ドラゴンクエスト8 HENTAIの冒険
1話 うちのパーティに華を求めるのは酷だろうか?
前書き
原始世界同様なにも考えず執筆し始めたドラゴンクエスト!作者が匙を投げるのは時間の問題か⁉︎と言うよりいつの間にか蒸発していそうだな!との声が聞こえてきそうですが、多分大丈夫です。蒸発しても雨となり帰ってくるのが私うりぽんですから!ドヤッ!
「お………に…ぃ」
う………ん…だれ…だ?…僕を呼ぶ…のは…
「お〜…あに…ぃ!」
次第に声が大きくなっていく…うるさいなぁ…
「おぉ〜い 兄貴ぃ〜〜!!起きているでげすか?」
耳元で突然、大きく聞こえた声に驚き身体がビクッと反応した。
「兄貴〜少し休むだけって言ったのに寝ちゃダメでげすよ。」
「ふぁ〜あ。」
僕は大きくあくびをし背を伸ばす動作をする。
「それよりも兄貴!こんなところで油を売っているとすぐに日が暮れちまうでげす。」
「確かにそうだね。」
僕は空にぽっこりと浮かぶ太陽を見て答える。
「はやいとこ、町に行きましょうや!アッシは、パーッと飲み明かしたい気分でがすよ。さぁ兄貴!!」
目の前にいるトゲトゲの帽子がトレードマークのヤンガスに急かされて僕は重い腰をあげた。
ポケットにはペットであるネズミのトーポが顔を覗かせて鼻をヒクヒクさせていた。
やっぱりいつ見ても可愛い!
「エイト!早く来んか。待ちくたびれたぞい!」
僕の主であるトロデ王にも急かされて若干小走りで2人の元へ行く。
「しかし、ホント何度も言うようでがすが、兄貴がこのおかしなおっさんの家来なんてねぇ」
ヤンガスが「おかしな」というものも無理はない。今、トロデ王はある呪いにかかり緑色の魔物にしか見えないからだ!
僕も緑色のトロデ王を始めて見たとき、それがトロデ王だと気づかずに魔物だと思って斬りかかりそうになった前科がある。反省は…若干だけどしてるよ。
「まっ、アッシにしたところで兄貴の子分になったわけっすから人のことは、言えんでがすがねぇ」
「だれが、おかしなおっさんじゃ!?」
それを聞いたトロデ王がヤンガスに突っかかった。僕としては出発したいのだけど…何故かって?町に着けば女の子と会えるからでげすよ!ヘッヘッヘ。
「まあ、よいわ!下賤の者にはわしの気高さなどとうていわからぬということじゃな。」
そして二人は睨み合う。すいません王様。僕にも王の気高さが感じられず斬ってしまうところでした。
二人はしばらく睨み合っていたがトロデ王が何かに気づいたようでこちらに振り向いた。
「そんなことよりエイト。姫はどうした?姫の姿が見えぬようじゃが…。
いやいやいや。トロデ王見ていましたよね?僕が眠っていたところ。それを承知の上で聞いてくるのですか!?
いろいろ文句を言いたかったが一応僕の上司なので言えない…しょうがないので僕たち3人は姫を探すため辺りを見渡した。
「むっ!あそこにいるのではないか?」
そう言ってトロデ王が指を指した方向を見てみると草がカサカサと揺れている。
「愛しい我が娘ミーティアよ。怖がる事はないぞ。さぁ、わしの胸へ飛び込んでこい!」
その声に反応するように草の揺れている位置がじょじょに近づいてきた。
しかし出てきたのはミーティア姫ではなかった!
「ま、魔物じゃと!?」
トロデ王の胸へ飛び込んで来たのはミーティア姫ではなく魔物の3匹のスライム達だった!
「むっ!兄貴!」
「下がってください王様!」
僕とヤンガスはそう言いトロデ王の前へと飛び出した!
先手はスライム達がとった!一匹のスライムが僕の方へ向かって突進した。
しかし僕は落ち着きをはらい難なく剣で突進してきたスライムを跳ね飛ばす。
次はヤンガスが飛び込んだ!
「ズドォン!」
上空へ飛んでからの体重の乗った一撃がスライムの脳天を襲った!スライムは溶けるようにしてなくなりゴールドに変わった。
しかし僕が弾いたスライムが別のスライムを攻撃してスキだらけのヤンガスへ襲いかかった!
「ザシュ!」
どうにか間に合った…ヤンガスに襲いかかったスライムはヤンガスの鼻先でゴールドに変わり地面に落ちる。僕、いい事したね!
「兄貴!後ろでげす!」
「へっ?」
そう言われ後ろを振り返るとそこにはここだとばかりに突進してきた最後のスライムが僕の鼻先まで来ていた!
まずいと思った僕は反射的に目を閉じてしまう。
「サクッ!」
襲いかかって来ない…しばらく目を閉じたあと再び目を開けた。そこにはスライムはいなかった。変わりにスライムが所持していたであろうやくそうとゴールドが落ちていた。ん?あと枝のようなものも落ちていた。
「お主もまだまだじゃな。エイト。」
「おっさん!今の枝投げナイスでがす!兄貴もアッシを助けてくれてありがとうでげす!」
ヤンガスの発言からして僕のピンチを救ってくれたのはトロデ王らしい。しかも枝投げで…
「すいません王様…みっともないところを見せてしまって…」
「よいよい。臣下を守るのも王の務め。しかし次からはよわっちいやつだからと言って気をぬくではないぞ。」
いや…気をぬいたつもりはないのだけど…まぁいっか。
「そんなことより姫じゃ!わしの可愛いひとり娘のミーティア姫は無事か!?」
トロデ王がそう言うと奥の道の方から一頭の白馬が現れた。
「おお!あれにおったか!?姫!ミーティア姫!」
トロデ王はそう言うとミーティア姫に抱きついた。
先ほどトロデ王が胸に飛び込んでこいと言ったが本当に飛び込んだ時のことを想像して吹いてしまった。
だって絶対潰されるもん王様…
「さて…馬姫さまもお戻りだし…日が暮れぬうちにそろそろ出発したほうがいいでがすよ。」
だからさっきから言ってるよ…僕はこの華のないパーティを抜け出してとりあえず女の子を見ていたい!さらに言うともうロリだろうがなんだっていい!僕はいま女の子欠乏症なんだから…
後書き
あまり激しくやると文章がすっごいおかしくなるので少し静か目に書きました。
私は小説を書きながらゲームを同時進行しているので少し更新ペースが遅いと思いますがよろしくお願いします。
リアルレベル
エイト 1
ヤンガス 1
トロデ王 ⁇
2話 未遂だからいいじゃん!!
前書き
久しぶりの投稿!一応これから夏休みなので更新頻度は上がります。
in〜トラペッタ〜
大きな門を開き僕らはいざトラペッタの街へと入っていく。
この町は僕は初めてではない。城のお使いで何度か来たことがある。もちろんトロデ王もミーティア姫も来たことがある。だけどヤンガスは来たことがないらしく辺りを物珍しそうな目で見回していた。
「これ!ヤンガス。お主の様な人相をした男が人を見つめるでない!ほれっ、お主が睨みつけたから子供が怯えて逃げて行くではないか!」
「いやそれはおっさんが緑色をしたまm」
僕は急いでヤンガスの口を押さえた!この先を言われるとトロデ王がシケモードに入ってしまう…いや僕も今の子供が逃げて行ったのはトロデ王のせいだと思うよ。
「なっ…なにをするでがすか兄貴!」
僕が抑えていた手を離すと直ぐにヤンガスが反論し始めた。取り敢えず僕はウィンクをしてみる。そうしたら何かを感じ取ったのかヤンガスはこれ以上何かを聞くことはなかった。うんいい子だ!
ある程度町の中心に来るとミーティア姫が止まりトロデ王がぴょんと馬車から飛び降りた。
「ふむ、着いたようじゃな。わしの記憶に間違いがなければ確かこの町のはずじゃ。この町のどこかにマスター・ライラスと呼ばれる人物が住んでいるはずじゃ。」
「ちょっと待ってくれよおっさん!アッシらが追っていたのはドルマゲスってやつじゃなかったでがすか?」
確かにそうだ。僕たちはドルマゲス追ってこの町に来た。何故のこの町を訪れるのか僕も疑問に思っていたんだけど…トロデ王の顔から察するに単なる寄り道って事はなさそうだ。
「そうじゃ!憎きはドルマゲス!わしらをこの様な姿に変えたとんでもない性悪魔法使いじゃ!いったいあやつめはどこに姿をくらませてしまったのか!?一刻も早くあやつめを探しだしこの忌々しい呪いを解かねばならん。でなければあまりにもミーティア姫がふびんじゃ。せっかくサザンビーク国の王子と婚儀も決まったというに…ド、ドルマゲスの奴めっ!」
うんうん。それで?何故ライラスって奴を探すんですか?トロデ王。
「というわけでエイト。さっそくじゃがライラスなる人物を探しだしてきてくれぬか?」
はっ?……んっ?……へっ?……どういうことですか?トロデのおっさん。話をまとめると、ドルマゲス許せん。→ミーティアがふびん!→だからライラス探してきて。どういうことですか〜
「おっさん…その話じゃあなんでライラスを探しだして来るのかという理由がどこにも見当たらないでがすよ。もっと詳しく教えてほしいでがす。」
僕がトロデ王の奇々怪界な考え方を頭をフル回転させて理解しようとしていたがトロデ王と上司関係が全くないヤンガスが助け舟を出してくれた。ありがとうヤンガス…
「ふむ、話が見えぬか?ライラスこそがドルマゲスに魔法を教えたと言われる人物。ライラスなる者に聞けばあるいはドルマゲスの足取りがつかめるかもしれん……」
それだよ!それ!一番必要な情報!それ抜かしたらいけない
「と言うわけで頼んだぞ。わしはここで休んでいるからな。」
そう言われトロデ王に僕とヤンガスは送り出されたんだけど…結構この町広いんだよなぁ…
「兄貴手分けして探しだ方がいいでがすよ。と言うわけでアッシはあそこらへんで聞き込んでくるでがす!」
「えっ!ちょっと待って!」
僕の制止が聞こえなかったのか走り去っていくヤンガス…きたことのない町なのに1人で大丈夫なのか?てか…1人で聞き込みするのかぁ…
だけどその瞬間僕に名案が降ってきた!今なら1人……トロデ王もヤンガスもいない、、、では欲求を満たしてこようではないか……
「おう、あんちゃん覗きはいけねぇなぁ……」
「ゲッ!!」
はい、捕まりました。罪状は”覗き未遂”…いや未遂だからいいんじゃないかしら。
「あんちゃん、この町のやつじゃないんだろ?そんなとこ町の傭兵なんかに見つかったら連れて行かれて…「グシャ」だぞ。」
今は武器屋にて店の店主であろう変態マスクさんにじっくりこってりしぼられています。
「スンマセン…本当に反省しています。だから傭兵に引き渡すのだけは勘弁してください。」
「いや、俺だってそこまで非情じゃあねぇよ。男なんだ、一回くらいの過ちくらいあるってもんだ。告げ口なんてせこい真似しねぇよ。それより…」
「…?」
「あの子どうだった?凄いよかったろう?」
「えっ?…まぁ横顔しか見れませんでしたが…凄い可愛いかったです。」
いきなりの話題転換に少し驚きつつも質問に対し答える。もう少し声をかけるのを遅らせてくれれば着替え中のあの子の結構色んな部分を見る事が出来たと思うんですがねぇ!
「そうだろう。あの子はユリマちゃんっていうんだが、それはそれはこの町で一番と言われるほどのべっぴんさんでな。親のルイネロさんとは似ても似つか……ゴホンゴホン!」
「どうしました風邪ですか?」
「いや、あの子が可愛いと言う話だけだ。他にはないよ。」
うーん何か隠したなぁ…それにしても隠すの下手すぎだよ…聞き出したいけどこの人には一応傭兵に突き出さなかった恩があるし…しかたない。
「そうですか。ではもう行きますね。」と言い僕は立ち上がる。罪状についても許されたし店を後にしようとした。
「ちょっと待ちな。あんちゃん。」
僕が武器屋を出ようとすると引き留められた。なんだ?助けてやったんだから店の武器を買っていけとでも言うのだろうか?
「嫌そうな顔をすんなよ。急いでいるのは分かっているがこうしてあったのも何かの縁だ。俺の名前は”クロウ”あんちゃんの名前は?」
「エイトです。ではまた何処かで。」
「おう!いい名前だな。またあったら酒でも飲もうや!」
そう言い僕は店を出る。うーん、ちょっと欲求を果たせなかったのと急いでいるので少しピリピリしすぎただろうか?いい人だったのに…印象悪いなぁ…
「まぁいいや!」
そう独り言を呟き僕は歩き出す。そういえば酒とかって言っていたな…情報収集と言えばやっぱり酒場かな?って言うかクロウさんにライラスのことを聞くことを忘れていた…
記憶を頼りに酒場までの道を歩いて行く。
「ん?あれは…」
酒場の前に見覚えのある人物が立っていた……
後書き
関係ないけどトラペッタの事を今の今までトランペッタだと思ってました。
3話 酒が絡む不祥事 あ〜るある
前書き
忙しすぎて小説の事を本気で忘れてた。という訳で取り敢えず更新します。なんか地獄の様に提出物ラッシュが行われているのでまた期間をあけて更新するかもです。
「あれ?兄貴じゃないでげすか!やはり兄貴も情報収集なら酒場と踏んで此処に来たんでがすね。流石兄貴、情報収集もお手の物でがすな〜」
太陽が逆光となり顔が影で見えなくなっているその人物はそう言うと僕に近づいて来た。
「ヤンガスいきなり行っちゃうから、ちょっと心配してたんだけど…道に迷わないで来れたのは流石元山賊って所かな?」
うん、顔が影で見えないが確実にヤンガスだ。このトゲトゲ頭はヤンガスしかいない。
「いや〜実を言うと少しだけ道草を食ってきたんでげすよ。兄貴これを持っとくといいでがす。」
そう言うとヤンガスは自らの懐から皮の盾を取り出した。
「道草………はっ!…ど、何処からコレを?」
一瞬”道草”という単語にめまいを起こしそうになるがなんとか立ち直る。アレは僕の黒歴史ノートに永遠に残される事だろうが今は忘れよう。
「アッシの鼻が働いたんで近くにお宝をあると踏んで井戸を降りてみたんでげすが…見事に当たり!それはそこで拾ってきたものでげす。アッシはいらないから兄貴が装備するといいでげす。」
そう言い、ヤンガスは僕に”皮の盾”を差し出す。
「そうなんだ。ヤンガスありがとう。」
ヤンガスの厚意に甘えて此処は素直に貰っておこう。その方がヤンガスは喜びそうだし、後々ヤンガスにも買ってあげればいい。
「それよりも兄貴!早く酒場に行きましょうや。早く情報を仕入れないとおっさんがカンカンに怒ってしまうでげす。」
そう言われ僕は空をみる。もう太陽は暮れそうだ。確かにヤンガスの言う通り早くしないとトロデ王に説教されてしまうだろう。
「うん、そうだね。」
そう言い僕とヤンガスは酒場の扉を開けた。
あけた瞬間、蒸せ返るような熱気と酒気に襲われ僕は顔を歪ませる。
よくよく考えたら僕は酒場に入るのは初めてだった。酒には全く興味がなかったがこんなにも変な臭いだったとは…ますます興味をなくしたよ。
少しだけ酒場と言う場の臭いに慣れた後周りを見渡した。
前の席にはヤンガスが既に聞き込みをおこなっていた。恐らくヤンガスはこう言う臭いに慣れているのだろう。なんらきにする事なく酒臭そうな旅の商人風の男に聞き込んでいる。
僕は次に一番奥の席を見る。其処にはよぼよぼのおじいさんが一人と接待をしているのであろうバニーが一人。
ん?
んん?
んんんんんん?
バニー?
”バニー”この単語に反応しない奴は男では無いと思う。いや、僕にとって幻の存在だ。
バニーについて教えられたのは僕が13歳頃。城の兵士達がトラペッタに里帰りした時の話を聞かせてもらった話に出てきた。
”バニー”と言う者はウサ耳にウサギのしっぽをつけていて、決まってその体型はボン、キュ、ボン!であるという。
聞けたのはそれだけであった上に当時の僕はボン、キュ、ボン!について理解していなかった。でも、今なら分かる!!
アレはまごう事なきボン、キュ、ボン!だ。それ以外にどの例えようがあるだろうか?いや無いな。
僕にとっての幻の存在”バニー”その者が目の前にいる。僕の行動は至って単純だった。
「お隣、良いでしょうか?」
恐らく今の僕はこの人生で一番早く行動しただろう。酒場の玄関から一番奥のこのテーブルの台まで1秒。いや、もっと早かった自信がある。そして僕は光速の速さで椅子に座っているおじいさんに話しかけた。
「おお、若いのいつから其処におったのじゃ?良いぞ、お主旅人じゃろう。ゆっくり旅の話でも聞かせてくれぬか?」
そう言われ僕は腰を降ろした。おじいさんの話の内容は聞き取れなかったが承諾は得た事だけは理解できたのだ。
今、猛烈に心臓が鼓動を速めているのを実感した。目の前にいるんだ。幻の存在、”バニー”が。
「サミーちゃん。この者に酒を注いどくれ。」
おじいさんがバニーに声をかける。ん?おじいさん今なんて言った?この者?僕の事か?!
その通りらしい。バニーは僕に一歩、また一歩近づいて来た。それと同時に僕の心臓の鼓動も早まり、大きく波打つのがよくわかった。
1メートル。いや、もっと近いか?酒を注いでいるのだろう。拙い、焦点が合わなくなってきた。
バニーは酒を注ぎ終えた。それと同時に心臓の鼓動も治まっていく。コレが終われば少しなりとも離れてくれるだろう。もう、本当に拙いんだ。心臓が特に持たないんだ。だから、お願いしますだから!もう少しこの時間続いて!!!
その時!僕とバニーとの距離が一気に縮まった!理由はジョッキを手に持たせてあげる為だろう。だけど、手に感覚がない。僕はジョッキを持たされたのか?少し重く感じる。視線をジョッキに向けたいが向けられない。目がバニーに釘付けになっているからだ。
更に僕とバニーの距離が縮まる!しかも顔がだ。心臓の鼓動が最高潮に達し、顔が熱く、自分でも身体中を血液が回っているのを感じた。
「ごゆっくり。」
そうバニーは言うと顔をあげ立ち去っていった。
そう言う僕は放心状態だ。顔から湯気でも上がってるんじゃないかってくらい熱い。心臓の鼓動がいつまで経っても緩まない。
「……の………か?」
?何かが聞こえる。
「若者、酒は飲まぬのか?」
おじいさんの声だ。酒は飲まぬのか?あぁ、そうだ。酒を注いで貰ったんだった。急いで飲まないと。
手に持ったであろうジョッキに並々に注がれた酒を一気に僕は飲み干した。
血液が逆流するのを感じる。とても熱い、だけど最高の体験だった。とても頭がクラクラする。でも、コレはお城にいたら一生体験する事なかった出来事だろう。めまいがする。焦点が合わなくなり変な気持ちだ。今、何やってるんだろう?酒を飲んでいる?いや、ないな。だって僕、酒飲んだ事ないし。
胃から逆流する物を感じるが何かしらの液体が入っているであろうジョッキを逆さにし飲み切ろうとする。だが胃から逆流する物の方が勢いが強かった。喉を通過するのを感じた瞬間!
「オェェエエエ〜!! 」
それは現実に戻された悲惨な音だった。
後書き
眠たい〜明日……いや、この後4時間後従兄弟の運動会があるので寝ます。おやすみ〜