守護者に俺はなる!!!


 

アーロン襲来

ここは、東の海にある1つの島。そしてそこにある村はココヤシ村。これは、そこに住む一人の少年の物語である。

「ふ~、今日も大漁だ。これだけあれば、皆腹一杯食べれるな♪」

俺の名前はユウ15歳だ。この島にあるココヤシ村に住んでいる。今俺は、海に漁に出ている。今日も大漁に取れた魚を持って島に帰っているところだ。

ユウ「俺が何とかして、ベルメールさんの負担を少しでも軽くしないと。それに、もうすぐアイツの誕生日だしな。ヘソクリもだいぶ貯まってきたし♪」

俺はそう思いながら船を進めるのであった。島に帰ると、村の人達が何時もの様に迎えてくれる。

「お帰りユウ。今日も大漁みたいだね」

ユウ「ただいま。今日も調子がよくてね♪また後でお裾分けに行きます」

俺は、大量の魚を抱えて家に戻る。その途中でまた声を掛けられる。

「ユウ、戻ったのか」

ユウ「ただいまゲンさん」

声を掛けてきたのは、この村の村長であるゲンゾウさんだ。皆からはゲンさんと呼ばれている。

ユウ「ナミも一緒だけど、どうかしたの?」

ゲンゾウ「お前からも言ってやってくれ。店から本を盗ったんだよ」

ナミ「いっぱいあるんだから、一冊くらいいいじゃん!!」

ゲンゾウ「バカたれ!!本屋に本がいっぱいあるのは当たり前だ!!商品を盗っちゃいかんと何度言わせるんだ!!」

ナミ「だってウチはビンボーなんだもん!仕方ないじゃんケチ!!」

ゲンゾウ「こういうわけだ」

ユウ「やれやれ。ナミ、何で俺やベルメールさんに言わなかったんだ?」

ナミ「・・・・・・」

ナミは黙り混んでしまった。

ユウ「・・・仕方ない。ゲンさん、俺が代わりに払うよ。いくら?」

ゲンゾウ「しかしだな・・・」

ユウ「ナミが、その本を離しそうにないからね。お金なら、少しはあるから」

ゲンゾウ「・・・分かった。儂から店主に話しておこう」

俺はゲンさんにお金を渡して、ナミと一緒に家に帰るのであった。

ユウ「ただいま~」

「お帰りユウ。おや?ナミも一緒かい」

「お帰りユウ兄」

ユウ「ただいまベルメールさん、ノジコ。今日も大漁だよ♪」

俺は、魚をテーブルに乗せる。

ベルメール「いつも悪いね」

ユウ「別にいいさ。これでも俺達は、まだまだベルメールさんに恩を返せてないんだ」

俺達3人は、昔ベルメールに拾われた。親を亡くし行き場所を失った俺達に場所を与えてくれ、自らも俺達の母親代わりになってくれていた。

ユウ「早速獲ってきた魚を捌くとしますか」

ベルメール「手伝うよ」

俺とベルメールさんは、キッチンに向かい調理を始めるのであった。暫くして料理も出来たので、皆で食べることにした。

ベルメール「それじゃあ、いただきます!」

「「「いただきます!」」」

俺達は、四人仲良く夕食を食べるのであった。食べ終わり、後片付けを終えると俺はナミを呼び出した。

ユウ「ナミ、今日のことはもう言わなくていい」

ナミ「どうして?」

ユウ「ん?ナミも反省したのは分かったからな。けど、次からはキチンと俺やベルメールさんに相談するんだぞ?」

ナミ「うん♪」

ナミは笑顔になり、俺の膝の上に座るのであった。

ベルメール「おやおや。ナミはユウにベッタリだね♪」

ナミ「うん!私ユウお兄ちゃん大好きだもん♪」

ノジコ「私もユウ兄大好きだよ♪」

ノジコも俺の膝の上に座ってきた。こんな時間が、何時までも続けばいいと切実に願うのであった。しかし、それは脆くも崩れ去ろうとしていた。翌日、いつものように漁から戻ると、村の様子がおかしかった。慌てて村に行くと魚人族がいた。

ユウ「これは一体・・・」

「誰だてめェ?」

ゲン「ユウ!!戻ってきたのか!?」

ユウ「ゲンさん!!」

俺はゲンさんに駆け寄る。見ると酷い怪我をしていた。

「アーロンさん!村外れに一軒の家を見つけました!!」

ゲン「!!?」

ユウ「あの方角は!?」

あっちには、俺達の家がある。急いでベルメールさんに知らせないと!!すると、アーロンと呼ばれる魚人は、既に家に向かっていた。

ユウ「まずい!!急いでベルメールさんに知らせないと!!」

ゲンゾウ「待ちなさいユウ!!」

行こうとする俺をゲンさんが止める。

ユウ「離してゲンさん!!急がないとベルメールさんが!!」

ゲンゾウ「心配するな、私が行く!お前はここにいなさい!!」

そしてゲンさんは、走っていってしまった。すると、ドクターが慌ててやって来た。

ドクター「大変だ!ナミとノジコがいない!!」

「何だって!?」

ドクター「きっと、林から裏にまわったんだ!!」

ユウ「!?」

俺はそれを聞き、急いで家に向かった。走って走って走り抜いた。ようやく到着すると、ベルメールさんが頭に銃を突きつけられていた。

アーロン「くだらねェ愛に死ね!!」

ユウ「待て!!」

ベルメール「!?」

俺はベルメールの前に立つ。

アーロン「なんだ小僧?」

ユウ「金なら払う。だから少し待っててくれ」

アーロン「本当に払えるんだろうな?」

ユウ「あぁ」

俺は家の中に入り、隠してた場所からお金を取り出しアーロンに渡した。

アーロン「あん?小僧、後5万ベリー足りねェぞ?」

ユウ「いや、それで充分だ。ベルメールさんとナミとノジコ。俺は殺せ」

ベルメール「ユウ!!」

ゲンゾウ「何をバカな事を!?」

アーロン「なるほど。そういうことか」

ユウ「そうだ」

ナミ「ダメだよユウお兄ちゃん!!」

ノジコ「そうだよユウ兄!!」

ユウ「ごめんな。ナミ、ノジコ、それにベルメールさん。けど、俺は三人を助けたい。ならこうするしかなかった」

ベルメール「だからって・・・」

アーロン「シャハハハ!!なら望み通り、お前を殺してやろう。おい、コイツをグランドラインにでも捨ててこい」

「分かりました」

アーロン「後、一応負傷させとくか。万が一生き延びて、海軍に知らされたら面倒だ」

そして俺は、アーロンから銃弾を数発撃たれたのであった。

ユウ「元気でな・・・ナミ、ノジコ。大好きだぞ♪」

『ユウ(兄)(お兄ちゃん)~!!』

そしてユウは、アーロンの部下に連れていかれたのであった。 

 

目覚めると

目が覚めると、俺は船に乗っていた。

「おっ?気が付いたよい?」

ユウ「ここは?」

「取り合えず、事情は後で説明するとして、親父を呼んでくるよい」

そう言って、パイナップル頭の人は部屋から出ていった。

ユウ「俺は・・・助かったのか?」

自分の体を見ると、包帯が巻かれており治療されていた。すると、先程の男と一緒に大柄で髭を生やした男が一緒に入ってきた。

「グララララ!気が付いた様だな」

ユウ「えっと・・・貴方は」

「俺の名は《エドワード・ニューゲート》だ。だが、白ひげと言えば分かるか?」

ユウ「白ひげ!?」

その名前を聞いて驚いた。白ヒゲと言えば、世界で知らない人はいない程の大海賊だ。

ユウ「どうして俺は、貴方の船なんかに?」

「俺達の仲間が、お前がグランドラインで漂流してるのを助けたんだよい」

ユウ「そうだったんですか」

白ひげ「グララララ。次はこっちの質問だ。何でオメェは、グランドラインを漂流してたんだ?」

ユウ「それは・・・」

俺は、気を失う前の事を思い出すと言葉が出なかった。

白ひげ「どうやら、何か言いにくい事みたいだな」

ユウ「いえ、そういうわけじゃ」

「あんまり無理して言わなくてもよいよい」

ユウ「いえ、すみませんが聞いて下さい」

俺は、自分も村で起きた事を全て話した。

白ひげ「なるほどな。それで、てめェはどうしたい?」

ユウ「一刻も早く帰りたいのが本音ですけど、戻ってもアーロンの支配に従うだけです」

「じゃあどうするよい?」

ユウ「・・・エドワードさん、お願いがあります!!」

白ひげ「なんだ」

ユウ「俺を鍛えて下さい!!あの大海賊白ヒゲの船長にご指導をお願いしたいんです!!」

俺は起き上がり、土下座をして頼み込んだ。

白ひげ「グラララ。おもしれェ小僧だな!俺に直々指導してくれと言った奴は初めてだ!!」

「親父、笑い事じゃないよい!!」

白ひげ「そう言うなマルコ。小僧、本来ならそんな話は受けねェ」

ユウ「そうですか」

ユウはそう言われて、表情を曇らす。

白ひげ「グラララ。けどな、てめェのその根性を認めてやる。俺達が、直々にお前を鍛えてやる。んで、そのクソッタレ野郎をぶっ飛ばして来い!!」

ユウ「あ、ありがとうございます!!」

俺は嬉しさのあまり、泣きながらお礼を言うのであった。

白ひげ「グラララ!!まずは、その傷を全て治してからだ。何かあれば、マルコに聞くといい」

そいて白ヒゲさんは、部屋を出ていき俺とマルコさんだけとなった。

マルコ「そう言えば自己紹介してなかったよい。白ヒゲ海賊団一番隊隊長のマルコだよい」

ユウ「俺はユウと言います。マルコさん、宜しくお願いします!!」

マルコ「ヨロシクよい。まずはゆっくりと休め」

そしてマルコさんも出ていき、俺は再び眠りにつくのであった。それから2週間後、怪我もだいぶ治ってきたので、いよいよ白ヒゲさん達に稽古をつけてもらう事になった。

白ひげ「グラララ!!じゃあまずは、基礎を叩き込むぞ。マルコ、それに今日はジンベエもいる。コイツを任せたぞ」

マルコ「任せるよい!親父!!」

ジンベエ「親父さんの頼みじゃ。厳しくいくぞ!!」

魚人の人もいたが、今はそんな事を気にしてる場合じゃない。少しでも早く強くなって、ナミ達を助けるんだ!!

マルコ「まずは、お前にも覇気を覚えてもらうよい」

ユウ「覇気?」

聞き慣れない言葉に首を傾げる。

ジンベエ「覇気とは、戦闘でかなりの役にたつんじゃ。種類は三つあっての。武装色、見聞色、そして覇王色じゃ」

マルコ「武装色と見聞色は、鍛練すれば誰でも習得できるよい。けど、覇王色だけは才能がなければ無理だよい」

ユウ「なるほど」

ジンベエ「それに、覇気は自然系(ロギア)の能力者に攻撃する事ができる」

ユウ「そうなんですか!?」

その言葉に俺は驚いた。

マルコ「残念ながら、お前には覇王色の才能はないみたいよい。けど、残りの二つはいけそうだよい」

そして、覇気の習得始まった。当然その間は地獄だった。飯を食ってる時、風呂に入ってる時、寝てる時でさえも襲われた。見聞色を鍛えるためらしいけど、正直休まる時間がない。そして武装色訓練も大変だった。マルコさんが動物(ゾオン)系の幻獣種で、不死鳥の能力者だったから、武装色での攻撃を買って出てくれた。当然最初は、こちらの攻撃は一切聞かなかったので、攻撃される度に死にそうになりました。たまに白ヒゲさんも混ざってきますけど、混ざると本当にヤバかった。まさしく混ぜるな危険!!だった。けど、そのお陰で武装色と見聞色の覇気は無事に習得できたのであった。その後は、それを使いながらの格闘や剣術などの訓練。これも死に物狂いでやりました。何度、ナースさん達のお世話になったことか。白ヒゲさん専属かと思ったけど、どうやら違うみたいでした。そして時は流れて8年の歳月が過ぎました。俺も今は23歳だ。後変わった事と言えば、白ヒゲさんの船にエースという男が仲間になった。エースもまた、ロギア系だったので、マルコさんと一緒に鍛練の相手をしてもらった。そして、いよいよお別れの時。

ユウ「皆さん、本当に長い間お世話になりました」

マルコ「元気でな」

エース「また会おうぜ♪」

ジョズ「またな」

白ひげ「グラララ!!気が変わったら、何時でも戻ってこい。お前はもう、俺達の家族だからな」

ユウ「そう言ってもらえて嬉しいです」

ティーチ「ゼハハハ!元気でやれよ!!」

ユウ「そっちもね」

そして俺は、白ヒゲ海賊団の皆と別れたのであった。皆、俺が見えなくなるまで手を振り続けてくれたのが、物凄く嬉しかった。さて、今から帰るからね。ベルメールさん、ナミ、ノジコ。そして、待ってろよアーロン!!必ずお前を倒して、村を救ってやる!!俺は、そう決意しながら、東の海に向けて出航するのであった。 

 

悪魔の実

白ひげさん達と別れてから暫くが経ち、今はグランドラインにいる。

ユウ「このまま順調に行けばいいんだけどな」

俺は空を見上げながら言う。

ユウ「そういえば、そろそろ食料が無くなりそうだったんだ。近くの島で買うか」

俺は船を近くの島に向けるのであった。到着した島は、砂漠の島だった。

ユウ「暑い~!!」

到着後の一言がそれである。

ユウ「取り合えず町に行って、水や食料、後薬なんかを買わないとな」

俺は船を港に停めて、町に向かった。そこで食料などを買ってると、珍しい果物を見つけた。

ユウ「随分と珍しい果物だな」

「おっ♪お客さん買ってくかい?ウチに置いてても売れないからね。欲しいなら持ってってくれていいよ」

ユウ「そうか?なら貰ってくよ」

「まいど♪」

俺は変わった果物を貰って今日は宿に泊まることにした。宿の部屋に入ると、早速買った果物を食べてみる。

ユウ「ウッ!?なんじゃこりゃ!!マズ!!」

食べた果物は、腐ってるんじゃないかと思うくらい不味かった。すると、部屋の扉がノックされる。

「失礼します。食事をご用意いたしました」

ユウ「ペッペッ!あ、ああ。開いてるから入って下さい」

「失礼いたします」

宿の人が、食事を持って入ってくる。すると、俺が持っていた果物を見て言う。

「おやお客様、悪魔の実を食べられたのですか?」

ユウ「これ悪魔の実だったの!?」

「はい。私は少し悪魔の実に詳しいので」

ユウ「へ~。この実が何の実か分かりますか?」

「これですか?・・・確か《マジマジの実》だったはずです」

ユウ「マジマジの実?」

「はい。その実の能力は、この世に存在する様々なマジックが使える能力だそうです」

ユウ「そうか・・・ありがとうな。お陰で色々分かったよ」

「お役にたててよかったです。それでは夕食は此方に置いておきますので」

そして、そのまま部屋を出ていった。夕食を食べ終わった俺は、早速悪魔の実の能力を試すことにした。

ユウ「マジック能力って言ってたけど・・・」

俺はテーブルにコップを置き、それに向かって指を鳴らす。すると、コップには何も起きないが、代わりに俺の姿が消えていた。

ユウ「うおっ!?姿が消えてる!!?」

慌てて指を鳴らす。すると元通りになる。

ユウ「焦った~!まさか姿が消えるはな。けど、かなり鍛えれば十分戦力に出来そうだな」

それから俺は、一年近く能力をものにするため修行に明け暮れた。《マジマジの実》の能力も一通り使いこなせるようになったしな。因みに、この国を襲おうとする海賊も、能力や修行の為討伐していた。すると、この国の国王である《コブラ》と言う人に宮殿に招待された。その時に、その国の王女である《ビビ》という女の子にあったら、元気でいるように伝えてほしいと言われた。俺は、必ず伝えると約束して、ようやく東の海に戻ってきたのであった。

ユウ「懐かしいな。かなりな年月が経ったけど、皆は無事なのかな?」

俺は、、焦る気持ちを抑えながら、故郷であるココヤシ村に急ぐのであった。 

 

いざココヤシ村へ!

長い航海から、ようやく目的地に辿り着いた。

ユウ「ようやく・・・ようやく帰ってこれた。ゲンさん、ベルメールさん、ノジコ、ナミ。皆無事でいてくれよ!」

俺は、村から少し離れた場所に船を停めるため、村の反対側にやって来た。その時、俺は子供の頃なかった建物を見て驚く。

ユウ「これは!?」

俺は建物に書かれている名前を見て拳を握り締めた。《ARLONG PARK(アーロンパーク)》と。

ユウ「こんな建物まで建てやがって!!けど、まずは皆の無事の確認だ」

俺は怒りを抑えて村に向かったのであった。
























とある丘の上・・・

ナミ「後・・・7百万ベリー」

ノジコ「相変わらず、評判最悪だよあんた」

ナミ「ま~ね。海賊だもん。でも、アーロンは話の分かる奴よ。お金で全て事が運ぶから。あいつとの約束までもう少し!」

ベルメール「ナミ・・・」

ナミ「それに、私達の為に死んだユウお兄ちゃんに、いい報告したいから」

ナミはそう言いながら、丘の上にある木でできた墓に花を添えるのであった。
























ユウ「なんだこりゃ!?家が何軒もひっくり返ってる!!」

村にやって来た俺は、目の前の光景を見て驚いた。

ユウ「ここまでやるのかよ普通!!」

俺は更にアーロンに対して怒りを募らせた。すると、懐かしい顔が俺に声をかけてきた。

ゲンゾウ「お前さんは誰だ?村の者ではないみたいだが?」

ユウ「もしかして・・・ゲンさん?ゲンさんなのか!?」

俺が見たのは、身体に傷が大量についているゲンさんの姿だった。

ゲンゾウ「そうだが・・・何故お前が私の名前を?」

ユウ「俺だよ!数年前、アーロンに撃たれてグランドラインに連れていかれたユウだよ!!」

俺は掛けていたサングラスを外す。

ゲンゾウ「本当に・・・ユウなのか?お前・・・生きていたのか!?」

ユウ「あぁ。訳あって直ぐには戻ってこれなかったけど」

するとゲンさんは、俺を抱き締めてくれた。

ゲンゾウ「よく・・・よく無事でいてくれた!あの時・・・私はお前を救ってやる事が出来なかった!!どれ程それを後悔した事か!!許してくれ!!!」

ゲンさんは、涙を流しながら俺に謝ってくれた。

ユウ「いいんだよゲンさん。今となっては、ああなったお陰で俺は強くなれた」

ゲンゾウ「ユウ・・・」

ユウ「ゲンさん、ベルメールさん達は無事なの?」

そう質問すると、ゲンさんの表情が暗くなる。俺はまさかと思った。

ゲンゾウ「お前の言う通り、あの時のお陰でベルメール達は無事だ。今でもな」

ユウ「そうか。よかった」

安心したのも束の間、ゲンさんの口から驚くべき言葉を耳にした。

ゲンゾウ「だが、代わりにナミがアーロン一味に入った」

ユウ「なっ!?どういうことだよ!!」

俺はゲンさんの胸ぐらを掴んだ。

ゲンゾウ「落ち着け!!」

ユウ「落ち着いてられるか!!何でナミがよりにもよって、アーロンの仲間になってるんだ!!」

ゲンゾウ「ナミの意思だ!!アイツが・・・アーロンから村を買うために仲間になったんだ!!」

ユウ「アーロンから村を?」

俺は掴んでた手を離す。

ゲンゾウ「そうだ!ナミは、この村をアーロンから救う為に、1億ベリーという大金を集めるために・・・」

ユウ「そうだったのか・・・それで、今ナミは?」

ゲンゾウ「村に戻ってるよ。恐らく今はアーロンパークにいるはずだ」

ユウ「そうか・・・」

そして俺は、サングラスを掛けてゲンさんに言う。

ユウ「ゲンさん、もうこれ以上苦しまなくていいよ。俺がアーロンをやっつける!!その為に、今まで修行したんだ!!」

ゲンゾウ「正気か!?いくらお前が強くなったとは言え、アーロンはそこらの海賊より強いんだぞ!!」

ユウ「安心して。アーロンより強い海賊と、俺は出会ってるから」

俺はそう言いながら、まずは久し振りに戻る家に帰るのであった。到着すると、懐かしい光景が広がっていた。

ユウ「みかん畑、そしてあの家。全然変わってないか」

俺は、久々に帰ってきた家を見ながらそう呟く。すると、家からこれまた懐かしい人が出てきた。

ベルメール「おや?珍しいね。何か用かい?」

ユウ「えぇ。久し振りですねベルメールさん」

ベルメール「久し振り?悪いけど、あんたみたいな人に知り合いはいないね」

ユウ「確かにそうですね。最後に会ったのは、8年くらい前ですしね」

ベルメール「8年前?」

ユウ「そうですね。あの時は抵抗できませんでしたけど」

ベルメール「アンタ・・・もしかして」

ユウ「はい。ユウです。ただいま戻りました。母さん」

するとベルメールさんは、俺に駆け寄り殴りかかってきた。当然見聞色を取得してる

ユウ「おわっ!?いきなり何するんだよ!!」

ベルメール「よく避けたね。ったく、親不孝が帰ってきたのには驚いたよ」

ベルメールさんは、泣きながらそう言ってくれた。

ユウ「・・・ごめんなさい」

ベルメール「グスッ・・・いいんだよ。よく無事でいてくれたよ」

ユウ「はい」

ベルメール「ノジコにも会ってやりな」

ユウ「それは後でにします。まずは、こんな状況をつくってるアーロンを倒します」

そう言うと、ベルメールさんは叫ぶ。

ベルメール「止めな!!今度は確実に殺されるよ!!」

ユウ「大丈夫です。俺は大丈夫ですから」

そう言って俺は、アーロンパークに行くのであった。

ユウ「ここか」

俺は扉の前に立つと、思いっきり扉を殴り付けた。

アーロン「何事だ!?」

ユウ「ようやく会えたな!!アーロン!!!」 

 

ついに決着の時!!

アーロン「あん?誰だテメェは?」

ユウ「やっぱり覚えてないか。そらそうだよな!あれから随分経ってるからな」

アーロン「何を訳の分からねェこと言ってんだ!下等種族が、俺様に何用だ?」

ユウ「お前を倒しに来た!!」

俺がそう宣言すると、アーロン達は笑い出した。

アーロン「シャハハハハ!!聞いたか同胞達よ!下等種族が、俺達を倒しに来たそうだぞ?」

「チュッ!面白いこと言うな」

ユウ「笑うなら笑えばいいさ。どうせ、1億払われたところで解放する気はないんだろ?」

アーロン「シャハハハハ!!当然だろ!!ナミは最高な航海士だ!!みすみす手放すはずないだろ?それに、今頃海兵のバカどもが、あいつが今まで貯めた金を奪ってるはずだしな!」

ユウ「何処までも汚い奴だ!!」

アーロン「口は慎めよ?下等種族が」

ユウ「その下等種族に、お前は今日負けるんだよ!!」

アーロン「ほざけ!!」

「アーロンさん。ここは俺達が戦るニュ」

「わざわざ、アーロンさんが出刃る必要もない」

アーロン「そうだな。チュウ!ハチ!クロオビ!任せたぞ」

チュウ「チュッ!任せてくれ」

ハチ「ニュ~!アーロンさんには、指一本触れさせねェ!!」

クロオビ「魚人空手を見せてやる!!」

ユウ「能書きはいい。さっさと来い!!」

チュウ「生意気な奴だ!これでもくらえ!!」

チュウは、口から水鉄砲を撃ってくる。しかし俺は、見聞色でそれを避けていく。

ハチ「ニュ~!?全然当たらねェぞ!!」

ユウ「お前の攻撃は見切ってるんだよ!!」

チュウ「嘗めるな!!」

ユウ「奥義・・・ゼロ・インパクト!!」

俺は、チュウの懐に入るとゼロ距離で衝撃波を与えた。

チュウ「ガハッ!!」

アーロン「チュウ~!!」

ユウ「まずは一人」

続いて俺は、タコの魚人を見る。

ハチ「ニュ~!!よくもチュウを殺ったな!!けど、魚人島で2番目に強い、俺は六刀流のハチだ!!」

そんな自己紹介をしている間に、俺はハチというタコを吹き飛ばす。

ユウ「奥義・・・五十砲!!」

今度は、離れながら衝撃波を撃つ。

ハチ「ニュ~!!?」

クロオビ「ハチ!!チュウに続いてハチまでも!!しかし、魚人空手の前には無力!!」

ユウ「どうかな?」

クロオビ「くらえ!!五百枚瓦正拳!!」

ユウ「おっと!」

俺は、クロオビの攻撃を避ける。

クロオビ「よく避けたな。しかし、俺の究極奥義《千枚瓦正拳》の前にお前の生存率は・・・ゼロだ!!」

ユウ「ジンベエと同じ攻撃か。けど、アイツの方が100倍は強いぞ」

クロオビ「何!?お前今なんて・・・」

ユウ「悪いが、遊んでる暇はない。お前にも見せてやるよ。魚人空手の真髄を!!」

クロオビ「黙れ~!!千枚瓦・・・」

ユウ「五千枚瓦・・・正拳!!」

俺はクロオビより早く技を打ち込むのであった。

クロオビ「グハッ!!」

ユウ「お前だけが使えると思うなよ?」

クロオビ「何故・・・貴様のような・・・下等・・・種族・・・が」

ユウ「ある師匠に教えてもらったんだよ。水関係は無理でも、これは取得できたからな。さて、残るはお前だけだ!アーロン!!」

俺はアーロンの方を向く。

アーロン「貴様・・・よくも俺の同胞達を!!殺してやる!!!!」

ユウ「それは・・・こっちの台詞だ~!!!」

アーロン「お前を殺して、村の連中も殺してやる!!もうこの島には用はねェ!!くらえ!!シャーク・オン・ダーツ!!」

アーロンは水に入り、矢の様に素早く俺に攻撃してきた。あまりの早さに、回避が出来ず攻撃をくらってしまった。

ユウ「ガハッ!!」

アーロン「シャハハハハ!!下等種族が、俺達に逆らうからだ!!」

アーロンは、笑いながら言うのである。

ユウ「へ~。敵を仕留めたか確認もせずに、バカみたいに笑ってる奴に言われたかねェな」

アーロン「なっ!?」

声のする方を振り向くと、平然と立っているユウの姿があった 。

アーロン「貴様・・・何故生きている!?確かに貴様の腹を突き破ったはずだ!!」

ユウ「あれ?そこにあるカードの事を言ってるのか?」

アーロン「何だと!?」

振り向くと、ユウを刺したはずの場所には、大量なカードが落ちていた。

アーロン「バカな!!どうやって・・・」

ユウ「どうやって?種も仕掛けもございません♪」

俺はそう言いながら、カードを巻き上げると姿を消した。

アーロン「なっ!?」

ユウ『ハハハハッ!何処にいるか分からないだろ?』

アーロン「貴様・・・出てこい!!正々堂々と勝負しろ!!」

ユウ『正々堂々と?よく言うよ。昔お前がしたことを忘れた訳じゃないだろ?』

アーロン「なんだと?」

ユウ『忘れたなら、思い出させてやるよ。約8年ほど前に、お前に殺されかけた子供だよ』

アーロン「まさか・・・あの時俺が撃ったガキか!?」

ようやくアーロンは思い出したそうだ。

ユウ『そうだ。あの時やられた事は、今でもハッキリ覚えてる。俺は、この時の為に今まで修行をしてきた。そして、今日がお前の最後だ!!』

俺は姿を現して指を鳴らすと、アーロンが箱に閉じ込められた。

アーロン『なんだこれは!?』

ユウ「今から、お前にマジックを見せてやるよ」

アーロン『マジックだと?』

ユウ「そうだ。その箱には、何処にも穴が空いてないだろ?普通に考えれば、大砲とかでない限り、ちょっとやそっとじゃ壊れないし穴は空かない。けど、今からこの無数の剣をその箱をすり抜けてお前を刺してやる」

アーロン『シャハハハハ!!バカか貴様は。頑丈なら、そんなちんけな剣じゃ穴は空かないんだろ?なら、さっさとこの箱を壊して、テメェを殺してやるよ!!』

ユウ「・・・うるさいから、もう黙れ」

そして俺は、指を鳴らすと剣がアーロンに向かって飛んでいく。そして・・・

アーロン「ガハッ!!バ・・・バカ・・・な」

見事に箱をすり抜けて、アーロンに刺さっていたのであった。そして箱は消え、剣に刺されたアーロンだけが残った。

アーロン「何故・・・だ」

アーロンは、最後の気力を振り絞って問う。

ユウ「・・・種も仕掛けもございません」

俺はそう言うだけであった。

ユウ「これで・・・やっと解放される」

俺はそう思うと、涙が溢れ出した。

ナミ「一体・・・何があったの!?」

声がしたので見ると、最後の家族ナミがいた。

ユウ「ナ・・・ミ」

ナミ「・・・あんたが殺ったの?」

どうやらナミは、俺の事に気づいてないみたいだ。

ユウ「そうだ。俺がアーロン達を殺した」

ナミ「・・・そう」

ナミはそう言うと、俺を見る。

ナミ「何処の誰だか知らないけど、本当にありがとう。これで、皆やユウお兄ちゃんに報告できるわ」

ユウ「・・・まだ、そう呼んでくれるんだな」

ナミ「えっ?」

ユウ「お兄ちゃんか。久し振りに聞いたな。それに、ナミ自身も元気に育って嬉しい」

ナミ「待って!何であんたが私の名前を?それに、どうしてユウお兄ちゃんの事も?」

ユウ「何故かって?俺自身がユウだからだよ」

ナミ「嘘・・・」

ユウ「本当だ。改めて言うけど、久し振りだな。ナミ」

俺はサングラスを外してそう言う。

ナミ「本当に・・・ユウお兄ちゃん・・・なの?」

ユウ「本当だ。既に、ベルメールさんとゲンさんには会っている。ナミとノジコには、アーロンを倒してからと思ってな」

ナミ「ユウお兄ちゃん!!」

ナミは俺に抱きついてきた。

ナミ「無事だったんだね!!本当に・・・本当によかった!!」

涙を流しながらそう言ってくれた。

ユウ「ごめんな。今まで帰ってこれなくて」

ナミ「ううん!そんな事ない!!無事に帰ってきてくれたんだもん!!」

ナミは泣きながらも、笑顔で迎えてくれた。しかし、そこに水を差す連中がやって来た。

「チッチッチッチ!ナミというのはお前だな?」 

 

一難去ってまた一難?

「チッチッチッチ!ナミというのはお前だな?」

ユウ「誰だあんた?」

「これは失礼。私は海軍第16支部大佐ネズミだ。泥棒のナミという女を捕まえに来たんだが、まさかアーロンがやられるとは驚きだ。」

ユウ「・・・・・・」

ネズミ「だが今日はなんてラッキーデー。アーロンに渡すはずだった金も、このアーロンパークに貯えられた金品も全て私の物だ!!」

ナミ「なんて奴なの!!私の9300万ベリーを奪っただけじゃなく、村の皆から奪った金品まで奪うつもりなの!!」

ネズミ「チッチッチッチ!」

ナミ「ベルメールさんのみかん畑をメチャクチャにして、ノジコも撃ったくせに!!何処まで腐ってるのよ海軍!!」

ユウ「ノジコを撃っただと!?」

その言葉を聞いて、俺は驚いた。

ネズミ「チッチッチッチ。あの女が我々の調査を邪魔するからだ」

ネズミはそう言いながら笑っていた。すると、ユウがネズミの背後に立っていた。

ユウ「お前・・・それ以上話すな」

ユウはネズミの頭を掴んでいた。

ネズミ「は、離せ!俺が誰だか分かってるのか!!海軍大佐だぞ!!!」

ユウ「そんなの関係ない!!ベルメールさんやノジコ、そしてナミを泣かせたんだ!!テン・インパクト!!」

俺はネズミの顔面を思いっきり殴り付けた。

ネズミ「ぶべらっ!!」

そのまま水面を滑っていくネズミ。

ナミ「ユウ・・・」

ネズミ「き、きざま!!わだしが、誰かわがっでるのか!!」

ユウ「あぁ、海軍大佐様だろ?何度も同じこと言わなくても分かってる」

ネズミ「そうだ!!」

ユウ「けどさ・・・ナミ達を泣かせた事にはかわりない!!!」

そして再び殴るのであった。すると、麦わら帽子を被った男がやって来た。

「アーロンってのはどいつだ~!!」

「お、おいルフィ!そんなに叫ぶとバレるだろ!!」

「別にいいだろ?」

「だな。どうせやっつける・・・なっ!?」

他にも三人来て、全員で四人集まった。

「どうなってんだこりゃ?」

「全員殺られてるな」

「ど、どどど、どういうことだ!!?」

ルフィ「何だよ。アーロンいないのか?」

ナミ「ルフィ!それに皆!!」

ユウ「ナミ、あいつらは?」

ナミが知ってそうなので、俺は質問する。

ナミ「私が一時だけど、仲間になった海賊よ」

ユウ「そうだったのか」

理由を聞いた俺は、ルフィと呼ばれた男の前に行く。

ユウ「どうやら、ナミが世話になったみたいだな」

ルフィ「別に気にすんな♪」

ユウ「そう言ってもらえるとありがたい。俺の名前はユウだ」

ルフィ「俺はルフィ。海賊王になる男だ!!」

「俺はゾロだ」

「俺様は勇敢な海の戦士、キャプテンウソップだ!!」

「俺の名前はサンジ」

ユウ「宜しくな。ナミ!この事を村の皆やベルメールさん達に伝えてやってくれ!!」

ナミ「うん、分かった!!また後でね♪ユウお兄ちゃん!!」

そしてナミは行ってしまった。すると、サンジが突然俺に寄ってきた。

サンジ「お兄様だったんですね!!ナミさんとは、健全なお付き合いをさせ・・・グホッ!!」

行ったはずのナミが、物凄い勢いで戻ってきて、サンジを殴っていた。

ナミ「勝手な事を言うな!!私にはちゃんと先約が・・・」

そこまで言うと、ナミは戻っていってしまった。

ユウ「・・・大丈夫か?」

ゾロ「ほっといても構わないぞ。何時もの事だ」

ウソップ「だな」

ルフィ「シシシシ!」

そんな会話をしていたのであった。そしてその夜、村では宴が行われていた。人々が喜び、笑い、抱き合っていた。ルフィ達も、アーロンに立ち向かおうとしてくれたので、当然宴に呼ばれていた。俺は、久々に再会したノジコやベルメールさん、ゲンさんと酒を飲みながらその光景を見ていた。

ユウ「やっと村に平和が戻ったんだね」

ゲンゾウ「そうだな」

ベルメール「全て、あんたのお陰だよ」

ノジコ「そうだね。ありがとうユウ兄」

笑顔で話してると、ナミもやって来た。

ナミ「お兄ちゃん」

ユウ「ナミ。もういいのか?」

ナミ「うん。皆には謝ってきた」

ユウ「そうか・・・」

俺は酒を一口飲む。すると、ナミが昔のように俺の膝に座ってきた。

ユウ「おいおい。流石に年頃の女がそんな事するなよ」

ナミ「別にいいでしょ?」

ノジコ「そうね」

そう言って、ノジコも俺の膝に座る。

ベルメール「フフッ。懐かしいね♪」

ゲンゾウ「そうだな。昔からお前達はそうだったからな」

ユウ「全く・・・」

文句を言うユウだが、本人も満更ではなかった。

ナミ「ねェ。お兄ちゃんは、これからどうするの?」

ノジコ「そうだよ。ユウ兄は、アーロンを倒すために今まで修行してたんでしょ?アーロンは倒したし、これからどうするの?」

ユウ「そうだな・・・」

正直、何も考えていにのが現状である。昔みたいに漁をして、のんびり暮らすのもいい。

ベルメール「そう言うあんた達はどうするんだい?」

ノジコ「アタシは、ベルメールさんと一緒にみかん畑をやるよ」

ナミ「私は・・・」

ナミは言葉を詰まらせる。ナミの夢は、自分で世界地図を描くことだ。だとすれば、いずれ村を出ていくのが分かる。

ユウ「時間はあるんだ。ゆっくり考えればいい」

俺は優しくナミの頭を撫でるのであった。

ナミ「うん・・・ありがとね」

ナミも微笑むのであった。そして宴は三日三晩続いたのである。当然途中で抜け出す人もいたが、休んでから直ぐに戻ってくる。俺達も1度家に帰るのであった。

ユウ「ん~!!久々の我が家だな」

ベルメール「そうだね」

ノジコ「・・・・・・」

ナミ「・・・・・・」

ユウ「どうしたんだ二人とも?」

帰ってから、ずっと黙っている二人。

ユウ「疲れたのか?今日は色々あったしな。少し休もう」

そして俺達は眠るのであった。寝ていると、俺の布団がモソモソと動いている。中を覗くと、ナミとノジコがいた。

ユウ「・・・何してるんだ?」

ナミ「えっと・・・」

ノジコ「その~・・・」

二人は、気まずそうにお互いの顔を見合わせる。

ノジコ「・・・ハッキリ言うわ。ユウ兄、アタシやナミを好きにして!!」

ユウ「はっ!?急に何を言い出すんだお前は!!」

突然の告白に、戸惑う俺。

ノジコ「アタシは昔からユウ兄が大好きだった!でも、あの日ユウ兄はアタシ達を助ける為に、自分を犠牲にした!!失ってから、初めて自分の気持ちに気がついたの!!」

ナミ「うん。だから、ノジコと相談してこうなったの」

ユウ「・・・お前達の気持ちは嬉しい。俺もお前達が好きだ。けどな、流石にベルメールさんもいるんだ」

ベルメール「アタシは構わないよ?」

俺はドキッとしながら、ベッドの方を見るとベルメールは起きていた。

ベルメール「二人の行動は予想できたからね。アタシに構う事ないよ」

ユウ「いやいや!!普通気にするでしょ!!」

ベルメール「別に気にしないさ。アタシも混ざるんだからね」

ユウ「・・・はい!?」

俺は今、おかしな言葉を耳にした気がするんだけど?『アタシも混ざる』?何言ってんの??

ベルメール「というわけで」

ノジコ「覚悟は」

ナミ「出来てるわよね?」

三人が、俺にジリジリと寄ってくる。

ユウ「ちょっ!待ちなさい!!三人とも!!落ちつい・・・やめ、あ・・・あ~~~~~~~!!!!!!」

俺の声が、夜空に響き渡ったのであった。 

 

設定

名前
ユウ




身長
190cm




体重
78kg





見た目
黒髪でサングラスを掛けている(イケメン)






マジマジの(オリジナル)
様々な手品を使用できる







武器


武器なら何でも可






衝撃波を利用する

気を利用する

ジンベエから、魚人空手を習得

手品の腕前が半端ない(夜桜四重奏のりら級)

???





覇気
武装色

見聞色

覇王色(後々覚醒予定?)





フラグ建設者 

 

それぞれの決意

翌朝、目は覚めた俺は物凄く疲れきっていた。

ゲンゾウ「おはようユウ」

ユウ「ああゲンさん・・・おはよ」

ゲンゾウ「ど、どうしたんだ!?随分とやつれてるぞ!!」

ユウ「色々とあってね・・・色々と」

俺は、遠くを見つめながらそう言う。

ゲンゾウ「そ、そうか。それより、ベルメール達何かあったのか?随分とツヤツヤしてる気がするんだが?」

ユウ「そう・・・」

それ以上何も言えなかった。昨日の夜は、本当に大変だったから。俺は、家の壁にもたれていると、ルフィがやって来た。

ユウ「おはようルフィ」

ルフィ「おう!おはよう!」

ユウ「どうしたんだ?」

ルフィ「なぁユウ!お前俺達の仲間になって冒険しよう!!」

ルフィから、仲間の誘いがあった。

ユウ「随分と急だな」

ルフィ「アーロンを倒したんだ!お前かなり強いし、面白そうだ!!」

ユウ「他の連中は、許可したのか?」

ルフィ「おう!ゾロやナミ達も賛成だぞ!!」

ユウ「ナミもお前達と行くのか」

ルフィ「当たり前だろ?ウチの航海士だぞ!」

笑顔でそう宣言するルフィ。

ユウ「いつ出発なんだ?」

ルフィ「明日だ!」

ユウ「なら、今日1日考えさせてくれ」

ルフィ「分かった」

そしてルフィは、何処かに行ってしまった。

ユウ「・・・・・・」

俺はルフィの言葉を思い出す。ナミもルフィ達と一緒に行くのか。そして、仲間に誘われたけど・・・ベルメールさんやノジコも放っておけない。俺は一体どうすれば・・・

「何浮かない顔してるのよ」

ユウ「ノジコか」

ノジコ「私で悪かったわね」

ユウ「そうじゃないさ」

ノジコ「・・・隣、座るね」

そのまま俺の横に座ってきた。

ユウ「何か用か」

ノジコ「別に用って訳じゃないけど・・・アイツ等の仲間になるの?」

ユウ「聞いてたのか」

ノジコ「うん」

ユウ「まだ決めてない。明日まで返事を待ってもらってる」

俺は、空を見上げながら言う。

ノジコ「・・・行ってもいいよ」

ユウ「えっ?」

ノジコ「ユウ兄は、私やベルメールさんの事を考えてくれてるのは分かってる」

ユウ「・・・・・・」

俺は黙ってノジコの話を聞く。

ノジコ「でもね、アタシ達は村の皆がいるけど、ナミはそうじゃない。確かに仲間はいるけど、あの子自身もユウ兄と一緒に行きたがってると思う」

ユウ「・・・・・・」

ノジコ「だから・・・ナミと一緒に行ってあげて」

ユウ「ノジコ・・・」

ノジコ「アタシ達なら大丈夫。ユウ兄との絆は、昨日しっかりと貰ったから♪」

ユウ「・・・そうか」

ノジコ「うん♪だから、ナミの事お願いね。ベルメールさんからの言葉でもあるから」

そしてノジコは立ち上がり、行ってしまった。

ユウ「ハハッ・・・あそこまで言われたら、これ以上迷う必要はないな」

俺は決心し、明日ルフィに返事をすることにした。翌日、俺は荷物をまとめてルフィの所に向かった。

ユウ「ルフィ!」

ルフィ「ユウ!来てくれたんだな!!」

ユウ「あぁ。今日から世話になる!!」

ルフィ「おう!今日からお前も仲間だ!!」

こうしてユウも、仲間に加わったのであった。そしていよいよお別れの時。

ユウ「それじゃあ皆、行ってくるよ」

ナミ「皆、元気でね♪」

ゲンゾウ「待ちなさい」

出発しようとすると、ゲンさんが止める。

ゲンゾウ「せっかくだ。四人ともそこに並びなさい」

そう言って取り出したのは、カメラ型電伝虫だった。

ゲンゾウ「新しい門出だ。写真を撮っておけば、寂しくないだろ?」

ベルメール「いいね♪」

そして、俺を中心に左右にナミノジコ、背後にベルメールさんが抱き付く形での撮影となった。サンジが涙を流しながら俺を見ていたが、気にしない事にした。出来た写真を、四人がそれぞれ持っておく事にした。

ベルメール「じゃあ、元気でね二人とも」

ノジコ「手紙、書きなさいよ」

ナミ「うん。元気でね」

ユウ「必ず書くさ」

ノジコ「ユウ兄、少ししゃがんで」

ユウ「??」

俺は言われた通りしゃがむと、ノジコがキスをしてきた。

ノジコ「フフッ。いってらっしゃいのキス」

ベルメール「おやおや。それじゃあ私も・・・」

ベルメールさんも、俺にキスをしてきた。

ベルメール「私らがキスしたんだ。キチンと戻ってきて、あんたからもしてもらうよ?」

ユウ「・・・ハハハッ。分かったよ」

俺は笑いながら、二人に約束するのであった。

ゲンゾウ「お、お前達何をやってるんだ!!ベルメール!!お前に限っては、こいつ達の親だろ!!」

ベルメール「別にいいじゃない。親子だけど、血は繋がってないんだし」

ゲンゾウ「そういう問題じゃない!!だいたいお前はいつもいつも・・・」

ゲンさんの火山が噴火したので、ベルメールさんは説教を受けていた。

ユウ「まぁ、ゲンさんの言うことは最もだよな」

ノジコ「気にしたら負けよ?」

ナミ「そうよ」

「「ね~♪」」

二人は仲良くそう言う。そして俺達は船に乗り込む。

ルフィ「出航~!!」

ルフィの掛け声で、船は出航した。

「元気でな~!!」

「病気には気を付けろよ~!!」

ナミ「いってきま~す!!」

ユウ「必ず帰ってくるからな~!!二人とも元気でな~!!」

ノジコ「いってらっしゃ~い!!」

ベルメール「頑張るんだよ~!!」

ゲンゾウ「ベルメール!!まだ話は終わってないぞ!!!」

ゲンさんは見送りをそっちのけで、まだベルメールさんに説教をしていた。

ウソップ「ルフィ~!!準備出来たぞ!!」

ルフィ「お~し!戻ったナミと、新しい仲間に・・・乾杯だ~!!」

『かんぱ~い!!』

お互いジョッキを打ち付ける。こうして、麦わら海賊団に新たな仲間が加わったのであった。 

 

賞金首に

ルフィ達の仲間になったユウ。ココヤシ村を出発して1日が経った。今は皆で甲板の後方で寛いでいる。

ユウ「今日もいい天気だな」

ナミ「そうね♪」

俺は日向ぼっこしながら、壁にもたれている。ナミもその横で新聞を読んでいる。

ナミ「しかし、新聞また値上げなのね。これ以上値上げしたら、買うの止めようかしら」

ユウ「けど、海の上での情報は新聞だけだぞ?」

ナミ「分かってるわよ。でも、毎日買ってると馬鹿にならないのよ!!」

ウソップ「おいナミ。ユウのお陰で村が解放されたんだし、あんまり金の事言うなよ」

ナミ「分かってないわね。だからこそよ!これからは自分のために使えるのよ!!」

目をベリーにしながら宣言する。

ユウ「何処で育て方を間違えたんだ。ベルメールさん・・・」

ウソップ「ユウも大変だな」

ユウ「まぁね。ところで、ウソップはさっきから何を作ってるんだ?」

俺はウソップの側に行き、作業内容を聞く。

ウソップ「これか?新しい武器を開発してるんだ。その名も《タバスコ星》だ!大量のタバスコをこの中に入れてるんだ。ちょっとでも触れると、たちまち辛さが・・・」

などと話してると、作業中のウソップの所にルフィが飛んできた。その時の持っていたタバスコが、ウソップの目についた。

ウソップ「ギィヤアアアアアアアアッ!!!!!」

タバスコが目についたようで、目から火を吹き出していた。

ウソップ「水!!水~!!!」

ルフィ「イテテテッ」

飛ばされてきたルフィは起き上がる。

ルフィ「別にいいじゃねェか!!一個くらい!!!」

サンジ「駄目だ!ナミさんのみかんに触れる事は、この俺が許さん!!んナミさ~ん!!恋の警備は万全で~す!!」

ナミ「そっ。そのままヨロシクね♪」

サンジ「は~い♥」

目をハートにしながら、サンジはみかんを見張るのであった。すると、ナミが読んでいる新聞から紙が落ちた。それを拾って見ると・・・

『えええええええ!!??』

それを見た瞬間、全員が叫ぶ。そこには2枚の手配書があった。




波動使いユウ
賞金六千万ベリー



麦わらのルフィ
賞金三千万ベリー






ユウ「こうなると思ってたけど・・・」

ルフィ「俺達お尋ね者だな。ユウには負けたけど、俺も三千万か~」

ナミ「等々出ちゃったか。お兄ちゃんは出ると思ってたけど、アンタまで出るとはね。何だかんだで、バギーやクリークを倒したから当然ね」

ユウ「そうだったのか。けど、なら尚更早くグランドラインに入らないとな」

ナミ「そうね。グランドラインに入る前にある島で、必要な物を揃えましょう」

そして俺達は、グランドラインの一番手前にある島、《ローグタウン》に到着するのであった。

ウソップ「でけェ町だな!」

ユウ「ローグタウンか。久し振りだな」

ナミ「そっか。お兄ちゃんは、グランドラインから戻ってきたんだもんね」

ユウ「あぁそうだ」

サンジ「さて、取り合えず俺は食料の調達に行ってくる。後、女も♥」

ウソップ「俺も備品を買いに行ってくる」

ゾロ「俺も買いてェモンがある」

ナミ「貸すわよ?利子三倍で♪」

そう言ったナミに、俺は拳骨をする。

ナミ「いった~!!」

ユウ「ナミ、ゾロが買いたいのはおそらく刀だ。必要な武器なんだから、利子なんか取るな!」

ナミ「う~っ!分かったわよ!!今回だけよゾロ!!!」

ナミはそう言いながら、ゾロに十万ベリー渡した。

ユウ「俺も買い物に行ってくる」

俺はナミの頭を優しく撫でて、自分の買い物に行くのであった。

ナミ「えっ!?ちょっと!!」

ナミの声はユウには届かなかった。
























私は今、物凄く不機嫌だった。せっかくだから、お兄ちゃんと買い物しようと思ったのに、さっさと行ってしまったからだ。

ナミ「何よ!!少しは私の事も気にしてよね!!」

プンプン怒りながら町を歩く。

ナミ「こうなったら、衝動買いよ!!いい服選んで、絶対の見返してやるんだから!!!」

そうと決まったら、早速服選びよ!!






















ユウ「結構買ったな」

俺は色々な物を買ったため、荷物が凄い量になっていた。

ユウ「重くはないけど、少し邪魔だな」

そんな事を言いながら歩いてると、店の人が声をかけてきた。

「兄ちゃん、随分な量の荷物だな」

ユウ「まぁね。これからグランドラインに入るから、色々準備しとかないと」

「兄ちゃん海賊かい?海兵には見えないけど?」

ユウ「どうかな?」

俺は誤魔化しながら、店の店主と話す。

「まぁ、どっちでいいけどね。それより、このポーチ買わないか?」

ユウ「ポーチ?」

俺は見せられたポーチを見る。

「そう!しかも、ただのポーチじゃないんだ!!なんと、これは何でも入る不思議なポーチ。その名も《ビックリポーチ》だ!!」

ユウ「ビックリポーチね」

「おっと!その顔は疑ってるな?いいだろう!見せてやるよ」

すると店主は、ポーチの倍はあろう荷物をポーチの中に入れてしまった。

ユウ「マジかよ!?」

流石の俺も、驚きは隠せなかった。

「どうだ?凄いだろ♪何でも収納可能だ!!物でも人でも♪」

ユウ「凄いな!!それ買う!!いくらだ?」

「嬉しいね♪本来なら五万ベリーだが、今回は半額の二万五千ベリーでいいぞ?」

ユウ「いいのか?」

「あぁ。話をまともに聞いてくれたのは、兄ちゃんが初めてだ。俺からの気持ちだ。グランドライン、頑張れよ!!」

ユウ「ありがと!」

そして俺は、買ったポーチに荷物を全部入れた。

ユウ「凄く楽になったな」

俺は再び買い物を楽しむのであった。暫く歩いてると、アクセサリーショップがあった。

ユウ「・・・ナミに何かプレゼントするか。ベルメールさんやノジコにも贈っておこう」

俺は店に入ると、色々な形のアクセサリーが置いてあった。

「いらっしゃいませ♪当店へようこそ御越しくださいました♪」

ユウ「少し見せてもらいますね」

俺は店内を見回す。何かないかと見ていると、色々な色の宝石がついたネックレスを見つけた。

ユウ「これは?」

「お客様お目が高い!これは、滅多に手に入らない宝石を使っておりまして、色が四色御座います。白、赤、オレンジ、ブルーと御座います」

ユウ(ちょうど、皆のイメージカラーとピッタリだな。値段は・・・少し高いけど、大丈夫だな)

「如何なさいますか?」

ユウ「四色とも全部下さい。それで、赤とブルーのネックレスは、コノミ諸島のココヤシ村に送って下さい」

「かしこまりました。お客様のお名前は?」

ユウ「ユウです」

「ユウ様ですね。それでは、全ての代金は・・・五十五万八千ベリーです」

ユウ「えっ!?安くなってませんか?」

「全て購入されたんですし、大切な方達への贈り物ですよね?如何なさいますか?少しお時間を頂ければ、ネックレスのデザインを変えることが出来ますが?」

ユウ「じゃあお願いします。形は・・・」

そして、希望の形を作ってもらった俺は、早速自分用のネックレスを着けた。

「大変お似合いですよ♪」

「ありがとうございます。じゃあ、残りの二つはお願いします」

そして買い物を済ませた俺は、船に戻るのであった。 

 

手配書を見た知り合いは・・・

ユウの手配書を見て、喜んでる人達もいる。




ココヤシ村

ゲンゾウ「ベルメール!!ノジコ!!これを見ろ!!」

慌てて入ってきたゲンゾウ。手に持っていたのは、手配書である。

ベルメール「どうしたんだいゲンさん?」

ノジコ「そうだよ。そんなに慌てて」

ゲンゾウ「慌てるのは当たり前だ!!見ろ!!この手配書を!!!」

テーブルに叩き付けた手配書を見ると驚いた。

ノジコ「やっぱりね」

ベルメール「アーロンを伐ったんだし、当然と言えば当然ね」

二人は、特にそこまで驚いてはいなかった。

ゲンゾウ「何でそんなに落ち着いてるんだ!!賞金首だぞ!!賞金首!!」

ベルメール「ゲンさん。ユウやナミは海賊になったんだよ?遅かれ早かれ出るはずだよ?」

そんな話をしてると、窓を叩く音が聞こえてきた。見ると帽子を被ったカモメがいた。

ノジコ「ニュース・クー?違うわ。配達・クーだわ」

窓を開けると、配達・クーから荷物を受け取った。

ベルメール「なんだいそれは?」

ノジコ「ん~・・・」

ノジコは、差出人を見る。

ノジコ「ユウ兄からだ。ローグタウンから配達されている」

ベルメール「ユウから?」

荷物を開けると、赤とブルーの宝石がついたネックレスが入っていた。

ノジコ「わ~ステキ♪」

ベルメール「ハハハッ。しかもこの形♪」

二人は、ネックレスの形を見て笑いだした。そして、早速首に着けるのであった。それを見たゲンゾウは。

ゲンゾウ「ハハハハ!!中々面白い事をするな♪お前ら家族にピッタリだ!!」

そう言って笑うのであった。





















新世界


マルコ「親父!これを見るよい!!」

白ひげ「うるせェぞマルコ。何だ騒々しい」

マルコ「この手配書を見るよい!!」

マルコから手配書を受け取った白ひげ。そこに写ってる顔を見ると、高らかに笑いだした。

白ひげ「グラララララ!!まさかアイツが賞金首になるとはな。しかも、初めてでこの額か」

マルコ「アイツはやると、分かってたよい♪」

白ひげ「グラララ!そうだったな。マルコ、宴の準備をしろ!!船内にいる連中も全員呼べ!!」

マルコ「親父、ホドホドにするよい」

そう言い残して、マルコは仲間を呼びにいき、宴の準備をするのであった。

白ひげ「野郎共!!アイツに乾杯だ~!!」

『乾杯~!!』

「すげ~よな!!」

「出だしで六千万かよ!」

「俺よりスゲ~ぞ!?」

ジョス「・・・顔を見たが、いい表情になってる」

マルコ「そうだな。いい顔になったよい」

初めてあった時の顔を思い出すマルコ達であった。





















何処かの海の上


エース「へ~。アイツも等々賞金首か。しかも六千万かよ♪ルフィも出てるし、これからの活躍に期待だな♪」

海の上を船で進みながら、懐かしい仲間と弟の手配書を見るエースだった。





















とある島

ティーチ「ゼハハハ!アイツが賞金首か!!」

「船長の知り合いで?」

ティーチ「ああ。俺が昔いた親父の船に数年一緒にいた。中々見所があってな」

「ゴフッ・・・船長が・・・そこまで言う男。・・・ハァ、ハァ。・・・会ってみたいな」

ティーチ「ゼハハハ!俺もだ!!アイツを仲間にして~な!!」

そう言いながら、手配書をしまうティーチであった。






















海軍本部

ジンベエ「これが、今回出た手配書なのか?」

「はっ、はい!!」

ジンベエ「ならええわい」

「し、し、失礼しました~!!」

海兵は慌てて部屋を出ていった。

ジンベエ「元気そうでなによりじゃわい。六千万・・・幸先がエエの♪今頃、親父さんもこれを見て、宴でもしてるじゃろな」

ユウを実の息子のように可愛がった白ひげ。それを思えば息子の出来事を喜ばないはずはない。

ジンベエ「ハハハッ!ワシも少し飲むかの」

そしてジンベエは、町に向かったのであった。






















砂漠の国アラバスタ

「国王様、この方とお知り合いなのですか?」

コブラ「そうか。君達は知らなかったな。1年ほど前に、クロコダイルが来るまで、海賊からこの国を守ってくれていたんだよ。本人は『修行ついでだ』と言っていたがね」

「そうだったのですか」

コブラ「うむ。チャカ、ペルよ。彼に私は恩を感じている。もしこの国に訪れたら、盛大に歓迎しなさい」

「「御意」」

コブラ「フフフッ。しかし、いい表情で写っているな。六千万・・・これから先、彼は大物になるだろう」
 

 

海軍本部大佐が登場!!

買い物を終えた俺は、ルフィが見に行ってる処刑台広場にやって来た。すると、ルフィを除いた全員が来ていた。

ナミ「お兄ちゃん!!」

ユウ「ナミ?それに皆も」

ゾロ「何でここにいるんだ?」

サンジ「人混みが多くてな。気になって来たんだよ」

ウソップ「俺もだ」

ユウ「ウソップ、何だそのデカイ魚は?」

俺はウソップとサンジが担いでいる魚を見る。

サンジ「これは《エレファント・ホンマグロ》だ。調理のしがいがあるぜ♪」

ユウ「へ~・・・」

俺は騒ぎになってる場所を見る。すると、そこにいた人物を見て驚いた。

ナミ「どうしたの?」

ユウ「お前ら、落ち着いて処刑台を見てみろ」

『??』

ユウに言われて処刑台を見ると、そこにはルフィが今にも処刑されそうになっていた。

『なっ!?』

それを見て全員驚く。

ユウ「どうするかな・・・」

ナミ「お兄ちゃん達はルフィをお願い!!私とウソップはメリーに戻ってるわ!!急がないと、この島に嵐がくる!!」

ユウ「分かった。そっちは任せる。いくぞ!ゾロ!!サンジ!!」

「「おおっ!!」」

二手に別れ、俺達はルフィを救出するために処刑台へ急ぐのであった。

「「「その処刑待った~!!!」」」

ルフィ「ゾロ!!サンジ!!ユウ!!」

バギー「来たなロロノア!!だが一足遅かったな!!」

ゾロ「邪魔だ!!」

サンジ「どけ~!!」

ユウ「クソッ!!人数が多すぎる!!」

俺達は少しずつ処刑台に近づいてはいるが、未だにルフィの元には行けない。

『処刑台さえ殴り倒せば(斬り倒せば)(蹴り倒せば)!!』

ルフィ「ゾロ!!サンジ!!ユウ!!ナミ!!ウソップ!!・・・悪ィ、俺死んだ♪」

サンジ「バッ!?」

ゾロ「バカなこと!!」

ユウ「言ってんじゃねェ!!?」

しかし、ルフィに降り下ろされた剣は止まらず、もう駄目かと誰もが思った。その時、処刑台目掛けて落雷が落ちたのであった。そして処刑台は崩れ落ち、黒焦げになったバギーと、少し焦げたルフィがいた。

ルフィ「なははは!!やっぱ生きてた♪儲け」

サンジ「・・・おい、お前神を信じるか?」

ゾロ「神だ?んなこと言ってる暇ないぞ!!」

ユウ「そうだな。今の騒ぎで海軍も動き出してるし、早く戻らないと、嵐で島から出られなくなる」

ルフィ「おしっ!なら逃げるぞ!!」

そして俺達は逃げ出す。すると、何処からか現れた海兵達が人物を続々とやって来た。

ルフィ「うっとしいな。止まって戦うか?」

ユウ「相手してたら、グランドラインに行けなくなるぞ」

走ってると、前方に刀を持った女性が立っていた。

「止まりなさい!!」

「たしぎ曹長!!」

たしぎ「貴方がロロノア・ゾロだったんですね!!私を騙してたんですね!!」

ゾロ「お前こそ海兵だったんだな。お前ら、先に行ってろ!!」

ルフィ「分かった」

サンジ「テメェ!!レディに手を出す・・・」

ユウ「さっさと行くぞ!!」

俺とルフィはサンジを抱えながら走る。すると今度は、男が立っている。

「来たな。麦わらのルフィ。波動のユウ」

ルフィ「お前誰だ!!」

「俺の名はスモーカー。海軍本部の大佐だ。お前を海へは行かせねェ!!」

ルフィ「!!?」

ユウ「能力者か!?」

スモーカー「俺は《モクモクの実》を食べた」

ユウ「自然系か・・・」

サンジ「離しやがれ!!」

サンジが俺より先に動き、スモーカーに蹴りをいれるが、煙に蹴っても意味がない。

ユウ「どけサンジ!!俺が相手をするから、ルフィ徒一緒に先に行け!!」

サンジ「なっ!?いくらお前でも、ソイツの相手は無理だ!!」

ユウ「いいから!!」

ルフィ「・・・分かった」

サンジ「ルフィ!?」

ルフィの言葉にサンジは驚いた。

ルフィ「絶対に戻ってこいよ!!」

ユウ「心配するな」

そしてルフィ達は言ってしまった。

スモーカー「お前が俺の相手か?」

ユウ「そうだ。自然系の力でも・・・」

俺はスモーカーに近づき殴る。

スモーカー「ガハッ!!」

殴られたスモーカー。

スモーカー「一体・・・どうやって」

ユウ「覇気って知ってるか?これを取得してれば、例え自然系の能力者でもダメージを与えれるんだよ」

腕を黒くしながら言う。

スモーカー「・・・バカな」

ユウ「己の能力に甘んじた奴は、早死にするぞ?」

スモーカー「・・・・・・」

そう言われて、何も言い返せなかった。

ユウ「けど、今まであった海軍の中で、一番まともだよお前は」

スモーカー「・・・何?」

ユウ「俺の村が襲われて、海軍が来たと思えば、ある海賊と取引してる海兵もいたしな。それに比べれば、数億倍マシだよ」

俺はそう言い残して立ち去ろうとすると、フードを被った男がいた。

「・・・中々な覇気使いだな」

ユウ「誰だ!?」

俺はすぐに戦闘体制になる。

「そう警戒するな。別に手を出しはしない」

スモーカー「な、何でアンタがここにいる・・・ドラゴン!!」

ユウ「ド、ドラゴン!?あの革命家の!!?」

ドラゴン「それは別にいい。お前も早く行け」

スモーカー「何でアンタが麦わらや波動を助ける!!」

ドラゴン「男の船出だ。邪魔する理由がどこにある?」

ユウ「あ、ありがとう!」

俺は行こうとすると、ドラゴンが近寄りこう言った。

ドラゴン「お前の人生だから、無理強いはしない。けど、ルフィを助けてやってくれ」

ユウ「それは一体・・・」

すると、突然突風が吹き付けた。俺はそのまま港付近まで飛ばされており、既にドラゴンの姿はなかった。

ルフィ「ユウ!!無事だったか」

ユウ「ルフィ!!ゾロもサンジも無事か!!」

サンジ「ああ」

ゾロ「けど、船はかなり沖に流されてるぞ!!」

ルフィ「心配すんな」

するとルフィは、メリーに向かって手を伸ばす。

サンジ「お、おい・・・」

ゾロ「まさか・・・」

ユウ「ゾロ。このカードを船に持ってってくれ」

俺はカードを渡して、ルフィから離れる。

ゾロ「お、おい!?お前はどうすんだよ!!」

ルフィ「ロケット~!!」

俺の言葉を聞く前に、ルフィ達は飛んでいってしまった。

ユウ「さて、それじゃあ俺も・・・」

移動しようとすると、海兵に囲まれた。

「動くな!!」

「手を上げろ!!」

ユウ「やれやれ。悪いけど、ここで捕まる気はないよ」

そう言って俺はカードを巻き上げる。海兵達は視界を奪われるが、すぐに見えた。しかし、既にそこにユウの姿はなかった。

「き、消えた!?」

「バカな!!」

「捜せ!!近くにいるはずだ!!」

海兵達は周りを探すが、当然いるはずもなかった。

ドラゴン「ハハハッ!面白い少年だ!!」

すると、ドラゴンの袖に1枚のカードが入っていた。

ドラゴン「・・・この私も気が付かないとはな」

カードに書かれた内容を見て、更に笑うのであった。
























ルフィ「・・・ぁぁぁぁああああああ!!!!」

ゾロ「どわっ!!」

サンジ「グヘッ!!」

ルフィ「ブベッ!!」

ナミ「ちょっと!もう少しまともに乗り込めないの!!」

ゾロ「コイツに言え!!」

サンジ「このクソゴム!!!!」

ルフィ「いいじゃね~か。無事なんだし」

「「アホか~!!」」

ウソップ「おい・・・ユウはどうした?」

ナミ「そうよ!!お兄ちゃんは!?」

ユウいない事に気がつき、ナミが詰め寄る。

ゾロ「アイツは港に残ってる」

ウソップ「何でだよ!!」

ナミ「置いてきちゃったの!?」

ゾロ「落ち着け!!アイツは俺に、カードを渡してきた」

サンジ「カード?」

ゾロは、ユウ渡されたカードを見せる。

ナミ「それって、トランプよね?」

ウソップ「そうだな」

すると突然カードが巻き上がり、全員の視界を奪う。

ルフィ「おわっ!?」

サンジ「カードで何も見えねェ!!」

トランプが地面に落ちると、そこにはユウが立っていた。

『ユウ(お兄ちゃん)!!?』

ユウ「よっ♪」

ユウは軽い返事をする。

ゾロ「お前どうやって・・・」

ユウ「ゾロが、そのトランプをここに持ってきてくれたおかげだ」

ナミ「それでもおかしいでしょ!!?」

ユウ「これが俺の能力だよ」

ウソップ「能力?ってことは、お前も能力者なのか?」

ユウ「そうだ。けど、先程使った力は、俺が昔から使っている物だ。マジックだよ」

『マジック!?』

ユウ「ああ。悪魔の実の能力は《マジマジの実》を食べたんだ」

『マジマジの実??』

聞きなれない言葉に皆?を浮かべる。

ユウ「そうだ。例えば・・・ナミ、花束を持つ格好をしてくれ」

ナミ「??こう?」

ナミはユウに言われ、花束を持つ格好をする。

ユウ「それでいい。なら・・・ほい!」

すると花束が突然現れた。

『えぇ~!!』

ルフィ「スッゲ~!!」

ルフィは目を輝かせ、残りは驚いていた。

ナミ「何!?どうなってるの!!?」

ゾロ「何もないところから・・・」

サンジ「急に花が!?」

ウソップ「どうなってんだ!!?」

花束の花が舞うと、今度は姿が消えていた。

ユウ『種も仕掛けもございません♪』

何処からかユウの声が聞こえる。すると、ウソップの鞄からユウが出てきた。

ウソップ「おわああああああ!!?」

ユウ「そこまで驚くなよ」

ウソップ「驚くわ~!!」

ユウ「っと、これが俺の一部の力だ」

ルフィ「スゲ~ぞユウ!!」

そんな形で、俺の力を皆に教えたのであった。いよいよグランドライン。また戻るとは思わなかったな。 

 

最初の島は、ウイスキーピーク?

レッドラインを越えた俺達は、変な二人組を乗せて《ウイスキーピーク》という島に向かっている。コイツらは、双子岬にいた巨大なクジラ《ラブーン》を狙っていたが、俺やルフィがそれを止めさせた。ルフィはラブーンとまた喧嘩すると言って、額にルフィ直筆の海賊マークが描かれた。そして双子岬を後にした。ナミの指示で進んでいると、ようやく最初の島に到着した。

「送ってくれて感謝する」

「それでは、私達はここで」

「「バイバイベイビー!!」」

そして二人は、海へ飛び込み泳いでいった。島の河に入ると、町の人達に歓迎されていた。

ユウ(・・・怪しいな。海賊を歓迎する町。海賊より腕がたつのか、それとも・・・)

船を岸につけ降りると、物凄い髪型をした男が出てきた。

「いらっじゃ・・・ゴホン!マーマーマーマー♪いらっしゃいませ。ようこそ歓迎の町ウイスキーピークへ。我々はあなた達を歓迎します。今までの旅の話を肴に、名物の酒でも」

「「「喜んで~!!」」」

ルフィ、ウソップ、サンジはそのまま行ってしまった。

ゾロ「おいおい」

ナミ「大丈夫かしら?ねェイガラッポイさん。この島のログは、どれくらいでたまるのかしら?」

イガラッポイ「ログ?今はお気になさらず、宴を楽しんでください」

ナミも連れていかれ、俺とゾロだけになった。

ユウ「・・・俺は船に残ってる」

ゾロ「いいのか?」

ユウ「あぁ。明らかに怪しすぎる」

ゾロ「・・・分かった。船は任せるぞ」

そしてゾロも行ってしまい、俺は見張り台に登り、身を隠すように座るのであった。夜になり、騒がしかった町も静かになる。俺は気配を張り、周りを確認するとやはり動きがあった。

「おい、さっさろ金目の物を奪うぞ!」

ユウ「それは遠慮してもらおうか?」

「だ、誰だ!!」

叫ぶ連中を無視して、俺は箒で空を飛んでいる。

ユウ「やっぱり怪しいと思ったんだよ。海賊を歓迎する町なんて、普通はおかしいからな」

「そ、空を飛んでいる!!?」

ユウ「それは別にいいだろ?」

俺はゆっくりと下に下がっていく。そして箒から降りる。

ユウ「さて、悪いけど敵と分かれば手加減はしないぞ?」

「この人数で勝てると思ってるのか?」

ユウ「それは・・・どうかな♪」

先程の箒を複数の剣に変えた。

「なっ!?能力者か!!」

ユウ「ご名答♪」

指をならすと、俺の周りにいた連中が、頭だけ出して体は箱の中に入れられた。

「何だこりゃ!?」

「出しやがれ!!」

ユウ「残念だけど・・・サヨナラだ♪」

指をならした瞬間、男達は全員消えてしまった。すると、遠く離れた場所から叫び声が聞こえた。

「た、助けてくれ~!!」

「溺れ死ぬ~!!」

ユウ「この船に侵入するからだ」

俺はメリーを降りて、騒ぎの中心に行く。すると、ゾロが戦いを終わらせたのか、酒を飲んでいた。

ユウ「随分と殺ったな」

ゾロ「ま~な」

ユウ「此方にも何人か来たけどな」

ゾロ「そうか」

すると、何処からか気配を感じる。

ユウ「・・・誰かが島に入ってきたみたいだな」

ゾロ「一瞬だが、俺も感じた」

ユウ「どうなることやら」

俺が移動すると、遠くで爆発が起きた。

ユウ「なんだ!?」

イガラッポイ「あ、あなたに・・・お願いがございます。ビビ様を・・・お助け下さい!!」

ユウ「ビビ?もしかして、アラバスタのコブラ王の娘の?」

イガラッポイ「王をご存知なのですか!?私の名は、アラバスタ護衛隊隊長のイガラムです」

ユウ「そうだったのか。コブラ王に、元気でやってるならそれでいいと伝言を一年前に預かってたんだよ」

イガラム「なんと!?」

ユウ「それなら、助けにいかないとな。ゾロ、イガラムを頼む」

俺はゾロにイガラムを託すと、急いでビビがいる場所に向かった。























ビビ「ハッ・・・ハッ・・・」

「何処に逃げても無駄だ」

「キャハハ!私達から逃げれないわよ」

私は必死に敵から逃げていた。

ビビ「頑張ってカルー!!岩の裏に行けば船があるわ!!」

カルー「クエー!!」

カルーと呼ばれたカルガモは、必死に走る。

「鬱陶しい鳥だな。・・・くらえ!鼻空想砲(ノーズファンシーキャノン)!!」

ビビ「!!?」

飛んでくる鼻くそを避けれない。もう駄目かと思ったその時・・・

ユウ「させないぞ?」

パチンと音が聞こえると、私の目の前に突然岩が現れた。そして今度は目の前に男の人が出てきた。

「俺達の邪魔をするのか?」

ユウ「本来なら邪魔する予定はなかったけどね。けど、コブラ王からの伝言も伝えないといけないしね」

ビビ「!?パパを知ってるの!!」

ユウ「一年前にね。いや~、コブラ王の娘だから、どんな人物かと思ったけど、凄く可愛いな」

ビビ「!?///」

いきなそんな事を言われたビビは、顔を赤くしていた。

「とにかく、俺達の邪魔をするなら、容赦しない!!吹き飛べ!!」

男は腕捲りをして、俺にラリアットをしてくる。

ユウ「さっきの鼻くそで分かったが、お前も能力者だな」

「そうだ!!俺は《ボムボムの実》を食べた全身爆弾人間だ!!」

ユウ「あっそ・・・説明ご苦労さん」

俺は構える。

ユウ「悪いけど、さっさと終わらせるぞ。二千枚瓦回し蹴り!!」

「グアアアアアアアアア!!!!」

男は吹き飛んでしまった。

「Mr.5!!」

一緒にいた女性は驚いた。

ユウ「おっと、動かないでね♪」

俺は既に、女性の周りに何本も剣を向けていた。

ユウ「女性には、あんまり手を出したくないんだよ。だから、大人しくしててくれるかな?」

「クッ・・・」

女性は観念したのか、手を挙げていた。

ユウ「ゴメンね」

俺はその女性の腕を縛り、頭を撫でながら謝るのであった。

ユウ「さて、改めて聞くけど、ネフェルタリ・ビビで間違いないかな?」

ビビ「はい」

ユウ「コブラ王からの伝言だ。一年越しだけどんね。『自分が思ったことをしているならいい。元気でいるならそれでいい』だそうだ」

ビビ「・・・パパ」

ビビは言葉を聞いて、涙を流していた。

ユウ「かなり遅くなったけど、無事に伝えれてよかった。さて・・・」

俺はビビから、敵の女性に振り返る。

ユウ「ビビを殺しに来て、見事に失敗したけど、これからどうするんだ?」

「このまま殺されるしかないわ。逃げても、必ず私達より上のエージェントが消しに来るわ」

ユウ「だったら、俺と一緒に来ないか?正確には俺達とだな」

「「・・・はっ?」」

ユウの言葉に、二人は間抜けな声をあげたのであった。 

 

新たな仲間

ビビ「な、何を言ってるんですか!!」

「そうよ!私は敵なのよ!!」

ユウ「敵でも、殺されそうになってるのを放っておけるほど、俺は最低な奴じゃない」

俺は二人にそう宣言する。

ビビ「でも・・・仮に仲間にしても、裏切る可能性も」

ユウ「それについては大丈夫だ。少しでも裏切る行動をすれば、人間は少なからず動揺するし心拍数も上がる」

ビビ「そこまで分かるんですか!?」

ユウ「見聞色のお陰かな?それが分かるようになったんだ」

ビビ「本当ですか!?」

ユウ「あぁ。現に今体を軽くして逃げようとしてるだろ?」

「!?」

そう言われて、女性は驚くしかなかった。

ユウ「図星だな」

「驚いたわ。・・・いいわ、貴方の仲間になるわ」

ユウ「そうか♪」

俺は笑顔で縄をほどき、女性に手を差し出す。

ユウ「ユウだ。これから宜しくな」

「レモーネよ」

ユウ「いい名前だな。心配するな、どんな事があっても、お前を守ってやるよ」

レモーネ「///よ、よくそんなくさい台詞言えるわね」

ユウ「そうか?」

俺はビビに聞き返す。すると、ビビから黒いオーラが出ていた。

ビビ「・・・私は守ってくれないんですね」

ユウ「い、いや・・・ちゃんとビビも守るよ?」

「へ~、私が交渉してる間に、随分と楽しそうね?お兄ちゃん♪」

俺は声が聞こえてきた方をゆっくりと向く。そこにいたのは、鬼の形相をしたナミであった。

ユウ「よ、よ~ナミ。無事だったんだな」

ナミ「ええ、お陰様で!それで、私は守ってくれる対象にはならないのかしら?」

ユウ「と、当然守るぞ!!あ、当たり前じゃないか!!」

ナミ「ふ~ん・・・」

ジト目で俺を見るナミ。

ナミ「まっ、今回はそれでいいわ。それより、向こうでこれからの事を話し合うわよ」

ナミは俺の腕に抱き付き、向こうに連れていかれる。ビビとレモーネもその後を追い掛けた。

ナミ「それじゃあ、これからの事を説明するわよ?どうせ、お兄ちゃんの事だから助けるって言っちゃったんでしょう?」

ユウ「そうだ。コブラ王の伝言を伝えるだけだったけど、こんな事態になってるなら、放っておく訳にはいかないからな。それと、今日から新しい仲間のレモーネだ」

レモーネ「元B・Wのレモーネよ。言っておくけど、ユウの言うことしか聞かないからね」

ルフィ「別にいいぞ?」

レモーネ「軽っ!?」

ルフィのあっさりとし返答に、思わずツッコミをいれるレモーネであった。

ユウ「これがルフィだ。さて、追手も来ないとは限らないし、早目に島を出るとするか」

ナミ「でも、そう簡単にいくかしら?」

「ご安心下さいませ!!」

イガラムが出てくる。その格好に思わず吹き出しそうになった。

ビビ「イガラム!?その格好・・・」

イガラム「私がビビ様に成り済まして、先に船で島を出ます。その間にあなた達は河を登って島の反対側から脱出してください」

ユウ「一人だと危険だぞ?」

イガラム「ユウ殿、私はこれでもアラバスタ護衛隊隊長です。これくらいの任務くらい」

イガラムはそう言って、船に乗り込み出航していった。

ルフィ「最後までオモロイおっさんだったな」

ビビ「あれでも、かなり頼りになるんですよ」

ユウ「取り合えず、俺達も出発するぞ。イガラムの好意を無駄にしないためにな」

『おう(ええ)!!』

俺達はメリーに戻ろうとすると、イガラムが乗っていた船が爆発した。

ゾロ「なっ!?」

ナミ「嘘!!」

ユウ「もう追手が来たのか!?」

レモーネ「でも、早すぎるわ!!」

ルフィ「・・・立派だった!!!」

ルフィだけは、イガラムを称えていた。

ゾロ「急いで出るぞ!!ルフィ!お前はアイツ等を連れてこい!!」

ルフィ「おう!」

ユウ「俺達も行くぞ!!」

ナミとレモーネは、ゾロの後を追い掛けた。しかし、ビビだけは動かなかった。

ユウ「何してるんだビビ!!急いで逃・・・げ・・・」

見ると、ビビは下唇を血が出るまで食い縛っていた。俺はビビを抱き締める。

ユウ「心配するな!!何がなんでも、お前をアラバスタに!父親に会わせてやる!!俺に命をかけても!!!」

俺はビビを抱き抱えて、メリーに行くのであった。全員乗り込み急いで出航すると、霧が出てきた。

ナミ「霧が出てきたわね」

ゾロ「もうすぐ朝か」

等と話してると、知らない声が聞こえた。

「船を岩場にぶつけないように気を付けないとね♪あ~、追手から逃げれてよかった」

『だ、誰だ!!!!』

見ると、一人の女性がメリー号に乗り込んでいた。

レモーネ「そんな・・・」

ビビ「何で・・・何であんたがここにいるのよ!!ミス・オールサンデー!!」

ユウ(アイツの顔・・・何処かで見た気が)

俺は女性の顔に見覚えがあったが、思い出せなかった。

オールサンデー「先程そこで、Mr.8と会ったわよ?」

ビビ「まさか・・・あんたはイガラムを!!?」

ルフィ「お前がちくわのおっさんをやったのか?」

オールサンデー「さぁ?どうかしら?」

オールサンデーは、微笑みながら答えた。

ユウ「・・・・・・」

ナミ「お兄ちゃん、どうかしたの?」

ユウ「いや・・・アイツの顔何処かで見たんだけどな~」

俺はいまだに考えていた。

オールサンデー「フフッ、あなた達がこれからどうなるか見ものね♪」

オールサンデーがそう言って、帰ろうとした時無数の剣が向けられていた。

オールサンデー「!?」

ユウ「思い出した」

ナミ「お兄ちゃん?」

ユウ「ようやく思い出した。まさか、ここでお前に会えるとは思わなかった」

ビビ「誰なんですか?」

ユウ「こいつの名前はニコ・ロビン。昔あの人の船に乗ってた時に見た手配書で、お前のもあった。子供の時の写真だけどな」

その言葉を聞いて、全員が驚くのであった。 

 

彼女の正体

ナミ「子供の時の手配書!?その時に既に賞金首だったの!!?」

ユウ「そうだ。俺も初めて聞いた時は驚いたけどな」

ロビン「・・・それがどうしたというの?」

ポーカーフェイスを崩さないロビン。

ユウ「当事8歳の子供に、世界政府は高額な値段をつけた。今は分からないが、当事の懸賞金額は七千九百万」

ビビ「七千九百万!?」

ユウ「確かにそうだ。けど、おかしいと思わないか?いくら何でも、8歳の子供にその額は」

ナミ「確かにそうね。いくら何でも、その額はおかしいわね」

ユウ「だろ?」

そう思ってると、周りが煙に包まれた。煙が晴れると、ロビンは消えていた。

ゾロ「いねェぞ!?」

ウソップ「逃げたのか!?」

ナミ「嘘でしょ!?」

ユウ「・・・・・・」

ユウだけは、黙っていた。

ナミ「・・・お兄ちゃん?」

ナミはユウを見つめるのであった。とにかく、俺達はアラバスタ目指して進むのであった。

ルフィ「サンジ~!朝飯~!!」

サンジ「用意するから、少し待ってろ」

ユウ「・・・出来たら呼んでくれ」

ユウはそのまま、船の後方に行ってしまった。

ユウ「・・・煙が出てきたのは想定外だが、その道逃がすつもりだったしな」

俺は元々、何か理由をつけてロビンを逃がすつもりでいた。白ひげの船にいた時、マルコやジョズ達から聞いた話を思い出すと、捕まえる気にはなれなかった。

ユウ「けど・・・《悪魔の子》か」

ロビンについてるあだ名を思い出す。

ナミ「お兄ちゃん」

すると、ナミがやって来た。

ユウ「どうかしたのか?」

ナミ「どうしたって、それはこっちの台詞よ。あのロビンって人を見てから様子がおかしいから」

ユウ「・・・大丈夫だ。少し昔の事を思い出してな」

ナミ「昔の事?」

ユウ「あぁ。俺が暫く世話になった船で、アイツの手配書を見たんだよ。その時に言われたのが《悪魔の子》と呼ばれている」

ナミ「悪魔の子・・・」

ユウ「そうだ。詳しいことは調べてないから分からないが、どうも放っておけないんだよ」

ナミ「・・・・・・」

ナミは黙って俺の話を聞いている。

ユウ「なぁナミ」

ナミ「ん?」

ユウ「もしだけど、これ以上俺がレモーネみたいな人を見つけたら、放っておけない。だから、最悪船を二隻に分けるつもりだ」

ナミ「船を?」

ユウ「そうだ。ルフィと旅は一緒にするが、これ以上増えればメリーにも負担がかかる。ナミはルフィに誘われたんだから、このまま乗ってればいい。船を見つけ次第、乗り移るつもりだ」

ナミ「悪いけど、私もそっちに乗るよ?」

ナミの言葉に俺は驚いた。

ユウ「いや・・・お前はルフィに誘われただろ?」

ナミ「それはお兄ちゃんも一緒よ。別に、船を見つけても一緒に行動するなら同じでしょ?」

ナミは笑いながらそう言う。

ユウ「・・・フッ。お前には敵わないよ」

俺は頭を撫でながらそう言うのであった。

ユウ「そうだ!ナミに渡すものがあったんだ」

俺はポーチから、アクセサリーショップで買ったネックレスを渡す。

ナミ「開けていい?」

ユウ「いいぞ♪」

ナミは箱を開ける。

ナミ「うわ~♪素敵」

ユウ「わざわざ頼んで、この形にしてもらったからな。俺も着けてるぞ♪」

そう言って俺は、首に着けてるネックレスを見せる。

ユウ「因みに、ベルメールさんやノジコにも送ってるから、俺達全員が着けてる。いいだろ?このミカンの形♪」

俺が頼んだ形は、ミカンの形だ。これなら、俺達家族に相応しい。

ナミ「ありがとう!早速着けてみる♪」

ナミはネックレスを首に着ける。

ナミ「どう・・・かな?」

ユウ「似合ってるぞ♪」

俺は笑顔で、思っている事を言うのであった。

ナミ「初めてだね。お兄ちゃんからのプレゼント」

ユウ「そうだな。本当は、もっと早くあげるつもりだったんだけどな。アーロンが来て、おじゃんになったからな」

ナミ「そうね」

ナミは俺にもたれかかってくる。暫く波の音だけが、俺達の耳に聞こえるのであった。

サンジ「お~いお前ら!メシできたぞ!!」

ルフィ「メシ~!!」

ゾロ「やっとかよ」

ウソップ「腹減った~!」

ゾロゾロと、部屋に入っていく一同。

ユウ「・・・俺達もいくか」

ナミ「そうだね」

俺達も行こうとすると、ナミに呼び止められる。

ナミ「お兄ちゃん!」

ユウ「ん?どうし・・・」

そこまで言うと、口が塞がれていた。

ナミ「・・・プハッ!プレゼントのお礼よ///」

顔を赤くしながら、ナミは先に行くのであった。俺は暫く動けなくなり、ビビとレモーネが呼びに来るまで固まっていたのであった。キス位でって言うなよ!既に経験済みとか言うなよ!! 

 

次の島はリトルガーデン

ウイスキーピークから次の島を目指す俺達。特に問題もなく順調に進んでいると、ナミが言う。

ナミ「間違いないわ。指針もあの島を指してる。グランドライン二つ目の島よ!!」

『おぉ~!!』

次の島はリトルガーデンという。島はジャングルに覆われており、色々な猛獣の鳴き声が聞こえてきた。

ルフィ「サンジ!弁当作ってくれ!!」

サンジ「弁当だ?」

ルフィ「ああ!海賊弁当!!冒険のにおいがする!!!」

サンジ「分かったよ。ちょっと待ってろ」

サンジはキッチンに行き、弁当を作り始める。

ユウ「ルフィ、島に降りるなら極力肌を出すなよ」

ウソップ「何でだ?」

ユウ「おそらくここは、普通のジャングルじゃない。昔色々と聞いたけど、ジャングル等は未知な菌等がある場合もあるからな。生憎ウチには船医がいない。誰かが病気になるのを防ぐんだよ。あまり肌を出さなければ、変な菌に感染する確率を減らせるはずだ」

ナミ「なるほど。確かにそうよね。トラが倒されるくらいだもんね」

ユウの意見にナミは同意した。

ユウ「だから気を付けろよ」

ルフィ「分かった!」

そしてルフィは、サンジから弁当を受け取ると行ってしまった。ゾロとサンジは、どっちがデカイ獲物を狩れるか狩勝負に出掛けた。俺も暇なので、ジャングルを探索しようと思った。

レモーネ「私も一緒に行くわ」

ユウ「なら、船番はナミとウソップの二人に任せたぞ!」

ナミ「ちょ、ちょっとお兄ちゃん!?」

ウソップ「おい~!!お前が離れたら、誰が俺達を守ってくれるんだ~!!」

などと叫んでいたが、既にユウとレモーネの姿はなかった。

「「・・・・・・」」

船に残った二人は、お互いの顔を見合わせる。

ウソップ「頼りねェ・・・」

ナミ「私の台詞よ!!」

そんな会話をしていたのであった。ジャングルに入った俺とレモーネは、驚くべき生物と出会っていた。

レモーネ「恐竜だわ」

ユウ「だな。随分とデカイな」

俺達の前には、恐竜がいた。今にも俺達を食べようとしている。

ユウ「やれやれ」

俺は倒そうとすると、レモーネに止められる。

レモーネ「せっかくの機会だし、ユウに教わってる覇気が何処まで使えるか試したいの」

ユウ「そうだな。そろそろ実戦してもいいかもな。じゃあ試してみろよ」

レモーネ「キャハハ!いくわよ!!一万キロギロチン!!」

レモーネの右足が黒くなる。武装色を纏っているからだ。そして見事に、恐竜を一撃で倒すのであった。

ユウ「中々いいけど、もう少し鍛練しないとな」

レモーネ「やっぱり、まだユウには及ばないわね」

ユウ「そう簡単に抜かれてたまるか!」

再び俺達は、ジャングルを進むのであった。暫く進んでると、遠くに一軒の白い家が見えた。

ユウ「家?こんなジャングルの中に」

レモーネ「これは!?」

レモーネは、家を見て驚いた。

ユウ「どうしたんだ?」

レモーネ「すぐ離れましょう!説明するから!!」

俺達は急いでその家から離れた。

ユウ「そんなに慌ててどうしたんだ?」

レモーネ「あれは、Mr.3の力で作った家よ」

ユウ「Mr.3?」

おそらくB・Wのエージェントなのは分かるけど、どんな連中かは知らない。

レモーネ「そうよ。私と組んでいたのがMr.5よ。そしてMr.3も悪魔の実の能力者」

ユウ「どんな能力なんだ?」

レモーネ「《ドルドルの実》の能力。ロウを操るのよ」

ユウ「ロウって、ロウソクのロウか?」

レモーネ「そうよ。そして彼のパートナーが、ミス・ゴールデンウィーク。絵の具を自在に操るのよ」

ユウ「そいつも能力者なのか?」

レモーネ「違うわ。何でか知らないけど、ゴールデンウィークが操る絵の具には、不思議な力が宿るのよ」

ユウ「能力者じゃないのか。それは凄いな」

俺は、ゴールデンウィークの能力に素直にそう思った。しかし、ロウはどうにか出来そうだが、絵の具の方が厄介そうだな。

ユウ「あの家には、今誰もいないみたいだけど」

レモーネ「そうね。この距離ではまだ分からないけど、さっき近くまで行ったときに分かったわ」

ユウ「・・・気になるな。恐らく、俺達を追って来たと思うけど・・・まさか!?」

俺は嫌な予感がした。

ユウ「既に、俺達の誰かを見つけたとかか!?」

レモーネ「!?その可能性は否定できないわね」

ユウ「まずいな!急いで探さないと!!」

俺は集中して、見聞色から気配を探す。

ユウ「こっちか!!」

気配が複数あった場所に急いで向かう。到着すると、サンジ以外の全員が集まっていた。

ナミ「お兄ちゃん!!」

ユウ「無事か!!」

ゾロ「微妙だが、まだ生きてるな」

ユウ「そうか」

俺はホッと胸を撫で下ろす。レモーネは、元パートナーと話している。

Mr.5「まさか、お前が裏切るとはな。バレンタインデー」

レモーネ「ユウと一緒にいた方が助かるしね。それに、居心地がいいのよ♪」

Mr.5「残念だ。せめて俺の手でお前を殺してやるよ」

Mr.5は攻撃しようとするが、俺がレモーネの前に立つ。

ユウ「悪いけど、レモーネは殺らせはしないぞ?約束したからな」

レモーネ「ユウ・・・」

レモーネは、そう言ってくれたユウに感動していた。

Mr.5「お前がバレンタインデーを騙したのか」

ユウ「騙したとは人聞き悪いな。ちゃんと話して、本人の同意を得てるよ」

Mr.5「ふざけた事を・・・」

ユウ「ルフィ、そっちの奴は任せるぞ」

ルフィ「任せとけ!!」

ユウ「ウソップは、皆を救出してくれ!!」

ウソップ「わ、分かった!いくぞカルー!!」

カルー「クエー!!」

ウソップとカルーは、ナミ達を助けるために動き出す。

Mr.5「やらせると思うなよ?ノーズファンシーキャノン!!」

ウソップとカルー目掛けて、Mr.5は鼻クソを飛ばす。見事にウソップに命中する。

Mr.5「ざまあみろ」

ユウ「どうかな?」

Mr.5「なに!?」

すると、倒れてるウソップがカードに変わった。

ユウ「既にウソップは、アイツ等を助けるべく行動しているよ」

Mr.5「いつの間に・・・」

Mr.5は、驚きを隠せなかった。

ユウ「いつの間に?いつでしょう?♪」

Mr.5「どうやってすり替えた!!」

ユウ「さ~?種も仕掛けもございません♪では、始めるとするか」

そして、俺とMr.5の戦いが始まるのであった。 

 

vsMr.5

Mr.5「ふざけやがって!!ノーズファンシーダブルキャノン!!」

ダブルで鼻クソを撃ってくる。しかし俺には当たらない。

ユウ「ホラホラ♪」

Mr.5「チッ!!」

ユウ「こっちだよ♪」

Mr.5「そこか!!」

ユウ「残念ハズレ♪」

俺は、布を使って姿を消したりしながらMr.5の周りをウロチョロしている。当然、突然消えたり出てきたりするので、狙えるはずがない。

Mr.5「ちょこまかと!!」

ユウ「残念」

Mr.5「クソッ!!」

ユウ「こっちこっち♪」

何回も消えたり出たりしてるので、Mr.5はイライラしていた。

ユウ『余所見してると、危ないぞ?』

Mr.5「!?」

ユウ「奥義、ゼロ・インパクト!!」

Mr.5「ゴハッ!!」

いきなり背後に現れたため、Mr.5は避ける事ができなかった。

ユウ「油断するからだ」

ユウとMr.5の戦いを見ていたレモーネ。

レモーネ「凄いわ。Mr.5が手も足も出ないなんて・・・やっぱり貴方は強いわユウ」

素直にユウの凄さを目の当たりにするレモーネであった。彼女は、普段のユウと戦っている時のユウとの違いにギャップを感じていた。

レモーネ(普段は優しいのに、いざ戦いになると物凄く格好いい表情になるのね)

暫くユウから、目が離せないレモーネであった。

ユウ「まだやるか?」

Mr.5「当然だ!!まさか、これを使う事になるとはな」

そう言うと、Mr.5は拳銃を取り出した。

レモーネ「あれは!?」

Mr.5「こいつは、南の海で手に入れた最新型のリボルバーだ。六弾式で連射が可能な代物だ」

すると、弾を入れる場所に息を吹き掛ける。

レモーネ「気を付けてユウ!!」

Mr.5「余計な事を!!」

すると、Mr.5はレモーネ目掛けて撃った。

レモーネ「しま・・・!?」

そこまで言うと、レモーネが爆発した。

ユウ「レモーネ!?」

おれは慌ててレモーネに駆け寄る。

レモーネ「・・・き、気を付けて・・・風が当たるだけで・・・さっきみたいに・・・爆発するわ」

ユウ「分かった。お前は休んでろ!!」

俺はレモーネを、木の側で休ませた。

ユウ「パートナーじゃなかったのか?」

Mr.5「元だがな。裏切り者には容赦しない!!」

ユウ「このヤロー!!」

俺はMr.5に詰め寄る。

ユウ「波動砲!!」

Mr.5「グアッ!!!」

Mr.5は、衝撃で吹き飛んでいく。

ユウ「まだまだ!!」

Mr.5「ク、クソッ!!!」

フラつきながら立ち上がるMr.5。

ユウ「魚人空手・・・二千枚瓦正拳!!」

Mr.5「ブオッ!!?」

腹にまともくらい、Mr.5はMr.3が作ったロウぶつかった。

ユウ「・・・・・・」

俺は指を鳴らすと、Mr.5は箱の中に閉じ込められた。

ユウ「その中で反省しろ!!」

俺はそう言い残して、ウソップ達の所に向かったのであった。

ユウ「どうだウソップ!!」

ウソップ「此方は準備OKだ!!このスペシャルロープに火をつければ、一気に燃え上がりロウは溶けるはずだ!!」

ユウ「なら燃やすぞ!!少し離れてろ」

ウソップは急いで離れた。

ユウ「少し熱いかもしれないが、我慢してくれよ・・・な!!!」

口から火を吹きロープに点火する。油が染み込んだロープは、物凄い勢いで燃え上がり、ロウを溶かしていった。

ルフィ「アチィィィィィ!!」

Mr.3「熱ッ!!熱いガネ!!」

ルフィとMr.3も巻き添えをくらっていた。Mr.3はそのままジャングルの中へ逃げていった。当然ルフィもその後を追い掛けていった。

ナミ「熱いわね!もう少しマシな方法なかったの?」

ウソップ「文句を言うな。生きてるだけ有りがたいと思え!」

ナミ「そうね。ありがとう」

ユウ「ナミ、俺のジャケットを羽織ってろ」

俺はナミに自分が来ていたジャケットを渡す。

ビビ「信じられない。私達生きてるのね」

ゾロ「助かった」

ブロギー「礼を言うぞ」

ゾロと巨人も起き上がった。

ユウ「当然の事をしたまでだ。残りの連中はルフィが追い掛けてる。後の事は任せてもいいだろ」

俺はそう言い終わると、地面に倒れるのであった。

ナミ「お兄ちゃん!?」

ビビ「ユウさん!!」

ユウに慌てて駆け寄るナミとビビ。

ユウ「心配するな。少し能力を使いすぎただけだ。休めば問題ない」

俺はそう言って、少しの間眠るのであった。  

 

さらばリトルガーデン

暫く寝ている俺だったが、目を覚ますと頭に軟らかい感触があり、両腕にはサラサラした感触がある。

ユウ「ん・・・」

ナミ「お兄ちゃん、目が覚めた?」

ユウ「まあな。ナミが膝枕してくれたのか?」

ナミ「そうよ。もっとも、そっちもいいなと思ったけど」

ユウ「そっち?」

ナミが俺の腕付近を指で指しながら言うので、俺はそっちを見る。そこにいたのは、ビビとレモーネだった。右にビビ、左にレモーネを腕枕している状態だった。

ユウ「何故に?」

俺は訳が分からず、思わずそう呟いてしまった。俺は二人にどくように言い起き上がる。

ブロギーともう一人の巨人ドリーも、何とか無事だった。

ブロギー「ガバババ!!エルバフの神よ!感謝する!!」

ドリー「ゲギャギャギャ!そんなに俺を斬った事が嬉しいのか?」

ブロギー「ガバババ!違うぞドリー!!」

そんな話をしていると、サンジがやって来た。

サンジ「ナミさ~ん♥ビビちゅわ~ん♥レモーネちゃ~ん♥」

ウソップ「あの野郎!!今頃になって来やがって!!」

サンジ「ってうお~っ!!なんじゃコイツ!?お前がMr.3か!!」

ナミ「ちょっとまって!何でサンジ君が、Mr.3の事を知ってるの?」

サンジ「ああ、それは・・・」

ナミの質問に答えだすサンジ。何でも、狩りをして船に戻ったが、誰一人といないので探していると、ロウで出来た民家を発見したそうだ。そして中に入ると、電伝虫がかかってきて出るとMr.0と名乗る男が出たそうだ。そして、ルフィ達を始末したと言った。途中でラッコと鳥が襲ってきたが撃退し、ラッコが持っていたのが、アラバスタへのエターナルポースだったそうだ。それを持って、ようやく俺達を見つけたらしい。

ユウ「なるほど。これは逆に好都合かもな」

ゾロ「どういうことだ?」

ユウ「いいか?向こうはサンジの事をMr.3と勘違いしていた。そのお陰で俺達は死んだと思われている。ここまでは分かるな?」

全員に聞くと、頷く。

ユウ「向こうは俺達の事を邪魔で消したかったんだ。となれば、これから船旅は少しは安全に進むことができるだろ?」

ナミ「そうか!向こうが私達の事を死んだと思ってくれてるなら、こっちが目立った行動をしない限り敵に襲われる事はない!」

ユウ「そうだ。だから、アラバスタに到着しても多少は自由に動けるはずだ」

ビビ「ええ、警戒されるよりはマシね」

レモーネ「けど油断は禁物よ。ボスは一度でも仕事を失敗すれば、殺しに来るわ」

ユウ「だろうな。レモーネ殺そうとするくらいだ」

そして俺達はメリーに戻り、出航の準備をするのであった。

ユウ「・・・・・・・」

俺はそれを眺めている。

ルフィ「おし!出航だ~!!」

そして俺達は出発する。すると、ドリーとブロギーが俺達の船出を見送るためにいた。

ブロギー「我らを信じて真っ直ぐ進め!」

すると、巨大な金魚が突然現れた。

ドリー「出たか」

ブロギー「島を食いつくす巨大金魚が」

「「しかし、友の船出を邪魔するなら、見せてやろう!エルバフに伝わる巨人族最強な槍を見よ!!」」

二人は、武器を大きく振りかぶる。

「「覇国!!!さァ行け!!!!」」

そして俺達は、アラバスタに向けて進むのであった。

ウソップ「いつか絶対に、エルバフの村へ行くぞ!!」

ルフィ「おぉウソップ!!必ず行くぞ~!!!」

ユウ「全く、相変わらず元気だな」

ナミ「ホントよね~」

嬉しそうに叫んでるウソップとルフィを見ながらそう言う。

ユウ「サンジにコーヒーでも・・・」

すると、突然俺の口に鉄の味が広がった。

ユウ「ブホッ!!」

俺は我慢ができず、口から吐血した。しかも、かなりな量をだ。

ナミ「お兄ちゃん!!?」

ユウ「ハァ・・・ハァ・・・心配するな。戦いのダメージが今来ただけだ」

ナミ「嘘を言わないで!!いくらなんでも、その血の量は異常じゃないわ!!」

ナミが叫んでいるので、当然周りは何事かと思って集まる。

ゾロ「おい!そんな事言う前にコイツを運ぶぞ!!」

一目散にゾロが言う。サンジと二人で俺を部屋に運ぶ。

ビビ「一体何が原因なの?」

ユウ「・・・恐らく、あの島で何かに感染した可能性が高い」

落ち着いた俺はそう言う。

ルフィ「医者だ!医者を探そう!!」

ユウ「それは駄目だ。早くアラバスタに向かわないと」

ナミ「・・・・・・」

ナミは事情を知ってるので、唇を噛み締める。

ビビ「ナミさん?」

ナミの様子に気がつくビビ。

ナミ「ごめんビビ。貴方に心配させない様にお兄ちゃんに言われてて」

ユウ「いや・・・ナミを攻めるな。俺が口止めしたんだ。ナミ」

俺はナミにある新聞を見せる様に言う。ナミは頷いてビビにその新聞を渡す。そこにはこう書かれていた。『国王軍の多くが、反乱軍に寝返る』と。

ビビ「そんな!?」

新聞を見たビビは、当然ショックを受ける。

ユウ「お前をそんな状態にしたくないから、ナミは俺に相談してきたんだ」

ナミ「ごめんなさいビビ」

ユウとナミはビビに謝る。

ユウ「ゴフッ!」

再び俺は血を吐く。

ビビ「ユウさん!!」

ユウ「ハァ・・・ハァ・・・俺の事は気にするな。急がないと、間に合わないぞ」

ビビ「でも・・・」

ビビの中で迷う。確かに反乱軍を止めて国を救いたい。けど、自分を助けてくれたユウも救いたいのも事実。

ビビ「・・・皆聞いて。私は反乱軍を止めるべく、急いでアラバスタに向かわないといけない。だから・・・」

そしてビビは決断する。

ビビ「だから・・・急いで医者を探して、ユウさんを治してもらってアラバスタに向かいましょう!それがこの船の最速速度よ」

ナミ「ビビ・・・ありがとう」

サンジ「流石ビビちゃん。惚れ直したぜ♥」

ゾロ「言うようになったな」

ルフィ「よ~し野郎共!医者を探すぞ~!!」

そして、ナミとビビを残して甲板にあがった。

ユウ「悪いなビビ」

ビビ「そんな事ありません。それに、父がお世話になってるんですから。父も同じことを言うと思います」

ユウ「そうか・・・悪い、少し休む」

ナミ「うん」

ビビ「分かりました」

そして俺は寝るのであった。 

 

発見ドラム王国

医者を見つける為に船を進めて三日目。未だに島は見つからない。ユウは、日に日に体力を奪われている。サンジが、血を作るための料理を中心的に食わしている。

ユウ「御馳走様」

ビビ「もういいんですか?」

ユウ「あぁ。あまり食欲がなくてな」

ナミ「・・・私お皿さげてくるね」

ナミは、皿を持ってキッチンに向かった。キッチンに行くと、サンジが皿を洗っていた。

サンジ「ナミさん?」

ナミ「サンジ君・・・これ」

私はほとんど料理が残っているお皿を渡した。

サンジ「・・・ありがとう」

サンジは少し間を開けて皿を受けとる。

ナミ「ごめんね。こんなに残して」

サンジ「ナミさんが謝る事じゃない。それに、無理矢理食わせるのは止めろと、クソジジイからよく言われてたからな」

ナミ「・・・うん」

そしてナミは、ユウの所に戻っていった。

サンジ「・・・・・・」

ナミさんもビビちゃんも、ユウを付きっきりで看病している。二人とも、目の下に隈がある。

サンジ「・・・クソが!」

俺は悔しかった。ナミさん達に看病されてるアイツが羨ましいと、最初は思っていたけど、今は仲間一人も救えない自分の腹が立っている。俺に出来るのは、血を作るための料理を作る事だけだ。

サンジ「情けねェ・・・」

そんな言葉がキッチンに響き渡る。ナミは、部屋に戻るとユウの手をビビと一緒に握る。

ビビ「・・・大丈夫」

ナミ「えっ?」

ビビ「ユウさんは絶対に助かる。私達がそう思わないと」

ビビはナミの目を見ながら言う。

ナミ「・・・うん、そうね。ありがとうビビ」

ビビ「気にしないでナミさん。同じ人を好きになったんだから」

ナミ「そうね。でも、お兄ちゃんは譲らないから!」

ビビ「フフッ、いつものナミさんに戻ったわね♪」

そんな会話をしていると、船が突然大きく揺れ始めた。

ナミ「な、何!?」

ビビ「凄い揺れ!!」

ユウ「・・・・・・」

お兄ちゃんはこの揺れの中でも眠っている。私とビビは、ユウがベットから落ちないように押さえる。そして揺れも静になり、ホッと一息つく。

ルフィ「島が見えたぞ~!!」

ルフィの声に、私やビビはハッとする。ようやくお兄ちゃんを治せる。島に上陸しようとすると、島の人達であろう連中に銃を向けられる。

「速やかにここから、立ち去りたまえ」

ルフィ「俺達医者を探しに来たんだ!!」

ビビ「病人がいるんです!!」

「そんな手にはのらねェぞ!!!ウス汚ねェ海賊め!!」

サンジ「お~お~・・・酷く嫌われてんなァ。初対面だってのに」

ゾロ「・・・・・・」

「口ごたえするな!!」

すると、一人の男がサンジ目掛けて銃を撃つ。

サンジ「うわっ!?」

ウソップ「撃った!!!」

サンジ「やりやがったな・・・」

「ヒィ!!」

ビビ「駄目サンジさん!!今ここで争えば・・・」

すると、サンジを抑えていたビビが撃たれた。

ルフィ「ビビ!?お前らあ!!!」

ルフィは怒り、村人に殴りかかろうとする。しかしそれをビビが止める。

ビビ「ちょっと待って!!戦えばいいってもんじゃないわ!!傷なら平気。腕をかすっただけよ!!」

その言葉にルフィは止まる。

ビビ「だったら・・・上陸はしませんから!!医者を呼んで頂けませんか!!仲間が重病で苦しんでいます!助けてください!!」

ビビは村人達に向かって、土下座をするのであった。

ルフィ「ビビ・・・」

ビビ「貴方は船長失格よルフィ。無茶をすれば、全てが片付くとは限らない」

ルフィ「・・・医者を呼んで下さい。お願いします。仲間を助けて下さい」

ナミ「私からもお願いします!!」

レモーネ「お願いします!!」

そしてルフィに続いて、ナミやレモーネも土下座をするのであった。

「村へ・・・案内しよう。ついてきたまえ」

そしてルフィ達は、無事に島に上陸する事が出来たのであった。船にはゾロとカルーが残り、後は村に行くのであった。そして村に到着したルフィ達は、ひとまず一人の男の家に行くのであった。

「申し遅れたが・・・私の名はドルトン。この島の護衛をしている。我々の手荒な歓迎を許してくれ」

ビビ「宜しく。早く彼を医者に見せたいんですけど」

ドルトン「医者・・・か。真ん中の一番高い山の頂上に城が見えるか?」

ナミ「たしかに見えるわね」

レモーネ「あの城がなんなの?」

ドルトン「人々が魔女と呼ぶこの国の唯一の医者、《Dr.くれは》があの城に住んでいる」

サンジ「何!?よりによって、何であんな遠いとこに・・・じゃあすぐに呼んでくれ!!急患なんだ」

ドルトン「そうしたくとも、通信手段がない」

サンジ「あァ!?それでも医者かよ!?一体どんな奴だ!!」

ドルトン「医者としての腕は確かなんだが、少々変わり者のバアさんでね。・・・もう140近い高齢だ」

レモーネ「ひゃ・・・140!!?」

サンジ「そっちが大丈夫か!?」

ドルトン「後・・・そうだな・・・梅干し好きだ」

ナミ「どうでもいいわ!その情報!!」

ビビ「この国の人達は、病気や怪我をどうしてるの!?」

ドルトン「彼女は、気まぐれに山を降りてくる。いつ降りてくるか分からないが」

ルフィ「・・・・・・」

するとルフィは立ち上がり、ユウの頬を叩く。

ルフィ「おいユウ!ユウ!!聞こえるか?」

『で、お前は何をやってんだ~っ!!!』

ユウ「・・・ん?どうした」

ルフィ「山登んねェと医者いねェんだ。山登るぞ」

ユウ「そう・・・か。なら、宜しく・・・船長」

ルフィ「そうこなきゃな♪」

こうして、ルフィはユウを連れて山を登る事になった。ナミやレモーネが、一緒に行くと言い出したが、サンジとビビに止められる。

サンジ「ルフィ、お前は何があっても、絶対に攻撃するな。お前が激しく動けば、ユウにも影響する」

ルフィ「分かった!!なら行くか!ユウが死ぬ前に」

女性陣『縁起でもない事を言うな!!』

そしてルフィとサンジは、ユウと一緒に雪山を登っていくのであった。

 

 

新しい仲間はトニー・トニー・チョッパー

ユウ「・・・・・・」

フカフカする。それに、暖かい。俺は死んだのか?それにしては、周りから音がする。ゴリゴリと音が聞こえる。もしかして俺はまだ生きてるのか?目を徐々に開けていく。

ユウ「・・・知らない天井だ」

「!!」

誰かが何かにぶつかり、物が落ちる音が聞こえた。ゆっくりと起き上がると、そこにいたのは青鼻のトナカイだった。怯えて隠れるトナカイ。しかし、隠れ方が反対だ。

ユウ「・・・逆だぞ」

俺が指摘すると、トナカイはゆっくりと体を壁に隠す。

「う、うるせェ人間!!後、お前大丈夫か?」

ユウ「喋った!?」

「ぎゃあああああっ!!!」

「うるっさいよチョッパー!!!」

トナカイと入れ替わりに、やたらスタイルのがいい婆さんが入ってきた。

「ヒ~ッヒッヒッヒッヒッヒッ!!体調はどうだい小僧!!ハッピーかい??」

ユウ「あんたは?」

「あたしゃ医者さ。Dr.くれは、ドクトリーヌと呼びな。ヒ~ッヒッヒッヒ」

ユウ「医者・・・じゃあここは・・・」

ドクトリーヌ「若さの秘訣かい?」

ユウ「聞いてない」

俺は素早くツッコム。

ドクトリーヌ「しかしよく生きてたね。お前さん、後3日すれば楽になれたのにね」

ユウ「どういう事だ?」

ドクトリーヌ「後3日で、お前さんは死んでたからだ。この病名はイオス。七日間で人を死なせる。100年も前に絶滅したと聞いたが、一応抗生剤を持ってて役に立ったよ」

ユウ「あの島か」

ドクトリーヌ「心当たりがあるのかい?呆れたねェ。まァ、暫く安静にしてな」

そしてドクトリーヌは奥に消えていった。再び俺は目を閉じて眠りについた。暫く寝ていると、今度は震動で目が覚める。

ユウ「今度は何だ?」

ドクトリーヌ「目が覚めたようだね♪」

ユウ「今度は何が起きたんだ?」

ドクトリーヌ「この国は・・・ドクロに負けたのさ。ヒッヒッヒ」

ユウ「・・・そうか」

俺は何故か納得した。

ドクトリーヌ「ところで、お前さんの連れが外にいるよ」

ドクトリーヌがそう言うと、そこにいたのはナミとビビだった。

ナミ「お兄ちゃん!!」

ビビ「ユウさん!!」

二人は俺に抱きつく。

ナミ「よかった!治ったのね!!」

レモーネ「そうね。顔色もだいぶいいわ」

ビビ「よかったわ」

ユウ「心配かけたな。それにビビ、俺のせいでアラバスタに行くのが遅れて」

ビビ「いいえ。皆が無事にアラバスタに行くことが大切よ」

その一言に、俺は思わずビビを抱き締める。

ユウ「本当に・・・ありがとう」

ビビ「い、いえ・・・そんな///」

ビビは顔を赤くしていた。

ナミ「・・・いつまで抱きついてんの!!」

レモーネ「そうよ!!」

ユウ「イテテテッ!?」

ナミとレモーネに耳を引っ張られる俺であった。体調も戻ったので、そろそろ出発しようとしたが、ドクトリーヌに止められる。少なくとも、後2日は安静にしていなきゃならないらしい。すると、ナミが鍵を取り出した。

ナミ「さっき聞いたけど、必要なんでしょ?武器庫の鍵」

ドルトン「それは武器庫の鍵!?」

ドクトリーヌ「このあたしに条件を突きつけるとはいい度胸だね。いいだろう、治療費はいらないよ。けど、ただしそれだけだ」

ナミ「だったら鍵は渡せないわ」

するとドクトリーヌが、指を指しながら言う。

ドクトリーヌ「奥の部屋に、コートと小僧の為の薬が置いてある。別に誰を見張りにつけるわけゃない。いいね、絶対に大人しくしてるんだよ」

そしてドクトリーヌは、男達を連れて出ていた。

ナミ「コートと薬を持って、今の内に逃げ出せってさ」

ビビ「私にもそう聞こえたわ」

レモーネ「何考えてるのかしら?」

ユウ「・・・フッ。あの人なりの言い方だろ。なら、お言葉に甘えてさっさと行くか」

俺は言われた通り、コートを着て薬をポーチに入れて、ルフィ達の所に行くのであった。門前で合流すると、後ろからチョッパーが走ってきた。

チョッパー「皆ソリに乗って!!山を下りるぞォ!!」

その後ろには、包丁をナイフ投げみたいに投げてくるドクトリーヌの姿があった。

ドクトリーヌ「待ちなァ!!!」

『んな・・・何ィ~~~~~~っ!!?』

俺達は、急いでソリに乗り込み山を下りた。そして途中で大砲の音が聞こえた為、一度止まる。すると、城があった場所がピンク色に光、まるで桜が咲いているようだった。

チョッパー「ウオオオオオオオオオッ!!!」

チョッパーは、桜が咲いてる方に向かって叫んでいた。

ナミ「綺麗・・・」

ゾロ「見事だ」

ユウ「そうだな」

俺達はそう思っていた。
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ドルトン「よかったのですか?あんな別れ方で」

ドクトリーヌ「湿っぽいのは嫌いでね。さァ、行っといで。バカ息子・・・」

「ドルトンさん!!」

男が1枚のカードを持ってやって来た。

ドルトン「どうしたんだ?」

「俺のポケットに、こんなカードが」

男からカードを取り出すと、1枚の絵が入っていた。

ドルトン「これは・・・」

ドクトリーヌ「どうしたんだい?」

ドルトン「これを」

ドルトンは絵をドクトリーヌに渡す。そこに描かれていたのは、チョッパーとドクトリーヌ、そしてヒルルクが笑顔で描かれていた。

ドクトリーヌ「・・・生意気な小僧だね」

ドルトン「彼も、悪魔の実の能力者?」

ドクトリーヌ「おそらくね。じゃなきゃ、カードを隠せるはずないさね」

ドルトン「・・・そうですね」

ドクトリーヌは、微笑みながら絵を眺めていた。 

 

懐かしい顔

ドラム王国を出発して五日目。今日も船は順調に進んでいる。

ユウ「気候も穏やかだな」

ナミ「そうね。このまま順調に・・・」

「「オッ・・・オカマが釣れた~!?」」

ユウ「いかないみたいだな」

ナミ「全く・・・本当にあいつらは」

叫び声がしたので、そこに行くと本当にオカマが釣れていた。

「いや~、ホントにスワンスワン。見ず知らずの海賊さんに、命を助けてもらうなんて。この御恩一生忘れません!!」

ユウ「溺れてたみたいだが、能力者か?」

「そうよ!あちしは、世にも珍しい悪魔の実を食べたのよ~!!」

『ふ~ん』

「随分テンション低いわね」

ナミ「別に珍しくないもの」

「言ったわね~い!!なら、見てなさい!!」

するとオカマは、ルフィを吹き飛ばした。

ゾロ「テメェ!!」

ゾロは素早く刀に手を掛ける。

「待ってよ~!余興だって言ったじゃない!!ジョ~ダンじゃないわよ~!!」

見ると、オカマがルフィになっていた。

ゾロ「なっ!?」

ユウ「マジかよ!?」

ルフィ「俺ェ!?」

「びびった!?びびった!?が~はっはっは!!そして左手で触れれば、ホラ元通り。これがあちしの食べた《マネマネの実》の能力よ~う!!」

ユウ「・・・・・・」

ルフィ「スゲ~ぞお前!!」

ウソップ「もっとやれ~!!」

「さ~ら~に~!!メモリー機能付きよ~!!」

そしてオカマは、次々と顔を変えていく。

ビビ「・・・えっ!?」

すると、ビビが小さく言葉を出す。すると、向こうから船がやって来る。

ナミ「あの船、あんたの船じゃないの?」

「アラ!もうお別れの時間!?残念ねい!」

「「「エ~ッ!!」」」

ルフィ達は残念そうに言う。

「悲しむんじゃないわよう!旅に別れはつきもの!!でも、これだけは忘れないで。友情ってヤツァ・・・付き合った時間とは関係ナッスィング!!」

「「「また会おうぜ~!!」」」

「行くわよお前達!!」

「ハッ!!Mr.2・ボン・クレー様!!!」

そして船は離れていく。

『Mr.2!?』

ビビ「あいつが・・・Mr.2・ボン・クレー!!!」

ルフィ「ビビ!!お前顔知らなかったのか!?」

ビビ「えぇ・・・私、Mr.2とMr.1のペアには会ったことがなかったの。能力も知らないし!!」

ユウ「そうだったのか」

ビビ「噂には聞いてたのに・・・Mr.2は、大柄のオカマでオカマ口調。白鳥のコートを愛用してて背中には《オカマ道》と」

『気づけよ』

俺達は思わずツッコミをする。

ユウ「けど、ここで会ったのは運がいい」

ゾロ「だな。対策ができる」

そしてゾロの提案で、印を付ける事になった。

サンジ「しかし、二段構えとはらしくない。まさか!?テメェ既にオカマ野郎!!」

ゾロ「斬るぞテメェ!!」

ルフィ「何だゾロか」

ウソップ「よかった。ゾロだ」

いつもの反応で納得する。

ルフィ「よし!とにかく、これから何が起こっても、左腕のこれが仲間の印だ!」

俺達全員左腕を付突き出す。

ルフィ「・・・じゃあ、上陸するぞ!!メシ屋へ!!!後アラバスタ」

『ついでかよ!!!』

そしてアラバスタに上陸する。すると、ルフィが一目散にメシ屋を探しに行ってしまった。

ユウ「やれやれ」

ビビ「《ナノハナ》の町は広いのに」

サンジ「心配ねェよビビちゃん。町の騒がしい所を探せばいい。いるはずだ」

ウソップ「ははは!そりゃ言えてる」

ゾロ「とにかく俺達もメシを食おう。考えるのは全部その後だ」

そして、サンジとウソップが買い出しに行き、メシと衣装に着替える。

ユウ「しかし懐かしいな。1年ぶりだな」

ビビ「そう言えば、ユウさんは来たことあるんでしたね」

ユウ「あぁ。コブラ王に会うのも久し振りだな」

話していると、何やら町が騒がしい。

ゾロ「・・・えらい騒ぎ様だぜ。海賊でも現れたか?」

追われてる奴を見ると、ルフィだった。

『お前か~っ!?』

ルフィ「よう!!ゾロ!!!」

ゾロ「なにィ~っ!!!?」

海兵「麦わらの一味がいたぞォ!!」

ゾロ「バカ!!てめェ一人でマいて来い!!!」

すると、何故かスモーカーまでもいた。

スモーカー「逃がすかっ!!!ホワイトブロー!!!」

ルフィ「ぐ!!!」

「陽炎!!!」

スモーカー「!!?」

ルフィ「え!?」

ユウ「この火は!?」

突然出てきた火を見て、俺は懐かしむ。

スモーカー「てめェか」

「やめときな。お前は煙だろうが、俺は火だ。俺とお前の能力じゃ、勝負つかねェよ」

ナミ「誰なの・・・!?あれ」

ルフィ「・・・エース!?」

エース「変わらねェな、ルフィ。それに、ユウも」

ユウ「確かにな」

エース「とにかくコレじゃ話もできねェ。後で追うからお前ら逃げろ。こいつらは俺が止めておいてやる」

ルフィ「分かった!!行くぞ~!!」

ルフィ達はメリーに向かって走る。しかし、俺はその場に残っている。

エース「・・・何でお前は残ってるんだ?」

ユウ「気にするな。ナミ達を逃がすためにな」

エース「なるほど。あれがお前が護りたい奴か」

ユウ「そうだよ。さて、さっさと足止めしてルフィ達を追い掛けるぞ」

エース「だな」

そしてエースが、炎上網を作る。

スモーカー「チッ!!」

ユウ「じゃあなスモーカー」

俺はお辞儀をしながら、エースとともにその場から消えたのであった。そして、メリーに到着する。

エース「誰が誰に勝てるって?」

ルフィ「エース!!」

ユウ「相変わらずだな。その能力は」

ナミ「お兄ちゃん!!」

ビビ「ユウさん!!」

エース「これがお前の仲間か?弟がいつも世話に」

『いやまったく』

エース「ルフィ、お前白ひげ海賊団に入らねェか?もちろん仲間も一緒にだ」

ルフィ「嫌だ」

エース「ハハハッ!だろうな」

ウソップ「白ひげ・・・やっぱりそのマークは本物なのか!?」

エース「あぁ。俺の誇りだ」

ユウ「白ひげさんは元気なのか?」

エース「相変わらずだ。治療はしてるけど元気にしてる」

ユウ「ならよかった」

俺とエースが話してると、ナミが入ってくる。

ナミ「ねぇお兄ちゃん、もしかしてお世話になった海賊って・・・」

ユウ「思ってる通りだ。一時だが、俺は白ひげ海賊団に世話になっていた」

『ええええええええええええええ!!!!!!!!????????』

その言葉に、全員が驚く。

エース「しかも、俺より古株だからなユウは。けど、いい加減親父って呼んでやれよ」

ユウ「いつかな」

エース「ったくよ♪」

ユウ「けど、何でエースがこんな所にいるんだ?」

俺がそう聞くと、エースの表情が変わる。

エース「俺はある人物を追い掛けている」

ユウ「ある人物?」

エース「・・・ティーチだ」

ユウ「何でティーチを?」

エース「あいつは・・・あいつは4番隊隊長のサッチを殺したんだ」

ユウ「何だと!?」

その言葉に、俺は驚きエースに掴みかかる。

ユウ「どういう事だ!!」

ビビ「ユ、ユウさん!?」

ナミ「落ち着いてお兄ちゃん!」

レモーネ「ど、どうしたのよ急に!?」

ユウ「わ、悪い…」

エース「いや、気にするな。お前の気持ちも分かる」

俺は掴んでたエースの服をはなす。

エース「ティーチは、サッチが手に入れた悪魔の実を奪って逃げ出した」

ユウ「その実の能力は?」

エース「流石にそこまでは・・・けど、あいつは俺の隊の連中だ。隊長である俺がケジメをつけさせる!!」

ユウ「そうか・・・ティーチは、手合わせ程度だが強い。恐らく本気で戦っていないはずだ」

エース「だろうな」

ユウ「油断するなよ」

エース「分かってる」

お互い拳を突き合わせる。そしてエースは、ルフィにビブルカードを渡して、行ってしまった。

ユウ「・・・・・・」

俺はエースが行った方角をずっと見ている。

ビビ「ユウさん…」

レモーネ「ユウ…」

ナミ「お兄ちゃん」

ユウ「・・・まさかティーチが」

俺はエースを見送りながら、そう呟くのであった。そして船を島の運河から入っていき、浅瀬付近で停泊させた。

ゾロ「ん?なんだ」

錨を下ろそうとしたゾロがそう言う。すると、水中から亀の甲羅を背負ったアザラシが出てきた。

ルフィ「なんだありゃ?」

ビビ「あれは…クンフージュゴン!!」

ユウ「クンフージュゴン?」

ビビ「はい」

すると、一匹のジュゴンが何かを話し始める。

チョッパー「『ここを通りたければ、俺を倒していけ。嫌ならとっとと反対側から出ていけ』だって」

ウソップ「なんだと?」

するとウソップが、前に出る。

ウソップ「たかがジュゴンが、大きな事を言うな。俺様が一瞬で倒してやる!とぅ!!」

メリーから大きくジャンプし、ジュゴンに向かっていく。だが…

ビビ「ダメウソップさん!クンフージュゴンは強いのよ!!」

ウソップ「はうっ…」

ボコボコに殴られ、あっさり敗北したウソップがいた。

ゾロ「負けんなよ…」

ユウ「しかも簡単に…」

ルフィ「うおおおおおおおおっ!!!!」

ナミ「あっちに勝ってるのもいるけど?」

見ると、ウチの船長であるルフィは、ジュゴンに勝っていた。

ビビ「勝ってもダメなの!」

レモーネ「ダメなの?」

ビビ「ええ。クンフージュゴンは負けると、その相手に弟子入りするのが掟なの」

ジュゴン「クオッ!!」

ジュゴンは、ルフィに頭を下げる。

ゾロ「意外と武道派だな」

ユウ「だな」

そして話してる間にも、次々とジュゴンを増やしていってた。

ジュゴン『クオッ!』

ビビ「って、いつの間にか増えてるわよ!弟子!!」

もう普通に二桁はいるよな…そして、ユバに出発しようとしたのだが…

ゾロ「ちょっと待て。そいつら連れてくつもりか」

ルフィ「あぁ、ダメか?」

ユウ「駄目だ」

俺はルフィにそう言う。後ろにはルフィに弟子入りしたジュゴンが並んでいた。

ナミ「お兄ちゃんの言う通りよ」

ビビ「クンフージュゴンに、砂漠越えは無理よ」

レモーネ「流石にねぇ」

ナミ達3人がそう言うと、ジュゴンが寂しそうにルフィの足に抱きつく。

「「「うっ…可愛い」」」

ナミ「なんか可哀想な事してる気が…」

ビビ「私も…」

レモーネ「そうよね」

結局は、チョッパーが食料を渡して話をしてもらったのだった。やれやれ、途中で寄れたら町で食料を調達しないとな。 

 

ユバへ

エースと別れて、俺達は反乱軍の拠点である《ユバ》に向かっている。

ルフィ「ビビ~、腹減った。弁当食おうぜ」

ビビ「けど、まだユバまで4分の1くらいしか進んでないわ」

ルフィ「バカだな~お前。こういうことわざがあるんだぞ?腹が減ったら食うんだ」

ウソップ「いやウソつけ。作るなお前」

ルフィの言葉に、ウソップは素早くツッコミをした。

ビビ「分かった・・・じゃあ、次の岩場を見つけたら、休憩ということでどう?」

ルフィ「よ~し!岩場を見つけるぞ!」

それを聞いたルフィは、テンションをあげていた。

ルフィ「な~!ジャンケンして、負けた奴が岩場まで荷物を持っていこうぜ」

そして、全員でジャンケンをする。結果はというと・・・

ルフィ「重い・・・重いぞ暑いし・・・」

言い出しっぺのルフィが負けていた。

サンジ「お前がジャンケンで負けたせいさ。黙って運べ」

ナミ「落とさないでよルフィ」

ビビ「ユウさんはいいんですか?」

ユウ「なんか、預けると嫌な予感がするんだよ」

俺は、そう思いルフィに荷物を預けなかった。

ウソップ「ややっ!!前方に岩場発見!!」

ルフィ「ほんとかっ!?休憩タイムだ~っ!!」

ウソップ「速ェな!?」

物凄いスピードで走っていくルフィ。しかし、慌てて戻ってきた。

ルフィ「大ケガして死にそうな鳥がいっぱいいるんだ!!チョッパー、治してやってくれ」

チョッパー「お、おう!分かった」

ビビ「待って!大ケガした鳥?」

ユウ「まさか・・・」

全員がそこに行くと、皆の荷物がなかった。

ウソップ「荷物が全部消えてるぞ~っ!?」

ユウ「やられたな」

ナミ「どういうことなの?」

ビビ「おそらく《ワルサギ》の仕業だわ」

ナミ「ワルサギ?」

ユウ「旅人に荷物を騙して盗む砂漠の盗賊だ。昔俺もやられたのを思い出した」

ウソップ「騙すって、そりゃサギじゃねェか!!」

ビビ「そうサギなの」

ウソップの言葉に答えるビビ。すると、俺達の荷物を持っているワルサギがいた。

ルフィ「俺達の荷物!!返せこのやろ~!!」

ワルサギ「ゴア~♪」

ユウ「やれやれ」

俺は、能力を使って荷物の中身を奪う。

ナミ「ルフィ!!待ちなさい!!」

ナミの言葉もむなしく、ルフィはワルサギを追い掛けていった。しかし、叫びながら戻ってきた。

ルフィ「うううわあああ~っ!!!」

『今度は何だァ~ッ!!』

ナミ「何かに追われてるわ!!」

ビビ「サンドラ大トカゲ!!」

かなりデカイトカゲに襲われている。

サンジ「・・・取り合えず、隣で走ってるラクダはほっといて」

ゾロ「ったく、どういう星の下に生まれりゃ、こうトラブルを持ち込むんだ」

ユウ「全くだ」

俺達はゆっくりと前に出る。

ルフィ「こんにゃろ!ゴムゴムの~!!」

ゾロ「龍・・・」

ユウ「五百枚瓦・・・」

サンジ「エポール・・・」

『巻き、ムチ、正拳、シュート!!!!』

俺達の攻撃で、大トカゲは倒れるのであった。ナミ達は、顎が外れんばかりに口を開けていた。

ウソップ「な・・・なにもそこまで・・・」

ナミ「あの4人揃うと、怪物に同情しちゃうわ・・・」

ゾロ「こいつ食えるか?」

ユウ「大丈夫だろ?」

ルフィ「サンジ、調理してくれ~!」

サンジ「分かったから落ち着け」

こうして、仕留めた大トカゲは、サンジに美味しく調理されたのであった。ついでに助けたラクダも、一緒に行動する事になったが、これがまたサンジ並のエロラクダだった。『女しか乗せない』と、訳の分からない事をぬかしたので、俺が個人的にO☆HA☆NA☆SHIしておいた。そして夜、ようやく目的地のユバに到着したのであった。しかし・・・

ビビ「ウソ!?」

ゾロ「ここは、オアシスじゃなかったのか?」

ルフィ「水~」

ユウ「見事に、砂に呑み込まれてるな。1年前の景色が嘘みたいだな」

昔来たことがある俺は、そう言うことしか出来なかった。すると、何かを掘っている音が聞こえてきたので、俺達は音がする場所に向かった。するとそこには、一人の老人が砂を掘っていた。

「旅の者かね?すまんねぇ、この町は少々枯れておる。じゃが、宿だけはたくさんある。それが、この町の自慢だからね」

ビビ「あの・・・ここに反乱軍がいると聞いたのですが?」

そう言うと、老人の顔が強ばる。

「あんた達まさか、反乱軍に入りたい輩じゃないだろうな!」

そう言いながら、バケツ等を投げてきた。

ウソップ「ハガッ!!」

見事に、ウソップの口にバケツの輪がはまるのであった。

「…あのバカどもなら、もうこの町にはいないぞ」

ルフィ「何だと~!!?」

ビビ「そんな!!」

ルフィ達が叫んでも、爺さんは砂を掘る手を止めない。

「たった今…この町に砂嵐が来たが、今に始まった事じゃない。3年前からの日照り続きで砂は乾ききって、この町は頻繁に砂嵐に襲われるようになった!」

ユウ「…どう思うレモーネ」

レモーネ「多分ユウが思ってる事と同じよ。その砂嵐はボスが原因ね」

ユウ「となると、BWのボスの能力は砂か」

俺は今後の対策を考えると話が大分進んでいた。

ビビ「トトおじさん、心配しないで。反乱はきっと止めるから!」

その言葉に、トトは涙を流していた。

ユウ「……」

取り敢えず、今日はもう遅いのでこの町に泊まる事となった。

ウソップ「いや~諸君、今日はま~お疲れ様!!取り敢えず少し寝て、体力を回復するとしようじゃないか!明日の為に、お休み~」

そう言いウソップの奴はそそくさとベットに入っていった。

ゾロ「おめぇは今まで寝てただろうが!!」

ゾロが枕をウソップに投げる。結構本気で。

ウソップ「この野郎…おめぇらバケモンと一緒にすんじゃねぇよ!!」

ウソップも自分が使ってた枕を投げて反撃する。

ゾロ「やったなコラ…」

ウソップ「それに、今日のへばった大賞はお前だろ青っ鼻!!」

チョッパー「俺は暑いのは駄目なんだよ!!」

とばっちりを受けたチョッパーが反論する。俺から見れば、どっちもどっちな気がするけどな。

ビビ「サンジさん、そこ私の…」

サンジ「ああ、今日は1人で眠るの辛いだろうと思って…」

そこまで言うと、ウソップがサンジ目掛けて枕を投げる。

ウソップ「で、お前は何やってんだそこで」

サンジ「おういい度胸だな!!どっちだ俺にフッかけてきやがったのは!!!」

ユウ「……」

流石にうるさくなってきたな。

ナミ「あんた達!仮眠の意味分かってる!?」

抗議するナミにも枕が当たり、反撃する。

ユウ「…もう限界だ」

レモーネ「ユウ?」

俺は前に出て言う。

ユウ「お前らいい加減にしろ~~~!!!!!!!!!」

『!!!?』

余りにもデカい俺の声に、先程まで暴れてた全員が止まる。

ナミ「ヤバい…お兄ちゃんが怒った」

ユウ「お前ら、全員正座」

『えっ?』

ユウ「聞こえなかったか?ぜ・ん・い・んせ・い・ざだ!!」

『は、はい!!』

俺の怒気を含んだ言葉に、全員が横一列に並び正座する。ってかレモーネ、何でお前まで。

ユウ「まず、何で俺達は今ここにいる?サンジ」

サンジ「反乱軍を止める為です…」

ユウ「そうだ。で、その反乱軍は今カトレアにいるよな。で、俺達の今後の予定は?ナミ」

ナミ「ここで一晩休んで、明日の朝早くにカトレアに向かう事です」

ユウ「正解だ。なら、俺達が今することはなんだ?ウソップ」

ウソップ「少しでも疲れを取る為に休むことです」

ユウ「その通りだ。俺達は仮眠を取り朝一に反乱軍がいるカトレアに向かう事だ。なら、仮眠とはなんだ?ビビ」

ビビ「通常の睡眠時間が取れないとき少し(でも)する、かりねの事です」

ユウ「そうなんだよ。で、俺達は今から仮眠をとって少しでも英気を養おうとしているんだが…何故枕投げになってんだおい?」

ベットに座りながら正座してるナミ達を見る。

ユウ「そんなに枕投げがしたいなら…明日の朝までやっとくか?」

俺はマジックで後ろにこの部屋にはないであろう量の枕を出す。それを見た一同は、全員が首を横に振る。

ユウ「なら…さっさと寝ろ馬鹿どもが!!」

そう叫ぶと、全員が各ベットに入り眠りについた。

ユウ「ったく、余計な体力使わせるなよな」

俺も自分のベットに入り眠る事にした。少しすると誰かの気配を感じた。誰かっていうより複数だな。目を開けると、ナミとビビが立っていた。

ユウ「どうした?」

ナミ「えっと…お兄ちゃん、一緒に寝ていい」

ビビ「私も…お願いします」

ユウ「……」

そう言われ俺は少しの間フリーズする。そうだ、思い出した。昔同じようにナミとノジコ、そしてベルメールさんを説教したその夜、怖かったのかナミとノジコはよく俺のベットに潜り込んできてたな。まだあの癖治ったなかったか。ま、あの連中じゃ今まで怒る奴はいなかったんだろうな。

ユウ「ふぅ…分かったよ、ほら」

「「♪♪」」

2人は嬉しそうに俺を真ん中にして左右に寝転がる。俺は頭を優しく撫でてやる。すると2人から落ち着いた寝息が聞こえてきた。

ユウ「寝たか。さて、俺も…」

俺も目を瞑り、意識を手放した。翌朝、目を覚ますと全員が俺達を見ている。特に、サンジとレモーネからは凄まじい殺気が出てた。

サンジ「おいユウ…」

レモーネ「どういうことか、説明してくれるわよね??」

ユウ「いや…説明も何も、こいつらが怖くて一緒に寝てくれって言ったから」

サンジ「それで一緒に寝たのか!!?ナミさんとビビちゃんの間で!!!!!」

んな泣きながら言わんでも…すると、寝ぼけながら2人は俺に抱き着いてきた。

ナミ「ん…はよお兄ちゃん」

ビビ「おはようです…ユウさん」

それを見たサンジは気絶し、レモーネは俺に飛びついてくる。それで目を完全に覚ました2人が、文句を言って言い争いになったのは言うまでもない。

(俺…ストレス溜まりそう)

で、色々とあった朝の出発だが、出発前にルフィがトトの爺さんからユバの水を貰っていた。大切に飲むそうだ。で、向かってる途中でルフィが枯れた木にもたれ座る。

ウソップ「おいルフィ!お前何やってんだ!!」

ルフィ「…やめた」

『はぁ?』

ユウ「……」

他の連中は、ルフィの言葉に呆れていた。しかし、俺やゾロだけはその言葉を理解した。

ナミ「やめたって…」

ビビ「ルフィさん…どういうこと?」

サンジ「そうだよ。昨日来た道を戻って、カトレアって町で反乱軍を止めなきゃお前、この国の100万の人間が激突して、豪い事態になっちまうんだぞ!!ビビちゃんの為だ…さぁ行くぞ!!」

サンジは座ってるルフィを立ち上がらそうとする。しかし、俺がそれを止める。

ナミ「お兄ちゃん?」

ルフィ「つまんねぇ」

ルフィはそう言う。それを聞いた俺は黙ってそのまま動かない。

サンジ「なんだとコラァ!!!」

ルフィ「ビビ」

ビビ「…何?」

ルフィ「俺はクロコダイルをブッ飛ばしてぇんだよ!!」

ビビ「!!」

その言葉にビビは驚く。

ルフィ「反乱してる奴等を止めたらよ…クロコダイルは止まるのか?だいたいカトレアに着いても、何もすることはねぇ」

ユウ「その通りだな」

俺はルフィに同意するように横に座る。

ナミ「ちょっと!?お兄ちゃんまで…」

ユウ「何故だ?俺達は海賊だ。逆にいない方が向こうの為だぞ?」

ビビ「それは…」

ルフィ「お前はこの戦いで、誰も死ななきゃいいって思ってるんだ。国の奴等も、俺達も皆」

ビビ「!!」

図星を言われ、ビビは言葉を詰まらせる。

ユウ「ビビ、“七武海”の海賊相手で、もう100万人も暴れ出してる戦いなのに、皆無事ならいいと思ってる。確かに、一国の王女ならその考えも分からなくはない。けどな、言っちゃ悪いが…」

「「甘いんじゃないか(ねぇか)」」

俺とルフィの言葉が重なる。

ナミ「ちょっとお兄ちゃん!ルフィ!2人とも少しはビビの気持ちを…」

サンジ「ナミさん待った」

俺達の考えに気づいたサンジがナミを止める。

ビビ「何がいけないの!人が死ななきゃいいと思って何が悪いの!!」

ユウ「別に悪くはない。そう思うのもその人の自由だ」

ルフィ「…人は死ぬぞ」

そう言った瞬間、ビビはルフィを思いっきりビンタした。

ビビ「やめてよ!そんな事言うの!!今度言ったら許さないわ!!」

肩で息をしながらそう叫ぶ。

ビビ「反乱軍も!!国王軍も!!この国の人達は誰も悪くないのに、何故、誰かが死ななきゃならないの!!悪いのは、全部クロコダイルなのに!!!」

ルフィ「じゃあ何でお前は命懸けてんだ!!!」

そう言いながらルフィはビビを殴る。

ウソップ「おいルフィ!やり過ぎだ!!」

サンジ「テメェルフィ!!」

ユウ「黙ってろ!!」

俺の言葉に、サンジ達は黙る。昨日の事も少し効果あったみたいだな。ビビは、泣きながらルフィの事をひたすら殴っている。

ルフィ「俺達の命くらい一緒に懸けてみろ…仲間だろうが!!!」

ビビ「!!」

そう言われ、ビビの手は止まる。そしてビビは泣き出してしまった。

ユウ「辛かったな。今まで、全部背負ってきたんだな」

俺は泣くビビを抱きしめる。

ユウ「けどな、ルフィの言う通りだ。俺達は皆、仲間であるお前が困ってるから助けに来たんだ。ビビ1人が背負う事はない。俺達にも背負わせろ」

ビビ「グズッ…ユウ…ざぁん!!」

ルフィ「教えろよ…クロコダイルの居場所!!」 
 

 
後書き
約2年ぶりの投稿です!

この間も気長に待っていただいた皆様に感謝です!! 

 

レインベースへ

あれから暫くして、ようやく泣き止んだビビ。そして、これからの事を話し合う。

ビビ「えっと、クロコダイルがいる【レインベース】というオアシスはここ。今いるユバから北へ真っすぐ、1日ほどで着くわ」

チョッパー「そこに水はあるのか?」

レモーネ「そうね。そろそろ持ってる水も底をつきかけてるし」

ビビ「それなら大丈夫よ。ここは国の反乱とは殆ど無縁だから」

ユウ「レインベースっていえば、確かギャンブルの町だったか?昔国王と内緒で行ったことあるぞ」

ナミ「いや~んギャンブル($$)」

ナミの目がベリーになった。

サンジ「って、お前は国王と何処行ってんだよ!!」

ビビ「パパ…」

俺の言葉を聞いたサンジがツッコミ、ビビは何故か暗くなっていた。

ユウ「あれ?言わなきゃよかったか?」

ゾロ「だな」

…ま~言ってしまったものは仕方ない!悪いコブラ王。

ルフィ「ゴムゴムの~ダメだ~!!」

ユウ「ん?」

サンジ「まだやってんのか」

先程から、ウソップがルフィが貰った水を分けてくれとせがんでおり、それを腕を伸ばして回避するルフィ。

ウソップ「一口くらい飲んだっていいじゃね~かよ~…折角貰った水だろ~」

ルフィ「ダメだ!これは、あのカラカラのおっさんが一晩中かけて掘ってくれた水だぞ!!そうやって、簡単に飲んだら駄目なんだ!バカ野郎!!」

ナミ「へ~、時には我慢も出来るのね」

ナミの言葉に、殆どの連中が頷いていた。

ルフィ「できるぞ!お前失敬だな!お前失敬だな!!」

そんな事もありながら、1日かけてようやく目的地のレインベースに到着した。で、着いた早々ルフィとウソップが水を求めて走っていった。金も持たずに…

ユウ「ハァ…頭痛がしてきた」

ナミ「大丈夫お兄ちゃん、私もだから」

「「はぁ~…」」

とにかく、俺達はあいつらが戻って来るまで休憩する事にした。

サンジ「…随分経つけど、あいつらに任せて大丈夫かな」

ナミ「お使いくらいできるでしょ。平気よ」

ゾロ「そうかね…どうせまたトラブル背負って帰ってくんじゃねぇのか?」

ユウ「やめろゾロ…それはフラグだ」

そんな事を言った俺を責めたい。ゾロの言葉通り、ルフィとウソップは海兵達を引き連れて戻って来た。

ルフィ「おい皆!海軍が来たぞォ!!!!」

ゾロ「だからお前が連れて来たんだよ!!!」

「今度こそとっ捕まえろ!!!」

見ると、海兵の後ろにスモーカーもいた。あいつもこの国にいたのか!?

ウソップ「マズいんじゃねぇか!?町ん中走るとB・Wに見つかっちまう!!」

ユウ「いや…」

ゾロ「もう手遅れだと思うぜ」

既に町の中にいる連中に見つかってる。なら、やるべきことは1つだ!!

ユウ「ビビ!クロコダイルのいる場所は!!」

ビビ「あそこに、ワニの建物が見えるでしょ?あれがクロコダイルの経営するカジノ“レインディナーズ”!!」

ルフィ「あそこか…あそこにクロコダイルが!!」

サンジ「…散った方がよさそうだぜ」

ゾロ「そうだな」

ルフィ「よし!それじゃあ…ワニの家で会おう!!」

そして俺達は散り散りに逃げていく。

ユウ「さて、散ったのはいいが、俺についてきた連中をどにかしないとな」

俺の方にも海兵が多くついて来ている。ま、俺達の中じゃ賞金首は俺とルフィだけだもんな。

「面倒だし、上に逃げるか」

俺は地面を蹴った瞬間、箒の上に飛び乗る。

「な、なんだと!?」

「と、飛んだ!!?」

下では海兵の連中が俺を見上げている。

ユウ「タネも仕掛けもございません♪」

そして俺はそのまま飛んでいく。その途中で、ゾロが女の海兵から逃げるのが見えた。

ユウ「やれやれ」

俺は下に行き、ゾロと海兵の間に立つ。

ゾロ「ユウ!!」

ユウ「珍しいなゾロ。お前がこの程度の連中から逃げるなんて」

ゾロ「うるせぇ!そのマネ女がいるからだ!!」

「なっ!?だから私はマネ女なんかじゃありません!!」

お2人さん、言い合うなら他で頼む。後ろの海兵達も呆れてるぞ。

ユウ「とにかく…ゾロ、お前は先に行け。そしてナミ達を頼む」

ゾロ「お前はどうするんだよ!」

ユウ「俺は…」

箒を振ると、後ろにいた海兵達が箱や檻に閉じ込められる。

ユウ「少しコイツと話してみたくてな」

そう言うと、ゾロは呆れながらも

ゾロ「物好きだなお前は」

そう言い残し、レインディナーズに向かった。

ユウ「さて…今動けるのはあんただけだ」

「何故私にはあのような事をしないんですか」

ユウ「さぁな。あの煙の部下がどんな奴か気になってな」

「海賊の貴方達に気になられる必要はありません!!」

硬いな~。流石はスモーカーの部下だな。

ユウ「海賊…あんた達にとっては、この世の悪だしな。えっと…あんた名前は」

「…たしぎです」

ユウ「ならたしぎ、お前に質問しよう。お前は俺達海賊が悪だと言ったな」

たしぎ「その通りです」

ユウ「なら…その海賊から賄賂を貰い、海軍本部に報告しなかった連中はどうなんだ?」

たしぎ「!?」

俺の言葉に、たしぎは言葉を詰まらせる。そりゃ当然だ…絶対正義を掲げてる海軍が、海賊から賄賂を貰ってるなんて信じたくなかっただろうしな。

ユウ「俺は昔、海賊が村を占拠し、一般人を助けるはずの海兵が賄賂を受け取っていた。8年もの間だ」

たしぎ「……」

ユウ「あの当時、10歳の妹が無理矢理海賊の仲間にさせられた。そして8年もの間、必死になって村を救うための金を集めていた。だが、その海賊はあろうことか賄賂を渡した海兵に、集めた金を回収させた。それをあんたら海兵達は当然の如く回収作業を行った。ま、ある連中のお陰で村は開放されたがな。だが、海軍の連中はその事をもみ消した!!何事もなかったかのように!!!俺や妹や村人が…8年間…どんな生活を送ってたか!!!あんたら海軍はそれを世間に洩らさなかった!!!!それでもお前…海軍は絶対正義を掲げるのか!!!!!言ってみろ!!!たしぎ!!!!!」

俺は我慢できず、関係ないたしぎに向かって叫んだ。過去を話している内に、感情が抑えきれなかったんだ。

たしぎ「……」

しかしたしぎは、何も言わなかった。いや、言えないんだ。

ユウ「何も言えないか。そりゃそうだろな。自分が信じてた海軍で、そんな事が行われていたなんて知る由もないだろうからな。だから俺や妹、そして村の連中は海軍が嫌いなんだよ!!!!何が絶対正義だ!!何が悪を根絶やしにすべしだ!!!そもそも、天竜人の言いなりになり、奴隷等を黙認してる時点で、お前ら海軍も俺からしたら、村を襲ってる連中と同じだよ!!そんな奴が、正義を名乗ってんじゃねぇ!!!!!!!」

『……』

たしぎを始め、後ろに箱や檻に入ってる連中は、誰も何も言わなかった。

ユウ「最も、あんたじゃ俺には勝てないけどな」

たしぎ「!?」

その言葉に、たしぎは顔を上げる。

ユウ「俺が話したことで、自分の正義を見失ってる時点で…お前は俺に勝てるはずない!!」

たしぎ「バカにしないで下さい!!」

そう叫び、たしぎは持ってた刀で俺に斬りかかって来る。

ユウ「だから…甘いって言ってんだろが!!」

俺は魚人空手で、素早くたしぎの背後に周り、気絶させた。

ユウ「だから言っただろ…お前じゃ俺には勝てないって」

そして、気絶したたしぎを檻に入れてる海兵の前に置く。

ユウ「後数分もすれば檻や箱は解ける。じゃあな」

そして俺は、レインディナーズに向かった仲間と合流するために箒で飛んでいったのだった。 

 

救出作戦?前編

たしぎと別れた俺は、レインディナーズを目指している。

ユウ「やれやれ。少し時間をとられたな」

愚痴りながら歩いてると、向こうからビビとロビンがやって来た。

ビビ「ユウさん!!」

ロビン「!?」

ロビンは、ここで俺と会うとは思っていなかったらしく、珍しく表情を歪める。

ユウ「ビビ!?それにお前は…ビビに何してるんだ?」

ロビン「…今から彼女をボスの所に連れて行くのよ」

ユウ「ほぅ」

俺は少しだけ気を集中させる。

ユウ「いいのか?そんな大事な事を俺に言って。それを聞いて『はいどうぞ』って見逃すとでも?」

俺はロビンの周りに剣を浮かべる。

ロビン「!!?」

ユウ「ニコ・ロビン…お互いハッピーになる方法が1つだけある」

ロビン「…なにかしら」

ユウ「お前、仲間にならないか?」

「「!!!?」」

俺の提案に、ロビンは愚かビビまで驚いている。そりゃそうだろな、今現在王国を滅ぼそうとする敵のナンバー2を仲間にするなんて言うとな。

ビビ「何を言ってるんですかユウさん!!この女は、クロコダイルと一緒にアラバスタを乗っ取ろうとしているんですよ!!」

ロビン「彼女の言う通りよ。何故そんな私を仲間なんかに」

ユウ「あぁ…普通ならそんな言葉が返ってくるよな。けど、思い出したんだよ。お前がどんな経緯で今までの人生を生きて来たかをな」

ロビン「!?」

ビビ「今までの…人生?」

ビビだけは、話すについていけずにいた。

ユウ「ビビ、俺が前にロビンの事を悪魔の子って言ったのを覚えてるか?」

ビビ「はい」

ユウ「ニコ・ロビンは、今は存在しないオハラって島の唯一の生き残りなんだよ。そのオハラって国では、世界政府により調査が禁じられている空白の100年やポーネグリフに関する研究も含まれており、学者達は政府にバレぬよう図書館の奥深くで研究を行っていた」

ビビ「……」

ユウ「そして、研究していたのが世界政府にバレ、オハラはバスターコールによって世界地図から消された。今歴史の本文(ポーネグリフ)を解読できるのは、そこにいるロビンだけだ。だから、当時子供だったロビンに7900万といった懸賞金がかけられたんだよ。子供にそんな金額をかけたんだ。当時の大人は、上手い事言って海軍に引き渡そうとしたはずだ。そんな連中を見れば、誰も信じる事なんて…」

ロビン「それ以上言わないで!!!!」

ロビンは、今までにないくらいの声で叫んだ。その光景にビビは驚く。

ユウ「……」

ロビン「それ以上…その話をしないで」

ロビンは昔の事を思い出したのか震えていた。俺はそれを優しく抱きしめる。

ロビン「えっ」

ユウ「今まで辛かったな。ガキの頃から、誰一人信用できずに生きてきて。ずっと裏で生きて来たんだな。けどよ、もうそろそろ表で生きてもいいんじゃねぇか?」

ロビン「……」

ユウ「お前が今まで出会った連中と俺達は違う。何があっても絶対に仲間を見捨てたりなんかしない。お前の事は…俺が命がけで守ってやるからよ」

ロビン「なっ///」

耳元でそうささやくと、ロビンは顔を真っ赤にしていた。

ビビ「……」

何故か俺の後ろで、鬼の形相でビビが睨んでいるけど…

ユウ「どうだロビン?仲間にならないか」

俺は手を差し出すと、ロビンはそれを握った。

ロビン「ええ…分かったわ。私、ユウの仲間になるわ」

ユウ「そうか!なら、これからよろしくなロビン」

ロビン「ええ」

こうしてロビンが仲間になったのであった。

ビビ「ユウさん~」

ユウ「!!?」

先程よりも更に怖い顔になっている。もう鬼を通り越して般若になっていらっしゃる~~~!!!!!!!!

ユウ「お、落ち着けビビ!!ってか、何でそんなに怒ってんだよ!?」

ビビ「ユウさんの…バカ~~~~~~~!!!!!!!!」

ユウ「ぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!」

俺はビビの拳骨を喰らいました。ってかビビ、あの一瞬だけなら普通に海軍大将にも勝てるぞ… 

 

救出作戦?後編

巨大なたんこぶを作りながら俺は、バレない様にビビとロビンの後を追いかけている。何故バレない様にかって?ビビから手痛い一発を貰って、それで出来たたんこぶまで消えないんだよ。姿を消しても、たんこぶだけ浮いてるって変な現象になるんだ。だから、隠れながら追いかけてるって訳だ。

ユウ「ったくビビの奴…思いっきり殴る事ないだろうが」

愚痴を言いながら追いかけてると、2人はレインディナーズに入っていった。

ユウ「店に入ったか。なら、俺は暫く店の中で待機だな」

少し経ってから俺も中に入る。

ユウ(すぐに行くわけにはいかないしな…)

ビビ達が入ってから10分程度しか経っていない。

ユウ「…暇つぶしに遊ぶか」

俺はスロットで時間を潰す事にした。それから暫くすると、店内が騒がしくなる。

「大変だ!レインディナーズの架け橋が落ちた!!」

何故だか知らないが、目の前の橋が落ちたらしい。でも、それならそれで連中が入ってこれないからいいか。

ユウ「さて、俺は出まくったメダルを課金しておらうか」

因みにメダルはドル箱で数が50あった。久々だから加減忘れちまった。店員を呼ぼうとしたら、サンジとビビがいたので呼び止めた。

ユウ「お~い」

ビビ「ユウさん!?」

サンジ「お前何してんだよ!?」

ユウ「時間つぶしにスロットで遊んでたらこうなった」

後ろに積まれたドル箱を見て、2人はひっくり返った。で、3人で持って全部課金してもらった。約5千万ベリーになりました。それをポーチに入れてルフィ達がいる部屋に向かった。途中でVIPと海賊ご一行と書かれた看板があったけど…もしかして…

「まさかな」

頭によぎった考えを振り払い、部屋に到着した。すると、ルフィ達は檻の中に入っていた。

ユウ「マジかよ…」

見ると、ナミまで捕まっている。ナミ…お前だけはないと思ってたんだが。

サンジ「食事中は、極力音を立てません様に…反行儀(アンチマナー)キックコース!!!!!」

サンジはいつの間にか、ワニに攻撃していた。

サンジ「オッス…待ったか?」

「「プリンス~~~~~!!!!!!!」」

ナミ「よかった」

ゾロ「バカやってねぇで、さっさと鍵探せ!!」

ゾロの言う通りだ。見た感じ、あの檻はワニでも壊せなかったようだしな。水も徐々に増えてる。時間がないな。

サンジ「ナミさ~ん!!♥ホ、惚れた~?♥」

ナミ「はいはい…惚れたからさっさとここ開けて!」

サンジ「ア~イ!!!」

ゾロ「果てしなきバカだな彼奴は」

ゾロ、その言葉に激しく同意するぞ。

ルフィ「ビビ~~!!!!ようやったぞ!!!!!!」

ルフィはビビに向けて親指を立てる。ビビも嬉しそうにやり返す。

ユウ「さて、どうやって開けるかな…」

ビビをお姫様抱っこしながら、俺は箒で飛ぶ。

ビビ「それは…鍵を飲み込んだバナナワニを見つけるしか」

ユウ「けど、その鍵本物か?国を乗っ取ろうとする奴だぞ?悪いが、俺なら偽物の鍵を見せるが」

ビビ「まさか!?でも、クロコダイルならやりかねない…」

だよな。なんか性格的にひん曲がってそうだし。その間にサンジは、スモーカーに言われ3番目に入って来たワニを蹴り飛ばす。すると中から変な物が出て来、それが割れると中からカラカラに干上がったMr3が出てきた。

ユウ「何で彼奴が?」

ビビ「おそらく、クロコダイルに」

ユウ「なるほど」

ま、あの干からび方からしてクロコダイルの仕業だろうな。で、ドルドルの力で檻の鍵を開けさせていた。全員が無事に出てきたのは良い。それと同時に部屋が水圧に耐えれなくなり、先程以上の水が侵入してきた。

ユウ「マズい!!?」

悪魔の実の能力者はカナヅチだ!水に飲み込まれたら…

ユウ「ガボッ!!」

そんな事を考えてる間に、俺達はあっという間に水の中に沈んだのであった。

「…ん!…ゃん!…て!!」

誰かの声が聞こえる。俺は目を開けると、ナミとビビがいた。

ナミ「お兄ちゃん!!」

ビビ「ユウさん!!」

ユウ「ここは…」

そう言うと、2人は俺に抱き着く。

ナミ「良かった~!!」

ビビ「心配しました~!!」

どうやら2人には心配かけたようだな。

ユウ「心配かけたな。2人が俺を運んでくれたのか?」

ナミ「そうよ。お兄ちゃんもルフィと同じ能力者だったの忘れてたわ」

ビビ「ですので、近くにいた私とナミさんが運んだんです。ルフィさんはサンジさんが、ウソップさんは自分で泳いでました」

どうやら、迷惑をかけたようだな。そんな話をしてると、ゾロがスモーカーを抱えて上がって来た。

サンジ「スモーカー!?おいゾロ!何でコイツを!!」

サンジは、思ったことを言う。勿論、助けられたスモーカーも同じ気持ちだろうな。持ってた十手をゾロに突きつけてるし。ゾロはゾロで、刀で防いでるけど。

ゾロ「…船長命令なんでな。俺はただ、船長の指示に従っただけだ」

なるほど。ルフィの指示だったか。あいつなら言いそうだしな。その言葉に何かを感じたのか、スモーカーは今回だけ俺達を見逃すと言ってきた。俺達はありがたくそれを受け取ることにした。

サンジ「さぁ行こう!アルバーナはどっちだ?」

ビビ「向こう!東へ真っ直ぐよ!!」

そして俺達は、アルバーナへ向けて走り出したのだった。 
 

 
後書き
ユウのヒロイン、他に候補があれば教えてください。漫画、アニメ、映画で登場するキャラ。
ハーレム候補で、気に入ったのがあれば入れようと思います。 

 

アルバーナに向けて

海軍に追われながら俺達は町の外に向かって走っている。

ウソップ「おい!もしかしてこのまま走ってアルバーナへ行くなんて事ねぇよな!?」

ルフィ「この町に馬小屋とかあったぞ!馬、貰おう!!」

ビビ「でも、町には海軍が…」

走りながらどうやって遥か東にあるアルバーナへ行くか話していた。

サンジ「ご安心あれ…前を見な!」

そう言われ俺達は前を見る。すると前方から巨大なカニに乗ったチョッパーとマツゲがやって来た。

ウソップ「カニ!!!?」

ユウ「デカいな!?」

ビビ「これは…“ヒッコシクラブ”!!」

ルフィ「うまそ~!!!」

俺達はデカさ等に驚いてたが、ルフィだけは通常運転だった。ってかルフィ…食うなよ。

ユウ「どっから連れて来たんだ?」

チョッパー「マツゲの友達なんだ!マツゲはこの町の生まれで、この辺には友達がいっぱいいるんだ!!エロいけど」

ビビ「凄い…ヒッコシクラブはいつも砂の中に潜ってるから、ほとんど幻のカニなのに!!」

ゾロ「コイツ結構速ぇんじゃねぇか?」

俺達はヒッコシクラブの上に乗る。

チョッパー「よ~し、行くぞ!!出発!!」

チョッパーが持ってた手綱で、ヒッコシクラブを走らせる。それと同時に、ビビが砂に引っ張られた。

ナミ「え!!?」

サンジ「なっ!?」

ゾロ「止めろチョッパー!!!」

ルフィ「ビビ!!()()()だ!!!」

素早く反応したルフィが、ビビを掴んでいた鉤爪からビビを離し、俺に投げる。俺はビビを優しくキャッチした。

ビビ「ルフィさん!!!」

ユウ「くそっ!!」

俺は素早くカードを使って、ルフィと入れ替えようとする。すると、ルフィが止める。

ルフィ「ユウ!!止めろ!!!」

ユウ「!!」

ルフィ「お前ら先に行け!!俺一人でいい!!ユウ、お前は副船長だ!!後は頼んだぞ!!」

ユウ「おいルフィ!!」

副船長って…今はじめて言われたぞ!?言うタイミングがあるだろが!!

ルフィ「ちゃんと送り届けろよ!!ビビを宮殿(ウチ)まで!!!」

ユウ「…チョッパー!俺達はこのままアルバーナへ向かう!!そのまま走らせろ!!」

チョッパー「わ、分かった!!」

ウソップ「おいユウ!置いてくのか!!?」

ビビ「ルフィさん!!」

ビビもルフィの事を心配している。俺だってそうだ。あいつはまだ覇気を使えない。そして、手ぶらだからクロコダイルに対抗できる水がない。

ユウ「……」

ナミ「大丈夫よビビ!!あいつなら大丈夫!!気の毒なのは()()()()の方!!今までルフィに狙われて…無事でいられた奴なんて1人もいないんだから!!ね、お兄ちゃん!!」

ナミの問いかけに俺は黙っている。

ナミ「お兄ちゃん?」

ユウ「…言っちゃ悪いが、ルフィは負ける」

『!!?』

俺の言葉に、全員が驚きの表情になる。

ナミ「な、なんで」

ウソップ「そうだよ!なんでルフィの奴が負けるって言うんだよ!!」

ユウ「ルフィの奴が、覇気を習得してないからだ」

ビビ「覇気?」

そっか。全員覇気なんて知らないか。俺は白ひげさんの船にいたから取得できたんだけど…

ユウ「覇気ってのは、悪魔の実で自然(ロギア)系に唯一対抗できるものだ。クロコダイルの奴は砂人間だ。普通の人間が砂に攻撃してダメージを与えられるか?」

サンジ「無理…だな」

ユウ「そうだ。自然系の能力者には武装色の覇気で対抗するんだ。こんな感じにな」

俺は腕を覇気で黒くして皆に見せる。

ナミ「それじゃあ…」

ルフィ「残念だが、今のルフィにはクロコダイルに対抗する手段は何もない。自然系に対抗するには、覇気を取得するか、相手の弱点になる物で攻撃するかだ。今回の場合、クロコダイルは砂だ。なら、弱点は水だ」

ゾロ「おい、水なんてあいつ持ってなかったぞ!!」

ユウ「そうだ。だから俺はあの時カードを使って、俺とルフィを入れ替えようとしたんだが…」

ナミ「先にルフィに言われて止めたって訳ね」

ユウ「そういうことだ」

その言葉に、全員は黙ってしまう。

ユウ「だが幸い、ロビンも一緒にいた。勝てる事はないが上手くしてルフィをアルバーナに連れて来てくれるはずだ」

ナミ「ちょっと待って!なんで敵のあいつがルフィの事を助けるのよ」

そう言えばまだビビ以外には説明してなかったな。俺はあの時起きた事を全員に話した。それを聞いた一同は安心していた。ま、サンジだけは目をハートにしてたが。

ナミ「…なるほど」

ナミとレモーネはビビから話を聞いていた。…ちょっと待て、なんだか嫌な予感がするんだが。恐る恐る振り返ると、あの時のビビと同じ様に物凄いオーラを出していた。ウソップとチョッパーはお互い抱き合いガタガタ震えていた。ゾロやサンジですら冷や汗を流している。ってお前ら、俺から距離を取るな!!1人にするな!!!

ナミ「お兄ちゃん…」

ユウ「な、なんでしょうかナミさん」

余りの恐怖に、俺は敬語で話していた。

レモーネ「ちょっと話を聞かせてもらおうかしら?私達三人に」

レモーネさん!?いつの間に覇王色の覇気を取得したのですか!?いや、お前だけじゃない。ナミやビビまでも!!?俺死ぬ!死んじゃいます!!見ろよ!ウソップの奴気絶したぞ!!チョッパーは動物の勘が働きガードポイントになってるし!!

ユウ「えっと…」

「「「フフフフ…」」」

逃げたい。寧ろクロコダイルの相手の方が数億倍マシだ!!

ユウ「ちょ…やめ…ぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!」

こうして私は星になりましたとさ 
 

 
後書き
まずい…変なパターン化してる気が… 

 

アルバーナへ!そして遂に…

色々あったが、俺達はルフィを残してアルバーナに進んでいる。その道中色々あった。ヒッコシクラブは川を渡れない為、ナミが着てた踊り子衣装を見せてスピードアップさせた。所謂エロパワー。だが現実は残酷でエロでパワーアップしても無理なのは無理だった。で、大ナマズに出くわしたが、最初に会ったクンフージュゴンに助けられ向こう岸に渡る。そこからはカルーが隊長をするカルガモ部隊に乗りアルバーナに走る。ようやく到着すると、既にB・Wのメンバーが待ち構えていた。

ユウ「さて、それじゃああの作戦でいくぞ!」

『おう!!』

その作戦とは、全員が同じ装束を纏って、敵を錯乱させる作戦だ。それが見事にハマり、五人いたエージェントは2人三班に別れたナミ達を追いかけて行った。

ユウ「上手くいったな」

レモーネ「そうね」

ビビ「後は、もう目の前に迫っている反乱軍を止めないと…」

俺とレモーネは、ビビに万が一が無いように待機している。カルーもビビりながらも一緒にいる。男だな。

『うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!』

ユウ「流石に、あれだけの数がいると大地も震えるな」

レモーネ「……」

俺はまだ慣れてるが、レモーネは流石にビビるか。

ビビ「止まりなさい!!反乱軍!!!この戦いは仕組まれているの!!!!」

ビビが反乱軍に向けて、力いっぱいの声で叫ぶ。すると、俺達と反乱軍の間に砲撃が落ちた。

ビビ「!?」

レモーネ「うそ!?」

ユウ「誰がこんなマネを!!」

俺はすぐに砲撃があった場所を見る。すると、砲撃は国王軍からだった。

ビビ「なんて馬鹿な事を!!」

ユウ「おかしい。いくら何でもおかしすぎる」

レモーネ「もしかして…」

レモーネが何かを思い出したようだ。

ユウ「何か心当たりがあるのか?」

レモーネ「組織にいた時、反乱軍と国王軍にオフィサーエージェント達の部下を紛れ込ませてあるって聞いたことがあったわ」

ユウ「なるほど。反乱軍ならともかく、普段から訓練など十分してる国王軍が砲弾の発射をミスるのは低いな。しかも、図ったあのように俺達と反乱軍の間に煙を立ち込めさせるとはな」

ビビ「そんな…」

ユウ「!!」

俺は素早くレモーネを抱きかかえ、箒で真上に飛び上がる。その時、カルーが俺にビビを投げてきた。

カルー「クエ~!!」

ユウ「……」

ビビ「カルー!!!!」

ビビを護る為に、カルーは自分を犠牲にしてまで俺にビビを託した。俺は上空からカルーがいた場所を見つめていた。そしてついに反乱軍と国王軍の戦いが始まったのだった。

ビビ「カルー!しっかりして!!」

俺達は地面に下り、ビビはカルーの側に駆け寄る。

「ビビ!!」

すると、馬に乗ったウソップがやって来た。

ウソップ「無事だったか」

ビビ「ウソップさん!!」

ウソップ「その鳥はもう駄目だ!急がねぇと反乱は酷くなる一方だぞ!!」

「「!?」」

俺とビビは、ウソップのある言葉に反応する。こいつ、今なんて言った?カルーの事を鳥って言ったよな。

(まさか!?こいつ、偽物か!!)

俺はウソップが偽物と気づき、ビビに近寄ろうとする前にそいつの前に剣を投げる。

ウソップ「!?」

当てる気は最初からなかったから、掠らせる程度だけどな。

ウソップ?「おいおいユウ、いきなり何すんだよ!!」

ユウ「いきなり何する…か。ウソップ、お前今なんて言った?『この()()』って言ったよな?」

ウソップ?「それがなんだよ?」

ユウ「悪いが、()()()()()()()は、仲間であるカルーの事を名前で呼んでるんだよ」

ウソップ?「……」

俺の言葉に偽物のウソップは黙る。

ユウ「となるとだ、そこまで巧妙に変装できるのは…B・Wオフィサーエージェントの、Mr2のマネマネの実の能力って事だ!!」

俺は素早く出した剣を、変身したウソップに放った。しかし攻撃は当たらずに避けられる。

Mr2「よ~く分かったわねぃ!何でバ~レたのカ~シラね~い♥」

ユウ「さっきも言ったが、カルーの事を鳥呼ばわりしたのが一番の要因だ。ま、他にも確認する方法はあったがな」

Mr2「な~るほどね~ぃ」

「「……」」

俺とMr2はお互いを睨み合う。

ユウ「レモーネ、ビビ達を連れて宮殿へ行け!!」

「「!?」」

俺の言葉に2人は驚く。

ユウ「コイツは俺が足止めしておく!その間に行け!!」

レモーネ「…分かったわ!」

ビビ「ユウさん…無事でいて下さい!!」

そして2人は走り出した。カルーもボロボロの身体で一緒行く。

ユウ「さて、お前の相手は俺…」

「ボン様~~!!!!!!!」

すると、遠くの方からボンクレーを呼ぶ声が聞こえた。徐々に姿が見えると、アフロで髭の剃り跡が濃くムキムキなオカマが登場した。

ボンクレー「プリちゃん!来てくれたのねぃ!!」

プリと呼ばれるオカマがやって来た。

「はい!このぷりぷりプリズナー、ボン様の為なら例え火の中水の中!!」

ぷりぷりプリズナーって、見た目と名前があってないし!!しかし、1対2は厳しいな…

「よう、手を貸そうか?」

俺の後ろから声が聞こえた。振り返ると、そこにいたのは…

ユウ「サンジ!?何でお前が」

サンジ「ビビちゃんとレモーネちゃんに頼まれてな。お前がオカマ野郎の足止めをしてるってな」

ユウ「そうか。だが、丁度いいタイミングだ!これで2対2だ!!」

俺とサンジ対ボンクレ―とプリズナーの戦いだ。

サンジ「俺はMr2をやる。もう1人にムキムキオカマ野郎は任せるぜ」

ユウ「了解だ」

ボンクレー「あ~ら!随分と余裕ねぃ」

プリズナー「そうですねボン様」

「「あちし(私)達の力見せてあげるわ!!」」

そして、いよいよ男とオカマの戦いが始まる… 
 

 
後書き
オカマキャラを探していて、このキャラを登場させました。

ま~、この戦いでやられても問題なさそうなので選びました。ワンパンマンのファンの方、ごめんなさい!<m(__)m>

アンケートは、まだ続けるつもりです。

上位5名を乗せておきます。

ハンコック 7票
モネ    7票
バカラ   6票
カリーナ  4票
ペローナ  2票

5月21日の結果です。10票くらい集まったらそのキャラを入れようと思います。

ですが、匿名希望の方が多く、同じ方が入れてる可能性もありますけど…(;^_^A 

 

ユウvsプリズナー

ユウ「さて、俺の相手はお前だが…」

プリズナー「あら、私の相手は貴方なの。波動使いのユウちゃんね」

ユウ「俺の事を知ってるか」

プリズナー「ええ、気になる男は調べてあるのよ。貴方の船長や海賊狩りのゾロちゃんなんかもね」

気になる男って…やべっ!今物凄い寒気がした。この時、ゾロ等も寒気を感じたそうな…

プリズナー「さて、まずは半分程度の力で様子を見ようか!!」

すると、プリズナーが来てた服上半身部分が破けた。

プリズナー「!?ああ~!!ボン様から貰った大切な服が破けた~!!!よくも私の大切な服を!!」

ユウ「いや、お前が自分でやったんだろが!!」

自分で破った服を俺のせいにされても困るわ!!

プリズナー「許さない…許さないわ!!」

そう言いながら俺に突っ込んでくる。

ユウ「チィ!!」

俺は攻撃を避ける。

プリズナー「!?」

ユウ「隙を見せたな!三千枚瓦回し蹴り!!」

俺の蹴りがプリズナーの腹にめり込む。

プリズナー「あうっ!!」

そのまま吹き飛ぶ。で、フラフラになりながら立ち上がる。

(…弱ぇ~!!)

こいつ、B・Wの一員だよな?

プリズナー「フフッ、やるわね。流石は懸賞金六千万なだけはあるわね」

「いや、逆に聞くがお前よくその強さでB・Wの組織に入れたな」

プリズナー「そう思っていられるのも今の内よ!!見せてあげるわ!!変身!!」

こいつ、変身するのか!?マズい、普通に考えればさっきよりパワーアップするのが普通だ。って事は、さっきのは演技?侮れないかもな…

プリズナー「ぷりぷりプリズナーエンジェルスタ~イル!!!」

『!!!?』

変身した姿を見て、俺を始めとする近くで戦ってたサンジやボンクレ―までもが目を見開いた。何故かって?だってお前、目の前で全裸になられたら誰だって…

サンジ「オエッ!!」

ボンクレー「プリちゃん…流石にないわ~」

ユウ「同感だ」

誰もが、全裸になっただけのプリズナーにツッコみをせずにはいられない。

プリズナー「どうかしら?変身した私のエンジェルスタイル」

ユウ「どこがエンジェルなのかを説明してほしい気分だ」

プリズナー「こうなった私は最強よ!フン!!」

そう言いながら全裸でポーズをとるプリズナー。

ユウ「……」

プリズナー「いくわよ!!」

全裸の格好で俺に突っ込んでくるプリズナー。

ユウ「そんな恰好で…俺に近付くんじゃねぇ!!!」

俺は構える。

ユウ「魚人空手…鮫瓦正拳!!!!!!!!」

俺はジンベエから教わった魚人空手で、初めて使う技だった。けど、プリズナーの気持ち悪さが原因かは知らんが、衝撃波を出し空の彼方にプリズナーは吹き飛んでいった。

ユウ「ふぅ…」

マジで気持ち悪かった…

ユウ「あの光景…夢に出そうだ」

暫く1人で寝れないな。

ユウ「…ナミと一緒に寝させてもらお」

俺はそう決めた。

サンジ「おう、終わったな」

サンジもどうやら勝ったらしい。盗まれたウソップのゴーグルを持っていた。

ユウ「まぁな。けど、そっちは随分とボロボロだな。こっちは見掛け倒しだったからな」

サンジ「だな。けど、流石にあれは…」

ユウ「それ以上言うな」

サンジ「わりぃ」

そんな会話が行われたのだった。 

 

全員集合!!

ボンクレーとプリズナーとの戦いが終わり、俺とサンジは怪我をしたウソップにチョッパー、そしてラクダのマツゲと合流して町中を走っている。

サンジ「おいウソップ、お前何泣いてんだ」

ウソップ「だってよ~、あのモグラババア、ルフィが死んだなんてほざきやがって!」

チョッパー「ホントなのかな」

ユウ「お前らは敵の言葉をそのまま信じるのか?」

ウソップ「信じる訳ねぇだろ!バカ野郎!!」

チョッパー「俺だって信じてねぇぞ!!」

そうだ、それでいいんだ。敵の言葉にのせられなきゃな。

サンジ「なら、その涙と鼻水はしまっとけ。この砲弾の音が止むまでな」

そのまま俺達は王宮目指して走る。到着すると、既に人がいた。

チョッパー「あああああああああ~~~~~~~!!!!!!!ルフィが生きてるぞ~~~~!!!!!」

ビビ「トニー君!!」

ウソップ「何ィィ!!?ルフィ~!!」

それぞれが宮殿前集まる。ってかウソップ、お前前進罅や折れてるのに立てるのがすげぇよ…

ビビ「ウソップさん、サンジさん。それに…ユウさん!!」

俺を見つけたビビは俺に抱き着く。

サンジ「ユウ!テメェ~!!」

ナミ「お兄ちゃん!!」

レモーネ「ユウ!!」

すると今度は、背後からナミとレモーネまでもが抱き着いてきた。

ユウ「ナミ!レモーネ!無事だったか!!」

ナミ「当然よ!お兄ちゃんの無事そうね」

レモーネ「応援間に合ったみたいね」

ユウ「ああ、ありがとうな」

俺は、サンジを応援に寄こしたビビとレモーネの頭を撫でる。

サンジ「う、ウオオオオオオオオオ!!!!!!テメェ羨ましい事を~~~~~!!!!!!!」

サンジは俺達の光景を見て、ORZのポーズをしながら地面を泣きながら叩いていた。

ウソップ「諦めろサンジ。お前の入る余地はない」

サンジ「うるせええええええええ!!!!!!!」

ウソップ「グハッ!!や、やめろ…サンジ。お、俺は…怪我人」

両肩を掴まれ前後に揺らされたウソップは倒れた。

チョッパー「ウソップぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!?医者ァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

「「いやお前だろ」」

俺とウソップのツッコミがさく裂した瞬間でもあった。

ルフィ「悪ィみんな、俺()()()にいっぺん負けちまった。だから、もう負けねぇ!後よろしく」

ゾロ「さっさと行ってこい」

サンジ「そうだ」

ウソップ「お前が勝てなきゃ誰が勝てるってんだよ!」

ユウ「ケリつけて来い…ルフィ!!」

ルフィ「ああ。終わりにするぞ!!全部!!!!」

『おぉし!!!!!!』

そしてルフィは、クロコダイルの所に跳んで行き、一発仕返しに殴った。

ユウ「ルフィの奴、あいつの弱点に気が付いたみたいだな」

ナミ「それじゃあ!!」

ユウ「ああ。恐らくロビンからの助言もあったと思うが、負ける事はない!!」

俺はルフィが背負ってた水の樽を見てそう確信した。

ユウ「さぁ!俺達は俺達で出来る事をするぞ!!」

ビビ「皆聞いて!!後10分でこの広場が吹き飛ばされるの!!急いで砲撃手を探して!!」

『!!?』

ビビがクロコダイルから聞いたことを俺達に伝える。

ウソップ「砲撃主を探すって、どうやって!!?」

ゾロ「考えてる暇はねぇだろ!!時間はあと10分しかねぇんだ」

ウソップ「でもお前、直径5kmって事は少なくともここから2.5km離れた所から狙ってるんだろ!?」

ビビ「いいえ違う!!おそらく…砲撃手はこの広場の近くにいるわ」

『!?』

ビビの言葉に俺達は驚く。当たり前だ、5km四方を吹き飛ばすほどの代物だ。それを巻き添えを喰らう近くにいるとは考えていなかったからだ。

ウソップ「何でだよ。そんな事したらその砲撃手ごとドカーンと…!?」

ユウ「なるほど、そういうことか」

ナミ「()()()()男だって事ね、クロコダイルは…」

チョッパー「味方が死んでもいいのかよ!?」

レモーネ「ボスなら考えられるわ。何せ、失敗した私でさえ消そうとする男よ」

ビビ「……」

元B・Wの一員だった2人は、苦い表情になる。

サンジ「食えねぇ野郎だ…」

ペル「!?」

ゾロ「じゃあさっさと…!?」

ユウ「ビビ伏せろ!!」

俺は叫び、ビビを攻撃する敵はゾロとサンジが止める。素早く俺の側にビビを来させる。

ウソップ「うげぇ!!?」

「見つけたぜビビ王女ぉ!!!」

「お前を殺せばどこまで昇格出来る事やら」

ユウ「悪いサンジ、煙草一本くれるか?」

サンジ「あ、ああ」

俺はサンジから煙草を一本貰い、一服する。そしてビリオンズ達の前に立つ。

ユウ「くだらねぇな」

「なに?」

ユウ「昇格目当てで人殺し。実にくだらねぇ」

「な、なんだと!?」

ユウ「そもそも、お宅らの会社のボスは、残念だがウチの船長に負けるんだ。その時点で、会社は潰れ昇格もない」

「ふざけんな~!!!」

俺の言葉を聞いて男達は、一斉に俺に攻撃してくる。けど俺は見聞色でそれを簡単に避ける。

「クソッ!!全然当たらねぇ!!!」

ユウ「おいおい、当てる以前にそんな武器で俺に戦いを挑んだのか?」

「何を馬鹿な事を…はあっ!!?剣が木の棒になってる~~!!?」

敵の1人がそう叫ぶ。

「俺はメガホンだ!!」

「俺はちくわだぞ!!」

「こっちはゴボウだ!!」

「一体全体どうなってんだ!!!」

ユウ「どうなってる?」

俺は箒でビリオンズの上空に飛ぶ。

ユウ「種も仕掛けも…ございません!!」

俺はそう言いながら指をパチンと鳴らす。すると、下にいたビリオンズが巨大な檻の中に閉じ込める。

「なんだこの檻~!!」

ユウ「その中で、海軍が来るまで大人しくしとくんだな」

俺はそう言い、皆の元に戻る。

ユウ「ん?なに鳩が豆鉄砲喰らったような顔してんだよ」

ウソップ「いや…何でって」

ゾロ「お前の能力、どこまで規格外なんだよ」

チョッパー「すげ~ぞユウ!!」

何故そんな顔されなきゃならんのだ。チョッパーだけは尊敬の目で見てくれてるけどさ。

ユウ「今はそんな事を言ってる場合じゃないぞ!!急いで砲撃手を探すんだ!!」

『おう!!』

そして俺達は散り散りに探す。

ユウ「くそっ!!砂塵で視界を防がれてる上に、反乱軍と国王軍の戦いが邪魔だな!!」

俺は走るのを止め、箒で空に飛び上がる。

ユウ「どこだ!砲撃手はどこにいるんだ!!」

周囲の建物の屋上などを探すが、それらしき人物や物は見当たらない。

ユウ「ん?あれは…」

下を見ると、ルフィと確かたしぎって言ってたな。2人が話しておりたしぎは何処かに指を指しその方向にルフィは走っていった。

たしぎ「…何が正義!何が…海軍本部!!」

ユウ「分かったか?テメェの無力さが」

たしぎ「!?貴方は」

俺はたしぎに話しかけた。

ユウ「どんな気分だ?正義を名乗ってる海軍が、海賊に力を借りなきゃクロコダイルやニコ・ロビンすら退治できない様は?」

たしぎ「…笑いたければ笑えばいいですよ」

ユウ「……」

たしぎ「貴方の言う通りです。私は、今まで海賊を捕まえ人々を助けることが大切だと教わりました。ですが、貴方やスモーカーさんに言われました。『自分の正義を貫け』と。私…何が正義で何が悪なのか…もう分かりません。分からないんです」

たしぎはそう言いながら、涙を流し始める。

たしぎ「私が行ってきた事は、全部無駄だったんでしょうか?」

ユウ「さぁな。俺は海賊だ。お前ら海軍が嫌ってるな。けどな、俺の考えだが海賊は二種類いると思っている」

たしぎ「二種類…」

ユウ「ああ。1つはひとつなぎの大秘宝(ワンピース)のみを求め冒険する奴等。それが俺達だ。そしてもう1つは、村や町などを襲って人々から金品や、最悪命まで奪うクズな連中だ。俺の村がそうだったようにな。確かに海軍からしたら、同じ海賊だと言われるだろうが、クズな方は言っちゃ悪いが天竜人と同レベルだ。自分さえよければいいと思ってる連中だよ」

たしぎ「……」

ユウ「海賊である俺の言葉を聞きたくなきゃ流してくれ。海軍にいてそのまま言いなりになり人生を過ごすか、自分の正義を見つけて、時によっては海軍を裏切るぐらいの気持ちで生きていくかを考えな。でなきゃ、お前もクズ共と同じ事になるぞ」

俺はそう言い残し、箒で砲撃手探しの続きを始めた。











たしぎ「……」

私は今、波動のユウの言葉が頭の中で響いていた。自分の正義…確かに今までそんな事考えた事なかった。あの人に言われた通り、上司であるスモーカーさんの命令を聞き、さらに上の人からの指示に従っていた。けど、私が最もショックだったのは、彼の村が海賊に襲われ海軍がそれを黙認していたという事だ。海賊を捕まえ市民の安全を守る海軍が、海賊から賄賂を貰っていたなんて。

たしぎ「私は…どうすれば」

その時、彼とスモーカーさんの言葉が頭をよぎる。

『自分の正義を貫け』

この言葉は、今の私の心に響いた。…うん!決めた!!私は私の正義に従って、貴方を捕まえます!!

たしぎ「私に説教したんです!!その責任はとってもらいますからね!!覚悟して下さい!ユウ!!!」

私は…貴方に救われました。ですので、私以外には絶対に捕まらないで下さい!! 
 

 
後書き
つぶやきに、ユウのヒロイン確定した人物を書きました。

気になる方はそちらの方へ 

 

決着!

ユウ「後2分!!どこだ!砲弾は何処だ!!」

イライラしながら砲撃手を探していると、ウソップからの合図を確認した。

ユウ「あそこか!!」

急いでそこに向かう。到着した場所は時計台だ。

ユウ「ビビ!!」

ビビ「ユウさん!!」

ナミ「お兄ちゃん!!」

レモーネ「ユウ!!」

ユウ「ゾロとサンジの姿が見えないが…まぁいい。で、砲撃手は見つかったのか?」

ビビ「ええ!間違いなく砲撃手は時計台にいるわ!!」

時計台を指差しながらそう答える。すると、時計の部分が開いていく。そして、そこから声が聞こえた。

サンジ「ナミさ~ん!ビビちゃ~ん!!レモーネちゃ~ん!!」

ゾロ「お前達、そこにいたのか」

ウソップ「って、なんでそんなとこにいるんだよお前ら!!?」

確かに。砲撃手探してたのは分かるが、何で中に入ってるんだよ。

「ゲーロゲロゲロゲロ」

「オホホホホホホホホ」

そんな笑い声が時計台から聞こえて来た。

ナミ「なにあれ!!」

レモーネ「あれは!!」

ビビ「Mr7!!?」

まだ残っていたのか!?どうする…時間は既に1分を切っている!間に合うか…ええい!とにかく行動だ!!

ユウ「ビビ!!」

ビビ「えっ!?」

俺は素早くビビを抱きかかえ、箒で砲弾の場所に跳んで行く。

ユウ「敵は俺が引き受ける!お前は導火線を頼む!!」

ビビ「…分かりました」

ナミ「お兄ちゃん!?ビビ!?」

ナミが何か言ってたが、今はそんな場合じゃない!!

Mr7「オホホホホ!何をする気かな?」

しまった!!見つかった!!

ユウ「おらぁ!!」

俺はトランプを敵に投げる。

「ゲロー!?」

避けられたか。だが、それでいい。さて…

ユウ「後は頼んだぞビビ!!」

俺はそう言うと、俺達の周りをトランプで覆う。

Mr7「み、見えない」

「撃てばいいんだよ!!」

2人は俺目掛けて発砲する。今の俺はビビを送るのでいっぱいいっぱいだ!!そのまま銃弾は俺を貫いた。

ユウ「ガハッ!!」

ナミ「お兄ちゃん!!!!」

レモーネ「ユウ!!!!」

ナミ達は叫んでいる。だが…

ユウ「なんてな♪」

俺は、相手が撃つことは既に分かっていたから、能力を使って俺が撃たれたように見せた。

「アンタ、撃たれたはずじゃ!?」

ユウ「種も仕掛けも御座いません♪さて…チェックメイトだ」

Mr7「なに!?」

背後に振り返ると、先程投げられたトランプと入れ替わりビビが立っていた。

「ミス・ウェンズデー!!?」

ビビ「孔雀一連(クジャッキーストリング)…スラッシャー!!!!!」

「「!!!?」」

ビビの攻撃は見事に命中し、2人は時計台から落ちていった。

ユウ「間に合ったか?」

俺はビビの所に下りていく。しかし、ビビの顔は絶望の表情だった。

ユウ「ビビ?」

ビビ「ユウ…さん。砲弾が…時限…式」

ユウ「!?」

俺は急いで中を確認する。すると、砲弾に時計が取り付けられていた。

ユウ「くそっ!!どこまでも!!!」

ペル「ユウさん!!ビビ様!!」

ビビ「ペル!!」

ペルも俺達の所にやって来た。

ビビ「大変なの!!砲弾が時限式で…もう時間が」

ペル「!!?」

その言葉を聞いて、ペルも驚く。

ユウ「…仕方ないか」

俺はある事をすることにした。

ビビ「ユウ…さん?」

ユウ「ビビ、今すぐ下に行け。ペル、ビビを頼んだぞ」

そう言うと、俺は箒を取り出し砲弾を下から吊り上げて飛び立つ。

ペル「まさか!?」

ペルは、俺がやろうとすることに気が付いたみたいだ。

ユウ「後は頼んだぞ」

そう言い残し、俺は空高く飛んで行く。

ビビ「ユウさん!!!!!」

飛んでいく俺に向かって叫ぶビビ。

ナミ「お兄ちゃん…まさか!?」

レモーネ「正気なの!!?」

ナミ達も驚いてるな。だが、もうこれしか方法はない。

ユウ「これくらい飛べば…」

俺は砲弾を持ち上げる。

ユウ「ふぅ…魚人空手、一本背負い!!!!」

空に向かって砲弾を投げ飛ばした。そして…












ドオ―――――――ン!!!!!!!!!!!!!!











巨大な爆発が、アラバスタ上空に広がる。

ユウ「まず…」

俺もそのまま爆発の余波に巻き込まれたのだった。 

 

俺の前に現れたのは・・・

ユウ「……」

暗い。それに、身体が動かない…ああ、そうか。俺は爆発に巻き込まれたっけ。って事は死んだのか。

『いえ、貴方はまだ死んではいません』

誰だ?

『私は、貴方をこの世界へ送った者です』

送った?どういうことだ??

『貴方は、前の世界で私達神のミスで命を落としてしました。そのお詫びに、今あなたがいる世界へ生を授けたのです』

新しい世界って…ちょっと待て。俺にはそんな記憶なんてないぞ。

『はい。それは私が貴方の記憶を封じていたからなのです』

何故だ?

『本来、新しい世界へ生を授けるという事は、前世での記憶が邪魔になる事があるのです。それを考慮して、貴方の記憶を封印したのです』

封印か。何で消さなかったんだ?新しい世界へ行くなら、前の記憶は必要ないだろ?

『本来はそうなのですが、もし記憶を取り戻した場合、貴方に授けた力を思い出す様にしていたのです』

力?

『はい。ですが、その力は本来この世界には存在しないものです。記憶を取り戻さずにいればよかったのですが、今回のようにこれから強い敵もいます。ですので、貴方に授けた力を解放しようと思い、こちらにお呼びしたのです』

なるほど。で、どんな力なんだ?

『それは、貴方が目覚めた時に記憶が思い出します』

そうか。…ん?ちょっと待て

『なにか?』

なぁ、俺がここに来る条件は何なんだ?

『ここに来る条件は、死んだもしくは死にかけている事です』

なるほど、死ぬか死にかけてる時だけ…おい~!!って事は俺死んだのか!!?

『いえ、死にかけているだけです』

どっちも同じだろうが~!!!!

『安心して下さい。この話が終われば貴方は目を覚まします。死ぬことはありません』

よかった~。それ聞いて安心し…

『ですが、早く目を覚まさないと本当に死んでしまいます』

ならとっとと目を覚まさせろ~~!!!!!!!

『それではごきげんよう。お元気で』

何処が元気になれるんだ~~~~~~!!!!まてクソ女神~~~~~~~!!!!!!!!そして俺の意識はそこで途切れた。






















ビビ「ユウさん!!目を開けて下さい!!」

ナミ「起きて!!起きてよお兄ちゃん!!!!」

レモーネ「ユウ!!貴方、私を守ってくれるんでしょ!!起きてよ!!!!!」

私は、未だに目を覚まさないお兄ちゃんに向かってそう叫んでいた。爆発に巻き込まれたお兄ちゃんをビビの護衛のペルって人が助けてくれた。そして、急いで私達の所にお兄ちゃんを連れて来たのだ。

サンジ「おいチョッパー!!なんとかならねぇのか!!!」

チョッパー「やってるよ!!だけど、出血も酷いし薬も足らない。ここじゃまともな治療ができねぇんだよ!!」

ゾロ「ならさっさと移動させるぞ!!」

サンジ「どこにだよ!!まともに薬が揃ってる場所あるのかよ!!」

ウソップ「じゃあどうするんだよ!!!!」

チョッパー「せめて、ユウが意識を取り戻してくれたら移動させることができるのに」

泣きながらチョッパーが言う。だから私達は、お兄ちゃんを目覚めさせるために声をかけていたのだ。

ユウ「うっ…」

すると、お兄ちゃんが目を覚ました。

ナミ「お兄ちゃん!!」

ユウ「ここ…は?」

ビビ「時計台下の広場です!!」

レモーネ「目を覚ましたのね!!」

ナミ「……」


















ユウ「ナミ?」

目を覚ました俺だが、ナミが急に抱き着いてきた。

ナミ「本当に…よかった」

ユウ「ナミ…」

ナミ「心配した!!また…いなくなると思って!!!」

そうか…アーロンにやられた時の事を思い出したのか。もう心配かけまいと思っていたのにな。悪い兄貴だ。

ユウ「……」

俺は泣きじゃくるナミを優しく抱きしめ。頭を撫で背中を撫であやす。流石にビビもレモーネも、その光景に何も言わなかった。

ユウ「大丈夫だ。もうお前達を置いていなくなったりしないから」

ナミ「グズッ…うん」

泣き止むまで、俺はナミをあやし続けた。俺が生死をさまよっている間の話を聞く。ルフィはどうやらクロコダイルに勝ったようだ。なら、後はやることは1つだ。

ユウ「ビビ、急いでコブラ国王を探して、民達を安心させてやれよ」

ビビ「はい!それじゃあ皆も…」

サンジ「ビビちゃん、分かってんだろ?俺達は札付きだよ。国なんてもんに関わる気はねぇ」

チョッパー「俺は腹が減った」

ナミ「勝手に宮殿に行ってるわ。ヘトヘトなの」

そしてビビは広場へと走っていった。それを見送ると、俺を含めた全員がその場で倒れた。

ユウ「お前らも無理して」

俺の膝を枕にして寝てるナミとレモーネを見ながらそう呟く。さて、どうするか…

「見つけたぞ!!」

ユウ「チッ!海兵か!!」

こんな時に!!

たしぎ「彼らを捕まえる事は許しません!!」

すると、聞いたことある声が聞こえる。

「曹長!!限られたチャンスです!!奴等が意識を取り戻しては我々の力では…」

たしぎ「これは命令です。今…あの一味に手を出す事は、私が許しません!!」

「な…何故ですか!?全員揃って今…格好の餌食なんですよ!!!」

ユウ「誰が…格好の餌食だって」

俺はフラフラになりながら立ち上がる。

たしぎ「貴方は…」

ユウ「よう。本当に俺達を捕まえなくていいのか?」

たしぎ「…はい。これが私の正義です!貴方達は、クロコダイルを私達の代わりに倒してくれました。そして、この国も救いました。そんなあなた達を捕まえたら、私の正義に反しますから」

ユウ「へっ…そうか」

俺はゆっくりとした足取りだが、たしぎに近付く。周りの海兵達は銃を向けてるがな。

ユウ「…いい顔になったな」

たしぎ「ありがとうございます。麦わらのルフィはスモーカーさんが捕まえるでしょう。貴方は、私が必ず捕まえます!!ですので、私以外には絶対に捕まらないで下さい!!」

ユウ「ああ、約束しよう」

俺はたしぎの頭を撫でる。

ユウ「じゃあな。自分の正義を死ぬまで貫けよ」

たしぎ「あの!!」

声をかけられ振り返る。すると、口元が妙に柔らかい。何故?

たしぎ「プハッ!!」

『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????????????』

周りにいる海兵達は驚いている。俺もようやく理解した。だって、たしぎが俺にキスしてるんだぞ?俺でも周りの連中と同じ反応するだろうな。

ユウ「なっ!?」

たしぎ「は、初めてですからね///」

そんな顔赤くして言うな!!!

ユウ「……」

俺は能力を使って、砂塵を巻き上げ全員を宮殿に移動させたのだった。

ユウ「キス…何で??それ以前に、ナミ達にバレたらやばい!絶対にバレない様にしないと…」

俺は到着した宮殿でそんな事を呟くのだった。 
 

 
後書き
女神から貰った新しい力。

この力について皆さんにアンケートを実施します。
その中でこの能力がいいと思えば投票して下さい。 

 

戦い終了後

ルフィもクロコダイルを倒し、アラバスタ王国に平和が戻った。俺達は、戦いの疲労などが溜まっており気絶していていた。だが、ルフィ以外のメンバーも起きはじめ、それぞれが思い思いの時間を過ごしている。

ユウ「ルフィはまだ寝てるか」

ナミ「そうね」

ウソップ「ま、仕方ねぇよ。クロコダイルとの戦い、相当激しかったらしいしな」

ユウ「そうか。ロビンは大丈夫か?」

あの後、ルフィと一緒にロビンも宮殿に運ばれていた。チョッパーに話を聞くと、胸に大きな傷があったそうだ。で、本人にも話を聞くとクロコダイルに貫かれたそうだ。

ロビン「ええ、船医さんのお陰でだいぶ良くなったわ。ありがとう」

チョッパー「バカヤロー!褒められたって嬉しかねぇぞ。コノヤロー♪」

「「嬉しそうだな」」

身体をクネクネさせ、笑顔で言われても説得力の欠片もないぞチョッパー。そして夕方、ようやくウチの船長が目を覚ました。

ルフィ「いや~~~~~~~~~!!!!!!よく寝た~~~~~~!!!!!!」

サンジ「起きて早々うるせぇなてめぇは」

ルフィ「あっ!!帽子は!!?帽子!!!腹減った~!!朝メシと帽子は????」

ユウ「ルフィ、朝飯じゃねぇぞ。もう夕方だ」

やれやれ、賑やかになったな。

ゾロ「おおルフィ、起きたのか」

トレーニングに行ってたゾロが戻って来た。

ルフィ「ああゾロ、久しぶり!!久しぶり??」

チョッパー「あっ!コラ!!お前またトレーニングしてきたんじゃないだろうな!!」

ゾロ「なんだよ、俺の勝手だろ」

チョッパー「ダメだったらダメだ!!俺は船医だぞ!!包帯も取るな!!」

ゾロ「動きにくいだろ、アレ」

チョッパー「動くなよ!!」

やれやれ、ウチの剣士は船医の言う事を聞かないな。

ユウ「おいゾロ、船医の言う事は聞いておけ。それに、完全に治っていない体でトレーニングは逆効果だぞ」

ゾロ「そうなのか?」

ユウ「ああ。体が傷を修復しようとしてるんだ。そこに、トレーニング等体に負担をかければ、治る傷も治らず余計に治療が遅れるだけだぞ」

ゾロ「…分かった」

やれやれ。本当に世話が焼ける一味だな。

ルフィ「久しぶり??」

ウソップ「ま、そういう気分にもなるだろうな。3日も寝てたら」

ルフィ「3日?俺3日も寝てたのか??」

すると突然黙りだすルフィ。なんだ??

ルフィ「俺は15食も食い損ねたのか!!」

ナミ「何でそういう計算は早いのアンタ」

ウソップ「しかも1日5食計算だ」

ユウ「ルフィ…人間は1日3食なんだぞ」

俺とナミは呆れながら言う。

ビビ「ふふふっ、食事ならいつでもとれるように言ってあるから安心して」

笑いながら言うビビ。すると、誰かが入って来た。

「船長さんが起きたって?後30分で夕食だから待っててくれないかい?1人で食べるより、皆で食べる方が美味いからね」

「「なっ!!?」」

俺とゾロは驚いた。

ルフィ「ちくわのおっさん!!生きてたのか!!!」

ゾロ「て、てめぇやっぱりそんな趣味が!?」

ビビ「違うの皆。彼女はテラコッタさん。イガラムの奥さんでこの宮殿の【給仕長なの】」

ウイスキーピークで別れたイガラムそっくりの人だった。いや、あの時女装してたし、最初は本人かと思ったけどさ。

テラコッタ「ビビ様と夫が世話になったね」

ゾロ「似た物夫婦にも程があるぞ」

ユウ「どう考えても、兄妹か姉弟にしか見えないぞ。元は赤の他人だろうが」

俺もゾロも、似すぎてる2人にそう言わざる終えなかった。

テラコッタ「よく食べると聞いてるからね。夕食までのつなぎに、果物でもつまんどいてくれるかい?」

ルフィ「分かった」

するとルフィは、カゴに大量に合った果物を一瞬で食べてしまった。

「「手品かよ!!」」

ユウ「おいルフィ!俺の十八番をとるな!!!」

『そっちもちげ~よ!!!!』

怒られてしまった。解せぬ…

ルフィ「おばちゃん、俺は3日分食うぞ!!」

テラコッタ「望むところだよ!!給仕一筋30年、若造の胃袋になんかにゃ負けやしないから存分にお食べ!!」

やれやれ。ルフィの食いっぷりを見てテラコッタさんの給仕魂に火が点いたな。そして30分後、俺達は大食堂でメシを食う。

ルフィ「んん!!んん!!!!ん~んん!!!!!」

ルフィはホッペをパンパンの膨らませながら飯を食っている。ゴムの力を変なところに使うなよ…

ゾロ「早く食え!なくなっちまう!!」

ウソップ「おいルフィ!!今俺の皿から取ったな!!!!」

ナミ「飛ばすな!!!」

ルフィ「んが!!!」

チョッパー「ハグハグ…モグモグ…」

サンジ「おいおい、そんなに慌てて食ったらお前」

ユウ「落ち着けチョッパー。量なら沢山あるんだからよ」

ビビ「ユウさん、これどうぞ」

ロビン「ユウ、これ美味しいわよ」

レモーネ「こっちも美味しいよユウ!」

それぞれが食事を楽しんでいた。まぁ、ルフィの近くは戦場だけどな。因みに俺の付近に来た場合は、フォークで刺すというオプションが付いてくるぞ♪で、既に被害者のルフィの手には、俺が刺したフォークの跡が残ってるぞ。

ゾロ「酒もっと貰えるか」

サンジ「こっちは水だ~!!」

案の定、チョッパーは無理に詰め込み過ぎたため喉を詰めていた。

ユウ「言わんこっちゃない。こっちにも酒くれ」

ビビ「ユウさん、どうぞ」

ビビが俺のグラスに酒を注いでくれる。

ユウ「ありがと」

レモーネ「ユウ!私も注いであげる♪」

ロビン「なら私も」

2人からも酒を注がれる。なんだろう…お互い牽制しあってる気が。そして食事は宴へと変わっていく。最初は周りにいた兵達も顔を引き締めていたが、徐々に崩れていき最終的には全員が笑っていたのだった。

ユウ「…本当に、この一味は面白いな」

俺は酒を飲みながら、宴を楽しんだのだった。それから、全員で宮殿内の大浴場にやって来た。

ルフィ「ウホ~~~~~!!!!!!!」

コブラ「宮殿自慢の大浴場だよ。本来雨季しか使わないのだがね」

ウソップ「スゲ~~~~~!!!!ゴージャス!ゴージャス!!」

サンジ「こりゃすげぇ」

ウソップ「俺が一番だァ!!!!!!」

ルフィ「いや俺だぁ!!!!!」

ルフィとウソップは、湯船に向かって走り出す。しかし途中で滑って頭を強打していた。

ユウ「ったく、少しは落ち着けよな」

イガラム「はははっ!ルフィ君らしいな」

ユウ「けど、あんたも無事でよかったな」

俺は横にいたイガラムに話しかける。

イガラム「こちらこそ、ビビ様と国を救って頂き感謝します」

ユウ「気にするな。俺達はビビの仲間だ。仲間の為に命かけただけだよ。それより、あんたも奥さんいるならあんま心配かけてやるなよ」

イガラム「お恥ずかしい」

そして俺達はそれぞれ風呂を満喫する。

サンジ「で、女湯はどっちだ?」

イガラム「アホか!言えるわけなかろうが!!ビビ様もおるのだぞ!!!」

コブラ「あの壁の向こうだ!!」

イガラム「国王コノヤロー!!!!!」

イガラムの言葉も虚しく、コブラ自身が教えていたのだった。ってかお前ら、ナミ達を覗く気か?

ユウ「おい」

俺は今までにない位の声で、覗こうとするルフィ達に声をかける。

ユウ「お前ら、本気で覗く訳ないよな?」

ウソップ「じょ、冗談だよ!!!」

ユウ「なら、あれはなんだ?」

俺は既に覗いてるサンジ達を見る。ウソップはこの世の終わりな顔になる。

ユウ「…お仕置きが必要みたいだな」

俺は指を鳴らすと、サンジ達の周りに大量の剣が登場する。

サンジ「……」

ルフィ「ユ…ユウ」

ユウ「お前ら…お仕置きの時間だ~~~!!!!!」

『ぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!』

男風呂で、ルフィ達の(ゾロ、ウソップを除く)叫び声が響き渡ったのだった。




















ロビン「あら?男湯の方が騒がしいわね」

レモーネ「大方、男連中がこっちを覗こうとしたんじゃないの?」

ビビ「ええっ!!?」

ナミ「多分それ正解よ。皆よく見て」

私は皆が巻いているタオルに目を向ける。

ビビ「あれ?」

ロビン「これって」

レモーネ「安全ピン??」

ナミ「多分お兄ちゃんの仕業ね。万が一タオルが取れないようにしたんだと思うのよ」

ビビ「そうなんですか?」

ナミ「おそらくね。お兄ちゃん、あれで結構嫉妬深いところあるからね。私達全員の裸を見られたくなかったんだと思うの」

そう考えると…嬉しいわね。他の皆も見ると、顔を赤くしていた。…はぁ、あの事皆に言っちゃうか。

ナミ「ねぇ」

ビビ「はい?」

ロビン「どうしたの?」

ナミ「皆…お兄ちゃんの事好きよね?」

そう言うと、ビビは顔を真っ赤にしていた。レモーネとロビンは当然と思ってるけど、ほんの少し顔を赤くしていた。

ナミ「そこで、皆に提案があるの」

レモーネ「提案?」

ナミ「ええ、それはね…」

私はあの事を皆に話相談する。

ロビン「分かったわ。それでいいわよ」

レモーネ「私も!!」

ビビ「で、でもユウさんに確認しなくていいんでしょうか?」

ナミ「いいのよ。そもそも、この話はお兄ちゃんが言い出したんだし」

そう言ってビビは納得した。さぁお兄ちゃん、覚悟しててね!! 
 

 
後書き
果たして、ナミ達が話し合った内容とは??







追記

現在、女神から貰った力を何にするかのアンケートを行っています。
ですが、このアンケートはログインしていない方達は回答できませんので、こちらに同じ内容を載せておきます。


ユウの新たな力

流派東方不敗【Gガンダム】

川神流奥義【真剣で私に恋しなさい!】

英雄達の宝具全種【Fate】

百式観音【HUNTER×HUNTER】

咸卦法、タカミチ・T・高畑の技【魔法先生ネギま!】

いっそのこと全部



もし、複数回答の場合は感想に書いて下さい。


その力を、悪魔の実として使用するか

使う

使わない





折角女神から貰った力ですし、バカげたものを書いてみました。
どれがいいか、非ログインの方達は感想に

ログインできる方達は、アンケートの方で答えて下さい。 

 

友達の為に

ルフィも目が覚め、俺達は今今後について話してる。

ルフィ「今夜!?」

ナミ「そう」

ルフィ「ここを出るのか?」

ゾロ「ま、俺も妥当だと思うぜ。もう長居する理由はねぇからな」

確かにゾロの言う通りだ。船長であるルフィが目を覚ました以上、ここに留まる理由はない。

サンジ「そうだな。海軍の動きも気になる」

ウソップ「ルフィ、お前が決めろよ」

ルフィ「よし!も一回アラバスタ料理を食ったら行こう!!」

『すぐ行くんだよバカ野郎!!!!』

ルフィ「ああああああああああ!!!!!!!!」

ロビンとビビ、レモーネ以外の全員から拳骨を貰ったルフィ。その声がアラバスタの夜空に響き渡った。ってか、殴った俺が言うのも変だけど、何段重ねになってんだ??トリプルの倍の6段重ねのたんこぶが出来上がっていた。

「失礼致します。あの、麦わらの皆さんに電伝虫が」

ユウ「相手は誰だ?」

「ボンちゃんという…方です」

サンジ「ボンちゃん…誰だ?」

ボンちゃん…どこかで聞いたぞ。何処だ?

ルフィ「まぁ…話してみようぜ」

代表してサンジが出る。

『モシモシィ!!!?モッシィ!!!?が~っはっはっは!!!あァちしよォ~~~う!!!あ、ち、シ~~~~~~!!!!!!』

サンジ「……」

サンジはそのまま無言で切った。おいおい…

電伝虫『ジリリリリリリリリリリリリ』

サンジ「何だよ!!!」

ルフィ「おうオカマか?俺達に何の用だ??」

今度はルフィが出る。ボンクレーだったのを何で俺は忘れてたんだ。

ボンクレー『アラ!?その声は麦わらちゃんね~い!!アンタ強いじゃな~い!!あちしぼっくらコイたわ!!そ~そ~、Mr2ってあちしの事呼んじゃダメよ。電波が海軍につかまったら、あちし大変だから!!』

チョッパー「今自分で言ったぞ」

ゾロ「用件を言え」

本当だよ。なんでこんな危険を犯してまで俺達に連絡してきたんだ?

ボンクレー『あ…そうそう。アンタ達の船あちしが貰ったから!』

『フザけんな!!!!!』

いきなり何言い出すかと思えばあのオカマ!!ん?ちょっと待て。船を貰ったって事は、多分ボンクレーの奴は、今現在俺達の船にいる。で、おそらくだが海軍の連中はアラバスタを囲むように軍艦を配備してる筈だ。って事は…

ユウ「なるほど。意外にいい奴じゃないか」

レモーネ「ユウ?」

ロビン「気が付いたのね」

どうやら、ロビンは既に俺が考えてた事が分かったようだ。で、電話が終わり俺達はメリーに向かう準備をする。

ビビ「ねぇ皆」

すると、ビビが俺達に声をかける。

ビビ「私…どうしたらいい?」

ユウ「……」

悩んでるか。当然だな。ビビは一国の王女だ。しかもコブラ王の一人娘。将来は誰かと結婚してこの国を守っていかないといけない。

ナミ「よく聞いてビビ。「12時間」猶予をあげる。私達はサンドラ河で船を奪い返したら、明日の昼12時丁度!「東の海」に()()()()船をよせる。おそらく停泊はできないわ。あんたがもし…私達と旅を続けたいのなら、その一瞬だけが船に乗るチャンス!!その時は…歓迎するわ!!海賊だけどね♪」

サンジ「君は一国の王女だから、これが俺達の精一杯の勧誘だ」

2人はそう言い終わると、窓から出されロープで下に下りていく。

ルフィ「来いよビビ!絶対来い!!今来い!!!」

ウソップ「やめろってルフィ!」

全員が下に行き、部屋に残ったのは俺だけとなった。

ビビ「ユウさん」

ユウ「……」

ビビ「私…どうすれば」

ユウ「それを決めるのはビビ、お前自身だ」

俺はそう言う。

ユウ「人生は一度きりだ。だから、誰かの意見を聞くんじゃなく、お前自身で決めろ。でないと、必ず後悔する」

ビビ「……」

ユウ「俺から言えるのはそれだけだ」

そして俺は、トランプを巻き上げビビの視界を奪い、部屋から消えたのだった。















ビビ「ユウさん」

能力を使って、ユウさんは私の前から消えた。部屋にはその時使ったトランプが散らばっていた。

ビビ「自分自身で決めろ…か」

あの時、ユウさんが来てくれと言ったら、私はついて行ったと思う。だけど、本人からはその言葉は貰えず、自分自身で決めろと言われた。でないと後悔する…確かにその通りね。

ビビ「うん!!私、後悔しない!!」

ユウさんに言われた言葉を胸に、私はパパの所に走るのだった。


















俺がナミ達と合流すると、既に出港準備が終わっていた。

ナミ「お帰りお兄ちゃん」

ユウ「ああ」

俺は自分の荷物を部屋に置く。因みに俺の荷物はナミ達女部屋に置かせてもらっている。何でかって?男部屋はぐちゃぐちゃしてて、勝手に使われかねないからな。

ナミ「ビビ…来るかな?」

ユウ「さぁな。自分自身で決める事だ。俺達がとやかく言って来ても、いずれ後悔する事になるからな」

俺はそう言い残して、出向までの間寝ることにした。暫くして、ナミが俺を起こしに来た。

ナミ「お兄ちゃん起きて!!!起きてったら!!!」

ユウ「んん~どうしたんだ?もう12時か?」

ナミ「寝ぼけてる場合じゃないのよ!!今軍艦から攻撃を受けてて、ルフィ達が対処してるけどまずいのよ!!これ以上攻撃を受けると、船が沈んじゃうの!!」

ユウ「攻撃って…砲弾とかはルフィ達で対処できるだろ?」

ナミ「いいから来て!!」

そのままナミに手を引っ張られ甲板に出る。すると、あちこちに鉄槍が刺さっていた。

ユウ「おいおい、これはまずいな」

ナミ「そうなのよ!!」

すると、鉄槍の攻撃が飛んできた。

ウソップ「ぎゃあああああ!!!また来た~~~~!!!!」

ユウ「任せろ!!」

俺は飛んできた鉄槍を風船に変えた。

ウソップ「た、助かった~!!」

ユウ「鉄槍は任せろ!!急いであの場所に行くぞ!!」

俺達は約束の場所に向かう。しかし、ボンクレーが何でその場所に行くかと言い、ナミが説明していた。

ボンクレー「…ここで逃げるは、オカマに非ず!!」

「「??」」

ボンクレー「命を懸けて友達(ダチ)を迎えに行く友達を…見捨ててオメェら明日食うメシが美味ェかよ!!!いいか、野郎共及び麦ちゃんチームあちしの言う事をよォく聞きねい!!」

ボンクレーはこう説明する。自分と部下が囮になるから、その間にビビを迎えに行けと。当然ルフィ達は反対するが、ボンクレーは聞かずそのまま行ってしまった。

「「「……」」」

ユウ「泣くな!!あいつの…友達の行為を無駄にするな!!お前ら、よく見ておけ。友達の為に命を懸けてくれる奴の姿を!!」

俺の声で、全員が海軍と戦っているボンクレー達を見る。

ボンクレー「男の道をそれるとも 女の道をそれるとも 踏み外せぬは人の道 散らば諸友 真の空に 咲かせてみせよう オカマ(ウェイ)…かかって来いや」

「…!!ヒナ屈辱」

ルフィ「ボンちゃん!!俺達…お前らの事絶っっ対に忘れねぇがらな~~~~!!!!!」

ルフィにウソップ、チョッパー、サンジはボンクレーの漢気に涙を流していた。

ボンクレー「散らば水面に いとめでたけれ 友の華」

ユウ「ボンクレー…あんたカッコいいぜ」 

 

さらばアラバスタ!そして・・・

 
前書き
ユウのヒロインに、新たにカリーナが加入する事が決定しました!!


これで今の所確定したのは、ハンコック、モネ、バカラ、カリーナとなっています。 

 
俺達は目的地の東の港に船を停泊させ、ビビが来るのを待っている。しかし、アラバスタに響くビビの声があった。

ゾロ「聞こえたろ今のスピーチ、間違いなくビビの声だ」

ルフィ「ビビの声に似てただけだ!!」

サンジ「アルバーナの式典の放送だぞ。もう来ねぇと決めたのさ」

ユウ「……」

ナミ「お兄ちゃん」

俺は黙って放送を聞いていた。しかし、時間は12時を回っていた。

ウソップ「おいマズい!!海軍がまた追って来た!!」

ゾロ「一体何隻いるんだよ!!」

ユウ「…仕方ない。ルフィ、出航するぞ」

俺は立ち上がりルフィに声をかける。その時、俺は持っていたネックレスを落とす。

ロビン「あら?これは??」

ユウ「ああ。万が一ビビが仲間になった時の為に用意した物だ。目くらましにな」

レモーネ「そのネックレスが?」

ユウ「ああ。ま、もう必要なくなったがな」

そう言いながら、ロビンからネックレスを受け取る。港から船が離れると…

ビビ「皆ぁ!!!」

『!!!』

ビビの声が聞こえた。

ルフィ「ビビ!!ホラ来たぁ!!」

ウソップ「船を戻そう!!」

チョッパー「海軍もそこまで来てるぞ!!」

ビビ『私は…この国を愛しています!!だけど、ある人が言いました。「人生は一度っきり、自分自身で決めろ」と!!アラバスタの皆、自分勝手な私を許してください!!私は…また皆と一緒に冒険に行ってきます!!!!!』

その言葉を聞いて、俺は動いた。

ユウ「ナミ、船はそのまま進めておけ」

ナミ「了解!迎えよろしくね♪」

ユウ「ああ!」

俺はナミにトランプを渡し、箒で港の方に飛んで行く。

ユウ「ビビ!!」

ビビ「ユウさん!!」

俺が到着すると、ビビは俺に抱き着く。

ビビ「私…自分で決めました!!皆と…ユウさんと一緒に行きます!!!」

ユウ「そうか…自分で決めたなら仕方ない!歓迎するぞビビ!!」

俺は抱き締めると、ビビが持ってる電伝虫を取る。

ユウ「あ~あ~、アラバスタ及び海軍の連中に告げる!!アラバスタの王女、ネフェルタリ・ビビは麦わら海賊団の副船長である波動のユウが頂いた!!」

俺の言葉を聞いた海軍は、驚きの表情になってるだろうな。

ユウ「いやいや、コブラ国王の娘は人を疑う事を知らない箱入り娘なようだ。まんまと私の罠にかかってくれたんだからな!!後、海軍に言っておくが、俺達に攻撃してみろ。いつでもビビ王女の首は吹き飛ばす事が出来るんだぞ?この爆弾付きのネックレスでな♪」

俺は念のために用意していたネックレスをビビに着ける。

ユウ「これは俺が作った代物でな!一度首にかけると、そいつを認識して俺以外が触れば爆発する仕掛けになっている。さてどうする海軍?そんな危険な状況を無視して俺達に攻撃するか?しないよな普通は!だが、中には腐った連中もいるし分からないな。ま、その場合は一国の王女を殺した海軍って名が一生付きまとう事になるけどな!!!それが嫌なら、ただちに軍艦を停止させろ!!!無論攻撃もだ!!!すこしでもおかしな動きをしたら、王女の命はないからな!!!以上だ!!!」

俺は持ってた電伝虫を破壊した。

ビビ「ユウ…さん」

ユウ「カルー、これをコブラ王に渡してくれ」

カルー「クエー!!」

俺はコブラ王宛に手紙をカルーに渡す。カルーはそれを受け取ると、俺に向かって敬礼する。

ユウ「心配するな。ビビの事は、何があっても俺が命に代えて守ってやるからよ」

カルー「クエッ!クエー!!!」

そしてカルーは走り去っていった。

ユウ「さて…ビビ」

ビビ「は、はい!」

ユウ「驚かせて悪かったな。だが、お前を賞金首にさせない方法だったんだよ」

ビビ「あ…」

そう言われ、ビビは理解した。流石に、世界会議とかに入ってるアラバスタの王女が海賊ってのはまずいからな。ああ言えば、俺達に攫われ無理矢理働かされていると思うはずだ。このネックレス…普通にアラバスタで売ってた物だし。

ユウ「これは普通のネックレスだ。寝る時以外は普段から身に着けててくれ」

ビビ「分かりました」

ユウ「それで、俺が言った言葉の信憑性が増すしな」

さて、そんじゃ船に戻るか!!

ビビ「キャッ!!」

ビビをお姫様抱っこして、トランプを巻き上げる。ナミに渡してあるからその場所までは跳べる。まだ船は目視できるしな。

ユウ「じゃあ行くぞ。ワン…ツー…スリー!!!」

そして俺達は港から消えたのだった。

ユウ「ただいま!」

ナミ「お帰りお兄ちゃん!そして…お帰りビビ」

ビビ「はい!!」

ナミの言葉に嬉しそうに返事するビビ。

ルフィ「おいユウ!!今すぐビビに着けてるやつ外せ!!」

ウソップ「そうだぞ!!」

チョッパー「なんでそんなひどい事すんだよ!!」

ユウ「……」

この3バカは何も分かってないのかよ。

ナミ「何言ってんの。あれはお兄ちゃんが考えた嘘よ、嘘」

「「「嘘~!?」」」

サンジ「よく考えろアホ。普通にビビちゃんが海賊の仲間になれば、世界政府に加入してるアラバスタに危険が及ぶだろうが!」

ナミ「それに、ビビが賞金首になちゃったら困るでしょう」

ロビン「ユウは、王女様がそうならない為に芝居をしたわけ」

ユウ「ああ。今ビビがぶら下げてるネックレスは、アラバスタで買った物だ。俺がああ言えば、このネックレスが爆弾だと海軍の連中は思い込むだろ」

ビビ「そうなのルフィさん。私は大丈夫だから安心して」

皆にそう言われ、ようやく理解した3バカだった。

ウソップ「なんだよ~。それならそうと先に言えよな」

ルフィ「じゃあ、ビビは仲間なんだよな!!」

ユウ「そうだ、ただし、海軍にはバレるなよ?」

『よっしゃ~~!!!!!!』

ルフィ「宴だ~~~~~!!!!!!」

やれやれ、バレるなよって言ったのによ。ま、それがこの船らしいか。

ユウ「海軍の連中も、追って来るのを諦めたみたいだな」

ロビン「そうみたいね」

そんな話をしてると、ナミから酒が入ったコップを渡される。

ルフィ「お~し野郎共!!新しく仲間になったロビンと、帰って来たビビに乾杯だ~~~!!!!!!」

『乾杯~~~~!!!!!!』

そして宴が始まったのだった。長い間宴を続けていたので、あっという間に夜になってしまった。今日は俺が見張りだ。他の連中は既に部屋に戻り寝ている。

ナミ「お兄ちゃん」

見張っていると、下からナミの声が聞こえた。見ると、男連中以外が集まっていた。

ユウ「どうしたんだ?女連中が全員集まって?」

ナミ「お兄ちゃん、実はね…私達全員お兄ちゃんの事好きなの」

ユウ「…なんですと」

いきなりの言葉に、俺は戸惑を隠せなかった。ナミは俺の事を好きなのは知ってたが、他の皆もなのか!?

ロビン「それでね、航海士さんの提案である事を決めたの」

ユウ「ある事?」

レモーネ「そう!ユウが誰かと付き合うと、誰かが不幸になるでしょ」

ビビ「ですので、昨日お風呂で決めたんです。皆でユウさんの事を共有するって」

共有…ですか。

ユウ「あ~…つまりあれか?誰か1人が好かれるくらいなら、全員で一緒にいようと?」

ナミ「そういうこと♪」

なるほど…いつの間にか俺は公認でハーレムを作ることになったようだ。ま、ナミ達以外にも思い当たる事あるけどな…

ユウ「まぁ、お前らがそれでいいなら」

ロビン「だけど、まだ貴方から聞かされていないわ」

レモーネ「そうね。私達はユウの事好きって言ったけど」

ビビ「ユウさんからは何も言われていません」

ナミ「私もそうね」

すると、4人はじりじりと俺に歩み寄って来る。言わなきゃマズそうだな…

ユウ「分かった!分かったから…ったく。お、俺は俺の事を好きでいてくれる…お前達が好きだ」

「「「ユウ(さん)(お兄ちゃん)!!」」」

その言葉を言った瞬間、全員が俺に抱き着いてきた。やれやれ、これからどうなる事やら。

ナミ「それじゃあ、聞きたかった言葉も聞けたし、そろそろ…」

ロビン「そうね」

レモーネ「ええ」

ビビ「は、恥ずかしですけど///」

なに?何する気だお前ら。俺は左右の腕をガッチリホールドされ、女部屋に連行されていく。そしてロビンの能力でベットに倒される。このパターン…まさか!?

ユウ「ま、待て待てお前ら!!いきなりすぎるだろうが!!」

ナミ「観念なさいお兄ちゃん。既に私やベルメールさんと済ませてるじゃない」

あの時もお前らが襲い掛かって来たんだろうが!!!

ロビン「今回は、初めての王女様からしてあげて」

ビビ「よ、よろしくお願いしますユウさん」

既にナミ達は服を脱いでおり、俺もいつの間にか脱がされていた。

ユウ「落ち着けビビ!!そんなに焦らなくてもまだ時間は…」

ビビ「だ、大丈夫です!!」

そんな言葉は聞いていない~~~!!!!!!そして翌朝、生前でも経験しなかった。

ユウ「太陽が…黄色く見える」

チョッパー「ユウおは…わ~~~!!!どうしたんだユウぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」

ユウ「チョッパー…治療を…」

俺はそこで力尽きた。

チョッパー「あああああああ!!!!医者ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ウソップ「だからお前だって!」

慌てて俺の事を治療するチョッパー。で、その原因のナミ達は…

サンジ「ナミさ~ん!!今日はいつもより輝いて見えるぜ~~!!!!」

ナミ「フフッ、ありがとうサンジ君」

サンジ「♥♥ロビンちゃんやビビちゃん、レモーネちゃんも素敵だ~~!!!!」

4人はいつも以上に輝いていたのだった。 
 

 
後書き
1日経ちましたが、ユウの新たな力のアンケート状況を発表しておきます。


流派東方不敗 6票

タカミチ・T・高畑の技 4票

英雄達の宝具全種 6票

いっそ全種類 4票

川神流奥義 3票

ネテロの技 3票です。



まだまだアンケートは始めたばかりですので、応募して下さい! 

 

平和な日1

アラバスタを出港してから3日が過ぎた。航海はのんびりしており、久々に平和な日が続いている。

ユウ「ん…ふあぁぁぁぁっ」

目が覚めた俺は、甲板で見張りをしてるナミの為にキッチンでコーヒーを淹れる。ついでに自分の分も。

ユウ「よう」

ナミ「お兄ちゃん」

ユウ「見張りお疲れ。コーヒーだ」

ナミ「ありがとう」

俺は片方のカップをナミに渡し、残りは俺が飲む。…うん、目覚めのコーヒーは生前と同じで美味いな。

ユウ「ん?あれは…島だな」

見ると前方に島の影が見える。

ナミ「ホントね。皆起きて!起きて!!」

ナミが叫んで全員を起こす。すると下から叫び声が聞こえた。

サンジ「テメェ気色悪い顔出してんじゃねぇ!!」

ゾロ「そいつは俺の台詞だ~!!」

ユウ「ま、あの状態で目が覚めたらああなるわな」

ナミ「島よ!島が見えたわよ!!」

ルフィ「島~~!!!!あひゃひゃひゃひゃ!!!何処だ?」

カサカサとメインマストをよじ登って来たルフィ。ゴキブリかよお前…

ナミ「ほら見て」

前方に見える島を指差すナミ。それを見たルフィは嬉しそうな表情になる。そして船を停泊させ、島に上陸する。みると、ロビンの姿が見えないな。

ルフィ「怪物はいねぇのか!!デッカくて強ぇのがいいな!!」

ワクワクしながら言うルフィ。

ウソップ「踏まねぇでくれ、踏まねぇでくれ。人の人生まで踏まねぇでくれ」

ウソップは、踏まれて曲がった鼻を治していた。人生ってお前、鼻踏まれたくらいで大袈裟な。

ナミ「怪しい気配はないようね」

レモーネ「そうね。見た感じ小さな島みたいね」

サンジ「見てくれナミさん!」

するとサンジがヤシの木に登って、そこにあった木の実をもぎって見せる。

サンジ「こいつは保存食糧にもってこいだぜ!この島には、沢山生ってるようだ」

木の実を俺とナミに投げる。

ナミ「へ~。集めて船に積んでおいた方がよさそうね」

ユウ「だな。ウチには大飯ぐらいの奴がいるしな」

ウチの船の場合、食料はたくさんあっても困らない。すぐにウチの船長が食いつくすからな。俺も別でポーチに保存しておくか。

サンジ「他にも食材になりそうな植物がたくさんありそうだ!この島、コックには中々楽しめそうだぜ」

嬉しそうな顔でそう言うサンジ。

ナミ「分かった。じゃあサンジ君は食材探しをお願い。で、残りはこれ」

ナミは、サンジ以外に木の棒を差し出す。

ナミ「短いのを引いた人は、今日1日この木の実を集めて。長いのを引いた人は船の見張り。中くらいのを引いた人は、私と一緒に測量に付き合ってもらうわ」

ゾロ「何でおめぇが勝手にそんな事指図すんだ!!」

ユウ「ゾロ、よく考えろよ。こういうのは、本来船長が指示するんだ。だが…」

俺はルフィを見る。ゾロも見る。そこには、何故か木の棒を3本引いてるルフィがいた。

ルフィ「お~、どれも短けぇぞ」

ウソップ「オメェは何で3本抜くんだよ!」

ルフィ「たくさん抜いた方が偉いんじゃねぇのか?」

ビビ「違うわよルフィさん」

ユウ「あれが俺達の船長だ」

ゾロ「……」

俺の言葉に、ゾロは理解したのか諦めていた。で、クジの結果は木の実探しがルフィ、ウソップ、ゾロ。船の番はチョッパー、ビビ、後降りてこないロビン。俺とレモーネはナミの測量の手伝いだ。サンジは別行動だ。

ユウ「さて、それじゃあ俺達はナミの手伝いに行くか」

レモーネ「そうね」

ナミ「お願いね」

俺達は取り敢えず、島が一望できる場所に向かう。そこに到着すると、ナミは測量機を組み立てて、島の経度を確認する。

ナミ「方向線はこんな感じ…」

ユウ「ナミの測量する姿初めて見たけど、こんな感じで行うんだな」

ナミ「そっか。お兄ちゃんは初めてだっけ?」

ユウ「ああ」

ナミ「…よし!次は、レモーネ!」

レモーネ「ん?」

ナミ「悪いけど、これ持って高く飛んでくれないかしら」

ナミは小型の電伝虫をレモーネに渡す。

ナミ「それは、測量するための小型のカメラなの。高く飛んで島全体を撮ってほしいのよ」

レモーネ「分かったわ。ユウ、風おこしてくれる?」

ユウ「ん?ああ、体重を軽くしてそれで飛び上がるのか。分かった」

俺はレモーネの注文通りに風を起こす。その風に乗ったレモーネは空高く飛んでいく。

ナミ「ホント便利よね」

ユウ「ああ。俺も流石にあそこまで高くは飛べないしな」

レモーネは、自分の体重を自在に変えられる。なので、体重をゼロにすれば風の力で空高く飛べる。俺がアルバーナで飛んだ高さより高く。そして傘を開いてゆっくりと下りて来た。

レモーネ「お待たせ。バッチリ撮れたわよ」

ナミ「ありがとう」

そんな事を繰り返しながら、島を一周し測量を終えた。その夜、皆で浜辺で晩飯を食うことになった。

ナミ「それで、何でアンタ達は1個も採ってこられなかったのよ!」

ナミは今現在、木の実を1つも採ってこなかったルフィとウソップを説教している。

ルフィ「んん…何でって言われてもな」

ウソップ「その時俺は思った。巨大なキングコンドルが俺に襲い掛かりうわあああ!!すまん皆…俺は命を懸けて木の実を採ろうとしたんだが…及ばなかった!死んだ…」

ユウ「サボった訳か」

ケチャップ星まで使って嘘をつくかね。ま、最初からヤル気なかったしなウソップは。

ユウ「お前ら、明日の朝飯抜きな」

「「ごめんなさい!!!」」

俺がそう言うと、ルフィとウソップは土下座する。

ユウ「なら、明日朝早くにカゴ4杯分採ってこい!いいな!!」

「「は、はい…」」

やれやれ…

ユウ「ったく、少しはゾロを見習えよな。文句言っててもキチンと採って来たんだぞ」

ナミ「ホントよ。この勢いで今夜は徹夜で採ってきて」

ゾロ「ぶ~~~!!!!」

ゾロは食ってた肉を吹き出した。

ビビ「ナミさん…」

サンジ「あぁ~、テキパキ指図するナミさんもなんて素敵なんだ♥」

ゾロ「うるへ~スケベコックが!!」

サンジ「やるかマリモヘッド!!」

ナミ「冗談よ♪」

『アハハハハ!!』

俺達はその光景を見て笑うのだった。ロビンも本を読んでるが、こっちを見て微笑んでいた。 

 

平和な日2

グランドラインを順調に進んでいる麦わら海賊団。今日も今のところは何もなく、平和な時間が流れている。

ゾロ「1867!1868!1869!」

ゾロは見張り台のてっぺんで、親指だけで片手腕立て伏せをしている。ルフィ、ウソップ、チョッパーは釣りを楽しんでいる。ロビンはいつものように読書。ナミはビビとレモーネと談笑しながら、たまにログポースを確認している。俺はルフィ達の側で釣りを見ている。

チョッパー「きた!!」

チョッパーの竿に魚がかかり、釣り上げる。

チョッパー「釣れた!」

ユウ「やるなチョッパー」

ウソップ「おお!こっちもきた!!」

すると、ウソップの竿にも当たりがくる。竿がかなりしなり、大物の予感がする。

ウソップ「これはデカいぞ!ひょっとして、この辺のヌシかも知れねぇ!!」

そして、ようやく釣り上げる。で釣れたのは…

「「「「……」」」」

かなり小さい魚だった。金魚サイズだなそれ。

チョッパー「…ヌシ」

ルフィ「それ食うとこねぇぞ」

ユウ「金魚か?」

ウソップ「だ~!!うるせぇ!!まだ一匹も釣れてねぇのに四の五の言うな!!!」

ルフィ「よし見てろ!!」

そしてルフィも釣り糸を垂らす。

ルフィ「デカいの釣るぞ~!!」

サンジ「んナミさ~ん!!美容に最高、お肌スベスベ特製トロピカルジュースをお持ちしやした」

ナミ「ありがとう」

「「「いいな~!!」」」

それを見たルフィ達は、物欲しそうに言う。

ルフィ「俺にもくれ~!!」

チョッパー「スベスベだ!!」

サンジ「いや、オメェらがお肌スベスベになってどうすんだよ」

「「「可愛いじゃん」」」

ユウ「おい!」

男でそれはないだろ…でも、なんだかんだで全員分用意してるサンジであった。俺も美味しく頂きましたよ。お肌スベスベになったところでだがな。

ナミ「風もよし、潮もよし、今日は1日問題なさそうね」

確かにナミの言う通り、いい天気だし風も落ち着いているな。

ルフィ「かかったぁ!!!」

ルフィの竿に魚がかかった。釣り上げると、甲板に上がったのは魚ではなくアンモナイトだった。

ルフィ「何だこれ?」

チョッパー「デケェ!!」

サンジ「おいルフィ、何釣ってんだ?」

釣り上げたアンモナイトに全員が集まる。

ルフィ「デケェサザエだな~」

ウソップ「ってかそれ、サザエじゃねぇでございま~す」

ユウ「どうすんだこれ?」

釣ったはいいが、どうするつもりだ?

ルフィ「食えるかな?」

ウソップ「食うんかい!」

涎を出しながら言うな。行儀悪い。

サンジ「…つぼ焼き?」

ウソップ「ってお前もか!!」

流石はサンジ、料理人だな。すると、アンモナイトの貝が開き、中から人が出てきた。

「いや~、死ぬかと思いました。ども、ども、ども、ども」

ルフィ「誰だ…おめぇ?」

「いや~!どうも申し遅れまして!私コール1つで、貴方の町に真心籠めて商品をお届け。電伝虫通販のライスライスと申します!以後お見知りおきを」

電伝虫通販?初めて聞いたな。

ビビ「へ~、貴方が」

ナミ「ビビ、知ってるの?」

ビビ「直接は見た事ないけど、たまにパパやテラコッタさんが使ってたのを見た事があるのよ。カタログで」

へ~、アラバスタで使われてたのか。ってか、テラコッタは分かるがコブラ王…あんた通販使ってたのかよ。何買ってたんだ?

ゾロ「電伝虫通販?なんだぞりゃ??」

ライス「はい!私このエスカール号で、商品の配送中だったのでございますが、強烈な嵐に遭遇しましてあっちユラユラ!こっちユラユラ!遭難していたのでございます」

ナミ「そうなん…ですか」

ナミ、敢えて言わなかったんだぞ俺。

ライス「そうなんです!いやハハハ!!お嬢様ナイスツッコミですね」

ユウ「お前もわざわざ言わんでいいわ!!!」

チョッパー「さ、ほら水飲んで」

チョッパーは、エスカール号を治療していた。

ライス「お助けいただきありがとうございます!お礼といってはなんですが、カタログをど~ぞ。購入し次第お届けします」

ゾロ「へ~便利だな。海の上でも届けてくれんだな」

ライス「それは無理です」

ゾロ「へ~…そうかい…」

怒るなゾロ。こんな奴相手に怒れば負けた気がするぞ。

ライス「はい。私共は安全確実、低価格をモットーとしておりまして…」

ライスが話している間に、ルフィとウソップがエスカール号に入ってる商品を取り出している。

ライス「あ~!!何やってんですかあんた達!!」

素早く商品を奪い取る。

ライス「はい、今日ご紹介しますのがね、こちらね、もう皆様お馴染になっておりますプルプルプレードですね。我が社のトップ商品このプルプルプレードのね、なんとこちら新モデルでしてね…」

いきなり商品の説明を始めたぞ。生前に見た通販番組が、まさかこんな場所で見れるとはな。

ユウ「聞いてられねぇ」

俺はその場から離れ、ロビンが読書をしてる側に座る。

ロビン「あら?聞かなくていいのかしら」

ユウ「ああ。別に買うつもりもないしな」

ロビン「あらあら」

そのままロビンは読書を続ける。あ~…段々眠くなってきたな。うつらうつらとしてると、先程の奴が物凄い勢いで船から出て行った。

ユウ「なんだ?」

ロビン「きっと彼に驚いたのね。賞金首のモンキー・Ⅾ・ルフィに」

ユウ「いや、一応俺ルフィより金額上なんだが」

そんな事を言ってると、ナミがあの通販野郎から貰った紙で、溜まってた海図を書くそうだ。その間、余程の事がない限り部屋に入るなと言われた。ま、今のところは大丈夫だろう。んで、ルフィ達は甲板の掃除をすることになり、俺は免除されたがゾロがロビン達にもやらせろと言い、サンジと言い合いになっていた。

ゾロ「ぶった斬る!!」

サンジ「三枚にオロされてぇのか!」

ゾロ「テメェこそみじん切りにしてやる!」

ルフィ「いいぞやれやれ~!!」

ビビ「サンジさん!Mrブシドーも!!」

ビビが止めに入るが聞かず、そのまま攻撃を続ける。すると、部屋から出てきたナミに一撃でノックアウトされた。

ナミ「静かにしてって言ったでしょ!!」

チョッパー「い、一撃だ…」

レモーネ「恐ろしいわね」

ユウ「ああなったナミには手を出さない方がいいぞ」

俺の経験が言うから間違いない。昔邪魔して、俺も殴られたっけ。懐かしいな~

ユウ「って今度はなにしてんだ!!」

いつの間にか甲板が泡だらけになっていた。

ゾロ「なんだこりゃ?…お肌ツルツル石鹸??」

それさっきの奴が落としていったのか。で、懲りずにルフィ達がモップを滑らせて遊んでると、そのまま部屋に突っ込んでいった。

ナミ「地図が!!」

ルフィ「地図?」

ウソップ「仕事ってその事だったのか」

ナミ「そうよ…グランドラインに入ってから、ここまでの航海を記録した、世界でたった1枚の地図よ。それなのに!!」

ナミは涙を浮かべながらルフィ達を見ていた。

ユウ「……」

ナミの昔からの夢である、自分だけの世界地図を完成させる。確かに今まで色んなことがあった。ナミは航海士でもあるから、中々暇な時はない。今回はその機会だったっというわけだ。

ナミ「出てって!!」

そしてナミは全員を部屋から出て行かせた。

『……』

最後に、邪魔したら罰金10万ベリーと言い扉を閉めた。

ユウ「お前ら、分かっただろ?」

俺は一発ずつ拳骨をする。

サンジ「何すんだよ!!」

ユウ「「何すんだよ」じゃねぇよ。ナミは…俺の妹は昔からの夢である自分だけの世界地図を完成させる。それがどれだけ大変なのか分かってんのか?普段は、この船の航海に追われ地図を書く暇すらない。だが、今回はあの紙を手に入れ特に天気も荒れる事もないから、やっとの思いで地図を書き始めた。なのに、お前らは邪魔ばかりだ。ルフィ、お前ゲンさんに笑顔を奪うなと言われたんじゃなかったのか?」

ルフィ「……」

ユウ「なにナミを泣かしてんだよ。こういう時こそ、普段迷惑をかけてるお前らがナミに恩を返す時じゃないのかよ!!」

『……』

俺の言葉に、誰も何も言わなかった。

ユウ「次邪魔したら、今度は俺がお前らを海に叩き落とすからな」

俺はそう言い、ナミの部屋の中に入っていった。見ると、ナミは汚れた地図を見ていた。

ユウ「……」

ナミ「お兄ちゃん」

ユウ「俺がここで見張っててやる。だから、今はその世界地図を書けるだけ書け!!」

ナミ「…うん!!」

そしてナミは作業に取り掛かった。それからナミは作業に没頭する。また、今まで騒がしかったルフィ達も大人しく、俺も特に何もすることはなかった。

チョッパー「大変だ~~!!!ナミ~~!!!」

すると、外でチョッパーが騒いでいた。ナミは集中するために耳栓をしていた。

ユウ「何を騒いでるんだ?」

俺は外に出て、チョッパーを注意する。

ユウ「おい、騒がしいぞチョッ…パー」

チョッパー「ユウ…」

外を見ると、前方に巨大な竜巻が発生していた。

ユウ「おいおい!なんでこんな状況になるまで放っておいた!!」

チョッパー「だって…罰金10万ベリーだってナミが」

そうだった…チョッパーは良くも悪くも俺達の言葉を信じるんだった。

ユウ「ってそんな事考えてる場合じゃない!!ナミ!!ナミ!!!」

俺はナミの肩を叩く。

ナミ「どうしたのお兄ちゃん?」

ユウ「前方に巨大な竜巻が発生してる。指示をくれ!!他の連中は俺が叩き起こす!!!」

ナミ「分かったわ!!」

俺は急いで甲板に出て、能力で全員の頭上にタライを落とす。

『イッテ~~~~!!!!!!』

ユウ「起きろ!!このままじゃ船が沈むぞ!!!」

文句を言うのを聞かず、ナミの指示を聞く。

ナミ「ルフィ!ゾロ!帆を畳んで!!チョッパー、ビビ、レモーネ!船の荷物を固定して!!お兄ちゃんとサンジ君は舵を!!面舵一杯!!!」

それぞれナミの指示通りに動く。ってロビン!本読んでないでお前も手伝え!!

ナミ「いいこと!!高波で私の大切な地図に何かあったら…あんた達、只じゃおかないわよ!」

チョッパー「やっぱり怖い!!」

そして何とか竜巻から逃れることができたのだった。

ナミ「ご苦労様。もう皆休んでいいわよ」

『ふ~っ』

やれやれ、何とかなったか。

ユウ「それよりロビン…お前手伝えよな」

ロビン「あら、ごめんなさいね」

ユウ「ったく」

俺は軽くロビンの頭をコツンと小突いた。

サンジ「ところでユウ…」

ゾロ「よくも俺達にタライを落としてくれたな」

ユウ「えっ」

振り返ると、頭にたんこぶを作ったルフィ達がいた。その中にはビビとレモーネの姿も。

ユウ(しまった!男連中だけじゃなく、ビビ達にまで落としたか!!)

ビビ「ユウさん!」

レモーネ「覚悟はできてるでしょうね!!」

ユウ「…逃げるが勝ち!!」

ウソップ「逃げたぞ!!追え~!!」

そして船の上で鬼ごっこが始まった瞬間でもあった。 

 

海賊集結!?

俺達は今久々に町がある島に上陸し、外食してる。それぞれが食事を食べ、のんびりしている。

ルフィ「あ~食った食った!」

ゾロ「そりゃ~そうだろ!そんだけ食えば!!」

ルフィ「まだ食えるぞ」

ウソップ「いや、もういいって!」

皿を山ほど積み上げておきながら、まだ食えるのかよ。

サンジ「いや~シンプルな料理だけど美味かったな。ナミさん達、デザートは?」

ナミ「私は別にいらないわ」

ビビ「私も大丈夫です」

レモーネ「私も」

ロビン「私はコーヒー」

サンジ「かしこまりやした」

サンジはカウンターにコーヒーを貰いに行く。

チョッパー「俺おかわり!」

ルフィ「あっ!ズルい!!」

ユウ「お前はそこまでだ!」

ルフィ「え~~!!!」

ナミ「え~じゃない!ホントにいつまででも底なしに食べるんだから!」

サンジ「どうぞ」

ロビン「ありがとコックさん」

コーヒーを貰ってサンジが戻って来た。

サンジ「あんまり貯えないの?」

ナミ「ここんとこ実入りがないからねぇ。食糧調達したら、殆ど0よ」

サンジ「あ~、そりゃ参ったな」

ルフィ「何だよそれ~!!」

ナミ達の話を聞き、ルフィが怒る。

ルフィ「おい!船長として言わしてもらうけどな、金の使い方が荒すぎるぞお前らぁ!!」

『殆どテメェの食費だよ!!!!!』

ルフィ「ふがっ!!」

俺を含めた男連中が、ルフィを殴る。お前がもう少し食い意地を抑えりゃ問題ないんだよ!

サンジ「ったく。だが切実な問題だ」

ナミ「もう何でもいいから、パーッと金になるような話はないかしら」

ビビ「流石に、そんな簡単には…」

ま、ビビの言う事は尤もだな。

「……」

今の俺達の会話を聞いて、店の店主がこっちを見ていた。気になるな…すると、1人の男が店に入って来、カウンターでラムを飲んで店主に何かを見せていた。すると店主は、男をカウンター横の扉の中に連れて行った。

ナミ「……」

ナミも気が付いたみたいだな。

ゾロ「今入って来た男、おそらく海賊だ。そして店主と何やら怪しげなやり取りをしていた…そうだろ?」

ユウ「お前も見てたのか」

ゾロ「と言うより目に入ったってとこだ。どう思う?」

ナミ「どうって?」

意外だな。ゾロがそんなとこ見てたとはな。

ゾロ「とぼけんな。臭いを嗅ぎつけたんだろ?大好きな金の臭いを」

サンジ「金?」

ナミ「なによ!それじゃ私が金の亡者みたいじゃない」

ゾロ「違うのか?」

残念だが違わない。本当に、昔から貧乏だった事とアーロンの奴に働かされてた事によって、更に金にがめつくなったからなナミは。

サンジ「テメェ!ナミさんに何を!!」

ナミ「正解!私が好きなのは、お金とミカンとお兄ちゃんだもん!見逃すわけないでしょう」

金とかと一緒にされてもな…ミカンはベルメールさんのだから嬉しいけどよ。

ユウ「はぁ…なんでこんな風に育ったのか」

ビビ「ユウさん」

レモーネ「ユウも大変ね。あんな妹じゃ」

俺はビビとレモーネに慰められたのだった。そして席を立ち、ナミが店主に話している。ルフィ達もその後に続く。

ナミ「というわけで、教えて下さいな♪金の臭いの出所を」

「…はっ、バカと海賊に付ける薬はねぇ」

呆れながらも、先程男が入った横の扉を開ける。

ルフィ「バカってゾロの事か?」

ゾロ「何で俺だよ!」

ルフィ「俺は海賊だもん」

ユウ「お前の事だよ」

俺は呆れながら、扉の中に入る。中に入り扉を閉めると真っ暗で、店主がランプを渡してきた。奥は道が続いているが暗くてその先は見えない。

「真っすぐ進んでいけ」

ルフィ「ここを?」

「そうすりゃ、目的の場所に出る」

ナミ「ちょっと待って!まだ何にも教えて貰ってないわよ!!」

ウソップ「そ、そうだ!」

ナミとウソップが店主に文句を言う。

「俺はここまでだ。後は行きゃあ分かる」

ルフィ「ああ、そうするよ!」

ウソップ「おい!バカルフィ!!こんなの怪しすぎるぜ!絶対罠に決まってるって!!」

ウソップの言う事はごもっとも。

「嫌なら止めればいい。その方が俺も寝覚めは良い」

ルフィ「俺は行くぞ!冒険の臭いがするじゃんか!!」

「冒険ねぇ」

店主は嬉しそうな顔で呟く。

ナミ「ホンット~に金のなる事が待ってるんでしょうねぇ?」

「嘘は言わねぇ。だが詳しくも言えねぇ」

ユウ「ま、諦めて行くしかないって事だ」

ウソップ「んんん…持病の穴の中に進んではいけない病が」

ゾロ「諦めろウソップ。もう船長は行く気満々だ」

サンジ「金が無いのも事実!行くしかねぇだろ」

レモーネ「そうね」

ビビ「少し怖いですけど…」

何人かは諦めてるな。

ルフィ「よ~し!ほんじゃ行くぞ~!!俺の食費稼ぎに!!!!」

ウソップ「いや、そっちの計算かよ!!」

そしてゾロを先頭に俺達は歩き出す。

「突き当りで100ベリー硬貨2枚出せ。それが合言葉だ」

ルフィ「あんがと!おっさん」

「…1つ聞きたい。何で海賊なんてやってんだ?」

ルフィ「海賊王になる為!それに…海は自由でいいだろ?宝探しに冒険!楽しい事一杯あるじゃんか!!」

「…ハハハハッ。いいねぇオメェさんみたいなのは」

ルフィの話を聞いて笑う店主。

「…生き延びろよ」

ユウ「……」

俺はその言葉が気になったが、今はそのまま進むことにした。暫く歩いていると、お面をした男が立っていた。急に現れたので、ゾロは驚き後ろに倒れた。ゾロが持ってたランプは、サンジが足で上手く支えていた。

ナミ「警戒しないで。今証拠を見せるから。…ね♪」

ナミは店主に言われた通り、男に100ベリー硬貨を2枚見せる。すると男は背後で抜きかけた短刀をしまい、後ろの扉を開けた。すると中は、大勢の人達で賑わっていた。

「「「おおおおおおおお!!!!!?」」」

ルフィ「何だい何だいここわ!!」

ウソップ「うっひゃ~~!!!天井から船が吊るしてあるぜ!!」

ナミ「っていうかなぁに?大体港に船なんて殆どいなかったのに」

確かにそうだ。俺達がこの島に上陸した時、海賊船は勿論定期船までもが見当たらなかったのだ。

「おい兄ちゃん。賭けに来たのか?胴元は上の階だぜ」

ナミ「胴元?」

おっさんの言葉に戸惑うナミ。

「まさかレースの方に出ようって訳じゃねぇだろうな?」

ビビ「レース?」

「止めとけ止めとけ!あんなん命がいくつあったって足んねぇよ」

一体何の事だ?

ロビン「ああ!確かにここだわ。あんまり久し振り何で中々思い出せなかったけど」

レモーネ「何か知ってるのかしら?」

ロビン「随分前に乗ってた海賊船の船長と来たことがあったわ。不定期だけど、何年かに一度レースが行われるのよ。海賊の海賊による、何でもありのデッドエンドレース!」

サンジ「海賊による?」

ロビン「元ね。この町は昔海賊だった人達ばかりだから」

「「ああ~、それで」」

へ~、確かにあの店主も普通には見えなかったがな。まさか、町自体が元海賊達の集まりだとはな。

ロビン「毎度ゴールは違うけど、スタートはいつもココ。ゴール地点のエターナルポースを受け取って進むの。ルールは簡単よ。真っ先にゴールした者の勝ち。賞金を受け取れる。途中で何があっても問題にはならないわ…そう、何があったとしてもね」

ゾロ「分かりやすいレースだ」

サンジ「この後どうなるかと同じくらいにな」

ユウ「だな」

俺達は既に出る気満々のルフィを見て、これ以上言っても意味がないと感じていた。

ビビ「随分と物騒なレースね」

ナミ「ま~、ウチのクルーなら問題ないかな?なんかルフィは出たがってるし」

そして、さっきのおっさんに話を聞くと、ここにいる3分の1はレースに出場するそうだ。で、俺達の正面にいた魚人は、アーロンのライバルだったそうだ。ま、何かあれば懲らしめるがな。

ロビン「因みに賞金はいくらなの?」

「え~確か、今年は3億ベリー」

ナミ「レース出るわよ!!」

「「おい!!」」

ビビ「ナミさん!?」

ウソップとゾロがツッコミ、ビビは絶望の表情になる。こうして俺達は、レースに出場する事が決定したのであった。 
 

 
後書き
ユウの力アンケート結果 2日目


トップは何といっそ全部が13票だ!!

2位は英雄達の宝具全種が9票!!

3位以下はこの通り

流派東方不敗 6票

川神流奥義 タカミチ・T・高畑の技 5票

ネテロの技 3票となっています。


後、アンケートに同じ人が多く回答してますが、それは含んでいませんので。
もう少しアンケートを続けようと思います。

ですが、ほぼ全部になるそうな予感… 

 

レースの前に

ナミとサンジは、レースの登録をするために胴元の所に向かった。

ユウ「さて、ナミ達が戻るまでどうするか…」

すると、どこかから変な音が聞こえた。

ルフィ「腹減った~」

その正体はルフィの腹の音だった。ってかお前、あんだけ食ってまだ腹減ってんのかよ!?

「おう兄ちゃん、腹減ってんだったら下に飯食えるとこあるぞ。ここでは金は必要ねぇからな」

ルフィ「ホントか!!?」

「ああ」

それを聞くと、ルフィは下の飯屋に走っていった。

ユウ「やれやれ」

俺は呆れながらルフィが走ってたのを見届ける。

ゾロ「ただなら俺も飲み足りねぇしな」

そう言うと、ゾロとウソップ、チョッパーはルフィの後を追いかけて行った。

ユウ「俺達はどうするか」

ロビン「私はここに残るわ。誰かが残っていないと、コックさんや航海士さんが困るしね」

ビビ「だったら私も」

ユウ「レモーネはどうする?」

レモーネ「そうねぇ…少し飲みたいかしら」

ユウ「なら、飲みに行くか」

そして俺達は別れた。飲める場所か…ルフィ達がいる場所か?歩いていると、いい感じのBarがあった。

ユウ「へ~、こんな場所にこんな所があったとはな」

レモーネ「そうね。ねぇ、ここで飲みましょうよ」

ユウ「そうだな」

ココに決めた俺達は中に入る。中は奥の方にバカみたいな人数がいたが、俺達は気にせず入り口近くのカウンター席に座る。

「…注文は?」

ユウ「そうだな…少し強めの酒をくれ」

レモーネ「私は、レモンを使ったお酒が欲しいわ」

「……」

俺達の注文を聞くと、マスターは酒を作り始めた。暫くして俺とレモーネの前に酒が置かれる。

レモーネ「じゃあユウ、乾杯」

ユウ「乾杯」

んで酒を飲む。

ユウ(おお、俺の要望通りの酒だな。いい仕事をするぜマスター)

マスターの腕に感心しながら、楽しく酒を飲んでいた。すると、何やら外が騒がしい。

レモーネ「なんだか外が騒がしいわね」

ユウ「そうだな…」

どうせ、どっかの海賊が喧嘩でもしてるんだろ。俺は気にせず酒を飲む。…久々に酔ったか?

「お、おい!!」

すると外から男が入って来た。

「ウチの連中がやられてるんだ!!手を貸せ!!」

すると、奥にいた連中が立ち上がる。

「んだよ、折角飲んでたのによ。誰だ?」

「麦わら帽子を被ってる奴だ!」

「「ブフ~~!!?」」

俺達はその言葉を聞いて酒を吹き出した。ルフィの奴、何やってるんだよ。

「おい、仲間はいないのか?」

「確か、あいつらの近くに女がいたはずだ」

「なら、その女を連れて来い。俺達ガスパーデ海賊団に逆らった事を思い知らせて…ブヒャッ!!?」

俺は横で話してた男を殴り飛ばす。

「な、何しやがる!!」

ユウ「さっきから黙って聞いてりゃ…誰の船の女を連れて来いって?ヒクッ」

俺は飲んでたボトルの酒を飲みながら問う。

「テメェ…あの麦わらの仲間か!!」

ユウ「ああそうだ。だったらなんだ?」

「なら、お前もここで死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

Barにいた連中が俺とレモーネに襲い掛かる。

ユウ「レモーネ!修行の成果見せてみろ!!」

レモーネ「了解!!」

上にジャンプし、男の頭上に浮く。

レモーネ「武装色!!二万キロギロチン!!!!」

「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」

ユウ「ング…ング…大分武装色の覇気の使い方が慣れて来てるな」

「余所見してんじゃねぇぇぇぇぇ!!!!!!」

酒瓶で殴りかかる男の攻撃を俺はその場で避ける。

「こいつ!!」

ユウ「ヒック…攻撃じゃ当たらないぞ」

俺は前世での記憶を思い出し、酔拳を使っている。ジンベエ達に鍛えてもらったんだ。これくらい出来なきゃな。

ユウ「ホラホラ…こっちだ…ヒック」

「この酔っ払いが!ふざけやがって!!!」

動けないように男達は俺を囲んできた。だが、それはまずいよ?

ユウ「ハイ~!!ハイハイハイハイ!!!ハイィィィィィィィィィ!!!!!!!」

俺は一瞬で囲んでいた男達をノックアウトさせた。

ユウ「魚人空手…火華カカト落とし!!!!」

残った最後の男に、踵落としを喰らわせた。

ユウ「ありゃ?加減を間違えたか」

見ると、踵落としを喰らった男は地面に顔が完全にめり込んでいたのだった。

ユウ「悪いマスター」

「気にするな。修理代はこいつらから分捕るからよ」

ユウ「そっか」

レモーネ「ユウ!!」

ユウ「レモーネ、お疲れ」

戦い終わったレモーネと合流する。

レモーネ「ユウもね。大分覇気の使い方をマスターしたと思うんだけど」

ユウ「そうだな。確かにかなり覇気の使い方はいい。だが、まだまだ修行は怠るなよ」

レモーネ「分かってるわよ」

少し拗ねるレモーネ。俺はそんなレモーネの頭を撫でてやった。

ユウ「ま、よくやったよ」

レモーネ「♪♪」

そのまま俺の腕に抱き着く。さて、そろそろ帰るか。何人かは既に船に帰ってるだろ。

ユウ「俺達も船に戻るか」

レモーネ「そうね。他の皆ももう戻ってるだろうし」

そして俺達は、メリー号に戻る。さて…明日はいよいよレースだ。何が起こるのかある意味楽しみだな♪ 

 

レーススタート

翌朝、俺達は早朝から始まるレースに向けて準備をしていた。

サンジ「おい、そっちはいいか?」

ルフィ「だいじょ~ぶ」

それぞれ帆を張ったり、錨をあげたりして出向の準備をしている。

ナミ「…やっぱりあの山を指してる」

ルフィ「どうしたナミ?」

ナミ「このエターナルポースは、山向こうを指してるのよ」

サンジ「スタート地点はあっちって事?」

ルフィとサンジが上から降りて来る。

ナミ「ううん。胴元は確かにこの町がスタートだって言ってたわ」

ゾロ「他の船も全然見えねぇぞ?置いてきぼりか?」

ルフィ「ゾロみてぇ」

ゾロ「喧しい!!」

だが、この場所が本当にスタート地点なのか?

ロビン「スタートはここよ。この島にはたくさんの支流があって、正面の河に全て合流するの」

ナミ「正面のって…あれ!?」

正面…即ち先程エターナルポースが指している山だ。

ロビン「皆は他の支流でスタンバイしてる筈。あの山の頂上からがスタートよ」

なるほど。あの時と同じって事か。

ナミ「ちょっと待ってよ!山を登るって事!!?」

ユウ「ナミ、俺達は既に体験してるだろうが」

ナミ「そうだけど…あれは大きな海流があったから」

不安そうな表情で言う。

ロビン「ここにもあるの。何年かに一度、大きな潮の逆流と風が吹く。それを利用するのよ」

サンジ「あぁ…博識だなロビンちゅわん♥」

目をハートにしながらロビンの事を褒めるサンジ。お前といいナミといい、どんな目してんだよ。すると、ナミとチョッパーが何かに反応する。

ナミ「!!風がくる!!ルフィ、ヤードの補強急いで!ウソップは舵をとって!チョッパー、後方で見張って!サンジ君とゾロは左右の障害に中止して!!」

ナミの指示でそれぞれが持ち場に着く。すると、風が徐々に吹き始める。

ナミ「…きた」

そう言った瞬間、突風が吹き船が進み始める。

ウソップ「またトンネルかよ!!」

ルフィ「オホ~~~~!!!」

船はトンネルの中をどんどん進んでいく。トンネルと抜けると、島の運河に出る。そこには、街中の人が集まっていた。

ビビ「凄い人の数…」

レモーネ「そりゃそうでしょ。何年に一度行われてるみたいだし、結構人気みたいよ?」

ユウ「だろうな。でなきゃ、老若男女がこんな時間から集まってないだろうさ」

ナミ「なるほど。パレードスタートってそういうこと」

周りの連中を見ながらそう言う。

ウソップ「おいおいおいおい!俺達結構人気高いんじゃねぇの?」

「「よ~し!任しとけ!!」」

「テメェ等余計な事すんじゃねぇぞ!!」

「一番人気に賭けてんだからよ!!」

「邪魔したらぶっ殺すぞ!!」

応援ではなく、俺達に対する罵声だった。

ナミ「ま、当然の反応よね」

ゾロ「誰だ?ガスパーデって」

ゾロが、このレースの一番人気のガスパーデの事をナミに聞く。

ナミ「珍しい。興味あんの?」

ゾロ「昨夜遅くまで調べてたろ?」

ユウ「そうなのか?」

俺も気になり、ナミの所に行く。

ナミ「ええ」

ユウ「ガスパーデ…どこかで聞いた事があるんだけどなぁ」

俺は昔の事を思い出す。確か、白ひげさんの船で聞いたような気が…

サンジ「他の船が見えて来たぜ。あっちもだ」

徐々に運河が集まり、他の船とも合流していく。すると、この世界では珍しい蒸気船がやって来た。

サンジ「デッカイ船だな。ありゃ蒸気船だ。初めて見たぜ」

ナミ「一番人気ガスパーデの船、サラマンダー号よ」

ウソップ「なんだあの旗印?海軍のマークにバッテンしてあるじゃねぇか!」

ナミ「そうよ。あいつはね、元海軍なのよ」

ユウ「ああ、思い出した」

ナミの一言で俺は思い出す。

ユウ「海兵だったあいつは、海軍を裏切ってあの蒸気船を手に入れ海賊の名乗りを上げたんだった。確か賞金の額は…」

ナミ「9500万ベリーよお兄ちゃん」

俺の代わりにナミが答えてくれる。

ウソップ「へぇ9000…大物じゃねぇかよ!?」

ナミ「そうね、実力的にも要注意人物よ。悪魔の実の能力者みたいだしね」

ビビ「そうみたいですね」

そんな話をしてると、隣の運河と合流し横に来た海賊船から笑い声が聞こえてきた。

「でひゃひゃひゃひゃ!!なんだなんだそのチンケな船は!そんなんでグランドフォールを越えられると思ってんのか?」

ナミ「あれは縛り首のビガロね」

すると反対側からも船が来る。

「「「来た~~!!!」」」

ナミ「ウィリーの船だわ!」

「「「また来た~~~!!!」」」

ナミ「巨人族の船だわ!!」

「ガバババババ!!!」

そして運河は山の方に全て集まり、そのまま登っていく。

チョッパー「うわっ!ちょっ!!傾きがどんどん大きくなってきたぞ!!」

ナミ「大丈夫!問題ないし!!」

ナミはそう答える。他の連中もそれぞれ耐えている。だが…

ユウ(このまま登っていったら、山なんだから同じくらいの傾きがある筈だ。って事は…)

俺は顔を青くさせる。

レモーネ「ユウ?」

ビビ「ユウさん?」

俺の横にいる2人が声をかけて来る。

ユウ「お前ら!全員何かに掴まれ!!!!」

俺が叫ぶと同時に、船は河から放り出される。

『……』

ルフィ「イヤッホ~~~!!!!!」

全員は黙るが、ルフィだけは喜んでいた。河は滝になっており、俺達は一直線に落下する。

ナミ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ビビ「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ナミとビビは必死になって俺にしがみ付く。

ユウ「レモーネ!能力で体重を軽くしろ!!」

レモーネ「分かったわ!」

レモーネは体重を軽くして浮かぶ。俺は素早く箒を取り出し、ナミとビビを抱きかかえる。因みにロビンはちゃっかり腕を生やして俺にしがみついていた。

『ズリィぞユウ!!』

男連中が何か言ってるが、んなの知らん!船はそのまま落下していき、河に着水した。それを確認した俺達は船に戻る。

ウソップ「おいユウ!俺達も助けろよ!!」

チョッパー「そうだぞ~!」

下りた早々、ウソップとチョッパーが文句を言って来た。

ユウ「いや、普通に考えて全員は無理だぞ。レモーネとロビンには能力使ってもらってたしよ」

俺は抱き着いてるナミとビビを下しながら説明する。

ユウ「後、ボーッとしてる暇ないぞ」

『??』

すると、各海賊船が戦い始める。白兵戦だったり大砲で砲撃したり色々だ。

ウソップ「何やってんだよあいつら!!」

ゾロ「レースがスタートしたんだよ」

ロビン「もう何をしてもOKよ!」

ナミ「ウソップ!後方甲板で見張り!」

ウソップ「!!!俺ですか~~!!!」

泣きながら後方に向かっていった。その間も、他の船では戦いが進んでいる。

ルフィ「アッハッハッハ!!元気だな~皆」

笑っていると、前方が大きくカーブしている。

ユウ「このままじゃぶつかるぞ!!」

前方では、曲がり切れなかった船が座礁している。

ナミ「チョッパー!舵を切って!!」

チョッパー「やってるよ!でも全然きかないんだ!!」

舵も駄目か。

ゾロ「蹴り入れりゃクッションになるか?」

ナミ「できるか~!!…ああ、クッション。ルフィ♪」

ルフィ「ん?」

ナミは事情を説明する。

ルフィ「分かった!ゴムゴムの~…風船!!!」

船の前で膨らみ、メリーがぶつかる。そのままルフィは回転しメリーを進めて弾き飛ばす。

チョッパー「でも…こっからどうすんだよ~~!!!」

この後の事を考えていなかったな。

ロビン「多輪咲き(グランフルール)

するとロビンが能力を使い、船を河の方に引っ張ってくれた。

ルフィ「ナ~イスロビ~ン」

そして無事に着水し、そのまま海に出た。

サンジ「しっかしま~、毎度の事とはいえ、いつもいつもよく生きてるよな俺達」

ナミ「あ、ありがとロビン!私の作戦通りだわ!!」

ゾロ「嘘つけ!!」

ロビン「さぁいよいよね。楽しみましょ」

「「「……」」」

先程の事で、チョッパー、ビビ、レモーネの3人は仲良く気絶していた。

ルフィ「ホントにワクワクしてきた!大分後ろの方だけどよ、これからこれから!やっぱ海賊はこうでなくちゃな~♪」

ナミ「三億ベリー!三億ベリー!!三億ベリー!!!」

「よっしゃー!行くぞ皆ァ!!!「あ、島を出てはいけない病が…」」

『おぉ!!!』

ウソップが後ろで何か言ってるが、いつもの事だしほっといていいだろ。果たしてどうなるかねこのレース。まともに済めばいいけどさ。 
 

 
後書き
ユウの能力ですが、結果はいっそ全部が後半圧倒的に多かったので、載せていた能力全て使う事に決めました!

他にも、追加出来たらその都度お知らせします。ですが、ひとまずは書いてあった能力を使っていきます。ボロボロにならない様に…

悪魔の実の能力として使用はしません。




ハーレムの方は、マキノやマーガレット、レイジュが候補にあがってきています。

何とかこの辺も入れれたらなと思っています。 

 

この子の名前は・・・

レースが始まり海を進んでいる俺達。スタート時はあれだけいた船も今は一隻も見当たらない。

チョッパー「他の船が見えなくなった」

ウソップ「それぞれが思い思いのコースを辿ってるからなぁ」

サンジ「今の内にメシ作っておくか」

ルフィ「賛成!!」

ナミ「船の被害も調べておいてゾロ」

ゾロ「俺一人でかよ!!」


そしてそれぞれが自由に過ごす。

ユウ「……」

ビビ「どうかしたんですかユウさん」

ユウ「ビビか」

俺は甲板に残り海を眺めていた。

ユウ「少し気になる事があってな」

ビビ「気になる事…ですか?」

ユウ「ああ。ま、勘違いならいいんだけどな。サンジが飯作ってるし、俺達も行こう」

そして俺とビビも食堂に入る。すると、ゾロが子供を連れて来た。

ユウ「どうしたんだゾロ、その子供」

ゾロ「密航者だ。ま、ガキとは思わなかったがな」

チョッパー「気絶してるぞ」

子供を布団に寝かせ、チョッパーが看病する。

ナミ「酷い男ね。こんな子供にまで容赦ないんだから」

ゾロ「仕方ねぇだろ、銃持ってんだぞ!」

ビビ「でも、それでもさすがに…」

「「ゾロ酷~い」」

ゾロ「テメェ等…」

ルフィとウソップがおちょくりながら言う。

「う、ううん…」

すると子供が目を覚ます。

チョッパー「あ、目を覚ました!」

「…鹿が喋った!!」

チョッパー「鹿じゃねぇ!トナカイだ!!」

「もっと変だ!!」

チョッパー「うるせぇぞコノヤロー!!!」

「バ、ババ、バ…」

ナミ「ダメよ。化け物なんて言っちゃ」

子供が言おうとした台詞をナミが止める。

ビビ「安心して。トニー君は優秀な医者だから」

レモーネ「まぁ、感情表現は下手だけどね」

チョッパー「バカヤロー!褒めたって何も出ねぇよ!コノヤロー♪」

ナミ「こんな感じ」

本当に相変わらず感情表現が下手だなチョッパー。すると子供は何かを探し出す。

ナミ「探してるのはこれ?」

子供から取り上げた銃を見せる。

ナミ「こんな物持って海賊船に乗り込んで来たら、殺されたって文句言えないのよ。目的は何?誰に指示されたの?」

「……」

ナミの質問に答えない子供。

チョッパー「ま、この子体調がよくないんだよ。後にしよ。それに…」

「殺すためだ」

子供が言葉を話し出す。

「お前達を殺して金を作る為だ!!」

ユウ「なるほど。分かりやすい理由だな」

ナミ「だけど、何でこの船なの?」

ウソップ「そりゃ決まってるさ」

ウソップが会話に混ざって来る。

ウソップ「俺達はかの有名な麦わら海賊団だもんな!」

自慢げに言うウソップ。

「知らないよ!この船が一番弱そうに見えたんだ!!!」

ウソップ「は~い笑うとこ」

ルフィ「あひゃひゃひゃひゃ!!!」

思ってた言葉ではなく、ウソップはそう言う。で、ルフィだけが笑っていた。

「笑うな~!俺は本気なんだぞ!!」

チョッパー「止めろよ。お前体が…」

「近づくな~!!」

止めようとしたチョッパーは吹き飛ばされる。

ルフィ「海賊が命狙われるのは当ったり前だ。半端な覚悟じゃ、俺の相手は務まらねぇぞ?」

するとロビンが能力を使い、子供に銃を渡す。

「!?」

ロビン「本気を見せてちょうだい。それとも…ただのハッタリ?」

ウソップ「コラコラ」

挑発するロビンに注意するウソップ。

「馬鹿に済んな…コノヤロー!!!!!」

子供はルフィに銃を発砲する。だが…

ユウ「悪いな。いきなりウチの船長(てっぺん)は取らせられないんでな」

銃からは弾は出ず、代わりに花が飛び出ていた。

「な、なんだよこれ~!!!?」

ルフィ「おいユウ、俺は別に撃たれても平気だぞ」

ユウ「分かってるよ。だがな、俺は副船長…お前の部下だ。船長を簡単に取らせるのは、黙ってられなくてな」

ルフィ「そっか」

俺の言葉に嬉しそうな顔で言う。

ユウ「悪いな。俺は悪魔の実の能力者なんだよ」

「あ、悪魔の実…」

ナミ「そうよ。知らない?」

「お、俺は船から出た事ないから…」

ナミ「まか不思議な木の実でね。カナヅチになるのと引き換えに、人間離れした能力が手に入るのよ。ウチではロビンと船長のルフィ、レモーネ、お兄ちゃん、そしてそのチョッパーも能力者」

ナミが丁寧に船に乗ってる能力者を教える。

「この鹿が?」

チョッパー「トナカイだ~!!」

鹿と言われ怒り巨大化するチョッパー。

「クッ…殺せよ」

ユウ「なに?」

「さっさと殺せよ!チキショ―、とっとと殺れ!!!」

ナミ「いい覚悟ね。と言いたいとこだけど、随分と命を軽く見てんじゃない?」

「海賊に説教されたかねぇ。構うもんか。希望もねぇのに生きたって意味ねぇし…俺なんかどうせ、無駄な存在なんだからよ!!」

ナミ「…ゾロ、刀借り」

ユウ「っざけんな!!!!」

そう言った瞬間、俺はガキを殴る。

チョッパー「ユウ!!?」

ユウ「生きてる意味がねぇ?無駄な存在?ガキが舐めた口聞いてんじゃねぇぞ!!!」

俺は片手でガキを持ち上げる。

ウソップ「お、おいユウ!落ち着け!!!」

チョッパー「そうだよユウ!!相手はまだ子供なんだよ!!!」

ユウ「ガキだからなんだ!!こんな舐めた事言うガキ…死にてぇなら俺が殺してやるよ!!!」

俺は目を光らせながら言う。【川神鉄心や最強の弟子ケンイチの長老達みたいな感じ】その光景を見たゾロやサンジは、本気で危ないと思ったのか俺とガキの前に立つ。

ゾロ「おいユウ!」

サンジ「少し落ち着けって」

しかし俺は、2人の言葉に耳を傾けない。すると今度は、ナミやロビン、ビビ、レモーネが止めて来た。

ナミ「お兄ちゃん!さすがにやりすぎよ!!」

ビビ「そうですよユウさん!」

レモーネ「子供の言った事じゃない!!」

ロビン「そうよ。少しは落ち着いて」

ユウ「…分かった」

四人の言葉に、俺はようやく落ち着いた。

ユウ「少し外に出てくる。サンジ、俺の分は避けといてくれ」

サンジ「あ、ああ…」

そして俺はキッチンから出て行った。因みに子供は俺が怖かったのか涙を流していた。俺は船首に行き海を眺める。

ユウ「……」

あ~あ。あいつ、昔の俺やナミとダブるんだよな。だから許せなかったんだ。簡単に命を粗末にする事を…

ナミ「お兄ちゃん」

ユウ「…ナミ」

振り返ると、ナミが毛布を持って来ていた。

ナミ「これ、そのままじゃ風邪ひくよ」

何時の間にか降ってた雪。俺の体などにも結構積もっていた。

ユウ「悪いな。気が付かなかった」

ナミ「……」

俺は毛布をかぶると、ナミがそのまま一緒に入ってくる。

ユウ「ナミ?」

ナミ「ユウお兄ちゃん…昔の事思い出してた?」

ユウ「…ナミにはお見通しか。ああ、あいつ昔の俺やナミ達と被って見えたんだよ。だからだな、あれだけ怒ったのは」

ナミ「そっか」

ナミは俺にギュッと抱き着く。

ナミ「確かにあの子は、昔のあたし達にそっくりね。生きる希望も何もなかった。でも、生きていればお兄ちゃんみたいにそいつを倒してくれる相手がいる。だから…」

ユウ「…そうだな」

俺もナミの肩を抱き寄せる。

ナミ「お兄ちゃん…チュッ」

ナミは俺にキスをする。

ユウ「急にどうしたんだ?」

ナミ「別に。ただしたかっただけ」

ユウ「そうか」

それから暫く、俺達は海を眺めていたのだった。

ビビ「いいなナミさん」

レモーネ「抜け駆けよね」

ロビン「いいじゃない。私達も後でしてもらえば」

女性達はそんな会話をしていた。

サンジ「おんのれぇぇぇユウぅぅぅぅぅぅぅ!!!!我が愛しのナミさんとあんな羨ましい事をぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

ゾロ「何言ってんだこのアホは」

サンジ「なんだとマリモ野郎!!」

ゾロ「んだとエロ眉コック!!」

ウソップ「諦めろサンジ。お前が入る隙間は存在しない」

サンジ「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

ウソップの言葉に撃沈するサンジであった。

チョッパー「サンジィィィィィ!!!?医者ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 

 

追いついた状況

「ぎゃ~はっはっはっはっは!!テメェ等如きがよく今まで残ってたな!!」

ゾロ「なんだ?うっるせぇな」

ウソップ「あいつ!スタートん時のあいつだ!!」

チョッパー「ビガロだっけ?」

ロビン「へぇ、私達が最後尾だと思ってたのに」

ルフィ「んじゃビリはあいつらか」

ビガロ「んだと~~!!!」

ナミ「うわっ!事実をつかれて怒った!!!」

人間、事実を言われると怒るよな…

ビガロ「捻り潰してくれ…!!」

ウソップ「あた、当たった…」

ウソップがビガロ目掛けてパチンコを撃っていた。

ナミ「ナ~イスウソップ!」

ウソップ「へっ!どんなもんだい!!」

すると、船長がやられた為船員達は一斉に俺達を睨む。

ウソップ「よし行け!お前ら」

ゾロ「テメェ」

ウソップは素早く俺達の背後に隠れていた。

ルフィ「よっしゃ!そんじゃ…」

サンジ「待てよ」

やる気満々のルフィをサンジが止める。

ゾロ「今回は2人で充分だ」

サンジ「偶には見てろ」

ルフィ「ぶ~」

2人は相手の船に乗り込む。そして戦い始める。

ユウ(ま、あの2人相手じゃ向こうは無理だな)

んな事を思ってると、突然船が揺れる。すると海面が盛り上がり現れたのは…

『海王類だぁぁぁぁぁ!!!!!』

ナミ「それも超大型の!!!」

『うわあああああ!!!!』

ゾロ「バカ騒ぐな!!」

敵側が騒いだ為、海王類は船ごと食べようとする。

『うわああああ!!!食われるぅぅぅぅぅぅ!!!!!』

ルフィ「ゾロ!サンジ!!掴まれぇぇぇぇ!!!」

ルフィは2人に向かって腕を伸ばす。が、外れ海王類の鼻の中に入っていった。

「「どこへ伸ばしてんだ!!」」

すると海王類がクシャミをする。俺達はそのままクシャミの風で飛んでいく。

「「どっしぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!?」」

『どっしぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!』

俺達の船は無事だが、相手の船は沈んだ。

ルフィ「あ、沈んだ」

ウソップ「っておいおい!まだゾロとサンジが!!」

ビビ「た、大変!!」

ルフィ「そうだった!!?おぉ~い!!!」

そして何とか2人はルフィによって引き上げられたのであった。そして俺達は夕食を食べ終わりエターナルポースが示す通りに進んでくと、ある場所に到着した。

ナミ「何よ…これ」

ユウ「ここは海軍の要塞だな」

そう、俺達はゴールのパルティエではなく、何故か海軍要塞に到着した。周りを見ると、他の船の残骸がたくさんある。

サンジ「ナミさんどゆこと?」

ナミ「でも間違いじゃない。針は確かにココを…」

ロビン「ねぇ、そのエターナルポース自体が違うって事は?」

「「!?」」

ロビンの言葉に、ナミはパルティエと書かれた金板を剥がす。するとその下にNAVARONE(ナヴァロン)と彫られていた。

サンジ「クソッ!何か変だと思ってたのはこれか!」

ルフィ「ガスパーデの仕業だろ」

ナミ「ルフィ」

ユウ「だろうな」

俺はルフィの言葉に賛同する。

ルフィ「こんなくだらねぇやり方をするのは、あいつしか違いねぇ」

ナミ「何よ、そんなの分かんないじゃない」

ユウ「間違いないと思うぞ」

レモーネ「ユウ?」

俺の言葉に、全員がこっちを見る。

ユウ「白ひげさんの船にいた時、色々な海賊や海軍の事は調べてたからな。ガスパーデはナミが調べた通り、自分が乗ってた船を襲ってる。それ以外にも、海軍時代に得たパイプで色んなことを仕出かしてる。俺達が昔味わったようなこともな」

ナミ「!?」

その言葉に、ナミはアーロンと手を組んでいた海兵の事を思い出す。

「その人の言う通りだ」

すると、あのガキが話に加わる。

「ついこの間、大量のエターナルポースを船内で見た。多分、それ」

ゾロ「海賊が海賊を売ったってわけか。たいした将軍だな」

サンジ「クソぎたねぇ野郎だ」

ユウ「あいつの場合は、海軍時代からもそんな事を繰り返してたからな」

ウソップ「どうする?今から追うのか?」

ナミ「本物のエターナルポースがなきゃ無理よ」

「そうだよ!全てが遅いんだ!!」

するとガキは叫び出す。すると子供は、自分の爺さんの病気を治す薬を買うためにこの船に潜り込んだそうだ。

ルフィ「…バカかお前」

「!?」

ユウ「そうだな。お前にそんな事をさせる為に、お前の命を助けた訳じゃない」

「そんなこと…!!」

ルフィ「分かってんなら生き抜いて見せろよ!だいたいそんくらいの覚悟がホントにあるんだったら、船から助ける事くらいしてみろ」

ユウ「全くだ。やりもしねぇで、口だけで命懸けるとかぬかすな!」

ナミ「ルフィ…お兄ちゃん」

俺達の言葉に、皆は黙っていた。

「お前達になんかに…言われなくたって!!」

ユウ「なら丁度いい。な、ルフィ」

ルフィ「ああ!俺はこれからあいつをブッ飛ばしに行く」

「「来るか?」」

俺とルフィは聞く。

「行く!つれてけぇ!!」

ルフィ「よしぃ!」

ユウ「決まりだ!」

そして船は要塞から離れ、ガスパーデの所に向かう。

ウソップ「ってちょっと待て!どうやって行き先を!?」

ルフィ「チョッパーの鼻!」

チョッパー「分かった!」

サンジ「ああ、なるほど」

レモーネ「嘘でしょ~」

ナミ「大丈夫!後は航海士に任せて」

ビビ「それは…」

ロビン「いつもこんな調子?」

ゾロ「ああ。ま、だいたいな」

ユウ「九割はこんな感じだろ」

そんな会話をしていた。チョッパーの鼻を頼りに進んでいくと、雨が降り始める。そして更にそこから進むと、ガスパーデの船を発見した。

ルフィ「ガスパーデぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

ウソップ「冗談みてぇ。ホントに匂いだけで辿り着いた」

チョッパー「ああ!信じてなかったのかよ!!」

いやチョッパー、普通は信じれないと思うぞ。でも、そのおかげであいつらに追いついた!!

ナミ「外輪が止まってる。向こうも色々とあるみたいね…ルフィ!後は好きにやっていいわ!!!」

ルフィ「おう!!」

するとルフィは、腕を回し始める。

ルフィ「ゴムゴムのぉぉぉぉぉぉ…ピストルぅぅぅぅぅぅ!!!!!!の、ロケットぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

そのままルフィは船まで飛んで行った。

ユウ「やれやれ。それじゃ俺も…」

俺はあらかじめルフィに忍ばせてあるトランプを使って移動する。ガスパーデの船に到着すると、ルフィとガスパーデが話していた。

ガスパーデ「よくここにたどり着いたな。三千万は伊達じゃねぇって事か」

すると、俺の背後に誰かが立っていた。

ユウ「…誰だお前?」

すると、ガスパーデが答える。

ガスパーデ「そいつはニードルスだ。一応俺の側近だ。ま、側近と言っても俺を殺すことが目的みたいだがな」

ニードルス「……」

ユウ「なるほど」

ルフィはガスパーデと。俺はニードルスと睨み合う。さて、バトル開始だ!!! 

 

戦闘開始!!

俺はニードルスと戦うことになる。あいつの武器は…鉄爪か。

ニードルス「……」

しかし無口だな。すると背後から何かがぶつかる音が聞こえた。そっちを見ると、ルフィが足元にいた賞金稼ぎをぶん殴ったらしい。何殴ってんだよ…

ユウ「!?」

するとニードルスは、俺のスキを突いて攻撃してきた。勿論見聞色の覇気でかわしたけど。

ユウ「おいおい、いきなり攻撃は酷いな」

ニードルス「……」

ユウ「だんまりですか。やれやれ」

再びニードルスは鉄爪で俺を攻撃して来る。

「魚人空手…五千枚瓦正拳!!!」

ニードルス「!!」

俺の攻撃をかわす。

「へぇ…ガスパーデを狙ってるだけあって、中々な反応だな。初見でこれをかわされたのは久々だな」

ニードルス「……」

俺達はそのまま戦いを続けた。暫くして、お互い致命傷は受けてはいないが、所々傷が出来てたりしている。ま、見聞色も万能ではないからな。

ユウ「らちがあかねぇな」

ニードルス「…そうだな」

その言葉を聞いて俺は驚いた。いやだってさ、今まで戦ってて一回も喋んなかった奴が、初めて喋ったんだぞ!そりゃ驚くだろ!!

ユウ「口がきけない訳じゃなかったんだな」

ニードルス「ああ。もう面倒だし、お前とあいつを殺してあいつ(ガスパーデ)も殺す」

するとニードルスは、両手に付けてる鉄爪を俺に向ける。そしてそのまま回転しながら俺に攻撃してきた。

ユウ(なんかこの攻撃、何処かで見た気がするのは気のせいか!?)

前世の時、似たようなのを見た気がするんだが…何て考えてる暇じゃなかった!!攻撃を避けると、俺がいた場所は穴が開いていた。

ユウ「恐ろしいな。あんなの喰らったら、俺の胴体に風穴が空くぜ」

ニードルス「……」

再び黙る。ホント口数少ないよなコイツ!まぁいい。いい機会だ!女神に貰ってた能力の1つを使うか!

ユウ「初めてだからな。上手く出来ればいいが…」

俺はそう言いながら集中する。

ユウ「左手に気、右手にチャクラ…1発目はサービスだ。……避けろよ」

ポケットに手を入れる。準備完了だ。

ニードルス「!!?」

俺の言葉に反応したニードルスは、素早くいた場所から離れる。離れたと同時に、先ほどまでいた場所に大きな穴が空いていた。

ニードルス「これは…」

ルフィ「スッゲ~~~!!」

サンジ「おいおい…なんだ今には!?」

ルフィは戦っているのに、こちらを向いて目を輝かせていた。サンジは何かを持っており、それをルフィに渡していた。

ユウ「これは俺の新しい技だ。その名も豪殺居合い拳」

サンジ「おっそろしいな。まるで大砲を喰らったみてぇだな」

ユウ「似たようなモンだな。さて、次はないぞ?」

ニードルスにそう言う。すると、何故か笑っていた。

ニードルス「確かに今のを喰らえばひとたまりもない。だが、その攻撃は隙がある」

流石だな。初見でコイツの弱点を見抜くとはな。だが、俺が何も対策してないと思ってんのか?するとニードルスは、先程と同じ技で俺に攻撃してきた。俺は構える。

ニードルス「バカが!もう遅い!!」

ユウ「どうかな?」

俺はそう答えると、回転してるニードルスに攻撃する。

ニードルス「なに!?」

ニードルスも驚き、攻撃を止める。

ニードルス「何故攻撃が…確かに構えていた…グアッ!?」

言葉の最中、ニードルスは殴られる。

ユウ「悪いな。確かにあの技は1発がデカいが隙がある。だが、これと組み合わせればどうだ?」

俺は次々とニードルスを殴る。

ニードルス「ガッ!グッ!!」

ユウ「無音拳。居合い拳の隙を補う為に作った技だ。早くて見えないか?」

俺はニードルスを追い詰める。チラッと見ると、ルフィもガスパーデにトドメをさそうとしていた。

ユウ「さて、ウチの船長も終わりそうだし嵐も近づいてるみたいだしな」

すると突然船が爆発した。

ユウ「なに!?」

ニードルス「!!」

船にいた全員が驚く。ニードルス以外は能力者だから、海に落ちないようにしねぇと。

ユウ「ったく、誰だよ船を爆破させた奴は!」

俺は前後に割れた船にしがみついていた。

ユウ「ま、海に落ちなかったのはよか…!!?」








ドゴン!!!!







すると、俺がいた場所が盛り上がり、そこからニードルスが攻撃してきた。

ユウ「しま…!?」

逃げるのに集中してたから、見聞色で感知できなかった!!

ユウ「グアッ!!!」

俺は久々にまともな攻撃を喰らった。

ニードルス「……」

ニードルスの鉄爪から俺に血が滴り落ちていた。

ユウ「ハァ…ハァ…久々だな。血を流したのは」

いつもは見聞色を使って、その上能力で回避してたからな。

ルフィ「仲間だ!!」

すると、後方で戦っているルフィが叫ぶ。

ルフィ「俺の船には手下なんかいねぇ」

ガスパーデ「フン!!何を言い出すかと思えば、なんだそりゃ。海賊の癖に仲良しごっこか?ふざけんな!この海はな、支配する者とされる者しかいねぇんだ!!権力が全てなんだ!!だから俺は海軍を出て海賊になった。海なんて大嫌いだが、権力を握るには手っ取り早かったからな。グハハハハハ!!!!」

ユウ「…つくづく気に入らねぇ男だな。ルフィ!!」

俺はルフィに向かって叫ぶ。

ユウ「さっさと倒して、皆の所に戻るぞ!!!」

ルフィ「…おう!!!」

そして俺達は、自分の敵の方を向く。

ガスパーデ「俺を倒すだと?ふざけんな!!」

ルフィ「…だからお前はクズだって言ったんだ」

ガスパーデ「なに?」

ルフィ「お前は本物を知らねぇ。だからそんなセリフが言えるんだ。誇りも、仲間も信じる気がねぇ奴が、洒落で海賊旗を掲げるんじゃねぇ!そう言う奴は俺がぶっ潰してやる!!!」

ユウ「そうだな。こんなのをあの人と一緒にしたら失礼だもんな」

俺はルフィの言葉に賛同する。そして、白ひげさん達の事を思い出す。

ユウ「俺もぶっ潰してやるよ」

「「暇つぶしに」」

「「!!!?」」

するとガスパーデとニードルスは怒り始めた。するとルフィはサンジから受け取った小麦粉をガスパーデに投げつけた。

ユウ「なるほど。あれで対抗するのか。サンジ、良いアシストだ」

俺はサンジを褒めて、ニードルスの方を見る。

ユウ「俺も出し惜しみはなしだ!新しい技で終わらせてやる」

俺はそう言うと、身体に残ってる気を全て集中させる。そして両手を自分の前にゆっくりと持っていき合わせる。

ユウ「いくぜ…百式観音!!」

俺はそう叫ぶと、背後に黄金の観音が出現する。

ニードルス「!?」

流石のニードルスも驚いている。

ユウ「グッ!!」

だが、今の俺には百式観音を長時間出現させるのは厳しい。ニードルスの攻撃で傷も負っている。さっさと終わらせる!!

ニードルス「!!」

先にニードルスが動く。だが、百式観音は俺の動きと連動している。腕を横に払うと、一本の腕がニードルスを吹き飛ばす。

ユウ「そのままいくぜ!百式観音、壱乃掌」

一本の腕が、倒れてるニードルスの上から振り下ろされる。

ユウ「余裕は与えねぇ!!参乃掌」

次は2本の手が挟むように攻撃する。

ニードルス「!!?」

今ので腕か足か折れたな。だが、このまま一気に!!

ユウ「これで終わりだ!百式観音…」

俺は両手で9の形を作る。

ニードルス「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

向こうも最後の気力を振り絞り、回転しながら俺に向かってきた。

ユウ「楽しかったよ、ニードルス。…九十九の掌!!!!」

すると、百式観音の数十の手がニードルスに向かって連続の掌底を繰り出して攻撃する。

ニードルス「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

回避も出来ず、全ての攻撃を喰らったニードルス。そして攻撃が終わると、ニードルスはそのまま海に落下した。

ユウ「グッ!!!」

それを見届けたと同時に、全ての気を使い切った俺は倒れる。

ユウ「ヤバい…気を…使い…す…」

俺の意識はそこで途切れた。 
 

 
後書き
皆さんからたくさんの感想等を頂きました。

それで、今現在決まっているヒロインを教えてほしいと言われましたので、改めてここに書きます。


確定ヒロイン

ハンコック、ペローナ、カリーナ、モネ、バカラです。

そして、アイン、カリファ、マキノ、シャーロット等が今現在新たな候補に上がっています。






後、読んでいて気づかれた方もおられると思いますが、技でチャクラと書いていますが、この世界に魔力はないんじゃ?と思い急遽勝手に変更しました。それで、『ならNARUTOも入れろよ』と思う方もいらっしゃると思います。ですので!!


急遽、入れた方がいいか入れない方がいいかと聞きたいと思います!!!【もし、入れない方がいいという方は、タカミチの技で魔力の部分の代わりがあれば教えて下さい。後、残りの技は殆ど気で済ませるつもりです】



デッドエンドは次回で終了です。次は果たして… 

 

レース終了。なんだが・・・

気絶から目を覚ました俺は、真っ青な空を見ていた。

「ん?お前さん気が付いたか」

ユウ「あんたは?」

船を漕いでる老人に話を聞く。

「あの船で罐焚きをしてたジジイじゃよ」

「爺さん、なんて格好だよ」

すると、横に座ってる男が話に加わる。

「儂も生きるのに必死でな。それにしても、大の男3人を運ぶのはほねじゃったぞ」

すると、奥で寝てるルフィに目を向ける。

ユウ「そうか。俺を含め船長も助けてくれた事に感謝するよ」

「麦わら!?」

「たいした男だ。あのガスパーデを倒しちまった。そっちの兄さんも、入れ墨野郎を倒したしの」

「何だと!?」

すると男は驚くが、すぐに表情を変えた。

「…だったら俺を助ける必要なんかなかったぜ。もう生きてる意味がねぇ。ガスパーデを倒す事だけが、俺の生きてる意味だった。麦わらに横取りされ、俺の生きがいは消えちまった」

「儂はそうは思えんね。神様って奴は、粋な事を時々なさる」

「何の話だ?」

船などに括り付けてる浮き輪を引き上げてる爺さんが話し出す。

「オメェさん背中に大きな傷があるな?」

「見たのか?」

「ああ、それで確信したよ。妹がいたって言ってたろ?生きとるよ」

「!?」

その言葉に男は驚く。

「何言ってんだい。俺の妹は8年前…」

「あの日儂は川から子供を助けた。3歳の女の子だ。名前だけは憶えていたよ…アデル・バスクード」

「あ…あぁ…」

「じっちゃ~ん!!」

すると、島から女の子の叫び声が聞こえた。前を見ると、メリー号が止まってる場所から岩に乗り、こちらを見ながら手を振っている。隣にはウソップがいた。

「…人生は面白い。生きていればこそ、きっといいこともあらぁな」

そして俺達は無事に皆と合流した。そしてゴールがある島に向けて出発する。

「すみませんな、この子に服まで貰って」

ナミ「アタシのお古だけどね」

ゾロ「爺さん…死ぬ気じゃなかったのか」

「儂がか?バカ抜かせ!ボイラーの最期を看取っただけじゃ。死ぬなんて一言も言ってないぞ」

そう言われゾロとサンジはバツの悪そうな顔をする。

ビビ「動かないで下さいユウさん」

レモーネ「そうよ。大人しくしていないと治療できないでしょ!全く」

ロビン「そうね」

で、俺は現在ビビ達から治療と説教を受けていた。

ビビ「無事に帰ってきてくださいって言いましたよね!」

ユウ「はい…」

レモーネ「確かに帰って来たけど、お腹に傷なんか作って」

ユウ「すみません…」

ロビン「ユウにしては、珍しく油断していたものね」

何で知ってるんだよ。ロビンの奴、能力で見てたな…とにかく治療が終わり、話をする為に各自座る。俺はナミとロビンの間に無理矢理座らされる。サンジも文句を言いたかったみたいだが、ナミ達の雰囲気に気が付き顔を逸らしていた。

『……』

だが、男と女の子が兄妹と聞かされ、気まずい空気が流れる。

ウソップ「…なんか気まずくない?」

ナミ「そりゃそうでしょ。いきなり兄妹って言われてもね」

ルフィ「帽子…」

ルフィは大切な麦わら帽を無くして泣いていた。

サンジ「元気出せよ。あれ程探してなかったんだ。気持ちは分かるが…」

ルフィ「帽子…」

サンジの慰めにも、ルフィは泣きっぱなしである。

「ほらよ」

すると、男がルフィの麦わら帽子を投げて来た。

ルフィ「ああっ!!帽子~!!!」

ウソップ「おいアンタ」

「大事なモンだって言ってたからな。足元にあったのを拾っておいた」

ルフィ「ありがどう!お前いい奴だな。ナミ~、また直して~!!」

ナミ「はいはい」

そしてナミは帽子を受け取り、裁縫で破れた部分を縫ってあげた。直った帽子を嬉しそうに被ったルフィは、外に出て行った。

ルフィ「島が見えたぞ~!!」

その言葉に全員が外に出る。

ビビ「あれがゴールの島なんですね」

ユウ「みたいだな」

ナミ「おじいさんが持ち出してくれたログとも合ってる。って事は…」

『優勝だ~!!』

全員が嬉しそうに叫ぶ。だが、その楽しいひと時は一瞬で終わった。

ウソップ「えええええ!?海軍だ!!!」

ナミ「何でココにいるのよ!!」

サンジ「ちょっと待て!あいつこの前追いかけて来た奴か?」

「全速前進!!地の果てまで追いかけろ!!」

『絶対的正義の名のもとに!!』

俺達はすぐさま船を反転させ、逃げる事にする。爺さん達は乗っていた小舟に移る。

「なんでだよ!俺達を助けた事を話せばいいじゃんか!」

ウソップ「そんな事聞いちゃくんないさ」

ナミ「私達は海賊なのよ。こういう時は逃げるしかないでしょ」

「でも!でもぉ…」

女の子は悲しそうな顔をする。

ナミ「あんたはこれから、日の当たる所で生きるの。お尋ね者と関わっちゃ駄目」

「でもぉ…」

ナミ「もう生きる意味ないなんて言っちゃ駄目よ。じゃあね」

ウソップ「元気でな!」

サンジ「素敵なレディになるんだぜ」

ロビン「その為には、まず言葉遣いね」

レモーネ「後服装もね」

ビビ「3人ともお元気で!」

ゾロ「達者でな」

チョッパー「体には気を付けろよ!」

ユウ「爺さんと兄さんと仲良く暮らせよ」

ルフィを残して、俺達は前方に向かった。ルフィと男が何かを話してるが、流石に離れてるから聞こえないな。

ルフィ「じゃ~な~!元気でいろよぉぉぉ!!!!」

そして俺達は爺さん達と分かれたのだった。さて、後は海軍から逃げるだけか。

ゾロ「意外だな」

ナミ「何が?」

ゾロがナミに話しかける。おいゾロ、今のナミに話しかけるのは…

ゾロ「賞金だよ。三億ベリーをあっさり諦めるとはな」

ナミ「しょうがないでしょ…この状況でどうせぇっちゅうの!ええ!!!!あの胴元よ!絶対そうよ!!あいつガスパーデすら嵌める気だったのよ!!もう絶対許さないぃぃぃぃ!!!!」

叫びながらゾロの首を絞めるナミ。だから言わんこっちゃない。

ゾロ「で…でもそいつは…もう…生きてるかどうか…」

その状況できちんと説明するお前に感心するよ俺は。

ルフィ「まぁいいじゃんか。クヨクヨすんなって。まだまだ旅は続くんだぜ?またなんかあるって!」

ユウ「そうだな。それに、今は後ろの連中をどうにかしないとな」

「待て~!!貴様ら~~~!!!」

そんなに叫んで、喉潰れるぞ。

ナミ「あぁ~やだ。私こんな貧乏海賊やだ。あんな船振り切ってとっとと次の島行くわよ!!!」

サンジ「はぁ~いナミすわ~ん♥」

ルフィ「よ~し!海賊王に向かって全速前進!!次の冒険に向かって…行くぞぉ!!皆~~!!!」

『おおおおお!!!!!!』 
 

 
後書き
デッドエンド終了しました。


いや~疲れた!!



後、シャーロットですが、シャーロット・スムージーでした 

 

初めまして

海軍から逃げ切った俺達は、とある島に到着した。船を海軍に見つからないように停泊させ、全員で島に上陸する。

ロビン「無人島かしら?」

「メェ~」

『??』

歩いていると、前方にヤギの子供が草を食べていた。

チョッパー「ヤギ?」

「「「に、に、肉だぁぁぁぁぁ!!!!!」」」


ルフィにウソップ、サンジは逃げる子ヤギを追いかける。おいおい、いくら何でもそれはあまり…

ナミ「待ちなさいよ!」

すると、ナミ、ビビ、レモーネの三人がルフィ達の前に立ちはだかる。

ビビ「いくらお腹が空いていると言っても、あんな可愛いヤギを食べるだなんて」

レモーネ「そうよ!」

「メェ~」

確かにナミ達の言い分は分かる。だが、呑気に話してる場合じゃなくなったな。

ゾロ「どうやら、可愛いヤギさん達に好かれちまったみたいだぜ」

ユウ「そうみたいだな」

ナミ「え?」

すると、周りの草むらなどから大量のヤギが出て来た。見た感じ怒ってるな。

チョッパー「罠だ!俺達罠に嵌められたんだ!!」

すると、ヤギが俺達目掛けて突進して来る。

ゾロ「しょうがねぇ」

チョッパー「斬るなゾロ!」

刀で斬ろうとするゾロを止めるチョッパー。

チョッパー「こいつら悪い奴等じゃない!俺には分かるんだ!」

その言葉に俺達はヤギを傷つけない様に対処する。

チョッパー「待て!お前達を食べたりなんかしないよ。俺が約束する!でも、どうして俺達を罠に嵌めたんだ?」

「メェメェ。メメェメェメ」

チョッパー「えっ!?こいつら誰かに命令されてやったんだ」

ヤギの言葉を俺達に教えるチョッパー。ホント、動物同士だから便利だよな。

チョッパー「止めるんだ!」

チョッパーが攻撃して来るヤギを止めようとする。しかし、ヤギ達は一向に止める気配はない。

チョッパー「止めろおおおおおお!!!!」

人型に変身して叫ぶ。すると、攻撃してたヤギが全員驚く。いや、全匹?

「ひゃああああああ!!!」

すると、木から老人が落ちてきた。

「バ、バケモンや!!?」

ルフィ「変なおっさんが落ちたぞ」

ビビ「トニー君、ヤギさん達に命令してたのはその人なの?」

チョッパー「どうなんだ?」

「「メェ~」」

チョッパー「そうだって」

って事は、このヤギ達は全て爺さんのペットなのか?

「あわわわわわ!!」

爺さんは慌てふためく。

ゾロ「俺達に襲われるとでも思ったんだろ」

ユウ「ま、そう思われても仕方ないけどな。俺達海賊だしよ」

サンジ「心配すんな。水と食料が欲しいだけさ」

「海賊の言う事なんか信用出来るかい!言うとくが、この島にはお宝なんか無いさかいな!ワイは無一文や!!」

ウソップ「どう見たって大金持ちには見えねぇよ!」

確かにそうだな。よく見ると服もボロボロだしな。

「クソ海賊共め!こうなったらワイも男や!煮るなり焼くなり好きにせんかい!!」

サンジ「ほ~そうかい。俺はコックだ。煮るのも焼くのも得意だ」

「待った!待った冗談やっちゅうねん」

爺さんは石ころを数個投げて草むらに逃げていく。しかし、途中で枝に引っ掛かり動けなくなる。それをゾロが枝を切って助けてやった。しかし、それにビビったのか爺さんは気絶した。

ルフィ「のびちまったぞ」

ウソップ「負けん気は強ぇが、気の小さい爺さんだな」

気絶した爺さんを診察するチョッパー。すると、顔を青くする。

チョッパー「大変だ!心臓が止まってる!!」

『え!?』

その言葉に俺達は驚く。

ルフィ「ゾロ!」

ウソップ「鬼!」

ナミ「酷いわ!」

サンジ「マリモ」

ビビ「残酷です!」

レモーネ「そうよ!」

ユウ「殺すとはな」

「メェ!」

ゾロ「やっ!ちょっ!ちがっ!!えっ!!」

流石の本人もこの事態に焦っているな。チョッパーは必死に爺さんに心臓マッサージしてる。

チョッパー「俺は医者だ!早く爺さんを家に連れて行かないと!!」

「メェ…」

そして急いで爺さんの家に向かった。ゾロは罰として爺さんを背負っている。ベッドに寝かせて暫くすると、爺さんが目を覚ました。

「ふぅ…もうちょっとで殺されるとこやった。やっぱ海賊は油断も隙もならんわ」

ウソップ「よく言うぜ、勝手に気絶しちまった癖に」

ルフィ「ヤギのおっさん、ビビって心臓止まったのか?」

サンジ「このグランドラインじゃ驚きの毎日だろうが。よくそんな小せぇ心臓で生きてこられたもんだぜ」

ルフィ「ホントだな!」

笑いながら言うルフィ。確かにこのグランドラインじゃ驚きの連続だ。俺も初めて来た時は驚きすぎたな。

ナミ「でもよかった。命に別状がなくて」

「ええことなんかあるかい!!」

突然叫んだ爺さんは、そろばんを取り出す。

「ねがいましては、お前らのせいで腰は抜けるは死ぬ目に合うわ、おまけに薪割も水汲みもできん。えらい損害や!しめて五千万ベリーの損害やな」

そう言う爺さんを無視して、俺を含めた男連中は離れていく。ナミと2人でそろばんをはじいて値段を交渉してると、爺さんは泣き出した。

ルフィ「分かったよ爺さん。俺達が薪割や水汲みをしてやるよ」

「麦わらの兄ちゃん話分かるやないか!商談成立や」

ルフィがそう言うと打って変わって、笑顔になる爺さん。ド突いたろかホンマに。で、俺達は手分けして薪割りと水汲みを始めた。

サンジ「あの爺さん、よっぽど海賊が嫌いみたいだな」

ユウ「そうだな。何か恨みでもあるんじゃないのか?」

チョッパー「この島で人間は爺さん1人だって。何処からか流れ着いて、もう20年の付き合いになるんだってさ」

20年か。長いな…

ルフィ「20年!?んん?そんな奴前にもいたな」

いたのかよ。見ると、ナミは何かを思い出し苦笑いをしている。お前も見たのかよ…するとゾロが何処かに行こうとする。

ルフィ「何処行くんだゾロ?」

ゾロ「食いモン探してくる。あの爺さんが分けてくれるとは思えねぇしな」

だな。分けてくれって言った瞬間、またそろばんで勘定しそうだしな。

ルフィ「そっか!だったら肉頼むぞ肉!」

ゾロ「贅沢言うな!!」

そしてゾロは森の中に入っていった。

「もっと腰入れてやらんかい!近頃の若いモンは薪割りもロクに出来んのかいな」

爺さんは俺達に指示するだけ指示し、自分は何もせず口だけ出してくる。

ユウ「……」

俺は割れた薪を強い力で握っていた。ミシミシと音を立ててる薪がある。そして夜になっても、爺さんからの仕事は次々出された。

ゾロ「お前ら、まだやってんのか?」

ウソップ「あの爺さんが次から次へと仕事押し付けやがって!!」

レモーネ「もう疲れたわ」

ルフィ「腹減った~」

するとゾロが取って来た果物を差し出してくれた。そしてそれを食べてると、ゾロが山の上で海賊船を見たと言い出した。

ルフィ「海賊船?」

ゾロ「ボロ船だが、確かに海賊旗があったからな」

ルフィ「誰が作ったんだ?」

サンジ「爺さんしかいねぇだろ」

ユウ「そうだな。この島には爺さんしかいなかったんだ」

俺は果物をいくつか取ると、木にもたれる。

ユウ「悪い。俺もう休ませてもらうぞ」

そしてすぐに眠りについた。すると、今度は見慣れた場所にいた。

ユウ「ここは…確かアラバスタの時に見た」

『その通りです』

振り返ると、俺をこの世界に転生させ、つい最近その事を思い出させた女神がいた。

ユウ「あんたか。で、何の用だ?」

『はい。貴方に授けた能力ですが、見たところ完璧に使いこなせていないようでしたので』

ユウ「そうだな」

俺はニードルスでの戦いを思い出す。百式観音が長時間出せなかったしな。

『そこで、その能力の元の持ち主から修行を付けてあげたいと言われまして』

ユウ「修行か。それはありがたいな。だが、今現在俺は寝てるだけだ。どうやって修行をするんだよ」

『その事ですが、基本は貴方が眠った時に行います。そして、寝ている間は1日が1ヶ月になります』

ユウ「は?」

俺は言葉に理解できなかった。

『ですから、貴方の世界で寝た時は、こちらでは1ヶ月になるんです』

ユウ「つまり、俺が寝た時に修行を行い、1ヶ月分の修行が出来るってことか」

『その通りです』

それはありがたい。少しでも長い時間が必要だしな。

『それでは、貴方に修行を付けてくれる方達を紹介します』

そう言うと、目の前から人が現れた。

『まずは、百式観音の使われるネテロです』

ネテロ「ほっほっほ。よろしくのぅ」

『次に、居合拳等を使用する高畑・T・タカミチです』

タカミチ「よろしくね」

『次は川神流の総代、川神鉄心です』

鉄心「いい目をしておるのぅ」

『流派東方不敗、東方不敗です』

東方不敗「弟子を取るのはドモン以来じゃな!!」

『知識や技術等は、篠ノ乃束です』

束「なるほど~!確かに君なら、この束さんの弟子にピッタリだね♪どんどん教えるよ~!ブイブイ♪」

『太陽の能力、エスカノールです』

エスカノール「あなたが私の能力を受け継いだ者ですか。私が直々に教えるのに感謝しなさい」

『チャクラ等を教えるのは、歴代の影達です。そして、宝具は各持主が出て来ますので、使用した時に分からない事があればその都度聞いて下さい』

ユウ「……」

あまりの豪華な顔に、俺は言葉を失っていた。だが、これで確実に今より更に強くなれる!!

ユウ「これからよろしくお願いします!!」

『ああ!!』

そして、俺の修行は始まったのだった。 

 

船の正体

俺が寝てる間に色々あったみたいだ。聞けば、チョッパー曰くあの爺さんは後3日しかもたないそうだ。寿命みたいだな。それと、山の中にあった海賊船を見に行ったらしい。だが、特に変わった事はなかったそうだ。後、俺の修行だが…ま~厳しい事。あのまま何回寝たまま死ぬかと思ったね。で、今は朝になりサンジは豪華な朝食を作った。爺さんも目が覚め起きて来た。

「な、なんや~!!これは!?」

ルフィ「サンジは名コックだからうめぇぞ~」

チョッパー「島ヤギ達に、果物がある場所や魚が釣れるポイントを教えて貰ったんだ」

『メェ~』

残念な事に、俺達の船は食糧どころか水すらないからな。この島を知り尽くしてるヤギ達に食料の場所を聞いたんだよ。

ナミ「さぁ、早く早く」

ナミが爺さんを座らせる。

「ナミちゃん、言うとくがワイには払える金は一銭もあらへんで」

ビビ「その事は心配しないで下さい」

そして座らせる。

「ん~…怪しい、めちゃ怪しい!ことわざにもあるさかいな、『急に親切になった海賊にはきぃつけ~』って」

皿に乗ってる魚を箸で摘み、怪しい所がないか調べている。

「毒でも入っとんのとちゃうか?」

ユウ「安心しろ。毒で殺すくらいなら、爺さんはとっくの昔に死んでるよ」

ウソップ「お年寄りに親切にするのは当然の事じゃねぇか」

ルフィ「食わねぇんだったら俺が貰うぞ?」

そう言うと、ルフィは手を伸ばし魚を掴む。それを爺さんが待ったをかける。

「待った!食う!食うがな…って」

爺さんは伸びた手を見てビビる。

「ハグッ!?」

そのショックで再び心臓が止まりそうになる。

チョッパー「爺さん!?大丈夫か!!」

ナミ「脅かすな!!」

ルフィ「ゴメン」

ナミに殴られ謝るルフィ。

ユウ「悪いな爺さん、驚かせて。ルフィは悪魔の実を食ったんだよ」

食事をしながら爺さんに説明する。

「そうか。あんたも悪魔の実を食ったんかいな」

ユウ「因みに、俺やロビン、レモーネも能力者だ」

「さよか。モグモグ…旨い!こんな旨いメシ久し振りやで♪」

嬉しそうにサンジの料理を食べる爺さん。

ナミ「お爺ちゃん、私達に出来る事があったら何でも言ってちょうだいね」

ウソップ「グスッ…思い残す事ねぇようにな」

涙を流しそうになりながら言うウソップ。

ナミ「余計な事言うな!!」

で、案の定ナミに殴られたのだった。

サンジ「こんなメシでよかったら、いつでも作ってやるぜ」

「そうか、ありがとさん!いや~ホンマに旨いで」

そして美味しそうに食べだした。そして爺さんは料理を全部平らげたのだった。

ゾロ「……」

ユウ「ゾロ」

俺はゾロに話しかける。

ユウ「チョッパーの診断結果が本当であれ嘘であれ、数日はいてやろうぜ」

ゾロ「…そうだな」

俺の言葉に納得するゾロだった。で、食事が終わり爺さんから船を造ってほしいと言われ、山の上になった船に向かい作業を行った。

サンジ「しかし、何でわざわざ山の上に船なんて造ったんだ爺さん?」

「あ~そりゃ船やない」

ルフィ「これ船じゃねぇのか?」

ウソップ「あのな!これが船じゃなかったらなんだってんだよ!」

「そりゃワイの…棺桶や」

『棺桶?』

まさかの答えにビックリした。

レモーネ「なんでこの船が棺桶なの?」

「ま…ワイの墓っちゅうことや」

ルフィ「そうか…ヤギのおっさんの墓か」

「「拝むな!縁起でもねぇ!!」」

本人の前で手を合わせるルフィに、俺とウソップが注意する。

サンジ「まだ早ぇだろうが」

チョッパー「準備よすぎるよ…」

爺さんの言葉に、各自が動揺する。

「何ビックリしとんねん。こんな島暮らしや、自分の墓を自分で造ってもおかしないやろ?いつかワイも死ぬんやさかいな」

そう言いながら目を閉じる爺さん。言いたい事は分かるけどな。

ルフィ「ま~、墓なら山ん中でもおかしくねぇな」

サンジ「でも、どうして墓が海賊船なんだ?」

サンジが全員が思ってた事を聞く。すると爺さんは前のめりになる。

ナミ「!?」

ビビ「お爺さん!?」

「「「じ、爺さん!!?」」」

全員が爺さんの側に駆け寄る。だが近づくと…

ユウ「心配すんな。寝てるだけだ」

『ふぅ…』

ホントに紛らわしいな。船造りもいいところで切り上げ、爺さんの家に戻った。で、そんな生活が四日続いた。今日も俺とルフィ、ゾロ、ウソップは食糧の調達、ナミ達は爺さんの相手だ。ヤギ達にポイントを聞いたから今日も大量だ。

ルフィ「いや~、今日も大量だな♪」

ユウ「そうだな」

俺達は採って来た食材をサンジに渡す。

ウソップ「爺さん、他に食いたい物やしてほしい事があれば遠慮せずに言いな」

「いや、もう充分じてもろた。もういつ死んでもええ。極楽や…極楽や」

そう言うと、爺さんは満足そうな顔をする。

ルフィ「そんな事言うなよ!」

サンジ「例え短くとも」

ウソップ「前向きに生きろよ!」

三人は泣きながら爺さんに言う。だが、お前ら気づいてるか?もうチョッパーが下した三日はとっくに過ぎてる事を。

ユウ「お前ら、まだ気づかないのか?」

「「「??」」」

俺は未だに気づいていない連中に呆れる。

ユウ「はぁ…ビビにレモーネ、お前達も来い」

「「??」」

2人は俺に呼ばれこっち来る。そして爺さんに聞こえない様に話し始める。

ユウ「まず、チョッパーの診断で爺さんの命は後三日って言ったよな」

サンジ「ああ、後三日だ」

ルフィ「三日だぞ!」

ウソップ「あっという間の命じゃねぇかよ」

ユウ「そうだ。なら、俺達はいつこの島に来た?」

ビビ「えっと…」

レモーネ「確か…」

俺の言葉にビビ達は上陸した日を思い返す。

ゾロ「四日前だ」

『あっ!?』

ユウ「その通りだ。当の昔に三日は過ぎてるんだよ」

『ホントだ』

ようやく理解したかアホ共…

ウソップ「なのにまるっきりピンピンしてるってのはどういうことだ?」

サンジ「っていうか、前より元気になってんじゃねぇか?」

「ほれ!チェックメイト!!」

ナミ「ああ!まただ~!!」

ホントに寿命なのか気になるけどな。すると、チョッパーがこっちにやって来た。

サンジ「あの様子なら、後三十年は大丈夫そうだな。お前見間違えたな」

チョッパー「いや…そんな筈は」

ユウ「ま、見間違えたにしろ爺さんは今は元気なんだ。いいじゃねぇか。おそらく、寂しかったんだろうさ」

俺はナミと楽しそうにチェスをする爺さんを見る。イキイキしてるな。

ゾロ「ナミ、出航するぜ」

ナミ「もう少し…待ってくれる」

真剣な顔で答えるナミ。

ウソップ「いつまで遊んでんだよ。チェス!なんてとっととやめちまえよ」

ナミ「それがやめられないのよ。負け続けで、お爺ちゃんに船をかたに取られちゃって…」

「二ィ!」

爺さんは俺達に向かってピースする。

『何ぃぃぃぃぃぃ!!!?』

ユウ「ナミ、お前…」

ウソップ「海賊が船取られてどうすんだよっ!!」

ナミ「絶対取り返すから待ってて!」

泣きながらナミは俺達に言う。

「チェックメイト!」

ナミ「ひえ~!!!」

『もう止めろ!!』

ゾロ達はナミを止める。

チョッパー「地震だ~!!」

チョッパーが机の下に入り揺らすが、チェス盤を持ち上げてる爺さんに意味ない。

「船を取り返したかったら、その分この島で働いてもらうしかないで。ねがいましては…せめて10年は働いてもらわんとな。儲かりまっか~?」

嬉しそうに俺達にそう言う爺さん。取り敢えず俺達はナミに話をする。

『ナミ(さん)~!』

ナミ「ゴメン…上手く行けばお爺ちゃんから宝の有りかを聞き出せると思って~」

ウソップ「まだそんな事言ってんのかよ」

勝手な事をしたもんだ。こりゃ説教だな。

ユウ「ナミ」

ナミ「お兄ちゃ…ん」

俺の顔を見て、顔を青ざめるナミ。

ユウ「そこに正座だ」

ナミ「はい…」

諦めたのか、観念して俺の前で正座する。

ユウ「あのな、自分の金とかならいいが、あの船の所有権はルフィとウソップだろが。それをなんでお前が勝手に賭けてんだよ」

ナミ「はい…その通りです」

ユウ「その通りですじゃないだろ?しかも賭けた理由が、爺さんから宝の有りかを聞き出したいが為って…舐めてんのか?」

ナミ「ヒッ!!」

『!!!』

俺の言葉に、ナミはビビり他の連中は離れていた。

ユウ「昔にベルメールさんと言ったよな?賭けをするなとは言わないが、他人に迷惑をかけるなって。時には引くことも大事だって。お前、俺とベルメールさんの言った事、何も聞いてなかったのか?ん?」

俺はナミの耳を引っ張る。

ユウ「お前のこの耳は飾りなのか?どうなんだ?」

ナミ「イタタタタタ!!!ユウお兄ちゃん!!ごめんなさい!!!」

ナミは泣きながら俺に謝る。こんな事をするのは、本来ベルメールさんの役割なんだがな。この場にいないし、身内の俺がしっかりと説教しないとな。因みに、ナミの普段見ない出来事に、ルフィ達は顔を青くしていた。

ユウ「謝る相手は俺じゃないだろ」

俺は引っ張ってた耳を離すと、泣きながらナミはルフィ達に謝る。

ナミ「皆…本当にごめんなさい」

ウソップ「き、気にするな!なっ!皆もそうだよな」

サンジ「あ、ああ」

ルフィ「そうだな」

ゾロ「負けちまったモンは仕方ねぇ」

ユウ「俺からも、妹の勝手な行いで迷惑をかけた」

俺も一緒に頭を下げた。

ビビ「頭を上げて下さいユウさん!」

ウソップ「そうだぜ!俺達はもう気にしてねぇからよ!!」

ゾロ「副船長が船員に頭を下げるな」

ユウ「それは違うぞゾロ」

俺は頭を上げてゾロに言う。

ユウ「俺は、ナミの兄貴としてお前達に謝ってるんだ。お前達に謝ってるのは家族としてだ」

ゾロ「…分かった」

その言葉にゾロは頷いた。聞いたら、ルフィも約束したし破るつもりはなかったみたいだ。

ロビン「チェックメイト」

「んん…これは」

いつの間にかロビンと爺さんが勝負していた。

ロビン「フフッ、船を取り返せそうね」

ユウ「どうなんだ爺さん?」

「グヌヌヌ…参った!!」

『やった~!!』

勝負はロビンの勝ちとなった。

ナミ「やっぱり頼りになるわ!」

「「「儲かりまっか~」」」

「ボチボチでんな~」

先程とは真逆な事が起きたのだった。

ユウ「悪いなロビン。ナミの…妹の不始末をよ」

ロビン「気にしないで」

ユウ「いや、本来は兄である俺が勝負するつもりだったんだが…」

他人に後始末をさせてしまって、気分はよくない。

ユウ「俺に出来る事はないか?不始末を押し付けた代わりに、俺に出来る事をさせてくれ」

ロビン「そうね…」

ロビンは何かを考え始める。

ロビン「それじゃあ、今度町に行ったら買い物に付き合ってもらおうかしら」

ユウ「そんな事でいいのか?」

ロビン「ええ、もちろん二人っきりでよ」

ああ、なるほどね。俺達は二人っきりになる事は滅多にない。今回の件でそれをしようと言う訳か。ま、仕方ない。

ユウ「分かった。約束だ」

ロビン「楽しみにしてるわ」

そして再び爺さんとの勝負に戻ったロビン。当然、ナミやビビ達から文句は出たが、今回は仕方ないと説得し諦めさせた。もちろん原因を作ったナミは2人からお説教されていたのは言うまでもない。 

 

爺さんの名

その日の夜、俺達の事を気に入った爺さんと一緒に宴会をしている。

ナミ「お爺ちゃんまるで大海賊ね」

「ング…ング…プハ~!ナミちゃん、このワイが海賊やて?」

ナミ「でなきゃ、こんな上等なグラスを持ってる筈ないもの」

ロビン「確かにお宝クラスね」

ビビ「そうね、王宮でも中々見た事ないわ」

俺達が今使ってるグラスは、爺さんの持ち物だ。それはどれも高価な物だ。

ユウ「爺さん、本当に何者だ?ただの人がこんな物持ってる筈はねぇ」

「…しゃあないな。教えたるわ」

そして爺さんは話し出す。

「ワイはグランドラインをまたにかけた大海賊…」

ナミ「やっぱり!」

「を相手にした金貸しやった」

ルフィ「金貸し?」

「ああ、金貸しのゼニーや。海賊やない」

ナミ「違うの!?」

ナミは期待していた事と違いガッカリする。しかし金貸しか…

レモーネ「でも、海賊相手にお金を貸すなんて」

サンジ「いい度胸してるじゃね~か爺さん」

ルフィ「何で?」

ウソップ「そりゃそうだろ。普通海賊が金を借りてちゃんと返すと思うか?」

ユウ「それになルフィ、金を借りる時に返すのが遅くなったら利子が発生する。海賊が利子まで付いて返すと思うか?ちゃんと返すなら、そもそも海賊になんかなってないさ」

俺はルフィに説明する。ホント、こいつに理解させるのはしんどい…

ゼニー「その通りや。どいつもこいつも借金なんか踏み倒して当たり前。約束は守らんし、裏切りなんか朝飯前っちゅうクソ海賊ばっかりやった」

ビビ「お爺さんの海賊嫌いは本当なんですね」

ゼニー「こっちかて黙って引き下がっとったら商売あがったりやがな!毎度借金の取り立ては、海賊共との戦いやった…命懸けのな」

ゾロ「それって、海賊より強くねぇと出来ねぇ商売じゃねぇのか?」

確かにゾロの言う通りだ。だが、島にいる間に思ったが、ゼニーの爺さんが強いとは到底思えない。

ルフィ「ヤギのおっさん、強かったのか?」

ゼニー「自慢やないけど弱かった。せやけど夢があったからな」

ルフィ「夢?」

爺さんの夢…か。

ゼニー「弱いワイにも夢があったから必死に戦こうた。いや、戦う事ができたんや」

ウソップ「爺さんの夢って?」

ゼニー「ガキの頃からワイは海賊になりたかった。本物の海賊、海賊王にな。その為に始めた金貸し家業や」

なるほど。って事は、あの船は夢の続きを叶える為に造ってたって事か。

ゼニー「始めは、海の近くで船を造る予定やったが、山から材木を下すのは到底無理やった。せやけど、どうしても諦めきれずに山の中で造ったんや。そろばんでも勘定できんくらいごっつい夢を!ごっつい冒険を!しかし、途中目が覚めた…気が付いたら、このグランドラインに乗り出すには、ワイはもう歳をとりすぎ取ったんや…」

悲しそうに言う爺さん。

ルフィ「何で諦めるんだ?」

しかし、人の夢を決して笑う事のないウチの船長が言う。

ルフィ「歳なんて関係ねぇよ。なりてぇ時に海賊になりゃいいんだよ」

その言葉に爺さんは何かを思ったようだ。

ウソップ「おいおいルフィ!爺さんが本気にしちまったらどうするんだよ!!」

ルフィ「サンジ、おかわり」

サンジ「ホラよ」

おかわりの魚の切り身を貰うルフィ。

ルフィ「だったら下しゃいいじゃねぇか!」

ウソップ「簡単に言うなよお前!?」

ゼニー「そうか、間に合うか」

ユウ「ああ、今からでも十分間に合うさ」

俺が会話に加わる。

ユウ「俺が知ってる有名な海賊団の船長も、爺さんと同じかそれより上の年齢だ。それに、この大きな海は来る者を拒まない。夢が海賊なら、爺さんの海賊船で…この広い海で死ぬのもいいんじゃないか?」

ゼニー「そっか…おおきに」

そして宴は終わり、ルフィ達は眠っていた。俺は少し便所に行ってて帰ってきたら、爺さんがいなかった。ロビンの姿もない。

ユウ「…あそこか?」

俺は山の上にある爺さんの船に向かう。すると、爺さんとロビンが話していた。

ゼニー「けどワイは…ワイの夢はここで永遠に眠るんや」

ユウ「なんでだ?」

「「!?」」

俺の言葉に2人は驚く。

ゼニー「なんや、ナミちゃんの兄ちゃんか」

ロビン「ユウ」

ユウ「邪魔するよ」

俺は爺さんの横に座る。

ユウ「一杯貰っていいか?」

ゼニー「ああ」

爺さんに酒を注がれ飲む。

ユウ「プハ~ッ!…爺さん、さっきも言ったが、夢に早いも遅いもないんだよ」

ゼニー「……」

ユウ「夢は誰にだってある。俺やあいつら…それに、そこにいるロビンにもな。ルフィは海賊王、ゾロは世界一の剣豪、ナミは自分だけの世界地図を作る事、ウソップは勇敢な海の戦士、サンジはオールブルー、チョッパーは何でも治せる医者になる事、レモーネは助けてくれた俺に尽くす事、ビビは世界を見て立派な王女になる事、ロビンは、真の歴史の本文を知る事だ」

ゼニー「そっか。兄ちゃんの夢はなんや?」

爺さんは俺の夢について聞いてきた。

ユウ「俺の夢は…皆の夢が叶うのを見届けて、故郷に残してる家族と大切な連中と死ぬまで一緒にいることだな」

俺は空にある満月を見ながら、ベルメールさんやノジコの事を思い出す。そして俺は爺さんに許可を貰い、この場所で眠らせてもらった。翌朝、ヤギ達が騒がしく鳴いており目を覚ます。

ゼニー「どないした!」

俺も海の方を見ると、海軍の軍艦が一隻こちらに向かっていた。

ユウ「海軍だと!?」

ゼニー「なんやて!?」

ロビン「でもおかしいわ。たった一隻だなんて」

ロビンに言われ、俺も可笑しいと思う。とにかく行ってみるか。浜辺に到着すると、既にナミ達と1人の海兵が話をしている。ナミに話を聞くと、話しかけてる男はミンチー軍曹だそうだ。

ウソップ「そういえば爺さんはどこ行った?」

ミンチー「そうか。ゼニーはこちらで手厚く保護しようじゃないか」

ナミ「ゼニー?」

ミンチーの言葉に、ナミが反応する。

ユウ「どうした?」

ナミ「あの海兵、地図に載ってない島だから調査に来たって言ったけど、初めて来たのになんでお爺ちゃんの名前を知ってるのかしら」

確かにその通りだ。初めて来たなら、爺さんの名前なんか知ってる筈ないしな。って事は、あいつの狙いは…

サンジ「出航すんのか?」

俺達は一度集まり話し合う。

ミンチー「霧の向こうはいい天気だよ。波は穏やかだし、我々は決して手を出さない。さぁ行きたまえ」

ルフィ「俺は行きたい時に行く!決めるのはお前じゃない!!俺が海軍なら、一隻でも必死で戦うぞ!!」

ナミ「それに変よね?どうしてお爺ちゃんの名前をゼニーだって知ってた訳?私達一言も言ってないのに」

ミンチー「そ、それは…」

ナミに図星を言われ、あいつ焦ってるな。それに、本当に軍艦が一隻だけとは限らないしな。

ナミ「やっぱりお宝持ってたんだお爺ちゃん♪」

嬉しそうに言うな。

チョッパー「…ん?火薬の臭いだ」

ゾロ「あの野郎の大砲か?」

ユウ「違うな。どうせ霧の中で他の軍艦は待機してるんだろうさ」

確定だな。あいつが嘘をついてるのはよ。

ウソップ「ルル、ルフィ~」

すると食料を取りに行ってたウソップが、海兵に捕まって連れられてきた。

ミンチー「よくやったぞ伍長」

「武器を捨てろ!さもないと…」

ユウ「さもないとどうするんだ?」

伍長「なっ!?」

俺は一瞬で海兵達の後ろに行き、気絶させた。

ウソップ「た、助かった~!!」

ミンチー「こ、コノヤロー!!」

ミンチーは俺の事を睨んでる。なんだ?

ユウ「上からガタガタ言うだけなら、とっととかかってこい」

すると、山の上にあった船が下りて来る。

ミンチー「なんだと!?山の上から船だと!!」

ゼニー「ゼニー海賊団、出撃やぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

そして船は海に着水した。 

 

ゼニー海賊団結成!

ルフィ「やったぜおっさん!!」

ルフィは無事に浮いた船を見て喜んでいる。

サンジ「おいおい、無茶すんなよ」

ゾロ「心臓止まってねぇだろうな」

レモーネ「縁起でもない事を言うわね」

チョッパー「爺さ~ん!大丈夫か~!!」

爺さんの安否確認の為、海に浮かんでる船に叫ぶ。

ルフィ「いいぞおっさん!!」

『だから煽るな!!』

チョッパー「病人なんだぞ!!」

ユウ「ナミ、今の内に船をまわせ」

ナミ「分かった。皆来て!」

ゾロとルフィ、俺を残してメリーに走っていく。

伍長「ミンチー軍曹、麦わら達が動きます!ムーア大佐の艦隊に応援を!!」

ミンチー「うるせ~!!!」
















バキュン!!











銃声音が響き渡る。見ると、あいつが伍長の男の足元目掛けて発砲していた。

ミンチー「お前にもお宝の分け前を弾んでやるって言っただろ。分かるだろ?大佐に知られたら困るんだよ!」

するとルフィが腕を伸ばし、爺さんの船と軍艦をぶつけた。

『アホ~~~~!!!!!』

ミンチー「海賊なら海兵に殺されても文句言えねぇよな!!!」

ゾロ「そういやあの爺さん、武器はなんか持ってんのか?」

ユウ「そういえば…」

あの船に大砲かはない。それに、武器らしい物も見ていない。まさか爺さん、武器なしじゃ…

ゾロ「そろばんと…」

ルフィ「ヤギ」

だよな!そう思ったよ俺も!!

ユウ「んな事言ってる場合か!!助けに行く!!」

俺は急いで箒に乗り、爺さんの元に向かった。到着すると、船はヤギだらけになっていた。

ミンチー「何やってんだ!あいてはヤギだぞ!ヤギ~!!」

「ヤギだから困るんっすよ。軍曹~」

ゼニー「ほらお前ら!戦闘は始まっとるんやで!!」

海兵達も、流石にヤギ相手に戦うのは気が引けるみたいだな。ま、暫くは様子見でよさそうだな。そこから爺さんとヤギの快進撃が始まっていた。海兵達はヤギの波に飲まれていた。軍艦の中にも入っていき、もうしっちゃかめっちゃかだ。









バン!






すると船内から銃声音が聞こえた。爺さんは急いでそろばんをボードみたいに乗りこなし中に入っていった。入れ替わりでヤギ達が出て来る。

ユウ「大丈夫か爺さん?」

俺は心配になり、爺さんの様子を見に行く。すると、胸を抑え苦しそうにしてる爺さんを見つけた。

ユウ「爺さん!」

すると、俺より早くミンチーが側に行き、爺さんを殴り下にある爺さんの船に殴り落した。

ミンチー「さぁ、本題に入ろうか。お宝の有りかはどこだ?海賊ゼニー」

追いつくと、あいつは爺さんを殴っていた。

ミンチー「この辺で吐いてくれよ。お前だってまだ死にたくねぇだろ?」

ユウ「いや、死ぬのはお前だ」

ミンチー「何!?」

ユウ「川神流奥義、無双正拳突き!!」

ミンチー「ごへっ!!!!」

俺はミンチーの奴を殴り飛ばした。

ゼニー「に、兄ちゃん…」

ユウ「大丈夫か?爺さん」

ロビン「あら、必要なかったみたいね」

振り返ると、ロビンが立っていた。

ユウ「ここにいたのか」

ロビン「ええ」

俺の横に来るロビン。すると、後頭部に大きなたんこぶが出来ていた。

ユウ「お前頭大丈夫か?」

ロビン「……」

無言になるロビン。あんまり触れてほしくないみたいだな。

ミンチー「こ、このやろ…」

フラフラと立ち上がるミンチー。やっぱ腐っても海兵か。

チョッパー「爺さん!!」

そしてナミ達も合流する。チョッパーは爺さんの治療を始める。で、ウソップは何故か1人の海兵と上司の事で意気投合していた。ま、お互い迷惑かける奴だけどさ、一応俺達海賊なんだし、海兵と意気投合って。

ユウ(って、俺もそんな相手いたな)

アラバスタで会ったたしぎの事を思い出した。

ルフィ「お…おいおっしゃん…大丈夫か」

ゾロとルフィも合流する。ルフィは海に落ち溺れて死にかけていたけど。

ゼニー「兄ちゃんこそ大丈夫かいな」

ユウ「病人に心配されてんじゃねぇよ」

『アハハハハ!』

そして話は爺さんの財宝の話になる。聞けば、この島に流れ着いた時に、鞄に入ってた金を全てここにいるヤギ達が食べてしまったそうだ。だから、本当に爺さんは無一文らしい。それを聞いたナミとミンチーは涙を流していた。

ゼニー「ワイの財産はのうなったが、その代わり仲間が出来た。裏切りやら騙し合いのない、損得抜きで尽くしてくれよる仲間が今ワイの側にいる。ワイもそれに応えたい」

ミンチー「ケッ!くだらねぇ。おい麦わら!まだ戦いは終わっちゃいねぇぞ!!向こうには無傷の艦隊が控えているんだぜ。簡単に逃げられると思うなよ!」

そう言いながら、グルグル巻きにされてるミンチーは転がっていく。

ルフィ「転がりながらカッコつけんなよ」

ナミ「バカじゃない」

ユウ「正真正銘のバカだ」

ミンチー「バカはお前らだ!九隻の艦隊相手に敵うと思ってんのか!!」

ユウ「さぁ、どうかな?」

俺は船首に行き、向こうにいる艦隊を見る。

ユウ「初めて使うが、威嚇には充分だろ」

俺は構えをする。所謂か〇は〇波の格好だ。

ビビ「ユウさん?」

ユウ「川神流奥義…かわかみ波ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

手から出た極太エネルギー波が、軍艦の間をすり抜けてった。

ユウ「ふぅ…」

最初はこんなもんか。

『……』

振り返ると、全員が驚きすぎて口を大きく開けていた。顎外れるぞお前ら。

ルフィ「す……スッゲ~~~~!!!!!」

で、案の定ルフィが目をキラキラさせていた。

ユウ「で、九隻の艦隊がなんだって?」

ミンチー「いや…その…」

流石のミンチーも、俺の技を見て言葉を失ったか。

ユウ「言っとくが、今のは悪魔の実の能力じゃないからな」

『はぁっ!!?』

その言葉に、全員が驚いたのは言うまでもなかった。ルフィがミンチーを敵艦に殴り飛ばす。そして、向こうの大佐から連絡が来る。

『私は海軍大佐のムーアだ!今回は海軍の汚点を引き渡してくれた事に関して、そちらの要求を呑もう。私は宝やゼニーとかいう男には興味ない!さぁ、船を出したまえ!』

ルフィ「俺達もそろそろ行こうと思ってたんだ。すぐ行く」

そして俺達はメリーに乗り込む。

ゼニー「兄ちゃんら、ホンマに大丈夫かいな?相手は九隻の艦隊やで」

ルフィ「心配すんなって。俺は強ぇだけじゃなくて、運もいいからな♪」

そして爺さんと分かれる。ルフィはムーア大佐に向かって霧の方を指差す。そして中に入り、海流を利用して俺達は艦隊から無事逃げ出した。

ナミ「けど、霧の中の岩礁地帯に誘い出すなんて、やるじゃないルフィ。あんたも頭使う事あんのね」

ルフィ「え?そうなのか」

ナミ「そうなのかって…」

ユウ「ナミ…ウチの船長が頭使って戦う人間か?」

俺は呆れながらナミに言う。

サンジ「ユウの言う通りだ」

ウソップ「偶々指した方向がそこだったんだろ」

ユウ「そういうことだ」

俺はそのままロビンの所に行く。チョッパーに頭に出来たコブの治療をしてもらっていた。

ロビン「ところで船医さん。実際のところどうなの?お爺さんの具合」

チョッパー「うん…あの薬は、精々発作を抑えるくらいの薬で進行を食い止められる薬じゃないし、元々心臓がかなり弱ってるし、歳も歳だし…船を動かしたり、ましてや海賊なんて」

ルフィ「何言ってんだ」

するとルフィがウチのミカン畑から出て来る。

ルフィ「おっさんが海賊になりたいって言ってんだからやらせりゃいいんだよ。それに、おっさんが海に出たら何処かの島で病気の特効薬を見つけるかも知れねぇだろ」

チョッパー「そうかな」

ゾロ「そんなに心配しなくってな、あの爺さんそう簡単にくたばりゃしねぇよ」

レモーネ「そうね」

ゾロ「弱ぇくせに、やたら根性だけはありそうだったからな」

ビビ「フフッ、そうですね」

爺さんの事を思い出し、俺達は笑う。

ユウ「心配しなくてもまた会えるさ」

チョッパー「…そうだな」

「「待ってるからな~!ゼニー海賊団~!!」」 

 

設定2

名前 ユウ




身長 190cm




体重 78kg





見た目 黒髪でサングラスを掛けている(イケメン)






悪魔の実 マジマジの実(オリジナル)

様々な手品を使用できる







武器




武器なら何でも使用可

英雄達の武器








衝撃波を利用する

気を利用する

ジンベエから、魚人空手を習得

手品の腕前が半端ない(夜桜四重奏のりらや、名探偵コナンの怪盗キッド級)






覇気


武装色

見聞色

覇王色(後々覚醒予定)











特典


川神流奥義

百式観音

流派東方不敗

宝具全種

かんかほう

篠ノ之束並の知識と技術(道具等は他作からも登場)

NARUTOの忍術

鋼の錬金術の錬金










フラグ建設者 












確定ヒロイン


ナミ

ノジコ

ベルメール

ビビ

レモーネ

ロビン

たしぎ

カリファ

ハンコック

ペローネ

マキノ

モネ

アイン

カリーナ

バカラ











候補ヒロイン


ヒナ

コニス

マーガレット

しらほし

レベッカ

ヴァイオレット

ベビー5

コアラ

プリン

レイジュ

スムージー





まだまだ増えるかもw 

 

虹色の霧

 
前書き
大変長い間お待たせいたしました。腰も大分マシになったので、スマホですが投稿を再開いたしました。これから、投稿ペースは遅いですが、少しずつ書いていくつもりですので、これからもよろしくお願いします。 

 
今日も俺達は、いつものように海軍に追われている。

ウソップ「ちっくしょ!ちっくしょ!!ちっくしょ~!!!俺達ばっかり海軍に攻撃を受けなきゃなんねぇんだ~!!」

オールを必死に漕ぎながら文句を言うウソップ。ま、気持ちは分かるけどな。

ナミ「生き延びたかったら、つべこべ言わず漕ぎなさい!!」

その通りだ。こんな時でも海軍の連中の攻撃は止まないんだ。

ウソップ「死ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

チョッパー「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

チョッパーもガードポイントになってるし・・・

サンジ「おいルフィ!ちっとは手伝え!!」

床で大の字倒れてるルフィに言う。

ルフィ「いや…力入らねぇ。朝からなんも食ってねえ…」

「「こんな時に腹ペコかよ!!」」

俺とサンジが、ルフィの言葉にツッコむ。

海軍の連中は未だに追いかけてくる。すると、突然軍艦の一隻が沈没した。

チョッパー「なんだ!?」

ゾロ「同士撃ちか?」

ウソップ「ナ~ハッハッハ!ざまぁみろ海軍め~!!始めからこうなる事は予測してたんだ~!!」

「「いつ予測してたんだよ」」

ウソップの言葉に、俺とゾロはツッコミをした。相変わらずいつも通りだな、ウチは。

ナミ「よし!この隙に陣形の崩れた所から逃げるのよ!!」

そして俺達は、ナミの指示通り動き海軍の猛追から逃げたのだった。

ウソップ「海軍は?」

ロビン「上手く撒いたみたい」

ビビ「よかった~」

後方でウソップとロビン、ビビの3人がそれぞれ双眼鏡で確認していた。

レモーネ「ここのところ、追撃が厳しいわね」

ゾロ「賞金首が3人も乗ってれば、海軍が目の色を変えてもおかしくねぇよ」

ユウ「ま、確かに言われてみればそうだな」

俺はゾロの言葉に納得していた。

チョッパー「港だ!」

前方でチョッパーの声が聞こえた。どうやら島が見えたらしい。メリー号を岩影に停泊させ、そこから町に上がっていく。

チョッパー「あれ?灯台じゃないや」

ウソップ「随分高い塔だな~」

ルフィ「いいからメシ食いにいこメシ!」

ユウ「分かったからヨダレ拭け」

さて、久々の島に上陸するか。

「お前達、待て!」

チョッパー「?」

すると、丘の上から兵士に声をかけられる。

「このルルカ島では、港はもとより例え岩場でも、船を係留するなら、入港税を払ってもらおう!」

チョッパー「入港税?」

ウソップ「ま~、とにかく金を払えって事だろ」

ナミ「ちょっと!何故船を止めるだけで税金を払わなきゃいけないのよ!」

突然金を払えって言われたら、やっぱ反応するよな…ナミの奴。

兵士「それは義務だからだ。払うのか払わないのか!」

兵士は兵士で、俺達に銃口を向ける。

サンジ「おい!…よせよレディに向かって」

兵士「なんだと?」

サンジがナミと兵士の間に立ち、お互い睨み付ける。

ルフィ「…メシ~!メシメシメシィィィィ!!」

そして我が船長であるルフィは、我慢できずサンジと兵士を踏みつけて走っていった。

サンジ「あんの野郎…」

ビビ「だ、大丈夫ですかサンジさん」

サンジ「はい!ぜんっぜん大丈夫だよ♥」

相変わらず、ビビ達に話しかけられるとすぐ復活するな。

ナミ「さ、行きましょ。海図を書く白チャートを手に入れておきたいし」

サンジ「お供しまっす!ナミっさん!!」

そして兵士をほったらかしにし、ナミは買い出しに出掛けた。

チョッパー「お、俺も行く~!」

レモーネ「私も行くわ」

チョッパーとレモーネも、ナミの後を追い掛けていった。

ウソップ「ちょ、ちょっと待てよ!俺も行くぞ…」

「おい!そこのチミ!」

すると、崖上から声をかけられる。見上げると、変な機械を背負ってるじいさんが話しかけてきた。

「ちょっと聞きたい事があるんじゃがね」

ロビン「新手のお笑い芸人?」

ウソップ「インチキ商人かも知れねぇぞ」

ユウ「いや、完全に不審者だろ」

「どれも違うわい!!」

俺達の答えに、じいさんがツッコんできた。

「お前達、虹色の霧を見なかったか?」

「「!?」」

じいさんの言葉に、俺とロビンが反応する。虹色の霧…昔白ひげさんの船で聞いたことがある。

ウソップ「あ?虹色の霧?」

ビビ「聞いたことないですね」

「あ~、あいつバカだ」

ウソップ「おい決めつけかよ。おいちょっと待てよ!質問しといて、その態度はなんだ~!!」

じいさんの言葉に、流石のウソップもキレる。

ロビン「話を聞かせてもらえるかしら?」

ユウ「だな。少し興味が湧いた」

そして俺達は、メシを食ってるルフィと合流し、一緒にメシを食いながら話を聞くことにした。

ルフィ「おっさん!おかわり!!」

「はいよ。スペシャル一丁」

「此方もおかわりじゃ!」

「はいスペシャル。おい、金は持ってるんだろな?」

店の店主がじいさんにそう言う。

「ああ、こいつの奢りじゃから」

ウソップ「っておい!俺かよ!!」

「虹色の霧の秘密を聞かせてやるんじゃ。あったり前じゃろうがねぇ」

ウソップ「聞いてんのは俺じゃねぇって!!」

ま~ウソップ、後で俺も少し出してやるよ。

「…わしの名はヘンゾ!虹色の霧の研究をしてる天才、もう一回、天才科学者だ」

ウソップ「自分で言うか天才って。そういうこと言う奴に限ってろくな奴じゃねぇんだ」

ロビン「Mr.ヘンゾ」

ヘンゾ「博士と呼んでくれたまえ」

ウソップ「おい」

ヘンゾの答えに、横に座ってるウソップがツッコんだ。

ロビン「博士、この本はご存知ですか?」

ロビンは1冊の本をヘンゾに見せる。

「ん?…これは!?」

ビビ「これ、パパが持ってた本です」

ウソップ「そうか、虹色の霧ってどっかで聞いたと思ったけど、ロビンが読んでた本の名前か」

ユウ「俺も白ひげさんの船で、同じ物を読んだな」

その時の事を思い返す。

ロビン「著者は不明なのだけど、40年以上前に書かれた本なの」

ユウ「ああ。その本によると、虹色の霧は神々の住む庭とかエルドラド、黄金郷の入り口って記されてる」

ヘンゾ「それは言い伝えにすぎん。これまでの幾多の冒険家達がその伝説に唆されて、虹色の霧を探して旅に出たが、帰ってきた者は1人もおらん。そう…わしの友も」

最後の言葉に、ヘンゾは渋い顔になる。

ウソップ「それであんた霧の研究を…」

店主「お客さん」

ウソップが神妙な顔になるが、店主が話しかける。

店主「そいつの話は、まともに取り合わない方がいいぜ」

ビビ「どうしてですか?」

店主「そいつは、ウェットン市長の犬だ」

ルフィ「犬?」

「ああ!市長から研究費を貰ってのうのうと生きてる、インチキ科学者なのさ!!」

後ろにいた客がそう叫ぶ。





ドンドンドン






すると、外からドラムの音が聞こえる。

「ちょ、徴収隊だ。徴収隊が来たぞ!」

ルフィ「なんだ?」

「おい、早く飲んじまえ!」

すると、周囲の客が食べてる料理や飲み物を一斉に口に詰め込む。そしてドアが開くと、眼鏡でちょび髭を生やした男が入ってきた。

「これはこれは、市民の諸君。 楽しい食事の時間を過ごしていますか?」

そして店の中に入ってくる。

「君、美味そうな酒を飲んでいますね♪酒を飲むときは、飲酒税を払わないといけないね」

男がそう言うと、酒を飲んでた男から無理矢理兵士が財布を取り上げる。

「お、おい待ってくれ!その財布の中には、妻と子供の生活費が!!」

「納税は市民の義務です。義務を怠る人は、この町で生きている資格はありませ~ん」

ウソップ「なんだあいつ?」

店主「ウェットン市長の息子フィリップだ。俺達からなんのかんのと税金を巻き上げる嫌な野郎だ」

店主が小さい声でウソップに説明する。確かに嫌な奴だな。俺は能力をバレないように使う。

フィリップ「これはこれはヘンゾ博士。父上が探していましたよ。霧の研究の調子はどうだとね」

ヘンゾ「相変わらずだ。霧はいつ出るとも何処に出るとも分からないからな」

フィリップ「やれやれ。君の研究は市民の税金で賄われているのですよ。あのレインボータワーも、貴方の研究を元に建築されているのです。君の研究が遅れれば遅れるほど、皆さんが迷惑するということをお忘れなく。では後程」

そしてフィリップは出ていった。最後に、大盛りパスタを食ってたルフィに、大盛り税を支払えと言われ、ウソップの奢りと言いウソップが払わされたのだった。

ウソップ「どうして俺が…」

ルフィ「は~…ゴチッ」

ウソップ「ふざけんな!!」

店主「これで分かっただろ?町の連中に悪く思われたくなけりゃ、あいつと…ヘンゾとつるむのはよせ」

ロビン「ご忠告ありがとう。けど、それを決めるのは私じゃないわ」

ユウ「だな。決めるのは船長だ。後、これさっきの男に渡しといてくれ」

俺は能力で奪った財布を渡す。

店主「こ、こいつは?」

ユウ「さっき奪われた財布だ」

そして俺達は店を後にしたのだった。 

 

虹色の霧出現

ウソップ「とんでもねぇ市長がいたもんだなぁ。なんでもかんでも税金だっつって金を取りやがって!大体何が大盛税だよ!ボッタクリやがって!!」

ウソップは、先程ルフィが食べてた大盛パスタに大盛税を支払わされていたので腹が立っていた。仕方ねぇ。

ヘンゾ「すまん…皆」

ユウ「ほらウソップ、払った金少しなら俺も払ってやるからよ」

俺は自分の財布を取りだし、払った半分の金額を渡してやる。

ウソップ「ユ、ユウ…お前だけだよ。俺の苦労を分かってくれる奴は」

ルフィ「けど、何でおっさんが謝るんだ?」

ウソップ「お前、あの連中の話聞いてたのかよ」

ルフィ「いや、全然」

だろうな。ルフィは飯食うのに夢中だったからな。

ウソップ「いいか?このおっさんもボッタクリの仲間なんだ。コイツの妙な研究のせいで、皆の税金が無駄遣いされてるんだよ。ハァ…お前ホントに分かってんのか?」

ルフィ「いや、全然」

ウソップ「いいかルフィ、カタツムリっているだろ?」

ウソップがカタツムリを例えに話始める。それと同時に鐘が町中に響き渡る。

「おい!何事だよ!?」

「船だ!港にガレオン船がやって来た!!」

ウソップ「ガレオン船?」

町の人が話ながら港に走って行く。

ヘンゾ「ま、まさか!」

ルフィ「面白そうだ!行ってみようぜ♪」

ヘンゾとルフィが港に向けて走っていった。

ウソップ「おい!待てよルフィ!?」

ウソップもルフィ達の後を追い掛けていく。

ユウ「やれやれ」

ロビン「フフッ♪私達も行きましょう」

ロビンはそう言うと、俺の腕に抱き付いてくる。

ユウ(うおっ!む、胸が…)

ロビンの豊満な胸が俺の腕に当たる。

ビビ「ム~ッ!」

ロビンの行動を見たビビも、反対側の腕に抱きついてくる。

ユウ「ビ、ビビ?」

ビビ「ロビンさんだけズルいです!」

ロビン「あら、ごめんなさい。それじゃあ、3人仲良く行きましょう」

そして俺は、左右美女に挟まれながら港に向かうのである。

ユウ(しかし…あの日以来ナミを含めた連中、見境が無くなってきたよな。ま、嬉しいけどよ)

そして港に到着すると、既に多くの野次馬が集まっていた。

ルフィ「おぉ!デッケェ!!」

港には、巨大なガレオン船が停泊していた。

ロビン「随分と古い船ね」

ユウ「確かにな」

ヘンゾ「…タリエリシン号」

ウソップ「タリエリ…っておい!おっさん!」

あの船を見た瞬間、ヘンゾは何処かに走っていく。どこ行くんだ?すると、ヘンゾは前世で見た子供が足でキコキコ動かす車?見たいな物に乗り込み、海の方に進んでいく。

ルフィ「スッゲェェェ!!カッコいいぃぃぃ!イカす!スッゲェ!欲しい!絶対欲しいぃ!!」

ウソップ「いや、お前ならそう言うと思ったよ」

目をキラキラさせながら言うルフィに、ウソップは呆れながらそう答えた。

ユウ「さて、どうするかな」

ルフィ「俺達も行こうぜ!」

ウソップ「ま、そうなるわな」

ビビ「けど、ナミさん達もいないのに」

ロビン「航海に出る訳でもないから、大丈夫でしょう」

そして俺達はメリー号の所に戻り、タリエリシン号に向かった。到着すると、甲板にヘンゾが柱を触っていた。

ルフィ「お~いおっさん!ゴムゴムの~…ロケットォォォォ!!」

ルフィは腕を伸ばして乗り移る。

ルフィ「おっさん!あのボート俺にくれ!」

ヘンゾ「お前さん…悪魔の実の」

ルフィ「俺か?ゴムゴムの実を食ったゴム人間だ」

そう言いながら、自分の口を伸ばすルフィ。で、甲板に寝てるゾロを置いて俺達も船に乗り込み中を探索する。

ヘンゾ「あのマシーン、H1号をお前さんにやるわけにはいかんな」

ルフィ「え~!そんな事言わずにくれよ~!」

ユウ「諦めろルフィ」

そして俺達はキッチンに入る。中は食器洗いの途中のシンクや、火が点いたままの鍋。

ビビ「まるで、つい先程まで人がいたみたいな感じですね」

ロビン「そうね」

ユウ「ああ。食事も食ってた途中みたいだしな」

ウソップ「けど、船の中には人っ子1人いないぞ?」

そうなんだよな。皆して手分けして見たが、俺達以外誰もいないんだよな。

ヘンゾ「この船は…50年前に漂流した船なんじゃ」

ウソップ《big》「50年前!!?」《/big》

ロビン「とてもそうは思えないけど」

ユウ「間違いないのか?」

ヘンゾ「間違いない。この船はあの時のままだ」

するとヘンゾが背負っていた機械のアラームが突然鳴り出す。

ルフィ「な、なんだ?」

ヘンゾ「レーダーが反応している!こんなに強い反応は初めてじゃ!!」

俺達は急いで外に出る。すると目の前に虹色の霧が出ていた。

ロビン「あれが虹色の霧…」

ビビ「凄い…」

ヘンゾ「クッソォ!あのエンジン飛行じゃ沖まで出られんし…どうすれば…おぉ、そうじゃ!」

するとヘンゾは、メリーに乗り込み勝手に帆を張る。

ヘンゾ「借りるぞ!」

「「なにぃぃぃぃぃ!!!!」」

俺達は急いでメリーに乗り込む。因みにビビは俺が抱っこして跳んだ。

ルフィ「俺達の船を取るな!」

ウソップ「行きたきゃ、あのガレオン船で行けよ!」

ヘンゾ「…タリエリシン号の舵は壊れたまんまじゃ。ウェットンの手によってな」

ユウ「……」

やれたれ。仕方ない。どうせウチの船長は行くだろうしな。

ウソップ「おぉい…ホントに入るのか~?今まで、冒険家達が何人も挑戦して、1人も帰って来なかったんだろ~!」

ヘンゾ「入る。わしはその為に今日まで研究を続けてきたんじゃからな」

ロビン「怖いの?」

ウソップ「ここ、怖いわけないだろ。俺はグランドラインをまたにかけるキャプテ~ン!ウソップ様だぞ~」

物凄い声が震えてるぞ…ウソップ。

ビビ「ユウさん…」

ビビは怖いみたいで、思いっきり俺に抱きついている。で、それを見てるロビンが物凄いいい笑顔なんだよな…

ルフィ「お~!!虹の霧へ突入だ~!!」

中に入り進んでいくと、回りは沈没船が沢山ある。

ロビン「博士…ここは」

ヘンゾ「…エープスコンサートじゃ」

ロビン「エープスコンサート!?まさか…」

ビビ「な、なんですかそれ」

ロビン「1度入ったら、2度と抜け出せないと言われる…船の墓場よ」

《big》「「な、なにぃぃぃぃ!!?」」《/big》

ロビンの言葉を聞いて、ルフィとウソップは驚く。

ユウ「船の墓場か。確かに、こんだけの沈没船があれば、そう言われて納得は出来るわな」

はてさて、これから一体何が起きるやら。ウチの船長は楽しそうだし、ストッパーのナミもいないから、負担が全部俺に来るな。

ユウ「…泣けるぜ」