仮想空間の歌う少年


 

1序奏ーlegato (滑らかに)

 
前書き
初めて書いて見ました!ご注意を!
もちろん小説も書いたことないので読みにくいかもしれません…
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
アインクラッド74層ーーー

そこはデスゲームと化したソードアート・オンラインの最前線、そんな中戦いの場に似合わない歌を歌いながらトカゲの騎士に鎌を振り回す少年がいた

「踊る踊る君と一緒に♪」

そう歌うと同時にその少年は鎌で×印に斬り裂いた。切り裂かれたトカゲ騎士はあっという間にポリゴンと化した。

「あれ?おしまい?サビまで歌ってないのに…」

その少年ーーー僕スノードロップは肩を落とした。

そうしていると今度は骸骨の剣士がプレーヤーキルーーー殺害しようと剣を向け襲ってきた。僕はそれを全力で妨害するために鎌をまた構え直した。

「さあさあ!お手を拝借!今宵も無礼講!」


2022年、世界初のVRMMORPG《ソードアート・オンライン》(SAO)の正式サービスが開始され、約1万人のユーザーは完全なる仮想空間を謳歌していた。

しかし、ゲームマスターにしてSAO開発者である天才プログラマー、茅場晶彦がプレイヤー達の前に現れ、非情な宣言をした。。SAOからの自発的ログアウトは不可能であること、SAOの舞台《浮遊城アインクラッド》の最上部第100層のボスを倒してゲームをクリアすることだけがこの世界から脱出する唯一の方法であること、そしてこの世界で死亡した場合は、現実世界のプレイヤー自身が本当に死亡するということを……。

それを聞き、発狂した者、死ぬことを疑い自殺した者、部屋に閉じこもり悪夢から覚めるのを祈る者。
でも僕は違った。僕には現実に帰ってやることがある。待つよりは動く。それがポリシーだった。その動力で今最も致死率が高い『攻略組』なんかやっているわけで…

そんな中歌いながら骸骨騎士に鎌を振り回す。

「さよならは時間が過ぎて分かるのさ♪」

鎌の二連撃ソードスキル『クイックフール』を歌の終わりに繰り出す。

2回まわりながら鎌を繰り出すとあっという間に0と1に変換された。
「よし、これで終わりっと。」

僕は歌いながら戦闘を行う。まあ、理由としては僕自身現実では音ゲーが得意でリズムに合わせて何かするのが得意だ。だから良く歌いながら戦闘するのだが…

「お、このドロップアイテム確かエギルが欲しがっていたな。この前飯おごってくれたしな…あげに行くか。」

エギルはプレーヤーで商人をしている。まあ、よく『ぼったくりのエギル』と呼ばれているとかいないとか、ちなみに攻略組で壁戦士である。
骸骨騎士からドロップしたアイテムをストレージに送り、僕は74層迷宮区を後にした。 
 

 
後書き
最初から短い!
(笑)ということで不束者ですがよろしくお願い申し上げます。( ̄^ ̄)ゞ
 

 

2序奏ータイ(隣り合った同じ高さの音を切らずに持続させて演奏する。)

 
前書き
はい!第2話です!ちょっと俺の妄想が入りまくってます!
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
エギルのいる50層《アルゲート》
そこは雑貨屋さんが立ち並ぶ迷路のような街だった。僕はそこからエギルの店へといくと…

「よし、『ダスクリザードの革』20枚で500ギルだ!」

と豪快に笑うエギルがいた。えっ?という顔で取引をする槍使いだがエギルがひとにらみすると、槍使いは震えて帰って行った。
500ギルって普通ならその2倍でも安いのに…
そう思いながら僕はエギルの店へ行った。

「鬼だな…エギル」
「お、スノーじゃないか!俺の店は安く仕入れて安く売るがモットーだからな」

ちなみに仲のいい奴は僕のことをスノードロップを略してスノーと呼ぶ。

「是非ともモットーどうりに頑張ってほしいよ…っとそうだ。そのぼったくり商人エギルさんに渡す物があるんだ。」

僕はさっきドロップしたアイテムをトレードに出した。

「ぼったくりはひでぇな…お!これは『デモニッシュ・サーバントの頭』じゃねえか。こんなレアアイテムいいのか?」
「ああ、別にいらないし、いつも飯おごって貰ってるしね。まあお礼だよ。」
「すまないな。んじゃありがたくもらうぜ。でもなんかタダで貰うのは悪いからな。お茶でも飲んでいったらどうだ?」
「そうさせてもらうよ。ケーキもあると嬉しいな〜。」
「お前の方が鬼だな…」

エギルはそう言ってお茶とケーキを出してくれた。

「ケーキだケーキ♪甘いケーキが食べたいんだ♪」
「本当に歌好きだな…そしてうまいな…」
「ありがとう。ケーキが美味しそうだったからさ。」
そう言いながら出してくれたケーキと紅茶を店の中で頬張っていると、

「エギルちょっと商談頼む…なんだ、スノーもいるのか」
真っ黒な服装をした剣士が来た。
「お、キリトじゃん。なんだはひどいな〜。こうして合うのも何かの縁♪てね。」

この真っ黒の剣士さんがキリト。僕と同じく攻略組だ。

「相変わらずノリノリだな。」
「いいじゃん?僕は歌うのが大好きだからね。」
「戦闘中も歌ってるからな…」
「それが僕のスタイルだからね〜」

キリトと笑いながら話しているとエギルが話に割ってきた。

「そういえばキリト何の用でここに来たんだ?」
「これを見てくれ」

そう言うとキリトはストレージからあるアイテムを取り出す。

「ってこれS級レアアイテム『ラグー・ラビットの肉』じゃん!僕初めて見た!」
「俺も初めて見るぜ…キリトおめえ自分で食おうと思わなかったのか?」
「食おうと思ったさ。ただこれを扱えるまで料理スキル上げてないし、あげてる奴なんで…」

それはフラグとキリトに声をかけようとすると

「キリト君」

とキリトの後ろで声がした。

「シェフ捕獲」
「な、なによ…」
「お、その声はアスナじゃん」
「あ、スノーもいたんだ。」

キリトの後ろには攻略組きっての美少女アスナがいた。…その後ろにストーカーの様な奴がいるのだが…うわ、キリトがアスナ
の手掴んだだけで睨んだよ…怖いわー

「珍しいなアスナこんなゴミだめに顔を出すなんて」
「キリト…エギルに失礼だよ!ここはゴミだめじゃなくてぼったくり商人の店だよ!」
「スノー…それは俺を傷付けてるんだが…」

あれ?フォローしたのにな…
アスナが「こんにちはエギルさん」と笑顔で会釈しただけでエギルの機嫌が良くなったのはきっと気のせいだと考えたい。

「そういえばアスナは料理スキルどのくらいあげてるの?」

話が脱線したので聞いてみた。

「ふふふ、聞きなさいなんとこの前完全取得したわ!」
なんだと…?普通スキルはこの世界で生きて行くにはやはり戦闘中心になる。それを料理に、しかも極めるなんて…呆然としてるとすぐにキリトが食いついてきた。お前は魚か。
「その腕を見込んで頼みがある。」

そう言うとキリトはさっき出したラグーラビットの肉を出す。

「これ…S級食材じゃない!」
「これを料理してくれたら一口食べさせてやる。」
「は・ん・ぶ・ん!」
「キリト〜ちょっと折れてやってもいいんじゃね?お前の家調理道具もないだろう?結局アスナの家に行って作ってもらうしかないんだからそんぐらいいいだろう?」
「うーん、アスナがいいならいいんだけどな…」

自分が言ってなんだがキリト。いきなり女の子の家に上がり込めるわけ…

「別にいいわよ。最初からそのつもりだし」

オッケーかい!最初からそのつもりかい!

「なあ、キリト俺ら友達だろ?味見くらい…」
「感想文800文字で書いてきてやるよ。」
「本当〜んじゃそれ僕に出せよ?」
「すみません。」

そしてアスナはストーカーさんに事務的な声で言った。

「今日はここから直接《セルムブルグ》まで転移するから護衛はいいです。お疲れ様」
「アスナ様!こんなスラムに足をお運びになるだけでなく、素状のわからない奴を家に入れるとは…」
「い〜んじゃないの?多分キリトは貴方より強いよ。もちろん僕もね。強くなきゃあの子より♪ってね?」
「そうか言葉に歌を入れる奴と黒の剣士…そうか貴様らビーターだな…?」
「こいつはビーターだけど僕は違うよ!というかまだそんな事を言うなんて僕やアスナみたいに努力で攻略組やってる奴に失礼じゃない?付きまとうのは愛じゃないの♪だぜ?」
「ぐ…貴様…」
「とにかく今日は帰りなさい。副団長として命令します。…行くよ。キリト君」
「んじゃ〜ね!お2人さん!さよならさよなら♪やね!」

適当に挨拶をするとキリトとアスナは出て行った。ストーカーさん…クラディールはそれを恨めしそうにみて、さらに僕の方を睨んで出て行った。

「長々いてごめんな!エギル!僕も帰るな!」
「おう、またな!このぼったくり商人をよろしくな!」
「自分で言うなよ(笑)」
そう言いながら僕もエギルの店を後にした。



 
 

 
後書き
スノー「えっと作者が僕に後書きやれ!っと言うので僕がやります!」
作者「よろしくね〜」
スノー「…えっと僕から言うこと?まあ、別にいいですよ?作者の駄文に付き合わなくても…」
作者「やめろ‼︎」
スノー&作者「「というわけでよろしくお願いします‼︎」 

 

3練習曲ーsentimentale(感傷的に)

 
前書き
はい、第3話!ちょっとスノー君のスキルが出ます!
あとオリジナル的な展開にしました。 

 
エギルの店を出た僕は48層のリズベット武具店にきていた。実はこのお店アスナに、

「私の友達のお店なの!鍛治スキルに関してはハイレベルなのよ!」

とか言っていたので暇なので来て見たのだが…

「ここ…なのかな?」

いや、これはおかしいよ。だってのほほーんとした風景に水車付きのお店。どうみても武具店ではなくパン屋の方がお似合いです。ありがとうございました。

「とりあえず入るか…誰かいませんか♪ってね」

お店に入ってみると綺麗に武器が並べれられていた。どれも高レベルの武器らしく、どの武器も存在感を放っていた。

「へえ!なかなか良さそうなお店だな!」
「リズベット武具店へようこそ!」

武器を見てると店の中からピンクの髪で顔に少しそばかすの付いた女の子出てきた。そばかすかぁ…

「アニソンにもなったあの伝説のバンドJAMじゃないか!」
「は?」
「いや、何でもないひょっとして店主さん?アスナの紹介で来たんだけど。僕はスノードロップ!長ったらしいからスノーって呼んで!」
「あ!アスナから聞いてるわよ!私はリズベット。リズって呼んでね!」
「オッケー!リズ!んで早速なんだけど武器のメンテナンス頼める?この武器なんだけど…」

僕は早速愛用している音符が刃のところに書かれている明るい赤色の大鎌『アリオーソ』を渡す。

「へえ〜大鎌か…珍しいね…しかもモンスタードロップの鎌みたいね…性能もいいみたい」
「うん!僕名前も気に入ってるんだ!」
「名前?」
「そう、『アリオーソ』これは ”歌う様に” って意味があるんだ!戦う時に歌う僕にぴったりなんだよね!」

もちろん他の理由もある。まあ、それはおいおい話すとして、

「とりあえずメンテナンスよろしくね!」
「わかった!やってみるね!」

そう言うと僕の鎌を持って行った。
僕はその間やることが無いので少し考えた後、

「いつもの帰り道君と歩いたのを♪…」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「お待たせ!耐久値はMAXになったわよ…って」
「『今』という現実を歩いていかなくちゃ…♪」
「…」
「あ!リズ!もう出来たの?」
「ええ、耐久値はMAXになったわよ!アスナから聞いたとうり本当に歌が上手いのね…」
「ありがとう!そう言われるのが一番嬉しいよ。」
「はい、これ武器」

リズベットから『アリオーソ』が渡される。さっそく装備をして2、3回軽く振ってみる。

「うん!いい感じ!流石アスナご用達のお店だね!」
「ありがとう。…ねえスノー?」
「な〜に?」
「こんな事聞くのはマナー違反なんだけど…その武器おかしいよね?確かに武器の性能はいいけど私からみたら中層レベル…最前線で戦うにはかなりキツイ武器よね?なんでそんな武器を使っているの?」

お、痛いところついてきたな…
確かにいい武具店の店主だ。隠し切れると思ったんだけどな…

「うーん、良く気づいたね…完全には教えられないけど…」

そう言うと僕は大鎌をリズベットに渡す。そうして一言

「Grave♪」

そう言うとリズベットがいきなり大鎌を手放してしまった。床に落ちた大鎌はあまり重さが無い物なのにまるでとてつもない重量を持つ物体が落ちた様に鈍い音がたった。

「ま、こんな感じさ?…Fine♪」

そう言ってから大鎌を拾い装備する。あと呆然としているリズベットに対して、

「あ、これはナイショにしておいてね。心に秘密は閉まってね♪ってね」
「わかったわ…あ、あとスノーもう一つあるの。」
「まだ何かあるの?これ以上は…」
「代金」
「はい。すみません」

その後僕は代金をちゃんと支払い、リズベット武具店を後にした。店を出るときに「アスナと…そのもしあったらなんだけどキ、キリトって人がいたらよろしく伝えておいてね…」と言われた。キリトの事は知ってるよ。と言ったら、じゃ、じゃあ尚更よろしく。と顔真っ赤にして言われた。うーん。なんでだろう?

こうして僕は48層を後にして転移門から自分のホームがある39層のアーブルに転移した。
アーブルの居住区はしょっちゅう霧に包まれていて、西洋風の街並みとマッチして凄く幻想的だ。ただ今日は雨のようでしとしとと雨が降り続いていた。

「うーん、雨は嫌だな…」

僕は鍛えた筋力パラメータを使い、全速力で自分のホームへ向かった。

ホームに着くと僕は装備を変え、リラックス出来る服装になり、紅茶を淹れてのんびりしていた。しとしとと降り続く雨を窓からみてぼんやりしていると、ふと現実の事を考えていた。

ーーーなんであなたは私を助けたの⁉︎聞こえてたんでしょ?私は人殺しだってーーー

雨の中路地裏で1人で泣きじゃくりながら話してた少女。ついつい僕は雨の日はあの子を助けた日を思い出してしまう。思い出したって変われない。またあの子がイジメられていても現実の僕はベットの上で寝ているのだ。
僕はこんなゲームという名の檻に閉じこめられ、何も出来ない僕に歯ぎしりした。ただ今このゲームという檻中は生死がかかっている現実なのだ。僕は無意識に呟いていた。

「また、会いたいな…。『今』という現実を歩いていかなくちゃ♪か…」

その後1人で寂しく自分の家で歌っているとキリトからショートメッセージが来た。内容は明日アスナと一緒に迷宮区に行くらしく一緒に来ないか?ということだった。

「アスナとキリトか…どうしようかな…」

ちょっと迷いながらも、了解!と返事を送るとタイマーをセットし、ベットに潜り込んだ。
さっきの悲しい記憶は胸にしまいつつ。 
 

 
後書き
スノー君のヒロインはあの人にしました。
作者が原作で好きなキャラです!
あとスノー君のスキルはちょっと分かりずらいかも知れません。
ヒントは劇中で言った英語の意味です。ググりましょう(笑)
後明日セカオワのライブ行ってきます!仮想楽しみだぜ!(笑)
それでは読んでいる方がいたら、
スノー「引き続きよろしくお願いします!」

追記4/28
1〜3話を大幅修正しました。 

 

4練習曲ーscherzando(おどけて)

 
前書き
第4話!クラディール(ストーカーさん)とのデュエルです。
文才はありませんがスノーくんが頑張っています。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
次の日、僕は74層の転移門前でキリトと共にアスナを待っていた。ちなみに服装は黒のジーンズに真っ赤のコートでシャツは黒のシャツ。中二病?受け付けません。さて集合は9時なのだがいまは9時半。某ボカロ曲のからくりな道化師だよ?これ。

「まあ、2時間前ではないけどね」
「スノーどうした?」
「いや、なんでもない。ただアスナ先生遅いなと思っただけだよ。帰りたーい♪帰りたーい♪」
「いや、歌っても仕方ないだろ。もう帰りたいのは同k…」

キリトが同感と言おうとした瞬間、キリトの上の空間が光り

「きゃあああああ!どいて〜‼︎」

アスナが落ちてきた。おいおい…キリトそこは華麗にお姫様抱っこみたいな感じでキャッチだろ?なんで潰れちゃってるんだよ…あ、キリト、ちゃっかりアスナの胸掴んでる…。

「きゃあああ!この変態‼︎」
「ぐふ!」

アスナの右ストレートが飛びだした!キリトに効果は抜群だ!
約10メートル飛んだぞ…

「アスナ選手!これはいい右ストレートでしたね〜約10メートルは飛びました。流石攻略組の鬼アスn…」
「スノーもだまれええええ!」
「ぐふはぁ⁉︎」

何故僕も10メートル飛ばされないといけないのだ。解せぬ。
そんな馬鹿な事やっていると転移門がまた光った。そうすると転移門から出て来たのはストーカーさん…クラディールが出て来た。
反射的にアスナはキリトの影に隠れる。

「アスナ様…勝手なことをなされては困ります。」
「あんたなんなの⁉︎家の前まで見張って…」
「私の任務はアスナ様の護衛です!もちろん、家の前までの警護も…」
「含まれないわよ!馬鹿!」

どう考えてもストーカーです。ありがとうございました。美味しかったです。実際にはまずいですが。

「とにかくアスナ様。ギルド本部に帰りますよ!」

そういいながらアスナの手首を掴んで連れて行こうとするクラディールだがその手首を掴んで止めた人物がいた。キリトだ。

「悪いな、あんたのところの副団長さんは今日は俺たちの貸し切りなんだ。」
「貸し切りと言う言い方は別としてストーk…あなたの護衛より安全だと思うけどね〜アスナ自身も強いしね」

ちょっとおちゃらけて言ってみる。

「なんだと⁉︎私は名誉ある血盟騎士団の…」
「出ました!虎の威を借る狐的発想!僕は『あなたの護衛より安全』って言ったんだ。血盟騎士団とか聞いてないから。関係ないでしょ?♪そんな事♪」
「このガキィ…そこまで言うなら実力で示せるのだろうな」

そう言うと俺の前に『クラディールとの1vs1のデュエルを挑まれました。受けますか?』と出て来た。
もちろん僕はイエスを押す。だが押す前にキリトに近寄り耳うちした。

「アスナの事支えてあげなよ?結構精神的に疲れてると思うから。」

それを聞くとキリトははっきりと頷いてアスナの体を支えた。うん、やっぱいい子だな。

「ご覧下さい!アスナ様!護衛にふさわしい事を証明しましょう!」

こっちは意味わからないこと喚いてるし。雑音だよ?悪い子だな。

「おお!血盟騎士団の団員と『音の死神』スノードロップとのデュエルだ!」
「いったいどっちが勝つんだ?」

カウントダウンが始まり取り巻きが集まり始めた。ちらちらと取り巻きを見るクラディールに対して僕は。

「みんな!今回血盟騎士団相手だけど頑張るよ!応援よろしく!」
「おお!スノードロップ頑張れ!」
「今日はどんな曲を奏でるんだ⁉︎」
「お前なら余裕だぜ!」

完璧クラディールがアウェーです!
クラディールちょっと顔色が悪くなってきましたが大丈夫ですか(笑)

「んじゃ始めましょうか!」

カウントダウンが0になった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最初に動いたのはクラディールだった。単発の突進でソードスキルで突進してきた。僕はそれをギリギリまで引き付ける。かわせないと思ったのだろう。クラディールに余裕の笑みが浮かぶ。しかし。

「〜〜〜♪」

口笛を吹きながらジャンプしてかわす。そして、

「ぐっ⁉︎」

クラディールの顔面を踏みつけてさらにジャンプ。距離をとる。残念、それじゃ当たらないよ?

「き、貴様ぁ…」
「〜〜〜♪」

クラディールは大剣を連続で切りつけてくる。それを素早いステップでかわす。その間も口笛は忘れない。

「〜〜〜♪」

それを見ていたキリトは首を傾げた。
「あれ?あいつ今日は歌じゃなくて口笛か。」
「どういうこと?」
アスナはデュエルの様子を見ながらキリトに聞いた。
「あいついつも歌を歌いながら戦うけど、口笛は始めてなんだ。それが気になって…」
「あ、でもこの曲知ってるわ。確かクラシックよ。」
アスナは知っていた。この曲の名前を、それは曲はテンポのいい曲だが名前は恐ろしいことを、

「クラシック?」

その時しびれを切らしたクラディールは大振りでスノーを狙った。

「確か曲名は…『死の舞踏』」

その瞬間スノーの動きがかわしていた時の倍の速度で動いた。手には敵を黙らせる大鎌。それは大振りになっていたクラディールより早く横斬撃が決まった。大鎌ソードスキル『マジシャンイリュージョン』
大鎌の中では攻撃速度最高のスキルだった。
決まったと同時にスノーにウィナーの文字が出た。

「ま、こんなものかな♪以上!スノードロップより『死の舞踏』でした!」

どっと取り巻きが湧いた。

「流石!今日はクラシックか!最高だったぜ!」
「次も楽しませてくれよ!」
「大鎌のソードスキル、綺麗だったよ!」

僕は応援してくれたみんなに一言

「ありがとうございました!イェイ♪!」

その光景をみて空気の読めないクラディールは

「くっそ!見世物じゃないぞ!散れ散れ!」

全く俺にとっては最高のショーなんだけどな…

「ア、アスナ様、これは奴がイカサマを使ったはずに違いありません。じゃなければ私が負けるはず…」
「クラディール。副団長として命じます。今から護衛役を解任、グランザムで次の任務まで待機。」
「な、なんだと…⁉︎」

俺とキリトを殺気だつほど恨めしそうそうに見た。また来るか?と思って鎌を握るがクラディールは思いとどまり、「転移グランザム…」と言い転移して行った。それを見てアスナが崩れるように座り込んだ。

「早く帰って練習しろよ!♪ってね」
「アスナ、大丈夫か?」
そう言ってキリトがアスナを支えた。

「ええ、大丈夫よ…ごめんなさい、2人共嫌な事に巻き込んじゃって」
「僕は大丈夫だよ?結構余裕だったし。逆に余裕過ぎてクラシックを選ぶくらいだったよ」
「俺も大丈夫だったけど…」

俺たちがそう言うとアスナは少しずつ喋りはじめた。

「今、血盟騎士団の空気が悪いの。ゲーム攻略を最優先を考えてメンバーに押し付けてたからわたしに責任があるだろうね…」
「それは仕方ないよ。逆にアスナみたいな人がいなかったら攻略はもっと遅れてただろうし…」
「そうそう、だから気にすることないんだよ?明るく♪ポップ♪に考えようよ♪」
「…アスナもたまには、俺みたいないいかげんな奴と組んで息抜きしても誰も文句は言わないと思う…」

おお、キリト結構かっこいいこというね…アスナぽかんとしてるし、そうしているとアスナの顔に笑顔が戻ってきた。

「ありがとう…それじゃあお言葉に甘えてキリトくん前衛よろしく!」
「え⁉︎なんで俺だけ?スノーは?」
「僕は疲れちゃった。後はよろしく!」
「さっき余裕って言ってただろう〜!」
「僕には聞こえません!聞こえないや♪君の声♪」

おちゃらけてさっきのシリアスな空気を吹き飛ばしながら僕達は笑顔で74層迷宮区に向かっていた。 
 

 
後書き
作者「セカオワのライブ終わった直後にこれを書いてます。疲れた…」
スノー「お疲れ〜」
作者「まあ、それは置いておき、ここまで読んでいただきありがとうございます。」
スノー「実は作者からのお願いで感想を書いてくれると嬉しいみたい。まだ感想0だもんね…」
作者「という訳で批判でも構いません。感想待ってます。」
スノー「ちなみに作者はどMだから批判多少強くても問題ありません。」
作者「いや、どMじゃないからね⁉︎」
スノー&作者「「という訳でよろしくお願いします。」」 

 

5練習曲ーalla marcia(行進曲風に)

 
前書き
第5話!ちょっと遅れたけど投稿するぞ!
遅れたことに関して問題ないぜ!
という方どうぞ! 

 
どうも!スノードロップです。僕は今日、『閃光』の異名を持つアスナと『黒の剣士』の異名を持つキリトと共に74層迷宮区に来ています。簡単に今の状況を言うと暇です。なんだってポップしたモンスターがアスナとキリトのコンビネーションであっと言う間にポリゴンスノーにかわっていくんですよ?たまに僕もスイッチするけどもうHPが数ドットしか残ってないのがほとんどだし…

「これ、僕いる意味あるのかな…」

聞こえない様につぶやき、僕は2人の後について行った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2人の無双によりあれよ、あれよ、あっと言う間にボス部屋の前に辿りついた。

「ボス部屋か…なんだかんだ着いたね。」
「スノーひとつ言わせて」
「俺もひとつある。」
「な〜に?」
「「私(俺)たちしか戦ってない‼︎」」
「なんで⁉︎だってお2人さんが勝手に倒すからじゃん…」
「だってスイッチ!って言っても歌ってるし!聞いてないし!」
「フォローする俺たちの身になれ!」
「え?スイッチ、言ったけ?」
「「言ったよ‼︎」」

そういえば暇だったから歌を歌って暇を持て余してたような…しかも確かにアスナとキリトが何か言っていたような…しまったなんてこった。

「なんて醜態!」
「とにかくボス部屋の前だけど…どうする?」

軽くキリトがスルー。うーん、連れないな…

「とりあえず中を覗くだけ覗いて見ない?」
「確かにボスモンスターはボス部屋から出て来れないからな…」
「そ、そうね…見るだけね」
「一応転移結晶を持っておこうぜ…」
「そうね…」

3人はちゃんと転移結晶を握る。
まあ、用心はしとかないとね…
僕は左手で結晶を持ち、右手で扉に手をかける。

「しゃあ開けるよ…」

僕は扉を押す。鈍い音をたてながら扉が開いていく。
見渡すとボス部屋は廊下のような通路の先に広場がある構造だ。おそらく広場でボスモンスターと戦うのだろう。
僕達はゆっくりゆっくり通路を歩いていく。震えながら。
するといきなり廊下の端から青い炎が灯った。

「「「⁉︎」」」

3人一瞬にびくっ!っとなる。青い炎はどんどん広場側に灯っていき…
その先には大きさは僕の倍以上はゆうにあり、緑の瞳に山羊のような悪魔の顔。
筋肉もりもりの体。僕の身長くらいの剣。蛇のような尻尾をもつモンスター…『グリームアイズ』がたっていた。グリームアイズはこの部屋に来たお客様…僕達を見て地獄に丁重に送るため全力で走ってきた。

「「「うわあああああ⁉︎」」」

僕達は全力疾走で逃げる。いや、逃げるしかない。

「gydjrjrjeiraofcifjdovofijfje♪⁉︎♪⁉︎」
「「うわあああああああ⁉︎」」

僕達は筋力パラメータをフルに使いボス部屋から全力で逃げ出した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「はあはあ、もう追って来れないだろう…というか出れないか…」

迷宮区の安全地帯まで走ると僕は座りこんだ。もう!疲れたよ…
向こうを見るとキリトとアスナが笑い合っていた。楽しそうだな〜

「あ、もうこんな時間!お昼にしましょう!スノーもどう?」
「僕はいいや、お腹あまり空かないんだ。」
「スノーは戦闘中、食べ物は食べられないんだ。」
「戦闘してないよね…」
「気分の問題なんだ…ごめんなさい…」
「まあ、いいわ食べましょう。」

キリトが「マヨネーズだ!醤油だ!」とか言ってる。美味しそうだな…だけど食欲がわかない。なんだ僕の体。そんな食事タイムが終わると趣味の悪い…いや、ナウいバンダナを巻いた武者クラインとそのギルドメンバー『風林火山』が安全地帯に来た。

「おお、スノーじゃないか!」
「やあ、クライン。まだ生きてたの?流石!G並みの生命力だね!」
「お前さん相変わらず鬼だな…」

あれ?おかしいな…僕的には褒め言葉なのに…
そんな事言ってると、キリトもやってきた。

「おう、クラインまだ生きていたか。」
「お前ら俺へのあつかい酷くない⁉︎」

さらにそんな事してるとアスナもこっちに来た。

「こんにちは、クラインさんご無沙汰してます。」
「…」

あれ?クライン?フリーズ?どうしたの?

「くく、クラインでで、す!24歳独身…」

僕はすぐさまクラインの後ろに行き大鎌の刃を目線の前にさらす。

「私スノーさん。今あなたの後ろにいるの♪」
「あれ、スノーさん?歌いながらってことは、このまま俺が惨殺される感じですか?」

クラインが冷や汗を出しながら尋ねた。
僕は明るくしかし感情がこもってない声で歌った。

「ほら、後ろの正面だ〜れだ?♪」
「…すみませんでした。」

俺たちを中心に笑いが漏れる。そうしているとさらにガチャガチャと音を鳴らしながら重そうな鎧をつけた集団がやってきた。
その集団は僕達のいる安全地帯まで来るとリーダーらしき人が「休憩!」と命令していた。

「あれ、軍じゃねえか?」

クラインが僕に囁いてきた。アインクラッド解放軍だっけ?このゲームを組織的にクリアしようとしてた集団だったけど…

「そう…みたいだね。でも確かどっかの層で壊滅的な打撃を受けて組織の強化を中心に方針を変えたんじゃ…?」
「私、そういえばギルドの集会で聞いたわ。最近、攻略に参加してないから軍の内部で不満が出てきてて近いうちに少数精鋭で最前線に来るって…」

そんな事を話しているとリーダーらしき人が僕達のところに来た。

「アインクラッド解放軍コーバッツ中佐だ。」
「キリトソロだ。」

キリトが俺たちの前に出て答える。

「君たちはこの先までマッピングしているのか?」
「ああ、ボス部屋までしてある。」
「ふむ、それではそのマップデータを提供してもらいたい。」
「はあ⁉︎てめえマップデータにどんだけの苦労があると思ってるんだ!」
「我々は君たちの解放のため戦っている!我々に協力するのは当然の義務である!」

お、おう…最近全く来なかった奴が何偉そうなこと言ってるんだと思うが、マップデータぐらいなら恵んでやってもいいんじゃないかな?
どうやらキリトも同じ考えのようで

「マップデータで取引するつもりはないからな。いくらでもやるよ。」
「おい、キリトそれは虫がよすぎるぜ…」

クラインが少し文句を言うがキリトは中佐さんにマップデータを送る。

「協力感謝する。」

いや、どう見ても感謝してないだろう…そう思いながらも、僕から一応忠告しておいた。

「別にマップデータぐらいあげるつもりだったけど、ボスには手を出さない方がいいよ〜!君の部下も疲れてる様だしね。」
「それは私が判断する。それに私の部下はそんな軟弱者ではない!…さっさと立て!」

どう見ても疲れてる部下達を再び立たせ、兵列を組みながら安全地帯を出て行った。

「あいつら大丈夫かな…?」

クラインが呟いた。

「いきなりぶっつけ本番でボス戦はしないと思うけど…」
「一応様子見に行かないか?なんか嫌な予感がするんだ…」

キリトが心配そうに僕達を見てきた。

「しょうがないな…キリト君は。」
「その言葉待ってたぜ!キリの字!」
「おもしろそうだから行こう〜と!」

満場一致で行く雰囲気なった。

「よし!行こう‼︎」

だが僕達はこの時の行動が僕達にピンチをまねくとは知るよしもなかった。
 
 

 
後書き
作者「いや〜疲れた疲れた…」
作者「さて次はスノー君のスキルが解放される?かな?」
スノー「うーん、わかんない。」
作者「わかって欲しいんだけどな…」
スノー「まあ、次回もよろしくね!」 

 

6練習曲ーcon tutta la forza(全力を込めて強く)

 
前書き
相変わらずの戦闘シーンの下手さ。
それでも問題ないぜ!
という方はどうぞ! 

 
軍の奴らを追って僕達は再び迷宮区に戻った。ちなみにいるメンバーはキリト、アスナ、クライン、『風林火山』のギルドメンバー達。道中リザードマンの群れに遭遇し、時間を食ってしまったけど、なんとかボス部屋の近くまで行く事が出来た。

「軍の奴ら転移結晶使って帰ったんじゃねえか?」

とクライン。しかし、僕は冷静に否定した。

「いや、それはありえないよ。さっきのコーバッツ中佐の感じを見る限りでは周りに力を示したいタイプの人間だよ?そんな奴が兵隊がいるのに結晶でさっさと帰りましょう!とか言わないと思うんだよね…今を必要なのは力さ♪って感じ」
「最後に歌うのはどうでもいいとして、とにかく急いだ方がいいみたいだな。」

歌否定された…解せぬ。そんなこと考えてるといきなり悲鳴が聞こえた。

「おお、悲鳴だ〜!危ないぞ♪って…」
「そんな事言ってる場合じゃない!早く行くぞ!」

キリトが走り出す。それにつられてみんなも走り出す。

「これはひょっとすると僕、本気出さないとダメかな…?」

そう思いながら僕はみんなの後について行った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ボス部屋に着くと中は酷いことになっていた。軍の統制はぐちゃぐちゃ、HPがイエローやレッドになっていた。そしてさっきの人数から2人いなくっていた。さらに堂々と降臨するグリームアイズ。これはまさに…
地獄絵図。

あの時がフラッシュバックする。

ザ…ザザ

「やめて…!」

ザザ…ザザザ…

「早く金を出せ‼︎」

ザザ…ザ…ザ…

バン!

ザザザザ…ザ…

そこに広がる血の海…そして銃をもつ…

ザザザザ…ザザ

「うっ⁉︎」

俺はうずくまってしまった。

「「「スノー⁉︎」」」
「俺は大丈夫!それよりもあの人達を…!」

僕は慌てて立ち上がる。そして慌ててキリトが叫ぶ

「おい‼︎転移結晶を使え!」
「駄目だ…転移結晶が使えない!」

what⁉︎ヤバイじゃん!それ!つまり逃げるのは徒歩で逃げなきゃダメってこと⁉︎それにこれで2人いなくっているってことは…
そんな中この状況でありえない号令が聞こえた。

「我々に撤退はない‼︎総員突撃!」
「やめろ…!」

残った兵隊とコーバッツがグリームアイズに突撃する。しかし悪魔はそれをあざ笑うように口から青白いブレスを吐く。ブレスで兵列が崩れているところに悪魔の大剣の一振りが1人のプレーヤーを捉えた。
コーバッツだ。吹き飛ばされポリゴンスノーになる前に一言何か言っていた。

「あり…え…ない」

何に対してありえないのかわからなかった。死ぬことにだろうか?それとも敵の強さ?それとも撤退に関して?
コーバッツを失った軍は完全に戦意を損失して逃げ惑っていた。それを見て

「だめ…だめだよ…こんなの。」

悪魔に向かってアスナが走り出していた。

「おい!アスナ!」

キリトも駆けだす。

「クライン!僕達も行くよ!」
「あーもう好きにしろってんだ!俺たちも行くぞ!」

風林火山のメンバー達と共に僕も後から駆けだす。
その時ちょうどアスナが大剣で吹き飛ばされているところだった。
それをフォローするためにキリトが必死に片手剣で防いでいるが、分が悪いようだ。

「クライン!僕はキリトのサポートするからそっちは軍の救助を頼む!」
「気を付けろよ!」

僕はそのままグリームアイズに向かって行き、大鎌スキル『チャリオットドライブ』を放つ。

「くたばれ○○♪くたばれ○○♪」

8連撃の乱舞がグリームアイズに放たれるが…

「⁉︎やっぱりダメか…」

やはりこの大鎌は所詮中層レベル。敵うはずも無く、数ドットHPを減らしただけだった。

「泣き面を…♪うわっ!」

僕もグリームアイズの大剣をガードし切れず吹き飛ばされてしまう。HPも6割ぐらいまで減っていた。

「スノー⁉︎」
「いてて、ヤバイな…普通じゃちょっと厳しいな…」
「普通じゃ?」
「ああ、だから僕は本気で行こう?キリトも全力を出せよ?やって後悔するよりやらないで後悔するのが辛いからな…」
「俺は…」

キリトは考えているとクラインがこちらに合流してきた。それを見て

「アスナ!クライン!10秒間だけ耐えてくれ!」
「僕も同じ〜!頑張って!」
「わかったわ!」
「おう!任せろ!」

2人が時間を稼いでる間に僕は《アリオーソ》の音符の絵をなぞる。よし!準備完了!

「「スイッチ‼︎」」

アスナとクラインが離脱したところで僕は大鎌を振り上げた。

「電光石火の乱撃!だよ♪Grave!(重々しく、緩やかに)!」

僕はまた8連撃の『チャリオットドライブ』を放つ。さっさと比べて鎌の速度が遅く、グリームアイズの大剣のガードが入るが…

「この技はさっきと一味違うよ♪」

グリームアイズの大剣をなんと完璧に弾き返したのだ。グリームアイズの無防備な身体に残りの7連撃が決まる。さっきとは違いグリームアイズのHPが大幅に減る。

「さ、キリト後は頼むよ!」
「スターバースト…ストリーム‼︎」

なんとキリトは両手に片手剣をもつーーー二刀流を行っていた。グリームアイズの反撃を少し受けながらも16連撃を決める。この二つだけで相手のHPは半分以下になっていた。

「キリト!決めるぞ!」
「おう!」

二刀流の乱舞がグリームアイズに与える。さらに…

「僕も16連撃いくで!それゆけチャンスだ♪!bis(二回繰り返す)


3回目の『チャリオットドライブ』を繰り出す今度は一回目と同じダメージ量だが…

「もう一回!♪」

8連撃を終えた後にノーモーションでさらにもう一度8連撃を放つ。これが僕の《アリオーソ》の特殊スキル《奏剣》である。一定の音楽記号を言うとその意味どうりに武器の能力、ソードスキルが変化するのだ。
Grave!と言うと武器が重い攻撃に変わり、bis!と言うとソードスキルの後に膠着状態にならず2回連続ソードスキルで放てるのだ。ただしソードスキルに複数重ねがけが出来ず、もちろん意味の通らない音楽記号には効果はない。sostenuto(音の長さを充分に保って)とか大鎌でどうやるんだよ!謎だろ!

「く⁉︎」

グリームアイズの大剣の反撃をくらっていた。だが僕のソードスキルは終わらない!

「これで…最後!♪また今度!♪」

『チャリオットドライブ』が最後まで決まる。それと同時に目の前の悪魔はポリゴンスノーに変わっていた。

「終わった…」

僕は残り数ドットのHPを見て意識を手放した。





 
 

 
後書き
作者「アサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサンアサダサン」
スノー「うわっ⁉︎作者がバグった!」
作者「だってスノーとシノンをイチャイチャさせたいんだよ!」
スノー「うーん、会いたいけどイチャイチャはいいかな…ただちょっと喫茶店でいろいろ話したいとかかな…」
作者「(それをイチャイチャって言うんだよ!天然!)
後、感想も募集してます。出来れば評価ボタンをポチっとしてくると嬉しいです!」
スノー&作者「「では次回でまた会いましょう!」」
 

 

7間奏ーcapriccio(奇想曲)

 
前書き
友達に更新が早いと言われた…だっていいじゃん…
思いつくんだもん…
さて、今回は『間奏』なので短いぜ!
それでも問題ないぜ!と言う方はどうぞ! 

 
「始めまして?いや、ひさしぶり?」

光の中でふと目覚めた。僕どうしたっけ?…ああそうだ…確かグリームアイズを倒してそれから…

「気絶だろ?」
「うんうんそうそう…って誰だよ!」

光の強い方から声がする。僕のよく知っている声だ。だけど誰かは思い出せない。

「俺か?さあ?誰かな?お前がよく知っていて、よく知らない奴じゃないか?」
「知っていて知らない奴?」
「ふふ、いつか分かるよ。まあそれはともかくとして、」

そういうとそいつがいきなり語り出した。

「お前数年前に何かあったの覚えてない?」
「数年前?なんかあったけ?」
「うーん…お前の天然には呆れるな…」
「うるさいよ!」
「まあ、怒るな。…んで数年前郵便局で何かあったよな?母さんからのおつかいで行ったよな郵便局。おばあちゃん宛に荷物を送りに。」
「…」
「そして起こった。強盗事件。覚えてるよな?犯人は公式では最後自殺だが…」

そう、僕は強盗事件に遭遇したのだ。僕がまだ小学校5年生の頃だった。痩せた中年の男が銃で局員と客を襲ったが…

「…1人の女の子が犯人を射殺した。」

僕は暗い声で言った。声は少し笑う。

「ふっ、じゃあお前、その子が銃を撃った後どうしたっけ?」
「僕は…」



ザザ…ザザ…

俺は…どうしたらいいんだ?

ザザ…ザザザザ

どうしたらこの状況を打破出来る?どうすれば…

ザザザザ…ザザ

俺は…

ザザザザ…ザ

グサッ



すごい頭痛が僕を襲う。なんだよ…これ?そんなことを考えていると、光の強い方から聞こえる声から小さな笑い声が起きた。

「ああ、まだ少し早かったか…なら、次に行こう。」

その声はまた、また語り始めた。

「その後お前は東京に引っ越した訳なんだが…」

聞こえる声は真面目な口調で話した。


「さて、現実で言うと3年前…雨の日に路地裏で虐められてる女の子がいたよな?『人殺しだ!』とか言われたりしてたよな?」
「うん…確か僕が助けた子だよね?モデルガン突きつけられて吐いてたけど…」
「そのとうり。んじゃ俺から質問だ。なんで助けたんだ?」
「へ?」

つい、マヌケな声が出てしまった。

「なんでって…虐められてるからじゃ…」
「本当に?それだけ?なんか明確な確信があったよな?」
「明確な…確信?」
「そう。その子の名前だよ。いじめてるやつが呼んでたじゃん?」
「朝田…だっけ?」
「そう、正解!んじゃ一回巻き戻って見よう。」

笑いながら声は言った。しかし真面目な雰囲気は変わらない。

「さて、郵便局であった女の子
…名前なんだっけ?」
「そんなの知るはず…」

いや、知っている確か…



ザザ…ザザザ

「お待ちの朝田さんどうぞ。」

ザザザザ…ザザ

「詩乃、待っててね」



「朝田…詩乃?」
「そう、正解、では雨の日の整理だ。お前は『人殺し』と言われていた朝田さんを助けた。理由は数年前に起きた郵便局での強盗事件で犯人を射殺したのが朝田詩乃さん。つまりお前は郵便局であった朝田さんかと思って助けたんだ。」
「…」
「まあ、実際その朝田さんだったじゃん?『なんであなたは私を助けたはの⁉︎聞こえてたんでしょ?私は人殺しだって…』って言ってたし。」
「まあ、そうだね…人殺しで僕と同じくらいの子で朝田さんなんて1人しかないだろうしね。」
「まあ、そういうこと。それを思い出して欲しかっただけ。最後にお前に宿題を出しておこう。」
「宿題?」
「さて朝田さんは本当に人殺しなのでしょうか?」
「え?それってどういう…」
「さ、そろそろおはようの時間だろ?♪」

光が強くなる。あまりの光に目を閉じてしまい…
そこから意識が暗転した。 
 

 
後書き
スノー「…」
作者「スノー君が少しブルーなので僕から何か言いましょう!
感想と評価募集してます。是非是非低評価でもかまわないの
でよろしくお願いします。」
スノー「…します。」 

 

8円舞曲ーナチュラル(半音上がっているまたは下がっている音を元に戻す。)

 
前書き
GWはもう1話更新したいですね。
毎度恒例の僕の妄想祭り!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「スノー!スノー!」

声が聞こえる。なんだ?この野太い声全く誰だよ?うるさいな…

「うるさい!燃える闘魂この一撃に!♪」
「ぐはあ⁉︎」

起き上がる瞬間に僕の会心の一撃、右ストレートが飛ぶ。そしてその右ストレートがクラインを捉える。
盛大に吹っ飛ぶクライン。あ、不味いなこれ…

「ごめんね、クライン…右ストレートじゃなくて左にすれば良かった…」
「謝るところそこじゃないからな⁉︎つーか、殴ること前提なの⁉︎」

あれ?おかしいな…ちゃんと謝ったはずなのに…あとなんだ?この何か忘れてる感覚…何か答え合わせしてた感覚は…

「まあ、いっか!」
「良くないけどな⁉︎」
「んでクライン、キリトはどうした?」
「スルーかよ…キリトは…ん。」

クラインが親指で奥の方を指す。見ると、あ、キリトがアスナの膝枕で寝てる。ってことは…

「キリト〜大丈夫か!」
「(この空気を読めないスノー…お前が大丈夫か?)」

なんかクラインの心の声が聞こえたような…まあ、いいや。ん?アスナが残念そうな顔してる…何故?

「俺は大丈夫だ…俺たち倒したんだな…軍のやつらは?」
「ああ、なんとかボス部屋を出て転移結晶で帰った。」
「そうか…」
「というかなんだよ!お前ら!あの技は⁉︎」
「エキストラスキル『二刀流』だよ」
「僕は武器の特殊スキル『奏剣』だよ〜」

クラインがスキルについて説明しろとうるさいので説明した。まあ、簡単に言うとキリトの二刀流は両手で一本ずつ片手剣が使えるが使えるらしいね〜専用ソードスキルもあるみたい。

「ちなみに僕のは音楽記号を言えばその意味どうりにソードスキル、武器のダメージが変化するんだ。」
「んじゃさっきのぐらーべとかは…」
「グラーヴェな…あれは音楽記号で重々しく、という意味なんだよ。だから僕のアリオーソが”重々しく”なってダメージが増えたってわけだよ。ちなみにビスが2回繰り返すという意味の音楽記号だから、ソードスキルも2回繰り返したわけさ。」
「なるほどな…って事はそれチートスキルじゃねえか⁉︎」
「もちろん弱点はあるよ。まずソードスキル一個につき、一個しか音楽記号は付けられない。重々しく二回連続攻撃!なんてことはできないんだ。さらにアリオーソ自体の攻撃力が低いことなんだ。これが一番のポイントで中層レベルの武器だから、元々の攻撃力が低い。つまりスキル使ってようやく今の最前線で戦えるレベルだからもっと上にいったら武器が追いついていかないのが現状なんだよね…」
「スノーが…そこまで考えている…だと…?」
「クラインうるさいぞ〜!まあそんなこんなでキリト!アスナ!僕とクラインと風林火山は先に次の層アクティベートしてくね!」
「ああ分かった。」
「分かったわ。」
「おい、スノーもう少しゆっk…」

クラインの後ろに立ち大鎌の刃を目線のところに…

「私スノーさん♪今あなたの後ろにいるの♪」
「またそれか!分かったから!みんな行くぞ‼︎」

風林火山のメンバーと共に次の層に行く。寄り添いあってるアスナとキリトはそっとしておいた方がいいよね。なんとなくだけど。
その後僕はアクティベートを済ませた後、39層のホームタウン、アーブルに帰ったその後。
どっと疲れが襲ってきたのですぐにベッドで横になった。

宿題忘れるなよ。

寝る直前に何か声がしたのはきっと気のせいだろう。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


次の日僕はすることもなく暇だったのでぼったくり商人エギルの店に行った。ちなみに服装は黒のジーンズに真っ赤のコートでシャツは黒のシャツ。いつも通りだ。そういえばなんか行く時に周りの人たちがヒソヒソ僕のこと見てなんか言ってた気がするんだがなんだ?僕の歌が流行り始めたのかな?そんなこと考えているとエギルのお店に着いた。

「エギルいる?僕が来たよ!君に会いに来たよ♪てね。」
「お前…気持ち悪いな…」
「いや〜エギルの気持ち悪さには負けるよ!」

とびっきりの笑顔で言う…ん?エギルなぜ泣いている?

「まあ、いいや…それはそうとキリト来てるぞ。」
「キリト?なんで?ここにいないってことは店の奥だよね?」
「ああ、今かくまってる。」
「かくまってる⁉︎」

何⁉︎あいつなんか悪いことしたのか⁉︎そう考えてると…エギルが

「ああ、なんか『二刀流で74層のボスを倒した50連撃』で朝から話題になってたぜ…あ、後お前も。」
「僕?」

エギルがニヤニヤしながら応えた。

「『その二刀流に匹敵する奏剣。そこに鳴り響く美しい歌声』だってよ。」
「美しい歌声⁉︎遂に歌声が認められた!やった!」
「そこかよ⁉︎キリトと180度違う反応だな…」
「いいよな…スノーは気楽で…」

どんよりしながらキリトが店奥の方から出てきた。昨日の無双ぶりからは想像出来ないような沈んだ空気を醸し出していた。

「お、おうキリト…元気そうで何より…」
「ああ…二刀流がばれて大変だったよ…」

キリトの話によると今日朝起きたらホームの前が人でごった返していて、二刀流について教えほしい!というプレーヤーから逃げてきたらしい…ちなみにアスナは当分ギルドを休んでキリトとパーティーを組むらしい。そして申請を団長に出してここに来るらしい…おう…なんかアスナさんぱねえっす。

「んで、アスナは?」
「そろそろ来ると思うんだが…」

そうキリトが言ってるとアスナが走りこんできた。

「どうしよう…キリト君大変なことになっちゃった。」

一難去ってまた一難…見たいだね…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「なるほどなるほど…簡単に言うとギルドの団長さんであるヒースクリフがキリトにあってから休暇届を受理する感じか…」
「まあ、簡単に言うとそうなるわ。」
「んじゃもう一つ質問いい?」
「なにかしら?」
「なんで僕も血盟騎士団本部に来てるの⁉︎」

そう、ここはギルド『血盟騎士団』本部に僕と、キリト、アスナの3人でいる。ん…?あれって…

「お前も道連れにしたかったんだよ…スノー…ってスノー?」
「キリト君。その道連れにしたい方は目を輝かせてギルド内を探検してるんだけど…」

おお!すごーい!なんかこの飾ってある甲冑かっけ〜!あ、血盟騎士団の皆さん!ここでアカペラで一曲…

「「お願い!騒ぎを派手にしないで!」」

そんなこんなしてるとアスナによって団長ヒースクリフの部屋に連れられた。アスナが先にノックして入る。

「失礼します。」
「お邪魔しまーす!」
「…どうも」

3種3様のあいさつをする。そして扉を開けたらそこにいたのは圧倒的なカリスマを持つ男…ヒースクリフが社長が座ってそうな椅子に座っていた。んで彼の話を聞いて要約すると「アスナが欲しければ剣で奪いやがれ!」見たいな感じだね!実際はもっと穏やかに言ってたけどね。キリトも「デュエルで決着をつけましょう」とか言ってるし…ちょっとこのデュエル楽しみだな〜
そんなこと考えているとヒースクリフは僕に話をふってきた。

「君は『奏剣』使いのスノードロップ君だね?君の話はアスナ君から聞いているよ。」
「ありがとうございます!」
「どうだね?君も血盟騎士d…」
「お断りしまーす!」

おちゃらけた感じで答える。

「一応理由を聞かせてもらえるかな?」
「まずパーティーを組むのが嫌いです!」

ギルドの根管を崩すことをいきなり言う。キリトとアスナは驚いた様な顔で見る。

「ギルドはパーティーで組むのがほとんどじゃないですか?僕の歌うるさいって言う奴がほとんどなんですよ。だからそれが嫌です。まあ、アスナとキリトは別ですが。」
「ふむ…他には?」
「あともう一つだけなんですが、ユニフォームが嫌いです。この格好が好きなんです。赤白って紅白歌合戦みたいじゃないですかwwwダサいです。」

キリトが笑いをなんとか堪えてる。一方アスナはにらんでくる…本当にダサいんだもの…

「なるほど…ではその2つに目を瞑れば君は血盟騎士団に入ってくれるのかな?」

…なんですと⁉︎このギルドの根管を崩すわがままを言ったつもりなのにそれでも入ってくれないかと⁉︎僕びっくりだよ!

「え、ああ、それなら構わないですけど…」
「ただし、それは副団長に勝ったらだ。負けたら通常通り血盟騎士団に入ってもらうよ。」
「私ですか⁉︎」

アスナが驚いた様子で話す。アスナが相手でしょ?それはキツイな…

「ならおことわ…」
「ちなみにこのギルドの下にはスタジオセットがあってね。使う人がいないから君専用の部屋しようかと思ったんだが…」
「謹んでお受けいたします。ヒースクリフ閣下。」

またもアスナとキリトがポカーンとする。だってほしいじゃん!スタジオセット!

「では明日75層のコロッセオでデュエルだ。それではまた明日会おう。」

こうして僕は勝っても負けてもギルド入団が決定した。
 
 

 
後書き
スノー「勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット勝ったらスタジオセット」
作者「うわ⁉︎スノーが狂った!」
スノー「絶対勝つ…あ、評価と感想ありがとうございます!作者が嬉しそうにいつも見ています!そろそろどMの作者を…」
作者「違うって言ってるだろ⁉︎」
スノー&作者「では次もよろしくお願いします!」 

 

9円舞曲ーa capriccio(奏者の自由に)

 
前書き
なんかオリジナル展開をぶっこんでみました。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ!
 

 
次の日。75層《コレニア》そこはお祭りのようになっていた。なんせ、血盟騎士団の団長、副団長の2人のデュエル。しかも相手の内1人はユニークスキル使いなのだ。やっぱり、お祭り騒ぎになるだろう。さてお祭りということで…

「すみませーん!火吹きコーン3つと黒エールと…アーブルフィッシュ&チップス5つ、それとアルゲート焼き2つとアルゲートそばを下さいな♪」
「はいよー」

歌うように注文し、NPCの屋台にお金を出して食べ物をもらい食べ歩きする。行儀悪い?受け付けません。そんなこと。

「もぐもぐ…もぐもぐ…えーと。コロッセオってどこだろう?もぐもぐ…ふむふむなるほどこの先か…もぐもぐ」

たくさんの食べ物を抱えながらコロッセオに向かう…アルゲート焼きとアルゲートそば、相変わらずビミョーな味だけどクセになるな…依存性あるぞ?これ。
そんなこと考えていると…

「お、あれってスノードロップじゃないか?」
「スノーさん!サインください!」
「スノードロップ!今日も歌期待してますよ!」

声援が飛んできた。このままだともみくちゃになるので大きな声で、

「おう!みんな今日は応援よろしく!ちなみにデュエル前に一曲歌うからぜひ聞いてね〜!」

おお!という歓声が出る。それを確認して少し笑いながら僕はコロッセオに入っていった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


コロッセオ内に入ると、控え室が近くにあったのでそこに入る。そうするといつも通りの2人…キリト&アスナがいた。

「2人とも…もぐもぐ…今日は頑張ろうね…もぐもぐ…」
「試合前に何やってるの⁉︎スノー!」

アスナが叫ぶ。なんで叫ぶかな?僕は普通に食ってるだけだから…

「何って…食べてるんだけど…もぐもぐ…」
「アスナ…無駄だぞ…スノーに今更天然を治せて言っても」
「そうね…仕方ないわね…」

おーい。2人とも失礼だぞ…そんな事やってるとヒースクリフ団長がやってきた。アスナが敬礼する。僕は慌てて残りの食べ物を食べる。キリトの表情は少しこわばった。

「どうも…」
「団長!おはようございます!」
「もぐもぐもぐもぐ…ごっくん!あ、団長おはよう〜♪」
「「スノー結構失礼だよな(ね)‼︎」」

相変わらずの3種3様の受け答え。ん?ヒースクリフが僕を見て苦笑いしてる。何故?あ!そうか!

「あ!これからよろしくね〜ヒースクリフ!まあ、ギルド入ってもソロだけど。」
「お願い!スノー!副団長として命令するわ!もう喋らないで!」

アスナがまた叫ぶ。クラディールに命令した時よりも大きな声で、しかも問題児が暴れてて、それを防げない先生みたいになってる。なんで?

「その条件はアスナ君に勝ってだが…」

ヒースクリフ団長が呟く。最前線では堂々とした態度で立つ団長がポカーンとしてる。これはレアだ。

「アスナには悪いけどアスナには致命的な弱点があるからまあ、そこをつけば楽勝とは行かないけど、たぶん倒せるね。さあ、スノードロップが勝利を目指して♪てね」
「へ、へえ〜そうなんだ…」

アスナがわなわな震える。

「あ、怒らせるつもりはないんだ。ただこれはキリトも、ヒースクリフも、そして僕も弱点だからさ。」
「え、どういう…」
「あ、団長さんとキリト!そろそろ時間だよ?」
「そのようだな。」

ヒースクリフが控え室から出て行く。それを確認してから

「あ、僕このデュエル客席から見てるから頑張ってね!」

ちゃちゃっと控え室を出る。さて、どこに座ろうか…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


観客席がある場所といったらやることはただ一つ!

「すみませーん!コーラと普通のポップコーン3つとコレニアパンケーキを2つあ、後フライドポテトを下さいな♪」

食べ物ラウンド2!いっぱい買って観客席へ向かう。
観客席は後ろの方しか空いてなかった。まあ、以外と1番後ろが見やすいけどね〜!(セカオワのライブでそうでした。)
1番後ろの席に座るとちょうど1番端が空いていた。ラッキー!さて、早速。

「もぐもぐもぐもぐ…」
「あの…」
「もぐもぐもぐもぐ…なるほどコレニアパンケーキは現実でいうとメープル味だな…僕好みだ…もぐもぐもぐもぐ…」
「すみません!」
「ん?」

声をかけられたのでそっちをみる。すると肩に小竜を乗せた少女がいた。年は…僕より少し幼いかな?

「えーと…?どうしたの?」
「隣空いてますか?」
「うん、空いてるよ〜!どうぞ!」

隣にその少女が座る。小竜を連れてるということはビーストテイマーかな?

「君名前はなんていうの?あ、ちなみに僕はスノードロップ!スノーって呼んでね!」
「私はシリカと言います!それでこの子はピナです!」
「きゅるきゅる〜!」
「シリカちゃんとピナちゃんね!あ、ポップコーンあるけど食べる?」
「あ、いただきます!」
「きゅる〜」

話を聞くところによるとシリカはキリトの知り合いらしい。ピナがモンスターに殺されちゃった時偶然助けてさらに、蘇生アイテムも一緒に取りに行ったらしい。
そんな事を話しているとキリトと団長さんのデュエルが始まった。

「うわー…すごい速いですね…」
「いや、もっと速くなるよ。affrettando…より速くね…♪」

お、キリトが押し始めた。団長さんの反応が遅れ始めた…こりゃキリトの勝ちかな?そう思った瞬間。目に追えない速度で団長さんがキリトの攻撃を防いだ。キリトが硬直したところに攻撃を入れる。ヒースクリフにウィナーの文字がでる。それを見てシリカが残念そうに言った。

「キリトさん負けちゃいましたね…やっぱり血盟騎士団の団長さんは強いですね…スノーさん?」
「…え?あ、ああ、そうだね。」
「どうしたんですか?」
「いや、次は僕の出番だからさ、緊張しちゃって…」
「スノーさんでも緊張するんですね。」
「まあね…さて、次は僕のデュエルだ!応援してね!」
「はい!しっかり応援します!」

シリカに手を振り、僕は観客席の最前列まで降りて行く。そしてスタジアムに飛び込んだ。















本当は緊張なんてしてない。

シリカにははぐらかしたけど。

僕は疑惑をもってしまった。

ヒースクリフのあの速さに。

 
 

 
後書き
スノー「いいね!僕が結構シリアスだよ!」
作者「まあね、ちなみに僕が考える天然キャラはなんかいつも抜けてるけど
ふとした事で答えにたどり着くキャラ…という感じですね。」
スノー「ふーん、僕そんなキャラか…ちなみに次はアスナ戦だけど勝てる様
に頑張るよ!それじゃあ!」
作者&スノー「「次回もよろしくお願いします‼︎」」 

 

10円舞曲ーtranquillo(静かに)

 
前書き
10話言ったぜ!
スノー「これからも僕のファンタ〜スティックな活躍を♪」
作者&スノー「「よろしくお願いします!」」
いきなり始まります。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
スタジアムはさっきのデュエルの熱気が残っていて、先程デュエルしていたヒースクリフとキリトはそれぞれ反対側の席に座っていた。

「期待と夢乗せて走れスノードロップ!♪」

歌を歌いながらスタジアムに飛び込む。会場がわく。僕は公言どうり歌を歌い始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…はい、それじゃあお疲れ様♪」

歌を歌いきる。さらに湧く会場!いえい!ん?

「あれ?アスナいたの?」
「最初からいたわ!気は済んだ?速く始めましょう。」

アスナが細剣を構え、カウントダウンが始まる。さてさて、

「『アリオーソ』出番だよ!」

愛用の明るい赤の大鎌を出し、水平に構える。同様にアスナも緊張が走る。
カウントダウンが0になる。
僕は大鎌のなかで最高速の速さを持つソードスキル『マジシャンイリュージョン』大鎌による横切りを決めようとしたのだが…

「ふ!」

アスナの細剣の突きが先に僕に襲ってきた。

「く⁉︎Fine♪」

僕は慌ててFineと言い、細剣を全て大鎌で防御する。さらに慌てて後ろに大きくバックステップする。この音楽記号は演奏を終了させる記号だ。つまり奏剣スキルではソードスキル、または奏剣スキル自体を強制終了させるというスキルなのだが…

「速すぎでしょ…。世界一のスプリンターだね…」

アスナが速すぎる…流石攻略組で『閃光』と呼ばれるだけはある。

「どうしたの?私を倒せるんじゃなかったの?」

アスナはまた俊敏なステップと細剣のソードスキルで攻めている。それを防御しながら答える。

「観客を楽しませてるのさ♪楽しんで行こうぜ♪みたいな?」
「ふふ、その詭弁いつまで続くかしら?」
「んじゃ僕も攻めて行こうかな?…Allegro(速く)♪!」

Allegroは音楽記号で言うと速く。つまり奏剣スキルでは武器の振る速度が速くなる。細剣と変わらない速度の大鎌がアスナを襲うが…

「はい♪はい♪はい♪はい♪はい♪」
「ふっ!」
「ほーやるね♪」

僕の縦、縦、横、横、縦、の切り捨てを交わしたか。まあ、予想通り。

「さて、奏剣ってこんなもの?」
「いや、まださ!Allegrissimo(極めて速く)♪!」
さっきよりも速い剣速になるAllegrissimoで攻めるが…

「⁉︎やるね♪これも防いだか♪」
「ふふ、キリト君より少し遅いわね。これならぎりぎりよけられるわよ。」

縦、縦、横、横、横の斬撃をアスナは紙一重でかわす。
だがアスナは気づいてない。僕はもう布石は打ったと言うことを。

「ん?んじゃそろそろ決めようかな?まあ、奏剣がこんなものだっら君にとってシナリオは崩壊寸前♪じゃないの?」
「それじゃあ試してみる?」
「もちろんさ!Allegro(速く)♪!」

僕は突進しながら『マジシャンイリュージョン』を発動。Allegroも入れているので超高速のスピードだ。しかし…アスナの細剣もそのスピードに慣れたのか、マジシャンイリュージョンに合わせて剣でガードしようとする。だが僕は…

「それを待ってた…♪a tempo (元の速さで)♪!」
「⁉︎」

次の瞬間大鎌の速度が落ちる。アスナ速くし過ぎたガードをみてから剣のない横腹のところを切りにかかる。アスナは慌てて立て直そうとするが、『マジシャンイリュージョン』の速度はもともと速いのだ。ガードが間に合わず…
横切りがきまり…

僕の前にウィナーの文字が出る。

「いっちょあがりだね♪」
「どういうこと…?遅かったのに体が反応しなかった?」
「その答え合わせは明日やってあげるよ。」

僕は呆然とするアスナをみてスタジアムを去って行った。


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次の日、僕とキリトとアスナは血盟騎士団本部にいた。

「え⁉︎これで地味なの?」

キリトがいつもの黒ずくめではなく血盟騎士団のユニフォームをきている。ちなみに僕はいつもどうり黒のジーンズに黒のシャツ、明るい赤のコートである。

「…wwwキリト…wwwよく似合ってるよ♪www最高www歌えないやwwwお腹痛い、」
「くそ!スノーに笑われるのが一番腹がたつ…」
「僕は勝ったからね!」

それを言ったらアスナが尋ねてきた。

「そういえば、昨日なんで私は防御出来なかったの?」
「ああ、それのこと?」

僕は説明を始めた。

「僕は緩急を使ったのさ。」
「緩急ってあのスピードを変えること?」
「そう、僕は昨日のデュエル、『マジシャンイリュージョン』、Allegro、Allegrissimo、Allegro付きの『マジシャンイリュージョン』を使った。でも…」
「a tempo…だっけ?」
「そう!a tempoは音楽記号ではもとの速さでという意味。つまり奏剣スキルでは剣速をもとの速さに戻す。という意味になる。んでここで話の核心になる。」

僕は一回話の間を置く。

「アスナ、君はアレグロ付きのマジシャンイリュージョンの速度をガードしようとした。しかし僕はその瞬間速度を大幅に落とした。そうすることにより、君は急激な緩急に脳が追いつかなくなり、ああなったってこと。簡単に噛み砕くと野球で言うチェンジアップ。テニスやバスケで言うチェンジアンドペースみたいな感じだね。」
「ふーん…なるほどね…」

アスナは一応納得したみたいだった。僕は切り替えて、

「さ!ギルドの集会?だっけ始まるみたいだから行こう?キリトは…その格好で…www」
「ああ!くそ、最悪だ!」
「ほら、キリト君!行こう!」

僕達3人は血盟騎士団本部の会議室へと向かった。


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集会が終わり僕は早速もらったスタジオセットで歌を歌っていた。疲れたかって?昨日は神経すり減らして戦ったんだから。疲れたに決まってるじゃん。でも歌うことはやめられない。そんなことを考えてるとノックする音が聞こえた。

「はい♪どうぞ♪」
「スノー?ちょっといい?」

アスナが入ってきた。ん?ちょっと暗い様な…?

「どったの?」

少しおどけて言ってみる。すると

「実はゴドフリーがキリト君を連れて訓練に行っちゃったんだけど…」
「あれ?確かキリトってアスナの強制権限で僕とキリトとのパーティーかまたはキリトとのラブラブカップルで攻略進めるんじゃ…ごめんなさい。お願いだからレイピアしまって。」

なんか殺気だった顔でレイピア向けてきた。僕まだ死にたくない。

「んで?それのどこが悪いの?あ!ちなみに僕も訓練来いって言われたけど僕はゴドフリーさんをフルボッコにしたから訓練無しにしてもらったんだ!」
「スノー…あなたかなり酷いことしてるけど?…じゃなくてその訓練のパーティーメンバーが大変なのよ!」
「誰がいるの?」
「私の護衛だったクラディールよ!」

クラディール?…えっと僕が言うことはただ一つ。

「誰だっけ?」

アスナがこける。漫才みたいだね!

「スノーがこの前デュエルでボコボコにした相手よ!」
「クラディール…クラディール…。ああ、なんだあのストーカーさんか!」

…えっとこれって?

「やな予感するんだけど…」
「うん、だからどうしよう…」

うーん…どうしようかな…アスナはキリトのことになると何か空回りするからな…

「わかった。僕も訓練に急に行きたくなったとか言ってそのパーティーに追い付くから。アスナは一応いつでも来れる様に待機してて。」
「わかったわ。気をつけて!あと、キリト君をお願い…」
「まかせて♪」

僕は戦闘準備をして部屋を出る。

















この時の行動が僕、スノードロップの根底が覆る事件になるなんてこの時はまだ考えてもなかった。

 
 

 
後書き
スノー「終わり方気になるね!」
作者「まあね。〜♪」
スノー「なに聞いてるの?」
作者「感傷ベクトルの『エンリルと13月の少年』って曲!この歌ね!…」
スノー「作者の話が長くなりそうなのでここで区切ります!では!
次回でまたお会いしましょう!」
 

 

11円舞曲ーmadness(狂気的に)

 
前書き
やばい。今回少しグロいかも?さらに題名が音楽記号じゃない!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
55層迷宮区。ここでその訓練とやらが行われているみたいなのだが…

「うーん…見つからないな…」

ただいま彷徨いながら30分。見つからないな…そんな事を考えていると

「ヒャハハハ‼︎」

なんか耳障りな声が聞こえたな。
…行くか。
すぐ近くみたいだし、ちょっと元凶を懲らしめますか。僕はアスナにインスタントメッセージを送り声のするほうへ駆け出した。


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「ヒャハハハ!死ねえ‼︎死ねえ‼︎」
「俺は…まだ…死ねない!」

その声の方へ行くとクラディールとキリトがとっくみあってた。
アスナの話によるとゴドフリーともうひとり居たはずなのに…殺されたのかな?






















…殺された?
…殺された?殺された?殺された?
…殺した?

「く⁉︎」

頭の中にいきなりイメージが入り混んできた。頭が…痛い…



ザザ…ザザ…

「この…ガキ…」

ザザ…ザザザ…

「死ねよ‼︎動くなよ!」

ザザ…ザザ…ザザ

「これで俺は人殺し…ははは!あははははは‼︎」

ザザ…

「俺はもういてはいけない…でも俺、いや僕は…」

ザザ…ザザ…

「ついでだ♪自分も殺しちゃおう♪」

ああ、そうか…僕は…



宿題、終わったみたいだな。

意識を手放す直前そんな声が聞こえた。


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「そこまでだよ?クラディール?」
「ああ?誰…」

その言葉は続かなかった。いきなり飛び出し、大鎌ソードスキル『クイックフール』を決める。大鎌による縦、横の2連撃がクラディールを吹き飛ばす。

「く…⁉︎貴様ぁ…スノードロップか…」
「スノー…」

キリトとクラディールが呟く…

「くく、なんて馬鹿な奴…」
「「え?」」

キリトがポカーンとしてる。敵であるクラディールですらポカーンとしてる。

「ま、いいや。ほい、解毒結晶。使いな。」

キリトに解毒結晶を渡す。さて…

「やあ、クラディールさん♪本当の殺しを教えに来たよ♪」
「なんだと?」
「いや?だってさ?俺さっきから聞いてたけどなに?バーチャルで人殺しをいっぱいした?殺人ギルド笑う棺桶に所属してます?わー凄いね!」

でもさ、と付け加える。

「君は知ってるかな?人間にハサミを突き立てる感触。血の臭い。消えない罪悪感。」

俺は叫ぶ。この愚かな殺人気取りの男に。

「こんな仮想世界で人殺ししたからって調子乗ってるんじゃねえぞ。ぼけが!」

俺は大鎌裏ソードスキル『デスサイズオーバードライブ』を放つ。大鎌による計15回にも及ぶ乱舞がクラディールを襲う。

「がっはああ⁉︎」
「『運命』を背に受けて決めろよ♪」

クラディールは15連撃の死神の鎌を喰らい、あっと言う間にHPを残り1割になる。

「ヒィィィ!死にたくねえ‼︎」

クラディールが無残にも叫ぶ。

「死にたくない?仕方ないな…」

俺はクラディールに回復結晶を割りHPを回復させる。

「ヒャハハハ‼︎あめええんだよ!音の死…ぎゃあああ⁉︎」

クラディールが回復と同時に叫びながら切りかかるがその叫びが終わるその前に大鎌裏ソードスキル『デビル・ゼロ』が決まる。このスキルは『マジシャンイリュージョン』よりも技の速度が速い代物だが…

「俺のHPは…まだ7割か…まだ行けるな。」

大鎌裏ソードスキルは使うと一定量のダメージを受けるデメリットがある。俺はHPを見て、再び大鎌裏ソードスキル『デスサイズオーバードライブ』を放つ。今度も15連撃が綺麗に決まり…クラディールのHPが1割以下になる。

「ぎゃあああ⁉︎…ハアハア…」
「何べばってるの?ほら回復させてあげるよ?」

またも俺は回復結晶を差し出す。

「ハアハア…なんなんだてめえ…いつもと雰囲気が違うじゃねえか…」
「ん?ああ!俺のこと?ああ違うぜ。今、『僕』は精神的に参っているからな。助っ人要員だ。」
「どういう…?」
「質問の許可はしてないぜ?ああ!そうだ!一ついいことしてあげよう!」

俺は一つ転移結晶を取り出す。

「この転移結晶をあげるから何処か遠くに逃げていいよ?俺も鬼じゃないからさ?」

クラディールに転移結晶を投げ渡す。クラディールは少し迷った後、転移しようとした。しかし…

「ごめん!気が変わった!」
「⁉︎」

転移しようとした直前、大鎌裏ソードスキル『デビル・ゼロ』がクラディールの胴体を切断していた。

「な…んで…?」
「いやだな〜俺は逃げていいよとは言ったけど殺さないとは一言も言ってないよ?」
「…⁉︎この人殺しが…」

クラディールのアバターが消滅する。

「いいよ。別に俺は人殺しだからさ…」

さて、キリトは無事かな?そう思いながらキリトの方を見るといつの間にかアスナがいた。しっかりとアスナはキリトを支えて、俺を見ていた。もちろんキリトも同様に。

「スノー…どういうことなの?殺人者って?それに一人称も変わってるし…」

アスナが震えた声で尋ねた。

「ああ、んじゃ、説明するか…俺の人殺しの話を…」

俺は語り出した…小さな町で起こった俺にとっての惨劇を…
 
 

 
後書き
うーん…スノー君が狂気的になりました。
明るい彼にも闇があるのです。
次回はそんな彼の悲劇の話。
なんてカッコつけました(笑)
では次回もまたお会いしましょう。 

 

12間奏ーrhapsody(狂詩曲)

 
前書き
さてさて、スノードロップの過去の話。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
うーん…どこから話そうかな?

まあ、あれは数年前の話だ。俺は、地方の小さな町に住んでいたんだ。キリト、アスナ、お前らには、地名や伏せさせてもらうぜ。もちろん人名もな。



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「だるい…だるすぎる。」

俺、雪宮佳(ゆきみや、けい)は郵便局に来ていた。おばあちゃん宛ての荷物を出してこい?ふざけるな。轢くぞ?となんか何処かのバスケの物騒な台詞を考えていると親子が来た。待合用のソファーが俺の座ってる席しかないので隣に母親が座った。
へえ…綺麗な人だな…子供居たけど誰だろ?
とか思っているとひょこっと見てみると…

「…なんだ詩乃か。」
「聞こえてるわよ佳。」

同じ学校の朝田詩乃がいた。なんかこいつとは腐れ縁で、今俺は5年生だが、なんと5年間同じクラス。なんだかんだで仲はいい。口喧嘩しかしないがな…
ん?

「んてことは、この人お母さんかよ⁉︎」
「今頃気づいたの⁉︎」

詩乃が本気で驚いてる!ヤバイ…子供の親にはちゃんと礼儀正しくあいさつしなきゃ!

「こんにちは、雪宮佳です。いつも詩乃さんにお世話になってます。」
「あら?あなたが佳くん?いつも詩乃から聞こえてるわよ?話よりいい子じゃない?礼儀正しくて。」
「お母さん⁉︎さっきの話聞いてた?」

そんな事話していると「お待ちの朝田さんどうぞ。」と受け付けの人の声がきた。

「あら、もう来たみたい。詩乃待っててね。」

と受け付けの方に行ってしまった。

「佳は何しに来たの?」

ふいに詩乃が聞いてきた。

「何って…ばあちゃんに荷物を送りに来たんだよ。帰りたい♪帰りたい♪…⁉︎」

いきなり受け付けをしようとした詩乃のお母さんを突き飛ばした男がいた。あまりにいきなりだったので詩乃のお母さんは声も出せずに倒れた。それを見て詩乃がその男に文句を言おうとしたところ…
男はバックから黒い物を取り出した。

うそ…だろ…?

男が取り出したのは拳銃だった。

「鞄に金を詰めろ‼︎さっさとしろ!」

マジかよ⁉︎本当に強盗⁉︎
落ち着け…あの銃が偽物だったらーーーと思ったが現実は優しくなかった。

パン!

という音ともに火薬の臭いがした。見ると郵便局員が胸を抑えている。
…そこから赤い物が滲んでる。
本物かよ…
男がさらに叫ぶ。

「早くしねえと撃つぞぉぉぉ⁉︎」

客に銃口を向ける。その先には…
詩乃のお母さんがいた。

ヤバイ。俺は…どうしたらいいんだ?どうしたらこの状況を打破出来る?どうすれば…
そんなことを考えてると男に突っ込む影があった。

「詩乃⁉︎」

詩乃は男になんと噛み付いたのだ。そのまま取っ組みあって…詩乃が突き飛ばされた。詩乃は口から血を出していた。しかし彼女の手に持つ物は…
詩乃が銃を男に向けーーー撃った。
弾丸は見事男の腹に当たった。しかし銃の撃った衝撃で詩乃は床に強く頭を打ち気絶している。

「この…ガキィ…」

男は気絶している詩乃から銃を奪いとり銃を向けた。
俺は何にもやらないのか?このまま詩乃が殺されるのを見るだけなのか?
俺は…
ふとポケットの中に硬い感触があった。さっき荷物のガムテープを切るために用意した大きなハサミがポケットにあった。

俺は何にも考えずに男に走って行った。右手にはハサミそれを右腹に突き刺す。

「ぐふ…」

男の血が体にかかる。ハサミで刺した俺をみて俺に銃を撃とうとするが…

「死ねよ‼︎動くなよ!」

もう一度腹にハサミを突き刺す。もう一度もう一度もう一度…



一体何回刺したのだろうか…気づくと俺は倒れた男にまたがり何十ヶ所も差していた。その男が死んでいる…そう考えて意識を手放した。

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「意識を手放していても意識はあった…まあ、簡単に言うと夢見てる感じかな…」

俺はアスナとキリトに話す。まあ、やっぱり詩乃の名前はこいつらに出さない方がいいだろう。

「それで…なんで今の一人称や雰囲気が違うんだ…?」

キリトが尋ねてきた。

「それは簡単さ、…俺は夢の中で人格を作り昔の人格を殺した。」

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「…人殺しをしてしまった。…これで俺は人殺し…ははは!あははははは‼︎」

笑いながら暗い暗い闇の中でそんなことを考えていた。意識を手放した直後、目覚めたらここにいた。俺はこう思った。きっと神様が与えた地獄なのだろう。そう考えた。

これが俺の罰…暗闇にいることが?嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

俺は狂った様に考えた。…ふと、素晴らしい考えが浮かんだ。この暗闇から抜け出せる方法。

「俺はもういてはいけない…でも俺、いや僕は…」

な〜んだ。簡単じゃないか?俺がいるから抜け出せないんだ。僕が代わりに出ればいいんだ♪
俺ともう一人の自分が出来上がる。その僕が出来上がると

「安心して?僕はここから抜け出すからさ?でもその前に…」























「ついでだ♪自分も殺しちゃおう♪そうすればここの事も忘れられる。」

ザク。

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「んで『俺』がなくなり『僕』が生まれた。そして暗闇から抜け出し、今までの事…友達関係も綺麗に忘れ、その地方から転校した。って訳だ。」

俺はため息混じりに答えた。

「んじゃなんで今スノーの死んだ人格が出て来たんだ?」

キリトが尋ねる。

「ん?じゃあキリト聞くけど闇を完璧に消すことは出来るか?」
「…」

キリトは黙ってしまった。そりゃそうだ。

「できないよな。闇はどうしても光があると残るんだよ。『僕』という光を作っても『俺』という闇は残る。だからお前らの名前も関係も知っているんだ。」

俺は一つ間をおく。

「んで『俺』という闇は普通は干渉できないんだが、ソードアート・オンラインでの…簡単に命が散る姿を見て大きくなっていった。そして最後にクラディールの殺人を見て完璧に光…『僕』が消えてしまった訳だ。」
「んじゃ今まで知ってたスノーにはもう会えないの?」

アスナが震えながら尋ねる。

「いや?俺は助っ人要員だからね。『僕』は今大切な物を取り戻してるからな。それを取り戻したら『僕』は戻ってくるぜ。」
「「大切な物…?」」

キリトとアスナは声を揃えた。仲いいな。

「ああ、それを見つけるために足掻いてるからさ!届くまで足掻いて♪てさ!」

俺はあいつのマネして話す。

「じゃあまた会おうぜ!次は『僕』でね!…転移…」

転移結晶を割り僕は転移する。
さて、早く戻ってこいよ?



『僕』
































 
 

 
後書き
作者「どうでしたか?彼の過去は?
さて『僕』は戻ってくるのでしょうか?」
スノー(裏)「あいつは戻ってくるぜ…絶対にな」
作者「スノー君自体がそう言っているので、大丈夫でしょう!
ちなみに次はスノー君の情報のまとめをしたいと思います。」
作者&スノー(裏)「では次回もまたお会いしましょう!(しようぜ!)」






追記、7話の題名を変えました。
 

 

13指揮者ーsnowdrop(スノードロップ)

 
前書き
まあ、これまでのスノー君の紹介。
本編は進みません!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
 雪宮佳(ゆきみやけい)

 プレイヤーネームーーースノードロップ

 武器ーーー大鎌(アリオーソ)

 使用ソードスキル

 ・クイックフールーーー1番始めに使ったソードスキル。回転しながら2連撃を放つ。
  名前の由来はタロットカードの愚者のカードから。

 ・マジシャンイリュージョンーーースノー君の速度重視のソードスキル。単発で横切り。
  名前の由来はタロットカードの魔術師のカードから。

 ・チャリオットドライブーーースノー君の大技。8連撃の大鎌の乱舞。
  名前の由来はタロットカードの戦車のカードから。

 ・デスサイズオーバードライブーーースノー君(裏)が使った15連撃の乱舞を放つ大技。ただし、使うとHPが減少する。
  名前の由来はタロットカードの死神のカードから。
 
  ・デビル・ゼローーースノー君(裏)が使った超高速の単発ソードスキル。ただし、使うとHPが減少する。
  名前の由来はタロットカードの悪魔のカードから。


特殊スキル

・奏剣ーーー。一定の音楽記号を言うとその意味どうりに武器の能力、ソードスキルが変化する。例えばGrave!と言うと武器が重い攻撃に変わり、bis!と言うとソードスキルの後に膠着状態にならず2回連続ソードスキルで放てる。ただしソードスキルに複数重ねがけが出来ず、もちろん意味の通らない音楽記号では発動しない。


解説
・歌を歌いながら戦う異色の大鎌使い。実はかつて郵便局で人を殺しており、その影響で自分の人格を殺して別の人格になってしまった。(ただし大元は似ている。)
普段は明るく歌が好きなかなりの天然さんだが、もう一つの人格は自分に障害になるものは徹底的に排除する狂気的な性格。
ちなみにお察しのとうりもう一つの人格はチート的な強さ。大鎌裏ソードスキルはもう一つの人格しか使えない。(大鎌裏ソードスキルはもともと隠しスキル、スノー君も使えるが スキル欄にあることに気づいていない。)


 
 

 
後書き
はい!こんな感じです!
スノー君…スキル欄くらいちゃんと見ようよ…
さて、次もオリジナルをやった後…
考えてません(笑)閃くでしょう! 

 

14円舞曲ーtempo I (tempo primo)(最初の速さで)

 
前書き
ちょっと短い。(前書きも)
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「いつまで寝ているんだ?」

その声で目が覚めた。僕はいつかあった光の中にいた。僕は確かクラディールを止めに行こうとして…

「気絶だろ?」
「また、君か…いや、『俺』」
「お、その感じは思い出した感じだな。久しぶりだな『僕』…ああ、心配しなくていい。クラディールは俺が殺っておいた。キリトは無事だ。」

もう1人の僕は笑いながら答えた。そして…

「じゃあ宿題を回収しようか。朝田詩乃は人を殺したでしょうか?」
「その答えは…」

僕は答える。今まで自分を殺してまで目を逸らしていたものを見つめるために…

「朝田詩乃は…いや!詩乃は殺してない‼︎

































人殺しをしたのは…
僕であり『俺』だ!」

どれくらいの時間がたっただろうか…不意に『俺』が口を開けた。

「正解。ようやく目を逸らしていたものを見るようになったな。」

『俺』は穏やかな声で言った。
でも、

「まだ言う事があるだろ?」

もちろん、と返事をし、さらに僕は答える。

「僕は今まで誤魔化してきた。自分が人殺しだって事を忘れるために。そのせいで、詩乃を傷つけた。僕はまず謝りたい。あの雨の日、詩乃を助けた日に僕の名前を言えなかった事を。謝ったら僕は詩乃に笑ってほしい。だから僕は歌うんだ‼︎そしてこのゲームから抜け出したいんだ‼︎」

そう言うともう1人の僕の姿が光の中から見えた。血まみれのスノードロップが立っていた。いつもの明るい赤いコートが赤黒くなり、黒のシャツやジーンズも血が付いている。

「もう俺の出番は無しにして欲しいな。…だけどどうしても助けて欲しい時にまた出てやるよ。」
「案外君も優しいんだね?」

僕は笑いながら答えた。『俺』も笑いながら答える。

「それは自分が1番知ってるだろ?」
「だね。んじゃそろそろ…」

『俺』は拳を突き出す。

「おはようございます♪僕の未来♪」

僕も拳を突き出し、合わせる。
すると眩い光が包んだ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「うーん…」

起きると僕は39層のホーム、アーブルにいた。
どうやらソファーで寝てたようだ。

「ったくベットでちゃんと寝させてくれよ、まったく…ん?」

見るとメモが置いてあった。

スノードロップを、雪宮佳、そして、詩乃をよろしくな!

「…わかってるさ。だけど君も一緒に、だぜ?」

わかってるさ、そんな事ーーー

何処で『俺』の声が聞こえたような気がした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「という事があった訳!」
「壮絶だね…あんた…」

次の日僕は48層のリズベット武具店に愚痴りに来ていた。ちなみにもちろん詩乃の名前は出してない。

「そういえばこの話、キリトやアスナにしたの?」
「いいや、してないよ。…今呼んだけど。」
「へえー、そうなんだ…呼んだ⁉︎」
「うん、驚かせて見たいからさ。…きたみたいだね。」

話しているとアスナとキリトが入ってきた。そして

「「スノー!」」

同時に僕の名前を呼んだ。目の前にいるのに聞こえるよ。

「…ただいま、アスナ、キリト!」
「お前…いつものスノーなんだな?」

キリトが恐る恐る聞く。

「いつもの僕に決まってるだろ?飾らない僕さ♪てね」
「良かった。本当に…」

アスナが気が抜けたように言った。

「うん、なんとか戻って来たよ。ところで遅れたけど…結婚したの⁉︎二人とも!しかも血盟騎士団休んでるし!」
「ちょっと疲れちゃったからね…」

アスナが本当に疲れた用に言う。

「あ、ちなみに僕も休んだからさ!君たちいない血盟騎士団いる意味無いしね。」
「スノー…人の事言えないな…」
「僕は言って良いのだ!」
「お、おう…そうか。」

キリトが呆れ顏で言う。僕は笑顔でこう言った。

「みんな!ありがとう‼︎」

 
 

 
後書き
スノー「というわけで僕復活!」
作者「おかえりなさい!」
スノー「ただいま〜いや〜久しぶりだね!この場所!
あ、感想いつもどうり募集しています。このM作者に
Sの鞭を…」
作者「やめろ!スノーいきなり暴れないで(泣)ちなみに
次回はオリジナル展開やっちゃいます!それでは!」
スノー&作者「次回もよろしくお願いします!」 

 

15幻想曲ーstrascinando(音を引きずるように)

 
前書き
オリジナル展開きたぜ!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ。 

 
「うーん…どうしようかな?」

暇、その一言に尽きる。僕は39層のホーム、アーブルに居た。窓の外は西洋風の街並みで今日の天気も霧が薄くかかり幻想的な感じを醸し出している。
『俺』が出て、自分を取り戻した後僕は血盟騎士団を休み(仕事しないで)アーブルのホームで紅茶を飲んだりするのが日課になっていた。僕も、アスナやキリトと同様戦うことに疲れたのかもしれない。

「…まてよ。お花畑に行ってみるか。スノードロップ見たいな…」

ふとした思いつきだった。なんとなくだけど行きたくなったのだ。確か47層に花畑があった気がする。ちなみにスノードロップは花の名前である。知らなかった?雑学が増えたね!(ただし、高山地帯に咲く花です。)
そうと決まれば、いつもの黒いシャツ、黒のジーンズ、明るい赤のコートを着る。さあ準備はできた!

「天空の彼方に舞う花は♪」

ホームを飛び出す。この時、まさかまた過去を掘り返されるとは思いもしなかった。


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47層はやはりというべきかお花畑だった。たが、しかし

「スノードロップがない!どういうことだ‼︎(だから高山地帯ry)」

うーん…とうなっていると

「スノーさん?」

そこには一緒にキリトのデュエルを観戦した…

「えっと…シリカ…だっけ?あとピナだっけ?」
「そうです!」
「きゅるるる!」

ビーストテイマーのシリカと小竜のピナがいた。

「久しぶりだね!シリカちゃん!こうして会うのも何かの縁だね。」
「そうですね。スノーさん少し雰囲気変わりましたね?何かありました?」

お、この子なかなかやるね。僕をちゃんと見てるね〜

「うん、いい事あったよ!忘れてたものを見つけたからね」
「そうですか…そういえばスノーさんなんでこんな下層に?」
「スノードロップを見にね!あ、もちろん花の名前ね。まあ、見つけられなかったからいいけど…シリカは?」
「私はレベリングですね。このあたりの敵がちょうどいいんです。」
「なるほどね…」

僕は少し考えてパーティー申請をシリカに出す。

「スノーさん?いいんですか⁉︎」
「いいよ〜暇だし!僕はスノードロップを見つけたいんだ!(高山ry)」

シリカがパーティー申請にイエスを押す。

「さて、行こうか!」
「はい!」

こうして僕達は森に向かった。さて、レッツゴー‼︎

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「わっしょい♪わっしょい♪わっしょい♪わっしょい♪」

僕はシリカの周りに寄ってくる植物モンスターの触手を『マジシャンイリュージョン』で叩き斬る。触手を無くなって無防備なったところで、

「はい♪チャンスだよ♪スイッチ!」
「はああああああ!」

シリカのソードスキルが決まり植物系モンスターがポリゴンスノーに変わる。

「ううう…そうだった…やっぱり気持ち悪いモンスターが多い…」
「だね…女の子にはキツイかも…」

この森は植物系モンスター…しかもちょっと女の子の敵が多いね。粘液とか触手とか…

「しかも花が無いしね…でもレベルはかなり上がったんじゃない?」
「そうですね…レベルは5上がりましたね。」
「お、いい感じじゃん…⁉︎」

僕はとっさに大鎌ソードスキル防御スキル『エンペラーワルツ』を発動する。バトンのように大鎌を回し、いきなり投げられたナイフを弾く。

「oh…流石死神…相変わらずの大鎌だぜ…。」

…なんでだよ。この声は。最悪だよ…なんであいつがいるんだよ。

「シリカ…転移結晶でちょっと逃げてくれない?…ちょっとこの人と遊ぶからさ。」

笑顔で言う。気づかれない様に心配させないように。最初はシリカはちょっと心配そうな感じだったが何か感じ取ったのか直ぐに転移してくれた。

「さて、…久しぶりだね。全く、君とは会わないと決めたのにね。」
「俺は会いたかったぜ…音の死神。」
「んで何の用?POH?」

森の奥から出て来たのはヒースクリフ並みのカリスマを持ち、その話術でプレーヤーを殺人の道へ誘うレッドプレーヤーのPOHがそこにいた。

「おいおい音の死神…連れないな…一緒にタッグを組んだ仲じゃないか?」
「…」

そう、僕はこいつと1時期タッグを組んでいた。僕が敵に切り込み、POHが細かく敵を処理する。ほとんどの敵はこれで倒せていた。
POHがレッドプレーヤーだと気づくまでは。

「また、俺と組まないか?」

POHは言う。だが今の僕とPOHの獲物が違う。

「断る。レッドプレーヤーの君と組んでメリットがない。」
「なるほど、メリットか…確かにメリットはない。」
「だったら…」
「お前の殺意に応えることができるぜ。」

POHは囁くように、僕に語りかけてきた。

「どうだ?殺したんだろ?解るぜ?その殺意をぶつけてみないか?」

その言葉は甘い言葉。まるで飲んでしまうとやめられないお酒の様だ。

「…ああ、そうだな。ぶつけてみようかな。この湧き上がる殺意を。」

僕は同意する。ただし、

「君に。」

『マジシャンイリュージョン』を発動する。とんでもない速さの技なのにPOHは完璧に弾く。

「oh…やはりそう来ると思ったぜ…」
「へえー完璧な不意打ちだったのにな♪」
「どうやらお前は完璧な敵のようだな。…本気で殺すぜ。」
「マジか〜困るな…んじゃ恒例の言葉で始めようか!」

僕は後ろに大きく飛んで、いったん距離をとる。そして両者、敵に突っ込む。

「「it’s show time‼︎」」

こうして、史上最凶のレッドプレーヤーと『音の死神』の殺し合いが始まった。
 
 

 
後書き
作者「カラオケオールで死にそうなんだぜ…(今も)」
スノー「頑張って〜!」
作者「ちょっとアウターサイエンス歌ってくる」
スノー「はいはい(⌒▽⌒)では次もお会いしましょう。」
 

 

16幻想曲ーanimando(元気に、活気を持って)

 
前書き
オリジナルの探偵物が難航している…
POHの口調が崩壊かも?
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「ド♪レ♪ミ♪ファ♪ソ♪ラ♪シ♪ド♪『チャリオットドライブ』!」

音階に合わせてお得意の8連撃ソードスキルがPOHに与える。

「oh…殺す気満々だな」

POHが笑いながらチャリオットドライブの8連撃を難なく弾き返す。やばい。

「だが甘いぜ?」

カウンターのPOHのソードスキルが飛んでくる。なんとか大鎌で弾く。

「く⁉︎」
「どうした?これで…finish!」

システムで加速された『友切包丁』
が僕の体を捉えそうになる。慌てて大鎌でガードしようとするが吹き飛ばされてしまい…木に叩きつけられた。

「がは…」
「どうした『音の死神』?」

POHが包丁を構えて向かってくる。僕はとっさに座ったまま牽制で『マジシャンイリュージョン』を放つ。
まさか座ったままソードスキルを放つと思ってなかったのだろう。POHは縮めていた距離を無理やり離す。

「fuck!座ったままソードスキルだと⁉︎」
「まあね?こんぐらいしないと君を出し抜けないからね。後、某カードゲームみたいに墓地からトラップだと⁉︎みたいな驚き方しないでね?」

まあ、それはさておき。と区切った後。

「それにしてもPOH。まさか君1人で来るとは…僕を舐めているのかい?」

レッドプレーヤーは良く大人数で少数のプレーヤーを狩ることがほとんどである。だが僕の索敵スキルを使っても、周りにプレーヤーはいない。つまりPOHは1人で僕に会いに来たのだ。…殺りにきたの間違えか?

「what?お前は何を言ってるんだ?他の奴らを呼んだら他の奴らがお前に全て狩られちまうだろ?一瞬で牢獄行きだ。だったら俺1人の方がいい。それにお前は俺の獲物だ。」
「ほーなるほど。だけど獲物になった覚えはないんだけどね‼︎」

僕はソードスキル『チャリオットドライブ』を発動させる。8連撃がPOHを襲うが…

「真っ青な光包まれて綺麗♪」
「おいおい…それはもう聞き飽きたぜ…」

8連撃が無情に全て弾き返されるが…

「続け♪続け♪スノードロップ♪bis(二回繰り返す)」

『奏剣』でもう一度8連撃をノーモーションで放つ。16連撃になった音の大鎌は非情にPOHを捉え始めた。

「く⁉︎」
「ほら♪ほら♪ほら♪これで…finish!」

さっきと真逆で今度は大鎌でPOHを吹き飛ばす。

「ぐ⁉︎く…」
「くすっ。もう終わりかい?」

木の下で倒れているPOHに話しかける。POHのHPが赤の危険ゾーンにいっているが僕は警戒を怠らない。するとPOHはくすくすと笑っていた。

「まったく…お前は…その感じだと俺を逃がす気だな?」
「…なんでわかったの?」

僕は少し驚いた。確かにクリティカルヒットしないようにわざと足や腕を狙ってたけど。僕はせっかくだしどうしても頼みたいことがあった。

「ねえねえPOH。実はお願いがあるんだ。」
「お前の頼みは嫌な予感がするんだが…」
「なんて事はないよ。ただ君の『友切包丁』が欲しいんだ〜」

するとPOHは無表情で僕に聞いてきた。

「嫌だと言ったら?」
「牢獄送りかな?ただ君の場合は送りきれず殺しちゃうかも♪」

POHは少し驚いた顔をした。

「oh…まさかお前が殺すを言うとは…しかも本気みたいだな。俺と組んでた頃は殺すことに関して拒否してたのに。」
「いや〜どうしてもこの世界から抜け出さないといけないからね。この世界から抜け出すならいかなる手も使うよ。」

実は僕はただ休んでたわけではない。僕はある理由で『友切包丁』が、しかもPOHの使っている包丁が欲しかったのだ。

「…」

するとPOHは『友切包丁』をしまいシステムウインドを開くと僕にトレードの申請が来た。その間に僕はメモをとる。

「はい、ありがとう。そうだこれをあげよう。」

僕はトレードに『親斬包丁』をだす。これは『友切包丁』の上位版であり、幻とも言える短剣だ。POHもこれにはとても驚いたようで

「why⁉︎何故だ?このトレードお前の損しかないじゃないか!」
「いいんだよ。ちょっとした理由でね。君の『友切包丁』が欲しかったんだよ。それじゃあバイバイ!」

帰ろうとしたその瞬間。

「そうは…」
「させないよ〜」

飛び込んできた2人組がいた。『ラフィン・コフィン』のジョニー・ブラックと赤眼のザザだ。僕はクスッと笑いながら距離をとる。そして、少し挑発する。

「ふふ、これはこれは厨2病のザザさんと、精神年齢が幼いジョニーさんじゃないですか!何?僕を殺しに来たのかい?」
「…お前には言われたくないな…やっぱり苦しめて…殺してやる…」
「んだと!お前の方が精神年齢低いじゃないか!」

口々に2人が言う。あーあ面倒なのが3人揃っちゃったよ。僕はため息を一つ付いたあと、

「うーん…POHはどうするの?やっぱり僕を殺す?」

いつの間にかHPが回復しているPOH
に話しかける。手にはさっきあげた『親斬包丁』が握られていた。

「ふ、仕方ない。せっかくもらった武器の威力試させてもらわないとな…では…」

「「「it’s show time‼︎」」」

3人が襲ってきた。

「うーん…3人同時はつらいな…悪いけど今日の音楽会はここまでだね!au revoir!(ごきげんよう!)」

僕はそういうと閃光玉を足元に投げつける。閃光玉はモンハンと同じでめくらましのための玉だ。まばゆい光が僕の周りを照らす。

「く⁉︎」
「うわ⁉︎」
「ちっ⁉︎」

3人の視界が失われている間にある物を置き、さっさと転移する。んじゃあ〜ね!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「く、あいつは…」

ラフィン・コフィンの3人が目を覚ますと、もうスノーはそこにいなかった。

「ん…これは手紙?」

POHが足元に置いてあった手紙を読む。次の瞬間。POHはぐしゃぐしゃに手紙を丸め放り投げる。

「お前ら!撤退だ‼︎早くしろ‼︎」

ジョニー・ブラックは不思議そうに聞く。

「リーダー?なんで?」
「説明している暇は無い!早くしろ‼︎」

3人は慌てて転移する。





〜POHへ〜

この手紙を見てるということは何らかの方法で僕を追いつめて僕が逃げ出したのか!やるやる!あ、ちなみにこの手紙はトレードの時に書いたんだけどね。んで、話戻すけど最初に僕女の子逃がしたよね?実はあの時僕こっそりキリトにラフィン・コフィンに襲われた事を伝えて。とあの子に頼んだんだ。さっさと逃げないと『閃光』とか来ちゃうから牢獄に送られず、また元気に頑張ってね〜!
追伸
君にあげた包丁は偽物です。名前が同じの雑魚武器だから人殺そうとして返り討ちにならないように

〜スノードロップより〜 
 

 
後書き
作者「今回は今書いてるオリジナルの主人公にきてもらいました。」
青木未来「青木未来だ。よろしくな。」
作者「未来はスノーとは180度違う主人公にしたつもりです。オリジナル楽しみにしている人がいたらぜひぜひお待ち下さい…
スノー!」
スノー「ほいさ!それでは次回もまたお会いしましょう!」 

 

17幻想曲ーD.C.(楽譜の最初に戻り、Fine又は複縦線の上にあるフェルマータがあればそこで演奏を終了する。)

 
前書き
更新遅れた?最近ノーゲーム・ノーライフにはまってしまって…
そんな作者が書いたやつでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
「ほい!『友切包丁』これで強化できるよね?」
「あんた…これをどうやって…」
「ん?ただ、とあるレッドプレーヤーに譲ってもらった(物理)だけだよ。」

僕は48層のリズのお店に来ていた。理由としては、ぶっちゃけた話『アリオーソ』の強化だ。中層クラスの攻撃力しかないこの武器だが、『奏剣』スキルで上手くさばいていたが少し限界を感じていた。現にPOHとの対決でも、あまり防御力が高くないあいつに対してもダメージが高くなかった。

「それにしても…本当にこの武器の強化条件たち悪いわね…『プレーヤーキルが30以上した短剣で合成』って…」

リズがため息つきながら話した。そう、この武器の強化条件が『プレーヤーキルが30以上した短剣で合成』なのだ。普通のゲームならまだいいけど残念ながらこれはデスゲーム。殺したら本当に死んでしまう世界なのだ。だから僕は…

「まさか、あのPOHから短剣をかっさらうとわね…」
「んー。まあね。それより強化頼むよ。」
「そうわね…少し待っててね。」

そう言うとリズは工房に入っていった。さて、僕は…

「暇だな…あっ、そうだ。」

僕は、前から作っていた歌を歌い始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「スノー出来たよわよ…って。」
「『今』という現実を歩いていかなくちゃ…♪」
「また、その歌?好きね、それ…」

リズがあきれながら言ってきた。

「うん、これは僕自身を歌った歌なんだ。これは僕が僕がいる。というための曲なんだ。」
この曲は実際そうだ。なんせあいつのために作った曲だからね。まあ、それはともかく…

「武器はどうなったの?」
「できたわよ…えっと名前は『サウンド・デスサイズ』ね。」
「音の死神にピッタリの名前だね!」

僕がどんどん死神になってきてる。とは言わないようにしよう。僕は新たな相棒『サウンド・デスサイズ』を受け取り、

「ありがとうね!リズ!それじゃ…また!」
「待って!スノー!」
「なに?」

なんだ?まだ何かあったか?僕は振り返るとリズはいきなり手を出してきた?

「何?ダンスの誘い?」
「違うわよ!あんたに言う言葉はただひとつしかないわ!」

なんだ⁉︎僕への声援か…仕方ない。受け取ってあげようじゃないか!

「代金。」
「デジャブ来た!これで2回目‼︎・゜・(ノД`)・゜・。」

どうやらこの僕スノードロップは死神の名にはまだまだ程遠いようです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さあ、またまた僕はアーブルのホームでのんびりしていた。
…え?仕方ないよ?あのPOH相手に交渉(物理)をやったんだよ?それはそれは疲れたに決まっている。だけど。

「この武器試したいな…」

うーん。試したいけど最前線行くのは少し危険だし、試すのにも持ってこいの60層の敵は理由がない限り戦いたくない。そんなこと考えているとメッセージが届いたので見ると…

「ん?キリトからか?…『始まりの街の教会に来てくれないか?』だって?」

このデスゲームがスタートした街。それが第1層始まりの街。ここにあるのは多くのプレーヤーのトラウマと…あ、軍の本拠地もあるんだっけ?

「とりあえず行ってみるか…まあ、何かあるんだろな…」

とりあえず、僕はいつもの服装で黒のジーンズに真っ赤のコートでシャツは黒のシャツ。さあ、行こうか! 
 

 
後書き
スノー「今回短いね?」
作者「さあ、ゲームをはじめy…」
スノー「ノーゲーム・ノーライフネタはいいから!」
作者「んじゃ、違う話?次からは子守歌!まあ察しのとうりです!」
作者&スノー「「では次回もよろしくお願いします!」」 

 

18子守唄ーaffetto(優しく、優雅に)

 
前書き
はい!またもオリジナルをぶっこんでみたぞ!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
第一層始まりの街。その名のとうりこのゲームの始まり。軍の支配地域でもあり…デスゲームの始まりでもある。

「まあ、いい思い出はないよね…つーか教会って言っても場所がわからないぞ…?」

そんなことを考えながら始まりの街のNPCの商店がならぶ道を歩いているとふいに偉そうな声が飛んできた。

「おい、そこのお前!」

なんだ?なんだ?いきなり見ず知らずの人にお前呼ばわりだって?その声の報告を見ると重そうな鎧をつけた数人の集団がいた。その後ろに金髪の女の子が泣いていた。一目見て軍の連中だと分かったけど。というかどう見てもあの女の子いじめてるよね?とりあえず言いたい事があるから言おう。えーと…

「えっといきなりお前呼ばわりとか…馬鹿なの?死ぬの?」
「」

あ、鎧をつけた集団の人達が( ゚д゚)みたいな顔してる。あ、僕が悪いんじゃないんだからね!勘違いしないでよね!とか考えてると集団のリーダーらしき人が我に返ったらしく偉そうに聞いてきた。
…威厳がないけど。

「お前…軍に向かってその態度…お前こそ死ぬ気なのか?」
「んー?別に?(ただのざこ)に言われたところで何にも響かないし…あ!一応用件聞いておこうか!あなたの望みはなんですか?♪てね!」

いつもどうりおどけて歌いながら話す。そうすると軍のリーダーらしき人ニヤニヤしながら言った。

「兄ちゃん悪いがここは軍の支配地域なんだぜ?ということはやっぱり税金払って貰わなきゃな?」
「ナルホド」

なんだ、ただのカツアゲか。僕は少し笑いながら軍の奴らを見て。

「君達に渡す金なんてないし、そんな無駄金使うなら」

大鎌を取り出した。その刃をむけながら。

「んじゃまあ、反乱起こすね♪死なない程度で本気出すから、死なない程度にボコられたい奴からかかっておいで♪」

軍の奴らはまたもポカーンとするが慌てて取り繕って、

「なめやがって、軍にその口を叩いたことを後悔させてやる。」

とかいいながら一斉にロングソードを出して僕に向かってきた。あー怖いわー(棒)僕は欠伸をしながら一言。

「遅すぎ。」

僕は『マジシャンイリュージョン』を発動させて、1番近い軍の奴にソードスキルを当てる。軍の人は「グフッ」という声と共に盛大に吹き飛んだ。

「⁉︎なんだこいつ速い⁉︎」

軍の人は慌てて防御体制を整えてるが…

「だから遅いってば…ter(3回繰り返す。)」

その瞬間。『マジシャンイリュージョン』が3連続で繰り返された。あっという間に残りの軍の方々が吹っ飛ばされた。その秒数はわずか1.5秒。1人0.5秒で倒した計算になる。僕は大鎌をバトンのように回しながら背中にしまった。

「うーん!いいね♪この鎌!敵は歌う価値がないくらい雑魚だったけどこの鎌はいいね!」

ter(3回繰り返す)。この音楽記号は今までのアリオーソだとアリオーソ自身が武器破壊の危険性があったがサウンド・デスサイズだと耐久値がほとんど減ってなかった。つまり…

「ソードスキル3連発か…もはやインチキだな…」

ということが出来るのだ。しかも武器自体の攻撃力上がってるし…どうしようもないくらい僕TUEEE!です。ありがとうございました。

「ひっく…えっぐ…ありがとう…ございました。」
「どういたしまして…って?」

ふと声の方を見ると12歳くらいだろうか?さっきの女の子が泣いていた。

「えっと…どうしたの?」
「ひ、軍の人達が『金をよこせ!』って…それで…ひっく。囲まれてたの…」

また女の子は泣き出しそうになっていた。あんな男の大人に囲まれていたんだ。怖かったに決まってる。僕は女の子の頭をなでてあげた。

「そっか…怖かったな。でもお兄ちゃんがいるからもう大丈夫だぜ?」
「本当に…?」
「ああ!…とそうだ!このあたりで教会ってないかい?探してるんだけど…僕今迷子でさ。」
「あ!そこに私住んでるの!連れてってあげようか?」

少し笑顔になって僕に話しかけてきた。

「おう!頼むよ!あ、ちなみに僕はスノードロップ!スノーって呼んで!君の名前は?」

女の子はこう答えた。

「私、クラリス!よろしくね!スノーお兄ちゃん!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ただいま〜!」

教会に着くとクラリスが元気よく挨拶をした。そうすると部屋の奥の方からこの教会の寮母さん?らしき人が出てきた。それにつられて何人かクラリスと同じくらいの子供達が出てきた。

「クラリス!おかえりなさい。帰るの遅かったけど…大丈夫だった?」
「軍の人にいじめられそうになったけど、ここにいるスノーお兄ちゃんが助けてくれたの!」

僕に話が振られたのでお辞儀する。

「スノードロップと言います。」
「クラリスを助けてくれてありがとうございます。この子はなかなか目立つのでよく軍に目をつけられるんです。」

確かにクラリスはかなりかわいい。金髪のロングヘアーにお人形さんのような顔立ち。まるでどこかのお嬢様のような感じで。確かに通りを歩いていたら目を付けられるだろう。

「あー…わかりますね。」

寮母さんと話してる間、クラリスが手振りで他の子供達に説明していた。

「スノーお兄ちゃんすごいんだよ!軍の四人組相手にあっと言う間に倒して!戦い終わったら大鎌をバトンのようにクルクル回して!すごいかっこよかったんだよ‼︎」
「「「「すげー‼︎」」」」
「スノーお兄ちゃんは私のヒーローなんだ!」

えっへんとクラリスは胸を張る。すると男の子達が僕の方にやって来た。

「お兄ちゃん。てことは武器持ってるだろ?見せて!見せて!」
「だーめ!僕は戦うときしか武器を出さないの!」
「えー!お兄ちゃんのケチ…」

でも、と僕は付け加えた。

「僕は歌が大好きでね!一つ歌を歌ってあげよう。」
「歌?なんでー?武器関係ないじゃん…」

男の子はみんなつまんなそうに言ってきた。

「ふふ、いつかもう少し大きくなったら歌の良さが分かってくるよ。まあ、聞くだけでいいからさ!」
「私、スノーお兄ちゃんの曲聞きたい!」
「私も!」「私も!」「私も!」

クラリスや他の女の子も聞きたがっているようだ。男の子達も観念したのか、「みんな聞くなら俺たちも聞くし…」と言い始めた。

「寮母さんもどうですか?」
「私も聞かせてもらうよ。今日は音楽会だね。」

楽しげな雰囲気が教会を支配する。その中で僕は歌を歌い始めた。何時ものあの歌。

「ては聞いて下さい。…君の(まぼろしのかげ)

僕は歌い始めた。ーーー遠くなってしまった。あの子への曲を。

「いつもの帰り道君と歩いたのを♪…」













 
 

 
後書き
クラリス「新キャラなの!よろしくね!」
作者「…というわけで新キャラのクラリスです!このキャラの容姿はホラーゲームの『IB』に出てくるメアリーを考えてくれればオッケーです!もちろん僕の妄想作品(笑)なので鬱キャラじゃないので安心してください。」
クラリス「では次の話で」
クラリス&作者「「また、お会いしましょう!」」
 

 

19子守唄ーveloce(敏速に)

 
前書き
リフレクビート(ゲーセンの音ゲー)がアップデートされてウキウキでやったら今まで集めた曲、アイコンが消えていた。・゜・(ノД`)・゜・。
そんな作者が書いた小説でも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「『今』という現実を歩いていかなくちゃ…♪」

僕が歌いきると一斉に拍手喝采だった。

「すごい!スノーお兄ちゃん!」

クラリスが元気よく飛びついてきた。

「本当に歌うまいんだね」
「拙い歌で恐縮です。」

寮母さんも言ってきた。

「本当にスノーは歌うまいよな」
「本当よね…歌手だよね…」
「いや〜それほどでもないよ?キリト、アスナ…ん?」

ん?なんで今キリトとアスナの声が聞こえてきた?ここにはいないはず…

「ってキリト⁉︎それにアスナ!いつからいたの?」
「歌の始めからいたぞ。それにしてもあの曲…」
「ん?なんかあった?」
「いや、なんでもない。」

んーなんでそんな反応するんだ?この曲もともと詩乃の事考えて作った曲だし知ってるはずないよな…

「んで2人とも何だい?用事は?」
「実は…」
「パパ、ママ…」

アスナが言おうとしたところで、2人の後ろから女の子が出てきた。年は…クラリスより幼いな。10歳くらいかな?
…って

「パパ⁉︎ママ⁉︎」
「えっと、実はね…」

アスナが話し始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「んーと要約すると。アスナとキリトの散歩中にその子…ユイを助けて、迷子だから始まりの街に親がいるかも知れないから来たということか…」
「まあ、そんな感じね」
「なあ、アスナ、スノー…」
「どうした?キリト?」
「いや…きっと保護者ってこんな感じなんだよな…って思って。」

今、僕達がやっていること。それはクラリス達とユイが遊んでいるのを見守ることだった。確かにこれはどう考えても保護者だよな…

「スノーお兄ちゃん!出来た!」

話しているとクラリスがネックレスを作ってきてくれた。

「これ、僕に?」
「うん!さっきの歌と助けてくれたお礼!」
「ありがとう!」

早速ネックレスを首に装備する。宝石ではない。だが綺麗な石がビーズ替わりになっているネックレスだった。

「スノーお兄ちゃん。ユイちゃん大丈夫なの?」
「どうしたの?いきなり?」

クラリスが心配そうに聞いてきた。

「なんかね…たまにボーとして『みんなの悪意…いや、楽しそう』とか独り言言ってるから心配で声かけたの。でも『わからない…』って。」

なるほどね…つまり。

「厨二病か‼︎」
「スノーお兄ちゃん…?」
「いや、何でもない。それよりありがとう。報告してくれて。」
「うん!」

クラリスの頭を撫でる。…なんか少しクラリスの顔赤くなってるけど気のせいだよね。

「大変だ!」

そうしているとさっきの男の子が走ってきた。

「どうしたの?」
「みんなが…軍の奴らに捕まっちゃって……軍の奴ら『さっきの奴とさっきの金髪の女の子連れてこいって…』僕だけは逃げられたんだけど…」

そうすると男の子が泣き出してしまった。その子を寮母さんが慰める。

「なるほどね…オッケー理解♪」
「スノーお兄ちゃん…大丈夫?」

クラリスが心配そうに見てくる。

「大丈夫大丈夫!ただ僕だけはきついけどあいにくここにチート的な2人がいるから大丈夫ってね。」

歌いながら余裕を持って答える。

「というわけでアスナ、キリト、手伝ってね!」
「まかせろ!」
「ええ、仕方ないわね。」

さあ、どういう(ぼこぼこ)にしようかな?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

クラリスと共にその場所に行くとさっきの軍の奴らがまとまっていた。その集団の中に…

「みんな!」
「クラリス!スノーさん助けて!」

クラリスが叫ぶ。捕まってる子たちが叫ぶ。そうすると軍の奴らがニヤニヤしながら

「おい。さっきはよくもやってくれたな。」
「…僕に勝てないからって人質をとるとは…しかも子供達を…最低だね。ゴミ屑だね♪ってね。」

僕は声を低くして話す。ダメだ…wwwまだ笑うな…www

「おいおい…戦略的って言って欲しいぜ。それはともかく。その金髪のかわいこちゃんを俺たち軍にくれればこの子供達は返してやるぜ。ここまで軍を愚弄したんだ。ちゃんと奉仕してもらわなきゃな!」
「ひっ…!」

クラリスが僕にしがみついてきた。かわいい子に抱きつかれるなんて…僕は役得?そんなことかんがえながら僕はクラリスの頭を撫でる…

「大丈夫大丈夫。僕達に任せてって言ったでしょ?僕は以外にも魔法使いなんだぜ?」
「は!残念だな?その魔法使いさんもこの人質がいる前じゃ魔法も使えないただの雑魚なんだろ?」
「なるほどなるほど…人質か…」

そう言った後ちょっと考える仕草をして僕は軍に向かって一言。

「さて、問題です。人質は君たちの後ろにいるでしょうか?」
「何⁉︎」

慌てて軍の奴らが後ろを見るといつの間にかに子供達がいなくなり黒ずくめの剣士と真っ白な細剣使いの2人になっていた。

「「こんにちは。」」
「な⁉︎」
「よそ見しない!脇見運転は禁物だよ!」
「がは⁉︎」

驚いてる隙に僕は『チャリオットドライブ』を放つ。8連撃が軍の奴らにまとまってあたる。

「私達も…」
「忘れないでくれよ?」

アスナは細剣で、キリトは二刀流での乱舞が入り、軍の悲鳴が響きわたる。許してやれ?いや。許さないから♪

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「どういう…ことだ…?」

ボロボロになった軍の集団のリーダーらしき人が言う。

「いや、某カードゲームの光子使いの真似されても…まあ、子供達を救った方法は簡単だよ?そこのアスナとキリトの筋力パラメータが恐ろしく高いからね。僕が大袈裟な演技している間に後ろの塀をジャンプで飛び越えて、抱えて後ろに行っただけ。」

軍…もういいや。モブキャラで。モブキャラ諦めたように言った。

「この化け物が…」
「化け物?違うな。僕達は攻略組だ。」

僕は笑いながらこの演奏の紹介を言う。

「以上!演奏者は『黒の剣士』キリトと『閃光』アスナ、『音の死神』スノードロップでした〜♪」

僕達はボロボロの軍をそのままにしながら『蛍の光』を歌いながら後にし、教会へと帰った。僕は悪くない!なんてね?




 
 

 
後書き
作者「スノー君がロリコンに見えるだと…⁉︎」
スノー「やめろ⁉︎作者⁉︎ようこそ我が胎内へ♪とかやっちゃうぞ!」
作者「すみません。…んとそうだ。ひょっとしたら、今度コラボやるかもしれません。まあやる相手は決まってるんですがね。」
スノー「えー誰だろう…は!」
作者「絶対スノーはわかってないよね…それでは」
スノー&作者「「次回もまたお会いしましょう!」」 

 

20子守唄ーarmonioso(調和して)

 
前書き
祝20話!
最近もしもノーゲーム・ノーライフの世界にめだかボックスの球磨川さんが行ったらという妄想をしている僕は末期だと思う。((((;゚Д゚)))))))
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「みんないるね?」

教会で僕は子供達が全員いるのを確認する。よし、大丈夫みたいだな。

「うーん…それにしても最近の軍の連中おかしくない?今までこんな恐喝まがいのことなんてしなかったのに…」
「確かに…」

そんな事をキリトと話していると、誰かが教会に入ってきた。女性のようだが着けている鎧に軍のエンブレムがついていた。僕やキリト、アスナは身構える。そして手振りで子供達と寮母さん(後で聞いたらサーシャさん)を奥の部屋に逃げされて、いつもどうりニコニコしながら…そして敵意むき出しで僕は喋り始めた。

「これはこれは軍の方ではありませんか?何か用ですか?ちなみにさっきの奴らの報復ならば喜んでアンコールさせていただきますよ?勝った、勝ったまた勝った弱い軍にまた勝った♪みたいにね。」
「あなた達でしたか!あいつらをやっつけたのは‼︎本当にありがとうございます!」

…?えーと…え?
想 像 の な な め 上 ( ゚д゚)
ポカーンとしてる僕達に気づいたのか軍の人は

「あ!いきなりすみません。私はユリエールと言います。じつは頼みたいことがありまして…」

ー閑話休題ー

「えーと…つまり簡単に言うと、もやっとボール…もといキバオウがもともと軍のリーダーだったシンカーさんを自分の利権のために黒鉄宮の隠しダンジョンに幽閉されてしまった。しかもそのダンジョンの敵が強い。そこでたまたま来ていた攻略組の人がいるから助けを求めにきたということかな?」
「はい…」

ユリエールさんから事の詳細を聞かせてもらった。

「助けてあげたいけどな…」

だけど彼女は軍の人だ。さっきの報復で罠の可能性もある。僕達がいない間にこの教会を襲う危険性もある。

「ノーノー…この人…嘘ついてない。」

いつの間にかにクラリスと共にいたユイが不意にそんなことを言ってきた。ちなみにユイは僕の名前が言いにくいらしく、ノーノーと呼ぶ…なんか僕否定されているんですかね…(涙)
そんなことを考えているとクラリスやキリト、アスナからも。

「スノーお兄ちゃん!大丈夫だよ!ユリエールさんとシンカーさんはたまにここに来て遊んでくれるの!だから大丈夫!」
「スノー!何にもやらないで後悔するよりも何かやって後悔するほうがいいだろ?」
「私も信じてみてもいいと思うの。…好きな人いないのはつらいよ。」
「…あー‼︎わかったよ‼︎行くよ‼︎この僕!」

大鎌をいつもの様にバトンのように回し。

「スノードロップさんが行くよ!♪」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あれ?デジャブ?
僕達は今シンカーさんが幽閉されている黒鉄宮の隠しダンジョンにいる。敵の強さは60層ぐらいだから70層代の敵を相手にしてる僕達にとって雑魚だ。でもだからって…

「うおおおおおおおおおおお‼︎」

黒の剣士さんが二刀流でズバズバ敵に切り込み。こっちがわに敵が寄ってこない。たまにHPがほとんどない敵が来る程度だ。

「すごいですね…」

ユリエールさんが呆然と呟く。

「あーキリト君のあれはただの病気です。」

とアスナ。

「パパ頑張れ〜!」

そして何故かついてきたユリがキリトにエールを送る。場違いなユイの応援はより一層シュールな空気を出していた。僕は何をしてるかって?僕は…

「スノーお兄ちゃん…怖いよ…」
「クラリス…怖いなら帰ったら?転移結晶あるからさ。」
「大丈夫!…たぶん。」

何故かついてきた第2号クラリスの面倒を見ていた。もうクラリスのSUN値が0に近いんじゃ…そんなこと考える。あ、さすがにキリト疲れてきたかな?

「キリトー?戦闘変わる?」
「もうちょっとだけ…殺らせて?」

…なんか殺らせてが怖い。というか夫婦生活のストレス発散的な感じで暴れ回る姿はもはや鬼神だった。
ちなみにユリエールさんによるとシンカーさんはもう少し先らしい。

「はああああああああああああああ‼︎」

前でズバズバやってる人は気にせず…あれ?これって…

「まるであれだね。イチゴウとニゴウ…その他諸々みたいな?」
「スノー?」
「いや、何でもない。というか関係ない。」

なんか某ボカロ曲のヤンキーな男の子とヤンキーな女の子を思い出したなんて言えない。

「シンカー‼︎」

お、見つけたみたいだね…良かった良かった…と思った矢先
索敵アラートが鳴り響いた。 マズイ。ユリエールさんが横からの敵反応に気づいてない。僕はとっさにダッシュでユリエールさんに近づきシンカーさんのほうに突き飛ばす。さらに索敵が反応した方に防御ソードスキル『エンペラーワルツ』を放つ。相手の死神の鎌による攻撃はバトンのように回る鎌に弾かれる。

「…勝利行く桜乱れ咲き♪」

歌を歌いながらいつもどうりおはこの『チャリオットドライブ』を放つ。

「Fine♪からの繋げて遊んでくるリンパ♪!♪Grave♪」

ソードスキルを強制終了させてさらに重々しくなった『ジャスティスラプソディ』を放つ。6連撃と手数は少ないが威力がある技だ。だが…

「⁉︎全然きいてない⁉︎うわっ⁉︎」
「「「スノー(お兄ちゃん)‼︎」」」

僕はカウンターで鎌を食らう。こっちが与えたダメージは1割弱に対してもらったダメージは7割。残りHPが3割になっていた。

「こいつやばい。俺の索敵スキルが完全に反応しない90層クラスの敵だ…!」

キリトがそう呟く。

「キリト!アスナ!ユイとクラリスを頼む‼︎」
「でもそれじゃあスノーが!」
「早く!僕は適当にひきつけるから‼︎…」

僕は戦っている間、シンカーさん、ユリエールさん、クラリスを転移結晶で避難させる。

「…⁉︎うごかない…」

しくった。さっきのカウンターの衝撃で身体動かない。目の前には攻撃体制に入った死神。あ、終わった。
そう思ったが…

「大丈夫だよ。ノーノー」

そんな優しい声が聞こえた。

「…ユイ?」

目の前にユイがいた。アスナが悲鳴を上げる。そして死神の刃がそのままユイに当たるが…

「immortal object…」

システム上絶対死なないという表示がでる。ユイはいきなり炎の剣を出したかと思うと一振りで死神が消し飛んだ。

「ユイ…君って…?」
「すべて…思い出したよ。パパ、ママ、ノーノー。」

そう言うとユイは語り出した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ユイの話によるとユイはプレイヤーの精神的ケアを司るカウンセリング用人工知能らしい。デスゲームが始まり、プレーヤーの負の感情でエラーを起こしていたがアスナとキリトのリア充…幸せな感情のおかげでエラーが回復し、シンカーさんの幽閉されていた場所の近くのシステムオブジェクトに触れたおかげで管理者権限をとり戻せたらしい。だが…

「管理者権限が使っちゃったってことはカーディナルに検出されて消えちゃうということか…」
「そういうことです。」
「そんな⁉︎」

アスナが悲痛な声で叫ぶが、キリトは静かにユイに話しかけた。

「なあ、ユイはどうしたい?」
「私はパパとママとそれにノーノーのそばにまだいたいです!」
「それが言えるということは君は機械じゃない。機械はそんな感情を込めて喋らない。声は届きます♪てね?」

ユイがその時泣きはじめた。そして

「だけど…お別れです。」

身体が透けて消えていく。

「カーディナル‼︎そううまく行くと思うなよ!」

そう言うとキリトは管理者権限オブジェクトに走り、何かを入力し始めた。そして…

「できた。」
「それは?」

キリトは青い宝石のようなものを持っていた。

「ユイをオブジェクト化…簡単に言うとアイテム化させたんだ。現実に帰ればまた会えるよ」
「ユイちゃん…生きてるんだね…」

僕は2人ともう1人…2人の始めての子供の3人が共にいる感覚を覚えた。
そして…

「絶対にこのゲームをクリアする。」

その呟きは誰にも聞かれずしかし小さな僕のあの子には届いているような気がした。





 
 

 
後書き
今回から次回予告

「絶対に勝つ…」
「スノー君期待しているよ」
「僕は1つ勘違いしてたね」

※これどうり行くとは限りません。
スノー&作者「「次回もまたよろしくお願いします!」」 

 

21夜想曲ーtranquillo(静かに)

 
前書き
さあ、SAO編最終章!始まるよ!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
僕は光だ。闇はいらない。そう思ってた。でも闇には闇のいいところがある。最近そんなことも考えるようになっていた。だから両方使う…いや、合体させるということが結果として僕の成長に繋がると思っている。…きっとそう考え始める事ができ始めた事も成長したことになるんだろうな…そんな詩人のような考えをしながら。
毎度恒例。39層の街アーブル。英国風の街並みに霧がかかる姿は何処か幻想的であるが、今日は珍しく目の覚める太陽が輝かしい朝だった。さて僕の朝は一枚のパンケーキ、紅茶、サラダから始まります。優雅に頂きますか…と思っていると…

ピロリン☆彡

メッセージが届いたらしい。


「僕の優雅な1日の始まりをメッセージ1つでぶち壊したのは何処のどいつだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎‼︎‼︎」

どうやら僕の優雅な1日の始まりは来ないようです。

「…叫んでも仕方ない。えっと…差出人はヒースクリフ…か。」

それなら仕方ない。どうやら緊急でギルド本部に来いということらしい。

「なんかあったのかな…?」

僕は不安を消すように朝食を優雅に食べず(汚くは食べてないよ!)服装を整え僕は血盟騎士団本部へと向かった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「失礼しま〜す!スーパークールサウンドボーイことスノードロップが参上しましたよ!」

ヒースクリフの団長室に入るとキリトとアスナがいた。呼ばれてたんだ?

「お二人さん久しぶり!夜の営みは…「「スノー…?」」はい。すみません。」

殺気だった目2人分を向けられたら黙るよ…なんで?新婚夫婦の夜はいろんな意味で激しいってTVで言ってたのに。おかしいな…
そうするとごほんと一息ヒースクリフ。

「そろそろ話していいかね?」
「「「すみません。」」」

ー閑話休題ー

「偵察部隊が全滅か…」

どうやら壁戦士を多く投入する偵察部隊がボス部屋にて全滅。入るとどうやら転移結晶が使えず、さらに自力でも出れず。死ぬか生きるかどっちかで出れるみたいだ。生きる一択でお願いします。あれ?ということは…

「つまり、情報無しのぶっつけ本番ということか…」
「そういうことになるな。」

ヒースクリフはいつもどうり無表情で言った。
情報がないとか…どこぞの最強ゲーマーが怒るぞ?

「なるほどそれで攻略組のトップランカーであるアスナ、キリト、そしてスーパークールサウンドボーイであるスノードロップを呼んだわけだね?」
「スノー…もうお前にはツッコミを入れない。とにかく俺はアスナを守ることを第一に考えます。それでもいいですね?」

かっこいい!キリトまさに王子様じゃん。ツッコミ入れてくれないのは残念だけど。そうキリトが言うとヒースクリフは少し顔をほころばせ、

「ああ、もちろんだ。では3時間後コレニア広場に集合。以上だ。」

ヒースクリフがそう言って解散となった。僕の考えることはただ一つ。

「絶対勝つ…」

ただそれだけだった。

ー3時間後ー

集合場所の広場に行くと見知った顔があった。

「あ!クライン!生きてたんだ!流石ゴキブリ並みの生命力!もう君の名称はGでいいよね?」
「なんか…スノーの暴言にも慣れてきた。」
「褒めてるんだよ‼︎…期待してるよ!」
「スノー…」
「風林火山のリーダー以外の人に。」
「お前はどんだけ俺をdisりたいんだ!」

あれ?ちゃんとクラインの生命力を褒め、ギルドメンバーも褒めたのに…何か悪いことしたかな?そんな事考えてる内にキリト、アスナ、そしてエギルも来た。僕はみんなに言いたい事があった。

「なあ、みんな。僕はいかなる手を使っても勝ちに行く。それでみんなで…帰るんだ‼︎元の世界に。この山場を越えて‼︎」
「スノー…」

キリトが真面目な顔で僕を見ていた。そうするといつの間にかにヒースクリフが広場に来ていた。

「諸君今日はよく来てくれた!この戦いは辛いものになるだろう…だが私達は勝ち続ける!解放の日のために!」

うおお!と歓声があがる。いや〜凄いカリスマだね…不気味なくらいに。そうするとヒースクリフは僕の近くに来て

「スノー君期待してるよ」
「はい。僕も貴方の腕に期待してますよ。…君の想像を超えるんだ♪てね。」

僕は少し笑いながら答えた。目は笑ってないが。

「では回廊結晶でボス部屋の前まで移動する。」

そう言うとヒースクリフは結晶をわり回廊の中に入って行った。他のプレーヤーも中に入っていく。

「俺たちも行こうぜ!」

クラインがやる気MAXで言い

「死ぬなよ。みんな。」

エギルが安心させる笑顔で言い

「生きて…帰ろうね…キリト君。」

アスナが不安そうに、しかし生きる意思を持って言い

「絶対に生きて帰るさ!」

キリトがアスナを支えながら言い、
回廊に飛びこんだ。

「僕は勘違いをしていたね」

僕はみんながただフロアボスを倒すためにだけにボス戦をするのかと思ってた。だけどみんな意思を持っている。
ーーーこの世界を抜け出すという明確な意思を

「さて、頑張りますか!」

僕は遠い世界になってしまったあの子のことを考えて回廊へと飛び込んで行った。


 
 

 
後書き
次回予告

「一撃…?」
「スターバーストストリーム…なんてね♪」
「悪いけど僕、いや俺は甘くないぜ?」

スノー&作者「「次回もよろしくお願いします‼︎」」 

 

22夜想曲ーa capriccio(奏者の自由に)

 
前書き
最近『さよならワンダーノイズ』にはまっている作者です。
いろんなネタが多く入っています。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
回廊を抜けるとそこは…まあ当たり前だがボス部屋の前だった。

「これよりボス部屋に入る。我々は必ず勝利する‼︎」

ヒースクリフが士気を上げる言葉を放つと、おお!という歓声があがりボス部屋が開く。僕達はこれから戦場になるであろうボス部屋に入っていった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「敵は…?」
「本能寺にいるの?」
「スノー…真剣に行こう。たまには。」

キリトが呆れながらも僕にツッコミを入れる。そんな中アスナが叫んだ。

「上よ!」

上を見ると大きな大きな刃を二つカチカチならす骨組みムカデがいた。頭が人間の頭蓋骨です。側頭骨について述べて下さい。それだけ?他には?…何言ってるんだ僕は。
そんな中その骨組みムカデーーースカル・リーパーはいきなり落ちてきたと思うと、僕達の方へ向かって来た。

「うわあああ⁉︎」

その形相をみた攻略組は一斉に散り散りになるが…

「くたばれ○○♪くたばれ○○♪だよ!」

○は自主規制です。僕はいきなり落ちてきたスカル・リーパーに『チャリオットドライブ』を放とうとするが…

「ばか!」

逃げ遅れた3人がいた。僕がソードスキルを放つ前にスカル・リーパーの無慈悲な腕の刃が3人を引き裂きーーー

「一撃…?」
「無茶苦茶だわ…」
「そんな…」
「まずいな…」
「こんなの近寄れないぞ…?」

この部屋が静まり返った。いくらボスとはいえ攻略組が一撃。しかもこの絶望的な敵から逃げられないのだ。ボス部屋内が大混乱に陥るが…

「スノー⁉︎」

キリトがそう叫ぶ内に、僕はスカル・リーパーに突っ込み

「それゆけチャンスだ!みんな♪bis!」

真っ正面から向かっていき『チャリオットドライブ』×2を決めていた。スカル・リーパーが少し怯むすきに…

「隠し球いくよ!僕達を導け!不死鳥♪ スタッカート!(その音の約半分の長さで演奏する。)」

そう言うと僕の武器『サウンド・デスサイズ』が分離して今までの大鎌『アリオーソ』とPOHの『友切包丁』が左右に握られていて、

「スターバーストストリーム…なんてね♪」

短剣と大鎌の2本による剣舞。ソードスキルのアシストはないが狂気的な乱舞がスカル・リーパーを襲いーーー完璧な隙が出来た。

「今だよみんな‼︎」

その隙に右の刃にキリトとアスナが、左の刃はヒースクリフが抑えに言った。残りの人達は側面を攻撃し、僕は…

「踊るぜスノードロップは♪ter!♪」

3回連続の『マジシャンイリュージョン』や

「そのパワー今ぶつけろ♪Grave♪」

重々しくなった『チャリオットドライブ』8連撃でキリト、アスナ、ヒースクリフをサポートしていた。

「いっけえええええ‼︎」

僕は無我夢中で大鎌を振り続けた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「終わった…」

誰かがそう呟くとスカル・リーパーがいなくなっていた。

「何人死んだ…?」
「14人死んだ…」

と、お通夜のような空気の中僕はヒースクリフを見ていた。まず戦闘中。ヒースクリフはまるでスカル・リーパーの攻撃手段がわかっていた(・・・・・・)かのような動きだった。それに…

「まるで神様目線だね…」

今プレーヤーを見てる目はまるで慈悲深すぎる目だった。
ーーーまさかーーー
僕の疑念は確信に変わった。その瞬間、キリトがヒースクリフに突っ込んだのはほぼ同時だった。
キリトの攻撃は全て弾かれるが…

「ほら、貴方の後ろから♪」
「⁉︎」

『マジシャンイリュージョン』をヒースクリフの背後から放った僕がみたものは…

「immortal object…やっぱりそうだったか…」
「団長これは…?」

アスナが、震えながら聞く。僕は笑いながらヒースクリフが喋る前に答える。

「え?いやだな〜?アスナわかってるでしょ?こいつの正体!じゃじゃじゃ〜ん‼︎今明かされる衝撃の真実〜‼︎」

某カードゲームのゲスのあの人の真似をしながら

「なんと〜SAO最強プレーヤーと呼ばれるヒースクリフは〜… 茅場晶彦でした!ということだよ?」
「…一応何故その答えに辿り着いたか聞こうか?」

ヒースクリフ…いや茅場は無表情で話す。茅場の質問に答えたのはキリトだった。

「確信に変わったのはあんたとのデュエルの時だよ。…あの時のあんたの動きは速すぎた。」
「僕が気づいた理由はそれに、さっきのスカル・リーパー戦での動きだよね。まるで次の攻撃が分かってるような動きだったからさ♪」
「なるほど、キリト君の時はつい、システムアシストを使ってしまったのが仇となったみたいだな。スノー君の場合はもう気づきかけていたみたいだが…」

ヒースクリフはそう言うと一息ついて

「キリト君の持つ『二刀流』スキルそしてスノー君の持つ『アリオーソ』および『サウンド・デスサイズ』についてる『奏剣』スキル…
『二刀流』はこのゲーム1の反応速度を持つ者に、『奏剣』もユニークスキルではないが…最高のリズム感覚がないと使えない代物なのだよ。このスキルを使う者が私の前に立つと思っていたが…」

そう言うヒースクリフに襲う血盟騎士団の団員がいた。まあ、襲うのは仕方ないが。
だがヒースクリフは普通右手で行うシステムを左手で何かを行った。
そうするとキリト以外の全員が一斉に倒れこんだ。

「く、⁉︎」

ヤバイ、体が動かせない。必死にもがいていると頭の中で声がした。






























ピンチ襲来みたいだな。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ヒースクリフとキリトのHPが調整され、一撃で死ぬHPまで調整された。

「では、キリト君がデュエルで勝ったらこのゲームのクリア…プレーヤーを解放しよう。」
「分かった。」
「キリト君!」

アスナや他のプレーヤーが体が動けず助けに行けずざわめく中。どうみても1プレーヤーがゲームマスターに挑むという絶望的な状況になったキリトに、そして表情には出さないが勝ちを確信しているゲームマスターのヒースクリフにも、いつもは綺麗な歌声でーーー今の状況では透き通りすぎる声が聞こえた。

「だったらそのデュエルに僕を混ぜてくれないかな?」

その場にいる人全員が一斉にその声のする方に目を向ける。そこには先ほどは倒れ伏していたスノードロップが立っていた。

「スノー⁉︎」
「ヤッホー!みんな!何しけた顔してるの!ゲームが終わるチャンスだよ!僕達を応援しなきゃ?アスナもキリト信じなきゃ?大事な夫でしょ?」
「スノー…分かったわ。あなたを…キリト君を信じる!」

先ほどまでざわざわしていた空気が消え、僕とキリトの応援に変わる。さっきまで泣いてたクラインや暗い顔していたエギルも必死に僕達に声援を送っていた。そんな中ヒースクリフは驚きながらーーーどこか嬉しそうに呟いた。

「システム麻痺をどうやって…?」
「ん?ヒーローは逆境の中で真価を発揮するもんだぜ?そう答えておこう!なあ、ヒースクリフ僕も参加していいだろう?そっちはソードスキルの軌道が分かるんだからさ!」
「…何故動けるかは聞かないが…いいだろう。2人同時にかかってくるがいい。」

そうするとヒースクリフは僕のHPも調整し、剣と盾を構える。

「悪いけど僕…いや、俺は甘くないぜ?」
「絶対殺す…」

僕はサウンド・デスサイズをキリトは2本の片手剣を構え、



この世界の明暗を左右する戦いが始まった。



 
 

 
後書き
次回予告

「俺はようやく自分全てを思い出したんだ♪」
「さらばだ…スノー君。」
「エンドロールは…どの曲で?」
「俺が消えても音と未来への想いは残る」

次回SAO編最終回 

 

23ー華麗なる大円舞曲

 
前書き
SAO編最終話!
それでも問題ないぜという方はどうぞ‼︎ 

 
ーキリトとスノードロップがヒースクリフに挑む少し前ー

「く、⁉︎」

ヤバイ、体が動かせない。必死にもがいていると頭の中で声がした。

「ピンチ襲来みたいだな。」

その声が聞こえると同時に視界が真っ暗になり…いつの間にかに目の前に血塗れのスノードロップーーー『俺』が立っていた。

「俺とお前の力を合わせる時がきたみたいだな。」
「合わせる…?」
「元々お前と俺は一つだ。まあ…今は人格が別れてしまったがな。んであの感じじゃおそらくキリトは負ける。だが俺とお前…元々の人格に戻す事が出来たスノードロップが行けばーーー勝てる可能性があるかもな。俺はそれで勝ちたいんだが…どうだ?」

『俺』は拳を突き出す。僕は笑いながら

「それができるなら最初からやってよ?」
「不安定な心の状態だったからな。あの状態で一つにするのは危険だ。今なら助ける想いが強いからな。…んで?どうする?」
「もちろん‼︎」

僕も拳を突き出し。

「「チャンス襲来♪…てね?」」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


最初にヒースクリフに突っ込んだのはキリトだった。

「うおおおおお!」
「…」

キリトによる二刀流の斬撃。上、斜め上、水平、斜め下、下、から様々な方向から斬撃を放つ。ソードスキルを使うとヒースクリフが剣の軌道がバレるためソードスキルを使わない。だがそれでも速さは目で追えない速さだった。しかし…

「⁉︎」
「はっ!」

キリトの攻撃を全て弾き、なんと大盾と剣でカウンターを入れてきた。キリトは避けるが若干かすった様でHPが僅かに減っていた。あの剣はともかく大盾は厄介だな…ん?待てよ?
一つのアイディアが思い付いた。だがそれだと…



詩乃…謝りたかったけど。みんなを救うには君と会う事は出来ないみたい。




「キリト!スイッチ!」
「スノー頼む…」

キリトが少し落ち込んでいるが俺は笑いながら肩を叩いて

「大丈夫、決めるのは君だから(・・・・・・・・・・・)
「それってどういう…?」

俺はそれには答えずヒースクリフに大鎌を向ける。ヒースクリフは不思議そうに俺を見て

「スノー君…君は本当にイレギュラーだな。まさかシステム麻痺を無効にするとは。」
「ヒーローはイレギュラーじゃなきゃ!
…というのは冗談で。ただ俺がやったことは俺自身が二重人格。つまりこのゲームでプレイする脳波が2つあるのさ!んで麻痺っている間に人格を2つ合わせてシステム麻痺の対象を不発にさせた訳さ!」

俺はいつものように大鎌をバトンのように回し。

「俺はようやく自分全てを思い出したんだ♪」

だから…

「負けないぜ?…栄冠を掴むんだ♪」

俺は大鎌裏ソードスキル『デスサイズオーバードライブ』を放つ。HPを減らしてまでうつ15連撃がヒースクリフに向かう。
…その瞬間ヒースクリフが笑った。そのとうり、これはまず軌道を読んでいるヒースクリフが弾く。

「さらばだ…スノー君。」

そして聖騎士の剣による切り下げが音の死神を捉える。

「「「「「スノー!」」」」」

だがここからだ‼︎

「まだ、おさらばは早いな…スノードロップの夏はまだ終わらない!終わらない♪Fine!」

Fineでソードスキルの膠着を無くす。その間にもHPは0に向けてーーー死に向けて減っていく。

「エンドロールは…どの曲で?ヒースクリフ‼︎…『今』という現実を歩いていかなくちゃ…tempestoso (嵐のように激しく)」

『君の影』を歌いながら消えていく音の死神の愚かな抵抗、回転しながら放つ2連撃『クイックフール』はまるで嵐のような勢いで聖騎士の剣と大盾にぶつかり…ファンブル…手から落とさせる。
その隙を逃さないキリトは猛然とヒースクリフに向かっていく。

「いっけえええええええええ‼︎キリト‼︎」

そう叫んで俺の意識は飛んだ。飛ぶ直前『ゲームはクリアされました』というアナウンスが聞こえたような気がした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ここは…」

目を開けると空の上にいた。
…悟った。

「死後の世界か…ここ。ん?」

下の方を見ると今まで住んでいた城。アインクラッドが崩壊していた。その時俺を呼ぶ声が聞こえた。

「「スノー!」」

キリト、アスナが驚いたような顔で俺を見ていた。

「ヤッホー!キリト、アスナ!略してキリアス!」
「スノー…どうして…?私達のためなんかに…」

アスナが震えた声で話す。

「…大丈夫だよ。元気出して♪
…ああ⁉︎泣かれちゃったら俺なんのために死んだか分からないじゃん!」
「でも…⁉︎」
「最後は笑ってくれよ?俺…いや僕はそれのほうが嬉しいな?」

そう言うとアスナとキリトは頑張って笑ってくれた。
…ちょっとその顔に涙でてるのは仕方ないけどね。

「中々に絶景だな。」

見るといつの間にかにヒースクリフ…研究服姿の茅場が立っていた。何故だか不思議と恐怖や罵倒は湧いて来なかった。

「ヒースクリフ、ひさしぶりだね。…君に聞きたい事が一つあるんだ。」
「何かね?」
「どうしてこの世界を作ったの?」
「…私は幼い頃夢見た大空に浮かぶ巨大な城を作りたかった。私はこうしてその夢を叶えるために様々な技術を駆使して作ったのだ。だがキリト君、アスナ君、スノー君。私は本当にーーー何処か遠い世界にあの城があるということを信じてるのだよ。」

それは小さい子供が映画の中の天空の城があると信じてる見たいにとても純粋なものだった。ーーー純粋すぎて周りをも飲み込むほどに。

「さて、ゲームクリアおめでとう。キリト君、アスナ君、スノー君。…たった今残りの生存者のログアウトが完了した。君達も時期にログアウトするだろう。…では私はそろそろ行くとするよ。」

そう言うと茅場はまるで風に吹かれた塵のように消える。まるで幻のようだった。
俺はキリト、アスナの方に向き。

「うーん!んじゃそろそろお別れかな…あ!そうだ!今のうちに俺の名前は雪宮 佳。今年で多分17だね。…最後に君達の名前を聞きたいな。」

そうすると。アスナがまだ少し涙を浮かべて

「結城 明日奈です。歳は…佳といっしょで17です。」

キリトはいつもの飄々とした態度で

「 桐ヶ谷 和人。歳は多分今年で16。」

⁉︎キリトが年下…だと…?

「ありがとう。名前が聞けてよかった。なあ、2人とも。」

いつの間にか消え始めた体を見て俺は。

「2人ともこれだけは忘れないで。俺が消えても音と未来への想いは残る…それだけは」
「分かった。」
「分かったわ。」

俺は笑いながら

「さようなら…閃光と黒の剣士。俺は絶対」

忘れない。
















































「…い…!け……!」

いけ?ニート分かります。なんだようるさいな。

「け…い!けい!佳!」

うっすらと目を開ける。消毒薬の匂う病室で…そこにいたのは。

「ひさしぶりだね…詩乃。」

ちょっと涙目の会いたかった女の子がいたと言うのは少し恥ずかしい…てね♪
 
 

 
後書き
どうだったでしょうか?相変わらず文才無くって…
スノー君の人格が合わさった事により次回から完璧に一人称が俺になります。(ただし、テンションや天然は変わらず)
ではALO編も頑張って行きたいですね〜留年しない限り。
あと!感想待ってます。それにお気に入り登録してくれた方!ありがとうございます‼︎今後もぜひぜひ!
では次回の『魔法と剣の妖精歌劇』でもよろしくお願い申し上げますm(_ _)m
次回予告?今回は無しでw 

 

24ーエキストラトラック (三重奏1)

 
前書き
突然ですが息抜きにローレライさんのシオン君とエリーシャちゃんを借りてコラボ!
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
これはSAOに閉じ込められて…SAO最終決戦の3日前のスノー君と…とある白い剣士の話。



























「異次元の扉⁉︎これまた厨2チックな話だね!」
「本当なんだって!」

今、僕はエギルの店で紅茶を飲みつつエギルの話を聞いていた。どうやらエギルの話によると最近60層に『異次元の扉』というダンジョンが出来てて、そこに入ると…

「何、自分の存在がない世界に行ける!ね…。嘘くさ。」
「確かに嘘くさいが現に行って見て、体験したやつが多数いるみたいだ。」
「ふーん…アホらし。」
「だったら行ってみればいいだろう?ほら、これがMAPだ。」

そう言うとエギルからマッピングデータが送られてきた。
まあ、確かにこの前の地下のボスはレベル高すぎて武器の調整ができなかったから60層にいってもいいかもしれない。仮にも異次元の扉なんてあれば面白いかもしれないし。
未知との遭遇!とかあるかもしれないし。
僕はしぶしぶ、MAPを受け取り。

「まあ、とりあえず行ってくるよ。多分死なないと思うし。」
「あ、そうだ。あとこのアイテム持って行け。」

そうすると今度はエギルからお札のようなアイテムを渡された。名前は『元の世界の道しるべ』

「ん?これは…?」
「なんでもこれを使えばいつでもこの世界に帰れる。みたいだぜ?ただここで使っても使えないみたいだけどな。」
「ふーん。」

と、いうわけで僕は60層に向かいはじめた。レッツゴー!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「大鎌?」
「そう、どうやらそのような武器が60層にあるらしいのよ。」

エリーが、不意にそんな事を聞いてきた。
俺、シオンはそんな武器があることなんて聞いた事なかった。全ての武器を使う俺としても聞いた事が無い武器があるという方で少し興味がわいた。

「へえー。行ってみるか。60層だろ?」
「言うと思ったわ。…でも。」
「でも?」

不意にエリーが暗い顔になった。

「なんか…お化けが出るらしいのよね…」

エリーはホラーが少し…いや、攻略をアスナと共にサボるくらい。苦手だ。
それでエリーの話によるとこの世界にはいないプレーヤーがちらちら目撃されるらしい。黒鉄宮に見に行っても名前が無いらしい。

「なんなら俺1人で行こうか?エリーはホラー系苦手だもんな。」
「うーん…でもシオンがいれば大丈夫かな♪」

そんなこんなで俺たちは (エリーは強がってだが。)60層に行くことにした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ここか…」

僕は今60層の『異次元の扉』についた。といってもなんか半径3mある大きな鏡があるだけだった。

「つーか。何にも無いじゃん。あーもう帰りたい…待てよ!」

僕はふと鏡を凝視して一歩、二歩、下がると。

「大日本帝国万歳突撃♪!


















うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎」

なんか鏡にタックルしたら鏡に入っちゃった!なんで⁉︎

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ここか。」
「…」

なんかエリーがくっついてきてるけど…かなりビビってるみたいだった。
うーん…といってもなんか大きな鏡があるだけだし…一応周りもなんか不気味な雰囲気だった。

「何にもないし。帰るか。」
「ええ。帰ろうよ…シオン…」

どうやらもうエリーが完全にグロッキー状態だった。
何にもないから帰ろうとした矢先。

「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ⁉︎」
「「⁉︎」」

大絶叫と共に赤いコート、黒いジーンズ、黒のシャツをきた少年が飛び込んできた。
何か…鏡から人が出てきた…!
慌てて片手剣を構えるが…

「起きないよ…」

エリーが恐る恐る近く。俺も近づくがどうやら気絶しているみたいだった。「うーん…おかわりもう一杯…ムニャムニャ…」
なんか寝言言ってるし…

「なんか…一応プレーヤーみたいだね?どうする?」
「どうするも何も…このままじゃいつレッドプレーヤーに殺られるかわからないしな…連れて帰るか。」

と、言う訳で俺たちのホームまで連れて帰ることにした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ん…ここは…?

どうやら僕はベッドに寝かされているらしい。
うっすら目を開け起きてみると綺麗に整頓された部屋が写った。…僕のいろんな録音結晶や、楽譜が転がった部屋とは大違いだね…。いろいろ物色しようかな?と考えてると。
ちょうど白銀のセミロングの髪、透き通ったブルーの瞳の美少女が部屋に入ってきた。

「あ、起きたのね。」
「…!ああ、ひょっとしてジャンヌ・ダルク?」
「え?」
「いや、ごめん。何にもない。…君は?」

そうすると少女は笑いながら。

「私はエリーシャ。エリー。と呼んでもいいわよ。よろしくね。」
「あ、僕は…」

そう言いかけると今度は白の服装のキリトに似た少年が入ってきた。

「あれ?大学で会ったことがある?」
「?俺は高校生だけど?」
「ごめん。何でもない…って君は?」

あれ、なんか既視感が…

「俺はシオン。…ああ、そこにいるエリーシャとは夫婦なんだ。」
「へえー。」

なんだろう…最近リア充よく見るな。まあ、いいや。
俺はいつものように、笑顔で。

「俺の名前はスノードロップ!親しみを込めてスノーと呼んでくれ!」

音の死神と白の剣士と戦場のプリンセスの邂逅。
ではでは。ハチャメチャトリオの始まり始まり。

※トリオとは三重奏の事です。 
 

 
後書き
この場を借りて一言。

ローレライさんコラボありがとうございます!
今度ジュースおごりますねwww
いつ奢るかわからないけど。 

 

25ーエキストラトラック (三重奏2)

 
前書き
コラボ編後編!
相変わらず下手な戦闘描写!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「なるほどね!大鎌取得ね…?」
「ああ。」

今、僕はシオン、エリーシャちゃんから話を聞いていた。なんでも大鎌を取得できるクエストがあるらしく、それをやるらしい。

「でも、僕大鎌持ってるよ?」

僕は大鎌を取り出す。するとシオンとエリーシャは目を見張った。そうすると大鎌をシオンが取り。

「これが大鎌か⁉︎」
「まあ、そうだけど…」

シオンは大鎌を軽く振ったりしていたが…

「…だけど威力は少ないみたいだな…」
「まあーね。まあ、それを補う能力がこの鎌に隠されてるんだけどね…」
「?」

シオンが首を傾げるが…ああ。説明するの面倒だな〜!

「まあ、戦闘中に分かるよ!」
「え?ひょっとしてクエスト手伝ってくれるの?」

エリーシャちゃんがちょこんと首を傾げながら尋ねてきた。
…やばい。めっちゃ可愛い…
僕はエリーシャちゃんの手をとって、しゃがみ込み、

「もちろん。エリーシャちゃんのような可愛い女の子の頼みならなんだっていたします。どうです?クエスト終わったらお茶しない…」
「スノー…?何、人の彼女に手を出してるんだ?」

ああ、シオン君の彼女だったこと忘れてた。やばい。ありゃシオン君。あれだ。キリトが他の女の子と話している時のアスナと同じオーラを感じる。

「…はい。すみません。」
「わかればよろしい。」

怖い…めっちゃ怖い。そのやりとりを見てエリーシャちゃんはくすくす笑っていた。

「まあ、別にいいけどシオンと一緒なら全然いいよ♪」
「ですよねー」

そんなこんなで僕達は大鎌があるという60層のダンジョンへと向かった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「それゆけスノードロップ♪豪快にシャープに♪切り刻め♪」

僕の得意技『チャリオットドライブ』で8連撃を決め。

「「はああああああああ‼︎」」

シオンとエリーシャが抜群のコンビネーションで僕の倒し損ねた敵を倒す。しかも適材適所に武器を切り替え戦っていた。

「すごいな…」

そんな事を思いながらも進んでいくと。

「こいつか…!」

シオンが呟く前には…3mはある。大きな白い甲冑がいた。名前は『twilight』夜明けか…そしてその手に持つのは…

「大鎌…!」

甲冑は僕達を見ると白い大鎌を振り回してきた。
…!この振りは!

「2人とも後ろに逃げて!」
「「⁉︎」」

僕は慌てた。何故なら甲冑が大鎌ソードスキル『ジャスティスラプソディ』を放ってきたからだ。あの2人は大鎌ソードスキルを知らないみたいだし…僕も同じ『ジャスティスラプソディ』を放つが…

「黒の旋律ただ切り刻もう♪…くっ⁉︎」
「スノー⁉︎」

やはり相手の方が力は上らしく僕は最後の一撃で弾き飛ばされた。
…まだだ‼︎
僕は飛ばされた勢いをカウンターとして。

「まだまだ…!案外今日が来なくても♪ter(3回繰り返す。)!」

吹っ飛ばされながらもステップを踏み僕は『奏剣』スキルで『ジャスティスラプソディ』を3回決める。
…!まずい。

「くっ⁉︎まずい‼︎」

まだ甲冑のHPが4割程残っており僕はソードスキルの硬直時間があった。甲冑の大鎌が僕に迫る。

「くらえ!」

が!その大鎌はエリーシャちゃんが槍でパディ…弾いてくれた。

「ありがとう…!」
「どういたしまして♪」
「これはうかうかしてられないな…」

僕は大鎌を構え直す。そうするとシオンが隣に来て。

「ああ!一気に決めるぞ!」

まず、シオンが突っ込んで、槍を使い甲冑に的確にダメージを与えて行く。

「スイッチ!」

次にスイッチしたエリーが片手剣で綺麗にソードスキルを入れる。カウンターに甲冑から大鎌が来るが…

「口元がちょっとにやっとしそうだ♪Grave!(重々しく、緩やかに)!」

重々しくなった『チャリオットドライブ』の8連撃を無防備の甲冑に叩き込む。

「これで…決まりだ‼︎」

最後にシオンの片手剣が甲冑の腹に入りポリゴンスノーに変わっていった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「これか…!えっと武器名も『Twilight』か…」

シオンはさっそくドロップした武器を振って。感触を確かめていた。
エリーシャちゃんも「早く見せて〜!」と言っている。
僕は2人を見て。

「ありがとうね。2人とも。異世界人の僕の世話してくれて…」
「大丈夫だぜ?お前とのパーティもなかなか楽しかったし。」
「私も楽しかったわ!…また会えるわよね?」

エリーシャが暗い顔で見てくる。シオンもそれを少し隠していた。

「また、会えるさ!
…これでさよならだけどまた会えるよ♪てね?最後は笑ってさよならしようよ!」

そう言って僕は笑顔を浮かべる。そうすると2人ともなんとか笑顔を作ってくれた。
僕はエギルからもらった『元の世界の道しるべ』のアイテムの使用ボタンにyesを押す。
そうするとキラキラと僕の周りが輝き。そして。

「またね!…白の剣士!シオン!それに戦場のプリンセス!エリーシャちゃん!」
「ああ!まあ一緒に戦おうぜ!…今度は違うゲームでも共闘しようぜ!」

とシオン。

「じゃあね♪今度はちゃんとスノーの歌。聞いて見たいな♪戦闘中じゃなくて。」

とエリーシャ。

「ああ!…またね!」

光は強くなり僕を包んでいった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

目を覚ますと元の世界の鏡の前に戻っていた。どうやら記憶が消える!とか魂にダメージをくらい廃人状態に…という風にはなっていなかった。

「ふー…戻ってこれた…無事になんとか帰還か。」

シオンとエリーシャ。この2人との出会いはとても不思議な出会いだった。とても楽しく。なおかつとても強い。そんな2人だった。

「また…会えるさ!」

僕はこの不思議な出会いを胸にしまいつつホームの39層に帰っていた。
そして僕の右手には『次元を超えた絆』というアイテムが握られていた。













































「シオン何それ?」

スノードロップが元の世界に帰り。俺たちのホームに帰る時エリーシャがいつの間にか握られていたアイテムに気がついた。

「ん…?『次元を超えた絆』?なんに使うんだろう?」
「さあ…きっとスノーとの思い出…勲章みたいな物だと思うぜ。俺はな。エリー。」
「ふふ…きっとそうね。」

シオンとエリーシャもそれを見て。クスッと2人で笑いながらあの歌って戦う大鎌使いを思い出していた。 
 

 
後書き
コラボ編は以上です!

スノー「やったね!ではでは…」

息抜きは終わりで!また本編でお会いしましょう!
そしてローレライさん!本当にありがとうございました! 

 

26ーエキストラトラック (仮想空間のシンガーソング)

 
前書き
はい!今回は海戦型さんの『シンガーソング・オンライン』のキャラを入れてコラボです。
相変わらずの文才の無さ!シンガーソング・オンラインを読んでないと分からないかも?
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「お前…音楽好きだよな?」
「…?何当たり前の事言ってるの?」

僕は今、エギルの喫茶店。ダイシー・カフェでお茶を飲んでいる。たまには1人でゆっくりしたい時もあるんだよ!
まあ、それはさておき、どうやらエギルは言いたいことがあるらしい。

「ならお前、SAO時代に始まりの街でギターを弾き続けた男を知ってるか?」
「…」

俺はカモミールのお茶が入ったカップをとり、一口飲んで。
俺は話し始めた。

「知ってるよ。」

エギルはなるほど、みたいな顔をしているが俺は言葉を続けた。

「もしも彼がいなければ…俺は攻略組なんかやってないで中層クラスの敵をなんとか倒してただろうな…」
「おいおい…そこまで言うか?」

驚くエギルに俺はクスッと笑って

「ああ。彼は凄いよ…。いや、彼はそれしかできないって言うんだろうな…」

俺は少し上を向いて、しばらくするとエギルを見る。

「聞きたいかい?俺の…僕の…音の死神スノードロップのルーツを」

エギルは少し、考えると店の奥に行き、イチゴのショートケーキを持ってきた。

「ああ、聞きたいな。…まあ、これはそのお話の代金ということで。」
「サンキュー。…んじゃ話そうか」

これは俺、いや、あの頃は僕か。
歌なんてなくていい。自分の力があればいいと思っていた頃。

「今日は…『僕』で話すよ。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

歌う事。仮想空間の中ーーーましてやデスゲームになったSAOでは無意味な事だ。俺も最初はそう思ってて。大好きだった歌う事はいつの間にか忘れてしまっていた。そしていつもの僕の明るさも消えてしまっていた。



彼に会うまではーーー












































「…」

僕はちょっと回復ポーションを買いに始まりの街に来ていた。
アインクラッドは今、多大な犠牲を払いながらも40層まで攻略されていた。
その中で僕スノードロップは30層の敵を倒して、なんとか生計を立てていた。今日も30層の敵をなんとか倒して、ここにきたのだが…
…でも結局変わってない。僕はこの世界を攻略するつもりだったのに結局中途半端だ…

「…?」

通りを歩いているとふとギターと歌声が聞こえてきた。
なんだろうと思い、覗いてみるとどうやら路上ライブをしているようだ。

「路上ライブか…珍しいね…。」

この曲は…確かかなり古いバンドの曲だよね。たしか…。

「ブルーハーツ…。」

あのバンドは確かかなり荒々しいザ、バンドみたいな感じだったなぁ…。
そんな事を思いながら僕はこの曲をもう少し近くで聴きたくてーーー
いつの間にかに目の前で聴いていた。

「これって…ブルーハーツの『僕等の手の中に』ですよね?」

演奏が終わり、演奏者に聞いてみると言葉少なく答えが返ってきた。

「ああ、そうだ。」

僕ら久しぶりに笑いながら

「ですよね!僕、この曲好きなんです!僕はブルーハーツなら『電光石火』とか『リンダリンダ』も好きですね!ブルーハーツは単調な曲が多いですけど勢いがあって好きです!」

そうすると少しその人は驚いた表情をした。

「良く知ってるな。」
「はい!バンドが好きで。…あのお願いがあるんですけど。」

久しぶりに、よくライブハウスに行ってた時のように手を上に突き上げ。

「なんだ?」
「アンコール!っす‼︎」

そうするとその人は少し微笑んだ後。

「分かった。」

とだけ言いアンコールに応えてくれた。アンコールのとき、つい

「「未来は僕らの手の中‼︎」」

と一瞬に歌っていた自分がいた。そして。


このフレーズが頭に染み込んでいた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕はその後、考えたんだ。



彼の様に、今の現状を逆らわないで受け入れるのも楽かもしれない。



だけど…!



僕は帰りたい理由がある。名前も知らないあの子にーーー



この歌を思い出して。

「…!」

敵が近づいてくる。僕は片手剣を持って。
襲ってくる敵を。

「…僕は…歌いたい‼︎」

あのギターを弾いてた人のリズムとテンポを思い出しながら。歌いながら戦い始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「その時からかな?歌いながら戦う様になったのは。それで歌いながら戦って気づいたんだ。歌のリズムで戦えばNPCの思考システムを狂わせられるって。」
「なるほどな…」

エギルは真剣に聞いてくれていた。
俺は紅茶とケーキをいただいて

「あの人と一回バンドやって見たいな…とこんな時間か。」

時計を見ると5時半だった。ここに来たのは3時だから結構居座ってしまった。

「長居したね。んじゃ。帰るね。俺。」
「ああ、待ってくれ。…そんなお前に合わせたい人がいるんだ…そろそろ来ると思うぞ。」

そうエギルが言うと、店のドアが開き

「マスター。コーヒーくれ。」

あのギターを弾いてた人が入ってきた。

「えっ?貴方は…!」
「君は…ああ。あの時路上ライブでブルーハーツをそこそこ知ってた客か。」

その人は俺の隣に座るとエギルのいれたコーヒーを飲み始めた。そして俺は。

「あの…」

その人は俺を見て

「君も歌を歌うみたいだな。ここのマスターから聞いてるぜ。
…君の曲も聴いてみたい。どうだ?」

俺は慌ててエギルの方を見る。するとエギルは親指を上げていた。俺はエギルに少しだけ…感謝しつつ。

「分かりました。…えっと名前は…?」
「伊藤正年…あっちの名前はブルハだ。」

俺はエギルの店にあるピアノを開き

「分かりました。正年さん。…ブルハさん。それでは俺の曲を聞いてください。…ふふ。『未来は僕等の手の中』」

まだまだ演奏会は始まったばかりだ。












 
 

 
後書き
スノー「あの曲をピアノアレンジとかキツイ…」
お疲れ様!…シンガーソング・オンラインは僕が二次創作の作品をみて「ああ、分かる。」という気持ちになった作品でした。
スノー「確かに、ブルハさんは何もできなかったけど歌うことができた。それで様々な人に影響をあたえた。」
とにかく海戦型さんコラボありがとうございました!
では次はSound≠bulletで会いましょう!ちなみにコラボはまだまだやります!
次はSound≠bulletで、そしてその後!次のコラボ名前は (仮想空間の光達)です!
スノー&作者「「次回もよろしくお願いします‼︎」」

 

 

27ーエキストラトラック (仮想空間の光達)

 
前書き
はい!今回はRIGHT@YUGAさんのライト君、リン君とコラボ!
毎度恒例の矛盾しかありませんが。
ライト「それでも!問題ないぜ♪」
リン「気分最高♪」
スノー「という方はどうぞ!」 

 
39層。アーブル。今日は何をしよう。昨日は楽しかったな。シオン君とエリーシャちゃんか…

「それにしても…暇だな。」

血盟騎士団をやめて、戦うことも無い僕は…暇だ。やるとしたら1層に行って路上ライブを聞くか。クラリスと遊ぶか。そんくらいしかない。
…でも待てよ。

「そういえば…確かこの層にもあったな…あの大きな鏡。」

シオン君達の世界に行けたあの大きな鏡。そういえばこの層にもあったことを思い出したのだ。

「確か…1層にもあったな…どっち行こうかな?」

まあ、とりあえず近い方から。

「この街の方から行くか…。」

僕は大鎌を持ち、赤いコートを羽織り、ホームを後にした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「なあ。リン。最近39層にお化けが出るって知ってるか!」
「…お化け?」

今、俺達は39層の裏通りを歩いている。なんかライトが「ちょっとした面白い事がある!」
とか言って。

「どうせゴーストタイプのモンスターがイベントでPOPしただけだろ?」
「どーだか!見て見ないと分からないだろ!…この近くに大きな鏡があって。その辺りで良く目撃されるみたいだぜ。お化け。」

まあ…ライトが言うのなら本当なのだろう。それに他のメンバーを誘わなかったのはきっといざとなった時に逃げやすくするため。相変わらずこういう気遣いは出来る。
そんなこんなで話しているとウワサの大きな鏡に着いた。

「ここ!さっそく探してみようぜ!」
「うーん…」

なんかとんでもない物に会いそうな気がするんだが…気のせいか?

「うわ!」
「おっ?」

フラグだった!いきなり鏡から手が出てきた!それにしても手?

「なんだこれ…?」

襲ってくる訳でもないし。なんかグーチョキパーやってるし。
その手を観察するとライトが口を開いた。

「引っ張ってみようぜ?」

…英語かと思った。
ヒッパッテミヨウゼ?
何を言ってるんだ⁉︎ライト!

「大丈夫だって!俺とリンだぜ?余裕だよ!
…仮に敵だったら魔法でなんとかなるだろ?
それに鏡から手だぜ?ホラー映画とか見てると思い切って引っ張ってみたくならねえ?
ほら!ほら!早く!」

ならない!ならない!
…でも俺達なら倒せない敵だったら倒したり、倒せない場合は逃げられる。

「…やるか。」

俺達は黙って手を持ち。

「「いっせいのせい‼︎」」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「はーい♪到着!」

僕は大きな鏡の前に到着。

「前回みたいな失敗しない…!」

僕はまずゆっくりと手を鏡に入れてみた。手はまるで水に手を入れるようにスルリと入っていった。

「よーし…グーチョキパーできる。」

鏡の中でグーチョキパー。できる事を確認してると。

「…うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎」

手を引っ張られた!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「「いっせいのせい‼︎」」
「…うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎」

同時に引っ張ると赤いコートを着た少年が飛び込んできた。
…鏡から。

「これが幽霊か⁉︎」

慌ててライトが赤いコートを着た少年をつつく。…「ごはんたくさん…」なんか寝言言っているし。

「落ち着けよ。ライト。…とりあえず様子を見ようぜ。プレーヤーみたいだし。」
「…そうだな。」

ライトの言うとおり、俺達は様子を少し見ることにした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「うーん…」
「お!気づいたか!」

うっすらと目を開けると…なんだなんだ。めっちゃシャララしたイケメンの少年とせやかて工藤!とか言われそうな顔した少年がいた。えっ?ここはアニメですか?

「うーん…どうやら成功かな。」

僕は異世界にちゃんと行けたようだ。

「え?何が?というか?お前だれ?」

疑問形3連発。シャララ系イケメンからだ。
なんかめっちゃ警戒されてる…
僕は少し説明を始める。

ーーー説明中ーーー

「えーと?つまりお前のいる世界と俺達のいる世界はなんらかの理由でこの鏡によって繋がっていて、いろいろな世界の調査をしてるという訳か…」
「そういうこと!いいねライト君!だけど…」

僕は少し間を起き、

「〜〜〜♪」

歌を歌うと…ライト君とリン君も…

「〜〜〜〜〜♪」
「〜〜〜〜〜♪」
「「「〜〜〜〜〜♪」」」

…え?この歌に付いてきた!僕は笑って。

「いいね!気に入ったよ。ライト君!リン君!」
「スノードロップこそ!歌上手いな!な!リン!」
「いやー俺達のノリについていける奴なんて久しぶりだぜ?」
「あ、僕のことはスノーでいいよ。…それより。」

なんか…話が盛り上がっていると影のような…まあ、キングダ○ハーツに出てくるハートレ○のような敵に囲まれていた。

「なんか…出てるけど…」
「お!敵か!…リン!」
「任せておいて!ライト!」

2人とも剣を構える。
強そうだな…。リン君とライト君。ん!そうだ!いい名前思いついた!
僕は笑って…

「いやはや…この『仲良しシャララ工藤連合』強そうだな〜!」
「「何それ⁉︎」」

2人ともガクッとなる。

「せやかて!工藤!」
「俺は…リンだ‼︎」

そう言いながら一気に影に切り込みに行く。

「あー…リンが珍しく冷静じゃない…」
「あれ?模倣は?」
「俺は…ライトだ‼︎」

…2人とも。怒るの早。
ちょろいぜ!

「はあああ!」

ライトが手をかざすと。影の周りに風が巻き起こり…
影が消失した。

「魔法…!」

このゲームには魔法という概念はないはずなのに…いや、でもよく考えたら結晶アイテムも魔法か。

「…ちょろいのは敵の方か…。」
「「…まだ‼︎」」

…‼︎影が合体して大きな影になった。

「あー…これは…んじゃ僕も頑張るか…。」

大鎌を取り出す。そして…

「レッツゴーレッツゴーみんな♪ter♪」

僕は大きくなった影に突っ込み毎度おなじみ『チャリオットドライブ』8連撃を放つ。
さらに3回連続のterの音楽記号で24連続の攻撃だ。
相手の大きな影が怯む。

「〜〜〜〜〜♪」

ライト君がまたも風の魔法で大きな影を拘束する。

「〜〜〜〜〜♪」

今度はリン君の光の魔法?だろうか?光の矢が影を貫く。

「〜〜〜〜♪bis♪」

僕は『クイックフール』を一発決め。

「「「〜〜〜〜〜‼︎」」」

いっせいにみんなの武器攻撃が大きな影を貫き。
大きな影は消失した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「おっ!」

大きな影を倒した僕達にはいつの間にかクリスタルが握られていた。

「『時空を超えた絆』か…また手に入れたな。
ライト君!リン君!とりあえずありがとう!」
「お、おう。」

僕はこの『時空を超えた絆』を掲げて。

「これを持っているとね。僕の『奏剣』スキルを使うことができるみたいだよ。」
「奏剣?」
「ああ!音楽記号を言えば…まあ、そこは『指揮者ースノードロップ』を見てね?」

ライト君とリン君がポカーンとしてる。まあ…それはともかく。姑息な宣伝?聞こえません!

「まあ、そういう事だから!
…僕はここで帰るけど…」

僕は少し笑って

「ちょっと一緒に歌おうよ!
…………♪」

ライト君も笑って

「……………♪」

リン君も続く

「…………………♪」

最後はやっぱりサマータイムでしょ!
そんな中『時空を超えた絆』が明るく、白く輝いてた。 
 

 
後書き
スノー「あー楽しかった!」
楽しそうで何より。
スノー「あ、ようやく『時空を超えた絆』の使い方分かったね。」
まあ、簡単に言うとスノー君のスキルがコラボ先の相手に使えるというアイテムです。
スノー「僕の能力…?いらなくない…」
はい黙れ。
スノー「はい…んじゃここであ、ライト君、リン君も一緒に!」
スノー&ライト&リン「「「次回もよろしくお願いします!」」」
スノー「あ、ちなみに次はSound≠bulletです!ライト君、リン君ありがとう!」
そしてRIGHT@YUGAさんもありがとうございました!


 

 

28ーエキストラトラック (氷帝、今宵、狂詩曲で死神と舞う)

 
前書き
今回は絶炎さんの『氷刃の殺人者』のクロウ君とコラボ!
タイトルが長い?いやいや、これしか思いつかなかったんです。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「と、言う訳で1層まで来て見た訳だけど…」

僕はただいま1層、真夜中の始まりの街に行ってみると毎度おなじみの大きな鏡があった。

「はいはい。今回はアレだね…。
まるで家の玄関にさりげなく通るように突っ込もう。」

過去、シオン君の世界に行った時は
タックル→転ぶ→気絶。
そしてライト君、リン君の世界に行った時は、
手をそっと入れる→ライト、リンに引っ張られる→気絶。
だからもう迷わない!僕は家に入るように鏡に入る。

「さっ!行こう!誰か居ませんか?」

僕は鏡の中へと入って行くと…

「はい!今回は簡単だった!」

見事な着地成功!…でも…

「と、言うかここ…1層の原っぱじゃん…」

なんでこんな原っぱに…と思ったその瞬間。
ソードスキルの発生音がしたと思うと足元がいきなり氷ついた。

「⁉︎」

慌てて後ろに飛んで回避する。今までいた場所は大きな氷柱が飛び出している。
⁉︎これは…魔法⁉︎いや…ソードスキルの発生音がしたということは原理は別…?
真夜中のため暗くて見えないが僕は索敵スキルを950まで上げている。
すると…

「…」
「…みーっつっけた♪」

僕は後ろにいたマントの男を見て。笑顔で大鎌を構え向かって行った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

俺は今1人で1層の原っぱをうろついていた。今日は星が綺麗だ。…あいつらがいたらきっと…

「アキ…。ヒカル…。ミナ…。」

今日も奴にPKを命じられている。
俺はたまに真夜中の1層に行く…そして…いつも真夜中に軍の弱い奴がイノシシ型モンスターを狩っている。その相手を。
…狩られる相手もかわいそうだがそこでPKをしている。

「…いた。」

今日もいた。…残念ながら獲物が。
紅いコートを着た少年がいた。その少年は…敵を探しているのだろうか?周りをキョロキョロと見ている。
俺はその少年に音もなく近づき…

「…許せ。」

ソードスキルを発動させ。後ろから『氷塊剣』を発動させるが…

「…!」

かわした。完璧な不意打ちを。

こいつ…PK慣れしてる!

そしてその少年が取り出したのは…

「大鎌…?」

この世界では珍しい大鎌をその少年は持った。そして俺の方を見て笑顔で…

「…みーっつっけた♪」

大鎌を構え。向かってきた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「世界は優しく君を包み込んでいるから♪不安にならないで♪」

僕は6連撃大鎌ソードスキル『ジャスティスラプソディ』を放つが…

「…」
「…へえ。」

マントの男は僕の6連撃を綺麗に弾くと思うと。

「はっ!」
「おっと♪」

カウンターで片手剣で攻めてくる。しかも氷のサブウェポン付きだ。
氷漬けや氷で串刺しは嫌なので一旦距離を取る。

「…」
「君…強いね。さっきの不意打ちも良かったよ!」

僕はにこやかにマントの少年の…レッドギルド『ラフィン・コフィン』を示すエンブレムをみて、話しかける。

「それなのにラフコフか〜!POHもいたら楽しい演奏会になったのに…」
「…」

僕が喋るのを隙だと思ったのかソードスキルと共に氷柱が襲ってくる。

「君の氷。僕が溶かしてみせるから♪…bis♪」

僕は8連撃のソードスキル『チャリオットドライブ』と『奏剣』スキルをつかい2回連続ソードスキルで氷柱と相手のソードスキルをさばく。

「⁉︎」

しかしなんとマントの少年はそれを…
空中を2回片手剣で振ったかと思うと氷の刃を2つだし。
僕の大鎌に出すことで止めたのだ。

「がはあ…⁉︎」

そして相手のソードスキルが見事に僕を捉える。
…残りHPは4割。まずい。しかもダメージと氷が張り付いていて立てない。
ゆっくりと近づくマントの少年。

ああ…僕…死ぬのか…詩乃に謝らず…

…いや。僕は!

俺の出番か?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「終わりだ。」

手こずったが。赤いコートの少年は氷に張り付いて動けない。
トドメの一撃を与えようとした瞬間。

「終わったと…思ったか?」

その少年の雰囲気が変わった。次の瞬間。僅かに大鎌の軌道が見え、咄嗟に片手剣でパディングする。
その少年は今までの雰囲気とは違う…威圧感があった。

「俺の『デビル・ゼロ』を弾くなんてやるじゃないか…大変だ〜♪てね?」
「お前…誰だ?」
「ああ、名乗って無かったな。」

その少年は後ろに飛び、大げさな挨拶で。

「音の死神。スノードロップ。親しみをこめて俺の事をスノーとよんでくれ。お前は?」
「俺は…」

片手剣を構え

「ーーー。」
「へえ…嘘くさい名前だね。」

そう、スノードロップが言った瞬間。お互い同時に突っ込む。片方は『氷帝』もう片方は『音の死神』の異名を持つ少年同士。

「おしまい?君に捧げる狂詩曲を♪‼︎」
「はああああああああ‼︎」

カキィン‼︎

両方ともすれ違い…甲高い金属音がしたと思うと2人の周りに氷の壁が出来上がる。

「…」
「…」

そして2人の武器は。

お互いファンブルして自分の前に刺さっている。

「引き分けか…」

俺は片手剣を持つ。しかし片手剣はもう破損寸前だった。
俺は武器をしまい。

「…ひさしぶりに楽しめたよ。」
「なら良かった♪
…まさか『俺』を出すほど本気にさせるなんて。僕もびっくりしたよ。」

その少年…スノードロップはさっきほどの殺気はまるで嘘だったかの様に。ニコニコしていた。

「次は…倒すぜ。スノードロップ。」
「親しみをこめてスノーって呼んで?って言ったよね。」

俺は少しーーーほんの少し笑い。こう言った。

「ああ…スノー。次は倒す。」

するといつの間にか俺の手が光ったと思うと右手にはクリスタルが握られていた。
同じ様にスノーの手にも握られている。

「へえー?君にも出たんだ…殺し合いしたのに…
後でスキル欄を開いてみ…ふあ…おやすみ!」

そういうとスノーはパタンと寝てしまった。この場は氷の壁でモンスター、プレーヤーも入って来れない。
今なら邪魔せず殺せるが…

「…もう腐れ縁か。」

俺は転移結晶で転移する。












































































右手に握ったクリスタル。それはーーー
『時空を超えた絆』 
 

 
後書き
お疲れ〜!
スノー「…し、死ぬ…『俺』でようやく相打ちって…」
あ、次こそは紅蓮の帝だよ!
スノー「あ、ゼツ君手伝って!」
ゼツ「俺がか⁉︎…ごほん。」
スノー&ゼツ「「次回もよろしくお願いします‼︎」」
クロウ「…よろしく。」
 

 

29ーエキストラトラック (炎帝、円舞曲で死神と踊る)

 
前書き
はい!今回は絶炎さんの紅蓮の帝とコラボ!
ゼツ「今回も!」
スノー「矛盾の可能性大‼︎そして、超展開!」
リナ「それでも問題ないぜ!という方はどうぞ!」
 

 
「リナ。なんで1層に?なんかあるのか?」
「んー!とりあえず来てよ!」

今、俺ことゼツは…彼女のリナといっしょに1層の原っぱにいた。…どうやらこの先の森に何かあるらしい。

「それで何があるんだ?」
「んーとね!この先にピアノがあるの!」
「ピアノ?」

リナは笑いながら言葉を続ける。

「んーそのピアノにね。『皇帝が舞う曲を失敗せず弾け。』って書いてあるの!」
「んで?」
「…弾けない?」
「お互い楽器スキルが無いからな…ってなんで来たの⁉︎」

リナは、ははっ、と笑い。

「なんとなく!」
「…」
「まあ、デートだと思えばいいよ!」

そうして俺たちはのんびりと歩いていると…

「…これは⁉︎」
「氷?」

不自然に原っぱの真ん中で氷の壁ができていた。
…間違いない。
この前のレッドプレーヤーのユニークスキルの氷だ。

「ゼツ⁉︎」

俺は爆炎剣単発重範囲攻撃『ノヴァウェーブ』で氷の壁を溶かす。
おそらく誰もいないだろうと思ってうったのだが…

「あちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちち!あついー‼︎」

…なんか炎の中から紅いコートの少年が飛び出してきた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ありがとうね!助けてくれて!」
「は、はあ…」

僕はとあるレッドプレーヤーと『じゃれあい』をした後。氷の壁に阻まれ。 (転移結晶?わーすれた!)髪の長い中性的な少年と同じく髪の長い少女に助けられた。
…丸焼きになりそうだったけど。

「あ、っと僕の名前はスノードロップ!親しみをこめてスノーって呼んで!」
「俺はゼツだ。」
「私はリナだよ!」

ゼツ君とリナちゃんか…。
僕はリナちゃんの手を握って。

「リナちゃんすごいかわいい‼︎
どう?この後お茶でも…」
「あはは…」

その瞬間。炎がリナちゃんを避けるように発生した。

「あちちちち!あちちちち!」
「スノー…何やってるんだ?人の彼女に。」

みるとゼツ君が鬼神のようなオーラを出していた。怖っ!でも…

「あ、そうなの?それは残念。」

僕は、パッとリナちゃんから離れると僕はムスーとする。

「でもゼツ君!独占欲は良くないよ!とある世界の白の剣士にみたいになっていいの?
…?
あいつはかっこいいからな…。いいのか。
…それにしてもなんなの⁉︎異世界。ライト君とリン君のSAOの世界も魔法あったけどここも魔法?」
「えっと…異世界?」

リナちゃんがきょとんとした。

「あ、っと説明まだだったね。」

ーーー説明中ーーー

「つまり…簡単に言うと。今、スノーのSAOの世界は様々なSAOの世界に繋がっていて。その様々なSAOの世界の調査に来た…って事か。」
「そういうこと!察しがいいね!ゼツ君!」

僕は笑いながら話を続ける。

「ところで君たちはなんで1層にいるの?」
「実は…」

と、今度はゼツ君が説明をし始めた。

ーーー説明中ーーー

「だったら僕がピアノ弾くよ?楽器スキルの熟練度1000だし。」
「本当に⁉︎」

リナちゃんが目を輝かせる。

「リナちゃんのためなら喜んで!
なんなら後で2人っきりで…
だからごめんね。冗談だって。ゼツ君武器しまって。」

ゼツ君。だから怖いって。炎が出てるよ。

「…ごほん。んでたぶん『皇帝が舞う曲』って皇帝円舞曲のことだね。」
「「皇帝円舞曲⁇」」
「そう!ヨハネが作った曲で最初は静かな行進曲風なんだけどcrescendo…だんだん強くの音楽記号からのワルツ導入部分が…
とにかくひけるから行こうか?」
「面白いね!スノーって!」

リナちゃんが笑いながら僕に話しかけてくる。

「ありがとう。」
「…そろそろ焼くぞ。」
「大丈夫だよ!私、ゼツの方が好きだから!」

…なんか赤くなってるなゼツ君。褒められ慣れてないね!
僕たちはこうしてピアノに向かって行った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ここか…」

森の開けた場所に着くと。ピアノがらあり、ピアノの前につく。僕はゆっくりと『皇帝円舞曲』を奏ではじめた。

〜10分後〜

「こんな…感じかな?」
「すごい…」
「ああ。…まるでプロだな。」

弾き終わり。2人がボーゼンとしている後ろから…
大きなドラゴンが飛び出してきた。

「危ない‼︎」

僕は咄嗟に大鎌ソードスキル『エンペラーワルツ』を発動させ、2人の後ろのドラゴンーーー『ワルツ・ワイバーン』から2人を守る。

「危ない、危ない。」
「これ!イベントボスか!」

ゼツ君はさっそく『ノヴァウェーブ』を放つが…

「音の壁⁉︎」

まるで楽譜のような壁がゼツ君の炎を阻む。

「僕に任せて♪!ワンツーパンチで決めて行こうぜ♪」

僕は『マジシャンイリュージョン』で『ワルツ・ワイバーン』に高速の剣撃を入れる。どうやら僕の攻撃は通るみたいだ。ん…?

「なあ!スノー!今から俺に合わせて攻撃できるか?」

ゼツ君がクスッと笑って言ってきた。

「余裕だよ〜!僕は指揮者(マエストロ)だぜ?」

そう行った途端。ゼツ君の爆炎剣2連撃『Xドライブ』がXの文字の炎と共にリナちゃんがその炎を上手く受け流し…
ワルツ・ワイバーンの視界を炎で遮る。

「ガアアアア‼︎」

音の壁がワルツ・ワイバーンを守る。しかし…

「この曲はもうfineだよ?…これにておしまい♪Grave♪!」

爆炎を利用し空を飛んだ僕は大鎌を重々しくして『マジシャンイリュージョン』を落ちる力を利用して決める。

「『メテオ・シンフォニー』ってね?♪」

僕達の即興曲は上手く決まり。
僕が着地した途端ワルツ・ワイバーンは0と1に変換された。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「わ!これが報酬かな?」
「「それは⁉︎」」

なんか短剣を手に入れたんだが…えっと名前は【THE MAGICIAN】か…

「ん…説明文が…へえ…覚醒か…!」
「スノー。それは…」
「まあ、家に帰ったらゆっくり見るよ。…それより。」

僕達の手には『時空を超えた絆』が3人の手に握られていた。
僕は笑って。

「んー!じゃそろそろ帰るとするか‼︎…またね2人とも‼︎
あ!そのアイテム持っていれば僕の『奏剣』スキル使えるから!」

僕は『元の世界への道しるべ』を使い元の世界へと帰る。

「なあ…リナ。」
「うん…」

スノーが帰った後の2人の心境。

「「自由奔放すぎ‼︎」」












































「【THE MAGICIAN】か…ん?自分に使うと武器分裂スキルが使えるのか⁉︎…なるほどそのときはキリトと同じ二刀流になるのか…」

僕はホームで笑いながら【THE MAGICIAN】を解析していた。
✳︎詳しくは仮想世界の歌う少年の本編で! 
 

 
後書き
スノー「あー…疲れた…」
これでSAO編後半のアリオーソとメイド・チョッパーの二刀流につながるわけですね!
スノー「次はSound≠bulletだよ!よろしくね!そして今度のコラボの人にお越しいただきました!その人と次回予告します‼︎
…せーの!」
スノー&リオン「「次回もよろしくお願いします!」」 

 

30ーエキストラトラック (鏡の秘密)

 
前書き
はい!今回は減塩かずのこさんのリオン君とコラボ!
今回かっこいいスノー君はいません!w
スノー「え。」
リオン「それでも…」
ソーニャ「問題ないぜ…という方はどうぞ…ふあ。眠い。」
✳︎ソーニャは僕のオリジナル『DREAM』のオリキャラです。 

 
「ふわあ〜あ?」

あれ?僕、ゼツ君の世界から帰った後ホームで寝たはずだよね?
今、僕はとても不思議な所にいる。
その場所は畳20畳くらいの大きな場所で端には本棚が並んでいて様々な言語の本が並んでいた。その場所の四方から鉄骨が伸び、頂上まで10メートルくらいの塔になっている。そしてその僕の目の先にはなんだか眠そうな、ボロボロの猫耳着け、端がヨレヨレになっている質素なドレスを着た僕と同じくらいのボサボサの黒髪の少女が安楽椅子に座り、本を読んでいた。

「ふわあ…あ。
スノードロップさんお待ちしておりました。…はあ。」

その少女は僕を見ると立って丁寧にお辞儀した。…ため息つきながら。

「君は…?」
「私はソーニャと申します。ここの夢の間の管理人です。
…単刀直入に申し上げます。あなたの世界にこんな物が出現していませんか?」

ソーニャはそう言うと一冊の本を出す。その本は形を変えたかと思うと…

「これは…⁉︎」

何を隠そう。今までの、みんなの世界を繋いでいた鏡が出てきた。

「ああ…その反応…やっぱり出ていましたか…はあ。めんどくさいな…」
「めんどくさいのはそっちだね。」

ソーニャは僕の皮肉を聞いても。めんどくさそうに説明し始めた。

「この鏡は『夢の鏡』と呼ばれる物です。
普段は私とお客様の夢…異世界を移動する道具なんですが…今そっちで1万人が眠っていますよね?ゲームで。
…まあ。そのせいでこの『夢の間』も影響を受けまして…「この世界から抜け出したい」という人達の願いが1万人近く来たもんですから。
…最初は耐えられていたんですが…最近耐えられなくなりましてね。今、勝手に願いを叶えるためにそっちの世界で鏡が出現してしまったというわけです。」

そういうとソーニャはめんどくさそうに話した。僕は気になって質問する。

「君は一体どういう存在なの?」
「…ああ。あなた達が言う『妖怪』といえばいいでしょうね。…ここの『夢の間』にある物は私の魔法で作った物ですからね。」
「魔法…」
「めんどくさいので本題入っていいですか?眠いんで。」
「…くたばれ○○♪くたばれ○○♪」

僕はイライラしながらもソーニャの話を聞く。

「あと一つ…行ってほしい世界があるんです。そこでまた『時空を超えた絆』というものを手に入れて下さい。…ほとんどあなたは手に入れてるみたいですけど。」
「ああ…あれって結局なんなの?」
「『時空を超えた絆』は元々『夢の鏡』の制御装置なんですよ。ただゲームに準じてアイテムになってますけどね。…あれは本当は異世界の人との思いを繋ぐ鎖みたいなものなんですよね。
…では。」

そう言って。ソーニャは本を出して。それを魔法で鏡にする。

「…分かったよ。」

僕はさっと鏡に手を入れる。

「お願いします。あ、ちなみに今回、夢ですがゲームオーバーになるともちろん死にますので気を付けてくださいね…ふあ。」

「それ、遅い。」と思いながらも。ソーニャの頼みが聞こえてから。僕は鏡に入っていった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「えっと…これで全部かな?」
「そうだな…。」

私、シノンはリオンとの夕食のアイテムを買っていたのだが…
食材アイテムがいいのが無くて遅くなってしまった。
そんな夜道を2人で歩く。

「なあ、シノン。…いや?詩乃怖くないのか?」
「…怖い。」
「しょうがないな〜。」

そう言うと、いきなりリオンは私の腕と自分の腕を絡ませてきた。
そして私を引き寄せる。

「⁉︎り、りお⁉︎」
「リアルネーム出ているよ。詩乃。」
「リオンも!」
「シノンも!」

そう言って2人で、少し笑いながら歩いていると…

「…ウワアアアああ⁉︎」

誰かの叫び声が聞こえた。

「リオン!」
「分かってる!」

私達は声が聞こえてきた。裏通りに向かって走り出した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「いたたた…ソーニャの奴…。」

どうやら中層に叩き落とされた僕は頭をかきながら。どうしたものだと考えていると。

「おい!大丈夫か!」
「大丈夫?」

男女の声が聞こえてきた。ん…この声…?

「…え?し、詩乃?」

男の子の方は知らないが。女の子の方は…ようやく…忘れてた記憶の中にいた少女。詩乃だった。詩乃は名前を呼ばれてビックリしたみたいで。

「なんで私の名前を…⁉︎」

僕は嬉しくて。演技じみた格好で。

「待っていた…どれだけ待っていた事か…この日が来るのを‼︎
…さあ、こっちにおいで?詩乃。待っていたよ。」

僕はそして詩乃の方に手を差し出す。だが…

「…⁉︎リオン‼︎」

その男の子…リオンと呼ばれた少年の後ろに隠れてしまった。

「…⁉︎
そうか…分かったよ…リオン君だっけ?…君が…⁉︎そうか…⁉︎」
「…お前はいったい…?」
「お前が詩乃を奪ったんだな⁉︎
…ならば。この手で奪い返してみせる‼︎」

そう言って僕は大鎌を取り出す。

「…はっ!」

僕は衝動のまま『チャリオットドライブ』を放つ。
リオン君は「うお⁉︎」と言いながら紙一重で回避する。

「逃がすか!」
「よくわからないけど…ごめんなさい!」

そんな声が聞こえてきたと思うと、後ろから矢が僕の方に降り注ぎ。
視界が暗転した。 
 

 
後書き
実は…リオン君とのコラボ2話やります!
スノー「…って僕!まるで新川君じゃん!」
|( ̄3 ̄)|えー。
スノー「まあ、とりあえず…リオン君も一緒に!次回も!」
リオン&スノー「「よろしくお願いします‼︎」」 

 

31エキストラトラック (裏 華麗なる大円舞曲)

 
前書き
リオン「コラボ編最終!」
ライト「今回はいつもに増して!」
リン「超展開!」
ゼツ「スノーがやばい!」
リナ「やばいどころじゃないよね…。」
セイ「…あいつは鬼か。」
シオン「それでも。」
エリーシャ「問題ないよ♪という方は!」
スノー「どうぞ‼︎」 

 
「う、うーん…?」

僕が目を覚ますと。またも見知らぬ場所だった。
ここもちゃんと整理整頓された部屋でふかふかのベッドに寝かされていた。

「ここは…?」
「気づいたか?」

視界が晴れて来ると部屋の扉の前にさっきの…リオンがいた。

「お前…ん⁈」

暴れようとすると身体が動かない。

「ああ、一応謝っておくが麻痺状態にしておいた。」

そう言うとリオンはため息つきながら。

「お前…一体何者なんだ…?」
「僕?僕は…。」

ん⁉︎待てよ?よく考えたらこの世界はいわばパラレルワールド。僕の存在がない世界。
この世界では詩乃の幼馴染という事がないのか…
少しショボーンとしながら。

「えっと…さっきはゴメンね。リオン君。実は…」

ーーー説明中ーーー

「つまり、スノーは今、パラレルワールドの調査をしているということ?」
「まあ、その解釈でいいよ。
…とその前にリオン君。」
「なんだ?」

僕はリオン君の目を見て。僕は思った。
確かに詩乃を守る気力があるみたいだけど実力は…?

「その君と決闘したいんだけど。」
「…なんで?」

僕は少し芝居じみた格好で。

「いや?本当に君が詩乃を守れるか試したくてさ?…別に逃げてもいいんだよ?」
「…やってやるよ!」

そう言ってリオン君もやる気が出たのか少し腕を回す。

「んじゃ…3、2、1で始まるよ♪てね?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

外に出てリオン君に初撃決着モードで決闘の申請を出し…
デュエルが始まった。

「さあ!リオン君に先攻を譲るよ!」
「…舐めやがって…!」

そうするとリオン君は後ろに下がりながら投剣を飛ばしてきた。

「…その思いじゃ届かない見ていてもダメ♪」

その瞬間。僕は大鎌をバトンのように回す『エンペラーワルツ』で投剣を全て弾く。

「うーん…なかなかの攻撃だね♪」
「スノー…そんな事言いながら全て弾いてるじゃねえか…!」
「いやいや。大した事無かったら『エンペラーワルツ』は使わないさ。」

そう言ってから僕は。

「それじゃあ?回避は?
…刹那どんな存在も消えていってしまうだけ♪」

僕はさらに大鎌ソードスキル『クイックフール』を放つ。
回転しながら2回切る攻撃をする。

「は!」

リオン君はこの攻撃を避けるように後ろにバックジャンプ。そしてそこにも投剣を僕に飛ばす。

「♪⁉︎くっ!」

僕は数本投剣をくらう。

「へえー。カウンターで投剣…か。なかなかやるね?」
「口だけかよ?」
「うん?」

リオン君は少し怒った顔で僕に。

「もっとお前の本気を見せてみろよ‼︎舐めてんじゃ…ねえよ‼︎」

そして凄い素早さで僕の後ろに回ったかと思うと短剣を向けてきた。
…それにしても。

「ふーん…本気で行っていいんだね?(・・・・・・・・・・・・・)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ふーん…本気で行っていいんだね?(・・・・・・・・・・・・・)

おれ、歌原理央は戦慄した。

…お前の後ろにいたのに…!なんでスノー!もうおれの後ろにいるんだよ…!

「Allegrissimo (極めて速く)♪」
「くっ⁉︎」

後ろからの攻撃を鍛え上げた俊敏性でとっさにガードする。

「へえー…回避したか…!
やるね…♪僕の『奏剣』をとっさに弾くとは…うん!詩乃を守る実力はあるみたいだね!」
「…」
「だけど…勝つのは僕だ。」

スノーら少し後ろに下がって距離を取ると。

「スタッカート!(その音の約半分の長さで演奏する。)」

そう言ってスノーの大鎌は分解され。
右手に大鎌。左手に短剣…いや…何故かPOHの使う包丁になっていた。

「終わりだよ。」
「なんで…!その技を⁉︎」

そしてスノーが取った技はキリトの『スターバーストストリーム』16連撃の攻撃は見頃におれの身体を捉えた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「お!出た!出た!」

僕は『時空を超えた絆』を見て異世界への旅が終わりだと知る。
リオン君は少し悔しそうで。その手にも『時空を超えた絆』が握られていた。

「つ、強い…。」

と呟いていた。

「こんなの強さじゃないよ…ただの運と技術だよ?」
「…」
「でも…」

僕は笑って言葉を続ける。

「君の『詩乃を守りたい』という気持ちは僕以上…かもね。」
「…⁉︎」

『元の世界への道しるべ』の使用のyesボタンを押し。

「がんばってね♪リオン君♪」

スノーが帰って行くとちょうどシノンが帰ってきたところだった。

「リオン!あいつは?」

詩乃が慌てた表情をするが。

ギュッ

「リ、リオン?」

おれはシノンを…詩乃を抱き締めた。

「詩乃の事…守るから!」































































『夢の間』でソーニャは珍しく本を読んで笑っていた。

「ふふ。中々に面白い話でした。しかし今回はスノードロップが中心。…
シオン、エリーシャ、ライト、リン、ゼツ、リナ、セイ、リオン。
…そしてスノードロップ。彼らは全員合わせるとどうなるのでしょう?ふふ…その時が楽しみです。」

私は魔法で白紙の本を出す。

「そのために皆様。早くその鋼鉄の城を攻略して下さいね?
…次の物語はもう出来ていますよ?」

私の持っている中身は白紙の本には表紙がある。そして…その表紙は。

鏡を通して戦った9人がにこやかに笑う絵が描かれていた。








NEXT⇒??? 
 

 
後書き
ソーニャ「ふわ…あ、どうもソーニャです。
今回のコラボいかがだったでしょうか?」
つ、疲れた…。
スノー「コラボも終わりということで!GGOを進めて行きますので!
次回のSound≠bulletをよろしくお願いします!では!最後はみんなで!」
8人全員「「「「「「「「次回もよろしくお願いします‼︎」」」」」」」」
 

 

32ーエキストラトラック (aggressive boy and girl )

 
前書き
さてさて…お久しぶりにコラボ!
あの子とのコラボです!
それでも問題ないぜ?と言う方はどうぞ!
 

 
「う…ん?」

僕は目が醒めると森の中にいた。えっと…。確か僕はヒースクリフを倒したはずじゃあ…。
と、すると…ここは天国?

「天国ではありませんよ?」
「え…?
あ、ソーニャ。これは君の仕業?」

いつの間にか僕の肩にはハロウィンの時にも登場した白猫状態のソーニャが座っていた。猫状態のソーニャは少しフワッとあくびをすると周囲の状況を確認していつもの様に面倒くさそうに話始めた。

「いいえ…私がこんな面倒くさい事をするはずがないじゃないですか…。どうやらこれは誰かの記憶の世界ですね。」
「記憶?」

僕はそう言って肩のソーニャを見ると鼻を少し鳴らして話を続ける。

「記憶…といってもこの世界は私達のいた世界の記憶ではありません。さらに言うと記憶の中といっても夢の中ではない様です。」

ソーニャは周囲の状況をそう分析すると僕に一つ問いかけてきた。

「…ところでスノーさん。『コスモゾーン状態』と言う理論を知っていますか?」
「コスモゾーン…?」
「別名『幽体離脱』…の方が分かりやすいでしょうか?昔から人間は死に際になると自分の身体から離れた感覚を覚える事があります。それを『幽体離脱』と呼んでいます。」
「んじゃ僕死んでるの⁉︎」

ソーニャはそれを聞くと話を区切って僕の肩から飛び出し、地面に立つ。

「あ、それは分かりません。…しかし現実世界ではもはや2年間寝たりきり状態が続いています。それを『死に際』と捉えているのか。はたまた貴方があの世界で死んだから現実でも死んだからなのか…。分かりません。
さて…ところでスノーさん。ストレージを見れますか?」

僕はすっと右手で空を掻くと、ストレージを開く事が出来た。それを見てソーニャはふむふむとすると。

「これは…最終決戦時の時の装備ですね。そしてここをSAOと捉える事が出来るのならこのアドバンテージは大きいですね。」

ソーニャはそう言って再び僕の方を見る。
ん?まてよ…?

「ねえ?ソーニャ。この状態。ソーニャなら解決出来るんじゃない?
ソーニャの恐ろしく強力なチートの代名詞『機械仕掛けの神の夢』なら…。」
「流石スノーさん。スノーさんの目は節穴ですね。」
「は⁉︎」

チートのところを強調して僕は言うと返ってきたのは毒のある暴言。これは酷い。
ソーニャはそんな中ため息一つ付き。

「いいですか?『機械仕掛けの神の夢』が使える状態なら私は今、この猫の姿ではなく…。いつもの人間のあの姿になってるはずです。その状態に今なれないという事は魔法が使えないって事を指すのが分かりませんか?」

…確かにそうだ。ソーニャは魔法が使えるならこの状況を一発で解決できるはずだ。
なら何故…?

「よう。にいちゃんは1人かい?」

するといつの間にかに思考を遮る様な声が聞こえたかと思うと柄の悪いプレイヤーに囲まれていた。もちろんアイコンはオレンジ。
僕はそんな中ニコッと笑うとそれを否定する。

「いやそれは違うよ。
あと猫1匹。忘れないでよ。」
(ちょっとスノーさん。)

その受け答えをするとソーニャは僕にしか聞こえない声で僕に語りかけて来た。僕は笑顔を保ったままコソッと話す。

(…このままだとヤバくないですか?)
(ヤバイってレベルじゃないよ⁉︎ヤバすぎるよ⁉︎いくら僕でも周りを囲まれたらオワタ状態だよ⁉︎)

そうソーニャに言って僕は一言。

「ま、嘘だけど♪Allegro♪ (早く)」

その瞬間僕はサッと大鎌『サウンド・デスサイズ』を手元に出すと、ソードスキル『マジシャン・イリュージョン』を発動させる。
僕は相手の懐に入ると『マジシャン・イリュージョン』の高速の一閃を放つ。その一閃は男の手首を簡単に切りはらった。

「この…!」
「ソーニャ逃げるよ!」

僕はサッとソーニャを抱えると切りはらった男の方におもっきり走り出した。もちろん男は手首を切り落とされているので何も出来ずに素通りさせてもらった。

「待て!逃げるな!」
「逃げるなと言われて逃げないバカはいない!」

僕は全力疾走しているがいかんせん僕自身のレベルは高くない。少しずつオレンジプレイヤーとの差は縮まってくる。

…うーん。殺るしかないのかな…。

僕はあまり気乗りせずにソーニャを肩に乗せ、大鎌を再び持とうしたその瞬間。

「君、面白そうだね!オルゴールみたい!」
「え?」

僕と入れ違いになる紅い影。はっとしてその影を通り過ぎるのを見逃すと慌てて後ろを振り返ると…。

「でも30点。力はあるのに戦わないっておかしいと思うよ?」

そうしてそこにいたのは赤一色の服装の槍を持つ少女。そしてその場にいたオレンジプレイヤーはポリゴンスノーへと変化されていた。
そうしてその少女はニコッとして笑うと一言。

「それじゃあ赤点だよ?取っちゃダメだよ!赤点!赤点取ったら補習だよ?補習!」
「赤点⁉︎補習⁉︎えっ⁉︎えっ⁉︎」
「そんな悪い子は補習だよ‼︎」

そう言って僕を助けてくれた少女は僕の手を掴むと僕を引きずりながら走り出した。

「にゃっーはーはーはー‼︎」
「うわああ⁉︎」

僕は叫び声を上げながら引きずられて言った。どこぞのコノハ君に引きずられるイケニートの様に。


















これは『鮮血のラン』と呼ばれる少女と『音の死神』と呼ばれる少年スノードロップとの出会いだった。 
 

 
後書き
今回は龍驤さんの小説『ソードアート・オンライン ~最悪の幸運少年~』からランちゃんとコラボしました!
しかもこの話…あともう一話続きます!
…え?なんでリュウ君とマリーちゃんを出さないかって?
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
感想待ってます!評価ボタンもよろしくお願いします!
スノーandラン「「では次回もよろしく‼︎」」 

 

33ーエキストラトラック (ladies & gentleman & aggressive girl & boy)

 
前書き
ランちゃん書くのが楽しいのです。
それではどうぞ! 

 
「ねえー‼︎ここどこー‼︎」

前回までのあらすじ!

可憐でキュートでおちゃめでプリティーな美少女に僕は誘拐されました。
さてさて、そんな僕を引きずりながらその少女はとある家に僕を担ぎ込んだ。

「…。」
「さあ!到着だよ!」

その少女はニコッと笑うと僕から手を離す。そうして僕は周りの状況を確認する。
さてさて。ここは何処だ?さっきのオレンジプレイヤーの仲間って訳ではないみたいだし…。
こーゆーとーきーはー!

「咄嗟のコイントス♪!」
「コイントス⁉︎私もやる!」

僕はサッとコインを取り出そうとするとサッと寄ってくる紅い少女。
…何これ面白い。

「やだね。僕のコインだもんこれ!」
「なら自分でやるし!」

そう言って少女が取り出したのは大きなお皿。
…え?お皿?

「やめんかい!」

僕は慌てて少女からお皿を取り上げる。まさかまさかまさか。僕はおそるおそる聞く。

「まさかと思うけどお皿トスとかバカな考えは無いよねー?」
「やるに決まってるじゃん!あ、君はバカなの?そうそう君じゃ分からないから君の名前は?」

マシンガンの様なトークの数々に僕はタジタジになっていると猫状態ソーニャがはあ、ため息をついて話に割って入ってきた。

「あの〜…。話が進まないので…。」
「わあ!猫が喋った!凄いお利口さんだね!」
「…‼︎ああ‼︎もう‼︎話が進まないですね‼︎」

ソーニャは少女に抱かれながら珍しく助けを求める様な大きな声で叫んだ。



閑話休題



「えっと…。つまり。」
「私が可愛いって事なのだ!」
「うん!そうだね!
んで僕は何をすればいいの?」

僕はこの少女…ランちゃんの話のペースに合わせない様に僕はツッコミを放棄した。
…いつもこんな気持ちなんですね。キリトさん。アスナさん。とりあえず僕は君たちに謝らないといけませんね。だがヒースクリフ。てめえは殺す。
…とか訳の分からない考えをしているとランちゃんは説明を始めた。

「スノノンは僕のお手伝い。つまりオレンジプレイヤーの討伐を依頼したいんだ。」
「オレンジプレイヤーを?」

オレンジプレイヤー…。さっき襲ってきた奴らの様な犯罪者プレイヤーの事か。だったら別にいいんだけど。

「ランちゃんだけで充分じゃない?だってランちゃんあっというまにオレンジプレイヤーを片付けてたじゃない?」
「んーーー。いいところに気が付いたね‼︎スノー君‼︎これは60点…!赤点を免れたよ‼︎
その理由は…なんと!今回はラフコフをぶっ潰しに行くのだ!」
「なっ⁉︎」

ラフコフをぶっ潰すというとんでもない事を言ったランちゃんはビシッと僕を指差して会心のドヤ顔で僕を見てくる。僕は思わずボソッと。

「…イラっとくるぜ…。」
「え?」
「いやいや。それより僕から質問いい?」

僕はそんなランちゃんを真面目な顔で見て一言。

「なんで僕を信用出来るの?」
「聞かれると思った!さっき見た時に思ったんだ!」

そう言ってランちゃんは何処か懐かしい…。コンコンの様な笑顔でこう言った。

「君、これから僕がスカウトしようとしている人にそっくりだからね!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さてさて、またランちゃんに引きづられるがまま辿り着いたのはラフコフのアジト。
いつかの僕の世界でも討伐戦を行ったラフコフのアジトだった。
なんか2回目だから緊張感がないな…。まあ、隣のアグレッシブガールのせいでもあるかも知れないけど。

「ねえねえ。スノノン。」
「なーに?」

そんなアグレッシブガールランちゃんは珍しく真面目な顔でいた。
…少し緊張しているのかも知れない。むりもない。何故なら相手はラフィン…。

「ピザって10回言って‼︎」
「返してよ♪僕のシリアス!」

僕はガクッとずっこけると頭を掻きながら大鎌を背中にかける。

「だいたいね!なんでこんな危険な所に来たの⁉︎やっぱり帰ろ?」
「歌うまいね!綺麗だよ!」
「ありがとう♪
…じゃないよ⁉︎今カンケーないでしょ⁉︎」

こんなマシンガンの様なトークをしていると。洞窟から出てくるポンチョの男。

「Oh…これは鮮血のラn…。」
「「てめえは引っ込んでろ‼︎」」

最強のレッドプレイヤーはスノーとランのダブルストレートが顔面目掛けて飛んだ。そして盛大に吹っ飛ぶ最強のレッドプレイヤー。
その間も2人の口論をしている周りを囲むオレンジプレイヤー。そして吹っ飛ばされたPOHは怒り冷めやらぬ様子である。そんな中アグレッシブガールとスノーの口論は続く。

「大体!もう囲まれてるし!これはもう面倒この上ないよ!
まあ、僕なら余裕だけどね♪ランちゃんと違って。」
「なにを〜‼︎私なら超余裕だし!」
「んじゃ僕は超超余裕!」
「私は超超超余裕!」

そんなガキの様なケンカをしていると周りのオレンジプレイヤーは無視された事を腹に立てたのか僕達に向かって襲ってきた。

「鮮血‼︎スキだらけだぜ!」
「ケンカの邪魔♪」

僕はさっと大鎌を横に一閃してランちゃんを襲おうとしたオレンジプレイヤーを斬り飛ばした。

「この…‼︎」
「邪魔でしょ!くうき読めや!」

そう言ってランちゃんのランスにより僕の背後から来たオレンジプレイヤーに突き刺さった。そうして僕とランちゃんはケンカを止めて背中合わせになる。

「仕方ないな…。僕が華麗な演奏会にしてあげるよ♪半分くらいいただいてしまおうか?♪」
「へえ…なら私も半分くらい。」

2人は…オレンジプレイヤーすら恐怖に感じる笑顔を浮かべた。
こうして鮮血と死神の円舞曲が始まる。 
 

 
後書き
さて見た通りまだまだこのコラボは続きます。
あとタロット企画はアリシゼーションが終わったら非公開中のdreamでやっていきたいと思います。
スノー&ラン「「それでは次回もよろしく!なのだ!」」 

 

1ー顔見せ(劇作りのきっかけ)

 
前書き
ALO編突入!今回からのタイトルテーマは演劇になるよ!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
『Full combo‼︎』

とあるゲームセンターの音ゲーの集まるコーナーにて。
このゲームセンターは音ゲーの一部がテレビ画面に映される仕組みになっていてある少年が音ゲーをしている姿が映し出されていた。

「お、おい…やべえぜ。」
「ああ…最高難易度曲を全てフルコンボ。しかも全てリズムジャスト…」
「なんだよ…あいつ」

その少年はまるでピアノを弾く様にニコニコしながら音ゲーを楽しんでいた。しかも腕前はギャラリーができるほどで最高難易度曲でミスが出ない。曲が終わると拍手が起こる。そんな拍手に応えるかのようにもう一度ゲームしようとした瞬間。

「何やってるの…佳?」

わなわなと震える詩乃さんがいらっしゃった。俺は笑顔でこう答える。

「もちろん音ゲー!」

その後?なんか頬に紅葉が出来ましたが何か?










































SAO事件から1ヶ月。あの世界の最終決戦で死んだはずである俺、雪宮佳こと、スノードロップは無事、あの世界から生還した。よく考えたら茅場は「ゲームクリアおめでとう。スノー君」と言ってたし、きっとおまけしてくれたのだろう。
最初起きた時に詩乃がいたのはびっくりだったが。
その後僕は今まで詩乃の事を忘れていた事を謝ると。逆に。

「佳は悪くない…全て背負わせた私が悪いの…」

と言って泣いてしまった。その後お互い泣いて謝るというシュールな光景が生まれたが。そのおかげか知らないがあの頃の様な仲に戻れた気がした。
それと俺は2年間動かさなかった事で萎縮した筋肉を戻すためリハビリに取り組んでいた。なんか知らないけど俺のリハビリは進みが早いみたいで既に一週間でなんとか杖を突けば歩ける様になり、今は走るのは長時間はキツイが普通に歩ける様になっていた。
ゲームセンター?あれ?行ったっけ?そんな所?

「あんたね…」
「いやーごめんごめん。許して?」

ニコニコしながらただいま御徒町を詩乃と共に散策中。リハビリも兼ねてるのだが

「だいたいね、佳はいつも自由奔放に生きすぎ!」
「しょうがないじゃん!だってゲーセンだよ⁉︎俺の輝く場所!ゲーセンだよ⁉︎それがあったら行くしかないっしょ?」
「…」
「え⁉︎なにその『こいつなんとかしないと…』みたいな目は!」
「ソンナコトナイワヨー」
「もう、泣いていいと思う。俺。よく頑張った。」
「佳が泣いても助ける人私くらいしかいないじゃない。」
「おやおや?ツンデレですか?詩乃さん?」
「次言ったら…」
「申し訳ございません詩乃様。お願いですからその右手はしまってくれるとありがたいのですが。」

そんな漫才みたいな会話をしていると不意にある看板に目が止まった。

「どうしたの?佳?」
「ん?ちょっと疲れたからこのダイシー・カフェで休憩しない?なんか結構歩いたしさ。」
「いいわよ。確かに1時間は歩いてるわね。」

と言う事でダイシー・カフェに入ると。
どこかで見た覚えのある顔の人がいる。あれ?何処ぞのぼったくり商人にそっくり!はは!偶然だね!偶然!
とりあえず俺達はカウンター席に座る。そうするとぼったくり商人のそっくりさんは驚いた顔で話してきた。

「お前スノーか!」
「いえ、人違いです。別人です。赤の他人です。他所者です。スノードロップなんかじゃありません。ドッペルゲンガーじゃないでしょうか?さようなら。」

俺は慌てて帰ろうするが

「俺はまだスノードロップなんて一言も言ってないぞ?」

ニヤニヤしながら笑うマスターが得意気そうな顔だ。

「…ひさしぶりだね。エギル。」
「?佳、この人は?」

詩乃が不思議そうな顔するので俺は笑いながら

「ああ、見ず知らずの他人だよ?」
「今思いっきり名前呼んでたよね⁉︎エギルって!」
「ああ、それはきっと値切るの間違いだよ。この店値切れそうってすみませんでした。はい、ちゃんと説明します。」

詩乃がいつものピンタ準備をしていた。俺はまだ死にたくない。仕方ない…説明するか。

ー閑話休題ー

「えっとつまりエギルさんもSAOサバイバーなんですね?」
「おう!ちなみに…」
「補足。ぼったくり商人エギル…が通りやすい。」
「それを呼んでたのはお前だけだからな⁉︎」

エギルから出された紅茶を飲みながらSAOであったことを話していた。

「凄いところにいたのね…佳って…」
「まあね」
「それでも戻ってきて良かった…あ、エギルさん。お手洗い貸してください。」
「はいよ。」

詩乃が少しお手洗いに行ってる間。エギルがニヤニヤしながら。

「なあ、佳。ひょっとしてあの子…これか?」

子指を突き出す。

「ん〜?わかんない。」
「わかんないってお前…」
「いや、ひさしぶりにあったから。
それに記憶失くしてたからな。どう接していいからわかんないんだよ」
「あの態度でか…」

はあ、とエギルはため息をつきながら。

「なあ、来週この店来れるか?」
「なんで?」
「いいからーーー少しSAO関係の話だ。」

俺は少し迷った後

「わかった。来週聞く。」

そう言った後。ちょうど詩乃が帰ってきた。

「んじゃそろそろ帰るね…代金はと…」
「今日は俺の奢りだ。」
「!ありがたいな。サンキュー、エギル!」

俺は笑いながら店を出た。

「詩乃。送って行くよ。」
「え、でも…」

詩乃はちらっと俺の足を見て申し訳なさそうにしている

「大丈夫!ちょっと休んだら元気になったからさ。それに女の子1人で帰らすとかあり得ないでしょ?」
「…ならお言葉に甘えて。」

俺は少し早いが詩乃を家に送るためのんびりと歩き始めた。 
 

 
後書き
よう考えたら次回予告ってネタバレ…
あ、テスト前にやってます。夏風邪ひいて諦めましたw
感想よろしくお願い申し上げます。 

 

2ー顔見せ(練習場所探し)

 
前書き
メカクシティアクターズの最終話のシンアヤが可愛いすぎて辛い。
今回ぶっ飛んでいます。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
一週間後、俺はエギルの約束通りダイシー・カフェにきていた。店の前に『close』と書いてあるがお構いなく。

「スーパークールサウンドボーイのスノードロップこと雪宮佳参上‼︎」

とドアを壊す勢いで派手に店に入る。すると先客がいた。黒髪に黒づくめの少年がいて驚きの表情で俺を見ていた。

「スノー!」
「もしかしてキリト?…いや和人?」
「ああ、始めましてだな。佳。」

ひさしぶりにみる戦友は、2年間の影響が出ているのか痩せ気味だった。僕もだけど。そうすると店の奥からエギルが出てきた。

「おう!エギル!…それで何?何か用があったからわざわざ僕をよんだんだよな?」
「ああ。…いやそれはキリトが説明するってよ。」

そうエギルが言うとキリトは少しずつ話し始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「なるほどね…つまり今もまだ300人ほどのSAO生存者が目覚めず。しかもその中にアスナが含まれていて。しかもアスナが目覚めない内にその須郷さん?と結婚という話になってる訳か…」
「そういうことだ…」

カウンターで和人はジンジャーエール、俺はアイスティーを飲みながら話していた。

「んで?それだけじゃ八方塞がり。どうしようもないよ。」
「そっからは俺が話そう。」

今度はエギルが話し始めた。

「佳、お前《アルヴヘイム・オンライン》って知ってるか?」

《アルヴヘイム・オンライン》?たしか…

「えっと…たしかALfheim Online、通称はALO。SAO事件の1年後に《レクト》の子会社《レクト・プログレス》より発売されたVRMMORPG。
火妖精族サラマンダー、水妖精族ウンディーネ、風妖精族シルフ、土妖精族ノーム、闇妖精族インプ、影妖精族スプリガン、猫妖精族ケットシー、工匠妖精族レプラコーン、音楽妖精族プーカの9つの妖精族が、空を自在に飛ぶことができる高位種族・光妖精族アルフへと転生すべく、世界樹と呼ばれる巨大な樹木の頂点にあるとされる空中都市を目指すという内容で、種族間抗争が前面に打ち出されている。
通貨単位はユルドでゲームシステムはスキル制が採用され、レベルの概念は存在しない。ソードスキルが存在しなくて魔法があり。直接戦闘はプレイヤーの運動能力に大きく依存する。
また、他種族にはPK可能とかなりハードな仕様である。最大の特徴は時間制限はあるが自らの翅で自在に空を飛ぶことが可能。それを利用した戦闘も面白みの1つ…というゲームじゃ無かったっけ?」
「…知り過ぎ。やってるのか?」
「一般常識だよ〜気になる事は暗記する性格だから!」
「まあ、そこまで知ってるのなら話は早い。これを見てくれ。」

そうするとエギルはノートパソコンから写真を取り出し俺に見せてきた。

「これはその世界樹の葉の中心を撮った写真だ。…なんでも6人くらいでロケットの様に連結して飛んで1番飛んだ奴が撮ったらしい。」
「へえー。何処かのバカみたいだね?アインクラッドを外側から登ろうとして死にかけたバカみたい。」

うっ。とキリトが声を漏らす。

「んで写真って…これは…!」

その写真を見ると細かくは分からないがアスナらしき人が写し出されていた。

「気付いたか…俺はこれがアスナだと思うんだ。だからそれを一緒に確かめてくれないか?」

キリトが真剣な顔で俺を見る。

「仕方ない…いいよ。…だけどハードがないけど。」
「それは俺が用意しよう。」

そういうとエギルはアルヴヘイム・オンラインのパッケージを二つ出してきた。

「ちなみにナーヴギアでそれ、動くからな。」
「了解!」

俺はパッケージを受け取り。感想を一言。

「なんかエギルって…某検事ドラマのマスターに似てるね。『あるよ。』みたいな?」
「分かる人少ないからやめて‼︎」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

パッケージをもらい、家に帰る。
ちなみに体にSAOの影響による体の異常はなかったため退院はしていた。

「ただいま〜…」
「…」

あれ?返事がない。なんかやな予感がするが気にせずリビングに行くと。

「…」
「…」

どういう…意味だ…

リビングには父さん、母さん、そして何故か詩乃が腕組みをしていた。そして帰ってきた俺を見ておもむろに父さんが語り出した。

「よくぞ帰った。我が息子よ。…突然だが…君は朝田さんの家に住んでもらう。」
「ああ、いいぜ?別に…
























ん?















































って言うか馬鹿か⁉︎」

俺はおもむろに叫んだ。

「詩乃ちゃん落とすチャンスよ!」
「母さんやめて⁉︎」

流石。雪宮家。ここで雪宮家を紹介しよう。
父である雪宮 真は雪宮病院という院長であり、そのユーモアなポジティブ論は患者、他の医員からも人気であり、家でも突飛な事を言う。さらに母である雪宮 さくらは専業主婦であるがパソコン関係が得意で趣味がハッキングという少し危ない方である。そして思考がぶっ飛んでいる。つまり俺を含めてみんなぶっ飛んでいる。

「まあ、真面目に話すとね…病院で話聞いたら詩乃ちゃん1人暮らしなのよ。つまりボディーガードということで…」

なるほど確かに女の子1人暮らしは少し危ない。詩乃のお母さんも頼れないし…というか。

「そんなの詩乃が許すわけ…」
「別にいいわよ」
「いいのかよ⁉︎本人まさかの同意ですか⁉︎っておい…」

詩乃がいつも通りのすまし顔で言うが少し嬉しそうだ…ツッコミどころ満載で笑うしかない。というか急展開過ぎて笑ってしまう。そうすると父さんが

「まあ、半分冗談だ。」
「半分⁉︎じゃあ残りの半分は⁉︎」
「朝田さんの…まあ、マンションだが同じ部屋ではなくて隣の部屋に住んでもらう。」
「オレノイシハー」
「尊重しない。」

はあ、と俺は溜息を1つ着く。そうすると父さんは笑いながら

「まあ、人生経験だと思いたまえ!…僕の言うことは?」
「絶…言わせねえよ⁉︎」

というわけでお隣さんが幼馴染という1人暮らし。始めました。
冷やし中華は始めていません。

「まあ、いいか…。一人暮らしって奴。経験してみたかったし。ちょうどいいかも。」

実はこの選択は未来に大きく響く事を知るよしもなかった。


 
 

 
後書き
どうも作者です。
僕の考えだとALOからスノードロップの本気です。
オリジナル魔法とか出して行きますのでよろしくお願いします。
感想もジャンジャンよろしくお願い申し上げます。 

 

3ー顔見せ(台本及び道具探し)

 
前書き
ホーンデッド・キャンパスにはまり、森司さっさと告れよと考えてる僕です。
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
仕方なく俺は詩乃と共に詩乃のマンションに行く。母さんに「荷物はもう送ったから。ちゃんと整頓もしたから。詩乃ちゃんと一緒に帰りなさい♪」とか言われた。
…解せぬ。
電車などを乗り継ぎ、駅からの帰り道。もう道は薄暗くなっていた。沈黙が漂う中ふと詩乃に聞きたい事があった。

「お前…学校はどう?」
「…」

あ、どうやら言いたくないらしい。…またいじめられてるのか…
俺は記憶をなくしてたのと、ハチャメチャハイテンションで特に無かったのだが、少し内気な詩乃はやはりいじめれられてたらしい。
…大方銃関係のことでトラウマを呼び起こして、なんかやってるのが目に浮かぶが。

「今はいいよ。」
「え?」
「詩乃がどうしても相談したい。助けて欲しい時に言って?俺は…二度と忘れないから。」
「佳…」
「ははは!今まで詩乃のこと忘れてと奴が何言ってるんだと思うかもしれない。だけど、」

少し恥ずかしいけど俺は言葉を紡ぐ。だけど詩乃の顔を直視できすふないから俺の顔は明後日の方向を向きながら言った。

「俺は…詩乃の味方だから。」
「…⁉︎」

詩乃が驚いた顔をする。俺はいつも通りの笑顔で詩乃を見て

「あーもう‼︎そういうことだから!…だけど忘れないで」
「うん…」

お互い真っ赤になって話しているといつの間にかにマンションにたどり着いた。

「んじゃ…またね。」
「うん…また」

俺はこの時詩乃の顔が少し軽くなっていたことに気づいた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

部屋に入ると少し驚いた。

「本当に部屋しっかりしてる…」

これから住む部屋は少し狭いがバスルーム、キッチン、ベランダ、リビングと1人暮らしにはもったいないくらい広く、快適な空間があった。俺は家から持って来たナーブギアとALOのパッケージを見て

「とりあえずやってみるか…」

俺は早速ゲームの準備をする。
ナーブギアという鉄の冠を被りそして…

「リンク・スタート!」

仮想空間に飛び込んだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

OPが始まりアバター設定画面に入る。
名前はいつも通り”スノードロップ”
問題の種族だが…

「もちろん♪これ!」

俺は迷わず音楽妖精プーカを選択する。
では!

「よいしょっと。クールに決めようか、妖精世界に飛び込んで♪



















































…うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ⁉︎」

本日二回目の驚き(涙)
選んだ瞬間いきなり空中に放り出された。もちろん重力というものがあるらしく落ちていく。
!確かこのゲーム空を飛べるはず!そう。自由に空を飛べるはず!背中に羽あるし…これを動かす感じか

「…は!」

そうすると俺の着いてた羽が動き始めて落下のスピードが落ちていき…空中で停止した。

「こんな感じか…はい!」

なるほど。背中に架空の筋肉があると考えて羽を動かすイメージか。
俺はその場で1回転してみたり、
練習すると自由に動けるようになった。

「んー。こんな感じか。以外と簡単なんだな…」

実は難しいと知るのは少し先なのだがそれはさておき。どうやら落下地点がプーカの領土らしく大きなサーカステントが至るところにあった。
いったん着地し、少し考える。
あ、そういえばステータスチェックして無い…

「⁉︎Do you koto⁉︎」

ステータスを見ると明らかに初心者じゃない能力になっていた。…?あれ?これって…

「ひょっとしてSAOのデータ…?」

間違いない。この筋力パラメータは間違いなく『音の死神』スノードロップのデータだった。アイテム欄を見ると破損データがたくさんあり、お金ーーーユルドも初心者ではあり得ない膨大の金額がそこにあった。
ちなみに自分の容姿はほぼSAOのアバターに髪を茶色にして、羽がある感じ…もはや何処ぞの演劇部の部長…あれ?ということは。

「なるほど…SAOのデータが引き継がれるということか…つまり…」

やはりアスナがこの世界にいる可能性が高いということになる。何らかの理由でログアウトするときにこの世界に飛ばされた…という感じだろう…だが。

「なんで…?この世界に…?ん?」

破損データを少し抵抗しながら破棄しつつ少し思考を中断して、あるものが目に止まった。

ーーー『プーカ領主募集中』ーーー

ふむふむ。どうやらプーカ領主を募集しているようだ。前調査では確かにプーカはALOの中では人気はあまりないらしかった。しかも領主が討ち取られると他の種族に領土を占領され、アイテムなどが高くなるらしい。その代わり領主は他種族と同盟を組んだりその領のアイテム設定などができるらしい。

「選定方法は『選定専用リズムゲーム』で最後まで勝ち残った人か…お、今日やってるみたいだな。」

少しにやっとしながら。

「ちょっと領主になってきますか!面白そうだし。」

俺は領主選定戦があるというサーカステントに向けて今さっき覚えた空の飛び方で飛ぶことにした。
 
 

 
後書き
スノー「少し短めだね?」
作者「…」
スノー「ホーンデッド・キャンパスに夢中な作者は置いて置いて、感想募集です!どSな方はぜひぜひ…」
作者「言わせねえよ⁉︎」
スノー「うわ!ビックリした!まあ、とりあえず」
スノー&作者「「次回もよろしくお願いします!」」 

 

4ー台本読み(描写想像)

 
前書き
SAO2期よかったですね。感動で何も言えないですね。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
男は確信していた。今領主決定戦でチートを使いほぼパーフェクトの状態でリズムゲームをやり、全ての敵をなぎ倒してきた。パーフェクトをやるとチートを疑われるので1ミス、2ミスをいれたが。男は内心、笑ながら。

これで領主になり、サマランダーと内通を取り、次のアップデートで転生できる…

完璧な計画。これで雑魚プーカから解放される…
司会が

「他に居ませんか!」

と声をかける。もういないだろうと思っていると…

「あの俺…やります…」

その司会の後ろからいきなり赤いコートとズボンを履いてる茶髪の少年が現れた。コートの端はボロボロで音符の絵柄がついた大鎌を背中に着けている姿は死神に似ていた。

「うわ⁉︎」
「すみません!領主戦に行こうとしたらいい装備売ってたので買ってしまっていたら。そしたら迷って変なところから出てしましましたね…」

その少年はにこやかに笑う。そして、こちらにお辞儀して、

「よろしくお願いします。」
「お、おう。」

どうやら最後の試合はこの少年になりそうだった。
23時50分…0時までだしな…
まあ、チートあるし、余裕だろう。
そうすると司会が進行する。

「どうやら最後のチャレンジャーになりそうだ‼︎名前はなんですか?」
「スノードロップです!俺が領主になったら親しみをこめてスノーと呼んで下さい!」

チャレンジャーがにこやかに手を振る。ま、いいだろう。ワンミスだけしといて、会場を湧かせるか…

男は気づいていなかった。

リズムゲームをさせたら、存在自体がチートの相手と戦う事を。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ゲーム内容は音楽に合わせて来る音符をリズム良く武器で打ち落とすというもの。

「まあ、楽勝かな♪」

ゲームが始まり、俺は大鎌を構える。曲はクラシックの『皇帝円舞曲』。
次から次へと音符が来るが…

「は♪ほ♪は♪」

鎌を器用に振りながら音符を切り落とす。上、上、下、右下、左、左、下…
その正確なリズムに会場が湧く。
対戦相手も最初は余裕そうだったがワンミスすると焦り始めた。
そして…

『Full combo!』

相手は1ミス。あっという間にけりが着いてしまった。そうすると相手が青ざめた顔でわめき散らしてきた。

「おい‼︎フルコンボとかチートじゃないのか‼︎」
「チート?何言ってるの?俺はただ、音楽のリズムから次の音符を予測して斬ってただけだよ(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)?」
「な、なんだと…?」
「だって皇帝円舞曲の曲調からここに次の音符来るって分かるじゃん?それに合わせて、あとは聞こえた音のズレと予測が外れた場合の対応及びリズム合わせを考えれば…」

簡単だぜ?この程度。と周りを見るとボー然としていた。
司会がはっ!とした表情で叫んだ。

「ゆ、優勝!そして次期領主はスノードロップだ‼︎」

会場がわいていた。俺はその歓声に応える。
なんだかんだでプーカの領主になってしまい、知らない内にプーカの危機を救ったらしい。
すると1人のプレーヤーが近寄ってきて

「あれ?スノードロップ…?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「とりあえず政策は今まで通りで、あ!あと、いきなりだけど俺世界樹行ってくるから‼︎」

俺は笑いながらプーカの上位プレーヤー達に伝える。ちなみになんとプーカの上位プレーヤーはいつも現実(リアル)で一緒にリズムゲームをやっている人達がほとんどだった。(リズムの合わせ方がまんま雪宮佳だったらしい。)なので…

「分かった了解。…ちなみにさっきの相手はチート使ってなおかつサマランダーと内通していた。
ということでしかるべき処分はしておいた。」
「ふーん。チート使ってたんだ。気づかなかった。」
「まあ、チート使ってる相手に勝つ時点でお前の存在が、チートだかな。」

上位プレーヤー達に笑いが起こる。

「だがなんだ?スノー?なんでこのゲームに?そして世界樹に?」

みんなから疑問が起こる。俺は笑いながら

「ああ、ちょっと忘れ物を取りに行くだけだよ…それはまたおいおい。
んじゃ今日はログアウトで!みんな各自いつも通り行動!」

了解!と声を聞いて俺はメニュー欄のログアウトを押して、現実に戻った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

現実に帰ると俺は速攻寝る。
ベッドに寝っ転がり意識はあっという間に意識が飛び、目覚める。
日曜日ということで時間はまだ8時半。ここで俺はとんでもない事に気づいてしまった。

「あ、朝ごはんが無い…」

しまった。昨日詩乃と帰る時に気付けなかった。…仕方ない。
俺は身支度を整え、隣の詩乃の家に行く。

ピンポーン

インターフォンを鳴らすと詩乃が出てきた。

「佳?どうしたの?」
「お腹…空いた。」
「ま、まさか…食べ物買うの忘れたの?」
「うん…」
「仕方ないわね…」

そういうと部屋に入れてくれた。
その後、一緒にご飯作り、(なんと今日は洒落てホットケーキです!)食べているとまたも

ピンポーン

と音がした。

「詩乃〜お客さんみたいだよ?」
「わかってるわよ。」

そうして詩乃が玄関に出て行くと優しそうな少年が入ってきた。
なんだと…ついに…?

「詩乃にボーイフレンド…?本日地球は終わります♪なのか…?」
「へー?なかなか面白い事言うわね。佳。」
「ごめんなさい、すみません、許して下さい。」

いつもの3コンボ謝りをする。死にたくない。切実に。あ、今来た男の子ポカーンとしてる。

「あー、と紹介がまだだったね?俺は雪宮佳!よろしくね!」
「僕は新川恭二。…朝田さんとは…?」
「ん?俺?幼馴染?かな?」

その後、3人で世間話をした。どうやら新川君は医学部を目指してるらしい。大変だねー
俺はこの後キリトとALOで待ち合わせをしていたのでさっさとおいとまする事にした。どうやら新川君も帰るみたいだった。

「ほんじゃね?詩乃!」
「朝田さん。また!」

俺はさっさと自分の部屋に戻る。
うーん…なんだろう…新川君。なんか怖いな…なんていうのかな?わかんないや。
とりあえず疑念は置いといて、俺は再びナーブギアを仮想世界へ飛び込む呪文を唱えた。

「リンクスタート‼︎」

 
 

 
後書き
眠いですね。(切実)
後書き書く気力がないほど。
どうでもいいけど梅冷やしおろし肉蕎麦食べたいですね。
それでは次回でまたお会いしましょう!
 

 

5ー台本読み(読み合わせ)

 
前書き
今回は短い!ちょっとした趣味を入れてみました。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
妖精世界にダイブするとすぐさま旅支度をし始める。
どうやら『蝶の谷』という場所を超えると世界樹近くの『アルン』に行けるらしい。それにしても。

「妖精王オベイロン…妖精王オーベロンの事だよな…」

つまりこのゲームALOの妖精王はシェイクスピアの喜劇『夏の夜の夢』が元になっている。もしシェイクスピアの劇が元になっているならプーカは特別な位置にいる事になるのだが(・・・・・・・・・・・・・・・)

「まあ、このプーカになった以上!頑張りますか‼︎」

俺はサーカステントの上から滑空しながら飛び始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「雨はさよならの匂いひと風に吹かせて♪もっと降れ♪」

滑空していると鷲のような敵が3体出てきた。それをプーカの得意魔法『奇跡の音符(ミラクルサウンド)』で迎撃していた。
この『奇跡の音符』歌を歌うとその曲に合わせた音符が撃ちだせる魔法で、歌が上手いと音符の威力が増すという魔法である。この魔法は使い手の技量によって威力が変化するのでMP消費も低めである。



…おわかりだろうか?
この魔法をスノードロップが使うと!
MP消費が低い!さらにスノー君は歌が抜群に上手いのでトンデモ威力の魔法が撃て、さらにSAO時代から歌を歌いながら戦っているのでタイミングがずれる事もない!つまり!

「俺のためにあるような魔法だね?」

ちなみに鷲さん達は音符の雨に打たれ、全滅していた。

「さっさと飛ぼう‼︎…目指せ蝶の谷!…ってここか」

なんかいつのまにかに着いてた。
…ん?あれは?

「双方、剣を引け!」

なにやら、シルフとケットシー…見るからして、偉い人?みたいな人達と、赤いサラマンダーの軍勢。その間に割って入った黒い人影ーーースプリガンがいた。ちなみに俺は崖の影から観察中。じー。
どうやら話を聞くところによるとケットシーとシルフの同盟にサラマンダーが割り込み、それを助けるためにスプリガンが割り込んだ?みたいだけど。

「どう見てもキリトじゃん…あれ。」

髪の毛はツンツンだがどう見てもあの黒ずくめ。さらに雰囲気から分かる。ありゃキリトだ。

「ということは大使というのは嘘か…ま、いいや!」

俺は上空にバレないように飛び、

「さーて…」

深く深呼吸。ちなみに『奇跡の音符』は声量もあればあるほど威力が上がる。俺は大きな声で。

「今日もポップで楽しく狂気的にこの舞台を作り上げましょう♪」

音符の槍がサラマンダーの軍勢に降り注ぎその間に俺はキリトの前に降り立った。もちろん歌いながら。キリトはとんでもないくらい驚いてるが。

「歌いながらの戦闘…お前…!まさか。スノーか!」
「ヤッホー!キリト久しぶりだね?」

俺は笑いながら。サラマンダーの方を向いて。その先には音符の槍がサラマンダー達の身体スレスレで止まっている。その中でリーダー格の人が睨みつけていた。


「まあ、大丈夫だよ!当たらないようにしておいたから!」
「…貴様。相当のやり手みたいだな。何者だ?」
「いやー…ユージーン将軍に名乗る者じゃありませんよ?通りすがりの領主です。」
「…!なるほど貴様か!サラマンダーのスパイを出し抜いて領主になった男とは!」
「ははは!正解だよ!」
「…ならば話が早い。貴様と決闘を申し込む。」

そう言うとユージーンは剣を引き抜いて、構えた。僕は笑いをやめて、ユージーンの剣を見る。

「…魔剣グラムか。いいよ!受けるよ!ただし俺が勝ったらサラマンダーさん達は撤退して欲しいな〜!」
「いいだろう…」

俺は背中の大鎌をバトンの様に回しながら。

「本番5秒前!4、3、2、1…スタート‼︎」
































シェイクスピア『夏の夜の夢』に出てくるプーカ。一部の客からはこう呼ばれている。

劇中の一番のトリックスター、と 
 

 
後書き
知ってる人は知ってると思いますがALOの元ネタはおそらくシェイクスピアの夏の夜の夢が題材になっています。
その設定!使わなきゃ損じゃん!ということで使ってみました。
作者は愉しみです。この先の展開が(ゲス顏)
あ、あとSAO2期はとりま新川君に対して愉快な感情を持ってます。^_^
では次回もまたお会いしましょう! 

 

6ー台本読み(全体的な動きの確認)

 
前書き
もしもスノー君がセカオワの『ファンタジー』を詩乃に歌ったら

詩乃「佳…」
佳「わ!泣かないで!ごめんね‼︎…でも今日は君に笑って欲しいんだ♪!
( T_T)\(^-^ )」

みたいになりそう…て何考えてるんだ僕は
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「なんで佳っていつも笑ってるの?」

不意に俺のリハビリ中、詩乃がそんな事を聞いてきた。父さんの病院のリハビリ室で俺は一生懸命、平行棒を使いながら歩行練習。
なんかよく詩乃がリハビリの手伝いに良く来てくれて嬉しいけど。この質問は…うーむ。

「なんでそんな事聞くの?」
「だってリハビリって辛いでしょ?なんでそれなのに笑ってられるのかな…って?」

他の患者さんがリハビリ室を使ってないこの夕方。今日のリハビリやめるか。と思ってた矢先に聞かれた。確かに自分でも笑ってる自覚はある。だが…

「んー…わかんない。」
「わかんないって…」
「なんだろう…でも笑ってたらなんか乗り越えられそうじゃない?どんな理不尽も不条理も。」
「私にはそんな事出来ないよ。…佳はやっぱり強いね」

詩乃が少し呆れた顔で溜息混じりで壁に寄り掛かりながら呟いた。俺はいつもどうり笑いながら。

「違う…かな?」
「え?」
「ただ乗り越えられられそうなだけで実際乗り越えてない。誤魔化してるだけさ。実際誤魔化しきれずにSAOの世界で『僕』という人格が壊れたし…俺はそれを強さとは呼ばない…
卑怯。だと思う。」
「佳…」
「んじゃシリアスな空気をぶち壊す一言‼︎
…卑怯者の秘境(・・)
「…」
「行かないで〜‼︎」

詩乃がさっさと帰ろうとするので俺は慌てて杖を使って詩乃を追った。
もちろん一緒に帰ったけど…その日は会話は少なかった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「貴様…何故笑っている?」

俺は今ユージーンとの決闘中。ふとあの日の事を思い出した。そして俺は分かった。

今意識しないで笑っている…!

今が楽しいんだ!
彼の魔剣グラムはやっかいだった。あの剣を鎌で弾こうとした途端、鎌をすり抜けて剣がきたのだ。どうやら魔剣グラムのエキストラスキルらしい。
ただいまユージーンのHPが7割以上残っているのに対して俺のHPが3割弱。
明らかなピンチ…だが。

「…思い出し笑い。いや、それ以上に楽しいなと思って。」
「何?」
「今までの敵は『奇跡の音符』で全部終わったからさ!…それに久しぶりに楽しくて仕方ないんだ!」

このユージーン。俺と剣技は互角だし、『奇跡の音符』もなんと音符を切るという荒技で防がれたのだ。

「だから…フルコーラスで行くね?」

俺は大鎌を振り上げた。さらに。

「雪月花に咲かせましょう♪」
「⁉︎」

大鎌の攻撃…SAO時代のソードスキル『クイックフール』回りながら大鎌を斬りつける2連撃を放つ。しかしシステムアシストが無いので簡単に剣で防ぐユージーンだったが、いきなり上から雪の様に不規則に音符が降ってきた。
つまり『奇跡の音符』と剣技のコラボレーション。
そのコラボレーションを慌てて回避する為に俺の大鎌の攻撃の勢いを利用し、ユージーンは後ろに飛ぶが…

「ざーねん♪…あなたの時間はもうないよ♪」
「くっ⁉︎」

後ろに飛んだユージーンの周りに浮かぶ音符の剣。さらに今いるのは空中であるため上、下、横、その他全方向からの一斉攻撃がユージーンへと飛び込んで行く。
ユージーンは鬼の形相で。

「なめ…るなああああ‼︎」

ユージーンはいきなり魔法を提唱したかと思うと音符の剣が爆発した。サラマンダーお得意の爆発の火属性魔法。その爆風により残りの剣が壊れる。
しかし…

「⁉︎あいつは…」

いつの間にかにスノードロップが消えていた。

爆風にやられた…?違う‼︎

「上だ‼︎」

誰かがそう叫んだ途端。綺麗な、だが戦闘には似合わない歌声が聞こえてきた。

マズイ。

ユージーンは鳥肌がたった。最強プレーヤーだからこそわかる。今自分は敗北するということを。

「チェックメイト♪別れはいつも悲しいね♪」

再び襲った音符の剣の雨と大鎌は不意をつかれたユージーンに降り注ぎーーーその歌の雨はユージーンのHPをたやすく食い尽くした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

死闘の後の沈黙を破ったのはシルフの領主さんだった。それに続けてケットシーの領主さんも叫ぶ。

「見事!見事!」
「すごーい!ナイスファイトだヨ!」

さらにそれはサラマンダーの軍勢にも伝播してお祭り騒ぎになった。
そんな中シルフの領主さんが蘇生魔法でユージーンの蘇生をしていた。
ユージーンは蘇生すると首をコキコキ鳴らしながら俺を見て。

「素晴らしい腕前だな。」
「お気遣いありがとう。…んじゃ約束通り。」
「ああ、今日のところは撤退しよう。…だが貴様とはまた戦うぞ。」
「まあ、俺と戦うのもいいけど後ろのマックロクロスケもかなり強いから。そっちもオススメだぜ?ちなみに俺はスノードロップ。親しみを込めてスノーと呼んでくれ。」

ユージーンは一瞬キョトンとしたようだが殺気を放つキリトを見て、

「なるほど確かにつよそうだな。」

と言葉を残し軍を引き戻しサラマンダー領に帰っていった。
…領主さん達ポカーンとしてるな。あいさつしなきゃな…
俺は飛んで一回転しながら、地面に立った。

「さて、シルフ領主サクヤさん。ケットシー領主ルーさん始めまして!俺がプーカ新領主スノードロップです。親しみを込めてスノー。と呼んで下さい。」

俺はにこやかに領主達にあいさつをした。すると2人の領主はいきなり近づいてきて、

「なあ、スノー君これからシルフとの同盟について少し話を…」
「サクヤずるいヨー!…ねえ!ケットシーはどう?今なら3食オヤツ着きだヨ!」

なんか大変な事になってきた。

「ははは…それはまた今度ということで…」

とりあえずこの後キリトとリーファちゃんという子がその場をおさめてくれた。
俺はその後ワリカンということで近くの宿をとり、ログアウトすることにした。
時間は今15時。ゲームは適度な休憩をとりましょう。てね?

 
 

 
後書き
スノー「?どうしたの?作者?」
作者「いや、解剖学…ブツブツ…」
スノー「そんな作者にこれ‼︎」

つ【ハサミ】

作者「殺らせねえよ⁉︎」
作者&スノー「「では次回もよろしくお願いします!」」 

 

7ーリハーサル(序章)

 
前書き
シリアス回…かな。ついに30回だ!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
ログアウトすると、俺は雪宮病院へ1人と向かった。実はこの雪宮病院。今だ目覚めないSAOサバイバーを受け入れている病院である。それを知ったのはちなみについ最近だったりする。
病院に着くと俺は特別面会証 (まあ院長の息子だからね!)をもらいある部屋へと入った。

「…」

その部屋に寝ていたのはキリトのゲーム内とはいえ妻にして、攻略組最強ギルド血盟騎士団の副団長ーーーアスナが眠っていた。

「いや、今は結城明日奈さん、というべきか…」

彼女はまさに眠り姫。起こそうとしても、隠れてみても起きない眠り姫。そんな眠り姫は医者のはしぐれの俺でも分かるぐらい衰弱していた。繋がれた点滴が痛々しく腕に注入されてる姿はあの世界にいたものとしては考えられなかった。

「このまま…このまま君が起きなかったら…♪彼はどうするのかな?」

歌うのを止め、ふとあの黒の剣士が脳裏をよぎった。
今僅かな可能性を信じ、彼女を目覚めさせるためALOの世界を飛び回ってる彼はいったい…?
そんな事を考えていると、この病室にスーツ姿の、いかにもエリート顏した男が入ってきた。

「君は誰だね?ここは関係者以外入れないはずだが。」

その男は傲慢な態度を隠さずに聞いてきた。偉そうでイラつくな…
だが俺は営業スマイルで話し始めた。

「すみません…私はこの病院の院長の息子の雪宮佳と申します。今、患者様の容体確認をしていたところです。」
「君のような子供がかい?」
「いえ、ほぼ見学の様なものなので…ただ私の様な子供の目線から見て学ぶべきこともあるかと思いまして…」
「なるほど…」

その男はいきなりアスナの髪を手で弄り始めた。…なんだこいつ。気持ち悪い…結城家の人じゃないみたいだし…

「失礼ですが、どちら様でいらっしゃいますか?」

質問するとその男はニヤニヤしながら

「僕は須郷伸之。彼女の婚約者さ。」

…!こいつがか。キリトから聞いていた。最近、警備員さん須郷伸之さんからこの病室に桐ヶ谷という人を入らないでくれと言われた。と言っていた。
キリトにアスナが近づかない様に脅しーーー恐らく彼女をあの世界に閉じ込めているのも…
なんとなくだが直感で感じた。
だが俺は笑顔を崩さないで。

「そうですか。」

とだけ答えていた。その後も須郷は彼女の髪の匂いを嗅ぐなど気持ち悪い事をやった挙句、満足したのか。または掃除したり、点滴の量を確認している俺が邪魔なのか、少ししたら帰っていった。
俺は他の病室も見て、帰ろうとしていると、争っている声が聞こえた。

「だからだめだって!」
「お願いします!」

あの見知った顔どうみても桐ヶ谷和人がその場にいた。
…うーん。あれはキリト、いや和人か。絶対あれだよね。締め出し喰らったパターンだよね。
…面会時間過ぎてるし。はあ、仕方ないな…
俺は和人のところに行き、警備員さんに話しかけた。

「田中さん!この子面会許可してあげてよ。せっかく来たんだし。」
「ですが…関係者の須郷さんからも入れるなと…」
「この人、俺の恩人なんだ。だからお願い!」

警備員さんはため息をつきながら

「佳さんのお願いなら仕方ないですね。…特別ですよ?面会証管理お願いしますね。」
「了解です!」

警備員さんはそのまま見回りに行ってしまった。
すると和人は驚きの表情で

「流石…院長の息子だな。」
「まあね。ほらさっさと行く!」

俺たちは、(俺は2回目だが)明日奈の部屋に向かった。
彼女がいる部屋は夕日が差し込んでいて、それに照らされた彼女は儚げな感じだった。
和人は一言、二言明日奈に語りかけるとゆっくりと明日奈の髪を撫でる。須郷の時の様な嫌悪感は感じられず、あるべき自然の感じがそこにあった。
俺は和人に気付かれずに病室を出た。

「ふふ、あのカップルはいいね。」
「…父さん」

部屋を出ると父さんが笑いながら腕を組んで壁に寄りかかりながらたっていた。

「さっき来た婚約者さんよりもずっと婚約者らしいじゃないか。」
「聞いてたのかよ。…そうだね…あの世界であの2人は夫婦だったからね…父さん。結城さんは目覚めないの?」

父さんは少し難しい顔しながら

「どうだろう…わからないな…いつ目を醒ますかもな。だがお前の事だ。何かやってるんだろ?」

父さんは面白そうな…いたずらする子供を見る様な感じで見てきた。

「僅かな可能性に縋ってる…と言っとくね。まだまだ♪て感じかな。」
「そうか…あの事件の後引っ越してこっちに来てからお前ショックで性格変わったと思ったら今度はまた戻ったな。」
「そうかな?」
「ああ、たぶんそれはいい意味でだ。」

そう言うと父さんは「面会証ちゃんと戻せよ。ばれたら後でめんどくさくなるからな。」とだけを言い、仕事に戻って行った。
それと同時に和人が病室から出てきた。

「…ALO何時からにする?」
「そうだな…8時頃にログインしてくれ。」
「了解。」

俺たちはそれを言うと面会証をちゃんと返し、病院を後にした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ALOへとダイブする前に少しご飯を買いにマンション近くのスーパーに行くと詩乃がいた。

「あれ?詩乃?これから夕食かい?」
「あ、佳。そうだけど…」
「なら一緒にしようぜ。手間省けるし、あ、もちろんワリカンね。」
「奢ると言わないところがしっかりしてるわね…」
「お金は大事だよ〜?てね」

漫才の様な会話をしながら適当に麻婆豆腐の材料を買って2人でマンションに戻る。もちろん荷物は俺持ち。女の子こういう時は便利ですね。帰り道ふと思い出した様に詩乃が口を開いた。

「ねえ佳。」
「なーに?」
「…高校どうするの?」
「…SAOサバイバーだけを集めた高校ができるみたい。そこに入るのかな…。」
「そう…」
「だけど他の高校に編入も有りみたいだし。そうしたら詩乃の通ってる高校行くよ。」

詩乃が驚いた顔で俺を見てきた。

親友(詩乃)がいるほうがやっぱ落ち着くし…それに…」
「それに?」
「お前を守らないとな…詩乃専用アルソックだしね!」

俺は詩乃頭を撫でながら笑顔で詩乃を見る。そうすると詩乃は顔赤くしながら呟いた。

「バカ…なんでそんな恥ずかしい事言えるのよ…」

その言葉は俺の耳に届かなかった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

詩乃の部屋に入ってまたも一緒に調理する。…なんか慣れてきた。2回目だけど。
麻婆豆腐を食べて俺は自分の部屋に帰った。

早めにダイブするか…

そう考えると俺は仮想空間に行く魔法の呪文を唱えた

「リンク♪・スタート♪!」

歌う様に言っても行けるらしい。


 
 

 
後書き
作者「ホーンデッド・キャンパス読んだどー」
スノー「甘酸っぱくなってるところ悪いんだけどなんか言う事ないの?」
作者「は⁉︎そうだった!えーと…いつも感想ありがとうございます!中には僕の作品読んで二次創作を描き始めた人がいるとか…本当にありがとうございます!まだまだスノーの活躍!ご期待ください!それでは!」
作品&スノー「「次回もまたお会いしましょう‼︎」」 

 

8ーリハーサル(中章)

 
前書き
スノーが『眠り姫』を歌ったら。

キリト「アスナ…」
スノー「なんでみんな涙脆いの⁉︎あー!泣くな!
( T_T)\(^-^ )」

だから僕は何考えてるんだ…
ぶっ飛びすぎですが、それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
ログインすると既にリーファがこっちの世界に来ていた。

「ヤッホー!こんにちはリーファちゃん!」
「テンション高いですね…スノーさん…」

若干引き気味だ…うーん…解せぬ。

「ま、とりあえずありがとうね。」
「何がですか?」

リーファちゃんはわからなそうな顔をしている。まあ、主語がないからね。

「キリトを支えてくれてだよ。あいつすぐ暴走するから…」
「あはは…分かります。」

そう引きつった笑いの後に急に真面目な顔で質問してきた。

「キリトくんにスノーさんはどうして世界樹を目指しているんですか?」
「キリトの…お姫様に会うためだよ。」
「お姫様?」
「うん。…とある悪者にかけられて眠ってるお姫様を救いにね?…まあ、簡単に言うとグランドクエストクリアしたいってことだよ」

そんな話をしているとキリトがログインしてきた。

「なんだ2人とも早いな。」
「お前が遅すぎるんだ。10分遅刻だ。」
「そうだよ!キリトくん!」

俺は少しため息をつきながら、

「さっさと行くよ!」

俺たちは大空へと飛び立った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「いつつ…あれ?みんなは…」

マジであり得ない。なんか村っぽいところで休憩しようとしたらなんと村全体がモンスターでそのままパックン☆チョ。だが死ぬことはなく何処かに飛ばされたらしい。

「えっと…今はアルンか…え?」

なんとどうやら目的地である世界樹に1番近い街であるアルンの路地裏に着いたみたいだった。
ちなみにキリト達はいない。

「まあ、ちょうどいいか。」

俺はインスタンドメッセージでキリトにアルンに着いた報告をし、近くの宿でログアウトした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そうそうにログアウトした俺が向かった先はゲームセンター。
リズムゲームをしながら考えていた。もちろんフルコンボで。

須郷は恐らくあの世界ALOでアスナを幽閉している。…なぜ?確かにその方がアスナの意思関係無しに結婚でき、結城家に入れるが…

カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪

リズミカルにゲームをして行く中、俺の頭はフル回転していた。
ん?まてよ…
俺はふと次の曲の待ち時間でスマホから須郷伸之と検索する。
どうやらアスナのお父さんの会社総合電子機器メーカー《レクト》社員にして同社のフルダイブ技術研究部門の主任研究員らしい。

フルダイブ技術研究部門…
まてよ…

「脳に何らかの障害…いや洗脳するため…?」

もしもそうだったとしたら。今だ目覚めないSAOサバイバーは遠隔で実験をされている事になる。

カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪

だんだん絡まっていた糸がほどける様に思考がまとまっていく。ゲームをする手も滑らかに動いてく。
そしてある結論に達した。

「なるほどね…つまりSAOサバイバーで洗脳実験か…たち悪いね。」

こうしてる間もアスナ達は苦しんでるに違いない。
俺は最後の曲をフルコンボで終わらすと、ある人に会うため俺はゲームセンターを後にした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その人とあっていろいろと仕込みをしているとマンションに帰ったのは深夜だった。

「今日はまんまるお月様…か。」

今日は満月。狼男が変身したりする日。
だが今の俺は疲れて眠くてしょうがない。だが…

「…あれ?鍵がない!」

なんというミス。まさかの家の鍵を忘れた。ちなみに俺の部屋だけオートロック仕様だから…

「完璧に入れないじゃん…どうしよう…」
「なら私に頼ればいいじゃない。」
「そうそう。詩乃に頼めば…ふぁ⁉︎」

後ろを見るといつの間にか詩乃がいた。
…!まさにこれは。

「黒子は僕です?」
「は?」
「いや、なんでもない。…それよりいいの?」
「仕方ないじゃない…早くはいったら?」

詩乃が部屋に入る様に催促する。
お言葉に甘えて入らさせてもらう。
んで俺はベランダに向かった。

「…佳?」
「この掌は…加速する‼︎」
「⁉︎」

俺の部屋のベランダと詩乃の部屋のベランダはプラスチックの壁で隔てている。それをイグナイトしてぶっ壊しただけだった。

「ちょっと!佳!」
「ふー…これで寝れる…んじゃ詩乃お休み。」

ポカーンとしてる詩乃を置いて部屋に戻る。ちなみに俺の部屋のベランダの窓は空いている。
俺は疲れてシャワーも浴びずにベッドに横になった。

ー朝ー

「佳。起きなさいよ。」
「ふにゃ…?」

あさおきるとなぜかおおきなねこさんがいた。

「なんでねこさんがいるのー?」
「なんでって…昨日佳が壁壊したからじゃない。というかねこさん?」
「あーそうだったね…おおきなねこさん?ふにゅ!」
「⁉︎」

いきなりおれはおおきなねこさんをだきしめた。

説明しよう!雪宮佳は寝起きが悪いので朝いきなり起こされると理解不能な行動をとってしまうのだ!

その日の朝は詩乃が顔真っ赤になりながら大絶叫した。

 
 

 
後書き
スノー「…」
作者「どったの?」
スノー「アニメ見たら新川君をフル☆ボッコボコにしたくなってきた。(ゲス顔)」
作者「…大鎌を研ぎ始めたスノー君は置いといて。感想募集しています。(切実)
いつも感想は笑顔でみてますので…では!」
スノー&作者「「次回もよろしくお願いします‼︎」」

 

 

9ーリハーサル(終章)

 
前書き
赤心性:カマトト荒療治にはまりフィーバーな僕です。テスト前だけど。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「ええ、反省していますよ。はい。…そもそも勝手に入る方が。」
「へえー」
「…なんでもないです。」

朝起きたらおおきな喋る猫さんがいた。かわいいから抱きついた。詩乃だった。なんてこったい!てへぺろ(^_−)−☆
…お察しの通りただいま罰として目玉焼きにサラダ、トーストなどの朝ごはんを詩乃の部屋で作ってるところです。しくしく(T_T)

「ほいよ。」

朝ごはんを並べる。まあ、いい出来だろう。

「こんな感じでいいだろう?」
「いいわよ。」
「とりあえず…」

2人とも両手を合わせて。

「「いただきます。」」

うん。いいかんじ、目玉焼きも半熟だし。トーストもこんがり。サラダは…ただ切っただけ。

「…普通に美味しい。」
「ゲデモノ作ると思った?」
「佳なら。」
「佳ちゃんのクッキング♪も侮れないでしょ?」
「そうね…」

いつもは詩乃と料理する時は食材を洗ったり、切ったり、していたので俺だけ作った料理に驚いてるみたい。尊敬するがいい‼︎

「しないわよ。」
「あれ?聞こえてた?」
「バッチリね。ほんと、変なところで抜けてるわね…」

うーん…解せぬ。ってあれは

「…あれ?アミュスフィア?」

ご飯を食べているとふと、部屋の隅にVRマシンが目に入った。

「そうだけど…」
「何のゲームやってるの?」

そうすると詩乃はクスッと笑いながら答えた。

「GGO…ガンゲイル・オンラインよ。」
「あれ?それって確かALOと同時期に発売されたSAOのコピーサーバーを使った銃を使うゲームじゃ…」
「あの世界で私は強くなりたいの…あっちの世界で強くなったらこっちの世界でも強くなれる気がするの…だから…」

うーん…なんか不安だな。銃なんてもはや詩乃にとってトラウマの象徴みたいな感じだしそれにSAO時代の俺の『僕』だった時の危うさがある。俺は少し考えた後。

「んじゃ俺もやってみようかな…?」
「え!」
「今やってるゲーム一息ついたらね。銃か…ガンだけにガーン。」
「…」
「…」
「…もの悲しくなるからやめて。」
「はい。」

ダジャレはおいといて。
俺はあの時の事をまだ夢に見る。銃声、血の匂い。あのハサミで肉を貫く感触。
だけど今はまだ妖精世界を攻略しないと。
俺は新たな決意と共にトーストにかじりついた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

自分の部屋に (ベランダから)帰った俺は早朝にきたメールを確認していた。
どうやらリーファ及びキリトは徹夜でダンジョンを抜けてなんとかアルンに辿り着いたらしい。んで今キリトは爆睡中。ログインするの午後にしてほしい。
そうするとまたある人からメールが届いた。

「よし、これで揃った。後は…






















































グランドクエストを攻略するだけだ。」

チェスで言うチェックだ。須郷。
決して服の柄ではない。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「スノーさん!大変です!」

午後、指定された時間にログインするとリーファが慌ててログアウト先の宿に駆けつけてきていた。

「どったの?」
「キリト君が…」

なんでも聞いた話によると世界樹に向かうと空からシステム権限のカードが落ちてきたらしい。そしてそれをみてキリトは血相変えてグランドクエストに突っ込んだらしい。

「あのバカ…」
「ふざけてる場合じゃないですよ!」

俺とリーファは慌ててグランドクエストの世界樹に向かった。
ちなみに世界樹はアルンだけに近く、あっという間に世界樹の中に入れた。

「はあ…どうしようもないね…」

見るとキリトのアバターがリメインライトーーーもとい死亡になっていた。その周りを囲む守護騎士達。50くらいはいるだろう。
俺は大鎌を構えて。

「リーファちゃん。ちょっとキリト拾ってくる。」
「え…?」

俺はまず最初に守護騎士に向かって、

「夜空に星がいっぱいさ♪何にも出来ずに降り注げ!♪」

そう歌った瞬間に音符の流星群が守護騎士に降り注いだ。
この隙に俺はキリトのリメインライトを回収する。

「早⁉︎」

音符の流星群で散っていた守護騎士がいつの間にかに戻ってきていた。その守護騎士は一斉に光の矢を放ってきた。
まずい。俺はとっさに歌う。

「猫の街は今日も欲望、狂騒、溜息の無法地帯♪」

その瞬間黒の猫の手が屋上についている黒の塔が五つでてきて光の矢から守る。その塔があるうちに逃げる。
しかしそれは気休めにしかならず守護騎士は一気に塔を斬って追いかけてきた。俺はSAO時代のソードスキルの形『チャリオットドライブ』の8連撃で守護騎士をこっぱ微塵にし、

「今日の開演はこれにて終了♪アンコールは受け付けないよ♪」

扉に飛び込むと同時に音符の剣が守護騎士に降り注いだ。 
 

 
後書き
作者「スノー君と一緒にデュエットしてみたいですね。」
作者&スノー「「では次回もよろしくお願いします」」



追記7/20 一部変更しました。原作設定?大嘘憑き(オールフィクション)で無かった事にしました(笑) 

 

10ー本番前

 
前書き
じゃんじゃじゃーん‼︎今明かされる衝撃な真実!
テスト詰んだ。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
なんとか世界樹から出るとリメインライトとなったキリトをリーファちゃんが蘇生した。どうやらこの世界には蘇生アイテムがあるらしく、それを使い回復したみたいだった。
SAOとは違い便利だな…。
すると難しそうな魔法陣が展開しリメインライトになったキリトが復活する。

「ありがとう…スノー、リーファ。でもごめん。行かなくちゃ行けないんだ。」
「へえー」
「…?」

俺はグランドクエストの扉の前に立ち、キリトの方を向き大鎌を構える。

「んじゃ俺倒してから行ってね。」
「は?」
「スノーさん⁉︎」

リーファちゃんは驚き、キリトは一回俺をまじまじと見た後殺気を放ってきた。

「そんな時間はないんだ‼︎どけよ‼︎」
「おー…怖い怖い。だけどそんな考えじゃ俺を倒せないし、通さないよ?…ちょっとムカつくんだよね。今の君は。」
「なら…」

キリトが大剣を引き抜き。

「意地でも通る‼︎」

俺に突っ込んできた。はあ…わからないか。なら少しお灸を据えないとな。

「キリトとかけては愚者ととく♪」

その瞬間大きな音符がキリトの前に現れる。キリトは斬ろうとするがこんにゃくのように音符の弾力性は半端なく、簡単に弾かれる。俺は笑いながら歌う。

「その心は…
どちらも先が見えない悲しいお人♪」

その瞬間弾かれたキリトの周りに音符が現れ、一気に爆発する。一気にキリトのHPが減り、地面に叩きつけられる。

「くっ⁉︎」
「Fine♪だよ。キリト。」

そうして地面に叩きつけれたキリトに大鎌を首もとに突きつける。

「まったく、俺に『奇跡の音符』だけで負ける様なお前じゃグランドクエストクリアなんてまた夢のまた夢…少しは頭冷やしなよ?」
「…」
「まったく…迷惑かけて…リーファちゃんと俺がどんだけ心配したか分かってる?このバカ。」

俺は大鎌を背中に戻す。リーファがなんか慰めてるが…

「それでも行かなくちゃいけないんだ…










アスナに会うために…」
「だ・か・ら!闇雲に突っ込むだけじゃ勝てるものも勝てない…ってリーファちゃんどうしたの?」

リーファちゃんがとても驚いた顔でキリトを見ていた。そして…

「お兄ちゃん…なの…?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「いーけないんだ♪いけないんだ♪」
「スノー…だまれよ。」

今、宿にてキリトと反省会中。
リーファちゃんがどうやらキリトの妹さんだったらしく。アバターそのままにログアウトしてしまった。危ないから部屋まで連れてきたけど。…あれだね。うん。

「いーけないんだ♪いけないんだ♪」
「…」
「はあ…なんでわからないかね…」
「何がだよ。」

俺は呆れながら言った。

「そんなうじうじ悩んでないでチャッチャット話してコーイ‼︎」

俺は笑いながらキリトをはたく。なおかつ真面目に話す。

「それができたら…」
「じゃないと伝わらないよ?…今それを伝える為にアスナを助けにいくんでしょ?」
「…⁉︎」
「だーかーら!行ってこい!」
「スノー…」

キリトは決心ついた顔でログアウトした。最後に「サンキュー」ぐらい言って欲しかったな…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

しばらくするとキリトが再びログインしてきた。キリトは何も言わずに宿を出て行った。
さらにしばらくするとリーファちゃんもログインしてきた。

「…行くんだね。」
「はい。」
「んじゃ行っておいで、…今という現実を歩いていかなくちゃ♪だよ。」

リーファちゃんは決心したような顔でキリトが飛んで行った方へ行こうとしたところ。

「リーファちゃん‼︎」
「うわ⁉︎レコン!」

なんかおかっぱのシルフの少年が突っ込んできた。…とりあえず。まあ。

「大きな歌を歌おうよ♪歌に囲まれ幸せかい?♪」

その瞬間大きな音符がレコンを包み込んだ。ふががが!とかもがいているが気にしなーい!

「ほら、早く行かないとだめだよ?」
「わかりました。…後その子離してあげてください。一応知人なので。」
「はいよー」

リーファちゃんが飛んで行くのを見計らって『奇跡の音符』を解除する。

「なんで邪魔したんだよ!」
「えー…なんとなく。まあ、レコン君、俺が言うのはなんだが君は空気読むことを覚えた方がいいね。」
「…!なんで僕の名前を…?」
「なんでって…君が来たって事は準備完了。サクヤから聞いているよ。メッセージきてたし。」
「…⁉︎まさかプーカ領主さん…?」
「以下にも」

俺は道化師の様なお辞儀をしながら言った。

「スノードロップだよ。俺のことは親しみを込めてスノーって呼んでね?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「待たせたなスノー君。」
「こっちも用意してきたヨー!」

グランドクエストの扉の前で主役及びキャストを待っていると。
今日の重要なキャスト。シルフ軍及びケットシー軍だった。ケットシー軍はドラグーンを引き連れている。

「ありがとう♪」
「まったく大変だったんだヨー?君のお金でなんとか装備整えたんだからネー。」
「まったくだ。『同盟にプーカが入る代わりにこのグランドクエスト攻略を手伝ってくれ!』なんて言うなんてな。お金の方は君が肩をもってくれたから良かったが。」

そんな事を話していると。キリトとリーファちゃんが手を繋いで飛んできた。どうやら仲直りは済んだみたいだった。

「さあ、主役も揃った!ここからが本番だよ!」

本番前。クールに行こう。

 
 

 
後書き
すみません。テスト前なので一週間ぐらい更新出来ないかもしれません。というか出来ないです。
でも感想よろしくお願いします!頑張って返信したいと思いますので。

スノー&作者「「では次回もまたお会いしましょう‼︎」」 

 

11ー本番(開演ブザー)

 
前書き
テスト中投稿しないと言ったな。あれは嘘だ。
設定が大嘘憑き(オールフィクション)しました。
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
「作戦は簡単です。」

俺はケットシー軍、シルフ軍、ユイちゃん、キリトに考えた作戦を伝える。

「まず、ケットシー軍のドラグーン隊の遠距離攻撃とシルフの魔法を一点に集めて守護騎士に攻撃して、一気にキリトが突っ込む。さらに俺とリーファがキリトのフォローをします。そしてキリトが一気に世界樹にフィニッシュ!という感じですね。」
「本当にこれで行けるのか?」

サクヤが疑う様に聞いているが。ユイちゃんが反応する。…ユイちゃんの小さい妖精姿もかわいいね!

「パパの突破力と今の戦力、そして守護騎士のPOP率を考えると突破はおそらくできます。」
「ユイちゃんのいうとうり簡単に行きます。おそらく成功します。ですが…」
「?」
「スーパークールサウンドボーイの俺がまったく活躍しないことですかね。」

俺はサクヤに笑いかけた。その瞬間周りに笑いが起こるが…キリト1人は俺の方を睨んでいた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「違うんだろう?」

グランドクエスト扉の前にキリトに小声で言われた。俺も小声で話す。

「な〜にが?」
「とボケるな!『成功はする。だが…』の後はなんだ!…まさか失敗するのか?」
「ああ、失敗はしないね。ヘマしない限り…まあ、キリトには言わないといけないね。…いい?おそらくこのゲームは須郷の力がかかっているゲームでSAOのログアウトできてないプレーヤーも監禁されている…そんなきな臭いゲームなんだ。」
「な…⁉︎」
「だけどもう俺は手は打ってあるから…おそらく写真であった世界樹の鳥かごにアスナは囚われてる。仮にアスナをログアウトできたらすぐに病院に来てくれ。」
「分かった!」

キリトが力強く頷く。俺はそれを見ていつもどおり笑顔を貼り付けながら。

「今宵も無礼講!♪本日最大のマジックショーをお見せしましょう♪」

歌いながらグランドクエストの扉に入って行った。

グランドクエストスタート。

「メイジ隊!魔法発射!」
「ドラグーン隊!エキストラアタックだヨー!」

ドラグーン隊とシルフの魔法がPOPした守護騎士が爆★殺していく。その間を縫うように俺たちは突き進む。いや飛んでいく。だがその前に異常なPOP率で守護騎士が出てくる。それをキリトと俺が大剣と大鎌で斬り込んでいく。

「はああああ‼︎」
「はい♪はい♪はい♪はい♪はい♪」

さらにダメージを受けてもリーファが回復しつつ、風魔法でダメージを与えていく中。

「そろそろいくよ?冷たい思い。永遠まで届け♪永遠に♪」

その瞬間目の前の守護騎士の周りに音符が出てその周りが一瞬にして凍りつく。
…どうみても淡雪じゃありませんありがとうございました。
なんて考えながらさらに、

「花咲く思いは氷と共に鳴り響け♪」

と歌うと同時に凍りついていた守護騎士が粉々に割れーーーその破片がまるで花吹雪の如く先にいる守護騎士に突き刺さり守護騎士が消えていく。

「綺麗…花吹雪みたい…」

リーファが呆然と呟く。しかし異常なPOP率は変わらずなんだかんだ6割進んだがその先に100体以上の白いゴキ…守護騎士がいる。しつこい。…カチーン。

「ーーー♪」
「これは…!」
「えっ何⁉︎口笛?」

キリト、リーファが驚いた表情を浮かべる。そう、今、口笛でクラシックを吹いている。その名はベートーベン作『テンペスト』

「ーーー♪」

この口笛を吹くとスノーの周りにドラグーンはすっぽり入りそうな竜巻が3個発生した。
そしてその竜巻は守護騎士を飲み込んでいく。
さらにスノーは一気に突っ込みSAO時代の、『デスサイズオーバードライブ』のソードスキルの形を使い…100近くいる守護騎士の軍団を散り散りにする。
その隙を待っていたのがキリトだった。

「うおおおおおおお‼︎」

そのまま大剣片手に扉に突っ込み…ユイちゃんに何か言われたかと思うとキリトは何処かに転移した。

「よし‼︎このまま‼︎」

俺は竜巻と共に一番下へと落下して行った。 
 

 
後書き
スノー「作者…」
作者「たのしかったな…」

留年危機。だが投稿は辞めん!キリッ‼︎

スノー&作者「「次回もよろしくお願いします!」」 

 

12ー本番(序章)

 
前書き
もしもスノーくんがサリシノハラとかヨンジュウナナとか歌ったら鳥肌立ちますね。
声質はそらるさんとまふまふさんの声を足して2で割った感じですね。
妄想激しい!それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
「キリト君は⁉︎」

グランドクエストの扉の外に出るとリーファちゃんが詰め寄ってきた。

「うん。無事に世界樹の扉?見たいなのに入って行ったよ。」

俺は笑いながら、しかし、真面目な顔でケットシーとシルフ達に

「みんな!お願いがあるんだ!…ちょいとすぐに宿をとるなり、領に戻るなりしてこのゲームからログアウトしてくれないかな?」
「…何かあるのか?」

そうするとサクヤが訝しげに聞いてきた。

「うーん…ちょいとね。理由は…」
「わかった…みんな!ログアウトだ‼︎」
「わかったヨー」

俺が理由を言う前にみんなが次々と飛び去って行く。

「えっ?みんな…?」
「理由アリなんだろ?」
「そうだヨー。だったら聞けないヨー。」

サクヤとルーが笑いながら話す。

「…ありがとう!」

そしてリーファが最後に

「キリト君を…お兄ちゃんを。そしてアスナさんをよろしくお願いします。」
「…任せて。」

俺は飛び去って行くみんなを最後まで見ていた。

「さて…それじゃあ…」
『ヤッホー‼︎‼︎‼︎佳‼︎私が来たよ!』
「…」

みんなが飛び去って行くのを待ってたかのように俺の肩にいきなりツインテールの小さな妖精が出現した。
…どうみてもスーパープリティ電脳ガールの姿です。白のワンピースと髪が黒、それに羽がなかったら。
…そして中身が母さんじゃなかったら。

「母さん…マジやめて。俺がツッコミ役になるし…そもそも何その登場の仕方…」
『え?これ?いや〜やっぱりハッキングといえばこれじゃん?スーパープリティ電脳ガールの姿の方がいいじゃない?かわいいし。もちろん。現実でも若く美しい私ですけどね?あ!ちなみにこの姿はナビゲーションピクシーをパソコンから手動で動かしてるのよ!さらに言うとこのナビゲーションピクシーは期間限定のを過去データからあさって…』
「これだから雪宮家は…」

須郷の策略を知った時に相談したのは母さんだった。仮にアスナをログアウトさせる場合とらわれている状態ではログアウト出来ない可能性がある。それを強制的にログアウトさせるためにハッキングの天才 (だが専業主婦だ。)である母さんに頼んだ訳だが…

「はあ…まあいいや。とりあえずこっちに来たって事は…」
『準備完了!かんぴょう巻き!だよ!あ!ちなみに私の事は電脳ガールさくらちゃんと呼びなさい!』
「了解…」

俺は苦笑いしながら母さん…電脳ガールに一言。

「んじゃ、キリトのところまで行かせて!」
『任せなさい!』

そういうと電脳ガールの周りにモニターが出る。それを高速で動かし…

『ハッキング!完了‼︎システムコマンド!プレーヤー転移!スノードロップ!』

その瞬間俺の周りに光が包んだかと思うと場面がいきなり切り替わった。白い壁が永遠と続く部屋のようで…どうやら研究室の様な場所に着いていた。

「ここは…?」
『MAP的には世界樹の中よ。』
「国民的アイドル?」
『世界に一つだけの花はないわよ。それにSがないわね。』

ボケは置いておいて。やっぱりどうやらここはやはり実験室のようだ。そうしていると

「侵入者だ‼︎」
「システムコマンドを使え‼︎」

…きも。
なんかナメクジみたいなのが5体くらい来たんだだが。…((((;゚Д゚)))))))

『け…スノードロップ!ちゃっちゃとやっちゃって!戦闘任せてわよ?』
「きもちわるいむりむりせいりてきにむりむりむり」
『ゴキブリじゃないから大丈夫よ!はい!頑張って!…ってまず⁉︎』
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎」

…ぎゃああああ‼︎なんか触手みたいなのが来た‼︎
俺の周りにナメクジから出た触手が包む。それをみて安心したのかナメクジ達はゲスな声で。

「よし!捕まえた‼︎」
「残念だったな…侵入者?」

だが次の瞬間。

「夢越えて飛び出せスノードロップ♪…ぎゃああぎゃああああああ⁉︎気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い…」

その瞬間俺はナメクジ5体の背後から一気に…SAO時代の『マジシャンイリュージョン』を5回つかいナメクジを解体した。だがナメクジに近づく=気持ち悪い方程式が立っているため。辛い。歌った後に本音がダダ漏れだが。

「な…ぜ…システムサポートが発動しない…?」

ナメクジが痛みに耐える様子で呻く。そうすると電脳ガールが

『あんなインチキ私が発動させるわけないじゃない?とっくにハッキング済みで普通のプレーヤー能力に書き換えちゃった♪ちなみにペイン・アブソーバーは1にしといたから極上の苦しみを味わってね?』

そう言うとナメクジ達が一気にポリコンスノーになる。

「容赦ないね…」
『てへぺろ(^_−)−☆』

…今。世界一怖いてへぺろを見た気がするが…そんな事を考えてると電脳ガールが真面目な顔で。
『…!まずいわ!今、システム権限を使った反応があったわ!』
「急ごう!」

俺は背中に大鎌をしまうと電脳ガールの言うとうりに奥へと進み始めた。


 

 

13ー本番 (中章)

 
前書き
投稿が遅れた〜!
自動車教習が忙しくて…
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
「甘い!甘いよ‼︎キリト君‼︎」
「須郷…お前は殺す。殺す!」

重力魔法で倒れ伏し、剣を突き立てられてる俺は祈ることしかできなかった。その間もオベイロン…須郷はアスナの涙や胸を舐めるなどして辱めていた。
誰でもいい…悪魔でも…アスナを辱めてるこいつを倒す力を…

屈服するのか?かつて打ち倒したシステムの力に?

仕方ないじゃないか…俺はただのプレーヤー…

それはあの世界の戦いを否定することになるぞ…!さあ!たちたまえ!キリト君‼︎…それに悪魔ではないが死神ならいるぞ…?

お前は…⁉︎

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「う…うおおおお!」

俺は立った。重力の魔法を受けてまでも。
オベイロンは舌打ちした後、立った俺を蹴ろうとした瞬間。

「え!なにこの状況!R指定ですか!美少女を鎖プレイとかかなりマニアックですね〜?須郷さん?もっと!もっと!…鳴り響かせて歌声を♪」

いつもあの世界で聞いていた。透き通った声が聞こえたと思うとアスナを拘束していた鎖が飛んできた音符の剣で全て切られていた。

『全く…女の子をこんな目に合わせるなんて…女の敵ね。』

今度は重力を起こしてる重力場にノイズが起こったと思うと、重力場が一瞬で消え去った。そうするといつの間にか小さな妖精がコートのような物をアスナにかけていた。

「なんだ⁉︎何が起きている⁉︎」

オベイロンが喚き散らす中。

「「スノー‼︎」」
「スノードロップ…貴様あの病院であった雪宮のガキだな…!」

アスナとキリトは歓喜の声を、オベイロンは喚き散らす中俺は笑いながらいつも通り大鎌を回しながら降り立った。そして人差し指を前に突き出し。

「いいや。俺は雪宮佳じゃない…。僕は双子の弟の雪宮圭人だ。」
「「「⁉︎」」」

母さん以外この場にいる全員がポカーンとする。俺は笑いながら。

「なーんちゃって!嘘、嘘!俺が雪宮佳。スノードロップで〜す!いやーん!」
「…」

うわ…なんか引かれてる目線を感じる。
そうするとオベイロン…須郷は少し冷静さを取り戻したのか。

「貴様…僕の世界で暴れやがって…」
「あ、そうかオベイロン閣下がここにいたのか」

オベイロンがシステムコマンドを打とうとした瞬間。

『だめよー♡』

オベイロンにノイズが走ったと思うとシステムコマンドが消滅した。

「な…⁉︎」
『だめよー♡そんなことしちゃ…プレーヤーオベイロンのペインアブソーバを0に変更。ログアウトコマンドを消失。』
「な、何…?」

今度は母さんが笑いながらシステムコマンドをいじっていた。…あの笑い怖いんですけど…
そんなこと考えながら

「さあて、そろそろお片づけの時間だね。きっとオベイロン閣下はHPが膨大に設定してあるんだろうなー?俺じゃあHP減らしきれないかも…キリト君ー?手伝って?」

見るといつの間にかキリトがオベイロンの後ろに立っていた。

「ひっ!やめ…」
「逆だったらやめないでしょう?んじゃ…」

俺は大きく息を吸い。

「機械仕掛けのカラスが泣いた♪発条切れて肝心な所でかわいた♪わいた♪何がわいたか♪偏食家のセリフ♪真似した♪」

そう歌うと音符のカラスが一斉にオベイロンに突っ込んでいき爆発。さらに音符のナイフがオベイロンを全方位から串刺しにする。

「がはぁ…」
「アスナの味わった苦しみはこんなもんじゃない…!」

さらにキリトの斬撃がオベイロンの右目をえぐった。
俺はさらに笑いながら

「俺は優しいからね。ログアウトまでサービスしてあげるんだ…。と、言う訳でログアウトしていいよ!」

そう俺が言うと母さんが察したのかログアウトコマンドを復活させる。それを見るとボロボロになったオベイロンがログアウトしようとしたが…

「ごめーん!気が変わった!」
「⁉︎」

大鎌でオベイロンを腹から真っ二つにした。

「な、なんで…?」
「え?だってログアウトまでサービスしただけだよ?だからやっぱり俺がHPを0にしてあげないと。ではペインアブソーバー0の苦しみをお楽しみ下さい!」
「…」

オベイロンは苦しみながら消滅して行った。

「ふふ、まあこんなもんかな?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アスナとキリトがそれを見て安心したようにログアウトすると俺は何も無い空中に。

「茅場さん…いや、ヒースクリフ。久しぶりですね。」
「ふふ…気づいていたか。さっきキリト君にも助太刀したのだかな。」
「その節はどーも。」

あの世界で消えたヒースクリフの声が聞こえてきた。俺は少し驚いたが母さんは少し不満そうな顔をしているが…

「時間が無いのでな…ありがとう。スノー君。まさかゲームマスター相手に世界を変えるという手段で行くとは…」
「このゲームの元になっている『夏の夜の夢』はプーカがオベイロンのいうとうりに動かない唯一のキャラだからね。それを参考にさせてもらった。」
「なるほど…スノー君らしいな。」

ヒースクリフは少しため息をつき。今度は母さんに話しかけた。

「そして流石、雪宮さくらさん。…まさかザ・シードを作るとは。こっちの世界で見ていましたよ。」
『ええ、貴方のパソコンとかハッキングしたらたまたま見つけた設計図がまさかあんな物だったとは…まあ、全世界に匿名でばら撒きましたけどね。』

母さんは不満そうに膨れている。ヒースクリフは少し笑うと

「そろそろ時間のようだ…また会おう。スノー君」
「できたら今度は平和にゲームしたいな♪」

こうして俺たちはヒースクリフがさったのを見てログアウトした。 
 

 
後書き
言いたいことはただ一つ!

さっさとGGO行きたい(切実) 

 

14ー本番 (終章)

 
前書き
今回は短めです。
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
ログアウトすると俺はさっさと雪宮病院へ向かった。…なんか嫌な予感がしたのだ。原付で向かったのだが雪がチラチラと振り始めていた。

「積もりはしないかな…」

そんなことを考えながら向かっているとあっという間に雪宮病院の駐車場に着いた。ん?あれは…

「和人⁉︎」
「佳…」
「なんだ雪宮くんも来たのか。」

駐車場にいたのは服がボロボロになった和人と右目の焦点が合っていない須郷がいた。そして須郷の右手には…サバイバルナイフが握られていた。俺は動揺を隠しながらいつもの笑顔で

「これは須郷さん!どうしたんですか?いや〜目の焦点が合っていませんが?」
「…神を愚弄する君も同罪だ。死んでもらうよ。」

このままでは分が悪いのは確か。俺は和人に笑いかけた。

「ここは俺に任せてアスナに会いに行け…!」
「佳…!」
「あ、ちなみに死亡フラグだね。これ。まあ、任せなさい。…年上の先輩に任せる時だよ。」
「…分かった。死ぬなよ。」
「ここは父さんの病院だよ?…死んでも死ねないね。」

そうすると和人は一目散に病院の玄関にダッシュする。

「おいおい。待てよ。君は殺すと…⁉︎」

須郷が和人を追いかけようとするが俺はとっさに後ろに回りこんで膝かっくんする。
まさか膝かっくんされるとは思っていなかったのだろう。大きくバランスを崩して膝をつく。

「くっ⁉︎」
「偽りの神様…残念だけどおしまいだよ。この劇は。この舞台はそろそろ幕引き…エンディングだから。」

膝を着いた須郷の顔面目掛けて右ストレートを叩き込む。少し吹っ飛んだと思うと須郷は動かなくなった。
動かなくなった須郷を監視していると和人が呼んだのだろう。警備員さんに須郷の身柄を渡すと俺はゆっくりと明日奈の病室に向かう。
雪がもう完璧に本降りとなっている中。ゆっくりと病室を覗くと…
2人の恋人がキスをしていた。
俺はクスッと笑って。廊下に戻り窓を見る。
黒の剣士と白の細剣使い。それと音符の大鎌を持った笑顔の少年がゆっくりと消えていく幻をみたような気がした。

「ハッピーエンドかい?」
「父さん…」

またもいつの間にか父さんが廊下の壁に寄りかかっていた。
…うーん。なんだろう。大人の貫禄が凄い。

「そうだ。さっき警察が須郷さんの身柄を拘束したそうだ。」
「…あいつに『さん』なんてつけるなんて…」

そう言うと父さんは少し表情を険しくしながら口を開けた。

「佳にはまだわからないと思うけど…大人にはいろいろ抱えながら生きている。そして欲望もある程度止めて生きているのだが…あの須郷さんはそのリミッターを取っ払って突き進んだ。…目的に向かうのなら最高の手段だ。そういう事に関しては敬意すら覚えるね。」
「…」

人道的ではないけどね。と付け足すと俺に背を向けて

「それが『大人』だ。こんな危ない物抱えてるんだ。…余り『大人』を舐めるなよ?子供が大人を舐めたら…痛い目みるぜ?」

和人君によろしく言っといてな〜!あとうまく和人君を逃がせよ!院内に勝手にいたら責任問題問われるから。
そんな事言うと、さっさと宿直室に向かっていった。

「大人を舐めるな…か。」

どうやらまだまだ雪は止みそうにないようだ。そんな事考えて俺は和人を…子供の剣士を廊下でぼんやりと待っていた。 
 

 
後書き
次でALO編ラスト…かな?

頑張って書くぜ!

つ【追試】

。・゜・(ノД`)・゜・。 

 

15ー夏の夜の夢

 
前書き
ALO最後です!短い?
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
「今日もやってるね…」

須郷の計画を阻止し、明日奈が退院した後、俺はSAOサバイバーを集めた学校に通っていた。
まあもちろん明日奈や和人も通っているのだが…

「…仲良しだな♪」

昼休み。四階のカフェテラスにいるのだがそこは中庭が見える。
…そこで和人と明日奈が一瞬にお昼を食べているのだが。
2人の近さが半端ない。どう見ても夫婦です。ありがとうございました。

「まったくあんなにくっついちゃって…」
「リズさんだから一ヶ月は手を出さないっていう協定なんて作るから…」

ん…あれは…?
どうやら俺と同じで窓から見てる少女2人組を見つけた。1人はお弁当を食べていて、もう1人は牛乳パックをギュルギュルと飲み干している。俺はとっさにあの世界であった2人を思い出し、

「もしかしてリズとシリカちゃん?」

呼んで見た。その呼びかけに2人が俺の方を向く。

「あ!スノーさん!」
「なんだ…あんたなの…」
「おいおい…あんたは酷いな。…つーかリズ。お行儀悪い。もっとパック牛乳はもっと音を立てないで飲むものでしょ‼︎」
「そういう問題⁉︎」

どうやらシリカちゃんは綾野珪子という名前でリズベットは篠崎里香という名前見たいだ。
その後キリト…和人の愚痴から始まり惚気話を聞いているとあっという間に昼休み終わる5分前だった。

「おっともうこんな時間ね…」

里香が話足りない様子だった。俺はふと今日のあることを思い出した。

「そういえば2人とも今日のSAOの打ち上げ…場所分かるよね?」
「はい。エギルさんのダイシー・カフェですよね。」

とシリカちゃん。

「はい。そのとうり!ま、今日は楽しみましょうや!…そんな2人に朗報があるよ!」
「「⁇」」

2人とも首を傾げる。俺は笑いながら人差し指を立て一言。

「次の授業…ヤバくない…?」

その後3人が一斉に教室にダッシュしたのは言うまでもない。
俺は面倒くさいので途中から歩きました。怒られたけど。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

退屈な授業も終わり。俺は一足先にダイシー・カフェへと向かった。カフェに入るとパーティーの準備は出来ているようだった。俺はある人に話しかけた。

「ユリエールさん!」
「スノーさん‼︎久しぶりね。」

あの地下で助けた。ユリエールさんとシンカーさんがいた。どうやらこの2人は結婚したらしい。

「ご結婚おめでとうございます!」
「ありがとう…スノーさん。あの時貴方が救ってくれなかったら今頃こんな未来になっていませんでした…」
「どういたしまして。」

俺は軽く一礼した後、笑顔で。

「ユリエールさん。おめでたができたらぜひ雪宮病院に起こし下さい。…産婦人科もありますので。」

ユリエールさんとシンカーさんは一瞬キョトンとした後「その時はよろしくお願いします。」と笑って言ってくれた。
そんなこんなで話しているとキリト以外のほとんどの人が来たみたいだった。ちなみにキリトは主役という事で本人には遅く集合時間を言ってある。

「早く♪キリト来ないかな?」
「あんた…えげつないわね。」
「んー?美味しかったから大丈夫だよ。」
「そういう問題⁉︎」

リズベットが呆れた顔で話す。ちなみに俺が持っているのは大きなパイ。もちろんやることはただひとつ。そうすると人が入ってきた。

「「「「「SAOクリアおめでとう‼︎」」」」」
「はい。パイをどうぞ!」
「ぐふっ‼︎」

みんながクラッカーを鳴らす中。俺はパイを入り口にぶん投げた。
よし‼︎当たった…







































のはキリト妹の直葉ちゃんの顔面だった。もちろんパイ塗れだ。…直葉ちゃんが。

「あ、あれ…?」
「…スノー?」

あれー?おかしいなー?SAO最終決戦並みの殺気だった人がいるんだけど。

「ち、違うんだキリト。…ああ!直葉ちゃんごめんね…タオル持ってくるから…」
「その前にスノー…人の妹に何やってるんだ…?」

あれ?おかしいな…肩にえげつないほどの力が込められてるだが…あれ?なんでみんな合掌したり十字切ってるの…?ははは…

「ぎゃあーーー‼︎」

俺の盛大な悲鳴と共にそんなこんなでカオスな打ち上げ会が幕を上げた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

カオスな打ち上げ会は大盛り上がりだった。キリトがかみかみの乾杯の音頭をとったり。俺が『光』を歌ってみんなポカーンとしたり。
その後二次会はALOの中で行うことになっていて、来てみるとキリトとリーファが空中で踊っていた。ちなみにALOのサーバーはあの事件の後。何処かのベンチャー会社に管理されている。とりま。須郷ざまあ。そのおかげか今まであった飛行制限が廃止されて名実ともに、空をとべるゲームになった。

「偽りの妖精の王が消えて。自由の羽が手に入った。か…」

まあ、それは置いておいて。その美しい妖精の舞を見ている俺の設定したアラームが鳴った。

「キリトー!リーファ!そろそろ来るよ♪」

俺が2人に声をかけると2人共空を見上げる。

そこにはあの世界で戦ったアインクラッドが浮かんでいた。
あの天空の城をクリアする。
そのためにキリト、リーファ、アスナ、リズベット、シリカ、シンカー、ユリエール、エギル、クライン、ユージーンなどがどんどん天空の城へ飛んで行く。
俺はそれを見て。

「あの戦いはまだ…終わってない…か…!」

俺も歌いながら飛ぶ。俺はまだまだ子供だ。でも大人がいろいろ抱えてるように子供も抱えてるんだ。大きな夢を。さあ、行こう。

天空の城へと


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


NEXT→Sound≠bullet
 
 

 
後書き
次はGGO!
やっふー!俺の妄想が滾るぜ…!
感想よろしくお願い申し上げます。 

 

16ー特別講演 (こんな可愛い狼男がいるはずがない)

 
前書き
今回からコラボ編!ざびーさんのユーリちゃん⁉︎、シィちゃんを借りてコラボ!
内容をみて察して下さい!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「明日は人間の世界ではハロウィンですか…。」
「え…ソーニャもそういうのに興味あるの?だから仮装してるの?」
「私の耳は元々ですからね…。」

ハロウィンの前日。僕はまたもソーニャの夢の間に招待された。今回のソーニャはこの前とは違い、なんだか少し楽しそうだ。
そんなソーニャは楽しそうに猫耳をピクピク動かしながら。

「今回、私の魔法でいろんな世界のSAOのハロウィンに行ってみて欲しいんですよ。」
「またか…。デスゲームに行けって言うの?」
「いえいえ。」

ソーニャは僕の素朴な質問に首を静かに振りながら。

「この前、いろいろお世話になったお礼です。あっちの世界に行っても今回ナーヴギアも装着してませんし、死んでもここに戻るだけです。ハロウィンを楽しんで来てくれると嬉しいです。」
「…。」
「あ、仮装も私が用意しますよ…。えい!」

そう言ってソーニャはどこからともなく一冊の本を取り出すとその本は光の球となって僕を包み込んだ。

「あ、これって…!」
「そうですね…。SAO時代の格好に少しアレンジを入れてみました。」

今の僕の格好はSAO時代の服装をボロボロに目の下には音符のペイント。死神感満載だ。

「わ、かっこいい!」
「気に入って頂けて何よりです。」

ソーニャはにっこり笑うと今度は7冊の本を出す。

「そういえばスノーさんって可愛い子好きでしたよね?」
「?そうだけど…?」
「なら今回はこの前とは違う…ゼツ、リナ、セイ、ライト、リン、リオン、エリーシャ達以外の世界から行きましょうか?」

そう言ってソーニャは7冊の本の内4冊は自分の本棚に魔法で戻し残り3冊の本だけになる。

「それでは…最初は…狼男 (の娘)の世界から行きましょうか?」
「ん…?なんか今狼男の後が聞こえなかったような…?」
「気のせいです。…それでは…!」

ソーニャは残った3冊の内1冊を宙に上げて、パチンと指を鳴らす。
そうすると本は形を変えていつか世界を渡ったきたあの鏡が出てきた。僕は少しにやっとして。

「んじゃ行きますか!」
「あ、ちょっと待ってください。」

そう言ってソーニャは今度は小説サイズの本を取り出したかと思うとパチンと指を鳴らす。
そうするとその小説は『ハロウィン・チケット』というチケットに変わった。

「まだ前日なので…これから気に入った人にこのチケットを渡してもらいに行っていいですか?…いろんな人を誘ってここでパーティーをしましょう?」
「了解!…僕も楽しみになってきたよ!」
「ではいってらっしゃい。」

僕はソーニャの手を振るのを見て鏡に飛び込んだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「明日はハロウィンか…。」
「当分合法的にユーリが女装出来るね!」
「やめて⁉︎」

今、俺、ユーリとシィは50層アルゲートの裏通りを歩いていた。
俺のスキル『人狼』のせいと、中性的な容姿のおかげでどうみても女の子が犬耳と尻尾を付けた仮装になってしまっている。さらにシィの無理矢理つけられたドレスが拍車をかけている。
ちなみにシィは小悪魔リリスのコスチュームだ。

「はあ…。」
「おい…嬢ちゃん方。」

と目の前にいかにも柄の悪そうな男が立っていた。

「シィ…下がって。」
「ちょっとお嬢さん方遊ぼうぜ〜?」

いつの間にかに後ろにも男性プレイヤーがいた。流石にまずい…!

「くっ⁉︎」
「ユーリ…。」
「おいおい…そんな逃げなくてもいいんだぜ!」

同時に2人が襲ってきた。裏通りだから狭くて俺の素早さが生かせない…!
思わず目を瞑ると…。

「痛っ⁉︎」

男のその声で前を向くと…。大きな鏡が目の前にあった。そして。

「こんばんは!」

出てきたのは紅いボロボロのコートを着た少年。まるで死神の様な服装だ。
その少年はキョロキョロすると。

「ん?なんか…。やばめな場面に突っ込んだ…?
うわあ‼︎可愛い‼︎え⁉︎何これいきなり美少女2人が目の前にいるとかソーニャ最高!」

ええ〜…。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

鏡から出るとチンピラに襲われている美少女2人。なんですか?これ?助けろフラグだよね?
狼のコスチュームの女の子が。

「俺はーーー」
「あ!話は後で!」

僕はいつも通りサウンド・デスサイズを取り出し。

「ちょっとこのチンピラをぶっ倒すとするから♪」
「何…⁉︎」
「ペディはお好き♪ポケットいっぱいに与えましょう♪」

いつも通り歌いながら『クイックフール』を放つ。一発目は目の前のチンピラの脇腹を横薙ぎに吹っ飛ばし。さらに回転しながら。

「あ!♪しゃがんで♪」
「「‼︎」」

2人の少女は咄嗟にしゃがんで僕はその上を飛び越えて…。

「Grave♪」

重々しい一撃がチンピラの腹に食い込み見事に吹っ飛んだ。

「つ、強い…!」

リリスのコスチュームをした女の子はそう呟いた。
…。それにしても。

「まったく…女の子2人でこんな裏通り歩いていたら危ないよ?2人共可愛いから余計だよ?」
「だから俺は男だ‼︎」

狼のコスチュームをした女の子はそんなことを言う。
…?ん?

「あれ?今なんと?」
「だ・か・ら!俺は男だ‼︎」

僕は狼のコスチュームの子をジーとみて一言。

「…嘘おおおおおお⁉︎」

僕の大絶叫が裏通りにこだました。

ーーー移動中ーーー

「いやあ…ごめんね?」
「まあ、いいですけど…。」
「でもユーリは可愛い事には変わらないよ♪」
「シィも黙ってて‼︎」
「あはは‼︎面白いね!2人共!」

とりあえず話がしたかったのでカフェに行った僕達。
僕は笑いを隠さずに2人の話を聞いていた。

「それでスノードロップさんって異世界から来たって本当ですか?」

ユーリちゃん…じゃない。君だ。はこてん、と首を傾げてこっちを見てくる。
うわあ…。まじこれは美少女ですね…。南無。

「僕の事は親しみを込めてスノーって呼んで?…ああ、異世界から来たのは本当。ちょっとハロウィンパーティーの参加者を募集してたんだ。」
「どんな人が来るんですか?」

今度はシィちゃんが首を傾げてくる。…ここは天国ですか?
僕は笑いながら。

「そうだね…。おそらく炎を操る人とその美人な彼女、戦闘じゃ100%負けない2人組と美少女1人。それにいろんな物を投げる僕のライバルに、全ての武器を使いこなす白の剣士と究極的に可愛い戦場のプリンセスとか来るね。」
「「なんですかそれ⁉︎⁉︎」」

2人は同時に叫んだ。僕は笑いながら2人に一枚ずつチケットを渡す。

「もし、良かったら来てよ!おそらくカオスなパーティーになると思うけどみんなおそらくいい人だから!」
「…。ユーリ!私行きたい!」
「シィ…!分かった。スノーさん俺たちも行きたいです。」

僕は2人を見て。にっこりと微笑み。

「了解!ハロウィン当日そのチケットを握っていれば会場に着くから!…!ソーニャ!もういいよ!」

そうすると僕の隣に鏡が出現する。
そして2人に一言。

「いっしょにハロウィン楽しもうね!」
「「はい‼︎」」

僕は2人の笑顔をみていつもの鏡へと飛び込んだ。
 
 

 
後書き
ざびーさんありがとうございました!
僕、いつもプロデュエリストの歩き方見てます!
そんな人とコラボできて嬉しかったです。
では次は誰にしようかな^_^
次回もよろしくお願いします!
 

 

17ー特別講演 (妖精さんにはご注意を?)

 
前書き
はい!今回は神崎弓奈さんのミヤビちゃんとコラボ!
スノー「ミヤビちゃんの話し方が迷子かも?」
ミヤビ「それでも問題ないぜ!という(はどうぞ)!」 

 
「どうですか?ふふ…。」
「なるほど…一応狼男だったね。一応。」

夢の間に戻った僕はむーとした顔で僕はソーニャを見る。ソーニャはとても楽しそうな顔で。

「まあまあ…一応美少女だったじゃないですか。」
「一応ね。男の子だからね⁉︎BLじゃないからね⁉︎」
「残念です…。薄い本もありますよ?」
「やめて⁉︎」
「冗談ですよ?」

ソーニャは猫耳を上機嫌そうに動かしながらニコニコ笑う。無表情が印象的だったソーニャとしては以外だと思った。

「はあ…んで次はどこに行けばいいの?」

僕はソーニャに聞くとソーニャは少しニコッとしながら。

「次も美少女ですよ?」
「本当に?」

僕は不審そうに聞く。

「ええ、本当です。」
「また男の子とか嫌だよ?」

そうするとソーニャは笑いながら首をふる。
…本当に今日は良く笑うね。

「大丈夫ですよ。プロフィールには美少女って書いてあったので。」
「…。」

そう言いながらソーニャは残り2冊の本の内一冊を魔法で浮かばせて、再び本を鏡に変える。

「出来ましたよ。まあ、行けばわかりますって。」
「分かったよ。」

そう言って僕は鏡に入る。

「いってらっしゃい!…あ、そうだ。」

鏡に入った後に、ソーニャは一言付け足した。

「その娘。あっちの世界のキリトさんに落とされかけて…あ、もう行っちゃった…。」

ソーニャの声は1人虚しく夢の間に響きわたる。

「たまには…行ってみますか…。人間の世界に…?」

そうしてソーニャは本を出したかと思うと…?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…。」

始まりの街に彷徨いていた私ことミヤビは明日のハロウィンの仮装をして食料調達をしていた。
ちなみに仮装は緑が主体の服装で妖精の姿。

「うーん…。⁉︎」

そうやって繁華街の裏通りを見てみるといきなり鏡が出現した。

…。そんなイベントは確かなかったはず。
私は好奇心に負けその裏通りに行ってみる。

とんでもない人に会うことも知らず。

「…⁉︎」

実際に裏通りに入ってみると驚いたのはその鏡から人が出てきたことだった。

「調査、開始。」

私はその赤いコートの人物を尾行する事にした。
ん?見たことないティムモンスターを連れてる…?
どうやらそのモンスターと何やら話している様だ。ちなみにその様な仕様もこのゲームにはないはず…。
聞き耳スキルで聞いてみるとところどころ切れながらも会話が聞こえてきた。

「この世界のキリトは…ボロボロにしないと…。」

キリトをボロボロに⁉︎まさかキリトを殺すつもり⁉︎

「させない。」
「⁉︎」

私はいてもたってもいられず飛び出した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「うわー…ここもハロウィンか…!」

始まりの街に着いた僕は路地裏すらもハロウィンの仕様になってる事に驚いた。

「そうですよ?…スノーさんの世界ではありませんでしたが…。」
「うわっ⁉︎」

鏡から出て驚いたのは肩から聞こえるソーニャの声。…自分の右肩をみると白猫が肩にいた。
ただ普通の白猫と違うのはちょこんと背中に生えた小さな天使の翼があることだろう。
そしてこのめんどくさい空気感を出している者を僕は1人しか知らない。

「えっと…ひょっとしてソーニャ?」
「はい…。夢の間を出ると人間の形を維持出来ないので…。ティムモンスターとしてこのゲームに順応するみたいですね。」

ソーニャはふわっと翼と…おそらく魔法だろう。浮き上がる。

「それではハロウィン・パーティーの招待する人を探しましょう。確か…名前はミヤビさんという人ですよ。そしてキリトに落とされかけています。」
「なんだって⁉︎」

あの美少女攻略組に…!僕は笑いながらワナワナと震え。

「…ふふ…この世界のキリトはちょっと歌でボロボロにしないと行けないかな…?」

こうなったらこの世界のキリトに嫌と言うほど音楽につけこませてやる。そう決意した矢先。

「させない。」
「⁉︎」

いきなり後ろから緑色の服装の妖精をした格好の少女が飛び出してきた。そして右手には薙刀が握られている。

「はっ‼︎」
「なんて…。殺し方は自在に♪てね?」

僕は大鎌をとっさに取り出し『エンペラーワルツ』を発動し、回転する大鎌の刃が薙刀の刃を弾く。

「これで終わりじゃない…。」
「えっ⁉︎」

なんと相手の妖精さんは硬直時間を解けた瞬間に、なめらかな動きでさらに薙刀の斬撃が襲ってくる。

「これで(おわり)。」
「がはあ…⁉︎」

見事に薙刀の斬撃が横っ腹に入り、吹き飛ばされ、倒れる。圏内のためダメージはないが重い衝撃はくる。
僕は思わず呟く。

「強い…。」
「あの…スノーさん。」

ソーニャがふわふわと肩に止まり。とんでもない事を言う。

「この人ですよ…?ミヤビさんって。」
「くそ…。どうカウンターすれば…
って。え?」

僕は思わずソーニャを見る。するとソーニャはクスクスと猫の顔でもわかる笑いで言葉を繋げる。

「だからこの人がミヤビさんですよ…?招待しようとした。」
「え、本当に?僕なんで戦ってるの?」
「作戦会議は(すんだ)?」

そのミヤビちゃんは薙刀を持ってじわじわと迫ってくる。
僕は手を振りながら。

「あー‼︎待って‼︎ちょっと話を聞いて‼︎」
「…?」

ミヤビちゃんは警戒を解かずに薙刀を構える。

「はあ…スノーさんじゃ無理ですよ。私が話しますよ…。めんどくさいな…。」

ソーニャは僕の肩からトンッと降りると。

「ミヤビさん。ちょっと突飛な話を聞いてもらっていいですか?」

そう言うとソーニャは僕達の事を話し始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「つまり…あなた達は異世界人(いせかいじんで)私をハロウィン・パーティーに招待(しょうたいしにきた)って事?」
「まあ、そんな感じですね…。ま、証拠にこの鏡です。」

そう言ってソーニャの身体が光るとソーニャの前に大きないつもの鏡が出現する。
ミヤビちゃんは近くで観察する。そして少し考えて薙刀をしまうと。

参加(さんかしたい)
「本当!」

そう言ってミヤビちゃんはにこりしながら。

変態(へんたいがきたら)…。」

薙刀を華麗にまわすミヤビちゃん…。こええ…。((((;゚Д゚)))))))と思いながらも話を続ける。

「んじゃ!これ!」

そう言って僕はハロウィン・チケットをミヤビちゃんに手渡す。
僕は笑いながら。

「ミヤビちゃんはかわいいんだから笑ってた方がかわいいよ♪…なんてね。」
「ナンパ反対。」
「むー…。ミヤビちゃんはガードが硬いな…。ま、とりあえずハロウィン・パーティー楽しもうね♪」
「うん…!」

ここで少しはにかみながらミヤビちゃんは答える。
僕はこれは一本取られたと思いながらもソーニャが作った鏡の中に入って行った。 
 

 
後書き
さ、次回は…本編を進めます。
スノー「Sound≠bulletも最終章!ぜひお楽しみ下さい。」
さあ、ミヤビちゃんも一緒に…。
スノー&ミヤビ「「次回もよろしくお願いします!」」 

 

18ー特別講演 (絶対防御と音の死神)

 
前書き
今回はがんばれ!日本さんの紡がれる絆のアクト君とコラボ!
アクト君のキャラが掴みにくかった…。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「すごい女の子だったね…。」
「でも美少女ですよ?」
「それね。」

ミヤビちゃんの世界から夢の間に帰ってきた僕達はソーニャの魔法によって作られた紅茶セットをいただいていた。

「さて…次の人ですが…。あ、新参者は次で最後ですね。」
「へえー…。」

僕は紅茶を飲みながら相づちを打つ。ソーニャは人差し指を立てて。

「ちなみに次の人はユニークスキル『双盾』による絶対防御を得意としていますね。」
「ふーん…。興味ないな…。」

僕はあくびをしながら。

「だってさ。この仮想の世界でどんなに強くたって。現実で強くならないとダメじゃん。」

そう。ようやく再会した、あいつを今度こそ守るために。
僕はさらに机に置いてあるパンプキンパイを一つ。口に運ぶ。

「パクッ♪
だから別にそういう事にはあまり興味が無いんだ。
…ただ僕はこの世界での強さが現実に繋がるのなら喜んで強くなるけどね。」

あ、ちなみにこの世界の不思議には興味があるよ♪
と付け加える。そうするとソーニャはクスッと笑って。

「貴方らしいですね。」
「まあね。」

そうだね。僕らしい。きっと僕はこんな感じで生きて行くのだろう。
そんな事を話していると。

「さて、ティーパーティーは終わりにして行きましょうか?」

そうするとソーニャは再び本を取り出し指を鳴らす。そうするとまたも鏡が出てきた。

「…うん。そうだね!」

僕はいつも通り笑いながら鏡の中へと飛び込んで行った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ハロウィンイベント…な…。」

アクトは今とりあえずハロウィンイベントで適当に仮装をしなければならないということで…。

「ミイラ男だもんな…。」

包帯ぐるぐる巻き。以上。仮装終了。
まあ、それもそうだが…少し退屈していたこともある。俺は適当にアルゲートの路地裏を歩いていた。
すると…。

「よっと♪」
「⁉︎」

まるで青い耳なし猫の道具のドアの様にいきなり鏡が出現したかと思うと、いきなり赤いコートの少年と肩に乗った天使の翼をもつ白猫が現れた。

「うっわ〜!アルゲートだ!」
「まったく…この辺りにって…お?早速見つけましたよ?」

そう言うと白猫は俺を見て猫の手をさす。

「お前は…?というかティムモンスターが喋るのか?」
「あー…ちょっと訳ありでね…。」

赤いコートの少年はそう言いながら頭をかく。

「アクト君…?だっけ?」
「⁉︎なぜ俺の名前を…⁉︎」

俺は慌てて身構えるが…赤いコートの少年は手をブンブン振り回して。

「あー!待って!待って!戦う気ないから暴力反対!」
「はあ…まったくスノーさんは…アクトさん。実はですね…」

今度は白猫の方が話し始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「つまり、お前は異世界で行われるハロウィン・パーティーに招待しにきた…ということか?」
「そう言うこと♪頭いいね♪アクト君!」

僕は笑いながら話す。そうするとアクト君は。

「別に行ってもいいが…一つ条件がある。」
「んー?なーに?」

そうするとアクトは包帯を解いて盾を二つ取り出し。

「俺とデュエルしろ。
…お前とんでもなく強いな?」
「嫌だ。僕弱いし。疲れるし。」
「早⁉︎」

アクトがガクッとなる。

「なんでだよ⁉︎」
「いや、君の殺気が強いから。僕負けちゃうよー。」

僕はこの殺気だったこの空気を茶化す。そうするとアクトはすっと目を細めて。

「嘘だな。」
「…?何が?」
「お前の立ち振る舞いだよ。笑顔だから分かりにくいけど、その周りからの攻撃に対応しようとしてる姿勢があるんだよ。バレバレだ。」

…。なるほどね。
僕は笑いながらお手上げのポーズをして。

「まったく…頭良すぎるね。君は。テストの点数良さそうだね?」
「まあな。」

僕は大鎌を取り出す。
サウンド・デスサイズ。僕のお気に入りの大鎌だ。
そして初撃決着モードを選択し。

「んじゃ。始めようか♪
1、2、3で始まるよ♪てね?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

デュエルが始まると僕は早速驚いた。

「両手に盾?そのまま戦うの?」
「ああ。」

そんな事は気にせず僕は早速歌いながら。

「ポケットにはお花がいっぱいさ!♪テヘッ☆♪fフォルテ!♪」

僕は大鎌6連撃『ジャスティスラプソディ』をアクトに決める。さらにフォルテの音楽記号で純粋に『強く』なった攻撃だが…。

「え…⁉︎」

なんと全ての攻撃が弾き返されたのだ。さらに…。

「僕のHP減ってるし…。」
「どうしたこの程度か?」

アクトはにやっとするが。僕はふーと。息をつく。そして大鎌を背中にしまい。

「参った!降参!」
「な…⁉︎」

僕はさっきの様にお手上げのポーズを作り。

「君のその盾。ユニークスキルだね。ソーニャ…さっきの猫から聞いたけど。『双盾』絶対防御でしょ?しかも物理攻撃じゃ反射されてダメージ受けて勝てないし。諦めたよ。」
「…。ふざけるな。」

僕はんー。と笑う。そうするとワナワナとアクトは震えて大鎌を少し緩めて。僕はそのまま。

「何が?」
「ふざけるな!ちゃんと戦「Allegro♪」…⁉︎」

アクトが叫ぼうと盾を緩めた瞬間。『マジシャンイリュージョン』がアクトの脇腹に決まっていた。
そしてWinの文字が僕に出る。

「残念でした♪そしてごめんね?」
「な…!」

アクトは呆然としているが。僕は笑って。

「知ってるかい?世の中に『絶対』はないんだよ?」
「でもお前…降参って。」
「リザイン!とは言ってないな〜。降参にはならないね?」

そうするとアクトは最初はポカーンとしていたがそれを聞いてふっと笑って。

「ハハ…何が頭いいねだ。お前の方が食わせ者じゃないか!」

僕はそれを聞いて。笑いを崩さないで。

「それが僕。音の死神スノードロップだよ♪勝てない相手に姑息に勝つ。あ、ということでハロウィン・パーティーきてくれる?」

そうするとアクトは少し考えて。笑って。

「ああ、いいぜ!」
「んじゃ♪これ♪」

僕はハロウィン・チケットを渡して。

「ソーニャ!人数揃ったからパーティーの準備しよう!」
「ふあ…そうですね…。」

ソーニャがふわっと僕の肩に乗ると目の前に鏡が出現する。

「んじゃーね!アクト君!ハロウィン楽しもうね?」
「…ああ!」

そしてソーニャとスノーが鏡に入ってから。

「なるほど…。ああいうのも強さか…。まだ戦いもつまらなくないな。」

アクトは満足そうにそう呟いた。




 
 

 
後書き
スノー「なんと姑息な…。」
だって…他に防御を突破する方法がなかったんだもの…。
スノー「あ、次回はいよいよハロウィン・パーティーです。今までのコラボのキャラみんな出します!」
感想待ってます!ではでは次回のハロウィン・パーティーをお楽しみに♪ 

 

19ー特別講演 (ハロウィンパーティー?)

 
前書き
妄想のコラボの世界。
みんな性格が変な可能性大!
それでもあなたは飛び込むの? 

 
ハロウィン当日。

「みんな!準備オッケー?」
「「「「「「「「「いええい‼︎」」」」」」」」」

夢の間で様々なお菓子に囲まれながら。
僕達はハロウィン・パーティーを楽しんでいた。
参加メンバーはシオン、エリーシャ、ライト、リン、サナ、ゼツ、リナ、リオンにアクト、ユーリ、シィ、ミヤビを加えたメンバーでのハロウィン・パーティーだった。

「うーん…。今日は…。」

僕はふらっと、リン、ミヤビ、リオン、アクトを呼ぶ。

「ねえねえ。みんな。」

僕はふう、と一言。

「これからカップルを観察しない?」
「馬鹿か‼︎」

アクトはあきれながら叫ぶ。僕は笑って。

「残念ながらアクト君以外はみんなオッケーだよ?」
「な⁉︎」

みるとリン、ミヤビ、リオンがうんうん。と首を上下に降っていた。

「「俺たち詩乃いないし…。」」
「私もキリトがいないから…。」
「お前ら…。」

アクトはげんなりしながら見るが。少し考えた後。

「まあ、いいかもしれないな。なんかいろいろ面白そうだし。 (ばれても罪はスノーになすりつけよう。)」
「んじゃいろいろ見ていこうか?」

と、言うわけでハロウィン・パーティー。カップルを観察しようが始まった。ちなみにソーニャの魔法で僕たちはカップルからみて普通にお菓子を食べてるように見えるのでそこは注意!
ではではドンドン行ってみよう!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ゼツ・リナの場合。

「ハロウィンか…。」
「いっぱいお菓子あるね!ゼツ!」

このハロウィン・パーティーにスノーに招待させた訳だが…。俺はアリババの様な服装。リナは猫娘の格好。ちなみにさっきスノーがリナのかわいい格好を見て飛びつきそうになったが爆炎剣で消し飛ばしたのは秘密だ。
ふと、近くにあったパンプキンパイを食べてみる。夢の中の品らしいが甘さを感じる。

「あ、いいな!それ!」

そう言いながら隣のリナが俺と同じパンプキンパイをパクパク食べている。
ん?

「あ、ゼツ!口にクリーム付いてよ!」

そう言ってリナは俺の口元に手を伸ばすと手でクリームを取る。

「パク♪」
「⁉︎」

そしてそのまま付いたクリームを口に運ぶ。

「おいしいよ!」
「…。そうか。」
「あれ?ゼツ?顔が赤いよ?」
「な、なんでもない!」

リナのその行為がとんでもなく可愛かったなんて言えねえよ‼︎



「甘いね。」

僕はがそう言うと。

「甘いな…ライト並みに…。」

リン君がうんうんと頷きながら。

「あれ?ライト君もあんな感じ?」
「ああ…後で見れば分かるぞ…。」
「だったら見なければ…。」

アクト君がため息つきながらそう呟くが。そうしているとミヤビちゃんが指を指し。

「あれは百合(ゆりなの)?」

そう見つめる先には。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ユーリ、シィの場合。

「きゃあ!やっぱり可愛いよ!ユーリ!」
「俺は男だ!」

俺はシィにいろいろなお菓子を食べさせられていた。

「もー!この『ケーキをちょっとずつ食べるユーリ』可愛い!可愛い過ぎる!」
「やめて⁉︎」

なんかいつの間にか記録結晶に撮影してるし。

「まったく…シィは…。」
「…。ごめんね…。」

そうしていると不意にシィが目元を抑えて。

「私が…行けなかったの…そうよね…ごめんね…。」
「あ、いや。そんな事じゃ…。」

やばい…。少し言い過ぎたかな…?そう思った瞬間。

パシャ。

ふいにそんな音がしたと思うとシィがニヤッとしながら記録結晶を持っていた。

「オロオロしてるユーリも可愛い!」
「シィ‼︎‼︎」



「ああ、なんだろう。桃源郷かな?」
「俺には弄られてるにしか見えないぞ⁉︎」

僕がそう呟くとアクト君が恐ろしい速さでツッコミを入れる。

「あ、そう言えばライト君どうだろう?」
「あっちにいるけど?」

今度はリオン君が指を差す。
その先には。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ライト・サナの場合。

「ライト君!こっちのお菓子も美味しいよ!」
「どれだ?」

俺はそう言いながらサナに着いて行くと大きなパンプキンプリンがあった。

「へえー…美味しそうだな…。」
「あ、食べてみる?」

そう言ってサナはパンプキンプリンを近くにあった皿に適当な量を乗せる。そしてスプーンで適当にすくうと。

「はい。あーん♪」

そう言って俺の方にスプーンを寄せてきた。

「あ、いただきます。」

そうすると甘い、カボチャの味がした。

「美味しい?」

サナがそう聞いてくるので。俺は自分の気持ちに嘘偽りがないように答える。

「ああ…。サナがくれるものならみんな美味しいよ。」
「⁉︎もう!ライト君ったら‼︎…他の物食べに行こう?」

サナは少し顔が赤くなりながらも違う場所に行く。俺は少し遅れてサナの後を追い始めた。



「お分かりだろうか…?これでも付き合ってないんだぜ?」

リン君が震えながら言う。

「それはない。」
「あり得ない。」
「逆に何故あれで付き合って無いと言える。」
初々(ういういしい)。」

ちなみに上から僕、リオン、アクト、ミヤビ。僕は呆然だった。

「さて、最後になるね。…シオン君達はっと。」

周りを見渡して見ると…?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

シオン・エリーシャの場合。

「シオンはどれ食べる?」
「俺は普通にこの飴かな。」

俺はたまたま見つけたスティックキャンディーを持つと。ペロッと舐めてみる。
どうやらチョコレート味の飴らしい。…どうやって作ったんだよ。でも…。

「さすが夢の中だな。美味い。」

甘過ぎず苦すぎず。ほどよい甘さのチョコレートキャンディだった。
すると不意にエリーが。

「シオンそれ美味しい?」
「ん?ああ。流石夢だな。チョコレート味だけどほどよい甘さだ。」
「あ、じゃあ頂戴!」

そう言ってエリーは俺のキャンディを奪うとペロッと舐める。

「あ!美味しい♪」
「良かったな。」
「あ、キャンディ取っちゃってごめんね?シオン。お詫びに…。」

そう言ってエリーは一口チョコを持ってくると。自分で食べて…。

「…!」

口移しでチョコレートを食べさせにきた。

「どう?美味しい?」

エリーがしてやったりの顔をしながらニコッとする。俺はふっと笑って。

「ああ…美味しいな。」

そう答えるしかなかった。…珍しく俺は顔が熱く感じた。



「これが先輩か…。」
「最後にこれだよ。」
「なんというか凄いな…。」
「甘過ぎる…。」
「越えられない壁を感じる(かんじる)。」

ちなみに上からリン君、僕、アクト君、リオン君、ミヤビちゃん。
僕はため息をついて。

「なんか壮絶なハロウィンだったね…。」
「そうだな…。」

アクト君がゲンナリした感じだ。僕はとりあえず笑って。

「んじゃラストはみんなで楽しみますか!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「それではみなさん一斉の…!」

























「「「「「「「「「トリックオアトリート‼︎」」」」」」」」」

みんなで一斉にお菓子を渡し合う。
そうするとみんな元の世界に帰って行った。
























































「人間のお祭り…参加して見るのも悪くないですね。」

そう言ってソーニャの手の上にある写真は。

エリーシャの手を握ろうとするスノーを蹴りつけるシオン。
アクトは慌ててスノーを引き剥がそうとしている。ライト、リンはそれを見て大爆笑。サナはちゃっかりライトの腕に抱きついている。ミヤビちゃんはゼツとリナの2人と仲良く談笑している。そしてリオンはユーリに何か言って、ユーリは顔を真っ赤にして、それを記録結晶に撮っているシィ。

「デスゲーム…。それをクリアした方にもつかの間の休息が訪れますように…。」

そう言ってソーニャは指をパチンと鳴らす。
そうすると写真が本となり本棚に収納される。

「次は…何がいいですかね?」

ソーニャは笑いながら夢の間の違う本を読み始めた。



ハロウィン編→END 
 

 
後書き
さて、文句しかないでしょう?
すみません…。なんかこんな感じの書きたかったんです…。
苦い話ですよね (ニッコリ)甘さの欠片もない。
ではでは次のキャリパー編もお楽しみに? 

 

1ー1発目

 
前書き
GGO編スタート!
スノーハチャメチャGGO編!緋弾のアリアのネタが出てきます。
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
「母さん!出来た?」
「ええ。ALOデータコピーでいいのよね?完璧だわ。」

今、久しぶりに家にいる。ALO事件から一週間経ち、詩乃にGGOやる!と言ったのでALOのデータを違法コピーしてます。じゃないと今プーカの領主の俺がコンバートしたらプーカの方々にいろいろ迷惑かけてしまう。それにしても流石母さん。天才。

「架空空間で詩乃ちゃんとデートか…」
「デートじゃないし。」
「既成事…」
「言わせねえよ⁉︎」

とりあえずまあ、デートや既成事実どうこう、はどーでもよく。コピーデータをもらって俺はさっそく自分の部屋でGGOをやる事にした。
さあ、いつも通りの魔法の言葉で。

「リンク・スタート!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「まったく…あのバカは…」

今、私ーーー朝田詩乃ことシノンはGGO内で佳を探していた。「ログインしたら総統府?ってところに行くね〜!道?多分なんとかなるよ!」と言ったのに30分経ってもこないので探し回っているのだが…

「本当に何処にいるのよ…ん?」

ふと人が集まっているのを見つけた。
気になって少し見てみると…

「な、なんだ…あいつ…」
「あんなに早く銃弾を撃てるのか…?」
「どうしたの?」

私は気になって近くのプレーヤーに話しかける。そのプレーヤーは私を見るとニヤニヤしながら。

「まあ、見てみればわかるよ。シノンちゃん?」
「…」

あまり馴れ馴れしくしてほしくないんだけど…
とにかく見てみるとどうやら西部劇で良く見る早撃ちゲームをやっているみたい。
金髪のヘッドフォンをつけた少年が強いらしくニコニコしながらワルサーp99を指でクルクル回している。
その相手は…

「お、おい…あいつゼクシードじゃねえか?」
「まじだ…」
「…」

そこにいたのは前回BoB大会で優勝したゼクシードがいた。…あんまり私好きじゃないけど。

「お前、少し早撃ち出来るからって調子乗ってるんだってな?」

ゼクシードがそう挑発するように言うと金髪の少年は笑ながら。

「んー?いやーみんな弱すぎなんだよ。『僕は悪くない。』みたいにね。」

…ん?どっかで聞いたことある言い回しね。と思いながら私はその一戦を見守った。
早撃ちゲームのカウントダウンがなる。

3
2
1
0

バン。

「⁉︎」
「♪」

…!早すぎる⁉︎見えなかった…?
見るとゼクシードが瞳を開けて驚いた表情で見ていた。
そしてWINERの文字が金髪の少年に出ていた。
震えながらゼクシードが金髪の少年を指差しながら

「お、お前…今の『不可視の銃弾』じゃねえか…?ラノベの技をなんで…?」

そう、今のは目に見えない速度の早撃ち。緋弾のアリアに出てくるカナの『不可視の銃弾』まさにそのものだった。

「えっ!なんで?簡単じゃん。これ。ただ腕を速く振って銃を撃ってホルダーに戻せばいいんでしょ?(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
はあ…それより…お金かけるのはいいけどいいから総統府って場所教えてよ。待ち合わせの時間30分以上過ぎてるし…えーとこっちの名前だと『シノン』だっけ?あいつ怒らせると怖いかr…」
「なるほどねー。怒らせると怖いわね。」

私はいてもたってもいられず前に出て金髪の少年ーーー100%隣に住んでいる幼馴染の腕を掴んで人混みをかき分けて走る。「ひゃあぁぁぁぁ〜⁉︎」とか言って目を回してる佳とか「あれって…『氷の狙撃手』のシノンじゃないか⁉︎」「あの金髪の少年と腕組んでるぞ⁉︎あの子と一体どんな関係なんだ⁉︎」とか聞こえるけど無視。私は行きつけの人が少ないBARに行く事にした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ごめんね?ワルサーp99買って総統府についてそこらの人に話しかけたら初心者狩りだったみたいで、それ倒したらあんな感じになっちった!てへぺろ(^_−)−☆」
「…」
「ごめんてば〜!」

今俺はシノンの行きつけのBARにいる。なんか早撃ちゲームの後にいきなり引っ張られた。解せぬ。
そんな事考えてると不意にシノンが聞いて来た。

「…あんた。なんであんな技使えるのよ?」
「俺はスノードロップね。あー…これ、ALO…まあ、簡単に言うとSAO時のデータだから俊敏性がずば抜けて高いんだよね。まあ後はリズム感覚で『不可視の銃弾』はリズムゲームに出てくるアドリブの感じの応用と俊敏性で出来るし、相手の銃撃みればリズムを掴んで『銃弾撃ち』…銃弾に銃弾を当てることが出来るよ〜?」

簡単だよ?と俺は首を傾げながら笑いかけるががシノンは呆れ顔で。

「相変わらずやること無茶苦茶ね。」
「仮想空間の俺は…非常識と歌と音楽で出来ているんだよ?」
「それはいつもでしょ…それじゃ行くわよ。」
「?どこに?」

そうするとシノンはニヤッとしてこう言った。

「襲撃。」

どうやらこのスナイパーさんはゲーム始めて1時間の人に対人戦をやらせるようです。…もうやったか。
そんな事考えながら俺はシノン…幼馴染の後に着いていった。 
 

 
後書き
ついに始めちゃったGGO編!
これは少し長くなりそうで、現実世界の話もかなり入れていきます!

スノー「俺の活躍!見逃すなよ!特に詩乃!」
シノン「興味ない。 (ちょっと楽しみ)」
スノー「(´・_・`)」

次回もよろしくお願いします! 

 

2ー2発目

 
前書き
深夜投稿が多いな…最近。夜行型ケンケン4(((o(*゚▽゚*)o)))
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
「あれかい?今回の敵は?」

俺は今望遠鏡で今回狩るプレーヤー達を見ていた。場所は相手から2000m離れた場所の岩陰。人数は…四人か…どうやらモンスターを倒してきたところらしい。

「そうね。今回は私たち2人でやるけど…」
「んじゃさっそく狩ってくるね!」
「待ちなさい。」
「ぐふっ!」

いきなりシノンに後ろの襟掴まれた。く、苦しい。

「なんだよ‼︎今日は珍しく『気まぐれロマンティック』を歌いながら戦おうと思ったのに…」
「選曲おかしいわよね⁉︎…それはともかく。作戦あるから。まず、私が1人適当に狙撃するから。その後け…スノーが突撃。こんな感じかな。」
「あ、俺のリアルネーム呼ぼうとしたね!まったくこれだからシノンちゃんは…」

チャキ…

「申し訳ありません。シノンさん。お願いですからグロックのハンドガンしまってくれるとありがたいんですけど。」

いつの間にかハンドガン突き付けられてた。

…⁉︎

「スノー…?」

いつもと様子が違うからだろう。シノンが心配そうに話しかけてきた。

「…なんでもないよ!早くちゃっちゃと倒してこよう。」
「ならいいけど…あ!あとトランシーバーの使い方分かるわよね?」

俺は親指を出して一言。

「分からない!てへぺろ(^_−)−☆」
「…」
「教えてください。シノンさん。」


































トランシーバーの使い方を教わり、俺は相手プレーヤーから500mの岩陰に隠れて、シノンと通信する。

「まーだー?シーノーンー?まーだー?まーだー…」
「3、2、1の合図で行くわよ。…武器は大丈夫なの?対人戦はワルサーp99だけじゃキツイわよ?」
「大丈夫!俺にはもう一つ武器があるから(・・・・・・・・・・・)
「…?」
「ほらほらはーやーく!」

もう敵が100mくらいの距離になっていた。

「はぁ…行くわよ。









3、2、1…スタート。」

そう言った途端。後方で花火が上がったような音がしたと思うと四人いた相手プレーヤーが1人吹っ飛んだ。

「♪〜やるやる〜」

つい口笛を吹くほどの正確さだった。流石スナイパー!

「んじゃ俺も行きますか!」

俺は岩陰から飛び出し、相手プレーヤーに突撃する。俊敏性は高いので一気に50m近くまで行く。

「伏兵だ!」

相手プレーヤーは一斉に銃を向ける。だが…

「期待と夢乗せて放て希望の弾丸♪」

その前に俺が放った弾丸…『不可視の銃弾』が相手プレーヤー三人のサブマシンガンに当たり、銃の機能を止める。そして。

楽譜(スコア)♪チャイコフスキー作くるみ割り人形♪」

くるみ割り人形の口笛を吹きながら相手プレーヤーの目の前に立ち、オーケストラの指揮者が指揮するように手を振り、言い放つといきなりプレーヤー2人がいきなり切れる音がしたと思うと木っ端微塵のバラバラになった。
実は今のはワイヤーで2人を切ったんだけど分かってないみたいだな。ちなみにこのワイヤー技。楽譜みたいなのでスコアと呼んでいます。ちなみに今チャイコフスキー作くるみ割り人形のリズムで切ったんだけど切られた2人気づいてないよな…

「な、なんなんだお前はぁぁぁぁ⁉︎」

残った1人が慌ててサブウェポンの銃を俺に向けるが…俺は笑顔で。

「残念だけど…おーしーまーい!」

その瞬間。予測軌道線が相手を貫いた。しかし相手はもう俺に対して銃撃する構えなのでかわす構えに入れない。

「はい。バイバイ!」

そう言ったと同時に最後の相手プレーヤーが目の前から消し飛んだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…本当にGGOやったことないの?」

シノンが疑うようにお酒を飲みながら話してきた。
ちなみに相手プレーヤーの落とした物をちゃんといただき☆俺達は再びBARにいた。

「うん、やってないよ。」
「スノーの動き…もはやベテランプレーヤー並みの動きだったわよ…」

俺は笑いながらミルクセーキを飲む。…何処ぞのカードゲームの世界か。ここは。

「…まあ、あの世界に2年もいたらこうなるよ。…というか今日ご飯どうする?」
「いきなり現実の話しないでよ…いつものスーパーで待ってるから。そこで決めましょう。」
「了解!」

俺は内心笑いが隠せなかった。
くくく…気づいてないだろう…詩乃…!これをやることにより帰りの夕飯代が半分になり、作る手間も半分になるのだ‼︎まさに神の…

「絶対証明…じゃないわよ。」
「ありゃ聞こえてた?」
「聞こえてたわよ。普通に。
…まあ、今日のご飯はスノーのおごりでなおかつ作ってもらおうかしら。」
「…鬼!鬼‼︎」
「ほら、早くログアウトするわよ。」

シノンが席を立つ。俺は頭を掻きながらもその背中を追った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ログアウトして。実家から原付でスーパーに行くと詩乃はまだ来ていないようだった。

「あれ?早かったかな…」

そんな事考えてると不意に。

「雪宮君…だよね?」
「君は…ああ!新川君か!」

不意に声をかけてきた相手はいつか詩乃の家で会った。ボーイフレンド? (仮)の新川君がいた。
…優しそうだけどなんか怖いんだよね。赤ずきんに出てくる狼みたい…なんだよな。実際わからないけど。

「どうしたの?」
「朝田さんが…あそこの裏通りに連れ込まれて…」

俺は新川君の話を最後まで聞かずに走り出した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「あーさーだ?ゲロってるんじゃねえよw」

まさかスーパーの近くに遠藤さん達がいたなんて…!
指で銃の形を作られ、また発作が起きてしまった。それで今にも吐きそうなのを必死に抑えていた。
遠藤さんが私のバックから財布を出そうとした瞬間。

「…何やってるの?」

いつもの隣の幼馴染のあの声が聞こえた。だけど…

「なんだぁ。お前。」

遠藤さんがニヤニヤしながら佳に近づくが普通に無視しながら私のところまで行き。

「詩乃の幼馴染。…詩乃。帰るよ。」

そう答えると佳は慣れた手つきで私のバックを持ち、私をおんぶする。 …普通に恥ずかしいけど今は言えない。
そうすると遠藤さんはとても不機嫌そうに

「勝手に話進めてるんじゃ…」
「黙れ。」

この時。佳がとんでもない殺気を放ってた事に気が付いた。遠藤さん達はその殺気に一歩引く。

「本当は男女平等にボコボコにしたいところだけど今回は許してやるよ。だけど次詩乃に手を出したら…」

その時佳はやけに明るく、なおかつ殺気だった声で。

「どうなるかな?」

と言うとそのまま私をおんぶしたまま路地裏から出た。
 
 

 
後書き

ちなみにチャイコフスキー作くるみ割り人形は聞いたこと無いですw

 

 

3ー3発目

 
前書き
今回はショート。
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 

「佳…?」

佳に助けてもらい、家まで送ってもらった。 (なんかおんぶのまま)だけど佳の様子がおかしい。家に着くまでも。「ああ。」とか「そうだね。」何て言う短い言葉しか話さない。

「ああ…詩乃。大丈夫。」

どうみても大丈夫じゃない。今の佳の目は光がない…まるで死んだ魚の様な目だ。

「大丈夫…じゃないでしょ!」

私がそう叫ぶが佳はフラフラとしてベッドに座ると私を見てこう言った。

「大丈夫…」
「え?」
「大丈夫だよ?別に?詩乃を困らす奴なんてみんな僕が(・・)どうにかするからさ。」

声は静かだった。いつもの綺麗な澄んだ声だけど私の目を見る佳の目はまだ死んだ魚のような目だ。そしてさらにこんな質問をしてきた。

「ねえ。仮にも『人生リセットボタン』があったとしたら…詩乃はどこをやり直しする?」
「えっ?」

突然の佳の質問にポカーンとする。だけど佳は口だけの笑顔で。

僕は(・・)ね。あの場面をやり直すよ。詩乃を何としてでも。あの郵便局からなんとしてでも連れ出す。だから…?僕は?俺は?なんとしてでも…ははは!」
「け…い…?」

突然佳は笑いだす。

「なんで気づかなかったんだろう!僕は!そうだよ!やり直せばいいんだ!ははは!そうすれば詩乃は幸せだ!」

壊れたピエロの人形の様に笑う佳に私はいてもたってもいられず私は叫んで、抱きしめた。

「佳!戻ってきて‼︎」













































…?

「…詩乃?なんで俺に抱きついてるの?」

あれ?なんで俺は詩乃の部屋にいるんだ?
確かあの不良から詩乃を助けて…
みると詩乃が泣いていた。

「わ、わわ!詩乃なんで泣いてるの!」
「…け、い…なんだよね?」
「はあ?」

そうすると詩乃が服の袖で涙をふくと。

「良かった…」



その後。適当にお互いの冷蔵庫から残ってる物を持ってきてそれを合わせて適当に調理して一緒に食べる。
途中、詩乃が「大丈夫?」ってよく聞いてくるけど。なんなんだ?
部屋に戻る時も心配そうな表情だし…。
部屋に戻ると。メールが一件届いていた。

「差し出し人は…父さん?」

どうやら病院に来いということらしい。とりあえず「了解。」と送った後風呂に入るとベッドに横になった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

次の日。病院に行くと診察室に通された。そこには父さんがいた。険しい顔でいきなりこう言った。

「なあ、佳。お前昨日何してた?」
「…?昨日?ゲームして、不良から詩乃助けて。詩乃と一緒に飯食って、自分の部屋に戻って寝た。」
「そうか…なら、朝田さん助けた後と飯食うまでの間の時間覚えてるか(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)?」

間?あれ?えっと…

「覚えてない…?なんで…?」
「そうか…もういいぞ。」

父さんは依然。険しい顔でこう言った。

「時間ないから単刀直入に言うぞ。…また違う人格が出てきてるぞ。」
「え…?でも…?」

父さんは腕を組んで話し始めた。

「ああ。…あの事件の前まで『僕』という人格がお前として生活してたが…SAOに囚われてた時に人格が融合してなんとか『雪宮佳』として戻ってきた。
…だがその人格がまた出始めている。」
「なんで⁉︎」

おちゃらけられない現実を突きつけられ。だが父さんは椅子から立つと

「お前…まだ郵便局のあの事件ひきづってるのか?」

そう言うと父さんは診察室から出て行った。
 
 

 
後書き

大人になりたくないですね!
でも誰でも大人にならなきゃいけないのが人間なのです。
スノー君…雪宮佳にはこの壁にぶち当たってもらいましょう!
次回もよろしくお願いします! 

 

4ー4発目

 
前書き
うーん…2500文字以上いかない…

それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 


「弾丸の雨は君を貫く…ポップな転調♪」

そう歌いながら相手の銃弾をリズムに合わせながらかわし、『銃弾撃ち』銃弾で銃弾を当てたりし、カウンターでワルサーで相手の眉間を撃ち抜く。

「このや…」

出てきた伏兵3人中1人を『不可視の銃弾』でベッドショットを決める。さらに…

「楽譜!ラ・カンパネラ‼︎」

また、指揮するように腕を振ると残り2人が楽譜…俺のワイヤーアクションで木っ端微塵になる。

「なめやがって…」

すると遠くにスナイパーが俺を狙っていた。俺は気付かないが…

バン。

花火のような音が上がったかと思うとスナイパーが吹っ飛んだ。1、2、3…
敵の数を確認し、シノンに、そして今日のゲストに通信を入れる。

「オールクリア…かな?」
「そうね…シュピーゲル。貴方は?」
「僕も倒したよ。」

シュピーゲル…そう。今回のPKには新川くんも入れていた。実際この前の始めてのスノー☆クッキング (と書いてPKと読む)ではいつもどうりのハチャメチャな闘い方で勝ったので。父さんの診察が終わった後気分転換にGGOで基本の闘い方を見たくてシュピーゲル君を呼んだのだが…。

「チキン戦法が基本なの?」

場面が変わって今はBARに3人でいる。ちなみに2人はウイスキーらしき物で俺はミルク。…ええ蟹の真似ですよ。
話を戻してシュピーゲルの闘い方を見てると物陰に隠れて銃を撃ち、俊敏性を利用して相手を倒す。チキン戦法じゃないか!と思ったけど…。
正直な話そんな事せずテクニックで補えば…。

「あんたみたいに相手の銃音のリズムを測ってしかもそれに当てるという事がおかしいと思うけど」

シノンが一言。ザクッ。

「スノー君みたいに戦えないよ…普通は俊敏性が高いプレーヤーはヒット&アウェイが基本なのに…というか特攻だよ。普通じゃない。」

シュピーゲルにも一言。ザクッザクッ。

「酷いよ酷いよ!…シノンと紅茶飲んだ時にシノンが砂糖じゃなくて塩入れるくらい。」
「何嘘ついてるの。あんたが私のに入れたから交換しただけじゃない。」

俺が泣き真似をしながらおちゃらけ、シノンがクールにツッコミを入れる。そのやり取りを見て、シュピーゲルが不意に、真剣な表情で聞いてきた。

「そういえば2人はどういう関係なの?」

その質問に俺とシノンは顔を見合わせて。

「家が隣の幼馴染。」
「うーん…半分同居人。いやーシノンがいつも『夜。お化けが出てきて眠れない!』とか言って来るもんね〜?かわいいなー!」
「佳。次嘘ついたら…」
「すみません」

ゲーム内でリアルネームを言うほど怒ってらっしゃったので真面目に謝る。
そんなこんなでBARに入り浸り、ログアウトする。
…ただ。その時のシュピーゲルの俺への嫉妬の目線が印象的だった。
そんなものも無視するのが僕だけどね♪

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

それから一ヶ月何事もなく過ぎた。ALOにて、プーカ領の《奏龍》と戯れたり。SAOの回想ーーーとある『白の剣士』との邂逅を思い返してみたり。
現実では明日菜と和人を茶化したり、歌ってみたを投稿してみたり。いろんな事をしていた。
そんな中。

「美味しい!久しぶりに銀座の喫茶店の紅茶。カモミール飲んだ!やっぱり香りがいいね!」
「佳…お前やっぱりすごいよな…」

今、俺と和人は場違いな喫茶店のテーブル席にいる。まあ、場違いは和人だけかもしれないが。
そしてニコニコしながら総務省のお役人さん。菊岡誠二郎が向かい側に座っていた。

「喜んでくれて何よりだよ。」
「んでなんですか?菊岡さん。俺たちを呼んだ理由は?」

菊岡さんはニコニコを崩さないでこう言い放った。

「今のゲーム内で殺人はできるのかな?」
「無理だな。」

速攻でキリトが言い放った。
どうやら最近GGOのプレーヤーが相次いで死んでいるらしい。その死の前にはあるプレーヤーが銃でそのプレーヤー達を撃っていたみたいだった。
その中には俺が瞬殺したゼクシードも入っていた。
その事を話すと菊岡さんは以外、という顔で。

「へえー。GGOやってるんだ。」
「誘われて、ですけどね。」
「なら話は早いね。」

そうすると菊岡さんは真面目な顔で

「GGOでこのプレーヤーを調査してきてくれないか?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「くそ!佳も佳だ!なんで引き受けたんだ!」

銀座の喫茶店の前で。菊岡さんの依頼を2つ返事で答えた俺に和人は不満があるみたいだった。

「え、なんでって…嫌な予感しない?」
「えっ?」

和人が何が何だかわからないような表情だった。俺はそれを見てクスリと笑いながら。

「勘…かな。それに、あいつが頑張ってる世界に異常なんて起こしたくないし。」
「…?」
「ほら!さっさと帰ろうぜ。」

俺はその後、和人とと別れ、自分の部屋へと戻って行った。







































とあるパソコンのディスプレイ。そこには今までの不審死の被害者のプレーヤーの写真とともにシノンとスノードロップの写真が貼られていた。 
 

 
後書き
『白の剣士』…いったい何者なんだ…?
そう思う方はローレライさんの小説へGO!
コラボりたいけどGGOやりたくてコラボ出来なかった…
堪忍な!…シオン君。

次回もよろしくお願いします!あ!後感想もぜひぜひ。 

 

5ー不安な5発目

 
前書き
カラオケオール!中に書いた!
というわけで深夜テンション!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
とりあえず、菊岡さんとの会談を終え、俺はALOにログインしていた。

「スノーさん!領内の収入など…」
「スノーさん!他領からの会談が…」
「領主!楽器が高いと苦情が…」

領主の仕事!忙しい!なんだろう…とりあえず政治家の人達。大変なんですね。ごめんなさい。
そんな事考えながら。俺はある秘密兵器を用意していた。

「クラリス…!頼んだよ!」
「任せて!スノーお兄ちゃん!」

俺の横にはSAO時代に助けた少女。クラリスがいた。実はクラリス。俺の父さんの病院に入院していて、本名は…

柊未来(ひいらぎみらい)だったよね。」
「スノーお兄ちゃん…リアルの名前は禁止だよ!それより…」

クラリスはキッと前を向くと。俺の領主の仕事を見たかと思うと。

「こっちに領内領収書を作っておきました。ご確認ください。」

クラリスがさっと、領収書を出し。

「会談は私がスノーお兄ちゃんの代行で行きます。ケットシーとの同盟会談ですよね?了承の手紙を出してください。」

テキパキと物事を決め。

「楽器の値段に関しては、下げることを努力するという貼り紙にプーカ領の掲示板に出しておいてください。」

的確に指示を出す。
このクラリス。実はこのような経営に関しては天才的な実力を持っていた。
…こらそこ!頭の出来が違うとか言わない。

「ありがとう!クラリス!」
「別にいいよ!スノーお兄ちゃんの頼みだし。」

おお…なんというハイスペックな子なんだろう…妹にしたい。
そんな願望を考えつつ。…ロリコンではない!断じて。まあ、可愛いけどね。

「それよりいいの?キリトさんとダンジョンで会うんじゃないの?」
「は⁉︎」

忘れてた!これはまさに…。

「ドラエモーン!どこでもドアだしてよー!」
「急がないと駄目だよ!スノーお兄ちゃん!」

クラリスにそんな事を言われながら、俺は慌てて待ち合わせ場所のダンジョンに向かって行った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「キリト君とスノーALO辞めちゃうの⁉︎」
「いや、そういう訳じゃないんだけどね〜?」

俺はいつもどうり笑顔で手を振りながら否定した。
待ち合わせのダンジョンにて空中に浮いている浮島でキリトのコンバートについてキリトの鬼嫁?アスナにキリトのGGOコンバートについて説明していた。ちなみに下では、リーファ、シリカ、リズがモンスターと戦っていた。…うん。下の方々はなんか負け犬オーラが出てる気がする。ちなみにキリトはアスナの横で寝ている。その上にはユイがいる。
俺は笑顔を崩さないで説明をし始めた。

「いや〜、今俺GGOのアバター持ってるんだけど。それ関係の仕事が菊岡さんから頼まれちゃってね。キリトを助手役として頼みたくてね。」
「それならコンバートしなくていいじゃない。」

アスナが怖い顔で見てくる。むー…素早さ下がるぞ…。怖い怖い。そんな事を考えながらも

「うん。最初はコンバートしなくていいと思ったんだけど。依頼内容に戦闘が入るみたいなんだ。だからやっぱりスペック高いアバターにして欲しいんだよね。」

嘘は言ってない。危険とも言ってないが。

「そういう事だから!一週間くらいこっちにログインできないから。よろしくね。」
「領主の仕事はしなくてもいいの?」

アスナが心配そうに言うが。まあ、

「大丈夫。俺の公認の代行がいるから!問題ないよてね?」
「そう…キリト君はまだ残ってね?」

あ、キリト君頑張って下さい。俺は応援してますから。キリトは俺に目で「助けて下さい。」と訴えかけているが無視だ。無視。
おそらく次会うのは修羅場を乗り越えた後だろうけど…
後ろの冷たい声をBGMにして俺はプーカ領に戻って行った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

プーカ領に戻りALOをログアウトした後、俺はGGOにログインしていた。…忙しい。

「シーノーン!ひーま!ひーま!」
「あんたね…少しは待つということを覚えたら?」

今敵の待ち伏せ中。今回は他のプレーヤーとの合同だった。
…むー!

「シノンちゃん高校生なんだよね。この後どう?」

男性プレーヤーがシノンに馴れ馴れしく話しかけていた。…まあ、アバターのシノンは可愛いから誘うのは分かるけど。…なんかそういうのモヤモヤする。
…なんだこれ?

「ごめんなさい。私あまりそういうの興味ないの。」

シノンが『氷の狙撃手』の通り名どうりに冷たく男性プレーヤーに接する。
良し、断った!
…?あれ?なんでこんな事考えてるんだろう…?
…。

「スノー?」

シノンが心配そうに俺の顔をのぞく。俺は慌てて笑顔を作りトボけた。

「ん?なーにー?」
「アタック準備した?もうアタックするみたいわよ?」
「分かった。任せて。…ねえ。シノン…いや詩乃。」

つい、名前で呼んでしまった。シノンが少し驚いた顔をしてる。
何を言いたいんだ?俺は?

「…いや、何でもない。」
「…?そう。ならいいけど。」

シノンは不思議そうに俺を見た後狙撃体制に入る。
俺はワイヤーとワルサーを確認して作戦開始場所に向かって行った。










 
 

 
後書き
作者「うーん…LIVEDAMで90点台が3回しか出ない。」
スノー「後半ビブラートかかってなかったよ!」
作者「自覚してます」
スノー「まあ、crossing fieldが92だったからまあいいだろう!」
作者「はい。ちなみに90台は
君の知らない物語
crossing field
花は桜君は美し (いきものがかり)です」
スノー「しょぼい…」
作者「頑張ったから許して!感想お待ちしています!では!」
作者&スノー「「次回もよろしくお願いします‼︎」」
 

 

6ー6発目には愛を込めて

 
前書き
はい、今回は遊戯王並みの超展開。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
今回の作戦のリーダーのダインさんの話は、まずシノンがターゲット4人の内1人をスタイリッシュ!退場! (PK)してから俺たち前衛組が残りカスを掃除するという…まあ、不意打ちだね。なんて卑怯な…。
不意打ちは俺もやるって?やーだな!まだストーカークラディールと妖精王(笑)の人にしかやってないよ!
そんな事を考えていると隣にいたダインさんが首を傾げた。

「おかしいな…」
「どうしたの?」

ダインさんが不思議そうに首を傾げた。

「いや、予定だと4人のターゲットのはずが5人になっているんだ…どういうことだ?」
「…そうですか」

うーん。それは気になるな…というかそういう内容は普通一応みんなに意見聞くべきだよね…まあ、シノンが人間的にダインさんを嫌いって言うのもわかる気がする。一応俺は意見を求めた。

「どうします?…俺は引いた方がいい気がしますが?引くなら今ですよ。」
「いや、そのままだ。1人増えたところで変わらないだろう」

いや、変わる気がしますが。まあ、いざとなれば俺が無双すればいいし。

「わかりました。」

そう答えたとたんシノンのへカートの銃声が聞こえた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…!薔薇の花束を探そうよ♪」

ズガガガガガガガガ

そんなガトリングの音を聞きながらなおかつ歌いながらかわす。
いや、相手の1人増えた奴がメイトリックス大佐顔負けのごっついのだった。それがガトリング撃ってきて逃げてるところなんだが…ちなみにシノンをナンパしようとした奴が1番最初にキルされました。ざまあwww
そういえば無線越しにダインさんとシノンが言い争った後にダインさん特攻してたけど。なんでだろう。

「まあ、いいや。」

俺はワルサーを片手で構え、岩陰から飛び出し。ガトリング男に向かって行く。

「ポケットにゃ薔薇がいっぱいさ♪…りゃ!♪」

相手のリズムに合わせて銃弾をガトリング男に撃つが…。

「HAHAHAHAHAHAHAHA!」
「むっかつくな…!」

なんとワルサーの銃弾をガトリングで防御しながらさらに乱射してきたのだ。
銃弾の雨が俺を襲う。慌ててライダージャンプで岩陰に隠れる。

「まじかよ…」

銃弾を脇腹に見事に食らい、HPがかなり減っていた。この世界のペインアブソーバーは低く設定されてるらしく鈍い痛みが走る。

「とりあえず回復を…?」

ふと回復する手を止めてしまった。近くのビルの窓からシノンがジャンプしていたからだ。

「!あのバカ‼︎」

俺は慌ててワイヤーを構えガトリング男に向かって行く。
ガトリング男はシノンにガトリングを向ける。
そしてあの日の郵便局を思い出してしまった。銃を持ち暴れる男。それに向かって行く詩乃。

「やめて…」

ワイヤーをガトリングに向けて放つ。

「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼︎」

するとワイヤーはガトリングガンを切断することなくワイヤーがガトリング部分に絡まり、不発を起こした。
ガトリング男が驚愕する中。

「チェックメイトよ。」

上空から落ちながらシノンがへカートをガトリング男に放ち、見事にヘッドショットを決めた。そのまま綺麗に着地するとガトリング男はそのままポリゴンスノーと化した。
俺はシノンに話しかける。

「ねえ。シノン。」
「何?」

俺はハラスメントなんて考えないでシノンを抱きしめていた。

「スノ…佳?」
「良かった…仮想空間でも…詩乃がまた銃弾に当たってたら…」
「いつもことじゃない。この世界で銃弾に当たるなんて。」
「それでも…大切な人が撃たれるのは見たくないんだ…」
「…」

お互いリアルネームを呼んでいるが今は関係無い。
俺は泣きそうになったけど耐えられた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後、相手の残骸などを確認した後ログアウトした。
シノンが俺に話をしないのが気になるが…なんで?なんか変な事言った?

「ねえ?佳。」
「な〜に?人の家でフランベやってキッチンを黒こげにするかって?しないよ〜?…フランベやるけど。」
「何をしているの⁉︎」

詩乃の盛大なツッコミがとぶ。今日詩乃の部屋の方で夕食。ちなみにフランベとは肉などにブランデーなどのアルコール度数が高いお酒を入れてフライパンの上で炎を起こす料理の仕方である。ちなみに作っているのはステーキ。

「ほい、出来たよ。」
「ときどき佳はすごいよね…」

詩乃が落胆しながらステーキを食べる。…なんで落胆?

「ねえ、佳。…さっきの『大切な人』って」
「…あ」
「聞きたいな。私。」
「そう。」

詩乃を見るといつの間にかに正座待機していた。俺は笑いながら時計をみて。

「ああ!ヤバイこんな時間だ!食器片付けようっと♪」

歌うように逃げようと立ち上がると詩乃に腕を掴まれた。

「ねえ…教えて。」

上目遣いされてドキドキなんだけど…
以外と言葉は素直に出た。

「ハハッ。詩乃ずるいな〜!俺にそんな事答えさせるなんて!まあ、俺は嘘が下手だから」

俺は笑いながら。そのまま詩乃を引き寄せ。

「好きに…決まってるでしょ?」

おでこに口付けした。

「詩乃は?」
「私も























































好き。」

詩乃はその後俺の口に仕返しとばかりにキスしてきた。
































































「ん?佳からメールだ。」

明日奈とメールしていると不意に佳からメールが届いた。
内容は短い。だが謎の内容が書いてあった。

「『和人へ
和人のリアルに充実している理由が分かりました。確かにクライン妬むわ。これ。
佳より。』」

…どうしたんだ?あいつ。
 
 

 
後書き
作者「エンダアアアアアアアアアアアアアアアイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアウィルオオオオオルウェイズラアアブユウウウウウウウウアアアアアアアアアアアアア」

と叫びたい展開。

僕は満足だ。
いや!
僕達の満足はこれからだ!
次回もよろしくお願いします。 

 

7ー甘い7発目

 
前書き
甘い甘いと感想がいっぱいきております!
残念ながら僕は甘ーい紅茶が大好きなんですよ。
いつもどうりの駄文!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ!
 

 
「なあ、佳。昨日のメールなんだよ?」
「ん?世界が広いと思っただけ。」
「はあ…?」

今僕とキリトは国立の病院にいる。死銃対策に万が一に備えて病院でゲームをするらしい。ちなみに雪宮病院は今ベッドが満室で使えないらしい。…残念。

「ここかな…?」
「そうみたいだな。」

ログインする部屋に入ると看護師さんがいた。

「和人君に佳君!お久しぶり!元気にしてた?」
「あ、どうもです。」

この看護師さん。以前雪宮病院で働いて面識がある。たしか…

「安岐さん…でしたよね。」
「あら、名前覚えててくれたの!」
「はい。院長の息子たる者。スタッフの名前を覚えておかないと行けませんからね。」
「はいはい。…そんなことより…」

そう言うと安岐さんはいきなり僕達の方にあるいてきたと思うと、腹をつかんできた。

「ん〜?ちゃんと2人ともご飯食べてる?肉ちゃんと付けようか?」
「うわ!」
「うひゃははははwww離して下さいいいいwwwくすぐったいですwww」

腹筋がつりそうになりつつも腹つかみに耐えていると。ふと安岐さんが思い出したように腹を掴むのをやめ、ポケットから手紙を出した。

「そういえば菊岡さんから手紙預かってるわよ?」
「手紙?」

和人が手紙を読む。そうするとまずい食べ物を食べた顔になった顔になったかと思うと手紙をぐしゃぐしゃにしてポケットに入れてしまった。

「あ!僕読んでないよ!」
「お前には関係ない…って佳お前一人称『僕』にしたのか?」
「うん!ある人からの頼みでね!」
「そうか…」

和人は少し考えるそぶりをすると安岐さんに向かって

「あ、これから始めるんで。よろしくお願いします。」
「僕もよろしくお願いします。」
「はいはい。こっちの世界の貴方達の体は任せて。…佳君は電極パット自分で付けてね。出来るでしょ?」
「わかりました。」

僕は上着を脱いで電極パット用のクリームを付けて胸に貼る。和人は安岐さんに貼ってもらっている。「上着脱ぐんですか⁉︎ちょっ、ちょっと…」…恥ずかしがってるのは何故に?

「んじゃ。始めるぞ。…リンクスタート!」

和人が魔法の言葉を言い、仮想空間に飛び出して行った。
…僕も!いつもの様に!

「リンク♪スタート♪!」
























































仮想空間のマイホームに着いた僕は衝撃の事実に気づいてしまった。

「しまった!キリトに待ち合わせして合流が出来ない!」

集合場所を言うのを忘れてしまった。初心者おいてけぼり。…スノードロップてへぺろ(^_−)−☆

「…まあ、適当に歩いてれば会うか…とりあえず総統府に行ってみるか…。」

ということで僕は適当に歩くことはした。ぶらり途中下車ならぬ、ぶらりぶらりの旅〜!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「スノー君。」
「ん?シュピーゲル!」

街中の通りで声を掛けられ、振り向くとシュピーゲルがいた。僕は笑顔を崩さないで話を続けた。

「どうしたの〜?そんな怖い顔して?僕の素早さが二段階さがるよ?」
「ふざけないで!…単刀直入に言うよ。…シノン…いや、朝田さんと付き合ってるって本当?」

うわ…異世界の人が感想で教えてくれた嫉妬の目線が来てるよ…。
そんな訳の分からない事を思いながらもあくまで僕の表情と話のトーンは変わらない。

「本当だよ。…シノンから聞いたの?それ?」
「うん。ところで…スノー君。シノンと別れて。」

はい!告って、OKもらって次の日に他人に別れて宣言もらいました!どういう…ことだ…?

「なんで?」
「僕もシノンが…朝田さんが好きだから…」
「だったら嫌だね。」
「…⁉︎」

嫉妬の目線をさらに強くするシュピーゲル。
それに対し僕は笑顔でこう言った。

「僕はね。あいつが大切なんだ。…ボロボロになっていくあいつを見たくないんだ。だから…」

僕はシュピーゲルの肩に手を掛け。

「別れる?そんな事は絶対ない。…あいつも僕の事が好きって言ってくれた。だから僕もあいつの事を好きで居続ける。…覚えておいてね。シュピーゲル?いや…新川君?」

そう言って。僕は立ち尽くすシュピーゲルを後に僕は歩き始め、総統府へと足を進め始めた。
そんな中僕はあの告白した日の事を思い出していた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あの恥ずかしい告白の後。俺達は気まずそうにテーブルを境に向かいあっていた。ちなみに俺ファーストキスだ…。
そんな今更ながらに考えていると詩乃が気まずそうな空気の中、話かけてきた。

「ねえ、佳。」
「なーに?」
「あの…一つお願いがあるんだけど。」
「出来る範囲で。」

そうすると詩乃は少し躊躇い気味に。

「一人称『僕』にして!」
「⁉︎なんで⁉︎」

いきなりびっくりだよ!なんで?俺は詩乃の答えを待つとゆっくりと照れくさそうにな話始めた。

「だって、あの雨の日。助けてくれた時『僕』だったじゃない。…佳はその時私の記憶無かったけど。」
「ん…まあ、そうだね。」

まあ、確かにあの時…3年前か。確かに僕だったね。詩乃との思い出の記憶無かったけど。

「あの時の佳がカッコよくて…ヒーロー見たいに思えたんだ。だから…」
「しょうがないな…。」

俺は詩乃の隣にきてデコピンした。そして詩乃の耳元で囁くように。

「いたっ…えっ?け、佳…?」
「なってあげるよ。…詩乃が好きな僕に。よろしくね。」

そう言って詩乃の頭を撫でると僕は自分の部屋に戻った。

「…ばか。」

詩乃は聞こえない様に頭をさすりながら少し顔を赤くして僅かにそう呟いた。





















































「…うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎やっふうううううううううううううう♪」

部屋に戻って顔を真っ赤にして叫んだのは僕だけの秘密。
 
 

 
後書き
作者「〜♪」
スノー「なんかご機嫌だね?♪」
作者「腹がたってるのが分からないの?スノー君。」
スノー「ああ、再試?」
作者「うん。この話合間に作ったの。…と!スノー君!そういえば君人気だね?」
スノー「うんうん!なんか僕を応援してくれている人がたくさんいて嬉しいです!まだまだ感想も待ってますよ〜!では!」
作者&スノー「「次回もまたお会いしましょう‼︎」」
 

 

8ーlost

 
前書き
甘いのも好きですが…悲劇も…

大★好☆物★です!

それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
とりあえずいろいろあったが…

「総統府についたけど…誰も居ないな…というかキリトあいつどこだ?」

今僕は総統府にいて、第3回BOBという大会の受け付けをしている。シノンに頼まれてこの大会を制覇しようと言っていたのだ。…入れ込み過ぎな気がするかも知れないけど。

「名前はスノードロップ♪住所は書かない!…銃なんていらないよ。」

参加申し込みを入れていく。歌いながら。ちなみに個人情報は一応院長の息子のため、あまりさらさない様にしている。

「お前…」
「うん?」

申し込みをし終わり、総統府の外へと出ると声をかけられた。
振り向くと骸骨の仮面を被った…気色悪い黒マントがいた。骸骨の目は真っ赤な光が出ている。ダース・ベー○ーか!

「…どちらさま…?」

僕は恐る恐る、黒マントの骸骨に尋ねるとゆっくりと話始めた。

「お前…スノードロップ…。お前なのか…?『音の死神』?」

!音の死神!それはSAO時代の僕の通り名。
それを知っているって事はこいつ…SAOサバイバーか!
だけどこいつの雰囲気はまずい。まるで…あの時の…郵便局の…
僕は恐怖から来る動揺を隠す様に答えた。

「何のことかい?」
「…」

黒マントは僕を一瞥すると、何も言わずに立ち去ろうとした。
しかし僕の近くを通りすぎる瞬間。

「偽物なら知らないがもしも…お前が『音の死神』なら…」

黒マントは僕の横に立ち止まり。

「…殺す。」
「…⁉︎」

それを言われた瞬間。あの時の郵便局で命を狙われた事がフラッシュバックした。
男の凶行。暴力を受ける詩乃。あのハサミで人の肉を貫く…。

「う…。」

仮想空間といえども気分は悪くなるようで吐きそうになるのをグッと堪える。
少し胸を掴んで、呼吸を落ち着け、周りを見渡すと…。

「いない…?」

さっきまで居た黒マントがいなくなっていた。
…いったい…あいつは…?僕の事を知っているからきっと…いや。あいつとは話したことがある。だけど…。

「いったいどこで…?」
「どいて!どいて!」
「うわ⁉︎」

思考の海に潜っているといきなり飛び込んできたのは大型バイク。慌ててかわすと、バイクから黒髪ロングの女の子と…。

「シノン!」

だけど僕には気づかずその黒髪の少女と共に総統府へと入って行く。

「あ!…ちょっと待って!」

慌てて僕は追いかけると。2人はBOBの受け付けをしていた。僕は受け付けが終わるのを待って、終わった頃を見計らってシノンに話しかけた。

「シーノーン!」
「あ、スノー!」

シノンがクールな顔を少しだけ綻ばせて、…そしてその隣にいた黒髪の少女は何故かびっくりしたような顔をしていた。

「シノン!さっきは呼んだのに…っとその人は…?」
「えっとさっき道に迷ってた初心者の子。このゲームとは違うVRMMOをやってたみたいなの。さっきねあのガンマンゲームをクリアしたの!」
「ふーん。なるほどね…」

あのボッタクリガンマンゲームをクリアするとはやるね…この子。
すると黒髪の女の子は恐る恐る、僕を指差し。

「お前…スノードロップか…?俺だよ。キリトだよ。」
「あはは…キリトちゃんって言うのか。…キリト。へ?」

あれ?僕に変態の女装が趣味の友達なんていたっけ?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…」
「とりあえず。反省しようか。」

僕達はあの後、場所を変更してBARにいた。ちなみに予選は1時間後からスタートでシノンとキリトは同じブロック。僕は違うブロックだった。
その前に…
僕はとびっきりの笑顔でキリトに話しかけていた。キリトは反省してませんという顔で。

「反省することなんて…」
「へえー。女の子みたいな装いで油断させて人の彼女を連れ回すなんて…」
「反省しています。すみません。」

僕はシノンから聞いた話を聞いてキリトをフルボッコ中。言葉責めで。ちなみに僕の顔は恐らくとんでも無く黒い笑顔なんだろう。若干シノンが僕を見て引いている。

「本当。最悪だわ…まさか男だったなんて…」
「大丈夫?」
「私は平気よ。スノーは…」
「まあ、一応友達だからね。ギリギリ許すよ。次は分からないけど。」
「はい…」

とりあえず場が収まり、シノンがキリトにいまから宣戦布告をしていた。

「次会う時は…貴方を撃ち抜くわ。覚悟しなさい。」
「それはこっちの台詞だ。」

まったく…2人共。喧嘩は良くないぜ…。僕は2人の間に入り、パンパンと手を叩いて。

「はいはい。それは本戦に入ってから。」
「スノーは大丈夫なの?」
「僕?戦い見てれば分かるでしょ?」
「でも一応ね…」
「酷いな〜!」

シノンが心配そうに見てくる僕はいつも通り歌いながら返した。

「大丈夫。大丈夫。僕はいつだってみんな想像を超える戦いをするからね…。…。」
「…?何言ってるの。スノー?」

シノンが余計心配そうに見てくる。あれ…?
僕は慌てて歌いなおした。

「あれ?ずれたかな?…。」
「スノー…?」

キリトも心配そうに見てくる。僕は慌てて違う曲も試す。

「あ、…あれ?なんで…⁉︎…。………⁉︎………⁉︎⁉︎
⁈なんで?なんでうたえないの⁉︎いつも通りなのに歌っているのに⁉︎」
「スノー…お前まさか…。」

キリトが真面目な顔で僕をみて。現実を突きつけてきた。

「お前…リズム感が…いや、歌が…歌えなくなってるぞ…?」

それは僕の本質のほとんどが消えてしまった瞬間でもあった。

 
 

 
後書き
甘い話から突き落としてすみません…!
ですけど。これは…
スノー「…作者め…」
怒らないで!さてスノー君のアイデンティティを失われて始まるBOB!いったいどうなってしまうのか!感想待ってます!感想どしどしどうぞ!
スノー「そして感想で歌を失わせた作者に正義の鉄槌を…!」
作者「それはやめて下さい。…では!」
スノー&作者「「次回もよろしくお願いします‼︎」」
スノー「。・゜・(ノД`)・゜・。」

 

 

9ーcopy

 
前書き
もしもスノーが『聖槍爆裂ボーイ』を歌ったら

シノン「( ゚д゚)」
スノー「いや、あのね。」
シノン「…最低。」
スノー「その。あの、ごめんなさい。」
シノン「わかればよろしい。」
スノー「はい。」

だから何を考えてるんだ…僕は。
あ、ちなみに前書きなので特別に歌わせてます。
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ!
 

 
「僕は…」

歌えなくなった僕は…どうすれば…少し落胆したが…

「とにかく、一応予選は受けよう?」

とシノン。うーん…そうだな…確かに戦えない訳じゃない。逆に言えば僕単体がどれだけ戦えるか分かるチャンスとしても考えられる。
僕は笑顔を作り。

「とりあえず予選は受けてみるよ。」
「その後、雪宮病院行こうね?」
「え?シノン?歌が歌えなくなったのは痛いけど。父さんのところ行くほどじゃ…」
「行・こ・う・ね?」
「…ウィッス。」

…怖い。にこやかだ。このシノンが1番怖い。だけど心配してくれてるのなら…

「…でも、心配してくれてありがとう。」
「スノー…佳はいつも心配だからね。」

そんな中キリトが咳払いをして僕達に話しかけてきた。

「とりあえず会場に行くか?」

とキリト。せっかくシノンと話してたのに…

「うん。そうだね。…キリト。君はなかなかにムカつくね?」
「はあ?」
「…いや、今まで僕はこの空気に突っ込んでいたのか…完璧なKYじゃん…」

僕達はとりあえずBARを出て予選会場へと向かい始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「こんなに大変なの⁉︎銃撃戦って⁉︎」

ただいま予選一回戦。
僕は今回リズム感が消えてしまったので大ピンチだった。
今までの僕の銃撃戦のテクニックである『不可視の銃弾』『銃弾撃ち』『楽譜』がリズムが取れず使えないのだ。一か八かやってみたが見事に失敗。
そのため僕は見事に相手のサブマシンガンに被弾し、今HPが4割以下。かなりマズイ状況だ。

「くそ…どうすれば…。くそっ!リズム感が無くても…シノンやキリトみたいな自分自身の得意技が使えれば…」

リズム感が無いので切り札が無いこの状況。そんなことを考えて、ただいまマップの小さな小屋の中で隠れているが見つかるのも時間の問題だろう。少し焦りが生まれる。

「まてよ…?」

僕はとあるSAO時代にいたあの戦士を思い出した。全ての武器を使うーーー白の剣士と戦場のプリンセスを。

「あいつらは…そういえばいろんな武器を工夫をして戦っていた。
いや、効率的に戦っていた…?
まてよ。つまりリズム感が無くても…あいつらのマネをすれば(・・・・・・・・・・・)…!
これならギリ行けるか…!」

とりあえず感謝するよ。
…シオン君!エリーちゃん!

そう考えると僕は真っ先に小屋から飛び出した。
まさか飛び出して来るとは思わなかったのだろう。少し驚いた表情をしたが対戦相手に余裕の表情が浮かぶ。

「ははは!まさかお前から出てくるとはな!死ね‼︎」
「…」

僕は対戦相手に銃を向けられるが…

「…確か。こんな感じ!」

僕はベルトに装備されてるナイフを相手に向けて投げ付けた。
このナイフ。シノン達と合流する前に買ったものだが…役に立ったよ。
後方に飛びながらのナイフ投げ。

「な!ナイフだと⁉︎」

対戦相手が怯んだ隙に。僕は一気に高速で近づき…

「『楽譜』は使えなくても…ワイヤーは使えるよ?」

僕は対戦相手の後ろに周りこみ…
ワイヤーで…
後はお察し下さい。
見せられないよ(^_−)−☆

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2回戦は室内での戦闘だった。
僕は扉が一つしかない個室からのスタートだった。

「ここも…工夫か。」

この時、とんでもない悪魔的発想が生まれた。まあ、この作戦は相手がどう転んでも僕の勝利という酷い作戦

「…………⁉︎…ってやっぱり歌えない…」

自分で歌おうとして勝手にショックを受ける僕だった。ショボーン。
そうして仕掛けの準備をし始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「見つけたぞ!」
「やっば!」

対戦相手のスノードロップを見つける。
見つけた場所は廊下で慌てて個室に滑り込み、逃げるスノードロップだが。

「馬鹿か!そこは個室だ!」

勝ちを確信し、プラズマグレネードを個室に投げ入れるが。

「残念!読んでたよ!そのプラズマグレネード!…。
歌えないからいいや。」

その声と同時に。個室に入ってから爆発するはずのプラズマグレネードが何故か入る前に爆発し(・・・・・・・・・・)スノードロップにWINNERのアイコンが出た。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ふ、ふう…」
「お疲れ様。…まさか個室の扉を壊して、部屋と廊下の間にワイヤーを張り巡らせるなんて…」

なんとか一回戦、2回戦を勝ち上がるとシノンがいた。右手に持っているのはドリンクアイテムだ。

「まあ、工夫だよ。工夫。ちなみに部屋に突っ込んでもワイヤーで切断。僕みたいに滑り込んでも至近距離のワルサーで蜂の巣。まあ、どちらにしろ相手さんは詰んでいただよ。ドリンクありがとう。」

僕はドリンクを受け取る。そうするとシノンが隣に座る。

「とりあえず予選はなんとか行けそう。」
「そう。」

ドリンクを飲みながら。僕は少し質問をしてみた。

「ねえ。シノン。」
「何?」
「『………』って曲知ってる?」
「?」
「いや、いいんだ。なんでもない。…それより、そっちは?まさか予選落ちして僕に慰めてもらいにきたの?」

そうするとシノンはハア、と溜め息をつき、僕を見て。

「そんな事ないわよ!普通に勝ち上がってるわよ。スノーが心配で来ただけよ。」
「…シノンがデレた…⁉︎だと⁉︎明日、血の雨か…?」
「…スノー?」

はい。右手ピンタスタンバイきました!このくだり久しぶりだ‼︎

「申し訳ありません。シノンさん。素直に好意を受け取れば良かったです。」
「だったら…」

僕にちょこんと。寄りかかるシノン。

「もう少し、こうさせて?」
「…はいはい。」

過去なんて消えてしまって。この時がずっと続けばいいのに。
そんなことを思った。



 
 

 
後書き
スノー「オススメだよー?」
作者「まあ、この曲はGGO編のスノー君の感情に似てるな。と思いました。というか元はこれ聞いて思いついたんですけどね。感想バシバシお願いします。それでは!」
スノー&作者「「次回もよろしくお願いします‼︎」」
 

 

10ーnoise

 
前書き
祝50話!
スノー「GGO編もまだまだこれから!」
シノン「スノードロップ…佳の。」
スノー「ファンタスティックなお話を!よろしくお願いします!」
シノン「(なんで私も茶番に…?)」
A.50話だから
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
予選もこの後順調に、勝ち進み、 (と、いってもHPが4割切るのがほとんどだったが。)見事決勝進出をした。
そして、決勝の場所は…廃ビル街だった。

「これは…どうみても僕負けじゃない?」

実は対戦相手はこの前のBOBの準優勝者。闇風さんだった。めっちゃくっちゃ俊敏性を上げているみたいで…先からこっちの攻撃を綺麗にかわされ、カウンターをもらいまくっていた。HPの割合は闇風さんが6割、僕は3割だ。

「⁉︎もう来た!」

闇風さんはもう僕の前方100m先に来ていて、軽量のサブマシンガンを乱射してくる。ビル街だが今、大通りの一本道。逃げ場がまったく無い。僕はそのまま迎えうち。

「なめ…るなああああああ‼︎‼︎」

今回は両手にワルサーを装備している。両方合わせた装填数は20発以上。その一斉射撃が僅かに闇風を捉える。

「⁉︎」

僅かに怯み体制が崩れた!ここは一か八か…
リロードをして、僕はとある歌を歌う。

「………………………………………………………………………………⁉︎」

…。リズムがガタガタだ…
リズムが狂っている銃撃は見事に外れ、体制を立て直した闇風さんのサブマシンガンが僕を捉えた。
そして僕の前にYOU DIEDと出るのはほぼ同時だった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「やっぱり、闇風さん強いっすね」
「ありがとうな。…そっちは本調子じゃなさそうだったみたいだが?」
「はは…いろいろありまして。」
「そうか…」

試合が終わり今、控え室で闇風さんと世間話中。いや…闇風さんクールだけど、話やすいな〜!
ちょうど闇風さんと話してるし、聞いてみるか。
僕はあの時の、死銃に殺されたらしいゼクシードの話を聞いて見ることにした。

「あ、そういえば、闇風さん。ゼクシードさんが回線切れした時一緒にラジオ番組に出てたんですよね?」
「ああ、そうだが?」
「その時何あったんですか?…いえ、不審な点とか?」

闇風さんは腕を組んで考えると、律儀に答えてくれた。

「そうだな。確かいきなりゼクシードが胸をおさえていたな。」
「胸を…?」
「そうだな。その後いきなり回線がきれたからな…」
「なるほど…」

この仮想空間はいわば、脳波だけの世界だ。
つまりその世界で脳が胸をおさえるほどの刺激が現実世界であった…?

「なんでそんな事聞くんだ?」

闇風さんが首を傾げるが僕は笑いながら。

「いや、なんか気になって…」
「そうか…最近ゼクシードが出てないが…大丈夫なのだろうか?」

まさか、「ゼクシード?死にました!」なんて言えず。
僕は闇風さんを少し睨んで。

「それより、…本戦では負けませんよ…!」
「ああ、その時はいい勝負をしよう‼︎」

2人の拳をついて、健闘をたたえ合うと笑いながら僕達は控え室を出て行った。




スノードロップ。
予選準優勝。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「シーノーンー!」
「あ!スノー!」

待合室に行くとシノンがいた。
僕は笑いながらシノンに向かって行く。

「あれ?次決勝?」
「そうよ。…ただ相手がキリトなのよ。」

シノンが少し暗い表情をする。…まあ、そうだよね。自分が友達になれそうな女の子が男だったらショックだよね…。

「そういえば…キリトなんだけど…」

慌てて話を変えてきた。…うん。やめようこの話。トラウマをほじくるのは良くない。

「一回戦勝った時になにかに…怯えてたの。」
「…?キリトが?」
「うん…なんか誰かにあったみたいで…。」

あいつが怯えることなんて鬼嫁アスナの事くらいだろう。そのアスナは会うことはないだろうし…。
んじゃ一体誰に?
考えていたのだが。次のキリトの言葉で僕は思考を放棄した。

「それで私を見ると腕を掴んで身を寄せてきて…」
「OK!キリト。現実で肘関節をありえない方向に曲げてやるぜ。」
「別にやらしいことはされてないから大丈夫よ。…それよりスノー予選はどうだったの?…まさか予選落ち?」

僕はキリトへの処刑を何にするか考えるのを止め、僕は結果を報告する。

「ん?そんな事はないけど。決勝で負けちゃった…。闇風さんはやっぱり強いね。」
「そう…それは仕方ないわね。まあ、予選突破したからいいじゃない。」
「まあね。…それより。」

僕は少し話を戻してシノンに警告する。

「…キリトは強いよ。対人戦なら僕がリズム感覚があったとしても勝つのは至難の技だ。」
「そう…でも私は負けない…!強くなるために。」

シノンの目に闘志が沸く。だけど顔が少し強張っている。少し…心配だな。
僕はそれをみて、シノンの頭を乱暴に撫でた。びっくりしたようにシノンが跳ねる。

「スノー!何するの!」
「いやー?緊張してそうだったから…つい。
…だいじょうぶ。ダイジョウブ。大丈夫。ほら?魔法の言葉だよ。唱えてご覧?」

シノンはポカーンとしながらも。クスッと笑って。

「だいじょうぶ。ダイジョウブ。大丈夫…」
「シノンは大丈夫。きっと勝てるよ!…ほらそろそろ時間だよ?行ってらっしゃい!」
「うん…!…行ってきます!」

そうしてゆっくり控え室に向かって行くシノン。
控え室に入る直前。シノンはこちらを向いて。

「…佳。ありがとう!」

少しにっこりして、入って行った。
なんで僕は顔が熱いの…?熱出たかな?そしてニヤニヤが止まらない。この感情わからないよ…爆発しそうだ。ってこういう事なのかな…?

「…分からないな。」

仮想空間の中で自問自答しても分からない。何なんだろう…?
 
 

 
後書き
スノー「50話か。」
作者「長いねーまだ続くのだが。」
スノー「ところで僕の歌はいつ戻るの…?闇風さんに負けたし…」
作者「いつか。…だいじょぶ、大丈夫、ダイジョウブ。」
スノー「そうだね。僕はまだこれからだよね。」
スノー&作者「「では次回もよろしくお願いします!」」 

 

11ーSchrödinger's cat

 
前書き
今回は長め!ちなみに題名はシュレーディンガーの猫。
量子力学の矛盾をついた思考実験のことです。
詳しくはググろう!
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
シノンとキリトの一戦はキリトの戦意喪失から始まった。

「…キリト。」

お前のやっている事…それは無礼な事だ。
そう、言うならライブでやる気ないのを全面に出して演奏することや、指揮者が指揮のやる気なしに演奏するのと同じだ。
どうやらそれに怒ったのか。シノンがキリトに怒鳴っている。

「…」

それに目が覚めたのか。キリトはいつもの覇気を出してーー

「…光剣⁉︎」

この世界でも剣とは…あいつらしいね。だが僕は次に衝撃のシーンを目撃する。

「あいつ…へカートの弾斬りやがった。」

なんと至近距離のーーー音速をも超える弾を斬ったのだ。
そして…

「シノン!」

僕は思わず叫んだ。まずい。
シノンはグロックのハンドガンで応戦するが、キリトはもう首元に光剣を突き付けてた。

「…」

僕はその場面を見て。シノンが来る控え室へと急いだ。
早く…!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「シノン!」

僕は控え室に行くとシノンを見つけた。

「スノー…負けちゃった。」
「…」

僕はなんて言えばいいのか。分からなかった。強さを求めてたシノンにこの敗北は痛いだろう。
僕は…歌も歌えない。



…いや…!こんな時こそ歌だ!下手と思っていても。音程が取れなくても。あの人のように!歌うんだ!

「…大丈夫………だよ君に……♪」

…!歪だが僅かに。今までの歌声が少しだけでた。今まで歌ったことないけど。

「スノー…歌声が…!」

僕は泣きそうなシノンの口元に人差し指を前に出して。

「まだダメだよ。戻ってない。
…シノンもまだ負けてない。本戦あるでしょ?…だからその泣きそうな顔じゃ台無しだよ?クールなシノンちゃんはどうしたの?」

僕は笑って…そっとシノンの顔に顔を寄せ。

一瞬の事だった。

僕は。シノンの唇を奪った。

「〜⁉︎」
「油断してるからだよ…バーカ!バーカ!」

ニヤッとして笑うとシノンも真っ赤になって…猫パンチしてきた!

「〜⁉︎けーい‼︎」
「ほらほら!ログアウトするよ!」
「〜‼︎絶対やり返すわよ!」
「はいはい。」

そんなこんなやりとりをして僕とシノンはそれぞれのホームへ帰って行った。
シュピーゲルが物影から見てるとも知らずに。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕はログアウトすると先にキリトがログアウトしていた。僕は

「キリトー!肘関節をあり得ない方向に曲げるね…?ってどうしたの。」

キリトの肘をガチで360°回そうとしようとしたらキリトは呆然としていた。

「なあ…スノー…。」
「なーに?」
「ラフィン・コフィンをまだ…覚えているか…?」

ラフコフ…それは…

「ああ、覚えてるよ。それは君も知ってるだろ?…僕はラフコフのメンバーと…まあ、リーダーの方と組んでいたからね…。」
「さっきラフコフらしき奴をみたんだ…おそらくそいつが死銃。
でも名前を思い出せない…!」

キリトは苦しそうに僕を見る。僕は少し真顔で。

「…僕もあったよ。恐怖で歌を忘れるくらい。人殺しのオーラが出てからね。僕と同じさ。」
「え?」

僕は言葉を紡ぐ。

「だけど、思い出せないのは僕も同じだけどね。
…もしも僕はそいつが死銃で。僕の大好きな人を狙っているとしたら。」

僕は笑っていた。だがこの笑顔は冷笑だったのだろう。
キリトが一瞬引いていた。

「…何をするかわからないぜ?」

その後僕は、呆然とするキリトを置いて。病室を後にしようとしたが。

「それって…また人殺しをする気か?」

キリトが震えてそう言う。僕は振り向く。

「それはさすがにしないよ。僕はもう人殺しなんか出来ない。」
「なら…!」
「だけど護ることは出来るよ。」

僕はさっきとは違う笑顔。いつもの笑顔でキリトを見る。

「僕は…もうあの時『俺』が言った過去の自分のようにハサミで人を殺す僕じゃない。…もう誰も傷つけない。例え…あいつが傷つけられそうになっても僕は護る。殺す以外の方法でね。」
「佳…。」
「キリト…いや、和人。お前『俺』と同じ事に苦しんでるだろう?まあ、あの世界の事だろうね。」
「…」
「これだけは言っておくよ。…人は壁を越える方法はいっぱいあるんだ。目的地もいっぱいね。僕も目的地に着いてない。だからまだ歌が歌えないんだろうね。
…安岐さん!すみません。これはオフレコで!」

僕はこの話を黙って聞いてた安岐看護師を見る。安岐さんはしぶしぶと言った感じで。

「わかったわ。…それにしてもとんでもない物を持ってるわね。君たちは…」
「…それが僕ですから。」

僕は今度こそ病室を出て行った。
国立病院を出ると雨が降っていて。仕方なく折りたたみ傘を使い。僕は雨の道を歩いていた。一週間後にBOBの決勝がある。それまでにリズム感を…無理なら工夫するためにいろいろ道具を用意しないと。

「ラフコフか…」

僕はあいつらの事を思い出していた。…嫌いだ。彼らが。人殺しをバーチャルで楽しいと言っている奴らが。

「あの時…逃がさなきゃ良かったかな…。」

SAO時代。ラフィン・コフィンの討伐戦があった。殺すのではなく、捕らえるための。
だか無力化するはずが、ラフィン・コフィン側の不意打ちで乱戦になった。

「なんで…逃がしたんだろう…僕は。」

赤眼のザザ。ラフィン・コフィンの幹部の一人だ。
それを逃がした。
ーーー彼にとって屈辱的な言葉と共に。ーーー

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「貴様…なんで逃がす。」

目の前には膝を着く赤眼のザザ。僕は笑いながら。

「いや。むかつくんだよね。逃がすのは嫌がらせだよ?だって君はどう頑張っても僕を殺せない。…POHが不意打ちで僕を襲っても倒せないくらいだからね。こんだけ君の戦闘のリズムを壊してしまえばPK出来ないでしょ…さよならさよなら♪君にはまだ早いよ♪てね?」

この討伐戦。赤眼のザザとの戦闘を行ったのだが。見ての通り完勝。しかも僕の歌いながらのリズムを狂わす戦闘で赤眼のザザは戦闘が当分出来ない。…なので逃がすことにした。そうすれば僕しか殺す対象にしないだろうし。
僕は大鎌『アリオーソ』をしまい。後ろを向き。

「頑張ってね?僕を殺すという無理な行為を…」
「お前だけは…絶望させて…心を完璧に折ってから殺してやる。」
「出来るの?君に?」

赤眼のザザは憎しみがこもった目で。

「必ず…殺ってやる。」

それだけ言うとラフィン・コフィンのアジトから撤退した。
その後、3人で襲ってきたけど…まあ、上手くかわして。ゲームをクリアしたんだよね。



だからもう気付いていた。







「さあ?僕を絶望させて。殺せるかな?赤眼のザザ?」










































「お前の…弱点…分かってるんだよ…『音の死神』」

死銃はシノンの写真に向かってダーツを放っていた。

「朝田さん…あいつから解放させてあげるからね…。」

とある少年は狂気的な笑顔で朝田詩乃の写真を眺めていた。 
 

 
後書き
スノー「シリアスな僕だ!かっこいい!」

後書きでは平常運転のスノー君であった。

作者「感想待ってます!あと次はおそらくコラボです!」
スノー「誰と!誰と!」
作者「スノーが遊びたい!って言ってた人だよ。」
スノー「ということは…あのコンビ…!」
スノー&作者「「次回もよろしくお願いします‼︎」」 

 

12ーsugary scene

 
前書き
タイトルの意味は『甘い場面』
…察して下さい。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「イップス⁉︎」

ログアウトして雪宮病院にきた僕と同じくログアウトして僕と待ち合わせた詩乃は僕が歌を歌えなくなった原因について父さんから診断を受けていた。

「ああ、おそらくこれはイップスだろうな。…佳。イップスの要因は何か分かるか?」

原因?確か…
僕は勉強した知識を披露する。

「えっと…イップスは主にテニス、ゴルフなどで極度の緊張状態によって自分の身体能力を出せない状態…じゃなかったけ?」
「そうだな。」

父さんが腕組みしながら話す。

「おそらくこれは…ゲーム内にあったプレーヤーに恐怖を抱き。それが原因で極度の緊張状態におちいったんだろうな。そして歌を歌おうとしても緊張状態…つまり自分の歌声を忘れてしまっているという事だろう。」
「なるほど…」

僕はある程度納得したが。詩乃が父さんに質問する。

「どうすれば…佳の歌声は戻りますか?」
「簡単だ。…緊張状態を解放すればいい。様はリラックスだ。分かるか?」
「…自分ではリラックスしてるつもりなんだけどな…」

僕はため息をつくと父さんは笑いながら。

「自分では気づかないものさ…と、さてもう出ていいよ。」

僕達は診断室から出て行こうとするが。

「ああ。詩乃ちゃんはちょっと待ってくれ。」
「…?」
「しーの!外で待ってるね。」

そうしてさっさと出て行く佳。
バタン。
とドアが閉じると佳のお父さんが話し始めた。

「さて、今後の佳の状態だが…詩乃ちゃんによって変わってくると思う。」
「私によって?」

私が?佳に?

「さっきの問診で分かったんだが…佳は詩乃ちゃんの事をとても大切にしてるみたいなんだ。…そしてとても信頼している。」
「…」

私は何も言わずただ聞いている。

「女の子にこう言うのはおかしいが…佳を頼む。あいつは今、助けが必要だ。
どうやら二重人格は詩乃ちゃんのおかげで『僕』に統一できたが今回のイップスも詩乃ちゃんが重要になってくるだろう…
だから。頼む。」

佳のお父さんは真面目な顔で私に話していた。しかも最後には頭を下げて。いつもはニコニコしている人なのに…
私は小さく頷き。

「私に出来ることなら…!」
「それと…」

佳のお父さんは私の肩に手を置き。

「詩乃ちゃんもあまり無理はするなよ。発作はまだ続くんだから。」
「はい。」

私は少し身震いしながらも病室を後にした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「終わった?」
「ええ。」

僕は詩乃が来るのを待ち。僕は待ち人を来るのを確認して僕達は病院を後に、出発した。

「君の声が聞こえる帰り道♪僕はきみをみていたんだ♪」
「…詩乃?」

なんか詩乃が歌を歌い始めた。…なに?この歌?

ー君の声は遠くて。それでも近くてー

ーそれでも君が好きなのはー

ーこの想いが強いのなら、僕は傷ついても大丈夫ー

「この歌。佳好きだったわよね?…佳の様に甘くはないけどね。」
「…」

うん。分かってる。この曲は僕の好きなバンドの1番好きな曲だ。

「へえ、覚えたんだ!」
「…だから。」

そっと僕の耳元に、内緒話をするように

「早く…一緒に歌える様になってね。」

僕は少し…いやとてもドキドキしたが、ギリギリ笑顔で。

「分かったよ。」
「…にやけてるわよ。笑顔で隠し切れてない。」
「あいたっ!」

詩乃はクスッと笑うとデコピンしてきた。僕はムスーとしながら。

「何?さっきの仕返し?」
「それはまた今度。これはこれ。あれはあれよ。」
「僕が言うのもおかしいけど…訳分からない。」
「佳が分からない様にしてるの。」
「ふーん…なら。」

僕はいきなり詩乃の手を握る。

「んじゃ、さっきのデコピンの仕返し!これで帰ろう!」
「えっ!」

少し詩乃が恥ずかしがってる。僕はさらに指と指を絡ませる。

「な、なんで⁉︎こ、恋人握りなのよ!」
「これはこれ。あれはあれ!だよ?」
「〜‼︎」

僕は今だに恥ずかしがってる詩乃を見て少しエスコートするように歩き始めた。

「ねえ、詩乃!」
「何?」

僕は少し…いや笑顔で。

「僕、今が…楽しい!」
「そうね…。」

夕焼け空がそんな手を繋いで帰る2人を照らしていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「BOB作戦会議。始めよう!」
「え?」

僕は今詩乃の部屋で勉強をしていた。もちろん詩乃といっしょに。
え?もちろん将来は医師になるつもりだよ?だって一応院長継がないといけないしね?目標は歌える医師!

「勉強はいいの?」

詩乃が心配そうに言ってくるが…

「大丈夫!僕の模試の成績偏差値オール60だよ?2年間勉強しないで。だから大丈夫だよ!」
「そういえば佳は昔から勉強しなくても偏差値良かったわよね…」
「目に焼き付ける蛇がいるのかな?」
「は?」
「いや、何でもない。それより…」

僕はごほん。と咳払い一つすると。

「今回はアレだよね?30人の中から頂点を決めるというサバイバル形式の大会だよ!」
「知ってるわよ。」
「だったら僕と詩乃が組んで倒せば。かなり楽に倒せるという訳だよ!以上!作戦終わり!」

僕はいつもの笑みで詩乃を見る。だけど詩乃は少し顔が暗くなり。

「私は…」
「『あの世界で頂点に立てば今の弱い自分から強くなれる。だから佳の申し出は遠慮しておくわ。』
…って言うよね?」
「…」

詩乃は驚いた顔をするが僕はため息を少しつき。

「あのね。確かに詩乃は銃であの男を撃ったけど殺したのは僕だよ(・・・・・・・・)?だから僕も共犯者なんだよ?だから…」

僕は一つ間をおいて。

僕達(・・)が強くなれば良いんだよ?僕も強くなりたいんだよ?」
「佳…」
「それに…その…あれ!付き合ってるんだから…その…もうちょっと…僕に頼れ…というか…。」

ありゃ?言葉にできない。少し顔が熱い。

「ふふっ。」

詩乃は少し笑うと僕に、

「頼りにしてるわよ。…そんなおどおどでも。」
「なんだと!」
「ほら?勉強続けるわよ?」
「あ、ちなみに詩乃。その三角関数の問題sin60°じゃなくてcos60°でやった方がやりやすいよ?遠回りで数問まちがえてるよ?」
「ハイ。」

僕は今日何回目かになるため息をつくと同時に詩乃の勉強を見始めた。 
 

 
後書き
作者「さてさて…次は。」
スノー「次は?」
スノー&作者「「コラボ編‼︎でーす‼︎」」
スノー「本当に?今回は?」
作者「今回はね…紅い皇帝とそのヒロインさんとのコラボだよ?」
スノー「ということは…あの人!という訳で!」
スノー&作者「「次回もよろしくお願いします‼︎」」
 

 

13ーリロード

 
前書き
相変わらずの超展開!文才無し!妄想乙!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ、 

 
BOB決勝当日。

「やってまいりました!BOB決勝戦!当日‼︎」
「黙りなさい。」
「くふっ‼︎」

見事な脇腹につつきがきました。痛い。
今、詩乃の家で朝食中。…最近思ったんだけどこれってほぼ同棲だよね…?

「いたた…」
「まったく…佳は…。」

僕達はとりあえず…朝食を食べると不意に詩乃が。

「というか何なの⁉︎あのキリトとか言う男⁉︎」
「んー…ああ。」

そういえばキリトに負けたんだっけ…?
キリトか…なんだろう…?なんて説明したらいいんだろう?ゲームが得意?それはわかってるしな…。

「んー…ああ!」
「?」
「僕の親友!」
「知ってるわよ‼︎どういう人物かってこと!」

えっ?あっそか!人物を紹介すればいいのね!僕は何時も通りの笑顔で、

「とりあえず可愛い女の子と仲良くなるね!」
「⁉︎」
「うーんと…それで僕の知る限りでは4人ほど落としてるね!自分はコミュ障とか言うけどね!」
「そんな奴に…負けたの…⁉︎」

あれ?キリトはとても分け隔てなく友達になれるということを強調したのに…?おかしいな…?なんか勘違いされてる?とてつもなく詩乃が怒っていらっしゃるんだが…?

「ま!いいか!」
「絶対撃ち抜くんだから…!」

ふと。詩乃が指で銃の形を作り。
打つ真似をした。僕はそれを見てポカーンとした後。

「…ふふ。」
「どうしたの?佳?」

詩乃が不思議そうな顔で見てくるが僕は笑いながらこう答えた。

「いーや?何でもない!ただキリトは詩乃に良い影響を与えてくれたみたいだね!」
「え?」
「いや?本当に何でもないよ?」

トラウマを気付かないうちに乗り越えかけているみたいだね?詩乃?

ん⁉︎まてよ…?

だけどこのままだと美少女攻略組のキリトに攻略されてしまう…!
それを阻止するためにとりあえず。
キリトの肩関節をグッキリ★行ってみようか!
そんな事を考えながら僕はトーストをかじり。この考えを内緒にしておく事にした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

佳が朝食を食べて「ちょっと旅に出るね!」と言い。フラッと何処かに行ってしまった。
…相変わらず自由奔放ね…
私は気分転換に近くの公園に行くと。

「朝田さん…?」

という声がした。どうやら新川君だった。

「新川君どうしたの?」
「今日決勝でしょ?朝田さんの応援にきたんだ。そしたらたまたま朝田さんを見つけて…」

そう言って最初は私の話をしていたのだが。

「…朝田さん。雪宮君の事好きなの?」
「佳の事?…佳は好きよ。」
「ふーん…」

そう言うと新川君は。

「僕もね…朝田さんの事好きだよ。」

そう言って抱き締められた。

「朝田さん…」
「…‼︎」

この格好じゃどう見ても恋人同士に見られる。…それは…嫌。

「しん…かわ君。…やめて。」
「あ…!」

慌てて離れる新川君。誤魔化すように話を変えて。

「雪宮君が来てから…変わったよね。朝田さん。」
「そうかしら…?」

変わった?…いや…

「うん。…でも…」
「?」
「僕はクールな朝田さんが良かったな。…戻って欲しいな?…あと僕もそういうことだから…」

そう言うと新川君は少し赤くなって帰って行った。
私は1人。

「ごめんなさい。…私は…」

強くなりたい。変わりたい。そうすれば私はーーー

ーーー僕達が強くなればいいんだよ?ーーー

そんな佳の言葉が風に乗って聞こえた気がした。




























































僕はログインする病院に着くと。

「?」
「どうした?」
「…いや?なんか…それより和人!」
「?どうした?佳…痛ただただ!痛い‼︎」

僕は和人の肩関節をあり得ない方向に曲げようと努力していた。

「ねえねえ?和人!僕はね?とてつもなく嬉しいん…だ!」

ごぎっ!

「まじ!ギブ!ギブ!」
「ほらほらやめなさい!」

安岐さんが慌てて和人に助け舟をだす。僕は和人を離すと少し迷いながら。

「…すみません。安岐さん。今日は家でログインさせてもらいます。」
「⁉︎」

和人と安岐さんは驚いた顔をしている。

「なんで⁉︎」

和人はそう叫ぶ。

「守りたい奴がいるから。死銃がいると分かった以上僕はね…あいつのそばにいたいんだ。言葉に表すのが難しいな…」
「分かったわ…。」

安岐さんはそう言うと。僕の背中を叩き、

「言葉になってないけど。男が女の子守るのに理由はいらないわよね?」
「…分かった。」

そう言って。2人は僕を送り出してくれた。

「ありがとう。」

その言葉を言うと僕は病院の廊下を駆け出した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…人使いが荒い。」
「ありがとう。」

僕は帰り道。いきなり詩乃に「ミネラルウォーター買ってきて!」
と電話がきて買ってきた。

「…まあいいけどさ。」
「ねえ?佳。」

詩乃が僕にいきなり詩乃に真面目な顔で。

「ねえ…佳。もしも私が違う人と付き合うっていったらどうする?」

うーん?そりゃ…。

「いいんじゃない?別に。」
「え?」
「いや。別に確かに僕、詩乃の事が好きだけど。詩乃が違う人好きなら仕方ないよ?束縛したくないしね。」

でも…と僕は付け加え。今の気持ちを伝える。

「でもね。僕は守りたいんだよね…詩乃の事。守るためには近くにないと…近くにいたいんだ。
だから…僕は詩乃の目線を…










































奪っていくよ♪それが僕だから…♪」

そう言って僕は詩乃をぎゅーと抱き締めた。

「佳…!歌が…!」
「ん…⁉︎あ!…君が好きだよ♪」

歌える!なんでだろう…?
まさか…!

「なんで歌えるんだろう…」

詩乃が不思議そうな顔で見てくるが…

「僕は分かったよ!」
「何よ!」
「教えなーい!…んじゃそろそろログインしないと。」

僕は自分の部屋に戻る。 (ベランダから)僕は戻る時。

「…ありがとう…」

と聞こえない様に。そう言って僕は戻った。

言えるわけない。
まさか詩乃に気持ちを伝えるために歌ったのがトリガーだったなんて。 
 

 
後書き
スノー「歌えるのって気持ちいい。最高!」
作者「ノリノリだね…。あ、次はコラボです!」
スノー「あ、リオン君待っててね!僕の愛が強い事を証明してみせる…!」
作者「残念ながら…ハチャメチャ展開にするつもりだけど?」
スノー「え?」
作者「うん。…とりあえず。」
スノー&作者「「次回もよろしくお願いします!」」
 

 

14ー8発目には?

 
前書き
いや、あのね。コラボ書いてたらね。
スノーとシノンの絡みがみたくてね。こうなった。反省してません。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「リンク♪スタート♪」

僕は仮想空間へ行くための呪文を唱える。
…詩乃を守るために。
ログインすると直ぐに僕はシノンのホームへ向かう。
理由?からかいに…じゃなくて詩乃を守るため!これ!重要だよ!

「ヤッホー!シノン!」

勢い良くドアを開けるとそこにいたのは…
下着姿のシノンだった。

「…お邪魔しました。」
「スノー。」

あれ?なんか殺気を感じる。あれ?この至近距離でグロックのハンドガン向けられてる。

「^_^」
「ウワアアア⁉︎」

銃声が響き渡った。

ーーー着替え中ーーー

「別にさ。怒らなくてもいいじゃん。ほぼ同棲状態なんだからさ。」
「へえー。じゃあお寿司をとってもらおうかな?」
「申し訳わけありません。シノン様。」

僕はグズグズと言いながらささやかな抵抗を試みるが、ダメだった。ちなみにもちろんシノンは着替え完了。

「ところでなんで私のホームに?」
「何と無く。」

まさか「命狙われてるかも知れない!」なんて言えず笑って誤魔化す。

「…シノン。勝つよ!」
「ええ。分かっているわ。…と、そうだ。スノー。」
「んー?なーに?」

そう言ってシノンが僕に近づいてくると思うと…

「まだこの前の借りを返してなかったわね。」
「え?なn…「チュッ」⁉︎⁉︎」

いきなりキスされた。あまりの突然な事に驚きポカーンとしてその後顔が熱くなる。

「な…⁉︎な…⁉︎」
「ふふ。珍しく慌ててるよ。スノー?」
「う、うるさいよ!バーカ!バーカ!」

こんな茶番をした後。僕達は総督府に向かう。…決勝のエントリーをするためだ。

「でも今日僕達勝ったら奮発してお寿司とろうか?」とか「「キリト絶対倒す…‼︎」」2人で盛り上がっていると。

「俺を倒すだって?」

ハスキーな声が聞こえてきたと思うと。後ろにはキリトがいた。

「やあ、キリコちゃんwww」
「やめろ…。と、シノンにスノー今日はよろしく。」
「…よろしくってどういう意味」
「キリト?肩関節と肘関節と股関節。どれを360°動くようにして欲しい?」
「…」

その後まだまだ時間があるということで総督府でエントリーを済ませると酒場エリアへと向かった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

酒場エリアで、キリトはジンジャーエール。シノンはコーヒー。僕はミルクセーキ。を飲みながらの会話中。

「10km⁉︎」
「あ、キリト。決勝の会場の広さ知らなかったのか10kmあるんだよ〜?」
「…まったく30人いきなり狭いところに押し込めたらいきなり撃ち合いで半分死んじゃうでしょ?」

そんな事を話してシステムの話などのたわいない雑談と…この決勝に出ていて初出場の人をチェックする。
…銃士X、ペイルライダー、スティーブンか。この中に死銃…ザザが…。そんなこんなしていると不意に。

「あ、スノーお前。リズム感は大丈夫なのか?」
「僕の心配はしないで♪電光石火を見せるよ♪てね?」

僕はヘラッと笑って歌う。そうするとキリトは驚いた顔で。

「歌える様になってる⁉︎」
「ま、そういう事。…もしもシノンをお前が狙っていたら悪質ストーカーの様に君をつけ狙い、バラバラ死体にするからよろしくね♪」
「…お、おう。」

なんかキリトが引き気味だ。僕の威嚇が効いたか!
シノンも同じように宣戦布告する。

「貴方の事情は知らないけど…決勝の借りは返させてもらうわ。」

借り…さっきの…詩乃からの…。
あの唇の感触…。

「スノー?どうした?顔が赤くなってるぜ?」

キリトが不思議そうに見てくる。

「…な、何でもないし。次言ったら半殺しにするよ?」
「え⁉︎なんで⁉︎
…あ、俺は先行ってるぞ?」

そう言ってキリトが先にエレベーターに乗る。僕は気を取り直してシノンの隣に立つ。するとシノンが。

「絶対勝とうね。…スノー。」
「もちろんだよ?シノン…えい。」
「痛っ⁉︎」

そう言って僕はシノンにデコピンする。僕は笑って。

「そんな暗い顔じゃダメだよ!楽しんで行こうよ!…ダンプティーダンプティー転がり落ちて…♪だよ?」
「そうね…。」
「んじゃ…」

僕はそのままシノンの手を引いて…。
抱きしめる。

「け、佳?」

僕はそのままの姿勢で耳元で。囁くように。

「これだけは覚えておいて。…絶対、詩乃の事守るから。」
「…佳は、ズルイよ…なんで今それを言うの?」
「詩乃の事が好きで守りたいから。」
「〜⁉︎」

ちょっと顔を赤くしてシノンがそう言う。

「さっきの仕返し♪だよ?」

そう言ってシノンの顔に近づけると軽く唇と唇が触れてから僕は離れる。お互い少し惚けた感じだが。
気を取り直して。

「んじゃ行こうか♪」
「…うん!」

そうして1人の少女と1人の少年はエレベーターへ…戦場へ向けて歩き出した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

決勝が始まり、最初の場所はなんと山岳地帯からのスタートだった。
そして三人のプレーヤーに囲まれるというピンチ状態からのスタートだった。だが…

「はは!死ね…⁉︎」

3人は同時にサブマシンガンを構えるが。

「シャープな銃弾は君を貫くよ♪イェイ♪」

リズム感が戻っているためアドリブの感じでいきなり早撃ち『不可視の銃弾』で相手のサブマシンガン三つを撃ち抜く。

「「「銃が…!」」」
「楽譜!『アルストロメリア』‼︎」

その瞬間。アルストロメリアというピアノの曲の口笛を吹き、リズムと共に3人の周りにワイヤーが張り巡らされ。

「〜♪」
「「「な…⁉︎」」」

それを指揮するように両手で腕を降ると3人のバラバラ死体の完成♪

「んじゃとりあえずシノンと合流しーよー!」

僕は左右のホルダーにワルサーを仕込み森林地帯へと駆け出した。
 
 

 
後書き
…あかんねん。
スノー「僕、シアワセ。」
シノン「〜⁉︎」
スノー「あの、シノン。」
シノン「な、何…スノー…?」
スノー「こ、これからもよろしくお願いします。」
シノン「こ、こちらこそ。」
…君たちなんなの…あ!感想まってます。…やばい。スノーとシノンがすごい初々しくて話しかけられない。
締めどうしよう…
ソーニャ「次回も…よろしくお願いします…ふあ。」
ありがとう。ソーニャ。 

 

15ーsnowdropの変化

 
前書き
セカオワのライブ楽しかった!
体調が悪い。
そんな作者が書いた文章です。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「ああ…スノーさん。何時も通りですね…」

アスナさんの誘いでお兄ちゃんとスノーさんのGGOの決勝を観るためにALO内にリズさんとシリカさん。それにクラインさんとエギルさん達で集まっていたのだが…
開始早々のスノーさんの超高速の早撃ちとワイヤー?らしき物 (アスナさんのみ辛うじて見えたらしい)で3人を瞬殺していた。

「あー…あいつはもはやハチャメチャだな…。」

クラインさんがため息混じりに言う。他のみんなも呆れ顔だ。もはや彼のハチャメチャは慣れたらしい。

「…。」
「?」

ただ1人だけアスナさんはジーと画面に映るスノーさんを見ていた。

「…アスナさん?どうしました?」
「いや…?なんかスノーにしては珍しいなと思って…」
「珍しい?」

アスナさんは画面を見ながら。

「スノーはこんな無茶な攻めはしないのよ。」
「無茶?今のが?」

リズさんが訳が分からないという顔でアスナを見る。

「うん…スノーはいつもならこういう場面はブラフの攻撃や遅い攻撃で相手の戦闘リズムを崩してから最速の技を出すのに…。
SAO時代の私とのデュエルみたいに相手が分かっているのなら今のは有効なんだけど…。」

みんな確かにという顔でシリカさんが疑問を口にする。

「何か理由があるのですかね?」
「うん…。なんか急いでる感じはするわね。…誰かと合流するのかしらら?」
「キリトさんでしょうか?」
「分からないわ…でも…」

目を細めてアスナさんはスノーさんを睨みつける。

「あの感じは…あの世界の…結婚してからのキリト君そっくりだわ。」

そうしてるうちに別のプレーヤーへと映像が切り替わった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「⁉︎」

なんか睨まれた気がするけど気のせいか⁉︎
僕は今森林地帯の木の上を猿のように音も無く移動していた。 (昔の作者のよく行っていた森で遊ぶ時の移動手段です。)
いやーそれにしてもこの木登り作戦最高!
僕がいる木の下に来たあわれなプレーヤーさんに上からのヘッドショットで1人(^_−)−☆
とそんな中。

「みーつけた♪」

僕が探していたお目当てのプレーヤーが木の下の茂みで狙撃体制に入っていたので。
僕は木の上からあいつの元へ飛び降りた。

「どんな時m…」
「シーノーン♪みーつけた♪」

着地成功!
…とと⁉︎

「うわっ⁉︎」
「痛っ⁉︎」

重心が前に行ってしまい、そのままよろけてシノンを押し倒してしまった。

「…⁉︎」
「わわ!銃向けないで⁉︎僕だよ?スノードロップ!みんな大好きスノー君だよ⁉︎」

シノンがとっさに飛びのいてグロックのハンドガンを僕に向けるが僕だと分かるとすぐに下ろした。
そしてシノンはため息をつき、

「まったくスノーは…狙撃できると思ったのに…まあ、さっきのサテライト・スキャンでらしき人が来てるからもしかしてと思ったけどね。」

今回のこの大会。範囲が10km以上あるため、15分毎にサテライト・スキャン…もとい全プレーヤーの場所確認ができるのだが。
さっき見た中では僕とシノン。そしてさっきヘッドショットした相手だけだった。
…?

「ふーん…⁉︎シノン‼︎」
「え…?」

僕はいきなり飛び出してきた人影からシノンを守る様に庇う様に抱える。そしてワルサーを飛び出した人影に向けるが…。
…速い⁉︎そいつはあっと言う間に詰め寄ると…。
僕の首元には光剣が光っていた。
…うん?光剣?

「て、なんだ。キリトじゃん。」
「…なんだスノーか。」

目の前にいたのは男の娘? (と詩乃が言ってた。)キリトがいた。
僕はワルサーをしまい。そしてキリトも光剣をしまう。

「なあ…スノー。」
「なーに?」

キリトは僕の方から目を逸らすと。

「…お邪魔かな?」
「ん?」
「…。」

腕の重みに気付くと僕は…
シノンをお姫様だっこしていた。…シノンも少し顔が赤い。

「えーと…。」
「本当はこのままがいいけど我慢するわ…」

そう言って残念そうにシノンが腕から降りる。

「僕もこのままが良かったな〜!」
「…。なんなんだこの2人は…」

キリト。それは君に言われたくないな。
そんな事を思いながらもシノンがサテライト・スキャンをどう回避したかを聞いている。
そしてキリトがやったことは予想の斜め上を行くものだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「川を潜ってきた⁉︎」

僕もサテライト・スキャンを見てたけど。事前に待ち合わせしていた。僕とシノン以外に人影がいなかった。 (来た敵はry)
そんな中キリトはなんと川を潜ってここの近くに来たらしい。
つまり川を潜っていけばサテライト・スキャンは回避できるみたいだ。
だからって川を潜るか⁉︎…木登りはノーカウント。

「へえー。」
「それより…スノー…あれ。」

キリトが指差す遠くに。
…この前強襲を共にしたダインがいた。僕はにこやかな…私情を含みながら。
まあ、昨日の友は今日の敵って言うもんね!…言わないか。

「シノン。やれる?」
「余裕。」

シノンも撃つ気だったようで狙撃体制に入っている。

「待て!…もう1人いる。」

キリトの声でダインの方を見ると死銃候補の1人ペイルライダーがいた。

「果たして彼が死銃なのか…見ものだね?…シノン。もう少し撃つの待ってくれない?」
「分かったわ。」

死銃か…。
その時僕は嫌な予感が胸をよぎった。 
 

 
後書き
ついに!次回!空気感満載の死銃登場!
スノー「スノー♪スノー♪にしてやるよ♪」
はいはい。…えーと感想待ってます!
スノー「僕への応援メッセージでもオッケー!」
…それはどうでもいいけど。
スノー「え…?あれは?」
ソーニャ「ふあああ…次回もよろしくお願いします…ムニャムニャ。」 

 

16ー死を呼ぶ9発目

 
前書き
この小説をみるときは!
シノン「設定を考えず。」
スノー「原作から切り離してご覧ください!」
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「ぴよぴよ♪!」
「スノーどうしたの?」
「ぴーぴよぴよ? (なんか面白いじゃん?)」
「不愉快だから次言ったら当分口聞かないわよ。」
「…ごめんなさい。」

僕達は今ダインさんとペイルライダーの銃撃戦を観察中。こういう時に望遠鏡みたいなアイテム持ってきてよかった!ジー。
まあ、遠くから見てるから大雑把だけど森林エリア近くの吊り橋でペイルライダーのアクロバティックな動きに翻弄されてダインさん死んじゃった♪ゴメンね♪みたいな感じになっていた。
僕は真面目な顔で。

「シノン。撃ってい…⁉︎」

言おうとしたその瞬間。ペイルライダーがまるで壊れた操り人形の様に倒れた。

「何が…?」
「おいスノー!」
「橋の近く‼︎」

2人に言われて橋の近くを見てみると…いつか僕が歌え無くなるほどの恐怖を植え付けた。あのボロマントがいた。

「シノン…。」
「え?」
「撃って。」

僕は震えているのだろう。あのボロマントがぶれて見える。

「お願い!撃って‼︎」
「…。」

シノンは集中力を上げているのだろう。そこから1mmも動かない。

「…?ペイルライダー死んでないぞ?」
「え?」

確かにペイルライダーは倒れただけ。見るとペイルライダーの体に電気のようなものが流れている。
あれって…。

「電磁スタン弾?」

どうやら一定時間麻痺する弾を撃たれた様だった。
そして取り出したのは…!

「…!あの銃は…!」

忘れもしない。あの銃。五四式・黒星だった。…そしてボロマントはペイルライダーの前で十字を切ったかと思うと…。

発砲した。

「え…?」

撃たれたペイルライダーは最初は麻痺が解けて反撃に転じようとした時。ペイルライダーは胸を押さえたかと思うとまるで現実で死んでしまったかの様に回線が切断された。
まさか…

「…!シノン!早く撃って!」
「…⁉︎」

シノンは僕が言うのと同時に撃つが。

「なっ…⁉︎」
「そんな⁉︎」

なんとボロマントはこっち側を見て…へカートの銃弾を見て(・・)避けたのだ。
…見て避けられたということは…!

「くっ⁉︎僕達の場所が分かってる…?…キリト!さっさと行くよ!シノンも来て!」
「分かった‼︎」
「分かったわ。」

僕達はボロマントの方に向かって飛び出した。標的までの距離は大体1.5kmといったところか…。

「シノン!手を離さないで!」
「えっ…⁉︎きゃあああ⁉︎」

僕はシノンの手を握って走る。僕が強く握るとあっちも強く握り返してきた。
…怖い時は君の事を考えて。

「…この君の手は離さない。僕はそう決めたんだよ?」
「え?」

シノンがキョトンとするが僕は気にせず。

「ほーら!行くよ!」

僕達は森林エリアを突っ走った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「あれ…?」

僕達はさっきのボロマントのいた場所、吊り橋に着くと。
先ほどいたボロマントはいつのまにかに消えていた。

「ここにいたはずなのに…!」

僕達はまるで狐に包まれたような気分で呆然としていた。

「もうすぐサテライト・スキャンよ。それで何か分かるかもしれないないわ。」

それだ。サテライト・スキャンは残り30秒で送られる。
その時に僕達の近くの相手を見れば…

「僕達しかいない…?」

しかし映し出されたのは僕達3人の反応のみ。
キリトはうーんと唸りながら。

「俺みたいに川を潜ったのか…?」
「それはないわ。」

そうするとシノンはそのキリトの説を否定する。

「だって川を潜ったと言ってもアイテム無しじゃ1分が精一杯よ。スキャンのとき潜って他のところに行ったに違いないわ。」
「なーるーほーど。」

僕は相づちを打ちながら。僕はシノンに説明を求める。

「それで?名探偵シノンさんはさっきの…死銃さんという痛々しい可哀想な厨2病な名前の人ははどこに行ったとお考えで?」
「ひでえ…」

キリトはうわぁ…と言いながら僕を見てくる。…酷いのはどっちだ。
それをお構いなしにシノンは。

「おそらくあのプレーヤーは私と同じスナイパー…開けた場所はあまり好まないはずよ。」
「つまり?ファイナルアンサーてね?」
「この近くの都市部エリアにいるはずだわ。」

そうシノンが結論付ける。そうして僕に疑問を持った顔で聞いてくる。

「ねえ、スノー。死銃って都市伝説じゃないの?」

僕は笑いながら。

「それを確かめるんだよ!…もし本当に殺してたら大変だからね。
キリト、行こう!」
「…そうだな…。ようやく会えたんだ。行くしかないだろう。」

キリトは僕を見て覚悟を決めた様だ。僕はシノンを見る。
シノンも覚悟を決めた顔で。

「ねえ…。シノン。やっぱりついてくる?」
「当たり前でしょう?」

シノンは僕を真っ直ぐ見て。少しにやっと得意げに言葉を繋げる。

「『この君の手は離さない。僕はそう決めた』んでしょ?なら最後まで離さないでよ…。」
「上目遣いで小悪魔的笑みで見てくるなんて反則だよ?
…分かった。シノンは何時も通り…。」
「『遠距離射撃お願いね?』でしょう?」
「…うーん。シノンには敵わないな。」

僕は笑みを崩さないで。2人を見る。
接近戦なら最強のキリト。スナイパーとしてはGGOトップクラスのシノン。さらに変則銃撃の僕。

「死銃なんて怖くない。…仲間がいるから。」

僕達はおそらく死銃が逃げたのだろう。都市部エリアに向かい始めた。

「あ、でもキリト。あなたは死銃?を倒したら直ぐにあなたを狙うわ。」
「それでもいいよ…。」

前言撤回。心配だ。 
 

 
後書き
あ、遅れてすみません。
今少し授業後の合間に書いてます。
…もう授業だ。では。 

 

17ー恐怖の10発目

 
前書き
だんだん原作とは一体…?という感じになっている仮想空間の歌う少年。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
都市部エリアの建物に着くと僕達は4回目のサテライト・スキャンを待った。理由としてはさっきの死銃…がどこにいるのか。シノンの話から考えると死銃候補はスティーブンと銃士Xどちらかに絞られた。
…おそらくスティーブンとは読まないのだろうけど。

「スノー頼むわよ。」
「もち!任せて…!」

シノンが信頼しきった顔で見てくる。僕は笑いながら…

タ♪タ♪タ♪タ♪タ♪タ♪タ♪タ♪

「…凄いな。」
「スノーなら…佳なら余裕だわ。」

今、僕のやっていること。それはサテライト・スキャンに映し出された都市部エリアのプレーヤーのマークをリズムゲームの感覚で高速でタッチしてプレーヤーネームを出していた。
そうやってタッチしていくと。

「「「あっ‼︎」」」

3人の声が重なる。
そうしてタッチして行く中でこの都市部エリアのスタジアムらしきところに…ポツンと銃士Xがいた。

「ビンゴ♪みーつけた♪」
「これが死銃…?」

キリトが疑い深く見る。
確かにこれが死銃という確証がない。
だけど…。

「とりあえず違うという確証も無いから一回殺って見ようか?」
「…やってみようが怖いんだが。」
「ん?キリト?きっと気のせいだよ♪」

僕はいつも通りの笑みでキリトに笑いかける。

「それでどうするの?」

シノンが質問してくるので大袈裟に芝居じみたやれやれのホーズで。

「まあ、キリトみたいな脳筋じゃないから「おい。」姑息な手段をとって行こう。」

キリトの不満が聞こえた気がしたがきっと気のせいだ。
僕はそのまま説明を続ける。

「簡単に言うと正々堂々!不意打ちだね。」
「正々堂々とは一体…。」
「聴こえない。」

キリトがゲンナリしているがそれも気にしない。

「まず僕が中距離から『不可視の銃弾』で不意を付くからその間にキリトは一気に接近して仕留める。」
「もし、仕留められなかったら?」

シノンが不安そうに聞いてくるが僕は笑って。

「その時のためのシノンだよ?ここからあの場所まで約1.8kmつまりシノンの射程距離内。万が一僕達が仕留められなかったら…頼むよ。」

僕はぽんっとシノンの頭を撫でる。
そうするとコクリと頷き。

「分かったわ。」
「それじゃあ行ってみようか♪」

僕とキリトは作戦の為走りだし、シノンは敵を見つけるために射撃体制に入った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…。」

スコープ越しに佳の姿を見てみる。
金髪でベッドフォンを首から下げ、一生懸命走る姿が映る。

「…もし。」

もし、あの時。雪宮佳が、あの男を殺したのではなく。私が殺したのだったら。
あの銃弾で殺せていたのなら…。

「…。」

考えても仕方ないことだ。頭で分かっている。
あの時、あの男に致命的なダメージを与えたのは私である。結果的に佳が殺したが私もその片棒…いや、ほとんど私がやった様な物だ。だから現実でもその恐怖から強くなりたいのだ。

その時ふと頭に悪魔の様な考えがうかんだ。

もし、佳をこの世界で撃てば…?

どうなるのだろうか。強くなれるのだろうか。自分にとって大切な人を撃てば私の目指した何事にも動じない冷たい狙撃手へと…。そして現実でも佳に頼らない朝田詩乃へと…。
私は震える手でトリガーに指を掛ける。そしてスコープの先にはスノードロップ。狙撃のための緊張のサークルがどんどん小さくなる。
私はいつも通りに考える。

アノトキニクラベレバ。

サークルがゆっくりとなる。その瞬間。










































いきなり視界がぶれた。

「…⁉︎」

身体が動かない…⁉︎
その時私は電磁スタン弾を撃たれた事を知る。
…まさか。
なんとか首を動かし見てみると。

「っ!」

さっきのボロマントが悠然と立っていた。なんで⁉︎サテライトスキャンではいなかったのに。その時私は答えに気づいてしまった。
まさか…。

「メタマテリアル光歪曲迷彩…⁉︎」

おそらくレアアイテムのメタマテリアル光歪曲迷彩…透明マントのような物を使ったのだろう。
そしてそのボロマントが構えた物は…。

「…。」
「ひっ…⁉︎」

五四式・黒星。あの銃を向けられていた。
あの男が重なる。私達に銃を向けたあの男に。
…やだ。怖い。
さっき銃を向けたのに。とっさに口に出してしまった。

「たすけて…佳…。」
「…あいつは来ない。」

ボロマントは不気味に笑う。そしてちょうどこの大会のテレビがここをうつしていた。

「お前を…殺せば…あいつは苦しむだろうな…いや…壊れるか…?」
「…。」

あいつ…佳の事を言ってるのだろうか。そんな事をボンヤリ考えている。
ああ…この前佳に迷惑かけて死んじゃうのかな…。だけど私は佳を自分のために撃とうとした。結果。仕方ないのかも知れない。私が殺されてしまったとしても。
ボロマントはさっきのように十字を切ろうとした。

「何やってるんだ。僕の大切な人に。」

その瞬間。ボロマントは十字を切るのをやめ、後ろに跳ぶ。
そしてボロマントのいた場所には銃痕が二つつく。

「久しぶりだな…音の死神…。」

ボロマントが嬉しそうに笑う先には… 。

「…。スノー。」

私が望んだ人。雪宮佳…スノードロップが立っていた。 
 

 
後書き
さあ!いよいよ次は死銃とのなんか!
スノー「なんか⁉︎」
うん。なんか。
スノー「あ!感想待ってます!設定なども聞いちゃってOKです。」
うんうん。それでは。
スノー&作者「「次回もよろしくお願いします‼︎」」 

 

18ーALO、GGO編のスノードロップ紹介

 
前書き
ソーニャ「ALO、GGO編のスノードロップです…ふわあ…彼についてまとめましたので興味のある方はどうぞ…。ムニャムニャ…。」 

 
スノードロップ (ALO編)

・容姿はもう完璧に赤間君。 (ただし)帽子はかぶっておらずそこから馬のような小さい耳、黒いシャツ赤いコート黒のジーンズ。
・使用武器は大鎌。趣味で片手剣二刀流
・現プーカ領主で音楽大好き少年。領主の仕事はSAO時代に助けたクラリスに頼りぱなし。自分はいつもアインクラッドか、領内のステージでのんびりピアノを弾いたり歌っている。しかし他の領主からかなりの実力者として認められていてシルフ領主、ケットシー領主と同盟を結んでおり、シルフ領主のサクヤとケットシー領主のルーと一緒にライブを行うことも。
・戦闘に関しては大鎌による接近戦。魔法『奇跡の音符』の遠距離戦等で歌いながら戦う。ただし周りからは強いと言われているがALO事件終了後はソロでは戦わず、SAO時代の知り合い (キリト、アスナなど)にダンジョン攻略に誘われたら行くという感じ。後は歌。

・『奇跡の音符(ミラクルサウンド)
スノードロップ得意の魔法。特定の歌を歌う、クラシック、BGMを口笛をふくとその曲に応じた魔法を放つ。カラオケの得点システムがゲームに内蔵されており歌が上手ければ上手いほど魔法の威力、範囲が上がる。

例・魔法のナイフによるランダム攻撃。
・雪の結晶が相手の頭上に降る氷属性の魔法
・風属性の竜巻の魔法

・SAO時代に歌を歌うきっかけになった人との交流は続いておりほんのたまにだが即興でライブを行う。


スノードロップ (GGO編)

・容姿は東京電脳探偵団のレンくんみたいな感じ。
・使用武器はワルサーp99及びヘッドホンが変形する大鎌。ワイヤーも使う。
・ALO (SAO)のコンバートデータ (コピー)のスノードロップを使う。
・緋弾のアリアを読んで見よう見まねで出来たアドリブ・ショット不可視の銃弾、銃弾撃ち、跳弾射撃やワイヤーを張り巡らせ、相手を斬殺、銃弾から守る『楽譜』などのトリッキーな技を使う。「トリックスターは僕です。」
知ってのとうり白兵戦はいつもどうり。
・回避能力はキリトと同じで「予測軌道線を予測する」という考え。ただし反射神経がキリト並にはないので「銃声でこちらに来るまでのリズムをよみ、弾をかわす」という理論と『銃弾撃ち』でカバー。被弾率は少ない。
・シノンとはいいコンビでスノーがまず相手部隊及び単体の敵をトリッキーな技で混乱させ、その混乱に乗じてシノンがロングレンジで仕留める。 (ただしスノー君自体で八割がた倒してしまい、いつもの漫才夫婦ゲンカになる。)
・能力値はSTRとAGIは5:5




 
 

 
後書き
はい。ありがとう!ソーニャ!
ソーニャ「んじゃ…もう寝ますね…(( _ _ ))..zzzZZ」
ある方については仮想空間のシンガーソングをチェック!
それでは次回また会いましょう! 

 

19ーカッコイイ11発目

 
前書き
さあさあ!ここからがSound≠bulletの本番!
僕が昔から考えていた展開をお楽しみ下さい!…だが駄文なのが…。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ!
 

 
「…なぜ追いついた…?」

死銃は驚いた顔で僕を見てきた。

「何故追いついた?そりゃあもちろん…」

僕は右手を背に隠し、左手人差し指を突き出し。

「僕はSAO時代から『風』と呼ばれていてね?
…風は囚われないから風だ。」

この時の沈黙を僕は生涯忘れることはないだろう。死銃も、シノンもポカーンとしている。

「…。」
「…。」
「…。お前は『音の死神』だろ?…スノードロップ。」

死銃のボソッとしたツッコミが沈黙を破る。

「ん…?冗談が通じないな…?まあ、それは冗談。本当はね…。」
「す、スノー…。」

シノンが麻痺で横たわっているのでシノンを抱えて。もちろんへカートも忘れない。部屋を出て行こうとする。

「まったく…こんなにボロボロになって…。」
「待て…貴様を…逃がすと思うか…?」

死銃が今度はエストックを取り出す。
…やはりあいつか。ラフコフの中でエストックを使っていた強いプレーヤーは奴しかいない。
僕はむーとした顔で。

「逃がしてくれないの?」
「当たり前だ…逃がすとでm…⁉︎」

その時死銃はシノンを殺す決定的なチャンスを逃した事を知る。
いつの間にかに死銃の周りにはワイヤーが張り巡らされていた。しかも場所が半壊した室内なので様々な方向から張り巡らされている。

「…⁉︎お、お前…。」
「甘いね…。話に夢中になりすぎだよ?それじゃあ僕を絶望させて殺すなんて無理だね。」
「お前まさか…最初の茶番劇の時に…。」
「今頃気づいたの?…それにしても。」

僕は屈託ない笑顔で。

「大方、シノンを死銃で何らかの方法で殺して僕も殺すつもりだったんだろうけど…。ごめんね♪」
「…。」
「あ、シノン大丈夫だよ?僕がいるから…。もう怖くないよ?」

僕はシノンを抱えて。どうやら麻痺は解けたみたいで僕にしがみついてくる。僕はシノンの頭を撫でると冷たい笑顔を死銃に向ける。

「君との決着は後でゆっくりつけてあげるよ。今はシノンが参ってるからね。」
「…。」
「あ、君に朗報だ!ワイヤーはもうストックがないから『楽譜』は使えないよ?やったね!死銃君!」

僕はシノンを抱えて部屋から出る前に一言入れておく。

「んじゃね♪…次会う時までにデュボネ・カクテルでも飲んておきなよ?
…君の名前にそっくりだからね?」
「お、お前…!俺の…名前も…!」
「ハハッ!ありゃありゃ?どうやら君が逆に追い込まれたね…。
じゃあね?」

僕は悠然と部屋を出て行く。
デュボネ・カクテル。それはカクテルドリンク、ザザに良く似たカクテルドリンク。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「スノー…」

さっきの場所から少し離れた物陰でシノンを降ろすとシノンはとても震えていた。

「どうしたの?…もう怖くないよ?」
「ごめん…なさい…。」
「え?」

シノンは泣きそうになりながら言葉を紡ぐ。

「私…スノーを撃とうとしたの…」
「なんで?」

僕はそんなシノンの頭を撫でながらシノンが座っている隣に座る。

「…強くなりたくて…それで…スコープ越しから…スノーを見てたら…スノーを撃ったら強くなれるのかな…って考えたら…。」
「なるほど…」

僕はシノンに言葉をかけようとすると。

「あ、スノー。」
「お、キリトおかえり。」

キリトが物陰にやって来た。僕はいつも通り笑顔で。

「キリト。銃士Xさんは?」
「ああ…あれは死銃じゃなかった。女の人だったからな。」

キリトはげんなりして現状を報告する。

「なるほどね…僕は死銃さんと一戦戦って来たよ。」
「えっ⁉︎」

キリトは驚いた顔をする。

「そうそうそれで…⁉︎」















































その瞬間。
キリトはライフルで肩を撃ち抜かれていた。僕の後ろの路地から銃弾が飛んできた。
まさか…。

「やったのは黒の剣士だけか…。」

そうして暗闇から出て来たのは死銃…赤目のザザだった。
まさかあのワイヤーを短時間で…⁉︎

「くっ⁉︎」
「キリト!」
「俺は駄目だ…。スノー…時間をかせぐから逃げろ‼︎」
「でも‼︎」

キリトは珍しく怒鳴りながら。

「いいから逃げろ‼︎…お前の彼女がヤバイんだぞ‼︎」

ハッとしてシノンを見ると地面に横たわって震えていた。

「あ…あ…⁉︎」
「シノン⁉︎…くっ⁉︎分かったキリト!」
「あとこれを持っていけ!」

キリトが後ろ向きで投げ渡したのはキリトが使っているビームサーベルだった。

「さっき拾ったんだ!もうHPが1割しかない俺より使えるだろ‼︎」

キリトはもう一本のビームサーベルを出し構える。
それを見て死銃はくつくつと笑い。

「黒の剣士もここまでか…?」
「ここまで?違うな!」

キリトはそのまま構えながら言葉を紡ぐ。

「スノーは…あの世界で命をかけてでも俺達を現実に帰そうとして犠牲になった。」

ーーーエンドロールはどの曲で?ヒースクリフ‼︎ーーー

あの頃の僕の言葉がフラッシュバックする。

「あの時スノーは言った。
『俺が死んでも音と未来への思いは残る!』
って。だからここでゲームオーバーになっても俺の思いは残るんだ‼︎」
「詭弁だな…」
「ああ…死銃お前には分からないだろうな。…スノー。」

キリトは僕の方に振り向きそう言う。その目は決意のこもった目だった。

「分かった。キリト。
…シノン。しっかり捕まって…!」
「う、うん…。」

僕はシノンを今度はお姫様だっこして走り出す。
その時、後ろで戦闘音がなり出していた。 
 

 
後書き
なんだこのキリト…かっけえ…!
スノー「自分で書いといて⁉︎」
うんw二次創作のキリトってなんかあまりかっこいいの少ないからちょっと書いてみた♪
スノー「へえー…。」
さあ、Sound≠bulletはこれからが本番です!スノードロップとシノンの運命は⁉︎
スノー「では次回もよろしくお願いします!」
 

 

20ー癒すための12発目

 
前書き
この作品には。
・作者の妄想
・駄文
・誤字、脱字
が含まれております。…それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「け、けい…。」
「しっかり捕まってて?」

僕達は通りに出ると2人乗りのバイク
に乗る。後ろにシノンを乗せると豪快な爆音と共に走り出す。

「…⁉︎」
「なんで⁉︎」

走り出してしばらくすると後ろから来たのは…

「くっ⁉︎」

ザザがなんとロボットの馬を使って僕達のバイクを追ってきていた。
今僕達が走っているのは大通り。速度もあちらの方が速いし…このままだとヤバイ。
僕は後ろを向いてシノンに語りかける。

「シノン…。あのボロマント撃てる?というか撃って…!」

そうするとシノンは震えて。

「無理…。私には…撃てない…!」
「詩乃…。」

まずい。今、シノンは完璧にトラウマを掘り返された詩乃になってしまっている。これではいつも通りの冷静な射撃など無理だろう。
僕は後ろにワルサーを向け。

「bung♪bung♪bung♪bung♪bung♪bung♪bung♪bung♪bung♪bung♪bung♪」

僕はいつも通り歌いながら。右手でハンドル。左手でワルサーをぶっ放す。

「当たらないよね…。というか当たっても駄目じゃん…。」

どうやらワルサーに入る20発を全てぶっ放して3発ほど機械の馬に当たったがあまり効き目がないようだ。
…火力が足りない!

「シノン撃てない?」
「…。」
「火力が足りないの!…撃って。シノン!」

シノンは震えながらも後ろを向き、へカートを構える。
そして。豪快な爆音と共に銃弾が放たれるが。

リズムが悪い。これは…当たらない。

僕はシノンが撃った瞬間それを感じた。この銃撃は当たらない…!
そうして思った通り放った銃弾はロボットホースをそれて横の大型トラックに当たった。
ん?大型トラックに当たった?

「シノン!伏せて!…バン♪」
「きゃ⁉︎」

トラックが爆発したのを感じてとっさに僕はバイクのスピードを上げる。
爆発は後ろのザザを包み込む。慌ててザザはそれを回避するのが見えた。
それを確認して。

「ラッキー♪ラッキー♪てね?…えっと今は…?」

どうやら夢中になっていて気がつかなかったが僕達を乗せたバイクは砂漠エリアを爆走中だった。
…砂漠エリアならザザの透明マントがあっても足跡が砂に付くし、何より音が出る。音が出れば僕のテリトリー内だ。それにサテライト・スキャンからスキャンを回避出来る洞窟がある。そこでシノンを休ませるのもいいかもしれない。
僕は適当なところでバイクをとめると。

「ねえ?シノン。ちょっと洞窟行くよ。…休憩しよう。」

シノンはその言葉にこくんと頷く。でも心ここにあらず。な感じだ。僕は周りを気にしながらシノンと共に近くの洞窟へと向かった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

洞窟に着くとシノンはへたへたと倒れ込んだ。
…。

「怖いよ。佳。」
「大丈夫。シノン。」

リアルネーム聞かれたら大変だがいまテレビに映ってないだろう。僕はそっとシノンに寄り添って支える。2人並んで座る。…今日の朝もやったはずなのになんか久しぶりに感じた。
そうするとシノンは僕に体重を預けてくる。

「…現実と同じでやっぱり優しいね。スノーは。」
「そうかな?」
「そうよ。…やっぱりほっとする。スノーが…佳がいるのは。」

そうやってだんだん落ち着いてきたのだろう。さっきとは違い、だんだんと呆然としていた表情から戻ってきた。だけどまだ震えている。

「私はね。あの日以降佳がいなくなってね。私はね…1人だったんだ。…人殺しの片棒を担いだんだもん。しょうがないわよね。」
「…。」
「でもたまたま佳のお父さんに会って…そしたら佳。ナーブギア被って2年も寝てたんだもん。びっくりしちゃった。だから…。」
「詩乃…。」

そうすると、シノンは泣きそうな顔で。

「だからもう嫌なの…。あんな…風に殺される様な想いをするのは…。」
「…。それは大丈夫だよ?」
「えっ?」

僕はそんなシノンをそっと見ながらシノンの手を握りある歌を口ずさむ。

「……………………………………………………………………………………………♪」

本当は女性シンガーの歌なのだが構わずオク下で歌う。その優しい歌声はシノンを包むようにして響く。

「約束…。詩乃を守るって誓うよ。」

僕はこの曲の様に約束をする。…ちょうど空も雲に覆われているが赤みがかかっている。

「やっぱり…優しいよ。歌声も。」

その歌が終わるとシノンの震えが収まっていた。

「落ち着いた?」
「うん…。なんとか。」
「それは良かったよ。」

僕は立ってぺこりと礼をする。

「僕の歌は天下一品ですから♪」
「それは余計よ。」
「さーせん。」

シノンのいつもの的確なツッコミが飛ぶ。僕は謝りつつも笑顔で話を変える。

「さて、あのボロマント…もとい死銃はこれで安心!スノードロップの死銃対策講座を始めようか!」
「…え?」
「さっきのキリトとの戦いとシノンに向けた死銃で僕は現実世界で人が死ぬのかが分かりました!」
「なんかタイミングが違うわよね…?」

シノンがポカーンとする中。僕は少し深刻な顔する。

「このナゾは簡単だよ…!答えは…。」
「ごくっ。」
「CMの後で。」
「吹っ飛ばされたい?」
「すみませんでした。」

この至近距離でシノンがへカートを構える。
僕はまだ死にたくない。

「だけどシノン落ち着いて聞いてよ。…これは本当にヤバイ話なんだから。もしも僕が考えている通りなら。」

僕はこの殺人事件の説明をし始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「キリト君…。」

キリト君がスノーをかばってラフコフの元メンバーに倒された。勝ち誇るラフコフの元メンバー…死銃だったが。

「スノー…。」

そうするとピピッと電子音がなった。スノーからのメールのようだった。

「アスナさん?どうしたんですか?」

リーファちゃんが心配そうに私を見てくる。
どうやらスノーからのメールはタイマーで届く物らしい。
その内容は。

『アスナへ
テレビでGGOの大会やってるよね?それを見てキリトか僕が倒されていたら。◯◯国立病院にきて。
…これは菊岡にバレない様にタイマーで送ってるから見たらすぐ消して。
スノードロップ』

「これって…!」

私はこの手紙を見ると。リーファ達を見て。

「私…キリト君のところに行ってくる。」
「え⁉︎ちょっとアスナ⁉︎」

リズが慌てて止めるがもうその時にはもうアスナはログアウトを完了していた。
 
 

 
後書き
眠いので特に書くことが…(笑)
ソーニャ「感想よろしくお願いします…。そして…次回も…ムニャムニャ…。」 

 

21ー反撃のための13発目

 
前書き
阪神ファンとして最高の日ですね。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「…これがこの死銃のカラクリだよ。」
「そんな…。」

死銃は2人いて、まずあの透明マントを使って大会の景品を送り届ける時に住所登録するのを見る。そして片方が撃つ時にもう片方が毒薬を現実で注射する。
簡単に言うとそんな感じだ。かなりはしょったけど。

「じゃあ…私の部屋にも…?」
「ああ。そして…僕の部屋にも。だ。」
「え…?」

僕はシノンに不安を感じさせない様に笑いかける。

「ザザ…死銃は『絶望させてから殺してやる』って言ったんだ。つまり僕の部屋にも入れる可能性は十分にある。まあ、詩乃の部屋に入れる時点でこっちにも自然に入れるしね。」
「そんな…。」

シノンが震えるが僕はさらに笑いかける。

「でも大丈夫。シノンは僕が守る。」
「そんな根拠の無い事…!」

シノンがそう言って叫ぼうとすると僕はシノンの口元に人差し指を寄せる。

「僕が根拠のあること言ったことある?」
「…。」

シノンはうっ!と唸ると少し考えて…。ボソッと一言。

「ないわね…。」
「でしょ?それで僕が大事な場面で嘘ついたことある?」
「ない。」
「なら大丈夫でしょ?♪ほら、問題ない(ノープロブレム)

そうするとシノンは少しにやっとして。

「問題なのは佳の頭のネジ…でしょ?」

そう言ってシノンは僕を見て続く。…さっきの自分が殺される恐怖からだんだん脱却してきているように感じた。

「そうだね。…いや⁉︎ネジは緩んでないよ⁉︎
…ただ僕は変わらないよ。」

僕は少し伸びて。声を出す体制をつくる。

「さあ。次のサテライト・スキャンまで少し時間があるね…。歌を歌おうか。一曲…。」
「…?」

僕はシノンから少し離れる。
そして自分で作った歌を歌い始めた。


〜いつもの帰り道君と歩いたのを思い出すんだ。
でも君の事は忘れていたんだ。おかしいかな?それでも君を思い出した。あの日から僕の時計は動き出したんだ。だから待ってて。僕が行くまで。

love song for you
これが君に届ける贈り物。少し恥ずかしいけどこれしか思いつかないよ。
I want saying love
これは君から言われたい言葉。言われたらきっと誤魔化すんだろうな…。でも。
『今』という現実を歩いていかなくちゃ…♪〜

この歌を歌い終わると僕は目の前のシノンを見る。

「なーんか恥ずかしいな♪でもこの曲はね。SAO時代の…シノンとの記憶がない時から作ってた曲なんだ。」
「え?」

僕はシノンを優しく頭を撫でる。

「この曲の返事は現実に帰ってからね。」
「それって…。」
「僕も殺されないし、シノンも殺されない。そんな未来を切り開くんだ。」

僕はいつも通りの笑みを浮かべて。

「だから…シノンは待ってて。僕が行くまで。」

そう。あの時の様に。僕が決着を…!
そうすると不意にシノンに服を引っ張られた。

「…私も。」
「ん?」
「私もやる…!」

シノンはさっきのキリトと同じ表情で僕を見る。
何かをすると決めた時の眼だ。

「私も…スノーの…佳の事を守る…!もう嫌なの…あの日も、再会してからも佳に守られっぱなし。…私は決めたの‼︎今度は私が佳を守る‼︎」
「詩乃…。」
「だから言ったんでしょ?『僕達が強くなればいいんだよ?』って。」
「…。」

ついお互いにリアルネームが出た。それほど真剣だった。
僕はもう一度シノンの眼を見て。

「わかったよ…。シノン。いつも通り後ろ、頼むよ?」

そうするとシノンもクールに、少しだけにやっとしながら。

「当たり前でしょ?…私達の力を見せつけるわよ。」

そう言ってシノンと拳を合わせる。
さあ、僕達は無我夢中。
ここからが僕達の延長戦。

サテライト・スキャンが映し出される。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「キリト君‼︎」

私はキリト君がダイブしている病室に着くとすでにキリト君はログアウトをしていた。

「…。明日奈…。」
「キリト君…!言いたい事はいろいろあるけど…!」
「ああ、それは後で埋め合わせする。…それより。」

キリト君はテレビを指差す。
そこにはちょうどスノーが水色の髪の少女に歌を歌っていたところだった。

「…。前から思ったんだけど。」
「なんだ?」
「スノーってあの子の事になるとキリト君そっくりだよね。」

そう言うとキリト君は頭をかきながら。

「あー…。そうだな。恐らくスノーも同じだろうな…。」
「何が?」

聞くとキリト君は恥ずかしそうにチラチラ私の事を見るとボソッと。

「…大事に想ってるんだよ…。」
「なーに?きこえないよー!」
「なっ⁉︎聞こえてただろう!」

私は少し笑う。
そう、きっとスノーにとって大事な人なのだろう。あの水色の髪の少女は。だからきっと必死になって守ろうとしている。

「ラフコフに…勝てるかな…?」
「ああ、きっと勝てるさ。…俺達を助けたスノードロップならきっと。」

私はそうやってキリト君はベットに腰掛けている隣に座り、手を繋ぐ。

「うん…。そうだね…。スノーならきっと…。」

私はそう言ってテレビを見る。
…そこには決意の眼差しをした少女と、飄々としながらも何かを守ろうとする少年が映っていた。
 
 

 
後書き
阪神タイガース♪フレー♪フレフレフレー♪
スノー「よ、良かったね…。」
もう最高。
スノー「…うん。何も作者には言わない。」
あ、ちなみにケンケン4の4は阪神の選手の背番号から来ています。
スノー「はいはい。…感想募集しています!…それでは!」
スノー&作者「「次回もよろしくお願いします‼︎」」 

 

22ー運命を変える14発目

 
前書き
コラボ編ではなく進めまーす!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「初めよう!君も…ってシノンどうしたの?」
「ねえ、スノー。」
「何ー?」

僕は洞窟から飛び出そうとすると。シノンに呼び止められた。

「あの呪文かけて?」
「あの呪文?」

僕はなんだろうと思いながらも僕は少し考えてから。

「ああ…。あれね。」

僕はちょっと笑いながらシノンに近づく。そしてぎゅーと抱きしめて。
僕はシノンの耳元で呪文を唱える。

「だいじょうぶ。ダイジョウブ。大丈夫。…ほら唱えてごらん?」
「だいじょうぶ。ダイジョウブ。大丈夫…。」

シノンがゆっくりとその言葉を唱える。その言葉を聞き僕はシノンから離れる。
こころなしかシノンはいつも通りのクールな顔付きになっていた。

「大丈夫だよね。んじゃ…行こうか!…返事!期待してるよ!」
「ええ!…もちろんいい返事で返すわ!」

僕は洞窟から出ると砂漠方向に、シノンは狙撃ポイントを探しに下へと向かいはじめた。
僕はそのまま一気に崖を下り。砂漠の真ん中へと移動する。

「…。」

僕はワルサーを右手に、左手にはキリトからもらった光剣を握り、目を瞑り。音を捉えにかかる。相手は消えているため視覚がほぼ意味がないためだ。

…。右前方にゆっくりくる奴が1人。左後方から高速で来るのは闇風さんか。

うっすら眼を開けて周囲を確認すると後方には闇風さんが遠くに、前方には誰もいなかった。
僕は前方に向けて(・・・・・・)言い放ちながらワルサーをホルダーに戻し、笑う。

「今回も。僕と遊ぼうよ♪赤眼のザザ♪」

僕はそのまま『不可視の銃弾』を見えない。音のした場所に放った。
その直後後方で爆音が聞こえた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…。」

岩山の射撃地点に着いた私はスノーに高速に近づく闇風をスコープ越しに見る。

だいじょうぶ。ダイジョウブ。大丈夫。

私はスノーの呪文を心の中で唱える。射撃のブレのサークルがいつも通り…いや、もっと早く小さくなる。

「‼︎」

私は小さくなったサークルの時に一気に引き金を引く。
その瞬間一瞬にして闇風が吹き飛んだ。それを確認して。

「…!スノーは!」

スコープ越しに見ると…。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「俺の…場所が…よく…そうか!音か。」
「ご名答♪」

僕は出て来たザザに向かって笑いかける。そうするとザザは再びエストックを取り出す。

「お前は…まず…剣で殺す。そして死銃でお前を殺す。お前の大切な者は奪えないが…2回殺してやる。」
「まったく…厨二病もここまで来ると怖く感じるよ。」
「…何⁉︎」

ザザは罵られた事に不服そうに僕を見る。僕は笑いながらバックステップで距離を取り、いつもシノンとの通信用のヘッドホンを掴み。

「それは僕に本気で行っていいという事だよね。」

ヘッドホンはそのまま掴むと変形する。そしてそのまま死神が握る大鎌となる。このギミックにザザは驚いていた様で。

「な⁉︎」
「あ、なんかこれはね!シノンと始めて行った対人戦の時にプレーヤーからいただいた物だよ。」

僕は大鎌をクルクルとバトンの様に回し右手に持つ。そして左手には。

「キリトの想いも背負って!」

さっきキリトからもらった光剣を握り。ゼツ君の世界で手に入れた【THE MAGICIAN】の覚醒スキルの時の様な変則の二刀流になる。

「僕は勝つよ!」

そのままザザへと向かって行った。
まず僕は二刀流ソードスキル『ダブルサーキュラー』の形を作り突進する。

「甘いな…」

ザザが一気に突きを放つがかわす。
しかしザザのエストックがほほをかすめる。

「速い♪⁉︎」
「まだまだ…」

僕が攻撃を出そうとする前にザザが一瞬速く突きを出してくる。
僕はなんとか右に左に回避しながら。僅かな隙を見つけ。

「なんてね♪そんな事は問題ないよ?♪てね。」

突きが来た瞬間にバックジャンプ。そして歌いながら左手の光剣をしまい、ジャンプの勢いのままワルサーで『不可視の銃弾』を放つ。
絶対のタイミング。かわせるはずがない…!

「読み通りだ…音の死神。」
「⁉︎」

なんとザザはバックジャンプをした僕の動きに合わせていつの間にかに接近をしていた。そしてそのままエストックのソードスキルの構えで。

「喰らえ…!」
「がはあ…⁉︎」

『不可視の銃弾』を放つ前に左のワルサーのホルダーを切られ、さらに身体にエストックが突き刺さる。
僕はそのまま膝をつく。僕は光剣を左手にとっさに出す。

「そんな…。」
「終わりだ…。音の死神…!
…お前の敗因はあの世界から抜け出してのうのうと平和ボケして。俺に勝とうとした事だ…。俺はあの時とは違う…。強さを手に入れた。」
「今日は随分饒舌だね。」
「ああ、殺したくてたまらない奴を殺せると思うと胸が高鳴ってな…!」

ザザが向けるのはあの日と同じ銃。五四式・黒星を向けられる。
僕と詩乃の運命を狂わせて、僕の命を奪おうとする銃。
ザザは笑いながら。

「言い残す事は…あるか…?命乞いでもするか…?」

十字を切りながらそんな事を話す。僕はあまりふざけないで。

「あー…。もう少し生きたかったな…。」

という言葉を口にする。そうするとザザは満足そうに僕を見て。

「残念ながらここで…終わりだ…!」

ザザが五四式・黒星の引き金に手をかける。
僕は膝をついてザザを睨んでいた。
 
 

 
後書き
この終わり方をやって見たかった‼︎
スノー「追い込まれた僕、果たして僕の運命は!」
…。とここで次のコラボ編で出るのはこの人!
ミヤビ「私、頑張(がんばる)
スノー「神崎弓奈さんのミヤビちゃんです!ミヤビちゃん…一瞬に!」
ミヤビ&作者「「次回もよろしくお願いします‼︎」」 

 

23ー君を守る15発目

 
前書き
コラボが進まない?
はは…まだハロウィンまで時間あるし…。 (震え声)
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「あー…。もう少し生きたかったな…。」
「残念ながらここで…終わりだ…!」

僕はザザを睨みながら。おそらく最後の言葉を言い放った。













































「嘘だけど。」
「⁉︎」

その瞬間。遥か後方の岩山からシノンのへカートによる予測軌道線がザザを貫いた。その瞬間に爆音が後ろから響く。

「何⁉︎」

慌てて後ろに飛び退くザザ。おそらくへカートの弾を回避するために動いたのだろう。ザザの身体が予測軌道線から外れる。

「逃がすか‼︎」

僕はシノンの撃ったへカートの予測軌道線に大鎌の刃を咄嗟に入れる。
すると弾丸はその刃にあたりながら軌道がズレる。そして威力は弱まりながらもザザの右の太腿に当たる。
ザザの身体のHPが大きく減ると同時にバランスも崩れる。

「くっ⁉︎」
「このへカートの銃弾は強くなろうとするシノンの分‼︎」

僕はそのままザザに突っ込む。バランスを崩しながらもエストックでザザは反撃しようとする。
僕はその反撃しようとした瞬間。

「させない!これは僕に託してくれたキリトの分‼︎」

僕は左手の光剣でキリトがSAO時代によく使っていた『バーチカル・スクエア』の4連撃でエストックを持つ右腕を切断する。

「なんだと…⁉︎」

ザザはあまりにも速いカウンターに狼狽える。
そして僕は右手の大鎌を構え。

「最後だ!これは…あいつを守ると決めた未来への僕の想いだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

僕はそのままSAO時代の裏の僕の必殺技『デスサイズオーバードライブ』の15連撃の乱舞を叩き込む。
死神の15連撃はザザの…死銃という名の偽りの死神のHPを容易く食い散らかした。

「まだだ…まだ終わらない…あの人が…!」

ザザはそう呟いて。倒れる。僕はその言葉を聞き一言。

「いや…もう終わりだよ…。あの城の幻想はこれにてfineだ。」

僕は倒れたザザにそう呟いた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「スノー!」

しばらくするとシノンが岩山から降りて来た。僕は笑顔でシノンを迎える。

「ありがと。助けてくれて。」
「当然でしょ?一緒に戦っていたんだから。」

シノンがニヤッとして返してきた。
僕は少し暗い顔で。

「あ、起きたらすぐに部屋行くよ。一応…侵入されてるから。心配だしね。」
「分かった。」

シノンはこくんと頷く。それにしても…。僕は決意共に以前から思っていた疑問を口にする。

「大丈夫。僕が守るよ。シノンも詩乃も。
…’’死”か…。」
「え?」

僕は首を捻ってシノンに説明する。

「スティーブンだと思ったじゃん?死銃の名前。でも違うんだよね。Sterben…ステルベンって読むんだよね。」
「それで?」
「ドイツ語で…医療の世界では”死”って意味なんだよ。」

いつか父さんが嫌そうに言っていた。忌々しい言葉。それがステルベンだった。

「なるほど…一応注意して置かないといけないわね…。」
「それだね。ところで…」

僕は少し疑問に思った事を口にする。

「いやこのBOB決勝戦って最後の1人まで決めるじゃん?僕達2人だとこのゲーム終わらないよね…?…うーんやっぱり僕優勝はあまり興味ないから切腹しようか?」
「しなくていいから!それについては考えてあるわ。」

そう言うとシノンは僕に抱きついてきた。これ、TV映ってるんだよね。む、むー…恥ずかしい…。
僕は恥ずかしさを隠す様に顔をそらしながら。

「…?シノン?」
「あのね。置き土産グレネードって知ってる?」
「置き土産グレネード?」

シノンはまるでいたずらする子供の様な顔で僕を見て。

「あのね。スノーは知らないと思うから説明は省くけど…。まずこれを持って。」
「?」

僕はシノンから丸い…ボールの様な物を渡された。

「これ、BOBの時に渡そうと思って一個用意しておいたの。」
「へえー…⁉︎」

シノンから渡された物を確認すると…ピンが抜いてあるプラズマグレネードだった。

「にゃっ⁉︎」
「ダメ!」

僕は慌てて反射でどっかに投げ飛ばそうとすると。シノンが笑いながら腕を掴んで抱きしめる力を強くする。
光が2人を包み込む。

「にゃ〜…。まさかこんな感じとは
でも大好きだよ!シノン!」
「私も!スノーの事大好き!」

笑いながら2人のHPは0になった。

BOB優勝

スノードロップ&シノン


























































「朝田さん。つーかまえた。」
「⁉︎」

現実世界に帰った私の前にいたのはーーー
その瞬間。死銃の片割れの1人が分かると同時に何かハンカチの様なもので口を押さえられて意識が飛んでしまった。
















































「しーの…?…⁉︎」

僕は現実世界から周りを確認しつつ帰って赤いパーカーを羽織って詩乃の部屋に行くと詩乃が居なかった。
残るのは手紙のみ。

『朝田さんは僕の物だ。
雪宮君。返して欲しかったらこの場所に1人で来て。』

地図と共に。この筆跡は見た事がある。そうーーー

「新川君か⁉︎」

そうだ。確か僕と一緒で医者の息子だったはず。つまり…。

「ステルベンの言葉の意味も容易に知ることができる…!」

そうすると死銃の1人は新川君…!…おそらく赤眼のザザもいるだろうな…。
僕は部屋を出て、原付で地図に記された場所へと向かい始めた。
 
 

 
後書き
コラボが書けない…。
スノー「うーん…大変だ。」
ハロウィンまで時間あるし…。
スノー「それで終わるパターンだよね?」
それな。
スノー「次回もよろしくお願いします!」 

 

24ー僕は。

 
前書き
事件のクライマックス!
佳は詩乃を助けることができるのか⁉︎
だがいつも通りの妄想という名のオリジナル。
それでもあなたは飛び込むの? 

 
「僕は…。」

原付に乗りながら、ふとポケットに入っている物について考える。
それは…大きなはさみ。あの時のと同じ形の物だ。

「…。」

殺しはしない…だけど…?

「これは…。使わないよね。…いや、使っちゃダメだ…!」

そう心に決めながら僕は原付のスピードを上げた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「う…。」
「朝田さん。目が覚めた?」

目が覚めると目の前にいたのは笑顔の新川君。場所は…いつも通っている学校の自分の教室だった。

「くっ!」
「無理だよ。朝田さん。」

私は抵抗しようとするが腕が痺れて思うように動けず新川君に抱きとめられてしまう。

「さっき筋肉を痙攣させる薬を打っといたんだ。…ちなみに今日は警備員さんもいなくてね。僕達2人っきりだよ。」
「や、やだ…。」
「大好きだよ…。朝田さん…。」

私は抵抗できないまま地面に押し倒される。
そして新川君の顔が近づいてくる。

「雪宮君はこの学校の地形がわからないからもう少し遅くなると思うよ?
…さあ、タノシモウカ?」
「い、いやぁぁぁ‼︎助けて!佳‼︎」

私は必死に叫びながら抵抗するが薬で思うように体が動かない。
そして新川君の顔と私の顔の距離が0になり、無理矢理唇と唇が合わさる直前。
















































「詩乃は僕の彼女だよ?何やってるの?」

































ゴッ‼︎

行きなり飛んて来た赤い人影が新川君が鈍い音と共にいきなり吹っ飛んだ。
新川君は派手な音をたてながら机にぶつかり止まる。そして目の前には…。

「ここでヒーロー参上♪なんてね♪」
「佳!」

いつの間にかに私の前にいたのは赤いパーカーを着た少年。…私が助けを求めた雪宮佳だった。
佳は私を寝ている体制からゆっくりと壁際へと座らせると。

「すぐに…終わるから。待ってて。」

あの時の…GGO内の時から助けられた表情で私を見てそう呟く。
…どこか佳本人に、自分にも言い聞かせている様にも思えた。

「来たな…。雪宮君。」

フラフラと新川君は立ち上がり。

「朝田さんと僕がどれだけ結びついているのかを見せつける為に呼び出したのに…。早く来すぎだよ…。」
「せっかちなもんでね。」

佳は珍しく…真顔で新川君を睨みつけていた。そしてその新川君はゴソゴソとポケットから大きい注射器の様な物を取り出す。
そうすると佳は嫌そうな顔をする。

「それが…!」
「そう、投与した相手の心臓を止める薬。サクシニルコリンだよ。」

そうやって。佳に見せつけながらゆっくりと近づいて。

「これで…雪宮君。君の心臓を止めて…朝田さんを僕の物に…!」

狂気的に佳に近づいてくる新川君だったが。佳はため息をつき。

「ねえ、新川君。サクシニルコリンの効力って知ってる?」
「…心臓を止める劇薬だよ?それがどうかしたのかい?」

新川君は当たり前そうに答える。すると佳はまるで出来の悪い子供に教えるように。

「サクシニルコリン…。本当は人工呼吸や気管内挿管を容易にするため麻酔前投与薬として使用される薬なんだ。」
「…⁉︎」

そう説明した後の佳は怒りの表情で新川君を睨みつけて。

「人を助けるために使う大切な薬を殺すために使うな‼︎」

そう言って新川君に一気に近くとポケットからハサミを取り出す。

「なっ⁉︎」

すると佳はそのハサミを新川くんに突き刺すと見せかけ上に投げ飛ばす。一瞬目線が上に言った新川君の隙を見逃さないでそのまま右足で注射器を持つ右手を蹴り飛ばす。そして佳は新川君の襟首を掴んで壁に叩きつける。

「がはあ…。」
「僕は…絶対許さない。」

佳はどんどん新川君をギリギリと締め上げる。

「僕の様に凶器で殺すならまだしも、人を助ける薬で殺すなんて…。たとえ君が警察に捕まろうと、のうのうと生きようと絶対僕は許さないよ…!」
「…。」

そしてそのままトドメの言葉を言い放った。

「そんな君に絶対詩乃は渡さない。…もしもその考えで詩乃の前にまた現れてみな。僕は君を再起不能まで追い込むからね…!」

そうすると新川君はまるで糸の切れた人形の様にプツンと気絶して倒れ込む。
そうすると佳は新川君の肩を掴んで…。
ゴキッ。

「〜⁉︎」

新川君がまた起きたと思いきやまた気絶する。

「肩を脱臼させたよ。君はもう痛くてまともに動かないんじゃないかな?」

そうポツリと呟くと、私に近づいて。

「遅くなってごめんね。詩乃。」

そうやって私を抱きしめる。さっきの様な不快感は無く。どこか落ち着く感じがした。

「もしも…詩乃が…ぐす…何かあったと思ったら…僕は…。」

ん?あれ?なんかおかしい。
そう思って佳の顔を見ると目に涙が溢れ出ていた。私はそれを見て。

「ふふ。これじゃどっちが助けに来たか分からないわよ?」
「うるさい…!…ばか…!」

そう言いながらも佳は抱きしめる事をやめない。むしろ少し強くなる。

「ねえ?佳。」
「…何?」

私も佳の背中に腕を回して。

「助けに来てくれてありがとう。
…I love you」

そうやって先ほど奪われそうになった唇でそっと頬に口づけを落とす。
すると佳はさらに泣きながら。

「…ぐすっ…卑怯だよ…。ここで言うのは…。」
「いつも卑怯な佳への仕返し…。返したわよ。」

月明かりがグチャグチャになった教室を2人を照らす。
私達は警察が来るまで抱き合っていた。 
 

 
後書き
このスノーの。
「人を助けるために使う大切な薬を殺すために使うな‼︎」
はこの作品の中の名ゼリフに入れたい。(確信)
さて、佳と詩乃の後日談を書いて…GGO編は終わり。
みんな大好きキャリバー編に行きます。
っと、コラボももちろん進めていきます。評価ボタンをポチッとしてくれたりお気に入り登録してくれると嬉しいです。
感想もお待ちしております。
では次回もよろしくお願いします。 

 

25ーSound≠bullet

 
前書き
Sound≠bullet最終回!
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ!
 

 
「絶望学園から転校して来ました!雪宮佳です。よろしくお願いします。」
「はは!」
「面白い転校生だな!」

僕は某過負荷の先輩の真似をしながら自己紹介をとある高校で行っていた。
GGOの事件から数日後。僕は詩乃の高校に転校して来た。キリト達の学校に居たかった気持ちもなかったわけでもないが。好きな人の近くにいたいのも確かだった。

「…。佳。お願いだから恥をかかせないで…。」

詩乃はちなみにこの自己紹介を聞いて顔を隠している。恐らく耳も真っ赤になっているので。かなり恥ずかしいのだろう。
ちなみに席は窓際の詩乃の隣の席。僕はさっと席に座ると。

「ヒソヒソ? (さっきの自己紹介どうだった?)」
「…次あんな真似したら口聞かないからね。」
「…はい。」

どうやらお気に召さない様でした。
そんなこんなで。僕が数学の時間いつも通り無双したり、休み時間にクラスの人から、「朝田さんとどんな関係?」と聞かれたら。「同居n…。ぐふ⁉︎」と詩乃にゲンコツされたり、軽音部に誘われたり。なかなか充実した一日だった。
そして放課後。

「んじゃ詩乃。行くよ。」
「そうね…。」

僕達2人はなんかキリトに呼ばれたのだ。何故だろうと思いながらも僕達は電車で御徒町のエギルの喫茶店へと向かう。
店に着くと。

「おっすー!」
「佳ひさしぶり。」
「よう、佳。」

目の前のカウンター席にいるのは明日奈、里香、和人がいた。そしてカウンターの中にはエギルがいた。僕は笑って。

「あ、みんなおひさー。…と。紹介するよ。詩乃!」

僕はまず里香に向かって手を向ける。

「えーと。この子は篠崎里香。通称リズ。SAO時代は武器屋やってて僕の武器をいろいろ調整してくれたんだ。ALOでも武器屋をやっているよ!」
「よろしくね!あ、佳。この前の新しい大鎌、『デュアル・デスサイズ』のお代。」
「また、そのネタ⁉︎…えっと次!次!」

僕はごほん、と一つ咳払いをして今度は明日奈へと手を向ける。

「えーと…。この人が結城明日奈。んで通称はアスナ。SAO時代、ALO共に『閃光』の異名を持つよ!ちなみにALOだと魔術師といいながらレイピアを使うバーサクヒーラーとしても有名。ちなみに和人の彼女。」
「よろしくね。朝田さん。」

そうやってアスナが手を詩乃に差し出す。詩乃はその手を握るかどうか迷っていたが。僕は助け舟で詩乃に笑いかける。

「しーの!
だいじょうぶ。ダイジョウブ。大丈夫。」
「…!」

詩乃はそうすると明日奈の手をゆっくりと握った。明日奈はにっこりと笑うと「友達になりましょう?」と言う。詩乃は不安そうな顔で僕を見るが。僕は笑顔で見つめ返す。そうすると詩乃は意を決した様に。

「…はい。」
「うん。よろしくね?朝田さん!」

はい。の二文字。この二文字を言うのにどれだけの勇気を振り絞ったことだろう。僕は詩乃の頭をそっと撫でる。

「強くなったね…。詩乃。」
「わからないけど…。それでも私は…。」
「大丈夫。まだ僕達は強くなれるよ。」

僕は次に和人を手を向け。

「んで、最後。こいつがキリト。…まあ、知ってると思うけどGGOにログインしていた。後、SAO時代の英雄。」
「スノーが真面目で怖いな…。とりあえずよろしく。」
「ええ…。」
「こんな感じだよ?詩乃?」

僕は詩乃の肩を抱き寄せる。僕はふと本題を思い出し和人に尋ねる。

「なあ、和人。僕達はところでなんで呼び出されたの?」
「…。」
「それはね…。」

そうすると明日奈は衝撃的な事を話し始めた。なんと明日奈達は今日の学校をサボり、あの事件の時の郵便局員を呼んだと言うのだ。
明日奈がどうぞ。と呼ぶと女の人と小さい女の子が出てきた。

「こんにちは。」

その女の人はどうやらあの時お腹の中に子供…。今きた女の子がいた見たい。

「だから…この子の命をあなたたちは救ってくれたんです。なのにお礼も謝礼もせず…2人が傷ついているのも知らずに…。
本当にありがとう…。」
「救ってくれた…?」
「僕達が…?」

僕達は命を…殺意をもって殺してしまった。でも…この女の人は確かに言った。
救ったと。

「なあ、シノン、スノー…。お前達は今まであの時の事を後悔してたと思う…。だけど救った命の事を考える権利があるんだ。だから…。」

そうすると女の子は僕達の方に寄ってくると。

「しのおねえちゃん。けいおにいちゃん。ママとみずえをすくって、たすけてくれてありがとう。」

僕はその言葉を聞いた瞬間。目から何か流れてるのに気がついた。隣を見ると詩乃は泣いていた。
僕は強がりながら必死に笑顔を作ろうとするが涙が邪魔をする。

「バカじゃないの…⁉︎この為だけに学校…サボって…!…うまく笑えないじゃん…。」
「なあ、佳。」

和人は僕の方を向き。

「もう…無理して笑わなくていいんだぞ(・・・・・・・・・・・・・・)?」
「…⁉︎気付いてたの⁉︎」
「ああ…。ここにいるみんな気付いてる。お前はどんなときも笑ってたけど…作られた笑いだって気付いてた。…でももう、無理しなくていいんだぜ。
みんながいるだろう?」

僕は、周りを見る。

腕を組んで真面目に僕を見るエギル。
少し不敵な笑みを浮かべている里香。
優しい表情で微笑みかけてくる明日奈。
あの城の中の様に凛々しい表情で僕の前に立つ和人。
そして、今さっき罪から救われて泣いてしまっているが僕の隣に立つ詩乃。

「…。そうだね。…。そうだよな……。」

僕はもう耐えきれなくなった。涙が止まらない。僕は蹲る。

「…。みんなありがとう…!」

直ぐに僕は立ち上がる。
でも泣きながらも笑うことができた。
…きっとこの笑いは本当の笑いなんだろう。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

Sound≠bullet→END



NEXT→妖精の曲『剣の舞』 
 

 
後書き
スノーの言動の最後に『笑って。』のフレーズに多いことに気付いていたでしょうか?
後書きで補足しますがスノーは少し病んでいます。
簡単に言うとカゲロウプロジェクトのカノの様な感じですね。
笑って歌って誤魔化して。でも誤魔化切れなくて壊れて。
でも仲間がいることで彼は救われたと思います。
ではコラボの次。キャリバー編の、【妖精の曲『剣の舞』】でお会いしましょう!
では! 

 

1ースノードロップの日常 (前編)

 
前書き
ついに始まったキャリパー編!
今回はamoroso(愛情を込めて、愛らしく)な日常編!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ!

 

 
ピピッ、ピピッ、ピピッ…

「むー…。むにゃむにゃ…。」

とあるマンションの一室で目覚まし時計が鳴り響く。いつも通りの新しい生活が戻ってきた雪宮佳は朝の睡魔と格闘していた。
時計を見ると金曜日の朝の6時半。きっかり7時まで寝たくなってきた。でもそれだと遅刻するような…?まあ…いいかな…。

「やっぱりもうさんじゅっぷん…。」
「起きなさいよ!」

ふと眠りにつこうとしたところ目の前にいつか見た大きな猫さんがいた。

「ふあ?またおおきなねこさんだ!かわいい!」
「ちょ…⁉︎佳…⁉︎」

またも大きな猫さんに抱きつこうとしたが。

「起きなさい!」
「ふえ⁉︎」

おおきなねこさんからいきなりチョップを食らった。

「いった…。」
「まったく佳は…。」

再び大きな猫さんを見ると目の前には詩乃が立っていた。

「あ、おはよう!詩乃!」
「おはよう。佳。」

僕はばっと飛び起きると。

「んじゃ。ちゃちゃっとなんか作るか!」
「ええ!」

そうしていつも通り一緒に朝の朝食を詩乃の部屋で作り、食べていると詩乃のパソコンにメールが届いていた事に気づいた。

「詩乃?メール来てるよ?」
「そうみたいね…。」

そう言ってパソコンのメールボックスを見てみると詩乃は、はあ。とため息をついた。

「どうしたの?悪徳商法?」
「違うわよ…。ほら?これ。」

見るとどうやらキリトがALOやって見ないかと誘う内容のメールだった。ちなみに送られてきた日にちは今日の朝2時。…常識がないぞ。僕が言えた立場じゃないが。

「ふーん…。もぐもぐ。」
「確かに佳や明日奈達もいるしやって見てもいいかな…。」

そう詩乃がつぶやくのを聞いて僕はニヤッとして。

「んじゃやってみるか!んじゃ今日学校終わったらハード買いに行こう!」
「そうね…。っともうこんな時間!急がないと…!」

見ると時計はもう7時半を指していた。
ということで僕達は急いでトーストなどを食べてお皿などを片付けて学校に行くことにした。
レッツゴー!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…佳!もう帰りのHR終わったわよ!」
「むにゃ…?」

起きるとどうやらみんな帰りじたくをしていた。僕は少し欠伸をして。

「あれ…もうこんな時間か…。部活は今日は無いから…電気屋さん行こう!」
「そうね。」

僕達は近くの電気屋さんに行く事にした。
ここから帰り道にある電気屋さんで確かALOのパッケージがあった様な気がする。
そんなこんなで電気屋さんの前まで歩いていると…。

「あれは⁉︎」
「…はあ。また始まった…。」

電気屋さんの前にあったのはクレープ屋さん。…美味しそう。僕はそのままクレープ屋さんに突っ走り。

「詩乃!詩乃!クレープ美味しそうだよ?」
「そういうのは女の子から先に言う物なんだけどね…。」
「いいじゃん♪いいじゃん♪一緒に食べよう?」

そうすると詩乃は僕の待つクレープ屋さんの前に来る。そうすると僕は笑って。

「すみません!この牛乳たっぷりクリームクレープに、チョコレートバナナクレープに!それにそれに…!」
「はあ…。頼みすぎ。…すみません。牛乳たっぷりクリームクレープとブルーベリークレープ一つずつ下さい。」
「はは…彼女さんも大変そうだね。」

店員さんはそう言って頼んだクレープを詩乃に渡してくれた。そうすると詩乃ははにかんで。僕達はクレープ屋さんから離れる。

「店員さん…もう慣れてます。」
「早く食べよう?」
「そうね…。」

僕は自分のクレープをパクッと食べると。

「美味しい!」
「そうね。」

見ると詩乃もブルーベリーのクレープを美味しそうに食べていた。…美味しそう。

「しーの!食べさせて!僕のもあげるから!」
「あ!」

そう言って僕は詩乃が持っている食べかけのクレープをパクッと食べる。美味しい!

「…佳!」
「美味しいよ?詩乃?あ、僕のどーぞ!」

そう言って僕は詩乃に自分のクレープを差し出す。詩乃はなぜか周りの人たちを気にすると僕のクレープを食べた。

「美味しい?」
「美味しいけど…恥ずかしい…。」

顔を真っ赤にする詩乃。なんでだろう?
僕達はその後そのまま電気屋さんに行きALOのハード買うと今日の夕食を買いにスーパーに行っていつも通りの帰り道を2人で歩く。

「あー!さっきのクレープを美味しかった♪」
「そうね。」

僕は笑ってマンションの近くの繁華街を歩いていると。

「あ…。」
「…?」

見ると詩乃は雑貨店のショーウィンドウにあった氷の結晶の柄の髪留めに目を奪われていた。

「綺麗…!」
「…そうだね。ちょっと入ってみよう?」

そうして店に入ってさっきの髪留めを確認して。髪留めを取ると。

「しーの!目瞑って?」
「…?」

そうして詩乃が目を瞑っている間に髪留めを詩乃のヘアゴムの場所に付ける。

「うん!似合ってる!」
「そ、そう?」

すると詩乃が少し恥ずかしそうに僕をみてくる。…凄くかわいい。

「詩乃!買ってあげるよ!」
「え?でも…。」
「いいの!さっきクレープ食べさせてくれたから!」

そう言って僕は詩乃に付けていた髪留めをそっと取ると。レジに行き買ってくる。

「はい!もう一回目を瞑って!」
「うん…!」

そう言ってもう一度髪留めを同じところに付ける。…やっぱりかわいい!

「うん!やっぱり似合ってるよ?詩乃!」
「う、うん…。」

そうすると顔を真っ赤にして。お礼を言ってくれた。
そうして店の外に出ると。

「そういえば私もお礼しないとね?」
「え…?」

そうすると詩乃は僕にしがみつく。

「佳!ありがとう!」
「し、しの!近いよ!」

僕は少しあたふたする。そうすると詩乃はニヤッとして。

「いつもの事じゃない…?それに顔赤いよ?」
「…。か、帰るよ!」
「そうね…。」

そう言って詩乃は僕の手を握ってきた。僕はそれに少し驚きながらも笑って。

「うん!そうだね!」

寒い夜道だけど握った詩乃の手の温度はとても暖かい物だった。
 
 

 
後書き
さあ、次回からシノンがALO突入!
スノー「シノンを傷付ける奴は誰であろうとグチャグチャにしてあげるよ♪」
…などと供述しており…。
スノー「僕犯罪者⁉︎」
感想待ってます!そして起きに入りにポチりしてくれると嬉しいです!では!
スノー「次回もよろしくお願いします!」 

 

2ースノードロップの日常 (中編)

 
前書き
あ、いろいろなコラボにスノー君出てますね。
どの作者さんのスノー君もかっこいいな…!僕下手だけど。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
部屋に戻り、いつも通りベランダから詩乃の部屋に行く。

「あ、詩乃。今日鍋だよね?」
「そうだけど…?」
「一緒に食べよう!」
「それっていつも通りなんじゃ…?」

そう詩乃が言うが気にしない気にしない。僕達は土鍋に野菜とかを詰め込みガスコンロでちゃんこ鍋をいただく。

「パクパク…そう言えばALO種族何にするの?」

そうすると詩乃はうーんとうなって。

「佳と同じって言いたいところだけど…。プーカってクセが強いのよね。」
「やっぱり詩乃は遠距離がいいの?」
「そうね…。遠くから狙い撃つのが…。」
「だったら弓だよね…。あ、そうだ。」

僕は少しニヤッとして。

「だったら武器はロングボウはどう?あれは確かスナイパーの様な感覚で出来るよ?」
「うーん…。それにしようかな。…ねえ、佳。1番視力が良い種族は何?」

そう言って詩乃はお皿を置いて尋ねる。

「え?そうだね…。やっぱりケットシーかな?あの猫さん。」
「そう…!それじゃそれにしてみる。」
「?なんで?」

詩乃は僕が不思議そうな顔したからだろう。それを聞いてニヤッとする。

「射撃するにはやっぱり眼があった方がいいのよ。」
「???」

僕は全く訳分からなくなってポカーンとする。そうすると詩乃は笑って。

「ふふっ。佳。ポカーンとしてるよ?」
「…だって分からないんだもん。」
「それは後でのお楽しみ。…さ!片付けよう!」

そう言ってさっと鍋を片付け始める詩乃。僕ははあ。とため息をつきながら片付けを始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私はさっそくALOにログインして、種族はケットシーを選択する。
するとウェルカムという文字と共に視界が光った先には。

「うわー…!綺麗…!」

離れ小島の様な美しい城下が広がっていた。たしか地名はフリーリアという名前だった。
すると…。

「ひょっとして君がシノンちゃんかナー?」

かわいらしい声を聞いて振り向くと猫耳の女の人がいた。その人の装備を見ると強そうな綺麗な装備がされてあった。

「貴女は…?」

その人は慌てて構えると独特の話し方で話し始めた。

「あ!紹介が遅れたネ!うちはアルシャ・ルー!ここ、ケットシー領フリーリアの領主だヨー!」
「りょ…領主⁉︎」

確か佳が言っていた。その種族の領主はその種族の中でも様々な権限を持つと。少し身構えるとアルシャさんは手をバタバタと振って。

「そんな身構えないでヨー⁉︎領主と言っても大したものじゃないんだから!」

それに、と言ってアルシャさんは付け加える。

「それにスノー君から君の事よろしくと頼まれてたんだヨー!」
「スノーが?」
「なんでも『僕がそっちの領土に着くまでにシノンにこのALOをレクチャーして!』なんて頼まれたからネ!」
「え…⁉︎」

領主プレイヤーにそんな初心者レクチャーを頼むなんて…。
ん?
私は思っていた疑問を口にする。

「あ、あの。スノーって凄いんですか?領主であるあなたにそんなこと頼むなんて…。」

その疑問に対してアルシャさんは苦笑いで。

「彼はネ…。『音の死神』の異名を持つからネー。戦闘においてはこの世界でトップレベルだヨ?面倒くさがりやだからあんまり戦わないけどネ…。」

そうするとアルシャさんは笑って私を見た。

「シノンちゃんの事は聞いてるヨ!いつも惚気話でよく出てくるからネ〜!」
「な…⁉︎」

そうするとアルシャさんは私の反応を見てにゃははと笑う。
そしてさてと、とアルシャさんが言うと。

「とりあえず店とか戦い方とかいろいろ教えるからよろしくネー!」
「はい!」

そうやってアルシャさんはトコトコと城下街へと足を運んで行く。私もその後をついて行った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「まあ、こんな感じかナー?」

私の武器ロングボウを買って。そのロングボウの使い方の説明や、チュートリアル的な敵を倒すとアルシャさんは。

「さて、そろそろスノー君がくるみたいだからネ!私のレクチャーはこれでおしまい!」
「ありがとうございます!」

私はここまで親身に教えてくれて思っていた感謝を込めてお礼を言う。

「礼を言うのはこっちもだヨ?まさかロングボウにあんな不意にスナイパーの様な使い方をするなんて…!目からウロコだったヨ!」

そう言うとアルシャはふと空を見て。

「あ、スノー君来たヨ!」
「え?」

そうアルシャが言った直後。一陣の風がフワッと舞ったと思うと。
…現実の佳を茶髪に染めて小さな馬の耳を付け、端がボロボロの赤いコートに黒のシャツ、黒のズボンを来た少年が舞い降りていた。その少年の背中には死神の様な大鎌が装備されていた。

「ルーちゃん!シノンの事ありがとう!」
「いえいえ大丈夫だヨ?…それじゃうちはこの辺で!」

そう言うとアルシャさんは何か呪文の様な物を唱えるとフワッと消えてしまった。

「ん…。さすがルーちゃんの魔法だな…。」

そうスノーは呟いて。私の方を見て笑顔で。

「ようこそ♪アルムへイム・オンラインへ!
…待ってたよ。シノン。」

そうするとスノーは私の頭を撫でて。

「ん♪やっぱりシノンのアバターはかわいいね♪」
「ありがとう。」

私は何と無く恥ずかしくてそっけない感じで答える。

「そっけなく返した感じでも顔が赤いよ?」
「…⁉︎」

そうスノーがクスリと笑う。そして。

「そうだね。まずは…僕の領に行こうか!」
「僕の…?」

私はスノーにオウム返しで聞き返す。するとスノーはあちゃーという表情で。

「あ、シノンには言ってなかったね…。僕はプーカの領主なんだ。」

…え?プーカ領主?
私は驚いて叫ぶ。

「そんな大切な事は早く言いなさいよ!」
「ふふ。ごめんね…。あ、飛び方分かる?」

スノーは素直にそのことを謝ると、飛び方を聞くと共に私の右手をそっと握る。

「大丈夫よ。」

私はそう答え2人で飛翔する。
もちろんさっきと同じ2人の手は握って。
 
 

 
後書き
なんかイチャイチャしてるのは気のせい。
スノー「…。ケットシーの詩乃マジ可愛い…。」
すごい顔真っ赤にしているスノー君は置いておいて。
感想待ってます!あとお気に入り登録ぽちっとお願いします!では!
スノー「次回もよろしくお願いします!」 

 

3ースノードロップの日常 (後編)

 
前書き
はい!今回は超展開!
というかネタが溢れ出して止まらない!妄想だが!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
シノンをプーカ領に招待するために今、2人で上空を飛んでいるのだが。

「雪やまぬ夜2人に僕達は♪」

僕は道中の敵をいつも通り歌いながら『奇跡の音符』で撃退する。
ちなみに今回の『奇跡の音符』は音符の雪が僕達の周りをバリアの様に守ったり、相手に雪が降り注ぐ趣向だ。しかしそんな雪をかいくぐってくる鷲型モンスターが3体飛んできた。

「はっ‼︎」

しかしその僅かに出てきたその鷲型モンスターもシノンの弓によりあっという間に射抜かれる。

「ナイスショット♪シノン♪」
「ふう…。」

シノンはホッとした感じで胸を撫で下ろすと。

「結構…疲れるわね。」
「まあね。戦闘中空中を含めた全方位気をつけないといけないからね〜?
っと。ここまで来たら…あ!あそこだよ?」

指指す場所にはプーカ領の大きなサーカステントがある。僕達はその前に着地すると。大きな声で僕を呼び止める声があった。

「あー‼︎スノーお兄ちゃんようやく見つけた!」
「あ、クラリス。」

その声の主はプーカ副領主の地位にいてSAO時代に助けた美少女。クラリスだった。右手にはいろいろな書類を持っている。
な、何度も言うがロリコンじゃないからね⁉︎僕⁉︎

「スノーお兄ちゃん‼︎今日のステージ報告書をちゃんと出して…。ってこの人だれ?」

そう言ってクラリスが怪しい物を見るような目でジーとシノンを見るので。僕は笑って。

「あ、紹介がまだだったね。この人がシノンだよ。」

そうするとクラリスは右手の書類を落としてボーゼンとした顔で震えて。シノンが一体なんだろうみたいな顔をするが。クラリスは。

「こ、この人がスノーお兄ちゃんの彼女さん…!…とんでもなくかわいい…。」

ボソっとそう呟くと慌てて落ちた書類を拾い集めてぺこりと頭を下げる。それを見てシノンが驚いて。

「えっ⁉︎え⁉︎」
「は、始めましてシノンお姉さん!私がプーカ副領主のクラリスと言います!スノーお兄ちゃんにはSAO時代に助けてもらいました!」
「え⁉︎お姉さんなんて…。ちょっと顔上げて⁉︎」
「クラリス。シノンが困ってるから。」

そう言うとクラリスはようやく頭を上げて。僕の方を見ると。

「は⁉︎それじゃスノーお兄ちゃん。今日は私が報告書まとめておくから次回から頼むよ!」
「わかったよ…。」

そして今度はシノンの方を向くと少し緊張した面持ちで。

「え、えっとスノーお兄ちゃんのことよろしくお願いします!」

とまたも頭を下げると周りの小さなテントの方へと向かって行った。

「あー…。ごめんね。」

僕は少しなんとも言えない感じになって謝る。

「別にいいわよ。あの子もテンパってたんでしょ?」
「まあね。いつもは冷静沈着なんだけどな…。」

僕はそう言って頭をかくと。

「あ!そうだ!これ!」

僕はあるチケットを手渡す。

「1時間後にこのチケットを持ってあの大きなサーカステントに来て?後は係りのNPCが案内してくれると思うから。」
「えっ⁉︎スノー⁉︎」
「それじゃ!またね♪」

そう言って僕は歌を歌う。

「…羽ばたく蝶のように♪」

するとスノーの周りに二分音符や四分音符などさまざまな音符が包み込む。

「んじゃまた後でね♪」

音符が消える頃にはもうスノーの姿は無くなっていた。

「…?」

呆然とする私はふとチケットを見ると。

『バンド、ブルーフラワーズ
最前列特別席』

と書いてあった。

「…ふふ。スノーらしいわね。」

そう思いながら私は少し早いが大きなプーカのサーカステントに足を進めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「本番5秒前、5、4、3、2、1『ブルーフラワーズ』入って下さい!」

そうスタッフNPCに言われて入る。

「みなさんこんばんは‼︎『ブルーフラワーズ』です!」

そう僕がステージに出ると。臨時ライブということで1000人くらいしか入ってないが「スノーさん!」「頑張って!」などの声援が聞こえる。そして最前列には。

「スノー!」

クールなシノンが手を振って僕の名前を呼んでいた。僕はシノンに向かってピースをすると。バンドの紹介を始める。

「はい!まずは仮想空間の努力家ギターリスト!ブルハ!」

そう僕が言うとアレンジを聞かせた『リンダリンダ』を即興で弾いて会場を盛り上げる。

「次はドラム!なんと種族はインプです!ユウキ!」

そう言うとインプの少女ユウキが笑顔で「イェイ!」と言いながらリズムに合わせて叩きまくる。

「そしてボーカル&ベースの僕のスリーピースで演奏して行くよ!それじゃまずは…。」

「『未来は僕らの手の中』‼︎」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

すごい。
それが私の感想だった。ギターは心に届くような音で会場の心を掴むし。ドラムはまるでこの世界が現実の様な感じのスティック使いだった。
何より…。

「君を包み込む夜空の光星の様に♪」

その2人の支えでスノーのいつもの綺麗な歌声がより綺麗に響き渡っていた。

「次が…最後の曲です。」

そう言ってスノーは笑う。

「この曲は僕の…大切な人を思いながら作りました。僕のオリジナルです。では聞いて下さい。…君の影。」

1、2、3。
ドラムのユウキが元気良く言いながら叩き始めるとゆっくりなリズムで演奏が始まる。

「あ…この歌。」

私は聞いたことがある。GGOでスノーが私を慰めてくれた曲だ。しかも今回はちゃんと楽器がある完成版だ。

「love song for you♪これが君に届ける贈り物。少し恥ずかしいけどこれしか思いつかないよ♪」

途中からスノーの目線は私を見ることが多くなり。そして。

「『今』という現実を歩いていかなくちゃ…♪」

歌が終わるとスノーは笑って。

「この曲はみなさんの前では始めてですね。でも…僕の大切な人はもうこの曲を聴いています。…ぜひ大切な人と聴いてくれると嬉しいです。」

そう言ってスノーはベースを置くと。

「それじゃ!また今度!以上『ブルーフラワーズ』でした!」

そう言って3人はステージから出て行く。すると。

アンコール!アンコール!アンコール!

アンコールがステージに響き始めた。

「スノー…。」
「お呼びかな?」
「⁉︎」

するといつの間にかスノーが私の隣に笑って立っていた。
そしてまた湧く場内。そうするとスノーは笑顔で。

「アンコールありがとう!んじゃ一曲歌います!…聞いて下さい!骸骨楽団とリリア!」

するとピアノの音が鳴り響き始めた。ステージにはさっきのメンバーにクラリスがピアノを弾き始めていた。

「シノン♪一緒に踊ろう?」
「え⁉︎ちょっと⁉︎」

そうするとスノーは私の手を取り飛び回って歌い始めた。
私は歌いながら踊るスノーに半ばやけで合わせる。そしていつの間にかラストになったみたいで。
そう言ってラストのピアノのソロが入って…。

「…♪」
「⁉︎」

一瞬照明が真っ暗になったと思うと唇に何かが触れた感触がした。
そして照明は元に戻り。

「みんな今日のライブありがとうございました!アンコールの踊りに付き合ってくれたこの子にも盛大な拍手を!」

パチパチパチパチパチ‼︎‼︎

この拍手はテント内に大きく広がっていった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「最後のなんなの…?」

ライブ後の打ち合わせが終わるとシノンから問いただされた。ちなみに場所は大テントの裏。

「ん?なんのこと?」
「…。」

とぼけるとシノンは明後日の方向を向くと。

「それじゃ…スノーが話すまで私口聞かないからね。」
「え?え⁉︎シノン…。」

僕はなんて言うか迷い俯いた。
…やっぱり突然過ぎたかな。僕は少し後ろ向きになっていると。



































































「冗談よ。」

俯いた前にシノンの顔があった。そうすると。

「最高にカッコよかったわよ!スノー!」

そう言って笑顔で僕を見つめてきた。そして静かに触れる程度のキスをしてきた。
僕もつられて笑う。

「…ありがとう。」

純粋な感謝の気持ちを口にした。
…音楽はやっぱり人を幸せにする。
そんな事を思いながら僕達は笑っていた。 
 

 
後書き
あははははははははは!やり過ぎた!3200だ!
スノー「長いね。海戦型さんのブルハさんにまた出てもらいました!海戦型さん!この場でお礼を…ありがとうございました!」
そして次からはいよいよ本格的に本編に入ってきます!
スノー「今までは?」
作者が糖分を取りたかったための序奏。
スノー「( ゚д゚)」
では次回もお楽しみに! 

 

4行進曲ーallegramente (快活に、楽しげに)

 
前書き
このタイトルの付け方久しぶり〜‼︎(≧∇≦)
今回は短いです!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「エクスキャリバー?」

あのライブから2週間後。僕は珍しく詩乃と朝食を取らず。1人で朝食を食べているとキリトから電話が来た。

「ああ、実はな…。」

どうやら始めて世界樹の上を目指した時にヨツンヘルムの地下迷宮にそのエクスキャリバーがあったらしい。それがどうやら他の人にも見つかったらしいのだが…。なんでもその地下迷宮に出るモンスターが強いらしく誰かに取られる前に取りに行こうという算段らしい。僕はその考えをくみ取りキリトに聞く。

「メリットは?」
「は?」

キリトが本当にわからない様に聞いてくるので僕はため息を一つつき。

「僕へのメリットだよ。あ、ゲーム内のお金とか嫌だからね。領主だからごまんとあるし、そもそも領主だから僕が行くメリットがないじゃん。」
「そうだな…。」

そうキリトが考えてるらしく少し間があった。そして。

「そうだな…。さっきシノンも誘って行くって…「行くしかないね。僕。」早い⁉︎」

ちなみにシノンはALOの戦闘のコツをすぐに掴んでもう最上級のダンジョンにも行ける腕前になっていた…。そんなことはどうでもよく。
はい。この頼みメリットしかない。これは行くしかない。僕はそんな事を考え高速で受け答えをしたのだが
キリトは僕の高速の受け答えに驚いたらしく、少しオドオドしながら。

「そ、そういうことだから頼むスノー。」
「了解。あ、でも少し遅れるかも。」
「?なんで?」

キリトが不思議そうに聞いてくるので。僕は明るい声で説明する。

「ん?まあ、病院に行ってくる。」
「病院?」
「ちょっとね。
…ああ。また僕がおかしくなった訳じゃないからさ。」

そう。僕の事ではない。嘘は付いてない。心の中でそう納得する。するとキリトもそれ以上聞いて来なかった。

「そうか…。集合場所はリズの店だからそこに来てくれ。」

そう言ってキリトが電話を切る。
僕はふう。とため息をつくと。僕はとある用事のために病院へ向かい始めた。

ーーー自分のアミュスフィアを持って。ーーー

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「と、言う訳で少し遅れるらしいぜ?」

リズの店で集まって俺はみんなにそう説明する。ちなみにもう、スノー以外のアスナ、リーファ、リズ、シリカ、クライン、シノンはもう回復アイテムなどを買って。全員揃っていた。ちなみにリズは店の奥でみんなの武器のメンテナンス中。

「なにかあったのかな?」

アスナが首を傾げるとシノンがあごに手を当てて考え込んで。

「ここのところ最近ずっとそうよ。学校帰り部活ない時も私と一緒に帰らないで病院に行って。」
「病院見学じゃねえのか?」

クラインがそう言った直後。

「スーパークールサウンドボーイ!スノードロップの見参だよ!」

噂の張本人。スノーが店のドアを開けてにこやかにやって来た。いつもの赤いコートに黒のシャツ、黒のズボン。そして背中にはスノーの象徴とも言える大鎌があった。するとみんなの目線がスノーに向いている事に気が付いてスノーは首を傾げた。

「あれ?みんなどうしたの?」
「なあ、スノー。お前病院で何してたんだ?」

俺はみんなの気持ちを代弁するように聞く。
そうするとスノーはへ?みたいな顔をして。みんなを見てそれから「ああ!」と1人で納得する様に話し始めた。

「父さんの仕事の見学。なんでも新しく導入する医療機器を使うのにちょっと僕も手伝いをしてね。」

医療機器を使うのに子供の力を使うのか?…でもスノーも嘘を言っているわけではないようなので。

「へえ…。」

と、一つ相づちを打つと、リズが工房の奥からみんなの武器を持って戻って来たところだった。

「全武器フル回復!」
「お疲れ様!」

みんながねぎらいの言葉をかけ。スノー以外はみんな武器を装備する。
俺はぐるりとみんなを見渡し、エホンと咳払いをして。

「みんな、今日は急な呼び出しに応じてくれてありがとう!このお礼はいつか必ず、精神的に!それじゃーいっちょ、頑張ろう!」

おーの唱和にやや苦笑が交じるのは気のせいだろう。するとスノーが大鎌をくるりと回し。

「さてさて8人でどんな冒険になるのかな♪楽しみー‼︎」

頑張ろうねー。と笑顔で当たり前の様にシノンの隣に立つ。
俺はその光景を見てクスリと笑って。工房の扉を開けると、イグシティの真下のアルン市街から地下世界ヨツンヘルムに繋がる秘密のトンネル目指して大きくふみだした。 
 

 
後書き
今回は行進曲です!
行進曲は歩速をそろえて行進をするために演奏される楽曲、または行進の描写した曲とも言われています。
またの名を「マーチ (march) 」とも言いますしね。
さてスノーたちの行進を楽しんでくれたら幸いです。
スノー「次回もよろしくお願いします!」 

 

5行進曲ーcommodo (気楽に)

 
前書き
キャリバー編書くの楽しいいい‼︎
と、ハチャメチャキャリバー編!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
アルンの裏通りの細い路地を進んだ先のずっと先の民家の装飾オブジェクトしか思えない扉をリーファが鍵を使うと。
長い長い階段がそこにあった。

「へえー!凄いね!この階段!」

僕達は今秘密通路の階段を一段一段降りている。これがヨツンヘルムの地下世界に繋がっていると考えるとワクワクする。
するとキリトが胸を張って自慢してきた。

「そうだろ?ノーマルのルートでヨツンヘルムに行くのに最速で2時間かかるところを!なんとこの階段を使えば5分で到着できるんだぞ!」
「あのねえお兄ちゃん、ここを降りても出口でトンキーが来てくれないと落っこちて死んじゃうよ?」

僕はそれを聞いて。疑問に思った事を聞く。

「トンキー?」
「ああ。あの時スノーは居なかったか…。」

どうやらトンキーというのは最初にヨツンヘルムに来たとき助けた邪神モンスターらしくそこに8人乗れるらしい。
…ん?7人じゃないか?いや8人だよ。この世界では。
そんな意味の分からないツッコミを頭の中でしているとまだキリトは自慢顔だった。

「…とにかくそういう訳だから一段一段感謝の心を込めながら降りるんだぞ諸君。」
「あんたが造った訳じゃないでしょ。」

するとシノンがスナイパーのような的確なツッコミをする。キリトがニヤッと笑った雰囲気が出たと思うと。

「ご指摘ありがとう。」
「フギャア‼︎」
「シノン⁉︎」

するとキリトは前を歩くシノンの尻尾を掴んだらしく物凄い悲鳴とともに飛び上がっていた。ちなみに僕はキリトの後ろを歩いていたので。

「へえー。キリト君。人の彼女にイタズラか〜。彼氏の目の前で。」
「…。」

僕が肩を掴むと。さっきまでシノンの引っかきをかわしていた余裕そうな表情が消え。漫画の描写であるような震え方をしていた。そして僕は明るい声でシノンに問いかける。

「シーノーン!こいつ…」
「やっちゃっていいわよ。」

シノンがキリトに向かって右手の親指を下に向けたので。

「りょーかい!agitato…激しくいくね♪」
「あの。スノーさん。慈悲は。」

僕は今も震えているキリトの向かって極上の笑顔を浮かべる。

「ない。…さっきのシノンの様に可愛い声で啼いてね?」

そのまま僕はキリトに膝かっくんをするとまるで指揮者の様に手を上げる。そしてこう言い放つ。

Grave(重々しく)♪!」

するとバランスの崩れたキリトに五線譜が描かれたと思うと。キリトと同じくらいの大きさの音符が現れ。キリトを踏み潰した。

「この前のアップデートで新装された新魔法。『指揮者(マイスター)』の演奏形式はどう?」

この魔法。とある漫画とのコラボでついに出た魔法。
奏剣の魔法バージョン。音楽記号通りの意味の音符が出てくる素晴らしい魔法なのだ。ただしプーカ専用魔法でプーカの領主しか使えないので実質僕専用魔法である。

「シノン大丈夫?」
「ええ。」

…でもなんだろうこの感情。キリトだけが尻尾掴むなんてズルイな…。でもシノン怒るから…。
僕はうーんと迷った挙句。

「…えい♪」
「⁉︎」

僕はシノンの耳と髪の毛をもふる。…フワ〜…癒される〜!

「あっ……スノー…!ん…ちょっと…!」
「もふもふ♪もふもふ♪」
「…仕方ないわね…。あっ…!」

僕がシノンの耳と髪の毛をもふもふしていると。へんな感じがするのだろう。シノンが声を上げる。
そして他のメンバーは潰れたキリトを見てこう思っていた。

うん。スノーはシノン関係で怒らせない様にしよう。

ちなみに大きな音符によって潰れたキリトはシリカ、リズベット、クラインによって救出された。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後トンネルの出口に着くとアスナが凍結耐性の魔法をパーティー全体にかける。
そしてリーファが「トンキーさーーーん」と呼ぶと。
何ともいえない大きな邪神モンスターが大穴から飛び出してきた。

「可愛い⁉︎何これ⁉︎これが邪神⁉︎」

僕はニコニコしながらトンキーに飛び乗る。

「うわあ…柔らかい…。」

ん?なんかリーファ以外がみんなポカーンとしてるけどなんでだろう…?こんな可愛いのに…。

「ええ‼︎もうどうにでもなれ‼︎」

とクラインが乗り。

「はっ!」
「よっと♪」

次にシノンが飛び乗って来たので支えて。
その後もみんな乗ってきて。リーファが叫ぶ。

「これでダンジョンまでひとっ飛びだよ!」

そう言ってトンキーに問いかける様に。

「出発進行!」

そうするとトンキーはゆっくりと飛び始める。
それにしても…。

「高いね…。」

トンキーの下を見ると1000mくらいの高さはある。僕はキリトを見て笑顔で。

「キリト。落ちて。」
「は⁉︎なんでだよ⁉︎」
「アインクラッドを外側から登ろうとした君ならいける!さっきの…。」
「俺は潰されたんだぞ⁉︎新魔法に⁉︎」

僕はため息をついて。

「まだあるのに…。もったいないな…。謝ったら許したのにな…。」
「…ごめんなさい。」

すると即僕に謝って来たので僕は怒った顔で。

「それはシノンに言いなさい。」
「…ごめんなさい。」

そうするとシノンはプイと横を向いて。

「別にいいわよ。」
「良かったね♪キリト♪」

そうするとキリトは頭をかいていると。突然トンキーが全ての翼を畳み、急激なダイブをした。

「うわあああ⁉︎」

という男2名の絶叫。

「きゃああああ!」

と女性陣の高い悲鳴。

「やっほーう!」

と、リーファ。

「スタンドアップ!モンスター頂上へ♪」

といつも通り歌いながら笑顔のスノー。
そんなカオスなパーティーを乗せた邪神はジェットコースターの様に急降下して行った。 
 

 
後書き
あ、ここで今回の新しい魔法『指揮者』の紹介。

・プーカ専用魔法『指揮者』

言った音楽記号通りの意味の音符を呼び出す。例えばGraveだと重々しい音符を頭上に召喚する。(=潰す☆)
ただし。発動する際に五線譜が魔法の対象の場所に描かれるのでよけるのは簡単である。この魔法は『奇跡の音符』と違い味方をサポートするのに真価を発揮する。

…とまあ、こんな感じですね。
スノー「では次回もよろしくお願いします!」 

 

6行進曲ーstretto (緊迫した感じで)

 
前書き
本当にキャリバー編書くの楽しいですね♪
相変わらずの駄文ですが。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
トンキーの急降下が終わり地面が近くなって凍りついた川や湖がとても幻想的な雰囲気を醸し出している中。リーファが悲鳴に近い声を上げた。

「あっ!」
「…⁉︎」

みると下の方では動物型邪神を大型のパーティーが人型邪神と共に倒そうとしていた。
しかも人型邪神はそのパーティーをロックオンを取らない。

「こりぁ…いったいなんなんだ…。」
「なんだこれ?七不思議♪てね…?」
「ふざけてる場合じゃないでしょ!」

クラインがそう呟き。僕の歌にシノンがツッコミ入れていると…。
僕達の後ろの方に光の粒子が集まったかと思うと綺麗な女の人が出現した。
ただ…。

「でっ…」
「…けえ⁉︎」

キリトとクラインがそう叫ぶのも無理は無い。なんとその女の人の大きさはなんと3mぐらいの大きさだったのだ。

「凄い美人さん…♪モデルさんみたいで惚れちゃう…」
「…。」

僕がそう呟くと背中から痛いほどの視線と防寒魔法がしてあるのに背中に寒気がした。…恐らく僕はさっきのキリトの様に震えているのだろう。僕はみんなに聞こえるように。

「…かもしれないのだけどシノンに比べたらまだまだだね♪」
「ありがとう。」

僕はそのまま後ろ歩きでテクテク下がってシノンの隣に立つ。そうするとシノンはにこやかな笑みを浮かべていたので僕も苦笑しながら謝る。

「ごめんね。」
「別にいいわよ。いつものことじゃない。」

そうクールに言い放ちながらも少し笑顔なシノンだが。空気の読めない奴が1人。

「リア充乙…。」
「うるさい。雑音。不協和音。
Grave(重々しく)♪」
「ぐふ⁉︎」

そうクラインが呟いた途端クラインに五線譜が描かれ。大きな、キリトを潰した音符がクラインの上に出現し。またも今度はクラインをふみ潰した。そんな馬鹿な事をしていると…。

「私は湖の女王ウルズ」

その女の人は静かに話し始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

このNPCのウルズさんの話によると動物型邪神がみんな死ぬ前にエクスキャリバーを台座から引き抜いてこい!みたいな感じらしい。
それで動物型邪神を狩っている方々はそのクエストを張ったNPCに騙されてるらしい。そして間に合わなかったら神々の黄昏…ラグナロクが起きて妖精世界が滅びるらしい。僕はその話を聞き疑問に思った事を喋ろうとするとクラインが。

「でも運営が巻き戻しをしてくれるんじゃ…。」

そう、もしもシステムに致命的なバグがあったらバックアップから巻き戻せるはず…、!
クラインがそう呟き僕もそう思ったがユイが機械的に説明する。

「はい。設定次第ですがプレイヤーデータは巻き戻しがききますが…フィールドデータまだ恐らく巻き戻せないと思います。」

そのような重い空気の中。僕はヘラッとして笑いながらみんなを見る。

「おいおいみんな…なんでそんな難病にかかって絶望した空気出してるの?まだただのピンチ(・・・・・・)だよ?終わった訳じゃないでしょう?
…逆境具合がクールだろ♪なんてね。」
「スノーの言う通り…。やるしかないよ。」

リーファがそう話すとキリトも。

「…そうだな。元々、今日集まったのはあの城に乗り込んでエクスキャリバーをゲットすることだからな。護りが薄いのはラッキーだ。」

そう。これから行くスリュムへイムにいる邪神モンスターの一部は動物型モンスターを狩るために外に出ているらしい。
するとキリトはウィンドウをいじりロングソード二本を背中に装備する。

「おっしゃ‼︎今年最後の大クエストだ!バシーンと決めて明日のMトモの一面に載ってやろうぜ!」
「「「「「「「「おお‼︎」」」」」」」」

みんなで一斉に唱和すると。
僕はボソッと。

「…でもMステに出たいな。」
「やめなさい。」

リズベットがそうツッコミを入れると僕は「はいはい。」とスルーする。するとシリカが。

「もうすぐ着きますよ!」

みるとスリュムへイムに入るための扉に着くところだった。みると門番のモンスターが二体いる。

「あ‼︎気を付けて!あの門番モンスター!物理耐性が高いから魔法攻撃を…!」
「僕に任せて♪」

リーファがそう叫ぶ前に僕はぴょんと飛び出し。プーカ特有の魔法提唱前の音符が僕の周りに包む。

furioso(熱狂的に)♪!」

そう僕が言うと。門番モンスター二体の範囲に五線譜が描かれたかと思うと門番モンスターの上に大きな音符が出てきて音符が大爆発を起こした。相手の弱点のでもあったようなのでのでこの一撃で二体のモンスターのHPを7割削ると。

「変わる変わるがなり立てるリアルをBUNG♪」

今度は『奇跡の音符』でモンスターの周りに小さな音符が大量に出現する。
僕はそれを見てBUNGと歌うところで指を鳴らすと小さな音符が一斉に爆発し…門番のHPを一気に消し飛ばした。

「…。相変わらずの魔法。」

同じ魔術師タイプのアスナがそう呟くのを聞いて僕は後ろを向き苦笑する。

「MPの9割持っていかれたけどね。」
「全くスノーは後先考えないんだから…。」

そうするといつの間にかにシノンがため息と共に後ろにいてMPポーションを差し出してくれた。

「ありがとう♪でも僕は…」
「非常識が必修♪でしょ?」
「敵わないな…。でもありがとう!」

僕は相変わらずシノンに敵わないなと思いながらお礼を言い。それを一気飲みすると。

「よし!乗り込むぞ‼︎」

キリトがダッシュで扉の前に立つ。
そして僕達も扉の前に立ったことを確認してゆっくりとその扉をゆっくり開けた。

 
 

 
後書き
スノー「楽勝♪楽勝♪」
残念。次から難敵だよ?
スノー 「えー…。」
シノンがピンチになるかもよ?
スノー「それをやった瞬間『指揮者』。」
…次回もよろしくお願いします!
スノー「ちょっと本気⁉︎やめろおおお⁉︎」 

 

7行進曲ーbrillante (輝かしく)

 
前書き
今回。スノー君のALO内必殺技が登場!
スノー「かっこいいかな…?」
とても強力なのは確か!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ!

✳︎11/6 にランキング日間24位に入りました!
こんな駄文を見てくれて本当にありがとうございます!
そしてこれからもスノーの活躍をお楽しみに! 

 
「はあああ‼︎」

僕はMP節約のため『指揮者』『奇跡の音符』の使用をやめ、大鎌を金色牛鬼に振り回す。
今。四層からなるダンジョン、スリュムへイムのフロアボスに立ち向かっているのだが…。

「お兄ちゃん!このボスさっきのボスと比べものにならないほど物理耐性が高い!」

そう、この最初の層のボスは金色の牛鬼と黒色の牛鬼の二体なのだが…。金色はとんでもない物理耐性。黒色はとんでもない魔法耐性を持っていた。そしてどちらか一方のHPが減るとHPを回復する動作をとり、もう一方が回復している方を守る動作をしてきたのだ。
僕はみんなのHPが半分以下になっている事を確認して。

「仕方ない…。」

僕の周りに魔法前の音符が溢れ出し…僕は『指揮者』の魔法を使う。

休符(パウゼ)♪!」

そうするとみんなが立ってる場所に五線譜が出現しHPを9割まで回復させる。

「サンキュー!スノー!」
「全体攻撃来ます!皆さん防御を!…5秒前!」

キリトがそうお礼を言うとほぼ同時にユイの全体攻撃の注意勧告が来る。僕は再び音符が僕の周りに溢れ出し。

「ニャンニャンニャンニャン♪遊びましょう♪路地裏で♪!」

今度は『奇跡の音符』で音符が屋上に付いた塔を金色牛鬼の前に出現させ、牛鬼の棍棒な物を地面に叩きつけて出す衝撃波攻撃を塔に叩きつけさせて攻撃をキャンセルさせる。ちなみに黒色の魔法耐性が高い方は今HP回復中。

「ヤバイ…。僕MP切れそう。
…。キリトこのままじゃジリ貧だよ?」
「…!リーファ!宝石はどうだ⁉︎」
「まずいよ。もう結構黒くなってる!」

リーファはさっきウルズからもらった宝石を確認すると。もう7割以上宝石が黒くなっていた。
ちなみに全部黒くなるとゲームオーバー。神々の黄昏が起こる。

「時間がないな…。」

キリトがそう呟くので。僕は笑わず緊迫した顔で。

「みんな!とりあえず僕とピナで隙をつくるからみんなソードスキルの一斉攻撃よろしく!」
「えっ⁉︎ピナですか⁉︎」
「きゅる⁉︎」

僕の呼びかけにシリカとなぜか感情がないはずのピナが驚く。

「ここはシリカ達の力が必要なんだよ。…頼むよ。シリカ。」

僕がぺこり頭を下げて頼むと、シリカは数秒考えて。

「わかりました‼︎」
「よし‼︎…それじゃ3、2、1で攻めるよ!」

僕は残り少ないMPポーションを飲み。タイミングをはかる。
すると金色牛鬼はもう一度衝撃波攻撃をする構えをとった。

「行くよ!…3、2、1、スタート!」
「ピナ!バブルブレス!」
「きゅるきゅる‼︎」

スタートの合図と共にシノンに合図もだす。すると同時にピナが金色牛鬼の前に飛び出したかと思うと。
口からバブルこうせん…もといバブルブレスを放った。すると金色牛鬼は驚いた表情と共に動きが止まる。

「今がチャンス!…勝利行く桜♪乱れ咲き♪」

僕は新しく実装されたソードスキル…いや、少し違う。
僕はソードスキル『ラバーズスラッシュ』を『奇跡の音符』と共に放つ。まず魔法のナイフ2本が金色牛鬼にささりその後僕が2回でハートマークで切りつける。斬属性5割、光属性5割。
…え?これじゃ『クイックフール』でオッケー?…いやいやこれからが本番!
僕はそのまま硬直に入る瞬間…

「3、2、1!銃口向けて♪」

『奇跡の音符』を発動させると。そこで硬直が一瞬なくなる。そしてバックジャンプで弓を放とうとするシノンと背中合わせになる。すると僕達の周りから音符が溢れ出す。

「頼むよシノン!」
「当然。任せて。」

僕は1番シノンに合った歌を歌う。

「相手の要!矢の狙い撃ち♪!」
「は!」

弓を放つシノンに合わせて僕は大鎌を向ける。
するとシノンの放った弓矢に音符が纏い。そのまま金色牛鬼に当たると光属性のダメージエフェクトが出てさらに光の音符のナイフが突き刺さり、金色牛鬼は大きく仰け反り膝を付いた。

「システム外ソードスキル『ラバーズショット』…なんてね?」
「なんだこりゃあ…。」

クラインがそう呟いてボケーとしているので僕は少し叫んで。

「ボケーとしてないで攻めて!」

僕とシノンはソードスキル後の硬直で動けない。
その間にキリト、リーファ、リズベット、シリカ、クラインが一斉にソードスキルを放つ。
さらにキリトに至っては。

「はああああ!」

右手で片手剣のソードスキルを放ち、硬直が起こる直前。今度は左手でソードスキルを放っていた。さらにそれを2回繰り返していた。
まるで二刀流ソードスキルを使った様に一気に金色牛鬼のHPを削るが…。
僅かに数ミリ残った。金色牛鬼は心なしかどこか勝ち誇った顔に見えた。

ヤバイ。

誰もがそう思った瞬間。

「はああああああ‼︎」

その時。ヒーラーとして後衛に務めていたアスナが飛び出し。細剣で高速に突きつける。

「ぐるううう⁉︎」

金色牛鬼の断末魔が響き、ポリゴンスノーに変わる中。ちょうど黒色牛鬼が回復したところだった。
そして黒色牛鬼は相棒がいないと気付くとキョロキョロする。それを見てクラインがポキポキと拳を鳴らし。

「それじゃ…お前はそこで正座!」

この後全員の物理攻撃が黒色牛鬼に刺さったのは言うまでもない。
黒色牛鬼がポリゴンスノーに変わるとクラインが僕とキリトに近づいて。

「おい。お前らさっきの何なんだよ。」
「俺のはシステム外スキル『スキルコネクト』だよ。」

キリトがそう言って説明をし始めた。
どうやら右手のソードスキルが終わる瞬間に左手のソードスキルを発動させる…。という脳医学をあざ笑う方法で連続でソードスキルを放つらしい。するとクラインが僕の方を見て。

「んじゃ…スノー!お前のはなんだよ⁉︎」
「僕のもシステム外スキル『リステッソ・テンポ』だよ?」
「りそ?そ…」
「リステッソ・テンポ。意味は同じ速さで。ソードスキル『ラバーズスラッシュ』の後の硬直の瞬間に『奇跡の音符』で硬直をキャンセル。
バックジャンプで後ろにいるシノンにくっついて弓矢に音符を纏わせてさらに追加ダメージを与える技だよ!」
「そう。私達の必殺技ってところかしら。」

そうシノンが言うので僕はわらいながら。

「そうだね…弓矢使う相手なら出来ない事も無いけど。…シノン以外に使いたくないな…名前も名前だし。」
「…本当あんたら仲良いわね…。」

リズがため息をつくので。

「まあね。…と無駄話もほどほどに。さっさと行こう!」

おお‼︎と言う掛け声と共に僕達は次の層に続く階段に向かい始めた。 
 

 
後書き
スノー「いえい!シノン!ハイタッチ!」
シノン「…。」
パチン!
仲良いね。
スノー「まあね。…今回の必殺技どうでしょうか?…ちょっとチートかな?」
まあ、でも今回成功したけど弱点も多いです。

弱点
・真後ろにシノンがいないと使えない。
・そもそもタイミングが合わないとシノンと衝突。
・どうしても硬直のタイミングが入ってバックジャンプが出来ない。

…こんな感じですね。感想待ってます!
では次回もよろしくお願いします!
 

 

8行進曲ーtempo rubato (テンポを自由に加減して)

 
前書き
スリュムと戦う前のちょっとした茶番。
なんかラブラブカップルがいます。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「そろそろ着くよね?」

俺たちはあの後、2層、3層のボスはスノー&シノンの必殺技『ラバーズショット』や俺の『スキルコネクト』でなんとか突破して最終層へとなだれ込んだ。
…のだが。

「お願い…。私をここから出して。」

と、ボス部屋の前に行く通路に氷の檻に閉じ込められたブラウン・ゴールドの美女がいた。
そんな美女にフラフラと近づく赤い死神と侍の2人。
すると俺はフラフラと近づく侍のバンダナを引っ張り、シノンがスノーの赤いコートの襟を引っ張る。

「罠だな。」
「罠よ。」
「罠だね。」

俺、シノン、リズがそんな事を言う。

「お、おう…罠、だよな。…罠、かな?」
「罠だとは僕は思わないよ!さっさと助けよ…「うるさい。」ぐふぅ⁉︎」

往生際の悪い侍と音の死神は微妙な表情だ。…もっとも音の死神の方は山猫アーチャー殿に腹パンをくらい引き摺られているが。
俺はそっとユイに尋ねると。

「NPCです。しかもこの人はHPがイネーブルです。」

イネーブル。つまり有効化されているということだ。こういうNPCは実は…。

「罠だよ。」
「罠ですね。」
「罠だと思う。」

アスナ、シリカ、リーファが同時にそう言う。さらに俺はクラインとスノーに追撃を加える。

「もちろん罠じゃないかもしれないけど、今は一秒でも早く、スリュムのところに行かないと。」

そう、早く巨人の王を倒さないと…。
そうしてクラインが檻から目を離して俺たちは奥に見える階段に向かって数歩走った時。

「うーん♪やっぱり助けよ♪」

…綺麗で涼しくこの場面において恐ろしい内容の言葉が聞こえた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「うーん♪やっぱり助けよ♪」

僕はそう言い放ち。ぱっとくるっと一回転する。すると襟を掴んでいたシノンの手が離れる。

「あ!」

シノンがそう叫ぶのもすでに時は遅く。

「よっと。」

僕は氷の檻に近づくとそのまま『マジシャンイリュージョン』の一閃で氷の檻を切り、美女に着けられてた鎖なども切る。

「大丈夫?」

僕はそう問いかけると。美女は震えながら。

「ええ…大丈夫です。」
「…ここは危ないから早く何処かに行きなよ。」

僕はそう言うと美女は目を伏せて。

「私はこのまま城から逃げるわけにはいかないのです。」

どうやらこの人は一族の宝を取り戻すためにこの城に忍び込んだみたいだった。そうすると僕をキッと見つめて。

「どうか、私を一緒にスリュムの部屋まで連れて行って頂けませんか?」
「もちろn「いいかげんにしなさい。」…はい。」

いつの間にか追いついていた後ろからのシノン様の恐ろしい重圧に負け。僕は即答出来なかった。

「なんかうんさ臭い話ね…。」
「絶対罠ですよ!」

みんながそんな相談をする中。僕は少し…現実世界にいるあの患者の事を考えて。

「…でも助けたいよな…。
…助けられるんだから。あの子と違って。」
「え?」

キリトが僕の呟きに反応したので僕は慌てて話を戻す。

「いや、何でもないよ。…それより…。」
「おい…キリの字よう…。」

クラインも頼み込み。そうするとキリトはしかたないといいながら。

「あーもー。解ったって。まだ100%罠って決まったわけじゃないんだし。」

するとクラインはニヤリと笑い美女に威勢良く宣言する。

「さっすが!話が分かるぜ!
おっしゃ、引き受けたぜ姉さん!一緒にスリュムのヤローをぶちのめそうぜ!」
「ありがとうございます!剣士様!」

そうやって美女さんはクラインの左腕にむぎゅっとしがみついた。そうするとクラインの顔が緩んでいた。
キリトがNPCの加入の承諾をする中。僕はクラインを見て。

「いいな…。」
「なんか言った?」
「いえ、なんでもありませんよ。」

シノンが僕の呟きに反応して聞き返してくるので慌てて頭を振りながら否定する。
すると…。

「そんなに拗ねない。
…はい。」
「!」

僕の左腕にむぎゅっとシノンがしがみついてきた。

「し、シノン!」
「どうしたの?して欲しかったんじゃないの?」
「…う、うん…。」

…あの…その。左腕の感触が天国なんですが…。顔が熱い。
シノンはそんな僕の反応を見ると。

「ばか。」
「うわっ!」

いきなりデコピンをされた。

「全く…。スノー!容姿だけで女の子に近づいたらダメだからね!」
「大丈夫だよ!本当に好きなのはシノンだけだし。」
「…ならいいけど。」

もじもじしながら下を向くシノンの頭を優しく撫でる。
そんな2人を遠巻きで見る方々がいた。

「はあ…これだからスノーは…。」
「もうスノーさん幸せ感が顔に出てますよ?」
「もうスノーの顔がアスナさんと話してるお兄ちゃんソックリ…。」
「俺…なんか悲しくなってきた。」

そんな感想を口々言いながら、リズ、シリカ、リーファ、そしてもう美女が離れてしまったクラインはため息をついた。

「みんな聞いてくれ!」

そうするとキリトがパン!と手を叩き。

「ダンジョンの構造からしてあの階段を降りたらラスボスの部屋だ。今までのボスより更に強いだろうけど、あとは小細工抜きでぶつかるしかない。」

僕達はキリトの言葉にこくりと頷く。

「ラストバトル、前回でぶっ飛ばそうぜ!」
「おー!」

このクエスト開始以来の気合にキリトの頭上のユイや、シリカの肩にいるピナ、さらにさっきの金髪美女のフレイヤまでもが唱和した。
 
 

 
後書き
スノー「女の子に抱きつかれる感触…いいね…。特にシノンだと◎」
…。
ゴン!
スノー「痛っ!なんでゲンコツ⁉︎」
女の子に鼻の下伸ばしすぎ‼︎イチャコラし過ぎ‼︎
スノー「すみません。反省してません。」
良し。…って反省しろよ!
…感想待ってます!あと評価ボタンをポチッとしてくれると嬉しいです!…それでは!
スノー&シノン「「次回もよろしくお願いします‼︎」」 

 

9行進曲ーferoce (野性的に激しく・荒々しく)

 
前書き
名前で察して下さい。
…スリュム戦!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
最終層に入って僕達は再びアスナに支援魔法をかけてもらう。
そうして玉座の間に踏み込んだ先には。

「総額何ユルドだろう…」

そうリズが言うのも分かるほど黄金製のオブジェクトが数え切れないほど左右にならんでいたからだ。
すると地面が揺れて広間の奥の方から。

「煩わしい羽音が聞こえるぞ。どれ、悪さをする前に、ひとつ潰してくれようか。」
「!」

そこに現れたのは…巨大と言うのがふさわしい。巨人がいた。僕が全力ジャンプしても膝まで届かないだろう大きさだ。…おそらくあれが巨人の王。スリュムだろう。
…オレンジ色のユニフォームの球団の背番号1ではない。

「ふっ、ふっ…アルヴヘイムの羽虫共がウルズにそそのかされてここまで来たか。…あの女の居場所を教えればこの部屋の黄金を持てるだけくれてやるぞ?」
「へ、武士は食わねど…」
「本当にくれるの⁉︎スリュム様!」
「ちょっと⁉︎スノー!」

おそらくクラインがかっこいい言葉を言い放つ前に僕は目を輝かせて言う。それを隣のシノンがびっくりして僕を見る。するとスリュムは立派な髭をさすりながら。

「おう、くれてやるぞ…。
…しかしそこにいるフレイヤ殿の美貌もいいがお前の隣の水色の髪のケットシーもいいのう…。
フレイヤ殿を妻に迎え、その娘を側室にしよう。」
「前言撤回。
この小汚い変態髭ジジイ。黄金はいらない。お前の首だけよこせ。」

僕が少し青筋を立ててそう応え、大鎌を構える。するとみんなも同じ様に構える。…シノン以外のみんなの顔がにやけてるのはきっと気のせいだ。
するとフレイヤは。

「お前の妻など!かくなる上は剣士様と共にお前を倒し、奪われた物を取り返すまで!」
「さすがはフレイヤ殿。しかし気高気のせい花は手折るほど興味深い物。小虫どもを捻り潰した後、念入りに愛でてやろうぞ。」

すると周囲の女性陣が一様に顔をしかめ、クラインが左拳を震えさせながらスリュムに喚く中。僕は言葉の意味が分からず1人ポカーンとしてた。

「?どういうこと?」

と隣のシノンに聞くと。「これ、女の子に聞くことじゃないわよ…」と言いながらも。

「…私達が負けたら私がこの前の事件の時に新川君にされそうになったことさせられるの。あのフレイヤさん。」
「へえー。…。
…このくそジジイィィィィィィィィィィ‼︎マジで首取ってやる‼︎」

シノンがため息をつきながら説明してくれた。…絶対に許さない!

「来るぞ!ユイの指示をよく聞いて、序盤はスノー以外ひたすら回避!スノーは遊撃を頼む!」

そうしてスリュムへイムの最後の戦いが始まった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

スリュム。堅い!僕達の攻撃が足しかダメージを与えられずしかもダメージ量も微々たるもの。そして配下のドワーフを出してくる。

「いくわよ?」
「ほいほい♪」

僕達はスリュムの出したドワーフ生成…12体程だしてきたのを狩り続ける。僕の周りには4体のドワーフ。

「…。」

僕はまず、大鎌を水平に構え。僕の周りに音符が溢れ出す。

「熱く燃えて吠えろ♪」

そう歌った次の瞬間。ドワーフの後ろから音符のナイフが刺さりドワーフの動きを止める。

「楽しくなってきちゃった?♪」

そしてさらにトドメと言わんばかりに『クイックフール』で周りに囲んでいたドワーフを全て切り刻む。

「…⁉︎」

しかしその4体の後ろにドワーフが3体残っている。僕はソードスキル後の膠着で動けないが。

「は!」

その瞬間僕の後方にいるシノンの弓矢による射撃がドワーフを貫いた。

「一つ貸しよ。」
「…ほいよ。」

僕は後ろのシノンに感謝しながらも残りのドワーフを狩る。
すると。

「みんな、防御姿勢!」

僕はそれを聞きとっさに防御姿勢をとったその瞬間。スリュムの口から広範囲のダイヤモンドダストが放たれ。前衛である僕達6人が氷つく。
その後太い雄叫びと共にスリュムが床を踏み、僕達の全身を覆う氷を衝撃波で砕け散りーーー。
視界の端で、みんなのHPが数ミリだということに気づいた。

「パウz…⁉︎」

慌ててHPを回復させるため『指揮者』の魔法を使うが、自分のHPしか回復出来ないMPだった。しかも『休符(パウゼ)』以外、高速でHPを回復出来る魔法はない。
マズイ…。
そして追い打ちをかける様にスリュムが前進するが。
火矢がスリュムの顎に刺さり盛大に爆発した。…シノンだ。そうするとスリュムはシノンにターゲットを変更した。

休符(パウゼ)♪」

僕は自分のHPを6割まで回復し、シノンのフォローに回る。

「シノン!スノー!タゲ取りを頼む!」

キリトのその言葉を聞き。

「了解♪」
「任せなさい!」

僕達はそう返事をすると。僕はまたもソードスキル『ラバーズスラッシュ』を放ち、確実にダメージを与える。
そして『奇跡の音符』を硬直の瞬間発動しバックジャンプ。そして…。

「弾丸食べてびびっちゃえ♪ジョンはとても慌てん坊♪」
「は!」

そして僕は大鎌を向け、シノンはその瞬間矢を放つ。僕達の必殺技『ラバーズショット』を決める。さっきのシノンの火属性9割、物理1割の『エクスプロード・アロー』の爆発に光の音符の爆発が包み込みスリュムの髭が真っ白に光り、HPをかなりの数奪い去る。

「シノン!粘るよ!」
「了解!」

こうして僕達はスリュムの攻撃を回避→カウンターの辛い時間が始まった。






















































「くっ⁉︎」
「シノン!」

僕達はその後、壁際に追い詰められ、シノンに殴りつけのダメージが当たり、壁に当たる。

「マズイ…。」

僕の『指揮者』もMP切れで使えない。僕はシノンを庇う様にシノンの前に立つと。

「………ぎる………」
「ん?」

なんか低い囁きが聞こえて。
僕はふと声の方を見るとフレイヤさんの空中にスパークが瞬いてた。

「みなぎるぞおおおお‼︎」

そう野太い声で叫ぶと全身に電光をまとい筋肉隆々となってどんどん大きくなり…スリュムと同じくらいの筋肉隆々のオッさんになった。

「おっ…」
「さんじゃん!」

なんかあっちで男2人がそんな事を言っている。パーティーメンバーを確認するとトールという名前がフレイヤに変わって入っていた。僕はいつの間かにHPを回復させ隣にきたシノンに話しかける。

「ねえねえ!シノン!スリュムはさ!あのトールってオッさんとさっき説明してくれた事やろうとしたのかな?」
「…そしたら趣味悪すぎるわよ。」

そう、シノンが呟いて。
僕はため息をついて巨大な黄金のハンマーを持つトールと巨人の王スリュムのにらみ合いを見つめた。 
 

 
後書き
今回言う事は一つ。

なんだこりゃ‼︎

…と。マザーズロザリオ編のEDに涙が出そうになったのは僕だけじゃないはずだ!
感想気軽にどうぞ!お気に入り登録をポチっとしてくれるとうれしいです!
次回もよろしくお願いします! 

 

10行進曲ーAllegro (軽快に速く)

 
前書き
さあ、超展開です。
それでも問題ないぜ?という方はどうぞ‼︎ 

 
前回までのお話。

フレイヤさんはまさかの筋肉隆々のおじさんだった。

「このうす汚い王め!よくも我が家の家宝ミョルニルを盗んだ報い今こそ受けてもらうぞ!」

そう言いながらトールはハンマーでスリュムに向かって殴りかかり、僕とシノンで与えたダメージよりも遙かに高いダメージを与える。

「この小汚い神め!よくも儂を騙してくれたな!貴様をアースガルズに送り返してやろうぞ!」

そう言いながらスリュムはターゲットをトールに絞り戦い始めた。
僕はそれを見ながらため息を一つ。

「まあ、分かるよ。同情はするよ…。」

まあ、好きな人が筋肉隆々のおっさんならキレるね。
…僕もトールがフレイヤさんに化けてたのは少し残念だけど。

「…スノー?なんか変なこと考えてなかった?」
「いえ。まったくそんな事は考えていませんよ。」

すると僕の邪な考えを女の勘で汲み取ったのか横からジト目で見てくるシノンに対して慌てて首を振る。

「とにかく攻撃だ!みんな頼む!」

そうキリトがそう叫ぶと僕達は3連続以上のソードスキルを次々に放つ。ちなみに後衛のアスナもレイピアで攻めている。
その隣でリズがスリュムの足の小指にハンマーで殴りつける。
…いたそー。

「ぐおおお…」

そうスリュムが呻くと片膝を立てる。
…今、上半身に攻撃のチャンス!

「流星はその場に煌めくように♪」

僕はそのままジャンプして8連撃『チャリオットドライブ』を放つ。火属性8割、物理2割。炎属性の一撃がスリュムのHPを大きく削る。
そしてそのまま『奇跡の音符』を発動させ、バックジャンプ。そして後ろにいるのはもちろん。

「行くわよ。スノー!」
「もちろん!」

そのまま後ろのシノンと背中合わせになりながら。

「僕達を導け♪不死鳥♪!ラバーズ・ショット♪‼︎」

そのままシノンが弓矢を放つと同時に大鎌をスリュムに向ける。僕達の必殺技の『リステッソ・テンポ』の一つ。『チャリオットショット』によって弓矢が当たった瞬間。またも光の弓矢がシノンの弓矢の周りに出現し、大きな追加攻撃を与える。

「ぐおおおお…」
「ぬうぅん!地の底に還るがよい、巨人の王!」

そうしてとどめとばかりにトールが右手のハンマーをスリュムに叩き付けた。HPが0になったスリュムはピキピキと氷になりながらも。

「…ふっふっふ。今は勝ち誇るがよい。小虫どもよ。だがアース親族に気を許すと痛い目を見るぞ。彼奴らこそ真の、しん」

しかしトールの強烈な踏みつけがその言葉を遮り、完全にスリュムは無数の氷片になった。
…台詞聞きたかったな…。
そう思っていると。そうするとトールは遙か高みから。

「やれやれ…礼を言うぞ、妖精の剣士よ。…どれ褒美をやらねばな。」

そう言ってハンマーの柄から光を放って僕の手元に黄金のハンマーが投げ落とされた。

「《雷槌ミョルニル》正しき戦に使うと良い!では。さらばだ。」

そう言ってトールに稲妻が広間を走り目を瞑る。開けるともう何者の姿も存在しなかった。
僕は今ゲットした《雷槌ミョルニル》を装備する。重力あるそのハンマーは少し面白い仕組みがありそうだった。

「伝説武器ゲット、おめでとう。…スノーそれ使えるのか?」
「うん!もともと大鎌はハンマーの派生だからね!…なんかもっともこれ僕仕様になってるけどね。」

見ると装備されたハンマーは変形していつの間にかにハンマー…よりも黄金の大鎌になっていた。

「大鎌仕様。《雷槌ミョルニル》てね?」

僕はミョルニルに念を込めると今度はハンマーに変わった。するとキリトは笑って。

「面白いな…それ。」
「うん!これ極めよ…⁉︎」

そう言おうとすると氷の床が激しく揺れていたことに気がついた。

「まだだ!聖剣エクスキャリバーを抜いてない!」

僕がそう叫ぶとキリトの上にいるユイが。

「玉座の後ろに下り階段が形成されてます!」

僕達はそれを聞いて後ろの下り階段に駆け込んだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その階段を抜けた先にエクスキャリバーがあった。キリトがその柄から引き抜こうとするが。

「ぬ……お……‼︎」

なかなか抜けないな…。とてもキリトが苦しそうな顔をするので。僕のは笑いながら。

「まだまだ人参は抜けません♪」
「なんで人参なんだよ…!え?」

そうキリトが突っ込みを入れた直後。力がずっと抜けて。
エクスキャリバーが抜けた。

「…。」
「「「「「「「ええええええ⁉︎」」」」」」」

僕達はそのシュールな展開に驚いていると。

「うわっ⁉︎」

見ると世界樹の根が氷の壁。床をどんどん壊していく。

「スリュムへイムが崩壊します!」

ユイがそういって完全に床が落ち始めた。僕達の乗っている床…円盤は遙か下の大穴に向かって落ちている。

「あの下に落ちたらどうなるの?」

シノンがそう言うので。

「ん?ニブルヘイムかな?」

僕は落下の恐怖を誤魔化す様に僕はストレージからお茶を取り出し飲みながらみんなの悲鳴をBGMに落下していった。

「まって…あれを見て!」

リーファがそう言って指の先には。

「トンキーじゃん!」

僕がそう叫ぶとくおーんと一言。こっちに来る。

「ほい♪」

僕は先に飛んでトンキーの上に上手く着地する。

「シノン!」
「…仕方ないわね。」

シノンもピョンと飛んでトンキーの上に着地してバランスを崩したので抱きとめる。そしてみんなも次々と飛んでくる中。キリトのみ。

「キリト⁉︎」
「やばい。エクスキャリバーが重くて飛べない!」

どうやらまだエクスキャリバーは所有出来てないようでストレージに入らないらしい。
そうして散々迷った挙句。横にポイと捨てて。こっちに飛んできた。
みんなが「またいつかとれるよ。」とキリトを励ましている中。

「シノン…。」
「仕方ないわね。貸し2よ。」
「これはキリトへの貸しだよ。」

そう僕が言うと。ふっと笑いながらエクスキャリバーに向かって当たるとくっつく弓矢を放つ。
それは200mほど先まで落ちたエクスキャリバーに当たり…弓矢がくっつく。

pizz.(ピッツィカート)♪」

するとエクスキャリバーの周りに音符がどんどん出現し音符はエクスキャリバーをどんどん弾いていき、引っ張る速度を上げる。そして…。

「よいしょ…。」
「シノンナイス〜。」

僕はシノンの腕にエクスキャリバーが入るのを確認すると。

「シノンさんマジかっけぇー‼︎」

後ろのギャラリーがそう叫んだ。 
 

 
後書き
なんだこの超展開w
まあ、充電が無いので今回は少なめで。
感想待ってます!評価ボタンをポチりとしてくれると嬉しいです!では!
スノー&シノン「「次回もよろしくお願いします‼︎」」 

 

11ー終わりから始まる、始まりの歌

 
前書き
キャリバー編最終章!
たまには。どんでん返し♪もいいと思う。最後まで読んでくれると嬉しいです!
それでもあなたは飛び込むの? 

 
その後僕達はウルズさんと話した後。僕達はログアウトしてお疲れ会&打ち上げ会をエギルの店ですることになりました。

「スノー…。お前、大丈夫か?」
「大丈夫ですよ?僕。…ひっく。」

キリトが心配そうに尋ねてきます。
僕はエギルに梅酒のロックを頼んでカウンターで飲みまくっていました。未成年?知りません。

「おい…スノーさすがに飲み過ぎてねえか?」
「そうですか?…ひっく。」

クラインも聞いてきますが僕はグラスの梅酒の3杯目を飲み干します。
そうすると隣に座っていた詩乃が口を開きました。

「佳。そこでやめておきなさいよ。」
「大丈夫ですよ?…詩乃。僕は至って平常です。うーん…ひっく。」
「もうその口調の時点で平常が程遠いわよ。」

カウンターの隣に座る詩乃も同じような事を言います。おかしいですね?酔ってないのですが…。
僕はカウンターから少し千鳥足でフラフラしますと。そうして他のメンバーに尋ねます。

「僕、いつも通りですよね?」
「異常です。」
「異常ね。」
「異常だよ。」
「異常だわ。」

ちなみに上から、シリカ、リズ、リーファ、アスナ。
…解せませんね。

「全く…ユイ。貴女も同じ事を言うんですか?ひ…」

そう言いながら僕はパソコンに接続してあるカメラに向かって話かけます。どうやらキリト作の様で、仮想空間の中にいるユイに会話出来るようになるみたいでした。

「…。いつものノーノーと違って丁寧語です。それに顔も若干赤いです。
…総じて酔っていると考えられますね。」

AIなのに苦笑いを浮かべるユイ。…本当にすごいですよね。AIとは思えません。
いつもの様に僕は恐らく笑いながらそんなユイに対して。

「大丈夫です!大丈夫です!まだまだこれからです!…。」

そう歌おうとした途端。プツンと僕の中の何かが切れたかと思うと僕の視界が真っ暗になりました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「大丈夫です!大丈夫です!まだまだこれからです!…。」

そうすると佳はいきなり歌ってフラフラと踊ろうとして足がもつれ…
いきなり倒れてしまった。

「佳⁉︎」
「こりゃ…酔いつぶれてるな…。」

クラインが佳の頬を指で突いているが一向に起きそうになかった。「僕は眠い〜…。」とか言ってるけど気にしない。

「どうする…?時間も時間だし、そろそろお開きにするか?」

キリトはそう言ってみんなに私の方を見ると。

「シノンはスノーを連れて行ってくれないか?」
「仕方ないわね…。タクシー呼んでくれないかしら?」
「分かった。」

そうするとエギルがタクシー会社に電話をかけてくれた。
キリトが佳をおんぶしてイスに眠らせる。私はため息をついて。

「全く…。」
「シノのんも大変だね…。」

アスナが苦笑いでそう言って私を見る。

「このぐらい普通だよ?…寝ぼけて抱き付いてくるのがデフォルトだし…。」

そんな事を話しているとタクシーがやって来た。
そうして酔いつぶれてる佳を起こす。

「ほら、佳起きなさい!」
「…。ふにゃふにゃ?」

そうすると佳は眠そうに普通に起きて立ち上がると。

「…あ!おおきなねこさんだ!」

そうやってフラフラと私に近づき。

「えい♪」

私を抱き締めた。

「こんな感じよ…。いつも。」
「へえ…。」
「むにゃ…しののかんじだー!いいかおり…。」

そのまま抱き締めたまま、また寝てしまったので。私はまたもため息をついたまま。

「…。仕方ないわね…。」

今日二度目の仕方ないを言って。アスナ達に「じゃあね!」と言い。タクシーに乗り込んだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…。」
「よいしょっと…。」

私の部屋からベランダ経由で佳の部屋まで運び、ベットに寝かす。ちなみにキリトとアスナがわざわざここまでやって来て運ぶのを手伝って、バイクで帰っていった。

「それにしても以外と綺麗ね…。」

佳の部屋は必要最低限の家具と難しそうな医学書や医学誌が本棚に並んでいて、ギターやピアノが置いてある。そして本棚の隣にデスクがあってパソコンが置いてあった。

「本当にすごいのね…。」

かつて新川君が佳と同じで勉強出来ると思っていて実際は散々な成績であったが、これを見て佳が本当に頭が良いのが分かる。
…いろいろ常識とボケているのは気にせず。

「メールが届いてるよ♪」

不意にパソコンからその様な音声が聞こえる。どうやらメールが届いたようだ。

「…?」

私はつい、メールが見たくなった。
何と無く佳にイタズラのつもりで内容を喋ろうと思った。
私はそのままパスワードを掛けてないようなので受信BOXを見る。

「差出人は”紺野 木綿季”か…。」

私はそのままメールの内容を見る。
どうやらALOプレイヤーらしくライブの日程などを聞いてあった。

「ふーん…。」

私は佳がどんなメールをしているのだろうと思い、送信BOXの”紺野 木綿季”宛のメールを見る。どうやら二週間前が最初に送っていたらしい。

「…え…?」

私はこのメールを見た瞬間絶句した。
そのメールにはこう書いてあった。







































































「久しぶりだね。コンコン。
…僕の初恋の人。」 
 

 
後書き
さあ、この展開読めた方はいたのでしょうか?
まさかのこの展開。…楽しくなってきました♪
それでは次回の『Lovers rockーelegiaco』でお会いしましょう! 

 

12ー番外編!私の風邪。

 
前書き
今回はリクエストに来ていた番外編です。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
キャリバー編が始まる…シノンがALOにログインする少し前の…ほのぼの日常の話。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ちょうど季節の変わり目で、私は土曜日の朝起きて「ああ、これは熱があるな。」と感覚で分かった。佳に気付かれると少し不味いのでならべくいつも通り振る舞う。

「今日は焼き魚なの?」
「うん!そうだよ!」

そう言って佳はご飯をこっちのテーブルに持ってくる。焼き魚と味噌汁、サラダ、ご飯、それと飲み物。バランスの良い食事だ。

「…?」
「…何よ。」

いつも通りいっしょに朝ごはんを食べようとしていると。佳が不思議そうに私を見てきた。

「ねえ。詩乃。寒くない?」
「いえ?別に…。」

なんか今日朝起きてから寒い。それになんか体が重く感じる。まあ、恐らく熱があるからなのだけど。

「ふーん。本当に?」
「本当よ。」
「…。」

すると佳はひょこっと手を私の額に手を伸ばして、自分の額にも手を当てる。佳の冷たい手が心地よく感じる。

「…どこが。朝は普通体温が低いはずなのに少し熱いよ。」

そう佳は呟くと私の部屋の机に置いてある体温計を持ってくる。

「測った方がいいよ。その後病院行こう?」
「別に…。」

そう言って私は立ち上がるがフラフラとしてしまう。
すると佳は支える様に私を抱くと。私の脇に体温計を突っ込む。
しばらくするとピピッという音と共に佳は体温計を取り出す。

「朝で37.5か…。もっと上がるかもね。やっぱり病院行こう?」
「ちょっと微熱があるくらいよ。」

そう強がって佳から離れようとするが力が入らない。すると佳はため息をつきながら。

「はいはい強がらない。この季節の風邪は油断出来ないんだから。着替えて行くよ。
…あと、ちゃんと厚着してね。」
「…分かったわよ。」

私は仕方なくその指示に従う。すると佳は着替えを見るのは悪いからと言って自分の部屋に戻る。
私は着替えると佳の部屋に行く。

「着替えたわよ…。というか本当に大丈夫…。」
「はいはい。マスクもしてね。それにインフルエンザだったらどうするの?」
「はい。」

なんだかんだで院長の息子。テキパキと指示を出してくるので勝てない。
そう言ってマスクも用意して。私達は雪宮病院へと向かった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ああ、これは完璧に風邪だな。扁桃腺も真っ赤だし。薬だしておくから。」

そう言って診察が終わり、佳のお父さんは笑っている。しかし笑いながらもカルテを書く手は早い。

「それにしても佳も純情だな〜?詩乃ちゃんに聴診器で肺の具合を聴くときの服を捲り上げるだけで顔真っ赤になるとは!なんだい?そんなにドキドキしたか?」
「うるさい!」
「佳は詩乃ちゃんのチラ見せでドキドキしたと…。カルテに書くか。」
「やめて‼︎」

そうすると佳は顔を真っ赤にしてしゃがみ込んでいる。それを佳のお父さんは見てまた笑い。その後私の方を真面目な顔でみる。

「まあ、とりあえず今日の夜あたり結構辛いと思うけど。まあ、佳がいるから大丈夫だと思うから。困ったら佳に何かいいなね。」
「分かりました…。」

それにしても本当に体が怠い。それに少し頭も痛くなってきている。

「それと佳。お前今日詩乃ちゃんがまいっているからって寝込み襲うなよ?」
「黙れ!変態親父!あんたとは違う!」

佳はさらに顔を真っ赤にして口調も荒々しく答える。そうすると佳のお父さんは笑いながら。

「まあ、冗談はともかく。今日はならべく消化のいい物を詩乃ちゃんに食べさせろよ?まあ、後は分かるだろう?」
「うん。とりあえずね。」

そう佳が答えて。診察は終わり。薬局で薬を貰って、私達は家へと帰った。



家に帰るとドッと疲れと頭の痛さ、それに眠気が襲ってきた。

「詩乃。とりあえず着替えて寝なよ。」
「うん…。」

私はその場で着替える。

「し、詩乃!」

…佳がすごい慌ててるのを横目でみながら。そんな佳を見ても私は冷やかせない。着替えて私はベットに入る。すると佳はさっきの慌てぶりから一転優しいそうな目でベットに近づき私の頭をポンポンと一定のリズムで叩く。

「…。佳。」
「…おやすみ。」

その言葉で意識が真っ暗になる。




次に目を覚ますといつの間にか布団と毛布が私にかけられていた。そして時間は午後8時。喉がカラカラで頭が痛い。ふと横をみるとテーブルで何やら難しい顔でノートパソコンに何かを打ち込んでいた。私はつい佳の名前を呼ぶ。

「佳…?」
「あ、起きた?」

すると佳はニッコリと笑って私の額に手を当てる。そしていつの間にかに用意したのかスポーツドリンクのペットボトルを差し出す。

「喉乾いてるでしょ?ゆっくり飲んでね。」
「うん…。」
「熱も上がりきったみたいだし。ご飯食べるよっか?」

そう言って台所に行くともう作ってあったのだろう、お粥を持ってきてくれた。それとタオル。

「それじゃ。これで汗拭いて?」

私はもらったタオルで汗を拭くと。お盆にお粥を用意していた。

「はい。どうぞ?」
「…ありがとう。」

私はゆっくりとお粥を食べる。
…美味しい。

「美味しい。」

思ったことを口に出すと佳ははにかんだ顔で。

「ありがとう…。」

佳はそう答えると今度は薬と水を用意している。…美味しいけどやっぱり食欲がない。半分ほど食べて。

「ごめんなさい。佳。もう食べられない…。」

すると佳は薬と水を持って戻ってくると。

「半分食べたの?…うん。大丈夫だよ。」

ちゃっとお粥を片付けると薬と水をもう用意していた。

「はい。これ飲んで。そしたらちゃっとちゃっと寝る!」
「うん…。」

私は言われた通りに薬を飲んでゆっくり横になる。そうするとまた佳は布団と毛布を掛けてくれた。

「はい。おやすみ。」
「ねえ…佳。」

私は少しボヤける頭で頼み事をする。

「私が寝るまで…そばにいて?」

少しさみしかったのだ。病気の時の不安な心理だと分かっていても。それに1人暮らしの時に病気になるととてもさみしい。
そうすると佳はニッコリ笑って。

「もちろん。いてあげるよ。」

そう言ってベットの近くにしゃがみ込んで私の手を握る。優しい握り方で安心した気持ちになる。

「ありがとう…けい…。」
「…早く良くなってね。」

その言葉を最後に私の視界は真っ暗になった。




次の日、起きると咳が少し出るが。熱ぽさは無くなっていた。

「あ…。」

手になんか違和感を感じたと思うと昨日のしゃがみ込んでいる状態で佳が眠っていた。

「…。」
「ありがとうね。佳。」

スー。スー。と静かに寝息を立てる佳に私はそう呟いてもう少し寝ることにした。






もちろん手は握ったままで。





 
 

 
後書き
いやー。甘くしようとしたら甘くならない。
というケンケン4です。
今回はイチャイチャじゃない感じです。今回も色々伏線を立てました。
…気付いてくれると嬉しいです。
では次回もよろしくお願いします! 

 

番外編ー大切なイマは

 
前書き
はい!終わってしまったクリスマスの話!
最近更新出来なくてすみません!教習にメンタルやられてます…。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「クリスマスは今年もやってくる♪」

今日は楽しいクリスマスパーティー!いろんな人を交えて、僕はリアルのエギルの店で飾り付けをしていた。

「なあ、佳。」
「なーに?エギル?」

僕はカウンターで飲み物や食べ物を作っているエギルの方を向く。ちなみにエギルはニヤニヤしながらこっちを見てきた。

「なあ、お前。シノンとの夜の営みはどうなんだ?」
「夜の営み?何それ?」

?確かに夕食作ったり一緒にごはん食べたりしているけど…。
僕の何それ美味しいの?という反応に対してエギルはため息をつきながら。

「あのなー。お前。シノンに対してその…エッチな事やってみたいとかないのか?」
「エギルが詩乃に対してそんな事考えているのなら本気で潰すよ。」

僕は持っていたハサミをクルクル回して、ニッコリとした笑顔をハサミと共にエギルに向ける。

「やめろ⁉︎本気で危ないから!」
「…。」

僕はため息をついてハサミをしまうと。エギルは少し呆れ顔で。

「まあ、それはともかく今日は誰が来るんだ?かなり作ったから人数かなり欲しいぞ?」
「えーと。来るメンツとしてはシノン、キリト、リーファ、アスナ、リズ、シリカ、クライン、クライン、クラリス、リリィ…って所かな?」
「クラリス、リリィは大丈夫なのか?」

エギルが心配そうに見てくるが僕は笑ってその心配を否定する。確かにクラリスは重い喘息。リリィは極度の男性嫌いだ。

「クラリスは最近調子いいのと、いざとなれば僕がなんとかするから。
リリィは…まあ、あの子は男性嫌いだけどこのメンツなら大丈夫だと思うよ?キリトと僕とエギルはともかく、クラインは確かに詰め寄りそうだけど僕達がセーフティになれば問題ないぜ♪気分最高♪でしょ?」

そう言って僕は店内の最後の取り付け…もといクリスマスツリーの飾り付けが終わる。
クリスマスツリーは普通の飾り付けはもちろん。
裁縫が得意な…ハイスペック少女クラリスのみんなのALOのキャラをミニ人形にしたものが飾られている。

「…良し!完成!」

僕はニコッとしてクリスマスツリーを見る。するとエギルも手をパンパンと叩いてカウンターから出てきた。

「こっちも出来たぜ!」
「あとはみんなが来るだけだね。」

僕は笑ってこのパーティーを楽しみにしているだろう少年、少女達を待った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…はい!という事で!クリスマスパーティーという事でみんなに集まったよ!」

それからみんながエギルのお店に来ると片手にグラスを持つ。

「という訳でえー…今年も中々いろいろありましたが!無事に!クリスマスを迎える事が出来ました!」
「早く乾杯しなさいよ。」

詩乃がジト目で僕を見てくるので笑って。

「それじゃ細かい事は無しで…
乾杯!」
「「「「「「「「「「「「乾杯‼︎‼︎‼︎」」」」」」」」」」」」

そう言って僕達のクリスマスパーティーが始まった。

「あの!」
「ひっ⁉︎」

見るとクラインがリリィに向かって顔を真っ赤にして話していた。
僕はそれを見て、エギル、キリトとアイコンタクトをとる。

「壷井りゅ…「させるか!」ぐふっ!」

一気に僕はクラインの後ろに立つとそのまま首をギリギリのところで締め上げる。

「ねえ。クライン君。この子はね。男の人が苦手なの。だから君みたいな人は少し遠慮してくれないかな?」
「は…はい。」

クラインは震えながら頷いてくれた。僕はニコッとしてクラインを威嚇すると。

「まあ、それはともかく。今日は詩乃がミニスカサンタを…「しないわよ。」も冗談で。
…っち。」

僕はこっそり用意したミニスカサンタのコスプレを舌打ちしながらしまう。
…くそ。見たかった。

「まあ、こんな時も僕は歌だね。」

僕はさっと。アコースティックギターをとりだす。

「今日は何歌うの?」

みんながポカンとする中。僕は笑って。

「僕の…1番好きな歌。
聞いた時とても僕は好きになったんだ。」

〜♪

一回だけギターを軽く引くと、僕はエギルの店の小さなステージに立つ。そうしてある歌を歌う。

ー今年のクリスマスは少しだけ嬉しいー

ー僕がここにいるだけの簡単な事は…ー

僕はゆっくりと歌う中。不意にクラリスが窓の外を見て。

「あ!雪だ!」

みんなはそれを見ながら静かに僕が歌うのを聞いていた。

ーこの音は絶対に途切れないような気がするんだー

スノー達の聖夜はまだ終わりそうに無い。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後、なんやかんやのお祭り騒ぎの後。僕と詩乃はアパートに帰宅する。

「しーの…疲れた…。」
「佳は暴れすぎよ。
…まあ、クラインさんが詰め寄りすぎだけど。」

あの後もクラインは懲りずにリリィに詰め寄っていた。…僕が黒笑顔で止めたけど。
…あ、あれ?僕体力が…。

「ねえ詩乃!」
「何?」

僕は不意に詩乃の背後に詰め寄って後ろから抱きしめる。

「詩乃はドキドキする?」
「…⁉︎」

…すると佳はいきなり私の耳に息を吹きかけてきた。

「け、佳!」
「あ!顔赤いよ?」

佳は抱きしめた体制のままニコッとする。近くにあるのは私のベッド。…。

「あ、あの佳…」
「ねえ?詩乃。僕眠いな…。」

すると佳は私を抱きしめたままベッドに転がり込んだ。もちろん私は佳の腕の中。

「ちょっと⁉︎佳!」
「むにゃ…」

…こうなってしまうと佳はもう朝になるまで起きない。

「仕方ないわね。」

私はそうため息ついて佳の頬にキスをして。

「…さっきはドキドキしたわよ。」

私はそう言ってそのまま佳の腕の中で眠りについた。























































…ドキドキしたのは僕もだよ?詩乃。

詩乃が寝たのを確認してそう呟いたのは僕だけの秘密。 
 

 
後書き
セカオワと言えばナカジンのアコギが好きで…。
っと!感想待ってます!評価ボタンを押してくれると嬉しいです!
では次回もよろしくお願いします! 

 

番外編ー世界5分前仮説。

 
前書き
ちょっと哲学的な話かもしれませんね。番外編です。
世界5分前仮説がテーマです。
…それでもあなたはとびこむの? 

 
とある日の夜。
いつも通り僕はほぼ同棲中の詩乃と夕食を作り食べた後だった。

「ねえ。『世界5分前仮説』って知ってる?」

のんびり甘い紅茶を詩乃と一緒に飲んでいると不意に詩乃がそんな事を聞いてきた。今日は朝から晩までシトシトとした雨が降り続いて寒い1日だった。

世界5分前仮説?確か…。

僕は持ち前のあまりいらない雑学という知識をフル動員して答える。

「えっと…『世界は実は5分前に始まったのかもしれない』というバートランド・ラッセルの仮説だよね。」
「正解。」

そう言って詩乃は紅茶を一口すすって、ほっと一息はいた。僕は不思議に思って問いかける。

「なんで?いきなりそんな事を聞くの?」

そうすると詩乃は少し悲しそうな顔で笑ってこう話しかけてきた。

「この理論自体はネットで知ったんだけど…。
もしもその理論が正しいのなら…。私達は何なんだろうね。
…あの日の事とか。キリトが道を示してくれた事とか。…私と佳の関係とか…。それが嘘偽りになるんでしょ?」
「…。」

僕も紅茶を飲んで少し考える。
あの日。郵便局でのあの事件…強盗が入り詩乃は詩乃の母さんを守るため強盗の落とした銃で強盗を撃ち。僕は殺されそうな詩乃を守るためハサミで強盗を刺し殺したあの事件。
僕達はキリトは言った「救った人達を考える権利がある。」という言葉を言ってくれるまで。僕達は苦しんでいた。
…心がそれこそズタズタになるまで。
すると詩乃は悲しそうな笑顔のまま僕の方を見て。

「神様は以外と残酷なのかもしれないね。
…こんな運命に持っていくなんて…。」

そう言って詩乃は俯く。そうして俯いたまま僕に問いかける。

「ねえ?佳はどう思うの?…もし世界5分前仮説が本当だったら。」
「…。」

沈黙が部屋を支配する。
そうすると、その空気を察したのか詩乃が少しバツが悪そうに。

「ごめんなさい。こんな事を聞いて…。仮説だもんね…」
「僕は。」

詩乃が慌てるの後目に見て、僕は僕なりの答えを解答する。

「僕は…関係ないと思う。」
「え?」

詩乃が不思議そうに僕を見てきた。
はっとなって手をブンブン振る。

「いや、そんな偉そうに言える事じゃないよ!ただ僕は。」

そこで言葉をいったん止め。テーブルの向かい側に座っている詩乃の手を取り、握る。

「佳…?」
「今、温かいでしょ?」

僕はそのまま握った詩乃の手をゆっくりと絡ませていく。

「今、この握ってる事は本当の事だよ。
…嘘偽りが無い。これが『今』という事。」
「でも…『今』佳が好きという事も5分前に出来た偽りの感情だったら…。」

そう言って詩乃は手を離そうとするが僕はそのまま繋いたまま離そうとしなかった。
僕はため息をつき。

「はあ…。偽り偽りって言うけど。
詩乃は『今』僕の事好き?」
「好きよ。」
「ならそれが答えだよ。」

詩乃が即答してくれたので僕は笑って詩乃を見る。

「過去は関係ない。『今』が答えなんだよ。
正直な話、過去なんていくらでも書き直せる。それこそ悪い政治家とかが良くやる手だよ。
だけど『今』だけは書き直せない。何故ならまだ書いてないから。だからこの『今』やる事は偽りじゃないんだ。」
「佳…。」
「だから『今』詩乃が僕を好きでいてくれていること、『今』僕が詩乃を好きでいることは嘘じゃないんだ。たとえ、5分前に出来た世界だとしても。」

僕はそのまま静かに立つと、詩乃の後ろに座って目を閉じ後ろから抱き締める。そして詩乃の耳元で囁く。

「ね?嘘偽りじゃないでしょ?」
「…バカ。」

そう言って詩乃はそのまま後ろの僕に寄りかかってきた。
詩乃は目を閉じていた。そして口を静かに開く。

「ならこのままでいよう…。5分前の嘘になる前に。」
「そうだね。『今』という本当を僕達が確認するために。」

僕達はそう言って寄り添い合う。





ーーー例え5分前に出来た嘘偽りの世界だったとしても
僕は私は
『今』の君を好きでい続ける。ーーー
 
 

 
後書き
なんかとある人の影響と、この前読んだ”僕は明日、昨日の君とデートする”の影響で書いてしまいました。
それでは次回もまたお会いしましょう! 

 

1

 
前書き
さあ、ここからマザーズロザリオ編書き直し!
どうやら少し前と違ってくるようですが…? 

 
「うー…。面倒くさい…。」
「我慢しろって。」

僕は新幹線の中、父さんと京都に向かっている。どうやら他の名家の方にあいさつ兼お見合いに招待されたらしく。結構強く頼まれたので断れなかったらしい。

「まあ、佳にはいるもんな。恋人。」
「そうだよ‼︎詩乃がいるよ!」
「あ、それでももちろん気に入ったら別に…「それはない。」だよな。お前は詩乃ちゃん大好きだからな。
ならこっちとあっちの名誉が傷つかないようにさりげなく興味あるような感じを出してスパッと断れ。」
「やっぱり父さん鬼だね。」

そう父さんが笑いながら話す。僕はちょっと面倒くさいかったので。

「名誉なんて関係ない…いきなり断ってやる…。『ごめーん。生理的に無理!』って言いながら。」

そう僕は呟くと。父さんはため息を一つつきポケットから遊園地の…。恐らくカップルで行くようなチケットを2枚を僕の前でひらひらさせる。

「そうか…。そんな演技も出来ないのか佳は。残念だ。
せっかくお前と詩乃ちゃんの為に遊園地のフリーパスを用意してやったのに…行きたくないのか…。」
「全力で興味あるような感じを出して断らさせていただきます。頑張ります。」

そんな事を言われたら全力で努力するしかない。
ちなみに新幹線の席は3枚取っている。ちなみにもう一つは…。

「母さん…。何やってるの?」

母さんは東京駅からずっとノートパソコンとにらめっこしてキーボードをカタカタと鳴らしていた。ちなみに画面は常人では理解出来ない単語が並んでいた。

「ちょっと黙ってて。あと少し…。あと少しでアメリカ国防軍のメインコンピュータにハッキング出来るの…!」
「やめて⁉︎」

すると母さんは僕の方を向き、笑顔で応える。

「冗談よ。」
「だよね。」

ふー…一安心、一安心。と考えた矢先。とてもいい笑顔で。

「今は自衛隊の方をやっているわ!」
「安心できない⁉︎やめて⁉︎」
「ダメだぞ。さくら。」

父さんはそう言って母さんを注意する。流石父さん…。

「なんで他国の軍隊にしない!情報が売れないじゃないか!」
「そんな問題⁉︎」
「ごめんなさい…。分かったわ。他の国にするわね。」
「本当にやめて⁉︎」

僕がそう突っ込み。危ない家族を乗せた新幹線は京都へ向かっていった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「えっと…ここで待っていればいいの?」

僕は通された離れで父さんに聞く。どうやらお見合いをやってから挨拶らしい。2人きりで話さないといけないのがとても辛い。

「ああ…。あとなんか相手とても美人さんだったぞ。」
「本当⁉︎」
「おう!
…ちなみに今の反応詩乃ちゃんに報告な。」
「…。」

ああ…。帰ったら殺されるな。他でもない詩乃に。
そう思いながらどうやらその人が来たようで父さんが離れから離れる。
僕は顔を見ないで頭を下げて挨拶する。

「初めまして。雪宮佳と言います。」
「初めまして結城明日奈と…え?」

うん?なんか聞く覚えのある名前が聞こえた。前を見るといつもALO内で良く会っている…アスナがいた。今回は振袖姿だが。
うん。確かに美人さんだね。頭もいいし。性格もいいし。
…親友の彼女ではなかったら。それと鬼嫁だと分かっていなかったら。

「…。」
「…。」

…。

「「ええええええええええええ⁉︎」」

まさかのお見合い相手が親友の彼女の場合。僕はどうすれば。…まあ、相手も同じか。考えていること。
僕はニコニコしながら営業スマイルでおちゃらける。

「あ、なんかお見合いで来たのですが…親友の彼女取りたくないので。」

そうすると明日奈も笑いながら。

「ええ。私も友達の彼氏を取りたくないので。」

この後お見合いという名の彼女、彼氏の惚気話が始まったのは言うまでも無い。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ということが会ったんだよ…。」

僕は過去を振り返りながらアスナ、リズ、シリカに話をしていた。ちなみにアスナはとても暗い顔だ。するとリズはニヤニヤしながら。

「へえ…。結婚はしないの?」
「「それはない。」」

僕とアスナは同時に答える。そして僕はニコニコしながら話す。

「僕には詩乃がいるからね。僕は詩乃が笑うのならなんだってするし…。」
「私もキリト君がいるしね…。」

そうアスナが言う先には安楽椅子で眠っているキリト。その胸の上に寝るピナ。そしてピナを枕の様にして寝るユイがいた。そこからは眠気オーラが全開に出ていているらしく。現にもうアスナとリズとシリカは寝そうだ。

「ほらほらちゃちゃっとレポートする!」
「「「は!」」」

そう言って三人は慌てて起きる。ちなみに僕はこの三人組の監視役兼先生をやっていた。…勉強せずに偏差値60以上をなめるな!

「…全く…本当に眠くなりわね…。と、そうだスノー。」

リズが僕にとある質問をしてきた。

「スノーって絶剣っていう人知ってる?」  
 

 
後書き
それでも次回もよろしくお願いします! 

 

2

「ゼッケン…ね。」

僕は一瞬考え込んだ顔をするといつも通りのにこやかな笑顔を浮かべてこう答えた。

「知らない!ゼッケン?なにそれ?ああ、バスケとかに使うやつね!やっぱり知ってるよ!リズ!」
「そうそう、あの使い込むと汗臭くなる…。って違うわ!」

そう言ってリズが僕にツッコミを入れると僕はすぐに微笑みで答える。

「のりツッコミありがとうございます!それで…ゼッケンというのは?」
「絶剣ね。さっきからゼッケンっていうイントネーションは止めなさい。」

そう言ってリズは説明を始めた。

「絶剣って言うのは…とにかくあんまりにも強いからついた名前が絶剣。プレイヤーネームは分からないんだよね。」
「ふーん。」
「それで24層の観光スポットあるでしょう?そこで対戦者を受け付けてるわよ。
…スノーはどうなの?」

リズに話を振られた僕はニコニコ笑顔で手を降って答えた。

「えー…。僕はパス。こう見えても領主だよ?デスペナ怖いし。」
「…あんたも大変なのね。」

そう。僕は正直に言うと立場的に死ねない立場にいる。事務的な事は全てクラリスに任せているとはいえ、一応領主はこの僕スノードロップ。僕が死ねばもちろんプーカ領にデメリットが出るのは明らかだし。なんと言ってもそんな事したらシノンになんて言われるか分かったもんじゃない。

「でもそんだけ強いと戦う人がいなくなっちゃうんじゃない?」

アスナがそう言うとシリカが耳をぴょこぴょこと動かしながらテーブルを乗り出して答える。

「それがそうでもないんです。賭けられてるのが奮ってるんですよ。」
「賭けられているもの?」
「それがなんとびっくり!11連撃のオリジナルソードスキルなんですよ!」
「ぶっ!」

僕はそれを聞いて飲んでいた紅茶を吹き出してしまった。それを見てみんなは一斉に僕を見る。

「どうしたんですか?スノーさん?」
「いえ…ナンデモアリマセン。」

まあ、絶剣が負けるなんて想像がつかないけど。
…確かに価値がある物を賭けるようには言ったけど。まさかそんなものを賭けるとは思ってなかった。
と内心を表に出さずに話を聞いていると。

「なんか気になるわね……。キリト君は?」
「もう戦ったんですよ。お兄ちゃん。そりゃあもうかっこよく負けました。」

おお、キリトも負けたのか。それはそれは。
……やっぱり強いな。
そんな事考えていると。

「私もやってみようかな。」

不意にアスナのそんな声が聞こえたのを感じて土産話が出来たと思った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「コンコン!今日ね。凄い人くるよ!」
「凄い人?」

いつもの大きな樹の下で僕はコンコンと一緒に話していた。今日の大きな樹は若々しい緑で覆われていた。そんな中コンコンは不思議そうな顔をした。

「それは会ってからのお楽しみ♪」
「えー!」

僕はピエロのお面の下でクスッと笑いながらムスーとしたコンコンを見る。

「でもコンコンが気にいるのは確かだよ!」
「ふーん。気になるな…。」

そうするとコンコンはふと考えて片手剣を取り出すと僕に向けてきた。
…ああ。分かってる。あの笑顔はイタズラするときの笑顔だ。

「ねえ!ユキ!一試合しない?
…勝ったら教えて!その人!」
「…初撃決着だよ。」

僕は片手剣を取り出し、コンコンの前に立つ。するとコンコンは不満そうに頬を膨らませ、片手剣をぶんぶん振り回す。

「ちがーう!僕が戦いたいのはただのユキじゃなーい!」

そう言ってブンブン振り回すのを止めてもう一度片手剣を向ける。

「僕が戦いたいのは音の死神(・・・・)のほうだよ!」
「…。」

僕は黙って片手剣をしまい、『雷鎚ミョルニル』を取り出し、念を込めると大鎌へと姿を変える。そしてその大鎌をコンコンに向ける。そしてピエロの仮面を取り。

「ちょっと調子乗ってない?僕に勝てるの?
…音の死神に。」
「やってみないと分からないじゃん。まあ、あの黒の人やシルフの女剣士さんより苦戦しそうだけどね。」

そうして僕達はデュエル申請のボタンを押す。
コンコンはそんな僕に一言。

「お手柔らかにね?音の死神『スノードロップ』?」

そう言って僕は笑いながら一言。

「そっちこそお手柔らかにね?絶剣『ユウキ』?」 
 

 
後書き
やっぱり昔の様に書けないのう……。 

 

3

 
前書き
ひっさしぶりにスノー君の物語を読んでたら書きたくなったので書きました。
それでもあなたは飛び込むの?
…久しぶりだな。これ。 

 
「電光石火のスタイル見せつけろ♪」

ユウキとのデュエルは僕の『奇跡の音符』によるさらに雷鎚ミョルニルの効果により雷属性がついた魔法のナイフの全方位攻撃から始まった。数え切れないほどのナイフがユウキの周りに浮かび上がる。
ユウキは驚いた顔で。

「いきなり魔法⁉︎…やあ!」

するとユウキは凄まじい速さで自身の前方のナイフだけを弾き、その勢いのまま僕に向かってくる。

「ほ!」

僕はそのまま大鎌で上、斜め右、斜め左と高速で来るユウキの攻撃を大鎌で弾く。そして突きを弾いてカウンターで回転しながらの2連撃『クイックフール』を放つ。

「ユキも甘いね?」

するとユウキは1発目を後ろに飛び、2発目はそこから助走をつけて片手剣でソードスキルのアシストによる力を相殺し、鍔迫り合いになる。
僕はニヤッと笑い。

「単純なのはつまらない♪?コンコン?」
「え?そりゃ…⁉︎」

僕はそう言うといきなり両肩から魔法のナイフが出現し、ユウキを狙うがとっさに気づいたユウキは慌てて鍔迫り合いを止め後ろに逃げ、二本のナイフを落とす。
僕は指を鳴らして一言。

「おしい!」

するとユウキはまた頬を膨らませて。

「不意打ちは卑怯だよ〜!ユキ!」
「ごめんね?…
それも嘘♪」
「だから〜‼︎」

今度は僕の影から影の槍が飛び出すがユウキはそれを余裕そうに笑顔で翅を使い上に飛びかわす。
そしてそのまま僕に向かってくる。僕はその向かってくるユウキに対して。

「んじゃ真面目に戦いますよ!」

僕は8連撃ソードスキル『チャリオットドライブ』を放つ。するとユウキは。

「ユキはさっさと倒さないとだめだね…。」

そう言うとあのソードスキルの構えを見せる。

「「はあああああ‼︎」」

僕の大鎌の8連撃とユウキのソードスキルがシステムアシストを受けて相殺し合う。
一方は戦車の如く荒々しく放つ大鎌の乱舞。
一方は華麗に舞う片手剣の花の様な乱舞。

「8発目からはどうするの?」

ユウキがニヤッとしてチャリオットドライブの8発目を弾き、残り3発のモーションに入る。その動きを見て僕は笑い。

「残念だけど時間切れー♪」
「⁉︎」

すると僕に片手剣が当たる直前。ユウキの後ろ、右、左から魔法のナイフが飛び出してきていた。

「…引き分けか。」

そう言ってユウキは僕の目の前で剣を止める。僕も『奇跡の音符』を解除し、魔法の音符を消す。

「引き分けは…どうしよう?」

ユウキが首を傾げるので僕は少し苦笑いで。

「お楽しみにして下さい。」
「えー!」

するとユウキはポカポカと僕に向かって駄々っ子パンチをしてきた。僕は苦笑のままそれを受け。

「我が儘言わない!お楽しみは取っとく方が良いでしょ?」
「むー…。」

そうするとユウキはポカポカ殴りを止め。僕をジーと見てくる。

「…何?」
「そうだ。今度合わせてよ。」
「凄い人?もうすぐ来るって…。」
「違うよ!」

ユウキはさっきのイタズラする顔で僕を見て。

「今のユキの彼女!」
「ぶっ⁉︎」

僕が思わず吹き出すとユウキはお腹を抱えて笑う。

「ははは!やっぱユキは最高だね! 」
「…。コンコン…!」

僕はギロッと睨むとユウキは真面目な顔になり、翅を使い大きな樹の上の木の枝に座る。

「だって見てみたいし。…僕が死ぬ前に。」
「…。」

僕は黙ってユウキを見る。そうしてため息をつくと。

「今のユキが好きな人でしょ?きっと昔の僕の様にかわいい人なんだろうな〜?」
「コンコン…。」
「…とそろそろ時間だね。ユキ。ギルドに行ってくれる?…ユキの言ってた凄い人。楽しみだよ。」

そう言ってふわっと落ちるとユウキはまた木の下へと舞い降りる。
僕は少し俯いて。

「…。気にいるよ。絶対。
んじゃまた後で。」
「また後で!」

ユウキが笑顔で見送る中。
僕はそのまま翅を広げ。僕はあのギルドがある27層へと飛び始めた。 

 

4

 
前書き
相変わらずの原作ブレイク。
それでも問題ないぜ?
という方はどうぞ! 

 
「はあ…心配だな…コンコン。」

僕は27層のレストランの酒場の丸テーブルでステーキを食べながらブツブツと部屋の隅をぼんやりと見て呟いていると。

「だったらいつも見たいにピエロの仮面かぶって行けばよかったじゃん!」
「だって…コンコンが『今日は何となく1人で行かせて!』って言うもんだから…。」

ノリが話しかけてきたので僕ははあ。とため息1つ付き。ギルド《スリーピング・ナイツ》のメンバーを見渡す。
サラマンダーのジュン。ノームのノッチ。レプラコーンのタルケン。スプリガンのノリ。ウンディーネのシウネー。そして今辻試合をしているコンコン…ユウキを合わせて全員。まあ、僕もユウキに強制入会させられたのだが。

「なあなあ!スノー!お前ユウキとデュエルしたのか⁉︎」

ジュンがいきなりぴょんぴょん飛び跳ねながら聞いてくるので僕は笑って聞いてみる。

「どこから仕入れたの?その情報…。」

そうするとジュンはノリの方を指差し。面白いおもちゃを見つけた様な顔でニヤニヤしながら。

「ノリが隠蔽魔法でデュエルを見てた。」
「ノリ‼︎僕とコンコンの話をコッソリとは…君はストーカーか⁉︎」

僕は丸テーブルの上に拳を叩きつけると、ノリも反応して立ち上がる。

「ああ⁉︎コソコソやめて今度突っ込んでやろうか⁉︎闇魔法付きで!」
「それやったらどうなるか分かってるの⁉︎ノリ‼︎『奇跡の音符』で撃退してやるよ!」

僕とノリがにらみあっていると…。

「わわわ⁉︎け、喧嘩はや、やめてください〜!」
「そうだぞ。タルケンの言う通りだ。」
「ふふ…。」

慌てて止めに入るタルケンと冷静に止めに入るノッチとそれを笑うシウネー。
そんなこんなで馬鹿騒ぎしていると酒場のドアが開き、カランカランという音が鳴ったと共にユウキが入ってくる。僕達はいったん馬鹿騒ぎを止め笑って出迎える。

「「「「「おかえりユウキ‼︎」」」」」
「おかえりコンコン。」
「ただいまー!みんな!」

そう言ったユウキの後ろから凄い人…アスナが恐る恐る入ってきた。

「おっす♪!」
「スノー⁉︎」

アスナが驚いた表情でこっちを見てくるので僕はしてやったり!と思っているとユウキがニコニコして僕達のところにやって来た。

「ユウキやっと見つけたのね!」

シウネーが珍しく興奮しながらユウキに話しかける。

「うん!この人ならやってくれるよ!…。
えっと名前聞いてないや。」

そうユウキがテヘペロとポーズを取ると僕以外のメンバーはズゴーとコントの様に倒れ込む。
僕ははあ。とため息をまた付き。

「コンコン…。人の名前くらい聞こうよ。」
「だったら最初にユキが教えてくれたらよかったじゃん。」
「…返す言葉もございません。」

僕はユウキのこれ以上ない正論に頭を下げているとスリーピング・ナイツのメンバーにアスナが自己紹介しているところだった。
という訳で僕とユウキも自己紹介する。

「とりあえずあっちは大丈夫そうだね…。
僕はこのギルド《スリーピング・ナイツ》のリーダーユウキだよ!」
「とりあえずとは一体…。
まあ、知ってると思うけどね。一応自己紹介。コンコン管理役のスノードロップだよ。」
「ちょっとまって。監理役ってどういうこと?え。ユキ?」

僕はワナワナするユウキを無視していつもの様に芝居の様なお辞儀をしてアスナを見ると。

「…なんでスノーがいるの?ギルド入るの嫌いなのに。」

不審そうに僕を見てきたので僕は芝居の様にやれやれとした格好をする。

「トップシークレット。
…とまあ、それはともかくアスナ。コンコン……ユウキにスカウトされた理由。分かるよね?」

僕は芝居じみた動作は崩さず。人差し指でビシッとアスナを指差す。するとアスナはポカーンと僕を見てきて。

「え?聞いてないよ。」
「…。」

僕はその言葉を聞きロボットのように機械的にユウキに体を向ける。その先には逃走しない様にみんなに押さえつけられていて「あ、やっちゃった。」という暗い笑顔で僕を見てくるユウキがいた。僕は口元だけ笑いながら。

「コンコン…?僕。ここまで来る間に説明しておいてねって言ったよね。」
「はい。」
「後でアインクラッドから翅なしスカイダイビング。」
「ごめんなさいー!」

ペターと転がりながら謝ってくるとアスナがクスッと笑う。僕は頭を掻いてアスナに向き直る。

「ごめんね。コンコンが説明してなかったから僕が簡単に説明するけど。
…アスナにはこのギルドのフロアボス攻略を手伝って欲しいんだ!」
「フロアボス?それなら大型ギルドと連合を組んで…。」
「それでは駄目なんです…。」

アスナが不思議そうに最適解を言うが。シウネーが即座に反応する。そしてそのまま説明に入る。

「実はこのギルド。この春に諸事情により解散するんです。それでこのメンバーの名前を刻みたい…。ですがこの6人。スノーさんはまだいなかったんですが…。とにかくその様な思い出を残したいんです!」

シウネーがそう言って頭を下げる。他のメンバーも同じ様に頭を下げる。

「僕からもお願い。…最初は僕がやろうと思ったんだ。でも忙しくてね。中々このギルドにも顔が出せないんだ。だから僕からも!」

そう言って僕からも頭を下げる。
するとアスナは少し考えた後。僕達を見て。

「いいですよ!成功するかどうかは別としてやりましょう!」

そうしてワイワイとフロアボス攻略会議が始まった。 
 

 
後書き
そういえば今見てる人いたら感想貰えると嬉しがります。 

 

5

あの顔合わせの後、ALOからログアウトして学校から出されていた演習形式の問題集を1時間ほどやり、外が真っ暗になっていたので時計をみると短針がちょうど7を指していた。

「…ん。こんな時間か。」

僕はささっと問題集を片付けて、詩乃の部屋にいつも通りベランダから入る。

「しーの!ごはん作ろう!」
「プライバシーの欠片もないわね。」

そう言ってため息をついて詩乃が出迎える。…なんか慣れてきたな…。そんなこと考えながら一緒に夕食を作っていると不意に詩乃の家の電話が鳴った。

「詩乃!電話鳴ってるよ!」
「んー!」

そう言って詩乃はエプロンを取って電話を取りに行く。僕はその姿をしっかりと確認…正直に言うとエプロン姿の詩乃が可愛い過ぎて3秒間見惚れていたのは秘密だ。

「…なんか多いな。」

今日はチンジャオロースを作っていたのだが…昨日スーパーの特売をやっていたので大量に食材を買い込み、今日は少し多く作り過ぎていた。…こりゃ明日の朝ごはんもチンジャオロースかなとため息混じりに考えていると。

「ねえ…佳。」
「どうしたの?」

受話器を持ちながら詩乃がキッチンに入って来たので僕はチンジャオロースを炒めながら聞き返す。

「明日奈が…なんか深刻そうなんだけど。」
「どういうこと?」
「とりあえず変わって。」

僕は詩乃が受話器を受け取り、アイコンタクトを取り詩乃がフライパンを取る。
それを確認して僕は受話器に耳を当てる。

「もしもし?」
『…。佳君?』

電話越しから聞こえたのは弱々しい明日奈の声だった。さっきまでのフロアボス攻略に知恵を絞っていた『閃光』の剣士アスナとは思えなかった。僕はかける言葉が見つからず。

「えっと…大丈夫?」
『…どうしよう…。私…。』

曖昧な問いになってしまった。それ以前に
…話が通じない。
すると遠くの方で電車が通る音が聞こえた。僕は少し考えて。

「…今どこ?」

シンプルに、答えがある問いを明日菜に問う。
おそらく電車の音がしたから外にいるのは確かだった。

『上野駅の近く…。』
「わかった。ちょい待ってな。」

僕はそう言って通話を切る。そうすると詩乃が心配そうに見てきた。

「大丈夫だった?明日奈。」
「ヤバいかもね…。
詩乃。料理作り終わった?」
「とりあえず。」

そう言って詩乃が指差す先には作り終わったチンジャオロースが山盛りで乗っていた。僕はそれを見て頭を掻き。

「あー。作り過ぎだな…。
っと。それより詩乃。今から僕と一緒に出かけられる?」
「明日奈の事?」

詩乃が腕を組んで真剣そうな表情をする。僕はそれを見て。

「うん。とりあえず電話越しで聞く限りでは明日奈ちょい参ってるようだからね。迎えにいこう?」
「了解。」

そう言ってささっと僕達は準備をして。上野駅へと向かい始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕達は上野駅に着き、改札を出るとすぐに明日奈を確認することができた。
僕達は明日奈に近づき。

「こんばんは。明日奈。」
「シノのん…。佳君…。」

明日奈はもう泣きそうになって僕達を見ていた。
僕はいつもの笑顔で明日奈の肩に手をポンと置いて。

「とりあえず僕達のアパートに行こう?ちょうど詩乃がチンジャオロース作り過ぎて…。」
「佳でしょ。作り過ぎたの。」
「う…ごめんなさい…。
とりあえず行こう?」
「うん…。」

帰り道。明日奈は口を余り開く事は無かった。当然と言えば当然なんだろうけど。
そうして僕達は詩乃の部屋に着く。

「お邪魔します…。」
「入って入って♪少し物が散乱してるけど。」
「佳がいろいろこっちにもってくるからでしょ!」

詩乃がそう言って怒るが僕は無視し、とりあえずリビングの床に座らせる。

「えっと…。」
「ぐすっ…。」
「⁉︎」

見ると明日奈が泣いていた。僕は慌てて詩乃を呼ぶ。その時にはもう明日奈は泣き崩れそうになっていた。

「詩乃!ちょっと来て‼︎大至急!」
「何よ…。って
…佳。何、明日奈を泣かせてるのよ。」

明日奈が泣いているのを見てジト目で見てくる詩乃。僕は慌てて手を大げさに振って否定する。

「違うよ!誤解だよ!oh!NO!NO!最悪の事態だ♪」
「…とりあえず話してみて明日奈。佳はほっといて。」
「酷い。」
「口チャック。」
「はい。」

そう詩乃が冷たい声で言って。僕が黙ると明日奈は泣きながらもゆっくり喋ってくれた。
…どうやら明日奈のお母さんと今の学校の事についてケンカした、明日奈的には今の学校にいたいみたいなんだけど明日奈のお母さん自体は環境が良くないとかどうのこうので転校させたい。こんな感じかな。まとめると。

「なるほどね。」
「でもこんな弱気なところ…キリト君に見せられないから…。」

そうやって明日奈は泣き止みながらも目を伏せていると詩乃が明日奈の肩をポンポンと叩き。

「大丈夫よ。私達は明日奈に救われたんだから、何時でも頼っていいからね。」
「う…。2人共…。」

そうするとまた明日奈は泣き出したので僕達は苦笑しつつも泣き止むまでそばに居続けた。 

 

6

 
前書き
もう1回もう1回と歌いながら。

それでもあなたは飛び込むの? 

 
「いろいろありがとう…。すっきりしたわ。」

そう言って明日奈はゆっくりとココアを飲む。
そうしている間に僕と詩乃は大量に作ったチンジャオロースとサラダなどをテーブルの上に運ぶ。

「まだ明日奈夕食食べてないでしょ?一緒に食べよう?」
「ありがとう…。」

僕がそうやって笑って言うと明日奈も笑って返してくれた。医療に携わっていると分かるのだがやっぱり笑顔は大切だ。

「それじゃあ…皆さんご一緒に!」

食べ物が並び終わり、席に座ると僕は手と手を合わせる。すると2人も手を合わせて。

「「「いただきます!」」」

9時頃からのちょっと遅めの夕食会?が始まった。…とにかく作り過ぎが幸いしたね。

「ねえ?佳君。」

大量に作り過ぎたチンジャオロースを食べていると明日奈が質問をしてきた。

「スリーピング・ナイツのユウキとリアルで知り合いなの?」
「なんで?」

僕は微笑みながら明日奈に聞き返す。すると明日奈は僕の顔をジッと見てくる。その凛々しい目に本当の事を言いそうになるが。

「いや、なんとなく。そんな気がするから…。」
「ふーん。ま、それよりも。どうするの?」

僕は微笑みを崩さず、尚且つ話を逸らしながら明日奈に今後について聞く。

「…。とりあえず今日は帰るわ。」
「なーんだ!帰るの?詩乃の部屋ぐらいいつでも使っていいのに…。」
「なんか言った?」

すると恐ろしい顔をした詩乃が僕の肩をグッと掴んで来たので僕は震えながら。

「なんでもありません…。」
「よろしい。
…それはともかく。佳の言う通り泊まっていっていいんだよ?」
「ありがとうシノのん。でも大丈夫。」

そう言って明日奈は笑って僕達の申し出を拒んだ。そうすると部屋にある時計をチラッと見て。

「…そろそろ帰らなきゃ…。2人共ありがとう。」
「本当に良いの?」

そうすると明日奈は立ち上がりながらニコッと笑って。

「キリト君以外にも助けてくれる人達がいるから…!」
「そう…。」

僕達はそこまで言われたら黙るしかない。
そうして僕達は明日奈を家の近くまで送って帰り、この日はお開きになる…はずだった。
しかしそうならなかったのは自分の部屋に戻ってからのキリトからのメールだった。

『スノーお前に聞きたい事がある。0時に…絶剣の賭けデュエルをする場所に来い。』

僕はそのメールを見た時。嫌な予感がした。最近キリトとまともに喋っておらずしかも場所が場所だ。
…僕とコンコンの秘密に気付いている?
本当は行きたくないのだが…。

「でも、行かないと行けないよな…。」

行かないと行かないでいろいろ面倒だ。僕はそれを考えて机の上に置かれたアミュスフィアを見るそしてそのまま僕はアミュスフィアを被り。そのままベッドの上で魔法の呪文を唱える。

「リンク…スタート。」

不安そうに言っても仮想空間に連れていく。
…嫌な魔法だ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕は1時間前に待ち合わせ場所に行き、コンコンの様に木の枝に座る。…今日は紅い月が見えていた。

ーーーねえ?君の名前は?ーーー



ーーー雪宮君ね!ならユキって呼ぼうかな?ーーー




ーーー今まで病院って今まで嫌だったんだけどユキと話せるから…苦しくないよ!ーーー




ーーーまた、会えるよね?ユキ。ーーー




ーーー僕は嬉しいよ…。またユキに会えて。病気の姿じゃなくて、元気な姿で会えてーーー




そしていつもの…雷鎚ミョルニルを大鎌モードにして背中にかける。そして歌を歌う。今の気持ちがこもった曲を。

「自分の不器用さが嫌い…。君の見るすべてのミライにも…。何度でも君に会いたいのに…♪」
「…相変わらずだな?」

はっとして下を見るといつの間にかにキリトが木の下から見上げていた。

「さて?なんだろうね?」
「絶剣の事だろ?」

キリトは真面目な顔で僕を睨んでくる。僕はそれを茶化す様に笑いの仮面を被る。

「絶剣?ああ、コンコンの事?僕の好きなのはシノンだよ?」
「そうだな。お前の好きな…大切な人はシノンだ。だが今、守りたい者は(・・・・・・・)絶剣…ユウキだろ?」
「⁉︎」

キリトは僕が驚くのを見て。確信に変わったらしい。それを見て。

「やっぱりな。お前の父さんが言っていた。…ただ核心はお前に聞けと言っていた。」
「ふーん。父さんが。
…だから最近僕を避けて…いや、調べていたんだね?」

そう、最近。やけにキリトが話して来なかった理由。それが僕とコンコンの事を調べていた…という事か。するとキリトは睨んだまま。

「なあ、教えてくれ!スノー!
…ユウキは一体何者なんだ!」

僕はそれを見てはあ、とため息をつき。空に浮かぶ紅い月を見上げる。そしてそのままキリトに語りかける。

「それは聞くまでもなく…君は知ってるんでしょ?」
「ああ。ユウキはメディキュボイドの被験者だろ?」

メディキュッボイド…それは医療などの苦痛などから取り除くためにつくられたVR技術を応用した医療。
…そう。ユウキはその被験者として2年以上仮想空間の住人として生きている。
僕はそれを聞き。木の枝の上に座っているのだが足をバタつかせニヤッとする。

「正解。
だからコンコンは強いんだよ?…この世界で君に勝つくらいね。」

僕は内心、気付いていた。キリトが知りたい事はそれじゃないと。
本当に知りたいのはーーー
そのままキリトは口を開く。

「ああ。だが俺が知りたいのは













































































お前とユウキの関係だ!」

それをキリトが言うと風が吹き木の枝や葉っぱを揺らす。そしてそのまま沈黙が支配する。
キリトが睨みつける中、僕はふっ、と笑い。

「知りたい?なら…。」

僕は大鎌を片手に持ち、紅い月をバックに木の枝からゆっくりと降り立つ。
…それはまるで見るものを絶望させる死神が地上に舞い降りた恐怖感があった。

「僕に勝ってみてよ?…黒の剣士。」
「…。」

するとキリトは二本の剣を取り出す。一つは黒いリズの会心の作の片手剣。もう一つはエクスキャリバー。
僕はその姿勢をみて口元を吊り上げる。そしてデュエル申請のウィンドウが出て、デュエル開始のカウントダウンがなる。
僕は口元を吊り上げたまま。

「…本気で潰すよ。キリト。」
「やってみろよ。スノー。」

カウントダウンが0になると…二刀流の剣士と音の死神は同時に敵に向かい駆け出した。 
 

 
後書き
ミスチルのHANABIって良いですよね。 

 

7

 
前書き
キリトvsスノー

 

 
僕とキリトのデュエルはキリトの一撃から始まった。

「くらえ!スノー!」

二刀流突進ソードスキル『ダブルサーキュラー』による二本の剣撃が僕が襲う。しかし僕はそれをあざ笑う様に妖精の翅を使って上空に飛ぶ。キリトの突進による攻撃はそのまま空を切る。

「⁉︎」
「ダメだよ♪ここはALOだ。SAOの様に地上戦オンリーじゃないだよ♪」

そう空中の僕はキリトに笑いかけると僕に音符が包み込む。そして歌を歌う。

「素晴らしい夜を魅せて?♪」

『奇跡の音符』による魔法の雷のナイフが一斉にキリトを取り囲む。

「こんなもの!」

キリトはなんと二刀流で全方位から来るナイフを一本、一本切り落とす。僕はそれを見てニヤッとする。

「なるほどー!昔見たいに『奇跡の音符』だけじゃ勝てないのか!…なら!」

僕はそのまま空中から落ちる速度も合わせて一気にキリトに向かって突っ込む。

「〜♪」
「クラシックか…!」

僕はクラシックの一つ。ピアノソナタ『月光』を口笛で吹きながらキリトに剣撃を浴びせる。そしてさらに僕の後ろから音符のマークが3つ出てそこから青白いビームが放たれる。

「…舐めるな‼︎」
「⁉︎」

しかしなんとキリトはエクスキャリバーの剣の刃を『月光』によるビームを弾き飛ばして見せたのだ。そしてもう一本で僕の雷鎚ミョルニル。
…あれがこの前言っていたシステム外スキル『魔法破壊(マジックブラスト)』か。
魔法の攻撃ドットを剣で反応させ、魔法を壊す技。
キリトは二本の剣で僕は雷鎚ミョルニルと鍔迫り合いになる。それ以上にこれは…!

「なるほどね…。キリト…お前の本当の目的は…!」
「そう!スノー!お前の一番の強みは魔法と大鎌のコラボレーションだ。なら魔法と大鎌を(・・・・・・)分断させればいい!」
「…。」

…なるほど。今、仮に前にコンコンにやった不意打ちを食らわせてもキリトの反射神経で僕が魔法を発動させても強制的に壊す気か。

「なるほど…ね!」

ガキィン!

僕は鍔迫り合いの状態を切り払いで距離を取る。
そうするとキリトは二本の剣構え直して。

「終わりだ。スノー。お前の魔法、剣技、そしてそのコラボレーションを封じればお前に勝機はない!」
「…ふ。」
「…?」

キリトが不審そうに僕を見る。

「ふふ…あはははは♪!
僕に勝機は無いだって⁉︎ご冗談を⁉︎」

僕はそう言い放つキリトを見て笑うしか無かった。するとキリトはさらに睨みつける。

「強がっても無駄だ。お前の戦闘はよく知ってる。」
「そう、よく知ってる。だけど知らない。」
「何…?」

僕は大鎌を再び構え直し。キリトに教師の様に説明する。

「僕も、君も何かをする時はどんなに集中しても5割くらいしか本気を出せないのさ♪…どんな奴でもね。」
「それがどうした!」

キリトは叫ぶが僕は何も喋らず笑って返す。そして直ぐに真顔になる。

「みんな勘違いしすぎだよ。
僕の強さが魔法?剣技?スキル?そんなの飾り。そんな飾りを使うよりも強い…純粋な力…。見せてあげるよ。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「みんな勘違いしすぎだよ。
…魔法?剣技?スキル?そんなの飾り。そんな飾りを使うよりも強い…純粋な力…。見せてあげるよ。」

そうスノーが言うとスノーの目のハイライトがふっと…。

消えた。

「…無考。」

スノーがそう言い放つと…。さっきの3倍の速さで突っ込んでくるスノーがいた。

「な⁉︎」
「...。」

俺は慌てて二本の剣で対応しようとするが…。それ以上の速さで大鎌が俺の身体を捉える。

「くっ⁉︎」

俺はカウンターを入れる為に二本の剣でキリトを切り飛ばす為にソードスキルのモーションに入ろうとするが…。

「無駄。」

スノーの大鎌が目に見えない速度で俺のエクスキャリバーをもつ腕を切り飛ばす。さらにあっと言う間にもう一本の腕も切り飛ばされ。
大鎌の刃が俺の首元に突き付けられた。
俺はググッと奥歯を噛み締めながらも一言。負けを認める言葉を言い放つ。

「…リザイン。」
「…そう。」

スノーにwinerの文字が出る。
するとスノーはまるで糸の切れた人形のように倒れ込んだ。

「スノー⁉︎」
「大丈夫だよ。」

倒れ込んだスノーが直ぐに目を開いた。しかし力が入らないらしく倒れ込んだ姿勢のままだ。

「やっぱりキツイな…。『無考』は。」
「『無考』?」

おそらくさっきの速度などが大幅に上がった技だろう。しかしそんなスキルあったか?

「スキルじゃないよ?」

するとスノーが説明し始めた。

「よく火事場の馬鹿力ってことわざがあるでしょ?人間ピンチのときに自分の力以上の事ができる…。その火事場の馬鹿力…人間の100%の力を出す技だよ。
…まあ、ピンチになったら人間誰でも出来るからね。僕はその100%の力を出すドリガーを緩くしたんだ。…まあいつでも出来るわけでじゃないし。使った後の反動で身体全体が疲れるし、脳もキツイ。」

するとスノーはようやく起き上がると。俺を見て。

「コンコンと僕の関係教えてあげるよ。」
「え…。」
「ただ。お願いがあるんだ。…それが終わったら教えてあげるよ…。」

そう言ってスノーはふらふらとして…『お願い』を話し始めた。 
 

 
後書き
確か…こんな感じ!
スノー「作者!うろ覚えでよく書けるね…。」
サルベージしたデータあるとは言えこれはキツい。
スノー「頑張って…。」
次回もよろしくお願いします。 

 

8

 
前書き
何となくケンケンさん的にこの話好きです。 

 
次の日…。

「んで…なんだ。これ。」
「ん?」

今、僕とキリトはアインクラッド最前線の迷宮区の前の茂みの中からまるで探偵の様に張り込み中。
ジー…。

「いや、なんで俺たちこんな事しないといけないのかなって…。」
「僕の『お願い』だから。
…っ⁉︎し!」
「…。」

僕がそうやってキリトの口を手で塞いだ途端。
本日2度目となるアスナと《スリーピング・ナイツ》のメンバーが駆け出して行くところだった。
そしてその後を続く様にしばらくすると30人ほどの…おそらく大規模ギルドだろう。腕にギルドマークらしきものが着いている。

「えっと…。これはボス戦でやられて戻って来たって事だよね?」
「そう見たいだな。それとなんか違うギルドが入って…。
…まさかお前。」

僕はキリトが苦い顔をするので満面の笑みで。

「そう。さっき、アスナ達の後に来た方々も、いたよね。それらを露払いするよ。」
「俺たち2人でか⁉︎」
「まさか!
僕の作った本当のギルドがあるんだけどその人達も援軍で来るから。」

僕はニコッとしてキリトを見る。するとキリトは呆れた顔で僕を見てため息を吐くと。

「分かったよ。…アスナのためだぞ。」
「別になんでもいいよ。手伝ってくれれば。」

僕は時計を見て迷宮区を睨みながら隠れるのをやめ道にでる。そしてキリトもその後に続く。

「さて。行こうか?…とキリト特攻隊長よろしく。」
「俺かよ⁉︎」
「いや、まだ僕のギルド来てないし。」

僕は両手をヒラヒラさせて答える。キリトははあ、と再びため息を吐くと。

「そのギルドメンバー来たみたいだぞ…。」
「ん?」

言われて後ろを見ると僕のギルド『ネコのピアノ』のメンバー3人がやって来ていた。

「みんな悪いね♪」
「本当よ。」
「え、えっと…。だ、大丈夫ですよ。」
「別に大丈夫だよ!スノーお兄ちゃんの頼みだもん!」

キリトいわく山猫アーチャーと天使の様な弱気そうな顔のエルフのスピア使い。それとハイスペック妹キャラのあの子。
そしてそれぞれの武器に黒猫が丸まって眠っているエンブレムが刻まれている。
さて人も揃った。僕は拳をバンバン叩きニヤッとする。

「さて、始めようか。
…encoreへと♪」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕達は迷宮区に入って速攻でボス部屋の前に行くと予想通りスリーピング・ナイツのメンバーは他のギルドに妨害を受けていた。
するとキリトはなんと壁を走ってアスナ達のところに行くというキリトというまるで意味がわからんぞ!とツッコミが出てきそうな技を使って来た。

「キリトはなんであんな技を…。」
「スノーも一緒でしょ。」

山猫アーチャー殿がため息を吐く。僕はニコッとして。

「一緒じゃないよ!
僕は楽しくシステム内でチートを使わず!だよ!強すぎるチートは嫌われるからね♪」
「…。」

山猫アーチャー殿ははあ、とため息を吐くので。
僕は笑いながら。

「んじゃ♪みんな僕から半径3メートル以内から離れない様に…。
…Let's go♪ミライはきっと♪」

僕は『奇跡の音符』を使い僕達4人に範囲を設定し。ワープする。今回はワープ技だよ♪

「ハロー!みんな!」
「「「「「スノー!」」」」」
「…ユキ。」

スリーピング・ナイツのメンバーは歓喜の声を上げて。コンコンが嬉しそうに顔を綻ばせる。

「コンコン。ここは僕に任せて先に行け。
…という死亡フラグを回避するためにあえてメタ発言をするよ。」

ガクッとなるスリーピング・ナイツのメンバーとネコのピアノのメンバーとキリト。
するとあっちのギルドのリーダーらしきサラマンダーの人が余裕そうな表情で。

「おいおい…いくら音の死神とブラッキー先生が来たところでこの状況を覆せるのか?」
「やってみないと分かんないな♪」
「そうか…。
…メイジ隊焼いてやりな。」

そう言ってサラマンダーのリーダーの人は指を鳴らす。するとメイジ隊が魔法の発動するためスペルを唱えるが。

「スリーピング・ナイツ!ネコのピアノ!それにキリト!耳塞いで!
…きゃーーー‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎♪」

そう言うとスリーピング・ナイツとネコのピアノのメンバー。それにキリトは耳を塞ぐと僕が恐ろしい程の高い音を出すとそのあまりの高音は見事に…。

「うわ⁉︎」

魔法が発動する前にファンブルが起こる。そして…。

「リリィ!」
「分かりました!」

するとリリィは相手が怯んだ隙にスピアを使い舞うように華麗に戦う。それはまるでリリィの容姿と合わせてまるで美しい天使が舞い踊るようだ。

「ひっ⁉︎お、男の人だらけ⁉︎ど、どっか行ってください!」

…言ってる内容は華麗ではないが。
僕は内心ツッコミを入れながら他のメンバーに指示を出す。

「クラリスは精神的にダメージを受けているリリィのサポート!…キリトもサポートお願い。
シノンは僕と一緒にスリーピング・ナイツの援護するよ…!
悲しくなる前にきみを忘れなきゃ♪」

するとシノンの弓矢と音符の黒いハサミと共にボス部屋の前にいる他ギルドの方々を串刺しにする。すると

「ユキ!ありがとう!
…あとその子がシノン?可愛いね!」
「無駄口叩いてないでさっさと行きなさい!」
「はーい!」

そう言ってスリーピング・ナイツのメンバーを送り出した後。僕達は残りのギルドの掃討に測った。

「狂気的に♪掴み取れ♪シナリオ通りのエンドロールへと♪」

…この後ブラッキーとギルド『ネコのピアノ』の5人は50人近くいる攻略組を倒すことになる。 
 

 
後書き
チートやな。お前も。
スノー「え?なにが?」
…もう何も言わない。
次回もよろしくお願いします。 

 

9

 
前書き
100話目再び!
懐かしのシーン!
それでも問題ないぜ?という方はどうぞ! 

 
「物憂げに映る未来をみたふたりは一緒に笑っていた…♪ 」

僕はいつも通り、大きな樹の上にギターを持って弾きながら静かに歌う。
あの後見事、ユウキ達がフロアボスを倒して石碑に名前を刻む事が出来たらしい。それは良かった。
良かったけど…。

「その手を離したのは誰ですか…僕でしょうか貴女でしょうか♪」

僕はユウキ達スリーピング・ナイツが解散した事をいつアスナに言うか迷っていた。…そしてスリーピング・ナイツは本当はどの様なギルドなのか。おそらく前者は直ぐに分かるだろう。だけど後者は…。
僕はその事を紛らわす様に歌う。今日の設定はまん丸お月さまだった。そんな中大きな樹に近づく一つの影。

「何故貴女は信じないのですか♪それとも信じられたいのですか♪」
「スノー…。」

僕は樹の下にいるアスナを歌いつつ笑いながら睨みつけた。アスナはまるで無表情で僕に縋る様な目で見てくる。
僕は笑いながら足をバタバタさせて。

「口を開かなければ分からない♪思ってるだけでは伝わらない♪」
「…。」

ちょうど歌っていた歌詞が今の状況にあった歌詞だった。
そうするとアスナは一回下を向いて俯くと、意を決したように…あの鋼鉄の城にいた時の様な凛々しい表情で僕に問い掛けた。

「スノー!ユウキとリアルで合わせて!」
「言うと思ったよ…。」

僕は歌い終わるとギターをストレージにしまいふわっと樹の下に舞い降りる。

「でもコンコン…ユウキはアスナに会いたくないかもしれないよ?
…その様子じゃコンコン何も事情を説明せずにスリーピング・ナイツを解散させたみたいだしね。」
「それは…。」

僕ははあ、とため息をついてアスナを見つめる。そして道化師の様に大げさに手をヒラヒラさせて思った事をそのままに喋る。

「いい?アスナがいくら会いたくてもあっちには何か会いたくない事情があるのかもしれない。
…それなのに会いに行くのかい?」
「私は…。」

そうしてまたアスナは俯いてしまったので僕はまた一つため息をついて断ろうとした。

「なら…」
「私は知りたいの…!」
「…!」

するとふるえながら僕を見るアスナがいた。それを見ておちゃらけた態度を無くす。

「私は知りたいの…!あんな楽しかったあの場所をなぜ無くしたのか!その理由を!
これは私の我が儘かも知れないけど!」
「我が儘だね。それはアスナの我が儘だ。」

僕はそれを聞いてバッサリと切り捨てる。するとアスナが絶望した顔で見てくるので。僕は頭を掻きながら。

「…だけど。気持ちはよく分かったよ。
…言うだけ言って見るよ。」
「…!」
「ただし。コンコンが『会いたくない。』って言ったら諦めて。
…いい?」

僕は真面目な顔でアスナを見ると頷いてくれた。
僕はそれを見て笑う。

「はい!交渉成立!それじゃあ…
明日は月曜日か…。明日の放課後にオッケーなら電話するから。」
「わかったわ。」

僕は『奇跡の音符』を使いプーカ領に向かう。
ログアウトしてコンコンに会うためだ。

「羽ばたく蝶のように…♪」

すると僕の周りに音符が溢れ出し、音符が無くなるころにはスノーの姿はアスナの前から消えていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕はログアウトすると詩乃の部屋に行く。まだ日曜日の午後3時。いるはずだ。

「しーの!」
「どうしたの?佳?」

僕はニコッと笑って詩乃に。

「ちょっと今からデートしない?
…少し話しながら。」
「え…?」

僕が途中から真面目な顔になったからだろう。詩乃が心配そうに僕を見つめるが。直ぐに。

「わかったわ。…ちょっと支度するわね。」

僕は詩乃が支度するのを自分の部屋で待っている間に父さんに電話する。携帯から院長室の電話にかける。

「もしもし…僕。
…コンコンに会いたいんだけどいいかな…?…うん。うん。…後詩乃も。…うん。わかってる。…それじゃあ。」

電話を終え、ふうと一息付くと。

「病院に行くの?」

見るといつの間にかに詩乃が準備万全にPコートをきて僕の部屋にいた。

「うん…。詩乃には会ってみて欲しいんだ…。
コンコンにね。」

僕は暗い顔なのだろう。顔が強張るのを感じる。すると詩乃がスタスタと近寄って来ると僕にギュッと抱きついてきた。

「詩乃…?」
「大丈夫…待ってたわよ。佳から説明してくれるのを。
…道中ゆっくり説明して。どんな事があっても佳の事嫌いにならないから。」
「うん…。」

僕は詩乃がそう言うのを聞いて少しニコッとして。僕もぎゅっと抱きしめ返して。感謝の言葉を口にする。

「ありがとう。…僕を信じてくれて。
それじゃあまずは外に出ようか?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「あの事件から僕は一部記憶を無くしていたの知ってるよね?」
「ええ。」

僕達はゆっくり、電車に乗る。時間も時間なのであまり人は乗っていなかった。ドアに寄り掛かりながら話をする。

「僕はその頃、雪宮病院の精神科に行っていたんだ。…まあ、理由は記憶喪失の事なんだけどね。その後は僕、よく待合室で他の患者さんとお話するのが日課だったんだ。その時にコンコンに会ったんだ。…と。」

すると途中駅で人がたくさん入って来たので詩乃を引き寄せる。
すると自然に詩乃を抱きしめる体勢になる。

「んと…とりあえず話すのは雪宮病院まで歩きながら。」
「そ、そうね。」

もちろん一気に満員電車になったので動きが取れず抱きしめる体勢のままだ。

「…。」
「…。」

顔を少し赤くしながらそのままの体勢の僕達を乗せた電車は雪宮病院の最寄り駅に向かって行った。 
 

 
後書き
昔の俺すげえな…。よくこんな甘ったるい話書けてたな。
と考えてるケンケンさんです!
スノー「…」
あ、そうかこの時期はスノーくん大変な時期か。
まあ、彼にはこの期間をのりこえて貰いましょう!
次回もよろしくお願いします。 

 

10

 
前書き
あ、あとがきで御報告があります。 

 
「それでさっきの話なんだけど。」

僕達は最寄り駅から降りてゆっくりと雪宮病院に向かい歩いていく。
はあ、と息を吐くと白い息がふわっと舞う。

「うん…。」
「単刀直入に言うよ。
…僕はユウキにあの時恋をしたんだ。」
「…。」

僕は嘘偽り無く本心のまま隣にいる大切な人に話をする。メガネをかけた少女はただ僕の話を聞いてくれていた。

「…それが僕の罪。」
「え…?」

僕は手をヒラヒラさせ、不思議そうな顔をしている詩乃に笑いかける。

「僕はね。あの事件の前から…僕は君が好きだったんだ。
…今言うのは恥ずかしいけどね。」
「佳…。」

僕はあの事件の前から君が…朝田詩乃が好きだったんだよ。
…詩乃。
僕は少し照れを隠してそれを言ったあと真面目な話を繰り出す。

「だけど。記憶を無くして。僕は違う人に恋をしたことが僕は許せなかった。
…そしてその考えはコンコンへの裏切りなんだ。」

僕は笑って詩乃を見ると詩乃は悲しそうな顔をしていた。きっと僕も悲しそうな顔をしているのだろう。詩乃の瞳に映る僕が悲しげに微笑んでいた。

「ねえ?詩乃。僕は裏切ったんだよ。他の誰でもない詩乃を。そしてコンコンを。」

これが僕の罪。
好きな人を2人も作ってしまった罪。
いつもおちゃらけて他の女の子と話したりするけど本心は詩乃にあった。だけど僕のあの時の記憶が僕を蝕んでいた。
…苦しくて。

「僕は…」
「謝らないで。」

詩乃は僕が謝ろうとする言葉を遮った。そして人差し指を立てて僕の口元に当てる。

「私はそんな佳が好きだから。」
「…え?」

僕は驚いて詩乃を見る。すると詩乃はマフラー越しでも分かるほど得意そうに微笑んでいた。

「佳のその優しさが私は好きだから。
…普通は考えないよ。そんな事。」
「でも…。」

すると詩乃は僕の少し前を歩く。そうして詩乃は不意に歌を歌い始めた。

「…ここに居るすぐ傍に♪それだけが僕の全て♪」
「…。」
「私はそんな考えだから。」

僕は少しその歌を聴き少し驚きそ僕も歩くスピードを早め詩乃の隣に行く。

「ねえ詩乃それって…」
「私はね。佳がそばに居てくれたらそれでいいの。」

詩乃はすこしだけ顔を赤くして話をする。僕はただ話を聞きながら詩乃の歩くペースに合わせる。

「私は束縛はしないから…」
「なんかその言葉聞いた気がする。」
「自分で言ったんじゃない。」

詩乃がぺしんと笑顔でデコピンをしてきた。その顔がとても眩しく見えた。

「うん…そうだね。」

もう、病院はすぐ近くにあった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕達はコンコンの病室に行く。コンコンの部屋は7階の特別病棟だ。エレベーターに乗りながら詩乃に話しかける。

「…まあ、子供の僕がやってる事はただ患者さんに話を聞いたりしてるだけなんだよね。」
「そうなんだ?」
「うん。流石に医療行為をやっちゃうと法律違反だからね。」

そうやって話をしていると。ピンポーン。という音とともにエレベーターのドアが、開き7階に着く。僕達は…と言っても僕は担当の倉橋先生を呼ぶ。

「すみません…雪宮です。」
「ああ、佳君か。話は院長から聞いているよ。
もう話せるよ。」
「ありがとうございます。」


僕達は倉橋先生に一礼すると。コンコンに話をするため放送室にあるような機械からコンコンを呼ぶ。

「ヤッホー。コンコン遊びに来たよ♪
…詩乃付きで。」
『ユキ!』

スピーカーから出てくるコンコンの声がとても嬉しそうだった。すると画面の中のコンコンは詩乃をみて。

『あ、あなたが詩乃さん!こんにちは!
…ありゃ?』
「こんにちは。」
「うーん5時だから合ってるよこんにちはで。」
『そうなの?』
「そうなの。」

僕はニコッと笑ってモニター越しのコンコンに話をする。

「っとまあ、それよりコンコン。
僕の来た理由は分かるよね?」
『…アスナの事?』
「ご名答。」

僕は笑いを崩さずに画面の中のコンコンに話しかける。そうしていきなり単刀直入に話を繰り出す。

「会ってあげて…アスナに。」

するとコンコンは困ったような笑みを浮かべて僕を見ている。僕はその顔を見ても笑顔は崩さない。

『それってこの部屋に来るって事?』
「そういう事。」

コンコンは腕を組んで考えるポーズをとる。すると僕の隣にいた詩乃が。

「ねえ、ユウキ。私からもお願い。会ってあげて。」
『詩乃さん…』

するとコンコンは少し考えた後。じっと詩乃を見て。

『なら、詩乃さん一つだけ質問に答えて!』

するとコンコンはいつもの軽いにこやかな口調で話を始めた。

『ーーー?』
「もちろん。」

すると詩乃はその質問に即答で答える。僕は少し驚きがあった。

「ねえ。その質問ってアスナ関係ないよね…。」
『いいじゃん!別に!僕が聞きたかった事なんだ!
…それを聞けて良かったよ。いいよ!会っても!』
「ありがとう。」
『ただし!』

するとコンコンは人差し指を上に向けて。

『アスナ一人で来させてね!』
「分かってるよ。
…僕も最初からその考えだから。」

僕はニコッと笑って返した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

次の日。僕は放課後、明日奈と病院近くの喫茶店で待ち合わせをしていた。窓際の席で本を読んでいると…。

「こんにちは佳君。」
「こんにちは…。はいこれ。」

僕は病院の住所のメモと僕の名前の入った許可証を渡す。

「これを出せば7階の特別病棟に入れるから。
…コンコンに会ってきな。僕は何も言わないよ。」
「そう…。」

僕はカモミールの紅茶を一口飲んで緊張している明日菜を見ると僕はニコッと笑って。

「…そんな顔でコンコンに会うの?笑顔で会ってきな?」
「ねえ。佳君。
ユウキと君の関係って…」
「それはコンコンから聞きな。」

僕は黙り込むと明日奈は決意の表情で喫茶店を飛び出して行った。

「…さて。ここから正念場だ。」

僕はスマホを取り出し予定表を見る。
そこには『結城京子さんと面会』と書いてある。

「…よし!」

僕はカモミールの紅茶をグイッと飲むと僕はおかわりの紅茶とケーキを頼むため店員さんを呼び出した。 
 

 
後書き
という訳でマザーズロザリオ編が終わってもアリシゼーション編には入りません。
その代わり今、ネタを練ってる例のお話を書いていきます。
ぜひぜひ皆さんよんでください。
では次回もよろしくお願いします。 

 

11

 
前書き
後半甘いです。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「こんにちは。」

追加で頼んだケーキを食べて、紅茶をゆっくり飲んでいると50代くらいの女性の方が僕の席にやってきた。
僕は席を立ち頭を下げ挨拶をする。

「こんにちは。雪宮佳と申します。」
「ご丁寧にどうも。
結城京子です。…いつも明日奈がお世話になってます。」
「いやいや。僕の方がお世話になっている事が多くて…。
どうぞ。お掛けください。」

僕はさっと明日奈のお母さんに席に進めて自分も後から座る。そして僕はにこやかに問いかける。

「今日はどの様な事で?」

すると明日奈のお母さんはため息混じりに。

「実は明日奈を転校させようと思っていて…
そしたら雪宮君がもう転校していたと聞いて。なんで転校したのか聞きたくなってね。」
「そうですか…。」

僕は紅茶を一口飲んでその話を黙って聞く。明日奈のお母さんは近くの店員さんを呼び「コーヒーをください。」と注文していた。

「それで実際どうなのかしら?なんで転校したの?やっぱり雪宮家の跡継ぎとしてそうしたのかしら?」
「違います。」

僕は笑って首を振りながら否定すると、明日奈のお母さんは不思議そうに僕を見てきた。

「そう?なら何故かしら?やっぱりいい大学に行くためとか…?」
「それも違いますね。」

僕はそのまま苦笑しながら明日奈のお母さんに笑いかける。

「じゃあなんで…?」
「僕の大切な人がその高校にいるから…。たったそれだけです。」

すると明日奈のお母さんは余計不思議そうに僕を見てきた。

「それだけ?本当にそれだけの理由で?」
「ええ。」

僕はニッコリと微笑みながら紅茶を一口飲む。
窓際のこの席にちょうど太陽の光が差し込み飲もうとする紅茶が輝く。

「…でも雪宮君は考えないの?やっぱり病院の跡継ぎとしてキャリアとか…。」

僕はその言葉を聞いて顎に手を当てて少し考えて答える。

「そうですね…。僕はもう目標が決まっているので。」
「目標?」
「はい。『医者になる。』それが僕の目標ですからね。」

僕はそう言うと明日奈のお母さんさんはまだ質問をしてきた。

「って事はやっぱり勉強のために転校したっていうのもやっぱりあるのかしら?」

僕はその質問を聞いてやっぱり笑顔でかえす。

「いえいえ!まさか!さっき言った通りですよ?」
「それって大切な人のため?」
「はい。僕の…大切な人です。」

僕は真面目な顔になりそのまま明日奈のお母さんに言いたい事を言い放つ。

「正直…僕はキャリアとか関係ないと思うんですよ。…大切なのは自分のやりたい事。夢。道。それらを見つけること。それが重要だと思うんです。
…たとえ良い高校、大学に行ってもそれらを見つけられなかったら絶対に失敗する。僕はそう考えています。」
「…。」

それを聞いて明日奈のお母さんは黙り込んでしまった。そこへコーヒーが届く。
僕はそのコーヒーが届いてからまた話を進める。

「明日奈さんも言っていました。『自分のやりたい事を見つけたい』って。
…それを出来るのは今の学校が一番だと思いますよ。」

僕はそう言ってもう一口紅茶を飲む。

「…僕の言うことは子供の戯言として流してもらって結構です。
…ただ。明日奈の話は聞いてあげて下さい。お願いします。」

僕はそう言って頭を下げ、自分の伝票を持って席を立つ。
テーブルから離れる途中。明日奈のお母さんはボソッと一言呟いた。

「…すごいわね。雪宮君は。」

僕はその言葉を聞くと。くるっと回って明日奈のお母さんに笑いかける。

「僕は…凄くありません。僕は夢を決めてしまいましたから。
…だけど明日奈さんは決めてない。道はたくさんありますから。」

そう僕は明日奈のお母さんに話すと。今度こそ伝票を持ってテーブルを後にした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕はそのまま家に帰り、部屋着に着替えるとアミュスフィアを被る。
…僕の大切な人と会う約束を仮想空間でしているからだ。

「…リンクスタート。」































































ALOにログインすると僕はいつもの大きな樹のところに行き、枝に腰掛ける。

「スノー。」
「シノン。」

すると今日きたのはシノンだった。シノンはその容姿のネコの如く素早く樹を登り、僕の隣に腰掛ける。

「ふふっ。」
「何笑ってるの?」

するとシノンは僕の顔をみてニコッと笑ってきた。…なんでだ?

「なんか。良いことあったの?」
「…良い事はないけど。ただ僕は考えさせられただけ。」

僕はストレージからシャボン玉を取り出し、それをフー。と吹く。シャボン玉は綺麗に樹の上の方に行き、綺麗に樹を彩る。

「ねえ?シノンは…詩乃は僕が転校してきて嬉しかった?」
「…?なんでそんな事を聞くの?」
「何と無く。」

僕はシャボン玉をさらに吹いて木の周りがどんどんシャボン玉だらけになる。ちなみにこのシャボン玉は僕の意思で割るのを止めることができる優れものである。
するとシノンは両手を樹の枝に掴んでシャボン玉を遠い目で見ながら話す。

「私は…もちろん嬉しかったわよ。純粋に好きな人が同じ学校は嬉しいし。それに…。」
「それに?」

僕はシャボン玉を吹くのをやめてシノンを見る。シノンはシャボン玉を遠い目で見るのをやめて僕の目を見て。

「私はね。もう一度。佳と学校生活を送れる事が出来て嬉しいの。
…あの事件から止まっていた私の学校生活の時計の針がようやく動き出した…。そんな感じがするの…。」
「…。」

僕はその言葉を聞いてシノンにさらに近く。するとシノンは僕の肩にチョコンと寄りかかってくる。

「ここに佳がいる。…それだけで安心するから。」
「詩乃…。」

僕は寄りかかっているシノンにそっと顔を近づける。
…そうして唇と唇が静かに触れる。

「なんか…疲れた。」

僕はそう言ってシノンの膝に頭を乗せて眠る。
…要は膝枕です。

「お疲れ様。
…おやすみ。スノー。」
「うん…。」

2人の周りにはシャボン玉が乱反射して明るく輝く中。
シノンとスノーは幸せな時を楽しんでいた。 
 

 
後書き
圧倒的にケンケンさん次の章に行く気まんまんです。
具体的にはTwitterでも流した参考資料の話です。
構想はねってあるのでお楽しみに。
ちなみにマザーズロザリオ編。Lovers rockーelegiaco編は執筆は終わっているので小出ししていきますのでよろしくお願いします。
では次回もよろしくお願いします。 

 

12

 
前書き
今回は短めです。
スノーvsユウキ

ファイツ! 

 
そして1週間後。
明日奈はコンコンの容体などを倉橋先生から聞いてお母さんとも和解したらしい。
うーん。やっぱり家族円満はいいね。

「んで、コンコン。今回は最後までやるよ。」
「僕も負けない…!」

今、僕達がいるのはALO内のとある闘技場。
今日はデスペナルティ無しのデュエル大会という事でみんな集まって大会に臨んでいた。そしてこれは決勝戦である。
ちなみにコンコンはキリトを、僕はアスナを準決勝で倒している。ちなみに準々決勝で僕はユージーン将軍と当たりお互いの8連撃ソードスキルをぶつけ合う派手な戦いだった。
…まあ、キリトは二刀流じゃなかったから完全な本気ではないけど。

「スノー。」

観客席の最前列にいるシノンが僕を呼ぶので笑って手を振る。相変わらず可愛い♪

「シーノーン!僕頑張るからね!」
「あ、そうだ。」

シノンが何か思い出した顔をすると微笑みながら。

「勝ったら何かご褒美あげるわよ。」
「⁉︎」

僕は驚いた顔をして見るとシノンは小悪魔の様な笑みで。

「頑張ってね。」
「うんうん!僕頑張るよー!」

僕が手を振り終わり神経をデュエルに集中させる。そして軽くミョルニル大鎌モードを1、2回ふる。そしてさらにのんびり背伸びをする。
そうするとこの場にふさわしい歌を歌う。

「そろそろ白黒つけましょう♪
さあ、2人のステージへ♪…行くよ♪?」
「こっちこそ!」

カウントダウンが鳴り響き。デュエルがスタートする。

「…無考。」

何も考えない。
僕の本気モードに入ったのを感じ、圧倒的な速さでコンコンに向かって行った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

スノーの…『無考』はゾーン…。すなわち人間の100%の力を発揮出来る状態。
すなわちスノーの通常の状態では出来ない…リズムが分かっていても出来ない技を完璧に再現することがほとんど可能な状態である。つまり。

「音符と楽譜の世界に引きずり混んで♪…」

スノーの第一撃は裏ソードスキル。『デスサイズオーバードライブ』システムアシストが無い状態とはいえ、『無考』状態のスノーの技はソードスキルに近い速さがある。さらに『奇跡の音符』による黒い音符の弓矢がスノーに当たらない様な全方位からユウキを襲う。

「残念…!やあ、やあ、やあ‼︎」

しかしユウキのキリトをも超える圧倒的反射神経はそれを凌駕する。
なんと一撃、一撃を弾きながら更に音符の弓矢をまるで必要最低限の動きで躱す。
その間7秒。その間客席からは「見えない…。」「すごい。」などの言葉が飛び交う。

「…っち!」
「…はあ…!」

ユウキが全ての攻撃を弾き返すとスノーの目にハイライトが戻る。『無考』が解除された証だ。
するとスノーはため息を一つつき。

「うーん…『無考』状態でも一撃必殺は無理か…!」
「はあ…はあ…ユキ?もう終わり?」
「うん。無考は長時間出来ないんだよ…。このまま無考続けても体力切れで負けるだろうし…。
…まあ、ここからはチート無しの真剣勝負という事で!」

するとスノーは大鎌を握り直し、後ろに距離を取る。

「星はハルカカナタ♪」

すると空中から様々な種類の黒い音符がスノーの真上に出現し、その音符自体がユウキに向かい降り注ぐ。

「…ユキももう打つ手なしかな!」

ユウキはその黒い音符を切り落としながら僕の方へと突っ込む。しかしスノーは舞うような動きで歌い続ける。

「…シロイオモイいつまでも忘れないで♪」
「⁉︎」

するとスノーの放っていた黒い音符が弾け、激しい光が一斉に放たれる。ユウキの視界が最後に捉えたのは得意そうに微笑むスノー。

「しまった⁉︎目くらまし⁉︎」

ユウキはいきなりのフラッシュで目を塞ぐ。
そうして音もなくスノーはユウキの後ろに回り込む。

「あっはははは!もらった!
去りゆく君。サクラヨゾラ♪」

勝った!
僕は心の中で勝利を確信する。そして、大鎌でユウキの首を落とそうとする。




















































「…後ろにいるよね。ユキ。その歌の返しとして…。
残念、無念、また今度と答えておくよ。」
「な…んで。」

しかしユウキは目を瞑ったままスノーが大鎌で落とす瞬間。まるでスノーがいるのがわかっていたかのようにくるっとターンすると片手剣でスノーの胸を刺していた。

そんなバカな…。完璧なタイミングだったのに…。

そうしてさらに深く刺すと、ユウキはニヤッとする。

「ユキは昔から卑怯だからね。目くらましをしたら絶対後ろから狙うって考えていたよ。」
「…そんな。」

そうしてユウキはそのままスノーに。

「終わりだよ…!
…やあ!」

ユウキの必殺技の11連撃のソードスキルがスノーに当たり…。スノーがポリゴンスノーに変わったところで。
大会の1位が決まった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ユキは相変わらず卑怯だね。」

大会の仕様システムで僕は復活すると頭をポリポリとかくと。ムスーとして反論する。

「失礼な!戦略だよ!」
「スノー…。」

するといつの間にかに客席から降りていたシノンが僕の所に来る。

「あ…。ごめん。シノン。勝てなかったよ…。」

僕は俯くとシノンは頭をぽんぽんと撫でる。

「いいよ。…よく頑張ったよ。スノー。」

僕はその言葉を聞き、笑顔でシノンを見てされるがままになっていると。

「あ、シノンさん。ちょっといい?」
「…何かしら。」

急にユウキがシノンのところに駆け寄るとニコーと笑顔で。

「ユキにご褒美あげてくれない?ユキ、いつも僕と勝負して負けるとすぐに拗ねるから。」
「…コンコン。塵クズにするよ。」
「ほら!ユキ拗ねてるじゃん!」
「拗ねてない!だいたいトランプ勝負は負けないもん!」
「それはユキがイカサマを仕掛けるからでしょ…。」

そんなやりとりをしているとキリトとアスナも客席から降りてきた。

「2人とも。この後、私たちの家でバーベキューをするんだけど一緒にくる?」
「「行く行く!」」

僕とユウキはすぐさま喧嘩をやめてアスナの方をみる。それを見てシノンはやれやれとため息を吐いていた。 
 

 
後書き
短めですと言ったな?あれは嘘だ。
スノー「フツーに2000以上行ってるね。」
評価ボタンポチっとしてくれると嬉しいです。
次回もよろしくお願いします!
 

 

13

 
前書き
ふと、思ったんですが。
YOASOBIの群青いいですよね。
今回は短めです。 

 
そうしてあのデュエル大会の後、僕とコンコンはあまり話す事は無くなってしまった。理由は…明日奈がユウキをいろんなところに連れ回す…まあ、連れて行っているからだった。まあ、それはそれでいいんだけど。
…。

「佳?」
「…ん?あ、詩乃。」

学校の授業中。ペン回しをしながら窓の外を見ていると不意に隣の席の詩乃に声をかけられた。
僕はいつも通りに笑顔で受け答える。

「いや…なんでもない。」
「どうしたの?」

すると詩乃はまるで僕の心を見透かす様な笑みで僕を見てきた。
僕ははあ。とため息をついて机に寄りかかり寝る。

「なんでもない。」
「その態度はなんでもなくないわよね。」

そう言って詩乃はため息をつくと僕の顔を少しだけ伺い。ノートを少しだけ切り取り。ささっとメモをしたかと思うと僕の机にそっと置いてきた。

書いてみたら?メモなら本心出るでしょ?

小さく機械的ぽく書かれた字だったけどどこか優しく感じた。僕は再び起き上がり置いてきたメモに黙って文字を書き、詩乃の机にポイと投げ、また寝る。

「素直じゃないんだから…。」

詩乃はそう言って机の上に置かれたメモを見ると少し真面目な表情になって考えるとまたメモに書く。そして再び佳の机の上にポイっと投げる。

「…。」

僕は寝ながらチラッとメモを見るとさっと取り、メモを読む。

そんなあーだこうだ考えてないで。会って来なさい。

それが出来たら今頃行ってるちゅーの。
僕は内心そう思いながらも返事を書こうとした時。不意に教室のドアが開いた。みるとそこには担任の先生が血相を変えてやって来ていた。

「雪宮‼︎大変だ…ーーー」
「⁉︎」
「ちょっと⁉︎佳⁉︎」

僕はその言葉を聞き、詩乃の言葉にも目にくれず走り出していた。
階段を降りて、走って、走って。
そんな曲があった様な気がする。今全く関係ないけど。そんな思考はゴミ箱に捨てないと。
僕は昇降口を出て校門を飛び出し学校の近くの駐車場に停めてあったバイクに乗る。学校にヒ・ミ・ツの物だ。

「まって!」

すると慌てて詩乃が僕の後をついてきていたらしく校門を出ていたらしい。

「詩乃。学校に戻って。」
「嫌よ。そんな今にも泣きそうな顔をしている彼をほったらかしにする女じゃないのよね。」
「…そりゃどうも。ありがとうごさいます♪嬉しいな♪みたいな。」

泣きそうな僕の弱い涙腺を気合いで締めるとヘルメットを自分の分と詩乃の分を取り出し詩乃に投げる。そうしてバイクのエンジンを入れ、後ろに詩乃を乗せる。

「しっかり掴まっててよ?let’s go!♪てね?」
「うん。」

詩乃の感触を背中で確かめるとバイクをスタートさせ、雪宮病院へと向かい始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「先生!」
「早く雪宮君!」

僕と詩乃は特別病棟に入り倉橋先生がすでにモニターでコンコンの容体を確認していた。そして近くのベッドには明日奈がすでにアミュスフィアをつけて寝ていた。そうして倉橋先生からアミュスフィアを一つ貰う。ちなみにALOのメモリーは病院に置いてあったのでその点はラッキーだった。

「…でも僕は…。」

僕はもう一つのアミュスフィアを着けるのを躊躇ってしまう。

これでコンコンと合うのは最後かもしれない。だけど…。

「さっき言ったでしょ?」

すると詩乃がいつの間にかに僕のとなりに来て肩をポンポン叩く。そうしてそのまま肩を持ちながら。

「あーだこーだ考えてないで。行ってみなさい。
それが佳らしいわよ。」
「…。」

僕はアミュスフィアを恐る恐る着けて、ベッドに横たわる。そしていつも通りの笑顔で。

「…ありがとう。詩乃。」
「礼はいらないわよ。」
「…。」

さあ、行こう。いつもの魔法の呪文を。
僕らしく歌いながら。

「リンク♪スタート♪」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「君も大変だね。」

佳が仮想空間に旅立つと先生は苦笑いしながら私に話しかけてきた。

「佳がウダウダするのはもう、慣れてますから。」

そう、佳はいつだって笑顔の仮面を被り、常に余裕をもって本心を掴ませないけど。非常時は本当に脆い。誰かが絶対に支えないと壊れてしまう。

あの郵便局の時の様に。

「まあ、ウダウダするのが雪宮君らしいね。」
「そうですね。」

倉橋先生が苦笑いのまま話す。私は相槌を打つと倉橋先生は少し真面目な顔で。

「今だから話すけど…
あんな風にウダウダするのは紺野君の前だだけだったんだ。」
「え?」
「君なら分かってるとおもうけど…。雪宮君はいつだって本心を掴ませないけど。紺野君のはちゃめちゃな前では唯一本心を出していたんだ。」

倉橋先生は悲しい思い出を思い出す様に遠くを眺めると私に向き直る。

「だから君…朝田君はとても凄い。あの雪宮君の柔らかい。でも壊れない仮面を簡単に壊したんだから。」
「…。」

私はその話を返す事が出来なかった。ただ佳の寝顔を見ることしか。
私は佳の手を握る。

「大丈夫。
…佳なら決められるよ。」  
 

 
後書き
本当に短めでした。
展開が早いのは内緒。ユウキの最期にスノーはなんて言うのか?
お楽しみに!
あと評価ボタンポチっとしてくれると嬉しいです!
次回もよろしくお願いします。 

 

14ー涙

 
前書き
最終話!

相変わらずの駄文ですが。
それでも問題ないぜ?という方はどうぞ! 

 
ログインするとすでにアスナがコンコンを抱えて、泣き笑いの顔をしていた。
僕はアスナに近寄り、話しかける。

「アスナ…。」
「私は大丈夫…。話すことあるでしょ?」

アスナはそう言って泣き笑いのまま倒れているコンコンから離れる。そして僕はコンコンに近づくとコンコンの頭を僕の膝に乗せる。

「膝枕ってやつですな〜?コンコン?」
「ユキ…。」

今にも消えそうなコンコンの命の炎を消さないため、必死に笑顔を作り軽口を叩きまくる。

「いやはや。彼女いる僕が違う女の子…。彼女でもない女の子に膝枕をしているなんて言ったらシノンさんが後で怖いですな?どう思います?膝枕されているコンコンさん?」
「ふふ…。自業自得…。」
「納得しちゃう僕がいるな。」

僕はははっと乾いた笑いを取ると本題に入る。

「ねえ。コンコン。一つだけ教えて?」
「これからもユキと詩乃さん2人とも仲良くしてくれますか?って詩乃さんに聞いた時の事?」
「先に質問の答えを教えてくれてありがとうございます。」

僕は僕の考えを先読みしたコンコンに感謝しつつ笑う。するとコンコンはニコッとして。

「それはね…。僕は決めていたんだ。」
「え?」

決めていた?いったい何を決めていたんだろう…?僕は不思議に思いながらコンコンの話を聞く。

「僕はね、なんかの奇跡が起きて病気が治ったら絶対にユキに会いに行こうと決めていたんだ。だからVRの世界でも会えた事は本当に嬉しかった。」
「…。」
「だけど。」

そう言ってコンコンは話を続けていく。

「だけど。そんな事をしてしまったらユキにも悲しい思い出を作っちゃうなって。」
「そんな事ない‼︎」

僕は膝枕されているコンコンに叫ぶ。今まで言えなかった本当の僕の思いを。

「楽しかったよ‼︎待合室でトランプした事も‼︎再開した事も‼︎大きな樹の下で話したり戦ったりした事も‼︎みんな楽しかったよ‼︎」
「ユキ…。」
「だから‼︎」

僕は膝枕されているコンコンの手を握って訴えかける。

「そんな悲しい事言わないで‼︎」

その言葉を聞いてコンコンは少しだけ驚いて、僕の目元に手を伸ばす。

「ふふ…。ユキ泣いちゃダメだよ?」
「…泣いてないし。きっとアスナが目元に水を出す魔法をかけてるんだよ。」
「そんな泣き虫ユキに質問…!」

コンコンは笑いながら。僕の訳のわからない言い訳を華麗にスルーして、僕の口元に人差し指を立てると。

「僕の事今でも好き?」

僕はその言葉を聞いてニコッと笑い返すと。今まで溜めていた答えを出す。

「詩乃の次に大好きだよ。」
「そっか…。結局彼女に勝てなかったか…。」
「でも…。」

悲しそうに負けたぜ!という顔をするコンコンに対して僕は言葉を繋げる。

「もし、生まれ変わってまたあったら…恋人になろう?」

そうやって僕は最後にコンコンに静かに唇を合わせる。するとコンコンは驚いた顔をする。

「…詩乃には秘密ね♪」
「化けて出ようかな?『ユキに最期にキスされました』って…。」

僕は肩をすくめて、笑い飛ばす。

「それは怖いですな♪」

コンコンはそれを聞いてニコッとまた笑うと目を閉じる。

「眠くなってきたな…。
おやすみユキ。また会おうね。」
「そうだね。また会おう?コンコン…。
…おやすみ。」

そうして『絶剣』と呼ばれ、ALOの世界を駆け巡ったユウキは僕達とは違う世界へと旅に出た。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そうして紺野木綿季の葬式が行われ、ALO関係者がたくさん集まるというコンコンらしい騒がしい最後になったのだが。
式が終わると担当医だった倉橋先生が僕に手紙を渡してきた。

「…これは?」
「メディキュボイドに入る前に書いて、木綿季君が言っていたんだ。『もし、僕がいなくなったら渡して下さい』っと。
…そして一人で読んで下さいらしいです。」

僕はその手紙を受け取り、今日は内科が休診だという事でバイクで飛ばして雪宮病院の待合室に着くと静かに手紙を開く。

拝啓、ユキ様。

…と硬く書いてみましたが中々僕らしくないので普通に書くね?「最初から書けやーい!」
えっとこれを読んでいるという事は僕はこの世界にはいないだろうね。そして一人寂しく泣いているユキが思い浮かびます。「な、泣いてないし…。目から汗だし。」
さて、これを残したという事はユキに伝えたい事があるんだ。
ユキ、僕はユキの事が大好きです。「…。」
でも、もし僕に再開している時に君に大切な人がもういるかもしれない。その時はおとなしく身を引こう!
だけどユキに再会したら聞きます!『僕の事が好き?』って。その時にいい返事を期待するよ?
まあ、おそらくこれを読んでる頃はその答えが返っていると思うけど。
まあ、いい返事を期待してます!大事な事なので2回言いました!
…また会おうね。ユキ。

親愛なる君の理解者。コンコンより。

「…。」

その手紙の上に僕の涙が落ちる。

「…そっか。この手紙を書いていたという事は…。」

僕に彼女がいる。って言った時にはもう決意していたんだな。
僕は堪えきれなくなって嗚咽が滲み出す。

「本当に…最後まで…読めなかったよ。流石コンコン。」

まあね?

そんなコンコンの愉快そうな声が聞こえた気がした。























NEXT→仮想現実の歌う少年 
 

 
後書き
さあさあ!
次回はなんとオーディナル・スケール編!
アリシゼーションはまだ入りませんw
ではスノーくんの活躍をお見逃しなく!
では次回もよろしくお願いします 

 

1ーOverture (前編)

 
前書き
はい!オーディナル・スケール編スタート!
まずは序曲。 

 
「君たち、ちょっとゲームし過ぎなんじゃないか?」

キリトがそう言う中。かく言う僕もそんなことを思っていた。
とあるファミレスで僕達はのんびりしていた。ちなみにメンバーは僕と和人と明日奈と珪子と里香の5人だ。ちなみに詩乃は今日はバイトらしい。僕は明日奈と珪子と里香が3人がゲームをクリアしたの見計らってため息をついた。確かこのゲームクリアするとケーキのサービスがついてくるんだっけ。

「オーグマーねえ…。」

フルダイブ機能を排除した代わりに、AR(拡張現実)を最大限に広げたマシン。フルダイブしないから安全性が高いので今かなり人気なんだよね…。

「スノーはどうなんだ?」

和人が聞いてきたので僕は再びうーんと唸ってオーグマーを指に引っ掛けてクルクルと回す。

「僕はねぇ。仮想空間と現実世界はごっちゃにしたくないんだよねえ…。」
「あれ?以外ですね…。スノーさんならこういうの喜んで飛びつきそうですけどね。」

珪子が不思議そうに僕を見てくるのでアイスティーに入れたストローをカラカラと回しながら。

「うん。だからね。僕は正直に言うと嫌いかなぁ。」

しばらくするとゲームクリアの特典のケーキが運ばれてきて欲しいなと思ったけど。ぐっと我慢した。偉い。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「オーグマーがあればユイちゃんともいっぱいお話出来るね。」
「はい!」

僕は仕方なく。オーグマーを付けているとユイと明日奈が話していた。
それを見てふっと笑いながら珪子に話しかける。

「あ、そう言えばそっちの学校ってユナのファーストライブ全員招待されたんだっけ?」
「そーなんですよ!スノーさん!残念ですね…うちの高校に残って入ればタダで行けたのに…。」

ユナ…世界初のARアイドルとしてデビューした彼女はプログラムで動くAIらしいのだが言葉の表情の自然さから人間が動かしてるとも言われている。
珪子はキラキラとした目で僕を見てくるので僕は笑顔を崩さずに。

「うん!興味無い!」
「スノーさん…早いですよ…。」

すると珪子は閃いたようにドヤ顔で僕の顔を指さす。

「ひょっとしてスノーさん、ユナの方が歌が上手いから拗ねてるんですか?」
「シリカちゃん?言っていい事と悪いことがあるよね?これは一体どっちの方かな?」

暗い笑顔で珪子の方を見ると、ひっ!と後ずさる。それを見て里香がはあ、とため息をついた。

「スノー。後でシノンに報告するわよ?『シリカを泣かせた』って。」
「え?え?え?僕は悪くなくない?だって…」
「電話しまーす。」
「やめてくださいお願いしますそれだけは。」

僕はそう言って平謝りで2人を見る。嫌だ。あとでまだ死にたくない。詩乃に冷たい目で見られるのは嫌だ。

「んじゃ…そうですね。」
「ならね…。」

ニヤニヤしながら僕の方を見るとオーグマーを操作する。すると…。

「!?」

僕の周りがまるでアイドルが歌うようなステージのようになり…。ミュージックがスタートする。

「この曲…。」

確かユナのデビュー曲か…それなら聞いた事あるから…。
僕はその曲のリズムに合わせて歌を歌い始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「はー…。」
「相変わらずの歌…。」

歌い終わると僕の周りはまるで有名人が出現したかのように人だかりができていた。「なんだこの人…凄い。」「まるでプロみたいだ…。」「え?プロのゲリラライブか!?これ?」とか言われていた。

「ざっとこんな感じかな♪」

僕は人混みの中にわざと入り、遠くで見ていた明日奈達の方へ向かう。

「ノーノーの歌!凄くお上手でした!」
「ありがとう♪」

僕はユイに道化師のようなお辞儀をする。すると珪子が僕と和人に向けて目を再び目をキラキラさせて。

「スノーさん!そんなに歌えるならユナのライブ行きましょう!キリトさんも!」
「俺はそんなにユナのファンじゃないからな。」
「うーん。僕はチケットが無いからね…。」
「まあ、気が向いたらな。」

そう和人が言うとオーグマーを擦りながら。

「面白そうなガチェットではあると思うよ。
…でも俺はフルダイブの方がいいな。」
「戻りたい…なんて言わないでよね。」

里香がそう言って心配そうにキリトを見る。空気が重くなる中、珪子がそういえばと言うと。

「アインクラッドって言えば例の噂、本当なんでしょうか?」
「例の噂?」

どうやらオーグマーのMMO、オーディナル・スケールにSAOのボスモンスターが出現する…という噂らしい。

「出てくる場所がギリギリまで分からないから足のない私たちには難しいのよね…。」

里香がそう言うと明日奈はあら?と返す。

「足ならあるじゃない。
…ねえ?キリトくん?スノー?」
「…ん?」
「…嫌な予感。」

僕はさっきの僕のような暗い笑顔を浮かべた明日奈を見て背中に冷たい汗が流れる。
…ガソリンまだ残っていたかな…?
そう考えながら明日奈の考えを聞いて再びため息をついた。 
 

 
後書き
ということで始まりました!
スノー「現実の世界でも!」
スノーくんの活躍をお見逃しなく!
次回もよろしくお願いします! 

 

2ーOverture (中編)

21時、5分前。秋葉原UDXにて。

僕、キリト、アスナの3人は、バイクを使いこの場所に来た。アスナはキリトのバイクに乗って。ちなみに詩乃も誘ったのだがバイトで長引いたみたいだった。残念。
何をするのかと言うと僕達はオーディナル・スケールのボスモンスターを倒すため…。噂だとSAOのボスモンスターが出ると聞いて僕は興味本位で来ていた。

「てか…人多いな。発表されてから30分経ってないのに。」

公式からボス戦があると発表されてから30分しか経ってないのにもう50人ほどの人数が秋葉原にいた。
…やっぱり人気だね。オーディナル・スケール…。
そう思っているとふいに聞き覚えのある声が聞こえた。

「おう、おせぇぞ。キリの字、スノー!」
「クライン…。」

そう言って現れたのはギルド『風林火山』のリーダー。クラインだった。その後ろには『風林火山』のメンバーもいる。僕がいつものハイテンションではないからだろう。クラインが心配そうに。

「スノー?どうした?元気ないじゃないか。なんかあったのか?」
「むー…。そりゃ元気出ないよ。だって…。」
「あはは…たぶんシノノンが来てないからだと思いますよ。」

そう言ってアスナが苦笑いしながらキリトの後ろから出てきた。

「お。アスナもいるのか。」
「はい。キリトくんが乗り気じゃなかったので引っ張ってきちゃいました。それにしてもナイスタイミングでした!」
「僕はめんどーだと思いつつ、なんかSAOのボスモンスターが出るみたいじゃん。それ目当てで来た。
…本当はこの中で音の死神の本領発揮…詩乃にかっこいいところ見せようと思ったのに。」

僕が俯いて拗ねながらそう言うとクラインはやれやれとポーズを取ると呆れながら。

「お前さん、本当にシノンがいないとやる気ないよな…。」
「うーん…まあね。」
「へえ。ならシノノンに言おうかな?『スノーがやる気を出さずに私たちに迷惑ばかりかけてました』って。」

そう言ってアスナは僕の肩を掴みながらにこやかに笑ってきたので。僕はガタガタと震え、ゆっくりと宣誓する。

「もうしわけございません。ぜんりょくでやらさせていただきます。せんこうのあすなさん。」
「分かればよろしい。」
「アスナ。あんまりスノーをいじめるなよ。」
「ようし!アスナにいい所魅せるぞ!」

キリトが僕に助け舟を出したり、クライン達が盛り上がっている中。
時刻が21時になろうとしていた。

「あ、みんなオーグマー起動しないと。」
「お、そうだな。」
「いけない。忘れてた。」

僕はみんなにそう言うと一足先にARの世界に入る魔法の言葉を放つ。

「オーディナル・スケール起動!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

時刻が21時になる。するとAR空間…景色が一変する。ビルがまるで時計塔のように変わり。街全体が中世の西洋風の街並みに変わる。

「ほー。すごいねぇ…。」

相変わらず凄い技術だ。そう思いながら僕は前方を睨む。そこに現れたのは…。

「『カガチ・ザ・サムライロード』だね…。」

確かアインクラッド第10層のボスだっけ…。縦に人3人程の大きさの鎧武者がゆっくりとこちらに歩いてくる。僕はオーグマーに付属しているリモコン程の大きさのガチェットを手にする。するとARの中では大鎌へと姿が変わる。…良かったよ。このゲームの中にも大鎌があって。
キリトはボスモンスターを睨みながら。

「今の俺たちはソードスキルを使えない。だけど攻撃パターンが昔のままなら。」
「…攻略は可能、ってことだね。
ふー。…さてSAOのボスモンスターが出るって分かったし。僕は帰るねー!」
「…。」
「申し訳ございません。アスナ様。お願いします。詩乃に連絡だけは。ちゃんとやりますから。」

帰ろうとした直後、またも暗い笑顔で僕を睨みつけるアスナ。嫌だ。まだ僕は死にたくない。

「おい!来るぞ!」

そうキリトが叫ぶと『カガチ・ザ・サムライロード』はこちらに駆け出してきていた。
さらに…。

「みんながんばってるー?さあ、戦闘開始だよ!」

すると周りのみんなは大きく盛りあがっていた。

「お、ユナじゃん!」
「情報は正しかったんだ!」

そんな中僕はそれを見て、聞いて。はあ、とため息をついた。

「うげっ。ユナじゃん…。」

正直に言うと僕はこのタイミングでのユナが苦手だ。何故かと言うと僕はいつも歌いながら戦うので他の歌が入ると不協和音になるからだ。
しばらくするとユナの歌う声が空間に響き渡る。

「まあ、頑張りますかね!」

僕はユナの歌う声に合わせて大鎌を仮想空間の中の時のように大鎌をクルクルとバトンのように回すとカガチ・ザ・サムライロードに向かっていった。













































「9人か…いいぞ。」

秋葉原UDXの2階。その少年は今、バトルに参加しているメンバー表を見る。隣ではカガチ・ザ・サムライロードの遠距離攻撃をくらい、遠距離攻撃のプレイヤー数人がゲームオーバーになっていた。

「…スノードロップ。」

その名前を見て、青年は忌々しそうに呟いていた。 
 

 
後書き
感想とポチリと評価ボタン待ってます!
スノー「次回はオーディナル・スケールをお休みして…」
コラボを書きたいと思います。
コラボ先は!狼 アサさんの、もう1人の英雄からロアくんとアクちゃん!
ひょっとしたら次回もオーディナル・スケールにもなるかもしれませんが…。
次回もどちらになってもお楽しみください。
ではでは!

 

 

3ーOverture (後編)

 
前書き
vsカガチ・ザ・サムライロード 

 
「儚い夢を抱く♪」

僕はいつも通り歌いながらさっとカガチ・ザ・サムライロードに接近すると…。まあ、案の定、そのボスモンスターは僕に対して挨拶がわりに僕の身長と同じくらいの日本刀で惨☆殺しようとしてきたので。

「ほいさ♪」

横なぎ1発。それをスライディングで躱し、ボスモンスターの股を通り抜けると背後に回り込む。

「…♪」

僕はちょうどユナの曲に合わせるように歌いながら大鎌で斬撃を2発叩き込む。しかし流石レイドボス。そんなに効いてないようで、くるっと僕の方に振り向くとその日本刀で僕を惨☆殺 (2回目)しようとしてきたので僕は慌てて逃げる。

「わーーー!!!助けて!クライン!キリト!アスナ!」
「…何やってるんだスノーのやつ。俺たちも行くぞ。キリの字!アスナ!」

僕は地面を抉るような日本刀の叩きつけを必死に躱すと再び隙を見つけてボスモンスターの股を再びスライディングで抜けるとキリト達に合流する。合流する前2、3発喰らいそうになったけど風林火山のギルドメンバーのタンクの人が僕の盾になってくれていた。

「はあはあ…、
やっぱ、歌いながら…キツい。」
「スノー…無茶しすぎよ。現実なんだから歌いながらは無茶よ。」

アスナにそう言われたけど僕はハハッと笑って。

「いやあー。行けると思ったんだけどな…。
ってキリト?」
「…。」

するとキリトも僕のように音も立てずにボスモンスターに向かっていく。接近してきて気づいたのだろう。ボスモンスターはキリトに向かって蛇のような鞭による範囲攻撃が来るが上手く懐に潜り込んで躱す。
そうしてキリトが切りかかろうとしたところで。

「あ。」

転けた。それはまるで漫画のように綺麗に転ぶとボスモンスターの前に倒れる。
慌ててキリトはボスモンスターの攻撃を躱すと僕達の所に戻ってきた。

「ちょっと!大丈夫!?」

アスナがそう言う中キリトは。

「身体が重い。VRとは違うな。」
「ただの運動不足でしょ!」

僕はその夫婦漫才を聞いてはぁ。とため息を吐くと大鎌をいつものようにクルクルと回す。

「あ。」

僕の後ろの人…遠距離攻撃をしている人がロケットランチャーをぶっぱなしていた。
…間違ってユナの方へ。
するとどこからか現れた人影がロケット弾を剣で弾くとボスモンスターにロケット弾がぶつかる。
というか…。

「ランク2位!?」

その人影…少年はこのオーディナル・スケール内のランキングで2位と表示されていた。ちなみにランクはそのプレイヤーの頭の上に出る。僕は10万台です。ランキング。

「…って。凄い動きだね。」

まるで体操のプロかと思うくらい華麗な動きでボスモンスターの周りを事細かに動き翻弄すると直剣で切り刻む。
…???あれ???

「私たちも行きましょ!」
「行くぞ!お前ら!」

するとアスナやクライン達、風林火山のメンバーも次々と突撃する中。ランク2位の動きを見て僕は。

「なんだありゃ…リズムがめちゃくちゃAllegro (速く)じゃん…。」

流石2位…と思いながら見ているとランク2位の剣撃でボスモンスターの片膝をつかせた。

「もらった!」

そう言ってアスナはランク2位の少年の隣を通り抜けるとトドメの一撃を放つ。

congratulations!

そう表示されるとボスモンスター。カガチ・ザ・サムライロードはポリゴン片となって消えていった。

「ボスモンスター攻略おめでとー!」

そうユナが言うと僕達のランキングの順位が上がる。9万台ですがなにか?
するとユナがアスナの方へ降りてきたと思うと頬にキスをすると、アスナのランキングが一気に上がる。

「わ!凄い!MVPじゃん!」

アスナがユナと何かを話して。それから話しかける。

「ええ。ありがとう。」

キリトとクライン達も僕達の方へ歩いてきた。

「流石、『閃光』の名は伊達じゃないな!『黒の剣士』さまと『音の死神』さまは本調子じゃなかったようで…」
「うるさいな。こっちの攻略は任せるよ。」
「むー。やっぱりな…現実だとキツいな…。歌いながらだと息が切れる…。」

キリトと僕はズーンと落ち込む。その後、他愛のない話をして解散になった。ちなみにキリトはちゃんとアスナを送っていった。偉い。

「…。」

僕は帰る前にふと気になって、オーディナル・スケールのランキングを確認する。
えっと…。

「エイジ…って読むのかな?これ。」

Eijiと書かれていたそれを見てふとさっきの動きを考える。そうしてオーディナル・スケールを起動して。

「無考…。」

無考はスキルでもなんでもないので現実でも出来る。要は100%のパフォーマンスを発揮する技だ。VRの方がしやすいが…。
そうしてさっきのEijiの動きを真似して動いてみる。

「…はっ!」

すると僕はほぼさっきの動きを真似する事が出来たのだが…。

「…!?ありゃ!?」

無考状態でもかなり負担がかかるようで動きを真似したあとで筋肉が悲鳴を上げていた。

「いてて…凄い人がいるもんだな。」

そう呟くとメールがオーグマーに届く。差出人はキリトで後でALOでみんなが集まるみたいだった。
『僕も行く!』と返信するとバイクのエンジンをかけると帰路につくのであった。  
 

 
後書き
評価ボタン皆さん押してくださいいい!
スノー「どうしたの作者!?」
評価ボタン押してもらえるとやる気が上がる。
スノー「なるほど。」
あ、コラボは準備が出来次第行います。 狼 アサさんすみませんm(_ _)m
次回もよろしくお願いします! 

 

4ーInterlude(前編)

 
前書き
ちょっとコラボを無理やり挟む!はい!では!狼 アサさんの『もう1人の英雄』からこの2人!
アク「…よろしく。」
ロア「えっと…よろしくお願いします。」
スノー「2人とも固くならないで!
結構性格が変わってるかも?
それでも問題ないという方はどうぞ。」 

 
「ソーニャどうしたの?いきなり呼び出して。」

あのレイドボスの後、僕は部屋に戻り、アミュスフィアを起動して意識を落としたところで夢の間に招待されていた。
鉄塔の下には相変わらずソーニャの本棚があり、そこには本が所狭しと並べられている。
ソーニャは安楽椅子に腰掛け、立ち尽くす僕に語りかける。

「ふわぁ…ちょっとお使いを頼みたいんですよ。」
「だが断る!」
「ここにいる時点で断れません。」

ソーニャはあくびをしながら僕を見ると、懐かしの物を見せる。

「あ、それ!『時空を超えた絆』じゃん!懐かしいなー…。」
「これをとある人達に紡いで貰えませんか?時間の制約の方は私が何とかしますので…。『機械仕掛けの神の夢』で。」
「うぇ…。相変わらずの番外編チート♪ということは?」
「ええ、SAOに行ってもらいます。」
「ですよねー。デスペナとかないよね…?」

するとソーニャはふふっと笑って。

「アリにしますか?」
「冗談でもやめて。」
「それは失礼しました。」

そう言ってソーニャは謝るとパチンと指を鳴らす。そうするとこれも懐かしの大きな鏡が出てきた。

「そうそう。忘れてました。SAOに今、行くことによっていいヒントが得られるかもしれませんね。」
「え?それってどういう…」
「…行ってらっしゃい。良い夢を…」

そう言うといつの間にかに僕の後ろにソーニャが現れたかと思うと。えい。と僕の背中を押す。

「ちょ…まって!」

そう言うのも虚しく僕はいつも通り鏡の中に入っていった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「うわあああああ!」

鏡の中から投げ出されるとそこは久しぶりの迷宮区74層。そして…。

「ソーニャのやろー!なんてめんどくさい所に投げ捨てるの!」

ただいま絶賛ピンチ!なんと飛ばされたのは骸骨騎士やトカゲ騎士に挟まれる形で鏡から投げ出されたのであった。これは…。

「まずい…。

まあ、嘘だけど♪」

どうやら服装、装備もSAO最終決戦の時の形らしく、『サウンド・デスサイズ』を構えていざ、騎士達を相手にしようと思ったところで。

「やあああああ!」
「…。」

骸骨騎士とトカゲ騎士の後ろから両手剣を持つ少年とフードを被った片手剣を持つ少女が同じタイミングでバックアタックを決めていた。
…だれ?まあ…。
騎士2体のHPが多く減る。

「チャーンスだ♪チャーンスだ♪」

僕はいつも通り歌いながらソードスキル『クイックフール』を決める。二連撃だけど回転しながら攻撃するから挟まれてる2体を2回切りつけ、2体の騎士はポリゴン片へと変わる。

「うーん。まあ、こんなもんかな?
そこの2人もなかなかやるやる〜♪
…って。」

僕は紫色のマントのフードを被った少女にテクテクと近くと。

「あ、可愛い!こんにちは!僕は雪…あ、スノードロップ!よろしくね?」
「あ!アクに手を出すな!」

僕がニコニコ笑顔で少女に話しかけると慌ててもう1人の少年が割って間に入る。

「あ、君、彼氏さん?気軽に僕のことはスノーって呼んでね。」
「どうも…。
って!彼氏じゃない!僕は騎士(ナイト)だ!」
「ナイト?へえー。かっこいいね!この子の騎士なんだ!かっこいい。」
「…ねえ。」

そう言ってフードを被った少女はパサッとフードを取る。セミロングの髪でおだんごヘアーになっている。てかめちゃくちゃ。

「可愛い!どう?この後!お茶でも!」
「ちょっと!だからやめろ!」
「…ねえ、ロア。」

フードを取った少女は僕を一瞥するとロアと呼ばれた少年に。

「この人、私のこと見ても月影の王女とも言わないし、ロアの事も騎士って言わない。
…ねえ?貴方、何者なの?」

警戒心を強くする少女。僕ははあ。とため息をついて。

「しょうがないなぁ。ちょっと突飛な話だけどね…聞き逃さないでね?」

僕はそう言って説明を始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「つまり異世界から来たってこと!?」

ロアがそう叫ぶと僕は首を振って。

「おしー!平行世界。って方が分かりやすいかな?」
「にわかに信じられないけど…」
「まあ、信じられないなら信じなくていいよ♪
んでアクちゃん!」

僕は再びアクちゃんの手を掴む。そうして多分今日一キラキラしているだろう。目を輝かせながら。

「ちょっとデートしない?今なら僕の歌も付いてくるよ?」
「だから、スノー!」
「いいわよ。」
「ダメに決まって…。
え?アク?」

僕はそれを聞いてニコニコしながら手をアクちゃんの前に出す。

「その代わり!」

僕に向けていつの間にかに片手剣が突きつけられていた。

「私たちに勝ったら。」
「…。ふーん。」

僕はすっと2人に距離を取るとにこやかに笑う。そうして大鎌を右手にとって。

「面白いじゃん♪ますます君をデートに誘いたくなったよ!」
「私たちに勝てるの?」
「やってみないとわかんないな♪」

クルクルとバトンのように回す。そうして僕は笑顔を崩さずに。デュエル申請の申し込みをOKにする。

「さ!かかっておいで!ちょっと先輩が戦闘を教えてあげる♪」

音の死神、そして騎士と月影の王女の3人の円舞曲が始まる。 
 

 
後書き
スノー君。
スノー「何?」
何先輩風吹かせてるの?
アク「確かに。」
ロア「ちょっと…!アク!」
まあ、確かに先輩風吹かせるの良くない。
スノー「ちょっと!?作者が書いたんでしょ!?なんで僕が!?」
あ、では2人ともお願いします!
アク「次回も…。」
ロア「よろしくお願いします!」



これを自分の小説で2人に言わせたかった。 

 

5ーInterlude (後編)

 
前書き
コラボ編後編。
かなりの超展開!
それでもあなたは飛び込むの? 

 
「怒りもない♪未来もない♪」

僕はすっと歌いながらロアくんに近付くと大鎌でまずは1発横薙ぎを決めようとする。

「させない。」

すると横にサッと割ってきたのはアクちゃん。片手剣で綺麗に僕の大鎌を弾く。そして後ろのロアくんに。

「スイッチ!」

ロアくんはそれを聞いて、両手剣で僕に対して胸に突きを放つ。

「やるね。
なら、僕はAllegro (速く)♪だ!」
「「!?」」

しかしここで問屋は卸さない。僕は弾かれた大鎌に力を込めると高速で大鎌を動かすとロアくんの突きを弾き返す。そしてその勢いを利用して後ろに飛ぶ。

「ふむふむ…2人とも対人戦闘にそこそこ慣れてるね。これはこれは…。」
「たいして強くないね。この人。ロア。」
「いや、油断しちゃダメだ。アク。」
「2人とも酷いなあ。まだ僕の本気の半分も出てないよ。」

僕は大鎌をいつものようにクルクルとバトンのように回す。そうして少しこの2人に意地悪をしてみる。

「まあ、僕的に言わせてもらうと君たちよりPOHの方が強いね。」
「POHを知っているの?」

アクちゃんが僕のその言葉に食いついてきたので僕は少し悪い笑みを浮かべてみる。

「そりゃあね。僕はあいつの相棒だったからね。」
「!?」

嘘はついてないがホントの事でもない。僕はその笑みを崩さないで。アクちゃんを見つめる。

「という事はレッドプレイヤー…。
人殺し…!」
「だったらどうする?」
「…!絶対に許さない!」

そうして僕に向かって突っ込んでくるアクちゃん、怒りの形相で。…ちょっと煽りすぎたかな?でも。

「だけど甘いね…。怒りは単調を呼び、単調のリズムは僕に操られちゃうけど?
presto (急速に)♪」

アクちゃんの速さは恐らくアスナ以上の速さだろう。だからこの音楽記号…prestoで急速に大鎌の速さが速くなる。それによってその速さに追いつく。それに怒りに身を任せてるからリズムが読みやすい。

「!?」

超高速で大鎌と片手剣がぶつかり、アクちゃんの片手剣がファンブルする。片手剣がアクちゃんの後ろの地面に刺さり、僕は大鎌を彼女の首元に向ける。

「くっ。」
「さ、アクちゃんをここで狩る事ができるけど。
…騎士はどうするのかな?」
「…。」
「!」

僕は少し驚く。なぜならロアくんはすごい集中力で僕を睨みつけていた。そうして。

「アクに……手を出すなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

そうして僕に突っ込んでくるロアそしてあの構えは…。

「ソードスキルか。
…しかもかなりの大技みたいだね…面白い。」

僕も本気を出さなきゃいけないみたいだね。僕はあの世界での大鎌の1番連撃数の多いソードスキルの構えを取る。

「デスサイズオーバードライブ♪!」
「ブレイブ・ビユーズ!」

そうしてソードスキルが激突するところで。
































































「ふわぁ…スノーさん。何やってるんですか…。『機械仕掛けの神の夢』」
「「!?」」

その間に割って入る猫耳の少女。彼女が『機械仕掛けの神の夢』と呟くとソードスキルがまるで夢のように消失するとその少女…ソーニャは両手剣と大鎌を本で止める。

「スノーさん。もう一度言いますよ。何やってるんですか?」
「デュエルだけど?」
「明らかに本気で殺し合いじゃないですか…。」

ソーニャが珍しく僕に対して怒っているのでアハハと笑って逸らす。
そうして大鎌を背中に戻すとアクちゃんとロアくんに。

「ごめんね♪2人とも。ちょっと君たち2人の本気を観たくてね。
レッドプレイヤーじゃないよ。僕は。人は殺してしまったのはホントだけどね。」
「え…?」
「どうやらアクちゃんは人の命の重さ(・・・・・・)が分かってるみたいだね。そんな相手にあの煽りは煽りすぎた。ホントにごめんなさい。」
「…。貴方は一体…?」

僕はアクちゃんのその問いに対してふっと笑って。

「平行世界の少し未来を行ってる先輩だよ。」

そう僕が言うとクリスタルがアクちゃんとロアくんの前に出現する。僕はニコニコして。

「それは『時空を超えた絆』僕の力が使えるようになるアイテムだよ。あと、これもあげるよ。」

僕は背中の大鎌をポイっとロアくんに渡す。ロアくんはえ?え?と言いながらポカーンとする。
それを見てクスッと笑って。

「まあ、君たちが歌を歌いながらじゃないとこれは使えないからね。」
「あの。スノー…さん。」
「ん?アクちゃん何かな?」
「さっきの…
人を殺したって…。」
「おっと、ここから先は君たちの未来だ。それは自分で確かめな?」

僕はそう言い放つとソーニャ!と呼ぶ。

「ふわぁ。もういいですか?」
「うん、これでいいんでしょ。僕の世界のみんなが待ってる。」

僕はソーニャがいつの間にかに鏡を作っていたのでそのまま入る。

「あ、そうだった。ロアくん。もう少し王女様は大事にしなよ〜。」
「な!?」

そう言い残すとスノーはふっと笑って鏡に完全に入り、ソーニャもそれに続く。
残ったのはポカーンとする2人と『時空を超えた絆』それと大鎌『サウンド・デスサイズ』が残されていた。 
 

 
後書き
はい。
めちゃくちゃ大変だったコラボ編!
という訳で改めて、『もう1人の英雄』から。ロアくんとアクちゃんでした!
時空を超えた絆と大鎌のプレゼント!狼 アサさんが使うかどうかはアサさん次第で(笑)
では次回のオーディナル・スケール編よろしくお願いします! 

 

6ーNocturne

 
前書き
はい。コラボから戻って参りました。 

 
「はあ…。」
「どうしたのスノー?」

シノンが心配そうに聞いてきたので慌てて僕はにこやかに返事をする。

「なんでもないよ?気にしないで?」

ったく。ソーニャの奴、人使いが荒い…。そんな事考えながら僕達は新生アインクラッド22層。ALO内のキリト達のホームに居た。僕はシノンの隣に座り、みんなの話を聞いていた。ちなみに今は夜なのでキャリバーを取りに行ったメンバーにエギルもこの場所にいた。

「いやー。ARで戦うボスも本家同様の攻撃パターンとはいえ生身で動きまくったから体バッキバキだぜ。」
「同じく。」

僕とクラインがそう言うと。

「俺も…。」

キリトがそう言うので僕はニコニコ笑って。

「いやー。キリトのは運動不足でしょ?完全に。」
「全く活躍してないスノーに言われたくないな…。」
「歌いながらキツい。やっぱり戦うならVRがいいなー。
それに僕は本気出てないからね!?無考を使えばあんな敵…」

僕はやれやれとポーズをとると隣のシノンが僕にジト目で。

「スノー。活躍しなかったの?」
「うーん…やることは、やったんだけどね。ALOみたいに無双は出来ないね…。無考もいつでもどこでも出来ないし。やっぱり場所と集中しないと出来ないね…。」
「そう。」
「ごめんね。」

そう言ってシノンに謝るとあ、そうだ、と付け加える。

「そう言えば戦闘中ユナが歌っててとてつもなく戦闘のめちゃくちゃじゃm…」
「「ええええええええええええ!?」」

そう言ってシリカとリーファが僕に詰め寄ってきたのでビックリしてシノンに飛びつく。するとシノンのしっぽと耳が痙攣したかのように震える。

「スノーさん!ユナとボス戦やったんですか!?」
「ホントですか!?」
「近い近い…。
シノン怖いよ〜。この2人めちゃくちゃ怖いよ〜。」
「真面目に答えなさい。」

ペシっと僕にデコピンするシノン。僕は顔を少し赤くしているシノンを見逃さず。(僕以外なら見逃しちゃうね!)シノンから離れると説明を始める。

「ホントホント!い!ち!お!う!歌は上手かったよ!い!ち!お!う!
まあ?僕が本気を出せばユナの数千倍は上手いよ!」
「ほんとに自分と同じくらい歌が上手いの見ると対抗意識燃やすわね…。」

シノンがため息をつくので僕は聞こえないふりをする。するとクラインがはあ。とため息を吐いて。

「そう言えばユナのファーストライブのチケット応募し損ねたんだよな…。」

僕はそれを聞いてそう言えばと、人差し指を上に向けて。

「シノン、さっきオーディナル・スケールのキャンペーンでペアチケット当たったって言ってたよね?」
「ええ。」

するとエギルも思い出したかのように。

「俺もそう言えば当たってたな。ペアチケット。」
「「うそおおおおおおおおおおおお!?」」

今度絶叫したのはクラインとリーファ。そうして2人はその場で崩れ落ちる。

「いいなぁ…。」
「ゔゔゔゔ…。」

クラインに至っては泣いてるし。するとエギルがクラインに対して呆れ顔で。

「分かった。分かった。1枚はお前にやるよ。」

シノンもチラッと僕を見て。

「私もリーファにあげるね。スノーどうせ来ないだろうし。」
「え?シノンさん?僕行かないなんて一言も…。」
「え?悪いですよ…。スノーさんと一緒に見た方がって…。
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!」

するとリーファはまるでこの世の終わりの様な顔をして。

「私、来週剣道部の合宿があるんだった…。」
「それは残念だね。」

僕は内心、詩乃とデートだ!と心の中でウキウキしつつ。ふと思った疑問を口にする。

「それにしても…どういう事なんだろうね?オーディナル・スケールにSAOのボスって。キリト?どう思う?」
「スノー。お前こそどう思うんだ?」
「僕?うーん…。まるで現実にSAOを再現する…としか考えられないな。よく分からん。けどめちゃくちゃ嫌な感じ。」

するとシノンが僕に対して反論する。

「でもナーヴギアのように命の危険はないんでしょ?考えすぎじゃない?」
「うーん。
…うん?」
「スノー?」

シノンが不思議そうに僕を見つめる。
そう言えばさっきSAOの世界行って思い出したけどユナってあの子に似てるな。確か…僕みたいな歌う人。SAOで?

「ともかく、ユイ。何か分かったら教えてくれ。」
「はい!パパ!」

ユイがキリトと話で思考が中断する。僕は話の流れに戻って。

「まあ、車とかバイクがない人このイベント不向きだよね。」
「それなら俺たち風林火山が車だしてるから送迎くらいしてやるよ。」
「なにそれそっちの方が心配じゃない…。」

クラインの申し出にリズが鮮やかにツッコミをいれて笑いが起こる。僕はそれを聞きながら。

「はて?誰だっけ?」

SAOの記憶を遡っていたが分からないのでキリト達の談笑に混ざることにした。













































「どうかしたかい?ユナ?」
「ねえ?これ何?」

そう言ってユナは丸いビー玉の様な物を掲げる。するとユナのそばに居た青年は。

「みんながユナの歌に感動した証さ。」
「ならもっといっぱい欲しいな。」
「これからたくさん手に入るさ。
…こいつら全員に復讐してね。」

SAOの記録本を読みながら青年は狂気的な笑みを浮かべる。右側のページにはギルド『風林火山』と反対側のページからは『音の死神』snowdropと書かれていた。 
 

 
後書き
結構オリジナル展開にするつもりです。
…もうオリジナル展開か。
次回もよろしくお願いします! 

 

7ーEtude

 
前書き
今回は練習曲。
短めです。 

 
2日後。僕はALOでキリト達に呼び出された。まあ、日曜日ということもあり。キリト達のホームに僕達は集まっていた。
どうやらユイが分析した結果。東京都とアインクラッドのマップを重ねると今までのエリアボスがその対応した場所に出現するものらしかった。

「んで次に出現するのは渋谷区の恵比寿ガーデンプレイスってことね…。」
「ノーノーの言う通りです。」

ユイがそう言うとシリカ、リズ、アスナが行けると言ってきた。僕はシノンをチラッと見て。

「シーノーン!僕達もいこーよ!バイトサボって!」
「出来るわけないでしょ。」
「えー。なら僕はパs…」
「スノー。この前アスナ達の役に立てなかったんでしょ?行ってきたら?」
「だからパs…」
「行きなさい。」
「ウィッス。」

凄い冷たい目&凄い威圧感で僕を見るシノン。まだ僕は死にたくない。するとシノンはその威圧感をやめてアスナ達に。

「という訳でスノーが行ってくれるから夜でも大丈夫だと思うわ。」
「うん。クラインよりかは信頼してもいいって…あれ?クラインは?」

僕がキョロキョロするとシノンが呆れた顔で。

「さあ?今もどこかでオーディナル・スケールにのめり込んでるんじゃない?」
「ふーん。」
「そうそう。昨日ボス戦のバトル前に見かけたけど結局参加してこなかったよ。クラインさん。風林火山の人達が揃わないって。」

…へえ。クライン達がね…?アスナがそう言うとキリトも同じ事を思ったらしく。

「ゲーム優先の生活をしているあいつらにしては珍しいな。」
「そうだね。っと、キリト。ちょっと聞きたい事あるんだけどいい?」

僕はそう言って部屋の外に出ようとする。そして部屋に出る前に。「リズ、今夜の打ち合わせ頼むね〜。」と言ってから部屋の外に出る。しばらくするとキリトが出てくる。

「ねえねえ。キリトちょっと聞きたいんだけどさ。
…SAOに僕みたいな女の子いなかったっけ?」
「お前みたいなハチャメチャな奴はいない。」
「性格とかじゃなくて!」

僕はいやいやと首を振って。

「なんかさ。歌、歌ってる子?いなかったけ?」
「歌?」

キリトはうーんと首を捻るとしばらく考えると僕を見て。

「お前のイメージが強すぎてなぁ…。いかんせん歌いながら戦うからハチャメチャさがな…。」
「うーん…。そうか。」

後でアスナ達にも聞いてみるか…。そうするといつの間にかにいたユイが。

「ノーノーがハチャメチャなのもそうですけど。パパ、後でママと流星群を見に行く時間を決めないと…」
「え?キリト。アスナと星、見に行くの?」
「あー…」

するとキリトはユイに向かって。

「ユイ、アスナと星を見に行くのはみんなに秘密なんだ。」
「あ…すみません。」
「あ、お忍びなのね。オフレコにしておくよ。」
「すまん、スノー。」
「いいよ。別に。」

僕はいつも通り、道化師のようにおどけてキリトに。

「僕はそんな簡単に言いふらしたりはしないよ。
…とそれより。」

ユイに目線を戻してニコニコと笑って。

「あとで僕に今までボス達が出現した場所のデータを携帯に送っておいてくれない?」
「あ、俺も頼む。ユイ。」

するとユイは僕達の前を飛ぶと敬礼のポーズをとって。

「ノーノー。パパ。分かりました!」


















































「昨日は結構いっぱい集まったね。」
「そうだな。メインディッシュはこれからだけどね。」

そうユナに言う青年。するとユナが青年の読んでる本を見て。

「何読んでるの?
…うわ、文字ばっか。難しい本?」
「いや、僕の思い出の日記みたいな物さ。」

するとユナは面白いものを見つけたように本の内容を読む。

「『僕の旋律を聞いたら逃れられる物はいない』だって!なにそれ面白そう!エイジ、読んで読んで!」

エイジは嫌そうな顔を一瞬見せるがすぐにもとの表情に戻る。そのページの最初の部分には『音の死神』と書かれていた。 
 

 
後書き
明日のお話からオーディナル・スケール編は本番!
よろしくお願いします! 

 

8ーrhapsody (前編)

 
前書き
さあさあ!ここからがこの章の転換!
それでも問題ないという方はどうぞ! 

 
21時、10分前に恵比寿ガーデンプレイスに行くとすでにアスナ達が集まっていた。

「スノーさん、遅いですよ!」

シリカにそう言われたので僕は笑顔でニコニコを崩さずに。

「ごめんね!詩乃をバイト先まで送ってたら時間かかっちゃった。
…さて。」

僕達はオーグマーをかけて、AR空間に行く魔法の言葉を放つ。

「「「「オーディナル・スケール起動!」」」」

僕達はオーディナル・スケールを起動させると視界が変わり、異世界の風景へと変わる。

「今日はユナ来てくれますかね?」
「だといいけど。」

シリカとアスナがそう話す中、僕は思っていたことを口に出す。

「そう言えば、3人ともユナの事、どう思う?
プログラムなのか、はたまた生身の人間なのか…。」
「プログラムではないと思うけど…生身の人間って訳ではないと思うのよね…。あんな透き通った声、スノーにも出せないわよ。」
「は?」

リズがそう言う中、僕はキリトにも聞いた事を3人に質問してみる。

「まあ、それはともかく…あのさ、SAO時代に僕みたいに歌う女の子いなかった?なんかユナに見てるとなんかモヤモヤするんだよねー。」
「それはあんたより歌が上手いからじゃないの?」
「僕より歌が上手いとか本当にいると思ってるの?仮想空間の歌う少年だよ?僕。」
「何意味わからんこと言ってるのよ…。」

リズがため息を吐いてツッコミを入れる中、僕はあ!と声を出す。

「そろそろ時間だよ♪」
「そうね…。」

アスナがそう呟く。時間は21時になろうとしていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

21時になると広場に大きな大きなヤドカリが出現した。
…あれは確か。

「12層ボスモンスター、ザ・ストリクトハーミットだね。アスナ。」
「ええ。背後の守りが堅いけど、攻撃は前面に集中するから。それを凌げば勝てるわ。」
「「「了解!!!」」」

それを聞いて僕は3人より先に前に出る。もちろんいつも通り大鎌を構えて。

「んじゃ、3人ともお先に♪
今日は僕はリミット全開で行けそうだから先に行くね!
…無考。」
「ちょっとスノー!?」

アスナが驚く中。何も考えず。精神を統一して。一瞬目を瞑る。そうして目を開けると僕の視界はあのヤドカリ、ザ・ストリクトハーミットしか見えなくなる。

「…行くよ♪」

サッと僕はヤドカリの前に立つと、ノーモーションで動くと大鎌で3発切りつける。もちろんヤドカリはカウンターでハサミでボクサーのようなジャブで殴ってくるが。

「は♪よ♪ほ♪そりゃ♪とりゃ♪ほい♪…」

リズミカルにそのジャブを躱す。その間にもこちらのカウンターカウンターは忘れない。ジャブの合間に大鎌で切りつけ着実にHPを奪っていく。
そうして30秒ほど時間が経った所でこの前のランク2位…エイジのように後ろに飛び退く。

「すげえな!兄ちゃん!ほんとにランク9万台なのか?」

獣人のアバターの人に声をかけられた所で集中力を落として無考を解除する。僕は笑って。

「まあね。あんまりAR(こっち)には興味ないからね。
ん…?」

するとドローンからスポットライトのように光出したかと思うと…。

「みんな!準備はいい?戦闘開始だよ♪」
「戦闘開始してるけどね…まあ、いいや。」

ユナが出てきた。シリカとリズは「本当に出た!」とか言って騒いでる。僕はもう一度無考に入ろうと精神を高めて行こうとしたところでふと、気付いた。

「あれは…。」

見るとこの前見た。ランク2位のエイジが広場の隅っこでじっと戦いを見ていた。アスナもそれに気付いたらしく。僕達はそのエイジの方へと足を向けた。

「あなた、血盟騎士団にいた…ノーチラス君よね?」
「へえ…君、血盟騎士団にいたんだ!僕はスノードロ…」
「知ってますよ。スノードロップさん。
…それとアスナさん。その、ノーチラスという名で呼ぶのはやめてもらいたい。」

そう言うと、Eijiと書かれているプレイヤーネームを指さす。
僕はいつも通りニコニコ笑顔を貼り付けて。

「このゲーム。随分やりこんでるんだね?」
「ええ。昔と違いますよ。スノードロップさん、アスナさん。
アスナさんに至っては随分角が取れたようですし…。」
「そうかしら?」
「角取れたと思うよ〜。いかんせん昔のアスナはめちゃくちゃ怖かったしね〜。」
「…そう言うあなたは変わりませんね。スノードロップさん。」

エイジがそう言うので僕は笑顔のままで首を振る。
そうして人差し指を空に向けて。

「それは違うよ。エイジ君。人は変わるものさ。僕だって…色々あったからね〜。って。」

エイジはそれを聞いてふっと笑うと高台で歌っているユナを見る。それを見てアスナもつられてみる。
僕はユナを見て思い出した。確かあの子は…。

「あ!そうだ!アスナ!今思い出したんだけどさ、ユナってさ!…」
「そろそろか。」

エイジがそう呟くと戦闘が行なわれている場所へとふらっと向かい始めた。
するとユナのボーナスタイムが残り3分となり…。



旋律が変わった。  
 

 
後書き
スノー君は対抗意識もってるけど僕はユナの歌好きです。
スノー「は?」
まあ、スノー君の声は僕の好きなバンドのボーカルの声のイメージ。
スノー「ああ。あのバンドね。いいよね。」
まあ、それはともかくattention!ここから怒涛の展開です!ケンケンさんの妄想の世界です!
次回もよろしくお願いします!
 

 

9ーrhapsody (後編)

旋律が変わると僕の背筋にゾクッと寒気が走る。
…この曲調…嫌な予感がする。
そう思っているとどうやらヤドカリ戦は中盤戦になったみたいで転んで動けなくなっていた。周りにプレイヤーが集まり、タコ殴りにしている。

「あ、ピナ!」

するとヤドカリから遠くにいたシリカがドローンから召喚されたピナらしきもの小竜に向かっていた。
僕は嫌な予感のまま様子を見ていると…。

「きゃああああ!」

そのピナはシリカに対して1回威嚇するといきなり大きくなり黒い巨龍へと変化した。
…やばい。
見るとヤドカリも転んだ状態から起き上がっていた。
何度も言うこれはやばい。僕はもう一度精神を集中させる。

「…むこ…!?」

なりふり構っていられない。もう一度無考状態に入ろうとし、目を瞑る。そして目を開けた所で。
目の前に先程の青年。エイジがいた。

「な!?」

するとエイジは僕に向けていきなりボディにフックを放つ。無考の弱点。入ろうとするところが無防備になるところを完璧に突かれた。
いきなりフックがまともに入り、息が出来なくなりその場に蹲る。

「ぐ…!何?君!?」
「ユナが歌っている中で…。『音の死神』には歌唱はやめてもらいたい…。黙ってて貰いましょうか!」

すると今度はダメ押しにハイキックをまともにくらい、逃げ惑うシリカの方へと吹っ飛ばされる。

「く……。」

そしてエイジはさらにシリカの方へと向かうと…。

「あ、すみません…きゃあ!」

シリカを突き飛ばす。僕はボロボロの身体を引き摺りながら巨龍に狙われているシリカの前に立とうとするが動けない。

「シリカ!」
「シリカちゃん!」

アスナが僕達に気付いて慌てて駆け寄る。しかし巨龍が僕達に向けて鉤爪で切りかかる。

「く!?」

シリカを守る為にアスナが庇う中、僕は不利な体勢から大鎌を鉤爪へと向けて振り下ろす。しかし相手は巨体。僕の大鎌は木っ端微塵に砕け散り…。

「いやああああああああああああああああああああああああああああ!」
「うわああああああああああああああああああああああああああああ!」

鉤爪が僕とアスナを貫いた。

















































俺が恵比寿に着くとアスナとスノーが巨龍…ドルゼル・ザ・カオスドレイクの鉤爪を喰らって倒れていた。ユイが心配そうにアスナに近寄り、シリカはその場に座り込んでいる。

「キリトさん!アスナさんとスノーさんが!」
「ママ!」
「大丈夫か!?」

俺はアスナとスノーに駆け寄る中。シリカを突き飛ばし、スノーを蹴り飛ばした青年は満足そうに笑っていた。

「お前…!アスナとスノーを…!」

俺が詰めよろうとした瞬間、いつの間にかにその青年に剣を突きつけられていた。それはまるでVR空間のアスナや無考状態のスノーに匹敵する速さだった。

…速い!

「ふん、他愛ないな。VRでは最強の剣士と死神もARだとこんなものか…。団長ヒースクリフ…茅場晶彦を倒した伝説の名が泣くぞ?
『黒の剣士』『音の死神』…。」
「なんだと!」

俺はもう一度青年に詰めよろうとするが後ろに飛びのく。まるで体操選手のようだ。掴もうとした俺の腕は空を掻く。

「な!」

するとリズと他のプレイヤー達が騒ぎを見て駆けつけてきていた。

「こらー!プレイヤーマナーを守れ!」

しかし巨龍の火炎弾によってリズ達は爆風でちかよれない。
爆風が舞い、巨龍が再び俺達を襲おうとしたところで。

「残念!時間切れ〜。」

突如、ユナがそう言うとヤドカリが地面へと潜り…巨龍もどこかへと飛び立って行った。先程の青年もいつの間にか居なくなっていた。

「…。」

先程の青年がいた場所をぐっと睨むとアスナ達の方へと駆け出した。



















































エン…ロー…どの…で?ヒー…ク…フ!!………………………………………………………。

消えて行く。
僕の大切な旋律が。
詩乃の事を想ったあの歌が…。
やめて!それだけは…。
それだけは奪わないで!





















































「スノー!おい!スノー!」

はっ!と目を覚ますと座り込んでいるアスナ、シリカとリズ。そして何故かキリトとユイがいた。いつの間にかに戦闘は終わっていたらしく。周りには僕達以外誰もいなかった。

「悪い。キリト。ヘマやった…。イテテテテ…。」

立ち上がろうとするが力が入らない。するとリズが心配そうに僕を見て。

「アンタ、あのナンバー2のやつにボコられてたでしょ?大丈夫?
何なのあいつ。」
「大丈夫じゃないよ…。ボディに2発喰らった。」

僕はフラフラして立ち上がった。少し吐き気がするが平気だろう…。ああ…詩乃に迷惑かけちゃうな…。



し…の…?



「スノー?」

キリトとアスナが心配そうに僕を見るが慌てて笑って。

「ううん。大丈夫。なんでもない。」

僕はそう言って大きく深呼吸して。すっと前を見る。
おかしい…。
まるで自分の中が欠けていく感覚。砂時計が下に落ちるような感覚。塵が風に舞って消えていく感覚…。

「スノー?本当に大丈夫か?」

キリトがまた心配そうにみてくる。今度は笑顔が作れなかった。真顔で返事を返す。

「…大丈夫。先に帰るね。僕。」

そう僕は言うとバイクを停めている駐車場に足を向けた。 
 

 
後書き
スノー君弱い。
スノー「さ〜く〜しゃ〜!」
何?
スノー「なんだこの展開は?」
ちょっとやりたい展開があるんだよ…。
感想、評価ボタン待ってます!
次回もよろしくお願いします! 

 

10ーsonata

 
前書き
圧倒的妄想の世界です。オリジナル展開です。
それでもあなたは飛び込むの? 

 
私はバイトから帰ると部屋の前に佳がいた。ドアに寄りかかってまるで心ここに在らずという感じだ。

「佳、どうしたの?」
「詩乃…。」

すると佳はいつものニコニコ笑顔が無く、無表情で私を見つめる。

「詩乃…僕…。」

そう言うとその場に蹲り、泣き崩れ始めた。慌てて私は佳の元へと駆け寄る。

「ちょっと!?佳?」
「う…う……。
ごめん、詩乃。僕は……。」

佳は私に、まるで糸の切れたあやつり人形のようにもたれかかってくる。

「どうしたの?佳。」

不安そうな顔で私を見つめる佳。その口から放たれた言葉はとてもいつもの飄々とした佳ではなかった。

「ねえ。詩乃…。僕達…なんで…。」
「え?」
「…分からない。頭がごちゃごちゃして何が何だか分からない。」

佳はそう呟くと今度は悲しそうな顔で私を見つめる。

「ねえ、詩乃は僕の事、どう見える?雪宮佳がちゃんとここに居る?」
「何言ってるのよ…?佳は佳でしょ。」
「…。
うん…そうだよね。本当にごめんね。」

するといきなりぴょんとその場に飛んで立つと明らかに無理した笑顔で私に笑いかける。

「ごめんね!なーに考えてるんだろ?僕、あはは…。
大丈夫。詩乃に会ったら元気出た!それじゃあ明日ね!」

そう言って佳は自分の部屋へと帰っていく。私はそれを見てポカーンとして立ち尽くす。

「…佳?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

頑張って笑顔を作って玄関のドアを閉めるとドアにもたれかかってそのまま座り込む。
分からない。なんで…。詩乃が大好きなのに…。その気持ちが砂時計の砂の様にどんどんと消えていく。
…怖い。オーディナル・スケールでゲームオーバーになってバイクで帰ってからよく分からないけどあの日…。郵便局のあの日を、鮮明にまじまじと思い出す。ハサミで突き付けたあの感覚…。

「クソ!違う!僕は!」

壁に拳を叩き付けて気を紛らわそうとするけど頭に鮮明にこびりついてくる。よりによってなんで…。1番嫌なのは…。

「なんで!?
なんで!?詩乃の事が想えないの!?」

分からない…だってSAO時代に僕は…。SAO?アインクラッド?SAOってなんだ?
分からない…まるで記憶にモヤがかかって…。
頭を抱えて蹲る。

「くっ………………。」

砂時計だ。どんどんと消えていく…。



































































「『今』という現実を歩いて行かなくちゃ♪

出来た!」

アインクラッド39層、アーブルの自室でギターを弾きながらようやく自曲が出来た。詩乃の事を想った曲。いやはやそれにしても…。

「僕ってばやっぱり音楽に関しては天才だね♪」

そんな事を考えて安楽椅子から立ち上がると目の前に詩乃がいた。

「あ!詩乃!曲が出来たよ!ちょっと恥ずかしいけど♪ってね。」
「…。」

すると詩乃がこちらを振り向くと、いつものクールな表情で。

「ねえ、佳。なんで私が好きなの?」
「え?そりゃあ…。」

答えようとした所で場所が転換する。目の前の詩乃が消え去り、今度は僕達の運命が変わったあの日…。あの郵便局に僕はいた。血だらけで銃を突きつけられている詩乃。

「…詩乃!」

僕はハサミを持って駆け出そうとした所で目の前には…。

「もう、何もかも終わりなんだよ…スノードロップ。」

先程のエイジがいた。そうしてそのエイジに片手剣を突きつけられて……。
またも意識が暗転した。











































「は!」

目が覚めると玄関のドアにもたれかかって寝ていたみたいだった。夢の内容は…。思い出せない…。僕はバキバキの身体を何とか立ち上がらせる。…すると携帯にメールが来ていることに気付いた。

「キリトからだ…。えっと。」

今からALOに来られるか?の内容だった。気分が悪くて断ろうと思ったが最後の1文に引っかかりをおぼえた。

『SAOのこと…覚えているか?』

その1文を見て僕はすぐさまアミュスフィアに手をかけていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「キリト。メール。どういうこと?」

22層のキリト達のホームに行くとアスナとキリト、そしてシノンがいた。僕は笑顔ではなくキリトを睨みつけて話す。

「実は…アスナがSAOの記憶を思い出せないって言ってて。そしたらシノンもスノーの様子がおかしいって連絡が来たから…。」
「アスナも?」

僕はキリトを睨むことをやめてアスナを見ると俯いて今にも泣きそうな状態だった。泣きたいのはこっちも同じだが僕はぐっと我慢する。するとアスナもボソッっと。

「SAOの記憶が全く思い出せなくて…。」
「スノーも。さっき会った時からおかしいと思ってキリトに連絡したの。そしてアスナも様子がおかしいって…。」

シノンがそう説明する中、僕はシノンの方を見れなかった。いつもあんなに傍にいたいと思うのにこれっぽっちも思わなかった。するとキリトが僕を見てぽつり。

「スノー。お前も…。まさか。」
「…うん。SAOの記憶が思い出せない。そればかりか郵便局のあの事件がフラッシュバックしまくる。
それに…。」
「それに…?」

僕はシノンの方を見ずにキリトとアスナの方を見て。
…たぶん1番悲しい顔をしているだろう。

「詩乃の事が…………分からない。いつものように大好きって気持ちが湧いてこない……。」
「スノー…。」

キリトが俺に心配そうに何か声をかけようとするがその前に。

「分からない!!なんで!?詩乃の事、大好きなのに!!まるで砂時計の砂の様に『好き』って気持ちが零れ落ちていくんだ!なんで!?」
「スノー!」
「…!」

僕は泣きながら駄々っ子のようにすると僕を抱きしめる人影がいた。
シノンだ。

「佳。落ち着いて。」
「詩乃……僕…僕は……。」

僕が泣き止むまで詩乃は僕をずっと抱きしめてくれていた。
そんな中。キリトは俯くアスナと僕を見て険しい顔で何かを考えていた。 
 

 
後書き
後書きスノー君は当分お休みです。
シノン「なんで私が…?」
お願いします。シノンさん。
シノン「そうね…スノーの代わりに私が頑張らなきゃね。」
という訳で。
次回もよろしくお願いします。 

 

11ーmodulation

 
前書き
ここ!から!転調!
 

 
次の日。僕、和人、明日奈、詩乃は雪宮病院とは違う病院…。脳医学に精通する病院に来ていた。
そこで色々な検査をして、診察室で待っていると担当医がやってきた。

「…詳しい事はデータを精査してみないと分かりませんが…。」

それからは断片的な話しか頭に入って来なかった。簡単に言えば、僕と明日奈のSAOの記憶を呼び起こして、そこを限定的に脳に記憶をスキャンされた事、そしてその事例は他のSAOサバイバーにも出ているという事。
すると和人が質問する。

「明日奈と佳…の記憶は…今よりさらに失う事があるということですか…?」
「分かりません…。ただ佳さんの症状の方が深刻です。」

担当医の人はそう言って椅子に座る僕を見る。

「おそらく…佳さんのSAOの記憶は違う記憶と深く結びついてるために連鎖的に記憶が欠落しています。
それが今の不安定さを生んでいると考えられます。」
「僕の記憶…。」

そこまでは覚えていたけど。後はどの話も頭に入ってこなかった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「2人とも大丈夫だよ。ちょっとSAOの事ド忘れしてそれを引き摺ってるだけだって。」

和人はまるでいつもの僕のように明るくさせようと明るくそう言う。僕は少しひきつりながらも笑顔で返す。

「そーだよね!ちょっと僕ド忘れしただけだよね!」

待合室で僕は詩乃の手を取って。

「帰ろ♪詩乃。僕は大丈夫!」
「佳……。」

僕は不安そうな詩乃の顔を見て、少しイラつく。強く手を引いて。

「大丈夫だって。えっと確か、転移結晶が…。」

僕はシステムウィンドウを出そうと手を出した所で。
あれ?ここは現実…。
見ると明日奈もシステムウィンドウを呼び出そうとして手を宙にかいていた。
そして僕はまた。目眩がした。

「佳!!」

目の前が真っ暗になる直前、詩乃の声が聞こえた様な気がした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

それから何とか部屋に戻るとふと思った事があってアミュスフィアでALOにログインしていた。
理由は1つ。SAOの景色を見れば何か思い出すかと思ったからだ。
第一層から順に…。今の最新の階層まで。ほぼくまなく回った。

「…。」

最新の階層を回って。最後にキリト達のホームの22層に戻ってきても結果は一緒だった。
何もかも思い出せない。

「スノー。」

湖畔で僕は石を投げていると後ろから声がした。シノンの声だった。僕は振り向かずに話す。

「何?シノン。」
「スノー。大丈夫よ。きっと。さっきもキリトが言ってたけどちょっとド忘れしただけよ。」
「…うん。そうだね。」

最後の石をおもいっきり投げる。大きい石だったのでボチャンと大きな音を立てる。そして僕はシノンの方を振り向くと笑顔で笑いかける。

「大丈夫…。まだ残ってる。」
「え?」

僕はそう言ってシノンに近寄ると彼女を抱きしめる。

「大丈夫、まだシノンの事『好き』って気持ちが残ってる。だから心配しないで?
それに…。」

僕は抱きしめるのをやめて僕は正面から両肩を掴んで笑顔を貼り付ける。

「こんなに可愛い彼女を手放す訳ないでしょ?思い出はまた作ればいいんだし。
だから笑ってシノン♪」
「スノー…佳…。」

そうすると今度は逆にシノンの方から僕を抱きしめてきた。

「シノン…詩乃?」
「お願い…。笑顔を貼り付けないで。それじゃあ佳が壊れちゃうわよ…。」
「…。」

それを聞いて心にくるものがあった。僕は昨日みたいに泣くのは堪えて。シノンの頭を撫でる。

「ごめん、詩乃。まだ大丈夫だから。」

そう言って僕達はしばらくの間そのままの姿勢でいた。湖畔の水面が静かに僕達を写す。
何故か分からないけど昔聞いたバンドの曲が頭の中を流れていた。






















































私はALOからログアウトすると和人から連絡が来ていた。

『頼みがある。スノーとアスナに関することだ。今日のレイドバトル。東京ドームシティに来てくれ。』

それを見た瞬間、私は部屋を飛び出していた。 
 

 
後書き
さて次の話はスノー君出てきません。
たぶん!
俺の妄想の中では!
という訳で次回もよろしくお願いします! 

 

12ー私の弾丸で

 
前書き
一人称がシノンに代わります。
スノー君ファンの皆様もう少しお待ちを!
それでもあなたは飛び込むの? 

 
キリトに言われた通りに東京ドームシティへと向かうと、既にキリトが居てユイちゃんと何やら話をしていた。その表情はとても険しかった。

「随分な気合いの入れようね?」
「…シノン。」

私は先程、キリトがみんなに一斉送信したメールを思い出した。内容は「オーディナル・スケールでゲームオーバーになるとSAOの記憶が奪われる可能性がある。」だった。

「みんなには危ないからボスと戦うなと言っておいて自分と私は例外なのね。」
「すまん…。」

どうやらゲームオーバーになるとSAOの記憶がスキャンされてしまうこのゲーム。だったらSAOにいなかった私なら大丈夫と踏んだみたいだった。確かに私も佳がなぜああなった原因を調べたかったので利害が一致していた。
そしてもちろん、このオーディナル・スケールにその原因のヒントがある。

「まあ、いいわ。」
「本当にすまない。スキャンされない確証もないのに。それに…。」
「佳をあそこまでボロボロにしたのは許せない。それじゃあダメかしら。」
「…分かった。
俺はスノーのようになれないけどよろしく頼む。」

そう言って手のひらを差し出してくるキリト。私はその手のひらを思いっきりハイタッチする。

「了解!」
「頼んだぜ。『音の死神』の相棒!」

するとユイちゃんが私達の間に飛んできて、アナウンスをする。

「お2人とも、用意を。
バトルが始まります!」

私達はそれを聞いて顔を見合わせる。そして仮想現実を広げる魔法の言葉を言い放つ。

「オーディナル・スケール起動!」

その言葉を言い放つと視界が変わり、まるで異世界のような雰囲気に変わる。
私は心の中で佳の姿を思い浮かべる。



僕達が強くなればいいんだよ?



佳は前にそう言った。だけどせっかく手に入れた強さを佳は奪われた。あの2年間は私には分からない。けどそれは佳にとって大切な2年間だった事は違いない。だから今度は私が佳を…。
そう考えていると前方にさっそくボスモンスターが出現した。まるで大きなイノシシの獣人のような姿だ。
キリトはそれを見て驚く。

「あれは18層ボスモンスター、ザ・ダイアータクス!?
今日は13層のはずじゃ!?」
「ボスモンスターが都内各所で出現しています!その数10体!それに応じてボスモンスターの出現場所がシャッフルされてます!」

ユイちゃんがそう説明する。私ははあ、とため息を吐いて。

「随分と大盤振る舞いね。」

そして私は隣に立つキリトに向かって。

「強敵なんでしょ?よそ見しないでよ。」
「ああ。」

そう言ってボスモンスターに向けてスナイパーライフルの武器で狙いを定める。まずは1発。
放った弾丸は見事にヘッドショットし、ボスモンスターの体制が崩れる。

「狙い撃ち♪てね。」
「…スノーに毒されてるな。」

キリトがそれを聞いてげんなりとするがすぐに真面目な顔で。

「すぐに遠距離モードに切り替わるぞ。気をつけろ!」
「了解!」

するとそのボスモンスターは自らに繋がれてる鎖を引っ張ると壁が壊れ、まるでハンマーの様になる。なるほど遠距離モードとはこういうことね。と自分で納得しつつ。少し距離を取る。
しかし、そこに突っ込む人影が。キリトだ。

「はあああああああああああああああああああああああああああああ!」

そう叫ぶとボスモンスターの鎖を捌きつつ、剣戟を加えていく。
そう言えば…。
かつて佳が言っていた事を思い出す。アスナのためならリズムが単調になるからそこをカバーするのが大変だったと。
まさに今の感じがそれだ。私は思いっきり叫ぶ。

「攻めすぎよ!キリト!」

しかし私の声が聞こえないのか。地獄のような鎖の猛攻を何とか捌いているがこのままではジリ貧なのは確か。
…まって。

「一か八か…!」

私は狙いを定める。狙いは高速で動き回る鎖。良くGGOでやっていたスノーの銃弾を銃弾で当てる技のイメージをする。

「ふぅーーー。」

大きく深呼吸して。引き金を引く。

佳。力を貸して。

放った銃弾はボスモンスターの方へと亜音速で向かっていき……。
鎖に当たる。すると鎖は切れ、さっきまでのリーチが無くなる。

「もう1発……。おまけよ!」

そう言ってもう一度、ヘッドショットを狙い、銃弾を放つ。動きがさっきより緩慢だ。もちろんヘッドショットを決め、ボスモンスターが片膝をつく。
その隙を見逃さないのがキリトだ、そのままあっという間に剣戟を決めていく。そして立ち上がる前に。

「キリト!」
「は!」

そうしてもう一度、今度はボスモンスターの顔に突きを突きつけ……。
ボスモンスターのHPゲージが無くなっていた。 
 

 
後書き
感想と評価ボタン待ってます!
シノン「随分と戦闘が淡白ね?」
仕方ないね。僕は今疲れてるから。
次回もよろしくお願いします。 

 

13ー私の気持ちで

 
前書き
途中から完全オリジナル展開。
それでもあなたは飛び込むの? 

 
「ふう…。」

バトルが終わり、私はため息がもれる。そして体制が崩れているキリトに向かって労いの言葉をかけつつ手を差し出す。

「お疲れ様。」
「ああ…助かったよ。シノン。」
「この礼は…そうね。」

私はニコリと笑って。

「私と佳に銀座のケーキ屋でどう?佳も喜ぶし。」
「牛丼屋のクーポンで勘弁してくれよ…。」
「嫌よ。それ、佳しか喜ばないわよ。」

私がはあ、とため息をつく。
まあ、佳が喜びそうだし。と言おうとした時。不意にキリトの表情が変わる。

「待ってくれ!」

いきなりキリトはそう叫ぶと、階段の方へと駆け出していった。私は一瞬、呆然とするがすぐさまキリトの後をついていく。
階段を駆け下りるとキリトは何かを逃したかのようでに近くの自動販売機に拳を叩きつけていた。

「クソ!」
「キリト…。」
「……何か飲むか?」
「いえ…。」

なんて言葉をかけて良いか分からなかった。正直、佳の記憶に関してはキリトが頼みだ。
……こんな時。佳ならなんて声をかけるんだろう…。
そんな事を考えてるとキリトは不意に自動販売機を見て何かを思い出したようで。

「ユイ!ここ数日でみたフードの子が指先した方向を覚えてるか?」
「はい。それが何か?」
「それを東京の地図上にプロットしてみてくれ。」
「わかりました!」

すると目の前にまるでミニチュアモデルのような東京の街が出現する。そうしてキリトがフードの子を見つけて指さした方角が矢印で表示される。その矢印が示した先には…。

「世田谷区大岡山?」
「ユイちゃん、ここには何が?」

私が質問するとユイちゃんは的確に答える。

「これは…東都工業大学の位置をさしています!
更に東都工業大学とエイジというプレイヤーを関連づけてサーチします!」

そうすると今度はミニチュアモデルのような東京の街の上に様々な写真が出現する。

「いた。」

キリトが何かを見つけたみたいで、写真をじっと見つめている。

「この写真一緒に写っているのは…。」
「オーグマーの設計をした重村徹大教授です。」
「オーグマーの?」

きな臭い話になってきたように感じた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そのままキリトにバイクで夜中なので送ってもらい、次の日。私がいたのは…。

「そうか。佳がか…。」

雪宮病院の院長である佳のお父さんに会っていた。私もキリトについて行って大学へ行こうと思っていたが佳自身があんな状態なのに何故か佳のお父さんに会うことを躊躇っていた。きっと自分のヘマを、認めたくないからだろう。そして私が来た理由はもちろん佳のSAOの記憶についてだ。

「確かにそのような症例は確認されてるな。調べたら結構確認されている…。」

そう言って佳のお父さんは真面目な顔で資料を見ていると。

「それで。佳はなんて言ってるんだ?」
「佳は…。」

そう言って今の状況を説明する。SAOの記憶を失っている事、そして佳が私の事をどんどん好きという気持ちが無くなってしまってること。話すだけ話した。すると佳のお父さんはなるほど。と一言言うと。

「あいつそんな状況なのか…。『詩乃の事嫌い。』とか言ってるわけだ。」
「そこまでは言ってませんけど…どうにかならないんですか?」

佳の声に似てる佳のお父さんの声で「詩乃の事嫌い」と言われると少しゾッとしつつ。そう私が言うと佳のお父さんはふっと笑って。

「大丈夫だよ。たぶん佳は口ではそんな事言ってるけど…。詩乃ちゃんの事を嫌いになることは絶対にない。」
「え?」

なぜそう言いきれるのか分からないので思わず声が出た。佳のお父さんはははっと笑って。

「だって詩乃ちゃんのために自分の別の人格も作り上げて記憶を無くしてたくらいだぞ?
もう一度言う。大丈夫だ。記憶が無くなっても心が覚えてるから。」
「心が…。」
「まあ、医師である自分が言えた立場ではないけど心という物はあると思ってるんだ。その心というのは医学では解明出来ない力を起こす。」

すると佳のお父さんは遠くの方を見てあの子の話を始めた。

「恐らく詩乃ちゃんも知ってると思うけど紺野さん…ユウキちゃんも凄かった。佳に会う前も明るかったけど佳と再開してからもっと元気だった。『ユキに会えてとても嬉しい』って。外にも出れるかな?と思うくらい元気だったんだ。」
「…ユウキさんが?」
「だから心配することなんて何も無い。」

そう言って私を見てニコリとする。さすが親子。笑顔もよく似ていた。いつもの佳の笑顔に似て安心する。

「大丈夫。あいつの心を信じてあげてくれ。きっと心は詩乃ちゃんを求めてるから。
…求めてるはちょっと変か。」

そう言ってくる佳のお父さんの言葉を信じようと思ってその言葉にはい。と頷く。佳と同じで何故か言葉には説得力があった。

「んじゃ佳の事は頼んだぜ?詩乃ちゃん。」

私はもう一度頷くと恐らくマンションにいるであろう佳に会うために診察室を後にした。
残された雪宮真はふっと笑って。

「きっと…大丈夫さ。」

そう呟いていた。
 
 

 
後書き
という訳でシノン視点は次回で終わりで再びスノー視点になっていきます。
きっとスノー君ならこの逆境を乗り越えられると信じています。
書くの俺だけど。
感想と評価ボタンよろしくお願いします。
では次回もよろしくお願いします。 

 

14ー私の想いを

 
前書き
完全感覚オリジナリティー!
とてつもなく甘い。糖分摂りすぎ注意!
それでもあなたは飛び込むの? 

 
私は部屋に帰るとすぐさま佳の部屋の扉をノックする。

「佳?いるんでしょ?」

返事は無かった。だけど部屋に絶対いるのは間違いなかった。なんとなく、そんな気がしたのだ。

「…。」

そこで私は自分の部屋に戻るといつか、佳が拳で壊した非常用の壁をくぐってベランダから入る。しかしベランダの窓が閉まってて入れない。ちなみにカーテンも閉まってて中の様子は見れない。

「…。そう。」

こうなったらと、先程実は佳のお父さんから貰った秘密兵器を使うことにした。私は再び佳の部屋の前に行くとポケットからとあるものを取り出す。
それは佳の部屋の合鍵。

「たぶん、佳の事だ。詩乃ちゃんに会いたがらないだろうからこれを渡しておこう。なに、佳への処方箋の代わりだ。」

そう言って佳の部屋の合鍵を託された。私はゆっくりと鍵穴に鍵を入れて回す。

ガチャ

そうして部屋の扉が開く。いつもの整理整頓された佳の部屋。ピアノやギターが置いてあり、パソコンと難しい医学書や医学誌が並んでる本棚。そして必要最低限の家具。
そしてベッドで布団にくるまってる幼馴染を見つける。

「…どうやって入ってきたの?」

布団にくるまりながらそう尋ねる佳。私ははあ、とため息を吐いて。

「合鍵。佳のお父さんから託されたの。」
「…父さんが?」

そう言ってひょこっと顔だけ出す佳。

「ええ。頼まれたからね。佳のお父さんからね。」
「ふーん。まあいいや。」

そう言って布団から出てくる佳。ちなみに佳は赤いチェックの寝巻きを来ていた。

「…。ところでさ。」

佳はそう言って私の方へとふらっと近寄るといきなり。

「……ぎゅーーー!」
「!?…佳!?」

佳に後ろから抱きしめられた。そして佳は耳元で囁く。

「ねえ。詩乃。こう思わなかったの?『女の子が男の部屋に一人で来たらたべられちゃう』





…って2人きりになったらクラインが言えって言ってた。」

最後の一言で佳の腕の中でガクッとなる。あの人…余計な事を。そう思いながら気付いた。
あ、この位置は…。

「えい♪」

そう佳が掛け声をかけて、私をベッドへと押し倒した。仰向けになって見えるのは佳の悲しそうな顔。

「だからこうなっちゃうこと考えなかったの?詩乃。」

いつもは見せない佳の顔。いつか来ると思っていたこの日。だけど見たいのはこんな佳の顔じゃない。

「…違うわよ。佳。」
「何が?」

私は仰向けになりながら佳の口元に人差し指を当てる。

「佳には出来ない。私を無理やり襲うことなんて絶対に出来ない。」
「なんでそう言えるの?今の僕は分からないよ?だって詩乃のことなんか…。」
「じゃあ、なんで。今、佳は泣いてるの?」
「え?」

そう、こうやって私を襲おうとしてる佳の目から涙が流れていた。その涙は頬を伝って私の顔に堕ちる。

「これは……違う!僕は……僕は…。」

そして佳はこの前のALOの中の時のように小さな子供のように泣いていた。
私はくすっと笑う。

「…なに笑ってるの?今、襲われてるんだよ?僕を早く嫌ってよ!嫌いになってよ!」
「…大丈夫よ。佳。」

そう言って私は腕を佳の首に回す。そして2回目のため息をつく。

「大方、私に嫌われることすれば今の気持ちに踏ん切りがつくと思ったんだろうけど…お生憎様。そんな事で嫌いになる女じゃないのよね。」
「うるさい!本当に襲うよ!僕は本気だからね!」
「それじゃあ早く襲いなさいよ。」

私はそう言って首に回していた腕を戻してそのまま仰向けになる。完全に無防備な体制。襲おうと思えばいくらでも襲える体制だ。

「…僕は。」

そう言って佳は私に覆いかぶさろうとする体制をやめて私の隣に横向きになって寝転ぶ。横向きなので顔は見えない。

「ほらね。やっぱり佳はそんなこと出来ない。」
「…うるさい。」

そう言って3分ほど私達はそのままの姿勢だったのだが急に私の方を向いた。
その時の佳の目は真剣だった。

「ねえ。詩乃。
僕はやっぱり詩乃が好き。でもね。好きだけど好きな気持ちが欠けてるんだ。」

佳はそう言っていつもの優しい笑顔になる。

「だから。取り戻したい。僕はこの欠けてる気持ちを。」
「佳。」

そう言って起き上がると私の頭を優しく撫でる。

「だから。ごめんね。怖い思いさせて。」
「別にいいわよ。」

私も起き上がると真正面から佳を見つめる。沈黙が私達を包む。

「…………。」
「え?キスするタイミングだった?」
「…本当に空気読めないわね。」
「まあね。」

佳はそうとぼけてベッドから降りる。そして私の大切な人はニコリと笑って。

「恋をしたんだ♪恋をしているんだ♪ってね?」

そう歌うと佳はくるりとターンをして。

「うん。ありがとう。詩乃。元気でた。」
「…今回は本当みたいね。」

あの夜のように無理やり作った笑顔ではなく、自然な笑みだった。そして少し申し訳なさそうに。

「でも僕1人じゃ無理かもしれない。駄目な時は頼るよ?詩乃。」
「全然いいわよ。」

そう言って私たちは笑顔でハイタッチして。

「よろしくね!詩乃!」
「ええ!任せて佳!」

































































「という訳で詩乃早速なんだけど…。
着替えたいから部屋に戻って。」
「あ、うん。」 
 

 
後書き
という訳でシノン視点から再びスノー視点に戻ります。
え?襲わなくて残念?
そんな事するとR18になるからね!だめですよ!
感想と評価ボタンよろしくお願いします。
では次回もよろしくお願いします。 

 

15ーconcerto (前編)

 
前書き
今日は短めです。 

 
詩乃との一悶着があった後。僕は自分の部屋でこれからの事を考えた。僕の記憶を奪ったのがオーディナル・スケールならば、そこに僕の記憶を取り戻す鍵がある…?
そこまでは簡単に考えられたのだが問題はそこからだった。オーディナル・スケールのランキングを上げればいいのか?はたまたま制作者の方へとアプローチをかければいいのか?分からなかった。
そんな時、一通のメールがオーグマーに届いた。

『ここにきて。』

そこには明治神宮外苑の場所を示していた。宛名は…文字化けしてる。
するとちょうどのタイミングでドアにノックが鳴った。

「佳。もう着替えた?」

詩乃の声がしたので僕はオーグマーを取り外し。受け答える。

「うん!大丈夫だよ!」
「入るわよ。」

そうすると詩乃が部屋に入ってきた。僕はニコニコしながら。

「どうしたの?」
「さっき、アスナ達から連絡あって、カラオケ行こうだって。佳。あなたは強制参加だって。」
「ふーん。強制参加…。」

僕は少し考えて。

「あ、ちょっと遅れていい?少し用事が出来たんだ。」
「いいけど…。大丈夫?」

詩乃が不安そうに僕を見てくるので僕はそのまま笑顔で返す。

「うん。大丈夫。頼る時は頼るから心配しないで?」
「…分かってる。無理しないでね。」

僕はそれを聞いて頷くと明治神宮外苑に行くために準備を始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

指定された場所に行くとなんにもない広場だった。僕はオーグマーを付けると周囲を警戒しながら、周りを見渡す。

「うわっ!」

黒い人影がいた。こいつが呼んだのか?
…ん?どっかで見たような。

「って和人?」
「なんで佳がここに?」

もとい…キリトがなぜかここにいた。僕は警戒しながら。

「なんでってそっちこそ。僕は変なメールがオーグマーに届いて…。」

そう言い終わるか終わらない内に、いきなり視界が明るくなったかと思うと大きな城のような建物の前にいた。その城の前はまるで楽園のように花が咲き乱れている。そして和人も何故かいなくなっていた。

「ありゃりゃ?ここは…。」

周りを見渡しても誰もいない…と思ったら城とは逆方向の遠くに橋がかかっており、そこに人影があった。
僕は再び警戒しながら近寄る。そこに居たのは銀髪の少女だった。

「君は…。」
「そっか。貴方はオーディナル・スケールで記憶を取られてしまったのよね。」

その女の子は悲しそうに僕を見る。そしてそのまま言葉を続ける。

「音の死神…貴方は私と同じ歌う事であの世界を駆け回った少年。」
「あの世界…SAOの事?」

そう僕が聞くと女の子はこくんと頷く。僕は真顔で。

「僕はSAOの記憶を取り戻したい。君なら何か知ってるんでしょ?」
「それは黒の剣士に任せて。彼がやってくれるわ。」
「それはキリトの事…だよね?」
「ええ。」

僕はそれを聞いてはあ、とため息をつく。

「残念。僕は待ってるより行動したいんだよね。やることない?」
「なら、オーディナル・スケールのランキングナンバーを上げて。今の貴方のランキングナンバーじゃ話にならないわ。」
「ランキングを…?それってどういう…。」
「そろそろ…時間よ。」

そう女の子が言って指を鳴らす。すると目の前には先程の光景。キリトがいた。

「和人。僕…。」
「お前も『夢』を見てたのか?」

和人は僕の方を向かずに問いかける。僕はやれやれとポーズをとって。

「みたいだね。オーディナル・スケールのランキングか…。」
「…俺はやる。」
「んじゃ僕もやろうかな。」
「大丈夫なのか…?これ以上スキャンされたら…。」

心配そうに僕を見る和人。僕は笑って。

「うん。大丈夫。…と言いたいけど…ちょっと怖いね。
でも乗り越えなきゃ。」

僕はそう言って和人を睨む。それに押されたのか和人はため息をつきながら。

「わかった。」
「よし。それじゃあ。行こうか。今日もレイドバトルあるんでしょ?レッツゴー♪ってね?」

僕はそう言って伸びをする。和人はそれをみて頭をかく。

「本当に気を付けろよ。」
「もち!任せて!ユイちゃん。今までの傾向を見ると今日も10体出るんだよね?」
「はい。ノーノーの言う通り。おそらく。」
「んじゃ最短ルートを出して!効率良く行こう。」
「了解です!ノーノー!」

僕はニコリと笑うとバイクに向かって歩き出した。

 
 

 
後書き
スノー「僕、頑張るよ」
頑張って!スノーくん!
これしか言えない。でも君なら乗り越えなきゃ!
スノー「大丈夫。詩乃から元気もらったし。」
それじゃあスノー君久しぶりに最後の〆お願いします!
スノー「次回もよろしくお願いします!」