん。感謝だよ。」

「きゃっ」

 俺は手に届く位置にいたなのはを手繰り寄せるように抱きしめた。

「もぅ、いつも急だよね」

「次は絶対に負けないから?」

 そして包み込むようにもう一度抱きしめ

「ここには私しかいないから、吐き出していいよ」

「約束守れなかった。私がママの代わりだよって、護っていくよって約束したのに、そばにいてあげれなかった、護ってあげれなかった。きっとあの子泣いてる」

「うん」

「ヴィヴィオが一人で泣いてるって、痛い思いとか、悲しい思いをしているって思うと体が震えてどうにかなりそうな気がするの!今すぐ助けに行きたいって」
 
 俺はそれを聞きながら頭を撫でて自分のふがいなさを改めて思った。

「俺もさ、なのはと一緒で攫われていくヴィヴィオを見たら、気が動転しちゃって下手を撃った。なのはの代わりに来たのに・・・ヴィヴィオを悲しませ、なのはを泣かしてごめんね」

 二人して抱きしめながら泣いた。

「なのは・・・絶対に・・・二人で助けよう・・・」

「・・・うん・・・」
  

 

会議

 本部が破壊された六課だったが襲撃から二日後
アースラに本部を移すことで、機動六課復帰になった。
はやての手回しの速さは凄いなぁと感心
俺はと言うと、病院でお留守番を言い渡されたのだが、
今日が会議があることも知っているので、飛び込みで参加をしてやると決めていた。
 瞬間移動で会議が行われる場所の扉の前に侵入
丁度会議が始まるみたいだ!

「丁度・・・」

 はやてがそう言った瞬間部屋の扉が開き綾が入ってきた。

「遅くなった!」

「綾ちゃん!何しとるん」

「もちろん参加するためだけど、それが何か?」

「あんな怪我をしていたのに!」

「そんなもの2、3日あれば回復するよ」

「許可出来へん」

「なら俺は勝手をするよ!義妹を助けれなかったら情けなさすぎるし」

「だけど・・・」

 お互いが睨む中俺は少しだけ穏やかに笑った。
その瞬間はやての重い口が開いた。

「は~何を言っても無駄みたいやな」

「そうだね、それに一昨日はただの綾だけど、今度は「破壊者」としていくから大丈夫だよ」

「なんやねんその中二病の設定は」

「知らないはやて?クルダの傭兵は一騎当千
そして思い出したから・・・
勇気という剣をもち
愛という盾を持ち
そして、相手には
修羅という心の牙を持って
敵を滅ぼす狼になります。
そして俺は栄誉ある修練闘士(セヴァール)だから・・・」

 俺は腕に隠してあった紋章を出す

「あちらの表には出てこない2つの欠番の内が一つ
第61代修練闘士(セヴァール)字は破壊者
俺の前を邪魔するものはすべて叩き潰す!」

「あんたあっちで何してたんや!」

「どうせ限定解除もされるんだろはやて」

「そうやけど」

「それで俺が負けるとでも」

「わかったわかりました。もうなのはちゃん。この人の手綱よろしく頼むわ」

「はやてちゃん今、会議中だよ」

「もう、しってるわ、取り戻して、綾ちゃんも席に座りや」

「了解!」

「どっかの馬鹿が乱入してきたから止ったけれど、六課の方針が決まった所や」

 後ろにいた副官のヴァイスがその後の言葉をつづけた。

「地上本部における対策は残念ながら相変わらず後手に回っています。
地上本部の調査の継続だけを恐慌にしちょうし、本局の介入を拒んでいます。」

 相変わらずの縄張り争いか下らんな
デカくなるっていう事はそう言うことかもしれないけれど!

「よって本局からの戦力投入は行われません。
同様に本局所属の機動六課にも捜査情報は公開されません」

 一大事ってわかってるのか?
机でそろばんはじいてるやつはわからないかと考えていたらはやてがとんでもないことを言い放った。

「そやけどな、私たちが追うのは、テロ事件でもその主犯格のジェイル・スカリエッティでも無い。
ロストロギアレリック。
その捜査線上にスカリエッティとその一味がいるだけ。そういう方向や
で、その過程において誘拐されたギンガ・ナカジマ陸曹となのは隊長とフェイト隊長の保護児童ヴィヴィオを捜索救出する。
そう言う線で動いていく
両隊長意見があれば」

「理想の状況だけど・・・また無茶してない?」

「大丈夫」

 なのはもフェイトもこのへ理屈の事を行うのにはやては無茶しているのか心配しているみたいだ
俺自身もこれ無茶し過ぎって思っている最中だ!

「後見人の皆さん黙認と確認はちゃんと固めておるよ。大丈夫。
なにより、こんな時の機動六課やここで動けな部隊を起こした意味もない。」

「了解」

「なら、方針に依存はありません」

 フェイトは立ち上がりそのように言い切った。
そうしてはやてはこれで終わりみたいな感じで部屋を出て行った。
少しの間だけ自由時間を与えられたので俺は今いる席に座り
瞑想をして体力、魔力の回復に回しながら俺は札を数十枚上空に飛ばした。

『我は癒し、、傷ついた身体に安らぎを与え、生の道を与えるもの』

 向こうの呪符魔導士から教えてもらった技術でリカバリーを早める。
そうこうしていると集合時間に近づいたのでその場にいた
ティアナと一緒に部屋を出た。

「本当に何でもできるわね」

「何でもは言い過ぎだけど、魔法関連はね。魔導王の称号は伊達じゃないよ」

「何よその称号」

「違う世界の私の異名よ」

「は~でも大丈夫なの?」

「大蛇戦よりは戦力は整ってないけれど、以前よりは大丈夫よ。ティアナの相棒は大丈夫なの?」

「ええ、もうすぐ来ると思うわよ」

 その後っキュオとエリオと合流をして廊下を歩いているとキョドっているスバルを発見

「スバル」

「ティア、みんな」

「スバルさん」

「お怪我は大丈夫ですか?」

「私もマッハキャリバーも完治」

 そう言った瞬間緊急アラームが鳴り響いた。

 地上本部の巨大砲撃アインヘリアルが襲撃
別ルートでヴィータとツヴァイがユニゾンしたゼストが地上本部に向かっている。
 馬鹿な死人であるはずのあの人がなぜ・・・
画面を見ていたら・・・
洗脳されたのかどうかわからないけれど、ギンガが戦闘機人のスーツを着てこちらも地上本部に向かっている。
教会騎士シャッハと査察官のロッサがジェイルの隠れ家を発見

 これは、各個に分かれて行動しないと詰みになるな
俺が騎士ゼストの方に言った方がいいのかと考えた時にまた状況が一変した。

 大地が割れ、大きな空飛ぶ船が動き出した。

 

 

突入

 浮かび上がる聖王のゆりかご
ジェイルの声明のあと玉座みたいな画面に移り変わった。
俺の義妹の姿が映し出される。
その四肢は大きな椅子に固定され、恐怖の顔が映っていた。

『怖いよ・・・ママ・・・。いやぁぁぁぁぁ!』

 次の瞬間、映像は終わりスクリーンは闇に包まれた。

 俺は表情を変えてはいなかったが、爪が手の皮膚を突き破り
手のひらから血が溢れていた。

「ジェイル・スカリエッティ必ず罪を数えさせてやる!」

 緊急会議により今までの事が良く分かった。
結局内部のごたごたに巻き込まれただけ
管理局を作った化石共はいつ時からわからないけれど
評議会なんて物を作り裏から支配
世界が護れるのなら、弱いものを犠牲にしてもいい感じ
地上のレジアス中将は強引な所もあるけれど、地上と本局の戦力さを感じ、違法行為に手を貸す
地上を護る為に、そして人造で作られたのがコードネーム
無限の欲望ジェイル・スカリエッティ博士
今そいつが首輪を切り飼い主に喧嘩を売っただけ
そのとばっちりを受けてる感じかなぁ

 だけど、この一大事に地上の周囲の部隊と本局が手を取り
事態を防ごうとしている

「俺からプレゼント」

 隊長たちから話がある前に俺はフォワード陣みんなにリングを渡した。

「綾、こんな時にリングなんて何考えてるの?なのはだけじゃなくて・・・」

「はぁ~もしそうだとしてもエリオに渡さないでしょうが、反対にエリオしか渡さないでしょうか!」

「綾ちゃんこれは何かな?」

「なのは、これは俺が開発したAMFキャンセラーだけど」

「はい」

「つい最近試作品が完了。ただし効果を弱くするまでしかできなかった。
はやて部隊長。みんなにこれを支給したいんですがよろしいですか?」

「ありがとうな」

「無茶言って聞き入れてくれたから」

 その後なのは空の作戦で3グループに分かれて戦うことになった。
俺達はすぐに準備に取り掛かろうと席を離れた。

「フェイトさん」

 エリオとキャロが後ろからフェイトに呼び掛けた。

「別グループになっちゃったね。
ごめんね、いつも大切な時にいなくて」

「そんな」

「一人でスカリエッティの所に心配で」

「緊急事態の為にシグナムには待機してもらいたいし、アコーズ査察官やシスターシャッハも一緒だよ」

 フェイトは二人を片方ずつで抱きしめた

「一人じゃない」

 ぼれは少し離れた場所でそれを見ており離れた瞬間

「フェイト」

「なに、見られてると思ったら恥ずかしいんだけど」

「俺って一応師匠なんだよね」

「うん」

「もしAMFがきつかったら思う存分使用すればいいから、一応俺のところの魔法防御もかかってると思うけれど、あれはまだ欠陥品でこちらのAMFより効果が低いから、頑張って」

「綾も無茶しないでね」

「了解、家族のだんらんに乱入してごめんね」

「もう!」

 効果ポイント近くでフォワード陣が集められた。
俺たちフォワード陣の前には隊長副隊長の、なのはとヴィータがたっていた。
その前で横に整列

「今回の出動は今までで一番ハードになると思う」

「それに私もなのはもお前らがピンチでも助けに行けねえ」

「だけどちょっと目を瞑って今までの訓練を思い出して」

 そうしてフォワード陣全員目をつむった。

「ずっと繰り返してきた基礎スキル
磨きに磨いた得意技
痛い思いをした防御練習
全身筋肉痛になっても繰り返したフォーメーション
いつもぼろぼろになるまで私たちと繰り返した摸擬戦」

 みんな想像したみたいで苦痛の声が聞こえるんだけど、
俺も恭也さんやエレさん達と練習してなかっらと思うとうんざりしてくる練習の数々。
そりゃうなるわ

「目開けていいよ
私が言うのもなんだけど、キツかったよね」

 みんな苦笑いって!

「それでも、ここまで4人とも良く付いてきた」

 みんな意外そうな声を出していたんだけど、俺は数に入らないわけね

「四人とも誰よりも強くなったとはちょっと言えないけれど、だけどどんな相手が来ても、どんな状況でも負けないように教えてきた。
護るべきものを護る力
救うべきものを救う力
絶望的な状況に立ち向かえる力
ここまで頑張ってきたみんなはそれがしっかり身についてる
夢見てあこがれて必死に積み重ねてきた時間
どんなに辛くても止めなかった努力の時間は絶対に自分を裏切らない
それだけ忘れないで」

 あぁやっぱりなのはは高町の御神の心を体現している
士郎さんあなたの娘さんはあなた方の信念を受け継いでいます。

「きつい状況をビシッとこなしてこそのストライカーだからな」

「はい」

「機動六課フォワード隊出動」

 俺たちは敬礼をして返事をした。

 スバルはそのまま立っていたので俺はヴィータと顔をあわせ先にエントランスの方に向かった。

「スバル・・・ギンガの事もあるし」

「違うんです・・・ギン姉は多分大丈夫です。私がきっと助けます。
なのはさんと綾さんとヴィヴィオの事が・・・」

「ありがとうスバル。でも大丈夫だよ
一番怖いのは現場に行けなかった事なんだけど
八神隊長がそこをクリアしてくれた
現場に行って全力全開にやって良いんだって、それなら不安なんてない
ヴィヴィオも大丈夫
私たちが必ず助けるから
だから心配ないよ
スバルがあこがれてくれたなのはさん誰にも負けない。
差しの勝負で綾ちゃんに勝った無敵のエースだから
それにスバルもうちで自慢のフロントアタッカーなんだから
相棒のマッハキャリバーと一緒に頑張ってきて」

「はい」

 二人はこぶしをぶつけ自分たちの士気を高めた。

 俺はと言うと少しヘリの方に向かい座っているオレンジの神をしている少女に話をかける

「ティアナ」

「どうしたの綾」

「ティアナが暴走したときに言った言葉覚えてる?」

「もうあの時の事は」

「凡人って自分の事を言っていたけれど、俺はお前とは戦いたくはなかった。」

「兄の事があったから?」

「違う、うちのメンバーでなのはを抜かしたら一番戦いにくいから、
そして今は実力を備えてきた
ティアナの指揮能力は一級品だし戦略も大したものだ
ランスターの力を俺たちに見せてくれ」

「たまに思うけれど、綾ってばたまに男言葉を使うよね」

「ん」

「でもありがとう。なのはさんのフォローとヴィヴィオのことよろしく頼んだわよ」

「了解。俺が本気を出して勝てなかったのはこの世でただ一人だけだ
それ以外に本気を出して負ける要素はない
それじゃあ」

 俺はヘリを降りた時にスバルとすれ違いざま拳をぶつけ合った。

「良い気合いだ。そっちの事は頼んだよ」

「はい、なのはさんとヴィヴィオの事お願いします」

「終わったらパーティだな」

「はい」

 俺は高速飛行呪文の『黒鳥嵐飛(レイ・ヴン)』を使い浮上した同時に3つの魔力光がアースラから飛び去った。

「しっかりやるよ」

「迅速に解決します」

「お任せください」

「終わったらパーティだよね」

 はやての号令の下
フェイト、なのは、俺と続いた。

 その瞬間俺たちの魔力光が一段と輝きだした。
身体の奥から力が湧いてくる
全員の能力解除がされた。
そして一瞬のうちにバリアジャケットに着替えた。

『エクシードドライブ』

なのはは戦闘モードのエクシードのバリアジャケットになった。

 俺となのはは並行して飛んでいる所にフェイトが近づいてきた。

「なのは」

「フェイトちゃん」

「なのはとレイジングハートのリミットブレイク『ブラスターモード』なのはは言っても効かないだろうけど、使っちゃダメとは言わないけれど、お願いだから無理だけはしないで」

「私はフェイトちゃんの方が心配
フェイトちゃんとバルディシュだって凄い性能だけど危険も負担も大きいんだからね」

「私は平気、大丈夫」

「はぁフェイトちゃんは相変わらず頑固だなぁ」

「なのはだって何時も危ない事ばかり」

「航空魔導士なんだもの。危ない仕事だもん」

「だからって、なのはは無茶とか多すぎるの・・・私は、私たちはいつもどれぐらい心配してるか」

「知ってるよ・・・ずっと心配してくれてること・・・良く知ってる。
だから今日もちゃんと帰ってくるよ。ヴィヴィオを連れて元気に帰ってくる」

「うん!」

「フェイトちゃんもそろそろ」

 話がひと段落したみたいで二人の少し上を飛んでいたはやてが声をかけた。

「フェイト隊長も無茶をするなよ。地上と空はあたしらがきっちり抑えるからな」

「うん。大丈夫」

「フェイト・・・」

「綾大丈夫だから・・・弟子を信じられないかな」

「ううん、無茶はしても良いけれど、必ず帰ってきてね」

「それは私のセリフ、なのは以上に無茶をするから」

「頑張ろうね」

「うん、頑張ろう」

 なのはとフェイトはこぶしをコツンと当てて返事をした。

「綾、なのはのフォローとヴィヴィオをよろしくね」

「ん」

 そう言いながらフェイトは目的地に向かった。

 俺たちも目的地の聖王のゆりかごに到着した。

「なのはもヴィータもはやても今は温存しておけ、はやて局員の一時撤退を」

「「「綾 (ちゃん)」」」

「了解や」

「聖王のゆりかごか墓場か知らないが俺様に喧嘩を売ったこと公開させてやる」

 俺は力ある言葉を発する

「汝ら 我が肉に組まれし 唱える者共 絶えたし血と肉と骨の痛み  今し出で唱えよ アーニ・マラウス・ミーン・マ・シーネ・フェイ・スレスド・ワルー・ウード・モドルンド・アーク・セトプス」

『激力鬼神三面瘡(ユー・ディー・オー)』

 鬼神・魔神の首を自らの肉体を媒介として召喚する呪文で俺の両肩、腹部に顏が現れた。

「ジ・エーフ・キース 神霊の血と盟約と祭壇を背に 我 精霊に命ず 雷よ 降れ 」

「バータ・フォー・テイルズ …… 囲え 死の荊棘(いばら) ヴェルカム・イン・タイ」

「ルーイ・エリ・グレ・スコルビリー  汝 黒き魂にて 我を清めたもう おお冥王よ 至高なる者の強き集いの内に  我は死の凍嵐を身に纏いたり 今新たなる契りによる氷雪の力束ねん」

 3人の魔神が詠唱に入り、俺自身も詠唱に入る
ガジェットの攻撃はシールドで防御

「この呪文で中に入る。遅れずに来てね」

 俺は魔眼によりゆりかごの入り口を見つけた

「ブー・レイ・ブー・レイ・ン・デー・ド 血の盟約に従いアバドンの地より来たれ  ゲヘナの火よ 爆炎となり 全てを焼き尽くせ」

『轟雷(テスラ)』
『盲死荊棘獄(ブラインド・ガーディアン)』
『絶対零凍破(テスタメント)』

 雷が落ち
 膨大な量の魔法の荊棘(いばら)を作り、相手を呪縛する
 絶対零度の攻撃がガジェット達に襲い掛かる

『琰魔焦熱地獄』

 地獄の炎を呼び出し体当たりをする呪文
俺はそのまま入り口に向かって突進をした。

  

 

ファイナルリミット

 突進をしながら扉をぶち壊しそのまま中に入る。
俺はそのまま降り立った瞬間
魔力の途切れる感じがした
ふーん魔法防御にAMFか

魔法解除(ディスペルマジック)
 
 絶対魔法防御(アンチマジックシェル)じゃない限り力量が上ならその効果を破壊できる
俺が作ったアンチAMFもやはり効果を減らすぐらいしか無いみたいだ。
作業終了と同時になのはとヴィータが降りてきた。

「はやて外は大丈夫」

「綾ちゃんが化け物みたいな事してくれたもんやから後は任せておき」

「こちらも作戦に移るわ」

「頼むわ」

「了解」

 周囲に来ていたガジェットも魔弓閃光矢(レイ・ボウ)により全てをガラクタに変えた。

「おい綾」

「私がやらなければこんな序盤でヴィータが無茶をするでしょ。それにこれ位は私には無茶でも何でもないよ」

「だけど」

「魔力を高めるためには5感を防ぐといい。私は起きてから味覚をずっと封印していたの。そして解除されたから大蛇戦とまでは行かなくてもこの戦いに関してはそれに近く回復をしている」

「あんま無茶するんじゃねえぞ」

「綾ちゃん」

「大丈夫。無茶はしないから」

「うん」

 急にスクリーンが開いた。

「突入部隊機動六課スターズ分隊へ
駆動炉と玉座の魔の詳細が出ました」

「あ~真逆だね」

「だな」

 ほかの部隊を待つにしても40分はかかるらしい

「わかった。別行動で行動する」

「ヴィータちゃん」

「ヴィータ」

「駆動炉ヴィヴィオがいる玉座の間。どちらか止めたら止まるかもしれねえし、止まらないかもしれねえ
こうしている間にも外は危なくなっている」

「でもヴィータちゃん」

「幸い綾の化け物じみた能力のお陰で温存は出来た。
あたいが駆動炉に回る。
お前たちはさっさとヴィヴィオを助けて来い」

「でも」

「いくら何でも」

「あたいとグラーフアイゼンの得意分野知ってんだろ!
破壊と粉砕
鉄槌の騎士ヴィータと(くろがね)伯爵(はくしゃく)グラーフアイゼン。
砕けねえものなぞこの世にねえ!」

 グラーフアイゼンを肩に乗せ回れ右して駆動炉の方に向かい始めた。

「一瞬で終わらせてお前らの援護に向かってやる。さっさと上昇を止めて外にいるはやてと合流だ!」

≪ヴィータ≫

≪綾、なのはの事頼んだからな≫

≪絶対に帰ってこないと許さないからね≫

≪あぁ、じゃ行ってくるからよ。後は頼んだぜ!≫

「気をつけて絶対に合流だよ」

「あったりめえだ!」

 俺となのはは飛行呪文で目的地に向かった。
前からこれでもかと言うぐらいガジェットは来ているけれど、
今回の俺はエスコート役
なのはを無事にヴィヴィオの所まで行かせるのが俺の一つ目のお仕事
魔法の矢を使い進行先のガジェットを破壊しつつ進んでいく

「なのはそんな顔でヴィヴィオの所に行くの?」

「え!」

「エースオブエースの娘で魔導王の義妹でもあるヴィヴィオが無事に決まっている。迎えに行くときにそんな顔で会いに行ったらヴィヴィオが心配するよ」

「うん」

「きちんと露払いはするから」

「うん」

「いちいちキリがねえがねえ」

『獄炎爆烈弾(セバルチュラ)』

怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)の数倍の威力をの火球を作り出し対象に向けて放つ呪文
対軍隊用の呪文

 周囲をせん滅しながら前に進んでいく

 俺が先に進んだ瞬間
後ろにあったT字路から後ろにいたなのはをエネルギー砲が・・・
しまった。
俺はすぐに戻ろうとした瞬間

「ブラスターシュート」

 お互いの砲撃が真ん中でくすぶっていたのだが、なのはのリミットブレイクをした瞬間戦闘機人の砲撃を飲み込み
相手に砲撃の波を与えた。

 俺自身初めてブラスターシステムを見たのだが・・・
フェイトが心配するはずだ
あれは自爆技に近い
簡単に言えばドーピング技

「なのは・・・」

「大丈夫」

「わかった。行こう」

「うん」

 なのはは小さい球体を何個かばらまき始めた。
偵察?
そしてやっと扉を見つけたので俺は手に炎を纏い拳でぶち開けた。
そこには、玉座に四股を固定されてるヴィヴィオと隣にメガネの戦闘機人がいた。

「いらっしゃ~いお待ちしておりました。
こんなところまで無駄足ご苦労様でした。
さて各地で貴女のお仲間は大変なことになってますよ」

 複数の画面が開きどこもピンチな状態のようだった。

「大規模騒乱罪現行犯で貴女を逮捕します。
すぐに騒乱の停止と武装解除を」

「仲間の危機と自分の子供のピンチにも動じず表情一つも変えずにお仕事ですか?
良いですねぇ。その悪魔じみた正義感」

 戦闘機人の眼鏡がヴィヴィオに触れた瞬間
なのはの砲撃が戦闘機人に向かって行われた。

「無駄だ!なのは奴は幻術で話しているだけ」

 俺が言った通り奴の姿が消え新たな画面が開く

「怖いですねぇ、でもこれでも平然な顔でいられますぅ」

 ヴィヴィオの周囲に魔力みたいのが送られヴィヴィオが悲鳴を上げた。
俺となのはは我を忘れてヴィヴィオの方に向かったのだが、魔力の渦によって近寄ることが出来ずにいた。
俺はなのはの前に立って盾になっていた。

「良いこと教えてあげます。あの日ケースの中で眠ったまま
輸送トラックとガジェットを破壊したのはこの子なの
あの時ようやく防いだディエチの砲を
でもたとえ直撃を受けたとしてもものともせずに生き残れてはずなの
それが古代ベルガ王族の固有スキル聖王の鎧
レリックの融合を経てこの子は完全な力を取り戻す
古代ベルガの王族が、自らその実を作り替えたように
究極の生態兵器レリックウェポンの力を」

「ママぁ」

「ヴィヴィオ」

「ママ」

「すぐに完成しますよ私たちの王が・・・」

 やはりこの部屋には居ないかこの周囲にもいない
その瞬間ヴィヴィオの周囲が光り何やら洗脳してやがる
ちっ悪趣味な奴だ!
ヴィヴィオと俺らを戦わせようってか
ヴィヴィオが泣き叫び
俺達はヴィヴィオを呼ぶことしかできない・・・

 光が収まりヴィヴィオが女性の大きさになって表れた。

「あなたたちはヴィヴィオのママをどこかにさらった」

「違うよヴィヴィオ。なのはママだよ」

「違う!嘘つき。貴方なんかママじゃない!」

 手を振り払い完全に否定しやがった。
その瞬間なのはは我を忘れて無防備になった瞬間
ヴィヴィオの足元にベルガの魔法陣が展開した。

『さぁ、偽物の親子同士で仲良く……殺し合いなさい?』

 ヴィヴィオの拳を俺が防ぎきる

「いきなり大きくなって反抗期にならなくても良いんじゃない」

「どいて」

 俺はヴィヴィオの攻撃をかわして魔力を込めたパンチで攻撃をするのだが、
ヴィヴィオの防御を通せなかった。
なのはにブラスターの能力を使わすわけにはいかない
しかもヴィヴィオの力は大蛇に匹敵するかも・・・
なのはから取りあえず防御に専念していてと言われてるので
大人なヴィヴィオの攻撃を体さばきでかわして
飛び道具は魔法の(マジックミサイル)で叩き潰す。
弱点らしきものが見えないな

 詠唱無しでバカスカ撃ってきやがって、・・・
ティアこちらも

≪いくら魔力は回復しても、ジューダスペインの使用は不可です≫

「大きい呪文は・・・」

≪今のところ難しいですね・・・なのは様がバインドをしてくれてますが・・・≫

「数秒で壊してるね・・・策にのりますか」

≪今はそれが良いかと≫

 流石のヴィヴィオも俺たち二人を相手にしているので息遣いが洗いのだが、
なのはもずっとブラスター使用しているのでこちらもスタミナ切れが怖いな
そう思っていたらレイジングハートが発信をした。

≪WAS成功
座標特定、距離算出≫

「見つけた」

「なるほど、ヴィヴィオは任せておいて、そしてなのは俺の分もよろしく」

 俺は自分の魔力をなのはに少しだけ転送した。

魔力転送(トランスフォーマジカルパワー)

「うん、少しの間だけヴィヴィオの事あやしてあげて」

「了解」

 画面の向こうには眼鏡をはずしている性悪戦闘機人が驚いた顔で後ずさりしている。

「エリアサーチ、まさかずっと私を探していた。
だけどここは最深部。ここまで来られる人間なんて・・・はぁ・・・」

 戦闘機人は思い出したかのように目を大きく開け恐れだした。

 なのはは一歩踏み込んで壁の方にレイジングハートを構えて砲撃の準備に取り掛かった。

 俺は、金縛りの呪文を速攻で行い
壊されるタイムラグを使用して詠唱を唱える

「「バータ・フォー・テイルズ …… 囲え 死の荊棘(いばら) ヴェルカム・イン・タイ」

『盲死荊棘獄(ブラインド・ガーディアン)』

 痛みがあるけれど、絶対に死なない
その代わり限界まで来たら眠りにつくいばらの呪文
いくらヴィヴィオが壊そうとしてもそのいばら
一国を飲み込むほどのいばらを出すから、時間稼ぎにはちょうどいい





「壁貫・・・そんなバカげたことを」

 性悪戦闘機人はばかげたことをと思ったみたいだが、何かを思い出したかのように恐怖で目を大きく開かせた。


 俺自身いくら強固でも出来るだろうと知っている
ましてや今のなのはは俺の魔力も上乗せしてるから鉄板だ・・・
昔壁貫でスバルを助けたことがあるって聞いて、なのはだけは怒らせないようにしようと心に決めた。

≪通路の安全確認、ファイアリングロック解除します≫

「ブラスター3」

 なのはがそう言った瞬間膨大な魔力が吹き荒れた。
はやてより巨大な魔力を俺に匹敵するぐらいの魔力をなのはの体から吹き荒れていた。
そのうえで俺の魔力の上乗せしているから・・・
大蛇戦での俺のレベルまで来ている感じがした・・・

「ディヴァイ~ン」

 そのうえでカードリッジが5発吐き出された

 なのはは標準を定め、後ろに後ずさりしている戦闘機人に向かって死刑執行の言葉を発した。

「バスタァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアー」

 ピンク色の砲撃は極太となり目的地に向かって突進をしていく
そう「神の砲撃」の名前の通り、壁を突き破り進んでいった。。


「いやああああああああああああああああああああああああああああああ」

 パニックを起こしたかのように戦闘機人は背を向けて恐怖の雄叫びを上げ逃げたのだが、
後ろから砲撃に飲み込まれ、周辺の装置や設備ごと吹き飛ばされる。
吹き飛ばされて、ゆりかごの最下層に(たた)きつけられた。
 
 あれで非殺傷だから相変わらずすごい
絶対に怒らせないようにしよう

「なのは」

「大丈夫、子供は産んだことないけれど、この痛みはそれだと思えば大丈夫だよ」

「なのは・・・」

「いつも綾ちゃんもこうしてるよね」

 その瞬間ヴィヴィオが手に頭を乗せ呻きだした。

「「ヴィヴィオ」」

「なのは・・・ママに綾・・・お姉ちゃん」

 俺たち二人はヴィヴィオの元に走り出した。
洗脳が解けた。
これで大丈夫だと・・・

「逃げて~」

 ヴィヴィオのフック一線で俺たちはガードに間に合ったのだが、吹き飛ばされてしまった。
 

 

親子の対話

 ヴィヴィオはおれたちをフック一線で吹き飛ばした。

「ダメなの・・・もうヴィヴィオ帰れないよ」

 ヴィヴィオを中心にフィールド魔法が展開
周囲の床が灰色になった。

【これより自動モードに入ります
艦載機、全機出動
艦内の異物を、すべて排除してください】

 何かアナウンスしているが・・・取りあえずほかっとく
なのはとヴィヴィオが戦闘開始したので、俺も参戦しようとしたら・・・

「綾ちゃんはそこでまってて、ヴィヴィオの事任せて欲しいんだ!」

「うん、なら見守ってる」

「うん」

 中央で砲撃の打ち合い

「ヴィヴィオ今助けるから・・・」

「ダメなの、止められない」

「ダメじゃない」

 レイジングハートの薬きょうが数発吐き出される。
威力は互角なのだが、なのはが撃った時の硬直を利用してヴィヴィオが後ろに移動して素手で殴りにかかったのだが、なのはもすんでのところでガードが間に合った。
その威力はすさまじく、ガードを破壊をしてそのまま地面に叩きつけた。

「もう来ないで!」

 ヴィヴィオは涙を流しながらなのはにそう言い放つ
なのははレイジングハートを杖代わりにして立ちあがった。

「わかったの私、もうずっと昔の人のコピーで、
なのはマ・なのはさんもフェイトさんも本当のママじゃなくて綾さんも本当のお姉さんじゃ無いんだよね
この船を飛ばすだけのただのカギで玉座を守るための生きている兵器」

「違うよ」

「本当のママなんて元からいないの
守ってくれて魔法のデーターを収集してくれる人を探してただけ」

「違うよ!」

「違わない、悲しいのも、痛いのも全部偽物の作り物
私はこの世界にいちゃいけないんだ」

「違うよ」

 なのはは涙を流しながら言っているヴィヴィオに顔を横に振って言った。

「違うよ、生れ方は違っても、今のヴィヴィオは、そうやって泣いているヴィヴィオは偽物でも作り物でもない
甘えん坊ですぐ泣くのも、転んでも一人じゃ起き上がれないのも、
ピーマン嫌いなのも、私が寂しいときいい子ってしてくれるのも私の大事なヴィヴィオだよ」

 なのはも涙を流しながらヴィヴィオに訴えかけている
俺は残念ながら見守ることしかできない
これは母親と子供が理解するための対話なのだと気付いた。
俺もあの時こういう風にすればよかったのかなっと一瞬思ってしまったぐらいだ

「私はヴィヴィオの本当のママじゃないけれど、これからは本当のままになれるように努力をする」

 なのはが一歩進んだら、ヴィヴィオは構えだして一歩後ろに後退をした。

「だから居ちゃいけないっ子だって言わないで!本当の気持ちママに教えて」

「私は・・・私は、なのはママの事大好き。
ママと一緒にいたい。ママ助けて」

「うん、助けるよ」

 なのはがレイジングハートを構えた瞬間
足元にミッドの魔法陣が展開される
そして俺は、なのはに魔力供給を断ち切った。
一瞬俺の方を向いて笑ってくれた。

 親子の対話に他の人が入っちゃダメでしょう

「何時だって、どんな時だって」

 二人は突進をして戦闘を開始した。

『レストリクトロック』

 高位捕縛呪文のレストリクトロック
ヴィヴィオの身体を数十本の魔力の縄で縛り上げた。

 なのはは上空に上がり、ビットを展開させ、魔力を収集しだした。
そう星の光が集まっていくかの如く・・・って本気?

「ヴィヴィオちょっとだけ遺体の我慢できる?」

「・・・うん」

 そうしている間にも魔力の縄が1本、1本破れて行っている。

「防御を抜いて、、魔力ダメージをノックダウン……いけるね、レイジングハート」

≪行けます≫

「全力全開」

 ピンクの星の光が一つの球体になって行きレイジングハートを振り下ろした。

『スターライトブレイカー』

 ビットを合わせた四方向からのスターライトブレイカーがヴィヴィオを襲った。

 

 

脱出

 なのはの最大の技
4方向からのブラスタービット込みのスターライトブレイカーがヴィヴィオを襲った。

「ブレイクゥーシュート」

 その言葉とともに最大出力が吐き出された。
ヴィヴィオは叫び声を出していたが、俺にはわかった。
ヴィヴィオの中に入っていたレリックが砕け散ったことをそう感じた。
大爆発が起こりここら辺一体瓦礫と化した。
俺はきちんと(シールド)をはり経過を見ていた。
なのはは地面に降り立ち座り込んでいた。
俺自身すぐに向かいたい衝動を抑えて我慢をする。
なのはは、レイジングハートを支えて立ちあがり俺の方をちらっと見る
俺は首だけをそこに向ける
なのはは俺の顔を向けた方向に歩き出しヴィヴィオを呼び続ける。

「・・・来ないで・・・」

 ヴィヴィオはいつもの体に戻り、倒れたままそう言っている
無理だったのかっとそう思った時

「・・・たて・・・るよ」

 ヴィヴィオはあの時の再現みたいに今度はふらつきながらも瓦礫に手をつかみ立ちあがってきた。

「強くなるって…約束したから・・・」

 なのはは泣きながらヴィヴィオの方に走り出し座り込んで抱きしめた。
なのははヴィヴィオをだっこして持ち上げた。

「お疲れ様・・・壮大な親子の対話ありがとう」

「・・・もう」

「綾お姉ちゃん」

「慈悲深き方癒しの神よ 心正しき者に恵みを与え給え」

『治癒呪文(ヒーリング)』

 呪文をかけた瞬間二人の怪我が治っていった。

「身体は直したけれど、魔力とかそこらへんは治らないから」

 ヴィヴィオは降りようとしたけれど

「ヴィヴィオはそのままなのはママに抱っこされてなさい。なのははもう戦闘禁止ね」

「「え~」」

「うっさい、後のエスコートは俺の役目でしょう。」

 俺は気配を感じたからそのまま見ずに魔法の(マジックミサイル)を放った。

「なのはちゃっあぶなって綾ちゃん見て撃ちいな」

「あっはやてだった。って」

 はやてが部屋に入った瞬間
何やら館内放送がかかったその瞬間
完全魔法結界が全てにひかれた。
ヤバイ・・・何
リンカーコア系だけじゃなく
これは全ての完全魔法結界

 ちっ歩いて行くしかない
「なのは、はやて、ツヴァイあの穴が開いている場所から出よう」

「「「うん」」」

「なのは、ヴィヴィオ抱っこ変わろうか?」

「ううん、大丈夫」

 俺たちが壁が壊れている場所に走り出したら、そこの壁が修復されていった。
俺は自分の魔力を体内にタメ
渾身の覇王拳を与えたのだが、びくともしなかった。

「綾ちゃん、綾ちゃんの魔法ならいけるはずやろ」

「それが、俺自身の魔法まで完全キャンセルしやがってる。あれはやてそのゴミ置いて行っても良いんじゃない」

 いつも間にかはやてが気絶している性悪戦闘機人を連れ出していた。

「ダメに決まっとるやろ」

「仕方ないなぁ」

『我は無敵なり、我が破壊にかなうものなし、我が一撃は無敵なり 』

「行くぜ!」

「クルダ流交殺法表門亜流(ありゅう)覇王(はおう)火断亡(かたな)

 俺は自分の覇王拳の威力とクルダ流交殺法表門死殺技火断亡の混合技
最速の攻撃と最大の攻撃のミックス技これなら構えた瞬間
上空の壁がぶち壊れた。

「お待たせしました」

「助けにきました」

 ティアナとスバル・・・
壁貫をしたのはスターズのストライカー2人が救助に来てくれた。

「この一撃どうしてくれるのスバル・・・来るならもうちょい早く来てよね」

 なんか今日は俺いらない子じゃない

「どうしましょう」

「うん、スバルはヴィヴィオを抱っこして、なのははおぶってもらって」

「え~恥ずかしいよ」

「良いから、ティアナ3ケツできる」

「まさか・・・」

「はやてはティアナとタンデムで本当は底の性悪を捨てておきたいところなんだけど、仕方ないからはやてがおぶってあげて、それで脱出」

「綾ちゃんは?」

「俺はスバルが作ってくれたこれに乗り、完全じゃないから飛翔呪文で進むから大丈夫」

「本当に」

「ならそこの性悪捨てるっていうプランがあるけれど」

「ダメに決まっとるやろ」

「それで、救助の二人、そこの伸びてるやつはどうでもいいけれど、上司の事お願いね」

「「はい」」

「それじゃ向かおうか」

 そうして俺たちは古代の大型戦艦からアルトが操縦するヘリに到着
良く見るとみんなボロボロだね
俺今回何もしてないから結構平気なんだよな
もう今後一切解説役はしたくない

 俺は転送からハープを取り出し
眠りの音楽を奏でる
疲労回復効果のある呪歌
シャーリーから聖王のゆりかごが破壊されたことを聞いた
俺はそのまま奏でながら空の旅を楽しんだ
  

 

なのはの怪我

 レリック事件をはじめとした今回の事件
こうして無事に終了をした。
いくつもの事柄が絡み合った事件だったのだが、
この事件をジェイル・スカリエッティ事件
又はJ・S事件と呼ばれるようになったのはのちになってから

 聞いた話によると評議会のメンバーは脳みそだけで生きていたそうだ
監査部が行った時にはすべて破壊されてたこと

 破壊した人物をゼストさんが殺したこと
その後でゼストさんが息を引き取った事を最期を見守ったシグナムから聞いた。

 あの事件から2か月がたったある日
俺がリフレッシュルームで気楽にしていたらあちらからフォワード陣が見えた。

「あっみんな!」

「綾どうしたのこんなところで」

「暇してるんだけど、どうしたのみんなうれしそうで!」

「綾さん、実はスバルさんとティアさんの解散後の行先が決定したらしくて」

「その話をしてたんだよ」

 相変わらずキャロは穏やかに話してくれるけれど、エリオはまだまだ厳しい話し方で接してくるよね

「まさかこーんな早く決まるとは思わなかったけどね」

「スバルさんは特救に、ティアさんはフェイトさんの補佐官に・・・・・・バラバラになっちゃいますね」


 俺はその話に付き合い廊下を歩き出した。

「そうだね。でも、会おうと思えばいつでも会える距離なんだし大丈夫だよ」

「まぁ、私もアンタも相当忙しくなるだろうし、そうそう簡単には行かないでしょうけどね」

「そんなことないよ。きっと大丈夫。うんうん」

「なんの自信よ、それ」

「そういえば、アンタ達二人は一緒なんだっけ?」

「はい。私とエリオ君は、私が元々居た自然保護隊の方に行くことになると思います」

「お、二人はやっぱり仲良しさんかぁ」

 確か、六課で覚えたスキルを活かすためにっていうのと、フェイト安心させるためだったはず。
学校に行ってどうこうという案もあったけど、
フェイトとの協議の結果、これに決まったらしい。
被保護者に気を使わすなよフェイトは・・・」

「何処向かってるの?」

「終わってからさぼりばっかりでなのはさん怒ってたわよ」

「知ってるよ。毎日会ってるから」

「応急処置用の用具の補充のために医務室へ」

「大変だね、私はそう言うの必要ないから」

「んであんたもちゃっちゃと来る」

「面倒なんだけど」

「フォワード隊のリーダーって私だよね」

「はい、はい」

 医務室近くで声が聞こえてきた
なのはとシャマルが話しているみたいだ
そこで聞いたのは衝撃的な内容
なのはの怪我の蓄積がひどい事
本来ならドクターストップで長期の休暇が必要な事
それらを聞いてティアナたちはなのはの心意気を受け取りやる気になって立ち去ったけれど、俺はここで出てくるのを待ってる。
フォローしてもそれだけの後遺症
実際最後は全く手を貸していなかった。
あの時はあれが良かれと思ったのだが、
なのはの命の事を考えたら手助けをした方が良かったのではないかと思案していた。

「なのは」

「綾ちゃん?」

「大丈夫」

「大丈夫だよ?」

「そんなに頼りない?」

「そんな事」

「じゃなんで本当の事を?」

「私は大丈夫だよ、体はちょっとあれだけど・・・」

 なのはは、上を指さしたので一緒に屋上に向かった。

「学校を思い出すよね」

「うん」

「はぁ聞かれたくなかったなぁ綾ちゃんには
でも大丈夫だよ」

「うん」

「でも心配は私も心配なんだよ」

「?」

「綾ちゃん大きな事件になると大けがばかりしてるから、大蛇戦とか六課隊舎崩壊とかいなくなったときとか、ジュエルシードの時とか」

「うん」

「私も落ちないようにしっかりするから改めて綾ちゃんも約束してほしいな」

「そうだね」

「それに・・・ヴィヴィオも悲しむよ」

「それを言うならなのはだってそうでしょ」

「うん」

「なら聞くけれど、前線の局員をやめる気は」

「無いよ、私の夢だもん。みんな」

「聞いたよ、次の場所が決まったらしいね」

「綾ちゃんは?」

「私は相変わらずふらふらするよ」

「もう、管理局には?」

「約一年お世話になってさぁ。分かったことは正社員は向いてないわ、
命令違反、独自の行動やっちゃうもん」

「・・・」

「ルールの多さにやきもきしたり、大変」

「もぅ」

「嘱託を続けて、探偵まがいなものをしてみようかなっと」

「鳴海探偵みたいに」

「おやっさんには憧れがあるから、あんな風になれたらいいんだけどね」

「向こうに戻るの?」

「こっちで行おうかなっと」

「そっか・・・」

「今日の夜の予定ってある?」

「ううん、なんで」

「デートのお誘いなんですが、よろしいですか?」

「うん・・・でも」

「ヴィヴィオならアイナさんにお願いして」

「ん~どうしても」

「出来れば二人きりで」

「此処じゃ話せない事?」


「話したくないかな」

「うん・・・わかった。でも」

「お泊りはないから」

「うん」

 俺も覚悟を決めよう
今日の夜が勝負になるのかな 

 

デート

 本当は局員やめて欲しい気持ちはある
なのはの人生を俺が決めるわけにはいかない。
本当なら局員になって支える方法もあるんだけど、
ガチガチに決められたルールで行きたくない。
一生懸命働いている人を馬鹿にはしたくない
自分を特別な人間だとは思ってない
一番立派ですごいのは、普通に働いて生きている人が一番立派だと今なら言える。
そうただ単に勇気がないだけなのかもしれない。
だから今日自分の持てる勇気を込めてなのはに話そう。

 俺は首都クラナガンの広場にある噴水で、なのはを待っていた。
俺は平だし、なのはは、隊長だから終わる時間もなのはの方が長い
こんな時タバコがあれば良いんだけど、転生してから一回も手にしてなかったっけ?
どうだろう
お酒はアシュリアーナで結構飲んだなぁ
エレさんには負けるけれど・・・
そんなことを物思いにふけっていたら、入り口から栗色のサイドポニーの女性がこちらに向かって来てくれている。

「なのは」

「待った?」

「こういう待つのも出都のだいご味だと思ってるよ」

「お待たせ」

「相変わらずきれいだよね」

「ありがとう、でもこれ以上は何もないよ」

「おなかは?」

「実は」

「予約とってあるんだ!」

 俺はなのはをエスコートしてあるホテルの場所に行く

「あ・綾ちゃん・・・」

「ん、どうしたの?」

「此処って」

「良いから」

 レストランの入り口に付いたときにボーイさんに呼び止められた。
本来此処ドレスコードが必要なお店なんだけど、俺はあるカードを一枚見せたら別口から案内された。
案内された場所は、個室の夜景の綺麗な部屋だった。

「綾・・・ちゃん」

「前さ、ここ来たいって言ってたよね」

「うん。でも個室があるのは知らなかったし、本来此処ってドレスコード必要だよね」

「表の方から行く場合はね。なのは有名人だし、プライベートが邪魔されたらいやじゃない」

「そうだけど」

「そう言う人の為にこういう部屋があるの。先ほどスタッフの人に見せたカードが会員証だよ」

「すごいね」

「それにさ、畏まった感じで食事をするのあまり好きじゃないでしょ」

「う、うん」

「個室ならテーブルマナー関係ないから気楽にね。それに私もあまりテーブルマナー好きじゃないし」

「もぅ」

 食事を食べながら今までの事とかこれからの事を沢山話した。
デザートも食べ、少しゆっくりしてから俺は今日の本題に入ろうと思った。

「もしかしたら、なのはの負担になるのかもしれないけれど、聴いてもらっても良いかな」

 俺は不安を抱えながらなのはにそう聞いてみた。

「なに、綾ちゃん改まって?」

「私と・・・もし嫌じゃなければ、一緒に暮らしませんか?」

「え?」

「もちろん、ヴィヴィオも一緒に・・・」

  少しの沈黙恋人らしい事してないのにいきなり一緒に暮らさないっていうから・・・順番飛び越えてるからどうしたんだろ・・・
やっぱり一緒は嫌なんだ

「ご・ごめん急に・・・嫌だったよね」

 くす

「もぅ、綾ちゃん本当に私の事となると怖気すぎだよ
私としては、うん。嬉しいよ
いうか、やっと言ってくれたよねって言いたいけれど、
やっぱり、私の方からじゃなくて綾ちゃんの方から言ってほしかったから
・・・」

「うん、そして正式に私の生涯のパートナーになって欲しい」

「うん。いつ頃かな、綾ちゃんが当たり前のようにいるようになって、
私でよければ
あ、でも・・・」

「もちろんヴィヴィオも一緒に」

「ううん。それはさっき聞いたよ
もちろんヴィヴィオにも聴いてからでいいかな
じゃなくて・・・」

「どうしたの?」

「六課解散してからフェイトちゃんにもそう言われていて・・・」

「良いよフェイトとも話すから」


「うん」

「受け入れてくれてありがとう」

「ううん、クロノ君とエイミィさんの結婚式の時に言ったのになぁ」

「?」

「一緒にウエディングドレスを着ようねって」

「マジですか・・・、言ったよね」

「やっぱり式ぐらいしないとお父さんとか許さないと思うんだよね」

「あはは・・・」

 そう言えば自分が切る事すっかり忘れてたよ
自分はタキシードって言うの?
男が着るやつはそっちにしようと思ってたし

「ドレスは同じところで良いかな」

「同じ」

「エイミィさんのドレスと同じところ」

「うん」

 俺の次のステージがこの日きっと決まったと思う
その日帰ってからヴィヴィオに聞いたら許可を得られた。
うん嬉しい事だ


後日

 隊舎の談話室での会話

「ねえ、フェイトどういう事?」

「なにが?」

「なんでなのはと暮らすことになってるの?」

「ほら、私となのはって同じ部屋で一年暮らしてたからその流れで・・・っそれに綾は関係ないでしょ」

「俺となのはって付き合ってるって知ってる?」

「まだ付き合ってたんだよね」

「一緒に暮らそうって言ったらおまけがついてくるって言うから」

「ヴィヴィオの事そう思ってたの?」

「んなわきゃ無いでしょうが、フェイトあんただよ」

「まだなのはと一緒に暮らすのは早いと思うけど・・・」

「あのさ、弟子なら師匠の背中を押すってことしないの?」

「普段弟子って思ってないのにこういうときだけ使うのよくないと思うけど?」

「フェイトは、六課が終わってから・・・」

「私は執務官として海とかになっちゃうかな?」

「はぁ~」

「何ため息つきて」

「ここでごねて喧嘩したら、なのはに「なのはとヴィヴィオだけで暮らします」って言われそう」

 まえ晶さんとレンさんの喧嘩とか止めてたらしいし、

「フェイトもよければ一緒に暮らさない?」

「なに、浮気?」

「そうじゃなくてヴィヴィオも、もう一人のままと居たいと思って」

「うん、なのはの言った通りだよ」

「え?」

「絶対に綾ちゃんは一緒に暮らすっていう風に話すと思うよって言ってた。
私も綾となのはの邪魔はしないよ。」

「話はそれだけだから」

「うん、わかったよ」

「そういえば、綾に言うの忘れてた?」

「なに?」

「綾一人だと、正規のルートだと部屋とか借りれないからね」

「なぜ?」

「だって綾14歳のままだから」

「そうでした。」

  地球では19歳なんだけど、ミッドでは医学などが発達しているせいか
コールドスリープみたいな技術もあるらしい
もしそれで100年たってたら100何歳なんて言ったらおかしくなるので、当時の年齢で計算されるらしい
おれはと言えば、14歳で消えていたから、14歳と言うことになり、保護責任者はなのはと言うことに・・・

「えっと、それだと・・・」

「うん、ヴィヴィオと姉妹で私となのはの被保護者って所が今の綾の社会の状態だよ。
綾には自分の苗字を決める権利もあるから、高町にするのか、ハラオウンにするのか、それとも南條にするのか
でも被保護者ってだけで養子とかは違うから安心して」

「はぁ~マジですか?」

 4月から新婚みたいにできるかなっと思ったけれど無理みたいだ
フェイトも恋人を作ればいいのに、なのは以外で・・・
この状況を幼馴染達には伝えたら、はやてとアリサには大笑いされた。

 

 

約束の空へ

 あれから早いものでもう3か月たった。
この3ヶ月は本当に忙しかった。
また中等部からやり始めると言われたけれど却下した。
そうそうヴィヴィオが来年から聖王教会のクリスチャン学校に行くことになった。
St.ヒルデ魔法学院
お嬢様学校はそうなんだけど、騎士カリムたちの母校でもあり、見学に行ったら雰囲気はよく、なのはに自分達が行っていた空気に似てるねって言ったら喜んでくれた。
本当はここ以外にも見学予定だったんだけど、ヴィヴィオが気に入ったらしくこの学校でお世話になることに

 それだけではなく罪を認め協力的だった加害者はミッドの海上施設での更生プログラムがギンガ達がやっているからその手伝いに行ったり、
地球に戻ったりして、本格的に桃子さんと士郎さんからコーヒーとシューの技術を学んだり、フォワード陣に無手での格闘を教えたり毎日が忙しい日々を過ごしていた。

 そして今日はそんな六課が出来て1年
卒業の日である。

「長いようで短かった1年間
機動六課は任務を終えて解散となります。
みんなと一緒に働けて、戦えて、心強くうれしかったです。
次の部隊でもみんながんばって、元気に」
 
 はやての挨拶があり隊員全員がその言葉に感謝を乗せるかのように優しい拍手をした。

 フォワード陣は少ししんみりと歩いていたら、急に後ろからなのはとギンガに呼び止められ、
呼び出しをくらった。
フォワード陣に見つめられたか、俺だって知らないっていうジェスチャをした。
外に向かってある場所に付いたら、そこにはミッドには基本ない木が俺たちを歓迎していた。

 風の影響で桜の花びらが舞い
俺自身もびっくりした。
はやてはやっと俺をビックリさせれたって嬉しそうだった。

「お花見?」

「綾んなわけねえだろ、フォワード陣整列、綾もだぞ」

 だってね後ろにはヴィヴィオもいるんだしそう思うでしょうが・・・

「はい」

「了解」


なのはが一歩前に歩き挨拶をするみたいだ

「さて四人とも一年間。訓練も任務もよく頑張りました。
綾ちゃんもありがとう」

「この一年間あたいはあんまり       褒めたことなかったが、お前ら本当に強くなった。」
 
 ヴィータは一回だけうなづいてそう言ってくれた。

 仏のなのは隊長に鬼のヴィータ副長だったからな
訓練内容は多分両方とも鬼、悪魔的かもしれないけれど
まさかのお褒めの言葉だと思ってなかったらしくフォワード陣達は驚いたぐらいだ

「辛い訓練、きつい状況、困難な任務、だけど一生懸命頑張って、負けずに全部クリアしてくれた。
みんな本当に強くなった。
四人とも立派なストライカーだよ」

 フォワード陣はなきだした。
嬉しいんだろうなぁ
俺自身も勉強になることも多かったから良い一年だったと言える。

「泣くな馬鹿垂れが・・・」

 ヴィータがそう言うけれど、言った本人も涙を浮かべてる
凄く濃い時間、期間だったと思える
なのは自身も涙を少し貯めてる
そう言えばなぜか卒業って涙が出てくるよな

「さて、せっかくの卒業、せっかくの桜吹雪」

 笑って卒業しようだよねっと思ったら・・・とんでもない事言いだした。

「締めっぽいのはなしにしよう。」

「あぁ」

 今まで黙っていたシグナム副長が待機状のデバイスを持ち出した。

「自分の相棒、連れてきてるだろうな」

 そしてヴィータは待機状態を起動状態にしやがった。
あれ、なんか嫌な予感・・・
フォワード陣達とフェイトも戸惑っている

「なんだ、お前は聞いてなかったのか?」

 そう言いながらシグナムもフェイトに話しかけながら起動状態にした。
まさか・・・

「全力全開手加減無し機動六課での最後の摸擬戦」

「「「「はい」」」」

 フォワード陣も受けるなよ!

「全力全開って聞いてませんよ」

 よし、もっと言ってやれフェイト

「まぁやらせてやれ、これも思い出だ!」

「もう、ヴィータ、なのは」

 両手を体の前にぎゅっと握って抗議するんだが・・・

「固い事言うな、せっかくリミッターも取れたことだしよ」

「心配ないない、皆強いんだから」

「フェイトママ・・・だいじょうぶ。みんな楽しそうだもん」

「フェイトさんもお願いします」

「頑張って勝ちます」

「もぅ」

「がんばって」

 あ~ヴィヴィオも言ったら、フェイトが落ちたよな

「私は・・・」

「もちろん綾ちゃんもやるよね」

「どっちのチームで?」

「えっと綾ちゃんはチームワークが嫌いだって言ってたから1人で」

「絶対に」

「綾お姉ちゃん」

「だって、ヴィヴィオ。下手したら8対1になるんだよ、これ」

「綾お姉ちゃんのすごいところヴィヴィオも見てみたいな」

「わかった。そこで見ていてよ。瞬殺してあげるから」

「ヴィヴィオありがとうな」

「汚いよはやて、ヴィヴィオ使うなんて・・・」

「みんな、綾ちゃんはみんなを瞬殺するそうやから」

「馬鹿はやて」

「やってみろや数年前と違うってところ見せてやるからよ」

「綾あんたがやりにくいって言ってた私の戦術で叩きつぶしてあげるから」

「綾、今日こそは勝ちますから」

「私もサイツさんに教えてもらった技術となのはさん達に教えてもらった事をぶつけます」

「綾、面白いその挑戦受けてたとう」

「綾そこまで言われたら、私も師匠越えさせてもらうよ」

「なのは~」

「うん、私も全力で綾ちゃんに挑戦するから」

「この馬鹿タヌキどうしてくれるん?」

「誰がタヌキや、自分で口走っただけやろか」

「はぁ~」

「綾お姉ちゃん頑張って」

「うん、俺に喧嘩を売ってきたからには覚悟を決めろ!」

 俺は自分の腕にある印を出す

「なのはママ、フェイトママ、頑張って!」

「「うん」」

 「はやては」

「私はやらへんよ」

「ならこのサークルから出ないでね。そしてヴィヴィオを頼むわ」

「了解、安心してな」

「ヴィヴィオに何かあったらはやての明日はないから」

「何物騒な事言ってるん」

「そしてギンガはこの馬鹿気たチーム戦やるの」

「私も見学してます」


 桜に影響がない様におれが結界を張りつつ
この馬鹿気た学生のノリで行った摸擬戦は、
はやてとギンガの号令で始まった。
そう桜吹雪が舞いながら俺たちは楽しく行った。

 解散後は
はやて二佐は特別捜査官に復帰
完全に地上に籍を置き
密輸、違法魔導士等の関連の捜査士気を担当
守護騎士とアギトと一緒に職務を続ける。

フェイトは副官シャリーとともに次元航空部隊に復隊
あらたにティアナを執務官補佐を置き
ティアナは執務官になるための実務研修

 もう一人の召喚師ルーテイシアは魔力の大幅封印後
無人世界への隔離による観察保護処分が決定
長い隔離期間をスカリエッティの基地で保護された母親と召喚獣達と静かに暮らす。

 ロングアーチの通信使だったアルトはヴァイスさんがけがの時
ヘリにも乗っており、六課解散後は正式にヘリパイロットになる
ヘリパイロットだったヴァイスさんは、トラウマを克服をして
武装局員資格を再取得をしてヘリと武装局員両方ともやってるそうだ。
俺の感だけど、くっつくんじゃないかなぁと思うんだけどな

 はやての副官ですごく頑張ってくれてたグリフィスは、
次元航空部隊に所属をして
戦艦での事務作業従事する。

 六課隊舎崩壊の時アースラの操縦をしてくれてたルキノは、
グリフィスの補佐官を務めつつ
操船操舵手としての道を進む

 フェイトの保護児童キャロは、
全所属の辺境自然保護隊に復帰
同じく保護児童のエリオは、
キャロと同じく辺境自然保護隊へ希望転属
同じ部隊で仲良くやってるらしい
竜騎士、龍召喚士コンビとして自然保護、密猟者対策業務において活躍してるらしい
サイツもちょくちょく遊びに行ってるということをキャロから聞いた。

 ヴィヴィオも元気に学校に行きだして、
この間なのはとユーノ、アルフがのぞき見で学校見学に行ったそうなんだけど、
保護者達がシスターシャッハに怒られて恥ずかしい思いをしたって聴いた。
その後あきれ顔になったのは仕方ない事
ユーノには嫌味を言っておいた。
友達も増えてすくすく成長していっている自慢の義妹

 スバルの姉ギンガは、
戦闘機人達の更生プログラムを行っているらしい

 その父親のゲンヤさんから飲み屋で飲んでた時に、
4人引き取る話を聞いた。
凄く懐が深い親父さんだ!
残りの3人は、聖王教会がシスターとして引き取るらしい

 スバルは、災害対策、人命救助最先端
特別救助隊のフォワードトップとして活躍だと聞いた。
知佳さんやシェリーさんを紹介したらいい関係になれるんじゃないかなっと思った。
災害に見舞われた人たちを救い続ける

 なのはは、J・S事件の昇進を辞退した。
戦技教導官、そして空戦魔導師として現場に残り、後進をまもり、育て続ける
ヴィヴィオのお陰で、遠くの教導などは受けずに少しだけ家族の時間を大切にしてくれている。
みんな自分の夢に向かって走り続けている

 そして俺はなのは達と一緒に暮らし始めて、家の近くで翠屋ののれん分けを頂いた。
ミッド本店
結構人気も出ている
そして、嘱託魔導士、探偵の3つの草鞋を履いてる状態
チーフにすごくできた子が入ってくれたおかげでこの子に技術を教えている
サイツも結構来ているので非常勤のバイトをお願いしている。
そして俺たちがそうだったように、ヴィヴィオや友人達のたまり場になっている
忙しい奴らばかりだが、時間が空いたときは結構来てくれている。
たまになのはやフェイト、はやて達も手伝ってくれるのだが・・・
パニックになりかねたことがあるので断っている。

 永遠の平和は無理かもしれないけれど、ヴィヴィオ達が生きていくだけはこのように平和でいてほしいと切に願っている。

「綾さん、さぼってないでください」

「大丈夫だって、優秀なスタッフがいるんだから、今日も笑顔で楽しくお店をやろう」

「はい」 

 

戦技披露会

 あのJ・S事件から2年が過ぎ平和に暮らしていたのだが、一通の連絡であのモードになってしまた。

 基本喫茶店は6時に閉店だから、今日も俺は家で家事などをしてなのはの帰りを待つ。
ヴィヴィオは1年からの友人
コロナの所に泊まるらしい
フェイトはまだ帰ってきてない。
海に出たら全然帰れないというのは本当らしい
今日は久しぶりになのはと二人きりなのだが、あんな連絡がなければイチャイチャできたはずなのに・・・

 なのはがリビングに入ってきた

「お疲れ様なのは」

「うん、どうしたの?難しい顔して」

 さすが長年の付き合いだけあってすぐにわかってしまったらしい

「レティさんからお仕事の依頼をいただいてね」

「管理局のお仕事を受けるのなら、嘱託じゃなくて、局員になればいいのに?」

「ルールが面倒だから嫌」

「もぅ、話していい内容なら聴くよ?」

「おなかは?」

「すいたけど、あれ、ヴィヴィオは?」

「コロナの所に泊まるって」

「そっか、お願いしようかな」


 俺はすぐさま晩御飯を出し、席に着いた。
なのはも食事の準備中に着替えとかが終わり降りてきた。
どんどん女性らしい、母性が出てきて落ち着く包んでくれる人になったなぁと思った。

「天下の綾ちゃんがどうしたの?」

「戦技披露会って知っってる?」

「戦技披露会って管理局の?」

「うん」

「もちろん知ってるよ。もしかして警護とか」

「ならよかったんだけどね。それに参加することになりました。」

「摸擬戦する方?」

「みたいだね」

「綾ちゃんが」

「らしいよ・・・」

「どうしたの?」

「ああいうの嫌いじゃ」

「嫌いだけどね。レティさんの依頼だしね」

「誰と」

「Sランク魔導士って言ってたよ」

「私じゃないね。その日シグナムさんと試合だから」

「なのはも出るの?」

「もともと武装隊のイベントだよ。以前にもシグサムさんとやったことがあったけれどね?」

「ご指名らしいよ」

「なんで綾ちゃんなんだろう」

「嘱託で一応有名だから勝負して管理局に入ったらもっと強くなるみたいに言って勧誘とかならまだいいんだけどね」

「良いんだ」

「理由がまっとうじゃない。それなら試合してあげるけど、それに、今は落ち着いてるけれど、一時離職率高くなかった?
そして地に埋もれている人材を発掘するためなら良いんじゃない。だけど」

「けど」

「ふざけた理由ならそれ相応の対価を頂くよ」

「くれぐれも」

「わかってるってば、なのはも頑張ってね」

「うん、シグナムさんかきちんとやるのはあの時以来かな」

「私はいなかったとき?
でも摸擬戦なのは好きじゃない
シグナムとはやってないの?」

「うん、普段はフェイトちゃんや綾ちゃんでしょ」

「私はたまにだよ。あの二人ジャンキーだから付き合ってたら日が暮れる」

「にゃはは・・・」

 そんな会話をして当日を迎えた。
一応なのはクラスと聞いてるから楽しみは楽しみ
でも負けてあげる必要性はなし
八百長は教えてもらった事ないから
そして俺の試合はあくまでおまけみたいなエキシビションだから最後だ。
それに今日は妹や俺の保護責任者のフェイトや知り合いも来てる
無様な試合にはできないでしょ
それに俺も関心する試合はたくさんあった。
でもやっぱり
こんな風に訓練して強くなることが希望でこの世界を護りたいと思う人がいるのならうん、このイベントは有意義だと感じた。

 それに俺としては嬉しいこともあった
中学の夏休みになのはの教導を見に行った時ひょんなことから騒動になったんだけど、その時の青年がAクラスの摸擬戦に出てた時は嬉しかった。
俺が消えたあの事件の時にも来てたセルと言う青年だ
しかも苦戦の末勝利を収めた。

 俺はずっと控室で見ていたんだけどノックがあったから出たら、
ちょうどその子があいさつに来た。

「南條先生」

「それやめてって、綾で良いってば。そっちの方が先輩でしょセルさん」

 セルシオ・キューブあの時の実質的リーダーだった子
確かなのはの10歳ほど年上31歳ぐらいだったと思う。

「綾さんのおかげでここまで来れました。」

「あそこから良くAランク魔導士になれたね。おめでとう。
きっとなのはも喜ぶよ。」

「実は綾さんがこれから試合ってわかりますが」

「ここじゃなんだから入って」

「失礼します」

「今日勝ったら言いたかったことがあって」

「勝利おめでとう」

「はい。あの時のおかげで高町教導官の教導と綾さんのおかげで・・・あの事件から帰ってきていると聞いて、えっと・・・」

「聞ける内容なら聞くよ。一応教え子らしいし」

「俺と・・・じゃなく私とお付き合いしてください」

「戦闘じゃなくて男女として」

「はい」

「悪い、それは無理だわ。私自身好きな子がいるから無理」

「それはあの人ですか?でもあの人は」

「それ以上はストップ。潰すよ。気持ちだけもらっておく。ありがとう。」

「振られるかもとは思っていました。この気持ちだけ伝えたくて」

「うん、これからエリートさんだから、がんばれ」

 俺は少しだけハグをしてあげた。

「男性でハグをしたのはセル君が初めてなんだぞ。
さてと準備があるから出てもらってもいい」

「はい、試合応援してます」

「立場的にまずいでしょ。向こうを応援してあげなさいってば」

「それでも惚れちゃった女性を応援するのは当然です。」

「そっか、でも対戦相手知らないんだけどね」

「え?」

「おかしい?」

「結構有名な方ですから」

「ふ~ん強いんでしょ」

「多分としか言いようがないですが」

「多分?」

「えっとお偉いさんの息子さんで噂でしか知らないのですが」

「私もしかして外れくじかな」

「ですがSランクですから」

「2世ってほぼろくなの居ないから、ハラオウン家は別として」

「手厳しいですね」

「まぁ程々に遊ぶわ」

「では失礼しました」

「ん」

 良い青年になったものだね。
あんなにやさぐれてたのに、ハグぐらいはね。教え子だし
話し込んでたらお次はメインのなのはとシグナム
予想ではなのはの方が勝ってほしいけれど、空間が指定されているんならちょっとなのはには苦しいかな。
なのはがいくらすごくてもシグナムははやての騎士の筆頭であるし、剣の騎士というぐらい接近戦のエキスパートだけど、なのはだからなぁ
間違ってもブラスターは使わないと思うし
摸擬戦用の本気だと思ってる。
ん~予想は難しい。
でもこれは楽しみな一戦だと感じると思ったのは試合が始まるまで・・・

 あれ確かこれ後学の為に映像に残すって言ってなかったっけ?
でもこの内容血戦もしくは死闘と言いたいぐらいだったんだけど
でもこれだけはっちゃけたら楽しいんだろうなあ
じゃなくて・・・
俺はすぐさま医務室に急行

「シャマルなのはは?」

「大丈夫ですよ。一応シグナムもいるんですが」

「シグナムに言っておいて・・・シグナムは騎士で接近戦だから別にいいの
でもなのはを傷を追わせやがって、ぶっ潰すって」

「綾ちゃんそれは・・・」

「まぁ嘘だけど、お叱りはシャマルに任せても良い?
なのはもシャマルにあんまり困らせたらいけないと思うな
っていうかこれ後学のために映像として残すとか言ってなかった。
20分までは良いと思うの
でも残りの5分なにあれ」

「・・・はい」

 お医者様をおっこらせるのは一番怖い。
それは恭也さん達との共通認識

「綾ちゃんは大丈夫だと思いますがあいてはSランクですので気を付けてね」

「とりあえずはね。私を楽しませてくれる相手って少ないし
ここまではするつもりはないけれど、楽しめれたらうれしいかなっと思いたい」

 俺は医務室を出ようとしたらリーンが入ってきた。
俺は初代リーンフォースをリーンと呼び
二代目をツヴァイと呼んでいる。
「魔闘士綾ご武運を」

 そうそうリーンって俺の事を魔闘士って呼ぶんだよね
まぁ魔法と闘士両方だからわかるけれど・・・

「守護騎士のリーダーの剣技、なのはの馬鹿魔力砲がそんなポンポン出てこないと思うから心配しなくても大丈夫。」

 そして俺は自分の控室でをウォームアップをして入場をした。
管理局の上層部の思惑なのか
純粋に俺と楽しみたいのか?
それとも馬鹿の横なりなのか
確かめてみますか 

 

戦技披露会 挑発

 ケーニッヒ・リスターそれが俺がこれから戦う人の名前らしい。
今はじめて名前を知った。
リスターって言ったら俺でも知っている。
身内に監理局少将にいて、たしかクラナガンの政治家もいる。
ベルガ時代からの名家
あぁあの一族か!
選民意識が強い奴もいたなぁ
俺あの一族に喧嘩を売った記憶はないのだけど、何かしたかな?
まぁ適当に手を抜きながら、始めますか!

「監理局始まって以来のゲストを迎えての披露会です。
管理局側はSランク魔導師であるケーニッヒ2等空尉。彼のスピード、魔法制御は定評があり若きエース候補と言えるでしょう。対するは」

 ふ~ん結構な有名人だったんだね。

「嘱託でありながら、数々の依頼を受けこなし破壊者と異名を取る。独自の技術魔法を操る 綾さん」

 本当に大袈裟な、きちんと勉強と魔力資質があれば誰でも出来るって
現にシュトラ地方に伝承があるみたいなこと聞いてるし

「え~っとなんと南條さんから一言言いたそうです。言うわけでどうぞ」

「このような機会を下さって、管理局上層部の方には感謝をしています。一応頑張りますのでよろしくお願いしますと、クラナガンにある喫茶翠屋もよろしくお願いします」

 一応一礼をしてPRをした。
お礼って必要だよね

「なんと綾さんこの機会に自分の店をPRした~」

「聞いていた通りふざけた人だね、君は?」

「私?戦闘前に言うことなんてないでしょ。言葉ならその腕で語ってきなさい」

 俺は相手に向かって手巻きをした。
これが開始の合図となった。
開始と同時に5つのシューターシューターが俺を囲み襲ってきた。

「あぁっとケーニッヒ二尉の魔力弾が綾さんに襲い掛かり直撃~。
Sランク魔導士の魔力弾を直撃。大丈夫でしょうか?」

 綾がいたところはすごい爆風で景色が見えない状態だった。
今だ煙が消えない状態が続いている。

「大人げなかったかな。これに懲りたらあまり大きな顔で無茶をしないことだね。上には上がいることを知れ」

「へ~っ相手の確認をしないうちから勝利宣言2流じゃん」

俺はケーニッヒの真後ろに立った。

「私が本気ならあなたはここで落とされている」

 俺は親指で自分の首を切る真似をした。
まぁ挑発だよなぁ

 ケーニッヒが回れ右をして距離を置いた

「スピードは凄いなぁ
でも俺の防御が固いから通せないのが現実なんだろう。」

 俺は内心がっかりしていた。
あの時直撃する瞬間、鋼雷破弾(アンセム)ではなく、普通の魔法の(マジックミサイル)でシューターを自分に当たるすれすれで撃墜してから跳空転移(ディメンジョナル・リープ)で後ろを取っただけ。
おれは頭を掻きながらどうしようか少し考えてた。
速攻で終わらせることもできるんだがそれだとイベントの趣旨がね。
なのは達は披露かもしれないけれど俺は仕事で来ているからなぁ

「あいつがあんな簡単に落とされるんならアタシは落とされるかってぇの」

「ヴィータちゃん」

「おう。なのはも来たのか、まぁ結構手加減してるみたいで安心した」

「うん。あのパターンなら鋼雷破弾(アンセム)から瞬間移動で格闘戦でラッシュを決めて終わらせるからね」

「あいつのD・B並みの瞬間移動はきたねえと思わないか」

「にゃはは」

「イベントの趣旨を汲んで悩んでいる所かな」

「あぁあの男がへんに調子に乗らないのならな」

「うん、今は冷静だけど大丈夫かな」

「君が女の子だから気づかずに手加減してしまったみたいだ。それを自分の実力と思わないほうがいい」

 俺は気づいてはいたが、奴が話している最中にバインドがかかっている。
次はどんな方法で来るのかを見たかったのと、管理局の手練れって言うのを知りたかったからだ

「話を聞くのに夢中になって気づかなかったみたいだな」

 ケーニッヒは少し距離を置いてなのは並みの魔力の砲撃が俺を襲った。

「今度こそ直撃~」

「これでお分かりいただけたでしょう。いくら(ちまた)で強いと評判でもしっかりと訓練をした私たちと我流との差が。
今まではなのは君やフェイト君の加護があり自由にできたかもしれないが少しは引くことを覚えなさい。」


「少しやべえ展開になりそうだな」

「きっと・・・まだ大丈夫だよ。身内の事じゃなく綾ちゃんの事だから、綾ちゃん結構自分の事を言われても気にしないし、私たちがいるからってその点ではいつも気にしてるから」

「そう祈りてえなぁ。んで守備は」

「うん、ユーノ君。アルフさん。フェイトちゃん。シャマルさんがスタンバっているよ」

「そうか、お前は」

「何かあった時の歯止め役で見に行ってッて言われた。」

「まぁごくろうさん。まぁ恋人だから仕方ないか」

「うん」

「綾お姉ちゃん大丈夫なの?」

 なのはの隣で見ていたヴィヴィオは心配そうになのはに聞いていた。

「うん、綾ちゃんなら大丈夫だよ」

「あいつがあんな簡単に落ちたら、楽だよな・・・うん」


「どんな方法で取り入ったか知らないが闇の書の犯罪。P・T事件の詳細。
管理外世界の異常の魔力の出現。少しだけ違法があったのではないかと思う。」

 ケーニッヒはなのは達の方向を見てニヤッと笑う。

「ここまで差があるとは思わなかったよ。少し公開処刑みたいになってしまったが申し訳なかったね」

「・・・・は・・・・達が・・・」

「ばかな」

 爆風が消えて行って誰もが、俺の身内以外は失神していると想像していたと思う。
もちろん俺はぴんぴんしていた。
あんなロック、速攻で外してっていうか魔力はあるけれど洗練されてない。
砲撃も甘い。
スバルたちの方がしっかり練りこまれている
俺は少しだけ怒りが出てきている。
はやて達一家は、どれだけの時間をかけて罪を贖っていると思っている。
フェイトにしたって、いまだにあの時を気にしているのに・・・
なのはの魔力はまぁ生まれつきだが
俺の身内を何も知らないくせに・・・
俺を内側に魔力をため込んでいた。

「良いデバイスをお持ちの用だ」

「何が言いたいのかな?」

「君にしろ、君たちの友人は少しデバイスに頼りすぎではないのかい?」

「はぁ?」

「デバイスの実力を自分の実力と勘違いをして周囲も騙されているんだろう。」

「だから何が言いたいわけ?」

「そのデバイスのおかげで自分が助かったのに自分の実力だと勘違いをしているって事だよ。
両方持った実力なんて選ばれた人しかないのに、
じゃなければ俺のバインドを抜け出し砲撃のダメージがないわけがない」

「どうして欲しいわけ?」

「これはエキシ。お互いのデバイスを外し、己と実力を決めようではないか」

「却下」

「怖いのだろう自分たちの実力が本当はないのが、デバイスにおんぶにだっこという現実を知りたくないのだろう」

「後半は違うけれど、ティアに頼っているのは本当だね」

≪綾様≫

≪私の最高のバディで歯止めだからね≫

≪ええ≫

 ケーニッヒは演技がかかったかのように手を額に乗せ

「年場もいかない少女たちだから仕方ないのか、じゃなければあんな年で教導官になれるはずがない。
女だから甘いのか、それともいやこれは失言だったな」

「なのはの事を言ってる?」

「なのはマジでヤバいぞ、ちょっとヴィヴィオは下がっていろ」

「うん、綾ちゃんやめて」

「綾お姉ちゃん。怒ってるね」

「お友達が止めに入ってるよ。これが証明されたらしっかりと今までの事を取り調べをしてみようと思うよ」

「わかった。監理局上層部、デバイスの取り外し許可を頂けるかな?」

「承認します」

 まぁ天下のケーニッヒ一族の言葉だから拒否は無いと思ったけどね
なるほど、なのは達に落ち度はないから俺に目をつけたわけ
どうやらなのは達はJS事件以降も手柄を取りすぎて困ってる馬鹿が多いって事か
えっとたしかエキシは一般公開されなかったよなぁ

≪ごめんティア≫

≪ですが、あなたの魔法は≫

≪向こうが決めたことだ、自分たちの浅はかさを数えてもらうよ≫

「私からも提案があります」

「ほう提案できる立場かな。まぁ僕の提案が通ったからどうぞ聞くだけ聴こう」

「これから起きることは私は責任を問わないことと、全映像をストップしてください。俺の字は破壊者その意味を教えて差し上げましょう」

 俺は映像サーチャーをすべて破壊をした。

「私としては穏便に終わらせたかったんだけどなぁ」 

 

戦技披露会 公開処刑

「あなたは触れてはいけないものに触れてしまった。」

「こけおどしを」

 先程と同じくおれの周囲に魔力弾が巡らされていた。

「大口を言う前に私と貴方の実力差を考えてから良いたまえ」

 俺は直撃を受ける瞬間に力ある言葉を発する

『跳空転移(ディメンジョナル・リープ)』

 今度はケーニッヒの背後に出現をしてから、パンチ連打
ジョー兄直伝「爆裂拳」
ジョー兄からムエタイは教えてもらってないけれど、
元々学生のころは、次期ボクシングチャンピオンになれるんじゃないっていう評判があったぐらい学生チャンプ
その時に教えてくれたパンチ技
やつの防御壁を破壊してからハイキック一線で顎にもろ入りやつは空から落ちていった。
ブチキレ状態だったが、先程のなのは達の声で理性を取り戻し
手加減できる格闘でけりをつけた。
俺って優しい
なのはの世界の魔法は非殺傷が出来るがあいにくデバイスがないと綾式は使用不可
呪文はそんな便利にはできてません
この世界の魔法が異常なだけ

落ちていっている最中に気がついたらしくまた飛翔呪文で上がってきやがった。
ちっ手加減しすぎた。

「卑怯だぞ!綾」

「私が?」

 自分に指を差し首を傾ける。
何をもって卑怯かはっきりわからなかった。

「これは魔法の戦技披露であってそれを格闘で意表をつくなんて卑怯だとは思わないのか?」

 戦技って戦いの技術を見せるだから格闘でも良いでしょって突っ込みたい

「あぁこのように卑怯な方法でお前らは周囲を納得してきたんだな」

 なんとなくこいつがよく分かった
すごく面倒くさい奴だ
噂通り、選民意識が強い方か
さてどうしたものだろう

「お互いデバイスがないから格闘に訴えたくなる気持ちもわからんではない」

 青色の砲撃が来たのでそれをかわす
魔力はそこそこあるみたいだ

≪ティア≫

≪彼は小型のデバイスを持っていますね≫

≪やっぱり≫

≪どうしますか≫

≪大丈夫でしょ、ハンディとしても良いと思うよ≫

 一応クリーンな戦いとお店のPRに来たつもりだったんだけどな
俺は考え事をしながらトロイ追撃弾をかわしていた。

「君が態度を改めるのならこの戦いを終わらせてあげても良い」

「あ?」

「その人をなめまくったような態度と管理局に忠誠をするのなら先ほどの事を不問としよう」

「先ほどの?」

「T・S事件、闇の世事件の再調査だよ。再調査かな」


「ごめんなのは」

「そうそうあやまるんだな」

 おれはちらっとなのは達の方を見る

「うん私たちの事は・・・気にしないで良いから・・・」

「ママ。お姉、すごく寂しそうに見てるよ」

「うん、綾ちゃん多分暴走すると思う」

「だろうな、あいつあたい達の事って言うか、不当な事で自分の身内の事になると見境なしになるし」

 俺はなのはの言葉をさえぎり

「ごめんね。俺は自由であり、犬畜生は飼うことは出来る。
でも誇りある狼を飼うことは誰にもできない」

「麗しい友情だ。君が誤ればすべて済むことだよ。実力差が分かっただろう」

「あぁ完全にあいつ切れたな」

「うん。言葉使いが男性になってる」

「あのケーニッヒってやつは馬鹿なのか」

「仕方ないよ。確か綾ちゃんの公式ってBだったはずだし、ケーニッヒ二尉はSランクだから」

「言ってもよぉ、わかるもんだろ。なんであそこまで綾に突っかかるんだ?」

「ん~綾ちゃん自身がブランドになってるからかな」

「あ~そういやあいつって裏ではかなり有名だったな」

「うん、やはり監理局は人手が少ないから、それで噂なんだけど、情に訴えると優しいってことがあって」

「そんなわけねえだろ、あいつ敵対するものにすごい非情だぞ」

「うん」

「多分数年前に綾ちゃん管理局の高官を退治した事件があったの覚えてる。
7年くらい前の事件だけど」

「あぁあの葬式関連のな」

「うん、その時にマフィア系列だと思うのだけどフェイトちゃんに軽減をお願いしたそうだよ」

「それでか・・・、やべえぞ、いつもなら速攻で動くのに、静かに立ち止まっている。嵐の前の静けさかよ」

≪多分躊躇しているからだと思います。≫

 綾のデバイスは今なのはにあずかってもらっていてなのはの手のひらでそう話していた。

「どういうことなのティア?」

「忘れたんですかなのは様?
綾様の魔法は基本非殺傷が出来ないのです」

「あいつってあたい達の魔法って使用できたっけ?」

「私を装備していれば、それ以外はジャケットと簡単な魔法しか使えません」

「綾ちゃん!」

 なのは達は綾の魔法が危険なのを知っていて叫んでいるが
当のケーニッヒは、綾自身が危ないのを心配して止めているものだと思っていた。

 俺自身今はやつの砲撃を食らいながら俺はなのはの方を愛おしそうに見る。
この愛おしい人、でも俺は俺をやめれない。

「フェイト見てるんだろ!」

 俺はシールドで砲撃を食らいながらフェイトに通信をした。
その間砲撃は止まった。どうやら奴は情けを下したみたいだ

「なに?あまり聞きたくないのだけど、暴走するのは・・・」

「言いたいことわかる?」

「私の親友だよ、でも・・・」

「それだけで十分。あの子の事よろしく」

「それは聞けないよ」

「はやて」

「あほなことはやめてぇな」

「俺が言うのもなんだけど、がんばってな」

「なにするん」

「ヴィータ」

「あんだよ」

「頼むな」

「あたいは騎士だ。止めても無駄だろうが、まぁ心行くまでやって来い」

「さすが」

「ヴィヴィオ」

「綾お姉ちゃん?」

「私が強いところとなのはママとフェイトママの言う事しっかり聞いてね」

「なんでそんな悲しい事言うのおねえちゃん」

「なのは」

「綾ちゃん」

「手がかかるやつでごめんね。
やつは完全に俺を怒らせた。でも俺がいるから」

「綾ちゃん」

「手綱を切るね。」

≪この世で一番愛しているよ。なのは。これからは公開処刑の時間に入るから≫

「謝る気になったのかい」

「仕事だから一応は我慢してきたけれど、手前はもうしめえだ」

 俺は闘気、魔力を吐き出すように発した。

「こ・こけおどしを」

「一つ俺の勝手気ままでなのは達を苦労かけた
二つ俺の存在が身内に迷惑をかけた
三つこれから起こる事でもしかしたらトラウマを起こす局員がいるかもしれない
俺は自分の罪を数えたぜ」

「な・なにを」

 そして俺は半身になり、ケーニッヒに向かって人差し指を指した

「さぁお前の罪を数えろ」

「俺は善良な局員だ」

「なら教えてやろう。貴様はたくさんの罪を犯した。
一つ、けなげに頑張っているはやてや騎士達の頑張りを無視をした。
二つ俺の親友であるフェイトを愚弄した
三つあの時のアースラスタッフの頑張りを無視をした
四つなのはの管理局で頑張りたい一心であの苦しいリハビリを誇りを無視をした。
五つその主たちをけなげに支えているデバイスをコケにした。
六つ俺にティアを外させた」

「だからなんだまだレベル差に気付いていないのか」

 ケーニッヒの砲撃を俺は片手で受け上空にはじき返した。

「下らん。こんな威力ティアナの足元にも届かん」

 青色のバインドが俺にまとわりついたが速攻で解除

「ふん、無限図書司書のユーノの足元にも届かん」

「御託はそれだけか~」

 ケーニッヒは残像を残して移動したが俺はそれを半身でかわしハイキックをかました。

「遅い、フェイトならもっと速いし、鉄槌の騎士ヴィータの足元にもいかない
破壊力。ただ才能だけで胡坐(あぐら)をかいでいる奴に俺の友人を陥れることなんて万死に値する」

「ば・ばかな」

「そうだ魔法を見たがってたな。俺が作った俺の完全オリジナルを見せてやろう。喜べ、あそこまで言い切ったやつは初めてだからな敬意を称して使ってやろう。くぅくくく」

≪綾様それは≫

「ティアこれから死んでいくやつの手向けだ」

「どうしたのティア」

「綾様はオリジナル魔法を使用する気です。」

「綾ちゃんのオリジナル魔法?」

「御存知のようにあなた方の言う綾式とは違い。綾様ご本人が作ったオリジナルで綾式同様殺傷能力が高いのです。」

 馬鹿の一つ覚えの青色の砲撃を俺の手のひらには炎の玉を持ち構えてそれに向かい投げ飛ばした

火炎砲(キャノンボール)

 青色の砲撃を打ち破りケーニッヒに向かってそれは飛んでいくが間一髪で交わしたがそれでも余波でバリアジャケットから煙が少し出ていた。
俺はケーニッヒの周囲を印を組みながら飛んでいた。
もちろんこの間砲撃や誘導弾などが飛んできたが無視をして飛び回った。
俺が指を鳴らすとケーニッヒを中心として結界が張られた。
俺は力ある言葉を発した

『スクゥード』

 その瞬間5つの紅炎(プロミネンス)がケーニッヒを襲った。

「その結界は、手前を護る為の結界じゃねえ
それを周囲に出さないための結界だ。
まぁコロナじゃないからたかだか、5千から1万度以下だから気にするな
自慢の魔力でガードするんだな」

 さてここからはX指定だ
俺はブラインドを使い結界の表面を黒くした。

「はははっ逃げまどわないと黒こげの燃えカスになっちゃうぞ」

「くっ正々堂々ぅわっ」

「お前が要望した魔法だろうが、言い忘れてた。
一つだけ正しい事を言ってたな。お前の言う通り、ティアには助けてもらっている。なぜなら俺のオリジナルはティアがなければ非殺傷が出来ないんだからなぁ。まぁそちらが要望してきたからいいよな
そして上層部も許可したことだし
手前の無知を恨むんだな」

「何~」

「踊れまくりなぁ」

 ある程度してから俺はもう一度指を鳴らし結界を解いた。
ケーニッヒはところどころ火傷をしてかろうじて生きている。
俺が操縦をしてギリギリの所を狙っていたからなのだが

「まだまだあるぜ」

「も・もうゆるして」

「俺を怒らせて、手前の見たがっていた呪文だぞ
よろこべよそれにまだたった2つなんだ。
俺を楽しませろよ」

「・・・・めん」

「聞こえないなぁ」

「俺が・・・」

「そうだ!処刑はこの呪文に決めてもらおう。運が良ければ五体満足で大丈夫だ。手前の運を図ってやる」

「う・うんが」

「あぁ~運が悪ければ」

 俺は手をぐーにして手を広げてボンっていうアクションをする。

自分の愚かさを呪いな」

「お待ちください」

 上空から俺とケーニッヒの間に人影が現れた 

 

戦技披露会 鑓使い(やりつかい)

「綾殿これ以上はリンチに値しますぞ」

「今からがこいつの懺悔の時間なんだ、
そしてタイマンの最中に何しに来やがった。
鑓使いシトロエン・ピカソ」

 2メートルも超す大男が俺の前に立ちふさがった。
監理局でも数%しかいない正真正銘の実力も兼ねたオーバーSランク魔導士
本職はSPだったかな

「この言葉の時の俺の前に立つという愚行(ぐこう)わかっている?」

「承知しています綾殿」

「それでも立ちふさがるの」

「それが我が職務故」

「義理もないのに命を懸けるの」

「この方の御父上には多大な恩がありますので」

ケーニッヒはシトロエンの後ろにそそくさと逃げていった

「俺を・・・こんな風に・・・した。この馬鹿ををやってしまえ」

「こんな3流かばっても良いことないよ」

「それでもです」

 相変わらず律儀というか騎士道精神が高いよね
確か近代ベルガの騎士
監理局とかかわった中学校の時年地上本部行った時。
そこの部隊長ゼストさんに紹介されたんだっけ

「それに弱った生贄より強い強者の方がお好みだろう」

「は~しらけてきたな」

「シトロエンが出てきたからには、怖気付いたんだな、私にここまでした・・・」

「黙れカス。殺すよ」

 俺は空間に横一文字をした。
ケーニッヒの口には糸が出てきて喋れないように結んだ。

「ティア」

 俺はティアを呼ぶと俺の腕には腕時計がまかれた。

「準備すれば?上と下どちらがいい?」

「かたじけない。我が舞を見た後は後悔するかもしれませんぞ。では地上で」

「良いから、司会もぼーっとしてないで」

「す、すみません。どうやら選手交代となったようです。綾選手の相手は本局近衛隊隊長のシトロエン三佐です。」

「いつの間にか近衛隊だったんだね」

「ええ、お陰様で」

 シトロエンは二双の槍を持ち出し力強い槍の舞を舞って見せた。

「噂は本当だったんだね
シトロエン三佐と戦う前に必ず行うという戦いの儀式」

「鑓使い(やりつかい)一の舞 槍舞(そうぶ)

 それから先ほどまでが力強い枚だとして今度はゆっくりと滑らかな舞を披露してくれた

「鑓使い 二の舞 雪の舞」

 俺の方も夕姫を装備して、仕切り直しとなった。

「噂の鑓使いの実力見せてもらおうか」

「我が奥義を持ってお見せいたしましょう」

「鑓使い シトロエン・ピカソ参る」

 そう言った瞬間シトロエンの周囲にシューターが現れ、それと一緒に綾の方にダッシュをしてきた。

「シトロエン三佐行き成りのシューターからダッシュをした。」

 俺はそれを浴びせ蹴りでかわしてシトロエンに攻撃をした。
かかとを一方の槍で受け止め弾き飛ばした。

「ああっと槍でガードをしてシトロエン三佐見かけ通りの力で女性の綾選手を上空に飛ばした。」

 俺は飛ばされて落ちてくるときに呪文の詠唱を始めた

「光弾よ 敵を撃て(タイ・ト・ロー)」

 そして力ある言葉を発する。

『鋼雷破弾(アンセム)』

 魔法の矢の数十発を発射した。
おなじみの魔法の矢
ケーニッヒにやった魔法の矢は基本の魔法だがっこちらは数倍強い魔法の矢結構痛いはず。

「ああっと綾選手のエネルギーの矢をシトロエン選手槍の横なぎで防いだ」

「忘れてたよ。雪の舞で魔法防御の抵抗が上がってたっけ?」

「相変わらずよく知っておいでで」

俺は鋼雷破弾(アンセム)を発射をして着地と同時にシトロエンに向かっていったのでいまさら急ブレーキは無理
なら一撃必殺の戦士最大奥義
一刀両断技

斧重(ふがさね)

 誰もがこの一撃を与えたと思った瞬間。俺の体は宙に舞っていた。

「鑓使い逆襲の章  比翼」

綾の一刀両断を二つの槍をクロスにしてガードをしてそしてそれをはじき返して両方からの斜めに攻撃をされた。
幸いB・Jのおかげで何とか致命傷にはならなかった。

「済んでの所でかわされましたか」

 俺は飛翔の呪文で地面に叩きつけられる前に地面すれすれで浮き逆立ちで手をつきバク中で無事着地。

「なんという攻防。一瞬の間に二転三転と展開が変わっていき実況が追い付きません」

「今度はこちらから参る」

 俺に向かって器用に2つの槍を振り回して突進をしてきた。
槍の間合いに入った瞬間。
時間差の袈裟切りと逆袈裟切りが俺に襲ってきた。
俺はそれをしゃがんでかわし、剣を持ってないほうの手でのアッパーカット
お馴染みスカッドボンバー
必殺の一撃の後の攻撃で俺の体にほんの少しスキが出来た。
シトロエンはアッパーを食らいながらヤクザキックをかましてきた。
綾は反対に必殺の一撃をして伸びきった体におなかを蹴られて吹き飛ばされた。

「まさか竜神招来を回避されるとは」

「ゴホッゴホッ・・・それはこっちのセリフ。あそこからのカウンターって異常でしょう」

「ですがこれで終わりです」

 地面に刺された両方の槍
その間に手をかざして魔力の渦が凝縮されたのが分かる

「鑓使い奥義龍の太刀」

 その間から水の龍を形とったものが俺の方にやってきた。
俺はポケットから袋を出し灰を投げ付け力ある言葉を発する。

『炎虎招来(ガーゾ・バンタン)』

 灰を触媒として、火の高位精霊獣・炎虎(アーゼル・タイガー)を召喚して水の龍にぶつける。

「お互いの炎と水がぶつかり合い爆発みたいになった~。」

 俺は水蒸気をブラインドにして雷撃の呪文の詠唱に入った

「スレイヤード スレイヤード バルモル 暗き闇の雷よ」

気づいたときには遅い俺は力ある言葉を発する。

『雷撃(バルヴォルト』」

「綾選手沢山の魔力変換資質を持っているのか・・・今度は雷を出した~」

 シトロエンは俺の雷撃の呪文をまともに食らって周囲の煙も収まってきた。
俺の悪い癖だそこで油断をしてしまった。
衝撃波が2つ俺に向かってきて俺はそれをまともに食らってしまった。
戦いにおいて油断するなんて命がかかってないからか認識が甘くなる。

「まさか守護の護符を使わされえる羽目になるとは恐ろしい婦人だ。」

「あ~と綾選手ダウン。起き上れるでしょうか」

俺は少しだけふらつきながら立ち上がった。

「立ち上がりました~」

「そんなのすっかり忘れてたよ。ここまで耐えてくれたのは俺が知る限り少ししかいない。驚いたよだがこれで終わりだ」

 俺は胸のあたりで右手を上向きに手を広げた。
その瞬間蒼き炎がゆらゆらと燃え始めた。
まるで火の玉の用に怪しくゆらゆらと

「先ほどあのバカに使用しようとした呪文の一つをお見舞いしよう」

「その呪文に耐えきって我が必殺の一撃を与えてくれよう」

「無駄だ」

 シトロエンが高速でこちらに向かってきている最中に俺は手のひらに乗っている蒼き炎を握りつぶした

『霊魂侵入(コールド・イラプション)』

 シトロエンが俺の懐付近に近づいた瞬間片膝をつき狼の遠吠えのように悲鳴を上げだした。

「言っておくが、これは守護の護符でも防げない代物だ。
貴様の魂そのものを握りつぶしたのだからな。もちろん死ぬことはないがそれ相応のダメージがあるはずだ」

「われは・・・われは負けぬ。うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 魂を燃やされているのに動き出すとは、凄い痛みもあるだろうに、
シトロエンは俺に向かって一撃を入れて来たがその一撃は先ほどの豪快な一撃ではなくてフラフラの一撃だった。

「この一撃はあなたに対する評価だ。俺の奥義を持って礼を尽くそう」

 俺はシトロエンの腕を取り一本背負いのように投げ上空に飛ばした。

「ブー・レイ・ブー・レイ・ン・デー・ド 血の盟約に従いアバドンの地より来たれ  ゲヘナの火よ 爆炎となり 全てを焼き尽くせ」

 俺の周囲に炎がまとわりついてきた。

『琰魔焦熱地獄(エグ・ゾーダス)』

 地獄の炎を味わいやがれ
俺は地獄の炎を纏いてシトロエンに向かっての突進攻撃
しかも夕姫を装備しているから上乗せ攻撃
普通ならこれで殺せるんだがどういう法則かいまだに不思議だがティアの非殺傷モードにより殺すことはない
上空に飛びシトロエンを叩き落して俺は一回転をしていつもの格好に着替えなおす。
マントをひるがえして

「シトロエンまだやる?」

「綾選手まだやる気か~?」

「いや、我の負けでいい」

「了解、それと」

「う・・・む、そ・・・の件・・・は」

「いいよ。楽しかったよ。少し怖かったけど」

「我も楽しかったが恐怖の方が大きい。できれば敵に回したくないな」

「あれみたいに喧嘩をしかけてこなければやらないってば。中継これでいい」

「シトロエン三佐の敗北宣言で終了です。すさまじい戦技を見せていただいたシトロエン三佐と綾選手に拍手をお願いします。」

 俺は着地をして帰ろうとしたら呻く声が聞こえてきた。
あぁすっかり忘れていた
口を紡いでいたやつの口をほどいた

「おまえ・・・ここまでして無事に」

 俺はこの瞬間防音の呪文を唱えて

「すむよ。なら来ればいい。そしたら今度は本当に潰してあげるよ」

 俺はやつに威圧感をぶつけた。

「坊おやめください。」

「お前が役に立たないから私がこんな下々に馬鹿にされるんだ」

「シトロエンを馬鹿にするな。本当は出なくて済んだはずなのにここまでけがをして忠誠をしているのに侮辱することは俺が許さん。」

「くっいい気になるなよ綾必ず貴様を地べたに這わせてやる」

 やつは出入り口に走って逃げて行った。

「慈悲深き方癒しの神よ 心正しき者に恵みを与え給え」

俺はシトロエンに向かって呪文を放った

「綾選手なにやらシトロエン三佐に向かって呪文をかけようとしています」

『治癒呪文(ヒーリング)』

「見る見るうちにシトロエン三佐の傷がふさがっていっている。綾選手回復魔法も本職顔負けだ~」

「かたじけない。後の事は任せていただきたい」

「まぁ無理しないでね。降りかかる火の粉は振り払うけれど、それ以外は干渉しないから」

 俺はもう一度周囲を見てから一一礼をして出入り口に向かった。 

 

打ち上げと吊し上げ

さて打ち上げ会場は緑屋。クラナガン本店
 食事やら飲み物をバンバン出している。
俺は厨房から出てこないで料理などを作っていた。

なのはサイド

「なのはちゃん、シグナム残念なことがあるんや」

「何はやてちゃん?」

「どうしましたか?主はやて」

「二人の戦技なぁ」

「うん」「はい」

「あんなの使えるわけないやろ。摸擬戦って言葉知ってるん?あれどこの血戦やもしくは死闘や」

「にゃはは」

「ですが主はやて。手を抜くのは武人として」

「わかってる二人が手加減できないのはなぁ、でももうちょい考えて欲しかったなっと思うんや。まぁ二人が無事で終わってよかったと思うんよお疲れさまや」

「一つだけお願いしてもいいか?」

「言わないで、連れてくるから」

「おおきにな」

「いくらなのはでも厨房には入らないで」

「もう終わっているよね」

「なのはさんどうしたの?」

 なんかすごみがあるんですけれど・・・俺の本能が言ってる逆らうなと

「うん。みんな待っているから早く行こうか」

「いやまだ私やる事が・・・」

「ん何かな?」

 今のなのはは笑顔だけど有無を言わせない迫力がありおれは腕を組まれて連れていかれた。
なのは胸が当たっているんだけどっていつもなら言えるんだけど言えなかった。
扉が開きクラッカーが鳴り出した。

「それではスターズ1とライトニング2のちょっと過激な健闘と元機動六課プラスαの同窓会と急遽第1回綾ちゃんを問い詰めようの会を始めようか主役の綾ちゃんが登場やみんな盛大な拍手とかんぱい」

周囲からすごい拍手が鳴り響いたあと乾杯をした。。
この会場には
幼馴染の魔導士、元アースラスタッフ、はやての家族、、フェイトの家族、聖王教会のおえら方、元機動六課、108陸士部隊の皆さま、セル君をはじめあの時の部隊の青年達、ヴィヴィオら、更生した戦闘機人が集まっていた。

「はやて趣旨が変わっている感じが」

「そりゃそうや、初めはお疲れ会の予定がどこぞのネガティブなお嬢が全てを捨てようとしたり、どこぞのネガティブなお嬢が遺言みたいに言ってくれたおかげで趣旨が変わってしもうたんよ」

「え・・・えっと」

「そうや綾ちゃんいつも言ってるやん。自分のやった後始末はきちんとしないとって」

「う・うん」

 なじみの皆様からの視線が痛い。
あまり関係のない人たちは何が起きるんだと不思議ってるはず

「それは身内の時で良いでしょ、今日はお客様も多いし」

「おぅ嬢ちゃん俺らの事は気にするな」

 ゲンヤ三佐は気持ちのいいサムズアップ
こちらの渋めのおじさまはスバルとギンガそして戦闘機人たちのお父さんであり108部隊の部隊長さんで航空火災の時に来た高官さんだね。

「ゲンヤさんは知り合いだけど、はやて教会のおえら方の皆さまもいることだし」

「大丈夫や、私の兄、姉ポジションの方やし」

「そういうことは早めにきちんとした方が良いと思いますよ」

 聖王教会の騎士で確か偉い人のカリムさんがそう言ってくれた。

「ほらセル君たちもいるし」

「すみません綾さん私たちは高町教官たちに・・・」

「はぁ~お子様もいるしね」

 ヴィヴィオの方を向いて

「お姉ちゃん。ヴィヴィオも悲しかったよ」

「なのは・・・」

「なに?アヤチャン」

「何でもないです」

「綾はどこ行っても良いよなのはは私が守るから」

「フェイト?」

「そうやってすぐに自分で引き受けて悪者になって去っていこうとする。行きたいなら行けばいいと思う。綾はいつまで私たちのお守りの気分なの。
弟子だからかな甘くみられるのは」

「そんなつもりはないよ。でも・・・」

「デモもかかしもない。そんなに私たちを信用できないの?」

「私が本当に信用して安心できるのは知ってるでしょ」

「ならなんでいつも離れようとする」

「今回も俺が好き勝手にやっているから被害がそっちに行こうとしてたんでしょうが」

「それぐらいで私たちがつぶれると思ってるの綾?」

 俺がフェイトの迫力に負けて怖気づいていた。

「おい、フェイトカンカンだな」

「まさか高町じゃなくテスタロッサから始めるとは思わなかったのだが」

「聴いてる綾、私たちの友情はそんなにもろいものなの?」

 助けを求めて周囲を見ているが
大人たちはにやにやで楽しんでいて
幼馴染達は訴える目で俺を見ている
その他の人は物事を見守っている状態で現状俺に手を貸すのは誰もいない状態だった。

「それにうちも悲しいんや」

「あぁあたいもなのはの事よろしくって頼まれたな」

「ヴィータお前まで」

「あんだよ、その件に関してはアタイも怒ってるんだからな」

 俺の右下から冷ややかな声が聞こえてきたその瞬間俺は恐怖と寒気がしてきた

「ふ~ん綾ちゃん。私をみんなにお願いをしてどうしようとしたの?」

 逃げようにもなのはがしっかり腕をつかんでいるから逃げることはできない。

「でも・・・」

「でも何かな?」

「ごめんなさい」

 俺は完全降伏で謝った。

「綾ちゃん」

「この店もしっかりと経営させてもらうから」

「うん、この店見捨てたりしたらお父さんもお母さんも悲しむと思うし、私の事許可してくれないと思うよ」

「だよね」

「綾」

「フェイトもごめんな、そんな泣きそうな顔をしないでよ」

「させてるのは誰なの」

「フェイトさんを泣かすな」

「エリオか?」

ベ~っとエリオに舌を出した。

「はぁお詫びに今日のこの会費は私のおごりとしますから許してください。」

「ゲンヤさんなのは達が救助した」

俺は少しだけ移動をしてテスタロッサ家に突入

「フェイト先ほどはどうも」

「何?」

「以前から打診があった件なんだけど・・・」

「綾式の事」

「これ本格的な書類ね」

「本当に?」

「以前のお礼と今回のお詫びで」

「うん」

「ただし、前回よりは難しいから」

「私次第だね」

「エリオにはまだ早い」

「まだ何も言ってないだろうが」

「言いたそうだったから、エリオも雷撃特性があるけれどお子様にはまだ早い。私が納得するまでの技術を上げるんだね。竜騎士として頑張ってるのは知ってるけれど
フェイトの師事をしっかり受けることだね」

「ふん」

「嫌われたものだ」

 俺は次に聖王教会の方に向かった。

「楽しんでますか」

「今日はお招きありがとうございます」

「いえ、呼んだのははやてですから」

「相変わらずですね」

「うわさなら良いうわさならうれしいのですが」

「どうなんでしょ」

「また今度私たちの教会に遊びに来てくださいおいしい紅茶をお出ししますから」

「はいヴェロッサさんこの間の料理ごちそうさまでした。」

「ヴェロッサまたさぼり」

「ほら、数年前にレリックの依頼の時に料理を持って行っただけだよ」

 俺はその後はやての方に向かった

「魔闘士綾」

「リーンどうした。」

「そのな、自分を犠牲にするのは」

「リーンがそれを言う?あのクリスマスの日に」

「そうだな。魔闘士綾に感謝をする。
なんだ。少しだけやっかみもあるかもしれないけれどな。こうやってみんな集まってくれる・・」

「しってる。みんな優しいから」

「それは貴公もだろ」

「私は優しくないよ。限定で優しいだけ。後は知らないから」

「そうか」

「うん」

「はやて食べてる」

「また腕あげたんやな」

「店開くとなったらね。はやて以上に頑張らないと苦労したよ」

「どっか修行行ってたんか」

「なのはの家、パオパオカフェ、晶さん、レンさん、はやてに師事してもらったよ」

「まぁ私も教えてはいたんやがそんなに行ってたんかぁ」

「せっかくお店を開くんならね」

「師匠味は?」

「恥ずかしいやん。おいしいよ」

「最低限シャマルには勝たないといけなかったし」

「綾それは志が低いんと違うか」

「そぉ、あの味が変化する料理は再現できなかったわ」

「綾ちゃんひどいですよ」

「そういってあげるな。最近シャマルも上手になってきたんやから」

「後から来たリーンに負けてるっと」

「そ・それは」

「魔闘士綾、それは私が家事一切任されているからだ。その代わりシャマルはみんなの健康管理やらをしている」

「それも適材適所か」

「綾今度は私と戦え」

「嫌」

 俺はシグナムにアッパーカットを仕掛けたそれを気付いて受け止めた

「こっちならいいよ。魔法有は嫌」

「そうか」


お次は局員の方

「セル君今日はお疲れ様」

「綾さん」

「みんなも久しぶり」

「お久しぶりです」

「いつも言ってるでしょ。年下なんだからためでもいいって」

「実力主義で綾さんにはいろいろと教えていただいていますから」

「あの荒くれがこんなに立派になって私もうれしいよ」

「でもおとなしくなったって聞いていましたが変わってないですね」

「さっきのは勘弁して、それだけ飲み食いしてるんだからいいでしょ」

「綾先生」

「もぅ、なにってだから先生はやめて」

「この店綾先生が」

「私がオーナー兼料理人兼ウエイトレスそれと嘱託に少々かな」

「無理ですって」

「何が」

「最初はいいかもしれませんがこれだけ上手かったらはやりますから店廻せませんって」

「バイト君がいるから大丈夫。君たちも来てくれたら楽なんだけど公務員だから無理だし」

「綾さん」

「何?セル君」

「妹がいるんですが一回面接してもらっても」

「本人が期待ならいいよ。セル君の妹だからってすんなり入れないからね」

「知ってます」

 そういって教え子たち?と沢山のお話をした。
一通りたくさんの人とお話をして気配を消しながら厨房に向かって休憩
今回こんなに話したのはホスト役だったから、普段の俺なら絶対にしないこと

「お疲れ様綾ちゃん」

「なのはごめんね」

「何に対して謝ってるの?」

「先ほどの」

「ん、私からのお願い聞いてくれる」

「何?」

「私の前から居なくならないでほしい。綾ちゃんが私たちを守ってくれていることは知ってるの」

「うん」

「前も言ったけれど、綾ちゃんは剣なんだよね。戦う人、なら私は綾ちゃんの心を護る人でありたい。綾ちゃんの帰ってくる鞘になりたい。だから必ず何があろうとも私のもとに帰ってきて。高町なのはのもとに」

「う・うん」

俺は少し涙を流しながらなのはに座り込みながら抱き着いた。
ふふっ
そう微笑みながらなのはは俺の頭に手をやり撫で始めた。

「相変わらず綾ちゃんは泣き虫さんだね」

「なのはが泣かすからでしょ」

「今回の事も護ってくれようとしたんだよね。でも私も何もできない子供じゃないから、一緒に支えながら進んでいきたい」

「うん」

そうやってあれはなのはを再度抱きしめながら口づけをした。
そうこうしてるうちに時間が進みお開きとなった。
戦闘機人たちとも話をした。
チンクは局員になり
セインとディードはそのまま教会シスター
オットーは教会本部の執事
ディエジとウェンディはやりたい事を探しているみたい
そしてノーヴェh亜バイトや救助隊を手伝ったり、ストライクアーツの有段者になってたりする。

 ヴィヴィオとも沢山話をした。
俺が護ってると思った事は昔はあったけれど
今は俺が護られてるって知ってる
だからこそ降りかかる火の粉ぐらいは払いたいと思っただけなんだよな  

 

結婚式

 JS事件から2年がたち一応俺が16歳になった出来事

「――んっ~んん~~」

周囲が騒がしい中ヴィヴィオはご機嫌で鼻歌を歌いながら椅子に座っていた。
ヴィヴィオ自身もフリルの付いた白いワンピース
彼女も今回の事は楽しみだった。

「ヴィヴィオー」

「あっ、フェイトママ~」

 ヴィヴィオの名前を呼びながら、フェイトがヴィヴィオのもとに駆け寄って来る。
フェイトの服装も、黒色なドレス。
フェイトにすごく似合うすらっとした感じだった。

「なのはママのお着替え、もう終わったの?」

「うん、そうだよ。ヴィヴィオも見に行こうか」

「うん!」

目をキラキラさせて答えるヴィヴィオの手を取り、なのはの部屋まで向かっていった。

 この扉の先になのはがいる。
覚悟は決めていたはずなのに、少しだけ寂しくもあり扉に手をかけた。

「きっと、なのはを見たら、ヴィヴィオは驚くよ」

 そう言いながら、フェイトは扉を開いた。

 そこにはいつもとは違うなのはが座っていた。

「なのはママ、きれい」

「ありがとう、ヴィヴィオ」


 真っ白なウェディングドレスを着ていた、なのはが微笑んでいた。




「あ~マジにこれを着るの!」

 俺の前には真っ白なウエディングドレス
いくらなのはの事が好きでもこれは・・・

「もぅ、綾覚悟を決めようよ。もうここまで来たんだからね」

 義妹の結婚式には言うことでフィアッセさんが今日何回目かのこの話をした。
もうあきれて仕方ないといった感じだ。

 事の発端はフルオーダーでウエディングドレス制作をしてくれるお店
ベルベットブルーローズでのやり取りだった。
お店の前でなのはがうっとりとショーウインドーにあるドレスを見ていたので、なのはにこっちって指をさした。

「此処じゃないの?」

「そこは貸衣装屋のロサ・マリアージュ。今から行くのは、ロサが運営している店員少人数でドレスを作ってくれるお店。エイミィさんに紹介した店がここ」

 そこは小さな2階建ての洋館に招待をした。
おれは扉を開いてなのはをエスコートした。

「いらっしゃい」

 二階から現れたのは見た目二十代のさわやか黒髪青年の巳艶(みつや)さん
本名 黒峰 巳艶
30代なのにその若さすごいよね

「こんにちは」

「綾ちゃん久しぶり、遊びに来てくれてごめんね。今日今からお客様と打ち合わせで」

「そのお客さん。高町さんじゃないの?」

「そうだけど」

「その高町さんをお連れしました。」

「あぁ綾ちゃんの友達だったの?」

「うん、ほら数年前にさ、ハラオウンさん覚えてる?」

「ん~とあぁエイミィさんでしょ」

 いやいや何故覚えてるのこの人

「今日のお客様がこちらって(ゆかり)さんは」

 金髪のこれまた美形な兄ちゃんが階段から降りてきた。
この方がここのお店のオーナー有坂 紫さん
このかたも30代なんだけどね

「いらっしゃい。綾さん今回紹介してくれてありがとう」

「うん、ドレスをご所望なのはこの方 高町 なのはさん」

「なのは、この方たちがドレスを作ってくれる方で社長兼デザイナーの有坂さんこちらがパターンナー(製図者)の黒峰さん」

 紹介をしてどんなドレスが良いかを離していたら急にね

「綾ちゃんはどんなドレスが良いの?」

「いやいやなのはが着るんだからなのはの・・・」

「ん?綾ちゃんも着るんだよね」

「「「はい?」」」

「有坂さん達は驚くのは仕方ないにしてもなんで綾ちゃんまで驚いてるの?」

「私聞いてないんだけど、タキシードで良いかなって」

「まって綾ちゃん。エイミィさんの結婚式の時言ったよね。ウエディングドレス着ようねって」

 言った覚えがあるんだけど・・・

「ちょ・・・ちょっと待ってなのはちゃんに綾ちゃん」

「なに?巳艶さん?」

 俺は質問してきた巳艶さんに聞いた

「なのはちゃんのお相手って綾ちゃん」

「うん、ダメだった?」

「いや、まぁ良いんだけど。露がいなくてよかった」

「あぁ職人か、それを言うなら今あげはがいなくてよかったと俺も思ってた。」

「相手がなのはの質問なんだけどそれが?」

「うん、なら綾ちゃん君もドレスでしょ?って話」

「私似合わないいから・・・うん」

 あれは見るのは良いけれど着るものじゃないと思ってる。
そんなこんなで3人がかりに責められて、最期はヴィヴィオも出してきて俺は陥落した。

「仕方ないじゃないですが、私自身そうなると思いませんでしたもの」

「言い訳だぞだと思うな。そういえば私の披露宴の時なのはちゃん言ってたよ。絶対に二人で着るって」

「はぁ~」

 わかりましたってお互いのバックは有坂さんの奥さんあげはさんが作ってくれた物であげはシリーズっと言って結構人気なもの
普通のお店では売っていなくてB・Vローズでしか買えない

「おーい、こっちは準備できたぞ……って、まだ着てないのか?」

 扉から入ってきたのは、ドレスを纏ったアルフだった。

「まだ着てないって往生際が悪いぞ綾」

 アルフがそんなことを呟いてきた

「ん、だって」

「だってもくそもないって、ほら着替えてなのはの所に行くぞ」

「は~い」

「それにしても、綾が結婚とはね」

「ん?」

 そう言って、アルフは振り返り、言ってきた。

「だって綾ならこう言うの拒否するんじゃないかなって」

「ははっ、うん。でもなのはは絶対にやりたいというと思ったし、エイミィさんの結婚の時に出たい気持ちを言ってたから、拒否するのは私のエゴでしょ」

「綾そこまでわかってたら、ドレス早く来てほしかったな」

「お義姉ちゃん。それはそれこれはこれですって」

 時間が押し気味なのは俺がわがままを言ってたからで・・・

「ほら、時間が押しているから早く行くよ」
 
 もう待ちきれないっていう感じでアルフも急かしてくる

「了解」

「この扉の先になのはがいるよ」

「うん」

 手はにじんできてるし、足は少し震えてきた 。

「なに綾?この世で怖いもの知らずと言われているのに緊張してる?」

「うん」

「良かった。綾も年齢相応の態度があって」

「開けるよ」

ゆっくりとアルフが扉が開いた。
そして目の前には、白いウェディングドレス姿のなのはがいた。

「綾ちゃん」

「なのは・・・」

 顔を合わせると、俺は真っ赤になってうつむく。
 
「なのはママどうしたの?」

 なのはのドレスの端をヴィヴィオが引っ張って、
なのはの方も恥ずかしくて赤くなっていたようだ
ヴィヴィオにいわれてなのははハッとする。

「な、なんでもないよ、ヴィヴィオ」

「ふーん」

「えっと、なのはすごく綺麗、天女のようだよ」


「もう、言い過ぎだよ綾ちゃん」

「本当に二人とも時間が・・・」

「フェイト慌てすぎだって・・・なんで」

「そりゃそうでしょ、綾が着てくれるの遅かったから」

 フィアッセ義姉ちゃん正論なんだけどね


「さっさと行くよ」




「あー、なのはさんが結婚かぁ……」

「なによ、スバル。呆けちゃって」

 青色の衣装を身にまとったスバルが、ティアナに嘆く。

「だって、結婚だよ?」

「そんなこと、普通のことでしょ? なのはさんだって女性なんだから」

「そうなんだけどさ~、相手が綾さんだよ」

「相変わらず綾は普通じゃないよね」

「うん」

「ほら、シャキッとしなさい、もうすぐ式が始まるわよ」

 会話を区切って、ティアナは周りをキョロキョロと見渡す。
なのはさんの関係はすごく人が多い
教導官やら教え子やら
綾の方はほとんど人が見えない・・・
なぜなんだろう
会場はなのはさんと綾の出身世界地球なのに
そして、奥の扉から見知った人物が現れた。

「あっ、八神隊長にヴィータ副隊長」

「お~、ティアナにスバルやないか。戦技披露会以来か」

 大きく手を振って声をかけるはやてに、
スバルとティアナの二人はお辞儀をしてかえす。

「こちらこそ、お久しぶりです」

「ヴィータ副隊長も、お元気でしたか?」

 久しぶりの再開ということもあって、4人は話に花を咲かす。
今までのことやこれからのこと。そして、今から始まること。

「つーか、なのはと綾がが結婚かぁ」

「そやなー結婚やなぁ」

 ヴィータが感慨深げに呟き、はやてもそれに同意をする。
やっとここまで来たとはやて自身は思っていたんだけど・・・
いざ親友が結婚となると自分もあせってくるから不思議だ

「私も結婚式挙げたいなぁって、相手がおらへん」

「そういえば八神部隊長、なぜ綾の関係者って少ないのか聞いても?」

「そういえば、綾ちゃんはな、次元漂流みたいのに合ってな約5年間ずれがあるんよ。だから幼馴染でも私たちが21やろ、でも綾ちゃんは16歳で、私たちの国では女性は16歳から結婚が出来ることになるんよ」

「はぁ」

綾ちゃんには秘密が沢山あるって話や」


『――今から結婚披露宴を行いたいと思いますので、ご来場の皆様、お席にお座りください――』


 俺は一人だから先に出るようなことを言ったのだが、後から来てと言われた。
まずなのはが士郎さんとヴィヴィオが一緒に中央まで歩いて行って
その後で俺も扉を開いて行こうとしたら、黒い帽子をかぶった青年がこちらに歩いてきた。

「翔ちゃん」

「翔太郎さんだろ、ほら手紙を私にな」

「え!」

「おやっさんがな。綾は必ず生きている。
そして何かの事情で親子さんと縁が切れてた場合は俺が行く
そして俺に何かあった場合はメッセージを」


 俺はそのメッセージの手紙を頂いた。
そのメッセージには
「お前は一人じゃない。
恐れずに自分のやりたいようにやれ!
幸せに祈ってる 壮吉」

 俺の瞳には涙がたまっていた。

 そして、結婚式が始まり――
俺は一人でなのはの元に行く
その時、俺の隣にはおやっさんがいてエスコートしてくれた感じがした。
そして翔太郎さんの所には俺の親まで来てくれてた。
後から聞いたことだが、おやっさんの関係のある娘さんで、ぜひ見て欲しいと
そして感覚的にここから先は自分でいけと言われたように 軽く押された。
神に祈ったことは無いのだが、俺は永遠を誓った。

 結婚式は素晴らしいものだった。
誰もが微笑んでいて、誰もが幸せそうな顔をしていた。
光の歌姫フィアッセが歌ってくれたり
親友代表でアリサとすずかがスピーチしてくれたり
白いウェディングドレスのなのはは、微笑みながら涙を流していた。
綾も涙を流していた。
それは悲しいからではなく、幸せなもの
二人の顔は誰が見ても幸せそのもの。
そして俺はヴィヴィオにも一緒になれてうれしいと感謝の言葉を送った。
俺はただの綾から高町の姓を受け継いだ  

 

進級

 
前書き
9部からまったりゆっくり書いていきます 

 
 JS事件から4年がたち4年の間に沢山の事があった。
俺の喫茶店
イクスヴェリア陛下の事件
そして俺となのはの結婚式
待ちの掃除人としての仕事
平和な日常をかみしめる幸せは何事もうれしく思う
機動六課の局員の戦術の切り札
高町 なのは一等空尉も現在はひと時休んでいる状態
そんな平和なひと時に起きた
なのはと俺の一人娘
ヴィヴィオの鮮烈な物語に俺も巻き込まれていく
年齢が俺だけ10代だからなぁ

 俺高町 綾はミッドチルダ在中で
公務員のなのはと喫茶店をやっている俺と今年魔法学院初等科4年になるヴィヴィオ3人暮らし
たまにフェイトが泊まりに来るぐらい

 今日の朝食の当番はなのはなんだけど・・・俺とヴィヴィオのオムライスにはケチャップで絵が描かれていて、ヴィヴィオもうれしさ半分呆れ半分で感想していた。
でも嬉しいのはわかる

 ひと口食べて実際に美味しかった。

「美味しい」

「本当においしいよなのは」

「良かった」

「そう言えばヴィヴィオ。今日って始業式だけだった?」

「うんそうだよ。綾お姉ちゃん」

「なのはも早かったよね?」

「うん、ちょっと早めに帰ってこられるよ」

「なら、晩御飯はヴィヴィオの進級祝いモードにしようか」

「ヤッター」

「俺もお仕事は翠屋だけだから」

  3人顔を合わせ身長差も併せて3人一緒にハイタッチ

「いってらっしゃい」

「「行ってきます」」

 俺は二人をお見送りして、すぐにお店の方に向かう
朝早くからお菓子の準備、いったん帰ってきてなのはとヴィヴィオ。を起こして、家の事を行ってから出勤が毎日の日課

 俺は店で準備をしているとバイトリーダーのシーラが入ってきた。
彼女以前俺に告白をしてきたセル君の妹さん
なのはと同じ年なんだけど、俺を立ててくれる頼もしい人
はじめはお菓子つくりしたことがなかったけれど、教えたりして
どんどん上達していってる。
たまに師匠の桃子さんにもシーラの作った物を持参して試食してもらったら太鼓判を押された。
おれより期間が早く太鼓判を押されたので少し嫉妬したんだけどな
桃子母さんが言うには
俺は翠屋のオーナーとして厳しく
シーラはその下いわば子供に厳しく孫に甘くって言ってた。
シーラは俺より年上なんですが・・・
本来は同じ年でしょって言われてしまった。
たまにウエイターとしてサイツが来てくれたりするから結構治安的には安心
俺自身探偵業もしているから、お店も任せれる点でもおお助かり。

 昼過ぎになりそろそろかと思った。

「シーラ、今日私上がっても大丈夫?」

「綾さん、大丈夫ですよ。まだあるんですよね」

「もち」

「なら後は、バイトの子もいますから」

「うん、でも何かあったら連絡して、今日はプライベートだから」

「はい」

 俺は大型のピクニックに使う籠タイプに沢山のサンドイッチとシューポットを入れて体育館に向かった。

 中に入ると丁度ヴィヴィオ達がフォームの練習をしていたようだ。

「ノーヴェ先生。いつもありがとうございます」

「綾さんまで、先生呼ばわりはやめてくださいよ」

「でも、ヴィヴィオしっかりやってるし、いつもヴィヴィオはノーヴェの事先生って言ってるよ」

「相変わらずですね。今日はどうしたのですか?」

「翠屋押しかけデリバリーサービスです」

「あそこで見ている人の分もあるよ。まぁ中島家の長女たちが来てたら足りないけれど」

「ですね。見ていきますか?」

「良い」

 ヴィヴィオ達が俺に気付いたみたいでこちらに来た。

「あれ、綾お姉ちゃんどうしたの?」

「翠屋押しかけデリバリーサービスだよ。休憩中に食べて」

「ありがとう」

「お久、コロナ」

 髪型はツインテールまたはツーテールで、キャンディー型のアクセサリーが耳のあたりについている女の子に話をかけた。
この子はヴィヴィオの初等部1年からの仲良しさん

「はいお久しぶりです綾さん」

「えっとそっちの子は初めましてかな。ヴィヴィオの家族の高町綾です」

 頭の上にリボンがあり八重歯とショートヘアーが特徴の子に話をかける

「えっと、ヴィヴィオのお姉ちゃんですか?」

「ポジション的にはね」

「すみません。リオ・ウェズリーで去年末からヴィヴィオさんと仲良くしてます」

「ふ~ん。結構鍛えてるね」

「ありがとう・・・ございます」

「綾お姉ちゃん喫茶店のオーナーさんなんだけど」

「知ってます。翠屋って言ったら有名だから」

「格闘技もすごいから、珍しいね誉めるなんて」

「ん、ほめるべき人には誉めるよ私は、ノーヴェ邪魔してごめんね」

 腕を回してノーヴェがこちらに来た

「良いですよ綾さんなら、さてとボチボチやろうか、家のみんなも喜んでましたし」

「差し入れにじゃなく」

「どうでしょう」

「私も見させてもらおうかな」

「はずかしいですけれど、どうぞ」

 ノーヴェとヴィヴィオがスパーリング
両方ともいい動きだ
あの転んでも一人で立ちあがろうとしなかった子がねぇ
俺も年を取るもんだ
一通り見てから、2階にいた元戦闘機人のナカジマ家のみんなに手だけ挨拶をして家に帰った。

 帰宅をしたらドアが開いていたのでびっくりして家の中に入る。
誰が、俺の開門(メイス)を解いて入ってきやがった。
人の気配がする
キッチン

「高町家に泥棒・・・」

「キャッ」

「あれ・・・ふぇいと」

「もぅ、驚かさないでよ」

「なんで?」

「うん、船の整備でね明日までお休みなんだ。今日はヴィヴィオの進級だから」

「そっか、てっきり忘れてるかなとも思ったよ」

「ヴィヴィオは私の保護児童でもあるんだよ。
そう言えば綾もそうだよね
私の事フェイトママって呼んでも良いよ」

「絶対に呼ばねえ」

 俺となのはが結婚してからフェイトはこの家を出たんだけど、お休みの時は家に来るから意味なしじゃないと思う。
船にのったら数ヶ月は帰ってこない
それは地球と一緒かも・・・今度しっかりと話そう

「ヴィヴィオとなのはも喜ぶよ」

「あれ、綾は」

「無事な姿を見れて私もうれしいよ」

「これどうかな?」

 差し出されたのはマドレーヌ
一つ食べてみるとすごくおいしい

「お店に出しても良いぐらいだよ」

「綾にそう言ってもらえると嬉しいよ」

「それじゃ、夕飯作るの手伝って」

「うん。久しぶりだ」

「出張中のお父さんだよね。フェイトは」

「もう」

 そんな感じで食事を作っていたらなのはも帰ってきた。
なのははしってたようなんだけど、でも久しぶりに会ってすごくうれしそう
それからまたしばらくしてからヴィヴィオが帰宅してきた。

「ただいま~」

「「「おかえり」」」

「あれフェイトママ?」

「フェイトちゃん船の整備中で明日の午後までお休みなんだって」

「うん、だからヴィヴィオの進級祝いを一緒に祝おうかなって」

「わぁそうなんだ~ありがとフェイトママ」

 それから家族四人で食事を食べながら楽しい時間を過ごした。
食べ終わりヴィヴィオが席を立つとなのはがヴィヴィオを引き留めた。

「ヴィヴィオちょっと待って!」

「何?」

 振り返って返事をした。
俺も何も聞いてないからヴィヴィオに首を振った。

「ヴィヴィオももう四年生だよね」

「うん、そうですが?」

 ヴィヴィオも俺も何言ってるのって感じでなのはを見た。
今4年生の進級祝いでお食事会をしたでしょうか・・・
一瞬俺の方をにらんだけれど、すぐに温和ななのはに戻りヴィヴィオの方を向いて話しかけた。

「魔法の基礎も出来たことだし、そろそろ自分のデバイスを持っても良いんじゃないかって」

「え!もしかして」

 ヴィヴィオはまだ小さいから自分のデバイス禁止が出ていたんだけど・・・
自分らヴィヴィオより年下の時に持ったのにって言ったけどこの件に関してはおれなかった。
以前ヴィヴィオにお願いされたんだよね・・・

「実は今日私が受け取ってきました。」

「え!本当」

 凄くヴィヴィオが嬉しそう
そうだよな親友のリオが持ってたから自分も欲しがるよね

「はい」

 フェイトから小さな小箱をヴィヴィオに手渡した。

「開けてみて」

 なのはもうれしそうにそう言ってくれた。

「うん」

 ヴィヴィオが箱を開けるととそこにはウサギのぬいぐるみがあった。 

 

セイクリッドハート

 ヴィヴィオが箱を開けるとそこにはかわいらしいウサギのぬいぐるみがあった。
六課に来た時のウサギによく似てる。
間違ってもヴィヴィオお気に入りののろウサギではない。

「うさぎ?」

「まぁそのうさぎは外装って言うか、アクセサリーね」
 
 なのはがそう説明をした。

「中の本体は普通のインテリジェントデバイスだよ」

 嘘だ!と言おうとした瞬間
箱の中に入っていたうさぎが飛び出し宙に舞ってヴィヴィオの方に向かっていっって手を上げた。

「飛んだよ、動いたよ!」

 ヴィヴィオはすごくびっくりして大リアクションで指をさしながらフェイトに問いかけてる

「動くし、飛ぶよ」

 ヴィヴィオが両手を開くとそこに自分の居場所を知っているかのように降りた。

「色々リサーチをして、ヴィヴィオのデータに合わせた最新式、だけど中身は真っ新な状態なんだ」

 なのはが補足を入れつつ説明しながらフェイトも後に続いた。

「名前もないから付けてあげて」

「へへっ実は、名前も相性も決まってたりして」

「そうなんだ」

 フェイトが感心したように聞いたけど、俺も感心した。
そんなに欲しかったんだなぁと実感

「そうだ、ママ。リサーチしてくれたってことはあれ出来る?」

「もちろん」

「「あれ!」」

 ヴィヴィオの魔導練習や格闘練習に一切手を出していない俺は全くわからなかったし、フェイト自身も知らない感じだった。
中庭に出てヴィヴィオがデバイス認識のセットに入る

 ヴィヴィオの足元にベルガの魔法陣が展開

「マスター認証 高町 ヴィヴィオ
術式はベルガ主体のミッド混合のハイブリッド
私のデバイスに個体名称を登録
マスコットネームは『クリス』
正式名称『セイクリッドハート』」

 フェイトは嬉しそうに
なのはは少しびっくりと恥ずかしそうにでも嬉しそうにヴィヴィオを見守っていた。

「行くよ、クリス」

 一回転をしながらクリスを頭上にあげた

「セットアップ」

 バリアジャケットに・・・まさかこれ

「うん、綾ちゃんの大人モードだね」

「はい」

 現れたのは黒のボディスーツになのはのジャケット風の白のハーフジャケットを着用
現れた姿は今の容姿ではなく成長した姿だった。
うん、納得なんで今さら大人モードの術式を知りたがるのかを、うんうん

「うん、やったー。ママありがとー」

 無事成功したので両手を上げて万歳をしている

「うん、無事に成功したね」

 その横で現実を受け入れれないのか腰が砕けたかのようにフェイトが崩れ落ちた。

「フェイトママ」

「ヴィヴィオが・・・」

 何を驚いてるのやら俺が大人モードやった事あるでしょうが

「なのはママ、もしかしてフェイトママに説明してなかったの?」

「つい、うっかり」

 フェイトいきなりな状況に弱いもんな。普段は、なんかそこだけは美由希さんと被るけれど、実践だと動揺しないってなんでだろう?

「なんで、綾と同じことを・・・」

「酷くないフェイト」

「だって・・・」

「あのね、フェイトママ。この大人変化は魔法や武術の練習に便利だから変身できるようになのはママに見てもらって練習してたんだよ」

「そうなの。まぁ術式は綾ちゃんの物を参考にして組み立てたよ」

「でも・・・」

 そう言えば俺が初披露した時もフェイトは否定してたよなぁ

「えっと・・・クリス。モードをリリース」

 そうクリスに命令いをした瞬間
いつもの姿に戻った。
なるほど、クリスが管制させてるわけだ

「ほら、こうやって簡単に元に戻れるし、変身したってヴィヴィオはヴィヴィオのまま。
心配してくれてありがとうフェイトママ
ヴィヴィオは大丈夫です。
クリスもちゃんとサポートしてくれるって」

 そう言った瞬間ウサギのクリスは自分の手を上げて証明した。
このウサギ。
何気にすごくないか

「うん」

「それに、ママやお姉ちゃんたちはヴィヴィオと同じ年ぐらいの時お姉ちゃんから、かなりヤンチャしたって聞いてるよ。」

「それは・・・綾」

「はは」

「本当の事じゃん。邪魔しないで・・・って感じで一刀両断」

「もぅ綾」

「そんなわけで、早速ヴィヴィオは魔法の練習に行きたいと思います」

「私付いてくよ」

「行ってきます。綾お姉ちゃん、フェイトママ」

「「いってらっしゃい」」

 次の日俺はヴィヴィオを連れて聖王教会にあの子の見舞いに向かった。
付き添いでナカジマ家にいる元ナンバーズのみんなも来てくれてる
俺もなのはも仕事があるのだが、結構元ナンバースのみんながこうやって見てくれてるからとてもうれしい
チンクはカリムに用事があるらしく
ディエジとウェンディは何故だろう?
ノーヴェは武術の師だからか?
もしかしたらまた何か始まってるのかは知らないが、その時動けばいいでしょ

 ヴィヴィオが去年関係を持った古代ベルカ・ガレア王国を治め、冥府の炎王の異名を持つ女王なのだが、少しだけここで眠っている
俺やヴィヴィオそしてスバルの友人

 ヴィヴィオは何かあったりするとここで、沢山の事を話して聞かしている。
俺達はきっとこの二人はまた会えると信じている
それからチンクはまだ騎士カリムと話しているそうだが、
俺はてっきりノーヴェが送ってくれるとばかりに思っていた。
俺自身もこの後店に行かないといけないのだが、
ウェンディが名乗りを上げてくれた。

「ウェンディ、助かる」

「良いって事っス」

「陛下よろしければこれをお持ちください」

聖王教会で働く執事のオットーがヴィヴィオに小さな籠を私中を見たらクッキーが入っていた。

「自信作のクッキーです。綾様に比べたらですが」

「どれ!おいしいじゃん」

 オットーのクッキーを一個掴んで食べた

「綾お姉ちゃん」

「だって自信作って言って、不安そうに言われたら心配するじゃん
昨日のフェイトと言いオットーと言い出来が良いんだよね
本職の私としちゃもっと頑張らないと、これ少しだけもらっていい?」

「・・・構いませんが、それと綾様、お土産のシューありがとうございます」

「いいって、いつもここで見てくれてるお礼。本当にナカジマ家や聖王教会には高町家感謝いっぱいだよ。ヴィヴィオ」

「うん」

「ヴィヴィオ。また家でね」

「うん、あんまりシーラさんに迷惑かけたらだめだよ」

「わかってる」

 ヴィヴィオをウェンディに任せて俺も移動しようと思ったら
ヴィヴィオの武術の師匠オットーが話しかけてきた。
実はヴィヴィオがダメダメとか・・・

「綾さん伝えたいことが・・・」

「何?ノーヴェ」

 聖王と冥府の炎王について聴きまわってる通り魔がいるって言う話を聞いた。

「俺の所にも来ないかな」

「いや、そう言う話じゃなくて」

「そして本当にありがとう、ヴィヴィオをガードしてくれて助かるよ」

「いや、えっと」

「スカリエッティってさ最悪な奴だけど、感謝もしてるんだ」

「ドクターに?」

「うん、ヴィヴィオにした事は許せないけれど、そのおかげでヴィヴィオはここにいる。そのおかげでなのはと結婚が早くできた。
そして、あんたらみたいないい子たちがヴィヴィオを見守ってくれてる。
感謝できるでしょ」

「そう言う考え方もあるんですね」

「本当に危ないと感じたら、俺を呼びな、助けるから」

「きたら、私が逆ボッコですよ」

「それもいいかもね」

「スバルにもよろしくって言っておいて」

「はい」

 
 今日はお菓子の発表会
毎月初めの週にお菓子を持ち合い食べ比べをする会を開いている。
ライバルはやはり多いから努力をして切磋琢磨にしないとね。
みんなにもオットーのクッキーを食べてもらったら美味しいと評判
意外とオットーの作るお菓子ってうまいんだよな
今度レシピ本気で教えてもらおう
本気でお菓子が好きな奴ばかりだからすっごく熱がこもった会議になった。
時間を見てみると、もう20時になりかけてる
早く帰らないと、そうして近道で公園を通り越そうとしたのが間違いだった。
誰かが戦闘している。
一人はわかる
あんなローラーの音を出して戦うのは俺が知る限り3人しかいない
まぁノーヴェやスバル、ギンガがストリートファイトごときに負けるとは思わないけれど、その後必要かもしれないからなぁ

 丁度広場から見える位置に付いたら信じられ無いものを見た。
ノーヴェ自身がバインドにつかまり、一刀両断されるのを見た。

「覇王断空拳」

 緑色の少女が振りかざした瞬間
ノーヴェが捕まっていたチェーン型のバインド事叩き切って打ち付けた。

「弱さは罪です。弱い拳では誰も護れないから」

 俺にもその静かな言葉が聞こえてきた時に少し立ち止まってしまった。
我に返った時は少女はここからいなくなっていた。

「ノーヴェ!」

「あっぅ綾さんか」

「悪い一瞬気をそらして見失ってしまった。」

「いえ、スバルに連絡してもらっても良いですか?」

「了解」
 

 

アインハルト・スイトラトス

「はい、スバルです」

「や」

「綾さん何してるんですか、奥さんいるのに私の妹に手を出したらダメですって」

「ふ~ん。スバルは私をそう言うまで見てたのね。もう絶対にお菓子持って行ってあげないから」

「嘘です、嘘です。どうしたんですか?」

「ノーヴェが噂の襲撃事件の犯人とやりあった。後はお願いできるノーヴェ?」

 相当後頭部が痛そうだ
斧重や覇王拳と同じ種類の技食らったら、そりゃ痛いはずだわ
 
「いてて、やられっぱなしじゃねえぞ、こっちもきっちりダメージ与えてるからセンサーもくっつけた。今ならすぐの補足できる」

「んじゃ、流石にノーヴェを運ぶのはきついからスバルここに来てくれない?ノーヴェ運ぶの流石に無理だから」

 普通の女性なら運ぶんだが、ノーヴェは体の一部が機械が入っている
流石に数百キロとか運んだら死ねるわ、言うわけでスバルにヘルプを頼んだ

 俺はノーヴェに缶ジュースを渡し、すぐそこのベンチで介抱をした。
それから10分もしないうちにスバルが来てくれた。

「久しぶりです綾さんに、ノーヴェ大丈夫?」

「久しぶり」

「あぁ、あっちは?」

「今ティアに行ってもらってる」

 姉妹の話は置いておいて俺はすっかり忘れていた。

「あ~」

「どうしたの綾さん」

「家に連絡してねえ」

 俺はすぐにせんようちゃンネルを開いてなのはに連絡を取った。

「悪い!」

「もぅ、どうしたの連絡無いから心配しちゃった。そろそろ誰かに連絡・・・なんでスバルと?」

「なのは襲撃事件って知ってる?
ヴィヴィオは?」

「ううん、ヴィヴィオは庭で練習してるよ」

「それにノーヴェが襲われてね、自分じゃ運べないからヘルプで来てもらった」

「私も行った方がいい?」

「大丈夫。でも・・・今日は帰れないかもしれないから・・・」

「うん、わかった」

「結果が終わり次第連絡するね。大好きだよ」

「もぅ。行ってらっしゃい」

 通信を切ったらスバルがにやにやしてみてやがる

「何?」

「相変わらず甘い空気ですよね」

「うらやましいなら相手作れば」

「居れば苦労しませんって」

 ちょっとそう言う話をしていたらティアナから通信が入った。

「見つけたわ・・・・って子供じゃない?」

 子供って確かスバルたちと変わらないぐらいだったような?

「そうなの?」

「訳アリっぽいガキなんだ!
悪いけれど署に連れて行くのは待って欲しいんだ」

「じゃ、私の部屋に運んだほうがよさそうだね」

「俺は局員じゃないから良いんだけど、現役執務官はそれでもいいの?」

「本当はだめですけど、綾はどう思ってるの?」

「確か被害届出てないんでしょ。これで連れてくと言ってもノーヴェが首を縦にしなければただの保護でしょ」

「そうですね、はぁいいわよ、もう」

「ティアナ場所教えて、今から瞬間移動でそこまで行くから?」

「許可出てないのに」

「大丈夫ティアがいるから」

「わかりました。データ送るわよ」

「俺はティアナと一緒に行くからスバルはノーヴェの事よろしく」

「はい」

瞬間移動(エルシード)

 俺は久しぶりに力ある言葉を発して言われた場所に瞬間移動をした。



「お待たせ」

「綾久しぶり、お店繁盛してるみたいね」

「お陰様で・・・この子?」

「ええ」

「俺が見た時はもう少し年齢があったと思ったけれど・・・まぁいいや。
悪いけれど、身分の分かるもの持ってないか調べてよ」

「そうね・・・」

 そうして見つかったのはコインロッカーのカギ
開けてみればヴィヴィオが行っている学校の中等部の制服
中坊だったんだ!
テリーたちが俺が中坊ってしってビックリしたの今ならわかるわ
隙を作ったって言ってもノーヴェが一撃でダウンさせれる威力
そりゃビックリする

「この子持って移動しますか」

「ええ、流石に呪文は無しでお願い」

「ならタクシー使いますか」

 そう言ってタクシーでスバルの家に到着
この子の事はすべてお任せで、おれはソファで少しだけ眠らせてもらった。

 朝起きると早くから、スバルが全員分の朝ごはんを作ろうかと準備していた。

「スバル料理できるの?」

「酷いですよ」

「でも六課の時の出張の時それをさせてもらえなかったって聞いた記憶が」

「もう一人暮らしで数年暮らしていれば覚えますって!
どうしたんですか?」

「一晩泊まらせてもらったから、何か作ろうかなって思って」

「え!良いんですか?」

「うん、出てる食材を見るとベーコンエッグか何かかな?」

「はい」

「スバルがいいなら作るよ」

「それじゃ、お願いします。そろそろ起こしてきますね」

「お願い」

「綾さん。料理こっちに持ってきてもらっても良いですか?」

 俺は、朝ごはんを持って、部屋に向かった。

「お待たせ、今日は家主に変わって私が朝ご飯を作ったよ」

 ノーヴェがベーコンエッグを見た時に喜んでいたんだが、
好物のようだ。
なにげにスバルにしろ、ティアナにしろ成長しているのが分かる
それで自己紹介
翠の髪の女の子はアインハルト・ストラトス
ハイディ・E・Sイングヴァルト
古代ベルガ時代の王様の血脈らしい
どうやら話を聞くにあたり聖王家や冥王家に恨みはないらしい
それを聞いてスバルは安心していた。
スバルは優しいからね
今みんなアインハルトを病院に連れて行っている

 俺はティアナと一緒に待合室

「ティアナの元相棒ってやっぱり優しいよね」

「ですね。もうなんとなく察しはついてるんじゃないんですか?」

「付いてるよ、多分記憶を継承されてる。
これが結構きついんだよね。
古代ベルガの覇王と呼ばれた記憶が定着されてるし、
しかも平和じゃなく戦乱の時
そりゃ無念な事もあるでしょう、
そして今は、事件はあるけれど、平和な今日
そりゃ苦しむわ、
だけど、赤の他人なのにここまでするとは本当にやさしい事で」

「そう言う風に言ってるけれど、そうやって付き合ってくれる綾は優しいと思うけど」

「私はヴィヴィオの事があるから、ポジションはお姉ちゃんかもしれないけれど、私の子供でもあるよ。そりゃ護るよ」


 脳波の検査中に医者から言われたのはやはり高度な記憶継承者だった。
どうしたものか
一人はずっと眠ってるし、
もう一人は聖王のコピーだけどなぁ
全く違う人物って言えばそうだし

「そう言えば綾さん?」

「なにスバル」

「どうするんですか?」

「どうしようね、まぁノーヴェに少し任せてみようかなって思ってる
私も見守るけどね」

「良かった~ヴィヴィオに手を出したら潰すって言うかと思いました」

「あ~綾ならあり得るよね」

「なぜに」

「そりゃ数年前の戦技披露会でのやり取り見てるからですよ」

「まぁあれ見たら手を出したら潰すって思うわよ」

「流石に年場もいかない女の子には多分しないって、もし私がその手に来たらどうするの」

「そんなの決まってるでしょ、綾を留置所にいれるわ」

「私元あなたたちの隊長の配偶者だよ」

「私はそう言う権力に負けないわよ」

「スバル!」

「ティアまじめだから」

「冗談は良いけれど覇王娘とノーヴェは?」

「向こうで話してる」

 ノーヴェ達も色々あったことだしあの調子なら何とかなるかな

 話し合いが終わって覇王子はとりあえずきたくしたんだけどね

「綾さん」

「何?4年前に比べるとめちゃくちゃ優しくなったノーヴェさん」

「茶化さないでくださいよ」

「まさかあんな簡単に切れてた子がねぇ」

「しみじみ言うのも止めてください」

「何?」

「あの子をヴィヴィオに合わせたいと思うんですが?」

「良いんじゃないかな。でも俺も同席させてもらうよ」

「まぁ良いですが、手出しは無用ですよ」

「あの子が暴走しなければね」

「ヴィヴィオが負けても」

「格闘技の試合ならいくらでも、そう言う道に入ろうとしてるだろうし
そこは納得、この件ノーヴェの好きにすればいいよ
そしてもう駄目だなって思ったら私が介入する
あの子の事を気にしなければ、過去の覇王の記憶を無くせば早い事だし」

「出来るの?」

「スバル出来ないの?
魔法は勉強なんだ。
基本こういうことがしたいと思って色々な術式を使う
もちろん失敗することもあるけれどね
だからトライアンドエラーなんだよ。
本当にこっちの魔法は極端すぎるわ」

「本当に綾は無茶苦茶よね。同時に4つの呪文を放つとか」

「あ~なのはから聞いたの?」

「でもそれをすると」

「あの子俺と関係ないもん。身内に被害があるのなら止めるよ。
出も納得がいく方法なら何もしないから安心して」

「面倒なことに手を出したかも、でもやり切りますよ」

「うん、期待してる」

 そう言いながら俺は仕事場に向かったのだけど、
そう言えばお店に何も言ってないからシーラにすごい起こられた。
今日一日シュー作りに専念した。
俺がここのオーナーなのに 

 

その夜で

 俺は立場が今凄くヤバイ
一昨日は少し早めに帰ったり
今日は朝遅刻
明日は昼から休みを頂こうとしたら
シーラを含めスタッフから白い目で見られてしまっている。

「はぁ~娘さんが心配だから休ませてほしいですって」

「やはりダメ?」

「綾さん、結婚してるのは知ってますけれど、娘さんの喧嘩に親が出しゃばるのはよくないと思うんですが?」

「ほら、シーラは知ってるでしょ。少しだけうちって特殊だから」

「ですが、貴方のシューを食べたくて来てるんですよ」

「だから朝は一日分のシューを作っておくから」

「はぁ~あんまりすぎますと私がこのお店頂きますよ」

「本当にありがとう。すごく感謝してます」

「感謝は良いですからもう少しお店も見てください」

 周囲からどっちが店長だかわからないって・・・
聞こえてるよ。
でもシーラのお陰でこの店本当に助かってるんだから
紅茶も結構入れるの上手いし、もちろん俺ほどではない
先生がフィアッセ義姉だしね
本場イギリスの紅茶の入れ方を伝取してもらったし
一応小声で、いくら兄が言うように綾さんが強くても現役離れて数年経ってるので無理はしないでくださいって、本当にいい子だわ

 そして帰ったらヴィヴィオとなのはの声が浴槽から聞こえるので、俺も服を脱ぎ中に入ったら、フェイトから悲鳴をきかされた。

 物が飛んでくるので、魔法の(シールド)で防御

「はいはい、綾ちゃんは出でってね」

「パートナーにひどくないなのは」

「でもフェイトちゃんの悲鳴はちょっと近所迷惑だし」

「綾お姉ちゃんお風呂場から出でね」

 俺はこうして浴槽から出された。
姿は女だけど、男親なんてこんなもんだよね
俺はと言えばふてくされてソファーでビールを飲んでたりする。


「あ~綾ちゃんそれ私たちのお酒じゃない」

「ふん!」

「あのね、あのね綾の事が嫌いってわけじゃないんだよ。
ただやっぱり恥ずかしいし、ごめんね」

 俺は3人を見て、また顔を背けてビールを飲む
一応女だらけの家だからタバコは吸わないようにしている
まぁパティシエだしね

「たまに飲むお酒はおいしいね」

「ダメだよ綾はまだ未成年なんだから?」

「は?私なのはとフェイトと同じ年って知ってるでしょ」

「でも18歳だよね」

「これも武術の練習」

「ねぇねぇ、お酒が武術なの?」

「試しに、ヴィヴィオじゃあれだから、雷光の乙女と異名が高いフェイトさん、相手してもらえますか?」

「吞んでたら無理だよ」

「いいから、ほい」

 俺はフェイトに木の棒を投げる

「ヴィヴィオには早いけれど、こういう武術もあるんだよね」

 俺は庭に出て手招きする

「だめだって!」

「私に格闘で一太刀入れれたら、新しい呪文渡してあげるよ」

「もう、その鼻っ柱折ってあげるよ」

 フェイトは庭に出て棒を受け取り攻撃するのだが、綾はふらふらしながら躱す。
そして綾は後ろに倒れこみながらケリを出す。
フェイトは驚いて後ろに跳ねながら躱した瞬間
綾はそのまま前転してパンチで攻撃する。

「ハイ、終了」

「え、え、え」

「どう、ヴィヴィオ?」

「なに、酔ってるふうなのに」

「なのははわかった?」

「虚実を組み合わせた武術かな?」

「うん、地球にある酔拳っていう武術。本来はお酒は飲まないんだけどね
酔った形で相手を油断させて攻撃するんだよね。」

「それなら、お酒必要ないよね」

 俺はビールを吞み、部屋の中に入る

「何時までそこで座ってるの?」

 後ろからヴィヴィオが殴ってきたから、それを回転でヴィヴィオに巻き付きながら押し倒す

「はい、残念でした。」

「う~なんでそんなに呑んでるのに躱せるの?」

「さぁ、まだまだだね。なのはお風呂に入ってくるね」

「うん」

 

「もう、フェイトちゃんもヴィヴィオも油断しすぎ、綾ちゃん酔ってないもん。さっきも綾ちゃん言ってたけれど、相手を油断させる技だから・・・
まったく・・・」

 フェイトもヴィヴィオも最後の方は聞き取れなかった 

 

出会い

 次の日俺はお店で商品を作り、そのまま待ち合わせに向かった。
他の喫茶店に行くのは久しぶり
中に入ると今日の主役達がいなくて保護者代わりが沢山いた。

「えっと・・・」

「おはよっス」

「なんで、ウェンディ達が」

「そんなもん決まってるっす。面白そうだからっす」

「ディエッチは?」

「時代をこえた聖王と覇王の出会いなんてロマンティックだよね」

「オットーとディードは?」

「陛下の身に何かあったら困りますし」

「護衛としては当然です」

「さようで、チンクはノーヴェに呼ばれたんでしょ」

「あぁ、姉も止めたんだがな」

「お二人さんも休暇なのに付き合うなんてお人よしさんだよね」

「綾さんこそ、お仕事や休んできてますよね」

「シーラさん困ってると思うわよ」

「ティアナ言わないで、昨日怒られたから、でも気になるから仕方ない」

「相変わらず自由気ままね」

「それがモットー」

 そんな雑談をしていたら仲良し小等部の三人が現れた。

「あれ、なんで綾お姉ちゃんまで!」

「ちょっとね、これからヴィヴィオがあう人に関係があったからその関係」

「ふ~ん、ノーヴェどういう人なの?」

「ヴィヴィオ挨拶は?」

「あ!みなさんこんにちは」

 後から続けてコロナとリオも続いてあいさつ
ヴィヴィオは新しく紹介される子に興味があるらしくノーヴェに聞いていた。
教えたのは学年と流派は旧ベルガ式古流武術で虹彩異色ということで、ヴィヴィオは親近感を持ったらしく先ほどよりも興味が増した感じがした。

 髪の右側に付けた大きな赤いリボンを付け碧銀の髪と虹彩異色の学校帰りの少女がきた。
待ち人のアインハルト・スイトラトス 

 ノーヴェが近くに近寄り、アインハルトはノーヴェに丁寧に遅れたことを詫びていた。
こんな礼儀正しい子が街頭試合なんて聞かれないとわからないもんだ

「アインハルトこいつが例の」

 ノーヴェはヴィヴィオを見て紹介しようとした。

「え、えっとミッド式のストライクアーツをやっている高町ヴィヴィオです。」

 挨拶の握手をしようとしてヴィヴィオは手を出したのだが、少しだけ戸惑いながらアインハルトも答えた。

「ベルガ流古武術、アインハルト・スイトラトスです」

「あ・・・あの・・・アインハルトさん」

 そりゃヴィヴィオも戸惑うわな、握手したままで硬直されたら、
過去の聖王女の面影でも見ているのか

「あっ失礼しました。」

 ビックリしたように手を引いた。

「あぁいえいえ」

「よし、挨拶はすんだようだし、二人とも格闘技者同士ごちゃごちゃ話すより手合わせした方が早いだろ、場所は抑えてあるから早速やりに行こうぜ」

 ノーヴェの勧めにより一同体育館に移動
ヴィヴィオとアインハルトは体操着に着替え体育館の中央で準備をしていた。

「じゃあ、アインハルトさんよろしくお願いします」

「はい」

 ノーヴェの開始の合図とともにヴィヴィオはステップを踏みながらアインハルトに近寄った。
ダッシュからのストレートから右ハイキック、ストレートなど仕掛けているが・・・
見た目はヴィヴィオが攻めているように見えるのだが、アインハルトは様子を見ながら体さばきでかわしたり、ガードしたりしてまだ有効打を一発もいれていなかった。

 ヴィヴィオのストレートをしゃがみながら躱し、カウンターで手を広げて無防備のおなかに打ち当てた。
その打撃が当たり、当たる方向を見定めて俺がその場で受け止める。
攻撃が当たる瞬間さえわかれば受け止めるのは簡単

 二人の顔を見たら、両極端
ヴィヴィオは知らない技術、自分より格上の存在の出現でワクワクしているようだが、アインハルトの方はあれは落胆か

 アインハルトは後ろを向き

「お手合わせありがとうございました」

 出入口を目指して歩いて行った。

 俺に抱えられたヴィヴィオはすぐに飛び出してアインハルトの方に向かって頭を下げだした。

「あ、あの私何か失礼を?」

「いえ」

「じゃ、私弱すぎましたか?」

「いえ!趣味と遊びの範囲内でしたら十分すぎるほどに」

 キツイね、ヴィヴィオも驚きと悲しみの顔になってやがる

「申し訳ありません。私の身勝手です」

「あの、すみません。今のスパー不真面目に感じていたのなら謝ります。今度はしっかり真剣にやります。だからもう一度やらせてもらえませんか?
今日じゃなくても良いです。明日でも、来週でも」

 アインハルトはノーヴェに助けを求めようとみていた。

「ねぇノーヴェ」

「なんですか、綾さん」

「これじゃ二人とも不完全燃焼でダメだから来週あたりセッティングできないかな?」

「そうですね、なら来週もう一回やっか、今度はスパーじゃなくてちゃんとした練習試合でさ」

 ウェンディがチンクに抱き付いて良いと喜んでいてコロナもうれしそう
周囲の雰囲気からかアインハルトも了承した。

「時間と場所はお任せします」

「ありがとうございます」

「ヴィヴィオ、わりいな、気を悪くしないでくれ」

「私の方が全然だったから」

「ノーヴェ、謝らなくても良い、今回はヴィヴィオが悪いし」

「ですが」

「喜ぶのは良いことだけど」

 俺は一歩踏み込んでヴィヴィオのおなかに寸止めでパンチを当てる

「最初の時点で自分より格上だとわかってたのに、大技を出して余裕のつもりヴィヴィオ?」

「そんなつもりは・・・」

「本気でやってるのに、しょっぱなからあいてがどんな攻撃しようとみたいからあんな大技で、だから趣味の範囲って言われたんでしょ」

「綾お姉ちゃん」

「ヴィヴィオはいつから余裕で相手が出来るほど強くなったのかな?」

「ごめんなさい」

「うん、もう油断はないでしょ」

「うん」

「ノーヴェ」

「はい」

「ヴィヴィオの事よろしくね。私もそろそろお仕事に戻るから
ティアナとスバル、あと半日ぐらいだけどゆっくり休んでね」

「はい」

「あんたはさぼらないようにね」

「はい、はい。また遊びに来てね」

「「ぜひ」」

 俺が帰るとヴィヴィオが庭でシャドーをしていた。

「ねえ綾ちゃん何かあったの?」

「ん~多分あった時のなのはとフェイトみたいな感じかな
ほらなのはがフェイトに叶わなくてさ」

「うん、懐かしいね」

「ヴィヴィオがそう言う相手に会ったの
相手もさ、昔のフェイトみたいな感じなんだけど
母親からじゃないけれど・・・えっと」

「雰囲気」

「そうそう、でもノーヴェやなのはの元教え子たちがそちらはサポートしてるから大丈夫でしょ。久しぶりにヴィヴィオに叱ったからね」

「ヴィヴィオに甘々な綾ちゃんが?」

「事どんな形でも闘いならね」

「やっぱり甘い」

「修練闘士の綾ちゃんから見てヴィヴィオは?」

「この年でこれだけやれたらいいと思うよ。
相手の子は物心付いたときからやってるからね
そこらもなのはとフェイトみたいかも
まぁヴィヴィオは去年あたりから本格的にしてるけれどね」

「私は行き成りだったから」

 俺はなのはの腰に手を回りお互いに見つめ合い軽いキスをした。

「もぅ相変わらずいきなりなんだから」

「なのは可愛いから」

「もう脈絡ないよ」

「あるわけないよ」

「そういいながら、ヴィヴィオの事心配なのかな?」

「闘いも似てるか」

「でも、ヴィヴィオは?」

「うん、ヴィヴィオはスピードで相手は強打者だから」

「あ、なるほど」

「また来週お休みもらわないと」

「もう本当にシーラが貰っちゃうよ」

「だよね。でもなのは達と違ってきちんとした試合だから安心かな
命のやり取りじゃないから」

「うん」

 俺たち二人はヴィヴィオをみながら見守った。 

 

再戦

 ヴィヴィオとアインハルトの摸擬戦があった次の日の夜
俺の作業部屋にノックがあった。
この気配はヴィヴィオか?
ゆっくりと俺は、扉を開けた。


「どうしたヴィヴィオ闘士なら寝るのも練習だよ」

「うん、綾お姉ちゃんに聞きたいんだけど?」

「答えれる話なら?」

「アインハルトさんの事ノーヴェから聞いたんだけど綾お姉ちゃんも知ってたの?」

「そりゃね。んで?」

「綾お姉ちゃんも私で良いと思ってる?」

「さぁ、俺神様じゃないから、でもお互い純格闘家だから分かり合えることが出来ると思うし覇王だ聖王なんて関係ないかもしれないけれど、でもヴィヴィオは聖王の関係者って言うのは本当の事」

「うん」

「なら過去の聖王オリヴィエではなくその子孫として受け止めてお話しすることは、迷惑かもしれないけれど、それで生まれてきたものの責任かな?
もちろんヴィヴィオがやりたくなければやらなくても良いと思ってる
責任って言ったけど、そんな権利受け取る必要もないから
でもヴィヴィオは彼女とつながりたいと思ってる。違う?」

「うん」

「なら高町 ヴィヴィオですって今度は自己紹介できると良いよね」

「安心しろ、ヴィヴィオが大変な時は私やなのは、一応フェイトも手を貸してあげるし、間違ってたら叱るから」

「うん。でも一応ってフェイトママが聴いたら怒ると思うよ」

「アドバイスかな?」

「うん」

「最期さぁ、こういう風にパンチを出したでしょ」

「うん」

「決まったと思って出したパンチだよね」

「うん」

「その思考は良いと思うの。でも相手は生きているから外すかもって言うのはいつも思ってないと。特に破壊力が少ないヴィヴィオは
今から同じようにするのか、ヴィヴィオはかわしておなかにパンチをして」

「うん」

 昨日やった。ヴィヴィオと同じ行動を起こす。
そしてヴィヴィオはかわしてボディにパンチをしようとしたところでその動きが止まった。
何故なら俺は片足から地面を離し膝蹴りをしたから

「え!」

 当たる瞬間、『跳空転移(ディメンジョナル・リープ)』で元いた場所に移動をする。

「な・何?」

「ちょっと瞬間移動しただけじゃん。でもわかった。」

「うん」

「ここで必要なのは、絶えず次の攻撃を考えることだけど、躱されることを前提で攻撃しないこと。やっぱり本気であてに行かないと威力も弱いし、怖くないから」

「うん」

「来週の仕合期待してるよ」

「綾お姉ちゃんも来るの?」

「もちろん、見させてもらうよ」

「うん」

 ヴィヴィオも納得して部屋から出て行った。
少ししてから俺は寝室に向かってヴィヴィオの事を話した。

「ヴィヴィオっていい子に育ってるよね」

「綾ちゃん親ばかさん?」

「なのはほどじゃないよ。聖王の事も逃げ出さなくて抹消面からぶつかって意志の強さは母親ゆずり、それでいて気立てがいい」

「どうしたの?」

「先日会った子の事でね実は覇王の子孫で記憶継承者なの。それをヴィヴィオは聖王ではなくて高町ヴィヴィオとして向かい合うつもりなんだ」

「大丈夫なの?」

「うん俺もいるし、ノーヴェも。そしてなのはの教え子で部下だったスバルやティアナもいるから」

「うん、私に出来る事があったら言ってね」

「そうだね。さしずめお願いしたいことは」

「うん」

「夜のコミュニケーションをお願いしたいなって・・・駄目?」

「うん、良いよ」

 そうして夜はイチャコラをした。
それから約一週間の間
ヴィヴィオはノーヴェと一緒に訓練をして当日を迎えた。
当たり前だが、俺も行くと言ってお店のみんなに色々言われたんだけどね

 二人はちょうどバリアジャケットに着替えて今かと言う所で俺が到着

「お待たせ、今から・・・」

「綾お姉ちゃん。気が散るよ」

「相手はスタンバってるよ。先週のように無様だったら少し考えるからね」

「う~どっちみち全力で行きます」

 試合が始まった。
少しだけ様子を見ていた二人だったのだが先に動いたのはアインハルトだった。
ボディアッパーをガードされても今度はフック
それでもヴィヴィオはそのフックを上半身そらしてかわした。
でもアインハルトはそのまま止まらずラッシュの嵐
ヴィヴィオは焦らずにガードして捌いて、かわしている
アインハルトのフックをしゃがんで躱しての力を乗せたストレート
見事に当たり数メートル吹っ飛ばされた。
ヴィヴィオはそのままダッシュで追撃をくらわせるが
アインハルトも負けずに反撃
お互い防御もうまく有効打を全く与えていない状況だ
俺はノーヴェの方を見て感心したという顔を見せる。
その時ヴィヴィオの攻撃がアインハルトのこめかみにヒットした。
そしてラッシュでもアインハルトも負けじと中段の回し蹴りで
ヴィヴィオを地面に吹き飛ばした。
受け身を取り片手で身体を支えて手を軸にして飛びながらケリの応酬
躱されても着地を取りそのままパンチの連打
そのままガードの上から気持ちのいいストレート
アインハルトはガードをしながら後方に吹き飛んだ!
最期の一撃と言わんばかりのストレートをアインハルトはそれを躱しながらの必殺技

『断空拳』

 それがおなかに当たりヴィヴィオは思いっきり吹き飛ばされた。
俺はそこに行きキャッチをするがそのまま俺まで後ろに飛ばされ壁に激突した。
すげえ威力だ
まだまだ粗削りだけど、ヴィヴィオにしろアインハルトにしろこんなのがうじゃうじゃいるのなら俺もやりたくなってきた。
おれは抱きかかえたヴィヴィオを見ると見ごとに気絶していた。
そりゃ。この間とは違い攻撃を寸でで躱しながらの必殺の一撃
完璧なカウンターこの間とは違う
ヴィヴィオも勢いのあるストレートだから気絶してもおかしくない。

「一本、そこまで」

 ノーヴェの試合終了の声が聞こえた。

「ヴィヴィオ」、「陛下」いうみんなの心配の声とともにこちらに集まってきた。

「俺がキャッチしたから大丈夫だけど、見事なカウンターだから目を回してるみたい」


「アインハルト?」

「あ、は、えっと」

 誰もが俺がおこってるとおもったんだろう

「ありがとう!」

「え!」

「あの綾さんが、謝ってるっす」

 ウェンディ後で覚えておいてね

「ヴィヴィオのシールドを抜かずに攻撃してくれて、私から見ても良い一撃だったよ。素直な一撃だから私もこうやってうまくキャッチできた。
だからありがとう」

「そうっすか、アインハルトありがとうっス」


「「ありがとうございます」」

 リオもコロナもアインハルトに感謝を述べているが・・・

「ウェンディはあとで私とお話しね」

「なんでっすか?」

「その事も含めてね」

 俺はオットーとディードの勧めの場所で座り
ヴィヴィオに膝枕をした。
二人が両隣にいて簡単な診断をしてくれた

 そろそろかな・・・俺がそう思った瞬間アインハルトが、ティアナにもたれかかった。
誰も気づいてないかと思ったんだけど

「ラストに一発カウンターが掠っただろ!」

「あ・・・」

 アインハルトは先ほどの攻防で確かに・・・と感じていた。

「時間差で聞いてきたんじゃないか?」

 そうノーヴェの言う通りヴィヴィオは最後にカウンターの一撃を放っていた。
ヴィヴィオの目とそれを補える身体能力には驚いてしまった。
確かに昔みたいなばかげた魔力や聖王の鎧は無いけれど、
これらはもしこのまま格闘技を行うのなら、
ヴィヴィオにとって宝になり得るかもしれないでも、
自らを苦しめる毒になる方が高い。

「大丈夫」

 ティアナが心配そうに声をかけたのだが、アインハルトは大丈夫と言って歩き出すのだが、フラフラに歩き出しいかにも倒れそうなところでスバルが抱き寄せた。

「良いからじっとしてろよ」

「そのままね」

 ノーヴェがそう言い、スバルもそれに同意した。
そのままノーヴェは断空拳の事を聞いたけれど、
一応奥義なんだよね
教えるわけが・・・

「足先から練り上げた力を拳速から打ち出す技法のそのままが断空です。
私は拳と打ち下ろししか打てませんが」

「なるほどな、ところでヴィヴィオはどうだ!」

「彼女には謝らないといけません
先週は失礼な事を言ってしまいました。
訂正しますと」

「そうしてやってくれ、きっと喜ぶ」

 アインハルトはスバルのそばから離れ、
ゆっくりと歩いて寝ているヴィヴィオの所に来て片膝をついて座って両手でヴィヴィオの手をすくい上げて話し出した。

「初めましてヴィヴィオさん
アインハルト・スイトラトスです。」

 スバルとノーヴェはお互いうなずいてカラアインハルトに話した。

「それ、起きてる時に言ってやれよ」

「恥ずかしいから嫌です」

「何処かゆっくり休める場所に運んであげましょう
私が背負います」

「それじゃ頼めるかしら」

「はい」

 俺はその後姿を見て笑顔で見送った。 

 

傷害事件?

 
前書き
アニメ3話と4話の間の話 

 
 アインハルトとヴィヴィオ達の鮮やかな出会いは先日終わり
俺自身も目が覚めるような出来事も終わった数日後
俺もいつもの平和な日常
翠屋のオーナーでありパティシエの日々に戻ったある日

 俺が厨房でシューづくりをしてひと段落をしていた時に店の方から声が聞こえる

「困ります。捜査令状はあるんですか?」

 穏やかじゃないな
おれはお店の方に向かい、俺何かしたっけ?と思案しながら入ったら、管理局の陸士の4人がお店に入ってきた。

「破壊者の綾だな
聴きたい事があるから、詰所まで来てもらおうか?」

「綾は私ですが、破壊者って10年ぐらい前騒がしてた人ですよね
私今年17歳ですよ。10年前って言ったら7歳
そんなわけないじゃないですか?」

「グダグダ言わずに来てもらおうか?」

「どんな理由で?」

「とりあえず来い」

「なるほどね!逮捕令状は?」

「貴様に関してはそんなのはない」

 俺はシーラの方を見て面倒な顔をした。

「捜査令状と逮捕令状を持ってきたら行ってあげるよ
任意なら嫌だね!私は何にもしてないから」

 グダグダ言わずに

 俺の手を取ろうとした瞬間
陸士はその場で倒れだした。

「女の体に触れるものじゃないよ。あまりの恐怖で防衛でケリが出たでしょ」

「貴様公務執行妨害で捕まえるぞ」

 全員襲ってきたので、全員伸した瞬間。また陸士が中に入ってきた。

「・・・遅かった・・・ですね」

「あ・ギンガ」

「あ・ギンガじゃありません」

「?」

「何してるんですか?」

「身体を触れてきたので、あまりに怖くてケリが出ちゃった」

「出ちゃったじゃありませんよ」

「ギンガも捜査令状、逮捕令状なしで捕まえに来たの?」

「はい?」

「それで私をしょっ引こうとしたので正当防衛で伸したんだけど、こいつら本物の局員?」

「あ、はい確かに正式な局員ですか、令状なしですか?」

「うん、あるかもしれないけれど、聴いても強引だから無いと思った。
伸した瞬間にギンガが来たから、ビデオ見る?」

「あ、はい」

 俺は倒れている局員を睡眠(スリープ)の呪文で眠らせた。

「は~営業妨害で請求するからね。シーラ」

「あ、はい。今日は休業ですよね」

「だよね。今日は午前中のみ休業でみんなに伝えてくれる
もちろんシーラも含めて今日の給料は予定通りに出すからね」

「あ、それは良いのですが、ギンガさんお待ちですよ」

「んじゃ、ちょっとそこの局員様にお話聞くから調理場の方任せても良い?」

「はい」

 俺は席に座り、ギンガとギンガと一緒に来た局員に席に座るように手招きした。
すぐにシーラが人数分の飲み物とシューを出してくれた。

「あ、いま勤務中ですし・・・」

「お話しには飲み物とお菓子だよ。この騒動は?
しかも108の懐刀のギンガ陸曹長とカルタス二等陸尉まで来て」

「あ、はい、私からいいですか?」

「良いよ、カルタス二等陸士」

「いつも通りカルタスで良いですよ。綾さん
破壊者ってご存知ですか?」

「そりゃよく知ってるよ。それがなにか?」

「先日の覇王を名乗るもの野乱闘騒ぎの件は」

「ん、知ってるよ。私のもう一つの仕事知ってるでしょ」

「はい」

「私も暇じゃないし、あんたらも暇じゃないでしょ。歯切れが悪い。なに?」

「はい、破壊者が覇王、聖王、冥王と古代のベルガの王を従えて、襲撃事件がありました。」

「は?先日の覇王の乱闘は?」

「はい、先に部下にした覇王が聖王と冥王を探すために行ったと」

「んで」

「綾と言う名前はミッドでは珍しい名前で、以前破壊者の名前が南條 綾と言う名前で貴女と同じ名前と言う事で話を聞こうと我々は来たんですが・・・
それよりも早く動いた部隊があると思いませんでした。」

「私は昨日はここにいたし、証言は身内かも知れないけれど、中にいるシーラとここの店員、来たばかりだから細工もしてないあそこのビデオが証拠になるけれど・・・ふ~ん破壊者に聖王に覇王に冥王ねぇ」

「もちろん我々は・・・」

 俺は手を広げて言葉を止めた。

「局員だからね。それ以上は良いよ。ギンガ」

「あ、はい」

「チンクにお願いしておいて」

「わかりました。」

「あとこいつらの上司で俺に関係がありそうな人がいたら出来たらでいい教えておいて、あとなのはとフェイトに言わなくていいからね」

「あ~、遅かれ早かればれると思いますけど」

「私はどうすればいいかな?」

「今回はこちらの早とちりっていう事にしますので」

「うん、私も訴えるつもりはないよ。身内がいるし、でも午前中の被害に関しては請求するからね」

「・・・わかりました」

「もし私を署に連れて行きたいのならきちんと手続きで来てね」

 俺は救援に来た一〇八陸士部隊の方に寝ている隊員の処分を任せて
シーラにお願いした。

「でもどういうつもりなんでしょうか?」

「お店任せても」

「仕方ありません。全員いい子でかわいらしいのに、大人の汚い事柄に触れさせるのも」

「だよね」

「それを言ったら綾さんもまだ子供で通じる年齢ですよ」

「まぁね、法律上私17歳だからね」

「今なのはさん達って22歳ですよね、12歳から」

「正式には10から14ぐらい迄じゃないかな
ジュエルシード事件からだから・・・」

「どうするんですか?」

「二、三日中にケリをつけるからその間お願いします」

「今度の連休はあれですよね」

「うん、オフトレだよね」

「はぁ~」

 落ち着いたらと思ったら店の扉が壊れるかと言うぐらいに開かれた・・・ 

 

金色の女神

「綾何したの?」

「今度はフェイトか?、何したって何を?」

「今度はって言ったよ」

「で」

「綾がヴィヴィオやアインハルト、イクスを使ってクーデターを起こすって」

「フェイトに質問。もしそれをして私のメリットって何?」

「何でも好きにできる」

「デメリットは」

「?」

「支配者になったらそれに伴う責任がおおいし、それをしたらなのはやヴィヴィオを失う
デメリットの方が大きすぎる」

「でも」

「また破壊者なんてね」

「あ、ただの破壊者じゃないんだ」

「ん?」

「破壊の魔導王で破壊者らしい。
それで喫茶店のオーナーは仮の姿で、
実は管理世界の転覆を狙う人で、その力は
古代ベルガの王でさえひれ伏すという。
その魔法は数千と言い
そのものが知らない魔法は存在しないという
その武力は一機当千っていう事らしいよ」

「ま、愉快犯とかなら良いんだけど、被害は出てるんだよね」

「うん、ただ・・・」

「どうしたの?」

「うん、通常なら格闘技者だから被害届はでないんだけど・・・」

「度が過ぎてたって事?」

「うん。これ」

 そこには、生きてるのが不思議なぐらい破壊されてた。

「酷いな、これは?」

「うん」

「見せても良いの?」

「本当はダメだよ」

「フェイト、一応ギンガを通してチンクにお願いしたから大丈夫だよ」

「う、うん」

「なのはの耳に入るのも」

「早いと思うよ」

「怪我したデータはわかったけれど、襲撃の時の映像は?」

「それが無いんだ」

「フェイトにお願い?」

「嘱託としての仕事を受けてくれるのは良いよ」

「じゃなくて」

 今朝の騒動の事を話した。

「うん、私の方でも探してみるよ」

「フェイト信じてくれてありがとう」

「綾は破壊はするけれど、再起不能にしないのは知ってるから?
それに今はなのはやこのお店があるから」

「うん、それにしても、やりすぎたよね」

「ん、シーラ。下に行ってるから」

「はい」

 俺は店の下に行って調べものをした。
翠屋クラナガン本店の地下には探偵の基地があった。
 幻の女(ファントム・レディ)の基地でもある。
襲われた人物をピックアップ
狙われて人物は全員10代後半
トップランカーではなく中堅の格闘家
いずれもジムからの帰り道で人気が少ない場所
そして戦闘時間が1分以内、相手は全員再起不能で今も昏睡状態か・・・
俺はDSAAミッド地区予選の中間ランカーに変装をして夜も更けてから歩き出すまえに

≪なのは≫

≪綾ちゃん。何が来てるか教えてくれても良い?≫

≪どうしたの?≫

≪凄い気配の隠し方だけど・・・≫

≪うん、ヴィヴィオ達を保護してもらってる≫

≪どうして!≫

≪どこかの馬鹿が、破壊者と聖王、覇王、冥王のまがい物が現れて、泣かしてる馬鹿がいるから少しお仕置きをね≫

≪私は≫

≪なのはは、ママだからそばで守っていてよ。私は2、3日には戻ってくるから、愛してるよ≫

≪無茶だけはダメだからね。あと必ず帰ってきてね≫

≪もちろん≫

 そうして家の人にも連絡を取って俺は馬鹿対峙に出かけた。 

 

遭遇

 一日目は何も起きなかった。
偽物はともかく調べたら確かに
何処で調べたかわからないけれど、覇王の一撃や聖王の防御力、冥王の怪しげな技などまぁ字にちなんだ技をこしらえてるらしい。
今日も外れか・・・思ってた矢先に戦闘の音が聞こえる。
そこに行ってみると多分練習返りのヴィヴィオ達がそこにいた。
アインハルトがヴィヴィオ、リオ、コロナを護りながら3人の攻撃を防いでいた。
多分最後尾の4人目が破壊者っていうやつか

「アインハルトさん!」

「大丈夫です。ヴィヴィオさん。覇王の拳はそんなにやわじゃないですから」

「でも!」

 三方向の攻撃を防いだまではよかったのだが、最後の一撃は後方にいた奴が砲撃魔法を出してきたので、それには誰もが間に合わないと思っていた。
直撃を食らうアインハルトは目をつむり
今から来る衝撃を絶えるように奥歯をかみしめたが、いつまでたっても来なかった。


「ギリギリセーフ」

「だれだ!」

「通りすがりの喫茶店オーナーだよ」

 俺は変身魔法を解いて、アインハルトの前に立ち(シールド)で受けていた。

「大丈夫アインハルト?」

「え!ヴィヴィオさんのお姉さん」

「綾お姉ちゃん」

「「綾さん」」

 俺は襲撃者4人を見ながら質問をした。

「あんたらが噂の破壊者に聖王、覇王、冥王かしら」

「いかにも!」

 一番後ろの人がそう答えてくれた。

「お姉ちゃん!」

「はいはい、ヴィヴィオ質問はわかるけれど、今は黙っていてね!」

「う、うん」

「なんでこの子たちを狙ったのかな?見ればまだ年場もいかない子なのに?」

「貴様には関係なかろう!強いて言えば依頼だ!」

「ふ~ん。依頼人は」

「答えると思うか?」

「だね!」

「ヴィヴィオさんのお姉さん。危ないですから?」

「ん、そうだね。喫茶店のマスターはね。
ここにいるのはヴィヴィオのお姉ちゃんの私だから大丈夫だよ」

「我らを知っていてなお抵抗するのか小娘よ」

「古代ベルガの名高い王様とやれるチャンスってないよね。この子たちより私を相手にした方が名前が売れるよ!」

「弱い奴ほど!」

 覇王を名乗る紫色の髪をしたポニテの少女が踏み込んできてのパンチを俺にしてきたのだが、俺は半身を切らしてかわす。
パンチ、キックの連携を技を受け止め、かわし、そして足払いをして転ばせる。

「足元がお留守だね」

 赤髪の聖王を名乗る少女と冥王を名乗る青色の男性が同時に魔法の砲撃をしてくるが、俺は魔法の矢で相殺した。

「あ、あのヴィヴィオさん。お姉さんって?」

「あ~綾お姉ちゃん。戦いならだれにも勝てませんよ!」

「いやいやヴィヴィオ。なのはには負けるって!」

 俺は一瞬振り向いて来土間たち全員が入る結界を作った。

「くっ我たちを前にして出てくるだけの事はある。なかなかの強者よ。だが、我らが本気を出したらそなたも他の犠牲者と同じ所に行くことだろう!」

「ふ~んまぁいいや。この格好で汚したら心配かけるから・・・」

 俺は一回転をして久しぶりに時計型の相棒と供に準備をした。

「変身!」

 一回転をして上半身は胸下までのシルクみたいな素材でできた
つくりでヘソ出しルック
下半身は赤色の超ショートスカートに黒のストッキング
そして魔法使いの定番マントをつけて降り立った。
今回は夕姫の代わりにガントレットを装備している。

「一つ、俺の娘と友人を襲った。
二つ、今はいない英霊となったベルガの王たちを汚した。
三つ、平穏な世界を貴様達の暴力で泣いている人たちがいる
さぁ、お前て血の罪を数えろ!」

 俺は指をさし、いつものセリフを自称王様たちに向けた。 

 

それぞれに合わせた戦い

「格好いい!」

 リオがおれの変身を見てそう言ってくれたのにはうれしかった。
そして周囲に封鎖結界を施した。
これで俺が倒れない限り出ることも入ることもできない。

「そうだ!アインハルト」

「あ、はい」

「もうしないと思うけれど、お前がやろうとした世界でそのまま続けていたらどうなるのか教えてやる。お前も自分の罪を数えてどうするのか少し考えろ!」

「小娘が、いっちょ前に決め台詞を言いやがって」

 冥王が地面に手をかざすと地面から沢山の骸骨が現れた。

「冥王の力を思い知るがいい、行け、スケルトンたちよ」

「はぁ~めんどいな」

不死生物破壊(ディスペルアンデット)

 俺が力ある言葉を発した瞬間その場にいたスケルトンは音もなく骨がばらばらになり砕けて風化した。

「アンデットの最下層のスケルトンやゾンビで倒せるなんてなめられたものだ!
俺を倒したいのなら、リッチやグリムリーパークラスを持ってくるんだな」

「ば、馬鹿な!」

「後ろにいる子供たち」

「「「「はい」」」」

「良いというまで目をつむっておいて。少しだけX指定だから」

「う・うん、皆も綾お姉ちゃんの言う通りにして」

「うん」

「わかりました。」

「ヴィヴィオもだからね。」

「そんなにえぐい事を?」

「やられたらやり返さないと、折角冥王陛下と名乗る人が現れたのだから最下層の不死者なら失礼でしょ。
敬意をもって最上級の物を呼ぶかなって。
でもみんなが見たらおかしくなるから絶対だからね。
言うかこっちの方が早い」

 俺は、ヴィヴィオ達が入っている結界内に闇をかけた。
それにより結界内は暗闇に支配され何も見えなくなっていた。

「ば・ばかな。俺の術が・・・」

上級不死生物作成(クリエイトグレーターアンデット)

 俺の前にはフードを被った透明感のあるの
幽霊みたいな存在が現れた。
そのものの顔は怒りに歪んだ醜い仮面のようだ。
俺の命令を受けそのものがゆらゆらと冥王に近づいていく

「こ・これは、まさか!幽霊(ゴースト)か」

「外れですよ冥王陛下。そやつはゴーストの上位でもある怨霊(スペクター)です。死者を冒とくした罪を数えろ」

 俺は自称冥王陛下に怨霊(スペクター)を向かわせた。

 怨霊(スペクター)を見たら恐怖のあまり、老化するとか精神を吸われるとか・・・怨霊(スペクター)に睨まれた(にらまれた)冥王は甲高い悲鳴を上げ頭を手が掻きながら錯乱状態になっていた。
薄い髪の色は真っ白になり、20代の顔は一気に60代ぐらいの表情になって行った。すぐ近くで見ていた聖王と覇王もその出来事に震えだしてその場から移動できなかった。
魔導王を名乗る破壊者は不死者破壊の呪文を行っているみたいだが、俺の支配力が高すぎて破壊されなかった。

「ご苦労様、あなたを怨霊から解放して天に帰らせる」

「生命の条理を破りし不死たる咎者共よ。我が御主の力と威光が前に潰えよ!!」

不死者成仏(ターニングアンデッド)

「安らかに眠るといい」

 俺はすべてを終わらし子供たちの(ダークネス)も解いてあげた。

「一人脱落。ちなみに本当の冥王様はすごく優しい女の子だよ。
死者を冒とくする子ではない」

「綾・・・お姉ちゃん」

「ヴィヴィオ大丈夫?」

「酷いよ暗闇の呪文なんて」

「見てたら、あんな風になるかもよ」

「:::」

「さて聖王陛下と覇王陛下も戦いますか?」

「ちったかが、トリックを使っただけでいい気になるな」

「我ら2人はそんなまやかしに負けはせぬ」

「多少は格闘の心得があるみたいだね。
最強と言われた。覇王と聖王の力を見せてくれないかな」

「止めろ!」

「破壊者様」

「魔導王」

「こいつは異常だ。三人がかりで」

「手っ取り早いんで3人でも良いよ」

「コケにしやがって」

「その傲慢さが身を滅ぼしますよ」

「危ないですよ。ヴィヴィオさんのお姉さま!
その二人はお強いです」

「ヴィヴィオ」

「何?」

「私の強いところ見ていてね」

「知ってる」

「そう言えば、リオもコロナも何かしてたよね」

「あ、はい私はストライクアーツです」

「私は春光拳をベースにして」

「ヴィヴィオさんのお姉様危ないです」

 俺が話していた最中に炎の球体が俺の方に投げられた。
魔術か・・・
魔導王って名乗るだけはあるけれど・・・
その炎の球体は俺の防御壁によって止められてしまった。


「もらった~」

「取った。このタイミングなら聖王(わたし)の一撃で・・・」

「覇王の絶対的な一撃を食らいなさい」

「私の一撃をもって倒します」

 覇王のストレートと聖王の上空からの飛びけりを俺は覇王のストレートを半身でかわし、その手をつかみ一本背負いの要領で投げ落とすのではなく、そのまま聖王に飛ばした。

「ねえアインハルトさん。あの二人って弱いのですか?」

「リオさん。違います。あまりにもヴィヴィオさんのお姉さまが強くてあの二人が弱く見えるのです。
しかもヴィヴィオさんのお姉さま実力を隠してます。」

「馬鹿な?」

「子供に私たちが子ども扱いなんて」

「そう言えば、あんたら二人降参していた子も残虐に再起不能にしたらしいね」

「闘いとは勝つか負けるか」

「私たちと戦って降参の二文字はない
我らが戦ってきた戦争ではそんな軟弱な思想は存在しず」

 俺は指を子供たちに向けた。
それにより、コロナとリオはうっすらと眠ってしまった。

「お姉ちゃん」

「ここからはやっぱり刺激が強いから、覇王っ娘とヴィヴィオは大丈夫なの知ってるから、私は君たち二人はこちらの世界には来てほしくないと思ってるよ」

「馬鹿にするのも・・・覇王の奥義でとどめを刺してやる」

 渾身のストレートを躱し、俺は一瞬腰を下ろして腰をひねりながらストレートを打つ

「断空・・・拳」

「覇王拳、アインハルトこれは断空拳じゃない。
私が編み出した。10年以上前から使用している私だけの技だ」

 覇王は前に倒れこもうとするのだが、俺は前蹴りをして上空に吹き飛ばす。
聖王がその隙に俺に突進をしてこようとするが、俺は検圧で聖王を吹き飛ばした。
俺は目覚めの呪文で気絶から回復をさせてから腕を折る

「きゃ~、やめて・・・やめて・・・」

「そういっても止めなかった奴らがやめてくれると思うの?
まじめに更生しているのに、あんたらのお陰でめいわくしてるんですが・・・」

 俺は少しだけサイコキネシスで足を上げさせ膝から足を折ってやった。

「五月蠅いよ・・・負けても降参は無いんだよね・・・」

 俺は聖王陛下の方に顏を向ける
彼女は恐怖で後退をして行っている。

「ゆるして・・・」

「そう言って許してもらえない子もいたよね」

 俺はもう一度衝撃波を与えてもろ腹に当たって聖王陛下は口ら吐き出した。

「ヴィヴィオさんのお姉さま。もうおやめください。勝負はついています」

「街頭試合をすればこういう可能性もアインハルトにはあったよ。
よかったね。間違いに気づき、スバルやノーヴェに出会って。
その出会いを無駄にしないためにもいろいろ考えて欲しい
君がその武を誇る場所はあるはずだから?」

「残りは破壊者さんだね。どうしてその名なの?」

「着に知らないものを破壊して、破壊して、徹底的にね。
依頼者も大いに喜んでくれたよ。
10年の休憩なんていらないぐらいにね・・・」

「そぅ・・・」

「あ・・・綾お姉ちゃんが怒っている」

「え!」

「そこで寝ている自称の王様をけしかけたと」

「ふん、我の目的はそこにいられる聖王ヴィヴィオと覇王アインハルト、冥王イクスヴェリア、雷帝ヴィクトーリア、黒のエレミア、ヴィクター。そして最終目的は高町なのは、フェイトテスタロッサ、八神はやて、なぜかわからぬが翠屋店長綾全ての抹殺よ
そこの奴らは役立たずだったが、貴様が入れば百人力。我と手を組まぬか」

 聞いてもいないことをぺらぺらとまぁ助かるけれど・・・

「管理局内で最強で最悪、自由のままに生きてきた
魔導王の破壊者とともに来る権利をさすげてやろう」

 俺の意識ないに何かが入ってきたのだが、そんなのは効かない。
洗脳呪文ね・・・

「答えを聴こう」

「答えるまでもない、いやだね」

「ばかな!」

「お姉ちゃん」

「ヴィヴィオさんのお姉さま」

「そんなちゃっちな洗脳呪文私に効くわけないじゃん」

「ば・・・ばかな」

「破壊者ってすごく弱いんだよね、ヴィヴィオ」

「?」

 覚えてないか・・・

「妹分に甘くて、管理局のエースオブエースの尻にひかれて、
店員にいつもいじられて・・・もう弱いんだよね」

「それって・・・綾お姉ちゃんみたいだね」

「でも強いところもある。
愛するものを護るときそれは絶対無敵の剣となり災いから守る盾にもなる」

 俺は左腕に消えていた修練闘士(セヴァール)の模様を見せる。

「ま・・・まさか・・・」

「俺が忘れた字を思い出させた罪は重い
破壊者と言うものが欲しければやるが貴様では荷が重い
第61代修練闘士(セヴァール)字は破壊者 高町 綾
手前らの馬鹿な祭りを滅ぼしてもらおう」

「格闘や破邪では負けるかもしれないが魔法ならこちらが上だ
全てを極めた魔導王の力を見ろ」

雷撃(ライトニングボルト)

 破壊者の指先から雷撃の閃光が放たれた。
周囲は溶け出して周囲は電磁場を起こしていた

『爆炎障壁(ガンズン=ロウ)』

 俺は雷撃に対しその場で炎の障壁を作り遮断した。

「馬鹿な・・・」

「ヴィヴィオさんお姉さまって」

「うん、お姉ちゃん武術も得意だけど、魔法はもっと得意だよ」

「ふふふ・・・まさかここまでやるとはな・・・最強最大の呪文で貴様を滅ぼしてやるぞ!初代。貴様を倒せば我は正真正銘の破壊者よ」

「まぁ良いけれど、何の呪文を見せてくれるのかな?」

「宙空の住者 星々の子らよ
マナはこの地に汝らを招かん
疾く集い来たりて 我が敵を撃つ礫となれ」

「隕石雨の呪文か」

「これが魔導王の呪文だ、死ね初代」


俺もすぐに呪文の詠唱に入った。

「万物の根源 万象の因なるマナこの世に形成すは 
すべからく汝の自ら果たせる業ならずや業の中にいと奇しきは 
千と千と千の彩なす色で成れるもの 
且つは成す力千古不易の巌なりとも 
マナの交わり断てる時 
浮かべる雲に等しうして 
やがてあとなし…今ぞ… 
マナは原初の混沌に還らん成れるものは極微の塵芥に帰す…!
消滅!」

破壊者が力ある言葉を唱えた。

隕石雨(メテオストライク)

 その瞬間天空から隕石が4つ頭上から降ってきた。
 
 俺もすぐさま力ある言葉を発す

範囲分解消去(マスディスインテグレート)

 以前アシュリアーナに行く前に使用したディスインディクレイトの強化版
周囲における物質を破壊し、消滅させる呪文

 俺が呪文を発した瞬間に天空からやってきた隕石はすべて破壊され消滅されていった。

「ば・・・ばかな。無敵の・・・隕石雨(メテオストライク)が・・・」

「まぁ確かに素晴らしい呪文で古のこの世界では存在してない呪文形態だが、そんな呪文は俺でも使える」

「ばかな、ばかな」

「基本俺たちの呪文は非殺傷なんて無い」

「な・・・なぜ」

「知らなかったのか?破壊者と魔導王は同一人物だということを
まぁ有名な名前で箔を作りたかったのかもしれないが・・・
本物に出会った不運を恨むんだな」

「ま・・・まだだ!」

 そいつは一瞬消えて俺の背後に回り攻撃をしようとしたんだけど、俺はそれを躱し肘打ちをくらわした。

「まだ幼い子たちには見せたくないんだけどなぁ
光輪よ 我が意志にそいて闇を裂け」

 俺はそのまま詠唱に入る

烈風光輪(ウイリンガー)

 3分間限定の正義の使者の八つ裂き光輪をはなった。

 破壊者はそれを躱したのだが、俺は一瞬踏込腰を下ろして拳を作り
必殺の一撃を与える

「銃弾 覇王拳」

 その一撃がみぞおちに入り静かにノックダウンをした。 

 

終焉

「結局、まがい物はまがい物か」

 自称魔導王もそれほどの脅威にはならなかった。
実子メテオを売った時は少しだけビックリしたけれど、
メテオは最強呪文の一角だから実力はあるのだと思う
魔導王って言っても差し支えないのだが、
俺とは根本的にLVが違うだけだった
それだけ

「断空拳?」

「アインハルト違うよ。まぁ古流武術って似たような技があるからねぇ」

「綾お姉ちゃん。」

「何ヴィヴィオ?」

「相変わらずのでたらめだね?何だったの?」

「あぁ古代ベルガの王達のまがい物が現れて暴れていたからそれの退治かな」

 俺は周囲の結界を解き、108に要請している間に事情を説明

「そんな事があったんですね」

「まぁね、俺らは聖王や覇王がだれか知ってるからね、すぐに調査を開始できるんだけど・・・」

「綾お姉ちゃんは昔のヤンチャがあって間違えられたと」

「ヤンチャ度でいえばなのはやフェイト達の方だと思うんだよね、ねぇフェイト」

「フェイトママ?」

「?」

 俺がそう呼んだのと同時に後ろから来たフェイトが現れた。

「なんで綾が片を付けてるの?
綾はもう喫茶店のオーナーさんだよ」

「ほら、身の潔白」

「そして、話は途中しか聞いてないけれど、ヤンチャなら綾の方だよ」

「ほら、ヴィヴィオだけじゃないんだからね」

「もう、この人たちが」

「自称、破壊者に聖王、覇王、冥王だよ」

「やりすぎては?」

「ん~私的には手加減はしたよ」

 ヴィヴィオとアインハルトはお互いの顔を見て信じられ無いような感じでいた。

「ストリートファイトって怖いよね。止める人間がいないから返り討ちになって一生恐怖におびえる人生になっちゃうんだから。ねアインハルト?」

「あ、はい。もう必ず止めますから・・・」

「うん」

「はぁ~綾式は使用したの?」

「多少はね。危険な呪文は使用してないよ。お子様がいたので・・・」

「はぁ~」

「なんで、リオちゃんとコロナちゃんは寝てるの?」

「そりゃ刺激が強いのはよくないかなって思って」

 そうこうしている内にギンガとチンクとカルタスさんが来てくれた。

「おつ~」

「綾」

「私嘱託だけど局員じゃないから」

「ヴィヴィオさん?ヴィヴィオさんのお姉さまって自由ですね」

「あはは、綾お姉ちゃんは自由だね。」

「私ってそんなに自由かな、フェイトに怒られるし、なのはにも怒られるし、ヴィヴィオにも怒られるし、シーラにもね」

「うん、アインハルトちゃんは絶対にそんな理由では言ってないと思うよ」

「ふ~ん。そうだアインハルト?」

「はい、ヴィヴィオさんのお姉さま」

「それ、ヴィヴィオさんのお姉さまは止めて長すぎるから、綾で良いよ」

「でも・・・」

「あ~お姉ちゃんそう呼ばないときっと返事してくれないと思うよ」

「なら綾さんで」

「良いよ」

「あのすみませんが」

「何?」

「詳しい話を聞きたいので」

「んじゃ詰所に行こうか、フェイト寝てる子たちの事お願いできる」

「こちらは任せて」

「アインハルト?」

「はい」

「もしよかったら今度軽くやろうね」

「はい、胸をお借りします」

 3人を護りながら戦っていたアインハルト
俺の興味を引くには十分
ビックリなのはヴィヴィオもだ
きちんとと見えてやがった。
動体視力が良すぎ
なのはの娘ね・・・
血は繋がってないけれど、あれは娘だわ
もしかしてなのはには古代ベルガの血が・・・
無いね。なのはミッド式だし

 おれはギンガとチンク、カルタスさんに連れられて
108隊舎に到着
ゲンヤさんを交えて説明

 王たちだけではなく多分俺も視野に見られてる感じがするのは全員一致
だれが敵かわからないので、それとなく子供たちの保護を頼んだ。
恨みを買ってないかと言われてもね
戻ってきてからは、あの戦技披露会以外は無いし、
7年前は売りまくりだよな
どれだけ秘密裏に犯罪を止めてた事か・・・
俺に喧嘩を売るんなら、後悔させてやる。 

 

報告

今月休ませてもらってます
来月から再開するのでよろしくお願いします
 

 

Brand new heart

 あのあほらしい事件も終わり平和な日中なのに俺はスタッフに怒られていた。

「あの綾さん聴いてますか?」

「聴いてるけれど何?シーラ」

「何シーラじゃありません」

 春のオフトレーニングの件でシーラ以下スタッフとお話し中

「確かに例年この時期に行っているのは知ってますけれど・・・」

「それじゃ良いじぁん」

「良いじゃんじゃないですよ」

 先日起きた事件で少しだけこの店にも被害が起きた。
そりゃ管理局員が何人も倒れたなんて知ったら、何か事件が起きたと思われる。
実際は事件だったんだけどね
それの埋め合わせに今年はキャンペーンをやろうとお店のスタッフの意見
俺はと言うとそんなの嫌だと言った。
だって4泊5日のオフトレなんだよ
俺一人でお留守番なんていやすぎる
なのはが約一週間居ないのなんてあり得ないって力説したらみんなから白い目で見られた。

「大丈夫だって1週間ぐらい休日でも例年そうでしょ」

「綾さん。今までは事件が起きてなかったからですよ。いったん離れたお客様が戻ってくるのには時間がかかりますから」

「なのはとヴィヴィオ・・・」

「店長はオーナーだから仕方ないと思いますよ」

「エスティマさん。そんな常識知りません」

 40代とは思えない上品な感じのお姉さん
主婦でもあるんだけれど、この方の紅茶は絶品。
フィアッセ義姉ちゃん並みに美味しいのにはうれしいんだけど

「良いじゃん。シーラにしろエスティマさんにしろ、エルさんにしろバイトじゃないんだから」

「「「そう言う問題じゃないです」」」

「私死んじゃうよ」

「そんなぐらいで死にゃしないよ」

「エルさんの意地悪」

 少しボーイッシュな感じの20代の女性
こうみえても料理が得意
エルさんと言うのは私が呼んでいるあだ名
名前はエルグランドさん

シーラとエスティマさん、エルさんのお陰でこの店が回っている感じ
この3ん人が社員で後は学生のバイトが入ったりしている

「店と奥さんどっちが大事なの」

「そんなの両方とも大事に決まってるでしょエルさん」

「ねえ、綾さん」

「何ですか?シーラ」

「ただのオーナーなら良いんです。でもあなたここのパティシエでもあるの知ってますよね」

「うん」

「貴方のシューを楽しみにしている方がたくさんいるんですよ」

「うん」

「流石に先日の件と合わせて1週間もいないと問題があると思うんですけれど」

「うん」

「綾さんが楽しみにしているのは知ってます。今回は諦めてもらえないですか」

「良し決めた!」

「「「決心してくれた」」」

「うん、この店1週間お休みでみんなも行くよ」

「はい?」

「社員旅行にしよう」

「なんでそう言う方向になったんですか?」

「エスティマさん。みんなの英気を養ってほしいと思って、私は絶対に行きたいし、でもよく考えたらみんなも休んでほしい
リフレッシュもね、それに私だって遊んでばっかりじゃないんだよ。シーラ知ってるでしょ」

「あ!」

「どうしたんだい、シーラ」

「エルグランドさん。実は綾さん何時もこの旅行の帰りに新しいデザートを作ってきてるんです」

「は!」

「あそこってねエルさん。
凄く自然が豊富でイマジネーションが湧くんだよ
もしよかったら3にんともいきませんか?
絶対に3人が納得するお菓子作ってくるから」

「ここでは難しいのですか?」

「うん、エスティマさん。この店も大事なんだけど、家族も大事だし、必ず新しいお菓子制作するからお願いします」

「は~もうわかりました。綾さん。私がこのお店しっかりとやりますから行ってきていいですよ」

「シーラ良いの?」

「なのはさんやヴィヴィオちゃんがいない間死んでいるような感じでお菓子作られても困りますから、その代わり新しいお菓子2品作ってきてください」

「え!2品」

「そうですよ。それなら研究という事で納得しますから、どうですか2人とも」

「あ~オーナーとチーフがそう言うんなら仕方ないんじゃね」

「私もそれならいいと思います。店長が誘ってくれるのは嬉しかったんですけれど、私だけ行ったら旦那と子供が困りますから、誘ってくださってありがとうございます」

「シーラもいかないんだよね」

「はい、じっくり羽を休めてください」

「うん、皆ありがとう」

 とはいえ今日から旅行なんだけど、時間まで少しあるのでその間に今日のシューは全部作り終えてから帰宅をした。

 俺が家に入ろうとした瞬間
ここから出発するみんなはいるみたいなんだけど・・・

「さて・・・ここから出発するメンバーはみんな揃ったし、途中で二人の家によってそのままでちゃおう・・・」

 フェイとの声が聞こえてきたと同時に俺は玄関のドアを開いた。

「ふ~ん。そろったってフェイト」

「あ・・・綾。え、えっとね、忘れてたわけじゃないよ。うん」

「リオ、どう思う?」

「え、えっと私に言われても・・・」

「アインハルトはどう思う?」

「えっと多分ですが、綾さんはお仕事が忙しいと思ったので、今回は来られないと思ったのでは」

 俺はすぐさまなのはにしゃがみながら抱き着いた。

「キャッ!綾ちゃん」

「フェイトとアインハルトがいじめるよ」

 驚きながらもなのははきちんと俺の頭を撫でてくれていた。
うんここち良いんだよね

「え、えっと。すみません」

「良いんですってば、アインハルトさん
綾お姉ちゃんはフェイトママとアインハルトさんをいじめて、なのはママに甘えたかっただけですから」

「ヴィヴィオが立派になって私は嬉しいよ」

「はいはい、みんなじゃれてなく。行こうか、綾ちゃんは大丈夫だったの?」

「ん、もちろん。宿題はあるけれどね」

「準備は」

「大丈夫だよ」

 俺はすぐに抱きしめていた手を離し、きちんと立ってから

「改めてよろしくね。みんな」

「はい」

「フェイト車、私が運転するよ」

「うん、お願いするね」

 これから4日間の地獄のオフトレが始まります。
 

 

情けない大人組・・・綾の企み

 改めて今回の旅行は
俺、なのはにヴィヴィオ、フェイト
スバルにティアナ
コロナとリオにアインハルトとノーヴェ
別行動で先についていると思われるエリオとキョロ
現地の人のルーテイシアの総勢13名の大所帯

 無人世界カルナージは首都(クラナガン)から臨行(りんこう)次元船で約4時間
時差は7時間と言った場所だ
地球だと4時間と言えば香港ぐらいの距離で時差は日本からだとギリシャ当たりの時差
それだけでもこの船速いのがよくわかる。
次元を渡っているので比較対象にはならないのだけど
アルビーノ親子が暮らしているこの惑星は一年を通して温暖で大自然の恵みがある豊かな世界
皆さん軽く仮眠を取りながら無事に到着
アルビーノ母娘が丁寧にお出迎えしてくれた。
エリオとキャロは少し早く着ていて薪とかのお手伝いをしているみたい
みんな初めて同士の方たちは軽い自己紹介
黒い仮面ライダーじゃなくルーテイシアの召喚獣ガリューが現れた時
アインハルトが戦闘態勢を取ったけれど、まぁ仕方ない事かもしれない。

 着いた早々大人組はトレーニングでノーヴェ率いる子供たちは川遊びをしに行くそうだ。
俺はと言うと一応トレーニング場に行くことになった。
そこに着いたらびっくりした。
本格的アスレチックがこれでもかと言うぐらい設置されてたから
ルーテイシア張り切りすぎじゃねえと思ったのは俺だけかもしれない。

 軽くランニングをしながら自然の中でアスレチックの用具を使うのはすごくいい事だと思う
自然と身体が鍛えられるのは柔軟な筋肉とかできるからとてもいい
1時間ぐらいアスレチックをして今は小さな岩山に網上のロープが垂れ下がっているので頂上を目指して行く
それを行っていたのだが、俺、なのは、スバル以下少し下の位置で休憩を取っていた。

「アインハルトちゃん楽しんでくれてるかな?」

「なのはさん、ヴィヴィオたちが一緒だから大丈夫ですよ」

「ノーヴェ師匠もついているしね」

「ありがとうございます」

 なのはとスバルが会話を聴きながら俺は不可視の目でヴィヴィオたちを見学
どうやらあちらは拳圧で海面を割る練習をしている
水切りって言うんだっけ
ヴィヴィオ達あの年齢でこれが出来るのは凄いけれど、対する大人たちはこれ位のアスレチックで何をへばっているんやら
たるんでるんじゃない
なのはが心配そうに聞いてるけれど
フェイトがバテテないとか言っているけれど
息切れしながら言っていてもね・・・
情けない
反対に流石スバルは救護だし、なのはは戦技教導官だから基礎体力はしっかりあるみたい。
これは、明後日に考えていたものをやるしかないのか
そんな企みを考えていたら昼食に呼ばれた。

 ロッジに着くとルーテイシアのお母さんメガーヌさんがバーベキューの準備をしていたので、
俺たちもそれを手伝う
その後に子供たちも到着なんだけど・・・

「ヴィヴィオとアインハルトどうしたの?」

「あはは・・・」

「え・・・えっと」

「あ~綾さん、こいつらずっと水切りの練習していて」

「温かいもの沢山あるから、メガーヌさんがいっぱい用意してくれたから」

 そうこうしているうちに準備も終わり、美味しい昼食タイム

「そうだ!ルーテイシア忘れないうちにお願いしても良い?」

「何?綾さん」

「凄いアスレチックでビックリしたけれど!、少し向こうの空き地で新たの物作っても良い?」

「あれじゃ満足いかなかった?」

「いやいや十分なんだけど、ちょっとやりたいこともあって」

「良いですよ」

「ありがとう!後メガーヌさん」

「何かしら?」

「なにか新しいお菓子のネタって無いですか?」

「そうねぇ、お昼から私とそこらへん研究してみる?」

「良いですよね、メガーヌさん昔からお菓子作り上手ですし」

「まぁでも友人はね量専門だったから」

「あそこにも二人ぐらいいますけれどね」

 俺はスバルとエリオを見ながら返事をした。

「それじゃメガーヌさんお願いします」

「ええ」

「なのは、そう言うわけだから」

「うん、私たちは陸上戦を行うから、ヴィヴィオ達は?」

「ん~私たちはちょっと自由にしているよ」

「うんわかったよ」

「出来上がったらヴィヴィオ達味見してくれても良い?」

「うん」

 確かスケジュールだと明日が摸擬戦して3日目が休憩と午後から独自訓練だったっけ
午後から少しだけスケジュールを変えさせてもらおう
6課の時より体力落ちていて平和ボケだなあれは
少しだけ鍛えてあげましょう
ついでに子供たちもね 

 

ひざまくら

 さて大人組は陸戦の摸擬戦をやっている時間たいか
子供たちはのんびりしているみたい
おれは、アスレチック場の奥を借りてただ今どのようにしようか考え中
必要なものは呪文を使えば道具は出せるから良いとして
大人たちの訓練になり
子供たちにも楽しめる物を創ろうとは決めたんだけど・・・
こうなったら生前の記憶でどうしてもやってみたいものがあったからそれを創ろうと決定
俺は念動力(テレキネシス)の呪文でどんどん施設を作成中
周囲には暗闇の呪文を使い中は見せないようにした。
本格的にするのは、明日行われるチーム対抗の陸戦の成り行きを見てから決めよう。
どうせ今回俺は蚊帳の外だし
全く強すぎるのも罪だよな
まぁお店の宿題は何とかなる
実際お菓子の種類は地球に軍配があるぐらいだ
バレンタインとかハロウィン等のお祭りがこちらにない
あとやはり地球の方が国が多いからだろうと思われる。
スフレっぽい物とフィアッセ義姉(ねえ)さんが教えてくれたショートブレッドにしようと決めた。
イングランドでは紅茶に合う定番のお菓子らしい。
よし俺が作ったアスレチックジムも完成した。
明後日が楽しみだ。

 俺がゆったりホテルアルピーノに向かっている方向から何かが打ち上げられている。
ここからではわかりにくいけれど炎と雷が纏って何かが打ち上げられたことだけは確か・・・
まぁ危険信号が出てないから何かの余興かもしれない
帰って聞いたら聖王教会のシスター、元ナンバーズのセインがセクハラをして、吹き飛ばされたって言うのを聞いた。
何してるのやら、なのはにしてたら生かしてはおかなかったけれどって言ったら震えていたのは後日談

 帰り道明日の舞台周辺でなのはとフェイトを発見

「なに、まだお仕事してたの?」

「あ、綾ちゃんは終わったの?」

「私はね。そっちは?」

「今最初のチーム分けが終わった処なんだけど・・・」

「何その・・・は?」

「え、えっとね綾、なのはは、綾をないがしろにしてるわけじゃないんだよ」

 やはりか・・・
俺はあきらめにも似た表情で二人を見た。

「ごめんね、綾ちゃん」

「私抜きなんだよね」

「うん・・・」

「私抜かすと丁度良いもんね」

「・・・。本当にごめんね」

「デート一回」

「良いの」

「仕方ないじゃん。一応現役外れてるし、去年みたいになったらまずいし・・・」

 去年はすさまじかった
元6課フォワード陣全員とナカジマ姉妹と聖王教会の方たちにクロノ提督やらわんさかでのチーム戦
4チームに分かれての総当たり戦
暴れに暴れてすさまじいことになったっけ
まずチーム戦がおかしい
俺一人ってチームじゃないじゃん
しかも全員俺を狙ってくるって鬼畜でしょ
本気で叩き潰したけれど
今回は子供たちもいるから仕方ないのかな

「なのはに綾、私先に帰るね」

 フェイトは気を聞かせてくれたみたい

「負けないよなのは」

「私だって」

「んじゃごゆっくり」

 
「フェイト、ありがとう」

「たまにはね。あまりゆっくりしているとご飯無くなっちゃうから」

「うん」

 俺たちに向かって手を振りながらホテルの方に向かっていった。

 俺はなのはの横をすわり、なのはの方を見た。

「良いよ綾ちゃん」

 なのはも座り、膝枕をしても良いよいう合図をしてくれた。

「ありがとう」

「どういたしまして、綾ちゃんは何してたの?」

「うん、明日どうせ独りぼっちだと知ってたから、明後日少しだけ私が作った物を体験してもらおうかなって思って施設を作ってきたの」

「聴くけれど、この短時間で」

「うん、この短時間でだよ」

「なんで明日の仕合の結果でなの?」

「いや~6課時代に比べると何人かはたるんでいるように見えたから、少しだけ活を入れようかなってね」

「ほどほどにしないと」

「大丈夫。明日私が納得するだけの物を見せてくれたらいいだけだから」

「本当に・・・」

 そう言いながらなのはの手のひらが俺の髪をやさしくなでてくれて少しだけくすぐったいような気持ちいいような感じで、
俺はなのはの股の方に顏を近づけた。

「キャッ綾ちゃん。こんなところでは」

「ごめん、ごめんなのはの可愛い声も聴けたし大満足だよ」

「もぅ」

「大好きだよなのは」

「私も大好きだよ。そろそろ戻ろうよ」

「そだね、そろそろ戻らないとフェイトから連絡きそう」

 俺はなのはと恋人繋ぎをしながらホテルまで散歩の要領で帰った。
歩いている最中思念波等の通信呪文を遮断をして帰ったので帰ってからフェイトに怒られ
みんなの晩御飯が少しだけ遅くなったのは仕方ない事だと思う。
明日はゆっくりと見学しますか・・・ 

 

朝食準備

「メガーヌさんもやりません?」

「諦めないわね綾ちゃんは」

「何の話をしてるの?」

「セイン、私とメガーヌさんとガリューと暇ならセインも誘って乱入したいなって思ったんだけど」

「あたしも?」

「どうせ朝食作って観戦するだけでしょ」

「出たいけれど・・・」

「無理よ綾ちゃん。忘れたの、今の私もう魔法が使えないこと」

「大丈夫ですって、あのクイントさんと互角だったんでしょ」

「うそ!」

「あれセイン知らない!メガーヌさん都市本線決勝まで行った凄腕ファイターなんだよ」

「クイントなら大丈夫かもしれないけれど、私の決勝は完全な魔法ありきだったから無理よ」

「私も無理かな、教会の方に話が言ったならお仕置き決定だし、綾さん」

「ん?」

「そんなに暇なら、観戦しながら説明の方お願いしても良い?」

「は~仕方ないか」

「でもどうしたの?昨日は納得してたでしょ?」

「朝起きたら、隣になのはがいなくて窓開けたら、青組の大人組ミーティングしてて楽しそうだったから・・・」

 俺が下を向きながらそう言ったらクイントさんは何も言わずに頭を撫でてくれた。

「仕方ないか、はいお菓子出来上がり」

 俺は昨日考えていたショートブレットを作り終えた
バタークッキーみたいな物なんだけど、
セインが昨日の晩と今日の朝食担当らしい
なんか昨日温泉でセクハラ疑惑があり
お詫びの交換条件として宿泊と食事込みで示談成立したらしい
今日の所はクイントさんも楽を指してあげたかったので、俺自身もセインを手伝いながらお菓子の試食の為に作った所存だった。

「でも綾さんどうしてか聞いていい?」

「ん?簡単な事だよセイン。子供たちが面白そうだったから?」

「でも昨日全然一緒じゃなかったよね」

「でもアインハルトとヴィヴィオの格闘能力は面白そうだし、リオとコロナどちらかわからないけれど、火と雷属性でしょ」

「しってたんですか?」

「ほら昨日セインが吹っ飛ばされた時火と雷を纏って落ちてたのが見えてたから」

「はは・・・」

「元6課がどれだけ成長してたるんでるのか見たかったし、色々興味が出てくるでしょ」

「そんなものですか」

「あ~ノーヴェと変わってもらおうかな」

「もう諦めなさい」

「は~い。セインみんな呼んできてもらっていい」

「了解」

 こうして俺のお茶目ないたずらが阻止されて、チーム戦が開始された。
お菓子は結構評判で安心した。
 

 

チーム戦開始 前半戦

 赤チーム、青チームに分けてのチーム戦がそろそろ始まろうとしていた。
俺も仕方なく解説者として参加することになった。
どのみち見て決めようと思ったから丁度いいんだが
赤チームはえっと・・・
ノーヴェ、アインハルト、フェイト、コロナ、キャロ、ティアナね
青チームは
スバル、ヴィヴィオ、エリオ、リオ、ルーテシア、なのはね
えっとコロナとリオ抜いたらほぼ同系列なチームわけだ
どんなふうになるのやら見させてもらおうと思ってたら、みんな一斉にバリアジャケットに着替えだした。

 メガーヌさんの始めの合図でチーム戦が始まった。

「メガーヌさん」

「何かしら?」

「これ見て思ったんだけど、どちらが早く収束砲(ブレイカー)を入れるかの勝負じゃない」

「それ、どんな最終戦争ですか?」

「いやセインきっとそうなるって、それか早くなのはかティアナを落とした方が勝ちかな」

「楽しみね」

「メガーヌさんはどう見ますか?」

「私は娘びいきかもしれないけれど、なのはちゃんとルーテシア2人が作戦立てれるから、その差で青チームかな」

「あ~確かに、青チームなのはさんいますからね、そう言う綾さんは?」

「ブレイカーでの全滅かな」

「それ起きたら本当にシャレになんないですよ」

 外野3人で話していたら後方のなのは、ルーテシア、ティアナ、キャロ以外はお互いのポジション同士での1対1に自然となっていった。
まずは娘の方から見ますか
ヴィヴィオは現在アインハルトと対戦中だけど、砲撃を何とかかすらせて、流石判断が早い
次の一手で束縛呪文をアインハルトに行うけれど間一髪でかわしたところでケリをガード
アインハルトはそのままガードをしながらヴィヴィオの体勢を崩しながら正拳突き
でもヴィヴィオはすんでのところでガードをしながら後ろに吹き飛んだ

 おれは二人の戦いをじっくり見たかったのだが、コロナが珍しい物をしやがった。
BASTARDに出てくるストーンゴーレムよりデカいゴーレムを一瞬のうちに作成しやがった。
しかもゴーレムのくせに動きが素早い

スバルとノーヴェも同門だけあってすさまじい応酬しているし
フェイトとエリオもお互いスピードで
攪乱しようって言うのはわかるけれど、お互いの手の内が読めてるらしく中々の決定打が出ていない
その時、ヴィヴィオ達の戦闘が状況が変わった。

ヴィヴィオはシューターを飛ばすけれどアインハルトはシューターをバレットを受けながらヴィヴィオに投げ返しやがった。

「流石古流武術だけあるね」

「そういや綾さん古流武術っていったい何なの?」

「私の考えだけどね基本武術って一対一だと思うんだけどね
古武術は基本戦場武術でもあるから多対一での戦闘も視野に入れてる
だからアインハルトみたいにシューターを跳ね返す多対一の技があるんだよね」

 そうしてアインハルトはヴィヴィオを地面に叩き落としたのだが、ヴィヴィオもただじゃやられないなぁ


「あれ、覇王っ子なんか様子が・・・」
 
 セインがつぶやいたと同時に肩のバリアジャケットが破損した。

「うおぉおおなに?」

「あら見えてなかったのヴィヴィオちゃんの反撃、ちょっとずれてたら結果は逆だったかもね」

「やっぱりメガーヌさんあれが見えてたんならやっぱり一緒のチームで出来ましたって」

「思ったよりいい試合してるから血が騒ぐの?」

「まぁ、ちびっ子たち半端ないから私も出たかったなぁ」

 2人と話している最中にゴーレムの上半身が回転しながらリオに攻撃するわ
リオはリオで大きいゴーレムを持ち上げ投げるわ
俺が思っていたレベルよりはるかに高い戦いをしていたのでおれも参戦したくなってきた。

 ヴィヴィオを叩き落したアインハルトはそのままなのはに遭遇しに行った
なのはもアインハルトを観察しながら楽しんでるし

「乱入したら」

「ダメよ」

「なのはさんに叱られるよ」

「だって凄い楽しんでるじゃんなのは」

「そうねぇ。きちんと受けながら分析中って所かしら」

 アインハルトの攻撃は暖簾(のれん)に腕押しって感じでなのはに完全に動きを読まれてレイジングハートで受け流していたところで、
ワザと隙を作りアインハルトの攻撃を誘った。
アインハルトはそれを好機と取り右のフックに近い攻撃をなのはは拘束魔法でアインハルトの右腕を拘束した。
なのはの近接封じの必勝パターン
アインハルトは解除を試みているみたいだがいくら才能あるアインハルトでも格上の存在の束縛呪文を力業じゃ無理だろうと思っていたら、
アインハルトの身体から力みがきえ脱力した状態から拳を振り回したら拘束した魔法のチェーンを砕いてその威力は拳圧となりてなのはを襲った。

「アンチェイン・・・ナックル・・・ノーヴェが教えたのか、あの年でよく・・・って懐かしくないですメガーヌさん?」

「もう、そそのかすのはやめて欲しいわ、でも・・・クイントの必殺技ね」

「奥様、覇王っ子ってなにしたの?」

「脱力状態から加速と炸裂点を調整する打ち方を極めると色々な応用が利くことが出来るわ
アインハルトちゃんがやったのは、静止状態から全身を使った加速で全威力を炸裂するやり方
極めれば、シールドもバインドもアインハルトちゃんの前には意味をなさなくんなる
繋がれぬ拳『アンチェインナックル』が出来るわ」

「あれやばいよね、私もクイントさんとやった時、シールドを破壊された時はビックリしたし、しかもあれ魔力全然使用してない
完全体術の技だから、二重の意味でビックリしたよ」

「でも、綾ちゃん余裕で勝ってたわよね」

「でもそれとこれは別ですって・・・でもさすがなのはの砲撃。あれは打ち返せないか」

 ピンク色の砲撃がアインハルトを飲み込み地面に叩きつけられていた
ゲージを見るとライフゲージが40
治療が行われるまで移動不可になるからなのはのシューター1発で終了させれるが・・・気づいてないようだ
俺がそう思ったのと同時にオレンジ色の弾丸がなのはの後頭部に当たった。
これでキャロが転送させて回復か・・・
嬉しいのはわかるけれど、気を抜きすぎでしょうが・・・
前半戦は全くの互角か
ヴィヴィオもアインハルトも治療中
コロナのゴーレムのゴライアスはダウン中だけど、リオと対峙してしてるし
まぁたまには見学も面白いか
見取り稽古にもなるから
おれならどうするかって考えてしまう
俺が参加するのなら能力の一つや二つは使用不可にしないといけないのだが・・・
体術のみ、魔術のみだったらどう行動するか色々シミュレーションしてしまう
子供たちあの頃のなのはとフェイトよりすごいんじゃないかな?
ノーヴェは良くあの子らを鍛えたなぁと感心どころか感動までしていた。
4年前は気の短かったノーヴェがだよ
あそこまで根気に教えているのを知ったらそりゃ感動するわ
後半戦はどう展開するか凄く楽しみ!!
 

 

チーム戦 後半戦

 アインハルトが後方治療行っている時に膠着状態だった戦場が変化が起きた。
青チームがティアナとゴーレムが倒れた状態のコロナを置いて青組は2人組になり紅組1人ずつ各個撃破する作戦に出た。
スバルには格闘技者二人の子弟コンビノーヴェとヴィヴィオ
フェイトには元6課の子弟コンビ なのはとエリオ
治療中のアインハルトとキャロにはルーテシアとリオ
コロナはキャロの方に援護に向かったのだが、ティアナは姿を隠して移動したみたいだ。
敵さん固めて破壊砲で一撃で終わらせる作戦か
なのはも気づいたみたいで何かをしようと考えたみたいだ

 なのは誘導弾でフェイトを追い詰めさせていたがフェイトはフォームチェンジをしてもっと軽量になりスピードアップをしようとした所をエリオに狙われてフェイトのバリアジャケットがところどころ破壊された

 実力が同じぐらいのスバルとノーヴェだったけれど、ヴィヴィオも加わっているから防戦一等だったけれどこちらも大きい一撃を与えられた。
こりゃ紅組ティアナが間に合えばまだわからんけれど、このままだったら総崩れになる可能性が出てきたと思っていた矢先
コロナがやってくれた。
キャロが牽制でチェーンを出しルーテシアとリオが回避をして一直線上に重なった瞬間
なんとコロナのゴーレム、ゴライアスのパンチが外れ飛び出した。


『ロケットパンチ』

 あのゴーレム
ただのゴーレムじゃなく(くろがね)の城だったのか!!
元祖スーパーロボットの必殺パンチが二人に当たり撃墜
でもそこで気を抜いた瞬間
キャロはなのはのシューターで撃墜されて
コロナは捕縛されてしまった。

 なのはは勝機を感じたらしく
ブースターのブラスターを使い収束法の準備に取り掛かった。
ティアナも収束にかかっているのだが、まだたまり切っていない感じだった。
マジにブレイカー(収束砲)での激突になりやがった。
そのままお互いのブレイカーが激突してここら辺一面破壊の焦土どかしていた。

「え・・・えっとこれ何の最終戦争!!」

「まぁ収束砲同士がぶつかればねぁ・・・さてみんなは」

 セインのつぶやきにメガーヌさんは返事をしながら少しだけ引きつりながら周囲の確認
やっぱりこうなったかと思い俺も画面をチェックしていたら
ティアナはギリ相殺したのだが、その他二人以外全員脱落してしまった。
二人のうちの一人ヴィヴィオはスバルにガードをしてもらい無傷でティアナの所に向かって行った。

 ヴィヴィオがティアナを落とそうとした瞬間に
生き残った最後の一人アインハルトがヴィヴィオの行動を防いだのだが、
攻撃を食らいながらヴィヴィオは単発のシューターを飛ばしティアナが撃墜された。

 俺の予想を超えて最後の二人
アインハルトとヴィヴィオのタイマンが始まった。

 この間の偽物事件の時も思ったけれど
本当にヴィヴィオは目がいい
全2回のアインハルトとの戦いでも思ったんだけど、回避とそれを可能とする勇気をもって前に進んでの精密な急所攻撃
これは間違いない
ヴィヴィオの攻撃スタイルはカウンターヒッター
丁度アインハルトの右ストレートをヘッドグリップで回避しそのまま左フック
少ししゃがみながらの必殺のアッパーを当てdされもが終わったと思った瞬間
アインハルトの格闘者の心がまさり倒れこむのと同時に回転蹴りがヴィヴィオに当たった。
完全脱力状態で倒れこむ前の一撃だった故に
無動作からの攻撃に近くそのままヴィヴィオに当たりダウン
結果ダブルノックアウトの状態になり
試合時間
19分35秒
青組 行動不能1名 撃墜5名
紅組 行動不能1名 撃墜5名により条件でも同じであり引き分けとなった。
 

 

反省会

 お約束のような引き分けで1回戦が終了
本日は3回戦を予定しているみたいだけど、ただいまおやつタイムと反省会
議長は両チームのリーダーなのはとフェイトが進行役でなぜか俺も参加させられていた。
お菓子は俺が作ったシューを出した。

「なんで参加してない私が?一緒に見ていたメガーヌさんやセインはいないんだけど?」

「綾ちゃんメガーヌさんはお仕事があるしセインはそろそろ教会の方に戻らないといけないから」

「そっか」

 おれはお互いのチームの会話を暇つぶしに聴いていた。
活発な意見や反省を聴いていたけれど、先ほども思ったんだけど10歳でこれだけやれたら十分じゃないかと思う
魔法は大人モードのみでもKOFの本戦に出れるんじゃないかと思う。
流石にコロナはゴーレム操者になるからあれだけど、アインハルトやヴィヴィオにリオなんかはいい線行くんじゃないかと思ってしまう。
反対にふがいないのは奇跡の部隊と言われた元6課フォワード陣
撃墜させた気のゆるみから捕縛やらフェイとにいたってはエリオにBJをひん剥かれるという失態
なのはもティアナにブレイカーの前に不意打ちを食らわなければ大丈夫なのにこちらもふとした気のゆるみからダメージを負ったぐらい
やっぱり計画を行おうかと思案していた。

「・・・ちゃん・・・綾ちゃんってば」

「ん!ごめんなのは、どうしたの?」

「もぅ聞いてなかったでしょ」

「少し考え事してたけど何だった?」

「うん、3回戦目の話なんだけど」

「たしかトレードして行うって言ってなかった」

「うん、でもね。提案があってね」

 なのはは子供たちの方を見ながら言っていた。

「ん?キャンセルってわけないよね」

「それはないよ。みんなやる気十分だし」

「本当に聞いてなかった?」

「もう一度聴くよ?」

「うん」

「綾ちゃん3戦目参加する?」

「なんでそうなったか聞いても?」

「うん、せっかくだから経験したいらしくて・・・」

「ん~ならさぁ、私からも提案があるんだけどいいかな?」

「無茶な事じゃない?」

「うん大丈夫。私的には参加したいけれど、多分見ていて思ったけれど私の圧勝だよ
でももし、私とやりたいのならちょっとしたアトラクションに参加しない」

「?????」

 ルーテシアを除くみんなが俺の方に注目した。

「ヴィヴィオ達子供組って言うの?
私はすごくびっくりした。
私の想像の斜め右言ってたよ
反対に大人たちはどうしたのって言いたかったんだけどね
そこで私はルーテシアにお願いをして広場を借りたのは知ってるよね」

「うん」

 代表してなのはが返事をしてくれた

「摸擬戦じゃないけれど、私が作ったアトラクションを作ったんだけどそれを通り抜けれたらやってあげるよ。どう?」

「どうしても」

「だって12対1は面倒だしね。激力鬼神三面瘡(ユー・ディー・オー)使って一発で終わらせていいならやるけれど」

「絶対にダメです」

「だよねぇ、きっと大人たちも子供たちも良い練習になると思うよ」

「みんなどうする?」

「あの綾お姉ちゃん」

「何ヴィヴィオ?」

「それって大丈夫なの」

「楽しいと思うよ。多分ね。最終まで行かなかったらまだ私と戦うまでじゃないってことだから」

「うん、私は少しやってみたいかな」

 ヴィヴィオの発言により2戦目が終わってから1時間後にそれを行うことが決まった。
俺は不可視の目を使用して観戦しながらアトラクションの最終調整に入った。


 

 

風雲 綾城 開始

 無事に二戦目も終わった
二戦目は元々三戦目に行うはずだったトレードをして行ったんだけど・・・
なのはとティアナが同じチームってだけで反則なような気がするのは俺の気のせいなんだろうか
トレード後のチームわけはこうなった。
赤チーム
スバル、ノーヴェ、フェイト、エリオ、コロナ、ルーテシア
青チーム
ヴィヴィオ、アインハルト、リオ、ティアナ、なのは、キャロ
相変わらずティアナの幻術となのはの砲撃はシャレにならないと言っておこう

 2戦目が終了して皆さん俺が指定する場所まで来てくれた。
広場には俺がいて後ろには暗闇の呪文で全てが覆われていた。
俺の姿は変身魔法で子供モードになっていた。

「綾ちゃん、何するの?」

「綾ちゃん?綾お姉さんの事ですね!今回の挑戦者は粒ぞろいと聞きました。
是非あの城を落としてください」

「綾ちゃん」

 俺はなのはのセリフを無視をして指を鳴らすと後方のはるか先に大きな日本風のお城が現れた。
俺はぼう番組アナウンサーの宮内さんの声を腹話術の呪文と拡声呪文を使ってタイトルコールを発した。

『天を突きそびえ立つこの城を、人は『綾城』と呼ぶ!今まさにこの城をめぐって壮絶なる戦いの火蓋が切って落とされようとしていた!!』

「言うわけで皆さんはお城にいる綾姉さまを倒してください」

 なのは達の前に空間モニターを展開した。
そこには俺自身がしっかりいた。
実はそこにいるのは幻術だったりする。

「みんなお疲れ様」

「綾、何この茶番は」

「え~フェイトアトラクションは設定があるんだよ。
皆さんには数々のアトラクションを突破してここまで来てもらいます
底の名がテーブルにリストバンドがあるからそれを装着してね。
魔法は使用不可で体術だけでここまで来てください
拒否をする人は今から明日の帰るまで寝ていてもらいますから
全員参加してくれえると嬉しいです」

 言いたいことだけ言って空間モニターは消えた。

「なのはママ、あれって結構あるよね」

「綾ちゃんがごまかしてなければ2キロぐらいは軽くあるよね」

「あの~ヴィヴィオさん。綾さんって・・・」

「やってみたいと思った事はすぐにやり始める人です」

 そう言いながらみんなリストバンドを付けた瞬間負荷がかかった。
毎度おなじみの魔力、体力養成リスト
このメンバーがフルスペックでアトラクションしたら軽くクリアーできてしまうしね

「全員用意できたみたいだから行くよ」

「綾さんもよくやるよな」

「ノーヴェどうしたの?」

「ヴィヴィオ、あれ幻術魔法でずっと動かして、声も作成して凝ってるなって思ってさ」

「きっと綾お姉ちゃんも私たちと遊びたかったんだよ」

「そうだろうなぁ、度が過ぎてるけれど」

 メンバーは難攻不落の綾城を落とせるのか・・・ 

 

風雲 綾城 国境の坂 前半

 準備はみんなできた時にもう一回俺は空間モニターを展開した。

「準備良いみたいだね。そうそうクリアするか、私が納得したなら私が出来る範囲で何かお願い事聴くよ
でもダメダメな人にはきちんと罰ゲームがあるから、ほらゲームだから商品とペナルティも必要だよね
いうわけで待ってるから」

「相変わらずだなぁあの人は、絶対にあの上から目線をやめさせてやる」

「もぅエリオ君、綾さんがかかわるといつも挑戦的だよね」

「そんなんじゃないよ」

 エリオはすぐさま先にと進みだした

「キャロ違うよ。あれは」

「ルーちゃん?」

「エリオにもわかってないけれど、多分憧れもあるんじゃない」

「綾さん良い人なのに、仲良くしてほしいな」

「仲は良いんじゃないかな、でも男同士の友情に近いってやつかも」

「ふ~ん」

「ねぇなのは、あなたの恋人さんどうにかならないの?」

「そういうフェイトちゃんも綾ちゃんの弟子だよね」

「「無理」」

 お互いの顔を見ながらハモっていた。

「綾お姉ちゃんのアトラクションどんなのだろう」

「楽しそうだよね」

「うんうん」

 幼馴染には不評な感じだけど 仲良し小学生トリオはいたって興味津々か
みんな色々思う事はありますが、始めましょうか

 おれはスピーカーでアナウンスをしだした

「よく来たね。私の敷地内に、君たちにこの国境を突破できるかな」

 全員の前方に10度ぐらいの傾斜がある
スタート地点にゲーム説明みたいのが書いてあり全員で確認をした
ルールはいたって簡単時間内にあの坂を乗り越えれば次のステージ
『国境の坂』と書いてあった。
制限時間は3分」

「まず初めに初参加の方たちからチャレンジでお次が奇跡の部隊と言われる方たちでお願い
もちろんノーヴェはこちらで」

「あの、綾さん」

 スタートの合図を止めたのは覇王様のアインハルト

「なに?アインハルト?
まぁ言いたいことはわかるけれど・・・」

「私もそちらの班でお願いをしたいのですが・・・」

「ん~ひいきは余りしたくないから、私が思っているタイムより早かったら誰でもクラスチェンジしてあげるよ」

 俺はヴィヴィオの顔を少し見ながらそう言った。
どうせ許可したら私もって言うのが分かってるから

「アインハルトは凄いのはなのはが楽しそうにやってるの見たからわかるけれど、私にも納得させてほしいかな?
そうそう大人組で初めから失敗したらお仕置きだべぇ~」

 俺はピストルの代わりに上空に火球を出し爆発させた。
これがスタートの合図となりみんな一斉にスタートした。

 大方の予想通りアインハルトが一番最初に登り切った。
大人たちのほうでもよかったのではないかと思うぐらいだ
最下位はこれまた予想通りコロナだった。
俺はもしかしたらコロナは突破できんないかもしれないと思っていたのだがどうやらそんな不安は必要なかったみたいだ
これ普通の人なら3分でクリアできるのだろうか
まぁ実際はこの種目時間をかければかけるほどクリアが難しくなる代物なんだけど
一発で思いっきり登りきるのが正解だったりする。
子供の部は体力勝負だから、もしかしたら大人の部だとコロナはもっといい成績なのかもしれない

「発表お子様たち全員は大人の部に入りたかったら言っても良いよ
でもランク降格はダメだから、もちろんクリアできなかったらお仕置きが待っています。」

 お子様たち考えた結果
全員参加するみたい
何人コケるだろうか 

 

風雲 綾城 国境の坂 後半

 流石ヴィヴィオの友達たちだ
チャレンジ精神旺盛なのは認めるけれど、まじ全員落ちたらシャレにならないから少しだけフォローしないといけない

「子供たちは一応クリアしたから、もしこれがダメでもクリアしたことにしておいてあげる。
今回受けてやっぱり駄目だと思ったら、このゲームに限り戻っても良いからね。
大人レベルスタート」

「こんなの簡単にクリアするよ」

 猛ダッシュしたのはスピードスターの一人エリオ君
普通ならフェイトやエリオは簡単だろう
猛ダッシュをしてその勢いで頂上まで行けるのだから、
そんな体力の基礎は子供達レベルのあの国境の坂だけ
エリオは7号目あたりで体勢を崩して前のめりで転んだ
顔面から地面に不意打ちで食らったからすごく痛そう
そのまま滑るように地面に転げ落ちた。
お次はフェイトなのだが、体勢を崩す前に後ろに飛び降りた。

「綾、これ本当にクリアできるの」

「フェイトそれはもちろんだよ。
クリアできないことはしないよ
まぁ体力のみでは無理だと思うけれどね
君たちは魔導士でもあるんでしょ」

 フェイとは何かを思いついたらしく、後ろからダッシュをして魔力を使用してジャンプをした。
きっとフェイとの考えは階段の二段飛び、三段跳びの要領で飛び越そうという考えなんだろう
それをブースト代わりに魔力を使って飛び越えるって感じ
だけど、一段目突破、二段目で真上に飛びあがり、尻餅を付きながら滑り落ちた。

「あ、もしかして・・・」

 お次は何かを閃いたヴィヴィオがフェイトと同じようにチャレンジを始めた。

「ヴィヴィオそれだと私と同じだから危ない」

 フェイトが注意をしていたが、そんなことは構わずヴィヴィオが完全クリアをした。
その後なのはとティアナも何かを思ったらしくチェレンジ
なのはは何とかクリアでティアナは無事にクリアをした。

 俺は7号目あたりから油を流して滑らしていたのだが、こんなの普通ならクリアが出来るはずがない
一頭目のエリオなら最初という事もあり、体勢を崩さなければ、魔法でジャンプって感じでクリアできたかも知れないけれど、
時間がたてば全体が油まみれになるから体力勝負で登り切るのは不可能に近い
今回使用したのは、魔力に反応する油を使用した。
ただし、上手く魔力を調整しないとフェイトみたいにバウンドしてコントロール不可になってしまう代物
ヴィヴィオはそれに気づいて上手く魔力コントロールしながら登り切った。
やはりバックスの二人のキャロ、ルーテシアはクリア
コロナもゴーレム操縦などしているせいからくらくクリア
泥だらけになり、今では執務官トップクラスと言われているフェイトもクリア
泥だらけで見てられないぐらい
リオも元々才能もあるのかもしれないけれど、何とかクリア
そうして制限時間になりクリアできなかったのは2名
はじめに走ったエリオとスバルだった。
姉妹のノーヴェは上手くクリアしたのに不思議
確かあんまり変わらないはずなのに・・・
クリアでビックリしたのがアインハルトだった。
一番最初にジャンプをして着地で前に倒れたと思ったら、
両手を地面に突きその反動で前転宙返りをしながら地面に突きもう一度同じ方法で乗り越えた。
上手く分散できないのなら拡散すればいいと言っていた。
足だけでは丁度いいコントロールが出来そうもなかったから、フォローで両手を使ったらしい
考えて思ったのと聞いたらなんとなく直感でと言っていた。
本当に魔導士寄りの考えではなく格闘者よりの感覚なのかもしれないと思ったのはこの時だ

「あれれ~エリオ君。いつも私を倒すと言っているのに、いきなりリタイアってどれだけなの?
子供たちでさえ全員クリアできてるのに、情けない」

「なら、綾さんは出来るのかよ」

 俺は普通に走るようにクリアをした。

「これをクリアするには体力もそうだけど、制限されながら上手く魔力コントロールが必要なの
上手く使うとこのように普通にクリアできるよ
魔力ってね強ければいいってわけじゃないんだよ
まぁ高い方がいい事は良いけれどね
このように調節しながら魔法を使うと、非常にコントロールがいい
もちろんこれは格闘技も一緒
エリオはたるみすぎだし
スバルは全力のしすぎ、もちろんいつでも全力全開は良いけれど、コンディションはまちまち
心身共に限界だった時に目の前に救護者がいたら、どうするの?
そんな時にこのように調節しながらやると仕事の幅も増えるし良いと思うよ
いうわけで、二人はこの後のアトラクションを手伝ってね」

「は~い」

「ん」

 若い方が柔軟性があるって言っても、最年長でなのは達の24歳で後は20歳前でしょうが
大丈夫かな
でもヴィヴィオがあんなに魔力運用がうまいのはビックリした!

 では第二ステージも楽しんでもらいましょうか
最終ステージまで残り人数10人

 今回この壁の利用を思ったのは
○○城の国境の壁と波紋で有名な漫画の第2部の油が流れてくる柱から生まれたんだよね
俺の予想だと全員クリアできると思ったんだけどな
落ちろとしたら次のステージ意向だと思ったのに残念
 

 

風雲 綾城 後半戦

 続く第2ステージは竜神の池
このゲームは、池の上の飛び石を使って向こう岸まで渡りきる。
池に落ちると失格。飛び石のうち半数はバネでつなぎ水面に浮いているだけのトラップであるが、踏んでも沈む前に走り抜けて渡れば可と言うゲームなのだが、コロナがすごい事をしてビックリした。
コロナ魔力制限がかかっている中、飛び石を全部固定してから進んでいった。
流石に最後の走者だったので、不問にしたんだけど、フェイトは沈む瞬間に次の岩に飛び移ったからこれもびっくり
雷光の女神の異名は伊達じゃない。
結局ここでの落選はキャロのみ
子供組落ちないのが不思議である
此処での細工は子供組よりもトラップが多いだけだった。
最初はシューター飛ばそうかと思ったんだけど、誰もクリアできないんじゃないと思ってやめたんだよね

 第三ステージはジブラルタル海峡
このゲームは下に落ちないようにバランスをとり、吊り橋を横断する
キャロが放つ金のバレーボールを挑戦者が受け取る。
ボールを落とした場合は、受け取り地点に戻って再び受け取らなければならない。
途中シューターで挑戦者にぶつけて妨害する。
流石に激しく、子供組もとうとう落選者が出た
コロナ、リオ、大人組ではティアナ、ルーテシア
そしてフェイトも落ちて行った。
フェイトは素早く受け取り、自慢のスピードで乗り切ろうとしたんだけど、そんなことはわかってるから、
受け取った瞬間に体に当てつつ、それと同時に橋にもシューターを何重にも当てバランスを崩してやった。
なのはは自慢の装甲でゆっくりと歩きつつクリアしていった。
アインハルトは片手で受け取り、シューターをはじきながら進んでいった。
脱落者の方たちに妨害を頼んだんだけど、少し甘かったかもしれない
俺が妨害したのはなのはとフェイトのみ
以外とビックリしたのは、安定した実力を出しているノーヴェだった。
本当はもう一つ予定をしていたんだけれど、最後のステージに招待する
結局残ったのが4人
約3割残っただけだった
大人組ではなのはとノーヴェ
子供組はヴィヴィオとアインハルトのみ
俺の予想だと大人組もう少し残ると思ったんだけどな・・・
昨日のアスレチックの疲れ方を見るとこんなものかとも思ってしまう。
ノーヴェはちびっこを見ながら自分もしっかりと鍛えていたんだろう
なのはも教導官だからなぁ

 後ろに張りぼてのお城があり、その前に生き残った人たちが集まった。
俺も城の方からゆっくりと歩き出す。

「結構残ったねぇ」

「綾お姉ちゃん結構ハードだったよ」

「よくヴィヴィオがクリアできたじゃん。格闘や戦闘に向いてない資質なのに、よく頑張ったね」

「ありがと」

 俺は敗北者席を見ながら言葉を発した

「それに引き換え、奇跡の部隊長のフェイト執務官は何脱落してるんだが・・・」

「それは、綾が邪魔するからで・・・」

「当たり前じゃん。フェイトは俺の一応の弟子だもん、あんなあからさまな方法で軽く抜けれると思ったら大間違い」

 フェイトは少し下を見ながらうなだれていた。

「ノーヴェやるねぇ。ノーヴェならヴィヴィオとか任せても安心、これからもノーヴェがやりたいのならよろしくね」

「はぁ、まぁ頑張ります」

 少しはにかみながら俺にそう言ってくれた。
本当に更生したナンバースは大多数がかなり変わったと思う
あまり変わらないやつもいるんだけれど、やはり全員変わったんだろう。

「アインハルトは自分から大人組にって言っただけあるね」

「ありがとうございます。」

「さすが教導官チーフのエースオブエースのなのはさん」

「ここまで激しいのは無いけれど、私たちもアスレチックっぽい訓練はするから、綾ちゃん最後のステージは?」

「生き残った全員対私で摸擬戦だよ。去年みたいに全員対私なんてやりたくないもん」

「綾ちゃん。あまり舐めてるとすぐに落ちちゃうよ」

「なら本気にしてみたら」

「綾ちゃん負けないからね」

「期待してるよ」



 

 

摸擬戦

 一応観客席も作り、俺はバリアジャケットに着替える準備をする
いつものように一回転してポーズをする

「変身」

 おなじみ上半身は胸下までのシルクみたいな素材でできた
つくりでヘソ出しルック
下半身は赤色の超ショートスカートに黒のストッキング
そして魔法使いの定番マントをつけて降り立った。
腰には愛刀の神刀夕姫を装着
まぁ使うかどうかは置いておいて

「私も準備は終わったよ」

「それじゃ、綾ちゃん行くよ」

 なのはの声と同時に俺らは動き出した。
様子見なんてしていたら流石に面倒
俺はすぐさま煙球を出し、気配と自分の魔力を消す
そして必殺の一撃をエースオブエースのなのはに向かう。
何処まで行っても厄介なのはなのはだったりする
俺は盗賊の脅威のスピードと致命的の一撃と戦士の破壊力を込めた一撃をなのはに与える

 煙球の煙が少なくなった瞬間に俺はなのはの目の前に現れ一刀両断に切り伏せその勢いでそのまま奥に移動した。

「侍マスター奥義二之太刀いらず」

 俺は確かな感触を感じなのはの方に振り替えるとなんとなのはは落ちずに耐えきっていた。
本気かこれは命中すればクリティカルヒットと戦士の最大攻撃を合わせた技を耐えきっただと・・・
まじかよ・・・

≪綾様、なのはさんは行動を読み切ったみたいで当たる瞬間にバリアブーストして威力を和らげたみたいです≫

「マジですか・・・」

「もう綾ちゃんとは長い付き合いだからね、ある程度の攻撃を防ぐ手段はあるよ」

 やってくれる。
多少の距離は稼いだ
俺は詠唱に入った。

「火炎召来(アー・ターブ・サン)不滅なる燃焼よ 我が導きに従え 霊破火炎陣」

 完成と同時に力ある言葉を発する

『霊破火炎陣(ダ・フォーラ)』

 俺の周囲に数体の火トカゲ(サラマンダー)が現れた。
この呪文は火の精霊界より火精・火トカゲ(サラマンダー)を呼び出し従わせる召喚魔術(サモニング)。 火トカゲ(サラマンダー)は、燃えさかる肉体と槍、熱線の吐息(ブレス)を武器とする。
この数体をなのはに向かわせる
本来召喚呪文を使用した場合は術者は行動不可になるのだが、俺には関係なかった。
実際BASTARDでもD・Sも普通に行動してたしね

「なのはそいつらと少し遊んでいてね」

「待って綾ちゃん」

 取りあえず3対1になったんだけど、もう少し小細工をしますか?
俺は腰につけていたポーチから20本ぐらいの牙を取り出した。
そしてヴィヴィオとアインハルトの間に火炎砲(キャノンボール)をとばして分担させた。
ヴィヴィオとノーヴェの方にこの20本の牙を投げつけた
地面に落ちると20体の骸骨戦士が現れた

「ヴィヴィオとノーヴェにはそのドラゴンウォリアーと戦ってな
甘く見ると怪我するからね。そいつら熟練の兵士3人分に値するから」

 そうはいっても時間稼ぎにしかならないだろうな

「アインハルト個人戦しようか」

「胸をお借りします」

「ルーキー来な」

 俺はアインハルトに向かって手招きをした。

 アインハルトの連打を俺は見切りながら躱していった。
ワザとガードした左手をはじかせて右のフックが俺に向かって着た瞬間
それを上半身を後ろにそらし躱しながら伸びきった右腕をつかみ地面に投げ落とし、そのまま踏みつけようとしたら
すんでの所でアインハルトは回転をしながら踏みつけを躱した。

「ちっやるね」

「負けれませんから」

 アインハルトがたち上がる前に周囲を見ると
数体いた火トカゲがもう1体しかいなず
20体いた竜牙兵(ドラゴンウォリアー)も数えるほどしかいなかった
時間かけれないなぁ
サラマンダーは予想ぐらいだけど、竜牙兵を落とすスピードが俺が思っていたよりも早い
なら・・・

 俺は魔法の矢をアインハルトに飛ばす
もちろんはじき返されることは承知だが、その瞬間は一瞬動きが止まることもわかっている

 俺はその隙を使って、跳空転移(ディメンジョナル・リープ)でアインハルトの後方に出る。
アインハルトの後方に跳んだ瞬間俺自身腰を落とし一撃を入れる
「銃弾 覇王拳」

 アインハルトも神業的な反射神経で躱し切れないことを悟り、当たる瞬間前に倒れこんだのだが、コンマ数秒俺の攻撃が早く体に当たり
数メートル飛ばされていった。

「ふぅ~、あれに気付くか・・・」

 俺は観ずに右舷に手を広げ砲撃呪文を放つ
先ほど放った火炎砲なのだが、同時になのはの砲撃とぶつかり合い対消滅をした。
その瞬間、ノーヴェの上空からの飛び蹴りが俺に当たったのだが、当たった対象は姿を消した。
その代わりに6人の俺が現れた

「忍法七つ身分身」

  俺はそのまま夕姫を抜き上段から間合いの外だけど降りぬいた
七つの斬撃がなのは、アインハルト、ヴィヴィオ、ノーヴェに襲い掛かる

『魔神剣 微塵』

 アインハルトの方に三発飛ばして、一発は倒れながらも弾き相殺したのだが、後一発来た時に受け取れずにそのまま食らいリタイア
他3人は無事に回避をした
お返しとばかりになのはの砲撃が来たのだが、それを受け取りながらノーヴェにはじき返した、

『光線白刃取り』

 まさかノーヴェ自身なのはの砲撃がそのままはじき返されるとは思わなかったので、ビックリした時には遅く直撃で落ちてしまった。

「あ~そう言えば綾ちゃんにはそれがあったの忘れてたよ」

「流石なのは、私のサポートに入ってくれるなんて嬉しいなぁ」

「今日こそは落とすんだから」

 そうなのはと話しているすきにヴィヴィオの攻撃を躱しながらカウンターのケリを出したら、
そのケリを躱しながらのカウンターのパンチが来たので腕でガード

・・・
 カウンターのカウンターって何?
なのはの相手でも面倒なのに、いつでも倒せると思っていたヴィヴィオが意外と厄介

「なのはもう一体遊んでいて」

 なのはの方にダイアモンドを飛ばす
なのはの目の前でそれは人型のなった

『ジュエルガーデン』

「コロナ、ゴーレムマイスターは落ちている素材でいろいろできるから参考にしておいて」

 コロナの返事を待たずに俺は前転で攻撃をかわす
ヴィヴィオの攻撃が来たのだがそんな隙を与えるはずがない
ほんの少しだけヴィヴィオの攻撃のラッシュを回避していたら、あちらから崩れ落ちる音が聞こえた。
マジ・・・ダイアのゴーレムをこの短時間で落としたっていうの
俺が一瞬後ろに跳び間合いを広げてなのはの方を見ると見事に宝石の守護者は崩れ落ちて行った
その時ヴィヴィオの砲撃が俺に直撃を与えた。

「やった!」

 直撃を食らい俺自身動きを止めてしまった。
ヴィヴィオは会心の一撃を与えたと思い安心した瞬間
俺は戦士技能の一つ鳴歩(なりふ)を使い大きく一歩踏み込み近づいた。
この鳴歩(なりふ)は一歩を大きく踏み込む技で、これにより少し届かない場所でも移動できる技
俺はヴィヴィオの懐に入り腰を落として一撃を放つ
「銃弾 覇王拳」

 決まったと思った安堵からの一撃でヴィヴィオの身体は攻撃を受けた瞬間数十回後方に回転しながら飛ばされていった。

「ヴィヴィオダメだよ。確認もしてないのに決まったって思ったら、特にカウンターヒッターなら何時もそこらへんは神経使わなきゃ、撃たれ弱いんだから。でも良い一撃だったね。魔法じゃなく格闘の一撃だったらヤバかったよ」

 そう言いながら俺は上空にジャンプをしながらなのはの砲撃を躱した。

「ワッ・クオー」

 呪文の詠唱が終わり力ある言葉を発する。

『黒鳥嵐飛(レイ・ヴン)』

 高速飛行呪文

「話し中に攻撃するのは空気が読めない証拠だよなのは」

「隙を見せる綾ちゃんが悪いと思うんだけど?」

 そう言いながらなのははアクセルシューターの弾幕を俺にぶつけてきた。
それを俺自身も鋼雷破弾(アンセム)を使い落としていくのだが、弾幕を使い気をそらしてから必殺の一撃が俺にやってきた。
どうせ躱せれないのなら、実際には躱せれるのだが、火炎砲(キャノンボール)でぶつけながら魔力フィールドを魔法の(シールド)にまわして、その中央に飛び込む
ブレイカーじゃないから大丈夫なのだが、やはり凄い抵抗を感じるがやはりすさまじい威力なのだが、そのまま突進してボディブローを与える
なのはの身体が九の字になった瞬間俺は浴びせ蹴りの用途でなのはの頭に踵落としを与える。
「刀身 斧重(ふがさね)

戦士技能の一刀両断技
どんな防御フィールドも叩き切る豪快の攻撃技直撃が当たり追撃をしようとしたのだが、俺は後ろにバックステップ
なのはのシューターが俺の目の前を通り過ぎて行った。

「相変わらず固いなぁ」

「綾ちゃんが、あのまま来てくれたら決定打を与えられたのに」

「ブラスターⅡ」

 なのはがそう言った瞬間になのはの周囲から魔力エネルギーが吹き荒れた。
ビットが4基現れ俺に向かって攻撃をしてくる
ガンダムのファンネルだな
躱しながら空中でステップをしていたらそのままなのはの主砲
ディバインバスターが飛んできたのでかわそうとした瞬間バインドにハマってしまった。
その時なのはの周囲に魔力の収集が始まったので、俺自身も呪文の詠唱に入る

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク 灰塵と化せ冥界の賢者 七つの鍵を持て 開け地獄の門 」

 詠唱中に俺自身も魔力の集まりがあるのでその魔力によってなのはのバインドが外れ壊されていった。
呪文の詠唱が終了したと同時になのはの方も収集が終了したようだ

『スターライトブレイカー』

『七鍵守護神(ハーロ・イーン)』

 お互いの破壊砲撃呪文が中央でぶつかりあって、その周囲から地面が削られ破壊されて行っているが七鍵守護神の方が少しずつ押して行っている
だけど、なのははカードリッジが全断チャージして中央で爆発が起こった。
俺はその瞬間、跳空転移(ディメンジョナル・リープ)を使いなのはの前に出て覇王拳を使いノックアウトした。
はじめに二之太刀いらずを使用してなかったら危なかったかも
俺の中断をもろに食らいなのはは俺の腕の中に倒れて行った。
そしてなのは自身バリアジャケットが解けたのでそのままお姫様だっこで着地してみんなの元に戻った。
修練闘士(セヴァール)状態でないにしろただの綾だけど、本気でやってここまで押されるとは思わなかった。
一応ほぼ無傷だけど、一歩間違えたら負けてたな
なのはだけじゃなくここに残った4人は結構な腕前だと改めて確信した

 

 

その夜

 俺は愛おしそうに腕の中で眠っているお姫様をしっかりとみる。
俺がそんな感じで見ながらみんなの場所に戻る途中でなのはの目がゆっくりと開いた。

「あっ綾ちゃん!」

「ん!今回は私の勝ちだよ」

「う~悔しいなぁ!って降ろして!!!」

 なのはは今の状態に気付いたのか恥ずかしそうにしながら俺に抗議しているがそんなのは無視

「勝者ってね自分で好きにできるから勝者なんだよ!それに今降ろしても立てないでしょうが」

「で・・・でも・・・」

「強くなったよね!小学生の時から見てるけれど、戦いは本当に強くなった。フェイトが入っていれば本当に分からなかったぐらいだよ
まさか予選でコケると思わなかったし、私の予想を超えて4人とも本当に強かった
私の方が強かったけどね」

「次戦うときは私が勝つもん」

「うん。期待してるよ」

 それからみんな集まっての反省会
子供達には罰ゲームは無いのだが、大人たちは所属の上司に結果を伝えての俺が考えたトレーニングをしてもらう
基礎トレーニング不足っていうか、マリアージュ事件っていう大きな事件は去年合ったのだが、4年前のJS事件みたいな大事な事件なんてそんなに起こるはずもなく、まぁ平和ボケと言っても良いのかもしれない。
JS事件後は管理局の闇の部分が出てきたので社会的に混乱があるのかもと思っていたのだが、そんなこともなかったからかもしれない。

 本日の終了後は各自自由となった。
フェイト一家はみんなで団欒
ノーヴェとスターズの2人は温泉
ルーテシアと子供たちはルーテシア以外は部屋でダウンしていたっけ
俺となのはとメガーヌさんは食事を作りながら談笑していた。
栄養補給のドリンクが出来たので俺たちは子供部屋に向かったら、ちょうどインターミドルの映像が流れていた。
どうやらアインハルトにDSAAの出場参加を勧誘していたみたいだ
そういえば今年からヴィヴィオ達が参加するって言ってたっけ
メガーヌさんが決勝まで行ったのは知ってはいてもやっぱりビックリする
格闘バリバリなクイントさんならわかるけれど・・・
俺も映像を見ているけれど、結構レベルが高いかもしれない
楽しそう!!
なのはがチラッと俺の方を見てながらなのはの目から見ても上の方は強いらしい
出場するのにデバイスが必要らしいけれど、アインハルトは持ってないの初めて知った。
たぬき一家に頼むって言ってる
ルーテシアの人脈っていうより、ここにいる大人たちの人脈ってすごくなかったっけと思ったのは俺だけかもしれない
明日には連絡とるって言ってるしね
お任せしますか
そんな話をしながらみんな解散をした

 俺の部屋はなのはと同室
 ベッドにお互い座りながら、ふいになのはが質問をしてきた

「ねえ、綾ちゃんも出たくなったの?」

「どうしてそう思ったの?」

「質問を質問で返すのはよくないと思うんだけど・・・」

「うん実際には出たいかな・・・面白そう」

「でも本気出したら綾ちゃん優勝しちゃうんじゃない
結果がわかってる試合出てもうれしいの?」

「そこは合わせるよ。その中で本気を出すのも良いのかもしれない
心配ないかもしれないけれど、子供たちが調子に乗らないかもしれないしね
あとチラッと見たけれど戦ってみたい子もいるしね」

「ふ~ん。綾ちゃんが戦ってみたいって珍しいね」

「無敗の選手とか雷帝の末裔とか面白そう、それに私の年齢18歳だから出れるの今年と来年の2回だからね」

「出るとしたらどうするの?」

「う~ん。修練闘士(セヴァール)の力は封印、綾式の上級呪文もそうだよね。きっと昔出たKOFぐらいの力量でかなぁ」

「本当に好きだよね」

「まぁね。それに成長していく過程のヴィヴィオ達も面白そう
あの目の良さやアインハルトの底が見えない力、コロナのゴーレム操作、リオの多才な力量
ノーヴェの教えにもよるかもしれないけれど楽しそうじゃない」

「翠屋はどうするの?」

「試合中の時はシーラにお任せかな・・・それが一番の難題かも」

「なのは反対?」

「う~ん、反対って言うより心配かな」

「私の?」

「っていうか、楽しくなりすぎてリミッター外した場合の」

「やっぱ、好きなんだよね、お菓子作るのと同じぐらいに」

「そっかぁ」

 俺は甘えるようになのはを抱きしめる

「もう、他の家だからダメだってぇ」

「流石にしないってば、うんなのはの温もりは癒される。大好きだよ」

「私も、綾ちゃんって昔から甘えんぼさんだよね」

「なのはだけだよ」

「うん、知ってる。話し戻すけれど、素手で」

「う~ん。最初の内は相手に会わせようかなって思ってる
あと名前と姿も変えてね」

「なんでって聞いていい?」

「私って知ったら、ヴィヴィオ達諦めるかもしれないから」

「そっか」

「剣術の技ならサイツも使えるし、まぁバレにくいかな、あと覇王拳もね、あの手の技って結構似た感じのがあるしね
日本の空手とかさぁ・・・まぁ何とかなるんじゃない
出るからには優勝目指すけどね」

 なのはは笑って話してくれている
本当に癒される
俺だけの天使だな
言葉には出さないけどね

「そういえば、綾ちゃん、八神道場のミウラちゃんって知ってる?」

「いや、誰?」

「ヴィータちゃんやザフーラさん、シグナムさんが教えている子なんだけど」

「真正ベルガの力量の子か楽しみだね」

「きっと強いと思うよ」

「どうやら今年はゴールデンルーキーの年かもね」

「うん、私も陰ながら応援するよ」

「ありがとう、でもヴィヴィオもね」

「もちろん」

 そんなような話を夜明けまで話していた。 

 

春のオフトレ終了~綾の名前

 みんなで一緒のオフトレツアー
温泉に陸戦試合、アスレチックに3日目はピクニックなどののんびりタイムもしっかりと堪能して無事終了
本当にアルビアーノ一家にお世話になった4日間だった。
俺の新しいお菓子も出来たし大満足
無事にミッドに帰れる・・・シーラに怒られなくて済むしね
でもDASSに出るって言ったら怒られるよね
無事に首都次元港に到着
俺となのはとフェイトで車を取ってくる

「そう言えば綾聞いたよ?」

「何?」

「出るんだって?」

「DSAAの事?
うん、出たいかな」

「でも、わかり切ってる試合出ても・・・」

「なのはと同じこと言う・・・もちろん危険な技や禁じ手も作るから大丈夫だって」

「本当に興味が出たらやろうとするんだから」

「やらないと損じゃない。だって人生は一度だけだからやらないとね」

「ねえ綾ちゃん。みんなはどこら辺まで行くと思う?」

「そうだな~ノーヴェの鍛え方にもよるけれど、
トーナメント戦だから運も関係するけれど、全員都市本選」間では難しいかもしれない
可能性としてはアインハルトぐらいかな、でもきっとエリートクラスまでは行ってくれるんじゃないかな?
まぁ選考会は余裕でクリアするんじゃないかな。
私も来年も出れるけれど、インターミドルって10代までだから来年最後なんだよね
だから今年はどんな感じが体験したくてね
調べたら、全対戦で戦ったら無敗の子もいるから楽しみなんだよね」
でもオフトレで感じたけれど、ノーヴェの育成が確かなら私の予想を超すかもしれないからあの子たちと戦うのも楽しみ
多分ルーテシアは本戦には出れると思うよ
エリオも出ればいいのにね」

「出もエリオは競技者じゃないから」

「私だって違うけれど大丈夫だから気にしなくてもいいのに」

「エリオは正式な公務員だから」

「そっか。そこんところは日本と変わらないんだよねミッドは」

 そうしてみんなを乗せ自分たちの家に送っていって
いつも通りの毎日に戻りながら子供たちはインターミドルに向けた練習の日々を始めていた
俺自身はまじめに翠屋でパティシエとオーナーをしっかりと勤務していた。

 地区予選が近づいてきた日に事件が起きた。
出場枠通知がお店の方にきてそれがシーラに見つかってしまったから
めちゃくちゃ怒られてしまった。
そりゃ怒られるわな
聖王教会シスターのシャンテを見習って事後承諾をしようと思ったんだけど、
当日お休みにしようとも考えてたから・・・
土下座までして了承を頂いた。
最恐でもある破壊者の異名を取る俺が土下座って
シーラがいなければこの店本当に危ないのが本当のところ
今俺が行っているのは
この翠屋のオーナー兼パティシエ
管理局嘱託魔導士
探偵に近い物
そして新たにインターミドルに出るってもんだからそりゃね・・・
まぁ元々嘱託魔導士や探偵業はなのは達が嘱託魔導士の時代から行ってきたものだから
裏の情報網とかシッカリしているから良いんだけど、
いくらおれ自身何でもできると言っても時間と物質と言うのがある以上
全てがスムーズに行きにくいのもある
このお店が常時動いているし、CHやAHのキャッツアイみたいなお客さんが来ない喫茶店ならあれかも知れないが
この翠屋はお客さんがかなり来る
っていうか、ミッドでも超有名店であり、雑誌にも取り上げられてるぐらいだ
そんなお店のオーナーが他にうつつを移していたらそりゃ怒られるわな
シーラは元々の俺自身を兄のセル君から聞いてるから結局は許してくれるんだけど・・・
しかも変装して出るから、店の宣伝には全くならないのが難点でもあったりする
本当に苦労をおかけします
ごめんなさい

 そうそう出場申し込みの前の時に俺がある場所に電話をした。
この次元世界ではなく俺の故郷の地球
あの人に会うのは何年ぶりだろう

「もしもし、綾ですけれどお姉ちゃんですか?」

「もぅ、綾ちゃん久しぶり、どうしたの?」

「少しお願いがありまして?」

「珍しいね?」

「フィアッセさんの名前使いたいんですけれど」

「どうしてか聞いていい?」

 大会に出る事、偽名にしたいんだけど名前が思いつかなくて・・・いう話をした
本名で出ればと言う話もあったんだけど、自分の目論見も話した
フィアッセさん自身忙しくてヴィヴィオも俺らの結婚式に会っただけだし
2年前だけど、大丈夫だと思いたい
本当はアヤ・クリステラで出ようかと思ってたぐらい

「でも綾ちゃんセカンドネームは良いけれど私はやっぱり綾ちゃんの名前で出て欲しいかなって思ってる」

「えっと、アヤ・クリステラって感じかな」

「うん、きっとねその方がいいと思うんだ」

「実はそれも考えたんだけどね」

「はじめに浮かんだ方がいいと思うよ」

「ばれるわけにはね」

「確かに私はヴィヴィオちゃんとは綾ちゃんとの結婚式しかあっては無いけれど、多分覚えてると思うよ
あの時ってヴィヴィオちゃん7歳だしね。さすがに5歳とかなら忘れてるかもしれないけれど」

「そっか・・・そうだよね・・・アヤ・クリステラで行くよ
何だか本当に姉妹になった気がする」

「うん、私も・・・流石に応援には行けないけれど頑張ってね」

「うん、狙うは不敗だね」

 俺としては今年は挑戦でラストの来年は優勝を狙おうかと思っている。
予選表をみると予選13組で誰ともぶつかることは無かった
反対に数千人もいてアインハルトとコロナが同じ組に入ったのが不思議なくらい
凄い確率で引き当てやがったって思ってしまった。
こんどまたフィアッセさんのコンサートがあるらしいので是非遊びに行きますって答えた。
それもすごい楽しみでもある。
数年前にゲスト参加したのは面白かった。
俺はハーブ演奏したんだけどあれはいい思い出
名前もミッド表記での名前は初めて
何だかくすぐったい
同じあやと言う言い方は同じなのにね
お店のお許しも出たし、名前も決まったし
凄く楽しみ
お子様たちがどこまで鍛えたか本当に興味がある
もし中断期間の時時間があればテリーたちにも会わせてみたいな 

 

選考会

 ここ2ヶ月本当に忙しかった
ヴィヴィオ達のスパーとかしたっけ
最後の方は魔力負荷バントを4つ付けてたから
俺自身もビックリで子供たちの準備はこれでもかって言うぐらいしっかりやってきたと思う。

 俺はお店から変身魔法でアヤ・クリステラに変身をした。
いつものシルバーの髪からブロンド使用になり
相変わらずのロングなのだが
目はフィアッセさん似で少し大きめて感じ
大きな変化は身長今の身長が162ぐらいなんだけどこれも変化させて身長が123センチ
小学校時代のなのはより低い
俺自身もこんなに低いのはいつ以来だろう
なのはに会った時でさえ確か150センチ超えてたし
まぁこれがハンデの一つ
しかも俺自身この身長で訓練してない
会場入りして最初の健康チェックと体力測定は無事クリア
問題はスパーリング実技テストでどう出るかだね
でも・・・俺も1組が良かったなぁ
コロナがいるし、アインハルトも
そして次元世界10代最強のエレミア選手もいるからな
ヴィヴィオ達抜かして戦いたいと思った人たちは、本戦行かないと戦えないのがつらい
古代ベルカ王族の雷帝の末裔とか砲撃番長(バスターヘッド)って異名がある子とか楽しみにしてたのに残念

 スパの前にかったるい参加セレモニーがあるけれど
此処でも興味が出そうな選手がいた。
なにせ結界魔導士が去年の本戦10位って言うのもすごい
結界魔導士ってユーノみたいな者でしょ
なのはも言っていたがトップクラスの選手は本当に強いという事
それが4回出て最低でも2回は本戦に出ているから要注意かもしれない
激励の挨拶と言ってたけれど、いわゆる選手宣誓って感じなのかも
自分の番が来るまで見学
ヴィヴィオと同時に選考会に呼ばれた選手を見ていたら
ハンマーシュラークを使う選手がいた。
セコンドにはザフィーラがいたから、
ミウラっていう八神道場の選手だという事が分かった。
それにしてもめっちゃ破壊力ありそうだよな
ヴィヴィオもラッシュからの上段右まわし蹴りで一蹴かよ
2か月前よりはるかに強くなってる
リオとコロナは自分の技を使わずに余裕勝ち
アインハルトにいたってはパンチ一撃かよ
全員余裕だね

 ノーヴェ達スタッフ陣とヴィヴィオ達選手陣が集まっている時にヴィヴィオと俺が目があってしまった。
ばれるのを恐れてすぐに目を外すのはよくないと思い
俺は軽く会釈をした。

「どうしたヴィヴィオ?」

「ノーヴェ、あの選手どこかであった気がしたんだけど・・・?」

「あん。ええっとゼッケンナンバー5385番の予選13組の子だな」

 ノーヴェは空間モニターで検索をしてヴィヴィオに見せた。

「えっと、アヤ・クリステラってお姉ちゃん?」

「流石にねえだろ、いうかあの人が出たら優勝間違いなしだろ。そんなわかり切ってる試合に出ねえだろ
それにあんなに身長低くないしな、それにヴィヴィオもきいてないんだろ」

「うん、でもお姉ちゃんならハンデとしてあれぐらいは」

「なんでそう思ったんだ?」

「クリステラってなのはママと綾お姉ちゃんの結婚式に出て歌った人だから覚えてるの」

「まぁよく似た人だろ」

「う・・・うん」

 そんな会話が俺の耳にも聞こえてきて内心ドキッとしている時に呼ばれた
相手は剣を持っていたので俺も流石に夕姫を装備したらバレるから普通の剣では長すぎるから刃渡り40センチの短剣にした。
地球上の名前はバゼラードと言うスイスで生まれたとかドイツで生まれたとか言われている短剣だ。

 今回ティアはベルト状になってもらった。
選考会では体操服みたいな感じでみんな参加してたので俺もそれに従っていた。

 チラッと周囲を見たらチームナカジマのメンツも見学している
しかもザフィーラやその教え子まで

 刃渡り入れるといつも通りの間合いぐらいかな
まぁやりながら調整

 相手の攻撃をギリギリのところで躱す。
何とか躱しているようにする
そしてカウンターで攻撃を当てるけれど、倒れないように調節
相手にはかわいそうだけど、この身長で練習してないから実戦で練習をさせてもらう
ラスト十数秒で相手の一撃を躱して3回切りをして相手を切り倒す。
いつもの裂旋は5回切りなのだがここは3回でストップ
立ちあがっては来るけれど時間切れで判定勝ちを拾った。

 ヴィヴィオたち全員はスーパーノービスからのスタートだが、俺はノービスクラスからのスタート
3回勝てばエリートクラスだ
今日でしっかりとこの身体にもなれたし
パッパッと終わらせますか
そう言えば、この組にも去年の都市本戦選手がいたっけ
楽しみだ

 ヴィヴィオがこちらに向かって来た。

「あの?クリステラ選手。お聞きしたいんですけれど」

「確か・・・高町選手でしたっけ?」

「はい、高町ヴィヴィオです。」

「何?」

「なんで本気で戦わなかったんですか?」

「本気でやったよ」

 本気で練習したけれどね

「私のお姉ちゃんと同じ名前だけど、絶対に違う。お姉ちゃんなら本気で戦うもん
余裕で手加減をしていたぶっているあなたとは違う」

 まだ甘いなヴィヴィオは
俺は何もいたぶって戦ったわけじゃない
彼女自身多分気づいているかもしれないが
指導しながら戦ってた
気っと次に戦うときは今よりも強くなってるはず

「それは私に対しての挑戦かな?」

「あなたには負けません」

「もし私が勝ちあがってもあなたとは都市本戦まで行かないと戦えないわね
あなた自身そこまで来れるかしら?
私も優勝するために頑張るけれどね」

「もちろんです」

「私よりクラスが高い人に言ってもらえると私も闘争心が上がります
下の者が言うのはなんですが武運を祈ってますよ高町選手」

 俺はチームナカジマのみんなに一例をして舞台を離れた。
控室に向かう途中ザフィーラに捕まってしまった。

「綾、何をしている?」

「えっと・・・」

「俺にはそんなだまし通用しないぞ」

「はぁ~出たかったから・・・」

「なんであんな戦いを」

「私この身長で戦うの初めてなんだもん
よくヴィータって戦えるなぁって改めて凄いと思ったぐらいだよ
それにやっぱり勝手が違うから凄くやりにくかっただけ
だからヴィヴィオに真剣に戦ってないと見られたみたいだけどね」

「手加減したのは本当なんだろ」

「何でもありでやったら私が優勝でしょ
私が決めたスペックでどこまで行けるかやりたかったの
流石に今回の相手はそこまで技量が高い子じゃなかったから指導しながらの戦いだったけどね
もういいかな」

「あぁ」

 そうして俺はお店に帰り
やることやってから帰宅
ドアを開けたらヴィヴィオがいたからちょっとびっくり

「ヴィヴィオお出迎えありがとう」

「お姉ちゃん今日はどこ行ってたの?」

「もちろんお店だけど、結果は?」

「全員スーパーノービス入りだよ」

「おめでとう。どうしたの?」

「今日お姉ちゃんと同じ名前の人がいて」

 どうやら手加減しながらの戦いは相手に侮辱している感じがして嫌だという事を言ってた。
私の事が好きだから同じ名前なのにって怒ってくれたのは
自分の妹分っていうか本来の関係は俺の子供になるんだけど
嬉しく思う
夜なのはとフェイトにも怒られてしまった。
きっとヴィヴィオの話を聞いた結果なんだけど
もうね、リーチが違いすぎると勝手が違うんだよって言ってもわかってくれなかったから
二人に身長を低くして軽くやってあげた
ほらねやりにくいでしょ
実戦でやって教えてあげた
その方が早いし
だってヴィータの身長よりも低い設定なんだから
自分が決めたことだけど・・・
少し低く設定しすぎたと反省
今回の大会では変えることが出来ないからこのまま行くしかないんだけどね
俺はノービスクラスだから後3回でエリートクラスに行けるんだけど、頑張りますか
後日2戦があり無事にあと1回でエリートクラスに行ける順位まで行った。
お陰様で自分の身長差にもなれたし、良い訓練にもなった 

 

エリートクラス開始

 最初の予想ではヴィヴィオ達はここまでの技量はエリートクラスでは太刀打ちできずにギリギリで抜けれるじゃないかと言う話をノーヴェから聞いた事がある
訓練前まではそれがたかが3ヶ月でエリートクラスまで行ってしまうのだからこれも才能なんだと思う。
まぁ一人だけ格がちがうのはアインハルト
あれ横綱試合と言うべきに見えた。
初出場って聞かないとわからないぐらいだ。
そんなわけでチームナカジマ誰も欠けることなくエリートクラスまで突破した。
実際ここからが本当の予選って言う感じなんだけど
ここからはシード選手にも当たるから本腰入れないといけないぐらいだ。
俺はと言えばやっとこ慣れてきた感じ。
年若い女の子たちが戦う場だからか甘いって言うのが俺の意見
魔法や刃物も使用しているから死亡が出ては遅いからわかるんだけど、
試合中は重度のダメージを負ったら擬似再現するだけで終わったら解除されるだけだからなぁ
ちょっとだけ緊張感が無くなってしまう。
確か規定オーバーすると本当になるって言ってたっけ
トーナメント戦だから仕方ないんだけどさ
戦いたいと思った相手全部外れたなんて、なんてくじ運悪いんだろう
3回戦で前回の4位の人が相手だけど、あまり興味が無いんだよな
そうやって俺はバカラグラスを見ながら考え事をしていた。

「どうしたのなのは?」

「もうなんでわかるかな」

 多分俺を驚かせようとしていたんだろう
後ろから押そうとしていたみたいだけど、そんなの恭也さん達と練習していたら
自然と身に付くって、まぁ気配察知って冒険者には必須条件だからなぁ

「何か飲む?」


「うん」

「丁度私はウイスキー飲んでたから、なのは冷蔵庫から牛乳取ってきて」

「うん、私には牛乳なの?」

「良いから、ありがとう」

 俺はもう一つバカラグラスを持ってきて、この中に氷をいっぱいに入れる
ウイスキーを3割ほど入れ、牛乳をグラス8割まで入れた
そしてマドラーで軽くかけ混ぜる(ステア)して隣に座っているなのはの目の前に置く

「綾ちゃん、カクテル?」

「うん、カウボーイって言うカクテルだよ」

「あ、あれ?綾ちゃん。これすごく飲みやすい」

「二日酔いにもなりにくいカクテルだよ。明日はヴィヴィオ達の試合見に行くんでしょ」

「綾ちゃんの試合もね。何を悩んでいたの?」

「ヴィヴィオ達頑張ってるなぁと戦いたい相手が誰もいなくてくじ運悪いなぁっと仕方ないけれどクラッシュエミュレートって不純物だなぁって思ってたわけ」

「でもクラッシュエミュレートが無くちゃ心配で仕方ないよ」

「だよねミカヤさんと居合い合戦とか、バスターヘッドと西部劇みたいなノーガードの殴り合いやコロナとのゴーレム合戦とかやりたかったなぁって」

「ははっ」

「義姉ちゃんの名前を借りてるから簡単に負けるつもりは無いけれどね」

「本当に楽しそうだね」

「多分戦うの好きなんだ。お菓子を作るのと同じぐらい」

「久し振りに綾ちゃんが楽しそうでよかった」

「そんなに暇そうにしてたっけ?」

「ん~なんか怒らないでね」

「何?」

「綾ちゃん私たちと居るのどう?」

「好きだよ。なんで?」

「うん、物足りてないような感じがして」

 なのはがそう言いながら、ひと口飲み物を入れた瞬間に口付けをした。

「美味しいねカウボーイなのは付けは」

「も・・・もう」

「なのはが馬鹿な事言ってるからだよ。私はなのはとヴィヴィオがそばにいてくれて十分幸せだよ
それ以外は荒事は無いのが少しだけね。でもこうやってピンポイントで何かがあるからそれで十分だよ
十分幸せだよ」

「そっか」

「私はなのはみたいに空に飛びたいって夢があるわけじゃないし、フェイトみたいに自分と同じ子供時代を過ごさせたくないとか、そんな大層な夢は無いから、しいて言えばなのはが笑っていける世界の手助けが出来ればいいと思っているよ」

「ありがとう。どうしたの素直だよね」

「お酒が入っているからかな」

「そっか。でもヴィヴィオ気合いは言ってたよアヤ・クリステラを倒すって」

「でも本戦は難しいと思うよ。ミカヤさん。結構強いから、三回戦突破したら本戦も可能性があるかも」

「綾ちゃんは?」

「私は突破するよ。負けるの嫌いだから、あのスペックで優勝目指すよ。もちろん」

「表立って応援できないけれど、綾ちゃんも頑張って」

「うん、ありがとう。寝る?」

「うん」

 俺たちは洗い物をしてすぐに寝床に着いた
そしてエリートクラス1回戦が始まった。


 相変わらず俺はセコンドはいなく相手は西洋の剣を持っていた。
俺は相変わらずの刃渡り40センチそこそこのバゼラードを装備して登場

 俺は開始の合図とともに腰を深く落として相手に向かって半身の姿勢をとり、刀は左手のみで持ち刀身は地面と水平に保ち、体の後ろに置き先端を敵に向け、右手を前に突き出して刀にやや重なるような位置に置いた。

 その異常な風景により相手の女子剣士はいったん後ろに下がり一振り振りかざした瞬間俺はそのままダッシュをした。
相手の振りかざすスピードより俺の突進しての突き技の方が一瞬早かった。

「不死鳥もどき(フェニックスもどき)」

 本来この技自分に炎を纏い突進して突き技をお見舞いする技なのだが今回は炎なしのバージョンだからもどき
相手はカウンター気味に入りそのまま食らいながら壁まで吹き飛ばされてしまった。
もちろんK・Oである。

 俺が終了と同時になんと戦いたいと思っていたミカヤさんが負けてしまっていた。
勝ったのは真正ベルガの騎士が鍛えたミウラ・リナウディ
まさか俺の予想が覆るとは思わなかった。
ヴィータとザフィーラは凄い選手を鍛えたのが分かったけれど、これ勝ちあがっても
ヴィヴィオと戦うから、結局はどちらかしか戦えれないんだよなぁ
ヴィヴィオが3回戦までくればの話だけど、今年はルーキーイヤーらしい
俺を含めてチームナカジマ
先ほどミウラ、ルーテシア以外にも怪しい魔女っ娘や
教会のシャンテやらここまで新人が出てきた年は無いらしい
動か俺のところも楽しい人に当たれば嬉しいのだけど・・・
本日の2回戦まで全日程を終え全員突破した。
俺も含めて来週の3回戦は色々な熱い戦いが待っていた。 

 

3回戦 観戦 アインハルトVSコロナ

 そして運命の3回戦
この3回戦はチームナカジマの面々にとっては一番の難関だと言っても良い
まず、ゴーレムマスターのコロナの相手はチーム最強のアインハルトの同門対決
愛娘のヴィヴィオも収集系(ブレイカー)での攻撃を持つ古代ベルガの騎士から教えを受けているミウラ
このミウラは俺が戦いたいと思っていた居合の達人ミカヤ選手をK・Oさせたハードヒッター
リオもトップファイターの一人バスターヘッドと異名があるハリー選手と対戦
多分これを抜け切るとコロナとアインハルト以外は本戦に出場できると思う。
この次の相手は元世界王者ジークリンデ・エレミア選手との戦いになるのだから
まぁ俺は予選13組だから午後からだからゆっくり見ることが出来る。
なのは達は来るって言ってたけれど、まだ来てないな
まぁ仕事が忙しいのだろう。
おれは、新聞屋が配達前から起きて今日の分のシューだけ作り置きしておいた。
シーラがいてくれえて本当に大助かり
さて見学しましょ
まずは、コロナVSアインハルト

 しょっぱなから度肝を抜かれた。
単純な魔法の才能はなのはやフェイト、はやての方が上かも知れないが
魔法の使い方でいえば、コロナの方がはるかに上じゃないのかって言いたい。
まさか開始と同時にゴーレム作成を読まれているからって、
自らの腕の周囲にゴーレムの腕を作りぶつかるなんて思いもしなかった。
先手を奪われた形でもあれをガードするなんてアインハルトもやってくれる。
コロナはゴーレム作成の詠唱に入っているけれど、アインハルトは気にしずラッシュで攻撃をしているのだが、
上手くガードをしている。
良い集中力だ
そして多分ワザと受けて吹き飛ばされてから、ゴーレム作成を完了させて攻撃って凄い戦略だ
だがやはりアインハルトの方が一枚上手か
すぐにゴーレムを破壊しやがる。

 ゴーレムも破壊され、今も壁にぶつけられているのに
何故心が壊されてない
コロナにはもう武器がないはず
あったとしてもアインハルトには通用しないだろう。
よく頑張ったと俺は思っていた。
多分俺自身コロナの素質は認めてはいた
でも文系少女と思っていたコロナもいたけれど、
俺自身コロナの諦めない心、格闘者としてのコロナを甘く見ていた。
本当に謝りたいぐらいとこの戦いが終わった時に本当に思った。

 アインハルトは最後のラッシュに入った瞬間
それをかわしてのアッパーからの回し蹴り
あれは、ヴィヴィオのアクセルスマッシュとリボルバースパイク
見事に決まり
1R残り15秒で逆転勝利かと思ったのだが、アインハルトはゆっくりと立ち上がった。
コロナはゴーレム作成の時間が作れないこともわかって接近戦に持ち込んだ
そこでコロナはアインハルトに通団の両掌底をくらわした。
あれはリオの虎砲
 
 俺はコロナを見て確信した
あれは、身体自動操作をしている。
ゴーレムを動かす要領で自分の身体を動かしてやがる
カウンターとか攻撃は相手の攻撃が来たら自動反応にすればいいってか
凄いこと考える
でもアインハルトがあのことに気づいたら多分コロナの勝ち目は無いな
でもあれでまだ9才だろ
本当になんてすごい少女だ

 2Rが始まり、初めコロナのラッシュがはじめ理由位だと感じたけれど、
コロナの完璧なカウンターをきちんと回避
やはりアインハルトは気づいたか
どんなにいい超反応でも来る攻撃が分かっていたら対策は簡単
初めて戦う相手や2流の相手ならきっとコロナが勝っていたんだと思う
でも対戦者はコロナより格上の相手で同じチームメイト
コロナも最後の手段として完全オートに切り替えやがった。
どんなに痛がろうと勝手に体が動く
まるで人形のようにあいてを滅ぼすまで動くことをやめない方法
でもその覚悟で決めてもアインハルトには届かない
やばい見ていてわかる
先ほどの闘気が無い
心が折れると思った瞬間

「コロナお嬢様ッ!!
まだですよ!
まだ練習の全部を出し切っていません!
僕と一緒に練習した強さ
ゴーレムマイスターとしての戦い
諦めないで見せてください!!!
秘密の切り札なんかなくたって・・・
そんな無茶な戦いしなくたって!
コロナお嬢様は強いんです!!」

 心が折れそうなコロナに向かってあのオットーが
声高らかにコロナに向けて助言をしていた。

「こめんね・・・・・・
ありがとう、オットー・・・
そうだよね///
私は格闘技者でもあるけれそれ以上に・・・」

 その助言を受け改めてコロナは前を向き立ちあがり、呪文の詠唱に入った。
それはアインハルトの周囲に石柱を作り、アインハルトを囲む
それを崩す間にゴーレムを再構築
そこから魔法とゴーレムの連携ラッシュ
今までコロナの戦いを見てきた中でも一番強い
この中でも成長しながら格闘して言っている。
バインドからのゴーレムパンチ
でもダメージを受けながら、ゴーレムの鉄槌みたいなパンチをアッパーで砕きやがった
アインハルトはそのままダッシュパンチをするのだが、コロナの手のひらをゴーレムの手に変えガード
そのままコロナはゴーレムの肩にのり命令を下す。
ゴーレムの拳が回転をして行きそのまま発射

「バージブラスト、ドリルクラッシャーパンチ」

 魔神の名を冠すスーパーロボットも真っ青なロケットパンチを繰り出したのだが、
それをアインハルトは旋衝波であれを受け止め投げ返してゴーレム破壊
それを読んでコロナはすぐさまアインハルトの後方に移り、手をゴーレムの手を作成して攻撃したのだが、
アインハルトは必殺の覇王断空拳でそれをぶち壊しながらコロナをそのまま壁に撃墜した。
そうしてそのままK・O勝ち
戦いにもしとかは無いのだが、コロナが後1年格闘人生が早かったらとか
少しだけ無駄な事を思ってしまった。
魔法を使う技術は転生してきた人生の中で多分1番に近いぐらい上手い使い方をしていたと思う。

 シャンテの試合もすごく見ごたえがあった。
幻惑をしながらだけど、重装備と破壊力の差で負けてしまった。
見ごたえがあり、茶目っ気たっぷりなシャンテらしい戦いで実に良かった。
ストライカーの一角エリオでも負けるんじゃない
もしかしたらスバルもっって思ってしまった。
ティアナには通じなさそうだけど、フェイトも負けるかも
からめ手弱いからなぁ~
それぐらい未来を感じた試合だった。
  

 

3回戦 観戦 ヴィヴィオVSミウラ 1R

 もうすぐヴィヴィオとミウラの試合が始まるのに、保護者達が来ない。
折角取ったいい席がおじゃんになるのか?
俺が少し心配した時に保護者達がぞろぞろ来やがったので俺は手招きをした。

「なのは達こっち」

「あ、綾ちゃん」

 なのは、フェイト、はやてと幼馴染達はこちらに来て
ツヴァイとシグナムはミウラサイトの方に向かった。

「来ないかと思ったよ」

「大通りの渋滞に引っかかっちゃって」

「二人も?」

「私はなのはと一緒に来たんだけど」

「うちもそれに引っかかってしもうてな」

「いい試合2試合も見れなかったのは残念だよ」

「そんなにすごかったんか?」

「うん、私から見てもアインハルトVSコロナはすごくいい試合だった
私自身本気でやってみたいと思ったぐらいだよ
シャンテの試合もよかったよ
まぁ残念ながらコロナとシャンテは負けたけどね」

「珍しいね綾がそこまで褒めるなんて」

「それぐらいいい試合だったんだってフェイト、きっとこの試合も私を楽しませてくれるぐらいの試合になると思う」

「なんや預言かなんかか?」

「格闘者の感ってやつかな、でも間に合ってよかったよ」

「そういや聞いたで、綾ちゃん」

「何を?」

「クリステラさんの事や」

「あぁ、私的には結構禁じ手を増やしたから、これからどんどん良くなっていくと思うよ
久し振りの大会だから楽しみ」

「はぁ~、間違っても」

「わかってるって、危険な技は基本使用しないから、あくまでも競技用の技のみだから」

「なら良いんやけど」

「心配性だね、ふけるよ」

「言わんといて」

「まぁスペック勝負ならヴィヴィオに勝利は無いけれど・・・どこまでやってくれるか」

 丁度ゴングが鳴ったと同時にヴィヴィオはダッシュをして3連発のパンチは走り見事にヒット
最期はショットアッパーになりK・Oになってもおかしくないぐらいの良い一発を与えた。

「これは私も予想外だ。普通の選手ならこれで終わるんだけどな」

 カウント9でミウラは立ち上がり、ダウンのダメージもあるのにかかわらず攻め立てるか、蝶のように舞うかのように、見切りかわしてのカウンター、
ダウンを与えるほどではないのだが、良い一撃だと思う。
俺自身もここまで防御がうまいとは思わなかった。
オフトレーニングの時とは雲泥の差だと思う。
でもハードパンチャーはこれが怖い
相打ち覚悟で決めてきやがった。
相打ちでパンチを決めてからガードの上からケリでの一蹴
ガードしていたにもかかわらずリングの外までヴィヴィオを吹き飛ばしやがった。
たった2撃でヴィヴィオよりライフ面でも有利になりやがった。
でも2人とも大ダメージを食らっているはずなのに、お互い笑顔で対戦してやがる。
格闘技好きだとは知っていたんだけど、バトル馬鹿だとは思わなかった。

 多分俺の影響じゃなく、なのはとフェイトの影響だと信じたい
俺はジト目で保護者二人をみたんだけど・・・

「何か言いたそうだね、綾」

「何かな綾ちゃん?」

「あのバトル馬鹿思考は2人からだなって思って」

「「綾 (ちゃん)だよ」」

「絶対に二人だって、二人が戦ってた時も楽しそうだったし、なのはとヴィータ、フェイトとシグナムの時も楽しそうだったし・・・」

「夫婦喧嘩や子弟喧嘩は後にしいや、いい試合してるんやで」

「「「・・・」」」

 俺らが話し合っている最中リング中央では激しい打ち合いをしていた。
ミウラはボディ狙いでヴィヴィオの足を止める様に見える
ヴィヴィオの一撃は確かに軽いけれど、急所狙いだから、一撃で意識を飛ばせる鋭い攻撃だ
本当になのはとフェイトみたいだ
高火力と高機動
そしてお互い一撃で終わらせる方法がある。
1R終了して互角と言ったところか
でもやはりヴィヴィオの方が分が悪い
ボディのダメージはじわじわ来るし、抜けにくい
反対にいくら軽度の脳震盪起こしても回復するからなぁ


「はやてもよくあんな原石見つけたよね」

「たまたまなんよ」

「本当にスバルの時と言いミウラもそうだけど、青田買いの名手だね」

「褒めとるんか」

「もちろん。私が戦いたいと思うぐらいだよ」

「でもなぁ、ミウラは器用じゃなかったけれど、真摯な姿勢と情熱があって、その情熱に当てられてうちの子たちが鍛えたんや」

「あの抜剣はすごいと思った。そして昔中国の凄く強い武闘家が言った事を思い出したぐらいだよ
多くの技を身に付けるより、ひとつの優れた技を極めよってね。それを自に行っている選手だと思った。
本当にくじ運が悪いと思ったぐらいだよ」

「そこまで評価してもらって嬉しいよ」

「でも、ヴィヴィオの不利は承知しているけれど、負けないよ。ヴィヴィオは勝つから」

「ヴィヴィオは強いけれど、ミウラが勝つよ。意外と綾ちゃんって親ばかさんやなぁ」

「言ってって」

 俺は少しだけ恥ずかしそうにそっぽを向いた。
幼馴染の三人はクスクス笑いだしたところで、2R目が始まった。 

 

3回戦 観戦 ヴィヴィオVSミウラ 2R

 2R開始と同時にミウラは収束打撃抜剣を発動させ、いきなりのダッシュまわし蹴りヴィヴィオはガードをしたのだが、かなり吹き飛ばされたのだが、
マジって言いたい
ダメージは食らいはしたがきちんとガードしやがった。
ヴィヴィオのデバイスと協力して集中防御を張りやがった。
言ってみればピンポイントバリアって感じか
まだ甘いところがあるけれど、完璧な見切りが出来ればほぼダメージ食らわないんじゃないのか?
このルールだったらまじめにフェイトやなのはより強いんじゃないのかって本気で思えてくる。
末恐ろしいな
ヴィヴィオのガードと同時に収束をやめにして今度はお互い魔法戦闘
魔法戦闘も実にうまい
射撃のスキをついて上手く近距離攻撃
魔法戦はヴィヴィオの方が上手だと思ったら
ミウラも負けじと爆撃弾を放ちやがった。

「はやて本当にいい選手だね」

「ほんまに綾ちゃんにそう言ってもらえて安心や」

「このルールだったらはやて負けるんじゃない」

「そうやなぁ、完璧にうちの負けやな」

「だよねぇ」

 あっ今ヴィヴィオ読み間違えたな
見事にもろミウラの前蹴りがヒットして苦悶の表情をしているけれど、
ミウラの連撃をきちんとガードしてからの拡散弾
それを操縦させてあごにヒット
本当に急所攻撃の仕方がうますぎる凄い楽しい試合をしてやがる。
そんな打ち合いと射撃であっという間に2Rが終了してしまった。

「綾ちゃんどちらが勝つと思う?」

「ん~難しいけれど分が悪いのはヴィヴィオだね」

「綾はなんでそう思ったの?」

「そりゃフェイト簡単だよ。ボディのダメージはじわじわ効いてきて足も止まりやすいのと、あの防御方法がまだ完璧じゃないからかな
反対にフェイトも知っているけれど、収束系は時間がたてばたつほど強い。
言ってもヴィヴィオには一撃で意識を飛ばす攻撃があるから、そんなに差は無いと思うよ」

 凄い二人とも楽しそう
早く俺も楽しい試合をしたいなぁ
一応なのはとフェイトにはそう言ったけれど、
身体的な事や魔力値の差はあるけれど、多分互角だと思う
闘いは身体的や魔力値だけで決まるものじゃない
それで決まるのなら恭也さんはあそこまで強くないと思う。

「ほんまに綾ちゃんは戦うのが好きみたいやな?」

「ん?」

「ヴィヴィオとミウラの戦いを見てすごく生き生きしてるやん」

「そっかな?」

「自分ならどう戦うかってみてるやろ」

「そりゃね、それぐらい二人は良いもの持ってると思う
まぁ親バカも入ってるかもしれないけれど」


 そうして運命の3Rが始まった。 

 

3回戦 観戦 ヴィヴィオVSミウラ 3R

 3Rが始まった瞬間リング中央での激しい打撃戦が始まった。
クリーンヒットを与えてるのはやはりヴィヴィオの方が多い
でも破壊力はミウラの方か
双方譲らずお互い押し返す感じで、仕切り直しの状態になった。

 その仕切り直しで改めてミウラが収束の構え
先ほどとは違って両手両足に収束してやがる
どの攻撃も一撃必殺の破壊力を秘めてるって言うのが分かる。

 ミウラが気を発した瞬間
その魔力量はリング内の基準魔力値をはるかに上回る
それにより、フィールドの防御結界が強化がされたほどだ
ヴィヴィオもわかっている様子で、しっかりとガードのフルドライブとカウンターに備えてるのが分かる。

 ミウラは収束の飛び道具を飛ばしたが、上手くヴィヴィオは回避しながらダッシュで反撃
それを今度はミウラが回避をして2発3発と攻撃をしているが、上手く技術で受け流している
収束攻撃で上手くガードされると焦りを呼ぶはず
不用意な連撃から本命の一撃を誘い出しヴィヴィオのカウンターの膝蹴り
そこから右ストレートで相手を吹き飛ばし、回し蹴りからのラッシュ
ミウラ自身もかろうじてガードをしているように見える
ミウラのガードが開いた瞬間ショートアッパー
それを読んでいたかのようにミウラは手のひらで受け止めた。
やばい、完全にミウラの距離だ!!
あれだけのラッシュを決められてたのに良く受け止めたなぁ。
ヴィヴィオの攻撃は軽いというけれど、
ほぼ急所攻撃だから芯から効くから見た目以上の破壊力はあるのに
俺が出てきたいと感じるものはある。

 ミウラのケリが腕に当たったのだが、
どうやら腕とあばらが骨折したみたいだ。
実践なら一発であれなんてえぐいな。
まぁ実際にはクラッシュエミュレートなんだけど、
今度は攻撃がミウラが仕掛けたのだが、上手くかわされ
お互い足元がふらついている。
お互い最後の余力をためて最期の攻撃に走った。

 抜剣の飛びまわし蹴りをヴィヴィオは上手く回避
ヴィヴィオのストレートがミウラに当たったのだが、強引にヘッドグリップして避けた。
そのまま懐に入りボディアッパーからの収束の回し蹴りが腹部に当たりヴィヴィオは吹き飛ばされて決着

「はぁ~負けたか!っ!!なのは!!」

「うん!!」

 俺となのははヴィヴィオの様子がおかしいと気付きお互い顔を合わせる
ヴィヴィオは変身魔法が解除されずに救急医療室に運ばれた。

「行こう」

「「「うん」」」

 俺となのは、フェイトはすぐさま医療室に向かった。
中に入ったらシャマルがきちんと治療をしてくれた。
コーチのノーヴェも付き添いでいてくれたみたいだ
どうやら無事らしい
ミウラの収束魔法を防ぐためにクリスは予備魔力まで使って変身が解けなかったらしい。
俺はその場でしゃがみ込んで安堵の息を発した。
みんなは伝えに行ったりして立派に動いているのに、
俺だけが何もできずに座っていた。

 ノーヴェとはやて、フェイトは関係者に無事の便りを伝えに言ってくれた。
シャマルは近くの病院の予約
俺となのはがヴィヴィオについている感じなのだが、はっきり言って俺は役に立っていなかった。

「綾ちゃん大丈夫?」

「あ、うん!自分の事だと大丈夫なんだけどねぇ、こんな状態で見せられるとね、びっくりしちゃったかな」

「大概病院のベッドにお世話になってるの綾ちゃんの方だしね」

「違いない。負けたのは残念だけど、よく頑張ったって思う」

「うん」

「俺自身すごくヴィヴィオの親であり、お姉ちゃんとして誇りに思うよ。」

「うん」

「俺もそろそろ準備してくるよ」

「ごめんね。見れないかもしれないけれど」

「うん、なのははヴィヴィオに付いてあげて」

「綾ちゃん頑張ってね」

「うん、行ってきます」

「行ってらっしゃい」

 俺は軽くなのはのほっぺにキスをして病室から出た。
自分の控室に行き準備をしだした。
誰も居ない事を確認してから、変身魔法でアヤ、クリステラに変身
そしてご飯に入る
弁当はタッパの中におじやとバナナ
おじやの中には梅干し
炭酸を飛ばしてのコーラ
女性の食う食べ物ではないかもしれないけれど、即効性の高いエネルギー食でもある。
そして食べ終わったら、なんだか俺自身も変な予感が起きているので
呼ばれるまで瞑想をして気分を落ち着かせる
なにかが起きる
そんな予感がずっと付きまとっていた。

 思念波で無事ヴィヴィオは目が覚ましたのと、
リオもバスターヘッドの番長に負け
小学生組は3回戦で全員敗北が決まった。
 

 

魂砕き(ソウルクラッシャー)

 3回戦13組俺の出番が訪れた。
お互い初参加
相手は キョウコ・クサナギ
獲物は背中に抱えているグレートソードだ
言うわけで俺もいつものように短剣を装備して対峙していたのだが、
鞘を抜いた瞬間その剣は禍々しい妖気を発していた。

「なんか物騒な物じゃない?」

「食らえばわかる。お前が本物か偽物かも!」

 あれデバイスじゃないだろう、あれは魔法の武器だ
今スタンダードなここの魔法ではなく、
地球でもおなじみのRPGの魔法もこの世界にもあることは知っている。
古代ベルガより以前の代物
ほぼ絶滅した魔法の文明の品物だ。
俺が知る限り、あの選手今まであんな物騒な物装備していなかったはず。
あんな禍々しい物は絶対に魔剣のたぐいだ
戦闘中に鑑定をしてみるか
いつもなら侍マスター奥義二の太刀いらずで落とすんだけど・・・
自分ルールにより使えないんだよなあ・・・
そんな事を考えていたら、開始の合図が鳴った。

 バトルは先手必勝
俺はスッテプを踏みながらクサナギに近づき、さっとフェイントを使用して、死角を作り、背後から攻撃をする
盗賊技能のバックスタブ(背後攻撃)
鞘から横一線の剣戟を与える。
いくら厄介な物でも相手に攻撃をさせなければ良い事
当たったと思った瞬間、クサナギは自身を炎を纏っい、そのまま肘打ちで剣の腹を下から叩きそのまま擦り上げるように飛び上がり、
俺はそのままカウンターになりもろに食らってしまった。
そのまま受け身を取り立ちあがった瞬間、クサナギの姿が消えたように見えた。

 クサナギは着地とともにジャンプをして弧を描いてケリを放ってきた
俺は攻撃の察知で何とか転がりながら回避をした。
転がりながら態勢を立て直した瞬間クサナギは装備してあった剣を突き出してきた。
間一髪ヘッドグリップで回避でそのまま、膝蹴りを食らい、ぐらついた瞬間頭部からその剣をもろに当たってしまった。
綾はそのまま前のめりでダウンをしてしまった。

「終わりだ、ちっ燃えないね・・・」

「ああっとクサナギ選手勝ちポーズだ!!!

ダウン判定でカウントが入っています。クリステラ選手ここで終わってしまうのか」

 カウントが8になった時俺は目を覚まし、カウント9.5で何とか起きだした
あぶねぇもう少しでK・O負けだった。
何だあの剣?
肉体ダメージよりもすごく精神にダメージが来たような気がする
俺だったから何とか起き上れたが、普通ならあれで終わりだろう
大剣、黒い装飾、精神ダメージ
思い出した。
呪われた島の暗黒皇帝が持ってた剣に近い物だ。
たしかバスタードでも先代四天王が所有してたっけ
同じ物ではないけれど、効果はほぼ同じはずだ。

「厄介な物持ってるじゃないか?」

「あれで終わらないなんて、やはり本物か!」

 それにあの攻撃の仕方は近代武術じゃねえ、
覇王流と同じく古武術か・・・
それもこっちではなく流れが地球の物の感じがする。

 俺はすぐさま普通のシューターを飛ばすけれど、クサナギはそのまま剣で受け流しながらこちらに来た。
やつは、そのまま突いてきたので、
先端を剣の鍔でガードをしながら剣を回し始めた。
剣同士が絡み合う感じになり剣を上に放る感じで手放し、
その剣たちを前蹴りで剣を後ろの方に蹴り飛ばした。

「クリステラ剣術 捨蛇(しゃだ)

「ちっ剣が無くなったか」

「当たり前でしょ、健全な大会に魂砕き(ソウルクラッシャー)なんてありえないでしょ」

「あれを知っているなんてやはり貴様は綾で間違いないな」

「アヤ・クリステラっていってるでしょうが、もしあなたの探している綾だとしたら?」

「遊びは終わりだ。潰す」

「そう言ってきた人は大勢いるけれど、それをなした人は誰もいない。貴方誰?」

「キョウコ・クサナギ、所属は勝ったら教えてやるよ」

「ふ~ん。少しは楽しめそうな大会になってきたのかな」

 その瞬間1Rの終了が鳴った。
俺を倒そうとしたい奴なんて沢山いるだろうけれど、なんだろうね
合計ガードもいれて4撃食らったのか、精神のダメージがきついなぁ
変身を解けば余裕なんだけど、あっちも確信してやがるし
それをすれば、俺自身が決めた敗北になるってことを
負けるの嫌だし
戦いながら調べてみるか

 俺はゆっくりとコーナーに行き
休憩を取る 

 

草薙流古武術

 第2R始まりと同時にクサナギが持っていた魂砕き(ソウルクラッシャー)をこちらに投げてきた。
俺はそれを回避した瞬間
ダッシュから肘打ちしてきて反対の手で俺の襟元を掴み上げて手元から爆破した。
俺以外ならこれ一発で危険域に突破しているだろう
幸い(さいわい)俺自身の炎の抵抗力と防御力のお陰で何とかなっているといった感じ
俺はすぐさま俺にまとわりついている炎を消しながら立ち上がる。

「ちっ琴月(ことづき)だけじゃ倒れてくれないか!」

「あれ一発で倒そうなんて軽く見られたものね!」

「そうでもないさ、魂砕きでは倒せないってことが分かったしな、ならこっちで行かせてもらう」

 クサナギはそう言いながら自分の拳を当てて答えていた。

「なら!」

 俺も剣をやつに投げ、お返しに魔法の矢を数発飛ばし、俺自身も竜巻のように回転しながらドロップキックをくわえる
クサナギはなんと、剣を蹴りで飛ばし、魔法の矢を腕でガードしながらそのまま突進して拳に炎を纏いながらフックをしてきた。
お互い突撃をして中央でぶつかりそのままお互い両サイドに飛ばされた。

 おいおい魔戦将軍の技をたかがフック一発で相殺しやがった。
本当に人間か?
テリーやアンディ、ジョー兄じゃあるまいし
バーン・ナックルや斬影拳、スラッシュキックならわかるけれど・・・
BASTARD世界ではやられキャラっぽく見える魔戦将軍かもしれないけれど、
対人なら四天王に次ぐ実力者のはずなんだけどなぁ
まぁ、四天王と魔戦将軍では天と地の差があるけれど・・・
マジにやらないと不味いかも

「やるね、私の毒咬みと相殺なんて、流石私に仕事が与えられる人だねぁ」

「そっちこそ、ワルダードライバーをものともしないなんてね、普通なら剣と魔法の矢で対応するのに、
それをダメージが少ないからってワザと受けに行って本命の一撃に備えるなんててめえスポーツ格闘家じゃないだろう」

「格闘技はスポーツじゃないでしょうが」

 クサナギが手を払うのと同時地面を這う炎がこちらにやってきたので、蹴りでその炎を纏いそのまま蹴り下ろし、クサナギの炎をそのまま投げ返した

「しゃらくせぇ」

 クサナギはそのまま炎をジャンプしながら俺にハンマーパンチを放ってきた。
着地と同時に攻撃をしてくるが、俺はそれを見切って躱す。

「流石は一級危険人物 破壊者旧姓南條 今は高町綾だったか、貴様を倒しに来た」

 草薙はすれ違いざまにそう言い交差した。

「何者だ貴様!」

「草薙流古武術 草薙 京子 それだけは教えてあげるよ!後は私に勝つんだね」

「俺に喧嘩を勝って勝てた奴はあの子しかいねえ、大体誰の差し金かわかった以上手加減はしねえ」

「今の状態で本気でやってたのに、本気ねぇ、見せてもらいましょうか、その前に燃え尽きたりしないでくれよ」

「次のラウンドから見せてやるよ!」

 俺が言ったセリフと同時に第2ラウンドが終了した。 

 

推測

 俺は自分の陣地に行き念波でティアに聞いた。

≪ティア草薙流って知っている≫

≪えぇでも私の情報と少し違うのですが、それでもいいでしょうか綾様≫

≪うん、そこから推理してみるから≫

≪綾様、三種の神器って知ってますか?≫

≪テレビ、冷蔵庫、エアコンでしょ≫

≪いえ、綾様の時代の昭和の電化製品のものではなくて、日本神話の≫

≪草薙の剣、八咫鏡、八尺瓊勾玉だったっけ?≫

≪はい、その三種の神器の事です≫

≪それで≫

≪その八岐大蛇を倒した末裔でその時使用した術が草薙の拳らしいんです。
後八尺瓊勾玉の後継の八神家と八咫鏡の後継の神楽家がいます≫

≪それが本当ならば数千年の歴史を持っている武術か・・・でもなんでこのミッドに?≫

≪現当主は草薙 京 綾様の好敵手でありご友人のテリー様ともいい好敵手になっています。
ギース・ハワード。クラウザーが亡き後の新生のKOF優勝チームでもあります≫

≪はっチーム?≫

≪新たなKOFは三人一組のチームバトルになりました≫

≪また偉く変わったね≫

≪初代優勝チームはテリー、アンディ、ジョー様達の餓狼チームですがその後の優勝チームが草薙京率いる日本チームで連覇となっています。≫

≪テリーたちが負けたの?≫

≪準決勝で竜虎チームと当たり、その次がギース、クラウザー、Mr・BIGのチームと当たり勝ちはしましたが・・・≫

≪ふ~んで≫

 良くあの3人が組んだものだ

≪あくまでもそれは地球での記録ですが、実際問題草薙 京子と言う人物は存在していませんし、
もちろんこのミッドに草薙流と言うのは存在していません≫

≪存在しないものか・・・俺の事も知ってたし≫

≪ええ、綾様のご友人なら知っていてもありでしょうが、
あの方たちが他の人に言うなんてことは無いはずです≫

≪だよねぇ、シーラも知っているけれど兄は知らないはずだし≫

≪もしかして厄介ごとですか?≫

≪どう考えてもね、存在しない人物、破壊者にしろ、南條綾って名前はこの世界では存在しない名前≫

≪っという事は綾様≫

≪多分古代ベルガ王様たちの偽物の件やもっと古くは俺をアシュリアーナに行ってしまった原因の件に絡んでいる一件かも≫

≪どうしますか変身魔法を解きますか?≫

≪まさかっそれは俺の敗北を意味してるよ。もちろんこのままで行く。それできちんと勝ってくるよ≫

≪ご武運を綾様≫

≪大丈夫だって≫

 そうして2Rのインターバルが終了した。
 

 

3R 一瞬のスキ

 地球にいる草薙京とここにいる草薙京子との関係性はよくわからない
元々俺がこの世界にいる事でさえイレギュラーなんだから
実は次元が違う同一人物って言う可能性もある
そうなればテリーたちが率いるチームを倒した一員でもある草薙は格闘だけで戦うのなら
凄く骨が折れる相手だ!
実際テリーには格闘技だけで勝ったためしがない。
それを勝てる可能性がある相手
エンジンを上げるしかない
 
 ゴングの開始と同時に俺はスフィアを数発だし発射
見様見真似のなのはのシューター
数発草薙の地面近くに落とし、数発は草薙に当てる
そのまま俺は軽くジャンプをして前方宙返りし、片足ずつ連続で踵落としを繰り出す
草薙は一発目をガードしながら、不意の二発目もガードしやがったそのままはじき返して
草薙は一歩ステップを踏みながらボディフックをしてきたので、俺は手が地面に着いたので後ろにジャンプ
ついでに飛行呪文を使い推進力を上げる。
間一髪それを返し、俺は上空から、勢いをつけながら、すさまじい威力が乗った蹴りを食らわせる。
流石の草薙も向こうの壁に吹き飛ばされダウンした。
見様見真影門死殺技 裂破(レイピア)もどき
あくまでもモドキ
でも本来の威力の数分の一かもしれないけれど大攻撃でもある。
あっちに行ったとき何度も見せてもらい少しだけ覚えた技
練習はしてるんだけど、あんな破壊力はまだまだ
ガウやエレさんのキメ技の一つだしね
あれで神移(カムイ)乗せられたらシャレにならん
御神の神速の二段かけに近いし
改めて恭也さん人のスペック超えてるなぁ
これで終わってくれないかな
死殺技もどきでも一撃必殺の技だしね・・・
俺の願いは却下されたみたいだ。

 壁の破片に埋まってた草薙はふらつきながら立ち上がりやがった。

「流石、Z級危険人物、燃えて来たよ!」

 やっぱり借り物の技だからなぁ
魂がこもってないと技としてはまがい物になるってスカーフェイスさんが言ってたっけ
でも普通なら倒れても仕方ないのになぁ

 草薙は炎を飛ばしながら近づいてきた。
しかも周囲に炎のスフィアもあり、現状俺の周囲に炎の球が沢山あり
まるで牢屋のようだ!
こういう時は、抵抗力を上げながら草薙に突進

「逃げてやるかよ!」

 俺の身体に炎を纏わせてダッシュのストレート
草薙のフックよりこちらのストレートの方が早い

「フェニックス!」

 お互いが猛スピードでぶつかり、俺の方が威力が勝った
草薙は上空に吹き飛ばされ地面に落下をした。
終わったと思いコーナーに戻って振り向いた瞬間
俺は自分の愚かさに悪態をついた。

 確認は自分でしろ
勝手に倒れたなんて思うな
他人によく言っているのに、おろそかにしてしまった自分の罪だ!
そう思った瞬間
俺は意識を放した。  

 

3R 決着

 綾が自分のコートに戻っていると、すぐさま草薙は起きだした。
綾が振り向いた瞬間
ダッシュをして近づき襟元を締め付けた。
草薙の身体が燃えだしその炎は三度綾に燃え移り衝撃を与えた
手を放した瞬間草薙は二連脚を与え
そのままフック、アッパーと綾を打ち上げて、肘打ちか当たり、逆手で綾の襟元を再び持ち上げた。
そして草薙の身体全体燃え上がり、手に灯した炎を掲げ、そのまま炎を薙ぎ払った。

 綾の身体は燃え上がり
会場全体がすごい音が鳴った。
魔力キャバオーバー
エミュレータの限界突破

 それが意味するのは、普段守っているすべてのセーブが壊れたことにより
今綾が食らったダメージはリアルで戦うダメージと同じだった。
綾自身は今も体が燃えていた。
ダメージの数字も壊れていた。

「ふぅ~私が殺した。
誰も倒せなかった、これで任務完了
ははははぁ・・・・
これで私は自由になれる・・・」


 草薙の甲高い興奮した笑い声と同時に綾の身体が一段と燃えだした。

「なっ、何が起きている?」

 炎の渦となり綾を中心に凄い豪火となりて渦巻き上で燃え上がっていた。
観客もレフリーも戦っていた当事者の草薙でさえ何が起きているか不明だった。
その情景を見たなのははすぐさま観客席からはなれ戦闘フィールドの方に向かおうとしていた。
それを止めるかのように、はやてはなのはの腕をつかんだ

「離して、はやてちゃん」

「何処に行くんや?」

「そんなの決まってる綾ちゃんの所だよ」

「大丈夫や、綾ちゃんなら」

「でも、よくわからないけれど、あの草薙選手、綾ちゃんを」

「なのは落ち付いて!」

 なのはの隣にいたフェイトもなのはを落ち着かせようとしていた。

「だって」

「うん、確かに危なかったと思う。
草薙選手は綾を殺そうとしてる。
でも綾に炎は余計だったよね!」

「そやな~、あれが他の属性なら流石の綾ちゃんも危なかったと思うのだけどなぁ」

 はやてとフェイトがそう言った瞬間
綾を中心とした炎が今度はそれを吸収するかのように、炎が一点に向かって収縮されて行ってる。

「綾が何やっても驚かないと決めてたけれど、相変わらずデタラメだ」

「そうやね。彼女も普通の競技者だったら、綾ちゃんの負けだったのになぁ
それなのに、彼女は枠を広げてしまった。
いくら綾ちゃんがブロックしていても生死が関係するのなら制御が外れるはずや
チャンピオンのジークと同じようになぁ」

 炎の収縮が終わったと同時に綾は破れていた服も修復し舞台中央に立ちあがった。

「俺を殺そうなんて100万年早いよ。
しかもまがい物で俺を倒そうなんて話にならない」

「ま…まがい物だと!!」

「あぁ、お前の技には魂が無い
俺の友人が言っていた
本当の技と言うのは、その技を作った人の思い
受け継ぐ心、師から弟子に伝えるもの
全てを含めて本当の技となり得るって、貴様はただ草薙流を使えるだけだ!
そんな奴に私が倒されるわけないでしょ
私はいつも鍛錬してるよ
見せないだけで、さぁこの戦いも終わりにしようか」

 綾はふらつきながら一歩一歩草薙の方に歩んできた。
当の草薙は綾の気迫に押されてかじりじりと本人は気づいてないのだが後ろに下がっていった。

「恐怖に負けた奴は、もう勝ち目は無い。負けを認めろ。
ここまでやった褒美だ。」

「だ・・・誰が・・・私は自由を得る」

 フェイトとはやてはその時見た目やられてるのは綾の方なのに相変わらず偉そうだと思ったそうだ。

 草薙が突進したと誰もが思った瞬間
壁に衝突した音が聞こえた。
綾が吹き飛ばされたと見ていた人は思ったに違いない。
でも吹き飛ばされていたのは突進した草薙だった。

「なのはちゃん見えた?」

「ううん、はやてちゃんは?」

「私も降参や、フェイトちゃんは?」

「うん、かろうじて。
草薙選手が踏み込んだ瞬間、綾が一歩踏み込み掌底で吹き飛ばしただけ、多分今回の奥の手じゃないかな
多分手加減してる。」


「もう、諦めな、これ以上はいじめになる」

「ふざけるなぁ!」

 草薙は地面から炎を飛ばしてきたのだが、綾は軽くジャンプでかわし、草薙の肘打ちを躱した。
始まった直後の上昇技を回避して、そのまま、上がり切ったのを見てから、軽くジャンプをもう一度して地面に叩き落とす感じで、
右まわし蹴りを決めた。
そのまま草薙は、二転、三転転がりながら動きが止まった。 

 

お詫びです。

 相変わらずの誤字や表現が可笑しいところもありながら読んでいただきありがとうございます
本当に感謝です。
書くときは一気に書くくせにですが、
今回、去年からなのですが、居候していた方のパワハラが酷くなっていき書ける状態にならず、
等々家を出ちゃいました。
 まぁタブレットとかあるから書こうと思えば書けるのですが・・・
VIVID以降の大まかの展開も決まっています。
反対にヴィヴィの方がどのようにって感じなのですが
長編は少しだけ難しいので短編集のおもちゃ箱の方を読んでいただけると嬉しく思います。
予定では夏までにはなんとかなりそうです。
よろしくお願いします。 

 

3回戦終了

 
前書き
これも途中まで書いてたものです。
これを機会に最初の方から修正します。 

 
 おんなじ技何度も食らうほど、やさしくないんだよなぁ
少しだけ本気を出しすぎたか?
結局何者かはわからなかったな
でも病院送りだと、思うから明日にでも病院に行って事情聴取でもするか

 俺の見立て通り完全にノックアウトで終わった。
まぁあのまま判定まで行っちゃったら負けちゃうし、
それにあれで倒れないのなら倒す方ではなく、
壊す方の本気でやらないといけなかったけどなんとかなってよかった。

 俺はそのまま自分の控室に行き、周囲に誰かいないか気配察知をして居ないことを確認してから、
自分の変身を解き、なのは達のところに向かった。

 チームナカジマの面々とはやて一家がなのは達と一緒にいた。

「アインハルトとミウラはおめでとう。後は残念だったけれど凄く良かったよ」

 俺が近づいて言ったときヴィヴィオが一歩前に進んできた。

「ありがとう綾お姉ちゃん。お姉ちゃんもおめでとう」

「うん?私は出てないよ」

「綾お姉ちゃん。仕事以外では隠し事なしって良く言うよね」

「うん」

「何で黙ってたの?」

「だから・・・」

 俺は幼なじみ達の顔を見た。

「あたいも直には聞いてねえけどなぁ、でもあんな会話しながら戦ってバレねぇとでも思ってるんか?」

 ヴィータが助け船所か落としてきやがった。

「それに先までなのはママ顔色真っ青になってたんだよ」

 俺はなのはの方を見る。

「大丈夫って終わってるつもりだけどね・・・」

「こんな所でばれる予定じゃなかったんだけどなぁ。
詳しい話っていっても深い話は無いよ。
ヴィヴィオ達の上達が凄くて私も戦ってみたいと思ったの
このルールでね。
先程の試合は私も想定外
調べないとね。」

「予選の時何であんな試合をしたの綾お姉ちゃん」

「私が戦った競技の感じとこっちの感じが違うことがわかってたから実践で訓練したかったの
バカにして戦ったわけじゃないよ。
それにヴィヴィオ達にバレたくもなかったしね
私一応出場資格はあるけどね
刺激もしたくなかったし」

 俺はヴィヴィオの視線に会わせ会話をした。

「言ってくれたらいつでも戦うのに」

「ちょっとね。これで許して」

「うん。完全には納得しないけれどわかった。」

「ありがとう」

《綾ちゃん》

《多分ね。明日草薙の病院にいって事情を聞いてくるよ》

《うん、無茶はしないでね》

《ありがとう。なのは達がいるから私は帰ってくるから安心して》

《うん》

 そうしてアクシデントもあったけれど怒濤の3回戦は終わった。 

 

感謝とCM

 
前書き
再開はもう少しお待ちを 

 
改めて最初っから軽く流し読みをしていましたが・・・
なにこのあり得ない誤字脱字
読んでくださるかたに本当に改めて感謝です。
まだ濁点の位置ぐらいならいいんですけれど
渡しに来たが私に来たって書いた瞬間に気づけよってなりますよね。
無駄に話数だけはあるからって感じです。
少しずつでも手直ししていきます。

 部屋決め、仕事決めなどお金を節約しないといけないのに、漫画の本2冊購入ってことで後ヨロシクです。

 その街は、ビルが溶け、人が死ぬ。
それは、この町ではありふれた出来事。
だが、この町には探偵がいる。
どんな時でも助けてくれる、二人で一人の名探偵が・・・

さあ、お前の罪を数えろ!

「プロローグのこれ格好よすぎじゃない、おやっさんならいいんだけどねぇ」

「俺では不服って言いてえのかよ」

「そうやって反論するからハーフなんだってば翔ちゃん」

「翔ちゃんは止めろって綾」

「でも、相変わらず揉め事の多い街みたいだね」

「だからこそ、街を泣かすやつは俺が・・・いや・・・俺達がゆるさない」

「こちらも一段落したら風都に遊びに行くから」

「綾が来るとまた、なにか起きそうな気がする」

「じゃないと話にならないしね、まぁ仮面ライダーW正当続編風都探偵1、2刊同時発売してるので、
興味のあるかたはぜひ読んでください。
連載雑誌は小学舘の週刊ビックコミックスピリッツで掲載されてます。」

「マジに来るのかぁ」

「翔ちゃんしめるよ」

「はぁ~頭痛くなってきた」

「いいよ、私一人でしめるから」

「「風都探偵、これで決まりだ!」」

宣伝終了後に楽屋でなのはに待っていてもらっていたから、すぐに直行


「なのは~」

「終わったの?」

「うん、読んだけど面白かったよ、さすがWのTVスタッフが協力してるだけある」

「珍しいね綾ちゃんがそんなに誉めるなんて」

「気になるしね、
おやっさんの後を継いでるから、安心
ネタバレはできないけれど、今度一緒にTV版観ようよ」

「うん」

 俺達は腕を組ながら自分達の家に戻った。


「頭いてぇ」

「どうしたの翔太郎君」

「あぁ亜樹子か」

「女の子からの呼び出しなんて、もしかして翔太郎君にもとうとう春が」

「そんなんじゃねえ、あれの手綱が出来るのはあの子達しかいねえよ」

「あぁ綾ちゃんからの呼び出しだったの?」

「そう言うこと、なんにも起こらなければ良いんだけどな」

 
 

 
後書き
宣伝とタブレットでも、書けるか挑戦の意味で書いたけれど、結構時間かかる事が判明
PCの時の倍ぐらいの時間が、4回戦終了とベルガの昔話編まで早く終わらせないと話の展開が出来ない状況なんですよね。
ゴールデンウィーク迄にはどうにかしたいと思っています。
アクセス数見ると一ヶ月平均UAが227人、平均PVが319ページってなりました。
少なくとも来月中にインターミドル4回戦終了迄持っていきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。

 

 

後日

 3回戦が終わった次の日の昼に機嫌悪そうに綾は出勤をしてきた。
そう感じたのは、翠屋ミッド本店チーフのシーラだった。

「どうかなさったのですか綾さん」

「何で?」

 少しぶっきらぼうに答えた。
綾自身基本こんな感じだから、他のスタッフは気づいてはいない。
だけどこのお店の立ち上げからいるシーラだけは気づいてしまった。

「綾さんちょっと」

「何?シュー作らないと」

 綾はシーラに手招きされ店長室に入った。

「何じゃありません」

「シーラ・・・」

「そんな気持ちで作るぐらいなら帰宅してください」

「何が」

「昨日の試合で何かあったのですよね。
勝利したのに、そんな雰囲気で来られたら困ります
確かに越権行為かもしれないけれど、きっと桃子さん達がいたら同じこといってます」

「・・・ごめん、顔に出てた」

「気づいたのは私だけですが、そんな気持ちで作ったシューはこの店の味ではないと思います」

「ううん、ありがとう。昨日戦った草薙選手が運ばれたはずの病院に入院してなかった」

「どう言うことですか?」

「先手打たれたみたい。公の場だから大丈夫だと思ってた」

 俺はシーラに言えることはいっておこうと決めた。

「どうやら私を消したいのか、研究したいのかわからないけれど、
なんか狙われてるみたい。
私がいなくなった件に関連してるとは思うけれど、
昨日戦った選手がその刺客っぽいので話を聞きに行こうとしたんだけれど、
いなかっただけ」

 この大会の運営もスポンサーもチェックして安全だから出たんだけどなぁ
本当に尻尾を掴ませてくれない。

「わかりました。とりあえず今日は早退してください。
お菓子に血なまぐさいのは似合いませんから」

「だよね」

 俺は言われたように店から退散する。
仕方ないからミカヤさんのところに遊びに言った。
居合いの練習で時たま遊びに行かせてもらってる。
丁度ノーヴェも来ているみたいだった。
どうやら自分の教育が甘いからヴィヴィオ達を勝たせてやれなかったで、
悔やんでいるみたい。
良く頑張ったと思うけどな
エリートコースはちょっと難しいかなと思ってたし、
ミカヤさんがいいこと言った所で俺は、2里がいる部屋のふすまを開ける。

「いやいや怒りぽかったノーヴェがそこまで成長してくれるなんて、
もう大感激だなぁ」

「「綾さん」」

「遊びに来ちゃった。
負けても死ぬ訳じゃない、初参加のヴィヴィオ達が3回戦まで行ったのに、
本選常連のミカヤさんは1回戦敗けだよ
ノーヴェがそんなこと言ってたら立つ瀬無いじゃん」

「綾さん!」

「何」

「どうしたんですか?」

「遊びに来ただけだよ、居合いの練習ここしか知らないし、邪魔だった」

「いえ、ですが今からアインハルトちゃんが来ますので、
参加中の綾さんがいるのは」

「結構ばれてる?」

「あんな闘いしてたら、関係者は気づくと思うのだが」

 ミカヤさんの言う通りなんだけどね

「聞いていいかな」

「何、ミカヤさん?」

「去年誘ったときは渋ってたのに、なぜ今年は?」

「ヴィヴィオ達みてたらやっぱりやりたいと思ってね
ノーヴェの教えがいいからか、本気でそう思ったんだよね」

「ですが・・・」

「良くやった。敗戦を糧として、これから先を楽しみにしてるから、あんまりうだうだ言ってると昔のノーヴェをみんなに見せちゃうからね」

「それは、勘弁してほしいのですが・・・」

「アインハルトが来ちゃったみたいだから買えるね。ミカヤさんもまたね」

「あまり気を張らずに」

「ありがとう」

 さすが居合いの師範
何かあったか気づくもんだ
ここも追い出されちゃったし、
いつの間にか夕方の海岸埠頭を歩いてたら、
米粒ぐらいの大きさだったけれど、小等部組が抱き合いながらワンワン泣いてた。
みんな青春だねぇ
4回戦オープニングは、
アインハルトVS元世界王者ジークリンデ選手
実に面白そうなカードだ
多分勝つのはジークリンデだと思うけれど、
可能性がないわけではない。
仕方ないので素直に帰り、フェイトの手作りご飯を食べ
今日はゆっくり休むことにした。 

 

4回戦 プライムマッチ

 チームナカジマのみんなはアインハルトの激励に控え室に向かうそうだ
俺は、この試合は注目の試合らしく、いい席がなくなる可能性があるらしいので、
俺が席取りの白羽の矢がたった。

 仕方なく席取りに歩いていると、良い席の場所に見知った顔がいた。

「あれ、ミカヤさんどうしたの?」

「あれ?早かったねぇ」

「ん?」

「綾ちゃんもてっきり激励に行ってると思ったんだよね」

「私はチームナカジマ野面子じゃないからね。
追い出されて席取りの任に当たれと言う姫の命により席取りに来たんだよね」

「それなら安心して良いよ」

「ん?」

「私がここ一帯を取っておいたから」

「ありがとう。助かります」

 そうこう話しているとチームナカジマの面子もきて、
ミウラも合流してちょっとした応援席になった感じがした。
司会者が双方の紹介をして、試合が始まった。

 開始早々アインハルトの最大の技が炸裂した。
相手のレベルが高いのなら始まった直後に必殺の一撃を入れる作戦は実に良いと思う。
開始直後と言うのは普通なら切り替えが頭ではわかっていても体が追い付かない場合がある。
でもエレミア選手は、競技の選手ではなく
武術や戦場
ガウ達に近い存在らしい
始まった瞬間
ほんわかした表情から一瞬にして闘士の顔つきになったのだから
まだ、未熟とはいえアインハルトの断空拳をガードしてノーダメってすごくないか
多分俺でもガードしたらノーダメは無いだろう。
二発目も迂闊にも即行きで攻撃をして、
それを合気道の感じで受け止めながらそのまま襟元をつかみながら投げやがった。
そのまま間接技に持ち込もうとしたのだが、
アインハルトの空破断によって阻止されてお互い立ち上がり対峙した。

「チャンピオンとアインハルトさん何か話してる?」

「うう、音声きてないんでわからない!」

「似てるって」

 リオとヴィヴィオがそう話しているのがきこえたから、俺は通訳をした。

「綾お姉ちゃん聞こえるの?」

「さすがにそれは無理、でも口の動きを読めばわかるよ」

「多分それが出来るのお姉ちゃんだけだよ」

「ほらほら無駄話してると、試合終わっちゃうよ」

 エレミアは、魔法の弾幕をはり、一つに纏めてアインハルトに投げるのだが、
アインハルトはそれを旋衝破で投げ返した。
あんな高密度の弾丸を良く返したもんだ。
一息つく間もなく、エレミアはアインハルトに低空タックルを仕掛けるが、
それをあいんはるとは膝蹴りで対抗するのだが、
エレミアはそれを膝で対抗しながら投げに移った。
そのまま間接技に行ったのだが、
アインハルトは肩の付け根に蹴りを当てそこから脱出をした。
ノーヴェもきちんと間接技からの対応を教えているみたいで安心。

 アインハルトの一瞬の隙をつき
もう一度投げてから、また起き上がったところをれんぞくで投げをした。
アインハルトはカウント2で立ち上がった。

「アインハルトさんどうしたんだろう?
フルカウントまで休んでからでも・・・」

「コロナ、このような戦いではそれは有効だよね
でもアインハルトは今までも試合ではなく戦場のつもりで戦ってるから、
戦場でカウント9までダウンしてたら死んじゃうからね
まぁそれほど覇王の記憶が強いんだと思う」

 また、エレミアとアインハルトは会話をしているのだが、
どうやらエレミアはアインハルトの事が気になってるようだ
楽しんでほしいとか、なんで笑わないのかって聞いてる
エレミアが勝ったら話がしたいとも言ってるね
エレミアは自分のもうひとつの武装を解いた瞬間
いままでは序の口にしかなかったのがわかった。
闘気みたいのが一気に膨れ上がった気がした

 エレミアの武装を解いた瞬間
ヴィヴィオが倒れこみ、アインハルトは、暴走したかのようにもうラッシュ

「ヴィヴィオ大丈夫」

 倒れ混む瞬間
俺はヴィヴィオを支えてあげた。

「う、うん私は大丈夫だけど・・・」

「アインハルトは冷静じゃないね」

 それが証拠に防具の上から殴り、拳骨折して、
蹴りを出してもエレミアはかわしての膝に拳をいれ打撲を与えていた。
そして思いっきり壁に向かって投げ込んだ。
そこで1ラウンドが終了

「やっとインターバル!ヴィヴィオ大丈夫?」

「う、うん・・・ちょっとだけ眩暈がしただけだから、それよりもアインハルトさんのことだよ!」

「あ、うん」

 リオとコロナが心配そうにヴィヴィオの容態を聞いたのだが、ヴィヴィオは大丈夫だと言い切った、
どうやらご先祖繋がりで何かあったのかな
知った気配が近づいてきた。

「心配なのはどっちもやねぇ」

「そうですよ!」

「八神指令?」

「うん」

「ちょっと遅れましたが、観に来ました」

 はやてとツヴァイも見学に来たみたいだ

「タヌキおひさ」

「綾ちゃんひどいんとちゃうか」

「ただで来たわけと違うんでしょ」

「私らの方でも色々調べてたんよ
アインハルトの記憶にある緒王時代の事
その中にもエレミアって名前が出てきたんや」

「お互いベルガの古流武術だからおかしくないんじゃない」

「まぁそうなんやけどな、
でもアインハルトは、ご先祖さまの記憶を自分の事として受け継いでる記憶継承者やろ
ジークリンデもそうなんよ
ただし個人じゃのーて先祖から続く数多くの「エレミア」達の戦闘経験だけを」

 補足としてミカヤさんも説明してくれた。

「私も少しヴィクターに聞きましたよ
最低でも500年分の経験と記憶があの子の心と身体(からだ)刻まれてると」

 そういう意味でエレミアは似てるって言ったのかね

<綾ちゃん>

<何?はやて>

<試合後に多分過去の事についての話し合いがあると思うんやけど>

<そういう風に持っていくんでしょ>

<きっと話すだけじゃ詳しく伝わりにくいんと思うんや>

<そうだろうね、どれだけ話がうまくても劇をするわけでも小説の朗読するわけでもないのに、
難しいよね>

<それでなぁ、何か手はないかと思って聞きたいんだけど>

<私もこの後試合ってわかってる?>

<愛娘のヴィヴィオに関わることなんよ>

<はぁ~私の試合が始まる時間になったら教えて、そしてツヴァイを貸してね>

<なんでか聞いてもいい>

<研究室時間の概念狂ってるから、良くわからんなるから>

 あの研究所DBの精神と時の部屋みたいに時間狂ってるからなぁ
最近使ってなかったから忘れてたけど、幸いはやてとツヴァイとリーンは繋がってるから、
連絡がとりやすい
普通の連絡方法では通じないし

<しゃあないな>

<結果と状況をデバイスで録画しておいて>

<わかったよ>

「ヴィヴィオ大丈夫?」

「私は大丈夫だけどどうしたの綾お姉ちゃん」

「タヌキからお願い事されたから、ちょっとやって来るから」

「う、うん」

「タヌキって誰の事やねん」

「そんなの歩くロストロギア、監理局の最終兵器
奇跡の部隊の部隊長でもあった八神海上指令の事じゃないですか」

「綾ちゃんいい加減にしないと」

「別にはやてが怒っても怖くないし」

「なのはちゃんに言いつけてしまうからな」

「はいはい、時間もないことだし行ってきますか、ツヴァイ手伝って」

「私も見たかったんですけれど・・・」

「もんくははやてに言って」

「はやてちゃん」

「ごめんな、リーン」

「わかったですぅ。はやてちゃんが言うのなら」

 結果はわかっているけれど、どういう流れかは知っておきたいので録画をお願いして、
俺は久しぶりの研究所に向かった。 

 

製造

 4回戦プライムマッチ
本日はいつもなら1試合だけ組まれていたはずなのだが、
金戒は2試合組まれた。
なぜならエレミア選手が、前回棄権したので、
無敗とは言え去年きけんしたのも事実とあり2試合行われることになった。

 午後の試合が俺なのだが、残り4時間ではやてに依頼されたことをしないといけないので大忙し。
この研究所では、現実世界の4時間は此処では、2ヶ月の流れとはいえ大変だ。
なにを製作しているのかといえば、映像の装置なのだが、結構難しい。
これを使うと、言葉とか想い出を映像で見せてくれるもの
実際には研究はしていたんだけど、
またJ・S自見みたいなことが起きてもたまったことじゃない事がきっかけ
カリムの予言を映像で分かったらもっと楽じゃないって言う事だったんだけど、
つい最近やっと目星ができたことを疾風に言ったのが災いした。
今回の話で使うかはわからないけれど、完成できるのならお願いされたんだけど、
俺もこの後試合なんですけれど、
プライムマッチは基本都市本選上位者同士の試合のはずなのだが、
俺にしろアインハルトにしろ今回初参加なのになぜって言いたい

 今回はおれ自身の優秀なパートナーのティアの他に、
ツヴァイもいるので結構スムーズ立ったりするけれど、
けっこうツヴァイはグロッキーぎみになってたりする。

 まだたったの4徹なのに、だから寝て良いよって言ってるのに、
俺に付き合うからふらふらしてる。
さすがに心配になってきたし、
バグなんて出してもらったら余計に時間がとられるので強制に休みをとってもらった。
まだ誰も作ったことのない装置だから時間がかかるのは仕方ない。
もしかしたらミッド世界で言うロストロギアならあるのかもしれないけれど、
あったとしても使わしてくれるはずないし
なければ作ればいい
本来アーティファクトにしろ、ロストロギアにしろ膨大な時間と材料と費用がかかるはずなのだが、
俺がペースになっている
最近けっこうおろそかになっているけれど
BASTARDのダーク・シュナイダーのお陰か
TRPGの魔術師のマスター特権かはわからないけれど、
この世界でいうロストロギア並みの物は作れたりする。
J・Sでさえ作れるのだから、俺にも作れて当然
プロジェクトFなんて、ロストロギアものだろう

 なんとか作成終了
後はこれを製造ラインにのせるだけ
元々この作業のためにツヴァイを連れてきたようなもの
間に合えば自分でやったのだが、最後までは無理だと最初から計算してあった。
最初の計画より少しだけ時間がかかってしまった。
模試ツヴァイがいなければ第1号品も出来なかった。

「ツヴァイ後お願いしてもいい」

「大丈夫です。綾さんは試合頑張ってください」

「上位入賞者だからね。ちょっと楽しみ
前回の試合みたいに、変な思惑が無い試合だからね」

「はい、わたしにお任せください」

「うん、後は頼んだ。どれぐらいの時間でできると思う?」

「そうですね。こちらの時間で1週間だと思います」

「実際には30分ぐらいか、4ラウンドで1ラウンド4分だから、
16分にインターバルがあるから実質約20分に前後左右あるから、30分ぐらいだね」

「です」

「フルタイム戦えるように頑張ってくるよ」

「ハイです」

 俺はツヴァイに作業を任せて、プライムマッチの試合に向かった。
 

 

4回戦 プライムマッチ午後の部 開始前

 いつも通りブロンドの髪をなびかせての登場
対戦相手は去年都市本選6位のセンチュリー選手
三味線を弾いてなければ技量は去年と変わらず
試合を観させてもらった感じは、アインハルトより下のような気がする。
とはいえ、切り札の一つや二つ位あるだろう。
三回戦のリオと番長の試合で、番長の切り札には驚いた。
炎属性だから俺には効かないけれど、逸材は多いと感じたのだが、
残念ながらセンチュリー選手にはそれを感じなかった。
俺は入場と同時に周囲を見渡した。
結構な人が入っている
チームナカジマもアインハルト以外はここに来ているので、
気付くかどうかはわからないけれど、ヴィヴィオに良く見ていてねと言う感じで視線を送った。


「綾お姉ちゃん?」

「どうしたのヴィヴィオ?」

「コロナ、綾お姉ちゃんが一瞬だけどわたしに視線を送った気がして」

「綾さんが?」

「うん」

「もしかしてしっかり観てってことじゃない」

「なにをするんだろう」

「あ~綾ちゃんやからな、予想はつかんな、私が言うのもなんだけど、よく試合にまにあったよなぁ」

「八神指令、綾お姉ちゃんに何かお願いしたんですか?」

「ちょっとなぁ、間に合わへんと思ったんやけど、ちゃっかりしてるわほんまに」

「お姉ちゃんですから」

「そやな」


《ノーヴェ聞こえる》

《綾さんですか、どうなさりましたか?》

《ヴィヴィオにノーヴェとヴィヴィオが描いている完成形じゃないけれど、それに近いのを見せてもいいかな?》

《いつもなら勝手に行われる綾さんがどうしたのですか?》

《勝手にって・・・流石に二人が時間をかけて行っているのを土足で踏み潰すようなことしないって、
アインハルトにはエレミアさんがいるけれど、似たようなタイプがいないから・・・やっぱりだ目だよね》

《本当になのはさんが言った通りですね》

《何か言ってたの?》

《戦闘時の時は大丈夫だけど、時分の事で心配そうな時の相談はネガティブ思考になりやすいって》

《なのは~、勝手なことばかりやってヴィヴィオに嫌われたくないじゃん》

《自慢のお姉ちゃんって言ってますよ、相手の方は結構な実力者ですよ》

《去年都市本選で番長に負けた子だね》

《大丈夫なのですか?》

《試合は見たけれど、多分本調子のアインハルトより弱いよ、
いうかノーヴェの教えが良いからチームナカジマののびりつは半端じゃないけれど、
コロナ都かはあまり戦いたくない相手だよ》

《あやさんにそう言ってもらえるとコーチ冥利につきます。》

《もしかしたら、行き着く先が果てしなく遠いからくじけそうになるかもしれないって思っているけれど》

《本当にですか?》

《思ってない、血は繋がってないけれど、あの不屈の精神は母親譲りだよ》

《ですよね》

《多分フルラウンド使うから》

《また怒られますよ》

《タヌキに説明させるから良いよ。まぁヴィヴィオには一応会津は出したけれど気づいたかな》

《ヴィヴィオですからね》

《多分気づいてるね》

《負けるとは思いませんが武運を》

《負けるのは嫌いだから、しっかり勝ちにいくよ》

 ノーヴェと思念波で会話をして了解を得たからしっかりと見せて勝ちますか
双方準備が終わり開始のゴングがなった。 
 

 
後書き
過去話やその後のルーフェン紀行どうしようか悩んでいます 

 

4回戦 プライムマッチ午後の部 

 センチュリー選手は、タイプ的にはエレミア選手に近い
徒手空拳がきほんだけど、投げも間接技が中心
もちろん飛び道具も上位ランカーに相応しい技量を持ってると思う。

 開始の合図と共に数発のシューターがこちらに来ているが関係なく体さばきのみで回避
こう言う時経験が強いと言うことを知る。
おれ自身、能力は反則的に高いのは知っているが、経験してないと的確な行動ができない。
恭也さん達と練習させてもらった経験
ジョー兄やテリー達と戦った時
アシュリアーナでの日々
肉体のみでの戦いをこれだけやってたら嫌でも強くなれる
体さばきは、初めてサウスタウンに行った時に、タン大人(せんせい)から教えてもらった事がある。
タン大人とはテリー達の養父やギースの師匠だった人
会った事無いけれど、拳仙と言われているリオのおじいさんでもある
レイ・タンドラ氏な感じなのかも
次元世界での格闘者では伝説の人らしい
無双無敗らしいし、いい加減このシューター邪魔になってきたから、
DBでも良くある気弾はじき
ヴィヴィオがきちんと見てれば最初の体さばきで十分わかったでしょう
流石に弾数が多くなってくると邪魔になってくる。




「ねえ、ヴィヴィオ?」

「なにリオ?」

「綾さんってルーフェンの武術やってる?」

「ん~綾お姉ちゃんだからなぁ、どうだろう。どうして」

「うん、先の回避の仕方が春光拳に近い気がして」

「もしかしたら、リオが使用してるのを観て覚えたとか」

「そうじゃないんよ、ヴィヴィオにコロナ」

「指令は知ってるんですか?」

「綾ちゃんとはなのはちゃん達と同じぐらい長い親友やからなぁ
多分あれな、中国拳法やな」

「「中国拳法?」」

「私らの出身世界の武術の一つやな、基礎を教わったとか言ってたの聞いたことあるわ」



 そんな外野が話している事は知らないけれど、俺は、かわし、はじきながら接近していく
アシュリアーナは置いておいて、あそこレベルで戦おうとすると今の状態では勝てない
センチュリー選手より美由希さんの方が早いし、攻撃が読めないし、攻撃がえぐい
俺はセンチュリー選手の攻撃を数ミリの範囲でかわしていた。
相手の顔が青ざめているのがわかる
途中フェイントを入れて攻撃を入れる真似をすると見事に引っ掛かってくれる。
センチュリー選手にとっては災難だと思う。
何せシューターははじきかわされ、接近戦では、
当たるか当たらないかの位置でかわされてるんだから、自分でやっておきながら全く嫌みでしかない。
結局1Rは俺は一回も攻撃はしなかった。
多分ヴィヴィオもここまでとは言わないけれど、
経験を積んだらこのレベルぐらいまでは見切りが出来ると信じたい。
ミウラ戦で使用していたセイクリッドディフェンダーを応用すればそらすことも出来るでしょ
まぁ腕しか始動できないから今現在では無理だと思うけれど、
ヴィヴィオにしろ、リオやコロナの発想は度肝を抜くことが多いから、
どう改造してくるか見てみたい気もするけれど

 結局最終ラウンドでもある4ラウンド目
まだツヴァイからの連絡はない
ポイントは当たり前だけど、センチュリー選手が取っている
俺が勝利をするには判定ではもう勝ち目がない
センチュリー選手はスタミナが切れてきたのか肩で息をしている感じだった。
周囲の反応も若干冷たい気もする。
攻撃の振りばかりで一回も攻撃をしてない~綾しまれても仕方ない
おれ自身もフラストレーションを溜まってくる。
ラスト1分になったときにやっと思念波が届いた。

《綾さんお待たせしました》

《出来た?》

《少しだけ予定より時間はかかってしまいましたが》

《ありがとう。これで終わらせてあげれるよ》

 
 もうなん十回の攻防のやり取り、
俺はまたギリギリでセンチュリー選手のパンチを数ミリで見切った瞬間
手を捕まれた。
そのまま一本背負いの要領で投げられたのだが、投げられる瞬間
俺は自分から飛び、投げ落とされずに投げ飛ばされた感じになったので、回転して着地をした。

「すごいねセンチュリー選手。そんなに疲れていて私を投げれるなんて」

 俺が一歩前に進んだら、同じようにセンチュリー選手は後ろにさがった瞬間を見計らって、
俺は盗賊の奥義でもある必殺の一撃を選択した。
もうスピードの移動で接近をし、急所攻撃を与えて、離脱する
究極の一撃離脱攻撃
侍マスター奥義の行動の仕方はこれをもとに作られている

 センチュリー選手も危険を感じたのか、俺が行動を起こす前に今の状態で最高の一撃を俺に与えてきたのだが、それよりも早く動いて顎にかすめるように攻撃をあたえて離脱をした

『シャイドクロス』

 センチュリー選手は膝から崩れるように座り込んでしまった。
足や膝を叩いて動かそうとしているけれど、立ち上がれずに決着がついてしまった。
俺が与えたダメージ100ポイント
多分大会始まって以来の最小ダメージかもしれない

 勝者コールをされたのだが、周囲はシーンと静まり返っていた。
エミュレートが切れた瞬間
殺気を感じたので振り向くとセンチュリー選手が大声を出して突進をしてきたので、。
俺はセンチュリー選手より低くしゃがみこみ足腰の強さでセンチュリー選手を上に投げ飛ばした。

「俺に殺気を与えると言うことは、殺されても文句はないよね」

 落ちてくるセンチュリー選手を蹴り入れようとした瞬間
俺の視界に、白いジャケットに黒い六枚の翼に剣十字の杖が見えた。
蹴りの速度を止めようとしたが、
運動はすぐには止めれずに現れたものに防御魔法は発動していても攻撃をしてしまった。

「なにしてるのはやて」

「それは私が言う台詞や」

 そういった瞬間相手のセンチュリー選手は地面に落下をしずにネットで守られていた。

「ふ~間に合ったですよ」

 どうやらツヴァイがやったそうだ

「どういう了見で本局のお偉い人がで出来たわけ」

 俺の前に歩くロストロギアと異名がある
最後の夜天の王が騎士甲冑を着て俺の前に現れた。
 
「あんたなにしようとしたんや?」

「そんなの決まってるでしょ。殺気を放つと言うことは死合をしたいわけでしょ
なら受けてたつよ」

「そんなわけあるか」

「私たちの故郷の諺に銃を撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけってあるでしょ
同じように殺気を放つってことはそれが覚悟がある人ってことでしょうが」

「それは諺じゃなく小説の主人公の台詞や」

「おやっさんが男の中の男って言う人の言葉だから真理だよ」

「は~そうかもしれんが、今日のところは終わりや、相手は失神してるしな」

 俺はネットに助けられた人を見て納得がいった。
流石に失神していたら興も削がれる。 

「了解です」

《後で保護者にも伝えるから》

《フラストレーションたまってた上にあんなふざけたことされたんだよ》

《それでもや》

《理不尽、それに今日私も試合ってこと知ってるのに、厄介なお願い事をしたはやてが悪い》

《悪くても報告や、私が報告するまでもなく話はいくと思うけどなぁ》

《理不尽》

 今回、相手の方から手を出したと言うことで協会からのおとがめは無かった。
この後家族会議が行われたのは当然の結果だった。 

 

試合後 浴室にて

 どうやらこのプライムマッチの後はインタビューがあるらしい
これあるの知ってたらもっと早く終わらせれたのに
てっきりトップファイターしかないと思ってたし
やはり聞かれたのが、最期だけしか攻撃しなかったのか
無難にタイミングがうまく図れなかった。
こちらが反応するとむこうもリアクションみたいのが見えたので、
結局は最終ラウンドまでいっちゃいましたと

 総答えると次に来るのは、終わってからの乱闘の話になる
これも、エミュレートはあくまでダメージだけですがスタミナの減少は快復されませんから、
いくらトップファイターとはいえあれだけスタミナ切れ起こしていて、
理性が切れていたら、個々まで来た選手なら対応できます。

 八神司令とはお知り合いなのですかと言う質問に対しても
いえ初対面です。
先程は相手の理性が外れていたと言いましたが、
私自身もセンチュリー選手の殺気というものにあてられてしまい
身の危険を感じ理性を嗅いでいた模様です。
年上の人に対しての言い方にこの場を借りて謝罪します。

 なんだかんだと10分近くインタビューを受けてたと思う。
約2ラウンドは少なく出来たはずだから、本当に計算ミスった。
もう少し早ければセンチュリー選手もあんな行動を起こさなかったはずなのにねぇ

 かったるいインタビューを終え、風呂場に直行
地球だとこの手の施設にあるのは多分シャワールームだと思うのだが、
さすが助成ファイターも多いこの武道会
大きな浴室があったりする。

 浴室の着替える場所に入った瞬間
浴室から自分じゃないけれど、殺気を感じる
そんなことは気にしずに中に入ると
丁度ミカさんがエレミア選手に向かって居合いからの一刀を、エレミア選手が防いでいた。
風呂場に大切な剣を持ってくるわけがなく竹刀での一刀

 ちょうど年長者の意見も終わって浴室から退出するところで、お互いの顔があった。

「綾ちゃん」

「何ですかミカさん」

「あの戦いはあまり感心しないと思うのだが」

「ですね、思った以上にこちらの作業の時間がかかってしまいましてね。
私にもインタビューがあるのならもう少しは約終わっていたんだけど、少しだけ悪いことしまいましたね。」

「あまり周囲をドキマキさせるものじゃないよ」

「御忠告ありがとう。ミカさんまた腕あげたよね」

 そういった瞬間体をバスタオルで巻いていたエレミア選手のタオルだけが切れだして、
エレミア選手は裸体の状態になった。

「アインハルトちゃんは、もう目を覚ましているよ」

「~はい~」

 それだけを言うと今度は本当に宮さんは浴室から出ていった。

「クリステラだったかミカ姉と知り合いなのか?」

「私自身ご存じないかもしれませんが、剣も少々嗜むもので、それで知り合いなんですよ」

「剣を使うのも知ってるよ。観てるしな」

「トップファイターのはりー選手に見てもらってるとは嬉しいですよ」

「なんだよ先のいたぶるような試合は?てめえなら早く終わらせれるだろうか」

「なかなかタイミングが取れなかっただけですよ」

「オレはお前の事は気に食わねえ」

「私はハリー選手の事は好きですよ」

「その上から目線が気に入らねぇ」

「試合じゃなく喧嘩もいつでも買いますよ」

「しねえよ、あくまでもてめえが勝ち上がってきたらぶっ潰してやるから覚悟をしておけや」

「それ負けフラグですよ番長」

「ああん」

「ジークオレも出るな」

「うん」

 そう言って番長も出ていった。

 体を軽く洗い流して

「浴槽には言っても良いかな」

(うち)に許可とらないでも良いとちゃう」

「何となく、なにか言いたそうだね。聞いたげるよ」

(うち)は人の事言える立場じゃないけどなぁ」

「無敗の選手からのアドバイスなんて嬉しいですよ」

「なぜ本気で戦わんの?格闘キライなんか?」

「格闘は好きですよ。インターミドルで戦いたいと思った選手が沢山いたので参加を決めたんですよね」

「それなのにや」

「エレミア選手とも戦いたいです。その時は全力を出させてもらいます」

「約束や。(うち)も待たせてるから出るよ」

「それじゃまた」

 エレミア選手も出ていって、俺一人
もしかしていろんな選手に俺って嫌われている
トップファイター達がヒロインなら
俺の立ち位置ってヒールじゃん
間違ってもないけどね
どうも手加減が難しい

《ティアどう思う?》

 俺は自分のデバイスに聞いてみた。

《どうとは?》

《意地悪だよ。ティア》

《スミマセン綾さま。手加減する闘いがありませんでしたからね
もちろん模擬戦とかは話が別ですけれど、特にこちらに帰ってきてからは》

《俺にとっては数ヵ月だったけれど、アシュリアーナの戦いで手加減してたら死んじゃうしね》

《頭蓋骨割られていても身体が動けば戦う人たちでしたからね
まぁ練習では違いましたが》

《うん、あれはヤバイ。俺みたいに再生じゃなく壊れたまんま戦うから、ホラーだよね。
今考えるとさ。あの時の経験で魔法なしでも無敵になれた気はするよ》

《反対に手加減がうまく調整が苦手になったと思います
大きな事件と言えば、4年前のJS事件や去年のマリアージュ事件
2年前のガイアメモリの事件敷かなかったわけですし
どれも手加減考えての事件ではなかったことだから仕方ありませんよ
綾様はここ数年は翠屋や家での事を頑張っていられましたから・・・》

《ありがとう、流石に変装して参加はダメだったかな、年齢詐称は規則的にしてないから参加資格はあるけれど、最初から私が出ると知って諦めたりしないかなと言う心配は無駄だったしね》

《それこそ、過ぎたからわかることでしたし、もしかしたら知ってたらヴィヴィオさん達がここまで伸びなかったかもしれませんから、それこそ結果論ですよ》

《ありがとう》

《いえ、これから大変になると思いますので》

《俺も十分に暖まって癒されたから風呂から出るわ》

《はい》

 俺もティアとゆっくり話して浴室から出た。 

 

末裔たちの邂逅のはず・・・

 お風呂から出て、思念波ではやてに言われた場所に移動をした。
ホテルのレストラン貸し切りって・・・
何れだけ気合い入れてるのやら
ちょうど話が始まるところで扉が開いたのでみんなこちらに注目してくれた。
よくもまぁこれだけ集まったものだ。
多めに作っといて正解だったよ。
チームナカジマ全員に
ホストのはやて
ミカさんに
ミウラ
エレミア
雷帝の末裔のダークフリュン
エレミアのセコンドについていたエルス
バスターヘッドのハリー
ハリーの友人の3人娘
ツヴァイ
俺を入れて総勢17人
装置多めに20個ほど作っておいて正解だった。

「はやて遅れた?」

「いまからよ」

「またすごい場所を予約したよね。
当日によくもまぁ予約がとれたのがすごいわ」

「これでも司令やから」

「綾お姉ちゃんがなんで?」

「私をないがしろにするなんてヴィヴィオが反抗期になった。
これもはやてのせいだよね」

「そんなわけあるかいな、それにヴィヴィオはいい子や」

「はやて、みんなに配って」

「了解や、リーンも手伝ってな」

「はいです」

「アインハルトにはこれを」

 俺がアインハルトに渡したのはモーションキャプチャーみたいな帽子
逸れ以外の人はVRっぽい眼鏡


「いくら、アインハルトが話がうまいとしても言葉だけでは全てが通じることは難しいので、
アインハルトが話したいことを映像化して、それをみんなが見ている眼鏡に映像を送る装置を作りました
アインハルトも伝えたいこと、知りたいことをこれに思いを積めてね・・・」

「綾さん・・・ありがとうございます・・・どうかしましたか?」

「ううん」

 どこからか見られている・・・逸れに知った気配が3人来る

「はやて~、私頑張ったよね~そう言う仕打ちはよくないと思うんだけど」

「なんの事や?
それに保護者には伝えるって言ったやん」

「なんで2人来ているの」

 周囲は多分ヴィヴィオとはやて、ツヴァイ以外わかっていないだろうなんの事を言っているのか

 本の少したって扉が開かれた
管理局内でも超有名な2人がそこにいた。
監理局の切り札の一つ
エースオブエースの異名を持つ俺の一番大事な人

高町 なのは
もう一人は
閃光の女神
俺に言わせりゃ管理局の良心
幼馴染みでもあり、俺の一応の弟子
フェイト・T・ハラオウン

「はやてちゃん。お話終わった」

「なのはちゃんいいタイミングや」

「綾聞いたよ」

「仕方ないじゃん」

「綾ちゃん、はやてちゃんから聞いたときはビックリしたよ。はやてちゃん綾ちゃん良いかな」

「ええよ、綾ちゃんおおきにな」

「だからタヌキ司令って言われるんだよ」

「そんなこと言ってるの綾ちゃんだけや」

「綾ちゃん行くよ」

「私もここで様子も・・・了解」

 歯向かうと不味いパターンだね
俺は振り向きざまにそれとなくティアをはずした。

《後よろしく》

《わかりました綾さま》

《助けて欲しいけれど》

《無理を言わないでください》


 
 俺は出ると同時にはやてに思念波を送った。

《はやて》

《なんや、しかたないやん》

《自分の罪は数えるからいいけれど、一応ティアを置いておく》

《どないしたんや》

《誰か盗撮と盗聴してる》

《そっちは懐刀に任せてるよ。安心できんか?》

《まあね、覇王、冥王、聖王、魔導王のまがい事件、
なぜかアインハルトがイクスの事をノーヴェに聞いた事も引っ掛かってる
そして前回の試合の草薙との試合
そしてこの盗撮に盗聴気にするなと言う方がおかしいでしょうが》

《安心してぇな、子供達に被害が行かないようにする》

《頼むね》

《了解や!安心して怒られてきてえな》

《安心できるか~》

《そんなに感謝しなくても良いからなぁ~》

 そうして俺達は、はやてが借りたホテルの一室に入った。 

 

説教

「聞いてる綾ちゃん?」

「もちろん!」

 ホテルの一室でカップルが入ったらラブラブな関係が始まることはなく
弟子は置いておいて・・・

「だから試合終了後に殺気を当てられたので逸れに反応しちゃったんだってば」

「でも一歩間違えたら、綾ちゃん人を殺しちゃうところだったんだよ」

 人を殺すね・・・俺は何人の人を殺してきたのだろう
殺さない努力はしては来たけれど無理な状態もあった。
あんなに人を殺すのは抵抗があったというに、
今はそうでもない。
それでもいつもなら命をかける戦いなら
尊敬と経緯をこめて戦うんだけど、
今回はあの装置完成のために時間をかけねばならなかった。
でも最後のカウンターは俺を捕まえた事ができたから
尊敬をこめてあの状態で出来る最高の攻撃をしたんだけど逆効果だった、

「でもなのは、あのカウンターは手をを抜いた攻撃じゃなくすごい一撃だったよ」

 さすが俺の弟子フェイトわかってる

「綾ちゃん、もっと言ってみたいな顔はしないで」

「でもさ・・・」

「綾ちゃんの言いたい事もわかるよ、でも綾ちゃんが周囲から嫌われるのも嫌なの」

「別に身内以外ならどうでも良いよ」

「・・・綾ちゃん」

「なのはがそうやって私の事をおもって怒ってくれることや、
心配でついてきたフェイト、はやてだって私が落ち込まないように2人を呼んでくれたのはわかってるよ
長年の親友だもん」

「「うん」」

「ヴィヴィオは大事な娘で妹分だからすごく大事、
後はどうでもいい。
戦いたい気持ちはあるけれどね」

「綾」

「ん、フェイトどうしたの」

「なにか隠してる?」

「今のところは無いって言うより、わたしにも掴んでないからわからないって言う方が本当だよ。
無敵の私だから安心して、少なくとも次元世界ひろしといえど上位5%の実力者のフェイトより、
私の方が強いんだからね」

「何かあったら私も手伝うから」

「大丈夫だってねぇ、なのは」

「うん、綾ちゃんの強さは知ってるけれど、3回戦みたいなこともあるから気をつけて」

「了解、話変わってもいい」

「何?」

「近日ぐらいに地球に行こうと思うんだけど・・・来る」

「私はどうとも言えないかな?フェイトちゃんは?」

「私は難しいと思う。どうして?」

「シーラをももこ義母さんにみてもらおうと思ってが一つ
なぜか草薙流古武術って言うのが地球にもあるらしい
技も同じ、すこし引っ掛かって風都にも行って調べてもらおうかなと
後は久しぶりにアリサやすずかにも会いたいと思ったりね。
私はたまに帰ってるけれど、実の娘が返ってこないって嘆いてたよ
ももこ義母さんがね」

「う~それを言われると」

「私はどこにもいかないよ。だって友達だもんって言ってたのに、
私たちの結婚式依頼帰ってないよね
アリサやすずかも会いたがってたよ」

「綾ちゃんが叱られるはずなのになぜ私が・・・」

「そんなの全く音信不通にちかいからじゃん」

「でもヴィヴィオ・・・」

「ヴィヴィオって何歳だっけ?」

「10才ッて知ってるよね」

「9才の時に大バトルした人がいるのに、それにノーヴェや聖王教会の皆様
本人も護身ぐらいの実力はあると思うよ
私が闘いたいと思うぐらいの実力はあるんだし」

「・・・」

「考えといて、フェイトは職業柄むずかしいのは知ってるけれどね」

「うん、私も時間があったら久しぶりに会いたいかな」

「ちなみにはやては忙しい身分だけど連絡は結構入れてるみたいだよ
そこはフェイトもだけどね」

「もう、綾ちゃん」

「話を戻すと、先程の試合はやり過ぎたかもしれないけれど、
殺気を放ち本気で殺しに来た相手にやさしくはできないって、
そこまで追い詰めた私も悪いけれどね」

「お互い反省して次に生かそう」

「ん、フェイトも忙しいのに来てくれてありがとう」

「はやてから連絡きたときは驚いたよ」

「わざと大袈裟に言ったんだと思うけれど、でもきっかけははやてだからね。
私ももう少しやりようがあったのは確かだから次にいかすことを約束する」

 なのはとフェイトがお互いをみてクスッと笑いだした。

「?」

「綾がそう言ったときってゼロとの戦いの時に約束してくれたの思い出したの
なのはもでしょ」

「うん、それについてはほとんど守ってもらってないような気がするけれどね」

「最近は危ないことはしてないよ」

「うん、あんまり心配かけないでね」

 そう言ったときのなのはがすごくかわいくてキスしそうになったんだけど、
フェイトはわざと咳き込んで邪魔しやがった。

「そういう行為は2人の時にしてください」

「フェイト相手がいないからってひがまなくても」

「綾~」

「あやちゃん、フェイトちゃん。はやてちゃんのところは話が終わったって」


 ヴィヴィオ達の話は、ヴィヴィオが無限書庫で、
クラウス殿下とオリヴィエ王女都同じ時を生活していた
ヴァルフリッド・エレミアの手記を検索で見かけたことがあるそうで、
明日今日のメンバーで探索に行くそうだ
今日は本局の宿舎で寝泊まりするそうで、平和だね・・・

 俺達は久しぶりに幼馴染みの関係に戻り想いで話をしながら家に帰った。
一応俺も緊急時のためにスタンバイをしておくと言っておいた。 

 

無限書庫へ

 俺は朝の仕込みをしてから無限書庫に向かう。
あそこって一般解放してないことがはじめて知った。
ユーノが司書になるまで、迷宮の中に亡霊とかゴーレムやら、
本田なの裏に迷宮が現れたり
あれは冒険心が踊るけれど、
一般解放したら確かに危ないわ
今でも解放地域と許可されないとはいれない地域
そして未だ未開拓地域があるときいたことあるな
今回の場所は未整理だけど、
一時調査が終わり何事も危ないのがないと調査された場所とも聞いてる。
そうじゃなければ許可は降りないわな。
一応ヴィヴィオは司書資格持ってるといっても
難しいかもしれない
10年以上前なら許可降りてるけど
なのはやフェイト、はやてをあれだけコキ使ってくれたしね
じゃなければこの年齢で司令や執務官
教導官チーフにはなってないでしょう
なのはは昇進断ってるからなぁ
もちろん3人とも身内贔屓かもしれないけれど、
しっかりとした実力もある。

 久しぶりの無限書庫に到着


「こんにちは」

「綾さんもですか?」

「ダメだった?」

「本業が忙しいときいてたからてっきり・・・」

「そうなんだ・・・これ持って帰ろうかな」

 俺は、翠屋のシューが入っているボックスを持って回れ右する

「綾さん~嘘ですってばぁ~」

 もう一度回れ右をして箱を司書台に置く。

「休憩時間でもいいから食べて、ユーノは?」

「ユーノ総合支所長は、いつもの依頼で手が離せないみたいです」

「クロノも人使いが荒いね!」

「綾さんぐらいですよねぇ。皆さんを敬称無しで普通にお話しするの」

「私管理局員じゃないし、ただのパティシエだよ。ヴィヴィオ達は?」

「八神司令達と共に先に向かいました」

「私を待ってくれないなんて、冷たいよね」

「同意を求められても・・・」

「向かうわ」

「お気をつけて」

 早速ゲートに向かい合流地点に到着
到着早々書庫の向こうからリンカーコア系の魔法じゃない流れを感じた。
侵入者を許している
はやてとノーヴェは気づいてないか
ルーテシアやフェイトなら気づいてたかもしれない
殺意は感じないからまだ大丈夫でしょ。
トップファイター達も付いてますし

「二人とも何してるの?」

「綾ちゃん!」

「綾さん!」

「やはり来たんか!」

「お邪魔だった?」

「まぁ、ぶっちゃけるとな、ヴィヴィオは慣れてるから良いと思うんや
他は刺激が強すぎると思うんよ」

「それで侵入者似入られて小細工されているのも気づいてないのにそんなこと言うの?」

「なに言うてんの・・・」

「ですが、ジェットには反応も・・・」

「私が言うのもなんだけど、デバイスに頼りすぎ
まぁミッドやベルガとも系列が違うから仕方ないけれど、
ルーテシア見てるなら、先行って」

《いいえ!前に向かいます》

「よろしく、ノーヴェはここで待機、はやて行くよ」

「力付くで行くんか」

「脳筋はよくないと思うよ」

 俺達は中に入る

「空間隔絶と迷宮(メイズ)の魔法ね」

「子供達の安全には」

「魔法は使うけど、力づくではしないってこと」

『魔法解除(ディスペルマジック)』


 俺は力ある言葉を発してこの場の滞在している呪文を解除した。

「は~相変わらずやね」

「みんなは破壊呪文に特化しすぎ
それじゃ行こうか」

 面倒なことにフロア部分ごとに此をしてくれたせいで少しだけ時間がかかってしまった。
俺自身少し焦ってるのがわかる

「綾ちゃんヴィヴィオなら大丈夫や。みんなも着いておる
うちのミウラ藻やる方だし、系列違いの魔法もルーなら詳しいから」

「焦ってるように見える」

「付き合い長いから」

 はやてがそういってくれた矢先にアッチの方角から魔力の流れを感じる。
だれかが大きな呪文を発車させた証拠だ

「はやて」

「あっちやな」

「急ごうか」

そう言った瞬間封鎖結界が展開された。

《綾さま!》

《ティアどうしたの?》

《封鎖結界ではなく魔術の方ですが、小代の呪文形態です》

《魔法解除呪文では解けないって訳だ》

「どないしたんや?」

「ごめん、どうやら俺のお客様の結界らしい」

「いうことは・・・」

「子供達が心配だね」

 そう言った瞬間、前方からわさわさと守護兵が現れた。

「綾ちゃんどないする?」

「俺に喧嘩を売ってきてるんなら買うよ。もちろん」

 そう話した瞬間ビーム砲が容赦なく2発飛んできたので、
はやてを腰から腕を回し飛び上がり、肩に米俵のように持った。

「なんでや!」

「あぁなりたかった?」

 俺達が先ほどまでいた場所は黒こげになっていた。

「なんでこんな対応なん」

「俺が楽だからだけど?」

「なのはちゃんと扱いが違うやん」

「当たり前でしょ!はやてはただの友人じゃん、なのはは奥さんだし、フェイトならそのばで置いておくよ。一応弟子だから」

「そうじゃなく、女の子にこんな対応ってよくないと思わんの?」

「ん?俺ははやてを異性として感じてないから大丈夫」

「なんや、私に魅力ないって言いたいんか?」

「魅力はあるよ、きっと良妻賢母似なるんだろうね。
旦那さんになる人は幸せ者だ」

 そう言いながら魔法の矢を飛ばしながら障害物を壊していってる。

「俺にはさ・・・勿体無いくらいの奥さんが居るから」

「それ恥ずかしくないん?」

「ちょっとね!」

 やっとゴールっぽいのを見つけたけれど、まだまだ敵が前方に居座ってやがる。

「はやて行くよ!」

 はやてがなにかを言う前に斜め上に投げ飛ばした。
俺は一気にもうスピードで敵に接近をする。
御神の神速
クルダ流交殺法影門歩法 神移(かむい)
ガウの字でもある。彼のオリジナル黒き咆哮(ブラックハウリング)
それらを目の辺りに見て、時には体感して、会得した俺の歩法
刹那

 まるで瞬間移動のように接近をしてそのスピードの状態で衝撃波の攻撃をしたのなら
その威力は通常の数十倍に膨れ上がる。
 『刀身 久遠』

 元々は武器で衝撃波を出し攻撃する技
戦士技能の基本技の一つ
大きく振りかざした蹴りは多きな衝撃波となり善方に居たガーディアン達を吹き飛ばし壊していた。
上から落下してくるはやてを今度はお姫様抱っこで捕まえた。

「夜天の王様のご要望の通りにしたけれど」

「これはこれで恥ずかしいやん!」

「はやての時で8年前と同じだから大丈夫だって」

「運動会か」

「そうそう、脱出するから、合図と共に今そちらにここの座標を送ったから修復魔法をよろしく」

「なにするん」

「次官があれば魔法解除したいところだけど、向こうも心配だし、
七鍵守護神(ハーロ・イーン)した時にあちら側に誰かおったら危ないので、
技でここを壊すよ」

「出来るん?」

「アヤ・クリステラや高町 綾では無理だけど、
歴史上存在しない第61代修練闘士(セヴァール)字は破壊者に破戒出来ぬ物なんて無いよ」

「修練闘士ってガウ君の」

「そうだね、そこでもらった。それなりの働きはしたけれどね
クルダの歴史上で上がってるのは59代影技(シャドウスキル)
歴史上存在しないのが2人いるの
その内の一人が私ってわけね」

「あい変わらずなんでも有りやな」

「呪文の方は」

「完了や」

「俺もはやてに衝撃が来ないように呪文はかけとくけれど、はやて自身もかけておいてね
しっかりしがみつかないと危険だからね」

「了解やけど、恥ずかしいやん」

「同姓だから気にしないで、行くよ」

『我は無敵なり、我が一撃は破壊なり』

 修練闘士(セヴァール)のみが使用できる言霊の技
威力も数十倍に上がり、敵にも催眠を与え回避させないほとんどチート技
以前こちらに来たときガウが使用していたのは止まったままだったが、
ほんらいの武技言語は行動しながらでも出来る技らしい

 おれは武技言語を唱えながら、刹那で上空にはやてを抱えながらジャンプをして、縦の前方回転を始める。
耳許でキャーッキャー聞こえるが無視
結界の壁があるところで踵落としを決める

『我が一撃は無敵なり。刀身(とうしん) 斧重(ふがさね)

 当たった場所からひびが入りそこから壊れ出した。
俺は大事そうにお姫様抱っこをしているはやてを包み込むように衝撃を守りしゃがみこむ。
俺は、周囲を見ると全員集合していた。

「トップファイターの皆様が幼女一人を泣かしている図?」

「綾お姉ちゃんなんでそういう風に・・・」

 俺は全員を指差し、泣いている子を指差す

「わかっていていってるよね。お姉ちゃんこそ、なんで八神司令をお姫様抱っこしてるの?」

「ちょっとしたトラブルがあってね」

 はやては小さく咳き込み、準備してあった修復呪文をこの場で使った。
どうやら向こうの被害は危惧してたような結果は起きなかった。

 ちょうどツヴァイも到着して呪文を再開
解決したんなら良いタイミングだったのかな
でも今回も外れっぽいな

 トップファイターのエルス選手とハリー選手は驚いていた。
治癒だけじゃなく建物も一気に修復したから

「施設修復は私だけの魔法とちゃうよ
司書長が空間バックアップのデータを送ってくれたからや」

 はやては今回の騒動の人物の前に近づいていった。

「無機物ならデータがあれば壊れても復旧が出来る
人や生き物でも多少の傷なら直してあげられる」

 俺を見るのは辞めて欲しい
俺は暗黙の了解ではやてのお好きなようにと首を縦にふる。
あとでただしあの結界のことだけは聞くようにと伝えておく。

「人の傷もおんなじやー
治せるものなら治してあげたい
命があって元気でいるのなら
わざわざ悪い事したり、辛い思いをすることはない
ちゃんと話して迷惑かけた人たちには
一緒に「ごめんなさい」しよ
そしたらきっと、いろんな事がええ感じに進んでいくから」

 なんだかはやてが美味しいところを取っていった気がするけれど、一段落したみたい。   

 

エレミアの手記

 一連の騒動は終わったのだが、はやての取り調べを待つ必要なく彼女は?白だろう
そう勝手にきめつけ後ははやて達に任せようと思った矢先にこの幼馴染みが質問してきた。

「前から思ってたんやけど、行方不明の私達の時間で何があったん?
ガウ君が関与してるの走ってるけれどな?」

「なのはにもあの時の事はっきり言ってないのにはやてに言うわけないじゃん」

「そう言われるとなぁ?
私ら綾ちゃんの事も心配なんよ」

「ありがとう、簡単に言えば知識と経験が一致していったって事かな
それ以上ははやてでも言えないかな」

「了解や」

 あの世界に行くまでは知識が先行していた部分が大きかった
でもあの世界で数ヵ月戦ったら経験値が一気に上がるって言うことだ
よく実践は1000回の練習よりすごいと言う例だろう。
それぐらいあの世界はやばく、死と隣り合わせだったと思う。

 犯人の名前はファビア・クロゼルク
今参加している大会の選手で純魔導師
どちらかと言えば俺がよく使う呪文や、ファンタジー小説とかに出てくる魔法形態に近い
みんなに謝罪をしてお許しが出たみたい
まぁ役柄上はやて達は、事情聴取なんてしないといけないのだが、立ち去る前にファビア選手が俺の方に来た。

「聞いて良い?」

 風都の警察官みたいに俺に質問するなと言いたいところだが、泣かせると多分ヴィヴィオがなのはに言って自分の首を絞めてしまうのはわかっている。

「ん?」

「どうやってあそこから出れたの?」

「あんなの私にかかれば簡単に出れるよ。反対に聞く?あの呪文どこで手にいれた?」

「綾ちゃん?」

「せっかく話しかけたんだこれぐらいは良いでしょ?」

「これだけやよ」

「知らないうちに家の魔法の本にあった。
最初のメイズをこっちの魔法解除以外で解いてきたようにってあった」

 やはり白か

「ありがとう、あとはそこの司令官に任せるとよくしてくれるから」

「綾ちゃん、はーどる上げんといてな」

 ファビア選手とはやてと話していたら全員着替えとか終わったみたいだ。
どうやらこの小さな魔女に身ぐるみをはぎ取られたみたい。
チャンピオンはちっこくなってたし
全員揃ったと言うことで書籍探しを再開しようとしたら、リオが発見していた。
一段落して足元を見たらこれが目についたとか
ヴィヴィオも心身共に成長していると感じたし
これはこれでよしとしますか

 ヴィクトーリア選手に質問されて答えた発言は本当に10才時なのかと突っ込みたいぐらいだ
なのはとフェイトの娘だから仕方ないのかも
周囲が大人ばっかりだったしな・・・俺は昨日の装置を改めて全員にわたした。
文字にも対応できるように昨日のうちに改造もした。
間違いなく、ジーク選手のご先祖様が書いた手記で探していたものだ。

 エレミアとオリヴィエ王女の出会いから始まり、
食客(しょかく)扱いで滞在していたらしい
幼い頃事故で両腕と主用臓器を損失しながらも心優しい人だったらしい。
オリヴィエ王女の義腕を作ったのもこの頃だと言うことがわかった。
映像付きだからよくわかる
それからオリヴィエ王女が留学に行ったらしい
それから2か月後にエレミアもシュトラに向かったと書かれていた。

 おれに言わせれば留学と言う名の人質だろうと思う
日本の戦国時代でもよく使われてたし
大人達の思惑は置いておいて、オリヴィエ王女、クラウス殿下、エレミアは切磋琢磨しながら武道に勉強と頑張ってたらしい
クラウスとオリヴィエが平定任務で出撃とか
この時期に魔女クロゼルクと出会った
エレミアにはなつかなかったとほほえましいエピソードもあった

 4年が終わる頃世界の情勢が変わっていった。
敗北するとわかった国が手を出したのは禁忌兵器の数々
「水と大地を汚す猛毒爆弾」
「全てを腐らせる腐敗兵器」
 
 勝っても自らが終わってしまう手段を最後の手として使用したそうだ
聖王家はゆりかごを発動させると発令したそうだ。
それから半年は何事もなく
学びと鍛練
要請があれば騎士として出陣もしたらしい
ここ1年は聖王家の王女よりも
シュトラの姫騎士の通り名だった、

 武勇に優れ兵にも慕われる王子と
強く優しい王女が結ばれ損な風にまとまっていくのではないかとエレミアを始め周囲もそう思ってたらしい。
オリヴィエ王女以外は・・・

 本当にエレミアはこの2人の事を大事にしていたのがよくわかる。
まさか助成とは思わなかったけれど・・・
悲劇はそれから半年後に悲劇が起きた。

シュトラの南に位置する魔女の森放火事件が起きた。
聖王連合の威嚇による圧政を許さないと一部の国家が、
聖王の血統所有者とそれを庇護とする国や団体を遅い始めた。
俺はそれを見ながらアシュリアーナの事を思い出していた。
そういえば同じ聖国だったっけ

 これがきっかけで、大陸全土に戦乱が広がり
悪天候や土壌を汚す兵器による収量の低下もあって
民も兵も疲労と不安を蓄積していった。
民はゆりかごの聖王様が民に光をもたらしてくださる
そう信じて明日への希望を繋いでいた。

 オリヴィエ皇女は魔女の森襲撃事件後実家に戻ったそうだ。
名目は式典のためだったが、彼女が望んだのはゆりかごの適合率だった
彼女はこの上無く適合していた。
正当の王位継承権がないのにすさまじいスピードで認定する計画が進行した。
その理由を調べ驚くことがわかった。
ゆりかごという兵器を動かす鍵でありコアだということ
自我さえも失い、すうねんで命を燃やし、また眠りにつくといった代物だった。
もともと人質同然としてシュトラに留学した身のオリヴィエ王女だったから
聖王国連合の首脳陣達は喜んだことだろう
シュトラ王家とクラウス王子は反発したのだが許されるわけがない。
でもシュトラ王家とオリヴィエ王女の懇願で1日だけの帰国が許された。
その間何度もエレミアはオリヴィエ王女を止めたのだが、
優しく説き伏せられた。
だからか帰国の同伴を許されなかった。

 帰国後ふたりにどんなやり取りがあったかはわからないけれど、
全てをかけて若い覇王の拳は聖王女に届かなかった。
聖王女に拳を向けたということで咎める件もあったのだが、
オリヴィエ聖王女が頭を下げお願いをした。

 そして戴冠の儀式を終え、ゆりかごが浮かび空へと飛び上がった。
飛び去った後に映像に残された笑顔一杯の別れの挨拶と
彼女が書きかけの手紙には本当の気持ちが書かれていた。

 ベルガの平定に向かっていった。
エレミアは10年近くの軟禁状態
クラウスも王位を継いでベルガ平定間近に戦場で命を落としたと書かれていた。
手記もここで終わっていた。

 俺はといえば映像を見ながら涙を流していた。
頭を撫でられてると思ったらヴィヴィオが撫でてくれてた。

「ヴィヴィちゃん・・・大丈夫か・・・」

 ジークはヴィヴィオを見ながら聞いていたのだが言葉が止まっていった。

「大丈夫です、でも綾お姉ちゃんが・・・」

「バッドエンドだとは思ってたよ。
悲しいものは悲しいけれど、俺は改めてオリヴィエ聖王女と覇王クラウスそしてエレミアに敬意をするよ
ちょっとヴィヴィオ恥ずかしいって」

「綾お姉ちゃんこういうの苦手だもんね」

「はいはい、一旦終了したことだし上に戻ろう」
 
 俺たちは全員揃って管理局のスカイラウンジカフェに向かった 
 

 
後書き
 回想だから書くことないんですよね 

 

過去からの一歩 余計なお世話

 スカイラウンジで一服
分かってはいたけれどヴィヴィオ達ってセレブなんだよなぁ
一般人は無限書庫は試用できないし、もちろんここも出来ない。
本局の本部だから当たり前かもしれないけれど・・・
書庫は誰でも使用できると思ってた。
県図書とか市の図書都かと同じたち位置とか思ってた。
俺がそんな馬鹿な感想をしていると周囲は独自に交流をもって会話をしてる。
さすが現役格闘家の皆様
熱い友情を築くのは早いみたい。

 感想とかね
細菌兵器とかはバカだなぁと感じるけれど、
国を思う心や誇りは感じるものは大いにある。
あそこにいたら感じてしまうしね

 雷帝の末裔のヴィクターは、すごく面倒見が良い。
心配性なのかもしれないけれど、
面倒見のよさはハリーとタメをはる感じ。
ヴィクターの方が周囲を見て行動すると思うけど・・・
チャンピオンのエレミアとは幼馴染みなのかすごく仲は良さそう。
感じがアリサとすずかの雰囲気に良く似てる感じがする。
なに話してるかはここからではわからないけれど、
アインハルトからなにかを感じたのかもしれない。
本当に精神年齢が高すぎる子が多い。
まずは様子を見てみる感じなのかもしれないな

 解散間近にリオとミカさん、ディードの会話が聞こえてきた。

「ちょっと待った!」

「わぁ!どうしたんですか綾さん」

 リオが驚いた感じに返事するのも当然だろう
いきなり体事割り込んだんだから

「リオ、おじいさんってもしかして」

「ご存じなんですか?」

「レイ・タンドラ氏でしょ・・・出来れば、出来ればだけど・・・私も行きたい」

「それなら一緒にいきましょう」

「楽しみ」

「でも良いのかい?本業は」

「ミカさん言わないで・・・本当に考えないとね」

 俺が一瞬だけマジな顔をしたのを逃さないんだよな・・・
本当にこの人は競技選手じゃなく武術家だと思う
察してなにも聞かないのは助かるけれど


「あ、アインハルトさんは・・・」

「私もここで失礼します」

 アインハルトはヴィヴィオとミウラに一礼をして歩きだそうとして振り返ったのだが、ヴィヴィオが前を遮った。

「あの・・・アインハルトさん・・・!」

「ヴィヴィオさん・・・何か?」

 首をひねてヴィヴィオに問いただした。
ヴィヴィオもどう答えて良いかわからないみたいで戸惑っていると、
アインハルトはいつも通りの静かな声で語りかけ、
ヴィヴィオの後頭部に手をのせていた。

「明日は、学校も練習もお休みですが・・・
週明けに学校でお会いしましょう」
すみませんコロナさんティオを・・・」

 コロナから預けていたティオ受け取り帰ろうとしていた。

「アインハルトさん!
今夜メールしますから」

 振り返らずに片手をあげそのまま帰ってしまった。
4人何かを感じたかのように心配な顔をしていた。
小等部に心配かけてどうするんだろうね。
なぜかミウラも小等部に見えるから不思議
小等部3人を後ろからぐわっとする感じで抱き抱えるのが、
ノーヴェらしいけれど

「心配するな
今日と明日はそっとしておいてやろう
あいつにも考える時間が必要だ」

 ノーヴェも何か考えてることはあろうに
まぁこちらは大丈夫だろう

「綾さんもヴィヴィオの事よろしくお願いしますよ」

「ごめん!私まだやることあるから、ヴィヴィオ帰れる?」

 少し小バカにした感じで聞いてみた。

「綾お姉ちゃん、私もう10才だよ」

「だよねぇ。6才の時」

「言わない約束だよね」

「うん、ノーヴェの言う通り寄り道しないでね」

「もぅ」

「綾さん!」

「何ノーヴェ?」

「ほどほどにしないと怒られますよ」

「了解、私も明日の仕込みとかあるから行くわ。
ヴィヴィオ、なのはに少し遅れるって行っておいて」

「うん、早く帰ってこないとなのはママの美味しいご飯冷めちゃうからね」

「それは大変だからチャチャッとおわらせるよ」

「うん」

「トップファイターの皆様、翠屋とチームナカジマの事、よろしくお願いします」

「はい」

「あぁ任せておけってんだ」

 エルス選手は控えめでハリー選手は勢い良く
本当に真逆のキャラって感じ
ハリー選手の後ろにいる子達も任せてみたいな感じ

「うん、言われれんまでもハルにゃんとヴィヴィちゃんとももっとお話ししたいし、
コロちゃんやリオちゃんともな」

 エレミアはそう言ってくれて、ヴィクターもスカートを少し持ち上げご挨拶してくれた。

 ばれたら絶対にヴィヴィオに怒られるけれどお節介しに行きますか・・・


 街頭の上に立ち目標の人物が来るのを待ち続ける
人物が視界に入るのを感じるとすぐに封鎖結界をする。

「私に何か用事ですか?」

「驚かないんだ!ツマンナイ」

「ツマルツマラナイ問題ではないと思うのですか?」

「でもその年頃ならもう少し焦っても良いじゃんアインハルトォ~」

「そう言われましても」

「私にもヴィヴィオは知らないけれどさぁ、過去の記憶を持ってる」

「えっと、それで」

「そうそう、そういう驚いた顔がほしかった。記憶持ちは本当だよ。
お願いがあるんだけど」

「私に出来ることですか?」

「うん、私に断空拳を与えてくれないかな」

「お断りしますと言ったら」

「力ずくで・・・」

 俺は一瞬だけアインハルトに向かって軽く闘気を放つ
俺は街頭から飛び降り一足間にアインハルトの間合いに飛びこむ
俺に向かってアインハルトの断空拳が襲ってくる
それを腹で受け止める。
来るのがわかっていればこれぐらいは魔法を使わなくでもダメージ無しでも受け止めれる

「どうした」

「断空拳を・・・」

「今の俺クラスがうじゃうじゃいる世界を知っている」

 アインハルトの顔がこちらを大きな目で見ている。

「アインハルトが行きたいのなら、連れていける」

「是非」

「なぜ?」

「私の悲願は、守れなかった人を、
わかりあえないまま、
終わってしまった人を、絶対に守り抜くと誓えるほどに強くなることだからです」

「ただし片道切符になる可能性がある」

「でもそれが達成できるなら」

「人の生き死にがある世界だ!もしかしたらヴィヴィオ達とは世界が変わるかもしれない」

「悲願が叶うのなら」

「きっとそこの世界に行き、俺の知り合いの生きざまを見て生きてれば、その悲願は叶えられると思っている。
その代償として、今日まで親しくなった人たちと完全に世界が代わり交わらなくなる可能性がある。
それでも・・・?」 

「出来るのなら」

 俺は今の状態で出来る最大限の殺気を放ち、アインハルトに覇王拳を向ける
アインハルトは何かを諦めた感じで目をつむったのを見て俺は寸止めをした。
死を簡単に受け入れるやつをつれていくわけにはいかない。
そのついでに軽く裏拳で脳天をコツいた。

「対峙に諦めるな!
諦める奴になにもやらん
少し時間をやる。
今度俺の問いに受け入れるのなら連れていってやる」

「あ、はい」

 多分この優しい少女に戦場はあわない
きっとヴィヴィオがどうにかするだろう

「あ、あの本当に強くなれるのですか?」

「戦っていないからなんとも言えないけれど、今の状態でもエレミアぐらいならね」

 クリステラ状態ならわからないけれど、この状態でも負ける要素はない
頭がカチ割られても、骨が折れてても戦う人達を見てれば
あれぐらいは許容範囲だ
反対に自分等が人間離れしてるとも言える。 

「諦めさえしなければ、今の戦場でもアインハルトなら強くなれるよ
行きなりすぎたね、またね」

 俺は封鎖結界を解き、家路に帰った

「綾さん、なにしに来たのですか?」

「なにか思い詰めてる感じだったから、気になっただけ、なにか出来ないかなって」

「あ・・・ありがとうございます」

「なにも出来ないしね、帰る」

「お疲れさまでした」

 頭を下げ見送ってくれるみたい。


 俺は家に帰った。

「ただいま」

「あ、お帰り~」

「一緒にお風呂入ろ?」

「綾ちゃんごめん!ヴィヴィオと入ちゃった。」

「うそ」

「ヴィヴィオ~」

 二階からすぐにヴィヴィオが降りてきた

「なんでなのはと一緒に入ってるの?」

「だってなのはママからのお誘いだったから」

「子供が出来るとそっぽを向かれるって本当だったんだ!」

 俺は残念そうに言ってみる

「もう!綾ちゃんそんなことぐらいで落ち込まないでよ」

「そんなことじゃないもん」

「そんな子供みたいに」

「なのはと入るの楽しみだったんだから、まさかヴィヴィオに取られるとはおもわないじゃん」

「お姉ちゃんはこの時間までどうしたの?」

「なのはを取ったヴィヴィオにはなにも教えてあげません」

「アインハルトさんにはナニモシナクテモ良いからね
私がお話をつけるから」

「お話?」

「うん、模擬線をしてお話しするの?」

 あ~高町式交渉術ね
そんな所までになくても良いと思うんですけれど

「了解、なんで私が手を出すと」

「綾お姉ちゃんアインハルトさんみたいな人掘っとけないでしょ」

「あはは、私もみさせてもらおうかな」

「うん」

「でも、その前になのはと一緒にお風呂に入った罪を数えてもらう」

「もう!そんなことで怒らないでよ」

「名のはママ、モテモテだね」

「ヴィヴィオ!」

 そういいながらヴィヴィオは上に退散していった。

「綾ちゃんアインハルトちゃんに何かしたんでしょ」

「そんなに悩んでるのならめんどいから、アシュリアーナに送ってあげようかなって」

「綾ちゃん、外国に行くみたいに」

「行けるよ、あれから何年たってると思ってるの、次元跳躍みたいな呪文は完成させてるって、
また同じような状況担っても困るから」

「あははは、本当になんでもありだよね」

「想像できるものならね、時間をかければ作るよ、魔法なんだから、一緒に入る件は?」

「にははは、今日は断りで、あまりアインハルトちゃんとかに手を出すと嫌われるよ」

「了解、っで一緒に」

「いつも一緒に寝てるでしょ」

「だねぇ」 

 

明日のために

 朝5時30分
いつも俺が起きる時間
朝の準備をして仕込みをしないといけないから朝はすごく早かったりする。
なのはが出掛ける準備をしていると起きてきたのでビックリした。
いつもは休みの時はもう少し遅いのになんで?

「どうしたのなのは?まだ6時前だよ?」

「うん、おはよう綾ちゃん、朝は?」

「おはようだね。どうしたの本当に?」

「うん、昨日ヴィヴィオが練習の相手をして欲しいと頼まれちゃってね」

「格闘なら私に頼めば良いのに!」

「アヤ・クリステラ選手が綾ちゃんってバレてるから、
選手権に出てるライバルだからじゃないかな」

「アヤ・クリステラはアヤ・クリステラで高町 綾とは違うよ」

「そんなこと言ったら、フィアッセさん悲しむよ」

「高町 綾で本気でやったら蹴り一発で終わっちゃうって」

「もう!」

「本当に良く似てる」

「ん?私とヴィヴィオの事」

「うん、似た者親子、アインハルトのあれは昔のフェイトに近いかも、
だからヴィヴィオがどうするのかわかるし、
練習するって聞いてなのはとフェイトの戦いの時思い出したし
あのときは私やユーノ、レイジングハートに戦術や闘い方のレクチャーをお願いしてたのが、
10年以上たって教える立場なんだよね」

「もう、年より臭いよ綾ちゃん」

「それだけ時間がっ経ったんだなぁって思い出しちゃった、
やばい遅刻する、デリバリー行けたら行くね」

「うん、お仕事頑張ってね」

「は~い」

 俺はそう言って家を出て、俺のお城喫茶翠屋ミッド本店に向かった。
俺が店に入って少ししてからこの店に俺が大変お世話になっているシーラが入ってきた。

「どうしたんですか?朝に話があるって、新しいおかしの事ですか?」

「シーラってこの店に来て何年たったっけ?」

「行きなりどうしたのですか?、えっと今年で4年目ですけれど」

「シーラここの店長になる気はありませんか?」

「どうしたの?」

 シーラの話し方が店でのやり取りの話し方ではなく通常の話し方になったぐらいビックリしたみたい

「そろそろ巻かせれる腕前だなぁと思って」

「一応、私綾さんの事ある程度知っている方ですよね」

「だねぇ、実際の年齢や経歴を把握している数少ない人で、
俺が自由にやらせてもらっているのもシーラが支えてくれてるから安心できる数少ない信頼できる人だよ」

「行きなりそう言われるとなにか起きるのですか?」

「ん~どうなんだろう、うん。
ごまかしてる訳じゃなく起きる可能性がある。
実際に大会で何かあったわけだし・・・」

「キョウコ・クサナギ選手ですか?」

「うん、情報に引っ掛からない。
何者かが私を探ってるのはわかる。」

「でも、やめる必要は・・・」

「大会に出ちゃったりして店に迷惑かけてるしね、
それは表の理由、シーラの手際とか見たら任せたくなったの」

「面倒になったのですか?」

「作るの好きだよ、
食べてみんな美味しいって言ってくれるの嬉しいし
マスメディア拒否してるけれど、
シーラも知っての通り波に乗ってからは赤字になったことないから、
みんなにも給料や支払いに困ったことないしね」

「なら何故?私は綾さんの作るお菓子が好きなんです」

「うん、ありがとうだからだよ」

「?」

「私から卒業の時期なの、私からシーラ
シーラからまた新たな人ってそうやって伝えてくれたら嬉しい」

「ここを譲って綾さんはどうするんですか?」

「格闘家の綾・クリステラと元の探偵業かな
ここkの地下を使うから入り浸りはするけれど」

「私たちからいなくなるって訳じゃないんですね」

「なのは達がいるからね。それはない」

「店長の件はお受けいたしますけれど、実質のオーナーは綾さんで」

「え~良い物件だよ」

「そうですね。月一で良いので綾さんのシューを出させてください」

「拒否したいけれど、出来るだけね」

「はい」

「決まった感じだけど、テストするから」

「いつですか」

「1週間店休むから」

「はい?」

「私の師匠に最終テストさせてもらいます」

「えっと・・・」

「97管理外世界 監理局の3人の女神の出身世界に行きます」

「許可が降りないのでは・・・」

「そこらは大丈夫、そこで本場翠屋で体験して欲しい」

「本当に急ですね」

「うん」

「すべてが終わったら、帰る場所はしっかりありますから」

「ありがとう、昼からお願いしても良い」

「何処へって聞いても良いですか?」

「なんかね、私を部外者にして親娘のコミニュケーションしてるから様子を見に行こうかなって」

「えっと・・・なのはさんとヴィヴィオちゃんが訓練してるからちょっかいを出しに行きたいってことですか?」

「そうとも言うけれど、もう少しオブラートに包んで欲しいかも」

「ダメですって言いたいですけれど、隙を見て出ちゃいますよね」

「さすが、何かあってもすぐに帰ってくるから、店が忙しい時はわからないけれど、
急を要するならサイツも呼んでも良いからね」

「また勝手に決めるなって言われますよ」

「その代わり、居住を提供してるから大丈夫」

「ほどほどにして帰ってきてくださいよ」

「は~い、デリバリーしに行くだけだから」

「よろしくね」

「はい」

 一応俺の今後の方針を伝えた。
なのはに言うより先にシーラに伝えたのは、
この店のパートナーはなのはじゃなくシーラだから
桃子義母さんには伝えてあるけれどね

 俺はそう言いながらも忙しいお昼過ぎまではきちんとお仕事をして休憩するだろう時間を考えてお菓子を持ってなのは達の方に向かった。

 あの転んだだけで泣いたり、一人じゃ起きられなかったヴィヴィオがあんなになって頑張ってる

「ティアちょっと感動しちゃった」

《ですが手を出したら怒られますよ》

「だねぇ、気配を消してあそこにお土産を置いておきますか」

《そうした方がいいですね》

「俺も仲に入りたかったなぁ」

《ですが、まだ他の大会で対戦できる可能性がありますから》

「そうだね、それを楽しみますか」

《はい、明日は》

「もちろん観に行くよ」

《帰って体力回復の食事を作りますか》

「そうだね、明日ヴィヴィオの会話とアインハルトの答えを楽しみ」

《悪趣味って言われますよ》

「それぐらいはね」

《ですね》

 俺はすぐに帰宅をしてヴィヴィオとなのはの為に美味しい食事と疲労回復の準備をして待った。
帰ってきた二人はビックリしてお互いの顔を見てそれから俺を見てそれは良い笑顔を見せてくれた
結界内に入ると拾う回復する呪文をヴィヴィオとなのはに進めて俺はその外から、今日の出来事を沢山聞いた。
俺は一言だけ言った「観に行くけれど、ヴィヴィオが思う通りに全力で行ってと」
親子3人で良くこのように海和が多い
改めて俺は満たせれてると思う。
アインハルトも過去を見るので無く、
今の幸せを感じて欲しい。
きっとなのはとそっくりな心根を引き継いでる俺が誇れるこの娘が伝えてくれると思う。
明日が楽しみ
ディフェンダーを手だけじゃなく他の場所にも出来るようにする練習はわかったけれど、
どうするんだろ
名のはも見に行きたいらしいけれど、明日はお仕事らしい
俺がなのはは卑怯って言うと、綾ちゃんもそうやって見に行ったり選手権に出たりしてる
ヴィヴィオの事でこうやって話したりする。
ただの親バカだと思う。
そしてアインハルトやヴィヴィオ達の運命の闘いが明日始まる。
 

 

四度目の戦い・・・少しだけ邪魔が入った

 次の日の朝
すごく快晴、あの子達の日頃の行いのお陰だろう
もし天候悪かったら、天候支配(ウェザーコントロール)呪文をかけようと思ってた所
通常魔法国家といえど許可が無い所では魔法の使用は禁止だったりするけれど、
あいにく俺が使用している魔法は系列が違うので探知されない
昨日の内に俺はなのはに、翠屋の事を伝えた。
少し残念そうな顔をしていたけれど、応援はされた。
近々地球に行くことも
朝8時になりヴィヴィオが出掛けるみたい。

「じゃあなのはママ、綾お姉ちゃんいってきます」

「うん、いってらっしゃい。がんばって」

「うん、がんばる!」

 ヴぃヴぃとなのははそう言いながら拳をぶつけていた。

「綾お姉ちゃん?」

 俺がなにも反応しなかったから不思議がって聞いてきた。
俺はその瞬間に軽く蹴りをヴィヴィオに仕掛けた。
ヴィヴィオ多少焦りながらも一歩引き体裁きでそれをかわして、
一歩踏み込んで俺に向かってパンチを仕掛けてきたので、俺はそれを蹴りの返しでガードした。

「嘘、拳より遅い蹴りで間に合うなんて!、じゃなくって」

「ごめん、ごめんしっかり準備できてるかなって思って、きちんと手加減はしてたでしょ」

「それでもいきなりはビックリするよ」

「私も観に行くけれど全力で行ってきて」

「うん、きちんとやってくる」

 俺たちはヴィヴィオを送り出した

「綾ちゃん、あれはビックリするよ」

「私がヴィヴィオを教えれることは荒事しかないからね」

「そんなこと無いと思うけれど、一緒に行かなくても良いの?」

「親同伴で行く幼子じゃないからね、なのはから見てヴィヴィオはどう?」

「うん、昨日手伝ったけれど、しっかりできてると思う。
ヴィヴィオはすごく上達してるよ
でも、春の合宿以来見てないからなんとも言えれ無いけれど、
それでもヴィヴィオの方が勝率は低いかもしれないけれど勝ち目がない訳じゃないと思う。」

「私もちらっと見たけれど、良い技術だと思う、なのはは」

「にゃはは、私はこれからお仕事だよ」

「がんばってね、きちんと私の代わりに見てきてね」

「うん、話は少し変わるけれどさ、里帰りするけれど、なのはとフェイトも考えておいて」

「うん、調整してみるよ」

「うん、理由がないとなのはもフェイトも里帰りしないんだから、
いつもももこ義母さんやリンディさん、アリサやすずかに攻められるんだから」

「・・・うん」

「さすがに司令のはやては難しいと思うけれど、
はやてが暮らしていた近所のお年寄り達がはやてやヴィータに合いたがってたしね」

「うん、はやてちゃんは難しいと思うよ、今日地上本部に行くから伝えておくよ」

「うん、はやてによろしく言っておいて」

「ん」

 俺となのはは、一緒に玄関を出た。
玄関先で俺はなのはにほっぺにキスをする。

「もぅ綾ちゃん」

「外国では挨拶だってば」

 そう言いながら走りながら現場に向かった。

 向かってる最中に封鎖結界がしかれた。

「急いでるんだけど、何のよう?」

 前方の方からあっちに行く前の俺の姿が見える。
身長が約180CMあるぐらい
確か中学の身長があれぐらいだったと思うけれど
俺のそっくりさんが現れた。

「タカマチ・アヤ・・・ナンジョウ アヤ・・・
サーチ・・・デリートする」

「悪趣味なものを、クローンって言うより、機械って感じだなぁ
デリートって情報じゃないんだから、なんでもかかってくるなら相手になるよ」

 名前も言わないからロボ綾で名称
ロボ綾は火炎砲(キャノンボール)モドキを飛ばしてきたけれど、
俺はつまらなさそうに片手で受け止め弾き返した。

「見てると思うけれど、粗悪品を俺に向けるなんてバカにされたものだ」


 俺はエレさんやガウみたいに優しくない
あの二人は闘いの場で命を奪う可能性があるかも知れないけれど、
相手にも誇りと道を切り開いてくれる想いがある感じがする。
俺は目の前に来た敵は破壊するだけ、
感情もない機械相手にそこまでする義務もない。
俺は一瞬だけ攻撃をする振りをして隙を見せる。
当然だが、そこをめがけて相手が攻撃をしてくる
俺はそれを受け流して、懐に入り一撃必殺の正拳突き
「覇王拳」を相手の鳩尾にいれる
いつもの手加減では無く、相手を殺す技として
俺の拳は相手の身体を突き破り抜いた。

 封鎖結界が解けるのと同時に俺は結界を作り出した。
闘いの場は何が起きるかわからない
俺の封鎖結界だからこれ以降は観察されない
俺は手のひらを広げ、砲撃呪文を放し、対象物を抹殺した。
結界を解き、現場に向かった。

 9時30過ぎになってしまった。
どうやらもう始まってはいるみたいだけど、ヴィヴィオのあのジャケット
聖王モードじゃん

「ルー?」

「綾さん、遅かったですね」

「押し売りに合ってね、あれって」

 俺はヴィヴィオを指して言った。

「ヴィヴィオも思ってやってることだからですね」

「これ聞いたら、フェイトがあたふたするなぁ
大人モード見ただけであたふたしてたし」


 任意でのセイクリッドディフェンダーにヴィヴィオにしたら異常な攻撃力
これの意味はこの中で何人気づいている
この場で見学しているのは結構な人数になってる
チームナカジマの面子は当然ながら
前年度チャンピオンエレミア
雷帝の子孫ヴィクトーリア
元ナンバーズ アインハルトのセコンドもやってるディエッチ
教会シスターシャンテ
ルーテシアに前回の騒動を起こした魔女っ子のファビア
審判をしてるノーヴェは 気付いたみたいだな
今日のヴィヴィオはすごく切れが良い
見事な可変蹴りに始まり、タイミング100%のカウンター
カウンターができない状態でも防御100のディフェンダー
普通の選手ならこれだけで心が折れそうになるだろう
ディフェンダーも絶対防御じゃないから防御以上の攻撃力があれば破壊されるけれど
結構骨が折れそう
それが証拠にアインハルトの覇王段空拳をカウンターは垂直に落として、
タフなアインハルトの足元から崩して膝を折って座り込んでしまった。
ここは、二人のホーム状態でもある
そんな時は応援される
応援って本当に力になる
プレッシャーがガチガチの時は悪影響だけど、
この子達は応援をプラスに出来る子達だから
気力で立っただけだけど、この応援で心が折れずにすんだみたいだ

 すごいスピードでヴィヴィオがアインハルトに向かっていく
一発目のアクセルスマッシュをガードしながらそのまま攻撃に移行
ヴィヴィオも2発目のアクセルスマッシュに行ってるけれど、
アッパーとストレートの行動距離と受けながら攻撃と一発目の次の攻撃
なれば当然アインハルトの方が攻撃が早かったりする
それでもヴィヴィオの攻撃スピードは普通の選手なら反応ができないほど速いと思う。
白き閃光(ホワイトライトニング)みたいに2発同時に来るぐらい速かったら別だけど
技量はアインハルトの方が上だしね
当たる瞬間ディフェンダーを発動させ
うまく地面に倒れ込みダメージをほぼなしにした技量はすごいと感じた。
その内技量でそこらの攻撃のダメージを0にしてしまうかと思うぐらい完璧な防御だと思う。
おれ自身、俺なら余裕だけど、クリステラ状態ならきっと満足できる相手だと思い
自分の目に狂いはないと改めて思った。

 ヴィヴィオはダウンしたけれどすぐさま立ち上がり戦闘体制を取った。
いつもの笑顔ではなく伝えたいのを拳に乗せようとしてる。
本当にそういうところはなのはにそっくりだ!
ヴィヴィオのラッシュにより防戦一方なアインハルト
多分先程のカウンターの直撃で力が入らないんだろう。
知ってか知らずかわからないけれど、ヴィヴィオの攻撃は急所のピンポイントを狙ってくる
威力は弱いかもしれないけれど、ダウンしたり、身体が動かないこともある
エレミアの身体破壊の技術に似ているところもある。
オリヴィエってエレミアにも習っていた感じだったし、遺伝子的に無意識的に覚えているんだろうか?
俺はこれで終わりと思った。
ヴィヴィオのアクセルスマッシュがアインハルトに向かっている
アインハルトは反応しているけれど、身体が動かない感じだったけれど
ダメージの蓄積により膝が落ちてしまった。
そのずれにより、ヴィヴィオの攻撃は空をさいた状態になった。
格闘者の本能なのだろう
こんなチャンスを逃すアインハルトではない
ヴィヴィオのボディに反撃をした。
当然ながら当たると確信して放ったヴィヴィオだったからディフェンダーが発動しなかった。
なんでもないただのアインハルトのボディフック
いつもならそんなにダメージはないはずなのに
顔を歪みながら後ろに一歩引いた。
この時になってエレミアとヴィクトーリアは気づいたみたいだ。
ヴィヴィオのやったことが

 ヴィヴィオはJ・S事件移行は聖王の鎧と共に膨大な魔力は無くなってしまった。
努力と研究でヴィヴィオの魔力運用は誰よりもうまくなっていた。
俺も魔力運用の件に関しては協力もしたし、中学時代のなのはやフェイト
ツヴァイ込みのはやてより、ヴィヴィオの方が魔力運用は上だと思っている。
昨日の特訓を見て本番でやるとは思ったけれど、本番に強いのと
勇気と空間把握能力がとてもすごい!

 今日のヴィヴィオは、攻撃の時100%攻撃の方に魔力を込め
防御の時100%ガードに回すと言った感じで魔力運用をしていた。
最初っから気づいた人は付き合いが長い
ノーヴェとルー見たい
今の一回の攻防で気づくとはさすがトップファイターのエレミアとヴィクトーリアだと思った。

 アインハルトは心配そうにノーヴェの方を向いた。

「試合中ですよ。よそ見はダメです」

「どうして、そこまでして私に勝ちたい理由がありますか?」

「ありますよ!両手いっぱい、胸いっぱいに、
だけど・・・言葉じゃ届かないことだから・・・
だからぶつけるんです。
今の私をーーー私達の今を」

「ヴィヴィオさんの伝えたいこと・・・すみませんまだわからないんです。
だけど、その戦い方は危険ですから、私が止めますーーー
その上でお話を聞かせてもらいます」

 アインハルトずれたこといってる

「そんなこと言ってると大切なものを見失い、負けちゃうぞ」

 おれはボソッと言ってしまった。

「珍しいですね、綾さんがそこまで無意識にぼそって言ってしまうなんて」

「ん、声に出してた?」

「ええ!」

「ちょっとね!このまま行くとヴィヴィオの勝ちでしょ
アインハルトが気づけばまだわからないけれど
若いって良いね」

「綾さんも10代ですよね」

「ねぇ!」

 ヴィヴィオはラッシュをかけ始めた。
アインハルトはガード一方になってきた。
それほどヴィヴィオの攻撃スピードは速かった。
アインハルトは攻撃を食らいながら攻撃はするけれど
ヴィヴィオは、攻撃が当たった瞬間に、
すぐさまにアインハルトの攻撃が来るところにディフェンダーを展開して防御していた。

 俺は、初めてヴィヴィオに戦慄を覚えた。
この状態なら100%勝てるそれは確実
でもあの神かかっているヴィヴィオに勝てるのだろうか、興奮してきたぐらいだ
その必殺の一撃をアインハルトは当て身で反撃をした。
ヴィヴィオの攻撃の来るところを予測して
攻撃を捕まえるのと同時に攻撃
今は亡きギース・ハワードが得意にしていた当て身
あっちは投げるけれ
こっちにも古流の技法で一拍子って言うらしい
シャンテが質問してヴィクトーリアが答えてくれた。

 それを見事に食らったヴィヴィオは垂直にダウンした。

「ヴィヴィオさん」

 ダウンのコールが続く中心配そうにアインハルトはヴィヴィオに近づこうとしたけれど、
ヴィヴィオは手で止めた。

「まだ・・・K・Oコール入ってませんから・・・」

 そうだがんばれヴィヴィオ
カウント8が入った瞬間
よろめきながらも立ち上がった。

「やれます」

 しっかりとファイティングポーズを取りながらそういった。
立ち上がった瞬間長いと感じた1R終了した。 

 

撃ち抜く力と想い

 結構見ごたえがある1Rだったと思う。
邪魔が入らなければ本当に最初から見たいぐらいの好勝負

「ヴィヴィオさん・・・もうこれ以上は・・・」

()ラウンドで勝ちますから・・・わたしが」

 アインハルトは心配しながらの提案をヴィヴィオは否定して勝利宣言をした。
俺に言わせれば、アインハルトはなに(たわ)けたこと言ってるなと思った。

「ですが・・・」

「わたし、オリビエの複製体(クローン)だって話は前にしましたよね
過去の記憶はないけれど体質は受け継いでいた」

「ヴィヴィオ!」

「綾お姉ちゃん。大丈夫だから、最後まで」

「うん、信頼してるよ、ヴィヴィオの思うように」

「うん」

「話がずれちゃったね、私は鍵としてゆりかごを甦されるためだけに生み出されたのがわたしで、
大好きだった優しい人達の事さえわたしはこの手で殺しかけました。
この黒いジャケットはそのときの服装
心も体も自分の思うようにならなくて、どうしていいかわからなくて、
だけど助けてくれた人がいたんです。
わたしの涙も痛みも運命も受け止めてくれた人が、
わたしがその人から教わったのは
ぶつかり合わなきゃ
つたわら無いことがあるって事
撃ち抜く力は想いを届けるためにあるんだって事」

「私は・・・ヴィヴィオさんにそんな風に想っていただくような・・・人間では・・・」

「そんなの知りません!
わたし達にとっては、アインハルトさんは、
大好きな大切な先輩ですから!」

「「そのとおり」」

 ヴィヴィオがそう言った瞬間
コロナとリオも手をあげてそう言った。

「アインハルトさんを倒せるぐらい強い子なんだって証明して、
もっとわたし達に頼ってもらうんです。」



愛されてるね。
アインハルト
早く気づくと良いけれど
多分ヴィヴィオがきちんと話しつけるでしょ
アインハルトのアシュリアーナ行きは無くなったかな
アインハルトの資質を持っても戦場に出たら1日も持たないから
結果的に良かったんだけど・・・
ヴィヴィオの戦い方が危ないよな・・・
この辺はノーヴェが手綱を握ってくれると嬉しいけれど・・・

 短いインターバルが終わりヴィヴィオが勝利宣言した
2R目が始まった。

 想いを伝えたい思いっきりの行動のヴィヴィオがラッシュをかけている
本当に1発1発伝えるかの攻撃
本当にヴィヴィオは良い子に育っている
自慢の娘だ!
反対にアインハルトは悲痛な顔をして受け止めている
それは後悔ではなく、自分の想いを改めるような顔つき
ヴィヴィオの一撃一撃をガードしている内にすごく良い顔になっていっている。
殴り殴られってまぁ年頃の女の子の行動じゃないけれど、
格闘家ならそういう闘いでの話し合いもありでしょ。
なのはの場合は何でだろうね?
アインハルトがヴィヴィオの顔にクリーンヒットしたかに見えたが、
きちんとディフェンダーを展開させてきちんとガードしながら、
カウンターでのボディアッパーが見事に決まった。
肉を切らせてってあるけれど、見事の一撃にアインハルトは壁まで吹っ飛んでいった。

ヴィヴィオの体質があるから少し心配だけど見事な一撃でこれで終了と思ったけれど、
もう少しだけ続くみたいだった。
 

 

空と世界の色

 おれ自身この一撃で終わったと思った。
以前のアインハルトなら終わっていたことだろう。
過去の亡霊となり、動いていたままのアインハルトなら
どうやら俺の娘もなのはと同じく想いをぶつけて届ける力があるのだろう。
もしかしたらヴィヴィオだけではなく、
この小さなチームメイトの応援の声に響いてか
今まで応援してくれた人達や、
この大会で知り合った人達の応援のお陰かもしれないが・・・
ふらつきながら立ち上がったアインハルトから目の光が今までよりも強く感じる。

「ーやれます」

 そういいながらアインハルトはファイティングポーズを取り立ち上がった。

「ーよかった。
やっといつものアインハルトさんだ。
いつも一生懸命で優しいわたしたちの大好きなアインハルトさんです。」

 ヴィヴィオは慈愛の笑顔でアインハルトにそう話しかけていた。
リオとコロナも笑顔で頷いていた。
なのはに言ったら親バカと言われた。
あれ見たらなのはも同じことそれ以上に言うと思うけど・・・

「いい一撃を頂いて、目が覚めた気がします。
感謝の想いは(こぶし)()せます。
受けていただけますか?」

 体力も気力もボロボロなはずなのにここに来て一番の闘志を感じた
それを受けるようにヴィヴィオも

「もちろん全力で」

 こちらも軽くステップをしながら気を引き締めたようだ
いい感じだ。
俺の好きな風景でもある。
二人ともがんばれ・・・

 アインハルトは一瞬の攻撃できる感じをして飛び込んだ
アインハルトの必殺技
覇王断空拳
それを(すん)でのところでヴィヴィオはかわした。
でもアインハルトは買わされる予感もあったのだろう
今度は打ち下ろしの覇王断空拳
それをヴィヴィオは持ち前の感覚でかわしながらヴィヴィオの新たな打撃の必殺技
魔力を集めてのアッパーカット
カウンターに決まったアインハルトは膝から崩し、後ろに倒れこんだ、
ヴィヴィオはそのまま追撃に行こうとした瞬間
ノーヴェが後ろから止めて試合終了

 ノーヴェが一瞬俺の方を見たので、俺は一例をした。
この子達全員ノーヴェも含めてまっすぐに進んでいる
アインハルトも自滅に近いような強さを求めないだろう。
俺そういうの教えるの苦手だし、ガウやエレさんならうまく教えてくれると思ったんだけど、
必要なしみたいだ。
本当にこの子達とは、まぁハンディキャップ有りだけど本気で戦ってみたい。
今の状態で本気で戦ったら多分蹴り一撃で終わると思う。
ましてや魔法有りなら戦闘じゃなくて暴力でしかない。
そう想い伏せてたら、
アインハルトを中心にチームメイトが笑い泣きしてらぁ

「ねえシャンテ、ちょっとあそこにいっていい?」

「あそこって、百合が咲いてる花壇しかないですよ
もしかして今の陛下の戦いに触発されて新たな技を思い付いたから練習は禁止ですよ」

 俺は瞬間移動を使いシャンテの後ろに行き、首元に手刀を置いた。

「なにか言った?シャンテちゃん?」

「イエ・・・ナンデモアリマセン」

「妖精達が、なにか伝えたいことがあるみたいでねぇ」

「妖精って・・・綾さん」

「魔法が無い文化では魔法を使えると言ったらそんな返事だよシャンテ
自分が知らないことはこの世にはたくさんあるんだ、
教えてくれるのくれないの」

「もちろん、教えますし、方向でもいいですか?」

「あぁ、今日はお客が多いからね、それで」

 俺は教えてもらった方向をいこうとした瞬間に振り向いて、

「ノーヴェ!」

「はい、綾さんどうしましたか?」

「改めてこの子達をいい格闘家にしてくれ」

「はい、この後は?」

「なにか自然がざわついてるから少し聞いてくる」

「綾さんに限って大丈夫だと思いますけれど、気を付けてください」

 俺は、ブイサインをしながらシャンテに教えてもらった方向を歩きだした。
そこには一面の百合が咲いていた。
ここなら大丈夫
俺は花壇の前に立ち、詠唱を始めた。

「イア・ジョ・ヤ・ニーベ・スドベリ」

 力ある言葉を発する。

『妖精託(クーロ・ワイズ)』

百合の花を触媒として妖精を呼び出す呪文。
術者の耳元で近い未来を教えてくれる

 俺の耳元にピーターパンに出てくるティンカーベルぐらいな小さな妖精が俺の耳元で囁いてくれた。
この呪文未来を教えてくれるって言うけれど明確じゃないんだよね
かリムの予言の方が詳しいぐらいだ。
「ホンジツヨルイイコトオキル」

 これだけでなにかを察しろなんて難しいと思うけれど、取り合えずかリムに会いに行きますか?
俺は広場に戻るとありゃ誰もいないどうしたものかと思っていたら、
アッチからアインハルトとルーとファビアと一緒に仲良く歩いてるので声かける。

「ルー」

「あれ綾さんどうしたの?」

「戻ってきたら誰もいなくてね」

「あの綾さん?」

「どうしたのアインハルト」

「誘ってもらってた件なんですが」

「アインハルトは此処でみんなと頑張りな」

 俺はアインハルトの頭に手をのせそう答えた

「また悪巧みですか?」

「ルーの上官ほどじゃないよ、かリムに会いたいんだけど、どうしたらいいと思う?」

「騎士カリムですか?」

「ん」

「また厄介事が起きそうなのですか?」

「違うって、いいことなんだと思うけど、一言報告しようと思ってね」

「給湯室にいけば誰かいませんか?」

「了解、ファビア」

「ん」

「今度魔法でお話ししよう」

「わたしとなぜ?」

「俺の学んだ魔法系列に近いから興味があってね」

 ファビアはルーの方を見ていたので、ルーはお好きな方で言い寄って伝えた。

「うん、別にいいよ」

「そっか、ありがとう」

 俺はファビアの頭を撫でて給湯室に向かった。

「誰かいる?」

 俺が丁度扉を開いたらもとナンバーズのセイン、オットーとディードがお茶の準備をしていた。

「あれ、綾さん、コンナトコロデどうしたんですか?」

「セイン悪いんだけど騎士カリムに会いたい」

「どうしたのです、いきなり」

「報告だね」

「別に大丈夫だと思いますけれど、ちょっと待ってください、二人ともこれお願いできる?」

「ええ」

「了解しました」

 セインは双子に準備を任せ、コンタクトの準備をしてくれたようだ。

「綾さんは陛下達の方にいかなくていいのですか?」

「オットーだって俺が行ったら多分説教食らってるヴィヴィオの邪魔しちゃうじゃん
絶対にノーヴェ緊張しちゃうと思うから」

「そうですね」

「綾さんさえよければ今からでも良いそうです。」

「なら行ってくる」

 テーブルに置いてあったクッキーを一ついただく、いい味だ

「美味しいね、このクッキー翠屋に置きたいぐらいだ」

「光栄です」

 俺はカリムの元に行く
カリムの執務室の前に着きノックをすると相変わらずな上品な声で招待された。

「元気そうだ」

「お陰さまで、綾さんは色々と活動しているみたいで、本職の方にたいして失礼かもしれませんが、紅茶を」

「よく言うよ、おれの紅茶の先生の一人の癖に」

 紅茶の入れ方は、桃子義母さんやフィアッセ義姉ちゃんに教わったけれど、
地域によって味の好みと言うのがある
いくら中国料理が好きだからと言っても日本に出してあるのは、日本人の舌に合うようにしてあるそうだ。
同じく基本は同じでもこちらの味に合うように勉強に来たのがカリムだったりする。
リンディさんは問題外
リンディ茶を作る人に教えてもらおうとはしなかった。
最初はエイミィさんに教えてもらおうとしたんだけど、
無理の一言だった。

「どうしたのですか?」

「ちびっこ達がトンネルを脱出したみたいですよ」

「それは良かったです。それだけで来ないですよね」

「その後に妖精が騒いでいるのを感じたので、聞いてみたら今夜いいこと起きるらしいです」

「他には?」

「以上ってことで、今夜此処で寝泊まりさせてもらえないかなって言うお願い事です」

「宿直室でいいですか」

「横になれたらどこでも、知ってるでしょ」

「そちらは準備させますね、今日の当番は、セインとシャンテですね」

「わたしも着いていってもいいかな」

「よろしくお願いできますか?」

「もちろん、紅茶相変わらず美味しい。忙しいと思うからもう行くよ」

「前みたいに遊びに来てくださいね」

「うん」

 そう言って俺はお子さま達の方に戻った。
お子さま達は紅茶とクッキーをお供にし談笑してまた一段と絆が太くなった気がした。
俺はヴィヴィオに伝言を頼み夜になるのを楽しみにしていた。
良いこと
純粋な意味か、トラブルの意味か
楽しみだ! 
 

 
後書き
ただいま入院4日目
タブレットとキーボードがあればきちんと更新ができたりします。
昨日までダウンしてましたけどやっと回復してきました。 

 

幸運の事

 俺は聖王教会で用意してくれた部屋で待機していた。
人の気配がしたので扉を開けてやった。

「あの・・・綾さんいつも思うんですがそれどうやってやってるんですか、
わたし達みたいなISじゃ無いんですよね?」

「お疲れさま、セインにシャンテ
訓練すれば誰でも出来るって、見回りの時間だっけ」

「ん~絶対に綾さんだけですって」

「シャンテ、そんなこと言うと自分から枠が狭くなっちゃうぞ!
迎えに来てもらってありがとう」

「でも綾さんも見回るって珍しいですね、
いくら良いこと起きるって聞いたからって大概結果を聞くって感じじゃないですか?
特に結婚してからは?」

 セインは多少データで知ってたのだろう
結婚って言うか6課に居た頃の俺の事を

「そうだねぇ、基本なのは達が家にいるのなら居たいじゃない
でもなんかいた方がいいと思って」

「厄介事には・・・」

 続いてシャンテがそう聞いてきたからさあ?としか答えようがなかった。
誤魔化しているわけではなく本当に知らないからだ
知ってたら、状況によっては俺はここにいない
なのはとの大切な時間を削ってやるなんて面倒なだけ

「私からも聞いていい?」

「あ、はい」

「セインの持っているそのバスケットは夜にピクニックにでも行くの?」

「違いますよ!
これはイクスのです。
お客様から沢山頂いたので、香りだけでも楽しんで貰えたらいいかなって」

「本当にここにお願いして良かった。
ありがとうセイン」

「あ、いえ、そんな、シスターとして当然の事をしているだけですから」

「それでも感謝するべきは感謝するよ
例え上から言われたことでも
義務でもこのように心からしてくれたものはきっと対象者も喜ぶ
いつもヴィヴィオのことも見てくれてありがとうね二人とも」

 セインとシャンテは恥ずかしそうに返事をした。
俺って普段どのように思われているのか聞くのが怖い
そうして見回りも無事に終わり
最後にイクスの部屋に向かう
セインとシャンテが中に入り俺も入ろうとした瞬間
二人が戦闘体制で警戒していたので、良いことってこれね
確かに良いことだわ

「二人とも対象をよく見ろ」

「え!」

 薄い花の中に昔のツヴァイぐらいの大きさのイクスが存在していた。
もちろん本体はぐっすり寝ている。

「ほら二人が、戦闘体制とるから起きちゃったじゃん」

「いやいや、あれってもしかしてイクスですか?」

「シャンテにはそれ以外に見える?」

「すぐに報告しなくちゃ」

「セインも慌てるな」

「おはようイクス、覚えている?」

 頭を少し上下してくれた。

「その格好じゃなんだから」

 俺は普段持っているポーチから絹を取り出した。
テレキネシスの呪文でさっさとイクスの服を作りながら、呪文で探知する。
ものの10分ぐらいで服も作り上がり、同時に検査結果も出た。
それと同時に騎士カリムとシスターシャッハも登場した。

「カリムにシャッハこんな夜更けにお疲れさま
良いことってイクスのことみたい
花の中で眠ってたから、妖精もすぐに分かたんだろうねぇ」

「綾さん何かわかったのですか?」

「もちろん、服歯科作ってなかった訳じゃないから
そちらの大がかりな設備は必要ないよ」

「結果を教えていただいても?」

「この子もイクスだよ
簡単に言うと生き霊の現実化バージョン
本体は寝てるけれど、この子を通してみたり聞いたりは出来る
話すことと食べることは無理だけどね」

「それは起きかけてるってことですか」

「そうじゃないかな?
何かきっかけがあれば完全に覚醒するかもね
次元移動しない限りはリンクが切れないと思う」

「信じない訳ではないですが、こちらも検査さしていただいても」

「それは信じてないっていってるようなものだけど、組織だしイクスがいいのなら、どうする?」

 俺はちっこいイクスに向かって聞いてみた?
イクスが肯定したんだから俺が拒否するのは違うよね

「んじゃ、俺は帰るから、ヴィヴィオとスバルにはきちんと報告してやって」

「構いませんがヴィヴィオだったら綾さんの方が」

「お願いできる?」

「構いません」

「セインとシャンテも仕事の邪魔しちゃって悪いね」

「いえ、居てもらって助かりました」

「ありがと」

 セインからそう言ってもらえて少し嬉しかったかな
俺はそれを背中で聞いて聖王協会から出た

 

 

報告

 もうすぐ日にちが変わる頃
ここ聖王教会では大忙しであった。
それもそのはず今までずっと眠っていたイクスヴェリア陛下が起きたのだ。
起きたと言ったら少し違うかもしれないが、小さい分身体をだし、半覚醒したのだから、
先程までお客としていた綾はもう其処にはいない。
連絡を頼まれたセインは、夜分遅いのはわかっていたけれど、一度高町家にTV通信を入れた。

「はい高町です」

「あ、なのはさんですか?」

「どうしたのセイン?綾ちゃんがなにかした?」

「イヤそうではなくて、報告をしたいことがありまして」

「私に?」

「正確にはヴィヴィオになんですか?」

「それならそちらに綾ちゃんが居たんじゃ?」

「綾さんに頼まれまして」

「どうしたの?」

「はい、イクスが一応起きたって言うか、出来れば明日ヴィヴィオに来てもらった方が早いと言いますか」

「そういうことなら多分起きてすぐに行くと思うよ」

「よろしくお願いします」

「他は?」

「あの改めて綾さんて」

「ん~どうしたの」

 なのはは詳しくセインの話を聞いた。
なんにヒットしたかわからないけれど、ダークモードに入っているのはわかった。
誰かわからないし、目的もわからないけれど綾ちゃんを狙っている組織がいるのは知ってる。
フェイトちゃんやティアが仕事の合間に調べているらしいけれど、情報が全く無いらしい。

「綾ちゃんの能力って私たちでも知らないことが多いから
一番詳しいのはフェイトちゃんだと思うよ」

「いえ、知っている人なら綾さんに喧嘩を売ることしませんって、
私もドクターのところで大蛇戦見てましたから」

「そっか?なに?」

「いえ、帰るときなにか影みたいな感じがしたから少し心配で」

「大丈夫、私がいるから、今忙しいんじゃないの」

「そうでした、スバルの方にも連絡入れないと、ヴィヴィオにお願いしますね」

「了解」

 この日は綾は帰ってこなかった。


「なのはママ~おはよ~、今日休みなのにどうしたの?」

「綾ちゃんがまだ帰ってきてなくてね」

「え!綾お姉ちゃんが帰ってこなかったって、喧嘩でもしたの?」

「違うよ」

「そうだよね、なのはママと喧嘩するぐらいなら大概の事は綾お姉ちゃんの方から謝るし、どうしたの」

「少し思い付いたことあるんじゃない、そうそうヴィヴィオビックニュースあるよ」

「ふ~ん、ビックニュース?」

 ヴィヴィオは食べながらなのはの話を聞いていた。

「イクスが目が覚めたらしい?」

「イクスが目が覚めたね・・・ぶぅ~」

 丁度朝の牛乳を飲んでいた矢先に牛乳がヴィヴィオの小さな口から出てなのはに当たるかと思いきや
その寸前で防御壁がありヴィヴィオにそのまま跳ね返った。

「ひどいよ~なのはママ」

「ごめんね、昔綾ちゃんにやられた事あってヴィヴィオならどう反応するかなって思ったら、私と同じだったから少し驚いちゃった」

 なのはは少し舌を出しながらヴィヴィオに謝り、ヴィヴィオは詳しく聞こうとしたけれど、なのは自信も詳しく聞いてないので聖王協会に来てほしいと言われたと伝言したら、すぐに行ってくるねと用意して出ていった。

「さてとこっちは良いかな
さてと綾ちゃんに連絡しようっと」

 なのははTV通信を使い綾に連絡を取った

「なのは・・・」

「くす、また何を考えてたの綾ちゃん」

「怒ってないの?」

「帰ってこなかったこと?
それとも新しい恋人がいるとか?」

「そんなわけないじゃん・・・帰ってこなかったことに対して」

「そんなことじゃ怒らないよ、まぁ連絡の一本は欲しかったけど、
深夜にセインから連絡が来て聞いたから安心はしたけれど」

「ん」

「悩みごと?」

「なるのかなぁ?」

「本当にどうしたの?」

「なのは達と生活しているのはすごく充実しているのになにか物足りなくて・・・
それが非常に悪い気になってきて・・・」

「綾ちゃんは・・・今ならヴィヴィオも居ないから帰ってきて話そう。
フェイトちゃんもいないし」

「うん」

 そうしてなのはは通信を切った。
なのはには綾が何で悩んでいるのか少しだけわかっているつもりだった。

 

 

なのはとのお話

 俺は観念して瞬間移動で家の前に到着
そして家の中に入る。

「ただいま」

「おかえりなさい」


 エプロン姿のなのはが出迎えてくれた。

「え・・・えっと」

「どうしたの?」

 なのはが疑問に思って質問をしてくれるのはいいのだが、
まさかエプロン姿で出迎えてくれるとは思っていなかったので、ビックリした。
エプロン姿のなのはを見て、
やっぱりなのはは、可愛いと再確認

「エプロン姿が可愛くてちょっとビックリしただけ」

「ありがと」

 あいかわらずのひまわりのような笑顔を見ておれ自身嬉しく思う。
そして、俺はなのはにエスコートされてリビングにはいった。
テーブルの上にはちょっとしたクッキーとか置かれていた。

「あれ、ヴィヴィオ達ここに来るの?」


「イクスとみんなと一緒にプールに行くって連絡あったよ」

 
「なにこれ?」

「綾ちゃんと会話しながら食べようかと思って作ってしまいました」

 てっきりヴィヴィオ達のおやつのためと思ってしまった。

「そっか、うん!ありがとう」

 そうして少しクッキーを食べて、一段落して俺は話し出した。
よく考えたら聖王教会から出て何も飲み食いしていなかったことに気づいた。

「心配かけちゃったね?」

「綾ちゃんは大丈夫だと信じているけれど、さすがに連絡がないのはね
心配するよ」

「ごめん、えっと!どこから話そうか?」

「綾ちゃんの好きな感じで良いよ」

「うん、完全にシーラにお店を譲ろうとしたら、
オーナー業はしてくれってさ。
それはいいんだけどねぇ」

「飽きたの?」

「お菓子作るのは好きだよ。でも・・・」

「後宮の人間じゃないんだけ、私は前線の人だったっけ?
綾ちゃん確か、そう言っていた記憶があるけれど」

「あぁ・・・うん。
確かに言ったような気がする。それでね」

「私も昇進見送ったから気持ちはわかるんだけど!
戦いのためにあちらの世界に行くの?」

「はい?」
 
 あっち?
俺はジェスチャーで指差して、あさっての方にして首をひねった、

「アシュリアーナだったっけ?」

「行かない!行かないってば・・・なんでなのはと離れないと行けないの?」

「良かったぁ」

 なのはは、一呼吸をして安堵の顔をしていた。

「私が守りたいのは、家族と親友だけだよ
あちらにいっても私のやることはないしね
なんでそう思ったの?」

「最近の綾ちゃん。なにか考えているようだったし、
シーラちゃんにお店を渡すとか、急にインターミドルの大会にも出場するから
てっきり思い出作りとヴィヴィオ達になにかを伝えようとしているのかなって思って」

「心配お掛けしました。
ここ最近私の周囲は騒がしくなっては来てるけどね」

 なのはには言ったのだが、自分のクローンが現れたことや
刺客やらなにかと物騒な連中もいたりする。
さすがに店の中に現れたら、お客様にも迷惑だと思った。
それを素直に伝えた。
そして、当たり前なのだが、聖王教会も監理局も俺の存在を警戒していることは知っていたけれど、
カリムはそんなことは顔には出さないけれど、
シャッハにはすごく警戒されているのもわかった。
改めて自分は異質な存在だと思ってしまってと言ったところで、
なのはが正面から抱き締めてくれた。

「大丈夫だよ。私は綾ちゃんを信じてるし、愛してるから」

「正面から言われると恥ずかしいね!」

「ヴィヴィオがいると流石に言うのは流石に恥ずかしいけれど、
きちんと言葉にしないと伝わらないしね」

「ありがとう。私もなのはの事愛してる」

 俺は少し顔をあげるとなのはの顔が至近距離にあるので、
身動きができないので目を瞑りキスの要求をした。
そうしたら、なのはが要望に答えてくれた。

「綾ちゃんってキス好きだよね」

「なのはを感じられるから」

 素直に伝えた。

 流石にいつヴィヴィオが帰ってくるかわからないので、行為には至らなかった。

「少し本格的に嘱託をして情報を集めようと思うよ」

「綾ちゃんを狙ってる組織の?」8

「だね」

「ん、無茶だけはしないでね?」

 俺は二つ返事をしてなのはに甘えていた。
そうこうしていると、時間は早いもので日は沈んできた。

「さてとなのはに十分甘えたから、晩御飯でも作ろうかな!」

「今日は私が作るよ」

 なのはがそういってくれたので、俺はリビングでくつろいでいたら、ヴィヴィオが帰ってきた。

「こんな遅く帰ってきて不良だ!」

「昨日帰ってこなかった綾お姉ちゃんに言われたくないよ」

「もう二人とも、ヴィヴィオ、イクスちゃんどうだった?」

「ん、楽しそうだったよ。みんなでいっぱい遊んだ!
綾お姉ちゃんの事心配してたよ」

「そっか!んで、イクスは?」

 俺はそそくさと教会から出たので心配されても仕方ないか

「オットーとディードが教会に連れて帰ったよ」

「あの二人なら護衛として心配ないもんね」

 なのはの言うとおり、そんじょそこらの襲撃者に遅れをとる二人じゃないから俺も安心

「アインハルトちゃんの笑顔も見れて、イクスちゃんも目を覚まして、
いいこといっぱいあったね」

「ありすぎて怖いぐらい」

「でも学校の方はもうすぐ学期内試験だよね」

 なのはに言われて一瞬ヴィヴィオがドキッとして動きが止まったのは見なかったことにしよう

「べ・・・勉強もサボってないから、余裕ですし・・・」

「もちろん!心配何てしてないですよ~」

 そうなのはが言った矢先に俺は笑ってしまった。

「どうしたの綾お姉ちゃん。笑うところあった?」

「いや、なのはがそれを言うなんて、お母さんになったなって」

「なに綾ちゃん?」

「だって、仕事が楽しくて学期テストを忘れていた人たちがよく言うなって!」

「綾ちゃん!」

「なのはママ・・・」

「少しスケジュールを間違えただけです。
もぅでも試験が終わったらまた楽しいことあるでしょ
年に一度の学院祭」

「そうそう」

 空に浮いてるクリスが疑問に思ってたので、ヴィヴィオが丁寧に教えていた。
どうやら今年出会ったトップファイターの皆様もご招待する予定らしい
テストの結果はチームナカジマの面子は優秀さんばかりらしい
ヴィヴィオのライバルミウラはなんとかクリアで突破
その事で一応ヴィータに相談を受けたのだが、赤点じゃなければいいんじゃないのと言っておいた。
ヴィヴィオたちは学生生活と練習に充実した毎日を送り
俺はシーラに付きっきりで俺の技術を伝えていた。



 

 

お手伝い

 今俺は、教壇の上で説明をしている。
まさか俺が教鞭をとる日が来るとは思いもよらないことだった。

 学院祭が間近に迫ったある日
うちのお姫様が晩御飯中に恐ろしいことを提案してきた。

「ねぇ、綾お姉ちゃん」

「なに?」

「お願いがあるんだけど・・・」

「ヴィヴィオには、私から武術や魔法は教えないよ
私が怒られるから」

 俺はちらっとなのはの方を見た。
監理局の重鎮達からのお願いが来ている。
はやてやリンディさん、クロノ等の重鎮達から・・・
まぁフェイトにもちらっと言われたような気がするけれど・・・
手取り足取り教えるな、綾式を広めるなと言うこと
見取稽古って言うのがあるのに・・・

「ちがう・・・ちがうよ
私にはノーヴェがしっかり教えてくれてるから十分だよ」

「ヴィヴィオが私にお願い?
お小遣いはアップしないよ」

「それもなのはママからもらってるから大丈夫だよ」

「ヴィヴィオが私にお願いって他に思い付かないのだけど?」

「えっとね、もう少ししたら学院祭が始まるでしょ」

「始めるね・・・私も楽しみだよ」

「うん、そこでお願いが」

「ヴィヴィオ達の学院祭だから私が表立ってはやらないよ」

「そんなことはお願いしないよ」

「なに?」

「お菓子作りを私を含めてクラスメイトに教えてあげてほしいの」

「面倒」

 俺は二つ返事で答えた。
確かにクリスチャン学校かも知れないけれど
全員がヴィヴィオ達みたいにしっかりしているとは思えない。

 ヴィヴィオは、俺の返事を受けてちらっとなのはの方を見たのを見逃さなかった。

「綾ちゃん」

「なに、なのは?」

「私からやってとは言えないけれど、理由を言ってくれないとヴィヴィオが納得しないと思うよ」

「ちょっとやって出来るものじゃないし、一回で教えるのは時間が足らなさすぎる
あと教えるの大変そうだし・・・」

 ぶっちゃけ面倒くさい

「ねぇ綾お姉ちゃんお願いします。」

 土下座とは言わないけれど、テーブルで頭をずっと下げてる愛娘を見て
心がおれない人はいるのか、おれ自身無駄な抵抗だと感じた

「なら賭けをしよう」

「賭け?」

「ヴィヴィオは学生だよね」

「うん」

「なら今度のテストで学年トップ10位にチームナカジマの面子が入れば良いよ
もちろんアインハルトも入るからね」

「え~、アインハルトさんは関係ないんじゃ」

「チームでしょ、私はどちらでも良いよ
教えなくても私に不利益ガアル訳じゃないし、
ヴィヴィオからチケットは欲しいけど、
その腹いせでくれなくても、聖王教会からもらうから大丈夫だし」

「そんなことはしないよ、来てほしいもん」

「どうする?」

「私は、その賭けに乗るけれど、返事は明日でもいい?
みんなに聞かないとダメだし」

「もちろん、ヴィヴィオ安心して、友人枠でミウラは入れないから」

「なんでって聞いても」

「ミウラの成績、ヴィータに聞いたらギリギリらしいから、賭けにならないから」

「・・・」

 はっきりいって、これは全然賭けになってない事は知っている。
ヴィヴィオにしろ、リオやコロナ
成績トップ集団で、アインハルトも成績優秀
こんなことやる必要な知って言うのはわかってる
いくら退屈な学校の勉強かもしれないけれど、
こうして楽しんで受けるとまた違う楽しさを見つけれるかもしれない。
一応の親心ってやつだ

 テスト結果は、案の定
全員クリアしやがった
ミウラはやはりと言うか
総合では平均ギリギリだったらしい
赤点を取らないだけでもいいとする
答えが決まってるもんだいなんて簡単なのにな
小学生の時アリサとそう言ってたら、
アリサをのぞく友人達からは、そんなの二人だけって突っ込みを入れられたのも懐かしい
やっぱり里帰りをしたら、アリサとすずかに会いに行こう

 そうして俺は教壇にたって教えているのだが、
後ろの方では、魔法喫茶のアトラクションで会議をしている。
食事を作るメンバーから何が作りたいのかをリサーチする。
簡単だからこれを作れって言うより、
自分達から作りたいものを作った方が絶対にいい
たとえ失敗したとしても

「そういえば、ヴィヴィオ?」

「なに綾お姉ちゃん?」

「当日の服装はどうするの?」

「準備金があるからそれで買う予定だけど・・・まさか」

「せっかくの学院祭じゃん。自分達で作ればいいんじゃない」

「綾お姉ちゃん、知らないかもしれないけれど服作るの難しいんだよ?」

「そうだね、流石に服を作れとは言わないけれど、エプロンならね」

 俺は何を作るか相談中にさっさとエプロン作っちゃった。

「はい、ヴィヴィオあげる」

 ちょうどメイドさんが着けてるエプロン風のやつを作った。

「あ、あの30分かかってないんですけど」

「昔、有坂さん達に教えてもらったから」

「さようで・・・」

「時間があったら作ってみれば、型紙と作り方のレポートあげるから」

「う・・・うん」

 俺は、後ろの方を注目してると、やはり操作系が得意っていっても
全員がコロナみたいに上手くできるはずがない
コロナも上手く教えているけれど、どうしても自分基準になってしまう。

「あと10分で纏めるからね」

 そう言って、俺は後ろの方に移動する。

「あ、綾さん」

「頑張ってるね、コロナ。ちょっといいかな?」

「あ、はい」

10本のリボンをアトラクションの組に全員渡す。

「綾さん?何をするのです?」

 俺は全員の目の前で腕をだし、
手首にリボンを巻き蝶々結びをした
もちろん魔法で

「コロナ出来る?」

「はい?」

 俺からの問いにコロナはしっかりと操作をしだした
苦戦しながら、少し時間はかかったけれど、やはり筋がいい
きちんと結べたみたいだ

「これが出来ると操作系の練習になるよ
本当は、友人の髪を結ったりすると委員だけど、
失敗すると最悪な結果になるから、慣れたらやってみるといいよ」

 これの失敗談ははやてがヴィータの髪を魔法で結った時に失敗した
髪の毛のバランスが悪かったり、力加減が失敗して涙目になったものだ
もちろんけしかけたのは俺だけど・・・

 俺が中学の時は女子のみだったけれど、
ここは共学だから腕ぐらいがちょうどいい
力加減や結び方で繊細なコントロール技術が着く
約束の10分になったので、教壇に戻り
アンケート結果は、やはりシュークリームがトップだった。
優しく、しっかりと教えたけれど、ヴィヴィオには少しだけ厳しく
身内だしね

 それから、約2週間見に来たけれど、全員筋がよく満足できるものが提供できそうだ
俺はそれを見て、全員に最高級の紅茶を提供した。
それほどまでに3種類のお菓子の出来やアトラクションの動作がいい感じだった。
当日が楽しみ

 俺も久しぶりに学園生活を思い出したかのような錯覚に陥りすごく楽しめた
ヴィヴィオに感謝をしたいぐらいだ! 

 

学園祭

 今日は、ヴィヴィオの学校の学園祭の当日なのだが、
もちろんヴィヴィオは朝早くから準備に学校に行ったのだが、
家のお姫様2人が服装がまだ決まらないらしい。

「綾ちゃんはその格好でいくの?」

「なに?普段着じゃだめだったっけ?」

「いいんだけど・・・」

「綾、学校の偉い人たちとも話す可能性があるから、きちんとした格好の方と、
ヴィヴィオが恥ずかしくないような格好をしないと」

「フェイトいい?
主役はヴィヴィオたちなの
私たちがいい格好していく必要ないし、
なのはにしろ、フェイトにしろ素材は最高なんだから、
どんな服でも見違えるから大丈夫だよ」

「もぅ、綾ちゃんは身内に甘いよ、私たちよりきれいな人はたくさんいるし」

「なのはが世界中で一番きれいだよ」

「にゃはは・・・ありがとう」

「もう!そこで二人だけの空気を作らないでほしいんですけれど」

「フェイトのお兄ちゃんと同じように空気を読めない人になったらいけないと思うんだけど・・・」

「綾!」

「おぅこわ、早く服決めないと学園祭終わっちゃうよ」

「「そうだった」」

 準備も終わり、俺たちはヴィヴィオの学校に向かった。

「相変わらず二人とも綺麗だねぇ」

「ありがとう、綾ちゃん珍しいね、ロングスカートなんて」

 そう以前の俺はスカートなんてはかなかったのだが、
ヴィヴィオたちと家族をやらせてもらってと、
翠屋を経営させてもらってから少しずつスカートもはくようになってきた。
秋だからか今日は少し寒いのでロングスカートにして来た。
なのはにしろ、フェイトにしろ寒くないのかね
二人ともスカートなんだけど、膝上は寒いと思う。
なのははカジュアルなんだけど、
フェイトの服装はビジネスでも使えそうな服
おれ自身服に詳しくないので説明が難しいけれど・・・
おれ自身、実年齢60越えてるからなぁ
少し下らない考えがよぎってきたのだが、
学校に近づくにすれ、人が多くなってきている。

「今年も賑わってるね~」

 そう言えば、フェイトって忙しいのにヴィヴィオの決まった学校のイベントには、
急な仕事が入らない限り必ず来てるなぁ

「本当に!」

 まぁなのはは、結婚してから、ヴィヴィオと家族になってから、
このようなイベントは必ずといっていいほど参加している。
もちろん俺もだけど、
翠屋はシーらに任せていつも参加してたなぁ

「あ!なのはさん、フェイトさん、綾さん」

 向こうから手を降ってノーヴェがこちらにやって来た。

「ノーヴェ!」

「あれ、一人?」

 なのはとフェイトがユニゾンかっていうぐらいにノーヴェに聞いていた。

「ちょっと野暮用がありまして、今来た所なんです」

「せっかく会えたんだから、ノーヴェが嫌じゃなければ一緒に行かない?」

「どうしたんですか綾さんからそんな提案があるなんて、嬉しいですけれど、ビックリなんですが」

「もぅノーヴェは私のことをどう見ているのやら」

「喜んで!」

 女性が3人集まると結構騒がしい
ヴィヴィオの教室に向かうだけでこうも話に花が咲かせるのだから、
俺はもっぱら聞き役
聞いてると親と先生の面談ぽい
間違っちゃないけれど

 ヴィヴィオの教室にはいると・・・
あれヴィヴィオの気配が教室内から感じない

「こんにちは~」

「おじゃまします」

「なのはさん」

「コーチ!」

 なのははリオとコロナの目線に会わせ会話している
フェイトとは遊びに来ていたアインハルトと挨拶をしていた。
なのはとコロナの会話でヴィヴィオはとなりの教室の助っ人にいったのがわかった。

「あ!綾先生だ!」

 すごいスムーズにウサギとクマのぬいぐるみが俺の周囲に集まり出して回り出した。
そこで俺はふと我に帰った。
見に来ていたときよりも洗練されている。

「すごい!こんなにうまくスムーズに動かせれるなんてビックリした。」

 ネコのぬいぐるみが俺のそばに来てエスコートしてくれるみたい。

「どうやらこの子が席までエスコートしてくれるみたい。向かおう」

 俺たちは、ぬいぐるみのエスコートにしたがって席についた。
まだ頼んでもないのにお茶とお菓子が運ばれてきた。
俺はそれを口に運ぶと、とても美味しいシューだった。
シューだけではなくエクレア等も十分美味しく
紅茶も文句がないぐらいに美味しかった。
なのはとフェイトは少しとなりのクラスを見てくるといって席をはずしてしまった。
ヴィヴィオの様子を見に行くみたい
気配察知をしたら見知った気配ばかり感じたので俺はこちらを優先
食べ終わったら、数人のかわいい学生たちが俺のそばによってきた。

「みんなすごい頑張ったんだねぇ
スゴくきれいにぬいぐるみは動いてるし、
お菓子やお茶も文句がないぐらいに美味しいよ」

 素人で小学生でこれだけ作れたら十分だと思う。
勿論ぬいぐるみ操作もコロナと比べたら粗はあるけれど、
この年齢でここまでできたら十分だと思う。
もちろん目がついたとところは誉めながら、
こういう風にやるともっとよくなるかもって言う提案はしていた。

 ヴィヴィオの学友たちは感激して泣きそうな子もいるけれど、
せっかくのお祭りなんだから笑ってと、俺は指を鳴らしてバラの花一輪を出してプレゼントした。

「どこのホストの人なんですか?」

「だってここで泣かれたら困るよ!」

「ですが、綾さんってスゴく教えるのうまいですよね」

「魔法やお菓子作りはプロだからね
理解力がある人だったら教えれるよ
ヴィヴィオが帰ってきたみたいだ!」

「相変わらずそれどうやってやっているんですか?」

「ノーヴェ達も出来るでしょうか」

「私たちのは・・・」

「否定するな!ノーヴェ達のその力はそういう状態であるってだけ、
人の才能と同じだよ。
それをどういう風に使うのかはノーヴェ次第だ
それを人に害をなすのか、人の役に立つのか
ノーヴェの自由なんだから」

「ありがとうございます」

「あ~綾お姉ちゃんがノーヴェをいじめてる、友達も泣かしたでしょ」

「もう人聞き悪いよヴィヴィオ!、的あてのキーパーどうだった?」

「勿論!全員防いだよ」

「やるじゃん。はやてとかルーとかいたのに」

「あれ!見に来たの?」

「気配で、あと、トップファイターの方達もいたのにすごいね」

「相変わらず、私のお姉ちゃんは人やめてるような」

「今日あhどうしたのやけに言葉がいたいんだけど!」

「そうじゃないけれど、綾お姉ちゃん時間って今日ある?」

「もちろん」

「お昼から的あてを挑戦しに来てほしいんだけど」

「もちろん!
みんなこっち」

 なのはやフェイト、はやての幼馴染みたちや
ルーテシアやトップいファイターの皆さんもこちらに来たようで大所帯になってしまった。

「恥ずかしいやん、そんな大声で読んだりしたら」

「え~、八神指令こちらに席を取っておりますって敬礼で言えばよかった」

「絶対にイヤや」

「おいお嬢」

「なにかしら?」

「なんでヴィヴィのお姉ちゃんって八神指令にタメ口何だ?」

「私に聞かれても困るでしょうハリーさん。
ルーご存じですの?」

「あ~そうですね。
実際にはなのはさんやフェイトさんと幼馴染みで友人だからですよ」

「あれ?昔何かで聞いた記憶があるんですが何だったかしら」

「おいおい、その年で痴ほう症か」

「何か言いまして」

「耳まで遠くなってるのか」

 俺は少し咳き込んだ不利をして二人の口喧嘩発生を止めた

 どうやら昼からみんなバラバラらしい
大人組はグランドシスターや偉い人に挨拶で
トップファイターの皆様は午後からトレーニング
ミウラだけはコーチ達からハードワークのし過ぎでストップっと言うことで
今日一日休日となったみたいミカヤさんとノーヴェが子供達の引率をしてくれるから
俺もそちらに加わりたいけれど、なのは達と一緒に挨拶回り
かたっくるしいのきらいなんだけどな
ヴィヴィオの予定を聞いて、15時ぐらいに挑戦しにいくと伝えた。
その時だけはスゴく思いが伝わってきたので、
なにかしようとしているのだけはわかった。
まぁその時になれば分かるでしょ。 

 

ヴィヴィオとの勝負

 お偉い先生方との会話も終わり、ただ今なのはと学園祭デート中
結婚してからフェイトも少しの時間だけどなのはと二人の時間を捻出してくれる。
ぶっちゃけ高町家にはフェイトの部屋が有るぐらいだし

「ねえ、綾ちゃん?」

「どうしたのなのは?」

「教導隊に入らない」

「パス、私なんかが、組織にはいったら、絶対に問題が起きるって
向いてないしね、どうしたのいきなり?」

 まさかなのはからそんなお誘いが来るとは思わなかった。
急にどうしたんだろう?
俺は、少しだけ驚いた顔でなのはを見つめた。

「先程のヴィヴィオのクラスの子を見たり、セル君達のことを思い出したら、
綾ちゃんって教えるのうまいから、好きなのかなって思ってね」

「魔法にしろお菓子作りにしろ、私プロだからね
さわりぐらいなら丁寧に教えるよ、
あの子達に教えたのは基礎っていうか、魔法供給の効率化と
マルチタスクのやり方を少しだけ教えただけだよ
お菓子作りもそう、本格的に教えると厳しいよ
フェイトがいつも涙目だもん」

 実際に教えるのが好きかどうかは、面倒くさいからあまり好きではない。
でも教えるということは、そのことを一段と深く自分のものにできるので
いいのかもしれないけどね

「うん、聞いてるよ、でもそれはフェイトちゃんだからでしょ」

「危険だからね、綾式は特にね、入るのは却下だけど、嘱託再開したからそれで勘弁して、
せっかくのデートなのに仕事の話はなしにしようよ」

「うん」

 どうしたんだろう急にこんなこと言うなんて、
この間の話でやはり心配かけてるのかな
あの時も言ったけれど、当分の間は嘱託等をして情報集めかな

「綾ちゃん、そう言えばヴィヴィオのお願いってなんだろうね」

「さぁ、でも普通にいったら反対か拒否される類いってのはわかった。
それ以外はさっぱり!」

 そろそろ時間になったので的あてのクラスの方にいったら知った顔が勢揃い

「スバルってひまなの?」

「久しぶりに会うのに冷たすぎませんか?」

「元気そうだ!」

「おかげ様です.綾さん」

 だって確か、イクスが目が覚めた次の日も来てなかったっけ、
管理職のはずなのに暇なのかなって思うでしょうが
まぁスバルの部署が暇なのはいいことだと思うけれど

「ディエチもお疲れさま」

「イクスの事は好きでしているから」

「それでも感謝すべきの事は声に出さないとね
イクスも久しぶり」

 俺が声をかけるとスカートに指をつまんで挨拶してくれた

「はじめての子がいるね
ヴィヴィオの姉の綾だよ。
よろしく」

「はい、アインハルトさんのクラスのクラス委員の
ユミナ・アンクレイヴです」

「アインハルトの友人?」

 ほぅ、つきものが尽きたと思ったら、
こんなかわいい子と友達になるなんてと思ったら・・・

「友達・・・で良いのかな?」

 ユミナはアインハルトの方に聞き返した。
はたからみたら何てお間抜けな質問なんだ
まぁ心がまったりしてくるからいいけれど

「私は、その・・・ユミナさんがよろしければ」

 アインハルトの返事もやはりお間抜けにしか聞こえない

「じゃ、友達」

「はい」

「確認するもんじゃないでしょ、それだけ通じあってるんだったら、
友人通り越して親友だよ」

 俺がそういったら、二人とも真っ赤になっちゃって

「綾ちゃん、二人を困らせたらダメでしょ」

「了解、ミカさんや、ルーに、ついでにはやてまで揃ってどうしたの」

「なぁ、綾ちゃん私の扱い酷くない」

「はやてだし良いよね」

「良いわけあるか!なのはちゃん!
あんたの所の穀潰し、私にひどいんだけど」

「はやてちゃんも綾ちゃんのペースに乗るからだよ」

「漫才はいいとして、本当にどうしたの、
はやてはスバルや皆みたいに暇じゃないでしょう」

「私にも有給ってものがあるんやで」

「っで!」

「なんかヴィヴィオが綾ちゃんに挑戦って聞いてな」

「なるほど!」

 奥から可愛らしい衣装を着込んできた
デビル姿のヴィヴィオ
ヴィヴィオは笑顔で来たけれど、あれマジの顔だわ
この間のお菓子つくりのお願いじゃなく
アインハルトと戦った時のような思いを伝えるための本気だ!

「そんなにしてまで、お願いしたいの?」

「うん」

「ふ~ん」

「綾ちゃん気ぃいれんと負けるで、私たち4人一気にヤって敗北したんや」

「ふ~ん、でルールは?」

「綾お姉ちゃんがそのボールでわたしの後ろにあるボードに当てたら綾お姉ちゃんの勝ちだよ」

「私の方が有利だね、本気だよね」

「うん」

「そんな本気のヴィヴィオに私がプレゼントしよう」

「ハンデってこと」

「どう取ってもらってもいいけれど、やるからには本気でやるから安心して
1つ、魔法は一切使わない
2つ、私のボールはこのボールを使わせてもらう」

 俺が取り出したのはサッカーボール

「綾お姉ちゃん。もしかしてバカにしてる!」

「3つ」

「綾お姉ちゃん!」

「ヴィヴィオが挑戦者なんだから黙って聞け
私が今の状態でも本気でヤったらそこにいる狸に怒られる」

「ですが、綾さん。そのボールでは、流石にヴィヴィオさんが有利なのでは」

「は、有利?だれが、アインハルト見た目で判断するな
多分アインハルトでも所見はとれないと思う。
もう!話がずれた。
3つ目、私が14才ぐらいの時の力でヤってあげる」

「絶対にお願い聞いてもらうよ」

「4つ目、3回挑戦権上げるよ
もちろん1発でも止めたらヴィヴィオの勝ちでいいから」

「でも!」

「ヴィヴィオ、綾ちゃんは勝負の時はどんな状態でも、
その状態で本気でやるから、甘く見てると、ヴィヴィオ負けるよ」

 さすがなのはよくわかってる。

「綾が魔法を使ったら、これ賭けにならないよね。
魔弓閃光矢(レイ・ボウ)とかの呪文を付加されたら誰も止められないし」

「あ~、確かに、たしかあれって絶対命中呪文だったよね」

「フェイト正解。魔法の(マジックミサイル)の最上位版」

「挑戦者はヴィヴィオだから、まぁ不満があったらやめてもいいよ」

「認めさせてもらうから」

 俺は久しぶりにサッカーボールをリフディングしながら、
ボールと戯れていた

 俺は、みんなが投げた距離ではなく、大体約20メートル先まで行き、
ボールをおいた
観客が沢山いる中で俺は第1球目を蹴りこんだ。
時速にして多分60キロあるかどうか、未熟だけれども当て感、よけ感
聞けばはやて、ミウラ、ルー、ヴィクターの4人の球を防いだらしい
普通のシュートなら止めれるはずなのだが、そう誰もがタイミングが合ってるから止めれるはずなのに
俺が放ったシュートのボールは無情にもヴィヴィオの防御をすり抜けゴールを決めた。

「あれれ~どうしたのヴィヴィオ。決まったんだけど!」

「綾お姉ちゃん。本当に魔法使用してないの」

「勝負ことで嘘はつかないよ。そこの指令に聞いてみれば、それか執務官どのでも良いけれど」

「あ~綾ちゃんフェイトちゃんは知らんはずよ
ヴィヴィオ。綾ちゃんのそれな魔法は使ってないんよ
技術や
また懐かしいもの使用したな」

「あ~はやて覚えてた。」

「綾ちゃんが全中の大会を制覇した時のシュート。確かファントムって名がついてるんよ」

「それは知らなかった」

「確かに・・・掴んだはずなのに・・・なんで・・・」

 ヴィヴィオはキツネやタヌキにばかされたかのような顔をして俺を見ていた。

「考えるのはいいけれど、2回目いっても良い?」

「う・・・うん」

 2回目もヴィヴィオの防御を通り抜けてゴールした。

「綾さん、いじわるですよね」

「あれ、コロナは分かったの」

「2回目はもっとわかりやすくやってくださったので」

 そういえばノーヴェが言ってたっけ
コロナはチーム1の知性はとか言ってたっけ

「3投目行くよ」

「う・・・うん」

 運命の3球目を蹴った瞬間
声が聞こえた。

「ヴィヴィオちゃん。もっと早く体で受けるように止めるの」

 俺はシュートし終わって声が聞こえた方を見ると、
アインハルトと先ほど友人になったユミナが声を上げていた。
その声を聴いてヴィヴィオは先ほどとは違って声の反応と同時にボールに向かって横っ飛びをしていた。  

 

結果

 俺は驚愕した。
ヴィヴィオの努力と才能は知っていたが、ここまでとは俺も思わなかった。
ヴィヴィオも気づいていたかもしれないが声と同時に反応して、
先ほどより早く反応した。

 通常なら反応はできない。
なぜなら声というのは意外と気になるものと
無意識の反応とアドバイスで動けた反応では時間の差があるからだ
それがたとえ数コンマの時間であってもその差はすごく大きい。

 俺はシュートを打った瞬間
ヴィヴィオがはっとした顔をして飛んだのを見た。
先ほどよりはるかに速い
これは止められると実感した。

 俺の予想通りに止めやがった。
でも俺は止めたヴィヴィオを見て笑ってしまった。

「くっはははは・・・・・」

 ボールはヴィヴィオの手では無く、腹に当たれば笑ってしまうだろう。
俺はそのまま前かがみになり腹を抱えて笑ってしまった。

 俺が笑いこけていたら周囲もくすくすと笑い声が聞こえてきた。

「ひどいよ・・・綾・・・お姉ちゃん」

「さすがに・・・それは・・・俺にも読めないって・・・くくくっ」

「笑いすぎだと思うけれど・・・」

「ねえ、コロナ、どうしてヴィヴィオはあんなに痛そうなの?
いくらヴィヴィオが耐久力なくても、おかしいよ」

 なにも運動をしてない人が60キロのボールを受けたらすごく痛いと思う
ヴィヴィオ達は幼いながらも格闘家でもある。
あんなに痛がるなんて普通じゃないと思ったんだろう。

 コロナは俺の方を少し見たのでいいよという意味で俺はうなずいた。

「リオ、あれ普通のシュートじゃないんだよ
どのようにければあんなことが出来るのかはわからないけれど、
あのボールスクリュー回転がかかっていたの
それによりボールの威力と伸びそして、
ボールがホップしてたの
本当に綾さんってすごいよね」

 100点満点の解説
これで小学生とは恐れ入る
もう一つ驚愕したのはアインハルトの友人のユミナだ!
学生の頃サッカーの試合
このシュート止められたことも、解明されたこともなかったのに
数回見ただけでばれるとは思わなかった。

「あ・・あのすみません・・・声が出てしまって」

「大丈夫。
声で反応出来るほど、私の本気のシュートは止めれないから
ユミナさんは気にしなくても大丈夫」

 俺がそういいながらヴィヴィオを見ると少しだけ悔しそうな顔が見えた。
多分自分の感が信じられなかったのかもしれない
悩んでいたところにユミナの声があり、無意識的に反応したってところだろうか
無意識に反応できるっていうのはカウンターヒッターには取れも必要だと思う。

「約束通り、ヴィヴィオが勝ったわけだけど」

「綾お姉ちゃんって意地悪だよね」

「ん?たいていのお願いは聞いてあげるよ」

「ユミナさんの助言があったから止めれただけで、実際には止めれなかったと思うから・・・」

「あれ?ヴィヴィオって競技格闘家だよね」

「う・・・うん」

「セコンド達の助言は聞かないの?」

「それは・・・」

「そういうことだと思うよ
俺はね
まぁ降りるんなら私は楽だから良いけれど
まぁいうだけ言ってみたらどう
いつもの感じじゃなく思いを込めてたと思うしね」

「う・・・うん
私は綾お姉ちゃんじゃなく
高町 綾でもなく・・・」

「ヴィヴィオ何言おうとしてるん」

「ちょい、はやては黙っていようよ
家の方針で言いたいことは言おうってのがあるし・・・」

 俺は少しだけなのはの方を見てなのはも頷いてくれた。

「良いよ、言いたいこと言っても
私も負けたと思ってるし、
ヴィヴィオ自身も思っていたより届いてないってのが分かったんだよね
言ってお願いを聞くかどうか私も検討するから、言ってみれば?」

「う・・・うん
4年前の綾さんと戦ってみたい」

「クリステラじゃなく、今の状態の私でもなく
ヴィヴィオが言っているのはなのはと俺があそこで対面してきたときのことだよね」

「う・・・うん
もちろん綾お姉ちゃんが魔法とか使用したら勝てないよ
でも格闘だけならもっと頑張れば届くかもって・・・」

「ヴィヴィオ!!」 

 はやてだけじゃなくコーチのノーヴェまで
まぁわかるけどね

「はいはい、折角の祭りを怒鳴らない
みんなびっくりするでしょ
ヴィヴィオに質問」

「う・・・うん」

「私に勝てるまでも行かなくても届くかもって思った思いは?」

「春先の偽古代ベルガの王様の騒動覚えてる?」

「忘れるはずないけれど・・・」

「シャドーだけど、もう少しで勝てるぐらいにはなってるから、
アインハルトさんも5回に1回は届くかもって・・・」

 ほう、シャドーとはいえ核というだけなら届くかもしれないなんて
いつ映像を撮った。
クリスはまだ生まれたばかりでそこまで気が回らないはずだし・・・

[ティア]

[すみません、私が許可をしてクリストティオに送りました
まさか挑戦するなんて思いませんでした]

[まぁ格闘家で希望が見えたら実践したい気持ちもわかるけどね・・・]

「良しこうしよう。今許可したら私が怒られる
ヴィヴィオ達はそういうけれど、ご立腹してる人もいる
そんな状態でヴィヴィオも私と戦いたくないでしょ」

「う・・・うん」

「いくら実力がついてきたといっても、しょせんヴィヴィオ都市本戦出てないじゃん」

「う・・・うん」

「都市本戦かそれに匹敵するようなものが出来たのなら1Rだけ戦ってあげるよ」

「本当に?」

「本当も本当
ヴィヴィオの学友たちもいるしね
これを見ている人が承認だよ
いくらはやてやノーヴェが止めても戦ってあげるから安心して」

 俺は足元に置いてあるボールをけり上げて、半回転をしながらボレーシュートをやった。
ボールはヴィヴィオの顔の横を通り的に当たる瞬間にピンクと金色のネットがボールを包み込んだ。

「まぁ今の反応できないのに大きなこと言えるなんてね
死ぬ気で練習しないと俺と対峙したら壊れるよ
じゃあね!」

 俺はそのまま手を挙げながら教室を出て行った。 

 

ヴィヴィオサイト

 ヴィヴィオ達は保護者達に準備室に連れてかれた。

「はぁ~、ヴィヴィオ何考えてるの」

「ノーヴェ、もちろん何でもありの戦いなら勝てないよ
リングの上と、ルールのある試合ならもっと頑張れば・・・」

「ヴィヴィオ達がみた綾さんの戦いっていうのはどんな物かは、
私は知らないけれど、あの人この世界最強の人だぞ
戦いにおいては、絶対無敵の不敗の人だぞ」

「でも・・・綾お姉ちゃん言ったよ
何でもありの戦いで俺に勝ったのはなのはだけだって!」

「そりゃ、あの人ののろけだろうが」

「ううん・・・綾お姉ちゃんが俺発言するときではそんな嘘つかないもん」

 ヴィヴィオはなのはやフェイト、はやてを見た。
なのはとフェイトは、ほほをかいてどういおうか悩んでいるようだった。

「あのコーチ、私もあの時現場にいて今なら100%は無理ですが、
こちらのルールなら勝てる見込みがあるのですが」

「無理だ!あの人神にも勝っちゃう人だぞ!」

 どうやら大人たちと子供たちでは認識のすれ違いがあるようだ。

「うん、そうだね
今日はお祭りだからそれが終わってから、みんなでうちに集まろう」

「なのはママ・・・」

「だって認識のずれがあるもん
だからもしヴィヴィオ達がみた綾ちゃんの戦いを私たちに見せてほしいな」

「なのはさん、ヴィヴィオは知ってるはずですよ
綾さんのでたらめの戦闘力を・・・」

「ヴィヴィオは多分知らないんじゃないかな?」

「なのはちゃんなんでや、あの時なのはちゃんと綾ちゃんで止めたはずやろ」

「はやてちゃん、綾ちゃんの戦いの仕方忘れた?」

「あ~基本なのはちゃんに任せたんやね」

「うん、私がきちんと話せるようにってサポートに徹してくれたから、
綾ちゃんの全力知らないんじゃないかな
それを言ったら私たちも現在の綾ちゃんの全力は知らないんだけどね」

「えっと・・・質問していいですか?」

 ユミナは話が分からずに挙手をして質問をした。

「ユミナちゃん。何かな?」

「えっとなのはさんやフェイトさん、はやてさんは管理局の方だとご存知ですが、
綾さんって緑屋の店長さんじゃないんですか?」

「あ~、綾ちゃん。
今そっちの方で有名だったね」

「そうやな、本当にまじめに頑張ってたもんな~」

「綾は基本自由だけど」

「お弟子さんは師匠には厳しいなぁ」

「綾に面と向かって言えるの、私たちしかいないよ
基本なのはは綾に甘いし、はやては綾と悪だくみするから
私しかいないんだよ。
最後止めるのはなのはなんだけど」

「フェイトちゃんもはやてちゃんも答えてあげないとユミナちゃん困っちゃうよ」

「えっと・・・もしかして話の流れから察するに・・・
綾さんってもしかして・・・管理局の都市伝説の守護神ですか?」

「私も聞いたことある。綾さんってそうなのですか?」

 ユミナの発言で目を輝かせてリオが聞いてきた。

「ちょっと待って、ユミナちゃん。
その都市伝説とは?」

 なのはたち事情を知っているものは綾の噂は基本良いものはない。
『トラブルメーカー』
『破壊者』
『繋がれるもの』
これらはすべていい意味での字ではなくほとんどが悪名に近い
一応ヴィヴィオは4年前の戦技披露会の綾ちゃんの試合と、
私とシグナムさんの試合は一般の視聴には非公開になった。
あの時も格闘はほとんど見せてなかったし、はぼ魔法オンリーだった。
春のオフトレも模擬戦用で手をかなり抜いていた。
クリステラ状態を見て、決めたのかもしれないけれど・・・
都市伝説とは?
それは初めて聞く内容だった。

「えっと、管理局の3人の女神の守護神っていう都市伝説なんですか?」

「詳しく聞いても良い?」

 なのはがユミナにその情報を聞いた。

「管理局の3人の女神には絶対無敵の守護神がいる。
その正体は誰も知れず
普段のピンチには現れないけれど、
理不尽な状況に陥った時に現れる守護者
絶対不可能な状況を破壊するといわれているジョーカー
高官だろうが納得いかないなら反逆するが、
3人の女神の言うことなら聞く管理局の問題児
史上最強の管理局の嘱託魔導士などですけれど」

「あはは・・・」

 なのはは苦笑するしかなかった。
それ、女神ってところは誰って言いたいけれど
綾だということは分かった。

「なんで綾ちゃんだと思ったん?」

 はやてはユミナに聞いてみた。
先ほどのやり取りでそこに行ったことがわからない。
綾自身勝手に行動や、暴れることもあるから今でも敵が沢山いる。
こっちの世界で数年間いなかった原因も綾を消すことが目的だったので、
はやてたちも年関係なく気にしていた。

「3人の女神の一人ははやて司令っていううわさはあったんです。
後の2人は分からなかったのですが
4年前ミッドチルダを救った奇跡の機動部隊の部隊長
その時にも登場したという噂もありまして・・・」

 はやて、なのは、フェイトは有名人だが、
それは管理局内での話
一般ではあまり有名ではなかったりする
ただし、はやては別だった。
トップの名は良く出てくる
かの伝説の3提督とか
当たり前の話だが提督の下にも優秀な人材はいたはずだが、
名は出てこない
実際に10年以上前のPT事件や闇の書事件で有名になったのも、
アースラスタッフという名前と現総務統括官のリンディ・ハラオウンだった。
あと有名になりやすいのはその事件の実行犯である。
いうことで一般的にはなのはもフェイトも有名ではないのだが、
もちろん管理局マニアからは絶対的な人気が高い3人でもある。

「はやてはトップだったから有名になりやすいよね」

「私は神輿やからな、納得や
でも実際にヴィヴィオ。あまり無茶言うと困るんよ」

「でも八神司令、綾お姉ちゃん、
いつもからかったりするけれど、あの時の言い方は・・・」

「それも嘘じゃないんよ
確かにノーヴェが言ったように綾ちゃんは絶対無敵やし、
ユミナちゃんが言ったようにジョーカーであり繋がれぬものやけど、
綾ちゃんが言ったように何でもありでなのはちゃんに負けたのも事実や」

「でもはやてちゃん。あれは・・・」

「実際にな、何でもありじゃなく
対戦相手のステージでの負け数は学生の時は結構あるんよ
でも何でもありでの敗北はあの一戦だけや」

「あれは連戦だったし、綾ちゃん自身精神的にまいってたし・・・」

「それでも敗北させたのは事実や、それ以外だと私は知らないなぁ」

「あと1戦だけ、負けはないけれど引き分けぐらいだよ、
でもヴィヴィオはもう少し修行すれば届くかもしれないと思っているんだよね」

「うん、フェイトママ
実際に春先に実際の戦いを見たから」

「あの偽ベルガの王乱闘事件だね」

「うん、綾お姉ちゃん
よくわからないけれど、紋章を出した瞬間すごく強くなった気がして・・・」

「ちょい待ちいな、綾ちゃん修練闘士(セヴァール)の紋章出したんか?」

修練闘士(セヴァール)?」

「私も詳しくは知らんけどな、綾ちゃんが行方不明になってた時に会得したと聞いた
2000年の歴史で60人ぐらいしかいないとか言ってたんやけど、それを見ても勝てる気がするということか?」

「もちろん今は無理だよ。でも届く気がしたから」

「はやてちゃん、ノーヴェ多分平行線だよ
見ている視点も違うし、実際にその事件の戦いを私たちも見ないと、
そして実際には綾ちゃんの戦いの記録って無いんだよね」

「あるよ」

 なのはが言った瞬間はやてがそういった

「私のデバイスにあの時の戦いの記録はあるよ」

「えっと八神司令
そんなすごい戦いだったのですか?」

「恥だから言いたくないけどな
うちら全員綾ちゃん1人に対して撃墜されてる
なのはちゃんがもう一度起き上がって綾ちゃんを止めて終了
まぁあれも魔法が中心だったし、ヴィヴィオが見た戦いも魔法中心だったはずや」

「認識を合わせるために私の家で見てみよう
多分それが一番早いよ
今日はまだお祭り中だから楽しもう」

「はい」

 そうしてこの場ではお開きになった
 

 

話が終わって

 ここから見える風景も地球の風景も同じ
青い空と気持ちいい風
俺は学校の屋上で横になってた。
お嬢様学校で屋上に来る人間はいない
俺が通っていた中学校も屋上に来るときは昼ご飯の時ぐらいで普段来る人間は俺しかいなかった。
地球とミッド
全然違う場所だけど、こういうところは同じみたいだった。
そう思っていたら扉の方から声が聞こえた

「綾ちゃん見つけたよ」

「なのはお疲れ様」

「やりっぱなしは良くないと思うよ」

「私が賭けに負けたのは本当だしね、
お願い事は聞くって言っちゃったからね
私が素直にやるって言ったら大人な人たちがうるさいもん
やるからには本気でやるけれど、
それで成長してるヴィヴィオが前に出れなくなったら怖いかなって思ってる
基本挑戦したら誰でも受けるんだけどね
面倒だけど1秒で終わらせればいいだけだし
まぁ一応最後のシュートで思いとどまってくれたらうれしいんだけどね」

「うん、やる気みたい
今は無理ってわかってるけれど、
戦技者としても目標はワールドチャンプだと思うけれど
個人的な目標は私たちを守れる強さとか昔聞いた気がする」

「それ私も聞いたことある
子どもの頃って誰でもあることない
私がお父さんやお母さんを守るとか
大人になったら養うから安心してみたいなことは
親子関係が良好ならね」

「うん」

「でも私と格闘で戦いたいとわね
そういえばヴィヴィオと箱舟で出会ったとき私ってかなりレベルダウンしてたよね」

「うん、オロチ戦の結果でね」

「そうそう、お子様たちは?」

「学園祭を楽しんでると思う」

「子どもたちじゃなく大人たちの方が感情的になってるから
子どもたちが大変だ!」
 
「もぅ笑い事じゃないよ」

「ヴィヴィオ達もオフトレの時よりすごくレベルアップしてるけどね
実際にはヴィヴィオ達が私と同じレベルになっても絶対に勝てないけどね」

「どうしてって聞いても良い?」

「絶対にやってほしくないけれど、
人を殺した経験があるなしとは最後の部分で差が出る
スポーツって言ったら失礼になるけれど、競技と戦場は別物だから
まぁヴィヴィオ達はスポーツと武術の違いが判ってるから良いけれど」

「違いって」

「心構え
これが違うのも大きい
でも自分たちの戦闘力は簡単に人の命を刈り取る力がある事
そしてそれを糧にしている罪人が闘士だから、それを俺たちは知っている
まぁヴィヴィオ達にはこんな血生臭い世界には来てほしくないけどね
そんな世界にいる俺をいつも試合を持って包み込んでくれる女神がいるから、
俺は生きていける
ありがとうなのは」

「ううん、その世界に導いたのは私かもしれないよ」

「決めたのは俺だよ」

「いつも私たちを守ってくれてありがとう綾ちゃん」

「かけがえのない人だから、それに護りたい人たちだから
その為なら全然苦しくないよ
いつも帰る場所がある
それは(なのは)が作ってくれる
私こそありがとう」

「だって私たちは運命共同体だもん」

「うん私はなのはたちの不可能な状況を変える剣で痛い」

「私は綾ちゃんの帰る鞘になるって決めてるもん」

「結構恥ずかしいこと言ってる?」

「うん、綾ちゃんこそね」

「なのは、そろそろ魔法の(マジックミサイル)撃ってもいい?」

「なんで」

「だってあそこでのぞき見している人たちがいるもん」

「良いよ」

「言い訳あるか」

「なのはも止めようよ」

 扉から出てきたのははやてと、フェイト

「のぞき見している方が悪いと思うよ」

「よくここだってわかったね」

「そりゃわかるよ、何かあったら学校の屋上に来てたしね」

「真っ先になのはとすずかが見つけるんだよね」

「そうそう、屋上じゃない時も見つけてアリサちゃんとフェイトちゃんとでなんでわかるんやって話してたことあったんよ」

 俺はなのはの方を見る

「ん~なんとなく?」

 人差し指を唇に当てて首をかしげながらなのはは答えていた。

「実はなのはとはやてだけ行き先を伝えてるんじゃないのって話が合ったぐらいだよ」

「そうなんだ、それなら俺は全員に言うか、アリサに言っておくよ
アリサに伝えると手際よく伝えてくれるしね
学校の授業つまらんしね
サボりに報告っていうのもね」

「それでアリサと学年出席だったから驚きだ!」

「学校のテストなんて答えがあるからね」

「えっと、そんなこと言うの綾ちゃんとアリサちゃんだけだよ」

「そうなのは、はやてもそういってくれるよ」

「今の私ならなぁ、あの時はよう言えんわ」

「昔話をしたいわけじゃないんでしょ。何だった?」

「あのな、さっきの約束なかった事にできんか?」

「大丈夫だって、本戦出場だけでも大変だし、上に上がれば上がるほど無理っていうのがわかるはずだから戦うのは数年後か十数年後だよ
フェイトも同じこと?」

「うん」

「格闘技者の病気だね
強い人と戦いたいって死ぬまで治らないよ
完全な文学少女だと思ったのに」

「子は親を見るっていうから」

「フェイトどういう意味?」

「しっかりと綾のことも見ていたってところじゃ」

「親ならフェイトもでしょ。いまだにフェイトママ」って言われてるし」

「うん、目標は同じ格闘技者の綾に行くと思うよ」

「俺は何も決めないよ
なのはたちもそうでしょ
俺は、手助けはするけれど」
みんなの選択肢を俺は決めたことはない
決めるのは本人
それを尊重するよ
最初俺はなのはにしろ、フェイトにしろ、はやてにしろ
小学生のうちから仕事をするのは反対だったしね
もう少し休んでから行くから楽しんできて

「うん」

 なのはが返事をしてみんなこの場から出てってくれた
少しだけヴィヴィオ達がどれくらい強くなるのか楽しみ
少しだけ日に当たりながら昼寝をしていたらどうやら日が落ちてしまい
屋上から見たらキャンプファイヤーをやって後夜祭が始まっていた。
こんな時は中学時代をよく思い出す。

≪ヴィヴィオ≫

≪綾お姉ちゃん?≫

≪私は怒ってないからね。
過去にいろいろあってみんな止めるかもしれないけれど、
ヴィヴィオが決めていいから、あの条件が突破して、
それでもやりたいのならいつでも挑戦受けるから≫

≪ありがとう綾お姉ちゃん≫

≪一つだけ聞いても良い?≫

≪なんで私と戦いたいの?≫

≪ママたちに言わない?≫

≪言わない。ヴィヴィオのお姉ちゃんでもあり親でもあるし、闘技者として誓うよ≫

≪うん、私自身ママたちと綾お姉ちゃんを超えたいから
どんな逆境でも勇気と力で勝ってきた人
誰よりも速くて鋭くて優しい人
どんな状況でも帰ってきて心配もかけるけるけれど、護ってくれる人
私はそんな3人を超えたい
綾お姉ちゃんは言ったよね
なのはママの方が強いってだから・・・≫

≪うん言ったよ。
みんなはどう思ったかは知らないけれどね
わかった。
ヴィヴィオの思いもね
中途半端じゃなく私に届かせれると思ったら来なさい
ヴィヴィオが誇れる
この人と戦えてよかったって思えるように戦ってあげるから
だからヴィヴィオももっと高みに来な
楽しみにしてるから≫

≪うん、なんで思念波なの?≫

≪みんなに聞かれると恥ずかしいから≫

≪綾お姉ちゃんらしい≫

≪学際少しつまらなくしてごめんね≫

≪ううん。わたしが変なお願いをしたから
でもすっきりしたよ
その時は挑戦するね
綾お姉ちゃん?≫

≪何?≫

≪私はなのはママと同じぐらい綾お姉ちゃんのこと好きだからね≫

≪ありがとう私もヴィヴィオの事好きだよ。
うちに来てくれてありがとう≫

≪もぅ恥ずかしいよ。綾お姉ちゃん≫

≪だね。私も少し恥ずかしかった≫

≪フフッ、また家でね≫

≪うん、じゃね≫

 俺は後夜祭が終了して余韻を屋上でそのままで感じてから家に戻った。
改めてかけがえのない宝物だと思ったけれど、状況によってはその宝物を自分で壊すかもしれない
きっとわが娘は、なのはから受け継いだ不屈の魂で立ち上がってくれるだろうと思う。
そんなに過保護にならなくてもいいと思った。 
 

 
後書き
やっと家にネット環境が整いました
なるべく誤字脱字に気を付けたいと思います。
それでも読んでくださる皆様に感謝です
先日デイリーランキングで4位になったのはびっくりしました
そこも含めてありがとうです
本当は誤字脱字禅話なのしたいところなのですが・・・
ぞっとする話数
難しいかもと思ってます
ごめんなさい 

 

学園祭が終わって

 学園祭が終わり、またまったりとした日々
ヴィヴィオとは思念波での会話で今までと仲良し姉妹?
季節も秋になり、今朝からヴィヴィオは大忙し
衣替えだったり、今日はなのはも朝からお仕事
いつもと変わらない日々
幸せだと思う
明日は、インターミドル地区予選準決勝らしいけど大丈夫でしょ
今度の連休でヴィヴィオ達が合宿に行くそうだ!
俺は参加しないけれど、ノーヴェやミカさんが引率するからそこらは心配してない。
なのはの予定も聞いて連休、海鳴の方に行ってもいいかもしれない。
フェイトはどうなんだろう
ついでに聞いてみるか?

 次の日準決勝
俺は余裕で勝利
主要の選手はみな突破したみたいだ
ミウラを除いて

チームナカジマのみんなとユミナとミカさんを交えて応援に来た。
俺も試合が終わりチームナカジマたちのみんなと同じ席に着いた。

「相手のエリー選手
良いフットワークだね
このままのペースなら結構きついな」

「そうだね、ミウちゃん少々厳しいかもしれないね」

 俺とミカさんとの会話でコロナとリオが残念そうな声を出していた

「普通の選手ならね、私は、みんなほどミウラのこと知らないけれど、
コーチたちは嫌というほど知っている。
相手選手は全く知らないけれど、格闘家の(さが)というものもね
その一瞬を実行できればミウラにも勝機があると思う。」

「本当、綾お姉ちゃん」

「可能性はね、このままいけば敗北だけどね」

「うぅ~」

「うなられても仕方ない
これもルールある戦いだから、まぁいい作戦だと思うけれどね・・・
絶対に仕込んでるはずだ!」

 最終ラウンドが始まり、先ほどと同じ射撃の嵐に防戦一方のミウラだが、
やはりやる気か

「あれ・・・?」

「ミウラさんなにか・・・」

 気づいたかアインハルトが気付くのは驚かないけれど、
あれって発言したユミナに俺はびっくり!
そういえば学園祭で俺のシュートを見切ったり、
観察力と目が良い
ヴィヴィオとは違った目の良さだ。
これはノーヴェも強力な軍師ができたものだ

 そうミウラは一瞬すきを作った。
相手のエリーは自分の射撃が効いて、ガードが緩んだと思ったはずだ。
それが罠とも知らずに
さぁってとミウラはそれを出すための力が残っているかどうか?
そしてやはりエリー選手若いな
その距離はミウラの距離だぞ

 強烈な一撃を食らい倒せると思ったのか数歩
フィニッシュを決めようと一歩エリーはミウラに近づいた。
その瞬間足元にためていた魔力を開放して
ダッシュが尋常じゃないスピードで近づき三撃のラッシュの後
最後は強力な回し蹴り『空牙』でとどめを刺した。
また逆転勝利でコマを進めた。

「また、恐ろしいダッシュ力だね」

「あぁ・・・ありゃヴィータさんの仕込みだな」

「まるでロケット弾です!」

 ミカさん、ノーヴェ、ユミナがびっくりしたように感想を言っていた。

「綾お姉ちゃんが言ってたのあれの事、知ってたの?」

「知るはずもない、聞いても教えてくれないしね、多分
ただヴィータなら奥の手として教えてると思ったしね」

「綾さんが言ってました格闘家の性ってもしかして」

「そりゃそうでしょ、アインハルト
倒せると思ったらK・Oを望むでしょ
罠は自分自身
ミウラは賭けに勝ったね」

「賭け?」

「そりゃね、ヴィヴィオ
目の前にぶら下がったK・Oの誘惑に勝ち
今までと同じアウトサイドで戦われたら、
いくらダッシュが良くても、あそこまで届かずに追撃されたと思うよ
そこまで甘い相手じゃないしね」

 俺の解説が終わったところで、ミカさんとノーヴェが大丈夫そうだと、
控室にお祝いに行くかということで行くことになった。

「それじゃ、私は戻るよ」

「綾お姉ちゃんはいかないの」

「本戦まで来たら戦うかもしれないからね。
ミウラにおめでとうとヴィータにも言っておいて」

「う・・・うん」

 なんとか勝ったけど、心配もある
ヴィータとザフィーラがいるからわかってると思うけど
いくら頑丈でも選手生命短くなる可能性がある
もし俺と戦うことになったら教えてやろうっと
そうして帰宅途中で連絡が入った。

 俺は瞬間移動で部屋に戻り、画像を開いた

「復帰するそうね」

「お久しぶりですレティさん
どうしたのですか?」

「お願いがあって連絡したのよ」

「まだ調査中なんだけど、来てもらえるかしら」

「了解です」

 レティさんの話を聞いてのんびりの生活は少しの間終了になった。
海鳴に帰省する計画も先延ばしになった。
探偵兼掃除屋『ファントムレディ』の再開になった
話を聞いて断るのは無しになった。
明日にルーフェンと言う地域に行くことになった。
ルーフェンとはリオの実家がある地域で
ルーフェン武術は地球の中国の武術によく似ているとリオの戦闘からしった。
そこには拳仙の伝説の武術家 レイ・タンドラがいる。
仕事が早く終わったら行きたいなっと思った。
準備に少しとルーフェンは行ったことがないので
綾式での瞬間移動は不可なのでルール通りの行き方をしないといけない
明日というけれど夜ぐらいに到着予定で現地調査
うまくいけば2泊3日ぐらいで終了のお仕事

 俺が帰ると、なのはも帰っていた。
「なのは、聞いた?」

「うん、行くんだよね」

「内容を聞いてね、ごめんね」

「ううん!場所はどこだっけ?」

「ルーフェンっていう地域」

「そっか、うん楽しんできてね」

「何か知ってる?」

「事件のことは知らないけれど、サプライズがあるかも」

「なに?」

「言ったらつまらないでしょ」

「うん。早く帰ってくるつもり」

「入れ違いでフェイトちゃんが帰ってくるよ」

「そっか!安心」

「もぅ、大丈夫だと思うけれど、気を付けてね」

「了解」

 なのはに会えない事久しぶりにアリサやすずか
士郎義父さんや桃子義母さんに会えないのは残念だけど
しっかりお休みを取った時の楽しみにしよう 

 

出発

翌々日、準備に時間がかかり一日ずれてしまった。
急いで、荷物をまとめて玄関に行くと、
なのはとフェイトがいた。

「あれ帰ってきてたの?」

「うん、早く終わってね
綾だから大丈夫だと思うけれど、気を付けてね?」

「何か知ってる?」

「はい、これ」

 フェイトがA4ぐらいのレポート用紙を渡してくれた。

「どうしたの、これ?」

「もともと、私とティアで探りを入れていた事件で、レティ提督の方にも事件調査をしていたようで、私も行きたいとは思うけれど・・・」

「まぁ犯人は待ってくれないしね
休暇を取らないと倒れるから、私に任せておいて」

「うん、相手は凶悪犯だから・・・」

「大丈夫」

 なのはがフェイトの話を聞いて少しだけ不安な顔をする。

「大丈夫だってなのは、
もぅフェイトが物騒な事いうから、なのは不安な顔しちゃったじゃない」

「うん、でも気を付けてね」

「了解、フェイトあと頼むね」

「うん」

「なのは、行ってきます」

「いってらっしゃい」

 俺はなのはのおでこにキスをして家を出た。

 ルーフェンに向かう列車の中でフェイトのレポートを読んだ。
今回の任務はルーフェン郊外でテロリストの拠点を発見
そのグループのせん滅が今回のミッションだった。
結構規模の大きいグループみたいだ。
テロ行為
VIP誘拐
爆破
犯罪歴のデパートっていうぐらい相当な数だった。
普段ならこの手のようなものは、受け取らないのだが・・・
この間ニュースを見たらミッドの政治家の家が爆破され、
全員亡くなった
それは大きな事件だったのだが、使われた爆弾は、
ヴィヴィオと同じぐらいの年の子供に爆弾を埋め込んでの人間爆弾
その子が政治家の家に遊びに行ったときに爆破させたらしい
もちろんテレビでは爆破事件としか報道されていなかったのだが
レティさんの情報からそれを聞き
今回受けることにした。

もし人間爆弾とされた人がいても俺なら解除できるだろうと思っているのかもしれない。
まぁ確かにフェイトたちには無理だわなぁ
マリーさんやシャーリーがいればなんとかなる可能性はあるけれど、
体内に侵入されたものをとるなんて結構な技術が必要
まぁシャマルなら完璧にやれるだろう
シャマルは地上海上司令でもある
はやての補佐兼医者として忙しい
マリーさんにしろシャーリアにしろ暇人じゃない
分厚い書類を読み終えると、結構な良い時間になった
宿泊施設は特別な場所を用意してくれたらしい
これは楽しみにしながら、食堂車両で食事をし仮眠をとったらあっという間に、
今回の目的地 ルーフェンに到着した。 

 

ついた場所は

 日も落ち、俺は宿泊場所に向かった。
少しだけ山道を進み目の前に大きな屋敷を発見
住所は間違ってないけれど、かなり見覚えのある形だ
こっちの世界では見ることがない建物
地球では、一時期結構お世話になった場所の雰囲気によく似ている
サウスタウン
タン大人の館の作りによく似ている。
門のところに春光拳(しゅんこうけん)って書いてある。
ここ、春光拳の総本山!
まったく粋なことをしてくれる
まぁヴィヴィオ達がいなくて幸い
今の俺は、管理局嘱託魔導士コードネーム亡霊(ファントム)の綾として来ているから、あまりこちらの顔は家族や知人には見せたくない。

 いつもより、人を受け付けない雰囲気で俺はこの場に立っていた。
呼び鈴を鳴らすと家のものがやってきた。
俺は、気配察知をなぜしなかったのかとこの時後悔した。
現れたのは、俺が知っている少女
なぜここに?
確か旅行合宿に行っているはずじゃ!!

「きゃ~!!」

 前髪にリボンを付けた八重歯がチャームポイントの少女の悲鳴により、
ぞろぞろと人が集まってきた。

「リオ~!大丈夫って・・・なんで綾お姉ちゃんが!」

 俺は、びっくりしながらもヴィヴィオの方を見て知らんそぶりをして、
奥から現れた老人に対して頭を下げた。

「管理局から派遣された亡霊(ファントム)です。
数日間お世話になります」

「ふむ、そなたがレティ提督からお話が合った綾殿ですか?」

「名前は勘弁を亡霊(ファントム)でいいですよ」

「この子たちとは知り合いで?」

 奥から来た老人俺に聞いてきた。

「はぁ~、まぁいいですよ
私の家族が一人いまして、全員顔見知りです」

「そうですか、孫を泣かされてはの~」

 老人がみんなのお前に立ち、俺の前に立ちふさがって、蹴りを仕掛けた。
俺はそのままの姿勢で対峙した

「おっかない人ですね」

「お主ほどではないよ」

「合格ですか?」

「いや不合格じゃ、だが宿はお好きに使用してもいい」

「ありがとうございます」

「変わった婦人よな」

「よく言われます」
 
「部屋を」

「良いです。できれば道場でいいですか?」

「わしらは構わんが」

「お願いします」

 俺はみんなの横を通り、道場の方に向かった。
びっくりした!
ヴィヴィオ達がここにいるなんて
てっきり、合宿って言ってたから春と同じルーテーシアのとこだと思ってた。


 そのころ玄関では

「大丈夫リオ?」

「うん、いつもの綾さんじゃなく死神が歩いてる感じがして・・・思わず悲鳴をあげちゃった。」

「あの総師範」

 アインハルトは億から来た老人を総師範と呼んだ
彼こそは拳仙「レイ・タランド」であった。

「アインハルトや、どうしたかの?」

「先ほどのやり取りの問答は何だったのでしょうか?」

「ふむ」

 総師範と呼ばれた老人はあごひげを触りながらこう伝えた。

「先ほどの蹴り、
素人なら、何も反応なし
一流なら反応ができ
達人ならすっと横にかわしたはずじゃ
だが、彼女は何もしなかった。」

「綾お姉ちゃんが素人ってことですか」

 続いてヴィヴィオが総師範に向かってそう聞いた。

「達人ならよかったのじゃが・・・
ヴィヴィオ先ほどの話じゃが、目指している人の一人はあの人か?」

「はい、私を幸せにしてくれている人です。
たまにハチャメチャなことしますけれど・・・それが」

「彼女を目指すのだけはやめた方がいい」

「なぜですか?」

「ヴィヴィオや、わしはまだ手を握っていてな、その手が汗まみれなんじゃっよ
あの人は闇が強すぎる、きっとヴィヴィオ達とは交わらない人じゃ」

「そんなことない!!綾お姉ちゃんは、綾お姉ちゃんはいつも私たちを護ってくれて、ちょっと意地悪かもしれないけれど優しくて、なのはママと仲良しなカップルで闇なんて・・・」

「すまんのぉヴィヴィオ」

「私の方こすみません」

「ヴィヴィオにとっては、誇らしい親なんじゃな」

「はい、そしてなのはママ同様超えたい相手でもあります」

「頑張りなさい」

 玄関に集まった人たちはなんだか釈然としながら各々の部屋に戻った。

「ノーヴェ先生、あの綾さんとは」

「私からは何にも言えないです。
あの人のおかげで助かったことはたくさんあります
総師範が言われたように色々ありまして闇が深いのもそうなんでしょう
きっとあれが裏での仕事の顔なんだと思います。
すごく見せたくなかったっていう顔を一瞬してましたから」

「彼女の鞘となるものがいるってことかの」

「それはいます」

「なら安心かの」

「どういうことなんでしょうか」

「まぁ老人の取り越し苦労じゃよ」

「そうですか?」

 ヴィヴィオはそう答えてもなぜか不安でしかなかった。 

 

ヴィヴィオとの会話

 まさかここにみんないるなんてな
裏の顔見せたくなかったなぁ
そういや昔なのはに怒られたことあったっけ

「そんな雰囲気早めてほしいな」

 そうそう同じことをエレさんたちにも言われたっけ?

「あたしたちは牙持ちて戦う狼だけど、殺戮の獣になってはだめだ!」

 少し報告書を読んで黒い気持ちが強くなってたのかもしれない
俺は少しだけ道場で仮眠をとっていたところ、
うちの愛娘が恐る恐る入ってきた。
さすがの俺もヴィヴィオのそんな態度を見て
俺は仕事モードから通常モードになった。

「どうしたのヴィヴィオ?」

「綾・・・お姉ちゃん」

「ん・・・怖い目にあったから一緒に寝てほしいのは勘弁ね」

「そんなんじゃないよ。そんな子供じゃないよ」

 両手を挙げて抗議してる。
たまに見せるこんな子供らしさが俺はすごくうれしい。
なのはにしろ、俺の幼馴染たちは精神年齢が無茶苦茶高かったので、
あまり年相応の様子を見たことない。
今の方が、内面の可愛さで言ったら可愛いといえる。

「どうしたの?」

「何かあったの?」

 質問を質問で返すなって言ってるのに、不安な顔をずっとさせるのもなぁ

「管理局の仕事で表に出るときはあんな感じだよ」

「嘘!」

「なんで嘘だと!」

「綾お姉ちゃん。いつも私に言ってるよね
質問を質問で返すなって?」

 先ほどヴィヴィオもそれやったじゃんと、言いたいけれどまぁいい

「一部は本当だよ、なのはやヴィヴィオがいないときはこんな感じ
私が出張るときの仕事は情がかけれない時だから」

「うん?」

「だから、ヴィヴィオは知ってるよね、私の字は?」

「えっと魔導王に破壊者だっけ?」

「まぁね魔導王は、いいけれど、破壊者って(じょう)(なさ)けもないところからも来てるんだよ」

「でも、あんな感じだとなのはママも悲しむよ」

「ありがと、だから仕事の時は会いたくなかったんだけどなぁ
どうしたの、ヴィヴィオ?悲しい顔してるよ!」

「いつも思ってたよ。なんで綾お姉ちゃんは自分を犠牲にしようと思ってるの?
翠屋のオーナーもクリストラさんで出場してるとき楽しんでるのに、
なぜまた大変な場所に戻ってきたの?」

「俺にしか出来ないとは言わないけれど、
俺が一番スムーズにできるからと、
少しでも俺の大切な宝物達が平和な日常を送ってくれるなら、
進んでやりたい」

「でもそれ、綾お姉ちゃんが犠牲になってもいいわけじゃないよね」

「犠牲とは思ってないよ、だって俺は必ずなのはのもとに帰ってくるから」

 道場の後ろでぞろぞろと、聞き耳を立てて、暇人だな
でも仕事の時間もそろそろか、準備終了の合図はもらったし

「問答していても良いけれど、どうしたいのヴィヴィオは?」

『セットアップ』

 ヴィヴィオが大人形態のアインハルトと戦った衣装の聖王モード衣装だ

「まったく母娘(おやこ)そろって、たちふさがるか」

 俺は十数年前のあの時を思い出した。
俺が鬱っぽくなってなのはたちを全滅させ、再び起きたなのはにやられたあの時を
おれの唯一のすべてを使って敗北したあの一戦
そして俺の中でなのはが一杯になったあの時と

「私も綾お姉ちゃんのこと好きだし、周囲の不幸のことは悲しいけれど、
でも綾お姉ちゃんが傷ついていい理由にはならないよね
私たち血はつながってないかもしれないけれど、家族で分かち合えるんだよ
なのはママが止めないのなら、あなたの娘である私が止める!」

「戦いになれば家族だろうと友

人だろうと関係ない
止めるというのなら止めてみるがいい
戦いの前に言って言ってあげる
なのはにヴィヴィオは俺のすごい宝物
フェイトや親友もね
俺は闘士でヴィヴィオは格闘家
拳で会話ってのもありかもね、戦いになればいいけれど」

「ここに来て、私は以前より強くなったよ
綾お姉ちゃんには届かないかもしれないけれど、止めて見せる。
綾お姉ちゃん、セットアップは?」

「別にセットアップしないと戦えないわけじゃない
来ればいい」

 俺は人差し指で手招きした。 

 

VSヴィヴィオ

 俺が手招きした瞬間
ヴィヴィオは猛スピードで突進をして上段回し蹴りからの左上段フックそして、
右中断回し蹴り、俺はそれらを軽くさばいて一発で終わらせるために、
こめかみに当たるように普段の最速でフック気味で攻撃
それをヴィヴィオはセイクリッドシールドで防御をした。

 いぜんのヴィヴィオなら反応ができなかったはずでだ!
俺の攻撃が止まったすきに、
必殺のアクセルスマッシュWをしてきた。
良い攻撃だ。

 でも俺はそれを無防備で受け止めた。
アインハルトにも破られた技が俺に通じるとでも思ったのかね

「え、ノーダメージ!嘘」

「どうやらヴィヴィオ、次元世界の恐怖の象徴とも呼ばれた俺じゃなく、l
自分のお姉ちゃんと戦ってると思ってるようだ!
なめるな小娘!
次そんなトロイ業使ってフィニッシュしようとしたら彼岸に向かうことになるぞ」

 ヴィヴィオは自分の魔力コントロールを拳にすべてため込んでいる。
想いのこもった一撃
しかと受け取ったよ
でもそれを体に受けるのはできない
俺は体捌きでかわしながらヴィヴィオの手首をつかみ
その想い感じながら正拳突き

『銃弾 覇王拳斗月』

 覇王拳と戦士技能基本技の一つ
気絶技の斗月との複合技
正拳突きの代わりに手を軽く開き空気の圧迫を作り攻撃
クルダ流にも似た技があり圧刺(アクス)
拳で空気を掴み取り、圧縮して相手に叩き込む技
相手を殺す技ではなく気絶させ無効化させる技
パクらせていただきました

 「あ・・・や・・・おねえ・・・ちゃん」

 変身が解け俺の腕の中で可愛く眠ってる。
きっと隆行父さんや栞母さんもこんな気分だったんだよな
わが子の事ならすべて受け入れる覚悟ってやつ
俺もこの子となのは達の為なら全ての災厄を引き受けたいと思った。

「誰がそんなこと頼んだのよ!」

 きっとアリサならこうやって怒りそう。
そしてすずかなら

「綾ちゃんがそう思うんのと同じように私たちもそう思うんだから無茶してほしくなしかな」

 ところかな、俺がそう思っていたら、碧銀の髪で虹彩異色の目を持った少女
覇王イングヴァルトの正統血統のアインハルト

「何アインハルト?」

「あなたは、私や彼と同じ気持ちをヴィヴィオさんに与えるのですか!
オリヴィエがしたように」

「そんな大げさな事じゃない」

「話の内容はよくわかりませんが、綾さんが犠牲になって、護られたって残されたものは・・・」

「ヴィヴィオが大げさに言うから、大丈夫きちんと戻るし、
今の私の辞書に敗北の2文字は存在しないから安心しな」

 俺はヴィヴィオをノーヴェに渡し、レイ大人とノーヴェには今回の事情の紙を渡した。

「みんなも不満はあるかもしれないが、仕事の邪魔をするのなら、俺の前に立ちふさがりな、俺を止めれるのは俺より強いものだけだ」

 俺はそれだけを言い、館を後にした。





 ノーヴェは綾から渡された手紙を見たら納得がいったような顔をした。
そしてミカヤと総師範にいったん見せた

「ミカさん」

「なるほどね、確かに年ごろの娘がいるのなら止めたくなる犯行だ」

「なるほどの!わしでもこれを見たら・・・」

「うんん・・・」

「「「ヴィヴィオ」」」

「あれ?コロナにリオ、アインハルトさん・・・私・・・そっか・・・
お姉ちゃん行っちゃったんだね」

「ええ、済みませんヴィヴィオさん」

「ううん。アインハルトさんが何で謝るの?
なのはママが止めてないから無理なのは知ってたんだよ!
でも来たときのあの様子を見たら止めたい気持ちが出て・・・
綾お姉ちゃんは絶対無敵だとしってるけど・・・でも・・・」

「あの人な・・・なのはさんとヴィヴィオの前に絶対に帰ってくるから
安心して待っていよう」

「うんノーヴェ、様子は見れないかな」

「それがな、もし見たいのであればどうぞって書いてあった。
映像と綾さんの声だけでこちらからの声は行かないそうだ!
どうする」

「出来れば見たい」

「私たちも見たいよね」

「うん、なんで綾さんがあんな感じになった理由も知りたいです」

「かいつまんで言うと、テロ活動や恐喝、殺し等しているが、
最近最新武器を開発したそうだ」

「あれ、ノーヴェ?
それなら綾お姉ちゃんがあんな顔する必要ないよね
いつも見たく笑いながらやっちゃうんじゃ」

「その意見もな」

「いうことは、ノーヴェコーチその新兵器が綾さんを」

「あぁ、ヴィヴィオ達ぐらいの子供を捕まえてその中に爆弾を埋め込むということだ」

「ひどいです」

 コロナはその報告を聞いて、珍しく大声を出した。

「コロナそうだな!だから綾さんはこの事件を受けたんだろう
大多数で行ったら相手はどんな手で来るかわからないが、
一人なら相手も油断する
えっと・・・PS18禁になったらこちらで映像を遮断する可能性ありって書いてあるわ」

「どうして綾お姉ちゃんが・・・」

「こんど、なのはさんを含めて家族会議でも開いて聞くのが一番だ」

「ん、そうする」 

 

準備中

 見られたくないとか言ってあんな手紙見せたら、やっぱりね
情報があった目的地から約1キロ離れて最終準備をしているところで連絡があった。
今日は満月
潜入するには非常にダメな日でもある。

「まずはコロナにだなぁ
ここまでする必要はないのだが、コロナの魔法は想像すれば色々な可能性があるってことを教えてあげるよ」

 俺は魔術師呪文の一つ
天候支配(ウェザーコントロール)』をしよう
それにより先ほどまで晴天だった天気が雲に覆われ満月を隠した
お次に偵察ということで魔法の(ウイザードアイ)で偵察をする。
これは、不可視の目をつくり偵察できる優れもの
なんでこの村だけ世紀末な状況なんだといいたい。
ある程度の情報と村の地形も入手
そろそろ向かいますか

「ちなみにリオにはアドバイスは無い
多分言われたかもしれないけれど、基礎を重点にそれだけでリオは化ける可能性もある。」

 あの魔力と独自のルーフェン技術を昇華させるだけ
いうことは無し

「アインハルトやヴィヴィオにも特にいうことないんだよな
もしかしたらアインハルトは過去の戦いを思い出すかも
ヴィヴィオは俺を目指すことは親としてお姉ちゃんとしてうれしいけれど、
格闘技者と闘士の違いを確認してほしいってところかな
でもスポーツだからバカにしているわけじゃない
ルールに守られてるからじゃなくて
心構えだよね
みんなにはその心構えがしっかりしていると思うし、
ノーヴェがしっかり導いて、今回の合宿でいい先生たちに教わったんだと思う
先ほどのヴィヴィオみてびっくりしたし
んじゃ準備も終わったし、暇つぶしの講義も終了
出来ればここで映像を切ってほしい気持ちはある
ここからは刺激が強い可能性があるから
みんなの意思に任せる
なのはにしろ、フェイトにしろこうしてほしいと思ったことはあるけれど、
自己判断に任せた結果が、俺の宝物の一つヴィヴィオに出会わせてくれたと思っている。
今回もみんなの自己判断に任せるよ
ちなみに絶対に面と向かっては言わないからねヴィヴィオ
改めて行ってきます
そして亡霊(ファントム)出陣する」

 俺は先ほどと違って裏の顔の方になった。
気配を消し殺意を消し普通に歩いて村の方に向かった。  
 

 
後書き
この話で無事300話
誤字脱字気を付けていますがいつも申し訳ありません。
あと日本語もおかしいところも・・・
何はともあれ途中でやめるつもりもないのでこれからもよろしくお願いします 

 

交渉

 俺は村の正門近くまで来ていた
この村は周囲に崖に囲まれた城塞の村で結構規模がでかい
調べた結果何所から仕入れてきたかわからないのだが、
AMF(アンチマギリンクフィールド)が村の周囲で発生している
魔法主体な管理局が手が出せにくい理由はこれか
しかもルーフェンと言うこともあり格闘技術も高い奴らも多いらしい
どう出ようかと考えていたら、ピーピーサイレンが鳴りだした。

 門から数十人の世紀末な感じの人たちが出てきた。

「ここをどこだかわかってきているのか」

「私の記憶が間違ってなければジャイツゥンでしょ」

「とぼけた姉ちゃんだ!管理局のものか」

「一応ね!前口上面倒だから、降参しなさい」

「寝ぼけたこと言ってるんじゃねえぜ、管理局の見せしめにするぞ!
やっちまえ~」

 面倒だな!

「光弾よ敵を打て(タイ・トロー)」

 俺は力ある言葉を発する

鋼雷破弾(アンセム)

 数十人は急所に当たり全員倒れこんだ
俺はそのまま倒れたやつらを無視をして村に入った。
悪党だけなら七鍵守護神(ハーロ・イーン)をぶっ放せば済むことなのだが、
非殺傷でも禁止らしい
魔法の目で見てはいたが、やはり思ったより範囲が広い
何人かは襲ってきたのだがカウンターで全員倒していた。

 村の奥に大きな館があり、あそこにボスがいるのは知っているので向かっていたら、何所から集まってきたのやら、周囲にこの犯罪組織の組員たちが大勢囲んでいて、前方からボスらしき人が館から出てきた。

「一応聞くがここをどこか知ってきたのか?」

「私の記憶があってるウノならジャイツゥンだったと思うけれど」

「はは、おもしろいこと言う管理局員だ」

 見た目は30代男
理性的でどう見てもこんな可笑しなことをするようには見えないのだが・・・

「要件は何だ?」

「一応降伏勧告かしら、
こんなバカげたことをやめな」

「聴こえんなぁ~
そこは、そちらがこちらの用件を聞くことじゃないのか?
無関係な人を開放してほしい。
用件はなんでも聞くってな!」

「一応そういう話もあるけれど、聞く気あるの?」

「そうだなぁな!そうそう」

 手をたたき出して何かを思い出したかのように言い出した。

「女が一人壊れてなぁ、あんたに代役を頼もうか!
それと100億ミッドを要求しよう
これだけの男が満足できる女と酒だ
断れば何も知らない爆弾がボンだ!
ははははは・・・
まずは、一人で来たかわいそうな嬢ちゃんが新たな犠牲者1号か?」

「あなたたちの目的は何なの?」

「4年前に腑抜けになった管理局なんてもう必要ねえ
力があれば、好きにできるということをあの映像で知った。
もう少しで管理局が滅びたのには感動したぜ!
俺らが君臨してやるぜ!
力と欲望と快楽でここルーフェンから管理局から独立よ
人は欲望に生きればいい
それが俺たちの目的だ
歯向かう奴はどうなっていくかは、この間の政治家の爆発で分かっただろう」

「もう少しまともなことが聞けるのかと思った」

「ほう交渉は決裂か、なら始めるか
あんたはどのみち帰れないがな
俺らのおもちゃになってもらうぜ
銀髪なんて珍しいからどんな風に頼ましてもらえるか・・・
てめえら出力を上げな」

 そういった瞬間AMFの出力が上がったことが分かった。
これでなのはクラス以下は魔法使用不可レベル
スバルや元ナンバース以外は手が出せないレベルだ
建物から重火器が沢山出てきた。

「降参しな!
そしたら命は助けてやるし、食事も食べさせてやるからよ」

「ボス、俺はだるま女ってのを見てみたいぜ!」

「なんだそれは」

「四股がない女ですよ、珍しい銀髪女のだるま女」

 下らんものを知ってるもんだ

「まぁいい、それよりも物騒なデバイスを外してもらおうか?」

「デバイス?」

「知らんふりか!どれかデバイスなんてわからんから、とりあえず裸になりな、
下着だけは許してやらぁ」

 俺がちゅうちょしていると

「俺らはいいんだぜ、お前が拒否すればボンだ!」

 俺はゆっくり、服と装備品を外した。

「残念だったな」

「残念だったとは?」

「俺は馬鹿じゃねえ、10数年前に銀髪の魔女がいたそうだ
そいつは管理局のお偉いさんのところを火災させたそうだ!」

「そんな人がいたら今頃つかまってるんじゃないの?」

「そいつは、表立ってはないが、今の管理局3人の女神の守護神だったわけだ
でも、今から約8年前ぐらいに、邪魔になったんだろうな
抹殺されちまったって話だ
味方にも犯罪者にも恐れられ、誰も手が付けれなかった破壊者の異名をとった女性がお前さんと同じ銀髪だったらしい
その銀髪を見せれば俺らがビビッて降参すると思ったんだろう
残念だったな。
それは都市伝説だ!
もしいたとしてもかれこれ10数年前の話で今は話もうわさも聞かない
本当だったとしてもおっ死んでるさ」

「は~っ私は後どうすればいいのかしら」

「肝っ玉だけは確かなようだな!
そんな恰好なのにビビってもいないとは
野郎ども、その女の装備を片付けろ!」

 そう言って俺の服装と装備はどこかに持ってかれた

「そうだなぁ。
お偉いさんに用件だけ伝えな
伝言だけなぁ
俺らにも聞こえるようにしな
変な相談されたら困ったものじゃない」

「了解」

『レティ提督よろしいですか?』

『どうかしたの?』

『一応犯人に接触
要求は100億ミッドを要求しよう
推定1000人の男が満足できる女と酒と食事
先回りするとこのルーフェンを管理局の縄張りから外れろってところだと思います。』

『それでどうするつもり』

『私の思い通りでいいですか』

『ええ!よろしくってよ』

『了解です』

『こちらは準備するわ』

『お願いします』

 時間つぶしは完璧
完全にどこに人質がいてどんな状況かも把握
刺激しないように話をするのも大変だった。
こうしてレティ提督との通話も終了

「わかってるじゃねえか、気が利くなぁ」

「そうですか」

 そう言って、俺が指を鳴らした瞬間
俺の頭上で大きな音と軽い爆発が起きた。
ここからが俺のターンだ。 

 

1人対多数の戦闘

 そう言って、俺が指を鳴らした瞬間
俺の頭上で大きな音と軽い爆発が起きた。
ここからが俺のターンだ。

 とうぜんだが、呪文の詠唱もデバイスも使わないでこんなことされたら驚くのは当たり前
俺は力ある言葉を発する

『悪達よりの保護(マス・プロテクション・イービル)』

 全てのこの村にいるとらえられている村人を保護する結界呪文
悪意をもって触れようとしてもガードされる。

「変身」

 俺は一回転をする。
上半身は胸下までのシルクみたいな素材でできた
つくりでヘソ出しルック
下半身は赤色の超ショートスカートに黒のストッキング
そして魔法使いの定番マントをつけて降り立った。
当然だが、俺の相棒のティアも俺の腕に転送された。

「さぁ、お前たちの罪を数えろ!」

 俺はボスに指をさしてこう言った。

「はぁ~罪ってか、裁くやつがいなけりゃ罪にならねえよ!」

「ボス、人質に触れれません」

「爆破だ!」

「操作不能です」

 組織の人間は少しだけパニクってら

「落ち着けてめえら、こういうのはな、そこにいる女をぶっ潰せば事足りるんだよ」

「一応局員として来てるから、降伏は?」

「は~、話は時間稼ぎか、ここまではすごい手際だ
ここには1000名以上の人間がいるんだぜ!
多勢に無勢だろうが、
一騎当千なんて物語だけの事だけだ!
やっちまえ」

「スー・キー・スー・ラー・ツー・シュー メガ=メガデ」

 遅いかかってくるより俺の詠唱の方が早い
俺は力ある言葉を発する

等活地獄(ソドム)

 真空の鋭利な刃を作り出し周囲の男たちに切りかかった。
ちょうど先ほどのだるま女が見たいといった世紀末なモヒカンハゲがいたので、
俺はその真空刃を操作して手足を切り裂いた。

「ははってめえが見たがってただるまだ
女じゃなく男だけどな
希望をかなえてやるなんて俺って優しすぎるぜ」

 俺はもう一度指を鳴らす
 聖魔結界
どんだけ壊そうがどんな状態だろうが結界を解いたら元に戻る
ただし俺がやられたらそのエネルギーはすべて解放されるというある意味物騒な結界呪文

「おい、AMFは?」

「マックスです」

「なんで魔法を使用してるんだ!」

 ボスが大声を出して聞いてるが、そんなことわかるはずがない。

「飛び道具だ!一斉にあいつに向かって打ちやがれ!」

 俺はまた力ある言葉を発する

『飛び道具からの保護(プロテクション・フロム・ミサイル)』

 重火器の一斉放火
俺はそれを腰に手をつかみ眺めている
俺に当たる瞬間に次々と弾丸が落ちて行っている。

「見せてやるよ!」

 俺は後ろを向き軽く前蹴りを放った。
その蹴りの衝撃波だけで前方にあった建物事を崩壊させ
後ろにいた敵全てを吹き飛ばした。

「バ・化け物・・・」

 俺は、周囲をにらみつけて、先ほどまで話していた奴の方を向いて一歩歩く

「あんな何でもねえ、蹴りで何をビビってやがる
俺を玩具にしたいんだろう
すればいいさ、ただし俺より強かったらなぁ
てめえらのルールだろ
強い奴がすべてを得て、弱い奴は全てをなくすっていうのは
さぁ来いよ
俺は情けをかけてやったが、すべて反故にしやがった
てめえらの自己責任ってやつだ
来ないなら、こちらから行くぜ」

 俺はまた力ある言葉を発する
 
『怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)』

 俺は左に対し呪文を発した。
3個の火炎球を出し発射した。
スフィンクスを一発で殺せる威力の呪文
当たり前だが非殺傷じゃなければ普通の人なんて死ぬダメージである。

 屋上から数十人がジャンプして襲い掛かってきたのでまた詠唱を唱える

「来たれ天の竜」

 力ある言葉を発する

『気裂(ディエン・ティアー)』


 竜巻を出し真空刃で敵を切り刻んだ。

 前方から先ほどよりは強そうな人たちが突進してきた。
それに合わせて呪文の詠唱に入る

「スレイヤード・スレイヤード・バルモル 暗き闇の雷よ」

 あと一歩、俺に攻撃できるところに来たのだがこちらの方が早い。

雷撃(バルヴォルト)


「奴は、化け物か・・・一体いくつの属性を持ってやがる!」

 先ほどまで威張ってたボスが尻もちをついてビビりながら言っていた。

 俺は冷たそうな目をしながら詠唱を唱える。

「俺と手を組まないか、政府も手が出せないのは分かってるだろう
あんたが上でもいい」

「銀嶺より来たりてバビロンへ帰れ(メーノー・シルマン・ゲイオ・ブ・バビロン)」

 俺は興味なさそうに力ある言葉を発する
無数の光の矢は残りの奴らをせん滅
これで終了

 人間爆弾の工場?に俺は足を踏み入れた
そこには一人の少女がいたので声をかけた。

「もう大丈夫だよ。悪人はすべて倒したから、今から解放するね」

 俺がひもを解こうとした瞬間
違和感があった。
そう、この結び方だと簡単に解ける
そう思った瞬間殺気を感じ、俺は横に回転して避けた。

「尋常じゃねえな、その反応
転生者(エトランゼ)か」

「転生者?」

 おれはその少女に対峙をして返事をした。

「とぼけるのか、こちらにも声は聞こえてたよ
BASTARDか、厄介だな貴様の能力は?」

 BASTARDを知ってるとは、俺と同じ同郷の奴か

「俺と手を組まないか、俺とお前が手を組めば好き勝手出来るはずだ」

「今の生活に満足してるから却下、あんたを捕縛する」

「聞いた方がいいと思うけどな!
そういやあんたこう言ってたっけ
俺より強ければ言うこと聞いてやるってな」

「言ったけど!」

「なら安心しな、俺が最強だから
殺さないようにしてやるから」

「俺より強いって、そりゃ何かの間違いだろ!」

 男二人が言ってるのなら格好いい場面かもしれないけれど、
見た目少女が2人そろって男言葉で話してるのははたから見ててシュールかもしれない。
そういった瞬間少女の指が光り、俺の方に音速の拳撃が来たので、俺はバク転で広場に出た。

「ボス!」

 ボス?先ほどレイ・ボウを食らった男は彼女をボスといった。
そういえばこいつ自身ここのボスとは言ってなかったか?

「音速の拳ををかわすなんて言い反応だ!
青銅聖闘士(ブロンズ聖闘士)よりは強いか
BASTARDなら当然か!」

ブロンズセイント
もしかして星矢なのか
俺は本気で戦わないといけない状況に陥った。 

 

聖闘士との闘い

≪ティア≫

≪はい、綾様が慎重な声っていうのは珍しいですね≫

≪もしかしたら他のジューダスペインを使う≫

≪危険です・・・それほどの≫

≪ん、こいつは殺す、聖闘士(セイント)で戦いが純粋に好きなだけならいいのだが、
こいつみたいに悪事が好きなやつが聖闘士(セイント)なら後が厄介だ
こいつはせん滅する≫

「わかったようだね、キサマには洗脳が効かないみたいだし、抵抗が強いんだろうなぁ
D・Sの能力なら仕方ないか、多少は武術の腕があるようだが、お前に恐怖を与えてやるよ」

「恐怖ねぇ、俺にそう言ったやつはたくさんいるけれど、
それを達成した奴はいない
おれに恐怖を与えれるのはダダ一人だけだ!」

「貴様、破壊者だろ!」

「破壊者なんて都市伝説なんだろ!」

「この世界、リリカルなのはの主人公たちと仲良くなった女で
確かなのはと結婚していたっけ?」

 リリカルなのは
とらハのおまけゲームのやつでしょ
なのは達といった
なのは以外にも
アリサは死んでるし
すずかもフェイトもはやても出てこない?

「はん、本当に知らないって顔だな
まぁいいさこれで終わりだ
この俺ケーニグ・アゲーラがおまえを倒す」

 ゲーニグと名乗った彼女?が手の動きをペガサスの13の星の軌跡を描いてから、無数の拳を叩きこんできた
 
『ペガサス流星拳』

 無数のパンチが俺に襲いかかり、奴も突進してきた。
俺はそれらをかわしボディに一発ぶち当てた。

 奴は少し片膝をついて俺をにらんでいた。
あれぐらいのスピードなら現存する修練闘士(セヴァール)ならだれでもかわせる
実際に闇の諸事件であったガウ・バンの黒き咆哮(ブラック・ハウリング)より遅い

「貴様なぜ、見切れる!」

「そんなトロイ拳でおれに恐怖を与えるなんて笑っちまうぜ!」

「BASTARDのスピードならこれで十分だと思ったのにな!」

 俺はお返しに突進の突き技を放った 
銃弾牙追(じゅうだんがつい)
俺の拳を緑色の盾が現れ防ぎ切った。

(ドラゴン)の盾を砕くのは不可能だ!
貴様を倒すのに俺も小宇宙(コスモ)を燃やさないといけないらしいな」

 俺は防がれて攻撃される前にバク転で後ろにとんだ時に詠唱に入る

「光弾よ、敵を撃て(タイ・ト・ロー)」

鋼雷破弾(アンセム)

 無薄の魔法の矢が奴に行くのだが奴の周囲にチェーンが回転をして防ぎやがった。

「ローリングディフェンス」

「魔法の矢は確か絶対命中だったっけ?
盾を貫通されたら痛いからこれで防がせてもらった」

 そういった瞬間奴は遠くから正拳突きをした
その先から凍気がこちらに襲ってきた

極小氷晶(ダイヤモンドダスト)

 俺は途中に設置したあったものを発動させる

『炎の壁(ウォール・オブ・ファイヤ)』

 両者はぶつかった時に水蒸気となり対消滅をした

「「俺と同じ威力だと・・・」」

「さすがは噂に名高い破壊者だな」

「俺は破壊者じゃない・・・亡霊(ファントム)だ」

氷結唐櫃(フリージングコフィン)

 俺はかわそうとしたのだが、一瞬早く奴の攻撃の方が早く俺は氷の棺の中に閉じ込められてしまった。

「まぁ!そうだろう!威力は互角かもしれないが、スピードではあきらかにこちらが上
貴様が頼りにしている呪文は詠唱が必要だろうがこちらは指一本から出せる
管理局の頼みもこれで終わりよ!」

 そういった瞬間
氷の棺に閉じ込められた綾の中がどんどん赤くなっていた。
≪ティア、ペイン発動開始≫

≪ですが・・・≫

≪じゃないと、俺はここから出て行けない≫

≪5分間でお願いします≫

≪了解≫

「無理だ、その棺は絶対温度−273.15 ℃じゃないと溶けぬ
炎では絶対に溶けぬわ」

 奴の声が聞こえてきたが俺はペインの痛みに耐えながら呪文を発した。

琰魔焦熱地獄(エグゾーダス)

 氷の棺が壊れ、俺は禍々しい姿に変身していた。 

 

魔神人 綾

 絶体絶命の氷の棺に閉じ込められた俺は、琰魔焦熱地獄(エグゾーダス)を使用してこの氷の棺から脱出した。
その瞬間外部の映像をシャットアウトした。
さすがにヴィヴィオ達には見せたくない姿だった。

 身長は上がり2メータで禍々しい4枚の翼、頭には闘牛のようなヤギのような角
両手両足にはかぎ爪が生えていて、悪魔さながらな姿で胸に文様として「666」の獣の数字が現れた。

「くっ!出れたからなんだと、食らえ!」

 ゲーニクが拳を出した瞬間、拳が光ったのだが、俺は何事もなく立っていた。

「ばかな雷光電撃[ライトニングボルト]を受けて無傷だと」

 俺は、何も感情がわかずに攻撃してきたやつを見ていた。

「光速の動きにはついてこれないらしいが、耐久力はその姿通り悪魔じみてるな
悪鬼羅刹を封じるのはこの技で封じて見せよう」

 奴が何かをした瞬間
俺の周囲に4つの門が現れた。
老門、病門、死門、生門と書かれた門が現れた。
俺はそのまま死門と呼ばれた門を開き通ったのだが、
身が悪魔の状態となった俺には全くの効果がなかった。

「何かしたの?」

「化け物め、光速の拳をうけよ」

 奴の拳が光った瞬間
無数の光りの拳が俺の方に向かってきた。

『雷光放電[ライトニングプラズマ]』

「毎秒1億発の拳を受けるがいい」

 俺はやっとこの姿に覚醒をして奴の攻撃をすべてかわした。

「遅い!」

「ば・・・馬鹿な
光速の拳が・・・」

 俺は奴の目の前に立ち俺はまかいの黒い炎をまとわりつかせストレート攻撃をした。

『アーク・エネミー』

 奴がまとっていた多分神の聖衣を突き破り体を貫通させた。
俺は、貫通させたまま上に持ち上げ振り落とした。
二転、三転転がりながら、それを見ていた。

「ば…化け…もの・・・め」

「貴様の攻撃など神の小宇宙(コスモ)で防がせてもらうぞ!」

「無駄だ!」

 奴の動こうとした瞬間俺は口を開いた
そこから七鍵守護神(ハーロ・イーン)を撃った。
奴は神の小宇宙(コスモ)で防ごうとしたのだが、その防御壁は粉々に壊れすべてを包み込む感じで奴に襲い掛かった。

「終わりだ!」

 俺は奴が倒れそうな瞬間に前にダッシュをして貫き手状態で覇王拳を使用した
そのまま心臓を貫き全身から血を流し、絶滅した。

≪綾様解除を≫

≪うん、お願い≫

 ジューダスペイン
呪われたアーティファクトの一つ
使用者は魂を削り、壮絶な痛みを絶えず受けながら使用するもの
魂が削られ消滅したら存在が消滅(ロスト)するといわれている

≪大丈夫ですか綾様?≫

≪ヴィヴィオ達に見られてない≫

≪想像を絶する痛みより、ヴィヴィオの方が怖いのですか?≫

≪娘に恐怖の目で見られる方が怖いよ≫

≪大丈夫です。画像は遮断しました≫

≪奴は?≫

≪先ほどの覇王拳で絶命しました。≫

≪さすがに生身だと音速は不可能だからね、
約5年前ぐらいのしようか
3つ発動は初めてだけど、痛みでボーとしてた
あと感情が闘争本能が高くなるね≫

≪お疲れ様です≫

≪うん≫

 俺は残った敵たちを見る

「まだやるのなら命を懸けろ!」

 そういった瞬間全員投獄した。
俺は大きな花火を上げた
それから1時間後レティ提督率いるグループがやっていた。

「あとは全部お願いしてもいい?」

 俺はこのグループのトップに君臨したセル君に聞いた。

「はい、ですが、首謀者は」

「ごめん、殺害した」

「綾先生がそこまで」

「だから先生はやめてって、強かったよ
俺も奥の手を出させてもらったし」

「そ、そいつは悪魔だ。なんで手放しにするんだ~」

 俺と交渉をしていたやつが俺を指さして避難していた。

「綾さん」

「ん?」

「いえ、ありがとうございます」

「時間があったから、この場にいた爆弾を埋め込まれた人たちはすべて解除したけれど・・・
野に放たれた人がどこにいるのか・・・
聞いたら俺が殺したボスしか知らないらしい
ごめん」

「いえ、書類はありましたので、それらはこちらで調べます」

「あと任務中は名前呼びやめてもらっていい?」

「かまいません。亡霊(ファントム)殿」

「ありがとうセル二尉」

 あれから頑張って出世している翠屋現店長シーラのお兄さん
そして以前俺に告白してくれた人で
昔は落ちおこぼれ力自慢のなのはの教導の生徒の一人
よく頑張ったものだ

「レティさんに言っておいて、これきちんと調べといてと」

「何かあったのですか?」

「人数もだけど、結構高度なAMFが展開されてたのと、
管理世界ではご法度の重火器の数々
裏に大きな組織が絡んでいるかもしれないので」

「了解です」

 俺はそれだけを言い素直に宿泊施設に帰った。 
 

 
後書き
魔人神状態だと無敵ですね
ジューダスペイン並行しなくても最新刊?では
光速を超える零速で進むのでどのみちスピード勝負でも勝ち目はなかったと思います。
魔人神チートですね 

 

そのころのヴィヴィオ達

 綾の準備が終わり目的地に進んでいるころ

「コロナあれ、綾お姉ちゃんの呪文出来そう?」

「無理、無理!でも多分綾さんはいろいろなものを操作できるからもっともっと視野を広げて枠を広げれば、
色々なことができるよって教えてくれたんだと思う」

「私にはなかったのが残念」

「私と綾さん結構お話しするから」

「うそ!コロナ」

「よくゴーレム操作の発送とか聞いてくるよ
私もよく質問するし、綾さん研究も好きみたいで・・・」

「そういえば、あたしも話すかも」

「あれ、リオも?」

「なんか綾さんの武術とあたしたちの春光拳似ているところがあって、聞いたり教えたりしてる
ヴィヴィオはそういう話はしないの?」


「うん。まったくなんでだろう?」


「あの人結構恥ずかしがりやな場面もあるから、妹に聞くのが恥ずかしいとかあったんじゃないのか?」

「そっかな」

「わからんけどな、けっこうチビ達と交流しているのがびっくりしたよ
あの人知識欲の化け物だからな」

「あの人のすごいところは戦闘能力もそうだけど、知
りたいと思ったら隠しただろうと聞くことができるところだな
すごいものはすごいといえるところか」

 そうこうしているうちに村の中に入って、服を脱ぎだした。

「綾お姉ちゃんがピンチだよ」

「何か狙ってます!」

「アインハルトさん」

「綾さんとはあまり交流はないですが、あの手の輩の言うことを聞く人ではないと思いますけれど」

「うん、なんだろう」

「ねえ、ヴィヴィオ!
綾さんこの村に入る前に何か飛ばしたよね」

「あ!サーチャー」

 この場にいたレイ総師範はじっくりと画面を見ていた。

「綾さんみてると、あたしの炎と雷属性って大したことないかなって思っちゃうよ」

「確か綾お姉ちゃんの属性は炎だったと」

 ヴィヴィオはノーヴェの方を向いて聞いてきた。

「あたしも詳しく知らないぞ!
忘れてるかもしれねえがあたしとヴィヴィオと出会った時期はほぼ同じなんだから
一応大人同士の会話もしているから多少は知ってるかもしれないが
ヴィヴィオよりは基本知らねえぞ」

(いにしえ)の、魔法形態に似ているの!」

「じーちゃん」

「わしも詳しくは知らぬが古代ベルガにもあったと記憶しておる」

「あ、クロたちの技術ですね」

 レイの言葉を聞き、アインハルトは思い出したかのように言った。

「それよりも魔法もだけど、蹴りの圧力だけであれだけの人数を吹き飛ばせれるなんて、綾お姉ちゃん人間やめてるよ」


「終わったみたいだね」

「ええ!」

 そうヴィヴィオとアインハルトが言った瞬間
とらわれてたと思った女性が綾を攻撃してきた。

「見えない!」

 アインハルトにも見えない速度だったがかろうじてヴィヴィオはうっすらだけど見ることができた。
春光拳と同じルーフェン武林の双璧華凰拳宗家の愛隣の教え
本日夜にレイ総師範から教わった
『死の心構え』を得てヴィヴィオが備わっていた目の良さが神眼(しんがん)に入っていたから、
音速の攻撃を見ることができた。
途中話が分からない話をしていたのだが盾やらチェーンを出したので、

「あれ、ルールーの召喚みたいなものかな?」

「どうなんだろう。でも実際に見てないからわからないけれどルーちゃんとはまた違うような気がする」

 そう言ってたら、綾は氷の棺に閉じ込められてしまった。

「綾お姉ちゃん!」

 棺が割れたと同時に映像が白黒になり遮断された。

 その瞬間ヴィヴィオは玄関に向かおうと走り出そうとするのだが、ノーヴェに手首をつかまれた。

「どこに行こうとしている、ヴィヴィオ?」

「綾お姉ちゃんが、ピンチなんだよ」

「ヴィヴィオが行ってどうする?」

「でも!」

「あれぐらい、あの人にとってはピンチでもねえよ」

 ノーヴェはナンバースの頃
大蛇(オロチ)戦を見ていたので、安心はしていた。
ドクターは言っていた。
現存する最強の生物だと、綾はそれに打ち勝っている
綾のことについて戦いで心配することが馬鹿らしい
大方これ以降はヴィヴィオ達には刺激が強いか、
あの人自身が見せたくないかのどっちかなんだろうと予測
ただそれを言ったところで納得はしてくれないだろう

「なのはママがいないんなら、私が助けに行かないと」

「あの人よりはるかに格下のお前が行っても無駄だってんの」

「でも・・・」

「ヴィヴィオや、行ってもいいがの、場所は分かっているのか?」

「あ!」

「それにあの場に転送ができればいいのじゃが、今から行っても間に合わぬよ
ノーヴェ先生の言う通り落ち着いて待つことにしないか?」

「ですが・・・」

「あのよぉ、あたい達だって心配してないわけじゃない、
でもあの状態からは多分抜け出したんだと思う。
こっちに映像を回す暇がないだけだろう」

「だったら・・・」

「ヴィヴィオさん」

「「ヴィヴィオ」」

「あ~悪かったってぇの。
だが、ヴィヴィオ達は行かせれねえぞ!
行くのはあたいとミカヤさん、レイ総師範もお願いできますか」

「わしもあの情報を見たからには他人事じゃないからの」

「準備に1時間後で」

「ノーヴェ・・・それじゃ」

「酷なようだけど、二次被害にあっては遅いだろうか」

「う・・・うん」

「ディートとオットーは」

「ノーヴェ姉さま」

「頼むな」

「お、お任せを」

 そうして1時間の準備をして出ようとしたら門が開いた。

「あれ、みんなで夜のピクニックか肝試しに行くの?」

「やっぱりこんなパターンなんですよね」

「なんで私が非難されないといけないの」

 綾は視界外から飛び込んできた物体を見たので抱き止めた。

「綾お姉ちゃ~ん」

「どうしたのヴィヴィオ」

「だって、映像が・・・映像が・・・」

「私がピンチだと!ほら大丈夫でしょ
出会った時の泣き虫さんに逆戻り?」

「綾お姉ちゃんが心配かけるから、わけのわからない話もしてたし・・・」

「はぁ~大丈夫だって、私がなのはやヴィヴィオを置いてどこかに行くことはないから、
必ず戻ってくるしね」

 俺はヴィヴィオの頭をなでみんなに謝った。

「お騒がせしました」

「綾さんお聞きしてもいいですか?」

「一応解決したよ」

「そうですか?犯人は?」

「主犯以外はお縄だね」

「なら主犯は?」

「ん~あっちの世界で後悔してるんじゃないかな」

 俺は少しだけ困った顔をして、ヴィヴィオの頭をなでるのをやめ、自分の手を見ていた

 ぱふっ
ヴィヴィオは再び頭だけ胸に飛び込んできた

「綾お姉ちゃんはどんな状態でも、私の大好きなお姉ちゃんだよ」

 そういってなのはと同じひまわりのような笑顔を返してくれた。

「そっか、ありがとう」

 俺は感謝のつもりでやさしく頭をなでた。

「なんじゃ、お主はそんな顔も出来るんじゃな?」

「何ですかレイ総師範」

「初めからそういう風に来ればいいものを」

「ご心配かけました」

 俺はノーヴェの方を向いて

「結構大変だった?ごめんね」 

「いえ、あたい達は心配はしてませんでしたから」

「結構冷たい!」

「あたいとオットー、ディートはオロチ戦見てますから」

「そっか」

「ミカさんもありがとうね」

「私はノーヴェちゃんほど君に詳しくないから心配はした
でも無事に帰ってきてくれてよかったよ」

「ありがとう」

 俺は思い出したかのように手をたたく

「レイ総師範、私とお手合わせお願いしたいのですか」

「お主を喜ばせる修羅をわしの体にもう住ませておらんよ」

「あ~あ断られちゃった。残念」

「まだ戦おうって思ってるの?」

「そりゃヴィヴィオだってそうでしょ、目の前に強い人がいたら武術交流したくなるじゃん」

「今死闘してきたのに?」

「それが戦うものの(さが)だね」

「今の私じゃ足元にも届かないってわかったよ、
いつか綾お姉ちゃんにもわたしとノーヴェのストライクアーツを届かせるから!」

「楽しみにしてるよ、その前にその泣き虫をなくさないとね」

「綾お姉ちゃん!」

 周囲のみんなは大声を出して笑ってくれた。
護るのは難しい
おやっさん私にもまねごとぐらいはできましたか?

 みんなでリビングルームについていろいろと質問攻めにあった。
こういう格闘論議は結構好きかもしれない

「あの?」

「どうしたのユミナさん」

「みんなと同じく呼び捨てでいいです、もしよろしければ体触らしてもらってもいいですか?」

「私そんな趣味は」

「綾お姉ちゃん!」

「うそうそ!話は聞いてるよ、お願いできるかな」

「はい」

 ユミナに整体を受けたらすごく気持ちいい
整体を受けてるときに俺は聞いた。

「ヴィヴィオは聞いたっけ?」

「それだけじゃわからないよ」

「海鳴の件」

「えっとちらっとは」

「みんなも来る?」

「ですが、あそこは管理外世界で魔法がない世界ですよね」

「そうだよノーヴェ!」

「来るとは、旅行みたいなものですか?」

「どうとらえるかはみんな次第だけど・・・
もしかしたら今回同様プラスになるかも?
もちろんミウラもだけど!」

「僕もですか?」

「うん。もちろんヴィータ達にも話はするけれど、
ミウラも自分の意思で決めてね」

「もちろんみんなもご招待
でもヴィヴィオは強制参加です」

「なんで私だけ」

「そりゃ士郎 義父(とう)さんや桃子 義母(かあ)さんが会いたがってるから」

「えっと私も冬の大会に備えての」

「きっとプラスになるって、ミカさんも」

「だが、私は道場もあり」

「小太刀で凄腕の剣士がいて、以前の私の実力だったら剣オンリーだと一回も勝てなかったひとがいるんですが・・・そういうことなら・・・」

「もちろん私は参加すろよ!だが本当に」

「クリステラ状態で魔法無しなら危ないかも」

「それは楽しみだ」

「ノーヴェも参加ね」

「あたし達もですか?」

「きっと恭也義兄(きょうやにいさん)と話すとノーヴェのコーチ力も上がると思うんだ!」

「要約すると綾さんが一目置いている人達と合わせたいってところですか、ユミナもね」

「私もですか?」

「凄腕の整体師がいてね、本業はカウンセラーなんだけど、きっと今以上だと思うよ
親御さんが許せばね」

「はい」

「アインハルトもきっと勉強になる」

「連れて行こうと思った場所ですか?」

「違う違う?良いところだからさ」

「はい」

「コロナには直接関係ないけれど、さすがに基本魔法がない世界だからさ
ゴーレム操縦に足しになるものはないかもしれないけれど、何事も経験することはいいことだ」

「はい」

「リオには、ルーフェン武術とよく似た武術を体験できるよ」

 ちらっとリオはレイ師範を見た。

「まぁ行為で言ってくれてるようじゃ。お言葉に甘えてもよいじゃろうよ」

「うん!」

 この場にはいないシャンテとエレミアは置いておいて、

「本当はイクスにも来てほしいけれどね、さすがに次元を離れすぎるとね」

 イクスは首をフルフルと振ってくれた。

「ありがとう、きっともうすぐ目覚めると思うからその時は招待するよ」

 イクスは首を縦に振ってこたえてくれた。 

「でも、綾お姉ちゃん勝手に決めてもいいの?」

「フェイトママに相談しなくても、管理外世界の申請って面倒じゃなかったっけ?」

「大丈夫、なんてったってフェイトは凄腕の執務官
それぐらいケーキの1ピース分ぐらいの感覚でへっちゃらでやってくれるよ」

「それならいいんだけど」

 帰宅してそれを言ったらフェイトは困り顔で文句を言われた。
でも困り顔でもきちんとやってくれるの知ってるから・・・

「私もう寝てもいい。さすがに疲れた」

 そう言ってぐっすり道場で眠らせてもらった。
起きたらみんな帰っちゃたらしい。
一応気づいてはいたんだけど、気を使ってくれたみたいだから、触れないで置いた。
レイ大人にお礼を言い家に帰宅をした。
 

 

上司への報告

亡霊(ファントム)戻った」

「おかえりなさい、報告を聞きましょうか?」

 俺はルーフェンでの現場が終わり、
ただいま本局レティ提督のオフィスに来ていた。

「軽く伝えましたが・・・」

 俺が話を始めた瞬間レティ提督が軽く手を上げたので話が止まってしまった。

「今は私たちしかいないから普段通りでいいわよ」

「じゃ、えっとバックに大きな組織の影がある。」

「ええ、私たちもあなたの映像を途中まで見させてもらったわ、
映像に流せないのは、あなたの企業秘密でいいかしら?」

「お願いします。観てたんなら報告しなくてもいいんじゃないの?」

「フォーマットは必要よ!
一つだけ質問しても良いかしら?」

「答えれる範囲なら」

「転生者ってどういうこと?」

「私のことは?」

「リンディから聞いてるし、もう十数年の付き合いだから、
ある程度は知ってるつもりよ
でもアースラスタッフやあなたの伴侶や友人たちよりは知らないわ」

「は~他言無用でお願いしても」

「ええ!」

「違う次元世界の前世を持っているのって言ったら信じますか?」

「確か、あなたが懇意にしている覇王の末裔の子がそんな感じだと聞いてるわ」

「アインハルトは次元同じじゃないですか、私は違う次元軸の記憶を持っているんです。
今回のボスもそんな記憶持ちだったってわけですよ。
ファンタジーかもしれないけれど、転生って言葉がしっくりくると思いません?」

「そういうことにしておくわ、今回はヴィヴィオちゃんと同じ年の子が被害にあっているから手伝ってもらえたけれど・・・」

「また面倒くさい世の中になりそうで、なのは達に4年前のようなことは、
やらしたくないので出来る限りお手伝いしますよ。」

「本当に過保護ね、もう護られるだけの小学生じゃないのよ」

「それでも、あの3人とヴィヴィオ、地球にいる大切な人は俺の宝物ですから、
神様じゃないので全ては出来ないかもしれないけどね。報告も終わったから帰っても良い」

「ええ!管理外世界に行くのなら人数とかこちらで提出してね」

「なんでか聞いても?」

「フェイト執務官より私経由の方が許可が早いからよ」

「お願いします。結構な人数になりそうだから、フェイトにどう言おうか悩んでたんです」

「困らせるのもほどほどにね」

「了解です」

 そうして俺は自分の家に帰宅した。

 

 

高町家の団欒

 報告などの事をしていたら、家に着いたのは夜だった。

「ただいま!」

 玄関から奥さんのなのは、娘であるけれど妹ポジションのヴィヴィオ
そして居候で俺となのはの親友の一人フェイトが出迎えてくれた

「おかえ・・・きゃっ」

 なのはが来たので言葉を遮りお姫様抱っこした。

「恥ずかしいよ・・・綾ちゃん」

「なのはママ、私も恥ずかしかったよ。あきらめるしかないよね」

「そんな~ヴィヴィオ~。フェイトちゃん!」

「綾の奇行に付き合えるのはなのはだけだよ」

「もう!」

「フェイトもありがとう」

「どういたしまして」

「ん?綾ちゃんフェイトちゃんに何かお願いしたの?」

「ちょっとね!みんなご機嫌だけどどうしたの?」

「綾お姉ちゃんが元気で帰ってきたから」

「ヴィヴィオありがとう、っで?」

「立ち話もなんだから、ご飯は?」

「うん食べる!」

 俺だけ一人で晩御飯だけど、みんなそばにいてくれる。
そんな何気ない日常も最近は好きなんだけど・・・
話を聞いてびっくりしちゃった。

「ヴィヴィオ整理しても良い」

「もちろん」

 そんな元気予報みたいなひまわり笑顔全開で答えなくても

「戦技披露会でなのはの愛娘のヴィヴィオと、
なのはのコンビを組んでるヴィータの教え子ミウラとのエキシビジョンの打診が来たと」

「うん」

「なのは経由だけではなくフェイト経由からも打診があったと」

 俺はフェイトの方を見る

「そうだね。私のところにも広報部の人から依頼あったよ」

「多分ヴィータの方にも話は言ってるよね」

「綾ちゃん、そりゃそうだよ、対戦相手はミウラちゃんなんだから」

「そこには、言うことないよ。
コーチのノーヴェも許すと思うけれど・・・
そのあとなんて言ったのヴィヴィオ?」

「その試合でミウラさんに勝ったら、ご褒美としてもう一試合お願いしたよ」

「対戦相手は?」

「その試合に勝った人が教導隊の人の中から戦い相手を指名できるとか」

「んで、誰って?」

「それはもちろん!航空戦技教導隊第5班チーフ
高町なのは一尉だよ」

「なのはは、それを聞いて?」

「広報部に聞いたらむしろ是非って返事もらったよ」

「フェイトなんで止めなかったの?」

「私に飛び火が来たよ」

「だって知ってるでしょ、なのはとガチバトルした結果どうなったか?」

「あれがなかったら・・・」

「なのはの魔法攻撃で被害者をまた出すわけ?」

「ねぇ綾ちゃんひどいこと言ってる?」

「だって動けないことをいいことに馬鹿魔力をぶち当てる処刑だよ!」

「ひどいよ!フェイトちゃんそんなことないよね!」

「えっと・・・」

「春のオフトレ思い出してみ、私見ていてどこの最終戦争かと思ったぐらいだよ」

「あれは、ティアの砲撃と私の砲撃が・・・」

「まぁいいや」

 俺はなのはの返事を遮り、ヴィヴィオを見つめなおした。

「綾お姉ちゃん?」

「知ってるヴィヴィオ?
なのはって喧嘩強い順に並べたら世界ランカーだよ」

「もぅ綾お姉ちゃん大げさだよ
それに何でもありの戦いなら、私じゃ手も足も出ないかもしれないけれど、
リングとルールのある試合だよ」

「でもさぁどうしたのヴィヴィオ?」

「なにが?」

「私と戦いたいと言ったり、なのはと戦いたいって言ったり」

「いつか超えたい人たちだから、ちなみにフェイトママにも勝ちたいんだよ
バトルも女子力もね」

「健全な試合なら私が反対する必要ないよね
でも・・・」

「何綾お姉ちゃん?」

「ノーヴェが反対したらやめるんだよ」

「え~っ」

「コーチがいいっていうんなら私は反対しない
応援するよ二人ともね」

 なんかヴィヴィオがルーフェンから帰ってきてからすごく成長してるような気がする
もうちょっと子供でいてほしかったな
でもなのは達みたいに局員での仕事じゃなく
物騒だけどスポーツの方が安心できる

「びっくり!綾ちゃんの事だから反対するかと思ったよ」

「だって反対しても意味ないじゃん。
なのはがやる気だし、双方やる気なら反対なんてできないよ
それにヴィヴィオも覚悟を持ってやってるみたいだし
昔から言ってるように自由意思を尊重するよ
この二人がやる気になったら誰も止めれそうにないしね」

「ありがと綾お姉ちゃん」

「ん」

「そういや、綾お姉ちゃんも次決勝戦だよね」

「大丈夫だよ、それよりもミウラの心配してあげれば」

「ミウラさんは勝つよ
明日に備えてもう寝るね」

「「「おやすみヴィヴィオ」」」

「うん、おやすみなさい」


「ああいってけどさ、結構心配」

「ヴィヴィオの事?」

「なのはも」

「私?」

「いざとなったらブラスターも使用するでしょうか?」

「さすがに使用しないよ」

「ねえフェイトどう思う」

「もし苦戦したら絶対に使うと思う」

「だよね」

「もう綾ちゃん。ヴィヴィオってそこまで」

「ん~神眼の持ち主だと思う
俺より早く眼の良さは覚醒の入り口まで行ってる
あと2か月でノーヴェが仕込むかがカギかな」

 俺は不意打ちでフェイトに通常の最速の拳ストレートをした。
フェイトははっとなって寸でのところでヘッドグリップをしてかわした

「綾!」

「ヴィヴィオとルーフェンで対峙することがあって
今の攻撃をセイクリッドシールドでガードして反撃してきたよ」

「「うそ!」」

「なのは同様すごく眼がよくて、空間把握能力が高い」

「綾ちゃんどうなったの」

「想いを込めてきたから思いを込めて攻撃したよ
殺す技じゃなく気絶させる技でね
なのはも遊んであげるつもりでやったら落ちるよ」

「もうちょっとだけ強くて頼れるママをやりたいから負けないよ」

「うん」

「なんでヴィヴィオと対峙したの?」

「なのはやフェイトは知ってたんでしょ、
ルーフェンにヴィヴィオがいるって、
破壊者っていうかせん滅するための顔で言ったら
ヴィヴィオ心配しちゃってね
なのはがいないから家族の私が止めるみたいなこと言ってたよ」

「そっか、だから以前より綾ちゃんとヴィヴィオの距離が縮んだと思ったら、
そういう理由があったんだね」

「まじめな話しても良い?」

「なに?」

「ノーヴェの事」

「「ノーヴェ」」

「ノーヴェも教えることが好きみたいで、
このままチビ達のコーチをするなら、本格的なジム経営しないと追いつかないと思う
聞いてはないけどさ」

「「うん」」

「救助隊とかさ、非常事態になった時の場合から巻き込まないでほしいなって・・・
その分私が出るからさ」

「綾ちゃんって本当に身内に激甘だよね」

「そんなことない」

「どうだが、面倒くさいって言いながら面倒見てくれるよね」

「どうだか?」

「だってキャロとかエリオもそうだし、
スバルに地球の救助隊の人を紹介したって聞いたよ」

「あぁ知佳さんとシェリーさんね
2人ともHGSという特殊能力持っててさ
スバルも体の構造の事もあるから話が合うかなって思って紹介したよ」

「ティアナからも聞いてるよ」

「何フェイトちゃん?」


「地球での戦術の本とか戦略の本とかプレゼントしたらしいよね」


「蔵書にあったから、読まない本をずっと本棚の肥やしにするよりいいでしょ」

 俺がそう言ったら二人でくすくす笑い出した。

「「ね~」」

 お互い顔を合わせてそういってた。
俺は二人の笑顔を見てすごく充実してると改めて思った。

「ノーヴェの件はナカジマ三佐にも相談しておくよ」

「うん」

「そういえば今度里帰りするけれどどうする?」

「私も帰ろうかなって思うよ。フェイトちゃんは?」

「事件が起こらなければ帰ろうかなって思うよ。
綾、渡航の書類渡してね」

「大丈夫、レティさんがやってくれるみたいだから」

「そうなんだって、私たちとヴィヴィオだけなら」

「13人ぐらいで行くよ」

「なんで!」

「成り行き」

「は~」

「もともとはシーラの研修で行く予定だけど、義父(おとう)さんと義母(おかあ)さんがヴィヴィオにあいたいって言ってるし、ちょうど恭也 義兄(おにい)さんも帰ってくるから、なのはに会いたいと思ってるし、ユミナがすごく整体うまいからフィリス先生に紹介したいでしょ
ミカヤさんには美由希 義姉(おねえ)さんに紹介したいなぁって、
レンさんがいれば、リオに紹介したいと思って
さすがにコロナの魔法は特殊だから取り立てて紹介したい人はいないけれど、
あの子の事だから触れながら柔軟に吸収するでしょ
ノーヴェには恭也義兄さんだよね
強い人沢山いるからアインハルトにもよさそうだし
考えたら増えちゃった」

「増えちゃったって!」

「了解、なのは~この人の手綱握ってよ」

「ほらフェイトちゃんはお弟子さんだから・・・ね」

そうして高町家は、まったりと時間が進んでいった。
 

 

インターミドルチャンピオンシップ 地区予選決勝戦

 お忘れかもしれないが、ルー残ってたんだよね
最終ラウンドまで行ったんだけどK・O勝ち
いくら本職じゃないにしても予選突破はしてもらわないと
ルーがこの予選に出ると聞いた時
俺は一つの宿題を出した。
今は管理局に貢献しているのでこちらに来た時みたいに魔力の制御はされたない。
この辺ははやての尽力もあるんだけど、
出るのなら予選突破しないとお仕置きだから
それを聞いたルーは冷や汗をかいていたけれど、ミッションクリアおめでとう!

バスターヘッドのハリー選手
雷帝ヴィクトーリアお嬢
チャンピオンのジークも予選突破

エレミア選手と言ってたんだけど、ルーフェンの時少しだけ話す時間があり
ヴィヴィオのお姉ちゃんなら(うち)もジークと呼んで欲しいといわれた。
ヴィクトーリアにおかんと言ったら怒られた。
だってねぇ ジークの事やヴィヴィオ達の事見てたら、おかんポジションじゃんと思ったんだけど、
言うときはヴィクトーリアかお嬢で決定になった。
それでもって、ミウラは判定勝ち
目立った選手は全員予選突破しやがった。

 俺の試合が始まる前、チームナカジマの全員が来てくれた。

 この姿になるとみんなを見上げないといけなかった。
ヴィータより身長低いから・・・

「みんなどうしたの?
てっきりミウラ選手の控室だと思ってたんだけど」

 ミウラだけの控室ってわけではないけれど
ジークやお嬢たちは、個人控室って聞いたけれど
俺の周囲も人が多少はいる。

「綾お・・・じゃなくクリステラさん。勝ってくださいね」

「高町選手ありがとう。もちろん」

「よかった~」

≪いやね、ヴィヴィオが綾さん負けるともりじゃとか言ってたので、心配になってきたんですよ≫

 結構堪能したしそろそろ負けようとは思ってたんだけど・・・
この試合には勝ちますか

「この大会を湧かしてくれた次世代の格闘家たちに応援されたんだから頑張らないとね」

「あのジークさんと・・・話しました
負けないようにてっぺんで待ってくれるって、
だから私も負けずに進みますので、クリステラ選手も勝ってください」

「これ!」

「ん」

 コロナが千羽ツルとは言わないけれど、たくさんのツルを渡してくれた。

「えっと・・・私らの組に授業に来てくれたでしょ、
綾さんその姿になって教えてくれたの覚えてますか?」

 リオが説明してくれた。

「あぁ身長や魔力なんて関係ないよってクリステラ状態になった記憶がある」

「みんな見てビックリしたんですよ
だってあのクリステラ選手なんですから、みんなも私たちの試合を見て、
DSAAも見ていますから・・・」

「ああ!」

「ブーイングも多いからクラスみんなで折りました」

「あ~変身したのミスったなぁ!
小さな応援団もいることだし勝ってくるわ」

 チームナカジマのみんなは笑い出した

「どうしたの」

「だってね!」

「そりゃそうですよ。クリステラ選手
みんなより低い状態で小さな応援団って言われても」

「ふ~ん、言葉を変えてヴィータに伝えてあげるよ。ノーヴェコーチ!」

「そういう風な意地悪やめてくださいよ」

 和気あいあいで話していたら、目の前に180ぐらいの女性が前に立ちふさがった。
主催者も考えて控室作ってほしかったなぁ

「聞いてれば調子くれてるな。新人さん!」

「ん?」

「おチビちゃんだからって関係なしに今言った調子に乗ってくれたのも含めて潰してやんよ」

「出来ないことは言わない方がいいよ」

「今すぐ潰してやりてぇが失格になったらパーだからリングで潰してやんよ」

 その瞬間テーブルにあった千羽ツルが無残に引きちぎられていた。

「その無残なツルと同じにな」

 風の属性でかまいたち現象を起こし引きちぎったのだろう。

「ひどい!」

「みんなが心を込めて折ったのに・・・」

 リオとコロナは泣きそうな声でそうつぶやいた。

 一匹だけ残ったツルを取り上げ、みんなに言った。

「うん、ヴィヴィオが思った通り、そろそろリタイアしようと思ったんだけどね・・・
気が変わった。
リオとコロナ、ヴィヴィオ。クラスのみんなにありがとうって言っておいて
私はすごく感動した。
みんなの気持ちは受け取って、クラスみんなのおかげで予選突破で来たって言って欲しい」

「「「うん」」」

 ユミナが引きち切られた折ツルを全部まとめて渡してくれた。

「ユミナさんもありがとう」

「はい」

「・・・お姉ちゃん・・・」

 俺は人差し指を唇に当てた。

「やりすぎないで」

「うん、この状態だと頭なでれないわ・・・」

 それを聞いてみんな笑ってくれた。

「ここからは一人で行くよ」

 会場はすごくにぎわっていた。
どうやらヴィヴィオのクラスの子達も見てくれてる
俺は先ほどの折りツルを見せ軽く口づけて腕を上げた。

「女々しいねぇ、私を倒すって・・・そんな幻想潰してやるよ!チビ」

「黙れ!」

 始まりのゴングが鳴った。
俺は軽くシューターを相手の足元に飛ばし動きを止めた。

「先ほどの侮辱私だけにしとけば良かったのに、
関係ない応援してくれてる優しい心を踏みにじりやがって」

 俺は半身になり相手を指さした。

「さぁお前の罪を数えろ!」

「チビが・・・、まぐれで勝ち上がってコネかなんかでチャンピオンと仲がいいからって自分が強いなんて思わない方が身のためだ」

 相手の必殺のパンチが俺の顔に当たった。
二発三発と攻撃とものすごいラッシュで俺に攻撃が当たる。
だが、ここで可笑しなことが起きた。
通常攻撃して当たってる方が前に行き、防御側か攻撃食らってる方が後ろに行くのが普通だが、
なんとノーガードで攻撃食らってる俺が前に進んでいたこと。

「粋がってたくせにこんな攻撃しかできないの」

「バ・化け物め~」

 俺はその打ち下ろしのパンチをかわしボディにフックを決める。

「高町選手なら先ほどの攻撃で意識をぶっ飛ばすし、
ウェズリー選手やリナルディ選手なら俺をダウンさせる破壊力を持っている!」

 俺は九の字になっている相手をフック気味の掌底を頭に当て距離を取らせてハイキック一閃

「当然だが4回戦でチャンピオンと戦ったストラトス選手の方が今の打撃力強い。
ちょっとは強いかもしれないけれど、最後にこれの仇だ!」

 ダウンした瞬間、頭の上に足を踏みつけてやった。
その無駄な行為で減点をもらったのだが、起き上がった相手は俺の顔を見ると震えだしていた。
それもそのはず、俺は少しずつだが、殺気をバシバシ当てて、キック一閃の時は最大限にぶち当てていたから、俺の顔を見ると震えだすのは当たり前かも、それを見たセコンドはタオルを投げた。

 勝ち乗りを上げ花道を出て出入り口を進んだらヴィヴィオが立っていた。

「応援ありがとう高町選手」

「やりすぎないでってお願いしたよ」

 俺は久しぶりの誤認魔法をかけた。

「やりすぎてないでしょ」

「でも何かしたよね。綾お姉ちゃん」

「自分の愚かさを悔いたんじゃない」

「もう」

「おい・・・バカ!」

「久しぶりに会ったのにその言い方傷つくよ!ヴィータ」

 その後ろに俺よりほんのちょっと大きいヴィータが声をかけてきた。

「ヴィータさん。綾お姉ちゃん何かしてたんですか?」

「まあな、こいつずっと殺気を込めて攻撃してやがったんだ!」

「格闘者だから殺気とはいかなくても気を飛ばして攻撃してるでしょヴィータ
ミウラだって行動するとき気が揺らぐし・・・」

「ンなこと言ってるんじゃねえ馬鹿・・・どこの世界に殺すつもりでやってるやつがいると思ってるんだ!」

「だって、みんなが折ってくれたツルがこんなになったんだよ」

「あ~」

 そういいながらヴィータはヴィヴィオの方を向いた。

「ちょっと更衣室でやりあったといいますか・・・あの人
ヴィヴィオ達のクラスのみんなが折ったツルを鎌鼬で破ってしまって・・・」

「だからってな・・・」

「あれれ~」

「んだよ」

「なのはに帽子ののろうさを壊され怒り頂点になった人が、なんだって?」

「10年以上も昔のことを出すなよ」

「だけどよ、試合じゃなかったらあの足ふみ、頭蓋骨潰してただろうが」

「え~潰してないからわからないよ」

 俺は少しだけ背伸びしてヴィータの頭をなで通り過ぎた。

「夫婦そろって頭なでんな!」

「ミウラ本戦出場おめでとう。あっちにちょっと連れていきたいけれどいい」

「あぁ、ほどほどにな」

「私は教えないよ、何かのきっかけができればいいかなとは思ってるよ」

「おう!」

「やっぱり親子だな!」

「ヴィータさん?」

「あの雰囲気で話しかけれるなんて、なのは達しかいねえぞ」

「私たちを思って行動してくれるのはうれしいです!
なんで器用なのに自分のことになるとあんな不器用なやり方しかできないんだろうとは思ってます。」

「だよなぁ、海鳴いってリフレッシュしてほしいとは思ってる」

「ヴィータさん?」

「あん」

「なんで皆さん綾お姉ちゃんのことになるとそんなに気を使ってるんですか?」

「まぁ付き合い長いからなぁ・・・今更付き合い方は変えれねえよ」

「そうですか」

「向こう言ったら面白いぞ!」

「なんかいろいろな格闘家とか合わしてくれるみたいなんですが・・・」

「まぁおめえらにとってはそれも楽しいかもしれねえが、綾を見てるだけでも楽しいと思うぞ!」

「どういう意味ですか?」

「言ったらつまんねえだろ。はやても言ってたけど、仕事の休みが取れないから行かれへんって嘆いてた。おめえらは楽しんで来い」

「はい」

 帰宅したらなのはとフェイトにめちゃくちゃ怒られた
でも綾ちゃんらしいとなのはに言われ、
綾だからとあきれ顔でフェイトも言ってくれた。
9月のシルバーウイークの約1週間楽しみ。 

 

ある日のリオとコロナ

 公園にてノーヴェとコロナとリオが話し合っていた。

「どうした二人ともあたしに相談って!」

 ノーヴェが全員の訓練方式やジム経営の事を悩んでいたところに、
リオとコロナ2人から相談したいとあった。

「あの、ノーヴェコーチ、あたしとコロナはこのまま格闘戦でいいのでしょうか?」

「そうだな、コロナは、自分でもわかってると思うけれど魔法戦もある総合戦の方がいいとあたしは思っている。
アイリンちゃんも言ってたけど、タオちゃんを倒せるんだから選手としても十分行けるって言ってた
あたしもそれには同感だ!
コロナはマネージャーにも興味があるって言ってたよな」

「はい!」

「あたいはコロナの柔軟な思考の持ち主なら簡単じゃないけれど両立は可能だと思ってる。
出来れば、コロナは魔法戦もしっかりある総合戦を進めたい所存だ」

「押忍」

「問題はリオだ!」

「あたしですか?」

「格闘戦も十分で恵まれた魔力もある
ベースとしての春光拳もしっかりしている
格闘オンリーも行けるのだけど、
あたしは、その恵まれた魔力を放置するのももったいないと思っている
リオがいいのならリオも総合戦の方を進めたい所存だ
格闘には絶対王者のジークがいるし
総合戦でもジークやらヴィクターがいる。
二人とも希望は聞くよ
どのみちどちらの道も簡単なわけじゃないしね」

「「押忍」」

 会話が終了したとともに向こうから銀髪の女性が走ってきているのを見た。

「「あれ、どうしたんですか?」」

 リオとコロナが同時に話したものだからなんだかステレオみたいに聞こえてきた。

「お昼のランニング、なまったらだめだしね
珍しい組み合わせだ、何かあった?」

「いえ、二人の競技格闘の方向性のお話です」

「そっか・・・私もノーヴェに話があるんだけどいい?」

「良い話じゃないみたいですね」

「悪い、ジム探し結構難儀状態」

「探してくれてありがとうございます。無理しなくても良いですよ」

「あるにはあったんだけど・・・」

 俺は一応資料を見せる

「これはまた・・・」

 ジム経営と競技格闘選手育成の道場となると広大な敷地が必要となる。
ミッド中央は当たり前だけど、家賃が高い
一応ノーヴェにも言われたのだけど、将来的は置いておいて、
スタートは自分の力でやりたいので、金銭サポートはいいです。
あたしも探しますが、ジム探しをお願いしても良いですか
言われたので、探してはいるけれどやっぱり難航していた。

「綾さん忙しいのにありがとうございます」

「力技使えば見つかるけれど、ノーヴェは嫌だと思うから普通に探したよ」

「ありがとうございます」

「俺は行くよ。二人とも頑張ってね」

「「はい」」

 二人のいい返事も聞けたことだし、気分良く帰宅した。

 

 

地球へ

 そして等々出発の日になった。
昨日のうちに渡航許可証全員分をレティさんから頂いた。
昨日はやてから連絡もあった。

「綾ちゃん」

「はやて、どうしたの?」

「本当は私も行きたいところなんよ、なんでもう少し待ってくれへんかったんや」

「それは仕方ないよ、俺たちだけなら待ってたけど、ヴィヴィオやミウラの練習も目標なんだから」

「ミッドでもいいやん」

「だって聞いたでしょ、ヴィヴィオ、ミウラとなのはに挑戦したんだよ
聞いたらさ、ちょうど向こうも恭也 義兄(にい)さんも帰ってきてるし、
会長とかやるんなら、話も聞けるし、ヴィヴィオにとってはいい経験になる
それに士郎 義父(とう)さんや桃子 義母(かあ)さんもなのはやヴィヴィオに会いたがっていてね
ノーヴェに聞いたらさ、披露会終わったら、ウインターカップが待ってるっていうし、
来月とか再来月とかなると、今度はヴィヴィオやミウラの調整が不十分になるでしょ
俺は経験のきっかけを提供するだけで教えるつもりはないしね」

「私もすずかちゃんやアリサちゃんに会いたかったんよ」

「仕方ないよ、お偉いさんなんだし・・・」

「綾ちゃんもお偉いさんやんか?」

「何のこと?」

「まぁいいわ、みんなによろしく言っておいてや」

「了解、本当はヴィータも来てほしかったんだけどね、
練習のレポートはノーヴェに渡して送って行って来ないみたいだから・・・」

「すまんな」

「まぁ・・・ノーヴェの事だからひいきしないから安心だけどね」

「そやな、なんでみんなを連れてこうと思ったわけなんや」

「ん~初めは、俺個人の用事とシーラの最終調整で桃子 義母(かあ)さんにお願いするで終わったんだけどね、両親たちがヴィヴィオに会いたがっていてね
聞いたら高町家全員がそろうみたいなこと聞いたから、妄想が広がってこうなったんだよ」

「それで実現しちゃうところが綾ちゃんらしいわ」

「大丈夫だと思うけれど、気ぃ付けてな」

「ありがとう」

 まじめな話はここで終わり、くだらない話やはやての仕事上の愚痴などを聞いてほぼ夜更かしをしてしまった。
実際俺も久しぶりに幼馴染全員集合させたかったんだけど、さすがに左官クラスになるとなかなか休みが取れなかったってこともあった。

 春のオフトレと同じく全員家に集合
集めた人を見るとよくもまぁこれだけ集めたもんだと感心してしまった。

 俺、なのは、ヴィヴィオ、フェイトの高町家
ノーヴェ、アインハルト、リオ、コロナ、ミウラ、ユミナのチームナカジマ
ミカさん、オットー、ディードのチームナカジマの協力者
翠屋現店長補佐のシーラ
総勢14名
さすがにスバルやティアナ、エリオとコロナは休みが取れなかった
約1週間もね・・・
テレポーター初参加の人も多いのでレクチャーをして
高町家にとっては里帰り
チームナカジマのメンツに取っては未知なる世界
第97管理外世界『地球』に向かった。 

 

到着

 
前書き
地球編すごく長くなりますので1、次の部になりました。
11部がVivid完結編になります
あくまで予定ですけれど・・・ 

 
 総勢14名のテレポーター先は、
場所は自然が多く綺麗な湖と大きなコテージが目に入ってきた。
六課の時にこちらに来た時に使わしてもらったアリサの家の別荘

「なのは、フェイト、それに綾久しぶり」

 テレポーターの前にここの持ち主のアリサが出迎えてくれた。

「アリサちゃん、久しぶり」

「アリサ、久しぶりだね」

「まったくあんたらは全然連絡入れないんだから、元気そうで何よりね」

「アリサ、私の扱いひどくない」

「綾は、なんだかんだで直接には合ってないけれど、連絡入れてくれてるでしょ」

「直接会うのは久しぶりだ」

「そうね、会えてうれしいわ」

「そうそうアリサ、こちらがヴィヴィオが今やっている格闘のチームメンバーと
そこにいるのが私のお店の店長のシーラ」

「みんな、こちらが私たちの幼馴染のアリサ
みんなの宿を提供してくれたスポンサー様」

「綾、アリサにまたそんな無茶を」

「良いのよフェイト、相談は受けてたし、私やすずかも乗り気でね
ヴィヴィオは久しぶりよね
そのほかの人は初めまして、アリサ・バニングスです
よろしくね」

「「「「はい、よろしくお願いします」」」」」

「アリサ様、お待たせしました」

 アリサが自己紹介が終わった時にあちらから、紫色の髪をしたメイドさんが来てくれた。

「ノエルさん、来てくださってありがとうございます」

「いえ、忍お嬢様と恭也様から応援頼むといわれましたので」

「みんな、こちらが、ノエルさん
なのはのお兄さん所のメイドさん」

「皆様、よろしくお願いします」

 少しの間、みんなの自己紹介をしているときにアリサに呼ばれた。

「何アリサ?」

「今回は何を企んでるのよ!」

「まぁ人聞きが悪い、そんな腹黒はタヌキだけだよ」

「また、はやてをそんな風に言って」

「私ははやてとは言ってないけれど!」

「話を脱線させないでよ」

「いや、純粋にほかの世界で視野を広げてほしいのと、各々のレベルアップ
私はほかに用事があるからつきっきりに居られないからね・・・
なのはとヴィヴィオとフェイトは里帰りさせただけだよ」

「ふ~ん」

「子会社任せられたって、おめでとう」

「ありがとう、でも甘くはないわよ、きちんと成績残さないとね」

「アリサなら大丈夫だよ」

「皆様方、皆様お待ちですので移動の方をよろしいですか?」

 ノエルさんがそういってくれたので、車に乗り込んだ。
20名くらいが乗れる小型のバスをノエルさんが運転してきてくれたみたい。

「ノエルさんもありがとうございます」

「お久しぶりです綾様。お元気そうで何よりです」

「運転よろしくお願いします」

「はい」

 向かった場所は、海鳴商店街の中にある
喫茶店「翠屋」

「ここが、なのはの実家のお店で、本家の翠屋です。」

 一応、俺は説明をしてみんなを先導して入ろうとしたら、扉が開いた。
俺が中に入ろうとしたら、小太刀が横一線に剣先が走った
俺は、後ろに半歩引いてかわし、一歩踏み込んで頭を押さえる

「危ないですよ、恭也義兄さん。雫ちゃんじゃなかったら、吹っ飛ばしてますよ」

「いやな、雫がな綾おばさんに一本入れたいってな」

 俺はそれを聞いた瞬間頭を押さえた手を握力を強めた。

「イ・・・痛い・・・痛いってば綾さん」

「だれが・・・おばさんだって・・・」

「言ってません・・・綾お姉さん」

「普段はおばさんって言ってるみたいだしね」

 俺は手を移動させアイアンクローをしだした。

 後ろで見ていた連中はなんか驚いてる。

「なんで、綾ちゃんがお兄ちゃんの子供知ってるの?」

「そりゃ、何回かあってるし、なのはは結婚式の時しか会ってないでしょ」

「うん・・・」

「綾お姉ちゃん、なのはさんと普通に話すのなら、この手を・・・」

「あぁ、雫はこれ好きかなって思って・・・」

「どこの世界にアイアンクローやられて喜ぶ女子中学生がいますか」

「ここ!」

 俺はお仕置き終了させて、みんなに紹介

「こちらが、なのはのお兄さんで凄腕の剣士でもある恭也さんで、
この私に攻撃してきた子が・・・」

 恭也さんの後ろにいる。紫の髪のロングの美女と目が合いお互いうなずいた。

「恭也さんと私の子でもある雫ちゃん」

「「「「え~!」」」」

「恭也本当なの!」

「まて、忍、あれは綾ちゃんの・・・」

「綾ちゃん」

「忍義姉さん、実はそうなんです」

「私をだましてたの?」

「恭也さんの剣の腕に惚れてしまって、そしたら私の女としての性が・・・」

「は~二人ともそこまでにしておけ、みんなが驚いてあたふたしてる
特になのはがな」

 俺は回れ右をして説明 

「こちらが、即興の劇に付き合ってくれた恭也さんの奥さんの忍さんでこの子が、
恭也さんと忍さんの娘さんの雫ちゃん
見ての通り戦闘能力は高い
先ほど、運転してくれたノエルさんのご主人様たちで説明良いですか?」

「いたずらもほどほどにな」

「お父さん、私のお母さんって・・・」

「あれは綾ちゃんのいたずらだ、雫は正真正銘俺と忍の子供だ」

「うん」

 俺は説明を終えて、なのはの方を見ると怒ってるようだった。

「なのはさん」

「綾ちゃん。そんな嘘は良くないと思います」

「ごめんって、ほかにも自己紹介しないとね」

「そうやってごまかす」

「あちらにいる、おさげの眼鏡っ子が・・・」

「あの綾ちゃんそんな説明は失礼だよ」

「もぅ、美由希さんは黙ってて、言っちゃったけど、
なのはの姉で恭也さん同様凄腕の剣士の美由希さん
普段はドジっ子属性もち」

「だから・・・一言多いよ」

 歩いてきた瞬間、転びだした。
それだからドジっ子属性って言われるんだって・・・

「綾久しぶり」

 いたのは知ってたけれど…

「フィアッセ義姉ちゃん」

 フィアッセお姉ちゃんは走ってきて抱きしめてくれた。

「久しぶりだね」

「うん、校長が遊びに来ていいの?」

「大切な義妹が里帰りしてきてるからって言ってお休みもらっちゃった」

「来てくれてありがとう」

 なんかみんな1アクションするたびに後ろにいる人たちが驚いてるのはなんでだろう?
まぁ雫の件はわかるけれど・・・

「こちらが、フィアッセ・クリステラさん
私の義姉妹のお姉ちゃんでこの世界で超有名な音楽学校の校長さんで、
フェイトより歌がうまい、私の尊敬できる大切な義姉ちゃん」

「もぅもち上げすぎだよ綾」

 厨房から緑色の髪をした女性と青色の髪をした女性が来てくれた。

「うそ!レンちゃん、晶ちゃん。来てくれたの・・・」

 なのはが驚いた声で言ってくれた。
死んで無いんだから呼ぶでしょ

「なのはが紹介してくれたんだけど、こちらが私の料理の師匠の一人
城島晶(じょうじまあきら)さんと鳳蓮飛(ふぉう れんふぇい)さん
お二人とも凄腕の料理人で格闘家でもある」

「ほめすぎやで綾ちゃん」

「そうですよ、聞いてますよ
向こうで翠屋すごい繁盛してるって」

「私だけの力じゃなく、あちらにいるシーラ達スタッフの力が大きいの」

「カウンターにいる、イケメンでダンディーな男性がなのはの父士郎さんで、何年たっても可愛い女性がなのはのお母さんの桃子さん
この店のオーナーさんで私のお義父さんとお義母さん」

「やっと紹介してくれたね、桃子が何時かしらってまってたもんだよ
久しぶりだね綾ちゃん」

「ご無沙汰してます」

「久しぶり綾ちゃん、言ってくれた子がその子ね」

「はい、勝手な要件聞いてくれてありがとうございます」

「娘の相談を受けるのは当然よ、まぁなのはにしろ綾ちゃんにしろ独断で決めちゃって
事後報告は多いけどね」

「アリサ、すずかは?」

「後で顔を出すって」

「そっか」

 一応俺は海鳴の人の自己紹介を終えた。 

 

連れまわし

 お互いの自己紹介も終わり、みんなはこちらでくつろいでもらう。

「シーラ」

 栗色のロングの髪の毛の女性は上品にこちらに来てくれた。

「帰宅するまでこちらで働いて、吸収できるところは吸収して」

「はい、綾さんのシューよりおいしいの初めて食べました」

「まぁ、お菓子つくりの師匠ですからね、桃子義母さんは」

「桃子義母さんよろしくお願いします」

「うん、任されました。シーラちゃんよろしくね」

「はい」

「シーラは、私たちと同じ高町家でお世話になるからね」

「あ、はい、綾さんはどうするんですか?」

「私は皆さんのきっかけの場所を提供してから用事を済ませるよ、どうしたの?」

「綾さんがこの店でどのようにしてたのか見たくて」

「えっと・・・」

「桃子さんも綾ちゃんが働くところ見てみたいな」

「用事が終わってからで」

「うん」

「ミカさん」

「なんだい」

 俺は恭也義兄と美由希義姉がいる場所にミカさんを呼んだ。
 
「こちらが改めて紹介したかった凄腕の剣士です」

「恭也義兄さん、美由希義姉さん、こちらが先ほど紹介もしたけれど、居合の抜刀居合術の達人のミカヤさん。同じ剣術を収めているので会わせてみたいと思い恭也義兄さんにはドイツから来ていただきました。」

「俺も向こうの剣術には興味があった。
良ければ後でお手合わせをお願いできるか?」

「それは願ってもないことです。
綾ちゃんがそこまでほめている剣士の方となるとこちらからお願いしたい気持ちです。」

「もち上げすぎですよ」

「ノーヴェも」

「あたしもですか?」

「うん、あちらにいる店長の士郎義父さんもそうだけど、こちらにいる恭也さんも教えるのうまいんだわ
士郎義父さんは昔仕事で体を壊してね、美由希義姉さんを直接指導したのは恭也義兄さんに近いから、ヴィヴィオ達のコーチだから、教師としてお互い話すといいよ
実際あそこにいる雫ちゃんを教えてるのは恭也義兄さんだしね」

「ノーヴェナカジマです。ご教授お願いします」

「そんなかしこまらなくても良いですよ。こちらこそよろしくお願いします」

「雫」

「なに・・・綾さん」

「そんなむくれるな、そうだヴィヴィオ、アインハルト、ミウラ」

「はい」

「この子と遊んでやって・・・」

「綾さん」

「雫はこの子達に完勝したら、挑戦受けてやるから」

「本当に」

「うん」

「アインハルトとヴィヴィオ、ミウラ頼める?」

「うん、先の攻撃すごかった」

「そうですね」


「ええ、僕なら受けてましたし」

「器量は多分アインハルトと同じくらい、ヴィヴィオにとっては格上だね
アインハルトにヴィヴィオは勝ってるから、なんとかなるでしょ
ミウラも一撃があるからきっと大丈夫」

「リオちょっと来て」

 俺は晶さんとレンさんのところに来た。

「晶さんレンさんこの子のことをお願いしても良いですか?」

「ああ、俺が一撃必殺の拳を教えてやりますよ」

「うちは自分の拳法を見せればいいんやね」

「はい、リオ」

「はい」

「晶さんは攻撃力が強い、レンさんはルーフェンの拳法に似た技使いだ
何かと勉強になると思う」

「はい」

「お待たせコロナにユミナ」

「私たちはどうすれば」

「まぁコロナの技の向上のきっかけは残念ながらないんだよね、
この世界魔法ってないから、でも確かコロナって選手兼マネージャーも望んでたよね」

「はい」

「ユミナの整体向上とメンタル面の先生のところに行くよ」

「あの、綾さん、この場から出るってことですか?」

「ユミナ正解」

「ちょっと私出るから」

「綾ちゃん何所に?」

「なのは、フィリス先生のところ」

 ノエルさんが運転をしてくれるらしくお願いをした
まぁ運転ぐらいできるけどね

 ついた場所は大きな病院
海鳴大学附属病院

 事前予約していたのですぐに呼ばれ診断室に行く

「お久しぶりです」

「綾ちゃん久しぶり、結構酷使してると思ったのに、そこまで酷使してないみたいね」

「ユミナ、こちらが高町家の主治医で凄腕のカウンセラーと整体師のフィリス教授」

「「え~」」

「あのてっきり医学生かと」

「慣れてますから・・・」

「ちなみになのは達より年上だから」

「綾ちゃんそんな情報は必要ないですから」

「女性同士でも年齢の事はタブーですよ」

「それじゃ私は戻るから・・・」

「折角来たのですから、少し体も歪んでますから整体をしましょう」

「えっと・・・私みんなを置いてきたので」

「一応ユミナさんにもお見せしないといけないと思いね・・・
腕が確かじゃないと納得もできないということもあると思いますし、
幸いにも、綾さんの体がゆがんでいますので、お願いできませんか?」

「その役は恭也さんに」

「あら恭也さんも帰ってきているんですね、
ぜひお越しくださいと言っておいてください
綾さん!」

「お願いします」

 最初はお手本とばかりに丁寧にやってくれた。
一言入れてから地獄モードに入った。
さすがの俺も悲鳴を上げるほどだ
でも知ってる
なかなか来れないから、俺たちが荒事ばかりだから、
きつくやるのは知ってる


「少し厳しくなってしまいましたが、ユミナさんいかがですか」

「はい、私たちの友人たちも格闘家ですので、是非」

「コロナ、フィリス先生整体の先生じゃなく、専門はカウンセラーだから、たくさん聞くといいよ」

「フィリス先生、この子も格闘家なんですが、技術が特殊ですので、マネージャ業にも興味があるらしいのでメンタル面の事ご教授お願いできますか」

「私でできるのならいいですよ」

「終わったら連絡して、迎えに来るか迎えをよこすから」

「「はい」」

 俺が病院の外に出るとなのはとフェイト、アリサとすずかが待ってくれてた。

「すずか久しぶり」

「うん、綾ちゃんも」

「こうやって集まるのってどれぐらい?」

「ん~なのはちゃんと綾ちゃんの結婚式以来だと思うよ」

「これではやてが来てたら」

「そうだよねアリサちゃん」

「なのはやフェイトより局員の立場が上すぎてね・・・
無理があった」

「なにはやてってまた昇進したの?」

「地上海上司令だね。
会社の社長みたいな感じだから忙しくてね
長いお休み取れないんだよ」

「本当にはやては・・・なのはにしろフェイトにしろワーカーホリックでしょ!」

「今はそんなことないよアリサちゃん。ヴィヴィオがいるし」

「私もね、結構お休み取ってるよ」

「でも私たちに連絡ないじゃない・・・いつも近状報告は綾達ばかりだし・・・」

「アリサちゃんも私も結構心配してたんだよ」

「綾ってばマメだね」

「フェイト私がマメじゃなく、2人がそういうところズボラなの」

「仕方ないわよ綾、違う土地に行った友人は疎遠になりやすいというし」

「そ・・・そんなことないよ」

「そうだよアリサちゃん。フェイトちゃんの言う通りで」

「私に見られても困るよ、なのはにフェイト
ちなみにはやてはきちんと2人に連絡してるよ
だからアリサは綾達って言ったし」

「え~はやてちゃんも」

「忙しいはやてができてなのはやフェイトができないっておかしいよね」

「う~」

 俺はわらって返したがその瞬間俺は硬直してしまった。
 
 

 
後書き
沢山人がいる場合、分散しないと誰が誰ってわからなくなります
ディードとオットーも翠屋を手伝ってもらってます
忘れてたわけじゃないです・・・
雫というのはオリキャラではなく
恭也と忍の長女で夜の一族の体力で
御神不破流の使い手です。
予定では次作とらハ4に出る予定だったとか
一応忍ルートエンディングに出てきます。
EDでは幼いながら鋼糸を操り、CGでは小太刀を二本持ってはしゃいでいた。
会社がなくなったのでお蔵入りになりました。
御神流の使い手は全員が重火器や爆弾でも装備していない限り、100人でかかっても、倒すことはできない。
実際OVAでは拳銃を持った方軍隊を訓練とはいえ2人で制圧していた。
飛天御剣に近いかも・・・私は思います 

 

栞母さん

 俺が立ち止まった理由
それは前から、フィアッセ義姉さんと一緒に栞お母・・・栞さんと歩いて対面にいる。
俺は、無意識に後ろに下がろうとしたとき、
なのはが手を握ってきた。
まるで逃げたらダメって感じ

 そうこうしていたら栞さんから声をかけてきた。

「こんにちは」

 すごく愛嬌のある可愛らしい声
俺が生まれる前は、日本全国の妹ともいわれた芸能人
その声を聴いてすごく戸惑ってしまった。

「言葉を忘れてしまったかしら」

「・・・とても・・・素敵な・・・素敵な・・・声でしたから、
少しだけ・・・忘れてました」

「言葉がうまいわね、なんで声かけたんだろう?」

「えっと・・・私に用事があったからじゃないですか?」

「アリサさんたちが別の友人を連れて歩いているのが珍しかったからかな?」

「そ・・・そうですか」

「ええ、なのはさんとフェイトさんはお久しぶりね」

「「お久しぶりです」」

「でも何故か、それ以上にあなたに目が行ってしまって、迷惑だったかしら?
私の名前は南條 栞です。もしよかったら名前を聞いても良いかしら?」

「いえ・・・迷惑では・・・
えっと・・・綾です
高町 綾です
栞さん」

 俺はどんな顔しているんだろう
困ったような、恥ずかしいやら、うれしいやら・・・

「あらあら、泣かせてしまったわね
綾ちゃんが産まれる前は芸能関係やってたんだけど、
もしかしてご存知だったのかな?」

 栞さんが俺に向けてハンカチを渡してくれた。
俺は気づかないうちに涙を流してしまった。

「ありがとうお母さん・・・あっ」

 俺がついお母さんと言ってしまった時
頭を抱えふさぎ込んでしまった。
俺は心配になって近寄り、自分もしゃがみ込んで手をつかんだ。

「大丈夫?」

「あ・・・あや・・・綾ちゃん!」

 おい嘘でしょ・・・古代呪文の忘却の呪文を
名前とお母さんって言葉だけで記憶を修復させちゃったよ・・・
勘弁してくれ

「俺は手を放し、逃げようとしたら、信じられないスピードで腕をつかまれ拘束された」

「離して・・・離して・・・」

「離さないよ、綾ちゃん。思い出したんだから・・・」

「いや・・・離してってば」

 当たり前だが俺が本気で力いっぱい剥がせば外せるのだが、出来るわけない

「親を捨てた親不孝な綾ちゃんは、外さないから」

「私は栞さんに娘だといわれる資格ないよ」

「綾ちゃんは不思議な力を備わっていても、大切な子どもよ
資格なら綾ちゃんは私がおなかを痛めて産んだ大切な子
これだけで資格があるわ
おかえりなさい」

「ん・・・ただいま・・・」

 俺は周囲を見るとみんな涙ぐんでやがる

「私をはめるなんてみんな卑怯だよ」

「ごめん綾ちゃん私がみんなにお願いをしたの?」

「なんでか聞いていい?」

 わかりきった答えだとしても聞きたかった。

「もしヴィヴィオが同じ事したら私は耐えられないよ
綾ちゃんもでしょ」

「そんな痛みは私だけでいいの、記憶を消せばそんな痛みなんてないよ」

「嫌!そんな人に作られた記憶なんて嫌だ!
どんな痛みもわが子なら耐えられる
綾ちゃんもそうでしょ」

「・・・」

 首っ子抱きしめられ栞さんがすごく泣いている

「ごめんなさい」

 俺は素直に言ってしまった。

「やっぱりそれでも綾ちゃんは親不孝者ね」

 隆行さん、俺のこの世界のお父さんは、去年ガンで亡くなった。
俺がそれを知ったのは亡くなってからだ
外部の危険は気にしてアラームを設置しておいたが、
まだ若いから病気の事は除外していた
50前で亡くなるなんて思わなかったし・・・

「わかっていれば直したんだけど・・・」

「ダメよ!綾ちゃんの世界ではいいかもしれないけれど
自然に反した行為をしたらダメ
それ以上のしっぺ返しが来るわ」

「うん」

 そして、俺は周囲を非難じみた眼で見る

「実はね、安定してきた時にフィリス先生と相談して、私や忍お姉ちゃんが解こうとしたのに
解けなかったけれど、やっぱりお母さんの愛は強いね」

 今すごい爆弾発言を聞いたよ、すずか

「すずかさん」

「ん、結婚するのにやっぱりだめだっていう結論が綾ちゃんの親戚筋の意見になってね」

「親戚筋?」

「月村家、高町家だけど」

「さようで・・・」

 首根っこ掴まれるのも疲れてきたので、軽くお姫様抱っこをした。

「え・・・ちょっと」

「私の負けです。お母さん、このままここに居たら風邪ひくから移動するよ」

 後ろで綾に初めて勝ったよね
なんて聴こえてくる

「ねえ、降ろして」

「嫌です、私ね」

「うん」

「なのはと結婚したよ、一人娘もいる」

「はぁ~やっぱり、良いんじゃない
そんなの覚悟してたしね
孫ができてるのはビックリだけど・・・
え!
どうやって!」

 女同士だからそうなるよね

「実際には結婚する前だったから、なのはの連れ子の養女ってなるのかな?」

「でも綾ちゃんもお姉ちゃんポジションだったよ」

「そうだね、なのはと綾にすごくなついてたよ」

「だっからなのはが実際に産んでないけれど、性格がなのはにそっくり
似たもの親子なんだよ」

「抱っこされながらお母さんは、なのはの方を見る」

「私の宝物です。だから余計なことをしたかもしれないけれど・・・」

「ううん・・・ありがとう、なのはちゃんが綾ちゃんのパートナーでよかった」

「認めてくれるんですか?」

「もうずっと昔から認めてたよ。おめでとうなのはちゃん
強いくせして、自分が傷つくことはどうでもいいくせに
大切なものが傷つくのが嫌だったり
変な後ろ向きな癖があるけれど、綾ちゃんの事よろしくね
みんなも、綾ちゃんの事嫌わないでフォローとかしてくれてありがとう」

 翠屋ではなく高町家に直行した。
これでよかったのかはわからないけれど覚悟を決めよう。
また受け入れてくれてありがとう
庭で雫とミウラが模擬戦をしていた
ヴィヴィオがこちらに気づいた。

「あっなのはママ、綾お姉ちゃん、フェイトママ」

「フェイト・・・ママ・・・」

 栞さんはフェイトの方を向いて聞きなおした。

「違うんです・・・なのはとヴィヴィオが親になるときに私が後見人で
その時にヴィヴィオが私もママって思ったらしくて・・・」

 忘れているからあれだけど、スバルが余計なことを言ったから
フェイトもママってことになったんだけど、私をはめてくれたから言わないでおこう

「てっきりなのはちゃんが両手に花状態なのッて思って」

「あ~、間違ってないですよ、栞さん
なのはと綾、フェイトは仕事ないときにはなのはの家で暮らしてますから」

「アリサ~」

「まぁなのはちゃんがそれだけ器量あるってことなんでしょ」

 幼馴染と義姉ちゃんは後から聞いたけど、
人を遊ぶ性格は綾そっくりと
失礼な私は人で遊んだことないのに

「綾お姉ちゃんが浮気してる・・・公認?」

「ん~私のお母さんだよ、だからヴィヴィオ的には桃子義母さん同じポジション」

「また~わたしをからかって、綾お姉ちゃんのお母さんなわけないよ
だってこんなに若いんだよ」

 そうこう話していたら、決着がついたみたいだ

「綾さんが連れてきた人って何ですか?
めちゃ強いんですけれど」

「全勝した?」

「いえ、2勝1分けです」

「栞さん記憶が・・・」

「うん、戻ったよ」

「良かった、お母さんも気にしてたから」

「ありがとう」

 雫とお母さんが話してたところでまた横はいりが・・・

「んで、綾お姉ちゃんとお姫様抱っこしてるお姉さんの関係は?」

「だからお母さんだってば」

「ねえアインハルトさん、ミウラさんどう思います?」

「さすがにお母さんというのは無理があるのでは」

「お母さんじゃなくお姉さんならわかります」

「お母さんも喜んでなく説明してよ!」

「困った綾ちゃんも可愛いなって思って、正真正銘綾ちゃんは私の子供よ」

「「「うそ~!」」」

 なんでなのはと桃子さんが親子って言ったら納得するのに
お母さんのことは納得いかないのか、聞いたら
なのはと桃子さんはそっくりらしい
似てはいるよね

「でもフィアッセお義姉ちゃんも乗るとは思わなかったよ」

「最初はすずかちゃんが連れてくる予定だったけどね
綾が弱い人物は多い方がいいって話になって私とすずかちゃんが変わったんだよ」」

 女が8人そろえば結構うるさい
まだ本当にこれでよかったのかなたむけれど
良かったと思い行動していきたい  

 

朝の団欒?

 お母さんと久しぶりに一日中話してた。
何年ぶりだろう
こんなに自分の事を話したのは
多分正直に話せる人は、なのはとお母さんぐらいだと思う。
数年ぶりにあったのに、きちんと寝てない事とか、
対人関係に以前より線引きしているとか当てられたのには凄くビックリしちゃったぐらいだ。
なんでわかったのって聞いたら
お母さんだものって言われた。
この手のものは、反論できない
お母さんってここまで強いのかと思ってしまった。
きっとお父さんも生きてたら、お母さんと同じこと言ってたかもしれない。
自分が今どこで暮らしているのか、
俺の記憶を消していた時の生活はどんな感じだったのか教えてもらった。
お母さんにもおやっさんがなくなったことは伝えたけれど、
それは知ってたみたい。
お母さんには何しに地球に戻ってきたのかを伝えた。
もちろんかかわった子達のきっかけ作りもあるし、
久しぶりに親友にも会いたがったのもあるけれど、
俺の目的は、俺にちょっかいかけてる奴らの情報
無限書庫は次元世界の歴史や情報は詳しいけれど、
こちらの情報は皆無
でもアシュリアーナとかの情報はあった。
地球で言うファンタジーやSFみたいな情報だったけれど、
でも地球の情報はほぼない
闇の書事件やP・T事件の記録はどんな風に表れるのかはわからないけれど、
本が増えてたのは知ってる。
次元世界に関係ない情報はない
だから詳しいことを聞きに行こうと思う。
キーワードさえあれば地球のすべての情報がある風都に
両方の情報を合わせたら何かわかる可能性があるから行くことに

 高町家に泊ったのは、俺となのは、ヴィヴィオと栞母さんとシーラ
月村家に泊ったのが恭也さん一家と中学生の皆さん
雫も同じぐらいの年だから話がはずんでいるようだ。
バニングス家に泊ったのがコーチ陣
フェイトはというと仲間外れではなくて久しぶりに自分の実家に帰ったみたいだ

 確か昨日の夜そんなグループ分けをしたはずなのに、なぜこの娘がいるんだろう
まぁお父さんもいるからいいんだけど
そう朝ご飯を恭也さんと娘の雫も一緒にいる
もう一人なぜっていうのが俺の義姉のフィアッセさん
フィサッセさんが言うには昔は一緒に朝ご飯取ってたんだよということ

「ねぇ」

「や!」

 このやり取りが数分繰り返していた。

「もぅ綾おばさんって・・・」

 俺は思いっきり殺気を雫にぶつけた。

「イエローカード、あと一回言ったらレッドカードでどうなるんだろうね
試してみる」

「だって、やしか言わないんだから」

「だって、私は久しぶりにまったりしたいのに、雫は疲れる事を提案しようとしてるんでしょ」

「中学に上がったら一回勝負してくれるって言ったよ」

「え~ヴィヴィオやアインハルトといい勝負だったんでしょ
私に挑戦なんて100年早い」

「でも神速使わなかったし・・・」 

 神速使わずに勝ち越したって・・・
魔法使わなくてもアインハルトもヴィヴィオも結構な実力を備えてると思う
いくら御神流が強くても・・・
ん?

「そういえばヴィヴィオ」

「何?綾お姉ちゃん」

「大人モードやった?」

「さすがに!」

 これで納得!
とはいえ恭也さんもいることだし

「一応姪っ子のお願いを聞きますか」

「うそ!」

「綾お姉ちゃん本気?」

「え~、綾ちゃんがこの家で手合わせするのって久しぶりじゃないの」

「まぁ美由希さんそれは仕方ないよ、美由希さんは香港に行ってたりして
すれ違いもあったことだし、ヴィヴィオにしろ、雫にしろびっくりしてるんなら
やらなくても良いよね」

「ううん、お願いです」

「あ~ヴィヴィオも」

「ヴィヴィオはだめ」

「私綾ちゃんが戦うところ見たことない!」

「お母さんにはお転婆なところ見せたくないでしょ」

「雫」

「何?綾さん」

「アインハルトやミウラも読んで!
ヴィヴィオはリオ達ね」

「「は~い」」

「なのはは昼間ゆっくりしておいてね」

「なんでか聞いていい?」

「夜に風都に行くから」

「私も?」

「ダメかな」

「良いよ」

 こうして朝ご飯が終わったらみんなが集まって
庭で俺と雫の試合が始まった。
  

 

綾VS雫

 実際は乗り気じゃなかったけれど、恭也さんの方を見たとき、お願いされたから仕方ない。
忘れてたけれど、恭也さんは、自分の懐に入れた人間に非常に甘い
どれぐらい甘いかというと練乳の25倍ぐらい甘い。

 俺は外に出て準備体操をしていたら、見学人がぞろぞろと集まってきた。
周囲は結構うるさいが無視
雫は、黒いジャージ姿と2本の小太刀を持って俺の体面に対峙していた。

「雫、ヴィヴィオやアインハルトの様に手加減したら速攻で終わるよ」

「大丈夫、びっくりさせるから」

 俺は回転をしてセットアップをした。

「変身」

 掛け声と同時に俺の身長は縮んでいった。
123CMの身長とロングの金髪
クリステラ状態

「この状態でやってあげるよ」

「ばかにして・・・後悔させるからね」

どうやら身長が低くなるとたいていの人は、馬鹿にしてると思うらしい。
確かに一撃の攻撃は少なくなる場合やリーチ面の不利はあるが、
体が小さくなるというのはスピードが増すこと
スピードが速くて急所に与える一撃が出来るのなら
攻撃面の不利は、そこまでないと俺は思ってる。
戦闘の常識とは違うけれど・・・
まぁいい。
様子を見るか、
俺は、人差し指で手招きした。

 恭也さんが合図を出してくれた。
本来は無いのだが、競技選手が多いのと一般人が多いのでそんな体裁になった。
一応何でもありなので観客席に被害が行かないようにした。

 始めの合図とともに、雫が飛針を投げてきたので俺は、
最低限の動きでかわした瞬間、ものすごいスピードで行動してきた。

「消えた!」

 ミッド組は驚いているみたいだが、どうやらヴィヴィオにはかろうじて見えてる感じ
顔に来た雫の小太刀を手でそらせ、膝蹴りをくらわして吹き飛ばす。

「私に神速は効かないよ!」

「げぼっ・・・ぐっ」

「その年できちんと扱えるのはすごいけれど、そこの領域は私も行けるし、
まさかあんなに自信満々だったのにもう終わり
それなら天狗になりすぎだ!」

 うずくまりながら、手を動かしたのを見逃さなかった。
俺はバク転で後ろに回避
御神流の武器の一つ
鋼糸が飛んできた
これに捕まると、人間ボンレスハムになってしまう

「まったく私を殺すつもり」

「だって・・・それぐらいでやらないと勝ち目がないってわかったから、
まさかあんなに簡単に神速が破られるとは思ってなかったけれど・・・それに、
お父さんに殺すつもりでいかないと・・・勝利はないってアドバイス受けたし」

 俺は恭也さんに非難の目で見る
それは隙と見えたのか神速の突き技がやってきた
御神の奥義の一つ
『射抜』

 さすがにそれは今の状態では、手加減してかわせるものではないので、
俺版の神速「刹那」にて回避をする

「本気で殺す気出来てるね」

 技は本気だけど、殺気がないから一歩手前だけどね
しまった
一撃必殺の二之太刀いらずとシェイドクロスが使用不可にしてしまった。
この二つ初撃の未使用可能な技
最初の神速でびっくりして膝蹴りやっちゃったし

「射抜まで・・・かわされるなんて」

 小刀投げやら鋼糸やらで牽制が来てるがそれらを回避しながら、
俺も攻撃の隙を探してる。
もちろん本気になって攻撃しようと思えば簡単なのだが、
それをしちゃあね
大人げない!

「終わらせてあげるよ!」

 俺は煙玉を出し自分の足元に落とした。
煙玉がすぐさま消え去りみんなの驚きが聞こえた。

『忍法7つ身分身』

 なぜなら技名と同時に俺が7人に分身をしたから・・・

 BASTARDに出てくる
D・Sの高弟で仲間の四天王の一人忍者マスターガラの忍法
俺は何もないところから自分の剣を取り出した。
神刀「夕姫」
俺は刀を背中に納刀の状態にした。

「ヴィヴィオ、あれも魔法?」

「ううん、リオ多分違う。綾お姉ちゃんの魔力を感じない!」

「さぁ雫、そこまで頑張った褒美だ
忍者の剣で攻撃してやる」

「忍者って時代錯誤な・・・」

「雫何言ってるの?
国家資格だよ」

「綾さんの忍者って国家資格の忍者じゃないよね」

 俺は、刀を両手に掴み、遠く離れた場所で掛け声と同時に一刀両断をする。

真魔人剣(しんまじんけん)

 俺が一刀両断をした剣先からソニックブームが発生をして四方八方から衝撃波が、
雫に向かっていった。
実際には一振りであとはフェイクなのだが、
なぜソニックブームまでフェイクが出せるかは俺自身も知らない
剣先が音速を超えたことにより出る攻撃
どう出る!

 その瞬間雫の姿が消えた!
俺はすぐさま、刹那を使い移動するのだが、
神速の領域上でも雫の姿が見えない!
すぐさま俺は自分の神眼も使いこなす
うっすらとだが、何かが見える
そう思った瞬間、俺の分身が消えていってる。
ばかな!
いくら何でもこの状態なら
クルダ流交殺法影門最源流の神移まで視覚可能なのに
完全に把握できやしねえ!
俺は一瞬自分の戦闘感覚のおかげで察知が出来た。
出来たのは、半身でかわしてのフック
そのフックが何かに当たり、俺は動きを止めた。
その瞬間俺は青ざめてしまった。
そして・・・
 
 

 
後書き
最後を少し変えました 

 

急遽変更

 当たった瞬間見えた。
それは雫が、クルダ流交殺法口伝奥義の一つ神移(かむい)にも似た神技
それは眼前から消える技。「姿」も「音」も「気配」もなく、「目」や「耳」、「心」で捉えられないほどの速さ。
神音(かのん)
この2つの複合技が修練闘士第59代の影技(シャドウスキル)
存在しない修練闘士第60代黒き咆哮(ブラックハウリング)の絶対的な必殺技なのだが、
その超高速移動をなぜ雫が使用出来る?
今はそんなことはいい
俺は今何をした
雫の攻撃を奇跡ともいうべき超反応でかわしてのカウンター
ヤバイ!!!!!!

 俺はすぐさま、ティアを介さずにジューダスペインを発動させた。
すごく痛い・・・

 俺はすぐに移動を開始する
そのスピードは霊速(れいそく)と呼ばれるもの
詳しくは知らないけれど光速より早いらしい
結界に雫の体が当たる瞬間に、
ウェブ(蜘蛛の糸)の呪文で包み込むように衝撃の緩和をして抱き止めた
すぐさま魔神人化を解き座り込んだ

 俺は力ある言葉を発する
『キュア・オール』
ほぼ完全な回復呪文
速攻でかけたので、即死は免れた。
いくら技で非殺傷の技をしようとしても超速度でのカウンターなんてシャレにならん
多分雫が使用した技は射抜のはず
御神の技の最速攻撃技
きっと恭也さんや美由希さんが雫と同じ移動技をしたのなら俺は敗北してただろう
生死をかけた戦闘経験が少ない雫だったから躱せたのだと思う。

「綾ちゃん、雫は!」

「大丈夫ですよ、この通りケガしてないです」

「そうか・・・よかった」

「何ですか、あの移動は?」

「極限の奥義の一つだ、それ以上は教えれない」

「んんっ・・・」

 うっすらと腕の中で気絶していた雫が目を覚ました。

「わ・・・わたし・・・」

「このぉばか~、殺し合いしたいわけ、体がきちんと出来てないのに
俺が治さなかったら、もう歩けなかったかもしれないんだよ・・・大丈夫?・・・」

 俺が大丈夫と言った瞬間
雫の目の色が変わり、俺は雫が持っていた小太刀で腹を刺された。

「さすがの魔神人(まじん)も身内には・・・」

 俺はすぐさま力ある言葉を発する

解除(ディスペル)

 俺の呪文が効いたのか、雫の周囲から白い霧みたいのが飛び出した。
ガス状態のものが現れたが、
俺は拳撃を一発入れた。
その一撃は、普通の拳ならガス状態のものを殴っても意味はないのかもしれないが
魔力を込めた一撃はガス状態の物を消滅した。

「わ・・・私・・・綾さんを・・・」

「私がどうしたって?」

「あれ・・・」

「私が気付かないとでも・・・大丈夫だから、なんなの雫のあの動きは」

「負けたくないと思って無我夢中で行動したら、途中で意識が飛んじゃって・・・」

 そう雫が答えた。
俺も身に覚えがある。
初めて神速を使用したとき、無我夢中で行ったら領域に入れたっけ?

 俺は雫を立たせて、恭也さんと忍さんのところに押した。

「わっわっ、何するの~」

「褒めれたものじゃないけれど、よく頑張ったね。
勝負は私の勝ちだけどね」

「次は勝つからね」

 恭也さんは、何かを察してくれたみたいでみんなを家の方にエスコートしてくれてた。
でも幼馴染とフィアッセ義姉ちゃんと栞母さんとヴィヴィオが俺を見ている。

「みんなどうしたの?」

 なのはが代表して一歩前に歩き出した。

「綾ちゃん、大丈夫なの?」

「大丈夫って・・・?」

「おなかの傷」

「雫にも言ったけど、私はすべてわかってるから大丈夫」

「もうっなのは、びしっと言わないと、おなか傷ついたまんまなんでしょうが、私たちまで隠すな!」

 今まで俺は大丈夫に見えてたのに、アリサが言った一言にびっくりしてしまい
集中が途切れてしまい、雫の小太刀が俺の腹から落ちた。

「抜いたんじゃないの?
何そのままにしてるのよ!」

「怒鳴ると老けるよ。アリサ」

「操作してるのは誰よ!」

 すぐさますずかが近づいてきて、手当をしてくれた。

「大丈夫だって」

 俺の傷ついた体は見る見るうちに再生していった。
そういったのだが、みんなは痛々しい顔で俺を見ていた。

「なんで気づくかな?」 

「だってお母さんだから」
栞母さんがそういった。

「私はお義姉ちゃんだしね」
フィアッセお姉ちゃんまで・・・

「そりゃ気づくよ、ねえ」

「うん・・・」

「綾とはもう小学校からの付き合いだし、わかるよ」
アリサ、すずか、フェイトがそういった。

「綾お姉ちゃんは、家族だから」
ヴィヴィオが言った。

「綾ちゃんは私の大切な人だよ、わからないはずがないよ!」
最後はなのはがそういってくれた。

「ありがとう」

「ねえ綾ちゃん、いつ雫ちゃんがそんな洗脳みたいなものを」

「さぁ、でも多分こっちに来てからじゃないと思う。いつかはわからないけれどね」

 みんなは心配そうな顔でお互いを見ている。
その時俺のスマホから着信が・・・
なのはにバックを取ってもらい俺はその電話を取った。

[うん、了解、今日中に、そっち行くよ]

 相手の用件を聞いて俺は着信を切った。

「綾ちゃん誰から?」

「ごめん!なのは風都取り消しで、サウスタウンに行く・・・」

 俺はヴィヴィオの方を見て何かを思い出したかのようにこういった。

「ヴィヴィオも来る」

「サウスタウン?」

「こっちの格闘技の聖地のひとつだよ」

「うん、みんなにも聞いてくるね」


 チームナカジマのメンツとなのはとフェイトを連れてサウスタウンに行くことになった。
アリサとすずかは大学生だけど、自分のビジネスも持ってるので、さすがに遠出は難しいらしい
雫の件は恭也義兄さんにきちんと説明した。
そしてもう雫に脅威は無いことも
恭也さんは感謝してたけれど、
俺の方が謝らないといけないと思ってしまった。
ミカさんは美由希義姉さんと馬が合ったのか今回は残るらしい。
オットーやディードも残ってくれるらしい
何かが起きてることをわかってるので、護衛もしてくれるということ
何事もないと思うけれど助かる
恭也義兄さんと美由希義姉さんも警防隊に連絡を取ってくれて、情報集めをしてくれてる
本当に頼もしい身内だと思うよ。
俺は出発メンバーを道場に集めた。

「飛行機で行くの綾?」

 フェイトが効いてきたので俺は首を傾げた
何を言ってるんだろう
俺はパスポート持ってるけれど、なのはたちはいいけれど、
ミッド出身の人たちは持ってないでしょうが・・・

 俺はフェイトが何かを言う前に力ある言葉を発した

「エルシード(瞬間移動)」

 その瞬間俺たちは光に包まれ
高町道場から姿を消した。 

 

さすがサウスタウン

 光りが収まり瞬間移動が終了したみたいだ
眼を開けると中華風の建物の庭にいた。

「えっと・・・ここってルーフェン?」

「ヴィヴィオ、家にこのような感じはないよ」
リオガスがヴィヴィオの質問に答えた。

「あぁ、ここは私の知り合いの家」

 ここはテリーの義父の師匠であり、ギースの師匠でもあった
タン大人の家である。
ただいまタン先生は中国山奥で隠居生活している。
十数年前に起きた事件の傷も癒え、戻るかなと思ったのだが思いのほか気に入ってる様子で移住してしまった。
聞いた話によると新たなきっと最後の弟子と一緒に暮らしてるそうだ。

「ここは、前に言ったよね
ルーフェン武術に似た武術が地球にもあるって、
中国武術っていうんだけど、そのうちの一つ八極正拳の先生の家
今は山奥で暮らしてるんだけど、私が自由に使用許可もらってる場所の一つ」

「綾・・・ここってもしかしてテリーさんの」

「フェイトそうだよ。
大人モード使用組は大人モードになって、コロナも今ここで練習しよう
きっと出来るから」

「どうしてか聞いても良いですか?」

 コロナが聞いてきたのできちんと答えた。

「簡単だよ。
ここは魔法がない世界だし、確かに格闘の聖地だけど、治安がね・・・
当たり前だけど、いきなり身長が伸びる人なんていないから、
素直になっていた方がいい
私も使用するしね」

「綾さんはどうしてですか?」

 アインハルトが不思議そうに聞いてきた。

「ん~、私って本来はもっと身長があったんだよね
ある事故で身長が縮んだんだけど、これも当たり前のことで、
身長が縮むなんてことはありえないからね
皆さん準備よろしく!」

 「変身!」

 俺は一回転をして変身をする。
身長は180ぐらいの長身になった。
冬ということもあり、パンツスタイルと革ジャン
耳にはイヤリングを付けた。
靴は黒のブーツ、革の手袋のちょっとだけロックスタイル。

 久しぶりにフェイトを見下ろせる身長になった。
俺が準備が終わるとみんな終わったようだ。
心配だったコロナもデバイスが協力してくれて出来たみたいだ。

 こうやって見ると美女の群れ
目立ちそう!
通常でも子供が大半だから同じか!

「一応ここでは魔法禁止ね!
ただし少しの強化はありだけど、常識内で行ってね」

 一応、ここでのレクチャーを俺となのは、フェイトで教えた。

「何かあったら、思念波で交信して、すぐに向かうから
私は少し用事があるから席を外すけれど、
今から向かうところは多分安全な場所だから、でも参加もしても良いし、見学してもいいよ」

「綾もしかして、パオパオカフェに行くつもり」

「フェイトそのまさかだけど、魔法技術を使えばみんなの方が強いけれど、
ほぼ基礎体力で格闘オンリーならきっとこちらの方が上だと私は思ってるし、
あそこなら安心だ!」

「あのヴィヴィオさん!」

「ミウラさん、なんですか?」

「今から行くパオパオカフェってご存知ですか?」

「私は海鳴しか行ったことないから、ただここサウスタウンは格闘の街っていうのは知ってます
こちらの世界の格闘の大会ザ・キングオブファイターズの基盤が出来た街だと聞いたことがあります」

「ヴィヴィオ正解、本来はキング・オブ・ザファイターズなんだけどね
魔法がないだけで文化レベルはミッドとそう変わらないから安心して」

 俺はみんなを先導して、タン先生の屋敷から出る。
俺はそのままハワードエリアから北に向かい目的地に向かう。

 俺たちが歩いていると斜め前方で一つ三つ編みのブロンド美女が前方2人と後方2人から挟み内にあいそうな感じだった。

「なのは!」

「うん、気を付けてと手加減はしておいてね」

「了解」

 俺はダッシュをしながらジャンプをして前方の男性2人を蹴り飛ばす。
着地と同時に背中で女性を隠す

「キャッ!」

「いきなりでごめんね」

「え・・・えっと・・・もしかして!」

「話は後ね!」

 俺は軽く手をかざし拳風を当てる
その拳風に当てられ2人とも吹き飛んだ!

「拳風で俺たちを飛ばすなんて・・・あ・・あれはもしかして・・・烈風拳か・・・」

 いやいや烈風拳ならあんたら死んでるって・・・

 黒服の男たちはそういいながら気絶をしてしまった。
どうやら俺が思っているより全体のレベル低下している感じがするきがした。
俺が振り向いて三つ編みの女性に話をかけようとしたら新たな声が聞こえたのでそちらに顔を向ける
新たな追って
この女性ってもしかしてVIP関係の女性か?

 振り向くと3人の男性が俺をにらんでいた。
一人は角刈りぽい感じで黒の道着を着ていた。
一人は片目を髪で隠れていて白の道着を着ていた。
一人は黒人で空手の道着を着ている角刈りのごつい男

「おいおい、可愛い女がその女性を襲おうとする?」

 黒服の男がこちらに何かを言ってるか少し無視をしてなのはにアイコンタクトを送る
少しそこで様子を見ていてと

「そうです、その方はお兄さんとは関係ないんですよ
なのになぜ、その方に被害を与えようとするんですか?」

 真面目そうな白い道着の男性の声も無視をして、俺は振り向いて女性を見る。

 金髪+ブロンド一つ三つ編み美女+多分危険人物な兄=
もしかして

「もしかして、リリィ・・・」

 そういいかけた瞬間斜め上から手裏剣が飛んできたので指の間で受け止めた。
飛んできた斜め上を見ると屋根の上に時代錯誤な、マントなのかマフラーなのかを首に巻いた少年がこちらを睨んでいた。

「仕方ない・・・遊んでやるよ」

 俺は4人に向かい手招きをした。

「さすがサウスタウン」

「ワシ等相手に、その余裕命取りとしれ」

 俺は数歩前に出た瞬間その男からの突進二弾蹴りか来たのだが、俺はそのまま正面を向いて受け切った。

「綾ちゃ~ん」

 だいぶ後ろからなのはの声が聞こえてきたので俺は拳を上空にあげその声に答えた。
その拳をその男が着陸した瞬間にフックをして吹き飛ばす。

「極限流飛燕疾風脚ねぇ、大したことない!」

 その瞬間に上空から錐揉み脚が飛んできたのだが、それを半身でかわしてからの回転後ろ回し蹴りで吹き飛ばす。

「不知火流体術 空破断 アンディの足元に及ばない粗悪品だね」


 テコンドーの道着を着た二人が俺の左右に分かれ突進をしてきたんので俺は座り込んで、
気を地面にぶつけた。
その瞬間気の刃は地面に反発して俺を守るように、牙の形をした檻のような気を周囲に出し2人を貫いた。

「まさか・・・」

「レイジング・・・」

 二人はそう言いながらダウンをした。

「テコンドー至宝キム・カッファンの系譜だと思うけれど、甘い
そんな腕で俺に戦おうなんて100年早いよ!」

 そう言い切った瞬間路地から容姿の整った金髪の少年が俺を睨んでいた。

「みんな・・・これはお前がしたことなのか!」

「結果的にはそうかもね」

「俺の友人たちを、仇を取らせてもらうぜ!」

「だからできないことを言うんじゃないよ」

「気を付けろロック!
ドンファンとジョイフンを倒したのはレイジングストームだ・・・ぐっ」

「レイジング・・・ストーム・・・ギースと関係が・・・」

 ロックと呼ばれた男は片腕を振り上げた瞬間、地を這って進む気を飛ばしたのだが、
俺はそれを銃弾久遠で消滅させる。

 久遠は基本剣風を戦士基本技の一つだが、それを拳にも使用可能にした技
基本技だけあって威力はそこまで高くないのだが対消滅をした。
ゲームならあり得る話だが、リアルなら威力が勝った方が飲み込むのが当たり前
弾丸ならそれもあり得るのだが・・・気の練りが甘い

「次世代の狼は子犬か・・・」

「その余裕が命取りだ、食らいな!」

 ロックがそう言った瞬間、拳に光をまとわせて突進してきたので、
俺は少し腰を落として相手の拳が当たるタイミングを計って、来た拳を覇王拳をぶち当てる。
ぶつかった瞬間ロックは道路の端まで吹き飛ばされてしまった。

 「あ・・・あの・・・間違ってたらごめんなさい」

 後ろでかくまった女性が俺に話をかけてきたので俺も返事をした。

「何?リリィさん」

「やっぱり綾ちゃん!」

「久しぶりどうしたのこんな所で、確かイギリスに帰ったんじゃ」

「今はここでパン屋でアルバイトしてるよ」

「え!知り合いなの~」

 忍者服っぽい男の子が叫んだ!

「そうだけど、確認も取らずに攻撃してきたんだから仕方ないよね
アンディのお弟子さん
アンディの弟子じゃなかったら潰してたよ!」

「綾・・・って師匠と互角の戦いをしたあの綾さんですか?」

「あ~うん、そうだね」

「まさか、ワシ等は格闘界の伝説ファントムレディに、勝負を仕掛けたってことでごわすか・・・」

 極限流の弟子も俺の事を知ってるみたいだな

「私はリリィさんと友人なんだけど、襲ってきたんだから返り討ちになってもい仕方ないよね」

「ワシ等の師匠並みに強いおなごなんてユリ師範ぐらいだと・・・」

 騒ぎが終わって路地の後方で待機していた俺の友人もやっとこちらに向かってきた。

「綾・・・大丈夫みたいね」

「そりゃフェイト、テリーやアンディの弟子ごときに後れを取るわけないっての
、保護者もそこで見てないで出てきたら」

 俺がテリーの弟子とわかったのは建物の物奥で隠れていた人を知ってたから

「ソーリー綾久しぶりだな」

 茶色の革ジャンに貫録を増した感じがする
伝説の狼が建物からか姿を現した。

「テリーこれは何かの余興かしら」

「まぁロック達の勘違いって事だな!」

「観てたんなら止めてくれてもよかったんじゃないの」

「久しぶりに会う綾がどれぐらいになったのか見てみたかったしな
相変わらず元気そうだ」

 俺はテリーと握手をした。
テリーもなのはとフェイトのことは覚えていたようでお互い挨拶をしていた
俺は何かを思い出したかのリアクションをした。

「テリーが来たから、みんなをリチャードのところに連れてってよ
どうせ行くつもりだったんでしょ」

「まあな、綾はどうするんだ!」

「私はあそこに用事があるから」

 俺はこの町の象徴のビルを指さした。

「O・K確かにこの子達と行くのは良くないな」

「多分そこで伸びてる子達とこの子達良い戦いができると思うよ」

「それは楽しみだ!」

「テリーもこの子達に何かを見せてあげてよ」

「気が向いたらな」

「綾ちゃん!用事ってギースタワーに行くの?」

 なのはは心配そうに聞いてきた。
ハワードコネクション表社会ではクリーンな会社のイメージで
世界規模のコネクション
裏ではギースが生きていた時代は世界の大半が傘下だったという
今でもその力は以前よりは低下してはいるが残っている。

「うん」

「でも、危ないんじゃ」

「大丈夫、みんなをお願いね」

「無茶をしないで」

「うん、あ!そうそう
今回は知り合いのお弟子さんだから手加減したけど、
次は潰すからね」

 そうダウンしている男連中に言い切った

「リリィさんも気を付けてね」

「また助けれれちゃったね。ありがとう」

 そういってみんなをテリーに預けて俺はギースタワーに向かった。 

 

ギースタワー

 俺はみんなと別れてこの街の象徴であり、
墓標でもあるギースタワーに向かってる途中背後から俺を呼ぶ声が聞こえた。
何しに来たのやら、俺は声の主の方に振り向いた。

「どうしたのなのは?」

「心配で来ちゃった」

「こっちの世界はなのはには似合わないよ」

「綾ちゃんもだよ」

「なのはは、正式な公務員でしょ。
私は違う必要なら彼らの手伝いもするしね
彼らも他では知らない情報を私にくれるから
とは言っても、犯罪っぽいのは頼まれたことは無いんだけどね」

「綾ちゃん。ビリーさんと仲良かったの?」

「仲は多分悪いんじゃない。
私テリー達と友達だしね
でも、道が交わるのなら仕方ないしね
だからビリーとは敵でもあるけれど、味方でもあるんだよ」

「私はそういうのよくわからないかな
ビリーさんに何を聞くの?」

「コピーの事
無限書庫でも詳しいことがわからないんだよね
確かに古代ベルガの王侯貴族がやったみたいなことや
スカリエッティもそんな事をしたと聞いたけれど、完成度は?
だいぶ昔にも、次元世界とこっちの世界の連中が組んで
抹殺未遂があったぐらいだ
草薙流っていうのはの日本の古武術らしい
なら知ってそうな人に聞くのが一番じゃない」

「綾ちゃんが危険なことはあまりして欲しくないかな」

「私もあまりしたくないけれど、私に直接来る分はいいんだ
良い暇つぶしになるから、でも周囲を巻き込んだら邪魔で仕方ない
例えば、トーナメントに出てくるとか
姪っ子に後催眠みたいなことをするとか、さすがに潰したくなってきたんだけど、
情報が入ってこないんだよね」

「でも・・・」

 俺はなのはの頭をなでながら、穏やかな顔でなのはを見る。

「大丈夫、昔みたいにいなくなったりはしないから、なのははどうする?」

「着いてくよ」

「ここで返す方が危ないか、なのはは、護身程度は出来るかもしれないけれど、
魔法を取ったら可愛い普通の女の子だしね」

「なに綾ちゃん。普段は可愛くないのかな?」

「普段も可愛いけれど、魔法を使ってるときは格好いいと思う
私は好きだよ」

「ありがとう
ヴィヴィオも来たがってはいたんだけどね」

「ヴィヴィオだったらパオパオカフェに行けって言ってたよ
ヴィヴィオの格闘能力なら何かあっても抜けれると思う
まぁこっちに来るより、パオパオカフェの方が楽しめれると思うしね」

 なのはと会話を楽しみながら歩いていたら思いのほか早くギースタワーに着いた。
以前とは違って正面からの招待できちんとした応接間にエスコートされた。
まぁ周囲は殺気立ってるというか、気が張ってる感じだけどね
なのはも少し緊張している様子だけど、腕を組んで安心させて部屋に入った。
少ししてから黒いスーツにバンダナ姿のビリーが現れた。

「なんで女連れなんだよ!」

「付いてきちゃってね、それにギースがいた時より物騒になってる感じがしてね」

「この街は良くも悪くもギース様の街ってことだ!
てめぇが聴きたい話は、話すのもめんどいんでな
これにまとめておいた。
読んでおけ!」

 ビリーはテーブルに一冊のファイルを置いたので俺は取ろうとすると、
目の前に棒を突き出された。
俺は何事もなくビリーを見る。

「ただで渡すわけねえだろう」

 俺は革ジャンの裏ポケットに入れておいたUSBメモリを出す。

「これで良い」

「あぁ、てめえの事だから嘘はないと思うが、信じていいんだな」

「それを決めるのは私じゃないよ」

「商談成立だ!」

「だね、後リリィさんの護衛
もっと腕利きにしないとダメだよ」

「なんでテメエが・・・」

「なのはの前だから言いたくなかったけれど、何者かに消されてたよ
今は無事に家に戻ってるけれど、あの子は、この子と同じように私たちとは違う世界の人で
一緒に暮らしたいんならきちんとしないと」

「てめえに言われなくても」

「だからギースは教会に預けたんだと思うけれど、血は争えないみたいで、テリーに拾われちゃって、
まぁテリーに育てられた割にはまともみたいじゃない」

「ちげえねえ、リリィの事は礼を言っておく」

「友人だからね」

「ふん、変わったやつだ!
こちらの世界で生きている方が楽なくせによ」

「ヤダよ、血と硝煙と欺瞞と暴力と金だらけの世界なんて・・・」

「まぁいい、もしこの世界で働きたくなったら紹介してやるぜ」

「最近の裏社会はリクルートもしてるわけ」

「時と場合にな!」

「なのはもいることだし、お暇するわ」

「会うこともそんなにねえが達者でな!」

「あらあら歩く狂犬、暗黒の帝王の片腕ともいわれた人からそんな優しい言葉が」

「あぁ、一応リリィの件で世話になったしな」

 その言葉を聞きおれはなのはを連れギースタワーを出た。
ずっとなのはが聞きたそうな顔で見てるので、俺は口を開いた。

「あのUSBの事」

「う・・・うん聞いても良い」

「ん~、ギースはテリー達が言うように悪人だ!
それは間違いない
でもこの街にとって良かったことか悪かったことか半々なんだよね
ギースが亡くなったのは知ってる?」

「えっと確か、綾ちゃんがKOFに出た年だよね」

「あぁ、あれフェイクらしい
私も行方不明になってたしね
8年前ぐらいに戦って亡くなったみたい
その後、ハワード財団以外のギャング集団も流れ込んできてね
お隣のセカンドサウスの方もちょっかいが来てる感じでね
その資金源の妨害のデータを渡しただけだよ」

「綾ちゃんそんな危ないことになってる街にヴィヴィオ達を連れてきたの?」

「変な話なんだけど、裏社会の抗争では重火器使用な場面もあるけれど、
なぜかここサウスタウン中央ではこれなんだよね」

 俺はこぶしを見せる

「裏社会の大きな組織であった世界有数の巨大財団のハワード財団、
ヨーロッパのVIPの用心棒から裏社会にも強かったシュトロハイム家を倒した
サウスタウンの英雄テリーがいるからか、
ギースの死しても影響力が強いからかわからないんだけど、格闘技なんだわ
だから中央都市部だったらヴィヴィオ達は安全
もちろん何か危険なことがあったら連絡が来ると思うし、
まぁフェイトとノーヴェもいるから安心かな」

「これからはそういうことは事前に話してほしいな」 

「今回呼び出したのはビリーだしね
こんなに早く来るとは思わなかったけれど」

「綾ちゃんはビリーさんに何をお願いしたの?」

「コピーなんて研究している組織の事
大まかにはわかってるけれど、その後付け」

「わかってるの?」

「恭也義兄さんに頼んで警防隊にもお願いしたから、
でもこういうのはビリーたちの方が強かったりするからね」

「あまり危険なことはしないでね」

「降りかかってくる火の粉を消さないと」

 歩いて話し込んでるとも目的地のパオパオカフェに到着
扉を開けると俺は驚いて中を見てしまった。 

 

狼が眠っている

 なのはと俺が驚いたのは
パオパオカフェでヴィヴィオとテリーが戦っていたからなのだが、
何かがおかしい
よく見ているとなんコンマだけどテリーの攻撃が遅い
俺たちはフェイトの所に向かった

「綾用事は終わったの?」

「終わったけれど、何してるの?」

「止めたんだよ、話の流れでこうなってる感じ」

「パオパオカフェだから良いけれど・・・戦況は?」

「テリーさんの2連勝」

「今3戦目だから疲れてるのかな?」

「テリーさんの調子が悪いこと」

「気づいてた」

「綾が中学生の時に戦った時より遅い感じがするの
コンマだけど、さすがに3戦目だとヴィヴィオも研究してるから
対処してくるよ」

「流石文系少女だけど・・・」

 俺はこの戦いをじっくり見ていて気付いた。
テリー自身本気で戦ってる
実際はつもりだけど、何かが引っかかって鈍い感じ

 戦いも佳境に入りテリーのボディフックをかわしたヴィヴィオが
必殺のアクセルスマッシュのカウンターが当たり
テリーが後ろに引いた瞬間
ヴィヴィオはまっすぐに自分の必殺技を出した
アクセルスマッシュの2連打
その一撃目をテリーはガードして
二撃目を一歩踏み込んでのショルダーチャージ
ジャンプしながらのアッパーで相手を浮かせた。
テリーもそのままジャンプをして、パワーダンクのモーションで下降して、
着地と同時にパワーゲイザーで追撃した。
ヴィヴィオはそのまま当たり気絶をしている
ハイアングルゲイザーね
テリーの必殺技の一つなんだが
帽子をズボンではたきかぶり直した。

「綾、良いファイターたちだな」

「ん、いい選手たちだよ
テリー何かあった?」

「なんでだ、調子悪いように見えるかい?」

 自覚症状なしかどうしたもんか

「そんなに俺のことが心配ならいっちょやるか?」

「そんなに疲れ切ったんじゃいい勝負ができないから、夜でどう?」

「あぁ、綾の心配を取り除いてやるぜ」

「そう願いたいね」

 俺はリチャードにホットドッグを注文して、みんなに質問した。

「戦ったのはヴィヴィオと誰?」

 アインハルトとミウラが手を上げてくれた

「すごく強かったです
僕は一戦目でしたけれど、なんか読まれてた感じがしましたが
次は勝てる気がします」

「私も負けて悔しいですが、次は勝てると思います
ジークさんの方が強い感じがしますが、
こういっては失礼ですが、
綾さんがなぜここまで進めるのか少し疑問なんです」

「ヴィヴィオは?」

「私もミウラさんやアインハルトさんと同じだよ」

「やはりね。最初っから見てたフェイトは?」

「ん~さっきも綾には言ったんだけど8年前の方が強かった気がする
あの時綾ほとんど手も足も出なかったしね
一撃は入れたけど」

 今の強さしか知らないミッド組は驚いてたけれど
テリー・ボガードは強い
伊達や酔狂で伝説の狼の異名はつかない
ギース・ハワードをはじめ
闇の帝王と呼ばれてた ヴォルフガンク・クラウザーを倒し
闇の商人R ルガール・バーンシュタインを倒したテリーがこんなものではないと俺は知っている。

「みんなのその言葉覚えておいて
本当のテリーを見てもまだそのセリフが言えるのかをね」

「綾ちゃんはテリーさんを信じてるんだ」

 俺がそう言った瞬間になのはがそう聞いてきた。

「当たり前でしょなのは、俺は8年前の屈辱を忘れてないよ」

 パオパオカフェでの戦いを見ながらの説明を俺はしていた
ミッドの格闘より多種の武術があるから俺が知る限り教えたりする。
リチャードには夜のメインで俺とテリーの勝負をお願いした。
オッズはびっくりした3倍対50
テリーが3倍で俺が50だった。
俺は格闘大会にあれから出ていないので仕方ないのかも

 夜となり俺は舞台に立った。 

 

テリー・ボガード

 俺はいつもの服に普段は大がかりな白いマントを羽織っていた
肩には修練闘士(セヴァール)の紋章がついたもの
なのはにも誰にも見せたことがない儀礼装の一部
これは修練闘士(セヴァール)がクルダの名の許に礼を尽くす行為を行うときに身にまとう
流石に旗は持ってこなかったけれど
俺はテリーに最大限の礼を持ってこの戦いに挑む。
例え今のテリーがポンコツだとしても
俺はマントに手をかけなのはに手渡す

「なのは預かっていて」

「綾ちゃん・・・そこまで思いを込める戦いなの?」

「多分ね」

 俺はテリーに対峙をする

「大がかりだな綾」

「これでもテリーに敬意をしてるんだよ
さてやろうか」

「O・K」

  そう言った瞬間、テリーが腰が高いスライディングしてきたので軽くバックステップでかわしたらそこから足が蹴り上げられた。

 ファイヤーキックか俺はそれをフックではじき返した。

「9年前の再現なんて馬鹿にしてる?」

 言いながら俺は素手で衝撃波を飛ばす。
 
 テリーは、それを回転踵落とし
クラックシュートだが、本来なら俺の頭に来るはずが、肩に移動されてる。
俺はそれを受け切った。

「やはりなめてる?」

「おいおい、攻撃は俺の方が当たってるんだぜ!」

 テリーほどの男が俺の言いたいことがわかってない
もしかしてテリー自分自身が今どんな状態かわかってないのか

 俺は、バックステップをしながら距離を開けて前蹴りをする
蹴り先から衝撃波を生みテリーに向かっていくが、
テリーはそれを横に移動してかわし、拳を突き出して突進するしてきた。
これも通常なら顔面に来るはずだが、当たる瞬間に胸元の方に方向が変わった。
俺はそれを体捌きで躱し、左フックを入れる
もろカウンターになりテリーはそのままリング端まで吹き飛ばされた。

「急所を狙ってこないなんてバカにされたものだ
そんな腑抜けた攻撃なんて俺に聞くわけないだろう」

 テリーはふらつきながら立ち上がってきた。

「何・・・言ってやがる綾
俺は狙ってるぜ、想像以上に強くなってるな」

 テリーと戦ったのは、中学の時でまだアシュリアーナに飛ばされる前だ


 何度目かの攻撃が来るが、急所がずれてるので
かわすまでもなくガードの必要もない
俺はテリーの頭をつかみ地面にたたきつけた。

「なぁテリー認めろよ」

 俺は地面に横たわってるテリーに向かって声をかけた。

「俺達はあそこにいるなのはやヴィヴィオ達とは違うということを」

 テリーはふらつきながら立ち上がる
格闘家、闘士として立ち上がってくる
急所攻撃が出来なくても誇り高い狼はまだ死んで無いことがわかる。

「どんなきれいごとを言っても俺たちは人殺しだ
ギースは悪人だった確かにそうだろう
お前らの父親を殺した
確かにそうだ
でもテリーあんたはギースを殺した
どんな奴でも命というのは平等だ
ギースを殺したせいでこの街は混沌化したのも事実だ」

「だったらどうしろというんだ!」

「だから言ってるだろう認めろと
俺らはギースたちと同じなんだと
人殺しという咎人(とがびと)だ」

 そう言った瞬間周囲が緊張してるのがわかる。

「だが、テリーあんたは人の生活命を守ったのは事実だ
卑下しろと言ってるんじゃないんだ
都合のいい主張と誇りを繰り返すなと言ってるんだ」
次につなげることはできないと思ってる」

「講釈はそれだけか!」

 それじゃだめだよ
テリーの必殺の一撃も当たり所が悪ければなまくらだ
俺はそれをかわしてただの前蹴りで吹き飛ばす。

「話の途中で攻撃するのは嫌われるよ
誰かを殺すということはほかの人に悲しみを残す
だから俺たちはそれをしっかりと受け止めないといけない
未来に繋げる価値や相手に最大限の尊敬を込めて戦わないといけない
エレさんやガウみたいに上手く話せれね
もう言いたいことは殺した者が恥ずかしくないように
しっかりと大地に立って、戦い
倒された後も誇れるような闘士にならないといけないって事
いつまでもギースの亡霊に悩んでるんじゃねえよ」

 テリーが起き上がってこようとしたので回し蹴りをして吹き飛ばす。

「俺はいままで倒したもの、殺したものを心に刻んで戦ってるぜ
てめえはどうなんだ!」

 大声を上げながらテリーが向かってくる
テリーも戦てっていやがる
自分では気づいてないかもしれないが己と戦っていやがる
でも、俺はこれで決着を付けようと足を踏みいれた瞬間にテリーは地面に拳をぶつけた。
大きなエネルギーの柱が立ち俺を巻き込んだ

『パワーゲイザー』

 カウンターになって俺はまともに受け後ろに吹き飛ばされてしまった。
テリーが勝利ポーズをしようとしたところで俺は立ち上がる。

「やれば出来るじゃん!」

「まともに入ったはずなのに化け物か!」

「吹っ切れた?」

「俺はギースを殺した
ロックを俺と同じ遭遇にしてしまった
綾が言ったようにギース亡き後
この地の後釜を得ようと裏社会の人間が入ってきた」

「お前はギースを否定した
なら生き残った者はそれを成し遂げないといけない役目がある
良い社会にしろと言ってるわけじゃないんだ
次世代に繋げるために戦えと言ってるだけだ!
あんたは俺が・・・
私が尊敬しているファイターだ
こんな事で自分に負けないで・・・」

「あぁ、まだあんたが望むようになれてる自身がないがやってみるよ
ここからが本当の戦いだ!」

「それは楽しみだ
伝説の狼
テリー・ボガード
あんたと戦えることを誇りに思うよ」

 俺は自分の血をぬぐってほほに一閃の血を付ける

「さぁ始めようか!」
 

 

復活の狼

 先ほどまでと違いオーラという感じが出ている。
気を抜いたら一瞬にして追いやられてしまう感じだ
気合は入ったようだが、本当に急所に攻撃が出来るか確かめてやる
俺は軽くジャブをしながら牽制をしながらのストレート
テリーは俺のジャブを手ではじいて回避をしやがった
そしてストレートをしゃがんでかわしやがった
まずい!

 上下逆さになって錐揉み上昇しながら両腕を広げて攻撃しきた。

『ライジング・タックル』

 今度はしっかり俺の顎を狙いながら上昇してきやがった。
俺は体が流れていたので、ストレートを戻す瞬間肘落としをしてテリーの攻撃を防いだ
テリーの逆さ錐揉み脚と肘が当たり、その衝撃を耐えるのではなく、
俺もその運動に逆らわずに飛び上がりバク転をして距離を稼いだ。

「いった~」

「相変わらずの反射神経だな!」

 俺はもう考えもせずラッシュをかける
俺の攻撃はテリーのガードを崩せず
テリーの攻撃も俺の防御を崩すまでにはいかなかった。
たまにお互いの攻撃は当たるのだがクリーンヒットにはほど遠かった。

「ちっこんなに苦戦するんなら復活させるんじゃなかったぜ!」

「よく言うぜ、戦い無くして生きていられないくせに!」

「お互い様だな」

 俺のパンチと同時にテリーのパンチが放たれ
お互いがそれを受ける。

「それよりいいのか、こんな戦いをあの子たちに見せて」

「仕方ないさテリー、これも戦いの側面の一つさ
競技選手ではこんな戦いは無いからな
まぁジョー兄は除外だけど」

「確かにな、ジョーは毛並みが違うな」

 そういいながらまた殴り合いを始めた。
俺はテリーの力を見余ったのかもしれない
そういえばタン大人が言ってたっけ
弟子の中で心ならテリーの親父さんジェフ・ボガード
一番強かったのがギース・ハワード
だけど底なしの資質ではテリー・ボガードだって・・・
俺もリミッターはかけてるとはいえ、先ほどとは違って本気で行っているのに倒しきれない
本当に楽しいよテリー!




「綾ちゃんが久しぶりに・・・」

「そうだねなのは、綾が久しぶりに心から楽しんでるよ」

「うん、私といるときは幸せそうだけど、いつも影を追っている感じがしてた
中学まではそんなことなかったのに、この世界に帰ってきてからずっと抑えていたのが解放されてる感じ・・・」

「なのは」

「なんか悔しいなって」

「そうだね、でも」

「うん、通常で幸せにできるのは私だと思ってるよ
それは自負してるの・・・でも・・・
やっぱり綾ちゃんは戦う人なんだって思えてきちゃった」

「やっぱり綾もそうだけど、それに対抗してるテリーさんって本当に強いね」

「でも、そろそろ決着の時かな」

「そうだね」




 「行くぜ綾」

 テリーがそう言った瞬間足元から風を纏い
竜巻を装備しながらこちらに襲い掛かってきた。
これは約14年前にギースを倒した八極聖拳最終奥義
『波動旋風脚』か
だが・・・

 暴風の様に襲い掛かってくる
風が、テリーの攻撃か
俺はそれらが当たる瞬間に回避した
見ているものは消えた感じだろう
俺のオリジナル歩法『刹那(せつな)
武技言語使わず使ったので体が悲鳴上げてやがる
本当に恭也義兄さんや美由希義姉さんはよく似た神速を何気もなしに使ってやがる
テリーの動きが止まった瞬間に俺はテリーの正面懐に入り腰を落として正拳突きを入れる
俺の格闘技必殺の『覇王拳』
その完全版
震脚と寸勁(すんけい)を取り入れた渾身のお手本通りの正拳突き
その威力はテリーが(さざまづ)きながら血を流している
俺は残身を残しながらテリーの方を見る
勝利コールをもらった瞬間俺もふらついた瞬間
何かにもたれかかった
横を見るとなのはが肩を貸してくれてた。

「ありがとなのは」

「お疲れ様だよ綾ちゃん」

 そう言った瞬間テリーも起きだして座り込んだ

「俺の負けか」

「今回はね、でも次も勝つよ」

「ありがとうな」

「何のこと?私は8年前のリベンジをしたかっただけ
そのついでだよ」

「言ってくれるな、今できる本気で戦ってくれたありがとうな」

「こちらこそ、楽しかったよ」

「俺もだ」

 俺はなのは肩を借りながらみんなのところに戻った。 

 

その後

 テリーとの戦いでかなり稼がせてもらった。
大穴狙いの大博打並みの倍率良い戦いもできたし懐もぽかぽか良い感じだな
俺がリチャード特性のホットドッグを食べてると、ヴィヴィオがこちらんび歩いてきた。

「どうしたのヴィヴィオ?」

「いつも通りのお姉ちゃんだ」

「あんな戦闘モードでいつもいたら疲れちゃうでしょ」

「そうなんだけどね、一つ聞いても良いかな?」

「内容によるよ、答えれない内容もいっぱいあるし、
その中にはもしかしたらなのはにも言ってない話かもしれないから」

「そんな大それた内容じゃないよ・・・でも私にとっては大事な内容なの」

「ここでいいの?」

 みんな戦いの方に見入ってるから、実はいろいろな取引とか利用されている
だけどヤバ系の物品の現物取引はされてない
そんなことをしたらリチャードがしょっ引くからだ
話は規制できないが薬とかは出回ってない
そうじゃなかったらヴィヴィオ達を連れてこられない。
そんなわけで秘密のお話は結構できる。
俺はリチャードに合図を出し飲み物を頼んだ。

「なんにしろ、飲み物でも飲んで落ち着いたら」

「うん」

「めずらしいね、相談事はなのはやフェイトだと思ってたから」

「そうかな」

「うんそれで少し寂しいなっと思ってたけど、
頼れるお母さん二人だしね、私は基本お姉ちゃんポジションだし」

「でもでも、ないがしろにしてるわけじゃないよ」

「知ってる、だから先に相談に来てくれて私はとてもうれしいよ」

「あのね、多分私たちは疑問を感じたの?
なんであんな風に戦えるのって?」

「ん?さっきのテリーとの闘い?」

「うん、テリーさんが不調だったから取り戻せるためにやったんだよね
なら話でも分かってもらえたんじゃないの?
この世界には安全装置などないんだし
綾お姉ちゃんは大丈夫だと思ってるけれど、
あんな危険な戦いをしてまで戦わないとダメなのかなって?」

「俺達はさ、競技で戦うこともあるよ
実際テリーも格闘大会の全米チャンプであり、
多分KOF最多優勝者じゃなかったっけ?
でも根本はストリートなんだよ
戦うのが好きなんだ!
殺し合いがしたいわけじゃない
強い人と戦うのが好きなんだよね
戦って亡くなるのはさ
残念だけど、結果でしかない
だからこそ生き残った者はそれらを心に抱きしめて
戦い続けないといけないと思ってる。
こういう話、苦手だなぁ
エレさんとかジョー兄とかうまく話せると思うし
でも今回やったことはヴィヴィオもやったことだよ」

「私?」

「ヴィヴィオ、アインハルトにやったことはそれだよね」

「でも、でもあれは」

「うん、あの戦いの仕方は危険だったとヴィヴィオもわかってるよね」

「うん、ノーヴェが教えてくれたよ
あんな戦いをしてたら、中等部の間に故障して選手生命終了だって」

「わかってやったことだと思って話すけど、なんであんな戦いを?」

「今のアインハルトさん自身を見てほしくて・・・」

「攻めてるんじゃないんだ、私が・・・俺が今日やったのは・・・
この前のヴィヴィオと同じことなんだ!
ヴィヴィオが俺の強さを誇りに思って目指してくれるのはうれしいよ
テリーや恭也兄さんとヴィヴィオ達は根本的に違う
テリーはそこまでじゃないけどね
ヴィヴィオは競技選手だ
競技選手と闘士の戦いは似ているが根本が違う
だから私を目指すのはやめなさい
目指すのならアインハルトやエレミアがいる
あれらは俺も戦ってみたいと思ってるから
もちろんヴィヴィオともね
でも戦うのならクリステラ状態ね」

「今回の戦いが私とアインハルトさんの時と同じってわかったけれど、
つらくないの?」

「考えたことないな~
戦いだけじゃないしね
私にはなのはやヴィヴィオ、フェイトと言った家族がいるし
まぁフェイトは奥さんじゃないけどね
数は少ないかもしれないけれどはやてやありさ、すずかと言った親友たち
戦いを共有できるテリーやジョー兄みたいな仲間もいれば、
わたしを見守ってくれる栞母さんや士郎義父さん、桃子義母さん親たち
今も悪戦苦闘してるだろうシーラや喫茶翠屋ミッド支店のスタッフたち
亡くなったけれど、いつも見守ってくれてると信じてる隆行父さん、おやっさんがいる
そして志半ばでなくなった同胞や
私が殺してしまったやつら
これだけの思いが私に詰まっている
誇りこそあれ苦しいと思ったことはないよ
つらいとき苦しいときはなのはが私を護ってくれてる
日々成長する娘がここにいる
幸せだよ十分に」

「ありがと、そんなに思ってくれてヴィヴィオもうれしいよ
でももっと自分を甘やかしても良いと思う」

「十分自由にやってるよ、
戦ってる時は甘えられないからね
私が倒した人たちがこんな強い人にやられたんだといえるように
そして亡くなった人たちが、誇りに感じられるように
そして最強であり続けないといけない」

「それは大変な事じゃないの?」

「私はそれを受け取った拒否をすることもできたけれど、
私は受け取ったんだよヴィヴィオ
それは責務であり義務だ
私はそれを誇りに思うよ」

「でもこの世界の事じゃないんだよね」

「それでも人の思いや命は関係ないことだよ
話がそれたね
競技じゃない戦いは苦しいだけなんだよ
だって基本栄誉も何もない
私はそちらの人間でヴィヴィオたちは競技選手なんだ
もちろんルーフェンみたいに伝統を伝える人たちもいる
一部分はご一緒できるけれど、
根本的に基本私らはご一緒できない
競技選手で闘士でもあるジョー兄がおかしいだけでね」

 まじめな話をしていたら、テリーが俺の頭にのせてきた

「まじめな話をしてるね綾、ジョーが聞いたらびっくりして泣いちまうかも」

「違いないね、ケガは」

「思いっきりやってくれてよ」

「お互い様だよ、今もいたいんだからね」

「回復だったっけ?しないのか」

「必要ならするけれど、テリーと戦ったんだよ
もう少し感じていたいな」

「口説き文句か?」

「まさか、奥さんと目の前に子供がいるのに」

「結婚って?」

「テリー風来坊なんだもん、
連絡付けようとしても連絡届かなかったんだから
仕方ないからジョー兄とアンディにも招待状は出したんだけどね
二人とも欠席しちゃったし」

「別に無視をしてたわけじゃないんだ!
ジョーがな、友人なのは仕方ないけれど
荒事にはなるべく巻き込まないようにってな
綾は考えずに無茶をするしな」

「したっけ」

「お話は終わったの綾ちゃん?」

「あ~なのはテリーが乱入中」

「おっと俺のせいか?」

「えっとテリーさん綾お姉ちゃん、そんな昔から無茶をしてたんですか?」

「あぁ、色々あってな、俺を守るのに銃で撃たれたことあったな」

「あれは、気が付いたら、体が勝手に・・・」

 俺は何か寒い感じなようなものを感じたのでそちらを見ているとなのはからだったので、そちらに顔を振り向いた。

「なんで格闘大会で銃に打たれるの」

「なんでかな?・・・とっさに体が動いたんだから仕方ないでしょうが」

「まずかったか?」

「ちょっと、テリー達はいろいろあってね、決勝戦でテリーを狙う殺気を気づいたら勝手に盾になっただけだってば」

 嘘は言ってない嘘は

「その手の話、詳しくは話してくれないと思うけれど、無茶だけはやめてね」

「その点は似たもの同士だと思うけどな、ねえヴィヴィオ」

「そこで私に振るの、でもそのおかげで私となのはママ、綾お姉ちゃんときちんと家族になれたと思ってるよ」

「そういえばテリー、マリーさんとはどうなったの?」

「なんでマリーのこと知ってるんだ!」

「私がお願いしてるエージェントだから」

「はぁ?」

「厄介ごとの3割はお願いしてるよ
のみにいたっと気にテリー達の話になってね
色々聞いた。
どうなの?」

「マリーは飲み友達だ」

「ねえ、綾ちゃんマリーさんって?」

「コマンドサンボっていうある国の軍隊武術で日本古武術の達人でギースの師匠だった人のお孫さんだったか」

「綾良く知ってるな?」

「そりゃ仕事お願いするんだから調べるよ
調べてる時に連絡あってね、調べたいんなら正面から来てって
いうわけで正面から一緒に食事をとってお話させてもらったよ
気に入ったからお仕事まかしてるの」

「あれ、綾の事だったのか
収入はいいんだけど、厄介ごとが多いって愚痴ってたぞ」

「私はなのはやヴィヴィオ達が大切だから、出来る人には十二分の評価を払ってお願いしてるだけだよ」

「プロとしてそれ以上に評価してもらってるし、こちらのやりたいようにやらしてくれるから安心だから断れないって言ってたよ」

「本当にいい人に巡り合えたよ、今度会ったらありがとうって言っておいて」

「ああ」

「テリーの友人以上恋人未満の飲み仲間だね」

「おい、綾」

「たまには羽目を外しても良いじゃん。なのはマリーさんとは何もないからね」

「そっちの心配はしてないよ。綾ちゃんは裏切らないって知ってるもん」

「ありがとう」

「はぁ綾お姉ちゃん、なのはママ、私お邪魔みたいだからみんなのところに戻るね」

「んで、ヴィヴィオちゃんをどけた理由は?、なのはちゃんはいいのか?」

「奥さんだから聞きたいのなら居ても良いよ
格闘家のクローン技術を探ってる何か知らないか?」

「知ってはいるが、数年前に壊滅したはずだ」

 俺はここ最近の世界規模のKOFの事を聞いた
その裏でネスツが暗躍していた。
テリーも詳しく知らないらしい

「ありがとうおごるよ」

「なんか皮肉だな、俺が負けた賞金だろ」

「ならご馳走様」

「それもなぁ」

 そう言ってテリーも離れていった。

「ねえ綾ちゃん?」

「ん?」

「詳しくは聞いてないけれど」

「色々やってるけれど、今回は私のクローンが生み出されたから、
それを破壊したいと思ってね、それの情報集めだよ」

「それって次元世界の話だよね」

「それがね、無限図書でも情報がほとんどなかったの
これはユーノのお墨付き
もちろんクローン技術のみなら古代ベルガ以前からあった技術だけどね
草薙流」

「綾ちゃんが競技会で戦った選手だよね」

「その草薙流って日本の古武術なんだよね
もちろんスバルの先祖みたいに渡った説もあるけれど、
無限書庫に草薙流の記述があってもおかしくないのに無い
今こちらの知り合い筋に情報を集めてるわけ」

「危ないことは?」

「なのはやヴィヴィオ達に被害は行かないように・・・」

「違うよ、綾ちゃん自身の」

「ケースバイケースかな
でもなのはの綾ちゃんは絶対無敵で、
かならずどんな場所からでもなのはのところに戻ってくるから安心して」

「うん、あんまり無茶はしないでね
さっきの銃弾受けた話もビックリなんだから
あれ小学生の時の話だよね」

「まぁね」

 本当ににつぶれたのか
衛星武器やらサイボーグ、
肉体改造、クローン
科学力でははるかにミッドに後れを取っている地球にこんな科学技術が・・・
あまり頼りたくなかったけれど、やはり鳴海探偵事務所に行かないとダメだな
フィリップに手伝ってもらうしかないのか
あまり会いたくないんだよなぁ
僕に検索できない所がある
実にぞくぞくしてきたとか言ってきたし
覚悟を決めるか

 ステージではヴィヴィオがダッグのブレイクスパイラル
どう聞いてもお便所ベイビーにしか聞こえない
実際にはユー アン エンジェルベイビィって言ってるらしいが
眼を回してダウンしてやがる
もう自力ではヴィヴィオの方が上なんだけど、
高度な駆け引きとかはさすが百戦錬磨の餓狼たち
ダンス格闘なんて戦うことないしな
タイミング崩されてやがるの
俺は大いに笑ったら、なのはが肩に顔を倒してきた。

「どうしたのなのは?」

「やっぱり格闘技好きなんだよね
すごく楽しそう」

「だってあんなに無様に負けるヴィヴィオって珍しいし」

 こういう泥臭い戦いの方が好きなんだなぁ
競技会って戦闘がきれいすぎるし、番町みたいに泥臭い奴もいるけれど
あとあっちは女性主体だからかな華やかすぎるんだよね
さすがアインハルトはテリー以外に負けは無かったけれど
ヴィヴィオにしてもミウラにしてもところどころ甘いよな
むさ苦しい無敵の龍の弟子はミウラと仲良くWK・Oしてるし
お互い一撃必殺が好きだから仕方ないけれど
龍虎乱舞が見れたのは良かった
倒した瞬間に倒れるなんて思わなかったけど
それだけミウラの一撃が効いたんだろうけれど
見ているだけでも十分に楽しめる内容だった。

 子供たちも何か問えるものがあり俺は大満足
次の日には海鳴に帰った。 

 

ナルシストハーフボイルド

 俺はアメリカからすぐに海鳴ではなく風都に来ていた。
なのはを連れて、子供たちはフェイトに任せて海鳴まで送ってもらった。
俺のわがままなんだけど
夜の海の堤防沿いをなのはと散歩したい
こっちに帰ってきたのは夜なんだけど、さすがに夜に鳴海探偵事務所に行くのはね
結局みんな折れてくれて、なのはとプライベート散歩デート

「綾ちゃんうれしそうだね」

「そりゃなのはと散歩デートだから」

「どうしたの?」

 俺が急に止まったからなのはが俺に聞いてきた。
俺は指をさしなのはに聞いた。

「あれ、何やってると思う」

「格好をつけて自撮りかなぁ・・・」

 少し距離はあるけれど、余裕で見える
俺は戦闘者だし、なのはは空戦魔導士目はお互い良いけれど、普通の人にも見えるぐらいだ
俺もなのはも知っている人が帽子に手をかけ自撮りをしている。
だからハーフボイルド何だと言いたい
ハーフボイルドにナルシストまで属性を増やしたのかあの探偵は・・・

「ねえ」

「観ちゃったけれど、黙ってあげるのも親切だと思うけれど」

「私もね、ジョー兄やテリー達があんな自撮りしても何も言わないよ
多分しないけれど、でもねおやっさんの後継者があんなナルシストやってたら許せない!」

 俺はなのはの手をゆっくりと引き堤防をぐるっと回る
反対なのが嫌になる。
流石に空を飛ぶっていうのは良くないし、歩いていくとするか
俺らが回っているとなんか狐に化かされたような顔をしてるナルシストが海の方を見て立ってたので、
俺はなのはの手を放し、飛び蹴り一閃くれてやった。
見事にその男性は前のめりで倒れやがった。

「いってぇ~、だれだよ」

「何をやってるのこのナルシストハーフボイルド!」

「あ・・・綾ちゃん」

「あ・・・綾ちゃんじゃないよ翔ちゃん」

「だからチャン付けはやめろって」

「は?ナルシストにはチャン付けでいいの」

「明日来る予定ではなかったのか」

「鳴海探偵事務所にはね、風都に今日来ないとは誰も言ってない」

 そうしたら翔ちゃんの棟ポケから電話のコールが

「おおっと、亜希子が怒りマークだ、依頼人が来るっていってたから帰りが遅いから怒ってやがる」

「ここで会ったから歩いて事務所に行くから先に事務所に戻って」

 なのはは翔ちゃんに頭を下げた。

「詳しい挨拶は後でな、綾ちゃんになのはちゃん」

 そういって翔ちゃんは自分のバイク『ハードボイルダー』に乗って事務所に向かった。

「兄弟みたいだよね綾ちゃんと翔太郎さんって」

「私がお姉ちゃんで翔ちゃんが弟」

「ん~身長からしたら反対に見えると思うよ、実際の年齢も翔太郎さんの方が上なんだし、
でもこんな夜更けになんの依頼なんだろうね」

「大方ネコ探しじゃない、組織も亡くなって小箱の事件も鳴りを潜めたって聞くし、大丈夫じゃないかな」

「ナルシストハーフボイルドだけど、この街は大丈夫だよ
私が出るまでもないからなのはは安心してね」

「大丈夫だとは思ってるよ、でも心配だけはさせてほしいな」

 なのはは俺の腕組してきた。
「それは俺も同意見、なのはの仕事は危ないんだからね」

「お互い様だね」

「だなぁ、歩いてたら依頼人と入れ違いぐらいになるでしょ。行こうか」

「うん」

 まさかまたこの街で魔法の小箱に冠する事件が始まるとは思ってもいなかった。 

 

地球(ほし)の本棚

 翔太郎から別れてて結構たってからカモメビリヤード場についた。
久しぶりに来た。
少しだけ見ているとなのはが頭を肩につけてきた。
おやっさんの事務所、今では代替わりをしている。
この町を護っている探偵事務所だ。
俺はノックをした。

「はいはい、こんな夜更けに誰?」

 開けてくれたのは、この探偵事務所の所長亜樹子さん

「あれ~、綾ちゃんが来るの明日じゃなかったっけ?」

 俺はなのはの顔を見ると、うなずいてくれた。

「私、翔ちゃんに言ったけれど・・・あれ、言ってないとか言わないよねしょうたろうさん」

「おっと依頼の事を考えて忘れて・・・」

 俺は輪ゴムを指にかけ、紙を翔太郎に飛ばした。

「いてっ、それ地味に痛いって、綾ちゃん」

「は?当たり前でしょうが、いたくなかったら罰にならないよ」

「だから痛いってば、なんで連射が出来るんだよ」

「そりゃ、高速に撃ってるから?」

「撃ってるからじゃねえ!」

「言ってないそっちが悪いんでしょ」

「ごもっともで!」

「あれ、綾ちゃんがお連れを連れてくるなんて珍しいね」

「そっか、亜希子さん会ったことなかったっけ?」

「うん!綾ちゃんあまり自分の事離さないから、どなた?」

「綾ちゃん?翔太郎さんの奥さんか何か?」

 ぶぅ~、なのはのセリフを受けて、翔太郎がコーヒーを噴き出してる。
汚いなぁ

「なのは、こちらおやっさんのお子さんで旧姓鳴海亜希子さん、今は結婚してて照井亜希子さん。現此処の所長さん」

「亜希子さん、こちら私の奥さんで高町なのはさん」

「私聞いてない、綾ちゃんって女の子だよね、この子もしかして・・・」

「そこで変な妄想しないの、亜希子さん、正真正銘の女の子だよ、同性婚したの」

「え~」

「亜希子さんの社員と旦那さんは知ってるはずだよ」

「結婚したのは私も知ってるけれど、同性婚ってのは初めて聞いたよ」

「何?翔ちゃん言ってないの?」

「んなの言う必要ないだろう」

「あるに決まってるじゃない、このナルシストハーフボイルド!」

「あれ、綾ちゃんも知ってるの?」

「なのはと海沿いデートしてたら、この人自撮りしてたし、まさか送ってるなんて思わなかった。」

 俺は翔太郎に白い目で見続けた。

「あ~悪かったって、でも綾ちゃんのことは言う必要ないだろう?」

「何言ってるの、おやっさんは私の命の恩人だよ、その恩人の娘さんにも言う必要があるでしょうが、まったく結婚式に来てくれて、おやっさんの手紙まで用意してくれてる人が何を忘れてるの?」

「んで、奥さん連れてくるってのはよほどの事なのか?」

「本当は明日私一人で来ようと思ったんだけどね、あったのも何かの縁だし、ついでにね
フィリップ君は?」

 そう言った瞬間カーテンの奥から一人の少年が本を片手に持って出てきた。

「久しぶりだね綾ちゃん」

「ご無沙汰、今日はフィリップ君の力を借りたいんだけど」

「綾ちゃんが調べきれないなんて珍しいね」

「流石に断片的しかなくてね、きっかけがほしい」

「了解だ、その代わり」

「良いものを教えてあげるよ」

「了解だ検索をしよう」

「綾ちゃん検索って、検索なら綾ちゃんでも」

「フィリップ君のは特別なんだ」

「綾ちゃんの身内だ!言っても構わないよ」

「なのは、無限書庫って知ってる?」

「ユーノ君が働いてる無限書庫?」

「そう、次元世界であそこで調べれないものはないって言われてる無限書庫」

「綾ちゃんより詳しいよ」

「だよね、フィリップ君は地球版の無限書庫を検索することが出来るの、
確か名前は地球(ほし)の本棚」

「はしょったね、キーワードを教えてくれるかい」

「一つネスツ,KOF、草薙京、クローン」

「135件ヒットがある、もう少し何か無いかい?」

「ミッドチルダ」

「25件ヒット」

「私、南條綾」

「ビンゴ、でたよ、今から読むよ」

「困ったことになったね」

「どうしたの?」

「半分しかわからない」

「やっぱり」

「フィリップ君でもわからないの?」

「綾ちゃん、君はわかってたね」

 亜希子さんは驚いていたがフィリップが言う通り俺はわかってはいた。
全部はわからないと・・・
なぜならあくまでも地球の記憶だからだ、起きているのは次元世界
全部わからないのも当然

「彼らの目的は綾君の能力をすべてコピーすること、それが目的で地球のネスツに協力要請をしたみたいだ。見返りは次元世界の技術提供
君が行方不明になった事件もこの組織が関わってるよ」

「組織名は?」

「ブガッティヴェイロン
残念ながら名前しかわからなかった
でも興味深いことがわかったよ」

「何?」

「エトランゼっていうのかい
君と同じブラックボックスになっている人の名称は?」

「さぁ、昔ゼロからそう聞いた記憶はあるかも」

 ゼロと戦った時、確かにそう言っていた。

「それだよ貴様達
転生者によって原作無視した行動により
むちゃくちゃになった世界は多数あり
貴様は違うかもしれないが・・・
イレギュラーも多少おきている
歴史を変えるな
エトランゼ(異邦者)」

 確かにそう言った記憶がある
俺は当時のあの時のゼロの言葉を思い出した。

「本拠地はそちらの世界みたいだね」

「ありがとう。結構参考になったよ」

「今回の情報は何だい」

「フィリップ知ってるか?お好み焼きって存在を」

「なんだいそのお好み焼きっていう奴は」

 フィリップは開かずの扉の奥に行ってしまった。

「これ亜希子さん」

 俺は封筒袋を渡した。

「何?これ」

「もちろん、探偵に依頼したのなら依頼料払わないと」

「いいよ、いいよ、お父さんが気にかけてた子なら私と同じ娘だよ
翔太郎君とフィリップ君がお父さんの息子と同じように身内からもらえないって」

「っじゃ結婚祝いかな」

「なら私も渡さないとダメじゃない」

「敵の組織の名前がわかっただけでも良かった。どうしてもネスツで止まっていたから、
捜査がかなり前に行ったよ。もらわないなら、ごみ箱行きになっちゃうんだけど」

「そんなの」

「だって用意したんだもん、もうそれ私のお金じゃないし」

「亜希子もらっておけ」

「でも、翔太郎君」

「良いんだ、もらっておいてくれ」

「なら頂戴するね、綾ちゃん」

「うん」

 そうして俺達は、鳴海探偵事務所をお暇をした。

「ねえ翔太郎君、なんでもらったの」

「K-20の口座に入れておいてくれ」

「そうそう、私が来てからその口座わからなかったんだけど、なんなの?」

「おやっさんな、3種類の口座を別に作っておいたんだ」

「うん」

「あたりまえだけど、一つは亜希子、お前の口座だ、それは照井に渡してある」

「私聞いてない」

「二つ目はここの資金だな、どうしてもだめな時はこれを使えみたいな感じだ」

「三つめが綾ちゃんの口座だ、実際俺は、みんなと同じぐらいしか綾ちゃんとかかわりを持ったことがなくてあまり知らないんだ、フィリップと初めて会った1日前にあったのが初めてだったしな
フィリップとは話が合うらしく結構な頻度で話したりしているが謎が多いのも事実だ
多分おやっさんなら、そのお金をいただいて口座に入れとくと思う。
必要になったら渡すんじゃないかと思ってな」

「うん」 
 

 
後書き
ブガッティヴェイロンはスーパーカーの名前です。
時速400K
購入価格は2億円以上でkすのに審査がある車です。
ビートたけしさんの愛車の一つらしいです。
車詳しくないので結構悩みました。

今回の話は現在連載されてる仮面ライダーWの正当後継作風都探偵から
ナルシーな翔太郎を出したかったからそれだけです。
もうそろそろVIVIDに戻ります
 

 

バーベキューでの会話

 
前書き
改はホラーチックだからこっちは日常と格闘で頑張ります。
あっちのシナリオ精神がすり減ってきそうで怖いです 

 
 敵様の名前もわかり、風都から無事に帰ってきた次の日
明日には帰る日になっていた。
 
 栞母さんには提案したのだけど、こちらの世界にいるらしい。
俺自身はミッド本店の翠屋で働いてほしかったのだが、本人が希望しているのなら仕方がない。
シーラもかなり桃子義母さんから絞られたみたいだったが数日でかなり上達したのがわかる。
桃子義母さんからどこでこんないい子を捕まえてきたのよって言われてしまった。
若き格闘技者たちは美由希義姉さんや恭也義兄さんたちに鍛えてもらったり、
雫と一緒に模擬戦を一日中してたようだ。
子供たちは元気だねっと言ったら、ミカさんに小突かれてしまった。
なぜならミカさん美由希義姉さんと模擬戦をやってかなり熱の入った試合をしてたらしい。
魔法を使用したらさすがに負けてしまったのだが、魔法なしだったら、だれにも負けはしなかった。
フェイトも挑戦してのだが、K・Oしてみんなが驚いていた。
まぁフェイトは速い、多分魔法を使えば美由希義姉さんより速いと思うだが、速さの質が違う。
美由希義姉さんの速さは最低限の動きしかしてない速さと、御神流の読みの速さもある。
御神流の基本技の一つ『貫』は相手の動きを読み防御をすり抜けたような感覚を起こす技
チート技って言いたいぐらいだそしてこちらも基本技『徹』で内面破壊技、移動術の『神速』
そこから出す射抜はフェイトの真ソニックの攻撃よりも速い、
今日改めて戦ってるのを見て思い知った。
そして戦い用の本気だけど、警防隊の時の本気ではないってところが怖い
通常状態で魔法無しなら俺でも厳しいと言える相手だと思う。
格闘家さんたちは、今日一日御神流の練習体験をしてるようだ。
数時間模擬戦なんて化け物がするはずなのになぜか楽しそうにやってやがる
でも恭也義兄さんも美由希義姉さんも御神流の技術は一切教えていなかった。

「ヴィヴィオかなりお疲れのようだね」

「うん、こっちの世界のみんな強いよね、もうびっくりしちゃったよ」

「まぁ、私が最初のころ勝てなかった人たちだからねぇ」

「それもビックリかな、私綾お姉ちゃんの無敵っぷりしか見たことなかったし」

「ミウラとなのはには勝てそう?」

「思いっきりやるよ、頑張るよ
来週綾お姉ちゃんとミウラさんは試合だったよね」

「うん、1.2回戦ね
私は余裕だけどミウラは大変そうだよね」

「?」

「二回戦目エレミアでしょ」

「あ、そうだったね」

「なのは対策私も手伝ってあげるからね」

「なのはママのお手伝いは?」

「もちろんするよ、なのはにはヴィヴィオ対策をね
でもお互いの技は教えないから安心して、公式試合で出た技は教えるけれど」

「う~」

「だってヴィヴィオは可愛い妹であり、娘かもしれないけれど、
なのはは、愛する奥さんだから」

「そう言うときは娘に手を貸すのが」

「反対に崖から突き落としてあげるよ
獅子はわが子を的に」

「いじわる」

「明日には帰るからみんなにほどほどにって言っておいてね」

「うん」

 みんな得るものがあってよかった。

 今日は明日みんなが帰る事を知っているので庭高町家の庭でバーベキューをやりながら過ごした
すごく楽しかった。

「綾何してるの?」

「フィアッセお姉ちゃん、みんな仲良しだなって」

「それは綾もでしょ」

「だよね」

「綾もなのはやフェイトちゃんみんなに迷惑かけちゃだめだよ」

「フィアッセお姉ちゃんもイリアさんやエリスさんを困らせちゃだめだよ」

「「似たもの姉妹だよね」」

「血はつながってないのにね」

「うん、でも私たちよく似てる。また学園の方に遊びに来て。みんな楽しみにしてると思うから」

「うん」

 入れ替わりでアリサとすずかがこちらに来た。

「本当にあんたは変わらないよね」

「なにが?」

「アリサちゃんは、あの時の花見とかを思い出してるんだよ。
あの時もみんなから外れて眺めてたし」

「あの時とは少し違うよ、今は、こうやって見てると本当に幸せだったなって思うから」

「そこは幸せだったなぁって過去形じゃなく幸せに感じるでいいんじゃない。
本当に危なっかしいんだから!」

「アリサ心配してくれてありがと」

「友達だから当たり前でしょうが」

 本当にこの二人はあった時から変わらない
友情に厚く、信念があり、そして眩しいぐらいに優しい
神に感謝をするのなら、もちろんなのはに会えてもそうだけど、
こんなにやさしい人たちに囲まれて生活が出来たことを感謝したい

「また変なこと考えてるんじゃないんでしょうね」

「いや、アリサたちは心根が優しくて友情に厚い所は変わらないなって」

「なによそれ?」

「そういう綾ちゃんも変わらないよ、ずっと護ってくれてるありがとう」

「こちらこそ」

「何の話をしてるのよ!」

「友達になってくれてありがとうって話」

「な、なによ、恥ずかしい話してるんじゃないわよ」

 そう言って後ろを向いたのだけど、ショートにしたからか美身元が赤いのがわかる
俺はすずかと顔を合わせて声を殺して笑った。

「綾楽しそうだね」

「そりゃあねフェイト、久しぶりの里帰りで親友とあってるんだもん」

「また後でねフェイト」

「後で話そうねフェイトちゃん」

「アリサもすずかも了解」

「どったのフェイトはこっち側だから比較的話すことないんですけれど」

「なにそれ、こっちに戻ってきた時ぐらいは親友のポジションでもいいんじゃないかな」

「え~ミッドでもそうじゃん」

「ん~でも、私も高町家にいるわけだから家族みたいじゃない」

「まぁね、でも話すことないよ」

「そうだね、用事は終わったの?」

「わかる範囲での用事はね、そろそろ格闘での遊びはやめにしないといけないかなとも思ってるよ」

「インターミドルの事?」

「そうだね、ああいう戦いもあるって思いだしただけでも御の字だったけどね
ちょっと厄介ごとがね」

「ん。あまり無理はしないでね」

「了解」

「綾ちゃん、フェイトちゃん何の話をしてるの?」

「なんで入れ代わり立ち代わりで来るの?」

「みんなの所じゃ嫌がるからじゃないかな?」

「そっか、ただの世間話だよ、家に帰ればいくらでも話せるのにね」

「綾はそうやってすぐにイジメる」

「弟子をいじめるのは当たり前じゃないn、恭也義兄さんは美由希義姉さんをよくイジメてるし、
なのはも目を般若の様にしてティアナをいじめたことあるし、そのあと私と喧嘩になったけど」

「あれは・・・あれはもう反省してるよ、いじわる」

「フェイトは弟子で愛あるいじめでなのはをいじめるのは可愛いからだよ」

「もう!」

「はいはい、ご馳走様、私アリサたちと話してくるね。お邪魔様」

 そう言ってフェイトはアリサとすずかと友人トークを始めているようだった。

「どうしたの綾ちゃん。遠い目をして」

「さっき、アリサたちに言ったんだけど幸せだなって思って」

「これからも続くよ、私とともに」

「これからもよろしくお願いしますなのはさん」

「もう、こちらこそ綾ちゃん」

「今日のメインは私じゃないよ」

 後ろから栞母さんがやってきた

「たまには親子水入らずでね」

「それはなのはの方だよ」

「お互い様だね」

 そう言ってなのはは士郎義父さん、桃子義母さんの方に行った。

「お邪魔だったかな?」

「お母さんにそんなものはないよ。座って」

 俺は隣を進めた。栞母さんは俺の隣に座った。

「またこうして話せる機会があるとは思わなかった」

「ごめんなさい」

「ううん、攻めてるわけじゃないよ、今幸せ?」

「おおむね、お父さんが生きてればもっと幸せを感じてたかも」

「うん」

「本当にこちらには来ないの?」

「そうね、芸能界復帰か、桃子さんの喫茶店で働かせてもらおうかと考えてるわ」

「どうして?」

「綾ちゃんは家庭を持ったんだから、親離れの時でしょ、それに一生会えないなんてないでしょ」

「うん」

 俺は知らず知らず涙を流していた。

「そういう涙もろいところは変わらないよね」

「別に恥ずかしくないもん、良いでしょ子供が親に甘えても」

「もう」

 そう言って、俺の頭をもって胸に抱きよせた。

「いつまでたっても、可愛い娘よ綾ちゃん」

「ありがとう」

「綾ちゃんが思った通りでやりなさい、困ったことがあったら助けるからね」

「ありがとう、愛してるよ世界で3番目に」

「私も愛してる世界で2番目に、生きてる人なら1番よ」

「ありがとう、お母さんも何かあったら教えてね、
絶対に親孝行するから、それだけのことはやってきたから、安心して」

「ええ、綾ちゃんもね、ありがとう私の娘で」

「ううん、こちらこそ私を産んでくれて」

「変な会話ね」

「私もそう思うよ」

 そうして結局全員と会話した
ミッド出身の奴まで話したけれど、必要ならあっちでもできるはずなのに
何だったんだろう今日の出来事は?
俺も知らなかったのだが、後から聞いたのだが今回のイベントの趣旨だったらしい
私と話そう
どっかの芸能人の企画通って突っ込みを入れたかった。
シーラにはこれからも翠屋をよろしくだけは言ったかな
次の日、またアリサの家のテレポーターを使い久しぶりにミッドに帰ってきた。 
 

 
後書き
次回からVIVID17巻に突入します
子の10部はテリーと風都を出したかっただけなので短いです
VIVID終わらしてストライクはどうしようかとフォースはやらないと決めてます。
とりあえずはVIVID20巻まで終わらせますか 

 

はやてとの会話、アインハルトの挑戦

 本当に子どもたちは元気だね・
俺は、海岸沿いのテラスからヴィヴィオとミウラが一緒に砂浜でジョギングをしている野見ていた。

「なんや、老け込んでるんか?」

「失礼なはやて!」

「だってなぁ、すごい穏やかな目で二人を見てたら、綾ちゃんの事を知ってる人間ならそう思うって」

「そお」

「ただ、ヴィヴィオの付き添いに来たわけじゃないんやろ」

「まぁ、これ」

 俺はレポートをはやてに渡した。

「これは?」

「俺が向こうに行った情報だよ、暇なときに目を通しておいて、あとアリサやすずかが、連絡だけじゃなく一緒に遊ぼだってさ」

「ほんまにうれしいな、そういや大会3回戦進出おめでとうや」

「ありがとう、そっちも善戦してたね」

 ミウラは1回戦はクリアしたのだが、2回戦は不敗のチャンピオン相手に3Rまでもつれ込んだが。
残念ながらK・O負け
その善戦と活躍が話題となり一躍時の人に

「はやて、聞いたけどさ、よく手放す気になったよね」

「あぁミウラの事?」

「うん、八神道場の希望の星じゃない」

「まぁ、だけどなうちらは基本を教えてるだけなんよ、
流石に本格的になると、教えれる時間がないんよ
私たちは、管理局員やからな」

「だったらって、ヴィータもザフィーラも職員やめないか、はやてが辞めん限り」

「うちは、管理局と結婚した女やからな」

「それ絶対にシャマルとかアインスに言うなよ」

「わかってるよ」

 絶対に言ったらすごい心配するのが目に見える。
シャマルにいちゃっては暴走する可能性が・・・

「何悪だくみしてっるんや?」

「何急に?」

「すごい落ち着いてるから、ノーヴェのジム探し難航してるって聞いてるし、
綾ちゃんもこっちの件も情報は集まったかもしれへんけど、どうするか言ってくれへんし、
本戦どこまで行くつもりなんか?
沢山表面化で問題を抱えてるはずなのに、平和そうにしてるから」

「あ~それね。
ジム探しはなんとかなるんじゃない、ミウラがナカジマジム所属になるし」

「アインハルトがいるって言いたいんやろ、それは一部だけや
ミウラ一人じゃ厳しいやろ」

「厳しいね、私はナカジマジム所属じゃないしね」

「なんかしたんやな」

「きっかけだよ、15歳以下のトーナメントがあるんだけど、
そこで欠員が出てね、ミカさんにお願いしてきた。」

「ちょい待ち、なんでノーヴェじゃないん」

「ノーヴェ自分の力で頑張るって言ったから、ミカさんがどう判断するのかは知らないけれど、
思った通りならアインハルトがその大会に出るんじゃない。
優勝か1回戦負けかどっちかだけど、負けてもインパクトを残したらチャンスが来るかもね」

「綾ちゃんがそういうからには強い相手なんか?」

「ん~そうだね、多分ルーフェンに行く前なら負けてたんじゃないかな」

「誰か聞いても?」

「15歳以下ディジー級の2団体の世界チャンピオン
言ってみたら15歳以下の格闘世界ってとこかな」

「また無茶なプランを」

「大丈夫じゃない、何のために海鳴に連れて行ったと、
テリー達にもあってきたし」

「サウスタウンまで連れて行ったんかい」

「ん~、それで負けたのなら相手が私の予想より高かったか、
アインハルトの準備不足だね」

「手厳しいな」

「ミカさんと話したら、アインハルトの実力はもう世界ランククラスって言ってたよ、
それはエレミアや番町、生徒会長も同じ意見らしい」

「またすごいことを」

「その戦いを見てチャンピオンになったらヴィヴィオもミウラも頑張ろうって意欲が高まるよね」

「確信犯やな」

「しかも、私の労力は全くかからない、エコだね」

「そんなもの?」

「戦うのも、作戦も私がやるわけじゃないし、ミカさんがアインハルトやノーヴェに言わないって選択肢があるからどうなるかは知らないけれど、披露会2か月後だったっけ?」

「そうや、綾ちゃんは出さないから」

「私も嫌だよ、またつるし上げ食らったら鬱になっちゃうし」

「あれは自分が悪いんや、提督となんかやってるみたいやけど、あんまり無茶したらいかんよ」

「ワーカーホリックのはやてに言われたくない」

「最近は十分休んでるよ」

「ならいいけど、どうやらランニングは終わったようだね。元気だ!」

「それが年より臭いんや」

「そお?」

 年より臭いね、実際以前の記憶を合わせたら60超えてるからな、仕方ないかも
家に帰ってから、ミカさんから驚愕の連絡を受けた。
今月だけで2試合、年内に10試合出る計画を立てたと
今10月を過ぎてる、残り2か月ちょっとで10なんて速すぎるんじゃないかと思う
春までに15歳以下のワ-ルドチャンプを目指すそうだ。

 実は一件すごくいい場所がある。
今は無名のジムだが、もし数か月以内に話題性が出て興味を持たれたら、話を聞いてほしいとお願いした。
春までのストック金は払っておいたけれど、もし話題性がなく興味がわかないのならけってくれと言っておいた。
もちろんストック金は返さなくていいと言っておいた。
ミカさんから報告を受けて俺はこう答えた。

「決めたことに反論する権利はない、アインハルトがやりたいと思い、ノーヴェが許可を出したのならそれでいいよ。私はチャンスを提供しただけ、その後はノーヴェとミカさんが計画を立てればいい
どうせ、そのスケジュールミカさんが立てたんでしょって」

 なぜと言ってきたので、俺は、ノーヴェ甘いから、U19のインターミドルでの方向で考えてたはずだとね。
やはりそうだった。
顧問になったらしいと聞いた時は俺自身笑ってしまった。

 これでヴィヴィオの事は大丈夫だろう。なのはの事にしてもヴィヴィオやフェイトと言った家族がいるし、親友や実家の方も安心が出来る。
いつちょっかい出されても良い
俺と同じ転生組があちらにいるのならどうなるかは俺にも読めないから
手を引いてくれるのが一番なんだがな・・・
俺は夜月を見ながらブランデーを軽く飲んだ。
 

 

戦技披露会間近

 今日はチームナカジマ全員で練習らしい、
ノーヴェに聞いたらスバルも見学に来るらしいから俺も会いに向かった。

「久しぶりスバル」

「綾さんも来たんですか?」

「何?来たらダメだった」

「そんなんじゃないですよ」

「暇なの?結構な頻度で来てない?」

「忙しいですよ、本当にどうしたんですか?」

「これを一人の時に見ておいて」

「え!そんな綾さん、なのはさんがいるのに」

 手紙だったのがいけなかったのかと思いながら、見様見真似の御神流の徹を入れたチョップをお見舞いした。

「イタイ・・・なんですかこの痛みは・・・」

「なのはの実家の武術の見様見真似、まだうまくできないんだけどね」

「すごく痛いんですが」

「スバルが馬鹿なことを言ってるからでしょ」

「これ、なんですか?」

「今私が面倒なことに巻き込まれてるの知ってるよね」

「知ってはいますが、その情報ですか?」

「だね、デバイス経由だと抜き取られる可能性があるから、紙ベースでね」

「了解しました。でも」

「手を貸すのはついでで良いよ
頼みたいのはみんなの事だよ」

「わかりました。」

 俺らの前で若い競技者がランニングをしていた
丁度その会話が聞こえてきた。

「ミウラさんも合流次第協力体制だそうです。
私もお手伝いしますよ」

「リオさんとコロナさんはありがとうございます
でも、ヴィヴィオさんはダメですよ
自分の試合に集中してください」

「うう・・・でも、でも、私のはエキシビションですし!」

 アインハルトはヴィヴィオの頭に軽く手を乗せ言葉をつないだ。

「でも、大切な試合でしょう。
それぞれに大事な試合を目指してなんてことはこの先何度もあるわけですから、
一緒に歩いていきましょう。
あなたが自分のために頑張ってくれるのが、私の励みになりますから」

「はい」

 俺らはその会話を聞いて

「まーあの先輩っぷり
街角であたしに喧嘩売ってきたり
ヴィヴィオをボロクソ言ってた時の映像残ってたら再生してやりてーな」

 ノーヴェの言いたいこともわかる

「頭を抱えてじたばたするか、真っ赤になって硬直するか・・・見ものですねぇ」

 スバルの言うように、どっちかだろうな

「あはは~」

 それを聞いて完全にマネージャーになったユミナは笑っていた。

「何?ノーヴェ観たいの?」

「え!綾さん」

「取ってるに決まってるでしょ、ねぇティア」

≪もちろんです綾様、全部映像として取ってありますよ≫

「見せてやりたいのはやまやまですが、それで調整が失敗したらシャレにならないので、勘弁してください」

「そんなプレッシャーはじくぐらいの精神力持ってないとダメなんじゃない」

「なら綾さんは昔の黒歴史を見せられたら」

「そんなのぶちのめすに決まってるでしょ」

「なら相手の嫌がることはしない方がいいと思いますよ
それにそのこと知ったらヴィヴィオからなのはさんたちに話が行きますって」

「せっかくアインハルトが素で恥ずかしがってるところをみんなで観ようと思ったのに」

「趣味悪いですって」

「そっかな、アインハルトは大丈夫そう」

「色々と計画はしてますよ、ユミナがしっかりしてますから」

「はい、アインハルトさんのマッサージから食事まで、
それから相手の情報収集までしっかりとですが」

 何そのプライベートコーチみたいなポジションは
ユミナから見せてもらった情報はプロ顔負けだと感じた。
何気にナカジマジムって全員スペック高いよな

「問題はヴィヴィオか」

「ええ、一度負けてる相手でも会えいますし、
それに勝ってもなのはさんですからね」

「あの、いつもお聞きしてるんですが、ヴィヴィオちゃんのお母さんのなのはさんってそこまで」

「そのことに関しては綾さんが一番詳しい」

「管理局関係者だと有名でも、一般だとそこまで有名じゃないな
大抵有名になるのは指揮してたやつだからな
何でもありでの戦いならヴィヴィオの勝率0だな
これは断言できる
護身術程度の肉弾戦も出来るし」

「綾さん、あれ護身術程度じゃないですって」

「そお、スバルそんなこと言うと最近たるんでるんじゃないかな?」

「精一杯訓練もしてますって」

「話は戻すけれど、古代ベルガの騎士と接近戦でタイマン張れるレベルかな」

「それって、すごいレベルですよね」

「そお?今の実力ならヴィヴィオの勝率5%あれば良いところかな」


「5%ですか?」

「でもヴィヴィオすごいスピードで強くなってるからあと約2か月後の試合なら、
もう少し勝率上がるかも。
それに、思いを告げるときの戦いの勝率が高いから勝ち目がないとは言えない」

 俺はエネルギーの矢を作りヴィヴィオに飛ばす
それを寸でのところで回避をしていた。

「綾お姉ちゃん危ないってば」

「なのはの攻撃は視界外でも撃ってくるんだよ」

「みんながいるから危ないってば」

 そう言いながらランニングを再開していた。

「前のヴィヴィオじゃあんなことは不可能だったけれど、最近回避力が一段と付いたしね」

「綾さんはいつもあんなことを?」

「ユミナ、たまにね。私は何かを教えたりはしないんだけど
教えるのはコーチ陣だからね
なのはにしろ、ヴィヴィオにしろ、私の大切な家族だから応援はしてるよ
なのはの方が応援力は強いんだけど、でもお互いが不利になる情報は教えてないから安心してね」

「はい」

「でもなのはさん対策私たちも協力してますよ
元六課+リオとコロナで行っちゃいます」

「お・・おう」

 ノーヴェが驚いたようにスバルに返事をしていた
そりゃそうだよな、普通に聞いたら誰と戦う気なんだって思える

「その分ミウラちゃん戦の仕込みもしっかり完成させないとですね」

「まぁ順調と言えば順調だよ
アインハルトのU15世界挑戦とヴィヴィオの運命対決
乗り越えられたらチームもきっと大きく成長するね」

「ですよね」

「言わせんな、恥ずかしい」

 俺たちは幼い競技者を見ながら笑顔で対話をしていた

 アインハルトの試合当日
案の定っていうか1回戦はアインハルト相手も強かったが、
1Rでケリが付いた。
俺が見れば紙一重って感じなのだが、実力伯仲だったと感じた。
勝つとは思ったのだが、相手も俺の予想以上だった。
後は簡単に倒していたな。
インタビューではしおらしいこと言ってたが、
きわどい試合が何度持って全部1RK・Oやった人が何を言ってるんやら
そこでヴィヴィオ達もやる気がすごい出てきたみたいだ。

 一ヶ月アインハルトは連戦連勝
ほぼ全てノーダメで1RK・Oをしてた。
そんなこんなでヴィヴィオの試合が前日まで迫っていた。 

 

決戦前夜、綾は話をしに行く

 
前書き
凄く長く機関が飽きました申し訳ありません。
えっとvivid編をなるべく今月で終わらせたいと思います。
原作通りにしようかどうかはまだ悩んでいるんですけどね。

なのはがあんなに簡単に負けるとは思えないし、どうしたものか?
 

 
 決戦前夜俺は、浜辺に来ていた。

「あ、頑張ってるな!」

「なんだよ、敵情視察か?」

「私が戦うわけじゃないのに、そんなことしないって」

 ヴィータが俺に気づいてそんなことを言っていた。
ザフィーラも気づいてはいたみたいだが、何も言わず俺を見ていた。
目的は、二人の指導を受けているミウラ

「あっ綾さんこんばんは、どうかなさったのですか?」

「ミウラにお礼を言いたくってね」

「僕にですか?」

「そう」

「おい」

「大丈夫だって、何もしないよ。私がここで手を出したら一生ヴィヴィオに恨まれてしまう。」

「なんでお礼なのですか?」

「ヴィヴィオにとっていいライバルが出来たこと、
そして天狗にならずに済んだことかな」

「ヴィヴィオさんに限って」

「うん、そう願いたいけどね。
私が言うのも親ばかにしか聴こえないかもしれないが
チームナカジマ全員勝ちすぎた。
リオは昔からやっていたから良いけれど、
本格的に活動して数か月でエリートコース
普通なら天狗になってもおかしくなかった。
本来なら数年頑張ってもエリートコースに行けない人が多いのに
私が出たのも途中で上には上がいるぞって教えたくて出たんだけどね
まぁ必要なかったんだけどさ
明日もできればミウラに勝ってほしくてね
だからこれからもヴィヴィオと良い友人兼ライバルでいてほしいと思ってきてみた」

「大丈夫です。ヴィヴィオさん達は絶対に天狗にはなりませんよ
そしてヴィヴィオさんと友人兼ライバルは僕も喜んでといいたいです。
そして戦うのなら僕も負けずに頑張ります。」

「うん、良い返事だ。明日を楽しみにさしてもらうね」

「はい」

「おい、ちょっと来いよ」

 ヴィータは俺の腕をつかんで、ザフィーラとミウラに聴こえない位置まで俺を連れて行った。

「なにヴィータ。私奥さんいるから逢引きされても困るんだけど」

「んじゃねーよ、どうしたってんだてめえ、あんなこと言いに来てよ」

「ん?」

「んじゃねえ、理由を聞いてるんだ、あいつに何かあったのか?」

「なのはに何かあったら、来てないでしょ、全くあの時の事件から、過保護になっちゃって」

「それはてめえもだろうが、ならどうしたんだ」

「多分明日なのは負けるかもってね」

「あいつが負けるなんて予想が付かないぞ、理由は?」

「いやヴィヴィオってなのはの娘なんだよ」

「いや、そりゃ知ってるが」

「ここぞって言うときはジャイアントキリングやっちゃうんだよね」

「は?」

「思いを伝えるときの戦いは実力以上が出やすい、それはなのはにも言えるけれど
フェイト戦、ヴィータ戦、アインス戦、俺との闘い、近くだと聖王戦、
想いを伝えるときの戦いは、なのははいつも実力以上の戦いをしてきた」

「まあな」

「ヴィヴィオにもそれがある。なのはと違って負け試合も多いけれど、
この間のミウラの戦いも実力から言ってあそこ迄互角には戦えないし、
言ってなかったかもしれないが、ヴィヴィオ、アインハルトにも勝ってるんだよね」

「おい、それ本当か」

「まぁヴィヴィオの学際前の話だけどね」

「なんだ、ミウラに勝ったら、なのはにも勝てるって思ってるのか?」

「ん、可能性だよ、ヴィヴィオの想いとなのはの想いの重さが違うから
まぁ気のせいだといいけどね」

「なんでそんなに心配してんだよ」

「いや~話の都合上で、なのはに勝ったら私、いや俺と戦ってやるっていちゃったから、予防線を張っておこうと思ってね」

「今、俺って言ったか?」

「そう俺と、アヤ・クリステラじゃなく、高町綾でもなく、『破壊者 旧姓南條 綾』と戦いたいんだって」

「おいおい」

「条件がタイトル取ってくるか、俺が納得する奴を倒せば戦ってやるっていちゃったんだよね。
なのはを倒したら」

「そりゃ納得するしかないわな」

「そう、ヴィヴィオには悪いけど、親子対決よりチーム戦になってくれた方が俺は嬉しい。
それにブラスターは1でも使って欲しくないしね」

「なんでそんな約束をてめえはしたんだ」

「だから成り行きで」

「てめえは成り行きで娘を殺すのか?」

「大丈夫だって、ティアにお願いをして殺さず設定で戦うから」

「いや、そうじゃなく」

「そうだね、俺と戦ったら心が死ぬかもしれないね。
でもヴィヴィオが望んできたからね。
本気の俺と目の前で戦うのならそうするよ
乱入者も来るかもしれないけれど、全員潰す
そうならないためにね。ミウラに話に来たわけ」

「尻拭いさせんな!」

「実力的にはミウラの方が上だよ、
確率的に見て7:3で多分ミウラだ!
体格面、魔力面の差はどうしようもない
楽しみにしてるよ」

「なのは負けそうなのか?」

「ん~普段通りなら負けることないよ
でも想い違いをしてたら、あり得るかも」

「それなのはに言ったのかよ?」

「言うわけないじゃん、こんな話を知ってるのは、
同じ経験をしている。同士のヴィータだけだよ、
他言無用ね」

「ったく、あっちに戻る」

「うん」

 俺は振り向いて海岸を歩くと向こうから見知った顔がいた。

「こんばんはや」

「こんばんは、はやて
どうしたの?」

「多分そのセリフは私のセリフやな、
だってここは私たちの行動内なんやし」

「だねぇ、ミウラの応援を言ってきただけ」

「聞いてんよ、ヴィヴィオがなのはちゃんにもし勝ったら戦うって」

「ほら約束しちゃったしね」

「勘弁してえな」

「言うわけで、もしなのはが負けたらセッティングよろしく
身内と知り合い以外は不可にして欲しいから」

「了解や、いうかそれ以外でも本来は有望な若手に参加させたくないんや」

「俺もだからミウラに勝ってほしいなと」

「やらない方向は?」

「ないね、多分ヴィヴィオが戦うとなれば、チームナカジマ、聖王教会、ルーフェンのメンツ
それ以外でもヴィヴィオを気にかけてる人たちが観たいっていうかもしれない
そして多分乱入してくると思う
俺はそいつらをすべて倒すんだろうな、
そんなものを一般に見せれないし、多分精神がやられる奴も出てくるかもしれないから
よろしく」

「了解や、でもできれば手加減してほしい」

「なのはに勝ったんなら、手加減したら危ないって」

「言っても無駄やね」

「そう言う事」

「了解や」

 本当に持つべきものは親友だね
等々明日に迫った決戦どうなる事やら 

 

戦技披露会 ヴィヴィオVSミウラ

 
前書き
だいぶ間が来ました。
これから先どうしようかなって思ってたらこんなに開いちゃいました。
過去編に向かって映画版やフォースも考えたんですよね
まぁフォース中断になってしまったしね
終わらせるにあたり最終部に行っても良いかなぁって思ったりして・・・
エトランゼというわけで違う世界を用意しました。
なのはでやる必要性無いけれど
まぁ良いかなっと思います
多分戦技編はあと1.2話で終了かな
いうわけで数か月ぶりですがよろしくお願いします。 

 
 今日は単独行動許されなかった。
俺が「何で?」ってなのはに聞いたら、胸に聞いたらって言われた。
だからなのはの胸を触りながら「さぁ?」って答えたら、フェイトに怒られた。
実際にはわかっている。
大概単独行動して現場に向かって何も起きなかったことはないからだ!
それを心配しての事だろう。
流石に今日試合がある可能性がある人達にいらぬ心配させる必要もなく、着いていった。
フェイトはいったん仕事場に行ってから、会場入りするって言ってた。


 メインの戦いが始まる前はデモンストレーションのカーニバルや技披露とかする本当に茶番のようなものかもしれない
でもナカジマジムの面々やこの大会で知り合った
大会常連のメンバーのキラキラ感を見れば、凄いことをやっているんだろう・・・多分
そう思うとやはりなのはやフェイトは天才すぎるわ
これぐらいなら小学生の時にクリアしていたと思うが・・・
俺が考え事をしていたらいつの間にか特別プログラムが始まっていた。

 このプログラムは名実ともに有名なコンビなのはの愛娘ヴィヴィオとヴィータの愛弟子のミウラ
二人とも友人でライバル同士を戦うみたいな企画だったか?
なんで軍隊と関係がない二人がそういう風になったのかがまぁ不思議ではあるが、そんなプログラムだ。
そしてヴィヴィオが勝ったら何をとち狂ったのか、ヴィヴィオはなのはに挑戦をしたぐらいだ
そしてそれに勝ったら俺との試合らしい。
 
 ぜひミウラには勝ってほしいと思う。
ヴィヴィオが今の俺と戦いたいというのならいくらでも機会があれば戦うが、ヴィヴィオが望んだのは4年前のしかも聖王のゆりかごに突入した俺ではなく、いつ知ったかは知らないが、大蛇との闘いの時の俺をご所望だ
多分殺さないにしても後遺症が残ると思う
そんな戦いはしたくないからぜひミウラに勝ってほしい。
もちろんミウラに勝っても、なのはに勝てる見込みは数万分の1に等しいが・・・
想いを載せての戦いはこの二人に関してはジャイアントキリングを起こす可能性を秘めている。

 ミウラとの闘いは、スペック、能力共に見てヴィヴィオの勝利はほぼ無いと思う。
それほど、ヴィヴィオは戦いに向いてないスペックなのだが、
運動神経と目の良さがそれをカヴァーしている。
なのはが空間把握能力と沢山のマルチタスク技能、そして魔力の高さで格上の人たちを超えてきたのと同じように・・・
そしてこの二人の共通項
学習能力の高さだ・・・戦えば戦うほど強くなる技能だ。
俺はその能力の怖さを知っている
第60代修練闘士(セヴァール)(ブラック)咆哮(ハウリング)のガウ・バンがその一人だ。
戦いの女神に愛され、師でもある女性に勝った。

  思ってたら開始早々ヴィヴィオがダウンしたけれど、きちんと飛んでダメージを最小限にしたが・・・あれは・・・
こぶしを下げて鞭のようにしならせるジャブ
地球のサウスタウンで学んできたのかフリッガーを・・・
そういえばヴィヴィオからボクシングのビデオをせがまれたなぁ・・・貸した・・・あぁ完璧なカウンターだ。

 ミウラがジャブだから被弾覚悟で前に出て攻撃をしようとした瞬間カウンター二閃が当たってダウン
ミウラの一撃食らったら大概の奴は一撃で気絶だからなぁ
これだからハードパンチャーは怖いわぁ
でもそれよりも凄いのは、あの攻撃の重圧に負けぬように一歩前に行く心の強さであり、実行する行動力だな・・・
ルーフェンの武神がヴィヴィオに教えた技術が生きてるわ
ルーフェンと地球に行ってなかったらここでヴィヴィオが負けてたな。

 それでもミウラの方が一上手だったか、3Rミウラのラッシュから、カウンターを狙ったヴィヴィオが誘われてかかと落とし轟龍ていう技らしい。
それをもろに決まってしまった。
地球にもあるテコンドーでもネリチャギはK・O確実の技らしい
よく考えなくてもそうだろう
人体の堅い場所でもあるかかとを重力に逆らわずに振り落とす
しかもブレイカー込みの技

 幸いにもヴィヴィオは立ち上がったか、普段のヴィヴィオならカウンターを取れるハイキックも見事に当たり二度目のダウン
俺の杞憂だったかも、よく戦ったと思う。
そう思った瞬間だった・・・まさか・・・
 

 

戦技披露会 ヴィヴィオVSミウラ2なのかな?

 それはヴィヴィオがふらついて立ち上がった瞬間だった。

「ヴィヴィオ」

 俺はその声を知っている。
まさか時期は近いとは思っていたのだが、こんなに早いとは・・・

「ヴィヴィオ頑張ってください!
私も応援してますから」

 一人の少女の声援から、観客全てが応援が響いた。
競技試合の怖いところだ。
声援が力が湧いてきて立ち上がれるらしい
ジョー兄も言ってたっけ
「俺様は大丈夫だが、客の声援って奴は馬鹿にできねえ
通常ならこれで終わったとばかりのダウンもゾンビのように立ち上がってくることもあるからな!
まぁ、普通のチャンピオンだったら、逆転負けになる可能性があるが、
この天才ジョー・東様にかかれば、そんなことは天地が逆様になろうが起きっこないがよ」

 その時はそんなものかと思っていたんだが、異世界のクルダに行った時
本当なんだなぁと改めて思った。

信じる心は力となり、敗北寸前でも逆転勝
利が起きるということが、
まぁあれは競技ではないが声援には不思議な力があるらしい

俺は完全な確信を持った。
ヴィヴィオは確かになのはの娘だ!
俺は静かに席を立ち出口に向かった。

「どこに行くのだ!魔闘士」

「懐かしい呼び名だアインツ」

 俺が出ようとしたところで声をかけてきたのは初代祝福の風リーンフォース・アインツだった。

「私が出るのはダメだったかなぁ」

「綾、あなたが行っているセリフだ、質問を質問で返すのは良くないと思うのだが」

「ん~気分転換かなぁ」

「答える気はないと!」

「まぁ止めないなら教えるけれど」

「今の私では止めれないだろう」

「やっぱヴィヴィオはなのはの子だわ」

「それはそうなんだが?」

「ヴィヴィオとなのはって不敗って知ってる?」

「いや、お互い結構負けてるはずだが?」

「言い返すよ、絶対に負けてはならない戦いに向かうとき、二人とも負けが無いんだよ」

 そして俺は一息つき講釈をした。

「あの当時のなのはの力であの時のアインツと戦えるのは不可能でしょ!
本来なら秒殺かなぁ
それぐらいの力の差があったともう
無いのなら、古代ベルガとか本当に児戯に等しいレベルだったらありえるかもしれないけど、六課時代の時に俺に勝つのも聖王化したヴィヴィオに勝つのもないだろう
ヴィヴィオにしたって、2回目のヴィヴィオとアインハルトではヴィヴィオの負けだけど
確かにね、でもすぐにカウンターのダメージが来たって事は、戦場なら時間差の相打ちだね。
そしてこの間は勝った。普通に見れば勝てるわけがない実力差があるのにね
今回もミウラとの闘いはヴィヴィオが勝つだろう
ならこの後にあるなのはとの闘いはどうなるのか予想したら
3:7でヴィヴィオの方が勝つんだよな
ちなみに普通に戦ったら10:0でなのはの方が勝つ」

「自分の奥さんの勝利を信じてあげれないのか?」

「嫁と娘だからなぁ、肩入れはなのはだけど、
等のなのは自身母親目線っていうか、少し違うんだよね
でもこれでも甘く採点したんだよね
だからさ、なのはに勝利したら俺と戦うって言ってるからね
だからそれの準備に行こうかなって思ってさ」

「暴れるということはないのだな」

「多分ね」

「すごくな、ヴィータが気にしてたからな」

「本当に憎まれ口たたきながら苦労性なんだから、
行ってくる」

「あぁ」

 そうして俺は、ある場所に向かった。 

 

向かった先は・・・我修羅となりて

 きっとなのはは今回負けると思う。
なぜそう思うのか・・・想いの重さが違うからというのが一番だと思う。
なのはに勝ったら約束通りに戦わないといけない
本当は戦いたくはない。
だがこんなことが起きないと思っていた浅はかな俺を止めたいとも思っている。
戦いに身を置くのに手加減は許されない
なぜならヴィヴィオは真剣勝負を望んでいるから・・・
そして星光の破壊も思いもよらない方法で受けきるんだろう
あの時のなのはが俺の七鍵守護神を破ったかのように
だからこそおれは、ここに来た。

 ヴィヴィオが戦いたいと思っているのが、競技者のアヤ・クリステラだったら、
こんなことはしないだろう。
高町 綾なら手加減をするだろう。
でもヴィヴィオが望んでいるのは破壊者の俺
大蛇と戦った時の俺
魔法なんて使わなくても、魔神(人)にならなくても、数万の人を破壊する力を持つ
化け物・・・
そして・・・第60代修練闘士(セヴァール)ガウ・バンにあって、俺にないものそれは、
勇気という剣をかまえ、愛という盾を持ちそして――修羅という心の牙を持った。
本物の狼(闘士)それが、黒き咆哮であり、影技、刀傷だったと思う。

 おれはあるルーフェン郊外である男を待っている。
多分気付いているはず
俺の挑戦を受ける義理はない・・・だが来てくれると勝手に思っている
本当に勝手だなぁ
もしかしたらなのはとヴィヴィオの試合は見れないかもしれない
俺は、「ふぅ~っ」と息をした瞬間
向こうから揺らめぎながら人影が見えてきた。

「不躾な挑戦を受けていただいて感謝する」

 俺は一回転をして久しぶりに破壊者としての服に着替え
以前の大人の身長になる。

「のぉ、綾よ、本気でやるつもりかのぉ」

「世界広しといえど、俺がいける世界観ではあなたしかいないと思ってるんですが、
俺を取り戻すのは」

「優しい姉であり親ではいけないのかの」

「俺は、なのはやフェイトみたいには出来ない。
俺が出来るのはただ一つしかできないんだよ
俺が出来るのは、戦うことしかできない
そして愛娘が俺の試練を超えて目の前に立ち望むのなら
それに答えないといけないだろ、約束したしな」

「ならわしは、そなたを止めるために立ちふさがろう」

「感謝する」

「そなたが負けることにか」

「負けるわけにもいかないんでね」

 一陣の風が吹いた瞬間
どちらがか行くという前に俺たちは動き出した。
俺が戦うのは、この世界でも5人しかいない拳聖であり
無双無敗の闘神、武神の一人であると思っている。
魔力はなのはより高く、たぬきのはやてに匹敵するぐらいの魔力
心に鬼を飼っている化け物だ!
手加減なしでやってやる
そうじゃなければ意味がねえ・・・ 

 

我悪鬼羅刹となりて向かうもの也

「主は鬼人か・・・」

「久しぶりに血が乾いた思いだったよ」

 両方の正拳突きがお互いの心臓にめがけてはなっていた。
0.何コンマの世界拳聖レイ・タンドラの放つ正拳より、俺のほうが速かった。
言うだけならそれだけだったのだが、
お互い地獄の鬼みたいに衣服はお互いの返り血を含め、自分の血がべっとりと付き、
たくさんの骨を折っていたし、俺に至っては多分頭蓋骨にひびが入ってたり、
左腕は折られ、右足は複雑に破壊されていた。
不完全な武技言語は破られ、カウンターを食らい、一瞬意識を手放したぐらいだ。
それほどまでに拳聖レイ・タランドの意志力は俺が知る限りでもずば抜けていた。
俺が使用できる技術もさんざん無力化されたりもしたが、最後までたっていたのは俺だった。

「年が若い分。俺のほうが体力があったな」

「おぬしが初めっからあの動きをすれば、こうも苦戦しなかったはずじゃよ」

 動きながらの武技言語に俺の歩法刹那を使用しての超高速の正拳突き
それが完全なる覇王拳最後まで頼りになるのはずっと使用した技術だった。

「その身体で行くのか・・・」

「さすがに頭蓋骨のひびは直すけど、これぐらいの方がいい」

「出来るのなら、殺さぬようにな」

「あぁ」

 俺は瞬間移動でなのはとヴィヴィオ舞台会場に戻った。
怪我とかはカモフラージュしてから通路を歩いていた
向こうにフェイトがなのはとヴィヴィオの健闘を多立てた瞬間
俺は絶っていた気配を外し、一気に殺気をなのはとフェイト、そしてヴィヴィオに向ける。
その瞬間フェイトはなのはとヴィヴィオを護る様に振り向きざまいつでも戦える体制で振り返った。

「あ・・・綾」

「早いな、もう少し遅かったら襲えたのに」

「綾ちゃん?」

「やはり・・・負けたみたいだなぁ」

「う・・・うん」

「そして俺の挑戦権を得たぞ、ヴィヴィオ
俺も1戦交えてきたぞ、いつやるんだ、いつでもいいぞ!」

「え」

 ヴィヴィオはなのはとフェイト、俺を交互に見て戸惑いを感じていた瞬間
俺の背後から声が聞こえた。

「ヴィヴィオさんとヴィヴィオさんのお母様たちに何をするんですか~」

 襲ってるように感じたんだろう気配でもわかる
チームナカジマとインターミドルで知り合った面々も来ていたがいち早く動いたのは、アインハルトだった。

 俺はそのまま受けながら、アインハルトの顔をアイアンクローしながら地面にたたきつけ、地面に一瞬バウンドした瞬間アインハルトの腹部を下から蹴り上げ天井にぶつけた。

「正当防衛だ!」

「てんめぇ」

 番長が駆け寄ろうとした瞬間ヴィヴィオの声が響いた。

「皆さんやめてください、そして綾おねえちゃん。これはどういうことですか?
アインハルトさんは関係ないはずです」

「何寝ぼけたことを、襲ってきたのはアインハルトだろうが、
ただ軽くつかんで、変哲もないキック一発でのされて何が覇王だ
恥を知れ!」

「綾おねえちゃん!」

「ヴィヴィオてめえが望んだんだ、
そしてお前はなのはを倒した
約束守ってなんで怒ってるんだ!」

「あ・・・綾ちゃん・・・また無茶を」

 俺は気絶しているアインハルトを蹴り、ジークに蹴り飛ばした。

「俺に襲ってくるつもりなら、命を懸けろ!小娘ども」

「「綾 (ちゃん)やめて!」

 なのはとフェイト両方の声が聞こえるが知ったことはない

「ヴィヴィオいつやるんだ!これがお前が望んだ
破壊者 綾だ!、この場でもいつでもいいぞ」

「な・・・なら。数時間後場所が」

「そうだな・・・ならお前がアインハルトと戦った埠頭で」

「うん、綾おねえちゃん、もうひどいことはやめて」

「襲ってこない限りな!攻撃に反射で動く癖がついてるからなぁ」

「数時間以内に回復して完全な状態で行くよ」

「楽しみにしてる」

「綾ちゃん」

「無茶はしないから」

 俺がその場を立ち去ろうとした瞬間、俺の前に立ちふさがったのは2人の少女だった。
一人は戦うすべもなくでもチームの栄養面やスケジュールなどの管理もビシってやってくれそうないなくてはならない要の一人ユミナ
もう一人は、数時間前まで眠っていた古代ベルガの王イクスだった。

「あ・・・あの・・・そのお体で戦うのはお勧めできませんが・・・」

「綾・・・その身体で行くのはダメだよ。きちんと治さないと」

「パッと見ただけで気づかれるなんて俺もまだまだだな、
俺のことより周囲のフォローを頼むな」

 俺はそのまま真ん中を通り、背中越しに手を挙げて
「待ってるな」

 そう言って俺は現場に向かった。 

 

戦いの前に

 俺はなのはのほうを見る。
そうしたらなのはは、了解したといわんばかりにこの周囲に結界を張った。
アラル港湾埠頭廃棄倉庫区画周辺をすべて行ってもらった。
フェイトやはやて等の親友も協力してくれたようだ。
周囲は人が多い。
思った以上に人が多いことにびっくり!
1年未満でヴィヴィオ自身こんなに友人を作ったんだなぁと俺自身うれしく思う。

 俺の関係者
☆なのは、フェイト、はやて、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、アインス、ツヴォイ、ルーテイシア、スバル、ティア。
残念ながら、クロノやユーノ、キャロ、エリオは仕事が忙しいらしい。
俺の関係者って言いながらもヴィヴィオの関係者でもあるのだが・・・

 ヴィヴィオの関係者
☆リオ、コロナ、アインハルト、ノーヴェ、ユミナ、ミウラ、ミカ、ノーヴェ、ディエッチ、オットー、ディード、クロのチームナガジマの面々
☆セイン、シャンテ、シャッハ、イクスの教会関係者
☆ジーク、ヴィクトーリア、エルス、ハリー、ハリーの友人 インターミドルで出会った友人
☆リンナ、アイリン、イェン、シェン、タオのルーフェン武侠の方たち

 夜になる前に、ルーテイシアに特別客席を作ってもらったぐらいだ。
俺は全員が入る前に気を抑え精神集中をしていた時だ、ルーフェンのリンナがこちらに向かってきた。
こちらに来た理由は分かっているので、周囲に消音の呪文をかけた。

「やったのはあんたか?」

「ん?何のことだ」

「じーちゃんをやったのは?」

「あぁ仕合せてもらった」

 一瞬すごい殺気を俺に放ったが、俺は気にもせずに見つめていたら、
ふととぎれた。

「あたしじゃ全く無理みたいだね。
じーちゃんも言ってたが恨みなどない、
一人の武術家として対治したといってたから、だから今回じーちゃんを倒したあんたの武ををあらためて見させてもらうよ」

「お好きに、俺が昔の感覚を取り戻すには必要だった。そして改めてありがとうと言っておいてくれ」

「わかったよ」

 お互い準備も終わって俺の対面には大人バージョンのヴィヴィオがセットアップされた。
俺は、一回転をして上半身は胸下までのシルクみたいな素材でできた
つくりでヘソ出しルック
下半身は赤色の超ショートスカートに黒のストッキング
そして魔法使いの定番マントをつけて降り立った。
マントを手にかけ投げ飛ばし、お互い一歩前に出た。

 

 

圧倒的武力差

言ったけど
 ヴィヴィオの攻撃が着た瞬間、俺は膝蹴りをヴィヴィオのみぞおちに蹴りはなった。
ヴィヴィオが前のめりになった瞬間、俺は、ヴィヴィオのあごにフックをかます
そして倒れる瞬間にまたみぞおちにパンチを放ち、ヴィヴィオの身体が前のめりになる
それを倒さないようにまた顎めがけてパンチを放つ


「な・・・なんだよ・・・これ」

 番長の声が聞こえる

「ヴィヴィちゃんが遅いわけじゃない」

 やられながらでも、ヴィヴィオはパンチを繰り広げようとするが、
パンチより蹴りでヴィヴィオの頭を揺らす

「綾お姉さんの方が単純に速い」

 チャンピオンの声が聞こえる
「でもなのはさんを倒したヴィヴィオさんですよ、ここまで差があるとは思えないんですが?」

 アインハルトさんの声が聞こえる

「ううん、あれが綾ちゃんの姿」

 なのはママの声

「そうだね、今まで私たちの事を考えたりして戦ってきた
でも今の綾は何も背負ってない
あれは私たちに決して見せないようにしていた綾の破壊者としての姿
ただひたすらに速く、より正確に相手を壊すために・・・ううん
ヴィヴィオを殺すために戦ってる
あれが戦ってる時の綾の本当の姿・・・破壊者だ」

 あ・・・フェイトママの声が

「俺に挑戦しておいて、まだ魔力を込めた一撃も放ってないのに、なに寝ようとしてるんだ」

 俺は渾身のストレートを放った
これで終わりだと確信しながら、ヴィヴィオはよく意識を持ったほうだと思った。
その瞬間ヴィヴィオは回避しやがった。

「あ、回避した」

「え、今当たってましたよね」

「アインハルトちゃん、今綾ちゃんは顎を狙ったの、でもあたったのは額
ヴィヴィオはそれをずらして額に受けに行ったんだよ
ヴィヴィオの神眼は綾ちゃんの超高速の拳が見え始めている」

 その瞬間ヴィヴィオの攻撃が来るが俺はそれを弾き飛ばしてパンチを放つ
それをヴィヴィオは寸でのところで回避し攻撃をしてきた

「ヴィヴィオさんすごい」

「ヴィヴィオの動きは綾に追いついてはいない、
だけど綾の攻撃を見極め最小限の動きで受けてさばいている」

「フェイトちゃん・・・」

「あれがヴィヴィオの戦闘スタイルだね
戦闘中に相手に学び、手段を生み出して、なのは譲りのたぐいまれな空間把握能力
ヴィヴィオは戦闘中にも強くなっている」

 解説組は解説やらせておいて俺は一歩後ろに飛びのいた

「やるなぁ」

「お・・・押忍」

「なら面白いことをしてやろう
流石にここまで速く動いてちゃ見学者にも悪いからな」


「な・・・なにをするの」

「なぁに、ヴィヴィオに褒美だ」

 俺は格闘者なら見える速度で攻撃をする
その動きは当然ヴィヴィオはそのポイントをセイクリッドガードでガードするはずだった
しかし結果はヴィヴィオはうずくまってしまった

「ぐぅ」

「どうした何の変哲もない攻撃だろ!」

 ヴィヴィオが立ち上がるけれど、俺の攻撃は面白いほどに当たる

「綾の攻撃は誰も回避できない」

「どういうことですか?」

「綾の攻撃のモーションは全部同じ
攻撃が当たる瞬間まで同じ、途中から同じモーションのまま
そこから変化されたらいくら何でも無理すぎる」

「そんなことが可能なんですか?」

「普通なら不可能・・・何万回、何十万回
気の遠くなるほどの修練、あきらめない心
それがあれば可能かもしれない
あれは基本の攻撃を攻撃しているだけ
破壊者は技を使わなくても強い」

 そろそろ終わりにするか、その年でよく頑張ったと思った瞬間だった
俺の頭に振動が起こった。
何が起きた・・・
俺の頭にヴィヴィオの拳が当たっていた。
当てた
もう一度同じことをする、これは回避できない・・・いうかマジかこいつ
ヴィヴィオは俺の攻撃を回避できないと知ると、これなら絶対に俺に攻撃が当たる

「ヴィヴィオ・・・それは無茶だよ」

「ヴィヴィオさんの攻撃が当たり始めた」

「あれなら当たるよ」

「どうしてですか?」

「いくら綾でも攻撃の体移動中には動けない
ヴィヴィオは綾の攻撃が当たる瞬間にクリスに防御を任して
そのまま攻撃してる」

 アインハルトやジーク、ミウラならこの方法はありかもしれないが、お前がやるとは思わなかった


「まだです、まだやれます」

 思いっきりのいいストレートを受けながら俺は腰を落とし
拳聖レイ・タランドを倒した覇王拳を打ち当てる
ものすごい轟音が鳴り響きヴィヴィオは数十メートル吹き飛んだ





 

 

応援と孤独

 ヴィヴィオが吹き飛ばされた先には、埠頭の施設がある建物にぶち当たり、建物も破壊された。
凄い砂煙も出てだれもが終わったと思っただろう。
双いつも決着は確認するまでわからないと言った綾本人さえも
綾は振り返り、歩こうとすると、がさっッという音がして、誰かが立ち上がる音を綾は聴いた。
綾自身驚いた。競技用ではないのでライフ制やクラッシュエミュレートなどないので、通常なら今の一撃で良くて気絶、悪くて死亡するほどの威力だったはず。
たとえ神眼の入り口を持ったヴィヴィオでも、当たる瞬間にダメージを減らす技術を下としても不可能だったと思った。

「綾・・・お姉・・・ちゃん。ま・・・だ・・・、あ・・・だだよ・・・まだ決着ついてないよね・・・」


 完全にダメージ回復はしてないふらついたああ足で立ち上がり、ヴィヴィオは綾に向かってそういった。

「あれ喰らってよく立ち上がれたものだ」

 確かに綾は、ヴィヴィオのカウンターでの覇王拳を当てた。確実に当てたが、覇王拳が当たるコンマ数秒で強引に後ろに飛んだけど、よくあれで立ち上がったなぁ
綾自身あきれたように感心したようにヴィヴィオに向かって話しかけた。

 集まってくれたほとんどの人が、ヴィヴィオを応援してくれてるのをしっかりと受け止めそれを力になってるのをヴィヴィオ自身感じていた。
綾お姉ちゃんが、昔から知ってる人達は、綾お姉ちゃんの応援をしていると思ってちらっと見たのだが、勝負の行方を見ているだけで、応援はしてないのを改めて不思議がっていた。

 会話をしてくれたおかげで、多少は体力の回復と周囲に散らばっている魔力残量を確認、綾お姉ちゃん自身多分この間回復してるんだと思った。

「私は……負けない」
ヴィヴィオが満身創痍で綾に向かって発した。

「それ以上やるとマジで死ぬぞ!いくらシャマルの医療技術がすごいと言っても限度があるし、下手したら障害を持つかもしれん。なぜそこまでやる?」

「愚門だよ…お姉…ちゃん…お姉ちゃん……が教えてくれたんだよ」

「俺が教えれるのは破壊だけだ」

 綾はそう言い超スピードで動き出した。
これは付いてこれるか?
周囲の人間が驚きだした。
なぜなら綾あまりにも早いのでは何人にも見えたから

「おい、魔法は禁止じゃねえのか?」

 番長がそう反論したのだが、「綾は魔法使用してないよ!あれはれっきとした体術だよ」そうフェイトが確信をもって言い放った。

「最大8人に分身は出来るのだがこれでいいだろう」
二人に分かれた綾はっヴィヴィオの前と後ろで蹴りだした。
当然ヴィヴィオは自滅カウンターを試みるができなかった。
それは当たり前だった。
後ろで後頭部を蹴られながら、前方では腹をけられる。
打撃を逃がそうとしても両方向からほぼ同時に食らってるのでダメージを逃がすこともできない。

 それでもヴィヴィオは少しだけ肩ひじを突いたが完全には倒れずに、前に進む

「立って…戦える以上、敗北が…ないって」


「それをやるのは馬鹿な奴だけだ、倒れて眠った方がいい。命まではとられんからな」

「そ…レ…で…も、私…は勝たないと……」

「なぜそう思う」

「あ…あなたが…孤独…だから、大好きな…大好きな…お姉ちゃん…が孤独だから~~~~~~~~~~」

 ヴィヴィオは今出せる声を血を吐き出しながらそう言い切った。

「俺が孤独だと、なのはもいる、ヴィヴィオも幼馴染もいる。そんな俺が孤独だと」

 綾の必殺のパンチがヴィヴィオの顔面に炸裂すると見学者たちは思った。
その瞬間ヴィヴィオは顔を右に傾け綾のこぶしを回避しながらヴィヴィオのボディブローが初めて入った。

「エクシードスマッシュ改」

ヴィヴィオの必殺の一撃が綾のみぞおちにヒットして、綾はすこっしだけ顔をゆがませて後ろに引いた。

「この状態の俺に攻撃を当てれるとはな」

「お・・・押忍」


「当てたご褒美だ、言いたいことがあるんだったら聞いてやる」

 綾とヴィヴィオは互いに攻撃をしながら話をしていた。
よく見ると綾も少しずつダメージを食らっていた。

「ヴィヴィオすごいね」
フェイトがポツリとそういった。
「どういうことっすか?」近くにいた番長がそう問いかけた。

「あの状況の綾にあそこ迄攻撃を当てたことがある人物は私が知る限り数人しかいないの。もちろん私は無理」

「綾ちゃん、心で鬼になってるけど、先ほどのヴィヴィオの叫びで動き鈍ったよ」
すぐさまなのはがフォローを出していた。

「それでも多分ヴィヴィオは届かない」

「そんなことはない」
ヴィヴィオの友人たちは全員そう言い放ちヴィヴィオコールが沸き上がった。

「これが・・・答えだよ・・・綾おねえちゃん」

「意味が分からねえな」
綾はヴィヴィオにかかと落としを仕掛けるがヴィヴィオはせくりっどディフェンダーで防御をしながらボディにパンチをする。
しかしそれは、綾のパンチでよこにはじかれた。

「戦いに……なれば、私にはこのように……声援してくれる。でもお姉ちゃんは……戦闘になると孤独だから、私が最後は勝つよ」

「応援はされてるさ、心の中でな」
綾は孚っとなのはの方をむいて、なのはも首を縦に振った。

「俺たちの戦いは競技とは違う。だから応援なんていらない。そして俺は負けんよ」


 この戦闘初めて綾が自主的に動き超高速のパンチをヴィヴィオのボディに向けて攻撃した。
 
 

 
後書き
長らくお待たせしました。
得たするにしてもこの部だけは時間かかろうと終わらせます 

 

ある意味の決着

「見せてやるよヴィヴィオ最強の一撃を」

 綾はダッシュをしながらと力ある言葉を唱えようとしていた。

「我は無敵なり、我が破壊に敵うもの無し。我が一撃はせん滅なり!!綾格闘術覇王拳

 ヴィヴィオはやってくるボディブローをタイミングをめがけてカウンターをしようとした瞬間絶望を感じた。
この攻撃はカウンターをとれない。
なぜか体が動かない。動かないとやられるのに。自分の身体が、いうことが聞かない。
もしかしてこの武器言語ってよヴィヴィオ最強の一撃を」

 綾はダッシュをしながらと力ある言葉を唱えようとしていた。

「我は無敵なり、我が破壊に敵うもの無し。我が一撃はせん滅なり!!綾格闘術覇王拳

 ヴィヴィオはやってくるボディブローをタイミングをめがけてカウンターをしようとした瞬間絶望を感じた。
この攻撃はカウンターをとれない。
なぜか体が動かない。動かないとやられるのに。自分の身体が、いうことが聞かない。
もしかしてこの武技言語ってもしかして、自他にかける高速催眠暗示なのでは?
どれだけ動こうとしても刹那の時間では動くことがかなわなかった。

 綾はヴィヴィオのボディが当たる寸前で止めた。
「ここまでだ!」

「な…なんで…競技が…お遊びだからなの?」

「そんなこと誰が言った」

「え?」

「俺は遊びなんて言ったことはねえぞ!ただ本質が違うって言っただけだ。平和な世の中では協議が一番いいと俺は思う。俺の本質は格闘技じゃねえんだよ」

「ど・・・どういうこと」

「俺の技術は殺人の技術だ!」

「なら・・・余計に綾おねえちゃんを・・・救わないと・・・」

 ヴィヴィオは無意識的に弱弱しいけれど確実に綾のボディに攻撃を当てた。

「戦闘中は・・・戦闘中は、綾…お姉ちゃん・・・孤独だから。孤高の存在だから・・・弱みを見せれないって・・・嘆いてるから・・・なのはママたちでは救えないから・・・だか・・・ら・・・」

 綾はそんなヴィヴィオを見ながら殴られていた。

 本当にヴィヴィオはなのはの娘だよなぁ。
こんなになって、体が壊れまくってるのに、俺の事を思いながら戦おうとしてる。
俺を救うために。
こんなやつを思いっきり壊せれない。
俺には無理だ!

 綾はもう一度ヴィヴィオを見てから、新派愛想に二人を見つめているなのはを見つめた。

「なのは」

「なに綾ちゃん?」

「やっぱヴィヴィオはなのはの子供だよね」

「私と綾ちゃんの自慢の子だよ」

「そうだな」

 綾は、殴られながらヴィヴィオのおでこにデコピンをした。
その瞬間ヴィヴィオは足元から崩れるようにダウンをした。

「一応俺の勝ちだけど、勝負は引き分けだと言っておいてくれ」

 ヴィヴィオが倒れたことにより、ヴィヴィオの友人たちはヴィヴィオに走りこんで解放しようとしていた。

「イクス」

 呼ばれたイクスはむすっとした感じで綾を見つめていた。

「ここまでする必要はあったのですか?」

「約束だからな。イクスヴィヴィオの回復頼むな」

「ですが・・・これは」

「大丈夫だ大半は俺が治す。あとの回復は頼んだぞ」

蘇生の波(リジェネレート)

 綾が呪文を唱えた瞬間ヴィヴィオの身体が光りだして、ボロボロの身体が修復していった。

「再生呪文だ、ゆっくりだから感知するまでは時間がかかるが、後はよろしく頼むな」

 破壊者としてはお前たちとは戦わないからな
綾はヴィヴィオに集まってる全員にそう言って、歩いて去っていった。

「ここまでする必要はあったのでしょうか?」
アインハルトはヴィヴィオの頭を撫でながら悲しそうにみんなに聞いてみた。

「必要だったんよ。きっと。綾さんは約束の為。ヴィヴィちゃんは何かと孤独になるあの人の心を守りたい為と挑戦の為にな」

 ジークリンデがみんなにそう伝えた。

「うちもその気持ちよくわかるわ。うちかてヴィクター達がいなければここにいなかったと思うしな。結局は当人同士しかわからんよ」

 なのはたちは救急の手配はしっかりいSていたのでヴィヴィオはすぐさま中央病院に運ばれた。